井の中の蛙、大海を知らず。
されど空の蒼さを知る。
修練に励むことだ。蒼い空に届くように。
(誰だって自信を持っているのだろう)
(そして現実に打ちのめされるのだろう)
(イスカもそうだった。それでも諦めずに歩き続ける)
(きっと、誰だってそうだ)
最初は私が作っていたのだが……
アルバイトの関係でな。バイトのある日はあの子たちが
作るようになってしまった。効率がいいので甘えている。
(そっと眼を逸らしながら、軽く頬を掻く)
(姉として多少情けないが、背に腹は代えられない)
(実際、そのやり方で円滑に家庭が動いているので文句など出ようはずもなく)
そうだな。
迷惑でなければ、いずれ三人でご相伴に預からせてもらおう。
(好かれて迷惑でないが、この攻勢には多少、たじろぐ)
(妹達が見ている手前、あまり過剰なスキンシップは控えてほしいのだが)
(料理を放り出して二人も加勢する可能性が非常に高いので)
貴方という人は……
はぁ……
(どう文句を言おうかと思案して、何も思いつかない。ため息だけだ)
(トントンとまな板が鳴っている。サラダを調理している音だ)
(そんな風に過ごしていると、あっと言う間に夕餉の支度が整った)
「今夜はビーフカレーだよ」
「斑鳩さんも沢山食べてね」
(ドンと盛られたビーフカレー。切られた野菜がデカイ。肉もデカイ)
(ダイナミックに盛られたオニオンサラダ。これも凄まじい)
それでは、頂こうか。
(合掌して、頂きますと唱和する)
【置きレスにお借りした】
【丁度いい時間だったか】
【今夜もよろしく頼む】
あ、アルバイトをしてたのですか?
私も一応バイトしてますけど…ほとんど仕送りで生活してるから頭が下がりますね…
(学園の食堂でたまにウェイトレスをして働いているのだが、そんなに給料が出るわけでもないので)
甘えてるのは私の方ですって。二人とも不満に思ってはいないでしょうし…
うふふ、ではお待ちしていますね。
都合のいい日があったら、何があっても予定を空けますから。
(またイスカと一緒にご飯が食べられる。それが嬉しくて笑顔を抑えられなかった)
はい、それではご馳走になりますね!
(呆れているイスカを横目に、大胆に盛られたビーフカレーとサラダを受け取る)
す、すごいボリュームだね。前に男子の作ったカレーを食べたことあったけど、それとそっくり…
それじゃ、頂きます!
(合掌して早速一口)
うん…美味しい!
みんなで食べるからもっと美味しいのかな?
(夕食は普段一人で食べているので賑やかな食卓が楽しかった)
はい、イスカお姉さま、あ〜ん!
(スプーンに大きなお肉を乗せてイスカに向ける。あまり空気を読めないレイナ…)
【こちらこそよろしくお願いします】
我が家のカレーはいつもこんなものだよ。
沢山食べて、沢山運動しないとな。
(早速、ライスの山を崩してカレーと混ぜ合わせて食べようとするも)
(レイナがお約束とばかりにスプーンを差し出してきた)
ちょ、待ちなさいレイナ。
……あ。
(きらーんとツグミとツバメの瞳が光る)
(壮絶なまでに嫌な予感がした)
「イスカ、あーんして」
「ほら、食べて食べて」
(予感的中。スプーンにカレーを掬って食べさせようとする妹達)
こ、こら。
三人とも、ちゃんと食べなさい。
私は自分で食べられるっ!
(三人に詰め寄られてさすがにたじろいだ)
(それでも姉の威厳を保つために窘める)
(油断も隙もなかった。愛され過ぎるのも考え物である)
食事が終わったら出かける。
後片付けは頼むぞ。遅くなるから、戸締りもちゃんと確認するように。
レイナも、途中までは送ってゆこう。
(もきゅもきゅ。言葉通り沢山食べながら、注意事項を伝達する)
(カレーは煮込み時間の割には案外美味かった。明日にはもっと美味しくなっているだろう)
(スプーンを差し出すと、ツグミとツバメも同じように差し出してきて)
うふふ、仲良しなんですね。
ほらほら、ちゃんと全部食べてくださ〜い!
ツグミちゃんとツバメちゃんも、お姉ちゃんにいっぱい食べてほしいよね?
(ちょっとあたふたしているイスカが可愛くて、つい意地悪してしまう)
(二人を煽ってさらにイスカを困らせてしまうのだった)
はい、ありがとうございます。最近は夜になると物騒ですからね。
イスカお姉さまも帰りは女子一人ですから、気を付けて…
(あまりその心配はいらないだろうが、イスカに気を遣うレイナ)
もぐもぐ…う〜ん、いくらでも入っちゃいますね…
あ、だからあんなにいっぱい作ってるんですね。
(カレーを食べながら目の前のツグミとツバメを見つめる。物静かそうではあるが、その容姿は…)
あ、あの…イスカお姉さま…
ツグミちゃんとツバメちゃんって、本当にお姉さまとそっくりで…
何だか、ミニサイズイスカお姉さまって感じですね…
一つお持ち帰りしたいかなぁ〜
妹がいる生活ってどんななのか、体験してみたい気もしますしね…
(もちろん半分は冗談でそんなことを言うレイナ)
「いや、イスカは胸に脂肪がありすぎるから」
「今度はお腹に脂肪が行くといい」
貴方たちは、まったく……
(言いたい放題、やりたい放題な妹たち)
(今夜はそれにもう一人加わっている)
(多勢に無勢にもほどがある)
(結局、三人分のスプーンを食べるまで弄られ続けた)
明日の朝の分もあるからな。
カレーなどは三日間で消費できる量を作ることにしている。
四日目のカレーは流石に不味いしな。
(寸胴鍋にたっぷりと煮込まれたカレー)
(三人で三日間消費できる限界の量を計算して作られている)
言っておくが、私ほどおとなしくないぞ、この子たちは。
今は猫を被っているがな。
(最近の悩みの種としては、どうこの子たちを教育するかである)
(遊び盛りの育ち盛り。姉としてはちゃんと良識のあるよい子に育って欲しいが)
「そういうイスカはカッコつけすぎだよね」
「私たちの方がいい子だもんね」
(この有り様である。口の減らない時期なのだろう)
(夕食を終えて、食後のお茶を飲む)
(食休みを挟んで、出かける支度を整える)
では、二人とも留守は頼んだぞ。
「わかってるよー。イスカは小言が多い」
「小じわが増えるよね。あ、斑鳩さん。これお土産」
(ツグミが食器を洗い、ツバメがレイナに土産を持たせる)
(沢庵である。天日干しをしているので絶妙な味わいである)
(サラダに手を付けながら)
妹なら大人しくない方が可愛いですよ。
どんどん暴れて向かってきてくれる方が私としてはいいですね!
(普段のイスカの苦労も知らず、勝手なことを言うレイナ)
(夕食を終えてお茶を受け取って飲む)
(膨らんだお腹を押さえて満足気なレイナ。ゆっくりとした時間が流れていた)
(バイトの準備をしているイスカはちょっとドタバタしていたが…)
じゃあ、そろそろ行きましょうか。今日はご馳走ありがとうございました。
今度は私の家でご馳走しますので、ぜひ来てくださいね!
(ツバメちゃんからお土産を受け取る。匂いですぐに沢庵だということが分かって)
ありがとうツバメちゃん。漬物好きだから、味わって食べるね。
ところで…今度うちに泊まりに来ない?
(ミニサイズイスカちゃんをこっそり誘惑するレイナ。もちろん変なことをするつもりはない…はず)
それでは、お邪魔しました!
(イスカと一緒に外へ出る。もうすぐ夕日も落ちそうな時間)
(隣り合って手をつないで、レイナにとって幸せな道を歩いていく…)
「イスカが小言言わなければ行ってもいいよ」
小言ではない。教育だ。
それでは行ってくる。
(姉役の苦労は絶える事は無い)
(夕暮れ時の道を歩く。周囲に建物は少なく、畑や農園が並んでいる)
(学び舎までは歩いて20分程度の道程。街へ行くにはもう少し歩く)
親がいないから、私はあの子たちの前だけでもしっかりとしていなければ
ならないのだ。それが生き残った者の責任というやつだろう。
あの子たちが成人するまでに、条件の良い仕事が見つかればいいのだがな。
(ついついぼやく。あの学び舎には、時折スカウトがやってくる)
(スカウトに見出されて立身出世した者もいると聞く)
(戸籍も何もないイスカが安定して、その上真っ当な職業に就くとしたら)
(その位の方法しかない。強くなり、誰かに認められて、その腕を買ってもらう)
(そしてその金で妹達の面倒を見る。それが今のイスカの最大の目標だった)
あの子たちにはもっといい暮らしを経験させてやりたいしな。
(農園を過ぎて、小さな川に架かる橋を渡る)
(巨木が目の前にあり、そこが分岐点。街へと続く道を選んで歩く)
(イスカの親代わりになるという決心を黙って聞くレイナ)
(ずっと恵まれた家庭で育ってきたレイナには、イスカの言葉が重く響いてくる)
…でも、イスカお姉さまほどの実力があれば、いくらでも引く手はありますよ。
私も頑張らないとなあ…
(イスカと違って何の才能もないレイナ。それでも、強くなりたいという気持ちはウソじゃない)
(自分もイスカに負けない実力を付けて、戦いの場で役に立てるようにならなければ…)
いい暮らしですか…イスカお姉さまがいれば、私は何もいらないですけどね…
ツグミちゃんもツバメちゃんも、生意気なことは言うかもしれませんけど、きっとそう思ってますよ。
(街へ向かう道を歩いていく二人。その道の途中にレイナの住むアパートがあった)
(豪華ではないごく普通のアパートだ。一階にある部屋の前に行って、イスカに向かって振り向く)
イスカお姉さま、今日は本当にありがとうございました。色々なことがあって…楽しかったです。
あと…んっ…!
(イスカをそっと抱き寄せてキスをする。唇を合わせただけの子供のようなキスだが、強い愛情が込められていた)
ふう…一人で抱え込まないでくださいね。
何の役にも立たない下級生かもしれませんけど、イスカお姉さまのためなら火の中水の中…
と、とにかく! 何とかお役に立ちますから!
(照れくさくなって大声で叫ぶレイナ…)
【次のレスくらいで〆ですかね?】
そうかも知れない。
だがな、何事も上を見ないと始まらない。
その上で私との生活がいいと言ってくれるなら、それに越した事は無い。
(精神論で言えば、レイナの言い分が正しいのかも知れない)
(けれど、物質的な豊かさを求めることが悪だとはイスカには思えない)
(だから、手に入る物を手に入れた上で、幸せを追求したい)
(そうすることが、今のイスカに出来る精一杯だから)
(そんな話をしている間に、レイナの住むアパートに到着した)
(別れの挨拶を返そうとすると、またもや唇を塞がれた)
(本当に、困った子だった)
抱え込んでいるわけではない。
これが私の生き甲斐なんだ。
だが、その気持ちはありがたいと思っている。
だから、いずれ手を貸してもらうこともあるだろう。その時はよろしく頼む。
(妹達の幸せの為に尽力すること。自分自身の幸せを追求すること)
(どれもが自分の生き甲斐。辛いと思う。けど、苦しいとは思わない)
(だから大丈夫。そして、差し出された手を握り返さないほど情を否定しているわけではない)
それでは、また明日。
(折り目正しく一礼して、イスカはアルバイトに出かける)
(黒いマントを翻し、まっすぐに歩く)
【そうだな、私の方はこれで〆だ】
【付き合ってくれて感謝する。ありがとう】
手を貸して…は、はい! いくらでも持って行ってください!
その時は精一杯頑張りますから!
(イスカに頼りにされている…それだけでも声が上ずってしまうくらい嬉しかった)
はい、ではまた明日お会いしましょうね。
アルバイト頑張ってくださいね!
(深々と頭を下げて一礼する。全身真っ黒な姿が闇に溶け込んでいくように見えた)
今日は色々あったなあ。でも…うふふふ…
それにしても、イスカお姉さま…何のアルバイトをしているのかな?
(あれほど才能に恵まれているイスカが何の仕事をしているのだろう?)
(それを気にしつつも、アパートに入っていくレイナだった…)
【ではこれで〆ますね。こちらこそありがとうございました】
【もしまた機会がありましたら、よろしくお願いしますね…】
943 :
名無しさん@ピンキー:2014/07/03(木) 23:38:40.77 ID:DgPtddAn
やみま
梅雨時
945
【待機できる時に待機しておこう】
【プロフは
>>804…そのうち修正しておくか】
>>946 こんにちはイスカ様。
今日は何かやってみたいシチュエーションとかありましたか?
>>947 ありましたかと過去形で聞く理由がわからないっ!
(頭を抱える)
まずは貴方の希望を聞きたい。
そこから意見の調整をしたいと思う。
>>948 すぐ反応してくれてありがとうございます。
これは失礼しました…
そうですね、こちらはイスカ様が希望にあった戦闘でお願いしたいと考えていました。
こちらの設定は好きにして構わないですし。
>>949 希望ではなく、提示できるシチュだよ。
その範囲ならできるという意味で記載している。
似たようなものかも知れないけど。
むむ、設定を好きにしていいと放り投げられるのが一番困る。
貴方の意志は一体どこへ行ってしまったのだ?
もう一度聞かせてほしい。貴方は私とどんなキャラでどんなロールがしたいのだ?
>>950 重ねて失礼しました…
こちらは傭兵あたりを考えています。
どこかに所属しているきちんとした感じのを。
イスカ様はそんなこちらが軽いケガをして医務室に行った自分を倒すために女医になりすましてこちらに接触してくる感じをお願いしたいです。
>>951 貴方の希望は把握した。
貴方がどこの国に雇われているかは好きにしてもいいと思う。
貴方にはわざわざ学び舎に潜入するだけの理由があるのだろうしな。
ふむ……考えてみるに私自身が傭兵である貴方と戦う理由がないのだな。
>>952 そうですね。
自分は学舎を破壊するとか誰か学園の幹部を消すとか、とにかく良くない理由で入ってきた感じですかね。
そんな自分を阻止するようにイスカ様は指示を受けて接触してくると、それではいかがでしょうか?
何より黒衣に白衣というのもなかなか良さそうですし。
>>953 私に指示を出すくらいなら集団で囲って終わりだろう。
闘える者は幾らでもいるのだし。
というか、貴女は女医コスチュームプレイをしたいだけではないだろうか?
ならば最初からそう言ってくれれば助かるのだが……
何かまずい理由でもあったか?
>>954 特にそういう訳でもないのですが、ただそういうのは何か違うかな…と思いましたので設定を付けさせていただいたのですがお気に召さなかったですか?
イスカ様はただそういうのでも構わないというならお願いしたいですが。
>>955 学び舎を破壊する理由、私だけが戦う理由……
それらが思いつかなかったのだ。
気分を害したのなら謝ろう。
ただ設定がどうでもいいというわけではない。
スレの趣旨に合った設定やキャラならば私は構わないと思っている。
それでもう一度訊くのだが、貴方はどんな人間で、どんな理由で
私と女医コスプレに及ぶことになったのか思いつくのだろうか?
>>956 こちらこそ無理に押し込んでしまったせいで違和感が出てしまい申し訳ないです…
ならば単純にこちらから頼み込んだというのはどうでしたか?
ずっとイスカ様に着て欲しかったという感じで…
こちらはそんなイスカ様に苛めてもらいたいMといったところですかね。
>>957 「どうでしたか?」というのは口癖なのか?
まだ終わってないのに総括するような聞き方は不適切だろう。私は馬鹿なので混乱してしまう。
MでもSでも構わないのだが。
その前にログを辿れるだけ辿って雰囲気を掴んでほしいと思う。
貴方とロールするのは、その後でしたいと思う。
今回はお互いの話が合わなかったという事で見送らせてほしい。
>>958 わかりました、ご希望に添えず申し訳ない…
>>959 声を掛けてくれただけでありがたいよ。
またいつかの機会に。
それでは今夜は失礼する。
961 :
名無しさん@ピンキー:2014/07/05(土) 01:03:03.65 ID:76A6iXCg
コート魔
今夜も少しばかり待機だ。
一度風呂落ちだ
では、また待機させてもらう。
965 :
名無しさん@ピンキー:2014/07/05(土) 22:07:03.48 ID:CiRMKTDS
965
それでは、落ちるとしよう。
【今夜も待機させてもらおう】
【プロフは
>>804になる】
きたか
きたよ
970
【それでは落ちるとしよう】
寝たか
お疲れ
おやすみ
975
【今夜も待機させてもらおう】
【プロフは
>>804になる】
きたか
きたよ
きたな
980
【そろそろ失礼する】