保守っておくよ
戦禍に見舞われ荒廃した街。人心は荒び、金品の強奪や暴力が横行
する・・・そんな有り様を、かつて戦車兵として従軍していたグレッグは、
物憂げに見つめていた。
「久方ぶりに帰ってみれば、これか」
隣国との戦争が終わり、故郷へ戻ってきたグレッグが最初に見た物は、
戦いの巻き添えを食い、壊れきった街並みであった。商店は軒並みに
崩れ、住居も大半は原型をとどめてはいない。まだ、昼間だというのに、
人気もまばら。いかにも憔悴した様子が伺える。
「俺のアパートも・・・無いな」
戦争が始まるまで住んでいたアパートの前で、グレッグは足を止める。
そこには、建物らしいものは消え、砕けたレンガが無造作に放り出して
あるだけ。二十八歳になる今も独身で、身軽なグレッグではあったが、
住んでいた場所が灰燼に帰しているとなれば、思う所もある。だが、
「仕方が無いな」
グレッグはレンガの山に背を向け、メインストリートの方へ歩いて行った。
ここにいても仕方が無い、そう思ったからだ。
花の広場と名付けられていた場所を過ぎ、露店が開かれている通りに
差し掛かった時、
「グレッグ!グレッグじゃないの?」
と、うら若い女性の声が、肩を落として歩く男の背へ浴びせられた。
「ジェシカ・・・?」
名前を呼ばれたグレッグが声の方へ顔を向けると、そこには顔見知り
の少女の姿があった。名前はジェシカ。まだ、戦争が始まる前に、彼が
家庭教師をしてやった女の子であった。
「奇跡だわ!生きて会えるなんて!」
ジェシカが叫びながら、グレッグの腕の中へ飛び込んだ。白い肌にそば
かすの乗った顔がいかにも幼い。
「ジェシカ・・・良かった、生きてて」
ジェシカの頭を撫でているグレッグの目に、涙が光った。生きて再び知り
合いに会えるとは、思ってもいなかったからだ。
「あなたが住んでいたアパート・・消えちゃったわ」
少女は男にしがみつき、言った。話したい事は山ほどあるはずなのに、
最初に出た言葉は、消え去った住居の事。混乱しているのだ。
「いいさ、お前に会えたんだから」
グレッグは少女の気持ちが痛いほど分かる。だから、優しく答えた。こう
して、二人は戦禍を被った街の中で、再会出来た事を喜び合うのであった。
再会の後、ジェシカはグレッグにうちへ来ないかと誘った。どうせ、住んで
いた所は消えているから、渡りに船とグレッグは行為に甘える事にして、
ジェシカにいざなわれるがままに、ついていく。
「こっちよ」
ジェシカは川沿いの裏道を抜けて行った。そこは、戦争前まではジプシー
などが住む、スラムと呼ばれていた所で、お世辞にも雰囲気の良い場所
とは言えない。
「こんな所に住んでいるのか?危険じゃないのか?」
グレッグが問うと、
「あら、今はここが一番安全なのよ」
先を歩くジェシカは、振り向きもせず答える。見れば、スラムだった
場所には、街の中心部から追い出されたと思しき人々が、うつろな
表情で佇んでいた。誰もが無気力で、全てを失ったかのように。
バラックが立ち並ぶ中を少し進んだ所で、
「おや、ジェシカ。新しい男かい?」
と、見るからに娼婦然とした年増女が声をかけてきた。
「うるさいわね、ナタリー。この人は、そんなんじゃないわ」
ジェシカは女をナタリーと呼び、食って掛かる。グレッグがぽかんと
二人のやり取りを見ていると、
「あんた、軍人上がりだね?そんなガキのケツを舐めてないで、国を
立て直しておくれよ」
ナタリーが嫌味たっぷりに言った。
「行こう、グレッグ。あいつ、おかしいんだ」
ジェシカは口を曲げ、不機嫌そうにグレッグの手を取る。そして、にや
にやと頬を歪めているナタリーに向かって、
「くたばれ!」
と、叫んだのであった。
「汚い所だけど」
ジェシカがいざなってくれた場所は、とうてい住みかとは言えないような、
荒れ果てた廃墟であった。饐えた匂いに、空き缶や酒のビンがそこいらに
投げ出されている。
「一人で住んでいるのか?」
グレッグは、戦前のジェシカの生活を思い起こしながら尋ねた。確か、彼女
の両親は花屋を営んでいて、比較的裕福な家庭だった筈・・・と。しかし、
「うん。パパもママも死んじゃった。敵の爆弾で」
散らかった部屋を片付けつつ、ジェシカは寂しげに答えたのである・・・
「再会を祝して」
ジェシカがワインのビンを開けている。グラス代わりの空き缶が、琥珀色の
液体を注がされると、グレッグもようやく一息つき、
「乾杯」
ジェシカを見つめつつ、故郷へ戻ってきた喜びの美酒を味わった。
「ところで─」
杯を干した所で、グレッグが口を開く。
「どうやって、生活しているんだ?」
彼の記憶では、ジェシカは確か十一歳の筈。両親は死んだと聞かされた。
故に、戦後の混乱で孤児となったジェシカを守るものは何も無い。普通に
考えれば、野垂れ死にしていても不思議は無いのだ。
「・・・・・」
ジェシカは黙っている。視線を泳がせ、ふうっと息を漏らすと、
「体を売ってるのよ」
グレッグを真っ直ぐに見据えながら、十一歳の少女は答えた。
(やはり─)
グレッグは暗鬱になった。ここへ帰って来るまでに、いくつもの街を渡り歩いて
いる彼は、どこでも同じような話を聞いている。生活の糧を失った女たちが夜の
帳を飾る姿。それを、グレッグは嫌と言うほど見てきた。中には、ジェシカのような
幼い少女が、
「お兄さん、買わない?」
などと声をかけてきて、グレッグを大いに困惑させた。女が手っ取り早く稼ぐ方法
と言えば、決まっている。とは言え、かつての知り合いがその立場にある事が、
痛ましく思えるのも、事実であった。
「軽蔑する?」
押し黙ったグレッグに向かって、ジェシカは問う。細くしなやかな体を九の字に
曲げ、膝をきちんと揃えて座る姿に、気品の名残が見える。実際、戦前までは、
彼女の素行と躾に問題などまるで無かった。グレッグはそんな事を考えている。
「でもね、生きて行くためには、しょうがないのよ」
ジェシカが指を立て、自嘲気味に笑った。
「始めはね・・・パパたちとお別れした後、親戚に引き取られたんだけど・・・そこの
おじさん・・・お酒を飲むと、あたしをぶつの。ぶって、服を脱がして・・・後は、言わ
なくても分かるでしょ?」
ふふ、と笑うジェシカ。その顔を、グレッグはまともに見られない。
「結局、そこから逃げて、この街に戻って来たわ。何も無いけれど、あたしのふるさと
だし、パパとママもここにいるからね」
そう言ってジェシカの指差した方には、合同の墓場があった。戦時の混乱中では、
死者を手厚く葬ってやる事も出来ない。だから、簡易な墓場を作る。
「まあ、結局戻って来ても食い詰めて、見も知らない男の厄介になったの。
そいつ、嫌な男であたしに客を取れって言うの。もちろん、最初は断ったけど」
廃墟の外が暗くなっていた。闇が迫っている中で、ジェシカはとつとつと告白
を続ける。
「でも、お金が無ければご飯も食べれないしね。だから、やったわ」
ジェシカは、薄手のワンピースを引っ掛けただけの服装だった。裾の丈を思い
切り詰め、男を誘うような格好と言っていい。座っている膝の合わせ目から、
パンティが見えているが、それも娼婦が好むようなあざとい色使いの物である。
グレッグは、今や彼女が完全な少女娼婦である事を理解する。
(何て事だ)
唇を噛み締めながら、グレッグは遣る瀬無さに身を震わせていた。大人たちの
勝手な都合で、振り回される彼女の身上が、気の毒でたまらない。自分の知る
ジェシカは、活発で利口な子供だった。戦争さえ無ければ、誰からも愛され幸せ
な人生を送れたはず。なのに─
「うっ」
あれこれ思案している内に、グレッグが不意に空き缶の杯を落とした。体が震え、
視線が宙を泳いでいる。
「どうしたの?」
グレッグの急変に驚いたジェシカが心配げに問うと、
「何でもない」
ぶるぶると唇を震わせながら、グレッグは答えた。
「夜になると、戦争中の事を思い出すんだ。因果ってやつさ」
「どうすればいいの?」
ジェシカがグレッグに寄り添う。僅かにだが膨らんだ胸が肩に触れると、
まるで、母性に包まれたかのように、グレッグは安堵の表情を見せた。
「抱いてくれ。それで、おさまる」
「分かったわ」
グレッグに乞われ、ジェシカは肩を抱く。ぎゅっと互いの体を密着させ、
怯える男の魂が離れていかないように祈った。
「懺悔させてくれ」
「いいけど、あたしシスターじゃないわ」
「話を聞いてくれるだけでいい」
少女に包まれながら、グレッグは戦争中にあった様々な事を懺悔した
いと願った。それに、ジェシカは無言で頷く。
「俺は、戦車兵だった。いつも、最前線で戦った。怖かった。怖くて泣き
出しそうになった事は、数え切れない」
「かわいそう。でも、戦争は終わったわ」
「ああ。だが、俺の戦争は終わってない。いつも、夢に出るんだ。戦地で
犯した罪がまざまざと。敵国では、よく女を襲って犯した。金を奪って、
食料を奪う。まるで強盗と変わりない様だった」
グレッグの目は、遠い記憶を見ていた。かつて、戦役で犯した償いきれぬ
ほどの罪を、悔いて悔い抜くように。
「農家を襲い、母娘ともども尻を並べて犯した事もある。母親がやめて、と
泣き叫びながら娘を抱いていた。それを、俺は数人の仲間と一緒に犯した。
娘は母親に抱かれたまま下着を剥かれ、純潔を失った。ああ・・・俺は、何て
事を」
「グレッグ!しっかり」
グレッグの震えが激しくなっている。ジェシカは気をしっかり、と手を取って
励ますが、悪夢に怯える男の慟哭は激しくなるばかりであった。
「ジェシカ・・・すまない・・・俺を蔑んでくれ」
「なに?なんて言ったの?」
「俺を軽蔑してくれ・・・罵り、足蹴にしてくれてもいい。自分に罰を与えて
貰わないと、俺は駄目になる・・・」
そう言われたジェシカは戸惑った。蔑め、と言われてもどうやっていいのか
分からない。
「ああ・・・ジェシカ・・・頼む」
グレッグが頭を抱え、床に突っ伏した。懊悩が彼を苛んでいる。ジェシカは
事態の収拾を計ろうと、グレッグを見下ろしたまま、
「よく分からないけど・・・罵ればいいのね?」
と、言うや否や、丸まった男の背中へ足を乗せていった。更に、
「この、クズめ!」
ぐい、と足に力を込め、グレッグを蹴り倒したジェシカ。身を売った相手の中
に、罵られ蔑まれて喜ぶ男がいた事を思い出し、その様を再現すべく懸命
に記憶の糸を辿った。
「許してください!」
足蹴にされたグレッグは、さも情けない表情でジェシカを見上げている。
それは、とても演技とは思えない真摯な態度で、正直ジェシカを困惑さ
せている。しかし─
(これが、グレッグにとってのカタルシスなんだわ)
聡明なジェシカは、哀れな戦傷兵を救う術は、罰を与え懺悔させる事と
悟った。そうでなければ、彼は罪悪に苛まれ、狂い死にしてしまうだろう。
「ああ・・・許してくれ・・」
グレッグがジェシカの足へ縋り付いた。涙をぽろぽろと流し、幾度も悔やみ
の言葉をつき、頭を床へ擦り付ける。その男の頭をジェシカは踏みつけにし、
「農家の女たちは、いいお道具を持ってたかい?この、糞尿野郎」
と、蔑視を携えながら問う。
「・・・」
グレッグは無言だった。それに答えるには、忌まわしい記憶の淵を覗かね
ばならない。覗けば、その時の惨状がありありと浮かぶ。しかし、覗かねば
懺悔にはならないだろうとも思う。
「答えるんだよ、このクソが!」
ジェシカの足がぐいぐいと男の頭を踏んだ。頭髪が乱れ、額が床へ擦られ
ると、ようやくグレッグは口を開き、
「はい・・・すばらしい女を持っていました」
と、呟いた。
「はん!いい気なもんだね。あたしが食うや食わずの生活をして、男に股
を開いていた頃に、あんたは女を犯してたんだ。呆れて物も言えないね」
「申し訳ありません」
「謝って済むことじゃないわね。あたしが、何人の男と寝たと思う?五十や
そこらじゃきかないのよ。今日だって」
ジェシカはグレッグの頭髪を掴み顔を上げさせると、自分はおもむろに
スカートの中へ手を突っ込み、パンティを脱ぎ去った。更に、性毛も生えて
いない恥丘へ指を這わせ、陰裂を指で拡げて見せる。
「あたしのお道具をご覧。濡れてるだろう?あたしのおつゆじゃないのよ。
男の子種さ。ああ、そうさ。今日も五人男を取ったのさ」
ジェシカの割れ目はきらきらと煌き、性交による男の残滓が光っていた。
彼女は今日も客を引いたのだ。十一歳という若さで、五人の男を。
「ああ・・・」
少女の恥肉を見たグレッグが感嘆の声を漏らす。久しく女に触れていない
せいもあろうが、荒淫の痕跡を残すジェシカの女は、淫らでもあったが美しい。
「客の中には、お前みたいな変態も多くて、こっちは骨の折れる思いをさせて
貰ってるんだ。ケツの穴でやりたがるバカもいるわ。お前も、そのクチじゃない
のかい?」
がくがくとグレッグの頭を揺さぶりながら、ジェシカは叫んだ。彼女の記憶
にも、忌まわしい男たちとの情事が甦っているのか、表情が恐ろしく険しい。
「ああ・・・ジェシカ・・・君は」
「汚らしい顔で、あたしの名前を呼ぶんじゃないよ!」
呆け顔のグレッグを床に引き倒し、ジェシカは仁王立ちになった。そして、
仰向けになった男の急所をぐい、と踏みつける。
「うぐっ!」
罪の記憶がグレッグの男を硬直させていた。農家の母娘を犯した時の
快楽が、男根をあさましく張り詰めさせている。そこを、ジェシカの足が
力を込めて襲う。
「なんだい、勃ってるじゃないか。呆れたね、後悔のかけらも無いじゃない
か。お前みたいな男には、本当に罰が必要だよ」
いかにも忌々しげに、ジェシカは言った。そして、剥き出しになった恥丘を
グレッグの顔の前へ寄せ、
「舐めるんだよ。他の男が出した、汚らしい精液を」
まだ精の残滓が滾る女肉を、ぐい、と突き出し、命じた。
「うう・・・」
鼻っ面に少女の恥肉をあてられたグレッグが呻く。よりによって、同性の
出した精液を舐め取れと命じられるとは、男にとって死にも等しい屈辱で
ある。しかし、ジェシカは息を荒げ、
「早くしな!」
そう言って、涙目になったグレッグの顔の上を跨いでしまった。
「綺麗に舐め取るんだよ。あたしの大切なお道具だからね」
ジェシカは自ら割れ目を開いて、精液が溢れ出す女穴を露呈させる。そこ
は禍々しくも美しく、十一歳の少女らしい恥肉だった。だが、少女はその
秘苑に幾人もの男を受け入れている。糧を得るためとはいえ、あまりにも
悲しい時代を生きてきた少女、ジェシカ。
「うう・・・」
べろりと舌を恥肉へ這わせるグレッグ。屈辱とも悔恨ともいえるような表情
をしながら、少女の膣に残された男の精を、丹念に舐め取り始めた。
「上手いじゃないか。戦争で、女のケツばかり追いかけてきたんだね」
ああ、とジェシカが低いため息を漏らす。細い体をしなやかに曲げ、男の
舌による愛撫を愉しんでいるようだ。それに対しグレッグは、
(これは、罰だ・・・俺に与えられた、罰・・・)
屈辱を与えられ、僅かにではあるが心が軽くなっていた。体の震えも大分
収まっている。罰が罪悪感を和らげ、彼を戦争の記憶から少しずつ解放
してくれているのだ。
「ああーん!」
グレッグの顔を跨いでいるジェシカは淫靡に腰を振り、恥肉を舌で掻き分け
られている事に狂気していた。ふんふんと鼻を鳴らし、腰を前後にグラインド
させ、気をやりそうになっている。少女は知っているのだ。男にそこを愛撫
されると、女は喜びが訪れる事を。
「たまらないわ。グレッグ、あたしの中へ来て」
ジェシカが身を起こし、こもを敷いただけの床へ四つんばいになった。
ワンピースの裾を捲くり、ぷるんと瑞々しいヒップを高く突き上げて─
「ジェシカ・・・ああ・・・俺は・・」
グレッグはズボンから男根を取り出し、少女の腰を掴んだ。その時、
「農家の母娘を犯した時の事を思い出しながら、やってちょうだい」
ジェシカが肩越しに振り向き、意地悪く言った。直後、
「うおーッ!」
グレッグが雄たけびを上げつつ、ジェシカの尻へ挑んだ。桃のような
少女の尻は激しく揺れ、男根は恥肉を分け入り、女へと呑み込まれ
ていく。
「ああーッ・・・」
ぬるり、と肉傘がジェシカの女穴を穿つ。堅肉と思われていた少女の
恥肉は意外にも弾力に富み、あっという間に男の欲望を芯まで迎え
入れてしまった。グレッグは肉襞に男根を貪られ、後悔の念を脳裏に
浮かべ、痙攣した。うわ言で、許してくれ、と何度も叫びながら。
「うううッ!いいわ、グレッグ!あなたのおチンポ最高よ!」
ジェシカも感極まって、恥液を女芯からほとばしらせている。自分を
買った男たちとは違い、何かに怯えながら生きる男が情けなくも愛しい。
さ−てと、寝るか
∧_∧
( ・∀・) ))
/つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
ノ ) \ ))
(__丿\ヽ :: ノ:::: )
丿 ,:' ))
(( (___,,.;:-−''"´``'‐'
おやすみ〜
∧_∧
( ・∀・ )
/ _ノ⌒⌒⌒`〜、_
( ̄⊂人 //⌒ ノ ヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
「うわあッ!で、出る!」
「来て、グレッグ!ああ、あたしもいきそう」
互いの身の上に傷を持つもの同士が、激しく絶頂を迎えた。男は戦場での
罪に泣き、少女は不幸な過去を踏み越えようと必死だった。二人は互いを
貪り終わると、どっと床へ身を横たえる。
「ねえ、グレッグ」
「なんだい?ジェシカ」
「あたしと暮らそうよ。養ってあげるからさ」
夜半、ジェシカはグレッグをしっかりと抱き、そんな事を言った。彼女は今、
慈母にも似た美しい憧憬を携えている。男を優しく包む事を知ってしまった
からだ。
「それもいいな」
一緒に暮らそうという提案は、グレッグにもいい話だった。一人では越えられ
そうにない夜も、ジェシカと一緒なら大丈夫な気がする。
「決まり。あたし、頑張って稼ぐよ」
そう言うと、ジェシカは嬉しそうにグレッグの唇を奪った。そうして、二人は
寄り添い、暗く孤独な夜を越えて、朝を迎える。
「じゃあ、客取ってくる」
明朝、ジェシカは元気いっぱいに住処を飛び出していった。グレッグはとり
たててやる事もないので、辺りをぶらつく事にする。
散策を始めて数分した時、グレッグは昨日出会ったナタリーに声を掛けられた。
「ガキのケツに乗っかったんだろう?気持ちよかったかい?」
年増女はくくっと含み笑いを漏らす。まるで、昨夜の情事を見ていたかのように。
しかし、グレッグは別段訝る様子も見せず、
「ああ、最高だったよ」
そう言って、新しい生活が待つ住処へと、踵を返していく。それを見たナタリーが、
「くたばれ!」
と、足元にある石ころを蹴り飛ばしたのであった。
終わり。
駄目? チン毛
┐('〜`;)┌
>>882 抜けないけど普通の物語として読んでしまった(誉め言葉ね)
それにエロシーンも抜ける淫語だけで描写がほとんど無い形式よりは
ずーっといいと思うけどなあ。
また書いてもらえると嬉しいです。
チン毛さんお久しぶり〜!
うん、自分も物語として楽しみました(誉め言葉)
ただ、もう少しジェシカの心理描写を濃くすれば物語としての深みもエロチックさも
でるのになあとは思いました。
次回作期待してます!
>チン毛さん
これは屈辱モノという名を借りた愛の物語ですな
駄目じゃないです。いや、素晴らしいです!
どっちかつーとこのスレにはもったいないぐらいの(?)
良い作品読ませていただきました。サンクス!!です
馴れ合いうざ……
チン毛いらね。
チン毛GJ、応援してます。
素晴らしいです。一人の粘着の雑音を無視して、
これからも大勢の読者の期待に答えていってください。
かなり書きなれている方と思料。
欲言えば、ラントがしりきれとんぽ気味になってしまったような。
オチが一ひねりあれば、もう完璧。
洋モノ設定は俺もちっとも萌えん!
よってチン毛氏、却下!!
却下は同意だが、読み物としては合格。
チン毛氏は前の作品の方がよかった。今回のはおもしろいことはおもしろいが抜けそうもない。
ふぅ。読んだ。
まずテーマ重いなぁ…戦争とか一番重いし。ただそこで戦争を
ただ扱うだけの生ぬるい描写をするより現実的な残酷さ(戦争犯罪とか)を書いたのはイイかなぁ。
ただ確かにこれでは抜けないね(苦笑
しかし普通の読みモノとしてはカナリ面白かった。
今回は多分、氏にとって実験作だったんだと思う。
これからも意欲もってがんばって欲しい。
895 :
名無しさん@ピンキー:04/04/05 10:23
ほ
最近は動きがないね
高校生の彼女から初体験の話を聞いた
小学校の4年生の時だった(鬱)
小学校を卒業するまでに4人も経験してたそうだ
で、俺は彼女が初めて・・・・・・・・
別れちゃおうかな
898 :
名無しさん@ピンキー:04/04/09 03:21
女性のほうが体験が早いのは普通。
899 :
名無しさん@ピンキー:04/04/10 10:10
保全
900 :
名無しさん@ピンキー:04/04/10 20:47
保全
901 :
名無しさん@ピンキー:04/04/12 18:58
今週号のヤンマガに面白そうな新連載があったゾ。
別に弄ぶ系ではないんだが、
つるつるお肌と無毛ちんちんにコンプレックスを抱く中1の少年が
毛深い同学年の女子に羨望の眼差しを向ける所から物語が始まっている……
第1話の今回ですでに少年は、無毛ちんぽをその毛深い(一応美少女風)同級女子に見られてしまい、
更にはその女子が、すでにアソコの毛がボウボウである所を目撃してしまいショックを受ける!
と、こんなシーンが展開されている。
来週以降どんな展開になるのかは解んないけど、けっこう興味深いテーマじゃない??
ちなみに巻頭に掲載されてるから分かりやすいよ。
902 :
名無しさん@ピンキー:04/04/13 18:49
>>901 ろり剛毛好きの俺にはたまらんな。サンクス。
903 :
名無しさん@ピンキー:04/04/18 00:57
あげ。
904 :
名無しさん@ピンキー:04/04/20 00:43
>>902 わはは!ロリMよりも少数派な奴ハケーン!
905 :
名無しさん@ピンキー:04/04/21 18:46
保全
906 :
名無しさん@ピンキー:04/04/22 08:52
>>904 いや、けっこうおる。
少女たちが男をおかすやつないですか?
保守っとこう
908 :
名無しさん@ピンキー:04/04/25 10:01
ロリMage
「俊くん、俊くん、起きないと遅刻するよ」
寝ぼけた僕の耳に優しく諭すような声が入ってきた。
僕は目を擦りながらベッドの中から声のする方向を見た。
開け放たれたドアの向こうのキッチンダイニングにその声の主はいた。
彼女は忙しそうに料理ののった皿をテーブルに運んでいた。
ふとその視線をドアのこちら側に走らせた彼女。
当然、二人の目と目が合った。
「俊くん?おっきした?朝ごはんだよ。早くお顔、洗ってきなさい」
その言葉に促されるように僕はベッドからのそのそと這いずり出た。
立ち上がってみて僕は自分が素っ裸である事に気付いた。
一瞬の間 『何故?』と言う気になったが足元に散乱するティッシュの山を見て一人納得した。
「そうか‥‥昨日はあのまま寝てしまったんだ‥‥‥」
910 :
名無しさん@ピンキー:04/04/27 11:38
そうつぶやいた僕は今日からは昨日までと違う新しい生活が始まる事に改めて思いを馳せた。
そう、僕は‥‥いや、僕たちは昨日結婚したんだ。
24歳になったばかりの結婚は少々早いのかもしれなかった。
でも僕は後悔なんかこれっぽちもしていなかった。
そうだ、今日から甘い甘い新婚生活が始まるんだ。
昨日の夜はそのための儀式がこのベッドの上で行われたのだった。
『新婚初夜』
僕はベッドを見下ろして昨日の夜の神聖な、しかし淫靡な二人の『共同作業』を思い出していた。
そしてこれから毎晩このベッドで同じ様な激しく淫らな行為が行われる事を思い朝にも拘らず下半身を熱くした。
「どうしたの?俊くん 早く食べちゃわないと本当に遅刻だよ」
彼女の3度目の声に僕ははっとして淫らな気持ちを振り払って時計を確認した。
彼女の言葉とは裏腹に時計の針は出勤するまでにまだまだ充分な時間がある事を僕に知らせてくれていた。
身繕いを済ませてダイニングに行った時、テーブルの上には彼女の手料理が美味しそうに、幸せそうに並べられていた。
911 :
名無しさん@ピンキー:04/04/27 11:39
「おはよう 萌絵ちゃん」
「おはよう 俊くん‥‥‥‥おはよう、『あ、な、た』‥‥ふふふふ」
彼女、萌絵ちゃんは嬉しそうな笑顔でそう僕を呼んだ。
僕は照れて顔を赤くしていただろう。それでもその言葉が僕を幸せにした事は間違いなかった。
何しろ目の前にいる彼女、萌絵ちゃんは僕には勿体無いくらいの美人なのだから。
すっと伸びた手脚はモデルの様だし、女性らしさの象徴である胸も大きく上向きに突き出ていた。
薄汚れた茶髪などではない黒髪は肩を覆い隠すほどの長さ、肌の張りは若さを指し示していた。
こんな美人が今日からは僕だけのものになったのだ。
男としてこれほどの幸福があるだろうか。
「あっ 俊くん ご飯粒が‥‥」
萌絵ちゃんはそう言いながら僕の傍らに来て顔を近づけた。
かがみ込んで僕を覆い隠す萌絵ちゃん‥‥
改めてその肉体の放つ女らしさに僕はどきまきした。
僕よりも高い身長を無理に屈めそっと手を僕の頬に当てた萌絵ちゃん。
次の瞬間 萌絵ちゃんの柔らかな唇が頬に当てられた。僕はびくっと体を震わせるしかなかった。
「ほらぁ ごはんつぶぅ ふふふ」
いたずらな子猫の様な声で、舌を突き出し掬い取ったご飯粒を僕に見せた萌絵ちゃん。
少し淫靡な想像をしていた僕は肩透かしを食うのと同時にそう思った自分を恥ずかしがった。
「ほんと、赤ちゃんみたいだね 俊くんはぁ ふふふ」
「あ、ありがとう 萌絵ちゃん」
「でも今日からは私がちゃんとお世話をしてあげるから安心してね ふふ」
「あ‥‥うん‥‥」
「赤ちゃんみたいに可愛い俊くん?」
「えっ 何?萌絵ちゃん」
「ふふふ あれだって‥‥夜のほうも‥‥今日から色々と私が教えてア、ゲ、ル‥‥」
僕はまた昨日の夜の痴態を思い出していた。
僕にとっては生まれて初めての経験だったが萌絵ちゃんの優しいリードで上手に出来た。
そう、萌絵ちゃんはこんなに美人なんだから既に幾人もの男性とそういう体験を済ませていた。
でも僕はその事については全く嫉妬心も憎悪感も抱かなかった。
いや、逆に経験豊富な萌絵ちゃんに全てを任せる事がこの上なく幸せだった。
萌絵ちゃんに組み敷かれて愛する人に抱かれる快感を僕は堪能した。
そう、昨晩の初夜、SEXが世間で言う所の『SEX』と少し違う事など経験の無い僕には知る由も無かった。
壁に掛かった時計がもう出掛けないといけない事を僕たちに教えてくれた。
ばたばたと出掛ける準備を済ませた僕達は玄関にいた。
「あっ 朝のキス してなかったね 俊くん」
僕の腰に手を廻して抱き寄せた萌絵ちゃんは自分よりも背の低い僕を上から見つめて優しく指で顎を持ち上げた。
僕はごく自然に目を閉じた。萌絵ちゃんの柔らかな気持ちいい唇を待つ為に。
「そう、可愛いよ 俊くん 私の可愛い可愛い『旦那ちゃま』 ふふふ」
朝にしては熱くてちょっとエッチなキスを萌絵ちゃんは僕にくれた。
二人の唇が離れた時、淫らで透明な飴の様な唾液が二人をつないでいた。
「ふふふ うっとりしちゃって でも続きは今夜のお楽しみだよ」
そう言って萌絵ちゃんは玄関のドアを開けて元気に出て行った。
「じゃあ、私 先に行くね。ちょっとお別れだよ。また後でね‥‥ふふふ」
走って行く萌絵ちゃんの後姿を僕はずっと見つめていた。
萌絵ちゃんの背中で上下する真っ赤な『ランドセル』を見つめて僕は考えていた。
「好きだよ、萌絵ちゃん 僕のお嫁さん‥‥‥そして僕の教え子‥‥12歳の小学6年生の女の子‥‥」
若い二人の甘い甘い新婚生活が今始まった。
『奥様は6年生』
〜プロローグ〜
新しい朝
いやぁ〜、久々に来ましたね!
またワクワクする数日になりそうだ(*^。^*)
続きに期待しますよ!!
おお、久々の新作ですね!
早く続きが読みたいです。
>>909-913 職人さん、乙です!今回も楽しみにしています。
小学生の萌絵ちゃんが何で結婚したのか?等、またまた興味深そうですね。
スレの残りがちょい気になるけど・・・・・・、がんばり、期待してますよ!
『奥様は6年生』
〜第一章〜
出遭い
24歳の小学校教師である僕、谷川俊介と12歳の小学6年生の女の子、北の園萌絵。
二人の結婚に至る経緯を僕は学校に向かって車を走らせながら思い起こしていた。
『結婚』とは言っても現在の法律で正式に認めらたものでない事は明らかだった。
何しろ萌絵ちゃんは16歳には4年も足りない12歳になったばかりの小学生なのだから。
そんな世間的には犯罪的(いや、肉体関係を結んだ今となっては明確に犯罪かな)な二人の関係は
当然の事ながら周囲には知らせていなかった。(言えるはずも無いけど)
僕がこの『許されざる結婚』に踏み切ったのにはもちろん深い理由があった。
919 :
名無しさん@ピンキー:04/04/27 17:05
二人が出遭ったのは去年のクリスマスイウ゛の夜だった。
来春からの教員採用も決まり学生として過ごす最後のクリスマスに僕はかなり浮かれていた。
彼女のいない奴が集まり寂しいながらも楽しい夜を過ごしていた。既に数件飲み歩きへべれけになった頃 悪友達が
「谷川!た〜に〜が〜わ先生! お前、ずっと彼女できなかったなぁ。寂しい青春だったなぁ〜」
「お前そんなんじゃあ 先生になっても生徒に馬鹿にされるぜ」
「そうだ、そうだ! こんなにちびでガキっぽい先生なんていないぜ。」
「お前、まだ童貞だろ?」
「へっ!?谷川 童貞なんだ?ははははは お前幾つだよ?」
酔いも手伝ってか悪友達は口々に囃し立てた。
「お前さあ 今時 ひょっとしたら小学生でもやってるぜ?」
「もしかしたら教え子のほうが先にSEXしてるかもよ? ははははは」
「よ〜し! 谷川が教え子に馬鹿にされないように俺達がソープをおごってやるぜ はははは」
「おお!行こう、行こう! 谷川 男になれ!」
悪友達は嫌がる僕を引っ張って風俗店の立ち並ぶ一角に千鳥足を進ませていた。
それまで風俗で童貞を捨てることに嫌悪感を持っていた僕だったがその時は内心それでも良いかという気持ちになっていた。
酔いがそうさせたとも言えるし、先ほど誰かが言った『教え子に馬鹿にされる』と言う言葉が引っかかっていたのかも知れなかった。
酔っ払ってまともな判断力を無くし掛けていた僕達は店を選ぶでもなく客引きに誘われるままある店に突入した。
風俗通いが趣味の奴が店員となにやら交渉をしているところまでは僕も記憶があった。
しかし次に僕が記憶を取り戻したのは薄暗い部屋のソファーの上だった。
「目が覚めた? お水でも飲む?」
優しさのある声だった。僕は痛む頭を振りながら部屋を見渡した。
「こ、ここは? 君は‥‥誰?」
コップに注いだ水を差し出しながら一人の女性が僕の横に腰掛けた。
「あきれた。何にも憶えてないの? ここはね‥‥ふふふ ○○秘密倶楽部のプレイルームよ。」
「プレイルーム? 秘密倶楽部?‥‥‥ああ‥‥そうか‥‥」
「随分、酔ってたからね ああ そうだ お友達はとなりのお店に行っちゃったわよ。」
「えっ? 何で?」
「ここってSM倶楽部なのよ M性感っていうやつ 知ってる? だからお友達はとなりの普通のソープに行っちゃったの。」
「僕を置いて‥‥」
「ふふふ 起こそうとしたわよ でもびくともしなかったじゃないの 君は。」
「そうなんだ‥‥で、僕は‥‥もう‥‥その‥‥」
僕は意識の無いまま童貞を捨ててしまったのかどうかを知りたかった。
しかしいかに風俗の女性とは言えそんな事をさらけ出す事は出来そうになかった。
「童貞 奪われたかどうか心配なんだ 僕ちゃんは ふふふ」
「えっ?なんでそれを‥‥」
「お友達が大きな声で言ってたわよ ふふふ 童貞捨てさせてやってくれ〜って。」
少し酔いの覚めた僕はそんな事を言われていた事が急に恥ずかしくなって行った。
酔いのほてりとは別のほてりが僕の頬を染めていくのが判った。
「ふふふ 大丈夫よ。まだ何にもしてないから ふふふ って言うか 私まだ見習いなんだ 君が起きるのをここで待ってただけ。」
「あ、そうなんですか‥‥すいません。」
初対面のしかも女性に童貞を知られた恥ずかしさで僕は一刻も早くその場を逃げ出したかった。
「で、どうするの? プレイして無くても部屋を占領してたんだから料金は取られるよ 多分。」
「ああ‥‥そうなんですか‥‥」
「ここって本番無しだけど‥‥私はまだ正式なコンパニオンじゃないし、君って可愛いから‥‥‥」
「えっ?‥‥」
「童貞 奪ってあげようか? 私も童貞の子って久しぶりだし どう?」
そう言われて僕は初めて彼女の顔をはっきりと見た。
何歳くらいだろうか。ボンテージ?風の衣装に身を包んだ彼女は年齢不詳に見えた。
それでもむき出しになった太股や二の腕の張りのある肌からすれば随分と若いのかも知れないと思った。
顔にはあまり‥‥ほとんど化粧をしていない様子だった。しかしその美貌は僕の鼓動を早くするには充分だった。
こんな場所でなければ、いや‥こんな場所であってさえ僕は彼女の魅力に取り付かれた。
魅惑的な肉体、漆黒のロングヘアー、優しさに満ちた声、全てが僕の理想のタイプと言えたのだ。
母親を幼い頃に亡くした僕は女性に必要以上の『母性』を望んでいたのかも知れない。
その事が同年代の女性と付き合うことが出来なかった理由の一つでもあった。
しかし今‥‥こんな場所で‥‥風俗店の一室で出会ったこの女性にはそれが全て揃っている様な気がした。
僕は彼女に恋をしたのだった。
恋をしたのならば、理想の女性ならば、その時僕は童貞を彼女に捧げたと誰でもそう思うだろう。
しかし僕はその時こう言ったのだ。(内気な僕がこんな大胆な事を言えたのも僅かに残った酔いのせいだったかも知れない)
「あなたが好きです。ぼ、僕と付き合ってください。」
『変態』『馬鹿』『信じられない』『キモい』
冷静に考えるとそう言った言葉を返されても仕方なかっただろう。
酔っ払って入ってきた風俗店の客、しかも童貞にそんな告白をされたのである。
普通ならば頬の一つでも引っぱたかれても仕方の無い行動だった。
でも
でも彼女は違った。
優しく微笑んで僕の頭を撫でてくれた。
そのふくよかな胸に僕をそっと引き寄せてくれた。
母のぬくもりにも似た感触に僕は安堵と幸福を噛み締めていた。
「ふふふ 会ったばかりよ 私達。 でも君って本当に素直で可愛らしい子ね。お姉さんも好きよ 君みたいな子」
そう言ってくれたが僕の願いが叶えられる事は無かった。その時は‥‥‥
それから数ヶ月 僕はお金を貯めてはその店に足を運んだ。
学校が始まる4月までに10回は通っただろうか。
しかし僕はとうとう最後まで彼女と再会は出来なかった。
店の店員に色々と聞いて見た。胡散臭がられながらも‥‥仕方なく違う女性を指名したりもしてその子達にも聞いて見た。
それでやっと判ったことは『彼女はこの店のオーナーの紹介でたまたまあの日だけヘルプに来ていた子だから自分達も知らない』
と言う事だけだった。
肝心な事は判らないままだった。
しかし店に通った事で僕は自分で今まで気付かなかった『M』の性癖が有るのを知った。
もちろん童貞のままだったが。
たぶん、ちょっと前にSSを連発してた人だよね。
今回は構成に少し工夫を凝らしてきたようだね、ウン、良いと思うな!
続きが楽しみになって来た。
あらら、残念!今日はまだだったのか……
待ちどおしぃ…………
『奥様は6年生』
〜第2章〜
衝撃の再会
次の日から学校が始まると言うその日、僕はまた店に足を運んでしまっていた。
この数ヶ月間幾度と無く通った僕であったが望みを叶える事は出来ずじまいだった。
その日 やって来たのは僕自身区切りをつけたいと言う思いがあったからだった。
学校が始まれば、教師になってしまうとこう言った店に通う事は世間的にも僕自身の中でもモラルに反する気がしたからだった。
「今日‥‥今日、逢えなければ‥‥諦めるしかないのか‥‥でも‥‥」
そう考えながら僕は店の入り口に向かって歩いていた。
その時、通りの反対側から近づいてきていた人影がサッと店に入っていくのが見えた。
一瞬見えたその横顔。
忘れもしない。
「あの娘だ!」
この数ヶ月、あの声、温もり、柔らかな感触を忘れた事など無かった。
そんな僕が見間違えるはずは無かった。間違いなくあの時の女性だった。
僕は駆け出して店に飛び込んだ。
日も暮れていない時間だった事もあり店の中は閑散としていた。BGMも流れていない店内はいささか不気味でもあった。
あの女性の姿はどこにも無かった。僕は受付の小窓を覗き込んだ。そこにいたのは何度も見た事のある男性店員一人だった。
「あっ すいません いらっしゃいませ」
店員はあまりに早い客の来店に慌てた様子を見せ僕の方に近づいてきた。
「今、今‥‥女性が入って来たでしょう?つい今さっき‥‥」
「へっ?‥‥」
僕の問い掛けに店員は一瞬何かを言おうとしたが返ってきた答えはこうだった。
「え‥‥いえ。誰も来ませんでしたよ。誰も‥。」
「う、嘘だ!僕は‥‥見たんだ。この目で。」
柄にも無く大きな声を出して僕は店員に詰め寄った。
「ほ、本当ですって。最後に出勤してきた女の子は30分前には来てましたから。」
「そ、そんなはずは‥‥今だ、ものの1,2分前だ!」
僕は窓越しに店員の肩をつかみ揺すった。
「何?どうしたの‥‥」
背後から聞き覚えのある声がした。
「オ、オーナー このお客さんが‥‥」
「オーナー?」
振り返り僕が見た人物。オーナーと呼ばれた人物。それは‥‥
「き、君が‥‥オーナー!?」
そこにいたのは僕がこの数ヶ月の間に何度も指名をしたコンパニオンの女の子だった。
『彼女はこの店のオーナーの紹介でたまたまあの日だけヘルプに来ていた子だから自分達も知らない』
そう言っていた女の子だったのだ。その子がその女の子こそがこの店‥『○○秘密倶楽部』のオーナーだと言うのか?
「あなたでしたの?それで‥‥どうされたのかしら?ふふふ」
「き、君は‥‥僕に嘘を‥‥。あの子が‥あの夜の彼女が‥今、ここに入っていったんだ。」
「‥‥‥‥ああ‥‥見たんですの?」
「知ってるんだろう?彼女が誰か‥‥隠してたんだろう?」
「さあ‥どうかしら ふふふ」
「オーナーなら‥君がオーナーなら知ってるはずだ。教えてくれ。いや教えてください。頼みます。」
僕の表情から只ならぬ真剣さを読み取ったのだろうか、違う客が入って来た事も僕に取っては幸いだったかもしれない。
店の入り口で話をやり取りする訳にはいかないと思ったのだろう。オーナーは僕の手を取り 無言で一番奥の部屋に連れて行った。
何度も使った事のあるプレイルーム。そこで彼女は僕の顔を品定めするようにじっと見つめた。
僕は山ほどある聞きたい事を矢継ぎ早に質問した。しかし彼女はそれには答えずただ微笑んでいるだけだった。
「お願いだ。答えてくれ。あの女の子は誰なんだ。今この店にいるのか?」
同じ問い掛けを何度も繰り返す僕。彼女はようやく口を開きこう答えた。
「どうしてそんなにあの女の子に会いたいのかしら?プレイしたいの?他の女の子‥‥私じゃ駄目かしら?」
「そ、そんなんじゃないんだ‥‥あの子は‥‥いや、君は美人だし‥君とのプレイには満足してるよ。でも‥あの子は‥」
「あの子は違う?あなたにとってあの子は‥‥たった一回会っただけじゃないの?それなのに何故かしら?」
確かに傍から見ればたった一度、それも喋ったのは僅か数十分間‥‥そんな客である僕がその女の子にこれ程までの執着を見せるのは
奇異に見えただろう。何か得体の知れぬ、例えば変質者であるとかストーカーであると思われても仕方の無い事だった。
「そうですよね。まるで‥‥これじゃあ‥‥ストーカーですよね。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
「でも‥自分でも‥自分でも判らないんです。この気持ちが何なのか?そして‥‥苦しいんです。彼女を思うと‥‥」
「‥‥‥彼女に‥‥あの子に‥‥恋してる?」
「‥‥恋!?‥‥‥‥これが‥‥」
そう指摘されて僕はハッとした。『恋』‥‥そうかもしれないと思った。
恥ずかしながら恋愛経験すら無かった僕の『初恋』なのかもしれないと。
「確かに‥‥恋愛は時間じゃないわ。運命だから。一目見ただけでそうなる事も有るかも知れないわね。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
「不思議ね。あの子も‥‥彼女も‥‥あなたのことを‥‥」
「えっ?彼女も‥‥僕を‥‥」
それに続く言葉を彼女は口にしなかった。しかし僕には判った。彼女がなんと言おうとしているのか。
「いいわ。会わせてあげる。あなたは真面目そうだしそれに‥‥」
「ほ、本当ですか!」
「それに教師になる人だもの。変な事をしたりしないでしょ?」
「ど、どうしてそれを‥???」
僕はこの店でそんな事を言った憶えは無かった。今の今まで彼女もそんな事を知ってるとはおくびにも出さなかった。
「ふふふ 当然でしょ。私にとってあの子は可愛い可愛い‥‥大事な子なの。その子に付きまとう人間は一応調べてみたくもなるわ。」
「大事な子?」
「勝手に調べて気を悪くしたかしら?」
あの子に会わせてくれるのならばそんな事は些細な事でしか無かった。現に僕はそうする事が当然だと感じていた。
ただそこまで親身になるこのオーナーの女性とあの子の関係が何であるのかを知りたいとも思った。
「今、連れて来てあげる。でも本当の事を知っても、彼女が誰かを知っても驚かないでね ふふふ」
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
彼女は内線を使いあの子をこの部屋に呼び出した。あの子がやってくる間中彼女は一人ほくそえんでいた。
そしてその笑みの中に何かが隠されている事をその時の僕は気が付きもしなかったのだった。
「おばさま。呼んだ?」
ドアが開けられてそう言いながら入って来たのは紛れも無くあの子だった。
あの夜の彼女。僕を優しく包み込んで抱いてくれた彼女だった。
酔いの全く無い状態の今 改めて見直しても彼女は僕の理想の女性だった。
数ヶ月 夢にまで見た理想の女性、あの夜の彼女がほんの数メートル先に佇んでいた。
「ああ‥‥‥‥」
「あれ?君は‥‥あの時の童貞坊やくん 嬉しい!おばさま!?探してくれたのね?」
その言葉は彼女が僕を覚えてくれた事、いやそれ以上の興味、感情?を持っていてくれた事を指し示していた。
僕は嬉しかった。彼女が僕の事を忘れていても仕方の無い事だと思っていたから。
そして僕はある事に気付いた。彼女がオーナーの女性を『おばさま』と呼んでいる事にだ。
「お、おばさま?‥‥‥」
「ふふふ そう、この子は萌絵は私の姪っ子なの。私の妹の子供よ。」
それで謎は解けた気がした。肉親を自分の経営するSM倶楽部で働かせるのはどうかと思ったが(実際には働いては無かったのだが)
執拗なまでに興味を持った一人の客から姪っ子を隠そうとしたり その客の素性まで調べたりしたのは全ては肉親の情からだったのだ。
「姪‥‥‥萌絵‥さん‥‥」
「ふふふ 僕ちゃん‥‥」
こうして二人は再び出逢ったのだった。
あちゃ〜っ!!
いいトコで終わっちゃったなあ(ToT)
続きが楽しみだ……
職人さん、今回も乙です!!
今回も非常にグッジョブ!!
そして・・・女の子の名前、北の園萌絵てw
元ネタ知ってますよ〜
935からずっと、萌絵の脳内イメージはあのお嬢様でしたよw
リクですが、今度女の子を出すときは某天才科学者の名前をもじって使ってくれませんか?
もう女史の大ファンなんです!だから、是非お願いしますm(__)m!!
元ネタ晒せ!
『奥様は6年生』
〜第3章〜
萌絵
それからその部屋で美鈴さん(女性オーナーの名前)から聞いた話はごく平凡な人生を歩んできた僕には興味深い話だった。
美鈴さんには7歳年下の美春と言う名の妹がいた。(それが萌絵さんのママである。)
『いた』という過去形の表現になったのは美春さんは悲しい事に8年前に事故で夫である男性と共に亡くなっていたからだ。
萌絵さんは一度に両親を失い、頼るべき肉親は叔母の美鈴さんしか残されていなかった。
美鈴さんは当然の事、萌絵さんを引き取り一緒に暮らすようになった。(美鈴さんは未だに独身であるから問題は無かった。)
美鈴さんはその頃 既にこの仕事を始めており女性二人が暮らすには十分すぎる収入があるらしかった。(風俗嬢の収入を聞いて僕は驚いた。)
淡々と話す美鈴さんの横で萌絵さんは僕に視線をあわせ続けていた。時折無言で微笑むその表情からは両親の死というものが
既に過去の記憶となっている事を物語っていた。萌絵さんの悲しみを癒すに8年と言う年月は充分に長い年月だったのだろう。
そうした萌絵さんの態度が女性の人生を語り聞くといった状況、ややもすれば気が重くなる状況を回避してくれていた。
美鈴さんはその後有る人物の支援を得てこの店を出す事に成功し、去年から萌絵さんも時折、店番や掃除といった仕事を手伝う様に
なっているのだと語った。(決してコンパニオンとして働かせているのではない事を美鈴さんは強調した)
しかし僕にはその言葉をまるまま全部信じる事が出来ないでいた。あの晩萌絵さんと交わした僅かな会話から萌絵さんには(その時は判らなかったが)
その後この店で経験した美鈴さんをはじめとする所謂『サディスティン』の女性特有の雰囲気、匂いが染み付いていた事を僕は思い出していた。
そう、僕はそうした『サディスティン』な雰囲気を含めて萌絵さんを愛してしまっていた事に改めて気が付かされていた。
「と、まあ‥ざっとこんな所ね。私達二人についてのお話は。」
「何か質問はある?え〜と 僕ちゃん。」
「あっ 谷川です。谷川俊介です。」
「俊介くん。俊くんね。ふふふ いいわ で質問はあるの俊くん?」
萌絵さんから名前を呼ばれて僕は天にも昇る気持ちになった。
親しげに名前で呼んでもらった事で僕の気が緩んだのかも知れない。後で思うと随分失礼な質問をしたものだと思う。
僕ははじめて逢った時から密かに抱いていた疑問を投げ掛けた。
「も、萌絵さんは‥‥‥お幾つなんですか?」
「‥‥‥‥‥‥‥」
萌絵さんが黙っていた事で僕は聞いてはいけない質問をしたのだと感じた。
「す、すいません‥‥」
「ふふふ 別にいいのよ。唯ね 俊くん 余程親しくならないと女性に年齢を聞くなんて事しちゃ駄目だよ。」
「は、はい‥‥‥」
「でも仕方ないよね。俊くんは女の子の事何にも知らない、女の子と付き合った事も無い『童貞の僕ちゃん』だからね。」
「‥‥‥‥‥‥‥」
「それで 俊くんは私、萌絵が何歳だと思うの?」
そう聞かれて『何歳に見えます』と答えるほど僕も間抜けではなかった。萌絵さんが言いたくないのならば無理に聞く必要も無かった。
その時の僕は萌絵さんの年齢を自分と同じ位か少し上だと思い込んでいた。それは間違いなかった。唯、一つ不審に感じたのは
美鈴さんの年齢の方だった。24,25歳の萌絵さんの『叔母様』ならば少なくても40歳は超えているはずだった。
しかし実際に間近に見る美鈴さん、いや本番は無かったとは言えその肌に触れた事もあった僕には美鈴さんはどう考えても
20代の女性の様に思えていたからだった。(結局、全てが間違っていた訳であるが)
しかしその不審な気持ちは僕自身の経験の無さから来るものだとも考えていた。つまり童貞の僕にとって女性の年齢(しかも風俗嬢)
を見抜く事は難しく、無理な事だと一人納得する気持ちが僕を支配し始めていた。
「‥‥‥‥‥‥‥」
「ふふふ まあ、いいわ。その内に嫌でも知っちゃうんだからね。」
「は、はあ‥‥‥‥」
「じゃあ 今度は萌絵が質問するね いい?」
萌絵さんがする質問に答えながら僕は如何に僕が萌絵さんの事を思っているか、熱弁を振るった。
また、僕自身の身の上‥‥母親を4歳の時に亡くした事、父親は3年前から海外で単身赴任している事、明日から小学校の教師となる事等を
話した。そして問われるままに身長が150センチしかない事、この店に来るまで女性の手すら握った事の無かった事、この店で開花されつつある
『マゾヒスティック』な性癖までも萌絵さんに吐露した。
「ふふふ 『童貞坊や』の子供の癖に『M』だなんて‥‥俊くんったら、ふふふ」
「お、おかしいですよね‥‥で、でも‥‥」
「好きよ、そういう人、大人の癖に子供っぽい男の人って。萌絵は好き。」
「ほ、本当ですか??」
「うん、だからね‥‥‥今日から萌絵が俊くんの彼女になってあげる。ね!付き合おう私達 いいでしょ?」
24年間生きて来てこの瞬間ほど嬉しかった瞬間は無かった。この先にもあるかどうか判らないほどに‥‥。
僕は俯いて嗚咽していた。信じられない幸福に僕は包まれていた。涙が溢れ出てきていた。
萌絵さんはそっと僕の横に座りあの夜と同じ様に僕を抱き寄せその胸で包み込んでくれた。
言葉は無くても僕は深い充足感と多幸感に満ち満ちていた。
だからその時放たれた美鈴さんの言葉の真意を僕は気付かないでいたのだった。
「良かったわね 萌絵。理想の男性が見つかって、これで私も安心して‥‥‥‥」
『事実は小説よりも奇なり』
こんな出会いと恋愛があるのかと思う人もいるかも知れない。しかしその晩の事は全てが事実だった。
僕に理想の恋人が出来た夜だった。
一頻り幸福に包まれていたその部屋に一本の内線が鳴った。美鈴さんに指名の客が入った事を知らせるものだった。
美鈴さんはまだここに居たそうな萌絵さんを連れて立ち上がりドアに向かった。
「じゃあね、俊くん 今日はお別れね。」
「は、はい‥‥‥今度はい、いつ‥‥」
「ふふふ 明日も逢えるじゃない。ううん これから毎日でも逢えるのよ。私達、恋人同士なんだから。ふふふ‥‥」
その言葉を聞いて僕は安堵していた。
そして明日からまた毎晩この店に来なければいけないと考えていた。もっとも昨日までとは違う理由で。
その時の僕はまだ 明日の朝に経験する驚愕の真実を予想さえしていなかった。
>>936-939 まずは乙です!
いやいや、良い展開ですねえ、ドキドキ、ハァハァさせてくれますねえw
次に起こる事はなんとなく予測はつくけれど、それでもワクワクしちゃうんスよね!
今後がますます楽しみです!
あなたの創作意欲には本当に頭が下がります…
毎度、基本をなぞりながらも、新鮮味を付け加えた文章は巧いし
毎日スレに来るのが、あなたの作品読むのが楽しいです。
今回は男がマザコンなんでこのままマザコン強調路線でお願いします!!
おっとっと!職人さん、引き続き頑張ってくらさい!
応援しとりますm(__)m
『奥様は6年生』
〜第4章〜
真実
始業式が終わり僕は6年1組の教室へと向かった。いよいよ僕の教師生活の最初の教え子達との対面をするのだ。
新任教師の僕が最上級生である6年生を受け持つ事にはPTAや他の先生から反対の声が無いではなかった。
僕自身ですらいきなり6年生の、しかも正担任を任せられるとはついぞ思っても見なかった。詳しい事は聞けなかったが
前任の男性教師が急に辞職届を提出した為の緊急避難的な配属だと言う事だった。
6年生という学年が難しい年頃である事は承知していた。思春期に差し掛かる前の年頃、中には大人ぶってみたい子供もいる事だろう。
生意気な子もいるかもしれない。それでも僕は新任一年目でこの年頃の子供達と向き合える事に嬉しさも感じていた。
教師としてだけでなく時には兄として彼等と向き合っていければ僕にとっても良い結果が得られそうな気がしていた。
僕が教師生活一日目からこうした前向きの気持ちでいられたのも昨夜の事があったからかも知れない。
24歳にして初めて萌絵さんと言う彼女が出来たのである。生まれて初めて男としての自信が付いた様な気になっていた。
(昼は学校で子供達相手に頑張ろう。そして毎晩、萌絵さんとデートするんだ。僕の人生は開けてきたんだ!)
教室の扉を開け『おはよう!』と大きな声を出して僕は教室に足を踏み入れた。
総勢32名の子供達の視線が僕に集中する。期待、不安、入り混じった視線の様に思えた。子供達もまた新しい担任がどんな人物であるか
息を潜めて観察しようとしている様子だった。そんな中 僕は自己紹介する為に教卓の前に立った。
何の気無しに最前列に座る女子児童の胸元に目をやった。違和感を感じた。子供にしてはふくよかな膨らみがそこにはあった。
(6年生って‥‥こんなに発育が良かったかな?)
じっと見るわけにもいかずふと隣に目をやった。そこには机の下から伸びるすらりとしてムッチリした脚があった。
童貞の僕には刺激が強すぎる程の色気を発散しているのは、間違いなく今日から僕の教え子になる6年生の女子児童だった。
(えっ? 今の小学6年生って皆こうなのか? 僕が子供の頃とは違いすぎる)
とりあえず気を取り直して自分の名前を伝え、子供達に一人づつ自己紹介させる事にした。
廊下側の一番前の子から順番に立ってもらって自己紹介をさせた。出来るだけ早く子供達の顔と名前を覚えなければと
僕は出席簿と顔を見比べて熱心に聴いていた。途中で気付いたのは女子児童の半数近くが薄っすらとメイクをしている事だった。
中には耳にピアスをしている子もいた。僕が想像していた12歳とは違う12歳の子供達がそこにはいたのだった。
(小学生が化粧‥‥いいんだろうか? 校則とか無いのかな? それに‥‥‥)
順に立って行く子供達、最前列の子達が立ち上がった時に僕はその事に気付いた。
(こんなに背が高い子が多いのか‥‥わぁ この子なんて‥‥170センチくらいあるんじゃないか?)
そう、このクラスの子供達(いや、他を見てないからここだけとは言えなかったが)の大部分が僕よりも身長が高い様に見えた。
「みんな‥‥背が高いんだなぁ。」
ポツリと呟いた僕の言葉を一番前の大きな胸の女の子が聞きとがめた。
「ふふふ 先生が低すぎるんですよ。」
それが合図になったように教室中に子供達の笑い声が響き渡った。
今の今まで我慢していたのを一斉に吐き出したかのような大きな笑い声だった。
「最初見た時、転校生かと思っちゃった。」
「1組だと前から3番目くらいですよ。」
「何か子供がスーツ着てるみたいで変ですよ。」
「本当に先生なんですかぁ?」
「さっき 先生 私の胸じっと見てたのよ!」
「ああ!私の脚も見られてた気がする!」
「身長は低いけどやっぱりエッチなんだぁ。迫田先生と同じだぁ。」
子供達は口々に思い思いの事を喋り始めていた。僕はその瞬間、中学高校時代にこの背のせいで随分と嘲り笑われてきた苦い記憶を
蘇らせていた。(僕が女性に対して、消極的、内気になったのはこの身長が原因だったのだ)
体中から嫌な汗が吹き出るのが判った。逃げ出したかった。今までもそうしてきた様に‥‥この場から消えてしまいたかった。
しかし‥‥
しかし僕は今は教師なのだ。ここで嘲りを受けたままではこれからの教師生活は旨くいかないだろう。そう思った僕は声を上げた。
「こ、こら、静かにしなさい。自己紹介の途中だぞ。は、早く次の人‥。」
精一杯 教師としての威厳を損なわぬように僕は子供達に注意をした。
声を震わせて注意をする僕を『面白くない先生』『冗談の通じない人』とでも思ったのだろう。
急速に子供達は静かになり再び伺うような視線を僕に送るようになってしまっていた。
どうやら子供達の心を掴む事に失敗した様だった。それでも僕は嘲りを受けるよりは遥かにましだとホッと胸を撫で下ろしていた。
子供達に本当の僕を知ってもらうチャンスは今後幾らでもある。
『今はこれでいいんだ』
自分自身にそう言い聞かせる僕だった。
淡々と続く自己紹介の順番は最後の窓側の列に移っていた。
そこにもまた髪を赤茶に染めた女子児童がいたりTシャツの胸部を誇らしげに膨らませている女の子がいた。
ここに来て僕はある事に気付いていた。想像を超えて大人びた風貌や雰囲気を醸し出しているのは全部が全部、女子だと言う事だった。
冷静に観察してみると先程 僕を冷やかしたのも全員女子だった。男子はと言うと僕の小学生時代と然程変わらぬ雰囲気の子が多かった。
確かに中には背の高い子もいた。それでもその男の子達は取り立てて大人びている風ではなかった。唯、身長が高いだけの子供だった。
(女の子のほうが早熟だとは昔から言われてるけど‥‥‥それにしても‥‥‥)
そして自己紹介はいよいよ窓側の最後尾の女の子を残すのみになった。スッと静かに立ち上がった少女。
俯き加減にしている少女の顔は僕の位置からはハッキリと見えなかった。少女がメガネをかけていた事も表情を判り難くしていた。
それでも何か奇異なものを僕は感じていた。それが何かは即座には判らなかったが。
少女は長い髪の毛を二つ縛りにして後ろにやっていた。服装は他の女子と比べても不思議なほどに子供らしかった。
しかしその子供、子供した可愛らしいパステルの色彩の服装では、その下にある少女の誰よりも『成熟した女の体』は隠しきれていなかった。
ピンクのシャツは引き裂かれんばかりに隆起し、白いスカートの下には吸い付きそうにムチムチした柔らな二本の脚が伸びていた。
隠そうとしても隠し切れない色香が教室の最後尾から僕の所まで匂って来そうな雰囲気の少女だった。
「北の園‥‥‥萌絵‥です。」
か細い声で聞こえて来た名前。それが僕の恋人のそれと同じ事を知った僕はついつい小さな声で言ってしまった。
「‥‥‥萌絵‥‥‥」
いや、誤解しないでもらいたいがこの時点ですら僕はまだ真実に気付いていなかった。唯、恋人と同じ名前をいとおしく思い口にしただけだった。
しかし‥‥‥
しかし真実を知る瞬間はすぐに訪れたのだった。
少女はゆっくりとメガネを外し、縛ってあった髪の毛をほどいて頭を振って髪型を整えた。その仕草は『女』そのものだった。
そして僕の顔を凝視するような視線を投げ掛け、もう一度その名前を僕に告げた。
「北の園萌絵です。谷川俊介‥‥せ、ん、せ、い。 ふふふふ。」
「‥‥‥‥萌絵、さ‥‥ん?」
教室の子供達のざわめきが何処か遠い遠い場所のものの様に思えた。
真実を知った僕は‥‥僕の心は真っ白な空白そのものだった。
俊くんの先生らしい思考回路も実に表現できてると思う、ほんまに。
なんかこういう一つ一つの描写が、すごくリアリティがあっていいなぁ・・・
これからも丁寧な作品期待してますね。
最前列の巨乳の女子に(もちろんむりやり)童貞奪われそうになるのも萌えだなぁ・・・
八月。午後四時を回っても依然太陽は西の空へと落ちずにその熱い光を小学校の
校舎へと投げかけていた。
今日この小学校では夏休みの全校登校があり、数時間前までは児童達の嬌声で賑わ
っていた。
だが昼を過ぎる頃からそれも絶えはじめ、やがて聞こえなくなった。会議や研修で
残っていた教師達も消え、重い門は閉ざされて、校舎はまた今朝までの静粛を取り戻し
ていた。
しかし今、校舎一階の北の端、クラス削減のため今は物置と化している教室から、
少年の悲鳴と少女の嘲笑があがり、かすかにそれを打ち破ったのであった。
「だ、だめッ舞ちゃん……出ない……もう出ないよォッ! 許してぇッッ!」
真っ赤に腫れ上がったペニスを握り締め、少年は叫んだ。顔を上げ、教壇に腰掛け
ている少女に向かって涙目で訴える。
だが少女は小さな口元をキュッとつりあげ、黒目がちの大きな瞳を妖しく細めると、
少年に冷たく言い放った。
「ふふっ、ウソだぁ。まだタマタマに白いオシッコたくさん残してるくせにぃ。ほら
休んでないでさっさとシゴいて出しなさいよぉ!」
少女の顔はそんな淫猥なセリフを口にするとは信じ難いほど幼く、そして愛らしか
った。
ぱっちりとした目。それを引き立たせている小作りな顔。天使の輪が眩しい黒髪を
肩の先ほどまで伸ばし、前は眉下を淵とした丸く顔全体を包み込むようなカットを施
して、小顔ぶりをさらに際立たせている。
背は低く、体つきも華奢で、水色の袖なしワンピースが縁取るラインはいまだ子供
のもの。胸もお尻もふうわりとしか膨らんでいない。だが、内に秘めた淫蕩さとあど
けない身体というアンバランスさがかえって少女をコケティシュなものにみせていた。
「ああ、そんな……」
少年は肩を震わせた。直毛色白のおとなしく真面目そうな顔立ち。体つきは低く細く
男らしい筋肉はみられない、少年よりもまだ「男の子」という言葉が似合う幼さ。
しかしその可愛らしい顔は今は涙と鼻水でくしゃくしゃになっていた。
彼は椅子に縛りつけられていた。半ズボンとパンツを膝まで降ろされて、余った教材
を結わえてたらしい白いロープ状のビニールひもで両の足首を椅子の前脚に、左腕は後
ろに廻され胴体と共に背貫にと、それぞれぐるぐる巻きにされていた。
そして唯一自由の右手で自分を辱めるよう何度も強制されていたのであった。
「無理……もう無理だよぉ、許してよぉ……」
少年はうなだれてすすり泣いた。根元にまだ産毛すらみられない、男根と呼ぶにはあ
まりにいたいけな屹立は、男の子の掌でシゴかれ続け擦られ続けて包皮が赤く剥けてし
まっていた。握りしめた指先からわずかに顔を覗かせている亀頭も、鈴口から流れる涙
のような先走りと樹液にまみれ痛々しいまでに腫れ上がっている。掃除のされていない
埃っぽい床のあちらこちらに不定形な濡れた穴が穿つかれていた。
現在492KB…… 1000まで持ちそうにないのでどなたか次スレ立てを頼みます
(自分のプロバはねられてしまった_| ̄|○)
即死回避のレスには協力するので是非是非……
埋め
産め
このスレは容量がアレだから埋めなくても7日間放置するとdat落ちするよ。
958 :
名無しさん@ピンキー:04/05/05 13:57
age
959 :
名無しさん@ピンキー:04/05/05 14:56
>>959 スレ使用量が 480KBを超えるとそうなるようなシステムなのよ
__, -‐― ´ ̄ ― 、
/ `ヽ
/ _ ,, ヾ i
/, / / | , .| | i i |
| | / -‐- |/レ┼t-| |.iっ |
И /| ,. ‐、 , ‐ 、 ル|~, i !.|
V| | !(.,) (.,),! レヽ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|!.{/// 、 ////ノ | | ねえ、おにいちゃん
!, \ (⌒⌒) /i! ,i,l.| .< いつまでこすってればいいの…って
o O 。。 ~^^ `г― i´ ^^~ | やだっ、何これ〜っ!?
。O o 。 -/ \ _/ ヽ―,- _ \________________
ドピュッ /| | \/|o|ヽ/ | | i ~ヽ
|| o/∩| | | | _|_ |_| ヽ
||./二ニヽ|||シュッ | | |6年3組| |
||| ―-、)ヽ||シュッ|o | | 西 村 || |
||| 二ヽ)_ノ|| | |  ̄「 | ̄|| |
シュッゝC| | /⌒⌒⌒ヽ/~ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
./⌒ヽ⌒ヽ___ | ∴ヽ 3 ) < 現役小○生の手コキこそ至福ーっ!
/ _ ゝ___)(9 (` ´) ) \_______________
/ 丿ヽ___,.───|彡ヽ ―◎-◎-| ハァハァ…
) ( Y ̄ ̄ ̄ ̄)
_/ \____/
962 :
名無しさん@ピンキー:04/05/05 22:45
>>960 いやいや、システムのことじゃなくて
(積極的に)dat落ちするのを望んでるか否か、もし望んでるならなぜなのか聞きたかったんだ
残りレス数からすれば、未だここも十分使えるから
【芸能・世相】
テレビの中の少女達雑感
読者諸兄は10数年前に在京キー局で放送されていた「U-15・F スキにさせて!」と言う番組をご存知だろうか。
記者は今年のGW何処にも行かず(行けず?)家でテレビ三昧の日々を送った。その中で戯れる少女達の姿に
「U-15・F スキにさせて!」放送時とは隔世の感を抱いた記者の雑感を少し述べさせてもらおう。
「オールナイトフジ」「夕焼けにゃんにゃん」を経て「U-15・F スキにさせて!」が放送されるに至り
当時は遂に中学生が時代の寵児となった感がしたのも既に10数年前の話である。
「U-15・F スキにさせて!」が放送されていた頃はまだ誰もが猥褻な視点で彼女等を視ていたのに
それを声に出して言う事はタブー視されていたものだ。それが今はどうであろうか。
時代は既に小学生(女子)が中心である。番組表には連日の様に女子小学生関連のプログラムが組まれている。
そのどれもが高視聴率を誇っているのだ。ドラマ、歌番組、バラエティ、深夜番組、女子小学生の出ない分野は
ほとんど残っていない。
しかも彼女達はかつての子役としての役割で出演しているのではない。
一人前のちゃんとしたタレントとして扱われ世の男性諸氏の好奇の視線を一身に浴びているのだ。
最早10数年前のタブーは無い。共演の男性タレントからの猥談、下ネタ、幼い肉体へのタッチ、そう言った事が
当たり前のように行われている。そして彼女達もまたサラリとそれに受け答えしているのだ。
先日視たバラエティ番組では今売り出し中の小学5年生の11歳の少女が嬉々として初体験の話をしていた。
誰と何処でどんな体位で事に至ったか、いかに気持ち良かったか、今のセックスライフについて身振り手振り
あげくに絶頂の声を真似てみせながら語っていたのである。
文部科学省の最近の調査では小学6年生卒業時の女子児童の性交体験率は64.7lにのぼると言う。
ここ10年この数字は右肩登りで下がる気配はない。世の中は小学生のセックスを許容し今や奨励すらしかねない
雰囲気である。中学生の風俗嬢は一昔前に比べて人気が無いそうである。当たり前に過ぎると言う理由らしい。
渋谷や歌舞伎町には小学生の風俗嬢がいる事を売り文句にしている店が増えてきている。もちろん違法行為には
違いないが都も国も取り締まる素振りすら見せない。高校生の売春行為が合法化された時から行政機関は国民の
性に関する事に不介入のスタンスを取り続けているのだ。
都会のど真ん中 まだ日も暮れてない時間から自分の子供か孫と同じくらいの年齢の少女に己の欲望でいきりたった
一物を握らせ、咥えさせ、幼い肢体に精を放出する男性が近頃頓に増えてきている。
そしてこの日本の現状は広く世界に知られている。自らの国で禁止され欲求不満になった「少女愛好者」の外国人が
大挙して来日している事実をみなさんもご存知だろう。
そんな外国人の巨大な一物で貫かれた少女が果たしてその後日本の男性の貧弱な一物で満足できるだろうか。
既に記者の周りでは「小学5年生の少女に一物の貧相さを嘲笑された」男性が増えている。
どこかおかしい。いつから日本はこんな国になってしまったのだろうか。
連休中合いも変わらずテレビの中で淫らな姿を晒す「女子小学生」を見ながら記者は暗澹たる気持ちになった。
(2020・05・06 共同 早峰啓示)
966 :
名無しさん@ピンキー:04/05/06 16:38
そういうのもっと!でも小学生は興奮しないな。
大人の男とやりたくて仕方ない性欲爆発の女子中高生
たちが大人を逆ナンし、獣のようにやりまくるという
のを見たいです。
968 :
名無しさん@ピンキー:04/05/06 19:48
やっぱり賞学生は小さすぎるな。高校生がいいね。
969 :
名無しさん@ピンキー:04/05/06 20:17
早熟で大柄な小学生だったら?
小柄で年端もいかない少女に屈服させられるというのが萌えるのだけどねえ
このスレの大半の投稿小説がそうであるように
あ、無名神氏のキャラは大半が背が高かったっけ すまんすまん
新スレ読めないし書き込めない人大杉って解除されたと思ったのに
終了
テスト
あれ?失敗w こんどこそ。
〈 ̄ヽ
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ヽ' 〈^ー―――^ 〉 |/
,、二二二二二_、
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