……………。
(研究員も普段なら既に帰っている時間帯、小さくリノリウムを足で叩く音が)
(研究施設にしてはやけに警備が甘いことも気になってはいたものの、何より主の安否が心配だった)
………!?
ま、すた……?
(目的の部屋に居たのは、主の変わり果てた姿だった)
(下着一枚着けさせてもらえず、培養槽の中で幾重もの管に繋がれていて)
(その閉じた瞼は、二度と上がらないことがなんとなく肌で分かって)
……ぅ…ぁ……!マスター!マスター!
返事をしてください!
ミストです!救出に……!
(普段滅多に崩さない表情が青ざめ、半狂乱に陥りながら頑丈なアクリルの水槽を叩く)
(後ろから、誰かが近づいていることなど気付かないほど夢中で、何度も何度も叩き)
(とある研究者がホムンクルスを完成させたという情報を聞きつけたキラージュエル)
(興味はそそられ、その開発者を拉致したものの肝心のホムンクルスは見つけられなかった)
(研究データの提出も拒否したため脳から情報を直接引き出す装置に入れた)
(この装置は大変危険で脳を破壊する恐れがあるものだったがデータが入ればいいとばかりに実行した)
釣れたわね・・・
(そしてデータからミストと呼ばれるホムンクルスは非常に従順でおそらくマスターを救出に来るであろうと予測できたため)
(この研究施設におびき寄せることにし見事にかかってくれたようだ)
(半狂乱でアクリルを叩く少女の背後から音を立てずに忍び寄る)
(そしてキラージュエルの体液で出来た長い布で捕縛をこころみる)
【そういえばそちらのマスターっで男性女性どちらですか?】
マスター!ますっ…んぁっ!?
…誰……っ……!?
(心が乱れ、すぐ背後に立たれるまで全く気付けず)
(気づいて振り返ろうとした時には、既に布が身体の自由を奪っていた)
あなたが……マスターを……?
私はあなたを許しません。
………今すぐ、マスターを戻して下さい。
(捕縛されたことで逆に我に帰ることは出来たものの、時は既に遅く)
(スライム状の布はじっとりと張り付き、柔らかそうな見た目に反し、暴れようとしてもびくともしない)
(透き通った、それでいて怒りの篭った視線をキラージュエルへと向ける)
【んー、特に決めてませんでしたが培養槽の見た目的に女性のほうがいいかな…】
許さない?この状態でよくこのようなことが言えるわね
(反抗的な態度のなので布をきつめにする)
脳みその中直接いじくっちゃったから今の状態で出したら間違いなく死ぬわね
まあ戻せないこともないけど・・・
(ミストに近づきながら含みのある言い方をする)
結構面倒なことになりそうねえ・・・どうしてもというのなら
私の研究材料にあなたがなってくれるというのなら善処してもいいわよ
(自分がやったことなのにしれっと交換条件を出す)
……ぁぐっ……!
(白い華奢な肉に布が容赦なく食い込み、小さく悲鳴をあげる)
(一矢でも報いようと身体を捩らせ、噛み付こうとするがあっさりと避けられ)
マスターになんてことを…
あなたにマスターが何をしたというのですか!?
(今の状態だと死ぬ、戻せる、その二つの言葉だけでミストを動揺させるには十分で)
(牙を剥きそうなほどじっと見つめる視線が少しだけ弱まる)
…いいです。
私の命でマスターが助かるなら元より本望です。
どうぞ、ですが、必ず約束をお守り下さい。
(ほとんど迷いを見せず、一度だけ培養槽をちらりと眺めて悪魔の契約に頷いた)
ふふ・・・怖い怖い
(噛み付いてきたミストを避ける)
何もしてないわね、強いて言うのなら私の要求に応えなかった
それぐらいね、まあ私の要求を拒むこと自体重罪なのだからしょうがないわ
(培養槽を撫でながらマスターと呼ばれる女性を見て)
約束は守る、彼女は「死なせないであなたの元に戻す」わ
とりあえず服を脱ぎなさい
(拘束を解いて早速自分の要求を通そうとする)
【ミストさんの体型はどのような感じですか小柄なのは確認できますが】
……あなたは研究者の風下にも置けませんね。
欲しい情報があるなら、まず、自らの研究して、では?
(まさに、情報の提供を拒んだマスターと同じような言葉をキラージュエルにぶつけて)
はい…わかりました。
ですが約束を違えた時は、私の全力を以ってどんな手段を使っても、あなたを亡き者にします。
(ロリータ服をいそいそと脱ぎ、丁寧に畳んでいく)
(何かされても巻き添えを受けないように少し離れた位置にそれを置いて)
……下着も、ですか?
(身にまとう衣類が全てなくなれば、石英のように透き通った肌が顕になる)
(起伏に乏しい身体ではあるが、まるで非常に出来の良い人形で、主の力量が伺えてしまう)
【書いたとおりですが、全体的に起伏に乏しい感じです】
分かっていないわね、真の研究者というのは
どんな手段でも知りたいものは知りたい、そういうものなのよ
その点ではあなたのマスターちゃんはまだまだ未熟ね
(クスクスと小馬鹿にしながら)
本当に綺麗な肌してるわね、人間のままだったら嫉妬しちゃいそう
(そしてミストの言葉にうなずきながらもその真っ白な肌に関心する)
もちろん下着もよ、それともあなたは脱がされる方が好みかしら
(ススっとミストの白磁の肌を桃色のスライムとなっている手で撫でる)
それが、真の研究者?
……底が知れます。
マスターとあなたでは、比べ物にすること自体が間違っていそうです。
(強気には出ているものの、こんな状況では捨て台詞にしかならず…)
……マスター以外に、特にあなたに、褒められても価値はありません。
(恥じらう様子など微塵も見せなかった)
(そんなものよりも、マスターの命の方が何億倍にも重要で)
……はい。
…………っ…
(控えめな柄のショーツも脱ぐと、見た目相応のぴったり閉じた秘部が外気に晒される)
(冷たいようなぬめぬめしているような、凡そ気持ち悪いという表現が似合う感触を肌が感じて
まあいいわ考え方の違いね
でもね「底が知れてる」という発言は聞き捨てならないわ
(視線が冷たくなりマスターの方をみて)
彼女がどうなってもいいなら別にいいのよ、そのへんよく考える事ね
それじゃあ反応みてみましょうか
(右手で胸を左手で秘部をねっとりとした手でゆっくりと愛撫する)
……はい、失礼しました。
以後気をつけます。
(自分の無力さを痛感しながら、きゅっと唇を噛み、口を噤む)
ん…っ…ぅぅ……!
これと……あなたの研究に一体何の関係が?
それとも、こういうことを研究している、とでも?
(一瞬ぴくんと身体が跳ね、熱を持った吐息が漏れる)
(敏感な身体は正直に反応して、すぐに乳首がぷっくり充血し、手が動く度足を僅かに捩らせる
関係おおありよ、人間との差を比べるのも重要なの
(そう言うと乳首をキュッとつねる)
今のところは普通の人間の反応ね
(割れ目を縦になぞり反応を確かめる)
抜いたデータ通りならもっといけそうね…
(いきなり割れ目に指を突っ込み尿道にスライムを進入させる)