鬼が住む地獄庭園

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1エロ魔人
両親を亡くし、一人で生活をしていかなければならなくなった少女リリア(15歳)の地獄ストーリー。
2エロ魔人:2012/02/04(土) 09:34:38.35 ID:EpR7Fp6h
どうしてこんなとこに来ちゃったんだろう。
どうしてこんなにひどい目にあわなきゃいけないんだろう。
毎日、毎日が地獄・・・。誰か助けて・・・。
3エロ魔人:2012/02/04(土) 09:41:34.20 ID:EpR7Fp6h
???>リリア、何ぼーっとしてんのさ、今日はあんたの引越しの手伝いのためにわざわざはるばる遠い世界からこのユリコ様がお手伝いにきてあげたんだから!

リリア>ゆっ、ユリコ・・・ごめんちょっと考え事しちゃっててさ;
 遠い世界っていってもユリコの家、私の家のとなりじゃん;;
4エロ魔人:2012/02/04(土) 09:44:13.97 ID:EpR7Fp6h
ユリコ>何ぼーっとしてんのさリリア;

リリア>ゆっ、ユリコ?! ごっ、・・ごめん、ちょっと考え事してて;
5エロ魔人:2012/02/04(土) 10:01:18.94 ID:EpR7Fp6h
ユリコ>まっ、となりだけどさ、わざわざユリコ様が貴重な時間を費やして来てあげたんだからっ!

リリア>ありがとうユリコ、さすが私の親友、頼りにしてるよ。
    でもユリコと離れ離れになるの、寂しいな・・・。お父さん、お母さんがいなくなって一人ぼっちの私の面倒ずっと見てくれたもんね。

ユリコ>まっ、まあ面倒を見てたというかただリリアのご飯食べにきてただけだけど^^;

リリア>でもユリコが毎日遊びに来てくれるから楽しいよ☆

ユリコ>あったりまえじゃん、・・・ってかそれよりせっかく手伝ってあげてるんだから口ばっか動かさずに引っ越しの準備しろよ!

リリア>・・・・だね^^;  ・・・・ねえユリコ?

ユリコ>ん?

リリア>向こうでもちゃんと友達できるかな・・・

ユリコ>大丈夫、あんた不器用だけど可愛いからすぐに素敵な彼氏がわんさかできるさ☆

リリア>わんさかって^^;









6名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 16:35:17.81 ID:K/VKVJh5
ユリコ>ふぅ・・・とりあえず無事に引越しの準備は終わったね。もうすぐ船来るから見
    送るよ。

リリア>寂しいな・・。ユリコと離れ離れになるなんて・・・。絶対、また遊びに来るか
    らっ!!

ユリコ>遊びにきてもいいけど今度はちゃんと良い彼氏紹介してよー

リリア>あはは・・・

 そして時間は待ってはくれず、船が到着し、リリアとユリコの別れの時がきた

ユリコ>へぇー、なかなかゴージャスな船じゃん、私も乗りたいよ^^;

リリア>ユリコもさっ、暇な時いつでも遊びにおいで!

船長>おぉい、お嬢ちゃん、そろそろ出航の時間じゃぞー。

リリア>あっ、じゃあユリコ、またメールするし^^

ユリコ>イケメンな彼氏作れよっ!^^ またな!

リリア>うん、ユリコも元気でね!

 リリアは寂しげな表情を隠しながら静かに船に乗った。そして船は出航した。
 広い海の中、リリアは船の屋上で静かに夕日を見つめていた

リリア>ハァ・・・お母さん、お父さん、ユリコ、あったかいみんなと過ごしたあの町と
    も、ついにお別れか・・・。ホントに寂しいな・・・

船員>お嬢ちゃん、引越しって聞いたけどどこまで行くんだい?

リリア>あっ・・・はいっ、地獄島っていうなんか変な名前の小さな島みたいなんですけど・・・

船員>地獄島っ?!!! 君、あんな場所に行くのかい?!!
7名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 16:38:03.43 ID:K/VKVJh5
リリア>地獄島がどうかしたんですか・・・?

船員>あっ・・・あぁ・・・お嬢ちゃんが気にすることでもないよ。それより外も寒いか
   ら中に入りな。

リリア>はっ、はい・・・(地獄島になんかあるのかな・・・)

そしてリリアは船の中で無意識のうちに眠ってしまっていた。
リリアは船長に起こされて慌てて目を覚ました

リリア>ン・・・いつのまにか寝ちゃってた・・・

船長>ついたぞい。ここが地獄島じゃ。

そこは名の通り、地獄にふさわしく空は真っ黒に曇っていて大きな雷がなり、激しく雨が降っていてまるで監獄のような不気味な島でした。

リリア>こっ・・・ここが地獄島・・・なんか不気味・・・

船長>お嬢ちゃん、ほんとにこんな島に住むのかい?

リリア>私、昔から海が綺麗で自然がいっぱいなそんな島に住むのが夢だったんです。そ
    れに、地獄島だなんて変な名前ついてるけどきっと雷と雨が止めばきっと綺麗な
    島ですよ^^

船長>そっ、そうじゃな。荷物は業者に頼んであるから明日にでも届くじゃろう。
・ ・・・そうじゃ、お嬢ちゃん、くれぐれも「鬼」には気をつけるんじゃぞ・・

リリア>「鬼」??? なんですか?それ・・・

船長>ここの島の住人の呼び名じゃよ。昔からここの住人は「鬼」と呼ばれておる。

リリア>ただの呼び名じゃないですか、変な呼び名^^ 船長さんが心配しなくてもたく
    さん友達作るからっ

船長>そっ、そうか・・・ 島の案内はこいつに任せておる。こいつについていきなさい。
8名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 16:39:46.09 ID:K/VKVJh5
 そこには大きな体の兵士がいた

兵士>ついてこい、小娘。

リリア>あっ・・・はいっ・・・ (なんか感じ悪い人・・・)

そして歩き続けて二時間、深い森に包まれた場所に木材でできた立派な家があった。

兵士>ここだ。

リリア>わぁ〜!!大きな綺麗な家だー!!^−^ こんな立派な家が家賃たったの五千
    円だもんねー!!こんなとこに一人で住んでていいのかな!! 兵士さん、良い
    とこ案内してくれてありがとう!!^^

兵士>・・・・・さっさと入れ。

 リリアの家にはすでにベッドや必要最低限の家具が用意されていた

リリア>ベッドまであるなんてすごくいいとこ!

兵士>電気代や水道代は無しで一ヶ月5千円の家賃さえ払えば好きなだけ暮らせる。学費
   もこちらが負担するので特に必要ない。

リリア>こんな綺麗なとこ月5千円で暮らせるなんて夢みたい

兵士>これを渡しておこう。「出島許可書」だ。

リリア>「出島許可書」・・・??

兵士>説明し忘れていたが、6年制の学校を卒業しなければこの島から出ることは一切、
   許されない。

リリア>狽ヲっ?!!! そんなの聞いてないですっっ!!! 

兵士>だから今言ってるだろう。無事に島から出たいのなら「出島証明書」に学校を卒
業した証明を書いてもらうんだな。
9名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 18:39:01.41 ID:K/VKVJh5
リリア>そんなぁ・・・ それじゃあ六年経たないとユリコに会うこともできないの?

兵士>何をわけのわからんことを言ってるのか知らんが、まぁ、無事に卒業できればの
   話だがな。

リリア>(ユリコ・・・・)

兵士>食事に関してはそこの冷蔵庫にある程度の食料は準備されている。飯を食いたけれ
   ば勝手に自炊でもするんだな。明日は地獄島の高校、「獄道高校」の入学式だ。くれ
   ぐれも休むことなくきちんと行くんだな。無事に卒業したければな。

リリア>・・・・・・。

兵士>もちろん入学式は私服は禁じられている。クローゼットの中に用意されている制服
   着用して登校するように。・・・以上だ。何か質問はあるか?

リリア>あっ・・・あのっ!!

兵士>なんだ?

リリア>・・・いえ、何もありません。

兵士>ではそういうことだ。せいぜい泣き苦しむんだな。はっはっはっは。

兵士は不気味な笑みを浮かべ、リリアの家を後にした。

リリア>・・・・泣き苦しむとかなんか言ってるけどほんと意味わかんない・・・。まっ、
    要するに普通に学校行って友達いっぱい作って学校生活楽しんでればそれでいい
    んだよ。・・・家賃も安いし大きな家だし、きっと良い事いっぱいあるよね。

そして夜が明け、いよいよ入学式の日がやってきた。
今後、学校生活で想像も絶する地獄の日々が待っていることはそのときは知るよしもなかった。
10名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 19:47:29.45 ID:K/VKVJh5
 そして夜が明け・・・

リリア>これが学校の制服・・・。着てみたけどちょっとスカートが短いし恥ずかしいな・
    ・・・。まぁ、制服自体は可愛いしわがまま言っちゃダメかな。・・・にしても緊
    長する・・。お化粧もして制服にも着替えたしとりあえず準備完了。行ってきま
    す!!

 リリアは準備を済ませ、家を後にした。

リリア>こっ・・・ここなの・・・??

着いた先の学校は落書きでいっぱいで女子がいる気配もなくガラが悪そうな不良の男子生徒ばかりだった。
校門にて・・・

不良上級生A>おいおい、見てみろよ。女がいるぜ?

不良上級生B>しかも新入生みたいだな。ククッ・・・可愛いじゃん。いじめがいがある
       ぜ。

リリアは学校のあまりのガラの悪い光景に唖然としていた。

リリア>ここが学校・・・。私・・・大丈夫かな・・・。ちょっと恐い・・・・

不良上級生A>おっ嬢ちゃん!!

リリア>!!?

不良上級生B>一人で何してんだよ? 俺らと遊ぼうぜ!!はっはぁw

リリア>あっ、あの、私早く教室行かなきゃダメだし、その・・・・(汗)

不良上級生A>あぁ?教室だぁ?? ・・・分かった。さっさといけよ。その代わりコレ
       渡せよ?

リリア>こっ、「コレ」ってなんですか・・・?
11名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 19:48:57.40 ID:K/VKVJh5
不良上級生B>コレっつったら一つしかねぇだろ? 通行料だよ。

不良上級生A>5万だ。5万でここ通してやる。財布出せや。

リリア>わっ、私、そんなにお金持ってなくて・・・そのっ・・ (やばいよぉ、どうし
    よ・・・)

不良上級生A>おい。

    「ガシッ」!!!!!!!

リリア>買Lャッ!!!!

不良上級生Aはリリアの髪の毛を引っ張った

不良上級生A>お前、俺らをナメてんだろっ?!! ちょいとツラかせや。

不良上級生Aはそのままリリアの髪の毛を引っ張り、どこかに連れ出そうとした

不良上級生B>こいつ、このまま拉致っちまおうぜ。

生徒指導の先生>おいっ!!!お前ら何してんだっ??!!

不良上級生A>はっは!先生、見てわかんないんずか?俺らじゃれ合ってるだけっすよ!
       こいつの彼女なんすわ。何か問題でも?

生徒指導部の先生>そっ・・・それなら構わんが・・・とにかく早く教室に行くんだぞ?

不良上級生A>はぁ〜〜〜〜〜い!!!

不良上級生達はリリアを無理矢理拉致ってなるべく人目のつかない体育館裏にきた。

リリア>やっ、やだっ!!先輩!!放してくださいっ!!

不良上級生B>おい、どうする?この女ちぃと黙らすか。サンドバッグにでもして。
12名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 19:50:33.99 ID:K/VKVJh5
不良上級生A>はっは〜、そいつはいいな。ちょうどこないだ昇龍拳の練習してたとこな
       んだよ。

不良上級生B>はっはっは、見てぇ、見てぇ!!昇龍拳ww おもいっきりやっちゃって
       よww

リリア>やだっ!!許してください!!!(半泣)

不良上級生A>どうしても許してほしいってか?w 

リリアは恐怖で体を震わせ、静かに涙を浮かべながらうなずいた。

不良上級生B>だったらパンツ見せろや。その短いスカート、ビローンて捲ってよ。

リリア>狽ヲっ?!!!

不良上級生B>えっじゃねぇんだよ。早く見せろや。

リリア>・・・・・・・・そっ・・・それはできません・・・・(半泣)

不良上級生A>まっ、できねぇならできねぇでいいんだぜ?まともに歩けないくらいボコ
       ボコになりてぇんならよ。

リリア>煤E・・・・!!??

不良上級生A>さぁ、どっちにするんだ?おとなしくパンツ見せるか、ボコボコにされる
       か。

リリア>・・・・・・・・・・・

リリアは抵抗することができずうつむきながら、恐る恐るスカートを捲ろと手をつけた

体育の先生>こっらぁ!!!!貴様らぁ!!!こんなとこで何してんだ!!!授業始まる
      ぞっ!!

不良上級生A>やべっ!!マッスル中井(教師の呼び名)だぜっ?!!! バックレんぞ!!!
13名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 23:27:17.32 ID:K/VKVJh5
不良上級生B>おうっ!!!

不良上級生達は逃げていった。

リリア>・・・・・・・

リリアは恐怖で体が震えていた

中井先生>君はなんだ、新入生じゃないか。入学早々さぼりか?

リリア>狽ソっ、違うんです!!私、先輩達に絡まれてただけでサボりなんかじゃないんですっ!!(汗)

中井先生>嘘をつくなっ、君、名前は??

リリア>・・・・リリア・ルーンクリスです・・・

中井先生>リリア・ルーンクリス・・・君、もしかして坂井先生のクラスの子だろ??

リリア>坂井・・・先生ですか??

中井先生>あぁそうだ。君のような不真面目な生徒は坂井先生にビシバシと指導されなさ
     い。さぁ私が君を坂井先生の教室まで案内しよう。

リリア>あっ・・・ありがとうございます・・・

   そして教室のドアをあけ、リリアと中井先生は教室に入った

中井先生>坂井先生のクラスの女の子が授業をサボってたらしんです・・・

坂井真吾先生>なにぃ??サボりだと?!! まぁいい。初対面ってことだし目をつぶっ
       ていてやるよ。ただし、次同じ事をしたらてめぇの全身の骨、ボキボキに
       してやるからな、覚悟しておけ。

14名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 23:29:41.84 ID:K/VKVJh5
 なんとそこにはクラスの担任と思われる竹刀を持った身長が2メートルあるかと思われる恐ろしい目つきをした大男が立っていた。そしてクラスメート達はほとんどがガラの悪そうな不良達
であった。

リリア>(なっ、なんなの・・・このクラス・・・先生もクラスメートもみんな恐そう・
    ・・・・)

坂井先生>お前の席は後ろから二列目のあの席だ。さっさと着席しろ!

リリア>狽ヘっ、はい・・・

リリアは反抗することなくおとなしく席についた

坂井先生>今日からこのクラスの担任になる坂井真吾だ。目障りなやつは片っ端から殺し
     ていく。この俺に殺されたくなければ大人しく俺に従うんだな!分かったか!
     ??このくそボケ共!!!?

不良古川>はぁ?!!!いきなり現れて何調子乗ってんだ?!!センコウ!!ボコられて
     ぇんか?!!!おぉぉ?!!!

坂井先生>どうやら忠告しても分からんような馬鹿がいるようだな。

  「ドゴッッ」!!!!

坂井先生は古川の顔面に思いっきり拳を放った

古川>ぐわぁぁぁぁぁっ!!!!!

古川は顔面、鼻血まみれになり地面に膝をついた。

リリア>煤H!!!

クラスメートはそれを見て一斉にびびり唾を飲んだ。

坂井先生>いいか、鼻の骨をへし折られたくなければ大人しくしとくんだな、はっはっは!
15名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 23:31:11.03 ID:K/VKVJh5
不良中田>調子づきやがって!!いつか殺したるわ!あのセンコウ!!

不良太山>首絞めて落としたるわっ!!!

リリア>・・・・・

そしてその日は特に何事もなく、平凡に入学式を終え、リリアは帰宅した

リリアは風呂場でシャワーを浴びていた

リリア>あんな学校もうヤダ・・・・みんな恐いし私、友達できる自信ない・・・

回想シーン
(不良上級生A>お前、俺らをナメてんだろっ?!! ちょいとツラかせや。)

(不良上級生A>5万だ。5万でここ通してやる。財布出せや。)
 (不良上級生A>まっ、できねぇならできねぇでいいんだぜ?まともに歩けないくらいボコボコになりてぇんならよ。)


リリア>・・・・・・。ホント恐かった・・・・。ユリコ・・・私うまくやっていけるか
    な・・・・・。ユリコに後でメールしてみよっかな。 でもこの島にきてから何
    故かまったく電波が立たないし・・・。携帯壊れてるのかな・・・。ユリコ・・。

  そして次の日、学校にてリリアは教室のドアを開けた
  「ガラガラ・・・」

不良山崎>おい、見ろよ。昨日遅刻してきた女だぜ!

太山>からかってやるか。

リリアは周りの目を無視するように静かに席についた

不良中尾>おい、お前、初日から遅刻するとかナメてるだろ?!!
16名無しさん@ピンキー
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