母親が他人に犯される作品 #2.2

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咄嗟に達也の手を掴んで止めさせようとする佐知子に、
「そんなこと、あるもんか。佐知子さんの身体から出たものが汚いわけないよ」
ふざけるでもない調子で、そう言い放って。
さらに達也は、チュッと音立てて、指先を吸って見せた。
「……あぁ、もう……」
あまりな達也の行動に言葉を失って、呆然と見やる佐知子。
佐知子の偏狭な常識をはるかに逸脱した行為。変質的ともいえる行為のはずなのに。
しかし、それが嫌悪の感情へ結びつかずに。
(……そんなにも……私のことを……?)
キワどい戯れも、自分に向ける想いの強さのゆえかと。恋と快楽に酔わされた心に
納得してしまって、痺れるような歓喜を感じてしまう。
「ねえ、佐知子さん」
達也は、佐知子の手を握って、下へと移動させた。
導かれるまま、佐知子の手は、達也の股間に触れる。
指先に感じた熱と硬度に、ハッと佐知子は息をのんで、反射的に手を引こうとしたが。
無論、達也はガッチリと押さえこんで、それを許さない。
「佐知子さんの感じてる顔が、あんまり色っぽいから。僕のも、こんなになっちゃった」
「……………」
甘えるように囁かれると、佐知子から抵抗の気ぶりが消えた。
ね? と達也に促されて、おすおすと巨大な膨らみに指を這わせる。
「……あぁ…」
相変わらずの、度外れた量感と鉄のような硬さを感じとって、熱い息が洩れた。
佐知子の指に力がこもるのを感得すると、達也は押さえていた手を外して、
再び白衣の裾から潜りこませた。
「アッ、い、あぁっ」
秘裂への刺激が再開されると、佐知子は待ちわびたといったふうに、たちまち反応した。
腰をうねらせ、舌足らずな嬌声を断続させながら、達也のこわばりを掴んだ手を
動かしはじめる。半ば反射的な行動だったが、さすられた達也の剛直が、ググッと力感を増すのを
感じると、もう手を止めることが出来なくなった。
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……白昼の病室での秘密の痴戯は、相互愛撫のかたちとなって、いっそう熱を高めていく。
もはや、“達也の強引さを受け入れるだけ”などという、おためごかしの言いわけも
きかない痴態を演じながら。
佐知子は夢中で嵌まりこんでいった。
逞しい牡の象徴に触れていると、いっそう血が熱くなって、肉体の感覚が鋭くなって。
達也の手から与えられる快感が、何倍にも増幅されるように感じられた。
だから佐知子は、やがて達也がパジャマと下着をズリ下ろして、猛り狂う怒張を
露にした時にも、それを当然のことのように受け容れて、一瞬の躊躇もなく
巨大な屹立へと指を巻きつけていった。
「……あぁ…」
熱く、生臭い息が洩れる。佐知子は快楽に霞んだ眼を細めて、握りしめた牡肉を見つめた。
“生”は効いた。類稀なる逸物の凄まじい特徴のすべてが、手肌からダイレクトに伝わってきて
脳髄を灼く。総身の血肉を沸騰させる。
狂乱を強める佐知子の肉体を、達也は嵩にかかって攻め立てた。
荒々しく、しかし、悪辣なまでの巧妙さで、パンパンに張りつめたデカ乳を揉みたくり、
とめどなくヨガリ汁を溢れ出す肉孔を抉りたてて、母親ほども年上の熟女ナースを
身悶えさせ、引っ切り無しの嬌声を上げさせる。
「アッ、いぃっ、たつや、くん、ああっ」
剥き出しの胸や腿を粘っこい汗にテカらせ、半脱ぎの白衣もベッタリと肌に貼りつかせて、
たまらない快美にのたうちながら、佐知子は対抗するように達也の剛直を烈しく扱いた。
達也が顔を寄せると、鼻を鳴らして、自分からも吸いついていく。
舌をからめ、達也の唾を飲みこむうちにも、体の奥で、巨大な感覚の波がせくり上がってくるのを
感じた。
(……く…来る…?)
これまでで最大級の波濤を予感して、ブルッと身震いを刻みながら。
無論、肉の震えは、恐れよりも遥かに大きな希求のゆえであったから。
佐知子は、諸手を上げて、迫りくる巨大な波へと身を投げようと……。

                    (続)