好きに使うスレinオリキャラ板21

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485佐伯薫子 ◆F1.L46dSBI
>>484
もちろん、自由に生きたいというのは普通でしょう。
でも、その自由と引き換えにしてもいいと思うものもあるんです。
少なくとも、私にはありましたから……。
(言葉に詰まって何度か唇を動かしたところで、その先まで語ることを諦めて)

あ――それは、そうですけど……。
私は自分が信じられなかったら、修二さまを信じたい……です。
ですが、それでは貴方に余計な重荷が……。
(意外な言葉はそっけなく聞こえて、それでいて私の心を明るく照らし出した)
(だが、自分の勝手な考えを夫に押し付けるのは気が引けるように思って)
(うつむいたまま目を閉じた)

……修二さま。
(その言葉の意味を悟って、無意識のうちに表情が明るく、微笑みに近くなる)
(夫も笑みを浮かべていて、それはまるで夢を見ているかのような光景だった)

はい。
分からないなら、これからゆっくり知ってください。
私も貴方のことを、もっと知りたいですし、もっと信じたいです。
あ!
(いきなり重ねていた手を引かれると、私の身体は簡単に夫の上へ倒れこんだ)
(体格差もさることながら、私も警戒などしていないからだ)
(間近にある夫の顔に、私はまた血の色が頬へ上ってくるのを感じた)
(やはり、ここまで近づくと少し恥ずかしいような気がする)

本当のことを言ったまでです。
初めてならなにより私の名誉ですね。
……はい。
(夫がこんなに優しく抱きしめてくれるとは、ついさっきまで思ってもみなかった)
(泣き出したいほど嬉しいとは、こういうことなのかとぼんやり考えて)
(その間に、夫の手が洋服の間から下へと潜り込む)
(びっくりはしたものの、それは決して嫌な気分などではなく)

――もちろんです。
だって、私は……。
(その先は言わなかった)

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