>>296 ミオが靄の中に足を踏み入れると、背後に壁が現れる。
そして、どこからともなく何人もの人影が現れる。
それはミオにとって最悪とも言える光景だった。
「んあぁ、おまんこ、きもちいれふぅ〜」
裸の皇女が、肉便器、ザーメン中毒、或いはもっと下品な言葉を全身に刺青で彫られた姿で、四つん這いで犯されている。
その表情は色に狂い、痴女と言うのも憚られるほどの堕ちきった牝の顔をしていた。
その隣にいるのは、牢獄で同室にされた二人の少女だ。
それぞれが口に男性器をくわえ、両手で更に二人分の陰茎を扱き、酔っ払ったような――或いは薬で狂ったような弛んだ表情で男に奉仕している。
娼婦の着せられる胸を隠さない衣装から、奉仕奴隷の焼き印を捺された乳房が溢れている。
他にも救出したはずの22人全員が、刺青や焼き印、ピアスや極端な性器拡張などの消せない形で奴隷の証を刻まれ、犯されている。
彼女達の真ん中で、身体をX字に磔にされた女がいた。
全身は焼き印と刺青、白濁液で三色に彩られ、乳首と陰核、陰唇に幾つものピアスをつけられ、
さらには腕ほどの太さの張形を両穴に入れられ、ミオの考えうる限り残酷に磔にされている。
それは、ミオ自身だった。
磔にされたミオの表情は、だらしなく笑みが張りつき、身も心も奴隷になった見るに堪えないものだ。
使命を果たせず、存在の全てを否定される最悪の結末をまざまざと見せつけられ、ミオの心が抉られる。
※乱数を出し、9以上ならこの幻影を真っ向から否定できる。※
※6以上なら、幻影から逃げる事ができる。希望値-2※
※5以下の場合、幻影に囚われて希望値-4※
【という訳で、初判定です。靄は幻影の罠でした。】
【ここで希望値のルールを制定します。】
【希望値は、ミオがどれだけ救済を信じ、過酷な運命に抗えるかを数値化したものです。】
【良いことや、決意などがあれば回復し、悪いこと、特に自らが奴隷に近づくような出来事により減少します。】
【現在までに、任務達成で大きく回復し、自害を虫に邪魔されて下がり、ゴーレムに地図をもらって回復し、】
【絵を見て虫が休んで回復し、また動き出して下がり――といった動きがありました】
【現在値は20となります。上限はないので、良いことずくめならもっと上がることもあります。】
【この値が0になると、色々諦めてしまう、というイメージでお願いします】