高次「そうか・・・そうだよな、なんにもするわけないよな」
亜衣「今日はね。」
高次「え?」
亜衣「どんどんステップアップしていくんだよ、最終的にHできるまで。」
高次「・・・・。」
由井「今日はお茶飲むだけ。あしたはステップアップ!」
高次「・・・・なぁ俺らは友達だよなぁ〜」
亜衣「ちなみに、こなかったら死刑!」
高次(おわった・・・俺の人生・・・)
339 :
名無しさん@ピンキー:04/03/22 02:18
age
第一章 一方通行の愛
番組の収録を終えた香織は人から見られても芸能人であると
気づかれないようにする為、大きめのコートに帽子を深く被り
薄いサングラスをかけてタクシーを新宿の高層ホテルの前で降
りた。携帯のメールに書かれていた部屋番号を確認して目的地
へと急いだ。
香織を部屋に迎え入れた小田は三十六歳。業界に対して非常
に強い権力を持っている事務所の敏腕マネージャーである。
シャワーを浴び、バスローブ姿になって香織の到着を待ち兼
ねていた小田は、言葉も交わさず香織のコートを脱がせ、テー
ブルに両手を突かせると、黒のレザーパンツの上から豊かな香
織のお尻に手を這わせてきた。
「あんっ・・・・・・」
と、突然の行為に香織は短く切なそうな呻き声を上げた。
小田はそのまま手を香織のお尻から香織の秘所へと移動させ
そのスジを指で撫でるように刺激を与えてくる。
「あ、いっ、やん・・・ねっ・・・」
その小田の強引とも言える愛撫を拒否するかのごとく、香織
はお尻を揺らしながら抵抗している。
第二章 溺れていくワタシ
香織のささやかな抵抗に欲情をそそられた小田は、更に激し
く温かみのある香織の秘所へ指での愛撫を続ける。
「あっ……も、もう……あうっ……」
最初は無臭だった香織の秘所は瞬く間にしっとりと柔らかく
甘い雌の匂いを出し始めていた。
香織はテーブルに突いていた手で自分の体を支えきれず、そ
のままテーブルの上にうつ伏せになった。
そんな香織の苦悩の表情に満足したのか小田は口を開いた。
「さあ、シャワーを浴びておいで」
さっきまでの強引な愛撫とは裏腹に落ち着いた口調で喋り始
めた。
「香織の顔を見た瞬間、我慢出来なくなってね」
そう小田は言う。
「もう、小田さんったら、ビックリしたじゃないですか」
そんな小田のイタズラっぽい、どこか子供じみた表情で言い
訳をする小田が香織は嫌いではなかった。
「じゃあ、シャワーを浴びてきますね」
そう香織は言うと、足早にバスルームへと向かった。
第三章 業界の裏側
香織がシャワーを浴び始めてから五分が経った。
「なんとか次のパーティーには出せそうだ」
小田は誰かと電話で話をしている。
「先方にも伝えておいてくれ」
もうすぐシャワーを浴び終えて出てくるであろう香織を危惧
してか、小田は用件だけを話すとすぐに電話を切った。
その頃、香織は水圧を強くしたシャワーに胸を打たれながら
これからその見事な肢体を小田に抱かれることを想像していた。
「ああ、久しぶりに小田さんに抱かれるのね私」
こういった時間ばかりは芸能人ではなく一人の悦びを知る女
としての時間を有効に過ごしたいと香織は考えていた。
「嬉しい・・・」
そして、用意していた赤いバスローブを羽織り、香織はバス
ルームを後にして、意気揚々と小田の待つベッドへと急いだ。
「お待たせっ」
悪戯っぽく微笑む香織の表情とは裏腹に赤いバスローブから
見え隠れする豊かなバストに小田の目は釘付けになっている。
「相変わらず良い胸をしているな香織は・・・」
普通の人間が言うと卑猥に聞こえる言葉でも小田の口から言
われるソレは、驚くほど温かみを帯びて聞こえる。ソレは決し
て女性を口説き落とすといっただけの単純なものではない。
俗に難関と言われている数々の商談をまとめてきた小田の特
技に他ならない。そうした実績の数々が小田が業界屈指の敏腕
マネージャーと呼ばれる所以である。
第四章 悦楽の始まり
赤いバスローブから見え隠れする香織のバストから立ち込め
ている甘い匂い。それだけで通常の男なら自分の理性を保てな
くなっても、なんら不思議ではない。そほどまでの雌特有のフ
ェロモンを香織は漂わせている。
「やだ・・・小田さんったら」
香織が見たものは小田が着ているバスローブの上からでもハ
ッキリとわかるほど隆々としたペニスに他ならない。
「香織がシャワーを浴びているときからだよ」
悪戯っぽく小田は笑って香織にそう言いながら、赤いバスロ
ーブの隙間に慣れた動作で手を滑り込ませた。
「あんっ…」
小田の手は優しく、優しく香織のバストを揉み始めた。
「小田さん・・・欲しいの・・・」
その言葉を待っていたかのごとく、小田は香織に覆いかぶさ
る形で広いベッドの中央へと香織を誘導していく。
「ふふ、久しぶりとはいえ、待ちきれないのか香織・・・」
落ち着いた言葉とは裏腹に優しく円を描いていた胸への愛撫
は激しくなり、もう片方の手を早くも香織の秘所へとあてがっ
ている。
「・・・早くっ!、ねっ、ねえ、舐めて・・・お願い!」
堪らずに香織は小田にねだった。
「どこを・・・舐めて欲しい、香織?」
小田は焦らすように大理石のようになめらかな太腿の付け根
ぬかるんでいる部分をわざと外して固く尖らせた舌を動かす。
「香織を・・・ねっ、お願いっ、舐めて」
甘えた声で美穂は厭々をするように首を横に振りながら懇願
した。
がんがれ
第五章 情欲との融合
小田は香織の着ている赤いバスローブを乱暴に脱がし、もう
愛液が溢れ出し、お尻の穴までビッショリと濡れている香織の
下半身をじっくりと鑑賞し、小田は小さく膨らんでいる香織の
ピンクの肉芽を目掛けて舌を突き出した。
「あっ・・・も、もう・・・・・・あううっ・・・・・・」
香織が両足を突っ張らせていた。
次から次へと止まることなく溢れ出てくる香織の愛液を舌で
うくって舐めながら、秘所の入口を左右に開き、ピンク色に息
づいて蠢く肉璧に舌を這わせていく。
「うんっ・・・・・・あ、ううんっ!」
苦悶の表情で肢体を震わす香織の蠢く粘膜と小田の這わせる
舌との卑猥とも甘美ともとれる音が部屋中に響いている。
その相乗効果からか、香織の秘所からはよりいっそうの愛液
が溢れ出ている。
「ああ・・・小田さん、欲しい・・・・・・欲しいのっ!」
腰を小田の顔に向けて突き出して精一杯のおねだりをする香
織だったが、小田は無言で舌での愛撫を続けていく。
「いやっ・・・いやなのっ・・・・・・舌で・・・」
否応にも香織の性的ボルテージが上がっているのがわかる。
「なにが嫌なんだ香織?」
答えをわかっているはずなのに敢えて問い掛けをする小田。
「し・・・舌じゃなく・・・・・・小田さんの・・・」
「んん?・・・俺のなんだってw」
香織がその問い掛けに答える前に香織は秘所の粘膜を動き
回る舌の粘膜の感触にヨガリ狂い、身悶えした。
「いいっ!……いくっ…いくいく」
愛液でびしょびしょにぬかるんだ膣口から鼻をクリトリスの
辺りに動かし、上下に強く擦り付けると、香織は一度目の絶頂
に達した。
第六章 共有者
香織は一度目の絶頂を果たし、ベッドに倒れこんでいる。
「さあ、そろそろ俺のも可愛がってくれないか?」
小田はベッドの上で仁王立ちすると隆々と勃っているモノ
を自信満々に取り出した。
「んん・・・あ、ああっ・・・・・・」
一度目の絶頂でスイッチが入ったのか、香織の表情は普段
の表情から、娼婦を彷彿とさせる男を魅了するかの表情で小
田の隆々としたモノを見上げ、そっと華奢で震えの取れてい
ない手を差し出した。
「ぉ、ぉぉ・・・」
香織の華奢な手では包めないほどのモノを優しく握り締め
ジッと見つめながら、ゆっくりと、ゆっくりと上下に扱き始
めた。
「さすが、久しぶりとはいえ・・・ぅぅ」
「見事な強弱の付け方だなw」
「くぅぅ・・・」
その絶妙な強弱の付け方は他でもない小田と過ごした夜の
回数の多さが全てを物語っているのは言うまでもない。
「固いね・・・・・スゴク・・・」
香織は少し扱く速度を速めていく・・・
「ぁぁ」
「先から少し、出てるよ・・・・・・」
小田の尿道から半透明の液体がほんのりと滲み出ている。
それを香織は恐る恐るとした動作で舌でソレを掬い上げる
「ぅぅぅ・・・」
さすがの小田もここは敏感なポイントなので、風貌からは
似合わないような擦れた声をあげる。
第七章 求めるモノ、求められるモノ
香織は、白い華奢な手で小田のモノを何回か強く擦ってか
ら、ゆっくりと、包み込むように口に含んだ。
ゆっくりと喉の奥まで入れながら舌でソレを舐め回した。
ほんのりと赤く染まっている濡れた唇が香織の秘所を連想
させ、この人気タレントが自分のモノを舐めてくれていると
思うと、小田は堪らない感激と同時に香織が自分だけの存在
ではないことに激しく嫉妬した。
小田は、香織の長いブラウンの髪を両手で掴むと、香織の
口でピストン運動を始めた。
「うっぐっ、うぐっ」
香織は唇から唾液を溢しながら必死に小田のモノを咥え続
けた。
「香織、出すぞ、口にっ」
もうすでに限界に達しそうな小田は腰の動きを速めた。
香織は美しい顔を歪めながら小田のモノを咥える唇に力を
込めて、やがてくる射精に備えた。
「・・・あっ・・・うっ、香織、出るっ、出るっ出る、イクッ!」
小田は下半身を激しく振るわせると香織の口の中に大量の
ザーメンを余すところなく放出した。
第八章 ワタシという名のラブ・ドール
放たれた小田の体液をいったん舌で受けとめた香織は、その
あまりの量にむせながらも白濁を飲み込み、後から出てくる残
りを右手と舌と唇でしごいた。
唇の端からこぼれ出た精液を舌で舐めると香織は、ゆっくり
と立ち上がり、小田の唇に貪りついた。
自分のザーメンが混じった香織の唾液が注ぎ込まれると、小
田は最初は躊躇いながらもそれを飲み干し、次ぎに自分の唾液
を香織の口中に流し込んだ。
小田の舌が香織の口中を動き回り、歯茎や上顎の粘膜をぬら
ぬらと愛撫し、香織の艶めかしい舌を捕らえ絡め合い、その舌
を激しく吸った。
息継ぐ暇ももどかしく、お互いの唇と口の中と、そして顔中
を貪り合うように舐め回してながら、小田は香織の背中に手を
やり、いまだ納まらないモノを納めた・・・・・・。
第九章 ワタシという名のラブ・ドール2
「あー…んっ、いいっ!」
香織は小田のモノが自分の肉璧を摩擦する快感を確かめるよ
うにゆっくりと、ゆっくりと自分でも腰を動かし始める。
体中から分泌液が出て、目を閉じた香織の顔は苦痛に耐えて
いるかのような表情をしながら、充血した肉芽をより効果的に
小田の恥骨に擦りつけようと角度を変えながら、その艶かしい
腰を動かし続ける。
「ね、ねえ、まだ・・・イカないでね、もっと、もっとよ・・・」
そう言って香織は長いブラウンの髪を振り乱して一心不乱に
腰を振る。
小田は絶え間なく襲いかかる快楽の波に耐えながら、必死で
香織を己のモノで突き上げる。
「ああ・・・」
「くうう・・・はあ・・・ああん」
「たまらないっ!」
「これが・・・欲しかった・・・のよ・・・・・・小田・・・さ・・・ん」
容赦のない快楽の波に呑まれた香織は、まるで気が狂ったか
のように激しく、激しく、よりいっそう激しく腰を動かす。
「香織っ!、駄目だ・・・そんなに動くと、出るっ・・・・・・」
限界に近づいてきた小田は両手で香織の尻を掴み、自分のモ
ノの根元に強く、強く引き付け、動きを抑えて、香織の陰核を
自分の恥骨で押し潰す。
「あん、あ・・・また、もう、イク、イクわ、イク・・・」
「ああああ・・・・・・っっ!!」
これで二度目の絶頂を迎えた香織は、腰を浮かして、白い裸
身を激しく、激しく痙攣させたのだった。
第十章 ワタシという名のラブ・ドール3
二度目の絶頂を小田のモノで迎えた香織に休むヒマを与えず
小田は続けて、香織のナカを突き上げ続ける。
「はああ・・・・・・ああ・・・ん、だめぇ」
そんな、香織の声も聞こえないといったふうに激しく動く。
「ああ・・・・・・こ・・・こわれる・・・・・・」
終わりが近いのか、小田は速さを極限まで引き上げる。
「うう・・・香織、出すぞっ!」
「ああ・・・なか・・・は・・・・・・」
「出さないで・・・え・・・・・・はああ・・・ああ、また・・・」
「また・・・イク・・・・・・」
小田はすかさず自分のモノを香織のナカから引き抜くと香織
の顔全体に狙ってかのごとく、大量のザーメンを香織に浴びせ
た。
「はああ・・・んっ」
小田が果てるのと同時に三度目の絶頂を迎えた香織は安堵の
表情を浮かべて、そのまま深い眠りに落ちていくのだった。
第十一章 夢から現実へ
ふと目が覚めると、まだカラダが痺れている。
そんな感覚のまま、香織は起き上がるとそこには小田の姿は
なかった。その代わりに机には小田が書き残したであろう一枚
のメモが残されていた。
目が覚めて一段落したら、ここに書いてある携帯に電話して
ほしいといった内容のメモで一番下に携帯番号が書いてある。
「一体、誰の携帯番号なのかしら・・・」
そう、そのメモには携帯の番号だけが書いてあり、その携帯
が誰の番号であるのかが、書かれていないのであった。
香織は疑問に考えたのだったが、最終的には自分が愛する男
の書いた携帯番号なのだから、誰が出ても安心だろうといった
安易な答えで自分を納得させてしまうのだった。
「そうね、小田から聞いたって言えば大丈夫かなっ!」
そして、ホテルの電話からメモに書かれた番号に電話をかけ
る香織。
プルル・・・プルル・・・プルル・・・・・・ガチャッ!!
「はい、渡辺ですが・・・」
電話に出たのは小田と同年代であろうと思わせる男だった。
「あっ、もしもし、私、築山香織と言います」
「小田から電話をするように言われまして・・・・・・」
そのままのことを電話先の渡辺と名乗る男に告げる香織。
「ああ、築山香織さんね、小田から聞いてるよ」
「悪いんだけどさ、今晩七時にね」
「銀座のセラヴィスっていうバーに来てくれないかな?」
「はい、わかりました」
「では、後ほど・・・・・・」
そういって約束してみたものの、面識のない男に呼び出され
るといった心当たりが全くない香織からすれば、いくら小田に
言われているからといって、安心していい問題じゃないことは
電話を切ってから、沸々と感じる香織であった。
支援
第十二章 冷たい電話
面識の全くない渡辺と名乗る男と銀座で待ち合わせをしてし
まった香織は、不振に思い、メモを残した本人である小田の携
帯へと電話を掛ける。
プルル・・・プル、ガチャッ!!
「ああ、今起きたのかい香織」
「ええ、仕事だろうし、用件だけ伝えるわね」
「渡辺との待ち合わせについて・・・だな」
「そうよ、誰なの?」
「香織がライバル視してる」
「あの人気タレント片桐亜弥を抱えてる事務所の人間だよ」
片桐亜弥といえば、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れている超人気
タレントである。
「え、なんで、敵対事務所の人間と私が待ち合わせるのよ」
「行けば、ワカルよ・・・全てな・・・・・・」
ガチャッ!!
忙しいのか、ワザとなのか小田はそれだけ伝えると一方的に
香織との電話を切った。
「腑に落ちないけど、なんか聞き出せるかも知れないし」
「行ってみるかな・・・・・・」
決心した香織は、約束の時間まで仮眠をし、待ち合わせに備
えるのだった。それが、小田の思惑とも知らずに・・・・・・
「さて、良く寝たわ」
「そろそろ用意しなきゃマズいわね・・・」
香織はそそくさと用意し、銀座へとタクシーを走らせた。
「さてと・・・ここかな『セラヴィス』って・・・」
そこは言うなれば、一種の隠れ家的な匂いのする小洒落た店
だった。ため息を一つ吐くと、意を決したかのように香織はそ
の店のドアを開けた。
これが、香織にとってのターニングポイントだとも、この時
の香織には、知る余地もなかった・・・・・・
第十三章 宴の告知
不安を前面に押し出しつつも、店の中へ入り、渡辺という男
を探して香織は周りを見回す。
「ああ、きたきた、こっちだよっ!」
見ると、下卑た笑いを浮かべる男が手を振っていた。
「渡辺さん・・・ですか?」
香織が確認の為、恐る恐る男に問い掛けると、男は更に下卑
た笑いを浮かべながら答えた。
「ああ、そうだよ渡部だ。小田から話は聞いてるかな?」
「え?、なんのことですか」
「私、小田からは内容を聞かされていません」
「へぇ、そうなんだ・・・」
渡辺は香織の全身を嘗め回すように見ている。
一言で片付けると気持ち悪い・・・。
香織が抱いた渡辺のイメージはソレである。
ふと、香織を見る目が業界人独特の眼差しに変わり、渡辺は
「君の事務所とは話をつけてあるんだけどさ・・・」
「来週、都内のホテルで開かれる接待パーティーにさ・・・」
「出席してほしいんだよ」
私も含め、タレントの呼ばれる接待パーティーとなると、こ
の業界の他、政治家、投資家などのVIP専門のシークレット
パーティーという事なのであろうか。
「まあ、隠すことはないんだけどさ」
「当日まで出席者の公表は控えさせてほしいんだ」
「ほら、人によってはさ、色々あるじゃない」
渡辺は香織に聞いてもいない説明を延々と続ける。
「これだけ教えてください」
「どんなパーティーなんですか?」
渡辺は嫌悪感を抱かずにはいられない表情でこう答えた。
「乱交パーティーさっ!!」
「え?」
第十四章 侵食されていたワタシ
突如、渡辺から告げられた乱交パーティの告知。
「ふざけないでくださいっ!」
当然のことながら、断固拒否の姿勢を見せる香織。それもそ
の筈、落ちぶれたタレント、いまだ売れ行きのないタレントで
あるならば、そうしたセックスでの接待を主とするパーティー
への誘いがあるというのが、この業界の慣わしではあるが解せ
ない。そう香織が考える背景には、前述した二通りのタレント
どちらにも属さないからに他ならない。
「まあ、そう怒らないでよウチの片桐も行くからさ」
渡辺が言う片桐とは今、人気売出し中のスーパーアイドルの
片桐亜弥を指している。
「なんで、急にそういったお話になるんですかっ!」
「それに片桐亜弥と言えば、渡辺さんの事務所が今」
「最も主力としているタレントじゃないですかっ!」
「そんな子をスキャンダルの餌食にしたいんですか?」
香織が言うことは業界に生きる人間として的を射た発言である
しかし、そんな香織の言葉を全否定する答えを目の前の男、渡
辺は、答えた。
「これは、ウチと香織チャンの事務所がさ」
「共存共栄していく為の儀式なんだよ」
「それにこのことはソッチの小田が了承している話だしね」
開いた口が塞がらないとは正にこの事だろう・・・・・・。
「ふ、ふざけるのもいい加減にしてくださいっ!!」
テーブルを叩き、店を飛び出すように香織は出て行った。
「ふん、だめじゃないか小田のヤツ・・・」
プルル・・・ガチャッ!
「ああ、小田か?」
「築山香織と会ったんだが、だめだったぞ」
小田は渡辺にこう答えた。
「スイッチが入っていないんだろう・・・・・・」
第十五章 スイッチ
「なんだよ小田、スイッチって」
「まあ、落ち着いて待ってろよ渡辺」
「直に自分から雌になった状態で出席を懇願してくるさw」
小田は香織の件に関して、渡辺にそう答えた。
「小田が連れてくるいつもの女と違う反応だったからさ」
「焦っただけだよ、気にしないでくれ小田・・・」
「それじゃあ、怒りの香織から電話が掛かると思うから」
「ああ、そうだな、待ってるぞ小田」
プチッ!
思惑の交差する二人の男達の会話は終わった。
渡辺との会話を終えたばかりの小田の携帯に案の定、香織か
らの着信が鳴った・・・・・・。
ガチャッ!
「なんだ、香織」
「酷い、酷いよ、小田さん・・・」
「私って、そんなに落ちぶれたタレントなの?」
「なによ」
「セックスパーティーって?」
香織は涙下に小田、自分の愛する男に訴える。
そんな、言葉に小田が投げ掛けた言葉。
「本当は香織も参加してみたいんだろうが?」
正直、香織は小田からそんな言葉を聞かされるとは夢にも思
わなかったので、暫し無言になった。
「怒ってるようなフリして、今も濡れてるんだろ?」
「なんだ、昨日のセックスで物足りなかったのか?」
「大丈夫さ、当日はきっと淫乱な香織にも満足だと思うよ」
香織は泣きながら、追い討ちを掛けるような小田の言葉を聞
いている。駄目だ、この男は昨日まで自分が愛した小田じゃな
いんだと。
「さようなら・・・小田さん・・・・・・」
第十六章 スイッチ2
小田との決別を決意し、電話を切った香織。
半ば鬱状態にでも陥ったかのような表情を浮かべながら香織
は自分のマンションに帰ろうと、一人タクシーを走らせるので
あった。銀座からタクシーで四十分ほど走った先に香織のマン
ションは立っている。
一人で帰る3LDKはことのほか広い。こんな悲しい時には
その広い部屋が香織の悲しみに追い討ちをかけるかのようだ。
「うう・・・小田さん・・・酷いよ」
自分が昨日まで愛していた男に裏切られたのだから香織の悲
しみが深いというのも頷けるというものである。
そして、涙と共に悲しみを洗い流すかのように香織は立ち上
がり、バスルームへと足を運ぶ。
シャワーを浴びて三分も経たない内に香織のナカで、その変
化は既に現れていた。
「何・・・?」
「アツイ・・・・・・」
「カラダが、アツイ・・・・・・」
自分の考えとは裏腹に香織のカラダは、熱を帯びていた。
例えるならば、小田とのセックスの最中、小田と逢えない夜
に自慰に耽る最中等が上げられる。
「あ、私のカラダ・・・あんっ、どこ・・・か」
「おか・・・し、い・・・・・・」
「ああんっ、んん、く・・・」
「やだっ・・・濡れて・・・る?・・・わたし・・・・・・」
たかだか数分、シャワーを浴びているだけに過ぎないにも関
わらず、香織の秘所からは雌の匂いを充満させ、とめどなく愛
液が溢れ出てくるのだ。
クチュッ・・・クチュッ・・・。
第十七章 スイッチ3
グチュッ・・・グチュチュッ・・・・・・。
その卑猥な粘液が放つ音は、バスルーム中に響いている。
それが余計に香織の欲情を掻き立てる材料になっているのは
言うまでもない。とめどなく響き渡る淫音。
「やだ・・・いまま・・・で、こんな・・・なかった、の・・・に」
「だ・・・め、おさえ・・・られない」
「いや・・・い・・・やあ・・・・・・」
プチュッ・・・クチュッ・・・。
ネチッ、グチュ・・・ネチャッ・・・・・・。
香織は自我を保てない、無理もないだろう・・・。
今、香織が感じているソレは女性が絶頂に達する直前を無限
ループしているかのような、通常では決して味わうことのでき
ない悦楽の局地とも言うべきところなのだから・・・。
あまり、自慰に耽ることのない香織が自らの秘所へと細く綺
麗な中指を這わせていく。
チュルッ・・・。
ソレは、香織の中指による愛撫を待ち望んでいたかの如く、
スムーズに進入させ、香織の自我とは裏腹に快楽のツボへと誘
っているかのようだ。
「やだ・・・これっ・・・て、気持ち・・・良すぎ・・・るっ」
まるで、香織の全身が性感帯に切り替わったかの如く、とめ
どなく香織に対して快楽の波を押し寄せてくる。
「いや・・・こんな・・・」
「バスルーム・・・で、イクな・・・ん、て・・・」
「はああ・・・んん、くうう・・・・・・」
自我と戦う香織。
それも杞憂だった。
「だめえ・・・・・・イクっ!」
ビクンッ!!
抵抗空しく、自らの中指で香織、一度目の絶頂を迎える。
第十八章 蝕まれているとは気づかずに・・・
一度目の絶頂をバスルームで迎えてしまった香織だが、一度
絶頂を迎えたとて、自らの疼きはおさまることを知らない。カ
ラダ中の水分が全て愛液として秘所から出るのかと錯覚させる
ほどに香織の秘所からは、繰り返し、繰り返し愛液が溢れでて
くる。
「いやだ・・・このまま・・・・・・」
「そと・・・出ないと・・・」
「おかし・・・く・・・・・・なっちゃ・・・う」
その本能で危険を察知したのか、香織はバスルームから逃げ
るようなカタチで、キッチンに向かっていく。
「だめ・・・どうなった、んだろ・・・」
「いや・・・とまらない・・・疼き・・・が、とまら・・・ない」
現状を打破する為と判断してか、香織は床に転がり、再び自
らの秘所へと指を這わせる。それも、今度は中指一本ではなく
人差し指も加え、二本で自らの秘所を愛撫し始めたのだ。
グッチャグッチャグッチャグッチャ・・・・・・。
クチュ、ネチャッ・・・クチュチュッ・・・。
「ああっ、いいっ・・・いいのぉ・・・・・・なん・・・」
「も・・・また・・・イクっ・・・・・・」
ビックンッ!!
一度目の絶頂から早くも二度目の絶頂を香織は迎えた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「はぁん・・・はぁはぁ・・・・・・」
「あんっ、ま・・・だなのっ・・・・・・どうし・・・て」
香織は混乱し始めていた。無理もない。僅か十数分の内に香
織は二度絶頂を自らで迎えたにも関わらず、その快楽の波は止
まることなく、押し寄せている・・・・・・。
ファイトーー!( ゚ロ゚)乂(゚ロ゚ )イッパーーツ!!
はじめまして。
この度、投稿という形で小説初挑戦となります。
乱筆乱文多いかとは思われますが
所詮、素人だから・・・的なノリで流してやってくれると
嬉しかったりします。
本日はここまでとし、明日また投稿させてもらいますね。
次回 第十九章 差し伸べられる救いの手
由井と亜衣の〜の続きです。
亜衣「まぁまぁお茶でものみなよ!」
高次はゆっくりと差し出されたお茶に口をつけた。
「ん?やけに少なくないか?」
由井「あっ!ごめ〜んそれさっき私があっちで口つけたやつだ。」
亜衣「間接やっちゃったね〜(´∀`♯)」
高次(え?間接・・・?やっちゃった・・・・・。)
高次はお茶を吐き出しそうになった。
・・・で次の日。
「大体なんでおれが!」と愚痴をこぼしながら由井の家にきた高次は
もうやる気をなくしていた。
亜衣「はい!次のステップは(接触)だよ!」
高次「接触?触るってことか?」
由井「そう!じゃそこのソファーに座って」
高次がソファーの真中に座ると二人がそれをはさむように座った。
亜衣「じゃあまず手を握ってみよ〜」
二人は高次の手を握った。
由井「だめだと思ったら言ってね」
高次「・・・・・。」
由井「・・・・聞いてる?」
高次「も・・・もうだめポ!」
二人はさっと手をはなした
由井「こんな感じでドンドンやっていけばいいわけだ」
(なにがいいんだ〜〜)
・・・30分後
亜衣「よし!大体なれてきたね!」
由井「じゃあ今度は全体で触ってみようか」
高次「え?」
今度はソファーにすわってる高次に亜衣が上から乗っかる形になった。
高次「や、やめろー」
由井「別にやめろといわれる程のことはしないよ。」
亜衣「そうそう」
で、亜衣がゆっくり高次の背中まで腕をしのび寄せる
高次「あ・・・・ひぃ・・・・」
亜衣「力ぬけるからそう言う声ださないでよ!(´Д`;)」
そしてちょうど亜衣が高次を抱くような感じになった。
由井「なんか抱き方がエローい!」
亜衣「そう?」
由井「なんか挿入してるみたい」
高次「や、やめてくれそういう物騒なことを言うのは!」
亜衣「心配しなくてもちゃんと挿入はステップの最後のほうに入ってるから安心して!」
高次「あ!あるのか?」
由井「そりゃぁね〜」
亜衣「そりゃぁね〜」
高次「悪魔!」
由井「ふふふ・・・」
高次「ケダモノ!」
亜衣「ふふふ・・・」
由井「でも結構接触にはなれてきたじゃない!」
亜衣「そうだよね!」
高次「そうか・・・?」
由井「じゃあ亜衣!もうちょっと強く抱きしめてみて!」
高次「やめろっ!やめてっ!やめ・・・やめてください!」
亜衣「敬語になっちゃったよ」
由井「まぁ一回休憩しようか」
高次「ふぅ」
十分後
亜衣「休憩終わり!覚悟はいいね!?」
高次「あ、ああ」
亜衣「よし!それじゃあ」
再挑戦だ、亜衣の腕が高次に絡み付く。
こういうときにオパーイがないのは得だ。
そして口ずけをしてしまいそうなほど二人は近づく。
高次「あ・・あん」
亜衣「だからそんな女の子みたいな声出さないでって!」
高次「だって・・・」
亜衣「あーもう濡れてきちゃうじゃん!」
高次「うわ!俺の上で漏らすな!っていうか大体くすぐったいとこを触ってくるお前が悪い!」
亜衣「まだ濡れてないよ!」
由井「亜衣って・・・声フェチ?」
スッテプ1完
由井「はい!それじゃステップ2〜」
高次「次は何だって言うんだ〜」
亜衣「高次君ファーストキスは?」
高次「やったことあるわけないだろう!あ、でもレイプでされたかもしんね。」
由井「じゃあちょうどいいね!」
高次「てことは・・・」
亜衣「そう!ステップ2はkissで〜す。」
高次「え・・・ちょっと待ってよ。」
由井「じゃあはじめようか」
高次「なぁ・・・お前らはこんなことして嫌じゃないのか?」
二人「楽し・・・いや、高次君のためだからね〜」
亜衣「だいたい女子はキスが好きって聞いたことない?」
高次「ないね!お前らみたいに四六時中エロサイト開いているような人間じゃないからな!」
由井「まぁね!」
亜衣「じゃあ今度は由井がお相手します。」
由井「じゃあ行こうか。」
高次「なぁやめてくれ。」
亜衣「だ〜め」
高次「こんど飯おごるからぁ〜」
高次はちょっと泣きべそをかいていた。
由井「ご飯はこんど別におごってもらうわ!じゃあいくよ」
高次はもうだめだと心に決めたのか息を荒くしながら目を閉じている
そこに由井の唇が・・・
高次「ん・・・・」
(キスなんて絶対しないって思ったのに・・・・
まさか由井とすることになるとは・・・
しかも無理やり!)
由井「ん、ん・・・」
由井はあえぐ高次から唇を離した。
高次「ぷはっ」
亜衣「けっこう大丈夫だったでしょう?」
高次「もう勘弁して。まじで!ねぇちょっと!ねぇ!う、うわぁ〜〜」
1時間後
由井「もうキスにもなれてきたんじゃない?」
高次「唇に感覚がなくなってきたしね・・・」
亜衣「じゃあ次はディープに行こうか」
高次「ディ、ディープ?」
由井「そうだね!」
高次「そ、そんな」
由井はおもむろに高次に近づいていく。
高次「それだけは・・・」
もう高次はほとんどないていた
亜衣「あ〜あ泣いちゃった・・・・じゃぁ休憩にしようか」
10分後
由井「じゃあいくよっ!」
高次「どうせ止めてもやるんだろう?」
高次はしっかりふて腐れている
そして高次の唇に・・・・
なんかすごく、エロい気が。
第十九章 差し伸べられる救いの手
ズッチュ・・・ネチャ・・・チュクッ・・・・・・。
香織は繰り返し、繰り返し、自らを慰めていた。
そうしていないと、耐えられないからだ。
「どうして・・・こんなことに・・・」
「あ、あんっ・・・いや・・・たすけ、て・・・・・・」
ガッチャンッ!!
そんな時、誰かが玄関の鍵を開けて入ってきた。
香織のマンションに鍵を開けて入ってくるといった人物とい
えば、小田しかいない。
「よう、なんか愉しげだな香織」
含み笑いをしながら、小田は香織を見ながらそう言った。
「いや・・・あんっ、見ない・・・で」
小田は今にも大笑いしそうな表情で
「そうか?」
「案外、愉しそうにオナニーしてるじゃないか」
「せっかく、そのカラダの疼きを止めてやろうとしたのに」
「え?」
香織は自慰に耽りながら、小田の放ったその言葉に我が耳を
疑った。それで香織は理解した。この疼きの元凶は、この男な
のだと、快楽の波に呑まれながらも、香織は理解した。
「あ、あなただった・・・の、ね・・・あんっ・・・」
「くうう・・・はあ・・・んんっ・・・・・・」
小田は軽くため息を吐くと
「仕方ない、止めてやるよ」
そう言って、小田は着ているものを脱ぎ捨て、既に準備万端
ともいえる隆々としているモノを強引に香織の秘所へと挿れた
ズブゥゥッ・・・・・・
「はああっ・・・ん、あんっ・・・ああ、いい・・・」
ズッチュズッチュズッチュズッチュ・・・。
371 :
名無しさん@ピンキー:04/03/23 09:34
age
第二十章 安堵と疑惑と不安の交差点
小田はいきなりラストスパートかと言わんばかりに香織の秘
所を連続で突き上げている。ソレはとにかく、香織の秘所の一
番奥深くへと自らの精を放つ為だけの行為とも言うべきところ
であろう。小田の顔は真剣そのものだ。
「はあああああ・・・イックぅぅぅぅ・・・」
ビクッビクッンッ!!
香織が小田のモノによって絶頂を迎えたとて小田の動きは止
まらない。そう、小田自身が果てるまで・・・。
「よしっ、出すぞっ!」
「いやああ・・・ナカ・・・で、出さな・・・い、で・・・」
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・・・・。
そんな香織の声も空しく小田は香織の一番奥深くへと自らの
精を大量に吐き出した。いまだモノを抜いていないにも関わら
ず、香織の秘所からは、とめどなく自らの愛液と入り混じった
小田の白濁液が漏れているのが、表現のできない感触として感
じている・・・・・・。
しかし、それで不思議と香織のカラダを蝕んでいた疼きが治
まっていくのが、わかっていくのが皮肉なものである。
暫しの時間が経ったのち。
「わたしのカラダになにか、したの?、小田さん・・・」
元凶であろうと思われる目の前の男に香織は答えを求める。
その質問を待っていたかのように小田は開口した。
「昨日のセックスのときに俺のモノにな」
「ある媚薬を擦り込ませてあったのさ・・・」
「だから、そうなった」
「治るの?」
「無理だな」
「そんな・・・・・・」
香織は気付きつつあった、しかしまた、それに抗うことは自
分には許されていないのだということも・・・・・・。
すげーぜ!
第二十一章 アクマにタマシイを売ったワタシ
決して治ることのない香織のカラダを蝕む疼き。本当にそう
なんだろうか? 香織はそんなことをふと、疑問に思って小田
に尋ねてみることにした。
「本当に、本当に治すことってできないの?」
そんな香織の問い掛けに対し、小田は不敵な笑みを浮かべな
がらも優しく愛しいモノを見る目でこう語った。
「俺の為にカラダを使え、そうすれば治してやるさ」
「だから、パーティーで参加者に必死で接待するのがオマエ
のカラダを治す唯一の道なんだよ・・・」
「そ・・・そんな・・・・・・」
小田は香織にカラダを治してほしかったら、セックス接待に
よるパーティーに出席し、そこで参加者相手にカラダを使って
奉仕をしろと言っているのだ。それはタレントとして十分に活
躍できるくらいの人気を持っている築山香織からすれば、屈辱
以外の何者でもなかったのだ。
だが、こうするほかに道がないことくらい、香織は理解して
いる。否、理解せざるを得ないのだ。
「・・・・・・わかったわ」
耳をすませば、ようやく聞き取れるほどの小さな声で香織は
小田に返答をし、パーティーへの参加を決めたのだった。
「・・・そうか、じゃあ渡辺には俺から連絡を入れておく」
「ちなみにオマエの入っていた仕事を全てキャンセルしてお
いてあるから、パーティーに専念するといいさ」
小田が言うには、香織がパーティーに専念できるようにと全
ての準備を整えてあり、あとは渡部と連絡を取って落ち合えと
言い残して、香織のマンションを後にした。
カラダを治す為、パーティー参加を決意した人気タレント築
山香織。香織を操る敏腕マネージャー小田。二人の運命の歯車
は徐々に動き始めていた・・・・・・。
奥村千秋 様
小説初挑戦だそうですが、文章が巧い!巧すぎる!
続き楽しみにしています。
第二十二章 道化の男
香織は疼きを治す為、パーティーの参加を決意し、参加表明
の意を主催者であると思われる香織の所属事務所と敵対してい
る事務所の社長である渡辺という男に伝える為、香織は渋々連
絡を入れた・・・・・・。
プルル・・・プルル・・・プル・・・ガチャッ!
「もしもし、築山ですが・・・」
「ああ、君か・・・どうしたんだい」
電話の男、渡辺はいまにも笑い出しそうな人を馬鹿にしたよ
うな声で香織に用件を求めた。
「先日のパーティーの件でお電話差し上げたのですが・・・」
「参加しようと思いますので・・・・・・」
言葉が言葉にならない香織だったが、それに対して渡辺は
「・・・参加、させてくださいじゃないのかい?」
「くっ・・・・・・」
「・・・・・・参加、させて・・・くださ、い」
屈辱だった。
それは、香織からすれば屈辱以外に他ならない。言うなれば
自分から進んで知らない男達の肉奴隷として奉仕致します。否
奉仕させて戴きたいのだと言わされたものなのだから・・・。
「わかった、わかった」
「それじゃあ、明日で構わないからさ」
「ウチの事務所まで顔を出してくれるかい?」
勿論、香織には選択権は無い。
「・・・はい、わかりました」
そうして、渡辺に言われるがまま、香織は後日、渡辺が、ラ
イバルである超人気アイドル片桐亜弥の所属する事務所へと向
かわされるのであった。そこであんなコトになるとは今の香織
には想像すらできなかった・・・・・・。
第二十三章 闇と夜明けの間で踊るワタシ
・・・クチュクチュ
ンチャッ、ネチュ・・・グチュッ・・・・・・。
「あんっ、はああ・・・いい・・・いいの・・・・・・」
ネチュクチュズチュ・・・・ピチャクチュチュ・・・。
「ああんっ・・・だめ、い、はああっ・・・・・・」
「・・・イクッ」
ビクンッビクンッ!!
これで何度目の絶頂を迎えたのだろうか・・・。もはや、香織に
はイク回数を数える冷静さなど無かったのだ。ただ、ひたすらに
自らの肢体を潤すだけ潤し、慰め、来るべき明日に備えるしかな
かった。
「・・・・・・ああ、物足りないわ」
「たしか、あった・・・ハズ、な・・・んだけどな・・・」
なにがあったのであろうか、香織は痙攣の取れていない歩行も
ままならない足取りで冷蔵庫の前へと向かい、扉を開けると一握
りの野菜を取り出した。
「・・・これ、ちょうど・・・良いサイズだか・・・な?」
その野菜は丁度、手頃なサイズ、これは他ならない香織の秘所
入ると想定してのお話だが・・・。
・・・メリッ、メリッメリリッ・・・・・・。
ズヴゥ・・・ズッチュ、ズズズ・・・・・・ズップンッ・・・。
「はああああああ・・・・これ・・・すご、く・・・」
「あああんっ・・・いいの・・・・・・いい、いいわ・・・これっ・・・」
「あんっ・・・んんっ、くうう・・・はあ・・・ああんっ」
ズッチャズッチャズチャ・・・クッチャクッチャ・・・・・・。
「はあっんっ・・・だめ・・・イクっ」
「もたな・・・・・・い・・・」
ビクッビクッ・・・ビッックン!!
一際、大きな絶頂を迎えた香織はその全ての体力を使い果たし
たのか、深く、深く眠りへと誘われたのだった・・・・・・。
378 :
保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :04/03/23 12:09
はじめまして、保管サイト担当さんにお手伝いを頼まれました、
2人目の保管サイト担当です。
今後ともよろしくです。
>>377まで保管しました。
初めての作業ですので、何か不備があったら言ってください。
>奥村千秋さん
お話のタイトルがあったら教えてください。
あ、あげちゃった。
ごめんなさい。
第二十四章 サキュバス
・・・この日、香織は朝も早くから渡辺の居る事務所前に着いた。
黒のパンツスーツに身を包んで、その内部に侵入した。
・・・・・・そこにライバルである渡辺事務所所属の超人気アイドル
片桐亜弥は香織に合わせたかのような白のパンツスーツにその身
を包んで廊下の中央に立っていた。
「・・・ようこそ渡辺事務所へ香織さん」
その女性、否、女性と少女の中間とも言える年齢、公式年齢は
二十三歳と香織よりも一つ、年下の亜弥はにこやかに微笑みを浮
かべながら、敵対事務所所属であり、これから共にパーティーへ
と参加する香織を観ていた・・・・・・。
「昔から貴方のその作り笑顔が怖いのよ・・・」
負けじと微笑を浮かべながら軽口を叩く香織だった。
「・・・まあいいわ」
「渡辺に会いに来たんでしょ?」
「案内してあげるから着いてきて・・・」
そういうと亜弥は香織を振り返ることなく、黙々と廊下を進ん
でいく、それに香織も着いていき、エレベーターに乗り込んだ。
着いた階数は最上階、軽々と誰もが足を踏み入れて良い場所で
はなかった。
「・・・亜弥です。築山香織さんを連れてきました」
「ああ、入ってくれ」
気付いていないワケが無い・・・そのオト、否、コエは、その扉
の向こうから卑猥な効果音を鳴らしているのだから、ソレはハッ
キリと自分に聞こえているのだから、亜弥にも聞こえていないワ
ケがないと・・・このときの香織は思っていた。
しかし、ここで入らないワケにもいかないのだと自分の頭に必
死で言い聞かせ、亜弥と二人、香織は渡辺が待っている部屋の扉
を潜り抜けた。
その時、亜弥の口元が笑っていたのを香織は気付かないままで
あったのは言うまでもない・・・・・・。
はじめまして、保管サイト担当猫さん。
何卒、軽いタッチで小説投稿したので、タイトルとか
特に考えてもいなかったです。
申し訳ない・・・w
これから、考えますのでタイトル上がったら
保管サイト担当猫さんにワカるように
載せますので、宜しくお願いしますね。
>>378 保管サイト管理猫さんへ
小説のタイトルが決まりましたので
載せさせていただきますね。
『闇紳士』
これでいきますので
これからも宜しくお願いしますね。
以降、掲載方法が・・・
闇紳士 第何章 タイトル
となりますのでよろしくです。
闇紳士 第二十五章 写真と性欲と代償と
グジュ、グジュ・・・ジュッ・・・ネチュ、ズッチュッ・・・・・・。
「あっ・・・ああっ、ん・・・あてって・・・る、おく・・・」
ブチュ・・・ズチュ、ズチュ・・・・・・グジュゥゥッ・・・・・・。
「・・・んっ、はああっ、く・・・い、いい・・・イク」
「ほらっ出すぞっ・・・飲めよっ溢さずなっ!!」
そう言った目の前の男、渡辺は未だ十代であろうと思われる娘
の小さなクチにモノをねじり込むと相手を気にもせず、ピストン
して小刻みにその醜い全身を震わせ果ててしまった。
「・・・・・・ふう、ふう」
「どうだっ? たっぷりくれてやっただろっ・・・」
「全部飲めよ、床に漏らしたりしたら・・・」
「今度のグラビアは無しだからなっ!!」
その女、美香は苦悶の表情を浮かべながらも、渡辺の精液を一
滴たりとも溢さず、飲み干した。
「誰なの、その女?」
亜弥は臆することなく渡辺に問い掛けた。
「・・・ああ、新人のグラビアアイドルで美香っていう子でな」
「仕事を増やしてくれってお願いするもんだから・・・なっ」
「まあ、いつものごとく・・・まずウタせろ、と」
「そんな感じだよ」
渡辺は自分の事務所のドル箱的存在である亜弥に平然とそう言
ってのけた。そんな、香織からすれば、信じられない会話のやり
取りにしても、平然とやってのけるのが渡辺であり、香織がライ
バル視しているこの女、亜弥なのである。
仕事を求めるタレントが有力者に自分のカラダを代償に協力し
てもらうといった業界の現状を香織は全く知らなかったワケでは
なかったが、自分の目前でソレが平然と行われたことに驚きを隠
せなかった・・・・・・。
闇紳士 第二十六章 男のアクマ、女の悪魔
渡辺のモノは大量放出の末、香織の知る小田のモノと違ってダ
ランと元気をなくして、うなだれている。先ほど辱めたグラビア
アイドルである美香との愛液と入り混じった体液で見る人間にグ
ロテスクな感じをまざまざと見せ付けている。
そんな、グロテスクな濡れた渡辺のモノを・・・・・・。
「・・・・・・綺麗にしてアゲルわ」
そういって亜弥、香織が知るなかでは超人気の清純派で通して
いると思われる女が渡辺のそのキモチワルイと正直に香織が思う
モノをためらいもせずに潤いを帯びたその綺麗な口に含んでいっ
たのだった・・・・・・。
・・・ルルルッ、ズルッ・・・クチュ、ヌルッ・・・ヌルルルッ・・・。
・・・・・・ピチャ、ペロッ、ピチュッ・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・チュル・・・。
「うんっ」
「これで綺麗になったわ」
満足気に亜弥は言った。それを香織は無言で見続けているだけ
しかできなかった。ただ、一つだけ考えている疑問が香織にはあ
ったこの二人、ただの所属事務所の社長とタレントの関係じゃな
い。もっと、もっと深いナニカで繋がれている。ふと、そんな考
えをこの時の香織は抱かずにはいられなかった。
そんな、香織の存在に気付いてか、気付かずか・・・渡辺は
「亜弥、脱げっ・・・」
香織は驚愕した・・・・・・。
それに対して亜弥ですらも
「・・・せっかちね」
そういって自らが着ている白のパンツスーツを脱ぎ始めた。
脱いだ亜弥のラインの整ったカラダには男を魅了するためのパ
ープルの下着がつけられていた・・・・・・。
新保管担当者さんよろしくっす!
pinnさんのも今読みましたイイっす!
このノリ超好きっす!
闇紳士 第二十七章 求めるオトコ、与えるオンナ
「・・・んっ、あ、あんっ」
渡辺は亜弥の光沢のあるパープルのパンティの上から黒々とし
た己の指で亜弥の秘所をなでくりまわすように愛撫している。
シュッ、シュッ・・・シュシュ・・・・・・ズシュッ
「あんっ・・・あ、ああっ・・・んんっ・・・・・・」
だんだん感じてきた証拠なのか、亜弥のパンティからは指での
摩擦によって生じていた乾いた音から湿りを帯びた秘所の粘液の
音を徐々に出し始めていた。
「・・・・・・脱がし、てもら・・・って、も」
「ぃぃ?」
「替えが・・・ないの、よ・・・」
香織が見ているというのも原因の一つかは知らないが、亜弥の
秘所はパンティの上からでも十二分に潤っている証拠だと言わん
ばかりのイヤラシイ染みを広げているのがワカル・・・。
「・・・ああ、スグにでも亜弥にぶち込みたいからな」
そう言って、渡辺は亜弥のパープルで光沢のある見事なパンテ
ィを一気に脱がせ、それ以上の愛撫もないまま、己のモノを思い
っきり、捻り込んだ。
グチュ・・・ネチャッ、クチュ、ズチャッ・・・・・・。
チュ、チュクッ・・・グチュゥ、チュクチュクッ・・・・・・。
端から見ると犬の交尾かと言わんばかりにバックから亜弥に己
の欲望を必死で叩きつけている渡辺の姿がある。それを香織は静
観している。
「あんっ・・・ああ・・・い、このま・・・ま、イカせ・・・て」
「お、おく・・・あたしの、一番お・・・くに・・・」
「・・・出して、出して・・・出し・・・て・・・ええ・・・・・・」
グチュ・・・ネチャッ、クチュ、ズチャッ・・・・・・。
「・・・くおお、出す、出すぞ亜弥、亜弥、でる・・・イク、イク」
そうして胎内に注ぎ込まれている渡辺の精液を目を瞑って亜弥
は一滴残らず、胎内で受け止めようとしている・・・。
闇紳士 第二十八章 セックス依存症の歌姫
渡辺が放った精液を全て胎内で受け止めた亜弥は自分の子宮に
注ぎ込まれた精液を洗い流すこともなく、そのままパープルの下
着と白いパンツスーツを着なおして、香織に一礼した後、渡辺の
部屋を後にした。
この女、片桐亜弥は知っていた。自分が部屋を出た後、連れて
きた女、築山香織を辱めるのだと、それも念入りに、それが亜弥
にはワカッテいるからこそ、早々に部屋をあとにするのである。
「・・・フンッ、せいぜい愉しみなさいな」
そんな、声にならないコエで亜弥は呟き、部屋を出た。
未だ火照りの取れないカラダのまま、亜弥が向かったのは他な
らない事務所内の女子トイレである。決して広くはない一般的な
個室トイレに入り、鍵を閉めた直後、亜弥は白いパンツスーツを
全て脱ぎ去り、渡辺の精液が染み込み過ぎているパープルのパン
ティの上から自分の人差し指と中指を自分の秘所へとあてた。
「ぁ、ぁぁぁ、、、ぁぁ」
亜弥は自らが所属している事務所内、それも飛ぶ鳥を落とす勢
いで売れている人気タレントが事務所内のトイレでオナニーして
いるという事実を知られたくない一身で声を押し殺す。
個室全体に表現の難しい淫靡な雌の匂いが所狭しと充満してい
る。それが、よりいっそうの材料となって亜弥の自慰を応援して
いる。インターバルが終わったと言わんばかりに亜弥は自分の指
をパンティの中へと進入させ、膣内を刺激していく。
クチュ、クチュ、クチュ、クチュ
クチュ、クチュ、クチュ、クチュ
「ぁぁぁぁ、、ぁ、ぃぃ、ぃ、ぁぁ、、、、」
静かな動作で行われた亜弥の自慰は絶頂を迎えたことによって
終わりを告げた・・・・・・。
ピチャピチャピチャ・・・チュッ・・・・・・。
自分の愛液で濡れに濡れている指を丁寧に舐め上げた後、亜弥
は女子トイレを出て、長い廊下へと消えていった・・・・・・。
闇紳士 第二十九章 セックス依存症の歌姫2
亜弥が廊下を歩いている矢先、亜弥の携帯電話が鳴っていると
いうことがバイブの振動を通じて知らせている。
ブブブ・・・ブブブ・・・ブブブ・・・ブブブ
着信が誰なのかを確認し、亜弥は微笑みながら電話に出た。
「もしもし、アンタの彼女か愛人か知らないけどさ」
「今頃、ウチの渡辺にウタれてるよ・・・」
亜弥が電話で喋っている相手とは、築山香織が所属する事務所
の敏腕マネージャーである小田であった。
「・・・香織の事か?」
「そうよっ、築 山 香 織」
「知っているよ、俺がそうさせたんだから・・・」
それが当然のことだと錯覚させるかの口調で小田は答えた。
「・・・そんな問題は既にどうでもいいよ」
「今、周囲に誰か人間がいるのか?」
どうやら、小田は亜弥に他人ここでいう他人は亜弥が所属して
いる事務所内の人間これは勿論、渡辺を含むということを亜弥は
当然のようだと無言で理解し、小田に答えた。
「じゃあ、数分後にアンタの携帯にかけなおすわっ」
・・・・・・プチッ。
小田の返答を待つことなく、亜弥は一方的に携帯を切った。
そのやり取りは小田と亜弥が親しい仲、肉体関係を持っている
男女のソレだということを物語っている・・・。
闇紳士 第三十章 セックス依存症の歌姫3
亜弥は事務所を出てスグのところで再び、小田に電話を掛けた。
プルル・・・プルル・・・ガチャッ。
「もしもし、亜弥だけど・・・」
「ああ、すまんな急に」
「それはいいけどさ・・・なんなのよ」
「早速だが、亜弥の助けが欲しい・・・」
かつての自分の女、香織に対してでさえ、ただの一度も頼みごと
をしなかった男が、この女、片桐亜弥には頼みごとをする。
「・・・いいわよ別に次のパーティーまでは時間もあるしね」
「・・・で、どういった用件なの?」
亜弥は小田に対して簡潔に意見を述べる。
「亜弥も知ってると思うが、ウチで最近、売り出している結城っ
ていう男タレントなんだが、この結城が引き抜きを持ち掛けられて
いるっていう情報が耳に入ってな」
「・・・・・・ふうん、それで?」
「結論から言うとな」
「この結城という男が亜弥の大ファンらしいんだ」
「・・・それで、その結城ってヤツと寝ろと・・・?」
「・・・そうだ」
小田は自分の事務所で抱えているタレントを手放さない為に亜弥
を使って完全に取り込んでしまおうと考えているのである。
「・・・いいわ」
「その話、受けてあげるわ」
「どうせ、アタシも直にアンタに頼みごとするしね・・・」
そうして二人の交渉は僅か数分で終わった。
一度、ブラウン管に写ると熱狂するファンを大多数抱える超人気
タレントである片桐亜弥を自分の欲望の為、平然と他の男に抱かせ
るようにしむける小田。
それが自分に課せられた使命かの如く、電話を切った後、お抱え
の運転手と連絡を取り、事務所前に車を回させる。
闇紳士 第三十一章 セックス依存症の歌姫4
亜弥は自分のお抱え運転手の車に乗り込むと、小田の居る事務所
の方向へと車を走らせた。目的地へ向かっている間、亜弥はまるで
自分の恋人に逢いに行くのだと言わんばかりに念入りにメイクをし
ていた。一通りメイクした後、輝きの入ったピンクのルージュを引
いて車は小田の居る事務所前にたどり着いた。
亜弥は車を降りると運転手に待機するように命じて、慣れた足取
りで事務所内へ入っていき直接、小田の部屋に向かった。
コンコンッ。
「・・・入るよ」
ガチャッ。
部屋の中に居たのは小田一人だけであった。
「・・・早かったな、亜弥」
「・・・ええ、嬉しい?」
「・・・・・・勿論だよ」
「・・・・・・嘘ツキ」
そんな言葉を交わした後、亜弥は小田に向かって抱きついた。
亜弥のその表情は小田に抱いて欲しいと懇願しているようなもの
であった・・・・・・。
「おいおい、いきなりか・・・亜弥」
小田の問い掛けには答えず、亜弥は無言で小田の穿いているズボ
ンのチャックをおろし、無造作に求めるように小田のモノを取り出
した。小田のモノは、それを予測していなかったのか通常状態であ
り勃起していなかった。
それを亜弥は愛しいと訴えかけるかの目で見つめ、そのルージュ
を引いたばかりの小さな口を開け、ゆっくりと、ゆっくりと含んで
いき、先ほどの渡辺と興じたソレとは違った淫靡な音を意図的にた
てながら、愛撫し始めた・・・・・・。
ネチュ・・・クチュ、クチュ・・・ズチュッ。
ズズ・・・ブチュ、ブチュッ・・・・・・ネロッ、クチュッ・・・。
それを満足気に見下ろしながら、小田は不適に笑っていた。
闇紳士 第三十二章 セックス依存症の歌姫5
亜弥の巧みな口技がそうさせたのか、ようやく小田のモノが膨張
し、その巨大さを現し始めた。
「・・・んん、これが欲しかったのよ」
小田のモノを未だ含みながら、嬉しそうな表情で亜弥は言った。
それまで口内で愛撫し続けていたモノから一旦、口から抜いて一
息した後、左手でモノを小田の下腹部に押さえつけ、決して長いと
は言えない小さなピンクの舌を突き出し、ウラスジを攻め始めた。
ピチッ、ピチッ、ピチチッ・・・。
亜弥は突き出した舌の先端を細くし、小刻みに震わせながら、小
田のウラスジを攻めている。そんな舌の蠕動に呼応し、小田の尿道
からは薄っすらと透明の液体が滲み出ている。
「・・・・・・うふふふふっ」
嬉しそうな微笑を浮かべて亜弥は尿道から滲み出たソレを優しく
優しく舌で掴み取り、それをローションの代用品として小田のウラ
スジに起用に塗りつけ、今度は舌の表面全体を使って、それはそれ
は起用に舐め上げていく。
・・・ヌリュッ、クチュ、ズッチュ。
ピチャ、ピチュッ・・・・・・ズッチャ・・・。
そして、亜弥はその小さな口を限界まで大きく開け、包み込むよ
うに口全体で小田のモノを喉元深くまで咥えこんだ。
小田への愛撫をしながら、我慢のできなくなった亜弥は着ている
白いパンツスーツの上から自分の秘所がある部分へ指をあてがって
懸命にオナニーをし始めていた。
それが、渡辺の精液の名残なのか、亜弥本人の愛液なのかは不明
だが、亜弥の秘所である部分の周りには大きな大きな染みが浮かび
上がっていた。
未だ、小田は動くことなく、傍観者に徹して亜弥からの愛撫を一
人愉しんでいたのだった・・・・・・。
>>392 亜弥と亜衣が凄く似てるので
一瞬「え!?」と思いました^^
奥村千秋さんの作品の横でひそかにやっている「男レプ作戦」の続きです。
でも書き溜めしといたのここまでだからまたマターリやっていくしかないな〜
高次「んん・・・」
由井「もごもご」
ついに高次の口に由井の舌が進入する。
高次「んーーー」
すぐに舌を絡ませられて吸われる・・・
複雑に絡み合った舌はいやらしい音を出していた
クチャクチャ・・・じゅぶじゅぶと一方的に由井が高次の唾液と舌を吸って顔を動かす。
高次「う・・・・ん・・・」
由井「ん・・・・」
(熱い、なんだこれ!?ニュルニュルしてて・・・・気持ち悪い・・・)
ぐちゅ・・ぷはっ
由井が唇をはなす。
二人の舌にはきれいな糸が張っていた。
高次「あう・・」
由井は高次の口の周りについた唾液をおいしそうになめている。
亜衣「かわいー声出すねぇ」
由井「出た!声フェチ!」
亜衣「うっさいわね〜!まぁディープもマスターしたことだし今日はこれくらいにするか!」
高次「唾液がついた服のクリーニング代、はらえって!」
ステップ2完
>>393 言われて見たら、すごく似てますね亜弥と亜衣って
驚かせてしまったみたいでごめんなさい。
わたしも pinn さんの作品の続きを期待している一人なので
楽しみにしてますね。
闇紳士 第三十三章 セックス依存症の歌姫6
口に含んだ小田のモノを丁寧に愛撫しながら、自慰に耽っている
亜弥。服の上からの刺激に物足りなくなった亜弥は着ているパンツ
スーツの下だけを脱ぎ、いまにも絞れそうなパープルのパンティの
中へと中指と人差し指の二本を自分の膣内奥深くへと挿入させ、激
しく、激しく自分のオンナを慰めている。
クチュ、クチュ、ズチュ・・・ズチュッ。
「んんっ・・・ん、んんん・・・うんっ・・・・・・」
亜弥のパープルのパンティは愛液でいつしか、濃い紫色へと変貌
している。愛液のおかげで通気性の悪くなったパンティから漏れる
空気が、それは、それは、雌の熟れたニオイに他ならない。
視覚、嗅覚といった刺激へのエッセンスが加わって亜弥は小田に
求めているような表情で必死で、必死で口内運動を繰り返す。
グジュ、グジュ、ズビュリュルルッ・・・グチュ・・・ニュチュッ。
「・・・・・・はあんっ、もうガマンできないわっ」
そう言うと亜弥は、小田を床へ押し倒し、自分のパンティを脱ぎ
捨て、右手で小田のモノを固定させ、左手を使って秘所の入口を器
用に広げ、隆々とし、亜弥の愛撫によって、血管という血管が浮か
び上がったモノをインサートしようと先導していく。
ズルッ・・・ズルル、クッ・・・チュッッ、ズッチュ・・・。
小田のモノは根元まで完全に亜弥の胎内へと突き刺さった。
「・・・・・・はああっん、いいわっ、これなの・・・よっ」
満足気だと言わんばかりの満面の笑みを浮かべる亜弥。
しかし、小田は動こうとしない。まるで、無言で亜弥へ動け、快
楽を得たければ、自分で動けと言っていた。
それを察したか、どうか定かではないが、亜弥は自分自身の快楽
を得る為、根元まで咥え込んだ自分の濡れた秘所を前後に激しくス
ライドさせていく。騎乗位での前後運動は女が快楽を得る為の動き
であり、決して男を悦ばせるという動きではなかった。
>>奥村千秋さん
いえいえ(^^)ありがとうございます
え〜と続きです
次の日
高次「なぁなぁステップ表見せてくれよ」
由井「いいよ」
高次が目にしたステップ表の内容はこうだ
ステップ1 接触
ステップ2 キス
ステップ3 電気アンマ
ステップ4 手コキ
ステップ5 フェラ
ステップ6 オパーイ
ステップ7 挿入
ステップ8 1プレイ
ステップ9 2プレイ
(ステップ4からやけに早くないか?)
ちなみに胸のアレとは乳首のことです
高次「・・・・今日は電気アンマか?」
亜衣「そう!」
高次「電気アンマって関係ないだろう!」
由井「そうかな、電気アンマしとけば「3X=2Y」だから・・・」
高次「なに頭脳派気取りしてごまかしてんだよ!しかも習ったばかりの方程式使いやがって!」
亜衣「まぁ気にするな!」
高次「ひぃいいいいいいいいい」
高次は二人にあっという間に押し倒されてしまった。今度は亜衣がするようだ
亜衣「いくよ〜」
高次「ううう!」
電気アンマなら何回か受けたことがある。まぁ男子からふざけてだけど、今回はちがう。
僕のアレにちゃんと足が入ってるし、由井が上に乗ってるから抵抗できない。
亜衣「それ〜〜〜」
高次「あ、あ、あひいぃ」
由井「うひゃひゃひゃ!」
しばらくすると由井がシャツの下から手を伸ばしてきた、そして僕の胸にあるアレを・・・・
高次「あうーーーーーーー!」
由井の指がアレをつまんだりはじいたりする
そして由井はおもむろに顔を胸のアレに近づけてきた
高次「やめっ!やめへっ・・・やめ・・・!」
由井はねらいを定めると自らの舌と口であれを吸ったり舐めたり・・・
高次「もう・・・やめへよ・・・・ひ・・」
亜衣「だ〜め!イクまで離してあげな〜い」
高次「そんな・・・」
由井「特訓なんだからね!決して私たちの自己満足のためじゃないからね!」
よだれをたらして由井が言う。
もう一度由井がアレに口をつけた瞬間!高次はイキそうなことに気が付いた。
(ここでイケばはなしてもらえる!でもイッたら次は何をされるんだろう・・・?)
ちなみに胸のアレとは乳首のことです
高次に選択の余地はなかった。
高次「い・・・いぐ・・・・イクっ!」
亜衣はいっそう振動を強める。
高次「イグ・・・!!」
ドピューーーーーー!
高次の中で何かがはじけた。そう。何年か前にレイプされたときの感覚に似ている。
高次「ぅぅぅぅぅ」
亜衣「デターーーーー!」
由井「どれどれ?」
パンツの中に手を突っ込まれる。
高次「あう!」
やがてどろどろになった由井の手が出てきた。
由井「やったじゃん!女子相手でも精液出せるようになったね!」
亜衣「ちょっと舐めてみてもいい?」
亜衣と由井、ふたりで同時にこっちを見た。
高次「ぅぅ、」
由井「高次!舐めてもいい?」
闇紳士 第三十三章 セックス依存症の歌姫7
ズチュクチュ、クチュ・・・ネチャ・・・ズチュ・・・・・・。
「・・・あんっ、イクッ」
ピクッピクッ。。。
こうやって何度、果てたのであろうか、亜弥は小田を床へと押し
倒し、騎乗位をかれこれ三十分も繰り返し、自分自身で十数回も絶
頂を迎えている。
だが、亜弥自身のオンナはまだまだ快楽を求めている。果てるこ
とのない体力とそれに勝る性に対する欲求が今の淫靡な亜弥を突き
動かしているのだ。
ここで傍観者に徹していた小田が初めて動きをみせた。
「・・・わかったよ亜弥」
小田は亜弥を自身で貫きながら起き上がり、正常位へと誘導して
ようやく自らの手で亜弥のカラダを求めたのだった。
ズッチュ、ズッチュ、ズチュズチュ、ズッチュ・・・。
「ああんっ・・・ああっ・・・いいの・・・ああ・・・・・・」
「はあっ・・・また・・・また、い・・・イクッ」
ビックン、ビクン・・・。
こうして亜弥が早くも果てた後、強引に体制を変え、亜弥を後ろ
から激しく、激しく、貫き始めたのだった。
グジュ、グジュ・・・ズッチュ・・・・・・グジュッ。
「はああっ、ダメ・・・ダメ・・・・・・また、い・・・イクッ」
ビッックンッ!!
続けて亜弥が果て、いまにも泣きそうな表情でその細いカラダを
痙攣させているにも関わらず、より激しく貫き続けていく。
グジュ、グジュ・・・ズッチュ・・・・・・グジュッ。
グジュ、グジュ・・・ズッチュ・・・・・・グジュッ。
グジュ、グジュ・・・ズッチュ・・・・・・グジュッ。
「・・・さあ、出すぞっ亜弥っ・・・受け取れっ!!」
そして、小田は恐ろしく大量の精液を亜弥の子宮へと最後の一滴
まで出し惜しむことなく、注ぎ込んでいく・・・・・・。
高次「舐めたいんだろ?舐めればいいじゃないか!変態どもめ。」
由井「・・・・。」
亜衣「わかったよ。じゃあ今日はこれくらいにしようか!」
亜衣が高次を起こそうと手を差し伸べる。
高次「触らないでくれ、変質者。」
由井「そんな言い方はないでしょう?」
高次「こんなことして何が楽しいんだ」
亜衣「そりゃあ楽しくないっていったら嘘だけど、二人とも高次のためを思ってやってるんだよ」
高次「あっそうですか。余計なお世話です。さようなら」
高次はドアを思いっきり閉めて帰ってしまった。
亜衣「・・・・・。」
由井「・・・・・。」
ステップ3完
闇紳士 第三十四章 セックス依存症の歌姫8
大量の精液を自分の子宮で一滴残らず授かり、安堵の表情を浮か
べ、余韻に浸りながら亜弥は、自身の膣内を指で胎内に残った小田
の精液を掬い取り、自分の口内で深く、深く味わっている。
「・・・・・・オイシイ」
その光景は淫靡な雰囲気を超越し、なんとも表現のできない魅了
される空間となっていた。
「そんなに俺の精液が恋しいのか亜弥?」
小田は問い掛ける。
「・・・ええ、愛しいわアナタの体液だもの」
亜弥は一転の曇りもない表情で答えた。
「・・・わかっているな亜弥?」
「依頼した仕事が無事、済んだら宴の前に時間をかけて俺が可愛
がってやるからな亜弥」
「・・・うれしいわ」
既に亜弥は小田の肉奴隷と称しても決して過言ではなかった。
小田は予め用意してあったメモを亜弥が脱ぎ捨てた白いパンツス
ーツのポケットへとしまいこんだ。
「これが、結城の電話番号だ」
「俺から逢うように言われたと伝えるだけでいい」
「後は結城の指示に従ってくれれば問題ない」
行為の余韻に浸るでもなく、小田は淡々と亜弥に対して用件を投
げ掛ける。
「・・・わかったわ」
「今晩にでも、連絡をとっておくわ」
亜弥は小田に答えた。
また、他のオトコを味わえるのだという嬉しそうな娼婦のような
表情を浮かべている亜弥の顔がそこにあった・・・・・・。
闇紳士 第三十五章 艶かしい女
小田と愉しんだ余韻を残したまま、亜弥は待機させてあった車へ
乗り込み、運転手に命じて自分のマンションに向かった。
行為の後、シャワーを浴びもせず、車に乗り込んだ亜弥のカラダ
というカラダから、雌特有のフェロモンが車内部を圧迫している。
しかし、運転手は無言で亜弥が先ほど、誰といたしたかを問いた
だそうとは決してしなかった。
誰もが羨む片桐亜弥のカラダから雌の愛液と雄の精液が交じり合
った表現の難しい淫靡なニオイに理性が狂いそうになる。
そう、運転手の肉棒は今、この瞬間にも暴発しそうなほど膨張し
て、ズボンを圧迫している。苦しいくらいに・・・。
そして、ソレを亜弥は知っている。
知っているがゆえ、無言なのである。
運転席でハンドルを握っている男が何時、自分のカラダを求めて
くるのだろうと待ち構えているのだ。
そうやって、重く甘い空間が亜弥のマンション前に到着したとい
う事実によって終わりを告げようとしていた。
「ここまででいいわ」
「後はプライベートになるから、貴方は帰っていいわよ」
思いとは裏腹に冷静に運転手に帰るように諭す亜弥。
「・・・亜弥さん」
「近頃、ストーカーの存在など物騒な事件が相次いでいますので
頼りないとは思いますが、部屋の前まで私が護衛させていただこう
と思いますが、よろしいですか?」
運転手は焦りを隠せない口調で亜弥に訴えかけた。
舌を口の端でちょろっと悪戯っぽく出しながら亜弥は微笑んだ。
「・・・いいわよ、着いてきてちょうだい」
運転手は喜びの表情を隠せなかった。
それが、歌姫の仕組んだシナリオだと想像できないまま・・・・・・。
本日はここまでとしますね。
でわ、また明日の投稿まで、さようなら。
追伸
読者の皆さんに質問
内容、難しくて読み辛いですか?
>>405 ありがとうございます。
また今日も投稿していきますね。
407 :
名無しさん@ピンキー:04/03/24 09:25
age
闇紳士 第三十六章 エキス
運転手は浮き足立っていた。
それも当然だろう。なにしろ出会ったころから憧れていた超人気
アイドル片桐亜弥のプライベートマンションへと初めて入るチャン
スが護衛をするといった条件で叶ったのだから・・・。
それこそ様々な卑猥な妄想を脳内でシュミレーションさせ、不安
期待、高揚、欲情、感情という感情が目まぐるしく、運転手のアタ
マを駆け巡っている。
それを背中で感じながら、亜弥は自分が濡れているのを実感して
いる状態であった。
そうして部屋の前まで着いてしまった。
「・・・着いたわ」
唐突に運転手に亜弥は告げた。
「・・・そ、そうですか」
事前に言葉を考える余裕がなかった運転手は焦っている。
「・・・あがってく?」
結論は亜弥が出した一言であった。
この時ばかりは神に感謝した運転手であった。
「い、いいんですかっ?」
「わたしでも、お茶くらい出すわよっ」
そんな口実を作り、運転手の期待感を煽って亜弥は自分のテリト
リーへと運転手を誘った。
こんな言葉を一言二言交わしただけにも関わらず、運転手は自分
の肉棒が暴発し、精液が滲み出るような感覚であった。
その証拠に運転手のパンツの中は先走った透明の液体で、ぐっし
ょりと濡れているのだから・・・・・・。
闇紳士 第三十七章 エキス2
高嶺の花であると、前々から憧れていた超人気アイドルである片
桐亜弥の部屋へと誘われ、喜びを隠しようのない運転手。
運転手が玄関に入りきったのを確かめると、亜弥はドアロックを
して、運転手を自分のテリトリーに囲った。
「さあ、なにもないけどあがってちょうだい」
そうして、部屋の奥へと誘う亜弥であった。
「・・・お、お邪魔いたします亜弥さん」
さすがに緊張しているのか、運転手の表情と行動はぎこちないも
のであった。亜弥はそんな運転手の心境を察して、見て見ぬふりを
しながら、キッチンへ向かい、コーヒーを出す用意を始めた。
「ああ・・・適当に座っててちょうだい」
「・・・はいっ、ありがとうございます」
運転手からすれば、一挙一動が緊張の連続であった。
「さあ、お待たせねコーヒー入れたからさ」
亜弥は普段よりも甘えた声で運転手にもてなしを出した。
「・・・すっ、すいません、わざわざ」
「・・・・・・い、いただきます亜弥さんっ」
明らかに動揺を隠し切れない運転手は精一杯の返答をした。
そうやって、落ち着いた時間が暫し、経ったころ。
「・・・・・・ねぇ」
亜弥は運転手に不意打ちをかけるかのように気だるく甘えた声で
問い掛けを始めた・・・・・・。
「・・・・・・ひょっとしてさ」
硬唾を飲み込む運転手。
そんな固まった表情の運転手を観る亜弥の眼差しは、これから獲
物を牙にかけようとする豹のそれであった。
「・・・勃ってるんでしょ?」
「!?!?!!!っ」
その一言で運転手は己の下腹部を即座に確認する。
しかし、それは亜弥の狂言であったとは気付けなかった。
闇紳士 第三十八章 エキス3
全身の毛穴から冷たい汗が滲み出ているのが、わかっている。
「・・・ウソよっ」
「え?」
これまでにない素っ頓狂な顔で運転手は亜弥を見つめた。
「び、び、びっくりするじゃないですかあっ」
微笑して亜弥は続けざまに運転手を詰った。
「・・・でも、ホントみたいね・・・ここは・・・・・・」
相変わらず微笑を浮かべながら、亜弥は運転手の股間へ華奢な手
を置いて、静かに、優しく撫で始めた・・・。
「ああ・・・あ・・・亜、弥さんっ」
「・・・ど、どうした・・・ん・・・ですかっ」
その運転手の言葉は相手の行動を否定したものではない。
ただ、その亜弥が仕掛けた行動が運転手の予測の範囲を大きく上
回っていたがゆえの動揺に他ならなかった。
「・・・うふふふふ」
亜弥の微笑み方は、先ほどまでの微笑を保ちつつ、淫靡な微笑へ
と変わりを見せ始めていた。
「・・・大きいね?」
「・・・溜まってるの?」
「・・・ずっと、ワタシを犯したいと思ってたんでしょ?」
されるがままの運転手へこれでもかと言葉での愛撫をする亜弥。
既に運転手は限界が近かった・・・・・・。
「・・・く、だめで・・・す、もう・・・すいま・・・せんっ」
伝えた瞬間、運転手は全身を震わせて憧れの女性との一度目の射
精を擬似的に達成してしまった・・・・・・。
「・・・うふふ、アツイ脈動がズボンの上からでも伝わってくるわ」
亜弥はソレを本当に嬉しそうに見つめながら、未だ脈の治まらな
い運転手の股間を撫で回していた・・・・・・。
闇紳士 第三十九章 エキス4
早くシャワーを浴びたい。
亜弥を犯したい。
早く新しい下着に取り替えたい。
亜弥を犯したい。
キモチワルイ。
亜弥を犯したい。
早く帰りたい。
あやをおかしたい。
早く眠りたい。
あやを犯したい。
早くこの気持ち悪いのを取り除きたい、
アヤヲオカシタイ。
亜弥を犯したい。
アヤを犯したい。
亜弥をおかしたい。
アヤヲオカシタイ。
早く
早く
早く
亜弥を犯したい。
亜弥を犯したい。
亜弥を犯したい。
「・・・・・・うふふふふ」
その時、亜弥の淫靡な笑い声が聞こえてきたのが、理性がなくな
る直前に運転手が聞いた最後の声であった・・・・・・。
闇紳士 第四十章 お抱えの運転手?
その部屋は一転して淫靡な空間へと様変わりを果たした。
「・・・・・・うふふ」
「もう、我慢しなくいいのよ・・・」
そんな言葉を目の前の運転手へ投げ掛けながら、亜弥は着ていた
白のパンツスーツを脱ぎ、パープルの下着姿となって運転手の前に
しゃがみこんだのだった。
「・・・ああ、染みになっちゃったね」
悪戯っぽく笑いながら、その染みを人差し指で撫で回し始めた。
その人差し指の動きに呼応してか時折、運転手は腰をくねらせる
ような動作を見せている。
「・・・脱ごっか?」
その言葉と共に運転手が着ている衣類を亜弥は剥ぎ取っていく。
全ての衣類を脱がし、目の前には元気を取り戻して小刻みに震え
ている運転手の見事な肉棒がそそり勃っていた・・・。
「・・・シタイ?」
運転手は答えない。
既に冷静さと理性が欠けているのだ。
「・・・答えないなら、犯しちゃおうかなっと」
そして、亜弥は脈打つ肉棒にそっと、そっと握り締めた。
運転手は顔を赤らめている。
「・・・・・・凄いねっ、びくんびくんって」
「・・・うふふふふふ」
亜弥はとても、とても嬉しそうに肉棒を握り締めている。
そして、ゆっくりと、ゆっくりと握り締めた手を上下に動かし始
めた。先ほどの射精の名残が肉棒の熱気を帯びて、ぬるぬるになっ
て、ローションの代用品となって、運転手に例えようのない快楽を
与えている。
「・・・・・・時間まで遊ばせてもらうわね」
再度、淫靡な微笑を浮かべ、愛撫をする亜弥がそこにいた・・・。
闇紳士 第四十一章 お抱えの肉奴隷?
精液と再度、尿道から溢れる透明の液体との卑猥なハーモニーが
ここ、亜弥の部屋で鳴り響いていた。
「・・・凄く硬くなってるわ、嬉しいわ」
甘い言葉を投げ掛け、湿りを帯びた肉棒に対する摩擦運動を著し
く亜弥は激しく、激しく早めた。
ヌチュ、ネチャ・・・ズチュ・・・クチュ。
限界だった。
一瞬、大きくカラダを振るわせた後、運転手の肉棒から精液が大
量に飛び出した。それは本当に大量で勢いがあり、精液は亜弥の胸
元に夥しく飛び散ったのだった。
ビシャッ・・・ビシャ・・・ビシャ・・・・・・・・・・・・ビシッ。
あまりの勢いで射精を促した為、いくぶんかの精液は亜弥の左頬
に飛び散り、口元へと流れていた。
「・・・・・・とても濃くてオイシイわ」
それを淫靡な微笑を浮かべ、美味しそうに、味わうように、亜弥
はそれを愉しんでいる。
一瞬で精液まみれとなった運転手の肉棒を暫し、見つめた後、亜
弥は大きく口を開け、根元まで一気に運転手の肉棒を咥え込んだ。
ズリュ・・・ヌルッ・・・クチュ、クチュッ・・・・・・。
ゆっくりと、ゆっくりと精液まみれとなった肉棒を愛らしい小さ
な口で愛撫していく亜弥。
それはまるで、運転手の精液を残さず飲み込んでやるといった意
識表れとも表現できるであろう・・・。
――――――ブジュッ、グジュ、ブシュッ。
意図的に淫靡な音を奏でながら、ゆくっりと唇をスロートさせて
いる為、肉棒に帯びた精液と亜弥の唾液が交じり合っている液体部
分が凄く、凄く泡立っている。
ひたすら、ただ、ひたすら、熱心に舐め続ける亜弥だった・・・。
闇紳士 第四十二章 射精、射精、また射精
―――根元まで咥え、動き、動き、また動く。
そして、舌を突き出し、亀頭の周りを舌の先端で舐めあげる。
そんな愛撫を繰り返し、運転手の肉棒は三度目になる絶頂がもう
すぐ訪れようとしていた。
「―――いいわ。限界なのね」
「―――――存分に出して、出して、私に飲ませないさいっ」
そんな言葉を投げ掛けた後、亀頭の部分のみを咥え込み、右手で
亜弥の唾液と溢れ出ている精液で濡れた肉棒を力強く握り締め、激
しく、激しく、上下に摩擦運動を開始し、射精を促した。
―――ズチャズチャズチャズチャ。
―――ズチャズチャズチャズチャ。
―――ズチャズチャズチャズチャ。
期待する眼差しで、その肉棒を弄ぶ亜弥。
そして、運転手が一度、震えた瞬間、三度目の射精が起こった。
――――――びくんっ、びくんっ、びく。
その新たに溢れ出た精液を、それは、それはオイシソウに亜弥は
一滴残らずに全て飲み干していったのだった。
「―――オイシイ」
握り締めた右手の力を込め、搾り出した精液を舌の先端で掬い上
げ、それを亀頭の周りにローションを塗るかのように擦り込んでい
く。それは、これから挿入させる前準備の役割ととれるだろう。
「―――うふふふふ。まだ、凄く元気なままね」
「・・・・・・・・・・・・はぁはぁ・・・はぁはぁ、はぁ・・・はぁはぁ」
「―――いやだわ、まだこれからなのよ愉しむのは」
「―――うふふふふふふふふふ」
既に愛液を絞りだせるほど染み込ませた亜弥のパープルのパンテ
ィが亜弥自身の手で脱ぎ捨てられ、亜弥は限界まで潤った自分の秘
所を左手で広げ、目の前の肉棒を迎え入れた・・・・・・。
闇紳士 第四十三章 ワタシが覚醒していく・・・
―――――亜弥が渡辺の事務所を出て、マンションへ車を向かわ
せた頃、築山香織は目の前の悪魔、渡辺に美しい肢体を激しく辱め
られたあとであった。
「―――殺してやるわ」
香織は自らを辱めた目の前の悪魔、渡辺をキッと睨む。
その目は並々ならぬ殺気が込められていた。
「はははっ、殺してやる、か」
「それくらい気持ちやかったか?」
「そうか、そうか、ははははははっっ」
渡辺はそんな香織を見下しながら、大笑いした。
「―――強がるな」
「いくら強がっても小田の擦り込んだ媚薬が取り除かれるまでは
強気なお前でも、どうすることもできまい?」
渡辺が放った言葉は的を射ている為、現時点の香織には反論の余
地はなかったのである。
「―――さっき伝えた通り、パーティーは来週の金曜日に開催さ
れる予定だ。それまで念入りにカラダを清めて待機していろ。小田
から聞いてると思うが、仕事はその間、キャンセルしておいてある
から、その辺は心配するな。はははっ」
渡辺の放つ下卑た言葉に対し、ただ黙って聞いているしかない香
織であったが、自分自身のカラダが快楽を求めてやまないカラダと
なってしまった悲しい事実関係を受け入れるしかなかった。
その渡辺も新人グラビアアイドルと一発、亜弥とも一発、そして
目の前で震えている築山香織とも三発連続で射精した為、かなり疲
れ色が、その表情から見て取れていた。
そして、怒りと悲しみとが交差する感情を噛み締めながら、香織
は自身をこんなカラダにした小田、渡辺に復讐する為、ある思惑を
考えていたのであった・・・・・・。
闇紳士 第四十四章 ワタシが覚醒していく・・・2
―――機会を得るまでの間、従順しているといった態度を示さな
ければ、と香織は怒りに震えるカラダを抑えながら考えていた。
「――わたし、帰りますね渡辺さん」
「先程は取り乱したりして申し訳ありませんでした」
「パーティーには奮って参加させてもらいますので、その節はよ
ろしくお願いいますね渡辺さん」
―――さすが女優を目指すタレントといったあたり、作ってはい
るのだが、作っているように見せない満面の笑みを浮かべ、香織は
渡辺に服従している姿勢を見せるのであった。
「ああ、汚してしまったからな、自分のマンションへ帰ってゆっ
くりシャワーでも浴びたらいいさ」
余程、疲労しているのか渡辺は香織にサッサと帰れと言わんばか
りの態度で手を振りながら答えた。
―――ようやくカラダの痺れが消えてきた香織はそそくさと着替
えをし、渡辺に対し、一礼した後、部屋を出ていった。
香織は事務所を出て、すぐにタクシーを拾い、自分のマンション
へと向かった。早く汚れを落としたい。そんな気持ちが香織の脳内
を先程から駆け巡っていた。
―――ようやく自分の部屋へと戻った香織は速攻でバスルームへ
と入り、欲望と精液で汚された自分の肢体を隅々まで洗い落として
いくのであった。まるで、錆を落とすような勢いで・・・。
シャワールームを出た香織は冷蔵庫から取り出した缶ビールを一
気に飲み干した後、代えの下着も履かず、バスローブにカラダを包
んだまま、ベッドに倒れこみ、中指を自分の秘所へと挿入し、激し
くオナニーを始めたのであった。
―――――もう迷いはない。香織は本能の赴くまま、快楽へとそ
の身を委ね、自分の火照りを静めることに専念したのだった。
この時、香織の中で一つの変化が起こり始めていた・・・・・・。
闇紳士 第四十五章 ワタシが覚醒していく・・・3
―――幾度、絶頂を迎えたであろうか。
しかし、果てることのない香織の性欲が自慰を止めることを許さ
なかった。果てても、果てても、その膣内深くまで挿入されたそれ
は貪欲に快楽を貪っているのだった。
―――そうして、眠ったか、眠らないかの瀬戸際で香織は朝を向
かえ、再びシャワールームへ赴き、自分のカラダを清めていく。
「―――せっかくのオフだし、気晴らしに出かけようかな」
そんな強がりともとれる言葉を呟き、シャワールームを出た香織
は男の欲望を全て飲み込むかのような漆黒の下着を身に付け、白い
シャツにスリムジーンズ、皮のジャケットを羽織ると、あてもなく
六本木へとタクシーを向かわせた途中、香織は亜弥が車の前で立ち
止まっているのを目撃し、タクシーを急いで降りた。
―――聞きたいことが山ほどある。そんな思いが香織を駆け巡っ
ている。私と同じくパーティーに参加するタレント片桐亜弥。渡辺
事務所の超売れっ子であり、渡辺とも深い関係のあるオンナ。
「―――おはよう片桐さん。出かけるところかしら?」
「あらっ、おはよう築山さん。なにか?」
亜弥は片手を香織へ突き出し、少し待てといった仕草を見せる。
「―――連絡入れるわ」
亜弥は目の前の運転手であると思われる男にそう告げると、男は
そそくさと車に乗り込み、その場を立ち去った。そうしてその場へ
残った二人の人気タレント片桐亜弥、築山香織。運命はかくも残酷
なのか、まだ目の前のオンナが自分に対してどういう存在であるか
など、このときの香織には知る余地もなかったのである・・・・・・。
闇紳士 第四十六章 拒絶したい人間
「―――聞きたいことがあるの片桐さん」
「別に他人行儀にならなくて亜弥でいいわよ香織さん」
早く用件を告げろと言わんばかりの口調で香織を促す亜弥。
「貴方ほどの人気タレントが何故、非合法のセックスパーティに
参加しなければならないの? それに渡辺と貴方の関係ってなんな
の? 大体、あの渡辺って男は何者なの?」
―――鉄砲のように疑問を亜弥へ大して投げ掛ける香織。
「答えるのは構わないけど、それを聞いたところで・・・・・・まあ、
いいわ。答えてあげる」
一息入れた後、淡々と亜弥は香織に答えた。
「―――まず、パーティーへの参加だけど、あれは私自身の意思
なのよ。まあ、若干だけどビジネスも絡んでるというのは否定しな
いわ。それに、愉しいわよ? 色々な業種の男達とめくるめく快楽
の時間を共有できるんだからね。考えただけで、ほらっ、濡れてる
わ私・・・・・・」
そう、まぎれもない淫乱なのだと香織は亜弥を理解した。
目の前の女は決して自分とは異なる存在の人間であると・・・。
「―――売女ッ」
嫌悪感を込めて、香織は亜弥に言った。
「ありがとう・・・褒め言葉だわ」
亜弥は、笑って答えた。
「―――でも、貴方にだって売女の気があるんじゃないの?」
「―――――そ、そんなことないわ。一緒にしないでっ」
「あら、お言葉ね。媚薬のせいか、そろそろ疼いてない?」
「―――!?」
そう、香織は亜弥と口論している間、必死で内から溢れる性欲を
押さえ込みながら、話しているのである。それを見透かしている亜
弥であったが、小田との仕事を果たす為、一言残して香織を尻目に
その場を立ち去っていった。
「―――決まっていたことなのよ・・・全て、ね・・・」
闇紳士 第四十七章 出会いの夜
―――その夜更け。
香織は一人、六本木のバーで飲んで酔っていた。
日に日にオカシクなる自分のカラダ。謎が謎を呼ぶ周囲の出来事
「――マスター、バーボンおかわりっ」
そうして乱暴に空のグラスをテーブルに置いた。
「――飲み過ぎですよ、その辺にしといたほうが」
客の安否を気遣って、その店、クールのマスターは言った。
しかし、そこへ横槍を入れるかのように
「―――その酒は僕が奢らせてもらうよ香織さん」
香織自身の了承も得ず、強引に隣の席へ腰を降ろしたのは長身で
清潔感のある整った顔立ちをした男であり、築山香織の好みのタイ
プであった・・・・・・。
「―――貴方が奢ってくれるの? ありがとう」
その男は自らを結城恭介と名乗り、香織の背中に慣れた手つきで
優しく撫でながら、甘い言葉を呟いていく。
「―――そんなに飲んで、嫌なことでもあったんですか? 俺で
良かったら、いくらでも相談に乗りますよ。だって俺、昔から貴方
の大ファンだったんですから」
その男、結城恭介は弟が芸能人で自分は普通の会社員であると香
織に語った。ふと、歌番組の中で築山香織を見た瞬間、その時から
のファンであると香織に告白した。
その優しい口調で語りかける恭介に酒のせいか、段々と恭介に惹
かれ始めている自分に気付いた。そんな純な香織の心境を迫害する
かのように香織のカラダは目の前の男、結城恭介のオトコを欲して
潤いを溢れ出していたのだった。
―――気付かれたくない。こんなワタシを気付かれたくない。そ
の一心で情欲を押さえ付ける香織であったが、自分の胎内に擦り込
まれたソレは無常にも香織を蹂躙していく・・・・・・。
闇紳士 第四十八章 ピンクパンサー
―――恭介を気分が悪いと、連れ出して六本木のバー、クールか
ら少し、歩いた先にある公園のトイレへ入った香織。
勿論、恭介と二人でトイレへ入っている。
恭介は心配そうに香織の背中を撫でながら見つめている。
それが、香織の恭介を連れ出す口実と知らぬまま・・・。
―――その刹那、香織は突然、顔を上げて恭介の唇へキスした。
「――んんっ、ん、んん、んっ」
そのキスは互いが互いの舌と唾液を貪りあうといった卑猥なキス
であった。自分が止められない香織と憧れる女性にされるがままの
恭介と二人は快楽の扉を開けてしまった。
―――約数分の間、恭介の口内を味わった香織は潤んだ瞳で恭介
をじっと見つめ、告白した。
「――欲しいの恭介が」
そういって香織は恭介のズボンを弄り、熱く固まった恭介のモノ
を取り出し、まじまじと見つめ、両手で優しく包み、モノの感触を
確かめた後、自分の口に根元まで一気に咥え込んだ。
「―――か、香織さん」
「ほひぃのぉ、ほひぃいのぉ」
恭介のモノを必死で咥えながら、言葉にならない言葉で語る。
既に香織の秘所はとめどなく愛液で潤い、溢れ出したせいでジー
ンズに淡い染みを広げている。トイレ内は香織の秘所から放たれて
いる雌特有のヘロモンが充満していた。
瞳に火が入った恭介は香織の暖かい口内からモノを抜き出して
「―――香織さん、立って後ろを向いてください」
そういって香織を後ろ向きにし、両手を壁に突いて支えるように
伝えると、スッと香織のジーンズを漆黒のパンティごと一気に脱が
して、とろとろに愛液が溢れ出ている香織の秘所を見つめる。
「――い、いやあああっ、見、見ないでえっ」
「は、恥ずかしいから――見ないでっ」
言葉と裏腹に香織の秘所からは更に愛液が溢れていた・・・・・・。
支援
闇紳士 第四十九章 溢れる愛液
―――どんな感触なんだろう待ち遠しいわ。
そんな期待を駆け巡らせながら、香織は愛液が大洪水を起こして
いる自分の秘所を恭介に見せつけながら壁に手を突いている。
「――我慢出来ない。挿れるよ香織さんっ」
そういって恭介はギンギンに膨張した自分のモノを一思いに香織
の熱い海中奥深くへと突き刺していった。
―――ズチュ、クチュ、ネチュ、ズチュ。
「はあっ、いい、いいのっ・・・あんっ気持ちい・・・いのっ」
恭介は香織の暖かさを一身に感じながら、激しく腰をスライドさ
せ、所狭しと快感を肉壷に与えていく。
「あんっ、くうう・・・はあっ、ああんっ・・・ダメっ」
―――ビクッ、ビクッ、ビクン。
インサートしてから、五分持たず香織は絶頂を迎えた。それは渡
辺に犯されたときのソレとは随分違った本当の悦びであった。
そうやって香織が余韻に浸るすきを与えず、恭介は激しく己の腰
を降り続けていく。
―――ズチュ、ッズチュ、グチュッ。
だが、恭介にしても香織の膣内に於ける例えようのない快感に自
分の限界が近くなることを悟っている。
「――くうっ、駄目だっ、出るっ」
―――どくっどく、どくっ、どくっ、どっくっ。
そうして恭介は香織の子宮に大量の精液を注ぎ込んだ。
「はああっ・・・感じる、感じるわ・・・・・・恭介・・・の」
「恭介の・・・あつ、い・・・もの・・・わたし・・・の・・・きて、るっ」
自分の子宮に注がれた恭介の精液を一心で受け止める香織。
まるで、渡辺に犯された胎内をソレで浄化させているかの感覚な
のであろう、そんな表情で余韻に浸っている。
恭介もまた、最高潮の射精感からか身震いをしながら、その余韻
をひしひしと感じ、浸っていた。
―――もっと香織を感じたい。そんな思いの恭介であった・・・。
闇紳士 第五十章 契りを交わした二人
―――二人の性欲は果てることなく、続く。
恭介は一度目の射精からモノを香織の膣内から抜くことなく、二
度目の射精を求め、激しく腰をスライドし、連続膣内射精を果たし
て、ようやくモノを香織の膣内から抜き出した。
それを見逃さない香織は抜き出された恭介のモノを一思いに咥え
込み、残りの精液を飲み干し、三度目の射精を促すように愛撫を始
めて快楽を貪っている。
「―――くうっ、また、また」
それが、苦悶の表情であるのか、快楽に溺れた表情であるのかは
恭介本人にもわからない問題であった・・・・・・。
しかしながら、カラダは正直に反応を示し、恭介のモノは既に二
度もの射精を香織の膣内で果たしたにも関わらず、勢い良く勃起を
し、三度目の射精へ向けての準備が整ったかの態度を見せる。
「―――すごい」
そんな立派な恭介のモノをまじまじと見つめて、香織本人もまた
胎内から止まらず溢れ出る愛液を感じていたのである。
恭介のモノを香織は根元まで咥え込むだけに留まらず、その口内
で懸命に舌を上下左右と恭介の感じるポイントを探し、激しく蠢か
して、やがてくる恭介の精液を欲している。
「―――出るっ」
恭介は小さな香織の頭を鷲掴みにして押さえ込むと、腰を遠慮が
ちに細かくスライドさせ、三度目の射精を果たした。
―――どくっ、どくっ、どくっ、どくっ。
三度目の射精にも関わらず、恭介の精液は大量と言っても決して
過言ではないほどの量を香織の小さな口に注ぎ込む。
―――ごくっ、ごくっ、ごくんっ。
そんな飲み込むの苦しいであろう粘り気のある恭介の精液を香織
は一滴残らず、懸命に全て飲み込んでいった。
―――二人の夜は始まったばかりであった・・・・・・。
闇紳士 第五十一章 見慣れない我が家
―――公園での熱い夜を迎えた香織は愛する男となった結城恭介
の自宅マンションで恭介に腕枕をされながら朝を迎えた。
「――おはよう恭介」
「――んんっ、おはよう、香織」
久しく感じることのなかった幸福感で香織の胸は一杯だった。
それはやがてくる悪魔のパーティを短い間でも忘れさせてくれて
いる感謝の気持ちを香織は恭介に感じている。
甘い抱擁をした後、二人寄り添ってバスルームへと向かう。
二人仲良くシャワーを浴びている中、その湯気に包まれている香
織の艶かしい肢体に恭介は見入ってしまっていた。
「――やだっ、そんなまじまじと見ないでっ」
昨夜、激しく求め合った二人とはいえ、ハダカをじっと見られる
のには香織も恥ずかしさを隠せない。
「――綺麗だ、香織」
そういって恭介は水を弾いてぷるるんとしている香織のふくよか
な胸にそっと、手を寄せて握った・・・・・・。
「――あんっ」
自分でも敏感になったものだと香織は思った。
それが、愛する男に触れられているからなのか、小田に擦り込ま
れた媚薬がそうさせているのかはわからない。
―――ただ、感じているという事実だけを飲み込み、香織は恭介
を受け入れ、また抱かれようとしていた。
「――あんっ、気持ち、いいのっ、恭介の、大きな手が・・・」
それまで、ただ触っていただけの胸から恭介は痛いくらいに張り
詰めている香織の胸の突起物をそっと、そっと指で摘んだ。
「――ひゃうっ、ううっ、あんっああ・・・くうっ」
香織は腰が仰け反って感じていた。
最早、全身が性感帯となっているかの感覚で悩ましげな表情で香
織は恭介の愛撫をその綺麗な瞳で促していた・・・・・・。
闇紳士 第五十二章 求め合う二人
―――こりこりと香織のピンク色の突起物を優しく愛撫している
恭介。既に右胸、左胸両方の突起物は痛いくらいにピンと突き出て
いる。その先端からいまにもなにかが漏れそうなほどである。
「・・・恭介も、同じ、ね・・・痛いの? それ・・・・・・」
香織が指しているのは自分の突起物と同じか、それ以上に苦しげ
に勃起している恭介のモノに他ならなかった。
「――ああ、香織のカラダが艶かしくて、な」
そういって恭介は一生懸命、香織の突起物を弄くっている。
「・・・あんっ、恭介ぇ・・・して・・・あげ、る・・・・・・」
香織は顔に垂れ下がった自慢の髪を耳にかけ、舌を突き出して勃
起している恭介のウラスジを亀頭から根元へとスライドさせて愛し
ていった。ウラスジを攻められ、思わず仰け反る恭介。
「――くっ、ううう・・・うっ」
しばらくウラスジを攻めた後、香織の舌は亀頭の周りをぐるりと
器用に舐め回して恭介自身を悪戯っぽく弄ぶ。
「―――――!?っ、駄目だっ」
それは唐突だった。
恭介は一言、漏らすように呟いた直後、香織の顔面目掛けておび
ただしい量の精液をぶちまけてしまった・・・・・・。
「・・・キャッ」
香織が驚くのも無理がないくらい、恭介の精液は顔全体へと飛び
散り、綺麗な香織の顔面全体を汚していった。
「―――はああっ、あつい、あついわ恭介の・・・嬉しい・・・」
口元に垂れてきた恭介の精液を舌で丁寧に掬い舐めながら、香織
は恭介の味を堪能し、喜びに浸っている。
そんな香織の仕草に促された恭介は衰えることを知らない、いき
りたったモノを秘所への愛撫も少なく床に押し倒して挿入した。
―――ズッチュ、ネチッ、ズチュ。
闇紳士 第五十三章 授かる瞬間
―――恭介が堪らず、香織の膣内へ侵入し、激しく突く。
愛液が大洪水を巻き起こしているとはいえ、香織の膣内は十二分
に恭介自身を締め付ける。こればかりはセックス筋を鍛える調教を
してくれた小田に感謝する香織であった。
「――駄目だっ、持たないっ、出るっ香織」
身震いして香織の膣内へ射精する恭介。
「はあっ、来てぇ・・・恭介っ、わたしの・・・深く、へ・・・」
――どくっ、どくっ、どくっ、どくっ。
「・・・・・・あんっ、来てるわ・・・恭介の・・・濃い、あんっ・・・」
香織の膣内が気持ち良過ぎる為、射精を行いながら恭介は未だ香
織の膣内へモノを抜き、挿し、抜き、挿しと激しく突き上げ続けて
いる。それに呼応した香織も絶頂を迎える。
「はああっ、んっ、イクッ・・・イクッ、イクッッ・・・」
―――びくっ、びくっ、びくっ。
絶頂を迎えた最中、香織は子宮に注ぎ込まれた精液によって生じ
た自分の変化に薄くも気付いて、それが本当に期待通りになればと
淡い期待感の中、恭介を愛していた。
「――愛してるわ」
そういって深い、深い、それでいて甘いキスをした。
「――ああ、俺も愛してる香織」
そんな香織の愛に応える恭介であった。
「―――朝からシャワールームでやっちゃったね」
香織は悪戯っぽく笑った。
「――魅力的だったからさ、香織が」
――ひとしきり愛し合った後、二人はお揃いの白いバスローブを
羽織って、リビングでゆったりとした時間を過ごす。
――このままでいられたら、どんなに幸せなのだろう。そんなこ
とを考える香織であったが、それは許されないと香織は薄々、理解
していたのであった・・・・・・。
>>322 転載の確認が取れましたので、保管対象からはずします。
ちなみに、元サイトの表現のほうが面白かったですよ。
>>327 単独執筆者のスレですので
作者さんからの了解が得られるなら保管しますが。。。
>>猫さん
おつかれ^^
闇紳士 第五十四章 もう一人の結城
―――そのころ。
片桐亜弥は小田に依頼され、渡されたメモに書かれた結城恭一と
連絡を取るべく、携帯電話へ手をやる。
―――ぷるるっ、ぷるるっ、ぷるるっ、ガチャッ。
「――もしもし、結城ですが」
電話に出たのは結城恭一本人であった。
「――もしもし、亜弥です。小田に言われて電話しました」
そういって亜弥は簡潔に用件を述べた。
「え? 本当に亜弥ちゃん?」
片桐亜弥の大ファンであるという電話の主、結城恭一は驚きと喜
びを隠せないようで、声が上擦っている。
亜弥は言われた通り、二人で逢うように聞かされていると、告げ
て今晩、都内の高層ホテルで落ち合うようにと手際よくセッティン
グをして、それじゃあ、と告げると電話を切った。
この調子じゃ、意のままにするのも簡単ね、そんなことを考えな
がら、亜弥はグラビア撮影の為、事務所へとタクシーを走らせた。
「――お待たせしました亜弥です」
そういって元気良くスタジオ入りを果たした亜弥。
「――やあ、待ってたよ亜弥ちゃん」
そういったのはカメラマンの工藤俊夫であった。
この俊夫、年齢は四十六歳と中年であるが、その写真を撮る腕前
だけは他の追随を許さないほどの腕前を持っていた。
「――じゃあ、撮影用の水着に着替えておいで」
そういって亜弥を控室へと自ら先導していく。
「――うふふふふ、ダメですよ」
そんな不思議な言葉をかけながら、俊夫に付いて行く亜弥。
控室で俊夫が取り出した撮影用の水着は、一見すると下着だと言
わんばかりのビジュアルの赤いビキニであった。
二人が控室に入ると俊夫はドアロックをして、亜弥に言った。
「―――じゃあ、目の前で着替えてくれるかい」
>>427 ホワイトデーってオリジナルはなんていうタイトルなんですか?
あと無断転載だとしたらイクナイ!
保
ホワイトデー、無断転載ではありません。
前作のバレンタインのお話をここで発表して、
「続きが見たい」というご意見もあったので
HPにUPする前にこちらに公開させて頂きました。
混乱させてしまったようで、申し訳ありませんでした。
>>432 作者さんかな?
そうですか。それは失礼しました。
他の作品も達者な小説でびっくりしています。
ほす
しばらく飛ばしてたので
これからはマターリと投稿しますので
忘れないでくだされ><
437 :
名無しさん@ピンキー:04/03/31 15:54
age
438 :
名無しさん@ピンキー:04/03/31 23:42
ネット小説の巡回にも飽きてきたので、
自分の趣向にあった小説を書き始めてみたんだけど・・・。
やっぱり文才が無いのか、ぜんぜん書けない・・・。
考えてるうちに妄想で頭の中がいっぱいになってくる。
書いてるうちに、シチュエーションの持ってき方や、
表現方法に苦労して、やがてすぐに萎えてくる・・・。
なにかコツは無いものかな。
ちなみに、別に人のために書いてるわけじゃなくて、
自分用に書いてるんだけどね。
ほししし
ほほしし
ほっしほしし
443 :
名無しさん@ピンキー:04/04/03 07:45
マルチネスさん、待ってます。
>>438 自分のために書いているのだったら、感じたまま思いつくまま書くべし。
表現の稚拙さもストーリーの整合性の無さも無視して書きまくる。
「ぷっくりプリンプリンしている超エロいおっぱい」だの
「すんごくとてつもなくいやらしい、思わずハアハアしてしまうような幼女のワレメ」だの
ちょっと人に見せるには恥ずかしい文でも全然OK。
きつく縛っておいたはずのヒロインが、感極まって主人公の背中に爪を立ててしまっても無問題。
自分がそれ読んで気持ちよくオナニーできればそれで良し!
で、欲が出てきて他人にも読んでもらいたいと思うようになったら、その時初めて表現やら構成やらを
考えればよろしい。
ほっす
ママミルク 1
まぶしい。
お日様の薫りがする。
「慶ちゃん、起きて、朝よ」
まどろみの中、いつもの甘くて優しい声がする。
「ほら、早くしないと遅れちゃうわよ。今日も叔母さんのお店に行くんでしょ?」
「う〜ん、もうちょっと」
「ダメよ、ほら、おっきして」
あったかい手が背中の下に差し込まれたと思うと、
僕の上半身はくいっとベッドから起こされる。
「はい、おはよう、慶ちゃん」
チュッと、ほっぺたに柔らかな感触。
「おはよう、ママ」
寝ぼけ眼のまま、僕は大好きなママにアイサツをする。
「ふふふっ、すぐにご飯にするから、顔を洗ったら下りてらっしゃい」
そう言うと、ママはトントンと階段を下りていった。
ママミルク 2
顔を洗って、ダイニングに行くと、
テーブルには焼きたてのトーストと目玉焼きが用意されていた。
「早く食べちゃいなさいね」
「うん」
僕はテーブルに着くと、トーストにパクついた。
食事をしながら、僕はキッチンに立つママの後ろ姿を見つめる。
すらりとした長身で、ウエストはキュッと締まり、
ほど良く丸みを帯びたヒップは重力に負けることなくツンと上を向いている。
女なら、誰もが羨む理想的なスタイルだろう。
もちろん顔だって、すっごく綺麗だ。
派手目な顔ではないけど、鼻筋の通った色白な和風顔で、
近所でも評判の美人だ。
でも、ママの一番のチャーム・ポイントといったら、やっぱり・・・・・・
「はい、慶ちゃん、ミルクよ」
ママが湯気の立ってるカップを僕の前に差し出した。
僕はカップの上に鼻を突き出して、クンクンと匂いを嗅ぐ。
「ママー、これ、ママのミルクじゃないよお」
「ごめんね、今日は時間がないから、これで我慢して」
ママは申し訳なさそうに言う。
ママミルク 3
「ええ〜っ、やだよお。ぼく、ママのミルクじゃなきゃ飲みたくない」
「お家に帰ってきたら、また飲ませてあげるから」
「今じゃなきゃいやだ。だって、お店のミルクは不味いんだもん。
ママのじゃないと、目が覚めないよ」
僕が駄々をこねると、ママは困り果てた顔でため息をつく。
「もう、しようのない子ね」
そう言って、ママは今にもボタンが弾け飛ばんばかりに
突き上げられたブラウスの胸元に手をかける。
(やった!)
僕は心の中でジャンプした。
やがて、はだけたブラウスの胸元から、
白いレースのブラジャーに包まれたママの巨大なバストが現れる。
これだ、僕がママのカラダの中で一番好きな場所。
Gカップはゆうにあろうかというママの大きなオッパイだ。
ブラのフロント・ホックがはずされると、
ぷるるん、とぶつかり合う様に二つの白いふくらみがこぼれ落ちた。
中心には桜色の突起がちょこんと乗っている。
ママミルク 4
「どうする? ママがコップに注ごうか、それとも慶ちゃんが自分でする?」
「ぼく、自分でする」
僕は椅子から立ち上がって、ママの背後に回った。
ママは僕よりだいぶ背が高いから、しがみつくような格好になる。
僕は後ろからママの大きなオッパイに手を伸ばす。
思ったとおり、今朝もママのオッパイは張っている。
ミルクが溜まっている証拠だ。
僕はマシュマロみたいな柔らかい感触を楽しむように揉みほぐす。
こうすると、ミルクの出が格段に良くなる。
「あん、ちょっと待って」
ママは空のカップを手に取って、ちょうど乳房の下にくるようにセットする。
「いいわよ、搾って」
「うん」
ママの許可を得て、僕は胸の大きさの割りに小さなピンク色の乳首をつまむと、
ギュッと力をこめる。
「ああん・・・・・」
色っぽい悶え声とともに、ママの乳首の先からぴゅーっ、
と乳白色の液体がビームのように放出され、カップの内に直撃する。
(すごいや、今日はいつにも増して勢いがあるぞ)
僕はママの背中越しにその様子を見て、ひとり心の中でほくそ笑んだ。
巨大な生乳から搾り出されたミルクは、あっという間に容器を満たす。
ママミルク 5
「はい、もういいでしょ」
ママは僕の手からオッパイを取り上げると、
そっけなくそう言って、すぐにブラジャーを着け始めた。
「早く飲んじゃいなさい」
なみなみと注がれたミルクを前に、満足げに微笑む僕をせかす。
せっかくの朝の一番搾りだ。
本当ならじっくり味わいたいところだけど、時間が無いならしかたない。
急いで飲むことにしよう。
もしママの機嫌を損ねて、ミルク抜きのペナルティーでも課せられたら大変だ。
今の僕は、一日だってママのミルクなしには生きられないんだから。
・・・・・そう頭では分かっているはずなのに、僕の体は言うことを聞いてくれない。
ミルクを半分ほど飲んだころには、もう僕の体には異変が起きはじめていた。
パジャマのズボンが、股の間の所でまるでテントでも張ったように盛り上がっていた。
「ママ〜」
僕は情けない顔をして、ママを見る。
「もう、やっぱり。だからダメだって言ったのに」
ママはあきれ顔で僕の膨らんだ股間に目をやる。
いつだってそうだ。僕のアソコは、ママのミルクを飲むとすぐに反応しちゃう。
ママミルク 6
「あう〜、どうしよう、コレおさんまんないよ〜」
「ふーっ、ほんとにしようのない子。下を脱いでこっちにいらっしゃい」
ママはあきらめたようにそう言って、
テーブルの向かい側に座ったまま手招きする。
「いいの、ママ?」
「そうしないと、おさまらなんでしょ」
「うん!」
僕は喜び勇んでズボンとパンツを一緒にずり下ろし、
その場に脱ぎ捨てると、跳ねるようにして椅子の上のママの膝に素のお尻を預けた。
そうすると、小さな僕の身体は、ママにすっぽり包まれたようになる。
「もうこんなに大きくしちゃって。夕べ、寝る前にもさすってあげたのに」
ママはビーンと起立した僕のオチンポに触りながら、
あきれた口調で言う。
「だってぇ・・・・ママのミルクのせいだよ。
アレを飲んだら、誰だってこうなっちゃうよ・・・・・」
「もう、ママのミルクは慶ちゃんのものじゃないのよ。
未央ちゃんの大切なミルクなのに、遠慮なしに飲んじゃって、いけない子ね。
悪い子にはお仕置きよ」
僕の固くなったペニスが、ギュッとママのあったかい手で握りしめられる。
ママミルク 7
「あうっ」
「あらあら、タマタマの袋がこんなにズリ上がっちゃって。
知ってるのよ、ここに慶ちゃんのいやらしいミルクがたっぷり詰まってるんでしょう。
うふふふっ、ママのミルクを飲んだ罰よ、全部搾りとってあげるんだから」
ママは白くて長い指で僕の玉袋をいじりながら、いたずらっぽく言う。
でもその間にも、
もう一方の手は僕のビンビンになったオチンポをシコシコとあやしている。
「ほーら、もうエッチなお汁が漏れ始めたわよ」
ママが耳元で甘く囁く。
僕のおしっこの穴からは、ママの言うとおり、
透明な液体がトロトロと湧き出していた。
「ふふふっ、慶ちゃんはこうされるのが好きなのよね」
そう言って、ママは垂れ流れる汁をペニスの先っぽの赤く腫れた部分に塗りたくる。
「あああっ・・・だめ、そこ・・・・・」
最近剥け始めたばかりの僕のオチンポは、とても敏感で、
今みたいなことをされると、僕は思わずのけぞってしまう。
「コラ、じっとしてなさい。すぐにスッキリさせてあげるから」
「だって、こんな・・・はうっ!」
「ほらほら、こうしたら慶ちゃん、すーぐにイッちゃうんだから」
ママは僕の悶える姿を面白がりながら、
僕のいたずら坊主をシュッシュッとしごきたてる。
先走りの汁がクチュクチュと立てるいやらしい音が、
僕の頭の中に響いて、何も考えられなくなる。
ママミルク 8
「もう射そうなんでしょ? いいのよ、いつでもイッて」
「あうううっ」
「さ、射しちゃいなさい。好きなだけエッチなミルクをピュッ、ピュッて射すのよ」
それが限界だった。
「ああああっ!」
一気に快感の波が、股間から全身に弾けたように広がる。
僕の生尻がブルッと震えたかと思うと、
おしっこの穴から大量の白い体液がしぶいた。
「やんっ、すごいっ!」
それはテーブルの上だろうが、フローリングの床だろうが、
所構わずぶちまけられた。
「もう、こんなに汚しちゃって。ほんと、元気だけはいいんだから」
ママはまだビクビクと脈動しているペニスを握ったまま、
放心状態の僕の頭を優しく撫でてくれる。
「これでおさまったでしょ。慶ちゃんが射したミルクはママが綺麗に拭き取っておくから、
早く部屋に戻って着がえてらっしゃい」
先走りの汁とミルクまみれの僕のオチンポをティッシュで丁寧に拭いてから、
ママは言った。
「うん・・・・」
射精の余韻に浸りながら、僕はゆっくりとママの膝の上から立ち上がる。
「あ、待って、慶ちゃん、忘れ物」
「えっ」
振り返った僕の唇に、チュッ、と甘くて美味しい感触。
「さ、急いで」
「あ、うん・・・」
腰に甘い痺れを残したまま、僕はよろよろと自分の部屋へと向かった。
とりあえず、導入部分のみ書いてみました。
当然、続きがありますが、内容が内容だけに、
ここに載せられるのが嫌だという方がいらしましたら、
遠慮なしに言ってください。
ここ以外にも、いくらでも発表の場はありますので。
なるべく毎日更新できるように頑張りますので、
率直な感想をお聞かせいただければ幸いです。
みなさまお久し振りです
読みがあまく怒濤の数ヶ月で、全然先に進んでません
もう、記憶から消え去っていますでしょうが、今の生活に慣れ、余裕ができましたら続きを書きたいので暖か待ってていただけると幸いです。
レモネードさん
ぜんぜん問題ないと思います
この家族の背景・日常がどのようなものか楽しみにしてます
レモネードさんいい!更新よろしくです。
TJさんも首を長くして待ってますよ−^^
気分転換に短編でも書いてみたらどうですか?
星
ママミルク 9
僕の名前は、梶原慶太。
私立K学園の2年生だ。
でも、現在は夏期休暇中で、最近はママと一緒に
喫茶店を経営しているママの友達のおばさんの所にお手伝いしに行ったりしている。
梶原由紀江。
僕のママ。僕の一番好きな人だ。
長身でグラマーな抜群のプロポーションと、タレント顔負けの美貌。
僕の自慢のママだ。
オッパイがすごく大きくて、
昔はセクシー・ランジェリーのモデルをやっていた経験もある。
その時の写真を見せてもらったことがあるんだけど、
Tバックのショーツが食い込んで真っ白なお尻が丸出しになっているのとか、
ハープカップのブラから今にもたわわなオッパイが飛び出しそうになってる物ばかりで、
写真の中のママがあんまりエッチな表情で笑いかけてくるもんだから、
僕は見てる途中で頭がクラクラしてきて、
気が付いたら鼻血を出していた。
フフフッ、あの時は、ママがすごく慌てて大変だったな。
ママミルク 10
僕の友達は、皆もれなくママのファンで、
何かにつけて僕の家に来ようとする。
お金を差し出して、ママの写真を撮ってきてくれ、と頼まれたことも数知れない。
ひどいのなんか、僕にヒミツで、ママにラブレターなんか出してる奴もいる。
ほとんどストーカーだ。
一度きっちり警告してやらないと。
ママは僕だけのママだ、って。
パパは有名な商社に勤務してるらしいんだけど、
ずっとアメリカのロサンゼルスっていう所に単身赴任していて、
家には年に一度くらいしか帰ってこない。
だから、ちょっと前までは、
僕は大好きなママとの、二人っきりの甘い生活を満喫していたんだ。
梶原未央。
その幸せな暮らしに幕を下ろした張本人。
同時に、僕の妹でもある。
そりゃあ、妹だし、僕だって可愛がってるけど、
生後5ヶ月のこいつは、僕のママを僕からあっさり奪ってしまった。
ママミルク 11
最近のママは未央にかかりっきりで、僕にあまりかまってくれない。
「慶ちゃんも、もうお兄ちゃんなんだから、
自分でできることはひとりでやらないとね」
なんて言ってる。
たしかに、赤ちゃんだから手がかかって、
僕の世話まで見れないってことはわかるんだけど、正直面白くない。
だって、今年の3月に初めての出産をしてから、ママはずっとこんな感じなんだもん・・・
―――そう、僕はママの本当の子供じゃない。
僕の本当のママとパパは、僕がまだ物心つく前に、交通事故で二人とも死んでしまった。
その後、本当のママの妹に当たる人が、僕を引き取って育ててくれた。
それが今のママだ。
本来なら、叔母に当たる人だ。
だから、僕とママは本当の親子じゃない。
でもそんなこと、僕にとってはどうでもいい。
だって、今のママが、世界でたったひとりの僕のママなんだから。
少ないながらも、連載を希望してくださった方がいましたので、
引き続き掲載させていただきました。
今回は主人公である「僕」の家庭環境について書かせてもらいました。
次回から、ようやく本編に入ります。
P.S.
ママミルク1(
>>446)において、致命的な間違いがありましたので、訂正しておきます。
>「ほら、早くしないと遅れちゃうわよ。今日も叔母さんのお店に行くんでしょ?」
この会話文内の「叔母さん」は、「おばさん」の間違いでした。
「僕」と「おばさん」の間には、一切の血縁関係はありません。
みなさんいい作品だしてますね!
覚えていますか?
pinnです。
もうすぐ続き書くので・・・
まぁ期待している人はいないと思いますが待ってて下さい。
463 :
名無しさん@ピンキー:04/04/08 08:06
投稿者の皆さん期待してるぞーage
ママミルク 12
おばさんのお店は、僕の家から車で20分あまり。
「さあ、着いたわよ」
店脇の駐車場に車を停めると、ママはエンジンを切った。
後部座席に座っていた僕は、
おくるみの中でスヤスヤと寝息を立てている未央を抱いて、車を降りる。
喫茶「ラナン・シー」。
お洒落な字体でそう描かれた看板が、
レンガ造りのアンティークなたたずまいの建物の壁にかかっていた。
ラナン・シーとは、アイルランドに住んでいる妖精の名前らしい。
なんでも、妖艶な女の妖精で、その美しさで人間の男を惑わすんだそうだ。
また一方では、詩の女神とも考えられていて、
彼女に見込まれた男は素晴らしい詩を残す事ができると言われている。
でも、それと引換えに精気を奪われ、男はだんだん痩せ衰えていくとも。
そんなちょっと怖い逸話もあるらしい。
もちろん冗談半分で決めた店名だそうだけど、
店主の姿を一度でも見た人は、それが冗談で付けられただなんて絶対に思わないだろうな。
ママミルク 13
チリリリ――――ン・・・・・・。
小気味の良い鈴の音とともに、ママは「準備中」の札が掛けられたドアを押し開く。
「ごめんなさい、恵梨花さん、遅れちゃって」
「あら、由紀江さん。遅いから、心配してたのよ。事故にでも遭ったんじゃないかって」
店の奥からエプロンを着けたエリカおばさんが現れて、僕達を迎える。
「心配させてごめんなさい。朝、この子がぐずつくもんだから・・・・・」
ママはそう言って、隣の僕の頭を軽くこづくフリをする。
「ごめんなさい」
もうしわけなくなって、僕もおばさんに謝る。
「いいのよ、まだ開店前だし。それに、何もなくってよかったわ。
うふふっ、男の子ですもの。朝はいろいろとあるわよね?」
化粧映えする顔にばっちりメイクを施した美貌を僕に向けて、
意味ありげな微笑を投げかける。
口元のホクロがセクシーで、
この表情で話しかけられると、僕はいつもポーッとなってしまう。
「そ、そんなこと・・・・・」
「くすっ、冗談よ。うふっ、おはよう、慶太君」
「うん・・・・おはよう、エリカママ」
――エリカママ。
僕はおばさんのことを、親しみをこめてそう呼んでいる。
なぜなら、おばさんは僕のもうひとりのママだからだ。
ママミルク 14
おばさんとママは、昔いっしょにモデルをしていたんだとママに聞かされた。
二人は同じプロダクションに所属していて、
ランジェリー会社からペアでモデルの依頼が来ることも多かったんだそうだ。
撮影現場で一緒になることが増えるたびに仲がよくなって、
今ではママもおばさんも、モデルの仕事は引退してしまったけど、
友達の関係はずっと続いている。
先に仕事を辞めたのはおばさんの方で、結婚がその理由だった。
でもすぐには子供に恵まれなかったため、
当時まだ赤ん坊同然だった僕を引き取ったばかりのママは、
モデルの仕事を少ないながらも続けていたので、
時々僕をおばさんに預けることがあった。
おばさんは嫌な顔ひとつせず、僕の子守を引き受けてくれていたらしく、
僕もおぼろげながら、おばさんにお世話になったことを覚えている。
食事や着がえはもちろんこと、おトイレで用を足すときのお手伝いや、
お風呂に入れてもらったり・・・・・・。
ママと同じで、おばさんにも僕の身体の隅々まで知られているのだと思うと、
ちょっと恥ずかしい・・・・・・。
まあ、そういった経緯があって、おばさんは僕のもうひとりのママなわけである。
「じゃあ、そろそろ店を開けるから、由紀江さんは厨房の方を手伝ってくださる?」
「ええ、もちろん」
もう開店の時刻が迫っていた。
「それで、慶太君は、ええ〜っと・・・・・、
とりあえず未央ちゃんを奥の部屋に寝かせてこないとね。
それが済んだら、入口のプレートをひっくり返してきてくれる?」
「うん、わかった」
――こうして、今日も僕の夏の一日が始まったのだった。
申し訳ありません。
今日はエロなしです・・・・・。
明日はきちんと書きますので・・・・・
できれば、現時点での感想などありましたら、
お聞かせ願いたいです。
6
朝の通学電車の中で最近気になる人がいる。
いつも電車に乗るとユカはその男の姿を探してしまう。
ユカとは違う高校に通う男子高校生である。
(あの人かっこいいなあ)
いつも見とれてしまう。
(あんな人のおちんちんを入れてみたい……)
そんな淫乱な想像を毎朝会うたびにしてしまうユカだ。
ユカはまだヴァギナにペニスを入れたことがあるのは、秀夫と尾崎教諭のものだけだ。
秀夫は処女貫通の儀式として、尾崎の場合は解毒剤の時やむをえずした。
(やっぱり本当に好きな人のおちんちんをはめてほしいよね……)
そんな少女らしいロマンチックな思いにふけるユカである。いや、全然少女らしくないのか。
しかし実際学校では毎日男子生徒の精液を呑んでいるユカだが、セックスまで許したことはない。
きちんとそこは自分で一線を引いているつもりだ。
しかし電車通学中のほっそりとした繊細な様子の男子生徒の姿は、ユカをうっとりさせてしまう。
(でもどこかで見たことあるような顔だな……)
しかし面識はないはずである。
(告白しようかなあ……でも振られたらショックだし……)
こんな時だけ内気なユカだ。
しかしある日、妙な形で彼と大接近する時が来た。
その日は特別電車が混んでいた。
知らず知らずのうちにユカは男子生徒の前に背中を向けて立つことになってしまった。
(うわあ、大接近)
頬が赤くなる。
(よかった後向きで)
正面から、男子生徒の顔を見たら、ドキドキしすぎて心臓が飛び出してしまうかもしれない。
面識もない相手を見つめて頬を染めているのを知られるのも恥ずかしい。
ぎゅうと前の乗客がユカの身体を押してきた。
(やだあ……)
ユカはヒップが男子生徒の股間に当たるのを感じた。
(困るなあ……)
もじもじしてしまうが、立錐の余地もない車内では動くに動けない。
それどころか、なんとか身体を男子生徒から離そうとすればするほど、可愛いお尻が上下左右に意味なく揺れてしまう。
(!)
どうしたことだろう、ユカのヒップに当たっている男子生徒のズボンの中心が徐々にだがしっかりとした硬度を持って立ちあがってくるではないか。
そっと横目の男子生徒の顔を覗くと、しかし少年は何事もない風な表情である。
(んー? わたしが意識しすぎるのかしら?)
そう思い、試しにちょっぴりお尻の密着度を上げてみた。
ビクン! ビクン! という脈動が伝わってきて、男子生徒のペニスはたちまち膨張したのがわかった。
(やあン……。あっ! いけない!)
電車が大きく震動したはずみに、お尻の割れ目に男子生徒の勃起が深く押しつけられてくるではないか。
(すごい……熱い……)
官能的な熱を与えてくる男根をスカートとパンティごしに感じて、ユカは濡れた。
男子生徒が微妙な身じろぎをしていた。
どうやら自分が痴漢と間違えられることを恐れているらしい。
どうにかしてユカからペニスを引き離そうとする。
しかしそうしようとすればするほどヒップがペニスを包み込んでいく体勢になってしまうのだ。
「あの……ごめんなさい」
小さい声で男子生徒が謝った。
「い、いえ。こちらこそ。どういたしまして」
ユカもすっかり上気してしまい、訳の判らない受け答えをしてしまう。
(この人も困ってるんだ……)
ユカは思いきって、自分のやわらかいヒップにめり込むようになっているペニスを外す作戦にでた。
手の甲を偶然を装って、男子生徒の股間まで持っていく。
人差し指の背で、少しだけ押し返してみた。
するとどうだろう。極限まで硬度を上げていたと思った淫茎は、さらに太くそしてダイヤモンドのような硬さをみなぎらせてゆくではないか。
(すごい……!)
充血度がマックスまでいっているペニスは、もう指で突っつく程度では方向を変えられない。
見ると男子生徒は苦しげな顔をしてうつむいている。
(ごめんなさい……ユカ、お詫びします)
ユカは手の甲をおしつけたまま人差し指をそらせると、カリッ、カリッと爪先でペニスを刺激した。
丁度、亀頭のくびれになっているところを、何度も細くしなやかな指先を使って往復させた。
と、突然、男子生徒がユカの手首を握ると、手の平をむけさせ肉棒に押しつけてきたではないか。
ユカの指は悦びを持って、躊躇なくペニスを握った。
ズボンの上から激しくしごきたてる。
うっ、と男子生徒が呻く声がユカの耳元で聞えた。
(いって……ゆかの手の中でいってください……)
憧れの少年に心の中で語りかけながら、指全体を勃起に絡めスピードを上げていく。
噴出の予感をペニスが漲らせ始めたのが、手の平から伝わってきた。
(でもこのままだとズボンが汚れちゃう……)
それでは男子生徒へのお詫びにならないではないか。
(だってユカがおちんちんをこんなにしちゃったんだもんね……)
閃きがユカを訪れた。
ユカは空いている手をミニスカートに入れると、パンティを己の股間から剥ぎ取った。
(ヒモパンでよかった!)
片手で蝶結びにしていた紐部分を手早く外すと、もう片方の手で男子生徒のズボンのファスナーを下ろした。
少年に抵抗させる隙を与えず、トランクスの中に手を入れると、生ペニスを取り出した。
(あン、直接さわると、さっきよりずっと熱いよ!)
ペニスのくびれや、つややかな亀頭の感触を存分に楽しみながら、ユカは指先で先端をつまむような形で刺激を送り込んだ。
ペニスが何度も跳ね上がり、最後の時が近いことを知らせていた。
(ユカのパンティの中でいってください!)
淡いピンクの愛らしいパンティで男子生徒のペニスを包み込む。
すかさずヒップを男根にくっつける。
手でしごくと同時にお尻の感触も肉棒に与え、少年に懸命に快楽を与えようとした。
「う……うっ」
短く男子生徒が声を上げた。
ユカのパンティの一番汚れた部分に押し当てられた亀頭が、瞬間膨れ上がったかと思うと溶岩液を噴上げた。
(すごい! びくびくしてる!)
どろどろの原液がユカのパンティクロッチをねっとりと嬲った。
少年のペニスが小さくなったのを確認すると、ユカはパンティで快楽棒の残り汁を丁寧にぬぐうと、ズボンに収めた。
パンティにべっとりとついた己の愛液を男のミルクでさらに汚されたパンティを、周囲の乗客にわからないようミニスカートの中にもどすと、紐を超結びにして穿き直した。
じゅん、と愛液とと精液でブレンドされたジュースがユカのスリットを濡らした時、駅に着いた。
(恥ずかしくて顔が見れないや)
俯いてユカは慌てて電車からかけ降りた。
うわあ、推敲しなかったら、誤字や変な文章が多いや。すいません。
>>468 文章にスタイルを感じる。
pinnです。投稿はいまだにまだですが。ちょっと気になることがあったので・・。
え〜とまず、次の作品からはどのキャラの視点にしますか?
高次、由井、亜衣のどれかです。
>474
高次視点が楽しそう
ママミルク 15
お店のお手伝いといっても、僕は大したことをするわけではない。
たいていの時間は、店の奥の冷房の効いた部屋で未央の子守をしている。
「くしゅんっ!」
未央のオムツを替えてやりながら、不意にくしゃみが出た。
「ちょっと寒いかな・・・・」
なんとなく体がダルい。
Tシャツの裾から出た二の腕に、うっすらと鳥肌が立っているのを確認して、
僕はエアコンの温度を三度ばかり上げた。
「妙ちゃん、元気にしてるかなあ」
エリカおばさんには、妙子というまだ7歳の娘がいる。
今は田舎のおばさんの実家の方に行っていて、予定では今日の夜帰ることになっている。
おばさんの旦那さんは、僕のパパと同じで単身赴任中だから、
喫茶店の二階――おばさんの家族はそこを住居と使用している――には、
今は誰もいない。
「慶太く〜〜ん、ちょっと来てくれるかしら」
お店の方からおばさんの声がした。
「は〜〜い、すぐ行きます」
僕はオムツを仕替え終わった未央を布団に寝かせると、厨房の方へ急ぐ。
ママミルク 16
「ちょっとお客さんが増えてきたから、料理を運ぶのを手伝ってもらえる?」
「うん、いいよ」
ランチタイムになり、店内はにわかに賑やかになってきていた。
「それじゃ、これ4番テーブルのお客様にお願いね」
「了解」
トレイを持ってお客さんの席まで運ぶ。
たまに若いOLの人とかがいて、子供の僕が働いてるのを見てクスクス笑ったりする。
料理を運びに行くと、「ぼく、いくつ?」なんて聞かれたり、
「まだ子供なのにエライね」とか言われて、からかわれたりもした。
恥ずかしいけど、ちょっぴり嬉しい・・・・・・
ウエイターの仕事が済んだら、次はレジだ。
おばさんとママはお客さんの対応に手一杯で、レジにまで手が回らない。
だから、会計は僕の仕事だ。
まあ、会計といってもたいしたことはしない。
レジの使い方も簡単だし、領収書の切り方だって、ただ紙に金額を書けばいいだけだ。
僕はレジの前に座って、店内を見回す。
客の大半は近所のオフィス街で働いている会社員だ。
それも男の客がほとんど。
この店の他にも、付近にはランチが食べれる飲食店はいくらでもある。
こう言うとおばさんに悪いけど、この店のランチは特別美味しいわけではないし、
値段だって他と比べて特に安くもない。
それにもかかわらず、ほぼ毎日昼時には満席になるのは、
当然何かしらの理由があるわけで・・・・・
ママミルク 17
僕は、おそらくその主要因だと思われる二人に視線を移す。
まず、客で埋まったテーブルの間を縫うようにして、
トレイを両手に載せ、せわしなく行き来しているウエイトレス姿のママだ。
膝上の黒のミニスカートからは、
純白のオーバーニーソックスに包まれた美脚がすらりと伸び、
おまけに、ブラウスのデザインはママの大きなオッパイをことさら強調するようなものだ。
誇らしげに突き上げられたバストからはじまり、
キュッと締まった細いウエスト、長く形の良い脚まで、
魅惑的な女体のボディラインが丸分かりになっていた。
ママがテーブルの脇を通り過ぎるたびに、男性客のいやらしい視線が、
あからさまにオッパイや美脚に注がれているのが、よく分かる。
客の中には、わざとスプーンを落としたりして、
それを拾おうとしゃがんだママのスカートの中を覗こうとする不届きな輩もいるから、
僕としても気が抜けない。
一方、調理がメインでほとんど厨房から出ることのないエリカおばさんだが、
こちらもかなり煽情的な出で立ちだ。
膝上10センチはありそうな短いタイト・スカートから、
黒のセクシーなストッキングに包まれた、
ムッチリとした太ももがにょっきりと出ている。
ママミルク 18
スカートの上に掛けたエプロンの丈が、スカートのそれよりやや長いため、
正面から見ると、一見エプロンの下には何も身に着けていないように見えて、
なんだかとってもエッチな印象を受ける。
おまけに、ストッキングは太ももの半ばで切れていて、
そこから上は同色の黒のレースの付いた細い紐で吊ってあるだけ。
ガーター・ベルトというのだそうだけど、そのおかげで、
おばさんが少し身を屈めたりすると、スカートがずり上がって、
真っ白な――ホントに真っ白な――太ももの一片がチラチラと覗いてしまう。
僕はおばさんの太ももがちょっとでも露出しようものなら、
目が釘付けになって、仕事どころではなくなってしまう。
それは大勢の男の客達も同様で、おばさんが時折カウンターの外に出てくると、
今がチャンスだ、とばかりに無遠慮な視線をおばさんのムチムチとした下半身に送っている。
ウエイトレスでもないのに、どうしてこんな格好をしているのかと、
以前おばさんに尋ねたことがある。
その時の答えは、単に「動きやすいから」というものだったけど、
ちょっと信じられなかった。
でも、あれだけ素敵な脚をしているんなら、
隠すのはやっぱりもったいないな、とも思ってしまう。
太ももはたっぷり脂肪が乗っていて、これ見よがしに女の豊かさを強調しているくせに、
ヒールを履いた足首の方は、今にも折れそうなほど細いんだからたまらない。
男の目からしたら、これほど色っぽい脚はそうないだろう。
さすがにママといっしょにセクシー・ランジェリーのモデルをしていたことだけはある。
ママミルク 19
僕は憧憬の眼差しで、カウンターの奥で仕事に励んでいるエリカおばさんを見る。
抜けるように白い肌とぽってりとした肉厚の唇が印象的なその顔は、
エキゾチックな魅力に溢れ、見る者を魅了する。
その美しさの秘密は、おばさんがフランス人の母親を持つハーフだからだ。
オッパイの大きさこそママには劣るものの、
雪のような白肌や日本人離れした豊満な肉体を誇っている要因はそこにある。
特に、今はタイト・スカートの中に押し込められている豊熟したお尻こそが、
エリカおばさんのカラダの内で最もセクシーなパーツだ。
その部分がどれだけで潤いがあって、やわらかくて、
気持ちのイイものか知っている僕は、おばさんのスカートにくるまれたヒップを見るだけで、
口の中にとめどなく唾液が湧き出してくる始末だった。
これだけ艶っぽい女マスターがいる喫茶店だもの、繁盛しないほうがおかしいかも知れない。
その上期間限定とはいえ、今は、
美人度ではおばさんに負けてないママが給仕までしてくれる。
男にしてみれば、天国みたいな場所だ。
こんな美人でエッチなカラダをしたママを、二人も持っているなんて、
僕ってなんてラッキーなんだろう。
レジの前で僕はひとり、ほくそ笑むのだった。
更新が遅れて申し訳ありません。
しかも、またエロなしになってしまいました・・・・・・
冒頭にエロを持ってきたせいで、
想像以上に人物描写に手間取ってしまいました。
次からは確実にエロシーンに突入です。
まあ、読んでくれている人がどれだけいるか分かりませんが・・・・・・
>>473 ありがとうございます。
良い意味かどうかはともかく、たしかに特徴のある文章だと思います。
お前はこのまま文庫で出版する気かw
>>482 ええーっと、どう取ったらよいのでしょうか・・・?
もちろん出版するつもりはありませんよ。
本にしてくれる会社があれば、大喜びですけどw
ママミルクいいですね^^
これからの展開が楽しみです。
がんばってください!
皆さんお久さ! いやー、みんな書いてますねー
俺は仕事が忙しくて書くのはおろか読むこともできないっす。
んー早くゴールデンウィーク来ないかなと。後でゆっくり読ませてもらいまっさ。
でわでわ、皆さん草場の影から応援してますよー!
wが付いているので悪い意味合いではないと思われ
487 :
名無しさん@ピンキー:04/04/12 18:28
ageちゃっていい? いいよね?
ageちゃうよ。
はいageた!
>>472 さんから希望があったので高次視点にします。
「俺は」と言う文章があったらそれは高次です。
連レスすいませぬ・・・。
上の「
>>472」は間違いです
>>475が正解です。
両者とも失礼しました。
久しぶりに来たら板が移動しててあせったよ。
ママミルク・・・主人公の男の子は中が臭せえですか?小が臭せえですか?
後攻って事はないでしょうが。
誰でも良いからスコーンと抜けるやつ頼むわ
ほほほ
しゅしゅしゅ
ぽぽぽぽっ
「ほんとにやるんですか、先輩・・・」
上半身裸の僕はジーンズのベルトに手をかけたまま、A美さんに尋ねた。
「当然でしょ、約束は守ってもらわないと」
暖を取るためストーブを焚いたせまい部屋の中、
椅子に腰掛けたA美さんは腕組みしながら言った。
その姿勢のせいで、彼女のただでさえ大きな胸が
さらに自己主張する形になり、ピンク色のセーターを押し上げていた。
目の前にある机の上には、使い込んだ感じのスケッチブックと
鉛筆が無造作に置かれている。
「さっ、早く」
「わかりました・・・」
ため息まじりにうなずいて、僕はベルトをはずした。
こんなことになるなら、あんなバカな賭け、するんじゃなかった・・・。
すいません・・・誤爆です・・・
待ちたまえ
あ〜ん、ここで続き書いてって〜
ほっほっほっほ!
502 :
名無しさん@ピンキー:04/04/19 15:27
あげ
うむー
第1章からずっと見てきたけどすたれてきましたなぁ・・・
別スレで神を発見したのでべつにいいけど
うーん、人大杉になってからだね。
気安く読めなくなったからじゃないかな...
書くのもそうだし。
ほす。
神待ち。
506 :
名無しさん@ピンキー:04/04/23 12:08
たまにはあげつつ
ほす。
507 :
名無しさん@ピンキー:04/04/23 12:46
509 :
名無しさん@ピンキー:04/04/24 13:14
>508
いや、いい。
作者待ちですなー
511 :
名無しさん@ピンキー:04/04/25 07:29
あage
しょぼいの承知でちょっとやってみる。
松野千恵(中2、14才、ショートボブ)は勇気をだして告白をし
木島天(中2、14才)と晴れて付き合うようになった。
二人は中学生らしい清らかな交際をしていたが
ある日、千恵は兄の部屋でエロ漫画をみけた。
「お兄ちゃんこんなの読んでる」
千恵はどきどきしながら漫画を読んでいった。
それ以来千恵の頭の中はエロ漫画の事でいっぱいになった。
天と一緒にいる時でもぼーっとしている事が多くなった。
「どうしたの?最近ぼーっとしてない?」と天が聞くと
千恵は「え?いや、そう?勉強のしすぎかなあ。えへへ」と苦しい
言い訳をした。と次の瞬間目の前にあった階段に気づかなかった
千恵はずるっと階段から片足をはずした。
「あっあぶない!」と天は千恵を腕で助けようとした。
すると天の手が千恵の胸をグッと抑えてつけてしまった。
「いやぁっ」と千恵は思わず声を出した。
「あ、ご、ごめん」と天は謝ったが、
二人は気まずいまま無言で歩いた。
千恵(わーんどうしよ。いやらしい声出しちゃった)
天(どきどきどきどきどき)
天は千恵のやわらかい胸の感触が忘れられず
いやらしい事で頭がいっぱいになっていた。
二人は家に帰ってからもずっと今日あった事を考えていた。
天は(千恵と。。したい。僕達付き合ってるのだから
やってもいいんじゃないかな?よし、思いきって千恵に聞いてみよう)
と考えた。
千恵と天はいつものように学校から一緒に帰った。
千恵は昨日の出来事を忘れていたが、天はいつ話を切り出そうが
そればかり考えていた。
二人は空家の前にきた。その空家は大きな洋館だった。
「この洋館おもしろそうだね。ちょっと入って
では出かけます。
待ってるぜ!
「ちょっと入ってみようか」
二人が好奇心で洋館の入り口にいくと鍵がかかっていた。
「よし、庭の方に行ってみよう」
洋館の奥に行くとそこにはイングリッシュガーデンのような庭園が広がっていた
「うわぁすごーい。綺麗な庭だねー」
庭の真ん中に大きな木が立っていた。
千恵はそこに座って目をつぶった。
天は眠っている千恵を見て、再びむらむらしだした。
天は千恵の胸に手をあてた
「わっ」千恵はびっくりして目を覚ました。
しかし今度は天はそのまま手を離さなかった。
「触っててもいい?」と天は千恵に聞いた。
寸止め
517 :
名無しさん@ピンキー:04/04/27 10:54
age
「う、うん。いいよ」
天は千恵の胸を制服の上から触った
「まだ小さいね」
千恵はムッとした。
「じかに触っていい?」
「うっ、、ど、どうぞ」
天は千恵の制服のボタンをはずし、白いタンクトップの下から手を入れた。
まだ小さな胸がじかに天の手にふれた
「まだブラジャーしてないんだね」
「・・・手冷たい・・」
そっと触れていた手が、千恵の乳首を捕らえた
千恵の鼓動が早くなった。
天は千恵のかわいく飛び出た乳頭をくりくりと指で動かした。
「あんっ」
(いやーん、カリカリしてるぅ)
「あんっあっあっ。はぁはぁ」
千恵は耐えられなくなり声をあげた。
「感じてるの?大きくなってきたよ」
天は飛び出た乳首を更にいじり続けた。
「あんっあーん。ねえ、ねえ」
「どうしたの?」
「ん、ん、下が、、じんじんするの」
また寸止め _| ̄|○
522 :
名無しさん@ピンキー:04/04/28 11:24
誰か書くまであげ
早く続きを…。
保管サイト担当猫さんもパッタリと来なくなってしまった。
このスレは見捨てられてしまったんでしょうか?
さてと…今晩から書き始めるかな
orz
526 :
名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:36
TJ様 クル━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
おおーっ
人大杉が解除されたーーーーーのかな?
うう、ずいぶん長い間来れなかったよう。連休が終わったら戻ってしまうかなあ・・・
それまでに書けるかなあ。
>>527 2chブラウザ導入しる
さすれば普通に見れる
みんなの力作待ってるぜ!
ノートンのせいなのか、ブラウザが導入できなくて。
説明どおりにやっても駄目。ネットスレで聞いても駄目。
ああ・・・
目指すはフレッシュジャンプに掲載!
>>530 「ネットランナー」とか「WINDOWS100SUPER」とかとにかくCD−ROMが
おまけについてくるようなパソ雑誌にはかなりの確率で「OPEN JANE」が入っているから
そこからインストールすればよろしいかと。
壷ならIEがそのまま使えるよん。
うちはノートンも入ってるしルーターもあるけど大丈夫。
書き込むときだけ切ってるがなー(リファラーが変とかいわれる)
う〜ん・・・壷だめだったんだけどな〜
も一度 トライ
535 :
名無しさん@ピンキー:04/05/03 09:54
作者さん待ち…
>>524 ごめんなさいっ。
忘れてませんよー。
今試験前でちょっと保管お休み中です。
スレは一応チェックしております。
もうしばらくお待ちを…。
>白木さん
php使えるサーバーが借りられるなら、
p2という手もありますよ。
これならノートン先生も怖くない。
あの、なんか保管サイト見れないんですけど私だけでしょうか?
>>147からのつづき
その日信二は眠れぬ夜を悶々と過ごした。
それはそうだ誰だって自分の妻の浮気現場を、それも情事を目の当たりに
すれば眠れようはずがなかった。佐和子は結局帰ってきてもテニスの話も
杉野の話もすることはなかった。あれ程自分を誘っていたのにも拘らず
「結構楽しかったわよ」の一言も自分が急用でドタキャンした事にも
言及しなかった。その一つ一つの行為が自分が仕向けたものであるにも
かかわらず信二は佐和子の態度が気に入らなかった。
黙って暗い天上を見上げると昼間、プレハブ裏の草むらで杉野に
突き上げられよがる妻の姿と夕日が当たるシャワー室で絡み合う妻の姿が
万華鏡のように交錯する。「あ〜!くそっくそ!」吐き捨てるように
唸りながら信二は自分の肉棒をしごき続けた。どうにもいっぺん射精して
しまわないと頭がおかしくなりそうだった。
妄想の中で筋肉質な杉野の腕が細い佐和子の腰に巻き付く。
杉野はさかった犬のようにヘコヘコと妻の尻を突いている。
気持ちよさそうに弛緩する妻の表情と恍惚とした表情で妻の体に
むしゃぶりつく杉野・・・。いつしか妄想は杉野が信二自身に置き換わり
人妻として佐和子と交わっていた。「お!お!お!」信二は放出の予兆で
ピクピクと体を捩る。妄想の中で屈強な肉体になった信二は佐和子を更に
強く貫く。双臀部の肉はタプタプと波打ち髪を乱しながら悶える佐和子。
「お!くぉ〜!!」と吼えると信二の射精が始まった。どぴゅっどぴゅっと
噴水のように放出された精液は引力に従いボタボタと信二の下腹部に
落下した。
「ふぃ〜・・」と溜息をつくと信二はぶっきらぼうにティッシュを
バサッバサッと取り出し、すでに収縮し始まった肉棒と下腹部の精液を
拭った。しかし下半身の欲求は収まっても妻を同僚に抱かれた現実が
変わる訳もなく目を瞑ると、やはり昼間の情事が脳裏から離れなかった。
男は射精後冷酷になる。信二はその冷酷な心で妻と杉野への復讐を
考え始めた。できるだけ衝撃的でかつ残酷な結末を迎えるよう思案を
巡らす信二。二度有る事は三度有る、佐和子はまた杉野に抱かれるだろう。
いや、自分が気づかないそぶりをしてさえいれば常習的に情事を重ねる
可能性が高い。そこを巧く突く二人にとって残酷な方法・・・。
つづく
まーのんびりと続き書いてこうと思います。
白木蓮さん、とりあえず今は人大杉になってないのでIEで書いてみたら
どうっすか?
でわでわ。みなさんの作品も楽しみにしてます!
543 :
名無しさん@ピンキー:04/05/04 21:46
レモネード氏の続編も読んでみたい。
ほし
保守!
レモネードさんの小説は個人的にモロつぼにはまっています。
何としても続きを読みたいです。
いろいろアイデアは浮かぶんだけど、ここに書いてる人のようにうまく文章にできない
小説を書いていても、いつの間にか支離滅裂になっている
そんな自分はどうすればいいんだろう と悩む今日この頃
他の人の小説はうまいなー いいなー 書きたいなー
すきな作家の短編でも写して
メモにでも打ち込んで、それで
かたちには持っていくことはできると思う。
原石もっていると思うなら、
あきらめないで磨いてほしいな。
549 :
名無しさん@ピンキー:04/05/08 21:55
>>マルチネスさん
(・∀・)イイ!!
自分鬼女ですが、かなり萌えちゃいます♪
>548
おいちょっと待て。正気か。
小説片手に原稿用紙に写すなり
キーボード叩いてワードに書いたほうが
文章術の呑み込みは手っ取り早いと思う。
好きな作家の文体に馴染んだ方が楽しい。
それから、自分の文章を書き出せば
個性とかクセを認識できやすいし。
模倣がアンフェアというのなら(あくまで練習の範疇であっても)、
やり方はひとそれぞれだけれど、とにかく書かないことには始まらない。
プロットを書き溜める作業だけでも、やってみればいいと思うよ。
1.本能の赴くままに書く.そして、それから文章を推敲する
2.設定、人物像、プロットを熟慮してから文章に肉付けする
1、2どっちの方法でもどうぞ
とりあえず最初なら1の方がいいのでは?
書きたいという衝動をまず形にしてみることが大事
誰しも最初の文章で完成形が書ける訳ではないので気にしない気にしない
完璧になるように何度も推敲してるのが当たり前
投稿した後でも、推敲するし、作者に完成することはないです
かの川端康成だって雪国を何十年と推敲してあの名作になった訳ですから
浮かぶアイデアの小説と
いつも読んでる小説のギャップがありすぎて
書いても書いても途中からぜんぜん話が違っちゃうんですよね…
あぁ、第三者に見せたくても18禁なやつは恥ずかしくて見せれん…
書いたあとでも、編集(推敲)という再構成で
リファインはいくらでも可能なんだから。卑下することではない。
悩みどころは、そこまでいくと
表現のセンスか技術論かという問題になっていて
(荒削りだけど光っているって言い方あるでしょ)、
似ているようで別個のものだと思う。前者の表現のセンスは
とどのつまり美意識になるわけで、悩みどころ。まあそれが、
個性なわけなんだし。
でも、後者の技術というものは、書いたら書いただけ
身につくものだよ。読み手を思って恥ずかしいということを、
作品にぶつけて推敲、推敲。継続です。
そういった書き方の本に頼ってみるのも一つの手段。
アイデアがあるということは、何が書きたいかということが
明確なんだから、がんばれ。毎日、少しずつでも文章に触れること。
556 :
名無しさん@ピンキー:04/05/09 17:49
書かなきゃお話になりません・・・。
と言いつつ・・・、
その言葉、そっくりそのままブーメランの如く自分に返って来ております。
本当はバシバシエロシーン書きたいのに、
書けないでプチプチ(しかも小さく)はじけている私。
はじけついでにドッカーンとはじけないかしらん?
やっと私生活が落ち着いたと思ったらスランプです。
藤原忍。
エロいシーンを書きたい! けどストーリーやキャラを考えるのはめんどくさいと言う人のために
『エロ描写を練習するスレ』(もしくは『エロシーンのみを書き殴るスレ』)なるものを
立てようかなと常々考えていたんだけどどうかなー?
いや、まー普通にここで書けば良いんじゃないですか?
プロじゃないのは皆わかってることだし。
未熟な文章は文章で結構萌えます。
思ったまんま書いてもらった方が他の人も書きやすいと思う。
んだな。体験談の場合はあんまり俺俺自己主張しないようにするとか、
そんな感じでいいんでない?
「Pure Girl」
私は義妹にレイプされた事がある。
義妹とは普段から仲が良く遊んだりしていた。その日は義妹のマンションで二人テンションハイ。酔ってた。
義妹の方から「キスしよ」と言われ私は「いいよ」と返事をした。
軽いキスは遊びで何度かしている。だけどその時は凄いDキス。「ちょっとやめてよ」
義妹は嫌がる私を押し倒しパンツを脱がすと無理矢理、口でした。
同じ女で風俗で働いている義妹はすごいテクニシャンだ。 私は女としたことは初めてだったけど凄く興奮した。
そしてペニバンでバックから激しく突かれイカされまくった。
「あ〜お姉ちゃんまた失神してる」見下した感じで言葉攻めをされ、私は恥ずかしくて死ぬかと思った。
大股を開いてよがっている私を冷たい目で眺めるなっち似の義妹。
それ以来、罪悪感から旦那と一緒に過ごす時間が苦痛になった。
Hをする時は本当に辛い。心の中では「ごめんねごめんね」と謝り続けた。
自然と涙が流れ「どうしたの?」と聞く旦那に「気持ちよくて」なんて嘘をつく自分が情けなくて尚更泣けた。
義妹は私が憎かったんだ。自分の兄を奪った私を。
今まで表面的に仲良く繕っていたのは全て復讐のため。
私をレイプした時の冷たい目は心底私を軽蔑していたんだと思う。
だとしたら義妹の復讐は大成功だ。だって私はそれでも義妹の肌が、あの目が忘れられない。
平日の昼、自然と足が義妹のマンションに向いていた。
ドアから出てきた義妹は冷たい目で私に「何しにきたの?」とわざとらしく聞いた。わかってるくせに。
「欲しいの?嘘ちんこ」ペニバンを付けた義妹が言った。「欲しい」「くわえろ」私はそれをくわえた。
義妹の目を見る。その目には私に対する嫌悪感と憎しみが溢れていた。
そんな平日の情事を重ねたある日、私と義妹と旦那の3人で食事をする機会があった。
旦那を前にした義妹は私をレイプした以前の人懐っこい顔をしている。女の私から見ても素直にかわいいと言える。
私がトイレに立つと義妹もついて来た。私を個室に押し込めるとバッグの中からペニバンを取り出し
パンツをずらし声が漏れないように私の口を押さえつけると容赦なく私を犯した。
マンションでしている事と同じ事を私にしている義妹はあの目をしている。私も必死に声が漏れないように堪えた。
イった私をしばらく眺める。きっとこの時が私に対する復讐心が一番満たされる時なのだろう。
何事もなかった様に席へ戻る。旦那が「お前らほんとに仲いいな」と言った。
義妹が言う「仲いいもんねー」私も相槌を打つ「ねぇー」嘘がうまくなった。
旦那は知らない。自分の妹が私を犯し冷たい目で眺めている事を。兄には見せたことのない冷たい目。
私は旦那にもあの目を見せてやりたいと思った。そう考えるとテーブルの下で濡れた。
不意に義妹と目が合った。あの冷たい目で見られた気がして私は咄嗟に目を逸らした。(姦)
エッチシーンをもう少しねちっこくかいても欲しかったけど終わり方が(・∀・)イイ!
あくる日、信二は出社し部長に適当な嘘を言って、またあの電気街へと
赴いた。妻と杉野に復習するにしても、たった一人では心もとない。
信二は電気屋の主人にアドバイスを求めようと考えたのだ。
休日は人ごみでごった返している町並みも普段の日はそれほどでもないのか
今日はやけに人通りが少なかった。信二は誰も見ているはずもないのに
キョロキョロと辺りを見渡してから目的の電気屋に入った。
客は誰も居ない。が、何と店員も誰も居ないようだった。
「無用心だな〜」と人のいないレジを眺めながら盗聴器などを売っている
二階の調査器具売り場に上がって行った。案の定誰も居ない。
信二はとりあえず店主が戻るまで待つ事にした。壁際に置いてある
パイプ椅子を取り出しどっかと腰をかける。そしてコンクリートマイクの
コードを興味深そうにくるくると物珍しそうに手繰り寄せていると、
階段をカツカツと上がってくる音がする。
信二が振り向くと店主が立っていた。「おー!あんたか久しぶり!」
店主は愛想よく笑った。信二も「ど、どうも・・」と頭を軽く下げる。
「どう?奥さんの浮気現場のぞけた?」店主はいつもの調子で
ストレートに聴いてくる。「いや、まぁのぞけるにはのぞけたんですが・・」
とちょっと不満そうな信二を見て「何だよ、のぞけたんなら本望だろ?」
「チン○起っちゃって眠れなかったってか?」からかうように店主は
笑った。「ええ、興奮はしました、今までになく。おっしゃるようにチン○
も起ちっぱなしです」素直に応えると、店主は嬉しそうに、そうだろそうだろ
というようにコクコクと頷いた。
「でもでも自分で仕向けて言うのも何ですが悔しいんです!」
信二は吐き出すように言った。
「分かるよ〜!分かる分かる!」
「タブーだからこそ腹立たしくもあり、タブをー犯した姿をのぞくからこそ
日常得られる事のない興奮を味わえるんだよな。深い深い・・」と
店主は一人で自分の言った言葉に自己陶酔している。
「でも俺、このままだと頭がおかしくなりそうなんです!」
信二はやるせない心を店主に告白した。
「復習したいのかい?」さすが店主、その道のプロだけあって信二の
目的をピタリと言い当てた。信二は真剣な眼差しで頷く。
「じゃ〜若いあんちゃんでも雇って二人を暴行でもさしちゃうか?」
いきなり凄い事を言う店主に信二はたじろぎ「い、いや、犯罪はちょっと・・」
と別な作戦を頼む。「相手の奴は妻子持ちなのかい?」「ええ」
「夫婦円満なの?」「はい、一応子煩悩な父親として相手の奥さんも
今でも信じてると思います」「あんた奥さんの事知ってるんだ?」「はい」
杉野は何度か信二が休日出勤してた時に奥さんを連れてきた事があった。
はっきり言って相当良い女だ。佐和子も街で今でも声をかけられたりするが
杉野の妻レベルだと声もかけられないだろう。当然金持やモデルクラスの
良い男が付いてるに決まってると諦めてしまうぐらい。いや、あくまで信二の
想像だが。店主はその表情から察したのか「いい女なんだ?」とニヤついた
顔で言った。「はい、かなり」信二は素直に答える。
「じゃ、話は早いや。彼女にバラしちゃえ!」店主が結論を言った。
「あんたと一緒に浮気現場をのぞかせれば良いんだよ」
「良い女が苦悩する表情!くぅ〜興奮するぜ!」店主は恍惚とした表情を
浮かべる。「で、でもどうやって呼び出せば・・」信二はちょっと自信
なさそうに聞く。「うん、まぁ必ず浮気するという確証が得られないうち
は言わない方が良いな」「とりあえず、あんたの奥さんと相手の男の行動
パターンを完全に把握してからの方が良い」「ボロ出すと感づかれて
せっかくのチャンスが台無しになりかねないからな」店主は腕組みを
しながら思案を巡らす。信二の心に再び暗黒の欲望の渦がとぐろを巻き
始めたのを自覚していた。あの美しい杉野の妻由紀がどんな表情を見せる
のか想像するだけでも甘美な欲望が沸々と湧き上がるのだった。
つづく。
色々な人が書いてくれた方がこういう所って書きやすいっす。
あんまり完璧な文章ばかりでも自分も気後れしちゃうし、初心者の
人とかでも挑戦してくれると、自分もやるぞーって気になるし
相乗効果でみんなで書ければいいなと。
>マルチネス氏
続き待っております。
ただ…… 適度な改行された方が読みやすいかと思います。あとセリフ部分と地の文も
分けて書かれた方がよろしいかと
へーい前向きに善処します。
↑あ、俺でつ
まったりと保守
すいませーん。復習→復讐です。
習ってどうするw
そうこうしている内に再び杉野とのテニスクラブへ行く土曜日がやってきた。
信二は間違っても誘われないよう疲れて寝ている振りをする。
佐和子はそっと、襖を開き「じゃ、行ってくるわね」
と言って信二の顔を覗き込む。
信二は「う〜ん・・」と言って眩しそうな振りをした。
「陽一は母さんの所に預けて行くから」と小声で言う。
信二はうざったそうにウンウンと頷いてみせた。
襖が再び閉められ暗闇が訪れる。
(果たして妻はどういう顔をしていたんだろう?)
逆光になって表情がつかめなかった。
うっすらだが服装はいつもとそう変わらないラフな格好のようだった。
信二の心に妻が再び(過ちを犯してほしい)という心と
(いや、ここで踏み止まれば許してやってもいい)という気持ちが交錯する。
信二はモソモソと起きだすと、顔を洗い、
寝巻きのままでかったるそうに冷め切った朝食にかかったラップを
ペリペリとはがした。「まずい・・」ボソっとつぶやく。
これから行われるかもしれない妻の情事の可能性に信二の舌は乾ききり
味覚が麻痺しているのが自分でも分かる。
そもそもテニスクラブへ行くようになったきっかけは
信二の健康を考えての事だったはず。
が、その当事者を差し置いて出かけるという事は
(やはり浮気は繰り返される)という気持ちを確信めいたものにしていった。
信二は子供の撮影用に買ったビデオカメラを取り出すと
バックにしまい込いこんだ。
ドアの鍵をかけ空を見上げると信二の心を嘲笑うように晴れ渡っている。
近所の奥さんがゴミを捨てて戻ってきたのか階段を上がって来た。
「おはようございます」笑顔で挨拶されたが信二は
伏目がちに「どうも・・」というと逃げるように出て行った。
車を走らせ目的地に近付くにつれ信二の鼓動は早くなった。
今の信二には晴れた空も賑わう町並みもブロンズのようにくすんで見える。
(近付きたくない!でも見なくてはいけない!)信二の心が鬩ぎ合う。
気付くと自分の下半身が硬くなっている事に気付く。
信二はコートの傍の駐車場に車を置くと、
勃起を隠すように前をギュっと押し込んだ。
コートが近付いて来る。遠めに妻と杉野らしき姿を見つけた。
が、直視できない。信二は俯き加減でヒタヒタと歩いた。
もうこれ以上近付けないくらいフェンスに近付くと思い切って目を上げた。
信二がいつ買ったのかも知らない白いテニスウェアに紺のスコート姿で
妻は杉野と楽しそうにコートを走っている。
アップに髪を上げた佐和子とスポーツマンの杉野はとても良く似合っている。
対比した自分の惨めさも相まって、
嫉妬と憎悪の気持ちがムクムクと顔をもたげる。
(俺は家庭の為に日々仕事に追われてるのにお前はそれか!)
半ば自分が仕組んだ事だとは言え理屈ではなく腹が立った。
ふと、ボールがフェンスを越して飛んできた。
「すいませーん取ってくださーい!」と子供がやって来る。
(やばい!)と思った信二は、そそくさとボールを投げ返すと
物陰に隠れオペラグラスを取り出した。
こんばんは。遅くなってすみません。
ようやく試験終わりました。ケッカハキカナイデ_| ̄|○
本日、
>>580まで保管しました。
最近活気が戻ってきて嬉しいです。
作者の皆さんお疲れ様です。
マイペースでよろしく。
また、書きたいけど…と迷っている方は、
思い切って投稿してみてくださいね。
それから、
>>512さん、
見ていらしたらペンネームと作品の題名を教えてください。
よろしくお願いします。
保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
582 :
名無しさん@ピンキー:04/05/12 09:42
乙あげ
マルチネスさま、お疲れ様です。
保管サイト担当猫さま、お疲れ様です。
皆様、お久しぶりです。
随分間が空いたのですが、新作をボチボチ書かせて頂きたく・・・。
お付き合い下されば幸いです。
で、今回、少しSM表現も入ります。その時には改めて予告しますけど。
ご不快に感じられる方はそこを飛ばして読んでください。
ストーリー上、話がつながるように努力します。
タイトルは「真紀」です。
1 真紀・出会い
私の視界にその男が目に入った。
濃い灰色のスーツに紅い色がベースのネクタイ。
切れ長の目を隠すように黒ぶちメガネをかけているが、
結構良い男だった。
マックで待ち合わせをするくせに結構良い男じゃん?
それが私の第一印象。
「あの、横山真紀さん、ですか?」
「はい」
私は人ごみの中でその男にそう答えた。
「初めまして、黒川聡史です」
彼は一度席を立ってから私に一礼した。
同じ会社で派遣会社から派遣された清水由美先輩は
色々と仕事を教えてくれた。
今の会社で働き始めておおよそ一年、由美先輩は
それより早く派遣されていると言うから一年半、と言うキャリアだ。
会って1週間としないうちに意気投合し、会って2週間目には
職場の仲間と一緒に歓迎会ということで一緒に飲み、
その席でそれを実感した。
この一年の間に由美先輩とは親しくなった。月に一度の
ペースで飲みに行き、飲み潰れるまで飲まされたこともある。
酒に強いので並の相手では勤まらないと言うのが大概の評判で、
ご多分にももれず、私も酒に強いので由美先輩と対等に酒が飲める、
ということだった。
585 :
真紀 1の2:04/05/13 11:02
その由美先輩が最近はまっているのがインターネットのチャットと言う奴で、
黒川さんとはそのチャットのオフ会で知り合ったと言う。
「コンピューターオタクみたいにやたらコンピューターの話に詳しいの。
そう思ったらソフト会社に勤めているんだって」
由美先輩はそう彼を紹介し、ダブルデートしようと誘ってくれた。
それが今日だった。
が、トラブル発生。
由美先輩は仕事の関係で外回りから直接来ることになってしまい、
待ち合わせの居酒屋までは私が案内する羽目になり、
駅前のマクドナルドに迎えに来たのだ。
「やっぱり、いきなりマクドナルドでまずかったですかね?」
彼はそう言いながら頭をかいた。
「ちょっと、ね。でもこの辺りで目標になるような
待ち合わせ場所はないから仕方ないですけど」
事実だった。
が、肩を並べて歩く時に歩道の狭いところでは
気遣って歩く彼にポイント1。なかなか良い男ではないですか。
「清水さんからメールがあってびっくりしましたよ」
彼とはフリーメールの連絡先しか知らない、と由美先輩はいい、
今回のことは急いで知らせたものの、自信はないといった。
内心、キモオタ君だったらすぐに逃げ出すつもりだった私には好都合だったけど。
でもなかなかの男。ジャン・レノには負けるけど、どこか渋い雰囲気がある。
でもこのスーツの色にこのネクタイはいただけないなぁ…。マイナス1。
「マックで名前呼ぶの、恥ずかしいですから」
「呼ばれるほうはもっと恥ずかしいよ」
彼がちょっと赤くなってそう言った。細い路地を通り、
くねくねと行くとその先に小奇麗な居酒屋がある。
由美先輩がお気に入りの素敵なお店だった。
あげてしまいました、ごめんなさい。
※※※※※
「で、結局どうなったのよ?」
「別に…」
私はそう答えて顔を上げた。頭の上では由美先輩が微笑んでいた。
「白状しなさい」
「マンションの近くまで送ってもらって、それで別れましたよ」
「次回の約束は?」
「ナイショ」
ごまかす前に由美先輩は私の首根っこを捕らえた。
「わ、わ、やめてよ、先輩」
私は首をすくめながらそれをやり過ごそうとするが、
由美先輩の手は緩まなかった。
私は猫になった気分だ。最も、くすぐったくて、
感じてしまうポイントを押さえる手は男だけにして欲しい。
「白状しなさいよ」
由美先輩がいたずらっぽく聞いてくる。
「メアド、交換しました。ただ私、フリーメールを
持っていないんで向こうのを貰っただけなんですけど」
「本当に?」
「また会うつもりがあるんだったら連絡くれないかなって」
思い出しただけで顔が緩んでしまう。少し恥らいながら
それでもきっぱり言った彼の横顔は素敵だった。
あら、一目ぼれかかしらん?
「それでどうするの?」
「これから速攻帰ってメールするんです」
私はそう言うと由美先輩の悪魔の手から逃れるとロッカーを閉めた。
「お先に失礼します」
「ああ、真紀にもやっと春か?」
由美先輩がニヤニヤしながら私を見送ってくれた。
2 黒川・第一印象
ずらりと並べられたパソコン。
その一室に黒川がいた。
鋭い目を隠す、あの黒ぶちのメガネはない。
だからこそ、黒川の精悍な顔つきが印象に残るはずだ。
あの居酒屋で、ついうっかり、料理の汁をメガネに飛ばし、
メガネを外す羽目になった。そして結局外したままだった。
そうなったきっかけはあの子の一言だ。
「黒川さんは何でメガネかけるんですか?
素顔の方が素敵ですよ、目元がきりっとして」
その一言は黒川を酷く動揺させた。
チャットのオフ会に出席したのはほんの好奇心からだった。
元々人付き合いが好きなわけではない。
どちらかというと嫌いなほうだ。
会社でも最低限の会話しかしないし、在宅勤務が
許される会社なので必要外出勤しないことでも知られている。
したがって週の半分は自宅で仕事をしているような状態だ。
唯一、心を許せる、というか同期でライバルだと思っている男が
オフ会に出席すると言うので無理やり引っ張られてしまった。
最初から期待はしていなかったが。
その男は途中で黒川を放り出し、結局カップルで出席していた
赤沢・清水組と仲良くなって話をするようになり、
強引に友人だと言う真紀と言う女性を紹介された。
正直、乗り気はしなかった。だからマクドナルドで
待ち合わせを指定したのだが、現れたのはそんなことは
ものともしない女性だった。
身長は160程度。ちょっと小さい。話には聞いていたが、
ドキッとするほどの童顔だ。おいおい、俺は趣味じゃないぞ
と一瞬思ったが、でも服装のせいなのか年相応よりも
若く見えるのは得かなと思った。真紀は彼氏イナイ暦半年、
今まで付き合ってきた男性は三人ほど、と言うほどの経歴で、
多分、男性経験はあるだろうということ、そして整った
目鼻立ちはとびきりの美人とはいえないが、美人と言う部類に
入ると言うこと。しかし、本人はそういうことよりも身長や
スリーサイズにコンプレックスを抱いていること、実際、
身長は低くて胸もないし体型もそれほど艶っぽくはなかったが、
話をすればするほど、大人だった。
外見はともかく、中身は興味をそそられた。特にあの一言は。
メガネをかけたのは高校に入った年からだった。
中学のときから、人並みに女子から人気があった。
それが鬱陶しく、高校は男子校に進み、メガネをかけることで
自分の容姿に一線を引いた。鋭くなる視線をかわすためでもある。
初対面の女性にそれを言われるとは思わなかった。
結構動揺した自分がそこにいて、男並に酒に強い彼女にちょっと惹かれた。
今まで、何人かの女性と付き合ったことがあるが、
酒に強い女は初めてだった。赤沢・清水組も強かったが、
同じペースでグラスを空ける真紀を頼もしく思ったのも事実だった。
酒に飲まれるわけでもなく、乱れるでもなく、静かに
笑い上戸になる彼女に、惹かれて行く自分を止められなかった。
その夜のうちにメールが欲しいと自分のアドレスを教えていた。
今度は二人で会いたいと言った。フリーメールを教えたのは、
彼女の負担になりたくなかったからだった。
翌日には、彼女からメールが届いた。フリーメールと言うことは
大人の関係を持ちたいと言うことなのか…少し、嫉妬が走った。
それでも双方の時間の都合と仕事の都合を考えて
2週間後に約束をした。彼女の仕事が忙しいと言うのでその時期になったのだ。
ここまで完成分です。
後は手直しが済んでいないので
また次回。
乙かれー!
藤原忍さんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
やってやるぜキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!
さて、この週末あたりそろそろTJ様光臨の予感が…
ご期待に添えて
>>254-254の続き
カセリーヌ学院の制服は夏服、冬服、合い服の三種類がある。
しかし、私達にはもう一種類制服がある。ボランティア委員として土曜に活動する時に着用するものだ。
制服をきることに最初はかなり抵抗を覚えたけど、着る事自体は慣れたと言えば慣れた。けど、やっぱり男子達のねちっこい視線には慣れない。
制服を通り抜けて直接、肌に突き刺さる。あからさまに何処を見ているか、視線を追わなくても肌で感じるようになった。
今も左の本村が左の乳首を、右の西山が太ももを内にかけて教科書をそっちのけで私をその下卑た眼で覗いている。
チリチリと虫眼鏡で焦されるような感覚を一日中感じていなければならない。
おしっこの穴の下から割れ目の下の所までしか覆ってない貞操帯、粗相をすると戒めに電気が流れる首輪と、この白く薄い安っぽい生地で、乳輪や陰毛、拘束具がうっすらとみえる制服しか今日一日は身に付けれないからだ。
そんな格好をして私は席を立って教科書を朗読している。私はこの授業をうけるまでこんな本が世の中に存在していることさえ知らなかった。
「密着された下半身に気をとられていると、電車と言う密閉空間の中、みつきの身体は徐々に露出されていった。『い、いや…ぁ…』黒色のキャミソールは捲り上げられていき、白い肌が対照的で…」
「ちょっとそこ待って」
カツカツとハイヒールを木のタイルを鳴らしながら涼子さんが私の方に近づいてくる。
「そんな棒読みじゃ主人公の感情が読み取れないわ、もう一度『徐々に』っていうところから読んで」
「…はい」
主人公の感情なんてどうでも良くて、私の感情としては早くこれを読み終えて、みんなの注目から解放されたかった。
「徐々に露出されていった。『い、いや…ぁ…』黒色の…」
今回は声に艶っぽさを加えて発声できたつもりだった。
「だめねぇ〜、主人公のみつきの感情はこんな感じよ」
「きゃっ、いやっ……ん…やめて…ください」
指示棒の先で乳首をこねくり回される。
「どう?わかった?もう一回読んでごらんなさい」
「は、…はい…じ、じょじょにぃ…露出されていった…『ぁ、ぃん、ゃぁ…っつ』はぁぁ…黒色のきゃ、キャミソールは…」
その間も弄られ続け、それに反発するように片っぽだけ固くなっていく。
自分の意志を無視して弄られて、小説の中のみつきとリンクしていく。
「いい声で啼けるじゃない。その感じを忘れないでね。静さん座っていいわよ」
「………」
じんじんする左胸をかばいながら無言で座り、ちらりと斜め前の静山香里奈を見る。
やっぱり彼女は気持ちぐったりして、拳を固く握りしめている。
これが彼女の罰なのだ。彼女は先日、学校に下着を履いていっていたことがバレたのだ。
土曜に下着をつける代わりに理事長から出された条件が拘束具の内側に付け加えられたローターであり、そのローターは私たちの喘ぎ声とその強弱に反応して振動しだす。
私は彼女に申し訳ない気持ちはわかない。家の経済状況と自分の今の境遇を受け入れなければ、彼女のちっぽけなプライドなんて私にとっても彼女にとっても意味もない物だとわかりきったことだから。それでも彼女は唇を噛み締め、喘ぎ声を一生懸命飲み込んでいたようだった。
周りの男たちはそんな私たちを見てとがったズボンの上から自分の物を我慢できず刺激していた。そんなことが今日一日ずっと続く。
おやすみなさい
次は体育の授業です
ウォー!久しぶりに来たら巨匠の方々再降臨してたー!
これから楽しみだなぁ。
乙!このスレの発展期待しまつ!
お邪魔いたします。
某板某スレでSSを投下しましたが、ジャンル的にスレ違いな感が否めません。
生息地を求めて彷徨っております。
エロジャンル的にかなり好みが分かれる作品だと思います。
<特徴>
・長編ファンタジー (書き込み33本分)
・格闘後にエロシーン
・1対1の少女責め、男受け
・少女は女王様気質
・SM描写アリ
一度他所でうpした作品です。投下可能でしょうか?
許可を頂ければ幸いです。
もうまんたい
>601
かもーん
>601様
お待ちしております。
明日、時間が出来たら投下します。
少しだけになりそうですが。
(あ、昼間です。念のため)
おやすみなさい。
書き込む人が増えるのは良いっす。待ってます。
>>580からの続き
「奥さん大分上手くなりましたねー」と杉野が褒めると
「いやいや教える人が上手だから」と佐和子はおどけて見せた。
「でも、もうちょっと手首を返した方が良いかな」杉野がアドバイスする。
「こう?」佐和子は指示通りにやって見せる。
「うん、ちょっと違うこう・・」杉野が手振りでやってみせるが、
上手くいかないので近付いた。
そして佐和子の背後にまわると手を取り
「こう、分かる?こうです。」と振って見せる。
「なるほど、こうね?」佐和子は自分の力でラケットを振ってみた。
オペラグラスで覗いている信二の手は、二人の身体がピッタリと
寄り添うと汗でぐっしょりと濡れている。
信二がその手をズボンの脇でゴシゴシと拭うと
「くそ!あいつ何ぴったりくっ付いてんだ!」と呟く。
そして「あ?」とまた二人の方を凝視した。
佐和子の背後にぴったりと寄り添うと、
彼女の汗とシャンプーの香りが鼻腔をくすぐる。
杉野は彼女から離れようにも離れられなくなってしまった。
必要以上に佐和子の手を掴みながら素振りを続ける杉野。
もう片方の手は彼女の腰を引き寄せ更に身体を密着させていった。
「す、杉野さん?」佐和子も杉野の欲情に気付き身体を離そうとする。
「お、奥さん僕は・・僕は・・」
高揚した声で杉野は言うと既に膨張した下半身を彼女のヒップに擦り付けた。
強く擦り付けられた拍子にスコートは捲くり上げられ
アンダースコートが露になってしまっている。
杉野は周囲も気にせず官能的な腰使いで佐和子のヒップに求愛行為を続けた。
「あ!や、駄目よ。ほら、みんなが見てる・・」
佐和子はモジモジと身体をよじらせ周囲の目を窺った。
まだ気付かれてはいない。佐和子は身体を反転させると杉野の顎に手を当て
「わ、私今日はそういうつもりで来たんじゃありませんから!」
と言って睨んだ。
杉野はやるせなさそうに
「でも奥さんだって高山を連れて来なかったって事は
それを期待して来たんじゃないんですか?」
と言って佐和子に詰め寄った。
「そ、そんな。主人は今日も疲れて来れないって言うから・・」
佐和子は詭弁を言ったが、夫を誘わずに来た事実は自分自身には
隠し様も無かった。
(信二さんを誘わなかったのは疲れてそうだったから?)
自分自身に問いかけるが、杉野の言うように全く不埒な気持ちが
無かったかと問われると自身が無い。
杉野は佐和子の気持ちを見透かしたように
「ほら、やっぱり少しはそういう事を期待して来たんでしょ?」
と言って佐和子の目を覗き込む。
「え、えぇ・・いや、そんな事は無いわ!私はただテニスを」
佐和子が言いかけるのを杉野は遮り
「奥さん、僕も家庭が嫌いな訳じゃない。娘も可愛いし妻も愛している。
ここはお互い割り切りませんか?それはそれ、これはこれで」
と明確な浮気の要求をして来た。
「・・・・・・」
佐和子は杉野の真剣な眼差しに明確な拒否をする事ができず。
思わず目を伏せてしまった。
(落ちた!)杉野は内心確信し、口元だけニヤリと笑った。
二人の会話を他所に隣のコートではおばちゃん同士が、
「あ、またやっちゃったごめんなさーい!」と言いながら
下手なテニスを楽しんでいる。
でわでわ、忘れない内にいつか書こうと思います。
皆さんの作品も楽しみにしてますよー!
じゃ、また!
レス感謝です。601です。
そのまま「ロウイ」とコテハンにしました。安直ですね。
SS投下します。
荒くれ者が集う酒場、深夜とは思えぬ喧騒がそこにはあった。
ここには場違いと思われる娘と屈強な男が、周りの視線を集めていた。
「調子にのんじゃねえぞぉ お嬢ちゃん。ぶっ殺されたいのか」
「不満は依頼人に言えば。要はあんたは役立たずなんだよ」
どうやら何かの依頼の件でのトラブルらしい、
ここは護衛や賞金稼ぎなどの腕に自信がある者の溜まり場で、大抵の喧嘩には
皆見向きもしないのだが、この状況は人目を引くのに十分であった。
娘は見た目はうら若き乙女であり、しかも屈強な大男を前にしても少しも動じない。
ライはこの少女、気が触れているのかと思った。勝気にも程がある。
「シュリカー、やっちまえ!」
野次馬の歓声に余裕気に手を振る様子から、少女はシュリカというらしい。肩まで届く栗色の髪と
意思の強そうな同じ色の瞳。腰丈のマントと膝丈のスパッツが、少し彼女を幼く見せていた。
大男はシュリカの人をこ馬鹿にした様子に怒り心頭である。腰掛けていた椅子は後ろに倒れ、
杯は転げてテーブルは酒浸しである。 …しかし、何故周りの人間は彼女を煽るのだろうか。
少女の顔面が大男の拳によって、ひしゃげるのは見たくない。酒の余興には最悪だ。
ライはため息をつきながら杯を置き、喧騒の中に歩を進めた。
「そこまでにしろ」
酒場の雰囲気が一変した。皆、見慣れない男が今の声の持ち主だと悟る。
背丈は180cmはあるだろうか、短い黒髪と右ほほにある大きな傷が印象的だった。
「てめえはすっこんでな。じゃ、あれか?お前が迷惑料でも払うってハナシかぁ?」
「話の経緯は知らないが、娘が殴られるのを黙って見てられる程 俺は無情じゃないんでね」
「あんたウザいよ、消えな」
シュリカはライの仲裁に感謝するどころか、はねのけてしまった。
シュリカは笑いながら続ける。
「数分後この床に這いつくばってるのは、あたしじゃないって」
「シュリカ、頼むから暴れるのは外でやってくれ」
酒場のマスターがカウンターの中から懇願する。途端に店内でどっと笑いが起きた。
「このアマぁっ」
その瞬間、怒りが限界まできたのであろう大男が突進してきた。ライは大男の動きを予知していた。
大男がシュリカに到達するより先に、彼の脛をライは思い切り蹴り付けていた。
大男はよろめき、ライに両目を見据えた。
(そうだ、俺が相手だこっちに来い)
ライは間髪居れずに顔面に右ストレートを放った。
周りの野次馬達はさっと身を引き、大男はテーブルを巻き添えにしながら床に崩れた。
衝撃で宙を舞った酒瓶が、くるくると回転しながら大男の頭に落下し、小気味良い音を
たてて割れた。
空を掴む様にもがいていた大男の手は、ばたりと床に落ちた。
「騒いですまなかった」
ライは僅かに乱れたマントを整え、マスターに銀貨を投げてよこした。
そしてシュリカの方に向き直り、諭すように告げた。
「元気なのはいいが、このままだと命を落とすぞ」
シュリカは無言だった。明らかな敵意をライに向けている。
目は刺すように睨み付け、唇は噛み締めているために血のように赤くなっていた。
やれやれ、若さは時に命を縮めると言うが、まさにこのことだな。
ライはため息をつき、野次馬が見守る中酒場を後にした。
酒場を出たライは人気の無い夜道を歩いていた。
気に入る宿が見つからないわけではない。 …尾けられている。
先ほど倒した大男が回復する程の時間は経っていない。
酒場で銀貨を出したことが原因だろう、と考えながら横道に入る。
住宅街から突然開けた野に出た。ずっと向こう側には農道らしき道がある。
ライはこの場所に満足し、後ろを振り返った。
そこに居たのは予想していた姿では無かった。
月の光に照らされた、一人の娘がそこに立っていた。
シュリカ…とかいったか。ライはそこに不穏な空気を感じていた。
「何か用か」
シュリカは緩い足取りでライに近づいてきた。
「さっきはよくも恥をかかせてくれたね」
この少女の持つ空気の意味に彼は気が付いた。
自分が想像していたよりも、この娘はタチが悪いらしい。
ライはさっと周りに視線をやるが、今のところ自分達二人以外の他は、気配は無い。
「あーゆう事されると依頼に影響がくるんだよ」
「……」
「他所もんの背中に隠れてたシュリカ、なんて」
彼女は握り拳を目の前に掲げて吐き捨てた。
「ここで評判がどれだけ大事か …あんたに判る?」
ライは己が差し出がましい行為をしたのを知った。
そして彼女に対する酒場の連中の歓声の理由も。
しかし、この小柄な少女があの大男を打ちのめすのを想像出来ないし、
それを黙って見過ごすのも彼の良心が許さなかった。
「君は…男を、戦いを甘く見ている」
「……」
「今まで上手くやってきたつもりらしいが、それは運が良かっただけだ」
「……ふざけんなよ?」
シュリカの声のトーンが低くなった。
月光を浴びて、彼女の肌が陶磁器の様に 瞳は宝石の様に輝く。
少女の短マントの胸元に、ちらりと光が走った。
その途端、翻るマントのみをそこに残したまま、シュリカが素早く間合いを詰めてきた。
先程の光は、マント留めのブローチを外した際の反射であった。
ライは困惑しながらも、真正面に迫るシュリカを捌こうと身構えた。
その瞬間、シュリカが目の前から消えた。
咄嗟にライは一歩後退した。やはりシュリカは地に両手をつき足払いにきていた。
それから体を真っ直ぐ伸ばすように、下から拳を突き上げるシュリカ。
僅かに地面から足が離れていた、体重をすべて乗せたアッパーだった。
支援
ぎりぎりでそれをかわしながら、ライも同様にマントを片手で外していた。
この少女のスピードを相手にするには邪魔だった。
外したマントを少女の目の前に放りながら、ライは真横に素早く移動した。
女子供に手を挙げる趣味はライには無い。今までも、これからも。
シュリカは目の前に広がるマントに気を取られず、視界を確保するために後退した。
「俺は君とは戦いたくない」
地面にマントが落ちる音。
「俺の拳は女を殴るための拳じゃ…」
シュリカはライに最後まで言わせなかった。
間合いを詰めながらのワン・ツーに、回し蹴りのコンビネーションだった。
「馬鹿にするなぁああぁぁぁああ!!」
ライは後退しながら避けていたが、少しドキリとした。
右足の地面が不安定だった。きっと昔に切り株か何かを掘り起こした跡なのだろう。
その瞬間、シュリカの右肩が揺れた。
(ストレートか!?)
ライは両手でガードの構えを取った。
しかし、シュリカのそれはフェイクだった。
右と思ったシュリカの動きは左に転じ、ライの肝臓をえぐった。
小さな拳がめり込む音を聞いた。
ライの上半身は思わず前に傾いた。それを逃すまいとシュリカは右拳でライのガードを
はじき、次いで左フックでライの顎をしたたかに打ちのめした。
(そうだ、冷静に考えれば判ることじゃないか。
彼女の身長で俺の顔面を真っ直ぐ捉えられるワケが無い。)
こんな小柄な相手と戦う事はライにとって初めてのことであった。
コンビを決められ甘くなったライのガードをかい潜り、再びボディにシュリカの拳が入る。
予想以上の衝撃をやり過ごしながら、彼女の上下の攻めのバランスの良さに感嘆していると
間髪入れずに少女はしなやかなローキックを放った。
足場の悪さも手伝い彼の足はもつれ、その場に膝をつく形になる。
頭上で空気を切る音が聞こえる。
まずいと思った瞬間、ライの後頭部に衝撃が走った。
シュリカの踵だった。
「甘いのはあんただろ」
崩れるように地に這いつくばるライの頭上から、少女の声が落ちてくる。
ライは土の味を味わうのは久し振りだと思いながら、自分の中に沸き立つ感情を感じていた。
…この、人を舐め切った年端もいかない少女に、
無抵抗でいる必要性はどこにあるのかと考えはじめてきた。
この少女の強さの理由は意外性だ。流石に彼女が言う様に、自分が無意識に舐めていた事を認めよう。
…もう手の内は読んだ。
顔の土を拭いながら、ライはゆっくりと立ち上がった。
後頭部がひどく痛むが焦点はしっかりしている。彼女が小柄だったことに救いがあった。
「スピードはあるが、それだけだな…」
「…は? 一発でも当ててから言えば?」
口の減らない。ファイティングポーズを取りながら、ライは自分が倒したあの大男に今は同情していた。
ライは手始めにローキックを見舞わせた。体格差を意識しているであろう彼女はライの予想どうり
膝を曲げてのブロックはせず、バックステップで蹴りをかわす。
後退したかと思うと、彼女はその足で地を蹴り身を低くしながら素早く間合いを詰めてきた。
ライも同時に間合いを詰め、真っ直ぐ伸ばした掌底で彼女の左肩を突いた。
カウンターを喰らい大きくバランスを崩すシュリカ。
左肩を突いたその手で彼女の衣服をわし掴み、力任せに地面に引き倒した。
どうと地に背中をつけたシュリカの上に、ライは覆い被る。
もう片腕をシュリカの喉元にギロチンさながら固定して自由を奪う。
組み敷かれた悔しさで睨み付けるシュリカ。ライの顔に彼女の乱れた息がかかる。
彼女のきめ細かな肌と赤い唇。澄んだ瞳にライは内心息を飲んだ。
シュリカはライの腕を、自分の両腕で抱き締めるように固定すると
腰を大きく浮かせ、弾みをつけた足先でライの後頭部を蹴りつけた。
先程、踵が落ちてきた箇所だった。
ライの目の前に星が散り、シュリカの身体にまともに己の身体を預ける形になった。
シュリカは精一杯身をよじるが、ライの大きな身体の下から逃れることは無駄に終わった。
それにカッとなった彼女は、ライの左耳に力いっぱい噛み付いた。
「ぐあ!」
(なんてじゃじゃ馬だ!!!)
激痛で半身を起こしたライから、シュリカは体を半転させて逃れ、素早く構えた。
荒い息を吐く唇はライの血で染まっている。
地に膝をつき、血を滴らせる耳を手で押さえているライを、好機とばかりに少女は蹴り上げようとした。
その瞬間、ライは自分の頭を狙う少女の蹴りを片腕でブロックする。
それと同時に両手で彼女の足首を捉え、力の限りに放った。
数メートル先で彼女はバウンドしながら土埃をあげた。
立ち上がりながらライは叫んだ。
「これで仕舞いか?!」
怒りに満ち溢れた瞳で、のろのろと立ち上がるシュリカ。放り投げられた際に右足を痛めたらしい。
ライはこれで終わったと安堵した。早く終りにしたかった。
しかし、少女はライに憎々しげに視線を据え付けたまま、後ろの腰に手をやったかと思うと
綺麗に折り畳まれた細身の鞭を取り出した。
ライの背中に冷たい汗が流れた。
この少女のこの自尊心の高さに、彼は正直恐れを感じつつあった。
そしてもう既に、後戻り出来ないところまで来ていることも知った。
この戦いを避けられなかった己の未熟さに歯軋りをする。すべては自分の油断が招いたのだ。
「その気らしいな、…もう手加減はしないぞ」
ライには最終勧告のつもりだった。しかし、シュリカの最後の理性を吹き飛ばさせるのには十分すぎた。
彼女は格下に扱われることに、過剰に反応する人間だった。
「ざけんな!!!!!」
ヒュン バシイッ
「っぐはっっ!」
鞭はライの厚い左肩を、空気と一緒にしなやかに切り裂いた。鮮血が吹く。
「その余裕がいつまで続くか見ものだよ!!」
ヒュン ピシャアッ
「うぐっっ…」
ガードが間に合わない。今度はライの左腰を、しなやかな爪は捕らえた。
鞭の切り裂くような音と、シュリカの興奮していく笑い声が闇夜に響いていく…。
支援
十数発は受けたであろう、ライの破れた衣服は自らの血で染まっていた。
ライにはもう、相手が少女という気後れは感じなくなっていた。
少女の獣じみた興奮に限界は無いようで、立場は違えど、ライと同様に息を乱していた。
彼女の頬は上気して桃色になっている。
鞭を手繰り寄せ、こびり付いたライの血痕を撫でながら恍惚な表情を浮かべる。
彼女の動向を探るような男の視線に、まだ仕置きが足りないと判断し
シュリカは再び大きく鞭を振りかぶった。
その瞬間を逃さず、ライは彼女に向かって突進した。
まだ振りかぶった腕が伸びきっていないシュリカの、愕然とした瞳を真っ直ぐ見据えながら。
シュリカの懐に入り、肩に体重を乗せた渾身のタックルを見舞った。
少女は鈍くうめきながら宙に浮き、地面を回転しながらもんどりうった。
シュリカは伏せたまま少し身悶えし、そして静かになった。
ライはほっと息をついた。彼女は意識を失ったらしい、このままこの場から去ろう。
自分のマントを少し離れたところに見付け、よろよろとその方向へ歩みを進めた。
そのとき、少女はせきをきったように激しくむせだした。
背を向けていたライはぎくりと振り返る。
その時だった。
激しい抱擁がライを捉えた。
シュリカの鞭が、ライの両腕を脇に固定するように幾重にも絡み付いていた。
ライは確実に少女の手の内に落ちた。彼はそれをはっきりと確信した。
シュリカは土と草で全身は薄汚れ、擦り傷だらけだったが、魅力的な微笑を浮かべていた。
右手には鞭がしっかりと握られている。
ライは思わず後退するが、それは自らの戒めを更にひどくする結果となった。
「…いいザマ…」
瞳に狂気と恍惚の二つの光を宿しながら、シュリカは鞭を両手でゆっくりと手繰り寄せる。
引き寄せられるのを踏み留まろうとすると、容赦なく鞭は体に食い込んでくる。
この窮地をどうしたら脱出できるのか、ライは必死に頭をめぐらせた。
再び体当たりをしても、頭突きをしても、振りぬきの悪い蹴りを繰り出しても、
彼女から逃げられる自信が無かった。今やライは蜘蛛の巣にかかった蝶であった。
そうだ、最初から彼女のペースだった。一体いつから蜘蛛の糸は吐き出されていたのだ?
シュリカは余裕を無くしたライの目の前に立ち、いたずらそうな瞳を向けた。
「自分より格下と思ってた相手に、なぶられる気分はどう?」
何を思ったのか、シュリカがぴたりとライに身体を寄せてきた。
ライの胸元に両手を添え、下から見上げるその姿は、まるで甘えてくる恋人のようだった。
「酒場でのあんたのスカした顔、思い出したらゾクゾクする。こうやって滅茶苦茶にしたかった」
ふふふ、と微笑みながら話すシュリカに、ライは横っ面を鞭のグリップで殴りつけられた。
ライの唇は切れた。
ライの内膝を蹴り上げて、彼が膝を崩す形になったと同時に
シュリカは両手でライの胸を思い切り突き飛ばした。
スローモーションのように、ライは背中からゆっくりと地面に倒れる。
柔らかい地面なので、さほどの衝撃は無い。
シュリカは猫のような俊敏さで、ライの身体に馬乗りになった。
両太腿で挟みぐいぐい締め付ける。ちょっとやそっとじゃ振り落とせない。
「ここから見下ろす男の顔が…あたしは大好きなの」
シュリカはそう呟きながら、ライの首に両手をかけ体重をのせてくる。
ライの首は鍛え上げられ、太い。シュリカの少女らしい小さな手ではなかなか締め上げられない。
「…ぐぅ…調子に乗るなよ、…小娘が…」
それを聞くとシュリカは更に体重をかけながら、ライの顔めがけて唾を吐いた。
少女の唾に塗れたライの顔は赤黒くなっていく。
ライは彼女を乗せたまま右に左に身体を揺するが、がっちりと組み敷いている
シュリカに対して、何も形勢は変わりはなかった。
虚空を睨んだまま男が大人しくなると、シュリカは大きな息を吐きながら、腕の力を緩めた。
ライは身を震わせながら喉をひゅうひゅうと鳴らし、久し振りの酸素にありついた。
体中の毛穴から汗がどっと出てくるのがわかる。暫く息を整えるのに必死になった。
(ふざけやがって、引き裂いてくれる!)
ライは獣のような唸り声をあげ、渾身の力を振り絞った。
上半身の筋肉が隆々と盛り上がり、細身の鞭がところどころで軋む音をたてる。
その時、ヒヤリとした感触がライを襲った。
しえん
予想外の箇所でそれを感じた為、ライには最初思考が追い付かなかった。
そしてシュリカが、随分と下半身の方へ移動しているのに今更気付いた。
少女は短刀で、ライの皮のズボンの股間部分を手際よく切り裂いていた。
ライはその一連の行動を見て、背筋に冷たいものが走る。悲鳴が口から漏れそうになった。
そこは短刀片手にまさぐるところではない。
シュリカはライの腰周りにある皮のベルト、小物入れ、腰当て等も剥ぎ取っていく。
月明かりが照らす野で、ライは少女に馬乗りにされながら股間をあらわに晒す姿になっていた。
「…ななな、なんのつもりだ!やめんかっっ!」
思わず悲鳴をあげそうになった羞恥から、ライは今まで以上の怒声を少女に浴びせた。
怒りでライの目は血走っている。
身体の自由を奪っていなければ、少女はその気迫に押されたはずだろう。
ライの枷となっている鞭の巻きつきに、確認のためか少女はちらと目をやった。
「格闘家がこんな姑息な真似をするのか!!!」
「性根の腐った売女め!いますぐそこから降りろ!!」
必死に身をよじりながら、ライは矢継ぎ早に少女を罵倒した。
プライドの高い彼にとって、拳で叩きのめされた方が遥かにましだった。
賊に襲われた村娘のような風体を晒す自分が、この上も無く屈辱だった。
「……っ」
ライは身体をびくりとさせた。
彼に馬乗りになったシュリカが、意外にもたおやかな手つきでライのそれを包んだ。
自らの体を支える片手をライの胸に置き、もう片手を後ろ手でやわやわとライ自身を揉みしだく。
シュリカの小さな掌は温かく、柔らかだった。
愛撫を続けながらライの顔を覗き込む少女の肩越しに、大きな月が見下ろしていた。
ライは自分を見下ろすシュリカの瞳を見詰めながら、この状況を把握出来ずにいた。
彼女の真意を測ろうと、その瞳を見詰めているうちに
くすぐったいような快感が波のように押し寄せてくる。それを認めたくなくてライは顔をそむける。
少女はそれを無言で見詰めた後、身体を滑らせながら下へ移動し、ライの両足の間に膝をつく。
少し頭をもたげているライ自身の根元に両手を添え、暖かく濡れた舌で舐め上げた。
ライは思わず身体を硬くした。
根元から大きく舐め上げたと思うと、硬く尖らせた舌でくびれをなぞり、亀頭部分を口に含んだりする。
少女の顔を覗くと、こちらを上目遣いで見詰めながらちゃぷちゃぷと音をたてている。
柔らかい口に亀頭を含んだまま吸い上げ、同時に掌で太い棹部分をしごき上げる。
思わずライはくぐこもった声を漏らした。
途端、少女の動きが止まった。
ライは思わず反応した自分に激しく後悔した。少女は勝ち誇ったような瞳でこちらを見詰めていたからだ。
「正直で可愛いね、これ」
唾液でぬらぬらと光る、そそり立ったライ自身から唇を離しながら、それをシュリカは指ではじいた。
ライは顔が赤くなるのを感じた。
シュリカは自らの中指をぺろりと唾液で塗らし、ライの亀頭に優しくあてた。
「あんたみたいなスカした男はね」
少しずつ言葉を区切りながら、ライの身体で一番敏感であろうそこを、ぬらぬらと円を描くように擦る。
「精神的に辱めたほうが」
ライの身体と同時に、ライ自身も小さく上に跳ねるように反応する。
棹の根元から垂れ下がる袋をも、シュリカの柔い掌に優しく揉みしだかれていた。
「堪えるでしょう?」
袋を揉みしだかれ、指でくびれを撫でられ、唾液で光る登頂部分をチロチロと舌で弄ばれた。
「ふっ、汁が溢れてきてるよ アハハハ!!!! 本当に可愛くて食べちゃいたい! 」
「うおおおお!やめろぉ!いい加減にやめてくれぇっ!!」
身を硬くして堪えていたライは羞恥で思わず叫び、身体を揺すって虚しい抵抗をした。
シュリカはふっと腰を浮かしたかと思うと、身体を反転して再び腰をおろした。
ライに背を向ける形で、彼の顔面に勢いをつけて跨ったのだ。
「あまり大声を出すと人が来ちゃうよ?あたしはギャラリーがいても構わないけど?」
シュリカはそのまま身を伏せた。69の体勢になる。
身体が小柄な分、ライ自身を全部口に収めるほど丈が届かなかったが、根元を袋ごと両手で包みながら
亀頭を口に包み、舌を使いちろちろと口内で愛撫した。
ライの顔を太腿でぎりりと締め付けながら、シュリカは己の股間を押し付けて彼の口を塞ぐ。
やわやわと揉みしだく柔らかな愛撫と、刺激的な舌先の愛撫。
女独特の香りに包まれながら、快感を伴う息苦しさにライは襲われた。
ぐいと、更にシュリカは己の股間を押し付けながら、冷たく吐き捨てた。
「大事な部分が かじられたくなけりゃ ご奉仕しな」
瞬間、本能的に何を言われているかライは悟った。
慌ててシュリカの股間にむしゃぶりついた。彼女はスパッツを着用したままだ。
生地が邪魔をして、彼女が望む刺激が与えづらい。
ライは唇と舌を駆使して、彼女の秘境を必死に愛撫した。
支援
「止めたらガブリといくよ」
彼女はそう告げると、ライ自身への愛撫を再開した。
さきほどよりも激しくしつこく責めあげ、そしてライの顔を両太腿できつく締め付けていく。
シュリカの暖かで湿った舌は、まるでそれ自身が独立した生き物のように
ライの肉棒をねっとりと包み、こすり、時には突付いた。
絡み付いて離れない激しい責めを見せたかと思うと、唾液の糸を引きながら触れるか触れないかの
ギリギリのところで舌先を這わせたりする。
ライが思わず腰を突き上げると、シュリカの蔑んだ含み笑いが聞こえてくる。
それに激しい羞恥を覚えながらも、猛々しくなっている己自身を、
彼女が深く深く咥え込んでくれない事に、ライは切ない気持ちになるのだった。
弄ばれることを頑なに拒否する彼の自尊心を、愛撫に喜ぶライの身体が激しく打ちのめす。
しかし、彼の顎はシュリカを喜ばせるのに必死でもあった。
もはや、ライは蜘蛛の巣でもがき、ますます深みにはまる虫そのものであった。
彼女の責めにライが不覚にも果てそうになると、
シュリカはライ自身の太い幹を唇でぐっと押さえ、それを許さない。
その苦しさにライの彼女への愛撫が停止してしまうと、彼女は袋を包んだ掌に爪を立てるのだった。
それを幾度も幾度も繰り返していった。
意識が混濁するライの耳に、シュリカの声が聞こえたような気がする。
「…泣いて許しを請うまで 逃がさないからね…」
苦痛と快感が織り交ざった果てしない波に、ライはゆっくりと沈んでいった。
月明かりがこうこうと照らす野に
水気を含んだ音と、乱れた吐息が静寂を打ち破る。
あたかも獣が獲物をむさぼっているような、そんな異質な雰囲気を醸し出していた。
ライは苦しそうな声を出していた。
「…っふう はぁ… …頼む、後生だ… うぅ……」
シュリカは彼の男根から口を離し、まとわりつく唾液を拭う。
「なあに? どうして欲しいの?
…止めて欲しいの? …それとも… ん? どっち?」
「…ふぅっ はぁっ… ……」
ライは解放を許されない苦痛を、これでもかとしつこく味わされていた。
唾液で光る彼自身は、もう刺激に対して痛みを伴う程であった。
時折ライの腰はびくんと跳ね、その度にシュリカに意地の悪い笑みを浮かばせる。
息が荒く、目を伏せたままのライは何も答えようとしない。
彼女が何を言わせようとしてるかぐらい、想像がつく。
(……調子に乗りやがって)
慈悲を請うのも快楽行為をねだるのも、髪を掻き毟りたくなるくらい屈辱だった。
ぱさり、と衣擦れの音がライの耳に入る。
無意識に薄く目を開けた彼は、息をのんだ。
シュリカはライの胴体を跨ぐように仁王立ちしていた。
その彼女は、膝丈の皮ブーツ以外、何一つ衣類を身に纏っていなかった。
森を駆ける鹿を思わせるような、引き締まった肢体。それでいて柔らかな曲線を描く腰。
果実のような乳房に、ツンと上を向く薄紅色の乳首が少女の主張をしていた。
月光が彼女の肌をつやつやと反射させ、まるで水を浴びたようだとライに錯覚をさせた。
「苦しそうな顔 …もっと見せてごらん」
恍惚な表情を浮かべて唇を舌で塗らすシュリカ。なんて大人びた顔をするのだろう。
ライはその恐ろしく美しい生き物に目を奪われていた。
M字型に膝を折り曲げ、腰を落とすシュリカ。彼女の右手はライ自身に添えられていた。
シュリカの秘所がライの目に飛び込んでくる。
塗れて光るそれは美しく、そしてあまりにも卑猥だった。
舌と指で堪能したい、どこまで蜜を溢れさせるのだろう、と男心を刺激した。
身体の自由を奪われている絶望感。
ライはそれを戦いの時以上に痛烈に感じた。
思わずライは心の中で「あ!」と叫んだ。
彼女が薄紅の割れた果実に、猛々しいライ自身の登頂部分をあてがったのだ。
彼女は、伏目がちにライの股間に腰を沈めていった。
亀頭の形そのままに彼女の肉は押し広げられていく。
ライは自分の赤黒い分身が、これ程ゆっくりと女の中に咥え込まれていくのを
まじまじと見たのは初めてだった。
ライは、思わず歯を食いしばった。
背筋をゾクゾクと寒気に似たようなものが走る。
彼女の中はこんなにも熱いのに。
濡れて柔かい窮屈感がライを襲う。
幸福感と獣じみた衝動が繰り返しやってくる。
散々焦らされていたライ自身は、それほど敏感になっていた。
はあ、と切なそうに吐息をつくライをシュリカは見詰めていた。
そして、沈めた腰を素早く浮かす。
彼女のその動きはライに快感を与えた。しかし、それきりだった。
ヒヤリと濡れた男根を風が撫でる。
シュリカは腰を浮かせてライ自身を抜ききっていた。そして笑う。
「哀しそうな顔」
ライは泣きたくなった。
あれを味わせておいて取り上げるのか。
泣きたい気持ちが通り過ぎると、今度は激しい怒りが込み上げてくる。
シュリカを睨みつけ、ライは低い声で吐き捨てる。
「変態め… 死にやがれ」
罵倒したことで気持ちに余裕が生まれてきた。
ライがそんな自分を心の中で誉めていると、シュリカが素早く腰を沈める。
飲み込まれるように埋まる肉棒。腰に痺れが走る。
快楽の奈落へ急激に突き落とされ、思わずライは短い声を上げた。
「可愛い声出しちゃって ふふ」
リズムカルに、それでいて速度を上げていく上下運動。シュリカの形の良い乳房は水面のように揺れる。
彼女はライを深く深く呑み込み、そして浅く引っ掛け、肉襞で擦りつけると、きつく締め上げる。
二人の結合部分は汗と愛液で濡れ、獣じみた音をたてた。
ぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっ
「うっ くはぁ っうぅ はあっ」
少女の躍動に合わせて声が洩れるライ。シュリカは微笑を浮かべながら囁く。
「はあ …はあっ 可愛い…可愛いよ あんた」
「っう うぅ はぁっ… うう」
女を抱いて声が洩れるのは生まれて初めてだった。自分の声が他人のように聞こえる。
しかし、今の状態のライは女を抱いているのではなく、抱かれているのだが。
(俺は 俺は一体どうしちまったんだ)
唇を噛み締めて、上がる声をこらえるライ。眉間には皺が寄っている。
その表情が、シュリカを幸福に満たすことも知らずに。
ぴしゃん!
「気持ちいいって言ってごらん!」
唇を噛み締めるライの、横っ面に平手を浴びせる。
その衝撃で、ライは顎に込めていた力が抜ける。
すかさず律動を止め、下腹に力を込めて締め上げるシュリカ。
「う… はあぁっ」
ライは一際大きく声を上げた。シュリカはとても狡猾だった。
美しい獣は再び上下に激しく動き始める。
「いい声!! はあっ はあ ……たまんない」
「…はっ …はっ くっ …はぁ」
ライの吐息に激しさが増す。シュリカの動きとその吐息はリズムが重なっていた。
彼女はタフだった。額に汗の玉を光らせているが、攻撃の手を一切休めなかった。
そして、時折ライをきつく締め上げて鳴かし、誰が強者なのか強く自覚させた。
がくがくと揺さぶられるような激しい感覚。身体の奥底から何かが込み上げてくる。
それは、速度を上げてライを支配し、思考とは別のところから矢継ぎ早に襲いかかる。
(俺は 俺は犯されて いる の か)
腰が砕けそうな、終りを感じさせないような快感。
何故か恐怖感を伴い、ライをとてつもなく不安にさせる。
「気持ち良いって 言えないの?」
(果てたい 果てたい)
ライは強くそれを願った。
(この少女が 恐ろしくてたまらない)
シュリカが、突然動きを止めた。
自分は知らずにそれを口に出していたのかと、思わずライに錯覚させた。
ぬぷり と 蜜が溢れているそこから、ライ自身を引き抜くシュリカ。
意識が朦朧としているライには、彼女が何故そうするのか様子を伺う余力は無かった。
果てしない快感の波から逃れられた彼は、自分の意識を手繰り寄せようと懸命だった。
シュリカは、ライの太い腿を抱えていた。膝を折り曲げさせ、開脚させる。
脇に固定されていた手に両太腿が触れた。
ライは仰向けのカエルのような姿勢をとらされていた。
「あんたが気持ち良いのは これかもね」
シュリカはそう言い終わるやいなや、鞭のグリップを舐め上げた。
ライの自由を奪う鞭の余った部分は、彼の腰の位置から伸び、まるで動物の尻尾を思わせる。
シュリカの唾液でグリップは月光を反射させた。
彼女は満足げにそれを一瞥する。
そんな彼女の様子を知らないライは、力無く目を伏せて息を乱したままであった。
思わずライの身体は飛び跳ねる。自分の尻穴に、何かが強く押し付けられている。
大きさと形から、彼女の指ではないと即座に知った。
「なっ 何をする …やめ やめてくれ」
「力を抜かないと辛いよ」
「やめろおっ 頼む …頼む後生だ やめてくれっ」
自尊心の強い彼が少女に懇願する。
閉じようと必死なライの両足を、シュリカは片手と片膝で押さえつけた。
「力抜きな 入らないじゃないの」
シュリカはふう と溜息をつき、グリップを無理に押し付けるのをやめた。
ライが安堵したその瞬間。シュリカは、彼によく見える高さに短刀を光らせた。
「入らないから 入り口を広げよう」
「うわああぁぁ!!!」
ライは叫んだ。
何て恐ろしい女だ。冷酷で残忍な、少女の姿を借りた悪魔。
ライは抵抗を止めた。懇願も無駄だと知った。
観念したように全身から力を抜き、服従の意を彼女に示した。
ライの自尊心はたった今死んだ。
彼の、両膝は小刻みに震えていた。
「最初からあたしに従っていれば」
グリップを手にするシュリカ。可笑しくてたまらないらしく、口端が上がっていた。
乾いていたのだろう、再び舌で唾液を塗りたくる。
「気持ちいいって 素直に言ってたら …ここまでしなかったのに」
そんなのは嘘だった。
ライがどう振舞おうと、彼女はどこまでも彼をいたぶるつもりだった。
つまらない意地が己を更なる窮地に追い込んだと、そう聞かせることで、彼を絶望感で満たす。
彼女の責めは徹底していた。
クスクス声を立てて笑うシュリカ。狂気そのものが姿を成していた。
再びライにグリップをあてがうシュリカ。
優しさを込めた声で彼を導く。
「力を抜いて 息を吐いて …そう …そうよ」
「ぅう… はあっ はあっ」
異物が挿入された事の無いライのそこは頑なだった。
皮膚を、肉を押し分けながら、ゆっくりと差し込んでいくシュリカ。
「息を吐いて 止めないで… …そう 上手よ…」
先が入ると後は比較的早かった。捻りながら残りを埋めていく。
時折ライの身体の奥から抵抗があったが、シュリカはそれを無視して力を込めた。
とうとう、ライの尻穴はヒクつきながらも、ぎっちりとグリップを咥えこんだ。
彼は全身からどっと汗を噴出させ、身体の緊張を解き哀しげに息をつく。
痛みを伴う激しい圧迫感。太い楔を埋め込まれたようで、身体に力が入らない。
「う、うう…」
「…素敵 あんたって何て可愛らしいの」
笑みを浮かべるシュリカの頬は上気し、瞳は輝いていた。
「いやらしく咥えちゃって」
ライはぐったりと力無いまま横たわっていた。
少しでも身体に力を入れると、途端に「それ」は激しく自己主張し、圧迫感を与えるのだった。
シュリカは蔑みを含んだ微笑みで、ライの耳元に口を寄せて呟いた。
「あんたは元々そういう素質があったんだよ」
ライは思わず眼を見開いた。シュリカはそのまま言葉を続ける。力強く言葉を切りながら。
「誇り高い男は 死を選ぶ」
「あんたは! ケツマンコ掘られて! 喜ぶ男なの!!!」
そう言い終るやいなや、シュリカは身を仰け反らして高らかに笑い声をあげた。
ライの顔は血の気が引き、何か言いたそうに口を動かすが、それは何も音を成さなかった。
この美しい悪魔は、ライの肉体だけでなく精神にも爪をたてた。
ライは気が狂いそうであった。このまま粒子になって消えてしまいたいと願った。
男の中の男として、誇らしく生きているつもりであった。
しかしこの少女の前には、自分は何て愚かで弱い存在なのかを、痛烈に思い知らされた。
シュリカは腕を大きく振り被り、続けざまに2発ライの頬を張り倒した。
そして、先程己が脱ぎ捨てた短スパッツを腕を伸ばして掴む。
「今更 舌なんて噛ませないよ」
頬の痛みに歪むライの顔を掴み、口内にスパッツをねじり込んだ。
「言ったろ? 泣いて許しを請うまで 逃がさないって…」
シュリカは口端を上げながら、ライの耳にそう囁く。
言葉を発する自由までも奪われたライには、それはどうしても無理な条件だった。
さあ、どうして欲しい?」
シュリカはライの両足の間に胡座をかき、それに肩肘をつきながら尋ねた。
もう片手は、弄ぶように彼の肉棒に愛撫を与えている。
ライの口内には丸めると拳大のスパッツで満たされ、彼は言葉にならない音を発するだけであった。
「…そうか」
シュリカは、ライに深く差し込まれたグリップ手を伸ばした。
「ここが疼いて 仕方がないか」
グリップから伸びる鞭の根元を、シュリカはしっかりと握る。
そして、ゆるやかに出し入れを始めた。
「ぐっぐっ…ぐぅ ぐっ…」
ライは顎を仰け反らし、ぎりりと口内の布地を噛んだ。
下腹部と尻穴が悲鳴を上げる。
引き抜かれる時は排便そのものの感覚で。
突き入れられる時は、まるで息の根を止められるような苦痛だった。
それが交互に連続してやってきて、身体の芯を掻きまわしていく。
ライは、身体を強張らせながら、鼻で僅かな酸素を得るのに精一杯であった。
「ぐぐぅ… ぅぐっ …ぐっ」
「はあ……可愛い… もっともっと 滅茶苦茶にしてあげる」
シュリカはうっとりとした表情で、ライの反応を始終見詰めていた。
グリップを握る手に力を込めると、ぐぐぐと奥深くまで差し込んだ。
「…ふぐっっ!」
腸壁を突き上げてくる強烈な楔。
ライは思わず身体を反らし、身をよじって逃れようとする。
しかしシュリカは体重をかけた膝で押さえ付けてくる。
根元まで埋め込まれたグリップを素早く引き抜き、再び勢いをつけて奥深く貫く。
「むがっ! むぐぐぐ…」
赤く燃えた鉄の棒を身体深く埋め込まれている感覚。ライは呼吸も困難な状態であった。
彼の目は血走り、大きく見開いたまま虚空を見詰めている。
シュリカはそんなライを一瞥した後、彼の男根に接吻を浴びせ、そして咥え込んだ。
シュリカは彼をグリップでリズムよく突き上げながら、口で彼自身を責めた。
頬を窪ませて根元から吸い上げ、唇は男根をきつく包み、搾る様に上下に擦り上げる。
舌はねっとりと絡みつき、唾液がじゅぷじゅぷじゅぷと音をたてる。
腰が抜けそうな甘美な責めと織り交ざりながら、肉を掻き分けて己の内部を規則的に行き来する塊。
ライは貫くような快感と、引き裂かれるような苦痛の狭間に自らを横たえた。
ただ肉体だけがシュリカに呼応し、責めにうめきを上げる性の玩具であった。
ライの目にはもう力はなく、布地を詰め込まれた口端から唾液が伝い落ちている。
そんな彼を支配している感覚が、少しずつ高みに昇ってきていた。
ライの鼻息が浅く速く小刻みになり、眉間には深い皺が刻まれた。
「…ふっ ふっ ふっ ふっ …うぅ」
一瞬、ライの身体が緊張で強張った。
その瞬間を見計らい、シュリカは素早い動きでライの睾丸を握り締める。
「むぐうぅぅぅっっ!!」
ライの身体は飛び跳ねた。
そして彼は震えながら身を折り曲げた。目をかっと見開き、こめかみには血管が浮いていた。
痛みで縮こまる男の上に、彼女は勢いよく馬乗りになった。
「果てていいと誰が言った!」
シュリカは彼の頬に強烈な平手を浴びせる。
「あんたはどこまで変態なの」
そう言い放つとシュリカは腰を浮かし、恐怖のあまり萎え始めていたライの男根に片手を添えた。
彼女は器用にもそれを自らの中に埋めていく。
シュリカのそこはひどく蜜を溢れさせていて、腰を沈め終えた彼女は目を閉じてライ自身を味わう。
熱を帯びた肉壁にライはすっぽりと包まれる。
その肉は柔かくもありながら、きちきちに隙間なくライを圧迫し、逃がすまいと吸い付いてくる。
うっとりとした様子でシュリカは目を開いた。
ライの腹部に両手を乗せ、彼女はゆっくりと腰を動かし始めた。動きは緩慢ながら巧みであった。
彼女の窮屈な中にはザラつく箇所があり、ライ自身の先がそこで擦れるよう計算され
時折締め付けては圧迫し、そして入り口にライのくびれを引っ掛けたりしていた。
その動きにライ自身は再び堅さと大きさを取り戻し始めた。
額に前髪を張り付かせていたシュリカは、動きを止めたかと思うと吐息と共に身体を震わせる。
瞳を潤ませながら息を乱す彼女は、傍らの短刀に手を伸ばし、ライの戒めを切り裂いた。
鞭で縛り付けられていた両腕は始めは感覚が無かったが、ライは反射的にシュリカの乳房に手を伸ばした。
その為にシュリカは戒めを解いたのだと、ライは即座に理解していた。
彼女の形の良い乳房はライの力加減で幾らにも姿を変えたが、それを押し返すような張りも存在していた。
ライの大きな掌で包むように掴むと、指の間には白いふくらみ達が顔を覗かせる。
シュリカはそれに満足したように、再び腰を動かし始めた。
吸い付くようなシュリカの肌を、今ライは始めて両の掌で知った。
ライの掌は彼女の乳房から脇腹、太腿までを確認するように撫でさする。
陶磁器のように月光を反射させる少女の身体を触感で楽しんだ。
そしてその掌は再び上半身へと還り、上下にゆさゆさと揺れている乳房を受け止める。
生意気そうにツンと上を向いた乳首とその周りは薄紅で色づいていて、口に含みたい衝動に駆られる。
その可愛らしい突起を指でつまみ、しごき上げるとシュリカは切なそうに短い声を上げた。
快感に声を漏らす彼女を見るのは初めてで、その姿はライに言いようもない興奮を与えた。
乳房を揉みしだかれながら、彼女は上下の動きを速めていく。二人の激しい吐息のリズムが重なっていく。
シュリカは「命令」を男に与えた。
「あんたの ケツマンコの」
「モノを ひねり出して ごらん」
息を荒げながら途切れ途切れにシュリカが言う、その意味をライはすぐには理解出来なかった。
すかさずシュリカの右手がライの頬を打つ。
「クソするように ひねり出すんだよ!」
今度はその手の甲で逆の頬を打ち付けられた。
爪が当たったのだろう、彼の頬には血が滲んだ。
「う… ぅぐ…」
いまや従順な下僕に成り下がったライは、主人の言い付けに従った。
下腹に力を込めるが、なかなか思うように身体に力が入らない。
苦労している彼を冷たく見下ろしながら、シュリカは腰の動きを止めず執拗に快感を与え続ける。
彼がぐずぐずしていると、彼女は再び大きく手を振り被る。
先ほどよりも強烈な平手が飛んできて、ライは目の前に星が散るのを見た。
ライは喉の奥で獣のような低い唸り声を発しながら、全身に力を込めた。
尻穴に埋まっていたグリップ部分が少しずつ姿を現した。
その感覚は排便そのもので、ライは恥辱に気が狂いそうになった。
「恥かしいね」
そう言い終るやいなや、シュリカはライ自身をきつく締め上げた。
「豚だよ まるで!」
身体をびくんと反応させ、排出する行為を諦めてライは肩で息をしながら悲しげに顔をそむけた。
その横顔に手を添え、シュリカは彼に正面を向かせた。
彼の口内を埋める衣服を取り除き、替わりに彼女は自らの指を二本挿入した。
はじめ彼はそれに戸惑い、身を強張らせて舌で彼女の指を外に押し出そうとした。
しかしシュリカの激しい口調とは裏腹に、彼女の指は優しく彼の舌を探り、撫でた。
反射的にライはシュリカの細い二本の指に吸い付いた。逃がさぬよう必死に音を立てて舌を絡ませる。
赤子がやっと与えられた乳にすがり、むしゃぶりつく様であった。
ライにとってこの行為は自らを幸福感で満たし、そして主人から絶えず与えられる快感を増幅させた。
「あたしの 可愛い豚ちゃん」
男に指を吸わせてやりながら、シュリカは腰を上下に振るのを止めない。
ライの舌と、愛液で濡れた二人の結合部分は、競うようにちゃぷちゃぷと音を立てた。
「さあ ケツから」
「大きいモノを ひねり出しな!」
吐息混じりにシュリカは言葉を切らせる。彼女の細い顎から汗が雫となって落ちた。
ライは今度こそ と下腹に力を込めた。
ご主人様を失望させて見捨てられたくなかった。
そのご主人様は、彼が必死になればなるほど執拗に責めて追い詰めるのだが。
みりみりと尻穴からグリップが顔を覗かせるのに伴い、少女はライ自身を擦り上げる速度を速める。
深く浅く肉襞できつく擦り上げ、ライの眉間に深い皺を刻ませ、苦しげな声を漏らさせた。
息を荒げながらシュリカは嬉しそうに見下ろす。
「はあっ 可愛いよ… あんたの鳴く声 すごく可愛い…」
グリップは半分ほど排出すると後はたやすかった。
シュリカの激しい責めに翻弄されながらも、ライは必死に力を振り絞った
彼に圧迫感を与え続けていた熱い楔はぬるりと姿を現し、勢いをつけて地面に落ちた。
「ぅああ……!」
思わずライは声を上げた。
グリップがすべて己から出切った瞬間、足先から腰、背中、頭にかけて冷たい電流が走った。
その瞬間を待ってたとばかりに、シュリカは律動の速度を更に上げる。
彼女は追い討ちをかけるようにライに肉の快楽を与え続けた。まるで彼の息の根を止めるようだった。
身体を揺さぶられるような泣きたくなる快感に、ライは呼吸を許されない。
「ア! ア! ア! ア!」
宙を見据えながら全身が強張るライ。
弓なりになろうとする彼の身体を、シュリカは逃がさぬよう覆い被さるようにして執拗に腰を動かした。
「頑張ったね いいこだ」
吹き飛ばされないよう怯える様に、ライの両掌はシュリカの乳房をはっしと掴み、
唾液で濡れ開いた口には、彼女に指を差し入れられたままであった。
ご主人様にお許しを戴いた。
シュリカの優しい言葉にライはこれ以上もなく歓喜した。
もう己の意志が適うはずもないところまで、彼は到達していた。
絶望を感じながら絶頂を迎えようとしていたところに、お許しのお言葉を戴いた。
ライは狂気と歓喜の渦に身を委ねた。
奈落に突き落とされているような。
天高く放り上げられているような。
びくんびくんとライの身体が跳ねる。目を強く閉じているにも関わらず、視界は真っ白になった。
ライは身も心も少女に捧げた。
彼の喉奥はごぼごぼと泡を立てている。
うっすらとした意識の中、陸の上で溺れている自分に疑問を抱くライ
自分の喉元に、温かいお湯のようなものを感じる。
しかし不可思議なことに、己の身体は急速に凍えていくのだ。
シュリカが、血で染まった顔で見下ろしていた。
彼女の右手には、月光を反射させながらも赤黒い短刀。
自分は喉を斬られたのだとライは悟った。
彼の瞳には、恐怖も悲哀も絶望の色もなかった。
彼は解放されたのだ。
永遠に続くかと思われた己の狂ったような衝動と、この美しい悪魔の責めから。
( …眠い )
彼は そのまま目を閉じた。
しえん
二つの意味で果てた男を、シュリカは見下ろしていた。
手にしていた血染めの短刀を口元にやり、ぺろりと舐める。
ひどく疲れた様にゆっくりと立ち上がり、短刀をひゅんと一振りして血のりを振り捨てた。
柔かい皮で仕立てられた上着を拾い袖を通し、腰部分に固定された鞘に短刀を納める。
戦いで痛めた足をひょこひょこと引きずり、ずいぶん前に脱ぎ捨てたマントを拾った。
軽く土を払い、彼女は優雅な仕草で身に纏う。
短めのマントは白く可愛らしい尻を丁度隠す丈であった。
男の口を埋めていたスパッツには見向きもせず、彼女はそこからゆっくりと立ち去る。
身なりを整え姿を消すまでの間、少女はそこに横たわる息耐えた男に一瞥もしなかった。
ただ月の光だけが、男を照らしていた。
初SSで自分なりに苦労した作品です。
変態でごめんなさい。
支援&援護ありがとうございました。
連投規制のフォローだと後から気付きました。
助かりました、感謝です。
なかなかよかったです!
次はシュリカが辱められるのをキボンヌ
ロウイ様、お疲れ様です。
実は、とあるボクサーのファンの私。
ツボにはまってしまいました。
正直、羨望の眼差しで見てしまいます。
そうか、男をレイプするのはこういう方法があったのかと・・・。
らぶらぶ・スイート路線の私としては
新鮮なカルチャーショックです。
3 真紀・夜の呟き@
全く、会社も酷いことをすると思う。
派遣社員だから、と言うわけではない。
慢性人手不足の状態で急な出張、過労で倒れた、
奥さんの出産の付き添い…と次々と人手が抜けた。
…今週は地獄のような一週間だった。
そういうわけで残業続きだった。ただ…正社員の方は
もっと辛いんじゃないだろうか。
残業続き・神経すり減らし攻撃という営業の仕事の後、
なお事務のフォローをする営業職の人たち、大丈夫かなぁ…。
課長もずっと午前様のようだし。
という私も毎日9時過ぎまで仕事なんだよね、これが。
でも仕事はピークを超えているし、今日は定時に帰れたし。無理やりだけど。
7時に指定されたレストランに向かう。
六本木から少し外れてはいるけれど、結構有名な洋食のレストラン。
席は予約してあると言っていたけど…彼、先にいるのかしら?
「横山さん」
「はい?」
不意に呼び止められた。後ろにいたのは、黒川さんだった。
お洒落…あの時とは大違い。
グレーの千鳥格子のスーツに薄黄色のワイシャツ。緑色のネクタイ…。意外と派手好き?
「足、速いんだね。追いつけなかった」
「わ、ごめんなさい、気がつかなくて」
「大丈夫だよ」
そう言うと係員に名前を告げ、行列している連中を横目に別に案内された。
「黒川さん…」
「急に変更して御免ね。ちょっと友だちがここにキャンセルを
入れるといったから、代わりに俺が貰ったんだ」
確かに、係員に言った名前は違っていたから…。
「でも美味いんだよ、ここの料理」
黒川さんはそう言いながら先に歩き始めた。
料理は美味しかった。フランス料理のちょっとこってり感は否めないけど、
でも鼻につくほどじゃない。
良い男だからかな、一緒にいるのが。
眼鏡を取ったほうが素敵だよと言ったのに、なかなか眼鏡を取ってくれない。
目鼻立ちは整った方が好き。面食いまでは行かないけれど。
私にだって許容範囲はあるのだ。
そういう意味では黒川さんは合格点。
私はグラスにワインを注がれたものの、全部飲みきらないうちに食事を終えた。
黒川さんとのおしゃべりが楽しかったし、残業続きで睡眠不足の身体には余り良くないからだ。
もう少し一緒にいたいという彼の申し出もあって、その店の近くにあるバーに入った。
ちょっと薄暗いバーではあったけれど、お互いに初めての店だったので暗さは我慢した。
カウンターに二人座って、私はフィズを頼んだ。
バーテンダーの接客具合もフィズの味も合格点。よしよし。
ほどほどの会話を楽しみ、私は一度トイレに立ったら、結構酔っている。
一体どっちに酔ったのやら。
体調が悪いときの飲酒は私には結構マイナスだからとセーブして飲んだのだけれども。
でも、やっぱり辛いものは辛い。
バーに泥酔したオッサンが来たこともあって、私達は店を出た。
「ごめんなさい、本当に」
「いや、それより、大丈夫?結構足にきてない?」
「ちょっと、ね。ここ10日ほど、仕事が忙しくて」
「あれ、本当だったんだ」
「真面目な会社員なんですけど、私」
「いつも夜中にメールが来るからちょっと疑っていた部分があるんだ」
「遊んでいたとでも?」
「真紀ちゃん、お酒に強いから」
「もう」
「もう少し飲ませると口説き落とせるかな?酔うと真紀ちゃんはどうなるの?」
勿論、冗談だと顔に書いてある。黒川さんの酒は陽気になるのだ。
「ナイショです」
私はくすくす笑う。ころころ替わる黒川さんの顔は大好きだ。
「送ってゆくよ」
「大丈夫ですって」
「心配なの」
黒川さんはそう言ってタクシーを捕まえ、私を乗せた。
「品川まで」
黒川さんはそう言うと、私の手を握った。
それが幸せで、車の振動が心地よくて…
眠ってしまった。
4 黒川・夜の呟きA
俺はため息を一つ、ついた。
泥酔女をお持ち帰り、と言う話は良く聞くが、熟睡女をお持ち帰り、
と言うのは初めてじゃないか。…そう思いながらダブルベッドの
反対側で眠る子猫ちゃんを見つめた。
子猫ちゃん…横山真紀ちゃんは純粋無垢な顔で眠っている。
タクシーの中で眠ってしまって、どうやっても起きないし、
自宅はわからないし、仕方なく五反田にある俺のマンションに戻った。
前回は品川の駅の近くで下ろしたんだっけ。それ以上は知らなかったんだもんな、俺は。
それにしても…。
俺はため息をついた。
さっきの言葉が耳から離れない。
「やめて、おじさん」
呟きのように聞こえたが…。
あ、動いた。よしよし、生きているな。…でも目の毒だ。鎮まれ、俺の息子よ。
「う………ん」
動くなって。そのキャミソールは目の毒だ。ああ、脱がせなきゃ良かったかな?
でも苦しそうだったし、何よりあのまま寝たんじゃスーツはしわくちゃになるから、
とりあえず全部脱がせて俺のパジャマの上だけ着せて。
悪いと思ったけど、脱がせられるだけは脱がせました。怒るかな?
でも苦しそうだったから…許してね。キャミソールと下着姿だけって言うのは
結構萌えました。じっくり30秒鑑賞したもんね。
着やせするタイプなんだろうな。細い腰だったし。
脱がせても見事な細い腰だった。これで身長があったらモデル並なんだろうけど…。
胸は…いかん、息子が余計に…。
俺は目のやり場がなくて天井のほうに向き直った。
子猫ちゃんは無防備に寝ていて、困ったことに
俺のパジャマが大きくて、前の合わせ目から
キャミソールの紐だけちらりとのぞかせている。
左の鎖骨のところに、小さなほくろがある。
ちょっと襟元が開いた服なんか着たら見える場所なんだけれど、
このほくろが、ソソル。俺的にはツボにはまってしまった。色っぽい。
「はぁ…はぁ…やめて…」
はっきりと息を乱したその声に、俺はギョッとした。
艶夢見てるのか?子猫ちゃん
でもそれにしちゃ、様子がおかしい。寝汗は凄いし、
眉間に思いっきり皺寄せて…美人台無し。でもその顔もソソルなぁ…。
うなされている、っていうのが正解かな?起こしたほうが良いな、こりゃ。
俺はそう判断して身体を起こした。
「いやっ」
ほぼ同時に、子猫ちゃんはそうはっきり声をあげ、目をパッチリ開けた。
支援
>660様、支援感謝
あと1回か2回で今日の投下が終わります。
5 真紀・ホットラム・カウ@
最悪の気分だった。
オトコと一緒に酒を飲むと必ずこの夢を見る。困ったことに2週間前もこの夢を見た。
原因はわかっている。黒川さんだ。…ん?この天井…。
私は固まってしまった。ここは私の部屋じゃない。反射的に身体を起こす。
ナイトスタンドの明かりだけだから、部屋の様子はわからない。
でもダブルベッドに寝ていて、その反対側に人影があることだけはわかった。
こっちを向いている。
「大丈夫?」
その声に再び固まった。黒川さんの声。ってことは、ここはホテル?
それとも黒川さんの部屋?いい、そんなことはどうでもいいからまず落ち着いて。
「あーと、落ち着いて、聞いてくれる?」
困惑したような、黒川さんの声。
「明かり、つけようか。それから水を持ってくるよ。酒が良いかな?」
カラカラの喉だったのでその申し出はありがたかった。ぎしぎし言いそうなくらい
コチコチに固まった首で頷くと、彼はバスローブのようなものを羽織ってベッドを出て、明かりをつけた。
少しまぶしいが、頭がしゃっきりする。
「気分はどう?落ち着いた?」
「私…」
「タクシーの中で寝ちゃったんだよ。どうやっても起きないし、
マキちゃんの自宅を知らないから俺の部屋に連れてきた。泥酔していたわけじゃないし、
そんなに飲んでいるわけじゃないから、疲れていたんだと思うけど」
そう言いながらドアの向こうに消えた。
ゆっくりと周囲を見回した。
12畳ほどのフローリングの部屋。ダブルベッドとその両脇に椅子がある。
黄緑のシーツとおそろいのカバーがかけられた蒲団。作り付けのクローゼット。
そこにハンガーでつるされていたのは、私のスーツだった。
瞬間、自分に目をやる。
スーツのズボンとジャケットとシャツとスカーフはそこに吊るされてある。
ハンドバッグやソックスはベッドサイドの椅子の上だ。肝心の下着が…あるべき下着がない。
しかし、ハンドバッグの横にタオルで包まれた「何か」がある。
私はそれが下着であることを確認し、タオルで包むと言う心遣いにちょっと安心した。
でも、ってことは彼が脱がせたと言うこと?私が脱いだって言うこと?
途端にかっと身体が熱くなる。まさか、そんなことないよね?
パニック、ではないけれど、それに近い状態だった。
とりあえず、深呼吸した。この状況を打開しないと。
「真紀ちゃん?」
黒川さんはサーバー一杯の氷水とグラスを二つ、お盆に入れて持ってきた。
それをベッドテーブルに置いて、グラスに水を注いだ。
「気分悪い?真っ青だよ」
「あ…あの…あの…」
「悪かった、と思っている。本当ならどんなことをしてでも起こすべきだと思うし、
ちゃんと送り届けるべきだと思う。でも君のハンドバッグ引っ掻き回して
住所調べて君の部屋に勝手に上がりこむより、俺は自分の部屋の方が良いと思ったからで…」
ちょっとおどおどしていた。私は黒川さんからグラスを貰うと、一口、飲んだ。
少し、声が出そうだった。
「あの…」
恐怖でそれ以上は声が出なかった。駄目だ、始まってしまう…。
私はつっけんどんに黒川さんにグラスを押し付けると、両膝を抱え、
発作を押さえ込もうとした。
忘れられない記憶。
忘れたい記憶。
時々それが私の体の自由を奪ってゆく。意思とは関係なく、震えが来る。
奥歯までがちがちと音を立てるほどの震え。
両手を真っ白になるまで握り締めても止まらなくなる震えが。
息が荒くなる。もう駄目だ。私は両膝の上に頭を落とし、
その震えをやりすごす体勢を取った。
「真紀ちゃん?」
「ごめんなさい…」
小さな、掠れた声だった。それ以上は声が出ない。
奥歯がもうガチガチいっている。
黒川さんが驚いているのが気配でわかる。でも、
それも一瞬で黒川さんは私の額に手を当てて、発熱があるかどうかを確認する。
「何かの発作?」
頷くだけで精一杯。
「薬は?」
そんなものはない。私は首を振った。
ふわりと、黒川さんの匂いがした。彼が着ていたガウンだ。それが私の体を包み、
続いてベッドのスプリングが少ししなって、黒川さんが私の隣に座り、しっかり私の体を抱きしめた。
途端に強い震えが来る。
「大丈夫、俺が側にいるから。安心して。ゆっくり息して。深呼吸」
その一言が、嬉しかった。
次は聡史視点です。
まだr手直し中なのでUPできるかどうかはわかりませんが。
きょうのところはこれまでということで。
665 :
名無しさん@ピンキー:04/05/18 15:27
盛り上がってきますたね!
って事でたまにゃアゲ
ロウイさま
いやあ楽しませて頂きました。初SSとは思えないぐらいエロ度濃厚でグッジョブ!です。
その筆力、ボリューム、完成度、荒れてなければ是非向こうに投下して欲しかった。
新たな潮流をつくって向こうのスレがますます発展しただろうに……・うう……
で、ここまで完成度が高いとちょっとしたアラというか細かいところに目がいって困るw
舞台はなにやら賞金稼ぎどもが闊歩する無法地帯なようで、魔法やお城こそ出てこない
もののどこかファンタジーの香りがします。
その世界のなかでは「69」や「M字」の現代的単語はどことなく浮いてしまうように感じ
られました。それだけが「おしいなあ……」と思ってしまいました。
次回作も(続編や同一シチェでなくても全然OK!)期待しております。がんばって下さい。
藤原忍さま
うう、相変わらずの丹念な描写、楽しませてもらってます。真紀ちゃんいいなあ(*´Д‘)
あっちの小説スレはほとんと全滅状態。
>>611からの続き
信二は「ちっ!」と舌打ちした。
先程まで密着していた二人の身体か離れ再びテニスを始めた様子を見て
自分が期待していたのとは違う展開に、煮え切らないもどかしさを
感じていた。何よりも膨張した下半身が「どうしてくれるんだ!?」と
言わんばかりに脈打っている。
(佐和子の拒絶で杉野は素直に諦めたのだろうか?)
身体が離れても二人は暫く話し込んでいたようだが、
今は何事も無かったようにコートを駆け回っている。
既に陽は傾き始め信二の居る方向からコートが西日で目映く光って見える。
信二はまぶしそうに光の中に投影される二人を眺めているしか術は無かった。
定期的に響く「ポーン!ポーン!」という球の音が寝不足の信二には
催眠術のように睡魔が襲う。
思わず信二は「ふぁ〜あ・・」と深くあくびをせずにはいられなかった。
緊張の後の失望も手伝って信二はとりあえず二人が帰るまで車で待つ事にした。
小一時間も眠っただろうか?信二が起きると既に陽は沈みかけすっかり空は
赤く染まっている。
「やばい!」信二はどんドン!とドアを開けるとコートに走った。
信二の脳裏にこの間の夕焼け空の下の二人がよぎる。
が、既にコートには人影は無く。
クラブの建物に近付き扉を開こうとすると既に鍵がかかっており、
ガチャ!ガチャ!と無機質な音だけが虚しく響いた。
「今日は何もせずに帰ったのかな?」信二はつぶやいた。
安堵と落胆の複雑な気持ちが信二自身を冷静にさせ、
自分がしていた行為が、やけに虚しいものに思えてくる。
車に戻ると信二はノートPCを取り出し追跡システムを稼動させる。
佐和子に持たせた発信機付き携帯電話が、彼女の居場所を明確に知らせた。
「ん?」信二は怪訝そうな声をあげる。
帰宅方向と違う場所へ向かっているようだった。
どうやら繁華街へ向かっているらしい。
「メシでも二人で喰いに行ったか?」信二がつぶやく。
が、佐和子は子供と信二の食事の支度はするはずであり、その前に自分だけ
食事をするという事はちょっと考えにくい。
信二は急に胸騒ぎを覚え、車のエンジンをかける。
キキキー!と急旋回する車が猛烈な勢いで通り過ぎるのを買い物帰りの
おばちゃんが驚いて見ていた。が、そんな事をかまっていられない。
信二は気だけが急いて前傾姿勢をとり、アクセルを踏み込んだ。
(佐和子!どこだ?何処に行こうとしているんだ?お前は!)心の中で叫ぶ。
紅葉した街路樹が凄い勢いで行き過ぎた。
10分もすると、さっきまで妻が居たらしい繁華街へたどり着いた。
そこで車を脇に寄せ。もういっぺんPCをたちあげる。
どうやら、そう遠くはないようだ。
信二は妻が居る方向へゆっくりと車を走らせ追跡を再開する。
繁華街を少し抜けた通りに出ると信二は愕然とした。
既に暗くなった中にホテルの呼び込みネオンが羅列し妖しい光を放っている。
このラブホテル街のどれかに二人は入った・・。
紛れも無い現実に信二は興奮し目まいがしてヨロめく。
どうやらそれらしいホテルを突き止め信二は漠然と
情事に励んでいるかもしれないホテルから漏れる光を眺めていた。
そして携帯を取り出すと調査器具屋に電話した。
今日はここまでっす。
ロウイさん洋ポル大好きな俺としては、そのノリ好きっす!
藤原忍さん、相変わらず精神描写上手いっすね!
でわでわ、みんなの作品も楽しみにしてますよ〜!
>マルチネスさま
お疲れ様です。
その精神描写に戸惑っておりまして・・・。
ここまで来て見てはまた投下できずに戻ると言う事を
繰り返しております。
聡史視点、ホットラム・カウAだけ、UPします。
>>663の続き
6 黒川・ホットラム・カウA
子猫ちゃんの震えがおさまったのは指示通り
深呼吸をし始めてから少し後だった。
まだ体のこわばりが残ってはいるが、奥歯までがちがちするほどの
震えはおさまったのでゆっくりと背中をさすってやることにした。
「ごめ…ごめんなさい」
掠れた声。喉がカラカラって感じだな、と俺は思った。
テーブルからグラスを取って、残りの水を飲まそうとしたが、
そんな余裕はないらしい。
仕方ないので俺は水を口に含むと、右手で子猫ちゃんの頬を撫で、
上を向かせると唇を合わせた。
目を開けたままキスするなよ。
白い喉に指を置くと俺の意味することがわかったのか、
子猫ちゃんはコクコクと喉を鳴らして水を飲んでくれた。緊張と、戸惑いと。
子猫ちゃんの震えが、俺の唇に伝わる。
可愛い…。このまま押し倒したいと息子は訴えてはいるんだが…。
俺はそれをぐっとこらえると傍らの子猫ちゃんの背中を撫でていた。
「ごめんなさい、ありがとうございます」
ようやく、喋れるようになったのか、子猫ちゃんは両膝を抱えたままそう言った。
「大丈夫?」
「ええ」
子猫ちゃんはそう言って俺が渡した水を、今度はコップ一杯、きっちり飲み干した。
「シャワー浴びる?俺としては色々聞きたいことが山ほどあるんだけど、
真紀ちゃんだって頭を冷やしたいだろうし…」
「あの、私、変なこと言ってませんでした?」
「何かの夢見てうなされていたよ。俺に話してみる?
さっきの、あれ何かの発作だろう?」
「………」
「嫌だったら、これ以上は聞かない。ただ…どんな神様だって
夢をみて寝言ぐらい言うんじゃないのかなと、思ってみたり。
俺、真紀ちゃんのことをもっと知りたい」
「黒川さん…」
「一緒にいたいから。いつ切り出そうかと思っていたんだけど、
携帯の番号とか、メアドもちゃんとした奴を…」
震えてる?また発作か?
「でも、それ待ってください」
「え?」
「私の話を聞いて…それから、考えてくれませんか?」
「え?」
子猫ちゃんは意を決したように、そう言った。
「私も、黒川さんのこと…でも、私、そういうお付き合い、したことないんです」
「え?…26だっていったよね?」
「順番に、話しますね」
子猫ちゃんはそう言って深呼吸した。
子猫ちゃんの話は、ちょっと理解しづらかった。
ぽつぽつ、といった状態の話し方で、自分で話すのも辛いようだった。
簡単に言うと、真紀の両親は飛行機事故で死んでしまって、
その時高校一年生だった真紀は長野にいる母親の妹夫妻に引き取られたこと。
その叔父さんと言う人物にレイプされ、一度は叔母の体面を考え
一人暮らしを始めたこと、しかし、再びレイプ未遂という目にあったので
東京に逃げ出し、自立したということだった。
東京に出てきた真紀はそれまでの交友関係を一切断ち切って予備校に通い、
大検に合格して卒業資格を取ると大学に入学したこと、
そして普通に就職してごく普通の会社員と交際するようになったものの、
その相手に過去のことが話せずにホテルでパニックを起こしたこと、
それが原因で別れたこと、社内恋愛だったので真紀は会社でもパニックを起こし、
会社を辞めて今は派遣社員として働いているということを話した。
男性経験はその叔父さん一人。付き合ったオトコは大学時代も含めて3人。
ただし、3ヶ月ほどの交際で別れたと言う。
話を聞くごとに、正直、厄介な子猫を拾ったものだと思った。
悪い意味じゃない。俺は、それを負担だと思っていないのだから。
良い意味で…そう、俺はベタ惚れ状態に真紀に魅かれているのだ。
ゆっくりと言葉を選んで話す真紀は、美しいと思った。
それでも真っ直ぐ生きてゆこうとする姿が、美しい。俺はそう思った。
俺は真紀の話を聞きながら、ずっと背中をさすり、肩を抱き、
とにかく、真紀の体温を感じていたかった。
何も言わず、抱きしめた時、心臓が凍るほどの恐怖だったかもしれない。
水を飲ませたとき、俺自身に怯えていたのかもしれない。
その贖罪のために。
「…だから黒川さん…」
真紀の声が震えていた。いかん、俺も涙腺が怪しい。
俺はテーブルの上に常備しているティッシュペーパーを
箱ごと取る為に立ち上がり、真紀に渡した。
「ありが………」
真紀が固まっていた。その視線の先に、上半身裸で下半身は
しっかりテントを張っている俺のバカ息子が存在を主張している。
みるみるうちに真紀の顔が真っ赤になり、耳まで真っ赤になった。
か、可愛い…。
それよりも俺のほうが赤面すべきじゃないのか?
「ごめん、そういうつもりじゃなく、その…そういう格好でいられると…その…」
真紀はさっきからずっと膝を抱えている。確かに、両膝は蒲団の下にあるが、
ついさっきまで俺の左手は真紀の背中を撫でていたし、身長の差から
座っている真紀を見下ろす格好になると胸元も見えた。あの黒子の胸元も。
今は…ちょっと動くとキャミソールも見えるし、下着も見えた。
目の毒だったから、あらぬ方向を見ていただけで…でも間近に
女性がいるとなると、増してタイプの女性だったとしたら…。
「だから、ずっと向こうを向いていたんですか?」
へ?
唐突な質問だけど、その通りなんだな。
「目の…やり場がなくて」
「良かった…嫌われたんじゃないかと…」
俺はありったけの自制心を働かせて子猫ちゃんの隣に座ると、その額にキスした。
泣いている子猫ちゃんも、可愛い。
「こういうシチュエーションで、しかも相手がタイプだったら、オトコは発情するぞ」
「途中でげんなりしますよ」
真紀ちゃんは悲しそうにそう言った。
「何で?」
「一人目の男はね、自分が考えていた以上に私の胸がなかったからげんなりしたって。
二人目は一言、『男みたいな胸だね』って。三人目のオトコは…」
泣きながらそう言う真紀の唇をふさいだ。
真紀の唇が柔らかくって、温かかった。
よしよし、今度はちゃんと目を閉じたな。
そんなことを思いながら俺は一度眼を閉じた。真紀の唇が何か言おうとしたが、
俺は無視して目を開けると右手を真紀の胸元に差し入れた。
あのほくろの位置から鎖骨に添って指を進める。
頼むから、身体を強張らすなよ。俺、お前の胸が好きなんだから。
真紀は俺の手を払いのけなかった。真紀の唇を味わいながら、
丹念に舌を這わせると真紀の口が少しだけ、開いた。同時に右手の掌を
胸につけて下から上に撫で、真紀の乳房を包んだ。ちょっとだけだけど、乳首が立っている。
そっと真紀の口の中に舌を差込み、真紀の舌をちょんと刺激すると俺の掌の中で乳首が完全にたった。
感度抜群。今までの女の中で最高かも。
指先で乳首の周りから円を描くようにすると、真紀の身体がびくんと跳ねた。
「ごめん、痛かった?」
真紀は耳まで真っ赤にして首を振った。俺の指がまた動き始め、
真紀の身体がびくびくと震えていた。
可愛い・・・。
けれど、俺は心を鬼にして真紀に尋ねることにする。
少しずつ、楽になって欲しいから。
「三人目のオトコは何て言ったの?」
「…まな板に干しぶどうの女は嫌いだって」
ひでぇオトコだな。
俺はその怒りを腹の中に納めた。
怒りにとらわれたくはない。
吐き出すことで真紀が楽になるのなら。
「真紀」
俺はできるだけ甘い声で囁く。
甘い声になっているかな?
それからほんのり色づいた耳を口に含む。真紀は首をすくめたが、
俺にばれないように思ったのか、ほうっと小さなため息をついた。
左胸の乳首はもうピンピンに立っていて、真紀は眉間に皺を寄せている。
「俺な、元々小さいの、好きなの。そういう品評会する男って最低だと思うけど…
そういうことより、もっと感じて欲しい」
俺はそう言って真紀の耳の穴に舌を差し入れた。途端に、
真紀の身体が跳ね上がってベッドの向こう側に倒れた。
「ひゃっ」
「真紀ちゃん?」
また発作を起こしたのかと思った。が、違っていた。それに近いものはあったが。
真紀は本当に子猫のように丸まって震えていた。
こいつ、耳が感じるタイプだ。
今日はここまでです。
みなさん心優しい感想有難う御座いました。
とても参考になり、非常に励みにもなりました。
現在みなさんのSSをじっくりと読ませて頂いています。
最高です。
それぞれシチュ、スタイル、描写に個性があり、充実していてウマー!です。
こんな良きスレに出会えて嬉しいです。
保 管 庫 に 突 撃 い っ て き ま す !
良作を投下される作家の方々、支援&感想で援護する住人の方々、
乙です!
>>674からのつづき
佐和子と杉野はラブホテルのエレベーターに乗り込んでいた。
ラブホテル。そのあからさまにソレを目的とした場所に来たという現実が
佐和子自身が一時の気の迷いではなく、自主的にその行為に及ぶという
もはや言い訳ができず引き返せない所まで来たという事を意味する。
ここまで来て佐和子は罪悪の念に駆られはじめた。
(今頃夫はどうしているんだろうか?
横になりながらTVでも観ているのだろうか?)
(息子は、私の帰りを待っているかもしれない・・)
誰よりも家庭を大事にしてきた自分が今ここに夫の同僚と来ている。
まるで悪い淫夢でも見てるかのような錯覚を覚えた。
それを察したのか杉野は軽く肩を抱いた。
俯き加減の佐和子を見つめる杉野。
大丈夫というようにそのまま優しく肩をさすった。
佐和子は少しだけ気が紛れたのか口元で「くすっ」と笑って見せる。
背後からのぞくポニーテールに上げたうなじが堪らなく愛しくなり
思わず杉野は口を付けた。と、そのまま唇で首筋を愛撫する。
「あ!う・・あん!」思わず喘ぐ佐和子。そのまま杉野は背後から
手を回し乳房を揉みしだいた。
「は!はぅ・・あっ!」喘ぐ佐和子の声がエレベーターに響く。
すると「チーン!」と音が鳴りエレベーターが目的の階に着いた事を告げた。
部屋に着くまでの短い廊下で佐和子はそれでもまだ
息子陽一の笑顔が吹っ切れない。
夫も毎日の残業で疲れているのに。反面自分はこの体たらくだ。
杉野は部屋のドアをガチャリと開けるとベットが妖しい薄明かりに
照らし出される。
(逃げよう!逃げられる。今ならまだ後戻りできる!)
佐和子がようやく自制心を取り戻した時に杉野は佐和子をガッシリと
抱きすくめ唇に吸い付いてきた。身を硬くする佐和子の口内に杉野は
強引に舌先を捩じ込んでくる。
「あくっ、ん!んぐ・・」欲情と理性の狭間で佐和子は喘いだ。
(あなた!・・陽ちゃん・・ごめん、わたし・・)
もはやこの淫らな現実から逃れられないことを悟り硬直した佐和子の
身体は弛緩し、杉野のザラついた下に自らの舌を絡めていった。
すんません最後の行。ザラついた下→ザラついた舌です。
藤原忍さん、ロウイさん。つづき待ってますよ〜!
くぅ・・・寸止め祭りですな;;
良作ばかりでいいスレですなぁ・・・
690 :
名無しさん@ピンキー:04/05/22 10:50
ほすあげ
>>687からのつづき
最初は小さく弱い佐和子の舌の返信だったが、徐々に自分に返って来る
反応が大きくなっていく事に強い興奮を覚える杉野。
チロチロと可愛く反応する佐和子の舌に貪るように絡めた。
たった一週間だったが、どれ程この時を待ち望んだだろうか。
杉野は妻との営みでは決して得られないこの快楽の虜になっている。
佐和子を強く抱き寄せながら柔らかい尻肉をまさぐる杉野。
そのままスカートをたくし上げ、太腿から秘部近くまでも優しくまさぐる。
秘部近くになるにつれ佐和子の身体が反り返る反応を楽しんだ。
小さく小さく秘部に近付き、直前で止めて焦らす杉野。
太腿の付け根あたりで割れ目の周りに円を描くように指先でスーっと撫でる。
「あ!あぅ・・あん!」遠のいたり近付いたり焦らす指の誘惑に囚われる佐和子。
無意識に佐和子は自分の一番敏感な部分に杉野の指先を迎えようと
もじもじと腰を振って反応する。
機が熟したと見るや杉野はストッキング越しに中指を割れ目に突き刺した。
「はう!」奇声と共に仰け反る佐和子。
杉野はそのまま、ぐいぐいと指を衝き抜いた。
情け容赦なく更にぐぐっと貫く。
「あ!、や!、そそんなにしたら!」
佐和子は眉間に皺を寄せて苦しそうに指の攻撃に耐えた。
「一週間だ!一週間あなたのここを待ち焦がれていたんだ!」
本心を白状する杉野。
そのまま強引にパンティを引き下ろそうとするとさすがに佐和子が
杉野を制した。
「ま待って。シャワーを浴びさせて」
杉野の手を押さえながら、佐和子は言った。
「僕はこのままでも平気だけど・・」
名残惜しそうに手を戻しながら杉野は言った。
「駄目よ、汗臭いから」
言いながら佐和子はコートを脱ぎ壁に掛けた。
「僕は佐和子の汗の臭い好きだよ。全然平気」
真面目な顔をして杉野は言う。
「ばか」
佐和子は笑いながらポニーテールにしていた髪を解いた。
佐和子が白いガウンを持つと、そのまま浴室に消えていった。
擦りガラス越しに佐和子の着替える姿が見える。
ブラウスを脱ぎ、佐和子の肌の色が映し出された。
そして背中に手を回しブラを外すと形の良い膨らみがガラス越しにも分かる。
杉野がこんなに興奮を覚えるのは妻を始めて自分のアパートに
連れ込んだ時以来だろう。今すぐ自分も浴室に飛び込んで佐和子の身体に
貪りつきたい気持ちに駆られるが、ここでがっつくと女という生き物は
引いてしまう事がママある。杉野は経験から辛うじて自制する事にした。
佐和子はシャワーを浴びながら昼間流した汗を洗い落とした。
じんじんと疼く秘部に思わず指を当てる。
(ここに、夫以外のペニスが入る)
そう思いながら指を軽く差し込むとニュブゥ・・・っと割れ目は
自らの指を迎え入れた。
(まるでお仲をすかした子供みたい、こんなに涎垂らして)
指に絡みついた愛液を自分の事なのに呆れて見つめる佐和子。
ふと、息子の顔が浮かぶ。佐和子は振り払うように頭を振ると
シャワーの勢いを強くした。
今日はここまでっす。じゃ、また!
マルチネスさんへ
半立ちになりましたw続き待ってます。
信二と杉野嫁のが見たかったりしてw
700 :
名無しさん@ピンキー:04/05/23 15:50
ほしあげ
>>682の続き
7 真紀・ホットラム・カウB
また発作が起きたのかと思った。
黒川さんに耳元で囁かれて、胸を触られて今度は耳の穴に舌を入れられたら我慢できなかった。
身体に電気が走るほどの快感が襲っていた。
こんなこと、一度もなかったのに。
キスされただけでも、ホテルに行っただけでも発作を起こしていたのに。どうして?
「真紀ちゃん?」
まずい、ベッドの上に倒れたのは良いけど…下半身丸見え。でも…体に力が入らない。
起き上がろうとしたけど、また力が入らなくてベッドの上にうつぶせに倒れこむ。
やだ、今度は…パジャマがめくれて…。
「まーきーちゃん」
黒川さん…楽しそうな声。
「ひゃっ」
パジャマがめくれて、露になった脇腹というか、腰から黒川さんがキスの雨を降らせた。
「うぁぁぁぁ…」
強烈な快感が襲う。
先程から撫でられて敏感になっているところに、これは地獄だった。ナメクジが肌を
這うような感触。舌の、ちょっとざらっとした生暖かい感触はくすぐったさと紙一重の快感だった。
思わすベッドのシーツを握り締め、歯を食いしばる。
黒川さんはパジャマをめくって私の背中に本格的に舌を這わせる。
「んんん…」
声を殺してぎゅっとシーツを握り締めたら、その手に黒川さんの手が重なった。
「大丈夫だから、こえ、聞かせて」
「黒川さん…」
「素敵な身体だよ、真紀ちゃん。凄く、感度が良いから」
かっと羞恥に赤くなる。背中まで赤くなったに違いない。
「いつでもストップかけて良いから」
そう言って私に釘をさす事は忘れなかった。
うつぶせにされて思うように力が入らない私は黒川さんの思うがままにさせられた。
というのは語弊があるが、背中一面キスを落とされ、そのキスが両方の足の
内股に及んで…。私がすすり泣くまで続けられた。
今までにない快感への恐怖があった。頭がどうにかなりそうだった。
ぐったりした私に蒲団をかけると、黒川さんはどこかに行って、それから少しして戻ってきた。
「立てるか?」
「何とか。…でも、どこへ?」
「秘密の部屋だよ」
黒川さんの手を借りてふらふらと歩いてゆくと、どこかで水の音がした。
連れて行かれたのはバスルームだった。
「一人で入れる?それとも…」
一人ではとても無理だった。黒川さんはそれを悟るとパジャマとキャミソールを脱がせようとした。
「あっ、その…」
「もうなんにもしないよ。身体洗って、さっぱりするだけ。凄い汗だし、さっきストップかけたのは真紀ちゃんだよ」
何故だか楽しそうに黒川さんはそう言い、うきうきと作業にかかっている。
抵抗できないことを良いことに、私の身につけている衣類を奪うとさっさとパンティまで
脱がせてしまった。タオル一枚渡してくれたのはありがたいが、恥ずかしさで声も出なかった。
「ほら」
もう脱いでしまった黒川さんが私の後ろから背中を押すように
バスルームに連れて行き、洗い場でボディソープを泡立てるとスポンジと手で私の体を洗い始めた。
「あの、自分で洗います」
「俺が洗うの」
黒川さんはきっぱりそう言ってさっさと私の体を泡だらけにした。
私が洗うことを許されたのは自分の大事な部分だけだった。
「ほい、交代」
次は私の番だった。黒川さんは洗ってといわんばかりに私に背を向けた。
男性としては、大きい部類に入る身体だった。でも決して無駄はない。
ジムに行っているというだけあって身体に無駄な肉は余りない。
けれども筋肉もりもり、とまではいかない。ほどほど、である。
丹念に背中から腕を洗うと黒川さんはくるりと、こちらを向いた。
「あ…」
嫌でも目に入る黒川さんのそれは、しっかりと立ち上がっていた。
「真紀ちゃん」
黒川さんと視線が絡まった。
「大丈夫?」
にっこり笑ったその一言で、黒川さんの意図することがわかった。
「もしかして、私のために…?」
「寝顔が、可愛かったんだ、この上なく。それで惚れたといったら、怒る?」
じわっと視界がぼやけた。
「私…胸、ないですよ。いつまた発作を起こすかわからないし…」
「こら、泣くなよ。俺は焦らないから、大丈夫」
黒川さんはそう言って私の持っているスポンジを自分の首に当てた。
さっきたっぷりベッドで愛撫したのも、こうして一緒にお風呂に入ったのも
私の恐怖を取り除こうとする為だったのだ。その気持ちが嬉しくて、ごしごし洗った。
首も、胸も、お腹も足も洗った。大事な部分は残してしまったけれど。
だからといって、そこに手を伸ばすことも出来ず、手が止まった。
「真紀ちゃん?」
呼ばれて顔を上げると、黒川さんと唇が触れた。
優しい口付けだった。同時に、両手を掴まれ、黒川さん自身に導かれた。
「ああ…」
私が黒川さんを包むと、黒川さんは唇を離し、小さく喘いだ。
「どうすれば…良いんですか?」
「まずは慣れて欲しいな」
「出したい…でしょ?」
「じゃぁ爪を立てないでね」
黒川さんはそう言って私の手を導いてくれた。
まず握ったまま、上下に動かすこと。
シルエットをなぞること。それだけでも黒川さんは感じるらしい、
ちょっとうっとりとした顔になっていた。ゆっくり、手を動かすと
石鹸とは違うぬめりが指に触れた。
その一方で黒川さんとはキスしたままだ。
「もう駄目だよ」
「良いよ、どうして欲しいの?」
「手を貸して」
黒川さんは私の手をサポートする形で動き方を教えてくれた。
彼は限界だから、というと程なく胴震いして果てた。
黒川さんの顔が、いつになくエロティックだった。
男の欲情に艶があって、初めて男の人が綺麗だと思った。
「御免ね…」
「え?」
「本当は、私の中で…」
「真紀ちゃんの裸を見られて最高」
「だから…」
恥ずかしさに真っ赤になった。泡だらけでろくに見えていないが、
意識したのがいけなかった。
「あ…やだ…こんなところで…」
息が荒くなる。奥歯がガチガチ言い始める。
黒川さんは急いで私たちの体についた泡を洗い流すと、
私を抱いたまま湯船の中に入った。
少し熱めのお湯だったが、冷えた身体には心地よかった。
溺れないように、黒川さんが先に座り、私は彼に体を預けるように湯船につかった。
しっかり抱きしめてくれた腕のたくましさと、耳元で落ち着いて囁く彼の声に、
いつもより落ち着いて対処できたように、思う。
>>703は「2の2」ではなくて「7の2」です。ごめんなさい。
今日はここまでで。
なかなか来られなくてごめんなさい。(進まない・・・)
>保管サイト担当猫様 いつもありがとうございます。
>マルチネス様 続き〜、と叫びながらお待ちしております。
真紀ちゃん寸止め状態で作者悶えております。
佐和子はバスルームから出てきた。
白いガウンから覗く胸の谷間に一瞬見入る杉野。
「杉野さんも入ってらっしゃいよ」佐和子が促す。
「ああ・・」杉野は立ち上がる。とバスルームに入る途中で振り向き
「杉野じゃなくって明(あきら)と呼んでくれないかな」と言った。
「あら、そう言えば下の名前知らなかったわ、ごめんなさいア・キ・ラさん」
と言って佐和子は微笑んだ。そのままバスルームに消える杉野。
(明さん、か。)杉野はまんざらでもない表情で汗を洗い流した。
杉野の下半身は完全に膨張し猛り狂っている。20cmはあろうかという
剛棒は果たしてガラス越しの佐和子に見えているのだろうか?
(こいつが佐和子の中に没する・・)その気持ちに共鳴するように
肉棒はビンビン!と上下に動いた。
(彼女の中に出せ!)自分の一物がそう言っている様な幻想に囚われる。
(無茶言うな、俺も彼女も家庭が大事なんだ、これは遊びだ!スポーツなんだ!)
杉野は一物を諭すように言い聞かせる。
(それが望みじゃなかったのか?気持ち良いぞ〜!彼女の中に放出すれば)
杉野の本能は家庭を守るよりもむしろより多くの種をばら撒こうと、
脳により甘美な誘惑をしてきた。
>>706 女性から見てもドキドキしちゃいます〜続きお待ちしています
佐和子のあの柔らかな身体を抱き、溜め込んだ欲情の証しを放出する。
元々男の性交はそれを最終到達点としており、例え避妊具を着けて中出し
してもそれは仮初めの快楽でしかないのだ。神が与えた最高の快楽は
例え望まない妊娠の可能性があっても中出しでしか得る事はできない。
(元々タブーを犯してるんじゃないか!出してしまえ!)
本能は悪魔のように囁く。
(でも、いや・・しかし・・)葛藤する杉野。
杉野の妄想は佐和子の膣壁に包まれ蠢き淫らに光る愛液が映し出された。
杉野は朦朧とした表情でバスルームから出てきた。
佐和子は、どうにも恥ずかしそうに、はにかみ笑いをしている。
「やぁ、お待たせ」と言って杉野は佐和子の隣に横になった。
「ガウン脱いだ方が良いのかしら?」佐和子は照れくさそうに言った。
「あぁ、じゃ僕も脱いじゃおうかな」と言ってガウンを脱ぐ杉野。
筋肉質な身体が佐和子の目前に露わになる。
佐和子もぎこちなくスルスルと脱いだ。均整のとれた柔らかいラインが
女性らしさを強調する。
杉野は伏し目がちに恥らう佐和子を強く抱き寄せた。
>保管サイト担当猫さん いつも乙かれ様っす!
>藤原忍さん、 ソフトなエロシーン最高っす!
でわまた!
>>706からの続き
8 黒川・ホットラム・カウC
ようやく落ち着いた真紀は俺のスウェットの上下を着てリビングにいた。
ちょっと悩んだがホットラム・カウを作ってやった。
「強すぎない?」
「こんな時間から寝られるか?」
時計は午前三時を指している。
「ちょっと微妙」
「それに、強いほうがお前を襲わなくて済む。仕事は土日が休みなんだろう?」
「本当は月曜日も、なんですけどね。来週はイレギュラーで」
「派遣でいるのは発作のことがあるからか」
「ええ。部署によってはセクハラされて全然仕事にならなかったこともあって…
でも…どうしてなんだろう」
「何が?」
「黒川さんといると発作が起きない」
「一つは酒のせいだよ」
「だってそんなに…」
「身体が疲れていると酒って言うのは強力に効くもんだ。現に、
風呂場では完全に酔いが覚めていて、そうしたら発作を起こした。
これ飲んだら昼過ぎまで寝るぞ、きっと」
「迷惑じゃない?」
「俺、凄く喜んでいるんだけど」
本当はこんな時間をずっと持てたら、と望んでいるのに。
「こんな発作起こすような女、面倒でしょ?」
「それ以前にお前に惚れたんだ、俺は。そんなの付属のようなもんだ」
「何だかなぁ…」
「何?」
「黒川さんて、やっぱり素敵な人なんだよね」
「え?」
「隠しているけど」
「そんな事言われると悪ガキになるぞ」
半分、本気だった。
「またベッドで泣かせるつもり?」
「嫌か?」
「着替え、ないのに」
「着替えって…」
「黒川さんのバカ」
真紀はそう言って少しむくれた。
その顔も、可愛い。
「その、お願いがあるんだが」
ちょっと言いにくかった。
「はい?」
「その黒川さん、というのはやめてくれないか?」
「でも年上の人に…」
「やっぱり…」
「パパァって呼べば良いの?」
上目遣いに、しかも思いっきり甘えた芝居がかった声。
俺は思いっきり噴出した。口の中に何も入っていなかったのが幸いだったと思えるほど。
名演技だ。
「あは、冗談よ」
子猫ちゃんが小悪魔に見えた。
「真紀」
「あ、怒った?」
そういう割には目をきらきら輝かせている。いたずらっ子のそれと同じだ。
「そ、怒った。だからこれから真紀と呼ばせてもらうよ」
真紀はくすくすっと笑って、どうぞ、と言った。
「普通そういうこと、言うかな」
真紀が瞳をきらきらさせていた。居酒屋で見せた、あの笑い上戸ムードになっていた。
「何で?」
俺はそう言いながら、真紀の隣に座った。どうやら酒が入ると発作は起きにくいのは本当のようだった。
「何処に住んでいるの、とか、今度のデートはどうするの、とか、言わない?」
「聞きたいよ。俺の知らない真紀を、知りたい。キザ?」
「お酒入っているときだけにしようね」
「何で?」
「発作起こすから。ね、黒川さんの本当の年っていくつ?」
「だから32だって。お前は?」
「名前と年齢は嘘ついてないの。住んでいるところは一応警戒して嘘ついた」
「本当に?」
「本当は五反田に住んでいるの。この近く」
「え?」
「さっき、外を見たから間違いないと思う」
「そうか、ご近所さんか」
俺は嬉しくなって、真紀の額にキスした。
「な」
「ん?」
「今晩、暇?」
「え?」
「ずっとこうしていたいと思うのは贅沢かな?日曜日の夜まで」
「ひょっとして、甘えん坊さん?」
「酒が入ってないと言えないけどな」
俺は赤面しながら肯定し、真紀はそんな俺の頬にキスを一つ、した。
「正直でよろしい」
真紀はくすくす笑っていた。
「御免、ベッドに行って良い?」
「誘っているの?」
おれはわざとそう言った。
「純粋に眠いの」
「俺も」
だから二人手をつないでベッドに入った。二人で丸まって寝るということは、
とても温かかった。とても心地よかった。
久しぶりに、ぐっすり寝た気がする。
真紀のおかげだな、と俺は思う。が、部屋の異変に気がついた。
真紀がいなくなっていた。
真紀の服がなかった。椅子の上のハンドバッグもソックスも。
時計は午後1時前だった。外は明るい。
真紀はあらかじめ計算したのだろうか。寝室のドアを空けて、光が入るようにわざとそうしていた。
ベッドサイドのテーブルの上には昨夜の水の代わりにメモ用紙があった。
一度マンションに帰ってそれからまた来ること、夕飯は一緒に食べようと書いてあり、
真紀のサインと携帯の電話番号がそこにあった。
真面目な真紀らしく、真面目な字だった。癖のない、読みやすい字はあいつの性格そのもののようだった。
>>707さま
>>711 なこさま
ROM中の読者さま
ありがとうございます。もっともっと悶えられるように頑張りたいと思います。
>保管サイト担当猫様
いつもありがとうございます。
ラブレターを出したいのですけれど、
保管サイトのアドレスでよろしいのでしょうか?
>マルチネス様
お疲れ様です。
最近、描写が濃厚になってきたような気が・・・。
筆の勢いがあって羨ましいです。
(全部書かないとUPできない人ですので)
このスレ、残り53KB
ここの次スレって普通どんぐらいでたてんの?
ご無沙汰しています。水戸っちです。
わけありでにちゃんねるからはなれていましたが、ようやく戻ってまいりました。皆様相変わらずの高レベルで読んでいて固くなりました。
保管サイト担当様、メール読んでいただけると幸いです。
ではでは
>>721さん
前スレは800番台後半だったと思います。
でも容量次第だったような・・・。
ギコナビ使ってますが、残りKBがよくわからないので、
正直ちょっと投下をためらっております。(>>720さん、感謝)
表示方法あるのかしらん?と。
それからスレ消費に関しては
今手元にある分だけで埋まりそうなのですが、
新スレの落ち防止まで残っているかは自信ないです。
>>水戸っちさま
お帰りなさい、待ってますよ〜。
724 :
名無しさん@ピンキー:04/05/26 19:13
藤原忍様って、女性の方ですか?
>>724さま ご想像にお任せします。
>>725さま ありがとうございます。
9 真紀・スイッチ@
私、どうしちゃったんだろう…。
自分でも訳がわからない。昨夜からの出来事が良くわからなかった。
いや、良くわかっているからこそ、良く解からない状態になっている。
ため息混じりに「証拠」の下着を見つめる。
もう乾いてごわごわになってしまった部分。…正確には今朝未明、
黒川さんに攻められた跡だ。自分にこんな反応があるとは思えなかった。
信じたくないけれど、真実。
下着を洗濯機にいれ、スイッチを押し、そのまま熱い風呂に入った。
ざっとお湯が湯船から逃げてゆく。肩まで浸かると、ゆっくりと深呼吸した。
黒川さんとこうなることは嫌じゃなかった。むしろ望んでいたほうだ。
32歳、ちょっと年は上だけど、ジャン・レノばりに渋い人だ。
最初は容姿に惚れたけど、性根が優しいのね。女性と歩くとき、
必ず自分が車道側を歩く男って今時珍しい。
でも、そういうことじゃなくて…。
思い返して赤面した。
昨日飲んだのはワインがグラスに半分と、ウィスキーベースのフィズが
一杯半、いつもの酒の量からするとほんの前菜程度だったんだけど、
足にくるんだもんな…。睡眠不足の状態ではそれが限度だと思うし、
あれ以上は判断能力落ちちゃうし…現実、落ちているのか。
はぁぁぁぁぁ。
↑9の1になります。
私は長いため息をついた。
酒を飲んでタクシーの中で眠り込んでしまったことも結構なショックなんだけど、
それよりも驚いているのは「発作」が3度で済んだことだった。
あのシチュエーションなら、一晩中だっておかしくない。
今までもお酒飲んで、って事はあったけど、結局ずっと発作が続いて
そうなるということはなかった。でも黒川さんといると、3度しか起こさなかった。
最初のベッドのときと、バスルームで。それから朝目覚めてすぐ、ちょっと軽いやつ。
自分の変化に戸惑うわ、これは。
はぁぁぁぁぁ。
アルコールが入っているからと言ったけど、実際は多分、そうじゃない。
黒川さんだからだ。
重い事実だった。
それともう一つ。
私はそっと手を滑らせてみる。
少ししかない二つのふくらみ。ちょっと顔を出している乳首。
黒川さんが触ってきたとき、すごく、感じた。
ちりちりとした切なさがこみ上げてきて、もっと触って欲しくて。
そしてその手を…もっと下に下ろした。まだちょっと熱い、自分の下半身の疼き。
自分だって今まで触ったことがない。身体を洗うときぐらいだ。そこが、
昨日から変に熱い。今も熱いけど…。
性知識はあるが、今までオナニーもやったことはない。あの忌まわしい
記憶がそうさせていたし、自分にこんな感情があるとは思っていなかった。
だから黒川さんに背中を撫でられ、キスされたとき、自分の身体の反応に驚いたのも事実だった。
私が濡れている…それもはんぱじゃなく。
多分、黒川さんはそれに気がついていたはずだ。でもそれ以上のことはしなかった。
それが嬉しい反面、さびしくもある。
でも一番嬉しかったのは…。
『俺な、元々小さいの、好きなの。そういう品評会する男って最低だと思うけど
…そういうことより、もっと感じて欲しい』
普通、言うか?そんな事…。
もしかして、ロリコンとか?誤解するじゃない、そういうの。
はぁぁぁぁぁぁ。
私はもう一度ため息をついて、それからこれからの予定を考え始めた。
驚いたことに黒川さんのマンションは私のマンションより交差点三つ分ほど
離れた場所にあった。と言っても、私のマンションのほうが駅から遠いんだけど。
でもスーパーには近いのよね。黒川さんのマンションの下にはコンビニと
喫茶店しかないけど、こっちはスーパー付の商店街に徒歩5分。
冷蔵庫の中には一応自炊しているような形跡があったから必要なものだけで
良しとして…。そうか、作って持ってゆけば良いんだ。
私は一人納得して買い物をして、マンションに戻った。
携帯が鳴ったのは2時過ぎだった。
「はい」
女性所有の携帯だと知られたくないので非通知設定・正体不明からの
電話には名乗らないことにしている私。
「黒川です」
「あ、起きました?」
「声、変だけど」
「電話、非通知でしょ?正体不明の電話には名乗らないことにしているんで」
ちょっと心臓ドキドキ。静まれ、心臓。
「良かった」
おそらく、表情も変わったんだろう、黒川さんの声が明るくなった。
「今日、何時に来る?と聞いてみたかったんだ、一応」
「うん…とね、4時くらい」
「部屋、わかる?」
「605号室でしょ?覚えました」
「ありがとう。じゃぁ後で」
「はーい」
短い電話。でも心の中が、ほんわかしてくる。
恋愛モード突入か…な?
10 黒川・スイッチA
約束の4時ちょっとすぎに、真紀が来た。
いままでのイライラが吹っ飛ぶように、俺の中からわだかまりが消えた。
「来ないかと思った」
「そのつもりがないなら携帯の電話番号は残しません」
「本当に?」
俺は真紀の荷物を受け取る。トートバッグに詰められたタッパーの中身は料理、
そこまでは理解できた。でも鍋もある。これって…。
「お鍋が入っているの。気をつけてね」
「ああ」
もう一つの荷物は、真紀が肩から提げているショルダーバッグだった。
でもそっちは渡してくれなかった。
「真紀…」
君は、知り合ってすぐの男に警戒を解く女なのか…?
今までの話からするとそうではないとは思う。が、そうではないと思うが…。
でも警戒を解いて欲しい…一目ぼれといったら、嘘になるだろうか。
俺はスリッパをはく真紀に手を貸しながら、そのままその細い腰に腕を絡め、
ぐっと引き寄せると額にキスした。
「きゃっ」
途端に、真紀の身体が硬直した。
このまま、欲しい。浅ましいオトコの考えだ。
俺はそう思いながら腕を緩めた。
「駄目ですよ、びっくりしちゃうじゃないですか」
「嬉しかった」
「私もです」
真紀が俺と手をつないだ。ちょっとあったかいその感触で、
俺の欲望がむくむくと起き上がる。いかんいかん。
手をつないだまま、奥のリビングに向かう。
「信じられないかもしれないけど、お酒飲んだって一晩中
発作起こしっぱなしのときもあったから」
「え?」
真紀の、心の傷に触れた。この若さで、あの年で…。
「それから比べたら3回なんて」
3回?確か発作を起こしたのは2回のはずだが。
「3回って、いつ起こしたんだ?」
「あ…」
思わず問い詰めた俺の視線に、真紀が再び硬直した。
「あ…」
とりあえず、トートバッグをキッチンカウンターに置いて
真紀のほうを振り返ると、真紀がしゃがみこんでいた。息が荒い。発作だった。
「真紀…」
返事が出来ないでいる。ちょっと強めの発作だと俺は判断した。
ショルダーバッグをそのままに、真紀を抱き上げて、ためらったが
寝室に連れてゆく。真紀はスカートを履いているから、リビングのソファーだと
スカートを乱れることを気にするだろう。
それにしても、軽い。華奢だから仕方ないが…。
「真紀、聞こえるか?」
辛うじて頷いている。ぎゅっと目を閉じて発作を押さえ込もうとする
真紀をベッドに寝かせ、そのまるまった体の横に、俺は身体を入れた。
「真紀、真紀?」
怯えた様な真紀の瞳がそこにあった。俺は真紀の閉じられた両方の拳を
包むように両手を置いて、真紀にキスしようとした。でも真紀は、首を振った。
哀願するような目で。
「大丈夫だよ」
「駄目…。怖い」
「怖くなんかないよ」
俺は真紀の耳元でそう囁くとその頬にキスした。
真紀の身体がびくんと反応した。それから、強い発作が襲う。
俺は真紀の頭をしっかり抱き、右手で真紀の左の拳を包んだ。
「大丈夫、怖くなんかない。真紀は素敵な女性なんだよ。怯えることはないよ」
ゆっくり、言い聞かせるように俺はそう言った。
「真紀の素敵なところはね、よく笑うことと、笑うと片えくぼが
出来るところなんだよ。それが君に似合っていて、とっても可愛い。
マックで会ったとき、俺、ドキッとしたんだ。ブスな女だったら
後腐れなく無視できるようにマックを指定したんだから」
真紀はまだ震えていた。
「居酒屋で飲んだときもそう。酒に強いのも嬉しかったし、お前、
ころころ笑っていたしな。だからもう一度会いたいと思ったんだ。
もっとお前のことを知りたいと思ったんだ。だからメールの返事があったとき、
正直嬉しかった。ただフリーメールで帰ってきたから、俺はまだ
信用されていないのかなぁとも思ったり、一時の関係のほうが
お前が楽なのかなぁとも思った。でも、タクシーの中でお前の寝顔見たとき、
絶対一時のことにしたくなくて、マンションに連れてきたんだ」
右手でそっと背中を撫でた。真紀がまたびくりと震える。
「確かに、初めて発作を起こしたときはびっくりしたけど、お前の
そういう姿が…凄くいとおしいと思った。何かのパニックの発作だとは
わかったけど、それを何とかしようとするお前は凄いと思ったし、
それでも前を向いていようとするお前は綺麗だと思った。どうしてそうなったのか、
正直に話してくれただろう?昔の男の事も。あれも、嬉しかった。
…俺、女性経験がないって訳じゃないけど、今まで付き合ってきた女に
不信感抱いているところがあって、お前みたいに全部話してくれたこととか、
それでも付き合いたいと思ったのはお前だけだし…。何言っているんだろうな」
真紀の震えが、ようやく、静かになってきた。
「とにかく、真紀は俺にとって大切なんだ。だから自信持てよ」
真紀は俺の腕の中で頭を振った。
「真紀?」
「誤解してるよ、黒川さん、誤解している」
真紀は泣いていた。
「それでも良いよ。俺が真紀のこと、好きだって気持ちに変わりない。
それとも、俺のこと、嫌い?」
真紀は反射的に首を振った。
「俺が急がない。だから今はお前のその気持ちが嬉しいんだ」
俺はまだ震えの残る真紀の体を、ぎゅっと抱きしめた。
カタカタと震える小さな身体は、俺の腕の中で泣いていた。
Tシャツが濡れた。真紀のシャツもくしゃくしゃになったが、
いつまでも真紀を抱きしめて安心させてやりたかった。
真紀と、幸せになりたかった。
次の「11 過去@」については多少過激な表現が含まれます。
レイプ・鞭打ちなど
ご不快に思われる方は「12 黒川・過去A」にお進みください。
(このスレ内で収まるか?)
11 過去@
ようやく落ち着いた真紀は、黒川の額へのキスに顔をあげた。
今日はノーメークのようだった。リップクリームなのだろうが、
唇は艶々している。それでも、素肌は綺麗だったし、年よりも肌に張りと艶があった。
黒川はベッドに横になり、左手で真紀を抱くと、真紀がスカートを気にしないように蒲団をかけた。
「シャツ、脱ぐ?」
長袖のシャツを羽織っていた真紀がちょっとためらい、身体を起こすとシャツを脱いだ。
スクエアカットの襟元から魅力的な鎖骨がのぞいている。あの黒子が、黒川の目に飛び込んで、
一瞬にして戸惑いを生じさせる。半袖のカットソーから見える腕はすらりとして、
それでいてしっかりとした安心感がある。シャツを脱ぐと下着の突起が目に入って、黒川を苦しませた。
だが、黒川は少し鳥肌を立てた真紀の腕を気にして自分の腕に導くと、
真紀が寒くないように肩から蒲団をかけた。
「辛く、ないですか?」
自分が密着することで、黒川が苦しむのではないかと考えた真紀が離れた。
「襲われたい?」
真紀が身体を硬直させた。
「そういう趣味はないし、真紀の同意がないとそういうことはしない。
でも…キスは無条件にしてくれない?」
真紀がくすっと笑って、また黒川の腕に導かれてその腕の中におさまった。
「でも、きっと抱けないよ」
「何で?」
「…辛いね…」
「話してくれないのか?3回目の発作もそうだったけど」
「…どうしてこうなったかってこと?」
「少しずつでも。話さないとわからないこともあるよ」
「投げ出したくなると思うよ。…それでも良いけど」
「そういう趣味はない」
黒川は真紀の頭を撫でた。
真紀の家族は東京の郊外で暮らしていた、何処にでもある三人家族だった。
真紀が高校に入ってすぐ、両親は念願のニュージーランドの旅行に出かけた。
氷河を見に行きたいという二人の願いがかなったことなので、真紀は快く送り出した。
しかし、氷河ツアーでセスナは墜落し、両親は死亡した。二人一緒だっだと言うのが
せめてもの救いだが、一人残された真紀は、母親の妹夫婦が住む
長野県のとある町に引き取られることになった。
叔母夫婦とは元々仲が良かったし、従兄弟達とも仲が良かった真紀は
長野の暮らしを悪いとは思っていなかった。同い年の従姉と二つ年の離れた従弟だった。
一人っ子の真紀にとっては不思議な感覚だったが、叔母の家族との生活は幸せだったのだ。
しかし、その生活も長くは続かなかった。
お盆のある日、叔母の誕生日に温泉二泊旅行が計画されたのだが、
その前日から真紀は熱を出した。共働きの叔母夫婦にとって、
家族と一緒に過ごせる日は限られていることもあって、真紀は家族4人で
行くことを勧めたが、叔父は真紀の熱の具合からしてそれは無理だと言い、自分が残ると言った。
友人の小山は開業医で、ホームドクターでもあるので診察を受けさせたほうが
良いかもしれない、と言う判断だった。
幸い、宿泊先は近いので診察を受けてから夜に合流するか、という話になり、
真紀の具合によっては自宅に残ることもありえるという含みを残して。
叔母は悩んだ挙句、叔父に真紀を任せると子供二人を連れて旅行に出て行った。
真紀はそれで良しとしたし、そもそも旅行は叔母の誕生日の為の
旅行だと言う事を台無しにしたくなかったのである。
部屋で休んでいたかったが、叔父は小山と連絡が取れ、医院に行くと
言って真紀を車に乗せた。40度近い熱のある真紀には辛かろうと言って
叔父は後部座席を勧め、寝かせてくれた。
車の中で医師の小山の声を聞いたのは覚えている。一応の状態を
安定させる薬だと言って車の中で注射されたのは覚えているが、その後の意識は朦朧としていた。
意識を取り戻すと、目の前、つまり天井に鏡があった。
両手は万歳の形で、皮手錠をかけられ、ベッドの両端のどこかに固定されていて、
手が動かなかった。いつ脱がされたのか、全裸だった。両足はやはり皮の足かせで
大の字のように広げられて、固定されていた。
まだ薄いデルタも、胸の膨らみも、自分の身体がそのまま鏡に映っていた。
その衝撃もさることながら、自分の身体の変化に説明の仕様がなかった。
風邪の症状はあった。そのための熱の症状もある。
だが、それ以上に信じられなかったのは身体の感覚だった。
人より敏感なほうだと思っていたのだが、それ以上だった。
背中に摺れるシーツの感覚さえ、身体の中心に疼きを起こす。
空気に晒された大事な部分がその刺激で濡れていた。
「気がついた?」
そこにいたのは、叔父だった。隣には小山もいる。違うのは
二人ともガウンを着ていて、ガウンの上からでも見て取れる、男としての証だった。
恐怖におののく真紀の腕を小山が取る。アルコール脱脂綿を真紀の腕に滑らせると、
それだけで真紀の身体がゾクゾクとした。
「やめて…やめて…」
「もっと気持ちよくなるからね」
小山がそう言い、注射器を真紀の腕にあて、その薬液を真紀の身体に注いだ。
必死に抵抗するが、両手も両足もびくとも動かない。
そのうち、誰かが部屋に入ってくる感覚があった。
「おや、始まっているんですか?」
「今2回目の薬を入れたところですよ。まだこれからです」
「良い身体をしていますね…こりゃ楽しみだ。じゃぁ支度してきますね」
「いやいや、叔父さん、こんなのいや」
「だめだよ、真紀、お前は魅力的過ぎる。ほら、みてごらん?」
叔父は真紀の胸に手を当てて、その乳首をゆっくり弄び始めた。
「あ…あ…」
身体の奥底から疼くように巻き起こる感覚。逃れようともがくだけ、
シーツにこすれる肌の感触がまた快感を招く。
「ほら、身体が気持ち良いといっているよ。真紀は淫乱な女なんだよ。
だから皆に可愛がってもらわないとね」
「やめて、おじさん」
「濡れてきましたね…。そろそろ一回目の薬が効いてきたようです」
小山の声だった。頭を左右に振っても、部屋の様子があまり良く解からない。
ホテルのような部屋だとは解かるが、ホテルに鎖をつなぐようなものはないだろうし、
天井から鎖がぶら下がっているようなホテルはないはずだ。
ぼんやりとした頭で考えていると、さっき入ってきた男がシャワーから出てきた。
「どうですか?薬は効いてきましたか?」
真紀の頭が重くなってきていた。そのくせ、感覚だけは鋭敏だった。
「試してみましょうか、そろそろだと思いますけど」
「じゃぁ念のため、目隠しを」
真紀の足元で聞いたことのない男の声がした。
「そうですな」
また、別の男だった。これで5人の男。叔父の手に何か握られていて、
それが真紀の目を覆った。ご丁寧に隙間から見えないように、
タオルか何かで目を覆った後での目隠しだった。
「いやっいやっ」
そう言って首を振ったつもりだった。しかし、出たのは弱弱しい声だったし、
身体も思うように動かなかった。
ぴしりと言う音とともに真紀の足に痛みが走った。
目隠しされているからわからない。けれど、鞭かベルトのようなもので
足を叩かれたことはわかる。
恐怖に、体が縮こまった。
心とは裏腹に、体の反応は違った。
痛い、しかしそのじんじんと疼く足の痛みが
真紀の女としての快感にダイレクトに結びついてゆく。
「これから返事は『はい、よろしくお願いいたします』と『ありがとうございます』だけだ」
耳元で、しっかり言葉にされてしまった真紀は
恐怖に身体を引きつらせるしかない。
「薬の聞き具合は充分なようですね」
また別の男だった。6人目の男である。
がちゃがちゃと金属が触れ合う音がする。
「持ってきましたねぇ…」
にやけた笑いを含んだ声。
「基本でしょう?身体を傷つけるわけにはいきませんからね、
薬も用意しましたよ」
「それは助かる。じゃぁ、前も後も、ということですな」
男たちの野卑な会話が断片的に耳に入ってくる。
何が起きるのか、やっと重い頭で理解できてぞっとした。
「良い身体だ。未成熟で、細くて…」
恐怖で鳥肌が立つ。体温がふわっと上がって肌が赤く染まった。
「始めましょうか」
叔父の声だった。
恐怖が身体を支配する。
ぴしり、と鞭がしなった。音とともに、真紀の身体に仄かな跡が残る。
痛いとも、嫌だとも言葉に発することは出来なかった。
「返事は?」
「『はい、よろしくお願いします』だ」
声がでなかった。今度は太腿に鞭が振り下ろされる。
痛みに、真紀が呻いた。
それが、二回三回と続く。痛みに呻き、体の感覚にパニックになる。
「返事は?」
叔父の冷たい声だった。
「・・・はい・・・。よろしく・・・お願い・・・いたします」
屈辱だった。涙がでたが、目隠しに吸い取られて涙を流す自由もない。
身体は、鞭で打たれたというのに喜んでいる。背中がゾクゾクする感覚が残っている。
「つやつやしていますね」
「張りのある美しい肌だ」
「白いし」
口々に品評会を始める。
一本の手が無造作に真紀の胸に触った。
真紀の身体がびくりと跳ね上がる。
「良い感度してますね」
「薬だけというわけではなさそうですね」
別の手がもう一方の胸に触り、別の手が真紀の乳首を弄んだ。
もたらされる快感に、身を捩る真紀。
しかし、また別の手が真紀の内股に這い、別の手が真紀のデルタを撫でた。
「やぁ…やぁ…」
真紀の弱弱しい抵抗。
しかし、それすらも胸の尖りを指先で強く摘まれることによって言葉を奪われた。
強い痛み。薬の影響は感覚までも鋭敏に変えてゆく。
「『ありがとうございます』だ。言え」
真紀は唇を噛んだ。
「おや、強情な」
今度は両方の尖りを、別々の男が強く摘む。
「あー!!」
鋭い痛みが身体を駆け抜ける。
けれど叫びにはならない。苦痛しかないというのに、体の反応はゾクゾクしてくる。
「言え」
「あ・・・り・・・が・・・ござ・・・ます」
「聞こえない、もう一度だ」
屈辱だった。
「あり・・・がとう・・・ござ・・・います」
震える唇が、やっとその言葉を醸し出した。
その真紀の屈辱と、少しばかりのプライドをあざ笑うかのように
12本の手が、真紀をいたぶった。
「濡れてますよ」
「ひくひくしていますね」
「ああ、汁が垂れてきましたよ」
男たちの欲望が、真紀の肌を恥辱の怒りで染める。
「ここはどうでしょうか」
男の手が、真紀の股間の、一番敏感な女の場所に触った。
「ひーっ」
反射的に真紀の身体が跳ね上がる。といっても拘束されているのでわずかだが。
「これはこれは失礼、痛かったですか?」
今度はその突起を、ゆっくりゆっくり撫でさすった。
声が出そうになるのを、必死に堪えた。唇を噛んで、やりすごすしかなかった。
快楽などに身をゆだねたくはない。
こんな汚らわしい男たちには絶対に。
真紀はそう決心していたが、男の愛撫は真紀をどんどん追い立てる。
「すごいですよ、どんどん汁が溢れています。どれ」
足の間に男の体温を感じたと思ったら、太ももを、男が舐め上げた。
「ひゃっ」
それを合図に真紀の胸に舌が這い、乳首を摘まれ、甘噛みされた。
「やぁ…」
小さな声をあげる。が、身体に力を入れてそれを耐えようとした。
「まだがんばりますね」
真紀のクリトリスを愛撫していた男がそう言って、もう一方の手を
谷間に落とし、女の複雑な部分をゆっくりと撫でた。
真紀の頭がどんどん霞がかってくる。いやいやをするように頭を横に振った。
「楽になりなさい」
その男は手馴れた手つきで真紀の女孔に指を差し入れた。
真紀の頭の中で痛みの火花が散った。一瞬のうちに違和感で一杯になる。
自分の内臓をかき回されるほどの嫌悪感極まりない行為だというのに、
体の熱がそこに集中してしまう。熱というよりも、感覚が、だ。
そこから逃れたくて意識は身体を揺らすが、身体がいうことをきかず、
逆にそこだけが息づいているようにひくひくとしていた。
「ふむ、まだまだですね」
「処女、ですか」
「後でここにも薬を入れましょう。最初はそのままの方が良いですからね」
「いやーっ」
自分ではありったけの声を出して絶叫したつもりだった。しかし、
実際は喉に声が張り付いたような、弱弱しい声だった。
すっと指が抜かれる。ほっとしたのも一瞬だった。
ふたたび、鞭が振り下ろされた。今度は2回、3回ではない。立て続けに10回もだ。
身をよじって逃げようとするが、真紀にはそれが出来ない。
男たちは真紀を屈服させることで、少しだけ欲望を満足させている。
これだけのことなど男たちにとってはフルコースに付いて来るサラダのドレッシングに過ぎないのだ。
調教することも、まだまだ本格的ではない。
「忘れたんですか?」
最早、真紀の中に抗う気持ちはない。
肉体的な苦痛と、精神的な苦痛に、真紀は自分を見失っていた。
「嫌じゃありませんよ。これからが天国です」
「さぁ、ごあいさつをしなさい」
「・・・よろしく・・・お願いします」
涙が溢れた。じっとりと目隠しが濡れる。
「じゃぁ続けましょう」
そう言いながら、男たちの愛撫は容赦なく続き、薬で麻痺した
真紀の体はまだ正気を取り戻そうとはせず、暴走し続けている。
「おやおや、まだ早いですよ。指なんてほんの少ししか入っていないんですから」
その男はそう言うと、ゆっくりと指を差し入れる。
「大丈夫、もう充分に濡れていますよ」
痛みと、恐怖と、快感と。
恥辱と、屈辱と、怒りと。
自分が女であることに、絶望した。
こんな状況でも濡れている女としての自分に、嫌悪した。
だが、それはただの序の口であって、真紀は一晩、
この6人の男たちに文字通りおもちゃにされた。
真紀は、それを黒川に告白した。
>>745さま
支援感謝します。
即死防止に続きは次スレのほうが良いのでしょうか?
きちんとスレを消費しないと駄目だと聞いたことがあるんですが。
ではとりあえず、即死防止に次スレに移ります。
次回からは描写は普通に戻ります。
じゃ、俺はこっちを適当に使いきりまつ。
>>713からのつづき
杉野は柔らかな佐和子の肉体に覆いかぶさった。
仰向けになっても型崩れしない彼女の乳房が小さく揺れる。
(中に出して・・)
彼女の女性らしい身体がそう言っているような幻聴が聞こえる。
杉野は佐和子と唇を合わせると彼女の方から積極的に舌を入れてきた。
「ちゅぷ・・ちゃっぷ、ぷりゅ・・」絡まる唾液が卑猥な音をたてる。
杉野にとって佐和子が家庭への葛藤を打ち破り自分への情交を選んだ事が
堪らなく嬉しく、またそれが男としての性を燃え上がらせた。
口を離し、佐和子の左胸を掴むと舌先で乳輪をペロリと舐める。
「はぁ・・」ため息にも似た喘ぎ声を出す佐和子。
そのまま乳首を口に含むと甘く噛んだ。
「あ!や!・・」頭を左右に振り佐和子は悶えた。
「ちゅぱっちゅぷっぷっぷ!」杉野は思いっきり乳首を吸い込む。
ゴムのように伸びきる佐和子の乳首。
佐和子はシーツを掴み、その責め苦に耐えた。
完全に伸びきると「ちゅぽん!」という音と共に乳首が口から離れ
「ぷるるん!」と小さく揺れた。
開放された乳首は薄明かりに照らされ唾液でヌメヌメと光っている。
杉野によって与えられた刺激で見る見る隆起していく乳首。
そういった彼女の発情の証しが素直な興奮を杉野に与える。
杉野がもう一度圧し掛かろうとすると佐和子が
「痛っ・・」と何かに反応した。
見ると膨張しきった杉野の一物が彼女の下腹部にゴリゴリと
当たっていたらしい。
「ご、ごめん痛かった」すまなそうに謝る杉野。
「ううん、大丈夫」
と言って佐和子は少し目を開け微笑した。
痛みの張本人である杉野の肉棒が佐和子の目に入る。
「凄いのね。主人のとはち・・・」
と言いかけハッと黙る佐和子。
(馬鹿!こんな時に)思い出した事を佐和子は後悔した。
「高野のとは何?」杉野が聞き返す。
「もうっ意地悪」口を尖らせ佐和子は少し涙ぐんでいるようだった。
「ごめん、お互い週末だけ恋人同士なんだ今だけは家族を忘れよう」
杉野が優しく佐和子の頭を撫でた。
佐和子は上目使いで小さく頷く。
「でも、本当にこんなに大きなのって初めて」
あらわな巨根を佐和子は感心して見つめた。
5行目高野→高山でつスマソ
「キスして」杉野が悪戯そうに一物を突き出して言う。
「え?」突然のフェラの要求に戸惑う佐和子。
以前にも佐和子は自宅で杉野の一物を口に含んだ事があったが、
あの時はアルコールが入っていた。佐和子はしらふでこの行為に
及んだ事がなかった。基本的に屈辱的な奉仕は性分に合わない。
「いいだろ?さぁ・・」
杉野は佐和子の肉厚な唇に先端をあてがう。
見ると、既に先端は、ぷっくりと先走った液を分泌している。
佐和子は瞬間的に「チュ」っと先端にキスをした。
「はいした」にこっと悪戯そうに笑う佐和子。
先走った粘液が佐和子の唇との間にツーっと糸を引く。
「それだけ?」切なそうな顔で佐和子を見つめる杉野。
「駄目なの?」佐和子が笑いながら問い返す。
「もっとディープなのをお願いします」杉野は切実な顔で哀願する。
「え〜?しょうがないな〜」
と言って佐和子は杉野の一物を手にとった。
口を開き、ゆっくりと口に含んでいく・・。
佐和子は口内に砲身を納めながら
「こんなのが本当にあたしの中に入るのかしら?」
改めてその大きさに驚きながら思った。
つづきはまた!
まー適当にこのスレ消化しようと思い松。
あ、別に他の人もよろしく!待ってます!
藤原忍さん 凄いっす!そんなに書き溜めてあるとは!
しかもちゃんと文体整っているし。
でわまた!
>>マルチネス様
お疲れ様です。
佐和子奥のファンです。
こんな素敵な奥様を満足させられない杉野って・・・と、
ふと思ってしまうのは私だけでしょうか?
5日分の放出です(もう手元にないよ〜)
新スレ移行時に回想のSMシーンから
始めたくなかったというのがその理由でして、
ちょっと強引に投稿しました。
藤原様 マルチネス様 お疲れ様です。
毎日昼休みの2chを楽しみに過ごしておる者です。
お二人に刺激されて自分も書いてみようかなと思ってみたりしますがなかなかに時間が・・・
というわけで皆様の作品楽しみにしてますので、じゃんじゃん書いてください。
おねがいします。
そー言わずに書いてみてください。
書く人多い方が楽しいから。
同感。6章にも新しい作家さん現れましたよ。
皆でワイワイ、って方が読者さんたちにも作家さんたちにも
楽しいから。
>>757からのつづき
杉野は同僚の妻の暖かみに包まれ恍惚とした表情を浮かべる。
「ぢゅぶぅ・・・ぢゅるるる・・」
佐和子の口内でしごかれ、快感を彼女の頭を抱えて必死に耐える杉野。
「うっ!あ〜!奥さん凄い!」杉野は呻いた。
杉野の苦悶する表情を見て満足そうな顔を見せる佐和子。
髪をかき上げると手でしごきながら先端をチロチロと舐め上げる。
屈辱的に思えていたこれまでがまるで嘘のように丁寧に奉仕する佐和子。
(駄目だ、このままでは果ててしまう)
杉野は佐和子の身体を楽々と支配すると体制を入れ替え杉野の顔近くに
佐和子を跨がせた。必然的に佐和子の陰部が杉野の目の前に位置された。
佐和子のそれは、じっとりと湿り気をおび潤滑液をたっぷり分泌している。
杉野の挿入を待ち侘び歓迎するようにヒクヒクと陰唇が蠢く。
(早く入れて!たっぷりとあなたの種を注ぎ込んで!)
再び杉野の耳に誘惑の幻聴が聞こえてきた。
一瞬で体位を入れ替えられ、その意図を図りかね戸惑う佐和子。
しかし杉野の一物は体位が変わっても目の前にそそり立っている。
既に一匹の雌と化した佐和子は無意識にもう一度それを口内に収めた。
と、急に佐和子の陰部に生暖かい感触が伝わる。
「あん!や!え?なに?」
見ると杉野が佐和子の大事な部分にむしゃぶりついている。
舌で掻き回され初めて受ける快感に佐和子はクネクネと腰を振った。
性戯に未熟な佐和子にもようやく、この体位の意味するところを理解した。
佐和子も杉野の性器を頬張ると、お互いの性の違いを確かめ合う。
ふと見るとベッドの背面にある大きな鏡に自分の淫らな姿が映っている。
無意味に大きな鏡がこの為だったのだと初めて気付く。
薄明かりでオレンジ色に染まる佐和子が恍惚とした表情で性器をくわえて
いる姿が映っている。
(鏡に映っているこの淫乱女はだれ?)自分に問いかける佐和子。
(これが私?髪を乱し性戯に狂っているこれが・・)
毎日息子を愛し、主人に尽くしてきたこれまでと全く違う姿に我がこと
ながら信じられない。が、何故かそれとは裏腹に、ねっとりと杉野の肉棒に
舌を絡めてしまう佐和子。
同時にチラチラとどうしても鏡を見てしまう。
自分自身の行為を見ていると催眠のように徐々に自我の崩壊に
陥ってしまいそうだ・・。
佐和子は拍車をかけ「ぐぽっ!ぐぽっ!」と音をさせて杉野の性器を
しごきあげる。
杉野はブクブクと泡立ちながら間歇的に飛沫く佐和子の愛液を
「じゅぶぶぅ〜!」と吸い上げた。
もうすっかり佐和子のそれは杉野の挿入を受け入れる準備が整っている。
今日はここまでっす!
皆さんの作品も待ってますよ〜
じゃ、また!
>>マルチネス様
佐和子奥の視線に悩殺されました。
夜8時過ぎから非常に重くなりませんか?
「大人の時間」だからでしょうか?
日付変更線あたりの状態はどうなのでしょうか?
(11時から12時くらい)
>>藤原忍さん
うーん、その場で考えて細々と投下してるんで重さはあんまり感じないっすね。
1レスにつき5〜10分で落としてるからw 何というか思いつきで・・・
ホントは藤原さんみたくきちっと校正して落とさないと駄目なんだろうけど。
まー自分のはオマケで読んでもらえれば。
それより次の展開気になるっす。焦らし作戦ですか?w
じゃ、また!みんなの作品待ってますよー!
>>マルチネス様
やっぱり時間帯のようですね、ありがとうございます。
本当は書いて、落として、というスタイルが取れれば
自分としてはこんなに楽なことはないんでしょうが、
結構手直しする癖があって・・・。
で、今手直しの最中です。
作戦じゃないです、悲しいことに。
でもそう考えると・・・先日は投下しすぎたかな、っと。
休みが取れたので一気に手直ししたのが原因か・・・。
早く投下できるように努力してきます。
猫です。こんばんは。
>>771まで保管しました。
>藤原忍さま
メールは保管サイトのアドレスでいいですよ。
ラブレター楽しみにしております。
>水戸っちさま
すみません。メールの確認を怠っておりました。
本日保管させていただきました。
本当に失礼しました。
どうか、今後ともよろしくお願いいたします。
杉野は佐和子を仰向けに寝かせるとライトスタンドの下に有る避妊具を
一瞥する。杉野の下で目を瞑り挿入を待つ佐和子。
ふくよかな胸がふるふると小刻みに震えている。
彼女の女らしい曲線が杉野の雄としての本能を目覚めさせていった。
そのままゆっくり腰を入れていく杉野。佐和子は自分の割れ目に杉野の
丸っこい先端を感じ、挿入を受け入れるように腰を軽く迎えた。
ず・・ずず・・ずずず・・生身の砲身が少しずつ佐和子の中に没していく。
肉道を満たしていく杉野の存在に肩を震わせて耐る佐和子。
「あっ!くぅんっ!・・」半開きの唇から満足げな声が漏れた。
杉野は佐和子の脚を開かせ結合部を覗き込む。
人妻の割れ目が自分の砲身を、しっとりと咥え込んでいる。
堪らなくなった杉野はそのまま、ずーん・・と腰を入れた。
先端が、こつん!と佐和子の子宮口に到達した感触が伝わる。
「か!あ・・明さん・・とうとう私たち・・」
佐和子が歓喜の声を挙げた。
そのままグリグリと根元まで押し付ける杉野。佐和子の性器を縁取る
柔らかい陰毛と杉野の剛毛がチリチリと擦り合う。
佐和子は子宮を突き上げられる衝撃に指を噛んで耐えた。
ふと頭の上の鏡が気になり薄目で見上げる佐和子。
筋肉質な男が自分に圧し掛かり下半身を完全に支配してる。
「あきらさん!・・もっときて・・」
佐和子は朦朧とした意識の中で杉野の背中に爪を立て、肩を甘く噛んだ。
更に佐和子は脚を杉野の腰に絡めると、もっともっと!というように
膣内に呼び込む。
(夫を欺き他の男と寝ている・・でも気持ち良い・・)
佐和子の雌としての本能が完全に理性を凌駕していた。
ず・・・ずん!ずぬぬ・・ずん!少しずつ出し入れを開始する杉野。
今の杉野にとって佐和子は性を受け入れる器にしか映らない。
タプタプと揺れる乳房、下腹部の柔肉が杉野にとっては、
(中に来て!たっぷり出して!)と脳に訴えかけていく。
そうとは知らない佐和子は杉野の身体にしがみつき、
ねっとりと舌を絡ませていく。
腹奥で感じる疼きに佐和子は目に薄っすらと涙を浮かべている。
杉野の厚い胸板に苦しそうに押し潰される佐和子の胸。
ちょぷ!ちょぷ!と上の口からを下の口からも厭らしい音が響いた。
その頃、ホテルの下では夫が復讐の密談をしている事など勿論二人が
知る由もない。信二は冷めた目つきで窓から漏れるホテルの明かりを
一つ一つ追いながら携帯で話続けている。最後にホテル名を告げる信二。
携帯を切るとアスファルトにぽつぽつと雨が落ちている。
見上げると先程まで月が出ていた空は一転曇り信二の顔にも大粒の雨が
あたった。あっという間にアスファルトは埃臭を出しながら真っ黒に
染まっていく。信二は足早に車に戻るとまだ情事にふける二人を置いて
そこを立ち去って行った。
保管サイト担当猫さん いつも保管ご苦労様です。
保管してもらってると何とか継続して書こうって気になるので
頼りにしてるっす!
藤原忍さん 投下しすぎって事はないと思いますよ。
特に即死回避ってこともあったし。逆に助かりました。
自分みたく中途半端で落とすよりましっす。
じゃ、また!
>>777の5行目
上の口からを下の口からも→上の口からも下の口からも