舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少 女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、
同じよう な『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら力を合わせて様々 な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。
【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定な ので、民間人やその他能力を持たないキャラハン の参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開は やめましょう。(過度の確定、相手を無視する ロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔 術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです
テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】
前スレ:【異能】黄昏の学園39【異端 】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1311076380/ 避難所:【異能】黄昏の学園避難所 92【異端 】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1312465330/
【前スレに引き続き、お借りいたします】
【――き、気づいて下さるでしょうか。少々不安なところです、けれど】
>>前スレ
――もう、知りません。
(相手は、物語の主人公ではないのに)
(どうして、これだけ死を目の当たりにしてしなないなんて言いきれるのであろうか。
物語のように展開は都合よくいかない。主人公が死に瀕しても必ず生き返る空想世界とは違うのだ。
そんなこと、分かっているはずなのに。
――少なくとも、彼女は自分が物語の主人公でないことも、
死というものも彼のような生き方に死がまとわりつくこともわかっているつもりだった)
……貴方は節操がありません。
貴方は自分の手の長さをご存じないのに、見える範囲の全てに手を伸ばそうとする。
わたしは、わたしいがいに手を差し伸べる人間とは、一緒になれませんので。
(呆れたような溜息を吐き出して、携帯をベッドの上に置いた)
――これ以上用件がないなら、切りますけれど。
ああ。
(短く答える)
――――命ってのは、簡単に消されてもいいもんじゃない。それを、見過ごすのは嫌なんだ。
俺はガキだ。でも、それを見過ごして笑えるほど、バカじゃない。
いつ死ぬか分からないのは、誰だって同じなんだよ。主人公じゃなければ、誰だって。
それは病気かもしれない。それは事故かもしれない。――だからこそ、自分を裏切りたくない。
俺は、俺の出来ることをやってるだけだ。――そんなにも、俺のやっていることが奇天烈だと思うか?
(静かに尋ねる。自分に出来ることがあるのなら、それを行うだけ。幸か不幸か、自分には力がある。
その力で出来る範囲まで、やってみたい。)
一人ぐらいは綺麗ごとを夢見る馬鹿がいてもいいだろ?たとえ、誰に笑われたって、語る分には自由だ。
……かもしれないな。なら、俺の夢は叶わないってことだ。
(可笑しそうに笑いながら、頷き)
ま――、こんな節操のないヤツ、愛想も尽きただろ?
でもさ、やっぱり、俺は、葵さんに見て貰いたい世界がある。その為には、何だってするつもりだ。
ああ。もう一つだけ。 ―――葵さん、好きだ。
(小さく呟いて)
……これだけは伝えておかなくちゃな。
……私からしてみれば、奇天烈です。
(安全な居場所をもっていながら、わざわざこちらがわに来るのが奇天烈でないとどうして言えるのか)
(彼女は、そう思った)
――おやすみなさい。どうか、良い夢を。
(ほんの一瞬ためらってから)
(最後の一言に対してそんな言葉を返すと、彼女は通話を切った)
(足が痛い。――熱をもった足をゆっくりと包帯の上からさすりながら、彼女は大きくため息を吐いた)
(怪我をしていない方の足をひきよせて、膝に額をつける)
(髪の毛がさらりと零れて、彼女の顔を覆った――。
まったく、と呟く言葉はひとりぼっちの闇のなかに溶け込んで、誰にも聞かれることはない)
(――それから少しして、彼女は再び溜息をついて、ベランダに目をやった)
……玄関から入ってきてください、槍月。
(「……あちらは面倒だ」、そう言うと男は律義にベランダで靴をそろえてから部屋にあがってきたのだった)
「全く君も馬鹿だね。夜歩くのをやめて、普通の暮らしをしてたらいいのに」
「そうです。みすみす危険な場所に飛び込むなんて、呆れて物も言えません」
……まあまあ。今に始まったことじゃないし。
(そう、今更だった。今歩んでいる道を否定することは、今までの自分を否定することになる。
それは、とても彼にとっては許され難いことで)
(切れた電話を、ポケットにしまい込んで、そっと溜息をつく)
…………。
(軽く手を開き、空へと伸ばした。もちろん、掴めるものは何一つなく)
俺は、欲張りだから。諦めないぜ、先輩。
俺の信念も、俺の覚悟も―――、そして、葵さんのことも。
「まったく、素直に一言会いたいって言えばいいのにね」
「男って本当に馬鹿なんだから」
………五月蠅い。放っておけよ。
(口やかましく、双子と口喧嘩をしながら、闇夜の道を帰って行く)
【ん、じゃあそろそろ締めになる…のかな?】
「……お前も。大概に素直ではないな」
(靴を揃えて入ってくることはしたものの、ベランダの近くの壁にもたれかかって彼は少女を見ていた)
――余計なお世話です、放っておいてください。
「……浮かない顔をして言われても。説得力はない」
私、貴方が苦手です。
「……知っている。≪夾≫がそうだろうと言っていた」
(男の言葉に、少女は無言のままに男を睨んだ)
(足が痛い。
この痛みさえなければ、彼の家の前まで行くのに――、会って一発思いっきりひっぱたくのに。
そのあとでぎゅってしてから、どうしてそんな怪我してまで関わろうとするのかと怒鳴ってやるのに)
「――行きたいなら。行けばいい」
(そんな少女の頭に、大きな手が無造作に置かれる)
「……ここにいる間、俺はお前の足だ」
(黒衣に身を包んだ黒髪の男は、その大きな手でわしゃわしゃと少女の黒髪を乱した)
(抱えてでも肩をかしてでも、それを望めばそうするのだろう。
補佐がこの男の仕事のひとつでもあるからだ。効率など何も考えない、それが仕事だからそうする。
男はいつもそういうが、それが無償の優しさみたいで、葵はこの男に「優しく」されるのが苦手だった)
いいんです、放っておいてください。
「――……お前も。大概に素直でない」
(――会いたいなら。言わなければ伝わらない)
(男はそんな言葉を残して、部屋を出た)
(ひとつ空いている部屋に休息をとりに行ったであろう。葵はまたひとつ大きくため息をついた。
――言われなくても分かっている。分かっているのにどうしようもないから、苦労しているのではないか)
【そうですね。後輩さんに問題がなければ、このまま〆でも】
【じゃあ、取り敢えずは一旦これはこれで締め、ということで!】
【数日に渡り、お相手をしてくださってありがとうございましたっ!】
【また機会がありましたら、この続きでも、また別のロールでもお相手してやってくだされば、幸いです】
【はい。こちらこそ、長きにわたるお付き合いに感謝いたします】
【また機会がありましたら、色々と遊んでいただけるととっても嬉しいです】
【それでは――あらためて、楽しかったです。ありがとうございました、後輩さん】
【スレッドをお返しいたします】
【お疲れ様でした。それではスレをお返ししまっすっと】
10 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 21:21:28.20 ID:/i17rqqx
10
【名前】 龍岬 壱耶(りゅうざき いちか)
【年齢】21歳(大学二年)
【性別】 男
【身長】 170cm 65kg
【性格】 好奇心旺盛で祭り事大好き。また結構な世話焼きでもある。座右の銘は「弱肉強食」。
【容貌】
全体的に長めの黒髪。(後ろは背中が隠れるくらいで纏めている)。
瞳の色は黒。鼻に傷有。右肩から腕にかけて「黄龍」の刺青。
普段の服装はラフ・カジュアル系を好むが、
「仕事」の時は黒のスラックスにサスペンダー、黒のカラーシャツにロングトレンチコート、黒の帽子という出で立ち。
【能力】
我流の格闘術(足技主体)と気功術の達人(マスター/「外功」と「内功」)。
また「気の流れ」で気配を読み取る事が可能。(気配を消された場合はこの限りではない)
・「外功」…主に身体強化。10m位の高さから落下しても骨折等はしないし軽機関銃程度までの弾丸なら弾く事も可能。…が痛いものは痛い。
・「内功」…主に治癒力強化。体内に入り込んだ毒物の浄化や外傷の回復促進。他人に施す事も可能。また怪我の程度により治癒期間は左右される。
練り上げた「気」を使うことによって物体の硬度を一時的に引き上げる事ができる。(「内功/外功」の応用)
尚、「外功」は長くても一時間しか維持できない(「内功」も同時使用すると40分が限界)。その場合は極度の疲労に襲われ、最悪三日間寝込む事も。
(普段は「両方」使ってもおよそ5〜10分で解決してきている為)
・「内功」奥義《断空》…いわゆる「発頸」だがその威力は内臓器官を一時的に機能停止できる程。ただし放つ際にはほぼ0距離からでないと無効。
【武器】
「銃手甲(ガントレット)」…特殊な製法と仕込みを施された炭素製鉄の手甲(右腕専用装備)。
インパクトの瞬間に拳部分から純銀製の弾丸(1発が50口径マグナム弾と同等)×4発同時に放たれる。
装弾数は4発×3回で12発相当。尚、当然ながら昼間は外している(夜間限定装備)
【弱点】 「気功術」を用いた長時間戦闘からくる疲労
【希望】 雑談、日常、戦闘、エロール(要相談)
【NG】 排泄、衆道、後々影響が出てくる恐れがあるロール(要相談)
【設定】
祖父の影響で幼い頃より徒手空拳(この頃は主に気術)に興味を持ち三歳の頃に祖父と共に中国(武林の一門)へ修行に。
その後修行に励み頭角を現し、次期当主候補にまでなるが祖父が死(異形に殺された事)をきっかけに18歳の時日本へ帰国。
現在は祖父の知り合いの「華僑」の人達の「中華街」で世話になりながら大学に通う傍ら、活動中(異形狩)。
また「黒社会(白龍:パイロン)」でも顔が効く為、荒事の仲介や用心棒まがいな事を時々「バイト」(この時ばかりは飛龍(フェイロン)」)としてやっている。
両親は現在海外(フランス)在住で父親は豪華客船の船長、母親は有名ファッションデザイナー。
この為普段はメールでの連絡がメインなのだが、一家団欒と称して集合がかかるのは年1回(不定期)の約束事となっている。
【名無しさんスレ立てありがとうございました】
【プロフ投下ついでに少し待機します】
【それじゃ、待機解除…お邪魔しました 再見!】
【名前】伊織津綺子(いおり つきこ)
【年齢】17 高等部2年E組
【性別】女
【身長】168センチ
【3サイズ】85−58−87
【容貌】ショートカット、切れ長で涼しげな目元、きりりとした大和撫子
【能力】電気を起こし、放つことができる。
稲妻を起こして攻撃するほかに、微弱な電流で治療行為なども可能。
【弱点】放出する電力量に比例して、体力の消耗がある。
大きい電力を発するためには充電が必要なので、短時間での連発はできない。
逆に弱い電力は意思に関係なく発してしまうことも多く、しょっちゅう精密機械を壊す。
【希望】バトル 日常ロール エロール※・グロ展開は要相談 バトル以外は多少の確定はOK
【NG】相談なしのエロール・グロ:ROMの方への警告も含めまして事前のご相談をお願いします
過度の確定:特にこちらの考えや反応までを強制的に決められるのはNGとさせてください
【備考】高等部2年。陸上部員でハイジャンプの選手。
学生記録を持っているが、これは他の異能者の力によって不正に出してしまったもの。
当然、その後は鳴かず飛ばずで、関係者の間では一発屋だと囁かれている
一見淑やかな優等生であり、クールでストイックなアスリートとしても知られているが、
素の性格は素直で恥ずかしがり。育ちはいいが謙虚で努力家。
家はそれほど有名ではないが古武道の家元で、幼いころから武術の稽古を積んできた。
厳しくしつけられたので、少し頭が固いところもある。
兄を異能に殺されており、それがきっかけで退魔の世界へ足を踏み入れた。
今は恋人である迫水直と組んで退魔を行っている
※ロールの状況により、ご希望に添えないことがあります
【スレ立てありがとうございました。プロフ投下落ちです】
【名前】兵部 晶(ひょうぶ あきら)
【年齢】14歳
【性別】男
【身長】153cm 42kg
【容貌】髪は全体的にショート。アホ毛があり、もみ上げが長い。大きなツリ目の童顔。
基本的には仏頂面で、他人に対してツンツンした様子。
【能力】接触した物体、及びそれに接触していた物体を『回転』させる。
また己の非力を補う為に、銃器の訓練を積んでいる。
能力と組み合わせ弾丸の貫通力を向上させたり、弾道を曲げたりできる。
【武器】深紅色のサックスケース型ガンケース『ハーミット』or
対異形用複合電磁兵器『ジムノペディ』
【希望】NG以外なんでも
【NG】スカグロ
【弱点】持久力や弾数の関係から長期戦が苦手で、またかなり打たれ弱い。
【備考】中等部二年に属する、鳶色の髪の少年。愛する家族を
異形に殺され、そこで異形の存在、並びに父親の所属していた
警察による対異形組織の存在を知り、復讐のためそれに入る。
その組織、『S3』におけるコードネームは、『ガンスリンガー』。
晶は基本的には組織と同じく異形殲滅主義ではあるが、特殊な
状況ではそれに従わない事がある。
力を持たない市民の為に、日夜街の近辺を哨戒し、異形を処分するのが主な任務である。
また特に危険な異形や異能者、それらの排除を妨害する人間などは、
上層部からの指令により、特定の標的として始末する事も命じられる。
ちなみに自宅のあるマンションにて、「うさぎ」と名付けた白猫を飼っている。
【
>>1さん、スレ立て乙でした。今夜はプロフ投下だけで失礼しますね。ノシ】
【名前】杜 凛子(もり りんこ)
【年齢】15歳/高等部一年
【性別】♀
【身長】152cm
【3サイズ】B84/W63/H85
【容貌】肩くらいのお下げ髪、渦が巻いてそうな分厚い眼鏡の下に目つきの悪い三白眼
色白で両目に泣きぼくろ、手首に数珠、いつもジャージか体操着を着てる
【能力】自己流"乙護法"(おとごほう)
自筆の落書きに霊力を注いで立体化し、分身として操ることができる。
見え方はちゃちい3D画像のようなイメージ。
大きさや数は任意、性能や強さは落書きのデザインによる。
なお、霊視の力も持っているが眼鏡を外して裸眼で視る必要がある。
【希望】日常や戦闘、いろいろ
【NG】グロ、相談なしのエロール
【弱点】凜子自身は格闘技とかの戦闘力はない、能力使用後は極度に腹が減る
【備考】だらだらと気ままにご近所の平和を守る女子高生。
将来はさまよえる霊を成仏させられるような霊能者になりたいなんて思いつつも、
マイペースでゆるい性格なので修行的なことはサボり気味。
家はごく普通のお寺で両親も普通の人、ただ娘に力があるのは知っている。
普段からメモ帳やらを携帯していて、何か思いついては落書きしている。
※乙護法は護法童子(仏法版式神みたいなもの)を使役する呪法
【プロフ投下&待機っ、そしてふt(】
【おちっ】
【いちおつです。】
【名前】踊月 あかり(ゆつき―)
【年齢】16
【性別】♀
【身長】156cm
【3サイズ】B92W59H89
【容貌】全体的にパーツが丸い。
フェイスラインを隠すようにシャギーがはいったショートカット。
【能力】無貌の行使
・彼の異名を呼ぶことにより無貌の一部を操る能力。
◯ヴェールを剥ぎ取る者――ほぼ全身を覆う闇色のヴェールを纏い
同化率をあげ、無貌の力を行使しやすくする。
○デ・マリニィの時計――闇色の大鎌を召喚。
【希望】
細かいところには突っ込まないで欲しいです。
【NG】
コレといって無し
【弱点】
・光、特に日光。日中は大幅にパワーダウン。
・同化率を上げすぎると発狂する。最終的には無貌そのものになる。
・クトゥグア
【備考】
幼少の頃、異形の神の一端に触れたことによりその力を行使できるようになった。
高等部一年生。両親は健在だが主に古書などを扱う美術商として
世界中を飛び回っているため、実質独り暮らし。
同類と見られているのか、異形などによく″呼ばれる″。
いつ発狂するかわからない自分を鼓舞する意味合いもあり、強気な姿勢をとる。
【プロフィールは以上よ。】
【待機です。】
よい中二病とおっぱいだ
>18
全然褒められた気がしないのはなんででしょうね?
ま、とりあえずはありがと。
――けど言っておくけど、厨二病でもなんでもなく、実際に身に起こったことで
実際に私そういう事態に直面してるんだから、そこのところを勘違いしないでほしいわ。
(少し肉厚の唇がわずかに開かれると、飽きれたようなため息を漏らして。)
それと、どこを見てるのかしらね…………ふふっ。
(からかうような口調で18を見返して、胸の下で腕を組んだ。)
【落ちます。】
【こんばんは、プロフ
>>17で待機します。】
【どなた様もお気軽にどうぞ。】
>>21 【ちゃぉ〜、はじめましてだね〜】
【正直あかりちんのネタはあんまり知らないけど、そんでも遊んでくれる?】
【アタシのプロフはは
>>15だよん】
【はじめまして。
ネタといっても「膨れ女→丸顔」とかそんな感じですので。
名称とか演出はそこそこ意識はしていますが、別に知らなくても全然問題なかったり。】
【ですので歓迎しますよ。
プロフに書いてあることが起こる程度ですし………
よろしければ、お相手お願いします。】
>>23 【レス待ってる間に思い返してみたけど、本場のクトゥルフは読んだことなかった】
【ネタとして扱ったものくらいはあるはずだけど……これでクトゥルフじゃなかったどーしよ】
【同い年だね〜、ロールネタはあんまり思いつかないんだけど】
【今夜は中秋の名月、しかも6年ぶりの満月だから、なんかお月さまネタで、ばくぜんだけど】
【わたしのも所詮、クトゥルフモチーフ程度ですから。
それっぽいもので充分かと思います。】
【お月様………人狼かヴァンパイアでも出しますか?――死ぬほど強くなってそうですけど。
私にとっては眩しすぎて死ねる――くらいですし。】
>>25 【やば、アタシ考えてたのタヌキだった、ほら、あかりちん、名字が踊る月夜にポンポコポンだし】
【戦闘なくても、月見に夜歩きしてたら目に付くのがいるなぁ、みたいのでもいいかなって】
【でもあかりちんは満月だとあんまし出歩かなかったり?】
【なんとなくだけど、第三者なしで話してみたいなぁ、って思ってたり】
【そこは厨二的な発想をしておいた方が無難と思いましたので。
狸でも全然問題ないです………そして踊る月からpンポコリンとわ………
すごく、可愛らしい発想力です。】
【いえ、日中より何倍も出歩く可能性高いですので。大丈夫ですよ。】
>>27 【同じ中二でも和物と舶来物の差が……】
【うに、それじゃ、凛子が真夜中に月見してたらあかりちんが通りかかる、でいい?】
【たぬ吉はちょっとそそられるけど、なんか大変そーだからなしっ】
【了解です。
ええと、杜さんちの敷地内ってことでいいんでしょうか?
お寺でしたよね、確か。】
【書き出しどっちがしますか?】
>>29 【お寺なのでそれなりに広いけど、あかりちん、ふつーに墓地へ入ってくる?】
【アタシは裏山とかの公園でいいかなぁ、って思ってたけど、うちでもなんとかなるかなぁ】
【書き出しはどちらでもいいけど、アタシからしよっか?】
【灯がなければどこへでも………
実際墓地のほうが照明は少なかったりしますし。
墓地にする場合はお願いしたいです。さすがにそこは細かく決められないので。】
>>31 【んじゃ、アタシから始めるからちょっと待っててね〜】
(中秋の名月、しかも満月である)
(出歩く奴は出歩くし、騒ぐ奴は騒ぎ立てる)
(なので、長くなるから割愛するけど、凛子は騒ぐタヌキと話を付けて帰ってきたところだった)
いい月だなぁ〜、あ〜、早く家に帰ってお団子食べたいなぁ〜。
(上はACミランのパチモン、下はジャージをたくし上げたいつものスタイルな凛子は)
(両手に何かが入ったビニール袋を提げていた)
(片方はコンビニで買ったお団子、もう片方はタヌキからもらったお団子――のはず)
(真夜中だけど、正面から帰ったら親に見つかる可能性大だし、自室も近いので裏の墓地を回ろうとして)
ん、お客さんかなぁ?
ほんとに今夜はお月さまがきれーだし、誰が出てきたっておかしくないもんね。
(墓地の中に満月の光に照らされた人影をみつけ、ちょこっとメガネをずらしてみる)
(凛子は裸眼だと幽霊が見えてしまうが、逆にメガネなら見えないはず)
(だけど「ちゃんと足ついてるかな?」なんて思ってしまうような場所だったから)
【凛子の霊視だと、あかりちんの危ないのとか感じられたりするのかなぁ?】
【その辺は任せちゃうよ、それじゃ、よろしくね〜】
(――頭上に輝く月は真円を描く望月。
淡く、優しく煌めくその姿は名月と呼ぶにふさわしいものだろう。
そういうつもりで見上げている者はしばし見入ることがあるかもしれない。偶然見かけたものは得をした気分になるかもしれない。
ただ、月明かりを避けるように前のめりで墓石にもたれかかるあかりにとっては鬱陶しいことこの上ないくらいの名月だった。)
…………はぁ、夜だし問題ないと思っていたのが運のつきかしら、ね。
(垂れ下がった内巻の髪が頬をくすぐる。
これも多少鬱陶しかったが、果たして月明かりとどっちが深いだろうかと自問した結果払おうとは思えず。
何をする気も失って、こんな普通の人ならば足早に通り過ぎるような墓地で休憩しているのだ。)
………?
(なんだか体を起こそうとして、面倒だからいいやと諦めて居た時
こんなところに二人目の物好きがやってくる。
多分人。月明かりのおかげで、割とはっきり見えるお下げにジャージ姿。まぁ、こんな時間だし
格好はそんなものだろうとは思う。顔つきからしてどちらかというと美人といった方がいいか。)
…………………。
(古めかしい瓶底メガネをずらしながらこちらを見る少女とあかりの目が合う。)
(垂れ気味の丸い目でなんとなくやってきたものを見ながら、墓石に体を預ける。
おそらく、霊視によってみたその姿は全体的に丸みを帯びた少女の姿ではなく、人型の闇。
顔の辺りに赤い三つの眼らしきものと輪郭に沿って三日月のように裂けた大口のようなもの。
あかりを侵食する「無貌」の姿が見えることだろう。)
【こんな感じで、見え方は杜さんなりにアレンジくわえちゃって大丈夫ですので。
こちらこそよろしくお願いします。】
>>34 ん〜、お腹空いてるからじゃなさそーね。
(凛子の瞳にうつったのは普通のモノじゃなかった)
(デフォルメしたらランタンお化けの目と口みたいなデザインになりそうだが、そんな可愛いモノじゃない)
(メガネを戻すと、なんか人生に疲れ切った感じの少女が分厚いレンズに映った)
柏木さんちのご家族でもなさそーだし、
(踊月あかりがもたれている墓石には柏木家云々と書かれていて)
そーだとしても、なにやってるんですか〜、ってとこだけど。
ま、うちは結界とかご大層なもんはしてないから文句も言えないんだけど……。
(怪しいのは確かなんだけど、この間こっぴどく怒られたばかりだし、あまりここで大騒ぎを起こしたくなかった)
(さて、どーしたものかなぁ、と思って)
お団子、食べる?
どっちかが当たりで、どっちかが大当たりだけど。
(大当たりがコンビニのお団子、当たりが別の意味の当たり、タヌキのお土産ドロ団子)
(両手に持ったビニール袋をちょっと持ち上げて見せて)
そっちの大きな方は両方とも食べちゃいそーだけど、分けあっても同じだったりするの?
(たぶん大口は憑きモノじゃないだろうか、と話をふってみる)
(その大口がドロ団子を食べて暴れたりしたら、なんて考えはこれっぽっちもなかった)
?
(その仕草からなんとなく考え事をしているのがわかる。
見たところそこまで歳は変わらなさそうだ。呟いた言葉から墓石をみて、「柏木」の名を確認。
口ぶりからすると凜子も「柏木家」とは関係なっそうだと踏むと、身を離すことなくもたれ続けて)
ちょっと私の平穏のために柏木さんに肩を貸してもらっていた………っていうのはどうかしら?
ここの土地に来たのは偶然。邪魔ならどくわ、柏木さんによろしく言っておいて。
(肩をすくめながら身を起こすと墓石から身を起こして
それから凜子の口から出た「結界」という単語、それから何かを警戒するような視線に察する。
凜子もまた、あかりと性質は違えどそういう存在だと。)
…………何言ってるの?
大きな方?
(胸の下あたりで腕を組み、片足に体重をかけて首を傾げる。
視線だけであたりを見渡す。今日は呼ばれて出歩いているわけではないし、ヤツラがいるのならばすぐに気付ける。
自分はそういう事態に直面している。だからわかる。凜子が言っているようなものは周囲にいないと。)
(だからこそ気づかない。凜子が指しているのが、あかりの認識する「無貌の断片」ではなく、あかり自身だということを。)
時間も時間だし、遠慮しておくわ。
これでもボディラインには気を遣ってるの………けど、アナタ。何を見たのかしら?
そこだけ、ちょっと興味あるわね。
(前髪をかきあげる仕草とともに、唇だけ笑みを作る。
恐らく異能者だとか、夜の住民だの言われてる存在と思われる凜子が何を見たのか。
それを確認するために、ゆっくりとした足取りであゆみよる。)
【頑張ってもう一レスって思ったけど、寝落ちしかねないから自粛、今夜は凍結でいい?】
【明日から金曜までは今夜と同じくらいの時間には始められるはず、レスはそこから準備だけど】
【了解しました。
それでは火曜日21時に避難所でいいでしょうか?】
>>38 【うい、りょーかいでーす、なるべく先にレス作っておくようにするね】
【そいじゃぁ、おやすみ〜ノシ】
【はい、ではまた明日。
おやすみなさい、お相手ありがとうございました。】
41 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 02:05:12.76 ID:sGnIKchW
いたか
>>36 …………、
(なんか芝居がかった子だな、というのが凛子が感じた印象だった)
(ドラマよりは舞台劇の芝居、キャラを作ってるように見える)
(実はあの三ツ目大口が正体なんだとすると、あっているようにも思えた)
ふ〜ん、残念、人柱になってもらおうって思ったのに。
ま、そんだけあるなら頑張っちゃうキモチもわかるけどね〜。
(彼女が組んだ腕の上にあるふくらみをニヤニヤとみつめる)
(凛子だってあれだけ凹凸のメリハリがあれば体型を気にしたりもするだろうが)
(能力使ってる分にはバリバリ食べてもたいして影響ないので、なんちゃってダイエットに逃げてしまうのだ)
ナニってナニだけど、そーね……百聞は一見にしかずって言うでしょ?
アタシがナニを見たのか、あっちで見せてあげる。
(機嫌を損ねたらキレて襲いかかってきそうな笑みの彼女だったが)
(凛子は背中を向けて母屋の方へ歩いていく)
(両手は塞がっているし、メモ帳はポケットの中、どうせ前から襲われたって最初の一撃は受けてしまうだろう)
(凛子の進む方には物置や井戸があって、横の大きな柳の影にはベンチもあった)
【ほんじゃ、こんな感じで今夜もよろしくね〜】
人柱ね…………私、高いわよ?
(鼻を鳴らして髪をかきあげる。
さらりと言った物騒な言葉に「お団子」の正体が若干気になったが、一瞬、垂れ下がったそれへ視線を向ける程度に
押さえておく。)
(しかしマイペースな子だななどと思いながら、なんだか年頃の娘らしからぬ目をする少女を見る。)
………。
(百聞は一見にしかず。
その言葉の意味を考える――つまりは今、凜子が見たものをあかりにも見せようということだ。
凜子が見たものは曰く、「大きな方」――何が大きいものだろう。
異形の類だとする。彼女は憑き物だといった………ついているものなど一つしか心当たりがない。
「無貌」だ………それを見せる………?)
(考え事をしている間に凜子は先に進んでいる……彼女の言葉がどうあれ、もしかすれば凜子は,無貌に関わっているもの
もしくは、無貌を自分とは違う方法で近くできる者…………
…………考えるまでもないじゃないか。それにここに立ち止り続けるのは逃げるのと一緒だ。)
……つまらないものじゃないでしょうね、愉しませてほしいものだわ。
(今は一つでも多く手がかりが欲しいし、どんなに些細なことからも逃げるわけにはいかないし
見た目同年齢くらいの女の子がすることにビビってる場合じゃない。
妖しく、強気に表情を作ると軽く握った拳の人差し指の背で唇を撫でる――もう一度笑って、凜子の後に続いた。)
【此方こそよろしくお願いします。】
>>43 (後ろから襲われたりはしなかった、そこまで危ない子じゃなかったらしい)
(背中を見せてるから彼女の表情は分からないけど、芝居がかった口調は相変わらずだ)
(芝居なら何が彼女をそうさせてるのか考えなくもなかったが、凛子の行き着いた答えは「物好き」だった)
(本当の理由を察するには、まだ会ったばかりだし人生経験も短すぎた)
それはホショーできないなぁ〜、アタシはストーリー系は苦手だもん。
んしょっと、ま、テキトーに座って待ってて。
(凛子はベンチの端に座ると、ビニール袋を置いてポケットからメモ帳と鉛筆を取り出す)
(そして名前も知らない彼女の返事も待たず、さっき裸眼で見たモノを描きはじめる)
とりあえず、パッと描いたらこんな感じかなぁ?
リアルに描くとちょっち時間かかっちゃうから、トクチョーを押さえてココがこーでこーきてこうっと。
(ざっと一分ほど鉛筆を滑らせて描いたモノは、キモかわいい系イラストにした「無貌」の姿)
(三ツ目に大きな口、ふわふわした風船みたいな体、そしてなぜかあかりの大きな胸)
(最後のは鉛筆が滑ったというか、どうもそっちの方が凛子に強いイメージを残していたようだ)
これって見覚え、ある?
なきゃないでいーけど、もっと可愛くとか注文があるなら受け付けるけど。
(とりあえず、促された通りにそのあたりに腰を落ち着けると
膝の上で頬杖をついて待つ………ぱっと見てやっていることはスケッチ。これで先ほど考えていた
「無貌」とかかわり、それをあかりと同じく行使できるものという線は薄くなる。
ということは、あかりとは別の方向で「無貌」を知覚できる――のほうか。)
赤い三つ目、黒い………いえ、アレなら暗い体かな。
――つかぬ事を聴くけれど、これ私…………なのよね。
(デフォルメの関係でいくらか誇大表現されている。むしろそうじゃないと困る。此処まで丸くはないはずだ多分。
無意識のうちに輪郭を手のひらでなぞり、頬肉を控えめに摘まんでしまいながら
丸みを帯びた体つきに「燃ゆる三眼」――ああ、見覚えがある。むしろ毎日のように顔を突き合せているようなものだ。
震える………先日飲み込まれかけた時に聞いた声、見た不定形の何かが視界に広がった時のことが思い起こされる。)
ある…………けど、冗談じゃない。
そんなの見えるわけないじゃない、だって私は人間だもの………そんなの人間の姿じゃ――
(あの時のことの所為で浸食度合いが増した?それとももっと前から?
ちがう、怯えるな、そうじゃない………一度口を紡ぎ、強く噛みしめる。口の端から鉄の味が広がり
ピリッとした痛みが走る。)
(顔をあげるときには、凜子を強く睨むような眼差しをしていた――――)
>>45 さぁ〜?
コレがあなたなのか、コレがあなたとアタシの間にいたのか、どっちかはわかんないけど――、
(もう一度メガネを外して見てみれば分かるかもしれない)
(後者だとしても、間にいるどころか丸々覆い尽くしているようなものだから)
(自覚症状のあるなしに関わらず危険な状態なのかも、とゆったり話しつつ内心は危惧して)
アタシは見えちゃうのよ、そーゆう目に見えないのが。
証明する手段はないけどねー、柏木のお爺ちゃんがよっかかられて喜んでたとか言っても信じないだろーし。
(アレがいるのは知ってて、たまに乗っ取られたりしてる、とか? むみゅぅ、重いなぁ、これは)
(はぁぁ、と凛子はため息をついてポケットからハンカチを取り出して差し出す)
血、滲んでるよ、口に。
それはアタシの知ってるのじゃないし、ひよっこが手出しできるモノじゃなさそーだけどさ……、
ん、そだ、アタシは桃凛子、ココの一人娘、名前も知らない奴に好き勝手言われたら腹立つでしょ?
(彼女の強い眼差しをにまっと正面から受け止める)
(まぁ、目付きが悪いからにらみ返しているように見えてしまうかもしれないけど)
(気持ち的にはにこやかに〜にこやかに〜と)
後者に決まってるでしょ、人を化け物扱いして楽しい?
さっきも言ったけど冗談じゃないのよ、それじゃアイツらに呼ばれてるのが本当に………
…………ああ、なんなのよ。なん………なのよ!
(本当に自分が「無貌」と同類みたいだ。その言葉を紡ぐ前に額を抑えて首を横に振る。
冗談じゃなかった。光で異様に不快に、ものによっては体調が崩れることもあったがそれでも自分は人間でいるつもりだ。
その為に奴らの手を薙ぎ払ってきた。)
…………踊月あかり
(短く名乗って、睨み返してくる凜子に応じる………いつもなら目つきに相反した笑みにへらず口の一つでも叩く気になるが
どうも思い浮かばない。それどころか何を睨んでいるのかと攻撃的な気分にすらなってくる。
――落ち着け、口論に持っていくな。凜子の言葉を思い出せ。彼女は自分の「無貌」を知覚した。)
…………ねぇ、凜子ちゃん。
アナタ、そういうものが見えるって言っていたわよね?それは本当のことなのよね?
(親指で口元を拭うと、滲んだ血が付着した――口内炎になるかな、などと思いながら親指を舐め
睨みつけるような眼のまま、凜子を見返す。)
>>47 ゆづき、あかり、あかりちゃんね、うん。
ホントよ、アタシには霊とかオバケとかが見える……ただ、メガネを外さないとダメだけど。
(ちょんちょんと、指先でメガネのフレームをつつく)
(どうやら凛子の言葉がカンに障ったらしく、けっこうナーバスになっている――気をつけないと)
さっきも人に化ける悪ダヌキと一騒動してきたとこなのよ。
だから、またヘンなのに化かされてるかなぁってね。
これの片方はソイツのお土産よ、たぶんドロ団子。
(物理的に見た目はコンビニで買ったお団子そっくりになってるから、こればっかりは霊視じゃ区別できない)
(かと言って全部あきらめるのもシャクなのよね、と相変わらずノホホンと余計なことを言ってから)
いまはあかりちゃんがこのヘンなオバケに憑かれてるんだなぁ、ってのは分かるけど。
たぶんだけど、それで怖い目や嫌な目にもあったりしてるのかな?
(横に座っているあかりから視線を外し、メガネを外して正面を見る)
(またあかりの方を見ればアレが見えるだろうし、思ってたより危険な事態だったら――アレが襲ってくるだろう)
【またアタシからだけど、今夜はここで凍結にしてもらっていい?】
【明日はちょっと帰りが遅くなりそうだから、木曜か金曜の同じ時間になるけど】
【了解しました。】
【多分、その中でしたら金曜の22時くらいに予定が空くかと思います。】
【土曜ならもうちょっと早い、20時とかにできそうですけど。】
>>49 【なら金曜日の夜かなぁ。土曜日は昼間できるけど、夜はだめなんだ】
【たぶん、日曜祝日もダメだと思う】
【けど、タイミングにもよるけど置きレスはできると思う】
【それでは、金曜日によろしくお願いします。
解凍まで置きレスで進行ということでよろしいでしょうか?】
>>51 【うん、金曜までは置きレスでね】
【アタシもだけど、難しかったらムリしなくていーよ】
【それじゃ、おやすみ〜ノシ】
【ええ、そちらのペースで。
こちらも自分のペースでやっていこうと思いますので。お疲れ様でした。
最後に一レス置かせてもらいます。】
わかったわ………私は人間――次はないから、そこのところよろしく。
(つまり裸眼による霊視が可能………分厚いレンズはそういうことかと納得。
唇に指を押し当て、しばし思考にふける。)
水でもかけてみたら?
後は潰してみるとかくらいしか思い浮かばないわね………狸に化かされた時ってどうするんだったかしら?
ツバキと煙草だっけ?
(ため息交じり息を吐いて吸いながら身を起こす。
そのまま上を見て、眉間のあたりを揉み解す………のんびりとした物言いは頭を冷やすのに意外と役立っているのかもしれない
目を閉じてみると意外と眼の奥が痛い。)
別に………怖いとか思っても誰も助けちゃくれないから、そんなこと考えなかったし。
ただ人間扱いされないのが不快ってだけよ。
…………私は人間だもの。
(裸眼の凜子の視界に入るのならば、あかりの内から体へまとわりつくような闇が発生している様子。
赤い三つ目と大きく裂けた口はそのまま。ただし、あかりの気分に呼応しているのか多少さっきより攻撃的なっているかもしれない。)
(そんな状態の自覚はなく、思考を続ける。
霊視能力を持つ凜子を何とか利用できないか、知覚の仕方が自分とは違うのだ、きっと何か進展があるはず。
見せるべきものによっては「無貌」と縁を切ることができるかもしれない。
そうでなくても、有事の際に囮ができるのは有用なはず………)
【それでは、これで私もお暇します。
お疲れ様でした、スレを返しします。】
55 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 00:32:46.90 ID:ybo1x5Kk
55
>>54 つぶしたり水かけたお団子なんか食べたくないよぉ〜。
脂臭いお団子なんかもってのほかだって。
あかりちゃんだって、そんなの食べたくないでしょ?
(試すときは一緒に食べさせる気まんまんだ!)
(多少は険悪と言えなくもない雰囲気の中であくまでもマイペースな凛子だった)
(でも、)
ごめん、なんか気ぃ悪くさせちゃったみたいね。
いまこーして見ても、あかりちゃんの体が見えないくらいだからさぁ。
なんか、着ぐるみというよりも……そうそう、昆布を全身にまとって海から上がってきた感じ?
(リアルに描くとこんなふうなんだと、ちょっと輪郭の辺りを描いて見せたり)
で、あかりちゃん自身はコレ、見たことあるっつーか、どのくらい知ってるの?
アタシには正体まったくケントーもつかないし、本山の爺ちゃんたちなら知ってるかもだけど、
かんたんにお祓いしてみる? とか言えそーなほど小物じゃないよね。
(あんまり裸眼で視ると、ちょっと良くない感じがして、何かない限りはもう今夜はメガネをはずさないでおこうと思う)
【あかりちんへの置きレス〜】
57 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 22:23:26.14 ID:ybo1x5Kk
こしあん
>56
私は食べる気ないし。言ったでしょ、ボディラインには気を遣ってるって。
………謝らなくていいわ、初対面なんだし私が何を不快に思ってるかなんてわかるわけないし。
少し頭を冷やしてみれば、そういうことは言ってもらった方が現状把握には役に立つしね。
正直、助かるわ。
(視線を落とし、手のひらを見つめる。
手のひらを開いて、また閉じる――あかりの目にはあくまでただの人の手だ。
それを維持しなければならない………顔をあげて口を開く。)
………海藻って企画ものか何かのAV?
それに、妙に胸を強調してくれてるみたいだけれど――――そんなに気になっちゃうのかしら?
(冗談めかした笑みとともに出す言葉で
ナーバスな気分を切り替える。幸いなことに、彼女は友好的に手を伸ばしてくる。
ならばこちらからも手を伸ばし、鎖で縛ってしまう方がいい。巻き込むだけ巻き込んで、役に立ってもらおう。
そのためには、多少は印象を良くした方がいい。)
………ちょっと調べたけれど、どうにも小説の中にいる存在っぽいのよね。
ある人によると作者は幻視者なんじゃないかって。「クトゥルフ神話」って知ってる?
その中に出てくるヤツと特徴が似通ってて、そいつの異名を呼ぶとある程度制御できるわ…………私が知ってるのはこれくらい。
後は悪質すぎるストーカーってことは確かね。
(気だるげに息を吐くと片腕を脇について、軽く前髪をかき上げた。
お祓いなんていう和風なものが通用するのだろうか?唇に指を当てて、しばし思考する。
なんどかふにふにと弄った後に思い至る。)
……専門家に任せるわ。憑き物っていうカテゴリに当てはまるのだとして、お祓いが通じるかどうかなんて
私には判断つかないし、その結果凜子ちゃんにどんな危害が及ぶかわからないもの。
だから、自己責任でお願いするわ…………貴方の方が詳しいでしょ?
【凜子ちゃんに置きレスして落ちます。】
>>58 えーぶい?
(その発想はなかった、と一瞬きょとんと目を丸くして)
あ〜、AVね、どーなんだろ、海藻ってきもちいーのかぁ?
(ヌメヌメしたのがよかったり、とか思ったりしたが、そんな高等プレイを要求するような男とは付き合いたくないかな、とか)
(うるおい対策の海藻パックは前に母ちゃんがしてたけど今はしてないし、凛子はしたいと思わないし)
うん、この前もおんなじくらいの時間にここで巨乳の子と友達になったし、なんかおっぱいに縁がある気がしてさぁ。
なにをどーしたらそんなに大きくなるのか興味津々にならない子なんていないと思うよ!
(あかりちんほどなくていいから、こんくらいは欲しいよね、と自分の胸に手を重ねる)
(デブに見えないくらいのほどほどな巨乳が凛子の理想だ)
くとるふ神話ねぇ、聞いたことないけど、どこのレーベルのラノベなの?
ラスボスとゆー感じはあんまししないけど、ストーカーはちょっと納得かも。
(よりによってラノベ扱いだけど、ストーカー表現には凛子もぷっと笑ってしまう)
どーかなぁ?
弘法大師ならともかく、うちはちっちゃくてフツーの門派だしね。
爺ちゃんに聞いてはみるけど、アタシも修行はしてるけどちょっと違うからさぁ。
オバケ退治とかじゃなくて、彷徨ってる霊が成仏するお手伝いの方なの。
他のとこだとマンガに出てくるような退魔部隊を持ってたりするけど、そっちはそっちで危険だしねぇ。
(あかりのような立場だと、一緒に封印とかされてもおかしくない)
(特にこれは舶来物で普通の妖怪や怨霊とは違うみたいだし、持ち込み先を間違えると大変なことになりそうだ)
【さっそくだけど、今夜もよろしくね〜】
ごく一般な女子高生には縁のない、一部のフェティズム感じちゃう奴には気持のいいものなんじゃない?
実際そういう良くわからない企画ものとかあるし………
(本津にあれらは本気で売ろうと思って出してるのかと疑いたくなるが
追求したら脱線確実なのでとりあえず、口に出さずにとどめて。)
こればかりは生まれ持ったものだと思うけれど。
豆乳だとか、揉まれればーとか。いろいろあるみたいだけれど、私自身は特にこれといって何かしたことはないしねぇ。
ただ、アイツの異名のなかでちょっと膨らみそうなのがあるから………それだったらアレよね。
(ため息交じりに自分の胸元を見下ろす。
確かにこれだけあればインパクトはあるし、それなりに利用したこともあるが………いかんせん
日常生活においてはなかなか邪魔ではある。――それに視線を集めるのは、と思ってしまうこともあるし。)
そんなに大きい子に縁があるなら凜子ちゃんのが吸われちゃってたりしてね。
(からかってみたくなりそんなことを言ってみたり。)
まぁライトノベルと言えばライトノベルかもしれないけれど………むしろ最近はライトノベルとそうじゃない者の境界が曖昧よね。
1928年だったかしら………それくらいに初めて発表されたホラー小説よ。
そういえば出版社とか気にしたことなかったわね……
…………そう。
件の小説の中でも悪戯に禁忌に触れて発狂だの惨殺だのされてるからね………
それじゃ、こういうのはどう?
これから定期的に私と夜歩きをする。裸眼でおかしなもの――まぁ、私のこれと似たようなものね。
そういうのを探してみて、その退魔部隊?っていううのとかおじいさんにみてもらうとか。
……正直、このままだと気が滅入っちゃうのよね。
(ふぅと、ため息交じりに肩を竦め凜子の様子をうかがう。
乗ってくれば良し、乗ってこなければ――――また別の手段を探すしかない。)
【此方こそよろしくお願いします。】
>>60 え〜〜〜っ、それはもう呪いだよぉ〜!
好きな人に吸われるならともかく、そーゆう吸われるのはヤだなぁ……。
(思わず母屋で寝ている両親が起きてしまいそうな声を出してしまう)
(本気で乳運?みたいのが吸われてるとは思ってないが、100%否定しきれてなかったり)
それって百年くらい前じゃん、そんな昔はラノベなんてなかったよねぇ。
ま、そーゆうのはホラー漫画でも王道だし、にたよーなもんかぁ。
(凛子の頭に思い浮かんだのは少女向けのホラー漫画雑誌だ)
(自分では買わないし、たまに誰かが学校に持ってきたのを読むくらいだが)
(日本的な邪神の祟りで、みたいのはみた記憶があった)
夜歩き?
うーん、アタシはあんまし積極的にはそーゆうのしてないんだけど……、探して見つかったらどうするの?
襲ってきたり、ソレにも憑かれちゃったら?
走って逃げてもダメかもだよ?
そのときはどーするの?
(気が滅入るのはそうだろうなと思うが、あかりがどこまで考えてるのかがよく分からない)
(あかりが超能力や霊能力的な力を持っているかも分からないし)
(持っていても、それは憑かれている状況を解決できるものじゃなく、でも似た存在を探すという)
(あかりがすべきことは、夜歩きじゃなくて昼間に退魔組織と接触することじゃないかと)
(うまく説明できないが、なんか間違ってない? と伝えようとする)
観察。………今私にはそういう情報が圧倒的に足りてないの。
私が見たこと、それをもとに調べたことじゃ限界があるのよね………命がけでホラー小説読み漁るなんてあんまりじゃない?
似て異なるやつから私と似たような境遇の子が見つかるかもしれないし。運が良ければ私以上に室らのことを知ってる人もいるかもしれない。
多分私と同じような境遇の子がいたとしても私じゃ気づかない、私自身のことに関してもこんな感じだし。
(背中を反らして伸びをしてから、再び凜子に向き直り)
それに襲ってきても問題ないわ、私強いから。
じゃなきゃ今まで生きてこれないわ…………こんなことできるのアナタぐらいしか知らないのよ。
それとも何かいい考えでもあるのかしら?
(――なお、あかりは今の今まで個人で戦ってきたものと面識はあれど、組織というものと邂逅したことはない。
あかりの相手は街の平穏を脅かす異形ではなく、自身の内に潜む「無貌」なのだ。
少なくともあかり自身がそれから逃げるkとができないことをあかり自身がよく知っている。)
>>62 …………、
(やっぱり、他人の痛みは他人には分からないってことかぁ)
(聞けば命がけの真剣さはわかったが、聞くまではそこまで想像できなかった)
(そこは凛子の修行不足、人生経験不足なのだろう)
(急いで道を進むつもりはないから焦りはしないが、目標の地点はまだまだ先だと思い知る)
わかったよ、アタシもご近所の平和を守ってるから毎日とか絶対ムリだけど、
よゆーがある時だったらつきあってもいーよ。
でもさぁ、あかりちんが強いっての、コレの力?
(心配そうに、コミカルに「無貌」を描いたメモ帳を指先でつつく)
強いのかもしんないけどさぁ、使うたびにコレが強くなったりとかしないの?
あかりちんと話してるつもりで、いつのまにか入れ替わってたりとか絶対ヤだからね。
危ないときは早く言ってほしーし、あかりちんをストップさせた方がいいシグナルとかあったら教えてよ。
(例えばこんな仕草をしていたら無貌が乗っ取りを仕掛けてるとか、それを凛子があかりに気付かせるとか)
(凛子の乙護法も、あかりが暴れたら押さえつけるくらいにしか役立たなそうだし)
(こうゆうのは先手が大事なのだ、と本山の爺ちゃんたちが言ってた気がする)
(凛子はあかりの両手をぎゅっと掴むと、瞳をキラキラさせてるつもりであかりを見つめる)
(睨みつけられてると勘違いされることが多いけど、でも気持ちを伝えるのは目と目が大事なのだ)
助かるわ、コレ連絡先。無理そうなときは譲歩くらい検討に入れておくけど……
あんまりつかまらないと………………………………吸うわよ。
(ニッと口の端をあげて呟くのは、先ほどの会話の流れで使った言葉。
あかりなりの冗談として、無意味に脅すような声音で紡いだ言葉は、妙に生き生きとしていたという。)
………そうなるわね。さっき異名を呼ぶとある程度制御できるって言ったじゃない。
それの延長線上にあるのが戦闘利用ってわけ。全部試したわけじゃないけど………強さだけは信用してくれていいわ。
つかう旅って言ってもそこまで深いところまで行かなきゃ問題なく戻ってこれるわ。
こう見えて中々頑丈だからね、私も………
…………見分け方…………正直外からどう見えてるのかわからないのよね。
ただ、使ってて「これはやばいな」っていうのはわかるのだけれど…………秘密のサインでも作っておく?
(乗っ取られる――あり得ない話ではない、むしろあかり自身その結末は何祖か思い描き、そのたびにそれ以上考えるのをやめてきたことだ。
それを考え恐怖にとらわれれば、その結末がより確かなものになっていく気がして、あかりはまるでそんなことはないかのように
明るくく軽口をたたき、笑みを浮かべる。)
>>64 (凛子も自分の連絡先を返しながら)
……つかまらないと? って、吸血鬼かいっ!
(冗談じゃないと胸を両腕で隠す)
(吸血鬼じゃなくて吸乳鬼かもしんないが、語呂が悪いので口にはしなかった)
ん〜、頑丈ってあかりちん本人がいってても、アタシは会ったばかりでまだ知らないしねぇ。
浅いとこでも危なげに見えるかもだし、逆もありそうだし、こればっかりは何度かみてみないとだね。
(酔っぱらいじゃないけど、まだまだ平気とか言ってる奴が危ないのだ、近所のおっちゃんとか見てるとそう思う)
(おっちゃん達と比べるのはあかりに悪いが、心配しすぎでもなかろうと)
秘密じゃなくても、危なかったらガマンしないで助けて〜、て言ってほしーけど。
でも、それを聞いてコレが調子づくこともあるかぁ……秘密のサイン、サイン、サイン。
そーね……絶対笑えそうにないくだらないダジャレをいうとか?
(真面目に考えて、思いつかなかったので無理矢理ひねり出してみる)
(決めておいても忘れちゃいそうだし、そもそも無貌に知られずに決められるかって話もあるし)
【そろそろ〆かにゃ?】
……ま、そうでしょうね。
その辺はまぁ、付き合いきれなくなったら見捨ててくれてもいいし。
判定をお待ちすることにするわ。
(そん心配をよそに強気に笑って見せる。
そうでなくてはならないから、奴らを呼び寄せない一番の方法がこれだから仕方がない。
どちらにせよ何もしなければどうにかなるに決まっているのだ。何を言われようともそこは変わらない。)
そしたらやさしく抱きしめてくれるのかしら?楽しみね。フフッ
………無理ね、私のギャグセンスじゃ笑えないダジャレを考えることが困難だわ。
(鼻を鳴らして、髪を耳に駆けるしぐさをする。表情はどこか得意げだ。)
まぁ、その辺は追々考えましょう。裸眼で正気なときの私は見ているわけでしょう?
もしかしたら、どうにかなりそうなときはそれの見え方も変わるかもしれないし…………
(そんなことを呟きながら立ち上がると、出口に向かい。振り返る。)
今日のところはこれでお暇させてもらうとするわ。誰か来そうな気がするし……
帰ってシャワー浴びて寝るわ。寝不足はお肌の天敵ね。それじゃ、またね凜子ちゃん。
(ひらりと手を振ると、その場から離れていく――思わぬ存在と出会った。
これは進展となるのだろうか?それとも――――
眩しいくらいの突きを一度だけ見上げて、その眩しさに顔をしかめると、逃げるように帰路につくのだった。)
【それではこちらはこんなところで〆とさせていただきます。】
67 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 00:35:29.58 ID:2CAnM7cC
サイレン
>>66 【凛子の乙護法、教え損なったw】
【もう一つレスしようかと思ったけど、蛇足だからあかりちんのレスで〆にするね】
【凛子とあかりちんで微妙にすれ違いがあって楽しかったよ〜】
【それじゃ、お先におやすみ〜っ】
【それはおいおいということで。
こっちも全部明かしたわけではありませんし………とにかく。
いい感じな出会いをありがとうございました。】
【長期にわたってのお付き合いありがとうございました。オツカレサマです。
楽しませていただきありがとうございました。おやすみなさい。】
【以下空室です。】
70 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 13:03:24.51 ID:BQGyTSfg
70
【名前】久遠 ゆりか (くどう ゆりか)
【年齢】16歳
【性別】女
【身長】147cm
【3サイズ】70/53/76
【容貌】
濃いブルーの瞳。
少し癖毛のグレーにくすんだ金髪ポニーテール。結んだ状態で、胸辺りまでの長さ。
インサイドホルスターを隠す為、フリルやリボンの付いた長袖上着を着用。
制服のスカートの下にペチコート、ドロワーズ。私服はこってり甘ロリ服、夜は黒ロリ。
【能力】
MашинаАнгел マシンを掌握する者。触れただけで、機械の操作方法や構造が解かる。
物質の構成・修理・操作・破壊等が可能。データの読み込み・消去も出来るが、苦手な分野。
通常装備:左脇インサイドホルスターに、ヘッケラー&コッホP7M13。バイオリンケースの中にベレッタM93R。
他、自宅には複数の小型、中〜大型銃火器を所有。必要に応じて、持ち歩く。
身体能力は、校舎の2階ぐらいなら、通常装備品込みで飛び降りる事が出来る程度。
【希望】
日常 共闘 戦闘
【NG】
死亡 相談の無いエロール 後遺症
【弱点】
能力使用時は無防備。時間も掛かるので、戦闘中には向かない能力。
対象物の複雑さや大きさ、分野の得手不得手等によって、かかる時間は様々。
銃のメンテナンスや弾丸のカスタムは、約3〜10分程度。破壊された物質の再構成は、少なくとも1時間。
操作方法や構成を理解するのと経験はまた違うカテゴリなので、上手に操縦できるかどうかは別問題。
甘いものですぐ釣れる。現在のブームは、マロン味。
容姿は金髪碧眼だが、ロシア語の単語組み合わせ程度と日本語しか喋れない。英語は苦手教科。
【備考】
父は旧ソ連の特殊諜報員で、日本の商社潜入任務中にソビエト崩壊、そのまま帰化する。
ゆりかが10歳の時、怪事件に巻き込まれた父親が他界。
現在所持している銃火器は、すべて父の遺品。
生粋のスラヴ民族だが、生まれる前に両親が帰化している為、日本国籍。
家族構成は、母と弟。ロシアには、両祖父母健在。
父方の祖父から贈られたロシア名は、Julija=Alexeyevna=Kudryavtseva。愛称、ユーリャ。
父を亡くしてから、身体の成長を止めている。
本人は止められていると思っているが、自己暗示みたいなもの。
【プロフィール投下ついでに少し待機ですわ。】
【名前】水鏡 恭弥(みかがみ きょうや)
【年齢】17歳/二年次
【性別】♂
【身長】T180/W59(ライト級)
【容貌】髪はやや長め、癖毛が多少収まり悪く裾は跳ねて気味
瞳は薄い茶色、体形はかなりのひょろ長、少し面長
【能力】戦装束「不知火」:左手の人差し指で唇をなぞることにより、
全身に揺らめく炎または人魂のような呪術的紋様が浮かび上がる
「不知火」時限定能力:「ハレ」と「ケ」
「ケ」の右手から放つ波動で物質・エネルギーを腐食・減衰させ、破壊する
「ハレ」の左手は逆に物質・エネルギーを活性化・賦活することができる
「不知火」時は霊的・物理的防御力が大幅にアップ、運動能力も常人を超えたものになる
気配や異形の臭いには敏感で、霊体や幽体を感じ、会話することも可能
発動時ほどではないが、不知火を纏っていなくても異形や妖魔、人の「匂い」を嗅ぎ分けることが出来る
【希望】 NG以外
【NG】理不尽な死
【弱点】「不知火」持続時間は少しずつリミット増大中ではあるが制限もある
能力全開なら10分程度、全く「ハレ」も「ケ」も使わなくても1時間程で霊的スタミナ切れを起こす
スタミナ切れ後は強制的に刺青状の文様は解除され、立っているのがやっとなほどに消耗する
また、連続使用も不可能、最低24時間は霊的スタミナを回復させないかぎり、再度「不知火」を纏うこともできない
遠距離・中距離攻撃の手段は皆無、接近戦オンリーに特化している
常態では平均的高校生男子よりは運動能力がやや上な程度
動体視力は発達していて、攻撃をかわす・いなすのだけは得意
【備考】アマチュアボクシング部所属(現在自主休部中)、普段の性格は温厚で、誰にでも丁寧な言葉を使う
若干手足は長く、体重もあいまってガリガリ、筋肉はボクサーらしくそれなりに締まってついている
両親とは物心がつく前に死別、兄弟姉妹なし、現在は寮生活
不知火発動時は完全に別人格となり、恭弥自身の意思で言動をコントロールすることはほぼ不可能
近接戦闘技術・体術に長けた「オレ様」キャラになる。人を勝手に愛称をつけて呼ぶ癖がある
現在、紫一久から借り受けたオートマティックハンドガンcz75(後期型)を所持。
以前の事件の影響から「右手」の破壊力は増大、人程度の大きさまでなら「破壊」することが可能に
ただし「右手」の能力を発動すると硬直の隙が出来るのは相変わらず
【プロフを張りつつ、僕・参上。お相手お願いしてもいいかな?久遠さん
前に少し話した先客万来ネタあたりが無難かなって気はする。
細かい所までしっかり考えてるわけじゃないけどそのへんはまあ、成り行きでどうにかしちゃおうかと思ったり。】
【こんばんは、水鏡先輩。声をかけていただき、感謝いたしますわ。】
【先客万来ぐだぐだカオス上等!ネタ、ですわね。】
【導入はどうしましょう?】
【わたしが、幽霊屋敷の噂を聞いて侵入を試みようとするところで、まずは更夜くんと遭遇?】
【それとも、わたし勝手にずかずか入ってみましょうか?】
>>73 【んー…どうせならフリーズ、ホールドアップって僕がされるほうが面白いかな、なんて思ってみたり。
更夜は嗅覚鋭いから、分かってるけど知らん振りして自分だけ隠れてしまって、慌てるのは僕だけ、とか。
コーヒーでもご馳走してたら、今度は異形が侵入しようとするのを、
流石にそれは水際で食い止めて屋外でなんとかしてみたいかな…
確認だけど、確か弾丸の形状を変更するのも出来るんだよね?
それほど時間は掛からない、なんて聞いたような気がするけど、僕の勘違いだったらごめん。】
【なるほど、水鏡先輩のどえむ展開ってわけですわね。(違)】
【そして更夜くんは、どえs……】
【弾丸の変化は2・3分程度、最近能力解放ってのがあって、それをすれば数秒単位ですわ。】
【ただし、背中からの出血と痛みあり。】
【んじゃ、建物の様子も知りたいので、軽く水鏡先輩から開始して頂いてもいいですか?】
【あとは、いつも通り流れに任せてどんぶらこ。】
>>75 【そう、どえむな展開だけど(とっくに開き直ってるみかがみくん)、今度は生身なので本当に撃たないでね?
脚だけ撃っとけばとりあえず無力化できるだろうとか無しで…ま、当てなきゃ発砲してもいいけど、
逆に訓練受けてる人はきちんとトリガーを引く時とそうでない時、瞬時に判断できるんだよね?よね?(願望)】
【ま、弾丸変化は場合によって、それこそどんぶらこってことで、どんな異形にするか実はこれから考えるところだったりする。
とりあえず、僕が出しても久遠さんが出しても、通常物理攻撃のみでは倒せないってことだけ抑えとけばなんとかなるかと。】
【ではさっくりと、僕から書き出してみるので少々お待ち下さい。今日はよろしく、お願いします。】
【>トリガーを引く時とそうでない時、瞬時に判断できるんだよね?】
【……………(視線そらし)】
【それでは、ちょっとお茶でも淹れに少しだけ席を外させていただきますわね。】
【10分少々で戻ってまいりますわ。】
【ゆっくりと書き出しお願いいたします。】
(暦の上では秋、昼間は暑くても朝夕は多少過ごしやすい。
夜毎、街をうろついては異形を狩る、学校が始まっても変わらない生活パターンをしていると、
夏休みの間にすっかり居ついてしまった隠れ家に、休憩も兼ねて寄るのが日課になっていて…)
『なんだ、今日も来たのか。今日は特に目ぼしい異形は周りにはいないようだ。
それより缶をあけてはくれまいか?自分でやってもいいのだが、やはり人間の手でやったほうが便利なようだ』
(そしてすっかり家の主のようにいついてしまった更夜もいる。
トイレの始末から出入りまで、自分で鍵を掛けて出かけることも出来る更夜の家なのか、
自分の隠れ家なのか、時々よく分からなくなる事があって…
玄関を入るなり、マットの上でぱたぱた尻尾を振る仔犬を軽く撫でてやってから、スポーツバッグを玄関脇の脱衣所に放り出して)
一体、更夜がどうやってそれを仕入れてくるのか、一度でいいから現場を見てみたいよ…
(唯一出来ないのが掃除ぐらい。異形が頻発する地域と、何事もなく人々が暮らす街区のちょうど中間あたりに位置する、
メゾネットタイプの貸家なのだが…当然周りは行方不明の人や、新聞やニュースネタにはならないものの、
当然人が殺されたり異形がうろついたりしているわけで…ふとした縁で格安で借り受けることにした三棟ばかりの貸家には、他の住人はいない。
こんな薄気味悪い場所じゃ、入っていってもすぐ人が出て行ってしまうのだそうだ。)
「あの家には誰も出入りした形跡がないのに、灯りがついたり声がしたりする」
(更夜が二階から出入りしたり、テレビ・ラジオ・音楽を聴いてたりするから)
「あたりで映画みたいなモンスターを見たような…」
(ま、異形もたまにうろつくわけで、直接的な攻撃手段のない更夜から居場所を聞いて、僕が退治してたり)
『とまあ、そんな噂になっているようだ』
(はぐはぐと皿にあけたドッグフードを可愛らしく食べる様子を見ながら、
水鏡は床に落ちた毛を掃除する。トイレの手間も自分で済まして掛からないのだが、
これだけは一応自分ですることにしていて)
ま、仕方ないよね…
(蛍光灯が切れ掛かっているのか、ちかちかしてるのを取り替えようと、がさごそとクローゼットを探り始めて…)
>>77 【…信じてもない神様にお祈りしたくなったよ。ざっくり状況説明してみたので、分からないことがあれば逐次聞いてくれれば。
灯りはつけたけど、夕暮れ時、ほとんど日が落ちたぐらいの時間を想定してます。】
(建物の隙間から見える地平の彼方は、茜に染まり)
(はるか上空は、宇宙の藍色が浸透していくような、そんな夕暮れ時。)
(蝉時雨は何時しか微かに聞こえる虫の音に替わり、季節の移ろいを遠慮がちに告げていた。)
(薄く闇が訪れようとしている寂れた住宅地を歩く久遠ゆりかは)
(黒いレースのロリィタワンピースを揺らしながら、とある一軒の建屋で、その足を止める。)
(青い瞳で見上げるその建物は、いわゆる噂の幽霊屋敷。)
(周りはすべて空き家で、この家も住人はいないはずなのに)
(夜中になにやら怪しげな物音が聞こえたり、なにかの気配がしたり、灯りがついたりすると言う。)
(幽霊なんてちゃんちゃら信じていないゆりかでも、暮れ行く秋空を背景にした無人の住居を目の前に)
(震えそうな指を握り締め、思わずごくりと喉を鳴らした。)
……な、なかなか『いかにも』って感じじゃない。
(自分を奮い立たせようと声に出した瞬間、ヒッ、と小さく悲鳴をあげて、首をすくめる。)
(誰も居ないはずのその空き家に、ぽっと灯りがともり、しかもそれがいい雰囲気(?)でチカチカと点滅している。)
……………
(左脇に銃が仕舞われているのを再確認。)
(ショルダーにしたバイオリンケースを背中側に回して、ひょい、と門を飛び越える。)
(ドアノブに手を触れ、ゆっくりと鍵を探る。………やがて、カチリと小さく音を立て、解錠。)
(そっと玄関先に顔を突っ込むと、土間には男物の靴が一組。)
……もしかして、泥棒?
(不法侵入なのは自分も同じなのだが棚に上げ、靴を脱いで廊下へと足を踏み入れた。)
【それでは、こちらこそよろしくお願いいたしますわね。】
>>79 (ふと更夜が顔を上げて、くん、と匂いを嗅ぐ。
かつて遊んでもらったことのある相手の香りと、物騒な鉄の匂いもまた嗅ぎとったが――
何を思ったか、悪戯に、起用にジャンプしざま、相手が玄関に侵入するまえに全ての灯りを消してしまう。
そして自分はキッチンのほう、玄関からの死角に隠れてしまい――)
(不審に思い、何より蛍光灯を探そうにも灯りに慣れた目には急に真っ暗になって驚いたのが最初。
ロックを外す音にも気がつかず、おそるおそろ手探りでリビングに、そこから玄関まではまっすぐに狭い通路が伸びていて――
更夜のタチの悪いいたずらだろう、ぐらいに軽く思い、カーテンも閉まっていてほとんど灯りがない中を、
手探りでスイッチを探そうと壁に近づいていく。
玄関からリビングに入った脇の壁にスイッチはあるわけで、特に気配を忍ばせるつもりはなかったのだが、
探っている相手にとっては息を殺して歩いている、ように見えなくもなかったかもしれない。
あまりの暗さに、思わずリビングのソファの脚につまづいて、大きな両手を前に出して床に転んでしまって――)
……………っ!!!???
(突然消えた照明に、言葉も出ないほど驚いてしまい)
(半ばパニックの表情を浮かべながら、涙目でホルスターからP7を抜いて構える。)
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
異形だったらどうするの…しっかりするのよ、わたし!
………へ、変質者だったら、どうしよー…ゆゆゆ、ゆ、幽霊、とか……っ
(ぎゅっと目を閉じ、小声でぶつぶつと呟きつつ暗闇に目を慣らす。)
(と、その直後、なんだかよく解からない大きな音が、向こうから聞こえた。)
(そんなにも、遠くない。)
(ひーーーーー)
(心の中で悲鳴をあげて、それでも、そろりそろりと歩みは止めずに)
(リビングと思われる部屋を覗き込み、視線を一回転。)
(ふと、床に目をやると、なにものかが倒れているように見える。)
――――っ!!
(やっぱり、泥棒?それとも人間型の異形?あぁ、まだ目が慣れきっていない……)
動くな!!
(声を上げ、咄嗟に、倒れこんでいるその人物(?)に銃口を向けたまま)
(その背中に馬乗りになろうと、倒れている身体をまたぐ。)
(心中は半分パニック状態だが、指先に伝わってくる慣れた鉄の感触が、気持ちを落ち着かせてくれる。)
(―――に、違いない。そのうち、たぶん、きっと。)
(かちゃん、と音を立て、グリップを握りこんでセーフティを解除した。)
動くと、撃つから。
この不審者め。
>>81 (なんとかとっさに突き出した手が、ばちんと床を叩く。
ちょうど四つんばいになる形で、床とキスするのは避けられたようだ、ほっとしたところに――
声を掛けられて、咄嗟には何を言われたか分からない。
え?え?誰かいる?なんて思って顔を上げると、闇に慣れ切っていない目がぼんやり小さな人影を捉えて…)
「動くと、撃つから。この不審者め。 」
(そこでようやく声の主に思い当たるほど冷静さを取り戻したときには、
お馬さんごっこでもするようにちょうど背に乗られて、がちりと頭の後ろに冷たい鉄の感触が当たり、
しかもぞっとする、機械的な音までする…セイフティ、解除か?
ごくり、と唾を飲み込んで声をだそうと――)
『そのままで、久遠ゆりか譲、久しいな。
まだトリガーは引かない方が、後々悔いることが少なくて済むように私は思う。
落ち着いて、落ち着いて。』
(低く穏やかな、しかしどこかに面白がるような更夜の声が響く。
そしてぱちり、と灯りをついて…)
こんばんは、久遠さん。
間違ってばん!っていっちゃったりするの、流石に僕も怖いんだけど…
一瞬で冷や汗を掻くって本当なんだね、身をもって体験したよ。
とりあえず、降りてくれると僕はうれしい、な…?
(すぐには目は慣れないが、まあさっきよりはマシなわけで、状況をはっきり確認できる。
床に手をついて銃口を突きつけられたまま、じっとり冷たい汗を掻いて、そのままでいるしかなかった。
ものすごく格好悪い、とは思ったがもう取り繕いようもないわけで、せいぜい強がりを言ってなんとか落ち着いて、
取りあえず銃口はずしてくれないかなー、なんておそるおそる振り返ると、銃口と照星が目の前にあるわけで…
心臓が一気にぎゅっと縮む思いをしながら、力なくゆりかに、なんとか笑いの形を作って見せる)
(銃口を後頭部に押し付け、広い背中に体重をかける。)
(闇の中、緊張した空気が流れるのが、解かる。)
(捕まえた…だけど、どうしよう。)
(警告に、まったく動かなくなったからには、おそらくは人間。)
(大人しくさせてから、兵部にでも通報しようか。)
(少しでも襲い掛かってくる様子を見せたら、すかさず撃ってやる。)
(さすがに後頭部をこのまま撃ち抜いたら死んでしまうので、肩でも撃って―――)
(ぐるぐると思考をめぐらせていると、なにやら聞き覚えのある声が聞こえた後、ぱちりと灯りがともる。)
………?
(一気に思考停止。)
(きょとんとした表情で、後頭部を見つめなおすと、再び聞き覚えのある、今度はまた違う声で)
………?
(それでも、銃口は突きつけたまま、かっくんと首をかしげる。)
(振り返る顔は、見慣れた先輩の優しい笑顔―――幾分、青ざめ引きつっているように見えたけれど。)
――――っひゃ!!?
ひゃわ…っ
みっ、みか…っ、かっ……
(はわはわと、両腕をバタバタとさせ、脚を持ち上げると)
(そのまま背中を滑り落ち、後ろにすてんと尻餅をついてひっくり返ってしまって)
(銃を持つ手を離さないものだから、漆黒のフリルを揺らし、じたばたとなかなか起き上がれずに暴れる。)
>>83 (ようやく相手も分かってくれたらしい…が、今度は向こうが慌ててしまったようだ。
なにやら口ごもりながらバタバタしてるのを、すごいフリルだなあ…なんてズレた感想も抱きつつ、
実はまだ危機は去ったわけではない。
手に銃をもったまま、じたばたしてるのは非常に危険なわけで――
四つんばいから向き直り、膝立ちになると左手を差し出して)
落ち着いて、大丈夫。
(スカートを捌くのが大変なのだろうか、実のところ銃の前で平然としてるのは結構勇気が要ったが、
まあめったなことはないだろうと腹をくくって、膝をついたまま手を差し出す)
銃はしまっても――大丈夫、なんだよな?更夜?
『ああ、今のところ、あたりに妖しい気配はないようだ。
そこの闖入者を除いて、になるわけだがね。
今晩は、ゆりか嬢。
随分と変わった訪問の仕方だが、ロシア式なのかね?』
(とてとてと、仔犬のミニチュアダックスの更夜が水鏡の隣に並ぶ。
脚をふみふみしながら、犬の表情を見分けられるものがいればかすかに顔にからかうような、
おもしろがっているような気配が感じられたかもしれない)
そんなわけで、まずは銃をしまおうか。
お茶…はないけど、僕が淹れたコーヒーぐらいはご馳走するよ。
こんばんは、久遠さん。
(ゆりかが落ち着くまでは、と手を差し出して、今日もまた一段とロリィタだなあ…と服装を検分する余裕まで、少しずつ取り戻す)
ぐす……っ、ひっく……
(膝立ちの水鏡を見ると、なにかが途切れたように、ぶわわっと青い瞳が大洪水になり)
(しゃくりあげながら、手を伸ばすが、その手はまだ銃を握りこんだままで)
(おろおろとした表情を浮かべていると、更夜の声が聞こえ)
(素直にこくんと頷くと、黒のボレロの内側にあるホルスターに、すとんと銃を仕舞った。)
(水鏡の左手を掴み、身体を起こす。)
(愛らしいふくふくとした前足を、掃除の行き届いた床でふみふみとさせる小さな姿を)
(少しだけ、恨めしげに眺める。)
ロシア式、だなんて…そういうわけじゃ……
わたし、てっきり不審者か幽霊かなにかだと……
(ぶつくさと言い訳しつつ、ぺたんと床に座り、ぱふぱふとワンピースの膝辺りを叩いて身づくろいする。)
(スクエアネックのデコルテには、黒いサテンリボンが交差して、首の後ろでリボン結びされている。)
(胸元はそれと同じリボンで編み上げられ、内側はレースが重なったシャーリング。)
(三段ティあー殿スカート部分にも、ふんだんにレースやリボンが盛り込まれて、典型的なロリィタ服。)
(色が黒いこと以外は、いたって普段どおりの服装だった。)
こーひー……ミルク、入れて欲しいですわ。
お砂糖も、たくさん。
(こくんと頷くと、水鏡の手をとって立ち上がった。)
……さっきはごめんなさい。
変質者と、勘違いしましたわ。
>>85 『いや、少し悪ふざけが過ぎたようだ。
私のほうこそ済まなかった』
(とてとて歩み寄るとこれでもか、と可愛らしい表情を取り繕って、水鏡の手を掴んだゆりかの手をぺろり、と舐める。
こいつ絶対わざとやってるな…水鏡はそう思ったが、それは心の中に飲み込むことにして)
(ティアードスカート、などという言葉を全く知らない水鏡でも、いつものとおりではあるが手の込んだ、
そしていかにもゆりからしい服装であることは分かって…
じたばたした時に、パニエ?ドロワーズ?何か見えたような気がするのは、内緒にしておくことにして)
不審者、か…確かにこのへん、異形もうろつくことあるし、誰も周りに住んでないからね。
(手を取って立ち上がらせると、どうぞ、とソファを示す。
ベージュの革張りのソファが、以外に凝った猫脚のガラステーブルを挟んで置かれていて)
それじゃ準備するから少し待ってね?
(リビングとカウンターで仕切られたキッチンに入り、なにやらこぽこぽと淹れ始めて)
『変質者…はまあ、当たらずと雖も遠からず、だろうか。
もっとも水鏡の場合は、変身、になるのだろうか、ね?』
(ソファのとなり、ちゃっかりとゆりかの脇にちょん、と乗っかり座り込むと、
はむはむと自分の脚の先を毛づくろいして舐め始める更夜)
『あまりに物騒で人がよりつかない物件だが、土地が格安なので建ててみたようだ。
その大家、というか、不動産業者が夜にここの様子を見に立ち寄った時に、たまたま異形と出くわしてしまってね。
そこを颯爽と、水鏡が助けたのを恩に来て、ほとんど無償でここを使わせてもらっているというわけだ。
私も雨露を凌ぐのに便利に使わせてもらっているわけだがね』
ていうか、お前の家みたいなもんじゃないか…ま、別に負担になってるわけじゃないけど。
(トレイにカップとソーサー、ミルクポットにスティックシュガー、スプーンを載せて、
ゆりかの向かいに座って目の前に並べていく)
あんまり苦味はないと思うけど、好みでお砂糖もミルクも入れて飲んでみて。
僕が自己流でドリップしたやつだから、お口にあうといいけど。
(前回の来客の教訓を生かして、まあその辺で買ってきたやつだけど日持ちのするクッキーなんかもお茶請けに出しておく。
自分はクッキーにもミルクにも砂糖にも手をつけず、マグからブラックを香りを確かめてからそっと飲んで)
ん、こんなもんかな。
(落ち着いた様子で、ずずっと啜っていく)
(人の体温よりも温かい舌でぺろりと舐められ、くすぐったそうな笑みがこぼれる。)
(泣いたカラスがなんとやらとは、このことかもしれない。)
(もう片方の手で、こしこしと涙をぬぐって、一人と1匹に対してにこりと笑う。)
いいえ、わたしこそ吃驚しすぎちゃいましたわ。
ごめんなさい。
ここ、ずっと空き家だし、誰かが引っ越してきたわけじゃないのに。
最近人の気配がするって、誰も居ないのに物音がしたり、灯りがついたり。
そんな噂があって、ちょっと見に来たのですわ…あれ……?
ってことは、ここ水鏡先輩の家?
寮生活していらっしゃったのでは、なかったの?
(それなりに高価そうなソファに腰を落ち着かせ、不思議な作業をしている水鏡を見つめる。)
(脇に暖かさを感じ、視線を落すと、更夜がちょこんと座り、足を舐めていて)
へぇ…そんな理由があったんですのね。
相変わらず、水鏡先輩はお人よしと言うか、優しいというか……
あまり危険なことに、首を突っ込まないで欲しいとか、思ってしまいますけれど
それはお互い様ですし、ね。
(そのまあるい頭をくるっと撫でてやると、そっと脇に手を挿しこみ胴を持ち上げて膝に乗せる。)
(そのまま、こちょこちょと耳の後ろや喉もとを、くすぐるように撫で)
へぇ…水鏡先輩って、こんな特技があったんですのね。
(カップを持ち上げ、くん、と鼻を鳴らして、芳醇な香りを確認する。)
コーヒーは、あまり詳しくないですけれど、いい香りがいたしますわ。
(ミルクを少し多めに入れて、砂糖を2杯放り込む。)
(スプーンでくるくるとかきまわすと、香ばしさにまろやかな丸みが現れる。)
(ブラックで飲む水鏡を眺めながら、淡い色に染まったコーヒーに唇をつけ、こくりと一口。)
……んっ…おいし……すごい、ホテルの朝食に出てくるコーヒーみたいですわ。
(こと、とソーサーの上にカップを置き、水鏡を眺める。)
最近は、どうですの?
悩みは吹っ切れまして?……そう、簡単にはいかないでしょうけれど…
少しは落ち着きました?
わたしのほうは、めちゃくちゃで………あ、わたし、水鏡先輩にお訊きしたいことがあったのですわ。
(再びカップを持ち上げ、コーヒーを飲む水鏡を眺めながら、小首をかしげる。)
わたし、先輩しか、そういうこと訊けそうな人、いなくて……
その……セックスって、どんなことするんですの?
あぁ、実演とかじゃなく、言葉で教えていただきたいのですわ。
>>87 もちろん基本は寮で寝てるんだけど、隠れ家っていうか、休憩所っていうか…
(いつもの愛らしい表情を取り戻してくる様子を、マグごしに見ながらようやくこちらも胸をなでおろして)
人の気配がするのは、僕が夜の街をうろついた時に寄ったりするから。
灯りやなんかはまあ、更夜が勝手にいろいろ弄ってるから、ね。
ちなみにこいつ、電話もできたりするよ、ハンズフリーで、たまに僕に伝言よこしたりするし。
「○丁目の廃ビルにどうも妖しい気配がする」とか、そんなのだけど。
そんな情報と引き換えじゃないけど、ここに更夜を居候させてる、ってところかな?
(ドッグフードの買い置きなんかがリビングの隅にあったりして、それなりに世話は焼いているようで)
ま、危険なことにはもう随分、自分で首を突っ込んだり、巻き込まれたり、ね…
一応の用心はしてるつもり。ああ、それと、バックサイドホルスター、ありがとう。
あれ、随分役に立ってる。
アイツの時だと使わないけど、その辺に弾丸を装填したままの銃を放り出さなくて済むようになったし。
(「あまり危険なことには…」の言葉には、曖昧に口を濁しておく。
一応の首輪をつけてる更夜は、ゆりかに大人しく膝に抱えられて、
膝の上でふみふみ安定を確かめるように脚を組みかえると寝そべって、
目を閉じてうっとりと撫でられるにまかせて、時折指先を舌を短く出してちょろり、と愛らしく舐めて見せて、すっかりくつろいでいて)
コーヒーは叔父が道楽で、本当に凝ってたから…
子供のころから、何してるんだろう?って興味があって、自然にね。
ミルでがりがり、豆を挽いたり自分でブレンドしたりするんだよ、叔父は。
僕はまあそこまではしないけど、時々フリーズドライで挽いたのを、送ってもらったりしてる。
慣れてしまってるから、ないと落ち着かない感じかな?
お口にあったようで、何より。
(趣味の話題では、多少口が滑らかになるのだが…最近の話題には、またマグに顔を埋めてしまって視線を外して)
ん…ぼちぼち、ってところかな?
あまり考え過ぎても仕方ないことあるし、悩んでるより体を動かしてるほうがラクだし…
(もごもごと口ごもっていると、ゆりかの質問に不思議そうに目線を上げて、問いかけを聞いて――)
(飲み込んだコーヒーを吹き出す寸前で堪える、まずい、正面に二人、てか一人と一匹がいる…
ぐっと口を押さえ、熱いまま飲み干し、脇を向いて思い切りむせて、動揺をなんとか取り繕おうとする…
せ、せっくす?って今いったのか? いや僕、その…キスもしたことないんですけど、実演?いや、言葉で、って…
水鏡の頭の中はぐるぐると、大混乱状態になってむせ続けていて)
『それはまた…近々そういった雰囲気になりそうなお相手が見つかったのかね?
ヒト同士であれば盛りが来たから交尾する、というものでもないようではあるし。
というより、一年中発情期なのではないか?と私にしてみれば思うことがないではないが、ね』
(助け舟を出したわけではないが、くりくりの黒目がちの瞳を上げて、更夜がゆりかに問いかけて)
更夜くんから……電話………っ
(カップを両手で抱えたまま、想像し、ぷるぷると震えて、膝上のちんまりとした姿を見下ろす。)
(別に、情報が欲しいわけではない。あ、いや――欲しいのだけれど。)
(それよりも、このちんまりふくふくした前足で、電話するのか!?そのはむはむと動く口で、電話するのか!?)
(あとで、わたしの電話番号も教えておこうと、心に誓った。)
ホルスター、お役に立っているようでなによりですわ。
本当は、役に立たないような生活をされたほうが、わたしは一番嬉しいですけれど。
……不知火さんに罪は無いとは信じていますけれど…でも、困ったものですわね。
(ふぅ、と息を吐き出してから、ふわふわの毛並みに指を滑らせる。)
(気持ちいい。やっぱり犬、欲しいな。)
そういうのって、素敵ですわよね。
水鏡先輩も大人になったら、そんな素敵な叔父様になるのかしら?
コーヒーがご趣味だなんて、お洒落ですわ。
水鏡先輩って、考えすぎるとこありますもの。
それくらいの心持でいらっしゃったほうが、いいとは思いますわ。
わたしくらい、ノーテンキなのも考え物ですけれどね。
………?
(目の前の水鏡の顔が、激しくなにかを堪えている。)
(それが、自分に降りかかるかもしれないコーヒーの雨だとは梅雨知らず、首をかしげたまま眺める。)
(そして咽こむ様子を見て、さらに首の角度は急を増していく。)
……………
(セックスが、恥かしいことだというのは、そのくらいは自分も知っている。)
(だけど、そんなに驚いた様子を見せなくてもいいじゃないか、と、少し憮然としながら頷いた。)
そうですわ。
セックスって、言いましたの。
わ、わたしだって……恥かしいとは思っていますのよ?
でも、他に訊ねられる肩がいないから……
……そっか、先輩はキスしたことないんだ。
(自分のアレは、キスに入るのだろうか。以前、同級生の女の子にされた、アレは……)
(思い出していると、膝上から更夜の声が聞こえ、視線を落す。)
雰囲気…?
雰囲気が、必要なんですの?………どんな雰囲気?
裸になってベッドで眠るだけじゃないんですの?
発情期……雰囲気?
(ますます解からなくなり、首を捻る。)
>>89 (落ち着け落ち着け落ち着け、円周率の数字は言えるか?ひとよひとよにひとみごろ…は、ルート2?
混乱の真っ只中の水鏡はようやく咳き込むのをなんとか収めて、テッィシュで口元を拭って、深呼吸)
いや、悪かった。
いきなりその、久遠さんみたいなコからそういう言葉を聞いたからちょっとびっくりして、さ。
(ちょっとどころではない動揺を、目線が泳いで表したままで)
いや、その…裸になるのはあってるだろうけど、ベッドで寝るだけ、じゃないんじゃないか、な?
(水鏡も健康な高校生男子、それなりの知識はまあ、持ってはいる。
まったく実践の経験が伴わないのが悲しいところではあるが、それでもある程度の想像をめぐらすことはできるわけで)
どんな雰囲気って…そういうのは、言葉にするもんじゃなくて、なんとなく目と目を交わした時にわかるもの、だよ、うん、きっと。
(具体的な説明などできるわけもなく、言葉を濁しながらも懸命に考えて)
『愛し合う、ということかな? 肉体的にも精神的にも、どちらの意味にもとれる、曖昧で便利な言葉ではある。
動物なら生殖のための行為だが、ニンゲンはその行為に別の意味を見出している、もしくは付与しているはずだ、
そんなことを言いたいようだよ、水鏡は』
(まだゆりかの膝の上、更夜は組んだ前肢の上に自分の短い顎を乗せて、瞳を上にむけてゆりかを見つめながら)
『行為を実際に見たことがあるが――主に夜の公園で――その場のなりゆきに任せてしまって問題ないのではないかね?
人間だって動物の一種なのだ、本能に任せれば後は文字通り自然に、なるようになるときはうまくいくであろうし、
うまくいかないようなら二人でどうすればいいか、考えてみるといい。
なにより、あまり難しく考え過ぎることはないのではないか、人間ではない私が言うのもおこがましい、と言うものではあろうが』
いや、その…
(更夜の言葉を聞きながら考える、こいつ絶対面白がってやがるな、眉間を指で揉んでから、困ったような表情で向き直って)
年齢制限があるものじゃなし、その時の気持ちが動いたなら、してみてもいいんじゃないだろうか?
ただ、ケータイ小説じゃあるまいし、ちょっと妊娠って洒落にならないから…
避妊は確実にしたほうが、いいと思うよ?
一応僕も、そういうの持ってるし…
(男の見栄というべきか、実際はふざけてキャプテンに押し付けられたものだが、財布に一枚避妊用のアレは用意してある。
他に聞ける人がいないって…頭の中で想像をめぐらして――)
(兵部君…すっごい微妙、あの様子じゃまだ、なんじゃないかなぁ…年齢も年齢だし。いや、意外とすごかったりするのかも。
紅裂さん…彼ならどうだろう?どうもバトル馬鹿っていうか血塗られた方面は得意そうだけど、案外純情だったり?する?のかな?
紫さん…やばい、絶対やばい気がする。そんな相談自体、持ちかけられないじゃんか。
媛先輩…あるいは一番の適任者か。郡くんってイイヒトもいるみたいだし。
でもなあ…本人そういう機微、全部ぶっとばしてそうだし。自分で感情をもてあましてるようだし、色恋方面はちょっと…)
(消去法で僕?僕なの?と未だ混乱から覚めやらぬ中でも、なんとか冷静になろうと、考え考え)
やっぱり互いの気持ちの問題じゃないかなって気がする。
方法とかは、後でいくらでもついてくるように思うんだけど…
(なんとか言葉を捻りつつ、当然思うのは誰が相手なんだろ?ということである。
が、当然であるがゆえに、相手にストレートに問いかけるわけにもいかず、
思考の手詰まりに堕ちりながら、四苦八苦して言葉を紡いでいって…
こんなことしか言えなくて申し訳ない、と表情にも困惑を浮かべ、かすかに顔も赤らんでいて)
【むっちゃくちゃ楽しいんだけど、次の久遠さんのレスぐらいで僕は眠気の限界っぽい。
凍結をお願いできるかな?月曜日は都合が悪いので、火曜日以降の夜になっちゃうけど。
ちなみに金曜から日曜昼までも予定が入ってしまってたりする、こちらからお願いしておいて勝手な都合を言ってごめん】
【了解ですわ。都合はお互い様、ですもの。気になさらないで。】
【わたしのほうも、少し予定が不透明なので月曜以降に避難所に伝言でよろしくて?】
【なるべく水鏡先輩の希望にあわせたいとは思いますので、火・水・木のいずれかでは考えますわ。】
【都合の良い時間帯は、わたしは大体平日は夜の9時以降なのですけれど、それで大丈夫です?】
【こちらこそ、楽しませていただいております。】
【解凍も、楽しみにしておりますわね。】
【また、解凍までに日が空くようでしたら置きレスをさせていただきますわ。】
>>91 【夜21時以降、火曜〜木曜日なら今のところ問題なし。
避難所をチェックしておくことにします。】
【僕のほうでも可能ならレスを置きながら、折角だしじっくり進行することにしようか。
半実態の異形なんてどうでもよくなるほど、ついつい話にのめりこんで、大いに悪ふざけも楽しんでしまってるよ。
異形の件はどうするか、後でしっかり考えておくことにするから。】
【それでは本当に寝落ちしてしまいそうなので、悪いけどお先に僕はここで失礼することにします。
今日は楽しすぎだった、お相手ありがとう、久遠さん。お先に、おやすみなさい。
僕からはこれにてスレッドをお返しします。】
【日程、時間、確認いたしました。】
【それでは、明日夜にでも伝言を残させていただきますわね。】
【異形も出てくるし、お楽しみは盛りだくさんと言った感じですわね。】
【いまのところは、わたしも水鏡先輩のうろたえっぷり、楽しませていただいておりますわ。】
【そして、更夜くんの意外なほど大人な反応〜】
【おやすみなさいませ。遅くまでお付き合いありがとうございますわ。】
【水鏡先輩に良い夢を。】
スレをお返しいたします。ありがとうございました。
94 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 15:54:24.16 ID:NVvWBnFv
久しぶりに見た
【置きレスにお借りします。】
>>90 (水鏡の、視線が泳いでいる。)
(確かに恥かしいことを訊きはしたが、そんなにダメなことを訊ねてしまったのだろうか。)
わたし、みたいな?
(だったら、どんな子だったら納得できるのだろうか。)
(よくは解からなかったが、とにかく自分のような人間がセックスについて問うのは、人を吃驚させるらしい。)
(やっぱり水鏡に一番に訊いてみてよかった。)
(彼なら、絶対に馬鹿にしたり笑ったり呆れたりせず、きちんと聞いてくれそうな気がしたから)
(自分の判断に満足しつつ、なんとなく歯切れの悪い水鏡の解説に耳を傾ける。)
寝るだけじゃ、ない。
それって晶くんもそう言いましたの。
とても気持ちのいいことだ、って。
やっぱり、弟はわたしに嘘付いていたのですわ。
あ、弟ってわたしの弟なんですけれど。
いつも、わたしに嘘ばかり言うんですのよ?
(続いて、言葉を補足してくれているらしい更夜に視線を落し)
(水鏡よりかは、はっきりとした物言いの様子を眺め。なでなでと、長い背中を撫で続ける。)
……こ、公園!?わたしと一緒ですわっ
いや、したことはない…けれど。
外で、するようなことなんですの?
だって裸で寝なきゃいけないのなら、公園て……そんな。
虫も来るし、風邪ひいちゃうし。
(説明している更夜を、怪訝な表情で――しかし上目遣いは可愛い、抱きしめたい――眺めて)
(そして、本当なの?とばかりに、水鏡を見つめ首をかしげる。)
妊娠……
じゃあ、妊娠しない程度の行為って、ありですの?
なんで二人とも精神論ばかりで、具体的にどういったことをするのか教えてくださらないんですの?
それとも、そもそも裸で寝る行為だけだから、精神論の問題?
年齢制限って……たとえば……10歳でも出来ることなの?
そういうの、持ってる…って?今も?
なになに、差し支えなければ見せて見せて?
(何を持っているというのだろう。『持っている』と言うからには、なにか物質に違いない。)
(裸を見せるとかそういったことでなければ、それはぜひ拝見してみたい。)
(更夜が膝から滑り落ちてしまわないように片腕で支えながら、水鏡へ向かって身を乗り出し)
(手で持てる物なのかどうか解からなかったが、ひとまずは、ぐっ、と片手を差し出した。)
(―――あれ?でも今、重大なことを聞き流したような気がする。)
(更夜が言った、さっきの言葉―――)
―――え、待って。
セックスって…愛し合ってる人たちがすること、なの?
(水鏡に向けて手を差し出したままのポーズで、ぴしりと表情が固まった。)
【水鏡先輩への置きレスにお借りいたしました。】
【ありがとうございました。】
96 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 15:02:54.19 ID:JwaPKSD0
ここでやるか
【こんばんは、プロフ
>>17で30分ほど待機します。】
【これで落ちます。お邪魔しました。】
【久遠さんとのロール再開にお借りします。
さっき避難所で言い忘れたけど、無駄に長いので適宜カットしてしまってくださいませ、です】
>>95 そうか、弟さんが…
(嘘ついてばっかり、の言葉にはかえって仲のよさが滲み出ているようで、
兄弟のいない水鏡にはほんの少し、うらやましく思えてつい)
お姉ちゃんをからかってみた、ってところかな。悪気はないんじゃない?
兵部くんが…ね…気持ちいい、みたいだね?多分…
(ではお相手は兵部くん?なのかなあ…などとまだまだ混乱しつつ話を聞いて)
(公園で、のくだりでは正直こっちを見られても困る。思わず唸ってしまって視線は泳ぎ)
いやまあ、今の季節だけ…じゃないかな?
夜になると…って有名なところはどこの街にも一つぐらい、あるだろう?
(「私と一緒」の部分も気にはなったが、細かいことを突っ込んでいてはどうにも話が進まない、やむなく割愛することにしつつ、
お前が説明しろよと更夜をにらみつけるも、その仔犬は水鏡の視線を外し、
ゆりかの膝の上でひっくり返ってお腹撫でて?の愛くるしいポーズでごまかしている。
短く舌をちょろっと出して、期待に目をきらきらさせて仰向けで丸っこい肢で宙を掻いていて)
(さらなる質問ラッシュにたじたじ、もはや防戦一方、ガードの上からボコボコに殴られているような気分になる…
こんなことなら表で異形の群れにでも襲われたほうがマシだ、と思わずにはいられなかったが、
さて、どう応えたものか、片手を差し出したまま固まったゆりかを困惑もあらわに見ていると、
ゆりかの膝の上に乗っていた更夜がくるり、と体勢を立て直し、ゆりかのとなりにちょこんと座りなおして)
『これは失礼した。ゆりか嬢の質問の意味をこちらが取り違えていたようだ。
では一つずつ…まずは肝心の「具体的にどんなことをするか」からお答えしよう。
一般的にはセックスとは、男性器を女性器に挿入する行為を指す。
この際、射精を伴うことが多く、精液中に含まれる精子が、女性の器官の中で卵子と結びつけば妊娠することになる。
ために、男性器にゴム製の覆いを被せて妊娠を防ぐのが、スタンダードな避妊の方法としてあって、
水鏡が持っているのはその一つ、いわゆるコンドームと言われるものだ。』
(端的に表現して、落ち着いた低い声で説明を続けて)
『別に何歳でも行為自体は可能だが、男子は精通・女子は初潮が来ていなければ、妊娠の可能性はない。
動物なら交尾に当たるな、別に交尾に愛情は必須条件ではないが、
人間の性交には一般的には互いの愛情を確かめる、そんな意味合いもあるようだ。
もっとも商用で出回っているような性の商品に関しては、もっぱら快楽のためのようだから一概には言えない部分もある』
(済ました顔で…といっても、ちまっとした造作の愛くるしい顔のままで一気に更夜が説明する間、
顔を赤らめてマグカップに顔を埋めて聞いていた水鏡が顔を上げて)
プライベートな行為だから、普通は自分の家とかホテルとか…
ラブホテルってあるだろう?愛し合うため、そういう行為のためのホテルってことだね。
公園でするのは、刺激を求めてなのかなぁ…さすがに全裸じゃお巡りさんに見つかったらしょぴかれるから、
半着衣で下着を下ろして、なんてことになる、はずだよ?
愛し合ってなくてもする人はいるのかもしれないけど…
普通はよほど親密になった男女が、その絆を確かめるのにする行為っていうか…
少なくとも、僕はそう思ってる。
さすがに具体的にどうすればいいのかは、僕だとお手上げ。
(ちらっとリビングの端っこ、デスクトップのPCのほうを見やってしまう。
繰り返すが水鏡とて健康な高校生男子、まったく興味がないわけではない、ないのだが…
ここでそういったコレクションを披露するわけにもいかない、。
ロリィタファンションに身を包み、金の髪に青い目の、さらには、
自分からすれば高校生であることがやや疑わしいような体の発育しかしていない少女に対して、
露骨なソレをとてもではいがひけらかすようなつもりには、なれなかったから)
『さて、一気にまくし立ててしまったが、一通り質問には答えられたはずだ。
何か聞きたいこと、疑問などあるかね?こちらの分かる範囲でお答えするのにやぶさかではないが?』
(あくまでしれっと、耳をぱたぱたさせてゆりかを見上げて、更夜が問いかける)
たぶん……気持ちいい………
(自分のなかで確認するように、水鏡の言った台詞を繰り返す。)
今の季節だけ?
公園でするのは、期間限定みたいなものなのかしら?
こう……夏のお祭り的、な?
うーん……やっぱり、セックスは気持ちいいんだ。
更夜くんも、気持ちいいの?
(気分はもう、なにかを教えてもらう生徒に近い状態で、真顔で膝の上を見ると)
……はぅんっ
(なんてことでしょう!)
(死ぬほど可愛い、愛らしい、死ぬ。わたし、この家から生きて帰れないかも。)
(ふくふくの前足をぱたぱたさせながら、丸くきらきらした黒い瞳が期待揺れて、おなかを見せている。)
(これが撫でずにいられようか!とばかり、わしわしナデナデとぽこんとした仔犬特有のおなかを撫でてやる。)
(………… し あ わ せ 。)
(この上なく弛みきった表情で、なでなでーっと、てのひらを滑らせる。)
―――あ。
(膝から心地よい重みと暖かさが、ふわりと離れて)
(視線をやれば、すぐ隣にちょこんと座り、愛らしい瞳をくるくるとさせたまま)
(その見た目からは全く想像できない――それ以前に犬が喋るとはいかがなものか――重たい声を更夜が発した。)
……そっか、じゃああわたしは、まだ……
(言いかけて、止める。)
(ここでセックスの話題をするのは慣れてきたとはいえ、自分はまだ妊娠の可能性が無いまで口に出すのは、さすがに恥かしい。)
……………
…………………
………………………
(話を聞いているうち、徐々にゆりかの顔から血の気が引いてくる。)
(なんつった?今?この愛らしいわんこの口は。)
(男性器を女性器に…そ、そっ…そそ………)
無理!!!
(突然、頭を抱えてソファーの上でのた打ち回り、座面に突っ伏してしまった。)
なにそれなにそれなにそれ?信じられない!!そんな、そんな……
〜〜〜〜〜〜…………
そんなことされたら、死ぬわ。
意味わかんないし!
(ソファーの色で目の前が一杯になった状態で、吐き捨てる。)
家とかホテルとかって…やっぱり基本は室内なんですのね。
でも、わたしそんなの無理だから!!
そんなわけわかんないことしてる人達、みんなおまわりさんに捕まればいいんですわ。
(ひとあたり、思いのたけをソファーの座面にぶちまけ、むくりと起き上がる。)
……いえ、疑問はいろいろありますけれど、ある程度は解かりましたわ。
どちらにせよ、愛を確かめ合う行為ならば、わたしには不要のもの。
愛なんて、いらないから。
(見上げる愛らしい顔に、作ったような笑顔でにこりと笑いかけ、耳がゆれている頭をひと撫でした。)
【あまり切れなかった…だって、面白いんですもの。】
【それでは、今夜もよろしくお願いいたしますわね。】
>>100 (血の気が引くと、日本人とは全く肌の色が違うのがよく分かって、文字通り蒼白になるのを、
ある意味気の毒そうに見つめながら言葉を紡いでいたが――
じたばたしながらあらぬことを口走るのを、そっとあさっての方角を見て、見なかったフリをする、ことにする。
少し落ち着きを取り戻したか、更夜に向き直って口にした言葉に、眉を寄せて考え込んでしまう。
更夜は何も言わず、はたはたと尻尾を振り、頭を垂れて撫でられるままにしていて――)
コーヒー、もう一杯どうだい?
てか、僕が飲みたいから淹れてくるよ。
(返事を待たず、トレイをリビングの隣、カウンターの向こうに持っていって、とつとつと話し始める)
愛がいらないのは、怖いから、かな?
それとも目的を果たすまでは、とか誓ってるんだろうか?
(ゆりかの返事を期待しているわけではない、ペーパードリップの準備をし、作業をしながら)
でも、今はそれでいいのかもしれないね。
これはあくまで僕の考えなんだけど――
人を好きになって、気持ちが抑えられなくなったらやっぱり僕も、相手に求めてしまうかもしれないね。
その人のことをずっと考えて、いつも考えてて、その人が傷つくぐらいなら自分が死んだほうがましって思って…
声を聞いていたい、顔をずっと見ていたい、手を繋ぎたい…
そういう気持ちの先に行為があるんじゃないだろうか?
人の肌ってあったかいもんだよね。
別にいやらしい気持ちがなくても、抱き締められると心がふわっとなったりしない?
(まだ悪くはなってないはず、と確かめてから、ミルクもほどよく暖めていく。
ペーパーにお湯を垂らして、抽出具合を確かめていると、コーヒーの香りが豊かに立ち上って)
んっと、こんなもん、かな…?まだ試作段階なんだけど、カフェオレ、試してみてくれる?
感想も聞かせてくれると嬉しいな。
(今度はミルクたっぷりのカフェオレをゆりかに、自分にはあいも変わらずブラックをマグに注いでリビングに運んで)
でも、そういう気持ちは誰にも強要できるものじゃないから、
久遠さんが人を愛するときが来るまで、行為自体を焦らなくてもいいんじゃないかな?
こんなことしか言えないけど…それと、そんな行為をしてる人、みんなお巡りさんに捕まってしまったら、
かえって警察のほうで困ったことになるかもしれないよ?
ありふれた、とは言わないけど、それほど珍しい行為じゃないみたいだし、ね?
(最後はうまいこと言おうと思って果たせず、中途半端に笑いを浮かべながらも気ぜわしげな表情でゆりかの顔色を伺う。
水鏡の話の間、更夜は一言も口を挟まずに、ほかほかする体を撫でられるまま、甘えて指にふさふさの毛を擦りつけて、
喉撫でて?と頭を差し出し、たわむれていて――)
『残念ながら、私が交配実験に供される前に研究施設が壊滅してしまったのでね。
本能でやり方自体は知っているが、私のそれは犬のやり方だから、あまり参考にはならないと思う。
それにどうしたわけか、他の犬が盛りのつく季節にも私にはそういった衝動がないようだ。
あるいは知能を向上させる手術や薬の副作用なのかもしれないが、私自身にも詳しいことまでは分からないな。
お役に立てなくて、すまない』
(てめえ僕のキメ台詞全部ぶちこわしにしやがって、といった表情で更夜を見つめる水鏡と、
どこまでも愛くるしくぺろって舌なんか出して指を手を舐めていく更夜)
(微笑みながら、更夜の頭をなで続ける。)
(ぱさぱさと、しっぽが揺れてソファーに当たる音を聞きながら、犬は感情表現が出来ていいな。と思ったり)
ん……
(返事をする前に、水鏡は席を立ち、カウンターの向こうへトレイを持って行ってしまう。)
(その姿を視線で追いかけ、なんとなく手持ちぶさたを感じつつ)
(更夜の頭から耳の後ろ、首をわしわしとしてやったりして)
べ、別に……怖くなんか………っ
(更夜の頭を撫でている反対側の手で、黒いスカートの裾をきゅっと掴む。)
(カウンターで作業をしている水鏡へと、そんなことに恐怖してしまうような弱い人間ではないといわんばかりに)
(キッ、ときつい視線を投げかけるものの、彼は相変わらず柔らかい表情で、俯き、作業を続けていて)
(小さく息を吐き、身体から力を抜いて、ソファーに深くもたれる。)
………抱き締められると…
(少しだけ、解かる。)
(あんなに心細かった夜、迎えに来てくれた紅裂に抱きしめてもらったとき)
(兵部のマンションに泊まらせてもらい、隣で暖かな寝息を感じたとき)
(それは、愛とか恋とか、そんなことを考えなくても、心安らげる空間で、気持がとても落ち着いた。)
(暗い瞳のまま、ぼんやりとしていると、柔らかな毛が手に擦りつけられる。)
(下を向くとふさふさの毛の喉を見せられて、少しだけ本物の笑みがこぼれ、指先でこちょこちょとしてやる。)
犬のやり方……
………そっか、更夜くんも色々あるんですのね。
いいえ、じゅうぶんですわ。
説明も、とても解かりやすかった。
更夜くんは、ほんと物知りですごいんですわね。
(長い鼻面をこしこしと擦り、ほっぺから首にかけてこしょこしょ、そのまま頭に指を滑らせ、ゆっくりとなでてやって)
いいこね。
いただきます。
(水鏡が淹れてくれたカフェオレのカップを持ち上げて、唇に運ぶ。)
(あちち…と、小さく呟き、それでも、ずず…と吸い込んで)
……ん
(口の中に、コーヒーの芳醇な香り、そしてミルクの濃厚さが広がり、とろけるような甘さのあとに、ほのかな苦味。)
(コーヒーのことは、本当によく知らないのだけれど、なんだか涙が出そうなほどに、暖かい味がした。)
…………おいしい。
まるで……
(薄茶色の水面を見つめ、そして微笑みながら水鏡を見つめる。)
まるで、誰かに抱きしめられているような…そんな、安心する味がしますわ。
でも、わたしは愛とか、ほんとうにいらないの。
わたしが愛を知れば、わたしの一族は破滅も同然。
わたしの能力ごと、本当に心から愛してくれて守ってくれる人を見つけなさいって、パパは言ったけれど。
そんなの無理。
心から、って……基準が、よくわからないし。
そんな曖昧なものに、一族の願いと、天秤にかける事はできない。
わたしには、一族の願いを叶える責任がある。
水鏡先輩にだって、絶対に譲れないものはある、でしょう?
わたしはそれがたまたま、愛を拒絶することなの。
それだけのこと、だわ。
………ごめんなさい、変なお話しちゃって。
(ふるふると首を横に振り、少しだけ笑って)
このカフェオレ、ほんとうに美味しい。
わたし、実はコーヒーって今まで苦手でしたの。なんだか新発見な気分ですわ。
>>102 うん、さっきより今の久遠さんの顔のほうが、僕は好きだな。
お人形さんみたい、っていうけど、整っていてもお人形さんの表情はいつも変わらないだろう?
そうやって笑ったり慌てたり、生き生きしてる感情を表すことが、自分も相手もあったかくしてくる素だと思う。
(カフェオレを飲んで少しずつ生気が戻ってきた顔を、穏やかに見つめ返して、後は余計な感想を挟まず、
ゆりかの「理由」にじっと聞き入る)
どういたしまして、それじゃまた、僕の独り言だけど…
(ソファにもたれて、マグカップにうつるブラックコーヒーの表面に、カップを手で揺らして見入りながら)
僕にも譲れないものはあるよ、もちろん。
更夜とぼーっと話をしながら、何回あたまでっかちだって言われたか分からないし。
僕のことなら自分ひとりのことで済むけど、一族?その辺は今は詳しく聞かないことにするけど…
それじゃなおさら重いだろうなって、そう思う。弟さんやお母さん、いとこや叔父さん叔母さん、か…
(家族に縁の薄い自分にも、思いを致すぐらいのことはできるし、わかりたいと思う。それでも)
それでも、亡くなったお父さんは、それを分かった上で君にそう言ってくれた、んだよね?
(話の道筋としてはそのはず、だと思いながら確認の意味でも問いかけて)
心が動く時は、言葉でどうこうじゃなくてもう、自然に分かるとしか言い様がないんじゃないかな。
さっきの行為の説明じゃないけど、
(顔を上げて、カップをガラステーブルに置いて、かすかな笑顔を浮かべたゆりかの青い瞳を、薄い茶の瞳で見返して)
どうしても口で、言葉でうまく説明できないこともある。
君を心から愛してくれて守ってくれる人を見つけたときは、君の気持ちもまた、変わっているはずだから。
君を愛してくれる人と、一族の願いと、同じ力で引かれてどっちも選べなくて――
それが本当に、君が人を好きになったときだと思うよ。
君を愛してくれる人と、君が愛する人が一緒になるときまで、
さっきの行為の話も、一族の運命を掛けた選択も、保留にしておいていいんじゃないかな?
僕に出来ること…って、あんまりないっていうか異形とボコり合いするぐらいしかできないけど、
先にその、願いに協力できることなら、前に僕を手伝ってもらったことでもあるし、
出来る限りのことは力を貸したいと思うし。
(そう言うと、自分のマグを両手で包んで)
僕はブラック専門なんだけど、お客さん用にちょっとずつカフェオレとか、作ってみてるところなんだ。
久遠さんに出したのが実は始めてだったり。
上手くできたみたいで、何より。
(少し表情を緩めて、笑って見せる。更夜は何も言わず、撫でられるままにスカートの脇に体を丸めて、
目を閉じてゆりかの指でくすぐられるままに、小さな鼻息を漏らして満足そうにしている)
【さて、ここで提案があるんだけど…このまま異形をとってつけたみたいに出すより、
このまま〆にもっていったほうがいい感じで終われそうかな、と思ってみたり。】
【というのも、前提1が今日はあと1時間30分ぐらいで僕の方がリミットがきちゃう。
前提2が、凍結すると次回は一番早くて日曜日夜、それまでは置きレスもままならなさそうな感じ。
AパートとBパート、って感じで全く違ったバトルロールを後半戦にもってきてもいいんだけど、
少し間が空いてしまうから、その間拘束してしまうのもためらわれて、ね】
【長丁場になってもお付き合いしてもらえるなら、もちろん異形乱入のBパート続行も自分的には歓迎。
久遠さんの気持ちと都合で、僕はどちらでも構わないからどちらか選んでもらえるだろうか?】
【凍結解凍については、わたしのほうは特に問題はないので】
【もし、水鏡先輩さえよろしければ、今日は余裕を持ってここで一端凍結】
【ひとまずは置きで進めるというのは、いかがでしょう?】
【もちろん、置きで進めるにしても、日曜まで動きなしで置いていただいても、わたしは全く大丈夫ですわ。】
【バトル編に持っていくかどうかは、この後次第で】
【水鏡先輩が思いつくものがあれば、突然出していただいても大丈夫ですし】
【この展開のまま〆たほうがしっくりくるのであれば、今回は不法侵入編で〆でも】
【次回まで、時間を置いてしまってもOKならむしろ僕の方は大歓迎。
なので今日日付変わるくらいプラスアルファぐらいまでやってもいいし、ここまで凍結でもいいし、
どちらにせよバトルパートが後に控えてるってつもりで進めてみようか。
じっくり考えてからレスしたい、ってことであれば、一旦凍結でも、それも久遠さんにお任せするよ】
【ん、じゃあ折角だからお言葉に甘えまして、じっくり考えてみようと思いますので、今夜はこれで】
【明日明後日くらいには、置きが出来ると思いますわ。】
【もちろん、先輩からのお返事は日曜日からでも】
【それではひとまずは、日曜日に、ということで?】
【わたしのほうは、おそらく大丈夫だとは思いますが、もし変更等あればまた避難所に連絡させていただきますわね。】
【そんな感じで、よろしいかしら?】
【分かりました、では以降の進め方はそのようにしてみよう。
今回はかなり意外な言葉も聞けたりして、ホントに僕、楽しんじゃってるから。
後半のバトルも次回までに考えて、できればいろいろ仕込んでみるつもり。
今日も楽しかった、またよろしくってことで、今日のところは僕はここで失礼することにするよ】
【避難所も見るだけなら出来るから、確認しておくね。今日もお相手、ありがとうございました。
次回の予定も分かり次第、避難所に書き込んでおくことにします。
それではお先に、おやすみなさい、久遠さん】
【僕からはこれにてスレッドをお返しします】
【なんだか、思いもよらぬ方向へ、あっちころころこっちころころしちゃって、楽しませていただいておりますわ。】
【もちろん、いい意味のころころ、ですわよ?】
【こちらこそ、お相手いただきありがとうございますわ。】
【またよろしくお願いいたしますわね。】
【それではおやすみなさいませ、水鏡先輩に良い夢を。】
【スレをお返しいたします。ありがとうございました。】
【水鏡先輩への置きレスに、お借りいたします。】
>>103 顔……?
(言われて初めて、気が付く。)
(両手を頬にあてて、首をかしげ、再び自然と零れる笑みを恥かしそうに隠す。)
そっか……そうかな?
(こくんと頷き、これからは気をつけようと)
(せめて、こうやって親身になって話を聞いてくれる相手を目の前にしているときくらいは)
(みっともなくても、素直に笑ったり焦ったりすればいいんだと。)
(カップを持ったままソファーにもたれる水鏡を見て、独り言の前置きを言ってはいたけれど)
(それは水鏡の優しさと捉え、真剣に言葉を聞く。)
心が動くときは、自然と解かる………
……あ、えぇ。
パ……父は、知っていましたわ。
それでも、わたしの望むように生きたらいいと、思っている。と。
そんなこと、誰にも言えない臆病者でごめんな。と。
いつも笑顔で、そう話してくれましたわ。
――――人を、好きになったとき。
(青い瞳で、カップを大事そうに両手で包む姿を見つめる。)
水鏡先輩は…ほんとうに、優しい。
わたしがもし人を好きになるのなら、それは水鏡先輩みたいな、優しい人だといいかも。
ううん、どんな人でも好きになれば関係無いのだろうけれど。
でも今は、自分が誰kを好きになるなんて、やっぱり考えられないから。
だから、先輩みたいな優しい人がいいな、って、そんな夢だけでも見れたら楽しいわ。
(ふわっと笑って、再びカフェオレに口をつける。)
やっぱり、すごく美味しい。
さっきのコーヒーもそうだったけれど、このコーヒーは、水鏡先輩と同じ優しい味がする。
こういうのって、人の心がそのまま反映されるのかもですわね。
優しい人の淹れたコーヒーは、優しい味。
いつも適当なことばかりなのに、本当は几帳面で繊細な人のオムライスは絶品だし。
可愛らしくて、大きな悲しみを背負っているのに頑張りやさんのピロシキは、とても幸せな味がした。
人にいい顔ばかりするいいかげんな人間のマドレーヌは、いいかげんな味。
(くすっと笑って、カフェオレをもう一口。)
(ゆっくりと、味と香りを楽しんでから、一呼吸吐き出し)
……最後のは、わたし。
ふふ…ほんとうに美味しいのよ?
更夜くんは、コーヒーが飲めないから残念ね。
いつか、水鏡先輩にミルクを沸かしてもらうといいわ。
きっと、身体中に染み渡るみたいな、優しい味がするはずだから。
【スレをお借りいたしました。ありがとうございます。】
111 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 00:00:42.08 ID:E+dnn0NA
111
【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】十七歳
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
紅いコートを好んで着る。 特に冬場。
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。
『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。
・格闘技…打撃・関節・投げなど節操なく使う。
【武器】 トンファー・小型拳銃
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
エネルギー切れ(魔力切れ)
・魔術と異能の同時使用ができない。
・『Timewalk』は一度の戦闘に一度までしか使用できない。
・『Lunatic』は同じ相手に一度しか通用しない。二度目はどんな相手にでも無効化される。
【備考】
元魔王の契約者。その場の勢いで行動して後悔するが止めない男。
普段は軽薄に笑っているが根っこの部分では笑っていない。
闘争においては情熱と冷徹さを同程度に内包し、時に狂喜する。
【スレ立て乙】
【プロフ投下しておくな】
【こんな時間だが…久々に待機してみよう】
【プロフは
>>11を参照してくれれば】
114 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 23:15:49.52 ID:YWNq6TOd
高島兄
【もう少し早い時間に来れればよかったのだが・・・】
【それじゃ今夜は撤収!】
【落ちます】
>>110【1/2】
(大事なことを、照れたように困ったように微笑んで、娘の頭に手を置いて語ったのだろうか。
見たこともない彼女の父親の姿を幻視しつつ、ゆりかが語る父親の話を聞きながら――)
うらやましいな。僕は父の顔も母の顔も、写真の中で見るだけで自分で覚えてはいないから。
前にもお父さんの言葉を聞かせてくれたけど、そうやって久遠さんの中で生きてる、って言ったら言い過ぎかな、
言葉を覚えていてそれを受け継ぐ人がいる、それがお父さんにとっては一番だったんじゃないだろうか。
亡くなってしまった人とはもう、話はできないけど…
(グレーの長Tの下、素肌に直接身につけた先生の形見のブローチを、シャツ越しにゆっくりと握って)
どうしても色んなことを思い出したり、後になってから言われたことの本当の意味を理解したり、色々だから、ね。
(かすかに、ブローチを下げた首筋のチェーンが鳴って、一瞬目を伏せて自分の思いに沈んで)
心の底から、君が君の思う様に生きてくれたらって、そう願っていてくれたんじゃないかな、お父さんは。
僕も、夢に思っていたことが本当になったらいいのにって思うことはよくあるよ。
久遠さんの夢が叶うといいね…
(そうやって思いのままに生きることが出来ない事情があったから、彼女の父親は他の誰にも言えなかったのだろう、と思う。
それでも言わずにはいられなかった、その気持ちをゆりかの言葉から汲みとれるようで、そんな言葉を宙に目を彷徨わせたまま、口にしていって)
弟さんに、お母さんと久遠さん、で暮らしてるのかな?
嘘ばっかりつくのも、それは仲がいい…ていうのも、きょうだいじゃヘンか、
何の気兼ねもない相手だから、じゃない?
話してなかったっけ?僕、両親が亡くなってからは、ずっと叔父さん夫婦に育てられてきたし、
きょうだいも従兄弟もいないから…叔父さんのところには、子供がいなかったし。
そういう血のつながった身近な相手がいるのって、ちょっと微笑ましいっていうか、憧れちゃう部分もあるかも。
弟さんと、なんだかんだいって仲がよかったりする、んじゃないかな?
(都ちゃんやひのわ、それに年齢的にはずっと上のはずだけどゆりかを見ていると、
もし、妹がいたらこんな感じなんだろうか、なんて思ったりする。
いもうと、の言葉についつい違う人を頭に思い浮かべそうになり、詮のない物思いに、
自分の内側に閉じこもろうとする暗い想念を振り払うように、相手に目を移して、あえて話題を転じていって)
(優しい人、好きになるなら、の話には、マグカップをテーブルに置いてうーん…と頭を掻いて考え込む)
コーヒーが美味しかったなら、優しい味がしたなら、それは僕が優しいからじゃない、と思う。
僕を引き取ってコーヒーもボクシングも教えてくれた叔父が、とてもいい人だったから、じゃないかな。
僕は自分がそんな上等な人間だとは思わないし、思えない。
(しつこく胸元、ぎゅっとブローチの形を確かめるように握り、一度目をきつく閉じた後で)
こうやってない頭を絞って、なんとか僕の考えることを口にしてるのは、
僕が本当に困ったときに力を貸してくれた久遠さんや、僕の…友達に胸の重石を話して随分ラクになったことがあったから、ね。
そうしてくれたときの恩を返す、じゃないけど、話を聞くことで少しでも力になれたらって、思うから。それだけ。
僕が優しいと思うならそれは、僕の周りの人の優しさなんだと思う。
>>110【2/2】
(適当な人…といって思いつくのは、やっぱり紅い髪の男。
口先は減らないところはちょっと不知火と似てるかも、そのくせ人の痛いところにずばっと切り込んでくるのは、
心の機微が分からないわけではないからだろう、と思う。
ピロシキに頑張り屋さん、のキーワードなら、やっぱり卯月ひのわだろうか。
たしかにあの子なら幸せの味がするかもしれない。
ぱっと頭に思い浮かんだ人物像に関してはかすかに眉を上げて反応するに留めておいて――)
僕もいい加減な人間には違いないよ。
大体二重人格みたいに急にがらっと性格が入れ替わってしまうような人がいい加減じゃなくて、誰がそうだって言うんだい?
ほとんど事情も話さなかったのに、君が力を貸してくれたときは本当に僕は助かったし。
君のそのひたむきさにすくわれてる人はきっと、久遠さんが気づかないだけで沢山いるんじゃないかな。
僕もその一人だし。
(君が適当な人間だとは思わない、と直接言っても否定されるだろうからと、考え考え口にしていって)
マドレーヌか…今度もし来る時は、ホールドアップ・フリーズじゃなくて、
僕のカフェオレと君のお菓子でお茶会でもしようか?
夜ふらふらした後は結構ここに寄る事も多いし、僕がいなくても更夜がいるからね。
夜更けのパーティなら、更夜の名前にもぴったりだし。
(指で漢字を書いて見せて、名前の意味も示して見せる。
更夜は何も言わず、ゆりかの黒のティアードスカートに身をくっつけるように、
丸くなってほかほかと暖かい体を寄せて、薄目を開けて心地よさそうにとろん、とゆりかの脇でうずくまったままでいて――
水鏡の話の間、かすかに身を捩じらせ首筋をなすりつけて、暖かい仔犬の体温を伝えて一言もしゃべらずにいて)
【久遠さんへの置きレスにお借りします。置き、即撤退です。
ほぼリアクションのみになった上に、やっぱ無駄に長くてごめん。
ばっさりカットしてもらって構わないから。家族の話とか、それこそ茶飲み話風にそちらもリアクションぐらいでも全然OK。
本当に展開に困ったら異形とバトルにしちゃうことにするけど、
なんとなく楽しくて話を続けてみたくなってしまったのでした。】
120 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:49:02.25 ID:yki7FV6E
ほう
【こんばんは、そして初めまして、踊月先輩。よろしければ、お相手に立候補させて頂きたく】
【ちなみに、こちらのプロフは
>>14にあります】
無言落ちかな
【…急用やお電話などの可能性もありますし、もう少しだけ、反応をお待ちしてみますね】
【それではこれにて失礼しますね。お邪魔しました。ノシ】
【水鏡先輩への置きレスです。】
【余分なものも多いかも。】
【適当に削ってくださいませ、ね。】
>>118-119 うん……そうですわね、パパはわたしのなかで、弟のなかで、生きてる。
ずっとずっと……
(カップを置き、自分に言い聞かせるように胸に手をあてて、目を閉じて小さな声で繰り返す。)
(そして目を開き、水鏡にむかってにっこりと笑いかけた。)、
先輩も、弟みたいに小さかったの?
うちの弟も、まだ幼くて、生きている父の顔とかは、あまり覚えていないみたい。
それでもね、今頃になって、小さな仕草とか笑い方とか、父にそっくりなんですのよ。
ふふ…、これが親子ってやつなのかしら?
わたしも意識はしていないけれど、どこかそういうところがあるのかもね。
先輩もきっと、どこかお父様やお母様に似ている部分が、知らずにあると思いますわ。
(言いながら、Tシャツの胸元を握る水鏡を見つめる。)
(胸でも苦しいのだろうか?と、首をかしげ―――)
(ごくごく小さな金属音。なにか、ネックレスでもしているのだろうか…?両親の形見、とか?)
(目を伏せ、なにかを考え込むような水鏡の様子を見て、少しだけ寂しい気持になった。)
(なんだろう?これは……そうか、目の前の先輩が、とても寂しそうだから、切なそうに見えるから)
(だから、その感情が伝染してきているのだ、と)
わたしの、ゆめ……
うん……わたしは、先輩の夢がかなえばいいなって、思ってる。
先輩は、どんな夢をみている、の?
そう、アリョーシャ…弟と母と、三人暮らしですの。
母も弟も、いつも仕事でいなくて、わたし一人暮らしみたいなものですけれどね。
だから、わたしの家にも遊びに来てくれるとうれしいな、更夜くん。
(脇で、居心地良さそうにくつろいでくれている仔犬の、柔らかな毛並みをひと撫で)
もちろん、水鏡先輩だっていつでも遊びに来てくださっていいのよ。
わたし、大歓迎しちゃいますわ。
わたしも兄はいないけれど、水鏡先輩みたいな…お、お兄さまだったら、すごく嬉しい…
(兄という単語に、なんとなく気恥ずかしさを感じて、白い頬をふわっと染め、少しだけ俯く。)
(頭をかき考え込む水鏡を見て、カップを抱えたまま、ぷるぷると首を左右に振る。)
そりゃ、叔父様仕込みの味わいもあるのでしょうけれど、これは間違いなく先輩が淹れたコーヒーですもの。
どんなに師匠が素晴らしくても、それを受け入れられる器がないと、ね。
先輩には、そのやさしさの器があった、ってことですわ。
わたしもそんな風にいえるほど、人生経験積んでるわけじゃないですけれど。
でも、この味は確かに、水鏡先輩の手が、気持ちが、作り出したものですわ。
(少しぬるくなったカフェオレを、再び一口。)
(熱いときとはまた違う、ゆるりとした優しい味が喉を流れていった。)
周りの人間の優しさを反映させることができる、それこそ本当に優しい人ってことではなくて?
なんて、屁理屈かもですけれど。
(カフェオレを飲み込み、くすっと笑いかけた。)
1/2
それは、そういう体質なだけであって、先輩の性格がいい加減だとは思いませんわ。
わたし、不知火嫌いじゃないですし……
そりゃぁ、水鏡先輩は大変だろうし、不知火を恨んでいてもおかしくないと思いますけれど。
でも……心の底からは憎めないですわよね、あの人のこと。
人事だと思ってと、怒ってくださっても、いいですわよ。
わたしはむしろ、好き――かな。
聞いてる?不知火。
光栄に思いなさいよね。
(冗談っぽく笑って、カフェオレの最後のひと啜り。)
(ほんとうに、おいしくて、心が温まった。)
わたしに救われているひと……?
(兵部を思い出す。救ってあげたと、いい気になっていた浅はかな自分。)
(空のカップをテーブルに置いて、小さく溜息をついた。)
わたしなんか、まだまだ…ですわ。
でも、大切な人たちのために、もっと頑張りたいと思っている。
わたしが傷つけて、もう手遅れかもしれない人もいるけれど、それでも……
うん、その『大切な人たち』のなかには、水鏡先輩も入っているんですのよ。
―――っ!
わたし、の……その、マドレーヌ、は………っ
(頬を真っ赤にして、しどろもどろで解説をする。)
(紅裂に化学調味料入り砂糖無しの、とんでもない味のマドレーヌを食べさせてしまったこと。)
わたし……きっと、料理の神様に嫌われているのですわ。
それでもクッキーとチャーハンだけは、作れるようになりましたの。それなり、に。
あぁ、でも水鏡先輩からしたら、すっごく不味いのかも……
……えっと…調味料は間違えないようにするから、そうしたら…食べてくださる?
更夜くん、も……
(気持良さそうな仔犬に視線を落し、躊躇いがちに問いかける。)
ちゃんと、わんこが食べても大丈夫な材料を調べて…それで頑張って作る、から……
(胸元に触れる水鏡のことが、少しばかり気になってきた。)
(青い目を細め見つめるは、水鏡の握り締めた手。)
―――ソレ、は。
先輩のそれは、なにかの癖?
それとも――その胸の重石と、なにか関係、が?
(ゆっくりと唇を開き、立ち上がって、水鏡の握り締めた手に触れようと腕を伸ばし)
2/2
【お借りいたしました。ありがとうございました。】
【無言落ちして申し訳ありませんでした。以後気を付けます。】
【声をかけてくださってありがとうございました。】
【今夜は少し早めに来れたので待機してみる事に】
【プロフは
>>11を参照してもらえれば】
【こんばんは。まだいらっしゃいますでしょうか?】
【こんばんわーお久しぶりです】
【誰かこないかなーと手持ち無沙汰でぼーっと待っていた所ですよ(笑】
【今夜はどんなご気分でしょうか?】
【がっつりギスギスでも、まったり日常系でも】
【こちらが一発キャラで、さっくりヤっちゃっていただいても】
【ぶっちゃけ何でもゴザレなのですが…どうしましょうかねえ】
【もしまた「竹」を育成したいのならばこの前迫水氏と食事会したのでそのネタを引っ張っても構いませんが】
【夜の場合は前回と逆で伊織嬢との戦闘中に助っ人に入るパターンでもいいですし】
【日常編ならばネタにしていた大学構内でバッタリ遭遇で学食かキャンパスでお話というのでもいけますよ】
【その他に伊織嬢から何か提案があるのでしたらそちらでも大丈夫ですよ!】
【PC立ち上げてすぐにお見かけして、何も考えずに立候補していたので(汗】
【穏当に?竹育成方向へ参りましょうか】
【他の方々についても話題があってもいいと思いますし…】
【ときに、気功で治療というか、整体のようなこともできるのでしょうか?】
【整体院のようなところでばったり、も面白いかと思いました】
【おおう!なんという積極性!!そういう感性は大好きです!!】
【んじゃ育成方向へ話を持っていく展開として…どういう遭遇にしましょうか?】
【気功治療は出来ますがどちらかというと毒物除去だったり治癒力増進とかの類なので…整体は出来ないですね】
【鍼灸師の様な人の下でバイトはしているかもですが(笑】
【他の方々の話題…媛名嬢とか(←墓穴掘ったああ!】
【チャンスには後先考えずに食いつくのがモットーです】
【ちょっとした故障の治療でもお願いしながらお話など、と思いましたが】
【龍岬先輩は媛名先輩と郡くんのことはご存じないんでしたっけ?】
【そのあたりをぶちまけて泥の沼へ背を押して差し上げてもよろしいかなどと】
【ああ、成程…といってもバイト先は基本的に中華街の飲食店屋さんなもので…】
【二人とは個人的に遭遇しているけれど二人の関係は(表では)知らないですね】
【沈む泥船に乗るのもまた一興!気分はタイタニック!!なんつて。】
【それじゃ会うのは学園校内(キャンパス内)でバッタリというか見かけてといった感じがいいかもですね。…書き出しはどうしましょうか??】
【あまり雰囲気の良くない街場で、裏社会的な意味でお仕事中の先輩にお会いするとか】
【そちらがマークしていた対立組織の事務所あたりを私がうろうろしていたり、ですとか】
【学内で普通にお会いするのも、もちろん歓迎です】
【そのあたりはおまかせしますので、書き出していただけますか?】
【じゃあ以前話していたカンジの展開で】
【大学の陸上部に所属している友人から高等部から有望な選手が来てるだぜーそれがまたカワイインだぜ!的な話を聞かされて
見学に行ったら伊織嬢だったというオチ的な感じで】
【伊織嬢はこちらに気が付いて何気に話し掛けて来るのをその友人が何か勘違いしながら放置されるとかいった書き出しとかどうですかね?】
【それで問題なければ書き出したいと思うのですが…他にあらかじめ仕込んで置きたい事とかあります?】
【そういえば陸上部ネタもありましたね。それでお願いします】
【事前には…途中で思いつけばお願いするかもしれません】
【あとはそちらの書き出しに合わせて行きますので】
【よろしくお願いします】
【それじゃ書き出し始めますので暫くまたーりとお待ちくださいませ】
(某月某日のとある日。学食にて友人と昼食を取っているとそいつがいきなり話を切り出してきた)
(その友人は陸上部所属なのだが、今日の放課後から高校選手権大会に向けての強化練習ということで高等部から有望な選手が何人か来るらしいとの事)
(その中でもジャンプの選手でかなり有望でカワイイ娘がいるのだとか。全くそんなトコしか見てないのかよ、コイツは…)
(お前も見学に来いよ?そして俺のイイトコロをアピールしてくれ!!なんていうもんだから…はぁ。)
(しかしま…暇潰しに見に行ってやるよ、という約束を交わして食堂で別れそのまま午後の講義を受けて…)
(そして放課後、陸上部が練習しているグラウンドへと脚を運び…友人を見つけ軽く挨拶を交わす)
(友人が示したその先には力強い助走から華麗なステップで跳躍し…見事な着地を見せる一人の女子選手が。)
(周囲の歓声からもその凄さが伝わり成程これは、と思う。)
(そして彼女の顔を見た途端…それは驚きと呆れに代わってしまった…なんせ彼女は「知り合い」だったのだから)
(つくづく「偶然」という恐ろしさを体感した瞬間だった…)
【こんな感じですが今夜は宜しくお願いします】
【後半ちょっと確定気味になってしまいましたが適宜修正して頂ければと思います】
(今回の選手枠にも問題なく入った)
(何と言っても学生記録保持者なのだから)
(だが、タイトルホルダーであるというには程遠い現状の成績)
(一発屋、という周囲の視線は、こういうときには一層痛い)
(呼吸を整え、リズムを計りながらスタートのタイミングを伺う)
(心の中の何かとバイタルサインが上手く一致する瞬間を過たずにとらえ)
(唐突に走りだす)
(ゆるく弧を描く助走)
(踏み切って身体をひねり、背の下へバーを捕らえて)
あ……っ
(どさん、と体がマットの上に落ちた瞬間、体が触れたバーが跳ねあがって落ちた)
(ふう、とため息をつき、マットの上に起き上がる)
(目を上げ、周囲を見ないようにしてマットから降りて)
(もう一度スタートに戻る途中でその人物が目に入った)
龍岬先輩……
(いつの間にかそちらへ足を向け、その青年の前に行く)
(いつもなら、ギャラリーには一切話しかけたりはしない)
【気が付いただけですが(汗】
【こちらもまずはこんなところから、よろしくお願いいたします】
(黙って見つからない内に立ち去ろうとするのだが…どうやらそれはムリらしい)
(なぜなら…こちらへ真っ直ぐにやって来るからだ―来る以上は何か言葉を掛けた方がいいだろう…さて、なんと言おうか)
(彼女がこちらに向かってくる間に考え浮かんだ言葉はごく当たり前の普通の挨拶とも言える言葉)
(右手を軽く上げながら近づく彼女に向かって)
やあ、久しぶりだね…選抜おめでとう。元気にしていたかい?
(周囲にいたギャラリーが少しザワつく)
(例の友人に到っては龍岬と伊織嬢を交互に指差しながら口をパクパクさせている)
(普段の彼女のこういう時の態度を知らない龍岬ならではの行為であったのだが…)
(口をパクつかせている友人は龍岬の肩を掴みながら知り合いなのか?と聞いてくる始末)
(当然、その問いに思考を巡らせ「ああ。まあな」と濁し気味に答えるが…)
こんにちは。いつぞやは、色々とありがとうございました
(龍岬の前にやってくると、丁寧にお辞儀をした)
(運動している最中なので、頬が軽く上気している他は、至って冷静そのもの)
(そういう度を越した落ちつきが、同年代の少年少女をして「近寄りがたい」と思わせてしまう要素だが)
(本人にしてみれば、一番安心できる仮面なのだった)
ありがとうございます。お陰さまで
(選抜おめでとうと言われれば、少し表情が曇る)
(期待に応えられない現状と、その分不相応な期待を招いた不正な記録)
(その重圧はユニフォームを着ている限り、ずっとまとわりつくのだ)
先輩はその後いかがですか?
(暗に、最前に会った時の怪我の様子などを聞いて見る)
(それはその後、彼がどれだけ闇の世界から遠ざかったかを尋ねることでもあった)
そんな礼を言われる事の程じゃないさ。むしろこちらが助けてもらったんだからね。
(上げた右手を無造作に下しながら伊織嬢の顔を見ている)
(練習中だっただけにその呼吸はやや荒かったのは仕方のない事なのだろう)
(それでも冷静に対応できている事に「さすがだな」と思ってしまう)
その割には浮かない表情に見受けられるが…何か悩み事でも抱えているのかな?
そんなんじゃ「彼氏」が心配してしまうんじゃないか?
それはキミの望む事ではないだろうに??
(伊織嬢にしか聞こえないような小声で多少冗談めかしながら話掛ける)
ああ、俺はもうイロイロとあったさ…もう自分の不運さを呪うほどにね。
こっちがどれだけ注意していても「向こうから」やってくるみたいでね…こればっかりはどうにも。
(肩を竦めながら溜息交じりに話し出す)
ま、たまには気分転換も必要だと思ってここに脚を運んだら…偶然とは恐ろしいモノでね。
こうやって伊織さんと会ってしまったワケだ。
ところで…まだ練習の方はかかるのかい?
(会話を交わしている間にも周囲のざわめきはやむことがなく)
(友人はしきりに伊織嬢にアピールをしてきていたが…龍岬の「彼氏」発言が聞こえた途端おとなしくなってしまった)
恐れ入ります
(無造作に手を下す龍岬に、ごく軽く会釈を返す)
(少し伏し目になり、そのまま目を上げずに続く言葉を受け止めて)
競技の悩みは、今に始まったことではありません。
確かにご心配をおかけしてはいますけど……わかってくださっています。
(恋人の事に話題が至れば、少し心臓が強めにとくん、と拍動する)
(その優しい恋人が心配しているのは、陸上の事などではなく、まさに目の前にいるこの男のことなのだ)
(いろいろとあった、と聞けば、ややうつむいた角度のまま目だけを向けた)
(上目づかいに鋭く見返す視線は、闇を往く退魔師のもの)
いろいろ…と。
練習は、そろそろあがろうかと思っています
大学の陸上部がフィールドを使う時間になってますし……
(ハイジャンプなどは、一人づつ交代に行うものなので、一緒にやっても何の不都合もない)
(だが、それを理由に今日はもう切りあげたかった)
(どれだけやっても、記録につながる何かを得られるような気がしない)
先輩は、今日はどうしてここへ?
(そもそも彼が陸上グラウンドなどにいる理由が見当たらなかった)
なら、もう俺の出る幕じゃないな。下手に出しゃばるとまた「大変な」目に会うしな。
(カラカラと軽く笑いながら安心したような表情を浮かべる)
(支えてくれる者が傍に居る事の強さというものは身を持って知っている事なのだから)
そう、イロイロとね…。
(伊織嬢が夜の者の視線を送って来ればこちらは裏の者としての視線で返して)
ま、その辺は時間のある時にでもお茶でもしながら話すって事でさ。
(傍から聞けばタダのナンパと捉えられがちだが龍岬が言わんとしていることは「情報の交換」であり)
(あの時会ってからお互い久しいのだ、何かしらの情報があるかもしれないという可能性は捨てきれないからで)
そう…か。なんか練習の邪魔しちゃって悪かったな。
俺もまさか知ってる顔がいるとは思わなくてさ…ああ、俺が今日ここに来たのは…。
(そういって隣で撃沈している友人を目で差し示して)
(その友人はさっきまで龍岬と伊織嬢の会話に何度も割って入ってきてはアピールしていた男で)
(今ではすっかり魂が抜けてしまった状態になっていた…といっても過言ではなく)
ま、そういう事だ。
(半ば呆れ顔で友人を見てから伊織嬢にすまなさそうな顔で「悪かったな」と一言)
本当に……その節は…
(龍岬のいう「大変」を、異形との戦闘だと受け取る)
(よもや彼がすでに迫水直に会っていて、その後の話をしているなどとは思わない)
できれば先輩には、もう……ああしたことは……
(龍岬が妖魔に関わることを止めたいと告げるが、それは無理なのもわかっている)
(異能を持っていれば誰もが実感すること──闇は「向こうからやってくる」)
こちらからも、お伝えしておきたいこともありますし
もし、先輩にお時間があれば…
(龍岬のナンパ?に乗るそぶりを見せれば、彼の友人は驚愕して固まった)
(龍岬が今日ここにやってきた経緯を語るのを聞き、反動でふ抜けている友人を見て)
そういう……こと?ですか?
(それがどういうことなのか、散々友人がアピールしていたにもかかわらず、全然わかっていなかった)
(このあたり、他人の思惑を察知する能力は極端に低い)
その辺はお互い様、って事でいいんじゃないか?助け助けられる、「人」にしかできない事なんだしさ。
(出来れば関わりたくはないがそうも言ってられない現状、だからこそ)
(専門機関にも接触した訳だし出来るなら己よりもそういった事象に詳しい人材との交流は深めておいて損はない)
(何よりも彼が守らんとしているモノは掛け替えのないモノなのだから)
困った事に―もう引き返せないトコロまで来てしまってね…残念だけど。
それじゃあ大学のキャンパスで待ってるからさ、ゆっくり汗流してくるといいよ。
今日はバイトもないし…時間だけは余っているからさ。
(友人には一言「悪いな…俺にはどうしてやる事もできなかったよ」とワザとらしく言いくるめて)
そ。そういう事…にしておいてくれればありがたいんだけどね。最も伊織さんには迷惑かけてしまったから…。
お茶は俺からのお詫びだと思ってくれればいいさ。
それじゃ一足先に行って待ってるよ。
(そう言葉を残して先にその場を後にする龍岬。友人は途中まで彼をさんざん責めながら後を追って行った)
【スイマーさんとお時間は大丈夫ですか?こちらはまだ大丈夫なのですが】
【ではお言葉に甘えまして、ここで凍結をお願いします】
【こちらは今週いっぱい、22時ぐらいからならいつでも空いてます】
【なんてキリのいいトコでしょう!なんて】
【こちらもその時間であれば今週は空いておりますのでいつでもおkです】
【なんなら今夜でも大丈夫ですよ!(笑】
【では連日で申し訳ありませんが、今夜よろしくお願いします】
【レスを用意しておきますので】
【22時に避難所でお待ちしてますね】
【今日はお相手ありがとうございました。お疲れさまでした】
【おやすみなさいませ】
【了解しました、それではまた今夜宜しくお願いします】
【こちらこそ遅くまでのお付き合いありがとうございました…おやすみなさいませ、再見!】
【スレをお返しします…ありがとうございました】
【伊織津綺子 ◆IorinFNlA2嬢との解凍でレスをお借りします】
>>150 お疲れさまでした。
(龍岬と友人が去るのを、まるでファーストクラスの乗客を見送る客室乗務員のようなお辞儀で見送る)
(完璧に型は決まっているが、少女らしさとか女らしさと言うものを微塵も感じさせない)
(すっと身体を起こし、しばらく視線で彼らの去った方向を見つめ)
(ゆっくりと踵を返して高等部のコーチに挨拶をしに行った)
(念入りにシャワーを浴び、髪はタオルドライだけして新しいジャージに着替える)
(龍岬はこの後どこかへ寄る、と言っていたので、制服は着なかった)
(制服では入れてくれない店も多い)
お待たせしました。
あの、先ほどのお友達の方のご用は、もうよろしいんですか?
(待っていた龍岬に声をかけ、彼が一人なのを見れば、もう用は済んだのかと)
(友人の「用」が自分の方にあったとは思っていない)
【改めましてこんばんは】
【軽く確定入ってますが(汗)こちらからはこんな感じで…】
【今夜もどうぞよろしくお願いいたします】
(友人とはあれからイロイロ突っ込まれたがとりあえず飯をおごる事で解決させた)
(その場から去りながらも伊織嬢の洗練された挨拶を背中で受けながら軽く手を振って)
(それから数十分、キャンパス内のベンチで一人待っている)
(やがてジャージに着替えてやってきた伊織嬢を視認するとゆっくりと立ち上がって)
いや、そんなに待っていないからそんなに気にしなくても大丈夫。
ああ、あいつは…泣きながら走って帰っていったよ…。
(苦笑いを浮かべながら「あははは」と軽く笑う)
さて…話すとなるとどこか店に入ったほうがいいのかな?
(伊織嬢の方を見ながらお茶にしようか御飯ものにしようかと考えている)
【今夜も宜しくお願いします】
【何かリクエスト等ありましたらその都度言って下さいな】
お任せします。できれば…隣の人の声が余り聞こえないようなところで。
(ファーストフードでも何でも良かったが、席が余り近い店だと)
(気を使う話題になるだろうと、予想できた)
先輩は、学内にいる異形に関わる人たちの事をご存じですか?
この学園には、私や先輩だけではなく、思ったよりたくさん
闇の領域に関わっている人がいます
(歩きながらポツリポツリと話し始める)
(むしろ移動中の方が話しやすいぐらいだった)
私のように異能を持っている者にとっては、危険な人も
味方にしておかなくてはならない人も。
だから、なるべく情報を得ておきたい。
私たちにはバックがありません。
(龍岬を見上げ、訥々と訴えた)
隣の人か…フム…。
(暫く考えながらふと思いついたように)
なら…少し遠くなるけど構わないかな?
(確認するように伊織嬢の方を見る)
ああ、お蔭様で…この学園の―特に高等部にはなぜか「集中」している事は聞けたよ。
(指折りで数えながらふと思い出したように)
その手の専門組織もいくつか存在していることも…ね。
それはそうだ。情報を知っているのと知らないのとではその差は大きいからな。
…前にも言ったと思うけど、遠慮なく俺達を頼ってくれな。
俺にしてみればキミ達は「弟や妹」みたいなモンだからな。
構いません、よろしくお願いします
(行き先は龍岬の選定に任せ、その歩調に合わせて歩く)
本当に、この学園だけの現象なんでしょうか?
他の学校の事はよくわかりませんが…もしかしたら、世界のいたるところで
こんな風に異能者や妖魔が増えているんじゃないのかと思うこともあります。
(こうした情報は、個人のフリーランサーには得られないことで)
(どうしても推測になってしまうが)
……そんなこと、ないですね。
大きな組織にいる人たちが、口をそろえて「この街に集中している」と言うのですもの
(頼ってくれ、という言葉にぱっと頭を上げた)
ありがとうございます。
本当に…何と言っていいか……。
この前、私を迎えに来て下さった方ですが、あの方は……妖魔にとり憑かれています
私たちは異形狩りや退魔師であっても、迂闊に気を許すことができません。
ちゃんとした組織にいる方が味方になって下さるのは、どれ程心強いか……。
(まだ龍岬が迫水直と接触したことは知らずに、心からホッとした表情を見せる)
(途中でタクシーを拾い移動する事十数分―ついた場所は「中華街」)
(そこで降りると一路真っ直ぐにとある店へ―そこは件の青年「迫水 直」と会食した場所)
(生憎まだ開店準備中という札がかかっているが構わずに入っていき―店長らしき人物と話すと)
(遠慮しがちにしている伊織嬢を手招きして―店内の奥の部屋へ)
いきなりで驚いたと思うけれどまあ、ここなら誰にも聞かれることないし盗聴の恐れもないからな。
さてとりあえず…何か飲むかい?
(メニューを手渡しながら普通に話し掛けて)
その点は俺も驚いたけどね…こうとも考えられないか?
「類は友を呼ぶ」…てね、磁石で惹き付けられる様に「異能」を持っている者が「異能」を呼び寄せる。
そしてそれに釣られる様に「異形」共も引き寄せられる…ってね。
最も確証はないんだが…あくまで俺個人の「推察」さ。
…「迫水 直」クンか…実は前に彼が俺の事を探していたみたいでね。
彼とはココでいろいろと「話」をしたんだが…あの食事の量には驚かされたね。
彼は―いい青年だね。キミと一緒なら「覚悟」を決めているってさ。
(ははははと笑いながらあの時の青年の顔を思い浮かべ―その覚悟も思い出す)
あの、よろしいんでしょうか…
(まだ準備中だと言う札を見て、龍岬に問いかけるが)
(彼はもう、さっさと話をつけて来て奥へ通してくれる)
お店に無理を言ってしまいましたね。申し訳ありません。
あの、お食事させていただいてよろしいでしょうか
(何か飲むと言われると、飲茶のページを見たりしていたが、いっそ夕食をと思い、聞いて見る)
(部活帰りなので、さすがに空腹だったし、ここで中途半端に小腹を塞ぐよりはと)
ちゃんと開店準備ができるまで、お茶でもいただくことにします
類は友を…ですか。
この学校は、高等部の旧校舎やそこに繋がる裏山が、一種のパワースポットのようで……
異能が、というよりそうした「場」が、何かを生んでいるというか、引き寄せているような気もします
もう直さんと…迫水先輩とお話なさったのですか?
(龍岬の笑顔に目を見張る)
(恋人はそんな事は一言も言ってなかったが、ある日を境に、少し以前よりも優しくなったような気がしなくもない)
あの方には妖魔が……お食事は、その妖魔を制御するためでもあるのです。
覚悟、と言っていたのですか……
(どんな覚悟であれ、直に覚悟などはさせたくない)
(そうは思っても、自分のような人間と一緒にいるためには、相当な覚悟を強いているのだろうと)
(少し悲しくなった)
気にする事ないさ、「家族」の頼みだからね…まあ後で俺が言われるだけだし。
まー…いつもの事さ。それにココの料理は絶品だしな。
んじゃ、適当に何か頼もうか…もしリクエストあれば言ってくれて構わない。
それにもう30分もすれば開店するだろうし。
(メニューを拡げて取り敢えず烏龍茶を二つ頼み、料理の方はまた後で頼む事に)
その可能性もあるって事さ。まあ詳細はわからないけれどね。
だから「ウチ」としてもそういった「専門組織」との接触が急務だって話になってね。
それがつい最近の話さ。
ああ、なんか知り合いの部下から連絡があってさ、やたら俺の事を聞き込んでいる青年がいるってね。
それで出向いてみたら…あの夜、キミを迎えに来た彼だとわかったワケさ。
道理でね…彼も俺も「闇」と「裏」の違いはあれどそれなりの修羅場を潜って来たみたいだね。
彼にも言ったが…本当に無理するなよ?本来ならキミ達はまだ年上に頼ってもいいんだからな??
そんな悲しい顔すると折角の美人が台無しだぞ?そんな顔じゃ彼氏も喜ばないだろう??
(と、このタイミングで運び込まれてくる烏龍茶がテーブルに置かれる)
恐れ入ります…お食事の方は、ちゃんとお店の準備が
(そこできゅるるる、とお腹の方が無遠慮な音を立てる)
(普段、空腹のあまりお腹が鳴るなどと言うことはないように、気をつけているのだが)
(今日は慌てていて、ほんの一口、飴玉を口に入れるヒマもなかった)
あの…お食事はお任せします……
(取り繕うのに苦労するほど赤くなって、畏まりながらそう言った)
組織…と言えば、やはり≪深凪≫を別にしては語れないでしょう
組織的な異形狩りの最右翼です
(固い声でそう告げて、≪深凪≫の面々の事を思い出せば、胃のあたりが冷たく重くなる)
他にも、個人的に動いている人たちが何人か。
まあ、迫水先輩がそんなことを…
(彼はわざわざ龍岬を探して真正面からこの街へ乗り込んできたのだ)
(不器用と言えば不器用な、正攻法と言えばこれ以上ない正攻法)
あの方は妖魔に取りつかれて以来、ヒトと魔の境を一年彷徨っていらしたのです
そうして妖魔を抑え、制御することができて、ようやくヒトの世界に戻っていらした…
≪深凪≫は、あの方をずっとマークしています
(運ばれてきた烏龍茶には、目もくれず、テーブルの上で手を組んで、そこへじっと目を落とす)
うん、自分に正直な事はいい事だ。あとは…程々の欲望があれば尚よろし。
(冗談っぽく言いながらそろそろ頃合いかと料理の方の注文を備え付けの内線で頼む)
(取り敢えずは腹に溜まるものをと、餃子や焼売等の点心類、エビチリや酢豚、後は野菜サラダ等)
品物が来るまで暫く我慢してくれな…なあに、そんなに時間はかからないさ。
!≪深凪≫を知っているのか…意外だな。
つい先日『白龍(パイロン)』が協力を頼んだ相手も…≪深凪≫なんだよ。
『白龍』側の窓口は俺に白羽の矢が立てられてさ…あの時は参ったよ、ホント。
(烏龍茶を一口飲む。―あの時もそういや烏龍茶だったっか。)
そうらしいな…俺も何人か会ったけど。その殆どが…学園に在学しているという事実にはやはり驚かされるよ。
余程、キミの事が大事なんだなって分かったよ。
確かに守るべき対象が存在し、尚且つ信じる力っていうのは大きな力になるからな。
キミ達二人が羨ましいよ、ホント…。
(こんな宿命を背負った二人を守ってやりたいと思ったのは壱耶の本心)
それじゃあ、もし≪深凪≫が迫水クンに何かしてきたとしよう…伊織さん、キミはどうするつもりなんだい?
協力?!
(思わず身を乗り出して、中腰に席を立った)
どんな協力なのです?
それは……異形狩りに手を貸す、ということですか?!
(目の前のこの男も、あるいは敵に回るかもしれないと言うことか)
(つい先ほどの安心感が大きかっただけに、その喪失感も大きかった)
窓口…先輩が接触した≪深凪≫側の担当は誰なのです?!
≪深凪≫の人間と、先輩は、いったいどんな……
(めまいがするのは空腹のためばかりではない)
(テーブルに着いた手が震えだす)
あの方は……私の為に、ヒトに戻ることを止めると……
そのために、あんな危険な組織に目をつけられることになって……
≪深凪≫があの方に何かをするというなら、全力であの方を守ります
戦うなら、この体のすべてが塵に返るまで
逃げるなら、この世の果てまで
協力といっても…情報交換くらいだよ。お互い接触したばかりだしな。
『白龍』は「異形」に対して圧倒的に情報も少ないし対抗する術を知らないのが現状だ。
そこで≪深凪≫という専門組織からレクチャーを受けるってワケさ。
…最も「荒事」を得意とする組織らしいから…実際は何ともな。
ただ、勘違いしないでもらいたいのは…『白龍』はあくまで「華僑」の皆を守る組織なんだ。
この街で起こりうる現象はやがてココにも「浸食」してくる―先を見据えての「準備」って事さ。
向こうの窓口は…確か「学園在籍」の…「媛名 葵」っていう娘(こ)だったな。
お互い上司に苦労させられるっていう話をしてたっけな…。
もっともその時は挨拶と接待で終わるハズだったんだが…な。
(そこまで話すとまた烏龍茶を飲んで喉を潤す)
成程…、わかった。ならそんな状況になったらウチに来ればいい。
≪深凪≫も流石に中国の山奥までは追って来ないだろう。
何よりも≪深凪≫の動向を探る情報網だけなら「華僑」も負けてはいない。
最も…そうならないよう俺が出来るだけ取り計らうさ。
(伊織嬢の覚悟の程を聞いてそう約束を交わす)
【お時間とスイマーさんの具合は如何ですか?】
(白龍と≪深凪≫との関係をとりあえず聞いて、ふう、とため息を漏らす)
(再びゆっくりと椅子にかけ、テーブルに肘をついて両手を軽く組み合わせた)
やはり……媛名先輩でしたか。
≪深凪≫内部の人員配置では、この街を担当しているのが媛名葵です。
あの方が≪深凪≫にブレーキをかけてくださっているおかげで
私も迫水先輩も、とりあえず≪深凪≫には狩られずに済んでいます。
挨拶と…接待?
(そこで怪訝な顔で相手を見てしまった)
(異形狩りを接待すると言う、その発想が余りにも意外だったからかも知れない)
まさか、人身御供でも差し出しているのですか?
(逃がしてくれるという言葉には、また顔を上げて相手を見る)
本当…ですか?白龍には何の利益もないのに?
利益どころか…折角の≪深凪≫との協力関係にヒビが入ってしまうかもしれないのに
【ではでは、ここで再び凍結をお願いします】
【次回は最短で土曜の夜からになります】
【了解しました。それでは土曜日の22:00〜に避難所で大丈夫でしょうか?】
【問題なければその予定にしたいと思います…変更あればまた避難所の方にでも連絡入れますので】
【では土曜22時からでお願いします】
【多分もう少し早く来られると思いますが…】
【先輩はお急ぎにならず、どうぞごゆっくりいらしてくださいませ】
【本日もお相手ありがとうございました】
【まだまだレスに詰め込みたいことがあるのに!とジタジタしております…】
【お疲れさまでした。おやすみなさいませ】
【それじゃ21:00〜でもいいよ、と言ってみる…という事でその辺りで避難所に顔を出すよ】
【いえいえ、こちらこそ今宵も遅くまでのお付き合いに感謝!です―ありがとうございました】
【いよいよ昼ドラ的な展開なのでしょうか?非常にwkwkしております】
【お疲れ様でした―おやすみなさいませ…良き夢見を。再見!】
【スレをお返しします…ありがとうございました】
【拓兎先輩とのロールに、スレをお借りしますね】
【それではゆっくりとお待ちしていますので、すみませんがよろしくお願いします】
(夏は何をしていたかと問われれば死んでいたと答えるだろう)
(それくらい夏を厭う男にとって秋は過ごしやすい季節と言えた)
(暫く回転速度が通常の3分の位1以下になっていた脳味噌も、通常運転に戻る)
(最も、通常運転でもかなり鈍いのが彼――紅裂拓兎の脳味噌である)
沢山食えよ。キミは細いからな。
沢山食べて食べて、大きくなるんだぞ。
成長期なんだから、少し食いすぎるくらいが丁度いいんだぜ。
(熱せられた網でカルビの焼ける。立ち上る煙がダクトに吸い込まれてゆく)
(ひょいひょいと肉をひっくり返してながら、食べるように勧める)
(今夜は焼肉屋に来ていた。ひとりではなく、対面する少年・兵部晶と一緒だった)
(線の細い少年は、しかしその歳ではあり得ない空気を纏っている。硝煙とガンオイルと闘争の匂いだ)
(この少年との関係を一言で表現するのは難しい)
(それでも強いて言うなら「愛憎半ばの愛しい敵」といったところか)
コース頼んだけど、好き嫌いあったか?
(完全個室。肉は適当に「特選コース」なるものを頼んでいる。あとは好きに焼くだけだった)
(現在網で焼かれているのはカルビとロース。後にはホルモンや鳥が控えている)
(おまかせサラダをつまみ食いしつつ、只管焼き役に徹している)
(紅裂拓兎は自他ともに認める奇妙な男である。好意を寄せた相手を拒絶したり、いずれ戦う相手と)
(晩餐を共にするくらい奇妙な男である。本人としては、好き勝手生きているだけのことなのだが)
(メールで呼び出して焼肉を食べようと思ったのも、完全な思いつきだったりする)
【それじゃあ、よろしく頼むね】
(またもや紅裂拓兎からメールが来た。どうやら今回は、焼き肉へのお誘いらしい)
(これが、同級生―――特に運動部の人間なら手放しに喜びそうだが、
自分は別に焼き肉が大好きではない。勿論、嫌いでもないのだが)
(ただ同じ牛肉ならも、ハンバーグと焼き肉では前者を選ぶタイプだ。
元から食が細いので、そんなに大量のお肉は必要ないのである)
(が、やはり前述した通り嫌いではないので、断る理由もない。
ましてや相手が紅裂拓兎とあっては。今回も、また何か話すような
事があるのだろうか。あるいは単なる気まぐれかもしれない。そういう人だ)
(とにかく了承の意を示したメールを送り返し、そして現在はこういう状況に至っている)
…もうそれなりにお腹に来てますよ。
ま、残った分は全てあなたが平らげて下さるんでしょうけど。
それにあまりに満腹では、今夜の任務に差し支えが生じかねませんし。
(そう呟く少年のそばには、焼き肉が積まれた小皿が置いてある。
拓兎の焼くペースと、晶が消化するペースが違い過ぎるが故に)
(とはいえ、それで焦ることもない。彼は、目の前の紅い男が
人よりよく食べる人間である事を知っていたから、いざとなれば丸投げするつもりである)
いいえ、特には。
(だから、あなたは食べないんですか、とは訊かずにこちらは
ゆったりと、肉をタレに付け、ご飯に乗せて口へと運ぶ)
(久し振りに食べると、思っていたよりも美味しいものだ。
自宅では大人数でもなければやらない都合上、機会が訪れないものだから)
(ふと思う。彼女は、こういうのは好きなのだろうか?
命のエネルギーを食すなら、野菜より魚や肉の方が適しているのかもしれない)
…何か、最近は変わったことはありましたか?
まーあ、腹一杯食うのは職業柄避けるべきなんだろうがな。
今夜は素直に休めってばさ。妖魔退治くらいなら俺が代わりにやってるやるし。
(満腹だと思考能力が低下する。動きが鈍る。腹部を被弾した時に致命傷に繋がる)
(それらの理由からプロを自負する人間は基本、腹一杯食べることはない)
(いつでも機敏に動くため、四割、五割のところで止めるのが常だ)
仕事とは言え、嵌めを外せないのは大変だよな。
美味い物を食らうのは生きることの醍醐味だというのに。
(それでも肉+ご飯+イカの屋台焼きやホタテ焼きなどを食べているのだから)
(少年の許容量からすれば満腹に近いのかも知れない)
あー、夏休み終わったくらいにゆりかちゃんにオムライスの作り方教えたくらいか。
代わりと言っては何だが、あの子の秘密とかちょっと聞いたよ。
毎晩、邪気眼が疼くぜぇとか言いながら遊んでるらしいよ。
(新しく肉を焼きながら、共通の知り合いの名前を出す)
(この少年にとっては、よくも悪くも特別な意味を持つ名前の少女である)
あーとーはー、中華街に喧嘩売りに行ったくらいかね。
チャイニーズマフィアまたの名を人間のクズ共の骨を折ってきた。
風水師も幽玄道士も拳法の達人もキョンシーも何も出てこなかったな。
すっげー肩透かし食らった気分だよ。あ、殺しはしてないぞ、念のため。
(焼く傍ら、焼き上がった肉をひょいひょいと皿に移して塩をつけて食べる)
(そう言えば最近、人間やそれ以外を問わず余り殺してない気がした)
(やはり夏だからやる気がなかったのだろう。だがそれを差し引いてもやる気が起きない)
何かあっくん、覇気がないねえ。いつも幸薄そうな顔してるけど。
いかんよ。キミが笑ってくれないと俺も悲しい。ああ、悲しいっ!
(ぐびりとウーロン茶を一口飲んでから、大げさな仕草で顔を掌で抑える)
(幸のある人生とは無縁の生き方をしているのはお互い様だが)
(冗談めかして道化じみた台詞を吐ける程度の強さはあるつもりなのだ)
僕を気遣って下さる、あなたのお言葉は嬉しいですが。
…公僕として、己の勝手な都合で職務を怠慢するわけには行きません。
直接戦闘に関わらずとも、同じ組織の仲間は別の仕事をしていますから。
(どこまでが本気か分からない彼の申し出に対し、やや申し訳なさそうに首を横に振った)
(自分だけ楽をするのはいけない、それは甘えである。実の兄にそう教えられた)
別に、これでも今夜は美味しいものを食べられて、それなりに幸せですよ?
…はい、ごちそうさまでした。
(そう言って空になったお茶碗を置くと、肉の乗った小皿を対面へと渡す)
(―――そこで、ビデオの一時停止のように、晶の体が止まった。
ゆっくりと拓兎の瞳を見つめ、その言葉を頭の中で反芻するように)
そう、ですか。あなたには、話をされたんですね。
(再び手を戻し、静かに頷く)
(自分では駄目だったが、紅裂拓兎ならばいいのだろう。やはり、その程度の存在なのだ、自分とは)
(――――別に、どうでもいい。もう自分が、彼女にどう思われようと。
何も余計な期待などしない。これしきでもう感情を揺らさないように)
ああ、それは素晴らしい事ですね。殺していないのならば、構いません。
(晶にしては珍しく、人間に対して冷たい態度を取る。とはいえ
幼くとも彼は警察であり、青年にのされた相手は暴力団ともなれば、致し方ないことか)
(また、彼が人間のクズとまで罵るということは、そこまで
言わせるような現場に遭遇したのだろう。同情の余地はない)
特に不幸なことなどはありませんよ。
嬉しい事があれば笑いますし、そうでなければ笑いません。
…あなたはそうでなくとも、虚ろに笑っていますけどね。
(紅い道化師の挙動に、ふ、と小さく少年は笑った。
だが、その笑みもすぐに消える。そして思い出したように、言った)
そういえば、この前異能狙いの辻切りに遭遇しました。
身長は170前後くらいでしょうか…黒装束の格好をしています。
正義と称して、悪を全て斬り殺す、ような事を仰っていたので、お気を付け下さい。
(簡潔に、以前遭遇した忍者らしき襲撃者の容姿と能力を話す。
だがこうして説明しても、彼ならば戦いを避けたりはしない気もしたが)
お堅いねぇ。まーあ、キミのそんなところも魅力的なんだけど。
ご両親の躾がよかったんだろうね。
今どきの自堕落な若者に見習わせたいものだよ。
(融通の利かない堅物と言えば聞こえは悪いが、それも公私のケジメをつける性格の)
(現れだと思えばいい。年齢に見合わぬほど己を律している事が本人にとって幸福なのか)
(不幸なのかは他者が論じることでもないだろう。見てて痛々しいのなら見なければいいだけの話)
…つっても、いずれ眠り姫になるってことくらいだよ。
あとは、一族に受け継がれる力だかなんだか。
少なくとも他人に見せられるようなもんでもないわな、アレは。
キミに見られたら嫌われるとでも思ったのかね。
(水晶像のように停止した少年の気持ちを十全に理解してるとまでは)
(言わないが、以前見たような冷たい眼が何よりもその心境を語っている)
まーあ、なんでも、俺はあの子にとって父親の代わりなんだそうだ。
だから見せたんだと。そんなこと言われてもリアクションに困るっての。
(だからなのか、言わなくてもいい個人的感想を付け足す)
(誰かの代わりなんて貧乏くじに過ぎないとまでは言わなかった)
不幸ではないってことが幸せであるってことの裏返しならよかったんだけどね。
まーあ、簡単に手に入る玩具は飽きて捨てるのも早いよ。
(ここまで言って、虚ろと指摘された笑みを収め)
そして欲しい物はいつだって手が届かない―――と諦めるのは簡単だけどよ。
生きてる限り、一度失敗しても「戦いはこれからだ!」と仕切り直せるからな。
(ここで努力の無意味さを語るのもいい。けど、時にはそのセオリーに逆らってもいい)
(やり直すことはできなくても、挫けず再挑戦することはできるのだから)
うわぉ。とってもわかりやすい正義という名の暴力、その具現ですね。
ある意味面白いわ、その人。世界って広いねえ。
(今度は割と本気で驚いて見せる。そんなバカげたことを言う人間がこの世界のどこかに)
(いるのなら、一度会ってみたものだ。そして尋ねたい。その正義の正当性はどこにあるのか、と)
(喋っている合間を縫って肉を口に運ぶ。値段に見合うだけの味はあった)
あれですね、晶くんよ。正義だの悪だの言ってても愛がなければ空しいよね。
でも俺はね、愛してるって言ってくれた人の歪みが受け入れらなくて拒絶したんだけどさ。
何が欲しいんだろうね、俺ってば。や、第三者視点の意見って時に大事だしね。
(本人にもわからないことを他人に聞くなよと言われそうだが、彼としては割と本気で意見を求めていた)
(自分を完全に客観視するのは難しい。そして誰にでも聞けることではない)
(この少年にだからこそ訊いていると言っても過言ではなかった)
世界で一番の両親でしたから。
…とはいえ、こういう人格的な指導は兄から教わる事が殆どでしたね。
ありとあらゆる点において模範的で、良くできた人でした。
(微笑んで、亡くした兄の事を語る)
(他人に厳しいが、更に自分にも厳しくある、質実剛健と言うべき人だ。
けれど普段は面倒見が良く、いつも遊んだり構ったりしてくれる優しい一面もあった)
(自分はこう在りたいと、憧れたものだ。だからその兄に対して、
また以前同じ任務をしていた父に対して恥じる事のないよう、妥協や甘えなどあってはならない)
同じですよ、要は。どんな姿であれ嫌いにならないと誓っても
拒絶するのであれば、それは僕の事を信用してないのですから。
何より彼女は、僕よりもその身体の方が大事だと仰いましたから。
…断っておきますが、別に彼女の事を責めてはいないですからね。
あの人は悪くありません、自然とこうなっただけです。
(幾ら努力しようと、それで人を好きになれる、愛せるわけではない。
それはまた自分に限ったことではない。世間でもよくある、小さな事だ)
…僕にはよく分かりません。その、弟として大切とか、父として大切とか。
好意にも嫌悪にも、そんなにベクトルがいっぱいあるものなんでしょうか。
家族だろうが友人だろうが、好きは好きでしょう?
(本来禁忌とされている近親相姦を想定されて育ってきた晶には、
愛の違いが分からない。故に性別や年齢など関係なく、常に好きのベクトルは一方行だ)
…珍しいですね、あなたがそういった熱い言葉をかけて下さるのは。
ですが、仕切り直す度に精神は磨耗していきます。
それならその部分に関しては諦め、他の事に力を注ぐのも一つの道ではないでしょうか。
(やや目を開き、驚き拓兎の顔を見つめる)
(幾度となく彼に救われた自分だが、そこまで今の自分は
あの時のように弱って見えるのだろうか。自分が気付いていないだけなのか?)
(違う、そんな事はない。仮にそうだとしても、どうしようもない。
邪魔な迷いを振り払い、淡々と言葉を紡ぐ)
…成る程、奏永久ですか?まあ環境が環境ですからね、可哀想ですが。
ふむ。…でしたら、歪んでない、あなたの思う正しい愛、なのではないでしょうか?
あなたは見た目に似合わず、実は綺麗事が好きですから。
綺麗で真っ直ぐな、…見守られるようなものを。
(干渉されるのが嫌いそうだと思い、一文を付け足す)
ん、そうか。羨ましいことだぁね。
環境に諸悪を求めるなとはよく言うが、やっぱり家庭って大事よな。
(漠然と、想像してみる。微笑む少年を見守る暖かい両親)
(――難しい。暖かい家庭などシラナイワカラナイミタコトガナイ)
(もう少し想像してみる。模範的な兄とやらを)
(――つう、と、秋だと言うのに額から汗が伝い落ちる。多分、気は合わないだろう)
んー、あー、そりゃ大事だろ。恋愛もまずは自分ありきだろうし。
前提として、俺はあの子と恋愛してないからね。前提として恋愛してるキミとは事情が違う。
それに、キミにだから言うけどね。あの子は、両手一杯に持ったものを取り零さない様に必死なんだ。
だから動けないし、何か差し出されても受け取れないし、返せない。
手に持ったモノを片方だけでも誰かに預けて、誰かの手を取るってことをまだ知らないんだ。
それを教えないと、駄目なのかもよ。俺か、キミがね。
(最初から親しき相手を作らないようにしている彼女にそれを教える役目は……)
(うんざりするような話だが、自分か、この少年か、そのどちらかだ)
あん?まあ、違うだろうな。
あの、もしかして違いがわからない、とか?
えっと……なんていうか、コーヒーとカフェオレくらいの違い、か?
(前提として、家族愛と男女の愛に差はないと考えているのなら話が噛み合うはずもない)
(上手い表現を探そうとするが、イマイチよい言葉が出てこない)
(いつもくだらないことを言っている癖に、大事な言葉はいつだって在庫切れ状態だ)
それもひとつの道ではある。けど自分の本音から目を逸らしても苦しいだけだし。
正面突破が駄目なら迂回するなり、他の道探すなりすればいい。
キミが望むのなら、手を貸してもいい。それが前向きな欲望なら、手伝うさ。
だから、あんまりそういうことを言うな。そんなことばっかり言ってると、俺みたいな
どうしようもない人間に成り下がるぞ。それは嫌だろ?
(淡々と紡がれる言葉を打ち砕く様に、自分の欲望を解放しろと唆す)
(どんな理屈を付け足しても、本音は誤魔化せない。有能な詐欺師も自分の本音は騙せない)
(なら自分の欲望と、本音と、向き合うしかないだろう。それが醜い物だとしても、だ)
そんなもの、この世の何処にも………と言いたいけど。
あー、そうか。ならやっぱりアレしかないか。
うん、結局、認めるしかないってことね。
(うんうんと頷いて、思い浮かべたのはとある魔女のこと)
(彼女がまっすぐに向けてくる「敵意」はいつだって肌をざわめかせる)
まーあ、結局みんな歪なんだけどな。パズルのピースみたいなもんで。
だから噛み合わない。けど、偶にパチリと噛み合うこともある。
俺とあの馬鹿は噛み合う部分がなかったけど、少しくらいは勉強になったさ。
愛は魔法の言葉じゃない。他人のマネをしても意味がない。
本当に欲しいならプライドなんてかなぐり捨てろ。かっこつけても意味がない。
(一度眼を閉じて、思い出す。奏永久との出会い。出会いから今に至るまでの出来事)
(見栄を張り、意地を張り、欲しい癖にプライドが邪魔をして弱みを見せることもなく)
(まるで出来の悪い芝居のような関係だった。けど、少なくとも無駄ではなかった)
そうなんですか。
別に僕は、仮に彼女がそう願うなら、その醜い姿とやらを見ない為に、両目を抉っても構いませんが。
…任務に支障が出るのは困りますので、代替案は必要ですけどね。
(家族に愛される事で、自分という存在を保ってきた晶は、
それの為なら自分の身体がどうなろうとも、関心がない)
(もっとも、ここで任務の事が頭に入ってくるのは、家族と離別した
ばかりの彼よりは、大きく違ってきた所かもしれない)
…預けてくれるまで、僕は踏み込ませてはくれなかった。
だから、僕は。その中に彼女を苦しめるものがあるなら、力ずくでも壊してやる。
(恐らくは嫌われるだろう。憎まれるかもしれない。
だが、それもいいかもしれない。愛されないのであれば、いっそ憎まれた方が)
僕はどうにも都合の良い言葉に思えます。
…が、あなたがそう言うのなら、そうなんでしょうね。あまり理解できませんが。
(コーヒーとカフェオレ。前者は飲めないが、後者なら飲める。
つまり、ゆりかに取っては自分が前者で、彼が後者、ということなのか?)
(どうにもそれも的外れな気がする。結局どちらもほぼ同じ飲み物ではないだろうか)
欲望だけで人は生きてはいけませんよ。
己を律し、制御する理性があるのですから。
僕には成すべき事がありますし、彼女の事だけに力を注ぐわけにも行かないので。
…もういいんですよ、拓兎先輩。
僕は理性的に思考して、模索して、そしてこういう結果に至ったんです。
あなたに手を貸して頂いた所で、何も変わらない、もう終わった事なんですよ。
(一息付くと、やや乾いた喉を潤すように、オレンジジュースを嚥下する)
世界に人間なんて、60億人以上もいますから、きっとどこかには在りますよ。
…おや、心当たりがお有りなのですか?
全く、普段はふらふらしているくせに、そういう所はしっかり掴んでくるようで。
(拓兎の仕草に、楽しそうに上体を乗り出し、下から見上げる)
(こんな些事に真剣に関わろうとするより、彼はいい加減幸せになった方がいい。―――いずれ、殺すのだとしても)
まあ、あなたのは特に歪んでいそうですからに。
ですが中には、その形に合わせられるような、柔らかいピースの持ち主もきっといらっしゃいますよ。
…でしたら、きっと奏先輩も何か学ぶ事があったのでしょう。
お互い、いい出会いをされましたね。
【ヤバイ、食事のロールしてたら腹減ってきた。そして眠気も襲ってきた】
【あと少しなんだけど凍結頼めるかな?明日の同じ時間は空いてる】
【無理なら置きレスで〆る形にしたいと思う】
【いえ、こちらもそろそろ凍結をお願いしようと思っていました】
【明日の一日ならば、22時からなら恐らく大丈夫だと思います】
【万が一無理であれば、早めに避難所に連絡を入れさせて頂きますね】
【おうらいっ!】
【その時間に避難所集合な】
【むう、ちゃんと晩飯食べたのに腹減るとは恐ろしいものよのう】
【けどロールは楽しんでるよ。また明日もよろしくね】
【ふふ、まだまだ拓兎先輩も成長期なんでしょうかね】
【こちらこそ、楽しませて頂いています。明日もよろしくお願いします】
【それではお疲れ様でした、拓兎先輩。お休みなさい。ノシ】
>>180 キミも大概ぶっとんでるな。代替案ねえ。なんかあるかな。
(くるりと肉をレタスに巻きつけてがぶり)
(しゃきしゃきとした感触と肉の味を両方楽しむ)
んー、信頼度が足りなかったか。フラグを立て損ねたか。
あの子、見た目よりも攻略難易度が高そうだしな。
キミも難儀な恋をしているね。ま、それがないと生きてる意味もないんだろうけど。
(力づくで……一体何をするつもりなのかは、大体わかる)
(勿論、彼女はそんなこと望まないだろう。しかし引き下がれないことだってある)
(人間、どれだけ愚かな行為だと自覚しても、それでもあきらめられないことはある)
……まーあ、キミがそう言うのなら別にいいけど。
このまま放っておくと、つまらない結末になりそうなんでね。
あの子には散々好きに生きろって言っておいてなんだけどさ。
可愛いあーきらくんが、涙で枕濡らすシーンを想像すると余計なことも言いたくなる。
悪いね、年長者ぶった馬鹿のたわごとだと思って聞き流してくれ。
(どれだけしたり顔で踏み込もうが所詮は第三者でしかなく、部外者だ)
(分限を弁えず踏み込み過ぎてしまった。自分もやや感傷的になっているようだ)
(白米をがつがつと食べて、流し込む。もやもやごと押し込めて飲み込むように)
うん、イギリスから来たいい歳こいて魔女っ子とかほざいてる女の子がね
けどその言い方だと俺が女たらしみたいじゃないか。
悲しいな、切ないな。
俺はいつだって晶くんだけを容赦なく激しく愛していると言うのに。
(魔女っ子ではなく魔女のクローンなのだけど、それは別にいい)
(この少年を愛しているというのも、別段嘘偽りではない)
(問題は誰も幸せになれそうにはない…というその一点くらいなものだった)
あの馬鹿にとっても、俺は誰かの代わりに過ぎなかったけどな。
まーあ、これで少しはマシになってくれればな。
(あの出会いと過ごした時間と別離を、無駄なものにしなければそれでいい)
(奏永久の行く道は、やはり遠く険しい道である。挫折を経験するのもいいだろう)
(噛み合わないなりに、それでも共に過ごした時間は決して無意味ではなかったのだから)
【置きレスに借りました】
【久遠さんへの置きレスにお借りします。 】
>>126-127【1/2】
(じっと自分の裡側と語りあうようにしてから微笑むゆりかに、こちらも暖かい気持ちになりながらも)
残念ながら、物心がつく前に両親とも亡くなってしまってるから…
僕自身には本当にちゃんとした両親の記憶ってないんだ。
叔父に言わせると、頭を掻く仕草が父そっくりらしいけど、誰でもする動作だろう?
何しろ覚えてないから、僕には判断しようがないんだけど、ね。
(淡々と、特に沈んだ調子もなく語る。
なつかしんだり悲しんだりするための、自分を産んでくれた両親に対する思い出が水鏡にはない。)
少し残念だって思わないでもないけど…叔父には随分よくしてもらったから。
そんなに寂しくはないかな。
アリョーシャ君、か。もし弟がいたら…割と僕、スポーツ万能だし、サッカーでも野球でも、
もちろんボクシングでも教えたり遊んだりする、のかな?
(きょうだいのいたことのない水鏡は想像しようとしてみたが、うまくは思いつかず、首を傾げて)
久遠さんみたいな妹がいたら…そうだね、わりと世話焼きなお兄ちゃんだったりするのかも、知れないね。
(何で頬を紅くしてるんだろう?とそのあたり、鈍感な水鏡は内心でもはて?と疑問に思いながらさらっと答える。
優しさについて、はまた首を振り手を振って、何も言わず、
それでもどうやらカフェオレは上手くいったようだ、とかすかにほっとする表情を見せて、
くるくると生き生きと変わるゆりかの表情に、少しうらやましそうにしながらも穏やかな満足の表情をこちらは浮かべていて――)
『では今度、ゆりか嬢のお宅にもお邪魔させてもらおうか。』
(毛皮を撫でられるまま、掻かれるままうっとりとしていた更夜の口から渋く重々しい声が漏れて)
『これでも私は犬だから、食べられるかものかそうでないかは、匂いを嗅げばすぐに分かる。
といっても毒でなければ何でも食べられはするが、願わくば体も心も満たしてくれるような、
美味なる食物を好むのは人間と変わりない。
料理と言うのは科学の実験とは違うようで、あれは特別の才能を要求するものらしい。
もしかして、調味料その他を自己流にアレンジしたりはしてはおられまいか?
レシピどおりに作れば、食べられなかったり爆発したりするようなモノが出来上がるはずがない、と、これも仄聞ではあるが…
なんにせよ、ゆりか嬢の手料理を楽しみにしていよう』
(聞き様によっては辛らつなことをさらっと言って、またくるりと丸まろうとした更夜がぴくっと頭を持ち上げ、
くんくんと何かを嗅ぐように鼻をひくつかせて、目を細めてお座りしなおして、注意深く匂いを確かめていく)
夢?(思わぬ言葉を聞かされて、またシャツの下、ブローチをぎゅっと握って…)
僕の一番の夢は…不知火とおさらばして、普通の人に戻りたいってところ。
(本当は今では二番目の夢、というか願いではあるのだが、ほろ苦く笑ってかぶりを振って)
どうにも叶いそうもないけど、ね。
僕はあいつのことを、どうしても好きになれない。
今も僕には何もいわずに――(軽く目を閉じ、自分の裡から聞こえてくる声に耳を傾けて)
『欣快の至り、今度会えたら頭をナデナデして礼をしてやっから、ゆーにゃ』だってさ。
(自嘲に唇を歪めて、目を閉じたまま薄く笑う)
それでもあいつがいるから、僕は何とかなるよ。
どうやら僕自身も戦闘向き、みたいだし。
ぎりぎりで異形どもの攻撃を回避して、急所に一撃――
(ぎゅっと胸元を握る拳に力が篭り)
そういう時、血が騒いでどうしようもない快感を、確かに覚えてる僕がいる。
随分戦いにも慣れたし、いざとなればあいつ、傷をある程度まで治すこともできるし。
だからあまり、僕のことは心配しなくていい。
>>126-127【2/2】
(可能な限り、「不知火」と呼ぶことさえ水鏡は避けている。
不知火と同じく戦いを楽しむそんな自分の性癖にさえ嫌気がさすようで、
らしくもなく、あるいは水鏡らしく、薄く目を開いて苦く力のない歪んだ表情を浮かべたままだったが…
ゆりかがこちらの胸元に手を伸ばしてくると、思わず手のひらを差し出してそれを制止する。
が、一瞬の思惟の後、彼女には聞く権利がある、と思い返して、
胸元からチェーンをひっぱって、ペンダントにしたハート型のブローチを引き出して見せる)
君に協力してもらったあの機械の首事件の犯人っていうか…
僕が…殺した、本城先生のいわば形見ってことになるのかな。
(オパールを基本にピンクゴールドで縁取られたシンプルなブローチ。
シックなデザインのそれが手に持ったチェーンの先で揺れていて)
研究所は僕が燃やしちゃったし、先生の思い出で残ってるのは、これだけなんだ。
亡くなる前にこっそり僕のポケットに入れていたみたいで…
先生がどういうつもりだったのか、今でもよく分からない。
いつも僕をからかって遊んでたみたいだったから、最後の意地悪だったのかも、知れないね。
久遠さんにもいろいろ相談に乗ってもらったし、その後いろんな人からたしなめられたり、
話を聞いてもらったりしたから…完全に割り切れたわけじゃないけど、とりあえず戦える。
(本当はこのブローチは半分に割れて、中からUSBの端子が顔を出すようになっている。
水鏡自身も内容を確かめたことはなかったし、なによりゆりかに触れさせるわけにはいかない。
彼女ならメモリの内容を読み取ってしまう恐れが充分以上にあったから、
示してはみせるがゆりかの手には触れないように、手が届かないように軽く揺らして見せて)
どうあっても夜の世界をさまよって歩き続けて戦い続ける、その覚悟の(罪の)証として、身につけるようにしてるんだ。
先生のことを忘れないように、ね。
(やや沈んではいるが、目にしっかりとした光を浮かべ、揺れるブローチに見入る。
自分が手に掛けた人のことを思い出して、口では大丈夫だと言ったものの、
未だに整理しきれない思いが溢れて目を細めたが、瞳は濡れていなかった。
まだ泣けずにいるのは何故だろう、軽く吐息を吐いてまた拳の中にぎゅっとブローチを握りこむ。)
こうやって、何かあるとこれを握ってるのが癖になっちゃったみたいだ。
ペンダントなんて今までしたことなかったから、最初はそれが気になって、だったんだけどね。
ずっと身につけてたら、なんとなく手が伸びちゃって…そんなところ。
(長Tの上にこちらもシンプルなシルバーのチェーンが伸びて、握った拳に伸びている)
そんなわけで僕もなんとか、気持ちの上で一応の整理はついたし、久遠さんの大切な人のためにも、
久遠さんも自分の身に気をつけて?大切な人の為になりたいと思うなら、
自分がはかなくなってしまっては何にもならないから、さ。
(更夜はいまやはっきりと目を見開き、お座りの姿勢をやや正して、
耳をかすかに揺らして顎を持ち上げ、あたりの気配を警戒するように油断なく目を光らせている。
水鏡もその様子にちらりと目をやって、どうやら今夜も物騒なことになりそうだ、
そんなことを思いながら更夜がはっきりしたことを言い出すのを待ち受ける)
【お借りしました。撤退です】
188 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 17:53:59.26 ID:u4lDyPPG
クエン
【伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 嬢とのロール解凍に付きスレをお借りします】
【今夜も一つ宜しくお願いします】
>>168 …これまた驚きというか…世間は狭いというか…知り合いだったとはね。
(烏龍茶を一気に飲み干しコップをテーブルに置くと半ば呆れ顔で溜息を吐く)
(そんななんとも言えないタイミングで先程注文した料理類が丁度運ばれてくる)
(回転テーブルの上に並べられる餃子、焼売、エビチリ、酢豚、野菜サラダ)
さ、取り敢えずは腹ごしらえでもしようか?あ…もしご飯物が欲しければ好きに頼んで構わないから。
(やはり好みの差異はあるだろう、と龍岬なりの気を利かせ)
人身御供とは大げさだよ。見知らぬ組織同士の初顔合わせなんだ。
挨拶と接待といっても…情報交換の一環でね。どういった組織でどんなヤツが仕切ってとか活動とか…ま、あとは世間話かな。
(あの時の一連の出来事を思い起こす…あれから≪深凪≫から返事らしい返事もないし『白龍』からも連絡は取っていない)
ま…それだけじゃ済まなかったんだけどな・・・。
おいおい、さっきも言っただろ?『白龍』は「家族」を脅威から守る組織だって。
それに…「兄」が「弟や妹」を守るのに理由が必要か?
(真顔でジッと伊織嬢の眼を見据える―その意志は力強く揺るぎないもの)
そうなったらそうなった時さ。ま…「アイツ」ならかうまく話を誤魔化す也すっとぼける也何とかするだろうさ。
(もはや他人事のように軽く話しながらエビチリとサラダを小皿に取り分け…伊織嬢に渡す)
【何かOOしたいという事がありましたら遠慮なく言ってくださいね】
知り合い、と申しますか……私も一度、≪深凪≫に殺されるところでした。
八刃、という男にはお会いになりましたか?
彼は≪深凪≫の中でも武闘派らしくて……組織の中でも、異形に対する考え方は様々です。
(命の危機に会った時の事、その男の冷徹さを思いだし、茶の味も分からなくなる思いがする)
(その時、様々な料理が一斉に運び込まれてきた)
(湯気の立つ料理がいっぱいに並ぶと、急にその場が華やぐ)
(練習後の空腹を抱えていては、なおさら魅力的な光景で)
ありがとうございます。いただきます
(つい今しがた、砂でも噛むような嫌な味気なさを覚えていたのが)
(すっかり空気が変わる)
やはり、「お話」だけでは済まなかったのですね……
(一旦は箸を取り、料理に手をつけようとした手が止まる)
龍岬先輩にも、媛名先輩にも、優先すべき組織の都合があるから…?
私たちフリーランスから見れば、大きなバックがあるのは羨ましいと思いますが
そういう束縛もある、ということですか
(そこで黒々とした目を龍岬にむけて)
お差支えなければ、何があったか伺ってもよろしいでしょうか?
かぞく……?
(その答えには目を見張った)
(この男は、こんな些細な行き掛かりでしかないこの縁を)
(血のつながりと等しく思ってくれるのだ)
私たちが≪深凪≫そのものから追われていたとしても…ですか?
【あらためましてこんばんは】
【のっけから話題を全部拾ってしまいましたが、先輩は適当なところで蹴ってくださいませ(汗】
【今夜もどうぞよろしくお願いいたします】
いや、まだ面識はないが…ま、組織にはそういう「跳ねっ返り」や「派閥」なんてものがあるものさ。
「鉄の規律」なんてワンマンな組織とかでも謳ってない限りね。
…そんな組織はハナから御免蒙りたいね…俺個人としてはさ。
(取り分けた料理を摘まみ嗜みながら伊織嬢の顔を見ると先程までと打って変わったように見受けられ)
(これで場の雰囲気も少し変わるか…と一人ほっと安堵の息を吐く)
料理が口に合えばいいんだが…ま、俺が作ったワケじゃないからそんな事言えた義理ではないんだがな。
組織=束縛ってのは半分正解だな。解りやすく言うと…そうだな。
伊織さんや迫水クンは現役の高校生なワケだ。
という事は…『学校』という組織に所属しているんであって、『学校』には「校則」という決まりがある。
要は組織としての「決まり事」が緩いか厳しいかの違い…ココまで言えば後はわかるんじゃないか?
ま…夜遅くに見知らぬ組織の窓口たる者が顔合わせて挨拶と情報交換そして接待。それが朝まで続いた…それだけの事さ。
それは向こうの都合だろ?それにわざわざこちらが合わせる道理はないさ。
どちらが上で下って事もないからな。まーそれでもケチ付けてくるなら…それ相応の「御持て成し」をするまでさ。
(そう言い切った時の壱耶の眼つきは「飛龍(フェイロン)」と呼ばれる裏の顔のソレであった)
【なんだかんだで全部拾ってしまった貧乏性な俺…(汗】
【接待云々の下りは昼ドラの如くツッコミがいがあるのではないでしょうか?と種を撒いてみる】
(料理はすいすいと口に入る)
(同じ年頃の少女たちに比べて食べる量は多い方だが、今夜はとりわけ箸の進みが早かった)
中華街の本場のお料理というのは、初めていただきました。
本当に美味しいです…
(そんな事を言う姿は姿勢をただし、淡々と皿と口との間に箸を往復させるばかりで)
(10代の少女が食事を楽しんでいるという様子は見えないかも知れない)
……。
(龍岬は、最前には「それだけじゃ済まなかった」と言い)
(かと思うと、今度は「それだけの事」とあっさり言い切る)
(その平仄の合わなさが、妙に違和感を感じさせる)
あの、お二人とも組織の代表というか、窓口としてお会いになったのですよね?
どちらがどちらを接待していたのですか?
たとえば…「白龍」は≪深凪≫に対して、何を提供したのです?
(実業家の娘としては「接待」というのは耳慣れた言葉であり、するとされるとには大きな違いがあるのもわかっていた)
(この両者の、その背後の組織の、力関係はどうなっているのかと、そんな興味からの質問だったのだが…)
【ツッコミどころに思いきり突っ込んだ結果、一番新しいパラグラフを蹴っ飛ばしました(汗】
【もし不都合でしたら、こちらのレスなどはぱこーんとキックしてくださいませ(大汗】
そうか…喜んでもらえて何よりだ。
(伊織嬢がおいしく喜んでもらえた事を嬉しく思う)
そうそう、迫水クンとココで食事をした時に彼にこの店の「招待券」を都合したから…
今度は二人でゆっくりと過ごすといいさ。
(そう話すその様子は本当の身内のような錯覚を覚えさせる程で)
さっきも言ったようにお互いの組織の在り方とそれに伴う情報の交換だよ。
それにまだそんなに深く関わっている訳でもないし…な。
しいていうなら……≪深凪≫の窓口である彼女が俺を接待した。
接待と言っても男女が同じ部屋で朝まで過ごしたんだ…だいたい想像はつくだろ?
(そう言いながら烏龍茶を一気に飲み干す)
そんなお心遣いまで?
ありがとうございます…あの、迫水先輩は妖魔を制御するエネルギーの分
それはもう、たくさんのお食事を必要とされていますので
気兼ねなくお食事ができるというのは、何よりも嬉しいプレゼントなのです
(それこそ直の身内ででもあるかのような口ぶりで礼を言う)
(親からの仕送りをやりくりしてあの食事量を賄っている直にしてみれば)
(レストランの招待券は同額の金券などより、ある意味ありがたいのは事実)
え…
(≪深凪≫が「白龍」という組織を必要とした、そこまでは理解したが)
(それがすなわち、媛名葵が「女として」龍岬壱耶という「男を」接待したということを意味するのに)
(理解するまでに数秒かかった)
女性を提供されて……朝までその方を…慰んだと言うのですか?
あ、あの方は……媛名先輩には、おつき合いしている方があるのですよ?!
(思わず腰を浮かせて龍岬を非難する)
(本当に非難すべきは、恋人のある媛名葵にそんな事をさせた≪深凪≫の方なのだろうが)
彼にはいろいろと心配を掛けさせてたみたいだからな、それなりの埋め合わせをね。
それに二人にもこの「中華街」を楽しんでもらいたいからな…出来ればデートスポットの一つとして候補に入れて欲しいくらいだ。
そうなったらいくつかお勧めの店も紹介するし口利きもしておくぜ?
(からかう様なそれでいて決して冷やかしではない口調で)
俺もそういう流れになるとは思わなかったんだが…据え膳喰わぬはなんとやら、というヤツでね。
拒否して話が拗れてもややこしくはしたくなかったんでね。
(何よりもそういう話の場を設けるのに苦労したであろう「悪友」の顔を潰したくはなかった)
それは彼女のプライベートの話だろう?それに本当に嫌なのなら彼女自身が断るハズだ。俺も無理矢理っていうのは嫌いだしな。
…まあ≪深凪≫という組織から「接待」の話がでた時点で断る事ができなかったのかもしれないんだろうが…。
(ふう…と溜息を一つ吐いてから伊織嬢の顔を見据えて)
組織に縛られている以上、綺麗事だけではやっていけないのさ。
中華街なんて、近づいてはいけないところだとばかり教えられて来ましたから
(デートスポットと聞けば、そんな事を言って苦笑する)
(あまり健全な盛り場だとは言えないこの界隈に、学校も親も子供を近づけたがらない)
(安心な店も数多くあるのは事実だろうが、そのすぐ隣に、暗黒街の陥穽が口を開けている)
お互い合意のうえでの、ビジネス、と言うことなのですか……
(一度浮かせた腰を、もう一度ゆっくりと椅子に沈める)
組織にいて、その組織の顔として責任を負うことができるということは
そんな…こと、も……甘んじて受け入れるということなんですね?
あなたはそんな女性に接待されて、それを楽しんだのでしょう?
キレイごとだなんて……最初から、そんなもの無いのじゃありませんか。
(視線を落とし、何かに憤るように一気にしゃべる)
あるのは「欲」でしょう。
最初から、お互いの欲を満たすことで利益を供与しあう関係になる、
そういう場だったのでしょう?
あなたも
(そこで再び目を上げ、龍岬を見据えた)
それはわかった上で、その席に臨んだのでしょう?
皆が笑って過ごせ、それでいて人と人の交流が図れる…そんな街に発展させていきたいんだよ、俺はさ。
それに何よりココには俺を慕ってくれる大勢の「家族」がいるんでね。
(そう言い放つ壱耶の瞳には確固たる意志が宿って)
言うなればそういう事だな。
「組織」に属するという事は「個」を殺さなくてはならない場合もある。
個人の勝手な都合で行動されているんでは組織としては纏まらないし瓦解するのも当然になってくる。
ま、俺は縛られるのは好みじゃないから雇われに近いんだけどな。
だからある程度の自由が効くが…その分自己責任というモノも背負ってる訳だ。
だからさっき言ったじゃないか?組織に縛られている以上、綺麗事だけではやっていけない、と。
それが「裏」や「闇」の世界なら尚の事。使えるものは使って利用できるものは利用する。
言い方を変えれば…フリーランスであるキミ達も俺という窓口を使って『白龍』を利用しようとしているんだぞ?
ま、それが悪い事だ、なんて俺は思わないがね。
よーく考えてみてくれ…「死んだら終わり」なんだぜ?違うか??
それが生き延びる為なら…俺はどんな手段も厭わない。生き延びてこそ、皆を守れて次があるんだからな。
【スイマーさんとお時間は大丈夫ですかー?】
【無理なさらないでくださいね??】
自分の暮らす街がそんな風に安全で、誰もが幸せでいられる街であってほしいと
誰もが思うのでしょう
そのために、安全でも幸せでもないことをしなければならない人もいる……
(人知れず魔を狩るのもまた、この街で生き延びるには必然であるのだと)
(自分にも言い聞かせるようにして)
「白龍」は人間社会の裏面を牛耳っていて、≪深凪≫にとっては、それがとても必要なことだった。
≪深凪≫に於いて、この街を任されている媛名先輩にとっても
ご自分を見知らぬ男にゆだねるほどに、必要な組織……なのですね……
(テーブルの上で拳を固める)
(自分たちはもしかしたら、自分たちで制御できる以上の危険に足を踏み入れてしまったのではないか)
(龍岬の庇護を受けると言うことは、白龍の暗黒面に、自らを売り渡すことでもあるのではないか)
(だとしたら、媛名の温情にちかい≪深凪≫との休戦は、たちまち危ういものになる)
(呼吸を整え、テーブルの上の一点を見つめながら自分の思いを語る言葉を探す)
情を交わすことが何より強い絆を築くことになるのは、否定いたしません
ビジネスといえど、愛人関係になってしまえば両者ともさぞ相手方を大事にすることでしょう
けれど、人の感情までは縛れないのではありませんか?
あの方のお身体を弄んだことで、お気持ちを遠ざけてしまったかもしれないでしょう。
少なくとも私なら、そんな事をした人に、何一つ協力なんてしたくない
(目を閉じて、小さく頭を振った)
(脳裏に浮かんだ少年の笑顔──郡太一郎を振りきるように)
生きることが何よりも大事なら、迫水先輩はもっと早く妖魔に自分を明け渡していたことでしょう
あの方にとって、妖魔となって生きるぐらいならヒトとして死んだ方がマシなんです
私も……もしも、迫水先輩以外の方に…そんな事をしてまで、生きてなんていたくない
もう一度伺います
「白龍」の飛龍が、私や迫水先輩にその組織力を利用させるのはなぜなんですか?
≪深凪≫に対して夜伽を要求するように、私たちには何を求めていらっしゃるのです?
【今日はまだまだ大丈夫ですが、先輩も無理なさらないでくださいね】
【いつでも凍結をおもうしでくださいませ】
200 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 01:25:21.79 ID:S49pHTet
200
それはどうだろうな…「闇」の事を知り尽くしているであろう≪深凪≫にとって今更「裏」の事を知る必要性がないとも思うんだが…。
むしろ『白龍』が「異形」と呼ばれるモノに対しての「情報」が欲しいというのが正直なトコだな。
…媛名嬢は「何よりも優先されるべきは情報です。相手の事を知り尽くせば如何なる対処も可能ですから」という様な事を言っていたから何とも言えないが。
それはある意味正しい事ではあるんだが…かといって鵜呑みにしすぎて踊らされる危険性もあると俺個人は思っているがな。
それはあくまで伊織さん自身の考えであり思いなんだろう?それを彼女に重ねるのは些か違うんじゃないのか??
それに彼女自身は自分の事よりも、≪深凪≫という組織にその身を捧げているという印象だったが。
であれば…おそらく自己の感情というモノを押し殺してる、ということか…。
(暫く目を瞑り腕を組みながら思考しはじめ…やがて)
何にせよだ、この件に関しては、≪深凪≫と『白龍』の問題だ。一個人でしかないキミにはあまり関係ないのではないか?
キミ達二人を見ているとなんだか「危なっかしく」思えてな。
俺個人の「お節介」からだ…という理由では納得いかないかな?
(ジッと伊織嬢の顔を見つめ、様子を伺う)
生き残るためには情報は大事です。
フリーランスの私たちには、そのことを痛感させられることばかりです
組織があるならアンテナは多くなりますし、入ってくる情報も増えますから
おっしゃるように取捨選択が大事になるのでしょうけれど
それも捨てるほどに情報があっての話ですもの。
言ったはずです。私も迫水先輩も、≪深凪≫につけ狙われていると。
その上で、≪深凪≫を止めてくださっているのが媛名先輩なのです。
迫水先輩が妖魔化しないこと、私がその妖魔化を止める鍵となっていること
それが≪深凪≫による狩りの対象から外れる条件なのです
≪深凪≫に対する媛名先輩の発言力が弱くなるようなことがあれば、
私たちには死活問題なんです!
(目をつむる龍岬に、こちらは眠る相手を揺り起こすように声を高くして訴える)
(じっとこちらを見る龍岬の…あるいは飛龍の目)
(見返すだけでも相当な精神力を要求される)
(とても、そこに秘められた彼の意図までも読み取ることはできない)
媛名先輩とおつき合いしている人を知っています……
その方は、あなたから見れば取るに足らないフリーランスなのかもしれませんが
決して侮れない異能者です。
その人の気持ちを、私は大切にしたいと思う。
この街で「白龍」がそんな人たちを潰すほど強大になったというのなら……
(そこで力尽きた)
(視線を外し、目を閉じて、ズキズキ痛む頭を押さえる)
お節介であろうと、私たちには数少ない、大切な援助です。
なぜそう思われているのかは…今一つわかりかねますが……
あなたは優しい方なのか冷酷な方なのか。
それがわからなかったら……。
それはそうだ。
何せ「異形」なんてモノの情報に関して言えば「華僑」のネットワークを使っても八方塞がりだったし…。
そもそもそんなモノの存在すら出て来なかったんだからな。
そう考えると…俺自身が引き寄せられたのか、はたまた引き寄せたのか…?
何れにせよ、『白龍』も「異形」に関しての情報は喉から手が出る程欲しいってのが本音だな。
できればソレに関わりのある組織、人間なんかもな。
酷な言い方かもしれないが立場云々は彼女自身と≪深凪≫という組織の問題だろう。
それを棚に上げて彼女の発言力が弱くなったのは俺のせいだと言うのは見当違いじゃないか?
彼氏を護り庇う気持ちはわからんでもないが…もう少し物事を大局で見て考えた方がいいと思うがな。
目先の出来事で感情に捉われると―取るに足らない事で足元掬われるぞ。
それこそ…今のキミみたいにね。
…ま、想像はついていたが…。
(ふうっと一息吐いて天井を仰ぎ見る)
ああ、それはないさ。『白龍』はあくまで自衛組織だからな…最も、仕掛けてくる相手には容赦しないがね。
それに言っておくが…俺は人の恋路を邪魔する趣味はない…さすがに馬に蹴られて死にたくはないからな。
(冗談交じりに話しては麻婆豆腐を小皿に取り分けて)
もしその人物と会って彼から聞きたいとなれば…おそらく包み隠さず話す事にはなるだろうな。
それは…仕方ないかもな。
「表」と「裏」の顔を使い分けるのは結構疲れるんだぜ?
キミだってわかるんじゃないのか??
ただ…これだけは言える、俺はキミ達の「家族」だってな。
(そう言いながら笑顔で片目をつぶってみせる)
【再三にわたって恐縮ですが、もう一度凍結をお願いしたく…】
【一応今夜も含めまして、今週は夜は空いてます】
【ギャー!しまったあああああ!!脳内訂正をお願いします!!!】
【×ただ…これだけは言える、俺はキミ達の「家族」だってな。】
【○ただ…これだけは言える、キミ達は俺の「家族」だってな。】
【ではでは凍結宜しくお願いします】
【それじゃ一日空けて月曜日の夜で如何でしょうか?時間は伊織嬢に合わせられると思います】
【なんか会話がドロドロだ…ま、伊織嬢が楽しんでもらえていればおっけーなんですけどね♪】
【大丈夫です先輩!脳内補完ばっちりです】
【泥の沼は大好物ですので、こちらは存分に楽しませていただいております】
【郡くんまで突き落とせれば、中の人は小躍りしてしまいますが】
【では3日の22時でいかがでしょう】
【そのぐらいに避難所でお待ちしています】
【それでは、本日もお相手ありがとうございました】
【もう少し、ドロドロの沼におつき合いくださいませ】
【お疲れさまでした。おやすみなさい】
【いやそんなに力強く言われても…(汗】
【じゃあいっそ小躍りする方向へ持っていきますか!?(笑】
【了解しました。それでは3日月曜日の22時に避難所で】
【不都合あれば早めに書き込みしておきますね】
【こちらこそ遅くまでの泥試合にお付き合い下さりありがとうございました】
【それではおやすみなさいませ…良き夢見を!再見!!】
【スレをお返しします―ありがとうございました】
【落ちます。】
【水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7moさんとのロールの解凍にお借りいたします。】
1/2
よいご家族に、恵まれましたのね。
(叔父の話をするときの水鏡を見て、ふわりと笑う。)
(家族…この場合は擬似でも家族は家族だろう。それに、水鏡と叔父は血が繋がっている。)
(それだけでもまだ……家庭環境だけは、あの孤独な少年、兵部晶よりは恵まれているのかもしれない。)
(今は離れて暮らしていても、他人に話せることが出来る家族がいるのは、素晴らしいことだと思う。)
そう、アリョーシャ。えっと…アレクセイって言うんですの。
父と同じ名前なのですわ。
でも本当は守弥。
うちは帰化していますので、日本名なのですわ。
(ロシア系は名前に父称が加わったり、愛称も必ずあって、呼ぶ人によって違ったりもする。)
(ただでさえややこしいのに、この姉弟は戸籍上は日本人なので、ゆりか 守弥といった名前が本名で…)
(ゆりか自身でも、時々ややこしいと思っているのか、家族の名前はロシア名の愛称で通している。)
水鏡先輩みたいに優しいお兄さまがいたら、弟ももう少し子供らしく過ごせたかもですわね。
アレンジ?
(更夜の言葉に、ふと首をかしげ考える。)
………だって、色々と足したほうが、美味しいかもしれないんですもの。
(たぶん、それがいけないのだと指摘されているのだ。)
(…………犬に。)
(そういえば、紅裂にも色々と注意をされたっけ?)
(なさけない気持ちでいっぱいになりながら、しょぼんと俯く。)
あ!でも。
(嬉しそうな笑顔を見せながら、顔をあげる。)
(水鏡と更夜の顔を交互に見ながらの、ドヤ顔披露。)
わたし、カレースプーンは大さじじゃないって、知っていますのよ。
最近覚えた。
だから、美味しいもの作れるように頑張りますわ、ねっ?
(素晴らしいことを知っているだろう?と自慢げに、満面の笑みで更夜の頭をひとなで。)
そりゃぁ…まぁ、そうですわよね。
水鏡先輩ご自身の別人格なら、まだともかく。
不知火は、あまり詳しくは教えてくださらないですけれど。
でも、お二人はまったく別の個体、なのですわよね?
見た限りでは、本体は水鏡先輩のものですし…先輩が、不知火を好きになれないのは、当然だと思いますわ。
別のものが自分の身体の中にある……そんなの、疎ましい以外のなにものでもないわ。
(きゅっと唇を噛み、更夜に触れる手を反対の指で、黒いスカートの裾をぎゅっと握った。)
【2/2へ】
2/2
でもね、不知火は優しい言葉を知っていますもの。
悪い方ではない、と。
わたしは、そう信じていますわ。
………ナデ、ナデ…
っぷ、ふふ…ほらね。やっぱり、不知火も優しい。
水鏡先輩とは、また違った優しさですわ。
血が、騒いで……
でもそれって、もしかしたら不知火の影響かもですわよ?
その辺は、不知火に聞いても解からないかもですけれど。
同じ身体を使っているんですもの、引き摺られてもおかしくはないですわ。
と、わたしは思うのだけれど……これはあくまでも、わたし個人の憶測、ね。
ん……でも、心配はしますわ。
だって、水鏡先輩も不知火も、わたしにとって大事な人たちのなかの一人ですもの。
(伸ばした指が、一瞬、水鏡によって遮られそうになる。)
(けれどそれはほんの一瞬の躊躇いのようなもので、すぐに胸元から一つのペンダントを見せてくれる。)
(自分の手の届かない位置をキープしながら、きらきらと輝くそれを見せてくれる。)
(聞けば、あの人の形見だという言葉。)
…………
(ゆらゆら揺れるペンダントを見つめ、そして視線を水鏡へ)
それは、大切にしなきゃ、ですわね。
でも、想いばかりに囚われて、今が見えなくなるようならば、一度そのペンダントを外してみるといいですわ
。
胸の中の大きなものを失くした気持ちは、多少なりとも解からなくもないけれど。
想いを馳せることで強くなる部分もあるけれど。
でも、そればかりを考えていてはダメなのですわ。
現に先輩は、胸元を気にされるときは、とても辛そうな表情をされているときが多いですわ。
……なんて、生意気言っちゃいましたわね。
ごめんなさい。
それに………そうね。
もしも"また"わたしの"力"が必要なら、いつでも言ってくださいませ、ね?
わたしは水鏡先輩を信用していますもの。なにも言わないし何も見なかったことにできます。
(自分には触れさせまいとする態度、さりげないつもりなのだろうが、生来の人の良さからか)
(あまり、さりげなくない。)
(それに加えて、あの機械頭を作った人間が、わざわざ水鏡の残したもの。)
(たぶん何かがあると思ってしまのは、自分の杞憂だけではないはずだ。)
(だけど、今は、それしか言わない。水鏡が求めてきたら、自分の力を提供すればいいだけ。)
【まったくもって自重していないので、ばっさりんことしていただいてもオッケーなのですわ。】
【それでは、本日もよろしくお願いいたします。】
213 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 15:25:27.17 ID:S49pHTet
クエン
>>211-212 (呼称の話はちょっとややこしそうだ。首を傾げて聞き入って)
それじゃゆーりゃ、も愛称ってことになるのかな?
久遠さんもロシア名もあるわけ、なんだ、ね?
(そういうことになるはず、と考えたが、やっぱりよくは理解できずにかぶりを振って)
今度もし、遊びにいったらやっぱりアリョーシャ君って呼んでしまいそうだけど。
守弥くんだと僕と名前も近いし、ちょっとややこしいかな。いずれ、ね。
(自分でたまに料理をすることのある水鏡は、もちろん大匙小匙がいかなるものか、知っている。
満面のドヤ顔で自慢…されてるんだよね?これ? ついと目線を逸らして)
『努力するといい。美味しい食事は生活の基本になるであろうから。
毒見は私に任せてもらおう。』
(またしれっと酷いことを言う更夜にも、マグに鼻をつっこんでノーコメントってことにしておく)
すこしあいつに引きずられてる部分もあるんだろうけど…
この頃、銃もあるし、なるべく「変わる」ことをしないで戦えないものかって、試してみてるから、ね。
ボクシングしてたって質は違っても、根っこは一緒なんだと思うよ。
相手を打ち倒して勝つ、うまくいったときはやっぱり、痺れるような快感があるし。
(そこはもう淡々と認めるしかない事実なので今更動揺したりはしない。落ち着いた様子で言葉を紡ぐ。
別物か自分の一部なのか、それこそ自分が一番知りたいところで、一番不分明なところについては何も言わずにおいて…)
どうしても先生のこと、思い出してしまうから、ね。
随分よくしてくれたんだけど…最後は僕が止めるしか、なかったから。
先生の思い出の、いいほうと悪いほうを両方、忘れられないから…
(心苦しいのが顔にも出てしまっているだろうか、今はゆりかの「力」に触れさせるのは、
なにより自分の気持ちに整理がついていない分、無理だとしか考えられなかった。
ゆりかが協力をほのめかし、それでいてなお強要はしない、とこちらを気遣ってくれる言葉の裏はきちんと感じとったが)
分かった、その時は僕の方から是非、お願いするよ。
(ごめん、と目で謝るも、今はまだ…と拒絶の意志もはっきりと目線に込めて、頭を下げる)
『さて、話は尽きないようだが…どうするね?水鏡恭弥?』
(ぴくっと身を起こした更夜が水鏡を見つめて小首を傾げる様子を見せる)
大物かい?僕にはまだ、感じられないけど…
(立ち上がるとソファの脇に置いたスポーツバッグからバックサイドホルスターを取り出して、腰に巻き始める)
『2、3ブロックほど先…だろうか。どうにも嗅いだことのない、不吉な匂いがする。
この距離から嗅ぎ取れるということは、油断ならない力をもった異形なのだろう。
どうやら繁華街のほうに、速度はそれほどでもないが移動しているようだ』
(水鏡は銃のマガジンを確かめスライドを引き初弾を装填すると、セイフティを掛けてホルスターに銃をしまい)
後で缶詰、開けてやるよ。ついでに案内も頼む、更夜。
(今日はバッグはとりあえず置いていこう、そう思いながらゆりかに振り返って)
まだまだおもてなしをしたいところだけど、どうやら今日も狩りの時間みたいだ。
久遠さんも一緒に来てもらえる?
教わったけど結局、射撃はまだそれほど上達はしてないし。
拳銃って意外に近距離用の武器だから、慎重に狙ってる内に肉薄されちゃったりするし。
まあ、いざとなれば「変わる」から、僕の後ろでバックアップ、お願いできるかな?
(異形を倒すのに力を借りることについては、ためらいがない。
自分ひとりで出来ることなど、たかが知れているのだ。
それに近接の不知火にゆりかの火器でのフォローなら、コンビネーションとしても理想的だろう。
先ほどまでの沈んだ様子とは違って、確かに戦闘に赴くにあたっては顔が引き締まり、
かといって気負いすぎたようすもなく自然体で、ゆりかの返事を待つ)
【これでも適度にカットしたつもり…久遠さんの次レスはさっくりでいいから、僕の方で本日のメインイベント・異形ちゃんを登場させてみるよ】
【こちらこそ、本日もよろしくお願いします】
わたしは、ユリヤ…
えっと、発音するとユーリヤに近いですわね。
だから愛称はユーリャ。
(少し思い出す。そういえば、水鏡の名前は恭弥だって、と。)
ふむ…今まで気づかなかったですわ。
あまりわたしも守弥って使わないせいもあるのかも。
水鏡先輩と、まるで兄弟みたいですわね。
(なぜか視線をそらす水鏡を尻目に、更夜へ視線を落す。)
まぁ、毒なんて入っていませんわよ?
その……味が、時々、ね?
(更夜の頭を優しくぽふぽふとなでる。)
(こうやって、暖かい仔犬の体温と柔らかな毛並みを感じているだけで、心が落ち着く気がする。)
(これが、アニマルセラピーってやつだろうか?)
努力は、しますわよ。
大さじ小さじのセットも、買ったし。
先輩にとっての不知火は、わたしにとっての異能みたいなもの。
そう割り切ってみれば、案外気持ちは軽くなるかもですわよ。
ほんとうに、ほんの少しだけ、ね。
そう、かしら?
スポーツの快感とは、やはり少し異なるわ。
戦いは、自分がどれだけ楽をして、相手を打ちのめし瞬時に命を奪うことが出来るかどうか。
スポーツは、わたしはしたことないけれど。
でもきっと、どれだけ自分が努力して、高みに登ることが出来るか、でしょう?
でもまぁ、お気持ちは解かりますけれどね。
忘れなければならない、とまでは、言いませんわ。
でも、先輩が一歩を踏み出すためには、思い出に囚われるぎるのもよくないですもの。
わたしなんかが言うよりも、先輩ご自身が、よく理解はされていると思いますけれど。
(視線がはっきりと拒絶を示していた。)
(それでもいい。『その時は』と言ってくれた水鏡の言葉を、信じるから。)
どうか、お一人で無理はされないでくださいませね?
―――っ?
(緊迫した、二人――いや、一人と一匹の様子に)
(足元に置いたバイオリンケースから、替えのマガジンを取り出して、ポケットにねじ込む。)
(スカートが引っ張られ、まるく膨らんだシルエットが崩れるが、気にしない。)
(同じく中に入っている掌サイズのテディベアを、持ち出そうとしたが)
(今夜は水鏡も不知火もいるから、と、やめておいた。)
(そして少し考えて、念のため、以前不知火に作ってもらった弾丸を、反対側のポケットに入れた。)
もちろん、喜んでお手伝いをさせていただきますわ。
(ぽふ、と、自分の左脇を叩く。)
>>215【1/2】
(スポーツと戦いの違いについて、なるほどと大いに頷きながら)
他のスポーツならともかく、ボクシングは目の前の相手と一対一だからね。
たしかに違いもあるけど、似通ったところがあるんじゃないかなって。
相手を倒さなければ、倒されるのが自分なところも、ね。
スポーツだっていう証拠に、ちゃんとレフリーもいればルールもあるわけだけど。
(戦いにおいてはそんなものはない。デッドorアライブ、それだけだ。
兄弟の話、こちらを気遣ってくれるゆりかの気持ちも感じたが、
戦闘に入るには、余計な考えは脚をひっぱるだけと割り切って、それについてはコメントしないでおいて)
うん、それじゃ久遠さん、よろしく頼む。
僕も異形の匂いとか感じ取れるけど、更夜はものすごくそういう妖しい気配に対しては敏感だから…
更夜に案内してもらおう。ただ、更夜には戦闘能力は直接的にはないから、
できれば久遠さん、更夜をフォローしてあげてくれる?
更夜・僕・久遠さんの順で。一応背後の気配も気をつけて?背中は任せるから。
(てきぱきと必要な指示をすると、部屋を出ると鍵を閉めて、ぽてぽてと歩く更夜の後についていく。
こちらに近づいてくるのではなく、2・3ブロックほど先を繁華街に向かっているようだ、
更夜のそんな言葉を聞きながら油断なく当たりに目を配って、ゆりかと共に歩いていくと――)
僕にも分かるぐらいになってきた…その角の先だね?
(一旦脚を止め、ゆりかに振り返って)
姿が見えて、適当な距離まで接近したら撃ってしまおう。
それだけで退治できればよし、できなければ基本的には僕が、
ていうかあいつが壁役で突っ込むから、隙を見て援護射撃をお願いできるかな?
(何しろまだ異形の正体がしれないうちだったが、簡単な役割分担を提示しながら、
cz75を取り出し両手で天に銃口を向けて構えて、セイフティをかちりと解除する)
更夜も何かわかったことがあったら教えてくれ。
それじゃ、いくよ?
(一人と一匹を見て、頷いてからブロック塀の角から飛び出し、かつて教わったように肩幅に脚を開き、
両手をまっすぐ突き出して路地の先を見つめる――その眉が顰められた。
街路の先、塀に挟まれた間をこちらに尻を向けて歩む異形の異様な姿に、
自分で言い出したにも関わらず引金を引くのを一瞬自失する。)
(虎ぐらいの体のサイズに、尻尾の部分は蛇になっている異形が、20メートルほど先にゆっくりと歩いている。
何より異様なのは体が半ば透き通り、部分によっては向こう側まで透けて見えていることだ。
さらに、内臓なのか体のなかには不定形のぼんやりとした光がうごめいていて、
体の輪郭も透明になったり、朧に光ったりと、姿を見定めることが容易ではない。
こちらには気づいているのかいないのか、どちらにしても全く振り返る様子もないのに、
一瞬の自失から気を取り直すと狙いを定め、引金を三度引いて異形を撃つ――
が、今度は眉が跳ね上がる。確かに相手の体に吸い込まれたと思った弾丸が、
相手の体を通過してブロック塀に跳弾となって弾かれる音が聞こえたのだ。)
(撃たれると、のそり、と脚を止めて、やはり虎程度の大きさを持った異形がこちらに振り返る。
脚はどうやら虎のものと思しいが、その顔はニホンザルのように見える。
人に近しい小賢しさを湛えて目が釣りあがり、こちらを小ばかにしたように、
余裕を見せて水鏡たちに体を向けて、明らかな嘲笑を湛えて唇の端が吊りあがる。
全くダメージを感じさせず、相変わらず体は不確かに輪郭が浮かんだり、内臓の様なものが体の中で発光したり、
と相手を見定めるだけでも容易ではなく――)
>>215【2/2】
鵺(ぬえ)、ってやつ、かな?古典の授業で読んだような…
(念のため、と慎重に狙って顔の正面に向けて射撃する。
たまたまなのか、眉間に性格に弾が吸い込まれ、そしてそれっきり、だった。
銃が通用しないのを確かめるとバックサイドホルスターにそれを収めて)
参ったね…これはどうあっても、「変わる」しかなさそうだ。
(一つ深刻な疑問があったが、それを確かめるためにも接近してみるしかなさそうだ。ゆりかを見据えて)
それじゃバックアップ、よろしく。
(短く言っていつもの「変わる」仕草をして――)
やいやいやい、どこの絵巻物から這い出てきやがった?
ヌエとはまた、なつかしーもんにお目に掛かるもんだ。
待ってろ、すぐお前にふさわしい場所に追い返してやっから。
(ぼんやりとシャツを透かし、ジャージのパンツを透かして揺らめく炎のような、人魂のような紋様。
手にも顔にも浮かぶそれは、微妙に異形と似通っているようで、その顔に不敵な笑みを浮かべて)
こないだやった弾、持ってるか?
隙があったらぶち込んでやれ、ゆーにゃ。
(言うが早いか、まだ余裕の、あるいはこちらを小ばかにした笑みを浮かべた異形に正面から不知火は突っ込んでいく。
と、見せかけて寸前で脚を止めると遠間からの中断回し蹴りを顔面に向けて放つ――
今度は弾丸のようにすり抜けたりすることなく、しかしゼリーのように柔らかく食い込んで衝撃が吸収され、蹴りの威力は殺されてしまう。
それを確かめると、サルの顔に驚きを浮かべた異形から不知火は飛び退る。)
オレ様なめんじゃねーぞ?
おかしな体してるよーだがオレ様に掛かればざっとこんなもんよ。
(ヌエが体を屈め、飛びかかろうとするように警戒の態勢を取る。
後ろ手にゆりかに指で銃の形を作って撃ってしまえ、とサインすると、
また突っ込むと見せかけてから急激にサイドステップをして、射角を確保して――)
【少し考えてることがあるので、不知火弾の効果については僕に描写、まかせてもらえるだろうか?
それと状況説明に異様に行を使いすぎなので、今度こそばっさりカットで、以降はスピーディなバトルシーンを展開できる、はず】
なるほど…そういう風に見ると、ボクシングも面白そうですわね。
…あ、戦いみたいってところじゃなくて。
こう、一対一の勝負ってところが。
相手との戦いなのかもですけれど、なんとなく自分との戦いみたいな感じもして。
今度、一緒に試合でも見に行きませんこと?
先輩がエスコートしてくださるのなら、ルールがわからないわたしでも楽しめそう。
(ホルスターから銃を取り出して、確認。)
(何食わぬ顔で再び仕舞ってから、あえて日常の話題を投げかけた。)
(外に出ると、あたりはもうすっかり夜の顔で)
(ひんやりとした空気が、頬を掠める。)
(背後にも意識を配りながら、更夜に危険が及ばないかどうか、ぽてぽてと、力の抜ける後姿を)
(真剣な眼差しで見つめる。)
(ここにまったく事情緒を知らない第三者が居れば、若干コント風味の行軍と言えなくも無い。)
―――ッ
(愛らしい仔犬に導かれた先には、夢の世界…ならよかったけれど)
(夢にも見たくないような、異形のものの姿。)
なに……あれ。
あんなの、初めて………
(呟きつつ、ホルスターのホックを素早く弾いて、グリップを握り締め安全装置を解除する。)
(まずは、水鏡の先制攻撃を見て、そして息を呑む。)
―――効かないっ!?
(銃をホルスターに収める水鏡を見て、少しだけ心配そうな表情になり)
(でもそれは、すぐに引っ込めて、こくりと頷く。)
(さっき、不知火の話をしたばかりなのに、そんな話を聞いた直後に変わってもらうのは)
(なんとなく、胸がちくりと痛んだ。)
(ただ、そんな感傷を持っていては、戦闘に勝てることは出来ない。生き残れない。)
(だけど、少しだけ、ほんの少しだけ。)
(水鏡が変わる仕草をする時は、目を閉じていた。)
(なんの意味もなさないけれど、変わらなければいけないその瞬間に、水鏡がなにを想うのか)
(少しだけ、胸が苦しかったから。)
(目を開くと、そこには水鏡の姿は無く、美しい朧銀の光を纏った不知火が目の前に居た。)
……やっぱり、綺麗だわ。
Нет худа без добра.
もちろん、持っていますわよ。
了解、ですわ。
更夜くんは、隠れているんですのよ?
(ポケットから弾丸を取り出し、握り締め、目を閉じる。)
(息を吸い込み、銃にそれを重ねると、指先が赤く光り)
―――い…った。
(背中に痛みを感じる、じわりと血が滲み、黒いワンピースに吸い取られていく。)
(そのまま掌の中の弾丸は消え、装填完了。)
(瞳を開き、不知火の動きと鵺の動きを追う。)
(合図を見つけ、まっすぐに身体を構えて、引き金を引いた。)
【わたしもどうなるのか解からなかったので(え】
【よろしくお願いいたしますわ。】
【発数共に、お任せいたします。】
>>218 阿呆、たとえ一瞬でも、目つぶんな。
どんなにしんどくても、正面から見なくちゃわかんねーこともあんだろーがよ。
あと、オレ様がカッコイイのはデフォルトってやつだから。
(背後で痛っ、と呟くゆりかに背中を向けたまま、かすかに眉を顰めてそんな言葉を吐く。
更夜はゆりかの背後に控えて、いつでも逃げ出せるようにだろうか、やや距離をとっていて――)
何っ!
(自分が込めた呪いに自信を持っていたゆえか、弾丸が吸い込まれて――
そして顔の中心・体の中心と2発の弾丸が穴を穿ってやはりヌエの体を通過してしまったのを、
目の前ではっきりと確認して一瞬の驚愕に体が固まる。
しかし今度はノーダメージというわけにいかないのか、ぼんやりと光が集まって弾丸に穿たれた穴が塞がると、
ヌエは怒りの表情を浮かべて目の前の不知火に前肢の爪を振るって踊りかかる)
(数瞬回避が遅れて、身をひねりざまバックステップしようとした不知火の頬を爪がかすめると、
軽く血しぶきが上がる。攻撃の瞬間、前肢に光が凝縮して爪の形がはっきりと浮かび上がって――)
なるほど、そーゆー都合のいい体ってことね。
ゆーにゃ、下がってろ。今どうすっか考えっから。
(頬に垂れた血を指で掬い、ぺろりと血に濡れた指を舐めると、
ぞっとするような殺気を込めて、戦いの悦びに唇の端がつりあがった表情をちらりとゆりかに向けて)
(こうなればいつもの打撃は通用しないと見たほうがよい。
必殺の「右手」の拳一閃で相手を葬りさろうと、ボクシングスタイルのファイティングポーズをとりつつ、
右手に滅びの力を集めていく――のを感じとったかどうかは定かではないが、
明らかにヌエは不知火とゆりかを敵と認識したようで、身をかがめると不知火を襲う…と見せかけて、
脇をすり抜けてゆりかを爪の餌食にしようと踊りかかろうとする。
舌打ちをして、力を凝縮するのを諦めてとっさに虎の胴を羽交い絞め――
ぬるぬると手ごたえがなくなりそうになるのを、手に霊力を集めて無理矢理ヌエの体をホールドすると、
向こう側にひっくり返すように放り投げる。
が、その際にまたも爪が振るわれて、今度はやや深く右肩のあたりを布地ごと裂いて、血しぶきが飛ぶ――)
クソッタレが、いい気になるのも大概にしとけよ?
(「右手」の力を集めるにはどうしても体の動きが硬直して、数秒とはいえ身動きが取れなくなる。
ヌエの動きは意外にすばやく、その数秒でゆりかを襲われれば、おそらくは――
苛立ちも露にヌエを睨みつけるも、小賢しく右に左に牽制を掛けて、こちらに集中する時間を与えてはくれないでいる)
『ふむ、ゆりか嬢も変わった力をお持ちなのだな…
思うに、弾丸の貫通力が高すぎるのではないだろうか?
もっとこう、相手の体の中で留まるような、そんなことは弾丸では出来ないものか?』
(じっと戦況を見つめていた更夜が、ゆりかの後ろから落ち着いた低い声を掛ける)
『あの異形の体も完全に非実体というよりは、半実体といったところだ。
弾が体内に留まればそれなりに効果が望めるのではないかと思うのだが』
それだ!ゆーりゃ、ストッピングパワーで勝負するようなの、いけっか?
ヤツの動きが止まればこっちのもんだ、任したぜ。
それまでこっちはオレ様がなんとかしとくから。
(牽制とはいえ隙あらば不知火の体を斬りこうと、または脇をすり抜けてゆりかに殺到しようと、
尻尾の蛇と前肢で執拗にヌエは攻撃を繰り出してくる。
攻撃の瞬間だけは完全に実体化するのを見定めると、前肢を、蛇をジャブで打ち落とし、防戦に努めながら、
時々浅手を負ってまた血がしぶいていって…
異形と不知火、互いに体のあちこちをぼんやりと不規則に光らせながら絡み合っていく)
ごめんなさい……
(不知火のいう事は、正論だった。)
(でも…でも、と心の中で繰り返す。)
(あんな話をした直後くらいは、と。)
(それでもしも自分がピンチに陥ったとしてっも、今日だけは後悔はしなかったに違いない。)
恥かしいヤツ。
(不知火の軽口に、くすっと笑って返す。)
(やっぱり戦闘はこのくらいリラックスしているのがいい。)
(緊張と緩和。張り詰めすぎて、切れてしまっては、本末転倒だ。)
―――ッ
(不知火謹製の弾丸が、透明な身体に吸い込まれ、そしてスムーズに貫通していく。)
(それでも、力の篭った弾は少しは痛手なのか)
(結局は傷を負わせることは出来なかったので、いたずらに鵺の闘争本能を刺激しただけだったが)
不知火ッ!
(鋭い鉤爪が、不知火の、水鏡の身体を襲う。)
(頬に赤い線が走り、思わず我を忘れて駆け寄ろうとしてしまう。)
(いけない、と。脚を踏ん張るように留め、不知火の指示を待つ。)
わたしは、大丈夫だからっ
これでも身だけは軽いのよ。
無理しないでッ
(布が裂ける音、地面に鮮血が飛び散り、赤い絵を描く。)
(自分を庇い傷つく不知火に、きつく言葉を投げかける。)
そう、でもこれだけじゃあないのよ?
見ててもいいけれど、危ないから。
危険だと思ったら、わたしたちのことは構わず、すぐ逃げること。
(背後から投げかけられる声に、息を弾ませながら、振り向かずに応える。)
………半実体…
なるほど、解かった。
一瞬だけ集中するから、もしヤツが向かってきたら吼えて逃げて。
(銃をぐっと握り締め、息を吸い、吐き出す。そして、止めて―――)
――――деформация.
(銃が持てないほどに熱くなる。いや、中の弾丸が発光するかのように熱を持ち始めているのだ。)
(背中が、生ぬるい血でじっとりと濡れているのが解かる。)
(こんなものは、不知火が受けた傷に比べたら、たいしたことは無い。)
(15秒程度だっただろうか、銃に装填された弾丸の先端は、まるく経こみ)
(これをあの身体に撃ち込めば、体内でマッシュルーミングを起こし、少しは留まりやすくなるはず。)
(揺らめく2種類の光。その片方だけを見据えて―――)
これでダメなら――二人で念仏でも唱えましょうか?
(狙いを定め、引き金を引く。)
>>220 無理してねーよ?コレがオレ様の戦い方だ。
(浅手とはいえ、むしろ体の表面の傷ゆえか派手に血はしぶくものの、致命傷は巧みに避けている)
どんな時でも真っ向勝負、こっちは野郎をぶっ殺そうってんだから、それなりのリスクはおわねーと。
あと、オレ様の後ろの誰かを絶対に傷つけないためにも、な。
(うそぶきながら、ようやく相手の攻撃に慣れてきたのか、大言壮語するだけはあって、
次第に相手の攻撃をかわし、捌き、いなし始めていって)
(なにやら背後でしている気配にもさすがに振り向くことは出来ず、
しかし軽口を叩いて狙点をゆりかが定める様子を感じ取ると、引金を引き絞る瞬間にすぃ、と身をかわして――)
(ホローポイントに成型された弾丸は狙いたがわず、ぼっとヌエのぼんやりと光る体に穴を開けた後、貫通することなく体内に留まる。
銃から放たれた運動エネルギーをマッシュルーム状に膨れた弾丸がヌエの体内にダメージを与え、
さらに不知火の呪いが内部からヌエを蝕んで、不知火に踊りかかろうとしたヌエは苦悶に身を捩じらせて宙から地に無様に落ち、
体を引きつらせて身をよじっていて――)
(この瞬間を待っていた。充分に「右手」の力を溜め込みながら滑らかなフットワークでヌエに擦り寄る。
右手にふわり、と五色の光が凝縮されていって――)
あばよ、あるべきところへ帰れ。
(最後の一歩、左足を大胆に踏み込んで、地から掬い上げるようなアッパーカットを放つ。
サルの顎の中心から頭頂まで拳で打ち抜いて、天を指すように拳を昂然と突き上げて――
頭部が跡形もなく、光のきらめきと共に消滅する。
びくん、と一瞬の痙攣ののち、不定形にうごめく光は力を失って流れ去り、
やがて完全に消滅してしまう。)
(光が消え去るのを見届けたあと、ファイティングポーズを解くとゆりかに振り返り)
さてと…どこだ、血ぃ出てんのは?
ゆーにゃから血の匂いがする。
てか、オレ様のこの力ってちゃんと見せたことなかったっけ?
(くん、とそれこそ犬のように鼻をうごめかすと、返事を待たずに問答無用で背中に「左手」を当て、
ゆっくりと撫でるようにしながら傷に癒しの力を流し込んでいく)
難儀な力だぁな、この傷はパワーアップ・スピードアップと引き換えなんか?
(他人の傷でも外傷であれば、治癒はそれほど難しくない。
慎重にワンピースの背中をまるで撫でるように、「左手」に集めた力で傷を塞いでいって――
不知火自身はまだ、あちこち裂けた長袖Tシャツからじわりと血を滲ませている)
【一旦ここらで休憩をお願いしてもよろしいでしょうか?】
【再開は午後8時以降でしたら、何時でも大丈夫ですわ。】
>>222 【おっけいだ。オレ様も20時、ちょい過ぎるぐらいには来れるはず。
あとはエピローグをくっつけて、大体今日中に〆までいけんじゃねーかな?】
【 】はずしっ
じゃあ、少し余裕とって8時半ってことで。
避難所で待ち合わせ、でよろしいですわね?
えぇ、今夜じゅうには大丈夫そうですわね。
もしも、なにか展開があったとしても、今夜プラス少々置きで余裕そうな感じ。
相変わらずの素敵な異形に、どきどき。
それではまた、夜にお会いしましょう、ですわ。
>>224 りょーかいだ。
なんかさっくりいくはずが、思ったより手間取った上に能力まで見せてもらってありがとう、だ。
んじゃまた後で、な。
コレで一旦スレッドを、オレ様からお返ししてやるぜ。
【水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7moさんとのロールの解凍にお借りいたします。】
>>221 でも―――
――わかってる、けれど油断しないように、ですわ。
(不知火が油断なんてするはずもない。証拠は無いけれど、確信していた。)
(だけど、でもソレは、水鏡先輩の身体でしょう……とは、口に出して言えなかったから)
(だから、どうでもいいような言葉を口にしてしまう。)
や……った、の?
(炸裂した先端が、透明な鵺の身体を抉って進み、体内で停滞する。)
(傷の見た目以上に苦しむ様子から、おそらく以前不知火が施したなんらかの細工が効いているのだろう。)
(続けざまに不知火の攻撃。)
(美しいとしか称せない、光の凝縮が不知火の拳と共に閃光となり鵺に叩き込まれて)
(それがふわりと闇に散り、それと同時に鵺の身体も跡形も無く)
(まるで今宵の出来事が夢だったかのように、融け、消えていく。)
(今のいままで、命に関わる戦いだったとは思えないほどに、それは美しく妖しく、魅力的で)
(そして、とても怖かった。)
不知火、相変わらずすごいですわ。
すごい。
(緊張から解け、銃をホルスターに仕舞うと、ほわっと笑顔を向け不知火を迎えようとして)
――――っ
や、なに?
ちのにおいって…
(慌てて手を引っ込め、スカートのレースを揺らし後ずさりをし、背中を隠すような動作)
匂いって、不知火のえっち。
そんな、人の匂いなんか嗅がないでよ変態。
っと…あ!やだってば!!
わたしのコレは、勝手に塞がるか、ら――
(背中を捕らえられ、痛まないよう慎重になでられる。)
―――く、ぅ
(小さくうめき声を上げると、目を閉じて―――)
(その目を閉じた表情のままに、唇だけが動く。誰のとも知らない、不気味に擦れた太い声で)
私 ニ・触レ ル・ナ ―――
(それは一瞬の出来事。当の本人は、まったく気が付かない様子で)
った!なにすんのよ。触らないでよ、不知火の痴漢!
(すっかり背中の傷は塞がり、元気を取り戻したのか、白い頬を膨らませて悪態をつき始める。)
わたしのことよりも、自分をなんとかなさいよ。
そのまま水鏡先輩に戻ったら、承知しないのですわ。
【それでは、引き続きよろしくお願いいたします。】
>>226 あぁん?気がついちまう匂いなんだからしょうがねー…
(そのまま軽口を叩こうとするも、ゆりかの小柄な体に似合わない擦れた声が漏れると眉を顰め、
それまで触れていた手のひらを背中から離し、癒しの力だけをとりあえずは流し込む。
不審の表情をほっぺたを膨らませ、こちらに振り返ったゆりかの前では消して、
不知火にしてはややあやふやな、中途半端な笑みを浮かべて)
こんな傷、唾つけときゃなんとかなる――いや、冗談だって、本気にすんなよ。
(「左手」で体についた傷をなぞっていくと、新たに肉が盛り上がりピンクの皮膚が傷を覆って、完全に血は止まる)
つかこのぐれーはいつものことだけどな、なあ、更夜?
(ことさらに更夜を呼び立てて)
『不知火氏の戦いはいつも派手、というか、倒すも倒されるも演出過剰なような気もするが…
それぞれにスタイルというものも、あるのではあろうな』
(ゆりかの背後に控えた更夜が落ち着いて論評する間に、顔の表情を整理してしまって)
つか痴漢ってなんだよ?
前にいったことなかったか?オレ様の趣味の対象はオンナであって、ちびっこじゃねーし。
もっと喰って寝て、そうだな…恋もして、騒がしくしながら胸がばいーんなロシアの妖精に成長してくれや。
(部屋での宣言どおり、憤慨するゆりかの頭を、身長の差を生かしてぽんぽん、とたしなめるように軽く手を乗せて撫でて)
そんときこそ、パパのいってた、ゆりかの全部を愛してくれる人が見つかんだろーよ。
セックスは、その後な?
いや、最近じゃ順番もちげーかもしれねーが、オレ様的にはそうしておいたが無難だと思うぜ?
(わざとらしく身長差を誇示するように、腰を屈めて人の悪い笑いをにやりと口の端に浮かべ、頭に置いた手を外す)
助かったぜ、さんきゅ、じゃねえ、спасибо, , Юлия
…でいいのか?
(本人も不分明らしく、はてと首を傾げる。が、目の奥底まではわらっておらず、ゆりかの青の瞳を、
そこだけは水鏡のときと変わることのない、薄い茶色の瞳でじっと見つめていて)
………ありがと。
(背中の裂け目が閉じられていることに気が付き、ぽそりとお礼を言う。)
(でも、それとこれとは話が違うと、ぷぅっとますます頬を膨らませ)
(不知火の能力、効くんだ…と、内心少し驚きながら)
レディの身体に、気軽に触れるもんじゃありませんわよ。
それに…匂い、だなんて、失礼ですわ。
(見れば、不知火が少し微妙な顔をしている。)
(もしかして、血以外にもなにか匂うのだろうか…汗臭い?)
(思わず服の胸元を引っ張り、くんくんと匂いを嗅いで見る。)
(傷は治っても、血に染まり引き裂かれた服を見つめ、眉を下げる。)
(こんな姿、また、水鏡先輩が悲しそうな顔をするのかな?と)
(少しでも綺麗にしておこうと、裂けたシャツから見える、ピンク色の新しい肌の周りに付いた血を)
(黒い袖口で、ごしごしと拭ってみる。)
(あまり綺麗にならなかったけれど、やらないよりマシかも、と。)
更夜くん、もっと言ってやって言ってやって。
そりゃ、スタイルはあるのでしょうけれど、やっぱりもう少し慎重にいったほうがいいと思うのですわ。
………やっぱ、さっきのありがとうは撤回!
しっつれいですわね。
わたしだってもう大人ですものっ
じゅーぶんに、レディなのですわ。
………恋。
(ぷんすかと、頭から蒸気でも出す勢いで不知火に掴みかかろうとして、ふと手を止める。)
……………できない、わよ。
(ぽんぽんと頭を優しくなでてくれる不知火を、困ったような笑いを浮かべて見上げ)
(不知火の胸元、ネックレスには触れないように、力なく拳をぶつける。)
せ、せっくす、は!!
……もう、セックスの話は、わすれて……
なんか、そんなこと、愛とか恋とか有りでも抜きでも、無 理 だからっ
お、恐ろしすぎる……!
(先ほど仕入れたばかりの知識を思い出しては)
(真顔でぶるぶると首を左右に振り、唇をわなわなと震えさせる。)
………!
(少しだけ、意外そうな表情を見せる。)
不知火がお礼だなんて…そんなの、わたしじゃなくて水鏡先輩に言って差し上げて。
それに、わたしは不知火が作ってくれた弾丸がなければ、なんの役にも立ちませんでしたし。
でも、発音はОчень хорошо、ですわね。
(薄茶の瞳で見つめられると、なぜか急に恥かしくて)
(ぷいっと横に視線を逸らし、呟くように問いかける。)
やっぱり不知火は、あの国にも居たことあるんですの?
>>228 れでぃの体、ね。そりゃ済まなかった。
どうやらオレ様の配慮がたりなかったみてーだ。
(含み笑いまでして明らかにからかいながら、おとなく乾きかけた血を袖口で擦られるままにされて)
ナイスパンチ、こりゃ効いたな。
(おどけてよろけた勢いを利用してひょいっと身を一度まっすぐに伸ばして)
ああ、今は無理だあな。だがな、いつか…
(ほんのすこし、遠い目で何かを懐かしむような、穏やかな表情を浮かべて)
パパのいうような人が見つけられた時、そいつと一緒に抱きあって過ごす夜は、
本当にこの世にこんな日もあるのかって、天にも昇る気持ちだぜ?
いつかゆーりゃにも、わかる時が来るといーな。
(目に浮かんだ思いを、瞼を閉じて自分の内側に封じ込めて、自らの思いに一瞬浸って)
そうじゃねえ、ゆーりゃがいたから、今夜はなんとかなったんだ。
多分オレ様一人でも、ゆーりゃ一人でも厳しかったんじゃねーか?
戦いのツレってかダチっていうか、そうやって知り合ったヲッカ飲むのが何より好きな気のいいワーニャ、
酔いどれ交じりにオレ様におろしあの言葉を教えてくれたのさ。
もういなくなっちまっても、そうやって一緒に戦った仲間のことを、オレ様は絶対に忘れない。
今夜のゆーりゃみてーに、な。
(膝をつき、目線を合わせて肩に、珍しくためらいながら手を置いて)
服の汚れをかえりみることなく、我が血を拭ってくれたことに深く感謝する。
我、不知火は共に戦う友を、決して見捨てない。
久遠ゆりか、汝の勇気と優しさに我は敬服し、変わらぬ信頼を誓う。
汝に幸、あらんことを…
(まるきり別人のような真摯な表情を浮かべ、肩に置いた手を離すと指で印を切り、
ゆりかの目前に複雑な紋様を宙を切って指で描き、聞き取れないほど低い声で梵語を呟き、祝福と守護の祈りを捧げて)
っと、夜も更けたな。今夜の労働はこんなもんだろ。
(先ほどの真摯な表情が嘘のように、ややしまりのないだらけた表情を見せて立ち上がって)
そろそろタイムリミットだわ。おべべも汚れちまったよーだし、こんなもんで店終い、しよーぜ?
(コキコキと肩の関節を鳴らし、腕を振り回す。
更夜は二人の様子を代わる代わる、興味深そうに眺めて、無言でいて)
そうですわ、配慮不足。
でも不知火は女性の扱いをご存じないみたいなので、寛大なわたしは許して差し上げますの。
そういう広い心を持つのも、レディの嗜み、ですもの。
(そう言って、不知火に負けじと、明らかに作った様子の澄ました表情を浮かべ)
(ゆるゆるパンチでよろける不知火に、べーっと舌を出して見せた。)
ばぁか。
わたしに楯突くから、そんな目に合うんですわ。
(そしてすぐに素に戻り、くすっと笑ってみせる。)
抱き合って、過ごす夜……
(ふと、兵部と過ごした夜を思い出す。)
(暖かな体温に包まれ、お互いの寝息を感じながら過ごした夜。)
そう、ね。
もしも、万が一、そんな事態になったらね。
………天にも昇る気持ちになれなかったら、不知火にクレーム入れるから覚悟してて。
(不知火が、本当に優しそうな柔らかな表情で、なにかを思い出すような様子で目を閉じている。)
(その姿を見ていると、なぜだか胸が苦しくなって、思わず軽口で返してしまった。)
厳しいどころか、わたしだけじゃ絶対に無理でしたわね。
そう、それを言うのなら、更夜くんもね。
更夜くんが居なければ、わたしたち二人仲良くさっきのやつの胃袋に納まっていたかもですわよ。
(視線を下に落し、柔らかな毛の小さな姿を見下ろす。)
ウオッカ好きの、イワンさん……
なんか、そんな人あの国には数百人単位でいそうですわね。
また適当なこと言っ……
(憎まれ口で返そうとしたら、視線が合い、肩に手が置かれて)
(きょとんとしていると、いつになく真剣な落ち着いた声が聞こえ)
…………
(まっすぐに、少しだけ微笑みながら、不知火を見つめ返す。)
(指が空をなぞる、柔らかな曲線。心地よい声。)
(そして、普段の不知火からは想像できない、静かな小さく美しい儀式が終った。)
(目を閉じ、深く安らいだ息をつく。)
………ありがとう。
そうですわね。
バイオリンケース取りに、さっきのおうちまで戻りますわ。
預けていってもいいけれど、あれ、爆発物入っていますもの。
置きっぱなしは、危ないですもの。
(物騒なことをさらりと言い放ち、もと来た道を戻ろうと踵を返す。)
>>230 つかそのクレーム、オレ様のとこに来んのかよ?
そーゆーのは他人が口出しすることじゃなくて、ベッドの中で当人同士でなんとかするもんじゃね?
大体手取り足取り教えろったって無理なのはわかんだろーに。
(踵を返したゆりかにつき従おうとするものの、今日の時間切れが来てしまったらしく)
ばいんばいんの(と、わざわざしなくてもいいのに、胸やお尻の辺りにゆさゆさと、宙を揺するしぐさをして見せて)
すうぱぁレディになったら、オレ様もちっとは考え直すから。
そんときゃ最初にツバつけたのオレ様だって、ちゃんと覚えとけよ?
あばよ…じゃねえ、до свидания, Юлия
(ひらひらと手を振って、いつもの別れの挨拶。
その手にも顔にも浮かんだ紋様がすうっと薄れて消えていって――)
本当にありがとう、久遠さん。今日は助かった。
(常なら動くのもだるいほどの極度の反動が「変身」後には来るのだが、不思議と今日はそれはない。
首をかしげながらも、帰路を辿って二人と一匹の夜の散歩に、なんとはなしに心和むものを感じながら)
袖、汚れちゃたっりしてない?僕のこれ、
(と、あちこち引き裂かれた長Tを摘まんで見せて、血が滲んでいるのにも平気な様子で歩き続けて)
ま、こういうこと、しょっちゅうだから、このシャツも一山いくらの安物だったりするし。
今日は間に合ったから、あいつに傷は直してもらったし、
万が一、血が流れるような傷残っても、割とそういうの慣れてるから平気だし。
アマチュアボクシングだって、切れたりなんだりするの、よくあることだからね。
それに、先生に、(そこは少しだけほろ苦く笑って)
正式な応急手当の方法も、習ってるから。
もう血は止まったみたいだけど、久遠さんこそ大丈夫?
あの部屋に薬も包帯もあるから、簡単な治療なら出来るし、
お風呂もあるから血を流すのも出来るよ?
もちろん僕は紳士だから、覗いたりしないのは、名誉に掛けて誓うよ。
それに万が一不埒な行為に及んだところで、体に風穴開けられるんじゃかなわないし、ね。
(と、軽口を叩く余裕を見せているうちにたどり着く。
ふぅ、と中に入ると流石に一息ついて)
僕は着替えたら、今夜は寮に帰るつもりだけど、久遠さんはどうする?
治療するなら本当に遠慮は…
(といっても、確か背中の傷のはず。流石に自分がするわけにもいかないような、ちょっと微妙なところだろうかと、
今更ながらに思い至って口ごもると、更夜が)
『今夜はこれで帰宅するというのなら、私が見送ろうか。
どうせなら、ゆりか嬢の御宅の正確な位置も知りたいことではあるし。
それとこの家の電話番号は…』
(と、番号をそらんじて)
『留守番電話機能を有効にしているから、私と連絡が取りたいときは、
留守電メッセージが流れた後で私の名前を呼んでくれればよい。
街を散歩していることもあるが、在宅ならば私が返事をするから』
(どうするね?とかすかに尻尾をぱたぱたさせて、二人を見上げている更夜)
ったりまえじゃないですの。
だって、天にも昇る気持ちになるって言ったのは、不知火ですわよ。
ならなかったら、不知火のせい。
(少々どころじゃないほどに理不尽なクレームでははあるが、そう堂々と言い放っては、けらけらと笑う。)
手取り足取り…!不知火、が……!?
そんなことしようものなら、風穴あけてやりますわ。
……っと、水鏡先輩の身体でしたわね。
………………ま、いっか。
って、なんでわたしが不知火に、最初にツバをつけられなきゃいけないんですの。
きちゃない…
(そして、不知火の動作を見て、些か唖然とした表情であきれ返り。)
そんなの、わたしだって本当はねぇ……
(言いかけて口を噤んだ。)
……本当にいい女の価値は、身体じゃぁない、ですわよ?
ん、Спокойной ночи.
(同じように、ひらひらと手をふりながら、薄れ行く文様を少し寂しそうに見つめた。)
(そしてそのまま、首を横に振って)
いえ、ぜんぜん。
お役に立てて嬉しいと、思っていますのよ。
ひとやまいくら……
(破れたシャツを見て、なるほど、と思う。)
(やっぱり、不知火にもう少し遠慮しろと進言しておけばよかった。)
(確かに遠慮して不知火が倒されてしまっては、もともこも無いのだが)
(それにしたって、避けられる場合は避けておいたほうがよいと、今度会った時はしっかりと言おうと心に決めた。)
うちに、軍の支給品のシャツが、それこそ山ほどありますわよ。
父も弟も、わたしも着なかったから。
父と弟の支給品なら、LサイズとMサイズですし、先輩着られますわよね?
ぱっと見は、普通のシャツですし、タグを千切っちゃえばただの白Tシャツや黒Tシャツですもの。
今度、あの家に運んでおきましょうか?
と言っても、あの不知火の働きっぷりでは、3ヶ月ももたないかも、ですけれど。
袖は、大丈夫。
ほら。
(渇いた血を擦った袖口は、闇よりもなお暗い漆黒で)
(こんな夜の路頭では、どこが汚れているのかさっぱり解からないくらいだった。)
黒いお洋服ですもの、ぜんぜん大丈夫ですわ。
(もごもごと、困ったように話したり、覗いたりしないと誓ったりと、忙しそうな水鏡を見て柔らかく笑う。)
平気。
不知火が治してくれましたし。
それに、これは……怪我じゃないから。
(足元からの進言に、ぱっと笑顔になる。)
じゃあじゃあ、更夜くん今夜はうちに泊まる?
わたし、一人で寂しいと思っていましたの。
ご都合もあるだろうから、水鏡先輩を誘うわけにもいかないでしょうし。
ね?そうしましょ?
(小さな身体をひょいと抱き上げて、頬ずりをして、そしてまたそっと地面に降ろしてやる。)
途中コンビニで、更夜くんの好きなフードを買ってあげる。
寝る前の、ササミジャーキーつき歯磨きガムだって、忘れないですわ。
(聞いた携帯番号を何度か呟き、覚えながら、魅力的な提案を仔犬に投げかける。)
【では、そろそろ〆でしょうか?】
>>232 実は悩みの種だったりして…
バイトもしてるんだけど、僕の被服費って高校生の平均からはみ出してたりするんじゃないかなって。
まだ涼しい季節はいいんだけど…お気に入りのウィンドブレーカーとか、すぐにダメになっちゃったりするからね。
良かったら今度僕が、シャツを取りに行くよ。
(そこは正直に助かる、と素直に行為を受けることにして、それでも黒い袖口を示してみせるのには、重ねて頭を下げて謝意を示しておく。
「怪我じゃないから」の言葉には一瞬片方の眉を跳ね上げたが、今日は何も言わないことにしておいて)
『ではそのように、お願いできるだろうか。
人間の家の規準で言えば私は土足にあたるから、家に上がる前に最低限、脚は拭いていただけると有難い。
それに、どうしても毛が抜けて、場合に寄っては布団もにも私の毛が残ってしまったりするリスクがあることも、予め言っておこう。
さらに…』
(と、言い募ろうとしたところで、水鏡がクローゼットから缶詰に漫画のような骨の形をしたガムの袋をゆりかに差し出す)
『コンビニエンスストアでは、どうやら扱っていない品目のようだ。
すまないが、こちらも御宅まで、運んでもらえるだろうか』
(水鏡は二人を見送って、玄関で手を振る。
いつのまにか雲間から月の光がさしている夜道を、更夜はぽてぽてとゆりかの隣を歩きながら)
『夢、ゆりか嬢の夢はやはりお父上の最期を知って、もっとお父上のことを知りたい、そんなところなのかね?』
(短めの尻尾をお尻でふりふりしながら、月を見上げて渋い声で話し掛ける)
『ヒトとはなかなかに、一筋縄ではいかないもののようだ。
望みは違っても、それを求める気持ちの強さは私には同じく強く確かなものに見えるのだが――
私もゆりか嬢の願いが叶うといいと、畜生の身ながら願わずにはいられない。
なにしろ今夜、同衾することでもあるから。
多少体温は高めではあるが、今夜のように底冷えのする夜は、互いにとって返って心地よく思われるのではないかな』
(特に返事を求める様子でもなく、それきり口を噤んで、軽くゆりかの足元に、首筋をじゃれつかせ、擦りつけて…)
【ラストマイナス1、かこれで〆になるか、ぐらいかな。
久遠さんのレスをみて、こちらから返すかどうか決めようと思う】
えぇ、じゃあ来る前にお電話かメールでもいただければ、準備しておきますわね。
うちでは使わないものですもの、遠慮なく使っていただけたら、わたしも弟も……父も、喜びますわ。
今度は、わたしが美味しい紅茶を淹れて差し上げますわね。
料理はまだまだですけれど、紅茶を淹れるのは、ちょっとしたもんなのですわよ。
(ふふん、と胸を張り、水鏡を見上げた。)
はい、解かっていますわ。
ふかふかのタオルで綺麗に拭いてあげる、毛も、大丈夫。
わたしも家族も、アレルギーはないですし。
いくらでも毛を落として、ぶるぶるしてくださってもいいですわよ。
さらに…?
(視線をやると、水鏡が可愛らしい形のガムを差し出してきて)
(それを受け取り、しげしげと眺め……やっぱり、かわいい。)
(これは、水鏡が買ってくるのだろうか?)
えぇ、解かりましたわ。
更夜くんの歯磨きは、これなんですのね。
わたしも見かけたら買って、うちにもストックしておきますわね。
(ガムを受け取ると、それを丁寧にバイオリンケースの内蓋に仕舞って)
(マガジンを放り込むと、ばくんと蓋を閉める。)
(水鏡に手を振りかえし、夜道を進む。)
わたしの、夢。
んー…そうですわね。
一番の知りたいことは、パパがわたしに、なにを残してくれようとしたのか。
たぶん、わたしの能力に関係することだと思うんですの。
わたしが、今の能力から解放されて、全部が『良いほう』に進む方法。
あぁでもね、勘違いしないでね。
わたしは、今のままでもそんない悪くはないと、思っていますの。
だってそうでしょ。
少なくとも、能力が無かったら、今わたしが大切に想っている人たちとは、出会えなかった。
もちろん、更夜くんとも、ね?
(足元に纏わり着くように歩く仔犬を蹴らないように、ふるふると揺れるしっぽを踏まないように)
(慎重に足を進めながら、同じように月を見上げる。)
ふふっ、更夜くんと一緒に寝たら、これからの季節はクセになっちゃいそう。
寂しい夜は、電話してもいい?
【ごめんなさい、ミスりましたわ。】
【もうしばらくお待ちくださいませ。】
>>234 続き
(他愛もない話から、水鏡にも話さなかったような話まで、いろいろとおしゃべりしながら)
(ふわりとスカートを広げたシルエットと、その足元でちょこちょこ揺れる小さなシルエットの二つが、闇に溶けていった。)
【では、わたしはこれで〆、ですわ。】
【水鏡先輩のお返事をお待ちして、改めてご挨拶させていただきますわね。】
>>234 『私もこのように、ヒトと話しが出来る能力が実験の結果与えられて、よかったのではないかと思うこともある。
思いを知れば知ったで、犬の身なれど思うところはないでもないが、ね』
(じゃれ合いながらゆりかの家への道を辿り)
『私でよければ是非、電話してくれたまえ。
媛名嬢にも教えたのだが、どうにも彼女はやや頑ななところがあるようで、少し寂しく思っていたところなのだ。』
(その後更夜はゆりかの家に上げてもらい、さんざんにじゃれあって、
ぽかぽかする体をゆりかの側で布団の中に丸めて、穏やかな夜を過ごしたというが、それはまた別のお話――)
【ではあっさり目に、こんな感じで今回の〆にしようか。
思いもよらない展開になって、どんぶらこどんぶらこ、とっても楽しませてもらった、ありがとう、久遠さん。
新能力もちょいっと気がかりだったり、するし】
【久々に激しくどんぶらこ、でしたわ。たのしー】
【最近はなかなかロールをする時間がとれなくて、ロールするときはいつも久々という】
【なんともはやといった状態でしたけれど、気長にお付き合いいただきまして、感謝なのですわ。】
【それにしても、更夜くん、かわいい。】
【それでは、また。これに懲りていなければ、お付き合いお願いいたしますわね。】
【眠りのひと時だけでも、先輩と不知火に安らぎが訪れますように。】
【おやすみなさいませ。】
239 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 23:45:07.88 ID:S49pHTet
いいね
>>238 【僕も久々にここまでのロングロール、だったけど、存分に好き放題楽しませてもらったよ。
こちらこそ、途切れ途切れになってしまったけど最後までお付き合いしてもらって感謝する。
まあ、更夜はかわいいのだけが取り得みたいなところがあるわけで…(ちょいと嫉妬)】
【ちっとも懲りない僕もまた、機会があったらまた是非、お相手をお願いしたいところ。
久遠さんにも、いい夢を。おやすみなさい、改めて、お相手ありがとうございました。】
【これにてスレッドをお返しいたします】
【名前】アンジェラ・『ウィーク』・トルーマン
【二つ名】「ミス・ウィーク」「英国の焼肉提督」
【年齢】17歳
【性別】女性
【身長】165cm
【3サイズ】88:60:82
【容貌】肩までまっすぐ伸びる黒髪。肌はやや白め。
細い眉と大きめの黒い瞳が少しきつそうな印象を与える。
やや筋肉質で、運動の得意そうな体型。
【能力】魔法
分厚い『呪文書』を手に持ちページを開くことでそこに書かれた魔法を使うことができる。
紆余曲折の後に曜日による制限は無くなり、いつでも多種多様な魔法が使えるようになったが魔力量による制限は健在。
・魔力量
それぞれの魔法にはLV0〜3が存在し、彼女のその日の魔力量で使えるLVが左右される。
(LV0=その魔法は使用できないという状態)
未熟な魔女であるため、自身で十分な魔力を捻出できず、生物の体液や肉を摂取して捻出する。
・『魔女』
呪文書を通じて、自身のオリジナルである『魔女』とつながっている。
『魔女』は呪文書無しで多彩な魔法を使えるが、一度に複数の魔法を使えないのは同じ。
魔女とはもともとは別人格であったが、根源が同じであるため容易に乗っ取られる。
次第に魔女の人格(=オリジナルの人格)と融合しつつあるが、当人はその事に特に抵抗はない。
【希望】会話、戦闘等
【NG】グロ、スカ、リセットが必要となるもの(要相談)
【弱点】多彩な魔法が使えるが
・どの魔法もそれほど強力ではなく、LV3でも生粋の「炎使い」や「超身体能力者」には劣る。
・呪文書を開かなければ使えない。
・一度に一つの魔法しか使うことができない(例:回復魔法使用中に身体能力強化魔法を使えない、時間魔法使用中に攻撃魔法を使えないetc)
・魔力量には限りがあり、無理な使い方をすればすぐに身体に影響が出る。
・魔法は決められた術式に基づいて発動されるものであるため、融通があまり利かない。
【備考】イギリスからの留学生。
英国営機関で作られた、魔女の髪の毛から作られた魔女のクローン。情報集の為にこの学園に送られてきた。
オリジナルは強力な魔女だったが、彼女はそれほど大きな力はなくすぐに魔力切れを起こしてしまう。
機関の他の実験体に比べて冷静で精神は安定しているが、異能者としては最低レベルとされ扱う魔法とかけて「ウィーク」と呼ばれる。
本人もそのことを認めているが、冷静である以上に責任感が強いため、危機に陥ることも。
また、人道を外れるのを拒み、肉(牛や豚など)を食べることで微量ながら魔力補給している。
そのためかバーベキューや焼き肉には異常な拘りがあり、
焼き肉パーティーなどが行われた場合、留学先に強烈な印象を与えている。
【プロフィール投下、です。そして待機させていただきます。】
242 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 20:47:32.10 ID:KO5AU657
おっぱいでかい
【今更ながら名前とさげを入れ忘れていた事に気が付きました。申し訳ありません】
【もう30分ほど待機させていただきます】
【待機終了します。スレをお返しします】
【伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 嬢とのロールの解凍でスレをお借りします】
【今宵も一つ宜しくお願いします】
>>203 一体いつからヒトならぬ者が現れるようになったのか
なぜそれらがヒトを喰らい、ヒトに憑き、ヒトを操ったりするのか……
何一つ、はっきりとした答えは得られません。
一口に異能、と言い表してはおりますが、そのルーツも、表出のしかたも
あまりにも多岐にわたっていて……
(言葉を途切らせ、小さくため息をついて頭を振り)
今、媛名先輩があの恐ろしい組織の中でどのような立ち位置にあるのか、私には知りようがありません。
ですから、今、先輩のせいで…と言うようなことは申し上げるつもりもありませんが……
先輩と私たちの違いは、先輩は媛名先輩との関係がどうなろうと、命まで失うことはないでしょう?
私たちにとって、それは死活問題なのです。
先ほど先輩がおっしゃったように、生きるか死ぬかとなれば、人は何でもするものではありませんか?
先輩が媛名先輩を軽んじられたことで、私たちに…
(言葉を切り、一瞬ためらったが、細い悲鳴のような声で最も恐ろしい想像を口にした)
迫水先輩に、≪深凪≫の手が伸びるようなことがあったら……!
(しばらく次の言葉が告げられず、内面に激してくるものを抑えつけようと)
(目を閉じ、呼吸を整えて)
あなたも、媛名先輩も、傲慢です。
非情な組織にいて、非情であれと命じられて、その通りに生きていけるとお考えなのですね。
人には心も意思もあるのに…ご自分にだって、自分以外の人にだって。
それをそんなに簡単に殺せるものだと思っていらっしゃる?
一度でも……身体を交えた人を、何のかかわりもない人と、同じように思えるものですか。
(これだけ言われてもまだ、この生意気な小娘を家族だと言い切る)
(その青年の底知れなさを伺い見るようで、戸惑いながらその笑顔を見つめる)
【お待たせして大変申し訳ございませんでした!】
【今夜はこんな感じでいかがでしょうか】
【ともあれ、どうぞよろしくお願いいたします】
人間が誰しも持ち得る「憎悪」「嫉妬」「欲望」…それら「負の感情」から生まれてくるのかもな。
だとすれば―排除する事は永久に不可能―他者を恨み呪う事でその「念」が形となり「異形」となる…。
ま、一つの可能性だけどな。
それはわからないぜ…キミが言っていたように媛名さんの「彼氏」に例の件が耳に入ったなら
俺を殺しに来る可能性だって0じゃない。
それに協力といっても危うい立場なんだ。何か一つ綻びがあればそこから関係が破綻したっておかしくない。
そうなったら下手したら組織同士の抗争のあげく共倒れだってあり得ない話じゃない…。
媛名さんが今≪深凪≫でどういう立場かは俺も知らないが…。
少なくとも窓口も担当している以上、組織内での命の危険はないんじゃないか?
…その時は『白龍』が全力を持ってキミ達二人を護るさ。
そうかもしれない…否定はしないさ。
(小さく息を一つ吐いて)
簡単には思ってないさ…覚悟があるかないか、それだけの事さ。
(そう言ってから伊織嬢の顔―瞳を射抜く様に強い意志の視線を送って)
そう…「殺される覚悟」をね…
【それでは今夜も一つ宜しくお願いします】
【マターリ待っていましたので無問題!】
恋人が、組織の接待道具として他の男性と体を交えている、だなんて。
そんな事を……
(テーブルの上で拳を固め、白く腱が浮くほどに握り締めて)
そんなことを、郡くんが聞いたら……
(郡太一郎を知らないとはいえ、彼に殺される可能性を口にされると、さすがに違和感があった)
(嫉妬に狂う郡を想像することもできないし)
(まして彼が嫉妬の為に人を殺すなんて想像もできない)
一つだけ言えることは、あなたも媛名先輩も、組織に準じて自分を傷つけ
自分をそんなふうに貶めることで、お二人を大切にする人を傷つけてしまった、と言うことだけです
殺される覚悟をなさるのであれば、どうぞ殺されない用心もなさってください
でないと「家族」が……
迫水先輩が、悲しみます。
ま、こればかりは仕方のない事だ…組織に殉じているのなら尚更、な。
ん…郡…?
(そう言えば…そんな名前の少年とも深夜に遭遇した事を思い出し)
もしかして…バンダナがトレードマークの少年か?
(懐からメモ帳の切れ端を取出し伊織嬢に見せる)
(そこには“郡 太一朗”の名前と連絡先・アドレスが記されている―本人直筆のだ)
(暫く考えながら天井を仰ぎ見る)
俺自身を貶める事により誰かが傷つく可能性があるって事はわかってはいるさ。
だが…手を血に染めるのは「俺達」だけでいい…。
キミは優しいんだな。わかった。肝に命じておくよ。
迫水クンはいい彼女に恵まれたね…羨ましいくらいだ。
(そう言いながら見せる微笑みは先程までの「壱耶」のソレで)
さて、そろそろ料理もなくなってきたけど…デザートかドリンク、何か頼むかい?
(仕方のない事、と言う龍岬を、まるで納得していない目つきで見つめる)
(見ていれば、そのうち龍岬の方から組織を止めると言い出すとでも思っているかのように)
(だが、こちらの鼻先に突きつけられたのは、小さなメモ)
……郡くんとも、お知り合いなんですか……?
郡くんの事も、家族だと思っていらっしゃるんですか?
(すがるような目つきで、龍岬の顔をみる)
大切な人を守りたいから、自分が傷つく……
(まさに、迫水が自分に語った言葉そのもの)
(守られる側の苦しさを、あらかじめ予想することもしない男たち)
(だがそれを語る語彙も、自分はまた持ち合わせない)
あ、では何かデザートを……それと、濃いお茶をお願いします
(取り分けられた料理に改めて箸をつけ、デザートを所望する)
(大人ならここでアルコールでも飲むのだろうが、自分にはそれができない)
(濃いお茶で、頭をはっきりさせたいと思った
まーそんな怖い顔しなさんな。折角の美人が台無しだぞ?
(参ったな、と言わんばかりに頭を軽く掻きながら視線を逸らしている)
んー…知り合いって程の中じゃないさ、少し「お節介」したくらいだね。
そういえば探し物をしてるとかいってたっけ…日本刀とかなんとか…。
(あの夜遭遇したバンダナ熱血少年を思い出しながら話出す)
そういえば伊織さんは何か知らないかい?その探し物について??
どんな些細な事でも構わないんだがもし知っているのなら教えてくれると助かるんだがな。
そうだな…ま、放っておけないっていうのはあるかもな。
何より俺より年下の、ましてや後輩が危ない橋を渡っている事自体がね。
…俺はね、信じてくれる「家族」がいる…だからこそ、彼らの「盾」になると―そう誓ったのさ。
そう…皆が信じてくれるからこそ…それが力になっているのかもな…。
よし…じゃあ烏龍茶と…杏仁豆腐でいいか?もしバニラアイスが良ければそちらでも…。
(とメニューを伊織嬢に渡すと同時に内線で注文をかけ)
(烏龍茶2つと杏仁豆腐と――を頼んだ)
【という事で――には好きなモノを頼んだ事にしちゃってください】
郡くんが、日本刀を?
(眉を寄せ、危ないことを聞かされたように目を見張る)
(自分もまた一振りの刀にとり憑かれ、郡の力で支配を断ち切ったこともある)
今のところ、心当たりはありませんが…こんな生活をしていれば
刀に関わることは意外と多いので…
(古い物には憑き物があり、命を絶つ道具であれば人の怨念を宿すこともあり)
(刀と言うのは往々にして、その両方を兼ねる)
いつぞや、私も刀に憑かれて、その刀を媛名先輩を通して≪深凪≫へ預けました
彼がそれを追っているとは思えませんけれど。
杏仁豆腐は大好きです
(龍岬のチョイスに、小さく笑顔を見せる)
(その他に、餡を包んでごまをまぶした白玉団子や、蒸しカステラなども頼んで)
色々頼みすぎてしまったでしょうか…?
(オーダーしてからちょっと心配になって、小声で尋ねる)
(たっぷりのお茶が先に運ばれ、それを一口飲んで、ふうっと小さいため息を漏らして)
先輩……先輩の目から見て、私たちが未熟であるように
私たちにはどうしても、大人の理屈では割り切れない感情があります。
先輩が本当に正しいのだとしてもまだ…私たちの気持ちが付いて行かない。
そのことは…わかっていただけますか?
(ようやく感情をコントロールしながら訴えることができた時、さまざまなデザートが運ばれてくる)
(湯気の立つ蒸篭の中の蒸しカステラやゴマ団子)
(涼しげな青磁の器に作られた杏仁豆腐)
(それらが舌を慰め、心を鎮めていった)
【お言葉に甘えまして、好きなだけ頼んでしまいました】
ああ…詳しくはわからないが…深刻な顔付だったのは覚えている。
もしかしたら…媛名さん絡みなのかもな…あくまで推測だ。
(そういえば俺自身も探し物の手伝いがあったな…それも確か日本刀)
(だが…未だに足取りが掴めずにいるのも事実で話を振ってみたのだが…空振りのようだ)
ま、確かに刀―特に日本刀ってのは曰くつきの品が多いからな…だからこそ、海外にもコレクターが多いのも納得ではあるんだが。
そんな曰く付のモノが海外流失する事もありえない話じゃない…全く頭が痛くなってくる話だ…。
(指先でこめかみを押さえながらしかめっつらでグチを零しているように見えて)
そんな心配するもんじゃないぞ?こういう時は素直にご馳走になっておくもんだ。
疲れた時に甘いモノを欲するのは当然だしな…遠慮する事はないさ。
(まるで子供に言い聞かせるように…安心させるような感じで話す)
何が正しくて何が悪い、なんてのは誰にもわからないさ…。
時には共感する事もあるだろうし対立することだってあるだろう…。
だが…そういう時にこそ「対話」が出来るのが俺達「人間」の強みだと…俺は思っている。
(運ばれてきたデザート類に目をやりながら自分が頼んだ杏仁豆腐を取って)
ま、キミ達位の年齢で物事をドライに考えられてもそれはそれでどうかと思ったけどね。
(苦笑いをしながら杏仁豆腐に舌鼓みを打って)
そういえば…そろそろいい時間じゃないのか?あまり遅くなるとまた迫水クンが心配するんじゃないか??
【問題ナシです、と…何か話残しがなければ次で〆にしようと思いますが如何でしょうか?】
【もしまだ育成したければ遠慮なく言って下さいな】
媛名先輩をお気のどくに思うのも、きっと私の傲慢なのでしょうね…
媛名先輩は先輩なりに、組織に準ずる事ができて嬉しいのかも知れないのに
(そうだとしたら、郡太一郎が不憫すぎる、とも思ったが、それは口にしなかった)
(そんな事を言ってしまったら、きっと泣いてしまう)
接待されて、口に会わない料理を美味しそうに食べなくてはならないように
先輩も、そんな風に女性と同衾することを、喜ば無くてはならないのでしょうか
(そこでふと、まんざら知らないわけでもない、男女の生理の違いが脳裏をよぎる)
(女性は好むと好まざるとに関わらず、行為ができないわけではないが)
(男性の場合は、その気にならなければできないのではないか、と)
それとも……男の方は、お相手がどんな方であれ、そう言うことができれば嬉しいのですか?
ええ、そうですね、そろそろ失礼しなくては…
(また龍岬のところに居て遅くなった、などと言えば直がまた気を悪くしないとも限らない)
(だがどうしても今、「直も男なら、好きでもない相手と」と、しようもないことを考えてしまう)
【では最後に一つだけネタ出しさせていただいて】
【先輩が締められるならこちらもその次ぐらいで】
【このネタに乗っていただけるなら、まだ凍結でも】
【そのあたりはお任せします】
一つ言えるのは人の価値観ってのはそれぞれ違うって事だな。
キミと媛名さんの価値観は違うだろうし俺やキミとも当然違うだろう。
十人十色って言葉もあるくらいだしな。
だからと言ってその価値観を押し付けたり当てはめたりして判断するっていうのも
「傲慢」な行為の一つなのかもしれないな…。
そうだな…特殊な性癖でもない限りは…世の男はそうだと思うぞ?
少なくとも「妄想」位はしているだろう。
迫水クンも行動こそ起こしてないものの…妄想の中では他の女性とアレやコレやしてるかも
しれないぞ?
(後半はからかい気味にニヤニヤと冗談っぽい笑みを浮かべながら)
なら…遅くならない内に戻るとしようか?
愛しの旦那様が待っているんだろう?
(そういうと店員を呼んでカードを渡して会計を済ませて店を出る)
(道中送りながら伊織嬢の方を向くと顔を見つめながら)
…一人で抱え込むなよ?二人で解決出来ない事や彼氏に相談出来ない事があれば
いつでも相談に来て構わないんだからな…。
(そう言ってまた正面を向くとゆっくりと歩きだしていった)
【それじゃこんな感じでこちらは〆にしたいと思います】
【ネタはまた後日(郡クン次第か?)に育成出来ればと思います】
この世界で異能として生きて行くことは、とても厳しい事です。
だから、媛名先輩と郡くんが、お互いに支え合っていかれるなら
お二人の為に幸せなんだと思っていたのですけれど……
これ以上、二人が苦しまないでいてほしい。
(それはまた、自分たちのあまりにも先細りな未来への不安でもある)
(二人で支え合うことで、今抱える苦しみは半減するけれど)
(お互いがお互いにとって、最大の弱点ともなっているのだ)
えっ?
(龍岬の答えは、ほぼ全肯定)
(ダメ押しのように迫水もと続けられれば、思わず指先にバチッとプラズマが走った)
迫水先輩も…やっぱり、心の中では……っ
(そんな事で憤るのは、迫水直にとっては余りにも不当だろうが)
(龍岬の余裕の笑顔が、いまや全世界の男性を代表しているようにさえ思える)
(頭の中で、直がどんな妄想に耽っているのだろうかと)
(ぐるぐる妄想でしかないヤキモチを妬いていると)
(龍岬の静かな声で、こちらを労わる言葉が聞こえた)
……ありがとうございます。
また、迫水先輩とも色々話してみて…いずれ、そのうちに
何かご相談に上がることがあるかもしれません
(静かに礼を言い、恋人の待つマンションの前で別れる)
(その夜もまた、波立つ心の内を恋人の腕の中で癒されるのだろう)
【ではこちらもこれにて締めさせていただきます】
【ずいぶん沢山のモウソウ竹を収穫させていただきました】
【またお会いできましたら、よろしくお願いいたします】
【何度も凍結を挟んでのお相手、ありがとうございました】
【お疲れさまでした。おやすみなさいませ】
【〆レス確認しました…そうですね、また避難所で育成の日々が(笑】
【こちらこそ楽しませて頂き感謝です!ありがとうございました】
【本日も遅くまでの】お付き合い…お疲れ様でした。】
【おやすみなさい…良き夢見を!再見!!】
【スレをお返しします…ありがとうございました】
258 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 12:59:25.10 ID:CYFfY+Gv
呪泉郷
【名前】 郡 太一朗 (こおり たいちろう)
【年齢】 16歳
【性別】 男
【身長】 168センチ
【容貌】 はねっけのある癖の強い髪型。少々垂れ目。
髪・瞳とも黒。中肉中背。青と黒のチェック柄のバンダナを額に巻いていたが、現在は外している。
代わりに銀のリングを通したネックレスを首に掛けている
【能力】 ・無呼吸の瞬き −ゼロ・ブレス−
集中力を高めて、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませる。神経の反応も過敏になり、一時的に運動能力が上昇する。
そのことにより、相手の攻撃を見極めたり、(他者から見れば)高速の連撃を与える。
発動している間は文字通り「呼吸するのも忘れるほど」過度に集中するため、無呼吸になる。
連続して使用する場合、制限時間は3〜5秒ほど。
瞬間的・部分的に神経を鋭敏化することも可能。連続使用に比べ効果が短時間または薄くなる。
・不可避の直感
能力というより、体質。自身にとっての災いが降りかかりそうになる時に限って働く直感。
殆どの場合において、ほぼ100%的中し、微弱な未来予測と呼んでも良いほど。
ただし、直感は直感に過ぎず、とても曖昧なもので具体的な事象が分かるでもなく、
事前に回避することも出来ないので、役立たず。故に、不可避。
【武器】 切姫(きりひめ)
:無呼吸の瞬きの要領で、集中力を注ぐことで能力を引き出し、霊的なエネルギーを裂くことが出来る小太刀。
また、かなり不安定だが他者の傷を癒す能力もある。
夜逆(やさか)
:無銘の無骨な短剣。ただしひたすらに頑丈。不思議なことに刃こぼれひとつしない。
家の倉庫から出てきた物。名前は自身で考えたもの。
ナイフ:普通のナイフ。投げたり、夜逆と組み合わせて使用したり。
【希望】 基本的には何でも。
【NG】 同性同士
【弱点】 能力発動時は無呼吸になるため、酸素濃度の低い場所では制限時間が更に短くなり、
あるいは、能力自体が発動できなかったりする。
また、能力発動後は酸素を取り込むため、隙が大きくなる。
【備考】 高等部所属。図書委員。性格はテンプレ的な熱血漢。ただし、変なところで悩みやすく、結構打たれ弱い面も。
無力なのに理不尽な不幸に逆らう。 ただし、その為の手段に関しては非常に現実的な部分と、
理想的な部分とが混在している部分がある。
短剣(小太刀)と蹴りを主体とした戦闘スタイルで、スピードで勝負するタイプ。
【プロフ投下&待機してみまっす!どなたでもお気軽にどーぞっ】
【おっちます!】
261 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 16:25:25.17 ID:cuc2yyiX
いらね
【待機させていただきます。プロフィールは
>>241です。】
【お互いが来れるうちにやれること済ませておこうか】
【というわけで立候補させてくれよ】
【こんばんは、です。それではよろしくお願いします】
【シチュエーションは如何しましょうか。決戦がお望みでしょうか】
【その他にも、共闘、どうしようもないコメディ、虚影会関連、あるいは実は10年ほど前に実は出会っていたとか……】
【こちらとしては、どのような物でも喜んでやらせていただきたいところです】
【いつぞや言ってた好意が反転して憎悪になるスポット的な話はどうだろう】
【昔逢ってましたネタなら遡っても3、4年前くらいの俺になるかな】
【負傷したところをお持ち帰りとかもありか。どっちが負傷してもおkだろうし】
【連続で凍結上等】
【では、先日言った好意と憎悪が反転するスポットにしましょうか】
【秋祭りをやっている神社の林の中、という感じで生きたいと思うのですが如何でしょう】
【こうした方が都合がいい、等ありましたら教えていただけると助かります】
【凍結に関しては了解しました。感謝します】
【感じで生きたい→感じでいきたい です。早くも誤字失礼しました】
【んー、実際反転というより隠されていた感情が増幅して……】
【嫌悪が好意を上回り混乱した結果カップルが喧嘩別れしたとか、そんな】
【設定だと助かる。自覚していない感情の発露とか、そんな感じ】
【それなら俺も色々と吐き出せるかも知れないので】
【あとは任せる。書き出しも任せてもいいかな?】
【了解しました。そのような内容で行いましょう】
【では、書き出しを作るので少々お待ちください】
【ああ、それじゃあ待ってるぜ】
(異形と異能者の溢れる街のある秋の日。18時ごろ)
(いつもと変わらぬ心構えで家を出るアンジェラだが、服装はいつもと少し違う)
(上下黒っぽいジャージに、運動靴)
(肌からは微かに虫よけスプレーの匂いがする)
(向かう先は、この街にある神社)
(いつもならば人はおらず、異形等が集まる場所だが今日は、やはり少し違う)
(神社の鳥居には幟が立ち、神社からは人々の声、ハロゲンランプの光、食物の匂いが溢れ出る)
(そう、──今日は秋祭りなのである)
(数時間前、とある教室)
『でね、秋祭りにはちょっとした曰くがあってね』
はい。
(噂好きの級友からは無しを聞くのはよくあることだったが、)
(何故か、今回に限っては何か嫌な予感がしていた)
『秋祭りの日に、神社の林で結ばれたカップルはずっと幸せになれるんだって』
……はい。それは素敵ですね。
(どこか興奮したように語る級友に、とりあえず話を合わせる)
(ただのくだらない幻想。何の役に立たない情報)
(頭の中で副う結論付けようとしたところで、級友は突然顔を近づける)
でもね、本当にお互いが愛し合っていないとだめなんだって。
毎年、林の中で大ゲンカするカップルが出るらしくてさ。
とうとう去年、死人が出ちゃったらしいんだって。彼氏に首を絞められちゃった女の人が木に吊るされて──
(祭りに参加した何人かに話を聞いたところ、どうやらその話は真実に近いらしい)
(その地に何らかの呪いでも刻まれているのか、或いは特異な力を持つ異形が居るのか)
(ともかく、それが真実であれば機関への報告書もよりよい物になるし、恋人たちも救える)
(そう考えた故に、ここへ来たわけだが──)
……
(林に入る為の恰好のアンジェラは、祭りを楽しむ為の恰好をした人々の中ではあまりにも浮いた存在)
(数分もしないうちに耐えられなくなれば、知り合いに見つからないうちにとこっそり林の中へ入って行った)
……何でしょう、この妙な敗北感。
(腑に落ちない様子で呟きながら、ゆっくりと林の中を歩く)
(異形や異能の力は、特にまだ感じられない)
【大変お待たせしました。では、よろしくお願いします】
(実りの秋を祝う祭りが執り行われていた。夏とは違い活気とは遠いが)
(これはこれで悪くないと思いつつ、屋台を見て回る)
(何も買わず、何も食わず、ただ歩いて、見て、回るだけ)
(紅い髪に紅いロングジャケットの男は、ただ秋の夜のささやかな喧噪に身を置いていた)
……はて。
(暫くすると人気のない雑木林の中の遊歩道を歩いていた)
(こんな場所には用はないけれど、何故だか足が動く。予感がした、と言えば嘘だ)
(けれど、向こうから歩いてきた人影を確認すれば、これは運命の出会いだったのだと確信できる)
くっ!ふふ……こんな時間に、こんな場所で。
よくよく俺たちは、巡り合う定めにあるらしいな。なんだその格好は?
運動の秋だからってウォーキングに目覚めたってワケでもあるまい。
(笑いたくなる衝動を噛み殺し、ただ、唇の端を禍々しく吊り上げる。それは本能ではなく)
(ただ純粋な己の意志――純粋な殺意と、それ以上に複雑な混沌とした感情の発露だった)
(特別な一瞬を運命と呼ぶのなら、今、この瞬間こそが運命であろう。勝手に確信する)
(視界の端にぶらぶらと何か映っている。木に吊るされた女の死体――ではなく、その怨念だった)
お前は死体はその辺に埋めてやるよ。
(怨霊だの地縛霊だのをまったく気にすることなく、魔女へと間合いを詰める)
(風が吹き抜けてざわざわと色を失い始めた葉っぱを騒がせる)
(それ以上にざわざわと騒ぎ立てる胸の鼓動が意識を支配していた)
【こちらこそよろしく】
(口を閉じてただひたすら歩き続ける事、十数分)
(異形か異能者の気配を感じ取って周囲を見渡せば、視線の先には人影)
(いくら暗くとも、視界が悪くとも、見間違えようの無い赤い男が真っ直ぐに近づいてくる)
(感じていた気配を彼の物だと断定すれば、視線を逸らさずにゆっくりと近づいて行く)
貴方こそ、こんなところで何をしているやら。
わざわざ私を笑いに来たとしか思えませんね。
(自然な動きで手元に呪文書を発現させれば、口元で軽く笑って言い返す)
(相変わらずタイミングの悪い男だなどと思いながら、彼の動きに注意)
(攻撃を仕掛けて来ようものならば、全力で迎撃する構えだ)
(けれども、何かがいつもと違う)
(こんなところで出くわして、開口一番に恰好つけた皮肉をぶつけられれば)
(もっと、頭に来るはずだ。誰でもそうなるはず)
(だが、心中に怒りはあるのに、どうしてかそれを爆発させる事が出来ない)
(何故なら、怒りよりも不思議な喜びの方が胸を満たしているから──)
……なんというか、まあ、なんなのでしょう。
認めたくはありませんが、やっぱり似た者同士なのでしょうか。
そんなこと、べ、別にどうでもいいのですけれど。
(不思議な感覚に戸惑いながらも、警戒心はそのまま)
(身体中に魔力を充実させれば、いつでも戦闘が抱き絵う状態を保持する)
…………あん?
(ざわめく鼓動の傍らで、チリチリとした感覚がした)
(無視してしまえるほど些細な感覚だったけれど、その感覚をきっちりと受け止める)
(いつも通り呪文書を取り出して迎撃態勢――否、臨戦態勢に突入するアンジェラの姿が)
(実に勇ましい。いつも通り凛として、簡単に手折れそうな花にも見せかけて、その実鋭い棘を)
(有している。ああ、彼女だ。焦がれて焦がれて、想い続けた彼女がここにいる)
(美しいだけではなく、ただ棘があるだけではなく、そんな彼女がどうしようもなく……)
……似た者同士というのは認める。
お前も俺も、居場所も大事なモノも見つけられず泣き喚いている迷子に過ぎない。
俺たちは似てるんだ。だから俺はお前を……おまえを……
(いつの間にか足を止めて、ざわめく胸に去来した想いに戦慄を覚える)
(どうして……どうして?どうして俺はそんなことを思う?)
俺たちは、鏡だ。
直視したくない自分の姿を、相手の中に見出している。
だから嫌悪する、憎悪する。だけど、離れられない。
(だと言うのに、唇が、勝手に言葉を紡ぐ)
(いつもの自分ではあり得ない気持ちと思考回路に、気色悪さを覚える)
(そのはずなのに、手を伸ばしてゆっくりと彼女へと歩み寄る足が止まらない)
俺がお前の中に見たのは、見たくない部分だけじゃないから……
(それが、彼女に執着した理由。歪な鏡は、けれど、それだけの存在ではなかった)
……やはり、似ていたんですね。
鏡、というのは少し言いすぎかもしれませんが。
(紅い男は、相変わらず恰好付けにしか見えない)
(けれども、そこに「人間を助ける魔女」を気取る自分自身をずっと見ていた)
(──私は「魔女」になるのがこんなに怖くてたまらないのに──)
でも、私は貴方を見るたびに劣等感を感じていました。
(──どうして貴方は、そんなに自信満々に「悪人」を名乗る事が出来るのですか──)
ふふ、本当ですよ。
(臨戦体勢のまま、自然にこぼれる笑顔。心の奥からあふれ出す妙な感情)
それでも、貴方が私の中に何かを見いだしてくれたというのならば、こんなに嬉しい事はありません。
私は、自分の目標の為に生きてきましたし、これからもそうするつもりですけれど──
(近づいてくる紅裂を迎い入れるかの様な表情のまま言葉を紡ぐ)
(心の一部は彼を拒絶したいと叫んでいるのに、何故か歓喜が収まらない)
貴方は無茶苦茶な論理を並べながらも必ず目的を達成する。私が心から信じられる唯一の人間。
貴方は無茶苦茶な方法で私を助けたり強くしてくれたりした。私を正面から見てくれた唯一の人間。
だから、私は──
(手を伸ばされても、特に動きはしない)
(ただ、呪文書を持ったままそこに立つ)
(自信が異常な状態にあるのは薄々感づいている)
(けれども、もう止められそうになかった)
貴方の、特別な存在になりたかった。
たとえ敵でも、味方でも。どんな醜いモノでつながっていようとも。
ただ、貴方が私に興味を失うのが怖かった。
(誰にも言ってはいけないはずの言葉は、あっさりと口から出てしまった)
【お待たせしました。そして、申し訳ないのですが本日はここで凍結させていただきたいと思います】
【解凍は金曜の21時からか、来週の月曜と火曜の21時から可能です】
【ああ、それじゃあ金曜日のその時間に避難所集合でよろしく頼む】
【俺は最後にレスしてから落ちる。また金曜日に会おう】
【…むう、実にざわめく展開だのう。終わったら布団の中でのたうちまわるよ】
【了解しました。それでは金曜に、よろしくお願いします】
【何というか、物凄く緊張しています。決闘の時以上に、です】
【では、申し訳ありませんがお先に失礼させていただきます。お相手本当にありがとうございました】
その言い方が気に入らないなら、パズルのワンピースでもいい。
多分俺は、誰とも噛み合わない歪んだ一欠けらなんだって、ずっと思っていた。
誰かと噛み合いたくて、けれど、噛み合わなくて……
(人との繋がりを求めていた想いに嘘はなく、けれどその方法がわからなかった)
(手を伸ばしてもすれ違うだけ。自分が違うということを思い知らされるだけだった)
なのに俺たちは………俺とお前は、お前とだけは、噛み合った。
「悪人」の俺と、「人を助ける良い魔女」のお前が噛み合えば、ぶつかりあうのは必然だったんだろう。
(僅かに眼を伏せて、その巡り合わせの皮肉さを噛み締める)
(噴出した気持ちが言葉になれば、後は止まらなかった)
馬鹿なことを……
例えお前が魔女でも何でも、「人間の味方」であることさえ変わらないなら
誰に対してどんな負い目を感じる必要がある?
上辺だけでも建前でも、死ぬまで貫き通すならそれがお前の生きた証だろう。
建前すらない俺は、綺麗ごとで自分を騙すことすらできやしない。
(アンジェラは動かない。ただ、今まで見たことのない顔をして立ち尽くしている)
(紅裂拓兎も、未だかつてないほど憂いに満ちた表情で手を伸ばし続ける)
……お前は、お前だけは俺を正面から見据えて、そして……
はは、どうしてかな。悲しいのか嬉しいのか、もうわからない……
(笑いたいのに、どうしてだが涙が滲んでくる)
(――――おかしい。おかしい。待て、待て待て待て待――――)
(とうとう手の届く位置にまで接近して、正面からその瞳を見つめる)
宿敵よ。お前は俺の、愛しい愛しい宿敵。
俺が見つけた俺だけの、敵。
ずっと探していたさ。俺にとっての唯一無二を。
それが敵でも友でも恋人でも、なんでもよかった。
俺の敵。アンジェラ。殺したくない。俺にとっての特別な人。でも、殺す。
それを貫くことが、俺がお前を想い続けた証だから。
(うっすらと涙で滲んだ目元を擦って、真っ正直に告げる)
(ああ、言ってしまった。嗚呼、告げてしまった。けれど、隠す意味もない言葉だった)
(胸の内に溜まっていた言葉を想いを吐き出してすっと気分がよくなった)
【よし、ほどよく自己嫌悪してきたので今夜はこれで凍結!】
【また金曜日にな、お疲れ様。これにて落ちる、おやすみ】
279 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 21:15:19.32 ID:9rXYoeEy
ほす
【踊月 あかり ◆OC3ab.WyTs 嬢とのロールでスレをお借りします】
【今夜は宜しくお願いします!】
(その日は雨が降った。正確には降られた。
いつものようにヤツらの呼び声に応じて外出して、無貌の力で屠った矢先のことだった。
しとしとと雨が降り始め、視界に靄がかかった。日本の市街地で珍しいことだった。)
………さて、どうしたものかしらね。
(電線から落ちた水滴が頬をかすめる。
髪に纏わりつく水分を払うように髪をかき上げ、ため息を吐く。
明らかに不自然な霧、不快感すら感じる冷たい風は背筋を震わせ不安をあおってくる。
極めつけは――――)
『コッチだよ……』
(――随分とはっきりとした日本語で自分を呼ぶ声だ。
陰鬱な景色に気温、天気………踊月あかりは「怪異」の待つ夜の道へ歩みを進めていった。)
【ロールにお借りします。
本日はよろしくお願いします。】
全く…嫌な雨だぜ…こう、なんか鬱になってくるぜ…。
(講義と課外活動で少し遅くなった帰り道、黒いアタッシュケースを持ちながら一人ゴチつつ歩いてる)
(ふと背後に何やら「気配」を感じ振り向くがそこには何もない)
…気のせいか疲れてるのか…はたまたまた「何か」起こるのか…?
(確かにここ最近自分とその周囲が目まぐるしく動いたのは事実)
(その疲れかと思ったが…頭に思い浮かんだのは最近騒がれている「都市伝説」)
(それは―誰もいないのに「クスクス」という笑い声が聞こえたものは全身の血を吸われて死ぬ―というもの)
―いやいや、何をバカな事を思い出してるんだ、俺は。いくら疲れてるからってそれはないだろう。
そんなB級ホラーまがいな話が―
(―と思った瞬間、耳に聞こえた「クスクス」という人の様な笑い声)
(振り向いても何も姿形はおろか何もいない―が、ソコに感じらたのは人ならざるモノの邪悪な「気配」)
(すかさずその場から5メートル程後方へ跳ね飛び―アタッシュケースから銃手甲(ガントレット)を装着し身構える)
(全身に「気」を練り込みながら「ソレ」に警戒をしながら呟く)
―ほんとに…ついてないぜ…。
【それでは此方はこんな感じの出だしで】
【出てくる「異形」(つかアレ)はそちらでも自由に操作してくれて構いませんので!】
(導かれるままに路地を往き、舗装された道を行くと声が聞こえる。
先ほどまでの子供のようなどこか無邪気さを孕んだ声ではなく、どこか達観した男性の声。
その声によると何やら「ついていない」らしい。)
――…………ふぅ、ん。
(何処からか聞こえる笑い声。その主の姿は見えない。
どこか達観した男性の声。その主と思われる人物は思ったより若く、けれども声音同様
どこか熟練した雰囲気を纏っている様子だ。
水滴の滴る前髪を払い、肌に張り付くブラウスに包まれた胸の下で腕を組む。)
(警戒を露わにした龍岬の目の前で見せるは余裕の態度。
しかし、龍岬の態度に習って周囲を探る――「奴ら」の気配はない。だが似て異なるものの気配はある。
いつものヤツらではない――ではいったいこの気配の主は?)
ッッ?!!
(思考の最中、それを遮るように二の腕に痛みが走り、左肩から肘にかけて真っ赤に染まる。
視線そこに向ければ、赤い霧が左腕に纏わりついていた。
反射的に右手を握り締め、その霧に叩きつける――紅い霧が霧散した。続いて先ほどまで響いていた嗤い声が響く。)
(あかりは今この場で最も人間らしい気配をもっている人物――龍岬の傍に寄ると口を開く。)
こんばんは、オジサマ。
今のがなんなのかご存知でしたら、できる範囲でご教示願いたいのだけど?
(芝居がかった口調で尋ねるのは答えにあまり期待をしていないのが一つ。
それと、龍岬が敵じゃないとは限らないというのが一つ。あとはやはり下手に出るわけにはいかないというのが一つ。)
(得体の知れない「気配」を感じ取りながらその「場所」を警戒している…と)
(その近くにいたのは若い―というよりは幼いといった雰囲気に見受けられる女性)
おいおい、「オジサマ」はないだろ?こう見えてもまだ華の20代なんだぜ。
(その女性に声を掛けられるもその第一声を聞くと「やはり今日はついてないらしい」と心に想いながら)
それが解れば苦労はないんだがな…。
(構えは解かずに霧散していく「霧」に注意しつつ「気配」を追っていく)
「ヤツ」はまだいるみたいだな…どうやら狙いは俺達みたいだな…。
(こんな状況で顔色一つ変えずに事態を認識しようとするとは…この娘ももしや「異能」持ちなのだろうか?等と考えていると)
(意識を余所に向けた瞬間、「ソレ」は次の行動を決めたようだ)
!ヤツがくるぞ!!正面斜め上からだッ!!!
(姿形は認識できないが人のソレではない「気配」を感じ取り、少女に知らせる)
(と同時にバックステップで間合いを拡げる…が)
(左腕に激痛を感じ片膝をつく―「何か」が吸い取られるのを感じ取りそこを視認すると)
(触手、否管の様な物が体液―血を吸い取っており、その影響なのか…虚空に何やら輪郭が朧げながらにも浮かびあがろうと)
(正面の斜め上――いや、どうせ正確な位置なんてわかりはしないのだ。
視認は放棄、それらしい気配からなるべく遠ざかるようにして脚を動かす。
雨でぬれたスカートが足に纏わりつく。膝上丈で良かったなどと思いながら周囲を確認。)
失礼、あんまり落ち着きがあるものだから見た目よりも年上かと思ったわ。
………吸血霧?
随分わけのわからない生物が――――――
(身のこなしを見る限り、身体能力はかなりのもの。これなら自力で引きはがせるだろうと
霧の様子を観察する。赤い霧、血を吸う霧…………この存在が頭のどこかで引っかかる。
龍岬の腕から吸血している姿。血を得るほどにその姿がはっきりしていくかのような存在………)
オジサマ、当たらないようにね!
――飛べ、「デ・マリニィの時計」!!
(その異名を呼べば。足元から闇色の大鎌が伸びる。
それを手に取り一回転――まとわりついた水があたりに舞い散り、三日月型の刃が虚空に浮かび上がる
赤い輪郭に向けて放たれる。)
ふッ…言ってくれるぜ…御嬢さん!
(鼻で笑いながら不敵な笑みを浮かべる―既に慣れてしまった「非日常」、それに対応している事への自嘲か)
(左腕に吸い付いている「触手」を右手で掴み強引に引き剥がし握り潰す)
!!!!!
(顔を顰める―左腕に走る激痛と右手に伝わる確かな感触―まだ生暖かい肉の塊)
―△■※※◎ooo!―
(少女が取り出した黒い大鎌が赤い輪郭に当ると耳に響くはおおよそ人の者どころか、この世のモノとは思えない不快な吠え声)
(と…恐らく手負いになったのか浮かび上がってくるその形は―)
(かろうじて解るのは四足歩行である事、それ以外は)
――ナンダ、コイツハ――
(体中に覆われている無数の触手、それらが不規則的に蠢めいている…例えるなら蛭の口)
(何よりも紅い―血の様な紅。そう、例えるなら真紅の身体)
(そして大鎌によって腹部と思しき所からヤツの体液らしきモノが滴り落ちている)
(獲物を探し…狙い定めるように触手が伸びてくる)
クッ!なんなんだ!!こいつは!!!
(今まで見てきた「異形」とはまるで違う「何か」―それが何なのかはわからないが)
(襲い来る触手を躱しながら懐に潜り込もうとするも翻弄されて)
数ばっかり揃えやがって…。
(触手はそれ一本がまるで意思を持っているようで器用に少女の方にも襲いかかっている)
【という事で姿形のイメージ描写は「星の精」ですが、所々少しアレンジしちゃってます】
【踊月嬢の方でもいいように変えちゃってください―あ、流れ次第ではトドメも】
【スターヴァンパイアですね。
さすがにまんまだと芸がないのでアレンジ全然OKですよ。
むしろこちらはこちらで深読みして弱点なんなのか考えたりしてますし。】
【こんなところで、凍結お願いできますでしょうか。
前回言った通りならば、日曜が一番早くなるんでしょうか?】
【それならよかった、まーまんま出すのもなんですからね】
【では凍結お願いします…そうですね、解凍はやっぱり日曜日でお願いします】
【あ、時間は何時でも大丈夫ですのでそれは踊月嬢に合わせられると思います】
【日曜でしたら14時ころで大丈夫でしょうか?】
【はい、大丈夫ですよ、ただ途中で御飯休憩があるかもですね(笑】
【その辺りの時間から始めれば〆までいけそうですね…ま、最悪月曜日もできますけど(笑】
【それでは日曜日の14:00に避難所でお待ちしてますね。何か不都合があれば連絡を、という事で】
【今夜は遅くまでのお付き合いありがとうございました…それではお先に失礼します、お疲れ様でした】
【おやすみなさいませ、良き夢見を…再見!】
【はい、ここ前のお付き合いありがとうございました。
お疲れ様です。おやすみなさい。】
【ロールの解凍に借りる】
【アンジェラ ◆rdAV3DcvpI のレス待ち】
>>278 (今まで、少なくとも紅裂には向けた事の無い笑顔のまま)
(黙って彼の言葉を咀嚼する)
(捻くれた態度を取りながらも、彼が人とのつながりを欲していたことは知っている)
(そして、得たつながりのいくつかが満足のいく結果にならなかった事も──)
私が、「人を助ける良い魔女」でいようとしたからこそ、
「悪人』である貴方とぶつから事が出来たのは解っています。
けれども、私よりも多くの人を助ける「悪人」を見るたびに、不安になるのです。
私は、貴方と釣り合う相手になっているのか。
私は、貴方から「人を助ける良い魔女」と認識されなくなってしまうんじゃないか、と。
(彼の活躍を知る度に、胸を満たすのは喜びと劣等感)
(貴方はどうしてこんなに強いのに、私はどうして建前だけを背負って前に進めないのだろう)
私は、貴方を真っ直ぐに見続けたいのです。
けれども、貴方はいつ私の正面にいてくれなくなるか。
いつ、居なくなってしまうのか。
それを考えるたび、どんどん私は弱くなっていく。
貴方に相対するには、強くなければいけないのに。
真っ直ぐに進み続ける「良い魔女」でいなければならないのに。
(笑顔のまま、目尻からこぼれる雫)
(伸ばされた指先に目を視線を移せば、身体中の魔力を活性化させる)
今、貴方が私に向き合ってくれているこの瞬間をずっと保ちたい。
「俺だけの」だとか、「唯一無二」だなんて言ってくれる関係のままでいたい。
そうでなくなるのが、何よりも怖い。
だから──
(ぱらりと音を立てて、自然に呪文書のページがめくられる)
貴方を、今ここで殺してしまいたいです。
あるいは、貴方に今ここで殺されたいのです。
(狂気へと落ちていく自分を、押し籠められた理性と内に潜む真の魔女は止められない)
(すぐにでも好意力の魔法が行使できる状態のまま、紅裂をじっと見つめ続けていた)
【お待たせしました。では、よろしくお願いします】
釣り合うとか、釣り合わないとか。そんな建前こそ必要ない。
ずっと俺を心に刻んでいてくれ。
俺もお前を心に刻んだから。消えないくらいに、強く、深く。
(……どうしてここまでべらべら喋っている?)
(何かが致命的におかしい。けれど、紡ぎだされる言葉に偽りはない)
(人の想いは時にどうしようもなく途切れる。永遠の愛は幻想に過ぎないくらいに必然だ)
(だからこそ忘れないと誓い、彼女の存在を心に深く刻み付けた)
……まったく。どうしてこうなるかな。
俺はいつかお前が消えてしまうんじゃないかって、思ってた。
知らない誰かを庇って死ぬんじゃないかって。
俺の事なんて振り返りもせず、俺の見ていない場所で、誰にも知られずに死ぬんじゃないかって。
誰にも看取られず、認められず、ただ消耗品の道具みたいに打ち捨てられて……
そんなこと許せなくて。でも、それを止める手立てなんてひとつもなくて……
(彼女に焦がれ続けて、執着して、けれどその度に想像してみた)
(彼女がいつか消える時を。その使命を果たした時を)
(そんな時がきたら、また泣き崩れてしまうことを予感してしまった)
(その時こそ、今度こそ再起不能になるのではないかと、考えるだけで身体が震えた)
――結局、そうなるか。
こんなに認め合っているのに、許し合うことも、手を取り合うこともできない。
認めているから、誰よりも向かい合ったから、だから俺たちは、対峙するしか、ない。
(彼女の吐露する気持ちを聞いて、間違いなく二人は両想いなのだと確信した)
(それは決して愛ではない。お互いを失う事を何よりも恐れながら、けれど戦うしかない)
(それは憎しみでこそないが、決して愛ではないから。刃を向け合うことが互いの想いの証明だから)
ああ、本当に。俺たちは馬鹿だな。
お互いの存在を独占する為に殺しあうなんて。
ああ、本当に、どうしようもなく間違ってる。馬鹿げてる。悲しいイキモノだな、俺たちは。
でもそうしたいって言うなら、否もない。お前を殺す。だから俺を殺してくれよ。
(そんな俺たちはどうしようもなくお似合いの二人なのだと、悲しげに笑う)
(できそこないの道化のごとき無様な笑顔だっただろう。差し伸べた手が自然と垂れ下がって、拳を握りしめる)
【長くなった。こちらこそよろしく】
貴方の存在は、初めて遭った時から。ずっと刻まれていました。
貴方に助けられたり、争ったり、協力したり。
そんな事をしている内に、私の深いところまで刻まれていきました。
(魔法の選択は既に済んでいる。後は唱えて、ぶつけるのみ)
(それでも、想いは止まらずに言葉になり続ける)
(雫をぬぐい去りながら、軽く両目を閉じる)
私は、わがままです。
貴方の特別な存在になりたいと思いながらも、私は「人を救う魔女」でありたいと思っている。
貴方に想われ続けたいのに、私は貴方の知らない人も助けたい。
目的が達成できずに無様に死ぬことも、それほど恐れてはいませんでした。
私は、人間の為に生まれた道具にも近い物だから、と。
(短く笑えば目を見開いて、また微笑む)
でも、貴方の特別な存在ではありたい、だなんて。
結局、私は「貴方」か「私」のどちらかを選ばなければなら無かったんです。
でも、それで、「貴方」を選んだら、きっと貴方は失望して。
私の事なんて見向きもしなくなってしまうんじゃないかって、怖くて──
(己を愛せないのであれば、己が愛される事など望んではいけない)
(その事に気がついて、ただ周囲を愛そうとしても、胸に募るは妙な虚無感)
(どうしても、何かが足りないと感じてしまう日々)
本当に、私たちって馬鹿ですね。
手を取り合いたいわけではない。愛しているわけではない。
ただ、向き合っていたかっただけなのに。居なくならないでほしかっただけなのに。
それすらも、今日まで言えないままでしたね。
それでは、始めましょうか。
──Lightningray,Level3
(紅裂の攻撃が己に届く前に行使するのは、熱量を持った閃光の魔法)
(常人では避ける事の叶わない光は、紅裂の顔面の脇を抜けて──)
……!?
こ、これは……
(その背後に漂っていた怨霊の様な異形を貫く)
(魔法を放つ寸前で内なる魔女が身体の一部を掌握し、閃光の軌道を変えたのだが)
(アンジェラはただ、己の魔法が見当違いの軌道を描いた事と、感情の急激な混乱に戸惑うだけだった)
……。
(そんなことはない、その考えは間違っている、とは言えず)
(ただそうなのだと頷くしかなかった。人は時にどうしようもない想いに囚われる)
…………っ。
(そんなことはないと、言えるはずもなかった)
(「誰か」と「紅裂拓兎」を秤にかけて、後者を選ぶ人間など間違っている)
(それが例え彼女自身だったとしても、だ)
(ぎりっと奥歯を噛み締める。噛み締めすぎて奥歯が砕けそうになってしまった)
――――っ!
(何かを言おうとして、けれどそれは言葉として紡ぎだされる事は遂になかった)
(防御は考えず、負傷も計算に入れず、ただ愚直に間合いを詰めて拳を突きだそうとした)
(その矢先のことだった。一秒にも、その半分にも満たない時間。チリリと首筋が疼いた)
なん、だと?
(視界を染めるのは眩い閃光。それはギリギリを通過して明後日の方向に旅立った)
(ストンと、乖離していた何かが内側に定着する。急激に頭が冷えた)
ま、さか……ていうか、おい、お前……や、待て。何も言うな。
あー、感情を餌にする魔物がいるって話は知っていたぞ。
だからこれは多分、それだ、きっとそうだ。
きっとそうだから……ええと……
(同時に、先ほどまでの感情が嘘みたいに引っ込む。さっきまでの台詞を思い出して)
(急激に死にたくなった。発露した感情は引っ込んで理性的な部分が代わりに出てくる)
(――くらりと眩暈を感じて近くの木に凭れ掛かった)
【悪い、少し早いけど凍結頼む】
【解凍は予定通りでお願いする】
【戻ったら置きレスしておくよ。今夜はありがとな、またよろしく】
(精神が平常に戻り始めても、紅裂の哀しそうな顔が目に焼き付いて離れない)
(彼は、今何を言おうとしたのか。どんな想いを抱えていたのか)
私も、そのような噂を聞いてここに来たのです。
なるほど。この異形は──
(吐き出してしまった想いは、誰にも晒してはいけなかった物)
(「この異形が嘘を言わせた」とでも言えば、紅裂も同意するだろうか)
男女の仲をコントロールする力があるらしい、と聞いていましたから
その通りだったというわけですかね。きっと。
(顔をそむけながら、呆れたように呟く)
(どうしても、先程のは全てデタラメです、とは言えなかった)
(理由は自分でも説明が出来ないが)
(ただ、さっきまでの事を全て無かった事にするのはどうしても気が引けてしまった)
まあ、そんなに気に病むようでしたら無かった事にしてしまいましょうかね。
(脱力するかのような動きをする紅裂を見れば、小さく笑って空を見上げる)
それで、どうしましょうか。
やはり、ここで殺し合いましょうか?
(けれども呪文書はまだ開いたまま、身体は臨戦態勢を保っていた)
【了解しました。レスが遅くなった申し訳ありませんでした】
【それでは、また月曜に。お相手、本当にありがとうございました】
300 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 00:17:30.41 ID:2CLdET3t
300
>>298 ああ、そうかい。
……魔物の中には人の精神を糧とするのが稀にいるらしくてな。
そいつらは必要以上に人を切り刻んでから喰らうそうだ。
恐怖と絶望をより濃く味わうために。多分、その噂の異形はそのタイプなんだろう。
(平静を取り繕いつつ、自分なりの見解を述べる)
(もっとも、どれだけ取り繕っても今更言った言葉は取り消せないのだが)
コントロールされたってよりは、無理矢理引き出したってところだろう。
好きな人間同士だって嫌悪感が皆無って訳でもないしな。
(それは経験の言わせた言葉である。隠れた本音、自覚できない感情を引き出し、増幅し、煽り、男女の)
(仲に亀裂を生じさせせ、その時に生み出される様々な精神エネルギーをその異形は喰らうのだろう)
まして、俺とお前は―――心底嫌っている者同士。
こんな結果で済んだのは、まあ、僥倖と言ったところか。
(嫌っているのは間違いない。間違いないはずだった。けれど、その考えは独りよがりの思い込みで)
(結局のところ、心底では認め合っていると……心底うんざりするが……ああ、死にたい……)
(けど認めるしかないのだ。引き出されたものであれ、あの言葉が偽りだったと、自分に対して偽りたくないから)
うっさい、黙れ。
取り消すつもりはないが、もう一度言うつもりもない。
(端的に本音を言って、鋭い眼つきでアンジェラを睨む)
(どう足掻いたって、どう取り繕ったって、彼女が「唯一無二」の「特別な存在」である事に違いはない)
(ただ、それを言うつもりはなかった。彼女を殺す直前くらいなら、言ってもよかったけれど……)
……興が削がれただろ、お互いに。どう足掻いたって今更闘争心も湧かない。
それに、秋祭りのやってる神社に一人でそんな恰好で来てる寂しい女をどうこうするつもりは起きないな。
死に装束がジャージだなんてギャグにもならん。もう少し着飾ってる時に殺してやる。精々、衣装を見繕っておけ。
(まだやる気を見せるアンジェラに、片手をすっと振り払って拒否の意志を示す)
(闘争にはそれなり以上の空気、緊迫感、勢いが必要である。紅裂拓兎は割と軽い空気の時でも)
(人を殺せるタイプだが、宿敵を前にしてこのテンションで戦う気は、流石に起こらなかった)
【ああ、悪い悪い。結局この時間になった】
【というわけで置きレス】
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんとのロールにお借りします。】
【じゃ、ゆっくり書き出してやって。】
【時間も場所も、すべてお任せ。】
(秋の夕暮れ、場所は公園。鳶色の髪の少年は、ベンチに座り、沈み行く夕日を眺めていた)
(その膝の上には、白い子猫がいる。小さな体を丸めて、
目を瞑っていた。規則正しく動く腹部から察するに、眠っているようだ)
………。
(少年は時折思い出したように、そっと優しくその頭を撫でる。
眠っている子猫は反応を見せる事はないが、それでも少年は
仏頂面の中に、少しだけ微笑みを見せているようだった)
【お待たせ。それではよろしく】
(夕暮れ時は、なんとなくわくわくする。)
(早く家に帰らなきゃならないけれど、まだ大丈夫、もう少し大丈夫、と)
(姉と一緒に手を繋いで、暮れ行く公園を走り回ったのを思い出す。)
……っしゃ、限定ワンピげっとー!
(携帯の画面を指で何度かぽちぽちして、少年は一人ガッツポーズを取る。)
(姉の好きなブランドの、人気商品。これで、少しは元気になればいいけれど)
(小さく溜息をもらしながら、ふと視線を公園のなかにやる。)
(あの小さな姿は……と、目を細め、遠い姿にピント調整。)
あいつ…あんなとこ一人で、なにしてんだ……?
(その小さな姿が知り合いのものであると確信すると、公園に入り小走りで移動して)
よ。
それ、あきちゃんのネコ?
こんな時間にナニしてんの。
もうすぐ暗くなっちゃうよ?
(とりあえずは、ベンチの前で少しかがんで、ゆるく笑顔を投げかけてみる。)
【おっと、コピペミス。】
【こちらこそ、よろしく。】
(公園の前を誰かが通りがかったようだ。この公園の中に
入ってこないようであれば、特に気にはならない。本来ならば)
(だがその声に聞き覚えがあれば別だ。撫でる手を止め、そちらの方を見る)
(どう見ても小学生らしからぬ体格、男らしからぬ美貌。
久遠ゆりかの血の繋がった弟――――久遠守弥だ)
(向こうもこちらに気付いたらしく、爽やかな笑顔で近付いてくる)
(限定ワンピ…文頭からして、漫画の類ではあるまい。かと言って
女装の趣味があるとは思えない。姉か、恋人へのプレゼントだろうか)
こんばんは、守弥くん。
(一瞬だけ、誰も座っていない隣のベンチを見た後、再び金髪の少年と目を合わせ、挨拶をする)
そうだよ、この子はうちで飼っている猫。うさぎと言う名前なんだ。
…むしろ、僕は暗くなるのを待っているから。夜の闇に紛れて、あいつらは現れる。
僕の仕事は、そんな時間が基本だから。
ハイ、こんばんは。
あきちゃんも、大変だね。
俺、手伝おうか?
(目の前の少年が応えると、少しほっとしたような表情をして)
(膝で眠る猫を驚かせないように、そっとベンチの隣に腰を下ろす。)
(スリムなブラックジーンズの脚を、無造作に組んで)
(持ち上がったエンジニアブーツの足先を、ぶらぶらとさせる。)
そういえば、この前……っつっても、ちょっと前だけどさ。
あきちゃん、うちのゆーりゃと出かけなかった?
俺、おやつ作らされたんだけど。
(背負った黒のエナメルボディバッグを外し、前に抱えて)
(先ほどまでガン見していたロリィタ服ブランドのサイトを閉じ、小さな液晶をバッグのポケットに仕舞う。)
……うさぎ、かぁ。
ネコなのに?
ま、いっけど。そういうセンス、俺好き。
俺がなでても、大丈夫かな?
心遣いはありがたいが、不要だ。
立場的には君は一般人だからな。守られるべき人間の手を借りるわけには行かない。
むしろ君こそ早く帰りなよ。姉に余計な心配がかかるかもしれないだろう?
(この金髪碧眼の少年は顔立ちこそ優男に見えるが、
その体格に偽りはなく、戦闘技能は申し分ない)
(それは僅かながら、久遠ゆりかの家で手合わせをした時点で分かっている。
だが、それでも民間人には代わりない。いや、正確にはもっと
日本の警察とは、相容れない立場にあるのだが)
――――。
ああ、出かけたよ。二人で森の中を歩いた。
君はお菓子作りも上手いんだね。姉弟でここまで違いがでるとはね。
(彼が言っているのはあの日の事だろう。僕と彼女が、どうしても
相容れない存在だと分かった時。あの人には、もう何も求めないと誓った時)
(何となく、次の言葉も予想はできた。しかし何故、ゆりかは
自分と出かけることを隠していたのだろう。大した意味はないのかもしれないが)
そうか、ありがとう。
構わない。こうなったら、なかなか起きないからな。
(ぎゅ、と丸まったうさぎの体を抱え、隣の守弥の膝に移す。
本来こういったものに敏感な猫のはずだが、まるで起きる様子を見せない)
あきちゃんこそ、誰かに守ってもらわなきゃ、消えちゃいそうな顔してるよ?
(組んだ膝の上に肘を置いて、頬杖をつきながら兵部の表情を覗き込む。)
(ゆりかより、少し明るい空色の瞳が、兵部をじっと見つめる。)
(ゆりかと同じように目を細め、微笑みながら)
森。
二人で、森!
ま、いいけどさァ……
ユーリャは、誰にも恋しないっしょ?
あきちゃんも、めげないなァ。
……ま、めげてなくもないの、かな?
なんか、マジで、ユーリャと似たような顔、してる。
悲しそうな、崩れそうな。
…ケンカでもした?
俺は、ユーリャは食あたりかなんかだと、踏んでいたんだけどね。
二人してそんな顔してたら、かわいいおとーとのアリョーシャくんは、気になるじゃん?
ま、あきちゃんの場合、ユーリャよりもっと深刻そうだけど。
でも、状況はどうであれ、あきちゃんがユーリャを泣かしたなら、俺怒るよ?
ん、まだ子猫だな…壊れそうだ……
(脚を組むのを止め、その膝の上に乗せてもらった子猫の頭に恐る恐る手を伸ばし)
(ゆっくりゆっくりと、なでる。)
やーらけ……気持ちいいんだな、動物って。
…誰かを守り、人知れず消えていくのが僕らの役目だ。
職務を全うしての終わりならば悔いはない。
…もっとも、この世から異形や異能の犯罪者がいなくなるとも思えないがな。
(少しずつ、言葉に硬い響きが出てきた晶は、覗き込む守弥から視線を逸らす)
(彼女と似た顔立ち、似た瞳、似た髪の色。否が応でも、ゆりかの事を思い出さずにはいられない)
それなら、押し倒し服を脱がせようとし、拒絶された事が原因ではないだろうか。
僕に完全に非があるのに、やはりあの人は気にしていたのか。
その言葉から察するに、彼女はまだ泣いていないようだな。
なら安心してくれ。僕はもう、君達に関わる事はないだろうから。
(膝に肘を付き、沈み行く太陽を見つめる。そして言葉は淡々と紡がれる)
…こんなに小さくとも、生きているからな。
そういえば、君はネコは好きか?君の家ではペットは飼えるか?
ふゥン……
(子猫をなでるのに夢中になって、気のない返事をかえすものの、はたと気が付き)
あきちゃん、人知れず消えちゃうワケ?
消えないでよー
あきちゃんみたいな美少年、いなくなったらこの街の大損失じゃん。
(そらされた視線は気にしない。)
(大方、自分がまた兵部を膝に乗せるだの、冗談言うのを警戒しているのか?)
……ふ、ぅん…押し倒して、服…
………………
……おっ、おしっ!?
(青い瞳が丸く見開かれる。)
(思わず立ち上がろうとするが、膝の猫を気にして、なんとかおし留まり)
おまっ、ちょ……ユーリャに手を出したら、殺すって言ったよな?あ?
……ぁ、拒絶されたなら、手は出してないのか。
でも………っ
(子猫の隣で、ぐっと拳を握り締める。)
関わることは無いって……なんだよ………
ユーリャにフラれたから、もう関わりたくないっつーの?
そりゃ、ユーリャに手を出されるぐれーなら、俺はそのほうが安心だけど。
じゃああれかよ、あれもお前がやったの?
俺の作ったおやつ持って出かけた日の夜に、ユーリャが笑いながら言ってた。
―――ねぇ、わたしって、眠ったらひとりぼっちになっちゃうんだって。
ソレ以来、俺はユーリャが笑ってるとこ、見てない。
なぜか、毎日葬式みたいな黒いドレス着てるし。
動物は、ユーリャが飼う気になれば飼えるんじゃね?
俺は、あまり家に居ないから……
(むすっとした表情のまま、膝の上の猫に視線を落す。)
(そっと子猫の脇に手をいれ、くったりとした身体を持ち上げ、ベンチに下ろしてやる。)
(そして真っ直ぐに、兵部を見つめて笑った。)
手は、出してないけれど……でも。
ユーリャを、泣かせたからな。
……殺しあおうか?
さあな、覚えていない。
(憤慨する守弥をよそに、晶は眉一つ動かさず、言葉を返す)
関わらないのが互いの為だ。どうせ傷付け合うことしかできない。
――…ああ、それも恐らく僕だな。
嘘で塗り固められた家族の言葉に、事実を突きつけただけだ。
(少なくとも、あの発言に関しては全く後悔していない。
自分が死ぬ事についての危機感を薄れさせ、綺麗なものに仕立て上げて
いるのは、間違いなく久遠ゆりかの周囲の人間だ)
(だが、それにも深い理由があるのだろう。口で姉と弟など言おうと、
自分は久遠ゆりかにも、その家族にも踏み込めなかった。
だから、彼が自分を嫌い憎むのも当然だ。家族とはそういうものだ)
そうか…なら僕が死んだらこの子は彼女に引き取ってもらうとしよう。
にぼしが好物…と、その辺りは彼女が詳しいから、説明する必要はないか。
(殺気を向けられてなお、晶は動かない。守弥が座っていた側と
反対側のベンチに視線を送り、まるで制止するように手を上げただけだ)
(同時にカチ、と小さな音がした。鳶色の髪の少年の背後にある、
深紅のサックスケースのロックが外れた音だ)
敵意を向けられれば応戦するが、止めた方がいい。
どんな結果になれ、君の大切な姉はきっと悲しむだろうから。
嘘だなんて、どうして解かるんだよ。
(拳をさらに握りこむ。掌に爪が食い込むが、痛みは感じなかった。)
俺は、ユーリャを守り続ける。
それが、俺の役目だと、そう言われている。
ちゃんと毎日話しかけるし、髪の毛も綺麗にして、時々散歩にも連れて行く。
ずっと、ずっと俺がそばにいるんだ――だからっ
嘘なんかじゃない。
ユーリャは、ひとりぼっちになんか、ならない。
前から、何度もそう言ってるし、約束している。
(ギリ、と歯を噛みをして、そして力を抜く。)
……ユーリャにそう言ったら、少しだけ笑ったけど。
俺の目を見ては、笑わなかった。
(握った拳を解き、がりがりと金の巻き毛の頭を掻く。)
――っ、なんだよ、お前…ほん…っと―――
(ロックが外れる音がした。背中がざわつく。)
(綺麗な顔の少年の背後にあるあのケースから武器が出てきたのは、以前ゆりかの部屋で見ている
)
(危険信号――だけど、止まらない。)
(兵部の襟首に掴みかかると、軽く細く儚い身体を持ち上げる。)
俺がずっと見てきた、ユーリャの笑顔、返せよ。
俺の大事な家族、勝手に傷つけてんじゃねーよ。
それが嘘だなんて、俺だってわかってた。
ユーリャじゃあるまいし、そんな夢物語、信じるほど世間知らずじゃねェ。
だけどな、ユーリャだけは偽りの世界に閉じ込めてまでも、笑っていて欲しかった。
誰に言われているんだ。両親か?本国の親戚か?
実に献身的でロマンチックなお話だが―――現実は童話じゃない。
そういうのを世間では、植物人間と呼称するんだ。
(彼、久遠守弥もまた、特殊な家庭環境の被害者か。しかし被害者と
言えるのは第三者から見た場合であって、彼らにとってはそれが真実なのだ)
(かって、姉弟で愛し合う事に何の疑問も持たなかった自分のように。
そうだ、過去の自分がそうだったように、きっと理解はできないだろう)
(鮮やかな手並みで服の襟を捕まれ、引っ張り上げられる。
晶は小さく息を吐くと、背後を振り返り、再度首を振った)
(ちょうどそこでは、ただならぬ騒ぎに覚醒し始めた白猫が、顔をこすっている)
大人しくしていて。
…ああ、そうだな。すまなかった。
なら、君はそうすればいいんじゃないか?
偽りの世界に彼女を閉じ込めて、偽りの幸福で偽りの笑顔を与えればいい。
君には君の考えがある。共感はできないが、理解はできるだろう。
(誰に何と言われようと、もう興味はない。他人が自分をどう思っているかなど、どうでもいいのだ)
(理解し合おうとも思わない。守弥は守弥なりのやりたい事を
やればいい。自分は自分の好きなようにやるだけだ)
自分の手を汚さず、僕を殺せる手段がある。少々面倒な話かもしれないがな。
(華奢な身体を引き摺るように、襟首を掴んだまま立ち上がる。)
(顔を近づけ、熱い息が兵部の滑らかな頬にあたるほどに)
―――お前を、今すぐ殺したい。
(憎しみをこめた声でそう言い放つと、半分夢の中のような、眠そうにしている子猫に当たらないように)
(兵部の身体を投げ捨てるかの如く、手を離す。)
(転ぶだろうか?そんなこと、知ったこっちゃない。)
俺たちには、偽りの世界しか許されなかった。
外の世界を求めたところで、俺たちは子供なんだから、どうすることも出来ないだろう。
だから、その偽りの世界を、少しでも居心地のいいものにと、俺なりに頑張った。
だけど、お前はそれを簡単に踏みにじったんだな。
解かったよ。
ユーリャは、お前を信頼している。
少なくとも、俺や家族が頑張って作り上げた世界を打ち壊すくらいには、な。
……オヤジだけは、違ったみたいだけど。
俺は、オヤジのことなんか覚えちゃいないけど。
ユーリャから聞いたとおりなら、もしかしたら、お前は成り得るのかもしれない。
オヤジが言っていた―――
(むすっとした表情のまま、そこで話を止める。)
―――教えない。
あきちゃんが、そんな表情をしているようじゃ、永遠に無理だろうから。
(すっ、と片手を少年の額に伸ばして)
(表情を崩さないまま、ビシッ!と、デコピンをかます。)
(ゆっくりした動きだから、避けられるかもしれないが、構わない。)
………殺さねぇよ。
ユーリャが、余計に笑わなくなる。
ただ、あきちゃんを守るためなら、その手段聞いておいても損はないと思ってっけど。
そうか。
(守弥の殺意に対して、もはや異常とも言えるほど冷静に、晶は返答した。
その身長差からして首はかなりきつく絞められているだろうに、
少年の大きな瞳はまばたき一つせず、静かに守弥の姿を映している)
(急に手が離された。小柄な体は地面に着地すると、ベンチに背中から倒れ込む。
驚いた子猫が、たたっと後ろの茂みに入り、その中から大きな少年に対し、威嚇をし始めた)
『ふしゃーっ!』
それは別に構わない。
それよりも、君の父親の話を僕は訊きたい。
(守弥は何かを言いかけたようだが、それもどうでもいい。
今更自分が彼女の特別になれるなど、思い上がったりはしない)
(放たれたデコピンを受け、そのまま仰け反る。少しの間の後、晶が再び頭を前に戻した)
手段と言うのはそういう事だ。
君の父親は、彼女を救う手段を調べ、命を落とした。僕も同じようにすればいい。
君はそちら側の人間だから、僕の知り得ない情報も分かるだろう。
…ああ、裏切りではないだろ?
むしろ逆だ。君達の願いを撃ち壊す僕を殺す為に、僕を死地へ送ればいい。
百戦錬磨と思わしき、君の父親ですら命を落としたんだ。こんな子供など、言わずもがなだ。
(簡潔にまとめると、より核心に迫る情報が欲しいと。その為に、陰ながらで調査をしろ、と晶は言っているらしい)
威勢のいい……
(威嚇する子猫も、でこぴんしてやろうかと思ったけれど、やめた。)
(子猫なんて脆そうなもの、そんな風に触れるのは怖い。)
ネコも忠誠心って、あんのかな?
軍用に使えそうだ。
オヤジ、の?
(訝しげな表情をして、ベンチの隣にある街灯にもたれかかり、腕を組む。)
――あぁ、そう聞いている。
オヤジの死については、俺も少し調べた。
あれは―――
………
(組んだ腕を解き、首をすくめる。)
(唇には小さく笑みを漏らし、溜息を吐いた。)
お前って、ほんっと食えないやつ。
言いたいことは、だいたい解かった。
年齢こそはいかないが、おそらく軍で暮らした年数では、お前の実戦経験より上だと思う。
何よりも俺は、ユーリャの家族……一族の人間だ。
さっき、オヤジの死について少し調べた、っつったろ?
考えたくもないし、そうであってはならないし、絶対にユーリャに知られてはならない、けれど。
もしかしたら、もしも、もしもだぞ?
ユーリャを普通の人間にしようと、一族が守り、一族を守っている天使を消そうとして――
―――一族の者に、消された。
………かも、しれない。
オヤジの死体は、かなり無残なことになっていたらしいが
オヤジを相手に戦ったヤツの痕跡は、一切無かったと聞く。
あきちゃんのいうとおり、オヤジは人並み以上に戦闘訓練も経験も積んできた人間なのに。
オヤジが攻撃をした痕跡が、一切無かったんだよ。
ま、俺の推測にすぎないけどな。
………い、言っとくけど!!
俺はお前を憎んでいるからな!!
でも、ユーリャがお前を大事に思っている以上は、俺は守るしかないだろっ
俺は、ユーリャの世界を守ってるんだからな!
か、勘違いしないでよねッ
(兵部に向かって指を指し、じたじたを足を踏み鳴らしつつ、最後はテンプレで締めくくった。)
まあ彼女の場合は、色々と特別だからな。人語を理解し発音した時もある。
(ちちち、と白猫を呼ぶ。するするとベンチの下をくぐり、
晶の膝の上に舞い戻る。そして、う゛るるると喉を震わせ守弥を睨み付けた)
(内心では、晶が死んだらにゃーのご飯がなくなっちゃうにゃ!
やめるにゃ!程度にしか、思っていなかったかもしれないが)
まあ美味しく頂かれては困るからな。理解が早い、万能な弟で助かる。
(腕を組み、じっと金髪碧眼の少年の言葉に耳を傾けた。
ここから知り得るのは、貴重な情報だ。一語一句、聞き漏らすまい)
(そして、告げられた推測。曰わく、彼ら姉弟の父親は、身内に殺されたかもしれない、と)
…ふむ。
(特には驚かなかった。それも可能性の一つとして十分考慮していた。
そして語られる現場の状況から察するに、二人の推測を裏付けるものばかり)
(自分は警察ではあるものの、刑事ではない。だが、何となく
これはそういう感覚なんだろうなと理解できた。真相に近付いた、手応えだ)
(一人思案に耽っていると、何やら久遠守弥がテンプレワードを
テンプレリアクションでのたまっている。これが彼に
想いを寄せている数多の女性ならば、ときめいていたかもしれない)
(ややあって、立ち上がった晶はにっこりと、どこか妖しさのある笑みを浮かべた。
そして晶よりも一回り以上厚い胸板にそっと手を添えると、きゅ、と背伸びをし、その首もとに唇を寄せる)
――――ありがとう。
やっぱりアリョーシャさんって、とても優しくて素敵な方ね。
(ふふ、と上目遣いに見上げながら、両手を合わせ甘い声で呟いた)
(が、それも束の間、やはり先ほど通りの無表情になると、再び訊ねる)
…それで、ゆりかを守るのが君の使命だと言った人物。その名前は分かるか?
人間の、言葉を……ッ
(口元を手で覆って、ちんまりとした子猫を見つめる。)
(……想像だけで、萌え死にそうだった。)
美味しく頂かれてりゃ、可愛げがあったのに。
(クスっと笑いながら髪をかきあげるときに、少しだけ首をかしげ、指先にくるりと髪の毛を絡ませる)
(その仕草は、ゆりかも似たような癖を持っていた。)
お前…さすがにこの話は、ユーリャには言うなよ。
ユーリャの夢の世界とは関係ねェ。
そんなこと聞いたら、ユーリャの心は今度こそ、死んでしまうかもな。
それに、あくまで推測なんだし。
……ま、限りなく果てしなく濃いグレーだと、俺の本能にみゅんみゅん突き刺さるけどな。
ぅ……っと。
(妖しくも美しい、笑み。)
(もう、何度も目にしてきた――動けない。)
(俺は、この顔に弱いんだ……)
(胸元に寄せられる、華奢な指先。見上げる、猫のような瞳。)
―――ッ
(首筋が、ぞくりとした。柔らかな感触、甘いシロップの声。)
(―――非常に残念なお知らせ。俺、ぜんぜん嫌じゃない。)
……そりゃ、どうも。
…………お前、ほんっと美味しくいただくぞ、そのうち。
―――氷室鷹。
一族の者に、一番近い日本人、だよ。
勿論だ。
彼女には何も伝えない、全て僕が勝手にやる事だからな。
だからもし僕が途中で死んだら、あの人には、僕は任務で他の街に出張になったとでも伝えてくれ。
そうして、あの人の中から僕を消してほしい。
もしこの子がその妨げになるようなら。…余所へ引き取ってもらうさ。
(不機嫌な白猫をなだめるように、その喉を優しく撫でてやる。
するとコロッとうさぎは表情を変え、すりすりと手に頬を寄せ始めた)
危険な毒物に手を出す覚悟があるなら、いつ何時でもご自由に。
足腰立たなくなるまで、お相手さし上げよう。
(本気とも冗談とも付かない言葉を返しつつ、しかし守弥の口から
その人間の名前が出た時は、思わず殺気の混じった視線を向けてしまう)
氷室、鷹。そいつが、君達を。
…と、これはまだ早計か。
良い死に場所をありがとう、久遠守弥。近い内に、殺されに行ってくるさ。
(カチリ、とケースのロックが閉まった音がして、同時にそれが
一人でに晶のそばへと寄ってきた。当然のように、子猫はその上に乗る)
【そろそろ〆だろうか?】
【まだ他にやりたい事があれば、遠慮なく言ってくれ。ただその場合、凍結にさせて頂きたい】
【こちらはやれることはやった感があるので、もうそろそろ〆ってとこだな。】
【じゃあ、残りは置きにするか?】
【再開は木曜日でも構わないんだが。】
【了解、ではお言葉に甘えて、今夜はここまでに。再開は木曜日を予定しつつ
置きレス、〆られそうならそれはそれで、でどうだろうか?】
【承知した。】
【もし都合が悪くなったらお互いに避難所に伝言、ってことで。】
【ではそのように。ただ、月曜から木曜日まで避難所を見れないかも
しれないので、返信はできないかもしれない。申し訳ない】
【今夜はお付き合い頂きありがとう、守弥。とても楽しませてもらったよ。
再開の日を楽しみにしつつ、今夜はここで失礼する。お休み、守弥くん。ノシ】
【こちらこそ、ありがとう。】
【すごく楽しませてもらってるよ。】
【ユーリャが拗ねるくらいにね。】
【おやすみ、あきちゃん。寝てるときくらいは、いい夢見ろよっ。】
【スレをお返しいたします。ありがとうございました。】
326 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 04:00:05.64 ID:4cFiVWWZ
くえん
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんへの、置きレス。】
>>320 死ぬって……お前、本気なのかよ。
(前髪の散らばる額に手をあて、呆れたように天を仰ぐ。)
(空はいつの間にか藍色が混じり、夜の訪れを告げていた。)
………っつぁ〜〜〜〜もう!!
俺が、死なせねぇから。
どうせしばらく休みだし、もしも万が一なにか行動を起こすのなら、絶対俺を呼べ。
コレは任務じゃないから、一般人を巻き込んだって別にいいだろ?
それに、俺は一族の人間だぜ?
しかもユーリャの弟だ。
一族の内情はある程度は知ってるし、それなりに顔も利くし戦闘も可能、お買い得物件!
しかも今なら、商品代金無料、送料と金利手数料は俺が負担します!
……商品代金が無料なら、金利手数料がかかるほうがおかしいのか…?
ともかく!
まだお前に言ってない情報も、あ・る・し〜
利用価値、あるんじゃね?
(含みを持った笑みを子供らしく浮かべ、にやにやと兵部を見る。)
愛する女のためには、なんだって利用する。
女のために自己犠牲の綺麗事ばかりで解決しようだなんて、虫が良すぎね?
そして勿論、女も手に入れる、ネコも飼う。
それが、デキル男だと思うけど?
―――あ、でも言っとくけど、協力はするけど姉を提供したりはしないぞ。
お前のこと認めたわけじゃないし。それとこれとは話別だから。
俺、自分で言うけど極度のシスコンだから。
お前は一度ユーリャを泣かせた罪は重い。
それに、俺が認めるしかないよーな、世界最強の男じゃねーとな。
(再び、今度はビシッ、と兵部の鼻先向けて人差し指を突きたてた。)
覚悟しておけでゲソ。
………それは、楽しみだな。
どっちが先にネを上げるか、根競べするまでもない気はするが?
体力は、俺の方がどう見ても上だろ?
俺にとっての問題は、あきちゃんの毒…だな。
その……
お前があきちゃんモードになるたびに、俺にじゃんじゃん残念なお知らせが届くんだよッ!
どぉしてくれんのッ!?
(今度はテンプレではなく、ぐわぁっと頭を抱えて本気で地団駄を踏む。)
(抱えた頭から手を離し、ふと真顔になる。殺意の含まれた視線に、背中をぞくりとさせながら)
……お前、鷹さんを疑ってんの?
…………ぁ、いや――
言われりゃ、そうだよな……今までは、絶対の信頼をしていたけれど、だけど
ユーリャの婚約者になるとか言い出した時点で、俺もちょっと変だ、と……思―――
(まずいこと言った。とばかりに、口を手で押さえる。)
(恐る恐るといった視線で、兵部をチラリと見下ろした。)
―――後見人って意味で、な。
ユーリャは、そこまで鷹さんに迷惑かけらんないからって、断ってる。
とにかく、お前一人じゃ鷹さんのところまで行けるかどうかも、ナゾだろ?
普段は偽名を使っているし、ヒムロタカ、なんてカッチョイイ名前も怪しいもんだぜ。
必要とあらば遠慮なく俺を呼べ、晶。
(ベンチの上に放置したままのボディバッグを持ち上げて、再び背中に掛ける。)
【置きレスにお借りいたしました。ありがとうございます。】
>>286 ああいうのは直視しちゃだめよ、気をしっかりと持つこと。
けれど目を閉じ暗闇に視界を閉ざすのは逆効果。
(大鎌を構えなおして振るう。
発した言葉は半ば自身へ言い聞かせるもの。悍ましいその姿は常人が直視するに耐えられるものではない。
無貌同様、外法の存在――――)
(それらが繰り出す触手を捌きながら考える。
何故、血を吸うのか?血を吸った後こちらに攻撃を仕掛けてくるのか?
また、龍岬を懐に潜らせるのを嫌っているかのように触手を動かしているのはなぜなのか?
此方を攻撃するだけならば姿を現さないほうが有利なはずだ。)
…………っ!
(思考を続けながら後退し続けると、背中に硬いものが当たる。
無数の触手に壁際まで追い込まれたらしい。
チャンスと見たのか、触手たちはあかりの前面を覆うかのように殺到してくる。)
っっ!!
(済んでのところで大鎌で触手群を遮る――も。)
っぁ!?
(工程が一つ増えただけだ。
邪魔な障害物である大鎌を弾いてからあかりを攻撃するという手順を踏めばいい。
それを体現するように闇色の大鎌が霧の空を舞った。)
【ロール再開にお邪魔します。】
【今回もよろしくお願いします。】
(無数の触手はソレ一本一本が独立した意思を持っている可の様に動きが不規則)
(その一本を握り潰したものの、それを繰り返す程の時間と手間暇はない)
(何とか触手の攻撃を掻い潜りたいトコロではあるが如何せん数に翻弄されているのが現状)
さて…こいつは少々厄介だな…
(次の一手を考えようと思ったその時―)
(少女を追い詰めた触手の群体が邪魔な彼女の武器と思しきものを弾き飛ばし)
!―マズイッ!!
(脚に「気」を纏わせ瞬間的に加速力を増加―「軽身功」の応用―で「異形」の横を滑る様に走り込み)
(少女を抱え込む―俗にいう「御姫様抱っこ」―と壁を蹴り込みその反動を利用して異形の真横に出る)
…危なかったな、大丈夫か?
(目の前の「異形」は獲物を寸前で横取りされた事に腹を立てているようだ―最もそんな感情があるかどうかわからないが)
まだ、いけるか??
(視線は「異形」を見据えたそのままで少女に問いかける)
【こちらこそ、よろしくお願いします】
【抱えた云々はちょと確定気味になってしまいましたが、自力で避けられるのであるなら】
【(間に割って入り込み触手を銃手甲で防ぎながら少女を庇う)と脳内変換してください】
(無数の触手が目の前に広がる。
そのどれもが動きが不規則、先に来たものから払っていけば問題ないとも思えるがそれで出はきっと間に合わない。
――ではどうするか。
考えているうちに蠢く肉の壁は迫ってくる。そのグロテスクな動き、表面に浮いた筋のようなものまで認識できて
そこで体が浮く。)
(認識できたのはめまぐるしく反転する景色と、力強い男性の腕が膝と背中に当たること。
しとしとと雨が降る中疾いものが異形の脇を自分事すり抜けていったことくらい。)
………全く紳士的なのね。
(整った顎、鍛えていることがわかる首筋を見上げながら呆れ混じりに呟く。
正直助かった。こんな場所でなければ感謝の言葉の一つでも吐けたかもしれない。
けれども、一人で何とかしなければならないことを考えると、あかりはこの行為は余計なことだろうと感じた。)
(内心で余計なことをするなと食って掛かりたい気分を押し込めて、龍岬の腕から降りる。)
――くす、か弱い女の子の手がなきゃ勝てないって聞こえるわよ?
ま、借りぐらいは返すけれど。纏え、「ヴェールを剥ぎ取る者」………!
(負け惜しみに皮肉を一つ。それから彼の異名を呼ぶ……今度はその同調率をあげるモノ。
そして、耳元で響く耳障りな声。正気を刈り取りそうな悪意と邪気の塊に深く呼吸をする。
雨で湿った衣服を纏った肩が寒さ以外の要因で震える。)
(――大丈夫だ、必死に近づかれまいとするアレを何とかするまでだ。それ自体に時間はさほどかからない。
ソレに触れている時間はそこまで長くない。)
(闇色のヴェールに全身をつつみ、燃えるような赤い瞳で異形を見据えながらつぶやく。)
それじゃ、何とかしてあげるわ。
私のフォローをするか、あいつにとどめを刺しに行くかはご自由に。
捕えよ「虚空の門にして鍵」――――
(右腕を異形に向け、新たな異名を言葉でなぞると腕が肥大化、成人男性を軽々一掴みできるほどになり
五指ともに指先が獣の爪のように鋭く尖っていく。
そして、一度その腕を引き、突き出すと異形化したあかりの腕のひじから先が虚空に消え去り――――)
『△■※※◆◆ぁglくぁwぐる!!』
(異形の眼前に巨大で禍々しい掌が現れ、鷲掴みにする。
異形は触手を乱雑に暴れ回らせ、自身を掴む腕を、あかりを、龍岬を見境なく攻撃し始め―)
まあ、な。ピンチになっている―それも美人を放置する程以ての外だからな。
それにしても…どうするか、だな…。
(と言い終わらない内に少女から皮肉をくらう)
…手痛い事を言ってくれる…が、正直困っている事も否定はできないな。
(そう話すと少女の雰囲気がまた変わる事に気づく―それもタダならぬ「力」に)
(その様子を黙って見ている―変容していく少女の右腕。それが醸し出す気配は例えるなら「恐怖」)
(だがそれも少女の言葉で我に返り―「らしくないな」と心中思う)
なら―お言葉に甘えさせてもらおうとするか。
(それだけ言うと再び「異形」に向かって走り出し―横に回り込もうと)
(その時既に「異形」は虚空にて「掴まれ」「声ならぬ叫び声」を上げながら?き苦しんで)
(その隙を逃さず渾身の一撃を右腕―銃手甲―から繰り出す)
―これでもくらえ!!―
(右腕の銃手甲(ガントレット)が「異形」の横腹に接触する刹那、耳を劈く爆裂音が辺りに響く)
(50口径マグナム弾×4発が「異形」の腹をブチ抜き爆砕―下半身と思われる部分が消えていた)
(「異形」は紅い体液を滴り撒き散らせながら痙攣を起こしているようだ)
―あとは、任せたぜ…「お嬢さん」
(冷たい視線を送り…ニヤリと笑って少女と「アイコンタクト」を送る―伝わるかどうかは別にして)
(のたうちまわる触手の一つがあかりの膝を打ち、赤くはれ上がらせる。)
………っっ!
(痛みに顔をしかめ、膝を折る。
いまいち何が起こっているのか掴めない。ヤツを掴むことは成功しているみたいだ。
しかし自分の眼は開けているのか?
耳に響く声はアイツの断末魔なのか?それとも奴らが呼ぶ声なのか?)
踊月!踊月あかりよ!!
(文字通り意識を闇に送られる前に聞こえた声。
どこか自分を馬鹿にするような声音に、喝が入る。手のひらで捕えたそれに力を注ぎ
下半身が吹っ飛んだぶん小さくなった異形を手のひらで握りしめて)
――ふぅ………こんなものかしらね。
(手のひらの中で完全に握りつぶすと闇がその肉片を跡形もなく食い尽くしていく。
用が済んだ門とヴェールを仕舞いこむと、冷や汗が浮かぶ額を拭って
強気に微笑を浮かべた。)
(そのまま「異形」は握り潰され―霧散した…ヤツ自身の体液だけを残して)
―ふう、なんとか終わったみたいだな、ケガが大丈夫か?
(未だ傷口から血が滴り落ちている左腕を銃手甲に添えてリロードをしながら少女の方へと近づく)
(「ガシャン」という鈍い音と共に「キンキンキンキン」と地に響き空薬莢が宙に舞い跳ねる)
(少女の右腕の変化を思い出しながらも短い間の“戦友”に声を掛ける)
そうか…踊月あかりというのか…こんな天気じゃなかったら「いい名前だな」とでも言えたんだがな…。
(シトシトと振っている雨空を仰ぎ見てから少女に顔を向けて)
俺は―龍岬 壱耶(りゅざき いちか)だ―
(軽く挨拶をしてから右手を差し出す―が急に左手に変えて)
悪いな…まだ「熱」を持っているから左で勘弁してくれ…最もしたくないならそれでも構わないがな。
それにしても…凄いな、アレは。まあ、ワケありなんだろうから深くは聞かないさ。
で…だ、これからどうするんだ?俺としては個人的に2,3話を聞かせて貰いたいトコロなんだが…。
そちらの都合もあるだろうからな??
(――少しづつノイズがかった音が正常に戻っていく。
無貌を行使している最中にあった気配も薄れていく、彼の名前も聞き取ることができた。
指田さえた左腕を見て――)
………礼儀を尽くすのもいいけれど、少しは自分の体の心配もしたら?
(肩をすくめて指摘するのは、差し出された左腕にこびり付いた血痕。
いくら動かせると言っても無駄に動かさないに越したことはないはずだ――もっとも自分も同じように
左腕に攻撃を受けているから、動かしたくないというのが大半の理由ではあるが。)
ちなみに私は心配無用。まだまだ動けるわよ?
…………話をするのは構わないのだけれど、水被ってるわ血で汚れてるわな格好で、かつ落ち着いて話のできる場所なんてあるの?
言っておくけれど、外は嫌よ。風邪ひいちゃうもの。
(どうやら、目の前の彼は「無貌」に少なからず興味を持ったらしい。
握手を求めるあたり、さほど悪い印象――少なくとも問答無用で押しかかってくるようなこちはないと信じたいが。
けれど、戦闘前後の落ち着いた様子を見ると今の雰囲気が自分が安全圏にいる保証にはならないわけだ。
唇を人差し指でなぞって、思考を続けて――)
ま、とりあえず、話を聞かせてもらいたい個人的な理由から聞かせてもらおうかしら。
心配してくれるのか?優しいんだな。
(と左腕の傷口に「気」を集中し始めると―滴っている血が緩やかになりー瘡蓋となって傷口を塞ぐ)
ふう…とりあえずはこんなものか…。まあ2,3日もすれば完全に治るか…。
とまあ、俺の方はこれでいいが、ついでだからキミの方も応急処置しておくか。
(彼女の傷口に掌を翳しそこに「気」を集中させ―治癒能力を促進させていこうと試みる)
そんな事が言える元気があるなら心配無用か…ま、それはそれでよかったんだが。
それもそうだな…雨は未だに振ってるしこのままじゃ風邪も引きかねないな…。
(取り敢えず自分が帰宅途中だった事を思い出し、一つ提案を出してみる事にした)
そうだな、キミさえ良ければだがウチまで来ないか?すぐ近くだし風呂と暖かい飲み物位は出すぞ?
最も初見のしかも見ず知らずの男についていく事に抵抗があるというのなら後日また改めてでもいいが。
そうだな…話を聞きたい個人的な理由は…キミに興味を持ったという理由じゃ不服かな?
(悪戯っぽい微笑みを見せながら少女の顔を見る)
それと…「情報」の交換をしたいっていうのもあるかな。
なんせ俺もこの街に来たばかりでそんなに詳しくないからな…で、どうする?
(あとは…彼女の返答次第。様子を伺いジッと見つめる)
そんなことないわよ。
理由もなしに無理をされるのも、その無理が自分の知らないところで自分のせいで行われるのも嫌なだけよ。
(と、何をしたのか龍岬の傷がふさがっていくのが見える。
あの武器を扱えるだけではなく、異能を持つ者というわけか。けどそれだけじゃ弱いな。
悪戯っぽい表情で語る自分と話したい理由は、ひどく個人的なものも。)
(恐らく自分と出自を同じとしている異形や、自分お子の力を調べるとかそういうものではないらしい。)
――ッッ?!
(翳された掌があかりの肉体を刺激する、さらにその中で異変が起こる。
あかりの体内に張り巡らされ根付いていると言ってもいい、「無貌」がざわめく。
まるで龍岬の気という外敵を拒むように気脈を巡り、あかりの肌を泡立たせて――)
(その反応にたいして、あかりは龍岬の手のひらから逃げるように反射的に肩をひいた)
――…………それじゃ、お言葉に甘えましょうか。
(龍岬の話す理由に納得がいったわけではない。
単純にこちらも龍岬に、「無貌」を刺激する力を持つ男に興味がわいたというのが一つ。
霧のせいで現在地がいまいちよくわからず、雨の中家路につくという気になれないのが一つだ。)
案内してくれるかしら、大した話にはならないでしょうし。
ついでに、話す時はその物騒なモノは外してくれると助かるわ。
(悪戯っぽい笑みに応じるように微笑むと右腕についた銃火器を指さした。)
【ごめんなさい少し席を外します。20分ほどで戻ります】
…俺の場合「異能」なんてモノじゃないんだがな。
人が誰しも生まれ持っている「力」を人よりも「ほんの少し」上手く扱えるだけなんだがな。
(もう何度目になるだろうかこのやり取り。しかし今まで遭遇してきた出来事を思い起こすとそう思われても仕方のない事か、とも思う)
(反射的に肩を引く彼女。それがなぜなのかはわからなかったが一つ言えるのは―)
(彼女の「気」の質が常人と違うという事―それがどう違うのかまではわからなかったが)
それじゃ―とその前に。
(と歩き出すが思い出したかのようにアタッシュケースを拾い上げ蓋を開き)
(その中へ銃手甲と空薬莢を収納すると―肩に担いで)
待たせたな、じゃあ行こうか。
―――― ――――― ――――― ――――― ――――― ―――――
(暫く歩く事約10数分―着いたのは3階建てのビル風の建物)
(扉を開けると吹き抜けの天井と左側にある螺旋階段が目を引く造りになっている)
ま、何もない訳じゃないんだが上がってくれ。
(そうして部屋の中央―居間らしき部屋に案内して)
それじゃ楽にしてくれ―それと今風呂と着替えを用意してくるから待っててくれ。
(そういうと壱耶は部屋から離れる)
(今には特にめぼしいものは見当たらないが本棚に…目を引く古い本が一冊)
(ざっと見た感じかなり古そうな本だが…)
【という訳でお話モードですね…それと本は踊月嬢の反応次第で決めようかと思います】
【展開等で(着替えの)リクエストありましたら遠慮なく言ってくだされば】
【いてらっしゃいませ】
【のんびりまってますのでお気になさらぬよう】
――やっぱりオジサマじゃない。
(部屋に通されてソックスを脱いだ裸足でぺたぺたとフローリングを歩く。
第一声がこの部屋を見て思ったことだ。
20代の若者が住むにしてはどうにもつくりがしっかりしすぎている。
そう感じるとそろえられた調度品もそこはかとなく高級感があるように見える。)
さすがに、濡れた姿でこんな立派な部屋汚す気にはならないわよ。
立ったまま待ってるから早くしてねぇ…………
(妙に間延びした声を出すと、くすくすと笑みをこぼす。)
(その後にあたりをもう一度見回す――螺旋階段の上は寝室だろうかなど考えそして目が留まる。
立ち並ぶハードカバー………歳に不相応な落ち着きには蓄積された知識という裏づけでもあるのか
割と少なくない量の本の中で何故かその一冊だけ妙に目がつく。)
………なにこれ。
大分劣化してる………古書ね。何かしら、タイトルは…………
(まずは背表紙に書かれている文字を読み取ろうと試みる。が、思った以上に劣化が進んでおり読むことはできそうにない。
しかし、何故かこの本から異様な気配を感じる。
背表紙をなぞる指先が震え、意味もなく喉が渇き、つばを飲み込む。こくりと喉を鳴らす音が必要以上に大きく感じられて――)
【お待たせいたしました。】
【龍岬さんの人格を疑われないような衣装でお願いします。などと言ってみます。
夕食等ありましたら遠慮なく言ってください。くらいです此方からは。】
それは…こういう造りにしたデザイナーに言ってくれ…俺のせいじゃない。
(バツが悪そうに言いながらそそくさと浴室に向かい風呂の用意をする)
(古い本の背表紙に指を這わせている踊月嬢の背後から声を掛ける)
待たせて悪かったな…ん?どうかしたのか??
(踊月嬢の様子をみて伺う)
今湯を貯めてるからシャワー浴びながら待ってるといい。それと…これ。
(言いながら手渡したのはタオルと着替え―といっても大き目のワイシャツと白のバスローブ)
よくわからんから適当に見繕ってきた。それと…そこの洗濯機と乾燥機があるからそれも使ってもらって構わない。
それじゃ身体が温まるまでゆっくりと浸かってくれ…それと飲み物のリクエストは何かあるか?
(それを聞いてから浴室へ向かって行く踊月嬢を見送ってから)
…これを見ていたのか、彼女は?
(ふうっと溜息を吐きながらその本を手に取る―挟んでいた栞に「Celaeno Fragments」と書かれたその本を)
【という訳で二択にしてみましたので踊月嬢にお任せで(笑い)】
【それとここらで一時中断をお願いしたいのですが…再開は20:00頃で大丈夫でしょうか?】
【すてきなにたくですね(棒)】
【中断了解しました。大丈夫ですそれでは、再開は20時で。
避難所で待ちあわせましょう。】
【それではこの場はいったん失礼しますね。お疲れ様です、またあとで。】
【ありがとうございます、それではまた後程避難所にて】
【ここまでのお付き合いありがとうございました、それではまた…】
【スレをお返しします、ありがとうございました。】
344 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 18:17:22.34 ID:4cFiVWWZ
腹減った
>>341 ふぅん………
(デザインその物とかそういうことではないのだが。
どうにもこれだけの住まいを維持できる要因をつつくのはよくないことらしい。)
別に待ってもいないしね。ちょっと興味深いもの、というか珍しいものが本棚にあったから
眺めてただけよ。それじゃ、お風呂借りるわ。
飲み物なんて適当でいいわ、お構いなく。あえて甘えるなら龍岬君と同じものでいいから。
(さて、何故かあの本に嫌なものを感じた。
どうしたものか、と考えながら踵を返すと浴室へと姿を消していく………)
(さっと体をお湯で温めて、雨で冷え込んだ体を癒している間にもあの本を見つけ、その背表紙に触れた時のことを考える。
なんだか、中の「無貌」が騒いでいるような錯覚――それが錯覚だったのだろうか?
そして浴室から出るとあかりは言葉を失った。)
…………龍岬君。なんで下が何もないのかな?
(じとっとした眼付きで現れるのはほんのりと頬を上気させたあかり。
その丸みのある体は、バスローブに包まれている――片手には男物と思われるワイシャツ。
女物の服があるとは思っていなかったけれども)
もしかして龍岬君ってそういうフェチの人?
【それじゃあ、続けてよろしくお願いします。】
(踊月嬢が入浴している間にアタッシュケースを地下室に運んでいく―メンテの為に)
(そうして一階に戻り暖かい飲み物―ダージリンティーを用意し、テーブルに持ってくる頃に浴室から出てくる踊月嬢)
(その容姿は湯上りという事もあってか先程とは全く見違えたのだがなにやら眼つきがおかしい)
(そう思った次の瞬間、紡ぎ出された言葉は至極当然のもので)
ああ、すまないな。女性用のものが生憎と置いてなくてな…すまないが乾くまでの辛抱という事で許してもらえないか?
…まあ女性用の下着類があったらあったで何か言われる気がしないでもないがな。
(悪びれたように言いながら座るように促してテーブルに入れたてのダージリンティーを置く)
砂糖とミルクがいるなら適当に使ってくれ。
(テーブルに砂糖とミルクも一緒に並べる)
それにしても…結構似合ってるぞ、その恰好…と冗談はこれくらいにしておいて、だ。
(ダージリンを一口啜ってから踊月嬢の顔を見て)
さて…まずは何から話したものか…。
(頭を軽く掻きながら踊月嬢を見る…彼女からの言葉を待っているかのように)
【こちらこそ、改めて宜しくお願いします】
(いや、置いてないのはわかってるわよ。
私はなんで男物でも下を用意しなかったかと――と言及を続けそうになったのを堪える。
喚きたてたところでこちらの印象が悪くなるだけだからだ。
だからため息を一つつくのみで終わらせる。)
こっち見ないでよ。
(視線から逃れるようにぺたんと座り込み、そわそわとしきりに腰回りを気にして裾を引くように
膝の上に手を置く――まぁ、その所為で胸元が開いて、鎖骨から寄せれば簡単に谷間ができるであろう白い胸元が
バスローブの襟元から覗く。)
私が聞きたいのは、あなたが何を――そうね、どういった技術を使っているのか。もしくは異能を有しているのか。
そのあたりから聞かせてもらいましょうか。
(言った後にちらりと先ほど見ていた本の方に視線をやって。
それから視線を戻し、考える。此処はどうにも「無貌」が落ち着かないものが多いらしい。
龍岬の力しかり、さっきの本しかり…………だ。)
努力はしよう…だが不可抗力という場合もある事を想定してくれるとありがたい。
(そういうと後ろの棚からプランケットを取り出して彼女に手渡す)
それを使うといい、いくらかは違うと思うからな。
さっきも話したが俺は別に何も特別な力を持っているワケじゃない。
人が生まれた時から誰もが持っている「気」というヤツが人より上手く扱えるだけさ。
そうだな…「気功術」と言った方がわかりやすいか?
最もそのお陰で「身体強化」や「治癒能力」の促進・向上が促せるのさ。
…といったトコロで納得して貰えるとありがたいんだがな。
ところで…さっきからあの本に興味があるようだが…読んでみるか?
結構古いモノらしいんだが…俺も前に読んだがね、内容が内容だけに信じられなかったが…ついさっきまではな。
(そういって本棚に近づいてその本を取り出すと―踊月嬢に手渡す―その際視線が彼女の胸元に一瞬目が奪われたのは内緒だ)
(その本には――「Ceraeno Fragments」と書かれた栞――が挟んである)
(書かれている内容は荒唐無稽の話―といってもどうやらある眷属の事が詳細に記述されておりその中には先程の「異形」の事も書かれていた)
【ここで出した「Ceraeno Fragments」も本来のモノとは違いアレンジして生物図鑑(?)チックな物にしてみました】
急に言動が俗っぽくなったわね…………
(皮肉りつつブランケットを膝上に駆ける――60分もあれば乾燥まで終わるだろうか。
結構いいのを使ってたみたいだし、早めに終わってくれるに越したことはない。
そんなことを言いつつ戦闘前後の彼に比べて妙に言動が俗っぽい龍岬に顔をしかめる。
まぁ……此方の方が若者らしくはあるのだが。)
「気功術」…………ね。それであの時傷口がふさがったりしたの。
ま、問題はその後なんだけれども。
(素直に全部本当のことを話しているのだろうか?
弱点や、それを連想させるようなことを離すのは伏せるだろう。この街の夜を歩くならば
そうするのが普通だろう。
眉を寄せて考える――では何故その技術をあかりに使われるのを拒んだのだろうか。
考える。そして………)
ええ、後は自分で考えるわ。とにかく「気功術」とその効能の仕組みがわかれば何とかなりそうだしね。
(手渡された本を開く。そして栞の文字…………「セラエノ断章」?蜂蜜酒の製造法やハスターに関する記述をまとめた本だ確か。
少なくとも作中ではそういう扱いを受けている。人類が怪異に立ち向かうためのキーアイテムでもあったか。
そして………………)
星の精――ね、まさかあんなのまで出てくるなんてね。
あと私がコレのことが気になった理由がわかったわ。
(………「無貌」の天敵、「火神」の召喚に関する記述が含まれているはずだ。
まぁ、ぱらぱらとめくったところ基本的に図鑑のようだが………それでも、あかりの息は上がっていった。
内包した「無貌」がざわめく………先ほどの異形に対処するために浸食率をあげた。
それに加えて奴を刺激する書物の存在――――)
はぁ、はぁ、はぁ………ん………ふぅ………
(――精神のすり減り方が半端じゃない。本を閉じ、お茶を一口飲んで深く息を吐いた。)
ひとつ言っておくわ、それを書いた人たち事態は作り話だと思ってるようだけど。
それと似たような存在はこの街に沸いてる。
俗っぽくてなあ…俺は仙人でもなければ僧侶でもない…一学生だっていう事を忘れないで欲しいんだが。
それに…美人と一緒にいて悪い気がしないのは男ならごく普通の事だと思うが?
(自分を正当化するワケではないのだがあらぬ誤解を招かないよう促してはみるが…)
ありていに言えばそういう事になるな。ま、その辺はあまり気に病んでも仕方ない事だと思うが。
そのうち何らかの因果関係がわかるかもだしな。
まー今更なんだが…この街に来てからというもの、色々と遭遇したからな。
今更何があっても大概の事じゃ驚かなくなったよ…お陰さまでね。
それにキミもワケありのようだし…。
ああ、そうみたいだな。アレと戦っている時にどこかでみた特徴だったからな…。
しかしあんなのと遭遇して生き残れたのは運が良かったというか…キミのおかげだな。
(その本を読んでいる彼女の様子が少しづつ変化してきてるように見える)
(心配になり顔を覗き込むようにして彼女の顔色を正面から覗き)
顔色が悪いようだが…大丈夫か?
みたいだな…「クトゥルフ神話」大系だったか?俺も詳しくは知らないが…おとぎ話程度でしか耳にしなかったからな。
それはそうとだ、それはキミが持っていた方が役に立ちそうだな…。
もしなんなら持っていっても構わないぞ?その方が俺がもっているよりも有効に使ってくれそうだしな。
(そう話終わると乾燥機が終わったのか、終了の音が室内に響く)
(窓を見るとまだ雨がシトシトと振り続けているが…時間もかなり遅くなろうとしている)
さて、今夜はどうする?帰るにしてもタクシーになると思うが…
もし泊まっていくというなら寝床を用意するが?それと朝食もつけるぞ??
(冗談じみた問いかけを踊月嬢にしてみる―あとは彼女の返事次第だ)
………口説いてるつもりなら減点よ、それ。
夢なんて長く見ていたいものじゃない?
(悪戯っぽく笑いながら、軽く手櫛で髪を梳く
皮肉じみた指摘ではあるが、逆に言えばそういうことを意識していないということは
口説いているつもりは全くない、ということだ。それはそれで面白くないのである。)
人体には未知の力が宿ってる…………ってわけ?
(だからこそ余裕ぶって微笑んで髪をはらう。
御世辞か、純粋な賛辞か。それをさも当然であるかのように受け、胸を張って見せる。
盾や囮に使う気満々で、アレの性質を見極めるためにカットにはいらなかったりしたあかりのおかげなどあり得るわけがない。
単純に龍岬自身の実力だろう。生き残ったのは。)
ああ、気にしないで………ちょっとのぼせただけだから、ふう………
そんなに覗き込まれると恥ずかしいわ。
(軽口で済ませているが、これほど薄着で異性の前に出るなどといった経験はさすがに無い。
顔を覗き込まれる以前に、その視線を向けられること自体恥ずかしかったりするが。
例によってあまり良い結果になるとは思えないので強気に、なんでもないように振る舞う。)
そこまでしてくれなくていいわよ。
初対面の男の家に上り込んだのは単純に君の力に興味があったからで、それ以上のことはないわ。
もっとも、それ以上の収穫はあったけれどね。
お言葉に甘えてコレは持っていかせてもらうわね。
(そう言って、「Ceraeno Fragments」の表紙を龍岬に向けて)
着るものが乾いたら一人で帰るから、気にしなくていいわ。
大丈夫お金もあるから心配しないで。
…それは口説いて欲しかったという事か?
ま、初対面の女性にそんな厚かましい真似は流石に出来んよ。
(そう言っても軽く手櫛で髪を梳く仕草には見惚れていたのだが)
直ぐに覚めるから夢なんだろうさ。良くも悪くもな。
未知の力…じゃないさ。元々は皆持っている力でそれが認識できるか出来ないか―それだけの違いだよ。
ま…俺が言えた義理じゃないがくれぐれも無理はするなよ?―といっても聞きそうにないか。
(フフッと笑う―さっきの行動を思い出しているのだろう)
ああ、すまなかった…。少し具合が悪そうに見えたものでな。
それに…さっきの戦闘の疲れでも出たのかと思っのさ…。
(彼女の顔が些か紅く見えたのは気のせいだろう)
なら…そこまで送らせてもらうさ。この時間での女性の夜道の一人歩きは危険だろうからな。
…そこで「俺と一緒に歩く方が危険なのでは?」というツッコミはしなくていいぞ。
どうやらすっかり洗濯も終わったみたいだし…と、そうだ。
(懐から携帯を取り出してから踊月嬢に目配せをして)
もしよかったらだが…今後とも情報の交換等をしたいんだが…構わないか?
【そろそろ〆でしょうか?こちらとしては特にやり残しは無いので(次回の伏線もGETできましたし)】
【踊月嬢の方で何かあれば遠慮なく】
無理なんかしないわよ、してもいいことなんかないもの。
自分ができる範囲でしか行動なんかできないわ。
(そう言って立ち上がり、再び浴室へと歩みを進めて
数分後にここに来たのと同じ服装で出てくる。何度か衣服の状態を見て
まぁ、もうこのブラウスはダメだろううな、と結論付ける。)
そうね、貴方にはこれからも何か聞くことが出てくるかもしれないし、ね。
この本の出所とか…………
(承諾すると、同じように携帯を取り出し、キーを叩く
一連の行動で連絡先を交換し終えると玄関に向かい――)
あら、そういうことする気があるならやめといたほうがいいわ。
挽肉になりたいなら話は別だけれどね。
それじゃ、お世話になったわね。送るまで世話を焼いてくれるにせよ…………ね。
(そう言って屋外へ出る――何とか雨は止んでくれたらしい。
これならもう何かに遭遇することはないだろう………少なくとも今夜だけは――)
【それではこちらはこんなところで〆とさせてもらいます。】
それならそれでいいさ。死んだらそこでTHE END。リベンジの機会すらないんだからな。
ま、どうしても困った事になったら俺を頼って来ればいいさ…役に立つかどうかはこの際別にして、さ。
独りで抱え込んでも解決できない時はできないんだ…そんな時は愚痴の零せる相手が一人くらいはいた方がいい。
(そういって着替えてきた踊月嬢をみて一言)
やっぱりダメになったのか…なんか巻き込んだようですまない。
(と軽く頭を下げて謝罪するのであった)
(連絡先の交換を終えて携帯を懐にしまう)
ああそれか?中華街で古本関連を扱ってる店があってな。何でも上海から流れてきたらしい…。
詳細はそこの親父に聞けばわかるかもだが…今度行ってみるか?
キミを襲おうとする男が気の毒に思うよ…さて、それじゃ近くの大通りまで送るよ。
そこならタクシーも拾えるだろうし…来るまでは話でも付き合うさ。
(彼女の前を歩きながらふと夜空を見上げ思い出す―そういえば明日は課題のレポート〆切日だったっか―)
(だが――今だけは忘れよう――取り敢えずは)
【それではこちらはこんな〆で…セラエノ本は生物図鑑みたいなモノだと思って下されば(オリジナルはアレですが)】
【休息を挟んでの長いロールにお付き合い頂きありがとうございました…また機会があれば宜しくお願いします】
【此方は十分楽しめました!踊月嬢も楽しんで貰えていればいいのですが…】
【それではお先に失礼します、お疲れ様でした…おやすみなさいませ。再見!】
【スレをお返しします…ありがとうございました】
【クトゥグア召喚方法とか書いてある本ですものね………セラエノ。
此方こそ、長い時間楽しませていただきありがとうございました。又よろしきお願いします。
落着かれさまでした、おやすみなさい。】
【私からもスレをお返しします。ありがとうございました。】
【守弥くんへの置きレスに、一レスお借りしますね】
>>327 勿論、死ぬつもりなどない。
だがこの世界は、そんな人間が何人も死んでいく場所だ。
故に可能性の一つとして考慮し、対策を講じておくのは必要だと僕は思っている。
………。
(それは駄目だ。推測通りなら、敵は一族の仲間でも平気で
殺すような人間だ。行動がバレてしまったら、君の命が危険に晒されてしまう)
(しかしそう伝えた所で、守弥は引き下がったりはしないだろう。
そして彼の言葉は事実であり、その立場と戦闘能力は非常に役に立つ)
…分かった。必要な時は連絡をさせてもらおう、守弥。
(確かに何でも利用すると言ったが、守弥の命を危険に晒す以上、
見返りが相当なものでなければ賭ける気にもならない)
(だから、ここ一番という場所でのみ、そのカードを切らせてもらう。
それまでは、危険が及ばない程度に調査を進めてもらおう)
君に攻めるスキがあればの話だがな。
…それは知った事ではない。まあこう考えればいいんじゃないか?
その方が、人生を二倍楽しめると。
(元より女装は兄に好かれようとしてやったものだ。口調や声使いは
あの時守弥に見つかってしまった時に、咄嗟に作ったものだったが)
(どちらにせよ、男性を意識したものであるので、特にそういう
趣味でなくとも、それなりに反応してしまうのは、変な事ではないと思っている)
(もし彼が対価に望むなら、自分は構わない)
(聞く所、その氷室鷹と呼ばれる人間は、一族内部ではかなりの信頼を
得ているようだ。日本人でありながら、一族の人間と親しいのは、
少々不自然だ。ゆりかの父親が日本を訪れた際に知り合ったのか―――)
(いや、待て。彼は何と言った―――――婚、約者?)
【1/2】
…身内の贔屓目をなくせば、疑うべき所は多々あるだろう。
ましてや後見人になるだけなら、無理に婚約をする必要ない。
僕の場合は、父親が遺書を残していた。
それにゆりかの母親を差し置いてそこまで彼女に近付こうなど、不審な動きだ。
(少しだけ、心臓の鼓動が早くなったのを感じる。だが、大丈夫だ。
どうでもいい事だ。彼女が誰と結婚しようが、自分には関係ない)
一つ断っておくが、僕は別に君からゆりかを提供される気も、その氷室とかいう男から奪う気もない。
彼女が誰を愛するかを決めるのは、君でも氷室でもなければ、ましてや僕でもないだろう。
彼女が―――久遠ゆりかが、決めることだ。
(今の自分が彼女に関して考える事は、その体を蝕む病を治す手段だけだ)
ああ、分かっている。頼りにさせてもらうよ。
(ロシアのエージェントの一族に、日本の治安維持組織である警察が
関わるとなると、波風が立つだろう。仮に偽名を使っているならば、叩けば
埃が出る体とはいえ、迂闊に表立って動く事は出来ない)
(警察の力を利用できるのは、精々情報面でくらいか。
それより先は、単独…いや、二人で行動するしかあるまい)
【お借りしました、お邪魔しました。ノシ】
358 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 14:28:24.74 ID:PTbOy2Uu
、
【ロールの解凍に借りる】
【アンジェラ ◆rdAV3DcvpI のレス待ち】
【時間を指定しておいて、本当に申し訳ないのですが】
【体調が優れないゆえ、本日は中止していただきたいと思います。】
【明日には必ず置きレスをするようにしますので、その際に】
【このまま置きレスで締めるか、再度回答をするか決めていこうと思います】
【大変お待たせしてすいませんでした。お先に失礼します。本当に申し訳ございませんでした】
【っと、マジか】
【仕方ない。置きレスでお願いする】
【身体は大事にするように】
【お疲れ様。ではこちらも落ちる】
>>301 成程。無理やり引き出された、ですか。
(そう言われてみれば、自分には思い当たる節がある)
(だが、先程までの紅裂と今の彼が同一人物であるとは、俄かに信じがたい)
(紅裂も心の奥ではあんなにも脆いというのか──)
実質的な被害は無し。
言ってしまった事については、触れない方向で対処。
そして、当の異形は撃破。
結果だけ見れば、そう悪くありません。
(宙を見上げながら、呪文書を手の中でまわす)
(先程までは全く気にならなかった祭りの喧騒とハロゲンの光を感じれば)
(苦笑して紅裂へと背を向ける)
それでは、また何れです。
貴方こそ、お気に入りのコートはちゃんとクリーニングへ出しておくように。
(適当な言葉を付け加えれば歩きはじめ、林の中を進んでいく)
(未だに整理しきれない感情を抱えたままふと空を見上げれば)
(街の祭りの物にしては大輪の花火が上がっていた)
【お待たせしました。この度私ははこれで締めさせていただこうと思います】
【また、決闘等も互いの都合がいい時にじっくり出来たら良いなと思っています】
【やや半端になってしまって申し訳ありませんでした。お相手、ありがとうございました】
363 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 23:58:29.76 ID:/eLdoBg4
秋
【
>>259で待機してみるんだぜ。どなたでも気軽にどーぞ】
【待機中失礼】
【置きレスに借りる】
>>362 ふん……
(鼻を鳴らして愛しき宿敵を見送る。またいずれなんて言葉はいつだって不確定だ)
(けれど、だから、いつだって必死に生きて約束の日まで生き延びる)
(紅裂拓兎とて、それは同じこと。その背中が消えるまで見送ると、夜空を見上げる)
景気のいいことだ。
(夜空に咲き誇る大輪の花。咲いては散り、散っては咲く)
(――何も変わらない。何も変わるはずがない。だからこれからも二人の関係は変わらない)
(例え引き出されたあの言葉があってもなくても、結果は同じこと)
(言っても言わなくても辿る結末は同じこと。それが今日、確かに証明された)
(――アンジェラも繋がりを求めていた。歪でも醜悪でもいい、ただひとつの繋がりを)
(それもまた今日、この日、確かに証明された。証明されて、しまった……)
ぐぁぁぁぁ!
あーあーあーあー!
(喚きながら頭を抱えて蹲る。ああ、死にたい。その癖、イライラする)
ぐおぁ!死ね!死ぬ!死ね!むしろ俺が死ぬっ!
(喚きながらその辺にある木をガシガシと蹴りつけて八つ当たりを開始する)
(当分、この何とも形容し難い気持ちは収まりそうになかった……)
【気にするな、機会はまたある】
【これで〆だ。お疲れ様。またよろしくな】
【置きレスに借りました。これにて落ちる】
【んっ、一度撤退っ】
367 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 00:13:13.66 ID:bVNYN6Jp
撤収
【
>>259で待機ー。名無しでも一見さんでも、キャラハンさんでも、
いつでもお気軽にどーぞー】
【退却ー】
370 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 23:01:34.50 ID:bVNYN6Jp
終了
【名前】瑞谷 愛華(みずたに あいか)
【年齢】13 中等部1年C組
【性別】女
【身長】144cm
【3サイズ】71-54-77
【容貌】青みのかかったショートカット
【能力】〜水流操作〜
空気中の水分を集合させ、それを自在に変化させて使用する
現在:鞭状・球状・壁状・糸状
【希望】NGを除いて基本的に何でも
【NG】排泄や切断など、他にグロいことはダメです
【弱点】流行(特にファッション)・電気系統の攻撃
【備考】家族を初等部卒業前に事故で亡くして現在ペットのむーちゃん(椋鳥)と新聞配達のバイト生活
ちなみに親権はアパートの大家さんで何かと世話になりがち
住居は生活に困らない程度の小さなアパート 料理・裁縫など、家庭的なことが得意
貧乏生活なので、専ら制服やジャージ姿でいることが多い(私服は稀に着る程度)
能力発覚後は戸惑いながらもそれを受け入れ、「夜」の世界を生きていくためにその能力を使いこなすべく、
日々体力トレーニングや能力を使いこなすための特訓を行っている
最近大家さんの指示で携帯を持つようになったが使い方に悪戦苦闘している様だ
【久々に時間が出来たので待機させて頂きますねー】
372 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 21:30:07.36 ID:R6YAhrVT
いいね
【それじゃあそろそろ失礼しますねー】
374 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 17:45:01.38 ID:7A2lA/Bl
よし
【こんばんは。お相手よろしいでしょうか】
【こちらは
>>13になります】
【どうも、ありがとうございます。】
【こんばんは、プロフ了解です。】
【何か希望シチュとかありますか?】
【ありがとうございます】
【お声をかけておいて何とも心苦しいのですが】
【実はそちらのプロフがあまり良くわかっていないので…】
【そちらのご希望に全面的に乗っかろうと思います…】
【事前におっしゃっておきたいことや、ご相談などがあればお願いします】
【書き出していただければ、アドリブで合わせて行きます】
【対戦でも、共闘でも、何かきっかけさえあれば日常会話的な物でも大丈夫です】
【ええと、じゃあ】
【1、夜歩き中異形狩りの人と遭遇、殺っちゃったところに遭遇、恐らく戦闘?】
【2、適当な異形に遭遇。共闘かどうかは任せます。】
【3、通ると何者かに後を尾けられる路地。とある呪文を唱えると助かると言われているが?】
【この中から何かあったらどうぞー】
【3が面白そうです】
【都市伝説のようにそう言う噂が広まっているのでしょうか?】
【何も知らずに通りかかるのがこちらの方が都合がよければ、こちらから書き出しましょうか】
【路地やその「言われている」内容に設定がおありなら、そちらの書き出しで描写していただけると助かります】
【了解です。】
【はい、お察しの通り都市伝説とか怪談として周囲に伝わっています。】
【知らずでも、知っていて近道だからとかでも大丈夫ですので】
【とりあえず内容は書き出しますね。しばしお時間いただきます。】
【了解しました】
【書き出しをお待ちしてますので、どうぞごゆっくり】
(この街に限らず、都市伝説や噂話というものはどこにでも溢れかえっているものだ。
老婆に追いかけられる道路や、寝る前にとあることをすると夢に何かが出るなど。
その種類は多種多様、様々だ。
――この街でもそれは例外ではない、ただし。この街と他ではその意味はだいぶ異なってくるが。)
(――街の中にあるとある路地。
コンビニと定食屋の間にある小さな路地だ。そこは薄暗く、街灯もない細い路地。
その路地をとある時間に抜けると、それからナニカに後をつけられるという。)
(始めは何かの気配、次にひたひたと何かが歩いて此方を追ってくる気配が本格的に漂い始める。
最後に何とも言えない悪臭が漂ってくる――こうなってしまうと逃げられない。
それではどうするか――こう唱えればいい。「りゃおたんはあっち」と………)
【こんなうわさ話で】
【それではよろしくいお願いします。】
(遠い他校との合同練習会があって、帰りは遅くなった)
(パートナーからは、もう二本もメールを受け取っていて、早く帰らなくてはと気が焦る)
あ、ここ……
(そのコンビニは時折利用することがあった)
(そして、その向こうの定食屋は、大食らいな恋人と数回足を運んだことがある)
(その時聞いたのは、この間の道を抜けると彼のマンションへの近道だと言う事)
(日頃は自分の家に帰るので、ここを通ることはない)
(学校から彼の部屋へ直行する時は、ここを通ることもあるが、たいていは明るい時間で)
(こんな遅い時間になってから通るのは初めてだった)
急がなきゃ……
(携帯を出して歩きながらメールを打つ)
(もっと日頃、友達とたわいもないうわさ話などをしていれば。ここを通ることは無かっただろう)
(だが、余りにも超然としている普段の態度が、災いしたのだった)
(メールを打ちながら歩いていたために、その気配に気づくのは遅れた)
(はっきりと足音……ひたひた、ひたひたとこちらを追ってくる音が聞こえて初めて足を止める)
(その足音をやり過ごそうと立ち止まり、振り向いた時……)
【ではこちらもこんな感じで乗ってみましたが、いかがでしょうか】
【訂正やお申し出などはいつでもお気軽にどうぞ】
【改めまして、今夜はどうぞよろしくお願いします】
(振り向けども何の姿もない。
だがはっきりとナニカの気配はある。姿はなく、そこにあるのは夜の路地の光景だが。
そこにはある………一部の人間にとって、この街にはありふれた異形の気配が。)
(秋も半ば、もうひと月もすれば冬だというのに生暖かい空気が漂ってくる。
次に歩き始めた時、どこからか漂ってくる匂い――何とも形容しがたい悪臭。
それに気づいた時、ひたひたという足音は大きく、先ほどまでの気配は大きくなっていき――)
【ええと、噂話自体を知らないという風に処理しましたが、大丈夫ですよね?】
え…?
(振り向いた時には何も見えなかった)
(なのに何かの気配は、むしろ濃くなって行く一方で)
なにか……いるの?
(不意に周囲の温度が上がったように感じた)
(まるで浴室の戸を開けた時のような、湿気と生ぬるい温度)
う……っ
(思わず手で口元を覆う)
(耐えがたい異臭に取り巻かれ、もはや状況の異常さは疑うべくもない)
そこにいるのは誰?
(携帯をしまい、その手にエネルギーを貯め込んで行く)
(口を押さえながらの問いかけは、少しばかり鼻づまりな声で、いささか間が抜けている)
(充電している指先に、ピシリとプラズマが走る)
【その解釈で大丈夫です】
【よく知られた噂話を知らなかったということでお願いします】
(問いかけに応えるようにその姿は現れる。
猿か何かのように長い前肢、比べて後肢は短い。顔つきは犬と猿の中間といったところか。
原始人などのそれに近いかもしれない。
ただし、その顔に眼はなく、大きく開いた口からは腐臭の原因と思われる吐息が吐き出されている。)
『るぅおぉぉ………』
(奇妙な鳴き声を一つあげる。
次に、身を屈めると鼻を鳴らす―――そして伊織に向き直り四肢に力を籠め
大きく飛びかかる――――)
…っ!
(街中の、それもまだ完全に人通りが絶えてしまうほどでもない時刻に)
(こんな大物が現れるとは思っていなかった)
(だからこそ、人口に膾炙するうわさ話になってもいたのだが)
(日頃、友人たちとおしゃべりすることなど余りなかったので、聞いていなかったのだ)
どうすれば……っ
(ここで稲妻を起こしたりしたら、大騒ぎになってしまうだろう)
(音を出さずに電気を流したければ、直接接触するしかない)
(そう思った瞬間、大猿が跳躍した)
…きゃぁっ……!
(小さく悲鳴を上げ、猿を避けたが、受け身が上手くいかず、まともにひっくり返る)
(大事な背中を強打して、一瞬声が上がらなくなる)
この…っ!
(振り向きざま、周囲もはばからずに怪猿に雷をぶつけた)
(閃光と同時に、自動車が派手にクラッシュしたような音が響く)
(振り下ろした長い前肢は空を切り、アスファルトを打ち付ける。
標的を見つけるために地面に鼻をこすり付けてにおいを嗅ぐ。
そうしてから伊織の方へ向き直り――)
『ぅをぉうぅっ!』
(顔面に直撃した雷撃が皮膚を焼き、顔にまだら模様をつけ
あたりに腐った肉を焼いたような異様なにおいをまき散らす。異形はがふがふと息をまき散らしながら
再び伊織に向き直り――――)
――うわ、何この匂い。
妙な音が鳴ったと思ったけれど…………
(さらにその異形の背後から、学園の高等部一年の制服に身を包んだあかりが現れ
眉間に皺を寄せながら異形と伊織を見比べる。
その後でめんどくさそうな顔をして……)
なに、アナタ襲われてるの?
(そういうとため息交じりにカバンを担ぎなおした。)
っ……はぁ……はぁ……
(重い物を投げつけた直後のように、息を弾ませ、力を蓄えようとする)
(鉄パイプでも落ちていないかと周囲を見回した時、その声が聞こえた)
あなた…!
(見られた、という焦りと、少なくとも自分の正体はばれていないのでは、という現状認識)
(無関係な人間を遠ざけなくてはという意識とで、すぐには動けなかった)
(襲われている振りは論外だが、自分もこの巨猿とは無縁なのだと知らせなくてはならない)
あぶないから、こっちへ来ないで
(結局出たのはそんな言葉だけだった)
【すみませんこのあたりで凍結お願いします。】
【月曜か火曜の21時以降でしたら再開できると思います。】
【お疲れ様でした】
【17日月曜日の22時からでお願いできますでしょうか】
【はい、それでお願いします。】
【それでは今夜はありがとうございました。おやすみなさい。】
【了解いたしました。次回もよろしくお願いいたします】
【スレをお返しします。ありがとうございました】
【名前】赤屍 繰環(あかばね くるわ)
【年齢】享年17歳
【性別】女
【身長】177cm
【3サイズ】89/59/81
【容貌】
何も収まっていない右目を隠すような長い黒髪、腰の辺りまで垂らしている
それ以外は一見普通の女子のようにも見えるが、服の下の部分はつぎはぎだらけ
【能力】
特殊な能力は今のところない
戦闘は強靭な肉体を活用した白兵戦と、大口径の火器による射撃戦が主
【希望】バトルも日常も問題なし
【NG】勝手に殺されたりされるのは御免だ
【弱点】物理的な手段でしか攻撃が出来ない、頻繁に大量の血液が必要となる。
【備考】
死体に特殊な処置を加え、改造・蘇生されて造られた死人兵
改造処置により、強靭な肉体と再生能力を手に入れている
また、それ以外にも何らかの能力が存在しているようだが、本人は把握していない
兵器としての改造を加えられ、どこかへ輸出される際に脱出し、現在この街に潜伏している
ただし、身体を維持するためには定期的に血液の補充が必要となる
生前の記憶はほとんど失われているが、微かに残った記憶を頼りにこの街を訪れた
【さて、新参者だが挨拶はまた次にさせてもらうとして】
【ひとまずは自己紹介だけは済まさせてもらおう】
【また、近々顔を出すこともあると思うのでよろしく頼む】
396 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 01:58:55.33 ID:PpLE9/ij
新人
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんへの、置きレス。】
>>356-357 (進んで死ぬつもりは無い。無論、そうだろ。)
(ただ、死ぬ覚悟はあると。いつでも、死ねる、と。)
(…あの、姉のため?)
(それとも、大人たちの、一族の道具としか見られていない憐れな子供を救いたい。)
(そんなふざけた正義感?)
(解からない……)
(小さく首を横に振り、溜息を漏らした。)
(必要なときは、連絡をさせてもらうと言った。それを今は信じよう。)
人生を、二倍ね。
(電燈にもたれたまま伸びをして、体勢を整える。)
(なんでこうも、この齢もそうかわらない、かわいらしい少年にいいように言われているのか。)
(考えただけでムカつくが、顔を見ると心が溶けどうになる。)
(こんなに強くてしっかりしているのに、可愛いなんてなんかのズルだろ。)
ま、どっちにしろ俺がどんだけ誘っても、お前はノってこないだろ。
俺に惚れることもないだろうし。
ヤるだけ、損って感じ。
お前は、趣味の悪いことに、あのちんちくりんが好き、っつーんだからな。
ユーリャ、ちんちくりんだろ。
俺は、お前の気持ちも鷹さんの考えも、1ミリたりとも解からんわ。
(呆れた顔をして、片手をひらひらとさせる。)
俺にとっては、姉として大切な存在だけど、女としてはてんでダメだね。
あの身体が、って話じゃないぜ?
身体は事情があるから、仕方ねーだろ。
それよりも中身。
ありゃ、中身がまだまだちんちくりんのガキだ。
ま、俺が姉をそういう外界のものから守ってたってのもあるけれど。
だから俺にとっては、姉がちんちくりんでオッケー、問題なし、ハラショー。
なにも知らない解からない子供が、愛なんて決めることは出来ないだろう。
(少しだけ勝ち誇ったような顔をして、兵部の鳶色の頭をぽんぽんとなでてみる。)
(これ、一度なでてみたかったんだ、感無量。)
(個性的に跳ねた毛を、ちょいちょいっと指先で弄ってから、手を離した。)
じゃ、今夜はもう帰って寝るよ。
俺、なんだかんだ言って、実はまだガキだし。
夜寝ないと、身長伸びないって聞いたからな。
ユーリャは、帰ってきてるかな?
もし夜道をうろついてたら、おしりぺんぺんでもして、家に帰してくれ。
【置きレスにお借りいたしました。ありがとうございます。】
>>390 (交互に視線を向ける――必死で鼻を鳴らしている化け物と、息を切らしながら
接近を拒む少女。「危ないから」だそうだ。)
まぁ……確かにあぶなさそう、ね………
(この目の前で鼻を鳴らして臭い息をまき散らしてるのが被り物をした人間であれ
本物の化け物であれ、どっちにしろ危険な存在だろう。
一度だけ異形が目のない顔をあかりの方へ向ける。その後で再び伊織の方に向かって)
『くるるるぅぉぉぅんん……』
(じりじりと伊織の方へにじり寄る――どうやらあかりへは興味が向かないようだ。
ただ、先ほど意外な抵抗をされた警戒からか、少し慎重になったかのように挙動が大人しくなる。)
あら、私にとっては危ないってわけじゃないみたいね。
それで、見た感じどう見てもこれはアナタを狙ってるみたいだけれど?
襲われてない?ただの変わった遊び?
(あかりはカバンを握る手とは逆の手を地に向けて、何かをする準備に入っている。
異形はじりじりと距離を詰め、伊織の様子を見て、何かを確認できたのか四肢に力を込める――)
【こんばんは、ロールの再開のためにお借りします。
今夜もよろしくお願いします。】
【ロールにスレをお借りします】
【踊月あかりさんをお待ちしています】
【ひと足違いでした】
【レスをお返しいたしますので、少々お待ち下さいませ】
お願い、逃げて、早く!
(魔物が闖入者に襲い掛かるようなことがあったらまずいが)
(かといって自分が異能を奮うところを見られるのもまずい)
(そして、見られる事を恐れて手を出せずにいるうちに魔物の餌食になってしまうのは最悪だ)
そう、狙われてるのは私……今のところは。
あなたが襲われないうちに、逃げて!
(充電してプラズマを放つ指先を握り込む)
(なんとか直接バケモノに電流を流す隙を掴みたいが)
(少女に意識を割かれている分、集中力に欠けて、つけいる隙が見えない)
──稲妻が見えなければ私が電流を使うのはわからないはず……
(筋書きではそう言うことになる)
(一か八か、こちらから猿に向かって走り寄り)
……はああっっ!
(四肢に力を込めてタメに入る獣に向かってジャンプすると)
(襟首あたりに掴みかかって、ありったけのエネルギーを放電する)
(空気を割いて響き渡る獣の悲鳴)
(稲妻とどちらが人騒がせかわからないほどで)
(猿から手を離し、地面に降りる──というより落ちて尻もちをついたままへたり込む)
はぁ……はぁ……はぁ………
(二度目の放電は、かなり体力的には厳しかった)
【お待たせいたしました。こちらはこんな感じから】
【今夜もどうぞよろしくお願いいたします】
(妙に焦った声が響く、かと思えば急に異形に向けて走り出した。
まぁ、アレだ…………彼女は何らかの形で異形に立ち向かえるほどの力を持っているということだ。
でなければ普通逃げる。あかりに助けを求める。)
『きいいいぃいいぃぃぃあぁぁぁああぁぁぁぁぁ!!!』
(耳障りな声音をあげて皮膚の焼けるにおいを発する。
これまた酷い匂いだ。放電をされた箇所に無数の斑点のような焦げ跡が見える。
そのあたりはとりあえず放っておくとして、尻餅をついた伊織に駆け寄るあかり。)
(異形の方は倒れ伏したまま、ピクリとも動かない。)
手、貸そうか?
とりあえず、この場から離れるのが先決だと思うけれど無理でしょ。アナタ。
………多分近隣住民の皆さんが来るか、通報受けた税金泥棒が来るでしょうしね。
(カバンを下げながら視線を伊織へとおろす。
見たところ火器のようなものは見当たらない。服の下に持っているとも思えない。
結構タフそうに見えたあの異形を一撃で倒せるような要素のない、少女の姿だった。)
(異形が放っていた悪臭に加えて、肉の焦げる臭いが混じる)
(臭いだけでも、不審がられることだろう)
う……だ……だいじょう…ぶ……
(すさまじく重い物を無理やり持ち上げた後のように、すぐには口さえ回らない)
(過呼吸にならないように、呼吸を制御するのが精いっぱいで)
(とても立ち上がって逃げることはできそうもない)
こんなに……人目のあるところへ……なんで……
(とても人通りのあるとは思えない路地だが、誰も通らないわけではない)
(そして、まだ人通りが絶えると言うほどの時間でもなく)
(そんなところへも異形が姿を現すようになったのかと、なにがなし、絶望的な気分になって)
(目の前で異形の死骸がさらさらと崩れ始める)
(ため息をついて、よろよろと立ち上がり)
ありがとう……とりあえず、ここから逃げましょう……
(少女の方へ、ふらりと歩み寄った)
人目を気にする化け物なんてそうそう居ないわよ。
外敵に対する配慮はするだろうけれど………多分あっちにとっても予想外だったんじゃないかしら?
(よろよろと立ち上がる少女にとりあえず手を貸し、言われた通りこの場から遠ざかる。
とりあえず、そこまで歩けそうにもないから近場の公園に進路を向ける。
そろそろあの公園なら人気もなくなってくるはずだ。)
――着いたよ。
(数分歩いたところであかりは伊織に告げる。
手近なベンチまでよって、とりあえず解放――まぁ、姿勢やらそのあたりに気遣ってやれるほど
気の利く女ではないのだ。この踊月 あかりという少女は。)
随分調子悪そうね。
……。
(人目を気にする化け物なんて、と言い捨てる少女を)
(軽く目を眇めて改めて見る)
(では、この少女も“こっち側”の人間なのだ)
……ありがとう……
(公園まで付き添ってもらい、ようやくベンチに腰を下ろした)
(膝の上に肘をついて頭を下げ、無意識に脈を測る)
(陸上部でインターバル・トレーニングをしている時の習慣だった)
少し、急に力を使いすぎたから……でも、少し休めば大丈夫
(呼吸が落ち着き、頭を上げて今度はベンチの背にもたれかかって天を仰ぐ)
(ややあって、ようやくこちらから声をかけた)
あなたは、化け物を見ても驚いたり怖がったりしないのね
そ、平気ならばいいのよ。
………驚いたり怖がったりして腰を抜かしていたら庇ってくれたのかしら?
ああいうのとは別のものだけど、化け物は何度か見てきてるからね。
それにしても、アナタって大胆ね。
あんな人目の点くところで戦い始めるなんて……それもそこが人目につくとわかっていてさ。
なに、戦闘狂か何か?他人に見られそうなところをギリギリで倒すのが趣味とか?
(軽い口調で話す。
どうでもいい冗談が混じるのはそのこと自体にはさほど興味がないからだ。
そんなことよりも――)
ええと、さっき放電してたわよね…………それも「気」とかってやつ?
それとも別の何か?
(少しだけ目を細めて、伊織の表情を窺いながら質問を投げかける。)
(少女の皮肉な物言いには、言葉が詰まった)
(我ながら間抜けだと思ったが、そのまままともに返す)
あなたを助けるためなら、出来る限りの事をしたわ。
誰だってそうするでしょう?
庇う、というよりも安全に逃げてもらうためなら、何でも。
(ため息をつき、両手を組み合わせて手首を回したりなどする)
(長距離を走る前に、手足をほぐそうとするランナーのように)
戦わなければ、死ぬわ。
人目につくところで襲われたなら、人目を気にせず退けるだけ。
ただ……
(ふと動作を止め、数歩先の闇が凝っているような地面の上に視線を向けて)
妖魔は常に人の世界から隠れて生きている
それが、あんなところへ出てきたのは気になる……
(放電していた、と言われれば、日頃の無表情な仮面を身につけて)
放電?私が?……そんな風に見えて?
(ゆっくりと、静かな抑揚で尋ねた)
ああ、なるほど。
損な性格ね、アナタ…………私なら自分が生き残ることを第一に考えるけれどね。
第三者に気を取られるならそれを囮にした方が効率的じゃない。
やっぱりアナタ戦闘狂だわ。
まず戦うことを前提にしてる…………人目につくところで襲われて、それで不都合が生じるのがわかってるなら
普通人目のつかないところまで逃げるべきじゃない?
(かりかりと後頭部のあたりを掻くようなしぐさをして)
………何か原因でもあるんじゃないの?
アナタが何かしたとか。普段誰も通らないような道とか通ったりしなかった?
そういう些細なことであいつらは出てくるんだし。
電流斑くらい知ってるわよ、見くびらないで。
(まぁどちらかというと、疲弊しきっていた表情がいきなり無表情に変わったので
何かついたのかと思ったのが先、それからあの異形がつけてた傷を思い出したのだ。)
ま、無理に聞くつもりはないけれど。
アレもアナタには反応しないし………
(「気」の作用の一種ならば多少の興味はある。アレこと無貌が反応しない「気」ということになるのだから。
そうでなければ――――今回は縁がなかったと諦めることにしよう。)
(小さくため息をついて、自分の手の平を見る)
するべき事をせずに逃げても、失うものの大きさは変わらないわ…
死ぬほど後悔しながら生き延びるのが
するべき事をして死ぬほどの思いをするのより楽なのかしら
だから
(前屈みになって膝に肘をつき、手を広げたままの姿勢で目だけを上げる)
それが普通なのかどうか、私には分からないけれど
私がするべき事をしなかったために、誰かが死んだり傷ついたりするくらいなら
私が戦う、という……それだけよ
原因?
(軽く目を見張ったが、やはり視線を落として首を振るしかなかった)
あの道を、あんな時間に通ることはめったにないのだけれど…そのぐらい。
それに…さっきのご質問だけれど。
少なくともl私には「気」というものは扱えないわ
(ベンチの上で軽く伸びをする)
(リラックスしている様子のまま、一言)
それはそうと、あなたはあんなところで何をしていたの?
だから、その「するべきこと」っていうのが損してるってだけよ。
別に私が死んだところで――死ぬつもりはないけれど。まぁ、とにかく私がどうなろうと
アナタに何かあるわけじゃないわけだし。
むしろ助けてもらって当たり前ーな奴助けられなくても公開するっていうんだからね。
損な性格だと思ったわけ。
人目がつくところだと第三者の乱入がありやすいってわからない?
二次被害を防ぐなら二次被害を受ける人がいないところに行くのが一番だと私は思うけれど。
なんていうか、自分がするべきことっていうのとはちょっと違う気がするわよそれ。
本当に誰かが傷つくから、顔も知りもしない赤の他人が傷つくからなんて言う理由で自分の命かけられるのアナタ?
(これはなんというのだろうか………自己犠牲?
いや、そんなものじゃない気がする。それにしては思考が短絡的すぎる。
あかりは唸り声をあげて小首を傾げて――――)
下校途中に大きな音がしたから野次馬根性で様子見しにきたら、変な化け物がアナタを襲っていた。
それだけよ…………さて、随分リラックスしてるみたいだし、もうういいわよね。
それじゃ私はこれでお暇するわ。お大事に…………
(軽く手を振るとそのまま振り向かずに去っていく――)
【こんなところでこちらは〆です。】
(バカにされているのはわかったが、だからと言って正当性を主張するのは苦手だった)
(自分の劣等性を指摘されるのは、ある意味幼いころから慣れている事だからかも知れない)
路地の入口はコンビニ、その反対側は駅近くの通り。
どうやって人目に付かずに逃げられるの?
たとえやられるにしても、あの通りで片をつけるしかないわ
そもそも、あの化け物がどこからやってきたのか……
(この街には至るところに異次元への入口があるらしい)
(そんなものを見たことがあるわけではないが、そうとでも考えなければ説明のつかないことが多すぎる)
お手数をおかけしました
(あれほどの物を見て、動じることもなければ不審に思う様子もないこの少女が)
(ただの通りすがりであろうはずがない)
(だが、彼女が帰る様子を見せれば、こちらは黙って見送るよりほかなかった)
(ようやくポケットから携帯を取り出して、パートナーへメールする)
願わくば、あなたが敵ではありませんように
(その独り言は、少女の耳に届いたかどうか)
(ヒトの為に退魔を行いながら、ヒトを守ると言う異能狩りに狩られる立場)
(自分にも恋人にも、敵は多い)
【ではこちらもこれにて締めさせていただきます】
【今回はお相手ありがとうございました】
【またいずれ、お会いできましたらよろしくお願いいたします】
【お疲れさまでした。おやすみなさい】
【見届けさせていただきました。
こちらこそまずいロールに付き合ってくださってありがとうございました。
お疲れ様です、おやすみなさい。】
413 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 12:46:32.53 ID:OiTI8X5Y
乙
>>397 労働の対価として要求するなら構わない。最も愛情は伴わないがな。
君に惚れる事はないだろうが、君があの人と酷似した遺伝子を持っている考えると、―――正直、興奮するよ。
(さらりとそんな台詞を口にしながら、ぺろりと赤い舌を僅かに覗かせる晶)
(最後には、ま、冗談だがと付け加え、肩をすくめた)
誰が誰に魅力を感じるかなんて、当人同士にしか分からないだろう?
シウリンは可愛らしい女性だと思っているが、君ほどじゃない。
(たとえ話として、共通の知人の女性の名前を出す。とは言え守弥がどれだけ
彼女に熱を上げているのかは知らない。数多くいる女性の中の一人かもしれない)
…そうだな、彼女には確かに幼い所もある。というか、そういう所ばかりだ。
姉さんぶるくせに、肝心な所で臆病だ。
更に料理も下手くそで、時々口や行儀も悪くなるし、学校もサボタージュする。
どうにかしなければと思ってしまう、実に手のかかる人だと思うよ。
(はーっと深い溜め息を付きながら、本人が聞いたら烈火の如く
怒り出す、あるいは夜間の水面のように暗く沈み込みそうな文句を並べ俯く)
(が、そこまで述べてなお、再び守弥を見た少年は、小さくだが確かに笑っていた)
それでも、姉としてのゆりかは…あの言葉とあの微笑みは、未だに僕の心を捉えて離さない。
それが偽物だと知った今でも、彼女を愛さずにはいられないんだ。
…僕は愚かだ。そんな一方通行の愛だけで、一国の政治に干渉しかねない問題に踏み込もうとしている。
だが、愛とはそういうものなんだろう?
(恋は盲目、戦争もまた然り、とはシェイクスピアの言葉だったか。
どちらにせよ、ゆりかを亡くしては生きられないのだ。彼女を生かす以外に、生きる道はない)
(彼女には愛されなくていい。何も求めない。ただ一つ求めるなら、どうか死なないで、と)
彼女の場合、問題なのは知らず分からずで恐れている事だ。
それがどういうものなのかを理解しようと思わず、逃げている。
…それを当人が良しとするなら、やはり僕は何も言えないけどな。
(差し出された手に、猫のように鬱陶しげに目を細める。が、振り払ったりはせずに、最後まで黙っていた)
承知した。それでは、気をつけて。
(微かにベンチの軋む音、そして晶と白猫と『 』は、夜の闇に向けて歩き出した)
【置きレスにお借りした。それでは、こちらはこれで〆とさせて頂く】
【名前】平坂まゆみ(ひらさか)
【年齢】14
【性別】女
【身長】147
【3サイズ】72、54、74
【容貌】白髪、スレンダー、瞳は灰。常にアイマスクを着用している。髪は赤いリボンで結ってツイン
【能力】
「未来幻視」
見た生物の死が見える。ただし、見えるのは1年以内に死ぬ運命にある生物のみ。
「使い魔」
コウモリのようなぬいぐるみの姿の使い魔。使い魔の視界をダウンロードして、仮の視覚を得ている。よってアイマスクを着用していてもちゃんと見えている。
【希望】対話。たまにエロールも
【NG】強引な性交
【弱点】戦闘、運動全般
とりあえず誰かお話しませんか?
もう一回お誘いするよ
【こんばんわ、初めまして】
【よければお相手をお願いしたいのだが…プロフは
>>11を見て貰えれば】
>>417 いらっしゃい
結構怖そうなお兄さんがきたみたい
(アイマスクをしている癖に、見えているような話し方)
でも、よかった。
僕もこれでお話ができる。
【なんとなく把握したよ。】
【よろしく】
【さて、さて、この時間からのロールとなると凍結も視野に入れないといけないのだけど。それは大丈夫なのかな?】
【で、当然邂逅のロールになるんだけど…なにか希望はあるかな?】
【此方から出せるシチュとしては…】
【1、お約束の邂逅(戦闘遭遇パターン)】
【2、昼間の遭遇】
【3、夜の遭遇】
【これくらいしか思いつかなかった…平坂さんの方でやってみたいシチュがあればそちらでも】
【もし、今夜は打ち合わせや軽い雑談のみが所望でしたら…避難所までお付き合いできますので大丈夫ですよ】
【そうだね。今日は雑談くらいにしようかな?】
【とか考えてたけど凍結ありでも大丈夫なら、いくとこ行ってもいいよ?まぁ、僕みたいな貧相な体でもいいならだけどね】
【するなら2か3の遭遇かな。戦闘とか運動は苦手なんだ】
【それなら唯の邂逅っていう事で…此方が提示出来そうなのは】
【中華街に買い物(遊び?)に来た平坂さんが何かしら困ってる所を見つけて余計なお節介を】
【此方が鍛錬中に平坂さんが偶然通りがかって(以下流れのまま展開)】
【いかんせん急だったものでこれくらいしか思いつきません…平坂さんがやりたいシチュがあればそちらでも問題ないです】
【それとリミットは何時ごろまででしょう?自分はまだ大丈夫ですが…。】
【いえ、ありがとう】
【シチュは後者。鍛錬中に・・・の方でお願いしようかな】
【僕の時間は2〜3時くらいなら大丈夫な予定だよ】
【書き出しはどうしよう?可能ならお願いしたいな】
【了解、じゃあ今から書き出しするので20−30分程お時間をば。】
【それと、もし途中で何かリクエスト等があれば遠慮なく言ってくださいね】
【それでは暫くお待ちください】」
【度重ねてありがとう】
【使い魔とでも戯れて待っているよ】
(まだ日も上がらない暗がりの早朝、街中のとある公園の広場に影一つ)
(その影は身体の節々を確認しながらゆったりとした動き―まるでそこだけ時間が緩やかに流れているような)
…フー…ハッ!…フゥー…ハァーァ……
(その影―男が行っているのは“太極拳”中国では最もポピュラーなものだ…だが)
(男が行っているのはソレとは少し違って―「気」の流れを確認しながら身心共に鍛えている)
(そう…より「実戦的に」「正確に」「素早く」と…)
(そしてその型が終わったのが約2時間…そして公園内にある一際大きい大木の元に座ると)
(そのまま胡坐を組み独特の呼吸をそいながら―瞑想に入っていく)
(周囲の「気配」を探りながら自身の「気配」を消して…)
【お待たせしました、それではこのような感じで】
【それでは改めて宜しくお願いします】
(深夜や早朝は人の少ない時間。それを狙って散歩するのが日課)
(アイマスクをして散歩する小柄な少女。白いワンピースを着ているために白髪であるのも相まって白ずくめだ)
・・・?
(アイマスクで視覚を遮っているが、辺りで浮遊するぬいぐるみのような姿の使い魔を通して、ちゃんと見えている)
(そして、公園を歩いていると使い魔を通して視界に入った男性。どうやら瞑想をしているようだが、少し気になって使い魔に見つめさせる)
(もちろん、こっそりではなく堂々と・・・)
【書き出しありがとう】
【こちら、これで大丈夫かな?】
>>426 …?…!!
(気配を消してるにもかかわらず誰かが此方を見つけたらしい)
(だがその気配からは悪意は感じられず、どうやら興味本位で見ているようで)
(無害ならばこのままでも構わないのだが…正直見られるのもあまり好ましくない)
……そこで見ているのはわかっている、何か俺に用でもあるのか?
(瞑想を続けながら此方を見ている「何か」に向かって話掛ける)
それに…あまり見つめられるのは好きじゃない…。
(そう言うと瞑想をやめてその場で立ち上がると気配を感じた方へ目を向けて―)
あ・・・ごめんなさい
(使い魔に声を掛けられると謝る)
(が、離れる気はない。むしろ、本人が壱耶に近寄る)
改めて、おはよう
お兄さんは何をしてるの?瞑想?
(無遠慮に正面で屈んで話しかけるアイマスク女)
暇なら少し話さない?
僕さ、友達少ないから付きあってよ?
ダメかな?ダメならまぁ、諦めるよ
(初対面の人間相手にも馴れ馴れしい態度で接してくる)
…おっと……あ、おはよう…。
そうだが…?
(出てきた人影はアイマスクを付けた少女。)
あ…あー…その…悪かったな、まさか「見えてなかった」とは思わなくてな。
キミも「気配」で感じてたのか?
ああ、それは構わないが…じゃあ、近くのベンチにでも座って話さないか?
(少女の馴れ馴れしい態度も別段気にせずに話を続け)
それと…烏龍茶でも良ければだが…飲むかい?
(前もって購入していた烏龍茶を一口飲んでからもう一本を渡そうとするが…)
そういえば…キミは目はどうかしたのか?そんな状態で一人で出歩いたら危ないだろう?
(どうも彼自身はこの少女の目には障害があるものだと思っているらしい)
(首を横に振り)
違う違う。
目はね、好んで閉ざしてるの。
僕には見たくないのが見えるからね。
で、代わりに見てくれるのはこの子。
(浮遊するぬいぐるみをつつき)
この子の目はね、僕のとは違う意味でよく見えるから、お兄さんを見つけれたんだよ。
(一口つけた烏龍茶を受け取り、平然と飲んで)
まぁ、こんな変な奴だから友達いないんだけどね
(冗談のように笑って、ペットボトルのキャップをしめる)
お兄さんこそ朝から何してたのかな?
もしかして修行とか?
【すまない。時間も時間で凄く眠たい・・・】
【凍結。するか?】
…成程、ワケありという事か…。
それにしても……いや、なんでもない。
(浮遊するヌイグルミを見ながらこの子も「異能」持ちなのかと考える)
それにしてもそれじゃあ…つらい事もあったのだろう?
(ベンチに座りながら少女の事を見ている…この小さな身体でそれはとても耐えがたい事だっただろうに…と思いながら)
あまり自分をそう卑下するな、まだ若いんだし、これからだろう。
(少女の頭に手を置くと軽くクシャクシャっと撫でて)
まあ、俺なんかで良ければ友達になってやるさ、…こんな年上でもよければ…な。
最もキミが拒否してしまえばそれまでだけどな。
まあ…そんなようなもんだ。毎朝の日課になっちまってな…やらないと身体が落ち着かないのさ。
【スマン、レス見逃してた…凍結は了解】
【次回解凍は此方は水〜土曜日の夜であれば21:00〜時間は取れるけど】
【それじゃあ返事は避難所の方へ伝言してくれれば後日確認するので】
【今宵は遅くまでのお相手をありがとう…それではまた、再見!】
【スレをお返しします…ありがとうございました】
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんへの、置きレス。】
>>414 ………っ
(美しい顔が、赤い舌と一緒に獣の表情を覗かせる。)
(一瞬、背中がぞくりとして、そっと自分の肩を抱くように掴んだ。)
な……ッ、シウリンは……かっ、かんけいない、だろ……
(突如として挙げられた名前に、頬が火照るのが解かる。)
関係、無いだろ。
(咄嗟に言い直してしまったものの、動揺していますという表情は隠せなかった。)
(いくら大人ぶったとて、所詮はまだ、子供なのだ。)
だろ?
あいつ、すぐ姉さんぶるんだ。
なんにも出来ねーくせに、口だけは達者だし、すぐ怒るし、偉そうだし。
(兵部の台詞に、また違ったベクトルで深く同意する。)
………でも、弟想いなんだな…とは、思う。
お前のことも、嬉しそうに話していたしな。
あいつ、思いつきで行動するとこ多いけど、だけど、優しさだけは嘘じゃねーと思うから。
………って、なんで俺、お前にあいつのフォロー入れてんだよ。
くっそ。
やっぱ、お前といると色々調子狂う。
(がしがしと、金髪の頭を乱暴に掻いてから、頭をブンブンと横に振った。)
ユーリャも俺も、臆病なんだよ。
臆病じゃなきゃ、戦場じゃ生き残れない。
あんまり、いじめないでくれよ、オニーチャン。
(兵部が立ち上がり、白猫が軽やかな脚運びでついていく。)
(その姿が闇に紛れる前に、背中を向けた。)
(猫の動きって、ちょっと女に似てるな。とか考えながら。)
【それでは、俺はこれで締めとさせていただく。】
【置きレスにお借りいたしました。ありがとうございます。】
436 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 12:19:49.18 ID:fx8RFFwv
。
【落ちます。】
【よろしくお願いします。】
【こっちから出せる案は前回の伊織さんとのロールで使った
場所の調査というかなんかをしようかと思っているのですけれど。】
【そうだなー、調査をメインにやるなら俺が偶然鉢合わせして話を聞いたりとかして、
バトルをメインでやるなら、こっちがやられ役か何かをやってみようかなーとか思ってるけど。
どうする?】
【じゃあ、お手数ですけれどもバトルメインでお願いしてもいいでしょうか?
やられ役がどういった存在かによりますけれども。
そちらも何かやりたいこととかあるようなら言ってくださいね。】
【取り敢えず殺人鬼な感じで行こうかなーと。】
【書きだしはどうする?こっちが書きだそうか?】
【あ、それじゃ書き出しお願いします。】
【よろしくお願いします。】
(異形は、この世界において、混沌を齎している一因である。
――もちろん、それが表ざたにはなっていないが、その被害は数知れない。)
(しかしながら、異形という存在をなしにしても、世界は混沌につつまれている。
戦争というものが代表するように、結局のところ人に被害を齎すのは人なのである。)
(今回はそんなお話。物語にもならないような、小噺。あるいは一幕。あるいは噂)
(血に塗れた男が無残にも幾つともしれない数の切り傷を負って倒れていた)
ご愁傷様――、私に出会ったのが運の尽きだと思って下さい。
私は、天災よりも厄介な人災ですから。原因もあれば、それを除去することもできる。あるいは予防だって。
なのに、被害にあってしまった。そんな自分の運の悪さを恨んでください。
(清涼な笑みを浮かべるのは、セーラー服に身を包んだ女子高生。
ただ、それが一般人と違うのは、手には血まみれの包丁を幾つも指の間に挟んでいたことである)
【では、このような感じでお願いしますっ】
(携帯の地図アプリを見ながら一つ唸り声をあげる。
どうにもおかしいことに最近気づいた。………先日、戦闘狂じみた印象を受ける少女と出会った場所の近く。
定食屋とコンビニの間にある小さな路地についてである。)
(学園ではショートカットとして有名な路地だがこれがどうにもおかしいのだ。
ここを通ると数分から数十分程度時間を短縮できるそうなのだが、これを地図上で見ると
こんなところを通った程度でそこまで時間が短縮されるとは思えないルートなのだ。)
…………さて、あの子が化け物に襲われてた理由と何か関係があるのかしらね?
(そういえば噂ではある時間にそこを通ると「りゃおたんさん」などと呼ばれる存在につけられるだとか。
奇妙な路地、襲われた女生徒、都市伝説じみた噂――
偶然にしては妙なものが重なり合っている。――そうして歩いているうちに差し掛かるのは光の薄い路地。
やはり踊月あかりにとって人工的に作られた光とはいえ、苦手なものである。)
やっぱりもう一度あそこに行ってみるべきか…………?
(もう一度つぶやきを漏らしたところで鼻につく奇妙なにおい。
聞こえてくるのは清涼な囁き声――――あかりは携帯をしまう。この奇妙な匂いはどこかで嗅いだことがある。
嫌な予感がして、けれどもそこで気持ちを萎えさせ、譲歩をすることは恐怖することと同等と考えたあかりは前に進み――)
――――は……?なにこれ…………
(目の前に広がる赤………
物言わぬモノと成り果てた塊……
そこに場違いのように佇む涼しげな影――その手に握った包丁が…………)
……な、なに?サイコパスってわけ?!
(この匂いが血の匂いであることを自覚させ、あかりに目の前の少女と対峙するという選択肢を取らせる。)
【此方こそよろしくお願いします。】
サイコパス? ―――申し訳ありません、薄学なものでそれの意図するところが分かりませんが、
貴女はきっとこう仰りたいのでしょう?「気が狂ってる」とでも。
(サイコパスというもの自体の詳細は、この少女は知らなかったが、だいたいのおおよそは見当がつく。
そう表現した目の前の彼女のそんな言い回しが可笑しかったのかケラケラと笑い)
ああ、私、こう見えても学校で生徒会役員を務めているんですよ?
ふふ、みんな私のことを真面目だ、優等生だって持ち上げるんですけど、
きっと、本当の私のことなんて誰もしらない。――だって、私の『趣味』を見たヒトは必ず始末するって決めてるんですから。
(包丁の切っ先に付着する血液を、振って血を飛ばし、じっとその双眸はあかりを眺める。
それは獣が獲物を狙うように、研ぎ澄まされており、その視線で姿を縫い付けんばかりだった)
貴女はきっと「なぜこんなことをするの」とか聞くのでしょう?
あらかじめ言っておきますけれど、そんな質問は時間の無駄です。
倫理って何ですか?人が決めたものでしょう、所詮。人が人を枠に閉じ込めるというのが、おかしいんです。
きっと貴女は私を理解できない。いえ、私に限ったことではありません。
きっと、誰しもが誰かを理解することなんてできない。できるとすればそれは「理解した気になった」だけということです。
人の命なんて、軽いものですよ。―――こんな風に、ね。
(滑らかに手を振り上げると、包丁を投げナイフのようにあかりに向けて解き放つ。
包丁は檻から解放された獣のように、牙を剥けて襲い掛かる)
「デ・マリニィの時計」、来なさい!
(掌を地面に向けてその名を呼ぶ――彼女の眼に浮かぶのは狂気。
自分以外のものに興味はなく、それでいて他人からの関心に飢えている人種の眼。
ためらえばあそこに転がっているモノと同じ運命をたどる。)
平たく言えば人殺しってことよ。
あんたの趣味が最悪だってこと、まったく……なんでこんなこと――ッッ!!
(髪をかき上げながらと公家に放とうとした言葉が先読みされる。
歯がゆい思いとともに頭の中で警笛がなる。こいつは危険だと――)
(――が、あかりは思う。
毎晩のように自分を呼んでは同じようなものにしようとする化け物が相手ならともかく。
目の前のモノは狂ってこそいるが人間――その人間相手にどう立ち回るべきなのか、と……
足元から伸びた大鎌を掴み、水平に構えセーラー服の少女を見据えて…………)
『ガキィインッ!』
(重量のある刃先の部分を軸にして投擲された包丁を弾く。
刃が遮らなければ確実にあかりの胸を貫き、心臓に穴をあけていたであろう一撃。
涼しげな見た目と、優雅な手つきに似つかわしくない的確な人殺しの一撃だった。)
随分っ………いきなりじゃない!
それに、物騒な自分ルールね――何か溜まってる?おそれとも他人から理解されたくてたまらないとか?
そのくせ自分は「誰かを理解できるわけない」なんて思いながら、興味を持たないのよね。
(講釈を垂れながら後退――大丈夫だ、来た道を戻ればとりあえず人気のある道には出られる。
こんなのの相手なんかしてられない――むしろする自信などない。対人との戦いなんてしたことがないのだ。
ならば逃げて――逃げて?逃げるのはいいのか?逃げて大丈夫なのか?
あかりの中の迷いが逃走経路に向かっていた脚を留めて――)
人殺し?随分と陳腐な言葉を使われるんですね?
――いえ、否定はしませんよ。事実ですし。
ですが、どこにでも溢れたような存在であるかのように言われるんですね。
(くすくすくすくすと壊れたオルゴールのように笑い声を挙げる。それを人は狂気じみているとでもいうのだろうか。
だが――、それがどうしたというのだろうか。それですら、人が決めた常識でしかないではないか)
ああ、勘違いしないでくださいね。
私は、人を好きになることもあれば、普通に嫌いになることもあります。
でも、それと“私の趣味”とはまた違うものなんです。
哀しむこともあるし、喜ぶこともある。私にはちゃんと喜怒哀楽が存在するんです。
―――人殺しだからといって、そんな感情が欠落しているとでも思いました?
ふふ、見下げ果てられては困ります。…もっとも貴女から言わせれば、人を殺している時点で最悪なのでしょうけれど。
でも、これって仕方がないことなんですよね。私自身でもどうしようもないんですから。
―――理性を越えた本能と言うべきでしょうか。何にしろ、私を説得しようと思うのなら、無理だとあきらめてください。
(淡々と。まるでクラスメートと日常会話を楽しむかのように、話を続ける。
一歩、二歩、と脚を歩ませて、彼女との距離を着実に詰めていく)
まさか。言っているでしょう?誰も理解することなんてできないって。
そんなことが分かっているのに、理解を求めるなんて、それこそ時間の無駄でしょう?
私は極力時間の無駄を避けているだけです。
そうだ、と肯定すれば、きっと貴女は私に人殺しを止めさせるように説得するでしょう?
無駄です。無駄。無駄。ついでにいえば、貴女の動きも無駄です。迷いが無駄を作らせている。
私は武芸者でもありませんし、かといって何かに秀でているわけでもありません。
ですが、それくらいのことが分かるくらいには、人を殺してますよ?
(足を留めた瞬間を逃すわけがなく、とん、と軽やかにアスファルトの地面を蹴りつけると、両手には再び包丁が構えられて、
心臓を目掛けて、二本の包丁を振りかざす)
感情がないっていうのと他人に興味がわかないっていうのは別。
自分で自覚ないみたいだけど、ものの見事にサイコパス診断に引っかかりそうな言動してるわよ、アンタ。
それに――
(口論に持っていこうとしてもそんなものは時間稼ぎにすらならない。
こうして話している間にも空いては近寄ってくる。
嫌な汗が手のひらに浮かぶ――大鎌を握りなおしながら考える。そして聞く。
外から響く壊れたオルゴールのような澄んだ、それでいてどこか音が外れた音。
内から自分を手招きする狂気に染まった嗤い声――)
くっ!
(振りかざされた包丁を避けようと前転――肩から背中にかけてひんやりとしたアスファルトの感触が伝わり
足にピリッとした痛み。多分包丁が掠めた、体勢を立て直しつつ大鎌を横薙ぎに払う。
どちらにせよ逃げ道は塞がれた。逃げるには目の前の人物を気絶させるなりなんなりしなければ――交戦しなければならない。)
――はっ、あんたも勘違いしてるようだから言っておいてあげるわ。
私は私を私として見てくれないやつが嫌い。なんかんだ理屈を並べ立ててアンタが一番論理に縛られてるみたいにね。
それで――そんな奴の言う通りなんかになってやらないのが私よ!!
(鼻を鳴らし、胸を張り――立つ。
目の前のウザったい音色も、内から沸く気持ち悪い異音もすべてかき消すかのように。
大丈夫だ、迷わず、迷わずに目の前の敵を乗り越える。無貌も人殺しもつけ入る隙なんて与えない。)
私が論理に縛られている?
くく、はは……はははは、アッハハハハ!お、おかし…何言ってるの、このヒト!
あははは、面白い、面白いですよ。それ……殺人鬼に、論理って!
(本当に心底おかしそうに笑い転げる勢いで笑う彼女は、笑いで滲み出た涙を指先で拭い)
これでも優等生だの真面目だのと信頼されるぐらいには、会話は出来るつもりなんですよ?
貴女の話に合わせただけです。きっと貴方は「なぜこんなことをするの」だとか、「やめなさい」だとか
言うだろうから、わざわざ私の行動原理や思考回路をお話しただけです。空気は読めるつもりなんです、私。
(発言内容が内容であれば、年頃の女子高校生であろう笑みを浮かべながら、大鎌の一撃を飛びのけて回避して)
まあ――、それが要らないというのであれば、お喋りはここまでにしておきます。
でも、ひとつだけ忠告しておきます。生半可な気持ちで、私を気絶させるだけに留めようとするなら、
それは貴女の命を危ぶめますよ。―――だって、私、殺人鬼ですから。
天災よりも厄介な人災ですから。―――自分の運の悪さを恨むか、それとも私を殺すか。
二者択一というものです。
(すると閉口し、ぎらつく瞳で目の前の彼女を捉えると、ぐっと足に力を入れて、肉薄する。
武術の型などそこには存在しない。あるのは殺意の塊。一撃一撃が彼女の命を狩り取ろうと、
重く鋭い一撃を振りかざしていく)
狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、
狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、
狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、
狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、
狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、
狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、狩れ、
(包丁の一撃を叩きこむたびに、リズミカルに呪詛を口にする。
包丁に命令を与えているように。彼女の命を「狩れ」と。)
だからそういうの嫌いだって言ってるでしょう?
人をアンタの論理に当てはめるないでくれるかしら――――ッッ!!
(おしゃべりはここまで――その言葉とともに背筋を震わせる。
身も凍るような殺意が叩きつけられる。そして重く、鋭い一撃が襲ってくる。)
くっ!この…………
(金属が金属を叩く音が鳴り響く。
辛うじてその一つ一つを大鎌で捌いているのだ――相手の一言一言がこちらの心理を的確についていた。
殺意を込めた一撃を繰り出すだけの機械のような精密な攻撃を受けながらそれに反発していた。
気絶させるだけ、気絶させるだけだ――――)
簡単じゃない………そんなの、簡単!じゃ…………!!
(それだけの力をあかりは秘めているし、それだけのことができないわけじゃない。
内から響く狂気の言うことも聞くもんか――大鎌を握る手が痺れていく。
――何度も何度もそれを受け止めている時――宙に舞った。)
――…………あ?
(それは理科室の人体模型とかでありそうで、そこに落ちたそれには五本の指があって。
ゴム人形か何かのそれに見える。だってあまりにもあっけなく無くなったから。
あかりの右腕、その肘から先――腕が切り落とされた。)
〜〜〜〜っっっっ!!!!
かっ……ハッ…………!あぐっ…………ぅ…………!!
(咄嗟に抑えた切断面がぬるりと血に濡れていて、触れたそこに走る激痛がそこにあるものが現実だと知らせていて
「痛い」と叫ぶこともできないまま苦しげに息を吐いて、へたりと腰が落ちる――)
言ったでしょう―――、私を殺す気でないと命がないって。
……実際のところ失ったのは腕のようですが。
もちろん、それに満足するつもりはありませんけどね。
(その表情には、興奮も無ければ悲哀もない。ただ淡々とその事実を見守るかのように、見つめる。
そして切り落とした腕を踏みつけて、蹴り飛ばし)
――――邪魔。
さあ、そのまま死ぬつもりですか?ああ、とは言っても、どちらにしろ貴女を殺すのは決まっているのですけど。
何とも手ごたえのない。他の人たちは必死に抵抗するか、命乞いするか……どちらにしろ、
生きることを放棄するような人はいませんでしたよ。
(ふ、と吐息を吐き出して、腰を抜かす彼女へとゆっくりと近づき、見下ろす)
もう少し、楽しめるのかとも思いましたが、ここまでですか――――。死んでください。
(興醒めだとばかりに、二本の包丁を心臓へと目掛けて振り下ろす――――)
どんな怪異よりも、どんな自然災害よりも、一番怖いのは、人間ということですよ。
人間の敵は、結局のところ人間。それ以上でもそれ以下でもない。
―――恨むのなら私に出会った貴女の運の悪さを恨んでください。では、さようなら。
(悶え苦しむ彼女を冷たく見下ろし、別れの言葉を口にすると、包丁は彼女の血肉を求めて、襲い掛かる)
(息が詰まる………痛みが止まらない
足元に血だまりができて、膝が濡れる、吐き気がこみ上げる――蹴られた自分の腕は本当に玩具のようだった。
死ぬ、血が足りない、死ぬ、痛くて気がどうにかなりそうだ、死ぬ、死んでしまう、死………)
(喉の奥に痛みすら感じる、そのくせ足元や腕は冷たい――ああ、もうどうにでもなれ。
あかりの口が言葉を紡ぐ――彼の異名をたどる。)
CRAWLING CHAOS
どうにかしてよ………「 這 い 寄 る 混 沌 」
(襲い掛かってきた腕を見つめ名が呟いた言葉、呼んだ異名であたりの闇が深くなる。
そして伸びる――それを止める赤黒い肉塊が。
スカートの裾から這い出てきた闇が足元後だまりを啜りあげる。不快な音を鳴らしつつそこにあった血だまりが
失せていく――切断面からも這い出る黒いものが人のものとは思えない手のような何かを模っていく――)
なに……これ――――っっ!!
(そして襲い掛かる。大型の獣が大口を開けたかのように。
人間の敵が人間?では私はお前の敵足りえない、否、お前は私の敵足りえないとでもいうかのように
狩るべき獲物めがけて闇の牙が襲い掛かる。)
(彼女の失われた腕から黒く、得体のしれないモノが生えてきたのを見て、狂気じみた笑みを浮かべる)
くく、あははは、ひゃはははははっっっ!!!
面白い、面白いよ、貴女!なんだ、そんなことも出来るんじゃないの!?
いい、すごくいい。
(拍手すらして見せて、にぃっと唇の端を吊り上げてみせて)
―――でも、やっぱり人間の敵は人間よ。
物語を始めるのも、終わらせるのも、人間。私の物語に化け物なんていらないの。
(闇の牙が襲い掛かって、それが危うく彼女の身体を飲み込もうとしたその瞬間―――、
彼女自身、自分の所持していた包丁の先を自分の腹部に突き刺して―――)
がっ………!……どうよ、バケモノ。
アンタは人間以下、人殺し以下よ。バケモノ。アンタみたいなバケモノが理路整然と人間のような口を聞かないで。
あたしは殺人鬼。でも、そんなバケモノに食い殺されるなんて真っ平御免。
そんな訳の分からないものに殺されるとか、バカバカしくてやってられないわ。
(荒々しい口調で、凄惨な笑みを浮かべながら、目を剥きだしにしながら彼女を睨み付けて)
そんな、モノを飼ってるなんて、アンタもバケモノ同然。――サヨウナラ。
(それはこれから消え行く自分の命に告げているのか。それともバケモノ染みた力を有する彼女への言葉なのか。
自身の刃で血染めになりながら、その場に倒れる)
(そして、その牙に四肢を切断されるかのように身を闇に喰われていく。)
(にじり寄る闇が這いまわる――あかりの腕に、顔に、太腿に奇妙な文様を刻んでいく。
狂気じみた笑みとともにあかりを拒む殺人鬼――その言葉はもう)
ちょっとまちなさいっ――待て!待てって言ってるのよ!!
そいつは私を化け物呼ばわりしたんだから、それを取り消させないと…………止めて、止めてっていってるじゃない!!
(うねり蠢く闇色の牙、体中にそれらを這い回らせてながら叫ぶ。
この姿が化け物じゃなくてなんなのかと――そう思えるような外見だ。開く口も、三つの眼も赤く――出てくる言葉に異音が混じる。
それが何かを称えている言葉と理解できてしまう。)
『――くとぅるふ・ふたぐん にゃるらとてっぷ・つがー しゃめっしゅ しゃめっしゅ』
止まれ、とまってってば!!
『――にゃるらとてっぷ・つがー くとぅるふ・ふたぐん』
(ぐちゃり、ぐちゅりと肉を咀嚼する音。
視界の隅で自分の右腕まで喰われているのが見える――いくら叫ぼうと泣こうと止まらない。
もう彼女の手足はなく、けれども彼女はコレに喰われる前に命を絶っていて――
彼女の腰から先がなくなり、そこから頭へと向かって喰らっていき――――)
あ……ぁ…取り消せ!私は人間よ!!
(叫んだ言葉は彼女の耳に届いたのか?
届いたとしても理解させられたのか――それすらわからず彼女は食われた。
全身、余すことなく……)
(―――――後には何も残らなかった。)
(指ひとつ残すことなく、彼女がその場にいたことすら、痕跡は喰われて無くなってしまい)
(ただ、夜風があかりの頬を打ち、彼女と、彼女の「腕」がそこにあるだけで―――)
(果たして、彼女は人間と呼べるものなのだろうか。それを応えられる者はだれ一人いなかった)
【……ってな感じでそろそろ締めでオッケーか?なんだか、締めがこんな感じになっちまったけど】
(荒い息をつく――そこには本当になにもなかった。
まるで今日ここで他人を理解することを放棄し、他人から理解されることを放棄した少女とであったことがなかったかのように。
そこには何もなかった…………
切られたはずの腕も、何事もなかったかのようにそこにあった………夢だったのだろうか?
夢だったら――そう考えて、きっとそうだと思ったときに声が降りかかった。)
「あぁ、ずいぶんと大物に気に入られたものですね。」
(淡い願いを打ち破り、現実を突きつける声が耳に届き
そこにあるものが自分の腕であることを確かめるように思い切り抱きしめた―――)
【それではこんな感じで〆とさせていただきます。
楽しませていただき、ありがとうございました。
返答が的外れで申し訳なかったです。あんまり論理とか大事にするキャラでもないので。】
【お付き合い、ありがとうございました。お疲れ様です。
それではこれでお先に失礼します。おやすみなさい。】
【こちらもこういう展開にするつもりじゃなかったんですが、どうしてこうなった】
【兎に角相手になって貰ってありがとうございましたっ。おやすみなさい】
461 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 16:42:05.52 ID:moEJ8TA0
んー
【名前】“当世猿飛佐助”クレイ・ガーンズバック(♂13)
【外見】身長:161cm 体重:50kg 金髪碧眼 左肘に古傷
【装備】都市迷彩の忍び装束にゴーグル型複合センサー、忍刀と棒手裏剣、鎖鎌、煙玉、その他必要に応じて
【能力】甲賀流忍術アメリカ東海岸派、内気功、八島神道流抜刀術及び鍛冶術
【希望】雑談、戦闘、エロール
【NG】ホモ、大スカ、極度のグロ
【弱点】30代より上の女性には逆らいにくい。一度抱いた女性は見殺しに出来ない。左肘の古傷への打撃(痺れやすい)。
【備考】“猿飛佐助の末裔”を自称するアメリカ忍者。
表向きは剣術流派・八島神道流の高弟として日本に招かれた留学生だが、裏では荒事に手を染めている。
その出自と高い素質故に裏社会では名が売れつつある。
『巨乳・爆尻・ハイソな美女とハァハァするスレ』からのスピンオフ(あちらではキャラハンになれないため)。
【はじめまして。投下させてもらいます】
【避難所の方でクロスオーバー構想に駄目出しを受けたので】
【キャラを取り下げます】
【失礼しました】
【しばらく待機、っと】
【ちなみにテンプレは
>>395参照ってことで一つよろしく】
【空振りかなー、今日は撤収、っと】
黄泉ストリートの方が合ってそうなキャラだな。
まだ居たんですか霧原朱音さん
後ろ足で砂かけて出て行った癖に亡霊みたいに
張りつかないでくださいよ
なにその下手くそなスカウトw
469 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 05:52:33.60 ID:CD1ZtZVy
w
食われちゃったんじゃないの?
現状プリーズ
>>471 私自身はぴんぴんしてるかな。
精神的には結構参ってるけれどね。
現状………
腕取れちゃったけど無貌がくっつけてくれました。けど右腕は無貌のもの。
精神的にダメージを負ったようです。
私みたいなモノが起こす事件を調べてる組織と接触したようです。
くらいかな。
ふーん、わかったようなわかんないような感じだけど
現状、変化ないんだね。了解
待機がんばってください
【今晩は】
【私でよければお相手よろしいでしょうか】
【プロフィールは以下の通りです】
【名前】津田 菘(つだ すずな)
【年齢】 18(高1)
【性別】 ♀
【身長】 160cm
【3サイズ】 82 57 79
【容貌】外はねの黒髪と茶の瞳のツリ眼。
赤い伊達眼鏡をしている。
私服はチェック柄のスカートとカッターシャツが多い。
【希望】雑談 戦闘 エロール
【能力】
鬼と人の半妖。
鬼としての高い身体能力、高い生命力、回復力をもつ。
感覚器官も鋭く、遠方から敵を察知する能力に長ける。
異能:
能力強化。
自身のの運動能力の向上と引き換えに身体への負担が高まる。
【武器】
徒手空拳
義手や義足に火器を仕込むことも。
【NG】スカトロ 死亡
【弱点】
物理的な攻撃が効かない相手は不得手。
精神攻撃に弱い。
義手や義足が身体に比べてかなり脆く反動で壊れる。
戦闘用の物でなければ更に脆い。
水・電気などで機能停止することもある。
【備考】
ある退魔の組織の一員。
2年前に大妖を倒す事と引き換えに仲間と両腕を失い、
力尽きたところを残党に襲われ両足をも失う。
数日後に救出され、2年間回復に努めていた。
現在は右腕右足と左足の膝まで再生済み。
ある理由から再生をわざと遅らせている。
手足は義手義足だが所属組織のある異能を持つ科学者の作品で高性能。
周囲を気にして普段は16才とサバを読んでいる。
異能と半妖の特性と義手義足の出力を活かした
荒唐無稽ともいえるスピードと破壊力が持ち味。
好物はラーメン、餃子、炭酸飲料。
趣味は写真撮影、屋台めぐり
>>474 【こんばんは、此方こそよろしくお願いします。】
【さしあたって何かやりたいこととかありますか?】
>>475 【ノープランだったりしますので】
【もしご希望がございましたらそれに乗ろうかと】
【特になければこちらもこれから考えます。】
【特にこちらからもないですね。
適当に考えたのは――】
【1、とりあえず適当に異形とバトル】
【2、偶然校舎裏に居合わせての会話】
【3、路地裏で欠損が激しい死体が見つかる。それ自体はほかに数件あってすべてにある共通点が。】
>>477 【初めて会うわけですから1、か3が楽かなと思います】
【3の場合はどうなるのかよくまだ分かりませんが、その先はお任せいたします】
【なので1か3で踊月さんのお好きな方でお願いします】
【じゃあ、1でよろしくお願いします。】
【書き出しはどちらから行いましょうか?】
>>479 【了解いたしました】
【久々ですので書き出しお願いしてもよろしいでしょうか?】
【了解です。しばし時間を下さい。】
「君はその力と縁を切りたいんだろう?」
(殺人鬼との戦いで疲弊しきったところに現れたその男は、そういって此方に手を差し伸べてきた。
そして、自分たちは政府直属の機関であり、異形や異能者、特にあかりのようなもののことを調べているという。
名を「エルダー」――彼らはあかりの目的を手伝う代わりに協力を要請してきた。)
(――それから数日、その組織の一員としていろいろな説明を受けた。
そして、あかりに「エルダー」として動く日がやってきた)
……ここね。
(大規模な開発を計画しておきながら、途中でとん挫したらしい半端に土台だけが立ち並ぶ地帯で
あかりはつぶやく。組織の一員としての印として渡された、五芒星にロゴの入ったエンブレムのついたチョーカーを
撫でながら周囲をうかがう。)
――間違いなら面倒じゃなくてよかったと思うんだけど、そうもいかないみたいね。
(人の気配を指したのか、ソレは這い出てくる――四足歩行、遠目から見ただけならば犬に見えなくもない。
だがその体は大きく、ゆうに2mは越えている。
おまけに背中や四肢にはひれのようなものがついており――)
「ボアアアアアアァァァァッ!!!」
(犬にしては獰猛な低い威嚇の叫びをあげた。)
【こんな感じでよろしくお願いします。】
「…アァァァァッ――……」
(獣の咆哮が大気を震わせて響く。
その声は低く、遠く、残響というには小さすぎたが
それでも津田菘には十分だった。
名残惜しそうに残ったスープを見て箸を置いた。)
おごちそうさま。
またネ。
(広い索敵範囲を持つことは当然、能力としては悪くないのだが
その分、私的な時間を奪われている気がして愚痴のひとつも言いたくなる。)
ま、腹ごなしの運動ってことにしよっか。
(樹木を蹴り飛ばして声の元、異形まで一直線に駆ける。
枝から枝ではなく幹から幹へ、強烈な足跡を残して飛び移る。
異形の力に異能によるブーストをかけた脚力は大木を圧し折り、
森林においても、高速移動を可能にする。)
到着ッーって。
……ってコレ、私来なくて良かったんじゃないの?
(大木の枝に留まり、頬杖をついて下をみやる。
それなりに手強そうな狗の異形と、手練に見える女性の退魔師?
尋常でない気配を持っていて、異形を排そうとしているのは明らかだ。)
…でもないか。
あの狗ちょっと強そうだわ。
(手伝うか?どうするか?
迷いつつ、まずは見に回ることにする。
何にせよ異形と退魔師の力関係次第といったところだろう。)
(獣の方向を聴きながらあかりは安堵する。
人間が相手でなくてよかったと………そして、同時にいら立ちを覚える。
あかりを敵として認めた異形に、それほど自分を人として見られないのかと。)
…………
(いら立ちのままに前に足を出せば、獣の四肢に力が籠る。
獲物ではなく、外敵に対する反応――飛びついてきたそれを立ち位置を横にずらすことでかわす。
その隙に反撃を――と思ったところで獣が横に回転。
背や尾についたヒレが鋸のごとき鋭さであかりを襲う………)
ちっ…………
(咄嗟に出した右腕で刃を捌く――腕が切り裂かれ鮮血が溢れる。
――痛みは、なかった。
そのことに呆然と血が出る右腕を見つめる。自分の意思で動かすことはできる、けれど感覚がない腕。
あの時、自分の中の「無貌」に喰われた、うで。)
……っっ!!
(呆然としている間にも異形は襲ってくる。
それに対する反応は遅れ、押し倒され、強靭な前肢で肩を抑えられる……。)
わ、やるなあ。
(呑気な賞賛の声は、異形に向けられていた。
獣らしい鋭くトリッキーな攻勢。
それに比べて人の方は動きに精彩を欠いているように見えた。
あー…、右腕の不具合、ね。
(対応を誤ったというよりは対応したはずなのに、という驚愕の顔が
雄弁に示していた。)
しょうがない、いこう。
(台詞に反して意気揚々と戦場へ飛び込む。
体を動かすこと、力を解放すること、修行した技術を存分に振るうこと。
それらはやはり愉しみなのだ。)
よっと。
(大木を蹴り抜き。無謀としか言いようがないスピードで地面へ突進する。
四肢で大地を捉えると小さなクレーターが出来ていた。)
せ〜のッ!
(そのまま両手をつけて異形の脇腹に蹴りを放つ。
体勢は不十分。
それでも不意打ちであることもあって異形を吹き飛ばすには十分な威力だった。)
イタタ……。
あ、大丈夫?
(右手に息をかけて、ひらひらと振りながら声をかける。)
(仕方ない、使うか――そう思考した瞬間だった。
牙を突き立てようとしていた獣が横転する。
ふと、軽くなった肩を抑えながら上体を起こすと、獣と比べてかなり小さい少女がそこにいた。
考えるまでもない、その少女に助けられたのだ。)
――どうも、助けられたわね。
何かやってるのかしら…………随分と軽々吹っ飛ばした見たいだけど?
(1.5、6mといったところか。それくらいの距離まで吹っ飛んだ獣が即座に体勢を立て直す。
頭を低くし、刃のごとき尾を立て、二人を見据える。
あかりは右腕に注意を向ける。何故だかこんな時にあの時「無貌」が喰った殺人鬼の顔が浮かぶ。
それを振り払うように軽く首を横に振ると津田の方に視線を向ける。ただし、その表情を直視せずに。)
良ければ、協力してくれるかしら…………無理にとは言わないわ。
正直、あの状態を何とかしてくれただけでも十分に助かったから。
(自然に出た助けを要請する行動を上塗りするかのように強気な言葉を並び立てる。
ぐっと左腕を握り締め手のひらを地面に向ける――数秒ためらった後にそれを行使する。)
「デ・マリニィの時計」、来なさい。
(足元の影から伸びた闇色の大鎌を掴み、それを構えた。)
……ドウイタシマシテ。
なにもやってないよ。
ただの怪力とでも思っておいてよ。
(なんだ、と内心肩を竦める。
九死に一生、ではなく奥の手を出さなくて済んだという余裕が見て取れた。
それで損をした、というわけではないのだけれど。)
?
勿論、そのつもりで来たんだよ。
(にこやかに応じつつも
何か後ろめたそうな、不安そうな表情に首を傾げる。)
おお。
じゃあソレでトドメはまかせようカナ。
(どういう理屈か知らないが、踊月が地面から取り出した
命を刈り取る形の武器をみて感嘆する。
躊躇うところを見るに、リスクを伴うが振るえば確実に異形を絶命させるのだろう。
ならば自分がやることは1つ。)
アイツのそっ首、そこに差し出させればいいんだよね。
じゃあ……いっくよ。
(クラウチングスタートのような姿勢を取った。
厳密には異なる。指を地面に添えるのではなく掴む。
強く強く力を込めて姿勢を低くする。
鬼の視認出来るかのような強い妖気が菘から立ち上る。
――鬼の筋力機械の出力、異能による能力強化、ヒトの軽気功の技術。
全てを併せたスピードで突進する。)
オオオオォォォッ!
(すれ違い様に機械の肘をぶつける。
――狗の右前足を容易に切断する。
止まらない。大木を踏み場にしてさらに跳躍する。
スピードを落とすどころか加速して行く。
尾を切断。漸く反応を見せるが――遅い。
左前足と後足を同時に吹き飛ばされ、狗は地を這う。
同時に――菘は反則じみたスピードと引き換えにバランスを崩し横転していた。
止まることも出来ずに地面をバウンドし、踊月の横を抜けてどこまでも吹っ飛んでいく。)
(考え至った、というよりも嗅ぎ取ったという方が正しいか。
とにかく鋭い感覚で、あかりの心中を察知しているのか言外に
疑問が含まれてるのが取れる。――手ごわそうだ、と思った。)
あら、優しいのね。それじゃよろしくお願いするわ……
(ふっと軽く笑みを浮かべて応じる。
耳の奥で耳鳴りがする。あかりを狂わせようと無貌が囁く――
視界が闇に染まっていく。右腕から溢れる血の匂いが気分を高揚させる――)
(津田の言葉で彼女が何をするか、手段はともかくとして大きな隙を作り出してくれると
理解すると、腰を落とし、いつでも、どの距離でも即座に詰めて差し出された首を着落とせる体制を作る。)
(――異、機、鬼。三つの力が津田の中で渦巻いたと思えば爆発。
視認しがたい速度で弾丸のごとく津田が飛び出した。
およそ人間には為しえない速度で縦横無尽に駆け抜け地に伏した異形の首が
宣言通りに差し出され――)
くく、うふふ、あははははははははははは!!
(意味もなくあかりの気分が高揚した。
耳奥に響く狂った音が心地よく思えてくる――視界の隅にあるヤツ等が躍っている
右腕から溢れ出た闇が大鎌と一体化して振り上げられる。)
速い、鋭い………ふふっ、ナニアナタ……そんなことができるヒトなの?
ふふっ、あはは………丁度いいわ、うんこれで狩れる。
潰して砕いて、刻んで回す廻す、廻るの――――ッッ!!
(狂った笑みを浮かべながら下から救い上げるように大鎌――と一体化した右腕を振るう。
一刀目で首が舞い、次の二頭目で脇腹を刃先で貫き持ち上げる。
首とほとんどの脚を失った死体が夜空に掲げられ、辺りに血をまき散らす。)
くふふふ、ふふふ、ひゃーはははははははははははは!!――――あ?
(降り注ぐ血の雨、頭から赤黒いものを被りながら高く嗤い声をあげていた
あかりがふと正気に返る――帰ることができた。そして自分が何をしているか、頬を濡らす冷たいものがなんなのか
――思考が凍った、考えたくなかったけれど眼をそむけるわけにもいかなかった……)
489 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 00:09:12.78 ID:YUV/aK9c
、
(七転八倒――の文字通りにごろごろと何処までも転がっていく。
やがて木にぶつかり、ようやく止まることが出来ていた。
異形から負った傷は皆無だったが、いくつかすり傷が出来てしまっていた。)
アイタタタ……。
さて、狩れたのかな?。
――!?
(ゾっとした。後ろから冷水を浴びせられたより性質の悪い寒気。
ヘラヘラとした状態から一気に戦闘態勢に入る。
頭の中で、引っ切り無しに警報がなっている。
先ほどの異形など生易しい。まるで上位の鬼と戦うような――。
本気の本気――振るえば絶大な威力と引き換えに四肢が砕け散る
津田菘の異能の極意を発動可能な状態にしていた。
異様な哄笑、狂気に気おされただけではない何かが、そこにはあった。
逃げられるだろうか――否。
ならば、勝てるだろうか――?
いや、後ろから一撃で首を撥ねれば或は―……。
迷いは長いようで一瞬。
意を決しスタートを踏んだ瞬間、寒気は消え去り拍子を崩す。)
わッ――……!
(……結果またゴロゴロと来た道を転がって踊月の前に転がりでることになった。)
……タダイマ。
や、元気?
(間の抜けた挨拶をした、と苦笑いして声をかける。)
――あ…………
(血濡れの顔で振り返る。
ゴロゴロと転がってきた津田と目が合う――どういえばいいのか、今の行動は見られたのか?
いや、見られないはずはない。じゃあどういう反応を示すべきなのか。)
ええ、元気よ。
大丈夫かしら、ものすごい勢いで転がっていったみたいだけど?
(とった選択はあくまで上から目線での言葉。
狂気に溺れそうだったことを悟られまいと、ただ穏やかに笑って見せ
手を差し伸べる――余裕のある人間の行為。)
(大鎌と一体化していた腕は元に戻っていて、下せば先端に引っかかった死体を容易に捨てられた。
まとわりつく獣の血の匂いが食欲を掻きたてる――それを抑え込むために津田の方をなるべく直視しないようにして)
おかげでこっちは無傷、アナタは?
(髪をかき上げようとして、妙にごわつくのを感じる
指先に付着したものを見ればそれは血で、あれだけ派手に血を浴びればこうもなるかとため息を吐いた。)
すぐ、治るよ。
(悪戯っぽく笑ってみせる。
既に傷が塞がりかけている。
次の日には跡形もなくなっているだろう。)
ありがと。
(手をしっかり握り締めて無意識に気を探る。
先ほどの怖気の招待を見極めるように。
結局、感じた邪神のような気配は影も形も無かったが……。)
コケて擦り剥いたぐらいだねえ。
はは、ちょっと後のこと考えてなかったや。
(けらけらと無邪気に笑って制服についた土ぼこりを落とす。)
お互い大変だねえ。
(あくまで邪気なく、意味深に呼びかける。
何かの力を仮り、また呑まれないように必死なのだろうという共感だった。)
あ、名乗ってなかったね。
私は津田菘。
その辺のありふれた?退魔の組織のふつうの一員、かな。
あなたは?
(ありふれた、と口にしてから自ら首を傾げ苦笑しつつ自己紹介する。
間違ってもありふれるものではないし、また、退魔の組織としても
自分の所属組織が一般的なものとは思えなかったからだ。)
(――無邪気に笑っているところを見ると、アレは見られていなかったのか
それとも津田にとってあれはありふれた光景なのか。
いずれにせよ、態度が変わらないというのはいいことだ。)
お互いってことはアナタも、そういうの?
(少し驚いたかのように目を開く。
「無貌」が先ほどから大人しいのも何か関係があるのだろうか?
内からの刺激がいつもに比べて小さい。)
菘ちゃんね………
私は――あー、何だったかしら政府なんとか公安………は入っていたわよね、えーと。
まぁいいわ。とにかく、怪異の専門組織「エルダー」所属の踊月あかり。
どこかの組織の子ならちょっと付き合ってもらえるかしら?
一応、報告書とか書かなきゃならないから………ああ、もちろん付き合わせるお礼はするわよ。
(そう言いながら、首元のエンブレムを撫でる。
笑みを浮かべることはできるが、どうしても菘の顔を直視することはできなかった。
ひとまず、格好的に考えても迎えをもらわなければならないと、携帯を取り出して――)
ええ、ああ、うん。
まあ、何が起こってもどんなヒトが居てもおかしくないみたいだしね。
この辺は特に。
(力を解放した時点で気付かれていたと思っていた。
調子を崩し曖昧に答える。)
ん?
いいけど何に?
お礼は別にいいんだけど……。
一々報告するの?コレ。
(ただの肉隗になった異形を指差して。)
ああもう、汚れ落ちないなあこれ。
(二度も盛大に転んだ結果、大きく汚れがついてしまっていた
自業自得だが、ゴシゴシとドロを擦って嘆く。)
………もうちょっと早く会いたかったわね
(ぼそりと一言だけつぶやく。
似たような境遇の人間を見つけることはできた、あの力はそういうものかと
納得することもできた――けれどもそれで喜ぶにはこの身はなじみすぎていた。)
ええ、それもちゃんと回収してしかるべき機関に流さなきゃならないし
場所の情報も流さないとならない………
政府公認っていうのはそういうものらしいわ。
(けれどもだからこそ得られる情報もあるから一概に面倒の一言で片づけるわけにもいかない。
ため息交じりにメール、内容は数字を入れるだけ。それで決められた対処が為される――)
クリーニング代持ちましょうか?
予備の制服もこっちで用意することもできるけど――――
(などと、たわいもないことを言いながら迎えが来るのを待つ。
その日に出会った少女とあかりにしては長い時間ともいることになった――)
【此方はこんな感じで〆でお願いします。】
うん?
(呟きの意図が読み取れず首を傾げる。
踊月の横顔を見て、まあいいやと首を鳴らした。)
ウチは全部後始末は人任せだなあ。
ああ、制服は別にいいよ。
こっちでもそのぐらいはでるしさ。
(ひらひらと手をふって答えた。
その掌には先ほど負った傷はもう跡形も見えない。
土まみれの自分と血まみれの相手。
その汚れた衣装が、戦いの証と言ったところか。)
そんなことより私は明日どのラーメン屋いくかのほうが悩ましいなあ。
今日は魚介スープだったから明日はトンコツかなあ。
(などと上の空に会話をしつつ、ふと周りを見渡す。
怖気の残滓を感じ、軽く首を竦める。)
……。
(四肢はおろか首まで?がれた引き裂かれた胴を見て
クワバラクワバラ、と芝居がかったように身を震わせる。
あのまま正気を彼女が取り戻さなければこうなっていたかと思うと……。
四肢を亡くした経験のある身として不吉な予感が外れてよかったと思ったのだった。)
【こちらもこれで〆ます。ありがとうございました】
【はい、見届けました。
お付き合いありがとうございました、お疲れ様です。
それではこれで失礼しますね。おやすみなさい。】
498 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 13:38:30.79 ID:YUV/aK9c
おつ
【こんばんは、待機させて頂きますね。ちなみにプロフは
>>14にあります】
【どなたでも、お気軽に声をおかけ下さい】
【お邪魔しました、それでは失礼しますね】
501 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 18:47:23.72 ID:Q+VO30MU
またね
【ちょっとばかり、概ね1時くらいまで待機】
【時間も時間だし、打ち合わせだけとか触りだけでも】
【テンプレは
>>395を参照よろしくー】
【帰る、まあまたそのうちにでも】
504 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 05:42:12.13 ID:ivLR5zc0
いらね
【撤退―撤退―!】
507 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/03(木) 02:02:15.00 ID:p/d+JZk7
いらね
【名前】穂村 灯(ほむら ともり)
【年齢】15
【性別】女
【身長】170cm
【3サイズ】86/64/85
【容貌】染めた金髪のロングヘア 吊り目
背が高く、色白 傷多し(特に両手)
【能力】『熱血』――血液を媒介に高温の炎を召喚・操作する
以上を内燃させることによって体温が上がるたび身体能力が上昇する
【希望】雑談 バトル エロル
【NG】 グロリョナ排泄妊娠
【弱点】冷気 酸欠 オーバーヒート
【備考】高等部一年生年生 料理同好会会員 技は我流の喧嘩殺法
普段は極めてマイペースでダウナー よく寝ている
表情が薄く、口数も少ないので敬遠されてる 外道は殴って黙らせるタイプ
以上の性格と能力発現によって、中学生の時から能力者や豪傑から喧嘩を売られることが多かった
現在はハードル上げと実益のため、一回一万円を賭けてのタイマンのみ受け付けている
自宅がバイク屋。原付免許しか取得していないが大型二輪にも乗れる。
【参加希望です よろしくお願いします】
ここは能力者育成学園じゃないんだけどわかってるのか?
能力者が普通に存在してるみたいなプロフィールの書き方だけど
510 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 14:41:36.58 ID:Devy1Egx
ふーん
【待機いたします。プロフは
>>13をごらんください】
【待機解除します。ありがとうございました】
こんちわ。ちょっとだけ。
>>509 公にはされていないけど、知ってる人は知ってるって感じの認識。
異能者だけどさ、あたしは組織人みたいなプロじゃない。
そういうプロがいることもまだ知らない。
だから自分と同じシロウト異能者相手に金稼ぎと喧嘩してる、って感じで。
>>513 >公にはされていないけど、知ってる人は知ってるって感じの認識。
ここは共有設定だよ。
何故ほむほむが勝手に決めてんの?
何故毎回無言落ちなんだよ…
>>514 そうとんがりなさんな。
「わかってるのか?」って聞かれたから、ルールを読んだ上であたしがどう認識してるかを答えただけ。
その上でプロフィールを書きました……っと。
細々したことはロールでやりたいから、
あんまりプロフィールに色々書きたくなかったんだけど、説明不足だったかな。悪いね。
待機するつもりはなかったし、今晩はこれで帰るよ。
517 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/05(土) 11:52:27.33 ID:i7Jd8Sjt
だな
【ふ、ふ、ふっか〜つつ!?】
【プロフは
>>15、リハビリっぽく待機だよ〜】
【そんじゃ、おち〜っ】
520 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/06(日) 02:43:43.41 ID:06xBs0mU
いたか
(どこにでもありそうな噂だった)
(よなよな裏山で怪しい光が目撃されるだの、謎の飛行物体がたびたびその山に降りてくるだの。
どこにでもあるような都市伝説。
それが出回り始めたのはこの一ヶ月内のこと――場所は、学園のある町から少し離れた地域の山)
(距離としては学園のある場所から駅5つ分程度だろうか)
(前々からご神木があったとかで、山頂には小さな小さな社があるらしい)
(とはいえ、もちろん明かりなど必要最低限のものしかない。入口から山に入ってしまえば、
木々の間から差し込む月明かりが、道を照らすほかない。
他に頼るものがあるとすれば、それは人工の明かりを持ちこんだ者だけの特権であろう)
(――そして、その都市伝説に加えて昔からもう一つ、古い都市伝説があった)
(満月の夜に一人でその社にいくと、白い着物をきた女の幽霊が現れる、というものである)
【水鏡さんとのロールに場所をお借りいたします】
【簡単にこのような感じで――何か、問題がありましたら、いつも通り遠慮なく、と】
522 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/06(日) 21:15:25.54 ID:06xBs0mU
ほ
>>521 (正直言って、その噂を聞いたときには眉唾だと思った。
だが、これまで何度となく「火のないところに煙は立たない」を地でいく事象にも、出くわしている。
それにしたって雰囲気ありすぎ、胡散臭すぎだろう、と思いながらも、満月の夜をわざわざ調べて、
こうして来ている自分は何なのか)
物好きにもほどがあるってね…
(いつものウィンドブレーカーに、いつものスポーツバッグ。
終電も気にはなったが、最悪ロードワーク代わりに走って帰れないこともない距離だ。
どうにでもなれ、とそのあたりはあまり深く、考えないことにする。
一応ハンドライトも用意してきてはいるが、いまのところギリギリ灯りは必要なさそうだ。
闇に慣れた目で、張り出した枝を透かして注ぐ冷たい月の光を頼りに、社を目指していく。
社のほかには何もないようなところなのは地図で確認済みで、この一本道を辿るより他はないはずだ)
鬼が出るのか蛇なのか、はたまたUFOかな…
(それでもやはり、本能的に闇は怖い。
が、足元を照らすためにライトをつければ、襲ってくださいと派手に目印をつけているようなものだ。
慎重に気配をさぐりながらも、今のところは何も感じない――)
空振り、かな?
(それならそれでいい、と思いつつ、ようやく参道らしくなってきた道を辿り続けて――)
【よろしくお願いいたします。何が出るかな♪とワクテカしておりますので】
>>523 (山頂。もともとそんなに高い山でもなく、
ほどなく歩けば辿りついた先にあったのは、ごく小さな社である。
月夜が良く見えるほど上はひらけていて、丁度ライト代わりのように月明かりがそれを照らしている)
(―――りぃん)
(闇の中。静けさのその中を縫うようにして響いたのは、小さな鈴の音)
……ふん。
いつもと違う匂いすると思って来てみれば汝(うぬ)か。ようもまあ、こんなところまで来るものよ。
カモフラージュしておったに辿りつくとは、つくづく面倒な事に首を突っ込むのが好きな男じゃて。
(白く長い髪をゆるーく一つにまとめ、身にまとっているのは薄い黒の着物)
(とはいえ、その無駄にひらかれた胸元にふくらみがないのをみれば、それが男だと分かるだろうか。
だが、その姿は薄く揺らいでいるというか、わずかにかすんでいるようでもあって―――)
それとも、儂の術が綻びおったか?
うむう。こまめに修正とか、マジで儂の性格じゃ無理じゃっつーの。面倒くさいことこのうえないわ。
(さくさく、と草の音を響かせながら"彼"はごちた)
>>524 (しんしんと注ぐ月明かりに、古びた社。
夜の世界を歩くようになってからは、それだけで怖気づくようなことはなかったが…
かすかな鈴の音に眉を寄せて声を探してみれば、あまりにもどこかで聞いたような口調で――)
面倒なことに首を突っ込むのはまあ、修正みたいなものですけど…
念のため、聞いておくけどまさか「弐式」かい?
(正しい名前は夜乃刀、のはずだ。知ってはいたが相手の反応を見るつもりで、そう声を掛ける。
近づいてくるのを見ると、スポーツバッグをどさりと脇に投げ捨て、ウィンドブレーカーも脱ぎ捨てる。
長袖のTシャツにウィンドブレーカーの下だけ、背中の腰の上、バックサイドホルスターのグリップを、一応確かめる)
媛先輩は、どこかな?
別に僕は面倒にするつもりはないから、できれば先輩とお話がしたいかなーとか、思ったんだけど。
(実体なのか霊体なのか幽霊なのか、どうにもよく分からない。
それでも、目の前の人物が媛先輩でないことだけは、見間違えようがない。
かつて戦ったときの気配と、なによりその大時代な喋り方からして、夜乃刀なのは間違いないと思うが…)
(ちりちりと、首の後ろの毛が逆立つ、気がする。
とんでもない手違いがあったような、重大な見落としがあるような漠然とした嫌な感じが振り払えず――)
説明するまで、それ以上近づくな。
ここで何をしている?
(銃を握ったものの、取り出していいかどうか計りかねて腰の後ろに手を回したまま、
片手を突き出し相手を見据えて動きを制しようとして――)
>>525 ふん。あの娘はもうおらぬわ。
なんじゃなんじゃ、この儂と話すのでは不服じゃとか申すのか。ほうほう、たいそうなご身分じゃて。
そもそも、あの娘っこと話したいのであれば直接に連絡をとればよかろう。
なんじゃ、それとも汝(うぬ)はあの女の連絡先も知らぬか。けいたいでんわ、とやらがあるじゃろーに。
(さくり、と。草を踏む音が止まる)
汝(うぬ)に説明する必要性はどこにあるんじゃろうな。ほれ、いうてみ。
(にやりと歯を見せて笑う様は、獣のように)
なんじゃ、儂が悪いことでもしておったら、汝がひっつかまえて儂を何かするのか。
(裸足の足は、草に埋もれて見えないけれど、
しかし、夜乃刀の歩いたあとは汚れていた。どこか赤黒く――風が吹けば"嗅ぎ慣れた"匂いがするはずだ)
>>526 …お前には分からないだろうけど、女性にほいほい電話できるような性格じゃないんだ、僕は。
それと知ってるか知ってないのか、僕の場合と違うからなんともいえないけど…
(嗅ぎなれた匂いを嗅ぎつけて、逆にすうっと血の気が引くように、落ち着いてくる。
銃はいらない、というか、通用しないだろう。
ホルスターごとバッグの上に投げ捨てて)
先輩にいいひとがいるのは、お前も分かってるんだろう?
なら、連絡は控えるべきだ。
(言いたいことだけ言って、いつでも「変わる」準備をして、それでもポケットの携帯の存在を、一応確認する)
…何をしたか、答えろ。
お前から、血の匂いがする。
いいこと悪いこと、それは僕にはよく分からない。
でも―― 相手を殺そうとして襲い掛かるような者には、自分も殺される覚悟があってのことだと、僕はみなす。
自分の血なら、傷の治療も出来るかも、しれない。
他人の血なら…どうするか、そっちの方がよく分かってるんじゃないのか、「夜乃刀」
(携帯、短縮の1番だったか…ポケットの中で操作する。
周囲の音も、ある程度聞こえるはずだ、こちらからかけっぱなしにしておけば、あるいは――
コール寸前まで操作を終えると、あえて相手を挑発するように)
お前は刀、凶器なんだろう?
危ないものは、きちんとしまって不用意にヒトを傷つけないように管理するのが、ヒトの定めだよ。
(先輩がいないことからみて、野放しになっているのだろう、と推測する。
かつての戦いのときはこちらが聖域を荒らしたから、というのもあるのだろうが、
お世辞にも大人しいとか思慮深いとはいえない気性を目の当たりにしている水鏡は、最大限の警戒をして――)
先輩と言う「鞘」がないなら、抜き身のままのお前をほおっておくほど、僕も不知火ものん気じゃないぞ。
【携帯電話で実況中継、なんてのも面白いかなーなんてふと思ってしまいました。】
>>527 ふん。お前がどう見なそうが、儂の知ったことじゃない。
……ふっ、血の匂いは分かっても誰の血なのかまでは分かるまい?
動物のものであったらどうする、ヒトのものであるかもしれぬし、異形のものであるかもしれんのぅ?
しかし、相手を殺そうとして襲いかかる者には、という言葉は悪くないの。
そこで転がっておる娘っ子にも、先にそれを聞かせてやってほしかったものじゃて、かかかっ!
儂はのぅ、別に自分から喧嘩なぞ売っておらぬ。
異形以外に自分からは手出ししておらんしのぅ。ま、力が欲しいものへの"手助け"くらいはしたかもしれぬが。
(近くに転がっていたのは、古くなった丸太)
(木が腐り落ちて倒れたそのままになっているようで、それに腰をかけると両手を無防備に後ろについて)
しかり、儂は凶器じゃ。
しかしのう、水鏡よ。儂は意思をもった凶器じゃ。
……あの娘っ子が鞘じゃて? よくもまぁ、笑わせる台詞をぽんぽんと言えるものよ。まったくわらけるのう。
(にぃ、と笑ったまま)
そう言いながらちゃっかり用意をしておるではないか。
なんじゃ、いいひとがおっても「でんわ」をかけるくらいの気概はあるか。カッカッ!それでこそ男じゃて。
好きにするがよい。……儂に汝が向かってくるもこのまま帰るも好きにするがよいぞ。
儂は自分に向かってきたもの以外には牙をむかぬ。――有事は除くが、なァ?
【携帯電話の件は、好きなように】
【……ええっと、もしかすると流れ次第でのお言葉に甘えて少々路線変更がはいるかもしれませんが
ちょ、それ困る!とのことでしたら、どうぞ仰ってくださいッ】
>>528 (誰の血かは分からない、のは相手の言うとおりだ。
唇を噛んで、じっくりと夜乃刀の言葉を吟味する――
腰を下ろして、更に手を後ろについた姿勢はとてもこちらに襲い掛かってくるとは思えない。
若干だが、張り詰めそうになるテンションを抑えてけげんそうに眉を寄せて…)
意思を持った凶器、意思を持った狂気、か…まるで…
(自分のようだ、と残りの言葉は口にされることはない。
ふっと衝動のままに、携帯のコールボタンを押す。先輩、出てくれるだろうか…
そちらはあまり気にせず、思ったままを口にして)
どうせそっちがつっかかってくるように仕向けたとか、そんなところじゃないのか?
なあ、夜乃刀、教えてくれよ。
凶器のお前は、何がしたいんだ?どこに行きたいんだ…
そして…「瑠璃」って名前を、知ってるか?
(歯向かわなければ、こっちに襲い掛かってくることはなさそうだ、こちらも距離を置いて立ち木にとん、と背をもたせかけて)
断っておくけど、血の匂いの件はあとではっきりさせる。
それでも、聞いてみたいんだ。
「意思を持った凶器」であるお前は、何のためにこの世に生み出されたんだ?
意思があってもなくても、どうせこの世に争いの種なんて、絶える事はないのに…
お前に意思を与えてくれたヒトは、一体何を考えてたんだ?分かるか?
分かるなら、僕に教えてくれよ、夜乃刀…
(一時休戦と時間稼ぎの意味もあったが、思いが口をつくままに言葉にして、
時折ゆら、とゆらめく輪郭が定かではない着物の男をじっと見据えていて)
【既定の路線をこちらから、逸脱してみます。後で360度回転できれば戻っても、
あれー?と思いつつ流されてしまってもそれはそれで。
先輩のほうこそそれはマズイ、ってことでしたらなんなりと変更を加えてしまっておっけーです】
【ちなみに、携帯はポケットの中なので、声がよく聞こえたり聞こえなかったりかもです。
都合のわるいところは聞こえなかったことにしてしまって全然おっけー、なよく分からない通話が掛かってきた、みたいな処理でもいいかと】
>>529 知らぬ。そこで沸点ひくくつっかかってくる方が悪いとは思わぬか。そうじゃろうて、そうに違いない。
(どこか上機嫌に喉で笑いながら、男は小首を傾げた)
「瑠璃」の名前は知っておる。
汝(うぬ)がみだらに口にすることに対して少々の不快感をおぼえる程度には知っておる。
……ふん、分かるわけあるまい。
意思のある凶器として生まれたからには、その意思のある凶器らしく生きるしかない。
そのようなもの、生きて儂らを生みだしたものに直接聞け。
本当に「意思のある凶器」であれば、そもそもそのような事を考えぬでな。儂らに与えられた「意思」とは自我ではない。
主人の意図を考える時点で、疑問に思う時点で、それはもはや儂らとは違う存在。
(声高らかに、話す)
どのようにして、どのようにあるべきか。それはもう「凶器」として生まれた時点から刷り込まれておる。
儂はただ、異形を狩るためだけにある。それだけじゃての。
だが、異形を狩るために――相応しい主人の元で働くためでもある。あの娘っ子はよろしくないの。
儂らが選べることはそう多くはない。せいぜい「主人」を選ぶことだけが、意思として許されることじゃての。
儂はそれに忠実に動いておるだけじゃ。
(どこまでが本当か。ところどころ矛盾した言葉を吐きだしているあたり、適当に言葉を弄っているのだろう)
(とそこで、会話が途切れた時)
(小さな音がした。それは、携帯電話のバイブレーションのように)
……ふん、随分と長い「ちゃくしん」じゃのう。儂が喋っている間に切れるかとおもうたが。
【そして了解、ですっ――とはいえ、少々どころか本当に結構展開ズラしてきてしまった、気が致します…】
>>531 よく、わかった。
ただただ、相手を滅ぼすのみなのが、お前の意思なんだな…
(産みの親(?)に対する敬意は持ち合わせているらしい。
疑問符つきだったのものを確信に変えながら、夜乃刀の言葉に聞き入って)
意思、とは自我ではない、か…それなら…
(すっと唇に、指を当てる)
ならば、こちらも同じ「意思」の持ち主と話すがいい。
話が合うかどうかは、請け負わないけどね、ね。
(いつもの「変わる」仕草をして――)
よー、じじい。久しぶりだな。
こっちはおめーのシケた匂いなんか、別に一生嗅がなくたってもんくねーんだけどよ。
(ニヤニヤ笑いを浮かべた顔に、揺らめく炎のような、人魂のような紋様がぼんやりと浮かび上がる。
ひらひらと適当に振った手のひらにも、紋様がゆらめいて――)
てえことは、おめーさん、凶器ほうりっぱなしってことか。
刀は鞘に、包丁は台所にしまっとくもんだろ?あぶなくてしょーがねーや。ちっと待ってろ。
(そこはもう、無造作に携帯をポケットから取り出して)
はろはろー、オレ様、不知火。
で、目の前にヤノトのじじいがいるんだけど、これってどーゆーこと?
すっきりさっぱりせつめいしてくれや、おヒメさん。
あと、なーんかもうすでに何人かヤっちまったよーな、やべー匂いがじじいからする。
なんでか分かるなら、手短にヨロシク。
(当人を前に何憚ることなく、通話が繋がったとたんにまくし立てる。
一応こっそりしてたのを、まるきり台無しにしてしまって…)
【いっそのこと、このぐらいで如何でしょうか?】
>>533 (震えるような機械音。それは明らかに携帯のバイブレーションだった。
そして、闇の中で響いているその音が途切れた時、既に目の前の男は変わっていた)
『――留守番電話サービスセンターに、接続します……』
(しばらくして相手の電話口に出たのは、当人ではなかった)
(機械的な声。それは相手の不在を伝える音だ。もしくは、相手が電話に出られないことを伝える音)
ふん。電話に出ぬか?……くくっ、出ぬであろうな、出るわけがない。
何ならその娘っ子のかわりに儂が説明してやってもよいぞ。
もはやあの娘っ子は話せる状況ではないからのう。ふう、元所有者に気遣ってやるなんて
儂はなんという「式」の鏡か、褒めてくれてもよいのじゃぞ、ほれほれ!
(酷く愉快そうに声をあげながら、笑う)
あとのぅ、別に儂は子供ひとり手をくだしておらぬぞ。
勘違いするで無い。儂はただただ殺してきたのは異形のみじゃて――カカッ、汝(うぬ)ごとき殺戮兵器とは違うでのお。
>>534 って…あれ?空振りかよ。
(よく相手も確認しないほうが悪いのであるが、ちっと舌打ちして、携帯を切ってしまう)
フラレちまったよ、ってそっちが説明してくれんのかい。
(腕を組んで、ふんふんと一応話には聞き入って)
おーおー、あんたは大したもんだ。
式ってつくからにはホントは式神の一種かとも思ったが、まるっきり別モンじゃねーか。
つか、モノじゃなくてヒトにくっつく、式なのか?
殺戮兵器とは言ってくれるじゃねーか。
オレ様をモノあつかいすんなよ、凶器。
まごうかたなき、元はニンゲンだぜ?
作られたって意味じゃ、そっちと対してかわんねーかもしれねーが。
(ひょいっと肩をすくめてから…くんくんと鼻をうごめかせる)
えーっと、論より証拠ってな。
どっからだ、この物騒な匂いは…
実際、検分してみねーことには、じじいの言うことなんか信用できるか。
(「そのへんにころがってるむすめっこ」を探して、匂いを辿っていき)
コトと場合によってはボコるから、言いたいことあるなら今のうちだぞ?聞いてやる。
(と不遜な態度で、草むらに分け入っていって)
>>535 ヒトについて何が悪い。汝(うぬ)は「イタコ」を知っておるか、あれと似たようなものじゃて。
(足をぶらぶらさせながら、子供のように肩を竦める)
そして兵器を兵器扱いして何が悪い。
近の時代ではヒトも兵器になるらしいではないか、まあ、儂は現代の言葉の定義などしらぬがのー。
というか、汝(うぬ)も大概に年のくせに、儂の事をじじい呼ばわりするとはなんたることか!
(ぷう、と可愛らしく頬を膨らませてみても男である)
……ふん、知らぬ。好きすればよかろうて。
儂は自分から手を下すことはないし、したとしても正当防衛よ。
――だいたい、そんなものは"ヒト"ではない。あやつこそ、ただの"モノ"で器よ。
そういうものになるために生れて来たとしか思えぬぞ、のう、まったくそうは思わぬか、汝も。
(よいしょ、と立ち上がる)
(そして不知火の後ろ姿を見つめるその目は、まるで悪戯をしかけている最中の子供のようでもあった)
(――草むらを分けいったさき、光に照らされてきらりと光るものがあった)
(それは「糸」だ。細い細い糸が何本も木々の間に絡まっている。
長い糸、そして――細い手足が、人形のように力なくその糸にからまっていた。正確には、その肢体全てがだ)
(長い髪は乱雑に散らばる。――ポケットから除く携帯は、ぴかぴかと着信を告げる光を発していた)
>>536 (眉を顰めながら、草むらをかきわけ、夜乃刀の話を聞いていて――)
ま、そだな。どんな得物よりも、それを使う人間のほーがつえーもんだ。分かるか?凶器。
あと、オレさま永遠の18歳、青春まっただなかだから。
じじくせー言葉つかってるだけでもー合うと、じじいだろ。
(ぴたり、と脚を止めて、蜘蛛の巣に捉えられたような「得物」を見つめる)
せいとーぼーえー、ねえ…ま、返り討ちにあった、ってことか。
殺したんじゃ、あるめーな?
(ここからでは息があるのかどうかさえ、よくわからない。それを確かめる前に――)
答えろ、夜乃刀。
先輩を、先輩を手に掛けたのか?殺して…死んでしまったのか?
(ゆっくりと、振り返る。体中にも顔にも紋様が浮いたままだが、目だけは笑っていない。
瞋恚を浮かべ、間違えようのない強烈な殺気を湛えた目で夜乃刀を見据える)
5秒で答えろ。さもなくば僕がお前を殺す。
(ぎちっと拳を握り締め「恭弥」の瞳のまま、射殺すような獰猛な目線を夜乃刀にねじ込んで――)
それと、ヒメ先輩はモノじゃない。
モノじゃないから、苦しいんだ。
凶器の分際でほざくなよ、道具が。
(さらに憎しみを込めて、吐き捨てた)
【ま、まさか前フリだけでここまでかかるとは…水鏡恭弥、一生の不覚(を今まで一体何度繰り返したことか…)
先輩のレスで一旦凍結にさせてもらえたらなー、なんて希望してみます。
プラス、事情が変わりまして明日月曜日はちと予定が不透明になりましたので、
火曜日の21時以降で先輩の都合のいい日まで、再開を日延べさせていただきたく…
こちらの都合ばかりで申し訳ありません】
>>537 (草をかき分けて、その背を追う)
(振りむいた男に対して、「彼」はただただ楽しそうに楽しそうに笑うだけだった。悪戯を成功させた子供のように)
――ふん、儂はそんなことよりも、汝がいまどっちなのかに興味がある。
なんじゃ、そのままで"意思"の切り替えができるとは便利なものじゃて。その体は共有かのぅ?
死んでいるかいないかくらい、手前で確かめるがよかろうて。
まあ、その前にしっかりと儂と遊んでもらわねばならぬがのう。借りが残っておる。
(ぎらぎらと、獣のような目で「彼」は楽しそうに武器を取り出した)
(その手に握られる刃。ゆらりと現れる日本刀は、「彼」と同じような光を纏っている)
のう、モノとヒトの定義とは何か。
生きていればよいのか、生きていればモノではなくヒトなのか――ッ!!
(楽しそうに刃を構え、そしてそのまま真っすぐに前へ)
(獰猛な視線をむしろ心地よく感じているかのような笑みを浮かべて、それは髪を揺らして走った)
苦しめばヒトか?なれば儂もヒトじゃてのぅ、いっちょまえに苦しみくらいもっておる。
ならば、汝もヒトか。いちょまえに苦しみでももっておるか? カカカ――ッ!!
儂を道具と称すならば、所詮汝も道具で、その女も道具ではないか……ッ!
【というわけで、凍結了解です】
【こちらの火曜以降の予定はまだちょっと不透明で――分かり次第連絡いたしますので、
それまでは一応置き、ということで進めていただければ幸いです。恐らく、水曜は大丈夫なは、ず】
【久々のお相手ありがとうございまた。色々ひっかきまわして申し訳ない限りです。】
>>539 【さっさと確認にいってればこんなことには…でも対話もすんごく楽しませてもらいました。
では可能であれば置かせてもらうことにして、避難所もチェックしておきますね。
今日はもっさもっさしてしまい、しかも、ちゅうにってしまって済みません、全力で楽しませてもらいました。
一応一点だけ、普通に物理攻撃でなぐっても、今のやのっちには通用するのかなあ?と疑問でしたり。
次回もまたこちらこそ、引っ掻き回してしまうかもですが、今度こそなんの手加減もなくお相手していただきたく】
【私も結構もったいぶって引き延ばして対話楽しんでた節がありますので、お互い様にございます】
【任せてください、ちゅうにかげんならまけn】
【具現化している以上は物理攻撃は効くというかのけ反ったり消耗はしても、痛覚はないという感じでしょうか】
【エネルギーが消費はされる、という感じを想定しております】
【問題があれば遠慮なく――というわけで、改めて今日はありがとうございました。お疲れ様です】
【それでは、今宵は先に失礼いたします。ふふ、次も宜しくお願い致しますね】
>>541 【では、お互い全開ちゅうにってことで…次回もよろしくお願いいたします。
こちらこそ、今日のお相手ありがとうございました。僕もこれにて失礼いたします。】
【これにてスレッドをお返しいたします】
【ロールにお借りします】
【ロールにスレを借りるぜっ!】
(11月にもなれば、学校帰りのこの時間帯でも、すっかり陽は落ちて、夕闇へと沈む。
――夕方と夜が曖昧になるこの時間帯。逢ヶ魔時とでも言うのだろうか。
狭い裏路地や人気のない建物の裏影から、今にでもバケモノや妖怪が出てきても不思議ではないこの時間)
(グレーのウインドブレーカーを着こみながら、制服姿で下校途中、近道をする為に、大通りではなく、
裏路地を突っ切って帰ろうとしていた。やはり、人の気配はなく、ひっそりと寂しさを感じさせる。
犯罪が日常茶飯事のように毎日起こり続けているのは、
人工の建築物が立ち並び、あらゆる人の視線を遮るこのような場所が増えている為だろうか。)
(『逢ヶ魔時』と言いながらも、実際に人の身に降りかかる災いは、他ならぬ人自身が生み出しているのかもしれない。
その環境も、その主原因も。――しかしながら、実際は、それだけではない)
……やれやれ、おいでなさったか。
そんなにも餓えてんなら、共食いでもしていろってんだ。
(『逢ヶ魔時』―――、科学技術が発展し、コンクリートの森と化したこの街でも、今なお、
人外、妖怪、妖魔、悪魔、魑魅魍魎、そして異形――、呼称は多々あれど、
人に害をなす存在は、確かに存在する。人を喰らう、そんな存在が)
(苦笑を浮かべながら、辺りを見渡す。この建物に囲まれた狭い裏路地に、わんさかと言わんばかりに、
醜い人型の妖怪――『餓鬼』があちらこちらの影が不気味に姿を現してくる)
(『餓鬼』は気持ち悪い唸り声をあげて、その『獲物』――つまりは、その少年に狙いを定めており)
――ま、俺としてはラッキーなわけだ。
お前たちの牙にかかる人が、ここでストップするわけだからな。
悪いが、これはお前たちの運の尽きだと思うんだな。
(小さく笑うと、ズボンのポケットからナイフを取りだし身構える―――)
【それじゃこんな感じで、そっちが乱入してきて、共闘するって感じでどうかな?よろしくっ!】
545 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 17:34:10.11 ID:tbZR1uMV
。
(冷えたコンクリ壁の間を進む。
よく行くスーパーマーケットに寄っての帰り道は、この裏路地を通らないと大きく迂回することになる。
ちぐはぐな建築計画の狭間に生まれた影には陽の光を嫌うものが身を隠すにはちょうどいいのだろう。
今時の高校生……にしては頬に絆創膏を貼っている姿は、決して日陰の者ではない。
しかし、よくよくそういった存在には縁がある……と、思う)
……話し声……?
(先を見通すにも不自由する暗がりの向こうに無数の気配を察知して、
灯は顔を上げる。はっきりと見えるのはひとり。周りにうごめく何かが幾つか。
聞こえてきた男の台詞は、なるほど確かにひとりごとには不似合いであった。
もっとも、立ち向かおうとしている存在がそれに合わせてくれるようなものとも思えない。)
どうするかな……。あっちは、やる気満々みたいだけど。
(街の自警を買って出るような殊勝な心根は持ち合わせていない。
自分が能力に目覚め、表層であってもこうした異常な常識に関わるようになってから、
進んで『そういうこと』をする人種や組織が存在することも、それとなく聞いている。
例えば目の前に居るのが脆弱な女性や老人であったり、子供であるなら、
進んで割って入る理由にはなろうが……そう考えて身を翻そうとした矢先、
廃材なのか、転がっていた鉄パイプを学校指定のローファーの靴先が小突いた。
転がる音はコンクリ壁の間を賑やかに彩り、注目を集めることになるかもしれない。)
(『餓鬼』たちは、貪欲な欲望を隠そうともせず、ぎらついた視線でこちらを射抜いてくる。
話し合いなど元より出来る状況ではない。それは最初から分かっていたこと。
――ならば、己の取る行動は、決まっている)
悪いが、俺の『自己満足』に付き合って貰うぜ。
………そこにいるどこかの誰かさんもな。
(流石に、音を立てられればその気配も察知できるわけで。
この餓鬼たちを見て、悲鳴を挙げるわけでもなければ、無我夢中で逃げ出すわけでもない。
――となれば、必然的にそこにいる人物は『こういうこと』に慣れているはずで)
もしかして、このまま見捨てるなんて非道なことはしないよなぁ?
無償のボランティアというのもたまにはいいんじゃないか?
(おどけた様子で笑いながら、視線は向けることなくその気配に声を掛ける。
もちろん、このまま姿を消すのであればそれはそれで構わないと思った。
『こういうこと』に慣れている人種は自ら進んで自身の姿を他人に曝そうとはしないものだ。
―――今までに出会ってきたそういう組織に属する人間を何人か見てきたから、それも仕方がないと思った)
(だが、逆に言えばそれだけプロフェッショナルであれば、物音を立てるということはしないはずだ。
たまたま通りすがった『異能者』というところが妥当なところだろう。
このまま姿を消したとしても、障害はないだろう。そう見当をつけていると、餓鬼たちは一斉に飛び掛かる。
――もちろん半数は、物音をさせた気配へと向かって)
(餓える鬼、と書くが、その欲望に対する執着心は強いようで、獲物を逃がさまいとその鋭い爪を振りかざして、
獲物の血肉を求めて襲い掛かる。建物の壁を跳躍し、相手をかく乱させようとする)
(さて、物音をさせた気配について構っている場合ではない。その人物がこちらに加勢するか、
それともそのまま逃げるか。どういう行動に出るかは分からないが、この餓鬼たちがみすみす逃がすとは思えない)
どうせなら、ここでひとつ俺に加勢してくれた方が、アンタもさっさと帰れるって計算じゃないか?
もっとも、無駄に体力消費して、こいつらに狙われ続ける方が良いって言うなら別だけどさ?
(餓鬼たちは、醜い唸り声を挙げてすばしっこく襲い掛かってくる。
その動きを見極めながら、最小限の動きでナイフを突き立て、一匹一匹絶命させていく。
――餓鬼の動き、自分の知る人物たちの洗練されたそれに比べれば目も当てられないくらい、粗雑だ。)
あ。
……ああ……もう。
(靴先の衝撃と続く快音に、長い髪を掻き、いらだちを隠そうともしない息を吐く。
嫌に馴れ馴れしい少年の言い草に何か言い返そうと肩越しに振り向くと、
視界を埋める醜い姿。歪んだ人型に、恐怖。
それに先回ったのが行動だった。肉体は迷わず腕を伸ばし、小ぶりな鬼の頭を鷲掴みにして、
ボクサーよろしく巻かれたバンテージの下にある傷口から、召喚。
オレンジ色の光が灯るとともに、爆音。焼却。)
……。厄日だ、今日。
(身を横に入れ替え、首を亡くした死体が跳びかかってきた勢いのまま吹っ飛んでいくのも見送らずに、深い溜息。
そのまま腰を折って、もうもうと黒煙を上げる手を伸ばし、地面に転がる鉄パイプをがらん、と取り上げる。
長さと重みは申し分なし。がりがりと先端の歪曲部を地面に引きずりながら、すすむ。)
つまり。あたしがやったほうが、あんたは得をすると。
(戦闘狂じみた――少なくともこちらからはそう見える――少年の言動、行動。
斯く状況で余裕を保つ姿。大分、こうした状況に慣れがあるのだろうと判断した。
その様と自分の現況を照らしあわせて芽生える微妙な感情は今のとこを胸に秘めたまま。
踏み込むとともに、飛び交う餓鬼の一匹に対してフルスイング。
轟と風を渦巻かせる長物の殴打は、女の細腕に不似合いな速度と重みをまとう。
速度と体重という力で壁に突き刺さった鬼は、潰れる。
やおら、頭の上に腕をもたげ、)
………ぅああっ!
(唸るような声とともに歯を食いしばり、怯んだ鬼の一匹に、大上段から振り下ろす。
シロウトの動き。 それでも頭の長さが半分程になった鬼は動かなくなり、膝からくずれる。
じゅう、という音。鉄パイプを握った手のところから、そうした音と、煙。)
何匹いるの!
(吠えて、問いかける。集団戦などあまりやらない。)
【ごめん、ちょっと外さなきゃいけなくて…時間かかる、かも】
【21時、遅くても21時半には戻ってくるから…!どうするかは、そっちにお任せするね!
ごめんね!】
いいじゃねえか。俺らに不運が回ってる分、他の奴らが救われるんだからよ。
それでも文句を言うっていうのなら、そりゃ、それこそアンタの運の尽きって奴だよ。
俺とこいつらに関わってしまった、アンタの運の尽き。―――へぇ、炎…いや、熱を使うのか。
(爪を肉に突き立てようと飛び掛かってくる餓鬼の首を、ナイフを閃かせて切り裂き、
その返す手で側面から更に飛び掛かってくる餓鬼の胴体を斜めに切り裂き、身体をアスファルトに叩き付ける)
魔法を扱う奴なら見たことがあるけどな。やれやれ、この街にはどれだけの能力者がいることやら。
ま、そういう組織だけでも、随分とこの街にはひしめき合っているからな。
―――当然っちゃ、当然なんだけど……っと。
(それでも、この街にこれだけの異形と能力者が集まる理由が分からない。
この土地にはそれらを惹きつけるだけの何かがあるのだろうか。……と、今はそれを考えている場合ではない。
触れればあっさりと皮を持って行かれそうな爪をナイフで叩き、バランスを崩した体躯を強烈な肘打ちを喰らわせ、吹き飛ばす。)
いいや、逆さ。あんたがやった方が、あんたの得になる。
――ここを早く片付ければ、それだけあんたは早く帰れる。
それにしても、女だてらにやるじゃないか。―――それだけの力があるのに、見過ごすっていうのは勿体ないな。
(もっともこの『世界』に男も女も関係ないことは良く知っている。その最たる例が自分のよく知る“彼女”だ。
見た目で判断するな。――昔から使い古されてきたこの格言は、目の前にいる彼女も、自分の知る“彼女”にも当てはまりそうだ。
むしろ、この『世界』では、男よりも女の方が逞しいのかもしれない)
安心しろ。奴らも無限数っていうわけじゃなさそうだ。……見ろよ。
(餓鬼たちの動きが鈍くなってきていた。こういう数を為して襲い掛かってくるタイプの異形は、
もちろん『数』が武器だ。それを削って行けば、当然、戦力も落ちてくるわけで、勢いもなくなってきていた。
中には攻撃を躊躇うモノもいるぐらいだ)
さ、ぼちぼち片を付けようぜ。―――やれるな?
【ん、りょーかい!それじゃ、取り敢えず俺も夕食に落ちてくるから、
21時までには避難所に戻ってくるよ。
それではいったんスレをお返ししますっと】
【再びロールにスレを借ります、と】
魔法使い?……っ、今さらか。
(そんな怪体な奴、と言おうとしたが、今の自分の有様だってそれとそうは変わるまい。
ではこの少年はどういったものか。自分のようなわかりやすい能力の発現は見られない。
敵か味方かもわからない相手、情報はナイフと体技に長けているというくらい。
相手の言い草に不満もあり、戦闘相性にも不安が残るが、今優先すべきことを疎かにするわけにもいかなかった。)
っつ、あぁぁっ……! ……え、なに?
あと、あんだけ、……意外と、見た目ほど恐くはないんだ。
(一振り一振りが、スロースターターさながら時間が経つごとに重くなる。
最初は吹き飛ぶだけだった餓鬼だが、いつしか勢いの増した鉄パイプはそこを轢断するほどの威力を生み、
黄金の髪がゆらゆらと炎のように動く。それと同時に息が上がり、
残党を睥睨する目にもちらちらと殺気を揺らめかせていた。
地面に置いて休ませていた鉄パイプを再び担ぎ上げる。
力を込め、エンジンをかけるように体中の血液に呼びかけて……)
………じゃ、……終わらせる、か。
っせ、ーのぉ…………ふッッ!
(片腕で、今度はスイングではなくスローイング。
投擲とともに発火した炎を纏った鉄パイプは、ブーメランのような軌道を描き、
旋回しながら、居並ぶ餓鬼たちを摺り潰し、薙いでいく。
残りの全員を倒せるだけの範囲や勢いではないが、そもそも全部倒すことは分担としては不公平であろうから。)
>>554 熱を扱えるって言う意味でなら、アンタも魔法使いだろ?
―――ま、こんなバケモノが跳梁跋扈してるんだ。正義のヒーローも魔法使いも、いてもおかしくないだろ?
何にしろ、『常識』なんて言葉は最近どうも当てにならないらしい。
(俺もアンタもな、と苦笑を浮かべながら襲い掛かる鬼どもを捌いていく。
視線を巡らせて、鬼の数を確認。数は少なってはいるが、それでも向けられる殺気は衰えない。
むしろ、自分たちの身に危機感を感じはじめたか、躍起になってふたりに向かって跳びかかる)
まぁ、アンタが手伝ってくれたからな。
でも、油断するなよ?手負いの狼ほど厄介なものはないってな。
――おおよそ、狼とは言えないバケモノばかりだけどな。
(誇りも凛々しさもない。あるのは飽くなき欲望のみ。
そんな鬼たちを鉄パイプを手に立ち回る少女を一瞥しながら、自身もその欲望を砕いていく。
しかし、それにしても手際がいいとは言えないが、この数を相手にするとは女ながら体力があるな、と感想を持つ。
炎に包まれた鉄パイプは弧を描く様に鬼たちを薙ぎ倒していく。炎と熱、打撲に、鬼たちは断末魔を挙げて、耳をつんざく)
重畳。それだけやってくれりゃ、十二分だ。……あとは引き受けた。
(刃を逆手に持ち直すと、スッと呼吸を止めて精神を集中させる。
五感の神経が研ぎ澄まされ、空気の流れすら敏感に把握できるほど身体が軽やかになるのを感じる。
―――疾(と)く疾(と)く疾(はや)く。地面を蹴り飛ばすと、風のように鬼たちの間を擦り抜けては、
その際に刃を突き立て、切り裂いていく。裂、裂、裂(さくさくさく)、と。その刃を抵抗する間もなく受けた鬼たちは、
紙屑のように皮膚を裂かれ、体内の血を撒き散らしながら、命を絶って行く)
(残りの鬼たちの間を切り抜いたときには、すべてアスファルトの地面へと体躯を墜落させていた)
魔法使いと、正義のヒーロー。……一緒にしていいもんじゃないでしょ。
(背を壁面に預け、旋回して戻ってきた鉄パイプを手に取る。
その勢いに少し引っ張られながらも、体勢を整えれば、一息をついて体温をクールダウンしていった。)
……。……なるほど……
(あとは、の言葉通り、自分はそれ以上手を貸すようなことはない。
見たところ、相手の能力は速度を上げ下げする類のものだということくらいだ。
目で追えているつもりだが、その太刀筋を果たして見切れているかどうか。
そんな目にも留まらぬ虐殺が終わるのは程なくして。)
拍手とか。したほうがいい?
(戦闘後の静寂の中、鉄パイプの先端で地面をカツンと一度叩き、
表情の薄い顔で、やり遂げたらしい少年にそう告げた。)
………一緒のようなモノだろ?非現実的っていう意味ではさ。
もっとも、その現実さえ、あやふやなものだけどな。
何が常識で、何が、現実なのか。……こういうのを見てると、分からなくなる。
(小さく息を上げながら、倒れ伏せた鬼たちを見遣る。鬼たちは、今までそこにいなかったかのように、
砂の様に身体を崩して、最後には塵と化して消えてしまった。
ナイフをポケットにしまい込みながら、ビルの壁に背中を預けて、呼吸を整える。
そこでようやくゆっくりと戦闘に加勢してくれた少女の姿を眺めて)
……バカにしてんのか?
(彼女に悪意がないことは分かっているつもりだが、少なくとも褒め言葉ではないような気がして溜息をつく。)
まあ、何にしても助かった。サンキュな。
……お疲れさん。
(もともとはこちらが半ば無理やり引きこんだようなものだったが、
悪びれもなく、そう言い退けて笑い、ひらひらと手を振る)
ま…、このままお別れって言うのもなんだな。
俺は、郡太一朗。……アンタは?
(おそらくは初対面であろう少女に名を訪ねて、首を傾げる。
それにしても、熱を扱う能力。組織に所属している人間のようではないようだが、
熱を鉄パイプに伝わらせたり、それを投擲するなど、その力自体には慣れているようだ。
………独学でそれを学んだのか、それとも、誰からか教わったのか。
どちらにしろ、こういうことはどうやら初めてではなさそうだ。)
一般人…というわけじゃなさそうだな。さっきの立ち回りを見る限り。
一体、あんた、何者だ?どうやら、こういう荒事には慣れてるようだけど?
バカに?まさか。むしろお礼の一つでも欲しいくらいだけど。
ひとりで十分だったから、最初から言うつもりはないってこと?
(眉を顰めて思わずそう問いかける。最初から協力を請われたわけではないし、
こっちが勝手に残っただけだろう、といえばそれまで。助勢が必須だったといえば違う。
それでも、まるでそうするのが当たり前だと、こちらの善意を受け止められているならば、
全く余計なことだけに体力を使ったようで、少なくとも灯にとっては不満を覚えるのは当然のなりゆきだった。)
ふう。
(相手がようやくそれらしい事を口にすれば、ため息。
手をひらひらと振って、気にするなという意思表示をしながら、
誰何に対しては学校指定のコートを緩め、制服の襟元を見せる。同じ学校だよ、と)
一年の穂村。ホムラトモリ。
どこからどこまでが一般で、そうじゃないのか、わかんない。
こっちなら、わざわざ聞くことでもないでしょ。
あたしは、非現実的なことができる人間。……こうやって。
(バンテージに包まれた手を掲げて、その隙間からかそけき火を揺らめかせる。
あの餓鬼を相手取る自分は、大凡一般人という括りからは外れているように思う。)
もっと別のことを聞きたいんだったら、まずは自分から、ってのが筋でしょ。
戦うのはお上手みたいだけど、そういうことは教わってないの?先輩……?
(どこか上から見られているような気がして、口を割ることはなく、歳を知らない彼をあえて「先輩」と呼ばわった。
誰彼にも礼儀正しくあれ、なんて人間じゃあないが、それでも礼儀というものがあろう。
命を分けあったのだから一蓮托生……と言うのなら、あまりに飛躍したことだ。)
【ごめんっ!ちょっと回線が落ちてた、もうちょいお待ちをばっ】
あのなぁ…………。じゃあ、もう少し言い方を考えろよ。
(やれやれと溜息をついて、軽く首を左右に振りつつも、ちらりと彼女の表情を眺めつつ)
そんなの簡単だよ。そういう“力”があるのなら、
一般人なわけないだろ。ああいう異形の者たちを見ても、大して驚いてはいなかった。
っつーことは、そういうことには慣れてるってことだろ。
そうでなきゃ、今頃パニックでも起こしてるか、逃げ出してるかしてるってことだ。
――って、そういうことを聞いているんじゃなくて、お前はどういう人間なんだって、聞いてるんだよ。
(やれやれと溜息をついて、かぶりを振り、頭をがりがりと掻く。
やっぱりからかってるんじゃないのか、と溜息をつきつつ、呆れた様子で肩を竦ませて)
……だから、最初に名乗ってやっただろ?
じゃあ、次はお前の方から話すのが礼儀ってやつじゃないのか?
それに、人に尋ねられたら素直に答えようって、先生に教わらなかったか?
(舐めた口を聞いてくれる、と笑いながら、俺も一年だよ、と答えて。
図々しさは俺と同じぐらいかもしれない、と内心苦笑しながらも、本音は変わらずで)
考えるに値しないと思われてる……って事じゃない?
あたしはそんな冷たい人間じゃない。……つまり、そういうことでしょ。
(物事に対する、誠意の問題だ。
あんなことに巻き込まれて、すぐに仲良くしましょう、となれる人間でもない。
逆に、そうでいられるこの郡という少年と自分の間には、深い溝があるようにも思えた。
自分は相手を警戒し、信じてもいないからだ。なぜなら、人間を相手にすることも多かったから。)
穂村灯。15歳。身長170センチ、体重は62キロ。
趣味は料理とバイク。特技はかつらむきとさくらんぼのヘタ結び。
誕生日は7月1日。かに座。O型。
聞きたいことがあるなら、自分から話すのが礼儀。
あたしは待っててあげてる。答えないとも言ってない。
それとも、答えて欲しいよりも、しおらしく答えるのを見たいだけ?
……違うでしょう。郡クン?
いくら非現実的だからって、人間同士。大事なことを忘れちゃ、ね。
(目を細める。相手が聞いていることの意図がわかりかねるなら、
相手が言ったことに照らしあわせて答えるのが、最もたやすい。
むしろこれは、情報の開示を要求する彼に対してのできる限りの譲歩といえた。
名前を聞くなら名乗れ、聞きたいなら自分から。
こちらも、相手のことを何もわかっていないのだから。損をすべきは聞きたい側なのだ。)
………どういうことだよ?
(訳が分からないと肩を竦める。どうにもこうにも、彼女とは話が合わないようだ。
それは彼女と自分の考え方の相違によるものなのかもしれない。
頭を掻きながら、溜息をつく。)
礼儀、ねぇ。……とてもじゃないが俺にはアンタが、その礼儀を大切にしているようには見えないけどな。
なら、俺は何も聞かないよ。…助けて貰った礼は言ったはずだしな。
それに、俺も本気でアンタのことを根ほり葉ほり聞こうって思って聞いたんじゃないしな。
相手のことを聞くってのは、それこそ社交辞令のひとつだろ?
むしろ、此処で無関心を決め込む方が、失礼だと思ったんだがな。
(彼女のこの頑なな態度には何か信念や考えがあってのことなのだろうか。
それにしたって、これ以上彼女のことを聞き出すのは難しいらしい。
口にした通り、そこまで興味があって尋ねたわけでもない。……異能者という存在は、一般常識で考えれば
稀有な存在なのかもしれない。だが、この街ではそう言った存在がありふれており――彼女も自身も、そのうちの一人だった)
ま、同じ学校って言うなら、噂話ぐらいは流れて来るだろうしな。ましてや同学年とくれば。
それが、本当に俺にとって大切な情報になり得るのなら、また改めて話は聞かせて貰うさ。
……その時は、アンタの言う“礼儀”に則ってやるよ。
(これ以上話をしていても、お互いにいい気分はしないだろう。下手をすれば、険悪な関係になってしまうかもしれない。
これが別の学校同士ならいいが、これが学校でも同じ雰囲気になってしまうというのは、
いささか避けたいところだ。それこそ“一般人”のクラスメートに何かを気取られてしまうかもしれない)
……無神経。
あたしはあんたの何を信じればいいのかも聞かされていないのに、
社交辞令とかだけもらっても、どうしようもない。
……あんたは笑ってた。怪物に睨まれながら……。
それが普通なんだとしたら、あたしはほんとに一般人だ。あんたらの常識なんてわからないよ。
(深い溜息を吐く。成り行きで餓鬼の掃討に協力したことは兎も角も。
自分はあくまで協力の姿勢を見せた。去りたければ去れる状況で。
自分もまた、何かを問われてもすぐに去れば良かっただけの話だが……それが良くなかったらしい。
相手に、自分が少なくとも問われるだけで答えるだろう、
という信用を持っている、と誤解させたのなら。それは自分の失態かもしれない)
それに、そう言うの、口にしていい事じゃない。
……負け惜しみ、って奴だから。
(目を細めて、社交辞令だ、失礼だ、とのたまう少年に釘を刺す。
要らぬおせっかいではあろうが、それは同級生の誼、というものである。
――入学当初、自分が何者かも告げずに、部活やってるの?キミ何部?と聞いてきた先輩。
ああいう感じだった。入る部活を絞っていたため、おおいに困った。それと同じ感じだった。
背中がコンクリとくっつく前に背を離し、邪魔にならないように壁際にパイプを蹴り飛ばす。
まだ熱は残っているだろうが、直に、冬の足音に冷めるはず。)
あー……もう……じゃあ、あたしは……『正義のヒーロー』ってことで。
(背を向けて、改めて話を聞かせてもらうという彼に、聞きたがっていたことを伝えた。
もちろん、そんな自覚はない。ふっかけられる喧嘩、騒動に巻き込まれることにうんざりしながら、
せめてそこに金銭的利益という慰みを経て、どうにかやっていっている自分だ。
ただわかるのは、『正義のヒーロー』というものは、名乗った者勝ちだということ。)
ああ、俺は無神経かもしれない。
……ただ、俺とアンタの考え方が根本的に違うんだろうな。だから、さっきから話が噛み合わない。
俺は人を信じるのに、理由とかは要らないと思う。俺はアンタが力を貸してくれると思ったから、ああいう風に言っただけだ。
―――だから、感謝はしてる。
(感謝していることだけは、覚えておいてくれ、と小さく付け足して、大きく伸びをして欠伸する。
軽く首を鳴らして、大きく深呼吸して。戦いの緊張感から解放されて、ほっと吐息を漏らして)
ただ、俺はアンタのことが理解できない。何をそんなに拘ってるのか。
俺はバカだし、品性があるかって聞かれたらないほうだしな。悪いが、そんなに礼儀正しい方じゃない。
でも…少なくても、初対面の相手に喧嘩腰で臨むほどバカじゃないんでな。
もし気を悪くしたなら、謝るさ。――それでも、アンタのことは理解できない。
(こういう相手は初めてだ。普段から人を喰うような人間を相手にしていたからだろうか、
それとも本当に自分の礼儀がなっていないのか、それは分からないが、彼女の拘りが分からずにいて、
困ったような笑みを浮かべる)
………まあ、いいさ。じゃあ、アンタの礼儀に則って俺も答えておく。
俺も『正義のヒーロー』さ。……ただし、頭に見習いの、が付くけどな。
(こうしてムキになって答えている辺り、まだまだ自分は未熟だな、と思う。
自分より年下の警察官の彼のクールさを見習うべきだろうか、と溜息をつきつつ、背後は振り向かずに手を振って)
じゃ、またな。今日みたいに鉢合わせするか、それとも学校で再会するか。
…どこで出会うかは分からないけど、な。ま、こういうのは日常茶飯事だ。
自分の身体を大切にしろよ。
(社交辞令。軽く肩を竦ませたまま、そのままその場を立ち去った)
【それじゃ、こんな感じで締めかな。長時間の間お付き合い頂いてありがとうございました。】