【異能】黄昏の学園38【異端】

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1名無しさん@ピンキー
舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、同じような『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら 力を合わせて様々な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。

【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定なので、民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが、きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開はやめましょう。(過度の確定、相手を無視するロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです。
・同時進行、ロール割り込み、自作自演はマナー違反です
 マナー違反をしても明確なペナルティが架せられることはありませんが、
 繰り返していると見えないものを失っていくという自覚を持ちましょう。

テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】

前スレ
【異能】黄昏の学園37【異端】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1302612054/l50

【異能】黄昏の学園避難所89【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1306427366/l100
2紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/05/28(土) 02:37:19.32 ID:Se93Nqcj
【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】十七歳
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
      紅いコートを好んで着る。 特に冬場。 
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・体術…あらゆる格闘技の技を節操無く使う。 
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。
      『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。
【武器】 トンファー・小型拳銃
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
エネルギー切れ(魔力切れ)
・魔術と異能の同時使用ができない。
・『Timewalk』は一度の戦闘に二度までしか使用できない。
 無理に使用すれば行動不能になる。また使用後に反動があるので反撃が確定する。
・『Lunatic』は同じ相手に一度しか通用しない。二度目はどんな相手にでも無効化される。

【備考】
元魔王の契約者。芯が無いのでその場の勢いで行動する気分屋。
人間・異形で差別はしないが区別も容赦もしない。人の顔と名前を覚えない悪癖がある。
生きる意味と価値を探して善行も悪行も区別なく重ねている。

【プロフのみ投下】
3龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/05/28(土) 03:41:05.12 ID:2i/csHZY
【名前】龍岬 壱耶(りゅうざき いちか)
【年齢】21歳(大学二年)
【性別】男
【身長】170cm 65kg
【容貌】全体的に長めの黒髪。(後ろは背中が隠れるくらいで纏めている)。
瞳の色は黒。鼻に傷有。右肩から腕にかけて「黄龍」の刺青。
【性格】好奇心旺盛で祭り事大好き。座右の銘は「弱肉強食」
【能力】気功術(「外功」と「内功」)の使い手。
また「気の流れ」で気配を読み取る事が可能。(気配を消された場合はこの限りではない)
・「外功」…主に身体強化。三階の高さから落下しても骨折等はしないし軽機関銃程度までの弾丸なら弾く事も可能。…が痛いものは痛い。
・「内功」…主に治癒力強化。体内に入り込んだ毒物の浄化や外傷の回復促進。他人に施す事も可能。また怪我の程度により治癒期間は左右される。
尚、「外功」は長くても一時間しか維持できず、その場合は極度の疲労に襲われ三日間寝込む事も。
(普段は5〜10分でだいたい解決してきている為)

【弱点】「気功術」を用いた長時間戦闘からくる疲労

【武器】「銃手甲(ガントレット)」…特殊な製法と仕込みを施された炭素製鉄の手甲(右腕装備のみ)。
インパクトの瞬間に拳部分から純銀製の弾丸(破壊力はマグナム弾と同等)×4発放たれる。
装弾数は4発×3回
【希望ロール】雑談、日常、戦闘、エロール(要相談)
【NGロール】排泄、衆道、後々影響が出てくる恐れがあるロール(要相談)

【設定】
祖父の影響で幼い頃より徒手空拳(主に気術)に興味を持ち三歳の頃に祖父と共に中国(武林の一門)へ修行に。
その後修行に励み頭角を現し、次期当主候補にまでなるが祖父が死(異形に殺された事)をきっかけに18歳の時日本へ帰国。
現在は祖父の知り合いの「華僑」の人達に世話になりながら大学に通う傍ら、活動(異形狩)を続けている。
 また「黒社会」でも顔が効く為、荒事の仲介や用心棒まがいな事を「バイト」としてもやっている。
通り名は「飛龍(フェイロン)」

【スレ立てお疲れ様、ありがとうございます】
【プロフ投下のみで失礼します】
4竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/05/28(土) 12:48:53.13 ID:NAUVkUW0
【名前】竜胆 凍(りんどう こおる)
【年齢】18
【性別】女
【身長】176cm
【3サイズ】計ったこと無い。身長相応。
【容貌】肩まで伸びた白髪、濁った灰色の眼。薄汚れた白基調のセーラー服着用。
身長相応に胸もあるし腰もしまっているが肩幅が広いため
グラマーと言うよりガタイがいい印象を受ける。
中性的な顔立ち。学園にいる間は黒のカラーコンタクトで目の色をごまかしている。
【能力】
魔刃・輝夜:竜胆凍に内包された霊刀。「五難題」という特殊能力を備える本体。
そのものはちょっと丈夫なごく普通の刀で折れたりするが自己再生する。

難題之弐・火鼠の皮衣:刃部分が炎と化し、身を守る衣となる。相応の熱を持っていて
鉄を溶かしたりとかもできるが、別に実体剣などで受け止められる。
防御以外の用途は纏って殴打、大剣形態「アンスリウム」などがある。

藤姫感知:吸収された自分の存在を通して魔神・藤姫(真名・アスーレゥル・ベリアル・ブレイズ)を感知する
      
【希望】戦闘、交流、エロ、長考遅レスの許容、炭酸飲料受付中
【NG】特に無しだけどよくわからないものはわからない
【弱点】
・典型的なパワーファイターであるため、動きが鈍重で攻撃後の隙が大きい。
・難題の燃費が悪く、ガス欠になりやすい
・火鼠も自動防御というわけでもなく、炎と炎の合間に隙間があるため
そこを狙われた攻撃は防げない
・炎は炎で焼けないため、炎による攻撃も防御不可
・水分による連続攻撃(小雨程度ならば蒸発させられるがその域を超えると消える。)

【備考】
・高等部三年生。晴れて魔刃使いにランクアップ。
・他者を助けると呪いの条件を満たすため、それなりに頭も切れ、運動神経もいいが
成績は下の上。誰かと一緒にいるとたびたび足を引っ張る無能を演じていた。
・現在は呪いこそないものの、変に頼られるとどうしていかわからないため、相変わらず無能を演じている。 理由が変わっただけ。
・容姿こそ変わっているが、他人の興味を引くに至らない人間。

・幼少の頃、魔刃(現・藤姫)と契約関係になり両親を殺める。その事件がきっかけで能力(蓬莱の玉の枝)に目覚める。
・両親の死体は残っておらず、失踪扱いになっている。
・魔刃に封印されている存在の
「存在を一兆吸わせれば本来の姿を取り戻せるので、他者との契約は必要なくなる」
という言葉を信じて犯罪者や異形の存在を奪い、殺し続けてきた。
・口数が少なく、物静かで冷静そうに見えるが
感情を表に出すのが苦手なだけ。実際は直情的で浅慮。
・否定を否定して肯定するしゃべり方をする炭酸飲料ジャンキー
・現在、藤姫を滅ぼすために街の至る所を出歩く。相変わらず「人殺し=悪」だが思うところがあるらしい。
・藤堂清香が「嫌いじゃない」ではなく「好き」。藤姫に狙われている清香を守り抜くことも目的の一つ。
・現在、凍が「火鼠の皮衣」を、藤姫がそれ以外の難題を所持

【ぷろふのみ】
【いちおつ…………】
5葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/28(土) 21:55:54.91 ID:2c2dvvir
【名前】葛森 利香(クズモリ リカ)
【年齢】17
【性別】女性
【身長】149p
【3サイズ】禁則事項(本人談)
【容貌】
 黒髪のショートカットで少し日に焼けた肌。
 靴下の代わりに足の甲と足首の辺りに布を巻いている事が多い。(地面に肌を触れさせたいため)
 護身用の道具(昼は拳銃やスタンガン、夜は鹵獲したライフルや自家製の武器を所持)やメモ帳、鉛筆を常にベルトにつけている。    
【能力】
・小型の蟲を生み出し、操ることができる。
・虫の力を借りる事が出来る。(蜘蛛の糸や蝶の羽、毒や耐性など体に付属させる)

・逃げ足が速く、柔術もかなりの腕。(ただし、能力とは関係なし) 

【弱点】鳥、トカゲ(これらが相手だと能力は一切使えない。彼女自身もこれらは怖いらしい)
【希望】NG以外
【NG】 死亡、グロ、スカ
【備考】
 高等部の文芸誌同好会員。会が週1回発行する会誌のインチキオカルト部門を担当している。
 ただし、ネタは近年発生している本物の異形であり、常にそれらを撮影や取材をし、それを改変して記事を書いている。
 取材の域は、現場から警察や暴力団、退魔機関の一部など様々であり、いい意味でも悪い意味でも顔を覚えられる事がある。
 本人曰く、「面白そうならそれでいい」と、はた迷惑な思考の持ち主。
 元は蟲を祭る神社の娘であったが、姉殺しの為に妹によって家を追い出さている。 現在は友達の家の庭に居候している。
 現在、一部で妹による工作が行われている模様。戸籍上も追い出した日に死亡、認識が異形で殲滅指定など、多岐にわたって活動してるとかしてないとか。そのため、武装を強化したとの事。

【プロフ投下】
6綾坂 恵那@恵那射弦:2011/05/28(土) 22:14:30.25 ID:5SVzRzSc
【名前】綾坂 恵那(あやさか えな)
【年齢】 16歳
【性別】 女
【身長】 162cm
【3サイズ】 86‐57‐84
【容貌】
肩甲骨辺りまでの長さの緩いパーマをかけた黒髪を耳横でツインテールにしている。
たれ目。右目尻に横に並んだ2つの泣き黒子あり。メガネ着用。
【能力】
・使役 鵺(影)
恵那の影に潜むことになった鵺(ぬえ:古来日本の妖怪)の影。言うなれば使い魔。
顔は狒々、胴は虎の毛並み、長い蛇の尾。すべて黒色。
その力は本体の半分程度ではあるが、並みの異形と互角程度の戦闘力を持つ。
餌は異形と恵那の血液。本体を見つけるためのレーダーでもある。

・弓
実家から出された際に、持ち出してきた和弓。
矢は竹で出来たものが望ましいらしいが、そんなことも言ってられないので適当に調達。
ごく弱い異形などは鳴弦だけで対処できるものの、その力はまだ弱い。
祭礼的な弓(桃弓・葦矢等)を使えば祓いも可能。

【希望】日常、雑談、戦闘からエロールまで (切断・グロ系は要相談)
【NG】 スカ(大)、死亡、妊娠
【弱点】
接近戦。本人は稽古も付けないごく普通の一般人。故に鵺はボディーガードでもある。
しかし残念ながら鵺の使役には制約があり 、何時でも何処でも呼べるものではないらしい。
【備考】
最近力に目覚めた。実家からの強制指示により逃げ出した鵺(本体)と
忽然と消えた”獅子王”(刀身)を探すために高等部一年に編入してきた転校生。
元々弓道部だったこともあり弓の扱いはそこそこ出来る。現在も弓道部所属。
とはいっても部活と実戦は色々勝手が違うものなので、戦闘中の命中率はそれなりでしかない。
降りかかる火の粉は消したい、が積極的に狩りに行くのにはいまいち乗り気で無い。
黒い鵺(影)のご飯と、鵺(本体)を探して夜へと向かう日々。

【※加筆しました】
【プロフ投下。>>1乙!】
7名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 22:30:53.63 ID:YD/GwWj4
>>1
お疲れ様です。

しかし、ここの方達の凝りようは凄い。
8綾坂 恵那綾坂 恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/28(土) 22:35:44.67 ID:5SVzRzSc
【トリップ変更します】
【レス消費失礼致しました】
9名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 23:30:54.74 ID:awbK1Vu5
>>7
凝り過ぎたら悲惨という反面教師ですぜ
10紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/05/29(日) 01:00:33.88 ID:ltod/xS8
【前スレ埋まったな】
【えっと、あっくんは気づいてるかな?】
11兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/05/29(日) 01:15:13.95 ID:UG/l44rA
前スレ>>592から


…僕のような人間には、何よりの忠告ですね。しっかりと心の中に刻んでおきましょう。
僕は今、力なき人間の為に異形を殺している。
これから先、どのような状況になろうとそれを忘れぬように。

(目を瞑り胸に手を当て、一人誓う)
(目標を達成しようと全力を尽くし、手段を選ばないあまり
 周囲が見えなくなるのが、自分には多々あるようだから)
(人を助けようとして人を殺さぬように。Ifにおける、間違った自分が
 語る言葉は、何よりも深く胸の中に響いた)

…そう、ですか。
出来れば僕も直にお会いしたい所ですが、…もう会えないんでしょう?
それは何より。…少しでも、ゆりか先輩の心が救われたなら。

(金髪碧眼の少女からも、ゆりかの父親がどれほど彼女を
 愛していたかは、度々聞いている。ゆりかも自覚しているだろう)
(それでも死んだ後も娘の事を大切に想っている、なんて
 聞かされれば、きっと彼女は涙しながらも、喜んでくれるだろうから)

…どこぞの馬鹿な姉のように、恋愛なんてよく分からないと
言っておきながら、何ですか。僕より全然先に行っているじゃないですか。
出来ますよ、そう仰られるあなたなら。

(前向きになる、それが口だけではなくなったとしたら、
 きっといずれは、人並みの幸せだって得られるはずだ)
(――――その先に、断罪の道しかないとしても)

でもそれがなければ、人生には意味がなくなってしまう。
どんなに傷付いてでもそれが欲しいから、もがき苦しんでも進むんでしょう。

(大国を相手取ろうなど、こんな膨大な時間と労力を要してなお、
 成功する確率など奇跡に等しい行為。しかも、それは助けたい少女は望まないもの)
(酷く愚かでしかない。けれど、それでもそうする以外に生きる事はできないから)

…いいえ、有意義な時間でした。
またいずれお会いしましょう、紅裂拓兎。

(店を出て、互いに違う道を歩いていく両者。今はこうして
 談笑する事ができても、いずれ二人はぶつかり合う)
(けれど、その前にやるべき事は多々あるのだ。それまでは、こうして暫くの休息を)



【それでは次スレに、すら書き込めないとは…本当にギリギリだったんですね】
【お待たせしました、では僕もこれにて〆ますね】
12紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/05/29(日) 01:17:57.86 ID:ltod/xS8
【俺はさっきので〆で】
【いや、ホント悪い。まだ余裕あると思ってたら】
【完全に埋まっていたとは。俺が先に気づくべきだったんだよな】
【ともかく、お疲れ様。また遊んでくれ】
13兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/05/29(日) 01:21:54.25 ID:UG/l44rA
【いえ、僕もまだ後数KBあるなと思っていたので、お互い様です】
【それにとても楽しいロールが出来たので、何よりですね。
 お疲れ様でした、お休みなさい、拓兎先輩。ノシ】
【スレをお返しします、ありがとうございました(一礼)】
14奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/05/29(日) 10:27:10.50 ID:5QacdVCo
【>1拓兎おつー】

【名前】奏 永久(かなで とわ)
【年齢】 16
【性別】 女
【身長】 162cm
【3サイズ】 B94(68)W58H86
【容貌】
艶やかで癖のない漆黒の髪(長さは膝裏まで達するほど)。右目黒、左目茶(カラーコンタクト着用で黒)。奏鬼眼発動時、睫毛のみ銀色、瞳が金色に。
奏鬼眼発動中、感情が極端に昂ぶると髪も銀髪になる。ゆったりとした服装を好む。
【能力】
奏鬼眼:第五十二代奏鬼眼継承者≪奏宗家当主≫の証である額に一つ、両目に各一つづつ顕現する金色の眼。
     立ち上るオーラが鬼の角のように見える。≪奏≫の人間が鬼と呼ばれる理由の一つ。
     傷や毒など異常を「癒す」効果を体液に付加させる。 効果を出す際に霊力で刺激する必要がある。
     
その他:身体能力こそ常人並だが、柔系の体術、霊術などを扱い受けることに特化している。

【武器】
柳鬼:「りゅうき」。手の甲と拳を覆うような手甲と浅葱色の飾り布で構成された、利き手とは逆に装着する手甲。
    飾り布は霊力を受けると形状等を変化させる性質を持つ。(元の面積は超えない)
    弾薬の補充などが難しくなったためこれと短刀を一本持っている。
               
【希望】気分次第ですがまぁ、主に雑談戦闘などを望みましょう。
【NG】排泄物を強調したスカトロは勘弁してもらいたいです。損傷は治っちゃうこと前提なら。
   相談なしのエロール。
【弱点】    
・奏鬼眼(攻撃されると威力に比例して思考に霞が掛かる。)  ・吸血など体液を奪う攻撃方法 
・まったくの無機物 ・左側からの攻撃 ・物理的攻撃力が低い  ・遠距離

【備考】
人と異形の共存を望む≪奏宗家≫の当主。
愛は与えても求めるものじゃないと思いつつも、なんだかんだで見返りを求める自分を見つめなおすため、
想い人からの決定的な言葉から逃れるために迷走中。
当主としてふさわしくない自分を抹消しようとする身内を返り討ちにして、自分の存在を認めさせようと街中を徘徊。
高い行動力と、傍若無人な性格を合わせ持つ。押し付けがましい性格が災いして「働き者の無能」を地で行くこともしばしば

【プロフ投下でアリマス。待機です。】
15杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/05/29(日) 11:02:02.33 ID:lyp2yj/c
>>14
【はじめましてだよ、ロールお願いしていい?】
【ただ忍法帖レベルが1に戻っちゃったみたいで本スレじゃロールできなさそうなんだけど】
【プロフも無理だったし】
16杜 凛子 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ◆PVxfIC45I. :2011/05/29(日) 11:05:38.60 ID:lyp2yj/c
あ、プロフはこっちね
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1302612054/577

ちなみにレベルどーなったんだろ
17奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/05/29(日) 11:15:56.83 ID:5QacdVCo
>>16
はじめまして。
お返事遅れました、申し訳ないです。
なんか今朝忍法帖にリセットかかったみたいです。
私も今は携帯からだったり…………

えっと、こちらこそ是非よろしくお願いします。
18杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/05/29(日) 11:19:46.15 ID:lyp2yj/c
>>17
そーなんだ、めんどー
携帯じゃ大変だし、とりあえず避難所へいってロールの相談する?
19奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/05/29(日) 11:22:23.52 ID:5QacdVCo
>>18
お気遣いありがとうございますっ
では移動しますねぇ
20杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/05/29(日) 11:23:00.42 ID:lyp2yj/c
ほーい、りょーかい
21綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/29(日) 17:35:07.63 ID:Bu95+g5m
【(続く)の存在を忘れていました…】
【リカ先輩とロールしますー】
【ということでスレお借りしますっ】
22葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/29(日) 17:40:45.90 ID:tb8Y34uY
(薄暗くなった森の入口で茂みがガサガサと動く)
(体じゅうに葉っぱを巻き付け、カメラを構えている謎の影があった)
ふふ、見つけたよ。
(その目線とレンズの先に居るのは大きなモグラのような化け物だ)
(異形と呼ばれる一種であり、この辺でも少し事件を起こしたとか起こしてないとか)
(そんなあいまいな情報であったが、そこに彼女はいた)

この辺に張ってて正解だね。
(そう言いながら、ガサガサと動く茂みに居るのは利香だ)
(いつもの取材道具一式とカモフラージュ用の茂みを持って取材を続けていた)
そうそう、静かに、静かに。
(シャッターを切りながら動く茂みは後ろから見ると怪しさ抜群だが)
(幸い、異形にはばれてなさそうだった)

【それではよろしくお願いします】
23綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/29(日) 17:59:12.93 ID:Bu95+g5m
(夜。この街にヒトでないものが徘徊するようになる時間)

(夜の森、これだけでもう十分怖いと恵那は思う)
(もとより薄暗いそこは、流れる雲に月を隠される度に昏くなる)
(慎重に立てる音は最低限に、ゆっくりゆっくりと歩みを進める)
(と、眼前に蠢く影が見えた。ちょっとした大きさのその異形がもぞもぞと動く姿はなんだかユーモラスで)
(ちょっぴり毒気を抜かれた恵那だったが、影の中の鵺が腹が減ったとせっついてくる)
(背中に背負った弓を手に取り、次に矢に番える。ギリと引いて狙いをつけた―――)
(のだが、異形の手前、不審な動きを見せる茂みに気付いた恵那は首を傾げる)
(もしかしたら、あの異形を襲うつもりの異形かもしれない……)
(確たる証拠もなしにそう結論付けた。夜の森に人がいるなど考えもつかなかった)
(ならば……。一緒に射るまでだ)
(影に潜む鵺に合図を送り、いつでも茂みに襲いかかれるようにして)
(茂みの上辺を貫くように、そしてモグラまで矢が届くような射線で矢を放った)
行けっ、影鵺!!
(次いで鵺に指示を出す。鵺の爪が茂みを裂かんと闇夜に煌めいた)

【宜しくお願いします!】
24葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/29(日) 18:16:58.32 ID:tb8Y34uY
ふふふ、巨大モグラ怪人。これで一面は……
(だが、次の瞬間に虫の声が聞こえた。後ろで騒ぎだした虫が)
なにっ! 危なっ!
(とっさに身をかわすと、その矢は自分の髪をかすったかと思うとモグラに命中する)
(そう言うと、腰にさしていた電磁警棒を取り出す)

何なのかな?
(そして、立ち上がると茂みの偽装を地面に投げ捨て矢の主を見た)
(一人の少女とその影から出てくる影の化け物。それを確認すると、木の陰に隠れる)
ったく、邪魔してくれちゃって。……って、やばい
(よく見れば、モグラもこちらに気づいたらしく、地面に潜った)

(そう言うと、襲いかかってくる影を迎撃しようとする)
君は誰だい? あたしの邪魔をして……あの子の手先かな?
(そう言った瞬間に爪が襲いかかってくるが)
(そう言って、向かってくる爪を警棒で受け止めて流そうとする)
25綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/29(日) 18:39:13.97 ID:Bu95+g5m
(茂みを貫いた矢はモグラに命中する)
(鵺は森を疾走する)
(もう一発、矢を取りモグラを狙おうとした刹那、ばさっっと投げ捨てられた茂みに恵那は息を飲む)
…………え?
(茂みから現れた少女―――自分と同じ位の年頃だろうか、に双眸を瞬かせる)
(その隙にモグラは地面に消えて行ってしまった)
―――ッあーーーー!!ご飯がっ、鵺のご飯がっ!!
(夜の森に恵那の悲痛な叫びが響いた)
(捜して、探して、やっと見つけた鵺のご飯になりそうな異形)
(ショックで矢を取り落しそうになった恵那の耳に相手の質問がが聞こえてきた)
誰って―――、いわゆる”異形狩り”ってやつ。
なにそれ、あの子なんて知らない。あたしは誰の手先でもないっ!
(そう言う間にも、鵺の爪は相手に襲いかかろうとしていた)
(力があるならあるだけ、流される事に弱い。自分の力がそのまま相手に利用されるからだ)
(鵺は警棒にかすり傷をつけて、流されるままの方向に着地する)
(質問に答えながら、心中にメラメラと燃え上ってきたのは八つ当たりにも近い怒り)
(こんなチャンスめったになかったのに、鵺をお腹一杯にする絶好のチャンスだったのに……)
(というか完璧な八つ当たりだ。しかし恵那は気付かない)
(キィっと弓矢を握りしめて、ドスドスと行儀悪く地面を踏みしめる)
だいたいね、何でこんなところにいるのよっ!!
そっちこそ何者なのっ!
影鵺、戻ってきなさい。
(ややヒステリックに声を上げて、眼鏡越しにキッと強気な視線を向ける)
(じり、と相手に対峙する、矢はいつでも番えられるようにしておく)

【遅レスすみませんです】
【そしてリミットが近づいてまいりました】
【宜しければ凍結をお願いしたいのですが、先輩のご都合どうでしょうか?】
26葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/29(日) 18:41:44.50 ID:tb8Y34uY
【了解しました】
【こちらは、20時以降であれば今週は大丈夫です】
27綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/29(日) 18:48:39.83 ID:Bu95+g5m
【すみません、電磁警棒活かせてなかったです】
【着地後の鵺の行動に以下の文を挿入としてくだしあ】

(警棒に接触した際に受けた電流に、鵺は嫌そうに爪を地面に擦り付けたり、ぺろぺろと舌で舐めたりしていた)
28綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/29(日) 18:52:27.94 ID:Bu95+g5m
【ありがとうございます】
【では明日の月曜日21:30〜でお願い出来ますか?】
【避難所にて待ち合わせしましょう】
【今日はロールのお相手ありがとうございましたっ】
【次の解凍楽しみにしております】
【それでは恵那はこれにて失礼します!】
【スレお返しします】
29葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/29(日) 18:53:56.14 ID:tb8Y34uY
【了解しました】
【こちらも失礼します】
30綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/30(月) 21:36:32.16 ID:Qb0v6ZSl
【ロールの解凍にスレお借りいたします】
【改めまして、今夜もよろしくお願いします!】
【何かあれば【】内で仰っていただけたら対応いたします】
31葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/30(月) 21:37:29.97 ID:63Zi14oy
(矢を放った少女はご飯ご飯と叫んでおり、利香は首をかしげる)
(あたしを化けものの餌にでもする気かと考えるが、どうも違うらしい)
……まぁ、いいか。
君があの子に惑わされたのかそうでない無関係なのかは知らないけど、人に矢を向けるってのがどういう意味かわかるよね?
(彼女がバタバタと少しヒステリックになっているのとは対照的に、彼女は中身のない笑顔を浮かべる)

あたし? あたしはごく一般的な学生だよ。
(あっけらかんと言い放って、手でバトンを弄んでいる)
まぁ、異形や異能を取材して面白おかしい話にした後に記事にしてるごく一般的な記者ってのもあるけど。
少なくても、君のような異形狩りに矢を向けられる覚えはないね。
(ちなみに、これは嘘だ。結構異形狩りからも恨みを買っていたりもする)
んで、もう一度言うけどさ……
(そうすると、バトンを構えなおすと)
そんな一般人に矢を向けるって意味、わかってる?
(と、改めて問う)

正直にいえば、あの異形を逃がしてくれて、あたしは大変お困りなのですよ。
このままだと、ネタになるようなものがなくなっちゃってね〜。
(対峙してるとは思えないようにけらけらと笑うが)
それに命を狙われたとなると、こりゃ、結末は血なまぐさくなることがお好みかな?

【それではよろしくお願いします】
32綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/30(月) 22:02:25.39 ID:Qb0v6ZSl
(森の中、薄暗い闇の中で見えた相手の笑顔に背筋を何か冷たいものが流れるような、そんな感覚を覚えた)
(何となく、”ごめんごめん人だと思わなくてさー”と軽く流すことの出来ない空気)
(同い年位の少女に感じた一抹の恐怖、だがそのまま尻尾を巻くほど、素直に踵を返せるほど)
(恵那は大人ではなかった。―――つまり、恐怖を先ほどまでの憤りに塗りなおしたのだ)
一般的な学生が、電磁警棒なんて手にしてるわけないでしょ。
(相手の言葉にボソリと小さく返す。もちろん自分の事は棚に上げている)
(続く相手の言葉に恵那は考えた)
(彼女は何と言った?――”ごく一般的な記者”)
(一般的な記者様まで異形の存在を認知しているということか、はたまた彼女が一般的ではないのか)
(この雰囲気では後者が正しいのだろうであろう)
(そうでなければ、矢で射られて、さらに鵺をけしかけてあんな風に対応出来るわけがない)
(警棒を視界にとらえ、恵那は唇を舌で湿す)
別に、アナタだと知って狙ったわけじゃないもの。
(サラリと言ってのけた。矢はいつでも番えられるようにはしているものの、鏃は地面を向いている)
実はあたしも困ってるの。
今晩のご飯が逃げちゃったから。
(出来るだけ、強気に出る。弱気になった瞬間負けだ、多分)
(笑う相手に少しばかり下まぶたを歪めるに)
血なまぐさいのは好みじゃないの、特にヒトとのそれはニガテ。
この場合アナタの正当防衛になるのかなぁ。
(そう言うと一歩だけ体を後退させる)
(いつでも鵺を飛び出させるように、相手の出方をうかがいつつ、言葉を綴った)
33葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/30(月) 22:21:50.59 ID:63Zi14oy
まぁ、こんなものを取材してるからね。
これくらいの護身道具がないと不安なんだよね。急に矢を射かけられる事もあるみたいだし。
(ぼそりといった言葉に皮肉で返す)
(そして、一般的でないのは「彼女」も同じだ。弦の張ってある弓など弓道場以外で見ることはほとんどない)
(つまり、彼女の言葉である「異形狩り」が正しいことが分かる)

人かもしれない正体不明のものに問答無用で射かけるとは、いやはや世の中物騒になったね。
それに、あたしは君の使役してる化け物にも襲われてる。普通は知らなかったじゃ済まないでしょ。
(鏃が地面を向いているのを見ても、彼女は変わらない。あの影の化け物を見てるから)
そうだね。正当防衛、緊急回避。どっちでもオッケーかな。
あたしだって血なまぐさいのは好まないよ。まぁ、嫌いで取材はできないけど。

(そう言うと、一歩下がった彼女とは別に、一歩ずつ歩を進める)
(手のスタンバトンにはスイッチも入っているのが分かる)
まずは、一般人にそんなものを向けるのはやめてくれないかな?
それに、その影の化け物も。……そうじゃないと、本当にね。
(だが、彼女はいつでも飛びかかろうと歩を進めている。相手の出方をこっちも窺うように)
34綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/30(月) 22:46:32.43 ID:Qb0v6ZSl
(彼女の言うことは至極尤も。この街の”夜”は少々他の町とは違う)
(闇夜に蠢く影、人でないもの、人の形をしたもの、醜い形をした異なるもの、そしてそれを狩る者たちの存在)
(それを知っていて尚”夜”に出向くのならば、それ相応の護身術なり、武器なり持っていてもおかしくはないわけで……)
(チクリと胸を差した言葉には、片眉を上げる。皮肉に反応できるくらいの余裕がある自分に内心安堵する)
(更に言葉を紡ぐ相手に少しばかり口角を上げる)
この街の”夜”ってそういうものだと思ってた。
”普通は”、ねー。
(どう考えたって普通じゃないこの街に、一般社会の常識が当てはまるとは思えない)
(言外にそれを滲ませて双眸を細める)
おっけーかもしんないけど、それじゃあたし救われないもん。
(彼女の言い分からするに、問答無用、というわけでもなさそうだ)
(それに、睨み合いの体制は疲れる。遠距離からの二撃一殺をモットーとしている恵那は直接退治の緊迫感には慣れていない)
(下がった距離は相手によって埋められた。仕掛けるのも、仕掛けられるのも、時間の問題だ)
(恵那は少しばかり体勢を低くする。そうしてゆっくりと口を開く)
―――――影鵺、下がって。
(数拍の沈黙の後、鵺を影に沈めた)
(鵺が完全に影に入ったのを確認すると矢を握っていた手を離し、地面に落とす)
(ついでに矢筒もふたを閉めて地面に転がしておく)
これで、いい?
無抵抗の学生になったと思うんだけど……。
(弓は手にしたまま、腕を少し広げ他に何もない、と証明しようとする)
35綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/30(月) 22:56:29.02 ID:Qb0v6ZSl
【念のため誤字修正】
【×直接退治の緊迫感に〜 → ○直接対峙の緊迫感に〜】
【お手数かけますが脳内変換お願いします】
36葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/30(月) 23:02:46.43 ID:63Zi14oy
まぁね〜。普通だったら常識が通じるんだけどな〜。
(当の彼女も普通の人間とはほど遠いが、それは一部の者しか知らない)
んで、正直な話をいえば、君が救われようが救われまいが、あたしが救われればいい。
他人も救うなんて、そんなことはあたしは真っ平ごめんなんで。
(この世界に生きているとその事は彼女の周りにはよくあることだ)
(そして、一部を除いて基本は自分を優先するのが彼女のスタイルだ)
(そのせいで、かなりの人物から嫌われているんだが)

(緊張が流れる。相手とは違い、彼女はこのようなやり取りには慣れている)
(そもそも、昔はそんな仕事をやっていたこともあるから)
(そんなことを思い出していると、相手が影を下げて矢を地面に置いた)
まぁ、無難だね。てっきり、このまま襲いかかられるかと思ったのに。
それが、あたしみたいな無抵抗な一般市民を黙らせる手っとり早い方法だし)
(彼女とは違い、利香はスタンバトンを手放していない)
(だが、先ほどの緊張の歩みとは違う足踊りで近づいた)

んで、君についてもうちょっときかせてもらいたいな〜。
(彼女の二歩先立つと、そのまま彼女の顔を見るようにする)
(そして、スタンバトンのほかにペンとメモ帳をいつの間にか持っていたりもする)
さっきは異形狩りとか聞いたけど、もっと詳細に。
37綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/30(月) 23:29:27.56 ID:Qb0v6ZSl
この街じゃなかったら、そもそもあたし弓引いてません。
―――、…自分が一番大事なのには同意する。
(こっちだって自分は大切だ)
(独り身でこの街へ来た以上、自分の身を守れるのは自分だけ、そう思っている)
(まだ知り合いもそういない、特段親しい人がいるわけでもない、そしてこの”夜”にも慣れていない)
(明らかに自分より余裕を見せている相手、場数は相応に踏んでいるといったところだろうか)
(そんな相手に喧嘩を嗾けても――――たぶんきっと、敵わない)

話が噛み合う相手なら、無理に血を流したくないだけ。
痛いの嫌だし。どっちかって言えば、アブナイ得物持ってるのあたしだし。
(彼女の持つ警棒の威力がどれだけかは知らないが、こちらは練習用の先端とはいえ尖りのある弓)
(パッと見明らかにヤバいのは自分である)
(しかし、続く台詞には納得できなくて、反射的に指摘する)
―――ちょ、無抵抗って誰のコトいってるの?
鵺を流しく技量もってるくせに!!そんな一般市民あんまいないっ――待って待って!!
(警棒を仕舞うことなく近づくいてくる相手に、あたふたと相好を崩す)
(思わず頭を抱えて素人丸出しの防御姿勢を取った恵那の耳に予想だにしなかった言葉が届く)
…………はい?
(恐る恐る頭を上げる恵那、こちらを見つめる相手の顔)
(その瞳がそこはかとなく煌めいて見える。見たまんま、取材してきた彼女に瞠目すると)
えっ、ええっ??
なに、なにっ、あたし?
(目を白黒させてぎくしゃくと狼狽しだす)
え、えとー、さっきの黒いののご飯狩ってました。
(取りあえず、答えてみる)
38葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/30(月) 23:45:13.24 ID:63Zi14oy
その同意が得られるだけでも安心だね。
正直、この辺には自分より他人を守りたいものにする「正義の味方」がいて困るし。
(基本的に、そういう人物を彼女は嫌いだ)
(理解できないししたいとも思わない存在だから)

まぁ、ぱっと見はね。
(ここまで接近したら、むしろ警棒の方が強い)
(それよりもやばいものを、彼女は隠し持っていたりもする)
ええ? 一般人だよ。一般人。
あれは偶然だって。一般記者にそんな柔術の達人みたいなことできるわけないじゃん。
(誰が見ても、さっきのは一般人の受け流しではないが)

うんうん。そうそう、君のこと。
ネタに逃げられたんだから、新たなネタをゲットしないとね。
(この変わり身の早さとマイペースで自分の話を進める)
黒いの? さっきの影ね。鵺とか言ってたけど、いわゆる使い魔かな。
(そう言って、一方的に情報を聞き出そうとしている)
39綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/31(火) 00:01:42.55 ID:m54Fpd5/
それはそれは、御大層なコトね。
(相手の内心は知らぬものの、そう漏らす)
(力量によほど余裕があるのだろうか、そんな”達人”様ばかりなら今度からは逆切れして喧嘩を買わずに逃げの一手にしよう)

(すっかりと彼女の持ち物は警棒だけと思い込む恵那)
(この辺りの認識の甘さがまだ”この街”の怖ろしさを知らぬ来訪者がゆえ)
(しかし、相手が一般人とはみなしてはいない)
(あはは、と笑い声をあげんばかりの彼女の台詞にうさん臭そうなジト目を向けることにした)
――――……。

(当然ながら、恵那は彼女のペースに乗せられる)
(さっきまでの張り詰めたような空気はどこへやら、なんだか違う方違う方に話を流されていく)
(それにしても、彼女結構耳がいい。――というより自分がペラペラと鵺鵺と呼んでんたりしたのが)
(こんなふうにぐいぐいと質問を投げかけてこられるのは、編入時の面接試験以来で)
(しどろもどろになりながら、問われたことに返事をする)
そう、いうものかなぁ。使い魔、うん、使い魔だと思う。
…………ええっと、一般的な記者の方?
(小さく右手を挙げて質問する)
これ、何かの記事になるのでしょうか?
(ネタと言っている以上発表の場所があるはずで)
(どこで、どんな風に、どういう人たちに見られるのかわからない)
(知り合いは少ないものの、"夜"の行動が知れれば動きにくくなるかもしれず)
(心配そうに眉尻を下げると相手を窺う様に見て)
40葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/31(火) 00:21:50.28 ID:jls+X5U3
使い魔かぁ。でも歯切れが悪いね。
(言葉を拾い上げるように、細かいところを突っ込む)
「だと思う」とかそういう曖昧な言葉は、自分が創った式とかにいう言葉じゃない。
どちらかといえば、何かに取り憑かれたとか、代々受け継いだ守護獣とか、自分でも把握できないって代物かな?
(迂闊な発言をすれば、すぐさま拾い上げて決めつける)
(記者としての基本だった)

はい、何でしょう! 正体不明の人に弓を向けた人!
(とりあえず、互いに名前を教えていないので仮の名称で呼ぶ)
(そうすると、彼女の質問が来る。どうやら、プライバシーについて心配しているのだと推測する)
そうだね。学校にあるうちの部の会誌の記事になるよ。あっ、これサンプルね。
(そう言うと、いつの間にか冊子をと取り出して彼女に差し出す)
(どこから取り出したのかは分からないが)
まぁ、ただ半分以上がフィクションになるから、プライバシーについては問題なしだよ。
(つまり要約すれば、夜のことは知られないよという意味だ)

だから、安心して赤裸々に自分の事を語っても構わないのです。
(そう言うと、いやらしい笑顔で迫る。先ほどと顔は変わらないのに)
特に使い魔の方があたしは気になるし。

【すみません。そろそろリミットなので】
【凍結をお願いできますか?】
41綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/31(火) 00:25:21.78 ID:m54Fpd5/
【凍結了解いたしましたー】
【遅くまでありがとうございました】
【早い時間にできなくて申し訳ないのですが、基本的に水曜日以降は21:30〜なら対応できます】
【ゆえに先輩の良い日にちで指定してやってくださいな】
42葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/31(火) 00:27:53.50 ID:jls+X5U3
【では水曜日の21時半からお願いします】
43綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/31(火) 00:30:59.17 ID:m54Fpd5/
【かしこまりました】
【避難所集合→移動の流れでお願いします】
【お相手ありがとうございました】
44葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2011/05/31(火) 00:32:27.49 ID:jls+X5U3
【こちらこそ、ありがとうございました】
【それでは失礼します】
45綾坂恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/05/31(火) 00:33:56.70 ID:m54Fpd5/
【おやすみなさいませ】
【こちらも失礼いたします】
【スレお返しします】
46媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/06/01(水) 20:50:13.67 ID:msiA0rvN
【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年 ※三年時編入
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪に漆黒の瞳。普段はあまり表情豊かではない。
【能力】 ≪ 受 容 (レセプター) ≫
        強い力を自分に同調させて受け止める能力。霊媒体質に近い。
        他者の能力については相手側から移譲許可された場合のみ、一時的に受容できる。
【武器】 ・ 弐 式 (にしき)
        深凪伝来の霊体武器/刀型。真名は 『弐ノ完式 夜乃刀(ニノカンシキ ヤノト)』
        それ自体が意思/人格をもち使用者を選ぶのだが、現在行方不明。葵の手にない。
        普段は無形だが、現在は何か物及び人に憑依している可能性もある。
      ・ 暗 器 各 種
        糸、各種ダガー、針、圏、チャクラムなどの各種暗器/時に特殊破魔加工(ただし弱い)
【希望】 NG以外、相談次第 
【NG】 ハードスカ 妊娠 (※和姦と欠損などは要相談)
【弱点】 憑依/暗示/洗脳等の精神干渉を過度受容 魔術耐性が低い 実体のないもの/霊体

【備考】 異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。
      糸などの暗器多種と霊刀を得物とする事から、彼女の識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
      外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をする。
      幼い頃から組織で育ったので当主に心酔しており、微妙に世間知らず。たまに日本語がおかしい。
      だが、身体能力と戦闘経験値は常人以上。組織の建前上、能力は完全特異体質扱い。

【現状】  ≪深凪≫は、兵部晶の組織と協力関係にあり召喚士/モンスターハウスとは不戦協定を結んでいる。
      現在、訳あって≪弐式≫を手放してしまい、それ以降≪弐式≫が行方不明。それゆえ深凪八席の地位を剥奪された。
      何処かへと行方不明になった「弐式(=夜乃刀)」を探して夜は徘徊をしている。


【プロフィール投下落ち、です】
47夜衣 泰牙 ◆N94Z1U.BbM :2011/06/01(水) 20:59:29.69 ID:4oJck5C7
【名前】夜衣 泰牙(やごろも たいが)
【年齢】不詳、見た目ほど若いわけでもなければ、すごく長生きしているわけでもない
【性別】男
【身長】168cm 56kg
【容貌】いわゆる中肉中背、少し目元が隠れるくらいのぼさぼさ頭に黒髪。
闇の中だとほんのり赤く見える瞳。
【性格】お人よしの楽天家、あんまり気は強くない。
【設定】
代々続く吸血鬼一族の末裔。
といえば聞こえはいいが、人と交わりすぎたおかげで血が薄れ、力が弱まってしまっている。
今では夜しか力を発揮できなくなってしまった。
代わりに、昼間でも普通に出歩くことが出来るようになっている。
昼間に力を使う必要がある場合は、純血の吸血鬼の血液から精製された製剤を服用することで一時的に力を使うことが出来るようになる
しかし日光や流水、十字架などの吸血鬼本来の弱点も同時に得ることになるので危険。
そのため、吸血鬼の力を使うときには全身を覆うローブを生成し纏っている。
食事は大体日に1回、毎日同じ人だとちょっと貧血が深刻になる程度。感染を防ぐため、消毒用具と専用の器具を常に持参している。
吸血鬼たちの寄り合い組織のようなものから命を受け、この街で起こっている吸血事件の調査に派遣され、高等部二年に編入された。
【能力】
・身体変化
わかりやすい特徴として、牙と爪が発達。
また身体能力も人間離れしたレベルにまで向上する
けれど血が薄いため、コウモリや狼に変身したり……なんてことはできない。
空も飛べない。でも鼻は効く。
・幻術
相手を惑わせる。
とはいえ効果は弱いもので、抵抗の意思のある人間にはほぼ通用しない。
どうしても食事はしなくてはならないため
食事の後で意識を失わせた相手にそれを夢だと思わせるくらいにしか使い道が無い。
・再生能力
再生能力だけは妙に高く、大抵の傷は一晩眠れば治る。
聖別された武具や呪物などで受けた傷は治りが遅い。
・魔術
一応手ほどきは受けている程度。
発火だの落下制御だの魔法薬の精製だのと、小技にしかならないようなものばかり。
吸血鬼時に着込む衣服も魔術により生成されている。
【希望】雑談、戦闘などなど
【NG】汚物関連、アッー
【弱点】昼間は基本的にただの人間。その他の弱点は一般的な吸血鬼のそれに準じる。
が、ニンニクは嫌いではない。

【プロフを置きつつ、しばらく待機するよ】
48媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/06/01(水) 21:40:23.98 ID:msiA0rvN
【こんばんは。まだ、いらっしゃいますか?】
【都合が悪くなければ、お相手に立候補させていただければ、と】
【プロフィールは>>46にありますので、参考にしていただけたら幸いです】
49夜衣 泰牙 ◆N94Z1U.BbM :2011/06/01(水) 21:49:30.29 ID:4oJck5C7
【っとと、返事が遅れました】
【僕はまだまだ大丈夫だから、是非お相手お願いしたいな】
【となると、どういう形にしたらいいかな】
【何かそっちで希望があったら聞かせてくれると助かるよ】
50媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/06/01(水) 22:11:59.51 ID:msiA0rvN
【すみません。PCが固まってしま、って……!】

【希望としては……戦闘でも、雑談でも、十全に】
【わたしも組織の人間でありますので、そこの顔合わせをするのもよし。
 わたしの体質的な意味で、幻術にかかりやすいので、そちらの方面のシチュでも、良しと考えております】

【むしろ夜衣さんになにかなさりたいシチュがあれば、そちらをお聞きしてみたいです】
51夜衣 泰牙 ◆N94Z1U.BbM :2011/06/01(水) 22:16:44.32 ID:4oJck5C7
【何かあったのかなと心配してましたが、無事に戻ってきたみたいでよかった】
【こちらも、大体の事には対応できると思うんだけど】
【日常だったらまだ不慣れな学校を案内してもらうような感じだったり】
【戦闘っぽい感じだと、食事の相手に選んでしまったり……っていう感じになりそうかな】
52名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 22:33:11.88 ID:un94fP5q
調子悪いならさっさと落ちるのも相手に対する礼儀
53夜衣 泰牙 ◆N94Z1U.BbM :2011/06/01(水) 22:40:53.56 ID:4oJck5C7
【どうにも具合が悪いようだし、今日はこれで落ちることにするよ】
【また機会があったら相手をしてくれると嬉しいな】
【それじゃあ、おやすみなさい】
54媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/06/01(水) 22:45:33.71 ID:msiA0rvN
>>53
【本当に、すみません……!】
【もう、本当にどうお詫びをして良いのやら……、誠に、申し訳ありません……!!】
【また夜衣さんさえ宜しければ、機会をあらためてお相手していただけたら本当にありがたいと思うのですが
 本当に本当に申し訳ありません。本当に、お詫びのしようもないほどであります】

【せっかく時間をとってくださったのに、もう、本当に申し訳ありませんでした】
【……申し訳ありませんでした。おやすみなさいませ。本当に、すみません】

【失礼いたしました。スレッド、お返しいたします】
55名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 13:43:08.44 ID:KoKhvBra
お大事に
56伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/02(木) 21:00:25.37 ID:KYkyQgRQ
【名前】伊織津綺子(いおり つきこ)
【年齢】17 高等部2年E組
【性別】女
【身長】168センチ
【3サイズ】85−58−87
【容貌】ショートカット、切れ長で涼しげな目元、きりりとした大和撫子
【能力】電気を起こし、放つことができる。
    稲妻を起こして攻撃するほかに、微弱な電流で治療行為なども可能。
【弱点】放出する電力量に比例して、体力の消耗がある。
    大きい電力を発するためには充電が必要なので、短時間での連発はできない。
    逆に弱い電力は意思に関係なく発してしまうことも多く、しょっちゅう精密機械を壊す。
【希望】バトル 日常ロール エロール※・グロ展開は要相談 バトル以外は多少の確定はOK
【NG】相談なしのエロール・グロ:ROMの方への警告も含めまして事前のご相談をお願いします
    過度の確定:特にこちらの考えや反応までを強制的に決められるのはNGとさせてください
【備考】高等部2年。陸上部員でハイジャンプの選手。学生記録を持っている。
    一見淑やかな優等生であり、クールでストイックなアスリートとしても知られているが、
    素の性格は素直で恥ずかしがり。育ちはいいが謙虚で努力家。
    厳しくしつけられたので、少し頭が固いところもある。
    兄を異能に殺されており、それがきっかけで退魔の世界へ足を踏み入れた。
今は恋人である迫水直と組んで退魔を行っている

※ロールの状況により、ご希望に添えないことがあります
57伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/02(木) 21:02:28.99 ID:KYkyQgRQ
【待機いたします。避難所もチェックしてますので】
【こちらに書き込めない方は、避難所の方へお申し出くだされば参ります】
58伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/02(木) 21:12:53.09 ID:KYkyQgRQ
【避難所の方へ参ります】
【こちらは空室となります。ありがとうございました】
59瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/02(木) 22:02:23.93 ID:szJBJwWG
【名前】瑞谷 愛華(みずたに あいか)
【年齢】13 中等部1年C組
【性別】女
【身長】144cm
【3サイズ】71-54-77
【容貌】青みのかかったショートカット 優しい眼差し
【能力】〜水流操作〜
    空気中の水分を集合させ、それを自在に変化させて使用する
    現在:鞭状・球状・壁状・糸状
    
【希望】NGを除いて基本的に何でも
【NG】排泄や切断など、他にグロいことはダメです
【弱点】流行(特にファッション)・電気系統の攻撃
【備考】家族を初等部卒業前に事故で亡くして現在ペットのむーちゃん(椋鳥)と新聞配達のバイト生活
    ちなみに親権はアパートの大家さんで何かと世話になりがち
    住居は生活に困らない程度の小さなアパート 料理・裁縫など、家庭的なことが得意
    
    貧乏生活なので、専ら制服やジャージ姿でいることが多い(私服は稀に着る程度)
    能力発覚後は戸惑いながらもそれを受け入れ、「夜」の世界を生きていくためにその能力を使いこなすべく、
    日々体力トレーニングや能力を使いこなすための特訓を行っている
    
    程なくして未来の自分が自らを亡き者にしようと現代へと飛んできた
    しかし、どこかへと行方を眩ましている

【プロフ投下でしばらく待機させていただきますー】
60瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/02(木) 23:01:21.38 ID:szJBJwWG
【そろそろ撤退させていただきますねー】
61名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 00:56:10.18 ID:YuLiKi9A
撤収
62水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/06/04(土) 10:37:33.49 ID:kKSqwFA0
【名前】水鏡 恭弥(みかがみ きょうや)
【年齢】17歳/二年次
【性別】♂
【身長】T180/W59(ライト級)
【容貌】髪はやや長め、癖毛が多少収まり悪く裾は跳ねて気味
 瞳は薄い茶色、体形はかなりのひょろ長、少し面長

【能力】戦装束「不知火」:左手の人差し指で唇をなぞることにより、
 全身に揺らめく炎または人魂のような呪術的紋様が浮かび上がる
 「不知火」時限定能力:「ハレ」と「ケ」
  「ケ」の右手から放つ波動で物質・エネルギーを腐食・減衰させ、破壊する
  「ハレ」の左手は逆に物質・エネルギーを活性化・賦活することができる
 「不知火」時は霊的・物理的防御力が大幅にアップ、運動能力も常人を超えたものになる
 気配や異形の臭いには敏感で、霊体や幽体を感じ、会話することも可能
 発動時ほどではないが、不知火を纏っていなくても異形や妖魔、人の「匂い」を嗅ぎ分けることが出来る

【希望】 NG以外
【NG】理不尽な死

【弱点】「不知火」持続時間は少しずつリミット増大中ではあるが制限もある
 能力全開なら10分程度、全く「ハレ」も「ケ」も使わなくても1時間程で霊的スタミナ切れを起こす
 スタミナ切れ後は強制的に刺青状の文様は解除され、立っているのがやっとなほどに消耗する
 また、連続使用も不可能、最低24時間は霊的スタミナを回復させないかぎり、再度「不知火」を纏うこともできない
 遠距離・中距離攻撃の手段は皆無、接近戦オンリーに特化している
 常態では平均的高校生男子よりは運動能力がやや上な程度
 動体視力は発達していて、攻撃をかわす・いなすのだけは得意    

【備考】アマチュアボクシング部所属(現在自主休部中)、普段の性格は温厚で、誰にでも丁寧な言葉を使う
 若干手足は長く、体重もあいまってガリガリ、筋肉はボクサーらしくそれなりに締まってついている
 両親とは物心がつく前に死別、兄弟姉妹なし、現在は寮生活

 不知火発動時は完全に別人格となり、恭弥自身の意思で言動をコントロールすることはほぼ不可能
 近接戦闘技術・体術に長けた「オレ様」キャラになる。人を勝手に愛称をつけて呼ぶ癖がある

 現在、紫一久から借り受けたオートマティックハンドガンcz75(後期型)を所持。
 以前の事件の影響から「右手」の破壊力は増大、人程度の大きさまでなら「破壊」することが可能に
 ただし「右手」の能力を発動すると硬直の隙が出来るのは相変わらず

【プロフ貼り落ちです】
63名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 13:48:22.30 ID:uI8FJ9bP
茶会
64杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/06/04(土) 19:12:27.85 ID:yhARbS6o
【名前】杜 凛子(もり りんこ)
【年齢】15歳/高等部一年
【性別】♀
【身長】152cm
【3サイズ】B83/W62/H84
【容貌】肩くらいのお下げ髪、渦が巻いてそうな分厚い眼鏡の下に目つきの悪い三白眼
    色白で両目に泣きぼくろ、手首に数珠、いつもジャージか体操着を着てる
【能力】自己流"乙護法"(おとごほう)
    自筆の落書きに霊力を注いで立体化し、分身として操ることができる。
    見え方はちゃちい3D画像のようなイメージ。
    大きさや数は任意、性能や強さは落書きのデザインによる。
    なお、霊視の力も持っているが眼鏡を外して裸眼で視る必要がある。
【希望】日常や戦闘、いろいろ
【NG】グロ、相談なしのエロール
【弱点】凜子自身は格闘技とかの戦闘力はない、能力使用後は極度に腹が減る
【備考】だらだらと気ままにご近所の平和を守る女子高生。
    将来はさまよえる霊を成仏させられるような霊能者になりたいなんて思いつつも、
    マイペースでゆるい性格なので修行的なことはサボり気味。
    家はごく普通のお寺で両親も普通の人、ただ娘に力があるのは知っている。
    普段からメモ帳やらを携帯していて、何か思いついては落書きしている。
65杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/06/04(土) 19:14:32.14 ID:yhARbS6o
【ちゃんとプロフ書き込めたから待機するね】
66杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/06/04(土) 20:31:30.09 ID:yhARbS6o
【落ちっ】
67名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 01:25:39.63 ID:8f8jDIuq
いたんだ
68竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/05(日) 21:22:16.15 ID:JUkUb4u5
【待機する…………わ>>4がプロフ】
69名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 22:05:38.73 ID:42SM8IZk
70竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/05(日) 22:20:22.24 ID:JUkUb4u5
【こんなところで………おち】
71名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 01:04:47.15 ID:EU7J++jn
わろた
72名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 02:34:35.86 ID:L72TEmWh
【名前】赤城 朱音(あかぎ あかね)
【年齢】17
【性別】女
【身長】171cm
【3サイズ】88/65/92
【容貌】切れ長の黒目に腰辺りまで伸びた長い黒髪
服飾は一切身に付けておらず髪も結っていない
女子のたしなみ程度に化粧をするくらい
老成して見えるが老けてはいない
【能力】ESP(超能力)

・状況把握
物事の状態、状況、特性、内面等を瞬時に把握する能力
第六感を任意に発動させられると考えても良い
テレパシーと似た力だが、相違点は『知る』のではなく『理解』するという点と、
意思を持たない非生物に対しても使用可能な点

・念動力
目に見えない触手を伸ばす力
物を持ち上げたり打撃を加えたりできる他、気を高めることで高温にする事も可能
出力は当人の地力に左右されるので、
ぶん殴られる以上の衝撃を発生させたり朱音のキャパシティを越えた重量を支える事はできない
射程は約五メートル

・縮地
テレポート
空間の座標と座標を捩じ曲げ結び付け移動距離を短縮する
移動を行う為には様々な制約が存在する

・心裏読解
テレパシー
脳へ直接念力を送り込み会話をする事が可能
相手もESP能力者でなければ会話は一方通行になる

【希望】事前に相談があれば基本何でも
【NG】極度のグロスカ
【弱点】・身体能力はごく平均的な女子高生のそれと同じ
・元一般人なので長時間の能力行使に脳が耐えられず使い過ぎると自滅する
・ESPに目覚めたばかりなので射程も短い
・『状況把握』以外の能力行使には『溜め』が必要
・性格上チームプレーを嫌う
【備考】無感動、無関心、無干渉がモットー
常に敬語で礼儀正しく振る舞うが酷い毒舌家
異能者の動向を探るため、とある人物の命令で学園に潜入する
が、表情が固く演技には向かないので明らかに人選ミス
しかしながら朱音以上の適任が居ないのも事実
深刻な人手不足

【スレが新しくなっているのに今気づきました、スレ立てお疲れ様です】
【少々手直ししたプロフを投下して落ちさせて頂きます】
73赤城 朱音 ◆f6nmNDHvaw :2011/06/06(月) 02:36:12.16 ID:L72TEmWh
【……と、名前を入れ忘れていました】
【訂正する必要はないかもしれませんが、>>72は私です】
74アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/06(月) 21:06:29.42 ID:3eOAqd6N
【名前】アンジェラ・『ウィーク』・トルーマン
【二つ名】「ミス・ウィーク」「英国の焼肉提督」
【年齢】17歳
【性別】女性
【身長】165cm
【3サイズ】88:60:82
【容貌】肩までまっすぐ伸びる黒髪。肌はやや白め。
    細い眉と大きめの黒い瞳が少しきつそうな印象を与える。
    やや筋肉質で、運動の得意そうな体型。
【能力】魔法
    分厚い『呪文書』を手に持ちページを開くことでそこに書かれた魔法を使うことができる。
    紆余曲折の後に曜日による制限は無くなり、いつでも多種多様な魔法が使えるようになったが魔力量による制限は健在。
    ・魔力量
     それぞれの魔法にはLV0〜3が存在し、彼女のその日の魔力量で使えるLVが左右される。
     (LV0=その魔法は使用できないという状態)
     未熟な魔女であるため、自身で十分な魔力を捻出できず、生物の体液や肉を摂取して捻出する。
    ・『魔女』
     呪文書を通じて、自身のオリジナルである『魔女』とつながっている。
     『魔女』は呪文書無しで多彩な魔法を使えるが、一度に複数の魔法を使えないのは同じ。
     魔女とはもともとは別人格であったが、根源が同じであるため容易に乗っ取られる。
     次第に魔女の人格(=オリジナルの人格)と融合しつつあるが、当人はその事に特に抵抗はない。
【希望】会話、戦闘等
【NG】グロ、スカ、リセットが必要となるもの(要相談)
【弱点】多彩な魔法が使えるが
    ・どの魔法もそれほど強力ではなく、LV3でも生粋の「炎使い」や「超身体能力者」には劣る。
    ・呪文書を開かなければ使えない。
    ・一度に一つの魔法しか使うことができない(例:回復魔法使用中に身体能力強化魔法を使えない、時間魔法使用中に攻撃魔法を使えないetc)
    ・魔力量には限りがあり、無理な使い方をすればすぐに身体に影響が出る。
    ・魔法は決められた術式に基づいて発動されるものであるため、融通があまり利かない。
【備考】イギリスからの留学生。
    英国営機関で作られた、魔女の髪の毛から作られた魔女のクローン。情報集の為にこの学園に送られてきた。
    オリジナルは強力な魔女だったが、彼女はそれほど大きな力はなくすぐに魔力切れを起こしてしまう。
    機関の他の実験体に比べて冷静で精神は安定しているが、異能者としては最低レベルとされ扱う魔法とかけて「ウィーク」と呼ばれる。
    本人もそのことを認めているが、冷静である以上に責任感が強いため、危機に陥ることも。
    また、人道を外れるのを拒み、肉(牛や豚など)を食べることで微量ながら魔力補給している。
    そのためかバーベキューや焼き肉には異常な拘りがあり、
    焼き肉パーティーなどが行われた場合、留学先に強烈な印象を与えている。

【お久しぶりですが、待機させていただきましょう】
75尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/06(月) 21:18:56.80 ID:pbh7WI8V
【名前】尖 戒奈(とがり かいな)
【年齢】16
【性別】男
【身長】175cm
【3サイズ】――
【容貌】
短髪目付き悪。若干手足が長い。戦闘中はくわえ煙草。
【能力】
・光刃
刃物を媒体として光の刃を作り出し、それを操る能力。
作り出される刃はだいたい全長100cmの日本刀型。
威力は媒体の殺傷能力などに応じる
刀など刀剣類を媒体にすれば高威力の刃を作り出せる。
【希望】なにかしら護衛させてもらえるとありがたい。
【NG】欠損、死亡、スカ
【弱点】
・能力使用時に刃物が必要
・遠距離戦
・異形、人問わず、女性と敵対したときは防戦一方
【備考】
高等部一年男子。「殺す」という行為そのものを糧として生きる≪トガリ≫という異形。
幼い頃両親を≪トガリ≫として暴走した姉に殺され、姉と二人きりの生活を強いられる。
その際に両親を殺されたことよりも、自分(と姉)を守ってくれた
守護者(ガーディアン)を名乗る者のことが強く頭に残り、歪まず育ち
他人を守る守護者(ガーディアン)に強い憧れを抱くことになる。
また、姉からの調きょ……教育の成果で、女性に対する高い免疫力(非常に鈍感)と
常に紳士的に振る舞う心がけをもつ。最近両親が死んだ事件の真相を知った。

戦闘スタイルは我流。変則的な体捌きと担ぐように構えたり
引き気味に構えて光刃を隠し、間合いを誤魔化したりする戦い方をする。
身体能力及び反射神経は姉のち……教育のおかげで常人以上。
死臭をごまかすため、煙草を吸い始め、所謂高校デビューを果たした

【以上がプロフです、リロードミスをしていなければ手をあげたいところですが……】
76アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/06(月) 21:26:37.42 ID:3eOAqd6N
>>75
【はじめまして、ですね。それでは、お相手よろしくお願いします。】
【シチュエーションは如何しましょうか。会話か、戦闘か。場所は学校か、夜の街か】
【何か希望のシチュエーションはありますか?】
77尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/06(月) 21:32:50.55 ID:pbh7WI8V
【はじめまして、此方こそよろしくお願いします。】

【戦闘でしたら、無難に異形の群れでも相手にとるとしまして】
【会話メインでしたら夜歩きをしているトルーマン先輩、ミズ・トルーマンの方がいいのかどうかは判断しかねるけど】
【………貴女に俺から話かける方と、俺の戦闘後の一服中に話しかけてもらうなどありますけれども】
【俺の方から行く場合は夜の街か、旧校舎あたりだと嬉しいです。】
78アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/06(月) 21:45:23.55 ID:3eOAqd6N
【呼び方はどちらでも良いです。よろしくお願いします】
【それでは会話メインにしましょうか。そちらの戦闘後に、声を掛けさせていただくという形でいかがでしょうか】
【特に他に希望が無ければ、そちらの戦闘後の描写からスタート、という形にしたいと思うのですが如何でしょう】
79尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/06(月) 21:48:20.31 ID:pbh7WI8V
【希望、と言うよりも質問です。】
【貴方の所属する機関というか組織は屍骸、もしくは死体処理などできますか?】

【一応、俺の方はフリーなんでそういうものの処理に困っているところに通りがかってもらおうと思っているのですけれども。】
80アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/06(月) 21:52:07.55 ID:3eOAqd6N
【はい、可能です。というより私自身が死体死骸を消去する魔法を行使できます】
【それでは、そういう流れで行きましょうか】
81尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/06(月) 21:53:24.61 ID:pbh7WI8V
【了解しました、あてにさせていただきますよ。】
【というわけで、書き出しますのでしばらくお待ちください。】
82尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/06(月) 22:08:55.44 ID:pbh7WI8V
(――深夜、月明かりの下、金属音が鳴り響き、俺の左手に火がともる。)
(と言っても、俺自身に人体発火の超能力に目覚めたわけでなく、単に左手に持ったジッポライターに)
(火をつけただけのことである。)

…………まいったな。

(呟きを漏らすと、制服の胸ポケットから煙草を取り出し一本くわえ、吸い込む。)
(うねりながら立ち込める紫煙を吸い込み肺の中に満たすと、鼻孔にこびり付く血の匂いを上書きして)
(ゆっくりと吐き出す――立ち上る紫煙を横に、足元に転がった鼠のような姿かたちをしていながら)
(体長は尻尾を入れて2M近くはありそうなまさに異形の獣と言ったものに眼を向ける。)

このまま帰ったら、騒ぎになるよな。
前のカメレオンみたいなやつは初めから透明だったからいいけれど…………うーん

(唸り声をあげながらもう一度、煙草をくわえゆっくりと紫煙を肺に満たしていく――)
(俺、尖戒奈は途方に暮れる、人を食い散らかしていた異形と戦ったことでも、途中例によってトガリとしての自分が暴走しかけたことでも)
(目下姉さんから言いつけられたお使いの最中だということもよりも何よりも)
(足元に転がる異形の死体についてだ――ここは旧校舎、学園の敷地内であり、朝になれば学園の生徒たちが嫌でも通る。)
(そんなところでこんな巨大鼠の屍骸が見つかったらどうだろう?)
(大騒ぎになるのは「夜」と呼ばれる世界に入って日の浅い俺にも想像に難くなかった。かといって何かできるとは思えない。)

まいった………

(ため息とともに紫煙が月夜に上っていった。)

【それではこんな感じでよろしくお願いします。】
83アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/06(月) 22:33:33.94 ID:3eOAqd6N
(紅裂拓兎の決闘からおおよそ一週間が経とうとしていた)
(意識を失っていた間に口に入れられた彼の血液のせいでなんとか普通に生活できるほどまでには回復したが)
(まだまだ身体は本調子とは言えないし、何より決着をつける事が出来なかった紅裂への敵意が疼く)
(魔王、そして紅裂の事を何度も考えてしまうも特に進歩はない。苛立ちばかりを募らせる日々が続いていた)

(そんな中、夜の任務を再開したその日)
(学園から強い異能の気配を感じれば急いで向かうも、そこでの戦いは既に終わっていて)
(倒れ伏す大きめの異形の傍らにたばこを吸う少年が一人いるのみだった)
(おそらくは彼がこの異形を単独で撃破したのであろう。この街では良くあることだ)

異形の撃破、お疲れ様です。
(ゆっくりと近づきながら、少年に声をかける)
(気温のせいか少し汗は出ているが、特に緊張はせずにごく自然に歩みを続けながら軽く笑顔を作る)
(学校の敷地内でたばこを吸っている事に特に文句はつけない。きっと何か理由があるのだろう)

私、英国より来ましたアンジェラトルーマンと申します。
異形の撃破及び調査をする為に、こうして夜の街を歩いています。
差し支えが無ければ、貴方の名前と所属と行動目標を教えていただきたいのですが。
(一旦足を止めて、今度は質問を投げかける)
(倒れている異形は、それなりの力を持っていたようにもみえる)
(となれば、少年も必然的にそれなりの力を持っている事になる)
(彼が己の敵でないことを祈りながら、返答を待った)

【お待たせしました。では、よろしくお願いします】
84尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/06(月) 22:52:40.66 ID:pbh7WI8V
(もう何度目かの「まいった」を呟き終え、すっかり短くなった煙草を携帯灰皿へ押し付け、次のを取り出し)
(その時だった。背後から声が響く透き通った夜気に通る声、自分をねぎらう言葉に振り返り――)

どうも、ありがとうございます。

(月光に映える白い肌、キツイという印象を受けていそうな眼や髪は黒く、日本人離れした)
(体躯には、他の同年代の女子にはない魅力があって、そこに浮かぶ軽い笑みには先ほどまでの)
(血と刃のやり取りを忘れさせるものがあった。)

トルーマン、がファミリーネームでしょうか……俺は尖 戒奈、トガリカイナです。

(鼻の奥に残る死臭と、新たな獲物の到来に騒ぐ血を抑えながら)
(笑みを返すと頭を下げて………漢字はわかるのだろうか?などと考えながら)
(日本人とは思えない美貌の女性の言葉を聞く。)

所属はありません、あえて言うならばこの学年の高等部一年が俺の所属です。
それから、行動目標…………は、目の前の人を守る守護者(ガーディアン)。
何ですけれどね……

(苦笑を浮かべてごまかすように人差し指と中指で挟んだ火の点いていない煙草を弄ぶ。)
(守護者(ガーディアン)になりたい、憧れている。それは今でも変わらない………が)
(異形≪トガリ≫という自分の種族の特性上、その存在にはどうあってもなれない――その考えが)
(決意の言葉を曇らせた。)
85アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/06(月) 23:02:28.64 ID:3eOAqd6N
【すいません。早いですが今日はここで凍結にしていただけますでしょうか?】
【私は火曜と木曜なら21時ごろから解凍出来ますが、如何でしょうか】
86尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/06(月) 23:06:45.58 ID:pbh7WI8V
【了解です、何かやりにくいところ等あったら遠慮せずにいってくれると助かります。】

【解凍日時ですが、早いところで火曜の6/7、22時から解凍させていただきたいです。】
【大丈夫でしょうか?】
87アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/06(月) 23:12:09.52 ID:3eOAqd6N
【いえ、特に不都合はありませんよ。次回もよろしくお願いします】
【では火曜という事でよろしくお願いします。お相手ありがとうございました】
【お先に失礼します。おやすみなさい】
88尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/06(月) 23:14:22.16 ID:pbh7WI8V
【それはよかった、此方こそ受けてくださり感謝します。】
【また明日、よろしくお願いします。】

【お疲れ様でした、おやすみなさい。】

【俺もこれで失礼します、以下空室です。】
89名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 23:44:26.60 ID:EU7J++jn
うむ
90代理 ◆IorinFNlA2 :2011/06/07(火) 00:08:00.93 ID:wKRlDDiM
【迫水 直 ◆mkbuDdznjc様の代わりに投下いたします】

【名前】迫水 直(さこみず ただし)
【年齢】19/3年生(2回目)
【性別】♂
【身長】188cm/80kg
ほとんど脂肪のない筋肉質な体躯。着痩せするタイプ
【容貌】短く刈り込んだ黒髪、日に焼けた肌、わずかにタレ目
【能力】妖魔寄生体宿主
体内に寄生する妖魔の力により身体能力が向上している
・増幅された新陳代謝による異常なまでの回復力
・常人の数倍に達する筋力と瞬発力、持久力
・皮膚・骨格・筋肉が変質して西洋甲胄に似た姿(220cm/150kg)に変身、更に能力が増幅される(身体の一部だけを異形化させることも可能)
・以上の能力にはエネルギーとして膨大な量の食料を必要とする(普通の食事よりも妖魔の血肉の方が補給効率が高い)
また食事は、寄生体の破壊衝動を満たす代償行為でもある

イラストを書いて貰いました
http://www.100gazou.com/sinzou/bbs.cgi?check_img=465&type=jpg

【希望】NGに抵触しなければ大概のことは
【NG】後遺症の残る身体的・精神的ダメージ、衆道
【弱点】
・直情径行
・能力の暴走
【備考】
・3年次に妖魔感染の影響で留年した元野球部のエース。現在2回目の3年生
・穏やかな性格だが、己の信条に合わない事を拒む頑固で狭量な部分を持つ
・恋人である伊織津綺子とともに、夜毎妖魔狩りを行っている
・対妖魔戦闘の経験はある程度積んでいるものの、基本は勘頼り&荒削りな戦闘スタイル
・闘争に喜びを感じる寄生体の感情を受け入れたことで同化がわずかに進行
制御しやすくなった反面、常に微弱な妖気を発する程度に半妖魔化している

【代理に投下しました】
91郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/07(火) 21:26:41.06 ID:EXoVx5Bk
【名前】 郡 太一朗 (こおり たいちろう)
【年齢】 16歳
【性別】 男
【身長】 168センチ
【容貌】 はねっけのある癖の強い髪型。少々垂れ目。
     髪・瞳とも黒。中肉中背。青と黒のチェック柄のバンダナを額に巻いていたが、現在は外している。
     代わりに銀のリングを通したネックレスを首に掛けている
【能力】 ・無呼吸の瞬き −ゼロ・ブレス−
      集中力を高めて、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませる。神経の反応も過敏になり、一時的に運動能力が上昇する。
      そのことにより、相手の攻撃を見極めたり、(他者から見れば)高速の連撃を与える。
      発動している間は文字通り「呼吸するのも忘れるほど」過度に集中するため、無呼吸になる。
      連続して使用する場合、制限時間は3〜5秒ほど。
      瞬間的・部分的に神経を鋭敏化することも可能。連続使用に比べ効果が短時間または薄くなる。

     ・不可避の直感
      能力というより、体質。自身にとっての災いが降りかかりそうになる時に限って働く直感。
      殆どの場合において、ほぼ100%的中し、微弱な未来予測と呼んでも良いほど。
      ただし、直感は直感に過ぎず、とても曖昧なもので具体的な事象が分かるでもなく、
      事前に回避することも出来ないので、役立たず。故に、不可避。       
【武器】 切姫(きりひめ)
       :無呼吸の瞬きの要領で、集中力を注ぐことで能力を引き出し、霊的なエネルギーを裂くことが出来る小太刀。
        また、かなり不安定だが他者の傷を癒す能力もある。
     夜逆(やさか)
       :無銘の無骨な短剣。ただしひたすらに頑丈。不思議なことに刃こぼれひとつしない。
        家の倉庫から出てきた物。名前は自身で考えたもの。
     ナイフ:普通のナイフ。投げたり、夜逆と組み合わせて使用したり。
【希望】 基本的には何でも。
【NG】 同性同士
【弱点】 能力発動時は無呼吸になるため、酸素濃度の低い場所では制限時間が更に短くなり、
     あるいは、能力自体が発動できなかったりする。
     また、能力発動後は酸素を取り込むため、隙が大きくなる。
【備考】 高等部所属。図書委員。性格はテンプレ的な熱血漢。ただし、変なところで悩みやすく、結構打たれ弱い面も。
     無力なのに理不尽な不幸に逆らう。 ただし、その為の手段に関しては非常に現実的な部分と、
     理想的な部分とが混在している部分がある。
     短剣(小太刀)と蹴りを主体とした戦闘スタイルで、スピードで勝負するタイプ。

     ある可能性のひとつとして、10年後、異形とそれを討つ機関の排除を目的とした
     ≪三千世界≫と名乗る武装集団を結成する。その組織の人間は皆、現代に時間跳躍している。

【プロフ投下&しばらく待機してみるっぜー】
92名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 21:47:02.17 ID:LQ2lC0NJ
避難所に待機してるキャラが
93郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/07(火) 21:48:36.05 ID:EXoVx5Bk
>>92
お、サンキュー!
それじゃ声を掛けに行ってみるよ。ありがとなっ!
94尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/07(火) 22:08:59.89 ID:VG6AopUK
【お邪魔します。】
【 アンジェラ ◆rdAV3DcvpI さんとのロールにお借りします。】
95アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/07(火) 22:18:40.40 ID:WPkWHO9/
>>84
はい、そうなります。
アンジェラでも、トルーマンでも、お好きな方で読んでいただいて結構です。
トガリ、さん。
(月明かりに映る少年の体躯はやや大きめ。手足も長く、なかなか恵まれた身体である)
(また、彼の髪型や眼付からなんとなく攻撃的な印象を受ければ)
(郡や紅裂の様な身体能力に優れたインファイターと勝手に仮定してしまい)
(距離を保ったまま、彼の眼を見続ける)

目の前の人を守る、ですか……
『ですけれど』、何なのでしょう。
(理由もなく皆を守る「Guardian」──否、何か違う)
(異形退治や人助けを目的とする異能者とは何人かと出会ったが、)
(そのような彼らが持つ悩みや意思とはどこか違ったものを感じる)
(彼らはもっと迷っているか、或いはもっと狂っているかのどちらか──の様な気がした)

まあ、ともかく。
学園の敷地内ですから、吸い柄や灰は残さない方が良いかと。
それと、異形の死骸は、貴方が特に必要としないのであれば私が処理しますが?
(けれども、所詮は根拠の無い邪推と直観の生み出した疑問)
(彼について深く考える事をいったん止めようと軽く瞬きをした後、)
(薄く笑みを残したまま彼に訊ねた)

【お待たせしました。では、よろしくお願いします】
96尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/07(火) 22:36:26.71 ID:VG6AopUK
ありがとうございます。
吸い始めた時に、これをもらったやつによく言われました。
「絶対に灰や吸い殻は残すなよ」「教師に見つからない場所は――」って。

(そう言って「これ」のはいった胸ポケットを叩き、準備はしていると携帯灰皿をみせて笑みを向ける。)

………っと、そんなことができるんですか。
ぜひお願いしたいです。
運ぶんなら俺がやりますけれども、どこに持って行ったらいいですかね?

(持つなら背後からかな、腹は俺が切り裂いて血まみれだし――と考えながら前肢を背後からもち、異形の屍骸を起こすと)
(鳩尾の辺りから後肢の付け根辺りまで日本刀で切り裂かれた、致命傷と思われる傷口がのぞき)


ええと、さっきの『ですけれど』の続きですが。
ルーマンさんは異形の撃破と調査が目的だって言いましたね。
その対象に俺がなるって言ったら、信じますか?――それも危険な意味で。

(トルーマンさんの邪推と決め込んだそれは、決して的外れではなく)
(俺は迷っていて、それで狂っていた精神ではなくその存在自体が。)
(人を守ることを目指していながら自身は人にがいなすために生まれてきた存在………)
(律儀に話す必要はない、と以前であった紫一久は言っていたが――一体どこまで話してしまえば「律儀」に)
(当たるのか見当がつかず、少々言葉選びに時間をかけて。)

【此方こそ、よろしくお願いします。】
97名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 22:54:57.11 ID:RKdJPgA8
98アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/07(火) 23:03:50.67 ID:WPkWHO9/
>>96
承知ならば、良いです。
些細なことでも、あまり学園は刺激したくないのです。
私も、在籍中のみですから。
(小さな笑い声を洩らしながら冗談めかしてそう言えば)
(気持ちを切り替えて、真剣な眼差しをトガリへと向ける)

運ばなくても大丈夫ですよ。ここで出来ます。
すぐ済むのですが、私の異能を使用しますからあまり見せたくはないですねえ。
(そう言いながらふと目線を降ろして異形の死骸を見る)
(異形を死に至らしめたのは間違いなく斬撃であろう)
(けれども、少年は特に刃物を持っていない)
(刃を生成する能力、己の身体を刃にする能力、或いは武器を隠し持つ能力)
(他にも彼の異能については様々な仮説が立てられるが、それに大きな意味はない)
貴方の異能を教えていただければ、お見せしますけれど、なんて。
まあ、それは止めておきましょう。
(この街で己の能力を漏らせば、生存確率は減っていく)
(無駄にリスクを高める事など愚行。己を軽く鼻で笑って正面を向きなおす)

それは、難しいところですね。
貴方が「人間」を守る者であれば、貴方の正体が何であっても私は貴方の味方です。
貴方が「人間以外」を守ろうとするならば、私は貴方を撃破するかもしれません。
(彼の告白に特に驚いた様子も見せず、淡々と答える)
(自身も広義では異形と言えなくもない。であれば、彼が何者であってもそうこだわりはしない
ですが、調査はさせていただきたいところですね。
貴方に害しない程度で色々と調査したいところです。
(目を軽く細めながら、体内の魔力を充実させていく)
(夜風が髪と肌を軽く撫でるのを感じれば、先程までとは少し違った薄い笑みを浮かべて)
けれども、まあそうですね。仮に貴方が素晴らしい「人間の守護者」であったとして
ぷらいべーとを探られるのが嫌、時間を取られるのが嫌と言われれば、私も無理強いはしたくなくなるところです。
(言葉を言い終えれば左手に分厚い本を発現させて、彼の答えを待つ)
99尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/07(火) 23:26:44.54 ID:VG6AopUK
あ……じゃあ、俺が持ってたら邪魔になるのか。気が利かなくて申し訳ない。

(そう言いながら手を離すと、硬直が始まっているのかさっきとは違う形で)
(異形の屍骸は倒れ伏して……)

いえ、かまいませんよ。俺の持ってる能力なんて大したものじゃありませんし………
もしこれを見て貴女が何か感じることがあるのならば、俺の力について教えてほしいこともあります。

(会ったばかりの女性を信用するな、と初めて異形と対峙した時に自分を援護してくれた女性はいった。)
(そしてトルーマンさんの眼を見つめる。真剣そのものな眼は、時折自嘲を孕み、薄く細められたりして)
(さまざまな表情を見せるがただ一つ、「人間」という言葉を発した時に含まれる意思のようなものには)
(信用に足るものがあって………俺の力の媒体となる小刀を取り出すのに迷いはなかった。)

俺は「人間」かどうかは別として、ただ弱い立場にいる人を守りたい。
理不尽に虐げられる人を護りたい――守護者(ガーディアン)として、俺を幼いころに護ってくれたあの背中のように。
どんな形であれ、俺のプライベートに興味を持っていただけるのは光栄ですし、ね。
ミステリアスな笑みの美女とあらば断わるのは失礼ですよ。

(そもそも、リスクがあるのだとしても朝になって大騒ぎになるよりはましだ。)
(こっちは吸い殻や灰とはわけが違う。)
(そう言って、鞘にしまった小刀を抜こうとして――)

ああ、すみません一つだけ。見せるのはいいのですが、煙草吸ってもいいですか?
無いと少々、不安なんで。

(日に日に増していく≪トガリ≫としての本性が刃を見せようとした瞬間ざわめき、指の間で弄んでいた煙草をくわえると)
(フィルターを噛んで、火をともさずに先端を上下させる。)

100アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/07(火) 23:40:02.14 ID:WPkWHO9/
【すいません。また凍結して頂きたいです】
【木曜と土曜ならば解凍が可能ですが如何でしょうか】
101尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/07(火) 23:45:52.00 ID:VG6AopUK
【問題なく。】
【木曜日ならば早めに時間が取れると思います。21時からでいいでしょうか?】
102アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/07(火) 23:54:51.75 ID:WPkWHO9/
【了解しました。ありがとうございます】
【それではまた木曜によろしくお願いします】
103尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/08(水) 00:01:33.89 ID:VG6AopUK
【いえ、トルーマンさんのような方にお相手していただけるのですから。】
【此方こそ、感謝します。】

【ここまでのお付き合いに感謝します、お疲れ様でした。】
【木曜日にまたよろしくお願いします。】

【これにて、失礼します。以下空室となります。】
104名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 11:05:53.34 ID:BCazAyDD
今夜か
105赤城 朱音 ◆f6nmNDHvaw :2011/06/09(木) 17:24:36.42 ID:CMITD+C0
【こんにちは……それともこんばんは、の時間でしょうか】
【少しばかり時間が出来ましたので待機してみます】
【プロフィールは>>72に】
106赤城 朱音 ◆f6nmNDHvaw :2011/06/09(木) 19:29:45.46 ID:CMITD+C0
【ふむ、今日はご縁がなさそうですね】
【待機解除致します、スペースありがとうございました】
107杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/06/09(木) 20:33:51.49 ID:4jkVrkP/
【待機っ、プロフは>>64だよ】
108杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/06/09(木) 21:45:58.71 ID:4jkVrkP/
【落ちっ】
109名無しさん@ピンキー:2011/06/10(金) 13:22:07.67 ID:18iSBw1k
落ち
110瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/10(金) 20:58:06.80 ID:2lMCMlq4
【えっと、しばらく待機させていただきますねー】
【プロフは>>59にありますー】
111瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/10(金) 22:40:46.36 ID:2lMCMlq4
【それでは失礼させていただきますねー】
【長々と失礼いたしましたー】
112名無しさん@ピンキー:2011/06/11(土) 02:38:09.96 ID:upQYvksF
しっつれーい♪
113杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/06/11(土) 13:07:06.92 ID:EdP/lmWF
【ゆるゆると待機だよ〜】
【プロフは>>64ねー】
114杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/06/11(土) 15:13:46.84 ID:EdP/lmWF
【落ちるね〜】
115綾坂 恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/06/11(土) 16:13:15.55 ID:YYy/GpdL
【あう、もうちょっと早ければ…】
【というわけで待機してみる】
【プロフは>>6
【ご飯時(6〜7時)に一回凍結挟んでしまします(夜から再開可)】
116綾坂 恵那 ◆wrEYEdjrD. :2011/06/11(土) 16:21:38.62 ID:YYy/GpdL
【避難所に人影発見!】
【一旦こちらを離脱します】
【失礼しましたっ】
117名無しさん@ピンキー:2011/06/11(土) 20:21:19.73 ID:upQYvksF
なんだよ
118兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/11(土) 22:15:26.65 ID:Rwo7sV95
【名前】兵部 晶(ひょうぶ あきら)
【年齢】14歳
【性別】男
【身長】153cm 42kg
【容貌】髪は全体的にショート。アホ毛があり、もみ上げが長い。大きなツリ目の童顔。
    基本的には仏頂面で、他人に対してツンツンした様子。
【能力】接触した物体、及びそれに接触していた物体を『回転』させる。
    また己の非力を補う為に、銃器の訓練を積んでいる。
    能力と組み合わせ弾丸の貫通力を向上させたり、弾道を曲げたりできる。
【武器】深紅色のサックスケース型ガンケース『ハーミット』or
    対異形用複合電磁兵器『ジムノペディ』
【希望】NG以外なんでも
【NG】スカグロ
【弱点】持久力や弾数の関係から長期戦が苦手で、またかなり打たれ弱い。
【備考】中等部二年に属する、鳶色の髪の少年。愛する家族を
    異形に殺され、そこで異形の存在、並びに父親の所属していた
    警察による対異形組織の存在を知り、復讐のためそれに入る。
    その組織、『S3』におけるコードネームは、『ガンスリンガー』。
    晶は基本的には組織と同じく異形殲滅主義ではあるが、特殊な
    状況ではそれに従わない事がある。

    力を持たない市民の為に、日夜街の近辺を哨戒し、異形を処分するのが主な任務である。
    また特に危険な異形や異能者、それらの排除を妨害する人間などは、
    上層部からの指令により、特定の標的として始末する事も命じられる。

    ちなみに自宅のあるマンションにて、「うさぎ」と名付けた白猫を飼っている。



>>1さん、スレ立て乙でした。プロフ投下のみにて今夜は失礼しますね。ノシ】
119尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/12(日) 21:12:24.99 ID:T81i3bPz
【ロールの解凍にお借りします。】
120アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/12(日) 21:14:01.42 ID:T9v8Np3N
【ロールの解凍にお借りします。レス完成まで少々お待ちください】
121名無しさん@ピンキー:2011/06/12(日) 21:20:51.48 ID:BX9b4+Ev
分かった
122アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/12(日) 21:43:08.93 ID:T9v8Np3N
いいえ……お気になさらずに。
(魔法が完全に行使された事を確認すれば、安堵するように息を吐き)
(疲労感を隠しきれないままに言葉を返す)
(先日の決闘と鬼との戦いで枯渇した魔力は、まだまだ普段の域まで回復していない様だ)

タバコは結構ですが、襲いかかられるのは困ります。
私も本気で対処しなければなりません。
貴方の理想は尊いものですから、こんな事で潰したくないところです。
(やはり、トガリも人であらざる物、もしくは不安定な異能を抱えている者なのだろう)
(警戒を強めるも敵意は向けず、彼の動向を静かに見守る)
(彼の周りに漂う煙草の煙が、不思議と緊張感を煽っている)

……なる、ほど。
それは確かに強力そうです。
(取り出された小刀に何らかの力を付与したのだろうか)
(彼が力を使い始めてから、確かに不思議な圧力と敵意を感しる)
(光の刃を持つ日本刀となったそれを眺めながらも、彼の一挙一動に注意する)
(交戦は望まないところだが、万が一の事があれば仕方がない)

見た目通り、切断する武器と見てよろしいのでしょうか。
長さをある程度変えられたりすると、尚の事強そうですが。
(警戒を続けながらも、彼に異能について問いかける)

【大変お待たせしました。では、よろしくお願いします】
123尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/12(日) 22:06:33.15 ID:T81i3bPz
(――もう一度、血の匂いと衝動を紫煙で上塗りするために深く息を吸い、肺の中に煙を取り込み)
(嗅覚や味覚にいきわたるよう、煙を吐き出す――)
(そして、視覚や触覚などでトルーマンさんの微妙なゆらぎのようなものを見れば)
(疲労していたかのように感じて)

ええ、これ自体は日本刀と同じ扱いができると思います。
切れ味は媒体になるものに左右されますが、作業用の小刀でも異形の相手をするだけの刃を作り出せます。
長さは――――

(一つ、呼吸を置く。くわえ煙草のまま息を吸い、再び紫煙をくゆらせて)
(トルーマンさんの口調、それから警戒するさまを見て何か消耗しているような気がして)

――変えられません。俺はいつあなたの敵になるかわかりません、ですのである程度手の内は明かしておきます。
長さは常に一定です。これはどんな刃を使っても同じで、使う刃によっては媒体の刃の方が長くなったりすることもあり得ます。
俺も生きていたいので、そこまで詳しいことは言えませんけれど………

(難点である刃がなければこの力は発動できないは言う必要はあるまい。)
(知れば媒体の刃さえ俺から手放せば、などと考えてしまうかもしれない。……一つ息を吐く。)
(刃を下げ、トルーマンさんの方を見れば、自然と殺意が籠る――ああ、俺はこの人を殺したいんだな、と思って)
(それとも「潰したくない」との言葉を挑発とみたのだろうか?)
(ゆっくりと、刃を隠すように肩に乗せて前傾気味に重心を移動させる。この距離ならば刹那で詰められる――)
(あの肉をえぐり、腹を捌き、臓腑をまき散らし、漆黒に濡れる瞳をえぐりだ――――)

――ッッ!!!

(――殺意が膨らみ、一足を踏み出そうとしたときに『ゴッ』と骨を骨で叩く音が鳴り響き、続いて小刀が地面に落ちる。)
(額に拳を押し付けたまま、もう一度深呼吸………危ない。失いかけた、正気を。)

ハァ――………以上です。それにしても、大丈夫ですか?
トルーマンさん、あ、多分トルーマン先輩。
随分と消耗しているように見受けますけれども…………

(頭の中から「殺すこと」を掻き消すために、思考を続ける。)
(彼女の様子がおかしかったこと、今更ながら高等部の二年生に英国からの留学生がいたこと)
(その人が誰かと良い仲だと噂になっていることなど………) 

【いえいえ、毎度のことながらこちらこそ。】
【同じく、よろしくお願いします。】

124アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/12(日) 22:35:04.17 ID:T9v8Np3N
(感じられる威圧感と敵意は次第に大きくなり、思わず呪文書を持つ手に力が入る)
(けれども、本当に戦いは望んでいない)
(彼が多くの弱き人間を守ってくれる可能性が高い限りは──)

媒体、ですか。なるほど。
(彼が取りだした小刀以外でも、力を付与できるらしい事が解る)
(「使う刃」と言ったところから、刃のあるものにしか付与できないらしいことを予想するが)
(今はその事には触れないでおく)
(明らかに不安定な状態である彼を、とにかく今は刺激したくない)

っ!
(彼から感じる敵意が膨れ上がり、身体が今にも一歩踏み出そうとするのを見れば)
(呪文書を構えながら思わず一歩引いてしまう)
(即座に魔法を行使しようとしたところで骨と骨のぶつかる嫌な音がすれば)
(拳を額に押し付けたトガリを無言で見つめて)

……私は大丈夫です。
それと、私は二年生なので一応先輩でしょうか。
呼び方は別に何でも良いのですけれども。
(明らかに異常な状態でありながらも普通の会話を続けようとするトガリを見れば)
(それに合わせるかのように、落ち着いた口調で応答する)

私は、様々な力を使う事が出来ます。
けれども、力を使うたびにそれなりのエネルギーを消費してしまうので、それほど便利な力ではありません。
(簡潔に要点だけを伝えれば、身体に力を入れ直して背筋を伸ばし)
(疲労や消耗の影響を隠すかのように軽く笑顔を作る)
125尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/12(日) 23:03:55.64 ID:T81i3bPz
それはよかった、その綺麗な身に傷でもついたら大変だ。
ああ、やっぱり………来て暫くは一年の俺にも噂が届くくらいでしたよ、「噂の留学生」ってやつですか。
同じ国、同じ人種としか触れ合ってない俺らからすると物珍しいんでしょうね。
最近はなんだか、髪の赤い男子生徒と良い仲なんだとか…………

(長くなった灰を携帯灰皿の中に落とすと、再び味覚と嗅覚を鈍らせに行く。)
(くわえた煙草に赤い光を灯らせて、こめかみの辺りを揉み解すように指先で弄り――)

さまざまな………ですか。
リスクを背負う分、汎用性に優れた力………と言ったところですか。俺がいつ暴走しても貴方なら
無事に済みそうですね。

(自分が死なないようにするだけで済むかもしれない。)
(俺自身、身体能力に自信はあるが、彼女の体格からしてそう大差はないと判断。)
(厄介そうな力と相まって、敵対されることがないように祈るばかりだった。)

――…………ふぅ

(当たり前と言えば、当たり前だが疲労や消耗を隠すようなそぶりを見せるトルーマン先輩。)
(「夜」に関わったものなれば、あれだけ殺意を見せた相手に弱みを見せることなどしないだろう。)
(反面、俺が自分を落ち着けようと)していることはわかっているらしく、会話を合わせてくれる。)
(そんなところに好感を持ち、また尊敬の念を抱いた。)

すみません、なんだかお疲れのところを無理させてしまったみたいで。
俺の評価は気になるところですけれど、トルーマン先輩はお帰りになった方がいい。
許されるなら、途中まで送りますよ。

(取りこぼした小刀を拾い、鞘に収めてからポケットの中に突っ込む。)
(それから、自身を信用してもらえるとは思えないが、姉に常日頃言われているように)
(この時間に出歩く女性を護衛(ガード)するべく、足を一歩だけだす。接近の許可を申請する代わりだ。)
126アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/12(日) 23:41:47.12 ID:T9v8Np3N
(トガリの言葉に少し照れたかのように視線を外し)
他国に留学した事もありましたが、確かに日本では外国人に対する反応が異常ですね。
美化されたり、噂されるのは別にかまわないのですけれど──
(けれども、「髪の紅い男子生徒」の話を出されればピクリと眉を動かして)
(あからさまに嫌そうな顔をすれば、怒気を含んだ声を出す)
人間関係について勝手に妄想されるのは、正直困るところです。
赤髪の彼とは偶然の遭遇が多かっただけなのですが。
(心中の複雑かつ強い気持ちを抑えながら無難にそう言えば、真面目な表情で向き直って)

……さあ、それはどうか解りませんが。
そうならない為にお互いに努力すべきでしょう。
(一瞬迷うが、「一対一では勝ち目が薄い」などとは言わないことにする)
(多彩な力を使えるがスタミナがない、というところまでは教えてある)
(こちらに味方が一人でもいればかなり戦いやすくなるだろうが、そこまではわざわざ口にする必要はないと判断)

いえ、お気になさらずに。
私が勝手に首を突っ込んだだけですから。
貴方の理想が成就せん事。
そして、貴方が私の敵にならない事、心から願っています。
(そこまで言い終えれば背筋を伸ばして出来るだけきれいなお辞儀をし背中を見せる)

私もそんなにか弱くはありません。
貴方は貴方の理想の為に、貴方の理想を必要とする人の為に。
今もどこかで困っている弱気人を助けてあげてください。
(振り向けながら微笑めば、そのまま学園の敷地からから出て行こうと)

【とりあえずはこちらはこれで締め、でしょうか】
【まだ用意していた展開等があれば続けたいと思いますが、如何でしょうか】
【そしてレス大変お待たせしてすいません】
127尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/13(月) 00:07:24.66 ID:T81i3bPz
けれど?
(それまでミステリアスだとか、クールな印象の多かったトルーマン先輩の)
(照れるようなしぐさに、可愛いところもあるんだな。などと思いつつ)
(何かの感情を抑えつつ、否定的な言葉を真面目な表情で告げられれば)
(少しだけ、後ずさってしまい――)
……そうなんですか。それにしては――
(偶然で片づけられるような内容ではない目撃例も少なくない。)
(きっと彼女もいろいろあるんだろうな、と思いながら声音や嫌そうで真面目な表情に)
(隠された気持ちが俺の次の言葉を抑え込んだ。)
(――複雑な乙女心というやつだろうか。)

そうですか…………ありがとうございます。
お言葉に甘えさせてもらいますけれど、どうかトルーマン先輩も気を付けてくださいね。
弱くなくても、疲れているのですから――ご苦労様でした。

(自分の申し出を拒否し、背中を向けるトルーマン先輩。その笑みに深く頭を下げ返した。)
(≪トガリ≫としての自覚さえなければ、追って妥協案の一つ二つ提案したかもしれない。けれど――)
(もう一度、煙草の灰を落とし、天を見上げる――淡い光を宿す月に向かって紫煙を吐き出し)
(随分と短くなった煙草の火を消し、携帯灰皿の中へ………)

(額を掴むように手をやり、何度か深呼吸をする――肺に満ちていくのは正常な空気)
(都会の発展に穢れ、科学性物質を含んでこそいるが間違いなく日常の空気を吸い込んで呟きを漏らす。)

――――――ああ、殺したい

(夜気に吹く風に誰にも聞かれないようにつぶやく――――帰宅後、お使いの帰りが遅いことに対する)
(姉の対応が微妙だったことに身の回りのことが変わってしまったんだと、改めて自覚を持つのだった。)
(魔女の女性との出会い、彼女言われた「自身の理想を必要とする人」、「それを成す自分」。)
(「夜」を渡っていけばすべてのことに答えを出せるのだろうか?――問う相手もいなければ答えるものなどもいなかった。)

【それではこちらはこれで〆させていただきます。】
【一瞬戦闘に入るのもありかな………とか思ってはいましたが、それは次回以降にということで。】

【ミステリアスで時々可愛らしいトルーマン先輩の魅力を堪能させていただきました。】
【レスの方は俺も似たようなものなので、此方こそお待たせしてすみませんと言わせていただきます。】
【ここまでのお付き合い、ありがとうございました。】
128アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/06/13(月) 00:16:09.56 ID:V+hiNDSL
【レスを見届けさせていただきました。ではこれで締めとしましょう】
【お互い初印象は良さそうでしたが、これからどうなっていくか。楽しみなところです】

【この度は時間等で色々とご迷惑をおかけして申し訳ありません】
【ロールは大変楽しむ事が出来たので、また都合が合えば是非よろしくお願いしたいところです】
【それでは長らくお付き合いありがとうございました。おやすみなさい】
129尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/06/13(月) 00:18:57.06 ID:59qVQ2QO
【はい、時間のことはお気になさらずに。】
【ロールで楽しんでいただければそれで嬉しいですから。俺も楽しめたので。】
【此方こそ、またの機会を楽しみにさせていただきます。】

【お疲れ様でした、おやすみなさい。良い夢を】

【それではこれにてスレをお返しいたします。】
【以下空室です】
130名無しさん@ピンキー:2011/06/14(火) 01:09:07.80 ID:ps3Fl3pK
130
131久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 21:19:44.74 ID:Q5NvOF2T
【名前】久遠 ゆりか (くどう ゆりか)
【年齢】16歳
【性別】女
【身長】147cm
【3サイズ】70/53/76
【容貌】
濃いブルーの瞳。少し癖毛でグレーにくすんだ金髪、背中中央辺りまでの長さ。
基本、赤と黒のシュシュでポニーテールに結んでいる。
インサイドホルスターを隠す為、夏でもフリルやリボンの付いた長袖上着を着用。
制服のスカートの下にレースのペチコート、ドロワーズも完備。私服は甘ロリ服。
【能力】
MашинаАнгелマシンを掌握する者。触れただけで、機械の操作方法や構造が解かる。
物質の構成・把握・修理等が可能。弾丸を銃に装填した状態で、威力の加減加工等。
ただし、能力を使っても車両船舶等が 上手に操縦 できるかどうかは、別問題。
通常装備として、左脇インサイドホルスターに、ヘッケラー&コッホP7M13。
いつも持っているバイオリンケースの中は、ベレッタM93Rを一式。
F1手榴弾内蔵ミニテディベア、通称レモンちゃん1匹。
他、自宅には複数の小中〜大型銃火器を所有。必要に応じて持ち歩くことも可。
【希望】
日常 共闘 戦闘 等
【NG】
死亡 相談の無いエロ展開 後遺症
【弱点】
能力の行使に時間がかかるため、戦闘中に異能はあまり役に立たない。
単純なメンテナンスや、弾丸のカスタムは、約3〜10分程度。
銃器を破壊されても再構成可能だが、数十分〜1時間ぐらい必要。
甘いもので釣られやすい。現在のブームは、はちみつ味。
容姿は金髪碧眼だが、英語喋れない。
【備考】
父は旧ソ連の特殊諜報員で、日本の商社潜入任務中にソビエト崩壊、そのまま帰化する。
ゆりかが10歳の時、謎の怪事件に巻き込まれた父親が他界。 異形を退治しながら、父の仇を探している。
生粋のスラヴ民族だが、生まれる前に両親が帰化している為、日本国籍。
家族構成は母と弟。ロシアには、両祖父母健在。
ロシア名は、Julija=Alexeyevna=Kudryavtseva。愛称ユーリャ。
父を亡くしてから、身体の成長を止めている。本人は止められていると思っているが、自己暗示みたいなもの。


【プロフ投下ついでに、少しだけ待機。】
132紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/17(金) 21:23:05.16 ID:JEmBZzDJ
【いいタイミングだな】
【ロールでもどうだろう】
133久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 21:24:52.35 ID:Q5NvOF2T
【ほあ、びっくり。】
【今夜は、誰も来ないかな、なんて思っていましたわ。】

【もちろん、わたしでよろしければ喜んで】
【先輩のほうで、なにかやりたいネタ等ございますか?】
134紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/17(金) 21:27:49.75 ID:JEmBZzDJ
【久しぶりに待機しようとは思ってたんだが丁度よかった】

【ネタというほどネタもないな】
【あっくんから聞いた件に関連してゆりかちゃんの事情について】
【ちょっと突っ込むとか。どうせ聞いた後で何もできないと悟り後悔するに】
【決まってるけどねー。でもロールとしては面白いので】
135久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 21:33:19.43 ID:Q5NvOF2T
【よっしゃ、ガンガン後悔させてやる。】

【夜歩きのときに、偶然会う感じで?】
【それとも、またどこかへ遊びに行きますか?】
【ずいぶん前に言っていた、飛び魚?でしたっけ?それを獲りに行ってもいいですし】
136紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/17(金) 21:38:41.04 ID:JEmBZzDJ
【なんかやる気になっとるー!(ガビン)】
【まーあ俺についても色々突っ込んでくれてもいいんだけどな】

【あれ?遊びに行った記憶ががが。カラオケくらいか】
【どうしよ、梅雨の間の晴れた日に体育館裏で】
【授業さぼってボケーッとしていた二人】
【放課後、気分転換にまたどっか行こうぜ的な話になって場面転換】
【甘い物でも食いつつだべろうか】
137久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 21:42:48.40 ID:Q5NvOF2T
【前に少し言われた、手伝って欲しいことがあるって言うのも、気になっている状態ですもの。】
【こちらからも、がっつりつっこませていただきますわね。】

【カラオケと甘味処ー】
【酷いですわ、可愛い後輩とのデートを忘れちゃうなんてっ(よよ)】
【気分転換にカフェでもいいですし、気分転換に異形化した野犬を狩りに行ってもいいですし】
【その辺は、先輩にお任せしちゃいますわ。】
【では、授業サボリで体育館裏でぼけー、からということで】

【書き出しは、どうします?】
138紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/17(金) 21:48:07.10 ID:JEmBZzDJ
【ああ、うん。忘れてないとも(冷や汗)】
【その件についてはちょっと行き詰っているだけSA】

【うん、それはついさっき今思い出した】
【よしよし、ではその日の気分でやってみよう】
【そーだな。俺がうとうとしてたらキミが来て目が覚める…ところから始めよう】

【じゃあ、俺から書き出してみるよ】
139久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 21:50:26.25 ID:Q5NvOF2T
【りょーかい、ですわ。】

【では、のんびり待っておりますので、ゆっくりと】
140紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/17(金) 21:57:37.17 ID:JEmBZzDJ
(誰かの肉を思う様貪って、欲望のまま貫いて、精を吐き出すような夢を見た)
(その柔らかな喉を噛み千切って、そこから迸る血を痛飲する夢を見た)
(どこかで見たような顔だった。どこかで見たような女だった)
(――お前は誰だ?見覚えのある死に顔に問いかける)
(何度も殴りつけて、眼球を抉りだし、唇を毟り取りながら問いかける)
(何度も、何度も、何度でも………)

……お前は、誰だ?
(何かが欠けたような夢を見た。気の抜けた顔と声で夢の中の誰かに問いかける)
(ここは××学園の体育館裏。陽の当たらない場所で、紅い髪の男が寝ぼけていた)
(体育館の非常口の手前の階段に、いつものように座ってうたた寝をしていた)
(眠気に満ちた眼をうっすらと開いて、いつもと変わらない周囲を眺めている)



【じゃあ、とりあえずこんな感じで】
141久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 22:09:52.80 ID:Q5NvOF2T
(軽くあくびをしながら、その慣れた通路を歩く。)
(やわらかな春風は、いつの間にかどこかはしゃいだような初夏の匂いに変わっていた。)
(梅雨を感じる湿度を孕んだそれを吸い込みながら、再びあくび。)

っふぁー……
授業なんて、受けていられっかてーの。
(呟きながら体育館の角を曲がると、その景色よりも先に、見覚えのある赤い髪が目に飛び込んできた。)

………ったく。
授業に出る気は、ゼロパーセント、といったところですわね。
意外と…まつげ長………
(隣に座り、寝顔を覗き込む。)
(なにか夢でも見ているのだろうか。微かに顰めた眉の寝顔を見つめながら)
(目を閉じていると、少し幼く見えるな、なんて考えつつ―――)

―――久遠ゆりか、ですわ。
(突然問いかけられ、赤い髪の青年の顔に降りかかりそうな金色の髪を、片手で押さえつつ)
(とりあえずは、返事をしてみた。)


【それでは、こんな感じでお返しを】
【改めまして、今夜はよろしくお願いいたします。】
142紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/17(金) 22:21:39.80 ID:JEmBZzDJ
……違う、お前じゃなくて……あれ?
(黒?否、金。黒?否、蒼)
(知っている。怜悧な美貌。違う。人形のように可憐で、どこか幼い顔)
(似ている肌色。違う肌色。ぐるぐる、ぐるぐる。違う、彼女は違う)
(日本人とは違う血統を感じさせる容姿は共通していて、しかし根底的に異なる存在性)

えーっと……アレか。
イギリス人じゃなくて、ロシア人の方だったか……
(夢と現の狭間にあった意識が現の方に戻ってくる)
(そこにいるのは久遠ゆりか。決して焦がれた出来損ないの魔女ではない)
(つまり、あの夢の中の女性は………こちらを覗きこんでくる少女の眼と、目が合う)
(一秒、二秒、三秒、四……そこが限界だった)

申し訳ない。
(即座にその場から飛び退いて、地面に膝をついて一部の隙もない土下座をした)
(完全に寝ぼけていた。アンジェラ・『ウィーク』・トルーマンを死姦(?)する夢を見ていた、らしい)
(そして起きたら久遠ゆりかがいた。悪いことはしてなくても、土下座したい気分にもなる)
143久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 22:32:28.92 ID:Q5NvOF2T
はァ?
イギリスじゃなくて、ロシア……?
先輩、寝ぼけてますの?
(今度は、こちらが眉を顰める番だった。)
(青い瞳で、黒い瞳を見つめ返す。)

―――――っ!?
(突然、赤い髪が舞い、ひれ伏し―――いわゆる土下座のポーズ。)

……………
(なんだかキモチノワルイモノでも見るような目で、見下ろしてしまったことを)
(申し訳なく思うことすら、出来る隙も無いほどの、素晴らしい土下座。)
(軽く握った拳を口元に運び、座った姿勢のまま、少しずつ後ずさり)
(ひらたく言えば、どんびき状態ってやつである。)

なにか、わたしに悪いことでもしましたの?
それとも、先輩は後輩に土下座するのが趣味になった、とか…
えぇ…っと、こういう時は何を言えばいいんですの?
よろしい。足をお舐め。……とか?

……………………舐められるのは、嫌ですわね。

先輩?
だいじょうぶ?
(不思議そうな顔をして、土下座の顔を覗き込もうとして、腰を屈める。)
144紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/17(金) 22:46:40.89 ID:JEmBZzDJ
魔王様の足を舐めるのはご褒美みたいなもので……
(いや、そんな黒歴史はどうでもいい。あの頃の自分はどうかしていたのだ)
(……いや、心の底から喜んでいたのは確かだけど。そんな嗜好があるのは確かだけど)

あー、ギリギリなんとか平気な気がする。
危うく生きる希望を見失うとこだったけど。
(土下座を解除して、平常運転に移行。汗を掻いてもいないが、額を拭う仕草をする)
(雨の続く昨今。珍しいほど晴れた正午直前の体育館裏で、どん引きする久遠ゆりかと対面する)
…で、授業はどうした?またサボタージュか。
俺はアレだ、アレ。古典だか古文だかが退屈なんでここで昼寝してましたとさ。
(まだ頭の芯が重い。昨夜も遅くまで徘徊し、戦っていたから当然だが)
(睡眠時間は足りているはず。つまり、寝過ぎなのだろう)

つーか、俺、何か言ってた?
(どろりと血腥い夢を見ていた。それ自体は別にいい。ただ、妙な事を口走った覚えがある)
(殺すだの、死ねだの、腐れ魔女だの、口汚い言葉を彼女の聞かれたのだろうか)
(……今更取り繕っても意味はないのだけれど)
145久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 22:58:00.90 ID:Q5NvOF2T
えぇっ?
舐めるのっ!?
(ズザッと、音を立てんばかりに、今度は本格的に後ずさる。)
そういう嗜好をぶつけるのは、わたしじゃなくて他の人をあたってくださいませ。
とっても申し訳無いのですけれど…わたし、先輩の期待に応えられそうに無い………

また、って…なにげに失敬ですわね。
わたしがいつもいつも、いっつもサボっているみたいに聞こえるじゃないですの。
最近は、週に2、3回しかサボっていないですわよ?
(通常の真面目な学生に比べたら、充分すぎるほどの回数を、しれっと言い放つ。)
(どうせ、授業に関しては、この男と同じ穴の狢だ。)
(堂々と大口が叩けるってものである。)
俺はアレだ…って、偉そうに。
結局先輩もサボリじゃないですの。

ん………?
(この男のこんな表情は、珍しい。)
(視線を合わせ、くすっと小さく笑ってみせる。)
そうですわねー…何か、言っていたような、言ってなかったような………
確か――そう。

もっとだ、もっと!もっと……
(紅裂の視線の目の前に、びしっと人差し指を突きつける。)
もっと、なんでも注文しろ。
かわいいゆりかちゃんに、俺がなんでもおごってやる!!

――って、言っていましたわ。
146紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/17(金) 23:15:17.96 ID:JEmBZzDJ
失言だ。即座に忘れることを推奨する。
無理なら物理的に破壊するしかないが。
(鍛えた分だけ逞しくなった拳を突きつける)
(忘れなければこれで脳天を叩き割るぞという意志表示である)

はん……
キミと違って、俺は学校には暇つぶしに来てるだけだよ。
授業料分くらいは顔出すけどな。
けど、キミはもう少し頑張れよ。授業料払ってるんだからさ。
(勉強をするために学校に来ているわけではない)
(惰性で通っているだけであって、いつ辞めても構わない心境だ)

――――。
そうか。よくわかったよ。ペキッとへし折ってもいい?
(突きつけられた人差し指を握って、今にも力を入れて小枝のようにへし折りそうな)
(笑顔を浮かべる。程度の低い冗談を言われると、こちらの程度も低くなろうものだ)
……なんてな。
可愛いゆりかちゃんの胃袋を満たす役目はあっくんに譲ろう。
(パッと離して、いつも通りの場所に座り、ごきごきと首を捻る)
(そう言えばこの間、その兵部晶と……)
なぁ、ゆりかちゃんよ。兵部さん家の晶くんと何かあったの?
この間あの子と茶ぁシバいたんだけど、様子が変っていうか思いつめてたって言うか。
最近はロシア系のマフィアとドンパチやってるらしいぞ。
(兵部晶は思い詰めやすい性格である。好きな相手のこととなればその変化は顕著である)
(憎しみと孤独で追いつめられて、異形を狩るための装置になろうと足掻いていた時のことを)
(考えればまだマシだが、かと言って放置していいことなのだろうか?)



147久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 23:26:10.33 ID:Q5NvOF2T
忘れた!
忘れました!!
(拳を突きつけられ、こくこくとヘドバンよろしく首を上下に振る。)
(ふと、視界に入った紅裂の手。こんなに、汚かったっけ…?)
(前々から、常人よりかは鍛え抜かれたそれだったが、より一層磨きがかかったように思える。)
(少しだけ目を細め、首をかしげた。)

暇つぶしって…授業料を払っているのは、先輩だって同じですのに。
わたしだって、親に言われて仕方なく…ですわ。
でも、大学は行けないから、あとちょっとの我慢。

あはははは。
(指を握られて、渇いた笑声をあげる。)
や、やだなぁ…先輩に握られるのなら、わたし、手のほうがいい。
(解放された指を、反対の手でさすさすと労わるように撫でていると)
(耳に飛び込んできた、兵部晶、という単語。)
(小さく息を呑み、一瞬だけうつむき、唇を噛む。)
(すぐに顔を上げると、青い瞳で笑いかける。)
(瞳の奥底は、笑っていなかったけれど。)
なにか、って?なにが?
………そう。
あの子、またそんな危ないことを……
……頼んでも無いのに。
(きゅっと唇を噛んで、地面を睨みつける。)

そんなことよりも、さっき言ってたイギリスって?
もしかして、アンジェラ・トルーマン先輩のこと?
148紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/17(金) 23:42:51.92 ID:JEmBZzDJ
ふーん……
つまり三年間は頑張れよーってことね。
最初の一年でさぼり癖つけてどうするんだか。
(何故大学に行けないのか、とは問い詰めない)
(己とて最初から行くつもりも予定もないのだから)
(未練はそれなりにあるが、いつかこの生活を捨てる日が必ず来る)
(それは確定事項。だからそれまではこうして過ごしているだけだ)

……頼んでなくても、振り向いてもらえなくても、何かをせずにはいられない。
何もしないって選択をできないんだ。
誰も、彼も。愛を求める気持ちってのは、実に厄介だな。
(その反応を見て、小さく舌打ちする。予想通り、厄介な事情を抱えているらしい)
(いい加減付き合いも長いし、真意を隠して笑う人間など幾らでも見てきた)
(だから、この子が、あの少年の事で胸を痛めているのはわかる)


ああ、そだよ。キミも会ったんだっけな、あの魔女に。
キミの父親の名前を知ってたところからするに、情報交換でもしたのかな。
(キュッと眼を細める。昨日のように思い出せる、水入りになった決闘を思い出す)
(魔女と決闘する前、一緒に焼肉を食べていた時に出た話題だった)
(アレクセイ。久遠ゆりかの父親の名前だった)
まーあ、その辺についてはなんでもいいけどさ。
俺があの馬鹿をぶち殺すことに変わりはない。
(例えそれがどんな理由があっても事情があっても、あの魔女との戦いを止める理由には至らない)
(語る紅い男の眼は静謐で、そして揺るぎのない殺意に満ちていた)
149久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/17(金) 23:55:38.40 ID:Q5NvOF2T
3年……
(表情を無くし、こくっと頷く。)
(3年間、自分に与えられた、残りの時間。)
(それ以降は、永遠の時間を生きていく。家族に見守られながら、ずっと一緒に)
(―――違う、一人だ。)
(心のなかに兵部の表情と声が浮かぶ。)
(それを振り切るように、首を軽く左右に振った。)

何もしないほうが、楽できますのに。
どうして、わざわざ頼まれても居ない辛い道を、歩もうとするの?
愛、だから?
そんなの、わかんない。
(うつむき、まるで助けを求めるように、紅裂のほうへそっと手を伸ばし)
(指が、制服のシャツを掴みかけ、また戻っていく。)
………わかんないよ。

えぇ…力になれることは無いかといったことを、と仰ってくださったので。
わたしの父親の足取りを、少しでも掴めればとお願いいたしましたわ。
でも、もともと彼女に呼び出されたのは、わたしのほう。
紅裂拓兎の、どこに惹かれるのか?と、問われましたわ。
奏さんといい、先輩ってやっぱり意外とモテ――
(顔をあげて、口を噤む。)
(静かな表情だったけれど、その視線はゾクリと背筋を凍らせるものがあって)

……ぶち殺す、って。
わたしには、トルーマン先輩はとても紅裂先輩に惹かれていらっしゃるように、見えましたわ。
笑顔でも、見せてさしあげたらよろしいのに。
150紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 00:22:25.45 ID:QYi0bgNo
誰かの為じゃなくて、自分の為だからだよ。
人は自分の欲望を満たす為なら、どんなことでもする。
それに……
(言葉を区切って、兵部晶の顔と奏永久の顔を思い浮かべる)
(恋愛と、愛。幼いエゴと、根底的になエゴの違い)
恋愛は人生を彩る一要素に過ぎないが、愛は人が人である為に
必須な要素なんだよ。愛の喪失は人を容易く怪物に変える。
思い詰めてた頃のあの子のこと、覚えてるだろ?
あのまま放っておけば、あの子は異形を殺すだけの怪物に成り果ててただろうよ。
(迷うように彼女が伸ばした指を掴むことも容易だったが、自分から手を伸ばす気はない)
(いつだって、この距離。話そうが、抱きしめようが、決して埋められない距離があると知っている)
ただの恋愛なら、可愛いもんだがな。
一生に一度の大恋愛でもしてるつもりなのかね、あの馬鹿鬼は。
(思わず愚痴が出る。奏永久は、ただの恋愛。ただの幼いエゴ)
(居場所を求めて泣いている子供と同じだ。その幼いエゴは紅裂拓兎を満たす役には立たず)
(だから拒絶し、否定し、さっさと独立して成長して欲しいと願った……のに)
(ついに癇癪を起こして迷走して、今、あの鬼娘は失踪してしまった。探す気はない)


……あの馬鹿にとって俺は通過点なんだそうだ。ヒーロー気取りの出来損ないを始末して
自分が人類を救うつもりでいる。それは別にどうでもいい。あの馬鹿の滑稽なところは、
人間の一人一人を見ずに「人類」って括りで見てることだ。そんな目線で誰が救える?
(すらすらと、決められた台詞を述べるように言葉が唇から滑り出る)
(アンジェラのことをずっと考えていたから。彼女のことだけを、ずっと想っていたから)
あの出来損ないのコピー製品は、大事な人のひとりすらいないんだ。
そんな馬鹿がに何しても、誰も感謝しない。世間知らずの馬鹿が無意味に死んだだけだ。
だから俺が殺してやるんだよ。アイツに終着点は、この俺。
唯一、それがあの馬鹿にとっての意味のある行為、だから。
(形だけの理想に殉じても、誰もアンジェラのことなど気にしないだろう)
(何故なら、彼女はたったひとりすら大事な人間を作らなかった)
(意味もなく腹の立つ生き方だ。テレビの中のヒーローだってもう少しマシな生き方と死に方をする)
(そんな生き方は許せない。だからこの手で……と思う)


なんか、鬱になってきたな。
放課後、遊びにいかない?狩りでもいいけど。
(一通り語り終えると、いつもの軽い調子で語りかける)
151久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 00:25:50.06 ID:UB3ECAfi
【このあたりで、一度凍結をお願いできます?】

【わたしの予定は、一番近いところで、明日(本日)18日土曜日のお昼過ぎからでしたら、いつでも】
152紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 00:38:28.30 ID:QYi0bgNo
【そうか、それじゃあ、凍結で】
【再開は18日(土)の14時くらいからが丁度いいと思う】
153名無しさん@ピンキー:2011/06/18(土) 00:39:59.16 ID:736mK+3y
154久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 00:41:14.40 ID:UB3ECAfi
【ちょっと今朝は珍しく早起きしちゃいましたもので、申し訳ないですわ。】
【では、18日の午後2時、避難所で待ち合わせということで】

【今宵はお付き合いいただきまして、ありがとうございます。】
【このあと、どこに行こうか悩んじゃいますわね。楽しみですわ。】
【またお昼も、よろしくお願いいたしますわね。】

【おやすみなさいませ、良い夜を…】
155紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 00:43:39.93 ID:QYi0bgNo
【珍しくってキミいつも何時起きだよ?(汗タラリ)】
【わかった。その時間に集合な】

【あー、そこまで悩まなくても】
【どっちでも楽しめるからな、俺は】

【ああ、お疲れ様。またよろしく】
【それじゃあ、俺も落ちる。おやすみなさい】
156久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 14:06:44.75 ID:UB3ECAfi
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんとのロールの解凍に、お借りいたします。】

自分の、ため?ますます、解からないですわ。
わたしのために動くことが、なんで晶くん自身のためになるんですの?
……愛は、必須?
家族の愛以外のものが?わたしには、解からない。
だって、必要ないですもの……憎しみあいなら、解かるけれど…
紅裂先輩は、解かるの?先輩にとっても、家族の愛以外のものが、必要なの?
(力無く首を横に振り、うつむいたままで小さく喋る。)
異形を殺すだけの…怪物……それは、解かるけれど。
でも、わたしが与えてあげられるのは、解かるのは、家族の愛、だけ。
それだけしか、与えてあげられないのに…
偉そうに、単なる自己満足の為にあの子に手を差し伸べた。
自分の為にやったことなんて、後悔にしかならない。
………わたし、最低だわ。

………ばか、おに?
(顔を上げると、目の前で紅裂が少しだけ渋い表情をしているように見えた。)
(誰のことだろうと少し考えて、思い出す。)
(きっと、あの一途で真っ直ぐな少女のことを言っているのだろう。)
わたしたちって、本当に仕方ない人間、ですわよね。
人間……わたしまだ、ちゃんと人間、かな……?
(最後の言葉は、聞こえないくらいの小さな声で呟く。)
(その言葉は、紅裂にではなく、自分への問いかけだったから)

先輩を始末すると、人類が救えるんですの?
それは、まぁ―――大きなものを背負わされましたわね、先輩。
(頬に手をあてて、軽く首を傾けてみせる。)
人類とひと括りにしたって、いいじゃないですの。
それが、トルーマン先輩にとっての、真実。
それでは誰も救えないと思うのは、紅裂先輩にとっての、真実。
と…わたしは、思いますわよ。
わたし馬鹿だから、うまく言えないですけれどね。

放課後?
そうですわねぇ、なにして遊ぼっか?
(ホルスターからP7を取り出し、かしゃんと落ちるマガジンを掌で受け、そして押し戻し。)
(手慰みのように、その動作を何度も繰り替えす。)
狩りも素敵だけれど、なにか、美味しいもの食べに行ってもいいですわね。
そういえば、前に焼肉を作ってくださるって約束、覚えてる?
………別に、オムライスでも…いいけれど。
(オムライスを教えてもらうまでは、紅裂は死なないと何故か思っていた。)
(けれど今は、紅裂が死んでしまう前に自分がこの場から、この街から姿を消してしまいそうだったから)
(それでも、この約束だけは、気軽には果たしたくない気持ちでいたけれど)
(なんとなく、ぽつりと言葉に出してみた。)


【本日も、よろしくお願いいたしますわ。】
【つい時間があると、ずるずる引っ張っちゃいまして…適当にばさばさと切っちゃってくださいませね。】
157紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 14:38:38.63 ID:QYi0bgNo
キミの為に動いているわけじゃないよ。
キミと一緒にいたい自分の為に動いている。
何もしなかったら、後悔するって思ってるんだろう。
(詳しい事情は知らないから明言はできないが、多分、そんなところだろう)
(このままでは一緒にいられない、振り向いてもらえない。ならできる限りのことをする)
(例えそれがどんな傲慢な行為であっても何もせず後悔するよりはマシだと)
俺もそんな愛が欲しいとは、思うけど。けど、キミをどうこうしようとは思わないさ。
愛してるけどね、キミも、あっくんも。
(笑いたくもない気分だけど、笑うしかないので笑ってみた)

やっちまったもんは仕方ない。キミを好きになったのはあの子の勝手。
なら勝手にさせておけばいい。そんなもんだ。俺もそうしてるしな。
(結局、どこまで行ってもそんなものでしかない)
(冷たい言い方だろうが、人の気持ちほど単純かつ複雑怪奇なものはない)
(自分で自分なりの折り合いをつけるしかない)

……道徳や倫理とか関係のない部分で「美しい」とか「素晴らしい」とか「欲しい」
とか、そう思ったものに手を伸ばしたかったんだろうな。それの本質を知っても、止まらないんだろう。
エゴイストはナルシストってね。人の言葉なんざ聞いてすらいないさ、多分。
(どれだけ言葉を尽くしてもわかってくれないのは根本的に価値観の齟齬だ)
(結局、兵部晶にしろ奏永久にしろ自分の欲しい物に手を伸ばしているだけ)
(自分、自分、自分。どこまで行っても自分本位。ここにいる二人も、きっとそうなのだろう)

自分で選んだ自分の道を歩む上では、避けて通れぬ壁がある。
叩き壊して前に進む。きっとそう思ってるんだろうよ。
(心に区切りをつけて生きるために、決着をつけたい)
(自分を否定する男を倒して己の力と正しさを自分自身に証明したい。きっとそう思っているはずだ)
もっとも、あの馬鹿は何も見ちゃいない。だから真実じゃない。ただの思い込み、思い上がりに過ぎない。
大事なひとつがあるから、建前や綺麗事がそれを超えた意味を持つんだろう。
(だから、何も持たないあの魔女の語る言葉は空虚な建前でしかない)
(そんなものはヒーロー気取りのエゴイストより更に無意味な存在だろう)
だから、殺してやるんだ。俺の永遠の宿敵として、死ぬまで覚えておいてやるさ。

焼き肉、この間食ったばっかりなんだよなー。
オムライスだな。じゃあ材料買って帰るか。放課後待ち合わせようか。
あー、そだ。引っ越ししたばっかりなんでちょい散らかってるけど簡便な。
(思えば、三度目の引っ越しを終えたばかりだった。一度目は奏永久から逃げ出す為で)
(二度目は放火されたからだった。多分、近いうちにまた似たようなことはあるだろう)
つーか、なんでもいいけど、キミ、武器を玩具にするのは止せ。縁起が悪い。
(手持無沙汰なのか、拳銃を取り出して弾倉を外したりはめたりしている彼女に注意する)

(――それでその後は昼間までくだらない話をして)
(昼食、午後の授業といつも通りに消化していき、あっという間に放課後が来た)


【き、きれない。無駄に長くなったけど、よろしく】
158久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 15:06:12.85 ID:UB3ECAfi
わたしと…一緒にいたいから?
それは無いわ。
だって、わたしが自己満足のために、あの子に手を伸ばしたのがバレてしまった。
こんなわたしのこと、きっと嫌いになったに違いない……
だから、わたしのこと、一人ぼっちになるなんて…いじわる、言って……っ
わたし……そんなの、信じない……
(何故か、涙が出そうになるのを、ぐっと堪える。)
(言葉が詰まり、頭が混乱して、次に何を言っていいのか、解からなくなる。)
(きっと、目の前の紅裂は、自分がなんの話をしているのか、半分くらい解からないだろう。)
(だけど紅裂の笑顔を見ていると、自分が今なにを言いたいのか、ますます、解からなくなる。)
(解からない尽くしだ。)

先輩も、欲しい…の?
それを探して、苦しんだり泣いたりすることも、あるの?
どうして?愛なんて、くだらないのに……っ
(足元を、なにかどろどろとしたゼリーのようなものにすくわれて、動けないでいる。)
(暗闇で、なにも見えない聞こえない。)
(永遠に続く地平で、たった一人の幻想を見る。)

(苦しげな表情で紅裂を見つめた後、すぐに金色の髪をゆらし、首を左右に振り。)
(少しだけ、笑ってみせる。)
(紅裂と話していると、つい我を忘れて感情をぶつけたくなるときがある。)
(それはやはり、まだどこか、彼に父親の幻を重ねているのかもしれない。)
(もうそれは、癖みたいなものだ。)
え…へへ………ごめんなさい。
いま、わたし…ちょっと情熱的になっちゃった。

永遠の宿敵……?
(眉を顰め、訝しげな表情を見せる。)
それが、トルーマン先輩に対する紅裂先輩の、真実?
家族の愛ではないし、憎しみあいでもない。
またそれも違った愛のかたち、なのかな?
わたしには、よく解からないですけれど。
その人の真実は、その人の心にしか、ないものだから…
……だから、きっと愛も、それと同じこと…なのですわね。

え…えぇーっ!?
食べたの?ずるーい…
(唇を尖らせ、わざとらしく拗ねた様子をしながら)
(オムライスの言葉に、ぴたりと手遊びを止める。)
……う、うん…オムライス、ね。
………たのしみ。
(あまり楽しみそうには聞こえない、平坦な言葉を紡ぐ。)
(オムライスを教えてもらうのは、それは本当に楽しみで楽しみで、心躍るものだったけれど)
(それでもう、おしまいかと思うと、それ以上に心が痛くなった。)
……ごめんなさい。
(だから、珍しく素直に謝って、P7をホルスターに仕舞う。)



じゃあ、また放課後に。
材料、必要なのメールしておいてくださいませ。
わたし、買っておきますわ。
159紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 15:24:33.65 ID:QYi0bgNo
(昼食後、だらだらと怠惰な姿勢で授業を受ける)
(断ちきれない柵とか、譲れない信念や拘りとか、愛とか)
(その気になればどうとでもできるけれど、どうにかする気が起こらない)
(立ち上がる為の動機がない。立ち上がるだけの力がない)
(泣きそうなゆりかの顔。けれど、胸の中の蟠りを吐き出しきるには足りない)
泣けばいいのに……
(ぽつりと、誰に言うでもなく呟く。泣いても意味はないが少しくらい気は晴れる)

(授業が終わって、ゆりかに材料をメールする。簡単に作れるオムライスのレシピを思い出しながら)
(にんにく、にんじん、玉ねぎ、ピーマン、ウィンナー、溶けるチーズなどなど打ち込んでゆく)
(ついでに『キミの家で作るのか、俺の部屋で作るのか決めてくれ』と付け加える)

なーんか、最終回が近くね?
(なんとなく呟く。ゆりかの表情を思い浮かべると、まるで今生の別れをするみたいな風情だった)
(廊下を歩く。靴を履きかえる。駐輪場へ赴く。兵部晶から聞いた「彼女の体質」とはなんなのか)
(それに関連することなのか。聞くべきか。突っ込むべきか。後悔するのはわかっている)
(バイクを走らせる。途中で給油する。アパートに到着する。シャワーを浴びる着替えて用意を済ませる)
(夕飯の時間までモンハン3で時間を潰す)
160久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 15:47:28.75 ID:UB3ECAfi
(授業が終わり、ホームルームはサボって一旦家に帰る。)
(淡い水色の、ハイウエストワンピースに着替え、バイオリンケースとエプロンを入れた紙袋を持って出る。)
(材料は、知り合いのレストランに寄り、紅裂からのメールを見せて揃えてもらう。)
(産直の野菜と、手作りのドイツソーセージを数種。)
(ナポリから取り寄せたモッツアレラと、北海道産ゴーダチーズ。)
(準備を待っている間に、『先輩の部屋で。住所メールして』と、簡単にメールを返す。)
(薄暗い店内を見渡すと、あの夜に見つめあった幼い笑顔を思い出して、胸が痛くなった。)

(タクシーを呼びとめ、後部座席に身を沈める。)
(ドライバーに行き先を告げ、後部座席に身を沈めて深い溜息。)
(喋りかけて欲しくなくて、ミラーに映る位置で、目を閉じた。)
(無心になると、情報が流れ込んでくる。)
(エンジン…回転数………こっちは、通常の乗用車には無い、メーター、無線機の回路…)
(能力が使え始めた頃は、無機質のなかに身を委ねているときが、あんなに恐ろしかったのに)
(今は、一番居心地がいい場所だ。)
(ゆっくりとしたスピードだけれど、確かに自分は成長している。)

……ありがとう。
(代金を払うとアパートの前でドアが開き、アスファルトに降り立つ。)
○○号室……っと、ここですわね。
(シンプルなドアの横に設えられた、シンプルな呼び出しボタン。)
(それを見つめながら、何度か笑顔のリハーサル。)
(にっ、と笑ってみたり、にっこりと微笑んでみたり。)

……Хорошо.
(息を吸い込み、呼び出しボタンを押す。)
(何度も。)
161紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 16:01:25.73 ID:QYi0bgNo
くむむ。よ、ようやく神楽が。
(鉄刀【禊】を鉄刀【神楽】に強化したところでチャイムが鳴った)
(教えた通り、このアパートにたどり着いたらしい)
(PSP本体をベッドの上に放置して寝室兼書斎から出る)
(ガラステーブルの上に放置していた赤っぽい服をストライプのシャツの上に羽織る)
はいはーい。今出るからちょっと待って!
(何度も鳴り響くチャイムに大声で返しながら、ファッションは自己表現なのか自己満足なのか)
(未だによくわからないよな、なんてどうでもいいことを考える)

何回も鳴らすな馬鹿。
上がってもいいぞ。
(ロックとチェーンを外し、ドアを開けると同時にチョップで出迎える)
(水色のワンピース。バイオリンケースと紙袋。準備万端な久遠ゆりかがそこにいた)
(鄙びた印象のある二階建てのアパートの一室。室内の調度品などは揃えたばかりで)
(アパートの外観に反して部屋の中自体は新しく見えた。玄関を抜けるとキッチン、リビング)
(閉ざされたドアの向こうは寝室兼書斎。リビングに案内して座椅子に座らせる)

何やらすげー買い込んでるな、材料。
もしかしてアレか、輸入品か。お前は至高のオムライスでも作るつもりか。
でもオムライスって日本の料理だよな、確か。
(何も気負った風もなくいつもの態度。誰かを殺した日も、知己を得た日も、同じ態度)
(彼女もいつもの笑顔。丁寧に作った笑顔。辛い時も悲しい時も、それを隠して同じ態度)
(結局、曖昧で噛み合わない関係のままここまで来てしまった)
162久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 16:19:23.63 ID:UB3ECAfi
(ドアの向こうから、バタバタとした物音。)
(ちょっと待てという、耳慣れた声。)
(ドアが開くと、もじもじとわざとらしく、軽く拳を握った手を口元に寄せ)
(青い瞳を上目遣いにして、紅い髪の男を見上げ)

……センパイ、来ちゃった。
どぶっ
(折角シチュエーションを作りこんだのに、残酷なチョップにて、語尾が散々たるものになった。)
なによう…もう、失礼しちゃうわね。
どうせだったら景気がいいほうがいいじゃないですの。
(おじゃましまーす。と言いながら靴を脱ぎ、玄関に上がるとくるりと背を向けて白い靴を揃える。)

(用意した材料を紅裂に手渡すと、とたとたと軽く足音をたてつつ、案内された座椅子に座る。)
んー…なんかわかんないから、知り合いに用意してもらったんですの。
××駅裏の、小さな森のような庭のある、一軒家みたいなレストラン、ご存知?
フレンチがメインですけれど、洋食ならたいてい出してくれるお店なんですのよ。
そこ、知り合いがやってて…それで。
なんか…なんとかチーズってのは、北海道の牧場で手作りされたものらしいですわよ。
野菜は国産ですって。ソーセージは手作りで、何種類か入ってるって…
輸入品は、もうひとつのチーズだけで……レストランのやつなので、密輸入ではないですわよ?
やっぱり、どうせ作るなら美味しいものを目指さなくっちゃ!
(いつも目指しているはずなのだが、どうしてもそこにたどり着けない。)
(紅裂とのこのひと時を楽しいものにしたい半分、心の底からの本音半分、といったところである。)
(にっこりと無邪気な笑顔を作って、首を軽くかしげて見せる。)

(紙袋から、フリルとレース、ピンタックがてんこ盛りの、おおよそ実用的ではないエプロンを取り出す。)
お料理に、エプロンは必須ですわよね。
しかし……先輩って意外と綺麗好き?
なんか、この座椅子も新品ぽい…あ、お引越しされたって、言ってましたっけ?
引越しする都度、家具は捨てる派?
163紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 16:42:21.74 ID:QYi0bgNo
まーったく。
普段の言動と自分のキャラを見直せ。キミはそういうキャラじゃないだろう。
(毎度のことながら、馬鹿なやりとりだった。楽しいやり取りでもあった)
(表面上のみならず、本当に楽しいと思える)
(けれど、それだけで全てが解決できるほど人間関係は優しくない)

洋食屋か。オムライスは日本の洋食屋の賄が起源だって話だがな。
まーあ、これならそこそこいい物は作れそうだが。
上等な食材を使ってそこそこの料理作るより、ありきたりな食材を使って
美味い物を作った方が気分的によくないか?
(彼女の説明を聞き、なるほどと頷く反面、庶民派の彼としてはそれなりに言いたい)
(こともある。今回は彼女に教えるのがメインなので、スーパーで揃えやすい)
(日常的な材料を揃えておいて正解だった。もっとも彼女がスーパーへ行くかは知らないが…)

あー、いや、この前まで住んでたアパート、火事になっちまってさ。
火事現場から炭化した家具運び出すのも面倒だし、買い直したんだ。
テレビからパソコンから何から何まで。
お陰で、一時は貯金が半分以下になっちまったよ。
(デザイン優先の可愛らしいエプロンを身に着ける彼女を尻目にキッチンへと向かい)
(赤くてシンプルなエプロンを装備して、髑髏マークのバンダナを海賊風に巻きつける)
(米が炊けていることを確認して、卵やオリーブオイルを取り出す)

じゃあ、始めるぞ。ちょっと見てみ。今回のはキミでもできるスゲー配合が簡単なオムライス作るぜ。
ごはんは茶碗一杯分。卵は二つ。チーズ。これ、溶けやすいのか?いや、大丈夫か。
牛乳は100CC。ちゃんと計量しておけよ。素人の失敗は目分量でやるからなんだ。
で、にんにくとかにんじんとかピーマンとかはもう刻んでおく。ついでにウィンナーも。
あ、材料触ったら手を洗っておけよ。肉とか魚とかの時は特に。
(野菜類はみじん切りにする。研ぎ澄まされた包丁の刃で細かく細かくまな板の上で刻まれてゆく)
(ウィンナーはシンプルに輪切り。刻み終えたら細かく容器に移しておく。そして包丁と手を洗う)
(タオルで手を拭いて、最小限の動きでフライパンをセット。オリーブオイルの上ににんにくを散らして)
(点火。フライパンを熱してにんにくを炒めてゆく)
164名無しさん@ピンキー:2011/06/18(土) 16:58:32.43 ID:736mK+3y
てへへ
165久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 16:59:33.20 ID:UB3ECAfi
サービスですわよ、サービス。
男の一人暮らしに、いっちょ花でも添えてやろうかっていう。
それにしてもここんちは、来客にいきなりチョップを食らわすんですの?
(ぶつくさと文句を言いつつ、ポニーテールにしてある髪の毛を、くるりとまとめ、お団子に留めて)
(キッチンへと向かう紅裂のあとへと付いていく。)

火事……?
あぁ、この前なんかアパートが火事になったって…先輩のお部屋があったんだ。
へぇ…それはお疲れさまですわ。
物はちゃんと足りまして?
なにか足らないものがありましたら、いつでも言ってくださいませね。
あ…もしかして、銃も焦げて壊れちゃった?
(材料を取り出す紅裂の隣で、流しの蛇口を捻り、軽く手を洗う。)

はい、せんせー!
(元気欲片手を上げて、紅裂の準備した材料を見つめる。)
茶碗いっぱい…大盛りじゃなくてもいいの?
たまご…ふたつ……だけ?
牛乳…?しーしー……って、目分量ダメなら、どうやって量るの?
野菜は刻む…きざ………
(紅裂の素早い慣れた動作に、目を見張る。)
(この男は、戦場よりもキッチンにいるほうが性にあっているのではないのだろうか?)
(しーしーに悩んでいるうちに、あっという間に、にんにくが炒められていき)
(オイルとにんにくがこげる、食欲をそそられる香ばしいにおいが、アパートの部屋の中に充満していく。)
(おそらく、この作業をゆりか一人でやらせたら)
(まだ牛乳に対峙しながら、カレースプーンを握り締め、首を捻っている段階だ。)
ぇ…ぅぇっ?
ちょ……先輩、早………っ
先輩、料理人にでもなったほうが、人類のためになりますわよ。
166紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 17:15:42.38 ID:QYi0bgNo
あー、そうだな。
ピッキングして不法侵入する馬鹿の相手してたら自然とそうなった。
(例えば隣に引っ越してきて毎日朝晩やってくる奏永久とか)
(あの手の人間を相手していたら遠慮もなくになろうものだ)
……足りない物は……んー、特に思いつかないが。
折角録画した仮面ライダーオーズのブルーレイディスクがな。
ああ、アレか。それは大丈夫。枕の下に入れておいたからすぐに取り出せた。
(正確には火事ではなく、放火。明らかに紅裂拓兎に対する嫌がらせだった)
(それがわかっているから、ペースを乱さないように心掛けている)

キミはどんだけ食うんだ。一人前なんてこんなもんだよ。
卵はな、オムレツ作るときは二つが丁度いいんだ。
そこにカップがあるだろ。目盛りのあるのが。
(基本的なことを聞く彼女に、駄目だこりゃな心境に至る)
(まるで、以前見た明晰夢がそのまま現実になったような光景だった)
人類の行く末に興味はないよ。ちゃんと手順を見てな。あとで復習するぞ。
火をつけた後ににんにく入れると、焦げるからな。だから火をつける前にフライパンに
入れておくんだ。んで、にんにくの匂いがしてきただろ。この時点で他の野菜も入れる。
にんじん、たまねぎ、ピーマン、そしてウィンナーっと。そして塩コショウ。
(首を捻っている彼女に、細かいが大事な手順をきっちりと教えておく。ほどよく熱せられたにんにくが)
(その芳香を漂わせ始めたころ、刻まれた野菜が、ウィンナーが投下される)
(にんにくと混じりあって熱せられる。パッパッと振りかけられた塩コショウが味を付け加えてゆく)
(そこに白米が投下され、他の具材たちと共に混じりあう)

塩コショウで軽く味を整えてから、ご飯を入れる。
よっし、そこで皿に移す。その上にチーズを散らしておく。
次にソース作るぞ。混ぜるだけだがな。そんで、ようやく卵の登場だ。
(皿に炒めたライスを盛り付けて、その上にチーズを乗せて次の行程に移行する)
(ボールにケチャップと中農ソース、更に大匙一杯分の赤ワインを混ぜて混ぜて絡め合う)
俺は箸でやってるけど、泡だて器があるならそっちでもいいぞ。
いいかなって思ったら最後に牛乳を100CC。何度も言うが、入れすぎるなよ。
(新しいボールに卵を割りいれて、菜箸で縦方向に動かす)
(ここでも塩コショウを振りかけるのを忘れない。そして牛乳を入れる)

次はオムレツの部分だが。ちゃんとついてこれてるか?
167久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 17:32:40.50 ID:UB3ECAfi
ピッキングして…不法侵入?
なんだか、物騒な方とお知り合いですのね。
わたしだったら、発砲してしまいそうですわ。
知り合いじゃなくて、よかった。
(誰の話をしているのかわからないゆりかは、すでに自分もその相手と知り合いだとは知らず)
(ほっとした表情で、胸をなでおろす。)
らいだー…おーず?
何語かわからないのですけれど…でも、録画したものでしたら、無理ですわね。
でももし、そのおーず?が、ブルーレイで発売されたら、先輩にプレゼントして差し上げますわ。

だって、味付けしていたら濃くなちゃうから
その……うすめごはん?みたいなものが必要でしょ?
カップー…?
(きょろきょろと視線を走らせ、しめされた場所を見ると、目盛りのついたコップがあって)
あぁ、これ!
これで100しーしーが量れるんだ!!
(牛乳パックを手に取り、慎重に、ものすごく慎重に牛乳がぬるくなる勢いで)
(とくとくと注いでいく。)
先輩、こんな感じ?

だからわたしのにんにくは、いつも炭なのか……
んー…あっ、今のなに?
塩こしょー……
お砂糖とかは、入れないの?
(紅裂の手元を必死で眺めながら、時折質問も交えて)
(まるで、魔法のような手さばきと、徐々に香りがたってくるフライパンの中身にうっとりとして)
(もうこのままでも、充分おいしいチャーハンとして食べられそうなものが)
(お皿に乗せられて、上質なチーズが散りばめられる。)

……あっ、たまご。
そういえばオムライスでしたわね。
あまりの手際のよさに、吹っ飛んでいましたわ。
…あっ、そのスプーンみたいなの、なに?
なにスプーン?
牛乳は、入れすぎない。ん、覚えましたわ。
……なんで、入れすぎちゃダメなの?

ん、なんとか……
(紅裂の手元から目が放せないので、紅裂の顔を見ずに、そのまま頷く。)
(今だけは、全てを忘れて、目の前で繰り広げられる光景に、夢中になっていた。)
168紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 17:58:20.60 ID:QYi0bgNo
知り合いというか知り合ったこと自体は別に俺の落ち度ではないはずなんだが。
あー、そうだね。もう発砲しておけばよかったかな。
今度会ったら樹海に埋めておこうかな。
(敢えて名前は出さず、げんなりとした表情の裏でやはり始末するべきだったよな)
(今度は始末しておこうと決める。奏永久とも決着をつける必要はあるのだから)
特撮だよ、日曜日の朝にやってる。
俺、そういうの好きなんだわ。まーあ、いいさ。自分でなんとかするよ。

味付けの方を調整し給えよ。
ドバドバ塩コショウしなけりゃリカバーはできる。
…うーむ……重症だな。いや、それでいいんだが……
計量スプーンくらい用意しておけよ……どうして砂糖が必要だと思ったのよ?
(そろそろコメントをするのが面倒になってきて、額を抑える)
(自分とて初めの頃はあったが、ここまで酷くはなかった気がする)
……あとで頭叩くから、ちょっと覚悟しておけ馬鹿弟子が。
(そろそろチョップのひとつも喰らわせたいが、今は手が離せない)
(牛乳を加えた溶き卵を更に掻き混ぜる。ここからは一気に仕上げる)

えーと、卵を焼く時は一気に強火。強火ね。
下手に弱火にしない。半熟作るならこんな感じで。
(一度洗ったフライパンにオリーブオイル。点火。躊躇なく強火で熱する)
(ある程度熱せられたらそこに卵を流し込む。菜箸で只管卵を掻き混ぜながら)
(とろとろの状態を目指す。ここからは経験の領域。そろそろかと思った時点で火を止めて)
(フライパンを動かしてゴムベラでライスの上に流し掛ける。とろりとした半熟卵がライスを包み込む)

そこにさっき作ったソースを加えて、完成っ!
よし、向こうで座ってろ。持っていくから。
あー、時間に余裕があればスープも作ったんだが、まーあいい、実食だ。
(半熟卵にソースを掛けて、簡単オムライスの完成。早速居間に移動して)
(テーブルの上にオムライスを運ぶ。ミネラルウォーターの入ったボトルとグラス、そしてスプーン)
(きっちりと並べて食事の支度が整った。先に彼女に食べさせて、自分の分はまた後で作る予定だった)
169久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 17:59:37.64 ID:UB3ECAfi
【ここらで、一旦休憩させていただいて、よろしいです?】
【えーっと…8時以降でしたら、わたしはいつでも大丈夫ですわ。】
170紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 18:04:20.38 ID:QYi0bgNo
【それなんだけど、その時間からちょっと出かける用事ができた】
【多分、今日中には帰って来れないかな。深夜になると思う】
【明日は何か予定あるのかな?】
171久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 18:07:35.91 ID:UB3ECAfi
【明日は、ちょっとまだよくわからないのですわ。】
【たぶん、空いているとは思うのですが…】

【先輩は、明日なら何時くらいがお暇?】
【もし行けそうでしたら、そのお時間の前までには避難所に連絡させていただきますわ。】
172紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 18:09:21.76 ID:QYi0bgNo
【うん、そうか。悪いね、急用が入っちまって】

【俺は明日は多分、暇になると思うけど】
【今日くらいの時間は空いてると思うよ】


173久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 18:13:15.57 ID:UB3ECAfi
【いえいえ、ご用事は大切ですもの。】
【夜に出歩かれるという事ですので、気をつけていってらっしゃいませね。】
【異形とかごろつきとかの心配はしていないですけれど、最近は夜になると急に冷え込んだりしますもの。】

【それでは、お昼前までには伝言を避難所に入れさせていただきますわね。】
【ひとまずは、明日19日に本日と同じ時刻で。】

【それでは、本日もお付き合い頂きありがとうございますわ。】
【計量カップにびっくりしたひと時を、過ごさせていただきましたわ。】

【夜道、お気をつけて。】
174紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/18(土) 18:17:13.13 ID:QYi0bgNo
【ああ、十分に気を付けるよ】
【天気も変わりやすいしな】

【わかった、よろしく頼む】
【無理を言って悪いな、ありがとう】

【そこにびっくりしたの!?】
【俺の方がびっくりだよ本当に】

【ああ、それじゃあ、また明日もよろしく】
175久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/18(土) 18:19:55.00 ID:UB3ECAfi
【こちらこそ、無理を言って申し訳ございません。】

【明日もよろしく、ですわ。】


【スレをお返しいたします、ありがとうございました。】
176久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 14:10:50.81 ID:SUoHFys+
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんとのロールの解凍にお借りします。】

この場合、正当防衛になるかどうか、ですわよね。
ピッキングは、充分な犯罪ですもの。
でも、発砲したら銃刀法違反…しなくても、違反ですけれど。
あ……銃刀法違反って言葉、わたしだって知っていますのよ?
んー…腕で締め上げる、程度にしたらいいんじゃないかしら。
(すっかり、相手は自分の全く知らない人間だと決め付けて、適当に会話を進める。)
へぇ…特撮。
わたしも今度、見てみようかな……朝、起きられたらね。

お砂糖、いらないの?だって甘くて美味しい……
けいりょうスプーン…?
用意しておくと便利ですの?
……って、疑問に思ったことを素直に聞いただけですのに
なんで叩かれなきゃならないんですの。
納得できませんわ。
(へらず口も、フライパンへ流し込まれる卵液のじゅわーっという軽快な音で止まる。)
うわー、すごい!
じゅわーって、これ強火だから?
わたし、卵は焦げ付きそうだからいつも弱火で…なんだか変な感じになるのですわ。
(黄金色の半熟卵が、とろりとライスの上に落ちていく。)
(柔らかな卵は、ライスを包み込み、色濃い手作りソースがかけられて)
(お皿の上に、よく見るオムライスの姿が登場した。)

……ほわぁ…すごいですわ。
(こくこくと頷くと、エプロンも外さないままに、先ほどの座椅子に戻る。)
(借りてきた猫のように静かに座っていると、目の前にはあっというまに食卓が準備された。)

食べていいの?
嬉しい…食べきれるかな?
(手を合わせて、いただきます。と言い、スプーンを持ち上げる。)
(とろとろの卵とソースを絡め、にんにくが芳しいご飯と一緒に掬い取って、口に運ぶ。)
(スプーンを持っていないほうの手で、頬を押さえるような仕草をして、紅裂を見つめる。)
………っ、おい…し……
……あれ?先輩は食べないの?
あーん、させてあげよっか。わたし、どうせこんなに食べられないから。


ねぇ、先輩。
前にわたしに手伝って欲しいことがあるって、おっしゃっていましたわよね?
それって、前にお話していた魔王様と関係があるの?


【なーんだ、首吊り死体だけか……】
【…ま、あんまり気持ちのいい話ではないですけれど。】

【それでは、本日もよろしくお願いいたしますわ。】
177紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 14:39:20.88 ID:WIe1LJSq
ま…結局俺らは俺らなりのルールや道徳に則って行動してるだけ。
世間一般的な道徳や規律とは仲良くないからな、俺ら。
こんな生活してると麻痺するけど。
(ここは現代日本であり、法治国家日本である。拳銃が容易く購入や所持できる)
(国ではない。紅裂拓兎はもとより久遠ゆりかも警察に突っ込まれたらヤバイ身の上だ)
録画すればいいじゃないか。
ブルーレイ内臓のテレビって録画簡単だよな。

……キミは基本の基本から学び直しなさい。
器具の使い方から調味料の用途まで。
(そろそろ匙投げてもいいよね?誰も俺を責めないよね?)
(何か生きるのが辛くなってきて色々と面倒な心境だった)
卵はあっと言う間に焼けるからな。半熟作るならこれぐらいの方がいいんだよ。
短時間で一気に仕上げる。これポイントね。
(…とは言ったものの、これを他の卵料理に流用しないよな、この子?)
(これまでの展開からそんな誤解をしているのか心配になってきた)

お残しは許しません。召し上がれ。
(ほくほく笑顔でオムライスを食べるゆりかに、対面に座って見守る)
(誰かにご飯を食べさせるのは、実に楽しいことだった)
(いつもは自分の為でしか作らないが、共有できる喜びとは大事な概念である)
俺は男向けのオムライス作るから。アンチョビ使ったやつ。
これはキミ向けに作ったスゲー簡単なやつ。
あとでレシピ渡すから、ちゃんと練習すること。いいね。
(食べさせることも大事だが、折角教えたのだから彼女には頑張ってもらいたい)

ん?ああ、あれな。一応、連中の計画に使う装置…装置だな、アレは。
≪奏宗家≫の力も借りてその装置を解析してたんだが、どうにもわからない部分が多くてね。
東洋や西洋の魔術+機械のハイブリッドみたいだ。肝心な部分はブラックボックスだよ。
機械関連ならキミに手伝ってもらおうとは思ったんだが、気が進まなくてな。
(その話題を出されて僅かに顔を顰める。例の件については停滞中と言っても過言ではない)
(計画の全容を知る以前に、定期的に刺客がやってきて調査を阻むのだ)
(人海戦術も使えず、調査能力も持っていない彼にとってこれは由々しき事態である)
(そんな事態であっても、彼女の力を借りるのは最低限度、最小限度にしてたいという気持ちはある)

俺としては、キミの体質とやらが気になるけど。
あっくんがこの間会った時にそんなこと言ってた。触りの部分だけね。
(暫く食事の様子を見届けてから、一度キッチンに戻る。フライパンを洗い、手早く材料を用意する)
(材料をカットしてフライパンをセットし、オリーブオイルにきざみにんにく。そして点火する)


【そうそう、食事時にそんなモノ見せるもアレだしね】
【それじゃあ、よろしく】
178久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 15:01:19.34 ID:SUoHFys+
ブルーレイ内蔵テレビかぁ…いいな、うちも買おうかな。
でも、内蔵よりも別ユニットのほうが、萌える。
(自分で作ってもいいのだが、材料を調達しているよりも買ったほうが早い場合の方が多い。)
(やはり、今のままではなんとも中途半端で役に立たない能力だ。)
(はぐはぐとスプーンを進めつつ考えて、むー、っと眉を寄せる。)

(ふと顔を上げると、なかなか見ることの出来ないほくほくとした紅裂の笑顔。)
(思わずつられて、えへへと笑いかける。)
(最近なかなか出すことの無かった、ほんとうの素の笑顔を返してしまう。)
アンチョビー…ぅぇ……よかった、わたしアンチョビ苦手ー
レシピ見て、家で作ってみるね。
同じ味ができるといいなぁ。

装置……?
魔術と機械のハイブリッド……
(ぱく、とオムライスを一口。)
(似たような性質のものを、以前水鏡と一緒に始末したことがある。)
(ごくり、と飲み込んで、紅裂に笑いかける。)
わたし、そういうの触ったことありますわ。
先輩の言う装置とは、また違うけれど…
あの時は、水鏡先輩のサポートで……
なんで、気が進まないの?
先輩が手伝って欲しいと仰ってくださったら、わたしなんでもいたしますのに。
どうしてもっと早く、声をかけてくださらないの?
前にも言ったでしょう?
先輩が、わたしの名前を呼んでくだされば、わたし…なんでもする、って。
(小さく首をかしげ、そんなことたいしたことでは無いのだからと、また笑いかけた。)

たいしつ?
………晶くん、が。
(体質と言われて、少し首を捻ったが、兵部の名前を聞いて納得した。)
―――あのこと、か。
(半分以上食べ進めたオムライスの横に、かしゃんとスプーンを置き)
(フライパンに向かう紅裂の背中に、問いかける。)
先輩、もしも、もしもね。
大切な人がね、眠ってしまって、ずーっとずーっと目が覚めなかったら、どう思う?
寂しい?
でも、安全な場所で、ずっと一緒にいられるんですのよ。
179紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 15:17:40.02 ID:WIe1LJSq
この世界の技術で作ったのなら、まーあなんとかなるかもな。
ただ……大地の力を吸い上げて、その力で時空を歪めて他の世界からそこの住人や
物質を召喚する装置だぞ。どう考えてもブラックボックスの部分は異なる世界の技術だろ。
(にんにくが色づいてきた頃にアンチョビを加えてゴムベラでよく掻き混ぜる)
そんなものに触れさせて、キミに何かあった日には、俺あっくんに警告なしで撃ち殺されても文句言えない。
(アンチョビが溶けた頃にごはんを入れ、白ワインを振りかけながらご飯をほぐし)
(ながら炒める。そして投げかけられる問い掛け。暫く無言で炒め物をする音だけが響く)

………安全と幸せは別物だろう。
その人と抱きしめあったり喧嘩して仲直りすることも、ない。
あるのは思い出だけ。楽しかった頃の思い出だけだろう。
(全体がいい感じに混ざった頃に、パセリ。そして塩と黒コショウで味を調える)
(火を止めてライスはこれで完成。皿に移して次にオムレツ作製。卵×2と牛乳を大匙一杯)
(菜箸を使って泡立てないようにゆっくりと白身と黄身を混ぜ合わせる)
(オムレツを焼く時に肝心なのはバターの量。多すぎると味がくどくなる)
(しかし、適量を使えばふっくら艶やかに仕上がるのもまた事実)

寂しいとは思うだろうな。ただ、それは俺の気持ちの問題。
その大切な人が望んでその状態なら、俺は何も言わない。
もし望まずにその状態に陥っているなら、俺は戦う。
世界の表も裏も駆け巡ってどんな手段を用いてもその人を目覚めさせるだろう。
(そしてその頃になって、ようやく何かが繋がった)
ああ、あの子がマフィアとドンパチやってるって話は、アレか。
キミがそんな状態に陥るから、か?それと繋がってるのか。
(それなら納得はできる。思い詰めやすいあの少年が手段を選ばす奔走している)
(のも、救いの女神である久遠ゆりかの為なら、ある意味当然のことだ)

180久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 15:35:40.03 ID:SUoHFys+
異なる世界の……
(再びスプーンを持ち上げて、オムライスをぱくり。)
(チーズがとろけててソースと混ざり合い、自然な甘みがあって、ものすごく美味しい。)
わたしがやりたいって言ったことだったら、あの子は何も言わないですわよ。
それに、紅裂先輩も一緒にいてくださるのでしょう?
世界最強の、ボディガードが付いていますもの。
万が一なにかかあるなんて、ありえないですわ。
それに、わたし、先輩のお役にたちたいんですもの。

あるのは、思い出だけ?
だって、安全な場所が一番幸せなんじゃないの?
安全に、ずっと一緒に過ごせるのが、幸せなんじゃないの?
(フライパンの上で、油や卵が爆ぜる音を聞きながら、もぐもぐとオムライスを食べ進めていく。)
(コップに移したミネラルウォーターに手を伸ばし、ごくりと飲み込む。)

(紅裂の問いかけには返答せず、まるで独り言のように呟きだす。)
……わたし、頼んでいないのに。
わたしがそうなるのは…わたしが望んだことなのに。
ずっとずっと、自分はそうなるんだって、思って生きてきたのに……今更……っ
どうしてあの子は、わたしのことを揺さぶるの?
どうして、わたしが一人ぼっちになるなんて言うの?

(零れ落ちそうな涙を飲み込み、かわりに残り少なくなったオムライスにがっつく。)
(かけたままのエプロンの胸元に、涙のかわりに零したソースのしぶきが染み込んで行く。)
(再び水を一口飲んで、微かに震える声で、話題をそらした。)
おい…し……
先輩のごはん、美味しいですわね、ほんと。
誰かに習ったりしましたの?
わたし、こう見えても野外演習での料理は、得意なんですのよ。
レーションもあるけれど、何日もの行軍になると限りもありますもの。
材料調達から始まってね、材料捌いて火を起こして。
わたし、ものすごく手際がいいんだから。
181紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 15:59:35.16 ID:WIe1LJSq
なんで俺の役に立ちたいのか。そこが疑問で仕方ない。
キミの人生の役には、立たないかもよ。
(フライパンに溶き卵を注いで、ゆっくりと広げる)
(全体的に広がるように菜箸を使い、そして掻き混ぜる)
なーんでもいいけどね。何かあったら二人で後悔すればいいだけだし。

それは、変化を恐れているだけのことだ。
何一つ取りこぼしたくないからしがみ付いてるだけ。
(卵が半熟になった頃、ライスを中央に移して卵の両端で包むように折り曲げる)
(火を止めて、フライパンから滑らせるように皿にひっくり返すようにして移す)
(最後にソースをかけて………完成、男のオムライス!)
こんな歌があるだろう。人は誰もが幸せ探す旅人のようなものってな。
誰だって探してるんだ。立ち止まって蹲っても見つかりはしない。
(バンダナとエプロンを外して、居間に戻って対面の席に座る)

……知ったことじゃないさ。
俺は俺が納得するまで戦い続ける。誰が愛を囁こうが、俺は俺の決めたことをするだけ。
あの子も、あの子自身の気持ちに従って生きてるだけ。
それと同様に、キミの命も人生もキミのものだ。それだけは愛でも覆せない。
みんな勝手に生きて、勝手な理由で戦って、そして呆気なく死ぬ。
だから、キミもキミの好きに生きればいい。
(質問に対する答えはなかったけれど、逆にそれが答えになった)
(なるほど。やはり知らなければよかった。酷く、後悔した。けど、こんなものだろう)

昔、ちょっとだけな。
……サバイバルが得意?なんだね、その裏設定は?
蛇だの蛙だの捕まえて捌いちゃうのか?
似合わねー、マジ似合わねー!くく、ははは。
(愉快愉快と言わんばかりに膝を叩いて、身体を揺する)
(ゴスだかなんだかよくわからない異様な服を着たゆりかが、ナイフ片手に蛇の皮を)
(つるつる剥いてゆく光景を想像して、ヤバイ、腹筋が痙攣する)

182久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 16:13:20.35 ID:SUoHFys+
え……?
(言われて、きょとんとした。)
だって、先輩は、紅裂先輩でしょ。
わたしが、紅裂先輩の役にたちたいと思うのは、当たり前のことですわ。
わたし、いろんな人の役に立ちたいけれど、それは無理だから。
だからせめて、出会った人々の役に立ちたいの。
なんだろう…悪い言葉で言うと、八方美人、かな?
でも、美人って響きは悪くないですわね。

(オムライスの皿を持って、対面に座る紅裂を、少しだけ恨めしそうに見つめる。)
変化を恐れてなんか……別に………そういうわけでは…
(しどろもどろになって、言い訳を考える。)
(言い訳を考えている、という時点で、ゆりかの負けだったけれど。)
そう……よね。
誰もが、自分勝手に生きている。
わたしも、先輩も……晶くんも。みんなみんな。
自分だけが持つ真実を抱きしめて、生きて死んでいくのですわよね。
でも……わたしは今、少しだけ真実を見失ってしまったところ、かな。
(泣き笑いのような顔で笑顔を見せて、オムライスの最後の一口をぱくり。)
(食べきれないと思ったけれど、その美味しさにあっという間にぺろりと食べてしまった。)
……あ、先輩を待たずに食べきっちゃった。
お行儀悪くてごめんなさい。
それにしても晶くんは、趣味悪すぎだと思いませんこと?
わたしなんかが好き、だなんて。

…………な、なによ。なんか文句あんの?
(放っておけば七転八倒までしそうなほどに大笑いしている紅裂を、じとーっと睨む。)
わたしだって、これでも一応は軍の人間なんですからね。
高給取りのエリート、なのですわよ。
仕事は、ぜんぜんしてないですけれど。
183名無しさん@ピンキー:2011/06/19(日) 16:20:47.82 ID:w/eRFhVV
久円
184紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 16:32:28.63 ID:WIe1LJSq
おいおい、それは生まれてこの方誰の役にも立ったことのない
俺に対する皮肉か嫌味のどっちだ。
(けらけら笑いながら、けれど彼女のその気持ちがわからない)
(いや、本当はわかる。知り合った人の手助けをしたい)
(そのくらいのことならわかる。けれど、本当に危険なことなのだ)
(例え誰が傍についていたとしても、命に関わる危険はある)
(そんな時は、自分の身を優先しても責められないはず)
(つまり……信頼か、危機感の欠如か、そのどちらかだろう)

自分の真実ねぇ。キミが何を抱えて生きてきたか、今日初めて知ったわけだが。
ふん……なら、もう一度探すといいよ。俺だっていつも何か探してる。
昨日見つけた何かか次の日にはガラクタになってることだってある。
(多分、死ぬまで納得することなく何か探して実りのない旅を続けるのだろう)
(あの魔女の不吉な予言は、高確率で的を得ていた)
けど、だからって納得できないんだからしょうがない。不毛でもやるしかないだろ。
(それが生きること。それがこの男に与えられた罰だとしたら、軽いものだ)
知らないよ。蓼食う虫も好き好きってやつだろ。
少なくとも、奏永久よりはマシだろう。俺のことが好きなんて正気じゃない。
(言葉を尽くしてもわかってもらえない。多分、あの鬼娘が見ているのは自分の理想で)
(あって紅裂拓兎など見てはいないのだろう。初恋とは恐ろしいものだった)


くはは、特殊工作員も軍人扱いなんだっけ?
おいおいどこまで俺を笑わせるんですかキミは。
ヤー、とか言うわけ?システマ使って暗殺とかするわけ?
(スプーンを動かすことも忘れて、腹を抱えて座椅子から転げ落ち、げらげらと笑った)
(じとーっと見られても、笑いは止まらなかった)
185久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 16:51:06.47 ID:SUoHFys+
じゃあ、嫌味の方で。
まぁ、それは冗談として。
わたしだって、一応はそれなりに、先輩とは違う真実を抱えて生きているんですー
そう、ね……考えたくなかっただけで、先輩の言う通りかも。
どうして役に立ちたいかなんて、問いただされれば……
……少しでも思い出に、残りたいから。
そういう応えに行き着いてしまいますもの。
(ごちそうさまです、と小さく言うと、コップはテーブルに残したまま、お皿とスプーンを持って流しに向かう。)
(蛇口を捻って、皿の上に水を溜めた。)

うん…今は目下検索中。と、いったところですわ。
本当は、先輩にオムライスの作り方を教えてもらうのは、嫌だったの。
オムライスの約束をしているうちは、先輩が死んでしまわないような気がして……
願掛け?みたいなもの。
でも、今はもう、わたしのほうがいつ先に居なくなってしまうか、解からないし。
だから、後悔しないように…と、思って。
それにもしかしたら、自分の中でくすぶっている何かのカケラが、なにか解かるかもしれないと思って。
………計量カップと計量スプーンが何かが、解かっただけでしたけれど。
それでも、楽しかった。

蓼食う虫も…そんな日本語もありましたわね、そう言えば。
わたしは、奏さんの気持ち解かるような…解からないような、って感じですわ。
だって、先輩素敵ですもの。
でも、その足で立っている場所を知ったら、とてもじゃないけれど恋愛感情は……
……ま、わたしもともと恋愛感情自体が、解からないのですけれどね。

……ちょ、なにそんな笑って!!
(座椅子から落ち、床で転がるようにして笑う紅裂に、思わず掴みかかる。)
(スカートを捲りあげて、脚に装着していたホルスターからP7を取り出し)
(くすくすと笑いながらチラつかせる。)
軍人、よ?
特殊工作員だから、階級も独自のものだけれど。
表向きの階級では下っ端もいいとこ、ですわね。
―――ま、軍人と言うよりかは『兵器』の扱いですけれどね、うちの場合。
186紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 17:17:57.06 ID:WIe1LJSq
安心しろ。
特別なことなんざしなくたってキミのことは忘れないから。
(色んな人間に会ってきて、そして全てが通り過ぎて行った)
(何も残さずに、記憶の片隅にすら留まらず)
(けど、誰も心の中にいないのは、寂しかった)
忘れないさ。キミが俺に食わせたクッキーの味も。
俺が死ぬまでは忘れないさ。
(だから、少しでも誰かのことを記憶に留め、その存在を心に刻むようになった)
(つまらないことでも、くだらないことでも、少しでも忘れないように)

なるほど。結局、人生の答えなんて人間関係の中にしかないしな。
まーあ、あんまり役に立てなくて悪かったけどよ。
なんつーか、キミの人生の鍵を握ってるのはどう考えても俺じゃないしな。
(彼女なりに暗中模索をして、足掻いている最中だったらしい)
(悲しい諦念に心を蝕まれながら、それでも何かを掴みたいと)
(けれど、紅裂拓兎と関わりって得られることなど、皆無に等しいだろう)
じゃあ誰が握ってるのかって言えば、知らないけどさ。
眠れる森の美女状態になる前に、納得できる理由が見つかるといいな。
(……納得できるだけの理由など、存在するだろうか)
(彼女の行く先にあるのは、もしかしたら永遠の牢獄なのかも知れないのに)

いつだって自分のこと取り繕って人と向かい合うので精一杯なんだけどな。
まーあ。結局自分の持ってる色眼鏡を通してでしか人は世界を見られない、語れない。
色々と、巡り合わせが悪かったんだろう。キミも、俺も。
あの二人には悪いけど、これが現実ってやつだ。
(あの少年が好きだと言って、私も好きだと返せれば、よかった)
(あの少女が愛してると言って、俺も愛してると返せればよかった)
(けど、そうはならなかったのだ。認めようと認めまいと、それが現実だった)

くっ……やめろー!出来損ないの女スパイですかぁ?
(ヒーヒー笑いながら掴みかかるゆりかを引き剥がして、どうにか起き上がって)
(椅子に座り直す。片手で制しながら、なるほどなるほどと納得する)
つまり、アレなわけね。機械の仕組みをアレするわけか。
んん、うめ。あれか。グレムリンって妖怪がいて、そいつは機械に障害を起こすって
言われてたんだが、キミの能力って考えてみるにそれ系なのな。
まーあ、昔の機械は精度が低いから、勝手に故障したのを妖怪の所為にしただけなんだけどね。
(スプーンとオムライスを切り崩して、一口、二口。なかなかイケる)
187久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 17:38:43.41 ID:SUoHFys+
ほんと?わたしのこと、忘れない……?
…………
(一瞬、嬉しそうな顔を見せて、すぐさまそれが掻き消える。)
あー、そーでございますわねっ
わたしも悪かったと思っていますのよっ
確かにあれは、一生忘れられない味でしょーね。
…ったく、せっかく人が少し感動したっていうのに………
(ぶつくさと呟き、頬を膨らませる。)
(拗ねたように床を見つめ、少ししてから小さな声で言う。)
………ありがとう。

二人とも、難儀な恋をしていますわねぇ……
それが彼らの真実ならば、仕方ない…か。
(ふと、気が付く。)
(紅裂には、アンジェラ・トルーマンの真実を説いておきながら)
(自分自身は、兵部晶の思う真実を、まったく見ようとしていなかった。)
……やっぱりわたしは、最低ね。
役に立たないなんて、とんでもないですわ。
でも、今日先輩とお話できて、よかった。
先輩が、笑いかけてくれるだけで、わたし頑張れる気がするから。
なんでもどんと来いってなもんじゃい!!
……とまでは、なかなか遠いけれど。
でも、確実にどこかへは進んでいるはずだから。
だからまた、わたしに馬鹿馬鹿しい話をして、笑いかけて欲しい。
わたしも、その馬鹿馬鹿しい冗談に、生意気言って応えるから。
……ヤクソク?
(おずおずと遠慮がちに、右手の小指を差し出してみる。)

出来損ないって、失礼ですわね。
そっちこそ、悪の大魔人になり損なったくせに!
わたしは、先輩がなり損なってくれて、嬉しいけれど。
(引き剥がされ、ぷるぷるっと犬のように首を振って、少しだけ笑う。)
そう、それ系。
他にも色々と出来ることがあるらしいけれど、わたしの能力はまだ小さなものだから。
器が小さいのよ。
だから、中で成長できないでいる。
実際、それが目的で、わたしの身体はいつまでも小さいままなのだけれど……
見たい?わたしの力。

【なんだか長引いてて申し訳ないですわ。】
【どうします?休憩入れますか?】
188紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 17:41:35.04 ID:WIe1LJSq
【そうだな、少し休憩した方がいいかも】
【そろそろ〆の段階なんだけど】
【ちょっとカラータイマーが鳴っているので】
【何時から再開できそう?】
189久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 17:43:59.98 ID:SUoHFys+
【ぴこーんぴこーん】

【もしかしたら夜中に呼び出されるかもなので、先輩のご都合さえよろしければ早めに再開したいとこですわ。】
【8時か、そのくらい。】
【先輩は?】
190紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 17:49:37.16 ID:WIe1LJSq
【8時からか、その時間なら平気だね】
【わかった、その時間にお願いするよ】

【それじゃあ、一度落ちるね】
【またよろしく】
191久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 17:50:28.67 ID:SUoHFys+

【では8時に。】

【スレをお借りいたしました。ありがとうございます。】
192紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 20:07:50.89 ID:WIe1LJSq
どういたしまして。
(俯き、それでも小さな声で感謝の言葉を紡ぐ彼女に、それだけ言う)
(本来なら、感謝するのはこちらの方なのかも知れない)
(彼女たちがいたから、もう少しだけ生きてみようと思ったのだから)

俺のどうでもいい話がキミの役に立ったわけね。
何が幸いするかわからないもんだね、まったく。
(何かを悟ったらしいゆりか。言葉を尽くしても理解してもらえない事が)
(あれば、何気ない一言で何かが変わることもある。人間とは不思議な生き物だ)
別にいいんだけど。
折角約束を消化したのに新しく約束するなんてさ。
なーんか、死亡フラグか最終回の前振りな気がしない?
(差し出された右手の小指に己の指を絡ませる)
(ずっと前にも、こんな風な約束をしたことがあった)

やかましいわ。人の挫折を笑……
(オムライスをぱくつきつつ、反対の手でチョップをしようとしたその腕が止まる)
(その発言はツッコミを止めるに十分な衝撃を伴っていた)
なん、だと?キミの伸びない背、膨らまない胸、減らない体重、上達しない料理の腕、
何度言っても聞かない耳にそんな意味が隠されていたというのか?
(思わずスプーンを取り落す。発言内容自体はふざけているが、これでもショックを受けている)
(身体の成長を止めることで能力の同時に能力の成長も止めているのだと、彼女は言う)
(そんなことが可能なのか?他ならぬ本人の発言なのだから、真実なのだろうが……)

ああ、ごめん少しちょっとかなりショッキングだったんで。
キミの能力を正式に見たことは…あったか?なかったか?
見せてくれるなら、見せてもらいたいけど。
(気を取り直して、スプーンを握り直す。どうにかいつもの態度を取り繕う)

【それじゃあ、またよろしく】
193久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 20:35:26.37 ID:SUoHFys+
どうでもいい話でも、なにかしらの意味を持つのですわ。
ぜったいに。
(絡む小指を、少し嬉しそうに、どこか悲しそうに見つめながら)
(軽く上下に振って、切り離す。)
仕方ないのですわ。
わたしは、本当は肝っ玉ちっちゃくて、いつもびくびく臆病者で
なにか約束がないと、怖くて仕方ないのですわ。
これ、秘密ですわよ。

(トラウマ抉ったった!と言わんばかりのドヤ顔を披露しながら、チョップに身構えると)
(いつまでたっても、その悪の鉄槌は降ってこずに)
………ぁ
(しまった。)
(つい、紅裂への気軽さに、いらない口まで滑らせてしまった。)
(って言うか、後半は関係ないのでは…)
………後ろ二つは、まったく関係ありませんわね。
料理の腕はともかくとして…聞かない耳は、先輩の主観じゃないですのっ

ない………かな?
(ふと口に出した言葉だったけれど、改めて考えると)
(意外にも紅裂に自分の能力を見せたことは、無かった。)
(スプーンを握っている紅裂に向かって、にっこりと微笑む。)
先輩、死体見ながら食事できるタイプ?
(問いかけた後に、くるりと背を向けて、水色のワンピースの背中のファスナーを下ろした。)
(兵部には、あんなに見られたくなかった姿だけれど、なぜか紅裂に見せる気になったのは)
(やはりどこか、彼を父親代わりとして見ているからだろうか。)
(下ろしきって、袖から腕を引き抜く。)
(16歳ならば、もう少し丸みがあってもいいはずの身体なのに)
(肩のラインは、少年とも少女とも付かない子供のもので)
(下着を付けない上半身の背中には、ちょうど肩甲骨を繋ぐように大きな目のような刺青が入っている。)
(ワンピースの身頃を片手で持ち上げて、胸元を隠しつつ、再び紅裂に向き合う。)
………ッ
(もう片方の手で自分の携帯を取り出して、それを軽く握ると)
(あっというまにバラバラとパーツに解かれ、膝や床、テーブルの上にと落ちた。)

こんな、感じ。
背中は見ないほうがいいですわ。少し、変だから。
背中のを…解放しなくても能力は使えますけれど、これがフル。
194久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 20:36:39.12 ID:SUoHFys+
【っと、コピペミス。】

【こちらこそ、よろしくお願いいたしますわ。】
195紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 20:53:09.15 ID:WIe1LJSq
臆病者でもいいだろう。かっこつけて意地張ってるだけの馬鹿よりは。
辛くても悲しくてもやせ我慢するのがハードボイルド。
けど、ホードボイルドはどこまで言っても空威張りに過ぎないんだぜ。
(ゆびきりげんまんをしながら絡ませた指を上下に振って切り離す)
(いつだってやせ我慢をして、意地を張らないと自分を保てない自分とて)
(こんな小さな約束でもないとあっさりと生きることを放棄してしまいそうになるから)

死体を食いながら飯が食えるようになったら一人前の糞野郎だぜ。
俺は割と平気だけど。あ、グロイのは勘弁なってキミは何をしとるのかね?
(止める間もなく背中を向けて、ワンピースの背中のファスナーを下ろす)
(あ、ワンピースってこんな構造になってるのね?なんて考えている間に)
(露わになったのは、本当に華奢で、子供の背中だった)
(そしてその背中に刻まれた―――紋様?刺青?)

あー、そっか。機械の構造を読み取れるだけじゃなくて、分解もできるのか。
これならオートロックも道具になしで外せるな。
(そして、目の前で正式に披露されたその能力の一端に、眼を細める)
(彼女の口からもそれとなく聞いていた……気がするが、なるほど)
(ばくりともう一口。味がわからなくなったのは、多分衝撃のせいだろう)
なんだ?羽根でも生えてるのか?それとも鱗?俺は気にしないぞ。
それに俺、死体の生首を千切って水晶で固めて保存していた時期があるが。
それに比べたらどんなモノでもマシだろう。
(ごくり。グラスに注いだ水を飲む。スプーンを下ろして、ちゃんと彼女に向き直る)


196久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 21:26:45.27 ID:SUoHFys+
臆病者でも、いい?
きっと、そう言ってくださるのは、紅裂先輩だけですわ。
なぜなら、紅裂先輩もある種の臆病者だから、かな?
わたしたち、全く似ていないけれど、物凄く似ているのですわ。
(方向性が、ね。と付け加えて、両手の指先で指し示す方向は、まったく反対の方向だったけれど。)

さすがに死体を見ながらは、わたしも難しいですわね。
どうしてもそうしなければならない場面になったら………まぁ、頑張って糞野郎になりますけれど。
進んでなりたいものでも、ないですものね。
(くすくすと笑いながら口数が多くなってくるのは、不安を隠すためだろうか。)

模様、見える?
今年になってから、はっきりと出るようになりましたわ。
わたしが、ほんの少しでも成長している証拠、みたいなものですわね。
やっぱり、完全に止めることは出来ない。
だって、自然の摂理に反することですもの。
(バラバラになった携帯を手元に集め、掌で覆い隠すようにする。)

えぇ、オートロックも電子ロックも、そのくらいなら背中を出さずとも朝飯前ですわね。
能力としては、おそらくもともとは何かに干渉する力なのだと、思いますわ。
この力を持つ者によって、少しずつ違いますもの。
わたしはこういったものを壊したり作ったりが得意ですけれど
パパは、読み取りと形の変化が、得意でしたわね。

………
(気にしないと言われても、躊躇った表情を見せる。)
(が、死体コレクションの話を聞いて、遠慮がちに再び背中を向け始める。)
……ものっすっごく趣味の悪いコレクションですわね。
それって…ご自身のお部屋に並べていましたの?
(なるべく普段の調子を保ちつつ、向けた背中には、先ほどの模様の真ん中に亀裂が入り、僅かな出血。)
(その中には、10個ほどの目玉が合わさって一つになったような大きな紅い眼球が)
(背中の皮膚をまぶたよろしく、ぱちぱちとまばたきをして)
(その都度、痛み感じる身体が、ぴくりと動く。)

………ッう。
(小さなうめき声とともに、その眼球が皮膚の下でくるりと180度回転すると)
(皮膚の裂け目からは、孔雀のような輝きを持った小ぶりな翼が一対、羽音を立てて現れた。)
……これ、人に見せるの……初めてなんだけれど…
どう、かな?
わたし……気持ち悪い、よね?
197紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 21:50:30.67 ID:WIe1LJSq
そうだったかな。
まあ、案外、そうかも知れないけどな。
(特に否定する要素も思いつかないし、怖い物知らずを自負する)
(のは恐怖という感情を知らない愚鈍な人間くらいなものだ)
(個人的に、愚鈍であるより臆病なくらい慎重な方がマシだろうと思う)

安心しろ。人間、その気になれば砂糖菓子でも食いながら鼻歌交じりに
人を殺して解体したあと、平気で焼肉食いに行けるようにはなったり
女抱きに行ったり家族の待つ家に帰れたりするが、キミはそうならないだろう。
(資質というものがある。戦士には戦いと殺戮と死が伴侶だが、誰もが人を殺して)
(何も感じないようなイキモノになるとは限らない。まっとうな生活をしている者の方が多い)

んー、まあな。事情があって手放すことになったが……
ほぅ………これは、これは。
(彼は眼を細めて、その背中にある巨大な紅い眼球と眼を合わせた)
(異形。巨大な眼球が動いている。生きている。眼球が動く度にゆりかが身を捩る)
動くと痛いのか。難儀だな。日本の……百々目鬼って妖怪がいるんだが、それとも違うな。
邪眼……とも違うか。血統の力だもんな、これ。ひょっとしてキミの父親も?
(この男特有の好奇心を発揮してじっと観察しつつ、彼なりの考察をしてゆく)

……羽根だと。なんて中二病な。
うっわあ、そのうち巨大な羽根になって大空を高く舞うシーンとかあるだろ絶対。
最終回とか。くそ、どうして俺もそんな異能じゃなかったんだっ!
(眼球が回転すると、皮膚の裂け目から孔雀の羽根が一対現れる)
(そして感想は、これだ。色々と悔しくて悔しくて、やけ食いのようにオムライスにがっつく)
(ガツガツガツガツ。ごっくん。ゴクゴクゴク、プハーッ!)
おお、すまん。
さっきから衝撃映像の連続なんでちょっとやけくそになってしまったわ。
198久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 22:10:18.75 ID:SUoHFys+
砂糖菓子、食べながら…それは、人生楽しそうですわね。
最悪最低極まりないですけれど。
(ふと、紫なら、仕事であれば平気でやってのけそうだな…と、想像する。)
(なぜ鼻歌まで歌わなければならんのだ。と、反論されそうだけれど。)

せっかくのコレクション、勿体無かったですわね。
でもなんだかちょっと趣味が悪いので、今度からはわたしに下さったようなものを集められたらどうです?
(枕元に飾られた、赤いリボンを結んだクリスタルの薔薇を思い浮かべる。)
(その隣には、青いリボンが結ばれた、全く同じ薔薇の花。)

…………
(なんだか、観察されているような気がする。)
(体のなかを蠢く痛みもそうだけれど、なんだか落ち着かなくて、もぞもぞと背中を動かす。)
いいえ、パパは持っていなかったですわ。
正確には持っていたけれど、こういう風に見えなかっただけ。
わたしは一族の中でも、先祖返りと呼ばれてるの。
うちの能力は、この……「鍵」と呼ばれるものを、受け継いでまわるのですわ。
持ち主が死ぬと、13日後に次の継承者に移動する。

………先輩?
知ってる?
天使は生物学上、あの翼では飛ぶのは不可能なのですわよ。
この翼は、中身が飛ぶために存在するんじゃないかな?
先輩があんまり見つめるから、恥かしがって背中を向けたのですわ。
(困ったように笑って、オムライスにがっつく紅裂に向き直る。)

これを出しておけば、わたしの能力はこの小さな器でも、かなりの能力を発揮できるみたいですわ。
さっきやったことも通常なら3分くらいは、かかるかな。
…携帯電話は、家に帰ってからゆっくり直そっと…
(がしゃがしゃと、パーツを紙袋に入れる。)
先輩も、なにか壊れたものがあったら、いつでもわたしに言ってくださいませ。
なんでも、とは言えないけれど…まぁまずます直してみせますわ。
だから、ね。
魔王側の装置も、わたしが……解読してみせる。
199紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 22:27:05.25 ID:WIe1LJSq
形状は変わるが本質的な機能は変わらないのか。
ふぅむ……「鍵」は施錠にも開錠にも使えるが……
キミたちの鍵は何の為の鍵だ?
(閉ざされた扉を開くための鍵なのか、何かを閉じ込める為の鍵なのか)
(鍵とはそれ自体では役に立たず、ただその為の機能がある)

ああ、人間一人飛ばすにはもっとデカイ羽根がいるとかいらないとか。
なんでもいいけど、孔雀の羽根とかマジかっけえと思うんだが。
赤い羽根でも可だな。ただし白と黒はベタ過ぎて好かん。
(眼球のことなど見なかったかのように、どうでもいいことを言う)
(重い話を真面目に受け止めるのもひとつの道だが)
(敢えてなんでもないように振る舞うのもひとつの道だと確信している)

結局、話がそっちに繋がるわけね。了解了解。
そこまで言うなら、そのうち頼むよ。あの馬鹿を樹海に埋めてからね。
(食事を終えて、そこはかとなく満ち足りた表情で親指を立てる)
つまり、その鍵やら、眠り姫状態やらの所為で恋愛できないってわけね。
それもわかったよ。もうその件についてはなにも言わない。
あっくんにも言わない。誰もいわないよ。
(予想以上に深い部分をあっさりと暴露されたのは……信頼の証か。知られたところで)
(何もできないと思われているのか。何もできないと確信しているのか)
(――やはり知らなければよかった。けれど、少しは納得できた)
まーあ、そんなこともあるだろう。人間、自分の身に降りかかったことは特別だと思いたがる。
いいことも、悪いことも。けど、誰だっていつでも周囲を見回せる余裕があるわけじゃない。
キミはそれでいいさ。キミの人生だ。好きにしたらいい。
200久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 22:45:04.97 ID:SUoHFys+
ただ「鍵」とだけ、伝え聞いているだけですもの。
わたしのことも、形式上、先祖返りと呼んでいるだけで……
こんな風に背中に印が浮かぶのは、前例に無いらしいですわ。
おそらく、その呼び名にもなんらかの意味があるのでしょうけれど…誰も、知らなくて。
最近では、こんな風に自己主張が激しくなっちゃって……
これ、家族にも見せたことないのですわよ。
(肩越しに少しだけ見える羽根は、ぱさぱさと何度か羽ばたく様子を見せた後)
(すぅっと折りたたまれて、背中の内側へと、消えた。)

まじ、かっけえ?
………ほんとう?
(訝しげな表情で、紅裂を見つめる。)
(なんでもない様子に、心が軽くなって)
そっか…変な色だと思っていたけれど……かっこいい。
でも、刺青みたいなのは趣味悪いですわよね。
もう少し可愛い…こう…仔犬の柄とかだったら、よかったのに。
この間ね、晶くんに服を脱がされそうになって…
これを見られるのが嫌で、やめてって言っちゃいましたわ。

そう、そこに繋がるの。
わたし、けっこう役に立ちそうでしょ?
今回のは、それのアピール。
それに……紅裂先輩なら、これを見ても笑っていてくれそうだったから。
(満足したような笑顔を見せる。)
(だって、予想したとおり、紅裂が笑っていてくれたから。)
樹海って…さっきの不法侵入の方のこと?
先輩のお宅への侵入者ですもの、先輩の好きになさったらいいですけれど…
手ごわい相手でしたら、いつでも加勢いたしますわ。
樹海、沈めましょう。
(ぐっ、と拳を握って大きく頷いてみせる。)
(あの可憐な少女は、今ごろ大きなくしゃみをしているかもしれない。)
(樹海に沈めようとする相手をゆりかが知ったら、この発言を死ぬほど後悔することになるだろう。)

ありがとう。
好きにすることに、しますわ。
(こくりと頷き微笑むと、紅裂に近寄って、背中を向ける。)
(そこには、羽根も目玉ももう消えていて、うっすらと真ん中に赤い血の線が残る目玉の模様だけが残っていた。)
ファスナー、上げて。
夜も遅くなってきたし、わたしそろそろ帰りますわ。
201紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 23:03:46.23 ID:WIe1LJSq
私の邪気眼が疼くぜぇ!とか。
鎮まれ、鎮まれ私の邪気眼…!とかして遊んでるんだな。
オモスレー。てか、アレだな。俺の扱いはキミの中でどの程度なのよ?
(力のことより、奇妙な紋様より、家族にも見せない部分を見せたという)
(事実の方がショックがでかい。果たして紅裂拓兎は久遠ゆりかの何なのだろうか?)

いいじゃないか。腕とか背中に刺青とか。
俺なんて何にない……はん?
(ピシリと一瞬、それこそ水晶像のように固まる)
(さあ、今の台詞をもう一度脳内で再生してみよう)
(―――この間ね、晶くんに服を脱がされそうになって………)
……なんてこった。若い、そして性急すぎるよ、あっくん。
(膝を折り曲げて、両手を床にピタリ。頭を項垂れる。見事なorzの体勢だった)
(あの美少年が金髪碧眼の美少女に襲い掛かるシーンを想像してしまった)
(……うむ、ありだな。一人、静かに認めてうんうんと頷く。そして立ち直った)

自己PRは就活か婚活の時にしなさい。
ま……アレだ、こう見えて俺も苦労してるからね。
(夜の世界を徘徊していたら、価値観が変わる様な出来事に何度も遭遇する)
(ゆりかの告白にもそれほど動じずに応じられたのは、やはり経験の賜物だろう)
ああ、奏永久っていう馬鹿な女だ。手強いと言えば、確かに手強いな。
まーあ、俺のもめ事だし、なんとか一人でケリをつけるさ。

そういうのは男を誘惑する時の台詞じゃね?
それにしては色気とか足りないけど。まーあ、アレだ。
言われっぱなしだと不公平だし、俺も暴露すっけど。
俺。女の身体見ても反応しないんだ。不能ってやつ。だから女の子とエロいことできないのよ。
(背中を向けてくるゆりかに、うっすらと紋様の残る部分を見てファスナーを上げる)
(そして何気ない口調で、自分の欠けている部分を暴露する)
(彼女の告白には釣り合わない、本当に些細なことだけれど)

よし、これでいいな。送っていくよ。
夏っていっても、物騒だしな。
202久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 23:26:52.43 ID:SUoHFys+
解からないですわ。
(力なく、ふるふると首を横に振る。)
(紅裂の様子に、けらけらと楽しそうに笑う。)
そーそー
そうやってお風呂とかでひとり遊びしているのですわ。
……?
扱い、って?
(どの程度と問われて、首をかしげる。)
(言われてみれば、なんだろう?)
(今まで、そんなに改めては考えたこと無かった。)
(くるくるくると思考を廻らせて、一つの考えに行きつく。)
……先輩が、好きだから?
パパみたいだもん。
ちゃらちゃらしてて適当で、だけどね、面倒見がよくて口うるさいの。
いつもふざけてばっかりだけれど、本当はね…うーんと、まじめなの。
パパと一緒にいるみたい。
パパって呼んでいい?
(なんとなく、唇に指先を添えて、外見どおりの幼い口調で語ってみせる。)
(結局は、この男に父親の姿を重ねることをやめることができなかった。)
(だからこそ、現在の自分の体の状態を見せたようなものだし)
(ふざけた口調には、生意気に食ってかかるし、へらず口も叩く。)
(つまりは、この男に甘えているのだ。娘のような気持ちで。)

わたしだって刺青は悪くないと思いますわよ。
でも……変な柄ですもの。
気持ち悪いし……
…………?
(突如、時が止まったかのように、紅裂の動きが停止する。)
先輩?息、してる…?
(がっくりと項垂れた肩を、軽く揺さぶってみる。)
(なんてこったいの言葉に、息をしていた良かった、と安堵した。)
若い?
晶くんは、若いですわよ。だって中学生ですもの。
(紅裂が言っている言葉の真意がわからずに、なにを今更とばかりに言い放つ。)

―――っ!?
かなで、とわ……さん?
だめー!樹海、だめー!!NO,樹海!!
って言うかピッキング………
(自分の想像を超えた奏の行動力(?)に、ただただ呆然とするのみだった。)

あはは、先輩がわたしに誘惑されるわけないじゃない。
それ以前に、誘惑しないですけれど。
……えろい、こと………
反応しない…ふのー?だと、えろいこと出来ないの?
ふぅん……
(眉を寄せて考える。えろいこと、とは、普段弟が女の子を連れ込んでアレコレすることだろう。)
(具体的には、なにをしているのかさっぱり解からないが……)
(だとすれば、少なくとも弟はふのーじゃなくて、紅裂はふのー)
………なんかよく解からないですけれど、暴露っていうくらいだから先輩の名前は絶対に出しませんわ。
とりあえず、今夜は弟に、ふのーって何?って聞くことにいたします。
ん、ありがとう。
(ファスナーを上げてもらい、おだんごを留めていたピンを外す。)
(エプロンを外して、紙袋に押し込んだ。)

送るって、バイク?
あんまりとばさないでくださいませね。
………わたしの邪気眼が、疼いちゃうから。
(こうやって遊ぶのか、と、ドヤ顔で紅裂の顔を見上げた。)
203紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/06/19(日) 23:47:50.17 ID:WIe1LJSq
ノーセンキューだぜ。誰かの代わりなんて、金輪際御免だよ。
父親役をやるには、人生経験が足りな過ぎる。
(結局、この少女もまた紅裂拓兎に他の誰かの代わりを押し付けているだけ)
(兄の代わりの支えを欲した奏永久のように。しかし、人間関係なんて突き詰める)
(ならエゴの押し付け合いであり、そこに幻想を塗してコーティングしたモノなのだ)

あー、うん、気にしないで。
(まさか思い余って押し倒すとは)
(最近の中学生は進んでいるらしいが、あの少年が……とショックを受けただけだ)
樹海が駄目なら、海だな、海。魚の餌にしてやろう。
でも海は結構人目に付くっていうか漂流物になるからな。
浮かないようにコンクリート詰めるか、重しを括り付けるか。
(奏永久を綺麗に始末する方法を考える。死体が見つかるのはまずい)
(少なくとも、露見したら兄の方が復讐にくるだろう。それはできれば避けたいから)

キミは、それより先に保健体育の授業を受けてきなさい。
ちゃんと知っておかないと、いざって時に困るからね。
(イマイチ意味がわからなかったらしい彼女に、正確な知識を植え付ける教師役を)
(しようとは思わない。身体はともかく、せめて心や知識は年相応になってもらいたいものだ)

アレは世界最速の単車だからな。飛ばすのがデフォルトなんだが。
ちょっと先に出て待ってろ。
(とりあえず使いどころが微妙だったので軽くチョップ叩きこんでおく)
(一度書斎に入ってルーズリーフを一枚。今日作ったオムライスのレシピだ)
(綺麗に折りたたんで、玄関の外で待っているゆりかに渡しておく)
(その後、程よい速度で快調に道を突き進み、無事にゆりかを自宅まで送り届けた)

じゃあ、またな。
俺はこれから、ちょいとばっかり遊んでくる。おやすみ。
(別れの挨拶をして、ゆりかの自宅の前で単車をターンさせ、再び夜の中を走り抜ける)
(今日一日で、色んなことを聞いた。けれど、紅裂拓兎は変わらない)
(これからやることも、これから先にやることも。ただ、それでも約束は覚えている)
(ちっぽけで曖昧で、反故にするのも簡単な約束をしっかりと抱いて、夜の中を駆け抜けた)


【俺の方はこれで〆だな】
【予想外に長引いた……というか急用で予定が狂ってごめん】
【でも、楽しかったよ。ありがとうな。また遊んでくれ】


204久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/19(日) 23:55:20.26 ID:SUoHFys+
【ふむ。綺麗に締めていただいたので、これにて、ということで。】
【でもこれだけは言わせて】

【 海 も ダ メ だ か ら 】


【こちらこそ、お付き合いいただきましてありがとうございます。】
【先輩とは久しぶりだったし、とても楽しかったですわ。】
【予定は、わたしもいつどうなるか解からないので、そういうのはお互い様ってことで】

【また、遊んでくださいませね。】

【おやすみなさいませ、よい夜と夢を】
【明日は月曜日、学校サボらないでよね】


【スレをお借りいたしました。ありがとうございます。】
205名無しさん@ピンキー:2011/06/20(月) 01:58:29.45 ID:LNK98G3l
余計なお世話だカス
206兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/20(月) 22:08:41.12 ID:9M1jQTQI
【こんばんは、待機させて頂きますね。プロフは>>118に】
【どなたでも、気軽に声をおかけ下さい】
207瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/20(月) 22:34:52.86 ID:ZLcYsrqq
【わたしで宜しければ立候補させてくださいっ】
【一応、プロフは>>59ですー】
208名無しさん@ピンキー:2011/06/20(月) 22:38:07.99 ID:LNK98G3l
だめ
209兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/20(月) 22:45:42.07 ID:9M1jQTQI
>>207
【お待たせしたね、ごめん。こちらこそ宜しく、瑞谷さん】
【今日はどんなロールにしようか。大まかに分けて日常か、戦闘か】
【瑞谷さんには、何かしたいロールはあるかな?】
210瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/20(月) 22:53:38.75 ID:ZLcYsrqq
>>209
【そうですねぇ………】
【今日は戦闘あたりを希望したいところですがー】
【巻き込まれる形でしか思い浮かばないですー………】

【NPC使って、兵部先輩にわたしを狙っている組織からちょっかいをかける…何てことも考えましたがー】

【どうしましょうかー?】
211兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/20(月) 23:00:26.22 ID:9M1jQTQI
【了解した。それなら折衷案で、二人が遭遇した所に
 その組織の人間が現れ戦闘になる、でどうかな】
【二人も動かすのが大変であれば、NPCだけでも大丈夫だけれど。
 時間帯的には、夜での遭遇がベストかな。場所の希望はある?】
212瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/20(月) 23:06:55.46 ID:ZLcYsrqq
【了解ですっ、ではその案でお願いしたいと思いますー】
【場所については公園や街中、学校など何処でもオーケーですっ】

【書き出しはどちらからにしましょうかー?】
213兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/20(月) 23:11:39.03 ID:9M1jQTQI
【では、場所は夜の公園で。ロール案を出してくれた代わりと
 言っては何だけど、僕から書き出させてもらうね】
【少しの間、待っていてもらえるかな】
214瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/20(月) 23:14:15.19 ID:ZLcYsrqq
【わかりましたー】
【それでは、お茶を飲みつつ待たせていただきますねっ】
215兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/20(月) 23:21:35.13 ID:9M1jQTQI
(身の丈を超える、巨大な棺桶のようなケースを背中に担ぐ、小柄な影。
 周囲を警戒しながら、ゆっくりとした歩調で公園の中を歩いていく)
(その手の中には、銀色の回転式自動拳銃。セーフティは解除され、
 引き金にも指はかけられている。いつでも弾丸は撃てる状態だ)

…。

(ここまで彼、兵部晶が臨戦態勢となっているのは、
 本来夜では人っ子一人見当たらないこの公園の中に、何らかの気配を感じたからだ)
(酔っ払ったサラリーマンや、ただの不良高校生などならまだいい。
 だが人ならざるものならば、迅速に処分する必要がある)
(いつでもそれに対して銃口を向けられるよう、緊張しそうになる
 全身から力を抜きつつ、晶は一歩、また一歩と進んでいった)



【お待たせ、それでは今夜はよろしく】
216瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/20(月) 23:30:04.67 ID:ZLcYsrqq
(今日もそろそろ帰宅時、いつもの特訓を終えて公園に差し掛かった)
(自分自身、いつもと変わらぬ日々に少し油断をしていたのかもしれない)
(何者かにつけられていることも知らずに、公園を横切ろうとしていた…)

ん……さすがにこの時間は…寂しいですねー、
(一応きょろきょろと辺りを見回してみるが、人っ子一人いるはずが無く)
(今夜は異形の気配も感じられず、このまま何も無く帰宅できると思っていた)

誰か、いますかー?
(ふと誰もいない"はず"の周囲に声をかけてみる)
(いない"はず"なので誰かがいたら赤面ものなのだが………)


【では、改めて】
【今夜はよろしくお願いしますー(礼)】
217兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/20(月) 23:40:41.19 ID:9M1jQTQI
(――――侵入者?)
(少なくとも自分にはそう感じられた。あるいは今まで
 微かな存在感しかなかった目標が、こちらを感づいたか)
(それとも無関係な一般人か。出来ればこちらではあってほしくない。
 自分の能力は防御を崩す事は得意だが、誰かを守る事には向いていない)
(ひとまず木陰に隠れ、そこから気配のする方を覗き見る。まだ姿ははっきりと見えない)
(そこへ、声)

―――…瑞谷さん、か?

(それは聞き覚えのある声だった。既知の人物であり、
 しかも夜の人間でもある。まだ少し未熟な所はあるものの、
 発展途上、しかしその先にはあまりに強すぎる力を抱えた少女、瑞谷愛華だ)

…こんな夜にどうしたんだ?訓練の帰りか?
……ああ、こんばんは、瑞谷さん。

(ひとまず姿を表しながら、彼女に声をかけてみる)
218瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/20(月) 23:48:23.01 ID:ZLcYsrqq
……さすがに、誰もいないよねー
(アハハ…と苦笑いしつつのんきにしていると突如降りかかる声)

〜〜っ!
(ビクンと体を震わして驚き、声の主を確認する)
(そこには同じ学園の一つ上の先輩の姿があった)
え、あ………ひゃぃっ!
特訓の、帰りですよっ……………、
(見られた・聞かれたのは間違いなかろう)
(あまりの恥ずかしさに顔を真っ赤にして、ギクシャクする)

えと………兵部先輩は………………なんでこんなところにー???
(話題を逸らそうと見つけた言葉ではあったが、冷静であってもこの言葉には行き着いたろう)
(とにかく、なぜここに先輩がいるのか……何故かいやな予感がしてきた)
219兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/20(月) 23:59:42.19 ID:9M1jQTQI
誰もいないと思っていたのに、呼びかけてみたのか君は?
まあ中学生なら、そんな行動もそこまで珍しくもないか。

(一つしか年の変わらない鳶色の髪の少年は、からかうように
 問いかけると、肩をすくめてやれやれと首を振った)
(相手が年下なせいか、もしくは夜の世界に踏み込んで
 日が浅いせいだろうか。戦場になりかねないという場所にも
 関わらず、思わずそんな軽口を叩く晶)
(だが次の愛華の言葉に、表情を真剣なものに戻し、淡々と答える)

仕事だ。
近くを通りがかった際に何らかの微かな気配を感じて、
この公園を訪れたんだが…今はもう分からないな。
それこそ野良犬の可能性も否定できない。

(手に持つリボルバーを一回転させ、現在の状況を視覚で伝える。
 一般人でも、これを見れば普通ではないとすぐに分かる。ましてや相手は
 異形と何度も戦ってきた人間なのだから)
(周囲を見回し、再度確認。何か動くものはいないか、闇夜に目を凝らす)

…ちなみに、君はどの程度能力を扱えるようになった?

(仮に戦闘になった場合、彼女の戦力はどの程度頼れるのか。
 杞憂に終わる可能性が高そうだが、念の為訊ねておく)
220瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 00:15:15.63 ID:z21XZxM1
あ……ううぅっ、
(なんとうかつな、あろう事か見知りの先輩に見られてしまうとは)
(思わず顔が下を向く、真っ赤になった顔からは湯気が出てしまいそうだ)

仕事……ですよね、
えっと………それじゃあ、お邪魔してしまったんじゃ………
(何の理由も無く公園にいる様な先輩じゃない、それはわかっているのだが)
(仕事であればわたしが乱入したところで邪魔をしてしまったのではないかと申し訳なくなってくる)
(今でも辺りを警戒している先輩を見て如何するべきか戸惑って)

能力……は、蛟の力の一部を制御できるようになったとしかー………
(実際、言葉にするにはとても難しい)
(形状変化の程を実践して見せても良いが、また誰かに見られてしまうかもしれないのでそれは無理)
まだまだ……完全とは程遠いですー………
(あらゆる意味で申し訳なさそうな表情)
(こと次第では先輩の仕事を台無しにしてしまったかもしれない)
(出来ることは手伝ってもという心構えなのだが、先輩がそれを許すかどうか)
221兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 00:27:54.81 ID:oWaeJz2k
ごめんよ、からかい過ぎた。
まあ誰にもそんな、センチメンタルな時はあると思うよ。あまり気にしない事だね。

(可愛らしい仕草に、軽く頭を下げる晶)
(ついでにフォローのような、更に心を抉るような言葉を加えておく)
(整った顔立ちで微笑みながら、内心もっとこの少女を虐げたがっているのかもしれない)

確かに気配は感じにくくなったが、いざ戦闘になれば助かるかもしれない。
単純に邪魔をされたとは思わないよ。こちらも気にしなくていい。

…蛟の力を?

(愛華に背中を向け周囲を探っていた晶が、首だけを後ろに向ける)
(どうやら彼女は知っていたらしい、自分に秘められた力の名を)
(一部、とはいえ、奏永久の話に聞く限りでは膨大な力だ。どの程度のものなのか)
(が、気軽に見せてくれと頼むのもどうか。PTOは弁えねば。またの機会でいいだろう)

…僕は、念の為もう少し哨戒を続ける。
君はもう帰るといい。夜道に気を付けて、明日は寝坊しないように。
222瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 00:42:30.45 ID:z21XZxM1
………はい、
(気にするなと言われなくてもそうするつもりだが、何か引っかかる)
(兵部先輩の言葉はどこか棘があるようで、以前話をしたときももやもやさせられた)

それなら………いいんですけどー、
あまり、無理はしないでくださいね?
(気配を感じにくくなった………自分のことじゃ無い様だが)
(もしかして他に何かが潜んでいたりするのか、妙に気になる)

………はい、ある程度……ですけどー
(先輩がこちらを向く、何か変なことを口にしたのだろうか)
(思い返してみても該当しそうな言葉は無いはずだが………)
あ、はい……兵部先輩も………お気をつけてー

(とここで公園を去ろうとしたその時だった)

「君達、ここで何をしているんだね?」
(いつの間に現れたのか、警官服姿の男が10m程離れたところに一人立っていた)
「もうこんな時間だぞ………、君達は何処の学校の子かね?」
(達という限りは二人を名指ししているわけで)
(想定からはただ見回りをしているお巡りさんにしか見えなかった)
223兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 00:59:20.14 ID:oWaeJz2k
ああ、それじゃあ。

(円を描くように公園を端から見て回り、それで何もなくば哨戒は終わりにしよう)
(そう思っていた所に、またもや闖入者が現れた。今度は
 ちょっとお茶目な中学生ではない、制服が威圧的な雰囲気を作る一般警官だ)
(もっともこの少年、兵部晶にとっては見慣れた衣服ではあるが)

―――――。下がっていて、瑞谷さん。

(それでも普通の人間、ましてや中学生なら警官にそう訊ねられただけで、
 緊張してしまうだろう。面倒な事になる前に、少なくとも彼には帰ってもらいたい)
(何の拍子に、蛟の力が暴走するかは分からないのだから)
(拳銃を後ろ手に隠しながら、警察官の方へ接近していく)

お仕事お疲れ様です、僕は『S3』の者です。
現在任務中であり、彼女もまた関係者ですのでお気になさらず。

(空の手で敬礼をし、静かに答える)
(この街の警察官なら、不可解な事件は全て『S3』へと
 回すように言われている。察しがいい人間なら、理解ができるはずだ)
(もっとも、『S3』が何の組織かまでは知らないだろうが。
 せいぜい公安の作り出した、特殊任務に従事する人間の集まり程度の認識だろう)
224瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 01:19:12.55 ID:z21XZxM1
え……、何…誰っ?
(声の主を確かめようと振り向き様に先輩に制される)
(どうやら警察官が声をかけてきたようだが、先輩は警戒したままだ)
(仕方なしに先輩の後ろで大人しく縮こまる)

「S3………ですか、君が…………」
("S3"そう聞いて表情を変える警察官、そして少し考える仕草)
(如何にも珍しいものに会ったとばかりの表情で少年を見つめること数分)
「ふむ、仕事とは………どの様なものかお聞きしても?」
(取り敢えず尋問が続く、S3が如何なるものかは知っているわけではないものの)
(いい年した少年少女2人を前にこのような時間、はいそうですかと離れることはしない)
「もちろん、無理にとは……言いませんが」
(態度がやや威圧気味で、その姿に愛華は兵部先輩の背に身を隠すように伺う)
225兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 01:37:25.89 ID:oWaeJz2k
申し訳ありませんが、お答えする事はできません。
守秘義務が貸せられていますので。…知らない方が、あなたの為でもあります。
公安に、目を付けられたくはないでしょう?

(警備警察の公安部門、通称公安と呼ばれる。それは秩序の為ならば、
 どのような犠牲も厭わない集団。何故なら彼らは市民を守る為だけに
 いるのではない。その背中には、日本という国を背負っているのだから)
(特に公安警察官に至っては、日本における諜報員と言ってもいい。
 身内でさえも秩序を乱すとあらば、まず当然のように監視下に置くだろう)

(本来ならば、『S3』や『ガンスリンガー』も軽々しく
 他人に話していいものではない。以前の自分が暴走しがちな頃は
 よく他人に説明していたが、組織をより成長させたい今の自分としては、
 あまり公安からの評価を下げたくない。ただでさえ、父親が亡くなった際には
 解体寸前まで追い込まれてしまったのだから)

職務に熱心なあなたの姿勢、尊敬に値します。
ですがここは、どうにか退いて頂けますか?
226瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 01:55:53.19 ID:z21XZxM1
「そう…ですか、こちらとしては公安がどうしたと申し上げたいが」
「守秘義務とあらば仕方ありませんな、これ以上は話が進みそうに無い」
(はっはっはと軽い冗談のつもりで笑ってみせる)
(どうやら少年と話すことは諦めたらしい)

「でしたら、………もう一方とお話くらいはさせていただけないかな?」
「関係者とはいえ、まだ貴方とそう年は変わらないと思われるが………」
「S3程のお方がこの様な年端も行かない少女を仕事の巻き添えにするおつもりですか?」
(急遽、その矛先を変える警官)
(愛華は兵部先輩の背後に付いたまま動かないが、表情は良くない)

先輩………、わたしは……?
(とにかく戸惑う、指名されてどうすれば良いのか判断が付かない模様)

「なんでしたら、わたしが自宅まで送り届けて差し上げますよ」
(退けと言われているにも関わらず食い下がる警官)
(少しばかり威圧的な態度は変わらずに一筋縄では動きそうに無い)
227兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 02:04:59.79 ID:oWaeJz2k
…。

(職務に忠実だと褒めるべきか、無知故の愚かさと嘲るべきか。
 何にせよ、退いてくれるならば構わないが。一般警官の発言としては、あまり宜しくない)

…関係者だと、言ったはずですが?
何故あなたは、この少女を巻き込まれた、と決めつけているんでしょう。
僕らの組織の人間でないと。僕に関しては、すぐに納得して下さったようですが。

(片手を上げ、戸惑う背後の少女を制する。妙な発言をされて、
 この舌戦を乱されては困る。あまりこんな戦いには慣れていないようだから)
(それにしてもこの警官は、妙だ。この発言もそうだが、
 やたらと食い下がる。仕事熱心で片付けるには、執着が過ぎる)

失礼ですが、警察手帳を確認させて頂いても?
まさか持っていないわけではないでしょう。警察官の義務なのですから。
228瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 02:22:26.50 ID:z21XZxM1
「………はぁ、仕方ありませんなぁ」
(そして胸ポケットから渋々といった様子で手帳を取り出す)
「これでよろしいかな、」
(自分の写真が移っている頁を見せ、"本物の警官"であると証明して見せて………)

………きゃあっ!
(少年の背後で声を張り上げる少女)
(一面黒いジャージで覆われ、顔をヘルメットで隠した男と思われる者が愛華に拳銃を突きつけていた)
「おやおや、これはまたお早いお着きで」
(だんまりを決め込んでいる謎の人物とは対照的に警官は気楽な表情)
(もうこの時点で警官ではないと証明しているようなものだが、そんなのはどうでも良さそうで)

「もちろん………この手帳は偽物ではありませんが、わたしはそれ以前に…ね」
(にやりとしたり顔で少年を見下す)
(後ろ手にしている腕にクナイを突きつけ"動くな"と示しながら)

せ……先輩っ、ん…っ!
(もがく愛華の首筋に拳銃が押し込まれる)
(気丈にしてはいるが体は小刻みに震えていて)
229兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 02:40:21.27 ID:oWaeJz2k
(偽造らしい黒ではなく、焦げ茶色の特徴のないケース。
 開かれれば写真、階級など、そして職員番号―――記憶。
 どうやら僕のとは違い、作り物ではないらしい)
(面倒だがここは一旦隊長に連絡をして指示を仰ぐか。
 それとも、一旦この場を後にして彼女だけでも逃がそうか――――)

っ、瑞谷ッ!

(甲高い悲鳴に、思わず背後を振り返る。そこにはいかにも
 不審者然とした姿の暴漢が、瑞谷愛華を捕らえていた)
(これ程までに接近を許すとは、会話に気を取られ過ぎたか、それなりの手練か)
(身動きが取れないでいると、得物を持つ手に刃物を突きつけられる。少々まずい状況だ)

ああ慌てるな、瑞谷愛華。どうせなら、ゆっくりと話を聞こう。
少なくとも、彼らは何らかの狙いがあって僕か君に接触したようだからな。

(が、そんなことはおくびにも出さず、冷静に呟く)
(いつ「蛟」という爆弾が起動するかは分からない。
 彼女が完全に能力をコントロールできるまでは、不安要素は
 なるべく排除したい所であったのに、この男らは)

それで、わざわざ大の男が待ち合わせまでして僕らを狙ったのは何故なんだ?

(聞けるならそれでよし、聞けぬなら、残念だが仕方あるまい)
230瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 02:45:36.07 ID:z21XZxM1
【と、いいところですがそろそろ凍結をお願いできますかー?】
【平日なら21時頃には再開できますし、先輩のお好きな日にでもー】
231兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 02:53:08.46 ID:oWaeJz2k
【了解した。だったら今夜、21日の22時はいかがだろうか?】
232瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 02:56:16.11 ID:z21XZxM1
【わかりましたー】
【また避難所にて待ち合わせでお願いしますー】

【今夜はお相手ありがとうございます、お先に失礼させていただきますねー(礼っ)】
233兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 02:59:02.15 ID:oWaeJz2k
【ではそのように。色々と展開を用意してもらってすまない、
 とても楽しませて貰っている。ありがとう、また今夜で】
【お疲れ様、お休み瑞谷さん。ノシ】
【スレをお借りしました、失礼します】
234黒井 雄大 ◆Jack59RBvk :2011/06/21(火) 03:50:18.60 ID:j0TEWv24
【名前】黒井雄大(くろいゆうだい)
【年齢】15
【性別】男
【身長】161cm
【体重】51kg
【容貌】
15歳にして白髪の割合が大きく、小動物系の童顔とのギャップがかなりある。
日焼けしにくい体質で肌も年中白く、腕も細いためインドア系と見られがち。
私服はだぼっとしたコートを冬でも着こんでおり、露出が非常に少ない。
【能力】
透視能力。服の中から体内、果ては無機物越しにも「診る」ことができる。
脈拍や筋肉の動きを見ることで、相手の次の一手を読む事もある程度可能。
本分は肉眼によるスキャンを活かした医療活動であり、メスの投擲も得意。

【希望】楽しければなんでも
【NG】 治療結果の確定しているロール

【弱点】
よく見えるだけであり、反応や実際の挙動は一般人に毛が生えた程度。
相手の動きや感情を読むためには対象の動作パターンを知っておく必要がある。
【備考】
治療のためならば何でもすると評される闇医者の家系の傍流に生まれた。
一度患者とみなせば期間やコスト、リスクすら顧みずに完治を目指すのだが
死亡すると臓器を横流しして治療費に代えるなど、倫理や道徳が欠如している。
また、レントゲンの代わりとして実の父に度々弄られた眼球により表情筋も見えるので
相手が親しくしていたい存在であるほど、顔を背けパターンを把握しないようにしている。
目的も夢もない、治療する機械と自称するが医療においての知的探究心はかなり強い。

【はじめまして、自己紹介させてくださいね?】
【今日はプロフィールだけで失礼します……】
235瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 22:12:27.28 ID:r8xtr9Wp
【兵部先輩とのロールにスレをお借りしますっ】

>>229
「こちらとしては…………貴方が現れたというのは少々予定外でしてね」
(目を閉じ首を振りやれやれといった様子)
(クナイを突きつけたまま様子を伺い、少年の身動きを封じている)

「目的と言えば、そこのお嬢さんにあるのですよ」
「お嬢さん一人のところを油断させてさらう、当初は私一人で遂行するはずだったんですけどね」
「貴方のような"S3"所属みたいな者がこんな時間にいるものですから、
 援軍を呼んだというわけですよ、案の定、易々と引き渡してはくれませんでしたし」
(説明するだけして、警官服の男は一息つく)
「このまま見過ごしていただけるとこちらとしてはありがたいのですがねぇ〜………」
「大人しく見ていてくれるのであればそれで良し、
 これ以上抵抗しようというならこちらにも考えはありまして………ね?」
(もう片方の腕からもう一本クナイを取り出し、それを今度は少年の首元へと持ってくる)
(何かを隠し持った腕と首を押さえ、警官服の男は臨戦態勢を整える)

『………』
(全身黒尽くめの人物の方は愛華の両腕を後ろ手に回して押さえ、拳銃を突きつけたまま微動だにしない)
(警官服の男と少年のやり取りをじっと見つめているだけで一言も発さない)
せん………ぱい…っ、
(肝心の当人はやや涙目で先輩の様子を伺う)
(自分の事に先輩を巻き込んでしまったと思い、ひたすら申し訳なさそうだ)

「"退いて"、頂けませんかねぇ?」
「あまりこちらとしても大事は避けたいものでして………」
(首元のクナイの先を首を傷つけない程度に押し込み、要求する)


【それでは改めて、今夜もよろしくお願いしますねー(礼っ)】
236兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 22:25:50.37 ID:oWaeJz2k
………。

(成る程、狙いは瑞谷愛華というわけか。こちらや奏家以外にも、
 「蛟」の存在を知るものがいる。それも最悪な事に、その力を狙っている)
(首もとに突きつけられた冷たい感触に、そろそろ潮時かと思う。
 これ以上の情報は、一人を生け捕りにして吐かせるとしよう)

…分かった。
こうなってしまっては、どうにも動けない。成す術はないからな。

(ふう、と溜め息を吐いて、うなだれる――――そして異能を行使)
(後ろ手の拳銃、そのトリガーを『回転』。指をかけずに二発、弾丸が放たれる)
(更に放たれた弾丸を『回転』、瑞谷愛華を避けた射線から、ジャージ姿の男の心臓を狙った)

(先程から自分に触れ続けているクナイにも、また能力を行使。
 刃先を自分から逸らすように『回転』させ、手首を折るように。浅く肌が切られるが、仕方ない)
(その痛みに生じるであろう隙に、横に離れ距離を置き、男へと銃口を向ける)
237兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 22:27:10.53 ID:oWaeJz2k
【と、入れ忘れていたよ。それでは今夜もよろしくね、瑞谷さん】
238瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 22:46:19.47 ID:r8xtr9Wp
「ふむ………わかって頂けたようでー………っ!?」
(少年に向けていたクナイが"回転"し、自らに向けられる)
(それ以前に腕を折られて怯み、その隙に銃口を向けられて逆に身動きが止まる)

「ふふふ……やってくれましたな………」
(折れた腕を後ろ手に庇いつつ、警官服の男は観念したような表情を浮かべて少年を見据える)
(そして、全身黒尽くめの人物はというと)
『………』
(確かにこちらも銃弾を2発も受けて仰け反ってはいた、立ち位置もずれている)
(が、警官の男に銃口を向けている間に体制を整え、元の有様だ)
(どうやら防弾チョッキか何かを仕込んでいた模様で、更に銃弾を受けなれている様な態度だ)
(相変わらず愛華に銃を突きつけて、目の前の争いを眺めている)

「私が囮となって……というのもありますが、貴方はそれを許すほど甘くはないでしょうねぇ」
「もちろん、今となっては……手遅れでもありますが」
239兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 22:56:27.21 ID:oWaeJz2k
っ…。

(相変わらずそこに平然と立っていたジャージ姿の男に、驚きを隠せない様子の晶)
(ヘルメットで顔を防護しているのだから、防弾チョッキも予想して
 いなかったわけではない。それでも尚、常人であるなら
 銃弾の衝撃に吹き飛び、肋骨に罅くらいは入るだろうと想定していた)
(異能者か、あるいは異形混じりか、はたまた異形か。どちらにせよ、人間ではないようだ)
(もっとも、それですぐに愛華を傷付けるような事はなかったのが
 救いと言えば救いだが。どうやら、奴らにとっては彼女は大事な存在らしい)

………。
『ギュイイィィィ―――――』

(銃口を警察官姿の男に向けている晶の背後、巨大なケースから
 モーターのような、何かが高速で動く異音が奏で始められた)

降参したらどうだ?
折れた腕で、これ以上戦いを続けるよりは、痛い思いをしなくて済むぞ。
240瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 23:16:25.14 ID:r8xtr9Wp
「くくくっ、無防備な私と違って"援軍"は伊達じゃありませんよ」
「でなければわざわざ出てきて"時間稼ぎ"をした意味がありませんから」
(自分自身が不利な状況に置かれているにも関わらず、相変わらずの軽口)
(どうもこれは性分のようだが、何かまだ隠している節はうかがえる)

「おそらく私では貴方の足元に及びも付かないでしょうが、
 "彼"ならば………わかりませんなぁ」
『……………』
(相変わらずだんまりだが、呆れている様子ではある)
(指揮権はどうやら警官服の男にあるようで、この人物はあくまで"助っ人"の立場らしい)

「降参………という選択肢は私にはありませんな、
 なんでしたら"彼"からお嬢さんを取り戻して見せてはどうですかな?」
「どうせ私では決着は目に見えているでしょう、それよりは………ですよ」
(自らの犠牲は厭わないようだ、異音を聞いても態度が変わらない)
241兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/21(火) 23:33:02.38 ID:oWaeJz2k
…やれやれ、だ。
『―――ィィィィイイイ―――』

(男の返答に、少年も呆れたように呟く。元より時間を稼ぐ
 つもりだけだったので、結果には期待はしていなかったが)
(それにしても、実に余裕たっぷりな事だ。人質を取っておきながら、
 こちらに反撃するチャンスも時間をもくれるなどとは)

『――ィィイイインッ!』

(暗闇の公園を、弾けるような音と青白い電光が一瞬だけ照らした)
(晶は背中のケース、『ジムノペディ』を床に倒すと、
 その突き出た銃把のような部員に握り、一気に引き抜く)

動くなよ、瑞谷愛華。出来れば目も瞑っていろ。
…そういえば、君は純水を作り出したりする事はできたか?

(片膝を付きながら、棺桶から出てきたその身の丈を超える長銃を、ヘルメットに向けて構えた。
 そこで体をピタリと制止させたまま、水使いの少女に訊ねる)
242瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/21(火) 23:46:35.51 ID:r8xtr9Wp
(公園一面に広がる閃光)
………っ!?
「んな…………っ!!!」
『……………!?』
(本人以外の者が驚き、その出てきたものに目線を送る)

は………はいっ!
えと………出来なくも、ないですっ!!!
(まだ少し時間はかかるものの作り出せなくも無い)
(力になれるのならと懸命に声を絞り出して)
……んっっ!!
(黒ずくめの人物は左の腕で愛華の首を絞めるように抱え込む)
(人質…というわけで抱えたわけではなさそうだが、少年に真っ向から対峙)
(右の手にあった筈の拳銃はいつの間にか消え去っている)
『………』
(こちらも臨戦態勢は整っているようだ)
(愛華を左腕に抱えたまま、相変わらず微動だにしない)
243兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 00:00:15.10 ID:wnjIhQbn
(やはり、こいつらはすぐには瑞谷愛華を殺すつもりはないらしい。
 先程は彼女の命を優先する為に、躊躇せず心臓を狙ったが、
 そういう事情なら無理に殺す必要はない。相手が人間であるならば)

良かったな、そこの男。彼女のおかげで、死なずに済む。
…では、それで自分の体を包め。少なくとも、その男と接触している部位にはな。

(男の子右手に握られていたはずの拳銃がない。メインは別の武器か?)
(だが、これなら成功すればどんな武器も役に立つまい。
 しかし、これだけ話せば薄々相手もこちらの狙いに感づいてきたはずだ)
(対策を練らせる前に、事を終わらせる)

行くぞ。

(グリップ近くに備えられたセレクターを回し、Uと記された所へ合わせる。
 『ジムノペディ』第二番、高圧電流放射モードへと)
(そして、引き金を引く。銃身に縦に並列する形で備えられた
 金属の棒から青白い電光が走り、耳障りな音を立てながら宙を抜け、男の体へと向かった)
244瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 00:22:36.70 ID:Jv8h2JNC
『………!』
(どうやらその狙いは察したようだが、さすがに対抗策は持っていないようだ)
(急遽少女を放り出し、何故か地に伏せこむ)

え………っ!?
………………ん…っ、
(まさか放り出されるとは思わなかった愛華は一瞬驚き水の精製を遅らせるも)
(辛うじて自らの目の前に自分を隠せるくらいの純粋を作り出し壁とした)
(そしてコンマ0.01秒もなかったか電光は男の方向へと一直線に向かっていく)

「……………引き際……ですな」
(そして折られた腕を抱え大人しくしていた警官服の男が動き出す)
(真っ黒い玉を地面へと打ち付けるように投げ込み、そこから黒い霧が立ち込めてくる)

『!!!!!!!』
(電光は謎の人物に見事ヒット、しかし、もがいてはいるがこらえる様に地面から腕・脚を離さない)
(どうやら、避雷針よろしく電気を地面へと逃がしているようだが、ダメージは避けられなかった様子)
先輩、後ろっ!!!
(後方から警官服の男が向かってくる………いや、地に伏した人物へと向かっていく)
245兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 00:33:14.25 ID:wnjIhQbn
耐えるか、見事な精神だ。あの男よりお前の方が、警察官には向いているな。

(一発分の電流放射を終え、地に伏したまま意識を手放さない男を見て呟く)
(とはいえ電気という性質上、そう軽々しく動けはしまい。
 仮に立ち上がれたとしても、走って逃げるなど到底不可能のはずだ)
(残りの電力は七割ほど。後二発は撃てるが、必要あるまい。
 残るは警察官姿の男の対処のみ―――――)

―――!

(そう思ったのと、瑞谷愛華の警告の声が飛んだのはほぼ同時だった。
 背中のケース部のキャスターを回転、その巨大な棺桶を楯代わりにする)
(が、晶や愛華の思惑は外れ、男はそのまま横をすり抜け、
 倒れた仲間の元へと向かった。ここから逃げ出す手段があるというのか)

逃がすかっ!

(再び長銃を構え、トリガー。高圧電流を、男の背中に向けて放とうとする)
246名無しさん@ピンキー:2011/06/22(水) 00:54:55.04 ID:92LUiJXL
247瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 00:55:35.06 ID:Jv8h2JNC
「ふふ………、もう…十分ですよ」
(荒い息をつき黒尽くめの人物を抱えて、電流を放とうとしたその左側にいつの間にか男は居た)
(黒い霧を隠れ蓑に俊敏な脚を活かして逃げ遂せようとしているようだ)
「さすがに…電銃までは想像していませんでした………」
「ここは一旦退かせていただきますが、お忘れなきよう、愛華嬢
 我々はいつでもお嬢の力を必要としている事を」
「その力をお貸し戴ける為ならば、我々はどんな事でも成す……という事を」
『…』
(黒尽くめの人物はダメージのおかげでぐったりと抱え込まれているだけだが、愛華には一瞥をくれる)

え………、
(言い知れぬ不安を覚える)
(自分の"力"を必要としていると、その力の為なら…何でもすると言ってのける男に怖気を感じる)

「"S3"の少年、以前少しだがお嬢の両親の"一件"を調べていたようだが、
 余計な詮索はせぬほうが身のためだと言っておこうか」
「さもなくば居場所を無くしかねない事になるかも知れんからな………」
(そして黒煙は男を包み隠し、その姿を完全に眩ませる)
(数秒して黒煙が消えかかった時には既にもう男の姿はなく、怯えて蹲る少女が一人、その対抗側にいるだけだった)
248兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 01:14:47.91 ID:wnjIhQbn
(黒煙ごと闇に溶けるように消えていった、謎の襲撃者。
 いなくなったその空間を、虚しく青白い電光が通り抜けた)

………!
『ギリッ』

(拳を握り締め、歯を食い縛る晶)
(逃がしてしまった。これで手掛かりは消えてしまったも同然だ。
 後に残されたのは、得体の知れない組織に狙われている事を知った少女が一人)
(こうはなりたくなかった。どうせすぐに全員捕まると言って
 安心させてやりたかったのに。実に不甲斐ない)

(以前、あの黒上いろはと関係のある組織に接触した時も、
 やはり取り逃がしてしまっている。―――自分は、甘くなったのか?)
(もっと非情に徹し、せめて捕獲は無理でもレールガンで吹き飛ばすべきだったか?)
(心をなくしてはいけないと、色んな人に言われてもきた。しかしそれで、
 守るべきものを守れなくなってしまったら、はたしてそれは正しいのか?
 一体自分はどうするべきなのだろう。中途半端に綺麗事を吐いて、役立たずになってしまっては)

(そしてまた、懸念すべき事項が増えた。これで一体何件目だろうか。
 頭に手を当て、息を吐く。体が足りない。切実に、同じ組織の仲間が欲しいと願う)

…瑞谷さん。

(うずくまり、恐怖に怯える少女に声をかける)
(そうだ、自分の事ばかり考えているわけにも行かない。
 ついこの前まで小学生だった女の子が、急にこんな状況になってしまったのだから)
(長銃をケースを納めて笑顔を作ると、その肩を優しく叩く)

大丈夫だよ、瑞谷さん。
こちらの組織でも、奴らの正体は探してみる。すぐに見つかるさ。

(逃げられた以上、根拠は全くないが。子供騙しでも、ないよりはマシだろう)
249瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 01:34:17.08 ID:Jv8h2JNC
………わたしは、何者なの………???
(自分の力を求めていると口にし、去っていった男たち)
(唯でさえ自分の力の強大さに気づきかけ恐れているというのに………更なる不安が襲い来る)
………っ、
(まだ知りえぬ敵、思い浮かべられぬ恐怖に身を屈め、震えだす)
(どうして自分は狙われるのか、………こんな力に振り回されなくてはならないのか)

………………先輩、わたしは……わたしは…………っ…
(存在するべきなのか、それともしていない方がいいのか)
(口にする事も出来ずにただただ蹲る)
(目に涙を浮かべてぎゅっと閉じ、動き出した全ての出来事に対する不安に押しつぶされそうになる)
250兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 01:47:22.20 ID:wnjIhQbn
…生きたければ、強くなるしかない。
その力を手放すことが出来ないなら、扱えるようになるしかない。

(精神的なケアなど、自分には出来ない。あんな希望的な観測を述べるぐらいしか)
(動かない彼女に手を差し出し、立つように促す)

帰ろう、家まで送る。
…しばらくは、夜の出歩きは控えた方がいい。
訓練も、なるべく知り合いの異能者に立ち会ってもらうなどを勧めておく。

(後で携帯の番号を交換させてもらおう。いざ有事の際に、
 番号が分かればGPS機能で探索できる可能性がある)
(それにしてもただ生まれてきたというだけで、この様な目に
 会わなければならないとは。あまりに理不尽で、哀れだ)
251瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 02:09:50.29 ID:Jv8h2JNC
………強く、なるしか…っ、
(先輩の言葉をかみ締め、一人で緩やかに立ち上がる)
(取り敢えず震えは収まったものの、考えないようにしているだけでやっと)
(今日この日の出来事は生涯忘れることは出来ないだろう)

…よろしく、お願い…します…………っ、
(先輩に頭を下げ、帰り道同行してもらうことにする)
(出来ることなら思考を放棄してしまいたい)
(しかし、それでは逃げているだけに他ならない、この"夜の世界"に脚を踏み入れた意味がない)
(だが、それを踏まえても今日起きた出来事はショックが大きく、大きな傷を心に負わせた)

* * * * *

(そして自宅に着き愛華は携帯を持っていない旨を先輩に伝えて部屋へと戻っていく)
(と、少年を呼ぶ若干間の抜けた声が向かいからしてきた)
「君が………"ガンスリンガー"さんかなー?」

(敵意どころか明らかにオープンで、交流を求めている様だ)
(アロハシャツ、短パンにサングラスの"大家さん"登場であった)
252兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 02:22:56.58 ID:wnjIhQbn
それではお休み、瑞谷さん。
………。

(ドアが閉まる瞬間まで穏やかな笑みを浮かべる晶。
 だが愛華の姿が見えなくなると、その表情は急に暗鬱なものになる)
(それにしても、携帯を持っていなかったのは予想外だ。彼女の身の回りの
 状況をよくよく考えれば、推測できたかもしれないが)
(組織に状況を伝えて、名義を使って携帯を作り持たせるべきか。
 警察の一組織が一人の民間人に肩入れするなど通常は問題だが、
 「蛟」の力を考慮すれば、それも安全策としては必要な事のはずだ)

(―――そう考えながらアパートに背中を向け、立ち去ろうとした時だった)

…どこからその名前を聞いた?そして、何故それが僕だと?

(背後を見ながら、片手は銀色のリボルバー、S&W M37に添えられている)
(敵意は感じられないが、いきなりその名前で呼ばれて警戒を怠るわけにはいかない)
253"大家"さん ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 02:33:24.24 ID:Jv8h2JNC
んー……、もうこんな時間だしねぇ………、
こんな時間に拳銃もってうろついてる"少年"なんて僕の知る情報の中では一人しか居ないさー
(サングラスの奥のその目はリボルバーケースに注視されている)
(撃たれてはかなわんとばかりに早々に両手を挙げて)

僕にも敵さんと同じく警察に伝くらいあるよん♪
………それに、この町の大抵の能力者さんの情報の欠片くらいは…ねぇ
それにしても………こんなに早く接触してくるとはー………、
君には感謝したいくらいだー、ありがとうー♪
(ふざけてるのか感謝しているのか、掴み所のない口調で礼を述べる)
254兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 02:44:48.02 ID:wnjIhQbn
昼間だろうが、僕は持ち歩いているがな。
…大した情報網だ、全く。何者だお前は?

(全体的に暗いこの場所で、ベルトに差したリボルバーに気付くとは、観察眼はなかなかのようだ)
(それにしても、『ガンスリンガー』の存在はどれ程広まって
 いるのやら。一応知人にしか話していないにも関わらず、知られる
 ところには知られている。可能性として、自分達の上役や組織に裏切り者がいる事も考えられる)

(これから組織に連絡を入れ、あの警察官の男の自宅には
 捜索が行われるだろうが、恐らくその前に引き払ってしまうだろう)
(『S3』を強大な組織にするのはいいが、こういったデメリットもあるのか、そう感じた)

前置きはいい、簡潔に要件を話せ。
僕もまた学生だ、明日も朝は早いのだからな。

(改めてアロハシャツの男と向かい合い、話を聞く姿勢を取る)
255"大家"さん ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 02:57:18.59 ID:Jv8h2JNC
僕?
僕は至ってふつーの"大家"さんですよん?
(挙げていた両手を横に倒してさあ?のポーズをとり、首を傾げる)
(ふつーじゃないのはみえみえなのだがこの際それは置いとこう)

そうだね………、まず……携帯の件だけど、
これはこっちで用意しておくから、心配してくれなくていい
ただね…"発信機"自体はもうついているから、
その信号をキャッチするためのプログラムを組んだチップを持っておいてくれると嬉しい
……なるべく、これは誰にも口外してほしくない、上司さんにも…ね?
(チップもといmicroSDを掲げて少年に向け放る)
(誰にも口外無用としたのは察してくれるだろうか)

後は……君たちに接触してきた人物について、
何か言ってたりしなかったかな、それだけ聞いておきたいんだけどー?
(敵の情報は少ないため、こちらとしても把握しておきたいもの)
(またしても愛華に危機が迫っては本当両親に申し訳立たないということもある)
256兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 03:09:40.59 ID:wnjIhQbn
ふざけるのも大概にするんだな。それとも留置場の中へと行きたいのか?

(ただでさえ常日頃から、勉学家事任務と全てを独りでこなす
 少年に取っても、今夜の出来事はまた相当な負担となった)
(そんな所へまた見知らぬ人間が現れ、質問についてもはぐらかすのだ。
 心穏やかにならずとも、致し方ないというものだろう)
(半ば本気で、瑞谷愛華に気付かれずにこの男を連れていく
 手段を考えていたが、放られたSDチップを受け取ると、素直に頷いた)

…戦闘は門外漢というわけか。
了承した、…しかしお前も、瑞谷愛華の力の事を知っているんだな。

(誰かが接触してきた事は知りながら、そいつらの発言は知らない。
 特殊な情報収集系の異能者なのだろうか?この様子では、訊いた所で真実は語らないだろうが)

彼女の力を利用しようとしていると言っていたが。
何か気になる事でもあるのか?



【もう少し会話が長引くようなら、すまないがそろそろ凍結を頼んでもいいだろうか】
257"大家"さん ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 03:11:27.40 ID:Jv8h2JNC
【了解だよー】
【あと少しだけど話したい・話しておきたいことはあるしねぇ】
【じゃあ次は22日22時で良かったかなー?】
258兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 03:16:21.44 ID:wnjIhQbn
【ありがとう、ではその時間に避難所でお会いしよう】
【今夜もお付き合い頂き感謝する、お疲れ様。お休みだ。ノシ】
259"大家"さん ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 03:19:09.28 ID:Jv8h2JNC
【聞きたい・話しておきたいだねー………失敬、】
【ではまたその時間に避難所にてー……って僕が行くわけじゃないが】
【とにかく、お相手感謝しているよー、おやすみー】

【それじゃあスレをお返しするよー】
260伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/22(水) 21:16:03.90 ID:2U0IaZwD
【待機させていただきます。プロフは>>56に】
【避難所もチェックしていますので、そちらでお声かけいただいても大丈夫です】
261伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/22(水) 21:58:13.99 ID:2U0IaZwD
【待機解除します】
262"大家"さん ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 22:07:10.80 ID:qOaXaniB
【ロール再開にスレをお借りしますよー】

>>256
………んん、さすがにそれは勘弁だよー
(本人的にはもう少し冗談を言いたかったわけだが仕方なし)
(彼が思った以上に真面目だったので半ば消化不良気味に)

まあ、戦えなくもないけど………君たちほどではないからねぇ、
戦力も結構削がれちゃってるし、
だからと言うわけじゃないんだけど、あの子を守るのに協力して欲しいって……言いたいんだ
もちろん、君以外にも協力してくれるところはある、一人でってわけじゃない
(誰が協力してくれるとは言わない、それは"協力者"の事立場を考えてのこと)
(聞かれない以上は言う必要もないとも考えている)
僕らは彼女の家を代々守り継いで来た"一族"だからね
命尽きるまであの子を見守る使命がある………それは何より優先させることなのさ

うん………目算だとあの子がもっと能力者的に成長してからだと思ってたんだけど、
まだまだ成長途中なのに手を出してきたって事が………気になってねー

【それじゃ、あと少しだけ…よろしく頼むよー】
263兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 22:25:57.24 ID:wnjIhQbn
(初めてその存在を知った、瑞谷家を守る一族とやら。
 もっとも戦力も削がれてしまったとの発言から、今の力はあまり期待できないが)

…ちなみにその一族の事を、あなたの正体を、彼女は知っているのか?

どちらにせよ、協力はするさ。このままあんな少女が
理不尽に利用され、その命を奪われるのは見過ごせないからな。

(その協力者とやらにも、あまり期待はしない。名前も知らず、
 出会ったこともない人間を、当てにはできない)

ただこちらも、彼女一人に時間を裂くわけには行かない。
いつでも指示通りに動けるわけではないというのは、ご理解頂きたい。

…さあな。
何らかの計画に遅れが生じ始めたか、あるいは焦りを感じている…などか?



【お待たせ、それでは今夜もよろしく】
264"大家"さん ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 22:44:50.68 ID:qOaXaniB
できれば知らないでいてほしかったんだけどねぇ………、
ついこの間、教えることになっちゃって………ね?
(正体は本人には教えてある、ついでにいくつかの力の秘密も)
(とはいえ全部を教えたわけじゃないし、話しても理解してもらえなかった部分もあり)
(まだまだ確信には至らないところだ)

ありがとう、出来るだけ頼らなくても済むようにはするよ、
……ただ、いざ大きく動かれると僕らだけじゃどうにも出来なくってね?
この間も情報筋の一つが潰されたばかりでさー
(思わずため息一つ、仲間も確実に減ってきている現状では彼女を守りきれるとは到底言い切れない)

背後には"国の大物"とか"財界人"とかが控えているとか何とかという話なんだけど、
どうにもそこに行き着くことが出来ないし、勿論、情報すら掴めない
あの子を利用してどうしようかって言うのも………
………君にも十分気をつけてもらいたいんだ
265兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 22:54:33.24 ID:wnjIhQbn
…なら尚更、その精神状態には気を付けなければな。
言われるまでもないだろうが、不味い兆候があれば
僕を含めたその協力者の誰かに、迅速に連絡を取るべきだろう。

(付きっきりで瑞谷愛華を支えてくれるような人間でもいれば
 話は別だが、家族とは既に死別、後は信頼できる親友か家族だが)
(あの揺れ具合では、期待できそうにはない。かと言って、
 自分がそこに踏み込むつもりはない。そもそもそれをしたとしても、
 例えばあの久遠ゆりかのように、誰かの力になれるような気がしないのだ)

所謂大物どもがそこまで出張ってくるとは―――
喉から手が出る程欲しいと見える、「蛟」の力。
まあその辺りは臨機応変に動くさ。…もう他に質問はないか?
266"大家"さん ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 23:08:29.69 ID:qOaXaniB
そうだね………うん、忠告感謝するよ
その時は君たちに力を借りることになるかもしれない、
………その時は、
(言い終えてちらりと少年を見据える)
(現状ではこうして知り合った者に頼ることしか出来ないのがむず痒い)

だね、まだまだ"保身"が先立っているみたいだけど油断は出来ない
下手したらそれこそ国を揺るがしてしまいかねない力だから、諦める様な真似はしないと思う
きっといつか大きく仕掛けてくる筈だよ
(深く息を吸い、そしてゆっくり吐く)
(そして空を見上げてから)
そうだね……こんな時間に見送ってもらったのに引き止めてすまなかった、
出来ればお茶でも出したかったけど、君の都合もあるしね
(見えたかどうかは知らないが右の目でウインクをして)

よろしく頼むよ………えっと、名前を聞いていいかな?
もちろん、"本名"の方だよー
(そういえば名前は聞いていない)
(自分は表札を指差し"(苗字として)大家"以外の何者でもないことを示す)


【それじゃあ、これで〆にしておくよ】
【ここまで長々付き合ってくれてありがとー】
267兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/22(水) 23:23:20.45 ID:wnjIhQbn
…兵部晶だ。それではさよなら、情報通の大家。

(完全に名前を明かさない男にこちらの名前を出すのはどうかとも思ったが、
 所構わず『ガンスリンガー』と呼ばれても困る。ひとまずは名乗っておく)
(それきり背中を向けて、晶はアパートから立ち去った)


(それにしても組織に頼るなとは、随分と難しい要望を出してきたものだ。
 だが、あの瞳に嘘偽りは感じられないが。その通りに従うしかないだろう)
(ひとまず瑞谷愛華の力を狙った組織の情報だけでも、集めなければ)

(そうして瑞谷愛華についての結論を出すと、思考はまた別の
 問題へと移行する。どうやら今夜も、安眠とは程遠い夜になりそうだ)



【では、こちらもこれで〆にしよう。三日間に渡るロール、
 感謝する。君の出してくれた設定に乗っかりっぱなしで恐縮だけれど】
【また機会があれば、よろしく。お疲れ様、瑞谷さん。ノシ】
268瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/06/22(水) 23:36:23.01 ID:n7mX5bFR
【お疲れ様ですー、見届けましたよー】

【いえいえ、こちらこそ2ヶ月ぶりのロールのお相手ありがとうございますー】
【また機会があればお相手していただければ嬉しいですっ♪】
【改めてありがとうございましたっ(礼っ)】

【それでは、スレをお返ししますねー】
269名無しさん@ピンキー:2011/06/23(木) 01:23:53.64 ID:y4jeac/A
270名無しさん@ピンキー:2011/06/24(金) 12:33:35.74 ID:YT36yUic
271竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/24(金) 21:48:39.77 ID:SftKeHBm
>>4プロフィールでたいき…………】
272兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/24(金) 22:40:11.48 ID:jzkOeK0l
【こんばんは、竜胆先輩。こんな時間からでよろしければ、
 僕でしたらロールの相手に立候補させて頂きますね】
【ちなみにプロフは、>>118にあります】
273竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/24(金) 22:44:01.11 ID:SftKeHBm
【せっかくの立候補を、無下にできるぼど野暮じゃない。】
【ありがたく、受けさせてもらう……わ】

【さて、なにか希望はあるかしら?】
274兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/24(金) 22:47:39.64 ID:jzkOeK0l
【ありがとうございます、それではよろしくお願いしますね】
【うーん…こちらが思い付いたのは、僕があなたに近況を訊ねつつ、
 前回から更により深い所に突っ込んだ会話、とかでしょうか】
【僕と竜胆先輩で、争う理由も今のところは見当たりませんし…】
275竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/24(金) 22:51:50.15 ID:SftKeHBm
【ん…………かまわない。】
【夜と昼の校内、どっちがいい?】
【ちなみにどこかでスケッチでもしようかと思ってふらついてたことにすれば】
【学園内のどこでも行ける。】
276兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/24(金) 22:54:59.26 ID:jzkOeK0l
【ありがとうございます。それでは比較的僕が良く行く、
 学園内の屋上、もしくは体育館裏などはいかがでしょうか?】
【それで問題がなければ、あなたがスケッチしている所に、こちらが偶然立ち寄る流れにしましょうか】
277竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/24(金) 22:58:42.08 ID:SftKeHBm
【了解…………じゃ、屋上で】
【書き出し、するから、少し待っていてもらう…………わ】
278兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/24(金) 23:00:59.48 ID:jzkOeK0l
【申し訳ありません、それでは書き出しをよろしくお願いします】
【了解しました、のんびりと待たせて頂きますね】
279竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/24(金) 23:09:12.23 ID:SftKeHBm
(どんよりとした空も嫌いじゃない)
(ほとんどの生徒がランチタイムに、レクリエーションにと思い思いの休憩の時を過ごす中)
(そんなことを思いながら、学園の屋上。それも中等部の校舎のそこで空を見上げる。)

…………

(屋上と言う場所でも滅多に人が来ない一角。)
(そこで空を覆う雲の輪郭を描き、時折漏れる日差しでつく影を描く。)

(ひたすらに空を見上げ、手元にあるスケッチブックに雲を描き、影をつける。)
(ただ、それを繰り返す。時間のうつろいとともに起こる変化をただ描く。)
(それが竜胆凍の昼休みの過ごし方だった。)
280竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/24(金) 23:09:52.14 ID:SftKeHBm
【お待たせした………お相手、よろしくお願いします。 】
281兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/24(金) 23:18:55.11 ID:jzkOeK0l
(自分がペットとして飼っている白猫は、高い所を好む。
 猫という動物が元からそうなのか、あるいは頭の中が少しばかり
 おばかさんだからなのかは分からないが、兎に角、
 よくマンションの窓越しに、外の風景を眺めている)
(紅裂拓兎の言付けにより、最近はあまり外へ出してないからという
 可能性もありえるが。最初の内はねだるようにドアをかりかり
 していたが、説明の後、ご飯を減らすと脅した所、大人しくなった)

(そしてわざわざ自分が学校まで彼女、うさぎを連れてきたのも、
 また紅裂拓兎の言付けだった。曰わく、久し振りに会いたいと)
(なので制服の中に子猫を忍ばせたまま、登校。朝の内にこっそり
 屋上に残し、一旦分かれる。高い所が好きならば、
 高層マンションとは違ったこの景色も、退屈凌ぎにはなるだろう)

(そうしてお昼休み。自作のお弁当の包みと、やたら
 小さな別の包みを片手でまとめて持ち、晶は屋上のドアを開けた)
(決して人で溢れかえったりはしない屋上、今日は誰もいないかとも思ったが。
 辺りをキョロキョロと見回すと、あまりに珍しい白髪の少女がそこにいた)

…あれは。

(間違いない、見知った顔だ。しかし、何をしているのだろう)
(何となく興味をひかれ、晶はその背後からゆっくりと近寄ってみた)
282竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/24(金) 23:37:19.70 ID:SftKeHBm
(スケッチブックに鉛筆を走らせる。)
(太陽の位置である白を中心として、鉛筆の濃淡だけで明暗を描いて)

(一旦、見上げることをやめ、正面を向く。)
(さすがに上ばかりを見上げていたので、首と肩に痛みが走り)
(ストレッチをするように首を動かす。そのあとぐっと背筋を伸ばし)
(背後に倒れていくと、近づいてきた何かに当たる。)

………ぁ…?

(それがなにかを確認するために、首を反らすと、見知った少年の顔が)
(逆さまに見えた。硬直。)
(人が来るなんて、しかも自分に近寄ってくるなんて思っていなかったので)
(姿勢を戻すことも、視線を反らすことも忘れて硬直した。)
283兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/24(金) 23:46:57.21 ID:jzkOeK0l
『ぽすっ』
―――――ふむ。

(急に自分の方に倒れてきた白髪の大刀使い、竜胆凍の頭を、片手で受け止めた晶)
(そのまま無遠慮に、彼女が抱えていたスケッチブックに視線を送る。
 どうやら一朝一夕の趣味ではないらしい。確かに手慣れたような技術が見受けられる)

…上手いものですね。
ああこんにちは、竜胆先輩。

(そのまま軽くとん、と頭を押して、凍を元の姿勢へ戻そうと試みる)

お隣、よろしいでしょうか?
気が散るようでしたら、無論書き終えた後からでも結構ですが。
284竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/25(土) 00:08:59.42 ID:XwwUIjzk
…………
(兵部晶……だったか。僅か、それもじかにではないとはいえ、藤姫に存在を喰われた少年。)
(その少年の口が開いたかと思えば、誉め言葉のようなものが紡がれる。)

こんにちは

(何を言うべきか、返すべき言葉が思い付かず、ただ短く返す。)
(見知った顔、だが親しい間柄とは言えず、接点らしい接点も思い付かない。

…………ん、かまわない、けど?

(頭を押されるとそれを切っ掛けに、姿勢を戻すことを思い出し。)
(次の言葉に反応。)
(少年の手の感触が気になるのか後頭部を白髪ごと無造作にもみほぐし)

待ってたら休み時間が終わる
書き終わりなんてないから…………だから、かまわない

(目を伏せてからスケッチブックをとじ、鉛筆をしまう。)
(傍らにそれを置くと、座る位置をずらして、灰色に濁る目で
晶→あけたスペースへと視線を動かし誘導する。)
285兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/25(土) 00:23:43.68 ID:v+Cfn5jw
(何となく距離感を測りかねているような感覚を、凍の挙動から受けた)
(少なくとも、自分はこの女性に対してはあまり警戒心を抱かない。
 己の思い込みかもしれないが、彼女は裏表のない、しかし不器用な人間だと知っている)
(だからこそ、こんな態度を取られているのかもしれない。
 それとも、彼女はどんな相手にもこんな風なのだろうか?)

ありがとうございます。

(とはいえ、別に親しくなるのが目的ではない。そこまで不都合は生じないだろう)
(晶は小さく一礼すると、少女の隣に座り込んで、先に小さな包みを開けた)

(すると、屋上の端の方から小さな白い体がとてててと駆けてくる。
 短い手足を動かしながら走ってきたその白猫は、晶の足の間にちょこんと居座った)
(かくして包みの中にあった、皿ごとラップされたキャットフード。
 それを猫の目の前に置くと、自分も大きな方の包みを開き、弁当箱を取り出し開いた)

頂きます。

(手を合わせ、目を瞑る。その晶の合図が早いか否か、子猫は
 小さな口をあむあむと動かして、ご飯にありついていた)
(一方晶は箸を掴むと、食事の前に隣の凍を見て、静かに訊ねた)

藤の姫…いえ、藤姫との接触はありましたか?
286竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/25(土) 00:47:28.11 ID:XwwUIjzk
(彼が取り出すはお弁当。)
(どうやら昼食を摂りにきたらしい――また、疑問に思う。)
(なぜ自分の隣なのか、と………)

…………

(そんな疑問もすぐに解けた。彼の目的は自分ではなく、小さな体を懸命に動かし)
(自分の居場所へと駆けていった彼なんだと。)
(余計なことを考える必要などなく、ただ少年と幼い猫のとりあわせを見てるだけで――――)

藤姫…………!

(ほっと一息ついたのも束の間、自分にとって聞き逃すわけにはいかない単語が紡がれ)
(わずかながら眉間にシワが刻まれる。)

…………私は、最近あいつと接触していない

(無機質に、事実だけを答え、続ける。)
(喰われた自身の一部を通して感じたヤツの行動を)
(貪欲に「美味」な存在を求めてとった行動を語るために。)

そこらの動物や異能者を喰らってフリッケライをつくってる…………それを感じた

(視線を食事を続ける仔猫に移しながら言葉を紡ぐ。)
(ひとつひとつの動作が一生懸命で、とても愛らしいと思う。)
(じっと見つめているだけで、いくらかリラックスできてきて)
287兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/25(土) 01:05:37.45 ID:v+Cfn5jw
(たまご味のふりかけのかかったご飯を飲み込みながら、頷いた)

…やはり、正確な居場所まで分かりませんか。

(彼女の標的に対する思いからして、場所を知りながら、易々と見逃すなどは有り得ないだろう。
 いかに元契約者と言えど、そこまで便利ではないようだ)
(だが、逆をいえば藤姫にも凍の位置は正確には分からないのかもしれない。
 もし分かっていたなら、いかにあの怪人の群れをなぎ払ったこの女と言えど、
 一人でいる時に多勢に無勢で攻められては、どうしようもないのではないか)

…それはまた厄介です。
ちなみに異能者を取り込んでも、あの継ぎ接ぎどもは
異能を使えるようになったりはしないんですか?

(と、一生懸命に咀嚼していた子猫は、どうやら皿を空にしてしまったようだ)
(すんすんと鼻を動かして、目の前の晶のお弁当、その
 卵焼きにそーっと頭を伸ばした所で、少年の指でむぎゅ、と押し戻される)

またあの魔神に、何か大きな目的はあると思いますか?
…こちらの網にもまだ引っかからず。なまじ知性があるだけに、厄介です。

(食事を諦めた白猫は、ぺろぺろと毛繕いをしていたが、
 凍の視線に気付くと、晶の膝の上を通り、首を傾げ彼女を見上げる)
288竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/25(土) 01:34:06.58 ID:XwwUIjzk
フリッケライ自体にもアイツの存在がこもってるから、紛れる
行動を起こさない限り、本体の………場所を特定することはできない…………

(フリッケライを作るとき、異能者を喰らうとき。)
(難題を行使するときが最も分かりやすい――もっとも藤姫自身もそれをわかっているのか)
(難題を行使した痕跡は掴めない。)

始めはできなかったみたい………ただ、最近は異能を有した個体もでてきてる
質が上がっている…………と言い換えてもいい
異能をとりこむ個体も居る

(そしてそれだけ異能者が人知れず消えていると言うことだ。)

元となった異能者は存在の操作で居なかったことになってるんだと思う
集団失踪事件とか、動物園から動物が消えたとかの類いの話は…………?

(ダメもとで一応聞いてみる。)
(こつぜんと姿を消した、などの類いの事件にヤツが繋がる可能性もある。)
(――もっとも、ある場合は見つけて貰いたい痕跡。罠の可能性もあるが。)

…………わからない、この世界に降臨したがってた。けど……
良質な存在を得るのを目的に動いてた節はあるけど――――

(言われて気づく。ヤツ自身、なんの目的があってこの世界に降臨したのか?)
(なぜ、なのか――――あのふざけた他者を見下した振る舞いの中で)
(この世界になにか目的があるのか。)

――わからない

(考え、記憶を辿る。げひた笑いと嘲る声を。)
(そうして、おかずの奪取を失敗し、毛繕いを始めた仔猫と目が合う。)
(徐に取り出すは350mlの炭酸飲料の缶――無論未開封。)
(愛らしく小首をかしげる仔猫の前にそれを置くと視線で問いかける。――「飲むかい?」と……)

【凍結、お願いできるかしら?】
289兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/25(土) 01:38:25.98 ID:v+Cfn5jw
【はい、了解しました。少し間が空いてしまいすみませんが、
 解凍は、日曜日の22時30分からはいかがでしょうか?】
【もしそれが難しいようであれば、火曜日以降でお願いします。
 また、それまで置きレス形式で進めさせて頂いてもよろしいでしょうか】
290竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/25(土) 01:42:04.00 ID:XwwUIjzk
【ん、全然問題ない…………凍結してくれて、ありがと】
【日曜日で大丈夫、おきれすも、へいき………】

【日曜日の22時半、避難所でいいかしら?】
291兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/25(土) 01:44:06.75 ID:v+Cfn5jw
【いえ、むしろ僕も自分から申し出ようとしていた所なので、助かりました】
【それでは日曜日の、22時30分に避難所でお会いしましょう。
 今夜はロールありがとうございました、また次回もよろしくお願いしますね。ノシ】
292竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/25(土) 01:48:32.75 ID:XwwUIjzk
【お疲れさま…………かんしゃ、するわ】

【以下空室】
293名無しさん@ピンキー:2011/06/25(土) 08:25:28.34 ID:NugKGKbS
そっちか
294貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 14:46:27.09 ID:7xF3RPjk
【名前】 貴更 秋史郎(きさらしゅうしろう)
【年齢】 28
【性別】 男
【身長】 175
【体重】 62
【容貌】 痩せ型、襟足に掛かる位の茶色がかった髪、細い垂れ目、右に泣きホクロ。
     細身のスーツを幾つか着まわししている。
【能力】 ―幻覚痛―
      手で触れた相手に激痛の幻覚を起こす。痛みの種類、発生は手を触れた直後の言葉で決まり(腐り落ちろ、等)、
      個人差はあるが持続時間は数時間から数日間。無機質以外の脳を持つ生物であれば人間異形を問わず。
      何の耐性もない一般人なら、苦痛に堪えかねて自ら命を絶つ事や、発狂してしまう事もある。
【弱点】 精神面が常人を越えた強さ、暗示・洗脳無効な相手には持続時間も短く、場合によっては完全無効化されてしまう。
     身体能力は喧嘩慣れした一般人程度なので、物理的な反撃に出られるとほぼ勝ち目は無い。
【希望】 強引な死亡確定以外なら何でも

【備考】学園の家庭科教諭。明るいオネエキャラ。趣味は基礎化粧品の新作チェックとネットの動画サイト巡り。
    表向きは学園教諭だが、本来の職業は呪い専門の呪術師。依頼を受け、標的に苦痛を及ぼし自殺・発狂に追い込む。
    そちらでは醜死郎と言う名で、その名の時は凶暴且つ破壊的な口調と態度に変わり、目元が隠れる白い仮面をつけている。
    本来表に出て来る筈のない裏の世界の住人だが、時折、死郎の名で、無差別に狙った人、人外を嬲る動画を、ネットに
    流している。二重人格ではなく、仕事上使い分けている強かな狂人。

【初めまして〜♪プロフ投下序でに待機させてねん】
295久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 14:55:04.54 ID:ZrAqQ/9W
【こんにちは、ですわ。初めまして。】
【もしよろしければ、お相手お願いできます?】
【今日中に終りそうな、軽めなものが希望なのですが…】
【そちらは初ロールになりますので、もしご希望に合わなければ遠慮なく断っちゃってくださいませね。】

【そうそう。わたしのプロフは>>131ですわ。】
296貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 15:17:04.64 ID:7xF3RPjk
【あらやだ、こんなに早く声を掛けてもらうなんて嬉しいわぁ】
【こんにちは、初めましてね♪もちろん、喜んでお願いするわ!】
【ええ、さくっと軽く、そんな複雑じゃない方がアタシも最初だし、助かるわぁ。アリガト♥】
【断るなんてとんでもない!遅くなっちゃったけど、ヨロシクね♥】

【プロフの案内もアリガト♪…ふむん、じゃあ軽くって事で―――】

【1.学園内で授業後立ち話。
2.放課後、ショップで遭遇。
…ごめんなさいね、先生パッと思いついたの、この辺しかなかったわ…。久遠さんの希望とかあるかしら?】
297久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 15:20:59.14 ID:ZrAqQ/9W
【………なんか、気迫負けしそうですわ…(ぼそ)】
【コ…コホン。先生、よろしくお願いいたしますわね。】

【そうですわね。1だとプロフに書いていない情報ですが、わたしは壊滅的に料理が苦手です。】
【そのかわりに、お裁縫全般はロリィタの嗜みとして、ドレスも縫えちゃうくらいですわ。】
【授業後だと、その辺でつっこみができると思いますの。】

【2だと、コスメショップで激烈コスメトークか、ロリィタブランドショップがあるビルで遭遇。】
【そんな感じですわね。】

【先生は、どっちがいい?】
298貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 15:32:42.31 ID:7xF3RPjk
【…あら?どうかしたかしら?(にっこにっこ)】
【こちらこそ、ヨロシクね。可愛い生徒と一緒に初ロールなんて、先生テンションageageだわぁ!】

【ふむん。そうすると…調理実習後でお片付けを手伝って貰うか、コスメショップで二人してコスメトーク炸裂!】
【そのどちらかがいいかしら――んう、悩んでもアレだし、さくっと後者でいきましょ!】

【それじゃあ、アタシでよければ書き出しを用意するわねん♪】
【久遠さんはしばらく待っててちょうだい♥】
299久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 15:35:28.43 ID:ZrAqQ/9W
【え…えぇ、よろしく……(たらり)】

【コスメトーク戦ですわね。承知いたしましたわ。】
【それでは、ゆっくりと書き出しなさってくださいませ、ね。】
【のーんびり待たせていただきますわ。】
300貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 15:47:56.43 ID:7xF3RPjk
(十代から二十代前半をターゲットにしたアパレルブランドばかりのファッションビル)
(休日の午後だけあって、どの店も込み合っており――特に最近新たに出来たコスメショップには)
(休日にも関わらず制服姿の女子高生や、思い思いのファッションに身を包んだ若い女性たちでいっぱいになっていた)

(人気モデルがプロデュースするアイテムや、ネット通販でしか手に入らない限定コスメ、さらにはオリジナルブランドまで)
(店内いっぱいに用意され、なおかつ店の奥にはメイクスペースと休憩用のテーブルまである)
(女性に向けて至れり尽くせりなこのショップは、雑誌やテレビでも取り上げられ、遠方からやってくる女性も多い)
(店内の9割が女性である中、夏らしい細目の水色ストライプのシャツにブルーグレイのパンツ姿の男が、銀のカゴを肘にかけて)
(スキンケアのコーナーの前で、いくつかの化粧水を試していた)
…ふむん。こっちは高濃度コラーゲン入りなのね。んー、どうしようかしら。明日にはまた通販で買ったお試しセットも届くし…。
(手慣れた手つきで、自分の手にテスターの化粧水を塗り広げながら唸る)

【ええっとぉ、始めだからちょっと短くなっちゃったけど、こんな感じでいかがん♪】
【一応今日中って事だけど、夕方も近いし…久遠さんのリミットを教えてくれると嬉しいわ】
【それじゃ、改めてよろしくねん♥】
301久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 16:02:49.72 ID:ZrAqQ/9W
(塞ぎがちな気分のときは、やっぱりぱーっとお買い物に限る。)
(ノーブルなネイビー地にグレイでシンデレラやガラスの靴、お城などのシルエットが裾模様にプリントされた、とっておきのワンピース)
(スカートのひらひらと柔らかいチュールレースを揺らしながら、人ごみのフロアを進む。)
(いつも行くお洋服屋さんは後回し。)

だって、季節の変わり目ですもの。
夏の新色は、チェックしなきゃ。
(誰に言うでもなく小さく呟く。)
(お目当ては、最近大人気のコスメショップ。)
(ここなら、ネットで見た商品を直接試すこともできるし―――ふと、ショップを前にして足が止まる。)
(華やかな女性たちでにぎわう店内、細身の男性が一人、なにやらコスメを物色していた。)
(誰かの連れの彼氏でもなさそうなその様子……どこかで見たことのある、顔―――)

―――貴更、せんせい?
(そこには、学園の生徒のなかでオネエ疑惑のある(というか、まんまオネエ言葉なのだが)家庭科教師が一人で)
(華奢な銀色のワイヤー籠を片腕に、手の甲に何かを塗り広げては、ぶつぶつと呟いている。)

……・・・っ
(あまりの異質さに、思わず声を出してしまったけれど、それをすぐに両手で塞いだ。)
(聞こえていなければ、いいけれど……)


【リミットは、特にないですわ。】
【夜までになるようなら、途中適当な時間に2時間ほど休憩をいただければ、深夜もオッケーですわ。】
【なので、貴更先生のご都合の良いように】
【それでは、こちらこそよろしくお願いいたしますわね。】
302貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 16:20:34.58 ID:7xF3RPjk
―――?
(コスメショップにしては充分な広さの店内も、人が多ければ狭く感じるもの)
(楽しげな女の子達の声の間に、自分を「先生」呼びで呼ばれた気がして、賑やかな店内を眺めてみる)

(違う学校の制服の団体、パンキッシュな二人組、自分と同年代くらいのお姉さんっぽい人、ゴシック系の真っ白いコとその彼氏)
(そうやって探して―――居た。一際人目を引く、お人形みたいな顔立ちに、ワンピース。ゴスロリはよく見かけるが)
(甘ロリは少ない分目立つし、何よりも生徒の顔だ、忘れはしない)

きゃあ、久遠さーんっ!やっだ、奇遇!
今日はお買い物?あらあらあら、ホンットお人形さんみたい、超可愛いわぁ♥
(テスターを棚に戻して、片手を振りつつ人混みの中をぬって近付いていく)
(調理実習での成績は低空飛行で、努力点で稼ぐといった状態だが、裁縫では教える生徒の中で一番)
(そんなアンバランスな特技を持つ教え子と、意外な場所での対面にひときわテンションも高く)

(口を塞ぎ、気付かれない事を願っていた相手の気持ちなど我知らずといった様子で)
…やっぱり土日は混んじゃうわよねぇ、ホントは仕事帰りに来たかったんだけど、どーしたって帰りは遅くなっちゃうしぃ。
久遠さんは何かお目当てのモノがあるのかしら?こんなところで逢えるなんてホント奇遇よねー♪
(カゴを持っていない方の手をパタパタさせて、世間話をするように話しかけ)

【りょうかーい。アタシは…そうねぇ、恐らく21時頃までになっちゃうかもしれないわぁ】
【後、18時頃にちょっと休憩いただけるかしらん。お夕飯のお買い物いかなきゃいけないのよ、ごめんなさいね?】
【じゃ、何かあったらこっちで言っちゃってねん?】
303久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 16:33:26.70 ID:ZrAqQ/9W
やば…きょろきょろしてる
(別に今日は授業をサボってとか、そういうわけでじゃないので、堂々としていて構わないのだが)
(よく教師に注意されている身分としては、最早習性みたいなものだった。)
(しかも、いろんな意味で目立つあの先生――彼(彼女?)の性格からして、ゆりかの服装へのお小言は言わないだろうが)
(……やはり気づかれたくない……それこそ、いろんな意味で。)
お願い、気が付かないで………

ぅわ………
(ゆりかの祈り虚しく、きゃあきゃあと楽しそうな声を張り上げながら、その細身を活かして着飾った女性客たちをかきわけ)
(あっというまに、ゆりかの目の前に立って、なにやら手をぴらぴらとさせながら話しかけてきた。)

………ご、ごきげんよう、貴更先生。
(スカートの裾を軽く摘まみ、腰を落して会釈。)
わた…わたしは、グロスと……チーク…あと日焼け止めと化粧水、ですわ。
混んじゃうわよねぇ…って、先生。
なにか、お買い物があるんですの?このお店で?
(オネエ言葉炸裂の先生ではあるが、授業をする様子はいつも男姿。)
(メイクをしているようには見えないが、もしかしたら休みの日は自宅で女装も楽しんでいるのだろうか…)
(不思議に思って、銀色の籠のなかをチラリと覗いてみる。)

【承知いたしましたわ。】
【今回は街中でお買い物なだけですので、そんなには時間がかからないと思いますもの。】
【お夕飯…さすがは家庭科教師……】
【先生こそ、なにかあれば遠慮なくおっしゃってくださいませね。】
304貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 16:57:32.73 ID:7xF3RPjk
ごきげんよう、久遠さん♪
ホンット、お上品ねぇ、久遠さんは。…あーかっわいーんだからぁ、もうっ!
やっぱり似合ってるわぁ、そのお洋服。もしかしてそれも自分で?それともショップのかしら?
(避けきれずに礼儀正しい挨拶をする生徒に、同じく腰を後ろに突き出すような形で会釈を返し)
(ひらひらとするスカートのデザインを眺めながら、感心したように尋ねる)
(構内での久遠ゆりかの格好にも、立場上注意することはあったが、自分の意思ではないのだと伝えて)
(軽く気をつけるよう言う程度に留めている)
(覚えのある生徒というのは、少々癖があろうが教師のお気に入りになることが多い)
(彼女もまた、その一人に近い)

ふむん、この時期だし日焼け止めは大事よねぇ。そう、化粧水!久遠さん、何かお勧めあるかしら?
アタシも通販で買ったばかりなんだけど、もう一本欲しくって…。
あら?お買い物じゃなきゃ、来ないでしょう?やーねえ、久遠さんったら♪
(彼女の言葉にこくこくと頷いて、化粧水の単語にパッと目を輝かせ、食いつくように顔を近づけていく)
(質問には、逆に意外そうに首を傾げて微笑み)
(カゴの中には、日焼け止めのリップ、ネイル用の栄養クリーム、睫毛の美容液などがころりと転がっていた)

【アリガト♪時間が近付いたら、少々強引でも形に出来ればと思うわ】
【そう、家庭科教師が料理しなくて誰が料理するのよ!って位よ!(ぐっ)】
【アリガト、じゃあその時は遠慮なく♪それじゃ、何かあるまではこっちは控えておくわねん】
305久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 17:14:35.46 ID:ZrAqQ/9W
あ…ありがとうございますわ。
(心中では、顔を引きつらせつつ、それでもにっこりと微笑んでみせる。)
(お堅い教師のなかでは、彼(彼女?)は、このような服装でいることへの数少ない…というか、たった一人の理解者。)
(では、あるが)
(やはり、この独特のテンションは、若干ひいてしまう。)
(悪気は無い、むしろ好意的であるとは、解かっているのだが………)
これは、自分で…
似たようなのがお気に入りのショップにあったのですけれど、限定品で…手に入らなくて。
雰囲気そっくりの生地を見つけたので…それで作りましたの。
ちなみに、鞄もおそろい…
(銃を仕舞ってあるバイオリンケースとは別に、肩にかけたお買い物戦利品用のトートバッグを指し示した。)

普段はお風呂上りに温泉水のスプレーだけなのですけれど…夏は汗もかくし、日焼け止めで乾燥しますものね。
おすすめ……?
……通販、で。
(特に人の趣味がマイノリティであろうと、あまり気にしない。なんせ、兵部晶にはお手製のドレスを作ってあげたくらいだ。)
(だけどなんとなく、やっぱりソッチ系の人かぁ……と、感慨深げに貴更を見上げた。)
(覗き込んだ籠の中には、基礎化粧品がいくつか転がっている。)

化粧水は、基本ですわよね。
(うんうんと頷きつつ、詰め寄ってきた顔をさりげなく避けるように数歩後ずさり、少し首を傾げてみせる。)
先生は、どういう効果をお探しなんですの?
美白?それとも、もち肌?
毛穴が気になる、とかー…・・・
ビタミンC誘導体が入ってるのがいいけれど、でも日中使えないのが難点……
それにやっぱり、夏場の化粧水はシンプルにとにかく水分補給、美容液で栄養をってやつだと思うんですの。
わたし、美容液とか、まだ使ったことないんですけれど…
あ、通販で買われたのって、どういうのです?
先生のオススメも、教えて?

(若干ひきつつも……コスメの話となって、条件反射のように食いついてしまった。)
306貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 17:40:34.51 ID:HcRnzurg
ふふ、お上品ねぇ、久遠さんは。…男子ももう少し、久遠さんを見習ってお行儀良くしてくれないかしら。
(うんうんと頷いて、にっこり微笑み返す)
(マイノリティなのはむしろ自分の方なので、こうして引かずに接してくれる女子は非常に嬉しい存在だった)
(引かれているとは、まるで考えていない。露骨な男子は兎も角)
まあ、自分で!?本当に久遠さんは上手ねぇ!縫製がとっても綺麗だわぁ…。
あらあらまあ!素敵じゃない、とっても可愛いわぁ♥
(感心を越えて驚いたように声を上げ、まじまじと教師の視線でその鞄を見詰め)
(乱れの無いミシンの走りなどを確認すると、惚れ惚れしたように頬に手を当てて溜息をついた)

そーなのよっ!紫外線は怖いけど、日焼け止めも安全とは言い切れないし…。
未だに紫外線吸収剤入りの日焼け止めを売ってるのが信じられない位だわぁ。
そう、おすすめ。
通販しか入らないメーカーっていうのが多いのよねー。
製造元が特殊で、問屋に販売ルートを持たないせいもあるんだけど、その分お得だし。
(にっこり笑顔で頷いてみせる)
(小指を立てて頬に手を当て、溜息をついたところで、視線に気付いてもう一度笑顔を向ける)
(どうかした?と言いたげに。隠す必要もない、とばかりに堂々とカゴの中でアイテムが転がっていた)

ええ、一番大事なのは化粧水だと思うの、アタシ。
水分が足りてない肌に幾ら栄養与えたって、アブラギッシュになっちゃうだけじゃない?
アタシはこの時期だと美白ね、美白!もー、シミになったりしないか気になって!
久遠さん、分かってる、とっても分かってるわ、貴女!
(数歩離れた距離を、暫くして埋めるように歩み寄り、力強く頷いてみせる)
美容液は、そうねぇ…久遠さん位の若さだと余計なモノを入れない方がいいのかもしれないわ。
あんまり色々入ってると、新陳代謝の妨げになったり、ニキビの元になっちゃう場合もあるし。
(十代の輝く肌を持つ生徒の、白い陶器の肌色をじっと屈んで凝視し)
ほら、美味しい野菜はシンプルに塩コショウで焼いただけで美味しいでしょう?
久遠さんのお肌も一緒ね、瑞々しい間は基礎の手入れをきちんとしているのが一番よ♪
そうそう、通販で買ったのは、あの旨味調味料のメーカーが作ってる基礎化粧品のシリーズで…。
最近は色々なところが化粧品業界に進出してて、面白いわよぉ?

(逆に問い掛けてくる好奇心の高さに、くすっと笑った後、楽しげに話を続けていく)
307久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 17:59:51.20 ID:ZrAqQ/9W
(クラスの男子がお上品にする姿を想像してみる。)
(………とてつもなく、嫌なものを脳内で再生してしまった…)
(兵部晶なら似合うけれど、クラスの男子では気持ちの悪いものとしか、言いようが無い。)
(えへへ…と、曖昧に笑って)
ありがとうございますわ。
バッグは、生地が余ったから作っただけなので、本当に簡単なものなのですの。
先生に褒めていただけて、光栄ですわ。

日焼け止めは、肌荒れますわよねぇ…
でもやっぱり、海とかプールのときは、ケミカル系を使わないと不安だし……
自然のUVカットって言われるラズベリーバターを使ってみたのですけれど…なんか心もとない……
(掌で、すりすりと自分の頬をさすってみて、考える。)
(語りに語りまくる貴更を見て、なんとなく納得がいった。)
(そうか………化粧おたくだな、と。)
(再び近寄ってきた貴更の肌を見て、改めてさらに納得する。男性職員とは思えないほど肌理細かく、日焼けもしていない。)

美容液は、まだ必要ない……?
ほんとう?一度も使ったことが無いけれど、やっぱり使ったほうがいいのかしらと、悩んでいたところなんですの。
よかった。先生がおっしゃるのなら、安心ですわ。
っと………な、なにか……?
(近寄ってきたばかりか、屈みこまれてまで凝視され、思わず視線が泳ぐ。)

えぇ…新鮮で質のよい食材は、シンプルが一番ですものね。
…・・・でも、ついつい色々足したくなっちゃうのですけれど…
あ。調味料メーカーのって、わたしも化粧水持っていますわ。
お手頃価格だからたっぷり使えるし……
(ふと会話を止めて、じっと見つかえす。)
(貴更の気安い様子に、会ったときから気になっていたことを、ぽつりと呟くように問いかけてみた。)

・・・…先生、って……もしかしてメイクとか女装とか、する、ひと?
308貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 18:06:12.25 ID:HcRnzurg
【あらやだ、もう18時ね。…それじゃ、久遠さん、少し休憩させて貰うわね?】
【もしかしたら――1時間ほど頂いちゃうかも。出来るだけ30分位で済ませられるようにするけど】
【大体1時間後を見ておいてくれると助かるわ♪】

【それじゃあ、一旦先に引かせて貰うわねん?】
【一度こちらはお返ししますわん、アリガト!】
309久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 18:12:15.60 ID:ZrAqQ/9W
【ほんと、びっくりですわ。】
【楽しいことは、時間が過ぎるのが早いとはいいますけれど…気が付かなかったのは、わたしがボケていただけですわね。】

【それでは、午後7時過ぎぐらいに避難所でお待ちしておりますわ。】


【スレをお返しいたします。ありがとうございました。】
310名無しさん@ピンキー:2011/06/25(土) 18:22:19.39 ID:NugKGKbS
311久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 19:06:51.60 ID:ZrAqQ/9W
【貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Yさんとのロールの続きに、お借りいたしますわ。】
312貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 19:31:28.75 ID:HcRnzurg
>>307
(ホホホと笑う男子を想像して、こちらはイイわぁ…等とうっとりしていた)
(そして―――当然ながら男子からは口調や仕草のせいで、妙に危険視されていた)
何事にも基礎が大事だもの、こうして見ても、ちゃあんと基本を丁寧に忠実に作ってる久遠さんは偉いわぁ。
お裁縫じゃアタシよりも久遠さんの方が上なんじゃないかしら♪
…この調子で、お料理の方も頑張りましょうねん?

そうなのよねぇ…かといって日焼け止めなしに出歩くなんて、宇宙服なしに宇宙に飛び出すようなものだし。
せいぜい室内プールくらいよねぇ、ケミカル系使わなくて済む水場なんて。
あら、それアタシもちょうど気になってたんだけど、どう?ちゃんと予防する?紫外線で赤くなったりしない?
(夏場の悩みを生徒と共に溜息をつきながら、しみじみと語り)
(頬を擦る彼女の様子を見て、興味深そうに尋ねてみる)
(お洒落にも肌にもこだわりのある少女との語らいは、同世代の男たちの下らない話よりもずっと楽しい)
(有意義と感じられる時間に、目元が僅かに緩んだ)

ええ、どうしてもって言うなら…ごちゃごちゃ入っていないお安いのにしておくといいわ。
安い分、過度な成分がなくて安定剤なんかも少なかったりするしねぇ。
ふふふ、若い内は優しく肌を洗って、たっぷりの水分を外と内側から摂取して、睡眠とカフェインレスを
心掛けていればまだまだ必要ないのよ。
…………いいえ、本当に綺麗な肌だなと思って―――羨ましい。
(陶器の人形の様に白く輝く肌。艶もあり、瑞々しく、張りのある少女の美しさには、羨望の眼差しが向かい)

アタシも若い頃はそーだったから分かるわぁ。
足せばもっと綺麗になれる、と思っちゃうのよねー。学生の頃、おこずかいもそうないのに、高いの買っちゃったりして…。
あら、ホント?あれ今度揃えてみようかと思ってるの!
やーん、久遠さんの肌が証明してくれるなら、間違いないわねっ!
………?あら、どうかした?
(ふと途切れた会話と、感じる視線に笑顔を浮かべながら首を傾げてみる)
(尋ねられた内容に、少しの間固まって)

………………っぷ。

あはははっ!そー思われてたのね、アタシっ!
(やがて耐え切れないように噴出し、笑った。おかしそうに身を屈めて、掌で口元を覆いつつ)
(未だにくつくつと笑い続けながら)
女装はしないわよぅ、アタシは別にそういう趣味じゃないもの。ついでに、ゲイでもないわよ?
付き合うのはみーんな女の子だし、ね。
(問われてはいないが、もしかしたら同じように疑問に思われているかもしれない事を自ら口にして)
(小さく肩を竦めて見せる)
…ただ、綺麗でいたいだけ。少し睫毛が長かったり、爪が綺麗だったり、唇が荒れてなかったり、肌が白かったり…
そういう少しの変化で、人の印象って変わるでしょう?
料理を教えたりするのに、ねばっこくて暑苦しい先生じゃ習う気も失せちゃうじゃない?
これはアタシなりのマナーね。
(こっそり秘密を話すように囁くと、軽く片目を閉じてみせた)
313貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 19:34:08.28 ID:HcRnzurg
【ロールにお借りしますわねん。…うっかり急いで挨拶忘れてしまうなんて、教師失格ね、アタシ。…くすん】
【改めて久遠さん、よろしくお願いね♪】
314久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 19:53:35.25 ID:ZrAqQ/9W
ぅぐ……
(料理と言われて、少しだけへこむ。)
(先日、紅裂にオムライスの作り方を教えてもらったはずなのに、自宅で出来上がったのはいり卵とニンニクチャーハンだった。)
(にんにくチャーハンは、ゆりかが作ったものとは思えないほどの美味で、少しだけ進歩したのかもしれない。)
はぃ…ガンバリマス。

やっぱり春先から夏場の長時間外出は、心配ですわよね。
んー…ラズベリーバターは、まだ使い始めてそんなにたってないので、解からないのですけれど…
効果としては、ベビー用の日焼け止め程度って感じですわね。
通学用には、いいかもですわ。
なによりも、淡くラズベリーの香りがして、朝の洗顔後にうっとりしちゃいますわよ。
バターだから、保湿もばっちりですし。
(新しく使い始めたUVケアの使い心地を、得意げに披露する。)
(二人の会話は、誰がどう聞いても、女友達同士といった様子だ。)
(片方は金髪碧眼の小さな少女、もう片方はすらりとした長身の男性だったけれど。)

なるほど…どうしてもならば、安めのものを。
また8月ごろに、日焼け止めや紫外線で肌荒れした感じがしたら、安めの美容液も考えてみますわ。
(きちんと覚えておくために、小声で復唱する。)
(そして、覚えたとばかりにこくりと頷いた。)
………綺麗、かな……?
…先生だって、肌、すごく綺麗ですわよ。
(至近距離で羨望の眼差しを、大人の男性から投げかけられるという、倒錯を感じるようなこの状況に)
(少しだけ困ったような笑顔を浮かべながら、返答をする。)

………っ
(怒らせても仕方ないような質問を、思わず投げかけてしまった。)
(少しだけ後悔していると、思いっきり明るい笑い声が返ってくる。)
(驚いたように、きょとんとして、大爆笑の様子もなかなか上品な貴更を見つめていると)
(次々と、今まで疑問に思っていたことが、貴更本人の口から解決の言葉が飛び出してきて)

……女装、しないし…ゲイ、でもない。
えっ?あっ?……えぇっ!?
ごっ、ごめんなさい!わたしてっきり、先生は男の人が好きな方だとばかり……
だって、こういう先生がいるんだよって弟に教えたら、その人はゲイだな…って
あわわ……そのっ…お、弟も悪気があったわけじゃ……っ
(慌てるあまりに、暴露しなくてもいいような秘密まで話てしまい、もう状況はグダグダといったところ)
(白い頬を真っ赤にして、何度も腰を折ってお辞儀をした。)

えぇ、わたし先生の授業は好きですわ。
面白いし、先生は綺麗だし。
お化粧品のお話も、すごく有意義だったですもの。
315貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 20:32:26.99 ID:HcRnzurg
(言葉に詰まる彼女を見て、くすっと少し笑った)
(手先が不器用と言う訳でなくて、きっと慣れの問題だろう、と考える――出来ないのではなくて、なれていないだけだと)
そう落ち込まないで。誰だって出来ないところからのスタートなんだから。…ね?
(慰めるように軽く微笑んでそう言った)

冬でも天気の良い日は怖いのに、これからホンット、日差が怖いわぁ。
ふむん…なるほどねぇ…ちょっとしたお出掛けの間にも使えそうね。長時間出ないんだったら、
そちらの方が肌の負担も少なそうだし…。
ああん、それ素敵ーっ!アタシも試してみるわ、早速!今日買っちゃうーっ♪
(一人の体験談に、もう一人が共感して賑やかに賛同する―――ここではありがちな風景だが)
(会話をする二人の姿は異質な組み合わせに見えたらしく、時折不思議そうに振り返り見遣る女性客もいた)

それに、万が一失敗しちゃっても…お安い方なら気も楽でしょ?
高いのを買って、しかも肌に合わなかったりなんかしたら、泣きっ面に蜂よぅ。
(素直に人の意見を受け入れる、真面目な様子にも楽しげに頷いて)
(疑問系で呟かれた一言には、深く強く頷いた)
凄く綺麗よ、久遠さん。――久遠さんみたいな可愛い妹がいたらなぁ、アタシ絶対、コスメ貢いじゃうっ!
一緒にエステ行って、可愛いーお洋服いっぱい買ってあげてー、それで沢山記録するの♥
綺麗なものを一生残しておけるって素敵よねぇ…。
(指折りながら、あれこれと言ってみて、うっとりとした表情で呟く)
…あら。アリガト、久遠さんに言われたらちょっと自信ついちゃう♪
(蕩けた表情をしていたが、気遣うような一言に直ぐに我に変えると嬉しそうに笑った)

(相手の反応を見た途端の―――やっぱり、と言いたげな顔は、明らかに笑ったままで)
(動揺しきる彼女に、落ち着いてと手で制し、弟にまでそう認識されていたと思うと、またおかしくて)
ふふふっ、まあねー、そう思われても仕方ないわよねー。
でも、男と猥談なんかするより、女の子とこうしておしゃべりしてる方が好きなの。
弟さんは別の学校かしら?うふ、アタシがゲイだったら間違いなく誘ってるわねん♪
久遠さんの弟さんなら絶対可愛いもの。
ああ、いーのいーの、慣れてるから。
(ひらんひらんと手を揺らして、気にする相手を宥め、全く気にしていない態度を示す)
(実際、その手の誤解には慣れているし、どうってことはない)

―――アリガト。
生徒にそう言って貰えて、教師として幸せよ。
(彼女の一言に、ふわ、と穏やかな笑みが浮かぶ)
(教職員としての幸せを噛み締められる――有り難い一言だった)
久遠さんを生徒に持てて、幸せよ、アタシ。
(綺麗な金髪の上に軽く手を乗せ、よしよしとするように)

(そこで、携帯のアラームが鳴った。人工的な機械歌手の歌声が流れ、慌ててポケットから)
(携帯を取り出し、時間を確認して、声を上げる)
っていっけなーい!もうこんな時間!?
ニッコリ動画のニッコ生の放送時間が近いじゃないっ!?
じゃあ、久遠さんっ、今日はありがと!また月曜日から学校で逢いましょ♥
アタシは会計して直ぐ帰るから、久遠さんは買い物楽しんで頂戴♪
またねん♥
(携帯を仕舞うと、いそいそとレジへと向かい、振り返り彼女へと手を振って――)
(投げキスをしてみせ――…)

【んー、久遠さんのレスを貰ったらアタシで〆させてもらって、時間、かしらねん】
316久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 20:51:04.59 ID:ZrAqQ/9W
ん……
(優しい言葉に、小さく頷く。)
(やはり、この先生は………かなり面白い。)
(大人なのに、大人じゃないような、そんな感じがする。)
(もっと前に出会えていたら、友達と連れ立って放課後や昼休みに家庭科室に入り浸ったかもしれない。)
(もう、そんなことを一緒にする友人も、いないけれど……)

ラズベリーの甘酸っぱい香りって、春から夏にぽったりだと思うんですの。
甘いけれど爽やかで。
スキンケアやメイクって、綺麗になるっていうのが大前提なんですけれど
でも、心の栄養にもなるような気がするんですのよ。
ケアしている時間に、うっとりする…?みたいな。
香りがよかったり、手触りがよかったり、パッケージが可愛かったり。
自己満足、なんですけれどね。
(はしゃいで応える貴更を、微笑んで見つめる。)
(見ていると、男性的なファッションもなんとなく違和感がなくなっていく気がするkら不思議だ。)

ふむ、なるほどですわ。
お試し感覚、でもあるのですわね。お安い美容液。
なかなか勉強になりますわ。
………って、記録…?
(きゃいきゃいと、二人連れ立ってエステに行ったり、お洋服を買ったりする様子を想像する。)
(悪くは無いけれど、今よりも10倍くらいは奇異の目で見られることは間違いないしだ。)
わたしも、お……
(言いかけて、どっちだ?と、少し悩む。)
……先生みたいな、きょうだいがいたら、嬉しかったのに、な。
弟は、うるさいんですもの。
(無難な線を、選んだ。)

弟は、顔は…まぁまぁ似ていますわね。
でも、背が高いんですのよ。
同じ学園の初等部なんですの。6年生なのに、わたしよりずーっと高いんですの。
でも…身体が弱くて、あまり学校には出ていないですわ。
(表向きの理由を言って、少し寂しげに微笑んだ。)

……んっ
(頭をなでられて、恥かしそうな嬉しそうな顔で微笑む。)
(どれだけぶりだろう、こうやって夜とは関係ない人間と、素直に話すのは。)
(こちらこそと言いたいところで、綺麗な音階が流れる。)
(慌てて去る貴更に向かって、ぺこりとお辞儀をし顔を上げると、投げキスが飛ばされてきて)
(驚いた顔を少しだけ見せ、すぐにくすくすと笑う。)

せんせー、気をつけてくださいませねー。
(ひらひらと手を振り、見送る。)
(楽しいひと時が過ごせたので、今日の買い物は、なんだかとっても素敵なものが見つかりそうな予感がした。)

【では、わたしのほうはこんな感じで締め、ですわ。】
【そちらの締めを確認してから、落ちさせていただきますわね。】
317久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 20:56:40.58 ID:ZrAqQ/9W
【春から夏にぽったり…って……】
【他にもタイプミスが目立ちますけれど、脳内変換でお願いいたします。】
【ごめんなさい】
318貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 21:06:57.82 ID:HcRnzurg
はぁい、久遠さんもあんまり遅くまで遊んでちゃ駄目よーう!
(一応は教師らしい注意もしつつ、手を振り返し―――)

(可愛らしい、華やかな生徒。共に居てとても楽しい時間が過ごせて、満足げな表情でレジの列に立つ)
(レジに並びながら、店員に声を掛け、早速―――ラズベリーバターを取って貰い、一つ購入した)

(翌日からの家庭科教諭からは、ほんのりと果実の香りがしたとか、しなかったとか―――…)

【がっつり書いてたんだけど、間に合わないと気付いて一揆に五行に纏めちゃったわ…ごめんなさいね】
【今日はアリガト、久遠さん。とっても楽しかったわん♪】
【初めての待機でドキドキだったけど、お陰で素敵な時間を過ごせたわ!またお逢いしましょうねん?】

【じゃ、スレをお返しするわよん、アリガト!】


319貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/25(土) 21:11:16.31 ID:HcRnzurg
【あらあら、ミスならアタシだってあっちこっちでしてるから、気にせずにね?】
【リロードミスもごめんなさい】

【それじゃ今度こそ、またねーん】
320久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/06/25(土) 21:13:19.04 ID:ZrAqQ/9W
【はわわ…慌てさせてしまい、申し訳ございませんでした。】
【こちらこそ、とても楽しいひと時を過ごさせていただきましたわ。】
【ぜひ、また遊んでくださいませね。】

【それでは、少し早いですけれどおやすみなさいませ。よい日曜日を。】


【スレをお返しいたします。ありがとうございました。】
321兵部 晶@置きレス ◆oWbpNIMs9M :2011/06/26(日) 00:44:48.25 ID:zAGXv7Rr
【こんばんは。竜胆先輩への置きレスに、一レスお借りしますね】

>>288

何らかの気配を感じてそこへ向かっても、到達した頃には既にもぬけの殻ということですか。
…となると、あなたのその感知能力と人海戦術を併用すれば、藤姫も捉えやすくなるでしょうね。

(必要ならば、組織の協力により人手は用意できる。ただし問題も発生してしまう。
 それで集められた人間は、異能もなければ異形との戦いの経験もない、一般人だという事だ)
(今の『S3』ならSATの協力を仰げるかもしれないが、
 どの程度、一般人より頼りにできるのだろうか。
 市民を守る為ならば力を貸してくれるだろうが、それで命まで懸けろと強要する事は、自分にはできない)

(―――――だが、そう悠長なことも言っていられないらしい)

…そう、ですか。
放っておけば犠牲者が増えるだけでなく、更に厄介な敵も増える、と。

存在…つまり認識を書き換えるような能力、で合っていますか?
それが事実なら、存在をなかったことにされてしまえば、藤姫以外はいなくなった事にすら気付かないのでしょうか?
…単体の行方不明者なら、この街では珍しくありません。
集団失踪は、今のところ僕らの耳には入っていないですね。

(本格的に、この案も実行する必要があるかもしれない。
 時間を与えれば与えるほど、あの魔神は強力な化け物になると言うのなら)

良質な存在、ですか。
ただ食欲を満たしたいが為、など単純な理由であればいいのですが。
…もしこちらが依頼すれば、あなたは魔神殺しに協力して下さいますか?

(同じく、晶もあの不快な笑みを思い浮かべる。
 あの化け物はまた、自分の大切な人間をも狙っているようだ。
 全く本当に、殺す理由には事欠かない女だった)

(白猫は取り出された缶を不思議そうに、「なにこれ?」
 な視線で追っかけていた。やがてそれが目の前に置かれると、
 「あけて、あけて」と言わんばかりに、前足で、てしてしと缶を叩く)
(それを見た晶は何か言おうと口を開きかけたが、結局黙って見守る事にしたようだ)



【お借りしました、失礼します。ノシ】
322名無しさん@ピンキー:2011/06/26(日) 11:38:20.92 ID:t7gnUD4q
うむ
323赤城 朱音 ◆f6nmNDHvaw :2011/06/26(日) 18:08:24.13 ID:hiNqIkEC
【こんばんは、待機してみましょう】
【プロフは>>72に】
324貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/26(日) 21:54:13.21 ID:WSL80mUc
【流石にいないわよねぇ…。居たらお相手頼んだんだけど。また機会があればヨロシクねん】
【って事で、それじゃアタシもアタシで待機させて貰うわねん♪】
【日曜日だし、そんな長時間は無理だけどさわりだけでも…なんて。>>294がプロフよ】
325赤城 朱音 ◆f6nmNDHvaw :2011/06/26(日) 22:07:40.12 ID:RWJ/7Dd/
【こんばんは、実はまだ待機を続行していたりします。赤城朱音です】
【宜しければお相手に立候補させていただきたいのですが、構いませんか?】
326貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/26(日) 22:31:31.56 ID:WSL80mUc
【きゃー!ごめんなさい!4時間近く経ってたからてっきり落ちちゃったのかと思ってたわ…】
【ええ、喜んで♪ただ、あんまり時間がないから、今日はそうガッツリとは出来ないけど、それでもいいかしらん?】
【昨日の久遠さんみたいに、アタシもちょっと飲み物零しちゃって…遅れちゃってごめんなさいねぇ】
327赤城 朱音 ◆f6nmNDHvaw :2011/06/26(日) 22:40:15.23 ID:RWJ/7Dd/
【いえ、問題はありません。実は待機の最中につい微睡んでしまいまして】
【寝落ちの謝罪を書き込もうとした所に、先生の募集を拝見させて頂いた次第です】
【時間については構いませんよ。私も、少々明日は早めに出なければならないもので】
【早速ですが、ロールの内容は以下が致しましょうか?】
328名無しさん@ピンキー:2011/06/26(日) 22:40:42.36 ID:t7gnUD4q
きゃー
329赤城 朱音 ◆f6nmNDHvaw :2011/06/26(日) 22:41:13.55 ID:RWJ/7Dd/
【早速誤字が……以下が、ではなく如何、ですね】
330貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/26(日) 22:49:12.85 ID:WSL80mUc
【あらあら、眠気の方は大丈夫?明日も明日だし、無理のないようにね。途中辛かったら何時でも言って頂戴】
【―――ふむん。赤城さんが潜入って形で入ってきた事は、学園関係者も分からない事なのよねん?】
【…漠然と『夜に関する意味で学園を探る者がいるので、教諭のごく一部は警戒している』って位の認識を】
【こっちが持ってたりしても問題ないのかしらん?―――オッケーなら、お互い腹の探り合いなんか、どーお?】
331名無しさん@ピンキー:2011/06/26(日) 22:54:22.76 ID:NSLFfGe6
学園は普通の学園で教職員も普通の人だよ
教職員だからって異能や異形の事は知らないのが当たり前
332貴更 秋史郎 ◆ypff0rND.Y :2011/06/26(日) 22:59:51.20 ID:WSL80mUc
【あらら。ご忠告感謝するわん】
【それじゃー今のはナシって事でお願いねん。―――ふむん。どうしましょうか。赤城さんからはご希望あるかしらん?】
333赤城 朱音 ◆f6nmNDHvaw :2011/06/26(日) 23:05:03.61 ID:RWJ/7Dd/
>>330
【お気遣い有難うございます】
【先生の方こそ、私に無理に付き合う必要はないのでお好きなタイミングで休まれて頂いて結構ですよ】
【――そうですね。>>331の名無しさんが仰る通り、表向きはごく一般的な学園ですので、】
【腹の探り合いをするなら私が能力を行使したところを先生が目撃する……等の方が無理がないかもしれません。逆でも構いませんが】
【無論、異能が現代に認知されてないという設定上、そうなる場面は何らかの戦闘や事件が関わってくることになりそうですね】
【私の希望……というのも特にはないのですが、もし宜しければインターネットに先生が流している動画を絡めてみたいですね】
【《状況把握》がある以上、仮に先生が能力を行使すると私だけが一方的にそちらの正体に気付いてしまう事になりそうですが……】
334赤城 朱音 ◆f6nmNDHvaw :2011/06/27(月) 00:16:42.94 ID:qCjaVPOQ
【ふむ、どうやら寝てしまわれたみたいですね】
【次に来れる時間は分かりませんが、とりあえずこのお話は保留ということで】
【それでは、スレをお返し致します】
335名無しさん@ピンキー:2011/06/27(月) 03:09:29.94 ID:c+bVOgz5
釣りだな
336名無しさん@ピンキー:2011/06/27(月) 10:59:44.79 ID:Gfxbdbca
無言落ち大杉
お前ら本当に18歳過ぎてんのか
自分の体調や環境ぐらい整えてから顔出せ
337 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 :2011/06/27(月) 17:41:33.82 ID:m7mH6I1Q
このスレ寝落ちするやつ一人や二人じゃないし
サーセンwで済むから罪悪感もないんじゃね?
サーセンwすら言わないのはどうかと思うが
338名無しさん@ピンキー:2011/06/27(月) 17:51:06.49 ID:X9eVCUym
age荒らしに言われてもなぁ……
339竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/27(月) 21:01:51.50 ID:LAfHeMeg
>>http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1303984705/278

…………
(互いに――という言葉にこそばゆいような、チクチクするような奇妙な感触が心中に宿る。)
(ずっと一人でいて、これからも居続けるはずの自分には縁が遠いはずだった言葉。)
(やはり、ある少女に受け入れられた時のようにこそばゆいものを感じるが、これはこれで嫌いじゃなかった。)
(――深く、しっかりと頷いて見せた。)

(文字通りの猫なで声。そして短い脚で缶を叩き、アキラに持ち上げられる。一連の出来事を)
(穏やかな気分で見ながら、これ以上あげるわけにもいかない缶を拾い上げる。)
(ちょっとくらい撫でさせてもらうのもいいかもしれない。などと思っていると)
(白くてふわふわしたものが腕の中に納まる。それはなんだか温かくて、先ほどまで視界に居たような気がする。)
(しかも意外と炭酸をいける通な……………………)

な………に……?
ん、わかった……後で、メモ、とるから…………***-****-****で、あってる?
でき、たら………連絡してもいい時間っ………おしえて、くれると…………

(一瞬だけ番号の記された画面を見ると、あとは子猫の方へ意識を集中させる。)
(何とか、覚えたと思う――ひとまず片手で鉛筆を取り、スケッチブックの表紙に番号を書き記す。)
(もう片方の腕で子猫の腰のあたりから後肢のあたりを支えるようにする――とさすがに片手ではうまく支えられないらしく)
(早速バランスを崩す………人の子供ではないのだし、バランスを崩したら崩したでうまく着地してくれるだろう。)
(けれども、竜胆は筆記していた鉛筆を離すと、慌てて支えるようにもう片方の腕を添える。)
(投げ出された鉛筆がアスファルトの上を転がり、何とか支えることができた子猫と目が合う。)

【置きレスに………一つ、お借りした。これで、落ち………】
340杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/06/27(月) 21:59:25.64 ID:VxN29u1w
>>http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1305058031/461 龍岬さん

へー、龍岬さんはそーゆう経験が多い方なんだ。
金縛りにあったりとか、修学旅行の写真でつながらない手が写ってたりとか?

(古典的だけど、なんだかんだで廃れていない有名な霊体験をあげてみる)
(これらはほとんど本物じゃなかったりするけど、何だかんだで本物が混じってたりする)
(ちなみに凛子は能力で心霊写真を作るのは大得意で、初等部の林間学校のでは泣き出す子がでるくらいの出来で)
(両親にばれた時はいい年してお尻叩かれたので、それ以来もうやっていない)

それとも、も〜っとすごい体験しちゃってたり?
ターボばあちゃんと競争したとかだったらソンケーしちゃうなぁ。

(トンネル内を走る車に併走して走るお婆ちゃんの妖怪、ターボばあちゃん)
(だいたいは驚かせるだけなので、この街の異形の中ではかなり無害な方だろう)

追加していいの?
んーと、ならねー、コーラのおかわりとオニオンリング、口直しにチョコレートサンデー!

(最後にアップルタルトとか言っておきながらこれである)
(比較的近くの席に座っている少年たちから「あのメガネ女すげー」という声がちらほら聞こえたり)

【うっ、ログをみたら十日振り、お待たせしちゃいました】
【龍岬さんへの置きレスだよ】
341名無しさん@ピンキー:2011/06/28(火) 00:20:07.74 ID:D1gLAKDa
浮上
342兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/28(火) 00:55:17.63 ID:XjJ89spX
>>339

はい、それで問題ありません。
可能なら夜間、21時以降の方が時間を取れると思います。

(一瞬だけの視認にも関わらず、正確に番号をなぞってみせる凍。
 その分だと記録もあまり必要なさそうだが、律儀にメモはしておくらしい)
(だが、白猫が邪魔をして書き辛そうだ。こんな事になるなら
 渡さない方が良かったか。それにしても、一旦あの猫を
 下へ下ろすなりすればいいのに、こちらも律儀に抱えたまま、鉛筆を動かしている)

おや。

(案の定バランスを崩し、床に落ちそうになるうさぎ。しかし大事はない。
 全長の数倍の高さから降りても怪我一つしない猫の身体能力。
 ましてや今は、僅か数十cm程度の、座った状態での腕の中)
(晶は猫の皿を包みながら、小さく呟き成り行きを見守っていた。
 しかし、予想だにしない展開が起きた。先程から動揺を見せない
 白髪の少女が、鉛筆を放り投げてうさぎに手を差し出したのだ)

……。…くくっ。

(初めはキョトンとしていた晶だったが、その珍しい慌てぶりに、小さな笑みをこぼす)
(こんな些細な事すら、今までは出来なかったのだろう。
 助けることも出来ず、他人と触れ合う事も出来ず)
(彼女はこれまで、どれ程辛かったのだろうか。誰にも
 助けを求める事も出来ずに、ただ責任感に追われ、ひたすらに藤姫を追い続け)

…あの魔神を倒したら、ペットでも飼われてみてはいかがですか?
子猫も可愛らしいですけど、ふさふさした子犬も愛くるしいですよね。

(そして両手で支えられた白猫は、状況が分からず
 きょとん?としたまま、凍を見上げていた。尻尾がゆらゆら揺れている)
(やがて、自分を掴むその手をぺろぺろとなめ始めた)

過去に対してひとまずの精算が出来たなら、あなたもそろそろ幸福を目指すべきですよ。
いかにあなたが否定しようと、僕はそう思います。



【竜胆先輩への置きレスにお借りしました。失礼しますね。ノシ】
343龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/06/28(火) 01:53:00.88 ID:8qQ+/+rg
>>340

んー…まあ、多いっちゃあ、多い方だな。
そういった経験はないが…まあ、話しても信じないような…UMAってやつ?それに遭遇した事はあるがな。
(嘘は言っていない。実際にこの「街」で「異形」と呼ばれるモノに遭遇したのだから…と独り思いに耽る)

あー…向こうじゃあそういうのよりもキョンシーとかそういう妖怪の類を見た事はあったな。
最も、そういう輩を専門に退治する「導師」っていうのにも実際会ったっしな。

ははは、本当に見ていてキモチいいくらいによく食べる娘(こ)だな…んじゃ、待っててくれな。
(席を立ちあがるとカウンターへ注文を頼みに向かう)
(店員に注文をして待つこと約10分…アイスティーとコーラLとオニオンリングにチョコレートサンデー…そしてアップルタルトを持って席に戻る)

はい、お待ちどうさま…よかったな、ようやくアップルタルトが出来て。
(アイスティーだけ取るとまたトレイごと凜子嬢の前に置いて渡す)

さて…こうして会ったのも何かの縁だし…どうだろう?連絡先の交換でも??…まあ、無理に…と言わないけどさ。
気が向いたら連絡くれればいいし…それこそご飯奢ってとかでもいいぞ??
(冗談めかしながらいい笑顔で凜子嬢の顔をみながら…懐から携帯を取り出しヒラヒラと振って見せる)

【杜 凜子嬢への置きレスで一レスお借りしました(落ち)】
344竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/28(火) 21:07:58.80 ID:/DuKnv3t
>>342
(21時以降の言葉を記憶に刻み、アフターを犠牲にしてくれているのかそれとも単に仕事自体、そこまで及ぶのか。)
(どちらにせよ、仕事熱心だと思いながら腕の中の視線をうけ)
(手の甲をくすぐる尻尾の感触に心臓が高鳴る。落としても問題ないであろう生物なのに、自然と体が動いた。)
(…………あの声が聞こえないことに自分自身、慣れてきてくれたのか。それとも単純に子猫を可愛いと思っているのか。)

…………なに、落としたらかわいそう

(笑い声が聞こえたので横目で視線をやり、短く反応を見せる。)
(さも自分がしたことは人として当然であるから問題ないだろうと、主張するように。)
(窮屈にならない程度にしっかりと支えて、胸元に抱き寄せる――ふわっとやわらかくて、あたたかい感触がして)
(ちょっと力を入れたら壊れそうで、不安だった。そしてそれ以上に、可愛かった。)

…………そうかもしれない、子犬はちょこちょこ動き回るのが嫌いじゃない

(けれど、そんなことは許されるのだろうか。許してもいいのだろうか。)
(ざらりとした感触が指先をくすぐる………何か手づかみで食べたっけ、なんてことを考えながら)
(アキラの言葉を受け、思う………)

それは、アキラもそうだから…………?

(なんとなく、そんなことを想って)
(なんとなく、言葉をそうとらえ)
(なんとなく、アキラ視線を向け言葉で問うてみた――――)

【解凍におじゃま………】
【今夜もよろしくお願いじます……】

345兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/28(火) 21:26:46.26 ID:XjJ89spX
…もちろん僕は、自分の幸福の為に生きていますよ。
この職に就き、異形から市民を守ることも、僕が選んだ事ですから。

なかなか上手くは行きませんけど、ね。

(自嘲するような笑みを見せ、晶は首を振った)
(思い浮かぶのは、この世で最も大切な、あの金髪碧眼の少女。
 何よりも愛おしいから、何よりも愛してほしくて、自分なりに一生懸命やったつもりだった)
(けれど、想いは届かなかった。それでも拒否されたわけではないから、
 諦めきれない。万が一諦めたとしても、彼女の命だけは諦めたくない)
(だから、休む時間も行動に代えて、何か手がかりを探している)

それでも自分で幸せになろうと思わなければ。
黙っていても、誰かがこんな辛い状況から救ってくれる―――そんな事は有り得ません。
だからこそ、誰でもないあなた自身の手で、あの化け物を倒しましょう。

(途轍もない戦いになるだろう。命を落とす危険すらある。
 それでも自分の両肩には、他にも様々な成すべき事がある。ここで死ぬわけにはいかない)

…そろそろ、お昼休みも終わりますね。

(晶は来た時のように包みを二つ持つと、立ち上がった)



【お待たせしました、よろしくお願いします】
346竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/28(火) 21:45:45.72 ID:/DuKnv3t
…………私は、何が私にとっての幸福なのか、何をすればそれを考えていることになるのかは
良くわからない…………けど…………そういう風に言ってくれるのは、とても嫌いじゃない
……………………

(辛いと思うことはある。いくつもの優しい言葉を自分の罪が許せなくて、跳ね除けてきた。)
(………それでもこうやて、手を差し伸べることを許してくれる存在がいる。)
(変わるのだろうか。何よりも誰よりも自分を許すことはできないこの気持ちは――)

ん…………そうね
藤姫は、私が倒す…………そしたら何か、考えてみる…………

(立ち上が――る前に、子猫を下す。とても和やかな気分になれたので喉のあたりを軽く撫でてそのあとで)
(鉛筆を拾うべく立ち上がる。)
(そうだ、自分を裁くのも許すのも、まずは後にしよう――その前に倒さなければいけない存在がいる。)
(まずは目の前のことに集中しよう…………)

…………それじゃ、私は高等部の校舎に戻る――それじゃ

(荷物を拾い上げて、纏め、その場を去ろうとして――振り返る。)
(どの言葉を使うべきか、なんといって伝えるべきか…………口の中で何度かつぶやいて、ようやく言葉を選び終え)

――頑張る、から…………よろしく

(――それだけ言うと逃げるように足早に屋上を去る。)
(なんとなく、あの子猫の名前は何なんだろうな、とか。今度スケッチさせてもらおうかな、などと思うのだった。)

【これくらいで〆、かしら】
347兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/06/28(火) 22:03:14.70 ID:XjJ89spX
何が自分にとって幸福なのか、それを考える事も立派な一歩ですよ。
あなたにはまだまだ時間がありますし、ゆっくり考えればいいんです。
…どういたしまして。

(屈折した感謝の言葉に、ふふ、と小さく笑った)
(とても嫌いじゃない。―――何とも彼女らしい、妙な言葉遣いだ)

(喉を撫でられた子猫は、目を細めてごろごろ喉を鳴らした。
 床に下ろされた後も、凍の足に頬を何度も擦り付けている。懐いたようだ)
(そして去り行く姿に、手の代わりに尻尾を振って。晶はその言葉にしっかりと頷いて)

ええ、よろしくお願いします。では、また後日に――――。


(そうして晶もまた一旦うさぎに別れを告げ、午後の授業を受けに、
 教室へ戻る、放課後体育館裏に、あの人がいればいいのだけれど)



【それでは、僕もこれで〆にしますね。長い間お付き合い頂き、ありがとうございました】
【今度は藤姫討伐ロールか、それともまた別展開が起きるのか、今から次回のロールが楽しみですね】
【お疲れ様でした、竜胆先輩。それでは失礼しますね。ノシ】
348竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/06/28(火) 22:11:56.69 ID:/DuKnv3t
【うん、こちらこそ…………ありがと】
【いろいろ、考え甲斐がある…………わ、お疲れ様、何度も凍結してくれてかんしゃする、わ………】

【私もこれで、以下空室……】
349郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/28(火) 22:24:03.29 ID:m22quM0D
>>91で待機。どうぞ気軽にお声かけをば】
350伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/28(火) 22:51:26.16 ID:LHHUuPxY
【こんばんは、まだいらっしゃいますか?】
【よろしければ、お相手をお願いしたく】
351郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/28(火) 23:01:44.20 ID:m22quM0D
>>350
【俺で良ければ、是非!】
【シチュはどうしようか?学校で雑談とか?】
352伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/28(火) 23:05:22.24 ID:LHHUuPxY
【ありがとうございます】
【郡くんはどんなご気分でしょうか?】
【雑魚相手にガッツリ暴れたいならクリーチャーをやりますし】
【私と共闘していただいても】

【あるいはの皆さんとの因縁、でも】
【こちらが現代に居る≪三千世界≫のメンバーにちょっかい出している、とか】
353郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/28(火) 23:20:04.07 ID:m22quM0D
【ごめんっ、ちょっとトイレに行ってましたorz】
【共闘でいいかな?】
【あるいは、俺が化け物でも!感電させてくれれば!】
354伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/28(火) 23:21:55.82 ID:LHHUuPxY
【スッキリされました?(ニコ】

【共闘了解です。というわけで、敵はどんなのでしょうか?】
【そちらにアイデアがおありなら、書き出していただければ合わせます】
355郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/28(火) 23:32:34.86 ID:m22quM0D
【スッキリしました!】

【んー、獣タイプとか?その方が思いっきりやれるだろうし!】
【夜の街、廃工場とかで場所はいいかな?】
356伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/28(火) 23:35:13.58 ID:LHHUuPxY
【ケモノ、ですね】
【場所他了解です】
【最初から一緒に行動していてもいいですし】
【郡くんが一人で頑張っているところへ、後から行ってもいいですし】
【その辺りも含めてお任せしますので、よろしくお願いします】
357郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/28(火) 23:47:56.51 ID:m22quM0D
【最初から行動していた方がやりやすいのかな?】
【近くで暴れている化け物がいるという噂を聞きつけて…という感じで】
【書き出しは俺が書こうか?】
358伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/28(火) 23:51:51.80 ID:LHHUuPxY
【入るきっかけを考えなくて済みますが】
【最初から一緒にいるシチュを考えるのが大変でしたら、後入りします】

【ではお言葉に甘えて書き出しお願いします】
359郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 00:06:35.59 ID:pIfQ9iDb
(夜な夜な暴れ回る化け物がいる――そんな噂を聞きつけたのが一昨日。
 ソースは“掲示板”。以前、独りで夜を行動していた時に使っていた
 異形にまつわる仕事情報の『伝言板』。当然ガセも多いが、それらすべてが嘘かと言えば否。)
(れっきとした仕事依頼もあれば、その筋では有名な人間からの情報提供もある。
 ――“夜”の人間との付き合いが増えてから当分の間使ってはいなかったが、
 成程、久々に覗いてみれば色々と目ぼしい情報があるものだ)

(実際に昼間に現場に足を延ばしたりもしてみた。暴れ回った形跡は僅かにだが、
 確かに残ってあり、その情報はビンゴだった。)
(さて、次に必要となるのは人手だ。“彼女”に頼もうかとも思ったが、例の“刀”の件で精一杯だろう。
 何人か候補を頭の中で挙げる。
 兵部――、彼は警察だ。既に独自で動いているか、あるいは、他の事件で手が空いていないかもしれない。
 紫――、彼はその報酬が見合うものでなければ動かない。
 奏――、彼女なら動いてくれるかもしれない。だが、どうにも、彼女は苦手だ。
 自分と似ているようで、どこか全く違うところがある。そこが苦手だ。
 と、なれば、自然と連絡が取れる人間が限られてくる。――彼女に頼むことにした)


……悪かったな、伊織さん。あんたに付き合って貰ってさ。
(夜の廃工場。ひと気も少なく、その気になれば簡単に犯罪が起こせるだろう。たとえ、一般人でも。
 そんな暗がりに一歩足を踏み入れる。―――ピリ、とした緊張した雰囲気が空気を伝って感じられた)
まあ、アンタは俺に思うところは色々とあるだろうけど、アンタとしても見逃せないだろう?
俺が戦いを楽しんでいる、って言ったアンタにはさ。
(随分と前に自分へ言い放った言葉を、今更持ち出しながら、からかうように笑って)
情報によると、大型の猿のバケモノらしい。当然力は強い。
……見てみろよ、あちこち抉れてるだろ、地面が。一見ともすれば、荒れた地面にも見えるけど…さて。
そうこうしている間に、お出ましだぜ?
(廃工場の奥から出てきたのは3メートルはあろうかという大柄の猿。
 猿と言うよりはゴリラと言ってもおかしくはないかもしれない。
 毛は返り血を浴びたのか、黄色い毛並みが赤茶色に汚れてしまっている。
 猿は二人を認めたようで、瞳を鋭くさせて、敵意を剥きだしに吼えた)

【それじゃ、こんな感じでどうかな?よろしくっ】
360伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/29(水) 00:18:11.29 ID:w2TCMkbG
どういたしまして。私からお願いしていたのですもの
(悪かったと言われれば、悪びれもせず返事をする)
(異形狩り依頼の掲示板について、情報があったら同行させてくれと、以前から頼んでいた)
(彼にそんなことを頼んでいたことについては、パートナーには言っていない)
(聞けばいい顔をしないだろうし、止められるかも知れない)

(からかうような少年の声が耳に届けば、目を細めて彼の方を見る)
楽しみでやれることではないにせよ……楽しいのなら、いいのではないかしら
(以前なら、決してそんなことは言えなかった)
(異形を斃すことを楽しんでいた彼をなじったのは、まだ寒風吹きすさぶ季節)
(今の自分は……思わず鉄パイプを握る手に力がこもる)
(それは音を立てずに電流を流すための道具でもあり、より手ごたえを感じるための武器でもある)

…っ!あれが……!
(思いにふける間もなく異形の痕跡が見つかり、その直後に現れたのは……猿)
ましら、という妖怪がいるそうですが…あれがそうなのかも……
(聞きかじったことを脈絡もなく口にして、手にした鉄パイプを刀のように下段にかまえる)
(鉄パイプも重さは真剣とそれほど変わらないが、抵抗の大きい形状なので、振りまわすには力がいる)

郡くん、私が離れてと言ったら、すぐに離れてね?
感電するから
(猿の方を見据えたまま、短く言った)

【ではこちらもこんな感じで。どうぞよろしくお願いします】
361郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 00:32:04.54 ID:pIfQ9iDb
へぇ……、あの刀の件の時から思ってたけど、伊織さん変わったな。
何だか『センパイ』って感じがするぜ?頼もしい。
(に、と小さく笑う。本当に彼女は随分と変わったように思える。
 心なしか、年上らしくどこか女性らしさを以前より強く感じる様にも思える。
 凛々しさと女性らしさ。その両方を兼ね備えた彼女は、きっと大和撫子という言葉に相応しいだろう)

ま、楽しいと言えるほど、俺も気楽じゃないさ。
俺の、俺たちの背後のことを考えたらな。……斃さなければ、他の人の命が消える。
それぐらいの自覚ぐらいはあるもんさ。
(そうでなきゃ、こんなことはやってない。そう最後に付け加え、ズボンのポケットからナイフを取り出す)

ましら?ああ…聞いたことがあるかもしれねぇな。
ま、異形やら妖魔やら跳梁跋扈しているんだ。妖怪が出たって何の不思議もねえな。
ましら――ね、随分と凶暴そうだぜ?怪我のないようにな。
(などという無茶振りをしながら、身構える。金色の猿は低い唸り声を挙げて、こちらを警戒していた)

了解――。
その分、遠慮なく叩きこんでやってくれよ?
(軽口を叩くと、ナイフを閃かせ大猿へと向かう。当然、大猿はその巨腕を振りかざし、彼を目掛けて打ち下ろす)
うぉっ―――、やっぱ、なかなか懐に飛び込むのは難しいな…。
(寸前で飛びのいて回避できたが、打ち下ろされた地面は大地を抉り取り、土塊を四方に飛び散らす。
 それだけでも随分なダメージになりそうで、厄介極まりなかった)
……気をつけろ!来るぞ!
(彼女に警戒を出す。大猿は空を割ってしまうような咆哮を挙げると、身体を捩じり、
 丸太のような太さの尻尾を鞭のようにしならせて、伊織へと薙ぐ)
362伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/29(水) 00:49:00.39 ID:w2TCMkbG
……。
(に、と笑う彼を冷たく睨みつけたつもりだが、少し目もとに朱が昇る)
(彼を同じ年か年上だと思っていたのはつい最近なのだ)
刀の時は、切姫に助けられたわ。
(淡々とそう言って前を向く。郡太一朗といると、色々と調子が狂う)
(それは取り澄ました「伊織津綺子」の殻を破って、地が出ていると言うことなのには気づかない)

ええ…私たちのすべきこと、私たちにしかできないこと……
(魔を狩り、魔に傷つけられる人をなくすこと)
(鉄パイプを握る手に充電していく。鉄パイプが低くブーンと唸る)
(その時、金色の魔獣が動いた)
郡くん!

(ナイフのきらめきが残像となって視界に残る。それほどに早い)
(打ちおろされる腕をかわして飛び退く彼を見ながら、自分も走る)
(その時、少年の発する警告が聞こえ)

やああ─────────っ!
(大きく気合いを発し、縄のような猿の尻尾を迎えるために鉄パイプをたてに構える)
(その鉄パイプがひしゃげる勢いで尻尾が横から叩きつけられ、その勢いで跳ね飛ばされる)
んあっ…!!

(尻もちをついた姿勢から立ち上がろうと、まず割坐でその場に座る)
郡くん、離れてっ!
(そして両手に充電した力を、手から思いきり開放する)
いけええええ────
363郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 01:11:09.28 ID:pIfQ9iDb
恩を売るつもりはねえよ。
それに、あれは俺の“自己満足”の結果だ。俺を人殺しにされても敵わないからな。
夢見も悪くなるしな。
(軽く肩を竦ませて、大猿へと再度向かう。その両腕から繰り出される拳の嵐は、
 容易に彼を近づけさせるわけもなく、土塊が弾けてそのつぶてが襲いかかる)
……チッ…、どうにもこうにも、上手く行かないな。
ふたり掛かりなら、あっという間に終わらせられるとも思ったんだけど…
(つぶてを受けて、頬を切ってしまう。流れ出す血を拳でぬぐいながら、大猿を見据えて)

くっ…図体が大きい割にはすばしっこい……!
伊織さん!大丈夫か!?―――ぐぁぁっ…!?
(刎ね飛ばされる彼女を案ずるが、そんな暇はなく、地面を削り取る拳を何とか回避するしか出来なかった。
 が、回避するタイミングを外してしまい、拳を受けてしまう。咄嗟にガードしたものの、その威力は全身に
 響くほどで、痛みが全身に走る)
……え…あ、ああ!
(伊織の合図と共に、横っ腹に飛びのけると、束ねられた電撃の砲撃は大猿の胸を直撃する。
 胸を焦がし、そのショックで身体を大きく仰け反らせ、悶える大猿だが、致命傷とまではいかないようで、
 興奮した怒りの表情を浮かべると、今度は伊織へと飛び掛かり、剛腕を振るう)
―――伊織さん!
(それを留めようと、地面を蹴り飛ばすと勢いよく大猿へと襲い掛かる。
 ベルトに差した鞘から切姫を抜くと、尻尾を目掛けて思い切り振り薙ぐ。切断には至らなかったが、
 切り込みを刻み、そこからは多量に出血してしまう。当然、大猿は痛みに悶え、拳の狙いを逸らした)
…伊織さん、もっと大きいヤツ撃てるか?
時間稼ぎなら俺がやる。……どうも、俺じゃ致命傷を与えられる様子はないからなぁ。
(切姫の力を完全に扱いこなせるのであれば、あの頑丈な身体を裂くことは出来るだろう。
 だが、腕が未熟な自分であれば、急所を狙って刃を突き立てねば、命を絶つことは難しいようだ)

【時間の方は大丈夫か?もう、こんな時間だけど】
364伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/29(水) 01:14:46.20 ID:w2TCMkbG
【お申し出に甘えて、ここで凍結させていただいてよろしいでしょうか】
【私は今週いっぱい、22時ぐらいから大丈夫です】
365郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 01:32:54.38 ID:pIfQ9iDb
【了解!それじゃ、明日の22時からってことでオッケーかな?】
366伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/29(水) 01:35:33.65 ID:w2TCMkbG
【29日水曜日の22時から、ですね?了解です】

【これから、というところですが、がんばりますので】
【また明日もよろしくお願いいたします】

【ではお先に失礼しますね。おやすみなさい】
367郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 01:38:02.44 ID:pIfQ9iDb
【ああ、ごめんな。それじゃ、その時間でよろしく頼むぜ!】
【スレをお返しします】
368郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 21:59:11.98 ID:pIfQ9iDb
【伊織さんとのロールに借りるぜー。】
369伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/29(水) 22:02:58.25 ID:G4d9p2e1
>>363
(渾身の一撃は、しかし巨猿の息の根を止めるには至らなかった)
(それどころか、苦痛に怒り狂う獣は更に激しく拳を振るい)
くぅ……っ…!

(自ら体を地に投げ出して転げると、少年の一撃が猿の尾に切りつけ、拳が逸れる)
なんて…しぶとい!
(電撃で力を振り絞ったために呼吸を荒げ、すぐには立ち上がれずに片膝をつく)
(もっと強い電撃を、と太一朗の声が聞こえれば、ゴクリと息を飲んで)
もうちょっと…まって……一分。

(パートナーなら何も聞かずにこちらの力を計ることができる)
(だが彼にはそんなことは分からないのだ)
(少しでも早くリカバーしようと、荒い呼吸を出来るだけ深く長くすることに集中し)
(苦戦する少年の姿を視界から追い出すために目を閉じる)
お願い……もう少し、だから………

(お腹の中に熱い何かを感じ、それが全身へ行きわたる様子を思い浮かべ)
(握り込んだ両手に、自然の怒りとされる力を……電力を貯め込んで行く)

郡くん…
(目を見開き、魔獣と切り結ぶ少年へと声を張って呼びかける)
離れて!

【改めましてこんばんは。今夜はこんなところからよろしくお願いします】
370郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 22:23:46.71 ID:pIfQ9iDb
>>369
……まぁったく、俺ぁ、持久戦には向いてねえのによ。
やれやれ、俺一人で来なくて正解だったぜ。
伊織さんがいなきゃ、スタミナ切れで倒れてただろーな。
(小太刀を構えなおし、大猿との距離を測る。距離は5メートル程だろうか。
 ぎりぎり尾っぽが届くか否かという距離。距離を測り損ねたら、そこで痛い一撃を貰うことになるだろう)
………一分か。中々に厳しいな。…いや、それぐらいやってみるさ。
ヒロインのお膳立てなんて、名誉な役割、そうそう味わえるものでもないからな。
(おどけて笑いながらも、どうしたものかと内心呟く。
 一分、60秒。その数字だけ見れば、大した時間ではない。だが、実際戦いながらの60秒は、
 何もしないで過ごす60秒とは全く違う。60秒間、伊織への注意をこちらに引きつけ、なおかつ、
 それに耐えなければならない。しかも、相手は巨躯でありながら、あのスピードだ。
 下手をすれば十秒も持たないかもしれない。だが)

俺の60秒…伊織さんにくれてやるさ。行くぜッ!
(尾っぽの薙ぎ払いに注意しながら、大猿へと向かって飛び出す。
 生ぬるい夜の風を切りながら、目指すは猿の懐。とはいえ、そう簡単に上手く行くはずもなく、
 大猿はすぐに気づき、予想通りその尾っぽでこちらを薙ぎ払おうとする)
何の!
(大きくジャンプし尾の鞭をかわし、更に前へと突き進んでいく。流石に足元まで接近されると、
 尾っぽの死角になってしまうのか、尾での攻撃の代わりに、その野太い足で踏みつけてくる)
………30秒。
(横っ腹に飛びのけて、すぐさま地面を蹴り飛ばし、足の脛を小太刀で切り裂く。
 出血するが、少量で、その一撃が大猿の行動を制限する理由にはならなかった)
(むしろ、大猿の神経を逆なでした様子で、完全に敵意をこちらへと向けていた)
…よし、その調子だ。40秒。
371郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 22:31:02.95 ID:pIfQ9iDb
(敵意を剥きだしにした大猿の視線は、それだけで身を切りそうな程、鋭く殺意で満ちていた)
(だが、伊織から注意を引き離すという意味では成功。鋭く伸びる足の爪先で、
 こちらの身体を蹴り飛ばそうとする。ここまで見てきたように大猿のアクションは早く、対応するのも
 ギリギリのタイミングだった)
………ぐっ、ぅううううううっ!
(咄嗟にガードするが、強烈な一撃は軽々と身体を浮き上がらせ、そのまま地面に叩きつけられる)
が、っぁぁ…!
(強かに背中を叩きつけて、一瞬呼吸が困難になるがそれでも身体を転がして、大猿の追撃を逃れる。
 体中を土埃に塗れさせながら、痛む身体を無理やり起こして、大猿の足元で、動きを翻弄させる)
……くっ、ぅ、50、びょう……!
(まるで地中に地雷でも埋め込まれているかのように、踏みつけや拳の殴りかかりによって
 地面ははじけ飛び、土塊が散弾銃のように襲いかかってくる。
 それらをかわしきれず、次々と身を切り裂く。だが―――、目的は達成できた。)

ジャスト、60秒!

(伊織の合図と共に横っ腹に飛びのける。あとは、彼女の実力を信じるしかない。)

【それじゃよろしくお願いしますっ!】
372伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/29(水) 22:38:28.94 ID:G4d9p2e1
私はあなたのヒロインじゃない。
私が勝利をおさめたら、それはあなたのおかげだけれど……
(目を閉じ、電力を発した後のだるさをふっ切って、再び新たな力を生み出そうと)
引き立て役はいらない。
私たちは人知れず闇の中で戦って、いつか闇の中に消えて行く。
陽のあたるところに居る人々は、私たちの事なんか何も知らなくていい……

(身体の奥深くからわき出す熱いなにかが、全身を駆け巡って力に変わる)
(握り込んだ拳をゆっくりと開けば、指先に青白いプラズマが走った)
あなたの60秒…もらったわ……

(目を見開いて少年に警告を発し、同時に獣の方へと駆け寄る)
(両手に構えた鉄パイプを振りあげ、地を蹴って飛び上がり、こちらへ前屈みになる獣の頭上へと)
いやああぁぁ───────────────ッッッッ!!

(がす、と鈍い手ごたえで鉄パイプが巨猿の額にめり込む)
(そこへありったけの電力を流し込めば、音も光もないながら、先ほどに倍加するダメージになるはずで)
「ぎゃオオオオオオ───────────────────…………」

(獣の悲鳴が夜空を震わせる)
(くら、と巨体をきしませ、ゆっくりと体がかしいで行って)
……っ……。

(とん、と着地し、そのまま体を前屈みにして膝に手をつき、大きく荒い呼吸を繰り返す)
(その目の前に、地響きを立てて巨体が倒れ込んだ)
373郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 22:58:42.05 ID:pIfQ9iDb
>>372
そんなことは百も承知さ。
だが、まあ―――、白雪姫の七人の小人ぐらいには役立つだろうぜ。俺は。
童話はなぜ存在しているか、知ってるか?
勧善懲悪や道徳、それを教える意味もあるだろうさ。
でも、一番は、子どもに夢を与える為なんだぜ?
なら、闇の中に消えて行くなんて寂しいこと言うなよ。
そこは、『自分のハッピーエンドを掴む為だ』ってぐらいは言い退けないとな。
そう、舞台に立ったのなら他人の物語では脇役でも、自分の物語では誰もが主役なんだよ。
本人がそう思おうが、思わないだろうが。
だから、俺は伊織さんのハッピーエンドを願って、脇役になるんだよ。
(滔々とそれこそ本を朗読でもするかのように、リズムを取って呟きながら大猿の打撃を回避していく)
(それは本人の調子取りなのか、不敵な笑顔を崩すことなく、
 土塊の雨を身に受けながらも、斃れることなく突き進む)

(光も音もない、雷撃。だが、それは確かに闇を切り裂く光でもあり。)
………やった、か?
(断末魔と共に、地面を揺らして倒れる巨躯に警戒を緩めることなく様子を見る)
(しばらくして、大猿が身動きひとつしないことを確認するとようやく警戒を緩めて、大きく吐息を吐き出す)
やれやれ……何とかなったな。伊織さんのお陰で、助かった。
(衣服は土塊の弾丸と殴打や蹴り上げの際にところどころ破けて、擦り傷や打ち身が出来ていた。
 だが、そんなことにも構わず、軽く土埃を払い、肩を竦ませる)
俺たちのやってることは、確かに誰に知れることはない。
けど、まぁ、俺だって誰かのハッピーエンドぐらいは願うものさ。それが、知り合いなら、尚更な。
その為なら、俺も少しばかりは『脇役』に回るもんさ。
だから、俺は伝えるさ。伊織さんの『ヒーロー』と出会った時、伊織さんがどれだけ凛々しかったかをな。
それが、俺なりの『脇役』の役目ってわけだ。
374伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/29(水) 23:15:35.41 ID:G4d9p2e1
はぁ、はぁ、はぁ……
(呼吸を荒げ、少年の言葉に答えることもできず、両手を膝について体を支え)
(やっとのことで頭だけを上げる)
(彼が倒れた魔物の様子を確認するのをただ眺め、やがて溜息をつくのをみると)
う……ぅ…っ……
(声にならない呻きを漏らしてその場に尻もちをつき、今度は後ろ手に体を支えて天を仰ぐ)

終わった…の……?
(助かった、という彼に顔を向け、カサカサの唇をどうにか動かす)
本当に……こんな怪物に一人で出会っていたら、どうなっていたことか……
「掲示板」は、ずいぶんと大物を紹介してくれたのね……
(呼吸が静まってくると膝を立てて身体を起こし、体育座りの姿勢になって)

ハッピーエンド…でも、その後にはまた朝が来て、また夜が──闇の世界がやってくる。
私たちのしていることが、いつ、どんな風に終わりを告げるのかわからないけれど
きっと……
(異形との戦いに敗れて亡くなった兄)
(自分は本当の終わりをハッピーに迎えられるのか……)

今夜、私たちは一つのチームだったわ。前衛のあなたが居て、後衛の私がいた
お互いの力を出し尽くしたでしょう?
どちらが主役でもなく、お互いの力を出し合うために、ベストを尽くしただけ……
(少年が『ヒーロー』と言った)
(その言葉に、ふと口元が緩む)
ありがとう。
私のヒーローは、私の事を何でも知っているわ……

きっと、私以上に。

(その一言に意味も自覚もなかったが、ある意味それは真実なのだ)
(自分が失った記憶を、パートナーは預かってくれている──)

(うっすらと笑みを浮かべたまま、郡太一朗を見上げて静かに尋ねた)
だから、あなたの主役の話を聞かせて?
375郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/29(水) 23:40:07.27 ID:pIfQ9iDb
>>374
ま……、俺だって此処まで梃子摺るとは思ってなかった。
そういう意味ではもう少し慎重になるべきだったのかもしれないな…。
俺もまだまだだな、やっぱり。
(思考が足りない。技術も足りない。足りないだらけだ。
 自身の未熟さを感じながら、彼女に倣って地面に座り込み胡坐をかく)
戦いに終わりはないのかもしれない。もしかしたら、その中で命を落とすことになるかもしれない。
でも――、大切な誰かと添い遂げられることは出来ると思う。
その意志を継ぐ子を育むことだって出来ると思う。
…ハッピーエンドの形は、人それぞれだろうさ。でも、それを信じることが出来なくちゃ、それは形にならない。
そう、ずっと心に秘めておけば、きっと、必ず叶う。…俺はそう信じることにしているんだ。
(綺麗ごとや理想論なのかもしれないけれど、と付け加えて)

そっか。それは羨ましい話だ。
(本当に羨ましそうな声色で、目を細めながら呟き、夜空を眺める。
 月を覆い隠していた雲は晴れており、月と星が僅かながら見え隠れしていた)
俺は逆だよ。きっと俺は彼女について、何も知らない。何も知ることが出来ない。
……それでも。俺は、彼女のハッピーエンドを願わずにはいられないんだ。
それがたとえ、俺の押し付けがましいモノだったとしても。
そう、幸せになってほしい。ただ、それだけなんだ。
(そっと吐息を吐き出すと、ちらりと伊織を一瞥して)
……そう言えば、聞きたいことがあったんだ。
この辺りで、特殊な“刀”の存在の噂を聞いたことがないか?
探してるんだ。意志を持っていて、持つ人間を選ぶ……らしいんだけどさ。
名は“夜乃刀”。……もしかしたら、とも思ったんだけどな。
(彼女にあの“声”の名を知らせたのは、彼女に対して不思議な信頼があったからだ。
 もちろん、彼女と知り合ってから、随分と経つというのもあるが)
いや、知らなかったらそれでいいんだ。ただ、そういう情報があれば、教えて貰いたい。
376伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/29(水) 23:57:06.13 ID:G4d9p2e1
希望を持つことは大事なこと……とても勇気がいるし、強い意思も要るけれど。
いつかハッピーエンドを迎えるという希望……あなたはそれを信じてるのね。
その勇気が、すごいと思う。
(少年が座りこむのを目で追って、静かに言った)
(希望と楽観とは違う。希望を持ち、希望のあることを信じるのは、時にとても苦しいことだ)
(ある意味、夜毎に命懸けで戦うことよりも、ずっと)

私はいつか自分が闇の中で消えて行くんだろう、と漠然と思っているのだけれど
それは悲観しているとか、自暴自棄になってのことじゃないの。
そんな風に終わるのが嫌だとも思わない。
きっとその最後の一瞬まで、私のそばにいてくれる人がいる。
その時がくるまで、後悔しないように、一瞬一瞬を大事に生きて行きたいと思う。

(雲が切れて月がのぞく)
(振り仰ぐこちらの顔にも、青白い月光が降り注ぐ)
そこまで思ってくれる人がいるっていうだけで、その方は十分お幸せよ。
その方もきっと、いつかやってくる終わりの日まで、その幸せに……
幸せをもたらしてくれる郡くんに、感謝していると思うわ。
そんな風に、誰かに愛されて、その愛情に感謝して終わるのなら、
それが最高のハッピーエンドなのかもしれない。

刀?
(それを聞いた途端にいぶかしげに目を細め、更に話を聞けば嫌な顔をする)
意思をもった……人をえらぶ、刀──“夜乃刀”
(つい先日まで、退魔の意思を宿した刀に取り憑かれていた)
(ふう、とため息をつき、頭を振って)
その銘は聞いたことがないけれど……嫌な話ね。意思を持った刃物だなんて。
377郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/30(木) 00:10:49.62 ID:mOkI134G
勇気なのかな。……単純に、現実を見ない振りをしてるだけかもしれないぜ?
まぁ、ただでさえ嫌なことばかりが起こる世の中なんだ。
胸の内に秘めるのなら、どんな綺麗ごとだろうが、悪いことじゃないと思うんだ。
(軽く肩を竦ませる。ただの願望なのかもしれない。
 それでも、それを捨てきれないでいられるのは、彼女の言葉の通り勇気なのかもしれない。
 あるいは、ただの向こう見ずか)

そっか。………なら、いいんだ。
ただ、どういう形であれ、俺は伊織さんには報われて欲しいと思う。
こんな戦いを続けてるんだ。それくらいのご褒美ぐらいはあってもいいんじゃないか?
……悲劇なんて、物語の中で十二分だ。
(頭を振って、成程と思う。最期まで一緒にいたいと強く願う人がいるということは、
 きっと、今現在、彼女自身も幸せなのだろうと。どこか嬉しそうに語る彼女の横顔を眺めて、思った)
…さて、どうかな。そうであるなら、俺としては嬉しい限りだけど。
(そう言い切れる自身はない。なにせ、彼女を精神的に窮地に立たせたことだってある。
 それはきっと間違いなのではないかと迷うこともたくさんあるぐらいだ)

(嫌な話だと語る彼女に苦笑して)
まぁ、そう言ってくれるなって。
俺の大切な人の命の恩人なんだから。
ま、何か分かったら、俺に連絡くれよ。その代わりと言っちゃなんだが、
俺に協力できることがあれば、手伝うからさ。今日のお礼も兼ねてな。
(に、と小さく笑うと、ズボンの裾を手のひらで払い立ち上がる)

【時間もいい頃だけど、どうしようか。何か話題や案があればこのまま続けて貰ってもいいし、
 何かまた違う展開があれば、それに乗っからせて貰うけど、何かある?】
378伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/30(木) 00:23:07.81 ID:xaFh89Pw
私たちよりずっと平凡な生き方をしている人たちでさえ、簡単に希望を失って
流されるように、ただ生きているだけという人もいるわ
希望を持ち続けることも、勇気のいることなのよ。

報われる…?私が?
(少年の言葉に目を見張った)
(今まで自分のして来たことに、報酬や褒美を寄越そうと言う人はいなかった)
私こそ、自分の運命に流されてここまで来ただけ。
厳しい運命だとは思うけれど、逃げようとは思わない

命の恩人?意思を持った刀が?
(疑わしそうな声を出してしまって、慌てて唇をかむ)
何があったのか知らないけれど……関わっていいことは無いような気がする。

(立ち上がる少年を、また目で追って)
私も少しここで休んでから帰ります。
私こそ、ありがとう……

(少年がこの場を去るならそれを見送り、携帯を取り出す)
(ワンプッシュで登録先に繋がる)
こんばんは、今、××公園にいます──
(声色に少し優しい何かが混じる)
(この夜も、夜明けに向かっている──)

【ではでは、こちらはこんな感じで締めてみました】
【そちらのレスをお待ちいたします】
379郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/06/30(木) 00:35:54.06 ID:mOkI134G
救われない結果なんて、俺は嫌いだ。
例え、それが現実だとしても、俺は夢見る馬鹿でありたい。
過酷な現実が運命だと言うのなら、俺はそれを信じない。
(ふ、と小さく吐息を漏らし、んーと大きく背伸びをして)
……俺は一介の高校生だ。出来ることなんてたかが知れてる。
それでも、戦い続けるのは目の前にある現実だけでも、少しでも幸せな方向に持って行きたいから。
そして、そのなかには俺自身も含まれてる。
誰かを幸せにして、自分を犠牲にするなんて、そこまで高尚なことは考えちゃいない。
俺も、他の誰かも、幸せになりたい、したい。ただ、それだけのことなんだ。


ま……探さないというわけにはいかないからな。
なにか分かったら、教えてくれ。今日はサンキューな?
(ようやく緊張が抜けたのか、からりとした笑みを浮かべると軽く手を振り)
(彼女に見送られ、一人、夜の道を歩く)
……。
(この道がどこに続くかは分からないけれど、その先にあるのは幸せだと信じたい)

【それじゃ、こんな感じで締めっということで!】
【もう少し派手に話を展開すればよかったかなとも思いつつ、こちらとしては楽しませて頂いたので、
 満足でしたっ。また機会があればよろしくお願いしますっ】
380伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/06/30(木) 00:39:19.03 ID:xaFh89Pw
【見届けました】

【こちらは盛り上げていただいてスポットライトまでもらってしまって】
【非常に派手な展開だったと思っておりますよ?】

【こちらもとても楽しかったです】
【またどうぞよろしくお願いいたします】

【お疲れさまでした。お休みなさいませ】
381杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/01(金) 00:05:10.43 ID:viMdbSBS
>>343

キョンシーに導師って、幽玄道士?
あのテンテンとかって女の子が活躍するドラマに出てくるような?
あれ、父ちゃんが大ファンでさぁ、ちっちゃい時にみさせられたんだよねー、もうスッカリ話しは忘れちゃったけど。
あれって、台湾とか香港とかのだったと思うけど、龍岬さんはあっちに留学とか旅行とかで行ったの?

(たしか道士は道教のお坊さんみたいなもの、仙人とか陰陽師、修験道とかもそっち関係だったはず)
(でも日本じゃ陰陽師は陰陽師、修験道は修験者だし、道教のお寺もほとんどなかったと思う)
(だから本場の経験かな、と凛子は想像したけど、この街ならキョンシーくらいいてもおかしくないかもとも思う)
(小さいときに自分でキョンシーを描いて呼び出したりしたし――もちろん、野にはなったりはしてないけど)

わーい、ありがと〜♪

(龍岬が席に戻った頃には、もう二つのハンバーガーは平らげ済みだった)
(お行儀悪く、指についたソースをなめとってたりしてて、「ふぅ、一仕事片付けたぜ」感を漂わせていたけど)
(新たな獲物を前にして、すぐさま臨戦態勢に戻って指をわきわきさせた)

ん〜、別にいいよー、おごってもらうのはともかく、龍岬さんの話はおもしろそーだもんね。
えーと……ほい、どーぞ。

(オニオンリングをほおばりながら、綺麗にビーズでデコされた携帯を取り出して赤外線通信モードにする)
(よくみると派手な衣装のお地蔵様で、お寺の娘としては罰当たりアウトな感じだ)

【龍岬さんへの置きレスだよ】
382龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/01(金) 01:14:19.44 ID:Xxxmi1Rr
>>381

ああ、そういやこっちじゃそういう扱いになっていたんだっけ?
間違いではないけど…大分デフォルメされてるけれど。
(本当はかなり危険なモノなんだけどね…と思っただけで口にはださず)
15年間は中国で過ごしててね…その間に何回か行った事があるくらいかな。

(そういう方面では確かに祖父に連れられて導師の手伝いもした事はあったのだが)
(それを今話す事はこの時なぜか躊躇した)
(そのうち話す機会があるかもしれない−なぜそう思ったのかはこの時は知る由もなかった)

そうかー?あんまり面白そうな話はないんだけどね…。
むしろキミのほうがイロイロと面白い話をもっているんじゃないか?…なんてな。
(凜子嬢が携帯を取り出したのを確認すると先に出していた携帯を操作して赤外線モードにすると)
(そのまま通信を始め…暫くするとアラームが鳴り作業終了を知らせる)

これで…よしっと。ありがとうね。
もし何か手伝って欲しい事や困った事があったら遠慮なく連絡してくれてかまわないからね。
…といっても、俺に出来る事だといいんだけどね…
(苦笑いを浮かべながらうまそうにオニオンリングを頬張る凜子嬢をみている)
(携帯を懐にしまい、店内の時計を見ると大分時間が立っていたらしい)

おっと…もうこんな時間か。そろそろ帰らないとご両親が心配してるんじゃないかい?
もし何だったら駅まで送っていこうか?…といってもそんなに距離がある訳じゃないか
(ハハハと軽く笑いながらアイスティーを飲み干していく)

【もりりん嬢への置きレスです。】
383杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/01(金) 21:31:41.44 ID:viMdbSBS
【龍岬さんとのロールで本スレ使いま〜す】

>>382
15年って、人生の半分は海外じゃん、すっごい、帰国子女だぁ!
ならもう何度も飛行機にのってるんだよね?
アタシ、まだ新幹線しかのったことないからなぁ〜。
修学旅行、海外とは言わないけど、北海道とか沖縄とかにならないかなぁ。

(目の付け所が違う、てかずれている)
(凛子には海外生活よりも飛行機に乗ることの方が興味をひかれるらしい)

アタシのおはなし?
ん〜、生臭い話ばっかだよ、父ちゃん生臭坊主だし。
このあいだなんか、うちも萌えキャラで宣伝しようか、なんて言い出すし。

(携帯に送られた情報は、電話番号やメアドどころか住所まではいっていた)
(住所の最後にお寺の名前がはいってるあたり、ゆるいのかわざとなのか微妙なところだ)
(凛子自身はちらっと受信したのを確認しただけで、中身も見ずに携帯をとじた)

うちのお寺で毎年やってる盆踊りならボランティア大歓迎だよ。
町内会のおっちゃん達にからまれながらタダ酒も呑めるしね〜。

(まだ龍岬壱耶の力を知らないから、手伝いで思いつくのはこんなことくらい)
(でも力強そうだし、地元の土建屋さんに混ざって力仕事しても活躍できそうだと思う)

あれ、ホントだ、もう真っ暗になってる。
おいしーもの食べてると時間たつのはやいなぁ〜。
うん、それは母ちゃんにメールしとけば大丈夫だよ。
きっと、「凛子が食べ物に釣られて連れ回された!」って大騒ぎするから。

(それは全然大丈夫じゃないんだけど、ニシシと変な笑いをしながら戦利品の残骸を写メしている)

ああ、アタシは電車じゃなくてバスだから。
ここからだとバス停は学校の方へ戻っちゃうからいいよ、龍岬さんもめんどーでしょ?

【今夜もよろしくねー】
384龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/01(金) 22:02:20.88 ID:gHAHwSw7
>>383
【杜 凛子 ◆PVxfIC45I.嬢とのロールでスレ借ります】
んーといってもなぁ…実際飛行機使ったのって、日本との往復くらいだしなぁ…。
中国大陸なんて陸続きで欧州まで繋がっている訳だし、台湾なんかは船だったからなぁ…。
(15年間祖父に連れ回された海外生活を脳裏に浮かべ思い出し懐かしんで)

北海道も昔は「蝦夷」なんて言われていたし、「沖縄」は第二次大戦後はアメリカ領だったし…そういった意味ではある意味「海外」ではあるよな。

凛子ちゃんの萌え衣装ねぇ……お寺さんだったら…やっぱり「尼」さんになるのかな?
(そんな姿でてんてこ舞いになっている凛子嬢を想像してしまい小さく吹いてしまう)

へぇ〜盆踊りねぇ……そんな賑やかな処なら…色々なモノが集まりそうで楽しそうだよね。
あぁ、言っておくけど…実はあまり飲まないんだよねぇ…。
(飲めない訳じゃないんだけどね…と小声で)

おいおい、それじゃあ…俺が無理矢理連れ回して@yみたいな言い方じゃないか…勘弁してくれよ…。
(ヤレヤレ…といった表情を凛子嬢に見せながら軽く笑う)

そうはいかないよ、仮にも女の子を暗い夜道に一人歩きさせる訳にはいかないし。
バス停ならそうは遠くないだろうけれど…バスが来るまでさ、話相手がいた方が退屈しのぎになるんじゃないかな?

【大変お待たせしました、今夜も宜しくです】
【…うん、携帯はツラい…でもガンガル!】
385杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/01(金) 22:44:50.54 ID:viMdbSBS
>>384
そっかぁ、大陸だし、西遊記の世界だもんねぇ。
まだ馬が大活躍してるとことか、けっこうありそーだね。
船といえば、香港の夜に屋形船ってすっごく面白そう、エキゾチックとかっていうの?
前になんかのテレビでお祭りの夜をやってて、とても楽しそうだった、おいしそーなものばっかりで!

(日本へ仏教をもたらした中国、でもお寺の娘である凛子はこの程度の興味しかなくて)
(龍岬が経験したであろう大変だったことに気を向けることはなかった)
(実際に行けばまた違う感想をいだくだろうし、もしも夜のことを聞かされれば思うことはあったのだろうけど)

へ、アタシは萌え衣装なんか着ないよ?
なんか変なソーゾーしてるでしょ、龍岬さん。
父ちゃんはアタシに萌え絵を描かせて、新しい檀家をふやそーってもくろんでんの。
だいたい、僧服は萌えな方向じゃなくて、オッチャンのエロの方に行っちゃうんだよ。

(吹き出した龍岬をじとーっと睨む、ゆるい話し声がなければ結構怖い顔だ)
(ちなみに僧服についてはお墓に捨てられていたエロ劇画を拾い読みした感想からだ)
(エロいお爺ちゃんだったらしく、悪友がそなえていったらしい)

お酒は体質があるってゆうもんね、あとお相撲さんみたいに体がでっかい方が強いとか。
中国のお酒は強いイメージがあるし、ビールなら平気なんじゃない?
お祭りだとけちらずにちゃんとしたビール買ってるみたいだし。

あははっ、小さいとき、ほんとにつられちゃったコトがあったからねー、ま、なんともなかったけど、
今朝のことを話すよりはイイと思うよ、顔に傷でもついたら、なんて言い出しちゃうし。

(だから内緒にしとくね、笑い返す)

じゃ、お言葉に甘えちゃおーかな?
あの辺、痴漢もでたりするからね−、タチの悪いのもいるし。
……痴漢の地縛霊がいるんだよ、マジな話。

(嫌悪と憐憫の入り交じった表情をしながら口の周りをテッシュで拭う)
(完勝である、残っているのはたれたソースやカップに残った氷くらい)

【あ、ごめんちゃい、何も考えず長レスしちゃった】
386龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/01(金) 23:11:34.72 ID:gHAHwSw7
>>385
それこそ今でも「シルクロード」を追体験できるくらいだからね。
ちょっと内陸部へ行けばまだモンゴル民族が遊牧してるしね。アレは一度体験すると人間が大きく成長するね。
中国は食文化も凄く栄えてるからね…凛子ちゃんが行ったら…1日2日じゃ回りきれないかもね。
(まぁ…彼女に振り回される相方が可哀想な事はまず間違いないだろうな、と考え込む…相方って??)

ハハハッ、ゴメンゴメン…想像したらつい…ね。
(凛子嬢に鋭く指摘されると笑いながら謝罪をして)
…でもさ、そういうツッコミをするって事はさ…読んだ事がある訳か…成る程なぁ…。
(一人納得したのか、ウンウンと軽く頷いている)

確かに…向こうの生活には馴染んではいたんだけど…なぜか酒だけは「日本酒」しか飲めなかったんだよなぁ…不思議な事にさ。

……あ…いや、まさか本当に連れ回された事があったとわねぇ…
(はぁ…と溜め息を吐きながら…この娘は今でも食べ物で釣られそうだな…)
(なんか…危なっかしい娘だなぁ…という第一印象を受ける)

痴漢ねぇ…只の痴漢なら問題ないんだけどな…
「自縛霊」となると、俺の専門外だぞ?
まぁ…できる範囲で「護って」あげるさ。
(最後の言葉はは凛子嬢を安心させる様に力強く言い放って)
(気持ち良く全て完食したのを見計らって)

じゃあ…そろそろ店出ようか?
(凛子嬢が席を立ち上がり帰り支度を整えるのを待ちながらトレイをテキパキと片付ける)

【長くても大丈夫だから気にしないでね】
387杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/01(金) 23:48:07.75 ID:viMdbSBS
>>386
きっと単位が違うねー、アタシはよく寄り道しちゃうし、1年2年、もしかしたら10年かかっちゃうかも。
うん、なにしろツバメの巣を食べようなんて考えちゃう国だもん、すごいよねー、その発想がすごいよ。
北京ダックなんて皮だけしか食べないってゆーし、アタシは全部食べてコックさんに怒られちゃうね。

(さも痛そうに頭の上を撫でる、本当にたんこぶがあって痛そうな感じで)
(実際にそれをやって母ちゃんにゲンコツされたのを思い出しての表情だったりする)

うっ、別に自分で買ったんじゃないんだからっ。
目に付くとこへ置きっぱなしになってたから、何かなぁって見ただけなの。
アタシだからまだよかったけど、あれで変なクセに目覚めちゃう子がいたらかわいそーじゃない。
……龍岬さんも読んだりするの? 例えば、チャイナ服ものとか?

(ちょっと顔を赤くして、睨みつけながら変な勘違いをしてそうな龍岬に反撃をぶつける)
(そこで真面目顔で当然と答えられたり、チャイナ服萌えを一時間くらい語られちゃっても困るけれど)
(近所のオジサンとかじゃなく、少し年上の男性がどんな反応をするのかなと思って)

それはきっと日本人だからだよ、日本酒はお米のお酒だし、遺伝子と魂に刻まれちゃってるんだね。
アタシも甘酒は好きだよ、あれでも満杯の大きな鍋の近くにいると、ちょっといい気分になっちゃうし。

(凛子はあまりお酒に興味はなくて、胃に呑めるだけのスペースがあるなら食べたい方だから)

きっとアタシには興味ないだろうから襲ってこないと思うよ、たぶんだけど。
スカートめくりの痴漢だから、その幽霊。

(立ち上がってぱんぱんと腰の辺りを叩く、凛子が着てるのはジャージだからめくりようがない)
(凛子はトレイの片付けを龍岬にまかせて、かるくテーブルを拭いて鞄を持った)

お待たせっ、忘れ物はないよ。
388龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/02(土) 00:23:20.33 ID:z6M+oZUO
>>387
でもさ、凛子ちゃんならあの「満漢全席」を一人で平らげちゃえるんじゃないかなぁ…アレなら1日で出てくるし。
燕の巣どころじゃないよ、鳩だって食べるんだから。基本的に「生物」なら何でも食べるよ…それこそ…「ヒト」でもね…。
(そう言う龍岬の表情はこの時ばかりは今までした事がない程暗かった)
(なんともいえない…やるせなさそうな顔をしており)
(ふと我にかえるとただ、「なんでもない、悪かったね」と一言だけ発した)

何かなぁって見て…そのまま読み続けてしまった訳なんだね。
(クスクスと笑いながら追い討ちを掛けるように言い放って凛子嬢の反応を楽しんで)
俺の場合は読めなかったよ…向こうはその手の検閲が結構厳しかったからね。
その代わり…「実戦」で「覚えた」事が多かったかな。
(実際に「黒社会内」での「取引」の際、多々あった事であり)
(事実「悪友」からも「房中術」は覚えて損はしないと言われ半ば強引に習得させられたという経緯もあった)
(だがこの話は別に他人に話すような事ではないし、話した処で…という考え思考を止めておく)

あぁ、死んだ爺さんが生粋の日本酒好きだったからな…その性かもしれないな。

(どうやら凛子嬢の準備はいいようだ…適当な頃合いを見計らって)

よし、じゃあ行こうか。
(凛子嬢を先頭に店を出る)
(バス停までは凛子嬢を壁側に、自分が車道側を歩く)
(その間も色々な話や質問等、店内で足りなかった部分を話していく)

【もりりん嬢は何時まで大丈夫?俺はまだ大丈夫だけど…】
【病み上がりなんだから無理しないようにね】
389杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/02(土) 00:59:34.89 ID:/nUDCBYR
>>388
満漢全席って、中華料理のフルコースだよね。
すっごく魅力的だけど、お小遣いとお年玉、何年分になるんだろー?
宝くじでも当たらなくちゃ、一生食べる機会はなさそーだなぁ。

(ひぃふぅみぃ、と指を折りながら、龍岬の最後の言葉は聞き流した)
(人の肝が薬になるからと食べた者がどんな行く末を辿るか、本山へ言ったときに聞かされたことがある)
(きっと、その手のことを見聞きしたか、実際に遭遇してしまったとか、そのくらいは想像できたから)
(だから、「ん、なんのこと?」と分からない振りをする)

読んだというか、ショックで固まってたというか……まぁ、そーなんだけど。
結局、すぐ母ちゃんに見つかって怒られたけどね、アタシもソレを置いてった爺ちゃんも。
いい年して正座させられて説教されたんだって、あとでアタシに謝りにきたよ。

……実戦? ……へー、ふーん、そーなんだ、なるほどー。

(ジト目、というよりも冷たい目で龍岬を見上げ、ニヤニヤともイヤイヤとも言えない笑みを浮かべる)
(エッチな本の代わりに実戦といったら、やっぱりエッチそのものとしか思えないし)
(女子高生にさらりと俺童貞じゃないんだぜ的な発言するって、どーなんだろう、とか)
(分からない振りをせず反応しちゃった自分もどーなんだろう、とりあえず下手踏んじゃったかな、と)

(いろいろ話をしながら歩く)
(マイペースな凛子は途中途中で足を止めてはあの店はどうのこうのとおしゃべりしたりして)

そーいえば、龍岬さん、さっき地縛霊は専門外って言ってたけど、専門ってなんなの?

(と、ふと思い出して聞いてみる)
(浮遊霊専門の研修者だから地縛霊はダメなんだ、とかだったら笑っちゃうなぁ、なんて思いながら)

【もうこんな時間だぁ、アタシが悪いんだけど……うん、リミットは2時くらいまでかな?】
390龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/02(土) 01:24:44.63 ID:z6M+oZUO
>>389
…なんなら、今度時間が空いたらご馳走するよ。
一回くらいは食べておくと話のネタにもなるだろうし。

まぁ…凛子ちゃんくらいの娘なら興味を持ってもしょうがないさ。
むしろ親御さんが正しい知識を教えないとダメだろうし。

まぁ、少なくとも凛子ちゃんよりは人生経験というものを踏んでいるからね、いろんな意味でさ。
…でも意外だな、凛子ちゃんからその手の話が出てくるとは思わなかったよ。
やっぱり…その手の話に興味がある年頃なのかな?

(凛子嬢の話に耳を傾けながら色々な話を聞いていたのだが)
専門?…あぁ、そうだなぁ…敢えて言うなら…「殴り」専門かな??
簡単に言えば…非物理的なモノに対しては「無力」だからさ。
(あっけらかんとした口調で自分のスタイルを暴露して)
(特に警戒もせずに凛子嬢の反応を伺っている事が見て取れる)

【それなら本日はここで凍結にしましょうか。】
【あと一回で〆です…なんて嘘でしたね、ゴメンナサイorz】

【次回解凍はいつにしましょうか??】
【一応本日土曜日の21:30〜は大丈夫ですが…それ以外ですと来週になってしまいますが…。】
391杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/02(土) 01:27:45.01 ID:/nUDCBYR
>>390
【でも、あともうちょっとだし、誤差の範囲だよ】
【日曜はムリだけど、土曜の夜は大丈夫、たぶん昼間に置きレスできると思う】
392龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/02(土) 01:32:03.53 ID:z6M+oZUO
>>391
【ありがとう、そう言ってくれると…(ToT)】
【それじゃあ…土曜日にお願いしてもらっていいかな?】
【今夜も楽しめたよ!もりりん嬢も楽しんでくれたなら幸いです】
393杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/02(土) 01:33:56.38 ID:/nUDCBYR
>>392
【うん、りょーかい】
【時間忘れちゃうくらい楽しいよ】
【それじゃ、おやすみ〜】
394龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/02(土) 01:36:16.43 ID:z6M+oZUO
>>393
【それならよかった】
【今夜も遅くまでお付き合いありがとう!】
【おやすみ…よい夢見を!!】

【スレをお返しします…ありがとうございました】
395杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/02(土) 21:47:28.26 ID:8SlR7iaG
>>390
いや、いやいやいや、満漢全席なんてそー簡単におごれないでしょ?
ネタにはなるけど、もしかして龍岬さんってお金持ち?
大学生とは仮の姿、中国の不動産バブルで荒稼ぎしたとか?

(おごってくれるって言うのに、ちょっと危険な仕事をしてる人的な扱いである)
(いま食べてるハンバーガー程度なら5千円いくかいかないか程度だけど)
(福沢諭吉がたくさんでてくるようなら、さすがに凛子でも普通じゃないと思ってしまう)

ま、それはちゃんと父ちゃん母ちゃんがOKだしてくれたらだねー。
ごちそーになってから話したら絶対怒られちゃうよ。

(でもご馳走になる気満々だ!)

うっ……龍岬さんとは今日会ったばかりなのに。
学校で男子と話してると、けっこーそんな話になるんだよね。
やつら、アタシのこと女って思ってないからさー。
女同士だと生々しい話でも、男子とはバカ話ですませられちゃうし。
あ、龍岬さんをあいつらと一緒扱いにしてるんじゃないんだよ、全然ちがうもん。

(少なくとも凛子がポロッとあんなことを言わなければ、龍岬は多少勘違いしたままでいてくれたと思われ)
(でも凜子自身はその辺りは他の子と同程度だと思うし、異性にそれをどの程度隠すかどうだし)
(龍岬を異性と見るか見ないか以前に、会ったばかりの人に慣れ慣れしすぎたかなぁと、ちょっと反省する)

殴り専門??? って、蹴ったりしないの? ボクシングとか?
中国って言ってたから、一瞬カンフーとか少林寺拳法とかかと思ったけど。
怨霊を殴って退治はできないもんねー。
霊力を拳に集めてぶんなぐる、なって漫画があった気もするけど、それって霊力で退治してるだけだし。
龍岬さんはそんな無茶なヒーロー体験してるわけじゃないんだ。

(龍岬がどこまで本当のことを言ってるのか分からないけど、凛子にあわせるための作り話だとしても問題ない)
(本当の話であれば勉強になるかもしれないし、ネタならネタで面白い話だし楽しめる)
(夜のことでガツガツするなんて――もったいなさすぎる)

【龍岬さんへの置きレスだよ】
396龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/02(土) 22:32:49.23 ID:z6M+oZUO
>>395
んー…まぁ…ソコソコ貯金はあるし、問題ないさ。
さぁ…それはどうなんだろうなぁ…。
(フフッと含み笑いをして目線を明後日の方向へ反らして)
どうして自分達に教えなかった!
凛子ばっかりウマイものばかり…
なんて言われたりして…な。

まぁ…でもその位の年頃だとその手の話は気になる話題なのは仕方ないさ。
それが男子であれ女子であれ…興味深さ的には大した差はないだろうし。
むしろ女子の方が今は積極的なんじゃない??
ははっ…そんな事位はわざわざ言わなくても解っているさ、気にしなくてもいいよ。
(悪気があったのではなく只の好奇心から出た言葉だと理解しており)
(その見解が間違っていたとしても龍岬自身としてはこういう事であろうと思っていた)

あぁ、俺のは我流のスタイルなんだ。だから決まった型とか流派ってのはないのさ。
ただ…内功と外功に関して言えば…一応「達人」クラスだけどね。
ヒーローか…ヒーローねぇ…。
(その言葉が凛子嬢から出てきた時、あの夜一時的とはいえ、共闘した少年を思い浮かべ)
(フフっと思い出し笑いをしてしまった)
あぁ、ゴメンゴメン…ちょっと…ね。

【大変またしてしまってすまぬ!】
【では改めて…今夜も宜しく!!】
397杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/02(土) 23:12:08.19 ID:8SlR7iaG
>>396
満漢全席おごれちゃう貯金なんて、そこそこじゃないと思うけどなー。
父ちゃんはそー言いかねないけど、母ちゃんは絶対怪しむと思うな、なんか裏があるんじゃないかって。
ま、父ちゃんには悪いけど、家族全員おごってもらうわけにいかないし、お土産でガマンしてもらわなくっちゃ。

(朝ぶつかったのはハンバーガーでチャラだし、そこまでされるものでもないはず)
(何かよからぬことを考えてるとも思えないし、きっと本気でおごるつもりじゃないんだろう)
(おごってもらえなくたって、どんなのだろうと想像するだけで楽しいし)

母ちゃんたちの年代にくらべればそーなのかもね。
今の子たちは、なんて言ってるし。
実際どーだかわかんないけど。

(龍岬をちらっと見て、アタシはどー思われてるのかな、とちょっと考える)
(ぶつかっておごってもらうなんて、ある意味ナンパかもと今さら思ったりするけど)
(そのつもりで声をかけて簡単についてくるような子に見えてるのかな、とか)
(あんだけ食べて、何を今さらそんなこと言うんだって自分にツッコミしたり)

ないこう? がいこう?
えーと……あ、気功のこと?

(本山で聞いたことはある、大きな宗派の退魔僧の中には使える人もいるらしい)
(お経だけでは太刀打ちできない存在には、乙護法や気功とかで対抗したりする、と)

ん?
よく分かんないけど、達人クラスって、すっごく強いってコトじゃないの?
そんな気功だったら、悪霊にだって対抗できそうな気がするけど、違うの?
うちの宗派の本山にいくと、お経唱えて悪霊を成仏させちゃうお爺ちゃんがいるけど、
気功を使う人はいないから、話に聞くだけでじっさいどーゆうのかは知らないの。

(ドラゴンボールの孫悟空みたいにかめはめ波みたいのを撃ったりできるんだろうか?)
(それだったら悪霊だってやっつけられそうだし、やっぱりそれは漫画の中の話なのかな?)

【う、またまた長文遅レスでごめん】
398龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/02(土) 23:30:18.03 ID:z6M+oZUO
>>397
そうかぁ?考えすぎだと思うけどね。
お土産ねぇ…なら包んでもらって…お持ち帰りするか?なんてな。

進んでいると思うし、どちらかと言うと結構オープンな方だよね?
(チラっと見た凛子嬢と視線があって)
ん?どうかしたのか??俺の顔になんかついていたかい??
(意識して見ていたのかどうか確認を取ろうと)

うーん、平たく言うとそういう事になる…のかな。
「気」だってそんなに便利じゃないし、万能って訳じゃないさ。
まぁ…そのうち機会があれば…みれるんじゃないかな。
(なんだかんだと最早他人事の様に話をしていく)

【気にしない!そして縮めてみた!!】
399杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/03(日) 00:07:33.15 ID:gSS+HEDh
>>398
高いお店でもお持ち帰りできるとこって多いよね。
うちの檀家さんが法事の後でよく使う料亭もちゃんとつつんでくれるし。
でも、満漢全席なんて量が多くてクール宅急便で送らないと持ち帰れなさそう!

え、あ、ううん、龍岬さんの顔にはなんもついてないけど。
ただ、オープンな方って、アタシがってこと?
あけっぴろげというか、ゆるいのは自覚してるけど、うーん。

(はしたない子、に見えるんだろうか?)
(クラスの男子なんて気にしてないからどーでもいいけど)
(知り合ったばかりの人の第一印象がそうなのは、ちょっと母ちゃんにごめんなさいしたくなる気分だ)

じゃ、通り魔やひったくりには安心だね〜。

(遭遇しないのが一番だけど、殴って倒せる異形がでてきても、達人というくらいならヘイキだろうし)

そーゆう機会って、危ない場面なことが多そうだから、できればふつーの時がいいな。
平和が一番だよ、アタシは見るくらいしかできないもん。

(ウソをついた)
(信用してないというか、気功の達人がどこまで本当かわからないし)
(ネタとして話している人に凛子の力を教えるのは――危険すぎる)
(引かれて、怖がられて、関わらないようにされるのは悲しすぎる)

【削っ……れなかった】
400龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/03(日) 00:31:55.36 ID:B4INahf3
>>399
そのかわりあまりいい顔はしないけどね。
やっぱり出来立てをその場で味わって食べて欲しいっていう店が殆んどだからね。

いや、そうじゃなくて…凛子ちゃん位の年頃の子達がって事。
別に凛子ちゃん自身がそうだとは思ってないさ。
ただ…もう少し「自重」はした方がいいかもね。
(こんな妹がいたら苦労させられるんだろうな…と想像してしまい…同情した)

俺としては出てきて欲しくないけどね。
そんな「力」を見せつけた処で自慢にも何にもならないし…第一疲れる。
(ヤレヤレ…といった表情をしながらなんでこの娘はそんな事を言うのだろう…と考え)

確かに平和が一番さ。だけどなかなかそうはいかない…。
なぜなら…この世は常に「弱肉強食」だからさ。
強者が弱者を喰らう…自然界の掟だけど、人だからといってこの理(ことわり)から逃れる事は出来ないし…ね。
それがいやだというなら……ならどうすればいいと思う?
(そう真面目な顔付きで問い掛け…凛子嬢の瞳を力強く真っ直ぐに見つめる)
401杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/03(日) 01:16:19.57 ID:gSS+HEDh
>>400
あぅっ、いちおーえげつないことは言ってないつもりだけど……うん、気をつける。

(母ちゃんからは耳にタコができるくらい聞き慣れちゃってるけど、龍岬のような人に言われるとずっしりくる)
(明日から気をつけよう、まずこの決意を今夜寝ても忘れないようにしなくちゃ)

うん、そりゃ、出てこないのが一番だけど……そっか、疲れるんだ。

(クスッと笑ってしまうような、そんな言葉)
(確かにそーゆうのは疲れるなぁ、と凛子も思う)
(夜中起き出して近所を徘徊する異形を退治するなんて、とても疲れることだ)
(疲れるより嫌なことがなければ、続けてなんていられない)

……?

(突然何を言い出すんだろう、と首をかしげる)
(何か気に障ることを言ってしまったみたいで、ただ謝るのを求めてはないだろうと)
(目をつぶって考えてみる)

そーだね、だから人は神様仏様って祈るんだと思うよ。
この世は辛いから、あの世では極楽浄土に行けますようにって、お経を唱えて手を合わせるんだよ。
今は辛くても来世はきっと大丈夫って、わずかな希望を頼りに耐えるの。
頑張ってもへし折られて、どうしようもなくなって、最後にすがれるのは……やっぱり仏様だと思う。

龍岬さんの質問の答えになてっるかな?
アタシ、これでもお寺の娘だからさ、祈りはそーゆう辛いことに立ち向かう武器だと思うんだ。

(お寺に来るすべての人がそうじゃないけど、そうゆう人もいて)
(だから、凛子は不真面目でもなんとか修行を投げ出さずにいられるんだと)
402杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/03(日) 01:18:27.01 ID:gSS+HEDh
【ごめんなさい、考えすぎた、寝落ちと思われてもしかたない時間だね】
403龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/03(日) 01:58:16.66 ID:B4INahf3
>>401
意外とね…自分では気づかずに発言しちゃって他人に指摘されて初めて気づく事もあるからね。
いきなり直せと言われても土台無理な話なんだから、焦らずに少しずつ改善していけばいいと思うよ。

そう、疲れるけどね…大事な「家族達」を守る為ならそうも言ってはいられないんだけどね。
(だから困ってるんだよ、色々とね、とも付け加えてはははっと力無く笑う)

………。
(沈黙したまま凛子嬢の言葉を聞いている)
(そして……)

……凛子ちゃんらしい、確かにそれも一つの答えなんだろう。
(一息深呼吸してから凛子嬢の顔を見ながら)
…俺の答えはさ…常に「強者で在り続ける」事。…簡単に言えばさ、自然界における「捕食ピラミッド」の頂点に立ち続ける事、さ。
こんな話をしたのはさ、凛子ちゃんが何か悩んでいたように見えたんだ…最も何で「悩んで」いるのかはわからないけれどね。
ただ、覚えておいて欲しいのは…人と違う「力」を持っているからといって、その事で負い目と慢心を持って欲しくないんだ。
「力」を持ってしまった者はさ、必ず何かしらの「意味」があると俺は思うんだ。
それこそ…俺は俺にしか出来ない事が、凛子ちゃんには凛子ちゃんにしか出来ない事がある様にね。
例えそれが自分が望まなかった事柄であったとしても…ね。

もし…その事で悩んで…どうしようもなくなったら…遠慮なく相談してくれよな。
一人で悩んでいたって解決できない時は出来ないんだからさ。
(そう言った時の凛子嬢を見る雰囲気はどこかしら優しさが滲み出ていた)
404杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/03(日) 02:39:05.28 ID:gSS+HEDh
>>403
そっか、大変だぁ。

(「家族達を守るため」という言葉はとても共感できる)
(大事なものと、自分の大変さと、比べればどっちが重要かなんて当たり前のことで)
(凛子も相づちをうつように一緒に笑う)

……、

(龍岬の答えは、分かるようで、でもちゃんと飲み込めなくて、困って眉をひそめる)
(きっと簡単にじゃなく詳しく考えを聞ければ理解できそうな感じだけど、話が続いて聞きそびれる)

ふみゅ……アタシ、悩んでるように見えるのかぁ。
うん、まぁ、そーなんだけど、いつもそんな顔してるのかなぁ?
それとも、龍岬さんはそーゆうの見抜くのが得意なの?

(機嫌悪そうに見えるのはいつものことだけど、悩みを見抜かれるのは珍しいことで)
(自分でも気が付かずに顔に出てたのかなと、両頬をむにゅっと撫でてみたり)

アタシの悩みなんて、内部進学するか、外部受験するか、みたいな内容なんだよ。
受験までの時間は長いようで短くて、いっそのこと就職して気長に通信教育でもいいのかな、とか。
そんなものなの……これは例えだけどね。
現実問題として、高等部へはあがれたけど、その上はムリかも〜な成績なんだけど。

(最後におどけて笑う)
(本山の爺ちゃん達は優しそうで厳しいから、基本自分で解決するしかないって態度だし)
(こんなふうに言われたらホカされてしまう)

うん、ありがと、龍岬さん。
でもそんなこと言われたら、ホントに遠慮なく頼っちゃうからカクゴしてね。

(自分でもあんまり可愛いと思えない、てか怖く見えると自覚してるウインクをして)

【時間も時間だし、そろそろ〆? やり残しはないというか、やり過ぎちゃった感が……】
405龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/03(日) 02:56:49.14 ID:B4INahf3
>>404
大変だけど……やり甲斐はあるからね。それに関しては大した問題じゃないさ。
まぁ…俺自身がお節介焼きなだけっていうのもあるかな。
(軽く頭を掻きながら若干照れており)

んーさっきはね。少なくとも…俺にはそういう風に見えたんだけど…カン違いだったらゴメン。
出来る出来ないは本人の努力次第さ。初めから出来ないと思っていたんじゃ…いつまで立っても出来ないモンなんだし。
後は…何かしらの「目安」とか「目標」があるといいかもな。

あぁ、いいさ。可愛い妹分が出来たと思えば何て事ないさ。
(そういって右手を凛子嬢の頭に載せ、軽くクシャっと撫でて)
だから……遠慮なく頼って来ればいいさ。

……お、もうそろそろバスが来る時間なんじゃないか??

【こっちはもう特にないから次で〆れそうかな】
【もりりん嬢の寝込んでいた分のウップンを感じたよ!】
406杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/03(日) 03:37:44.33 ID:gSS+HEDh
>>405
勘違いってほどでもないよ、悩み多きお年頃だもん。
努力はねぇー、うーん、頑張るって難しいよねぇ。
やりたいこと、なりたい自分はあるけど、それが目標なのかなぁ?

(彷徨う霊を成仏させられる霊能者になりたい、なってみたい)
(けれど自分の力は方向性が別だし、得意なこと、好きなことは絵を描くことだし)
(全部を選ぶなんてムリだけど、絞り込むのも難しくて、だからどれも半端なんだ)

可愛い?
妹分?
ムムム、なんだろ?
アタシ、お世辞に喜んでいいのかな、妹扱いに憤るべきなのかなぁ?

(大人の女性扱いしろとは一欠片も思ってないけど、妹分って扱いが重いのか軽いのかちょっと考えてしまう)
(そうこうしてるうちに、自宅方向へ向かうバスが走ってきてぴたりとバス停に止まる)

これ逃すと次は遅いし、ちょうどいいタイミングだね。
ありがと、龍岬さん、きょうはごちそうさまでした。
あそこのハンバーガー、ひさしぶりにタンノーできて、とっても楽しかったよ。
じゃあね〜。

(バスに乗りながら手を振って、さらに歩道側の席に座って窓越しにまた手を振る)
(帰りが遅くなって両親にとやかく言われそうだけど、今日は楽しかった一日だなぁと)

【それじゃ、凛子はこれで〆、もうギリギリっ】
407龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/03(日) 03:44:37.94 ID:B4INahf3
>>406
【もりりん嬢のレスが綺麗な〆になっているのでこちらは先のレスで〆にしちゃいますね】
【色々あったけど面白楽しくロールできて…ありがとうございました】
【機会があればまた是非お相手をお願いしたく思います】

【本日も遅くまでお相手して頂き…ありがとうございました】
【それではこれで失礼します…お休みなさい、よき夢見を!!】

【スレをお返しします…ありがとうございました】
408杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/03(日) 03:47:03.59 ID:gSS+HEDh
>>407
【色々とごめん! なんか歯止めがきかなくて】
【ロールしてくれてありがとっ、これに懲りずまた相手して貰えたらうれしいな】
【じゃ、おやすみっ】
409奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/03(日) 14:17:11.97 ID:c+M8Yi3R
【待機します。>>14がプロフですよぅ】
410奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/03(日) 15:17:50.24 ID:c+M8Yi3R
【待機解除でありますっ、おじゃましました〜】
411鏡織 映 ◆hsWYlSf20o :2011/07/03(日) 20:11:37.94 ID:yvfKymA1
【名前】鏡織 映(かがみおり えい)
【年齢】14(中2)
【性別】♀
【身長】156cm
【3サイズ】72/56/78
【容貌】ショートカット、一見すると華奢な少年。
【能力】
鏡など、姿を映し出すものを媒体として結界を作り出す。
内部で起きたことは外に漏れない。
内部から出る意識がないものは外にでれない。
力を注いだ媒体の破壊か、織絵自身の戦闘不能で解除される。
また、結界内では身体能力が上がる。
それと結界内に隠し持った刃部分がT字になった剣4本を武器にする。
【希望】とくになし
【NG】とくになし
【弱点】
・結界の外ではあくまでも人間であること。
・媒体破壊
【備考】
街で失踪事件を起こし、失踪した人物を殺している殺人鬼。
その日の気分次第で獲物を定め、結界で捕らえて殺すことを繰り返す。
かなり情緒不安定で、行動や言動が一環しない。
殺人をこよなく愛する性格と相まって、社会に馴染めず
周囲を羨みながらも見下している。
表向きはよくいるいじめられっ子。


【こんばんは、はじめまして。】
【今、この時をもって僕は此処に参加しようと思う。】
【よろしくお願いします。――待機だ】
412紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/03(日) 20:24:03.91 ID:67BgsZ9Q
【こんばんは】
【はじめまして?】
【偶には早めに来て見るもんだね】
【ロールの相手に立候補させてもらいたいな】
>>2がプロフ】
413鏡織 映 ◆hsWYlSf20o :2011/07/03(日) 20:29:20.85 ID:yvfKymA1
【はじめまして。】
【構わないよ、プロフも確認させてもらった。】
【この出会いに感謝しようと思う。】

【さて、貴方は何を望むのかな。】
【僕が貴方を獲物としてもいい。もと殺人犯の貴方に恋い焦がれ接触を測るのもありだね。】
【ああ、戦闘になったら容赦なく殺しに来てもらっていいよ。】
【さて、貴方の希望はあるのかな?】
414紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/03(日) 20:34:06.77 ID:67BgsZ9Q
【前者ならバトルロール】
【俺がふらふら彷徨っているところを結界に囚われて、かな】

【後者の場合は俺が何かと戦っているシーンに出くわして】
【都市伝説?になりつつある人間水晶化事件の犯人だと】
【推測し接触、という形になるのかな】

【どちらも面白そうなので、書き込み時数最後尾で判定しようか】
【奇数なら前者、偶数なら後者ってことで】
【それではこの書き込みで判定】
415鏡織 映 ◆hsWYlSf20o :2011/07/03(日) 20:41:13.90 ID:yvfKymA1
【後者だね、偶数だ。】
【フフフ、それじゃあ思う存分想い、焦がれ、求めさせてもらうよ。】
【お手数だが書き出しを頼めるかな?】
416紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/03(日) 20:43:51.45 ID:67BgsZ9Q
【書き出しは俺の方からでいいのか】
【それなら任せてもらうよ】
【少しだけ待っててね】
417紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/03(日) 20:59:08.26 ID:67BgsZ9Q
(欲望と光と情熱に彩られた繁華街からほんの少し外れただけで)
(空虚な夜の世界は広がってる。どれだけ光で世界を満たそうとも、夜は来る)
(原始の時代から受け継がれる遺伝子。そこに刻まれた暗がりから現れて仲間に)
(食いついて暗闇の中に引きずり込んだモノに対する恐怖の記憶)
(人は夜を恐れる。その中にあるモノを恐れる。恐怖にはどんな人間にも抗えない)
(どれだけ時が流れても、一度遺伝子に刻まれたソレに対する恐怖には抗えない)

と、まーあ。所詮俺も人なわけだ。
お前らに対する恐怖の欠片くらいはある。
だが、その原始的な恐怖を意志で克服するもの人間の長所でな。
同時に短所でもあるんだが……この場合には役に立つ。
(一通り語り終えて、紅い髪の男が水晶に閉ざされた猿と獅子と巨大な翼と蠍の尾を)
(生やした生き物をつるりと撫でる。海外ではキマイラ。日本では鵺)
(ゲームではよくモンスターとして現れる合成生物だ。人間など一飲みにする怪物を)
(二呼吸分の時間で水晶の棺桶に閉じ込め終えたところだった)

……こんなことしてる場合じゃないんだけどな。
(怪物退治は彼――紅裂拓兎の本分ではない。故に愉しむこともなくただ無造作に屠った)
(さて、この水晶像をどうしたものか。放置するかそれとも…と思案している最中だった)

【よし、お待たせ】
【それではよろしく】
418鏡織 映 ◆hsWYlSf20o :2011/07/03(日) 21:16:03.20 ID:yvfKymA1
(――水晶が舞っていた。)
(月明かりの下、およそ人気とはかけ離れた場所で……)
(ヒトと野獣が戯れる光景、歪で醜悪な異形の化け物と戯れる赤……)
(血のような紅に身を包み異形の野獣を舞い上がらせる)
(その周囲には闇色の水晶が――――)

(映はその一部を眼に焼き付け、心を震わせる。)
(紅の魔人――――少し前、人間が水晶漬けにされ、殺される事件があった。)
(曰く、ヒトの老いに絶望し、美しいままにヒトを保存しているのだとか。)
(曰く、世界に絶望し、水晶のように輝く世界に作り替えるために)
(まずヒトを作り直しているだとか。)
(――どれもこれも犯人の見つからない事件にたいする根も葉もない噂噺だと映は思っている。)
(その容貌が紅に包まれているなどといわれていることもだ。
――だが、そんな中で一つだけ確かなことがある。)
(――――彼は人殺しで、その技術は素晴らしいものである。)

(何かを思案している様子の彼の足元に陣が広がる。)
(円と図形、文字が組み合わさり一つの図形となり紅の魔人と異形の野獣を飲み込む。)

――今晩は、もう死んでしまったのかと思っていたよ。
その殺し方…………君か、君がかの殺人犯…………

(周囲の空間が異様に捻れ、水晶に閉じ込められた異形、それをやった男の存在に)
(喜悦を孕んだ声音を響かせる少女にしては低い、所謂ハスキーボイスが響く。)

――紅の魔人…………
ああ、逢いたかった。逢ってこの想いを告げたかった…………
さぁ、受け取ってほしい。僕から君への恋文だ。

(右手に手鏡を持ち、左右非対称な作りの衣装に身を包んだ映は)
(男に語りかけ、彼の作った死体に恋い焦がれ作り上げ)
(この結界の中に保存しておいた赤黒い肉の塊を放り投げる。)

【こちらこそ遅くなった。】
【よろしくお願いします。】
419紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/03(日) 21:34:53.79 ID:67BgsZ9Q
―――――っ!
(蒸し暑いくらいの夏の夜の空気が、瞬時にして一変するのを肌で感じた)
(周囲の空間が歪む。捻じれる。これに似た感覚は何度か体験していた)

空間転移……複製空間……
いや、結界の方が近いか。
(場を区切り、外と内を隔離して外側のモノを排除して内側で儀式を行う)
(結界とはそれだ。そしてこの歪な感覚……圧迫感すら覚える結界の中で執り行われる)
(儀式は、それ相応に禍々しいものだろうと連想するのに難しくはなかった)
(そして響き渡る低めの声。どんな人間がこんな声を出すのか。大体察しはついた)

……お前は。
ああ、そういうことか。
どうにも、その手の愛好家には人気があるみたいだ、俺は。
(キュッと眼を細め、その人影を見据える)
(左右非対称な作りの衣装に身を包んだ人間が、この空間の主だ)
(――かの殺人犯。それだけで言いたいことはわかった)
(紅裂拓兎には理解できないが世の中にはスターやアイドルを追いかけるのと)
(同じくらいの感覚で殺人者に傾倒する妙な嗜好を持った人間がいる)
(そして紅裂拓兎は、一時期、罪もない人間を水晶に閉じ込めて殺していた)

紅の魔人って、改めて聞くと痛い中二病的な二つ名だよな。
んで?俺はこの肉を受け取ってどうリアクションすればいいんだ?
腹ぁ抱えて笑って欲しいのか褒めてほしいのか食ってほしいのかどれかにしてくれ。
せめて首なら素直に褒めてやったんだがな。アレは部屋の飾りには最適だし。
(ばしっと、放り投げられたそれを受け取る。赤黒い肉の塊だった)
(恋文にしては悪趣味極まりない。少なくとも世間一般的な感覚ではそうなる)
(ただ彼は世間一般的な感覚を有しながらも、それを上回る独自の感覚を重視しているだけだ)
420鏡織 映 ◆hsWYlSf20o :2011/07/03(日) 21:58:31.32 ID:yvfKymA1
お気に召さないかい?
生憎、いつ貴方に出会えるかわからず、いつそれを渡せるかもわからなかったんだ。
今はすっかりインクも滲んでしまっているし、紙も劣化してしまっているけれど
僕としては巧く書けていると思っているよ。
さすがに貴方ほど美しく書けてはいないけれどね。

(ニィと口の端を釣り上げながら笑みを浮かべる。)
(八重歯を覗かせたその表情のまま、その男を見据えて)

君に関することは噂噺の領域をでないからね。グラスコフィンなんて二つ名もある。
君の性質に惹かれた僕としては些細なことだよ。
リアクションか…………残念ながらその三つのどれも僕の望みに当てはまらない。
思った以上にイケメンな顔で抱腹絶倒してもらっても僕は満足しない
ああ、けれど屍肉を喰らうのはいいかもしれないな。
僕と貴方の共同作業だ――――

言っただろう、それは恋文だと。
僕は貴方の殺人に惹かれていた。
報道を見たとき、どんなものだろうかと興味をもち、その死体を見て心奪われた。

(胸元で両手を重ねて、うっとりとした表情をうかべ)
(震える心中を言葉にしていく――水晶漬けにされた死体を見て)
(殺人をこよなく愛する自分よりも美しく、その自分よりも確実に殺されているとわかった。)
(そして――)

――――それも元は首だったんだ。僕のこの想いを告げるね。
どうやったら僕も貴方のように巧くヒトを殺せるんだろう?
どうして、今、貴方が作ったそれはヒトではないのだろう?
421紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/03(日) 22:27:39.18 ID:67BgsZ9Q
……まったく。
どうしてこんな女と縁があるかな。
(唇の端を吊り上げて見せつけた、そいつの笑み)
(万物は己を満足させるための消耗品だと思っているかのような笑みだった)
(どうにもよい女に縁がない。そろそろ世界にもう一度絶望してきたころあいだった)

やれやれ、噂ってのは無責任な尾鰭がつくものだが。
人の死に際に現れる死神だの、醜く朽ちる前に保存するだの。
言われた方は背中が痒くなるだけだってのに。
(人の口に戸は立てられないとはよく言ったものだ)
(彼自身、その御伽噺じみた噂を目にしたことはある)
家畜の肉以外は大抵まずいぞ。ちゃんと加工して火を通さないと人間の口には
合わんし。それと、人肉が美味いなんてのは、ただのたわごとだ。
一度食ったことあるが、調味料やスープの味で誤魔化してるだけだ。
(どんな時でも料理と食については一定の拘りを持つこの男も、ある意味では狂気に囚われている)

ふん……なーるほど。巧く殺すことに拘りがあるのか。
期待に添えず悪いがな、俺は巧く殺すことにも、死体を解体することにも興味はない。
なんつーか、そうだな。それでも強いて言えば……妥協するなってことか。
高名な音楽家もひとつの楽曲を作るのに何度となく自己否定を繰り返して繰り返して
これではだめだと書き直し書き直し、その果てに歴史に残る名曲を作れた。
その情念、執念。必要なことを成し遂げる為の貪欲さ。
どの道にも言えることだが、「これでいい」と満足してはそこで打ち止め。
だから貪欲に足掻き続けること。それこそがお前を際限なく成長させるだろうよ。
(まるで――本当に恋焦がれているかのように言葉を紡ぐその女に対して深い部分が警鐘を)
(鳴らしている。だが、それを踏み躙る意志と力が己には備わっていると確信している)
(だから、迷うことなく言葉を紡ぐ。一風変わっているが、この女の言葉に嘘はないと何故だか)
(信用できたから。だから、際限なく貪欲に人を殺し続けろと助言する。それだけが望みを適えるのだと)

で?こいつ?知らない。
腹減ってたんだろうな。襲ってきたから殺してやった。
(もう一度撫でると、バリンと水晶の棺桶が砕け散ってキマイラが地面に倒れ伏す)
(呼吸を止められればどんな生き物でも生き物の範疇にある限りは死ぬ。例えそれが怪物だとしても)
422鏡織 映 ◆hsWYlSf20o :2011/07/03(日) 23:13:42.45 ID:yvfKymA1
おや、僕をオンナノコとして見てくれているのか。素晴らしいね、うれしいな。
…………面倒だと思うならば殺してしまえばいいじゃないか。
貴方はそういう人間だろう?
どうせ世界は僕らのようなモノを受け入れられるほど懐が深くない。
そのくせ何時までも何処までも廻り続ける。
世界が変わらないなら世界を構成するモノを変えるしかないだろう?

(それを知っているから貴方はああしたのだろう?)
(笑みを絶やさずにそう問いかける)

魔人の貴方はどうにも料理上手なようだね。
(――恋い焦がれた魔人が、TVやインターネット、噂噺の中でしか存在しない)
(最早空想の中でしか存在しないはずの存在が言葉を紡ぐ)
――お説教かい?
そしてそれが貴方が貴方である結果だとでも言うのかい。
あぁ、どうしようか、どうしてしまおうか…………
(両手で顔を覆い、天を仰ぐ淀んだ空間の淀んだ空が指の合間から見える。)
(切磋琢磨し、納得しないことの重要さを語る口は、あの時見たあの死体を作ったそんざいとは)
(とても思えず、かといって別の存在とも思えない――ナニガイケナイ?ナニガワルイ?)

ああ、そうか。こんなどうでも良いことのせいだったのか
貴方はマトモじゃない。けれど僕とは違うのはそういうことか。
見下してくれるね、残念だよ。

(それがわかった瞬間くしゃりと表情が歪む――馬鹿にされて、それでも言い返せない子供が作る表情。)
(顔を覆った指の爪をたて引っ掻けば、一部の皮膚が爪にこびりつく。)

貴方は僕の先を行ってしまっているんだね。
はぁ…………仕方がないな、このままじゃつまらないよ。
とてもどうでもいい。

(感じているこの感情は――失望、いやちがう。そんなものじゃない。)
(ああ、そうか自分の思い通りにならないから、思ったよりもまともで)
(思ったよりも狂っていたから僕はそれに対して――――)

(歪んだ空間が晴れていく――歪みから虚ろへ、殺人にまみれた結界が晴れる。)
(意思を持たない死体達は取り残され、生きている人間がヒトがヒトである世界に戻ってくる。)

あーあ、つまらないな…………僕じゃ未だ足りないらしい。
面倒だ、悲しいな、けど、仕方ないな…………
――今宵はここまでだ、紅の魔人。僕はまた僕であることを極めるよ。
また、機会があれば又僕の想いを綴ろう。鏡織 映の名を覚えておいて欲しい。
僕は貴方をも殺したいモノだからね。

(くるりと振り返り、男に背中を向ける。)
(憧れは憧れ。現実とは違うものだ――それじゃあ僕はどうするべきか。)
(決まっている。僕は僕…………人を殺すことを愛し続けるだけだ。

【こんなところで〆させてもらおうかな。】
【いや、遅筆ですまないよ。】
423紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/03(日) 23:38:31.49 ID:67BgsZ9Q
どうしてだかな。
お前の言葉、泣いてる子供みたいだよ。
(紅い男の顔に僅かな感傷が宿る)
(世界が変わらないのは知っている壊そうとして、壊せなかった世界)
(けれど、変われない自分も否定できない。まるで泣きじゃくって彷徨っている子供だった)
(それでも、誰に認めてもらえずとも自分なりの理由と言い訳を取り繕って生きている)

見下すとか見下さないとか。それこそどうでもいいんだよ。
好きなんだろ、殺しが?だったら、胸張ってそれを続ければいい。
そもそも、そんなことに誰の言葉も必要ないだろう。
(人間を殺すことが楽しいとは思わない。ただ、自分なりの正当性と独りよがりの傲慢さ)
(で無造作に踏みつぶしているだけ。彼にとって殺しとは今も昔も愉悦とは無縁の行為)
(だから、顔を覆って大仰に天を仰いでいる女とは、そもそもの価値観が違う)

おい。ちゃんと筋道立てて話せ。
何が言いたいんだか欠片も理解できねえ。
酔っ払いでももう少しマシなこと言うぞ。
(己の顔に爪を立てて、とても歪んだ表情を作る女)
(その言葉も行動も何もかもが歪で、ちぐはぐで……ああ、そうか)
(この女もまた、そうなのか。何もかも歪なのは、紅裂拓兎も同じことだ)
(何が言いたいかは理解できずとも、その歪な内面の片鱗くらいは理解できた)


鏡織 映?
(奇妙で歪な空間が解けてゆくのを感じる。相変わらずちぐはぐな言葉を並べ立てる)
(女に何か言おうとして、全てが無為であることを悟る。何故なら、鏡織 映なる人物にとって)
(最初から他人の存在など無為。価値があるとすれば自分を極める為の消耗品としての価値くらいだろう)
――紅裂拓兎だ。生憎と先約があるが、仕方ない。
いつでもかかってくるがいい。暇なら少しくらい相手してやる。
(それでも立ち去る背中に、己の名を名乗り、その奇怪な情熱を受け止めることを約束する)
(理由などない。稀にある気まぐれに過ぎない。何より、当面の問題は)


どうすんだ、これ?
(渡された恋文――という名の肉の塊を弄び、捨てるか持ち帰るか)
(誰もいなくなった公園で、暫く思案する紅裂拓兎だった)


【いいやいいや、俺の方も久しぶりで遅くなっちまった】
【ロールできて楽しかった。またよろしくな】
424鏡織 映 ◆hsWYlSf20o :2011/07/03(日) 23:42:19.81 ID:yvfKymA1
【こちらこそ、楽しませてもらった。】
【感謝するよ、それじゃ又の機会によろしく】

【以下空室だ。】
425名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 01:33:31.49 ID:ARJTGLH3
ロッシ
426龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/04(月) 22:07:01.54 ID:dhl+5IZS
【祝!本スレ初待機!!…という事で暫くお邪魔します】
【プロフは>>3を参照してくださいな】
427龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/04(月) 23:23:31.82 ID:dhl+5IZS
【そろそろいい時間だな。撤収する!…再見!!】
428名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 00:57:16.85 ID:0hmR/y/f
飲茶
429名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 17:25:38.53 ID:sMrTYVlx
430杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/06(水) 20:28:50.90 ID:Gp0g/Z8v
【待機〜、プロフは>>64ね】
431杜 凛子 ◆PVxfIC45I. :2011/07/06(水) 21:42:37.05 ID:Gp0g/Z8v
【落ち〜っ】
432龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/06(水) 22:05:55.69 ID:yZrHlXLr
【こんな時間だけど待機してみる】
【プロフは>>3を参照してくれな】
433龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/06(水) 23:15:08.20 ID:yZrHlXLr
【それじゃ…落ち!】
434名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 01:17:30.82 ID:xnWw3TVM
なんや男か
435伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/08(金) 21:59:01.14 ID:Yqk2Oj9y
【お暑い夜ですが、待機させてください】
【プロフは>>56に】
436伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/08(金) 22:35:40.81 ID:Yqk2Oj9y
【本日はこれにて。ありがとうございました】
【失礼いたします】
437名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 23:45:04.70 ID:Yx44ivnp
438龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/09(土) 22:04:23.13 ID:3Eawpi3z
【こんばんわ、少し待機でお邪魔するよ】
【プロフは>>3を参照】
439龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/09(土) 22:44:15.74 ID:3Eawpi3z
【それじゃあまた…再見!(落ち)】
440名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 23:27:35.01 ID:kCtFcbyK
あばよ
441龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 13:49:58.96 ID:Yf3M21Um
【二日連続になってしまうけれど…また待機させてもらう】
【プロフは>>3に】
442龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 16:00:17.54 ID:dYlKZ051
【残念…撤収!】
443名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 17:50:45.37 ID:FAdhnSd1
さらば
444鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 20:22:25.64 ID:r1BzoJe6
【待機しよう。プロフは>>411を参照してくれ。】
445龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 20:31:57.57 ID:VsJV8xcK
【こんばん!もしよければ立候補で挙手してみたいのだが…】
【プロフは>>3を参照してもらえれば】
446鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 20:33:49.58 ID:r1BzoJe6
【こんばんは、僕は一向に構わないよ。】
【何かネタはあるかな?】
447龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 20:37:27.68 ID:VsJV8xcK
【うーん実はコレといって特にはないのだが…】
【まあ軽めの邂逅って事なら昼間か夜間かでどう変わるか位なんだけどね】
【鏡織さんの方で何かあればそちらでも】
448鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 20:43:04.26 ID:r1BzoJe6
【じゃ、夜の邂逅かな。昼間は根暗全開なんだ僕は。】
【案としては結界の外で殺すことにさして興味のない異形に襲われて】
【どうしたものかと思っているところを適当に話しかけてもらうというのはどうだろう?】

【もしくは通り魔的に結界で捕えさせてもらうというのもあるけれど。】
449龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 20:48:44.22 ID:VsJV8xcK
【じゃあ後者でいってみようか。ちょと面白そうな展開だし】
【それと確認なんだけど、結界内ではこっちの能力ってのは制限されたりするのかな?】
【例えば物理武器が使えないとか気功術が使えないとか】
450鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 20:52:05.42 ID:r1BzoJe6
【了解したよ。】
【じゃあ書き出しはお願いしようか。】

【ちなみに僕の結界の中では僕の身体能力が上昇するだけだ。】
【囚われた人や異形が弱体化するなんてことはないから安心してほしい。】
【それから、殺すまで帰すつもりはないからそのつもりでいて欲しい。】
451龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 20:56:07.11 ID:VsJV8xcK
【んじゃあ 書き出すまで少し待っててくれ】
【……じゃあ 殺される前に逃げる事にするかな。】
452鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 20:58:04.34 ID:r1BzoJe6
【ん、いやいやそうじゃない、そうじゃないだろう。】
【と、期待するのも無理強いかな。】

【大人しく、待つとするよ。よろしく頼む。】
453龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 21:12:43.73 ID:VsJV8xcK
(……嫌な夜だ。こんな風に感じた時に限ってロクな事が起きやしない)
(最も、「アイツ」と関わってからロクな目に会ってない気がしないでもないのだが……)
(既に今日も「会合」という接待に付き合わされた訳なんだが)
…こんな日はさっさと帰るに限るか……。
(そう思いながら帰り道を歩き出す事十数分)

………うん?……
(周囲の雰囲気が何やらおかしい…そう、虫の声が一つも聞こえてこない)
ヤレヤレ……余程俺は……ツキに見放されらしい……
(どうやら…また何やらキナ臭い出来事に遭遇したようだ…)

【こんなカンジの書き出しですが宜しくです】
【一つお手柔らかに】
454鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 21:28:19.06 ID:r1BzoJe6
(彼を獲物に選んだ理由は特にない。)
(殺すならばとことんやれと言われたからでも、僕が殺人鬼だからでも。)
(それらは彼をこの結界にとらえた理由にはならない。)
(しいて言うならば道を歩いていた彼が僕の視界に入ったから。そして僕は魔号事なき殺人鬼だから。)

(空が異様に染まる。空間がねじれ歪む。)
(そこは灰色の無機質な景色をそのままに、捕えたものを現実から隔離する空間だった。)
(――名前はまだない)

………こんばんは、オニーサン。
随分と浮かない顔をしていたみたいだけれど、どうしたのかな?

(両手の人差し指と中指の間、小指と薬指の間に一本づつ、計二本の剣を持ち、T字状になった刃で)
(地面をひっかきながら青年に話しかける。)
(当たり障りのない第一声は映にとって心底どうでもいいものだった。質問したはいいが答えに期待などしていない。)
(さらに左手の中指と薬指の間に挟んだ鏡をいじりまわしながら右手の剣をその人物に向ける。)

早速だけれど貴方を殺す。
理由はない。ただ僕が僕であるために僕の愉しみのために貴方を殺す。
貴方は受け入れられなくも死んでもらうし――――ああ、面倒だ。死ネ

(何か小難しい理由でもつけようと思ったがめんどくさくなった。)
(造形的には左右非対称、右が黒ならば左は赤、スカートも片方だけ長く見えるような巻きスカートの下にさらにフレアスカート)
(片方だけのピアス――そんな出で立ちの少女が右腕を振り上げて地面を踏み込む。)
(――対峙した青年の首を跳ね飛ばす勢いで右手に握った二本の剣を振るって)
455龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 21:49:18.39 ID:VsJV8xcK
(声が聞こえた方へ振り向くとそこには少年と思しき姿を捉え)
(だが彼…いや、彼女なのか…から発せられる「狂気」は尋常ではない事に気づく)
…どうやら…またしても貧乏クジを引かされたようだ…
(だが…溜息一つ吐いて肩を竦めながら相手を見ると)

会っていきなり「殺す」とは穏やかじゃないな…いや、ハッキリ言うだけ「連中」よりマシか
(そして…相手の踏込と攻撃をバックステップで躱しカウンター気味に合わせようと)
(左側面へと回り込みそのまま膝蹴りを鳩尾に叩き込もうと試みる)

【最後の一行はその意図に気づいてもらって躱すなり受けるなりしてもらって構いません】
456鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 22:04:08.25 ID:r1BzoJe6
(剣の攻撃範囲から即座に飛びのき、逃れる相手。)
(当然こちらの攻撃は空を切る――大した反応速度だ。それともまぐれか。)
(流れるような次の動作でそれまぐれでもなんでもなく、こういった荒事になれている者だと推測そくる。)
(とはいえ、剣のリーチから合せるカウンターにしては距離が足りず、挙動も丸見えだった。)

遅いネ

(バックステップ、そして回り込み――――踏み込んでくる前に跳躍。)
(壁に剣を、爪のようにひっかけるとそのまま三角とび。)
(逆側の壁に張り付き重力と高さを味方につけて彼の頭めがけ、右の剣を振り下ろし――)
457龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 22:19:23.50 ID:VsJV8xcK
…フゥ……
(やはりリーチの差は絶対か…それに…)
(相手の方が小柄な分小回りや俊敏さでは負けているのは明白…さて…どうしたものか)
(だが…そんな事を考える暇を与えてくれる訳もなく)

お前さんが…早いんだよッ…

(振り下ろしてくる剣を右腕−銃手甲−で受け止める)
(ガギイイイイインンという金属音を鳴り響かせながら火花を飛び散らせ)

ハアアアアアアアアアアッッッッ!!!!

(その一瞬を狙い澄まし…「外功」により強化された左脚で《鉄をも砕く》上段蹴りを放つ――)
458鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 22:37:55.39 ID:r1BzoJe6
その通りだ――――

(空中で攻撃が受け止められ、静止を余儀なくされる。)
(――反応速度に関しては、それほど差はないだろう。むしろ早いと言われた自身の速度も)
(反応できないほどの速さではないとあれば、意味もない。)
(故に続いてくる左足による上段蹴りに対して映は――)

だが、君の攻撃の初速ならば十二分に僕をとらえられるようだね。
うぐっ…………

(――受ける。鉄をも砕く蹴りを、結界内で強化されているとはいえ、それを受けるには心許ない強度しかない体で。)
(みしりと嫌な感触がして、蹴りを受けた右肩の骨が外れる。そしてそのまま金属バットで撃たれた硬球のように)
(――飛ばない。左脚に左手で持ったT字の刃を引っかけ、それを防ぐ。彼の左脚が刃に負けて切り落とされるならばそれでよし。)

こんなのはどうだい?

(逃げ場を失った力を遠心力に変えて、その分精密な狙いを失った刃による攻撃を彼の右肩周辺めがけて撃ちこむ。)
459龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 22:53:36.92 ID:VsJV8xcK
(手応えはあった!外功により強化された上段蹴りは相手にイヤな音を軋ませ)
(そのまま吹き飛ばされるハズだった…が――)
…!グッ…!!
(蹴り足の――脹脛部分にT字刃の角が引っ掛かり彼女の身体は飛ばされず)
(ギチチチと肉の裂ける音が耳に響く――が――)

ぬあああああああッッッ!!!!

(そのまま脹脛と刃が交差している部分を支点にし、右脚を跳ね上げ)
(右肩に刃を喰らいながらも後ろ胴回し蹴り風な踵落としを狙い――)

これなら――どうだッッッ
460鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 23:08:32.29 ID:r1BzoJe6
(叫び声をあげながら身をひねる――大した身体能力だが、いちいち動きが大きい)
(片目が見えていないのかと思うほど距離感もつかめてない。)
(刃の食い込んだ左足で放たれた胴回しを右肩に食い込んだ剣とともに力を入れて)
(背中に張り付きながらやり過ごすと、その背中を蹴って跳躍。一度距離を離して――――)

どうもこうも…………君の行動の意図が理解できないね。
あれかい。貴方はエンターテイナーなのかい?
あの距離で胴回しなんかやったら僕でなくとも躱せると思うんだけど…………

(右肩を掴み、外れた骨を無理やり入れると、小さくか細い声でうめいて顔をしかめ。)
(その後、その後右腕を何度か動かして調子を見て、次に彼に注意を払う。)
(身体能力や体の強度は常人以上。ただし戦略はそれに追いついていないといったところか。)

はぁ、面倒だね。とても面倒だ、どうやって殺そうか。
つまらない、つまらないな。

(コキコキと手首を返しながらどうでもよさ気に呟きを漏らして)
461龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 23:25:36.00 ID:VsJV8xcK
(あれも躱すか…驚きはしないがな。向こうは気づいていないが…コレで距離は稼げた)
意表を突いたいい攻撃だと思ったんだがな…まだまだか…。
(相手が肩を入れてる頃同じく左脹脛と右肩に内功―治癒力増加―を試みる)
(とりあえず―出血を抑え、痛みを軽減させて―外功で傷口に「気の蓋」を施す)

面倒でつまらないのなら…辞めれば済む事なんだがな…。
どうやら…キミの歪んだ性格ではソレは許さないらしいと見たけど?

(…対人では「アレ」は使いたくないんだがな…と思いつつ)
(自分の命の危機とスリルという中で)
(「ニヤリ」と不敵に笑うその顔付は…黒社会の「飛龍(フェイロン)」のソレに変わっていた)
462鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/10(日) 23:36:49.39 ID:r1BzoJe6
辞めるか…………それもいいね。
どうせ僕が結界を解かないと君はここかから出られないんだし、衰弱していくのをゆっくり見るのもいいかもしれない。
その場合何日もつかな、何人か人間を放り込めば共食いでも始めるのかな。

(握った剣の先端を合わせて弄びながら、相手の治療行為を見て)
(なるほど、もとよりそのつもりだったが一撃で仕留めなければ面倒なことになるのか。)
(と心中でつぶやき)

さて、先手先手。先の先と行こうか――

(身を低くすると屈伸を使い、ばねのように飛び上がる。)
(また壁を駆使して空中を右往左往して脳天めがけて剣を、振り上げ――――)
463龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/10(日) 23:49:56.09 ID:VsJV8xcK
…まるで「蠱毒」だな。あまりいい趣味とは思えないがな。
だが…悪いがそれは却下させてもらおう。

(成程…俊敏性を生かした攪乱に出たか…確かにソレは有効な手段ではあるのだが)
 どんなに素早く動き目を誤魔化せたとしても…来る場所さえわかっていれば――
(頭上に繰り出されてくる剣目がけ――「銃手甲」で狙い叩き――)
(刀身が触れた瞬間――50口径マグナム弾4発が同時に放たれる)
(その轟音は耳を劈き、コートに右袖はバックファイアで燃え落ち…黒く鈍く光るソレが硝煙と共に現れる)
464鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/11(月) 00:04:09.48 ID:mf1AVPEL
(頭上に『振り上げた』剣に衝撃が走る。)
(50口径――ハンドキャノンの異名を持つデザートイーグルと同じ口径の銃撃。)
(大の大人が扱っても脱臼の危険性の伴う銃撃を四発続けて受けて)
(たまらず右手から零れ落ちる。)

へぇ、それが貴方の切り札なのかい?
――すごい威力だね。

(――初めから上から攻撃する気などなかった。振り上げた剣を振り下ろす気などはない。)
(そう、狙いは着地後。受けさせて切り裂く。)
(彼の腹部を切り裂かんと左腕の剣を横一文字に振り切る。)

(痛めた右手でまともに剣を握れるはずもない)
(映にとって、それを取りこぼすのは必然、むしろこんなものを防御するためにあんな大層なものを出してくれたのだ。)
(充分な収穫だ。)
465龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/11(月) 00:17:04.56 ID:mk5X5Sfu
グウッ…
(やはり傷を覆った右でコレは反動がキツカったかと今更ながら思う)
(だが相手は涼しげな顔付きで平然としている…それも当然か)

さあて…それはどうかな?
そんな事を聞かれて「ハイソウデス」なんて言う相手が」いるともおもえないが。

(そうして攻撃が再び来る。その狙いは――やはりソコか!)
(左腕に内功の気力と外功の気力を集中し―彼女の刃を受け止め―そのまま筋力で刃を固定し)
(ニヤっと笑みを浮かべ)
(彼女の鼻頭目がけ――「頭突き」をブチかます)

なかなかの一撃だと思ったんだがなあ…お気にめさなかったか?
(相手の様子を伺い……次の攻撃に対して警戒をしつつ、防御態勢を取る)
466鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/11(月) 00:38:17.44 ID:mf1AVPEL
(まるで金属で受け止められたかのような感触。)
(押しても引いてもびくともしない――捕まったことを自覚して、まずいと思った時には)
(鼻先めがけてそれが迫っていて、次の瞬間ツンとした痛みが走り、衝撃を和らげるために後ろに跳ぶことにした。)

…………ッッ!

(数メートルふっとばされて、鼻先を抑える。折れているのか鼻血が止まらない)
(ぼたぼたととめどなく流れてくる血が口元や薄い胸元を汚していく)

ぼんどぉに゙、ンッ…………つまらないね
ああ、面倒だ、さっさと死ねばいいのに…………

(若干苛立ちながら手放さなかった媒体、を弄り回し。)
(先ほど取りこぼした右手に持っていた剣を取る。)
(数が少なくなった分、手のひらでしっかりと握って、彼めがけ走る。)

…………刻むよ。

(今度は浅く踏み込み、剣を振るう。スピードを生かしたヒット&アウェイ戦法だ。)
467龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/11(月) 00:56:27.77 ID:mk5X5Sfu
つまらないと思うのは物事が自分の思うようにいかないからなんだぜ?
そう…子供の我儘と同じなんだよ。
(左腕を右腕に添えて銃手甲をリロードする――キンキンキンキンと薬莢が地面に落ちて跳ね踊り)
(ガシュンという音と共に次弾装填完了を知らせる)

(鼻先を抑えて少し苛立っている相手を見据えながら思う…哀れだと)
(が…そんな情けなど掛けるワケでもなく)
…いっておくが…そんなナマクラでは…俺は殺れないぞ…。
(右手で左腕に刺さった剣を抜き…左手に持ち直して構える)
(剣で受けきれる攻撃は全て受け止め、それ以外の斬撃は――外功で強化された硬気功(外功の一種)の肉体で全て受けきっていく
(だが…右肩と左脚に追っている傷のせいで満足には捌ききれないでいるのもまた事実)
468鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/11(月) 01:09:01.25 ID:mf1AVPEL
オチナダネ、貴女は…………
残念だけど僕は子供なんだ。

(素早く、、浅く切りつける負傷していると思われる右の上段から袈裟切りに首を狙い)
(そのまま左の下段に狙いをつけて刻み、離れる。)
(剣を受け止められた時の感触が固いのも、もう慣れた。)

言ってなよ、力は無限じゃないんだろ?
素手で熊を倒せる大男も蜂の一刺しで死ぬこともあるんだよ。

(上下に揺さぶり、絶対に正面から攻撃しないように周囲を動き回って――――)
469龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/11(月) 01:20:44.83 ID:mk5X5Sfu
そうだったな…すっかり忘れていたよ。
(表情を歪めながらも相手をしっかり見据え)
(ココにきて相手の攻撃する呼吸、太刀筋を気配で感じとれるようになってきており)
(当初は翻弄されていた動きも段々と慣れてきて…皮一枚、髪の毛一本と)
(その剣筋を見極めたかのようにギリギリで見切り躱していく…)

その一刺しが…当らなければどうという事はないんだがね。
(ここまで追い込まれたというのになんだ?この妙に落ち着いた気分は…?)
(そして…次に相手が仕掛けてくる時の呼吸、タイミング)
(その挙動の一挙一動を気配で見切り探り――そのタイミングに合わせ――カウンターを放つ!)
470鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/11(月) 01:29:14.03 ID:mf1AVPEL
【ゴメン、どこにどんな風な攻撃をしたのかわからない。】
471龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/11(月) 01:36:11.61 ID:mk5X5Sfu
【ああゴメン、そっちが攻撃してくるタイミングに合わせてのカウンターだから】
【そちらでドコに当たるかまたはギリギリ躱すか決めてもらってかまわない】
【ただし右腕の「銃手甲」で放つカウンターだから…注意してくれ】
472鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/11(月) 01:41:38.91 ID:mf1AVPEL
【うん、だからその軌道が全く分からないんだ。】
【背後から来た時に裏拳を撃つのか、上から来た時にアッパーを撃つのか。】
【50口径四つもついてたら前者二つだと撃てないよね?】
473龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/11(月) 01:50:10.85 ID:mk5X5Sfu
【そっちの「トドメの一撃」に合わせるカウンターって意味だったのだが】
【それまでの攻撃はひたすら「受け流し」「見切りかわし」「敢えて喰らう」だけなんだけど】
【意味通じなくてスマン】
474鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/11(月) 01:52:11.24 ID:mf1AVPEL
【だったらこっちもゴメン。】
【トドメの一撃なんて存在しないんだ。先の二回のやり取りで】
【一撃必殺狙いは無駄だと察してるから】
【このままそっちが消耗するまでヒット&アウェイするだけのつもりだよ。】
475龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/11(月) 01:56:14.56 ID:mk5X5Sfu
【そうなのか…てっきり来るものかと期待していたのだが】
【それなら下の三行は脳内削除してくれ】
【そちらの攻撃はひたすら「受け流し」「見切りかわし」で脳内変換してくれれば】
476鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/11(月) 01:59:54.98 ID:mf1AVPEL
【あ、うん………】
【こんなところで凍結頼めるかな。】
477龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/11(月) 02:01:32.36 ID:mk5X5Sfu
【凍結は了解したよ】
【次の解凍はいつにする?】
478鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/11(月) 02:03:44.49 ID:mf1AVPEL
【水曜の22:00くらい、かな…………?】
【あんまりはっきりしたことhわからないんだ。】
【変更があったら言うよ。】
479龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/11(月) 02:06:03.31 ID:PrnrgeEv
【おkわかった。とりあえずは避難所で待ち合わせって事で】
【じゃあ水曜日の22:00に。今日は遅くまで付き合ってくれてありがとう】
【それじゃあ お休み…良き夢を。】
480鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/11(月) 02:07:49.72 ID:mf1AVPEL
【オツカレサマ−】
【つきあってくれてありがとー、おやすみ】
481名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 00:49:34.29 ID:bVpoDkRk
あっちか
482奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/12(火) 19:32:39.27 ID:B76tDenm
【コソコソ…………>>14がプロフで待機であります。】
483名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 19:39:06.92 ID:bVpoDkRk
黒髪最高
484奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/12(火) 19:46:52.03 ID:B76tDenm
>483
あ、ども。こんばんはです
(ぺこりと頭を下げて)

と、通りすがりなんでしょうか。確かに注目を浴びる長さでありますけれど………
(少し恥ずかしげに俯きながら髪を弄り)
485名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 20:15:57.33 ID:R3jA8/V1
IDよく見ろ
ただのアゲキチだ
486奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/12(火) 20:19:18.62 ID:B76tDenm
>485
どうもお手数おかけしました。
すみません、どうにもそのあたりには疎くて………

こんなところでお暇しますね、ありがとうございました。
487名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 20:47:46.37 ID:bVpoDkRk
お話ぐらいさせてよ
488名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 21:48:03.22 ID:q0Xso/d1
君が人と会話をするのは無理だと思うよ
これまでもこれからもずっと
489瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/07/12(火) 22:06:46.95 ID:ieolUEbS
【こんな時間ですが少し待機させていただければと思いますー】
【プロフは>>59になりますー】
490瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/07/12(火) 23:01:26.79 ID:ieolUEbS
【それでは、失礼させていただきますねー】
491名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 23:03:04.05 ID:R3jA8/V1
マジレスすれば、>>484にちゃんと返事して会話が成り立てば
アゲキチだってキャラハンとお話出来るよ
492名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 23:03:31.57 ID:MSsQvPZv
正直絡めない
キャラ作り直して出直しておいで
493名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 13:19:50.47 ID:H7omEcl4
>>491
なに無責任なこといっているの!?
アゲキチを相手にすると長い間粘着されてコテ連呼されるのわかってるの?

「永久まだー」とこのスレが埋まっていくんだぞ。
「永久」とかコテ名を書くだけとか

そうなってもいいから相手してやれというのだったらお前が相手しろよ。
494名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 15:46:10.38 ID:TnjvsBbE
テスト
495名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 22:27:21.86 ID:FOCtXZcF
仲良くしてよ
496龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/13(水) 22:59:22.94 ID:EEuPRxP2
【鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 嬢とのロールでスレを借りる】
497鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/13(水) 23:05:48.91 ID:h3MHXcnc
>>469
(――呼吸がし辛い、ここにきて鼻を潰されたことがきている。)
(動きながら鼻で呼吸できないことがこんなにも苦しい子tだとは思わなかった。)

――ハァッ、ハァッ!く…………

(防御の上からでも削っていくつもりが、それも見切られている気がする。)
(僕が遅くなったのか、それとも相手が慣れてきたのか――多分両方だろう。)

っく、ふ…………は、はははっ、アハハハハハハハハッハハハハハ!!

(ぴたり、と足を止めて振り返る。見据えるは人中々死なないがただそれだけだ。それだけの人だ。)
(首を切れば大量の鮮血が溢れる、肺を破れば呼吸が止まるタダノヒトに過ぎない。)
(それでも殺せない、何をやっても通らない、死なない。思わず大声で噴き出すほどに。)

あー、死なないな、死なないね。
くくく…………殺したいなぁ、とてもとても――

(ずきり、と右肩が痛む。かろうじて剣を握ることはできる――)
(口にあるものを吐き出す。鉄の味と匂いがした。)
(鼻の方もなかなか深刻かもしれないいつ気管が詰まって呼吸が詰まるかわからない――それでも。)

シィィイイイネェエエエエェーーーーッ!!!

(僕は人を殺すのが好きだ。生きている者を屍にするのが好きだ。)
(自分が好きなことを成し遂げるために妥協なんてしたくない。いつ呼吸がとまろうとも。)
(いつ腕がもげようとも。)
(だから走る。先ほどよりもずっと遅い歩みで、先ほどよりもずっと相手の一挙一動を見据えながら。)

【はい、お待たせ。今日もよろしく頼むよ。】
498龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/13(水) 23:25:48.48 ID:EEuPRxP2
(どうやら予想どうりだな、相手の呼吸が段々と乱れてきている)
(まともな呼吸が出来なくなる分、行動にも影響が出て来るのは明白)

どうやら、自慢の「速さ」とやらも鈍くなったようだが…?
(相手の急な高笑いにも動じず一挙一動に注意を払いつつ警戒を怠らずに)

…こちらも…そう簡単にくたばる訳にはまだいかないんでね…。
それに…いくら殺人快楽者でも…子供を殺るのは寝覚めが悪からな…。
(相手の絶叫を掻き消すようにゆっくりと構えを取る)
(左半身に構え…腰を落とし、右腕を腰に溜め…左掌を目線の位置に。)
ハアアアアアアアアアア・・・・・
(そして静かに呼吸を整え…全身に「硬気功」を練り上げていく)
(そして…一歩踏み出すと同時に―相手の懐に飛び込み―鳩尾に目がけ)
(左掌が触れるか触れないかの微妙な位置で構える)

【こちらこそ、改めて宜しく】
499鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/13(水) 23:36:36.72 ID:h3MHXcnc
(ゴウッと風が吹き、熱風が頬をなぜる。)
(練り上げられた気が大気を揺らし、体を充実させていく――いいだろう。もらおうじゃあないか。)
(その一撃。)

ふふ、ふははは…………はははははは!
あははははははははは!!

(だが僕は止まらないこの笑いを止めずに最後まで立ってみせる。)
(必殺――その二文字を刻み込むためにその左手が鳩尾に触れる。)
(鈍くとも、鈍くとも、だ。)
500龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/13(水) 23:54:40.88 ID:EEuPRxP2
(硬気功を纏った今の身体ならば――やってみる価値はある!)
(一撃ならば――耐えられると信じて!!)
(耳障りな高笑いが響くが――今暫くの辛抱)

――これで…終わらせる!――

(左掌から体内に溜め込んだ内功を一点に集中し――)
(相手の鳩尾めがけ左掌から溜め込まれた「気」が僅かな隙間に一瞬溜り――一気に解き放たれる!!)
(踏ん張りを効かせた下半身――足元からは「ズンッという鈍い音と同時に窪みが出来ていた…)

――「断空」――
501鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/14(木) 00:12:01.47 ID:104nGGJ3
(――来た、かかった!)
(たとえ鈍くとも……………………)

…………まだ僕の方が疾いよ。

(遅く動いていた分、しっかりと見極められた。鳩尾に掌が沈む瞬間。)
(頸が膝から背を巡り僕の鳩尾に伝わる瞬間――その瞬間に僕は加速する。)
(身をひねり、回り込みながら駆け抜ける。鳩尾の近くで爆ぜた気がブラウスをずたぼろにし)
(か細い少女そのものの腹を痛々しく赤く染め上げる。)

さぁ、硬いのは何処までかな…………!!

(T状の刃――細い碇のようなそれの切っ先を引っかけるべく口元めがけて振るう。)
(体術の基本は発声。ならば口が開くはず。)
(外からの斬撃は弾かれる。ならば内からの斬撃は?この攻防、反応速度ともに優れたものを殺すには試すしかない。)
(口元に引っかかるタイミングで、引っかからなくとも――思いっきり走り抜ける。)
502龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/14(木) 00:28:44.51 ID:3xyGHhx9
(――ソレを躱すかッ!――)
(やはり…子供故の体格と体重、そして華奢である事の優位性は変わらない…か)

…そうみたいだが…どうやら「オイタ」が過ぎるたようだな…お嬢ちゃん…

(口元に迫り来る刃…確かに「内部」までは硬気功は回らない…だが)
(その場へ素早くしゃがみ込み―髪の毛数本を引き換えに刃をギリギリやり過ごし)
(左手を地面に突き「軸」にし、左脚に力を溜め身体を跳ねあげ―右脚刀を相手の腹を狙い叩き込む)
(そしてそのまま立ち上がりー相手を見据える)
503鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/14(木) 00:38:36.55 ID:104nGGJ3
(今なら理解できる。この無駄の多い動きのわけも。)
(この男は反撃を受けても耐えることができるのだ。絶対的な耐久力と攻撃力――この二つを合わせ持つからこそできる芸当。)
(全ての攻撃を大振りにし、隙をさらけ出したとしてもそれは隙たりえない。)

…………ふ、ふふっぐ――――

(元々離れるつもりだったのが幸いしたか、腹を蹴られた衝撃はさほどでもなかった。)
(とはいえ、さっきの発頸もどきのおかげでダメージを喰らってたので十分なダメージではあるのだが。)
(距離にいて数メートル、ふっとばされたところで盛大に吐瀉物を吐き散らした。)

うぇぇ…………けほっ、うぐっ…………

(ぐいと袖で拭いながら今日もパパとママは仕事で遅いんだろうか。遅いとイイナァ、などと考えつつ)
504龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/14(木) 00:51:18.61 ID:3xyGHhx9
ふう…なあ、もういい加減ヤメないか?
これ以上殺りあっても…俺もお前も得する事はないと思うんだがな…?
(相手を警戒しつつ近づきながら話し掛ける)

それに…俺としては…もう「飽きた」んだよな、これ以上ママゴトに付き合わされるのは…な。
(そして…今まで隠していた「殺気」―常人なら気絶する程のモノ―を相手に叩きつけながら冷徹に睨み付ける)
さて…どうする??御嬢さん…。
505鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/14(木) 00:59:07.49 ID:104nGGJ3
飽きたなら僕に殺されれば?
今更そんなもの出されても僕が退く理由にはならないね。
それに貴方を殺せれば僕はとても気持ちがいい。きっと帰ってお風呂に入って寝るよりもずっとリフレッシュできる。

(くだらない、くだらないくだらない。)
(なんでここから生きている人間を、明らかに自分の同類ではない人間を出さなくちゃいけないんだ。)
(僕のことぉ知っていていいのは僕の同類だけだ。それ以外が外に出てもろくなことはない。)

さぁ、そんなことを言い出すのは本当に「飽きた」からなのかな?
それとも別の要因があったりしてネ。

(いつの間にか彼が放棄していた自分の剣を再びとる。)
(うん、やっぱり四本あった方がバランスがいい。)
506龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/14(木) 01:10:14.58 ID:3xyGHhx9
勝手な理屈だな…ソンなものの押し売りはお断りだ。
なら…お前をどうにかする事にしよう。
(さて…こうなった以上…チャッチャと終わらせる事にするか)

(相手との距離を詰めていき…至近距離―およそ2m―になった瞬間)
(一気に距離を跳んで0距離まで詰め寄り)
(右下段蹴り>左中段蹴り>顔面へ左右の掌底を叩き込もうと)

【打撃コンボを組んで入れてみたので適当に躱して下さい】
【全部喰らってもいいですし、全部躱しても…お任せします】
507鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/14(木) 01:25:40.24 ID:104nGGJ3
――へぇ、早いね。

(こんな気分は新鮮だ。いつもこちらが殺意を浴びせる側だった。いつでも此方が殺す側だった。)
(呼吸も荒いし、肉体の強度の差も歴然。)
(ああ、困ったな。こんなに困った状況なのにモンな♥に困った状況を乗り越えられたらと思うと)
(愉しくてたまらない。)

ふふっ、フフフ――あはははははは!!

(下段を飛んで避けた。浮いてるところに中断蹴りで蹴飛ばされた。)
(顔面に掌底が飛んでくるのを体を反らして避ける――そして吹っ飛びながら狙う。)
(内部を引き裂くために奪う一手。左手で持った剣でアッパー気味に顎を狙い脳を揺らしにかかる。)
508龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/14(木) 01:38:59.11 ID:3xyGHhx9
(顎を狙って来る剣先を―より一歩踏み込む事で胸で受け止め)
(硬気功で軽減されるとはいえ、浅い切り傷が出来そのまま刃先を胸筋で抑え込もうと)
(同時に掌底を放った右手をで―そのまま相手が繰り出して来た一刀の左手首を掴み)
(相手を掴んだ左肘に自分の右肘を支点にしてそのまま全体重を載せ地面に叩き付け―折る事を試みる)

【という事で左腕を狙い、あわよくば「媒体」破壊を試みてみる】
509鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/14(木) 01:58:33.45 ID:104nGGJ3
お?

(がくん、と左手の違和感とともに吹っ飛びゆく体が支えられる。)
(続いて左腕に衝撃――ああ、折りたいんだな。この結界の中じゃ無理だろうけれど。)
(叩きつけられる瞬間に本来曲がる方向へと肘を曲げ、肘を肘で迎撃する。)

(そして即座に掴まれた左手を逃がし、距離を離して再び駆ける。)
(狙うは左膝。そこへ浅く踏み込み、横薙ぎに斬撃を放つ。)

――と…………

(多少は聞いていたのか、中指と薬指で挟んでいた鏡が零れ落ちて)

510龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/14(木) 02:09:22.22 ID:aRLF0KBK
(距離が離れたと同時に立ち上がり相手を警戒し)
(繰り出される刃を――右脚で踏みつけるように「迎撃」をし―)
―…ん?…??

(彼女の左手から「ナニ」かが落ちるのが見えたその瞬間)
(ソレは足元の近くに転がって来た瞬間…力強く踏みつけてしまう)

【これで結界が解けるなら次かその次で〆に行こうかと思う】
511鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/14(木) 02:22:35.05 ID:104nGGJ3
あーあ、おしまいか。
つまらないな、つまらないよ。

(転がったのは力のこもった鏡。)
(それが容赦なく砕かれれば、周囲の歪んだ空間が徐々に元に戻り)
(その歪だが取り除かれ、無為気質な灰色だけになっていき――――)

はぁ…………

(逃げ出す算段。というよりも傷の整合性を合わせる算段をしよう。)
(元に戻った空間でそんなことを考え、携帯電話を取り出す。1を二回0を一回押してコール。)
(電話に出た係りの人に切羽詰った声で暴漢に襲われたと告げる、震えながら携帯を耳に押し当てる。)

…………

(一回だけ横目で彼の方を見る。まぁとどまるなりまだ何かするようならそれでもいいか。)
(とりあえず、顔だけは覚えておこう。そしてそれとは違うでたらめな特徴でも警察にいっておくとしよう。)
512龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/14(木) 02:32:27.06 ID:aRLF0KBK
(鏡が割れたその瞬間――周りの景色が一転し―元に戻る)
どうやら…元に戻ったみたいだが…
(先程まで襲いかかって来ていた相手を見据える―なにやら携帯を取出しどこかへ連絡をしているようだ)

ふう…ヤレヤレ…散々な目にあった…
(とりあえず…今は……)

無駄だと思うが一応言っておく。
あまりむやみやたらに人を殺すなよ?ただでさえ…この街は…イロイロ面倒なんだからな…。
まあ…俺個人としては「二度と」お前さんとは会いたくないがな…。
(そういって…この場を去っていく)
ヤレヤレ…本当に…ロクな目に会わない一日だったな…

【それじゃあ、こちらはコレで〆にする】
【遅くまで付き合ってくれてありがとう】
513鏡織 映 ◆qqKAGAMIo6 :2011/07/14(木) 02:41:24.58 ID:104nGGJ3
(何かを言っている男にとりあえず手を振っておく。)
(殺せなかった獲物に興味なんかない。とりあえずそんなことよりもいまは怪我の理由を聞かれたときのほうが重要。)
(うまくごまかせるといいんだけど。)
(暫く警察署がよいかな、面倒だ。などとと思いながら応対を続けていく。)

(――――暫くしてサイレンの音があたりに鳴り響いて…………)

【はいお疲れ様。】
【それじゃねーつきあってくれてありがとー】
514龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/14(木) 02:44:09.45 ID:aRLF0KBK
【〆確認したよ】
【こちらこそ、またよろしくー んじゃ おやすみ…良き夢見を】

【スレを返します…ありがとうございました】
515龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/15(金) 20:05:24.84 ID:0w7Y1YVT
【今夜も待機してみたりしよう!】
【プロフは>>3にあります どなたでもどうぞ!!】
516伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/15(金) 21:31:54.82 ID:RtLLawPF
【こんばんは。いらっしゃいますか?】
517龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/15(金) 21:33:43.83 ID:0w7Y1YVT
【お、伊織さんだ!こんばんわー】
【まだイマスヨー】
518伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/15(金) 21:34:52.27 ID:RtLLawPF
【よろしければお相手いただきたく…】
【ご希望などがあれば、お伺いしたいのですが】
519龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/15(金) 21:38:57.59 ID:0w7Y1YVT
【なんという僥倖!こちらこそ…是非お願いします!】
【といったものの…どうしましょうかねえ】
【前回の時、連絡先って俺知らないんですよねえ…(伊織さんは確か頭の中に入れていたかと)】
【因みに…伊織さんから何か「ネタ」ってあったりします?】
520伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/15(金) 21:45:27.95 ID:RtLLawPF
【こちらの連絡先はお教えしてませんでしたね…】

【・こちらから連絡してコートのお礼など→平和な情報交換他】
【・そちらか、こちらかがモンスター相手に戦闘中→前回とおなじパターンで共闘】
【・通りすがりパターンのバリエーションとして、鏡織さんとのバトル後、今度は私に会う】
【→つまりすぐ上のロールの直後、という感じ】
【・そちらの組織のどなたかと接触、裏社会での顔を知る】

【こんな感じでいかがでしょうか】
521龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/15(金) 21:55:10.35 ID:0w7Y1YVT
【なんかイロイロ提案して頂いて恐縮デス…あざーっす!】
【連絡先交換出来なかったのはアレはあれで面白かったんで俺的にはいいんですが(笑】

【前回と同じパターンを連続して…ていうのはちょとマンネリですよねー…(個人的にですよ!】
【惹かれたのはコートの礼か負傷した無様な俺との遭遇(笑)ですが。】
【四番目は…まだハヤイカナーっていう気がするっす(個人的に!NPC扱いですし…】

【という事で1番目か3番目を希望します!】
【…で、伊織さん的にどちらかやりやすい方にしましょうか。俺はどちらでも構いませんので!】
522伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/15(金) 22:00:18.59 ID:RtLLawPF
【せっかく繋がっていることですし、3番目で行きましょうか】
【こちらも鏡織さんの情報が欲しいですし(←】

【お時間、場所など含めて書き出していただければ合わせて行きます】
【書き出しお願いしてよろしいでしょうか】
523龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/15(金) 22:03:32.83 ID:0w7Y1YVT
【なるほど!情報収集っすね!!(←逝き証人…】
【ではこちらから書き出しますので暫しお待ちくださいm(_ _)m】
524伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/15(金) 22:05:16.22 ID:RtLLawPF
【お待ちしてますので、どうぞごゆっくり】
525龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/15(金) 22:18:39.20 ID:0w7Y1YVT
(あの戦い――いや、違うな…アレは「殺戮」からの逃走――まあ生き延びた事で良しとしよう)
(だが…いかに「内功」で治癒力を強制的に上げたとはいえ…外功も併用した――そのツケは大きい)
…チっ……そろそろ……まずいな……。
(遠くから聞こえてくるサイレンの耳障りな音。成程、日本の警察が優秀っていうのは本当らしい)
(今度「アイツ」にも教えてやらんとな…などとくだらない事を思いつつ――人気のない裏道に入り込む)

……仕方ない……ここで…ちと休息するか…
(壁に寄り添うように背中を預けて……残っている「気」を練り上げ)
(左脹脛の裂傷の出血を抑え、右肩の打撲と裂傷、そして胸の傷を癒していく事に専念していく)
……ホント、こんなトコロで襲われたら…今度こそ「お陀仏」だな……
(と独りゴチながら……ヤレヤレと溜息を一つ吐いて)

(…普段なら気づくハズの人の気配に、このときばかりは気づかずに……)

【ではこんなカンジですが…改めて宜しくお願いします】
【途中何かありましたら遠慮せずにその都度言ってきて下さいね】
526名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 22:22:58.93 ID:0MIcsPf9
きたか
527伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/15(金) 22:31:00.57 ID:RtLLawPF
(恋人は一人で狩りに行ったらしい)
(どこにいるのか、携帯は圏外になっているようで、一人で暴力への衝動を持て余す夜)

…パトカー…?
(耳障りなサイレンが近づいてくるかと思うと、赤いライトが目の前を往きすぎる)
(何があったのかとそちらを見送り、それからパトカーが来た方へと顔を巡らせ)
(そちらの方へと歩き出す)

(人の気配、とりわけ警察を避けるのは、もはや習い性になっていた)
(警察は、ごく普通の警邏から特別な人間まで、関わり合いになりたくない人間ばかりだ)
(そして町はずれの、さらに表通りから外れた人通りのない道へ)

…っ……誰…?
(その辺りに強力に漂っているのは異能──それも、一度見知った異能の気配だった)
この感じは…誰……
(何かに急かれるように通りの奥へと入り込んで行く)
(そこに、その人物は居た)
……あなたは……りゅうざき、さん?

【相当な確定で…拾えないところばかりで申し訳ありません(汗】
【こちらもこんなところからよろしくお願いします】
528龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/15(金) 22:42:51.45 ID:0w7Y1YVT
まいったね…こんな近くまで接近を許すとわ…さて…
(治癒に集中していたあまり何者かの接近に気づかずに警戒を強める)
(立ち上がりながら殺気を放ち威嚇するも…その相手の姿を確認する…と…)

……なんだ、アンタだったか…
(安堵の表情を浮かべながらズルズルと脚を投げ出しながら地面に座り込む)
…ところで一体なんでこんなところに?女性が一人歩きするには危険だと思うが…??
(今まさに治癒を施しているケガを特に隠すワケでもなく彼女に問い尋ねる)

気を付けないと…今度「襲われ」ても…今の俺じゃ助けられんからな。
(小さく笑いながら時折傷が痛むのか顔を顰めながら話す)

【こちらこそ。確定でしか会えない状況を作って申し訳ない…】
【まあ、そこは「ご都合主義」という言葉でごまかしで(マテマテ】
529伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/15(金) 22:51:54.94 ID:RtLLawPF
あ…?!
(一瞬、周囲の空気がすさまじい圧力を上げたように感じられる)
(殺気──それもまるで粘度の高い粘液の中に落ちたかのような)

……っ……はぁ……
(一瞬でその「殺気」は霧散した)
(瞬時に戒めを解かれたように、肺に空気が入り込む)

ええ、伊織です。覚えていてくださいましたか?
龍岬さん…お怪我を……
(急いで近づき、ずるりと弛緩する青年の傍らへ片膝をつく)

ええ、余り安全だとは言えない界隈ですし…「出る」という噂でしたから
下見をしていましたが……どうやら噂は本当だったようですね
(ハンカチを取り出しなどしながら、青年の方へ身をかがめて)
痛みますか?
少しでも歩けるなら、移動しましょう。
ここではおっしゃるように危ないです。
表へ出て、タクシーでもつかまえて来ましょうか
(と、今にもそうしようとばかりに腰を浮かせかける)
530龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/15(金) 23:07:56.02 ID:0w7Y1YVT
顔は覚えていたんだがな…名前と連絡先を聞きそびれていたからな…
(伊織嬢の顔を見ながら悪戯っぽくニヤリと笑うと目線で促す)
ああ…ちょっと下手こいてね…出血はなんとかしたんだが…思ったよりダメージが大きかったらしい…。
痛みは…まあなんとかなるかな。
(気を使ってくれている伊織嬢を軽く手で制して)
 
そうだな…キミの言う通り移動はしたいんだが…如何せんな…
(そういって自分の衣服を改めて確認すると…スラックスの左脚は切り裂け血糊があり)
(右肩にも血糊がべっとりとあり、シャツの胸元も綺麗に切られている)
こんな状態じゃあ…タクシーには乗れないだろうなあ…。

どこか…適当に休める場所でもあればいいんだけどな…。
(周りを確認しようと立ち上がるが…ふらついて足元が縺れ)
お…とっとっと……
(バランスをなんとか保とうとするが…幸か不幸か…伊織嬢の方へ身体が倒れ込みそうになって)
531伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/15(金) 23:16:17.52 ID:RtLLawPF
それは…犯罪がらみのトラブルですか?
(この青年は異能でもあり、人間のアンダーグラウンドで生きる顔も持っており)
(自分にとっては前者よりも後者に関わる方がまずいのだった)

ご無理はなさらないでください
怪我についての言い訳を考えてくださるなら、救急車を呼びます
あ、そんな、立ちあがっては……
(よろめきながらも立ち上がろうとするのを、こちらも中腰になって押しとどめ)
(青年の体がこちらへ倒れかかるのを、支えきれなかった)
きゃ…っ…!

(尻もちをつき、膝をたてて後ろ手をついて体を支え)
(その体の前面に青年の体を乗せている状態)
だ、大丈夫ですか?起き上がって……
(というものの、自分も腕で身体を支えているのだ)
(彼に手を貸してしまうわけにはいかない)

一体何があったのです?
こんな…お怪我をなさるなんて……
532龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/15(金) 23:33:27.37 ID:0w7Y1YVT
すまない、大丈夫か?…
(こっちが怪我をして彼女が気を使ってるのに…彼女に怪我をさせないように注意をしていたのだが…これじゃ笑えん)
そうだな…無理して悪化させたらシャレにならないしな…。

いや、救急車なんか来たらそれこそ大騒ぎになるぞ?それはキミも望まない事だろう??
――いや、言いすぎたな…すまなかった。大事に思って言ってくれた事を無下にしてしまうような発言だったな。
(何やら考え込むが…やがて何か決心したような顔付きで彼女を見ると)

その話をするとなると長くなるんだが…怪我の治療もしたいってのもあるんで…
俺のネグラで構わないならあった事を話すが…ついてくるかい?
(そういって今度は注意深く…ゆっくりと立ち上がって)

無理強いはしない…選ぶのはキミ次第だ…さて、どうする?
533名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 23:45:53.89 ID:RtLLawPF
だって、この怪我ではお医者様に行かなくては……
(救急車を断る青年に食い下がるが、どうやら自分で治療する当てがあるらしい)
(何かを決心したような青年の表情を見て)
お供します。そのお身体では途中で何かあったら危ないですから

(彼がゆっくりと立ちあがってこちらの体からどくと、)
(こちらも注意深く立ちあがり、彼のあとをついていく)

534伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/15(金) 23:47:55.81 ID:RtLLawPF
【名前忘れ、申し訳ありません】
【ちょっと変換が遅いので、一旦再起動します】
535龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 00:00:17.11 ID:0w7Y1YVT
じゃあ…少し待ってってくれ。
(懐から携帯を取出しどこかへ掛けている)
「…ああ、悪い俺だ。悪いが車を一台都合してくれ…運転手付で頼む。場所は…
ああ、そうだ。じゃあ…宜しく頼む…ああ、わかったよ、「借り」にしてくれていいさ…じゃあな。」
(通話終了後、伊織嬢を見据えていい笑顔で)
10分程でたらこの路地の出口に車が付くから…それで移動しよう。

(…待つ事約10分、一台の黒いリムジンが到着する)
これなら…まあ俺は目立たないが・・・注目はされるのが欠点なんだけどね。
(後部座席を開けると伊織嬢を先に譲って)
レディファーストだからね…お先にどうぞ。
(彼女が乗り込むと次いで乗り込んで自宅まで送られていく)
…とりあえず…何から話そうか…?聞きたい事もあれば言ってくれて構わない。
そういう「約束」だからね。
(軽い口調で話してはいるがやはり怪我が触るのか、時折辛そうな表情を浮かべて)




 
536龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 00:01:01.85 ID:0w7Y1YVT
【了解しました、いってらっしゃいませ】
537伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 00:07:42.76 ID:xiGe+JOK
(青ざめた顔で龍岬が携帯に語りかけるのを見守る)
(どうやら迎えを頼んでいるらしい)
(果たして、やってきた車は軽装で乗るのがはばかられるようなリムジンで)
(乗車を勧められれば気まり悪い思いで、ぶ厚いシートに納まる)

あの…このお車は、どなたが?
(聞きたい事、と言われてまずそんな事を聞いてしまうほど)
そのお怪我は、一体だれが…あなたに怪我をさせるのは、簡単なことではないはずですもの
大変なトラブルに巻き込まれたのではありませんか?
(最初の問いは目を見張って車の内装を見回しながら)
(次の問いは、ぶ厚いシートに背を預けて身を預けて、静かに)
538伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 00:10:34.88 ID:xiGe+JOK
【戻りました。もう大丈夫だと思います】
539龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 00:25:26.77 ID:pvirzanF
ああ、これは「悪友」からのツテでね…あまり気にしないでくれ…というのも無理だよな。
(ここで一息ついた後、幼少の頃に中国に祖父と渡り修行をしていた事を話出す。)
(そしてその時に6歳上の兄弟子がいた事、そして彼が中華街の治安と裏をも牛耳っている事も話し)
…まぁ、俺にはそういう関わりもあるって事さ。…あとは言わずもがな…ってトコだな。
(そして次の話をしようとしたトコで…とある3階建のビルに着く)

…どうやら着いたみたいだ…。
(車から降りると扉を開け…伊織嬢が降りると車は走り去り)
さあ。どうぞ…。廃ビルを買い取ってリフォームしてる最中なんだが…とりあえず1Fと2Fは大丈夫なんだけどね。
(扉を開けると玄関の先はフローリング1になっており約12畳はありそうだ)
(そこにはテーブルとソファー、TV等生活必需品は一通り揃っているようだ)
まあ適当に上がって楽にしてくれていいよ…何か飲むかい?

【ところどころ確定気味になってしまって申し訳ない】
【適当に伊織嬢の都合いいように解釈しちゃってください】
540伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 00:38:44.87 ID:xiGe+JOK
治安と、裏、を……
(口の中で小さく言い、何と言う人物と関わり合ってしまったのかと)
(のこのこついてきてしまってからでは遅いのだけれど)

廃ビル、というと…古い建物ですか?
躯体は大丈夫なんでしょうか
(今度は建物の中を見回しながら世間話程度に尋ねる)
(一室に入るときには律儀に「お邪魔します」と声をかけて)

いえあの、どうぞお気遣いなく……
それより、お怪我の手当てをしてくださる方をお呼びしてください
その方がいらしたら交代します
(あくまで第三者が彼の傷をいやすと思っている)

【このぐらいなら合わせて行けますー】
541龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 00:55:26.69 ID:pvirzanF
まあ…だからといってどうこうするっていうモンでもないんだけどな…。
…そのかわり…俺自身がイロイロと狙われたりする事も…あったりする訳なんだが。
(自重気味に軽く笑いながら冷蔵庫からミネラル水を取出して部屋に戻る)

怪我は…まぁ…ボチボチ直すから…といっても信じられないか。
さっき車の中で中国で修行したって話があったんだけど覚えてるよね?
そこでは…「気功術」を学んでいてね…ミッチリ扱かれたお陰でね、今じゃ内功と外功をが使えるのさ。
だから…
(そう言いながら水を一口飲んで喉を潤してから)
(独特な呼吸法でもって気を練り上げていく――その大きさはその道の達人でさえ怯ませる程で)
(練り上げた気を患部に廻していくと…傷口は徐々に塞がっていくが――それでも完全回復には暫くかかりそうではあるが)

さて…じゃあ改めて自己紹介しておこうか。あの時はドタバタしてしね。
りゅうざき いちか、O×学園付属の大学2年であり…「白龍(パイロン)」では「飛龍(フェイロン)」と呼ばれている。

それじゃあ…俺がなんでこんな怪我を負っていたかなんだが…。キミ達が「異形」と呼んでいるモノではない者に不覚を取ったのさ…。
(フウっと溜息を吐いて頭を軽く掻いて)
542伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 01:06:43.61 ID:xiGe+JOK
きこう、ですか?
(一瞬それがどんなものなのか想像できず、オウム返しに訊き返す)
(だが、彼がそれを目の前に顕現させると、思わず目を見張って身を固くする)

…っ……すごい……パワー…
(エネルギーの余波に全身総毛立つほどで)
(傍らにいて彼が自分を癒すのに使う力を、じかに浴びるように感じる)
(傷が塞がり、あるいは腫れが引いて行く様子は、恋人が妖魔の力を解放するのを思い出させ)
(思わず眉をしかめた)

恐れ入ります
(改めての自己紹介には姿勢を正して頭を下げた)
私は伊織津綺子、同じ学園の高等部です。
陸上をやっているので、大学の陸上部にも時々おじゃまします

(自分も軽く自己紹介を済ませると、彼の話に再び耳を傾ける)
異形、ですって?
あなたに…先輩にそんな怪我を負わせるような強敵が、
この近くをうろついているということですか?
(軽く頭を掻くなどする龍岬に対して、こちらの声は固く緊張した)
543龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 01:19:11.10 ID:pvirzanF
そうなんだ…じゃあ今度陸上部に遊びにいってみるかな…なんてな。
(軽いジョークで少し場を明るくしようとしたが…失敗したらしい)

いや、異形であって異形じゃないというか…
(手に持ったミネラル水を飲み干すと思い出しながら話始める)

正確に言うなら…精神(ココロ)が壊れた人間、といったトコロかな…アレは…。
伊織さんに一つ聞くけど…人を殺した後「愉悦」に浸れるかい?
(真剣な眼差しで伊織嬢を見つめる)

【お時間(スイマーさん)は大丈夫ですかー?俺はまだ大丈夫ですが】
544伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 01:27:49.95 ID:xiGe+JOK
ハイジャンプなので、室内競技場の方に居ます
よろしかったら、ぜひ
(あくまで礼儀正しくマジレス。このあたりは融通の利かない性格)

人間の、異能者、なんですね?
(精神が壊れた、ときくと、ギクッと背筋に震えが走った)
(暴力への傾倒──それは次第に自分の心をむしばむ欲望)
(その自覚があればこそ、壊れてしまった異能者の話を聞くのは)
(自分の末路を語られるような、嫌な感じがある)

ヒトを殺したことはありません。
(静かにそう言ったが、その「ヒト」に異能者は含まれていない)
(今までに、闇の力を持った者を葬ったことは一度ならず)
(最愛の「姉」さえ……)

(そして「愉悦」については答えなかった)
(なぜなら、ヒトでなくても──ごく弱い異形であっても、たたきつぶせば快感があったからだ)

【お気遣いありがとうございます】
【まだ行けますので、先輩もお疲れでしたらどうぞ御遠慮なく】
545龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 01:47:17.79 ID:pvirzanF
ははッじゃあその時はよろしくね。
(軽い挨拶は社交辞令と緊張感を解きほぐそうと。)

俺の見立てと推測なんだがね…アレは…人を殺して楽しむ―違うな、殺す事で快楽に浸る…ってヤツだな。
(今思い出しても―アレ程の殺気と胆力はそうザラにはいない―)
(と同時にこの街に今だ存在している事も間違いない訳で)

いやな事を聞いてしまったようだな…すまない。気を悪くしないでくれ。
タダ…アレは人の姿をしてはいるが…精神(ココロ)は堕ちてるかもな。
今までいろんなヤツと戦ってきたが…あそこまで歪んだ相手はいなかったからな。
もし…アレに遭ったなら悪い事は言わない、戦ってはいけない…むしろ逃げる算段を考える事だな。
(ここまで一気に話終えるとフウっと大きく一息ついて)

少し話が長くなったけど…少し休憩しようか?喉乾いてないか??
といっても水か烏龍茶か紅茶くらいしかないけどな。
(立ち上がって台所へ行く)
(ふと時計に目を見るともう午前1:00を差しており)

そういえば気になったんだが…家に帰らなくても大丈夫なのか?
…というか余計なお世話だったか…。
546伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 01:56:23.27 ID:xiGe+JOK
ヒトを殺して……
(黙って聞いているつもりだったが、そのフレーズだけは口にしてしまった)
(一気に語り終えた龍岬が、台所へ立つのを目で追って)
本当にどうぞおかまいなく……
(と一応言ったが、先ほどより強く辞することはしなかった)
(喉が渇いているのは龍岬の方だろう)

(家に、と言われてさすがに苦笑した)
私がいつ異形を狩っているとお思いですか?
両親は私が祖父母の家に泊っていると思っていますし
祖父母は当然、私が自宅で寝ていると思っています。
祖父と父は、お恥ずかしい話しですが大変仲が悪いので、
私が居るか居ないかなんていう用件で電話をしたりすることはありません。
ですから、安心して夜な夜な狩りに出られるのです。

(再び表情を改め、真剣に語りかけた)
その異形のヒトとなり…というか、もしどこにいるのかご存知なら、私にも教えていただきたいのです。
547龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 02:25:18.87 ID:pvirzanF
(先程と同じように烏龍茶(1?)のペットボトルと氷の入ったコップを持ってくる)
(そしてコップを伊織嬢の前に置いて烏龍茶注いで)
そうはいっても客人に何もしないというのは気が引けるからな…それに…適度に水分は取らないと…だろ?
(ニヤっと笑いながら…そして自分のコップに烏龍茶を注いでいく)
(その傍らで…右腕に装備してあった黒く鈍く光る篭手を目の前で取り外して)

そういえばそうだったな。キミとあそこであったのも夜中だったし…ホント、愚問だったよ。
…他人の俺が言うのもなんだが…家族はできるだけ大事にした方がいいぞ…家族の絆ほど強いものはないからな。
まぁ、今のは俺の「独り言」な。

ああ、それを聞くためにキミはついて来たんだろうし、そういう約束だったものな。
(大きく一息吐きながら伊織嬢を見る)
彼――いや彼女は――キミより年下だろう…おそらくね。
そして…罠というか…特異な場所を作り出す事が出来ると思う。
俺は…気づいた時にはその「場所」にどうやら踏み込んだようでね…。

【それじゃあすみませんが ここで凍結をお願いしたいのですが…】
【解凍は土曜日なら20:00〜 日曜日なら21:00〜可能ですが】
【それ以外ですと来週水曜日21:00以降になりますが…伊織嬢のご都合は如何でしょうか?】
548伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 02:28:32.63 ID:xiGe+JOK
【凍結了解しました】
【では、連日で恐縮ですが土曜日21:30から、でお願いできますでしょうか】
【一応日曜日も大丈夫なので、ご都合が悪ければ直前でもご連絡ください】

【まったりとしているようで、結構シビアなお話でwktkしております】
【今夜も楽しみにしておりますので、よろしくお願いします】

【ではこれにて、お先に失礼しますね】
【お疲れさまでした、おやすみなさいませ】
549龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 02:31:38.89 ID:pvirzanF
【そういって楽しんで頂けてるならこちらとしても喜ばしい事です】
【では今夜21:30に避難所でお待ちしてますね…遅くまでお付き合いして頂きありがとうございました】
【それではおやすみなさいませ…良き夢見を!再見!!】

【スレをお返しします…ありがとうございました】
550龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 21:40:58.53 ID:pvirzanF
【伊織津綺子 ◆IorinFNlA2嬢とのロールの続きでスレをお借りします】
【今夜も宜しくお願いしますねm(−−)m】
551伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 21:41:34.37 ID:Gdnb31k9
【龍岬先輩との解凍におじゃまします】

>>547
(氷の入ったグラスを見て、初めて喉の渇きを意識した)
恐れ入ります。いただきます。
(膝をそろえて頭を下げ、グラスを取る。冷たいお茶が喉を通ると、それだけでホッとした)
(彼が籠手を外すのをじっと見守る間、グラス一杯をたちまち飲みほしてしまう)

家族の絆…ですか。
私の家族は……バラバラです。辛うじて血縁と、それぞれの思惑で何とか結びついているだけで。
ごく普通の、お互いを大切に暮している家族とは、もう全然違う集団なのです。
(およそ誰にでも話すわけではない、ごく内輪のことを、なぜかさらりと言ってしまった)
(冷たいお茶のなせるわざかもしれない)

(それからグラスを目の前に置いて、じっと龍岬の話に聞き入る)
(特異な場所、と聞けば、以前に出会った結界師の少女を思い出すが)
(今はまだそれを口にはしなかった)

【こんやはこんなところから、よろしくお願いいたします】
552龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 22:01:08.57 ID:pvirzanF
(彼女がグラスを空けるのを確認すると、もう一杯注いで)
俺を見つけてくれた時相当焦っていたみたいだったし…ここに来るまで水分補給してなかったしね。
それに加えてこの暑さと…俺の話を聞いていたら嫌でも乾くだろうさ。
(暑いといっても一応クーラーは効かせているのだが…龍岬自身水分を欲しているのだから…彼女が全く平気な訳ではないと思い)

アカの他人である俺がキミの事情にああだこうだと言う資格なんて当然ないんだけどさ。
…学園の近くに中華街があるだろ?あそこは「華僑」っていう人達が取り仕切っているんだけど…。
中国の人達はさ、「家族の絆」と「義侠心」を大事にするんだよね。
まあ…お国柄の違いと言ってしまえばそれまでなんだけどね…。
ただ…後悔だけはしないように努めた方がいい。本当に大切なモノってのは…後になってから気づく事が多いだけにね。
これは…先輩としての助言な。
(ニコリと笑って冗談めかしながら言った後に烏龍茶を一口飲んで)

…あれは…特殊なフィールドというのかなんなのかは俺には分からないけれど…。
とりあえずこっちが不利になるような事はなかったな…「気功術」も使えたし、体術にも違和感は感じられなかったからな。
それと…相手も別に特異な攻撃と呼べるものはなかったように思える…あくまで俺の見立てだけどな。
(話を聞き入っている伊織嬢を見ながら…その時の置かれた状況を思い出しながら話していく)

【それでは今夜もお付き合いの程よろしくお願いします】
553伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 22:10:03.40 ID:Gdnb31k9
中国人は古くから世界中に散らばっていて、
そして世界中で自分たちのアイデンテティを保ち続けている、
と聞いたことがあります。
何代にもわたって本国の土を踏んだことがなくても、中国人は中国人だ、と。
(改めて注がれたお茶に目礼し、再びグラスを取りあげたが、それに口をつけず)
(水滴のついたグラスを眺めながら)

私の家は余り盛んではないのですけれど、古武術の家元なのです
祖父は家流の後継者として、長男である父を認めておらず
父は祖父が余りに俗世離れしているために、祖父の家長としての責任能力を信用していません。
それでも兄が生きていたころは、次の後継者が兄であるということで意見は一致していたのですけれど…
(唐突に実兄の事を語りはじめ、それから急に我に返って目を上げて)

失礼しました、どうぞその異能者のことを…
(話の先を促して、あとは龍岬が会った異能の話を脳裏に刻んで行く)
(夜を往く者として、異能者の情報は死活問題なのだ)
554龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 22:24:56.50 ID:pvirzanF
だからこそ、家族の繋がりを大事にしてきたんだろうな…。
日本人にもそういう想いが全くないとは言わないけれど…そういう風に思える「人間」が一人でもいるといないとではやはり大きな違いはあると
俺は思うよ…。
伊織さんにもそういう人がいれば…もっと強くもなれるだろうからね…最もそれは俺の勘だけどさ。

そうだったのか…それは一武術家としては興味が惹かれるものはあるな…。
もっともそんな理由で尋ねられたらさすがに困るか…。

キミは優しいんだな…そんな風に心配されているお兄さんが羨ましいよ。
俺にはそんな風に心配してくれる弟や妹もいないし…仮にいたとしても
「ほっといても平気」とか言って放置されそうだからな。
(実際この男の能力を考えればそれも至極当然な訳ではあるのではあるが)

戦闘方法はオーソドックスな近接戦闘タイプだったんだが…
体格を生かした俊敏さと身軽さ、速さが特徴的だったな。
(言いながら所々を思い出しては補足して、という感じで話していく)
555伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 22:41:10.13 ID:Gdnb31k9
(そう言う人、と聞いてふと思い描いた一人の面影)
(その時、グラスを見つめている目には柔らかな光が浮かぶ)
いずれにせよ、こんな力を持って生まれた私は
家族にも本当の自分をさらけ出すことはできませんでした。
今、私を一番大切にしてくださっているのは、家族ではない方です…

(兄が生きているときに、もっと心配していれば)
(いや、心配はしていたのだが、その心配を行動にうつしていれば、と)
(常に心を苛む後悔が頭をもたげるが、そのことも今は口にしなかった)
(だがいずれ彼には、その話もしてしまうのではないかと)
(龍岬という男は、そんな予感を抱かせる青年であった)

龍岬先輩はその異能者が築いた「特殊な場」に、偶然入り込んでしまい
その異能者と戦うことになった、ということですね?
その場の中では異能者は別の異能をふるうことはなかった、と。
……気付かずに入り込んでしまった、というのは厄介ですね……
(龍岬の話に口をはさみながら、まだ見ぬ異能のイメージを刻んで行く)
556龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 22:56:39.72 ID:pvirzanF
「力」を持って生まれてきたって事はさ、キミにしか出来ない「何か」があるって事さ。
ならばそれをやり遂げれば…必ずだれかが認めてくれるさ。
俺だってそうさ。…最も俺の「気功術」ってのは素質さえあれば誰でも使えるってモノなんだけどね。
それこそ…伊織さんにだってその可能性はあると思うよ。これは冗談抜きでね。
まあ個人差はかなりあるらしいけれど。

それでもいいじゃない。そう思える、思ってくれる人間がいると…いろんな意味で強くなれるさ。
それに…いずれは「家族」になるんだろう?
(ニヤニヤと意地悪そうなイイ笑顔で伊織嬢を観察してしまう)

…大まかに言ってしまえばそういう事になるのかな。
そうだな…まるで…「縄張りに入った獲物を食い殺す獰猛な獣」ってトコなんだが…
もっと厄介なのは…ソイツが「殺人快楽症」らしいって事だな。
俺やキミみたいな「力」の持ち主なら何とかなるんだろうが…一般人が巻き込まれたらと思うとな…。
今思えば俺もよく生きて戻ってこれたと思うよ、ほんとうにさ。
557伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 23:09:19.63 ID:Gdnb31k9
(グラスから顔を上げ、目の前の青年と視線を合わせる)
(すがるような、苦しむような、泣きだすような表情で)
こんな力を持って生まれた理由を「なすべきこと」に求めては
それを何度否定されてきたか……
それでもやり遂げることに意味はあると、龍岬先輩はお考えですか?

(そしてその視線の先に、ニヤリと悪げな笑顔を見れば、思わず赤面する)
(迫水直と家族になる、その想像は単なる夢やあこがれでは収まらず、生々しすぎる)
家族になる…まで、生き延びられれば、ですけれど
(赤面をごまかすためにわざと暗い予想を口にして、ゴクリと烏龍茶を飲んだ)

さつじん……快楽、症……?
(グラスを口に運ぶ手が止まる)
(暴力の快感。それは少なからず自分にもある──)
そ、そうですね、何の力もなく罪もない人々が、異形の犠牲にならないようにと
私たちは…少なくとも私は、戦っているのですから。
(そればかりではない)
(それどころか、自分が快楽殺人に溺れるまではほんの数歩なのだ)

先輩はどうやってその異能者から逃れたのですか?
(物思いをふっきるように、熱を込めて尋ねた)
558龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 23:30:50.45 ID:pvirzanF
ああ、俺はそう「信じる」事にしている。
意味を求めるんじゃなくて…自分で意味があるものにしてしまうって事だな。
まあそんな心配しなくても伊織さんには既にいるじゃないか、キミの事を信じている人がさ…。
ああ、もちろん…俺もその一人だしな。キミになら安心して背中を預けられそうだ。

なに弱気になってるんだ、全く。生き延びられれば、じゃなくて生き延びるんだろ?
それともキミの想いはそんな簡単に諦められるような脆いモノだったのか?
それじゃ…相手があまりにも不憫だと思わないか??
彼に相談できないような助けがいるなら…遠慮なく俺に相談すればいい。
こんな可愛い後輩が困ってて見過ごすなんて先輩として出来る訳ないからな。
それが…なんであれ、だ。

異形ならそれでもいいかもしれんが…アレを異能と称するなら…
異能持ちが一般人を快楽の為に殺すっていうのは…かなり問題だからな。
特に…この街では…命取りになりかねない…そう思わないか?

うーん…それがなあ…気づいたらその空間から戻って来ていたんだよなあ…
(当時の様子を思い出しながら暫く考え込んだりしたりしながら…)
ぁ・・・そういえば…何か手から落ちたのを踏んだら戻ってきたような…
559伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/16(土) 23:41:10.61 ID:Gdnb31k9
そう…ですよね…。
力あるものは、それを制御しなくてはならない
力ある者は、それを有益に用いなくてはならない
幼いころから、そう教えられて育ちました
私は異能を常にコントロールし、異能を社会に役立てなくては……
それまで否定するなら、人間社会を否定することになる

(借り物の言葉ばかりで理想を語り、ふう、と息を吐いた)
でも時々、余りにも誰にも理解されないことを一人でやっていると
意味まで見失いそうになる。
それもまた…私の弱さです。自分を「信じる」ことが…時々とても、難しくなる。

私は異能があっても、肉体的な影響を生み出せません
先輩の気功や…その他の技の数々には、お世話になるかと思います。

(そして青年の答えには目を見張った)
気づいたら、戻ってきていた……?!
560龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/16(土) 23:54:54.53 ID:pvirzanF
まあ…そこまで肩肘張らなくてもいいと思うぞ。
物事なんてモノはトドのつまり…なるようにしかならないんだから。
それなら…その時々での自分の立ち位置を見誤らなければいいんだし。
自分を信じる事も大事だけど…もっと他人を頼ればいいんじゃないか?
どうも…伊織さんは物事全てを自分のナカに詰め込んでしまって自爆するタイプに見えてしまうんだがな…。

些細な事でもしょうがない事でもいいんだよ。ドンドン頼ればさ。
頼るのが嫌だっていうなら…考え方を変えればいい。
キミが楽になるように…俺を「利用」してしまう、とかね。
それこそ、夜中にまた共闘するような事があれば…喜んで助太刀させてもらうさ。
その為にも…
(携帯を取り出して赤外線モードにして)
とりあえず連絡先を交換しておかないか?まあ。無理にとは言わないが…。

ああ、でもその時は手から落ちた「何か」を踏んで戻ったと思う。
それがなんなのかは…詳しくは解らないけれど。現場いけばわかるかもしれないが…
今頃まだ警察がいろいろ調べてるだろうからな…。
(伊織嬢が聞き込んでいるにも関わらずまた考え込んでしまう)
561伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/17(日) 00:09:48.51 ID:84Wa9Uay
そこは…はじめから夜を往く仲間をお持ちだった先輩と
全く一人で異能を抱えていた私との違いかもしれません。
組織やバックボーンが無いと、異能者はとても孤独です。
異能者同士が出会うことは稀で、そして出会った相手は敵であることも少なくない。

(そこでふと、切れ長な目を半眼にして、じっと龍岬を見上げる)
少ない出会いが、このところ急激に増えたようにも思いますけれど。

(龍岬が携帯を取り出すのを見ると、じぶんもごそごそとポケットを探り)
フリーランスの私たちにとって、信頼できる異能者との出会いは本当に貴重です
ぜひ。
(自分の連絡先を送信する)

入り込むときは全くの偶然で、きっかけも良く分からないような、
日常的なところにある「場」で、出るときには何かを…踏んだ?
出るのに必要なアイテムを探すのが、肝心なんでしょうか。
その異能者が、自分の快楽を満たすために作りあげた罠だとすると
とてもやっかいですね…見つからないように偽装しているのでしょうから。

(自分も考え込みながら、ふと周囲を見回し)
そう言えば、先輩のご家族は…?
(先ほど熱心に家族の絆を解いた彼であれば、ここには誰か同居人が居てもおかしくないと)
562龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/17(日) 00:24:47.54 ID:H4CcDMsG
あまり関わりたくない仲間だったりするわけなんだけどね…。
厄介事押し付けてくるようなヤツだからな…アレは。
(ハアと溜息を一つ吐いてから烏龍茶をまた飲むと氷がグラスカランと奏でる)
それは確かにそうだ…というよりもこの街で起きる怪異の頻度が多い事に驚きもあるんだがな。
この前も…正義の味方でありたいという純粋な少年に会ったんだが…彼も特異な技をつかったっけか。

これで俺からも伊織さんへのデートの誘いが出来るようになった訳だ……なんてな。
それはそうと、キミも一人で手に余るような状況に遭遇したら連絡をくれればいい。
「龍崎 壱耶」でも手に余るなら…「飛龍(フェイロン)」として協力を約束しよう。

もっと厄介なことがある…彼女は…未成年だ。しかも…まだ高校生ですらないだろう。
…見た目にごまかされないよう注意が必要だぞ…。

家族?家族なら中華街にたくさんいるが…??
(中国帰りのこの男、伊織嬢が聞きたい事を今一理解していないらしい)
563伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/17(日) 00:35:13.95 ID:84Wa9Uay
この前も、そうおっしゃってましたね
(ため息をつく青年を見れば、こちらは小さく笑みが漏れる)
この街では、ここ数年、何かが起きている。
それが何なのか、誰にもまだわからないようなのですが
警察や、国がバックにある研究機関まで集まってきています。

(デート、という軽口には笑顔の仮面を返したのみだった)
(自分にデートや付き合いを申し込んでくる人間は、たいてい自分の事を見てくれていない)
(親、成績、評判、彼らがつきあいたいのは、自分が負っているそれらのハレーションだ)
私はフリーランスで、調査や工作にはどうしても手が回りません
お申し出はありがたく、お受けさせていただきます。

(中華街、と聞いて、勝手にそこが実家か故郷なのだろうと思いこみ)
では先輩は、ご家族を離れて一人暮らしなさっておられるのですね
異能も含めて、すべてを受け入れてくださるご家族がおありなのは
羨ましいです…。
564龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/17(日) 01:02:07.04 ID:H4CcDMsG
まあね、そのれがほら、例の「兄弟子」絡みだから無下にも断れなくてね…結局のところ「持ちつ持たれつ」って事にね。
伊織さんも友達選びは慎重にな…でないと後々苦労して後悔することになる。

んー…「類は友を呼ぶ」ってワケじゃないが…何かが惹き付けているようにも思えるが…
また御大層な組織まで集まっているようで…。なかなか厳しいモノがあるな…それじゃあ。
(思わぬトコロでこの街における自分の立ち位置というものが見えてきたように思う)

そうそう、好意は遠慮しないで素直に受け取っておくのが一番。使えるものは親でも使えと言うしね。
…ま、お互いこれから「宜しく」って事で。
(そういうとグラスを持って…伊織嬢のグラスに軽く当てて「チン」と鳴らし…一息に飲んで)

あー…いや、たぶん異能だと思ってないぞ。「気」とか「気功術」ってのはアッチじゃ生活の一部になってるトコあるし。
…それでも俺並みの使い手はそうはいないけど。
ほら、よく早朝で「太極拳」をやってる人達がいるだろ?アレも全身に「気」を流しているようなモンだし。
それに…両親はガキんときから海外で仕事してたし、ずっと爺さんについていたからな。
両親とは今じゃ年に数回のメールしかやり取りしてないし…。てか国内にいないしね。
爺さんは17位の時に死んじまったしな。
そういう意味じゃ…自由っちゃ自由なんだけどな。

(ふと時計に目を見ると時刻は2:30を指していて)
ところで…伊織さん、キミは今夜はどうする?一応二回に客間はあるけど…
帰るなら…始発を待つか、タクシーを呼ぶかになるんだが。
565伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/17(日) 01:19:29.15 ID:84Wa9Uay
この街は、とりわけ闇が深く、暗い……人を飲みこんで拡大していくとさえ思えるほど。
そうならないように…なってほしくないから……
(ともすれば、闇に傾倒しそうになる自分に言い聞かせるように)

(チン、と涼しげな音を立ててグラスが鳴る)
(それは二人の友情の始まりの音のように思えて)
お覚悟めされませ。私は人使いは荒いですよ?
使えるものなら敵でも使います。

先輩はもしかして、修行してそれほどの技を身に付けられたのですか?
(異能を「鍛える」という話はあまり聞いたことがない)
(やはり異能とは違うものかと思ったりなどしつつ、龍岬の身の上話を聞く)

さすがに外泊は親にも気づかれますから
もう少し、こちらに居させていただいていいですか?
(というと、携帯でごく簡単な定型文を送信する)
今、迎えに来てもらえるように頼みました

(恋人を呼び、龍岬のマンションの前で待つ)
(やがて迎えに現れた青年に、文字通り体ごと連れ去られ)
(しばし二人で夜明けまでの時間をすごすことになるだろう)

【ではこんな感じでこちらは締めますが】
【まだなにかありましたら、あわせますので】
566龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/17(日) 01:40:42.32 ID:H4CcDMsG
だからこそなのかな…俺は「家族達」を守りたいと思ってるし、その為ならば手段も選ばない。
…だから「黒社会」とも関わってしまったんだが…後悔はしてないさ。
同じ後悔するなら…やらずに後悔するよりやって後悔した方がいいしさ。

ああ、3歳の時に爺さんと一緒に中国へ修行へね…来る日も来る日も命に関わる修行だったけど…
まあ、そのおかげで今の俺がある訳なんだから…爺さんには感謝しないとな。
修行で得た事は実戦でも嘘はつかないんだぜ。

…望むところさ。先輩ならば尚の事…な。それに言っただろう?俺を頼って構わんとも…な。
(それからは他愛のない身の上話から日本に戻ってきてからの事、そして今までの夜にあった出来事、
中華街にも来てくれよという誘い等、話をしていく)

それは構わないが…待っている間はどうする?
(……更なる質問責めに合った事は言うまでもなく……)
(そして迎えが来たことがわかると玄関先まで送り出し)
(軽く手を振り…「二人」の姿が夜の雑踏の中に消えるまで静かに見送るのであった…)

【それではこんなカンジでこちらは〆てみます…もうお腹一杯の内容でしたんぽでこれ以上は蛇足な気が。】
【仰った通りのまったりながら濃い内容の展開になってしまった気が…俺の正体もほぼバレバレ!なんて。】
【自分は面白可笑しく楽しめました!伊織嬢も楽しんで頂けたのならいいのですが…。】
【今夜も遅くまでのお付き合いありがとうございました!機会があればまたお相手を宜しくお願いします。】
567伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/07/17(日) 01:50:44.90 ID:84Wa9Uay
【締めを確認いたしました】

【こちらこそ、またいろんな方とのネタを仕込んでいただいてホクホクです】
【またいずれ、お会いしましょう】
【こちらもおつき合いありがとうございました】
【お疲れさまでした。おやすみなさいませ】

【これにてスレをお返しします。ありがとうございました】
568龍岬 壱耶 ◆4waHkiVfl2 :2011/07/17(日) 01:53:07.77 ID:H4CcDMsG
【どの辺がネタになるのか…(ドキドキ】
【それでは…お疲れ様でした。お休みなさいませ…良き夢見を!再見!!】

【スレをお返しします…ありがとうございました】
569代理 ◆IorinFNlA2 :2011/07/17(日) 12:13:36.73 ID:3t/qM5O1
【黒上いろは ◆zPDVctO00Eさんのプロフはこちらをご覧ください】

【名前】黒上 いろは(くろがみ -)
【性別】女(♀?)
【年齢】15歳・中3
【身長】142cm
【3サイズ】つるぺた
【容貌】人間時:童顔、黒のショートボブ
    異形時:↑+頭部に前に突き出た一対の白い角。背中の中ほどまで伸びた髪。背に蝙蝠のような一対の翼。
    本来の姿(不完全):漆黒の巨大な四足獣、霧や影のような見た目。背に六枚の翼。
【能力】異形としての力と姿。任意のタイミングで異形化できる。
    異形時には身体能力(特に五感と筋力)が大幅に強化される。
    そこまで強力ではないが再生能力を持ち、一ヶ月ほどで片腕くらいなら再生可能。
    因みに、角や翼にも痛覚があり、折ったり千切ったりできる。
    異形故の嗅覚で、相手を「匂い」で覚えることができる。また、気配や妖気・霊力などを敏感に察知する。

【希望】雑談、戦闘 エロール可
【NG】スカ、ハードなSM
【弱点】中距離・遠距離戦(射程的に)、退魔武器(種族的に)

【備考】三年前から人間の少女「黒上いろは」の姿をとって学園に通う純正の異形。
    三年前に起こった「ある事件」を境に記憶が一部欠落している。
    日中は人として生活する一方で、夜では人・異形を襲い喰う。
    無邪気な性格故に他者を殺すのも、たまに異能者を手助けしたりするのも、遊びの内。
    人間は今のところ餌か玩具程度に考えているが、気に入っている人間には手を出さない。
    「やりたいからする」というような思考回路で行動することが多い。
    因みに、頭が弱く補修・再試常連。

    水鏡恭弥との戦闘において著しく損傷した影響でリミッターが外れたため、一定の損傷を受けると不完全ながら本来の姿に戻ることがある。
    この際いろはの意識は無く記憶も残らない。また、この姿に自由になれるわけでもない。
    兵部晶との戦闘で『自分と本物の「黒上いろは」』が写った三年前の写真を拾われており、現在瑞谷愛華が持っている。
    前山馨とはクラスメイトで、同じ掃除場所。
現在『Brave』という組織に狙われているが、理由は不明。しかし自分の過去に関係していることは確かな模様。

【投下落ちです】
570 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 15:01:55.51 ID:iRU2rExa
【スレをお借りします。】
571紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 15:08:11.57 ID:0Me0YT9G
(紅裂拓兎は夏が嫌いだった。肉が腐敗する夏が嫌いだった)
(全てを停止する水晶の中に閉じ込めたくなる気分だった)
(それでも、今夜はいい月が出ていた。もう少しで満たされそうな月を)
(眺めていれば少しは夏も悪くないと思える。コンビニエンスストアーで買い求めた)
(アイスを齧りながら、紅い髪の男が夏らしい軽装で歩いていた)

Johann Wolfgang von Goethe
Wer reitet so spa"t durch Nacht und Wind?
(誰も彼も身軽に浮かれる季節。誰も彼も開放的になって、夜の中に引きずり込まれる)
(知ったことではない。歌いながら歩く。人間もそれ以外も無視して歩く)
(夏の夜は長く、それだけ人は闇の中の住人に狙われる時間も長くなる)
(けれど、知ったことではない。紅裂拓兎は人間の味方ではないのだから)

んあ?
(散歩がてら寄ってみた夜の公園。この時間なら盛っているカップルのひとつやふたつ)
(そうでなければ馬鹿騒ぎをしている若者のグループのひとつはいそうなものだが)
(不自然なほどに静まり返っている。ふんと、鼻を鳴らす。気にしすぎだろう)


【というわけで、よろしく】
572 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 15:18:40.38 ID:iRU2rExa
(その異変は紅裂拓兎の目の前で起きた。)
(チリチリと空気が振動する。)
(まるで空気中にガラスがあって、それが揺れているかのような奇妙な音。)
(そして空気中で何かがひび割れる音と何かを砕く音が響く。)

(何もない空間が裂け、割れる――そこから現れるのは一人の少女。)
(背中にかかるほどの長い黒髪をなびかせて、膝上の短めのスカートをひるがえしてそこに降り立つ。)

――どうやら、跳んでこれたみた…………あっ

(視界を覆う髪を耳にかけ)
(紅裂拓兎もよく知る学園の、ただし中等部の制服に身を包んだ少女はあたりを見渡すと紅裂き拓兎の姿を確認。)
(硬直、ゆっくりと腕が上がり人差し指を突きつける。)

若いころの叔父様そっくり…………だ、けど、その赤い髪――
ひょっとしてあなたの名前、は…………?

【此方の方こそよろしくお願いします。】
573紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 15:33:16.04 ID:0Me0YT9G
あん?
(夏の夜の空気が変わる。何度も似たような感覚を味わってきたからわかる)
(世界の法則の一部が歪んで、捻じれて、そして解ける瞬間)
(人間の知り得ぬ法則が、人間の常識を嘲笑う刹那)

……おい。
(空間が割れて、そこからひとりの少女が飛び出てきた)
(××学園中等部の制服を纏った、長い髪の少女。なんなのだこれは?彼でなくとも)
(理解不能だろう。突きつけられた指を辿ってみると、どこか、何故か既視感のある顔)

俺の名前?
紅裂拓兎だよ。それよか、お前何者だ?奏宗家の誰だ?
(奏永久。その名前を思い出すのにそこまで時間は必要ではなかった)
(顔つきというか、顔の輪郭がどこか似ていた)
(だから、血縁だろうと予想したのだが…それにしても今の登場シーンは何なのか)
(少女の問い掛けも無視して、一方的に問いかける。臨戦態勢は整えていた)
(全ての要素を含めて考えるに、手放しで歓迎できる相手ではないのはわかった)
574紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 15:39:59.34 ID:0Me0YT9G
【あ、表現的に妙な部分があった】
【できればスルーしてくだしあ】
575名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 15:45:58.58 ID:hZIv7Gz6
576 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 15:50:47.78 ID:iRU2rExa
(此方が質問するよりもはるかに早く反応を見せる紅裂に対して唇を震わせる。)

………べにさき、たく………と。
みつけたぁあああああああ!!!
(突如として叫び声をあげる。予想外だったのだ。
 ここまで簡単に探し物の一つが見つかるとは思わなかった。
 思わず叫んでしまったことに対して咳払いを一つ。)

ごめんなさい、突然叫んでしまって。
ええと………私は御兎(ミト)。今の奏宗家とは全く関わりはないけど、これから訪れるかもしれない未来に関わりを持つことになる。
こんなこと言っても信じられないと思うけれど、私は数あるうちの未来の一つからここに来たの。

(うん、自分で言っていて割と怪しい。この季節だと暑さにやられたと思われても仕方がない。
 けれど、今言ったことは全部本当のことなのでどうしようもない、続けよう。)

私は貴方の娘だって聞いてる。ここまで大丈夫?

(臨戦態勢が整っている、ということは警戒されている、ということだ。
 まずはこの警戒状態を何とか解除させなければなならない。
 話によれば目の前のこの男は遠くない将来に、この世を去るというのだから――)
577紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 16:07:15.87 ID:0Me0YT9G
…………。
(夜を切り裂くその絶叫を聞いて、もう回れ右をして帰りたくなった)
(面倒くさい。十中八九面倒臭いことになると確信する)
(そして語られる、『御兎』なる少女の話。実に胡散臭いものだった)

……未来人。時間跳躍、いや、世界移動か。
そんな技術が完成したら色々不味くならねえか?
(胡散臭いが、頭から否定しないのもまた彼の性格であり、彼の生きる世界で必要な態度)
(まるで出来の悪いライトノベルのような出来事でも、時々本当のことがある)
(そもそも、何か目的があり企んでいるとしても、今のような説明があるはずもない)
(わからない。目的がわからない。まるで理解できない。だが、何かがあるのは本当だろう)

………。
(『貴方の娘』を聞いて、「へ?」という顔をする。簡単に言えば口ポカーン状態である)
(一秒、二秒、三秒、四――――空回っていた歯車が噛み合う)
(その双眸が瞬く間に殺意に染まり、唇の端が吊り上がる)
大体わかった。お前が未来人だろうが異世界人だろうが、それはどうでもいい。
それは認めてやろう。問題はない。
で?どうやってお前は俺の娘であることを証明する?
(そもそもだ。俺に子供ができるはずがないだろう――と言うのは堪えた)
(本当は今すぐにでも殺したいのだが、ちゃんと言い分を聞いてからでも遅くないだろう)
578 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 16:29:31.82 ID:iRU2rExa
そのあたりは魔女のおば様が管理してるみたい。
今回も無理言って「跳ばして」もらったから。
………って、そんなことはいいの。

(そしてなんだか自分は彼の地雷を踏んだらしい。)
(間抜けな表情を曝したかと思えば、妙に殺気立っている――はて、何をしたのだろうか。)
(今度はこちらがぽかん、とあっけにとられる番だった。)

うん、と…………そんなこと言っても、ええと………

(確かに、だ。
 目の前のこのとこは自分の父親だというが、その父親と過ごした記憶などかけらもない。
 ≪奏≫としてのノウハウを教えてくれたのは顔が似ている叔父だけれど――
 あるとするならば………)

これじゃだめ………かな、ふぅ――
――『或れ』

(目を伏せ、集中する。物心ついたときから目覚めた門を額に開く。
 額に裂け目ができ、現れるは真紅の瞳。
 そこから同じように紅のオーラが立ち上り、角のような形をかたどっていく。
 そしてつぶやかれた言葉に反応して結晶化する。)

――コレ。確か父様と同じ力だって聞いてる。
他の形にもできるけど、リクエストとか、ある?

(暗灰色の結晶。珪素のクリスタル。それが小さな星屑のようなかけらとなり
 御兎の差し出した手のひらに収まる。
 信用されるまで、納得できるまで付き合うという意思を込めて目の前の「父」を見据えて)
579紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 16:43:25.93 ID:0Me0YT9G
(『御兎』の身体から発散する力がより一層高まる)
(その額に浮かんだ『眼』を見て、ハッとする。奏永久と同じ?)
(似ているが、色が違う。色は違うが、性質は似ている、気がする)
(額に生えた真紅の角。やはり奏宗家の関係者?だが、待て……)

なん、だと?
(そして、今度こそ愕然とした。少女が生み出した水晶の塊)
(正にそれは紅裂拓兎と同じ力。珪素を支配する力の顕現であった)
(一瞬、ぐらりと足元から崩れるような感覚が襲い掛かった)

……突発的に芽生えた異能が……
超能力が、子供に遺伝する確率は、どの程度だ?
(額を抑えながら、ぶつぶつと呟き自問する。答えは期待していない)
(赤村拓巳の両親も姉も間違いなく特殊な力は持っていなかった)
(この力は、遺伝や血統ではなく、一世代限りの異能だと確信していた)

……誰の子だ、お前。
どこかの世界では、俺は誰かと結ばれて、子供まで作る気になったのか?
(あり得ない。あり得ない。認めたくない。感情が頑ななまでに叫んでいる)
(けど、知りたい。聞きたい。どんな過程を辿ればそんな結論が出るのかを)

俺は、誰かを愛したのか?
(差し出された手に浮かぶそれを掴んで、ギリリと握り締める)
(その表情はまるで、それこそ親に縋りつく子供のようで)
580紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 16:52:33.11 ID:0Me0YT9G
【悪い。少し席を外す】
581 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 17:07:32.61 ID:iRU2rExa
――わからない、けど。叔父様が言っていた………
この眼とこの力が私と私の父様と母様を繋ぐ唯一の繋がりだって。

(そしてそれを確かめる術は自身の時代にはなく
 今目の前にある。
 ――紅と珪素………この二つを象徴するのが自分の父だと聞いていたから。)

誰の子かっていうのはわからない。
父は貴方だっていうけれど、母は………その、居なかったみたい、だから。

(自分の時代の大人たちは自分が自分の両親に近づこうとするのを嫌った。
 きっと何かあるのだろうということはわかった。
 知らないほうが身のためだとも言っていた。目の前の「父」を見ればそれもわかる気がする。)

けど、愛し合わなきゃ私は生まれないって聞いてる。
………けど、思うこともある。
父様は寿命が短いんだって、だから、もしかしたら、父様の時間でできなかったことを
私にさせるために――――って。

(縋りつきたいのはこちらの方だ。強く握りしめられる結晶を見て、自分がそんな表情や言葉ではなく
 優しい家族からの法要を求めていることを自覚する。
 そして蘇る、ここに来る前に駆けられた言葉――「自分の理想との違いに絶望することもあるでしょう。」)
582 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 17:08:05.37 ID:iRU2rExa
【すみません、どうぞごゆっくり。】
583紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 17:28:25.04 ID:0Me0YT9G
……そうか。悪い。
(母親はいないと、御兎は語る。けれど、その『眼』を見ればわかっている)
(何処の時間軸かは知らないが、心変わりわするような事態があって)
(奏永久と結ばれたのだろう。そして子を成したのだと)
(……所詮は他人事だ。奏永久のことは既に見限っているのだから)

……寿命、か。
(―――寿命が短い。それは間違いなく自分のことだ)
(魔王との契約を破棄した代償にしては、安い物だと思った)
(今でも、あの時に魔王が言った言葉を覚えている)
(「足掻いて見せなさい、私の弟」と。彼女は人類の兄であり姉なのだ)
(だからこうして、今でもあちこちを彷徨い歩いている)
それは違うな。大人はいつだって子供に妙な期待を託す。
思い通りにならなければ容赦なく切り捨てる。俺はそれを知っている。
だから、仮に俺が子供を産ませたとしても、子供にそんなもの託すはずもない。
(バキリと結晶を握りつぶして、粉々にする。握力ではなく、自分の能力で)
(――その時には、もうどんな表情すら浮かべず、ただ無表情だった)

キミが何を求めてきたのかは知らないが、子供の妙な期待を裏切るのが親ってもんだ。
もしキミが俺に父親の情とやらを求めてきたのなら、それは適わない相談だ。
そんなものは、キミの居た場所で求めればいいこと。
こっちに振られても、正直、迷惑だ。
(肉親の情を否定するつもりはないが、求めて得られないものは幾らでもある)
(大体、他の世界から渡ってきたというのなら、お門違いだろう事は自覚しているはずだ)
584紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 17:29:08.73 ID:0Me0YT9G
【お待たせ―】
【じゃあ、またよろしく】
585 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 17:48:47.84 ID:iRU2rExa
(――その無表情に、もう何も問うことができなかった。
 じゃあなぜ自分は生まれたのか、不自由こそしなかったがどうして実の親が
 双方とも傍にいないのか、何を為すために生まれ生きているのか――)

………大丈夫。そっちはわかっている
貴方は父様だけれど、まだ父様になっていない。それでも私の時代での貴方の死因は
寿命じゃないって聞いてるの。これから起こる、とある出来事で
命を落とすの。それは誰も望んでいない結末で、誰との決着も付けられない終わり………
それを回避するために、私は来たの。

(嘘だ。頭や理屈じゃない、親に情愛を求めるというのはもっと本能的なものだ。
 理解はしていても求めることをやめられるはずがない。別世界の同一人物とあればなおさらだ。
 そこに妥協するべき余地があると考えてしまう。そんなものだ。)
(けれどもそれじゃない、それをするために自分が生まれるという時間軸を潰す覚悟をしたわけじゃない。)

――貴方はとある異形に殺される。
姿形は恐竜のような頭をした人、そいつには再生能力があって…………

【ごめんなさい、今度はこちらが離席………というか凍結をしていただきたく。】
【本日中で良ければ20:00には解凍できるかとっ!】
586紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 17:52:47.94 ID:0Me0YT9G
【ああ、そうか】
【なら用事が終わったら再開でいいかな】
【20時避難所集合でいいな?】
587 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 17:55:29.53 ID:iRU2rExa
【ハイです。】
【それでよろしくお願いします。】

【ここまでのお付き合いに感謝しますっ!】
【お先に失礼しますっ。】
588紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 17:58:11.21 ID:0Me0YT9G
【それじゃあ俺も一時撤収】
589紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 20:18:00.24 ID:0Me0YT9G
待て。
(ぺらぺらと、これから起こり得る可能性の話をする少女の頭に手慣れた動作で)
(チョップを叩きこむ。一度では足りず、二回、三回と叩きこむ)
キミは馬鹿か?馬鹿なんだな?
どんな理由があれ、死んだらそれで終わりだ。
俺がそれで死ぬなら、俺はその程度の人間だったってことだ。
それを、チャンスがあるからって他人でしかないキミが回避しようとか、何様だ。
(うんざりとしたように、ため息をつく。今更死ぬ気はない。それでも人は死ぬ。それが現実)
(生命を賛美する気はないし、破滅を肯定するつもりも美化するつもりもない)

誰だって未練はあるだろうさ。いつだって妥協のない選択ができるとは限らない。
だがな、この結末が気に入らないからってリセットが許されるのはゲームくらいなもんだ。
やり直しのできる現実があったとしても、それは真実を遠ざけているだけだ。
(ぐいと胸倉を掴みよせて、これ以上ないくらい真剣な眼差しを向ける)
(その声には斬れるような鋭さがある。その鋭さは、誰も彼も区別なく切り裂くだろう)
わかるな?俺の言っていることの意味がわかるな?
お前がどこの誰の子供だろうが、未来人だろうが異世界人だろうが。
それとも、ただのキ●ガイだろうが知ったことじゃないが、それだけは理解しろ。
(言うだけ言って、興味を無くしたように突き放す)
(ずっと片手でぶら下げていた袋を持って、近くにあったベンチに腰かける)

【それじゃあ、ロール再開に借りるな】
590 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 20:32:53.46 ID:iRU2rExa
いたっ?!
(前髪が乱れ、紅の眼がより一層目立つようになり……)

それは、そうだけど…………
時間の改変がどんなことかも、それによって起きる歪みも理解できる、けれど………
――貴方がいないから多くの人が真実に到達できなかった………そんな現実が、真実でいいの?

(切り裂かれそうな剣幕の後に引き離されて出た言葉はそんな言葉で
 その拒絶に対して途方に暮れた様子で、「父」であるまだ「父」でない彼に助けを求めるように
 視線を向けて、もう一度視線を落とす。)

それでも、貴方が生きていればわかることがあるかもって思うと…………
私は、ここにこうして立たざる得なかったの。
……私は、どうやって父様や母様のことを知ればいいの?

(死ぬはずの運命を変えることしか思い浮かばなかった。
 手段があるのならばやるしかないと思った。それを本人が拒絶する………一体どうすれば――)

【此方こそよろしくお願いしますっ】

591紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 20:47:13.29 ID:0Me0YT9G
誰かいたらとか、誰かがいなかったとか。
そんなものは幾つかある結果のひとつに過ぎない。
誰だって手を尽くしたはずだ。その時、その瞬間で最善を尽くしたはずだ。
どんな結末であれ、それは尊重するべきだろう。
その結果を、第三者でしかないキミがどうして覆せる。
(最善を尽くそうが、誰もがハッピーエンドを迎えられるわけではない)
(未練が残る様な結末だって多々あるだろう)
(けれど、それは部外者がとやかくいう事でもないし、変えられるはずもない)
(だから、そんな風に助けを求められたところで知った話ではない)

知ってどうする?
何がわかったところで、キミを残して両親が消えた結果に変わりはない。
(どんな言葉をかけようが、所詮はここで話をした関係でしかない紅裂拓兎が)
(御兎の感じている寂しさや孤独ややりきれない想いを解消できるはずもない)
背負って生きるか、切り捨てるか、どっちかにしろ。
その上で、幸せになるために努力すればいい。
(強引だが、結局どちらかしかない。否、どちらかしかないと思いこませた方が幸せだ)
(第三の選択肢は、本当はある。けれど、それを口にすることだけはない)


592 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 20:58:43.61 ID:iRU2rExa
なんで……なんで私が部外者なの?
私は消えた貴方の娘で、この時間軸に存在するはずの母様の娘で
一度も感じたこともないか増のつながりを知りたくて、だから………私はっ!!

(咳を切ったように感情が溢れだす。
 跳躍自体はうまくいったのに、目的の人物もすぐに見つけたのにこんなにもうまくいかない。
 どうすれば自分は――――)
(ただ納得することができず感情を溢れさせていると、視界がゆがむ。
 涙でも出てきたのかと思って必死で目元を拭うが一向に視界が元に戻らない。
 それが時空の歪みであり、この時間軸が自分をはじき出そうとしていることに気付き)

――まって、まだ私納得してない!
変えたい結末が、やらなきゃならないことが…………ッ…………――――――

(もう一度空気が揺れる――――その場には先ほどの少女の姿は残らなかった。)

593紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 21:14:34.67 ID:0Me0YT9G
………それはキミのエゴだよ。
醜くて歪んだエゴさ。
(自分は娘だと訴える少女の悲痛な叫びにも、紅い髪の男は揺らがない)
(この時間に存在しない人間に家族の絆が存在するわけがない)
どこの時間の話かは知らないが。
その時の俺やキミの母親がそういう選択をした。
その決定にキミの意志が入り込む隙間なんて、ない。
(赤村拓巳が母親に捨てられたという決定にも、少年の意志が介入する余地はない)
(いつだって、誰だって、身勝手な理由と権利で自分の人生を決める)
(いつだって、こんな風に切り捨てたり、拾ったり、繋がったり。それが人間だった)

……知ったことじゃない。
(呟いた時には、夏の虫が鳴く声が響く公園が変わらずあった)
(けれど、少女の姿がいつの間にか消えていた。元のあるべき時間に戻ったらしい)
(知ったことじゃない。もう一度呟いて、夜空を見上げる)

誰かが得した結果を変えて、自分が得をした結果に導くとしてよ。
なら、その裏で得したはずの人間が損をする。なんだそりゃ、バカバカしい。
なんて醜いエゴだ。とてもじゃないが、そんなやつを家族と認めることなどできない。
出来損ないのくだらない人間め、ガタガタほざくなよ。
(もういなくなった少女に、これ以上ないほどの侮蔑を言葉を贈る)
(けれど……本当に、あの子は自分の娘だったのだろうか)
(けれど……だとしたら、どうだというのか)
594奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 21:27:24.43 ID:iRU2rExa
(人気のあるところでは≪奏≫は襲ってこない。
 全く人気のないところならば奇襲されやすい………まぁ、もう慣れたけれど。
 ここ数か月で気配に関することはだいぶ上達した。
 内功を利用した軽身功を使えばかなりの速度で気配を立って動ける。)

…………っ!!

(けれど先にあることなんて見渡せない。
 一寸先はいつだって暗闇だ、だから追ってから遠ざかろうとして見かけたあの姿に私は………)

(跳躍、膝裏に達するほどの漆黒の長髪が舞いあがり、夜空を横切る。
 羽でも落ちたかのような身軽さで着地。
 そこにその人はいた…………依然別れた時と同じような、とても苛立っているようなそれでいて泣いているような
 不可思議で複雑な表情で彼はそこにいた。)

こんばんは……………………。

(声をかけてから気づく。
 なんでこんなに気まずいのに声をかけたのだろうか?これも彼のことが好きだから、なのだろうか?)
595紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 21:39:23.56 ID:0Me0YT9G
(夜の風が吹く。孕むのは妖異か、破滅か)
(風が吹いて、羽根が舞い散る。夜の静けさを崩さぬように軽やかに)
(舞い降りたのは、異様なまでに長い髪をした……と、婉曲に表現するのも)
(馬鹿馬鹿しくなってきた奏永久という名前の少女だった)

ふん……なんだ、まだこの街にいたのか。
プチ家出ごときで何か掴めたか?
どうせなら日本を一周して来い。一人一人助けてきたらいい。
(開口一番、容赦のない言葉を浴びせる)
(その眼つきは鋭く、笑みすら浮かべない顔で、冷たく突き放す様に)
(足を組んで、ふんぞり返る。とは言っても公園のベンチなので座り心地はよくない)

いつまで子供のつもりでいるんだか。
泣き喚いても誰も助けてくれやしない。
そんなことは、ずつと前から分かっていたことだろ。
(この世界は無慈悲だ。人間はいつだって自分のことを一番に考える)
(泣いている子供がいたとして、そこに差し伸べられる手が常にあるとは限らない)
(周囲に認められず育った奏永久とて、それくらい薄々気づいているだろう)
596奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 21:58:48.44 ID:iRU2rExa
(まぁ、そんなものだろうな。と思いながらこの横にかかる髪を耳にかけて
 息を吐き、胸の下あたりで腕を組む。)

ええ、まだまだ現役の高等部一年生ですので。
せめて卒業するまではここに居ようかと。

誰も助けてくれないし、やっぱり自分のことは自分でなんとかしなきゃいけなかったというのは
前々からわかっていたんですけれどね………。
けど、だからこそ………私は自分の手を伸ばしたいと思ったんです。

…………後は、まだよくわかりません。
無慈悲な世界を無慈悲だからと言ってそのままでいるのも、なんか違う気がします。
いつか死ぬ命を今死ぬ命として受け止めることは、やっぱりできません。

(ここ数日で何度も≪奏≫の自分が当主でいることを快く思わない者たちに襲われた。
 当然死ぬような目にもあった。いつか死ぬなら今でも同じなのか何度も考えた。
 ――何度も生きたいと思った。)

大人になったら世界を回るのもいいかもしれませんね。
何処まで誰まで救えるのかわかりませんけれど。
597紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 22:10:41.13 ID:0Me0YT9G
それがお前自身の言葉か。お前自身の気持ちか?
奏宗家当主の掲げる理想じゃなくて。
誰かの手拍子に都合よく踊らされているだけじゃなくて。
使い潰されるだけの歯車じゃなくて。
お前がお前であるための、お前の為の行動で、真意なんだな。
(社会は人間は使い潰されるだけの歯車だ。そして代わりは幾らでもある)
(否定しない。人間の作った社会とはそういうものだ)
(夜の世界に置いても、似たようなものだ。彼女の立場とて歯車でしかない)
(それを良しとした上でその位置に収まるのか)
(ただ盲目的にその位置にいるだけなのか)
(どちらにしろ、彼女と共に歩む道がないのは同じ。同じだが、彼女がそれでも)
(自分の選んだ道を他人に踊らされた結果でなく進めるなら、少しはマシだろう)

なら、言えるか?私の道に貴方は必要ないと。
いなくても、私は私でいられると。
強がりでも、虚勢でもいい。一人でやっていけるか?
(すっとベンチから立ち上がり、距離を置いたまま問いかける)
(考えが合わないのは、ずっと前からわかっている。だからと言って否定はしない)
598奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 22:28:23.05 ID:iRU2rExa
ええ、そうです。
初めはお兄ちゃんが損をしないためだった。
私が当主として相応の器さえ持っていれば、それでお兄ちゃんは損をしないはずだからってそれだけで
そのための手段の一つでこの位置にいた。
けれど………貴方に助けてもらったから、誰かが誰かを想うことや、誰かを支えることがどういうことか知ったから。
それが尊いことが分かったから、それを救っていきたい。それが私の気持ち。

(一度空を見上げて、漆黒の瞳に月明かりを映す。
 それで、道を違えるのももういいかもしれない。違う道を歩んでいるのは自分の方なんだから。
 ちょっと寄り道をしただけだ。随分と、入れ込んでしまってはいたけれど。)

(すぐに視線を落とし、拓兎を見つめる。
 その漆黒に、写る紅い男を見据えて、震えそうになる奥歯を噛みしめる。
 もういい加減いいと思う。決別したところで想うことができないわけでもないのだし。)

ずっと前から私は私です。
変に悩んだり、違うことしてみようとしたりしたのがまずかったんです。
私の道に貴方は居なくてもいいよ。いてもそれは必須じゃない、アクセサリ程度のもの。
そして貴方はアクセサリなんかじゃない。

(そう言って静かに微笑を浮かべる)
599紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 22:47:05.31 ID:0Me0YT9G
初めて、まともなことが言えたな。
(それが強がりで、虚勢なのはわかっている)
(それでも、強がりを通せるくらいには成長したらしい)
(歯を食いしばり、幽かに震える身体を、それでも自分の足で支えている)
(月明かりに映える微笑は、彼女が見せた中でも一番尊いと思える表情だった)

お前が自分のエゴを満たす為、俺や他の人間を小さな箱庭に飾って
それを楽しむだけの馬鹿なら、殺して死体に唾を吐いてやるだけだ。
お前が自分の孤独を癒す為、俺を都合のいい喋る人形扱いにするなら
殺して死体をオブジェにしてやった。
お前が俺に囁く愛は、自分が寂しくて、それを満たす為に吐き出される、そんな愛だった。
(紅い穢れに染まった男が、少しだけ眼を細めて、口元を緩める)
(いつもの作り笑いではなく、軽薄なそれでもない。心からの微笑だった)
ようやく、本当の意味で俺と向き合う気になったな。
時間はかかったが、及第点にしておいてやる。
それに免じて、必要なら、俺の力を貸してやろう。俺の心の赴くままに。
(必要ないと言われるのは、辛いことだと思っていた。けれど、道具として必要ないと)
(断定された上で人間として必要とされるのは、きっとよいことのはずだ)

お前を愛することはない。お前に心を預けることもないだろう。
だから、お前に何かを託すこともない。
それでも、人間として近くにいるくらいならできる。他の人間と同じように。
だから俺がいても、いなくなっても、お前は泣かずにいられるな。
(多分、どこかの時間にいる紅裂拓兎は間違えたのだろう。こんな選択ができなかったから)
(子供を成しながらも愛を注ぐがなかったのだろう。歪みや齟齬をそのままにして、盲目的な)
(愛という幻想に逃げ込んでしまったのだろう。何故だか、不思議と確信できた)
(けど、この選択をできた紅裂拓兎は、そんな過ちを犯さないと確信できる)
(不幸な子供をこの汚濁に塗れた世界に産み落とすことは、これでなくなった)
600名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 22:55:23.60 ID:hZIv7Gz6
600
601奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 23:10:15.75 ID:iRU2rExa
拓兎がまともな神経をしていないだけでいつでも私はまともなことを言っていましたよ。
だって………私は当主様ですから。

(ほとんど自分が何を言っていたかなんて覚えていないかもしれない。
 けど気持ちだけは本当だった。私は自分自身が寂しいだなんて思ったことはないと思っていた。
 自分は恵まれてると思っていたから。)
(ただそれに他者を縛り付けようとすることと、自分を貫くのは違う気がした。全てを背負うことは
 だれかれ構わず背中に引きずり込むこととは違う気がした。それだけだ。)
(けれど、今言ったことは強がりでしかないことは自覚している。)

それはどうも、ありがとうございます。
必要なら、というか…………放っておけない存在があなたの関係者だってこと忘れてませんか?
気が向いた時でも構いませんから、情報くださいよね。≪虚影会≫の。

(こりこり、と頬を掻く。自身一番見たかった表情をこんな形で見せられる。
 きっとこの男にその表情を自分の前ですることがどんな意味を持つかなんて考えるはずがあるまい。
 そんな表情を面と向かって見せられて、少しぶっきらぼうな口調で顔を赤らめる。夜で助かった、と心の底から思いながら)

泣くのは嫌ですから、ね。
まぁ、暫くは不思議な気持ちになると思いますけれど………それはそれで新鮮だってことにしておきますよ。
うん大丈夫です、ありがと。拓兎。

(一度頭を何度か横に振るうと、ベルトに止めたサイドポーチから紙袋を取り出す。
 それを一度拓兎に投げてよこして…………)

それ、いつか拓兎に買ってもらったやつ。中はフープピアス。
買ってもらった時は拓兎につけ方教えてもらえたらなって思ってたから、今まで持ってるだけだったけど
あげます。自由にしてください。


602紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/07/17(日) 23:25:08.94 ID:0Me0YT9G
張りぼての肩書だろ、それは。
ま、それはいい。
これはこれ、それはそれとしてやっていこう。
(使命、恋愛、友情、背負った業。何でも背負って全部欲しがるのが彼女の)
(悪い点だった。これはこれと割り切れるほど大人でもない。多分、これからも)
(それでも、今は強がりに過ぎなくても―――と思うのは紅裂拓兎のエゴだろうか)

泣きたければ泣けばいいんだ。
泣きたい時に泣かないと、人間が歪む。
俺みたいに、な。
(どうして、泣き虫の癖に泣くのを堪えるのか)
(泣いている子供は嫌いだが、かと言って悲しいのに泣くなとは言えない)

……返されてもな。お前にやったつもりなんだが。
返すくらいなら、捨てればいいものを。
(投げ渡されたそれを受け取って、首を傾げる)
(いつだったか、何かの礼でプレゼントしたのだったか)
(他人にやった贈り物を誰かに渡すのも気が引ける。実に処分に困った)

ま、いい。次会う時は、いつも通りだ。
一度、シスコン兄貴に顔くらい見せておけよ。じゃあな。
(踵を返して、公園を立ち去る。その足取りは酷く軽い。いつだって歪な人間関係しか)
(築けなかった紅裂拓兎にしては、かなり上等な部類の決別。奏永久にとっては失恋だろう)
(しかし、追うわけでも追われるわけでもなく、殺意を交えるわけでもなく、きちんと人間として)
(向かい合えたと思う。だから、それはとてもよいことのはずで……)


【決別・そして新しい関係】
【そんな〆だな。予想外にも】
【まーあ、今後またひと波乱くらいありそうだけど】
【ともかく、お疲れさま。付き合ってくれてありがとう】
603奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/07/17(日) 23:37:50.22 ID:iRU2rExa
じゃあここで泣いてあげましょーか。警察呼ばれるくらいに。
なんてね。
私も捨てようかと思ったんですけれど、なんというか、一つのけじめとしては
返すほうがきれいかなーって。そんな気分だったんです。
気にしないでも、ホワイトデーのお返しか何かとしてまたいただくのもありですよ。
別に。

(困ってる様子だったので、一応また返してくれても構わないということだけは告げておく。
 愛し合う関係でこそないが、好きな人間の一人ではあるのだから。
 もう一度息を吐く、もう彼はいってしまった――とりあえず、ベンチに身を預ける。)

…………まぁ、これで良かったよね。

(ぐっと伸びをして、携帯を取り出す。電源を入れれば着信音とともに
 不在着信とメールの件数が表示されて――――
 愚痴ることとか泣きたいこととか吐き出そう、多分それがいい。そう思ってベンチから腰をあげて家路につくことにした――)

【ハイな、お疲れ様であります。
 いっちゃいましたねぇ、行くところまで。ここまでのお付き合いありがとうございました。
 今後は、なんか図らずとも伏線状態になっちゃったあれとか回収しに行くとか?】

【そちらの方でも何かあればお付き合いさせていただきたくっ!
 そして、ちょっと開始の時にgdっちゃって申し訳なかったですっ。
 それではこれにて失礼しますっ、おやすみなさいませ〜(深々)】
604名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 15:06:42.54 ID:r0lsSUoy
なんてな
605兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/18(月) 22:04:27.21 ID:zRWt5DcZ
【こんばんは、待機させて頂きますね。プロフは>>118に】
【どなたでも、お気軽に声をおかけ下さい】
606久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/07/18(月) 22:27:46.82 ID:RtBKfFyK
【特に面白いネタが無いうえに、凍結したら解凍の予定が明日以降じゃないと解からないのですが…】
【それでもよろしければ……ノ】
607兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/18(月) 22:33:07.05 ID:zRWt5DcZ
【言って下さらなければ、そしてやってみなければ、分からないと思います。
 そういう事で、こんばんはです。よろしくお願いしますね、ゆりか先輩?】
【では恐れながら、早速ですが先輩のネタというものをお訊きしたく】
608久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/07/18(月) 22:37:23.99 ID:RtBKfFyK
【んー、わたしのほうはワンクッション入れるために、先日言っていた妖精ネタか、守弥を出すか、両方とも出すか】
【もしくは、ワンクッション無しで、どーんと会ってみるか。】
【クッション無しの場合のネタは、思いつかないので、夜にでも出会って流されるがままに】
【そんな感じですわ。】
609兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/18(月) 22:40:38.03 ID:zRWt5DcZ
【でしたら、今夜はワンクッション置いてみるのもいいかもしれませんね。
 何だか最近、互いに互いをダメダメさんにしっ放しな気もしますし(←)】
【誰を出して下さるかは、先輩にお任せしますね。場所はどこがよろしいですか?】
610久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/07/18(月) 22:42:43.20 ID:RtBKfFyK
【では、月並みだけれど夜の公園で。】
【晶くんは、お仕事帰り?】
【書き出しは、どうします?】
611兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/18(月) 22:48:08.50 ID:zRWt5DcZ
【では、お仕事帰りにフラリと立ち寄ってみましょう。
 ゆりか先輩が案を出して下さったので、書き出しはこちらにお任せ下さい】
【それでは少々、お待ち下さいね】
612久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/07/18(月) 22:50:50.34 ID:RtBKfFyK
【承知いたしましたわ。】
【それでは、のんびり待ちますので、ゆっくりと、ですわ。】
613兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/18(月) 23:02:43.09 ID:zRWt5DcZ
(ほとんど民家の明かりも消え、音らしい音も聞こえない暗闇の住宅街)
(夜の闇の中を、深紅のケースを背中に添えながら、静かに歩く少年がいた)
(幼い顔立ちに反してその瞳に感情はなく、それこそ一定の歩調で
 機械のように、心許ない街灯が照らす闇を、恐れることもなく進んでいく)

(人工的な灯りが照らしたその顔の左頬、赤黒い染みのようなものが
 浮かんでいた。それはどうやらインク、あるいは血液のようでもある)
(彼の昼の顔しか知らないものなら前者と判断しただろう。
 しかし少年の職務を知るものなら、それが後者であると即座に分かるはずだ)
(血を拭ったらしい左手にもまた、同じような色が付いている。
 つまり今夜の彼、兵部晶は敵を見つけ、任務を終えた後ということだ)


(そんな彼の足が止まったのは、とある公園の入り口。
 以前、偶然にも後輩と遭遇し、そして得体の知れない組織に襲われた場所)
(あれから組織、警察の人間に調べてもらったが、手掛かりらしきものは、何一つ発見できなかった)
(だが、犯人は犯行現場に舞い戻るものだと、かって一般警官として
 職務を全うしていた、組織の中年の男性は言っていた)
(長年働いているその勘は、軽視できるものではない。そう思った晶は
 帰宅の前に、少しこの公園の中を哨戒する事にした)

―――――。

(そうして、無言で公園の中に足を踏み入れていく)



【お待たせしました、それではよろしくお願いしますね】
614 ◆Juli/dituo :2011/07/18(月) 23:17:58.28 ID:RtBKfFyK
〜♪
(不思議な、鈴のような音で、少女は歌っていた。)
(黒いタイトなTシャツは、右裾に黒のラインストーンで作られたスカルが飾られている。)
(黒のニット地のスカートは、くしゅくしゅとギャザーが寄せられて、裾には銀色のレース。)
(少女が歌いながらくるりと回転するたび、ひらりと舞う。)

(何重にも巻かれたレザーブレスレットの手首を、軽やかに持ち上げて、くすんだ金色の髪をかきあげる。)
(電燈が切れそうなのか、時々チカチカと小さく瞬く公園の照明をスポットライトよろしく)
(小さな羽虫が飛び交う下で、再びくるりと一回転。)
(誰に見せているのか、スカートの端を摘まんでお辞儀でフィニッシュ。)

(黒のレザーに銀のスタッズの打ち込まれた首輪がついた、白い喉。)
(ゆるやかにウェーブを描いて、肩や背中に落ちる髪。)
(幼い輪郭に、ピンク色のグロスの艶めく唇をにっこりと微笑ませ。)
(こちらへと向かってくる小さな影を、深い青の瞳で見つめる。)

こんばんは、晶くん。
今夜はずいぶんと、血の匂いがするわ。


【それでは、こんな感じでお願いいたしますわ。】
615兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/18(月) 23:37:03.28 ID:zRWt5DcZ
(何かの気配がする。更に歩みを進めると、不思議な音が聞こえてくる)
(いや、これは声か。心地よいリズム、穏やかなメロディ。むしろ、まるで)

――――歌、か?

(その声の主を想像し、不意に頭に浮かぶのは、この世の何よりも大切な、あの金髪碧眼の少女)
(ギリ、と歯を食いしばる。どこまであの人離れが出来ないだろうか、自分は)
(ゆっくりと、深い息を吐き思考をクリアにする。
 一般人の少女なら家に帰るよう諭せばいい。人外の者ならば、危険な異形であれば処理するだけだ)

(一般人の可能性を考慮して、またもし異形であったとしても、
 こんな夜更けに目立つような行動を取るようなら、大した知能はないだろうと判断。
 真逆もありえるが、とにかくまだ銃器を構える必要はあるまい)
(そう考え、角を曲がり公園の中心部へと視線をやる)


な、ぜ。

(目を見開き、不用心にも硬直してしまった晶。何故ならその先にいたのは、
 どう見ようとも、やはり彼女、久遠ゆりかであったから)
(しかし、違和感がないわけではない。まずは彼女のその服装。
 所謂甘ロリに分類されるファッションを好むゆりかが、
 普段の自分と同じような、ゴシック・パンク系統の格好をしていること)
(そして何より、先日はあのような別れ方をしたばかりであるのに、
 それを一切気にした様子もなく笑顔で話しかけていること)

(彼女は、そこまで器用な人間ではない。自分の事を気遣い
 いつもと同じように接しようとしても、どこか不自然になるはずだ)
(しかし、この少女にはそれがない。以上の点からして、
 自分は彼女を求めるあまり、疲労から幻覚でも見ているのかと判断した。
 頭を押さえ、ゆっくりと目を開く。―――しかし、彼女はそこにいた)


…こんばんは。任務の後となれば、当然でしょう?

(どうやら、やはり目の前の彼女は久遠ゆりからしい。
 そう認めざるを得ない晶は、冷静さを取り戻した声でそう言った)
616 ◆Juli/dituo :2011/07/18(月) 23:51:09.12 ID:RtBKfFyK
(つま先のとがった黒のショートブーツの踵を鳴らして、少女は兵部のもとへと駆け寄った。)
(会いたかったのと言わんばかりに、きらきらと瞳に星を輝かせ、めいっぱいの笑顔で)
(ふわりと髪をゆらすと、むせ返るような月下香の香りをさせながら)
(微かに見える少年の動揺も気にせずに、その血の匂いの手を握ろうと、白い手を伸ばした。)

こんな時間に会えるなんて、思ってもみなかった。
うれしい……私、すごく………
(目の前に、あの日見た、あの日『私』が生まれた日に見た、恋焦がれた少年がいる。)
(それだけで、街灯を反射する白い頬はばら色に染まり、ピンク色の唇は薄く微笑む。)

任務……?
(青い瞳を瞬かせ、少しだけ首をかしげる。)

だから、こんなに血の匂いをさせているの?
(その目をそのまま閉じて、ピンク色の唇から赤い舌を覗かせ、ちろりと小さく舌なめずり。)
(直接肉を食べるなんて、野蛮なことはしないけれど)
(屠ったばかりの血の匂いは、まだ生気に満ちていて、甘く芳しい。)
617兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/19(火) 00:08:48.82 ID:nVQJBKO2
(駆け寄り自分の手を取る少女の表情は、それこそ自分にとっては
 天使の微笑みのように、可憐で愛らしいものだった)
(珍しく、香水でもつけているのだろうか。濃い目のチューベローズの香り。
 そうしてゆりかが呟くのは、自分への余りに優しい言葉)

な――――っ。

(先程の違和感と相まって脳内に感じるのは、食虫植物のようなヴィジョン。
 冷静な心が警鐘を鳴らすも、その甘美な匂いに、脆弱な精神は抗う事を許さない)
(思わずこの少女のように頬を染め、視線を逸らす晶。少しずつ、
 夏の夜の暑さも手伝ってか、常識的な思考が破壊されていく)

…………。

(それでも最後の砦のような危機感からか、警戒心を辛うじてまだ捨てはしない)
(訊ねる彼女の唇から、蠱惑的な舌が覗く。自分の心を犯しつつある
 得体の知れない何かを振り払うかのように、少女の手を掴み離させる)

…ご存知のはずでしょう、僕の任務は常に血と硝煙にまみれたものだと。
それよりも、まだこんな上っ面の真似事をするんですか、あなたは。
言ったはずです、僕の想いより自分の事が、家族の事が大切だと。
618 ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 00:20:18.79 ID:Qn5b+iya
(少女が微笑むほどに、甘い香りは増していく。)
(それはまるで、側にいる人間の深い思考を妨げるように、甘く、甘く。)

……っあん。
(甘ったるい声を漏らし、振り解かれた手を残念そうに、寂しそうに見つめる。)

家族……?
そんなもの、あなたに会うために捨ててきたわ。
もちろん、皆に止められたわ。
拒まれたら、もう元には戻れないって……まぁ、そんな事はどうでもいいのよ。
私は、あなたに会いたかったんだから。
上っ面って…なんでそういう意地悪言うの?
(怒ったように眉を顰め、唇を尖らせる。)

(手をするりと滑らせ、今度は指を絡め、強引に手を繋ぐ。)
(少し恥かしそうな笑顔を浮かべながら、兵部を引っ張ってベンチのところまで連れて行く。)
(すとんと腰を落として、兵部を見上げる。)
座って?
もうちょっとお話しよ。
お話以外のことでも、いいのよ。
まだ、夜は長いでしょう?
619兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/19(火) 00:34:30.70 ID:nVQJBKO2
(自分に会うために、捨ててきた?)
(あまりの予想外の言葉に、頭蓋骨を金鎚で叩かれたような衝撃を受ける)
(なんだ、これは。形は歪だが、まるで世界が自分の
 望んだような風になっているようだ。こんな事は有り得ない)

…有り得ない。

(ぽつり、と呟く晶)
(こんな事は有り得ない、ゆりかはそんな簡単に―――いや、
 むしろ絶対に家族を切り捨てたりはしない。そう、自分の想いを切り捨てても)

(だが。それなら何故、強引に繋がれたこの手を解けない。
 何故、彼女に促されるまま、横に座っているんだ)

………。

(有り得ない。だがもしも、仮に、万が一。何らかの原因で
 彼女の心のリミッターが外れたとしたら?それで愛してくれたのが自分だとしたら?)
(家族とは、後程和解して貰えばいい。その後なら、
 自分の組織と彼女の一族が手を組めば、ロシアの暗部を一掃し、
 また二度とゆりか達に関わることのないよう、命令を下す事も不可能ではないはずだ)

(―――ああ、なんだ。これで苦しみの半分は解決じゃないか)


…そうですね、何を話しましょうか。
ああ、えっと、もう体のことは、心配要らないんでしょうか?
620 ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 00:47:07.14 ID:Qn5b+iya
(小さな声で何かを呟く彼を、不思議そうにじっと見つめる。)
(が、すぐに語りかけてくれたので、笑顔で返す。)

体……?
んー…まだ馴染まないかな。
ちょこっとだけね。
(ちょこっと、と親指と人差し指で輪を作り、その隙間を指し示す。)

本当は、あの日のあと、すぐに会いに来たかったんだけど、まだ形が安定していなくて。
昨夜ようやく、こんな感じってところ。
……私の姿、どこかおかしい?
(青い瞳が不安そうに揺らぐ。)

ふふ……幸せー
少しくらい変でも、あなたが好きって言ってくれるのなら、それでもいいかな。
………『私』の事、好きになってくれる?
(ぴたり、と冷たい身体を寄せてくっつくと、兵部にもたれかかるようにして)
(身体を預けた状態で、上目遣いで兵部を見上げ、すぐに金色の睫を恥かしそうに伏せる。)
(絡めた指先に力をこめて、クモの巣にかかった蝶を逃すまいとするような、本能で――――)

…………愛してる。
621兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/19(火) 01:10:18.31 ID:nVQJBKO2
(少しだけ?ああ、やはり長年少女の体を蝕んだ呪いのような
 ものは、そう容易くは消えないのか。けれど逆に考えれば、
 この短期間でそこまで回復できたなら、完治とて難しくはないだろう)
(どこかおかしい?そう訊ねる愛しい金髪の少女に、
 晶はふるふると首を振り、安心させるような笑みを返した)

全然、ですよ。相変わらず、とても可愛い。

(形が安定していなかった?天使の力を取り除いた際に、
 ゆりかの肉体に何らかの影響を及ぼしたのか。彼女がそんな苦痛を
 味わっていたのに、傍に居られなかった事が悔しいと思った)
(が、まあいいか。何れにせよ、彼女がこうして傍に居てくれるのだから)

(呟かれる甘い言葉は、自分が何度も待ち望んだもの。
 寄り添うい見上げる仕草は、自分が幾度も待ち焦がれたもの)
(愛おしい。そんな彼女が囁くのは、最も自分が欲し求めた単語)
(あいしてる、と。確かに少女は、自分に向けて言ってくれた)
(何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も願ったそれを)

――――――ゆりか。

(照れくさそうに、それでもしっかりと隣の少女の碧い瞳を見つめ。
 繋いだ逆の手で、そっとその小さな顎に指を添える)
(目を瞑り、その綺麗な瞳を覗き込むように、息使いを感じるように、ゆっくりと顔を近づけ―――――)





『カチッ』『ガチャッ』





(そんな二人の間に無粋に割りこんだのは、鍵が外れるような何かの音。
 もしその音の方に誰かが振り向けば、それを発したのは晶が隣に置いた深紅のケースだと理解しただろう)
(そして誰も触れていないにも関わらず、自動のように開くケース。
 そこから躍り出たのは、月明かりを照らし返す銀色の拳銃)


(―――――同時に晶も動いていた。顎ではなく喉を掴むと、
 『アジタート(苛立って)』。異能を用いて掌で喉を潰すように、強くベンチに叩きつける)
(そして繋いだ手を振り払うと、上空から落ちてきた拳銃、
 SIG SAUER P228を掴み、暗く冷たい銃口を、ゆりかの姿をした何かに突きつけた)

だれだよ、おまえ。

(しかし、そう訊ねる少年の瞳は、銃口よりなお闇色に、寒々しく染まっていた)
(汚物か家畜かを見下すように、負の感情を全て集めたかのように)
622 ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 01:26:42.84 ID:Qn5b+iya
(顎を持ち上げられ瞳を開くと、少し照れたような少年の顔。)
(微笑みながら、恥かしさに少しだけ視線を逸らす。)
(でもすぐに、まっすぐ見つめ返し、少年が瞼を閉じると、同じように金の睫に縁取られた瞳を閉じる。)
(ピンクの唇を薄く開き、甘く息を吐く。)
(甘い、甘い香りを放ちながら――――)

―――――っ!!?

(耳に飛び込む金属の音。)
(ハッと目を開くと、少年の肩越しに銀色のきらめきが見えた。)

う……っぐ。
(それがなにか確認できる前に、喉が押されて、硬く外気で生暖かくなったベンチに身体を押し付けられる。)
(兵部の細い指が食い込む喉から、ひゅうっと息が漏れ、苦しげに目を閉じる。)

(そして、次にその瞳を開いたときには、蜂蜜に桃のジャムをゆるく混ぜ合わせたような)
(曖昧なパステルカラーが入り混じる、明らかに人ではないものの瞳で――)

……く…るし……おねが…離し………しんじゃ…ぅ……
(受け入れてくれたと思ったのに、受け入れてくれたはずなのに、どうして?何故?)
(そこまで言葉を発すると、息を吐ききったのか、ピンク色の唇をぱくぱくと金魚のように動かす。)
(その不思議な色の瞳からぽろりと涙を零して、震える指で兵部の腕に触れ、弱々しく掴む。)
(ついこの前に生まれたばかりの、リャナンシーの少女は、攻撃する術は何も持っていなくて)
(ただ必死で、その涙に濡れた瞳を憐れに見開き、懸命に懇願するだけ。)
623兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/19(火) 01:50:14.44 ID:nVQJBKO2
―――――去年のクリスマス、僕は靴に願い事を込めた紙を入れた。
「家族」と書いた紙を入れて、僕は任務へと出掛けた。


(瞬きもせずに、その大きな目は少女の姿を映したまま、離さない)
(そうして譫言を語るように、晶の口が動き、淡々と言葉が紡がれる)
(ゆりかだったものの慈悲の言葉にも耳を貸さず、ただ機械的に)

街は親子連れの人間などによる幸福に彩られていた。
無邪気にも親に今日はサンタクロースは来るのかと訊ねている子供がいた。
ケーキを片手に提げた母親は、いい子にしていれば会えると答えた。
無性に泣き叫びたくなった。

(少年は、何も返答を求めているわけではないのだろう。苦しげな少女を押さえつけ、一方的な独白は続く)

集まった人間を目当てに、その日は異形もまた活気づいていた。
酷く寒かった。何十匹殺したかも覚えていない。
痛みと疲労で意識が混濁しかけたが、必死に生を繋いだ。家族に会う為に。

任務を終え、帰途に付く中、皆が『失踪』した理由を幾つも考えた。
部屋にいるお母さんは、お父さんは、お姉ちゃんは、お兄ちゃんは
どんな事を言って謝ってくるのか、なんて言って許すのか、
そして今日はどんなに楽しいパーティーぬるのか、それだけ考えていた。

(そこで初めて、少年が笑った。口角を釣り上げたような、
 酷く無様で凄惨な、気持ちの悪い微笑みを)

―――――当然、ドアを開けてもその中は暗闇で無人だった。

『ガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンッ!!』

(晶はパッと喉から手を離すと、突きつけた銃口を下げ引き金を引いた)
(少女の体の輪郭をなぞるように、ベンチに無数の銃痕が描かれる。
 1cmでも動いていれば、確実に肉をえぐっていたであろう軌道)

僕は、靴と紙を鋏で粉々になるまで切り刻んだ。

(その時と違うのは、少年が握るのは鋏ではなく銃であり、
 目標は紙などではなく、生きた動物の体だということ)
(それでも、このままでは結果は変わらない。少年にあまりに
 過ぎた幸せを見せたが故に、それが虚構だと気付かれてしまった少女の体は)

お前は、何なんだ?
624 ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 01:55:00.79 ID:Qn5b+iya
(怖かった、ただひたすら怖かった。)
(彼は、なんの話をしているの?クリスマス――わからない。人間のフェスティバルのようなもの?)
(いい子にしていれば会える……?私、悪い子だったのかな?)
(会えたけれど…愛おしいこの人には会えたけれど……)

(異形を、何十匹を殺したと言った唇が、気持ちの悪い笑みを浮かべるのを目の当たりにする。)
(愛おしい人の顔…それなのに、それなのに―――こんな人、知らない。)
(目を見開き、兵部の腕の下で、カタカタと小さな体が震えた。)
625 ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 01:55:28.59 ID:Qn5b+iya
【ごめんなさい。手が滑って途中送信ですわ。】
626 ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 02:10:14.56 ID:Qn5b+iya
【とりあえず、もう一度最初から】

(怖かった、ただひたすら怖かった。)
(彼は、なんの話をしているの?クリスマス――わからない。人間のフェスティバルのようなもの?)
(いい子にしていれば会える……?私、悪い子だったのかな?)
(会えたけれど…愛おしいこの人には会えたけれど……)

(異形を、何十匹を殺したと言った唇が、気持ちの悪い笑みを浮かべるのを目の当たりにする。)
(愛おしい人の顔…それなのに、それなのに―――こんな人、知らない。)
(目を見開き、兵部の腕の下で、カタカタと小さな体が震えた。)

(押さえつけられた喉が解放され、少女の体が酸素を欲する。)
(本来の姿ならば、もしかしたら耐えられたかもしれないが)
(この姿をとってしまった以上は、人間の常識に支配される。)
(けほん、と小さく咳をすると、耳をつんざくような酷い音がして)

―――ヒッ
(全身にぎゅっと力を入れて、それが終るのを必死で耐える。)
(ようやく音が止み、ぐったりと力なくベンチから片腕がぶらんと垂れ下がる。)
(指先は、まだ震えていた。)

わ、わ…私は、私……だよ。
リャナンシーは、固体識別の名を持たない。
私は『家族』の中では、一番末よ。
あの日、あなたがあの悪魔を連れて私たちの住処に来た日に、生まれた。
私は、一目見てあなたの事を、好きになったわ。
だから、あなたが一番望む姿になったのに。
変じゃないって、聞いたのに……なんで……なんで……
(パステルの瞳からはぽろぽろと水色の涙が零れ、頬を伝い幻のように消えていく。)
(やがて、少女はまるで子供のようにしゃくりあげ、大泣きし始めた。)

っふえ…えぇ……ひっく…ぅ…ひっく……
(自分にされた仕打ちが、どれだけ酷いものだったか訴えるかのように、くすんくすんと鼻を鳴らし)
(ひとしきり泣いたあと、まだしゃっくりをしながら、上半身を起こした。)

………私の事、好きじゃないノ?
私、あなたに好きニなってもらエなきゃ、消えチゃう。
627兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/19(火) 02:29:26.20 ID:nVQJBKO2
(『リャナンシー』。記憶の中から検索をかける。終了。
 以前媛名葵と『タルタロス』を潰した後に、伝記系の本も読み始めたのが幸を奏した)
(アイルランドに存在する妖精とされる。可愛らしい女性の姿を取り、
 男性に愛と精気を求め、代わりに詩学の才能を与えるという)

………。

(そして急に子供のように泣き出した異形。少しずつ、また頭がクリアになっていく)
(私たちの住処。恐らく久遠ゆりかと訪れた、『妖精の住処』の
 ことだろうか。となると悪魔とは、彼女のことだろう)
(妖精は天使を忌み嫌うのか?分からないし、興味もない。怒る気力もない)

(一目惚れなどとは。容姿が気に入ったなら、家族に
 自分の姿にでもなってもらえば良かったろうに。理解不能だ)


(空いた手で頭を掴み、酷く疲れたように息を吐く。銃口は向けたまま)

お前はあの人じゃない。だから、僕はお前を愛することはない。
…お前を殺したいわけではないが、それでも不可能な事なんだ。

(嘘は見受けられないし、それならここまで周りくどい事をする必要もない)
(行動はともかく内容だけ見るなら、好きになった人間の
 ために、生命の危険を省みず一生懸命頑張っただけ、か)
(助けるべきなのだろうが。助けたい、ではなく助けるべき、
 という辺り、まだ彼女に対する嫌悪感は拭い切れないらしい。例え悪意はなくとも)
628 ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 02:45:48.99 ID:Qn5b+iya
(まだ、すんすんと鼻を鳴らしながら、首を小さくかしげ、兵部の話しに耳を傾ける。)

私は、あの人ジャ……ない?
あの人っテ、あの日一緒にいタ、悪魔付きの娘のこと?
そう……やっぱり、あの娘のコト、好きなんダ。
あなたの望ム姿に…って願って、こうナッタから……そうじゃないかとは、思っタんだ。
………あんな娘と一緒にイテも、あなたハ幸せになんかナれないのニ?
(向けられた銃口の意味は解からない。さっきの出来事で、怖いものだとは認識したけれど)
(ソレは、もう終ってしまったから。)
(だから、まっすぐに目の前の少年を見つめる。)

私なら、あなたの好きな姿、ナンでもなれる。
あなたが思い浮かべてくれるだケで、イイの。
ねェ、歌もあげル。
(曖昧な色の目を閉じ、再び開くと、それは兵部の見慣れたブルーに変わっていて)
(その瞳で、懇願する。)

私の歌、全部あげる。
だから、私の事、好きになって。
あなたが望んでくれる事、なんでもするわ。
どうしたら、私の事好きになってくれる?
教えて、ねぇ、教えてよ。教えて。
(無知故に無防備に、銃を握る手に向かって、白い指を伸ばす。)
(触れたい、大好きな人に、触れたくて、触れて欲しくて。)

【まだいけると思ったのですが、一端凍結をお願いできます?】
【本当に申し訳ございません。】
【予定は、明日の夜に避難所に伝言させていただきますわ。】
629 ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 02:47:50.57 ID:Qn5b+iya
【また、途中……もう、わたしのばかばか。】

【もしよろしければ、晶くんの都合の良い日を、聞かせていただければ嬉しいですわ。】
【出来るだけ、それに合わせられるようにいたしますので】
630兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/19(火) 02:48:22.40 ID:nVQJBKO2
【了解しました、ではすぐにお休みになられて下さい】
【僕は最後に投下、もしくは同じく落ちさせて頂きますので】
【こんな遅くまでお付き合い頂きありがとうございます。また明日、避難所を覗かせて頂きますね】
631 ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 02:51:16.19 ID:Qn5b+iya
【ん…じゃあ、折角だから……お言葉に甘えて、寝る準備させていただきながら待っていますわ。】
632兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/19(火) 03:09:26.84 ID:nVQJBKO2
それなら、こんな僕と居てお前は幸せになれるとでも?
…答えは出ているはずだ。

(いっそ敵ならもっと楽であったのに。悪意殺意の類があれば良かったのに)
(自分は細分化された愛を知らないが、この感情もまた愛と呼ぶのなら、
 容易く切り捨てるわけには行かない。その苦しみは分かるから)

(しかし、相手は異形だ。しかも、自分の心を深く傷付けた。
 だが、こんな泣いた子供のような表情で来られると、引き金が鈍る)
(―――――他人を気遣う余裕など、もうないのに。それでも、殺せないのは――)

僕は容姿や声楽に恋はしない。
…どうすれば愛してくれるかなど、僕の方が知りたいくらいだ。

(――この少女の言動に、自分と似たものを感じるからだろう)
(しかも、状況は微妙に異なる。明確な答えを出せないゆりかと
 違い、自分ははっきりと拒絶できる。しかし、すると彼女は命を失うという)
(どうして、こんな、自分ばっかりに面倒事が舞い込むのか)

それでも諦めなければ希望はあると、僕は信じている。
死にたくなければ、愛して欲しければ、そうするしかないんじゃないか。

(自分に出来るのはこれが全てだ。今すぐこのリャナンシーに
 好きだなど嘯いて助けられるならそれでもいい。だが、
 仮にも妖精にそんな空言が通用するのだろうか。そうは思わなかった)



【寝ろ、といったはずです、ばかお姉ちゃん。…本当に、無茶はしないで下さいね】
【申し訳ありません、大変お待たせしました。それでは今度こそ、お休みなさい】
【ロールありがとうございました、ゆりか先輩。ノシ】
633久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/07/19(火) 03:12:39.85 ID:xAJHzPlZ
【寝ない!】
【中間を、とったのですわ。それにほら、ちゃんと携帯ですもの。】

【拝見させていただきましたわ。】
【また、明日にしっかりと確認させていただきますわね。】

【では、今夜は遅くまでお付き合いいただきまして、ありがとうございます。】
【おかげさまで、今夜はすごく楽しかったですわ。】
【久々に、わたし以外で、なんだか変なとこも多いと思いますけれど、またよろしくお付き合いくださいませね。】

【それでは、おやすみなさいませ。よい夢を…】
【台風大丈夫かしら?気をつけてね。】


スレをお返しいたします。ありがとうございました。
634名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 12:37:50.19 ID:iFQMkTAz
ゆりか
635名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 22:05:36.43 ID:iFQMkTAz
636名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 23:55:16.96 ID:iFQMkTAz
637名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 20:27:39.55 ID:sKKObPUh
638 ◆Juli/dituo :2011/07/20(水) 21:26:43.30 ID:Sl6nagWs
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんへのレスを置かせていただきます。】

>>632
幸せになれるわ。
私を愛してくれるなら、私もあなたも幸せになれるよ。
私が絶対、幸せにするよ?
(青い瞳を無邪気に笑わせ、首をかしげて金の髪を揺らす。)

じゃあ、どうしたら好きになってくれる?
私の事、どうして愛してくれないの?
あの人じゃないからってのは、私に対しての理由になっていないわ。
あのね、じゃーあー……今からあの娘、殺しちゃおっか?
そしたら、私があの娘の代わりになって生活できるでしょ。
あの娘の代わりなら、あなたも愛してくれる?
(まるで、善悪分別のつかない赤子だった。)
(邪気の無い表情で、名案とばかりに瞳をきらきらとさせる。)
(生まれたばかりのこの少女は、自分にとってゼロか100かの選択肢しか存在しない。)
(思考能力が圧倒的に足りていないのだ。)
(自分が好きな人に愛されるためなら、経過による結果は、一切考えない。)
(ただひたすらに、まっすぐに、求める視線を兵部に向けて)

―――あ……でも、今この街にいる妖精たちじゃ、あの娘に太刀打ちできないわ。
(一人で名案を思いつき、一人で諦め、一人で顔を曇らせる。)

諦めないって言ったって、私だってごはん食べなきゃ、死んじゃう。
諦めなかったら、飢えて死ぬ前に、好きになって貰えるの?
私、消えちゃう………おなか、空いたよぉ……
(不意に立ち上がり、街灯の下で地面にへばりついている大きな蛾を掴みあげると)
(その指と掌で、バタバタと暴れる蛾をぐしゃっと握りつぶす。)
(そして手を開くと、蛾の体は霞のように消えて、ハラリと翅だけが地面に落ちる。)

…………こんなの、足りないよ。
私……ひとくちでいいから、人間の精気…食べてみたい。
好きな人の…あまい、甘い味のする……
(寂しそうな目で兵部じっと見つめ、抱きしめられたいな。とか直感で行動。)
(本人にとっては、とてもさりげないつもりで、じわじわと兵部の隣に移動してみる。)
食べたい。


【お借りしました。】
639兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/20(水) 22:28:28.08 ID:PPsTWDPw
>>638

同じ事だ。
彼女が僕を愛してくれるなら、どんな障害も撃ち貫いて、僕は彼女と共に幸せになる。

(気だるげに返答する。先程から原因不明の倦怠感が体を包んでいる。
 この少女の力ではないはずだ。自分はまだ同意していないのだから)

…お前が僕を救ってくれたなら、僕はお前を好きになっていた。
けれど現実には、僕を助けてくれたのは、この世界であの人たった一人なんだ。
代わりなど、いるものか。

―――――――――。

(あの子を殺す。そう訊いた瞬間に、白刃よりも鋭い眼光が、リャナンシーを射抜いた)

(自分と同じベクトルでありながら、より性質の悪い人間を、
 久し振りに見たかもしれない。今度は首の骨を『回転』させて、殺してやろうか)
(人間に脅威を及ぼす異形は即処分。それは間違ってはいない。
 ―――しかし、己の心を引き止めるのは、リャナンシーが人間に
 危害を及ぼすかどうかは、自分の行動次第だということ)

………。

(俯き、逡巡する)
(我が身を犠牲にして、こんな危険な異形を助けるのか?
 だが、彼女をこのように狂わせているのは、自分だという事らしい)
(必要経費と割り切り、こいつの命を経つか?しかしこの少女、
 どうやらゆりかの力に関して、何らかの知識があるようだ。
 感覚的なものかもしれないが。利用価値は、なくはなさそうだ)



(蛾を潰す少女。精気、即ち生命力ということなのか、
 それでリャナンシーはエネルギーを得るようだ。もっとあれではオヤツにすらならないようだが)
(街灯に照らされた異形の姿はやはり、間違いなく久遠ゆりかの姿だ。
 自分のイメージらしい故に、それは当たり前なのだろうが。
 あまり直視したくはない。中身は別物でも、外観は同じなのだ)

(傍によるリャナンシー、どうする。これ以上の面倒事は避け、迅速かつ簡潔に狩るか)
(それとも、生かす事を試してみるか。それでこちらが死ぬ可能性も有り得るとしても)

(そして、晶の出した結論とは)





―――――おいで。

(ベンチに座ったままの少年は、唐突に呟き片手を差し出した)



【お待たせしました、それではよろしくお願いしますね】
640 ◆Juli/dituo :2011/07/20(水) 22:54:31.15 ID:Sl6nagWs
同じじゃないよ?
だって、私はリャナンシーだけど、あの娘は悪魔憑きだからね。
私は、精気をもらっちゃうけど、でもそれはほんのちょっぴりでいいんだし。
私だって、好きな人が早くに死ぬの嫌だし。
それにその代わり、極上の時間と才能をあげる事ができるわ。
そう考えたら、普通の人間を恋人に持つよりも、幸せにしてあげられるよ。
だけど、あの娘が齎すのはきっと不幸だけよ。
だから、どんなにあなたが頑張っても、幸せになれないの。
(兵部の目の前だ、楽しそうにくるりと回ってみせる。)
(スカートがふわりと広がり、髪が揺れると、再び甘い香りが漂って)

…………ッ!?
(真冬の湖面より冷たい冷気が少年の瞳に宿り、冬を知らぬ少女の背中をぞくりとさせる。)
(睨みつけられた少女は、どうして自分が睨まれたのか解からないまま、しょんぼりと肩を落す。)
(まだ、どうして殺すことによって代わりになれないのか理解できないまま)
(俯きぶちぶちと小声で文句をたれる。)
だってぇ……代わりになれると思ったんだもん。

(少女の顔が、ぱぁっと明るく輝く。)
(青い瞳は嬉しそうに微笑み、唇の辺りの筋肉が弛み、ピンクの唇を笑わせる。)
(ゆりか本人でも兵部に見せた事の無いような、とびきりの子供っぽい笑顔を浮かべて)
(差し出された片手を冷たい手できゅっと握り返し、兵部の隣にちょこんと座る。)
(嬉しそうに笑ったかと思うと、今度は恥かしそうに俯き、ぷるぷると首を横に振って顔をあげ)
(照れ笑いのような表情を浮かべる。十秒程度の間に、くるくると一人笑顔百面相を披露した。)
手、あったかいね。


【では、こちらこそよろしくお願いいたしますわね。】
641兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/20(水) 23:05:38.82 ID:PPsTWDPw
そうかな。
まあでも人間の俗説には、手の冷たい人間は心が温かいとあるから――そうかもしれないな。

(微笑み返しながら、そんな返事をする晶。この手の体温を
 考える限り、人間を完全に再現できるわけではないらしい、と考えながら)

それで、君はこれからどうするんだ?
もう家族の元へ戻れないとなると、生活する場所には困るだろう。
僕の家で、一緒に暮らすか?

(自分の家の方向を見ながら、呟く晶。元より自分一人と一匹には
 広すぎる部屋、今更住人が一人増えた所で何も変わらない)



【では早速ですが、そろそろ移動しますか?】
642 ◆Juli/dituo :2011/07/20(水) 23:17:26.51 ID:Sl6nagWs
………手が冷たい人間は、心があったかい?
じゃあ、手があったかい人は、心が凄くあったかいんだわ。
(繋いだ手を兵部の手ごと持ち上げて、じっと見つめる。)
(手から視線を離し兵部を見ると、優しそうな微笑がじっとこちらを見つめていて)
(恥かしそうに俯いた。)

私?これから……
どうしようかな。
あそこ―――
(繋いでいないほうの手で、土管のような形が組み合わさり、頂上からは滑り台がついている遊具を指差し)
あそこで、寝る。
雨が降っても、だいじょーぶだし。
――――え?
え……えええぇーっ!?
(だめだよぉ…そんなぁ……と言いつつ、顔はにやにやと弛みっぱなしで)
(指差した片手を頬にあてがい、百面相の次は、ぐねんぐねんとベンチの上で一人謎舞踊大会を開く。)

私の事、好きになったっ?
(ひとしきり呪いの踊りとしか思えない動きをした後、兵部にぐぃと詰め寄る。)


【これを投下したら、次スレかな?】
643兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/07/20(水) 23:20:09.74 ID:PPsTWDPw
【はい、それでは次スレにレスを投下しますね。失礼します。ノシ】
644 ◆Juli/dituo
もうちょっと、書き込めそうですわね。




     _,,,,,_
     ;'::::::::::゙ー:::-::-,、__,.:-:‐:::<フア
    ;' ;ク:::;::::::;::::::;: rー:、.:.::::.::::ミ<、___
   _ノ''´ ,:: ,::::;:::::;::::;: ,ゞ;イノ.:::: ::: ,ミ,,,,__`)
  (__,;::-'''''"'ー--、::;:::::;"'彡≡` xノ
          `ヽ:;:::;' `ヾ"´
              `ヽ、 、、)
                ゙ー'′

埋めだにゃん。


…………………
……にゃ、にゃっ、にゃんとか、わたしのキャラじゃないし。
別に、言ってみたかったわけじゃないですもの。


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