【超能力】幻想学園6【近未来】

（昼休み、教室から廊下を眺めていると、廊下をノートの山が通り過ぎていった）
（さすがにノートが山になっても１人で動くことはないだろう）
（謎を解明すべく、ノートを追い掛けるように廊下に視線を向けると身長より高くノートを積み上げた人間が廊下を歩いていた）
（謎が解けると、１人で満足して口元はニヤリと笑み）
（ノートの山に悪戯でもしてやろうかと指先をその方角に向ける）

（ノートのせいで此方からは歩いてくる女子生徒の姿はまったく見えない）

【適当にはじめてみたけどどうでしょうか、お嬢さん？】
【ロール中は初対面ってことでいいか？】

>>50
（昼休みに昼食を終えてご満悦）
（今日のおかずの味付け具合は上手くいったなーと思いつつ、今度は誰かに差し入れてあげようと決心して）
（勝手に屋上に出て、お手製のお弁当を食べた帰りに教室へ戻ろうと階段を下りていると、目の前にはノートの山）
（私なら持てないなーと思いつつも、その人は前が見えて居なさそうなので、その人を回避するように動いた）

（勿論、ノートの山しか視界に入っておらず、その向こう側に人が居るなんていうのは露にも思っておらず）
（誰に差し入れようかなーなんて考えてぼおっとしていて）

【よろしくお願いします】
【了解しました。初対面ですねー】

（悪戯に念動力を発動させる。対象は『ノートの山』）
（ノートの山を念動力で軽く揺らす）
（ノートを抱えていた人物は、前方に揺れたノートを追い掛けるように早足になる）
（前の見えないその人物は女子生徒が自分を避けたことなど知らずに彼女が避けた方向へ歩みを進めた）

>>52
（ぼけーっと歩いていると、視界が軽く歪んだ気がした）
（能力の都合上、感知力が優れているのか他人が能力を発動したという事には敏感に反応して）

（そっちに意識を割いていたらせいか、ノートの山を抱えていた人がよろめいた事に気付くのが遅れてしまった）
へ…？こっちにこんでください！
（倒れてくる山から逃れる為に無理やり体勢を変えて軽く飛んで避ける）
（その時無理な体勢になったのか、身動きがとれずに）

うを！やべ！
（ノートの主がよろめいた先から、予想外の出来事が起きた）
（小柄な女生徒が階段側へと飛び出したのである）
（崩れかけたノートの山を避けるためであろう）
（しかし、そっち側に踏みとどまる床はなかった）
（真っ逆様、それ程高い階段ではないが落ちたら脳しんとうにでもなってしまうんじゃないだろうか）

（教室から飛び出して、対象物をすぐさま『階段から落下する女生徒』に切り替える）
（一気に、フルパワーで彼女に念動力を向ける）
（彼女の体が階段の上へと戻ってくるように）
（ここでまた１つ大きな誤算、女生徒の体重が予想よりも軽かった）
（強過ぎた念動力は彼女の体を高く浮き上がらせてしまい、今度は天井に頭をぶつけそうになる）
うを！ととと！
（天井にぶつかるギリギリで強く自分の方へ体を引き寄せて飛んでくる彼女を抱き留めようと腕を広げた）

>>54
（勢いよく避けたのは良いものの、勢い余って階段を踏み外してしまった）
（このままでは落ちそうなので、腕を手すりに伸ばすのだが、どうしても届かない）

あわっ、あわわわ…！…あれ？
（そして、落ちてしまうかと思ったその時、急激に、身体に力がかかって、天井へと吹き飛ばされてしまった）
うぐっ……！
（今度は、逆の方向へと加重がかかり、いつの間にか目の前に居た腕を広げている男子生徒の胸の中へ）

きゃっ！んっ……。…はぁ…。あいたたた…。
（その際、その男子生徒に唇同士が触れ合ってしまった）
（キスとは呼べない程度なものの、やはり気恥ずかしい。キッと涙目になりつつも、男子生徒を睨みつける）

うっ！！
（飛んできた少女を抱き留める、けれど想像通りにはいかないもので）
（格好良く、彼女を支えるつもりが、引き寄せた勢いが強過ぎて、彼女を抱いたまま尻餅をついていた）

…！！！いって……。
（思いっきり唇がぶつかった気がしたが、事故のうちだろう）
（キスではない。事故だ。この娘のファーストキスがまだならそう断言してやるつもりだ）

大丈夫か？怪我は？
（体の上乗っかっている少女をみるとなぜだか思いっきり睨まれていた）
（ノートに悪戯していたことはバレていないはず）
（そして、状況的には階段から落ちそうになっていた彼女を助けたはず）
（なのになんで睨まれるんだと『？』が表情に浮かんだ）

>>56
あいたたた…。
（思わず打ち付けてしまった腰をさすりつつ、立ち上がろうとしたが、あまりにも勢いを強く空中を舞ったので腰が抜けてしまった）
（傍目からは恋人同士のするような状態であるが、実際は違う）

うー。
…キスされちゃいました。
乙女の唇は高いんですよ？
責任とってくれるんですかー先輩！事故とかいう言い逃れは聞きませんからねっ！
（制服の様子から2年生と判断しての一言）
（確かに助けてもらったのには違いないが、能力を使って引き寄せた様子であるし、ワザとやった可能性も否定できない）
（別にファーストキスでもあるまいし、唇一つでそこまでガタガタ言うつもりは無いが、ここで軽く引き下がるのも負けた気がする）
（ならば、適度にゴネてみて相手の反応を伺う事にしてみた）

キスの責任だ〜？
（体が落ちたり飛び上がったり、怖い思いをしたはずの彼女を慰めてやる予定だった）
（予定だったけれど、傍目から見たら助けたはずの相手にこうも食ってかかられると気もかわる）

そうですね。キスですね。申し訳ありませんでした。
もうちょっと全体的に抱き心地の良い、ボリュームのある子を浮き上がらせるぐらいの力をかけたから失敗した。
ごめんごめん、ここ高等部だからさすがに小学生が歩いてるとは思わなかった。 （売り言葉に買い言葉で思わず喧嘩を買っていた）
（制服からみれば小学生ではないことはわかるのだが、敢えて『小学生』を強調して）
（我ながら性格悪いとは思ったが先に喧嘩を売ってきたのは彼女だ。問題ない）

>>58
えぇ、責任です。
女日照りそうな先輩には、ご褒美だったでしょう？
そのお礼も兼ねて責任とってくださいよ。
うぅ…唇を無理やり奪われちゃいましたよ…。
（なんだなんだとギャラリーが集まってきた途端しおらしくなり、被害者面をして）

んなっ…！
だ、誰が小学生ですかっ！
（密かに気にしているところを突かれてうぐぐと唸りつつ）
そんな事言う先輩には…天っ誅っ！抱き心地が悪くて悪かったですね！
（能力から生成した透明の壁。もとい板で目の前の先輩の脳天めがけて板を振り下ろす）

残念だーけーど、お嬢ちゃんと違ってモテるの、俺。
キスには飢えてないし、ロリじゃないからさすがに小学生の唇は無理矢理奪わね〜な〜。
ほらほら、初等部の校舎はあっちですよ。
（ギャラリーは『なんだ、痴話喧嘩か』と言った視線を向けて去っていく）
（中には面白がってそのまま眺めている人もいるが、気にはしない）

（面白がって『小学生』ネタで彼女をからかっていたらどうやら地雷だったらしい）
（からかうように笑っていた頭のてっぺんに透明な板が振り落とされた）
！？？？
（目がチカチカしたかと思えば、目の前に星が飛び散った）
（ふらりと揺れた体がそのまま後ろにバタンと倒れた）
（ノックアウト！！相沢氷華は日向奈津にKO勝ちを収めた）

【予定と変わっちまったけど、ここらで〆た方が切りがいいな】
【次の氷華のレスで〆てもらっていいか】

【それにしても、なんでこうなったw】

>>60
うーうー！
モテてるなら、モテてるとこ見せてみてくださいよ！
だーかーらー、初等部じゃなくて、立派な女子高生ですっ！
それに、ロリコンな人だって沢山居ますしねー。
（ふふんと鼻で笑って。モテる云々の下りは与太話だと思い込んでいて）

あ、倒れた。
星治さんの板便利ですねー。板。
（本人に言ったら壁だと怒られそうな事を平然と口にして）
（そうしていると教師が騒ぎを聞きつけたのか歩いてきた）
（こんな事で捕まるのはゴメンこうむりたいので、捨て台詞をはいて逃げることにした）

その顔覚えましたからね！
…私を傷物にした責任とってもらうんだから！
（誤解される確率がものすごく高いセリフを言い、短いスカートを翻して自分の教室へと走り去って行った）

【あれー？】
【気が付いたらこんなノリに…。これはこれで面白かったですけれども】
【こんな〆で如何でしょうか】
【次回がありそうな終わり方でここは一つ】