>>355 必ず産みます……務めは果たします。
…自分が大事だからではなくて、貴方の妻だからです。
(どうしても早くなってしまう呼吸をぬって、そんなことを言ってみせる)
(それは自分に対して課した義務でもあるが、嫁いだ身ならば必ず言われることだ)
(それまで目を閉じたり顔を背けたりしていたが、このときばかりは夫を見据えて)
(弱いがきっぱりとした口調で)
…いいえ。私の痛みなどは気になさらないで下さい。
少しですけど楽になってきていますから、貴方は貴方のやり方で。
(辛いものは辛いが、それでも痛みだけではないものも感じ始めている)
(だから、かえって配慮されるのは逆効果のような気がしていた)
(私の膣は相変わらず、中の夫を締めては緩め、絡み付いてと意思に関係なく蠢いていた)
(少しばかりはしたないようにも感じて、自分の身体を忌々しく思った)
あ…あ、それは…ん、んん…。
そこは、くすぐったい…ですから…、あ、あふ…。
(お世辞にも豊かとはいえない乳房を揉まれ、膨らみかけた乳首の部分も触れられると)
(初めてはっきりとした快感というものを感じた)
(くすぐったいのだが、形容できない心地よさがあり、もっと触れて欲しいと思ってしまう)
(そんな感覚だった)
ひぁ―――あ、ああ、あぁぅっ!
くぅっ、あ、はぁっ…。
(じわじわと出入りする肉棒が、痛みと一緒にあのもどかしさも生み始めた)
(なにか、下腹の奥に熱の塊のようなものが出来た錯覚を感じて、腰が引き攣る)
(どうやら、夫は一刻も早く私を孕ませたいようで、この後も犯し続けると言った)
(それは恐ろしくもあり、また半面で少しの嬉しさも感じてしまう)
あ、あ―――はぁぅっ!
(身体の一番奥の扉を、いきなり突き上げられた)
(その瞬間、痛みではなくて、はっきりした快楽というものを自覚してしまう)
(腰が震えて、膣の中が痙攣し、私は空中に放り出されたような頼りなさを感じる)
(自分がどうなってしまうのか空恐ろしくなって、夫の腕にしがみついた)
【ごめんなさい、そろそろ今日は凍結していただいても構いませんか?】
【眠気が来てしまって】