成人向けオンライン小説の筆者によるアンソロ Part2

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1名無しさん@ピンキー
日夜サイトの更新に骨身を削る筆者にも、
ちょっと羽を休めてマターリヽ(´ー`)ノと短編書きたい時もある。
お題を決めて、短編書いて、みんだで読んで、マターリヽ(´ー`)ノしよう。

あくまで、自サイト更新のモチベーションを保つために行う、気晴らしと考えてください。
あまり真剣にならずにご利用くださると、執筆への刺激になると思います。

>>2-4に基本ルールを載せましたので必ずお読み下さい。

前スレ
成人向けオンライン小説の筆者によるアンソロ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025902807/

関連スレ
成人向けオンライン小説の筆者雑談(過去ログ倉庫)
http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1022/10228/1022864144.html
成人向けオンライン小説の筆者雑談 〜第弐夜〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1058374917/
2名無しさん@ピンキー:03/09/23 20:19
◎基本ルール
・当然、sage進行でおながいします。
・原則として、読みきり短編のみ。連載前提は不可です。
・書き上げてから分割投稿してください。
・煽り叩きは徹底無視。
・お題に沿っていれば内容の制限はありませんが、
 極端に趣味の偏ったもの(スプラッタ、スカトロ、ハードSM等)は、
 冒頭に、「※四肢切断シーンがあります」等の但し書きをおながいします。
・以下に当てはまる作品はこちらに投稿せず、ご自身のサイトで公開して下さい。
 1.物語に連続性のある作品。(続編や登場人物の共通)
 2.設定に関連性のある作品。(登場人物や舞台背景の共有、○○という作品の外伝、等)
 3.性的描写、エロを含まない作品。(男性向け、女性向け、成人向けであること)
 4.>>3のルールに沿わない作品。
・感想のみの参加もお待ちしております。
◎お題の決め方、投稿・感想の流れについて
 >>1に書かれているとおり、お題を決めて、投稿して、感想を語るのがスレの主旨です。
 以下に基本的な流れを書いておきますので、それを参考になさってください。
◎手順
 1.提案者が、題材(例:兄×妹、などといったシチュエーション)を起案します。
  → 「こういった題材はどうですか?」といった主旨のレスを書き込んでください。
  → もちろん、『成人向け小説』の題材を選びましょうね(これは必須のお約束です)。
 2.賛成の方は、レスに対して、その意志を表明してください。
  → 「その題材で参加します」といった主旨のレスを書き込んでください。
  → 不参加を表明する必要などは、まったくございません。
 3.各個人ごとに、お題に沿った短編の執筆をなさってください。
  → 当然ですが、対象は『オリジナル作品』です。
  → 二次創作・ファンフィクションについては、>>4を参照してください。
  → 既存作品の改変などを行った作品は、あなたの『執筆』ではございません。
  → 読む人が「見やすい」と思う体裁を心がけましょう。
 4.スレッドに作品を掲載しましょう。
  → 投稿は、目安として1レスにつき『40文字x20行』程度で、分割投稿してください。
  → 簡単なあとがきといっしょに、『作品名(>>xxx-xxx)/執筆者/段階表示』の記名をどうぞ。
  → 段階表示は、三段階です。「読者に希望する評価スタンス」を表記しておいてください。
   ・【EASY】  ……ひたすら長所を褒めてくれ!
   ・【NORMAL】……良い所と悪い所を均等に教えて。
   ・【HARD】  ……判断の一切をお任せします。でも、基本はマターリね。
    ※段階表示に記載がない場合は、【EASY】と判断してください。
 5.それぞれの作品を読むなどして、ちょっとした感想を述べあいましょう。
  → 評価の基準は、4の段階表示を目安にしてください。
  → 感想は「こんな感じがした」「こう思った」「こう伝わった」程度でとどめましょう。
  → 悪い点を指摘する時は、かならず良い点についての評価も併記しましょう。
  → 他人の作品を読まずに、自作の感想ばかりを求めていると、自然に「読まれなく」なります。
  → いつでもマターリ(´ー`)ノが基本です。それを忘れずに、気晴らしを楽しんでくださいね。
 6.1〜5を繰り返します。
◎ご利用の前に投稿先がスレ違いかどうか、もう一度、確認を行いましょう
 二次創作作品を書きたい方は、エロパロ板へ
  → http://www2.bbspink.com/eroparo/
 同人作品について語りたい方は、エロ同人板へ
  → http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erodoujin/
 エロゲーのSSを書きたい方、また、エロゲーについて語りたい方は、えろげ板や葱板へ
  → http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/ (えろげ板)
  → http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erog/ (葱板)
 読者さんから作者さんへ要望を出したいなら、リクエストスレへ
  → http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1012317374/
 註:当スレの執筆内容は、リクエストスレの要望とは連動しておりません。

最後に:
 あなたが良い評価をもらいつつ、他の方に良い評価が伝えられることを願っております。
 それでは、気楽な執筆と投稿、軽い読書をお楽しみください。
失敗した。以前より規制がきつくなった分、一度に書き込める分量も減らされている。

→ 二次創作・ファンフィクションについては、>>5を参照してください。
7 :03/09/23 20:36
>1さん、
 ご苦労様でした。ちょうど、スレ立て見てましたです(^^

 では、前スレでのお約束通り、Part.2 はじめのお題は、 




             『 旅 行 』




                           でスタートです!!
8寝太郎:03/09/23 20:37
では、僭越ながらトップバッターを行かせていただきます


・作品名:「 Lovin' your all 」
・執筆者:寝太郎
・段階表示:【normal】  ……良い所と悪い所を均等に教えて
・予定レス数:約 17
9Lovin' your all  (1/17):03/09/23 20:39
 山々の間を縫うように敷かれた道路を、車で走る。やがて車は一つの峠を越え、目の前
に山間に広がる盆地が現れた。裕治(ゆうじ)は展望用の小さな公園を道沿いにみつけ、
そこに車を入れた。
「ちょっと、一休みしよう」
 助手席に座る女の子に、そう声をかける。
「うんそうだね。もう結構な時間、運転してたものね」
 彼女も、そう返事をした。
 年の頃は裕治と同じくらい。20歳かそのくらいだろう。ウエーブがかった長い髪をした、
可愛らしい女の子だ。その顔にはちょっとアンバランスに感じるくらい大きな眼鏡が乗っ
ているが、穏やかそうな顔つきとよく似合って見える。
 二人は、そろって車から出た。長い間、狭い車の中に置かれた身体に、高地の涼しい
風が気持ちいい。裕治は、手を上に挙げ、思い切り背伸びをした。ふと横を見れば、両
手を上に伸ばし、彼と全く同じ行動をとっている彼女と、目が合った。
「あははは」
 向こうもそれが可笑しかったのだろう。背伸びをしたまま、裕治の方を見て、楽しそうに
笑う。長い髪を風に揺らしながらそんな仕草をする彼女に、彼は内心ドキリとしてしまった。
「風が、気持ちいーね」
 そんな彼の様子には気づかぬ様子で、彼女は柵の方へと歩いていく。手すりに両手を
つき、眼下に広がる緑豊かな景色を見渡して、「わ〜」と小さく声を上げた。
「ねえ、早くこっちにおいでよ。すっごくいい景色だから」
10Lovin' your all  (2/17):03/09/23 20:41
「はい、はい。すぐ行くよ」
 なんだか子供みたいな彼女に、彼の顔にも自然と笑みが浮かんでしまう。隣まで歩いて
きた彼の腕に、彼女は無邪気に甘えるように腕を絡めてきた。
「おい、ちょっと……」
 照れも手伝って、おもわず身を引こうとする裕治。だけど彼女は両手で抱え込むようにし
て、少し強引なくらいに、彼の腕に身を寄せる。
「いいじゃない。せっかくこんな遠くまで来たんだし、──ここなら、私達の事を知ってる人
なんて、誰もいないんだから」
「……うん。そうだったね」
 その言葉に込められたものを、裕治は読みとった。そっと手を伸ばし、長い髪の頭に触
れる。手の平に柔らかな手触りを感じながら、彼はゆっくりと顔を近づけた。
「ん……」
 唇が触れ合う。軽い、優しいキス。
 しばらくの間、お互いの温度を感じ合った後、裕治は顔を離すと言った。
「じゃあ、目的地も近いことだし、一休みしたら行こうか。ね、"まどか"」
 ほんの少しだけ、僅かに意識しながら、裕治は彼女を名前で呼んでみる。
「あ──うんっ」
 まどかは、そんな彼を嬉しそうに見上げると、キュッと手に力を入れて、再び彼に身体を
押しつけるように抱きついた。
11Lovin' your all  (3/17):03/09/23 20:42
「ごちそうさまっ。美味しかった〜」
 両手を合わせながらそう言うのは、まどかのクセだ。彼女曰く、『そのほうが、感謝の気
持ちがきちんと表せるでしょう?』とのことである。
「しかし、よく食ったなあ」
 半ば呆れ気味に、裕治がそうからかう。とはいえ、これは半ば本心だ。浴衣姿の二人の
前には大きな座卓と、その上いっぱいの空いた器が並んでいた。そのうち半分は、間違
いなく、このほっそりとした彼女が開けたものなのだ。
「い〜じゃない。これだって、温泉の楽しみの一つなんだから」
 二人は山間にある、小さな温泉街に来ていた。それほど有名ではないが隠れた穴場だ
と、旅行雑誌で見つけた旅館である。確かに落ち着いた和風の客室といい、山の幸をふ
んだんに使った料理といい、なかなかのものだ。
「食べると、眠くなるわね」
 まどかはゴロンと、行儀悪く横になった。裾の間から、胸元と白い脚がだらしなく覗いて
しまっている。
「寝るのはいいけど、布団を敷いてもらってからの方がよくないか?」
 裕治に言われて、彼女は少し眉をひそめながら、考え込む表情をつくってみせた。
「う〜ん、それもそうね。もういちど、お風呂にも入りたいし」
「じゃあ、とりあえず温泉に入りに行こうぜ。その間に、片づけと布団の用意をしておいて
もらえばいいんだから」
「そっか。そうしようか」
 そうと決まれば行動は早い。簡単に準備をすると、二人は部屋を出た。
12Lovin' your all  (4/17):03/09/23 20:44
 裕治は宿の人に声をかけて、食事の後かたづけと布団の件をお願いする。料理がとて
も美味しかったことを伝えると、仲居さんは嬉しそうに『ありがとうございます』と言った。
 真っ直ぐ浴場に向かったまどかとは、途中で別れた。まあ、どのみち浴室は、男湯と女
湯で別れるわけだし。
「ん?」
 そう思っていたら、男湯の入り口のところに、まどかが立っていた。どうやら裕治を待っ
ていたらしい。
「あ、来た来た。もう、遅いんだから」
 そう言うと、裕治の手をとって、ひっぱりながら歩き出す。
「なんだよ。どこ行くんだ?」
「いいところよ。い・い・ト・コ」
 仕方なく引きずれていく裕治に、まどかはちょっといたずらっぽい表情を浮かべて、そう
答えた。もともとファニーフェイス気味の彼女がそんな顔をすると、本当に子供っぽく見え
てしまうのを、彼女は自覚しているのだろうか。
「ほら、ここ」
 廊下の少し奥まったところにある扉の前に、裕治は連れてこられた。木製のプレートに
は、『家族露天風呂』とある。
「……スケベ」
「あ、ひどいなあ。いいじゃない。せっかくあるんだから、使わせてもらおうよ」
 もちろんのこと、なんだかんだ言いながらも、裕治に異論があるわけでもなかった。それ
でもなんとなく辺りを見回して、誰も見ていないことを確認してから、二人は扉の中に入っ
たのだった。
13Lovin' your all  (5/17):03/09/23 20:46
「ふ〜〜」
 ゆったりと、お湯につかる。さすがに大浴場とは違うが、湯船は十分に大きかった。二
人して入っても、手足を伸ばしてくつろぐことができる。もっとも、それでも彼等はくっつき
ながら風呂に入っているわけだが。
 裕治が湯船に背中を寄りかからせ、その前に、同じ向きでまどかが湯に入っている。
ちょうど、裕治に後ろから抱きかかえられるような格好だ。
「気持ちいいね〜」
 背中を裕治の胸に預けながら、まどかは本当に気持ちよさそうにそう言う。裕治の目
の前には、濡れないようにまとめられた彼女の髪と、いつもはその長い髪に隠れている
うなじがある。温泉に入っているせいでほんのり赤く染まったうなじとが、妙に色っぽかっ
た。
「気持ちがいいのは、いいんだけど」
 気がつくと彼女のうなじに見とれてしまっていた自分を誤魔化すように、裕治はさっきか
ら疑問に思っていたことを口に出した。
「なんで、風呂に入るのに、眼鏡を掛けてるんだ?」
 そう、彼女の顔には、トレードマークともいうべき大きめの眼鏡が、鎮座したままになっ
ていた。裕治の常識からいくと、普通は風呂では眼鏡を外すものだが。
「だってせっかくの露天風呂だよ? 何にも見えなくなったら、勿体ないじゃない。大丈夫、
お湯につけて温めとけば、曇らないで使えるしさ」
 確かに。彼女の眼鏡のレンズには、濡れて水滴はついているが、曇ってはいない。
「ほら、見てよ。星が凄く綺麗」
 言われて見上げる夜空には、満天の星が輝いていた。
14Lovin' your all  (6/17):03/09/23 20:48
「だいたい、裕治は細かいことを気にしすぎなのよね」
 そう文句を言う、まどか。とはいえその口調はいかにも上機嫌そうで、本気で言っている
のでは無いことは、よくわかった。
「違うだろ? まどかが無頓着で、だらしなさ過ぎるから、俺がこんなになるんだよ」
 だから裕治も、軽口で返す。
「やだやだ、男のくせに。まるで小姑さんみたいなんだから」
「って、オイ。そんなこと言ったら、『姉さん』だって……、あっ」
 口に出してしまってから、しまったと思った。この旅行に来てから、決して口にするつも
りの無かった、その呼び方……だけど声にしてしまった言葉は、今更戻すことはできない。
 静かな浴室に、居心地の悪い沈黙が訪れた。
「…………ごめん、まどか」
 後ろから、小さく謝る。しかし、まどかからは、何の反応もなかった。さっきと同じ姿勢で、
彼に寄りかかっている。顔も前を向いたままなので、裕治は今彼女がどんな顔をしている
のか、確かめる術(すべ)はなかった。
「ねえ、裕治」
 しばらくして、まどかがポツリと言った。向こうを見たまま、顔を合わせることもしないで。
「裕治にとっては、やっぱりそうなのかなあ」
 その声はさっきまでの陽気なそれでは無かった。少し寂しそうな、哀しそうな、不安そう
な……奇妙に抑揚のない、そんな声。
15Lovin' your all  (7/17):03/09/23 20:50
「あ……」
 何と言っていいか判断ができず口ごもる裕治に、彼の姉は静かな声で話しかける。
「私は、裕治のことが好きだよ。それは──こんなこと、間違ってるのはわかってるけど
──家族としてなんかじゃあなくて、ひとりの男の人としての、裕治が好き。
 大好き、だよ」
 ぽつんと、風呂のお湯に、水滴が垂れる。それが、どこから落ちたものなのか。水蒸気
が冷えてできた水滴なのか、そうでない、別の雫だったのか。裕治には、分からなかった。
「……でも、裕治は違うのかなあ。やっぱり裕治にとっては、私は『まどか』じゃなくて、『お
姉ちゃん』なのかなあ」
 目の前の小さな肩が、とても頼りなさそうに見えた。さっきと同じ、寄り添ったままの二人。
なのに何故か裕治には、胸に感じる彼女の体温が遠ざかってしまったような、そんな気さ
えした。
(まどか……)
 自分の何気ない一言が彼女を傷つけてしまっているのは、もちろん分かっていた。
 今回、二人で旅行に行こうと言いだしたのは、まどかの方だった。軽い調子で『ちょっと
温泉にでも行こうよ』と切り出した彼女だったけれど、胸の奥では、いったいどれほどの思
いを込めて、その台詞を口にしたのか。──裕治も、それは知っていた。知っていて、そ
れだからこそ、まどかの提案に頷いたのだ。
(俺は……)
 いつも人とは明るく話すくせに、根は臆病な彼女。裕治に対して以上に、本当は自分自
身の気持ちに怯えている彼女。……そして裕治にとって、大好きな、彼女。
 だから今、裕治は彼女に彼の心にある、本当の気持ちを伝えなくてはいけないと思った。
ただ甘い言葉や、ごまかしの言葉などではない。彼の中にある、本当の言葉を。
 ──そしてそれは、彼の心の中に、すぐに見つかった。
16Lovin' your all  (8/17):03/09/23 20:54
「まどかは、俺の『姉さん』だよ」
 まどかの背が、びくんっ、と震える。そんな彼女を、裕治は後ろからギュッと抱きしめた。
離れたりしないように。もっと近くに、重なるように。
「ちょ、ちょっと、裕治?」
 戸惑ったような、まどかの声。急な彼の行動に驚いたのか身体をくねらす彼女を、しかし
力いっぱいかき抱いて、許さない。
「俺達は、同じ親から生まれたんだから、まどかは俺の姉さんだよ。そんなこと、決まって
るじゃないか。
 だけど、誤解なんて、されたくない。俺が好きなのは、まどかである、まどかなんだ」
 もしかしたら、自分は訳の分からないことを言っているのではないか。そんな思いは、裕
治の中にも当然あった。それでも、彼は言葉を続ける。心のままに、心からの自分を、彼
女に伝える。
「まどかは大学生で、20歳の女の子で、ファミレスでバイトしてる娘で、俺の姉さんで……
そのうちの一つだけが本当のまどかの姿だって、そんな訳じゃあない。
 それは全部、まどかの一部なんだ」
 自分の口から出ているのが、話の筋道の立っていない、順序立てた流れなど無い、そ
んな言葉の羅列だということは、彼にも分かっていた。
 だけど、それでいいと思った。それが、本当の自分なのだと。なんの飾りも誤魔化しもな
い、本当の自分の気持ちなのだと。
「俺は、まどかが好きだよ。でもそれは、『大学生の、まどか』だとか、あるいは『俺の姉さ
んである、まどか』だとか、そんな一部分だけのまどかを好きな訳じゃあない。
 俺が好きなのは、その全部である、まどかなんだ。全部ひっくるめての、まどか。ひとり
の女の子、ひとりの人間としてのまどかが、好きなんだ」
 ──そしてきっと、彼女はそれをわかってくれると。そう思った。
「好きだよ、まどか」
17Lovin' your all  (9/17):03/09/23 20:55
 気がつくと、彼の腕の中、彼女は大人しくなっていた。身動きもしないで、ただ、彼の抱
擁に身をまかせている。
「……まどか?」
 耳元で、そっと、名前を呼んでみる。
「うん」
 彼女はただ小さく言って、頷いた。
 まどかの身体に回した、裕治の腕。彼はその腕に、柔らかな感触が触れるのを感じた。
彼女の、手の感触だ。まどかが彼の腕に手を掛けて、それをキュッと握りしめる。
「裕治……」
"ぽつり……、ぽつり"
 水面に、雫の落ちる音。それがどこから来た水滴か。今度は、彼にも分かった。
 さっきまで、すぐ側にあるのに、ずっと遠くに行ってしまったように感じていた、彼女の体
温。それが今、再び彼のもとに戻ってきてくれたことを、はっきりと感じる。
 裕治は手を伸ばし、まどかの顔を自分の方に向けた。大事な、彼女。その顔を、どうし
ても見たかったのだ。
「あ……」
 彼女もそんな彼にさからわない。
 そしてやっと裕治に見せた彼女の顔は、両の眦から流れる涙で濡れていた。だけどそ
んな彼女の瞳は、確かに輝いて、見えた。
「私も、裕治が好きだよ。裕治の全部が、大好き」
 裕治は後ろから覆い被さるように、自分の愛する女性の唇に、唇を重ねた。
 ──ゆっくりと、時間が流れる。心地よい温度のお湯に包まれながら、お互いの体温を
感じた。
"とくん……、とくん……"
 自分の心臓が穏やかに時を刻んでいるのが分かった。そんな落ち着いた空気の中……
「ねえ、裕治?」 まどかが、後ろにいる裕治に声をかける。
 彼は、返事をしない。というか、正確にはきまりが悪くて、返事ができなかったのだ。
「背中に、なにか当たってるんだけど?」
「……ごめん」
 それ以上誤魔化しようもなく、彼は素直にそう言った。
(かんべんしてくれよ)
 こんな、本来ならばもっと静かで、純粋で、温もりに満ちた雰囲気に支配されるべきこの
場面に…………要するに、彼の精神力や理性ではどうにもならない一部が、彼に逆らっ
て自己主張をしていたのである。
「だーいなし」
「う……っ」
 キツイ一言に、何も言い返せない。
 そんなもう一歩で落ち込んでしまいそうになった裕治の耳に、
「……っく、ふふ…くっくく……っ」
 いかにも押さえきれないといったふうな、まどかの笑う声が聞こえてきた。
「ひどいよ、まどか」
「あははは……ごめん、ごめん」
 ぼやく裕治にそう謝ると、まどかは後ろに手を伸ばして、彼のキスをねだる仕草をする。
裕治は憮然としたしかめ顔を作りつつも、それに応えた。
「ん……んんっ?」
 唇を合わせたままの裕治の口から、戸惑ったような声が洩れる。まどかが彼の口内に、
舌を伸ばしてきたのだ。彼の唇を割り、積極的に裕治の口の中を愛撫する。裕治もすぐ
にそれに応え、まどかの舌に、舌を絡めた。
「ふん……んんん」
"ぴちゃ……、くちゅ……"
 重ねられた口の間から、そんな濡れた音があふれ出す。
 まどかの舌に舌を絡め、吸い、そして今度は自分が舌を彼女の口の中に差し入れよう
とした裕治の腰に、痺れるような感触が触れた。
「ぷは……、まどか?」
 彼の起立したモノに、彼女が手を伸ばし、さわさわとさすっていた。いったん口付けをと
いてまどかの顔を確認するように見る裕治に、彼女は目元を赤らめながら、ささやいた。
「ねえ、裕治。私も、欲しくなっちゃった」
 お湯の中、普段とは違う温かさと摩擦感でもって、彼女の掌が彼の肉茎に刺激を送っ
てくる。裕治もまた、限界まで高まっていた。
 とはいえ……
「とりあえず、風呂からでないか? このままやったら、間違いなくのぼせそうだし」
 温泉の湯はややぬるめで、ゆったりとつかるのには良い温度に設定されていたが、そ
れにしてももう十分に長い時間お湯に入っていた。これで、中で運動でもしたりしたら、そ
れこそ倒れてしまいそうだった。
「うん……そうだね。じゃあ、部屋に戻ってからにしようか」
「そのほうがいいかな」
 まどかが先に立ち上がり、お湯から出る。ちょうど裕治の前に、裸のまどかのお尻がさ
らされる。
「ちょっと、なにいやらしい顔で見てんのよ」
 まどかが彼を見下ろして言う。
「って、別にいいじゃないか。いまさら」
「だ〜め。ムードってものがあるでしょうに、世の中には」
「へい、へい」
 ぼやきながら、裕治も立ち上がる。露天風呂ということもあり、ひんやりした空気が、お
湯の温度に馴れた肌に冷たく、また心地よくもあった。
 湯船から出ながら見るまどかの白い背中に、裕治は素直な欲望を感じて、余計に腰の
起立したモノに血液が集中するのを自覚してしまう。
「まどか……」
 脱衣所に向かおうとする彼女を、後ろから抱きしめた。
「きゃっ、ちょっと、なに……」
「いや、実は俺、部屋まで持ちそうにない」
 裕治は少し情けない声で言う。彼のモノはもう、収まりがつかないほどにいきり立ってお
り、そのまま浴衣姿になって廊下を歩くには不自由しそうな状態だ。
「あ……、もうっ」
 腰の後ろに触れた硬い感触に、まどかも頬を染める。
 欲望をまどかの背中に押しつけながら、手を彼女の胸に伸ばす。少し濡れた、柔らかな
感触が、裕治の指を優しく押し返す。
「ん……」
 裕治はゆっくりと、すくい上げるように胸の膨らみを愛撫する。指で先端にある突起を
探ると、やや硬い手応えがあった。
「まどか、興奮してる?」
「馬鹿っ、……余計なこと、言わないでよ」
 それでも、彼の手を拒否することはしない。徐々にその息づかいが甘く、熱いものへと
変わっていくことを感じながら、裕治はまどかの耳や首筋、うなじの部分に口付けし、舌を
這わせ、彼女を昂めていく。
「ふ……ん、んん」
 もどかしげに、身をよじるまどか。そんな彼女の様子を確認し、裕治は手を彼女の下半
身へと進める。
"くちゅ……"
「んっっ」
 指先が触れたそこは、ぐっしょりと濡れていた。その湿り気はお湯のものだけではあり
えない、僅かに粘調をもった液体によるものだった。
「あ……ん、ふあっ」
 ここが壁と天井に囲まれた部屋の中ではないことを、不安に思っているのだろう。まど
かは懸命に声を押さえ込もうと、くぐもったような熱い息をもらす。それが余計に、妙に裕
治を昂奮させた。
「まどか。そこに、手をついて」
 壁際に寄り、彼女の上体を倒させると、ちょうど壁にある段差の部分に手をつかせた。
「あ……こんな格好……」
 お尻を突き出すような格好をとらされたまどかが抗議じみた言葉を口にするが、それに
は構わない。裕治は彼女の腰に高さを合わせると、剛直を彼女の中へと沈めていった。
「ふ……あっ!」
 思わず、という感じで声を洩らしたまどかだが、慌てたように唇を噛んで、それ以上大き
な声を出すまいと、懸命に耐えようとする。
"ぐちゅ……、ぬちゃ……"
 裕治が腰を動かし、彼女の体内を前後しはじめる。辺りに、二人の繋がった場所から
立ち上る水音が、やけに大きく響いて聞こえた。
「……っ、あ、ゆうじ、もっと……ゆっくり……」
 まどかは顔を真っ赤に染めながら、そう懇願するように言う。
「ダメ……声、出ちゃう……っ」
 首をねじ曲げて、後ろから彼女を貫く裕治の方を見るまどか。上気した目元。きゅっと寄
せられた眉。眼鏡越しに潤んだ瞳。それらは、しかし裕治にさらに強い衝動を与えただけ
だった。
 思い切り、腰を突き上げる。
「ふあ!? ……ああ、あああっ!」
 突然彼女を襲った荒っぽい動きに、まどかの躰と心からは、快感をコントロールする余
裕など、奪われてしまう。
「あ、ああ、……ん、あっ!」
   「はあっ、はあっ、はあっ!」
 まどかのあえぎ声と、裕治の荒い息づかいが、満天の星空の下、ひんやりとした空気
の中に溶けていく。
 裕治は腰の奥の方から、まるで個体のような質量をもった熱いものが急速にこみ上げ
てくるのを感じた。今置かれている状況が昂奮を呼んでいるのか、いつもよりも早く限界
が訪れようとしているのを、知る。
「はあ、はあ……まどか、俺、あんまり持ちそうにない」
 まどかの方も、それは同じだった。いつもの行為の時よりも、下腹が熱を持っているの
がはっきりと分かる。そこから痺れるような感覚が全身に走り、脚がガクガクと震えそう
になっていた。今にも力が抜けて、そのまま風呂場の床に崩れ落ちてしまいそうになるの
を、必死に耐えている。
「んあっ、あ……うん、いいよ……きて」
 最後の忍耐を振り絞り、裕治は奥歯を噛みしめながら腰を振り、まどかを揺らす。やが
て全身の筋肉が収縮する感覚の中、
「ん……くっ!」
 ギリギリの直前で彼女の胎内から欲棒を抜き出し、そして、解放した。
"どくっ、どく……っ!"
 まどかの白い背中に混濁した粘液が、何度も何度も間欠的に放出され、肌を汚していく。
(あ……ああっ)
 背中に降り注ぐ裕治の快感の証に、まどかもまた、絶頂を迎えた。肌にかかるそれは。
彼女の最も大切な人の僅かな温もりを、まどかに伝えていた。
「──ねえ、大丈夫? ホントに、誰もいない?」
 ひそひそとそう訊ねるまどかに、扉の外をうかがっていた裕治が大丈夫だと頷いた。
 あの後二人は、汚れてしまった身体を改めて洗い、浴室から出た。まどかは、自分が結
構大きな声を出してしまったことを気にして、誰にも見られないように脱衣所から出ようと、
おどおどとしていた。
「ほら、今のうちに行こうぜ。もたもたしてると、誰か来るかもしれねーし」
「あ、うん」
 浴衣を着直した裕治の背中に隠れるようにして、まどかも脱衣所から出る。こそこそと
廊下を歩き、結局誰にも会わずに部屋に戻ってから、やっとホッとしたような顔をした。
「もう、裕治がムチャするから。ホント恥ずかしかったんだから」
 ちょっとそっぽを向きながら、ぶつくさ文句を言っている、まどか。一瞬ムッとしそうになっ
た裕治だったが、彼女の頬が照れるように赤くなっていることを見てとって、苦笑を浮か
べた。
 まどかの肩に手を回し、そっと抱き寄せる。
「ん……もうっ」
 それでもまどかは逆らわず、彼の腕に体重を預けてきた。
「なんか、妙な誤魔化し方を憶えようとしてるんじゃあないでしょうねえ」
「ひどいな。まどかだって、そんなに嫌がってないじゃん」
「あ〜あ。なんか変なところで、教育をまちがったかなあ」
 まどかの口に、聞き慣れた軽口が戻ってきた。それが嬉しくて、裕治もついつい調子に
乗ってしまう。
「教育ってなんだよ、教育って。そもそも姉さんだって……」
(あ……やばっ)
 軽く昂揚していた気持ちが、すうっと冷める。
「えっと、まどか……」
 そう言いかけた彼の唇を、柔らかなものが塞いだ。まどかの、唇。裕治の首に手を回し、
彼女はキスで彼の言葉を止めた。
「ん……もういいよ、裕治」
 そしてコツン、と額を合わせる。至近距離で向かい合って見つめ合う、二人。眼鏡の向
こうのまどかの目は、優しく微笑んでいた。
「裕治の気持ちは、よくわかったから。
 さっきお風呂で言ってくれた台詞、凄く嬉しかった。だからもう、そんなこと気にならない。
私は裕治の『好き』を信じるから。裕治は私のこと、自然に使える呼び方で呼んでくれれ
ば、それでいいよ」
 触れた身体から伝わってくる、大切な体温。大切な、人。
「好きだよ……まどか」
「うんっ」
 お互いを、ぎゅっと抱きしめた。今、二人はとても近くにいる。身体も、そして心も。それ
が堪らなく嬉しくて、二人はクスクスと声を出して笑った。
「明日は、どうしようか? なんか近くに、滝とかあるみたいだけど」
「ん〜、でもせっかくゆったりできる場所に来たんだから、あんまり忙しく歩き回るのはイ
ヤだなあ」
「そっか。それじゃあ……」
 夜の静かな空気の中、二人はそんな優しい時間に包まれながら、いつまでもはしゃぎ
合っていた。
26寝太郎:03/09/23 21:36
 ……以上、『 Lovin' your all 』でした。
>>8-25


 書き終わってみれば、当初の予定以上にラブラブ路線(w
 エロは薄め。
 でもストーリーには、いろいろ詰め込んだつもりです。

 ではでは、どなたか次の方、宜しくお願いします〜
読みましたっす。
メガネ、姉弟、風呂といい感じでした。
特に、純愛系なのが個人的にツボで。
んー、悪いところというのは特になかったです。純粋に楽しめましたので。
そういうのの指摘は苦手なので、他の人にお任せします。

うーし、自分も早く書き上げないと。
28寝太郎:03/09/26 11:48
>>27さん
 ご愛読、感謝です

> メガネ、姉弟、風呂といい感じでした。
 ははは…趣味を詰め込んでみましたw

> 特に、純愛系なのが個人的にツボで。
 前回投稿が薄暗い作品だったので、今回はこんなにしてみました。

> うーし、自分も早く書き上げないと。
 楽しみにしてますよ〜
ちょっと長いんですが、書けちゃったので投稿します。
「あくまで、自サイト更新のモチベーションを保つために行う、気晴らしと考えてください」
このへんに甘えたりして。

 評価はもちろん【EASY】で。

 不可逆的残酷描写はありませんが、拘束色が濃いので、
あまり趣味でないかたは読まないほうがいいです。
 漆黒の闇の中、ゴボゴボという音が近付いてくる。
 私は身じろぎすら出来ない、四つん這いの姿勢のまま、身を硬くして
これから起こる出来事に身構える。
 しばらくすると、大きく拡げっぱなしにされたお尻の穴から、冷たい
液がゆっくりとお腹の中に注がれる。
 それは少しずつ体の中心へと染み込んでゆき、じわじわと圧力を増し
てゆく。

 突然、嵐のような便意が私を襲う。
 悲鳴すら上げられない状態の中で、耐え難い圧迫が私を苦しめる。
 残酷な注入は規定量に達するまで止まらない。
 この「殻」の中でどんなに全身を小刻みに震わせてみても、張り裂け
そうな苦しさは全く外に伝わらない。
 穏やかに形造られたまま固定されている自分の表情が恨めしい。

 やっと注入が終わり、便意は最高潮に達する。
 身もだえも禁止。
 絶叫も禁止。
 ただひたすら密閉された空間で脂汗を流し、次々と強弱を繰り返す
便意の波に堪えるだけだ。
 暗闇を見つめる瞼の裏に星が飛び、意識が消え入りそうになった頃、
突然圧力が解放された。
 溜まった汚物の塊は溶解されて吸い出され、その解放感にしばし
陶然となる。
 しばらくすると、今度は温かいお湯が注がれる。
 今度は我慢する事なく吸い出され、また温かいお湯が注がれる。
 3回それが繰り返されると私の下半身は軽くなり、死ぬほどの便意に
堪えたことも、数秒後には良い想い出のように感じてしまう。

 1日1回のこの大作業が終わると、こんな状況にありながらお腹が
鳴って、急に空腹感が増してくる。
 1日2回の食事のうちの1回が、すぐに与えられる。
 といっても、口で食べられるわけもなく、口から胃まで差し込まれた
チューブから、流動食が注がれるだけだ。
 無音のまま静かに胃が膨らみ、流動食を洗い流すように水が注がれる。
 それでおしまい。
 あとはまた、静かな闇が広がる。
 しかし、完全に無音・無感覚ではない。
 風の音、鳥のさえずり、車寄せに入る自動車の音、来客の声、庭師の
掃除の音などが聞こえて来るし、日が当たれば温かくも暑くもなる。
 雨の夜は一時的に体温を奪われるが、しばらくすると保温ヒーターで
風邪を引かない程度には温かくなる。

 そして、一番嬉しいもの。それはご主人様の声。
 日に一度は必ず声を掛けてくれる。
 そして気まぐれでスイッチを入れ、アソコに挿入されたバイブを動か
せてもらえることもある。
 何度かに一度は、私の気分と刺激のタイミングがぴったり合い、こん
な姿のままでも激しく逝くことができる。

 そして、ご主人様の気まぐれの中でも、最高のご褒美……
 それが「旅行」だ。
 落ち葉を踏み締める音が近づいてくる。
 それが目の前で止まる。
「2か月、よくがんばったな、沙織。お前の番だぞ」
 その言葉に全身を震わせて歓喜する。

 間もなく、激しい回転音とともに、体中が振動する。
 その振動が顔の回りを縦に一周すると、顔の正面がごそっと軽くなった。
 頭はまだ全部ラバーマスクで覆われているので、ラバー越しにそう
感じるだけだ。
 次に振動が首回りを一周し、頭を覆っていた石膏が全部外れた。
 うなじに手がかかり、全頭マスクのジッパーが引き上げられてゆく。
 封印されていた長い髪がこぼれ、私は外界の明るさに慣れず、思わず
目を閉じた。
 目をしばたかせながら、やっとご主人様を見つめた。
.
がんばれ〜。
 チューブを噛み潰さないためのゴムの口枷が外される。
「ごひゅッ…… ゴホ! ゴホッ!」
「焦るな。今、抜いてやる」
 口から胃まで挿入されていたチューブが引き抜かれる。
「オエッ!」
 一瞬むせたが、すぐに治った。口に酸い味が残る。
「ごひゅりんはま……」
 うまく喋れない。

 見上げる私を無視して、ご主人様は作業を続ける。
 石膏を切り裂くカッターが唸りを上げ、肩からお尻にかけて何カ所か
当てられると、私の全身を戒めていた石膏がバカッと塊で剥がれ落ちた。
 最後に指先が埋まっている部分を丁寧に掘り出され、四つん這いの
姿勢のまま、真っ黒いラバースーツに包まれた私の全身が現れた。
「立って見ろ」
 私の日常を維持する機械が収められた彫像台からゆっくりと降りる。
 スーツに内蔵された電極で強制的に筋肉運動させられていたとはいえ、
平衡感覚すら怪しくなっている私は、力が入らずフラフラと倒れ込んだ。
 ラバースーツから出ている電線とお尻に繋がるパイプを外され、突然
ご主人様に抱え上げられた。
「きゃっ!」
 そのままお屋敷の方へ運ばれて行く。
「軽くなったな」
「じ、自分で歩きます」
「この前のように廊下を汚されたらたまらないからな」
「ああっ!」
 私は真っ赤になった。
 前回解放された時、自力で歩くと言い張って、お屋敷のお風呂場に
着く直前、開けっ放しにされたお尻の穴からドロリと汚物を垂れ流し
てしまったのだ。
「……そうでした。済みません」
 お風呂場に運び込まれると、ラバースーツを脱がされ、お尻に差し込
まれた極太のパイプを引き抜かれた。
「中まで丸見えだな」
「ああ……」
 解放される僅かな時間ではとても筋肉が戻らないので、ほぼ同じ太さ
のプラグで栓をしてもらう。
 プラグは空気で膨らまされ、自力では抜くことができなくなった。

 自分の手を見ると、爪は伸びきり指はふやけてブヨブヨ、体には何層
も溜まった垢がこびりついていて、正直ひどい臭いだ。
 それをご主人様に丁寧に洗ってもらう。
 自分だけでお風呂に入ったのはもう何年も前のことだ。
 このお屋敷に仕えるようになって、まずメイドになって、それから……
 半ばもう思い出せない。
 お風呂から上がると全身に乳液を塗り込まれた。
 自分の汗とともに密閉された空間に浸されて、ふやけ切った皮膚が
急な乾燥にひび割れるのを防ぐためだ。
 そして異常に伸びて丸まっている爪を切った。

 昔あてがわれた部屋へ、ご主人様と一緒に戻る。
 そこは、前回見た時の記憶から何も変わっていない。
 薄明るい部屋のクローゼットからお気に入りのワンピースと下着類を
取り出す。
 お尻の栓を嵌められている以外は、全く普通に下着を着け、フリルが
多めのワンピースを着る。

「着終わったら車庫へ来なさい」
「はい」
 ご主人様は先に部屋を出た。
 ハッとお化粧や身だしなみのことを思い出した。
 そんなことすらすでに忘れてしまっている。
 恐る恐る腕を上げ腋を覗くと、そこはまだ無毛だった。
 完全に専門家の手で処理されてからこの生活に入ったけれど、新たに
できた毛根から生えて来ることもあるそうだ。
 ほっと安堵の溜息をつく。

 鏡を覗く。
 頬がこけ気味なのは仕方ないとして、目のクマだけは避けたいと思った。
 クマが大丈夫なのを確かめて、再び安堵の溜息。

 お気に入りのルージュを取り出し、少しも減っていないのを見て苦笑
し、鏡に向き直って狭めに引いた。
 忘れていた口紅の味が、彫像としての暮らしから普通の人に戻ったこ
とを教えてくれた。
■連続投稿規制解除支援〜。
 車庫に着くと、ご主人様はもう車にエンジンを掛けて待っていた。
「遅くなりました」
「乗りなさい」
「はい」
 オープンカーのドアを開け、幅広の敷居をまたぐようにしてシートに
身を沈める。
「あうッ!」
 お尻のディルドーに突き上げられた。
「不注意だな」
「すみません」
 シートに挟まった洋服を手で捌いて、シートベルトを嵌めた。

 車が車庫を出た。
 車庫から門までの小路の脇に、3体の彫像がある。
 その中の1つ、股間を高々と天に上げるようなポーズの像を見て、私
のソコが熱くなる。
 あ…… あんなポーズのまま……?
 天に向かって割り拡げられた股間からは短い棒が上に伸び、
その上には庭園灯が載っている。
 ああ…… あの棒は絶対あそこに刺さっているはず……
 お尻から台座へ伸びる透明なパイプを見て、あんな姿勢のまま汚物を
全部噴出する瞬間の快感を思わず想像して、淫らな期待にゾクゾクして
しまった。
 車はお屋敷を出て、市街地を高速のインターに向かって走る。
 ご主人様と私の取り合わせが奇妙に映るのか、この車がすごい車なのか、
信号で停まるたびにジロジロと見られてしまう。

 車が高速に乗ると、ご主人は私に野球帽をくれた。
 オープンでも風の巻き込みは少ないが、頭のてっぺんだけはバサバサ
と毛が引っ張られる。
 ワンピースにロングヘアに野球帽。ちょっとおかしくて、クスッと笑
った。

 いったいどれだけスピードが出てるのかわからない。
 左の車線を走る車が止まっているように見える。
 背中のエンジンがカン高い音を立てて熱くなる。
 不思議と耳障りではない強烈なノイズ。
 でも、ご主人様と会話できるほど静かではない。
 ご主人様は黙々と車を飛ばす。
 高速道路の景色の様子から、向かっている目的地をあれこれ想像して楽しむ。
 今まで連れて行っていただいた所のどこかだろうか?
 豪華なオーベルジュで最高のフランス料理。
 露天風呂の温泉。
 プライベートビーチ。

 車は高速を降り、山道へと入った。
 狭い道、狭いトンネル、小さな町、それらを抜て、湖畔の道路から
脇道へ入った。

 ―「レイクサイドキャンプ場」―

 キャンプ場?
 意外な場所で少し驚いた。
 ご主人様は管理小屋で手続きすると中まで車を乗り入れた。
 季節のせいもあり、中はガラガラだった。
 ご主人様は一番見晴らしのいい場所に車を停め、私を車に乗せたまま、
狭いトランクからいくつかの道具と丸い不思議な布の板を取り出した。
 ご主人様がその布の板をくるりと捻ると、とたんにおにぎり形の大き
なテントになった。
 ご主人様は信じられない手際で、次々と電動ドリルで地面に穴を明け
ると、テントの留め金を打ち込み、防水シートごとテントを固定した。

「降りて、中で着替えなさい」
 ありきたりなジーパンとトレーナーを渡された。
 テントの中で着替え、靴もスニーカーに替えた。
「交替だ」
 私が外に出ると、ご主人様が中でジーンズに穿き替えた。
 ご主人様は、小さな折り畳み椅子2脚と、小さなガスコンロ2台を
出して来た。
「気をつけて座れよ」
「はい」
 しかし低く腰を落として座るタイプの折り畳み椅子なのでいくら気を
付けてもプラグは奥へ食い込む。
「……ん…… あ! はぐッ!!」
 お尻の穴ごと、一番膨らんでいる部分が奥底へめり込む感じがして
悲鳴を上げた。
 冷や汗を垂らす私を一瞥して、ご主人様は飯盒にお米を研いで入れ、
ガスコンロの一台に掛けた。

 ぐーーっと私のお腹が鳴り、私ははしたなさに顔が燃えるほど赤面した。
「ハハハ、いつもなら給餌の時間だからな、無理も無い。少し待ちなさい」
「すみません……」
 俯く私。

 火照りを冷ますために顔を上げ、辺りを見渡した。
 山の中のこぢんまりした湖は、秋が深いせいもあってかなり寒々しく、
人もほとんど居ない。
 対岸の一角にウインドサーフィンに来ている人達がちらほらと見え
る程度だ。
 湖面を照らす秋の陽も、かえって山陰の暗さを強調しているように
見える。
 ご主人様は寡黙に火の調節をしている。
 その手元をぼんやり見つめる私の視線に気付き、
「野趣があるのは炭なんだが、この車には積み切れなかったからな」
 と、言い訳した。

 こうしてぼんやりと火を眺めていると、心がゆるゆると解放される。
 ご主人様は炭酸をプラスチックのグラスに注ぐと、私に勧めた。
「いただきます」
 2ヶ月ぶりに直接口にする飲み物。
 程よい甘さと炭酸の喉越しが心地よい。
 胃の中から身体全体に染み渡るような気がして、同時に体が火照ってきた。
「おいしい。何ですか?」
「杏酒のソーダ割りだ」
 もう一杯ぐびっと煽って、ぼーっとしてしまう。
「あまり飲むなよ。沙織は寝てしまうだろう」
「そ、そうでした」
 とろんとした目に、飯盒から噴き出る蒸気の動きが面白く映る。
 2台目のコンロに火を入れたご主人様が、一口サイズの肉を焼き始めた。
 タンタンと塩コショウして、ちょと炙ったらすぐ返し、焼き目がついたら弱火で少々放置。
 肉を2つのお皿に分け、空いたフライパンでインゲンを炒めて、炊けたご飯と一緒にお皿に盛った。
「食べなさい」
 ぼーっとした頭が、ご主人様の声で緊張する。
「ハイッ! いただきます!」
 姿勢まで正してお皿を受け取った。

 口に入れただけで溶けそうなお肉。
 肉汁に浸されたケーキのよう。
「噛めるか? 無理するな」
 口一杯に頬張っていて返事も出来ず、ガクンガクンと大振りに頷く。
「インゲンも固いから無理するな。これしか無かった」
 ご主人様が厨房の冷蔵庫を漁っている姿を想像して、ちょっと笑った。
 相変わらず寡黙なご主人様と会話も交わさぬまま、一気に全部食べて
しまった。
 お皿を片付けようとするご主人様。
「お皿くらい片付けます。片付けさせてください!」
 ご主人様を制して叫び声を上げてしまった。
「たのむ」
 ビニール袋に入ったアクリルたわしを渡された。
 支配者の威厳と対称的な細やかさに戸惑いながら、それを持っておぼ
つかない足取りで共同の流し場へ行く。
 お皿やフライパンを洗っていると、管理小屋へ入るご主人様が見えた。

 洗い終わって私がテントへ戻ると、ご主人様は居なかった。
 すぐに背後から足音がして、棒アイスを2本持ったご主人様が帰ってきた。
「食べなさい」
「ありがとうございます」
 古風なミルクバーを受け取り、銀紙を剥いて食べる。
 ご主人様は椅子を湖面に向けて、私と同じように食べている。

 棒までペロペロはしたなく舐めて、ふと見ると文字が。
 ――あたり――
「あ、当たった!」
「貸してみなさい。ほう、本当だ」
 アイスの棒に焼き印で刻まれた文字を凝視する。
「だが、沙織が当たりの分を口にすることはもう無いと思うから、私が
預かってってもいいかね?」
 ゴクッと息を呑む。
 穏やかなキャンプの気分の中に居ても、自分の身分がまるで変わって
いないことを思い知らされた。

 たった今だけの、ご主人様の奴隷へのサービス。
 僅かでも時が過ぎれば、飲食の自由すら奪われる身分。

「も、もちろんです……」
 伏し目がちに答えながら、体の奥からドロリと熱いものが染み出た。
 しばらくぼんやりと湖を見ていた。
 既に湖面は夕暮れの暗さになっていて、見上げた山の端をかすめる陽
差しだけ不思議に明るかった。
 バッサバッサとウインドサーフィンの帆の水を払い、片付け始める
低い音が湖面を伝って来た。
 ご主人様が古めかしいランタンに火を入れ、夜の支度をはじめた。

 テントの中でガタガタと音がする。
 手伝いもせずにいいのかと思いながらも、体が動かない。
 酔いも手伝って、超拘束から安寧な日常へ解放された楽さに浸り切っ
ている。
 間もなくテントへ招き入れられた。

 狭い中に組立式ベッドが置いてあり、その上には汗を吸って裏地が
飴色になった革製の手枷・足枷・首輪が置いてあった。

 私はふやけた顔から真顔に戻り、着ている物を全部脱ぐと、枷一式を
身に着けた。
「失礼します」
 一礼してベッドに横たわる。
 ご主人様は下半身だけ脱ぎ、私の身体を開いて重なって来た。
 いつもご主人様のモノを模ったバイブを入れっぱなしにされている
ソコは、容易に本物を受け容れる。
 一番奥まで差し込まれると、まるで刀が鞘に収まるように膣全体が
ソレに一致して密着した。
 このために……こうしてご主人様を迎えるためだけに、何カ月もバイブ
を咥えたまま過ごして筋の訓練をしているのだ。

 膣全体を締める。
「うおっ!」
 ご主人様が身を硬くした。
 更に締めると、お尻に刺さったままの極太プラグごと締め付けられ、
私自身もすごくイイ。
 ご主人様が少し動く。
 しっかり締めたままだと、内臓ごとずれそうな気分。
「はあァァァッ!」
「あまり大声を出すと湖一帯に聞こえるぞ」
「ンンンンンンンッ!!」
 アソコでご主人様のを咥えたまま、子宮ごと掴み出されそう!
 ご主人様の形に合った私の膣から、本物がガクンとズレると、それが
とてつもない刺激になって私を襲う。
 そして次第に運動のストロークが長くなり、抽送の間隔が短くなる。
「ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ!」
「ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ!」
 お尻の中のものがゴリゴリと当たる!
「ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ!」
「ンンンンンンン〜〜〜!!」
 引き付けて激しくイク。
 同時にご主人様の熱い迸りを身体の奥で受け止めた。

 快感の痺れで弛緩しきった私の身体は、枷同士を鎖で繋がれ、寝袋に
押し込まれた。
 そのままご主人様のベッドの横に転がされ、一瞬のまどろみの後、
深海に沈むように一気に寝入った。
 翌朝、寝袋から出され、枷を外された。
 ワンピースを着込み、朝食もそこそこにキャンプ場を後にした。

 帰りの車の中でご主人様に聞かれた。
 行きほどスピードを出していないので、会話はできた。

「気分転換はできたか」
「はい、ありがとうございました」
「良く訓練していたようだな」
「そ、そんなことないです。漫然と入れてただけです」
「まあいい。褒美に1つだけわがままをきいてやろう。こんどはどんな
ポーズがいい?」
 私は行く時に見た、辛そうな開脚のポーズをすぐに思い出した。
 あの絶望的な姿が頭から離れなかった。
 それが自分の首を絞めることになるとわかっていても、脳みそが焼き
切れそうなほどの刺激に憧れてしまう。

 もはやどちらが「旅行」なのかわからなくなってきた。
 異常な生活の気分転換に旅行に連れ出されるのか。
 短い期間の普通の生活から、ずっと逝きっぱなしの異常な生活へ
旅立つのか。

 しばらく考えてから、自分自身に言い聞かせるように口を開いた。
「ご主人様が一番きついと思うポーズでお願いします」
「いいだろう」
 ご主人様は運転しながら表情を変えずに言った。
 お屋敷に戻ると、すぐに私を彫像にするための準備が始まった。
 この前まで私が彫像にされていた台座には、もう他の子が載っていた。
 庭の奥の、あまり人の来ないような木立ちの間にひっそりと設置さ
れた台座の前に、次々と運ばれてくる機材を見て、私はいつもと少し
違うのに気づいた。
 石膏を練ってコテで塗り上げる道具が無く、ただの四角い木枠が
置いてあった。
 その木枠は、どう見ても私の身体を収めるには小さ過ぎる。
 背筋に冷たいものが走った。

 何カ月に一度かの儀式が始まった。
 アナルプラグ抜いて排便用の筒に戻され、尿道カテーテルと膣の
バイブをセットされた。
 生理を止める薬を飲んだあと、胃までのチューブが挿入された。
  筋肉に電気刺激を与える電極の内蔵されたラバースーツを着せられ、
まだ体が自由なうちに柔軟体操をしてフィット状態を確認する。
 体内に一杯に詰め込まれた器具がゴロゴロして煩わしい。
 今の段階では非常に緊張しているので、被虐の快感などはまるで
興らない。
 バイブをテスト動作されて、苦痛で腰をくの字に曲げた。
 目の前に置いてあった木枠が分解され、底板だけになった。
 底板の中央近くには頑丈そうな金属の環が出ていた。
「今日からこれが沙織の全生活空間だ。良く見ておくんだ」
 ご主人様のその言葉に、私の願いが聞き入れられたのだと知り、甘美
な恐怖感で全身が震えてきた。

 全頭マスクが被せられ、ついに何も見えなくなった。
 鼻チューブからだけ許された、短く、浅い呼吸。
 その姿のまま肩を抱かれ、ゆっくり前進すると、板の上に載ったよう
な感覚があった。
「あぐらをかくように座るんだ」
 言われたように座ると、少し位置を直された。
 四方から体が圧迫される。
 ガタガタと周囲が組み立てられている。
 手を後ろで留められ、あぐら座りのまま、やや前のめりに小さく
まとめられてゆく。
 箱の上部は開いているらしく、頭は自由だ。

 首に、ガチャリと首輪が巻かれた。
 足元でジャリッと鎖の音がする。
 首に何かが引っ掛けられ、ジャリジャリと引き絞られる。
「ウーーーッ!!」
 訳も分からず叫ぶ。

 あぐらの状態から狭く立て膝にされたような足の位置で、膝と膝の
間に頭がめり込んで行く。
 背骨が折れそうなほど畳まれたら、やっと止まった。
 このままの姿勢で……何カ月も……?

 それは苦しすぎる!
 せめてもう少し背中を伸ばして欲しくて、激しく暴れた。
 しかし狭い空間に折り畳まれた私の体には、抵抗する隙間すら残さ
れていなかった。
「ウーーーーーッ!!!」
 恐怖のあまり絶叫してみたが、とても聞き入れてもらえるとは思え
なかった。

 抵抗も虚しく、ドロリと石膏が流れ込んで来た。
 冷たい!
 私の肉体以外の空間が、冷たい石膏で満たされてゆく。

 本当に、本当に、このまま固められるんだ!
 そう思った時、めくるめく被虐の快感に襲われ、短く昇りつめた。
 すでに体全体が石膏に沈んでいるのがわかる。

 そのうち硬化が始まり全身が熱くなってきた。

「ウーーッ」
 熱の逃げ場がないやり切れなさに、苦しみもがくがピクリとも動けない。
 石膏が固まってゆくと、筋肉に力を入れる程度の肉体の拡がりすら
許されなくなってきた。
 もうすでに私の頭はドロドロのもやに支配され、それまで手足のあっ
た人間であったことすら、もうどうでも良くなってきた。

 しばらくして石膏が完全に冷えると、ゴトゴトと木枠が外されるよう
な音がして、それから上下逆さにひっくり返された。
 うつ伏せより仰向けの方がいくらか楽で助かった。
 併せて天に向かって排泄するという希望も叶う結果となった。

 しばらく外側を塗り直しているような音がしたあと、全くの無音に
なった。
 今度は耳が石膏の奥にあるので、ほとんど外界の音は入って来ない。

 ―異常な生活の気分転換に旅行に連れ出されるのか―

 ―短い期間の普通の生活から、ずっと逝きっぱなしの異常な生活へ旅立つのか―


 何本かのパイプが出ている以外は、トウフかサイコロのような
ただの白い直方体にされてしまった自分の姿を想像して、またゆるくイッた。


 突然、冷たいものが胃に注がれたのがわかった。
 一体、何?

「『あたり』の分だ」

  どこか遠くでご主人様の声が聞こえたような気がした。



 ― 了 ―


では、僭越ながらトップバッターを行かせていただきます


・作品名:「旅行」
・執筆者:名無しさん@ピンキー
・段階表示:【EASY】
 タグ >>30-60
  連続投稿防止がかかってしまうので、途中別IPから書き込んだりしたレスも含みます。
>>30-60
乙でした〜。リアル遭遇感謝。
自分のツボにクリーンヒットです。
すげぇ、の一言。オチにもぐはっ……。
背筋がゾクゾクしっぱなし。ご馳走様でした。
>61
あぎい! 最初の1行は寝太郎様のテンプレートを使わせて頂いて、
消すのを忘れてます(恥  無視してくだされ〜

>62
超速攻ご感想サンクス。
あまり生々しいとどうかなと思ったのですが、ヒットしたようで大感謝です。
ありがとうございます。
もうメロメロですよ! 拘束趣味はなかったはずなのに、自分も拘束物がやりたく
なってしまいました。
良い作品をありがとうございました!
65寝太郎:03/10/04 07:41
>>29
 う……わ〜。すごいな、コレ。
 そっかあ、拘束ってのは、こんなふうに書くのか。
 普段こういうのにあまり馴れてない自分には、かなり衝撃ですた。

『旅行』ってので、こう来るとは。
 意表をつかれましたw


 ……拘束かあ。64氏ではありませんが、あとで、自分でも
書いてみたくなりましたなあ。
66名無しさん@ピンキー:03/10/04 16:56
age
>64,寝太郎さま
拘束萌え惹起できたというのは嬉しい限りです。
今回はアンソロの主旨である「羽を休めてマターリヽ(´ー`)ノと短編書きたい時もある」
というのに甘えまくって好き放題書きました。
「旅行」は取ってつけたように組み込んだわけですが、閑散とした湖の情景が伝われば幸いです。
憮然としてるくせに妙にマメで律儀なご主人様というのも書いてみたいキャラでしたし。
ご感想ありがとうございますた。
……アホほど長くなりました。
予定レス数は50です。
個人的に実験作品的な色合いが濃いので【EASY】でお願いします。
タイトルは『6in1』となります。
69【6in1】 1/50:03/10/18 21:06
●All View
 襖が静かに開かれる。
 目を瞑っていても、その視線は感じられる。
 顔には照らされないが、確かな灯りが部屋を巡った。
「……………………ここは、問題なし」
 ごめんなさい、問題大有りです。
 眠った振りをしながら、松原友(まつばら とも)は見回りの教
師に心の中で謝った。彼女の布団は襖からもっとも近い。気配を悟
られやしないかと冷や冷やモノだった。
 ……開いた時と同じく静かに襖が閉じられ、足音が遠ざかる。
 修学旅行の部屋割りは六人一組。その内、頭を出していた二人は
目を開いた。
 そして、身体全体を潜らせるようにしていた三人が、身体を起こ
した。
「あー、苦しかった。窒息するかと思ったぞ」
 友の右に潜んでいた池田秀明(いけだ ひであき)が大きく息を
吐きながら、髪を整え眼鏡を掛け直した。
 そして、彼女の正面では、胡坐をかいた八尾護(やお まもる)
も小さく頷いた。暗い部屋の中、彼の鍛えられた肉体は、さながら
巨大な岩のようだった。
「……そうだな。何より布団が小さすぎる」
70【6in1】 2/50:03/10/18 21:07
「そりゃ、護の身体が大きすぎるんだってば」
 友から最も遠い、窓際で布団を整えている小柄な影は、堺小次郎
(さかい こじろう)。相変わらず、マメな少年だった。その割に、
自分の寝乱れた浴衣は直さないのだからよく分からない。
「そうか」
 護は静かに頷いた。納得したのだろう。その彼の隣から小さな影
がにじり寄った。
「ドキドキしたね、護君」
「あ、ああ」
 そのまま彼女は、護の膝の間に座り込んだ。小次郎とほぼ同じぐ
らい小柄な少女の名前を、佐野いちる(さの いちる)という。
 いつもは結って束ねて後でまとめている髪はそのままに、垂れ目
がちの大きな目が護を見上げた。
「えっへっへー」
「……」
 微笑み、猫のように身体をすり寄せる彼女に、護は照れ隠しにそ
っぽを向きながら頭を撫でた。
 巨漢の護と、小さないちる。ちょっと見には、大人と子供のよう
なカップルだった。ちなみに身長差は四十センチ以上ある。
 ……ふと、自分の髪をいつものポニーに束ねていた友は、隣の視
線に気がついた。
71【6in1】 3/50:03/10/18 21:08
「な、何、ヒデちゃん?」
「いや、佐野ちゃんみたいなの、オレもしてみたいかな、と」
 真面目な顔で秀明が阿呆な事を口走る。
「いや、ボクがヒデちゃんにしてどうするの」
「じゃあ、お前がするか? ヘイ、カモン」
 パァン、と秀明は自分の膝を叩いた。
「はいはい……あれ?」
 最後のもう一人が起きて来ない。
 秀明を越えた窓に最も近い向こう側、小次郎の正面の彼女はいま
だに眠ったままだった。布団をたたみ終えた小次郎が、心配そうに
高槻永世(たかつき ながよ)の様子を確認する。
「永世ぉ……本当に、眠っちゃったのか?」
「……起きている」
 永世は、ゆっくりと呟くように囁いた。
「そっか。静かだから気付かなかった」
 小次郎はいつもの人懐っこい笑みを浮かべているのだろう。少し
乱れた長い黒髪を抑えながら、永世も身体を起こした。
「もう少しで、本当に危なかったけど」
「その時は、まあ、僕も寝てたな」
 それにしても、何故この二人は正座して話し合っているんだろう。
72【6in1】 4/50:03/10/18 21:09
 そんな事を友が思っていると、秀明が嘆かわしいと首を振った。
「いやいや、しかしもったいないだろ。こんな機会、滅多にないぞ?」
「……こんな機会、何べんもあったらそれはそれで怖いよ」
 幼馴染みのボケなのか本気なのか分からない発言に、友はすかさ
ず突っ込んだ。
「ともあれ、見回りは去った。後は、うちの担任が宴会モードで連
中を足止めしてくれる筈だから、当分は大丈夫だ」
「どういう根回しをしたんだか」
「まあ、後は他の連中の心配だが、これは俺達がした所でどうしよ
うもない。俺達は俺達で始めよう」
「本気でするの?」
「今更。それについては、前に散々話し合っただろう。なぁ?」
「うん。恥ずかしいけど、こういうのって多分、二度とないしね」
 いちるは手を合わせながら、護に顔を向けた。
「……せっかくだしな」
 その斜め向こうでは、小次郎が恋人にもたれかかる。
「記念といえば記念か」
「……私は、小次郎がいいなら構わない」
 小次郎を後ろから抱き込むようにしながら、永世も答えた。
 部屋は暗く、表情は今一つ良く分からない。
73【6in1】 5/50:03/10/18 21:10
「という訳だ。ま、当然照れはあるだろうが、正直に行こうやトモ。
どうよ、実際」
 秀明は胡坐をかきながら、友に尋ねてきた。
「つまり、ここで良識ぶるのはただの偽善と」
 友は、肩を竦めた。
「そういう事……あ、でもみんな、なるべく声は控えめにな」
「……分かっている」
 胡坐をかく護に、いちるが仔猫のようによじ登っていた。
「ってもう、始まってるし」
 秀明の言葉に、護は微妙に困った表情を作った。
「いや、これは始まっているというか……」
 そうこうする内にも、膝立ち状態のいちるの顔は護の真正面にあ
った。
「別に、スタートとか決めてないんでしょ? それに、待ってる方
が何か恥ずかしいし……ほらぁ、護君も」
「あ、ああ……」
 いちるは護にしがみついたまま、彼とキスを交し合う。そのまま
二人の間で、荒い息が響き始めた。
「……すごいなぁ、いっちゃん」
 いちるの幼馴染である小次郎は、ちょっと感心したような声を上
げた。
74【6in1】 6/50:03/10/18 21:12
 その声の響きに残念そうな色は、もうない。
 けれど。
「小次郎……」
 やはり、それでも不安な永世は、無意識のうちに彼の裾をつかん
でいた。
「ん? ああ、悪い。けど、心の準備は出来た?」
「ええ……あんまり、あっち見ないで」
 不安と、嫉妬だった。
 それを見抜いているのかどうかは分からないが、小次郎は振り返
って顔を上げた。
「んー、なるべく」
 身長差から、どうしても永世が彼を見下ろす事になる。
 小次郎の瞳の中に自分しか映っていないのを安心すると、永世は
彼に口付けた。
 小次郎の身体に腕を回し、そのまま後ろに倒れる。
 彼は、軽く体勢を整えると、再び永世の望む通りキスを続けた。
技術は拙いが、激しく貪りあうようなキスを繰り返す。
「さて、二つとも始めた訳だ」
 秀明は、楽しそうに睦みあう二組を眺めた。
「……ずいぶん、余裕だったね。いつもケダモノのくせに」
75【6in1】 7/50:03/10/18 21:17
 衣擦れの音と次第に高まりつつある熱気に、友の頬が自然と紅潮
する。
「今回はプロデューサーも兼ねているもんでね。さて、トモ、こっ
ちおいで」
「もー、子供扱いしないでよ」
 言いながらも、友は手招きする秀明に近づいた。
 彼の身体に、背中を預ける。
「そんなのお互い様だろ? んー、佐野ちゃんが上手いな」
 護に浴衣を脱がされながら、いちるが振り返った。
「えへー、ありがと。でも護君、身体上るの大変なんだけど……」
 白い肢体をむき出しにしたいちるが、また背伸びした。そうしな
いと、護へのキスが難しいのだ。
「分かった」
 不意に太い両腕が背中に回ったかと思うと、いちるの身体が護と
共に前のめりに倒れた。
「きゃー」
 足をばたつかせながら、いちるは自分のささやかな胸を護の分厚
い胸板に押し当てた。真っ赤になる護が面白く、悪戯っぽい笑みを
浮かべながらさらに身体を預ける。
 身体を伸ばして護とキスを繰り返しているうちに、いちるは自分
の胸の先が次第に固くなっていっているのに気がついていた。
76【6in1】 8/50:03/10/18 21:19
 その感触が心地よく、彼女は癖になったように何度も護へ身体を
擦り付けた。
 もぞつくいちるを眺めながら、秀明も友の浴衣をずらし始めた。
「面白がってるなー、佐野ちゃんは」
 引き締まった身体と共に、胸がこぼれ出る。
 秀明の手が、友の胸を包み込んだ。
「……ヒデちゃん、観察しながら…っ…胸揉むのやめてほしいんだ
けど」
 恥ずかしそうに睨み付けながら、それでも友には彼の手を退ける
気はない。秀明の手が自分の胸を揉むたびに、思わず声を上げそう
になるのを、友は唇をかみ締めて堪える。
 後ろで秀明が笑っていた。
「しっかり見てほしいって?」
 スッとその手が下がった。
「馬鹿……いっ、ちょ、ちょっとヒデちゃん!?」
 胸が涼しくなったと思った途端、下半身が涼しくなっていた。
 友の声に、それまで互いの愛撫を行っていた二組が注視する。
 魔法のようなテクニックでショーツを引き抜いた秀明は、彼女の
足を大きく開いていく。
 秀明の胡坐の上で大股開きにされているのを皆に見られ、カーッ
と友の顔が熱くなった。
77【6in1】 9/50:03/10/18 21:20
「しーっ……お静かに。いやまったくもう、見てばっかりじゃ不公
平だからな。こっちからも見せてあげないと」
 言いながら、秀明の手は内股をさする。
「み、見せてるの、ボクだけじゃないかぁっ!?」
 股間が熱くなるのを感じながら、友は身じろぎした。浴衣は大い
に乱れ、もう衣服としての役割は果たしていない。
「野郎のモノ見ても、誰も楽しくも何ともないと思うぞ?」
 右手で胸を愛撫し、左手を徐々に股の中心へ向かわせながら、秀
明が耳元で囁く。友の二の腕に鳥肌が立つが、決して不快ではない。
「あっ……わたし、ちょっと興味あるかも」
 そういういちるは、護の身体に舌を這わせながら小さな乳首を指
で弄られていた。
「……って言ってるけど?」
 耳の裏から首筋へと秀明の舌が滑り、友は自分の声がうわずりそ
うになるのを堪えた。けれど、それと同時に右手の指が硬く尖った
胸の先端を捉え、左の中指はいよいよ濡れた花芯に到達していた。
「好奇心旺盛は結構だけど、護のと比べられるとさすがにちょっと
自信がないぞ、オレは」
 言いながらも、秀明の指は休まない。
「大丈夫だよ。それ言ったらわたし、二人に身体で負けてるし」
 自分の股間から響いてくる水音がひどく恥ずかしい。
78【6in1】 10/50:03/10/18 21:26
 半ば上の空で、秀明といちるの話を聞いていた。
「……って、うわぁ……あっちもすごいね……」
「ああ、新たな一面を見たって気分だ」
 自然、友もそちらの方を向く。

●Nagayo Takatsuki
 その永世は、小次郎に組み伏せられていた。
「っ……」
 いつもより、自分が感じているのに永世は気付いていた。
 自分の肌に小次郎の舌や手が這うたびに、腹奥の熱い疼きが昂ぶ
っていく。
 原因ははっきりしている。向こうからの視線だ。それは、間違い
ない。
 小次郎も、自分の変化に気付いていたようだった。
「恥ずかしいなら、目を閉じてれば?」
 陰になって分からないが、多分心配そうな顔をしているのだろう。
 彼は、永世が最後まで乗り気でなかった事を知っていた。
「それは……困る。顔が見れない……」
 我ながらずるい、と思う。
 何が耐えられないといって、自分より他の女に注意を向けられる
のが一番嫌だった。
79【6in1】 11/50:03/10/18 21:28
 ……絶対嫌。
 目の前にある小次郎の顔に、永世は唇を寄せた。

●Hideaki Ikeda
 永世が下から小次郎の身体を抱きしめ、ディープキスを繰り返す。
 その間も小次郎の手は休まず彼女の身体を愛撫し、股間を捉える
と彼がやりやすいように股を開いていく。微かな明かりが、愛液の
存在を反射させていた。
「あっちの二人は、あんまり他を見る余裕はなさそうだなー」
 秀明は、それを観察しながら呟いた。そんな彼の腕の中で友が弱
々しくもがく。
「ヒ、ヒデちゃんが……器用すぎるんだよぉ……何でそんなよそ見しな
がら……っ……ちょ、駄目ぇ!」
 面白いなぁ……。
 そんな感想を抱きながら、秀明は秘処への二本の指の抜き差しを
早めていく。
「濡らしとかないと痛いぞ」
 充分すぎるほど濡れているのは分かった上での発言だ。彼の指が
引き抜かれるたび、中にたたえられた淫液が掻き出され、音を響か
せる。
80【6in1】 12/50:03/10/18 21:30
「そ、そういう問題じゃなくてぇー…っ…あ……んんっ……あーも
ぉ……馬鹿はこれだからぁ……」
 首を振りながら、友は秀明に表情を覗かれないように顔を俯かせ
た。
「馬鹿って……成績はオレの方が上なんだけどなー……それに、何
だかんだ言っても、力抜けてきてるじゃないか。そもそも、準備が
いるのかね、これは」
 引き抜いた指を、友の目の前に突きつけた。人差し指と中指の間
で透明な糸が引く。
「だ、誰のせいよぉ……っ……うー」
「いや、挿れていいのか悪いのか迷っていまして……あいたっ」
 顎から突き上げるような衝撃が来た。
「いい加減、怒るよ?」
 涙目で拗ねるような表情をした友が振り返った。
「はい、だうもすみません……あいたた……こんな時に殴れる人間
なんて、そういないぞ」
 機嫌をとるようにキスをしながら、再び指を友の中に戻す。
 多少は機嫌が直ったのか、友も短い息継ぎを続けながら、秀明の
キスに合わせてきた。
「んっ…んくっ……んむ…は……あんっ…ああぁ……ゃ、わざと音
立ててる……」
81【6in1】 13/50:03/10/18 21:31
「あーあ、言わなきゃバレないものを……こら、逃げるな」
 秀明は、再び友の足を抱えなおした。

●Mamoru Yao
 護の口の中を舌で弄んでいたいちるが顔を上げた。
「んー、護君、わたしあっち見たいー……」
 ねだるように、身体を擦り付けてくる。
 姫様は、ひどく後ろのやり取りが気になるようだった。
 護だって気にならない訳ではないが、いちるを見ている方が面白
い。
 なおも甘えるいちるが護の頬やら首筋やらを舐め始めたので、く
すぐったくてしょうがなかった。
「止めはしないが」
 護は、いちるの身体を持ち上げると、そのまま秀明達を見れるよ
うに反転させてやった。
 ……大人しくなったかと思うと、今度は自分の股間が唐突に涼し
くなった。
「代わりにサービスするねー……」
 生暖かい粘膜の感触と共に、剛直に強い刺激が生まれる。
「お、おい」
82【6in1】 14/50:03/10/18 21:32
 小さな手が根元を掴みながら、もう一方の手で竿をしごく。
 どこで勉強しているのか、いちるの口唇奉仕は的確に護のポイン
トを突いていった。
「他の人に見られるのは恥ずかしいかもしれないけど、我慢するー
……」
 護は軽く足をパタパタさせるいちるを落ち着かせると、股間を覆
う布地をずらした。
 一筋の線のような割れ目が濡れているのを確かめ、護はそこに顔
を埋めた。
 ……秀明達も見られるだけでは不公平だろう。
「んんっ……あ……護君……舌、ちょうだい……ん、む……くぅっ
……」
「……承知」
 いちるの奉仕にさらに熱がこもるのを感じながら、護はいちるの
秘処に舌を侵入させていく。

●Kojiroh Sakai
 小次郎の耳にも、どうしても二組のやり取りは聞こえてしまう。
 という事は当然、永世にも聞こえているだろう。
「……やっぱり、気になる?」
83【6in1】 15/50:03/10/18 21:33
「そんな事は……ない」
 彼女はそっぽを向いた。
「ならないんだね?」
「ぅんっ……ん……ごめん、ちょっと気になる」
「いや?」
「いや……じゃないけど、私は小次郎に集中していたいから……」
「うん?」
 永世が身体を起こした。
 本気になれば小次郎の方がずっと力は強いけど、彼は永世に身を
任せる事にした。
「いつもの、する」
 永世は愛しそうに小次郎に口付けると、そのまま顔を下げていっ
た……膝立ちになった彼の股間に。

●Tomo Matubara
「……いつもって、おいおいおい」
 秀明は、友の後ろで小次郎の股間に顔を埋める永世の様子を注視
していた。
「ひ、人それぞれでしょ? そんな……マジマジと見るもんじゃな
いよ」
 もっとも、同じように見ている娘がもう一人いるが。二人とも妙
なところで器用らしく、視線はそっちなのに、口だの手だのは一向
に休む気配がない。
84【6in1】 16/50:03/10/18 21:37
 長い愛撫が続き、友にはもはや抵抗する気力もない。
「そ、それはそうだが……あれがいつもって……うわ、想像したら
立ってきたぞ」
「ヒ、ヒデちゃんは元々でしょっ!?」
「あ、分かるか」
 自分の尻の下で硬くなられては、嫌でも分かるというものだ。
「ったくもー……真面目にやってよ……」
 自分以外で興奮されるというのは、何だか妙な嫉妬心が沸いてし
まう。原因をたどれば、後ろから自分を弄り倒している男が諸悪の
根源なのだが。
「真面目にやったらやったで恥ずかしがるくせに。ほら、さっきよ
り音が鳴ってる」
 わざと指を乱暴にされ、友は首を振った。
「や、やだぁ……い、今だって恥ずかしいんだよ……? あ、あん
まり大声は駄目なんだからぁ……」
「今更だが、用心に越した事はないな……塞ぐか」
 何をか尋ねる前に、唇を押し付けられた。
「んっ……んんぅっ……!?」
 自分の秘処が、秀明の指で広げられる。
 いつの間にか取り出されていた彼のモノが、友の股間の間から姿
を現していた。光っているように見えるのは、友の愛液だろう。
85【6in1】 17/50:03/10/18 21:38
「そう、このまま挿れる……見られながらな」
 友の身体が持ち上がったかと思うと、太く熱い杭が彼女に突き刺
さった。
 充分にほぐされ濡れた膣は、彼のモノを締め付けながら自重によ
ってより深くへ咥え込んでいく。
「ふぁっ……こ、この鬼畜ぅ……」
 言いながらも、挿入される快感だけは否定しようもない事実だっ
た。
 友は声を殺し、秀明のモノが入ってくる感覚に集中する。
 不意に、心地よさの中で、膝裏に手を当てられる。
「はい、皆さんご注目」
 限界まで股を開かされた格好で、友はいちるや小次郎の視線を浴
びる事となった。
「いやああぁ……やっぱりこいつ、馬鹿だぁ……」

●Ichiru Sano
 馬鹿、と相方を罵倒しながらも、やはり友は気持ちよさそうに見
えた。
 秀明が腰を揺らし始めると、もはや口答えも出来ない様子で、や
がて自分からも腰を使い始める。
「ん……うわぁ……トモちゃん、すごい……ん……んんっ」
86【6in1】 18/50:03/10/18 21:39
 ……自分もあんな顔をしているのだろうか。
 とても口に収まりそうもない巨根を手と舌で愛しながら、挿入さ
れた時の感覚を思い返す。いや、その必要はない。じきに、それは
現実のモノとなるのだから。
 ただ、いちるの膣は小さく、護の逸物は人一倍大きい(らしい)。
 だから、二人の愛撫はいつも念入りだ。
 一度気をやるぐらいまで高め合ってからでないと、とても繋がる
事など出来ない。
「どうなってる?」
 そう尋ねる護も、舌でいちるの中を慣らしていく。
「足開かされて、秀君に入れられてる……繋がってるとこが丸見え
でねー……ん、ああっ!!」
 肉芽から後ろの穴まで何度も舌の往復を繰り返され、いちるの腰
が勢いよく跳ね上がる。が、護の強い力は完璧なまでにそれを制し
ていた。
 決して彼女を逃がさず、自分の攻撃を全ていちるに与えていって
いた。
「すると、この音は……」
「うん……トモちゃんの腰も、すごいエッチに動いてる……」
「そ、そこ、実況中継しない!」
87【6in1】 19/50:03/10/18 21:41
「だって、護君見えないもん……は……ん……でも、こっちも……
すごいの」
 自分も欲しいなぁと思いながら、目の前の肉棒を口に含んだ。全
部は飲み込めないが、先端全体を口全体と舌で愛すると、護はひど
く悦ぶのだ。
 鈴口を吸い上げ、雁の部分にほんの少しだけ歯を立てる。
 案の定、口の中で亀頭が興奮で膨れ上がる。
「いちるも、いつもより濡れてる」
「そ、そうなんだ……うわぁ、音が響いてくるぅ……」
 耳からではなく、下半身から直に脳へ響いてくるようだった。
「んー、でも、護君のも……」
 いちるは、手で竿に自分の唾液を馴染ませながら、彼のモノを観
察した。
 やっぱり、普段より大きいような気がするけど……。
「言うな」
「はぁい」
 護の太い指がいちるの中に侵入する。
 その感覚に背を仰け反らせながら、護の裏筋を指で何度もなぞり
上げる。
 再び先端に吸い付きながら、もう一方の手で手袋を揉んだ。
88【6in1】 20/50:03/10/18 21:42
「佐野ちゃんよ、どこで覚えたんだ、そんなの」
 秀明の声にいちるは顔を上げると、粘液の糸が唇と肉棒の間で橋
を作った。
「ほぇ? 覚えるって……してたら……普通相手の気持ちいいとこ
って……分かるでしょ?」
 変な気分だなぁ……といちるは思う。
 ひどく恥ずかしいのに、もっと見せつけてみたい気もする。
「まあ、なあ……たとえば、トモならこういうのとか……」
「んぁっ……ゃっ……あ…っ……」
 どうやらいつの間にか、友は一度達したらしい。
 乱暴な秀明の動きに、弱々しく反応するだけの存在になっていた。
「んー……やっぱりわたし達とちょっと違うかな……護君は…ん…
んん……もっと優しいもん……今だって、指、乱暴にしないし……」
 目の前の肉棒に専念しながら、いちるは答えた。
 今も、護の指はいちるの膣内をほぐすように往復を続いている。
 それはひどくゆっくりで、けれど焦らすつもりで行っているもの
でないのも、いちるには分かっていた。
 身体の奥の熱はなおも高まる。
「護君、もっと……激しくしてもいいよ」
「大丈夫か?」
89【6in1】 21/50:03/10/18 21:44
「護君も……一回出したいでしょ?」
「……」
 意味を悟ったらしく、護の指が引き抜かれた。
 代わりに侵入してきたのは、柔らかな粘体だ。
 それは、いちるの膣内で時に尖って前後し、中で揺れて濡れた肉
襞をなぞり上げる。
「は、うっ……護くぅん……!」
 懸命に下からの強い刺激に耐えながら、彼のモノを舐めしゃぶっ
た。
 しかし護の責めはそれだけにとどまらない。
「ひうっ!」
 敏感な肉芽を親指で弄られ、危うく歯を立てそうになる。
 いちるはそれをこらえ、自分に飲み込める精一杯のところまで護
のモノを口に含んだ。「んぐっ……んっ…んぅっ…ぅんっ……ん、
ん、んんっ!」
 手も同時に駆使しながら、激しく頭を上下させる。
 既に充分昂ぶっていた二人は、同時に限界を迎えた。
 最後に護の舌が思いっきり、いちるの肉襞を抉るように動いた。
「んうぅっ……!!」
 その衝撃に頭を真っ白にしながら、いちるは口内に迸った精液を
嚥下した。
90【6in1】 22/50:03/10/18 21:48
「……」
 護も、絶頂に震えるいちるの腰をしっかりホールドして、舌の運
動を緩めていく。
「ん……ふぅ……ん……んっ……んぅっ……」
 唇の端から竿へと垂れていく白い雫を指で止めつつ、長々と射精
を続ける護の肉棒を、いちるは決して口から離さなかった。
 やがて、護のモノが少し柔らかくなったのを確かめると、いちる
はようやく顔を持ち上げた。
「はふぅ〜……いっぱい出たぁ……」
 大きく深呼吸し、指に付着した精液を舐め取る。
 同時にいちるの秘処からも、護が顔を離した。
「大丈夫か」
「うん、全然へーきだよ。まだ、序の口だしね」
 護とする時は、大抵一度では済まない。
 護が絶倫という事もあるが、いちる自身、自分の最奥をゴンゴン
と貫かれる心地よさに夢中になってしまい、何度も彼を求めてしま
うのだ。
 そして、今日はそれがまだ果たされていない。
 手の中で徐々に硬さを取り戻し始めた護のモノに、いちるは顔を
寄せた。
 少し離れた場所から聞こえる淫音に視線をやりながら、恋人の精
の残滓を舐めとっていく。
91【6in1】 23/50:03/10/18 21:49
●Nagayo Takatsuki
 見られている。
 分かってはいても、小次郎への奉仕を止める事は永世には出来な
かった。
「ん……んぐ……んくっ……ふ……んんっ……!」
 四つん這いになりながら、自分自身で首を前後させ何度も喉奥ま
で彼のモノを飲み込む。
 それはひどく苦しく、しかし同時に永世に快感を与えていた。
 小次郎が呻くたびに、自分が彼に快感を与えられていると実感出
来るから。だから、より口唇奉仕に熱がこもる。太股を熱い淫液が
伝うのも、そのせいだ。
「お前、いつもそんななのか?」
「あ……ああ、まあ」
 秀明の問いに、小次郎が曖昧に頷いたようだった。
 小次郎の手は軽く、永世の頭に添えているだけだが、傍目には自
分の欲望を引き出す為、強引に永世の頭を前後させているようにも
見えない事はない。
「ちがぅ……小次郎じゃなくて……っ……私が……」
 反論しようとする永世の頭を、小次郎が優しく撫でた。
「喋りにくくない?」
92【6in1】 24/50:03/10/18 21:50
 永世は首を振り、彼のモノに舌を這わせた。
 四つん這いのまま自分の手を股間にしのばせると、熱くトロリと
した液体は指を濡らした。指で女の弱いところを触れているのに、
それよりも撫でられている頭の方が遥かに心地が良いのは、不思議
な感じだった。
 再び、永世は唇を開いて小次郎のモノを受け入れていく。
「……ん……いい……このままで……んむ……んぐっ……んんっ…
…」
「永世?」
 小次郎が、永世を見下ろした。
 この手にもっと、頭を撫でて欲しかった。だから、永世はもっと
彼を気持ちよくしてあげないといけない。
「このまま…んぅ…んくっ……は…ぁ……出して……」
「ん……」
 小次郎が初めて腰を突き出した。
 喉奥を突かれる苦しさを、永世は甘受する。
 口の中に溜まった唾液が、引き抜かれるたびに口から溢れジュボ
ジュボと音を立てた。
 永世は自分を慰める指の数を二本に増やし、激しく抽送した。当
然その指のイメージは今、口の中にある彼のモノだ。
93【6in1】 25/50:03/10/18 21:51
 グッと腰を掲げ、前後の穴で小次郎を受け入れている妄想が、永
世の頭を支配する。
「んっ……んっ……んんぅっ!」
「あっ……な、永世……出るよっ……!」
 虚ろになった頭で、永世はその声を聞いた。
 二本の指を根元まで沈めると同時に、喉を強い勢いで液体が叩い
た。
 あっという間に小次郎の精液が永世の口の中を満たす。
「んんっ……んふっ……!」
 ためらう事なく永世はそれを飲み込んだ。
 強い臭気のする体液を尿道から吸い出しながら、小次郎の手が優
しく頭を撫でてくれている事に、永世は安堵の鼻息を漏らした。

●Hideaki Ikeda
 なおも小次郎の股間に顔を埋め、彼のモノに奉仕を続ける永世に、
秀明といちるは唖然としていた。
 顔を見合わせる。
「意外……」
「……だよねぇ? って、トモちゃん、大丈夫?」
「何が?」
94【6in1】 26/50:03/10/18 21:52
 いちるに言われ、秀明は彼の膝の上に乗る少女に視線をやった。
「虫の息」
 なるほど。
 足を大股開きにされたまま機械的に秀明に貫かれていた友は、汗
びっしょりになりながら全身を弛緩させていた。
 痴呆のような顔で、彼が動くに任せている。
「ありゃぁ……ちょっと気を取られすぎてたかな。動けるか?」
 秀明は、友の頬を軽く引っ張った。
 友が、重く頭を上げた。
「ふざ……けないでよぉ……動けるわけ……ないでしょぉ……っ!?」
 彼女のダラリと垂れ下がっていた腕が、腰の前後運動の反動に合
わせて持ち上がった。
 遠心力のついた肘が、秀明の顎を再び捉えた。

●Mamoru Yao
 護には見えなかったが、打撃音の正体は会話から何となく見当が
ついた。
 不意に目の前の尻が浮いた。
 かと思うと、護の身体の上でいちるが反転した。
「護くーん……」
95【6in1】 27/50:03/10/18 21:54
 再び、いちるが伸し掛かってくる。
「ん?」
「わたしも欲しくなってきちゃった」
 足をパタパタさせながら、ねだってくる。
「……見ていなくていいのか?」
 頭を撫でながら、護は尋ねた。
「今は、護君の顔を見てたい気分なの」
 ぎゅーっと甘えるように抱きついてくる。
「そうか」
 それを緩めさせ、護はいちるの身体を起こした。
「代わりに、護君が見てて。せっかくだから、護君も参加しなきゃ
損だよ」
「分かった……」
「じゃ、入れるね?」
「ああ」
 いちるの腰が持ち上がり、すっかり元気を取り戻した彼のモノに
手を添える。
 小さな割れ目に、先端が押し当てられる。
 いちるが腰を下ろすと、濡れてほぐれた膣に肉棒が包まれていく。
「あ……んうぅぅぅ……っ!」
96【6in1】 28/50:03/10/18 21:56
 口に拳を当てながら声を殺すいちる。
 いくら受け入れられるようになったとはいえ、いちるの締め付け
は相変わらずきつい。しばらくは動かないのが、彼らの暗黙の了解
となっていた。
「ん?」
 ふと、いちるの両腕が護に向かって伸ばされているのに気がつい
た。
 護はその両手首を掴むと、腹筋に力を入れて上体を持ち上げた。
 いちるが、彼の胴体にしがみつく。
「えへへー……だっこ」
「そうか」
 護は胡座を掻くと、軽く上下運動を開始した。
 それぐらいが心地よいらしく、いちるは腕に力をこめながら小さ
く喘ぎを漏らした。
「本当に、まるで大人と子供だな、お前らの組み合わせって」
 秀明の声に、護は久しぶりに天井以外の景色を見たような気がし
た。
「いちるは充分大人だ」
 でなければ、自分と繋がる事など出来ない。
「そういう意味じゃなくて……ああ、もういいや」
 すごい光景だな、と護は思った。
97【6in1】 29/50:03/10/18 21:57
 秀明と友が背面座位で交わり、繋がっている部分を露わにしてい
る。
 さっきまでの会話から察するに、彼女はもう何度も達しているの
だろう。
 汗で身体を濡らしながら、力なく顔を俯けている。
「秀明、大きなお世話かもしれないが、松原さんにもっと優しくし
てやれ」
「はっはっは……げふっ」
 笑って誤魔化そうとした秀明が、苦悶の声を上げた。
 どうやら、友の肘が脇腹に突き刺さったらしい。
 そしてもう一方では、小次郎と永世が正常位で繋がっていた。大
きく広げられた足の間に小次郎の身体が割り込み、激しく腰を動か
している。

●Kojiroh Sakai
 その視線に、小次郎は気付いていた。
「永世……」
 永世から顔を離し、ペットボトルを布団の隣に置いた。
「あっ……あんっ……私も、動く?」
 口移しに流し込まれた水を飲み込んだ永世が尋ねる。
98【6in1】 30/50:03/10/18 21:58
「そうじゃなくて……見られてる」
「……私は、気にしない」
 言い、永世自身も腰を使い始めた。
 複雑な動きが、小次郎の肉棒を刺激する。
 それに負けないように小次郎は彼女を貫きながら、首を振った。
「そうじゃなくて、もったいない」
「……?」
 分からない、という風に永世が小次郎を見つめる。
 半開きになった瞳は、彼しか見つめていない。
 再び彼女に顔を寄せながら、小次郎は囁いた。
「僕らばかり見られて、こっちはいつも通りじゃ何かもったいない
気がする。元が、取りたい」
 唇を重ねると、永世は心得たように口を開く。
 互いの口内に舌に乗せた唾液を交換させあう。
「ん……小次郎、それはただの貧乏性だわ」
 蕩けるような表情で、さらに永世は彼の口を求めた。
「ぁ…んんっ…そうかもしれないけど…っ…ん…くっ…いつも通り
だと…今回の趣旨にも反するし……要するに、『せっかくだから』
かな……?」
 小次郎が考えながら言うと、永世はようやく顔を離した。
99【6in1】 31/50:03/10/18 21:59
「……分かったわ」
 その残念そうな表情も、普段なら滅多に見ることが出来ない。
 小次郎は首を振った。
「また、勘違いしてる。見るのは、僕だけじゃなくて永世もだよ」
 腕に力を込め、小次郎は永世の身体を持ち上げた。
「え、あっ……きゃぁっ!?」

●Tomo Matubara
 どこにそんな力があるのか、小柄な小次郎が永世の身体を繋がっ
たまま引っくり返し、四つん這いにした。
 彼女を後背位にすると、傍らにあった眼鏡に手を伸ばして永世に
掛けさせる。
「小次郎、いつも、眼鏡掛けてやってるのか?」
 秀明の質問に、小次郎は首を振った。
「今回は特別だよ。暗いし、そっちが見えないからね……見えてる?」
「え、ええ……」
 恥じらうようにしながらも、小次郎の言葉だからだろう、永世は
顔を背けようとはしなかった。
 すなわち、友の痴態から。
「よーし、じゃあ俺も、もっとよく見えるようにしてやろう。トモ、
協力しろ……あぐっ!?」
100【6in1】 32/50:03/10/18 22:00
 残っている気力で、友は精一杯肘を突き上げた。
「ば、馬鹿ぁっ……わざわざ煽るなぁっ!」
「痛たたた……やってる最中に殴るなっての」
「だ、だって、恥ずかしいんだよ? 分かってるでしょ、そんなの!?」
「まあ、それが狙いの一つなんだから、お前も諦めろ……諦めなく
ても、どーしようもないしな」
 友は、唐突に胸を鷲づかみにされた。
 反射的に拳を握り締めたが、秀明に両手で乱暴にこねくり回され
ると、そこから力が抜けていく。
「んぅっ…ふぁっ……ず、ずるい……これ、ボク、抵抗出来ないじ
ゃないかぁ……!」
「いやいや、したければすりゃいいじゃないか……どこまで出来る
かまあ、見ものだが」
 身体をよじりながら、秀明の手を振り解こうとするが、彼の技巧
の方が上手だった。
 次第に手の力も弱まり、彼の愛撫に身を任せてしまう。
「……普段もそんななのか、二人とも」
 呆れたように、護が尋ねる。
「教室じゃ、いつも見てるだろ?」
「そーゆー意味じゃなくて、こういう状況でって話なんだけど……
ちょっと驚いてる」
101【6in1】 33/50:03/10/18 22:01
 小次郎も護と同意見らしかった。
「は、ぁ……ほらぁ……やっぱり普通じゃないよ、これ……ん、くっ
……んんっ!」
 再び抵抗を試みるが、今度はいきなりの腰の上下運動にそれを阻
まれてしまう。
「あ! 護君、ちょっと!」
 護にしがみついたまま、いちるが小さく叫んだ。
「何だ?」
「トモちゃんのイクとこ、ちゃんと見たい!」
 とんでもない事を言う。
「分かった……しっかりつかまってろ」
 護はいちるの尻を掴むと、ゆっくりと歩き始めた。
 その振動で、強くいちるの身体が揺さぶられる。
「あ……う、うんっ……! ま、護くぅん……ぁ…ん……こ、これ、
いいよぉ!」
 必死に護にしがみつきながら、いちるは自我を保つのが精一杯の様子だ
った。
102【6in1】 34/50:03/10/18 22:03
●All View
「は、ぁ……な、何ぃ? なんでみんら……集まって来てるろ……?」
 ろれつの回らない口で、友は徐々に近づいてくるみんなを眺めた。
「そりゃまあ、お前が乱れる様を見物にだろう?」
 彼らを挑発するように、秀明は力強い動きで彼女を突き上げる。
「んあっ、あっ、あぁっ……ゃあっ、み、見らいでぇっ……?」
「はぁっ…あ…あんっ……す、すごい……」
 永世が呟く。
「ん……永世も後で、みんなに見てもらうからね」
 小次郎が腰を押し上げた。
「んぅ…あっ………は、はい…っ…!」
 繋がったまま、永世も友に向かってさらに近づく。
 腕には力が入らず、ほとんど這うような形になっていた。
「ぅん……ん、んぅー……ね、ねえねえ、護君、見えないよぉ……」
「分かっている」
 護はその場に座り込んだ。
 そして、いちると繋がったままその身体を反転させる。
「ふぁ……あ……あっ……ありがと……うわ、トモちゃん……」
 いちるは畳に手をつきながら、至近距離で友の媚態を観察する。
「あ、あんっ、んぁっ、あぁっ!!」
 目と鼻の先なのに、友はそれに気づいた様子がない。
「見えてないね、もう……んー」
「あぁっ……!?」
103【6in1】 35/50:03/10/18 22:05
 唐突に下から強烈な刺激が訪れた。
「さ、佐野ちゃん?」
 秀明が慌てる。
 小さな手が、友と秀明の繋がった部分に触れていた。
 その指がスッと淫核を撫でると、友はもう、口をパクパクさせて
肺に空気を送り込む事しか出来ない。
「お触り、OK? してみたいの。今回はアレだよね。『思った事
は包み隠さず。願望は正直に告白する。互いに遠慮は無用』なんだ
から」
「お、オーケー……オレはいいけど、護は?」
「いいよね、護君?」
「……それぐらいなら、構わん」
 えらく複雑そうな声音で、護は唸った。
「じゃ、遠慮なくお手伝いー♪ ほーら、トモちゃん、もう限界で
しょ?」
 本気で遠慮なく、いちるは指責めを開始した。
「んうぅっ……あっ、やっ、やだぁっ……あ、あっ、あああぁぁん
っ!!」
104【6in1】 36/50:03/10/18 22:08
●Nagayo Takatsuki
「小次郎……」
 永世は、友が絶頂に身を震わせるのを眺めながら呟いた。
「うん?」
「私も……あんななの?」
 今の自分も、友のような顔なのだろうか。
 後ろから小次郎に貫かれながら、永世はそんな事を考える。
「んー、比較は出来ないかな。今度、ビデオにでも撮ってみる?」
「……考えておくわ」
 家にハンディカムがあった事を思い出しながら、永世は答えた。

●Hideaki Ikeda
「はぁ……あ……あっ……ああっ……」
「俺はまだ、終わってないんだけどなぁ……」
 前のめりになりそうになる友を、秀明は腕を回して支えた。
「ん……ごめん。でも……もうちょっと、待って……今、やばいか
ら……」
「こっちはこっちで辛いんだが」
 ……とはいえ、あんまり苛めすぎちゃ可哀想だよなぁ。
 口に出しては言わないが秀明はそんな事を考えながら、友の回復
を待つ事にした。
105【6in1】 37/50:03/10/18 22:09
「くっふっふー、何だかんだ言って止めちゃう辺り、秀君は優しい
よねー」
 いちるに指摘され、秀明は焦った。
「や、優しい言うな、佐野ちゃん。オレは悪人なんだ」
「でも、トモちゃんには……っ!?」
 いちるの声が唐突に跳ね上がる。
「いちる……俺もそろそろいいか?」
 ゆっくりと上体を後ろに倒しながら、護が律動を開始した。
「あ……ぅん。ずっと我慢しててくれたもんね……ふぁ、あっ、あ
あっ!」
 いちるは前のめりになりながら、恋人の責めを受け止める。
「身体ごと、浮き上がってるぞ、おい……」
「いちるは、軽いからな」
「わ、わたしも動くぅ……く…あっ……ふあぁっ!」
 自身で腰を回転させ、強烈に中を抉り込まれる感覚にいちるは背
を仰け反らせた。

●Nagayo Takatsuki
「……」
「欲しくなった?」
「……ん」
106【6in1】 38/50:03/10/18 22:10
 小次郎の問いに、ほとんど無意識に永世は頷いていた。
「じゃあ、ちょっと……こうやって……」
 小次郎は身体を傾け、永世の顔をいちるに近づける。
「あ……」
「こっちの方が、見やすいでしょ?」
 後ろから声が聞こえるが、永世はそれどころではない。
 いちるの喘ぎ顔が息が掛かるほど近くにあった。
 目が合うと、いちるは笑みを浮かべた。
「んぅっ! あ……そ、そうだけど……こ、こんなの……」
「永世も、しっかり見てもらうんだよ? やらしい顔」
「ぅ……ん…はい……」
 いちるの熱い息が、本当に顔に掛かる。
 それから、永世は目を離せないでいた。
「……『はい』、て」
 横から、秀明の声が聞こえたような気がした。
「あ、ああ……それに関しては、気にしないで」
「こー君……永世ちゃんにも……構っていい?」
『構う』が何を意味するかは、聞くまでもなかった。
107【6in1】 39/50:03/10/18 22:11
 今の彼女の生殺与奪は、小次郎が握っている。永世は彼の言葉を
待った。
 不意に、彼女の頭を小次郎の手が撫でた。
「本当に嫌なら、今拒んで。怒らないから」
「……」
 永世は目をつぶり、一度頷いた。それが答えだった。
「……いっちゃん、いいよ? ほら、永世、もっと近付いて」
「はい……」
 永世は伸びをして、これ以上近づきようがない所までいちるに近
づいた。
「永世ちゃん……いいよね?」
 ほんの少し、いちるは顔を傾けた。
 永世の唇に、生まれて初めて恋人以外の唇が触れた。
「あ…んっ……んむっ……は……あ……んんっ!?」
 後ろから、唐突に強烈な刺激が来た。
 それは最近になって慣れた感覚だが……ある種の絶望感が永世を
支配する。
 そこは、永世の新たな弱点で、責められると自分を見失うほどに
乱れてしまう場所だった。
108【6in1】 40/50:03/10/18 22:12
「こっちも、いつも通りするからね」
「あ……で、でも、今日は……」
 焦りながら、『そこ』にじわじわと入り込んでくる小次郎の指を
受け入れていく。
「気持ちよくない?」
「い、いいけど……でも……でもぉ……」
 小次郎の指が、そこで止まった。
「じゃあ、やめる? 今から抜いて、耐えられる?」
 駄目だった。
 永世は大きく首を横に振って、それを否定した。耐えるなんて、
とても出来ない。
「……続けて、下さい」
「うん。大丈夫だから」
 小次郎は、さらに菊座に指を進めていった。
「あっ……あぁっ……ひ、んっ…あぁっ……」
「うわぁ…永世ちゃん、すごい可愛い顔してるよぉ……」
 大きく口を開いて後ろの穴の責めを受け入れる永世に、いちるは
キスを降らせていく。
109【6in1】 41/50:03/10/18 22:13
●All View
「すげえ……オレ達の中じゃ、一番遅かったはずなのに……」
 今日、何度目の驚きになるのだろう。
 呆気に取られる秀明をよそに、友はようやく身体に力が戻ってき
た。
「んん……ヒデちゃん…ボクも、そろそろいいよ……」
「つーか、正直見てて我慢できなくなった、と……だから、殴るな
って!?」
 図星を指され、思わず友の顔が赤くなる。
「るさいなぁ……なんなら、動かないようにしようか?」
「ごめんなさい。オレが悪かったです……とか、言ったりして」
 心得たとばかりに、緩々と秀明が腰を動き始める。
 しかし、それとは別の刺激が、唐突に彼女の股間を刺激した。
「あっ……!?」
 てっきり永世に構っているとばかり思っていたいちるの指が、再
び動き出していた。
「トモちゃんは…っ…永世ちゃんを…気持ちよくしてあげて……」
 永世とのキスを繰り返しながら、誘うような目つきでいちるが促
した。
「で、でも、どうしたらいいか……」
110【6in1】 42/50:03/10/18 22:14
「自分がされて気持ちいいって思う事を、してあげればいいんだよ」
 戸惑う友に、その言葉は魔法のように染み込んでいく。
 そして、身体を傾けた友は、永世の胸に手を伸ばしながら肌に舌
を這わせていった。
 いちるは永世から顔を離し、友に向ける。
「あ……ん……ぅん……」
 ごく自然に、友と永世の唇が重なり合った。
 二人の手の平が、お互いの身体をまさぐりあう。
「そーそー。そうやって、吸って上げたりして。じゃ、わたしはま
た、トモちゃんを気持ちよくしてあげるねー……」
 いちるは精一杯身体を伸ばすと、友の腹を舐めた。
 そのまま、指先で友の肉芽を撫でる。
「ん……んぅっ……は……あ、ま、またぁ……」
 軽く達っしてしまい、友は身体を小刻みに震わせた。
「トモちゃん、早いよぉ……」
「ああ、早いのはいつもの事だから……なあ、トモ」
「そ、そんな事ないよ……あ、んんぅっ……!」
 しかし、いちると一緒に秀明も突き上げてくるのだ。
 首を振って強がりながらも、連続して押し寄せてくる波に抗う事
は出来ないでいた。
111【6in1】 43/50:03/10/18 22:15
「一回イクと、何度も軽くイクようになってるんだよ」
「そうなんだ……んっ……でも、わたしも……あんっ…くっ……あ
…集中出来ないよ、護くぅん……」
「……」
 いちるの抗議にも構わず、護は無言で腰を動かし続ける。
 その動きは、徐々に強まりつつあった。
「はっ、あっ、ご、ごめん……護君もぉ……ちゃんとするよ……ん、
あ……ひうっ……! 永世ちゃん……?」
 永世の目はもう、何も見ていなかった。
 ただ、快楽に身を委ね、小次郎の動きに合わせて声を上げるしか
ない。
「んくっ……ん……は……あっ……ああっ! こ、小次郎……っ…
…あ、そこ、いい……もっとぉっ……!!」
 小次郎は指を二本、永世の後ろに捻り込みながら、激しく音が鳴
るほど腰を動かした。
「こう、だね……ん……このまま、イクから……いいね? ちゃん
と、いっちゃんと松原さんにもご奉仕するんだよ」
「はい…っ…んくっ…むっ…は、ぁ…あぁっ……んぅっ…ん〜〜〜
〜〜っ!!」
 永世の中で、小次郎のモノが最後の膨張を遂げる。
112【6in1】 44/50:03/10/18 22:17
 それを感じながら、彼女は必死に目の前の友の唇に吸い付いた。
同時に、いちるの薄い胸に手を伸ばす。
「ぅん、くっ……んんぅっ!! ふぁ…あ……も、もぉ……らめぇ
……っ」
 友は秀明といちるの同時責めに、たまらず背を仰け反らせた。
 しかし秀明の動きもとまらず、むしろエスカレートしていく。
「もうちょっとの辛抱……オレも……っ……!」
 何度も奥を先端で突かれ、友は快感に我を忘れていた。
「んんっ!! ふぁっ、ああぁんっ!!」
 最後の突き上げと同時に、熱い液体が友の腹の奥に広がった。
「あああぁぁっ!!」
 同時に、永世がその場に突っ伏し泣き声を上げた。
 小次郎が腰を密着させ、射精を開始する。
 最後に達したのは、いちる達だった。
「あっ、あぁっ、あーーーーーっ!!」
 高い声を上げて、いちるは自分の最奥に断続的に注がれる精液の
熱さを感じていた。
 六人はそれぞれに身体を震わせながら、快感の余韻に身を委ねて
いた。
113【6in1】 45/50:03/10/18 22:18
●Ichiru Sano
「ふぁ……あ……あ、あれっ?」
 次にいちるが意識を取り戻したのは、護の腕の中だった。
「いちる、俺はまだ足りない」
「あ、うん……わたしもするぅ……けど、力入んないの……」
 まだ、護とは繋がったままらしい。
「じゃ、ちょっとだけ休憩だ」
「ん……」
 いちるは、護の胸板に自分の顔を擦り付けた。

●Nagayo Takatsuki
「……大丈夫だった、永世?」
 天井を背景に、小次郎の顔が仰向けになった永世の顔を覗き込ん
でいた。
「ん……こじろぉ……」
 腕を伸ばし、小次郎にしがみつく。
 軽い小次郎は永世に巻き込まれるような形で、彼女に覆いかぶさ
った。
「うん、頑張った……好きなだけ続けていいからね」
「はい……ん……んっ……」
 永世は頷くと、小次郎と唇を重ねた。
 言葉通り、好きなだけ甘える事にした。
114【6in1】 46/50:03/10/18 22:19
●Tomo Matubara
 友と秀明もいちる達と同様に繋がったままで、仰向けに倒れてい
た。
「はっ……はっ……はぁ……はーっ……」
「さすがにもう駄目っぽいな、トモは」
 友の髪を梳きながら、秀明が様子を観察する。
「あ、当たり前だよぉ……こ、これ以上したら……死んじゃうよ……」
「それも、また一興……あいたぁっ! げ、元気あるじゃないか、
お前!?」
 軽いアッパーのつもりが、いいところに入ったらしい。
 ちょっとは回復したようだ。
「ヒ、ヒデちゃんがあんまり馬鹿なこと言うからだよっ!! それ
にしても……すごいよねー、みんな」
 友は、身体を起こして睦みあう二組を眺めた。
「雰囲気に当てられてるんだろ、多分。この調子だと、インターバ
ル置いて第二ラウンドだか第三ラウンドだか知らないけど……本当
にあるぞ?」
「うーわー……」
115【6in1】 47/50:03/10/18 22:20
●All View
 翌日、大型バスの最後尾。
「すー……すー……」
 堺小次郎は、隣に座る高槻永世に身体を預けながら寝息を立てて
いた。
「……」
 永世は鉄面皮で、それを甘受するだけだ。
 傍目には、永世の機嫌は伺えないだろう。が、本人にとっては至
福であった。
 しかし無粋な声がそれを打ち破る。
「堺ー? 堺はいるか?」
 永世のオーラが不機嫌に変化した。
「堺は寝ています。静かにしてください」
「……お、おう」
 静かだがきつい口調に、担任である黒須仁(くろす じん)は軽
く退いた。
「まったく、気が利かないんだから」
 呟かれる。
「……生徒にそこまで言われるか、俺。あと、そこも! ツッコミ
入れるべきか!?」
116【6in1】 48/50:03/10/18 22:21
「高槻がさっき言ったように、静かにしてもらえると助かります」
 不動のまま、八尾護は抑揚のない声で答えた。
「い、いや、しかしなぁ……」
 彼の膝の上には、佐野いちるがしがみついていた。
「むに……すごいよぉ…まもるくぅん……もっとぉ……」
 胸板に顔を埋めながら、幸せそうな寝言が聞こえてくる。
「特に、他には迷惑を掛けていませんから」
「とりあえず、その寝言はなんか、ええと……止めるべきじゃない
かと思うんだが……」
「わたしも、するぅ……」
 いちるの寝言にも、護は動じない。
「……無視していてください」
 ただ、バスの天井を眺める目は、やや諦観じみていた。
「分かった……ところで、池田」
「ふぁい?」
 仁は、欠伸をする池田秀明に顔を寄せた。
「分かっているだろうが、今晩は……」
「はいはい、お任せあれ。計画はバッチリですよん♪」
 秀明は小声で言いながら、指でOKマークを作った。
「そうか……」
117【6in1】 49/50:03/10/18 22:23
 仁の視線は泳いだまま……とある席に固定した。
 童顔ポニーテールの女の子の身体が半分、バスの外に出ていた。
「って寺沢ぁっ! 窓から身を乗り出すなっ! あま……神代止め
ろっ!」
 仁は、彼女の隣でうたたねをしていた長い黒髪の少女を指差した。
長い黒髪
「は、はいっ」
 その少女、神代天音(かみしろ あまね)は、ハッと目を覚ます
と慌てて窓際の寺沢ちえり(てらさわ ちえり)を引き戻そうとす
る。
 だが、ちえりは平然としたものだ。
「でもせんせー、風気持ちいいよー?」
「先生」
 二人の座席に向かう途中、氷点下の声に仁は足を止めた。
「はい」
「静かに、と先ほど申し上げたはずですが」
「……き、気をつけます」
 恐縮しまくる仁をよそに、秀明は大きく欠伸を繰り返した。
「ふぁーあ……しかし、バスの揺れってーのは、眠気を誘うやね」
118【6in1】 50/50:03/10/18 22:24
「……腰が痛くてそれどころじゃないやい」
 窓に頭を預けながら、松原友は呟いた。
「鍛え方が足りないんだよ、多分……げふっ!?」
 ほとんど前置き無しの友のリバーブローが、秀明の脇腹に炸裂す
る。
「どっかの馬鹿が無茶するからだよ!」
「こ……ここ……」
 腹を押さえながら、秀明は呻き声を上げた。
「うん? ちゃんと言わないと分からないよ、ヒデちゃん?」
「こ……今晩も、やるか?」
「絶対やだっ!!」
「そこもー、元気いっぱいなのは分かったから、もう少し静かにし
てろー」
「全っ然、元気いっぱいじゃありませんっ!!」
 仁の声に、友は精一杯否定した。
11968:03/10/18 22:26
以上。
つ、疲れた……一時間も投稿に……。
・作品名:「6in1(シックス・イン・ワン)」
・執筆者:68
・段階表示::【EASY】
……でした。
>68タン
大量投下 乙〜〜!
長さを感じさせませんね〜。大人数なのにきっちりキャラ立ってます。
視点変えが無かったらどうだったかな? とも想像したのですが、
間近で行為をしている臨場感を醸しだして、実験的試みは効果的だと思いました。
帰路の描写が秀逸でつい笑ってしまいます。
楽しめました、サンクス。
121寝太郎:03/10/19 21:47
>68さん
 おつかれ〜。
 楽しませていただきましたよ〜。
(しかし、うpが大変だったろうに……)

 旅行ネタで修学旅行、何で気づかなかったんだろ〜>俺
……と、少々悔しかったです(w

 しかし、すげ〜……この人数は
 しかもきっちり書き上げてるし。
 自分なんぞ、3pまでが、構築能力の限界なのに。

 むう、なんだかいろいろ、自分でも試したくなってきたなあ……
カキコなし20日ってのはヤバイでしょ。

というわけで、保っ守シュ。
他の所のアンソロに気を取られたりしていないだろうか?
シテール。
保守
コミケが終わればきっと・・・
そんなに皆さんコミケに参加してるものなのですか?

もちろんスレ違いは承知で保守カキコ。
一般参加。海鮮。
(・3・) エェー
hosyu
syokusyu
syakuhachi
>131
いや、お題が「syakuhachi」であれば、いつでも参加するのだが……
133名無しさん@ピンキー:04/02/14 07:01
おれも・・・
toriaezu kitai sage
ヽ(`Д´)ノボッキアゲ
ホッキ貝
実際の所何か良い御題は無いのですか?
「処女とのアナル和姦をラブラブで」とかキボンヌ。
139名無しさん@ピンキー:04/04/11 14:42
ほしゅ あげ
>131-133のかぎりでは、「お口でH」でいいんでないの? >お題
141ぴんきーさんだよもん    :04/06/14 00:02
ほしゅ
しまった、そっち忘れてた…「処女とのアナル和姦…」書いてしまったorz
あんたスゴイよ…もうUPしてそっちにしちゃおうよ
俺は書けないけど
144138:04/06/28 20:14
処女とのアナル和姦カモーン! ハァハァ
145142:04/06/28 20:17
ここでは初投稿だったりするので、お手柔らかにおねがいします。
ではお題「処女とのアナル和姦をラブラブで」より。
タイトルは「都合のイイ彼女。」

「へ。」
 どうしようもないくらいマヌケな声をあげちゃって、顔がすごく熱かった。
ううん、熱いのはそれだけのせいじゃない。
 モンダイは、
「しようぜ。」
 なんて、道のド真ん中で言ってくれた、私の彼氏だ。
 ナンデそんな事突然言い出す。ナンデ街中で言う。ナンデしたいの。私た
ち、まだ一回もしたことなんてないじゃん。
「ばっ……ばか?」
 大声で言って、よけーに周りの注目を買ってしまって、私は逃げ出した。
彼氏は、後を追ってくる。――恥ずかしい。
  ・  ・  ・
 私は、彼氏の部屋にいた。ベッドに腰掛けて、彼氏はその向かいにあぐら
で座ってる。
「いやだから、エッチ。すんべ?」
 天然系か、と私は彼氏の評価を少し変える。それ以外で、なんであんな街
のど真ん中で、しかもあんな事言えるか。
「したくない!」
 大声も大声、半分悲鳴で、私は言った。こんなムードのない初めては絶対
にヤダって。
「ひで。傷ついた」
 私の方が傷ついてるわよー。大体、なんで私は彼氏の部屋にいるんだろう?
「どうして私いるワケ?」
「勝手についてきたんだろ?」
 そうか、となんとなく納得してしまって、落ち込む。
「だーかーら。しようぜ、って言ってンの。そういう気分なんだよ」
 立ち上がって、私の隣に座って。私の髪をぐちゃぐちゃにかき混ぜながら、
そう言った。こーゆーひどいコトが好きなんだこいつ。
「どういう気分よ。――やめてよ、帰れなくなる」
「帰らなくていいよ。シャワー浴びてけ」
 な、とにやにやしながら彼氏は言った。
「いや。いいかげんその手もやめて」
 そうは言っても、私は口だけ。どうしても、彼のこういうことを止めさせ
られない。強引に止めさせようとすると、キモチがギュっとなって、ブレー
キがかかっちゃう。こんなのでも、ホレてる弱み。
「な?」
 な、じゃなくて。
「……」
 ああもう、どうして帰るって言えないかな私。
「きょ、今日は……」
「ん?」
「私、まだ初めてだし」
 声が震えて、まるでかよわい女の子だった。私も堕ちたもんだ。
「そーだった。まだ指でしかしてないもんな」
 そんな事を言って、彼氏は、人指し指をぐにぐにとした。私のアソコをか
き混ぜてる時の手つきだ。
「……だから」
 思いっきり小声で、呟く私。あー、顔真っ赤だ。

「じゃあ、後ろでいいじゃん」
「へ。」
 またもや私はとんでもなくマヌケな声をあげた。以下同文。
「後ろって」
「知らねー?」
 知ってるってば。知ってるけど。
「ヘ……ヘンタイ」
「しよーぜ」
 ――平気で言うな、異常なことを。
「し、しないっ!」
 余計にイヤだって。なんで私が、そんなヘンタイな事。
「後ろだったら、処女失くさねーよ?」
「だからってそれないでしょ、それっ」
 私は慌てて立ち上がって、なんとなくお尻を手で隠した。
「お。うずいてる?」
「うずくかっ!」
「してーんだけどー」
 わざとらしく彼氏は駄々をこねる。あーむかつく。
 でも、こんなにしつこいってことは、何故かはわかんなけど、きっとすご
くしたいんだろう。後ろでもいいから。聞いたことはないけれど、発情期な
のかもしれない。……人間にそんなもんあるんだろーか。
 私は半分、覚悟をきめて言う。
「……したいの?」
「すごく」
 彼氏は予想通り、即答だ。
「……えっと、じゃあ」
 仕方ない。――私のヴァージン、さようなら。ついにあのセリフ『初めて
だから、優しくしてください』を使うときがきた。――なんて思っていると、彼はふっと人差し指を立てて、付け加えて言った。
「あ、後ろがいいな。アナル」
「ちょっとまって?」
 瞬間的に私はストップをかけて、彼氏に迫る。
「私は、前ならいいって方向でハナシ進めてたんだけど」
「えー」
 えーじゃなくて。ヘンタイ?
「だってさー、処女のくせに後ろ開発されちゃってんのって、なんか萌えるっ
 しょ。俺も今思いついたんだけど」
「モエない。モエってどういう字?」
「草冠に明るい」
「見たことあるような。この前英語の先生がモエタンとか言ってたけど」
「それそれ」
「――じゃなくて」
 今は決着をつけないと。
「私は、するなら前がいいの」
「む……」
 はっきりと言い切ると、少しは効いたのか彼は考え始めた。
「だから、ね? ヘンタイな考えよして、普通にしよう?」
 追い討ちをかける。もう、普通のエッチだったら良いって気分に、いつの
間にかなってしまってる。恥ずかしいけどさ。
「……ヘンタイじゃねー」
 しまった、と思ったときには遅かった。彼氏が立ち上がる。
「アナル好きは、ヘンタイじゃない」
 すごく真剣な顔で、言う。バカだと思った。でもこいつは彼氏なのだ。さっ
きから、初めてをあげてもいいって言っちゃうくらいに私は好きなんだ。
 ――ここまでバカだとは思いもよらなかったけど。うん、バカだ。
「だ……からって」
 私は、肩を掴まれて、壁際に追い詰められる。どうしよう。彼の性癖の琴
線を刺激しちゃったみたいだ。
「汚いよ? ……だからさ」
 冷や汗が出てきた。誰かたすけてー。
「お前のなら汚くなんかないさ」
 ――いや、なんだこのセリフ。普通、もっと違う場面に使うでしょ。
 そんなツッコミをいれながらだけど、私はちょっとだけ、そう言った彼氏
の真摯な顔にみとれて。
「……(コク)」
 ――しまった。しまった。しまった×100。
 私までバカになる気なんて無かったのに。
「いやあああ、今の違うの! 今のナシ! ね?」
「嬉しいよ」
 いやだ、そんな事で抱きしめないでー! ナシって言ってるじゃんか!
 でも、ぎゅっとされると、やっぱり嬉しくなってしまったり。……現金な、
私。
「よし、じゃあ、シャワー浴びて来いよ」
「……うん」
 ああもう。
 頷くしかなくなっちゃって、私は彼氏のバスタオルを借りた。
  ・  ・  ・

 脱力しちゃって、バスルームのマットレスにぺたんと座り込む。身体にシャ
ワーをあてながら、なんだか知らないけど、お尻に手がいった。
 前は、貫かれてはいないといっても、彼氏に何回かいじられてる。クンニ
もされた。私は、手でしごいたことはあるけど、口ではしたことはない。私
の今までの、エッチ遍歴はそんなとこ。――フェラも、彼氏のことだから、
そのうちやらされるとは思うけど。
 でも、後ろは。ここは、何か違うでしょう。大体、そんなヘンタイな。そ
れに、彼氏の、あんなふっといモノが入るわけ……。
 考えながら、私はヒダの塊みたいな、穴を指でなぞる。
「ううっ」
 だめだ。こんなところに、入れれるわけがない。
 うー、と唸りながら、私は穴のあたりを指でいじくった。そして、ふと力
が入ったとき。
 ――ずぶ。
「!!!?」
 まじですか。……嘘だ。そんな。
 入っちゃったよ。指。変な感じ……。
「あ……あ?」
 人差し指が、第一関節より、ちょっと前くらいまで埋まってる。見えない
けど、感覚でわかる。どっちも自分の身体だし――。
 け、結構簡単に入っちゃうものなんだ――。
「あ、ははは」
 指先が、なんだか妙に温かい。私のカラダの中って、こんなにあったかい
ものか。
 みょーな好奇心がわいた。もっと奥に入れたら、どうなるんだろう。
「いや……ははは」
 あはは、と苦笑いしながら、私は鏡にうつった自分の姿を見る。さすがに、
これ以上は……。
 ぐぐぐ。
「やひっ」
 ……第二関節くらいで、抵抗がかなり強くなった。いや……ほんと、これ、
変。違和感、すごいし。
 やっちゃだめだ、とわかってるのに、指を曲げてしまう。腸の内側に、触
る。ぬめぬめして――。
「あっ!?」
 ぞぞぞぞっっとせすじにきた。うわ、これ、だめ。これよりもっとすごい
ことを、絶対されるだろーに、だめ。
 仕方ないから抜こうとすると、今度はなかなか抜けない。お尻に、とんで
もなく力入っちゃって、指をくわえ込んでいる。ズズ、とゆっくり引き抜く
しかない。
「う、う、う」
 やだっ!? 出る、なんか出る……!
「ひっ」
 ヌルッ。
 ――出た。指が。
 はぁはぁって、息が思い切り切れちゃってた。何これは……。変すぎる。
「こんなこと……」
 呟いて、突っ込んでいた人差し指を鼻先に持ってくる。
「うええええ」
 涙が出た。臭すぎ……。
  ・  ・  ・

「顔色わるくね?」
 私がシャワーから戻るなり、彼氏はそう言った。……まあ、そうだろうけ
ど。あの臭いを消そうとして、石鹸つけた指を中に突っ込んで、洗いまわし
たんだから。すっごい気持ち悪い。
 それに答えずに、部屋を見回す。
「……準備、いいね」
 私が行っている間に、色々準備していたみたい。本気でやるつもりなんだ。
 私も、下着姿でいる今となったら、準備完了、みたいなもんだけど。
「シャワー、浴びないの?」
「俺はいいや」
 いつの間にか上半身裸だしね。
「……うん」
 私は頷いた。すぐに彼氏は私の肩を取って、ベッドに押し倒す。私が下、
彼氏が上。
「んっ」
 長いキスをする。
「んふ、ん……むっ」
 最初はただのフレンチキスだったのに、彼氏は私の唇を舌でこじあけて、
侵入してくる。
「あ――ん」
 ちゅぱちゅぱっていう音が、狭い部屋の中に響いた。私ら以外いないって
いっても、まっ昼間なら恥ずかしいにも程がある。
 でも……嫌いじゃなかった。彼氏にされるってことも、こんな時間にするっ
てことも。すごくエッチで、背徳感も感じちゃう。
 いつのまにか、胸をまさぐられていた。それに気づいたあたりで、彼氏の
唇は、ようやく離れた。唾液のブリッジを引いて。
「あ、やっ」
 瞼と、耳と、首筋に何度も何度も浴びせるように、口づけられる。それだ
けで、ちょっと火照ってきて、私は股にきゅっと力を入れた。
「緊張してんね」
 そんな事をいちいち耳元で囁く彼氏。言わなくていいのに。そして、片足
を、私の閉じている股の間にねじこんでくる。
「恥ずかしい?」
 私の唇を吸いながらの言葉。
「恥ずかしいに、決まってる……」
 ――視線が、とても合わせらんない。
「じゃあ、もっとする」
「やあっ」
 その一言でスイッチでも入ったように、彼氏は私のブラを剥ぎ取っちゃう。
裸を正面から見られちゃうのは、まだ慣れない。とっさに、私は胸を隠す。
「下も脱がすかんな」
 否も応もない。今――頭が回らない。彼の言うままだ。
 するっと、私の身体を覆う、最後の一切れはあっけなくずり下げられちゃ
う。モロ出しだよ、とうとう。
「脚上げて」
 私が従順なのが嬉しいのか、それとも後ろでやれるっていうのが楽しいの
か――。彼氏は、どことなくうきうき、そわそわしている。
「綺麗じゃん」
 私の身体を、まじまじと見つめて、一言。
「……」
 何も言えるわけ無いし……嬉しいけど。
「知ってた?」
「え、な、何?」
 突然言ったら、びっくりするじゃない。
「アナルセックスって、普通、浣腸してからやるもんなんだぜ」
「かん……」
 私は唖然とした。何それ。何なのよそれ。
「何で、何で今更言うのっ!!」
「忘れてた」
 ぬけぬけと……うあああ。
 そんな、私まるっきりヘンタイになっちゃうじゃん……浣腸なんて。
「大丈夫だよ、無理はさせねーから」
「じゃ、じゃあ……やらないでくれるの? 私そんなのムリだって」
 すがりつくように言うと、彼は私の頭に手をポンと置いて、言い切る。
「ダメ。そのまんまやると、した時に出ちゃうかもな。 汚いし」
「さ、さっきは汚くなんかないって……」
 いや、これが言い逃れなのは判りきってるけど、でも浣腸なんてイヤだ。
「それはココロのモンダイ。これは衛生のモンダイ」
「サギだー……っ」
 へっへっへ、とイヤらしく彼氏は笑ってみせる。
「こんなこともあろうかと、用意してあるんだぜー」
 ウソだ。実は、今日のは前々から計画してたにきまってる。じゃなきゃ、
いつもいつも忘れ物するような、この彼氏が出来るはず無い。ハメられたん
だ、私。……ああでも、どうして、彼の楽しそうな顔見てたら、それでもい
いかなって気分に。ダメだ……バカ女一直線だよ私。こんなんじゃよくない
のに。
「行きたくなったら、すぐトイレ行くんだぞー」
 いつのまにか、彼氏は私の下半身の方に周って、しかも手にはイチジク浣
腸があった。酷い便秘の時に使った覚えがある。二度とやりたくないって思っ
たけど、まさか、まさかこんな時に。
「いくからなー」
 お尻に、何かが挿さる感触がした。
「……やめ」
 ぷちゅっ。
「ひっ……!」
 やめて、という言葉は、悲鳴に変わった。
「やだ、出ちゃう、出ちゃう」
「ウソつけ。早すぎ。ほら、行ってこいや」
 彼氏に追い立てられて、部屋を出る寸前に、ぐるぐるぐる、と大きくお腹
が鳴った。もう戻れない……。
「泣く。もー私泣く……」
 何いってんだ、という顔で彼氏は相変わらずニヤニヤしてる。一遍殺すよ?
「泣いてないじゃん」
 ――そうだけど。本当に恥ずかしかったのに。痛かったし。終わった後で、
いじめ倒してやろう。
「しっかり拭いてきた?」
「……うん」
「そっか、よく出来た」
「撫でないでよー」
 ……子供扱いとか、むかつく。
「それじゃあ、もう一回」
 ヘッヘッヘ、からケッケッケッにランクアップしたニヤニヤ笑いで、彼氏
は水――ぬるま湯?――の入った、針のついてない大きな注射器を取り出
した。
 殺す。半殺しにして、それからいたぶり殺す。私は決意した。
 ……それから、4回同じような事――浣腸と、殺すって考える――を繰り
返して。
 とうとう私のお腹からは、臭いもしないような、まっさらな水しか出なく
なってしまった。
「ヘンだよお尻……なんか」
 何回も連続で排出させられた私のお尻は、なんだか変な具合だった。シャ
ワー中にいじったせいもあるかもしれないけれど。
「まー、仕方ない。止める?」
 ここまでやって、今更止められるわけがない。
「止めない」
「いい子になってきたじゃん」
「うっさい」
 ヤケだよ、ヤケ。二度とやらせないんだから。今回だけ。
「そっか。……うし、こっちは1度、休憩」
「へ?」
 すぐにするもんじゃないんだ。
「ここ座って」
 そう言って、ベッドのにバスタオルを二枚重ねて敷いて、私を座らせてか
ら、肩を掴んでゆっくり押し倒す。
「まだ、中が変だろ? すぐにやったら漏れるかも」
 う、と私は固まった。そういうのが一番恥ずかしい。
「……漏れちゃうかもしれないな。ぴゅって、お前の尻から水でんの」
「や、やだっ」
 強調して言う辺り、絶対私弄ばれてる。
「お、今出た。力んだせいだな」
「えええっ……」
 慌ててお尻の辺りのタオルを触ると、別に濡れてない。
「ジョーダン。本気にした?」
 やられた。さっきからやられっぱなしだよ私。
「覚えてろぉ……」
「可愛いなあ」
 そんな一言に、またもや私は顔を真っ赤にして。そして、彼氏は愛撫を
再開した。――キスされて、撫で回されたり、つねられたり。
 最初の方こそお腹が気になったけど、段々そっちに神経が集中しはじめちゃ
う。
「はンっ」
 コリっと、乳首を甘噛みされて、私は跳ねた。
 もう片方のおっぱいも、こねくり回されて、弄ばれてる。
「多分、もういいな」
 やがて、彼はそう言って、私を抱き上げて、姿勢を変える。今度は、膝を
つかせて、お尻を突き出した、恥ずかしい格好。女って、得だか損だかよく
わからなくなるような姿勢だ。
「こんどはコレ」
 取り出したのは、何かとろりとした液体の入ったビン。
「何、それ?」
「ローション」
「って……何に使うの?」
 身体中にぬりたくって、今更ローションプレイに変更……ってわけでも
ないだろうし。
 中身を掌にこぼしながら、彼氏は言った。
「潤滑剤。尻の穴に、ちゃーんとモノが通るようにな」
「だから……」
 恥ずかしくなる言い方は止めて欲しいのに。
「ん? よし。塗っからなー」
「ひゃっ」
 ぺちゃ、とお尻に、彼氏の掌ごと、ローションが押し当てられる。なんか
ほんとぬめぬめだ。……肌触りからしてえっちな雰囲気。
 そのまま、お尻を何度かこねられた。
「ちょ、何やってんのっ! やることやってからに……」
「そーだそーだ、忘れてた」
 わざとなクセに。
「それじゃあ、指入れる」
「あ……うん」
 とうとう、彼氏の指が。……ヤダ、なんか私期待してる?
「やっ」
 来た。入って……。
 ――?
「入れた?」
「入れたぜー」
 ヘンだな、感触が少ししかない。
「……ホントに入れてる?」
「半分くらいな。簡単に入ったけどよ。ホラ」
「や、あっ!」
 中を、指で押された。自分でやった時以上に、身体が跳ねる。……びっく
りするじゃない。
「ははは、おもちゃみてーだ」
「笑うなぁっ」
 好きでやってるわけじゃないしっ!
「じゃ、根元までいくから」
「えっ」
 あ、今度は感触が。……やだ、これ。
「やだー。ヘンだよ、これは」
「一本だぜ? ――まだまだ」
 そんなこと言って、私のお尻と胸を同時に揉んで来る。しかも――指を中
にいれたまま。手つきがいやらしいって――。
「ひゃあっ!」
「お前って、感度いいよなー」
 私だって、乳首いじられたくらいで嬌声あげたくないよっ。
「わたし……ぁ、やめんぅっ」
「えろい女だよなー。まだ酒も飲めねーくせに」
「あんただって、同いど、んあっ」
 喋らせてよもう。
「おまけに、尻の穴まで許してくれんだから」

 ずぷっ。

「あああっ!」
 引き抜かないでよーっ!
「あっ」

 ずぷぷっ。
「ああっ」
 入れられ……っ、まさか。
「やっぱ反応いいよなぁ……普通は、もっとほぐしてからだろうし……」
 感慨じみて言った後には。
「あっあっや、ああっ!」
 ずちゅ。ぶちゅ。ぐちゅ。
 なんか、なんか出入りして! ローションのおかげで音スゴい――!
「よっし」
「あんっ……う、ううう……!」
 最後に引き抜かれて、ようやくサイアクなピストン運動は終わった。
「――アナルはイヤなんじゃなかったのかー?」
「イヤよ、今でも……」
 ずいぶん体力使っちゃったような気がする。叫ぶし、身体は跳ねるし。お
尻の穴、完全にヘンになちゃった……熱い。
「じゃあ、なんで濡れてるんだろうなぁ」
「え? え!?」
 トンデモない!
 急いでアソコを触ろうとすると、その手を彼氏に掴まれた。――ローショ
ンで、ぬるぬるしてる……。
「ダーメ。俺が見せてやっから」
「そんな、ちょ、んーっ」
 指先で、ワレメのところをずっくり抉られて、また身体が跳ねる。
「ん、ああ……」
 こっちなら、もっとやって欲しいのに。そんな風に思ったけど、彼氏はす
ぐにそこから指を離しちゃって、そして――。
 その指を、私の鼻先まで持ってきた。
「あっ……」
 それは人差し指で、腹には液体がたっぷりのせられていて。
「これ、ナンだかわかる?」
「違う、違うって――ローションでしょ? ねっ」
 わかってた。最初に、思い切りにおい嗅いでたたんだから。あの、愛液の
――独特な臭い。
 認めたくない。だって、それって。お尻で感じた、とか。
「エッチい汁、だよなあ?」
「違うのっ……!」
 ヤダ、ヤダって繰り返しながら、私は抱かれるままに、顔を彼氏の胸に埋
めた。
  ・  ・  ・

「んっ」
 やめて。
「あ、あっ」
 やめてよお。
「あんっ」
 言うから。
「や、あっ」
 言うからさ。
「い、イイ、のっ」
「何が?」
「お尻、いじくら、れる、のっ」
「じゃあ、もっとやろーぜー」
 意地悪……っ!
「やめ、てぇっ? ね、んふうっ」
 ひどいから。やめてくれないと、ほんと、おかしくなる。
「やめて、まじ、で」
「……ちぇ」
「あ、ふうっ」
 本当に残念そうに、彼氏はやっとピストンを止めてくれた。ついでに指を
全部――3本とも抜いちゃう。
 ……3本。それだけ全部入るようになって、しかも気持ちよくなるまでに、
たった20分ちょっとしかかからなかった。普通の人もこうだ、とはとても
思えなかった。つまり、私がヘンだって証明。
 跪いた私の身体を起こして、彼氏は、ローションまみれの私の下半身と、
自分の腕を拭く。
「カワイイんだからよ……マジで。こんな早く良くなるなんて、ほんと素質
 あるんだなー」
 頭を、撫でてくる。惨めな気分だし、嬉しい気分だし、気持ちイイ。もう、
色んなのが混ざっちゃって、ココロの中がぐちゃぐちゃ。
0 でも、これだけは確か。
 私はお尻で感じちゃうような子なんだ。
「よし、すっか」
「……うん」
 とうとうだ。とうとう、挿れられちゃうよ。
「出来れば、つけた方がいいんだけど」
 スキンを取り出す彼氏。ほんと、用意いいんだから。
「やだ……そのまんま、して」
 わがままだけど、その方がいい。後ろでも、はじめてのえっちだもん、ね。
「あー……んじゃ、病気になったら看病しろよ」
「わかった」
 して欲しい。あそこじゃなくて、いい。お尻でもいいから。
 ――「でも」? 違う……お尻で、したい。
「ほんとエロいんだからよ。えっち、するのかな? アナルで」
「する。したい、の……」
 いつの間にか、本当に、いつの間にか。私は、お尻が――アナルが、好き
に。好きに、なってしまって。
「私、後ろでしたい」
 ああ。
 彼氏、すごく嬉しそうに笑った。
「おっけ。しよーぜ」
 ローションを、ボッキしてる自分のモノ――なんか、いつもより大きくな
いか――にたっぷりと塗りつける彼氏。なんかキモチよさそう。機会あった
ら、塗らせてもらいたいかも。
 仰向けに姿勢を変えられて、私は彼の顔を、正面からみつめる姿勢になっ
た。――これは、えーと、正常位?
「よっ……と」
 急に両脚をもちあげられた。ついでに、結構広げられて……丸見えだし。
「ちょ、これ恥ずかしいってば」
「穴、ヒクついてるぞ」
「うあああっ」
 だから、わざわざ……っ。
「ちなみに、両方とも――もう、我慢できない?」
「うん、……うん」
 泣きそうだった。なんだか彼氏の言ったとおりで、私は――おかしな処で、
彼氏とつながりたい。それが、もう我慢できない。やりきれないくらいに、
切なかった――アナルが。
「いれて……ぇ」
 彼氏は微笑んで、手で自分のモノの、狙いを定めている。本来入れなきゃ
いけないところの、ちょっと下に。
「可愛いね、マジで。――よっ」

 ずぶり、と、ささった。

「あ……はい、って……!」
 身体に電撃みたいなのが走って、とっさに、私は彼氏の身体にしがみつく。
 彼氏も身体を強張らせて、すごく緊張している。肌に、汗がにじんでいた。
なんか、嬉しいな。
「……ちょ、まて。力抜け。いやほんと、早く。痛い」
「えっ」
 ――違ったみたいだ。
「まだ、頭しか入ってねーから。そこ、痛いって」
 これで、頭? 竿はもっと硬くて……。
「だから、なんか確かめるように力いれんなっ!」
 こつんと小突かれた。慌てて力を出来るだけ抜く。
「あー……やっとマシになった……」
 彼氏が身体の力を抜く。
「でも、キツい」
「え、だいじょう……ぶ?」
「このキツさがいいんだって。お前の初めて、だしよ」
「うっ」
 ……とうとう、初めてがこんなことになっちゃった。お母さんお父さん、
ごめんなさい。
「よし、じゃあ全部入れるから」
 太い。……指3本より、もう少し太いかもしれない。
 ずず、と入る。お尻が、広がる……!
「あ、あああっ」
 彼氏の……入ってくるよ。スゴいよ。ダメだよ。
 あ――お尻に、彼氏の身体が触れる。
「そんなにダメ?」
 言われて、頭をぶんぶん振ってる事に気づいた。違うよ、そういうのじゃ
なくて、とにかく、我慢しきれないくらいスゴい……。
 あ、あ、あ。
 全部、入った。お尻が、もう開いたままふさがらない。ヘンだよ。おかしいよ。
「はは……全部飲み込みやがった」
 彼氏が、また、頭を撫でてくる
「最高」
「なんか、大きい、よ」
 頭が熱にうかされたみたいに、ぼうっとしている。
「大きいの。大きい……大きい」
「落ち着けよ。今から動くから」
「だめだよだめ、だめ」
 あああ、何言ってるの……? 私、ヘンだよ。もっとしたい? だめ?
「動く」
「やっ、あああー!」
 出ちゃう……。
 この、出るときが、一番スゴい。中身ごと出ちゃいそうになる。
「最初はゆっくりだからな」
 後から、早くするの?
 そんなことされたら、私、おかしくなるって。 
「くっ……」
「だめぇああっ」
 ずちゅって音を出しながら、彼氏のが入る。出る。入る。
 こんなに奥まで、太いのを入れられて、気持ちいいのか気持ち悪いのか、
全然わからない。
「あっ、あっ、あっ」
 速くしないで。ダメになっちゃうから。私、ほんと、やめて?
「スゲー、いいよっ、くう」
 イイの? 私のお尻、イイんだ?
「もっと、ぉ」
 口からそんな言葉が出た。あ、私もっとやって欲しいんだ。
 ピストンが更に、早くなる。私の声の間隔も、どんどん短くなる。
 なんだろう。気持ちいいの?
 我慢できない。私は、手も足も彼氏にしがみつきながら、叫んだ。
「あっ、んっ、いっ、きも、ちいいのっ!」
 言っちゃった。そうだよ、気持ちいいんだよ。なんで、さっきから気づか
なかったんだろう。指でもう気持ちいいのに、これが、こんな太いもの入れ
て、激しく出し入れされて、気持ちよくないわけないじゃないか。
「あっ、あんっ、ひあああ!」
「んっ?」
 解ったら、すごい。もう――これ、いい。お尻が熱くて、本当に、気持ち
よくて。穴から、身体の中身全部出てきそうなくらい。
「やあっ、いっ、くっ? だめ、いくっ」
 イけば、いいじゃん。
 その瞬間、私は、妙に冷静になった。イクならいっちゃえ。とっとと。
「って、おっ……おまえ」
 真っ白だ、アタマん中。ゴメン彼氏。先、逝く。マグロでも気にしないで――
「ああああっ!」
 吹っ飛んだ。
  ・  ・  ・

「……えっと」
 素っ裸で正座。これはもう、なんかオカしい。
 ここは風呂場。今度は彼氏も一緒だった。
「何ー、ションベン娘」
 私の身体を洗いながら、彼氏は言った。彼氏も裸だった。
「……っ」
 ――失神した上に失禁。誰にも言えないような恥ずかしいハナシだ。
「ま、あんまり出なかったからいーけどよ」
 それでも、シーツは少し汚れてしまって、今洗濯機が全力稼動中。
「あれだ、ヘンタイ?」
「うっさ……ううう」
 とても文句いえない。初めてのアナルでイったとか、有り得ない。私、ま
さしくヘンタイじゃん。
 立場、逆転しちゃってる。
「引いた?」
「引くわけねーじゃんか」
「じゃあ……」
「ウレシイんだぜー。可愛すぎてな」
 濡れた頭を、ぐしゃぐしゃにかき混ぜられる。
「ん」
 普通にそういう事をされるのが、今はとても嬉しい。
「……ねえ、お尻どうなってる?」
 ふと、聞いてみる。抜かれてから後、やっぱりおかしい。
 彼氏はかがんで、私のお尻を触った。
「揉まないでよ」
「やんねーよ」
 穴に指が届く。……またなんか意地悪するかと思ったけど、それは
無かった。
「 ――あーあ、ひろがってる」
「……ウソでしょ?」
「ウソ」
「ばあか」
 私は彼氏と笑って、そして、
「またやろうね」
 と言った。ふふん、驚いてる。
 ――普通のも、そのうちやりたいけどね。
178142:04/06/28 21:17
終わりです。
179138:04/06/29 11:20
GJ!
浣腸はするけどトイレには行かせるとこ、スカはイヤンだけど処理描写が無いと行為中に気になって
のめり込めない自分にはジャストフィットですた。

今までネットでアナル小説を山ほど読んできましたが、
「ファーストアナルで女の子がよがって男の子が痛がってる」のは初めてです
斬新でイイ!

欲をいえば、彼氏が終始余裕の態度だったことというか、
アナルセックルする気満々で準備もばっちりだったはずの彼氏が
ことに及ぶと彼女の予想外の感度の良さにあてられて、ちょっとうろたえちゃたっり
ハァハァしちゃってるのがバレないように必死になってたりすると更に萌えですた。

何はともあれ長文乙!です。正直、使わせて頂きますた。
ほしゅー
よいせっと
182138:04/07/25 01:35
この過疎っぷりは漏れが「処女とのアナル和姦をラブラブで」とかキボンヌしたせいなのかと
血涙を噴射しつつ保守
1831:04/07/25 22:02
>182
>「処女とのアナル和姦をラブラブで」
いや擦れ主として責任上あにゃるでかき始めたけど夢図化し杉。
184138:04/07/26 02:49
そうか……やはりそうか………(失血死)

A:前後をまちがえたけど案外ヨカタ
B:前が不感症な上、痛くて挿入も無理な子がアナルでは超反応
C:巫女さんなので在任中はアナルで

D:二人とも恥ずかしくてor貧乏でゴムが買えず、避妊のためアナル
E:お医者さんごっこのさなか、性知識の無さ故アナルに
F:川遊び中、偶然覗き見た青姦カップルがアナルセクースしていたので、セックス=アナルと誤解

G:なんか儀式で処女とアナルセクースしないと国が滅ぶと言われ、苦悩する主人公の元へ幼なじみの少女が
H:レズカップルが処女膜はとっておこうと双頭ディルドーアナルドッキング
I:アナルなら近親相姦もギリギリセーフ理論

J:彼氏が重症のアナルマニアで初Hから五年経ってもAF一筋、でも超テクニシャンなのでメロメロ
K:彼女が末期のアナル大明神でまだ○学生なのに毎日AF三昧、でも超かわいくよがるのでメロメロ
L:「今日の保健体育は安全なアナルセックスです。みんなちゃんと聞いて、家で復習するように」

M:いつも彼女の事を思いやる優しい彼氏だが、困った事に病的絶倫。二人きりになろうものなら
 口や手で5、6回処理しないと勃起が痛くて会話もできない。それでも彼女の気持ちを重んじて、
 セクースを遠慮する彼氏がうっかりこぼした本音「でも一度でいいから出なくなるまで中出ししたい」
 に彼女も発奮「膣出しであの量じゃ絶対妊娠しちゃうけど、お尻でならいいよ」
 彼氏が、努力と我慢に忍耐と根性を重ねて辛うじて5、6回に抑えていたのを思い知るのは、
 3時間後、彼氏が全く衰えずお腹がぽっこりしてきた時だった。「でも負けないもん」
 
N:みのもんた信者の彼女が「アナルセックスって健康に(ry
O:スカートめくり感覚でアナル挿入しちゃうパラレルワールド、好きな子をいじめたくなる年頃の
 主人公は今日も(ry
P:「TVアナル刺激だけで10分以内に3回潮吹きできたら300万円」
 「あなたを町内一の変態と見込んでおねがい! あたしのお尻開発して! 新車のローン苦しいの」
>>184の箇条書きに激藁
>184
それだけシチュを思いつく妄想力があるならレッツチャレンジ!
187142:04/07/26 23:19
その箇条書き見てると、私のは穏健すぎた気になるなあ'`,、('∀`) '`,、
一ヶ月経っちゃった保守
現時点でお題がいくつ出たのか前スレに行って見てきました。

#1でのお題
「同級生の女の子」
「年上との再会」
「卒業」
「夏服の少女」

#2以降のお題
「旅行」
「処女とのアナル和姦をラブラブで」

これくらいかな?
抜け落ち部分があったらフォローよろ。
190名無しさん@ピンキー:04/10/22 23:29:47
一ヶ月経っちゃった保守
191138:04/12/05 18:36:21
自分を責めつつ保守
1921:04/12/06 16:05:55
>191
サンクス>保守
最近全然だめぽ。
スマヌ>皆様
193189:04/12/13 00:03:52
ほしゅっ
194age:04/12/15 23:27:15
ageてみる。
195名無しさん@ピンキー:04/12/24 17:28:32
クリスマス
196 【中吉】 :05/01/01 22:58:04
あけおめこ
197名無しさん@ピンキー:05/01/07 18:38:43
リレー小説の書き手が不足して困ってます。
腕自慢の皆さん、ぜひ参加してください。

p://tanisinbo.hp.infoseek.co.jp/ura.htm
頭にhttとつけてください。
198名無しさん@ピンキー:05/02/16 22:49:49
一ヶ月経っちゃった保守
199名無しさん@ピンキー:05/03/14 00:40:31
200 :05/03/19 10:24:49
200保守
fgWDLkOUhamehame
202名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 13:24:17
↑何がしたかったんだ?
ほしゅ
204名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 03:46:54 ID:cMYpja6+
>203
どこかで見たそのHNは如何なものか
205名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 14:25:55 ID:Yg4wWxTB
もうすぐ1ヶ月ほしゅ。
206名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 22:27:52 ID:5Bmb1ye0
一ヶ月経っちゃった保守
207名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:54:48 ID:vle0GCoH
さらに保守。
ところで今さら投稿するのってありなのかな。
208名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 16:01:43 ID:dxM0mZlE
もちろん、あり。
209 ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:02:39 ID:0nALp3fp
それでは投稿です。テーマは「処女とのアナル和姦をラブラブで」です。
小説のイロハを勉強中ですので、厳しい目でかまいません。
ご意見をお聞かせください。

・作品名:「夏日和」
・執筆者:209
・段階表示:【HARD】……判断の一切をお任せします。でも、基本はマターリね。
・予定レス数:約 13
210夏日和(1/13) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:04:29 ID:0nALp3fp
 あけ放った縁側から田舎道をはさんでさわさわ竹林をなびかせる涼風に頬をなでられ、
さかさまに見上げる垣根とひさしで陰になっていても午後の日ざしはうだるようで、肩甲
骨までまくりあげられたワンピースの下、こんなにもひんやり気持ちいい畳にシャワーを
浴びたばかりの裸の背中を横たえさせているというのに、一本づつ深々とからめた指の先
までも汗ばみ、びくんびくんといやらしく背中が跳ねて、そのたびに彼女にコントロール
される体がきゅぅっと芯から引きつってしまう。
 からめとられ、ほどきようのない……聡美さんの指は、しなやかでとてもエッチなのだ。
 純和風のほっそりした面立ちにものやわらかな笑みをたたえ、しっかり右手はあたしと
つないだまま、自由な方の手が下半身めがけてつぅっと肌を焦らすようにとろかすように
這っていく。
「我慢しないで。律子ちゃんの声を聞かせて、ね」
「あ……あ、あ」
 必死で腰を浮かすのによつんばいで膝をつく聡美さんからは逃れられず、前後同時に指
の腹でふにふになぞられ、柔らかく熱した鋭敏なふちを2本の指で開かれたままでぎゅっ
と我慢してた後ろのすぼまりのまわりを揉みほぐされちゃうと、もう頭なんかまっしろ、、
恥ずかしさと変な疼きで身も心もいっぱいいっぱいになり、もうろうとした意識がさらに
どろどろのぐちゃぐちゃになってしまう。
 横の座布団には聡美さんのサブリナパンツが上品にたたまれていて、目をつぶっていた
ってあざやかに焼きついた聡美さんの大胆な姿が頭に浮かびあがってしまう。
「いいの。おねがい、私を見て?」
「だって、聡美さん……大胆で、裸より……恥ずかしい……」
「主人にも見せたことないのよ。こんな私を知っているのは律子ちゃんだけ」
 指のあいだからおそるおそる薄目をあける私の前で、誘うように聡美さんは腰をよじり、
キャミソールの上半身と靴下だけの下半身をふりふりしてみせる。
 ……白くたわわに肉づいてつうっと翳りだす切れこみからのぞく、ぴっちり排泄の穴に
食いこんだ黒々した栓そのものの異物と垂れさがるリングの取っ手がぷらんと揺れていた。
211夏日和(2/13) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:08:15 ID:0nALp3fp
「ダメ、ダメです……汚いですから、お尻なんて……いじらない、で……」
「あら」
 不思議そうに首をかしげ、それでも愛撫をやめずにあたしの反発を喘ぎ声で封じさせな
がらを、聡美さんはチューブのようなものから自分の手にたっぷりジェルを塗りつける。
まさか、そう思ってぞくっと全身をこわばらせみがまえた私を見て、それでもほんのり頬
を上気させただけの聡美さんは、逃げだそうとはしない私の無抵抗な反応を楽しんでいる
ようで、でも私だって、ほとんど恋愛というか崇拝に近い憧れをもっていた人に迫られて
拒絶できるほどの勇気なんかなく……
「分かるわ。初めて人にされるときは怖いし、恥ずかしいし、嫌がって当然よね」
「さ、聡美さん……?」
「でもその拒絶感があればこそ、一度、挿れられちゃうと狂ったように燃えちゃうの」
 お尻はすごいのよ、なんてぞっとする科白を口にして、そして不意に聡美さんから貞淑
な人妻の雰囲気がさっとぬぐいさられた。目が少し冷え冷えしている。
「律子ちゃんも楽しんでたじゃない。昨日、このプラグで。この間から便秘の薬を使って
いるのも、そっちのための、たしなみからでしょう? ね」
「そんなっ、どうしてそれを……」
 彼女の下腹部からたれるリングに目が吸い寄せられ、どくんと心臓がはずむ。
 その、動揺した、一瞬のことだった。
 ジェルまみれの指先がするりとお尻の谷間にすべりこみ、力をこめていた括約筋のすぼ
まりをこじり広げ、あっけなくつぷんと侵入してしまったのだ。異物感に瞳孔が広がり、
あたしの体は弓なりに体を跳ねあがってしまっていた。
「あっ、は、ひッッ」
 息がつまって喘ぎもだせず、すっぽり第2関節までらくらくとあたしを犯す聡美さんを
ちぎれるほどに下半身で食い締める。
 うそ、避暑にきただけなのに……夢よ……あたし、聡美さんにお尻を犯されてる……っ!
212夏日和(3/13) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:14:28 ID:0nALp3fp
 ご近所だった聡美さんとは家族ぐるみの関係で、やさしい笑みと控えめな物腰に憧れた
あたしはお姉さんのように慕いつづけ、だから結婚したばかりの聡美さんから夏のあいだ
遊びにこないかと誘われてあたしは家族にからかわれるほど舞いあがったのだった。
 結婚式でお見かけした旦那さまはやっぱり優しそう、連れ子の健太君も人なつこい子で、
毎日朝から健太君と野山で遊び、午後は予備校の教師の経験がある聡美さんにつきっきり
で宿題とか勉強とか教わり、のんびり避暑していたのだけど……その、おとといの午前中、
留守番をまかされたとき……あたしは、みて、しまったのだ。
 むっと熱気のこもった、聡美さんの部屋。
 夏日にさらされた机、探してた宿題のプリントの陰に転がる、黒々した大人のおもちゃ。
 正直ショック……だったと思う。
 だって、新婚なのに、こんな器具なんかって、頭がぐるぐるして怯えた目を周囲に配り、
ひとりきりの静寂にじっとり体をつつまれ、重苦しさに汗をにじませていた。
 節電のためなのだろうクーラーを切られた部屋で、わけもなくそれを握る聡美さんの手
の幻があたし自身の手にかぶさり、ごくりとつばを飲む音にびくっとして、それが自分の
のどの音だと気がついて、ドキドキしつつも、でも知識だけは知っていたから、ぼんやり
それを手にとって濡れてもいない逆三角錐の先に指を這わせ、そして、それから……
 あたしはやっちゃいけないことをした。
 もうろうとした感覚にカラダを支配され、まるでまぼろしの指に導かれるみたく小さな
プラグの先に唇をよせ、丸めた舌先でねっとり湿らせていったのだ。
 なんでだろう、おかしなことなのに、いけないことなのに、あたしはたしかに興奮して。
もどかしくワンピースの裾をつまみ、それを口でくわえたまま、もう十分うるおっていた
しずくに少しだけまぶして……
 つうと這わせた禍々しい異物を、お尻に、ちゅぷんと埋めていたのだった。
213夏日和(4/13) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:15:12 ID:0nALp3fp
 お尻でのオナニーを覚えたのは早くからだった。ひとりで慰める方法を知りたてのころ、
はずみでわれめの奥に指がささり、泣きそうなほど痛かったことがあってから……でも、
それ以上に、いけないところ、ふつうじゃないところの刺激であそこがどろどろになっち
ゃうというヘンタイぽさに溺れていたのかもしれない。
 前はたまにクリトリスを刺激する程度、めったにいじらないし方法も知らない。
 聡美さんのひそかなおもちゃがアナル用、しかもミニサイズだと分かったのもそういう
理由。もちろんあたしは持ってないけど、ずっと興味はあったのだ。
 軽く指で穴のまわりをほぐすとお尻はあっさりプラグをのみこみ、えらの張ったカサの
固さにゾクゾクっと立ったまま軽くイッちゃったあたしはその日一日、抜き方さえ忘れて
ちょうどいい食いこみ加減のプラグを甘くきつく噛みしめつづけ、異物感に夢中になって
ひくひく震えていたのだった。
 必然、その日は聡美さんの顔をまともに見られず、軽くお尻をはたかれただけで飛びあ
がり、でもこっそりプラグも洗って返し、ひとときのえっち体験も終わり、絶対バレてい
ないはず。なのだ。なのに。
 一日あけた今日、裏山から戻って健太君とお風呂で汗を流し、彼が塾に出かけたあとの
至福のひととき、マンツーマンのお勉強会はどこかどきりとする濃密な気配があった。あ
けはなった縁側では風鈴が涼やかに揺れ、でもある独占した聡美さんはいつになく色気を
しっとり滲ませて、解説のたび額がくっつくほど顔を寄せられるからどぎまぎしっぱなし
なのだ。
「その問題解けたら休憩ね。ご褒美あげるわ」
 なんだろ、ご褒美だって……などと胸を昂ぶらせつつ、うだる熱気の中テストが終了し、
そうしたら聡美さんがまわりこんできて背中から手を伸ばして採点をはじめちゃうから、 
意外にうっすらした、でも人妻の熟した胸の感触に耳まで赤くなって。
「84点。合格ね。よくできたわ、律子ちゃん」
 耳元にふうと息をかけられ、ぞくぞくっと飛び上がって抗議しようと口をすぼめたとき
……聡美さんの燃えるような唇がかぶさり、あたしは吐息を奪われていた。
214夏日和(5/13) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:15:57 ID:0nALp3fp
 瞬間思ったのは、嫌だ、でもなく、女同士でキスなんて汚い、でもなく、あたたかくて
柔らかくて力が抜けちゃう、という甘美な実感ばかりで、舌先と舌先がざらりとこすれた
とたん、そのあまりのいやらしさに頭がショートし、くなくなっと力のぬけた身体はくる
んと反転させられ、あたしは畳に押し倒されていた。
「ご褒美よ……ううん、ご褒美をもらっちゃうのは、私の方かしら」
「は、はふっ、あに、あにを」
 ようやく唇を解放されてあえぎ、ろれつもまわらず、でも、聡美さんにえっちなことを
されているという事実は、本当は痛いほど認識できていたから、相反する感情に裂かれて
あたしはどっちにも動けず、あざやかな手つきで白いワンピースを剥きあげられ、初めて
他人の指による愛撫をカラダに許し、こんなにも、爛れたカラダに、されてしまったのだ。
「お尻、いいでしょう? どう動かされるか分からないものね」
「ふぁ、ふぁぁぁ。だから、あたし、何のことか全然……」
 まるで三歳児の泣き声だ。きゅうきゅうと繊細な指でアナルをかきまわされ、快感をこ
らえる最後の防波堤かなにかのように握りあう聡美さんに指をきつく食いこませ、自分か
ら最初に指をさしのべて指をからめたことを思いだしさらに耳まで赤くする。
 あたしの抗弁を聡美さんが薄い笑みでうけながす。
「甘いわ、律子ちゃん。だってあれは律子ちゃんをためすためにわざと置いたんだから」
「え、あっ、はふぅうン」
 ドキッとする言葉にすくむのもつかのま、ぐりぐりっと指が腸壁、穴のすぐ裏をこじる
ようにまさぐって、たったそれだけで口なんか半開きになっちゃう。信じられない、イイ、
全身からどばあっと冷や汗が吹きだして、われめがどろどろになっちゃ……
「昔から好きだったの、律子ちゃんのこと。私、本当は女の子が好きなの。こういう意味」
「ひっ、はひ、あ、ひ」
「だから引かれる覚悟で誘いをかけたの。まさかアナル経験者だとは思ってなかったけど」
 くりくりと指であたしをあやつり、妖しくねっとり視線をからめてくる。
 ほ、本気だよ……どうしよう……
215夏日和(6/14) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:18:41 ID:0nALp3fp
「ねえ、怒っているの? 乱暴で、ひどいこと、しているかしら?」
 心配そうに、上気した聡美さんの顔が下りてくる。近々と、息がふれるほど。
 あたしには声なんか出せない、だって聡美さんは語りかけながら同時にお尻の穴と前の
とばりを開く指がくねって悶絶しそうになってしまうのだ、今だって必死に快感のあえぎ
をこらえているのに、声を出したら、もう、ガマン、できない。
 変だよう……こんなひくひくして、自分の指とは全然違う。狂わされちゃう、おかっ、
おかしく、なっちゃぅぅぅ……
 あからさまに目をそらすととたんに指がいじわるく激しくなり、といって情欲に濡れる
瞳を睨みかえすなんてムリ、LOVEじゃなけど憧れの女性に裸の肌を重ねられて変だと
叫ぶ理性なんかふっとぶほどあたしは濡れて感じまくっているから、こうして、太ももの
あたりからさわさわ充血した下腹部をいじられちゃったりするだけで聡美さんの指も手首
もべしょべしょにしずくで汚しちゃって、瞳を重ねて弁解することも訴えることもできず、
視線をうばわれて目をうるませているのだ。
「ねえ、嫌かな? 本当にやめて欲しいなら、今、そう言って」
 せっぱつまった声で聡美さんがささやきかける。
 いつのまにか聡美さんはあたしの裸体の上にまたがり、痛いほどこわばった未熟な乳首
がキャミソールごしに重なる体に変にこすれて甘くしびれてしまうのだ。
 ふとももに絡んだ聡美さんの下半身……あたしの比じゃない、本気でしたたってる……
あたしを見てこんなに感じてくれている。すごく、エッチに乱れてくれているんだ。
 その卑猥さに、頭のどこかが、火花をあげてショートした。
「あ、あたし……恥ずかしい……」
 拒絶ではなく、嫌悪でもなく、そう、聡美さんへの、屈服の合図。
 妖しく鼻と鼻が触れあわせ、えっちなしずくで濡れた手にあごをつままれ、かぐわしい
唇が色づいてあたしの唇をぴっちりふさいだと思うまもなく、ふたたびぬるりと舌に侵入
されて、思わず瞳孔を見開いてしまう。
216夏日和(7/14) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:19:11 ID:0nALp3fp
 たとえようもなく淫靡なハーモニーがしたたった。
 唾液と唾液がぐちゃぐちゃに攪拌しあってみだらな汁音をあたしの口の中で奏で、酸欠
で意識が遠のくまで口のなかを蹂躙しつくされ、まじりあう2人分の粘液を一滴もこぼす
ことなく聡美さんの舌技でいじわるくとろりとろりと飲まされていく。
 なにもかも受身で無抵抗にすべて聡美さんにされるがままでいることが総毛だつような
快楽をもたらし、二本に増えた指がみりみり括約筋を割り裂いてもぐりこんでくるのを懸
命にお尻で噛みしめ、ぞくぞくっと味わう。
 ジェルでひやりとした指は内側からみちりみちりと直腸をひっかいて、排泄物が引っか
かり逆流してくるようなその独特の感触にだらりだらりと汗がこぼれる。そう、この感触。
この倒錯感。必死に絞りあげて阻止しようとするお尻の穴をあざわらうかのようにあたし
を責めたて、今にも意識が飛びそうなのに膜がかかったように最後の一線をこえられず、
必死になって聡美さんの指に指をからめてしがみつく。
 その手をぽんと振りほどかれ、聡美さんが本格的にあたしを嬲りだした。両手で。
 ねばあっと唾液のアーチをひきのばしながら離した唇で耳たぶを甘く噛み、胸を胸にこ
すらせつつ指がもぐりこんで痛がゆく乳首を捻りつぶし、一方で3本目の指をお尻にねじ
りこみながら親指がわれめの包皮をおしあげ、過敏な突起をさらけだす。
「全体にちょっと上つきなのね、律子ちゃんは」
 言葉でも恥ずかしがらせながら、こりこりと親指の先が真っ赤にただれているだろう神
経のかたまりを弄りだすと一瞬のうちに電撃が駆け抜け、かはっと息をつまらせたあたし
はたてつづけに3度イッてしまい、完全に脱力した後ろのすぼまりに根元までいやらしく
指を噛みしめてまだとまらない。
「さっ、聡美さん、イク、イッ、いきま……」
「他人行儀じゃなく、昔みたいにお姉さまって呼んで?」
 甘えるようにねだられ、しかもこんなに愛されて、身も心もあらがえるはずない。
217夏日和(8/14) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:34:32 ID:0nALp3fp
「おっ、お姉さま……すご、すごく、て……」
 あとはもう言葉じゃなかった、たぶん、盛りのついたえろえろな猫の悲鳴だ。
 よがりくるってギリギリと穴をすぼめ、うちがわの壁をぐいと拡張する3本の指にのけ
ぞらんばかりの快感を励起され、とろんとたれる腸液さえ感じられそうなほど、どころか、
締めあげるその場所に4本目を埋めようとして、しかも、痛みもなくゆるみきったお尻は
あっさり小指の先を咥えこんでしまい、どっと変な衝撃がカラダを押し流す。
 たゆたゆと、未成熟な胸を聡美さんとこすりあわせ、気も狂うほどの嬉しさを表現する。
「私、胸が薄いのがコンプレックス。律子ちゃんの胸、うらやましいわ」
「はひ、ん、聡美さ……お姉さまこそ、きれい、です……」
 たしかに見た目はあたしの方がボリュームあるけど、でも、聡美さんの胸は膨らみかた
が上品で、つんと控えめに尖った乳首と小さ目の乳輪の色づきかたがすごく情欲をそそる
ギャップをかもしているのだ。
 いつのまにか上半身も裸になった聡美さんはほっそりした顔をかたむけほほえんだ。
 なよなよとしているようでしなやかな物腰が大胆に目を誘い、その、なよやかなんて単
語たぶんないけどそんな感じだ。桜色にゆだる女性の肌が同じ女のあたしをこうもおかし
く誘惑するなんて。その指が4本も、あたしのお尻をみっしり占領してる、なん、て……
「ふわぁ」
 想像と現実のシンクロでお尻がひくんとはずみ、子宮の底からカラダがねじれた。聡美
さんの指がアナルを探索し、さらにもう片手でぎゅぎゅっと外からお尻の肉をあやし揉み
こまれてしまい、しかも同時に親指の先で痺れきったクリトリスまではじかれて、からだ
を駆けのぼる熱さと快感は電撃さながら、口からよだれがこぼれているのだって気づけな
いぐらい。
 お尻、ゆるゆる……もっと、もっと深くにまで、このめくれるような刺激を欲しい……
 聡美さんの目が淫蕩に揺れて、あたしの声なきおねだりはすべて伝わっていた。
218夏日和(9/14) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:35:05 ID:0nALp3fp
 あっと思ったときにはお姫様だっこされ、あたしは聡美さんの乳房のあいだに(その、
谷間というほどじゃない控えめなふくらみなのだ)顔をうずめている。
「最後はもっと涼しい部屋で」
 言葉をくぎったけど、その先は聞かずとも分かる。だから、おだやかな表情とうらはら
にドクドクと昂ぶる聡美さんの鼓動を聞きながら2階の寝室に運ばれ、ぎしりとベットに
沈みこんだ。鼻を埋め、シーツに残る聡美さんの匂いをくんくんとかいでしまう。
「いけない子」
 おおいかぶさってきた聡美さんの口づけを今度こそ自分の意思で受けいれて、さえずる
ようについばみながら唇をうなじや頬に這わせていく。聡美さんの指がまたも下腹部へと
伸び、羞恥心をこらえて力を抜くと、まるでそれが当たり前のように長い指先がぬぷぬぷ
とお尻のなかへ沈んできた。あごをそらし、目を閉じ、逆流するような異物感を楽しむ。
 すごい、いくらでも感じちゃう、濡れてあふれてしまう、聡美さんもこの感触を……?
 はじめて、あたしは自分から指をのばした。
「あっ、律子ちゃん、なにを……っ!?」
「お姉さまのも、見たい、から」
 聡美さんの声がおもわぬ動揺の色をおび、なまめかしいあえぎをにじませる。あたしの
指が聡美さんの下腹部を、あたしよりもはえそろった茂みをなぞり、そこから下へと遠慮
なくつぷんともぐりこんだせいだ。湿ったひだにとろりとしずくが絡みつき、ざわめいて
指を深くへ引き込んでいく。もう片方の手をお尻にまわすとあのリングに指がふれ、きゅ
っと引っぱると初めてのどをあらして聡美さんが嬌声をあげた。
 あとは2人とも無我夢中、足をからめあい、たがいの指をたがいの下腹部に沈め、前と
後ろをひたすらにいじりっこして慰めあう。おたがい性器(とお尻)をいじる指は一秒だ
って離したくない、そのぐらい発情してて、だから、手を使えぬままでもどかしく唇を這
わせたり肩を甘噛みしてあとをつけちゃったり、あっというまにもとのように身体が疼き
火照り燃え上がっておつゆがあふれだし……聡美さんのもちだす器具に、目がとろけた。
219夏日和(10/14) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:36:03 ID:0nALp3fp
 いやらしい形状と使用方法は知っている……ペニスバンドだ。
 装着する人の側にも男性を模した突起があって、甘くうめきつつ聡美さんが自分がわの
ディルドをわれめに挿入して腰に沈めると、下半身から黒々した男性のにせものがそりか
えっている状態だ。
「律子ちゃんは、えっと、男性経験ないのよね」
「はい、バージンですから……聡美さんが最初の人です」
 ためらう口ぶりだったのですぐぴーんと来て、あたしの返事は甘えるような、少し挑発
的なものになる。すると聡美さんは意外なことを口にした。
「嬉しいこと言うのね。でも、バージンなら、そっちは大切にしておきましょう」
 え、と聞きかえす前に、聡美さんはあたしの耳たぶをこりこり歯でもてあそびつつささ
やいた――律子ちゃんには、お尻での楽しみかたを徹底的に教えてあげたいもの、って。
 え、待って。でも、じゃあまさか、その太さを、お尻に……!?
「大丈夫よ。さっき指3本半入ったじゃない。ふだんからお尻の好きな律子ちゃんなら、
痛くなく入れられるわ」
「……し、知りません」
 言葉ぜめだぁとか気がついて、思わずぷいっとむくれてしまい、でも次の瞬間くるんと
うつぶせにされ、あたしの腰を聡美さんが押さえこむと、固い、固い、今までにない太さ
のものが、ジェルまみれのぬるぬる感で、背後からお尻に触れてきて……
「さ、息を吐いてね。かわいがってあげる」
「ひ、ひぁぁぁ」
 ぬぬぬぬぬ……
 もうなんていうか他の表現がないくらい、ぎしりぎしりと括約筋をがばっと引きこじる
感覚でとてつもない密度のかたまりがアナルに挿入されてきて、燃えたつなんてものじゃ
なく火がついたようにお尻の肉とか太ももとか下半身全体が汗だくになっていぶりだす。
すご……こんな、飲みこんじゃって……入ってくるぅぅ……
 入ってくるのがとまらないぃぃ……
220夏日和(11/14) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:36:52 ID:0nALp3fp
 なんかもう手足をばたつかせたくて暴れて、その両手を聡美さんにしっかりにぎられ、
逆上がりに失敗した人みたく両手を後ろにひっぱられて胸がたゆたゆとシーツの海で揺れ
動く。まだ、まだ入って、うっそだぁ、もう指の長さ2倍ぐらい挿入されてるのに、まだ
窮屈なところへ肉壁をこじられていって……
 とうとう、ついに、ぴとんと濡れそぼった聡美さんの下腹部があたしのお尻に密着する。
「根元まで入ったわ、すごいすごい。苦しくはないでしょう?」
「はっ、はひ……」
 体重をあずけることなくおおいかぶさる聡美さんにあごを首の後ろをちろりとなめられ、
びくびくっと痙攣が伝染して腰にまで響く。なにこれ、全身が過敏になってない……?
 ビビビビっと振動がはしりはじめ、そこで理性がふつんと消滅した。
 たぶん一番弱のバイブの振動、でもそんなもの、直腸を串刺しにされてしまったあたし
にとっては、体内から響かせられているようなもので、その感触たるやあまりのすごさに
内壁とすれあう摩擦にもだえ狂い、噛みしめるとかそういう次元じゃなくアナルが最初か
ら最後までひらきっぱで、ぎゅっと閉じてもまったく感触さえ無意味なのだから、まさに
自分の意思におかまいなく犯され放題な身体になってしまっている。
「動くわよ、律子ちゃん」
「は、はぃ……おねえさま、やさしく……」
 すがる瞳でふりむくあたしに優しいキスを一つくれ、お姉さまは本格的に腰を使いだす。
ずずず……ぬけていく感触は、切れ目のない排泄物を力んで力みつづけているような途方
もない排泄感、しかも、めくりかえされた腸壁まで括約筋からひきずりだすような衝撃だ。
 ……たえられる、わけが、ないじゃない。
 かろうじて呼吸をあわせてかは、かはっ、と息が乱れ、絡めた指だってお姉さまのいい
ようにあやつられて自分の胸をくにくにこすられ、もうなにがなんだか分からず頭をふり
たてて、しがみつくように双頭のディルドを食い締めてしまうのだ。
221夏日和(12/14) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:37:34 ID:0nALp3fp
 ほとんど抜けかけたと思ったディルドが一気に打ち込まれ、体じゅうが鳥肌だってどろ
っととろけて液体という液体をあふれさせた。めくれかかったアナルの内側を一瞬で疾走
し、ぱぁんと最奥まで貫くディルドが灼熱の槍となって神経をすみずみまでやきつくし、
ただれさせるのだ。こんなの、リズムも合わせるもない、快楽の泉であふれかえった奈落
に頭をつかまれておぼれさせられているようなもの。
 一突き一突きで背中がそっくりかえり、はあはあと犬のように舌をだしてあえいだ次の
瞬間にはその舌を噛まぬようあわてて歯を噛み鳴らして衝撃にたえ、自分のものじゃない
お尻がビリビリと絶頂にあたしを追い上げていく。
「あ、は……」
 イった、イきました、そう口にしかけた次の瞬間には引き抜かれていくディルドの反動
でさらに高みへと打ち上げられ、涙目になり、とどまることをしらぬオーガズムに喉まで
おぼれて声もなく泣き叫ぶ。壊れ、壊れちゃう……こんなの、ダメェェ……!
 さいわい、お姉さまがあたしの様子に気づいてくれた。
「あ、ごめんなさい、私が暴走しちゃって……こんな感じかしら、これなら、どう?」
「はひっ、ありがとうございまふ」
 声も出せないあたしを見て、お姉さまの動きがゆるやかに変わり、抽送のリズムがより
軽くテンポをあげていく。どん、どん、ずるるっとお尻の穴がキュルキュル噛みしめたり
ゆるめたりを繰り返し、これなら、そう、お姉さまを感じながらいくことができそうだ。
うん、うん。たしかめて、噛みしめて、味わって、お尻がヘビのようにくねってる。いけ
ないところが痙攣して、しびれの波が広がって、熱く甘くとろけていけそう。 
「おね、お姉さま……あ、あぅ」
「律子……かわいいわ、もっと、もっと私に顔を見せて、律子」
 呼び交わしながら、幾度となく腰をうちつけあい、首をねじって唇を吸われ、愛されて
いる快楽を、一心に、汗だくで重ねる裸の身体に刻みつけていく。はしたなくお尻を掲げ、
処女の割れ目をびしょびしょにして、獣のように交わっている……っっ!!
 ぞくぞくと随喜の寒気が弓のように身体をしならせ、痙攣の波で意識が真っ白になった。
222夏日和(13/14) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:58:38 ID:0nALp3fp
 強い快楽のゆりもどしの波をかけられ、脱力した肢体ががくんと弾んで、ほんの数秒、
オーガズムで気絶していたのだと気づく。深々とお尻にはディルドが串ざしのまま、聡美
さんがあわてて抽送中のディルドをぴたっと止めたのだ。
「あ、はふ、お姉さ……ま」
「律子、ちゃ、ん……イった、のね」
 おかしい、声が乱れてと顔をあげたあたしは、切なそうに眉をひそめる聡美さんの顔を
みてすべてを知った。刺激の強さからあたしが先に行ってしまい、聡美さんはイクにイケ
ないつらい状態にされてしまったのだ。
 思うと同時にカラダが動いた。自分でお尻のディルドに手を沿え、うなりながら腰を沈
めていく。ビリビリと絶頂の、オーガズムの痺れに気を遠くしつつも、あたしは聡美さん
に涙目で訴えかけていた。
「いいの、あたしはいいからお姉さまがイクまでしてェェ……!!」
 一緒にイきたいの……!
 叫んだ瞬間、意識がふっと途切れ、一瞬世界がやみに落ちて……
 ふたたび目をあけた瞬間、括約筋のふちまで引き抜かれていたディルドがずどんと芯ま
で打ち込まれて……あっというまの抽送の連続に、何かをわめき、オーガズムに打ち震え、
指の先までびぃぃんと突っぱらせたまま、それでも受け止めきれる快楽の深みではなく…
…奈落に頭をつっこませ、今度こそ、あたしは絶頂の無のなかへ意識を手放して転がりお
ちていった。


「もう入ってきてもいい、ですよぉ」
 その日の夜……あたしの声で入ってきた聡美さんの旦那様は、おーっと娘をみるような
おもはゆい顔で目を細め、部屋着から浴衣に着替えたあたしと聡美さんをにこにこと見た。
健太君はあたしの裾をつかんでおおはしゃぎだ。
 聡美さんと目を見交わし、ほんのり染まる頬に秘密を共有した者の笑みをうかべる。
223夏日和(14/14) ◆0NgR.8jvyU :2005/07/17(日) 23:59:12 ID:0nALp3fp
 あれから、30分位は余韻に浸り、あたしは聡美さんの裸の胸に顔をよせて甘えていた。
どうしてこんなになっちゃったのか、レズなんてありえないような体験をしてしまって、
でも今なら、聡美さんとなら、これ以上なく幸せを噛みしめていられる。
 淡白な旦那様とか、ネットの通販だとか、そんな話は大事じゃない。
 あたしと聡美さんの関係は、たぶんLOVE。そういう意味の好き同士。それで十分。


 からからと下駄をならし、暗くなったあぜみちを隣町の花火大会へ急ぐ。
 健太君はお父さんとゲームのようにしながら歩き、あたしたちはその数歩先を、腕を
組んで歩いている。ときおりよろめきつつ、甘く上気した顔を……いやらしい刺激に、
頬を染めあい、キュキュッといじらしい感触を噛みしめ、じゃれあう。
 そう。着付をしてもらった2人のカラダには、えっちな仕掛けがほどこされている。
お尻の穴をみっちりふさぐのはバルーンプラグという空気でサイズがふくらむプラグで、
あたしの中にあるのも、聡美さんの中にあるのも、力んだって絶対ぬけない大きさまで
膨らまされ、文字通りアナル栓になってて、しかも空気を抜く部分にさわれないように
上からチェーンをかけ、小さな尾錠で留めてある。簡易貞操帯……なのだとか。
 もちろん、股間をくぐるチェーンは割れ目に埋もれ、クリトリスも刺激してて……
「気持ちいいでしょう」「悪趣味ですよぅ」
 口をふくらませつつも、ジーンと淡い快楽でたえず疼かされるからだが心地いい。
尾錠の鍵とプラグを振動させるリモコンはおたがいの手のなか、いやらしいゲームで、
どきどきしてしまう。
「お姉さまー、花火、楽しみですね」
 あと一週間かそこら、そのあいだ、あたしと聡美さんの記憶はどのくらい増えるだろう。
 無性に頬ずりしたくなって聡美さんの腕に顔をすりすりながら、あたしは、聡美さんの
プラグの振動を、かちりとONにした。
224 ◆0NgR.8jvyU :2005/07/18(月) 00:02:57 ID:9qH6VV5t
以上です。連投規制大変でした。
3つ訂正で、まず14レスだということ、1と2では数箇所、主人公の一人称
「あたし」が間違って「私」になっています。チェック漏れなのでご容赦を。
225名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 22:50:09 ID:oKZCa7dQ
1年ぶりの投稿・・・

r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。A。)キタ━━━━━━━━!!!!!!
226名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 20:59:06 ID:pYh7m1/J
age
227138:2005/07/19(火) 23:57:30 ID:9uJQZ42T
ウホッいいアナル小説・・・長編乙です。

>お尻の肉をあやし
>括約筋をがばっと引きこじる
等、表現が工夫されてるし描写は濃厚だしでハアハアさせられっぱなしですた。
人妻と女子学生のアナルレズというのも意外性があって萌えます。

これは漏れの好みの問題かもしれませんが、
キャラが感極まるたびに文章が長めになっていると思います。
書き出しからいきなり6行というのは人を選んじゃうのでは…
でも描くべき要素を文章に変換しようという勢いあればこそ長くなるのだろうとも思いますが、
前半と後半を読み比べると、
後半のほうが書きこなれてきているのかテンポがよくて読みやすかったです。

ご勉強中とのことなので今後もどんどんアナル和姦小説書いてくださいハアハア
228 ◆0NgR.8jvyU :2005/07/21(木) 23:38:08 ID:shv/du72
>>138さん
感想ありがとうございます。
近頃H小説から遠ざかっていたので、リハビリをかねてエロを詰め込んだのですが、
ご指摘のように所々くどくなってしまいました。冒頭もあえて意識して、長いけど
引っぱられる文章にしたかったのですが、力及ばずです。
読み返すと文がつながってないシーンなどがあるのも恥かしいかぎりです。
精進したいと思います。
229名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 14:11:17 ID:C+YRny1U
一ヶ月経っちゃった保守
230名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 21:46:14 ID:+RqS39KP
お気に入り整理してて1年ぶりに大人の絵本にいったらなくなってる
231名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 22:58:16 ID:am5FNeRb
一ヶ月経っちゃった保守
232名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 00:42:59 ID:1fHrsVtZ
一ヶ月経っちゃった保守
233名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 23:57:16 ID:FHgGtMWP
一ヶ月経っちゃった保守
234名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 21:53:41 ID:Trm7zF8I
謹賀新年
235名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 00:08:50 ID:jbcWwLSj
満を持して。あげ。
236名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 19:11:01 ID:LAVJeFs4
一ヶ月と二日経っちゃった保守
237名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 14:57:21 ID:QCZTuNW+
一ヶ月経っちゃった保守
238名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 00:09:04 ID:ZWuTKZnM
あげw
239名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 17:51:54 ID:++8uMuYv
点呼 1
240名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 06:45:01 ID:X9n2pAyg
2
241もさまつ:2006/05/06(土) 18:49:42 ID:nMYEsiiY
3
242名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 00:06:26 ID:dPzZrtb2
終了
243名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:33:01 ID:AER6qzis
閉店ガラガラ
244名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 23:27:11 ID:LQz4bULe
保守しときまひょ
 
245 保守しときまひょ:2006/06/23(金) 11:01:18 ID:B/GBZgls
保守しときまひょ
246名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 07:19:13 ID:0Ns14FvR
247名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 00:07:11 ID:GIy3ev2L
248名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 13:59:16 ID:VmmRiaYd
249名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 10:49:39 ID:/qOoTW5Y
250名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 14:29:56 ID:K2+lblwL
251名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 16:27:36 ID:MIy6xH1Y
一ヶ月経っちゃった保守
252名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 12:36:06 ID:rmL2IayK
ここ一年保守レスしかついてない。そろそろ終わりでいいんじゃないかね。
253名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 18:33:39 ID:zMP4E2wv
もっと軽めのテーマでお願いしますぅ
254名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 14:25:42 ID:hfO78XXd
ここ覗いてる書き手、本当にいるのかな・・・
いちおう点呼かねてお題上げ。
「水中でH」
255254:2006/08/27(日) 22:17:48 ID:0YSf214j
一週間たったけど反応なし。
そういうことだし、いつも保守する人もこの辺でスレを終わりにしないか?
板の容量を無駄に圧迫したままは良くないよ。落とそうや。
256名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:09:52 ID:+2HPoI7X
落とすのに異存はないが。

元スレの雑談スレが落ちちゃったようですね。
こちらを雑談用に利用するのもアリかな。
257名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:12:51 ID:55FMDFba
乳首は上に向かって立っていた。
涼子の激しい心臓の鼓動が乳房を通じて修の頬に
伝わった。
痛いほど勃起したペニスは、膣の中で揉み挟まれた。
「あ・・い・・うっ・・」
と牝の叫び声を上げて涼子は体を振るわせた。
膣が激しく痙攣し、涼子は目を反転させ黒目が消えた。
激しい膣内の痙攣でオルガスムスに達した修は、
中学時代の初恋の女の膣内に3回目の射精を果たした。
「ああッ!!・・・いい・・ッ!」
膨らんだペニスが吐き出した精子が涼子の膣内に充満した。
涼子の腹部が波打ちながら筋肉をつらせた。
オスとメスの性器の匂いが辺りに漂った。
涼子は修の体の上で暫らく休んだ。
「よかった。・・・さあ、食事の準備をしましょう」
と涼子が言って立ち上がった。
太ももから流れ落ちる修の精子をシャワ−の温水で
洗い流し、膣の中も綺麗にすると涼子は浴室から出た。
修も3回射精したペニスを温水で洗うと
涼子の後を追いかけて浴室を出た。
258名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 22:26:05 ID:KbPhCPZi
>>256
雑談&投下用でちょうどいいかと。
259名無しさん@ピンキー
投下はないので雑談で。

「大好き」のエロ切捨てが、どうにもすっきりせず。
スタッフブログを読んでるだけでムカつく罠。
もう復活は無いと諦めて、リンクも切ってサッパリするかな。