小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第5章〜

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ママミルク 1

まぶしい。
お日様の薫りがする。
「慶ちゃん、起きて、朝よ」
まどろみの中、いつもの甘くて優しい声がする。
「ほら、早くしないと遅れちゃうわよ。今日も叔母さんのお店に行くんでしょ?」
「う〜ん、もうちょっと」
「ダメよ、ほら、おっきして」
あったかい手が背中の下に差し込まれたと思うと、
僕の上半身はくいっとベッドから起こされる。
「はい、おはよう、慶ちゃん」
チュッと、ほっぺたに柔らかな感触。
「おはよう、ママ」
寝ぼけ眼のまま、僕は大好きなママにアイサツをする。
「ふふふっ、すぐにご飯にするから、顔を洗ったら下りてらっしゃい」
そう言うと、ママはトントンと階段を下りていった。