成人向けオンライン小説の筆者によるアンソロ Part2
あけ放った縁側から田舎道をはさんでさわさわ竹林をなびかせる涼風に頬をなでられ、
さかさまに見上げる垣根とひさしで陰になっていても午後の日ざしはうだるようで、肩甲
骨までまくりあげられたワンピースの下、こんなにもひんやり気持ちいい畳にシャワーを
浴びたばかりの裸の背中を横たえさせているというのに、一本づつ深々とからめた指の先
までも汗ばみ、びくんびくんといやらしく背中が跳ねて、そのたびに彼女にコントロール
される体がきゅぅっと芯から引きつってしまう。
からめとられ、ほどきようのない……聡美さんの指は、しなやかでとてもエッチなのだ。
純和風のほっそりした面立ちにものやわらかな笑みをたたえ、しっかり右手はあたしと
つないだまま、自由な方の手が下半身めがけてつぅっと肌を焦らすようにとろかすように
這っていく。
「我慢しないで。律子ちゃんの声を聞かせて、ね」
「あ……あ、あ」
必死で腰を浮かすのによつんばいで膝をつく聡美さんからは逃れられず、前後同時に指
の腹でふにふになぞられ、柔らかく熱した鋭敏なふちを2本の指で開かれたままでぎゅっ
と我慢してた後ろのすぼまりのまわりを揉みほぐされちゃうと、もう頭なんかまっしろ、、
恥ずかしさと変な疼きで身も心もいっぱいいっぱいになり、もうろうとした意識がさらに
どろどろのぐちゃぐちゃになってしまう。
横の座布団には聡美さんのサブリナパンツが上品にたたまれていて、目をつぶっていた
ってあざやかに焼きついた聡美さんの大胆な姿が頭に浮かびあがってしまう。
「いいの。おねがい、私を見て?」
「だって、聡美さん……大胆で、裸より……恥ずかしい……」
「主人にも見せたことないのよ。こんな私を知っているのは律子ちゃんだけ」
指のあいだからおそるおそる薄目をあける私の前で、誘うように聡美さんは腰をよじり、
キャミソールの上半身と靴下だけの下半身をふりふりしてみせる。
……白くたわわに肉づいてつうっと翳りだす切れこみからのぞく、ぴっちり排泄の穴に
食いこんだ黒々した栓そのものの異物と垂れさがるリングの取っ手がぷらんと揺れていた。
「ダメ、ダメです……汚いですから、お尻なんて……いじらない、で……」
「あら」
不思議そうに首をかしげ、それでも愛撫をやめずにあたしの反発を喘ぎ声で封じさせな
がらを、聡美さんはチューブのようなものから自分の手にたっぷりジェルを塗りつける。
まさか、そう思ってぞくっと全身をこわばらせみがまえた私を見て、それでもほんのり頬
を上気させただけの聡美さんは、逃げだそうとはしない私の無抵抗な反応を楽しんでいる
ようで、でも私だって、ほとんど恋愛というか崇拝に近い憧れをもっていた人に迫られて
拒絶できるほどの勇気なんかなく……
「分かるわ。初めて人にされるときは怖いし、恥ずかしいし、嫌がって当然よね」
「さ、聡美さん……?」
「でもその拒絶感があればこそ、一度、挿れられちゃうと狂ったように燃えちゃうの」
お尻はすごいのよ、なんてぞっとする科白を口にして、そして不意に聡美さんから貞淑
な人妻の雰囲気がさっとぬぐいさられた。目が少し冷え冷えしている。
「律子ちゃんも楽しんでたじゃない。昨日、このプラグで。この間から便秘の薬を使って
いるのも、そっちのための、たしなみからでしょう? ね」
「そんなっ、どうしてそれを……」
彼女の下腹部からたれるリングに目が吸い寄せられ、どくんと心臓がはずむ。
その、動揺した、一瞬のことだった。
ジェルまみれの指先がするりとお尻の谷間にすべりこみ、力をこめていた括約筋のすぼ
まりをこじり広げ、あっけなくつぷんと侵入してしまったのだ。異物感に瞳孔が広がり、
あたしの体は弓なりに体を跳ねあがってしまっていた。
「あっ、は、ひッッ」
息がつまって喘ぎもだせず、すっぽり第2関節までらくらくとあたしを犯す聡美さんを
ちぎれるほどに下半身で食い締める。
うそ、避暑にきただけなのに……夢よ……あたし、聡美さんにお尻を犯されてる……っ!
ご近所だった聡美さんとは家族ぐるみの関係で、やさしい笑みと控えめな物腰に憧れた
あたしはお姉さんのように慕いつづけ、だから結婚したばかりの聡美さんから夏のあいだ
遊びにこないかと誘われてあたしは家族にからかわれるほど舞いあがったのだった。
結婚式でお見かけした旦那さまはやっぱり優しそう、連れ子の健太君も人なつこい子で、
毎日朝から健太君と野山で遊び、午後は予備校の教師の経験がある聡美さんにつきっきり
で宿題とか勉強とか教わり、のんびり避暑していたのだけど……その、おとといの午前中、
留守番をまかされたとき……あたしは、みて、しまったのだ。
むっと熱気のこもった、聡美さんの部屋。
夏日にさらされた机、探してた宿題のプリントの陰に転がる、黒々した大人のおもちゃ。
正直ショック……だったと思う。
だって、新婚なのに、こんな器具なんかって、頭がぐるぐるして怯えた目を周囲に配り、
ひとりきりの静寂にじっとり体をつつまれ、重苦しさに汗をにじませていた。
節電のためなのだろうクーラーを切られた部屋で、わけもなくそれを握る聡美さんの手
の幻があたし自身の手にかぶさり、ごくりとつばを飲む音にびくっとして、それが自分の
のどの音だと気がついて、ドキドキしつつも、でも知識だけは知っていたから、ぼんやり
それを手にとって濡れてもいない逆三角錐の先に指を這わせ、そして、それから……
あたしはやっちゃいけないことをした。
もうろうとした感覚にカラダを支配され、まるでまぼろしの指に導かれるみたく小さな
プラグの先に唇をよせ、丸めた舌先でねっとり湿らせていったのだ。
なんでだろう、おかしなことなのに、いけないことなのに、あたしはたしかに興奮して。
もどかしくワンピースの裾をつまみ、それを口でくわえたまま、もう十分うるおっていた
しずくに少しだけまぶして……
つうと這わせた禍々しい異物を、お尻に、ちゅぷんと埋めていたのだった。
お尻でのオナニーを覚えたのは早くからだった。ひとりで慰める方法を知りたてのころ、
はずみでわれめの奥に指がささり、泣きそうなほど痛かったことがあってから……でも、
それ以上に、いけないところ、ふつうじゃないところの刺激であそこがどろどろになっち
ゃうというヘンタイぽさに溺れていたのかもしれない。
前はたまにクリトリスを刺激する程度、めったにいじらないし方法も知らない。
聡美さんのひそかなおもちゃがアナル用、しかもミニサイズだと分かったのもそういう
理由。もちろんあたしは持ってないけど、ずっと興味はあったのだ。
軽く指で穴のまわりをほぐすとお尻はあっさりプラグをのみこみ、えらの張ったカサの
固さにゾクゾクっと立ったまま軽くイッちゃったあたしはその日一日、抜き方さえ忘れて
ちょうどいい食いこみ加減のプラグを甘くきつく噛みしめつづけ、異物感に夢中になって
ひくひく震えていたのだった。
必然、その日は聡美さんの顔をまともに見られず、軽くお尻をはたかれただけで飛びあ
がり、でもこっそりプラグも洗って返し、ひとときのえっち体験も終わり、絶対バレてい
ないはず。なのだ。なのに。
一日あけた今日、裏山から戻って健太君とお風呂で汗を流し、彼が塾に出かけたあとの
至福のひととき、マンツーマンのお勉強会はどこかどきりとする濃密な気配があった。あ
けはなった縁側では風鈴が涼やかに揺れ、でもある独占した聡美さんはいつになく色気を
しっとり滲ませて、解説のたび額がくっつくほど顔を寄せられるからどぎまぎしっぱなし
なのだ。
「その問題解けたら休憩ね。ご褒美あげるわ」
なんだろ、ご褒美だって……などと胸を昂ぶらせつつ、うだる熱気の中テストが終了し、
そうしたら聡美さんがまわりこんできて背中から手を伸ばして採点をはじめちゃうから、
意外にうっすらした、でも人妻の熟した胸の感触に耳まで赤くなって。
「84点。合格ね。よくできたわ、律子ちゃん」
耳元にふうと息をかけられ、ぞくぞくっと飛び上がって抗議しようと口をすぼめたとき
……聡美さんの燃えるような唇がかぶさり、あたしは吐息を奪われていた。
瞬間思ったのは、嫌だ、でもなく、女同士でキスなんて汚い、でもなく、あたたかくて
柔らかくて力が抜けちゃう、という甘美な実感ばかりで、舌先と舌先がざらりとこすれた
とたん、そのあまりのいやらしさに頭がショートし、くなくなっと力のぬけた身体はくる
んと反転させられ、あたしは畳に押し倒されていた。
「ご褒美よ……ううん、ご褒美をもらっちゃうのは、私の方かしら」
「は、はふっ、あに、あにを」
ようやく唇を解放されてあえぎ、ろれつもまわらず、でも、聡美さんにえっちなことを
されているという事実は、本当は痛いほど認識できていたから、相反する感情に裂かれて
あたしはどっちにも動けず、あざやかな手つきで白いワンピースを剥きあげられ、初めて
他人の指による愛撫をカラダに許し、こんなにも、爛れたカラダに、されてしまったのだ。
「お尻、いいでしょう? どう動かされるか分からないものね」
「ふぁ、ふぁぁぁ。だから、あたし、何のことか全然……」
まるで三歳児の泣き声だ。きゅうきゅうと繊細な指でアナルをかきまわされ、快感をこ
らえる最後の防波堤かなにかのように握りあう聡美さんに指をきつく食いこませ、自分か
ら最初に指をさしのべて指をからめたことを思いだしさらに耳まで赤くする。
あたしの抗弁を聡美さんが薄い笑みでうけながす。
「甘いわ、律子ちゃん。だってあれは律子ちゃんをためすためにわざと置いたんだから」
「え、あっ、はふぅうン」
ドキッとする言葉にすくむのもつかのま、ぐりぐりっと指が腸壁、穴のすぐ裏をこじる
ようにまさぐって、たったそれだけで口なんか半開きになっちゃう。信じられない、イイ、
全身からどばあっと冷や汗が吹きだして、われめがどろどろになっちゃ……
「昔から好きだったの、律子ちゃんのこと。私、本当は女の子が好きなの。こういう意味」
「ひっ、はひ、あ、ひ」
「だから引かれる覚悟で誘いをかけたの。まさかアナル経験者だとは思ってなかったけど」
くりくりと指であたしをあやつり、妖しくねっとり視線をからめてくる。
ほ、本気だよ……どうしよう……
「ねえ、怒っているの? 乱暴で、ひどいこと、しているかしら?」
心配そうに、上気した聡美さんの顔が下りてくる。近々と、息がふれるほど。
あたしには声なんか出せない、だって聡美さんは語りかけながら同時にお尻の穴と前の
とばりを開く指がくねって悶絶しそうになってしまうのだ、今だって必死に快感のあえぎ
をこらえているのに、声を出したら、もう、ガマン、できない。
変だよう……こんなひくひくして、自分の指とは全然違う。狂わされちゃう、おかっ、
おかしく、なっちゃぅぅぅ……
あからさまに目をそらすととたんに指がいじわるく激しくなり、といって情欲に濡れる
瞳を睨みかえすなんてムリ、LOVEじゃなけど憧れの女性に裸の肌を重ねられて変だと
叫ぶ理性なんかふっとぶほどあたしは濡れて感じまくっているから、こうして、太ももの
あたりからさわさわ充血した下腹部をいじられちゃったりするだけで聡美さんの指も手首
もべしょべしょにしずくで汚しちゃって、瞳を重ねて弁解することも訴えることもできず、
視線をうばわれて目をうるませているのだ。
「ねえ、嫌かな? 本当にやめて欲しいなら、今、そう言って」
せっぱつまった声で聡美さんがささやきかける。
いつのまにか聡美さんはあたしの裸体の上にまたがり、痛いほどこわばった未熟な乳首
がキャミソールごしに重なる体に変にこすれて甘くしびれてしまうのだ。
ふとももに絡んだ聡美さんの下半身……あたしの比じゃない、本気でしたたってる……
あたしを見てこんなに感じてくれている。すごく、エッチに乱れてくれているんだ。
その卑猥さに、頭のどこかが、火花をあげてショートした。
「あ、あたし……恥ずかしい……」
拒絶ではなく、嫌悪でもなく、そう、聡美さんへの、屈服の合図。
妖しく鼻と鼻が触れあわせ、えっちなしずくで濡れた手にあごをつままれ、かぐわしい
唇が色づいてあたしの唇をぴっちりふさいだと思うまもなく、ふたたびぬるりと舌に侵入
されて、思わず瞳孔を見開いてしまう。
たとえようもなく淫靡なハーモニーがしたたった。
唾液と唾液がぐちゃぐちゃに攪拌しあってみだらな汁音をあたしの口の中で奏で、酸欠
で意識が遠のくまで口のなかを蹂躙しつくされ、まじりあう2人分の粘液を一滴もこぼす
ことなく聡美さんの舌技でいじわるくとろりとろりと飲まされていく。
なにもかも受身で無抵抗にすべて聡美さんにされるがままでいることが総毛だつような
快楽をもたらし、二本に増えた指がみりみり括約筋を割り裂いてもぐりこんでくるのを懸
命にお尻で噛みしめ、ぞくぞくっと味わう。
ジェルでひやりとした指は内側からみちりみちりと直腸をひっかいて、排泄物が引っか
かり逆流してくるようなその独特の感触にだらりだらりと汗がこぼれる。そう、この感触。
この倒錯感。必死に絞りあげて阻止しようとするお尻の穴をあざわらうかのようにあたし
を責めたて、今にも意識が飛びそうなのに膜がかかったように最後の一線をこえられず、
必死になって聡美さんの指に指をからめてしがみつく。
その手をぽんと振りほどかれ、聡美さんが本格的にあたしを嬲りだした。両手で。
ねばあっと唾液のアーチをひきのばしながら離した唇で耳たぶを甘く噛み、胸を胸にこ
すらせつつ指がもぐりこんで痛がゆく乳首を捻りつぶし、一方で3本目の指をお尻にねじ
りこみながら親指がわれめの包皮をおしあげ、過敏な突起をさらけだす。
「全体にちょっと上つきなのね、律子ちゃんは」
言葉でも恥ずかしがらせながら、こりこりと親指の先が真っ赤にただれているだろう神
経のかたまりを弄りだすと一瞬のうちに電撃が駆け抜け、かはっと息をつまらせたあたし
はたてつづけに3度イッてしまい、完全に脱力した後ろのすぼまりに根元までいやらしく
指を噛みしめてまだとまらない。
「さっ、聡美さん、イク、イッ、いきま……」
「他人行儀じゃなく、昔みたいにお姉さまって呼んで?」
甘えるようにねだられ、しかもこんなに愛されて、身も心もあらがえるはずない。
「おっ、お姉さま……すご、すごく、て……」
あとはもう言葉じゃなかった、たぶん、盛りのついたえろえろな猫の悲鳴だ。
よがりくるってギリギリと穴をすぼめ、うちがわの壁をぐいと拡張する3本の指にのけ
ぞらんばかりの快感を励起され、とろんとたれる腸液さえ感じられそうなほど、どころか、
締めあげるその場所に4本目を埋めようとして、しかも、痛みもなくゆるみきったお尻は
あっさり小指の先を咥えこんでしまい、どっと変な衝撃がカラダを押し流す。
たゆたゆと、未成熟な胸を聡美さんとこすりあわせ、気も狂うほどの嬉しさを表現する。
「私、胸が薄いのがコンプレックス。律子ちゃんの胸、うらやましいわ」
「はひ、ん、聡美さ……お姉さまこそ、きれい、です……」
たしかに見た目はあたしの方がボリュームあるけど、でも、聡美さんの胸は膨らみかた
が上品で、つんと控えめに尖った乳首と小さ目の乳輪の色づきかたがすごく情欲をそそる
ギャップをかもしているのだ。
いつのまにか上半身も裸になった聡美さんはほっそりした顔をかたむけほほえんだ。
なよなよとしているようでしなやかな物腰が大胆に目を誘い、その、なよやかなんて単
語たぶんないけどそんな感じだ。桜色にゆだる女性の肌が同じ女のあたしをこうもおかし
く誘惑するなんて。その指が4本も、あたしのお尻をみっしり占領してる、なん、て……
「ふわぁ」
想像と現実のシンクロでお尻がひくんとはずみ、子宮の底からカラダがねじれた。聡美
さんの指がアナルを探索し、さらにもう片手でぎゅぎゅっと外からお尻の肉をあやし揉み
こまれてしまい、しかも同時に親指の先で痺れきったクリトリスまではじかれて、からだ
を駆けのぼる熱さと快感は電撃さながら、口からよだれがこぼれているのだって気づけな
いぐらい。
お尻、ゆるゆる……もっと、もっと深くにまで、このめくれるような刺激を欲しい……
聡美さんの目が淫蕩に揺れて、あたしの声なきおねだりはすべて伝わっていた。
あっと思ったときにはお姫様だっこされ、あたしは聡美さんの乳房のあいだに(その、
谷間というほどじゃない控えめなふくらみなのだ)顔をうずめている。
「最後はもっと涼しい部屋で」
言葉をくぎったけど、その先は聞かずとも分かる。だから、おだやかな表情とうらはら
にドクドクと昂ぶる聡美さんの鼓動を聞きながら2階の寝室に運ばれ、ぎしりとベットに
沈みこんだ。鼻を埋め、シーツに残る聡美さんの匂いをくんくんとかいでしまう。
「いけない子」
おおいかぶさってきた聡美さんの口づけを今度こそ自分の意思で受けいれて、さえずる
ようについばみながら唇をうなじや頬に這わせていく。聡美さんの指がまたも下腹部へと
伸び、羞恥心をこらえて力を抜くと、まるでそれが当たり前のように長い指先がぬぷぬぷ
とお尻のなかへ沈んできた。あごをそらし、目を閉じ、逆流するような異物感を楽しむ。
すごい、いくらでも感じちゃう、濡れてあふれてしまう、聡美さんもこの感触を……?
はじめて、あたしは自分から指をのばした。
「あっ、律子ちゃん、なにを……っ!?」
「お姉さまのも、見たい、から」
聡美さんの声がおもわぬ動揺の色をおび、なまめかしいあえぎをにじませる。あたしの
指が聡美さんの下腹部を、あたしよりもはえそろった茂みをなぞり、そこから下へと遠慮
なくつぷんともぐりこんだせいだ。湿ったひだにとろりとしずくが絡みつき、ざわめいて
指を深くへ引き込んでいく。もう片方の手をお尻にまわすとあのリングに指がふれ、きゅ
っと引っぱると初めてのどをあらして聡美さんが嬌声をあげた。
あとは2人とも無我夢中、足をからめあい、たがいの指をたがいの下腹部に沈め、前と
後ろをひたすらにいじりっこして慰めあう。おたがい性器(とお尻)をいじる指は一秒だ
って離したくない、そのぐらい発情してて、だから、手を使えぬままでもどかしく唇を這
わせたり肩を甘噛みしてあとをつけちゃったり、あっというまにもとのように身体が疼き
火照り燃え上がっておつゆがあふれだし……聡美さんのもちだす器具に、目がとろけた。
いやらしい形状と使用方法は知っている……ペニスバンドだ。
装着する人の側にも男性を模した突起があって、甘くうめきつつ聡美さんが自分がわの
ディルドをわれめに挿入して腰に沈めると、下半身から黒々した男性のにせものがそりか
えっている状態だ。
「律子ちゃんは、えっと、男性経験ないのよね」
「はい、バージンですから……聡美さんが最初の人です」
ためらう口ぶりだったのですぐぴーんと来て、あたしの返事は甘えるような、少し挑発
的なものになる。すると聡美さんは意外なことを口にした。
「嬉しいこと言うのね。でも、バージンなら、そっちは大切にしておきましょう」
え、と聞きかえす前に、聡美さんはあたしの耳たぶをこりこり歯でもてあそびつつささ
やいた――律子ちゃんには、お尻での楽しみかたを徹底的に教えてあげたいもの、って。
え、待って。でも、じゃあまさか、その太さを、お尻に……!?
「大丈夫よ。さっき指3本半入ったじゃない。ふだんからお尻の好きな律子ちゃんなら、
痛くなく入れられるわ」
「……し、知りません」
言葉ぜめだぁとか気がついて、思わずぷいっとむくれてしまい、でも次の瞬間くるんと
うつぶせにされ、あたしの腰を聡美さんが押さえこむと、固い、固い、今までにない太さ
のものが、ジェルまみれのぬるぬる感で、背後からお尻に触れてきて……
「さ、息を吐いてね。かわいがってあげる」
「ひ、ひぁぁぁ」
ぬぬぬぬぬ……
もうなんていうか他の表現がないくらい、ぎしりぎしりと括約筋をがばっと引きこじる
感覚でとてつもない密度のかたまりがアナルに挿入されてきて、燃えたつなんてものじゃ
なく火がついたようにお尻の肉とか太ももとか下半身全体が汗だくになっていぶりだす。
すご……こんな、飲みこんじゃって……入ってくるぅぅ……
入ってくるのがとまらないぃぃ……
なんかもう手足をばたつかせたくて暴れて、その両手を聡美さんにしっかりにぎられ、
逆上がりに失敗した人みたく両手を後ろにひっぱられて胸がたゆたゆとシーツの海で揺れ
動く。まだ、まだ入って、うっそだぁ、もう指の長さ2倍ぐらい挿入されてるのに、まだ
窮屈なところへ肉壁をこじられていって……
とうとう、ついに、ぴとんと濡れそぼった聡美さんの下腹部があたしのお尻に密着する。
「根元まで入ったわ、すごいすごい。苦しくはないでしょう?」
「はっ、はひ……」
体重をあずけることなくおおいかぶさる聡美さんにあごを首の後ろをちろりとなめられ、
びくびくっと痙攣が伝染して腰にまで響く。なにこれ、全身が過敏になってない……?
ビビビビっと振動がはしりはじめ、そこで理性がふつんと消滅した。
たぶん一番弱のバイブの振動、でもそんなもの、直腸を串刺しにされてしまったあたし
にとっては、体内から響かせられているようなもので、その感触たるやあまりのすごさに
内壁とすれあう摩擦にもだえ狂い、噛みしめるとかそういう次元じゃなくアナルが最初か
ら最後までひらきっぱで、ぎゅっと閉じてもまったく感触さえ無意味なのだから、まさに
自分の意思におかまいなく犯され放題な身体になってしまっている。
「動くわよ、律子ちゃん」
「は、はぃ……おねえさま、やさしく……」
すがる瞳でふりむくあたしに優しいキスを一つくれ、お姉さまは本格的に腰を使いだす。
ずずず……ぬけていく感触は、切れ目のない排泄物を力んで力みつづけているような途方
もない排泄感、しかも、めくりかえされた腸壁まで括約筋からひきずりだすような衝撃だ。
……たえられる、わけが、ないじゃない。
かろうじて呼吸をあわせてかは、かはっ、と息が乱れ、絡めた指だってお姉さまのいい
ようにあやつられて自分の胸をくにくにこすられ、もうなにがなんだか分からず頭をふり
たてて、しがみつくように双頭のディルドを食い締めてしまうのだ。
ほとんど抜けかけたと思ったディルドが一気に打ち込まれ、体じゅうが鳥肌だってどろ
っととろけて液体という液体をあふれさせた。めくれかかったアナルの内側を一瞬で疾走
し、ぱぁんと最奥まで貫くディルドが灼熱の槍となって神経をすみずみまでやきつくし、
ただれさせるのだ。こんなの、リズムも合わせるもない、快楽の泉であふれかえった奈落
に頭をつかまれておぼれさせられているようなもの。
一突き一突きで背中がそっくりかえり、はあはあと犬のように舌をだしてあえいだ次の
瞬間にはその舌を噛まぬようあわてて歯を噛み鳴らして衝撃にたえ、自分のものじゃない
お尻がビリビリと絶頂にあたしを追い上げていく。
「あ、は……」
イった、イきました、そう口にしかけた次の瞬間には引き抜かれていくディルドの反動
でさらに高みへと打ち上げられ、涙目になり、とどまることをしらぬオーガズムに喉まで
おぼれて声もなく泣き叫ぶ。壊れ、壊れちゃう……こんなの、ダメェェ……!
さいわい、お姉さまがあたしの様子に気づいてくれた。
「あ、ごめんなさい、私が暴走しちゃって……こんな感じかしら、これなら、どう?」
「はひっ、ありがとうございまふ」
声も出せないあたしを見て、お姉さまの動きがゆるやかに変わり、抽送のリズムがより
軽くテンポをあげていく。どん、どん、ずるるっとお尻の穴がキュルキュル噛みしめたり
ゆるめたりを繰り返し、これなら、そう、お姉さまを感じながらいくことができそうだ。
うん、うん。たしかめて、噛みしめて、味わって、お尻がヘビのようにくねってる。いけ
ないところが痙攣して、しびれの波が広がって、熱く甘くとろけていけそう。
「おね、お姉さま……あ、あぅ」
「律子……かわいいわ、もっと、もっと私に顔を見せて、律子」
呼び交わしながら、幾度となく腰をうちつけあい、首をねじって唇を吸われ、愛されて
いる快楽を、一心に、汗だくで重ねる裸の身体に刻みつけていく。はしたなくお尻を掲げ、
処女の割れ目をびしょびしょにして、獣のように交わっている……っっ!!
ぞくぞくと随喜の寒気が弓のように身体をしならせ、痙攣の波で意識が真っ白になった。
強い快楽のゆりもどしの波をかけられ、脱力した肢体ががくんと弾んで、ほんの数秒、
オーガズムで気絶していたのだと気づく。深々とお尻にはディルドが串ざしのまま、聡美
さんがあわてて抽送中のディルドをぴたっと止めたのだ。
「あ、はふ、お姉さ……ま」
「律子、ちゃ、ん……イった、のね」
おかしい、声が乱れてと顔をあげたあたしは、切なそうに眉をひそめる聡美さんの顔を
みてすべてを知った。刺激の強さからあたしが先に行ってしまい、聡美さんはイクにイケ
ないつらい状態にされてしまったのだ。
思うと同時にカラダが動いた。自分でお尻のディルドに手を沿え、うなりながら腰を沈
めていく。ビリビリと絶頂の、オーガズムの痺れに気を遠くしつつも、あたしは聡美さん
に涙目で訴えかけていた。
「いいの、あたしはいいからお姉さまがイクまでしてェェ……!!」
一緒にイきたいの……!
叫んだ瞬間、意識がふっと途切れ、一瞬世界がやみに落ちて……
ふたたび目をあけた瞬間、括約筋のふちまで引き抜かれていたディルドがずどんと芯ま
で打ち込まれて……あっというまの抽送の連続に、何かをわめき、オーガズムに打ち震え、
指の先までびぃぃんと突っぱらせたまま、それでも受け止めきれる快楽の深みではなく…
…奈落に頭をつっこませ、今度こそ、あたしは絶頂の無のなかへ意識を手放して転がりお
ちていった。
「もう入ってきてもいい、ですよぉ」
その日の夜……あたしの声で入ってきた聡美さんの旦那様は、おーっと娘をみるような
おもはゆい顔で目を細め、部屋着から浴衣に着替えたあたしと聡美さんをにこにこと見た。
健太君はあたしの裾をつかんでおおはしゃぎだ。
聡美さんと目を見交わし、ほんのり染まる頬に秘密を共有した者の笑みをうかべる。
あれから、30分位は余韻に浸り、あたしは聡美さんの裸の胸に顔をよせて甘えていた。
どうしてこんなになっちゃったのか、レズなんてありえないような体験をしてしまって、
でも今なら、聡美さんとなら、これ以上なく幸せを噛みしめていられる。
淡白な旦那様とか、ネットの通販だとか、そんな話は大事じゃない。
あたしと聡美さんの関係は、たぶんLOVE。そういう意味の好き同士。それで十分。
からからと下駄をならし、暗くなったあぜみちを隣町の花火大会へ急ぐ。
健太君はお父さんとゲームのようにしながら歩き、あたしたちはその数歩先を、腕を
組んで歩いている。ときおりよろめきつつ、甘く上気した顔を……いやらしい刺激に、
頬を染めあい、キュキュッといじらしい感触を噛みしめ、じゃれあう。
そう。着付をしてもらった2人のカラダには、えっちな仕掛けがほどこされている。
お尻の穴をみっちりふさぐのはバルーンプラグという空気でサイズがふくらむプラグで、
あたしの中にあるのも、聡美さんの中にあるのも、力んだって絶対ぬけない大きさまで
膨らまされ、文字通りアナル栓になってて、しかも空気を抜く部分にさわれないように
上からチェーンをかけ、小さな尾錠で留めてある。簡易貞操帯……なのだとか。
もちろん、股間をくぐるチェーンは割れ目に埋もれ、クリトリスも刺激してて……
「気持ちいいでしょう」「悪趣味ですよぅ」
口をふくらませつつも、ジーンと淡い快楽でたえず疼かされるからだが心地いい。
尾錠の鍵とプラグを振動させるリモコンはおたがいの手のなか、いやらしいゲームで、
どきどきしてしまう。
「お姉さまー、花火、楽しみですね」
あと一週間かそこら、そのあいだ、あたしと聡美さんの記憶はどのくらい増えるだろう。
無性に頬ずりしたくなって聡美さんの腕に顔をすりすりながら、あたしは、聡美さんの
プラグの振動を、かちりとONにした。
以上です。連投規制大変でした。
3つ訂正で、まず14レスだということ、1と2では数箇所、主人公の一人称
「あたし」が間違って「私」になっています。チェック漏れなのでご容赦を。
1年ぶりの投稿・・・
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)キタ━━━━━━━━!!!!!!
226 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 20:59:06 ID:pYh7m1/J
age
227 :
138:2005/07/19(火) 23:57:30 ID:9uJQZ42T
ウホッいいアナル小説・・・長編乙です。
>お尻の肉をあやし
>括約筋をがばっと引きこじる
等、表現が工夫されてるし描写は濃厚だしでハアハアさせられっぱなしですた。
人妻と女子学生のアナルレズというのも意外性があって萌えます。
これは漏れの好みの問題かもしれませんが、
キャラが感極まるたびに文章が長めになっていると思います。
書き出しからいきなり6行というのは人を選んじゃうのでは…
でも描くべき要素を文章に変換しようという勢いあればこそ長くなるのだろうとも思いますが、
前半と後半を読み比べると、
後半のほうが書きこなれてきているのかテンポがよくて読みやすかったです。
ご勉強中とのことなので今後もどんどんアナル和姦小説書いてくださいハアハア
>>138さん
感想ありがとうございます。
近頃H小説から遠ざかっていたので、リハビリをかねてエロを詰め込んだのですが、
ご指摘のように所々くどくなってしまいました。冒頭もあえて意識して、長いけど
引っぱられる文章にしたかったのですが、力及ばずです。
読み返すと文がつながってないシーンなどがあるのも恥かしいかぎりです。
精進したいと思います。
一ヶ月経っちゃった保守
230 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 21:46:14 ID:+RqS39KP
お気に入り整理してて1年ぶりに大人の絵本にいったらなくなってる
一ヶ月経っちゃった保守
一ヶ月経っちゃった保守
一ヶ月経っちゃった保守
謹賀新年
235 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 00:08:50 ID:jbcWwLSj
満を持して。あげ。
一ヶ月と二日経っちゃった保守
一ヶ月経っちゃった保守
238 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 00:09:04 ID:ZWuTKZnM
あげw
点呼 1
2
241 :
もさまつ:2006/05/06(土) 18:49:42 ID:nMYEsiiY
3
終了
閉店ガラガラ
保守しときまひょ
保守しときまひょ
ほ
も
さ
ぶ
れ
一ヶ月経っちゃった保守
ここ一年保守レスしかついてない。そろそろ終わりでいいんじゃないかね。
もっと軽めのテーマでお願いしますぅ
ここ覗いてる書き手、本当にいるのかな・・・
いちおう点呼かねてお題上げ。
「水中でH」
255 :
254:2006/08/27(日) 22:17:48 ID:0YSf214j
一週間たったけど反応なし。
そういうことだし、いつも保守する人もこの辺でスレを終わりにしないか?
板の容量を無駄に圧迫したままは良くないよ。落とそうや。
落とすのに異存はないが。
元スレの雑談スレが落ちちゃったようですね。
こちらを雑談用に利用するのもアリかな。
257 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:12:51 ID:55FMDFba
乳首は上に向かって立っていた。
涼子の激しい心臓の鼓動が乳房を通じて修の頬に
伝わった。
痛いほど勃起したペニスは、膣の中で揉み挟まれた。
「あ・・い・・うっ・・」
と牝の叫び声を上げて涼子は体を振るわせた。
膣が激しく痙攣し、涼子は目を反転させ黒目が消えた。
激しい膣内の痙攣でオルガスムスに達した修は、
中学時代の初恋の女の膣内に3回目の射精を果たした。
「ああッ!!・・・いい・・ッ!」
膨らんだペニスが吐き出した精子が涼子の膣内に充満した。
涼子の腹部が波打ちながら筋肉をつらせた。
オスとメスの性器の匂いが辺りに漂った。
涼子は修の体の上で暫らく休んだ。
「よかった。・・・さあ、食事の準備をしましょう」
と涼子が言って立ち上がった。
太ももから流れ落ちる修の精子をシャワ−の温水で
洗い流し、膣の中も綺麗にすると涼子は浴室から出た。
修も3回射精したペニスを温水で洗うと
涼子の後を追いかけて浴室を出た。
投下はないので雑談で。
「大好き」のエロ切捨てが、どうにもすっきりせず。
スタッフブログを読んでるだけでムカつく罠。
もう復活は無いと諦めて、リンクも切ってサッパリするかな。