はやる気持ちをあえて押さえ込みながら、むしろゆっくりと、手触りのよい布地に包まれた
乳房を、手の平で揉み込むように愛撫する。
「んっ、ふわ……っ!」
目蓋をぎゅっと閉じ、苦痛に耐えるように形のいい眉をひそめる佐織。だけどその息づか
いが、僅かに荒く、そして熱を持ったのを、僕は聞き逃さなかった。
「佐織、可愛いよ」
耳朶を口で挟み、舌で愛撫する。その間も両手は動き続け、佐織の躰から快感を引き出
していった。
「ふは、……ああっ」
顔を真っ赤にして、額に汗を浮かべながら、佐織は徐々に呼吸を乱していく。身体の奮ま
りに合わせるように、鼻腔をくすぐる彼女の香りが、ほんの僅かに強まっていく。手の中の
乳房は布越しにもじっとりとした熱感を持ち始め、彼女の仕草とは逆に、身体は更なる愛撫
を求めていることを主張していた。
「嬉しいよ、佐織。感じてくれてるのが、すごくよく分かる」
「――っ」
僕の言葉を否定するように、首を左右に振る。それに合わせて、彼女の長い髪が、左右に
サラサラと揺れた。
そうした佐織の反応、ひとつひとつを味わいながら、僕は彼女の柔らかな膨らみを布地か
ら解放する。身体に回されたロープが肩紐と交差し、完全に脱がすことは出来なかった。
それでも背もたれと背中の隙間に手を潜り込ませホックを外してゆとりを作ることで、無理
なく下着をずり上げる事が出来た。
「ああ、やっぱり。乳首、勃ってるよ? やっぱり、気持ちよかったんだ」
そのことが彼女にもよりはっきり分かるように、僕は乳房の先端に色づく突起を、指先で
こすり上げるように摘んでみせた。
「――っ、っっ!!」
声にならない音がボールを押し込まれた唇から溢れ、束縛された白い身体がビクビクと震
えた。
(やっぱり……)
佐織は、いつだってそうだ。苛められることで感じてしまい、それを懸命に否定しようとし、
そして余計にそれが、彼女の身体を快感で熱く浸食していく。
対して、こんな風に彼女を追い込み、彼女が涙を浮かべるのを見ながら、暗い屈折した気
持ちを抱えた僕の心は、さらに温度を上げ、同時にねじ曲がった満足感で満たされていく。
「佐織、本当に……可愛いよ」
たまらないほどの愛おしさと、制御できないほどの嗜虐心。その二つは、反律しているよう
でいて、しかし間違いなく、矛盾した関係などには無い。そう感じた。
「ふあ、はっ、はあ……っ」
閉じることの出来ない唇からよだれを流し、顔の下半分を汚しながら、佐織は荒い息をつ
く。その上気した横顔を愉しみながら、手を下に、彼女の身体の上を滑らせていく。縄の上
を通過し、脇腹へ。そしてその先、小さな布で包まれた彼女の中心は、
「ふ……ああっ!」
"くちゅり……"と、指で触っただけでも小さく音を立てるほどに、熱く濡れていた。
「はっ、あ……ふぁっ!」
両足を縛り付けた状態では、当然のことショーツを脱がすことなどできない。分泌されたも
ので湿った下着をずらし、脇から指を忍び込ませ、直接敏感な部分を刺激してやる。
"にちゃ……、ちゅく……"
わざと大きめに指を動かせば、佐織の恥ずかしい部分から、そんな淫らな水音が立ち上っ
た。
そんな風にして彼女を追いつめながら、僕もまた、自身の内部に異様とも言える高ぶりを
感じていた。醜い嫉妬心に縛られた僕。その暗い感情が、より一層の興奮を演出しているの
だろうか? ズボンの中で、自分の物が痛いほどに猛り、脈打っているのを、僕は自覚して
いた。
(……佐織……)
黒いトランクとその中身の卑わいな品々は、僕が専用のメイドを持つようになったとき、あ
る人間が手渡してくれた物だ。当時、ほんの短い期間、好奇心もあって試しに使用してみた
こともあった。が、すぐに自分にはあまりそういったもので楽しむ嗜好は無いらしいと悟り、
それっきりずっと忘れていた。だから、こんな物の存在を知っているのは、恐らくはメイド長の
霞(かすみ)さんくらいだろう。
それを今日、久しぶりに開けた。
「ふぐぁ、あく……んぁっっ」
ボールギャグのせいで、だらしなく垂れ流しにするしかない唾液が、顎から胸元までを汚し
ている。そうと分かっていても、四肢の自由を奪われた佐織には、どうすることもできない。
いや、もしかしたら、ロープがなかったとしても、彼女には何もできなかったかもしれなかっ
た。それほど僕の指に絡みつく股間の敏感な部分は、イヤらしい蜜を湧かせ、火照った襞を
ヒクヒクと蠢(うごめ)かしていたのだ。
「んんんっ! ふうっ、はあっ……ふはあぁっ」
吐き出される意味を成さない声が、せっぱ詰まったような響きを帯びる。ブルブルと、佐織
の身体が震える。絶頂が近いのだ。
「あっ、あっ、……ふぁ、あっ!」
その直前で、僕は佐織の敏感な部分から指を引いた。
「はっ、あ……ああっ?」
聞きようによっては間抜けに聞こえるような、呆けた声を吐きながら、佐織は戸惑ったよう
に僕を見上げる。
「あ……は、ぁ……ふぉひゅ……はわ?」
上気した目元、潤んだ瞳。可愛らしい顔に浮かんだ、あまりに魅惑的なその表情に、引き
込まれそうになる。だけど、あえてそれに逆らい、僕は彼女から身を離す。そう簡単にイかせ
てしまうつもりはなかった。そんなことをしては、なにより、僕のこの昏い感情が満足などでき
ようもない。
「は、ああ……」
懇願するような視線に背を向けて、僕はトランクの中身を改めて確認することにした。そこ
に詰められた様々な器具の中から、どれが今の僕の気分に一番当てはまるのだろうかと物
色する。
「これにしようか」
僕が選んだのは、男根を模した、表面がシリコンで作られた道具……要するに、バイブと
呼ばれる品だった。トランクには形や大きさの違う何本かのそれが入っていたが、とりあえ
ず、その中では小さめな物を選んだ。
「えっと……」
本体からコードで繋がれたコントロールボックスを、指で操作してみる。
"buuuuuuu……"
小さな音を立てながら、くねくねと、滑稽さを感じさせる卑わいな動きで、それは振動しはじ
めた。なにせしばらく使っていなかったので、もしかしたら動作しないのではと思ったのだが、
心配はいらなかったらしい。
いったんスイッチを切り、そのグロテスクな玩具を片手に、佐織の方を向き直る。大きな瞳
を更に見開き、信じられない物を見るような目で僕を見る少女。そんな彼女に、ゆっくりと近
づいた。
「ふんんっ、ほひゅ……やへ…っ!」
小さく首を左右に振りながら、意味を成さない口で何かを必死に訴える佐織。彼女のそうし
た怯えた仕草は、嫉妬に狂った今の僕にとっては、蜜のように甘く心に染み込むようにさえ
感じられる。
それを味わいながら、僕はゆっくりと佐織に近づく。椅子の前にしゃがみ込むと、ちょうど目
の前に、彼女の開かれたまま固定された両の脚と、ぐちゃぐちゃに濡れそぼった白い下着を
眺めることが出来た。
「佐織、苦しそうだね」
表面的な優しさを取り繕いながら、声を掛ける。もちろん、それが余計に彼女の恐怖心や
羞恥心を煽る効果を持つことを、承知の上でだ。
「ああ……、ふあっ」
手の平を、ほっそりした、それでいて十分なだけの肉感を備えた太股に沿わせる。白い、
おそらくはそれなりに高級なガーターストッキングに包まれた彼女の脚は、じっとりと汗に濡
れていた。
「でも、もう少し我慢するんだよ? そうしたら、コレで、じっくりと佐織のことを遊んであげる
からね」
「…………っっ!」
これから起きることを決定づける僕の言葉に、身を竦(すく)め、絶望の色を浮かべる佐織。
彼女のイヤらしく湿った部分を隠す、小さな布に手を伸ばそうとした、そのとき。
"コンッ、コン……ッ"
不意なノックの音が、部屋の空気を震わせた。
"ビクッ!"
四肢を拘束された佐織の身体が、緊張に揺れる。
「ち……っ」
せっかくの所を邪魔されて、僕は小さく舌打ちした。乱入者に対する苛立ちが、心を支配す
る。
でもそれは、一瞬のことだった。顔を上げた拍子に目に入ってきた、佐織の顔。色を失った
彼女の表情を見た瞬間、僕の心には多少の余裕と、あらたな悪戯心が生まれた。
「はい。誰かな?」
ちらりと佐織に目配せしたあと、扉に向かって、何事もないように声を掛ける。いつもと、何
も変わらないように。
『あ、ご主人様。彩野です』
聞こえてきた後輩の声に、佐織の身体が硬直する。
『えっと、入っても宜しいでしょうか?』
何も気づいていない、彩野の台詞。佐織の方を伺えば、泣きつかんばかりの哀願の視線
が、僕に向けられていた。
それはそうだろう。今の、佐織の姿。これ以上ないくらいイヤらしい格好で、椅子に縛られ
ている。しかもそんな状態で、自分の分泌した浅ましい愛液で股間を濡らし、それを隠すこと
すら許されない。
「ふあ、おへ…はひ、……ほひゅ……っ!」
言葉の意味は分からなくても、何を言いたいのかは、当然のこと理解できた。……もっとも、
それは今の僕を支配するサディズムに、油を注ぐことにしかならなかったけれど。
「ちょっと待ってね、彩野。いま、カギを開けるから」
背後で、佐織が息を飲むのがわかった。
……と、ここまで>>255さんのリクエストに沿って書かせていただきました。
(リクエストから外れた部分もありますが、カンベンして下さい)
このあとは、また他の方々のリクエストにお答えしながら、話を展開させて
行く予定です。
ではでは
922 :
名無しさん@ピンキー:04/04/03 19:49
神降臨!!
9が降臨
やっと連投規制解除だ…ミスったよ。と思ったら9氏降臨ね。
「くおおっ!わかった、わかったよ!だからやめてくれ!」
ぷは…。
口に含んでいたペニスを解放する。
ご主人様が立ち上がり、数歩歩いて再び腰を下ろす。
あたしもそれに続く。
しかしご主人様はそのままベッドに仰向けに寝ころんでしまう。
寝ころんだまま腰を浮かせ、ズボンを膝上まで器用に下げる。
ビンッとそそり立ったものが室内の僅かな光源を拾ってぬらぬらと光を放つ。
「おまえが上だ」
「えっ!?」
う、上って…つまり…。
「どうした?」
「……………」
あたしは戸惑った。
今まで幾度と無く上に乗っての行為はしたことがある。けどどうしてもこれだけは抵抗がぬぐい去れない。
ほとんどの場合は待っていれば入れてくれるが、この場合は自分から入れなければならない。
この逆転する立場にどうしても恥ずかしさがこみ上げてくる。
でも、やらなければならない。
ぐっと思い切りをつけ、あたしはベッドに足を進めた。スプリングの入ったマットレスについた膝が沈む。
そのままご主人様を跨いで膝立ちする。
ゆっくり、ゆっくりと腰を下ろす。スカートの中に手を入れてご主人様の怒張を探り当てると動かないように優しく固定する。
くちり…。
「んっ!」
下腹部から伝わるゾクゾクとした快感が足先から頭のてっぺんまで響いた。
「はあんっ!」
ぬちぬちとあたしの膣をご主人様のペニスが押し広げてくる。
「くううんっ」
まだ先しか入っていないのに思わず声が漏れてしまう。
ぐちゅっ!
「はああああんっ!」
腰を押さえられたかと思うと、突然下から思いっきり突き上げられた。
あ…あ…やだ…軽くイっちゃった…。さっきからずっとローターで責められてたから…。
あたしの腰を押さえたまま突き上げた腰を下ろす。
ふ、深い…奥に当たってる…。
上に乗るのがイヤなのは普通よりも深く繋がるという理由もあった。
奥に当たるとそれだけで達しそうになる。
今のあたしたちをほかの誰かが見たら、おそらく寝ているご主人様にただ乗っかっているだけに見えるだろう。
繋がっている様は、今着ているメイド服のふわふわスカートを捲らないと見えない。
「ほら、自分の好きなように動いてごらん」
「は、はい」
腰から手を離して自由にしてくれた。これなら自分のペースで…。
「んくううぅぅぅ…」
ゆっくりと動いてみたが、軽くとはいえ一度達したあたしの性感帯は思った以上に敏感になっていた。
「…ははぁん」
「え?」
ご主人様が何か気づいたように声を出す。まずい、気づかれちゃった…。
「玲耶、さっきのでイッたな?」
「そ、そんなこと…」
「違うかどうかは確かめれば分かる」
「えっ、ちょ…」
腰を上げて逃げる間もなくあたしの腰を押さえつけられ、間髪入れずに下から容赦なく突き上げてくる。
「はああああああぁぁぁんっ!いっ、いやあああああぁぁぁっ!」
「ほら、やっぱりイッてた」
「だっ…だめですぅ…!」
頭がぼんやりしてくる。強すぎる刺激に脳が対応できてないのだ。
「だめじゃない。イイんだろ?そんなに悶えちゃって」
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
「あああぁぁぁんっ!くああああああぁぁぁぁんっ!」
まるで楽しいおもちゃでも手に入れたかのように遠慮無く責め立てられた。
強すぎる性感を処理しきれず目の前が真っ白に変わり、無意識のうちに長い黒髪を振り乱す。
「うくぉっ!すごい締め付け…」
びくびくと収縮する柔肉は自分への性感に還元するだけでなく、ご主人様を上り詰めさせるものにもなる。
「だっ、だめです…だめですぅ…!」
必死の思いで出した言葉も次なる突き上げで砕かれた。
「ああああああぁぁぁぁん!」
快楽の波は荒波と化し、苦しさとして襲いかかってくる。
いつまでも続くかと思われたこの快楽と苦しさの間での漂流は突如終わりを告げた。
「くうううっ!」
ばしゃばしゃ!
ご主人様が呻いたかと思うとあたしの下腹部を満たしているものの先端から熱い迸りが子宮口を激しく叩く。
「ふああああああああぁぁぁぁぁぁんっ!」
その迸りを奥に受け、その刺激であたしも絶頂に達した。
「ああぁぁ…まだ出てるぅ…」
譫言のように口から漏れる。
軽く後始末をしたあたしたちは一つのベッドで寄り添って横たわった。
あたしはご主人様に背を向けた状態で抱き寄せられ、服の上から手で胸を触られている。
その動きは飽くまで優しく、性感を得るためのものではない。存在を確かめ合うためのもの。
「すごかったな…」
「あたしは…きつかったです」
胸を触る手が止まる。
「…そんなに…きつかったか?」
「はい…」
ふにふにと胸を触る手が動き出し、気まずい空気が漂う。
「ちょっと悪乗りしすぎたな…今度は気をつけるよ」
「お願いします…」
二人の吐息が辺りを支配する。
「けど勘違いしないでくれ。別に玲耶を虐めたくてあんなことをしたんじゃない」
……………。
「あの悶えている姿がすごく可愛くて…つい意地悪をしたくなっちゃったんだ」
子供みたいな一面を垣間見たその言葉に、心の中でくすっと笑ってしまう。
「はい、心得ております」
ふにふにふにふにふに…。
「それと…」
「はい?」
「つい中で出しちゃったけど…」
「ご心配なく。避妊具が中に入っております」
「そうか…」
そのままお互いの温もりを共有しながら眠りについた。
9氏じゃないけど、陸があったらどぞ。
設定もほとんど決めてないのでそちらもヨロ。
あ
>陸があったらどぞ。
>設定もほとんど決めてないのでそちらもヨロ
頑張ってるところにこう言っちゃなんだが
このスレでそういう形で9氏と張り合おうというのは
多分ムリがありすぎだぞ
あちゃ…そういう風に受け取られてしまいましたか。
どのみちお呼びでないようなのでこれにて失礼。
>>931 そんなこと言わないでまた書き込んでくださいよ
次スレでも期待してます
駄文うpがし辛い空気が漂っているスレですね
こちらはこちらで勝手にやることにしますた。
その中で陸があればそちらを織り交ぜながら展開するとします。
夢を見た。
何の夢だったかは覚えていない。
ただ、かなり桃色な内容であったことだけが微かに頭の片隅に残っている。
感覚が覚醒に移るに従ってなにかこみ上げてくるものが自覚できた。
「ん…」
痛いほどに張りつめた怒張は縛めるような布の代わりにぬめるような感触がまとわりついている。
「あ、お目覚めですか?ご主人様」
足の方で『もそっ』とふかふかの羽毛布団が盛り上がり、くもぐった声が聞こえた。
「ああ、起きたよ」
仰向けに寝転がったまま応える。
俺のみた夢。おそらくこの刺激が桃色な夢に触発されて現れたのだろう。
布団の中にいるのは…顔は見えないが俺の専属メイドの玲耶だ。
カーテンが窓から差す朝日を遮っている。それでも遮れきれない光がカーテンへ、壁へ、天井へ、床へ跳ね返って部屋の中を仄暗く照らす。
「ご主人様、如何致しますか?」
「…そうだな。ちょっと続けてくれ。けどイかない程度にな」
「畏まりました」
布団が再び『もそっ』と沈み込み、滾(たぎ)る怒張に玲耶の舌が絡みついてくる。
『ちゅ…むちゅ…にちゃ…ぴちゅ…』
布団にほとんどの水音が吸収され、その残りが耳に届く。
「う…はあ…」
つい溜息が漏れる。そのテクニックに体がつい反応してしまうのだ。
のたのたと舌が怒張を這い回る。彼女は俺の限界を良く知っている。
その限界へ誘わないように微妙な舌使いで調整をしていた。
這い回る舌は飽くまで優しく、イかせるためのものではなく気持ちよくするための動き。
俺はその緩やかな甘い性感に浸る。
「おい、玲耶ぁ。旦那起きたぁ?」
『うひゃああああああああっ!』
ドアが開く音よりも早く声が飛び込んできた。
『ぼふばふっ!』
玲耶があわてて起きあがろうとしたが、羽毛布団にくるまれてベッドの横に倒れ込んだ。
甘いひとときは無神経な乱入者によって一気にぶちこわされた。
開け放たれたドアから差し込む光は俺をスポットライトで照らすような角度で差し込んでいる。
布団は玲耶に巻き上げられたため、俺の体は何も被っていない。当然今の今まで怒張をさらけ出していたため、無様な姿をその人影に見られてしまった。
………………。
俺はぬめり光る肉の柱を隠すことすら忘れてしばし硬直する。そしてドアに佇む人も。
『ばくばくばくばくばくばく!』
驚きのあまり心臓がこれ以上ないほどの早鐘で脈を打つ。
「ちょっと玲香!」
ベッドから転がり落ちた玲耶が布団を振り解いてドアに佇む人、玲香に食ってかかる。
「玲耶、なにやってるんだよ?旦那を起こしに行くって出てったきり戻ってこないと思ったらフェラチオなんてしてたのか?」
「玲香(れいか)!」
「よだれ」
「っ!」
玲香の一言に玲耶は息を飲んで一瞬止まる。疾風の様にエプロンドレスの前ポケットからハンカチを取り出して口元を拭いた。
「玲香!なんでいつもノックさえしないのよ!」
「めんどくさいじゃん。それに誰が決めたのさ?」
ぶっきらぼうに言い放つ。その間に玲耶は玲香の前へ立ちふさがる。
「常識でしょ、普通!」
「あたしは常識とか規律とか大っ嫌い」
「はあ…もういいから降りてなさい!」
「へいへい、お楽しみ中だったんだもんね。朝フェラ好きの旦那。邪魔して悪かったな」
メイドらしからぬ乱暴な口調で嫌みったらしく言い残して背を向ける。
『ぱたん』
再び部屋に仄暗い闇が訪れる。
「申し訳ございません、ご主人様…」
ドアの前で土下座をして深々と頭を下げる。
「いや、おまえのせいじゃない。頭を上げてくれ」
「本当に…申し訳ございません…」
頭を下げたまま再び謝辞を投げかける。
「ふう、一気に目が覚めちまったな。って、いつまでその格好をしているんだ?」
ここでようやく頭を上げた。しかし正座のまま俯いて動かない。
『しゃっ!』
すでに萎えてしまった息子を軽く拭き、おもむろにカーテンを開けて朝日を浴びる。差し込む陽光が目に痛い。
「ほら、いつまでも気にしてないで降りるぞ」
「本当にもうし…」
「もういい」
「この償いは…どのようなことでも致します」
まともに顔を見ることができないのだろう。顔を伏せて消えそうな声で言う。
「なら何事もなかったかのように振る舞え」
「…はい」
『とん、とん、とん、とん…』
二人で広い階段を下りる。
「ご主人様…どうか玲香には厳しく当たらないでください」
「………考えておく」
「玲香は、あたしの…たった一人の家族です。どうか…」
「…ああ、そうだったな」
そして朝食を摂ることにした。
いつもの通り、玲香は給仕として立ち会うことなく屋敷のどこかでなにかをしていた。
ほんと住人少ないですね。
言いたい事は色々あるものの。
9氏さん復活おめです。一人の物書き、及び氏のファンとして、復活を熱烈歓迎します。
>>938 このスレ中にSM編の完結を見たいからレス控えてます
944 :
名無しさん@ピンキー:04/04/08 19:25
なんか、また、ずいぶんと早く新スレが立ったなあ
>944
9氏が降臨すればあっという間に埋まるだろ。
玲耶さん萌え
>946
な、なんだってぇ〜(AAry
続き読みたいって〜!?
超読みたいよ
(・∀・)
>>947 9氏も好きだがあんたのも好きだ
続きよろ
952 :
名無しさん@ピンキー:04/04/10 01:01
さて、
(失礼しました)
さて、950スレを過ぎたわけだが・・・・・次スレはどうしようか?
あるもので済ませるかor新しいスレを建てるか
・・・・・まあどちらにせよ9氏が一番うpしやすい形が
このスレのほとんどの住民にとって一番いいわけだが
956 :
名無しさん@ピンキー:04/04/13 23:01
あげ
957 :
名無しさん@ピンキー:04/04/19 08:24
チェケラッチョ
終わったスレをあげるな。
終了
埋メイド
さらに埋メイド
今日はこのくらいにしといたる。
それじゃ、今日も行ってみようか。
lヽ ノ l l l l ヽ ヽ
)'ーーノ( | | | 、 / l| l ハヽ |ー‐''"l
/ メ | | |/| ハ / / ,/ /|ノ /l / l l l| l メ ヽ
l ・ i´ | ヽ、| |r|| | //--‐'" `'メ、_lノ| / ・ /
| イ l トー-トヽ| |ノ ''"´` rー-/// | イ |
| ・ |/ | l ||、 ''""" j ""''/ | |ヽl ・ |
| ド | | l | ヽ, ― / | | l ド |
| !! | / | | | ` ー-‐ ' ´|| ,ノ| | | !! |
ノー‐---、,| / │l、l |レ' ,ノノ ノハ、_ノヽ
/ / ノ⌒ヾ、 ヽ ノハ, |
,/ ,イーf'´ /´ \ | ,/´ |ヽl |
/-ト、| ┼―- 、_ヽメr' , -=l''"ハ | l
,/ | ヽ \ _,ノーf' ´ ノノ ヽ | |
、_ _ ‐''l `ー‐―''" ⌒'ー--‐'´`ヽ、_ _,ノ ノ
 ̄ ̄ | /  ̄
lヽ ノ l l l l ヽ ヽ
)'ーーノ( | | | 、 / l| l ハヽ |ー‐''"l
/ メ | | |/| ハ / / ,/ /|ノ /l / l l l| l メ ヽ
l ・ i´ | ヽ、| |r|| | //--‐'" `'メ、_lノ| / ・ /
| イ l トー-トヽ| |ノ ''"´` rー-/// | イ |
| ・ |/ | l ||、 ''""" j ""''/ | |ヽl ・ |
| ド | | l | ヽ, ― / | | l ド |
| !! | / | | | ` ー-‐ ' ´|| ,ノ| | | !! |
ノー‐---、,| / │l、l |レ' ,ノノ ノハ、_ノヽ
/ / ノ⌒ヾ、 ヽ ノハ, |
,/ ,イーf'´ /´ \ | ,/´ |ヽl |
/-ト、| ┼―- 、_ヽメr' , -=l''"ハ | l
,/ | ヽ \ _,ノーf' ´ ノノ ヽ | |
、_ _ ‐''l `ー‐―''" ⌒'ー--‐'´`ヽ、_ _,ノ ノ
 ̄ ̄ | /  ̄
,、,、,、
<'´,ニニニヽ
/i 〈((ハ))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノリ|゚ ヮ゚ノ| < 2重upしちゃった。テヘッ♥
(⊂)} ii {つ \__________
,ノ{__}ゝ
~しソ~
|. _、_
|* ー`) ダレモイナイッス
|⊂
| _、_
| ,_ノ`) ヨシ オドルナラ イマノウチダ
|⊂
|
_、_ ちぇっちぇっ. _、 _ こりっ
./) ,_ノ`)') ('(ー` *(ヽ
(( / / )) (( ヽ ) ))
し――J し――J
_、_ ちぇっこ _、 _ りっさ
('(ヽ,_ノ`) (ー` */)')
(( ) ヽ )) (( / ( ))
し――J し――J
. _、 _ にさんか _、 _ まんがん
o(<_,` )o o(* ー`)o
(( / ( )) (( ) ヽ ))
し――J し――J
_、_ .さんさ _、 _ まんがん
( ,_ノ`) ( ー`*)
(( / u uヽ )) (( /u u ヽ ))
し――J し――J
、 _ ほんまん .、 _ ちぇちぇ
((_,` )っ ((ー`* )っ
.) ( .) (
<,――J <,――J
970 :
名無しさん@ピンキー:04/05/18 01:15
「お呼びでしょうか、一哉さま」
「うん……このパソコンの電源を切ったのは、莉那?」
「はい」
「何で勝手に切ったのさ」
「申し訳ございません……奥さまから、このお部屋の電気代の件できつく
言われておりましたので」
「母さんの言うことは聞いて、何で僕の言うことは聞かないのさ」
「……申し訳、ございません。」
「ちょっと待ってよ!」
「は、はいっ」
「……見たの?」
「何を、でございますか?」
「パソ、コンの、画面をさ」
「……」
「見たんだね、莉那」
「……見て、おりません」
「ウソだ。見なくて電源を切れるわけないじゃないか。やっぱり見たんだ」
「……」
「どう、思ったの?」
「見て、おりませんから」
「どう思ったのさ。あんな写真がいっぱい載ってるホームページを見て、
莉那はどう思ったのか、って聞いてるんだけど」
「言え、ません」
「ふーん……」
「ただ……あの写真に載っているお子さまたちは……その」
「……幼すぎる?」
「あくまで、一般論、ですが」
「そりゃ、まずいよね。最低6歳だもん」
「……っ」
「……母さんや父さんに告げ口するの?莉那」
「致しません。それは、絶対に」
「じゃ、この事は莉那と僕の秘密なんだね。二人だけの」
971 :
名無しさん@ピンキー:04/05/24 05:26
┌───────────────────
│スイマセン、1000ゲットして逝っていいデスか・・・・
└───v───────────────
/⌒\ /\
/'⌒'ヽ \ /\ |
(●.●) )/ |: |
>冊/ ./ |: /
/⌒ ミミ \ |/
/ / |::|λ|
|√7ミ |::| ト、
|:/ V_.ハ
/| i |
и .i N
λヘ、| i .NV
V\W
終わったスレを上げるな。