(その日、友達に遊びに行こうと誘われた)
(何処に行くのと尋ねたら、プールに行こうと言われた)
(十中八九、下心あるんだろうなと思ったけど)
おっと、ちょっと混んでるかな。
また後でね。
(その日はアルバイトもなくて、他の予定もなかったので私はあっさりと承諾した)
(プールの前まで来て一度別れてそれぞれ更衣室に入る)
(空いているロッカーを探して水着に着替える)
(今回の水着は至ってシンプルな黒のビキニ)
(しっかりと紐を結んで準備万端。私はプールサイドに出た)
わぉ!
久しぶりに来たけど前より新しくなってる!
(打ち寄せる波。ゴムボートで遊ぶ学生たち)
(流れるプールでぷかぷか浮いているカップルたち)
(人目も憚らずペッティングに励むカップルたち)
(プールの中で如何わしいことをしているカップルたち)
(あれ?なんだかとっても卑猥な空間になってる?私は首を傾げた)
>>188 (今、俺はモーレツに感動している。なぜなら…)
(バイトに精を出し、資金を貯めに貯めそしてあの…)
(リリシュ・アンネバーグとデートの約束を取り付けたからだ!)
(健全な男子たるもの、好きなオンナと一緒にいたいというのは至極当然な訳で)
混んでるとはいってもまぁ大丈夫だろ。
おぅ、わかった…んじゃまた後でな。
(そういって更衣室に消えていくリリシュを見送ってから自分も男子更衣室に入り着替える)
(今日の水着はオーソドックスに黒単色のトランクスタイプ…まぁ無難だろう)
(着替え終わりプールに向かうと先に着替えたリリシュの背中が見える)
(気づかれないように歩いて近づき)
へぇ…その水着似合ってるじゃないか。
リリシュはモデル体型なんじゃないのか?
(舐め回す様にリリシュの水着姿を見て)
【お待たせしました。改めて宜しくお願いします】
【名前とトリはこれで。】
あ、来たね。
そんなにジロジロみるなよスケベ。
股間の前にテント張っても面倒見ないぞ。
(背後から近寄ってきた今回の遊び相手に笑いかける)
(私の水着はハーフカップ。カップの上部が1/4カットされてるんだ)
(大きなリボンが特徴の、クラシカルなデザインの、結構気に入ってる部類の水着)
(去年買ったのだけど、サイズは問題なかったみたい)
で、どうしようか。
軽く競争でもしてみる?
(馬鹿にやりとりはいつものことなので軽く済ませる)
(私は縦長のオーソドックスなプールを指で差す)
【センセー、しつもーん】
【シロウって読むの?】
>>190 リリシュ、それは無理ってものさ。
イイオンナの扇情的な姿を魅せられたらな尚更…な。(こちらを振り返るリリシュの笑顔が眩しく映える)
それに…な。こんなイイオンナを目の前にして勃たない男は男じゃねーよ。
(相変わらずの軽口の叩き合いももはや日常茶飯事)
(こんなに気の合う相手はそういないだろう…問題は彼方がどう思っているかなんだけど…な。)
んーそうだな…どうせっかなぁ…。
(あたりを見回しながらふと視線を止めると指を差しながら)
あれ、いってみないか?
(指差した方向にはウォータースライダーが聳え立っている)
【はい、リリシュさん正解です!】
【花◎をあげましょう】
節度の問題よ。グラビアアイドルに反応してもクラスメイトには
意地でも反応しないのが男ってもんでしょうが。
(そうでないと、友達でいられないからという本音は飲み込む)
(私と彼はあくまでもお友達。馬鹿な話のできる異性の友達は大事にしたい)
(だから、私としては褒められても複雑な気分にしかなれない)
いきなりお楽しみにいってどうするのよ。
面白そうなのは最後に取っておくもんでしょ?
まっーたく、水無月は女の子一人リードできないかな。
減点100ポイント。
(これみよがしにオーバーアクションでため息をつく)
でも誘ってくれたのは嬉しいから、加点100ポイント。
プラスマイナス0になりました。よかったね。
(私はけらけらと笑って、ひとつのいいアイディアを思いついた)
じゃあさ、かくれんぼしようか。
今からこの施設内に隠れるから、見つけられたら加点100ポイント。
ちなみに100ポイントごとにひとついう事聞いてあげる。
これでどう?能力の使用はありありで。
(私は全力で遊びを楽しむタイプ。全力でやらないと楽しくないから)
【読みにくいっすよ】
【お礼に減点100ポイント差し上げます】
【ごめん、凍結いいかな】
【明日の同じくらいの時間は空いてるけど】
【無理なら別の日に】
>>192 …まぁ確かに、な。でもな、グラビアアイドルよりもイイオンナだとしたら無理だろ。
(真顔でジィーッとリリシュを見つめる)
(が次の瞬間プッと小さく吹き出して)
…っなんて、な。冗談だ…冗談…。
(ははっと笑いながらリリシュをからかっている…表面上は。)
へぇーへぇー、どうせ俺は乙女心がわからない武骨者ですよ。
(右手で軽く頭を掻きながらヤレヤレといった表情を浮かべる)
ナンダそりゃ?おまいはドコゾのクイズ番組の司会者かっつーの!
(こうしたボケツッコミもリリシュとのお約束みたいなもので)
(こういう何気ない言葉のやりとりでも心地がいいんだよなぁ)
お前なぁ…いい歳して隠れんぼは…
(と言い掛けた時にまさかの提案が出され)
(驚きと嬉しさのあまり暫し言葉を失う事二三秒)
ほんとにいいのか?そんな無茶苦茶言って…。
それにリリシュは俺の「能力」知らないだろ?
俺もリリシュの「能力」知らないんだし。
【読みにくくてごめん】
【ありがたく頂きます…ところで今宵は何時までいけそうですか?】