【異能】黄昏の学園39【異端】

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551久遠ゆりか ◆Juli/dituo
安心して背中を任せられる、だなんて。
まるで、なにかと戦うような仰りよう。
(スプーンをくるりと回し、再びプリンの海に突っ込みながら、視線を龍岬に向ける。)
ま、安心して背中を任せられると、お友達さんも思っていらっしゃるからこそ
結果、人使いが荒くなるのでは?と、わたしは思いますわよ。
わたしみたいな小娘の感想、ですので…間違っているかもですけれど。
でも、素敵な関係で、うらやましいことですわ。
(喋り終わり、ぱくりとプリンを一口。………………蕩ける。)

龍の彫刻の朱塗りの寝台……あぁ、あえてシンプルな黒檀のベッドもいいですわね。
つやつやのシルクのシーツで、寝起きするんですの。
で、いつでも美味しいデザート……
(よく考えたら店内に豪奢な寝台を設えて寝起きしているロリィタ娘など、シュール以外のなにものでもないが)
(それくらいとっぴなことを思い立ってしまうほどに、ここの料理は全てが素晴らしかった。)

そんな……頂いたぶんの10分の一にもなっていないですわ。
(会釈をする龍岬を困った目で見つめてから、ボーイを呼んでチェックを頼みカードを渡す。)
それに、こんな素敵なお店に案内していただけて、ますます借りが増えたって感じですわよ。
こんな素晴らしい時間を、ありがとうございますわ。
もっとわたしが素敵な美女なら、龍岬さんも楽しめたでしょうに…ごめんなさいね?
(戻ってきたカードと領収書を受け取りつつ、くすくすと笑って見せた。)

【出来たら共闘でいきたいところですが、そうなると時間もかかりますし】
【その辺は流岬さんのご都合あわせで】
【わたしのほうは、今夜凍結すると解凍は明後日以降になりますわ。】