(朝、寝床から抜け出す。彼はまだ眠っている)
(昨夜遅くまで盛っていたのだから、当然かも知れない)
(口の中がねばねばする。精液を延々と飲まされ続けたのだから)
(当然かも知れない。一度洗面所に入って、うがいをする)
がらがらがら……ぷっ……
ふぅ……お腹空いた……
(彼は安全日だと言ったにも関わらず精液を飲ませることに執着していた)
(膣に出したのが一回で、他は全部身体に掛けたり、飲ませたり……)
(自分で調合したと言う薬で精力を増強しただけあって、なかなか激しかった)
(身体にも精液の匂いがしみついている。シャワーを借りることにした)
(朝食でも……と思ったが、彼が作りたがるので、やめてく)
(葛西紫乃との関係が始まったのが今月の最初の方)
(自慰をしていた彼の部屋に落下して、お楽しみを邪魔してしまった)
(謝罪として彼の性器をしゃぶり、精飲し、そして今の関係に落ち着く)
(同時に、水城誠司の所へ赴く回数も減った)
(少ない時間を縫い、二人の男の交互に行き来している現状だった)
【それじゃあ、こんな感じでよろしく】
【今回はそちらにある程度任せる感じになるかな】
【精液以外にも薬とか使っていいよ】
(昨晩は玖々莉が来てくれたので、日ごろの溜まった何やらを解消するように)
(少しばかりやり過ぎた、と思えるほどに盛ってしまった)
(下にも、上にも。嗜好のせいか、上の口に出したほうが多かっただろうか)
(とにかく、そういう訳で、今日もくたびれた毛布にくるまり、古いシーツの上で寝息を立てていた)
……ん
(目を覚ますと、玖々莉が居ない)
(ああ、起きたのかと思いいたるや、のそりと布団の中からはい出てきて)
(洗面所の気配を感じると、向き直って台所に向かう)
(食器よりも薬瓶や、何かの部品や工具、妖しげな儀式鏡などがとりあえず、壁に寄せられるだけ置いてあって)
(そもそも柴乃の部屋自体、趣味と仕事の代物に、大部分を占領されていて、雑然としている)
…玖々莉ちゃーん。ハニートーストとかで良い?
(冷蔵庫の中には、それなりに食材が揃えてある。出不精なのだから、備蓄は多い)
(冷凍されていたパンを一旦、解凍のためにレンジへ放り込み、その間にフライパンを用意する)
(卵。水洗いしてドレッシングをかけるだけの野菜のサラダ、それに、何か飲み物)
(献立自体はさくさくと考え付くが、淡々とした作業ながら、何か頭の中では思考が巡っている)
(おそらく、ろくなことではないだろう)
【それじゃあ、薬なんかも展開に沿って使ってみます】
【基本、精飲がメインという感じですが、時間自体は何時ごろまでが目処でしょう?】
大分慣れたけど……凄い部屋よね……
(ドライヤーで髪を乾かし、タオルを巻いた姿でキッチンに顔を出す)
(科学と魔術の交差するこの街で、彼は雑貨修理屋を営んでいた)
(生活に困っている様子はないので、それなりに繁盛しているらしい)
……精液が入ってるんだから、最初から精液だけ塗ればいい。
(彼の問いに対して素っ気なく応じる。玖々莉の対応としては平常運転である)
(玖々莉のことを「気兼ねなく特殊な嗜好を満たせる相手」として見ている彼のこと)
(だから、朝食に色々と混ぜるのは予想できる)
(それを平然と受け入れている玖々莉も、並のメンタリティではない)
(居間に引っ込んでテレビをつけて、今日のニュースを見る)
(研究都市のローカルニュース。天気予報。政治家の汚職問題……)
(世界は相変わらずで、玖々莉の生活も相変わらずだった)
(ソファに座りながらぼんやりとしている。巻いたタオルは解けているが気にしない)
【4時くらいに一度落ちる】
【20時30分くらいから再開できるけど】
【あと葛西くんのこちらの感情の比率としては性欲8恋愛2くらいの比率がいいかな】
【私の方は……ないしょ……】
まあ、生きていくための物だからねー
趣味も、仕事もそうだけど
(調理の技術は手慣れた物だが、家電に任せる部分が多い)
(室内にある家電製品は、どれも既製品そのものと言う物が無いようで)
(どれも柴乃の手が入っており、それらも趣味と仕事の結果の一つらしかった)
甘い方が食べやすいのかなって思ったんだけど
まあ、サラダとかは当然として…飲み物は珈琲とかココアとか、インスタントならある程度あるけど
(玖々莉に見抜かれている事も、さっぱり気にした様子は無い)
(当然、単なる朝食を楽しむ気も無いようで、普段は気だるげなその顔が、今朝は少々明るく見える)
(十数分して、トレーに皿を乗せて居間に現れた)
(レンジだけで調理できたハニートースト、洗って持っただけのサラダ)
(それにデザートのつもりか、ヨーグルト、それぞれテーブルに置いていく)
(後からお湯の入ったポットを持ち込んできて、インスタントの飲み物のパックを並べ)
(少々簡素ながら、一応、朝食の風景が出来上がって行く)
(やや不自然なのは、全ての皿がテーブルの片方に寄せられている事だった)
【解りました。進み具合によってまた再開の相談もしたいかなと思います】
【感情の比率もオッケーです。憎からず思っている、くらいの加減で行こうかと】
411 :
名無しさん@ピンキー:2014/01/04(土) 14:35:19.84 ID:kRuvCiBq
かがく
……私はどっちでもイケる口。
朝食抜きのことも多いけどね。検査あるから。
(定期検診の数時間前は飲食が禁じられている)
(正確なデータを記録する為だ。それ以外にも検査は多いので)
(自然と、少食が習慣となってしまう。それでも空腹を感じるのは仕方ない)
……?
(簡単に整えられた朝食を見て、少し不自然さを感じた)
(ああ、皿がテーブルの片方に寄っているのか……)
コーヒーが飲みたい……
(なんでもいいやと割り切り、インスタトコーヒーを手ずから淹れる)
(あの独特の芳香が部屋に漂い始める)
頂きます。
(ヨーグルトとか露骨に怪しいのだけど……)
(まずはハニートーストーを一口齧る)
まあ、それは仕方ないよね
胃の内容物は空にしておかないといけないのは通例だし
(「検査」の事に対しても、仕事がら、あるいは趣味がら、理解はある方と言えた)
(玖々莉の場合は検診に支障のない日しか来ないから、特別気を使う事は少ないとはいえ)
(飲精や投薬といった少々危なげな趣味も、バイオリズムを崩し過ぎないように此方も配慮はしている)
(玖々莉がテーブルにつくと、なぜかこちらは向かいの席に座らずに)
(玖々莉のすぐ横に立って)
ああ、ダメダメ…トーストとサラダは、これからだから
(そう言うと、玖々莉の傍に寄るようにして、自然な動作で…おもむろに、衣服の前を開く)
(そのまま露わにした性器は、明らかに、昨晩射精し続けた後とは思えない勃起を見せていた)
(亀頭を、まずはトーストの方に向けて、玖々莉の手を取って引くと)
…朝食は新鮮なほうが良いかと思って
(悪びれもしない笑顔のまま、もう暴発しそうなほど血管の浮いた、その肉棒に触れさせる)
……?
ああ、そういう事。
(いきなり何を思ったが、昨日の今日で凄い回復力だった)
(握った肉棒は猛り狂っていて、いつでも挿入可能の状態)
これでドレッシングしてくれるのね。
じゃあ、手でやらないと。
(シコシコと根元から扱き上げる。彼の考えは理解した)
(新鮮な精液をトーストに掛けてくれるつもりなのだろう)
(この場合、体勢的には手で搾り取るのが最善)
……昨日、散々飲ませた精液がさ。
私の喉を通過して胃袋に入って……
蛋白質として私の身体に吸収されてるのよね……
その蛋白質が……私の血肉になるのね……
身体の奥まで……葛西くんの精液がが染み込んでるのがわかる……
(淡々と声音を変えず、その事実を告げる。彼女なりに興奮を煽ろうと工夫しているのだ)
(手つきは優しく、それでいてちゃんと刺激を感じるように)
(指で輪を作り、シコシコと扱いて射精を促す)
そうそう、そう言う事
(そう言う事、の一言で理解してもらえるのは、なかなか悪くない気分だったりもする)
(細い体躯には似合わないそれは、すっかり凶悪な形に膨らんでいた)
まあ、混じり気の無い精液を絞るなら手コキが一番だよね
…玖々莉ちゃん、扱くのも美味いしさ
(根元から扱かれると、そのたびに裏筋が膨らんだり、萎んだりと解りやすく繰り返す)
(既に焦らされた後のような熱さと硬さで、射精まではそう遠くない)
(少なからず、何かの薬を服用した後のようだった)
栄養源としては、別に悪くないと思うんだよね
…僕の出した精子が、玖々莉ちゃんの身体に溶けてさ
この白い指になったり、柔らかい胸になったり…玖々莉ちゃんに成ると思うと、たまらなくって
(玖々莉の目論見は当たっていたようで、みるみる内に幹は張りつめ、焼けた鉄のようになっていく)
(先端は我慢汁で溢れて、その中に白い濁りが混じり始めたと思うと、そこからは直ぐ)
………ん
(小さく声を出したかと思うと、それこそ、ヨーグルトのような粘度を持った精液が、びゅるる、とパン目がけて射精される)
(パンの焦げ目にねっとりと絡みつき、その上を真っ白にコーティングして、まるでピザトーストのような見た目に変えて行き)
と、いう訳で…トーストは出来あがり
それと…召し上がる前に、ちょっとその席から…腰を上げてもらえると助かるかな
(精液まみれになったトーストを満足げに見下ろしながら、まだ固いままの肉棒をひく、ひく、と振るわせて)
……昨日と同じ大きさ……
……精力剤は、乱用しないほうがいい……
心臓と肝臓に悪い……市販のと違って効果ある分副作用も大きいし……
これが大きいのは歓迎するけど……
身体悪くしたらセックスできなくなる。
(この膨張率は、昨夜使用した精力剤の効果だろうと察する)
(とは言っても、そんな初歩的なことを薬剤師でもある彼が)
(性欲にかまけて忘れるはずもないので、心配はしていない)
(していないが、一応忠告だけはしておく)
んっ、出た……濃いわね。
昨日あれだけ出したのに……
(勢いよく尿道から飛び出た白濁が、皿の上のトーストに乗る)
(ねっとりとしたそれがハニートーストと絡んで、ピザトーストに進化した)
……?どうしたの?
まだ何かサービスしてくれるの?
(まだ硬いままの男根を握りながら、言われた通りに腰を上げる)
(早くこの精液塗れのトーストを食べて空腹を満たしたいのだけれど)
自分の体調くらい、管理できてるよ
どうせ、玖々莉ちゃんが来てない時は枯れたように禁欲してるんだから
…ていうか、自慰じゃ勃たないんだけどね
これはこれで、ある意味バランスとってるようなもんだと思ってよ
(その発言は少々、医学的に考えればアバウトに過ぎるかも知れないが)
(何だかんだと言って、自分の身体を壊すような真似まではしていない)
(見た目に異様でも、内容はそこまで負担を強いらないのは、玖々莉に対しても自分に対しても同じことだった)
僕の精力剤の効果、舐めないでよ
…といっても、猛らせるのはともかく、鎮めるのは得意じゃないからね
(白くなったトーストを、バターナイフで撫でて、精液をしっかりと塗り付けて)
(ついでに、サラダにはドレッシング用の容器から、ぷりぷりとした白い物をかけて、如何にもシーザーサラダのような見た目に)
サービス…って言うか。玖々莉ちゃんに精液食べさせるの、見るのは好きなんだけどさ
その間、玖々莉ちゃんの口使えないし…
(代りに、自分が玖々莉の後ろに陣取って腰を下ろし、勃起した肉棒を天井に向けながら、ぽんぽん、と膝を叩いて)
収まらないこれ、食事の間は玖々莉ちゃんの中にしまっておいてよ
(さながら人間椅子のような体勢をとったまま、笑顔でそう促した)
……こんなの見られた大抵の子はドン引きする。
私が優しい子でよかったわね……
(淡々と、冗談めかして言う)
(……優しいのとは違う。相手の異常も受け入れるだけだ)
(それもある意味での異常だとそれは自覚している。だが合わないものは)
(合わないと言う程度の好みはある。単に葛西の嗜好が玖々莉にとって不快でないだけだ)
……このドレッシングも、葛西くんの精液ソース?
(サラダにぶっかけられた白い液体を見て、ぽそりと)
……食事しながら動くのは……
入れるだけでいいの?
(彼の希望を理解する。したけれど、実行するかは別問題)
(椅子に座っている彼の上に跨って、タオルを取り払う)
(まだ濡れてない花弁を広げて、怒張した男根をゆっくりと迎え入れる)
んっ……濡れてないと、痛い、から……動いちゃダメ……
(腰を落とす。深い部分まで突き刺さる。当然、痛みがある)
(潤滑油である愛液がまだ分泌されていないのだから当然だ)
(肉を肉で抉るのは、当然痛みが生じる)
頂きます……はむ……
(白濁に塗れたトーストを齧る。口の中で精液と唾液とパンが咀嚼されて)
(いやらしいぐちゃぐちゃどろりとした物体に磨り潰されて、それが飲み込まれる)
あむ……あむ……
(フォークでドレッシングのかかったサラダを口に運んで齧る)
(ぱりぱりとした食感と、得体の知れないドレッシングを恐れげもなく胃の腑に落とす)
僕もそう思う。っていうか、玖々莉ちゃん以外には無理
…うんうん、優しい玖々莉ちゃんにいつも感謝してるよ。ありがと
(こちらは飄々と、やはり冗談に乗るような口調で)
(単純に、玖々莉がこういうプレイを拒否しないだけだと言う事は解って居る)
(解って居るが、受け入れてもらえるのなら、まあ、してしまうのが人情と言う物で)
まあね。そっちは台所で作って、少し味付けしたけど
(ヒいたりしないと解って居るから、すんなりと応える事も出来る)
ん、入れるだけで良いよ
まあ、精液とカウパーで若干濡れてはいるけど、痛いだろうし
(こちらは恐る恐る、といった感じもあったが)
(玖々莉がタオルを取ると、嬉しそうに笑顔を見せて)
(その花弁の中へ、勃起した男根が沈んで行くと、小さく声を漏らして)
…食事中は動かないよ。でも、ちょっとくらいは濡らしておくかも
(深い部分に触れると、全体が包まれる温かさを感じながら、指先に唾をまぶして)
(玖々莉の股間へ伸ばすと、陰核を優しくソフトに撫でて、挿入したままで愛液の分泌を促す)
……美味しい?
(まあ、美味しくは無いだろうと解ってはいるが、一応聞いてみる)
(噛んでしまえばねっとりと、口の中で糸を引いて、射精されたばかりの新鮮な精液が舌に、歯茎に絡みつき)
(飲みこもうとすれば、喉にどろりとへばりつきながら、パンが通るのに助けられて、胃の中へ落ちていく)
…ま、瑞々しくは無いかもしれないけど、勘弁してよ
(サラダを齧れば、本当にドレッシングのような酸味と、けれど、やはり生臭い男の風味が口に広がる)
(その間、抜け目なくコーヒーカップを手に取ると、パンの皿に落ちた精液を掬って、カップの淵に塗りたくる)
なるほど……手がこんでるわね……
本当に、私以外じゃダメよね、これ。
……嫁の貰い手に苦労すると思う……
(想像通り、ドレッシングは精液を加工したものだった)
(ここで私が嫁になると言わないだけの思慮は玖々莉にもある)
(歪んだ性欲を吐き出し合う関係が壊れるから)
ん……ダメだって……
気分が乗らないと女の子は触っても濡れない……
(玖々莉が言うと妙に聞こえるかも知れないが、ある意味、常識だった)
(こんな部分ばかりで常識を発揮するのが玖々莉という少女)
(言葉通り、愛撫に反応するわけでもなく、ただ受け入れる)
……ふつう。
(そしてこのリアクションである)
(美味しそうに食べるわけではないが、嫌々食べるわけでもない)
(本当に、普通の食事と同じように精液で穢れたパンを平らげる)
(精液とパンとサラダが玖々莉の胃の中に収められてゆく)
葛西くんは食べなくてもいいの?
私、もうすぐ食べ終わるけど……
(ここで、彼が食事をしていないことに気づく)
(精液で汚れたカップに躊躇いなく口をつけて、コーヒーを啜る)
(口の中の精液臭さがコーヒーの強烈な味と匂いでかき消されてゆく)
【それじゃあ、一度凍結かな……】
【今後の展開は……考えておく。ひょっとしたら水城さん再登場もあるかも】
【それではここで凍結で…】
【ええと、夜から続きをしても良いのなら、また来てみようと思います】
【こちらはこの後、避妊剤入りのコーヒーを飲み干してもらった上で膣内に出して】
【肉棒の掃除をしてもらって…くらいの流れを考えて居ました】
【その後の展開はまあ、玖々莉さんの好みに合わせる方が良いかと】
【20時30分……か、21時くらいに来れると思う】
【……だからそれまでにレスしておいてくれると助かる】
【別にこのあとすぐレスしてくれてもいいよ】
【……それもいいね。ならそれはやろうか】
【それじゃあ、色々考えておく】
【これまでのお付き合いに感謝ね。一度落ちます】
【解りました。それではこのままレスを反しておいて】
【また20時半ごろから覗きに来てみようと思います】
【こちらこそ、お付き合いしてくれて楽しませて貰っています】
【また後ほど。お疲れ様です】
424 :
名無しさん@ピンキー:2014/01/04(土) 16:19:15.43 ID:kRuvCiBq
お疲れ
精液って、温度さえ保っておけば結構長生きするからねー
うん、まあ玖々莉ちゃん以外とそもそもこういう交流無いから
あと、無理に結婚とかしたいわけでも無いし。だから僕はこれで良い
(わざわざ保温容器を使ってまで新鮮な精液のドレッシングを作るあたり、本当に異常な嗜好だ)
(そもそも、普段からふわふわしていると言うか、好きな事がやれていれば良い、という考えの持ち主だ)
(玖々莉に好意を持ってはいるが、まさか、嫁に成れなんて口には出さない)
あー…そういう物か
ん、じゃあ…このままでも良いや。気持ちいいし
(そうすると、愛撫もやめて、動きもしないで、ただ玖々莉の中に肉棒を収めたまま)
(肉襞の感触や、体温。精液と先走りから生まれるほんの少しの滑り、そんな物をじっくりと感じ)
(後ろから下腹部に腕を回して抱きしめたまま、膣内で、それが脈打ち始めている)
……あ、そう…
(予想の外の答えだが、ある意味、「らしい」と思ってしまう)
(玖々莉が平然としていると、本当に、ただ食事をしているだけに見えてしまう)
(そんな姿を眺めながら、びくん、びくん、と少しずつ、肉棒の脈動が大きくなっている)
僕は台所でゼリーとサプリ飲んだ。っていうか、夜更かしすると固形物入らないんだよ
だから、今朝は徹底的に玖々莉ちゃんの食事を間近で見てようかなって
(玖々莉がコーヒーを飲み干していくと、肩に顎を置くようにして、耳元に口を寄せ)
…あと、一応申告しておくけど…そのコーヒー、加硫の避妊剤溶かしてあるから
まあ…昨日が安全日とは言っても、念入りにって言う事で
(びくん、びくん、大きく響く。玖々莉の下腹部で、熱が膨らみ、震えて、弾ける)
………後はヨーグルトと…今、もう一つデザート…用意するから
(瞬間、奥に押し付けられたままの感触が、ひときわ大きく伸縮を始め、生き物のように脈動して)
(ポンプのように縮み、膨らみ、繰り返し、まだ濃厚な粘りを残した精液が、玖々莉の中に流れ込んで、胎内にこびりついていく)
【と…これをお返事にして、こちらも一旦落ちて置きます】
【それではまた後ほど。スレッドをお返ししますね】
>>425 ……三食はちゃんと食べて……
精力剤に頼らずスタミナつけた方がいい……
今は若いからいいけど……30代くらいからヤバクなる……
(胎内に収めた肉棒が脈動するのを感じつつ、食事を進める)
避妊薬……そうね……
それは大事よね……
(少しだけ食事をする手が止まるが、納得するとコーヒーを飲み干す)
(その間にも熱く滾った肉棒が硬く、大きくなる瞬間を直に味わう)
(動きはなくとも挿入しているだけで膣壁は肉棒を包み込みも蠕動し)
(貪欲に精液を搾り取ろうとしている。そしてその瞬間が訪れる)
んっ……ふぅ……
(熱いものが自分の中で弾けて、注ぎ込まれるのを感じた)
(射精が始まったのだと、吐息を漏らしながらそれを受け止める)
いらない……私はこっちの方がいい……
(軽く震えると、腰を上げて肉棒を抜き取る)
(葛西に向き直ると跪いて、射精を終えたばかりの肉棒を口に咥える)
(中に残った精液を吸引し、デザートの代わりに飲み干そうとする)
はぷ……うむ……
(好きなだけ精液の残りを吸引してから離すと、掃除するように亀頭やカリを舐めまわす)
(男根から精液の味が消えて無くなるまで舐め回し、吸い上げ、合掌)
ごちそうさまでした……
【時間ができたから置きレスしておくね……】
【……それじゃあちょっと葛西くん待ってるね】
>>427 30代まで生きてたらいいけどねー
こんな街住んでたら、いつ何に巻き込まれて逝くやら解らないし
だから僕は、やりたいウチにやれることをやっとくタイプなんだよね
(玖々莉の中で猛りながらも、その態度はどこかくつろぐようでもあって)
…まあね。楽しいことするだけやってるうちに、うっかり出来たなんて言ったら
作られる方も溜まったもんじゃ無いだろうし
(どことなく、その台詞には感情が籠っているようにも聞こえる気がした)
(頭の中の、理性が会話を続ける中で、本能が独立して絶頂まで駆け抜けていく)
(慣れた様子での掛け合いだったが、最後の瞬間だけは、頭の中が真っ白に塗りつぶされて)
………はぁ
(どくん、どくん、と脈動が小さくなるにつれ、最後の一滴まで押し出すように射精を追える)
(精液に満たされた膣内は、引き抜くときにはぬるりと抵抗なく抜けていく)
は…?こっちのほうがって…あっ……
(言うが早いか、精液に濡れた肉棒が、玖々莉の唇に包まれる)
(さっきまで食物を咀嚼していた舌が、今度は自分の性器を直に舐めしゃぶり、吸い付いてくる)
(そんな光景を見ていると、なんだか自分まで朝食の一部になったような気がしてくるが)
……ぁ、あ……お粗末様でした
(くたり、と肩の力を抜きながら、射精直後の掃除による刺激に腰を浮かせて)
(念入りに舌で舐られた後は、すっかり綺麗になった亀頭がつやつやと輝いていた)
【そろそろレスに返信しつつ】
【玖々莉さんをお待ちしてみます】
>>428 【おっと…お待たせしました】
【改めて宜しくお願いしますね】
……もう一度お風呂借りるね。
(性器を舐り終えると、調子を変えぬまま風呂場へ向かう)
(シャワーを浴びて、うがいをして、もう一度身体を拭いて髪を乾かす)
(今日の予定は、特にない。夜までぶらぶらしているか)
(それとも、一度研究所の中にある自室に戻るか)
(寝室に戻って体操服に袖を通して、ブルマを履く)
(どんな場所に落ちても構わないような格好として考えたのがこれだ)
……そろそろ帰る。お邪魔した。
また暇が出来たら、来るかも知れないし、来ないかも知れない。
あんまり期待はしないでね。
【それじゃあよろしく】
【そちらの要望は叶えちゃったから、もう帰るしかないんだけど……】
【どうしようか?】
ん、ごめんね。また汚しちゃって
(玖々莉が入浴しているあいだに、食器やテーブルを片付けて)
(精液の匂いが充満する室内に、気休め程度の消臭スプレー)
(さて、今日はどうするか。仕事も忙しいわけじゃ無く、外に出かける用事も無く)
(玖々莉はどうするのだろう、と思っていると、改めてブルマに着替え始めるのを見て)
んー……そっか
ま、玖々莉ちゃんだし…あんまり期待はしないけど
(しがらみを作りたがらない性格なのだと、一応認識はしているようで)
訪ねてくる分には、気が向いたらで良いよ
僕も大概、暇してるから
(ベッドに腰掛け、脚を放るようにして動かして、にんまと笑ってそう言った)
(そういうセリフが、柴乃にとっては一番、玖々莉に対して信愛を示す言葉だった)
【そうですね…最初は時間があれば本番もお願いしてみようと思っていたんですけど】
【もう、半ばしたような物ですし…続けない方が綺麗な〆になるようなら、ここで〆ても大丈夫です】
ん……じゃあ気が向いたらね……
(それを別れの挨拶として、店の方ではなく勝手口の方から家を出る)
(朝と言ってもこの時間でも街は動いている)
(都心中央部から離れているとは言え、それなりに人はいる)
(朝の光を浴びながら歩いていると、不意のその景色が切り替わる)
あ
(浮遊感。次に来るのは落下だと体感で悟っていた)
(これが玖々莉の能力。特異体質)
(突発的に起きる現象。無意識かつ、ランダムなテレポート)
(幸い、落下すしても怪我だけはしないと知っていた)
(玖々莉が落下した先は……)
【こっちはまだ時間あるけど……】
【んーと……ここで水城さんの部屋の落下して】
【また違うプレイをしたり……他の人の部屋に落下して】
【違う趣向の関係を始めたり……流石にダメ?】
>>433 「はいはい、気が向いたら」
(口調は軽く、いつでもノック要らずで戻って来れそうな雰囲気を与える)
(同時に、ずっと戻ってこなくても勝手口のカギは空いていそうな気もした)
(玖々莉が何処へ歩いて行ったのか、はたまた、またどこかへ転移してしまったのか)
(思考を巡らせながら、柴乃は作業机に向かって行った)
――あ
(休日。予定なし。独り暮らし。金なし)
(独りの暮らしが長く続くと、暇つぶしとしての一選択肢に自慰が入ってくる)
(如何にも古そうな小ぶりのテレビに、安っぽいBGMと、裸の女優が映っていて)
(家主はベッドに座り、下半身を露わにして、単純な運動に耽っている)
(――テレポートした瞬間に、そう言う光景が見えただろう)
【うーん…それじゃあキャラのレパートリーがすぐ増やせそうにないので、再登場してもらう形で】
【こちらもまだ時間が有るので、そう言ってくれるならどんと来いです】
……あ。
(見慣れた人間と、見慣れた部屋)
(見慣れた人間が画面にのめり込みつつ自慰に耽っていた)
(……別段それはそれでいいのだが、気まずい)
(初対面の時は風呂に飛び込んだのだっけ)
……ごめんなさい……
不可抗力なんだ……
(とりあえず、お侘びをしておいた)
(親しき仲にも礼儀あり。頭を下げる)
(そして履いていた靴を脱いで、玄関に置いて戻る)
……暇そうだね……
(居間に戻って、端的に言う)
(目元が前髪に隠れているものの、若干の呆れが伺える)
【それじゃあ、今回はこんな感じで……】
……ああ…
(驚きと、納得と、幾許かの泣きが混ざったような声)
(独り暮らしの個室で、完全に無防備だった状態)
(けれど、密室など関係なしに来訪者が有る可能性を、先日知ったことを忘れていた)
(こういう場面を見られても、そこまで抵抗感の無い相手だったことは、一応幸いだったが)
…いや、良い。解ってる
(とは言いつつも、手は自然とリモコンへ。再生されていた動画を停止)
(視線は玖々莉から外れるように、斜め下の方向へ流れる)
(そして、生まれたこの空気をどうしよう、と言う思考が頭を埋めていく)
……暇なんだよ。バイト無いから
見たらわかるだろ…
(溜め息を吐き、ズリ下ろしていたスウェットを上げて)
…そっちこそ突然のテレポート…大変そうだな
【はい。では改めて宜しくお願いします】
……内職とかすれば?
一日五千円くらいのが主婦に人気だって。
一泊治験、食事付きのなら日給一万円くらいの紹介できる……危険だけど……
死体洗いのアルバイトなら、二万円くらいの紹介できる……地味に辛いけど……
(そこで深く追求したり罵倒したりせず、建設的だと思われることを言うのが玖々莉)
(不毛なことは不毛。なら現状を打破する方法を模索するのが彼女である)
前にも言ったけど、これを治すのが目的だから……
(この不安定なテレポートを制御するか、消すか)
(そうしなければ人並みの生活が送れない)
(だからこの最先端の街に来たことは、彼には既に言ってある)
……検査は二日後だから、今日はもう予定ないけど。
だから暇潰しに遊んであげてもいい。
(ベッドに腰掛ける。この部屋に来るのも久しぶりだ)
(頻繁に来ていたわけではないけれど、葛西と知り合ってからはそちらの方へ割り振る)
(時間が確実に増えているので、当然と言えば言える。悪いとは思っていない)
……造花作ったり、細かいパッケージ詰めたりする奴だろ?
あんまり趣味じゃあねえなあ…
…っつーか、今だけだよ今だけ。これでも就職活動してんの
死体洗いなんかやったら逆に印象悪くなりそうだ
(玖々莉の申し出が親切心に寄ると思ってはいるのだが、ディープすぎて頷けない)
(とはいえ、此方だって日々遊んでいる訳でも無いのだと、一応教えて見た)
…まあ、不便だわな。そりゃ
おちおちライン工のバイトも出来やしない
(やたらと小さな自分のスケールに当てはめて言うのは癖だった)
(なんでもとりあえず、一人称視点に置き換えてみる傾向がある)
昨日も遊んで来たんじゃあないのか?色気無い石鹸の匂いがするけど
…でもまあ、そう言ってくれるなら、俺はお言葉に甘えるよ
(柔らかく笑って、隣の玖々莉の髪の毛を撫でる)
(そう言えば、こうしてこの髪の感触を味わうのも久しぶりだった)
(恐らく、検査に突発のテレポートに…他に、遊ぶ男も居るのだろうと言う事は、まあ理解していた)
……就活か……選ばなければどんな仕事でもあるけど……
いい仕事は厳しいのはここも同じよね……
資格でも取ってるの?ないと厳しいよ。
職人に弟子入りして、手に職つけるのもいいかも。
(この都市でも就職活動は厳しい。とは言え、多種多様な職業がある)
(外にはない、超能力研究を専門としている研究者も立派な仕事だ)
(逆に、古代の叡智を継承する魔術もある)
(厳しいことは変わりはないが、選択肢はある)
……まあね……
寝てる時に発動しないのが不幸中の幸いだけど……
(発動しやすいケースとしては、道を歩いている時が多い)
(それ以外だと、勉強をしている時や何かに集中している時など)
(発動住する為の共通する条件はまだ不確定で、探している最中だ)
……そんなに臭う?
貴方の精液の匂いの方が強いからよくわからない。
(撫でられるに任せて、首を傾げる。自分の纏っている匂いは自分ではよくわからない)
(ウェットに手を伸ばして引っ張り、先ほどまで自分で扱いていたそれを取り出す)
……まあ、それはいいとして中断すると辛いでしょ。
責任は取る。
(ぱくりと咥えて、口の中で亀頭を舐めまわす)
(ついさっきまで他の男の性器を咥えていた口だ)
んぐ……ちゅ、はむ……んぐっ……じゅぅぅぅ……
いつ出してもいい……あむ……あむ……れろ……じゅっ……
(いつものように技巧を凝らして、丁寧に、大胆に舐め、吸い上げる)
(卑猥な音を立ててしゃぶり回して、精液を搾り取ろうとする)
まあ…俺は頭は良くないし、大した資格も持ってないしな
ただ、其れなりに生きてきて…その、まあ…なんだ
……肉体労働って形になるのかなぁ
まだ決まるか解らないけど、見込んでくれる人も居てさ
(こんな街だ。収入を求めれば、敷居が高くなるのは知っている)
(外にはない、もっと特殊な技能を求める職場だって少なくは無い)
(逆に言えば、そういう技能の素質さえあれば、不意に上に昇るチャンスも有る)
(そんな極端な土地で、転機さえ訪れれば、飛びついてみたい気持ちは彼にも当然、あった)
つまり…何か、発動する条件でも解ればまた違うんだろうけどな
…それが解れば苦労はしないか
(異能を制御できていない、という時点で、並の精神力なら不安で仕方がない筈だ)
(玖々莉がその解決に気を揉むのも、傍から眺める身でも理解できる)
…それは悪かった。自分の匂いってなかなか解らないもんだよな
(今度から、自慰の後はしっかり匂いを処理してから外出しよう、と心に決める)
(と同時に、いつの間にかスウェットをずらされていた)
えっ…ちょ、ちょっとお前、いきなり…!
(唐突に咥えられ、成れた手管で刺激を与えられる)
(自慰を中断したばかりのそれは、刺激に敏感になっていて、萎えかけていた幹をむくむくと膨らませて)
全く…男からすれば有り難いくらい、献身的なんだけどな
…前から薄々思ってたんだけど、実はフェラチオ好きなのか?
(なんだか、率先してしゃぶられる事が多い気がして、濃い先走りをにじませたそれを舐められながら問いかける)
(びくりと震えるその性器は、口の中でさらに先走りをにじませて、やはり、我慢しているように強張って)
…ま、協力してくれるなら…遠慮なく、してもらうけどね
(そう言うと、咥えられたまま自分も身をかがめて、玖々莉の下半身へと顔をよせていき)
(太腿をちろちろと撫でながら、下腹部を擽るようにして、指を這わせ始める)
(もう少し体がずれれば、ベッドの上でシックスナインの体勢に持ち込まれるだろう)
んぷ……?そうね……嫌いじゃないけど……
生臭いし……精液はねばっとするし……
でも、私の口の中で元気になる過程は面白い……
好きじゃないけど……嫌いにはなれない……かな?
(好きなのかと問われて、一度奉仕を止めて考える)
(玖々莉なりに考えて、答えらしいものを口にする)
(あくまでフェラは嫌いではない)
(精液を飲むのは平気だし食事にかけても同じこと)
(それは水城自身が既に知っているので言わない)
……おっと、それは許可できないな。
(彼が移動を開始して、太腿を撫でるのを感じる)
(このままいけば69の体勢になってしまう)
(だが許可はしない。今回は彼の暇潰しに付き合うのが名目なのだ)
(膝を動かしてドスッと軽く水城の腹に当てる)
貴方はじっとしてるように。これは謝罪でもある。
(初めて会った時も同じようにして奉仕をして謝罪に代えたものだった)
(パクリと咥えくみ、頭を前後に動かして唇で扱く)
んぐ、んぐ……んぐ、んぐ……
(唇と舌を駆使して、舐める、吸う、転がす。基本パターンを組み合わせて)
(使用し、時にパターンを変えて翻弄し、射精するように促す)
…俺もフェラチオは嫌いじゃない、っていうか好きだな
物食う所に性器を突っ込むっていうのもそうなんだけど…
…食い物を擦り潰すための場所に、身体の一番弱い所預けるって言うのが
なんつーか、こう…まあ、好きだって話
(特に、玖々莉のフェラチオは気持ちが良い)
(技術でピンキリある性技なため、人によってはイけない事もある)
(そこへ行くと、玖々莉の舌使いや唇の動き、吸い、舐め、しゃぶるその手管は)
(少なくとも、されていて飽きが来ることは無い物だ)
ぐえっ
(膝を腹に当てられて、肺から空気を漏らされる)
(同時に、腹筋の動きにつられたのか、口の中で肉棒がびくりと跳ねた)
…ちぇ。そう言う事なら良いけどさ
じゃあ、まあ…射精したら、飲むところとか見せてくれないかな
(それは、先ほどまで見ていたAVの、前戯のシーンで見た光景)
(だと言う事は、改めて教える事も無いだろう、と胸の中にとどめて置く)
……あ、出すぞ…
(カリが張り、血管が浮く。玖々莉の奉仕に導かれて、下腹部から熱い物が昇る)
(しきりに髪の毛を撫でながら、口の中で性器が2、3度跳ねて、その直後)
……――出るっ
(びゅるるる、と、こちらはこちらで、柴乃にも負けない濃厚な射精)
(舌をたっぷりとコーティングして、糊のように糸を引く精液で、口の中を好きに汚していく)
(そんなことを語られても正直困る)
(それが玖々莉の感想だ。水城は、結構色んな部分で妙な拘りを)
(持っており、時々、それを玖々莉に語って聞かせる)
(そんな時、どう反応すればいいのかわからない)
(だから玖々莉は奉仕に集中する)
……んぐ……わかった……
(ただ、返事だけはしておく)
(やり方に注文を付けられると、張り合いも出てくる)
(最後の瞬間に向けて舌を懸命に動かして亀頭を舐め上げると)
(口の中の剛直が跳ねた。熱くて苦いものが口の中に充満する)
んーあー……
(口の中に吐き出された精液を溜めて、それを水城に見せ付ける)
(そして、それを見ている前でごっくんと飲み干す)
(粘りのある液体が喉を通過して、消化されるのを待っている朝食と他の精液が)
(詰まった胃袋へと落とし込まれる。はふぅと吐息を漏らして、合掌)
ごちそうさまでした……
AVと同じ内容やらせるとか……
AVはフィクションだから真似しない方がいい……
(テラテラと濡れて光る唇を拭い、そのままベッドにごろりと寝転ぶ)
(多少、拗ねた印象だが、真意は誰にもわからない)
……反応できなかったら
雑音だとでも思っておいてくれ
(こういう事を語るたび、自分で性癖を再確認する気がして)
(それが興奮を掻き立てるのだと、水城は自覚していた)
(だから結局、自己満足に過ぎないわけで、反応できなくてもしょうがない)
…ありがとうよ
(射精の最中、大きな手でその頭をやんわりと押さえて)
(勿論、玖々莉が精液を口に出すのを嫌がるとは思わないのだが)
(それでも、そういう姿勢を取る事が興奮する)
(というか、射精しながら、完全にAVの男優と自分を重ねていた)
……おお、マジか…こんなに出るのか、俺…
(いざ口の中の精液を見せつけられると、興奮半分、感心半分)
(それが喉を鳴らして飲み込まれていくのを見届けて、興奮の方が勝って行く)
(そんな様子をじっくりと眺め、かなり強い満足感に満たされる)
ああ、お粗末様でした…
(奇しくも、そのやり取りは柴乃としたばかりの物と似ていた)
…フィクションだから現実で試して見たくなるんだろ
現実的な事なんか、わざわざ試さなくてもだいたい知ってら
(ふう、と大きな息を吐いて、玖々莉がベッドに寝転ぶと)
(静かにこちらも体を動かし、両手をベッドについて、玖々莉に覆い被さる形になって)
……非現実的な能力や技術が盛り沢山なこの街で、そんなこと
言うのも大概ナンセンスよね……
(魔女が箒で空を飛んで配達していたり、レプリロイドが人間のように闊歩していたり)
(そんなこの街で、フィクションとノンフィクションの境界は限りなく薄い)
……まだするの?少しくらい休憩も必要。
どうせ暇なんだし、スローセックスも悪くない。
(水城が伸し掛ってくるのを両足で押し返しつつ、淡々と言う)
(今日は、本当にやることがない)
(偶に、こんな空白の時間ができると何をすればいいかわからない)
(自分も、それこそ内職でも探そうかとか、そんな発想すら浮かんでくる)
……やっぱり苦い……
(水城を跳ね除けて、勝手に冷蔵庫を漁り、勝手にジュースを飲んで)
(口の中を洗い流す。うがいして吐いたりせず、そのまま飲み込む)
(そのくらいの分別は玖々莉にもあった)
【そろそろ眠いから、〆に入っても問題ないかしら?】
能力も魔術もレプリロイドも、日常生活にありふれてたら
結局日常になっちまうんだもん…もう、ただのノンフィクションだって
(住みなれてしまえば、空を箒が飛ぼうがジェットが飛ぼうが関係ない)
(むしろ、そんなだからこそ、乏しくなったフィクションを求めるのかもしれない)
いや、しない
しないけど、単に人肌が恋しい
(押し返されると、ごろりとその横に転がって)
(射精後の心地良い倦怠感に包まれながら、背中にベッドの柔らかさを感じる)
(何もせず、ただ、ベッドに並んで転がっているだけ)
(そんな時間が、少なくとも水城には、退屈とは思えないのだが)
ぐあ……
(そんなふうに考えて居たら、玖々莉はベッドから降りて、ジュースを飲みに行ってしまう)
(口を洗えばいいのに、と思うけど、あえてそうしない事が嬉しくもあって)
……ま、今日は俺暇だから、ゆっくりしてってくれよ
(玖々莉の降りたベッド、腕を動かしても隣が居ない。そんな空の感触を味わいながら、天井を眺めて、呟いてみた)
【はい、こちらも閉められそうですし大丈夫です】
【今日も遅くまでお相手してくれて、本当に有難うございました】
……そうやって慣れちゃうと、大抵のことには動じなくなるけど。
感動することも減るから良し悪しよね……
(確かにどんな出来事も日常茶飯事になってしまえば)
(やがて情緒も消えて失せるかもしれない)
……けど、だから何かを探すのも悪くないと思う……
AV見てるより建設マシだよ、多分……
(探そうと思えば、なんでもある。ただ、こんなものだと割り切って視野を狭める)
(のが一番怖い。慣れと退屈こそが人を堕落させる悪魔なのだろう)
……いい台詞だけど……
フェラに対する拘りを語った後じゃ台無し……
(気だるそうに寝転ぶ水城に、割と容赦ないツッコミ)
(このくらいの距離感が二人に最適な距離だと感じている)
……別にいいけど。
私も暇だし。
(結局その後、建設的なことも情事をすることもなく、ただ気だるそうに)
(他愛のないことを話して時間を過ごした。そんな時間も確かに存在した)
(やがて水城に会うことがなくなっても、その時間があったことだけは、玖々莉は忘れなかった)
【それじゃあ、私はこれで〆ね】
【こちらこそ、付き合ってくれてありがとう。また機会があったらよろしく】
…一応、これでも一般人だから
そういう視点は大事にしてるつもりなんだけど
(それでも、慣れてしまう事は意識しなければ気づかない)
(自分もいつまで一般人で居られるのかも、解らない)
……そうだな
まずは立派な社会人になるよ、なんとか
(環境を変えて、地盤を固めて、そんなステップはこの街に来ても変わらない)
(逆に、そうして上を目指さないと、緩やかに衰えてしまいそうで)
……そこは独立して考えてくれねーかなぁ
(所在なさげに頭を掻きながら、ため息をつく)
(やはり彼女には適わないなぁ、とぼんやり思っている今が心地良かった)
……そっか
んじゃ、後でAVじゃないレンタルビデオの鑑賞でも付き合ってくれよ
(こんな心地良い距離感も、少しずつ離れていくのかもしれないが)
(少なくとも、今の間だけは、この過ごし易い空気を楽しんで居たかった)
(遠い未来にこの関係がどうなっているか、玖々莉と一緒の時だけは、とりあえず考えない事にした)
【それではこちらも〆と言う事で】
【はい、その時はまたよろしくお願いします】
【長らくお相手、お疲れ様でした】