舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、同じような『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら 力を合わせて様々な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。
【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定なので、民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが、きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開はやめましょう。(過度の確定、相手を無視するロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです。
・同時進行、ロール割り込み、自作自演はマナー違反です
マナー違反をしても明確なペナルティが架せられることはありませんが、
繰り返していると見えないものを失っていくという自覚を持ちましょう。
テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】
前スレ:【異能】黄昏の学園36【異端】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1298126428/ 【異能】黄昏の学園避難所86【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1300666077/
【スレ建て乙だ。前スレから引き続く!】
捻くれてる訳じゃない。恐れられる事が良い事なのは事実だ。
(軽く肩を竦める)
恐がられていれば、力のない奴は何もせずとも従属するだろう。
力が拮抗している相手であれば、不用意に戦いになる事もない。
たとえ格上が相手になろうとも、そうやすやすと潰されはしなくなる。
強いということは、その認識すら武器になり盾になるんだよ。悪名万歳、ってな。
ま、あくまでそういうのは組織間での話になるんだが………
(こういう個人間では、そういう認識はマイナスに働きやすい)
(そう考えると、今回彼と良く知り合えたのは、その性格に助けられた、という事だろう)
……フフ、振られたか。
(元々、冗談半分の提案ではあった。当然の結果だろう)
まあ、お前がそうすると決めたのなら、無理強いはしないさ。
どうにも、俺とお前は本能の奥深い所で背中を向け合ってるみたいだしな。
(巨大な機構の歯車である自分。巨大な重荷を求める彼)
(何もかも、違うのだ。何もかも)
(連絡先を受け取ると、一瞥して受け取る)
…明日の朝には折り返して連絡しておこう。
我々としても、<<深凪>>に関して気になる事が多い。それ以外の事でも良いが……
(メモをポケットに入れると、ひとつ大きく息をついた)
ま、そう構えるな。確かに俺たちは、悪辣な事もしている。後ろ暗い所が何も無いとは言わない。
だが、働きには報いる。俺や、我々に利益をもたらしたなら、必ず利益で応えよう。
(……必要とあらば、切り捨てる事だってあるが。それはあくまで、本当に、他に手段がない時だけだ)
(命を懸けた世界だからこそ、信頼というのは軽んじるべきではない)
……そうだな。水鏡 恭弥とか、久遠 ゆりかとか、知ってるか。恭弥とは知り合いだったか?
そいつらも、俺の知る限りではフリーで色々動いてる。性格もまあ、悪くない。
機会があれば仲良くしておけよ。どこかに与する訳でないなら、横の繋がりは軽んじるべきじゃないからな。
【そろそろ〆か?】
【きついようなら凍結して投下なり何なりでも良いぞ】
>>1 【スレ立てサンキューな!乙!】
>>2 そう思える神経が捻くれてるって言ってるんだよ。
……本当、お前って損得勘定をメインに判断するのな。
いや、それが悪いって言うんじゃない。俺には向いてない考え方だからな。
むしろ、その考え方は“夜”を歩く人間にとっては必要不可欠な考え方なんだろう。
それを抜け抜けと、出会って二回目の人間の前でよく言えると思うさ。
(極度の内向的な人間でもなければ、初対面の人間に対してはいいイメージを持たせようとするのがふつうだろう。
だが、目の前の男はそうではなく、利益になるかならないか。それを基準として物事を話している)
(ここまで、そんな基準で真正面から言い退けるのは却って潔いように思えた)
いや、誘い自体は単純に嬉しかったぜ?
先輩や他の人間からの誘いがなかったら、きっと俺は頷いていただろうさ。
だがまあ……そういうことだ。俺は、先輩の所有物だからな。
(苦笑を交えながら、欠伸を噛み殺す。どうやら、眠気が軽く訪れてきたようだ。ちらりと携帯を開き、時間を確認する。
気が付けば、既に日付は変わっており、結構な時間となっていた)
そうだな……<<深凪>>以外にも、…アンタらがそうであるように、色んな組織がこの街にはひしめき合っている。
そいつらが俺やアンタにとって味方になるか敵対するかはさておき、そいつらの情報を集めておくことは、
今後何らかの助けになるかもしれないしな。せいぜい利用されてやるし、俺も利用させてもらうさ。
……分かりやすいヤツで助かるぜ。アンタは。
(それはもちろん単純だと言う意味ではない。“利益”でこうして話をしているからこそ、信頼できる部分もある。)
水鏡さんは…ああ、軽く戦い方についても教えて貰ったことがある。
……久遠ゆりか、か。ああ、覚えておく。
しかし、ありがたい助言だな。随分と気前がいいじゃないか。
(おどけるようにそんな風に言いながら、くっと笑う)
…さて、と、そろそろこの場を離れないとな。
それこそ、こんなところでアンタと話しているところを見られたら、不審者に間違われるかもししれねえ。
そうなったら、元も子もない。それこそデメリットしかないさ。
(苦笑しながら踵を返すとひらひらと手を振る)
…ま、次回までには“手土産”のひとつでも持ってこれるようには、するさ。
(それだけ台詞を捨て置くと、そのまま工事現場から離れた。今日は彼のことを知れただけでも十分な収穫だろう)
【よし、それなら、こちらはこれで締めとさせてもらうぜ!】
>>3 フフ、何。別に俺だって、誰に対してもこういう話をする訳じゃない。
お前にはある程度、精神的な土台があったからな。話してやっただけさ。
(人間は、少し深いところを見せられると、反射的に信用してしまう生き物だ)
(だが、あまりに暗く深いところを見せられると、ひとつ線を引かれてしまう)
(その辺りの境界線を上手く立ち回っただけのこと、である)
良いだろ? ビジネスライクの関係。
有用である限り、切り捨てられる事はない。愛情や友情よりよほど信用できると思うがね。
(これは本心からの発言である。感情よりも数値を信じていたい)
そうだ。それで良い。
利用されるだけなのは損だからな。利用できるのならば、するが良いさ。
それが正しい組織と個人の付き合い方だろうよ。
…一言余計だ。
(不審者の一言を、鞘に収めた鋒で地面もろともこつりと小突き)
ああ。ま、死なない程度にな。
俺の方も、何かしら得られるように努力するとしよう。
(太一郎の去る背中が消えるのを見送ると、その峰で伸びている作業員を叩く)
(……ひとつの夜の終わりに向かいながら、紫は既に、次の夜の歩き方を考えていた)
(人生に於いて思考を止める事は、戦場に於いて歩みを止めるのと同義である)
【では、こちらもこれで〆としよう】
【遅くなってしまったな。付き合ってくれてありがとう、だ。楽しかった】
【また機会があればよろしく頼むぜ】
>>4 【お疲れ様!こちらこそ、付き合ってくれてサンキューな!
こういう問答も楽しいもんだぜ。おう、機会があれば是非よろしく頼むぜ!】
【さ、それじゃあ此方はこれで失礼させてもらうぜ。スレを返す!】
【名前】赤城 朱音(あかぎ あかね)
【年齢】17
【性別】女
【身長】171cm
【3サイズ】88/65/92
【容貌】切れ長の黒目に長い黒髪
服飾は一切身に付けておらず、髪も結っていない。女子のたしなみ程度に化粧をするくらい
老成して見えるが老けてはいない
【能力】ESP及びPK。詳細は以下羅列
・状況理解能力
物事の状態、状況、特性、内面等を瞬時に把握する事を可能にする能力。第六感を任意に発動させる事が出来ると考えても良い
テレパシーと似た力だが、相違点は『知る』のではなく『理解』するという点と、意思を持たない非生物に対しても使用可能な点
・念動着火
パイロキネシスとも
炎を直接発するのではなく、触れると燃え上がる超高熱の気を発する能力
大抵の可燃物ならば燃やす事は可能だが、金属などの融点が高い物体を発火させる事は不可
・念動干渉
俗に言うサイコキネシス
離れた場所にある物体に念力を送り、その移動を制限または支配する能力
対象の精神が強靭であったり、質量、重量があり過ぎたりすると無効
また、念力を直接ぶつけて攻撃する事も可能。その場合には相手の精神力は関係ない
・瞬間移動能力
俗に言うテレポート
空間の座標と座標をESPにより捩じ曲げ結び付け移動距離を短縮する
移動を行う為には現時点からその地点までの距離、双方の状態・座標を正確に記憶しておかなければならず、思い通りの場所に移動出来る訳ではない
しかし、朱音に限り『把握』という能力があるので、併用することにより視認出来る範囲での移動に支障はない
その代わり二つの能力を同時に発動するので、脳への負担は倍増する
・心裏読解
俗に言うテレパシー
対象の心の内を読み取ったり、脳へ直接念力を送り込み会話をする事が可能。但し、相手もESP能力者でなければ会話は一方通行になる
【希望】事前に相談があれば基本何でも
【NG】極度のグロスカ
【弱点】身体能力はごく一般的な女子高生のそれと同じ
また、性格上チームプレーを嫌う
【備考】無感動、無関心、無干渉がモットー
目上以上の相手には常に敬語で礼儀正しく振る舞うが、酷い毒舌家
異能者の動向を探るため、とある人物の命令で学園に潜入する
【初めまして、興味を引かれたのでやって来ました】
【もう深夜ですが、待機してみますね】
【さすがに誰も来ませんか……仕方ないですね】
【スレお借りしましたー】
心を読む能力はダメだと思うけどどうだろ
つか万能過ぎだろ、どれかに特化した方がいいよ
9 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 09:37:07.83 ID:gms+F6BT
やらせてみりゃいいじゃん
この能力で最強確定ロールにならず
この性格でちゃんと会話できるロールができるなら
すごい上級者だぞ
>>8 幻術使いも複数特殊能力てんこ盛りのキャラも既にいるのに新しく来たのには文句つけるのもおかしな話。
そもそもこのスレにプロフィール添削の習慣はない。
>>6 頼まれてもないのに人様の設定に口はさみたがるお名無し様が湧いてるが気にしなくてよろし。
ここには新人のプロフィールを推敲するシステムはない。
ロールもしないお客様気分のお名無し様が勝手に好き勝手言ってるだけだ。
キャラハンからなんか言われんじゃないかぎりまともに取り合う必要ない。
がんばれ。
11 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 10:43:38.66 ID:gms+F6BT
なんだよその、推敲する「システム」てw
そんなもん、ここにもどこにもねーよw
世界中から見える場所へ痛いことを書きこんだら「痛い」ってレスされるのは当然。
それをお名無しさまだの何だの言って、見ないふりして思考停止してたら
損するのは自分だ
メール欄にsageを書き込む簡単な作業すらできないド低脳に「痛い」とか言われてもねw
人に痛いとか言ってるひまあったら少しは自分をかえりみたら?
誰が誰のことを「痛い」と言ったのかな?w
なんでも自分のことを言われたと思うような自意識過剰の一番ちゃんは
この遊びに向いてないのはガチだなw
どこが…?
無駄にageてるしただの荒らしだろ。
【名前】アンジェラ・『ウィーク』・トルーマン
【二つ名】「ミス・ウィーク」「英国の焼肉提督」
【年齢】17歳
【性別】女性
【身長】165cm
【3サイズ】88:60:82
【容貌】肩までまっすぐ伸びる黒髪。肌はやや白め。
細い眉と大きめの黒い瞳が少しきつそうな印象を与える。
やや筋肉質で、運動の得意そうな体型。
【能力】魔法
分厚い『呪文書』を手に持ちページを開くことでそこに書かれた魔法を使うことができる。
本人の努力の甲斐(?)あってか、曜日による制限は無くなり、いつでも多種多様な魔法が使えるようになった。
ただし魔力量による制限は健在。
・魔力量
それぞれの魔法にはLV0〜3が存在し、彼女のその日の魔力量で使えるLVが左右される。
(LV0=その魔法は使用できないという状態)
未熟な魔女であるため、自身で十分な魔力を捻出できず、生物の体液や肉を摂取して捻出する。
・『魔女』
呪文書を通じて、自身のオリジナルである『魔女』とつながっている。
『魔女』は呪文書無しで多彩な魔法を使えるが、一度に複数の魔法を使えないのは同じ。
魔女とはもともとは別人格であったが、根源が同じであるため容易に乗っ取られる。
次第に魔女の人格(=オリジナルの人格)と融合しつつあるが、当人はその事に特に抵抗はない。
【希望】会話、戦闘等
【NG】グロ、スカ、リセットが必要となるもの(要相談)
【弱点】多彩な魔法が使えるが
・どの魔法もそれほど強力ではなく、LV3でも生粋の「炎使い」や「超身体能力者」には劣る。
・呪文書を開かなければ使えない。
・一度に一つの魔法しか使うことができない(例:回復魔法使用中に身体能力強化魔法を使えない、時間魔法使用中に攻撃魔法を使えないetc)
・魔力量には限りがあり、無理な使い方をすればすぐに身体に影響が出る。
・魔法は決められた術式に基づいて発動されるものであるため、融通があまり利かない。
【備考】イギリスからの留学生。
英国営機関で作られた、魔女の髪の毛から作られた魔女のクローン。
しかし、ほとんど独学で魔術を学びざるを得なかったため、期待されたほどの力を得られなかった。
機関の他の実験体に比べて冷静で精神は安定しているが異能者としては最低レベルとされ、扱う魔法とかけて「ウィーク」と呼ばれる。
本人もそのことを認め、留学先では「視察任務」と割り切り、異変や異能に積極的に首を突っ込まないが、
冷静である以上に正義感が強いため、危機に陥ることも。
現在は戦い方も確立し、それなりの結果も出している為「全権大使」となっているが、さまざまな点から不安は残る。
また、人道を外れるのを拒み、肉(牛や豚など)を食べることで微量ながら魔力補給している。
そのためかバーベキューや焼き肉には異常な拘りがあり、
焼き肉パーティーなどが行われた場合、留学先に強烈な印象を与えている。
【状況】
【現在】
魔女による浸食が進行。ある程度大きな力を振るえる代わりに、若干情緒不安定に。
【10年後のある未来】
『三千世界』の長「絶対領域」に個人的に助力。
「街」の力を利用して時間及び次元跳躍を可能としている。
【こんばんは、です。しばらく待機させていただきます】
【申し訳ありませんが、事情が変わった為今日はこれにて】
【また、何れよろしくお願いします】
【名前】瑞谷 愛華(みずたに あいか)
【年齢】13 中等部1年C組
【性別】女
【身長】144cm
【3サイズ】71-54-77
【容貌】青みのかかったショートカット 優しい眼差し
【能力】〜水流操作〜
空気中の水分を集合させ、それを自在に変化させて使用する
現在:鞭状・球状・壁状(マット3〜4枚の衝撃吸収力)・糸状(鞭状態からの力収縮)
この先硬質化(凍結)して(一例として剣や盾として)扱えたり、
相手を丸ごと水の牢に閉じ込めたり出来る模様
最終的には人体の水分を操作できるほどになるがいつになるかは不明
【希望】NGを除いて基本的に何でも 但し、性格上戦闘は苦手
【NG】排泄や切断など、他にグロいことはダメです
【弱点】流行(特にファッション)・電子機器(授業で学ぶ程度まで可)・くすぐられること
【備考】基本的に明るいが、能力の発覚以後人付き合いが苦手に
友達は別なクラスに数名いるが、自分からは声をかけず避けている
(未熟な自分の能力で他人に迷惑をかけない為で、普通に話しかけられれば普通に返す)
ただ、異性との付き合いが少なかったためか、男性と話すのはぎこちない
家族を初等部卒業前に事故で亡くして現在一人暮らし(ペットはむーちゃん・椋鳥)で新聞配達のバイト生活
住居は生活に困らない程度の小さなアパート 料理・裁縫など、家庭的なことが得意
貧乏生活なので、専ら制服やジャージ姿でいることが多い(私服は稀)
能力発覚後は戸惑いながらもそれを受け入れ、「夜」の世界を生きていくためにその能力を使いこなすべく、
日々体力トレーニングや能力を使いこなすための特訓を行っている
未来の自分が自らを亡き者にしようと現代へと飛んできた
しかし、どこかへと行方をくらましている
<能力現状>葵先輩との共闘で集中すれば相当量の水流で異形を撃退する事が可能である事が判明
しかし、その後のトレーニング上ではまだまだものに出来ずにいる
基本の水鞭は並みの異形程度なら通用する
空気中から生成した水は基本的に相手からの衝撃を緩和する
なので、一点集中などで打ち破られることが弱点
まだ純水に近づけられる程度で、電撃の類はやはり防ぎきれない
炎系統の攻撃に関しては性質上自身に通用しない
(隙を衝かれればその例にあらず)
特訓中に操りきれず失敗し、水浸しになってしまうことがまだある
日々のトレーニングのおかげで能力は2時間程度まで継続して使えるようになった
体力維持の方法に関しては自分なりに研究している模様
【プロフ投下で暫く待機させていただきますねー】
【撤退しますー】
プロフを三分の一にする努力をしましょう
プロフは人に読ませるためのものです
21 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/14(木) 08:44:08.60 ID:iEz2tsBH
丹
22 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/14(木) 09:23:44.99 ID:FogxFRTX
プロフの長さは自分大好き度に比例し、お相手楽しませ度に反比例する
闘者の学び舎で吸血鬼やってるた頃から
コイツはプロフィールが無駄にながかったな
進歩がない
>>16 アンジェラ ◆rdAV3DcvpI
・プロフ長すぎ。1462字3KB
ロール始める前に必読なプロフが読むのに苦行な超長文。
不必要な所は削るなど読む相手への配慮を。
・魔法が種類多すぎ万能すぎます。半分以下に削るべきでしょう。
・10年後の未来とか必要ですか?時間・次元跳躍はチートすぎます。
他キャラの未来、展開の先を決め付ける危険性もあります。
一部の知ってる相手とだけやるネタならただの内輪ネタ。新規はついていけない自己満足です。
・魔女のクローンを作る機関製なのに魔術は独学。冷静なのに危機に陥るほど正義感。視察任務のはずが全権大使。
設定に矛盾が多すぎます。整合性を取るべし。
・オリジナル人格との融合は途中でのキャラ改変設定リセットになる危険性があります。
オリジナル魔女・機関など『本人にしかわからない』バックボーンが大きすぎます。
ロールに生かすなら、だらだら長い説明を連ねて相手を設定披露に突き合わせる必要があるので無駄長文になりやすいです。
といって説明しなければお相手訳分からずポカーン状態です。どちらも相手に負担を強います。
複雑な設定は相手に負担をかけ自分を追い詰めるだけのもろ刃の剣です。再考されたし。
>>18 瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g
・プロフ長すぎ改行多すぎ。1199字2,3KB11改行
内容テンコ盛りで冗長すぎます。読み手に不親切です。
無駄な改行をなくしポイントを絞って削るなど読む人への配慮を。
・現代日本で染めてもいないのに青みかかった髪って明らかにおかしいのでは?
・優しい・美しいなどの主観的な自賛描写はやめましょう。
リアルでも自慢話する相手の話相手はうざいものでしょう?読む人を辟易させる効果しかありません。
・現時点では無難な能力かもしれませんが、自裁量でどんどん成長していくのでは最終的の能力最強厨になりかねません。
人体の水分を操るのはチートすぎます。相手も対応に困るのでやめておくべし。
・小学生で保護者が死んで身元引受人もいないなら児童保護施設に送られます。中学生が天涯孤独一人暮らしはありません。
異能が認知されてない世界で突然発覚した人づきあいができなくなるような能力を隠したり解消したりしようとせずに特訓するメンタルが謎。
設定にリアリティがなく矛盾も多すぎます。
・未来の自分設定は必要ですか?
『分かっている』相手とだけしかできない設定、自分にしかわからない設定はハッキリ言って不要です。
・自分からは声を掛けないキャラは、よほど上級者でないと絡みのきっかけ丸投げするマグロになります。
戦闘は苦手な性格、でも戦闘ロールはしたい。こういうキャラ付けは戦闘のきっかけを常に相手に作ってもらう必要があります。
相手から襲いかからせる、襲われている自分を助けさせるなど。常に受け身の相手は負担でしかありません。
全体的に受け身になりがちで『相手に何かをしてもらう』接待を要求するプロフになっています。
ロールは二人三脚で作っていくものです。自分だけでなく相手にも楽しんでもらえる努力をしてください。
相手の方はあなたを楽しませるためだけの道具ではありません。
自分も義務教育中の一人暮らし設定はさすがにちょっと、と思っていた
天羽の「寮母さんの養女」設定でギリだよな
高校生なら下宿や一人暮らしを認めている学校も現実にあるが
中学生小学生はないわ。さすがに。
なるほど
こういう奴が出た時の為のすいとん機能か
削除依頼だのすいとんだのが抑止力になると思ってる
やるヤル詐欺のヒトかwwww
まあ
>>24-25は今頃出てきて何言ってんだって話だが
言ってることにはほぼ同意。
(全面同意じゃないんで、そこんとこ勘違いしないでほしい)
どうせ言ったって無駄だが、思ったことを言うのは自由だ
【名前】赤城 朱音(あかぎ あかね)
【年齢】17
【性別】女
【身長】171cm
【3サイズ】88/65/92
【容貌】切れ長の黒目に長い黒髪
服飾は一切身に付けておらず髪も結っていない
女子のたしなみ程度に化粧をするくらい
老成して見えるが老けてはいない
【能力】ESP(超能力)
・状況把握
物事の状態、状況、特性、内面等を瞬時に把握する能力
第六感を任意に発動させられると考えても良い
テレパシーと似た力だが、相違点は『知る』のではなく『理解』するという点と意思を持たない非生物に対しても使用可能な点
・念動着火
パイロキネシス
触れると燃え上がる高熱の気を発する能力
金属等の融点が高い物体を発火させる事は不可能
・念動干渉
サイコキネシス
離れた場所にある物体に念力を送りその移動を制限または支配する能力
対象の精神が強靭であったり質量、重量があり過ぎると無効
また、念力を直接ぶつけて攻撃する事も可能
・縮地
テレポート
空間の座標と座標を捩じ曲げ結び付け移動距離を短縮する
移動を行う為には様々な制約が存在する
・心裏読解
テレパシー
対象の心の内を読み取ったり、脳へ直接念力を送り込み会話をする事が可能
相手もESP能力者でなければ会話は一方通行になる
【希望】事前に相談があれば基本何でも
【NG】極度のグロスカ
【弱点】・身体能力はごく平均的な女子高生のそれと同じ
・元一般人なので長時間の能力行使に脳が耐えられず使い過ぎると自滅する
・ESPに目覚めたばかりなので射程も短い
・能力は発生型ではなく発射型
・『状況把握』以外の能力行使には『溜め』が必要
・性格上チームプレーを嫌う
【備考】無感動、無関心、無干渉がモットー
目上以上の相手には常に敬語で礼儀正しく振る舞うが酷い毒舌家
異能者の動向を探るため、とある人物の命令で学園に潜入する
【こんにちは、なんだか自分の事を言われている気がしたので推敲して出直してきました】
【
>>8 ご指摘ありがとうございます。弱点を追加、というか詳しく書き足しました】
【格ゲーキャラで言う『技の性能だけは一級品』がコンセプトだったのですが、如何でしょうか】
【
>>10 応援ありがとうございます。名無しさんの意見もごもっともですので、自主的に手直ししてみました】
【これで最強厨には見えない……はず】
【取り敢えず、今日も暫く待機してみますね】
5個も超能力がある時点で、ある意味最強。
それだけ能力使えるキャラは、このスレでは他に奏永久ぐらいだ
相手の考えを読める設定で、相手の言動を先回りせずにロールできるかどうか
このスレのキャラハンの能力はほとんど封じることができるほど手数があるが
それでもバトったときに最強にならずに自分の設定を生かせるか
無感動で無関心で無干渉でも、相手任せにせずに自分でロールの展開を作っていけるかどうか
その辺はお手並み拝見ってことで。
能力が複数あっても最強厨にならず使いこなせればおk
ただ相手に干渉する能力(触るだけで相手のステータスを変えちゃうとか相手の心を読んじゃうとか
念じただけで相手の血液固めるとか、目があうと催眠にかけるとか)で
特に相手の行為では回避しようがないものを確定系といって
かなり扱いが難しくなる
特に心を読む=相手に相手の心理の描写を強制しかねない
逆にいえばお相手が心理描写をしてくれなきゃ
そっちは心が読めないわけだ
相手の心理を確定するわけにもいかないからね
無関心無干渉キャラは上で書かれてる通りだ
もちろんそこを上手くできる自信があるならそれもいいだろうと思う
上級者でも難しいしやりにくいところだができない奴がいないわけじゃない
やりにくかったらキャラ変えればいいやーっていう考えもあるかもしれないけど
不安ならまずはお試しみたいな感じでこんなキャラたりたいんだっていう名無しとして
実際に誰かとロールしてみるのがお勧め、強制じゃないけど
とりあえず頑張れ
33 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/14(木) 19:46:42.90 ID:iEz2tsBH
33。
>>18 野鳥を飼うのは現代日本では法律で禁止されてる
椋鳥は菜っ葉等はあまり好まない
一番好きなのは青虫や芋虫類
続いて果物や木の実
ちゃんと虫類等で動物性タンパク質を摂らないとバランス悪くなる
【四時間待機しても来客無しとは……まあ、平日だから仕方ないですかね】
【
>>31-32 アドバイスありがとうございます】
【一応、このキャラを使って他の場所でロールを回しても文句を言われたり批判されたりという事はなかったので大丈夫だと自負はしていますが】
【やはり他のキャラハンさんと絡んでみないことには判断が出来ませんよね】
【取り敢えず、スレをお借りしましたー】
【名前】迫水 直(さこみず ただし)
【年齢】19/3年生(2回目)
【性別】♂
【身長】188cm/80kg
ほとんど脂肪のない筋肉質な体躯。着痩せするタイプ
【容貌】短く刈り込んだ黒髪、日に焼けた肌、わずかにタレ目
【能力】妖魔寄生体宿主
体内に寄生する妖魔の力により身体能力が向上している
・増幅された新陳代謝による異常なまでの回復力
・常人の数倍に達する筋力と瞬発力、持久力
・皮膚・骨格・筋肉が変質して西洋甲胄に似た姿(220cm/150kg)に変身、更に能力が増幅される(身体の一部だけを異形化させることも可能)
・以上の能力にはエネルギーとして膨大な量の食料を必要とする(普通の食事よりも妖魔の血肉の方が補給効率が高い)
また食事は、寄生体の破壊衝動を満たす代償行為でもある
イラストを書いて貰いました
http://www.100gazou.com/sinzou/bbs.cgi?check_img=465&type=jpg 【希望】NGに抵触しなければ大概のことは
【NG】後遺症の残る身体的・精神的ダメージ、衆道
【弱点】
・直情径行
・能力の暴走
【備考】
・3年次に妖魔感染の影響で留年した元野球部のエース。現在2回目の3年生
・穏やかな性格だが、己の信条に合わない事を拒む頑固で狭量な部分を持つ
・恋人である伊織津綺子とともに、夜毎妖魔狩りを行っている
・対妖魔戦闘の経験はある程度積んでいるものの、基本は勘頼り&荒削りな戦闘スタイル
・闘争に喜びを感じる寄生体の感情を受け入れたことで同化がわずかに進行
制御しやすくなった反面、常に微弱な妖気を発する程度に半妖魔化している
【
>>1乙です。プロフ投下落ち】
>>36 迫水 直 ◆mkbuDdznjc
・身長188で体重80は標準体重。筋肉は脂肪より重いので筋肉質なら体重はもっと増えるはずです。
・身体能力の上昇・甲冑化・回復能力と妖魔寄生が有利にしか働いていません。
異形化も解除も完全任意なら寄生した妖魔がキャラ側に都合が良く作用しすぎリスクが薄いご都合主義です。
妖魔側になんの必要性とどんな利点があってわざわざ人間に寄生したのでしょうか?
設定にリアリティがなくあまりにも御都合主義すぎます。
・能力暴走・寄生進行もあくまで本人のみがコントロールできることです。ロール相手は介入できません。
これではバトルロールの相手は困ってしまいます。
弱点が弱点として機能していません。本人裁量でいくらでも最強ロールが可能です。
寄生が有利に働く一方です。弱点も相手が介入すると確定になってしまう自己裁量なものです。
ロールでの弱点にはなりえないのでは設定上では弱点を設定していても実際にはないも同然です。
最強厨プロフになってしまっています。
ロール相手はあなたの強さ・格好良さを演出するやられ役でも脇役でもありません。
相手がロールに生かせるような弱点欠点を作りましょう。
全体的に御都合主義と最強設定が目立つので抑える努力を。
【名前】伊織津綺子(いおり つきこ)
【年齢】17 高等部2年E組
【性別】女
【身長】168センチ
【3サイズ】85−58−87
【容貌】ショートカット、切れ長で涼しげな目元、きりりとした大和撫子
【能力】電気を起こし、放つことができる。
稲妻を起こして攻撃するほかに、微弱な電流で治療行為なども可能。
【弱点】放出する電力量に比例して、体力の消耗がある。
大きい電力を発するためには充電が必要なので、短時間での連発はできない。
逆に弱い電力は意思に関係なく発してしまうことも多く、しょっちゅう精密機械を壊す。
【希望】バトル 日常ロール エロール※・グロ展開は要相談 バトル以外は多少の確定はOK
【NG】相談なしのエロール・グロ:ROMの方への警告も含めまして事前のご相談をお願いします
過度の確定:特にこちらの考えや反応までを強制的に決められるのはNGとさせてください
【備考】高等部2年。陸上部員でハイジャンプの選手。学生記録を持っている。
一見淑やかな優等生であり、クールでストイックなアスリートとしても知られているが、
素の性格は素直で恥ずかしがり。育ちはいいが謙虚で努力家。
厳しくしつけられたので、少し頭が固いところもある。
兄を異能に殺されており、それがきっかけで退魔の世界へ足を踏み入れた。
今は恋人である迫水直と組んで退魔を行っている
※ロールの状況により、ご希望に添えないことがあります
【スレ立てありがとうございます。投下落ちです】
>>38 伊織津綺子 ◆IorinFNlA2
・学生記録を持つレベルの陸上アスリートにしては胸と尻が豊かすぎます。
バストとヒップのサイズを構成するのは主に脂肪です。
現実のアスリートを見れば皮下脂肪が機敏な動作の妨げになるのは明らかです。
見た目の美しさと設定との整合性の釣り合いをとりましょう。
・大和撫子 やまとなでしこ。
『ナデシコの別名。
日本人女性への賛辞。特に古来美徳とされた、清楚で凛とし、慎ましやかで、一歩引いて男性を立て、男性に尽くす甲斐甲斐しい女性像を指す』
短い単語ですが自賛設定が詰め込まれすぎています。
容貌容姿に関しては自賛を入れず客観的な表現にとどめるべきです。
リアル自己紹介で「私は大和撫子です」なんて言う人がいたらどう思いますか?
・電流とは別に治療行為には人体に対する知識・医療技術が必要です。
高校生にそんな専門的な知識があるでしょうか?素人の生兵法で人の体に医療行為を働くのは危険行為でしかありません。
・多少の確定はOKですが過度の確定はNGとありますが、多少か過度かは受ける人によって判断の異なるものです。
受ける側の気分次第で多少にも過度にも変化します。
「過度に確定されるのは嫌だけど自分は少しの確定はしてしまうかもしれないし」といった免罪符にせずNGは相手が判断に迷わない明確なものにするべきです。
・『クールでストイックなアスリートとして知られている』など他人から見た自分の印象を描写をするのはNGです。
見る人にもあなたのキャラクターを『クールでストイックなアスリート』として見ることを強要しかねません。
設定はあくまでも客観的に。見る人に先入観を強制する他人から見た自分の印象をプロフに書くのはやめておきましょう。
・性格の描写が多すぎます。素直さ謙虚さといったものは見る相手が決めるものです。
設定で羅列することとあなたの演じるロールを見た人があなたのキャラクターを『素直で謙虚で淑やかな優等生』と思うかは別問題です。
美点にしろ欠点にしろ性格を簡単な単語で書きすぎるのは自分の首をしめることになります。
・カプ相手の恋人としかエロールできないのなら曖昧な記述でなくきちんとそう明記しておくべきでしょう。
ここはエロールを主軸とした板ですから名無しに無駄な期待を抱かせるのはトラブルを招く元です。
評価は勝手だが、それを書く事で容量食ってるのも事実だ
42 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 01:37:00.23 ID:P63XI4Rm
?
【>1水鏡先輩お疲れ様ですっ】
【名前】奏 永久(かなで とわ)
【年齢】 16
【性別】 女
【身長】 162cm
【3サイズ】 B94(68)W58H86
【容貌】
艶やかで癖のない漆黒の髪(長さは膝裏まで達するほど)。右目黒、左目茶(カラーコンタクト着用で黒)。奏鬼眼発動時、睫毛のみ銀色、瞳が金色に。
奏鬼眼発動中、感情が極端に昂ぶると髪も銀髪になる。ゆったりとした服装を好む。
【能力】
奏鬼眼:第五十二代奏鬼眼継承者≪奏宗家当主≫の証である額に一つ、両目に各一つづつ顕現する金色の眼。
立ち上るオーラが鬼の角のように見える。≪奏≫の人間が鬼と呼ばれる理由の一つ。
傷や毒など異常を「癒す」効果を体液に付加させる。 効果を出す際に霊力で刺激する必要がある。
その他:身体能力こそ常人並だが、柔系の体術、霊術などを扱い受けることに特化している。
【武器】
柳鬼:「りゅうき」。手の甲と拳を覆うような手甲と浅葱色の飾り布で構成された、利き手とは逆に装着する手甲。
飾り布は霊力を受けると形状等を変化させる性質を持つ。(元の面積は超えない)
弾薬の補充などが難しくなったためこれと短刀を一本持っている。
【希望】気分次第ですがまぁ、主に雑談戦闘などを望みましょう。
【NG】排泄物を強調したスカトロは勘弁してもらいたいです。損傷は治っちゃうこと前提なら。
相談なしのエロール。
【弱点】
・奏鬼眼(攻撃されると威力に比例して思考に霞が掛かる。) ・吸血など体液を奪う攻撃方法
・まったくの無機物 ・左側からの攻撃 ・物理的攻撃力が低い ・遠距離
【備考】
人と異形の共存を望む≪奏宗家≫の当主。
愛は与えても求めるものじゃないと思いつつも、なんだかんだで見返りを求める自分を見つめなおすため、
想い人からの決定的な言葉から逃れるために迷走中。
当主としてふさわしくない自分を抹消しようとする身内を返り討ちにして、自分の存在を認めさせようと街中を徘徊。
高い行動力と、傍若無人な性格を合わせ持つ。押し付けがましい性格が災いして「働き者の無能」を地で行くこともしばしば
【プロフ投下でアリマス。落ちです。】
45 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 09:28:10.84 ID:Gw8zg2E3
オッドアイで銀髪で体液に対象干渉系の能力アリ…
これは期待せざるを得ないw
またこの前のスレッド潰しか、懲りないな
そんなことしたってスレは終わらないよ
その執念深さを他の事に活かせばいいのに
【しばらく待機します。プロフィールは
>>16です】
【それと、確かにプロフィールが随分と乱れていますね】
【近いうちに文章と内容の整理をした改訂版を作るようにします】
【立候補っ!】
【あら、お久しぶりです。それではよろしくお願いします】
【こちらとしては思いつくのは】
【1:焼肉食べ放題券(ペア券ということにしてしまって)を手に入れたので、貴方を誘う。情報と嫌味と本音の交換会】
【2:待ちに待った決闘。良いところで何らかの邪魔が入り──】
【3:最終決戦】
【といったところなのですが、そちらの案を聞かせていただけますか?】
【@の後にAだろうか。多少変則的になるかもだけど】
【決闘の前に食事をするというのもある意味俺たちらしい、か?】
【1と2と3はそれぞれ別の案です。誤解を招く書き方で申し訳ありません】
>>50 【では、そうしましょう。食べている最中からのスタート、という形でよろしいでしょうか】
【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】十七歳
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
紅いコートを好んで着る。 特に冬場。
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・体術…あらゆる格闘技の技を節操無く使う。
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。
『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。
【武器】 トンファー・小型拳銃
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
エネルギー切れ(魔力切れ)
・魔術と異能の同時使用ができない。
・『Timewalk』は一度の戦闘に二度までしか使用できない。
無理に使用すれば行動不能になる。また使用後に反動があるので反撃が確定する。
・『Lunatic』は同じ相手に一度しか通用しない。二度目はどんな相手にでも無効化される。
・
【備考】
元魔王の契約者。芯が無いのでその場の勢いで行動する気分屋。
人間・異形で差別はしないが区別も容赦もしない。人の顔と名前を覚えない悪癖がある。
生きる意味と価値を探して善行も悪行も区別なく重ねている。
【スレ立て乙。プロフ投下する】
>>52 【んん、そうしてくれると助かる】
【書き出しをよろしく頼む】
【それでは書き出しを作成します。少々お待ちを】
(駅の商店街近くの焼肉屋)
(そこで豪勢に夕食を取るのは二人の高校生)
(始まりはタン塩。そこからカルビ、ロースに繋ぐ)
(もちろんご飯、サラダ、サンチュも忘れない)
(その他の部位は雰囲気とおなか具合と店内広告で決定していく)
(普段はそれほど食にこだわりがあるわけではないが、)
(せっかくの好物。せっかくの無料券。有効に使わない手はない)
(たとえ対面に座る男が己の宿敵、紅裂拓兎であったとしてもだ)
(手に入れた食べ放題券をよく見てみれば「二名様」という文字があった)
(級友と一緒に行くのは少し気まずい)
(それ以外で親しいものなど、居るはずもない)
(けれども二人きりで話したい相手ならば──いる)
(彼とはどす黒い因縁や嫌悪感等、負の感情でつながって入るのが問題だが)
(それで肉がまずくなるのであれば、それはきっと己の弱さと至らなさゆえである)
(何も問題はない、はずだ)
(そして、とりあえずはここまで何も問題はない)
(やはり、肉は美味しい)
ところで、アレクセイという名に聞き覚えは?
(ある程度満足してきたところで、対面の男に問いかけるアンジェラ)
(真剣な眼付ではあるものの、網の上の肉の様子を小まめに伺っている)
それと、何か訊きたいことはありますか?
(時刻はそろそろ8時を回る。異能や異形が闊歩する、夜の時間は始まりつつあった)
【お待たせしました。では、よろしくお願いします】
(殺し合いをすると決めた人間と対面して食事するとは我ながら螺子が跳んでいる)
(だが、発端からするに常識に囚われた人間関係ですらないのだ)
(憎くはない。恨みもない。けど、殺す。この女と顔を合わせる度に何かが軋むから)
(この女に関わると決めてから、ずっとそうだった)
食い放題の肉なんてのは大抵安物だな。
鍋に使われる肉とかもそうだけどよ。
こういう時は、サイドメニューを沢山食った方が元は取れるんだろうな。
(焼き肉の食い放題に誘われた。何故だとは問わなかった)
(アンジェラ・『ウィーク』・トルーマンと言葉が通じるのは、紅裂拓兎だけなのだと他ならぬ)
(彼女自身が言ったのだから。火の通った網にハラミを乗せて焼く)
……夏の終わりにそんな名前のロシア人の幽霊と会話したことはあったが。
生きた人間じゃ知らないな。それで、どうした、いきなり。
まさか……あー、そうか、久遠ゆりかと会ったのか。
(きゅっと目を細めつつ、彼女と網を等分に視界に納める)
(一部に視線を集中せず、全体を見る見方は戦う時にもこんな時にも役に立つ)
(――アレクセイと言えば、久遠ゆりかの父親の名前だったはずだが…)
(ふんと軽く鼻を鳴らす。例え誰であれ、自分とアンジェラの間に踏み込むことを許す気はない)
(愛憎半ばとはよく言うが、なるほど、相手に対する執着という点ではどちらも同じ、だ)
【こちらこそ、よろしく】
安物だという説には同意しますが、食べている最中に言ってしまうのは感心しませんね
(軽く周りを見て店員が近くにいないことを確認した後に、苦笑いしながら返す)
ユッケでも頼みますか?
それとも、もうそろそろデザートでもよいかもしれません。
(この男はこちらの常識に当てはまらない言動をよくするが、それにはもう慣れた)
(したいからする。言いたいから言う。その先の事は、その先で決める)
(やはり苛立ちを感じる時もあるが、その苛立ちにきっと意味などない)
(紅裂きに肯定的な者たちの言葉と顔を思い出しながらふと天井を見上げた後に)
(脇によけてあったメニュー表を開く)
幽霊、ですか。なるほど。
会える可能性があるのならば会ってみたいのですが、難しそうですねえ。
(既にほかの幽霊とは出会ったことはあったし、それほど驚くべきことではない)
(だが、どうやらこの街に滞在しているというわけでもなさそうだ)
ええ、久遠さんとお話しする機会がありました。
アレクセイ氏についての調査を承ったのですが、なかなか有用な情報に当たりません。
(横眼で網の上の肉の一枚に狙いを定めれば、手早く取ってたれ皿に入れる)
(少し紅裂が機嫌を悪くしたかの様な仕草を感じ取れば)
(手を止めて、怪我んな顔で彼の顔を少し見つめる)
私が久遠さんと接するのをよく思われなかったですか?
情報の交換しかしていませんのでご安心を。
彼女の貴方への感情も、私の貴女への感情も何も変化していませんし、影響しあうこともないでしょう。
今夜、私か貴方のどちらかがもう彼女に会えなくなったとしても、貴方に不利益が及ぶことはありません。
(久遠との関係に触れられたくなかったのかと考えれば、そんな事を言って)
(取った肉を口に運びながら、メニュー表のデザート欄を眺める)
気にするな。世の中には一人前1980円のタン塩食っているやつもいれば
200kg3000円以上の和牛ステーキ食ってるブルジョアもいる。
庶民は庶民らしく文句垂れながら安物を食えばいい。
それに、安物の肉も誰かと一緒に食えば少しはマシになる。
唯一にして最大の問題点は、その相手がお前ってことだけどな。
(その安物のカルビやロースをたらふく食った唇の端を吊り上げる)
(この女を愛してはいない。憎んでもいない。ならこの言い知れぬ感情をどう名づけるべきか)
(未だによくわからないまま敵対関係が続いている。ただ、それでいいとは思う)
(所詮それも、他人の決めた他人の辞書に載っているだけの単語でしかない)
なるほど……やれやれだな。
父親を愛して、父親に愛されて……だから諦められない、か。
最早俺が口を挟むべきことでもないが、な。
誰も愛せない俺だのお前だのが、関わることでもなかろう。
(つまりあの子はまだ父親の影を追ってるということだ)
(……考えても仕方ないと、そう割り切るが、声のトーンは下がる)
(彼女のことは兵部晶に任せよう。兵部晶のことも久遠ゆりかに任せよう)
(あの子の物語で、紅裂拓兎が果たすべき役割はもうないのだから)
別にそんなことは思っちゃいない。どうせ俺が勝つ。
ただ、お前が他の誰かに……あー、妙な言い方だが……
(さらりと傲慢にも言いきってから、言葉を濁し、躊躇う)
(だが、言うべきことは言うべきだろう。全てを費やした決闘をする相手なのだ)
お前は俺が殺す。だからお前の命も何もかも俺の物だ。
他の誰にも邪魔させないし、渡さない。そういうことだ。
(一度覚悟を決めれば、言葉はすらすらと出てくる)
お前の生まれてきた理由は「「多くの人間」なんて見えないモノに尽くす為じゃない。
お前がこの世に生まれてきて、この世で命を繋いできた理由は、俺と戦う為だ。
それとも、他にまだ何か必要か?
(言いきって、静かに箸を置く。ごちそうさまでしたと小さく呟いて合掌する)
言っていることは解ります。筋は通っています。同意できます。
唯一の問題点は、私と一緒に食べている男が
その事をわざわざ嫌な例えでオブラートに一切包まずに言っているということですね。
(目の前の男は、決して愚かではない。頭もそこそこ切れる)
(身体能力についてはい言わずもがな、だ。けれどもそれらの力をあまりにも雑に使う)
(この男を認めたいのだが、認められない。こんな「ヒーロー」が人類を幸せには出来ない)
(故に証明したい。自分がこの男より勝っているという事を)
(こんな、自分勝手なかっこつけ男などこの世には必要ないのだと)
(ライバルや目標とは違う何か。大雑把に言って「敵」)
(明確な名称なんて、必要の無いものだろうけれども)
なるほど。
親子愛、でしょうか。
(言われてみて、初めてその事に気がついた)
(久遠はを動かしているのはせいぜい仇打ちの願望)
(あるいは、悪い言葉で言ってしまえば好奇心程度かと考えてしまっていた)
(死してなお残る絆なんて言葉では理解できても、自分から感じ取ることは出来なかった)
そう、でしょうね。
(苦笑を浮かべながら、相槌をうてばメニュー表を閉じて水を飲む)
意外な言葉を頂きました。
けれども何でしょう、違和感はありません。
思えば、確かに、そういう感情を抱くのだろうと納得できます。
(結局、お互いにお互いの生き方が嫌いなのだ)
(嫌いという言葉では収まらず、今すぐにでも辞めさせたいほどに)
貴方は、私の通過点です。
物事と真っ直ぐに向き合えない、かっこつけて逃げ出すしか脳の無いヒーローを
この世から追い出し、私が人類を救う物になる。全ての重圧を背負う。
これからも何人かのくだらないヒーロー気取りを葬ることもあると思います。
貴方は、その内の、最初の一人。それだけです。
(それ以上の感情は、消し去る)
(ほんとうにただ、それだけの男なのだと心に刻む)
(まだまだ己は、先に進んでいかなければいかないのだから)
(日本式のごちそうさまを行えば、伝票を持って席を立つ)
(やはり、肉は美味しかった)
【申し訳ありませんが、今日はここまでで凍結していただきたいです。】
【とりあえず明日と明後日の21時からはロールできると思いますが、如何でしょうか】
【明日の夜は用事があるので、置きレス程度かな】
【日曜日の21時からなら多分大丈夫だと思うので】
【その時間にお願いする】
【了解しました。それでは、よろしくお願いします】
【今日もありがとうございました。】
【こちらこそ、ありがとう】
【また会おう。お疲れ様】
63 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 00:13:03.77 ID:2m8hv3ly
、
>>59 俺とお前の仲だ。今更、オブラートは必要ないだろ。
あれか?「ありがとう」だの「誘ってくれて嬉しい」だの、そんな心にもない台詞が必要か?
(円滑な人間関係の為には、時に建前や虚飾を必要とする)
(この紅い男とて、少しはそれを気にする時と相手はいる)
(だが、既に極まった関係にあるアンジェラに対して、それは必要ないと考えている)
(どちらかがどちらかの心臓を抉って息の根を止める関係に、潤滑油など不要だろう)
……育ての親くらいお前にもいるだろうに。
それとも、お前には親も兄弟も姉妹も仲間も何もないのか。
(顔を顰めたのは店内に蔓延する肉の焼ける匂いの所為ではない)
(魔女のクローンとは言っても、親に相当する存在がいてしかるべきだ)
(同様な条件で生まれた兄弟がいてもおかしくないし、組織なら仲間もいたはずだ)
(それとも、そんな前提条件すら違うのだろうか)
まーあ、家族なんて言っても、それぞれ事情が違うけどよ。
親を殺す子供もいれば、子供を切り捨てる親もいる。悲しいことだが、な。
(良いとか悪いとか、そんなレベルで論じるべきではないとはわかっている)
(ただ、悲しいとは思う。自分もまた見捨てられた子供であるがゆえに)
ほう、随分と大きく出たな。だが、土台無理な話だ。
百万歩譲って俺を倒せたとして、お前が「人類」なんて括りで見てるものを
救えるはずもない。仮にお前が人間でないなら、お前には人間の幸せを理解できないからだ。
人間の幸せを理解できないお前に、何が背負えるはずもない。
(唇の端を大きく吊り上げて、声もなく笑う。ここまで来ると、滑稽で憐れだった)
お前に守りたい大切な人の笑顔がないってんなら、所詮それはそこまでだ。
だから、俺が殺してやるって言ってるんだ。
(彼女が大事に抱えているそれは、実はどうしようもない空虚なお題目に過ぎない)
(欠けた一点――守りたい誰かの笑顔がないからだ)
(その一点が埋まればこそ、そのお題目は本当に守るべき信念となるのだから)
お前の終点は、この俺、紅裂拓兎。そこから先は行き止まりだ。
(彼女が先を見据えているのを承知で、敢えて断言して同じく席を立つ)
(いつもなら自分で伝票を掴んで払うのだが、今回は向こうの誘いなので任せる)
【置きレスに借りました】
【名前】竜胆 凍(りんどう こおる)
【年齢】18
【性別】女
【身長】176cm
【3サイズ】計ったこと無い。身長相応。
【容貌】肩まで伸びた白髪、濁った灰色の眼。薄汚れた白基調のセーラー服着用。
身長相応に胸もあるし腰もしまっているが肩幅が広いため
グラマーと言うよりガタイがいい印象を受ける。
中性的な顔立ち。学園にいる間は黒のカラーコンタクトで目の色をごまかしている。
【能力】
魔刃・輝夜:竜胆凍に内包された霊刀。「五難題」という特殊能力を備える本体。
そのものはちょっと丈夫なごく普通の刀で折れたりするが自己再生する。
難題之弐・火鼠の皮衣:刃部分が炎と化し、身を守る衣となる。相応の熱を持っていて
鉄を溶かしたりとかもできるが、別に実体剣などで受け止められる。
防御以外の用途は纏って殴打、大剣形態「アンスリウム」などがある。
藤姫感知:吸収された自分の存在を通して魔神・藤姫(真名・アスーレゥル・ベリアル・ブレイズ)を感知する
【希望】戦闘、交流、エロ、長考遅レスの許容、炭酸飲料受付中
【NG】特に無しだけどよくわからないものはわからない
【弱点】
・典型的なパワーファイターであるため、動きが鈍重で攻撃後の隙が大きい。
・難題の燃費が悪く、ガス欠になりやすい
・火鼠も自動防御というわけでもなく、炎と炎の合間に隙間があるため
そこを狙われた攻撃は防げない
・炎は炎で焼けないため、炎による攻撃も防御不可
・水分による連続攻撃(小雨程度ならば蒸発させられるがその域を超えると消える。)
【備考】
・高等部三年生。晴れて魔刃使いにランクアップ。
・他者を助けると呪いの条件を満たすため、それなりに頭も切れ、運動神経もいいが
成績は下の上。誰かと一緒にいるとたびたび足を引っ張る無能を演じていた。
・現在は呪いこそないものの、変に頼られるとどうしていかわからないため、相変わらず無能を演じている。 理由が変わっただけ。
・容姿こそ変わっているが、他人の興味を引くに至らない人間。
・幼少の頃、魔刃(現・藤姫)と契約関係になり両親を殺める。その事件がきっかけで能力(蓬莱の玉の枝)に目覚める。
・両親の死体は残っておらず、失踪扱いになっている。
・魔刃に封印されている存在の
「存在を一兆吸わせれば本来の姿を取り戻せるので、他者との契約は必要なくなる」
という言葉を信じて犯罪者や異形の存在を奪い、殺し続けてきた。
・口数が少なく、物静かで冷静そうに見えるが
感情を表に出すのが苦手なだけ。実際は直情的で浅慮。
・否定を否定して肯定するしゃべり方をする炭酸飲料ジャンキー
・現在、藤姫を滅ぼすために街の至る所を出歩く。相変わらず「人殺し=悪」だが思うところがあるらしい。
・藤堂清香が「嫌いじゃない」ではなく「好き」。藤姫に狙われている清香を守り抜くことも目的の一つ。
・現在、凍が「火鼠の皮衣」を、藤姫がそれ以外の難題を所持
【ぷろふのみ】
【いちおつ…………】
【名前】 春川 菜摘(はるかわ なつみ)
【年齢】 21
【性別】 ♀
【身長】 156センチ
【3サイズ】 B:77 W:56 H:81
【容貌】 お下げに縛ったセミロング そばかす 童顔
【能力】 愛込(ラブコメ)
心を込めて作った物を受け取った者に、ほんの少しだけ力を与える能力
込めるものは何でもよいが、普段は食事に込めることが多い
また込められた物体は、素材の力を100%引き出されている
【希望】 会話 日常
【NG】 戦闘
【弱点】 戦闘力は皆無 身体能力も一般人なみ
【備考】 講義のない日は学園の学食で調理師としてアルバイトをしている
洋食が特に得意で、その中でも隠し味ににんにくを入れたスパゲッティナポリタンは人気が高い
【はじめまして】
【投下ついでに、待機してくよ】
なんで中二病の巣窟に来たのかわからないくらい控え目なキャラだなw
>>67 控えめって言うな!傷つくじゃないか全く……。
まあ世の中、何かすごい奴らばっかりじゃないってことさね。
【今日はここらで失礼するよ。邪魔したね】
【ロールにお借りします】
【迫水直先輩をお待ちしております】
【ロールにお借りします】
(春休み。暖かい日差しが爽やかな青空から降りそそでいる)
(時折吹き抜ける風も冬場のような冷たさを感じさせない)
(そんな穏やかな気候を楽しむようにストレッチを開始してゆったりとしたジャージに包まれた体をほぐしていく)
(高等部校舎の屋上。休日ではあるが部活動に登校してくる生徒のために学校は解放されている)
(とは言えここまで来るような物好きはいないのか、そもそも生徒自体が少ないのか、周りに人影はない)
(普段ならパートナーの実家である道場で稽古に励んでいる時間であるが)
(目映い春の日を浴びずに建物の中で過ごすのはもったいない気がして、屋外での稽古を申し出たのだ)
【ではこんなところから…ほとんど状況説明だけで返しどころがないけど】
【とにかく、よろしくお願いします】
(桜のつぼみも日に日に膨らんでいる春休みのとある日)
(気温の変化の激しい日々が続いて、その日は気温が高い方へと変化していた)
(部活の朝練を終え、その足で人気のない校舎の階段を駆け上がる)
(ギ……とドアを押しあけると、一瞬目がくらむ)
(遮るもののない屋上へ降り注ぐ日差しは、照明の落ちた建物の中から見るには眩しすぎた)
(露出過度になってホワイトアウトした網膜に、やがて一つの影が像を結ぶ)
直さん、お待たせしました
(光の中に歩み出れば、全身を暖かな日差しが包む)
(この体を包み込む熱、照らし出す光、恋人の愛情のごとき陽光)
(愛しい名を口にして、太陽にも等しい存在へと近づく)
【こちらもこんな感じで…時間設定を間違えていたら、見なかったことにして訂正してください(汗】
【今夜はどうぞよろしくお願いします】
(ギ…、と背後で扉の軋む音に振り返れば、そこに最愛のパートナーを見つけ自然と笑顔が浮かぶ)
(軽く息があがって見えるのは急いで来てくれた---一刻も早く自分に会いたいと思ってくれたから、だと考えるのは自意識過剰だろうか)
(そう思いつつも、嬉しい気持ちに変わりはなく)
朝練、お疲れさま…大丈夫?疲れてない?
(首にかけていたタオルを近づいてきた津綺子に渡しながらそう尋ねる)
(これからするのは甘いデートではない、生死を賭けた戦いを生き残るための稽古なのだ)
(間違っても恋人に怪我をさせたくはなかった)
【一応午前中…お昼前くらいを想定してるけど、何かあれば言ってね】
(ストレッチの動作を止めてこちらへやってくる青年を見る)
(こちらの頬が上気しているのは、走ってきたからというだけではない)
ありがとうございます。
競技会もありませんし、出席自由の軽い調整だけですから。
(そんな調整レベルの練習会にも、律儀に出席せずにいられない性分)
直さんこそ、昨夜は夜更かしなさっていませんか?
(妖魔を宿す彼は、こちらが休んでいる夜にも狩りに出ていることがある)
(昨夜はどうだったのか?と尋ね)
私はもう出来上がってますから、始めますか?
(すでに朝練を済ませてきたので、もう十分にコンディションは整っている)
(これ以上アップする必要はなく、すぐに動けると伝える)
【お時間も了解です。それほど誤解してなくてよかった】
ん、そうか…それならいいけど
あまり無理はしないようにね
(一旦緩んだ表情を改めて引き締めると津綺子から離れる)
(置いておいたペットボトルの水を一口飲む)
よし、それじゃあ早速始めようか
(屋上の中央辺りに場所を定めると津綺子と相対する)
(普段の稽古なら何でもありの組み手だけれども…)
一応ルールを決めておこうか……投げと関節技は使わないようにしよう
(板張りの道場と違って足下がむき出しのコンクリートでは投げ技は危険すぎる)
じゃあ…そっちのタイミングではじめていいよ
(間合いよりわずかに遠く距離をおいて肩から力を抜く)
(両手を下に下げたまま構えない、それでいていつでも対応できるように自然体でいる)
(水を飲む青年を見ながら、こちらもジャージを脱ぎ、タンクトップの上に道着を羽織る)
(ジャージのままでは暑いが、陸上部のユニフォームのままでは受け身を取っただけでもどこかを痛める)
(ぎゅ、と帯を締め、同時に短く息を吐いて気持ちを切り替える)
(そこに居るのは人外の力を秘めた、恐るべき戦闘能力者だ───)
よろしくお願いします
(軽く拳を握った手を両脇にさげ、肩幅に足を開いて礼をする)
(そのままじっと青年を見つめ、さりげなくゆっくりと歩み寄る)
(彼に隙はない。こちらから仕掛けるのは練習の常)
……っはぁっ……!
(不意に大きく間合いに踏み込み、同時に体をひねって左の拳を彼の鼻先に突き出す)
(真正面から突きこまれて避けない者はいない)
(狙いは彼の体が左に──こちらの右側に振れたところへ、蹴りを繰り出すつもりで)
(水を飲む横目で胴着を羽織る津綺子をチラ見する)
(タンクトップからのぞく肩が隠れてしまうのを少し惜しい気もするのだけど)
お願いします
(一礼をしてじっと相手の様子を窺う)
ふっ…!
(顔面に向けて鋭い左拳が迫る。武道の経験のない者なら反応することも難しいような攻撃を)
(体を左に---津綺子から見て右側に流してかわす)
(鼻先を掠めていく拳には目もくれず次の攻撃に備えて左手を脇に構える)
(定石なら右拳、又は右の蹴りか?狙いは上半身だろうか、足元だろうか)
(どちらにしても、次の攻撃を受けるか避けるかできたら反撃にうつるつもりで右の拳をかためる)
(左手をつきいれた勢いのまま、身体を回転させながら左足を更に踏み込み)
(その回転で勢いの乗った右足を高く振り上げる)
やあっ!
(スピードの乗った踵を、高い位置にある彼の顔面に向けて)
(鍛えた脚力を生かした一撃が決まるかどうか)
くっ!
(目の前で津綺子の体が翻り反射的に上げた左腕に衝撃が走る)
(十分に体重の乗った回し蹴り。まともに側頭部に食らえば意識を根こそぎ刈り取られそうなくらいに容赦のない、そんな蹴り)
(体重差があるからその場に踏み留まれたが、蹴りを受けた腕には痺れが残る)
(だが、とにもかくにも攻撃を受けきった、ならばーー)
今度は、こちらがっ
(身を沈めて脇に構えた右拳を開き、掌底を津綺子の腹部目掛けて突き出す)
(もちろん十分以上に力を加減して…)
くっ……!
(渾身の蹴りはガードされ、回転のかかった体軸に反動がかかる)
(弾きかえされる勢いで半転し、半歩下がった状態で正面に向き合えば)
(こちらが、という宣言と、繰り出される突き)
はっ!
(攻撃すると言われた分、身体を開くだけの間が生じており)
(左足を引いて辛うじて突きこまれる腕をかわす)
(目の前に飛び込んでくる彼の上体に向かって、今度は左脚を振りあげる)
たぁっ!!
(こちらの腹部を狙っていたらしい彼は、上体を低く突っ込んでいるだろうか)
(その鼻づらを狙って、左膝を蹴りいれる)
……っ!
(受けから攻撃に転じるまでのわずかな隙を見事につかれ、掌底が空を突く)
(低くした姿勢、伸びきった腕。すぐには次の行動に移れない)
がっ!!
(次の瞬間、下から突き上げる衝撃。目のなかに火花が散る)
(的確に放たれた左膝に顔面を蹴りあげられ上半身がのけ反って)
(そのまま二三歩後退、鼻の奧にツンと鉄の味を感じるがぐっと我慢する)
(離れた間合いで再び津綺子と相対して…)
あ……っ
(膝頭が見事に顔面を捉え、直の上体が跳ね上がる)
(危なげない足取りながら二三歩後退するのを見れば、やりすぎてしまったと構えが緩む)
大丈夫ですか?!
(普通の稽古なら顔面への蹴り技は認められない)
(頭で考える前に体が動いてしまった自分に冷や汗をかき)
(直の突きの鋭さのあまり、完全に余裕をなくしていたことにも気づく)
(こちらに対する青年は、まだ稽古の緊迫感を全身に纏っている)
(敵愾心ではなく、精神を強く緊張させ、十分に研ぎ澄ました状態で)
(集中力を途切れさせてしまった自分には、その気迫が圧力として感じられるほど)
大丈夫、心配はいらない
遠慮しないで、どんどん打ち込んで構わない
(集中した表情のまま眼前の津綺子に答える声には恋人に語りかける甘い響きはない)
(その代わりに含ませるのはパートナーを叱咤するようなニュアンス)
さぁ、続けよう…構えて…
(気を引き締まるように津綺子を励ます)
(夜を生き残るためにはこのくらいの稽古が丁度いいのだと、このくらい激しく鍛えなければならないのだと)
……。
(叔父が、あるいは幼いころに祖父が、道場で自分を叱咤したときの声を思い出す)
(圧倒的な力量差をコントロールしながら、こちらのすべてを引き出そうとする時の態度を)
……いきます。
(無心にならなくては、と自分に言い聞かせる)
(形にすべき技は、すでに自分の中にある)
(それを表に出すだけの事)
(新しい段階に進むこと、すなわち成長するということは、そういうプロセスを繰り返すことだ)
(昆虫のように、すでに一回り成長した自分が、もう自分の中にあって)
(自分の殻を破ってそれを表院出さなくてはならない)
(打撃の構えを取り、軽く前後にステップを踏むと)
(やはり先ほどと同じく、すばやく相手の内懐へ踏み込む)
(みぞおちを狙って繰り出すフック)
そう、それでいい…
(構え直す津綺子を見て頷く)
ふっ…!
(笑顔の津綺子もいいけど、やはり真剣な表情の津綺子が一番いいなぁ)
(まったく場違いなことを考えながらも、体に染み込ませつつある術理が体を自動的に動かす)
(腹部繰り出される拳を二の腕を使ってガードする、と同時に牽制のジャブを津綺子の顔に向けて突き出す)
(パートナーの力量なら十分に余裕をもって避けれるであろうパンチを続けて二三発)
…っ!
(こちらの拳は固い腕に阻まれ、跳ね返される)
(立て続けに繰り出されるジャブに阻まれ、それを右に左にと上体を振ってかわし)
(パンチをかわしきった分、相手との距離が詰まる)
(直の表情は至って真剣だが、追い詰められた表情はない)
(あくまで上位者の余裕と、高い集中力がもたらす鋭い精神性が)
(研ぎ澄まされた表情を満たしている)
(手の届くほどに近づいた青年を、半ば呆然と見つめて)
(不意に鼻先を甘い香りが掠める)
(こちらの拳をかいくぐり懐まで飛び込んできたパートナーの汗の香り)
(激しい運動にも乱れない鼓動が拍子を外して高鳴る)
……!
(津綺子と視線が絡み合う)
(真剣な稽古の最中だと言うのも忘れ、このまま見つめあっていたくなるほどの吸引力を持った瞳に一瞬心奪われかけて)
(慌てて気を引き締め、半歩引いて間合いを外す)
はぁっ!
(津綺子にとってさっきの隙は十分にチャンスだったはずなのに、予想された攻撃がなかったことを訝しくも思いながら、今度はこちらから仕掛けていく)
(ジャブだけでなく、左右のコンビネーションも繰り出す)
(ヒットさせたりガードさせることが目的でなく、避けさせることを目的とした攻撃)
…っ、はっ……くっ……
(ガードを上げてパンチを避け、あるいは体を振ってかわし)
(どんどん後退させられてしまう)
(こちらに本当に当てるつもりはないのだろうが、それでも十分早い)
…っ……まだ…まだっ……!
(ボクシングの試合なら何ポイントも取られてしまっている状況)
(殺到する青年の肉体を、まるで壁か何かのように感じる)
(ただでさえ大きい体が、何倍にも感じられる)
はぁっ!
(少しでも間合いを広げようと、思いきり拳を振ってみるものの、相手にかすりもしない)
(防戦一方で、何としても相手のすきを見つけなきゃ、と思うのに)
(彼はまるで何本もの手を持っているかのようで)
(攻撃を続けながら内心で賞賛を贈る)
(避けさせることが目的とは言え、これだけの攻撃がかすりもしない)
(猛烈な運動量にも関わらず集中が微塵も乱れない)
っと…
(苦し紛れのような津綺子の攻撃を受け流すと、さりげなくみえるようにガードに隙をつくる)
【えーと…ちょっとご相談ですが】
【もう、ガチでやっつけに行った方がいいですか?】
【何か展開にご希望がありましたら…】
【そうなんだよ…アマアマな組み手が当初の予定だったんだよね…】
【ついつい楽しくなっちゃってガッチリ稽古モードで続けてしまった…申し訳ない】
【うん、やっつけてくれて構わない】
【同じ倒すでも、押し「倒して」も構わないよ】
【こちらもノリ易い正確なもので、つい…】
【そちらの竹林に迷い込んでおりますので、もうどんな竹でも生やしてくださいませ】
【では、遠慮なく参ります(笑】
>>89 ふっ…く……っ…!
(逃げるにしても、追い詰められ過ぎていた)
(この攻撃をかいくぐって、何とか一撃を見舞わなくては、生還することは叶わない)
(夜を往く者の本性が次第に目覚める)
…もらった!
(ガードの隙をついて、ありったけの力で直の側頭部へフックを見舞う)
(ひじから先を回転させて、ねじ込むような切っ先を生じたパンチ)
(それが彼のこめかみにヒットしたなら……)
(運動で体温が上昇し、暖かい春の日差しがそれを助長する)
(全身にうっすらと汗がにじみ、独特の匂いを周囲に放つ)
……っ!
(わざと隙を作って誘ったものの、そこへ突き刺さった拳の容赦なさに思わぬダメージを受け)
(ふらふらと後退してガックリと膝をおる)
(体重を乗せたパンチは、過たず相手のこめかみを捉える)
(逃げ続けた後に、やっと放った乾坤一擲の一撃)
……あ……?
(ふわっ、と鼻先を捉えた青年の汗の匂い)
(温かな春の日差しの中、限界に達する集中力を乱す、最後の一滴となって)
(その場にぺたりと座り込む)
はぁ……はぁ……はぁ……
(ぺたりと座り込んで、大きく胸元を波打たせ、じっと彼を見守る)
ただし…さん………?
(目の前に膝を折った青年を、気遣わしげに見つめながら……)
【…と言ったところで、今夜はこの辺りで凍結をお願いします】
【解凍は…日曜の夜からでもいいかな?】
【はい、日曜の夜ですね】
【何時頃からにしましょうか?】
21時半から22時でどうだろう
ゴメン、スイマーさんが大漁だ
お返事、明日の朝に確認させてもらうね
ではでは、お先に失礼します…おやすみ ノシ
お疲れさまでした!
では21時半過ぎに、私も避難所へ。
のんびりいらしてくださいね
これにて私も失礼します。
スレをおかりしました。ありがとうございました。
99 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 07:11:03.80 ID:PTij6PdK
99
【>43がプロフで待機であります】
>>100 【こんにちは、そして初めまして】
【交流でもバトルでも何でも……良ければお相手願えますか?】
【プロフは
>>30辺りにあるかと】
【反応遅れて申し訳ありません。】
【はじめましてであります。】
【此方こそよろしくお願いします。】
【何かご希望とかあります?】
【いえいえ、お気になさらず】
【むしろ私が相当な遅レス魔ですので今の内に謝ります。申し訳ありません】
【そうですね。キャラ的にも背後的にも新参なので、交流という名の情報収集なんかが出来れば良いなあと】
【年が違うので、接触するきっかけが問題ですが……早生まれとかにしちゃいましょうかね】
【あー、私もレス遅いですのでお気になさらずと同時に】
【今のうちに頭を下げ返しておきます。申し訳ない。】
【ええとではでは
・夜に赤城さんの狩りの後に接触か私の追っ手撃退の後に接触
・旧校舎あたりでこそこそと除霊か何かしてる私の背後から声をかける
…………とかですかねぇ?他にやりやすいシチュがあれば言ってもらえれば。】
【それでは、中間を取って互いに気にしないようにしましょうか】
【多分、そっちの方が気が楽です】
【シチュ案の提示ありがとうございます】
【では、前者の後半、
・奏さんが追っ手を撃退後私が接触
という方向で行かせて貰えますか?】
【こちらは最初一般人を装いますが、私が異能持ちであると気付くかどうかはお任せしますね】
【了解であります。それでは書き出しますのでしばらくおまちくださませ〜】
(路地裏――ほぼ電灯もない薄暗く、人通りもない場所で二つの影が交差する。
一つは奏永久を当主としてしておくのを快く思っていない者たちの一人。
震脚とそこから生まれる爆発的な突進力を武器にそれよりも小さな影に襲い掛かる。
もう一つはそれから生まれる攻撃をかわし、時にいなしながら立ち回る年頃の少女の影。
何度かそれらが交錯した後双方の動きが止まる。)
――終わりです。ここらで帰ってくれると非常に助かるのですけれど………
これ以上やり合うなら腕の一本や二本持っていかないとなりません。
…………身内の血を見るのは勘弁したいんですけれどねえ。
(動きが止まった原因である鈍く光る刃を背中に押し当てると、押し当てられた人物の薄皮がわずかに裂け
うっすらと血が滲む息を呑むその人物に対して冷やかに付け加える。――「まぁ、腕の一本や二本くらいなら治せますよね。」と。)
はい、お爺様たちによろしくお願いしますね。
私が当主の座についているのが気にくわないのはわかりますが………と、お疲れ様でした。
(言葉が決め手になったのかその人物は距離を離した後、じりじりと後退し、やがてその場を立ち去った。
それを見送ってから長い髪を払い、胸元に手を置き一息つく。
手甲をつけた左腕を軽く回りながら自分を襲ってきた身内の影が立ち去った方を向いて、他に自分を狙うような
気配がないか確認――――)
【それではこんな感じでよろしくお願いします。】
(赤城朱音は、その一部始終を見守っていた。“見守る”というよりは“観察していた”とした方が意味合いとしては近いのだろうが。)
闇の中に光る何かと何か。)
勿論、人外の動きに人間の動体視力が着いて行ける筈もなく。
何が起きているのか、何が争っているのか、朱音に視ることは出来なかった――が、“把握”することは出来た。
重畳。まさか、徘徊初日に“出逢える”とは思わなかった。
ビンゴ――否、ホールインワン、の方が的確か。
暫くして暗中の闘争は終わりを告げる。そして今、その片方が退いた。
――接触を試みるなら、今が期だろう。)
…………こんな場所で、何をされているんですか。
(ゆらり。
黒髪を揺らし、射抜くような鋭い眼光を伴い現れた、制服に身を包んだ長身の女。
見様によっては、並の怪異よりかは威圧的に映るその容貌。
本人は気付いていないが、正直言ってむちゃくちゃ怪しい。)
喧嘩でしょうか。何か、争っているような気配がしましたが。
(平常に、平坦に、三歩ほど離れた位置から少女の背中へ声を掛ける。
言い逃れが出来ないよう、“見ていた”との意味合いを紡ぐ言葉に交えながら。)
【こちらこそ、暫くの間お付き合い願います】
(襲ってくる気配もなければ、先ほどの人物以外の去っていく気配もないそのくせ
人の気配がることに首を傾げていると、なにやら自分は人外ですと態度に表わした女の人が現れた。
少しだけ冷たい印象を受けたが、その長身と標準よりも確実に良いと思え割れるスタイルは素直にうらやましいと思った。)
………ふむ。
その言葉を返しましょう、こんな人気のないところに何をしに来たんですか?
(何故か睨んでくるのを見て、二回、三回と小首を傾げて
この女性が自分を睨む要因を考える――自慢じゃないが素行は悪くないつもりだし、誰かに恨みを買うようなことをしてきたつもりもない。
正面のこの人が自分に何かをされたのだとしても、残念だが見覚えはない。)
(ぶっちゃけると、用もないのに人気のないところに来た怪しい人が因縁をつけてきたレベルである。)
喧嘩ならば人気のないところを選ばないと騒ぎになりますし
下手をすれば関係のない人を巻き込んでしまいます。………まぁ、巻き込んじゃって入るんですけれど。
(と、関係のない人物を巻き込みかけていることに苦笑を漏らしながら、頬をかく。
別にこれと言って怪しいことはしていない。見ていたからなんだというのか――)
ええと、ひょっとして心配とかかけちゃったんでしょうか?
(そういう雰囲気ではないと悟りながらも、小首を傾げて見せる。)
……この近辺で、頻繁に怪現象が起こっているとの噂を聞いたもので。
興味を惹かれ、独自に調査していたところです。
(徘徊の理由を問われれば、素直に返すはずもない。というか、素直に返したら確実に敵対することになるだろう。
朱音は少しだけ言葉を溜めて、然し表情を変えずに、事務的な口調でさらりと出任せを並べる。強ち、嘘八百とも言えない内容なのだが。
ちなみに、彼女は睨み付けたりはしていない。普通に見ているだけである。)
それに、十分人通りは少ないかと。
ここに至るまで、貴女以外に人影は見当たりませんでした。
(夜間、好き好んで照明の少ない通りを利用する人間は少ない。
それを睨んで、こういった場所を重点的に捜索していたのだが――惚けているつもりなのだろうか。
心を読んでみる――恐らく、それが真偽を確かめるために一番手っ取り早い方法なのだろうが、生憎他所様の心に土足で上がり込む趣味は持ち合わせていない。)
……心配とは違いますが、何をなさっていたのか。
もとい、何が起きていたのか……それは気になります。
良ければ、お聞かせ願えますか。
(自分の目線よりも低い位置に有る少女の顔を見据えながら、ただのオカルトマニアを装い抑揚の少ない声色で更に踏み込んでみる。
話してくれれば儲けもの。目的達成に一歩近づく事が出来る。
万が一、襲われる事になれば――その時は、全力を以て逃げるだけ。)
それで喧嘩をしてるような人がいたから、話しかけてきたと?
(奇妙な話である。
思わず首を傾げて、もう一度、今度は逆方向に小首をかしげてしまい………)
なにが………と言われましても、普通に喧嘩ですよ?
これ以上にどういえば納得していただけるのやら………貴方が聞きたいことがちょっとよくわからないです。
怪奇現象について詳しく教えていただけないでしょうか?
一体どういう現象を求めて、喧嘩してるか弱い女の子に声をかけたのか――とか?
【申し訳ない!文章が一度消えてしまいましたっ!!】
喧嘩をしている、と決め付けて話し掛けたつもりはありませんが……まあ、貴女が喧嘩と言うならそうなのでしょう。
……か弱い女の子≠ェ深夜近くに灯りのない路地裏で喧嘩というのもおかしな話ですが、ね。
(あくまでもしらばっくれるつもりらしい。
が、主張に異を唱え根掘り葉掘り尋ねても仕方がない。遠回しに矛盾へ指摘を加えつつ詰問を閉じる。
今度は、こちらが答える番――だが、一方的に疑問を解消させるのも割に合わない。適度に揺さぶりを掛けながら言葉を返すのが妥当か)
怪奇現象……そうですね。例えば夜な夜な異形の怪物同士が争っている、とかでしょうか。
蓋を開けてみれば、“か弱い女の子の喧嘩”だったみたいですが。
(当然、そんな噂など聞いたことはない。聞かずとも、それが事実であると知っている。
多少表現に誇張はあるが、それはまた別の話。)
【お気になさらずっ】
(ため息を吐き、肩にかかる髪を弄り――)
嘘ですね。
いえ、嘘では荷かもしれませんけれど――少なくとも貴女は何か確信めいたものをもって私に話しかけている。
でなければとうに私の話に納得して、かえっているはずですから。
(きっぱりと言い放って、自分の素性を隠しながら何かを聞き出そうと
一向に引き下がる気配のない女性を見つめる。
続いてこの"夜"の世界ではさほど珍しくもないうえに、あまりにも抽象的な噂話が語られて)
この街ではあまり珍しくないですね。
よくある怪談とか都市伝説の類ですよ。町はずれの廃工場には異界につながる門があるって話も聞きますし
怪物の仕業とされる通り魔事件もいくつかあります。
………ええと、記者さんか何かでしょうか?
(なんにせよ、自分が怪奇現象の原因そのものと思われてることは理解した。
理解したが…………何処まで語るべきか、何を知れば納得するのかが見えてこない。
せめて素性くらいは明かしてほしいものであると、苦笑して……)
…………存外に聡いようで。
仰る通り、噂話の下りは嘘です。申し訳ありません。
(一瞬、切れ長の目が僅かに開かれる。
それは気付かれたことよりも、相手が想像以上に鋭かったことへの驚きが占める割合が多い。
ハッタリではないことは“把握”した。少女もまた、確信をもって言葉を紡いでいる。
バレたものは仕方がない。表情を元の仏頂面に戻しつつ、謝罪を述べる。)
成る程、この街では珍しくない、と。
先日、この辺りに越してきたばかりで知りませんでした。
(そして、新たな情報をひとつ。
やはりと言うべきか、この周辺に“そういった場所”が集まっている。
これで結論は出た。――『まだ、早い』。情報がまだまだ必要だろう。)
……申し遅れました。私は赤城朱音。
この近くにある学園……まあ、服装で分かるでしょうが、そこの二年生です。記者ではありません。
(ともあれ、言葉の端々から自分が何者であるかを量りかねていることは分かった。
一礼し、自身の名前と所属を告げる。ついでに、相手の推量が間違っていることも指摘しながら。)
……察しが悪いんですね。
貴方が記者かどうかはあまり重要じゃないんです。ブログなりなんなりで
記事にでもするというのならば今までの詰問も納得すると言ってるんですけれど………
(自分の通っている学園の生徒である赤城朱音は"夜"にかかわる組織に属している
ということが判明したわけだ――推測上でだが。
適当に有利に働くようなことを言っていれば勝手に自爆してくれるんじゃないだろうか?などと失礼なことを考えてしまった。)
じゃあ、聞きますけれど記者でもない、そのもの言いですと新聞部とか文芸部とかでもない
それなのになんでこんなこと調べに来たんでしょうか?
答えてくれるととても助かります、赤城先輩。
ちなみに、私は奏 永久(かなで とわ)と言います。
先輩の一個下の一年生をやっておりますよぅ、以後よろしくお願いします。
成る程、察し難いですね。
ブログというのが何なのかは分かりませんが、記事にすると言えばします。自己満足のメモ程度、ですが。
(然り気無く悪態を吐きながら、記者云々の下りに対して応答。
その自己満足メモを如何にして利用するか、までは語らないが。)
……それと、理由は先程個人的な興味を惹かれたからと説明したはずですが、足りませんか?
それとも聞いていなかったのか……どちらにせよ、それ以上の理由がないのでお話は出来ませんが。
(目的は答えない。答えてはいけない。
うっかり口を滑らせて、全ての計画が台無しでは目も当てられない。
認めたくはないが、自分は饒舌になる嫌いがある。不用意な言葉を口にしないよう、同じ台詞を繰り返すのが得策だ。)
奏さんですか。お名前、確かに。
……というわけで、奏さん。宜しければ、貴女の知っている怪奇現象について教えて頂けますか。
珍しくもないと言うぐらいですから、それは沢山あるのでしょう。興味があります。
……都合が悪いなら、また後日にでも構いませんが。
(さらり、髪を背中の方へと追いやり手早く胸ポケットからペンと手帳、ペンライトを取り出す。
かちり、ライトの電源を入れ、口に銜え手元を照らしながら手帳を開く。
メモる体勢は万全だ、とでも言わんばかりに。)
(腕を組み、思考する。
何かを聞き出したいことはわかる。けれど、興味というのには最初の挙動がおかしすぎる。
探っても手の内は見せない――こちらが曖昧に答えれば追及してくるくせに、此方の追及に同じことをする。
困っている人間だとしたら助けてあげたいのは山々だ。)
(左目で見つめれば体調の状況から思考傾向を考えることもできるが、彼女に関してはまるで何かの訓練でも受けているかのように
感情の起伏が少ない――ようは無感動で何を考えてこの状況を作ったのかが分からない。)
中等部の運動部部室に、部活後遅くまで作業をしていると女の子が現れます。
その子に会うと、なぜか眠ってしまって次に目を覚ますと保健室で目覚めるといいます。
以上です。
――ひょっとして、です。赤城さんは機械とかダメだったりするのでしょうか?
(今言った程度の噂話なら中等部や初等部をはじめとして、一般生徒に伝わっているくらいだ。
わざわざこんなところにまで来て闇雲に調べる必要どない
となれば事前に調べてこなかったか、調べることができないか――どっちにしろ今のままでは彼女の身が危険だと思った。)
……なるほど、中等部の。
何かの事故か、はたまた自殺かで亡くなった生徒の亡霊でしょうか。
(ライトを銜えながら聞き出した情報を手帳に書き込む――が、欲しいのはそんなオカルトな情報ではなく、
もっと肉感のある、今現在学園で渦巻いているであろう様々な意思に関係する情報だ。
まあ、これはこちらの落ち度だろう。最初のキャラ作りを間違えた。
『君は根本的に人付き合いが不得手なんだよ。嫌いとかじゃなくて、苦手なんだ』――と、誰かの声が聞こえた気がした。うるさい黙れ。)
機械は苦手……否定はしません。電子機器類は電卓やテレビ、ラジオを扱うのが精一杯です、今のところ。
(会話を円滑にする為に、投げ掛けられた細やかな疑問に答えておく。
状況把握≠使えば割とどうにでもなるのは内緒。
メモし終わり、文章の最後にバツ印。役に立たない、というよりは必要ないという意味の表示。)
……他にはないでしょうか。貴女が実際に体験した、なんて出来事があれば嬉しいのですが。
(目線だけを相手に向け、様子を伺いながら微妙に話の軌道を逸らしてみる。
彼女が異能≠ナある事は分かっている。出来れば、その周囲を取り巻く者について聞き出したいのだが。)
いいえ、失恋………した女の子が鬼のような姿になって襲ってきます。
(一息ついて首を振る――溜めるな、意味のないことだ。この場においてあの人のことを考える必要などない。
今は今やるべきことに集中しろ………)
――ちなみに、これは後輩ちゃんに会って眠らなかった場合の話です。
その鬼のような姿になる子が後輩ちゃんとして………後輩ちゃんは失恋した恨みで
似たようなシチュエーションの中にいる運動部の男子生徒を襲うと思われます。
――でここからが本題ですけれど、恐らく後輩ちゃんと別に眠らせて後輩ちゃんに襲われないようにする
別の存在がいるのではないかと推測します。
(なんだか納得がいかなさそうなので一言付け加える。)
以上、私の体験談からでした。
(ちなみにまだ兄を探していたころ、前山馨と対面した現象である。
まぁ、とりあえずこれくらいだろう。と口を閉じて)
――良ければ使い方覚えてみません?
今の時間でも漫画喫茶とかネットカフェとかが開いてますし………
相手に質問する場合でも、多少でも知識があると違うと思いますよぅ。
(やんわりと笑みを浮かべて投げかけてみた。)
……詳細な情報、ありがとうございます。
なるほど、体験談というわけですね。それは興味深い。
(興味深い、その言葉に偽りはない。
彼女の雰囲気からして、出任せを言っているようには見えなかった。
となるとすれば、これはオカルトなどではなく異能の存在が絡んだ現象である可能性がある。
書き込んだバツ印に横線を二本。その内、調べてみるのも良いかもしれない。)
その申し出は有り難いのですが、今日はもう遅い時間です。
家には買い物に行くと言って出てきましたし、補導されても大変です。それに――
(“情が移ると困ります”と言い掛けて、やめた。
そんな発言で怪しまれては困る。敵対するまでは友好的に。
あくまでも、こちらの準備が整うか目的が割れるまでの短期間ではあるが、この学園内での情報網を拡げるのも悪くない。
『ただ君みたいなタイプの場合、友達とか作っちゃうとその快感に酔っちゃう可能性があるね。硬い壁ほど、一筋の亀裂で瓦解する』
そんな声も聞こえた気がした。うるさい黙れ。)
……また後日、その件はお願いします。
それと、いくら喧嘩が強いと言っても深夜の単独徘徊は危険です。
貴女も早めに帰宅したほうが良いでしょう。
(ぱたり、手帳を閉じてペンを挟み、電源を消したライトと一緒に元の場所へ。
情報についての礼を述べてから、上部だけは心配しているような言葉を口にしながら軽く一礼。
最後に『私のクラスは二年A組です』と付け加えてから。)
それでは、ごきげんよう。
(くるり、踵を返して闇の中へと消えていった。)
【スミマセン、こちらから立候補しておいて何ですが、ちょっと用事が出来てしまいました】
【ので、駆け足ですがこれにて〆とさせて頂いても宜しいでしょうか?】
………ああ、そうですか。
お疲れ様です、あと心配してくれてありがとうございます。
(まぁ家出のようなものなので帰るべき家はないのだが………適当に空き家を探して
ピッキングで不法侵入でもしよう。
背中を向けて去りゆく赤城先輩を見つめて、壁にもたれかかり………)
なんだか面倒そうな事情を抱えてる人が来ましたね………
目的次第ではすぐ死んじゃいそうです――――
(交渉は決してうまいとは言えなかった、誰かを利用することを嫌っているのか愚直なまでに真っ直ぐなのか。
どこかであんな感じの男がいた気がして、頭痛がした気がした。
大丈夫だ、あの男は「今は」生きる意味を持っているし、誰かとの間に頑強すぎる壁も置いてない。おいてないはずなのだ。
――――気が付けばその場に座り込んで膝を抱えていた。)
【此方はこれで〆となります。】
【お疲れさまでした、長時間お付き合いしてくださりありがとうございました。】
【これで失礼しますねぇ】
【私からはスレを返します。】
…………。
(暗い道を、前方だけ見据えながら赤城朱音は歩き続ける。
足に引っ掛かりそうな石やゴミだけは、まるで分かっているかのように避けながら。
今回の接触で、自分に交渉能力が欠けていると思い知った。
『君はもう少し愛想良くした方がいい』。うるさい黙れ。
あの少女から怪しい女が居ると伝聞しなければ良いのだが、それは成り行きに任せるしかあるまい。)
……しかし、大体あの男の言う通りなのが癪ですね。
(客観的に考えても、あの二人にこの役が務まるかと言えば首を横に振るしかない。
仮に同じ状況に陥ったとしても、情報を聞き出すどころではなかっただろう。
……あの子ならわからないが、様々な面から考えてこういった状況に持っていけることが不可能に近い。
ともかく――。)
「愛想……ですか。この任の最中だけは、考えてみても良いかもしれませんね」
(誰に言うでもなく呟きながら、朱音は帰路を急ぐのだった。)
【それでは、私の方もこれにて〆という事で】
【長々とお付き合い感謝でしたっ】
【スレをお返しします】
123 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 21:05:06.58 ID:PTij6PdK
*
【ロールの解凍に借りる】
【解凍にお借りします。レス完成まで少々お待ちを】
>>64 育ての親も、兄弟に近い者も居ます。
けれども、彼らもまた生きる為に生まれた者ではなく、
何かを成し遂げる為に生まれた者。
彼らとの間に愛を育むなど、考えもしませんでしたね。
(機関は、多大な費用と犠牲の上に成り立っている)
(重圧と嫌疑にさらされ続けた彼らにそんな余裕などありもせず)
(仲間意識は多少はあったとしても、ほとんどの者は自身の使命しか見えていなかった)
(アンジェラもまた、その内の一人である)
(それが虚しい事だと薄々解った今でも、見据えるは目標のみ)
子を捨てるも、親を捨てるも、事情次第でしょう。
問題は、その後の顛末だと思います。
親に捨てられた子供の心は、やっぱり捻子曲がってしまうのでしょうかね。
(席を立つ準備をしながら、紅裂と目線を合わさずに付け加える)
(問いかけのような締めくくりの言葉には、特に答えてもらいたいわけではなかったが)
(妙に親子愛にこだわる紅裂から、何か考えや情報を引き出せるかと思ったから)
人間に人間は救えません。
何故なら、人間は、自分を救わなければならないから。
(紅裂の言葉を無言のまま受け止めた後、席を立ちながら口を開く)
守りたい人の笑顔、ですか。
でも、どうせ貴方は──
(背を向け、レジへと向かう)
(いつの間にか左手に握られていた呪文書。口から紡がれる、短い魔法の言葉)
(その後ろ姿は、かつて紅裂の夢の中で見た「タクの姉」となる)
──もう、手に入れる事を諦めているんでしょう?
(アンジェラがレジについて時には、その姿は既に戻り)
(テキパキと会計を済ませれば、扉を開け、店の外へと誘う)
それでは、公園でいかがでしょうか。
どちらかの終着点──或いは交差点は。
(答えを待たずに、先に店から一歩出る)
【お待たせしました。では、今夜もよろしくお願いします】
書き込みできない
一度避難所に来て下さい
【了解しました。スレをお返しします】
【名前】兵部 晶(ひょうぶ あきら)
【年齢】14歳
【性別】男
【身長】153cm 42kg
【容貌】全体的に髪はショート。アホ毛があり、もみ上げが長い。大きなツリ目の童顔。
基本的には仏頂面で、他人に対してツンツンした様子。
【能力】接触した物体、及びそれに接触していた物体を『回転』させる。
また己の非力を補う為に、銃器の訓練を積んでいる。
能力と組み合わせ弾丸の貫通力を向上させたり、弾道を曲げたりできる。
【武器】深紅色のサックスケース型ガンケース『ハーミット』or
対異形用複合電磁兵器『ジムノペディ』
【希望】NG以外なんでも
【NG】スカグロ
【弱点】持久力や弾数の関係から長期戦が苦手で、またかなり打たれ弱い。
【備考】中等部二年に属する、鳶色の髪の少年。愛する家族を
異形に殺され、そこで異形の存在、並びに父親の所属していた
警察による対異形組織の存在を知り、復讐のためそれに入る
その組織、『S3』におけるコードネームは、『ガンスリンガー』。
様々な出会いから、大切なのは憎しみによる復讐ではなく同じことを
繰り返させないこととし、その為には何を敵とするべきか考え、
少なくとも全ての異形を殺す必要はないと思いつつある。
紫 一久とは組織的に協力関係、紅裂 拓兎とは類似した過去を持ち、
その心を理解しながらも罪は許せず、彼を救うため断罪をすると誓った。
天羽都はクラスメート、そして黒上いろはの過去に関する断片的な情報を得ている。
またその情報、及び写真を瑞谷愛華に渡した。
久遠ゆりかに対しては想いを告げ、彼女の弟に対し、その宿命から彼女を解放すると宣言した。
奏永久を当主とする奏家とも手を結び、須佐乃水琴は警察に雇われる立場であるため、間接的な同僚。
また媛名葵も組織的に協力関係であり、彼女個人に対しては強い信頼があって、大切に思っている。
現在はマンションにて、紅裂拓兎から貰った、うさぎと名付けた白猫と一緒に暮らしている。
また姉と慕う久遠ゆりかからのプレゼントを大事にしており、
その内の一つ、女の子の服を時折着ては、出かけているようだ。
【水鏡先輩、スレ立て乙でした。少しばかり、待機させて頂きますね】
【スレをお借りしました、失礼しますね。ノシ】
131 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 00:17:50.72 ID:DEUOT9Ga
*
132 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 21:05:23.07 ID:DEUOT9Ga
†
【
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1296569582/685の続きです】
(すぐ近くに彼の呼吸を感じた、と思うと名を呼ばれ、唇が触れ合う)
(軽く触れ合い、小さく吸い上げ、次第に熱い弾力を押し付けられて行って)
んんっ……ん……ちゅ…っ
(こちらからも求めるように、離れる唇を追いかけ、押し付けられれば受け入れて)
(探られる舌先を迎え入れるように口元を緩め、少しづつ侵入してくるのが待ちきれないほど)
ん…っ…んふ……ぅ…
(うっとりと閉じていた瞼が、急に見開かれる)
(恋人の熱い指先が、道着の帯を探っているのを感じたから……)
ちゅ…んっ……ただしさ……んっ……んん…
(その下には陸上部のユニフォームを着ているので、脱いでも差し支えないのだけれど)
(彼の手つきは、はっきりと目的を物語っている)
直さん…ぁ……んっ…ちゅっ…ん……
ここで…は……んふっ…
(余りにも大胆な恋人をたしなめようとするけれど)
(その言葉までも、奪われてしまって)
【お待たせいたしました!】
【白昼に屋上で…ということで、こんな感じでいかがでしょうか?】
【今夜もどうぞよろしくお願いします】
【ロールにお借りします】
ん……ふ…んん、はぁ…つ、きこ…
(長い長いキスの合間、息を継ぐのも惜しむように恋人の名を呼んで)
(唇を割り開き、舌を差し入れ、唾液を流し込み、粘膜を擦りあわせる)
(喘ぎにも似た息遣いに耳をくすぐられながら、肩をより強く抱き寄せ体を密着させて)
…だいじょうぶ……ん…誰も、来やしない、よ……
(弱い制止の声が聞こえるが無視して、何の根拠もない理由で説得しようとしながら)
(帯をほどき胴着の前を開いて、陸上部のユニフォームを露出させるが、動きはそれだけでは止まらない)
(躊躇うことなくランニングシャツの裾までおりていき、そこから内側へと手を滑り込ませる)
(引き締まった腹筋を覆うキメ細かな肌を手の平で撫で回しながら、更に上方を目指す)
【では、改めてこんばんは。今宵はこんな感じからでどうだろうか?】
【そのまま流されてくれてもよし、ちょっと抵抗するのもよしなので、ご気分のままに…】
【よろしくお付き合い下さいませ】
(抱き寄せられればこちらからも身体を寄せて寄りそう)
(それでいて、道着の前が開いてしまえば、思わず身を縮め)
そんな…!
(恋人の声も熱く、低くかすれて行く)
(熱っぽい声で大丈夫、とこちらをかき口説くのを聞くと、全身の力が抜けそうになる)
(抜けずに済んだのは、まだ状況が見えなくなってはいないからで……)
だって、ここは学校で…外で…んっ……まだ昼間です…!
(昼間からシていたことぐらいは何度もあるのだけれど)
(学校では一度もない)
(外でしたこともないとは言わないけれど)
(昼間から外でしたことも一度もない)
だめ、だめだめっ……直さん、ここでは……はぅ…っ
(焦って制止するのも構わず、恋人がお腹を撫でる)
(その感触だけで、喘ぎ声を漏らして震えてしまう)
(この屋上での思い出は二人にとって辛く、それでいて忘れられない)
(恋人の記憶は改竄され閉じ込められてはいるものの、その扉は薄氷のようなものだ)
(幸せな記憶の重石。悲劇の記憶を沈めておくための記憶の上塗り)
(この屋上での記憶を津綺子にとってより幸せなものにするために…)
(とは言っても「する」ことだけが記憶の上塗りの方法ではない)
外だから…昼間だから……気持ちいいんじゃないかな…
津綺子、外でするの、嫌いじゃないだろ?
(単に、擬似的とは言え闘争の興奮と恋人の汗の香りが、気分を高揚させたのもまた事実で)
(裾から入れた手を更に奥へと潜り込ませ、膨らみを下から持ち上げるようにして掌におさめると)
(シャツは捲れ上がり、腹部の白い肌が陽光の下にさらされる)
そんな!確かに、練習は気持ちいいですけど…!
(屋上での手合わせに誘われた時、外で、昼間からするのは気持ちいいだろうと思ったのは事実)
(嫌いじゃないだろ?と、あたかも楽しいレクリエーションか何かのように言う恋人に)
(返事もできず、酸欠の金魚のように口をパクパクさせてしまう)
き、嫌い……とか…そういう……
はうぅ…う…
(スポーツブラに包まれた……というより、押さえつけられた乳房を)
(恋人の手が下から押し上げ、包み込む)
(それだけの刺激に、膨らみの裾野から頂点まで、ピリピリと電気を流されるようで)
(白い果肉が張りを増し、ブラのカップからはみだしそうなほど)
(青年の清潔な汗の匂いに、フェロモンの男臭さが混じる)
(それは媚薬のように、鼻孔からこちらの理性をつき崩してゆく)
(恋人の手の中で、敏感な先端が自己主張しはじめる)
うん…誘って正解だった…
日は暖かいし、風も丁度いいし…気持ちいいよね
(口では先程の稽古を思い出すように語りながら、動作は全く違う行為に耽る)
(布地に支えられた膨らみをゆっくりと揉みほぐし、唇を首筋へと移すと)
(軽く浮き出た腱をついばみ、舌先でくすぐって)
練習があんなに気持ちよかったんだから、「気持ちいいコト」はいつもよりよくなるんじゃないかな…
(まるで理屈になっていない理屈。言っている本人ですら本心からそう思っている訳ではない)
(もしより強い快感が得られたなら、それは春の陽気や爽やかな風が理由ではなく、羞恥で快感を覚える恋人の性癖によるものだろう)
(その事を十分に計算に入れて、一層大胆に手を舌を動かす)
津綺子、こうされるの好きだよね…先っぽが出てきちゃってるよ
(言葉を聞かせながら、下着の上から尖りはじめた頂点に指先を押しつけて)
あ……!
(首筋に吐息が触れ、敏感な腱に沿って恋人の熱い舌先が触れる)
(思わずびくん、と喉を反らせ、一際高い声を上げてしまって)
(その声の高さに自分で驚き、慌てて唇を噛む)
う…く……ぅっっ……直さ…ぁんっ……
(道着は肩まではだけ、薄いシャツの下で乳房を掴む手の形がはっきり見える)
(その淫らな動きは、見ているだけでもゾクゾクするほどで)
こ、こんなところで…気持よくなったりしたら…!
う…言わないで…っ
(乳首がもう悦んで突きだすのを、恋人の指が押し返す)
(その動作に、ジンジンするようなじれったい快感を覚え)
(乳腺が疼き、更に乳肉がしこって張り詰める)
(ああ、どうしよう、もう感じて固くなってる…!)
(脳裏では自分の状況を、はっきり認識していて、それがまた興奮を煽る)
(白昼の陽光のした、男の手に嬲られて発情してしまう乳首)
(そこを存分に愛撫してほしい……指で、口で、舌で)
(一か所が目覚め始めると、連鎖反応で全身に火がついてゆく)
気持ちよくなったりしたら……?
(おうむ返しに聞き返し、乳房を絞るように揉みしだき、布の上からでもはっきりと分かる突起を転がし)
(薄いシャツの下、突き出た頂点を周りの布地ごと摘まみしごいて充血を促し)
津綺子、感じてるね…違うっていてもダメだよ、こんなに乳首が固くなってる
おっぱい気持ちいいんだね…もっと感じさせてあげる…
(津綺子の心の内を読み取ったかのように、恋人の体の反応を言って聞かせる)
(と、言うや否や、グイッとランニングとブラを一気に捲りあげ、飛び出した膨らみを剥き出しに)
(悦びに震えているような膨らみを下から軽く持ち上げ、艶やかに張りを増した頂点にある蕾をじっと見聞して)
津綺子の乳首、おっきくなってる………ん…はむ、ちゅ…
(頂点の周りごと口内に含み吸い付き、固い頂点を舌先でつつく)
(背中に回した腕で離れないように引き寄せて)
(空いた片手を乳房の裾野から下の方へ、恋人の脇腹の括れをなぞり、腰骨をなで回し)
(行儀よく閉じていた太ももの間に差し入れると、布地に包まれた股間をスッポリとてで覆う)
だって、本当に……ここで…したくなってしまう……
(声色ばかり優しい恋人の意地悪な問いに、やっと仮定で答えるものの)
(もう、そうなってしまっていると、白状したも同然)
(乳房への愛撫は、もう優しいとは言えない激しさで)
(あともう少し力任せになったら、もう乱暴な動作になってしまう、その寸前)
(ぐにぐにと手荒く揉みしだかれるかと思うと、コリコリと頂点を転がされ)
(そうかと思えばまた、布地ごと敏感な突起を摘みあげられる)
や…んっ……や、そんなに……シコっちゃ、だめ…ですぅ……
もっと固くなって……んぁ…っ……
(すばやくランニングも下着もめくりあげられて、まだ一度も日を浴びたことのない部分を)
(春の日差しの中へむき出しにされてしまう)
(キャンパスのそこここに膨らんでくる桜のつぼみのような先端)
(そこへ口づけられ、十分に熟すまで転がされて)
(かくっ、と上体の力が抜けて、のけぞってしまう)
お口、だめぇ…っ!
お口で…されたら、あ、あぁんっ……あ、あ…
(心臓の鼓動に同調して、舌先でねぶられる乳首がジンジンしながら固く熟してゆく)
(乳輪からぷっくりと膨らみ、卑猥な形に突き出した部分がコリコリして)
あぁっ、ダメぇ…!
(お腹や腰のあたりを彷徨っていた手が、するりと股間に滑り込む)
(薄手のユニフォームの下の、更に薄い下着が張りつく部分)
(そこにもまた、コリコリと突きだす部分があって……)
【スイマーさんの襲撃で考えがまとまらない】
【少し早めではあるけれど、ここら辺で凍結をお願いできるかな】
【解凍の予定なのだけど、木曜のよるからで
【】はずします
だ、大丈夫ですか?
なんだかレスがダイイングメッセージみたいになってます!
木曜日のよるで……お時間はまた、避難所に伝言くだされば。
へ、変換ミス…
木曜の夜、21時半から22時に避難所で
何か展開にリクエストがあれば、これも避難所に伝言くれれば対応するよ
じゃあ、名残惜しいけど、今日はこれくらいで
ありがとう&お疲れさまでした
21日の21時半から22時ぐらいに、ですね
リクエストは…それはもう、たくさん可愛がっていただければ、と。
こちらも楽しい時間の余韻を味わいつつ、ベッドへ行くことにします
お疲れさまでした。おやすみなさい
スレをお借りしました。
147 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 00:41:44.48 ID:WL9vrrz4
…
【ロール解凍にスレを借ります】
【
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1299685138/619へのレス】
(続けられていた紅裂の言葉には特に何も返さず)
(背を向けたまま、淡々と会計を済ます)
(言い返したいことは山ほどあったけれども、口を開いたらきっと止まらない)
(今日はまだ時間がある。夜の街に出た後にでも答えれば良いと考えれば)
(店外に出た後に軽く夜空を見上げた)
花見、ですか。
(「相も変わらず雰囲気や風流にこだわりますね」と、いつもなら続けたか)
(けれども、今夜は少し気持ちが違う)
(意味の無いかっこつけだと決めつけていた言葉も)
(突発的でハチャメチャな行動も)
(それを受け取る側次第で、立派な意味を持つことになるのだと)
(紅裂に好意を持つ少女たちは教えてくれている)
(ならば、自分も──ほんの少しだけ受け取ってみようかと考えた)
良いかも、しれませんね。
もう、散り始めですけれども。
(これが、彼との最後の接触になるのかもしれないのだから──)
(幹線道路に沿って中心街を抜け、桜並木を目指す)
(まだまだ冷たい空気が肌を撫でるが、食事後の火照った体には心地よい)
人間の子供は、未完成の二つの細胞の奇跡的な接触によって生まれます。
生まれるだけで儲けもの、いえ言葉が悪いですね。
生まれただけで尊いものです。故に、幸せになるべきです。
(人気の無い街並みをぼんやりと見つめ、独り言のように呟く)
私は、人間が利の為に作った生命です。
ならば、人間の利の為に生きるべきでしょう。
貴方の言葉を借りるならば、「欠如した愛を求めて、歪んだ代償行為をする」に該当するのでしょうか。
愛が欠如した事を、特に不幸だ不遇だと喚くつもりはないですけれど。
(紅裂の方を向こうと思ったが、何故だか少し怖くなって止めた)
(失望しているか、馬鹿にされているか、それとも怒っているか、或いは平然としているか)
(──別に、気にするほどの事ではない。もとから嫌っているし嫌われているのだから)
(少し歩みを速めて、夜の街を抜ける)
【では、今夜もよろしくお願いします】
(また何か皮肉や嫌味でも言われるかと思いきや、案外あっさりと了承したアンジェラに)
(はて、どうしたことかと首を傾げる。まあ、彼女とて人並み程度に感傷に浸っているのだろうと)
(勝手に推測しておく。特に打ち合わせたわけではないが、同じ程度の歩調で歩く)
(傍から見ればどんな組み合わせに見えることだろうか。どんな想像も現実には追いつくことすら)
(できない関係なのは、間違いがないだろうけれど)
泥沼の中でも幸せを感じる人間はいる。
宝石に囲まれながら何一つ自由のない生活をしている人間もいる。
(独り言に対する感想は、それだけ)
(そんなものはそれぞれの請負分でしかない。勝手にしろとしか思えない)
……さあな。もう発端なんてどうでもいいだろう。
俺は姉の愛を求めて、殺して、名前を捨て、魔王の契約者になって……
そして契約すら捨てて、ここにいる。俺は、ここにいる。
お前の行動理念がどんな出来事から始まったのかは知らないが、それでもお前は
ここにいる。俺の前に立っている。始まった理由なんて、ここに至っては何の意味もないだろう。
(発端。壊れた理由。欠如した愛。確かにそれは重要だが、今この場においては意味がない)
(どんな理由があれ、肌が合わないし、性格も合わないし、立ちふさがる「敵」を打ち砕きたいのだ)
弁当でも作ってくればよかったか。
まーあ、気合が足りないからな、最近。
(八割方散ってしまった桜並木に出る。今年はのんびり花見すらできなかった)
(時間はそれなりにあったけれど、そんな気分になれなかった)
【ロールの解凍に借りる】
【それでは改めてよろしく】
そう、でしたね。
我ながら妙な事を言ったものです。
(こちらが急激に老いた時も、紅裂の寿命が急激に縮んだ時も)
(自分たちはただそれを事実として受け止めたのみだった)
(今さら自分の境遇を語って見せるなど、何とも馬鹿げている行為に思えた)
発端は偶然。展開は気まぐれ。
貴方に出会った不運も、貴方から受けた恩も、大きな意味を持たない。
けれども私は、貴女との遭遇に感謝しています。
(振り返らずに歩みながら言葉を返す)
(今更ながら、もう後へは退けないということを実感すれば)
(不思議と心身に力がみなぎってくるのが解る)
(心を満たすのは圧倒的な喜びと期待)
(今夜こそ、己の力と正しさを証明できる、と──)
そう言えば料理が得意でしたね。
貴方に好意を持つ方は多いようですから、誘ってあげれば良かったのに。
貴方の最後のお花見なのですから。
(夜風に舞う桜の花びらを眼で追いながら、適当に答える)
(特に珍しくもない風景ではあるが、今夜の桜は不思議ときれいに見えた)
(ふと、あてもなく意味もなく漂う桜の花びらが「かっこつけている」様に思えて)
(自然と、自分の隣にいる男と重ねてしまう)
(ある物は遠くへ飛び去り、ある物はあっけなく地に落ちる)
貴方は、これからどうするつもりなのですか?
このままだと、寿命が来るまで屁理屈をこね続けていそうに思えるのですが、
本当に、愛を向ける人を見つける気はあるんですか?
そもそも、目標を持って生きる気はあるんですか?
(ぶっきらぼうに疑問を投げつける)
(けれどもその黒い瞳は眼は桜の花びらを捉え続けて)
……似たような言葉を返そうか。
お前のお陰で少しは退屈が紛れたし、生きる気力が湧いてきた。
その点にだけは感謝してもいい。何せ、こんなにも俺を苛立たせた人間はお前が初めてだからな。
(冷静さを取り繕いつつも、アンジェラの身体の内側から充実した魔力が溢れているのが)
(肌で感じ取れる。そんな彼女に返したのは、本音の本音で、真情の吐露だった)
……ああ、それもそうだな。
お前を殺して桜の根本に埋めてから、また来るとしようか。
(美しい桜の木の下には死体が……という都市伝説を再現してみようか、なんて考える)
(ひゅっと右手を閃かせて、ひらりと舞い散る薄桃色の花弁を掴み取る)
(何となく奏永久と花見をした時のことが蘇ってきた。手を払ってその記憶も振り払う)
言っただろうが。そんな相手と縁がないってな。
大事な人はいるが、みんな俺がいなくても勝手に生きてゆくさ。
俺がいないと生きていけないってんなら……勝手に死ねばいい。
(色んな人の顔が明滅して、消える。全ての人と道が交差して、そしてすれ違った)
(こちらから求めても、与えられない。こちらに求められても、与えようとは思えない)
(ジグザグジグザグ、チグハグチグハグ。何もかも歪で不格好で噛み合わない)
まーあ、俺は俺で、それでもそんな相手を探し続けるさ、死ぬまでな。
それが「今」生きている理由……後のことは、それを見つけてから考えるとするさ。
空虚なお題目しか持ってないお前を殺す方が先決だがな。
(きゅっと目を細め、夜の闇の先を見据える。空虚でも確固たる目的を持った魔女と、曖昧で不確かな)
(夢想しか持っていない悪人は、どうしても噛み合わないる噛み合わないなら放っておけばいいのに)
(どうしてか殺意と刃を向け合う関係になってしまった。偶然と気まぐれとは恐ろしいものだった)
ここら辺でいいか。
人が来る前にケリをつけてやろう。
(そこから更に暫く歩いて、広大な面積を誇る公園の野外ステージ前に到着する)
(ここでなら思う存分力の限り戦えるだろう。とうとう、この瞬間が訪れたのだと感慨に耽る)
貴方を縛らず、貴方を必要とし続け、貴方を引き立て続ける。
無理です。見つかりませんよ、そんな都合のいい女。
貴方がそんなスタンスで、格好付け続けている限り。
(嘲笑するような声で言葉を発すれば、呪文書を回転させながら振り向く)
(今度こそ紅裂に正面から向き合えば、見下すような視線を向ける)
どうせ、また失うのが怖いんでしょう?
無力で無様な自分を見るのが嫌なんでしょう?
だから、いつでも何でも失っていいふりをしながら、自分を強く見せ続ける。
とんだ「HETARE」です。その事実からも目をそむけ続けている。
(周囲の環境を認識。野外ステージ前)
(動物の気配、微小。人間の気配、皆無)
貴方の善行も悪行も、全ては自分を取りつくろう為。
それらの事を理解した気になって、達観した気になっている。
(身体の魔力の充実を確認。戦闘モードへ移行)
笑わせるな、少年。
貴方が私を殺せたところで、どうせまた次の嫌いな人を作るだけですよ。
貴方の弱くて醜い部分を見せても、貴方の自尊心が傷つかない相手を作っては殺して、
何にも成せないまま、寿命も迎えられずにうっかり死ぬんです。
(先程摂取した肉を魔力に強制変換)
(大技も2,3回は使える余裕がある。負けるわけがない)
(否──負けるわけにはいかない)
貴方の苦痛に満ちた人生を終了させ、今ここで私が救済します。
──感謝しなさい、紅裂拓兎!
LightningRay,Level1!
(左手を突きだせば、眩い光線が一本、赤毛の男へと高速で伸びる)
【申し訳ありません。大変お待たせしました】
むかつく正論をありがとうよ!
大事なモノひとつ作れない、出来損ないのくだらないコピー製品!
(その罵倒は、実に紅裂拓兎という人間の一面を限りなく正確に理解した言葉だった)
(そしてそんなことを言う魔女は、空虚なお題目を機械的に実行するだけの女だった)
(本当に、どうしてそんなことを言える彼女は、どうして目的以外何も持っていないのだろう?)
(彼女にひとつでも、目的以外の大事なものがあれば、心の底から感謝できたのに)
ハッ!何も成せないのは、お前の方だ!
ここでその実りのない人生を終わらせてやる!
(ギチリと唇の端を吊り上げる。本当に苛立つ女だった。いっそのこと感動的ですらあった)
(身体の経絡を魔力が駆け巡る。その身体から珪素の鱗粉が噴出し、月光を浴びて煌めく)
(珪素の粒子が大きな球体のように彼の身体を覆い包む。珪素の作った紅裂拓兎の領域)
(闇を貫く光線が、珪素の鱗粉によって乱反射してその射線を乱す)
返すぜ!その思い上がりと一緒にな!
剣千陣!たらふく喰らいやがれっ!!
(かつてないほどにテンションをあげて、許容量限界まで魔力を高める)
(ずっと前にアンジェラと繋いであった魔力回路に、焼き切れるほど魔力を強引に注ぎ込んでから遮断する)
(魔術を借りる代償として、少しずつ魔力回収されていたのだが、その回路を逆手にとって攻撃的な魔力を注ぎ込む)
(これで二人を繋ぐものは何もなくなった。あるのは、純粋な殺意だけ)
(その殺意を珪素に注ぎ込んで、十二本の剣を生成する。そして水晶の剣が打ち出される)
(四本。次に四本。残った剣を衛星のように身体の周囲に纏わりつかせつつ突進する)
【っと、ああ。気にするな】
【それで、また凍結頼めるか。明日の同じ時間は空いている】
【了解しました。では明日、また同じ時間に避難所で】
【それでは、本日もありがとうございました。明日もまたよろしくお願いします】
【ああ、こちらこそありがとう】
【またよろしく頼む】
【お疲れ様。これにて落ちる】
【名前】白峰 譲(しらみね ゆずり)
【年齢】16(高1)
【性別】女
【身長】150cm
【3サイズ】70/56/74
【容貌】襟足が長めの黒のショートボブ。身長相応にやや幼顔だが、表情はいつも堅い。
目は漆黒だが、能力発動中は藍色に光る。
私服はボーイッシュなものが多い。
【能力】〈氷鎧-Ice Armor-〉
氷を体に纏ったり、攻撃手段にしたりすることができる。形は剣や斧、鎧、盾など自由自在。
普段でも、物質を冷やしたり凍らせたりすることが可能。
自分で解除、自然解凍、破壊されない限りは効果は持続する。
感情の爆発などで能力が暴走すると周囲のものまで氷らせてしまうことがある。
【希望】日常、戦闘、エロール(人間、人外不問)
【NG】大怪我〜死亡、大スカ、同意の無い設定変更
【弱点】鋭利な物、火などの高熱
【備考】幼い頃、海外で異形に襲われ負傷してから能力に目覚めた。
能力に目をつけたある組織に捕獲されて戦闘訓練や実験などを受けさせられた。
12歳で逃げるように日本へ帰国し、縁あって学園近くの「雀屋食堂」の夫婦宅に居候させて貰っている。
部活は無所属でクラス委員。放課後は主に店の注文取りや出前を黙々と手伝う。
異形や不審な異能者と戦いながら、何のために能力を活かすべきか、能力とどう付き合うべきか模索中。
【遅くなったけど、いちおつ。テンプレ投下だけで失礼するよ】
157 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 13:21:35.85 ID:vSi1fbTT
んー
【名前】伊達 三月(だて みつき)
【年齢】15(高等部/一年C組)
【性別】女
【身長】167cm (147cm)
【体型】82/58/82(77/57/78)
【容貌】太めの眉、大きめの瞳
肩に届く髪を首根で軽くまとめている
【能力】伸縮自在:触れた物の大きさを2割変化
「梵天丸」を通して使用可能、巨大化した物質の質量は増加
能力は重複せず、放置すれば5分で元に戻る
【希望】日常、戦闘ロール、などなど
【相談】スカ、グロ、エロール、重度の肉体損傷
【弱点】武器頼りの格闘術
【備考】普段は体を「伸縮自在」で大きくしている
薙刀部所属の幽霊部員で薙刀袋に「梵天丸」を入れて持ち歩く
お守りと称する三角形の皮袋には「鬼切り」が納めてある
商店街の外れの伊達骨董品店の一人娘
梵天丸:元骨董品で150cmの金属製の棍
鬼切り:梵天丸に装着可能な霊力を帯びた正三角形の退魔の刃
【プロフのみ投下です】
【名前】水鏡 恭弥(みかがみ きょうや)
【年齢】17歳/二年次
【性別】♂
【身長】T180/W59(ライト級)
【容貌】髪はやや長め、癖毛が多少収まり悪く裾は跳ねて気味
瞳は薄い茶色、体形はかなりのひょろ長、少し面長
【能力】戦装束「不知火」:左手の人差し指で唇をなぞることにより、
全身に揺らめく炎または人魂のような呪術的紋様が浮かび上がる
「不知火」時限定能力:「ハレ」と「ケ」
「ケ」の右手から放つ波動で物質・エネルギーを腐食・減衰させ、破壊する
「ハレ」の左手は逆に物質・エネルギーを活性化・賦活することができる
「不知火」時は霊的・物理的防御力が大幅にアップ、運動能力も常人を超えたものになる
気配や異形の臭いには敏感で、霊体や幽体を感じ、会話することも可能
発動時ほどではないが、不知火を纏っていなくても異形や妖魔、人の「匂い」を嗅ぎ分けることが出来る
【希望】 NG以外
【NG】理不尽な死
【弱点】「不知火」持続時間は少しずつリミット増大中ではあるが制限もある
能力全開なら10分程度、全く「ハレ」も「ケ」も使わなくても1時間程で霊的スタミナ切れを起こす
スタミナ切れ後は強制的に刺青状の文様は解除され、立っているのがやっとなほどに消耗する
また、連続使用も不可能、最低24時間は霊的スタミナを回復させないかぎり、再度「不知火」を纏うこともできない
遠距離・中距離攻撃の手段は皆無、接近戦オンリーに特化している
常態では平均的高校生男子よりは運動能力がやや上な程度
動体視力は発達していて、攻撃をかわす・いなすのだけは得意
【備考】アマチュアボクシング部所属(現在自主休部中)、普段の性格は温厚で、誰にでも丁寧な言葉を使う
若干手足は長く、体重もあいまってガリガリ、筋肉はボクサーらしくそれなりに締まってついている
両親とは物心がつく前に死別、兄弟姉妹なし、現在は寮生活
不知火発動時は完全に別人格となり、恭弥自身の意思で言動をコントロールすることはほぼ不可能
近接戦闘技術・体術に長けた「オレ様」キャラになる。人を勝手に愛称をつけて呼ぶ癖がある
現在、紫一久から借り受けたオートマティックハンドガンcz75(後期型)を所持。
以前の事件の影響から「右手」の破壊力は増大、人程度の大きさまでなら「破壊」することが可能に
ただし「右手」の能力を発動すると硬直の隙が出来るのは相変わらず
【プロフ貼り、続けてスレッドをお借りします】
【
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1298793783/967より承前】
(鉄棍を取り出して笑顔を見せる少女に)
生憎と僕もお人好しじゃなくてね。まして獲物を見つけたら…
(がさがさと茂みが鳴ったところに当てずっぽうで何発か、銃弾を打ち込む。
甲高い苦鳴が上がって、どうやら功を奏したようだ。
こちらも僅かに笑んで、戦いの緊張をほぐそうと)
逃がすような真似はしないよ。君みたいな可愛い子とコンビだなんて、光栄でもあるし。
(そこまで軽口を叩くと、茂みを割って小鬼が現れる。数にして7,8匹はいるようだ。
150センチほどしか身長はないが膂力は強く、手の鉤爪につかまれば簡単に肉はもっていかれてしまう。
が、動きはそれほど素早くもなく、肉薄さえされなければそれほど難易度の高い相手ではない。
それを見て取ると、銃をホルスターに収めて)
やっぱり誤射が怖いから「変わる」よ?
その…(ほんの少し、ためらって)あんまり「あいつ」のいうこと、気にしないでくれると嬉しい。
(ほとんど一方的に言い捨てるとすい、と指で唇をなぞって――)
んー…
(いつものように、ウィンドブレーカーごしに皮膚の上で揺らめく炎のような、人魂のような紋様が、
ぼんやりと透けて見えて、むき出しの手や顔にもゆらゆらと動いていて――)
こんなザコっちーのかよ、今夜は…
(明らかに気乗りのしない様子で、三月の背後にするすると後退し、
こちらに寄って来る小鬼をいかにも適当にポケットに手を突っ込んだまま、足蹴にして突き放し、いなして)
だて・みつき、だったよなあ…
(なにやら考えこんでいて、上の空で体が反応するままに小鬼をじゃれつかせ、前蹴りで距離をとって、
明らかに手を抜いて)
ちと考えごとな、あとよかったらオレ様コーチしてやっから、そっちの腕前、見せてもらおーか。
(一応三月の背後からの攻撃を防いでいる、と言えなくもない、微妙に距離を置いてふらふらと攻撃をいなしながら、
三月がどう相手を料理するか、観察しているようで――)
【今夜もよろしくお願いします。鬼切りも付いた状態なのかな?
鬼切り自体の大体の大きさと合わせて、描写に盛り込むなり説明してくれると有難い】
水鏡先輩でも冗談は言うんですね。
(それが、社交辞令のお世辞だとわかっていても)
(可愛い子と言われると少し照れくさい)
このままだと、ちょっときつい…かな?
(異形の数が思ったよりも多い)
(梵天丸で処理するには手間がかかってしまう)
(そう判断すると、腰のベルトに絡んだ正三角の皮袋を手に取り)
(梵天丸の先端に皮袋から取り出した鬼切りを捻りこむ)
水鏡先輩の言葉、可能な限り心に留めておきます。
(気にしないでといわれて、そう簡単にできるのなら苦労はない)
いくら雑魚でも、油断してたらやられますよ?
(やる気のない声に、少しむっとしながら)
(それでも、相応の実力があることが腹立たしい)
コーチって間に合ってますけど?
あと、あんまり近寄ると巻き添えくらいますからね。
(一応は、相手の位置を気にしながら梵天丸を回転させる)
(自分にしては珍しいけど、やっぱりこの人苦手だ…)
(そんな考えを振り捨てて、梵天丸を振り回す)
(棍の旋回により、小鬼の接近を防ぎ)
(相手の足が止まったところを、梵天丸を力任せに振り下ろす)
(正三角の退魔の刃が小鬼に襲いかかる)
【サイズ的には、一辺20cmぐらいだと】
【いささか描写に盛り込むには技量不足だと思います!?】
【水鏡先輩、本日もよろしくお願いします!】
>>161 んー…伊達ってのは俗な名前だな。
(爪を振りかざして近寄って来た小鬼にいかにも面倒そうに前蹴りを放ち、顔面を粉砕して蹴り飛ばしながら)
だが、三月って名前はいいな。オレ様は三月さんのことを三月さん、って呼ぶことにする。
(ちんたらと、未だにポケットに手を入れたままで様子を見守っていたが)
まーそういうなって。
武器は悪くねーから、こう…
(相手を粉砕した呼吸を見計らい、いきなりするりと三月の背後に近寄ると、梵天丸に手を添えて)
基本はなってるみてーだが、この手の武器はもっとこう、重さを生かしてやるといーかんじだ。
こうやって…
(添えた手を、背後から二人羽織のように強引にぶんっ!と振り回し、
近寄ろうとした小鬼二匹を纏めて力任せに弾き飛ばす)
テコの原理ってやつで早さも出せるわけだから、コンチクショー近寄らせるもんかって、
もすこしこう、中距離でおもいっきしやってみるのもいいんじゃね?
(さらに無理矢理に、腕の中に三月の体を抱え込むようにやや間合いを取らせると)
ぶんぶん振り回す時は反動も使って…ってこれ、いー感じの根だな。
(ぐるんぐるんと、三月の腕を上から抱えたまま、風車のように右に左に根を振るい、
棍を切り替えして小鬼を近づけないようにするとまじまじと鉄棍に見入って)
ちっと貸してみ?久しぶりにこーゆーの、使ってみたくなったわ。
ついでにお手本な、よーく見とけよ。
(ついには強引に梵天丸を奪い取ると、ぶんぶんとすごい速さで振り回し、
腰を支点に背中に回して肩から下ろしてまた受け止める、
何の必要もない、たたぶん回すだけの派手なアクションをしてみせて)
いっつ、ショーーーーーーーーたーーーーーーーいむ、ってか?
(上に下に、右に左に梵天丸を自在にぶん回し、自分も体をひねりながら先端に遠心力を加え、
そのまま巧みに棍を操る棒術の要領で小鬼のまっただなかに踊りこんで、無造作に、力任せになぎ払っていく。
基本は全く無視しているうようで、インパクトの瞬間はきっちりと手首から肘まで固め、
振り回す時は重さ自体の遠心力を利用して回転する速度をぶんぶんと上げていって…
勝手放題に暴れまわる不知火の顔には、水鏡ではついぞ見せることのない、
だらしないニヤニヤ笑いが貼りついたまま、棍を鮮やかに操っていく)
【あー…なんていうか、暴走しまくりだから、さっくり流してくれて構わないから】
>>162 (耳に入った台詞に、ぴくっとこめかみの辺りが引き攣る)
(梵天丸を操る手にも自然と無駄な力が篭り)
(かっ、勝手なことばっかり言って〜!?)
(名前ぐらいは好きに呼べばいいとは思うけど)
(それも、時と場合を選んでほしいと正直いって思う)
ちょ、ちょっと!?
(自然に割り込むような動きで梵天丸に手を添えられて唖然とする)
(どれだけの修練を積めばそんな動きができるのか)
(力任せの打撃も驚愕に値する)
それはまあ、わからないでもないんですが…。
根本的な腕力に差がある気がしないでもないんですけど?
(好き勝手に体を操られると少しむっすりしながら)
(不知火を非難するかのような視線で見上げ)
あっ…!?
(梵天丸を奪われ、追いすがるように)
(不知火に梵天丸を振り回せられると近寄ることもできず)
(現状、小鬼に襲われれば避ける以外の行動は取れそうもなく)
(いろんな意味で動くことができない状態なんですけど!?)
(不安に身を縮めるようにしながら)
(不知火の動きを自然と目が追ってしまう)
(その見事な棍捌きに思わず目を奪われてしまう)
【了解でーす】
>>163 まー、確かに膂力の差はあっかもだけど、こうやって…
(なぎ払う、動きを不意に相手の足元に変化させて足払い、
間髪いれず鬼切りで突きを放ち、相手の頭蓋を割って仕留めて見せて)
払う、突く、んで以外に有効な防御っと…
(襲い掛かってきた爪を棍を立てて受け止め、そのまま体ごとぶちかましを掛け、
一度距離をとるとくるり、と腰の後ろから片手で梵天丸を回し、その遠心力を利用しつつ、
下から上にすく上げるような一撃を放って相手の状態ごと顔を切り裂いてみせて)
さらに斬る、ってこともできるわけだ。
力任せはむずかしーかもだけど、勢いのままぶんぶん振り回す、
んで手元で変化をつける、緩急と間合いの出入りでいくらでもやりよーはあるはずだぜ?
あー、すっきりした。ありがとな、三月さん。
(残るはビビりまくった小鬼が一匹、腰が引けているものの、不知火に睨まれると逃げるににげられず、
たたらを踏んでどっちつかずの体勢になる。
それを見定めて、梵天丸を片手で手渡して)
後は実戦あるのみ、やってみ?
にしても…こう、もーちっと胸か尻があればオレ様好みなんだけどなー…
惜しい、ってことにしとく。
(独り言、のつもりでおもいっきり三月にも聞こえるようにぼそり、と呟いて、
棍を返すとほれ、と軽く肩を押して)
ちゃっちゃとやっちまいな、見ててやっから。
(三月の背後に回り、腕なんぞ組んでもうあとは完全に観戦モードに入ってしまって)
>>164 それはよかったですねー。
(思いっきり棒読みな口調で、返事を返すと)
(誰が聞いても、不機嫌であることは一目瞭然だ)
(梵天丸を不知火の手からひったくるように回収して)
(あれだけ乱暴に扱われて痛んだ様子もないことに少し安心する)
べつに貴方に好かれようとは思いませんよーだ。
(耳に入った言葉に、不知火に向き直るとべーっと舌を出す)
(肩を押されると、小鬼の前にバランスを崩すように対峙する形になり)
…戦意のない相手を倒すのは好きじゃないんですけど。
(仁王立ちになり、どんと梵天丸を地面に突き立たせると)
(出来る限りの気迫を込めた視線で小鬼を睨む)
(これでもまだ向かってくるようなら、迎え撃つ)
(逃げるようなら逃がしても構わない)
(そんな気構えで小鬼に意識を集中させる)
>>165 おうおう、嫌われちまったか。てか、いまどきべーって舌出すのはねーんじゃね?
三井さん、案外お子様なのなー。
あと、誰になら好いてほしーんだ?
三月さんもお年頃だもんなー、気になる男子とかいちゃったりすんのかもなー。
さんこーまでにオレ様に教えてくれよ。
(戦闘中の緊張感の欠片もなく軽口を叩き、
明らかに気分を害した様子の三月を馬耳東風と受け流して、ニヤニヤ笑いを続けていた、が)
戦いのさいちゅーに好きも嫌いもあるもんか。
ヤルかヤラらるか、そんだけだぜ?
油断大敵、一寸先は闇ってな。ほれ、来たぞ。
(三月の背後で腕を組んだまま、顎をしゃくって)
(気合充分、と言った様子の三月に小鬼は一瞬怯んだが、
あまり頭はよくなさそうだ、かすかにためらいを見せた後、正面から三月目掛けて小鬼は飛びかかってくる。
相手の自分のリーチの差も考えない、ただ自分の振るう爪が相手に届けば一撃で仕留めてみせる、
それだけの単純な攻撃を、踊りかかるように繰り出そうとして――)
>>166 どうせ、三月さんは子供っぽいですよ。
(言われなくてもそのくらいのことは自覚している)
誰にならって、そんなの貴方には関係ないじゃないですか。
(強いのは強いかもしれないけど、この人は戦いの場には不釣合いだ)
(もっとも、それも実力がある故のことかもしれないけれど)
うー、むかつくー。
(それだけに余計に腹が立ってしまう)
……っ!
(小鬼が動き出した瞬間、体が反応する)
(射程外から体を旋回させ、梵天丸を小鬼に向かって振り放つ)
(明らかに距離を間違ったとしか思えない一撃)
…伸縮自在!
(届くはずのない距離を埋めるように梵天丸が伸びる)
(梵天丸の先端に取り付けられた鬼切りが鋭く空間を切り裂く)
(自分でもこれ以上ないという思えるほどの一振り)
(梵天丸を振り切った体勢、一瞬の膠着状態で小鬼を見る)
(一撃必殺の念を篭めた一撃、これを凌がれたら攻撃をかわす術はない)
>>167 そりゃカンケーねーけど聞いておきたいところ、ってか定番の質問だろ?
ほれほれ、集中集中…って、お?
(どう見ても間合いには遠すぎる、と思った瞬間に不自然に棍が伸びて、
鮮やかに先端につけた刃で相手を仕留める様子に、思わず感嘆の声を漏らす。
振り切った一撃は相手の急所を断ち切ったのか、腕を振り上げたままの姿勢で一瞬硬直すると、
驚きを顔に浮かべたまま、地に力なく身を投げ出して、小鬼は事切れて)
今のが三月さんの奥の手ってやつか、オレ様もビックリだ。
おみごと、お見事。(ぱちぱちと拍手なんかしたりして)
あとなんか聞いておきたいこととかある?
そろそろオレ様、退散する頃合なんだけど。
星座と年齢と恋人の有無は、オレ様999のヒミツの一つだから答えられねーけど。
(小鬼は全て地に倒れ伏し、もう戦闘力を残したものはいないようだ。
ニヤついた笑みが貼りついた顔にもぼんやりと紋様を浮かべたままどうよ?
と手を広げて聞いてみて)
>>168 (小鬼が事切れるのを確認すると、警戒を解き)
(ふーっと、大きく溜め込んだ息を吐きだす)
じゃあ、強さの秘訣とか…?
(正直、聞けるべきことが少なすぎると思う)
(何者かという質問はあまりにも不躾だろうし)
…星座と年齢は、水鏡先輩と同じじゃないんですか?
(不知火の999のヒミツには呆れたようにしながら)
(思わず梵天丸で突っ込みを入れたくなるのをぐっと堪える)
(この人を叩いても罰は当たらないと思う、水鏡先輩には悪いけど)
>>169 強さの秘訣?そりゃ勿論、命短し恋せよ乙女ってとこだな。
なんにせよ、強い気持ちがあれば自分を支えて色んなとこに回りまわって、
相手のためにも自分のためにもなるもんだ、大抵は、な。
(ひらひらと手をふって、突っ込みを入れたそうな三月にますます悪ふざけのニヤニヤ笑いをしてみせて)
星座と年齢は、厳密にゆーと違う。
僕様ちゃんとオレじゃ100倍ぐらいはトシだけでも違ってんぞ?
ま、そのあたりはおいおいってことで。
あばよ、三月さん。
(手を振って、別れの挨拶)
元気でハジけてる、ありのままの三月さんでいーんじゃねーの?人それぞれだって。
(そんな捨てゼリフを吐いて、全身の紋様がすぅっと薄れていって――)
…その、あんまり気にしないでくれると、うれしいな?
(間の悪い、バツの悪い顔で腰つきも低く、やや乱れた眺めのくせっ毛をがりがりと掻いて、
いたたまれない空気を誤魔化そうとして)
伊達さんは武道かなにか、やってるのかな?
動きがきびきびしてて、いい感じだと僕は思ったよ。
【ではそろそろ、締めに向かおうかと思います。
骨董屋さんのこととか、聞かせてもらえると嬉しかったり】
>>170 命短し恋せよ乙女…。
ようは、精一杯がんばれってことですよね。
(その気持ちが足りてないことは認めるしかない)
(中途半端なんだ、いろいろな意味で…)
星座と年齢が違う…?
(二重人格的なものだと思ってたけど)
(もしかすると憑依霊的な存在なんだろうか)
(それならば、あの立ち回りも納得できるような気がする)
最後の最後まで、ほんとに…。
(口の止まらない人だなあ、という言葉が届く前に紋様は消え去り)
それは無理です、ぜーったいに無理。
(素に戻った水鏡先輩の言葉に、意地悪く笑いながら)
武道というか、我流なんですけどね。
三月さんの棍術は。
褒められても何も出ませんよ?
せいぜい、家でお茶がだせるくらいかなあ。
今度よければ家に寄っていきませんか?
三月さんの家は商店街の外れにありますので。
【じゃあ、あと1レスぐらいで終わり…かな?】
>>171 まあ…無理だよね。
(苦笑いでこちらは誤魔化すしかなくて、また収まりの悪い髪をがりがり掻いて)
我流でも、きちんと自分で対処できてるから大したものだと思うよ。
僕は…銃はあっても、やっぱりあいつに最後は頼らないといけないし…
(かすかに眉を顰めて、ぶんと頭を振って)
そうか…ちゃんとご両親のいる家があるんだね?
近くまでいったら顔を出してみようかな…それと
(言いよどんでから、それでも面を真剣に改めて)
その刃、すこし普通の切れ味があるだけ、じゃないだろうけど、
それでも口のバケモノに通用するかどうかは、正直微妙だと思う。
危なくなったらいつでも逃げることを考えて?逃げるのは恥でもなんでもない。
どうしても退けない時もあるだろうけど、命より大事なものはそうはないから、ね。
あと…
(携帯の番号を告げて)
あんまり頼りにならないかもだけど、これでも結構知り合いはいるし、
何か困ったことがあったら連絡してくれるかな?
戦闘だけに限れば、あいつも結構頼りなるから、いざとなったら遠慮なく連絡して欲しい。
(穏やかに微笑んでどうだろう?と連絡先の交換を申し出て)
【了解、僕の方は大体こんなところだと思う】
>>172 きっと、びっくりしますよ?
こんなボロイ家だとは思わなかった〜って。
(笑いながら、冗談めかして答え)
…それは、重々承知してるつもりです。
(口の異形に一撃を当てることすら叶わなかった)
(よほど運がよくないと、鬼切りを当てることはできないと思う)
ちゃんと危なくなったら逃げますよ。
三月さん、逃げることを恥だなんて思ってませんし。
水鏡先輩、ありがとうございます。
(ポケットから携帯を取り出すと、お互いの連絡先の交換を済ませ)
頼りにならない、なんてことないですよ?
あんな人なんかよりは、よーっぽど頼りになりますから!
(水鏡先輩を励ますように、にっこりと笑う)
えっと、今日はいろいろありがとうございました。
三月さんの家の近くまできたら、寄っていってくださいよ?
…約束ですからね?
(一見すると、逆ナンパのように見えなくもない台詞)
(それが、実は露骨な客引きだったりするのでありました)
【こちらはこれで〆ということで】
【水鏡先輩、本日もお付き合いありがとうございました!】
【いろいろと至らない部分を実感させられたりもしたわけですが】
【いずれは、精進できたらいいなあと思いつつ】
【久しぶりのロールすごく楽しかったです】
【それでは、スレをお返しします】
>>173 そんなことでビックリするような僕じゃないよ。
もっと色んなものを見てきたからね。
(口ではそう言ったが、どんな家なのか興味を惹かれたのも事実。
さらに不知火を引き合いに出されて頼りになる、と言われても正直困った顔をして、また頭を掻くぐらいしかできなくて)
それじゃ、いずれ、また…
互いに無事で合えるように、伊達さんも気をつけて?
(最初のもの思わしげな表情よりは、屈託なく笑いかけてくれる顔のほうが断然いい、なんて内心思いながら)
こちらこそ、ありがとう。
夜はまだ深いから気をつけて?
僕はもう少し、歩いてから帰るよ。
(スポーツバッグを肩にひっかけなおして、手を振ると公園から歩み去っていく)
【僕のほうはこれで締めにするよ。
至らないのも久しぶりで楽しかったのもお互い様ってことにしておこうか。
僕としてはヘドロの悪口を思いっきり言えたのがカタルシスだけど、伊田さんには内緒だよ?
改めて、お相手ありがとう。おやすみなさい、伊達さん。
これにてスレッドを、僕からもお返しします】
175 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 13:45:08.80 ID:ZR8e8qUD
イナゴ
【こんばんは、少しばかり待機してみましょうか】
【プロフは
>>30になります】
【待機解除です、スペースありがとうございました】
178 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 02:40:39.86 ID:8uCIIoFC
こない
【名前】竜胆 凍(りんどう こおる)
【年齢】18
【性別】女
【身長】176cm
【3サイズ】計ったこと無い。身長相応。
【容貌】肩まで伸びた白髪、濁った灰色の眼。薄汚れた白基調のセーラー服着用。
身長相応に胸もあるし腰もしまっているが肩幅が広いため
グラマーと言うよりガタイがいい印象を受ける。
中性的な顔立ち。学園にいる間は黒のカラーコンタクトで目の色をごまかしている。
【能力】
魔刃・輝夜:竜胆凍に内包された霊刀。「五難題」という特殊能力を備える本体。
そのものはちょっと丈夫なごく普通の刀で折れたりするが自己再生する。
難題之弐・火鼠の皮衣:刃部分が炎と化し、身を守る衣となる。相応の熱を持っていて
鉄を溶かしたりとかもできるが、別に実体剣などで受け止められる。
防御以外の用途は纏って殴打、大剣形態「アンスリウム」などがある。
藤姫感知:吸収された自分の存在を通して魔神・藤姫(真名・アスーレゥル・ベリアル・ブレイズ)を感知する
【希望】戦闘、交流、エロ、長考遅レスの許容、炭酸飲料受付中
【NG】特に無しだけどよくわからないものはわからない
【弱点】
・典型的なパワーファイターであるため、動きが鈍重で攻撃後の隙が大きい。
・難題の燃費が悪く、ガス欠になりやすい
・火鼠も自動防御というわけでもなく、炎と炎の合間に隙間があるため
そこを狙われた攻撃は防げない
・炎は炎で焼けないため、炎による攻撃も防御不可
・水分による連続攻撃(小雨程度ならば蒸発させられるがその域を超えると消える。)
【備考】
・高等部三年生の魔刃使い。
・他者を助けると呪いの条件を満たすため、それなりに頭も切れ、運動神経もいいが
成績は下の上。誰かと一緒にいるとたびたび足を引っ張る無能を演じていた。
・現在は呪いこそないものの、変に頼られるとどうしていかわからないため、相変わらず無能を演じている。 理由が変わっただけ。
・容姿こそ変わっているが、他人の興味を引くに至らない人間。
・幼少の頃、魔刃(現・藤姫)と契約関係になり両親を殺める。その事件がきっかけで能力(蓬莱の玉の枝)に目覚める。
・両親の死体は残っておらず、失踪扱いになっている。
・魔刃に封印されている存在の
「存在を一兆吸わせれば本来の姿を取り戻せるので、他者との契約は必要なくなる」
という言葉を信じて犯罪者や異形の存在を奪い、殺し続けてきた。
・口数が少なく、物静かで冷静そうに見えるが
感情を表に出すのが苦手なだけ。実際は直情的で浅慮。
・否定を否定して肯定するしゃべり方をする炭酸飲料ジャンキー
・現在、藤姫を滅ぼすために街の至る所を出歩く。相変わらず「人殺し=悪」だが思うところがあるらしい。
・藤堂清香が「嫌いじゃない」ではなく「好き」。藤姫に狙われている清香を守り抜くことも目的の一つ。
・現在、凍が「火鼠の皮衣」を、藤姫がそれ以外の難題を所持
【いちおつ…………ついでに待機。】
【たいきかいじょ……】
181 :
代行:2011/04/25(月) 01:09:33.87 ID:sTQjSq22
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1303220323/129 【名前】高須賀狼樹(たかすか ろき)
【年齢】18(高3)
【身長・体重】185・82
【容貌】脱色した金の短髪、整えた細眉、吊り目に蒼のカラコン、左肩から二の腕にかけて炎を紋様化したタトゥー。
笑うと見える二本の牙、筋肉体質(本人曰くガチムチ)、上品とは程遠い雰囲気と容貌。左手首に金のバングル。
【能力】3m越えの狼への変化…
変化後も人の言葉は理解出来る上、意識も人のままだが人語を喋る事は出来ない。
身体の一部のみ狼に変化させることも可能。
獣全般を支配に置く…
鴉犬猫その他、ヒト以外の哺乳類ならばその殆どを己の意に従わせる事が可能。
怪力、跳躍、超回復…
ヒトの姿のままでもコンクリートを拳、牙で砕く、3m以上のジャンプ、傷を負った際の回復の早さなど
【希望】雑談、戦闘、日常会話、エロール其の他何でも。
【NG】スカ
【弱点】 精神系攻撃に弱く、霊体など、実体の無いものには一切攻撃が通用しない
『群れ』の掟により、何の特殊能力も持たない人間を攻撃してしまった場合、能力の殆どを制御される
【備考】
人外と呼ばれる、ヒトに成り切れなかった獣の血のモノ。所謂人狼。「人非<ヒトアラズ>」の者が人間社会に溶け込む為、互いを管理、
制御する為に結成された組織――通称『群れ』に所属。ヒトに仇なす「人非」を処理、またはヒトに迫害される「人非」を保護する
『群れ』、その役割通り、逸れ者やお尋ね者の保護と処理が仕事。
「人非」への仲間意識が強く、「人非」を迫害する者に対しては容赦ないが「人非」に関わらなければお節介タイプのお人好し。
良く言えば人懐こい、悪く言えば馴れ馴れしい性格。物心ついた頃から『群れ』の中で育ち、両親はいない。
『群れ』の表の顔が「警察や公安の方々と縁の深いその筋の団体」の関係で、喋るのは関西弁だが西の出身な訳ではない。
子供好きだが厳つい体格と吊りあがった目つきが災いして、構うと泣かれる、暴れられる、嫌がられるのがデフォ。
182 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 01:25:36.82 ID:H7+FkQz6
*
【名前】雹堂御雨(ひょうどうみさめ)
【年齢】14
【性別】男性
【身長】153cm
【容貌】全体的に色素が薄く、白い肌に薄めの金髪でボサボサ頭、碧眼とおおよそ日本人離れした容貌
でも顔つきを見るとやはり日本人。ロングコートにマフラーという季節外れな格好をしている
【性格】自信家で負けず嫌い。能力を持っている人間は選ばれたものだと思っている
典型的な(力があるだけ性質の悪い)中二病を患っている
【能力】冷気を操る能力。圧縮された冷気の塊を銃弾の用に放ち、着弾地点を凍結させる
自分自身の身体に氷を纏わりつかせて武器として使用する、などなど
また周囲から冷気を取り込んで力と変えることも可能であり、戦いが長引き周囲が凍結すればするほど
力を増していく。冬は強いが夏場は力がだいぶ落ち込む。
【希望】戦闘、雑談、大人向けのこともそれなりに
【NG】汚物関連
【弱点】高温な環境下では力が大きく減衰する、また見た目から何かと目立つ
【備考】ここ最近異能の力に目覚めたばかりらしく、他の異能者のことを知りたがっている。
実はちょっと寂しがりやで、自分と同じ異能の力を持った仲間を欲しがっている。
が、そんなところを指摘されると切れる。
異能の力を持ったものが当たり前に生きていける世界を作る、という壮大な目標を勝手に掲げて
今は一人夜の街をぶらぶらしているのだとか。
【今はテンプレだけ置いていくぜー】
【ロールにお借りします】
【迫水直先輩をお待ちしています】
【ロールにお借りします】
【
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1302777352/106 の続き】
(放たれた体液が目の前にいた恋人の頬を、首筋を、胸元を、白く染める)
(放出は一度で止まらず、ビクンビクンと脈打つ度に白濁を噴き出し)
(たくしあげられたユニフォームを汚し、桜色の頂点に引っかかり、糸を引いて垂れ落ちる)
っ、はぁっ……ゴメン…津綺子のフェラが上手で、気持ちよくって、ガマンできなかった
(「ゴメン」と謝るのは形ばかり)
(雄液にまみれた津綺子の顔を見下ろし笑みを送り)
(恋人の性技を誉めることで羞恥を煽る)
(先端から名残りのしずくを垂らす己自身は、まだ勢いを失わない)
(張り詰め、硬直したままで次の快感を待ちわびている)
さあ、立って…今度は二人で一緒に気持ちよくなろう…?
(足下に膝をつく津綺子に手引いて立たせると)
(向き合った状態から一呼吸ほど見つめあい、着衣を乱した恋人を、きゅ、と抱きしめる)
【では今夜はこんな感じからで、よろしく】
すご……い…こんなに、たくさん……
(たっぷりと浴びせられる白濁を、うっとりした表情で受け止めて)
(立ち上る雄の匂いに、陶然とする)
(二度、三度と熱い射出を受け止めながら、指先でそれを拭いとり、口に運んで)
(体を引きあげられ、見つめあえば夢見るように笑みを浮かべて)
おいしい……
あ、直さん、汚れちゃう……
(抱きしめられる瞬間、我に返る)
(恋人は己の体液にまみれたこちらの体を、ためらいもなく抱きしめる)
(お腹のあたりに、今、たっぷりと生命のエキスを放った器官があって)
(それはまだ、十分な硬度を保って突きだしている)
一緒に……ここで、ですか?
(射精の興奮に早くなる恋人の鼓動を感じながら)
(ようやく自分の姿を恥じる気持ちが戻ってくる)
【こちらもこんな感じで…今夜もどうぞ、よろしくお願いします】
そう…ここで、一緒に、だよ…ここで、津綺子の中に、入れたい
まだお昼前だけど、学校の屋上で、津綺子と、セックスしたい
津綺子のおマンコに、俺のを突っ込んで、津綺子の膣内(なか)でイきたいな
(一言ずつ区切って、言葉の意味を噛みしめさせるようにこちらの要求を囁く)
(理性を取り戻しそうな恋人に、卑語と言う名の媚薬を耳から注ぐ)
津綺子だって、クリをペロペロされてイっただけじゃ満足できないだろ?
お腹の中をグリグリされてイきたいんじゃない?
(津綺子の腰に手を添えて引き寄せると、二人の腹部に挟まれた太幹が悶えるように脈打つ)
(皮膚と筋肉を隔てた女性器官に突き立てるように、そこを刺激される悦びを思い出させるように)
(本番行為の腰使いで、恋人の引き締まった腹筋を擦りあげる)
(とくん……)
(入れたい、という恋人の囁きが耳に近い)
(それを聞いた瞬間、心臓が大きく跳ね上がる)
(とくん、とくん、とくん……)
…っ…あ……
(お昼前で、学校の屋上で、と一言ごとに心臓が脈打って)
(セックスしたい、と耳にすれば、恋人の胸の上でぎゅ、と拳を握って)
や…た…ただし、さん……っ!
そんなこと…言っちゃダメ…ぇ……っ
(もっと恥ずかしい言葉が、直接心臓を締め付けるようで)
(心臓の鼓動と一緒に「おマンコ」がビクっ、ビクッと引き締まる)
(そこへ、熱く固い恋人を埋め込んで欲しい)
(今ゴリゴリとお腹をこする、固く節くれだった肉棒を……)
直さん…直さんの、固いおちんちん…もっと大きくて、ゴツゴツしたので
私のはしたないメス穴にお仕置きしてください……
(彼の胸の奥──「もう一人の彼」を呼び醒ますように)
(異形の肉体を目覚めさせるように、囁きかける)
(耳に届く囁き。理性を押し退けた欲情の囁きに頷いて)
(恋人の手を取って、二人の間にある肉の器官に導き、握らせて)
津綺子はコレが好きなんだ…
コレで、おマンコをゴリゴリされるのが好きなんだね?
(意識を己の内側に向けて「力」の一部を解放し、津綺子の手の中で欲望を具現化させていく)
(カリの縁にツブツブが並びイビツに歪んで一回りほど大きくなる)
(老木のようにゴツゴツとコブが膨らんだ幹はその身を更に伸ばし、異形と呼ぶに相応しい姿へと変じて)
ほら、コレならいつもよりイッパイ気持ちよくなれそうだろ?コレで、後ろから愛してあげる
…フェンスに手をついて、お尻を突きだして
(最後に根本から枝分かれするようにして突起が生まれてくる)
(常になくせりだしたそれは、小さいながらも男性器に似て先端に膨らみを備えていて……)
あぁ……コレ……これが……
(恋人の熱い手で彼の欲望へと導かれ、それが手に触れれば夢中で握りしめる)
(ゴツゴツと血管をまとわりつかせた幹が、手の中で熱く脈打っていて)
そう、直さんのおちんちん……固くて、えっちな形の……
(恋人が囁く卑語に答えて、うわ言のように淫らな言葉を返す)
(すると、それが呪文ででもあったかのように、手の中の器官が変化する)
(固く張り詰めた亀頭には、グロテスクなイボが生じ)
(陰茎にまとわりつく血管がゴツゴツとしたコブへと変じて)
(陰茎そのものは、更に太く、よじれるように反りかえる)
後ろから…!
(それは金網に自分の体の前面を押しつけ、外へ向ける姿勢になるということで)
(その自分の姿を想像したとたんに、キュウッと内部が締まる)
(恋人の性器は、更に不可解な変化を遂げていく)
(ヒトにはあり得ない、「もうひとつの突起」を生じて……)
(おずおずと恋人に背を向け、フェンスにすがりつく)
(パンパンに張り詰めた乳房を金網に押し付け)
(クッキリと卑猥な形に尖った乳首を、金網の間から外へ突き出して)
(背をそらせ、ヒップを恋人に向ける)
あぁ…津綺子、エッチな格好だよ…スゴい興奮する…
可愛くて、いやらしくて、淫乱な女の子に、お仕置きしてあげたくなっちゃう
(グラウンドへ向いた津綺子の腰回りに手をかけて、下のユニフォームをショーツごと膝辺りまで引き下ろす)
(中途半端な裸身が淫猥さを増幅し、こちらの欲情を余計にかきたてる)
いくよ…おマンコに、入れちゃうよ…
下の誰かに見られちゃうかもしれないけど、津綺子とセックスするよ
(太股の付け根に手をかけると、異形の先端を濡れそぼった肉の割れ目に押しつけると)
(恋人の下半身を引きつけながら、より合わさる襞をミチミチと引き裂いて侵入していく)
は…ぁ……入ってく…津綺子、大丈夫…?津綺子のおマンコ、壊れちゃいそうなくらい、拡がってるよ
まだ、もっと奥まで…
(エラのツブで内側を削りながらねじり込むように)
(幹のコブがピッタリと張り付く粘膜を抉り、引き連れて奥へ奥へと)
津綺子、こっちも届いちゃう…
(根本の突起が恋人の後穴をつつく)
(もう少し前へ進めば、すぼまりを拡げて中へもぐりそうなほどに)
そ、そんなこと…言わないで……恥ずかしくて死にそうです……
(背後に近付く恋人の声に、背筋を震わせ、うつむいて細い声で抗議する)
(死にそうなほど恥ずかしいのが……快感だと、後姿が雄弁に告げている)
(ショーツと短パンをいっぺんに引き下ろされ、ぎゅっとお尻に力が入る)
(彼の方へ向けている舟底が、ジワリと果汁を絞りだす)
は…あ……早く……うっ……
(行くよ、という宣言に、向きだされたメスの器官がビクビク震える)
(ぽってりとした外側の肉の膨らみ、その間から鮮やかな肉色のレースがはみ出して)
(卑猥な生き物のようにうねりながら透明なうるみをたたえている)
きゃ…!
(異形の先端が繊細な肉のレースの間へと押し込まれる)
(一際広がった部分にイボまで生じていては、スムーズには挿入されず)
(もう少しで苦痛に変わるほどの激しい刺激に、最初の快感の波が訪れる)
う、あ、あぁ……っ…!
入れられてる、イボイボの、えっちなおちんちん……あぁ、おっきい、入ってくるぅ……っ
(ピーンとクリトリスが尖り、いつもと逆向きに反りかえっているはずなのに)
(天井部分のツブツブした個所を、幹の反りでゴリゴリえぐられて)
(子宮まで痙攣するほど感じてしまう)
く…ぅぅっ……
(唇をかみしめ、声を殺して胸を反らせ、金網をバストの弾力で押し返して)
(滑らかなヒップを苦しげに揺すりながら、野太い男根を飲み込んで行く)
すごい、おちんちんすごい、ゴツゴツで…固くて……太いのおぉっ……
(たまらずに卑語を漏らして身をよじれば、尻肉の間のつぼみに何かが触れる)
んあ…っ?
(届いちゃう、という恋人の声に、ようやくそれが何なのか理解する)
(それは、ヒトにはあり得ない突起……性の快楽を極めるためだけの、異形の器官)
(恋人が、自分への愛ゆえに生じさせた部分……)
んはあああぁぁっ…!
お尻ぃいぃ…っ……エッチなお肉、入れちゃだめぇぇっっ…
いれちゃダメなの?ホントに入れられたくない?
おマンコと、お尻と、一緒にセックスしたら、ものすごく気持ちいいかもよ?
それでも、いれちゃダメかな?
(津綺子のあげた声は悲鳴なのか喘ぎなのか)
(恋人の真意を探るように、腰を引いては突きだしすると)
(中へめり込む寸前まで褐色のすぼまりに押しつけては離しを繰り返し)
は…津綺子のおマンコ、気持ちいいよ…
腰が勝手に動いちゃう
(ツブを備えた先端が最奥部の手前の襞を擦りあげる)
(幹のコブが腹側にある快楽ポイントをひっかく)
(腰をグラインドさせて奥と手前を満遍なく擦り、突きだした突起の先が恋人のアナルをこねくりまわす)
あっ、あっ、お尻、ツンツンしちゃだめぇぇ……っ!
(小さい方の先端が、ぷっくりと熟した菊門へ押しつけられるたびに)
(肉穴がキシキシときしむように締まる)
(皺ヒダを集めてすぼまる尻穴は、もうその小さな器官が欲しくてたまらないように)
(粘膜をはみ出させながら、飲みこもうとヒクついて)
あ、あぁ、発情おマンコ、ズボズボされて、気持いい、ですぅっ…
子宮が、ゴツンゴツンされて…っ…クリまで、ビンビン、響いて…っ
(きしみながらようやく異形の男根を受け入れていたメス穴が)
(ねっとりと蕩けはじめ、ゴツゴツした幹の凹凸に吸いつくように絡みつく)
はぁんっ…あんっ、あぁんっ、イイ、そこ、ゴシゴシするの、イイですぅ…っ!
あふっ、すごい、すごいのぉ……あふぅんっ、おマンコの肉が、蕩けちゃうぅぅっ……
(喉を反らせ、乳房を金網に押し付けて)
(ビンビンに尖った乳首を金網の目から突きだして)
(自分からもお尻を振ってしまう)
お尻のあな、も……ゴリゴリしてほしいですぅ……
いやらしいお尻、えっちなお肉でズボズボしてくださいぃぃっ……
そんなに大きな声を出したら、下の人に「おマンコ気持ちいい」って聞こえちゃうよ
津綺子はお昼の屋上でセックスする淫乱だ、ってバレちゃう…
(背中に密着して金網と自身の体で、津綺子をサンドイッチにする)
(そのまま腰を振れば、歪んだ乳房が金網とこすれあい更に形をゆがめて)
いいんだね?アナルもいっしょにセックスしちゃうよ
いくよ…
(津綺子の腰をつかみ、グッ、とこちらに引き寄せると)
(小さな突起の膨らみ部分が、すぼまりを押し拡げてズブリと突き刺さる)
は…入った…津綺子のおマンコとアナルの両方に俺のが入ってる…
おマンコもアナルも拡がって、いやらしいよ…
(そう言って腰を使う。単純に出し入れするだけで、子宮口を抉り、前穴のポイントをこすり)
(二本の間にある肉壁は上下から挟まれて押し潰される)
(汗ばむ背中に恋人の体温が伝わる)
(彼の体全部で包み込まれるようで嬉しい)
(その分、愛しい声が囁く淫らな言葉は、すぐ近くに聞こえて)
(その近さにゾクゾクし、言葉の淫らさにお腹の中がよじれるようで)
声……出さない、よう…に……んっ…
ぁ……ガマン、出来ない……あぅ……ぅ…っ
感じすぎて、もう……どうしても……エッチな声、でてしまって……
(金網に体の前面を押しつけられ、お尻の間に、固い突起を感じると)
んああっ…!
(何度も彼を受け入れて、ぷっくりと蕾状に熟した後穴に、もうひとつの肉棒が)
(キツい入口が食い締めるほどに突起の根元を締めつけ)
(その奥の内臓が、やわらかく吸いつく)
あうっ、あぁっ、ふたつ、も…!
すごい、ズボズボされて、あぁ、ゴツゴツが外から…っ!
子宮に届いてる、おちんちん、すごい、奥までガツガツされてるぅっ…
あ、後ろに、響いて…っ! 子宮ゴンゴンすると、お尻がぁぁっ……
(ほとんどつま先立ちになりながらヒップをつきだし)
(絶え間なく愛液を垂れ流し、クリトリスから滴らせて)
(激しい攻めに、たちまち昇り詰めて行って)
【レスを貰ったところで、そろそろ凍結をお願いできるかな】
【ついでに、諸々の事情で解凍は木曜日になってしまう】
【】を外しまして…
お疲れさまでした。凍結了解です
28日の木曜日でいいですか?
待ち遠しいけど、別にそのぐらいの日数挟むのは、全然普通ですし
お忙しい時は無理なさらないでくださいね?
クライマックス寸前での凍結になってしまった
もう少し頑張れよ俺…とか思いつつ
しかし、無理もなかなかできないのも事実な訳で
もう、ね、モウソウ竹大発生
無茶な展開に付き合ってくれる津綺子に感謝感謝
待ち遠しく思ってくれることにも感謝感謝
では28日の木曜に---時間は今夜くらいでいいかな?
今日は私もずいぶんモウソウ竹がにょきにょきで…
なんだかとりとめもなく、ダラダラ垂れ流してしまいましたが…!
もう少しと言わず、もっともっと頑張っていただきますので(ぇ
お疲れの際は、タイミング関係なくおっしゃってくださいね
では今夜ぐらいの時間に、避難所でお待ちしてます。
おいでになってからレス書いてくださればいいので、ごゆっくりいらしてください。
はい、では木曜に
言ってなかったけど、待ち遠しいのは俺も一緒だったり
解凍までにレスを作るくらいの時間はあるはずなので
待たせずに、そのまま開始できるはず
さて、今日はこれくらいで、お休みなさい、だ
今夜もありがとう&お疲れさま
また木曜によろしく ノシ
最後の最後まで、嬉しいレスをいただきましたので
私もほくほくしながらベッドへ行きます
今日もありがとうございました。
おやすみなさいませ
【スレをお返しします】
【x・)ノシ…………オチル、ワ】
【ロールにお借りします】
【迫水直先輩をお待ちしています】
【ロールにお借りします】
>>196 我慢しないで…エッチな声、たくさん聞かせて
(屋外であるが、屋上でよほどの大声でなければ階下に聞こえることはないだろう)
(そんな事が理解できるような状態ではないが)
(腰を動かす度に、他人が聞けば普段の優等生ぶりが信じられなくなるような卑猥な言葉を漏らす)
(そんな愛しい恋人の吐き出す低俗な卑語がもっと聞きたくて、「我慢しないで」と要求する)
くっ、あ…津綺子のおマンコも、お尻マンコも、スゴく気持ちいいよ
奥まで蕩けてて、熱くて、柔らかくて……
(前に挿れた肉茎は、生まれたツブツブやコブが膣襞にピッタリと吸いつくように覆われ)
(後にハマっている肉棒も、根本をキツく締められながら、柔らかな腸壁にネットリと包まれ、奥へと吸い込まれるようで)
(津綺子の口から吐き出される淫語と下半身が砕けそうになるような快感がひとつになって、理性を打ち壊す)
津綺子、もっと…もっと、気持ちよくなって…何回だって、イっていいから…
(脇の下から手を差し入れて上体を起こさせ、金網で潰されていた乳房を掌に包むと)
(指の間に硬い頂点を挟み転がしながら、膨らみ全体を揉みしだく)
津綺子の大好きなここも、イッパイいじってあげる…
(もう片方の手で二人が繋がっている部分に触れると)
(その上端、愛液にまみれたまま寂しそうに震えていた突起をほじり出し)
(その表面を磨きあげるように、指の腹で強めに擦りあげ)
(直立した状態の恋人の股間を貫きそうなくらいに突き上げ)
(ほとんど浮いてしまっている肢体を上下に揺さぶる)
【色々と書いてあるように見えて、実は半分が繰り返しだったりするけど】
【とりあえず、こんなところからよろしくお願いできるかな】
や…あ、あぁ、んはああっ……すご、い…っ…お腹のなか…ぁあっ……
変になる、あぁっ……もう、変に…なっ………
(恋人の一動作ごとに脳天まで突きぬけそうなほどの快感を与えられて)
(喉を反らせ、うららかな春の空に意味をなさない淫語を吐きちらす)
(恋人に捧げた二穴とも、ありったけの収縮力で恋人を締めあげ、たっぷりと粘液をあふれさせて恋人をもてなす)
んああっ…刺さるっ……直さんのおちんちん、子宮に刺さっちゃうぅっ…!
(上体を引き寄せられて直立すると、自重がかかって子宮口にゴツゴツした亀頭が食い込む)
(ぶ厚く充血した子宮口を、ブロッコリーのような異形の先端がグリグリ凌辱すれば)
(捉えられた乳首から、子宮を絞りあげるような快感が伝わってきて)
ちくび、だめっ……シコっちゃ駄目ですぅ……っ…
あうっ…クリは……っ!
(すでに一度達してしまった肉芽までこすりあげられ、お尻から背中まで痙攣するように震えて)
クリいくぅぅっっ…!いじくられると、イっちゃうのぉぉっっ!
あひっ…あああっ……また、イク…っ!
(きゅううっ、と膣肉が締まり、ねっとり蕩けた粘膜が根元から奥まで違うリズムで痙攣する)
(菊門も、そこへ挿入された細めの突起を、食いちぎりそうなほど締めつけて)
イっちゃう…あぁっ、イキっぱなしです…っ……もう、もう……私…っ
止まらないの、あぅっ…また……イっ…って……んあぁっ……
(次々押し寄せる絶頂に、何度も激しい声を上げて…)
【こちらも、もう最初からクライマックス!ですが…】
【今夜はこんな感じで、どうぞよろしくお願いします】
はっ、くぅ…イった津綺子のおマンコ、気持ちいい…
もっとイって…もっと俺を気持ちよくして
(異形の肉でゴツゴツと子宮口からその先の器官までを丸ごと押し上げ)
(後穴のすぼまりをめくりあげるように出し入れし)
(上半身と下半身の両方の充血して膨らんだ突起を摘まみ転がす)
(立て続けに絶頂しているのにもお構いなしに、恋人の体に備わった快楽ポイント四ヵ所を同時に攻めさいなんでおいて)
(その肉体でで奉仕してくれと、無茶な要求を口にする)
(もちろん、津綺子の対応、反応に不満などは欠片も存在しない)
(より淫らな反応---今でも十分に淫らだが---が見れるかもと期待しての要求を口しながら、考える)
(より大きな羞恥を与えたら、もっと激しい反応を見せてくれるだろうか…?)
津綺子、いいかい…持ち上げるよ…よいしょ
(両手を膝の辺り---短パンと下着が丸まっている辺り---にあてると、そのまま両足を抱えあげる)
(恋人の体を窮屈に折り畳むようなその姿勢は、丁度幼子にトイレをさせるように)
(二穴に異物を飲み込んで繋がる部分をグラウンドに向けてさらさせる)
【こちらもクライマックスモードでモウソウ竹大発生……】
だ…って……もう……私…!
(反らせた喉から絞り出すようにヨガり声を上げ、口の端からつうっと涎を垂らす)
(目尻にはうっすらと涙を浮かべまでして)
(身体中の穴という穴から、恋人を求める液体を垂れ流す)
直さん、ちょうだい、直さんの熱いの……一杯出して…っ
お願い、欲しいの……直さんのザー汁、くださいぃっ…!
(恋人に射精をねだりながら、全身を揺すりあげられ)
(一番感じる部分をこれでもかと攻め立てられて、神経が焼き切れそうなほど)
……あ……?
(敏感な突起から意地悪な指先が離れる)
(逞しい青年は腰のあたりに自分の体を乗せたまま、こちらの両膝を掴んで)
やぁ…ぁっ…!直さんっ…!何を……
(フェンスの向こうにギャラリーでもいるかのように、性交中の性器を広げて)
(金網の跡、恋人の愛撫の跡を薄赤く浮かび上がらせる乳房までも隠すことなく)
いやあっ……直さん、だめぇぇっ……
(言葉で拒否するのとは裏腹に、乳首がピン!と突きだしてしまう)
【どんな竹でも、一杯生やしてくださいませ】
みんなに、津綺子のおマンコとお尻マンコ、見てもらおう
津綺子は、実はエッチな女の子ですって…
(グッと腰を突きだして、その部分をフェンスに---グラウンドに---近づける)
(実際に見られることを望んでいるわけではないが、性交、それも淫らな繋がりを見られるかも、といった妄想は)
(背筋をはい上る、言い知れぬ快感に変換されて)
津綺子、セックスしながらクリいじられるの気持ちよかっただろ?
自分でシてごらん…クリオナニー、みんなに見てもらいなよ…
(抱えた津綺子を揺さぶると、窮屈な姿勢のせいかキツい締め付けになった膣に肉茎を絞るようにしごかれ)
(後ろに刺さった肉とこすれあい快感が増幅されて)
(そんななか、よりあからさまな痴態を見せつけろと、軽い命令するように)
ちが…っ……私、エッチなんかじゃ……!
(いやいやをしながら恋人の言葉を否定する)
(耳のすぐ近くに囁かれる、その声にすら感じてしまっているのでは、説得力はゼロ)
だめぇ……直さん、広げないで、こんなはしたない私の事、
他の人に見せないで…!
(今自分が何をされているのか、わざわざ口にして見せる)
(その言葉が自分の耳に入ると、お腹のそこからゾクゾクと得体の知れない衝動が湧きあがる)
(繋がっている部分を前に向けている分、前穴の繋がりは浅くなる)
(ヒトの男性ではとても繋がっていられないだろうけれど、異形の男根は鋭い角度で持ち上がり)
(内部にある、一番感じるところを膨れ上がった亀頭がゴリゴリえぐる)
(むしろ後穴は更に深く挿入され、外側から子宮を突きあげる)
あ、あぁ、おマンコで本番セックス気持ちいい…こんなに感じているところ
見られてしまうかも知れないのに……気持よくて…ヨガってしまいます……
(背筋をくねらせ、お尻の丸みを恋人の引き締まった腹筋にこすりつけ)
(自らクリトリスを慰めるようにと命じられて、胸元まで薄赤く羞恥の色を昇らせながら)
丸見えクリトリス……いじくってしまいます……
んあ、あぁ……恥ずかしい……もう、こんなに固くなって……
(もうむき出しになって膨らんでいるサンゴ色の肉珠を、指先でそっと転がす)
(たちまち吹き出す愛液が、恋人の幹を伝って根元の茂みまで潤す)
気持ちいい?誰かに見られながらクリオナニー…気持ちいいだろうね
お汁一杯垂らしちゃって…おマンコからお潮噴いちゃったら、下の人にかかっちゃうかも…
(激しい動きに関わらず、乱れない息で囁き続ける)
セックス、気持ちいいよ…津綺子のおマンコにゴシゴシされて、もう出ちゃうかも
いいよね?津綺子の発情マンコにせーし出しちゃうよ
おマンコに種付けされるの、見てもらおうね…
言っちゃいや…っ……言わないで…!
(恋人は激しい動きをこれっぽっちも声色には感じさせず、静かに囁きかける)
(それは快感にしびれた脳に、直接揺さぶりをかける)
あ、あ…直さん、直さんが好き…すき、です……ぅ…
いっぱい出して、感じすぎのおマンコに、種付けしてください……
(射精をねだる間も、クリトリスが何度も達してしまって)
(その都度、キツく肉棒を締めつけ、熱い愛液を吹きこぼして)
はあ…ぁっ…また…イク……う…っ
いいね?津綺子のおマンコに中出しして、種付けしちゃうよ
イきっぱなしのおマンコに、とどめ刺してあげる
(熱い蜜を下半身に浴び、太股どころか足下まで濡らし)
(腕に力を込めて、より長く、恋人の中身を掻き乱す)
イって…マンコとアナル犯されて、それにクリオナニーまでしちゃって…
俺も、もうすぐイく、から、一緒にいこう)
(
はうぅ…ください、せーし……いっぱい出して……
イキっぱなしのエロまんこに、熱いのたっぷり入れて……
お尻まで感じてる、セックス大好きなはしたない私に
お仕置きザーメン、ぶち込んでください……
(一言ごとに、きゅ、きゅっと膣を締めつけて)
(ぶ厚く充血した内膜が、裏スジにまでぴったり吸いつく)
あ、はあぁあっ……い、イク…っ……
(根元から男根を絞り上げ、精液を根こそぎ吸い取ろうと)
(メス穴が貪欲に恋人をしゃぶりつくす)
(張り詰めた乳房がプリッ、プリッと弾んで、それだけで先端がビンビン感じてしまう)
は、あっ、イく…出すよ、全部受け止めて、あ、あぁぁぁっ!!
(最後のひと突きで子宮口に先端をねじり込み、ビクンと体を震わせると、熱い噴出を子宮に注ぎ入れる)
(とても二回目とは思えない濃さと量の精液が勢いよく迸り、あっという間に恋人の胎内を満たす)
くぅ…まだ出る、出せる…今度はこっちに…っ!
(まるで人形のように津綺子を持ち上げて、埋っていた肉茎を引き抜くと)
(先に小さな性器に犯され、十分にほぐれたアナルを凌辱のターゲットに)
(異形の男根を根本まで一気に挿入すると、先端が肉壁の向こう側の子宮を潰し)
は、くっ、ぁぁぁぁっ!!
(今注いだ雄液を押し出すように、そこへ三度目となる射精をぶちまけ、恋人の体内にマーキングを施す)
ふあぁっ…奥、まで……っ…!
(青年の腰がぐっとせり出し、鋭い角度で子宮まで突きあげると)
(たちまちその中へ、叩きつけるような射精を感じる)
うあ…あぁ……あ………
(胸を反らせ、刺激された乳腺が張り詰める乳房を弾ませて)
(ぶるっと大きく背を震わせる)
(子宮の中に、熱い物が一杯に満たされたと思うと、たちまちそれが引き抜かれて)
(たった今まで小ぶりな異形に置かされていた尻穴へ)
ひあっ…!
(パンパンに満たされた子宮を裏側から叩きつけるように、ゴツゴツした亀頭がぶちこまれ)
(そこへも白濁を注ぎこまれる)
(子宮に満たされた精液が、ピリピリと粘膜を刺激して)
(それが直腸にまで沁み渡る)
あ…ひ…っ……
(立っていられず、ガクガクと膝が笑うのを、フェンスにしがみつく手で支えて)
(塞がれていない前穴から、雌蜜とまじりあった雄精があふれ出し、内股を伝い落ちる)
(たちまち雄の匂いが立ちこめ、身体中を恋人の匂いでマーキングされて)
う……もう……
(そのまま、ぐったりと青年の胸に背を預ける)
はぁ、はぁ…
(立て続けの激しい絶頂に息を乱しながら、抱えあげ窮屈な格好を強いていた津綺子を解放すると)
(足腰も立たないといった様子で体重を預けてくる体を腕の輪に包み抱きしめて支える)
はぁ…よかったよ…ありがとう…
(息を整える最中のうわずった声で恋人との性交を語り、恋人の献身を労う)
(尻穴に嵌まっている異形の張り型が勢いを失って、同時に根本に生えた偽りの男性器も姿を消していく)
津綺子は、俺とのセックス、気持ちよかった?たくさんイけた?
(聞かなくても答えは明らかなことを、わざわざ尋ねる)
(激しい性交渉の後に羞恥で身を小さくするのが常の恋人に先んじる)
ごめんなさい…立てな……い……
(背後で恋人の熱い胸が大きく膨らんだりしぼんだりするのを感じながら)
(呆然としたまま、身体を立て直すことができず)
(心臓が破れてしまいそうなほど、激しく鼓動している)
ぁん……取れちゃう……
(欲望を放った恋人は、いつものヒトの肉体に戻ってゆく)
(繋がりが外れてしまうことが惜しくて寂しい)
(けれど、萎える恋人自身が、普通の男性の形になったのを感じると)
(胸の中に、ひたひたと暖かいものが満ちてゆく)
(欲望を満たす肉体は異形に変じても、彼はずっとヒトとしての芯を失っていない、と……)
(萎えたものまで愛しくてならず、お尻の下に手を伸ばして、柔らかいヒトの男性を捉えようと)
直さん……
(そこへ囁かれる恋人の声)
(伸ばした手が、ぴたりと止まる)
…っ…!
直さん…は…そんな、イケナイ事!
(耳元から首筋まで真っ赤になって、思わず顔を伏せ、唇をかみしめる)
(そんなイケナイ事を言われて、胸の奥がきゅんとしてしまったのを、隠そうとして……)
イケない…?なんで?
好きな人とセックスするのがイケないこと?
お外はちょっとイケないかも知れないけど、普通のことだよね?
(慌てたような、照れたような声の恋人に、落ち着いた声で囁く)
(完全に萎え縮み、ヒトの姿を取り戻したところで)
津綺子、もう一回聞くよ…
セックス気持ちよかった?たくさんイけた…?
(愛し合う行為は決して悪くはないのだと、当然のことを言い聞かせ)
(それを口実に恥ずかしい告白をさせようとせまる)
(体を縮め、恋人の腕の中にすっぽりと収まってしまうほどに)
(自分よりわずかに高い男性の体温が、火照りを冷まさせてくれない)
好きな人と…する、のは…
(また内股へ、とろりと愛し合った痕跡が流れ出して、思わず言葉を切る)
(体の中には、まだピリピリとした刺激の残滓が長引いていて)
(愛する者のすべてをそのまま受け止めると言う、極上の快楽を長引かせている)
最高、でした……
(体の前に回された逞しい腕に、小さく小さく語りかける)
好きな人とする……セックス…は……とても気持ち良かったです……
(うつむき、熱い頬をその手に預けて)
何度も、何度も……感じ…て………
【家人が活動を開始する時間になってしまった】
【もう、あと少しで〆れる感じなんだけども、今夜はここで凍結をお願い】
【次回は土曜の夜でどうだろう?】
【】を外しますね
凍結了解です。
むしろ嬉しいくらいですが、お忙しければ以下略。
30日の夜ですね?大丈夫です。
お時間は今日ぐらいでいいですか?
詳しい時間がわかりましたら、避難所へ伝言くださいね。
今日も楽しかったです。ありがとうございました
まだまだ冷えますから、温かくなさっているといいのですけれど…
お疲れさまでした。おやすみなさいませ
【スレをお返しします。ありがとうございました】
【解凍にスレをお借りします。レス投下まで少々お待ちください】
【悪い、少し立て込んでた】
【じゃあ今夜もよろしくお願いする】
>>153 ……っ!
口ばかり達者でっ……
(紅裂はコピー「製品」と言ったか)
(思わず己でその言葉に納得する)
(大事な物を作らず、「製品」としての使命を果たすことだけを目指していた)
(本当にそうだ。そして、これからもそうなってしまうのか)
(悪循環に陥った思考の一部を抑えつけながら、紅裂の動きに対応する)
(結晶の弾幕によって閃光があっさりと逸らされれば)
(彼の領域の範囲、特性について思案しながら次の手を用意する)
Fixed──ううっ!
(火球を発生させる魔法を唱えようとして魔力回路を活性された瞬間)
(思いもよらぬ激痛に思わず身をよじり、一歩後退する)
(契約の強制解除──予想していなかったわけではなかったが、失念しつつあった)
(嫌な形でダメージを受ける事にはなったものの、もうこれで紅裂は「Timewalk」を使用できない)
(これは、それなりに意味を持つ事実だ)
(数瞬の内に気を取り直して、剣と紅裂を引きつければ魔術書を掲げる)
Heavyfield,Level3!
(多量の魔力を使って使用するのは、重力の魔法)
(自分の前方に幅3メートル、長さ10メートル程度の重力場を生成、その場に固定)
(それぞれの物質に加圧されるのは100kg重ほど)
(飛び道具は地に叩き落とせ、人間には即死はさせらないがそれなりのダメージを与えられるはず)
(剣や紅裂の様子を見ながらバックステップで少し距離を取り、次の手を模索する)
【ここまで大変お待たせしました。ほんとうにすいません。そしてありがとうございます】
【では、よろしくお願いします】
(苦悶の表情を浮かべて、アンジェラが一歩後退する)
(魔力を逆流させて回線を焼き切り、契約を解除。これで魔術は使えなくなった)
(きっと今頃アンジェラはそう考えているはずだ。そう考えるのが道理だ)
(笑みを浮かべるのを堪える。真意はまだ隠しておくに限る)
(放たれた水晶の剣が突如として失速して、地面に落ちる)
――――?
(牽制と威嚇の意味を含めて放った四本の剣の様子に、地面を削りつつ急停止する)
(アンジェラの前方に壁があった。ただの壁ではない。魔力で発動した不可視の力場だ)
(不可視だが、何かがあるのは漠然と感じられる。その壁で跳ね返したわけではない)
(方向を狂わせたわけではない。考えられるのは……)
(だが、最後までその件について思考することはできなかった)
(空間を伝播する膨大な魔力の波動。鈍いものでも感じられるほどに圧倒的な)
(存在感を誇るなにかが出現する予兆である。宙に浮かぶ黒い点が大きく拡張し)
(やがて巨大なそれが空間から空間を超えて現れた)
(異国の神像のような、見上げるほどの巨体。黒い肌をした黒い鬼だった)
(額から捻じれた角を四本生やしている。その腰から繋がった太い鎖に繋がれ引き摺られた)
(人間の死体。否、死んではいない。鎖から延びる首輪に繋がれながらも生きている)
(その内の一人を鎖を掴んで引っ張って口元に持って行き、無造作に齧った)
(断末魔の叫びすらなかった。ただ、ばりばりごりごりと咀嚼する音だけが響く)
『待たせたわね。そろそろ準備もできたことだし、あんた用の刺客を見繕ってきた。
まだ刺客の用意は沢山あるから、簡単に死なないで欲しいな』
……虚影会……相変わらず間が悪い。
狙ってんのか!大概にしやがれ糞野郎!俺の邪魔してんじゃねえ!
(空間を超えて響いてくる怜悧な声の主は、直ぐにわかった)
(待ち望んだ決闘の邪魔をされて、思わず怒鳴る)
(だが、眼前の現れた魔物は、放置していい類の存在ではない)
(胴体は口に合わないのか、首なし死体になったそれを玩具のように放り投げる)
(次の獲物は、当然悪人と魔女だった)
【ああ、こちらこそ】
(さすがに紅裂の反応は早い)
(速やかに停止してこちらを洞察する紅裂を見つめながら、次の一手を考える)
(ごり押ししても通用するほどの戦闘力を持つ割に慎重なこの男は)
(手数と種類で相手を圧倒するアンジェラとは相性が悪い)
(だが、それでも勝機はある。結局は紅裂き人間だ)
(能力が高いからこそ、思考してしまうからこそ)
(その死角をつけば、一瞬で勝負は付いてしまうはず)
(次の魔法を行使しようと、重力場を消去したその時)
(突如現れた黒点と圧倒的な存在感から、本能的に身を離せば)
(そこから現れた圧倒的な存在──鬼に戦慄を覚える)
(引きずられている人間たちを助けたいとも思ったが、そんな事を考えられる余裕はないのだと悟る)
(単純な戦闘力では、彼我にはそれこそ天と地ほどの差があるように思えた)
なるほど。虚影会ですか。
(けれども、紅裂と虚空からの声の会話を聞けば)
(絶望と恐怖にひれ伏しそうであった心がすぐに立ち直る)
(こんな馬鹿げた形で、馬鹿げた存在に己の渇望した決闘を邪魔されているのだ)
(絶対に、許せない)
この私と、そこのヘタレかっこつけ悪人を馬鹿にしすぎですね。
こんなもので私たちを止められるとでも?
(不思議と湧いてきた自信と気力にまかせて強気で挑発すれば)
(紅裂の方によりながら鬼から距離を取り、魔力を充実させる)
共同でこの木偶の棒を排除することを提案します。
この敵に見覚えは?
その上で、私とあなた、どちらが前衛になりますか?
(怒りを心にとどめたまま、頭脳は冷静に)
(強敵を相手にする事を決めれば、最善策を模索する)
(鬼の眼は燃える石炭のように黒く紅い。身体から発散する妖気は存在するだけで)
(周囲を歪め腐らせる。その四肢は太く、その牙は人間のなど一噛みで絶命させる)
(その古来より日本の伝承にある鬼とは、抗えない暴虐の化身そのものである)
(侍や坊主が武器と策略と道具に頼ってようやく倒せる存在なのだ)
生憎とな。
多分、どっかの異世界から召喚したんだろうが。
(問うてくるアンジェラに、自分なりの予想を伝える)
(――人間の本能が、アレには勝てないと囁く。それを意志力で捻じ伏せた)
(待ち望んだ決闘に水を差されて憤怒に燃えているのは己も彼女も同じ)
(ならやることはひとつ。その憤怒を重ね合わせ、目の前の壁を打ち砕くのみ)
俺がやる。後からついてこい。
ついて来れるならな。
(横目でアンジェラに一瞥をくれて、一気に駆け出す。鬼が吠え大気が震える)
(それだけで弱い者なら失神するか、錯乱するだけの威力がある)
(だが、紅い男が止まることはなかった。黒鬼、鎖を掴んで繋がれた人間を分銅の代わりにして)
(振り回し、上から叩きつける。その一撃も避けて、フットワークで翻弄する)
(その間にアンジェラが魔術を使って動きを止めてくれるだろう)
(その時まで時間を稼ぐのが、今の役割だ)
異世界、ですか。随分と多芸なようで。
(虚影会の「魔王」の仕業だろうか)
(いとも簡単にこれだけの事をやってのける「魔王」に畏怖を覚えるも)
(自分の事をまるでいないかのように扱った事に怒りを覚える)
了解しました。
(駆けだしていく紅裂は速い)
(圧倒的なパワーで繰り出される攻撃を華麗にかわしていくその後ろなど)
(ついていくのは容易ではないが、ピンポイントに短く防御魔法を唱えて)
(紅裂の後方、少なくとも鬼の気を引ける位置にまでは近づけた)
(後はタイミングだけだ。さすがにこれだけ強大な物に魔法をかけるのであれば)
(コンディションとタイミングに妥協はしたくない。一度で、確実に決めてもらえるタイミングを──)
Stasis,Level3!
(鬼の攻撃が空振り地面を抉ったその瞬間、出来る限りの早口で呪文を紡ぎ、行使する)
(巨体を誇る鬼を、時間の流れから切り離し、完全に動きを止めようとする)
(だが、やはり消耗は大きいし持続時間も4秒が限度)
(その間に紅裂は決められるのか──)
(いや、決めるはずだ)
(どんな強大な敵が相手でも、自信満々に紅裂が突っ込んでいくのならば)
(きっと勝てるのだ。今まで、ずっとずっとそうなのだったから──)
(背後に眼をやらずとも、アンジェラが確実に背後にいることを感じつつ)
(回避に専念し、回避を成功させる。一撃で即死級の攻撃を放つ鬼に対して)
(綱渡り。しかし、こんな綱渡りには慣れている。今更思い出すまでもなく)
(魔王の契約者だった頃も、契約を捨てた今も、戦いとは常に綱渡りだった)
(そして待ち望んでいた瞬間が訪れた。その呪文と共に鬼の動きが戒められて停止する)
(ここで決めるしかない。綱渡りかつ背水の陣。しかし、負ける気はしなかった)
(何故なら、アンジェラがいるからだ。彼女の前で倒れる訳にはいかないから)
『Timewalk』!
(時間を加速する為の呪文を唱える。アンジェラは驚愕しただろう)
(借りた魔術をそのまま返すほどお人よしではない。それになりに長い時間をかけて魔術の)
(仕組みを理解して、ようやくコピーした。魔女用の対策とはこのことである)
ハアアあァァァああ!
(時間の波を捕まえて、跳ぶ。零れ落ちる砂のように止められない時間を、駆け抜ける)
(間合いを詰める。停止した鬼の身体を駆け上る。必要なのは、一撃必殺。しかし、彼のその力はない)
(故に、疾風迅雷の連撃で徹底的に打ち据える。トンファーで顔を叩く。耳を潰す。眼球を抉る。牙を叩き折る)
(残り僅かな時間を使って太い首を叩く叩く叩く。TIMELIMIT。へし折るには時間が足りなかった)
(そのまま鬼の身体から墜落するかのように降りる。だが、心配はしていない)
(アンジェラが止めを刺してくれるだろうと、「信頼」しているからだ)
……なる、ほど。
(いとも簡単に契約を解除した理由がようやくわかる)
(彼は既に、己の助力無しでTimeWlakを行使できるようになっていたのだ)
(元々適性があったのか、それとも虚影会で経験があったのか)
(それは解らないが、今この場においては頼もしく思える)
(紅裂の打撃が止むのと同時に、Stasisを解除)
(焼肉を食べていなければその場に倒れ込んでいたほどの消耗をしたが、まだ大丈夫)
(顔面と左手の魔力供給を絶って、止めの一撃を準備する)
(時間の流れに復帰した鬼には、紅裂によって与えられたダメージの痛みが)
(今、この瞬間にまとめて感じられているはずだ)
(以下に屈強な鬼といえども、平気でいられるはずはない)
(一瞬の怯え、怯み、戸惑い)
(そこを見逃さず、一撃で仕留める)
(口を開く前に、半径1メートル程の閃光が鬼の頭部を消し飛ばさんと発射される)
(墜落し行く紅裂は、まあ大丈夫だろう。助けに行って止めを刺し損ねた方が彼は怒るだろうし)
LightningRay、Level,∞──
(閃光が走り去った後で、呪文を「唱える」)
(アンジェラの使用する魔術は、元々悪魔から借りて使用しているものであり)
(悪魔が作ったそのままの形で使用する事で、簡単に効率よく仕様で来ている)
(だが、それを破る事でより強力でより融通の利く魔法を使用する事が出来る)
(LightningRayに要求したのは、発射までの早さと威力の強化)
(魔法の行使は成功したが、身体は予想通りの消耗をしている)
(若い姿を保てなくなればその場に倒れ込む)
(もし鬼がまだ動けるのであれば、絶体絶命と言ったところか)
(自力で加速出来たとはいえ、反動がなくなったわけではない。力なく墜落する)
(時間の流れは止められない。一分一秒に満たない刹那の時すら止めることはできない)
(時間とはなんだろうと考察に耽る時間もない。墜落死を避ける為に、身体を丸めて背中から)
(落ちる。首から落ちて頸椎を折るよりは遥かにマシな着地。ぐわんぐわんと世界が歪む)
(揺れる世界の中、闇を切り裂く閃光が鬼を貫いたのだけは理解できた)
『ゴオオオッッ……』
(――黒鬼には理解できなかった。理解できないまま、視界がゆっくりと傾くことだけは理解した)
(ごっそりと根元から焼き尽くされた首から、人形の顔が落ちるくらいあっけなく鬼の首が転がり落ちた)
(圧倒的な膂力も、大気を歪める妖気も、人間と比較するまでもない強靭な肉体も)
(たった二人の人間には適わなかった。何故なら、その能力を生かすまでもなく黒鬼は絶対強者であり)
(それ故、それを十全に活かす術を知らなかった。その敗因を知ることなく鬼は絶命した)
ぬ……終わってる、か。
(紅裂拓兎が落下の衝撃から意識を取り戻すと、鬼は顔と胴体が生き別れになっていた)
(いや、この場合は死に別れが妥当か?ぶしゅうと煙をあげ、その巨体が塵となって散ってゆく)
(残ったのは、鎖に繋がれた人間の死体だけだった。戦いの余波を受けて死んだらしい)
(それに構うことなく、倒れこんだアンジェラに歩み寄ってゆく)
……どうにも、上手くいかない。上手くいかないのは、手順を間違えたからだろうな。
やはり、お前を殺すのは、全部終わってからだ。邪魔者は、全部消さないとならない。
(遣る瀬無とは、こんな時に使う表現だろうか。納得いかないが、やはりこの魔女との戦いは)
(最後の最後にとっておく必要がある。二人だけの世界に突入するには、邪魔な要素が多すぎた)
【すいません。あとこちらは残り1レスで、置きレスで締めてしまおうかと思います。明日には投下します】
【ここまで、そして本日も本当にありがとうございました。申し訳ありませんがお先に失礼します】
【ああ、わかった】
【俺もこれで落ちる。お疲れ様だ。ありがとう】
【待機です。>43がプロフィールであります】
その長い髪とおっきなおっぱいじゃ何かと目立ちそうやね
おまけに傍若無人で行動力抜群じゃすっかり有名人になってそうな
>>238 こんにちは、ななしさん。
ですねぇ…………実際はどんなもんだかわかりませんけど。
こういうのって、本人の知らないところでとんでもないことになってそうです。
【おちますー】
【ロールにお借りします】
【迫水直先輩をお待ちしています】
【ロールにお借りします】
>>221 そう…よかった……
(「最高」と賛辞を受けてひそかに安堵すると、うつむく津綺子の頬を手のひらで撫で)
(絶頂の余韻冷めやらぬと言った感じの肌の熱を感じながら)
(すぐ目の前にある恋人のうなじに顔を埋めるように唇を落とす)
俺も、気持ちよかった…津綺子のアソコも、お尻も…
最高、だったよ
(恋人と比べると熱の引きが遅いのか)
(二ヶ所、具体的な場所を告げて、賛辞を送って)
何度も、感じて…何度も、イった…?
(答えの分かりきった、確認でしかない問いかけ)
(乱れきった性交の後に、素直な愛の告白をするのが照れ臭くて、そんな質問をしてしまう)
(真っ最中の時に発した余熱のような、後戯に似た言葉遊び)
【改めてお待たせです】
【今夜はこんな感じから、ついでに質問を…】
【津綺子の連休中の予定はどうだろう?場合によっては今夜で〆た方がいいのかな、と思ったり】
【例年だと連休にお出掛けした気がするけど…】
んっ……
(うなじに吐息を感じると、きゅ、と身を縮める)
(まだ火照りも冷めやらぬ肌に触れる恋人の唇は、じりじりと熱を煽るようで)
(そこから響く低い囁きに、静まるものも静まらない)
今日の直さんは、いけないです……そんなこと、ばっかり……
(どこが、と語る声に、身の置き場もなく恥ずかしくて)
(こちらはまだ熱を孕んだ声を返してしまう)
(大きな体にすっぽりと包みこまれている今は、とても心地よくて)
(心から安心しているのだけれど……)
何度も……い…イキました……
(恋人の男らしい声は、今は危うい甘さを帯びていて)
(安心していると同時に、ぐらぐら揺さぶられてしまう)
【こちらもこんな感じから、よろしくお願いいたします】
【連休は、5日に遅くなりますが、それ以外の日の夜は家に居ます】
【なので、そちらのご気分と都合に合わせて、おつき合いできますー】
ん、ゴメンね…今日はスゴく興奮したから…
まだ普段の「直さん」に戻ってないみたい
(常になく興奮した理由は、津綺子の想像に任せておいて)
(背を向けたまま拗ねたように抗議する恋人の声に微笑を含んだ返す)
(…普段でない自分…冷めない興奮の名残を肌を通して伝えながら…)
俺も、何回も、イったよ…津綺子の「ここ」一杯かな?
(手のひらを、引き締まってくびれを見せつける津綺子の下腹部へ)
(うっすらとした腹筋の下、種を注がれた内臓をマッサージするように指を食い込ませて)
ん…でも、やっぱり、こっち向いて…津綺子の顔が見えないと寂しいよ
(腕のなかで津綺子の体を半回転させ、向き合う形で改めて抱きしめる)
(ついさっきまで全てをさらけ出させていた恋人の肢体を、すっぽりと覆い隠しでもするかのように)
【ん、ありがとう…了解です】
まだ……?
(笑みを含んだ声に、背後を伺おうとする)
(今日は、昼の明るい光の中で、彼の中の異形を求めてしまったから…)
(直のヒトと闇の境界は、ますますあいまいになっているのだろうか)
あ…ん、直さん……お腹…熱いです……
(恋人の大きな手が下腹部を覆う)
(お腹が暖かいのは気持ちがいい)
(その指先に力がこもって、マッサージでもするように食い込んでくると)
(胎内に残る精液の刺激が、またよみがえるように感じて)
一杯にしてくださったから、あふれてしまって……
(あふれてしまうのは、自分がまだ余分な液体を分泌しているからで)
(そのことを恥じるように、恋人の唇の下で、首筋まで赤くなる)
あ、直さん…
(体を反転させられると、すぐそこに大好きな顔がある)
(視線があったと思うと、もう抱きしめられて)
(胸一杯に恋人の匂いを吸いこみながら、うっとりと眼を閉じる)
私の顔も、何もかも全部…直さんだけにお見せするの……
他の人に…なんて……見せたくない……
(先ほどのオープンな?行為に、改めて恥じらいの気持ちが湧き上がる)
(羞恥心と……新たな興奮とが)
ん…もったいないけど…まぁ、いいよ
津綺子が欲しいときに言ってくれれば、すぐに一杯にしてあげる
(向き合う形で、すぐそばに来た恋人の顔に微笑みかける)
(ショートカットの前髪をかきあげて丸い額をさらけ出させると)
(先の名残か、あるいは新たな興奮か、赤く色のついたそこにキスを落とす)
もちろんだよ…津綺子の全部を見ていいのは俺だけ
俺の全部を見ていいのは、津綺子だけだからね
(そう言って、津綺子が何か言い出す前に、言葉の出口を唇で塞ぐ)
…!…
(恋人は「すぐに一杯に」と余裕の笑顔)
(その言葉が意味する行為を思い出して、そして恋人の笑顔そのものに胸がときめいて)
(心臓が大きくドキン、と跳ねあがり、茹でダコのように真っ赤になってしまう)
(そんなこちらの前髪を優しくかきのけ、ちゅっ、と優しいキスをくれて)
(そんなことで動揺してしまっているこちらの唇を)
(熱っぽいキスでふさいでしまう)
ん…ちゅ…っ……
(まだむき出しのままのバストを恋人の胸に押し付け)
(膝にショーツと短パンを絡ませたまま、ヒップを恋人の膝の上に乗せて)
(唇を重ね、舌を絡め、唾液をかわして)
(そろそろと片手を彼の下腹部へと伸ばす)
(ヒトのままの男性に、触れてみたくて……)
【名無しさんになってしまいました(汗】
【
>>247は私です……】
【大丈夫ですか?】
【お疲れでしたら、また避難所へご連絡くださいね】
【肝心なことを書き忘れるなんて(汗】
【スレをお返しします…】
【置きレスにお借りします】
>>234 (うつ伏せに倒れ込んだまま指一本たりとも動かせない)
(完全に戦闘不能状態であり、数日間は通常の生活すらできないだろうか)
(けれども鬼の気配が消えていくのを感じ取れば、短く安堵の息を漏らす)
(とりあえず鬼は倒せたらしかった)
(それから数秒後か、数分後か)
(曖昧な意識のままうつ伏せになっていたところに近づいてくる足音)
(一応警戒はしたが、どうする事も出来ない)
(それに、足音の主が今は攻撃を加えてこないであろうことはなんとなく感づいていた)
やはり、そうなのでしょうね。
少なくとも、虚影会は排除しなければならないようです。
(顔を上げないままに、力を振り絞って口を開ければ)
(経年劣化した声帯からしわがれた声を絞り出す)
きちんとした決着をつける日まで、せいぜい御健勝であってください。
(ぼんやりした意識の中で血や肉の匂いを感じられれば)
(鬼が連れていた人間たちはまでこちらに残っている事を悟る)
(苦肉の策ではあるが、死体を探して血肉を摂取することを決定)
(何とかそこまでたどり着きたい──けれども今は──少し休んだ後で──)
(傍らの紅裂の事を気にする余地もなく、その場で意識を失って寝息をたてはじめた)
【それでは、私はこれで〆とさせていただきます】
【時間を多大に駆けさせてしまって本当に申し訳ありません。そして本当にありがとうございました】
【それでは、またいずれ】
【置きレスに借りる】
>>251 死にぞこないの肉塊に言われたくないな。
お前こそ、俺以外の誰にも殺されるなよ。
(魔力の枯渇の影響か、しわがれた声を出すアンジェラに皮肉と殺意と)
(独占欲に満ちた言葉を返す。だが、程なくしてアンジェラは失神した)
(まさかと思って、うつ伏せのアンジェラをごろりと転がすと、顔に皺が刻まれていた)
(以前にも、アンジェラがこんな状態になった事があった)
(――魔力が足りないのなら補えばいい)
(犬歯で親指を噛み切って、そこから紅い滴を唇めがけて垂らす)
(ぽと、ぽと、ぽと、ぽと……紅裂拓兎の魔力が込められた血を何滴か注いで離す)
(あとは自力で何とかしてもらおう。ただ、ひとつだけ言いたいことがある)
俺とケリをつける前に大事なモノのひとつも作っておけ。
そうでなきゃ、お前は俺に勝てない。
使命だけで戦う出来損ないの人形は、俺の敵ではない。
(我ながら空虚な言葉だと自覚する。アンジェラの指摘したことは、大半以上が正解だった)
(生きるという約束があっても、生きる意志を支える何かが足りないのは、ずっと前から知っていた)
(臆病で、失うことを恐れて何も掴めないのは、最大の欠落であろう。彼女もそれを指摘した)
俺も探して見せるさ。俺なりの理由をな。
(だが、そのままにしておいては腹が立つ。だから、ここで宣言する)
(紅いコートを翻してその場を立ち去る。意識が戻った時に自分がいたら、多分凄く気まずいから)
【俺もこれで〆だ】
【有意義なロールだった。時間の方は気にしてないので、また付き合って欲しい】
【では、またいずれの機会に】
【ロールにお借りします】
【迫水直先輩をお待ちしています】
【ロールにお借りします】
>>247 ん…ふ……
(腕を背中に回す。きつく抱きしめる)
(肌の触れあう面積が増し、恋人の体の柔らかさを全身で感じる)
…ちゅ……はぁ…津綺子…
(くすぶっていた炎に風が吹き込むように)
(覚めていたはずの熱が甦ってくる)
(お互いの隙間へ滑り込んできたしなやかな指先に己自身が捕らえられる)
(すでにヒトの形を取り戻したそこは、恋人の体を貫いた時の硬さは失われて)
(「だらしなく」と表現されてもおかしくない位に頭を垂れている)
ふ…んっ……んん…
(唇を重ね舌を絡め合いながら、こちらも恋人の股間へと手を伸ばす)
(津綺子がこちらの感触を確認するのと同様に)
(こちらも恋人の感触を確かめようと、粘液をこぼしているはずのそこへ触れて…)
【こんな感じでお願いします】
【今夜は津綺子のご要望にいくらでもお答えしますです】
ん…ふ……ぅ…直さ……ん…っ…
(息を継ぐ合間も惜しんで唇を重ね、わずかに離れる合間には、互いの名を呼んで)
(あれほど睦み合った後だと言うのに、まだ求める気持ちが募る)
(青年の固い腹筋を指先でなぞりながら降りてゆき、密に茂る下生えの中へ)
(手繰りだす男性の象徴は、今は柔らかく萎えていて、それがまた愛おしい)
(ふにゅっとした弾力を慈しみながら、軽く握ったり緩めたりなどして)
あ……!
(思わず声を上げるが、すぐにその声は恋人の唇の中へ飲みこまれてしまう)
(絡まる舌の奥で、くぐもった声をもらしながら、恋人の腕の中で身をよじる)
(彼もまた…熱い指先を、まだ性交の残滓にまみれたこちらの秘裂へと……)
あふっ…んんっ……ん、んんん……っ!
(目尻に涙が浮かんでくる)
(興奮がもたらす、生理的な涙)
(膝をすり合わせ、恋人の指を阻もうとするけれど、もうその指先は少女の丘を捉えて……)
や……んんっ……ただ、し…さん……んっ
も、だめ……んっ……んふ……
【こちらもこんな感じでいちゃいちゃと……】
【そんなこと言ってしまっていいのですか?】
【…なんて、そんな大変なお願いはしませんけれども…】
【まずは今夜も、どうぞよろしくお願いいたします】
ん、ふ……う……
(しなびたソコは柔らかな弾力を保ったまま、変化の兆しをまだ見せない)
(十分に愛し合った後では、それも仕方ないと思われるのだが…)
(モニュモニュと竿は曲がり、小さい頭部は左右に首にふる)
(それでも快感は間違いなく腰から背中へと這い上がる)
(恋人の制止の言葉を無視し、指先で秘裂を割り開いて遠慮なくまさぐる)
(性交の証しがこぼれる穴へ無遠慮なほどに侵入し、敏感な部分を刺激するのは慣れたもので)
【もうなんでも言って下さいませ】
んは…あぁ…っ……
(背筋が痙攣するように反りかえり、口づけを離れて天を仰ぐ)
(恋人の指が、ぴったり合わせた両足の付け根へとするりと潜り込んできて)
(何の障害もないかのように、花弁をまさぐりはじめたから…)
ぁ…ん……直さん、もう…ソコは……
(異形の男根に貫かれ、十分にほぐされて、花弁は柔らかく厚く充血しており)
(プルプルと指先に絡んで行く)
(性的な粘液をとろとろ垂れ流す中心は、その指を嬉しそうに飲みこんで)
(蠕動するヒダヒダが、奥へ奥へといざなっていく)
今、シたばかりなのに……
(まだむき出しの乳房の頂点が、充血して勃ちあがっていく)
(向かいあっていれば、その変化はすべて恋人の目にさらすことになって…)
【では、こんどは直さんに見られながら、いじわるされたい…なんて……】
ん…津綺子のここ、もう喜んでる…
(絡みつく襞を引き剥がし、指を大きく開いてその洞窟を奥まで空気に晒すようにして)
(ゆっくりと、名残惜しそうに、たっぷりと余韻を味わわすようにして指を引き抜いてしまう)
ほら、もうこんなに、新しいお汁が溢れてる…
(恋人が分泌した粘液をまとった指先を顔の前に突きだして春の日差しに輝かせ)
(V字を開いたり閉じたりして、糸を引かせ、ネチネチと粘着音を聞かせる)
ねぇ、津綺子…一人でして見せて…
【では、こんな感じで】
直さん、直さん…もう、本当に誰か来たら……
(そんなことを言いながら、自分は相手の中心を離そうとしない)
(三度も放って萎れた部分の柔らかさを愛でながら、自分の方は恋人の刺激にすっかり熱くなって)
(その反応の良さが、今はひたすら恥ずかしい)
あ……
(恥ずかしくてたまらない部分から、直の指が離れる)
(ホッとすると同時に、もう寂しくてたまらない)
(上気した頬に潤んだ目で、ため息をついていると、その目の前に指を差し出される)
(明るい春の日差しにきらめくのは……自分が分泌した粘液)
(その量、粘り、余りにも淫らではしたないぐらいで……)
直さん! もう……っ!
(思わず彼の手を掴もうと手を伸ばし、開いた部分を彼の股間に押し付けてしまう)
(その瞬間、熱く潤う部分がビクビクっと……)
ひ、一人で…って……そんなこと、ここではできません!
(ほとんど彼の膝にまたがるような姿勢で、懇願するような拒否の言葉を)
(それでいて、クリトリスが期待のあまり、ぷくん、と膨らんでくるのを感じる)
直さん、エッチな音、させないで……
誰も来ないよ…
(優しく諭すように、淫らな反応を引き出していく)
(足に当たる濡れた感触を楽しむように、押し当てられた部分を膝で擦りながら)
今度はそのままの俺で津綺子を愛してあげたいんだ…
でも、このままじゃ…
(いくらか快感を送り込まれても、放出を繰り返した部分からは復活の兆しは見えず)
(ただ恋人の手の中で柔らかく揺れるだけ)
だから、津綺子のエッチなところを見せて欲しいんだ…
そうすれば、 絶対に………ダメかな?
(最後は哀願するように、涙すら見せんばかりに)
そのままで……
(思わずゴクリと喉を鳴らしてしまう)
(異形の男根が与える快感は、ヒトのそれとは比べ物にならない)
(けれど……)
(恋人自身のままで愛される充足感は、他の何物にも代えがたかった)
(そのことを思い出すだけで、胸の奥がキュウっとなってしまう)
(恋人が欲しくて胸をキュンキュンさせているときに、今度は真顔でのぞきこまれて)
そんなに…見たいんですか?私の……え、えっち、な……
(真剣にお願いしてくる恋人の眼差しに、こちらも吸い込まれそうなほど)
(見てほしい、彼の視線を恥ずかしいところに感じたい)
す、少しだけ…なら……
(切なそうな恋人の懇願に負けて、彼の膝の上でそろそろと膝を持ち上げる
(舟底が彼の方を向いてしまい、ねっとりと熟しているのを見せつけてしまって)
(ふっくらとした恥丘を割って、その奥に息づく蕾をさらけ出す)
ん……んっ……
(視線を感じれば、早くも蕾を隠すように指先を重ねる)
262 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 23:54:58.49 ID:hsrno9pI
ねむいな
そう…もっとよく見せてね…
(抱きしめた体を離し、フェンスに寄りかからせる)
(片足立ちなのを支えながら、その場に膝まずき、持ち上がった足を肩に乗せて)
(恋人自身の手で隠された部分を下から覗き込むように)
津綺子、両手で拡げて…津綺子の「ここ」がどうなってるか、俺に教えて
それから、そこをどうするのかもね…
(舟底に蓋をした手の甲に息を吹き掛けると、イタズラを思い付いたように底を奥へ滑り、後の穴をくすぐる)
ぁ…ん…そんな近くで……
(フラミンゴのように片足を上げ、再び陽光の下へ恥ずべき器官を晒す)
(そのすぐ目の前に、恋人が大きな体を折って膝まづき、そこを覗き込む)
広げる…の……?
直さんがすぐそこで見ているのに、自分で…ここを……
(なかなか手をどけようとせず、それどころか強く割れ目に押し付けて)
(その手で快感を得ているかのように、お尻をくねらせて)
直さんと、セックスして一杯種付けされたところ……
まだ、ドロドロに濡れてて……えっちなお汁が、止まらなくて……
(震える指先で花弁を押し分け、サーモンピンクの内部を見せつける)
恥ずかしいぐらい発情している……お…まん……こ……を……
自分で、いじくって、気持ち良くなってしまうのを……見ていて下さい。
はぅ…お尻にされちゃったら……んは…ぁう…っ……
はぁ…はぁ…津綺子のおマンコ…
(鼻息まで荒げるほどにそこを覗きこむ)
(そうしながら自分自身を握りしめ、しごきはじめる)
(その様子はまるで変質者か何かのようが、まるで気にしない)
よく見えるよ…津綺子のおマンコ…
ヌレヌレで発情してる、エッチなおマンコ…
はやく…早くはじめて…津綺子のオナニー、俺に見せて
(目の前に広がるピンク色の襞を、欲情に濡れた熱い視線で見つめる)
(そこから垂れ落ちる滴を顔で受けようとするかのように、至近距離まで近づいて)
(後穴をくすぐる指が促すように動きを早める)
あ…直さん……!
(恥ずかしいほど近くでこちらを覗き込んでいるかと思うと)
(彼は突然、自分の中心をしごきはじめる)
ダメ、直さん、私にさせて…!
直さんのこと、気持よくしてあげたいの…っ
(彼が今、自分でしごきあげている肉棒が欲しい)
(口いっぱいに含んで、しゃぶりあげたい)
(張り詰めた乳房の間で、熱い精液を吹きあげられたい)
(そう思うと、広げた肉穴の奥から、たっぷりと熱い粘液があふれ出して)
お尻、いじくっちゃだめ…直さんのお肉の棒でいじめられたばかりのお尻……
(恥丘を割りこみ、その中で苦しいぐらいに膨らんだ肉芽をほじりだす)
(自分の愛液を指先で塗りたくり、コリコリと押しもむ)
ああぁん……直さんに見られてる…クリトリスを、自分でコリコリしてるところ……
見られてるのに……こんなはしたない事、してしまって……
今はいいから、津綺子は自分が気持ち良くなって
もっと、クリトリスいじって、穴に指突っ込んでかき回して見せてっ!
(奉仕したいと願う恋人の思いを押しのけて、さらに過激な自慰を要求する)
もっと、エッチになって、いやらしいオナニー見せて
おっぱいもいじくっていいから
そうだ、指、ビリビリって、電気使ってよ
【お待たせしております…】
【せっかくの休日前なのに、そろそろスイマーさんが……】
【またまた凍結をお願いしてもよろしいでしょうか?】
【お忙しいようなら、ご無理にとは】
【あううう…お待たせしすぎてしまったでしょうか】
【ゆっくりお休みになれていると良いのですけれど…】
【無理に続きをなさろうとせず、もう締めたかったら言って下さいね?】
【今回のロールも、とてもとても楽しかったです】
【また改めて、よろしくお願いします】
【スレをお返しします。ありがとうございました】
【おちであります】
【こんばんは、少しばかり待機させて頂きますね】
【プロフは
>>129に。どなたでも、気軽に声をおかけ下さい】
【お邪魔しました、スレをお返ししますね】
274 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 01:07:25.46 ID:a1lB3ubn
*
【
>>179ぷろふでたいき】
【気付かれなければ気付かれないで……】
【
>>275 俺で良ければ―!……と言いたいところなんだけど、
この後外へ行く用事が出来てなー。明日の夜でいいなら、お相手に立候補するんだぜ!】
【まあ、そう言うのもアレだから、他の人を待つのなら、そちらを優先してもらったらっ、とも思いますが!】
【ん……すまないわね、気を使ってもらって】
【明日の夜なら………何時くらいになる?】
【いや、本来なら今から付き合える方がいいだろうしな】
【そうだな…21時ぐらいになるかなー?】
【21時、ね………何も問題はないわ】
【それじゃその時間に………ちなみに、lvが全然足りてないことが発覚したから】
【あまり長文が書けないで本スレか避難所になると思う。】
【よければ、明日の21時に避難所に集合でいいかしら?】
>>279 【ああ、問題ない。了解したぜ。それじゃまた明日な!】
【ん、それじゃ、こんかいはありがと…………】
【これで落ち】
【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年 ※三年時編入
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪に漆黒の瞳。普段はあまり表情豊かではない。
【能力】 ≪ 受 容 (レセプター) ≫
強い力を自分に同調させて受け止める能力。霊媒体質に近い。
他者の能力については相手側から移譲許可された場合のみ、一時的に受容できる。
【武器】 ・ 弐 式 (にしき)
深凪伝来の霊体武器/刀型。真名は 『弐ノ完式 夜乃刀(ニノカンシキ ヤノト)』
それ自体が意思/人格をもち使用者を選ぶのだが、葵はこれを能力で無理に同調させている。
普段は無形。使用時は霊刀として具現化。霊体ゆえに形は日本刀から大剣まで刀剣なら自在。
・ 暗 器 各 種
糸、各種ダガー、針、圏、チャクラムなどの各種暗器
【希望】 NG以外、相談次第
【NG】 ハードスカ 妊娠 (※和姦と欠損などは要相談)
【弱点】 憑依/暗示/洗脳等の精神干渉を過度に受けやすい 魔術耐性が低い 弐式の長期使用→過度疲労
【備考】 異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。
糸などの暗器多種と霊刀を得物とする事から、彼女の識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をする。
幼い頃から組織で育ったので当主に心酔しており、微妙に世間知らず。たまに日本語がおかしい。
だが、身体能力と戦闘経験値は常人以上。組織の建前上、能力は完全特異体質扱い。
【現状】 ≪深凪≫は、兵部晶の組織と協力関係にあり召喚士/モンスターハウスとは不戦協定を結んでいる。
郡太一朗を当主同等に大事だと自覚するが、その家族が≪深凪≫に敵対しうる存在と知って一方的に決別。
敵対こそしていないが関係を極力避けている。また、須佐乃水琴も彼女にとってとても大事な人間。
【遅ればせながら、1さんありがとうございます】
【プロフィール投下と共に、……静かな夜で望み薄ではありますが、少し待機させてください】
【名無しですが立候補などを…】
【こんばんは、名無しさん】
【喜んで――と申し上げたいところなのですが、すみません。
宜しければ先に、ご希望をお伺いしても構いませんでしょうか?
私でも力不足ならずお受けできそうなものであれば、喜んでお相手させていただけたら、嬉しいです】
【そうですね。鱠切りになるのを覚悟で妖魔でエロ】
【数年後、巨乳になったひめっちが深凪の資金の為に枕営業。しかし夢落ち】
【ひめっちの武者修行。これくらいですか】
>>286 【2を許すつもりはありません、名無しさん(えがお)】
【えっと、色々な意味で私の立ち位置をご存じいただけている方、というのは把握致しました】
【となると、1か3ですけれど――武者修行となると、私ばっかりになるといいましょうか、
名無しさんに楽しんでいただけるやら、そこが不安なところです。戦闘ロール、ということでしょうか?】
【じゃあ、エロい方面と戦闘ロールでいくつか案をだしてみますので、もしお気に召しましたら――と】
【1.お仕事でのエロール。接待でないですけれど≪深凪≫の人間としてそういう親睦を深めるという名目で
えっちいことするんだけれど、実はそちらの暗殺を虎視眈々と狙ってたよ、ということで事後に戦闘も可能】
【2.妖魔(or敵対組織の人間でも可)に凌辱。ただ、こちらは私の無力化が前提でお願できると幸いです(洗脳/薬漬け)】
【3.全力の戦闘ロール。貴方を狩りに来た私と、思いっきりバトル(妖魔でも異能者でも、ただの敵対者でも可)】
【4.そちらを暗殺にきた私。これは、どちらかというと会話重視戦闘準重視、の感じになりましょうか】
【おっかね!そのえがおがおっかね!】
【それでは1でお願いできますか?詳しい背景はそちらにお任せします】
【あと、確認したらレベルが低いので、避難所の都合のいい場所に誘導お願いできますか?】
【お手数をかけてすみません】
【場所はわかりました】
【ええ、その辺はもうお任せします】
【死刑台に立たされた死刑囚の心境で待ってます】
【それでは移動します】
>>290 【完全に死に行く感じですね。狙った獲物は、逃がしませんよ?……ちがう?】
【それでは、私も移動です。場所をお貸しくださりありがとうございました。お返しいたします】
292 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 14:56:51.78 ID:NaQRO76L
*
293 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 09:50:18.41 ID:FZCuCB5k
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1303984705/44-56 伊織津綺子 ◆IorinFNlA2
迫水 直 ◆mkbuDdznjc
自分たちのスレが開いてるなら自分たちのスレを優先して消費してください
あなた達は自前スレが塞がってたら汎用スレを使うことができるけど
汎用スレを必要としてる他の人は汎用スレが塞がれたからってここを使えない
どっちを優先して使うのが正しいのか、ピンク板を使用できる年齢の人間なら考えてください
好きに使うスレはこのスレの人だけが使う場所じゃない
板全体で他にロールするふさわしい場所がなかったり塞がってたりする人達が使う場所
こういう言い方はよくないかもしれないが自前スレも専用避難所も持っていて
そこが開いてるのに汎用スレを先に消費するような良識ない行為をするのは
黄昏の学園スレ所属の人だけ
自分たちのこと自分たちのスレのことばかりじゃなく他の人のことも少し考えて
【おはようございます、暇が出来たので少々待機を……】
【プロフは
>>30になります】
避難所で白河さんが呼んでるよ
凍結中なんだけど、相手から1カ月ほど連絡無しで過ごしているため
一旦凍結中のロールを一時置きして、あかねたんとロールしたいらしい
前例が無い事ではないんで名無しはロール出来る時にした方がいいと思ってるけど
あかねたんさえよければ避難所に顔出したって
>>295 【伝達ありがとうございます】
【ふむ、迷惑でなければ是非お願いしたいところですね】
【了解しました、それでは一端避難所へ移動させて頂きましょう】
297 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 14:22:58.02 ID:ldCZuVeg
>>293 荒らすぐらいなら土遁しろ
板全体から見りゃ、お前のレスの方が迷惑なんだよ私怨野郎
中の人の発言につき、トリップのみで失礼いたします
この度は本スレが使用されていないにもかかわらず
当スレの世界観を用いて汎用スレにてロールを行うと言う
大変に非常識かつ迷惑きわまる行動を取ってしまいました事を
>>293様はじめ、板を利用なさっている皆さま、並びに当スレのキャラハンの皆さまに深くお詫び申し上げます。
大変申し訳ございません。
厳しいご叱責の数々は深く真摯に受け止めております。
決して他利用者様ならびに当スレのキャラハンの皆さまを踏みにじるような意図で行ったことではなく
全くの確認ミスでありましたが、結果として他利用者様に多大なご迷惑、ご不快の念をもたらしましたことは
言い訳の仕様もなく、すべて私の責任でございます。
誓って他利用者様ならびに当スレのキャラハンの皆さまをないがしろにする意図があっての事ではございません。
また、他キャラハン様には一切何の責任もなく、すべては私一人のミスが引き起こしたことであります。
このような多大な非常識かつ迷惑な行動を行った以上、スレ並びにこの板で活動する資格はないと言うご意見は
誠にごもっともであると理解いたしておりますが、その上で尚、「伊織津綺子」というキャラを稼働させますことを
どうかどうか、お許しいただきたく、伏してお願い申し上げます。
このレスを投下後に、忍法帖を破棄いたしますことで、
お詫びの印、並びにこのようなことを繰り返すことのない証とさせていただきたいと思います。
このようなことで皆さまのお怒りを納めていただけるとは思いませんが
当分の間、ご迷惑をおかけするようなことはなくなるということで、どうかお許しいただきたく
なにとぞお願い申し上げます
この度はキャラハンにあるまじき行動を取ってしまいました事を
板利用者の皆さま、スレのキャラハンの皆さまに深く深くお詫び申し上げます
本当に大変申し訳ございませんでした。
これでレベルが戻っているでしょうか…
ご迷惑をおかけしました。
今後は地道に待機しながらレベルを積み重ねて参ります
【名前】カタナシ
【本名】伊田 満 (イダ ミツル)
【年齢】17歳
【性別】男?
【体長】1〜200cm(175cm)
【容貌】
妖魔形態:もはや人としての原型を留めていない、もはや肉体のほぼ全てが黒いヘドロ状の物体。
何処から拾ってきたのか、常に白地の仮面を被る。
人間形態:ヘアスタイルなど特に考慮していないようなボサボサの黒髪を持つ通行人A。
以前とは違いちょっとパンダ目気味なのが気になるご様子。
【能力】名称『ジョーズ』
自身の体と、それに直接触れた固体・液体に対して『口』を憑ける能力。
本体が『口』を操作できるものの、その『口』が何処に繋がっているかは謎。
無機質に憑けた場合射程距離は半径20b程、
ただし、生命体に憑いた場合は対象のエネルギーを吸収して活動する為その限りではない。
裂傷等の外傷に対しては、傷口を『口』と化す事によってダメージを軽減する事が可能。
妖魔としての特徴として、そのヘドロ状の肉体により人間離れした行動が可能。
また、新鮮な屍に入り込み、その肉体のみを生かし動かす事を覚えたようだ。
【希望】戦闘 ・日常
【NG】薔薇
【弱点】破魔・氷結・電撃に弱い。雨。仮面を奪われると混乱状態に陥る。
【備考】
人を信じる事が出来なかった、ある能力者の成れの果て。
人間と妖魔、二つの顔を併せ持ってはいるもののその本質は妖魔である。
顔に被る仮面の意向から妖魔時には退魔師に対して悪逆非道を尽くすものの、
人間時は生前?のまま、植物より平穏なボンクラ学園生活を送っている。
【ちょっとばかり簡略化したプロフを投下…できるかな?】
【ついでに少しばかり待機をば】
【待機解除ー】
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんとへの置きレスに、お借りいたします。】
傷つかないですわよ。
少なくとも、わたしは傷つかない。
言ったでしょう?ちゃんと話を聞いてあげるのも、姉の役目だって。
きけるワガママならきいてあげたいし、きけないものであれば、どうしてきけないのか
ちゃんと話して差し上げるのが、姉ってものですわ。
まぁ…わたしもそこまで完璧人間じゃない、むしろ頼りないの極致の姉だから
うまくきいてあげられるかどうか、解からないのですけれどね。
こう……心意気だけは、ばっちりなのですわ。
(ぐっと拳を握ってみせ、自分の胸元をトンと叩く。)
ふむ………男の子って、難しいですわね。
アリョーシャも、最近特に難しくなってきちゃって。
何を考えているのか、さっぱりなんですのよ。
そう、ね。いずれ真実になるように、頑張るのですわね。
(こくんと頷き、あいまいな笑顔を浮かべる。)
(やっぱり、男の子は強いな、と。思う。それが少しだけ、悔しい。)
天使……
ロマンチックなのは、好きだけれど……その、なんて言うんですの?
わたしは、そんなに綺麗じゃないから…
(両手のひらを顔の前に広げて、ぶんぶんと否定の態度を示して振る。)
あっ、その…違うんですの、そういう綺麗とか汚れているとか、そういう意味じゃなくて
……こう、ビジュアル的に?そんなに綺麗じゃないですわよ。
アリョーシャのほうが、よっぽど宗教画に出てくる天使みたいで綺麗ですわ。
その綺麗さも、あの女ったらしで適当な態度が、全てをだいなしにさせていますけれど……
………まぁ、天使なんて、本当はそんなに綺麗なものじゃないですけれどね。
いや、いやいやいやっ
近づかなければ、近くならないわけでっ
その……っ
ほんと、近い…から。
(トレーニングでかなり柔らかい身体だと自負しているが、それも徐々に限界で)
(そのまま後ろに倒れ、背中をぶつけるものだと思っていたら、優しい手が宛がわれ柔らかく着地。)
(困ったような顔になり、眉を寄せ首をかしげながら、兵部を見上げる。)
わ…わたし、別にエムってわけじゃないですわよ。
………よ、よく解からないですけれど…
それに、わたしの恥かしがる顔なんて、そんな見ても楽しいものじゃないのですわっ
それに、それに……その………手、痛くないですの?
(恥かしいやら困ったやらで、頭の中がぐるぐると空回りしている気がする。)
(頬に触れられて、思わず反射で顔を右に背けた。)
【お借りいたしました。ありがとうございます。】
303 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 23:59:00.41 ID:Pj/Pu/pr
。
避難所参照4649
>>305 【にゃう!っとみてきてみまみまー】
【わざわざありがとうございます、名無しさん。】
【ご厚意に感謝します(ぺこー)】
【それではこの場はお返しします。】
307 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 15:22:29.22 ID:TwMoq27W
偉い
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
| |
/  ̄ ̄ ̄ ̄ /
. / ./
/ A 子 に 殺 さ れ る /
. / /
/ ____ _ ./
./ /´ `ヽ
/ l \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ \
【ゆりか先輩への置きレスに、一レスお借りしますね】
>>302 ――――っ…。
じゃあ、教えてよ、お姉様。わたし、どうすればあなたに好きになって貰えるの?
自分の体をよく知っているあなたは、どうしてその戒めを解き放つ事ができないの?
祖国も一族も相手取って、力でねじ伏せれば解決策は見つけられるの?
(終始笑顔を崩さない少女の表情が、僅かに歪んだ。
すっと目を細めると、微かに苛立ちをはらんだ甲高い声で訊ねるあきら)
(―――その場限りの慰めで、出来もしない事を言われるのは好きではない。
それが出来るなら、自分はこれ程苦しんではいないのに)
ふう。…思春期なんじゃないかしら。彼に限って、とは思うけれど…
一人で思い詰めて、極端な行動を取らないように気をつけてあげたら?
(冷静さを取り戻すため、一呼吸)
(この少女を知る人物が聞けば、大体の人間が「お前が言うな」と
言われそうな台詞を、首を傾げながら平然と吐く)
ふぅん。お姉様は、天使を見たことがあるのかしら。
でもわたしにとって、あなたはそれ程までに綺麗なの。何度も言ってるわよ?
…ねえ、それに前にも言ったわよね。下向きな発言はしないでって。
お姉様は、よほどわたしに虐げられたいのかしら?
(顔を背けたゆりかが代わりに見せた、耳のそばで囁く。
そしてあきらはクスリと笑うと、その小さな唇で、それをはむ、と軽くくわえた)
…ええ大丈夫、痛くないわ。
うふふ、お姉様。別にこれはサドマゾの関係じゃないのよ。これもまた愛の内の一つ。
だってわたし、誰にでもこんな事をするような軽い男じゃないもの。
世界で唯一、あなただけなんだから。
(あきらはゆりかを支える逆の手で、脇腹の辺りをゆっくりと、なぞり上げる)
(そして胸の近くまで来た所で一旦手を止め、しゅん、とわざとらしく落ち込んだ様子を見せた)
でもお姉様は嫌がることはしないの。わたしはお姉様を愛しているから。
だから一言、お姉様が「止めて」と仰るなら、わたしはいつでも止めるのよ?
【スレをお借りしました、ありがとうございました】
310 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 23:51:51.51 ID:TwMoq27W
佐藤
反省だけなら犬でもできる
312 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 15:21:23.24 ID:49wftOMP
うむ
叩くだけなら屑でもできる
今朝の段階での予定よりも時間がある
そんな訳で待機してみよう
プロフは
>>36
315 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:06:34.39 ID:49wftOMP
*
待機解除ー、お邪魔しました
スレをお返しします
郡の同時進行誤爆
【異能】黄昏の学園避難所52【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1258729951/233-234 > 233 名前:オルステッド ◆bsYq6uqLdA[sage] 投稿日:2009/11/24(火) 02:28:20
>
>>232 > …その理屈はおかしくないか?
> まぁ、俺も結局のところどっちでもいいんだよなぁ。うん。
> (頷くと、苦笑いとも照れ笑いとも区別のつかない笑みを漏らし、ぎゅっと彼女を抱きしめて)
> んー………やっぱり、先輩は、柔らかいな。
>
>
> でも、デレてないってことはないだろ?
> まあ、とろとろに蕩けた先輩は、可愛すぎるんで、
> お持ち帰りもしたいと思うのです。
> (唐突に、突拍子も無い欲望をさらりと口にして)
>
> ああ、そういや、最近CMでやってるよな。
> ……でもああいうのって、映画じゃないけど大分前にもなかったっけ?
> 気のせいかな…?
> 234 名前:郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ[sage] 投稿日:2009/11/24(火) 02:29:08
> 【あー…ごめん、まじでごめん。本当にごめん。
> 謝っても謝りきれないよな、これじゃ……】
カオススレ避難所 その11
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1257943216/716-721 > 721 名前:オルステッド ◆bsYq6uqLdA[sage] 投稿日:2009/11/24(火) 02:35:58
> 【済まない。申し訳ないことをした。……事情は察してくれるとありがたい。
> 迷惑をかけるだろうから、此処は落ちる。】
318 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 18:30:49.10 ID:odXXJfYu
最低だな
【それでは、おじゃましました〜】
【ゆりか先輩とのロールに、スレをお借りしますね】
【それでは今夜も、よろしくお願いします】
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんとのロールに場所をお借りいたします。】
(兵部の微かに歪んだそれは、ストレートに悲しい表情よりも悲痛に見えた。)
(少女のヒステリーのようにも聞こえる、苛立った声色。)
(小さく息を吐き出し、微笑を返した。)
好きになるのは、どうかしら?
わたしに限らずですけれど、人の心と言うものは、解からないものよ。
一瞬で好きになる場合もあれば、何年もかけて好きになる場合もある。
それは、神様にしか解からないことだと思うの。
戒めは戒め。
わたしが戒められているのに、それをわたし自身が解き放てたら、戒めの意味が無いわ。
それに、あなたにとっては最悪ことかもしれないけれど……
わたしは、これを然程戒めとは感じていない。
解決策……?
そうね。
全て力でねじ伏せれば、確かに解決は出来ますわ。
後継者がいない状態にすれば、いいんですの。
わたしの一族全て殺して―――アリョーシャ、も。
………殺せる?
くふひえええぇぇ……っ
(顔を背け、耳元にかかる息のくすぐったさに耐えていると、突然違和感に襲われる。)
(情けない声を上げて、思わず反射で、兵部の身体を蹴りそうになるのにも気付かず、膝を折り曲げる。)
(わき腹を撫でられ、その手の動きに合わせるかのように、上半身を捻って)
……っ
(ぷるぷると震えながら、涙を湛えた瞳を兵部に向けると)
(首を素早く左右に振って、消え入りそうなか細い声で、訴え始める。)
おね…が……やめ…くすぐるの………やめて…
息、くるし……
(確かに、恋心を伝えてくれた兵部に対して、自分は酷なことをしているのかもしれない。)
(だけど、こんな野外で、こんな風に押さえつけて、くすぐることはないじゃないか…)
(苦しさとくすぐったさで、泣き笑いの表情になり、兵部を見上げる。)
【それでは、今夜もよろしくお願いいたします。】
―――はッ。
…だから言ったじゃないか、結局どうにもできないって。
(口元を歪め、嘲るように笑う晶。果たしてそれの
矛先は目の前の組み伏せた少女だったのか、それとも自分だったのか)
(自分彼女に望んでいる事など、他にはない。それすら
理解してくれないが故に、あんな事を言ってしまったのだろう)
生憎と、わたしは無宗教なの。
…知っているわ。わたしが苦しく感じている理由の一つも、それだもの。
わたしの行動を拒絶されないだけ、マシかもしれないけれど。
………さあ、分からないわ。
でもそれを選んだら、あなたは世界で誰より悲しむでしょうね。
だから、わたしはそれを選べない。だから、選択肢に入れた事はないの。
(今、自分が行おうとしているあまりにも壮大な計画。
彼女の力に関する何かを見つけたらしい、ゆりかの父親の足取りを追いながら、
組織や自分の地位を向上させ、将来的にはロシアの組織に
介入できる程にまでする。その途中で彼女の一族が妨害を
してくるようなら、全て薙ぎ払う。それが彼女を救う、最善だと思っている)
(けれど、それが正しいと保障してくれる人はいない。
この少女でさえも曖昧な態度しか示してはくれない。
半信半疑なのか、不可能だと思っているのか、あるいは興味がないのかもしれない)
(―――故に、わたしはこのような行動も取る。正攻法が無理なら、搦め手でも何でも使う)
って、お姉様。
わたしが今、あなたに何をしようとしているのか、理解しているの?
(あきらはそっと、少女の白い首筋に唇を置いた。
その隙間から覗く赤い舌が、ゆっくりと這うように体の方へと下がっていく)
わたしを救いだしたいと思ってくれる、あなたの気持ちは嬉しい。
ほんとうに、嬉しいの。
だけど……わたしはそれを救いとは思わない。
救われたくないとか、そういう意味じゃなくて……
………わたしは自分のことを、救いが必要な存在だと思っていない。
だけど、そのことであなたが――晶くんが、苦しむくらいなら………
(――わたしは、晶くんのそばに居ないほうが、いいのかもしれない。)
(唇をくっと噛み締め、その句を飲み込んだ。)
(どうして、告白されてきたときに、そうしなかったのだろう。)
(どうにかなると思った、自身の甘さからだろうか……)
(………否、わたしが、寂しかったからだ。)
そう、ですわね。
あなたも大切な弟ですけれど、アリョーシャも、わたしにとっては大事な弟。
その二人が殺しあうくらいなら……自分の死を選ぶわ。
……その死すらも、わたしは自分でどうにかできる立場ではないけれど。
(少年は、いったいどうしようと言うのだろう。)
(一族全てを抹殺するのは、選択肢に入れたことが無いと言う)
(ということは、彼にとってゆりかを「救う」他の選択肢がある、という事。)
(不安な気持ちを隠さずに、兵部を見上げていると、首筋に唇があたる。)
っひ……ゃ…なめ……やっ…
(兵部の束縛から逃れようと、必死で脚をじたばたとさせる。)
な、に…って……
わたっ…わたしが、下向き……だから、くすぐりの…刑……っ
(どう少なく見積もっても、押し倒されてから5くすぐりくらいの実績を、身体に刻まれて)
(ぷるぷると震えながら、そんなに悪いことを言ってしまったのだろうかと)
(考えても頭が回らない。「そういうこと」を知らない身体は、とにかくくすぐったくて)
(兵部の身体を押しのけようと、片手で小さな肩を押し返す。)
お願い……止め…
救いが、必要ない?
…人間の平均寿命の四分の一しか生きられない少女。
それのどこに、救いが必要ないと言うのかしら?
何の罪もない、ただ生まれてきただけのあなたに。
(きっと彼女は、自分の事だからこれ程までに傍観しつつあるのだろう。
これが他人ともなれば、そんな理不尽と、止めに入るだろうに)
(自分はそんな理不尽を、許さない。彼女を愛している、それはある。
それで優先順位も変わるのは事実だ。けれど、何であれそんな不幸があっていいはずはない)
…お姉様をそんな風にさせてしまったなら、わたしも死ぬわ。
(これから彼女の一族とやり合う場合に重要なのは、
「戦わないこと」、次に「殺さないこと」だ。どこまで
ゆりかがその一族と親しいかは分からないが、いずれにせよ
その中の誰かが死ねば、恐らく彼女は悲しむだろう)
(極力戦闘をしないで済むのであればそうする、もし戦闘に
発展した場合でも、戦闘力を奪う事にのみ集中する。だが
銃器でそれを行うのは容易いことではないし、何よりこの少女の
一族は、機械を操る。自分の戦闘力全てを担う銃器はアテにできない)
(それらを踏まえて、特殊プログラムも訓練には織り込んではいる。
だが付け焼き刃、果たしてどこまで頼りになるものか―――)
…そうね、お姉様。セックスって、知ってる?
(片手でゆりかの服のリボンを解きながら、さらりと真顔で訪ね、見上げるあきら)
(高校一年生ともなれば普通は知っているはずだが。もっとも自分の家庭環境は
異常だったが故に、より早い段階でそういう知識はあったけれど)
生きられないわけじゃないですわ。
だって、死なないですもの。
(つまらない言い訳を口にする。)
(でもそれはゆりかにとって、決して言い訳ではなくて、一族にずっと言われ続けてきた真実。)
(眠るだけだから、ずっと一緒にいるから、だから大丈夫と。)
おしゃべりは、出来なくなってしまいますけれど。
でも、お話を聞くことはできますわ。きっと。
あなたがわたしに話したいことがあれば、いつだって来てくれていいのですわよ。
(首を小さくかしげて、笑う。)
(話せなくなるけれど、立って歩くことはできなくなるけれど、笑うことも出来ないけれど)
(それでも、身体の維持は保障されている。)
(ずっと、そういい聞かされ育てられてきた。父母の、どこか悲しそうな笑顔と共に)
(その笑顔を思い出しつつ、首をゆっくりと左右に振る。)
わたしは死なないから、大丈夫。
………っそ、そ、そっ
(みるみるうちに、特有の白い頬が紅潮。口をぱくぱくとさせる。)
(その単語は「恥かしいこと」くらいの認識は、あるらしい。)
し、知ってますわよ。それくらい………
えぇと…き、キス…するでしょ
それから、服を、ぬっ、脱いで……はだ、はだ…かっ
(これ以上なにをどうくすぐるのだろうと、リボンを解かれる様子を眺めながら)
(意を決したように、他の誰もいない妖精の住処に声を響かせる。)
裸で、ベッドで眠るのですわっ!!
そんなのは詭弁よ、お姉様。
それならあなたは、この世の人間誰しもが植物人間になっても構わないと?
あるいは、わたしがそうなろうとどうという事はないのかしら。
(この後に及んで、そのようなつまらない言い訳をするのだろうか?
あるいは、本気でそう思っているのだろうか。――――甘過ぎる)
(ファンタジーが好きにしても、限度がある。それが彼女を
傍観の境地へと追いやっているのなら、そんな幻想、完膚なきまでに壊してやろう)
いいえ、お姉様。
そうなってしまったあなたは、わたしの話を聞くことも出来ないわ。
声が空気を伝わり鼓膜を揺らそうと、それでもあなたは何も感じない。
脳は生命活動を維持するだけの存在になり、何もすることもできない。
お姉様は完全に孤独な存在になり、現世からかけ離れてただ一人永遠の時をさまよう。
わたしもまた一人になり、あの時の…っ、全身の端から端まで、
何度も何度も痛覚が焼き切れるような、気が狂いそうになる日常を送るの。
食事すらロクに取れず、衝動的に泣きわめいて物を壊して、
精神安定剤などの薬なしでは生きられず、ふとした事で自殺を図るようになる。
…分かる、お姉様?その先に綺麗なものなんて、なぁんにもないの。
(まあ、流石にそれくらいの事は知っていたか。しかし自分に対して
好意を寄せている男――――男だ。それがこうして自分を
押し倒しているのに、そのような可能性を考慮できないのは、些か――――)
(唐突に、あきらは頭を押さえた)
……教えたのはアリョーシャさんかしら。…まあいいわ。
あのね、お姉様。セックスと言うのは、子供を作る過程の一つなのよ。
(どうして中学二年生の自分が、高校一年生の彼女に
このような保健体育もどきをしなければならないのだろう)
(誰に訊いても答えは出ないだろうが。何であれ、少女はゆりかを見上げ、淡々と説明する)
もっとも基本的に結婚した男女がするものだし、わたしもそれをするつもりはないわ。
避妊をする手段は幾つかあるけれど、必要なところまでは行かないでしょうし。
ただこのセックスというのはね、とても気持ちがいいものなの。
自分や相手の感度や技量にも、影響はあるでしょうけど。
(言葉と同時進行で、ボタンをぷちぷちと外していく。まだ否定の
言葉は聞いていない。それを聞けば、いつでも止めるつもりだが)
わたしはね、お姉様にそれを味わってほしいの。
328 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 23:58:08.61 ID:odXXJfYu
*
―――っ
(兵部の言葉を耳に入れたくないといった風に、何度も何度も首を左右に振る。)
ちが…違う……っ
晶くんがそうなるのと、わたしとは…違うっ
わたし、わたしは……ずっと、幸せになれるのっ
みんなと一緒、で…アリョーシャだって、ずっと一緒にいてくれるって、だから!
わたしは孤独なんかじゃない!!
晶くんだって、悲しむ必要はなんにも無いの……
ど…して、そんなこと、言うの……っ?
(兵部はどうして、そんな意地悪を言うのだろう。)
(自分の心のなかの何かが、崩れてしまいそうな気がする。)
(崩れた先には、なにかがあるのかもしれないけれど、ただの空虚、虚無が広がっているだけかもしれない。)
(今の自分以外の世界を、わたしは知らない。―――怖い怖い怖い怖い)
(お願い………ここから、この綺麗な世界から引っ張り出さないで)
…………
(決死の覚悟で、恥かしさを乗り越え解説したというのに)
(何故か、頭を押さえた兵部は、少し呆れている様子に見えなくもない。)
セックスで、子どもが出来るのは…知っていますわ。
だから、軽はずみに裸になっちゃダメなんですのよ。
……気持ち…いい?
(確かに、人肌と触れ合って、居心地の良い布団にくるまれるのは、気持ちいいことなのだろう、と)
(涙目のまま、素直に兵部のレクチャーに耳を傾ける。)
味わう、って……?
(眉を寄せ考え込み、首をかしげ)
(ようやく混乱した脳みそに、兵部の行動が染み渡ってきた。)
(どういう事なのかよく解からないが、兵部はそのセックス(みたいなもの?)を、しようとしている?)
(今?ここで?……まさか?だって、肝心のベッドが無い。)
(あぁ――でも、考え込んでいる暇は無い。このままでは、服が脱げてしまう。)
(上半身を軽く起こして、ボタンを外していく兵部の手を、ぎゅっと握って止める。)
……だめ。
ボタン外したら、お洋服脱げちゃう……
わたし…晶くんにだけは、見られたくない。
―――ああ、甘言ね。あの時のわたしと変わらない。
例えそれが、次世代にも異能を残す為の近親相姦、そのシステムだとしても。
わたしはかって以前、あの幸福な創られた箱庭で生きていたかったわ。
そう、ずっと一緒にいてくれると言ってくれたのね。わたしもそうだった。
(そこに関しては、何も変わらない。家系の宿命の為、
それを受け入れる為に幼い頃より準備をされてきた事は)
(お互いの両親が、その宿命と親子の情で板挟みになっていた事も。
些細な違いと言えば、自分の兄や姉はそれを知らされていなかったことだ。
だがあの聡明な姉ならば、薄々感づいていても不思議ではないが)
でも、わたしの世界は粉々に破壊された。
…だから、お姉様も同じ目に、なんて訳ではないの。
そうね、わたしが実の姉兄と愛し合うことに何の疑問も抱かなかったように、
お姉様は当然のように、自分が覚めない眠りに付く事を受け入れているのかもしれないわね。
もしも家族が殺されず、お姉様がわたしと知り合っていたら、
あなたはわたしの家族の様子を見て、おかしいと言ってくるかもしれない。
…それでもわたしは、自分の家族の事は棚上げにしても、お姉様の運命はおかしいと思うのよ。
(そして声のトーンが甘ったるいものから、凛とした響きのそれに変わる)
………僕は、今でも家族の死を受け入れたわけではありません。
こんな風に、何度も直視することから目を背けています。
…でも、それでもあなたと出会えたから、復讐ではない、
ただ与えられた役割を果たす機械でなく、人間として生きていけるんです。
家族を失った事は、今でも許せません。生き返らせられるなら、そうしたい。
けれど、あの箱庭の外に出たことだけは、後悔していません。
何故なら、ゆりかに出会えたんだから。
(手を止められ、ゆりかの言葉の真意を考える。嫌なら拒否をする、
それは分かる。だが自分にだけは、とはどういう事だろうか)
(のぼせ上がって自分が仮に特別だと仮定しても、それは肯定の材料にしかならないだろう)
…脱がさなければ、セックスはできないのよ。
嫌なら、「止めて」。はっきりとそう言って?
わたしにだけは、とはどういうことなのかしら?
身体的成長が止まっている事に関しては、知っているつもりだけれど。
(当然握られた手は動かさない。けれど、質問は重ねる)
あなたと、変わらない……?
あの時の?
(兵部が言っていることの、半分も解からない。)
(でも、その眼差しを見れば、それが意地悪で言っているわけでないことは、解かる。)
(それに、そもそもあの兵部が、自分を陥れるようなことを言うはずもない。と)
(何度か深い呼吸をして、少し落ち着いてきた頭で、ゆっくりと考える。)
わたしの運命が、おかしいって……そんなはずは、ないですわ。
わたしは選ばれたんですもの。
おかしいなんて………そんなはず……
(自分に言い聞かせるかのように、口の中でもごもごと、何度も繰り返し呟く。)
(首を左右に振っては、再び呟いて)
(知らない人が、今の様子だけいきなり見たら)
(気でもふれてしまったのかと思われても、おかしくないくらいに)
(何度も、何度も―――)
わたしに、会えたから………
(不意に「晶」の声が聞こえて、思考の輪から抜け出す。)
(後悔は無いという言葉に、なんとなく、どこか救われた気がした。)
身体のことも、そ…それも、あるんですけれど……
(兵部の手を握る指に、ぐっと力を籠める。)
(迷いの無い目で、まっすぐ見つめて)
わたしは、晶くんのことを大切に思っている。それは、解かってくださいますわよね。
………少しでも、マイナス要素は見せたくない…って言うか、見られたくないんですの。
わたしの大切な晶くんに、わたしの醜い部分を見られたくない。
あなたがどんなに、わたしのこと綺麗と言ってくれても、わたしの感情は変えられない。
お願い、止めて。
わたしの身体には………この下には、鍵の証が刻まれている。
わたしが知るもののなかで、一番崇高で一番醜いものよ。
容易く抜け出せるものではないわ。大事な人達の言葉だもの。
ましてや、抜け出そうなんて思わないでしょうから。
(独り言のように呟くあきら。今すぐに彼女の生き方を変えられるとは
思っていない。前の自分とて、何と言われようとあの世界からは
恐らく抜け出せなかった、否、抜け出そうとしなかったかもしれない)
(それでも、自分の言葉が少しでも、この人の心を響かせられたなら。そう願わずにはいられなかった)
お姉様は至らない所もある、自分でもそう仰っていたじゃない。
駄目な所を見せずに、いつまでも一緒にいるなんて不可能ではないかしら?
(一番崇高で一番醜い――――?全く想像出来なかった。
多少は似たような家庭環境とはいえ、自分にはそのようなものはない)
別にどんな醜い傷跡があろうと、あるいは両性具有だろうと。
気にならないわ。わたしはお姉様の全てを受け入れる。
…でもお姉様は、それでもわたしを拒否するのよね。
(元より拒否されると思っていたので、この結果は想定内だ。
断り方は予想外だが。彼女の衣服に添えていたボタンを直しリボンを結んで、体をどける)
仰せのままに、お姉様。
最後に認めて下さる?
お姉様が大切だというわたしの想いより、お姉様は自分の保身の方を大切にされたのだと。
(溜め息をつきながら、椅子に座り直した)
(綺麗な言葉で取り繕うと、それには違いない。自分がさほど重要でない事、
それに疑問はない。己の立場は理解しているつもりだ)
(けれどそれを認めずに、大切だなんて言うのは耐えられない。
空虚な言葉なら、ない方が、現実の方がマシだ)
抜け出すとか、抜け出さないとかの問題じゃなくて……
……そう、考えたこともなかった。
解からない、考えたくないのかもしれない。
ううん、考えたくないの。
認めない、わたしが救われなければならない存在とか、運命がおかしいとか……
(認めない、いや、認めたくない。)
(きっと、事実は兵部から突きつけられている。)
(でも、それでも、自分にとっての今まで信じていた真実だって、あるのだから。)
傷跡…とかじゃない、ですけれど……
(綺麗にリボンが結びなおされる様子を見つめながら、呟く。)
……ごめんなさい。
(保身のほうを大切にしたと言われたら、否定は出来ない。)
(あれを見せたくない、見られたくないのも、所詮は己の理由に過ぎない。)
(兵部は、どんな自分も受け入れてくれると言ってくれたのに、自分の都合で見せたくない。)
(だけど……)
(さっきまで兵部の手を握っていた手で、胸元をぎゅっと握り締める。)
(その拳は、微かに震えて)
(このまま服を引き裂いて、すべてを見せてしまおうかと、そんな衝動にも駆られる。)
(唇を噛んで、こくりと頷き、兵部から視線をそらした。)
認める、わ。
身勝手よね。
どんな晶くんも、わたしの大切な晶くん。
なんて言いながら、わたしはあなたをどこかで信用していなかったのかも。
晶くんの、心を見せて欲しい。正義面して、ずかずかと土足で踏み込んだくせに。
自分の心は見せたくないだなんて、最低ね。
偽善もいいとこ…いいえ、もっと言えば、ただの野次馬だわ。
………嫌いになったら…嫌いって言って?
一気に考えを改めて、なんて言わないわ。
それは自分の世界を自分で壊す事にも等しいものね。
時々、少しずつで良いからわたしの言葉を思い出して。
ゆっくりと、その自分や周囲を見つめ直してみてほしいの。
(まるで、かっての自分を相手にしているようだ。だからこそ
言葉を選ぶ必要はなかった。あの時の自分を外へ出すには、
なんと言うか。考えるのに時間は要らない)
…心のどこかでは、分かっていたもの。ただの綺麗事だって。
わたしが甘えるから、つい求められるままにそんな飾りの言葉を吐いてしまったのよね。
(それでもゆりかに認められて、少しは心が晴れた。
これで恐らく、もうあんな虚しい言葉を紡がれたりすることはない)
(始まりからそうだった。あの時彼女が僕の言葉に応え、
助けてくれたのは、残りの命が決められていたからだ。
どうせ捨てるなら、何かの為になろうと。そう本人が言っていた)
あなたの為に何かをしようとしても、あなたは無関心だったり、
あるいは拒絶をしたりする。もう僕は、どうしたらいいか分からない。
あなたに愛してほしいのに、僕がどんなに心を開いても、
あなたは応じてはくれない。無様に何度も空回りするばかりだ。
いっそのこと、本心からなら、嫌いだと言われた方がマシなんだ。
(膝を抱え、今にも泣きそうな表情で呟く晶。もう打つ手はない。
自分に出来ることは、後は壮大で夢物語じみたものだけ。
それはかなり先の長い話で、仮に成功しても、彼女が自分を
愛してくれるとは限らない。けれど、今のままでも
今以上に、ゆりかが自分を大切にしてくれることはない。だから)
…それで嫌いになれたら、こんなに苦しんでませんよ。
そんな所も、認めます。言ったじゃないですか、全てを受け入れるって。
(それでも、今にも情けない表情で、少年は笑ってみせた。
結局の所、自分に残されたのはその道しかないと覚悟したから)
(そしてテーブルの上に手を伸ばし、自分のものをカバンの中にしまっていく)
…帰りましょう、ゆりか先輩。
言葉を、思い出して…ゆっくりと……
(まるで叱られた子どものように、しょぼくれた表情で)
(何度か小さく頷いては、でも違う…違うの。と、何度も呟く。)
(綺麗事――そうだ、自分はいずれいなくなってしまうのだから)
(だからこそ、綺麗なものでまわりを固めておきたいと)
(自分が他人に向ける想いすらも、綺麗なものにしておきたいという、単なる自分のエゴだ。)
(だからこれだけは、否定しておきたかった。)
――違う。
あなたが、甘えてきたからじゃない。
甘えてもらえるのが嬉しかった。
あなたが言う愛とは全く違うけれど、大好きよ。
綺麗で可愛くて、時々砕けそうになるほど弱いけれど、でもとっても頑張り屋さん。
そんな子に甘えられて、得意になったのよ。
わたしが、綺麗な世界に囲まれていたかったの。
甘えられたから、それに応えたわけじゃない。
(世界は、すぐに壊れない。)
(あちこちが歪んでしまったけれど、まだまだ綺麗な世界。)
(望んで出たいとは思わないけれど、自分には外の世界もあるのだと、認める隙間が出来た。)
(その隙間は、なにかのきっかけで埋まってしまうかもしれないし、広がるかもしれない。)
(まだ自分の考えだけでは、埋めてしまいたいのか、広げたいのかは、判断が出来なくて)
(もやもやとする気持ち悪さを抱えたまま、とりあえずはゆっくりと、その隙間を覗いてみようと思った。)
わたしは…晶くんのこと、嫌いって思ったことはないわ。
晶くんの望む言葉は、望む態度は与えてあげられなくても……それだけは本当よ。
(膝を抱える兵部に触れようと伸ばした手を、引っ込める。)
(向けられた、鳴きそうな笑顔を見つめて、右手の親指を口元に運び、爪を噛んだ。)
……………
(こくんと頷き、マフィンの入っていた袋を鞄に仕舞うと、よろめきながら立ち上がる。)
(一言も発さずに、とぼとぼと小さな妖精の住処から小道へと向かう。)
(ぐちゃぐちゃになった頭のなかの片隅で)
(…結局、セックス(みたいなもの?)って、なんだったんだろう?と、少し考えながら。)
【もうそろそろ締めかしら?】
【晶くんになにかやりたいことがあれば、また金曜日に再開でも大丈夫ですわ。】
(ゆりかはまるで自分のせいのように言うけれど、発端は自分が
求めたせいにあるだろう。それは間違いないはずだ)
(彼女の言うことは、まだよく分からない。けれど、
理解したとしても、何ら自分の心の慰めにはならないだろう)
…ありがとう、ございます。
嫌いではない、それだけで十分ですよ。
(―――酷い嘘吐きめ。己の心をそう嘲り笑う)
(けれど、もう彼女に負担をかけない為にも、そして
自分の為にも。気分を切り替えて、これからに向ける他はない。
せっかく彼女が、自分を大切ではないと言ってくれたのだ。甘えずに済む)
(無造作にウィッグを外し、ヘアピンも取ってまとめて
これもカバンの中に入れる。元よりゆりかに気に入ってもらう為の
もの、これも意味はなくなった。自分の素性を極力隠したい
任務でもない限り、出番はないだろう)
(ゆりかの前を歩く少女は、もう普段通りの晶に戻っていた。
相変わらずの仏頂面で、来た時とは同じ服を着た別人のように)
(特に交わす言葉もなく、手を握ることもなく。静かに歩みを進めていく)
(そして、森へと繋がる公園の入り口に差し掛かった。
鳶色の髪の少女は歩みを止めると、後ろを振り返る)
今日はありがとうございました、ゆりか先輩。またいずれお会いしましょう。
(先ほどのような、泣き笑いの顔ではない。彼が仕事などで見せるような、
非の打ち所のない完璧な微笑みを見せる晶)
(もう、自分が必要時以外に彼女を呼ぶことはないだろう。
ゆりかもそうするはずだ。だから次に会うのは、夜に偶然、くらいだろうか)
【お気遣いありがとうございます】
【僕はこれか、次辺りで〆にしようと思います】
…あっ………うん。
(鳶色の短い髪の毛の後姿を、いたたまれない気持ちを抱えうつむき加減な視線で眺めながら歩いていたら)
(いつの間にか、公園と森を繋ぐ入口のところにたどり着いていたらしい。)
(表情が消えた顔で、まるで作られたような兵部の笑みを見つめて、頷く。)
……こっちこそ、ありがと。
楽しかった、ですわ……
(顔を上げて笑顔を作ってみたけれど、それはまるで張り付いたようにぎこちなかった。)
……うん、また。
(兵部の笑顔に触れたくて、手を伸ばそうとして、それをすぐに引っ込め)
(そしてそのまま、ひらひらと手を振ってみせる。)
(口元を笑わせてみせるが、その顔が大きく歪んだ。)
………っ
わたし……忘れ物、したみたい。
じゃあ、また。晶くん。
(くるりと踵を返して、森の中へと駆け出す。)
(見せられるはずがない、許されるはずがない。)
(彼を傷つけたのは自分なのに、その張本人が傷ついた顔をするのは)
……ぅっ…く
(200メートルほど走ったところで、木陰に入り、嗚咽を漏らす。)
(そばに誰もいないと解かっていても、肩を震わせ、絶対に声は出さないように。)
(ホルスターから銃を取り出すと、自分の胸に銃口を押し当てて、過呼吸のように何度も胸を上下させ)
…………………
(やがてその呼吸は、ゆっくりとしたリズムを刻み、銃を持った手がガクリと垂れる。)
(木に背を預け、ずるずるとしゃがみこんだ足元には、沢山の孔雀色の羽根が落ちていた。)
【なんだか、ほぼ自分語りの締めになってしまい、申し訳ないですわ。】
【それではわたしはこれにて締めとさせていただきますわね。】
【了解しました、それでは先輩が綺麗な締めを見せて下さったので、僕もこれにて〆ようかと思います】
【少なくとも僕は、自分語り結構ですよ?自分の設定を
知るのは自分だけしかいないのですから。自分が出してくれなければ、分かりませんしね】
【それでは長い間ロールにお付き合い頂き、ありがとうございました。
また機会がありましたら、よろしくお願いします。
お疲れ様でした。お休みなさい、ゆりか先輩。ノシ】
携帯から直なので【 】を省略させていただきますわ。
こちらこそ、長時間のロールありがとうございます。
有意義な時間をすごさせていただきましたわ。
とても楽しかったです。
またお相手してくださいませね。
それではおやすみなさいませ。
ゆっくりと素敵な眠りと、よい夢を。
スレをお返しいたします。
ありがとうございました。
340 :
ここは同時進行可のスレッドです:2011/05/11(水) 11:32:59.71 ID:8pq2cW05
128 :郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ:2011/05/10(火) 18:13:42
帰って来てみたら、これは……。
こんばんはっと。
俺は叩かれて当然だろうけど…表にもその時のことが貼られてるしな。
それについては申し訳ないと思うし、これからも言われるのも当然だと思う。
でも、それを承知したうえで、ここは楽しく過ごす場所だと思うんだぜ?
ま…俺が言うなっていう話かもしれないけどな。でも、どうせなら、楽しく行こうぜ?
130 :名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 18:20:31
郡は正しいと思うよ
この流れだと気持ち悪いファンに見えるだろうから申し訳無いのだが
ストレートで飾りっ気無しの謝罪したのも
やった事は消せないからこうやって思い出したかのように叩かれ続けるだろうが、
それでも真面目に受け止める姿も好感持てる
ぶっちゃけ中身がクレーム対応とか上手い人なんだろうなと思う
※名無しがいいと言えば何でもやっていいスレです
※名無しで自演すればOKです
【ロールに、場所をお借りいたします】
(来てしまった――。幾度となく訪れたことのある、彼女のマンション。
気が付けば、足は此処に向かっていた。今更彼女に掛ける言葉などあるのだろうか。
掛けられる言葉はあるのだろうか)
……………はぁ。
(高くそびえるマンションを見上げながら、思わずため息をついた。
それでも足がここから動かないのは、女々しいこと限りない。)
(既に日は傾き、夕暮れ時となっていた。帰宅途中のサラリーマンや学生たちが通りすがり、
中には不審そうに視線を向ける通行人もいた)
(だが、それでも待ち続けていた。ここで引いてしまえば、きっともう二度と彼女に声を掛けることが出来そうになかったから。
だから、彼女を待ち続けた。きっと、彼女は良い顔をしないだろうけれど)
【ということで、待ち伏せで行くことにしました、と。どうぞ、よろしくお願いしますっ】
(校内での情報収集も兼ねた活動を終え、丁度部活生が帰り始めるのと同じ頃合いで下校する。
たくさんの生徒にまぎれるように電車に乗って、紛れるように電車から降りる。
もちろん――自宅となっているマンションに来るまでには、学生服は殆どいなくなってしまったけれど)
………。
(いつものようにそのマンションの中へ入ろうとした彼女の足が止まる)
(エントランスホールの扉の前。そびえたつ大きな建物の前に、見知った姿を見つけたからだ)
―――こんばんは、郡さん。
(声をかけるのをためらう理由はない。彼は「知りあい」なのだから)
(ここにいるということは、何か話があるのであろう。
顔をしかめて見せるのは、持ってきた話の内容が有意義だと感じられなかった時からでいいはず。
だから、努めて表情を変えないままに、漆黒の瞳で真っすぐとその少年をみつけた)
このようなところに、何か御用ですか?
【きゅんk】
【こほん。書き出し、ありがとうございました。こちらこそ、宜しくお願い致します(一礼)】
>>343 (声を掛けられ、一瞬だけ緊張で身が強張ってしまう。
その緊張を解くために、深く吐息を吐き出した。)
―――こんばんは、先輩。
(予想通りの反応に、再び溜息が出てきそうになるが、それを飲みこむ。
どこかのだれかが言うには、幸せは溜息と共に逃げるのだとか。視線を一瞬だけ反らして、再び戻す)
さて、話したいことは様々にあるけど……
……そうだな、紫一久に会った。
(ぽつりと呟く。正攻法では、どうせ切って捨てられるだけだろう。
だから、彼女に相応しく、情報を交えてこちらの本題に近づくことにするとしよう)
前に、アンタは俺に忠告してくれたよな。あいつに接触するな、って。
まあ、接触してしまったのは本当に偶然なんだけど…、さて。
問題はそこじゃないんだ。紫さんだけじゃない。他にも先輩の名前を知っている奴らが多くいることを知った。
…なあ、俺が言うのも変な話だけど、<<深凪>>の<<剣糸>>様がそんなに名前を売り込んでいいのかよ?
(これは本音だ。そう。“夜”に会う人間人間が、彼女の名前を知っていた。
彼女の顔が広い――と言えば良い印象だが、問題なのはそれを知っている人物たちだった。
名を知られると言うことは、その分だけ、狙われる可能性もあるということだ)
>>344 紫さん、―――に、ですか?
(女の声が一瞬ぶれたが、それはその名前を呼んだ一瞬のことだった)
(そう口にしてから考えるように顎のあたりに指をやる。少し俯き加減に、だ。
それからしばらく考えていたようで沈黙。十秒ちかくたっぷりと黙り込んでから、彼女はようやく顔をあげた)
……接触はしない方が良いとは思いますが、してしまったものは致し方ありません。
せいぜい、利用されるだけされて棄てられないようにお気を付け下さいと、ご忠告致しますより、他ありません。
あと、私が名前を知られているのは、当然です。
そちらの方が逆に動きやすいとは思いませんか? それに、私もむやみやたらに売っているわけではありません。
既に私が接触を持った「夜の住人(おともだち)」に対してが基本です。
それに、ある一定程度大筋の情報網を持ち合わせている者なら、私がどこの組織(うまれ)の人間かくらいは
調べれば分かることです。属するとは、そういうことですよ。
あと、そういうお話をなさるのなら、場所を変えましょうか。
近場の……、そうですね、近場のファミリーレストランで構いませんか。私、夕食もすませてしまいたいと考えています。
他に場所の提案があれば、お聞きいたしますけれど。
(とはいえ、その女のつま先は既にファミリーレストランがある方角へと向けられてしまっている)
(彼の隣を横切るように歩きだしてから、最後に確認するように立ち止まり、彼を振りかえった)
>>345 …………ま、そういうこともあるわな。
(そのついでに、積極的ではないものの情報共有の関係になった、と言えば彼女はどう反応するだろうか)
(などと思いつつも、じっと、彼女の言葉を待った)
なるほどな。…せいぜい気を付けるとするさ。
厄介なヤツだとは思ったけど……。
(まあ、今となってはどうしようもないことだ。彼とは一応は情報交換をする程度には見知ってしまった。
それに、取り敢えず今は、重要な話はそこではない)
……へぇ。それにしては紫さんも先輩のことを友好的な感じでは見てなかったけどな。
そういうもんかね?一般企業だって、業務内容や社員の名前も情報機密で外には漏らさない時代だぜ?
それは、単純に先輩が自覚してないだけじゃないか?
(世間知らずのお姫様だ、と軽い挑発を投げかけてみる。
もちろん、それを言うのなら自分も彼女以上に名乗っているだろうし、彼女が危険がないだろうと踏んだから、
その人物たちに名乗りをあげたのだろう。だから、これはブラフ。彼女の本音を探る為のブラフ)
ああ―――、付き合うよ。
俺も飯はまだ食べてないから、な。
(一瞬だけ瞼を閉じて、そっと吐息を吐き出す。今日はなかなかに難しくなりそうだ)
>>346 (最後の挑発、問いかけに関しては――またあとで、というように、目を細めることで一旦の答えを返して)
(そして最終的な彼の返答を聞けば、――それでは、というように歩きだす)
(ファミリーレストランはさほど遠くないところにあった。
それこそ徒歩5分内である。そして夕飯時とくれば、それなりに賑わいをみせているのも当然。
人の話し声がノイズのようにバラバラに聞こえるその中。小さめの二人用のテーブルに通された)
(メニューをとってから、一つしかないことに気づくと、ひっくりかえして彼の方に向けて)
わたし、だいたい歩きながらあれが食べたいなって決めていましたから、遠慮なさらず。
(黒髪を揺らして、小首をかしげて、目の前の少年を見つめる)
(黒色の瞳はそれこそいつものように。太一朗を素直に窺っていた。
他意はない――というよりも、まるで特に深い感情は抱いていないと言わんばかりに、ただ真っすぐと)
俺は、ハンバーグセットで。
(そもそも食事目的で来たのではない。腹に溜まれば何でも良かった。
だから、メニューを開いてすぐに目に留まったそれを告げた。すぐにメニューを畳むと所定の位置に戻して)
(それからボタンを押して、ウェイトレスに注文を頼む。お冷とおしぼりを置かれて、愛想のいい笑顔でウェイトレスは去った)
やれやれ……それじゃ、食事が来るまでウォーミングアップだ。
久し振りに、な。ギブアンドテイクで行こうじゃないか。
―――まず、俺からだ。
『<<深凪>>ってのは何なんだ?』
――紫さんと話をしていて、思ったんだよ。
なんで、公の組織でもない――言ってみれば、有志だけが集まった集団で、『異形を狩る』という仕事が出来るのかってな。
組織を動かすには資金がいる。当然、それを費やすのだから、組織を動かす為にはそのメリットがあるはずだ。
……あるいは、スポンサーがついているか。
(どちらにしろ、自分は知らなさすぎた。“深凪”という組織を。紫が疑問に思うのも当然だと思った。
あまりにも自分は何も知らなさすぎたのだ)
(もちろん、これは本題ではない。だが、それでも聞いておかねばならない事項だった)
>>348 (手早い注文を終え、運ばれてきたお冷に両手をそえる。
指先から冷える感覚は、頭までクリアにしてくれるような気がしていた。
小さく息を吐き出して、そっと吸い込む。――落ち付いた、と心の中で呟いて、改めて前を見た)
≪深凪≫は異形を狩る組織です。
それ以上、それ以下でもございません――と、私は貴方に申し上げます。
(まわりの話声にまぎれるように小さすぎず、大きすぎず、いつもと同じような声量)
公の組織では、確かにありません。
しかし、貴方はボランティア団体をご存じですか?あれは、基本有志だけが集まった集団でしょう。
それでも成り立つのは何故でしょうか。彼らが利益を追求する組織ではなくても、彼らは運営できる。
……まあ、スポンサーが一番でしょうか。
有志の我らをサポートしてくださる人間、もしくは団体がいる、ということでいかがでしょうか。
しかし、それを知って何になるというのでしょう。わたしには皆目見当もつきません。
貴方がたがスポンサーを狙うなら、我々はそれを完全なる「宣戦布告」と見なさせていただきますけれど。
>>349 ―――違うね。
<<深凪>>はそんな単純な組織じゃないはずだ。
俺は何も知らない。でも、何も知らないからこそ、こう言えるんだ。
化け物を狩る集団とボランティア団体の人たちを一緒にしちゃあいけないぜ?
化け物を狩る集団は、他にもある。
兵部晶――、あいつとも関わった。あいつらも異形を狩ってるんだろう?
それだけじゃない。他にもこの街にはそう言った集団が集まってひしめき合ってる。
もし、単純に、異形を倒すだけならお互いに協力し合えばいいだけじゃないか。
……でも実際はそんなに簡単じゃない。それは、お互いの組織が何らかの利益を狙ってるからだ。
(そこまで、捲し立てると、そっと溜息をつき)
悪いが、先輩の言葉をそのまま鵜呑みには出来ない。
―――例えば、異形だけでなく、人間さえも利用しているとか、な。
(適当に口から出まかせをついて出す。ブラフ。
彼女が言うとおり純粋に、“異形を倒す”という目的だけで動いているのかもしれない。
もし、疑問に思うのが自分だけなら、そのまま納得できたのかもしれない。だが、あの紫も疑問に思ったのだ)
宣戦布告?何を物騒な思考を働かせてるんだ?
別に、何になるかは先輩の知るところじゃないだろ?先輩の考えが俺には分からないように、さ。
(それは少しだけ拗ねたような口調。――そう、納得が行ってないのだ)
俺に知る権利がない、と言われればそれまでさ。だけど、聞ける分はすべて聞いておく。
俺が後悔しないように――それじゃ、答えにならないか?
>>350 ボランティア団体は、例えです。
……別に一緒にしてくださらなくても構いません。私は別に、困りませんから。
確かに異形を狩る集団は他にも沢山ありましょう。
ですけれど、郡さん。……人の下に座るのを良しとしない人種もいるのはご存じでしょう。
そんなことを仰られるなら、あの会社とあの会社は合併した方が良いと仰られているのと一緒です。
なぜしないのか。彼らの経営方針は全く一緒なのですか?組織の成り立ち方、規律、そこまで同じですか?
違うでしょう。ゆえに、多様性というものが現われるのだと存じております。
…………貴方は、別の組織の人間の家族です。
私がそうした物騒な思考を働かせるのは、十全な警戒方法だと個人的には考えます。
(そこでようやく、彼女が僅かに表情を変えた)
(どこか苛立たしそうに、わずかに、眉根を寄せたのだ)
貴方は何もお分かりになられておりません。
本当に貴方は、何か知りたいのですか?…………聞けば教えてもらえると思っておられてるのですか。
知らなかったら知らないで良いのですか――やはり、貴方は日向の人間です。
「組織」というものを、ご存じない。
何かを隠していたとしても。
別組織の人間が同じ家族にいる貴方に、紫一久と通じている可能性のある貴方に、教えられると思いますか?
……ギブアンドテイクなら、早くギブしていただけませんか、私に対して有益な情報を。
>>351 そうだな、そうなんだろう。考え方としては何の矛盾もない。
………でも、多様性なんて言葉だけで、片付けられる簡単な組織なのかよ、<<深凪>>ってのは。
ま……、アンタがそう言うのなら、そうなんだろうさ。
(どちらにしろ、これが本題ではない。諦めたように溜息をついて、コップを煽って冷水を流し込む)
…ん。じゃあ、俺はアンタにその言葉をそのまま返すぜ。
アンタは何も分かっちゃいない。
俺が何を知りたいのか、聞けば教えて貰えると思ってるのか?
ギブなら充分にしたじゃないか。『俺の家族が“調整者”だ』ってな。
(もちろん、それは第三者から齎された情報。だが、さも自分が与えた情報だとばかりにふてぶてしく笑い)
じゃあ、そんなに教えて欲しいのか、教えてやるよ。
<<深凪>>じゃない。知りたいのは、媛名葵。アンタ自身だよ。今更、なんて言われるかもしれない。
アンタが何を考えて、何を目指しているのか、そして、アンタを覆う危険性を、それを知りたいだけなんだ。
今まで投げかけた疑問は、その為の手段に過ぎない。
(がり、と頭を掻く。やはり、どうもこういった駆け引きは苦手だ。だが、諦めきったわけではない)
…とは言え、だ。少なくとも、どうしてそこまで俺のことを敵視するのか、知りたいところだな。
>>352 何を知りたいのか聞けば教えてもらえると思うな、と仰りたいのですか。
……私は別に、貴方が何を知りたいのかを知ったとして、メリットにならないというのに?
それは貴方からのギブではありません。
――第三者からの情報でしょう。そもそも、あれをギブだというのでありますれば、
私は今までにそれ以上の情報を貴方にギブしてきたと考えます。利息分を頂いても良いくらいです。
(黒色の瞳が、鋭くなる)
そんなに教えてほしいなら教えてやる、ですか。
私は、別にこれ以上貴方から有益な情報を絞り取れるとは存じておりません。
教えていただいてありがたいですが、別にそれは私にとって有益な情報ではありません。
貴方に有益な情報がないのなら、この話し合いは無意味です。そのことを、お分かりですか?
貴方はそこまで、私の興味をひく話題をちらつかせていない。
本気で私と、“交渉”をする気なのなら、……馬鹿になさらないでください。
(その目は、≪深凪≫八席の人間としての目)
(慣れ合いでもじゃれあいでもなく、≪深凪≫の人間として交渉のテーブルについたものを見る目だ)
敵視するのは敵たりうる可能性を孕んでいるからです。
>>353 ハッ…バカにしてるよ。
アンタの回答は俺の予想通りだよ。予想通り過ぎて、笑える。
敵視するのは敵たりうる可能性を孕んでる?………ばっかじゃねーの?
(へらっと苦笑して、鋭い視線を受け流す)
じゃあ、聞くけど、アンタは俺の家族の何を知ってるって言うんだよ。
俺の父さんが、姉さんが、どういう人間か知っているのかよ?そもそも、いつ、俺の家族が敵対するって誰が言ったんだ?
俺か?父さんか?姉さんか?―――可能性?ちゃんちゃらおかしいね。
(大きく溜息を吐き出して、おしぼりで手を拭いて)
ま、もともと“交渉”なんてするつもりはない。
こうして、アンタと話が出来ている時点で、俺の狙いはすでに達成されているわけだし。
そもそも、俺が駆け引きなんて出来る器用な人間だと思ったか?
(軽く肩を竦ませて、そんなわけないだろ、と苦笑して)
聞きだせたら、それはそれで幸いとも思ったのは事実だけどな。
話は戻して、と。仮に、敵対するとして、それが俺と何の関係があるって言うんだ?
俺が、相手が家族だろうと葵さんだろうと、俺が行動を変えることをしないってのは、知ってるだろ?
―――ほら、アンタが言ってくれたんだろう?何があってもそれを貫き徹す覚悟をしろって。
それは逆に言えば、他の誰にも俺は左右されないってことだ。
家族がそうであるからといって、俺もそうだとは限らない。
俺は、俺だ。郡太一朗。それ以上それ以下でも、ない。
>>354 ……私を馬鹿にしているのは、貴方でしょう。
(声にまで、冷たさが響きだした)
貴方は私を馬鹿にするためにここに呼んだのですか。ちゃんちゃらおかしいと笑う為に呼んだのですか。
交渉するつもりの私に対して交渉するつもりはないと言いきって、
私と話した時点で狙いが既に達成されていると見せびらかすためにお呼びになったのですか。
――最低。
(表情を変えないままに、吐き捨てるように彼女は言った)
……知っているから、何と仰られたいのですか?
変わらないから、わたしにどうしろと貴方は仰られているのですか?まどろっこしいです。
(もはや徐々に口数は減り、返答もぶっきらぼうになる)
(口調だけはいたって丁寧なままだが、これであれば慇懃無礼という方がしっくりくるかもしれない。
視線はもう合わせなかった。
店員がくればそちらに目を合わせ、料理――ビーフシチューらしい――がくればそれに視線を落とす)
………。
(そして、無言でそれを口に運びはじめた)
>>355 最低……ね。
……ああ、そうだよ。俺は最低な男だよ。適当に言いつくろって、それでもこうして話をしたいと思うバカだよ。
(違う。こんなことを言いに来たんじゃないのに。どうしても、彼女に反発してしまう)
ああ、もう、違う!……ったく、俺はボキャブラリーに欠けるんだよ!
(わしわしと髪を掻き乱して溜息をつく)
先輩に聞くぜ?
―――絶対に何があっても、先輩の腕を離さないって、俺のことを信じられないのか?
俺が聞きたいのはたったそれだけだ。
(まどろっこしい。結局、小賢しい真似をして、彼女の本心を聞き出そうとしたのが間違いだったのだ)
信じられないのなら、それでいい。俺は先輩にとってそれまでの人間だったっていうだけの話なんだから。
でも、俺は繰り返す。何があっても俺は俺だし、俺は誰かが間違っていたらそれを体で止めるし、
俺が間違っていたのなら、誰かに止めて貰いたい。
――その誰かが、俺は葵さんであってほしいんだよ。
俺の父さんが、とか、“調整者”がとか、どうでもいいんだよ。それに拘るというのなら、俺はそれから葵さんを守る。
例え、相手が俺の家族だろうと。
……結局のところ、俺は、先輩のことが分からなかった。
分かろうとしなかったのかもしれない。分かっているつもりになって。
(憂鬱気に視線を伏せると、料理には手をつけず、小銭を置いて)
だから、応えてくれ。“先輩”は俺じゃ、不十分なのか?
>>356 (私だって、こんなこと言いたいわけじゃない)
(こんなご飯がおいしくなくなる話がしたいわけじゃない。
いっぱい、昔みたいにじゃれあったり弄ったりして、照れた顔とか拗ねた顔とか笑った顔がみたい)
(そんな言葉と一緒に、何かがこみあげて零れそうになったのを彼女は意地で止めた)
――私は、貴方に、選択をさせたくないだけです。
二択を、させたく、ないだけです。
……信じられないとか信じられるとか、もうそういう次元の問題では、ありません。
貴方がどうだとかこうだとか、「私」という個体は存じております。「私」という個体は分かっています。
しかし、お考えください。“調整者”という存在を敵に回しうるのは、「私」でなく、≪深凪≫です。
第八席だけが分かっていても駄目です。≪深凪≫が貴方は大丈夫だと納得できなければ意味がありません。
…………特に我らは、いつも組織の存続に関して綱渡りです。
(お箸できれるトロトロお肉!なんていう謳い文句のそれのとなりに箸をおいてから、視線を落とした)
できるだけ、悪い可能性は排除します。
貴方を縁をきるということそれ自体など、リスクのない素晴らしい回避行動です。
調整者の家族である貴方と縁がある状態では、いつそれが仇になるか分からない、と組織は考えます。
それが、貴方にはお分かりにならない「組織的思考」です。
(貴方にはお分かりにならない、とまで強引に言いきって)
――貴方は、いつも何も聞かなかった。
だから、楽でした。全部、何も話さなくても良かったから。……でも、ちょっとだけ寂しかった。
いっぱいいっぱい、いってないことがあった。あなたは、そこは知らなくてもいいことだと思っていらっしゃると感じました。
(そう零した後、彼女は静かに切りだした)
私の手をとるなら、≪深凪≫になってくれますか?
…………貴方のお父様とお姉様を殺して、≪深凪≫に操立てして、私の傍にいてくださいますか?
>>357 なら、聞くけどさ。
<<深凪>>は、そういう考え方をしている――、そう考えてもいいのか?
……君子、危うきになんとやら、触らぬ神になんとやら。
確かにそれでリスクはない、だろうけどな。組織的思考、か。
(グラスの中の氷を噛み砕きながら、閉眼して考え込み)
確かに……そうだな。俺は先輩が話さないことは聞かない方がいいと思ってた。
でも、それじゃダメなんだよ。先輩と一緒にいるためには。
紫も言ってた。なんでお前は媛名葵のことを知らないんだ、と。そうなんだよ。
……葵さんはそれを望むのか?そんな俺を望むのか?
葵さんが本当にそれを望むのなら、それを叶えたいと思う。
でも――勘違いしないでくれ。俺は飽くまで“葵さんの所有物”であって、<<深凪>>の所有物じゃない。
葵さんが本当に俺が父さんと姉さんを殺して欲しいっていうのなら、俺は考えるさ。
………でも、そんなの、俺じゃないだろ。少なくとも、俺は“郡太一朗”じゃなくなる。ただの“肉親殺し”になるだけだ。
(はぁ、とため息をついて、かぶりを振る)
要するに――、俺が“調整者”の抑止力になれば、問題ないわけだろ?
そうすれば、俺に対する“調整者の危険性”の可能性を切り捨てることができる。違うか?
>>358 たまに賭けに出ます。損して得取れといった行動をするときもありますけれど
貴方のことについてはおおむねそう考えている、ということで構いません。
(ここで、大きくため息をついて)
……私が話さないことは、聞かれない方が良い。“組織的”には間違った判断ではありません。
むしろそれは“≪深凪≫八席”としてはこの上なく好都合でした。
――望む望まないは、私が決めるのでしょう。
だから、聞いているではありませんか。
貴方には肉親殺しになってまで、私の傍にいる覚悟があるのか、と聞いているのです。
そんなの俺じゃないなんて、先に逃げないでください。できないなら出来ないで答えは構わないのです。
イエスかノー、二択でお答えください。
貴方はいつも物事を簡単に仰られますが、それがどれだけ難しいことかお分かりですか?
あなたが抑止力になるといったその言葉だけをどうして保険にできるというのでしょうか。
もしそれを達成できたとしても、それは何年後ですか?
できるかも分からないものに組織はすがりません。
何年後なんて言われても待たずに、貴方との深すぎる縁を、元の程度に浅くする決断をします。
>>359 ………俺も大概だけど、先輩もとことん頑固だな。
いや、まあ、だからこそ、俺は好きになったんだろうけどさ。
(髪を掻き乱して、今日何度目かの溜息をつく。どうして、こうも会話が噛み合わないのだろう)
意地が悪いのも程があるぜ?そんなのは覚悟なんて言わない。ただ自我を失ってるだけだ。
……だけど、保険に出来るものなら、ある。
先輩に証明してみせればいいんだろう?抑止力になれる可能性があるかどうかを。
(そして、布に包んで鞄の中に入れていたそれをテーブルの上に置く)
……『切姫』だ。これを先輩に返しておく。
そして、俺と戦ってみてくれ。先輩が、納得できるだけの強さを、証明してみせる。
悪いけど、先輩と離れてから、これでも随分と強さを求めてきたんだ。
そんな俺の覚悟を、『簡単に仰る』なんて言わせない。―――たとえ、葵さんが相手でもだ。
そして、俺は名乗ってやる。ありとあらゆる“危険”の抑止力となってやる。
――“三千世界”の郡太一朗。今は未だただの言葉遊びだけど。
20年――いや、10年後には、それが本物だということを全てに証明してみせる。
まずは――、先輩、アンタからだ。
(視線を彼女から僅かにも外すことなく、じっと視線を集中させる。その視線には確かに殺気が込められていて)
>>360 だから――、何故、分かって下さらないのですか。
調整者は組織です。貴方は個人です。私は深凪の構成員です。
わたし一人を倒したことで、どうして調整者の抑止力であることが証明できますでしょうか。
わたしに証明しても意味がありません。
≪深凪≫に対して証明しなければ、意味が無いのです。
(力なく首を振る。僅かに声を震わせた)
――私は、10年も待てません。
さきも申したでしょう。待っていられないのだと、その前に貴方との縁をきることを選ぶのだと。
……『それ』は貴方のでしょう。要らぬのなら道端に棄てておきます。
あと、我々にとって強さの証明とは「殺す」ことです。その意味を貴方はお分かりですか?
≪深凪≫ってそういう組織なのですよ、郡さん。
っ、なんで、三千世界なのですか、なんで、わかってくださらないのですか
なんで、敵になるのですか、わたしの傍にいてくださらないのですか――なんでですか、どうしてですか。
(殺気を受け止めながら彼女はまくしたてるように、しかし小声でつぶやき続けた)
>>361 簡単な話だよ。俺は欲張りなんだ。
先輩も、家族も、守りたい。そして、“まずは”って言っただろう?
葵さんが俺に迫る二択はどちらも俺の望む選択肢じゃない。
…必ずしも“殺す”必要があるわけじゃないだろう?
もちろん、必要ならそれを躊躇うことはない。でも、悪戯に、命を奪うような真似は<<深凪>>だってしないだろう?
先輩の質問は、角違いなんだよ。なぜ、その二択に絞る必要があるんだ?
………。
(そっと吐息を吐き出して、一度閉眼したかと思えば、軽く開いて)
“殺す”、“敵”、“深凪”―――、聞き飽きたよ、その言葉は。
俺は先輩にとって“深凪”がどれだけ大切なものか、俺なりに分かってるつもりだ。
だから、今まで話してくれなかったことも聞いてこなかった。
“深凪”と家族――どちらも取っちゃいけないのかよ?
俺のその覚悟を“簡単に仰る”というのなら、その覚悟を試してみてくれ。
言っただろう?信念を貫く覚悟をしろって。……なら、“俺”の信念を受け止めてくれ。
俺は、<<剣糸>>も媛名葵も、ずっとそばにいて欲しいんだよ。たとえ、それが、どんなに難しいことだとしても。
なら、俺は俺なりのやり方で、その信念を実現してみせる。
【すみません。申し訳ないです、凍結お願いしても構いませんか?】
【もう頭が、まわらなくて】
【ごめん、なんかロールが迷走してるなぁー…申し訳ないっ】
【それじゃ前に言ってたとおり13日の夜21時ぐらいからでいいか?】
【いえ、それも醍醐味です。私は楽しませていただいてますが……そちらはその、大丈夫、でしたか?】
【ただ、眠気が、ひどくて。時間はその時間で大丈夫です】
【今日はありがとうございました】
【こちらは十分楽しませて貰ってるけど、そちらも振り回してごめんっ】
【それじゃあ、その時間で。おやすみなさい】
【スレを返します、と】
【こっそりと待機】
【置きレス等は、打ち合わせを始める前なら遠慮なくどうぞ】
【規制組なさかい避難所で良ければ挙手させてんかー】
【了解了解。もちろん喜んで、だ】
【では一旦避難所に引き上げだ】
【スレをお返しします】
【おおきに!したら俺も移動するで。スレをお返しや】
371 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 14:10:17.99 ID:9lgMwEp8
誰かおらんの?
>>362 (貴方が調整者の家族を捨てられない時点で、
媛名葵は可能だとしても、≪剣糸≫が前のような深い関係でいられないのを何故分かってくれないのだろう)
……貴方は、≪剣糸≫に傍にいてほしいなど、良く言えます。
何も、ご存じないのでしょう?≪剣糸≫が何かを――、ねえ、ご存じなのですか?
わたしじしんも、わからないのに。そもそも私は、私が何かすら定義にあぐねているというのに。
(彼は、彼に言ったことを忘れてしまったのだろうか)
(≪深凪≫に拠らずに生きる意味を見つけられないと私が泣いたことなど忘れてしまったのだろうか)
(きっとどうでもいいことなのだろう。
だって彼は「話してくれなかったことを聞いてこなかった」のだから。
彼は「私」の本質よりも、現状の関係の保全を考えていた。「私の為に」である。わたしのために)
(なるほど、ならば全て私が悪いのだ。すべては私が、全部明かさなかった所為だろう)
(だって、そうなのでしょう?といっそのこと相手に聞いてやりたかった)
(朱羽は言っていた)
(一回だけ彼に質問の機会を与えた時に、
彼は≪深凪≫についてなど、欠片も聞いてはこなかったのだ、と。聞いたのはアンタの身の危険だけだ、と)
(それを踏まえたうえで、私が「彼は彼の先輩である"媛名葵"以外に興味はないのだ」と思うのは、間違いだろうか。
どうして、≪剣糸≫を捕まえていたいと思っているなどと言えるのか分からないと思うのは、間違いだろうか)
(彼が欲しいのは深凪の八席でなく、ただ「夜の世界での戦い方を知っている媛名葵」でしかない、と)
(投げやりで感情的で非合理的。ヒステリックな女性の典型思考)
(被害妄想まで孕んだ考えだと分かっていても、もう彼女はそれ以上に期待なんてできる状態ではなかった)
――――もう、分かりました。
(これ以上話しても無駄だといわんばかりの態度は、意図的に、だ)
わかりました。貴方の力を試させてください。そのかわり、私が勝ったらお願いがあります。
【置きにひとつ、お借りいたしました】
>>372 分かるなんておこがましいことは言わない。
けど、何度も繰り返す様に、俺は欲張りなんだ。―――俺には何かを捨てることなんて、出来ない。
何かを捨てて、何かを得る。そんな帳尻合わせの幸せなんて、嘘だ。
何度でも言ってやる。俺は、ハッピーエンドが好きなんだ。
(そう、<<剣糸>>のことなんて殆ど知らない。だが、これからは知っていける。
知らないのなら、知ればいい。少なくとも、それを彼女が語ってくれないのであれば、自分はきっとこの傲慢を貫くだろう)
何も知らない。それが正しいとは思わない。
けれど、“それ”が理由で、俺の全てを否定する理由にはさせない。
――逆に、聞くぜ?俺がどうしてここまで、葵さんに嫌われるような真似してまで、
ここまで自分の傲慢を押し付けるのか。――葵さんは、考えたことがあるのか?知ろうとしたのか?
それを知っていて、俺を否定するのなら、それでいい。
でも、俺には、葵さんが俺を――俺の心を、知ろうとしているようには、見えない。
(<<深凪>>のことを今まで聞かなかったのはどうしてか。あるいは、接触させろと言わなかったのはどうしてか。
どうして、今まで“夜”の仕事について一切口出しをしなかったのか。
あの時、意地でも腕を引き止めなかったのはなぜか。なぜ今、<<剣糸>>と媛名葵を欲しいと言ったのか。
そもそも、なぜ彼女を好きだと告白したのか。いや、なぜ初めて会った時から、彼女に付きまとおうとしたのか。
飽くまでこちらを拒絶する彼女の言葉の数々に、頭が昇っていたと言われたらそうなのだろう。
今までは、彼女に対してはどこか一線を引いた姿勢だった。だが、今はそれを取り払う。)
ああ。こちとら、命懸けなんだ。
自分から言い出したことを、今更取り繕うつもりはない。
(そっと溜息をつく。まだ、言葉を紡ぎつくせていない。想いを届けていない。
だが、彼女が話を打ち切ってしまった。なら、あとは想いを直接ぶつけるしかない)
―――俺が勝ったら、全てを話して貰う。今回だけは、アンタに譲るつもりはない。
例え、俺の生命と引き換えにしてでも。それだけ、俺は、アンタに言いたいことがたくさんあるんだ。
(場所を変えよう、と手の付けていない料理をそのままに、席を立ちあがった)
【置きにひとつ借りましたっと】
【伊田先輩とのロールにお借りします。】
(横目で見た分には教師の数はそれほど多くも無く、ニ・三人捕まっている様子を見る分にはまだこちらまでは来ないはず、)
(当たり前だが平穏な日常生活を送る事を望む伊田満にとっては、補導されるなどもっての他、反省文書くの面倒くさい。)
(捕まった奴には悪いが、さっさと此処は逃げる事にしよう。…そう思った矢先の事だった。)
。
(―――拝啓、何処か遠くの実家にいらっしゃる母上様。いかがお過ごしでしょうか。)
(自分の方は、現在進行形でガラ悪いおっさんに胸倉を掴まれ、頭突きされた程度に元気です。)
(どうでもいい話ですが、年頃の男女にあるべきイベントといえば、十字路などで発生する互いの衝突事故。)
(でも、実際に発生するとそんな嬉しいものではないという事が分かりました。非常に痛そう、って言うか痛い。)
…ず、ずがいこつにひびが…っ!
(脳震盪でも起こしそうな衝撃に目の前で星が瞬いて、フラッとその場でよろめき腕を付いた。)
(一瞬なんか変な走馬灯風味の幻覚が見えたのは、きっと不定形の中身がフリフリシェイクされたからで、)
(思わず意味不明なやられボイスを呟いてしまったのは、多分変な方向に配線が繋がったからに違いない。)
(で、先程からなんかシャンプーのいい匂いがするのは、目の前にうずくまる誰かの頭があるからで。)
(………状況から考えるに、自分はこの肉の柔らかそうな少女に乱入し、接触事故を起こしたらしい。)
(顔は見えないものの着ているのは学園の制服、事情を話せば大きなトラブルにはならないはず。)
す、すいま『おい、そこに居るのウチの生徒じゃないか?』
( …とりあえず、逃げよう。)
【お待たせしました、今晩もよろしくお願いしますね〜。】
(筐体の向こうにいるはずの対戦相手の様子をうかがおうとしたら目の前に対戦相手がいて
なぜかヘッドバッドされた――――
――何を言っているかわからないと思われるだろうけれども、これが今、自分が遭遇した出来事である。)
あ。あうぅっ………
(とりあえず不意打ちに対して正体不明の脅威を感じて戦慄するよりも
現状把握に努める。そのために顔をあげて、まずぶつかった人を見る。
それから、かけられた声が生活指導の教諭のものだと感じ
ぶつかった人の制服が自分と同じ学園、しかも高等部のものだと確認することができて――)
す、すみませ――――ってちょっと待ってくださいよ!!
(目の前の人間がとったのは逃げの一手。
当然の行動である。そんな行動を見せられて、背後からは教諭が迫ってきていて
ああ、なんか私、名前呼ばれたんですけど。そんなにわかりやすいですか、私の後ろ姿は。
――馬鹿みたいに髪が長いからですね。ちくせう………)
(ここまで来ると明日学園で職員室に呼ばれるか、ここでお説教されるかのどちらかである。
ここで逃げなければ印象はいいけれど、それはそれとして裏口へ走っていった青年を追って走る。
先人に習って扉をくぐる。)
(後ろ姿が見えたので、とりあえずそれに追い縋って――追い縋って――)
ど、どこ逃げるんですか?!
(全然知らない人だったが仕方がない。もうこうなったらこのまま一緒に逃げようと声をかけた。)
【遅れまして、此方こそよろしくお願いします。】
よし、このまま逃げ切れるだろ…っ!
(思えばあの少女には悪い事をした。待ってくれという叫びが聞こえた気がしたが…。 やだね!)
(影の薄さに定評のある自分の事、まさかあの少女を放って置いて追いかけてくることはあるまい)
(確定的な自身の勝利を確信し、チラリと自分の後ろに視線を走らせた。)
。
(先程のやたら髪の長い少女が自分に追い縋り…その後ろから、複数の教師がこっちに向かって走ってくる。)
(―――ああ、何か名前呼ばれてるし。目立つんだなぁ、やっぱり…。)
(…思わず遠い目で呟きそうになった。しかし、実際問題そんなに目立つ目印が追い縋っている以上簡単に逃げられる訳もない。)
(さて、此処で問題です。平穏で静かな生活を送りたい伊田満はこのあとどうなるでしょう?)
(@.残虐非道なカタナシはこの場で全ての目撃者を消す)
(A.とりあえず、後ろの女を転ばせてその間に逃げる。)
(B.諦めて捕まる。現実なんてそんなものさ。)
ったく、どいつもこいつも、代わる代わる俺に迷惑を投げつけやがってもう…!
俺の平穏な生活を邪魔しおってからに、よるなさわるなちかづくなっ!
(予想しなかった、しかも向こうから飛び込んできた迷惑に思わず愚痴愚痴と本音をこぼす。)
(だが、今そんな事を言ったところで仕方がない。)
(少女には見えないよう、右手の親指を覆うように掴み発生させた『口』で軽く指の腹を食い千切る。)
(痛みは軽減されているとはいえ、折角手に入れた肉体を傷つけるのは極力避けたいのだが、今回の場合は仕方がない。)
ここを曲がれば非常口が…っと!
(細い通路の先に現れたのは、鋼鉄にベージュ色のペンキが塗られた無機質な非常口。)
(激しくドアノブを掴み、外壁にドアがぶつかるほど大きく開け放つと、少女の腕を掴み乱暴に先に外へ追いやる。)
(何処へ逃げる―――?…少女が追い縋る限りまともに逃げようが無い。自らも外に出ると開いた時と同じように音を立てて扉を閉めた。)
…まったく…何処へ逃げるったって、逃げようがないだろ。この状況。
囮を使うのもよかったけど…怒られそうだしなぁ。
(背中を非常口の扉に付け抑えるように寄りかかると、後ろ手…右手でドアノブを包み鍵穴に親指を押し付ける。)
(カタチは人のソレなれど、その本質は不定形の妖魔。故に何処にでも入れる、何のカタチにもなれる。)
(鍵穴から鳴った小さな金属音は、その直後ドアに響いた教師達の掌の打音に掻き消された。)
(がちゃがちゃとドアノブを廻す音、バンバンと扉を叩く打音が『鍵の壊れた扉』に響く。)
…まー、これならみつきも許してくれるだろ。…んじゃ、ゆっくりと家に逃げる事にしますかね。
…君は、名前を呼ばれていたから明日呼び出されるかも、知れないけどさ。
そ、そうは言われましてもっ………あー、その、ですね?!
(考える。考える考える、今この場でなんとなく筋が通りそうな言い訳を。
追われれば逃げるのは人として、否、生物として当然の行為であって決しておかしくはないはずで……
問題は自分はすでに見つかっているという事実。)
(その所為で別に彼のことを追う必要なんてないという結論が出るわけで………)
へ……きゃうっ!
(しどろもどろに弁解を始めようとしたところで進行方向に思いっきり引っ張られ
その場でたたらを踏みながらふらふらと外へ――
転びかけた体を右へ左へと揺らしてバランスを取り、ようやく体制を立て直すとほっと一息。
振り返ると長い髪が翻り………)
………あ、えっと、もしかして助けてくれました?
ありがとうございます。対戦が途中だったので、つい追いかけてしまいましたけれど………
(がちゃがちゃばんばんと鉄扉を叩いたり押したり引いたりする音が彼の背後に響く。
ぶっちゃけ一種の営業妨害になってはいやしないだろうか………仕事熱心だとは思うが。
むしろなんでいきなり扉が開かなくなったのだろうか?)
ああ、ちょっといいですか。
私、一年の奏 永久です。名前聞いてもいいでしょうか………
その、対戦途中だったじゃないですか。
(良ければ続きをやろうという魂胆なのだが
いかんせん続きをするまでもない感じの試合内容だった。端的に言うならばむやみに突っ込んでばかりの自キャラを
迎撃するだけの簡単な作業………的な試合の流れだった。正直そこまでこだわることもない。)
……君が助かっているかは微妙なところだけど、うん、そうかもね。
あー、そういえばそうだったねぇ…って、そんな事で追いかけてたの?
(諦める訳でもなく背後から響く鉄扉の大合奏に「そんぐらいじゃなきゃあの学園で講師務まらないよな…。」とか奇妙な納得をする。)
(いくら叩かれようがこの扉が開く事は無い…とは思うが、あまりゆっくりもしていられない)
(さっさとこの場から離れるべく、少女の問いに答えながらゆっくりと表通りに向かって歩き出す)
ああ、さっき追いかけられている時に散々聞いたよ…どうにも、人気があるようだねぇ。
…んー…ま、同じ学園に居るんだからどうせバレるか。
俺の名前は伊田満で、学年は高校2年。…とは言え、当分ここには来れないだろうけどね…。
(後ろの方で未だに鳴り続ける打音の合奏をBGMに、残念な表情で溜息を吐いた。)
(折角気分転換に来たのに、こんなトラブルに巻き込まれるなど…これでは逆に心労が溜まる一方だ。)
(正直に言えば今日行った対人戦にしても、自キャラの性能の為か、余り面白いといえるようなものではなかった。)
…あ、そうだ。悪いんだけどさ。ティッシュとかあったら少しくれないかな。
走っている時に軽く手を切っちゃったみたいでさー。
(ふと、思いついたように話しかける。)
(仕方がなかった事とはいえ、黒い体液が漏れる傷口を他人には余り見られたくは無い。)
(無理矢理体液を凝固させて塞いだり、『ジョーズ』をつかって『口』とする事も出来るのだが)
(こんな近くに人目がある以上、余り目立つ事はしたくなかった。)
タスカッテマスヨ………たぶん。
正直な話、最近は出席日数の関係で、以前は寮生活においての無断外泊など
割と素行は不良だったりしますから、私。
ああ、でも内心にはとても響きそうです…………
(こりこりと頬をかきながら、今更だよねぇ………とつぶやきを漏らし)
大丈夫です、ここ以外にも何軒かあった気がします………遠出しなきゃならないけれど。
それはそうと、よろしくお願いしますね。
って、なんですかその含みのある口調!私はあんなもんじゃないんですからっ!!
(もちろんゲームに関してだ、びしっと指先を突きつけて)
絶対リベンジしてあげます。ちゃんと決着をつけようではありませんかっ!!
ティッシュ………ええと、広告入りので良ければ
いくらかありますけどどれがいいでしょうか?
(カードを取り出すように並べたそれは右から、金融関係、風俗関係、化粧品関係、住宅関係の広告の入った
ポケットティッシュ。直接見ることができるのならば自分から見に行くのもありなのだが
一般人である彼の前で奏鬼眼を開くわけにもいかないし、霊術を扱うこともできまい。)
あんまりひどいようでしたら診ましょうか?
絆創膏とか一応持ってますし…………
…もし呼び出されても、俺の名前は出さないでね?
へぇ、見た感じは真面目そうなのにねー。…この髪の毛、本物?
…ああ、でもこれ以上は聞かないでおくよ。俺の精神衛生上よろしくないし。
(無断外泊とか、さらっと非常に危うい単語を聞いたような気がしたが、忘れる事にする。)
(話を聞く分には、元々けっこう緩い学則だなとは思っていたが、やはりそれにも限度があるようだ。)
(もっとも、元々「もっとがんばりましょう」が全体の評価気味な自分にとっては関係ない話ではあるが。)
んー…。んじゃ、今度の休日にでも手合わせしてもらおうかな。
こっちこそ、よろしくお願いするよ…でも、負けないからね?
…ほーんとうにぃ?…なんてね、楽しみにしてるさ。
(からかうように突きつけられた指先をひょいっと避けると、軽く笑って相槌を打つ。)
(決着、とはいえ、彼女の求める決着はまだまだ遠い気がしないでもない。)
(負けず嫌いな少女の姿を見ると、妹とかいたらこんな感じなのかなぁとふと思った。)
……んじゃー、遠慮なく頂こうかな。ありがとう。…しかし…まぁ…凄いね。
(欲しいとは言ったものの、大量に出てくる無料のポケットティッシュに若干言葉を失う)
(ないよりはあった方が当然良いので無問題ではあるが、何故か近所のおばちゃんのイメージが脳裏をよぎった。)
(適当に、金融業者のモノを受け取り、くるくるとティッシュを右手の親指に巻きつけ、満足そうに微笑んだ。)
いやいや、大した怪我じゃないからすぐ治るさ。
ただ、今日はもう格ゲーは無理かな、少し痛むし。
(指に巻きつけ旗のように余ったティッシュをひらひらとさせながら、手をふり大丈夫大丈夫、と付け足した)
…さて、どうやらまいたようだし、俺は家に帰るとするよ。
奏さんもそろそろ戻った方がいいんじゃない?話を聞くとさ。
(髪は本物ですよ、と両脇でツインテールのようにまとめてみょいんみょいん
と動かしながらアピール。
それから休日にまた出没することを聞くと、自分も大体休日と夕方にそれなりに顔を出す程度だと応じる。
その際に疑いの眼差しをもってからかってくる伊田先輩に対してむくれながら似たような言葉を繰り返す――)
持っていては損はないですし、使い切らずに捨てるのもなんだかもったいなくて………
いえ、変なのも混じってるんですけれどね、これとか。
(そうやって指差したのは「ゴーヤーマン!」と書かれた感が数個並び、ゴーヤと思われる
二足歩行の緑色のキャラクターが描かれた飲料水の広告を見せ、苦笑。)
そうですか、あんまりひどいようならちゃんと病院行ってくださいね。
金属片か何かで切ったのだったら破傷風になる可能性だってありますから――
(と引き留めているところで伊田先輩のお言葉………確かにその通りだった。)
あー、ハイ。確かに、です……
それじゃ、私はこれで。今日はありがとうございました、お疲れさまです。
(にっこりと笑顔を向けると振り返る――学園の生活指導と向き合う前に向き合うべき、者に
自分の役柄に向き合うべく気持ちを切り替える。
のらりくらりと遊び回る時間は終わりで、そろそろ本格的に「夜」がくる。)
(――――気持ちを切り替えたところで思い出す。鍵穴に這うように入り込んでいった黒いものはなんだったのだろう?
何かの見間違えだったのだろうか、と…………)
【それでは私はこんなところで〆とさせていただきますっ、長時間にわたり二度もお付き合いいただいてありがとうございましたっ。】
【それではーちょっと眠気がまずいのでお先に失礼します。お疲れ様でした、おやすみなさいませ〜】
(髪の事、趣味の事、他愛のない話をして笑ったりしたのは久々で)
(普通の人間。普通の生活。自分が望んでいたのは、本当はこういう事なのかも知れない。)
(―――そうだ、今度晴れた日にでもみつきを散歩に誘おう。)
(陽だまりの中一緒に話して、笑って…そんな普通の事が一番幸せな事だろうから。)
…一昔前のあった、キュウリだのシソだのの炭酸飲料水を思い出したよ。
こういうのって、何を狙って出しているんだろうね?
(まじまじと何処かで見たようなキャラクターを興味深げに見詰めながら答えた。)
(…はて、何故何時の間にかこんなに親しげに話しているのだろう?俺。)
…あー、酷くなったらそりゃいくけれど……注射は嫌いなんだよね…。
だってさ、あの体内に針を刺される異物感とか、変なところに刺さった時の痛みとか、あー…やだやだっ。
(当然破傷風の恐れはないのだが、病院という単語を聞き、あからさまにいやーな顔をする。)
(一通り注射への嫌悪感、恐怖感を話し終えると、大きく体を震わせた。)
はいはい、それじゃお疲れ様。
夜は物騒だから、気をつけて早く帰ったほうがいいと思うよー。
(…もっとも、その夜を物騒にしていたのは自分だったりするのだが)
(お決まりの挨拶を交わしたところで、互いに別れそれぞれの道を行く。)
(『夜』が来る前に、早く帰ろう。せめてこんな日ぐらいは人間でいたいから。)
(いくら人を真似るとも、流れる血は既に人間のものではなく。)
(いくら姿形を繕うとも、その姿は泥で作った胸像に過ぎない。)
(夕暮れを歩く独りの青年。その右手に巻いた白い紙切れには、段々と黒い染みが広がっていた。)
【それでは此方も〆トいう事で。こちらこそ遅くまで付き合っていただき感謝感激です】
【大変お疲れ様で御座いました。それでは、自分もここらでお暇を。おやすみなさいませ。】
385 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 11:41:27.23 ID:IXTiQzt5
お疲れ
【おちまーす】
【すみません。ロールに場所をお借りいたします】
(痛い。瞬間的な痛みは強烈だが、その一瞬だけだ。だが、持続的な痛みは癒えるか慣れるかするまで、続く。
それが精神的にもダメージを与えている。もちろん無意識のうちに、だが)
(出血する左腕をだらりと下げたまま、その犠牲でまだ傷一つ負っていない右腕のナイフで相手を喰らおうと追い詰めていく)
(しかし、このまま攻め続けていてもいいのだろうか。出血している今、無駄に攻撃を仕掛けて体力を消耗するのば危険だ。
それに、彼女がいくら追い詰められているとはいえ、反撃ひとつ出ないというのも気にかかる。
そこまで自分は彼女を圧倒出来ていないはずだ。むしろ、これは見せかけだけで、怪我の具合で言えば対等。有利ですらないのだ)
……………っ、まさか!
(気になったのは始めに投擲した十本の投剣。連続して一刀ずつ投げるのなら分かるが、それを“同時に”投擲した。
数撃てば当たるという考えで、彼女が投げるはずがない。そうあらぬ方向へ向かった“四本”の投剣。
あるいは、思い出せ。彼女が何者であったかを)
……………ああ、思い出したよ。
アンタは、本当に捻くれた人だったんだ。
とてもじゃないけど、滅多にアンタは自分の気持ちを話してくれなかったんだ。
言葉を弄ばせて、気持ちを曖昧にぼやかす。そういうアンタが好きだったんだ。
(どこから反撃の糸口が出てくる?何かを仕掛けているのは、直感からして確かだ。
証拠がない確信。そう、いつもの嫌な予感だ。そして、こういう時だけ、自分の直感は当たってしまうものなのだ)
(足を留める。これ以上踏み込んでは危険だと本能が告げる。もしこの直感が外れていたのならそれはそれでいい。
彼女との距離は開いてしまうが、同時に自分も呼吸を整えることが出来る。――どちらにしろ、一度呼吸を整えなければ)
【ロールに借りるぜー】
【では、今日もよろしくお願いします】
(彼が動きを止めた。想定の範囲内だなんて言えない。動いてくれたらこちらに有利に状況は動いたはずだ。
けれど、やはりそこは「流石」と評価するべきなのだろう。
そうして私は、まったく無様なことに相手を見くびっていたのだ、と――完全にこちらの下手、である)
……貴方は基本的に、好みがおかしい。
(彼とできるだけ距離をとったところで、彼女も静止)
(近場の資材に乱暴にソードブレーカーをつきさして、立てる。
具現化を解除することも可能ではあるが、そうすれば再び霊力を練る時間が必要になる。それはロスだ)
(彼と自分の間には、様々な資材。そしてその距離としては、40mといったところだろうか)
ですけれど、ここはもう私の領域(テリトリー)です。
決して――貴方の“領域”ではありません、郡さん……貴方は剣糸の手の上の籠の中です。
(何かをひっぱるように、血だらけの右手を動かす)
(皮手袋は何のためか。
それは剣糸たる私が糸を弄う際に自分の手を傷つけないためのもの。そう、「私」は剣と糸の使い手なのだから)
(静けさを取り戻した廃工場)
(張り詰めた空気の中。そのなかに様々な角度で様々な配置で絡み、張られているものは、糸。
視認しにくいものであるのはもちろん、その切れ味は十全だ。
最初に投擲したうちの四本は軸――あの柄に糸をつけ、できるだけ遠くに飛ばしてその「軸」を作ったのだ)
【こちらこそ、宜しくお願い致します】
【何か不都合があれば、遠慮なく仰られてください】
ほら、そうやってまた言葉を弄ぶ――。
おかしくたって良いじゃねえか。俺がそいつを選んだんだから。
(軽口を返すが、余裕があるわけがない。それは生半可なものではない。
彼女が<<剣糸>>としての技量を培ってきた年月は、そのまま今の現実に反映される)
(目を凝らしてようやくぼんやりと視ることができる糸の網。いや、その硬度を考えれば壁と表現しても差し支えないだろう)
(兎に角、ここから何を仕掛けてくるのか、予測が出来なかった。もちろん、こちらから攻めることは出来ない。
飛び道具を持っていない自分が、彼女に攻撃できる唯一の方法は接近すること。
この糸の壁に阻まれては、その距離を縮めることさえ叶わない)
(だから、攻撃のチャンスが訪れるのは、彼女が仕掛けてくる時だ。この糸の壁は逆に言えば彼女からの接近も阻む。
加えて言うなら、彼女が接近するにはこの糸の壁を解かなければいけない)
(だが――、わざわざ張ったこの糸の壁を簡単に彼女が崩すとは思えない。
この壁を解くときは、彼女が攻撃を仕掛けてくる時。さて、どうしたものか)
籠の中……ね。それが“先輩”からの言葉だったら、どれだけ嬉しかったことか。
……でも、まあ…、なら俺のやることは決まってる。その籠を突き破るだけさ。
さあ、来いよ、<<剣糸>>。蜘蛛の糸なんて、切り払ってやる―――。
(神経を再度集中させる。“無呼吸の瞬き”ほどではないが、最低限の負担で、神経を研ぎ澄ませることが出来る。
―――問題は、その“攻撃”を見たところで、それを打ち破れるかどうか、だが)
>>391 弄んでいるのは言葉ではありません、貴方です。
(右手は後ろにひいたまま、ぴんっと糸を張る。
その手に持っているものが全てを支えているわけではないけれど、これらも重要な「一糸」だ。
ゆっくりと息を吐き出す。存外に出血は少なくない。
とくに右手に力を入れている状態では、だらだらと血が零れるばかりだ……本当に下手をうった。
もう少しズラせばよかった。それさえできなかったといのだろうか)
どうぞ。お好きに。
(言葉少なな返答)
(相手は動こうとしない。こちらが壁を崩すのを狙っているのか?
だとしたら筋違いだ。わざわざ籠から出して攻撃なんてしないに決まっているではないか)
(もちろん自分の為に人一人かいくぐれる程度の抜け道は設定してある、「蜘蛛の巣」だが、
人ひとり通れるのであれば投擲武器はもっと多数の場所をかいくぐれる――籠に閉じ込めた獲物は、籠の中で殺すのみ)
――その前に、串刺しになるか、細切れになるか、楽しみにしております。
(空いている左手で、刺し立てていたソードブレーカーに手を触れるとそれは霧散した)
(大きく息を吐き出す。もう、あまり大きなことはできない。せいぜい、次の手と、その次の手で蹴りをつけなければ)
(改めて霊力を練り直す。
青白い燐光をまとった手をうごかせば、そこに現れたのは霊力をまとった「スローイングダガー」。
私を取り囲むように、何本も何本も、ふわふわと宙に浮いた状態で具現化する――汗が額を伝って、地面に落ちた)
(まずそれを無造作に2、3本取った。もちろん、投擲するために。
もちろんそのあとも緩めない。連射。連撃――糸の間をくぐりぬけ、銀色の刃をその肉に突き立てようとする)
>>392 ほら、また。残念だけど、こういう形では弄ばれたくはない、な―――。
(痛みが集中を妨げる。だが、それを越えなければ待っているのは敗北。)
(はたしてこの“糸”が何の役割を果たすのか、今は分からない。だが、それをこちらへの攻撃に利用することぐらいは推測できる)
(しかし、どちらにしろここから動けないのは事実だ。ならば、彼女が動くその瞬間に突破口を開くしかない)
その選択肢は却下、だ。
俺をミンチ肉にしたところで、美味しくなんかないぜ?
ま、ぁ……、防ぎきってやるさ。
(そして、“攻撃”はやはり投剣だった。成程、彼女の言葉通りということか。
糸で編みあげられた籠に閉じ込められ、そこから剣で串刺し――)
――悪趣味だな、全く。典雅に欠けるぜ?
(最悪の予想から三番目の“攻撃”だろうか。身動きが殆ど取れないのは事実だ。
そこへ飛び道具で攻撃されれば、当然回避することが出来ない。だが――、それを叩き落とすことは出来る。
―――多少の犠牲を払って、だが)
(そう彼女との位置は真正面。飛び回りながら投擲されたのなら、それこそ絶体絶命だっただろうが、
真正面ならどこから飛んでくるかは固定されている。そして“糸を潜り抜ける”のなら、当然そのルートも固定されている。
問題は“反応速度”だ。怪我をした状態で、どれだけ集中力を保たせることができるか、だ。)
いちっ、にっ、さん、しっ―――!
(故に視点を固定させる。一瞬でも反応が遅れたのなら、その肉を削ぎ落していただろう。
だが、その刃の雨を叩き落としていく。どれだけの得物の貯蔵をしているのかは分からないが、
ここからは根競べだ。少なくとも叩き落としている時点で彼女の獲物は一つずつ減っているのだから)
(集中により、肺が苦しくなる。呼吸も荒くなる。まるで持久走を走り続けているようなそんな感覚。)
(だが、まだだ。まだ、彼女は手段を残している)
394 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 22:36:28.59 ID:lY9rpHCm
*
典雅など求めていられるほど、気楽な戦いをしてきた覚えはありません。
(多数のダガーを投げながら、その一方で新しいダガーを具現化。
投擲武器を具現化させるのはかなり効率が悪い。霊力は手に触れないと回収できないからだ。
解除はできても、わざわざ触りにいかなければその霊力は消費される一方。
そして、具現化するその作業自体で精神や気力は削られていく――それが疲労感として、身体に重くのしかかる)
(相手には無尽蔵に見えても、私の打つ手はもちろん有限なのだ)
(溢れだす自分の血液と霊力、それと相手の集中力――それの、比べあい。
僅かに震えて、くらみそうになる視界を正し、震える足を立たせているのは気力と矜持以外に他ならない)
――――ッ。
(もう何本投擲したことだろうか)
(足元、腕、肩、顔。
まんべんなく色々なところを狙ってみるが、やはりそのルートは一定固定化をうけてしまう。それも読まれているらしい)
(そして最後の一本)
(そう決めたそれを投擲し終わってから、地面に膝をついた)
さて、それはアンタの考え方だ。俺の考えはそれとは違うってだけの、話だ。
いわゆる、価値観の違いってヤツだよ。
(軽口を叩いているが、集中力はますます揺らいでいく。
その証拠に反応速度が落ちてきて、叩き落とすことに失敗し、腕や肩を刃で刻まれていく)
………つっ…、こりゃあ……。
(絶体絶命ってヤツだな。)
(集中力はとぎれとぎれになり、身は削られていく。左腕はもとより、右腕も最早反応するのが精いっぱいで、
夥しく出血が肉を刻んだ証明として溢れてくる。めまいが襲ってくる。刻まれた箇所が熱く焼かれるようだ。
痛みが全身を走る。その痛みがさらに集中力を乱す。
――そんな悪循環で、まだ気を保っていられるのは、執念。それに限るだろう。)
俺の願いは、葵さんと一緒にいる、ことなんだ…よっ…!
理解、出来ないのなら、理解できるようになれば、いいっ…!
知らないのなら、知って行けば、いい…!
何よりも怖いのは、葵さんを、諦めること…なんだ、よっ…!
だから、俺は、まけ、られ、な……っ……いっ……!
(最後の一本が肩に突き刺さる。その衝撃で気を失いそうになるが、血が滲むほどに唇を噛み、気を保たせる。
足はがくがくと震え、立つのがやっとと言ったところだろう。呼吸は荒い。呼吸すること自体が苦しいと思える程に。
それでも、立っていた。彼女を見据えて)
……理解するだけの時間が、残されていないと、どうして気づいてくださらないのですか。
――そういう真っすぐで、前しかみてなくて、愚直なまでに真っすぐなところ、
そういうところが、好きなのでしょうか。ああ、わたし、趣味、わるいなぁ……あーあ、もう。
でもきっとそれが、「私」なのでしょう……、
使い分けしすぎて、正直に申せば自分の性格とかもう分かりません、けれど……っ、…はぁ。
それが『私』の、趣味、なのでしょう。
(片手は頑なに引っ張り続けて、糸をはろうとしながら
もう片方の手を地面についてどうにか身体を支えた彼女は、汗を地面に零しながら呆れたようにごちた)
だから、もうおわりにしましょう。
こんなこと、はやく、おわりにいたしましょう。
だからッ……!どうしてそう、言いきれるッ…!?
なんで、そうっ……ああもうっ…頑固だなッ…!
……なんで、こんな簡単な理想ひとつ、叶えられないんだ、俺はっ…!
ただ、ただ……俺はっ………!誰かと一緒にいるということ、さえっ……出来ないのか、よっ…!
(ふらり、と一歩ずつ歩む。緩慢に腕を振り、糸を切る。もし全力で糸を張られていたら、ナイフは弾かれていただろう。
だが、幸か不幸か、相手も力は緩んでいる。だから、進めた)
おわらない、おわらせない……!
……たとえ、待っているのが、絶望だと、しても…っ!
その結果を目の当たりにする前に、諦める方が、もっと、嫌だ…!
…おれは、一緒に、いたいんだよ、アンタと……、君と…!
(夥しい血の跡が歩いた後に点々と滴り落ちる。気を抜けば、ふっと意識が遠ざかりそうになる。
だが、それでも、まだ足を進める。――ただ、ひたすらに、一つの結果を求めて)
…かはっ、がはっ…!うぇっ……!
(集中力の酷使か、えずき、涙目になる。胃の中のものが逆流しそうになる。
痛みで、全身が捩じりきれそうになる。今すぐ地面に倒れたい。楽になりたい。逃げ帰りたい。)
(疲労と倦怠と苦痛と。様々な苦しみが襲いかかり、一瞬でも早く楽になりたい。だが、それは許されない。許したくない)
おれは、あおい、さんが、いるだけで……それだけ、で、いいんだよ…っ…!
たとえ、それが叶わない夢だとしても。それが、現実になるまで、何度だって繰り返してやる。
たとえ、10年かかったとしても。20年かかったとしても。爺さんになったとしても…!
時間がない、だとっ……でも、それでも…俺は、歩き、続けたいんだっ…!
終わり、です。
……≪深凪≫の者に許された完敗の仕方は、ひとつしかありません。
自らが相手の手におちたときに、情報を吐き出す可能性があるとなれば、なおのことです。
貴方がわたしを匿えば、貴方を誰かが追いに来る。
それにわたしは、深凪の決まりには反せません――それが、義兄さまが嫌う決まりでも。
戦闘員が自らに、課した決まりです。 わたしが≪深凪≫である以上、わたしが背負うと決めたものです。
…………わたしの戦いには、典雅などありません。
(糸を振り払って、彼が近づいてくる)
(わたしが言葉をまともに話すことができているのは、やはりそれが最後の矜持を振り絞ったものだからだろう。
相手があんな重症で喋ることができているのも、きっとそれは一つの信念ゆえなのであろう)
わたしがいるから、あなたがそうなるのなら、
わたしがいなければ、――もっと、ことははやかったのです。
だから、一石二鳥です。
こんな女の隣を歩くのなどやめておしまいなさい。わたしはやはり、深凪としてしか生きられません。
いや、おそらくいきるつもりが、ないのですよ。
あなたと深凪をてんびんにかけて、≪深凪≫を選ぶ女なのですから。
(目の前の彼は家族と私の両方と言ったけれど、わたしは一つしか選べなかった、酷い人間なのだから)
(胸に両手をあてる)
(もはや糸は完全にたわんでいる。しかし、もうそれは必要ないのだ――霊力を練って、具現化すればすむこと。
次の≪弐式≫の器はだれだろう。そんなことを考えているわたしはほら、貴方が近寄ってきてくれる価値もないほど薄情なのだ)
だからもう、あなたはむりしなくていいのですよ。
(わたしなんかのために傷つく必要も、茨の道を歩むひつようも、ない)
(最後の余力は、拳銃にひとつだけ弾を残しておくのと同じ――そのまま胸から背中に向かって、日本刀の刃が、生えた)
本当にっ……頑固だなッ!俺も、アンタも!
そりゃ、俺は…組織人じゃない。だから、こんなにも無責任なことが言えるんだろうさ…ッ!
でも、だからこそ…ッ、そんなの、おかしいって、分かるッ…!
<<深凪>>を愛することと……その、ルールに縛られることは、違うッ…!
…なんで、変えて行こうと、しないんだっ……!
(咳き込みながら、歩く。まだ、歩く。血を流しながら、歩く。只管に。)
(ふらついてつまずきそうになる。視界が暗くなりそうになる。いい加減に、意識を閉ざしてしまいたい、そう願いながら)
何を、言ってるん、だ……アンタがいたから、こそ、今の、俺がいる…ッ
アンタがいなければ、俺は、死んでた…ッ、とっくの前にッ…!
ぐっ…ぁ……、い、言っただろっ…叶わない夢でも、諦める方が怖いって…!
アンタは、そんな恐怖に、俺を叩き落とすっていうの、かよっ…!
言っただろっ……そんなアンタを含めて、好きなんだ…ってッッ…!
(ようやく、辿り着いた。その肩に触れようとする。だが――――)
あ、な、に、を―――――
(意識が白くなるのを感じた。嘘だろ?何なんだ、この光景は。ふざけるな。)
(――伊織の時をふと思い出していた。あいつもそうだ。どうしてこうも、周りはこういう奴らが多いんだ…!)
葵さんッッ……!
(痛みなど忘れた。苦しみなど忘れた。疲れなど忘れた。そんなもの、すべて吹き飛んでしまった。
肉体が悲鳴を上げようが構わない。倒れ込むように彼女の身体に抱きつき、そのまま倒れる)
ばかっ、やろうっ……!そんなにも、俺と一緒にいたくないってのか、よっ……!
(急いで手当しなければ。だが、自身も体が傷だらけになっており、彼女を抱き留めているのがやっとだった)
>>400 (痛みはない、というわけではなかったけれど、
もしかしたらもう全ての感覚はマヒしてしまっているのかもしれない。そう思えるほど、痛みは鈍かった)
……わたしは、≪深凪≫を愛しているのでは、ありません。
ただ、みなぎに、すがりついて、……いる、だけ――、なのです、よ?
(忠誠と称してきたが、きっとそれは違うのだろうとおもう)
(抱きつき、そのまま倒れ込む。もう自分を突き刺していたそれは、蒼の燐光となって飛散していた。
重なるように倒れ込んだからだ。地面にひろがっている血は、もはやどちらのものとも分からない)
いっしょに、いたいです、よ。
ですから、……こうして、いるのでしょう。
さいごに、いっしょにいたいから、こうしているのでしょう?
…………わたし、私だけのことしか、かんがえていない、のです……よ。
わたし、――わがままですから。
みなぎのために、しぬんです、みなぎのために、たいちろうさんのそばで、死ぬ、…ん、です……ッ。
生きてくる場所は、えらべない、のでしょう、けれど
しぬばしょくらい、選べるのですから、……って、おもった、もので、……すみません、さいごまで。
(弱々しく手をまわして、うれしそうに微笑みながら、きゅっと抱きしめた)
いっしょにいられて、うれしかったです。
くそっ……だから、どうして、みんなっ………!
死ぬなんて言葉、簡単に使うな!使わせてたまるか!
…………こんなのって、ねえよっ…!死ぬなんて言うぐらいなら、死ぬ気で、<<深凪>>を変えてみせろよっ…!
くそっ、くそっ、くそくそくそくそくそっ!このまま、死んだら、絶対に恨む!恨んでやるからな!
(こんな結末は認めない。―――彼女が死ぬなんて。そんな最低なシナリオの結末にしてはならない)
(どうすればいい。どうすれば、彼女は助かる?ぎりりと歯を噛み鳴らして、視線を当たりに配らせる)
(――布に包まれた小太刀、“切姫”。そう言えば、以前もかの力で伊織を救うことができた。
だが―――、あの時は本当に偶然だった。今回も必ず成功するとは限らない)
(だがそれでもやるしかない。たとえ、彼女が生を否定しようと、そんなこと知ったことではない。)
いつも言ってるだろうっ…俺は結局“自己満足”なんだよっ!
だから、今回もそうさせて貰うッッッッ!!!
力を貸せよ……“切姫”!……………俺の、やれることをやってみせるッッ!
この、命を引き換えにして、でもっ………ぁっ……!!
(葵に返した小太刀を、布から解放し刀身を抜く。強く握り締めた瞬間、刀身は強く青い燐光を放ち、蛍の光のように舞う)
……俺の為じゃなくても、いいっ…!<<深凪>>の為でもいいっ…!
生きて、生きてくれ……!!居場所なんて、俺が作ってやる!俺が居場所になるッ!
居場所なんて、ひとつ増えたところで構わないだろうっ!<<深凪>>も、俺も、葵さんの居場所にすればいいんだッ!!
だからっ、だから、生きろよッ………あおいぃぃいいいいいいッッッ!!!
(刀身の切っ先を貫かれた胸へと向けて、燐光を注がせる。――この小太刀が霊的エネルギーを断つというのなら。
霊的エネルギーを活力にすることだって出来るはずだ。…いや、出来なくてもやる。無駄な努力だとしても、
このまま彼女が死んでいくのを見るよりはよっぽどいい)
(だから、声の限り叫ぶ。一生、その傍にいて欲しい、彼女の名前を)
(女の体は、もはやゆるやかに動きを止め始めていた。
呼吸も、まばたきも、彼を抱きしめていた腕の力さえも、ゆるやかに――停止へと向かっていた)
(我侭な彼女としてはそれで文句はなかった。
たぶん、自分としては一番良い死に様だと思ったからだ。
自分が今腕に抱いているものは、本当は何よりも大事で、何よりもずっと欲していたものなのだ。
だから、幸せだった。自分が一生を捧げたいと思ったもののためという建前の為に死に、最後は大好きな者の傍にいられる)
(ずっと覚悟してきた寂しい「死」からすれば、彼女にとってはそれは、十分すぎた)
(だから、もういい)
(もう無理はしないでください)
(彼女はただ彼の声が悲痛に聞こえるのだけを気がかりに、ゆっくりとその意識を手放した)
" ――止めたいか? "
" この女は自分からこの結末を望みおったのに、汝はそれをとりあげるのか "
" まったく、わからぬものじゃのう。死にたいというておるのじゃから、死なせてやればよい、そんな我侭娘 "
" それでも止めたいというのなら、選びよし "
" このまま汝の力を使いはたしても助けられるか分からぬ方を選ぶか "
" この女の中にある儂の霊力を使え。確実にこの女を助けるだけの癒しに、その「おなご」が変換する "
" そのかわり儂を使えば、儂は無理矢理にこの女からひきはがされる "
" 儂を失えば、この女の≪深凪≫での地位は、なくなるも同然――さあ、えらべ "
" その女の望み通り死なせてやるのか、その女の一生を背負って共に生きるか、汝(うぬ)が選べ "
くそ………っ……何のための力だよ……っ…!
悲劇を殺すんじゃなかったのかよ……これじゃ、何の為に、戦ってきたのか!
分からないじゃないかよっ………くそ、くそっ、くそぉっっ!
(ただただ後悔と怨嗟の声だけが響く。無力。結局、自分がしたことと言えば、彼女を追い詰めたことだけだった)
(そう、何一つ彼女を救うことが出来なかった。)
(消えゆく命の灯。それが嫌という程に分かってしまう。
それを止めたい、止めたいと願えば願う程、無情にもその命の灯は消えかかってしまう)
……死なんて、そんな上等なモンじゃねえんだよ。
死を理想化するな…!綺麗ごとも、生きていて、綺麗ごとじゃねえかよっ…!
死者に理想も夢も希望も何もないんだよっ!なんで、それが分からないっ…!
(涙があふれる。自分は、かけがえのないものをこの手のひらから失おうとしている。
それが分かっているのに、それを止めることのできない悔しさと絶望感に陥っていた)
(声が、聞こえた)
(それがどこから聞こえたのかは分からない。あるいは、傷を負い意識が混濁しはじめた自分の幻聴なのかもしれない。
だが、幻聴でもいい。ほんの少しでも希望を見せてくれるのなら)
止めたいッ…!
言っただろうッ!死なせるものかッ!
俺は助ける!助けるんだ!葵を助けるんだッ!葵を生かすんだッッ!
(まるで駄々をこねる子どものように繰り返し叫ぶ。何でもいい。魔法でも悪魔の契約でも、いい。彼女が助かるのなら)
葵を助けられるのなら、俺は嫌われてもいい!呪われてもいい!
今度こそ、腕を掴まえるんだ!葵自身の意志を無視してでも、俺は俺の“偽善”を押し付ける!
―――だから、俺の選択なんて、最初から決まっているッ!お前の力を貸せッッ!!
" 覚えておけ "
" 汝(うぬ)が開放したは、瑠璃(るり)が作りし第二の式 "
" 我が名は、夜乃刀(やのと)――――弐ノ完式 夜乃刀(ニノカンシキ ヤノト) "
" 刀剣をもちいて、禍となるものを斬り裂くが努め "
" ただ、それだけが為につくられ、それだけが為に使われるもの "
" いまは瑠璃(るり)の意志を継ぎし「異形」にもちいられ、縛られるもの "
(りん、と鈴の音が鳴った)
(それはどこから鳴ったものであったろう。
それが響き渡るとともに、斬姫が帯びていた燐光が――強い光となりかわり、暖かな感覚があたりを満たした。
葵も、太一朗も、否、その刀の半径数メートル内の「生物」の全ての傷をいやしかねない、強い光。
霊体武器の霊力を使ったゆえの、暴挙だ。もちろん、それだけの霊力を消費した霊体武器もただではすまない)
" 汝(うぬ)は、似ておる―――儂を作りし巫女に "
" あの方を追いかけ続けておる奴の義妹が、そんな汝(うぬ)を好くというのも、またおかしな話じゃのう "
(その声を最後に、鈴の音がやんだ)
(これが、彼のしてくれた全ての結果)
(夥しい血が互いに互いの体に戻ることはなかったけれど――それでも、女の身体から出血はとまり、
たしかにその肌には温かさを伴い、そして薄くひらいた唇は呼吸をくりかえしていた。
――意識はなくとも、確かに生きようとしていた)
―――アンタには、感謝してもしきれないな。
覚えておくぜ、夜乃刀――。たとえ、厄災を祓うのが役目だというのなら、
お前は、今、こうして葵の死を祓ってくれた。
……縛られてなんかない。その証人が、この俺だ。
(その声は初めて聴いたというのに、ごく当たり前のものだとして受け入れることができた。
だからだろう、こんなことをさらりと言えてしまったのは)
―――っっ……!
(あまりにも眩い光に、目を細める。痛みに苛んでいたはずの身体も、その光に触れると同時に、
すうっと消え去って行った。それだけではない。目の前の彼女の顔の血色も良くなっていく)
……俺が、その瑠璃って奴にか?
分からないけど、その瑠璃って奴も、俺と同じぐらいにバカだったってことだな。
(そんな言葉で締めくくって、ふと吐息を吐き出すと同時に彼女の頬に触れる。
―――温かい。この温もりがどれだけ尊いものなのか、思い知らされた。)
良かった……本当に良かった………っ…!
(彼女の身体をキツく、抱きしめた。涙がこぼれる。悔恨の涙ではなく、歓喜の涙。
鼻も啜り、見っとも無く泣く。止めようとも、次から次へと溢れてくる)
葵さん…やっぱり、俺は、君のことが、大好きだッ………!
(――――死んだのだと、思った)
(地獄や天国なんてないと思っていたのだけれど、もしあるとしたらこれはどちらともいえないと思った。
彼が泣いている。死んでまでそんなものをみたくないというのに。
だけれど、私のことを好きだという。泣きながら、嬉しそうに、好きだという。まったく不思議である。
天国なのか、地獄なのか分からない場所。
ぬるまゆにつかったような心地のまま、自分の体がどこにあるのかもよく分からないような感覚。
それでもこうして抱きしめられていることは心地いいので、死後の場所も悪いところではないのだろう。
人を沢山あやめた自分がここにいていいのか一瞬わからなくなったけれど、でもいいのかな、なんてすぐに切り替え)
そん、なの……、
(だから、うっすらと開いているらしい目の先で泣いている彼の頬に、手をそえて)
(わけもわからぬまま零れる笑みをそのままに、指先で彼の涙をぬぐった)
知っています、よ。
だって、わたしも、あなたのこと、大好きですから。
……でも、もう、眠いのです。だから、このまま、ねむっても、かまいませんか?
(どうせ、死後の世界とか何かなのだから)
――――、だいすき。
(こうして甘えてもいいだろう。もう何も怖いものがあるわけでもない――嬉しそうに頬を擦り寄せてから、彼女は静かに寝息をたてはじめた)
【ごめんっ…・・・いいところなんだけど、眠気が強烈に襲ってきてっ…!】
【明日の夜なら空いてるんで、都合が良ければっ…本当にごめんなさいっ】
【あすの夜でしたら、だいじょうぶです】
【ごめんなさい。おまちしているあいだに、わたしもけっこう、ぎりぎりで、ほんとうに、ごめんなさい】
【今日はおつきあいくださり、本当にありがとうございましら】
【そちらもゆっくりお休みくださいね。本当にありがとうございました、おやすみなさい】
【待たせて、本当にごめんっ…それじゃ21時頃にまた、よろしくお願いします。おやすみなさいっ】
【スレを返しますっ】
411 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 16:23:00.89 ID:cyI+d6JR
今夜?
【久しぶりに待機させていただきますねー】
【プロフは改定前ですけど
>>18にありますー】
改訂前って事は改訂したの?
変更点は?
【変更点といってもある程度削っただけですしー………】
【大きな違いはさして無いかとー】
【それではそろそろ撤退させていただきますねー】
【
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1304856086/487 の続き】
(大袈裟に驚愕する狼樹を放っておいて、守り抜いたウズラを口に運ぶ)
(最後まで取っておいたソレを飲み込むのと同時に、向かいの男が声を潜めて囁きかけくる)
聞いたところで、俺が正直に答えると思ってる?
ちなみに、俺だって君が本当の事を答えるとは、思っていないよ
(狼樹の提案にはぐらかして答えたものの)
(その答えはもう疑問に答えているようなもので)
(真っ正面からの視線を受け止め、表情を引き締める)
……俺は、「俺」だよ
(ひと呼吸、間をおいて、はっきりと)
(前までの自分であれば「俺はヒトだ」と返していた問いに対して)
(今は答えが微妙に変化していて…)
あぁ、何か分かったら、すぐ連絡するよ
それと…これ、俺の携帯とメアド、渡しておくね
(生徒手帳のメモ用紙に走り書きで連絡先を書いて)
(最初に話しかけてきた女子生徒---慰め役をしている---に渡す)
(本当ならここで「きっと大丈夫だよ」と慰めの言葉をかけるところであるが)
(何も言わずに立ち去る女子生徒達を見送って)
………
(暢気にお茶を啜りながらも、声と態度は真面目な狼樹の問いかけには答えず)
(全部食べ終えた食器を一つにまとめ、茶碗に自分の分のお茶を注ぐ)
(そのお茶をじっと見つめながら、ゆっくりと口を開く)
………むずかしい、だろうな…
(生存の見込みはほとんどないことを狼樹も分かっている様子で)
(そして、それを否定できる材料は自分にはなく)
(携帯が繋がった時点で、既に落命している可能性が一番高いことも…)
分かっている
俺だって「向こう側」を知っているんだ…そんなことは、十分に分かっているさ
…それでも、無事でいて欲しい
(確定の情報を手にするまでは、希望を捨てたくない)
(そんな事を口にする自分を、対面に座る男は甘いと評するだろうか)
【置きレスにお借りしましたー】
名前】大森千景(おおもり ちかげ
年齢】16
性別】女
身長】161cm
3サイズ】80/58/85
容貌】ぱっちりした大きな目長い黒髪 制服は古風な膝丈までのセーラー服、左手と右手には大量の数珠
能力】予知夢での未来予知及び触れたものの過去未来が見える。
その他
多少武術の心得はあるが基本的に戦闘は苦手としており、危機やトラブルとみるとすぐに姿を消す。
備考】裏家業として、依頼主の未来見ることもある。
基本的に淡白な性格であり、異形に向かう者達を冷ややかな目線で見ている。
どんな人間に対してもビジネスとして接する、明るい人間に調子を崩されるのを嫌い、基本的には個人行動が目立つ。
友人の危機であっても自分に実害を被るのを何よりも嫌うため見捨てて逃げる冷血漢
口癖は面倒臭い
希望】相談により決定
NG】グロスカ
弱点】身体能力は一般的
逃げ場のない戦闘
はじめましてよろしくです
しばらく待機してみます。
待機解除
ではまた
確定ロールな能力は止めた方がいいよ
419 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 08:09:01.60 ID:BekFfG9A
うむ
いいじゃん
確定ナシ最強ナシROM情報の不正使用ナシでこの能力を生かせるとしたら
すごい達人キャラハンだぞ
見てみたいじゃないか
口癖は面倒臭いが口は臭いに見えてしまってごめんなさいw
トラブルを見ると逃げる
他人が危機的状況でも見捨てる
個人行動主義
これでどんなネタで他人と絡むの?
相手する人のことも少しは考えてあげて
【今晩は、少しお邪魔させて頂きますね】
【プロフはこの辺り
>>30に……】
【そろそろ退散するとしましょう】
【場所、ありがとうございました】
【わたしでよろしければー………と、思ったのですがー】
【ううん、戻ってきてくれることを期待して待機させていただきますねー】
【ちなみにプロフは
>>18にてー】
【では、そろそろ撤退しますねー】
427 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/18(水) 15:49:24.07 ID:0j8ouHY6
戦略的
【名前】無し(種族は龍)
【年齢】4029歳(外見年齢は十代後半)
【性別】雌
【身長】人間時は166cm。
【3サイズ】B85W54H85
【容貌】銀長髪蒼眼、主な服装は拾い物。
【能力】
・龍化
全長5メートルほどの(龍としては)小さな龍の姿になる。
部分的にも可能だが、若干能力が劣化する。
・ブレス
口から炎を吐く。超高温かつ青白い為炎と言うよりレーザー。
胸から上を龍化しないと連発不可
【希望】
住むところや、常識、名前を与えてくれるのは歓迎だ。
【NG】
食糞とかマニアックなプレイ
【弱点】
龍殺しの類いのもの、性格が脳筋
【備考】
闘争を好む龍の女性、街の至るところで異形や異能相手に戦闘を繰り返している。
相手が死のうとも、仕合った結果以上の感情を抱かない。
人の戦い方を好み、その姿を真似る。
価値観のズレこそあれ、基本的に単純で明るい性格。
【初めまして、よろしく頼む。】
【しばらく待機させていただく。】
初心者かい
力を抜けよ
まず避難所に行ってこのスレッドのこと質問したりしなよ
【落ちる】
【ロールにスレ借りるぜっ】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1299685138/934 こいつの思いがンなに崇高なモンかよ。ただの盲信だ、こいつがしてるのは。
俺が死ねって言えば死ぬし、転べっていえば転ぶし笑うって言ったら笑うんじゃねェか?
まあ、「絶対命令」っていう言葉を頭につければ、だけどよォ。……絶対命令ならこいつは何も躊躇わねェよ。
(だからこそしねェンだけどさ、と呆れたように肩をすくめて)
あと、言っとくけどさ。分かんねェぜ?俺、自分の目的の為ならこいつらだッて犠牲にするしなァ。
(露わにされた葵の素肌を手の甲で撫ぜてみせながら、軽く唇の端をつりあげて笑う)
―――っと、ありがてェな。助かった。
(十和から洋服を受け取ると、慣れた……とは流石に言い難い手つきで、着替えさせていく。
こうだッたかねェ、だとか、何でこんな面倒くせェ服、とかぶつぶつ言いながらもどうにか着替えさせて)
……理想を否定してはならないッつっても、お高い理想"だけ"じゃ生きていけねェだろ。
理想かかげたら掲げたで、せめて死に物狂いであがけッてンだよ。
そうやって死に物狂いであがいてる途中で、邪魔な他人の理想が前を塞いだら、テメェだって否定するさ。
――っつーのもお嬢ちゃん相手に意地悪ィか。わるい、冗談……俺も流石に義妹がこンなんなりゃ気も立つンだよ。
(よし、と最後に胸のボタンを止め終えると、満足そうに葵の頭を撫でた)
おう。……そっちのお嬢ちゃんにゃ、ご足労させて悪かったなァ。
つっても、テメェが調整者である以上、無警戒っつーわけにはいかねェのはよろしく頼むぜ。
ハハッ、どうにも血の気の多い連中だしなァ。滅多なことにゃならねェようにはしとくがよ。
(我が組織ながら他人事、といった様子で笑いながら、十和――もとい、調整者を見送った)
お前に親父さんにも宜しくなァ。
(ひらひら、と手を振って)
* * * *
……しかし、"引き剥がされる"、なァ。
俺そもそもそう言うの専門じゃねェし。分かンねーっつーの。朱羽にでも探らせッかなァ。
(夜乃刀の野郎、とぶつぶつ言いながらふれていたが「瑠璃」という言葉に反応して)
「アイツ」に似てるだァ?
…………、ああ、テメェ――夜乃刀に、葵から自分を奪ってでも生かしたいかッて聞かれたンだッたか。
なるほどなァ――まあ、似てるっちゃ似てるんじゃねェの。自分勝手なとことかよォ。
(何かを思い出すように視線をそらして、不服そうに声を漏らしてから)
テメェの性格とコイツの容姿を足して二で割りゃ、ほぼ完璧ッつーとこじゃねェか。
もーちょい胸はあったけどなァ。
しッかし、≪深凪≫としちゃあ、テメェは深凪の「式」を勝手にどっかにやッちまッた張本人だぜ。
そこら辺のオトシマエは、どうやッてつけてくれンだよ。
これでもコイツは≪深凪≫の八席だぜ?それに、≪弐式≫あッての八席だ。
(男がむにむにと葵の頬をつまめば、少しだけ彼女は反応をみせた――そろそろ、意識が戻る頃あいだ)
【ロールに場所をお借りいたします】
【今宵も、宜しくお願い致します。何かあれば、遠慮なく、と】
>>432 ……少なくとも、俺にはそうは思えないけどな。
まあ、もし、アンタが先輩を自分の為に利用するっていうのなら、その時はさっき言った通りさ。
でも、わざわざそんなことを言うってことは、今はそんなつもりはないってことだろ?
―――まぁ、そうならないように、俺も死にもの狂いで頑張るんだろうけどさ、結局。
(身を擦り減らすことさえ躊躇わない。それはきっと、ずっと前から今に至るまで変わらない自分の意志だろう、と、
そう言葉にしたわけではないが、成程納得した、とばかりに苦笑して)
※ ※ ※
俺からしてみれば、何のことか、全くわからないけどな。
その瑠璃って人がどんな人で、どこが似てるのかは分からないけど、あいつはそう言ってた。
――ふぅん…アンタはその瑠璃って人のことを知ってるんだな。
(当然と言えば当然かもしれないが、どこか「知っている」という一言では言い切れない表情を浮かべる男に、
軽く首を傾げながらも、言葉を続けて)
ま……、その瑠璃って人は知らないけど、あいつが助けてくれたってのは事実だ。
でなきゃ、今頃――――………。
(その先は、あまり口にしたくなかった。彼女は確実に死んでいただろう。そして、もしかしたら自分も後を追っていたかもしれない)
……それはどういう意味で、だ?
<<剣糸>>あるいはその「式」っての穴をどうするか、と聞いてるのか、
それを失った先輩のことをどうするのか、と聞いてるのか?
ま、謝るつもりはないけどな。謝るぐらいならこんなことにはしてないだろうし、
俺がアンタに謝って済むことじゃないことぐらいは、分かる。
―――俺にどうしろって言うんだ?
(後者についてなら答えは出ている。だが、前者となると正直なところ明確な答えはない。
むしろ、男が望んでいる答えが何なのか、検討つかなかった)
【それじゃ、こちらこそよろしくおねがいしまっす!一部勝手ながら省略させてもらいましたっ】
>>433 まァ、茶飲み友達以上で恋人未満の関係だからなァ。
(瑠璃のことについてはそのように笑いながら、句を繋がずに止めた太一朗に視線をうつし)
――こいつが死んでたッてか? 死んでたら何なんだよ。それもコイツが選んだことだろうに。
(昏い色の片目で、見つめた)
どういう意味だと思う?
お前、お前がやッたことに対してどういう責任が伴うかくらい、考えてやッたんだろ。
そうじゃなくッたッて、責任とるつもりくらいはさァ。あンだろ?
こッちにしてみちゃどっちもだよなァ。
俺にどうしろッて言うだなんてこっちにテメェのやったことの尻ぬぐいさせられても困るぜ。
そのくらい自分で考えろよ。人一人の人生背負うンだろうがよ。自分が子供だからなんて逃げンじゃねェぞ。
(ぎし、とベッドが音を立てる)
(太一朗の方に向かい合うように座りなおした男は前かがみになって膝に手を置いて)
……テメェが何も考えつかねェっていうなら、
そりゃテメェは取り返しのつかないことしちまッたってことだよ。
テメェのケツすら拭けないガキがさァ、こいつの居場所になるッて。おもしろすぎンだろ、そういうの。
【いえ、助かりました。むしろ***以前はバッサリ切ってもらう方向でも十全でしたので遠慮なく】
>>434 ―――――。
(何だろう。いちいちこの男の言葉が癇に障る)
(理屈ではない。理屈で言えばこの男の方が正しいのだろう。だが、感情がそれを受け入れない。
その男のひとつひとつの言葉が、理性ではなく感情が跳ね除けてしまう)
…………分かったよ。
先輩の身内だからって、<<深凪>>だからって、遠慮してた俺がバカだった。
これだけ言われたら、俺だって黙っていられない。―――言わせておけば、ってヤツだよ。
(丁寧に預けられた彼女の衣服を畳んでいたが、溜息交じりにその手を止めて、頭を掻き)
俺から言わせてみれば、<<深凪>>なんてクソだよ。
さっきも言ったけど、組織ありきで個人をどうこうするような考え方は、、大嫌いなんだ。
<<深凪>>がどうなろうと知ったこっちゃない。そんなに大層なモンなのかよ、<<深凪>>ってのはよ?
俺からしてみりゃ、<<深凪>>よりも先輩の方がよっぽど大事だ。いや、そもそも比べるまでもない。
アンタたちがどんな人生を送って、どんな理想を持っているのかは知らねぇ。
だけど、それを他人に押し付けることが出来る程、大層なモンなのかよ?
別に、先輩が俺を恨むのならそれでいい。けどな、アンタたちに恨まれる筋合いはない。
大事なモノが奪われたのなら、奪え返せばいいだろう?
奪われたくないのなら、守る。守れないのなら、隔離すればよかった。
責任を取れてないのはどっちだよ。―――俺は、アンタたちの責任を肩代わりするほどお人よしじゃないぜ。
聞いていれば、俺が子どものように言うけど…いや、実際そうなのかもしれないけど。
……だけど、アンタたちの理屈はそれ以下だよ。
それとも何か?アンタたちは、こんな女の子一人に頼らなきゃ、達せられない脆い理想しか抱けないのかよ?
なら、そのまま、眠ってしまえよ。結局、アンタたちの言ってることは責任転嫁だよ。
――俺は、他の誰に何と言われようと、俺の意地と信念を貫く。
子どもだから?組織人じゃないから?それが何の否定材料になるっていうんだ?
そんなのは、アンタたちの勝手な決めつけだよ。
――俺は、その人の腕を取って、日向の世界を知ってもらう。たとえ、アンタたちを敵に回してでも。
それが、俺の意地だ。
(気が付けば、自然と表情が無くなっていて、透明な視線で男を射貫いていた)
>>435 (男は黙って聞いていた。
静かに、ただ昏い色の目で彼を見つめて、最後の一句を紡ぎ終わるまで―― 一言も挟まずに。
だが、その様子が変わったのは、彼が最後の一句を紡ぎ終わってしばらくしたあとである。
思いっきり吹きだしたのだ。遠慮も無く吹きだすと、身体をくの字にして笑い始めた)
ッ、ぷっ、あはっ、あははっ、やばいだろ、ちょ……青いっていうか、痒いッつーの……!!
奪われたら奪い返せばいいッて、テメェ、っ、……強奪者でいいのかッ、そっか、
可哀そうな姫様を助け出したヒーローッてところなわけだ、いや、マジ、悪い、貶してるンじゃねェよ?
ンな若々しくて向う見ずな論、そのまんま吹っかけてくるなんて、やっぱ夜にいたらあんましねェからさ。
はー、そうだよなァ。ああ、うん、自分のことしか考えてねェのが若いッてことだよなァ。
(ひとしきり笑い終えたあと、悪いともう一回謝罪して、目じりに浮かんだ涙をぬぐった)
いや、あのな。理想、押し付けてンのはテメェだろうが。
こんな女の子一人ってお前そりゃ男女差別であり、こいつの人格を否定したことになる。
そうだよなァ。お前にとっちゃこいつはただの「かよわい女の子」か。なァ、じゃあ強けりゃいいのか?
屈強な男なら有りなのかよ。
こいつがいないと達成できない理想がうんぬんかんぬんだなんて、とんだ論理のすり替えじゃねェ?
(今度は好戦的というよりも、むしろ相手の出方を楽しんでいるのが隠し切れていない様子で)
テメェに分かりやすく言えばこういうことだ。
テメェは俺たちの大事な持ちモノをどっかに失くしちまッた。その落し前どうつけるのかッて言ッてンだよ。
お前の責任はそれを失くしたッて責任。もちろん、自分に責任がないっつーンならそれを主張すればいいンだぜ?
俺に責任はないから、そもそも責任をとるなんて話にならねェってよ。
そこでどうして理想云々の話しになるのか、俺、馬鹿だから分かんねェって。
>>436 (男の言葉を聞いて、溜息を漏らす)
………。
俺、アンタが嫌いだ。――そうやって、見下すところ。
(がりがりと頭を掻いて、視線を再び男に向けて)
理論のすり替え?よく言うよ。子ども呼ばわりの次は、ペテン師扱いかよ?
悪魔の証明って知ってるか?無罪を証明するのは、有罪を証明するよりも遥かに難しいってヤツ。
――と言っても俺も、詳しくは知らないけどさ。
俺が言いたいのは、何で俺が落とし前をつけなくちゃいけないかってことだよ。
アンタたちが言ってるのは、俺のせいで“式”が失われたから、その代償をどうするのかってことだろ?
誤解してるよ。前提が違う。
その“式”ってのがアンタたちの中で、どれだけ大切なものか、俺には分からないけれど、
俺からしてみれば、アンタたちの言ってることは当たり屋と同じだぜ?
なぜなら、俺は<<深凪>>の一員でもなければ、<<深凪>>に恩義があるわけでもない。
一見薄情な答えかも知れないけど、“俺は調整者の一員かもしれなかった”んだぜ?
敵だったかもしれない“可能性”だった人間に責任取れって?おかしな話だろ。
……別に俺は責任を取ることが嫌だってことなんじゃない。
少なくとも、先輩にとってもそれは大切なモノだったんだろうしな。
だけどな、アンタたちの考え方が独善過ぎて、笑えるって言ってるんだよ。
それで先ほどの話に戻るけど……先輩の強さは知ってるつもりだよ。……どれだけ弱いかも。
「か弱い女の子」?いやいや、それこそ笑えるって。俺よりも強くて凛々しい人だよ。
でも、先輩が生きている意義ってのが“それ”なら血眼になってでも、“それ”を取り戻す方法を探すさ。
だけど、それはアンタたちの為じゃない。先輩の為だ。
――で?
落とし前落とし前とそんなにも拘るけど、
それが無きゃ、アンタが言っていた“成し遂げたいこと”ってのは叶えられないのかよ?
その疑問が、さっき言ってた理想云々の話だよ。
“それ”が無きゃ成し遂げられないっていうのなら、そりゃあ俺も大したことをでかしたと思うよ。
それでも、俺はアンタたちの為に償いだとか、そういうものをするつもりはない。
“それ”か先輩の命か。――当然、後者を選ぶだろ。俺の場合はな。
>>437 あ、いや、悪い。見下してるつもりはねェよ。
一人前としちゃ扱ってやってねェかもしれなかッたけどなァ……つい年下相手だとこうなッちまう。
それもとびきり年下ってくりゃ尚のことだ。そこンとこは俺が悪ィな、謝る。
……落し前っつー俺の言葉の選択ミスか。
(ああしまった、というように頭をおさえたが、またすぐに子供みたく楽しそうに片目を笑わせて)
お前が開放なんてさせなきゃ、≪弐式≫は死んだこいつの体から回収できた。
いや、こいつが死んだ時点で自動的に俺の元に戻ってきた。それを阻害したッつー点では
当たり屋と同じすンのはおかしいだろ。俺たちは≪弐式≫がどッか行くなんて完全予想外だったからな。
もちろん、お前が≪深凪≫に敵意を持っていて俺らの戦力を殺ぐためにやッたッていうなら
それには責任なんてねェ。……あるのは俺らからの「報復」だ。やられたらやりかえす。
けど、事故だッだンじゃねェの?俺の方が論が間違ッてンのか?
(見た目にしては20歳そこそこという歳の男であるが、ん?と首をかしげる様は多少子供っぽさが見える)
俺らが独善でもなんでもいい。
テメェが俺らの所有物に手をだしてどッかにやッちまッていう事実に関してどうするのか。
「そんなことは俺の知ッたことじゃない。≪深凪≫とは何も関係ない。
俺は悪いことしたわけじゃない。そもそもどうしてそれを失くしたら俺がお前らに賠償してやらなきゃいけないのか。
自分のやったことは恥じない。だから償うつもりはない。それに、どうぜそっちでどうにかするんだろ?」
テメェが言ってるのはこういうことに聞こえるぜ。もちろん、それが悪いわけじゃねェ。
テメェは自分にとッての当然のことをしただけだ。
だから、そのことで他人にとって大事なものが奪われても俺は謝らない。
……逆に潔いと思うぜ、そういうの。ただ、――力づくだよなァ。自分がいいなら他人はどうなってもいい。
自分の目的の為なら他人の悲劇も踏み台。なるほど、それがお前の考えッてことで、いいのかよ?
(後半はもはや詰問というよりも質問であった)
(責任をとらせる為の詰問という建前も、そろそろぼろぼろに崩れてしまっている)
>>438 …………。
(ふぅ、と一つ吐息を吐き出して、頭の回転をローチェンジさせる)
……さっきから、アンタの言ってることは俺の言葉の揚げ足取りだぜ?
もし、本当に俺に落とし前をつけさせたいのなら、ちゃんと一から説明するべきだ。
さっきから何度も言ってる。俺は“それ”がどういうものなのか、分からないってな。
それなのに、そればかりを聞いてくるアンタは、俺を挑発しているようにしか思えない。
いや、そういうつもりがないのであっても、本当にそうさせたいのであれば、“思わせる”ことさえNGなんじゃないか?
アンタは言葉を弄んで、俺をからかってる。あるいは挑発しているようにしか思えない。
………そうでないのなら、ちゃんと話せ。俺はバカだからな。何も分からないことを、やれって言われても出来ないんだよ。
もし、“それ”が失われたことによって、他の誰かが傷つくというのなら、それを取り戻す方法を探すさ。
それは、俺の望む未来(りそう)じゃない。でも、何度も繰り返す様に、それはアンタの為じゃない。
それともまたからかうのか?言葉と挑発で俺を遊ぶだけ遊ぶか?
―――そうでないのなら、ちゃんと話せ。この点についてだけは、アンタに非があると思うぜ?
たとえ、他の点で俺に非があるとしてもな。
(からかうのはよせ、とジッと眺めて)
そもそも、俺はアンタが挑発なんかしなかったら、
素直にこれからどうするか考えて、協力もするつもりだったんだ。
――それともこれも笑うか?ああ、もう好きにしてくれ。
(これ以上男がこちらを挑発するのなら、話が交わることもないだろう。大きく溜息をついて、ソファーにもたれ掛って)
>>439 (彼が大きくため息をついてソファに沈むと、男は満足そうに息をついた。
こういう仕草は葵に似ているかもしれない。もしくは、葵の仕草がこの男に似ているのだろうか)
何だ。俺が傷つくことになっても、俺の為にアイツを探しだしちゃくれねェわけ?
……悪ィ、嘘、冗談。からかいすぎたっつーか、やりすぎた。
(両手をあげて、こちらが降参しますというかのようにひらひらと手を振る)
ただ「もしもそちらがこうしなければ、どうこう」っていうのは、余計に揚げ足とられるからヤメとけ。
葵の奴だったらそこをめっためたのギッタギタについてくるぜ。
行われなかった未来なんて誰も興味ねェよ。後悔以外で……アイツ、そこら辺は朱羽仕込みだしなァ。
(ひと通り楽しんだと言わんばかりのすっきりした表情。
だが、そんな表情をしているのに気付いたのか、わざとらしく咳をして顔をひきしめる)
お前があいつを探し出してくれるっつーなら、そりゃ協力してもらいてェとは思う。
でも、それよりも俺が知りたかッたのはテメェの人となりの方だ。
悪ィな本当によ、試すようなマネしちまッて。……一応、テメェについての報告はあがッてきちゃいるが
こういうのッて自分で見た方が、確実だろ。
全部が全部報告通りッてわけじゃァ、無かッたしな。大収穫だ。
――で、お前マジでさァ、これからどうすンだよ。
総括的に。コイツのこととか。落し前どうこうじゃなくて、これはフツーに質問ッつーことで。
(くいっと顎で自分の後ろの葵を示しながら)
>>440 仕方がねえだろ。“式”なんてモン、いま初めて知ったんだからな。
ああ、正確にはあの“声”が聞こえた時かもしれないけど。
アンタが話してくれなかったら、何も出来ないのは事実なんだし。
(まさにお手上げ状態だ、とばかりに肩を竦ませて)
もう一度聞くが、本当に“それ”はアンタたちにとって必要なんだな?
また、俺をからかう為の嘘だとか言葉遊びだとかじゃ、ないんだよな?
(これ以上からかわれるのは後免だと溜息をつき)
……そうだな、その“式”がどう言ったものなのかを話して貰う前提で、
取り敢えず他の“夜”のヤツらに情報がないか、聞き出してみる。“瑠璃”って言ったか。その人も含めてな。
アレだけ力を持ってるんだ。全く無名のものではないと思うしな。それに巫女でそいつを創りだしたとも言ってた。
そういう関係から当たってみるのもアリかもな。
先輩については―――、先輩が起きてからだろ。
ただ、先輩が俺のことをどう思おうと、俺は先輩のことを守る。またアンタは青臭いだのなんだの言いそうだけどな。
居場所を作ると言ったからには、先輩が生きる意味を見つけるまではずっと一緒にいるつもりだよ。
(俺なんかじゃ釣り合わないかもしれないけどな、と付け足して)
俺に出来るのはそれくらいのことしかない。たとえ、俺のことを嫌おうが、拒絶しようが。
それが俺なりの罪滅ぼしってとこだ。
>>441 ……お前、コイツとそれなりにいて≪弐式≫も知らねェのか?
コイツが≪弐式≫を体に入れてたことも?……マジかァ、うわぁ、白紙状態面倒くせェ。
(目元を手で覆うような仕草をしてみせて)
まァ、とりあえず。アレが必要なのは言うまでも無い。≪深凪≫秘伝の霊体武器だ。
消滅しちまッたなら取り返しはつかねェけどよ。……引き剥がされるなら、まだどッかいンだろ。
俺の支配ッつーか、管理から逃れちまッたッてだけでよ――、まァ、ぼちぼちで構わねェよ。
ああ、あと、「瑠璃」のことはいい。むしろ、広めンな。
とっくの昔に死んでンだ。アイツだッて静かに眠りてェだろ。……なァ、頼み。そこは、やめといてくれ。
水鏡ッてやつくらいだろうよ、知ってるの。あとは≪深凪≫の連中しか知らねェような奴なんだ。意味ねェよ。
(視線をそらして――いや、ゆっくりと葵に視線をむけて)
……そいつが拒絶する居場所って本当に居場所なのかよッつー疑問はあるけどなァ。
(苦笑いしながらも否定はするつもりはない様子で)
よし。んじゃ、こいつもそろそろ起きンだろ。
式のことについて聞きたいか?それともコイツのことについて聞きたいか?
時間的にどッちかだけだなァ。一個だけ話してやるぜ?別のことでもいいけどよォ……何なら女の趣味について語りあうかよ?
>>442 知らないものを知ってるって言って、何の得があるんだよ?
……まあ、そこらへんは“声”やアンタの話からして何となく察しはついたけどな。
“引き剥がされる”っていうのは引っかかるな……。
その開放やら…夜乃刀って言ったか?それ自体について聞かないことには、皆目見当がつかないな。
……分かったよ。重要な手がかりだと思ったんだけどな。
アンタがそこまで言うからには、理由があるんだろ?なら、黙っておくさ。
でも、その人のことについては話して貰えないか?俺に似ているって言うのも気になるし、
やっぱり、夜乃刀を探す手がかりにはなるしな。それとも、それもダメか?
(その瑠璃が夜乃刀の作り手というのであれば、その人物に縁のある場所を探せば、
新たな手がかりが手に入るかもしれない)
…拒絶したら、その時は別の居場所を探すまでさ。
矛盾してるようだけど、俺は先輩に幸せになって貰いたいんだ。
その為なら、憎まれても、拒絶されてもいい。
(そっと吐息を吐き出しながら、彼女を眺めて)
………どちらも聞きたいところなんだけどな。個人的には先輩のことを優先させたいんだけど……
式のことについては本当に真っ白だからな。そっちを聞かせて貰おうか。
女の趣味?俺については、もう知ってるだろ。アンタのことについては興味がないし。
(に、と小さく笑いながら)
(それに、もしかしたらその瑠璃という人物が――と口に出そうとしたところで止めた。
邪推に過ぎないし、冗談で口にしていい名前でもない、と先ほどの男の様子で察したのだ)
………というわけで、聞かせてくれよ。その式についてな。
>>443 ……別に、お前に話すようなこと、何もねェよ。
似てるッつーのはその押し付けがましいところとか、そのくせ無駄に前向きとか理想的とか
ンでもってテコでも動かねェとことかそこら辺だろ。ンでもって≪式≫の製作者。
あいつに縁のある場所ならほとんど跡形も残ってねェよ。
残ってる場所もテメェに任せるよかも俺が探す方が早ェし……ダメっつーか、不要。
(しっしっ、とあからさまに邪険にするような仕草。この件に関しては首を突っ込んでくれるな、と言いたいのだ)
憎んだり拒絶したりする方だッて、キツいんだぜ……?
テメェの自己満足であんまり俺の義妹を苦しめねェようにしてやッてくれよ。
(まるで経験があるかのような言いぶりで笑って、軽く牽制。一応義兄という立場は守るらしい)
で、式か――。
まァ、簡単にいや、武器。それも≪深凪≫に伝わる秘伝の霊体武器だなァ。全部で4種類。
しかも面倒くせェことに、意思がある。奴らは自分で契約者を選び、そいつに宿って使われることで力を発する。
ッつっても、一応は≪創造者≫の地位を継承してる俺が全体的には管理しているがなァ。
ああ、でも管理者はアレ使えねェんだ。使えるのは契約者だけ。
管理者ができるのは奴らの位置把握、停止命令、契約強制解除、そンくらいだな。
種類は全部で四つ。零が鎖鎌、壱が鉄扇、弐が刀剣、参が槍類に具現化する。
その範囲内なら各々好きな形に具現化できるが、他は無理。
壱式持ってるやつがどんなに刀イメージしても具現化は不可ッつー感じだなァ。
あとは?なんか他に説明いるかァ?
特別特価大サービスだぜ。秘密主義の≪深凪≫がここまで教えてンだ……ま、このくらいなら
横流しされてもいいけどよォ。こうやッて明かすッつーことは、どっかに流れること覚悟して言ッてンだし。
>>444 その理屈で言うなら、アンタが式を探した方が早いんじゃないのか?
ま、いいけど。
(話してくれないと分かると、肩を竦めてそれ以上は追求せず)
そうならないように善処はするさ。
だから、最悪の場合―――だよ。
(ふっと肩の力を抜くと、ちらりと彼女の寝顔を一瞥して)
(静かに男の言葉に耳を傾けていたが、はた、と顔を上げて首を傾けて)
…………ちょっと待て。位置把握?
それなら、それこそアンタが式を探した方が早いんじゃないのか、やっぱり。
闇雲に探さなくたって、その権限があれば、探せるんじゃないのか?
(それとも、あの時に夜乃刀はその権限の束縛から放たれたということだろうか?そう首を傾げて)
そうだな…位置把握って言ってたが、その式ってのは自分で動けるモンなのか?
そして形は?形状とかはあるのか?
(探すにしても形が分からなければ探しようもない。そして、もう一つ気がかりなことを尋ねた)
……式はその契約者に負担とか掛かったりはしないのか?
あの時、その契約者でもない俺が、その力の強さを感じられたほどだ。
それを扱いこなすってんだから、負担がかかりそうなもんなんだが……?
>>445 あいつに縁のある場所――ンなところにいるって思うなら苦労しねェよ……。
それに、位置把握が使えたら、苦労しねェよ。さらに。お前に頼むかッつーの。
言っただろ。俺の管理下から外れちまッたみてェだッて……俺にもこんなの初めてで理解不能だッつの。
(だから頭を抱えているのだ、そう言いたげにまさに頭を抱えてみせる)
位置把握はまァ、基本は契約者と一心同体にいるからなァ。契約者が動きゃ、式も動く。
契約してねェときは、一応、容れ物として各々の武器を特別に作ッてもらッてンだ。
≪弐式≫が日本刀に入ッてたの、見たことねェか?あの状態じゃ、式だけじゃ動けねェな。
(うん、と頷いて)
負担はねェことはねェよ。霊力練りあげたり何だとすりゃそりゃ精神はすり減るし、体は疲れる。
テメェが異能使うときと似たようなモンだ。つっても、それもいつかは慣れるだろうがなァ。
きちんと 契 約 し て り ゃ 、死ぬまでの負担はかかんねェよ。一切負担がねェっつったら嘘だが。
式はその契約者の体に入ってるようなモンだから、たまに暴走して体のっとったりするしなァ。
っつっても、基本は宿主の意識がないときくらいだ。その暴走は俺が言えば止まる。こんぐらい?
>>446 ……ナルホドな。
契約してない時は武器に……か。それじゃあ夜乃刀も刀剣の形をしてるってことか?
いまいちイメージしきれないけど、契約していないのなら、刀剣を探せってことか。
誰かと契約しているのなら、それらしき力を持つ人間を探せ……か。
あるいは、暴走して意識を乗っ取られていそうなヤツを探すか。
………どちらにしろ、難儀なことだな。
(小さく溜息をつくと、腕組みして)
……そっか。
(良かった、と内心安堵する。こういう類のものは、力が大きい反面、反動が大きいのが相場だ。
もし、彼女が反動で苦しんでいたのなら、それを無理に隠していたことになる。
そうではなかったことに、ほっと安堵の吐息を溢して)
とはいえ、アンタの言葉を借りれば、ちゃんと契約していない人間にとっては、
大変なことになるってことだよな……。
……そうだな。やっぱり、これは俺がケジメをつけないといけない問題だな。
(夜乃刀が“引き剥がされた”結果に、誰かが傷つくことがあれば、後悔することになる。
他の誰かが被害に遭う前に、夜乃刀を見つけ出すことができればいいのだが)
>>447 その可能性は高い。≪深凪≫ではちゃんとした容れ物を用意してたが、
葵がぶっ壊しちまッたから、今は新しいのができるまでその容れ物もないしなァ。
……緊急的に他のモンにとり憑いてる可能性はあるなァ。モノか人か分からねェけどよ。
あいつだッて≪深凪≫を貶めるようなマネまではしねェと思うが……快楽主義者だかンなァ。
(やれやれ、という顔はまるで駄目な弟でももったかのようである)
まァ、契約については結構面倒だしなァ。あいつだッてそうそう契約はしねェだろうさ。
ただ、契約せずに憑かれたら消耗がかなり激しい。
葵みてェに能力っつーかそういう体質でもないと、契約なしでの使用はきっちぃな……下手すりゃ死ぬ。
コイツでさえ死なない保証はないわけだッたしなァ。
(くいっ、と親指で葵を示したとき、――ベッドの中の彼女が、少しだけ身じろぎした)
……っと、時間だな。そろそろ。
(毛布をつかみ、少し動く)
(閉じられていた瞳がゆっくりと、少しずつひらかれて、ぼうっと宙を見る)
「―――、…」
(にいさま、と言ったのだろうか、近くにいる義兄をみて小さく口が動いた。だがその目はまだ状況を把握していない。
疑問符ばかりを頭の上に浮かべている状態だ。ここはどこなのか、何なのか、どうしてここにいるのか、いきてるのかしんでいるのか)
【お時間、大丈夫ですか?】
>>448 分かった、その方面で色々と当たってみることにする。
…あれだけデカい力の持ち主なら、全く手がかりがない…ってことはないと思うしな。
問題なのは、悪用されないかどうか、だな。
幾らそいつに意志があるとしても、それを奪われて…なんてこともありえるわけだし。
……ま、何か手がかりを掴んだら、連絡を入れることにする。
そっちも何か手がかりになりそうな情報があったら教えてくれ。それを基に動いてみるからさ。
(何にせよ、まだ情報は少ない。夜乃刀が解放されたことで、変化が起きた事象を調べることが取りあえずの方針だろうか)
……そうなのか?
(………そして、溜息をつく。やはりこの人は、こうして自分に心配をかけまいとする。
いや、それは自惚れなのかもしれないけれど。それでも、素直に心配させてくれない頑固なところがある)
(じっとそんな彼女に視線を送りながら答えた)
分かった。万が一にもそんな事態が起きないように、できるだけ早く見つけ出して見せる。
……目が覚めたか。
(男につられるように、視線を追って目覚めた彼女を眺める)
【こっちは大丈夫だぜー。そっちは大丈夫か?】
【う、ごめんなさい……ちょっと、眠たくて――こちらが長引かせているのに、申し訳ないです】
【つっ、次こそは終わらせますので、もう一回だけ凍結をお願いしてもいいですか?】
【すみません】
【いやいや、こちらこそここまで付き合って貰ってありがとう!】
【こっちは明日の夜でも明後日の夜でも空いてるので!】
【本当にごめんなさい。ご迷惑をかけてばっかりだと、本当に……っ。
付きあってくださって、ありがたいかぎりです、本当にありがとうございます。
明日の夜……だと、23時から、ですね。金曜日なら21時から、可能だと思います。
置きレスでも、問題ありません。本当に、本当にすみません……ありがとうございます】
【それじゃ取りあえず明日の23時からでいいか?その間にレスを置いておいてもらったら、
置きレスしておくしっ!】
【今日もどうもお付き合い頂いてありがとうございましたっ!おやすみっ!】
【承りました。それでは、おやすみなさい】
【ありがとうございました。スレッドお返しします】
455 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 12:29:09.40 ID:gVFgM82R
。
456 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 16:29:51.67 ID:YYyluCBa
>>428 キャラ作るときは
>>1を読もう。
どんなスレでも書き込む前にスレタイと
>>1を100回音読しよう
>・異能が認知されていない普通の現代日本設定
わかるね?読めるよね?
【名前】夜衣 泰牙(やごろも たいが)
【年齢】不詳、見た目ほど若いわけでもなければ、すごく長生きしているわけでもない
【性別】男
【身長】168cm 56kg
【容貌】いわゆる中肉中背、少し目元が隠れるくらいのぼさぼさ頭に黒髪。
闇の中だとほんのり赤く見える瞳。
【性格】お人よしの楽天家、あんまり気は強くない。
【設定】
代々続く吸血鬼一族の末裔。
といえば聞こえはいいが、人と交わりすぎたおかげで血が薄れ、力が弱まってしまっている。
今では夜しか力を発揮できなくなってしまった。
代わりに、昼間でも普通に出歩くことが出来るようになっている。
昼間に力を使う必要がある場合は、純血の吸血鬼の血液から精製された製剤を服用することで一時的に力を使うことが出来るようになる
しかし日光や流水、十字架などの吸血鬼本来の弱点も同時に得ることになるので危険。
そのため、吸血鬼の力を使うときには全身を覆うローブを生成し纏っている。
食事は大体日に1回、毎日同じ人だとちょっと貧血が深刻になる程度。感染を防ぐため、消毒用具と専用の器具を常に持参している。
吸血鬼たちの寄り合い組織のようなものから命を受け、この街で起こっている吸血事件の調査に派遣され、高等部二年に編入された。
【能力】
・身体変化
わかりやすい特徴として、牙と爪が発達。
また身体能力も人間離れしたレベルにまで向上する
けれど血が薄いため、コウモリや狼に変身したり……なんてことはできない。
空も飛べない。でも鼻は効く。
・幻術
相手を惑わせる。
とはいえ効果は弱いもので、抵抗の意思のある人間にはほぼ通用しない。
どうしても食事はしなくてはならないため
食事の後で意識を失わせた相手にそれを夢だと思わせるくらいにしか使い道が無い。
・再生能力
再生能力だけは妙に高く、大抵の傷は一晩眠れば治る。
聖別された武具や呪物などで受けた傷は治りが遅い。
・魔術
一応手ほどきは受けている程度。
発火だの落下制御だの魔法薬の精製だのと、小技にしかならないようなものばかり。
吸血鬼時に着込む衣服も魔術により生成されている。
【希望】雑談、戦闘などなど
【NG】汚物関連、アッー
【弱点】昼間は基本的にただの人間。その他の弱点は一般的な吸血鬼のそれに準じる。
が、ニンニクは嫌いではない。
【っと、ちょっと時間は早いけど、参加表明とテンプレ投下だけ】
【本格的なお邪魔はまた後で、だけどね】
【待機します。プロフは
>>38をご覧ください】
【申し訳ありませんが、忍法帖のレベルが低いので、こちらではロールできません】
【応募いただいた時点で避難所の汎用スレに移動していただくことになります】
【悪しからずご了承ください】
【二秒差…………!!】
【すみません、立候補してよろしいでしょうかっ。】
>>460 【こんばんは】
【こんなに早く立候補があるとは思わず…というか、お先に失礼してしまいました】
【御迷惑でなければ、ひとまず避難所の方へ移動をお願いしてよろしいでしょうか】
【いえいえっ、此方こそお邪魔してしまいっ】
【かまいませんよぅ。】
【それでは避難所に移動させていただきます、失礼しましたっ。】
【ありがとうございます】
【ではこちらもこれにて移動いたします】
【スレを使わせていただき、ありがとうございました】
【先輩とスレを借りるぜっ】
>>449 「……この街で開放されたのがせめてもの救いッつーとこかァ。
これだけなんて言うか、バランスが崩れてる場所なら
アイツも吸い寄せられるようにここ一体にとどまンだろ。……ったく、難儀な街だぜ」
(溜息をつきながらも、笑う。寝室の窓から見える外の風景に目をやる――そして難儀だと称した)
「そりゃ契約してねェしな、こいつ。してねェっつーか、夜乃刀に毛嫌いされてるッつーか。
刀か何かに入ッてりゃ誰でも使えンだけどな……、まァ、人に憑いてねェこと祈るだけだぜ」
* * *
「よォ、おはよう」
……にいさま、と、たいちろう、さん?
(小首を傾げる)
(どうして私はここにいるのだろう)
(だるい体を動かすが、強い痛みはない。しっかりとあの刃は貫通したはずなのに――やはり、もう死んでいるのか?)
――、なん、で。
(近くにある義兄の服の裾を、ぎゅっとつかんで上体を起こす)
なんでわたし、ここに、いるのですか。
【ロールに場所をおかりいたします】
>>465 本当にな。この街はつくづく、不思議な街だぜ。
ここまでの異形のみならずそれを討つ機関、そして異能者たち。
……まるで、掃き溜めのような街だ。
(苦笑しつつ呟く。そんな場所でも、この街で戦い続けるのはその街が好きだからだ)
おいおい……そんな無理やりに押し付けておいて何のメリットがあるっていうんだよ?
そんなことしたら、さっきの話通りだと、先輩にかなりの負担があるんじゃ―――
(そう言おうとしたところで彼女が目覚めてしまう)
(どうやら、彼女は意識が覚醒したばかりで現状を把握していない様子だった)
(いっそこのまま天国だと嘘をついてしまえれば、気が楽だったが、そういうわけにもいかない。
彼女から夜乃刀を奪ったのは自分に間違いないのだし、説明するしかないだろう)
―――先輩、実はさ。
(彼女が倒れてから一部始終を話した。夜乃刀のこと。傷の癒えた彼女をマンションまで運んだこと。
そこで男と出会ったこと。そして、先ほどまで彼と話をしていたこと、すべてを話した)
………ごめん。
恨むのなら、恨んでくれていい。でも、俺はそれでも先輩に生きていて欲しかった。
俺を恨んででも、生きていて欲しい。――きっと、必ず、俺が先輩の居場所を探して、作るからさ。
(彼女に罵倒されることを承知で話した。その義務が自分にはある。
――だから、怖かった。怖かったけれど、彼女の目線から視線を外すことなく、そう言葉にした)
【それじゃ、よろしく頼むな!…なんだか、長々と続いてごめんっ】
(話を聞いているうちに、徐々に、彼女の目が理性を取り戻し始めた。
状況を理解したのだ――だが、また話を聞くうちに、理性とは別のものが……徐々に、宿り始める)
……私が生きて、何になるのですか。
夜乃刀までどこかにやって、わたし、どうして生きていったら、良いのですか。
なにも、知らないくせに。
わたしが、どうして、あれを宿したかとか、どんな苦しかったこととか、大変だったこととか、
―――何も、しらな……ッ、
(涙の滲んだ目で前に出ようとしてふらついた体を、男が支えた)
「テメェが何も話してねェのに、何も知らないってこいつに言うのはお門違いじゃねェの。
お前の苦労はお前が背負うッて、決めたモンだろうが。
――それをこいつに転嫁してんじゃねェよ、葵」
…………っ、―――。
(泣きそうな目が、男を見る)
(唇を噛み、一度だけ太一朗を見てから、すぐに彼女は目を伏せた)
……私は、あなたを、恨みません。
貴方を恨んで生きるなんて、真っ平御免です。……恨んで、どうにか、なるのですか。
恨んだら、わたしがまた、夜乃刀を宿せるのですか――、恨んだら、わたしが頑張った今まで、ぜんぶかえってくるのですか。
恨んだら―――ッ。
「葵」
ッ………、…すみません。
【こちらこそ、長引かせてすみません。宜しくお願い致します】
――――。
(黙って彼女の言葉を受け入れた。分かっていたとはいえ、随分堪えるものだ。
反論も出来ない。いや、出来たとしてもしてはならない。それだけのことを自分はしたのだ)
(と、意外にも彼女の言葉を、男が遮った。僅かにだが驚く。先ほどまで問い詰めていた彼が、
彼女の言葉を遮るとは思っていなかったからだ)
そうさ、俺はアンタから夜乃刀を奪った。
これは俺の偽善―――いや、偽善とも呼べない、ただの我儘だよ。
先輩が、俺のことをどうしようと自由だ。殴ろうが罵ろうが、自由にしてくれて構わない。
だけど――、それでも、俺のやることは変わらない。これからも、ずっと。
(淡々と言葉を紡ぐ。自分が言いたいことはすべてもう彼女にも、彼女の義兄にもぶつけた。
感情をすべて出し切って力が抜けたように、溜息と共に肩を落とす)
(義兄の言葉に言葉を止める葵。少しだけ彼に嫉妬した。どうして、こちらが言葉をぶつけても聞き入れてくれなかったのに、
彼の言葉には素直に従うのか。つまらない嫉妬。だが、それももう終わりだ。そんな権利はない。)
………さて、と。アンタはこれからどうするんだ?
俺はさっき話した通り、色々と聞いて回って情報を集めようとは思っているけど。
(言葉は葵にではなく、男へと向ける。今の彼女に何を言っても、無駄だろう。
だからと言って、このまま沈黙を続けるのも話が進まない。<<深凪>>としてどう行動するのか尋ねた)
>>468 ……奪ったと言っておきながら、どうして貴方はそんなに、偉そうなのですか。
なにしてくれて構わないって、悪いと思ってなど、いないのでしょう。
罵られてもいいと言われて罵る私が一体どれだけ無様だと――、どうして貴方は、いつも……。
「――葵、いい加減にしろ。いい加減にしねェと、俺も、怒るぜ?」
…………ッ、だ、って……。
(唇をかむ。だが、やがて縋るように握っていた義兄の服から手を離すと、ゆっくりと起きあがった。
ベッドの上に正座して、視線を俯かせたままに、ゆっくりと太一朗に向かって頭をさげる)
この度は、命を救っていただき、ありがとうございました。
今しがたのご無礼、≪深凪≫の一員としてどうか、平にお許しくださいませ。
「悪ィな。あと、俺の義妹を助けてくれたことに、≪深凪≫とかじゃなく、俺個人として感謝する」
(ぐっ、と葵の頭の上に手をおいて深く頭をさげさせながら、男は笑った)
「夜乃刀の件についちゃ、こっちでも捜索だな」
「あァ、あと――≪剣糸≫、テメェはしばらく謹慎。理由わかッてンだろ、行動は全て慎め。
事実上、≪深凪≫八席の地位はしばらくはく奪だ。他のやつらにも、そう伝えとく」
………。
「返事はねェのか、≪剣糸≫」
――――御意。
>>469 だから、言っただろ。我儘だって。
(それ以上言葉にしなかった。男が止めたというのもあるが、これ以上言葉を紡いだところで、
彼女の感情を刺激するだけだろう)
謝るのはこっちの方だ。
結局のところ、アンタが言うとおり、俺がしでかしたことなんだからな。
アンタの言葉を借りるなら、ちゃんとこの落とし前をつけられるように、俺なりに動いてみせるさ。
(先ほどまで問い詰めていた男の姿はどこに行ったのだろう。義妹の前だからああいう態度なのか、
それともそれが本意なのか。掴みどころのない男だ。だが、今はその言葉を素直に受け取っておいた。
それが、せめてもの心の救いだった)
……分かった。まあ、俺で力に為れることがあれば声を掛けてくれ。
アンタに言われて随分とこっちも落ち込んでるんだぜ?
俺も、俺に出来ることを精一杯やってみる。そして、成果を出して見せる。
でなきゃ、――――いや、俺のつまらないプライドが守れないからな。
(先輩に悪い、と言おうとしたが辞めた。その言葉は彼女をさらに追いこむことになるだろうから)
アンタからはもう話はないのか?――ないなら、帰るとするよ。
これ以上ここにいても―――、いや、話が決まったなら早速動かないとな。
(此処にいても、彼女の心象が悪くなるだけだ。今日は彼と二人きりにさせた方がいいかもしれない)
(彼も義兄だ。彼女が落ち込んでいるのを励まさなくてはならないだろう。だが、自分がここにいれば、
<<深凪>>の長としても示しがつかないだろう、そう考えて立ち上がった)
>>470 「ハハッ、あのくらいでへこたれンなよ。
朱羽なんかに見つかッてみろ、テメェもう臓腑抉られるような攻撃がねちねち続くンだぜ?
まったくよォ。……っと、ああ、俺からは話はねェし、俺も出ねェと。急に出てきたからな」
(ぽんぽん、と義妹の頭を撫でてから手を離す。
上体をゆっくりとあげたものの、視線は下に落したまま――上を向かずに、黙っているだけだ)
(そして、少なくとも義兄はこれ以上に葵に声をかけるようなつもりはないのであろう)
「テメェも今日は休ンどけ」
「その刀の治癒力がどんなモンか知らねェけどよ、今この時から動いても多分徒労で逆効果だぜ。
適当な休息はとらねェと、我武者羅にやッたッて意味ねェよ」
(じゃあな、葵)
(そう言って、男はするりと彼女から離れた。扉がひらく音、――そうして玄関の扉が閉まる音。
あとは静寂である。誰かが話さなければ、聞こえるのはせいぜい吐息の音程度。ほかは電子機器の音か)
…………帰るのですか。
>>471 ……しばらくはあの人と出くわさないように気を付けるよ。
それこそ、本当に俺立ち直れなくなりそうだし。
――って、おい!帰るのかよっ!?
(てっきり彼がここに残るものばかりだと思っていたので、虚をつかれたように彼を呼び止めるが、
気にした風でもなく、飄々と彼は部屋から去って行ってしまった)
………あー…。
(残されたのは二人。流石に気まずいとはいえ、このまま彼女を残して帰るわけがなかった。
それこそ、あの男にまた詰問されるだろうし―――、どんな形であれ彼女と一緒にいられるのは嬉しかった。
もっとも、それは不謹慎かもしれないが)
………帰らないよ。流石に俺も、このまま放って帰れるほど、心が丈夫じゃないんでな。
(溜息をついて、彼女の隣に腰掛ける。何とも気まずい。
自分が招いた結果とはいえ、何を話したらいいものか、思いつかなかった)
………………。
……俺は、悪いとは思ってるよ。我儘なのは認める。子どもの理屈だっていうのも。
それでも、俺は、先輩も家族も失いたくなかったんだ。
(何を言っているんだろうか。こんなことを言っても、彼女の感情を刺激するだけだというのに)
>>472 …………。
……私も、分かっている、つもりです。私が、いけなかったとは、理解している、つもりです。
(それが分かっていたから、義兄はあの時に制したのだ。
それ以上、感情に任せて「八つ当たり」したら、戻れなくなるぞ、という意味だったのだと思う)
貴方に、家族を捨てて私を選んでくださいと申しても、私を選んでくれるはずなどないと、
ずっと分かっていたし、
どっちかを選べないと言わせることが、それ自体がどれだけ悪いことかも、分かっていました。
私がああしたら、貴方は手段があればこうするであろうことも、私であれば予測しておくべきでした。
――斬姫の力が想定外だったとはいえ、私の不手際です。
死にぞこなったのは、わたしの、責任です。
(視線を、顔を、伏せたまま)
(長い髪に覆われて、外からは表情すら垣間見えないであろう)
…………でも、わたし、もう、≪深凪≫の八席では、なくなってしまいました。
頑張ったのですよ。わたし、ここまで、ずっと、頑張ったんです、……そんなこと、貴方に言っても仕方ありませんし、
貴方だっていろいろなことを頑張られていて、その結果が今だって、わかっているの、です、けれど……、
もっ、わたし、みなぎの、八席じゃ、な、……い……ッ。
(声が震えた)
【ごめん、PCがフリーズったので立ち上げに時間がかかってた…!】
【そっちの時間はどうだ?】
【未だ、大丈夫ですが、お辛いようなら置きレスで〆も大丈夫です】
【いや、こっちは大丈夫。迷惑をかけますが、少しばかりお待ちをば】
>>473 …………………。
(言葉を紡ぐことが出来なかった。きっと彼女だって悩んで苦しんだ。
その結果が、今ここにある。何と声をかけたらいいのか、迷っていた)
………そんな、悲しいことを言ってくれるなよ。
何を、死に損なったって?―――やっぱり、葵さんは、結局俺のことを分かってくれてなかったんだな。
(彼女の襟首を掴まえてぐっと乱暴に顔を近寄せる)
俺の、あの時の気持ち、先輩には分かるのかッ!?
俺が、どんな想いで葵さんの命を繋げようと思ってたのか、分かろうとしたのかッ!
…………なんで、そんなことを言うんだよッ…。そんなにも<<剣糸>>であることが大切なのかよッ…!
自分のイノチよりも、俺の想いよりも、ずっと……!
…葵さんがどれだけ<<剣糸>>であることに誇りを抱いていたのか、分からない。
分かるなんて言わない。けれど、でも、アンタはアンタだろう?
夜乃刀がいなくなって、何が変わるって言うんだ?
――確かに、<<深凪>>八席という立場は取られたかもしれない。
でも、あいつは呼んでたじゃねえか。アンタを<<剣糸>>だって。……あいつにとって必要な存在なんだよ、あんたは。
(ぎゅっと彼女の衣服を掴んで、真正面から彼女の瞳を捉える)
夜乃刀は取り戻す。――絶対に、だ。
八席という立場も取り戻してみせる。―――だから、そんな悲しそうな顔をしないでくれ。
俺は、変わらない。―――媛名葵が、好きなんだ。だから、死に損なったとか、言わないでくれ。
【ごめんっ、本当にお待たせしましたっ…!こちらは全然大丈夫なのだけれど、
もしそちらの都合がアレなら、置きレスor明日に持越し、という形で全然いいんで!
本当っにごめんなさいっ!】
>>477 (ぐいっとひっぱられると、長い髪が避けられて、顔が露わになる。
驚いたように見開かれた、黒い目。零れ落ちていたのは、大粒の涙で―――)
……っ、わかる、から、
想像がつくから、どうしようも、ないのです、よ。
わたしだって、似たようなことになったら、同じようなことするって、わかるから……分かるからっ
でも、だけど、やっぱり、わたしは、私にとっては、どっちも、大事なのです、
あなたが家族とわたしのどちらかを選べないように、わたしだって、えらべない、から……ッ
あなたに嫌事いって甘えなきゃ、おさまりが、つか、なっ
なきごと、いって、甘えなきゃ……だれかに、あまえたくて、だって、わたし………っ。
(真正面から見られた彼女の瞳は、涙を浮かべて潤んでいて)
………っ、きらい、ですか、
きらいですか――こういうの、わたしらしくないですか……もう、好きじゃなくなってしまいますか?
ぜんぶわかってても、感情が、おいつかないんです――、
あなたが、とりもどしてくれるって、……ほんきだって、わかってるけど、でも、わたし、だって、
ずっと、……――わかんない。こんなに、感情、おさえきれないの、わかんない……
たいちろうさんの、前だから、もっとちゃんとしなきゃ、いけないのに……。
【いえ、こちらこそ、本当に本当に長い間のお付き合い、ありがとうございますっ】
【ご無理のないように……わたしは、もうちょっとだいじょうぶですっ】
>>479 …………分かってる。
どちらかを選ばないといけないなんてこと、ないと俺は思う。
先輩が先輩であること、あるいは<<剣糸>>であること、そのどちらかを捨て無くてもいいと思う。
…そりゃ、今回は夜乃刀は、引き剥がされてしまったけどさ。
(がりがりと頭を掻いて、言葉を探す。どうもボキャブラリーに欠けてしまう)
……だから、ずっと言ってるだろ。
そういうところも含めて、俺は先輩のことが、葵さんのことが好きなんだって。
葵さんの強いところも弱いところも、全部ひっくるめて好きなんだよ。
…これくらいのことで、嫌いになるはずがないだろ?
(軽く彼女の頭を撫でて、慰める様に出来るだけ優しい口調で、そう呟いて)
……別に、いいじゃないか。弱音を吐いたってさ。
言っただろう?俺を憎んでくれてもいいし、恨んでくれてもいい。
葵さんの感情を受け止めるぐらいのことは、俺にだって出来るはずだ。
だから、別に強くあろうとしなくてもいいんだ。……せめて、それくらいのことはさせてくれよ。
(ぐっと顔を抱き寄せると、そのまま、じっとして)
【本当にゴメンっ。そちらこそ無理せずに言ってくれよっ!】
>>480 ………っ、貴方を、憎みたいとか、恨みたいとかじゃなくて、
そうじゃなくて、"そうしたくない"からっ、だから、余計に……どうしたらいいか、分からなくて……っ
でも、だからって自分に、……ごめんなさい、わたし、ぐちゃぐちゃで、本当に、もう……。
(抱き寄せられると、縋るように目の前の者に抱きついてしまう)
(自分がどうしていいのか、どうしたら楽になれるのか
そもそも楽になってしまってもいいのか、それすらも分からない。ただ、縋りつくだけで)
っ……、わかんない、よ、もう
どうしたらいいのか、どうしたらよかったのか、わかんない……わからない、です。
夜乃刀がいなくなって、わたし、だって……、
(彼の肩でしゃくりあげながら)
……わたし、わたし――、聞こえて、声……太一朗さんが、葵って呼んでくれたの、聞こえて…だから。
(もう、言葉は形を成していない。彼女も何を言っていいか分からないのであろう)
(ただすがりつくように、抱きついて、顔を寄せるだけ)
…………きょ、う
とまって、いきますか――居場所になって、くださるの、でしょう……?
とまって、いってください……んん、ずっと、……夜乃刀が見つかるまで、せきにん、とって、…いっしょに、いて……。
【そしてまた消えたっていうっ。ごめんなさい、お待たせしてッ】
>>481 俺がそこまで葵さんを追い詰めたんだしな。……責められて当然だと思うんだよ。
だから、“そうしたい”と思ったらいつでもそうしてくれたらいいんだ。
……俺だって、言いたいことは言って貰わないとな。
何も考えなくてもいいと思う。少なくとも、俺と一緒にいるときぐらいは――。
自分の気持ちはゆっくりと整理していけばいいと思う。……俺が言うのも変な話だけどさ。
(彼女の髪に指を梳かせながら、ぽつりぽつりと呟いて、背中を摩り)
……。夜乃刀は必ず、取り戻す。
どうもしなくてもいいじゃないか。葵さんが望むままに進めばいい。
それは、<<剣糸>>としてではなく、媛名葵としてどうしたいのか、そのままに行けばいいと思う。
……俺がずっと傍にいるから。俺に出来ることはするから。
(ぽんぽんと背中を摩りながら、軽く笑って)
……うぇっ!
いや、まあ、そうは言ったけれど………ん、まあ、そうさせて貰おうかな。
(突然の提案に驚いたが、されども、このまま彼女を放って帰るつもりもなかった)
…分かったよ。ずっと一緒にいる。葵さんが再び夜乃刀を手にするまでは。
【いやいや、俺も待たせたし。時間の方は大丈夫か?】
>>482 ……ゆっ、く、り……、ですか?
(髪を梳いてもらうと、少しずつ少しずつ落ちついてきたようで、浅く息をつくようになる。
背中をさすってもらえば尚のことで。子供扱いされているような心地になってしまった)
あれは、わたしの、です。
契約者じゃないけど、わたしの、式です……わたしも、取り戻さなきゃ、いけない、から………。
だから、わたしも、捜します――義兄さまが、つつしめって言う、意味も、わかる、けど、でも……
(肩に顎をのせて、息を吐き出しながら)
……うえっって、いや、なのですか。
いや、なのですか――、……おうちに、可愛らしい二匹の"犬"を飼われたと、
きき、およんでっ、おり、ましたけれど……、おせわが、大変、なので、ありますか―――、
いいですもん、べつに、
あおいじゃなくて、そっちをとっても、……べつに、いい、ですよ。
(むう、とふくれながらの我侭は本当にどちらが年上なのか分からない)
【そちらこそ、大丈夫、ですか?】
>>483 ………ああ。俺だって、こうしてる今も、<<深凪>>や葵さんに対して、
どうすればいいのか分からずにいるんだ。だけど、俺は今の俺にやれることをやってみようと思ってさ。
(うん、と小さく頷く。本当に今の自分の進むべき道がそれで正しいのか、今は分からないけれど、
立ち止まるよりはよっぽどマシだとおもった)
…すぐにバレて、あの人に怒られそうな気もするけどな。
でも、葵さんがそうしたいと願うのなら、そうするのが一番さ。俺もああ言った手前、先輩を守りたいしな。
いやいや、嫌なことはないって!むしろ、嬉しいけどもっ…!
犬……?ああ、アイツらのことか。
(ふと、彼女の言う犬が何のことか思い当たり、苦笑する。確かにあの時も苦労したものだ)
いやぁ、アイツらは俺よりも姉さんの方に懐いちゃってさ。今度も買い物に出かけるんだって言ってたぜ。
俺としては嬉しいやら寂しいやら。
(苦笑を浮かべて)
……それに、今お世話が必要なのは葵さんの方だと思うしな。
いや、そうでなくても、俺は葵さんと一緒にいたいんだ。…うん。
(彼女の可愛らしい表情に、吹き出しながらも、そのまま甘えるように抱きしめて、ほっと吐息を吐き出す)
【こっちは今日は休みだから全然大丈夫だし、眠気も冴えてるし大丈夫だけど、そちらも限界が来たら教えてくれよー】
>>484 俺の言うこときかねェからだって、仰られる、けど、
あの人はお優しいから――うぅん、言い返せば無干渉だから……、
きっと私がそうするって決めたら、大事になるまでは、見ないふりをしてくださると、思う、のです。
……――わたしも、探します。
夜乃刀に、言ったんです、手放さないから力を貸してほしい、ッて……だから、諦めちゃ、失礼です。
(零れる涙を相手に押し付けてぬぐいながら、むう、と唇をとがらせてから)
嬉しいのに、うえっっていうの、ですか……。
――あと、やっぱり可愛らしい犬を飼っていらっしゃるというのは、本当でありましたか。
噂、しか聞いておりませんでした、けれど……、さみしいのですか、懐いてもらえないと。
(ぷくー、とふくれっつらのまま、上目に睨んで)
……お世話、してくださるのですか?
血まみれで気持ち悪いこの髪も、ちゃんと洗って下さいますか……、まったく、……もう。
(吹きだした相手に対してやはりどこか不服そうにしながらも、ゆっくりと息を吐き出して)
じゃあ、私に飼われて、くださいね。
(罪滅ぼしに。そう言って、楽しそうに笑った)
【お気遣いに感謝です、そのときは、遠慮なく申しますね】
>>485 ………成程な。
なら、問題はないじゃないか。葵さんが思うように、行動してみればいいさ。
俺もそれに協力するからさ……って、まあ、俺がしでかしたことだから、
俺が、頑張らなきゃいけないんだけどな。
(苦笑を浮かべながら、がりがりと頭を掻いて)
ああ、案外、夜乃刀もそれを待ってるのかもしれないぜ?
いや、あまりにも突然だったからさ。驚いただけだよ。
……えぇぇ、そこ、膨れるところ?まあ、色々とあって、ウチで預かってるんだよ。
今度、葵さんも来いよ。きっと、好かれると思うぜ?
(そんなことを言いながら、いつも通りの会話にどこか嬉しそうに笑って)
ああ、そりゃあ、勿論。お姫様のご随意に。
この血まみれの髪も綺麗だな―――って思う俺は、変なのかな?
(血に塗れてくすんだ黒髪を撫でながら、本気でそんなことを言いながら)
…でも、ま、いつもの黒髪の方がやっぱり似合ってるし。綺麗にさせて貰いますよ?
ああ。でもその代わり、ちゃんと面倒見てくれないと、躾けられないぜ?
(彼女につられて笑いながら、髪に唇を落とす。血に濡れた髪の汚れを落とすように、舌を這わせて血を吸い)
………俺は、葵さんの所有物だから、な?
>>486 ……夜乃刀は、私のことすきじゃ、ありませんから。
――待ってはいないと思いますけれど、それでも、「やっぱり駄目か」って思われるのも、悔しいので。
(ぽすんと、胸に顔をうずめながらごちる)
駄目です。仔犬だと聞きました……、わたし、小さい子苦手というか、その
私は好きなのですけれど、向こうに怖がられるというか、コミュニケーションの仕方が―――。
(うぅん、と唸りながら、髪を触られるとくすぐったそうにして)
血まみれの中でシないと興奮しない、なんて言う、
私の同僚くらい歪んでますから……、冗談だってことに、しておいていただけますか?
(綺麗にさせてもらう、というのは
お風呂にでも入れてもらおうかとそう思っていたのだけれど、予想外の行動にびくっと震えて)
…っ、き、汚い、です、ばか。
面倒はみます、それにきちんと躾けをしないと、何でもかんでも口に入れたり、舐めたり、噛んだりしそうですから。
しっかりと、躾けません、と。
(頬に手をおいて、小首を傾げる)
(≪深凪≫八席という肩書が外れたことの唯一の利点は、肩が軽くなったことだ。
式持ちでも深凪の席にいるものでもないのならば――、調整者の息子との関係も、少し気楽にやれる気がする事)
>>487 それじゃ、好きにさせればいいじゃないか。
――ま、どちらにしろ、アイツを見つけてからの話だけどな。
(今から意気込んでも仕方がない。苦笑しながら、頭を撫でて)
分からないぜ?案外、すんなりと仲良くなれるかもよ?
俺だってアイツらを引き取るなんてこと、考えてなかったし……
ま、それは実際に会ってからのお楽しみってことで。
(どんな反応をするだろうか、とくくと笑いを堪えながら、髪に指を何度も通して)
冗談じゃないけどな。―――なんか、こう、背徳的な綺麗さがあるというか。
でも、そうだな。このまま、血が固まったら、折角の髪も痛むだろうし。
(今から洗おうか?と尋ねながら、毛づくろいするかのように舌を這わせて汚れを落として)
何でもかんでも?腹を壊すようなモノは口にしないぜ?
(などとおどけながら、彼女の髪を撫でる。こうして彼女の髪に触れるのもいつ振りだろうか。
どこか懐かしささえ覚えながら、指を通して)
>>488 ……一生をかけてでも、の難題です。
(こちらも思わず、というように苦笑をもらしてしまいながらも)
――――、そんなに楽しそうになされて。
まったく、どれだけ可愛らしい"仔犬"でありますやら、楽しみで仕方ありません。
(自分の髪を手櫛しながら楽しそうな相手に、少しつまらなそうな表情で返しながら
次に返ってきた言葉に対しては、どこか呆れたような表情をつくると、溜息をついた)
……次は流血プレイがお望みですか?
だめですよ、わたし、そういう流血だと違う意味で興奮してしまうかもしれません。
(冗談めかしているつもりでも、どこか本気めいた響きも多少は混ぜていうのが、彼女の特徴)
何でもかんでも、見境なくでしょう。
お風呂、いれてください……、ああでも、変な気を起したら、その時点で、斬り裂きますから。
(ちゅう、と軽く不意打ちでキスをしてから)
私、まだ貴方を許していません。
夜乃刀が戻るまでは、ずっとずっと飼い殺しで生殺しにされていてください。できますでしょう?
>>489 まさか。もうコリゴリだよ、葵さんと血を血で洗うようなことになるのは。
――それに、もう一度そんな葵さんを見たら、今度こそ危ないことになりそうだしな。
色んな意味で。
(彼女のいつも通りの、こちらをからかって楽しむような言葉に苦笑しながら、肩を竦ませて)
そんなつもりはないけどな?見境がないなんてことはないと思うけど。
(そんな軽口を叩きながら、彼女の身体を抱きかかえて――いわゆるお姫様抱っこで抱えて、
脱衣場まで連れて行って)
………っ……、そういう不意打ちばかりしてると、その保障はできないぜ?
(不意打ち気味にキスされると、顔を真っ赤にしながら、そっぽを向いて)
お姫様がそう仰るのなら?けど、生殺しばかりされていると気が狂うかもしれないな。
(赤い顔のまま言いつつ、シャワーの蛇口を捻って、お湯を流しながら)
それに、生殺し程度で許して貰えるのなら、それはそれでめっけもんだしな。
………ったく、気が狂う前に、夜乃刀を見つけ出さないとな。
(やれやれとおどけているうちに、シャワーの湯は温まったようで、湯気を立てて湯がタイルを打つ)
【ごめんなさい、楽しくてつい、自分の限界を忘れていたというか、
すっごくすっごくたのしまったです。
続けるでも、置きレスで〆てくれでも、どちらでも対応できますから……ん、お相手ありがとうございます】
【ごめんなさい、本当にげん、かい……っ】
【先に失礼すること、お許しください……ありがとうございました、すごくすごく楽しかったです】
【おやすみなさい、…ありがとうございました】
【いや、こちらこそここまで付き合ってくれてありがとう!】
【続けるか置きレスかは、先輩が決めてくれて大丈夫。取りあえず、今日は一日空いているから、
また決まったら避難所に返事をば。続ける場合は、そちらの都合のいい日時でいいし、
締める場合は、こっちに置いてくれたらいいんでっ】
【それじゃお疲れ様でしたっ、おやすみっ!】
【連続になるけど、スレをお借りしますっ、と】
>>490 どういう意味で、危ないことになるのやら。しっかりと教えていただきたいものです。
(抱えられれば大人しく首に腕をまわし、小首を傾げる。
脱衣所まで連れて行ってもらうことが当然だとでもいうような素振りは、恐らくわざとだ)
そういう不意打ちにだってくらい堪えてみせないのであれば、
意味がないでしょう。せいぜい、悶々としてください。……それが貴方が背負うもの、です。
気が狂ったら、最後までわたしが、面倒見てさしあげます。
(そうやって言うのは、本気か否か)
(「我侭」なのだろう。おそらく、意識的に「我侭」に振るまっているのだ)
……、服、着せたまま洗うのですか?
構いませんけれど、……濡れるなら下着だけくらいに、とどめておいていただきたいものです。
(湯気をたてるシャワーのお湯を見て、家着の胸元に手をかける)
(前ボタンの服の上からひとつ、ふたつとあけていきながら、ふと気付いたように、彼を見つめた)
これ、――あの、貴方が着せかえてくださったのですか?
【すみません。昨夜に引き続き、スレッドをお借りいたします(一礼)】
>>494 ……分かってて言うのは、それは意地悪って言うんだぜ?
まったく、葵さんに迂闊なことは言えないな。
言葉を弄ぶところは、葵さんもあの人もそっくりだ。やっぱり兄妹だな。
(はぁ、と一つ溜息をつきながらも、いつもの彼女らしさが出てきたことに、自然と表情が綻んで)
よく言うよ。その不意打ちに弱いことを知っているくせに。
そりゃ、ありがたい。気が狂っても安心ってわけだな。
まぁ……そうなる前に、その制限を無くして貰いたいもんだが。
(やれやれと首を左右に振ると、え、と小さく言葉を漏らして)
……本気かよ。いや、なんつーか……、分かった、分かったよ。
(顔を赤くさせる。彼女の衣類さえ手に触れることを躊躇ったぐらいだ。もちろん、初めてというわけではないが、
久しぶり過ぎて、本当にこれ以上進んだら、悶々と悶えてしまうかもしれない。
仕方が無く、彼女の言葉に諦めたように頷いて)
(出来るだけ、彼女から視線を外しながら、湯加減を確かめつつ)
…ばっ…ち、違う!
おニイさんが着替えさせたんだよ。さっきまで、俺の姉さんも来ててな。
着替えは姉さんが持ってきたんだ。俺は、別に触ってないぞっ!
(制服は畳んだけど、とぼそっと呟きながら視線を反らし)
【それじゃ、今日もよろしくっ!】
>>495 ……なら、早く夜乃刀を見つけてください。
そうしたらいくらでも、制限を外してさしあげる――そうでないなら、嫌いになってしまいますよ。
これは、取引です、太一朗さん。あと、私の八つ当たりで憂さ晴らしです。
――別に、無理して付き合う必要もないのですよ。諾否の自由は貴方に、あるのですから。
(ボタンを外し終えれば、下着がのぞく)
(下の方も脱いでしまえば、それこそ上と下の下着だけになってしまって。
だけれど、そこで顔を赤くしたのは彼でなく彼女だった―――「おニイさん」と聞いて、である。
……そ、そうでした、か……。
義兄さまが、着替えさせて、くださったのですか。
(なんとなく落ち付かなそうにそわそわしながら、ぎゅっと寝巻を胸にかかえる)
お姉さんにも、ありがとうございますと、お伝えください。
あと、制服ありがとうございました。でも、あんなに破れていては、使いものになりませんね。
……それで、お風呂、いれてくださるのですか?
我慢、できる?
(小首を傾げて、彼女は彼を見た)
【はい。こちらこそ、今しばらく宜しくお願い致しますっ】
>>496 分かってるよ。
取引と言うには、随分とハードルが高いけどな。…まぁ、仕方がないか。
無理して?……そんなわけないだろ。
無理してるなら、先輩を此処まで運んでこなかったし、さっさと家に帰ってるさ。
(顔を背けたまま、苦笑を浮かべながら、暇を弄ぶようにシャワーのお湯を手のひらに当てて)
ああ。まぁ……あの状態で俺が葵さんに触れるのも、な。
(だから逆に言えば、彼がいて助かったと言うべきかもしれない。)
そうだな……また学校に貰わないとな。悪い、弁償はするよ。
やれやれ、こんなことなら別の方法で葵さんを説得するんだったな。
(とはいえ、あの時の自分にそれ以外の方法は思いつかなかった。
もっと頭が切れて、話し上手だったら、彼女も自分も怪我せずに済んだかもしれない。夜乃刀も――)
(自身の情けなさに、溜息を溢しながら頭を振って)
それが葵さんのお願いならな。
……俺を何だと思ってるんだ?流石に我慢できるよ。
(彼女が何もしなければ、の話だが。流石に、あの後で彼女を襲う程理性が脆いわけではない)
>>497 構いません。制服の予備くらい、いくつか用意しておりますから。
……貴方が気を回すようなところではありません。
それであれば、私も貴方の服を弁償させていただかなければ、いけませんから。
(髪をゆらして、ゆっくりと浴室に足を踏み入れる。
体の線は相変らず。せめてもの気遣いか、上と下の下着だけはつけっぱなしにしているようで)
それでは、宜しくお願い致します。
(湯船の縁に座って、彼に背を向けた)
(首を少しだけ前にやって、髪を避けるようにすれば――首筋が見える。
そこは、まるで手で締めつけられたかのような痕が、見える程度にうっすらと残っていて)
貴方を何かと思っているだなんて、私の口から聞きたいのですか?
……早くしてくださらないと、髪、痛んでしまいます。
いっそ、――切ってしまってもいいのでしょうか。でも、義兄さまが長い方が好きだと仰るから……。
(湯船の中で足をぐーっと伸ばしながら、彼がしてくれるのを待っていた)
>>498 ん、まぁ、そう言ってくれるなら助かるんだけどさ。
……下着姿で風呂っていうのもなぁ。逆にこう……うん、何でもない。
(出来るだけ彼女から視線を反らしたまま、服の袖やズボンの裾を折り曲げて)
(それでもちらちらと視界に入るが、出来るだけ意識しないように大きく深呼吸して)
あ、ああ。それじゃ軽く濡らして…と。
(声を掛けられるとはっと我に返って、シャワーのノズルを髪へ向けて髪を濡らしていく)
(その中、首筋に何かの痕が付いていることに気が付いて、首を傾げる)
どうしたんだ、ここ?なんだかくっきりと何かの痕がついているけど?
(そう尋ねつつもシャンプーを手に出して、彼女の髪に塗り広げる様に泡立てていく)
(自分が髪を洗う時よりも丁寧に指を動かして、シャンプーの泡を広げていく)
そうだな、俺もこの長い髪、好きだぜ。
……まあ、切ってもそれはそれで似合いそうだけど。
手入れもそっちの方が簡単なんだろ?……ま、俺は今のままでいてくれる方が助かるかな。
(シャンプーの泡を広げながら、軽く頭皮にも指を当てて擦り)
どうですか、お客さん?痒いところはありませんかー…なんてな。
(そうおどけながら、指を動かしていき)
>>499 ん、ん。くすぐったいです、なんだか。
髪を洗ってもらうのなんて、美容室にいったときくらいで――その美容室も滅多に行かないものですから。
(お湯がかかってくるのをくすぐったそうに受け止めながら、肩を強張らせる。
ときおりくすぐったそうに身をよじったりしながらも、長い髪が湯にさらされて濡れていく)
(背中や体を、下着を濡らしながら湯が滑っていって)
……ああ、それは。
(首筋についた痕について問われると、少し言い淀む。
けれど、少ししてからゆっくり息を吐き出して――そっと吐き出すように口にした)
それは、あれです。ん、首、しめられたのと、痕、つけられたのがまだ消えていなくて。
仕事です。
……男の人と、そういうことをする、仕事――貴方と離れてから、そういう仕事があったものですから。
(首筋を指先で触りながら、何となく言いにくそうに、それでも告げていく)
最後は、殺しましたけれど。丁度、そのときも浴室でした……こういうの、聞きたいですか?
手入れもそちらの方が楽ですけれど、
どうして、今のままの方が助かるのですか……ん、……んん。
(指を動かされると、ふにゃ、と気の抜けた声をもらして)
そこのあたり、きもちいいです。
>>500 そっか。
まあ、普通は誰かに髪を洗って貰うのって散髪屋や美容院に行く時ぐらいだもんな。
でも、俺は器用じゃないから、髪が洗うのが下手でも勘弁してくれよ?
(そう声を掛けながら、髪を洗っていき)
……って、今更だけど、下着濡らしてよかったのか?
まぁ…洗濯すればいいんだろうけどさ。
(下着を着けて貰っていなかったら、それはそれで困ったのだが)
え?……大丈夫だったのか?
ああ、いや、今こうしてここにいるってことは、結果的には大丈夫だったんだろうけど。
(髪を洗いながら、彼女の話に耳を傾けて)
そっか。……俺を浴室に入れても良かったのか?
その時のこと、思い出して嫌じゃないのか?
(彼女なら慣れていると言いそうだが、それでも気分のいいものでもないだろう)
…葵さんが話したいと思うのなら。それで何か悩みや愚痴があるなら聞くし。
逆に俺が聞きたいと思ったら、今度からは遠慮なく尋ねるけどな。
今回みたいなことにしたくないし……二度と、な。
(その痕を消すように何度か指先で擦って、撫でてみて)
そりゃ、そっちの方が似合ってると思うからさ。
……ん、よし。それじゃあ、そろそろ湯を流すぞ。
(ある程度シャンプーによって血は取れた。シャワーの湯を向けてシャンプーの泡を落としていく)
>>501 適当で構いません、汚れだけとれれば、それで。
下着に関しては、脱いでいいと仰られるなら私も脱ぎますけれど、いかが致しますか。
私なりの、配慮だったのですけれど。
……大丈夫でした。
私よりも不憫なのは相手です――、私はただ、仕事をしていただけですから。
気持ちよくなって、喘いで、それで、最後にはしっかりと仕留めればいいだけですから、慣れていますし。
(彼の思っているとは知らず、そんな答えを返しながら)
だから、私、そういう女ですよ。ここまではっきりと申したこと、なかったかもしれませんけれど。
好きなだけ弄んで、最後にはバッサリ。ザクッと。……それで全て、終わりにするような女です。
仕事なら、何でも、致しますよ。
(首筋をなぞられると、くすぐったそうに震えながらも、言いきって)
――本当にそのこと、お分かりになってて、私が好きだと仰られるのですか?
……はい。
(湯が、泡を流していく)
(長い髪をつたうように湯は垂れて、下着もすっかり濡れ切ってしまっていたが、彼女は気にした様子も無い)
>>502 いや、もう今更脱いだって同じだろ?
……むしろ、今脱がれたら、こちらが困る。
(ぶんぶんと頭を振って、やれやれと溜息を溢して)
いや、そう言う意味じゃなくてさ。他に怪我はなかったのか、っていう意味だったんだけど。
……ふぅ。
(予想通りの答えに、呆れたように苦笑を浮かべて)
ああ、知ってるよ。いや、知ってる…って言うのとは違うか。
想定内だよ。そういう人だっていうのはずっと前から想像出来てたさ。
それに今回だって、随分俺を虐めてくれただろ?それも承知の上だよ。
だから、心配になるんだ。葵さんが無茶をしてないか、ってな。
(首筋にそっと唇を落として、ふっと表情を緩めて)
そりゃあ、その現場を見たわけじゃないから、完全に『分かってる』と言えばウソになるけどな。
でも、どれだけ葵さんが仕事に対して冷徹だとしても、俺は好きだぜ?
…ま、勿論、今回の様にぶつかり合うこともあるだろうけどさ。
さて、これで大方洗い流したかな。………よ、っと。
(脱衣所に戻るとバスタオルを取って、そのバスタオルを彼女の頭に被せた)
しっかり髪を拭いとけよ?風邪を引いちゃうしな。
(流石に髪を拭くのは、髪が返って痛ませるかもしれないと思い、軽くわしっとタオルで拭いて)
>>503 ああ、怪我は、ありません。
……先手を打てた、ので。首を絞められたくらいですみました。ヘマはしませんでした。
(呆れたように苦笑いを浮かべたのが分かったのか、不思議そうな声音を作って)
想像できたのに、好きですか?
いいのでしょうか。ヒーロー見習いが好きな相手が、ただの人殺しで良いのでしょうか。
(唇を首筋に落されると、くすぐったそうに首をすくめながら、わずかに声を震わせて)
ん、ありがとうございました。
(バスタオルを頭の上に乗せられると、のっそりを顔をあげる。
軽く拭いてもらってからは、拭いてもらえないのに気づくと、彼の方を振り返ってから)
乾かしてくださるサービスはないのですか。
(といいながらも自分でするあたり、相手の意図を感じ取ったのであろう。
軽く水気を取りながら、少し何か考えているような表情になって……、じっと彼を見た)
体も洗ってほしいと申したら、やっぱり駄目ですか。
……そういうのだと、さすがに、きつい、ですか?
>>504 なら、良かったけど。
…俺が言うセリフじゃないかもしれないけど、無茶はしてくれるなよ?
想像できたのに、好きなんだよ。
そりゃあ、葵さんだって、信念があるから仕事するんだろ?
……もしかしたら、俺の信念と違うことがあるかもしれない。それでも、やっぱり好きだと思うぜ。
それに、人殺しっていうのなら、俺だって同じだろ。
(いつか、彼女と似た名前の殺人鬼のことを思い出して、目を細め)
それにその時に励ましてくれたのは、葵さんだぜ?少なくともそうそう嫌いになったりしないだろ。
悪いな。俺が拭いたら、髪がばっさばさになるぜ?
さっきは丁寧にやったけど、髪を拭くのに丁寧にやってたら、風邪引くかもしれないし。
(髪を拭く彼女を眺めながら、自分もハンドタオルで濡れた手を拭いて)
………ぅぇっ!?
い、いや……葵さんがそうして欲しいっていうなら、するけど。
俺も我慢する、けど………。う、うん、大丈夫!
(本当に生殺しだと思いつつも、洗身用のタオルを取ってお湯に浸し、ボディソープを馴染ませる)
>>505 ですけれど、私の場合、非の無いと申しましょうか――、
社会通念に照らし合わせて問題の無い程度の相手を殺しているのですよ。
組織の命令という大義は一般的には受け入れられません。
……貴方の殺しと私の殺しは、違うと思います。でも、嫌いにならないって仰ってくださるなら。
(ん、と声をもらして立ち上がる)
それは、嬉しいことであると感じます。十全に重畳。
――そうですか。
それでは、宜しくお願い致します。そうしてほしいです。そうしていただいたうえで、
色々なことを我慢していただきたいです。
(濡れたブラジャーを外すと、本当に小ぶりな胸が露わになった。
下のパンツも同様に。浴槽の方にそれら脱いだものをおいてから、立ったまま小首を傾げる)
どういう体勢でいるのが、いいでしょうか。
(一応その場に正座してから、目でといかけるように)
>>506 だとしても……、やっぱり、俺は嫌いにならないよ。
理屈じゃないと思う。うん、こればかりは俺にもはっきりと理由は分からないけど。
それでも、俺は葵さんのことが好きだと思う。
(そもそも、彼女を嫌いになった自分というものが想像できない。
少なくとも、彼女の話を聞いただけでは、全く頭にそんな姿が思い浮かばなかった)
………う、ぐ……が、我慢するさ。
(我慢は我慢でも、やせ我慢だが。流石に身体を洗うとなると、彼女から視線を外すわけには行かず)
……後で、自慰するのはアリですか?
(思わず、そんなことを尋ねながら、おずおずと背中からタオルを押し付けてゆっくり擦りはじめる)
あ、ああ、そのままで。頼む、動かないでくれ。動いたら、色々と、俺がヤバいから。
(下着姿でも危なかったというのに、これ以上動かれて色々と目に入ったら、それこそ我慢が効かなくなる)
(タオル越しとはいえ、彼女の素肌に触れていると思うと、それだけで手が震えて、頬が紅潮しそうになる)
(背中を洗うと、背後から腕から肩へとタオルを動かす。汗ばみやすい腋は丹念に洗って)
……こ、こんな感じで大丈夫か?
(本来なら恥ずかしがるのは彼女であるのだが、あまりに冷静であるがゆえに、こちらが恥ずかしがってしまう)
>>507 前から存じておりましたが、貴方はやはり物好きです。
……でも、それを嬉しいと感じている上に、何度ともなく確認しているのですから、私も大概ですね。
(動くなと言われたら、大人しくその場に正座――しているのは足が痛かったのだろう。
少し足を崩して、体操座りに似たような座り方をして、彼が洗ってくれるのを待っていた)
あとで自分で自分を慰めていただく分には、一向に構いません。
私そのものに手出しをしないのであれば、どうぞ、お好きになさってくださいませ。
(淡々と、である)
(背中を洗われているのが気持ちいいのか、ゆっくりと息を吐き出しながら、
肩や腕、そして腋のあたりもしっかりと洗ってもらう――ただ、腋のところはちょっとくすぐったかったようで、
何度かくすぐったそうに身を捩ったり、それを堪えていたりして)
お上手、です。とても気持ちいいです。
ありがとうございます――その調子で、宜しくお願い致します。前の方も……。
(とん、と後ろの方に体重をかける。泡だらけの背中を、彼に預けるように)
>>508 物好き、ねぇ。まあ、物好きなら、その分ライバルもいないし、助かるってもんだ。
もっとも、ライバルがいたところで、渡すつもりはないけど。
(話すことで、恥ずかしさを紛らわせようとしながら、背中や腕を洗って)
……そいつは、どうも。
もっとも、その後まで俺の理性が堪えられるかどうか心配だけどな。
まぁ、我慢すると言った手前、我慢するけど。
(軽口を叩きながらも、タオルを動かす手はぎこちない。やはり、どうも彼女にしてやられてしまっている)
……やれやれ、我慢するなんて言わない方が良かったかも。
こんなの、生殺しなんて表現、温すぎるって………。
う、っく………、葵さん、楽しんでるだろ、絶対……っ。
(彼女の身体を胸で受け止めると、ぎこちないながら、タオルを胸へと動かして洗っていく。
少し強めにタオルを擦りつけながら、泡立てていき、胸から臍へとタオルを動かしていく)
………う、ううっ……、これは、本当、キツいな………。
(一瞬でも気を緩ませれば、理性がぷつんと切れそうだった。それでも理性を保っていたのは、
彼女と、我慢すると約束したからだ。とはいっても、その理性はぎりぎりまで薄れていたが)
【ごめん、風呂に入ってくるから、次のレスは少し遅れるかもっ】
>>509 素の私を好きなのは、大概の物好きでしょう。
……ですけれど、猫でも被っていれば、もしかしたら何人か釣れてくれるかもしれません。
――猫を被っていても怪しいでしょうか。ともかく、ライバルなんていないのですから、大丈夫でしょう。
(タオルで体を洗っている手に為すがままにされながら、
ゆっくりと、彼の方に体を預けて、自分の体の力を抜いていった)
堪えてくださらなかったら、私は本気で貴方を突き飛ばすし、嫌いになるかもしれません。
ですから、――きちんと我慢してくださいませ。
別にぷつんと理性が切れて、わたしのことぐちゃぐちゃにしても、いいですけれど、
それが多分、体を重ねる最後になることでしょう……ん、……んっ。
(胸のあたりを強めに擦られると、僅かに声を漏らす。
それでも、彼女としても声は抑えようとしているのだろう。甘い声にはならず、くぐもる)
楽しんでいるというよりも、安心していると表現する方が、正しいかもしれません。
(それなりに引き締まった腹部をしっかり洗ってもらいながら、ぽつりと零す。
目の前の鏡はすっかり曇ってしまっていて、自分たちの姿はどうしても見えない)
……やめてくださっても、いいのですよ。
我慢できないと思ったら、だからやめると、そう言って下さればいいのです。
それは逃げではありません。私との約束を守ってくださるための、合理的な判断です。
(襲うよりは止めてしまえ、と――彼女はそう言って、相手の手に自分の手を重ねた)
足も、下も。……なかまで。できるのですか?
【了解です。お待ちしておりますので、ゆっくりと、です】
>>510 そいつは重畳。……まあ、あとは葵さんに俺のことを許して貰うだけだな。
物好きだろうが、何だろうが、葵さんの心が俺に向いていたらそれで万事オッケーだよ。
(こうして軽口を叩いている分には、少しは彼女の身体に触れているという事実から気を逸らせた。
とはいえ、それでも身体を洗う手は震えていて、時々タオルを擦る力の強弱が雑になってしまうが)
……そいつは怖いな。なら、きちんと我慢しないと。
でも、言っておくぜ?我慢が出来るのは、葵さんとそういう約束をしたからであって、
俺が不能だとかそういうことじゃないからな。
(そう思われたら、男の沽券に関わる、とさらに軽口を叩いて、腹から太腿に掛けてタオルを動かして)
あ、あまり、変な声を出さないでくれよ。それは卑怯だ。
(思わずくぐもった声にびくっと肩を震わせて、赤面する。彼女が堪えているというのは分かっているのだが、
やはり聞こえてしまうと、意識せざるを得なかった)
安心?
(妙な言い回しだ。不思議そうに首を傾げながら)
……いや、我慢し徹してみせるさ。
変な意地、じゃないけど、このまま葵さんに好き放題されるのも癪だしな。
それにこの程度で屈すると思われても嫌だし。
(つまりはつまらないプライドの問題である。重ねられた手の温もりを感じながらも、
太腿や手を伸ばして膝の辺りも擦って泡立てて)
ちょ……ちょっと待ってくれ。女の人ってのは、その……中まで洗うもんなのかよ?
(ぐぅぅぅ、と唸りながらも、太ももの間に手を伸ばして、遠慮がちにそこを擦る。
此処までもかなり勇気が要ったが、この中まで、となると、よほど自我を持たないと、理性が崩れてしまう)
ほ、本気……?
【おっまたせーっ!】
>>511 私はそれなりに、貴方に構ってもらおうという努力をしてきたつもりです。
もちろん、空回っていたことも多々ありましたでしょうけれど……っ、ちょっと、強い、です。
(強弱が雑になっている所為で、急に強く擦られてびくっと震える。
もちろん、それは緊張とか我慢とか、その他もろもろの所為だとは分かっているのだけれど)
……不能でないのは、私が重々存じております。
ご安心ください――…っ、これでも、堪えている方です。敏感なところ、強く洗われたら、
驚いて声もでてきてしまいましょう。……喘ぎ声じゃないのです、そう思って下さい……、っ。
(彼女も彼女で意地になって声を抑えているのだろう。時折深く息を吐き出したり、浅く吸ったりするのがその証拠)
安心。
――大事にされている安心とか、大事に思っていただいている安心とか、
我侭言っても見放されない安心とか、無理難題吹っかけても嫌いにならない安心とか、
……貴方に体を触られるのが、家族以外では一番安心することについての、安心とかそういうものです。
(太腿の当たりを擦られると、息をひそめるように、むしろ息をとめるように声を抑えて。
次にタオルが草むらのあたりに行けば、また泡立ち、ゆるりとした動きであらわれるのを見ていた)
普通は、そこまでは洗いません、けれど。
むしろ、あんまり洗っていいものでもありません――でも、今日はしてほしいと言っているのです。
無理ならば構いません。
私だけ感じてイってしまう可能性も否めませんから。無理なら、無理と。必要はないのです。
【と、お帰りなさい。私も、丁度少し用事を終えたところでした……もう少し、宜しくお願い致します】
>>512 ……あ、ご、ゴメン。
(強い、と指摘されて慌てて手の力を緩めて)
……それを言うなら、俺だって構って貰おうと色々としたさ。
俺の場合、空回りの方が多かったけどな。…今回のことだって、空回りだったし。
(もし、姉が来なかったら、ここまで上手く行ってなかったかもしれない。
結局は、自分一人では解決できなかった問題だ。……だが、夜乃刀を見つけ出す。
これだけは、自分の力で見つけ出そうと決意し)
そいつはどうも。……いや、俺が葵さんのことを魅力がないと思ってる……って思われたら嫌だなって思って。
…そう思う。そう思ってないと、それこそ、俺の理性もヤバいし、な。
――そういうもんなのか?
(きょとんと首を傾げながら、うぅんと唸って)
まあ、そう思ってくれてるのなら、俺も我慢している甲斐があるってもんだな。
そう思ってくれてるのが、嬉しい。
(思わず笑顔がこぼれて、小さく頷いて)
え、そうなのか?なら、洗わない方がいいんじゃ―――……、分かったよ。
大丈夫。我慢する。……ここで洗わなかったら、何だか負けた気分だしな。
それに、葵さんの願いなら、かなえるさ。
(タオルで擦るのを止めると、指先を下腹部から草むら、そして秘所へと伸ばしてゆっくりと挿入する)
………流石に、タオルで擦るのは悪そうだからな。
(その感触だけで、思わず手の動きを止めてしまう程、興奮を覚えるが、深呼吸して冷静さを取り戻し)
それじゃ、洗う、ぞ?
(最初は遠慮がちに秘所を擦っていたが、少しずつ指を深く捻じ込んでいき、掻き出すように指を引っ掻ける)
【ごめんなさい、また消えた、という……お待たせしてしまって、すみませんっ】
>>514 そういうもの、です。
まあ、私の感じ方が浅ましいというか、特殊かもしれない可能性は否めません、けれど。
……こういう安心の仕方、なんていうか、その、馬鹿らしい、ですか?
(白状したのが恥ずかしいのか、上目で相手を伺いながら小首を傾げる)
――洗わない方が、っていっても、なんというか、……大丈夫、ですから。
負けって何でしょう。勝ち負けがあるのですか……、まったくと、結構な賭けにでることです。
わたしが、安心したいってだけの、我侭に振りまわされて、……っ、ん……っ。
(ゆっくりと指が入ってくれば、ピクリと体が震えて反応する)
(きゅう、と唇を噛んだのは、少しでも声を漏らさないようにとそういうことである。
ゆっくりと深く深く奥に入ってくる指に時折深く息を吐き出しながら、ぐっと体を預ける力を強める)
ゆっくり、で、いいです、少しだけで……っ、そんなに、丁寧でなくとも、構いません。
(指がひっかけられるように曲げられると、指先がぴくりっと跳ねた。
自然と彼の手が動きやすように開かれた足。声をおさえるのに震える唇。
彼女も彼女で、また「我慢」しているようで――浅く吐き出した息が、震えた)
>>515 え?そ、そんなことはないと、思うけどな―――。
少なくとも、俺はそう思って貰えて、嬉しいと思ってるけど。
(ヤバい。性的な興奮ではなく、純粋に上目づかいに覗き込む彼女の仕草が可愛らしすぎたのだ)
(だから、彼女の言葉に応えるその声も上ずってしまった)
……生殺しじゃなかったら、何度でも頼って貰っても構わないぐらいだぜ?
(流石に、このような状況が何度も繰り返されたら、それこそ、理性は持たないだろう)
分からないけど、こう、釈然としないんだよ。
ま…葵さんの我儘になら、付き合いたいし、叶えたいと思うしな。
本当に危なくなったら逃げさせて貰うけど。
(ギリギリまでは頑張る、と小さく呟いて、その中の壁を磨くように擦りかき回す。
温かい感触が指先に伝わり、それが、どうしても自分の中の興奮を刺激する)
わ、分かった……それじゃ、遠慮なくさせて貰うぜ?
(傍から見れば何とも奇妙な光景かもしれない。だが、今は彼女の我儘を叶えたい一心だった)
(もちろん下心が無いと言えばウソになるが、その下心を露出させるほど、余裕がないのも事実だった)
(おずおずとした指の動きが徐々に積極的になり、内壁を万遍なく磨くように擦っては、引っ掻き、刺激を与える)
(それもだんだん慣れてくると、好き放題に暴れさせて、指先でそこを犯すように、激しく指を押し引きさせていく)
くっ……ぅ………!
(流石に、ここまで動きが派手になってくると、よりダイレクトにその感触が指先に伝わり、言い難い興奮とそれを抑制しなければ
という理性がせめぎ合い、悶々と悶えはじめる)
【ああ、いや、ぜんぜんお気にせずっ!】
>>516 そうですか?なら、良いのですけれど。
(上ずった声を気にしていないようで、むしろそう言ってもらえたことの安堵が強いようだった)
……そう何度も、生殺すつもりは、今のところはありません。
だから、ご安心ください……、貴方のキャパシティを想像するくらいの優しさはあるつもりですし、
何よりも私の、我慢できる範囲を越えてしまうかもしれませんという危惧もございますから。
(濡れていないそこの感触はおかしなものだっただろうか)
(まだ濡れていない秘部に指が入り込むと、いつもより強く締めつけてしまうのがわかる。
異物の挿入を拒む体の反応。だが、彼の指先が刺激を与えてくるとそれも徐々にる緩まってくる)
(唇を戦慄かせ、指先を震わせながら、ゆっくりと左右に首を振った)
もう、いいです、から――…っ、十分です……そんなに、指、激しく、したら……
それって、洗っていると言えなくなってしまうでしょう……す、少しでいいからと、申した、はず、です。
(これ以上は駄目、だというのは、多分彼女自身の体の方がもたない、という意味だ。
震える指先が彼の手に添えるが、それは、さすがに押し付けて止めるほどの力はない)
【うう、すみませんっ】
>>518 これが優しさだって?
……優しさの定義について、一度葵さんとは話し合う必要があるな。
(やれやれと溜息をつきながらも、指は変わらず動かしており)
これでも結構キャパシティいっぱいいっぱいで、頑張ってるんだぜ?
ここまで来たら、ここで止めるのも中途半端だろ?
……そもそもここに指を入れている時点で、それ、洗うとは言えないと思うんだけどな?
それに、まだ洗えてないところがあっただろ?
(秘所を半ば乱暴に掻き混ぜながら、空いているもう片方の手で彼女の臀部とタイルの間に滑り込ませて、
その窄まりを探り当てる。―――少し彼女が怯んだのをいいことに、その隙に指をその窄まりへ捻じ込む)
ほら、ここもしっかりと洗っておかないとな?特に汚れやすい場所だから。
(ここぞとばかりに掻き乱す様に指を差し抜きしつつ、引っ掻いてぐりぐりと円を描いて、拡大させようとばかりに
二本の指を激しく動かしていく)
そうだよ。たまには、葵さんには気持ちよくなって貰わないと、な。
さっき、仕事の話が出たけど、でも、それは仕事で、だろ?仕事は仕事、私事は私事。
ほら、リラックスして、力を抜いて?……ここまで俺をいじめてくれたんだ。これぐらいの悪戯は許してくれよ?
(本当なら、興奮で今にも彼女を抱きしめたい気分に駆られるが、それを抑える理性と、
それ以上に彼女の「我慢」を打ち破ったときの顔が見てみたいという欲求が、それを堪えさせる)
>>519 ……私が、駄目だって、いっているのですよ……っ、
それに、そこを洗って下さいだなんて、申した覚えは、ありません……ッ、お待ち下さいと、申しているのです。
ッ、いっ、ッ……っ、あなたは、そういうとこ、
――じぶんが今、どうしているか、お分かりですか……大分、「我慢」外れておられる、でしょう?
だめだって、いっているのです……っ、あっ…
(少しだけ涙の滲んだ目でにらみつける)
(後ろの穴に指が入ると、あまりこの頃触っていなかったこともあるせいで、しつこく拒む。
久々に触られたそこはきつく締まっていたが、そこに急に指を入れられると、思わず涙目になるほかなく)
――――いいって、言っている、のです、よ?
やめて、くださいっ……ッ、……だめ、やだ、……っ、
「我慢」してくれるって、おっしゃったのに、……っ、わたしが、やめてくださいと仰っても、まだ、するのですかっ
(激しく自分の中を書きまわす手を、今度はぎゅっと強く握る)
(リラックスなどできないと言わんばかりに腕の中で暴れながら、首を左右に激しく振る)
>>520 (拒まれると、はっと我に返り)
う………悪かった、ゴメン。少し調子に乗りすぎた。
(流石に、やりすぎたと思ったのか指を止めて抜き、がりがりと自分の頭を掻く)
さ、そろそろ身体を洗い流そうぜ。流石にこれ以上続けると、俺も自信がないし、十分に洗えただろ?
(バツが悪そうに、眉を寄せて、シャワーの湯を流し始める)
ほら、じっとしてて。もうしないから。
(一度理性を取り戻せば、冷静になったのか、シャワーの湯を身体に掛けて、泡を流し始める)
(ある程度流し切ると、もう一枚バスタオルを背中に掛けて)
……本当に、ゴメン。
ほら、早く身体を拭かないと、風邪引いちまうぜ?外で待ってるから。
(わし、と軽く頭を撫でると、立ち上がる。こちらも随分と濡れてしまった。あとで何かTシャツでも借りようか)
…………はぁ。まだまだ俺も修行が足りないな。これぐらいのことで。
(自分の情けなさに溜息をつきながら、とぼとぼと風呂場から出ていく)
>>521 (指を引き抜かれると、ビクッと震える。
彼の言った通りの、中途半端な状態――それでも、自分がしないでくれと望んだことなのだ。
彼女なりのケジメ、というのもおかしな話で、勝手な話なのだけれど、
泡を洗い流してもらい、バスタオルをかけてもらって……、頭を撫でられ、彼が出ていくのを見る)
………。
(とぼとぼと出ていく背中を見ながら、小さく唸った)
(無茶ぶりをしたのは分かっているし、無理を言って我侭いって甘え過ぎたのも、分かっているのだ)
――――。
(浴室と脱衣所の仕切りのところに背中をぺったりとくっつけて、体を拭く)
聞こえていますか、太一朗さん。
……私が無茶を押し付け過ぎました。
さっき申した通り、安心したかったのです、やだといったら止めてくれるくらい大事にされているって。
馬鹿、みたいでしょう。……やな、人間です。ああもう、自己嫌悪くらいするのですよ、これでも。
服、すぐにだしてさしあげますね。先に、部屋に戻っていてください。
……、あのですね、その、すみません。
――、大好きだから、甘えたいと思います。でも、私の甘え方ってかなり屈折してると思います。
あ、あと、その……、散々文句をいいましたが、感謝をしています……私が、いま、こうして生きていることに。
助けて、くださって、ありがとうございました。
>>522 いや―――、俺が、情けないだけだよ。
この程度のことも我慢できないなんて、さっき自分で言った言葉が笑えてくる。
(ハッ、と小さく短く吐息を吐き出すと、自己嫌悪に自嘲し)
我慢するって言ったのにな。本当にゴメン―――。
(どういう形であれ、彼女の嫌がることはしたくなかった。そう、自分自身の意志も裏切ったのだ)
葵さんが安心できるというのなら、俺はどういうことがあっても我慢するべきだったんだ。
……俺は、本当に情けないよ。自分が。
(仕切りにもたれ掛ると、そのままずるずるとしゃがみ込んで、憂鬱そうに溜息を吐き出して)
そんなこと、ない。俺は、葵さんのそんな無茶に応じられるぐらいに、もっと強くなりたい。
葵さんが安心して、『安心できる』ように、もっと。
甘えられるように、今度は、心を引き締めるよ。
(苦笑を浮かべながら立ち上がり、小さく頷く)
感謝するのは、こっちだよ。生きてくれて、―――ありがとう。
(それだけ伝えると、今度こそ脱衣所から出て、部屋で待つことにした)
【ごめんっ、そろそろ時間がっ……!置きレスで締めにして貰ってもいいし、
もう少し話を続けるというなら、今日の夜が空いてるんで、任せますっ】
【今日もどうもお付き合いして頂いてありがとうございましたっ】
【そちらのレスだけ確認して、落ちますっ】
【それでは、置きで――後日、しっかりと置かせていただきますので】
【時間ギリギリまで、お付き合いありがとうございました。
私も実は、眠気があれだったりするので、もっと頭がしっかり働いている後日に置きさせていただきますね】
【今宵はどうもありがとうございました。おやすみなさい、後輩さん】
【それと、本当に長いお付き合いに感謝です――感謝ばっかりですっ。ありがとうございました】
【スレッド、お返しします】
【こちらこそ、どうもお付き合い頂いてありがとうございますでっす】
【ロールが迷走に迷走を重ねてしまったけれど、こちらはとても楽しませて貰いましたっ】
【……以降のロールでは迷走しないよう、計画的にご利用致します(←】
【それでは、ありがとうございましたっ。おやすみなさいっ】
【ということで、スレを返却しまっす】
526 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 20:06:14.80 ID:u+oFN2ZM
乙
>>523 …………、これを着てください。
(濡れた下着だけかえたようで、パッと見はお風呂に入る前と変わっていない。
一番見た目で分かる変化は、その髪がまだ少しだけ湿っていることくらいであろうか)
(彼女はスウェット上下の一式を持ってくると、彼へと差し出した)
そちらこそ風邪をひかれませんように、疾く。
八刃(やいば)の――ああ、あの、同僚のですから……好き勝手に使ってくださって結構です。
いくらか家には男物のものはありますが、数も限りがありますので、
……私の、――家に、もう、いくらか貴方の荷物を置いておけば、いらしたときに、楽なのではないかと。
(少しだけ目をそらしたのは気恥ずかしいからだろうか。
それから、一つだけ小さな溜息をつくと、ベッドのふちに腰をかける)
落ち込まないでください。
貴方が健全な男性であったという証明ではありませんか。
16歳の年頃の男の子に、無茶な要求をしたものです。むしろ良く堪えましたよ。
(ベッドにごろんと横たわってから、枕をひきよせる)
……怒っていいのですよ、馬鹿にしてるのかって。
だから、……その、すみませんでした。変な安心の仕方しか、しらなくて……、
乱暴に扱われなかったら、無理やりされなかったら……それが大事にされてるっていう方程式は
おかしいとは、わかっているのですけれど。
(好きだからおかしくなる、我慢できなくなる)
(その感覚については自分も知っているところなのだから……、まったく矛盾している)
…………大事にされて、みたかったのです。
何と言うか、――…わがままですよ。
だから――、……お詫びに、今から好きにしてください。……一緒に寝ましょう?
(彼女はそれこそ年下の少年を見るように笑うと、自分はさきにベッドに入ってしまった)
【こちらとしては、あと1レス、2レスで、と……】
【お待たせしてすみません。もう少しだけ宜しくお願い致しますっ】
【ありがとうございました。置きにお借りいたしました】
528 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 00:58:55.23 ID:6YtaYgwD
置
>>527 ……ああ、サンキュ。
(スウェット一式を手渡されると、血の滲んだジャケットやズボンを脱いで、そちらに着替える)
ふぅ……すっきりした。ありがと。また、洗濯して返すよ。
はは、そうかもな。また、ちょくちょくお邪魔するかもしれないし。
(少しだけ顔を赤らめて、苦笑を浮かべながら小さく頷いて)
ああ。まあ、濡れたって言ってもそこまでじゃないし。取り敢えずこれは借りておくよ。
(スウェットを指さして)
いや、だとしても、俺は最後まで葵さんに『安心して』貰いたかった。
……俺はやっぱり、葵さんを大事にしたいんだ。矛盾してるようだけど、さ。
葵さんの嫌がることはしたくない、のに……はぁぁ。
(大きく溜息をついて、かぶりを振り、がしがしと頭を掻き乱して)
…だから、怒るだなんてとんでもない。怒るとしたら、自分自身にだよ。
おかしくないさ。それが、普通だと思うし。……だから、軽率だった。俺は。
俺は、その我儘に付き添いたかった。
……それに、そんなことを言われたら、余計にそんなこと出来ないだろ?
お詫びだとか、そんなので、俺は……うん、好きになんかしたくない。
――葵さんが、心からそう思った時にそうさせて貰うよ。
(小さく笑みを漏らすと、ベッドに腰掛けて彼女と背中合わせに横たわる)
今度こそ、先輩に『安心して』貰いたい。――それが、俺の我儘だ。
【了解っ。そういうわけで置きレスに一つ借りましたっ】
【しばらく待機するね】
【テンプレは
>>457にあるよ】
【いい加減長居しすぎかな】
【今日のところはこれで落ちます】
【それじゃまたいつか】
532 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 23:35:30.97 ID:6YtaYgwD
なんだ男か
>>529 ……浅ましくて、面倒な『安心』の仕方です。
分かっています。だから、今までずっとそんな風にすまいと思ってきましたし、
他の『安心』を探して、それで十分に『安心』をかき集めていられました。与えてもらっていました。
――ですけれど、「こういうこと」があったから、
もっと、ずっと、手っ取り早くて、確実で、私として実感できる方法を、……取ろうといてしまいました。
(枕に顔を埋めながら、ぽつりぽつりと零す。
申し訳なさそうな声なのは、罪悪感からきているもの――、言いにくそうに、目をそらす)
怒ってくださって、いいのですよ。
怒ってくださった方が、気が楽です。……馬鹿だって罵って下さった方が、良いのです。
貴方は私のことを、いくぶん受け入れようとしてくださりすぎではないでしょうか。
(お詫びでそんなことができない、と言われると、ハッとしたような表情になる)
……ごめんなさい。
貴方を馬鹿にしたとか、そういうのではなくて、私なりの罪滅ぼし、と、申しましょうか、
それもおかしな話ですね。すみません、……わたし――、
(もう、どうしていいか分からない。そう呟いて目を閉じた時、背中に温かい感触。
驚いたように後ろを向こうとして止まる。そのまま、背中を合わせて、ゆっくりと息を吐き出した)
太一朗さん……、わたし、未だ貴方のことを好きでいていいでしょうか。
≪深凪≫がある以上、わたし、また同じようなことをするかもしれません。
それでも、いいでしょうか。
【置きレス、です】
>>533 浅ましいっていうのなら、俺の方だろ?
葵さんが俺に遠慮する必要はないんだ。…俺は、葵さんが望む限り『安心』をあげたい。
俺に今出来ることはそれぐらいだと思うしな。それが難しいことでも、してあげたいと思うんだ。
(とはいえ、このザマじゃ言うだけだよな、と自嘲して)
怒らない。
………もし、俺が怒るとしたら、その葵さんの想いを素直に話してくれなかったことだよ。
それだって、葵さんが悪いわけじゃない。俺の勝手な我儘だよ。
……俺は、葵さんの全てを受け入れたいんだよ。
(それはまだまだ、時間が掛かるかもしれないけど。背中を合わせたまま、呟く)
その上で、葵さんが間違っていると思ったら、怒りたい。…だから、俺はまだまだだよ。
分かってる。……でも、やっぱり、それは違うと思うんだ。
葵さんが俺のことを考えてくれてるってのは分かってるんだ。……その、矛盾してるけどさ。
そういうのは、うん、やっぱり葵さんが心からそうして欲しいと思ったときだけ、言って欲しい。
そのことに関しては、俺のことは考えなくていいんだ。それが、俺の我儘。
(そっと吐息を吐き出し、軽く瞼を瞑る。彼女の背中の感触を感じられる。――今はそれだけで十二分だった)
ああ、勿論。だって、俺は葵さんのことが好きだから、“こういうこと”をしたんだしな。
……同じようなことをするなら、俺もまた同じようなことをするだけさ。
何度でも言うさ。――俺は、葵さんが、好きだ。
【置きレス落ちッ】
535 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 01:45:56.68 ID:EBzb2U9i
…
>>534 貴方はそうまでしてくださいますが、私は貴方に何を返せるでしょうか。
……返せるものが多いとは、やはり思えません。だから、余計に不安になるのかもしれません。
不安になるから、何をしてでも色々な事を確かめたいと思ってしまいます――それは、欲、ですね。
いままで、あんな仕事をしていたせいで、体を重ねることを「愛情表現」とは実感しがたいところがありました。
脳内でそういう方程式の存在は理解していても、どうしてそうなるか理解できなかった。分からなかった。
なのに、あんな風に確かめようとするなんて……、
私は、きちんと貴方とのそういうことを「愛情表現」だと、分からぬままにとらえていたのでしょうか?
(背中を合わせる)
(やっていることは、仕事でやることとも、同僚と行きずりでそうなることとも、何ら変わりないはずで
ならばどこの愛情表現の要素があるのか
それは分からなくても、いつも彼とすることは「何かが違って」はいたのだ)
(だけれど、不安になったから、それが本当に『嘘』でも『性欲』でもないことを、無茶に確かめそうになる)
(その愛情表現は、どちらにしろ欲と不可分だと、知っていたはずなのに)
(ゆっくりと体の向きを変えて、彼の背中に向きあう形になる)
(服の背中の部分を、少しだけ指でつかんで、肩のあたりにそっと額を押し付けた)
わたし、本当はずっとまだ「好き」とか、そういうの、分かっていませんでした。
(彼の言葉はいつも真摯だった、そう感じる)
(それに引き換えて自分はいったいどうだったのであろうか)
貴方と離れたくなくて、でも≪深凪≫が関わればあんなにあっさりと身を翻してしまう。
それでもあなたといると、「いつも」の自分でなくなって、ぐちゃぐちゃになってしまいます。
これが、『好き』なのか。ただの所有欲みたいなものではないのかとか、やはり、私には分かりません。
貴方がくれる『好き』を感じると、自分の『好き』でいいのか、分からなくなる。
もう少し時間をいただけますか。
(体を重ねることについてにしろ、好きだという感情にしろ)
夜乃刀が戻ってくるまでに、答えをだします。――私も貴方が好きだと、胸を張っていえるようになったら
どうか今度はわたしから、告白させてください。
(もっと確かで、強固なものがほしい。相手からでなく、自分の中にもっと強固な感情(モノ)がほしい。
胸をはって、好きだといえるような。あんな確かめ方をしなくてもいいような、自分の中の気持ちが。
≪深凪≫と、もっと深く比べることができるような、天秤にのせられるような、きちんとしたカタチが欲しい)
(深く息を吐き出せば、一気に眠気がおそってきた。
彼といると義兄といるときのような安堵感を――いや、それとも少し違うのかもしれない。別種の「安心」)
……このまま、ねむったら、私きっとすごく安心できます。
(ゆっくりと目をつむれば、そのままきっと眠れる。
人の隣で――警戒心を抱かずに殺されることを怖がらずに、眠ることを教えてくれたのは、彼なのだから)
【一応、こちらはここらで〆にと思っております】
【しかし、何かあれば遠慮なくっ。言って下されば、また別の機会を設けるでも、置きレスを続けるでも】
【本当に長いお付き合いをしていただき、感謝でいっぱいです】
【ありがとうございました、後輩さん。また、機会があったら遊んでもらえると嬉しいです】
【以上、置きレスでした】
>>536 それは、こっちのセリフだよ。……俺が、葵さんにしてあげられることなんて、何もない。
俺は葵さんがこうして此処にいてくれるだけで、それが俺にとって十二分に価値のあることなんだよ。
……それは、分からない。それは葵さんにしか分からないことだと思う。
それに、俺は「愛情表現」だけでそういうことが出来る程、高尚な人間じゃない。
……葵さんが、そう言っていたように、俺も男だから。
だから、葵さんが思ってくれている程、……俺は、綺麗な人間じゃないんだよ。
(そっと溜息をつく。彼女が自分のことをどう考えているのかは分からないけれど、
その言葉をそのまま信じるなら、その期待に応えられるほど、心は清廉でもなければ強くもなかった)
(背中を軽く引っ張られて、彼女の息遣いが背中伝いに伝わってくる。)
(彼女がすぐ傍にいてくれる。その感覚が、とても嬉しくてそっと吐息を吐き出す)
……いや、俺も、「好き」っていうのが分かってなかったのかもしれない。
本当に「好き」なら、こうして葵さんを惑わすことなく行動も出来ただろうし、
あるいは、本当に「好き」なら葵さんから身を引くべきだったのかもしれない。
―――でも、俺には、それが出来なかった。だから、そういう意味で、俺は葵さんに相応しくないのかもしれない。
(憂鬱そうに首を落とし、瞼を閉じる。本来なら、こうして隣にいて貰う資格さえないのかもしれない、と)
ああ――。
俺も、葵さんに「好きだ」と言って貰えるように、それに釣り合うようにもっと心も体も強くなるよ。
――葵さんが、俺のことを唯一無二のモノだと認めて貰えるように。
(彼女が『安心』して、心を預けることが出来るようなそんな男になれるように。
彼女も、自分も、お互いが一緒にいて幸せだと感じられるようなそんな関係になれるように)
ああ、おやすみ。俺も、一緒に眠られることが、とても嬉しい―――。
(そっと呟き、瞼を閉じた。自身も相当に疲れていたのか、そのまま意識がゆっくりと沈み込んでいった)
(それが、どんなに幸せなことなのか、噛み締めながら)
※ ※ ※
「―――で、結局キミはその答えを貰えたのかい?」
「さて、そいつは秘密だだ」
ホテルのバーラウンジ。黒尽くめの少女とスーツの男はスツールに掛けて、話をしていた。
美しくグラスを彩るカクテルの色を眺めながら、男は目を細めて口元を緩めた。
それが自嘲だということを、少女はすぐに理解した。
「成程、振られたか」
「邪推だな。だが、俺の為すべきことは変わらない――。今度こそ、彼女を殺す」
「殺すとはまた物騒だね」
「お前が言うか」
そう、その為にこの時間に跳んで来たのだから。
他の誰にも、彼女を殺させたりはしない。異形だろうが、人間だろうが、―――彼女を殺すのは俺だ。
「目的と手段を履き違えなければ、ボクとしてはどちらでもいいんだけどね」
「……分かっているさ。それに、この時代に摘んでおくべき芽はある。
異形も異能も人間の世界には、要らない」
「それを言うのならボクらもだけどね」
「ああ、その通りだ」
未成年の少女からカクテルグラスを奪うと、軽く煽り苦笑を浮かべる。グラスを奪われた少女は不満げに視線を尖らせる。
「………」
「…おとなしく、オレンジジュースでも貰っておけ」
「いいよ。その代わり、次の接触はボクがさせて貰うよ。
奏家の少女にも興味はあるけれど、この時代の彼女にも興味はある。…<<札蒐集>>だけ、ズルい」
男は、笑ったまま肩を竦ませる。それは昔と変わらない仕草で、そのままグラスの中を空にした。
【それじゃあ、こちらはこれで締めってことでっ!長い時間の間、お付き合いありがとうございましたっ!】
【こちらのせいで色々とロールが迷走してしまったけれど、こちらは十二分に楽しませて頂きました】
【また機会があれば是非、お願いしますっ。――それでは、置きレス落ちです】
【今日はそろそろ帰るかな、それじゃ】
【名前】龍岬 壱耶(りゅうざき いちか)
【年齢】21歳(大学二年)
【性別】男
【身長】170cm 65kg
【容貌】全体的に長めの黒髪。(後ろは背中が隠れるくらいで纏めている)。
瞳の色は黒。鼻に傷有。右肩から腕にかけて「黄龍」の刺青。
【性格】好奇心旺盛で祭り事大好き。座右の銘は「弱肉強食」
【能力】気功術(「外功」と「内功」)の使い手。
また「気の流れ」で気配を読み取る事が可能。(気配を消された場合はこの限りではない)
・「外功」…主に身体強化。三階の高さから落下しても骨折等はしないし軽機関銃程度までの弾丸なら弾く事も可能。…が痛いものは痛い。
・「内功」…主に治癒力強化。体内に入り込んだ毒物の浄化や外傷の回復促進。他人に施す事も可能。また怪我の程度により治癒期間は左右される。
尚、「外功」は長くても一時間しか維持できず、その場合は極度の疲労に襲われ三日間寝込む事も。
(普段は5〜10分でだいたい解決してきている為)
【武器】「銃手甲(ガントレット)」…特殊な製法と仕込みを施された炭素製鉄の手甲。
インパクトの瞬間に拳部分から純銀製の弾丸×4発放たれる。
装弾数は4発×3回
【設定】
祖父の影響で幼い頃より徒手空拳(主に気術)に興味を持ち三歳の頃に祖父と共に中国(武林の一門)へ修行に。
その後修行に励み頭角を現し、次期当主候補にまでなるが祖父が死(異形に殺された事)をきっかけに18歳の時日本へ帰国。
現在は祖父の知り合いの「華僑」の人達に世話になりながら大学に通う傍ら、活動(異形狩)を続けている。
また「黒社会」でも顔が効く為、荒事の仲介や用心棒まがいな事を「バイト」としてもやっている。
通り名は「飛龍(フェイロン)」
【新規参加致したく、皆さん宜しくお願いします】
【本日はプロフ投下のみです】
541 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 09:44:47.45 ID:r1OpanEQ
なんだ男か
それで郡はいつまで未来ネタやってるんだ
このスレッドで一番寒い
瑞谷に言ってくれ
久々の大学生か
性格とかが分かればいいんだが
【こんばんわ。初待機でお邪魔させてもらうぜっと】
【ぷろふはすぐ上の
>>540を参考にどうぞって事で】
>>545 【初めまして、こんばんは。】
【あたしも新参なので新規同士になっちゃうんですが、お相手立候補させて頂いても宜しいですか?】
【プロフは避難所の>871にあります】
【ただし、見ての通りあたしの忍法帖レベルが物凄ーく低いので、本スレでは短いロールしか書けません。】
【避難所への移動、または短いロールが面倒でしたら蹴っていただいて構いませんので!】
>>546 【こんばんわ。こちらこそ願ったり叶ったりです。】
【では避難所に参りますので詳細は後程】
【では移動します…これでスレを返しますぜ】
【わわ、ありがとうございます!!】
【あたしも移動しますね。スレお返しします。】
549 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 23:09:00.54 ID:r1OpanEQ
待って
550 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 20:17:05.71 ID:qMZXOBFX
蒸し暑い
551 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 01:37:16.23 ID:Dnf0Bgct
むしむし
【少しばかりお邪魔して、待機させて頂きますね。
ちなみにプロフは
>>129にありますので、宜しければご覧になって下さい】
【立候補!】
【こんばんは、ロールしたいです】
【こんばんは、拓兎先輩。それでは宜しくお願いしますね】
【先輩に、何かご希望のシチュはありますか?】
【@梅雨に突入したので可愛いあっくんの顔が見たいって理由でメールで】
【呼び出し。学校近くの喫茶店かどっかでローテンションでだべり】
【A愛するあっくんが異形に怪我させられたシーンに遭遇】
【怒り狂った俺が滅殺。治療の為お持ち帰りング】
【B激流に身を任せてみよう】
【さあどれがいいかな?】
【突っ込み所満載な選択肢ですが、ここはやはりせっかくですので、僕はこのBを選びますぜ!】
【あ、もし予定になかったりしましたら、では@でお願いしますね】
【うむ、Bはキミのネタに乗るってニュアンスで書いたので何も考えてないのよね、これが】
【では@でやってみるかな】
【問題ないなら俺の方から書き出すよ】
【な、なんと。とはいえ僕から提示できるものなど、
いつもの体育館裏で今日はうさぎを連れてお喋り、くらいしかなかったですけど】
【すみません、それでは宜しくお願いしますね。のんびりびりと待たせて頂きます】
(アンジェラとの決闘が水入りした数時間後、帰宅した紅裂拓兎は火事に見舞われた)
(僅かな金銭と携帯電話を持って脱出。残りは全てアパートと共に燃やし尽くされた)
(明らかに――放火だった。ともあれ紅裂拓兎は新しい住居を探す)
(その間はホテル住まいである。住居が決まると次は家財道具一式と衣服を買い直す)
(最後にパソコンと、僅かな文庫本。その時点で貯金が三分の一以下になったので)
(傭兵の仕事で金稼ぎ。一息つくまで十日間。≪虚影会≫の刺客が毎晩やって来なければ)
(一週間で済んだかも知れないが、ともかく十日で終わった)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
宛先 あっくん
件名 俺たちの戦いは始まったばかりだぜ!
画像ファイル
本文
今日も今日とてあっくんの恋しい季節になったわけですが
放課後デートでもしませんか?よければ学校近くの喫茶店に来てくだしあ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(以前再会した時に聞き出しておいたメールアドレスで時々メールして「愛してる」だの「大好き」だの)
(ふざけた文章を送りつけていたわけだが、こうして呼び出したのは初めてだった)
おー。来た来た。
(そしてその日の放課後だった。ぼんやりと窓の外を見ながらコーヒーをスプーンで掻き回していたら)
(待ち人が来てくれた。中学生にしても小柄に体格と、幼い顔に見合わぬ表情をした兵部晶が)
【そっちでもよかったけど、梅雨だし外はねえ】
【じゃあ、こんな感じでよろしくね】
(淡々と、日常を過ごす。朝起きて身支度を整え、
学校で授業を受け内容をノートに纏める。それが終われば、
放課後は、一旦家へ帰るか教室で復習をするなどして時間を潰す)
(そうして夜になった所で、任務に移る。標的とすべき異形が
指定されるまでは、哨戒して異形を見つけ出すのが主な内容だ)
(別段、特に変わった所はない。以前とは違い、あの人に何かを
求めずとも、一人でも自分は何とかやっていけそうだ)
(というよりは、やっていかなければならない。もう、今の自分なら出来るはずだ。
あの人に余計な負担をかけないよう、無駄な労力を使わないように)
(さて、今日はどうして夜に備えようか―――何気なくケータイを開くと、
紅裂拓兎からメールが入っていた。そこまで珍しくはない)
(また内容も意味を成さないようなものだろうか、
そう思っていたら、今日は一緒に茶でも飲まないか、という事らしい)
(予定があるわけでもない。『了解しました、あと死んで下さい』。
そんな旨をメールで返すと、指定された場所に向かう)
(店員のいらっしゃいませという声に軽く頭を下げながら、
アイスココアを注文。しばしの後出されたそれを受け取ると、
呼び出し人を探す。あの紅い髪は、どこでも目立つ。探すのは難しくない)
(そうして見つけた彼の座る場所へ静かに歩みを進め、ケースを置くとテーブルの反対側に腰掛けた)
こんにちは、拓兎先輩。…何かあったんですか?
(いずれ殺すと言った人間と、こうしてのんびり茶を飲んでいる。
やはり端から見たら、奇妙な関係なのだろうな、など考えていた)
【お待たせしました、それでは宜しくお願いします】
何かって言われても、メールで伝えた通りなんだけど。
偶には可愛いあっくんと茶をシバキたい憂鬱な放課後もあるのよ。
(いずれ殺し合う定めのある人間に愛を伝えたりお茶したり)
(常軌を逸した関係なんだろうと冷静な部分は思っているが気にしない)
(殺し合った相手と体育館裏で無駄話したり、決闘する相手と一緒に焼肉食いに)
(行ったこともある。結局戦いも会話も全部含めて己が望んだからそうしているに過ぎない)
それに、なんか最近アレだ。
なーんかね。今のうちに会っておかないとならない気がしたのよ。
(残り半分になったブラックコーヒーに砂糖を入れてかき混ぜる)
(最初はブラックで本来の味を楽しみ、もう半分は砂糖やミルクを入れて楽しむことにしている)
俺もそこまで暇じゃなくなりそうだし、ね。
(ここ十日間刺客と戦い続けていることは言わず、そんなことも感じさせない軽い口調を取り繕う)
(会っておかないとならない気がしたなんてのは、建前ですらない。単に会いたかっただけだ)
……あ、そだ。
ゆりかちゃんから聞いたけど、あの時の白猫、やぱり拾ってくれたの、キミだったの?
…ありがとう、ございます。
(目を伏せ、陰鬱な表情で返す)
(年上の同性から可愛いと言われるのは、どうなんだろう。
しかし相手が彼なら、そんなに悪い気はしない。普段なら、
少しばかり喜んでいてもおかしくはないかもしれない)
(けれど、もしこうして愛を囁いてくれるのが、あの人だったなら。
ついそんな下らない仮定が脳内を掠め、自分に呆れたような溜め息が出る)
………何やら忙しいようですね。ファンの方々が精を出しているようで。
(が、拓兎のそんな言葉を聞くと、思わず真顔で彼を見返した)
(暇ではなくなりそう、との事で大体の内容は推測できた。
恐らく、紅裂拓兎が離反したあの組織からの粛正だろう)
(もっとも、自分の知らない所で誰かから恨みを買っている可能性も否定できないが)
んっ……ああ、うさぎのことですか?…今更ですね。
ええ、あの日以来、立派な僕の家族の一員になりました。
よろしければ、今度連れてきましょうか?
頭がとてもいい子なので、学校にも問題なく連れていけますので。
(ガムシロやミルクで粘度の増したココアをストローでちゅーっと
飲んでいたが、彼に訊ねられ口を話し、頷いた。大分前の話になる)
(微笑んで、嬉しそうに愛する白猫の事を語る晶)
なんで落ち込むのさー。
や、男に可愛い言われても嬉しくないのはわかるけど。
何も落ち込まなくてもいいじゃない。
(その繊細で複雑なる内心など知るはずもない紅い男は、陰鬱そうに答えた少年に)
(首を傾げる。年頃の少年とは実に把握しづらい生き物だった)
(最も、彼にとって人間なんてどこの誰を切り取っても複雑怪奇な生き物でしかないのだが)
人気者は辛いね。
ゆっくりとあっくんを愛でる暇もない。
(真顔で見返してくる少年に、いつも通りの曖昧な笑みを浮かべる)
(言葉の裏側にある事情は察したようだった。それでも構わない)
(いつだって笑っている振りをして、その裏で何もかも蹴散らすことだけ考えてる)
うさぎちゃんか。猫なのにうさぎとは凄いセンスだぬ。
家族になってくれたなら、別にいいんだけどね。
(かつて体育館裏で三匹の猫に餌をやっていた時期がある)
(そのうち白い猫を引き取ったのがこの少年だった。嬉しそうに白い猫のことを語る)
(少年に、知らずとほほが緩む。)
元野良猫に言うのもなんだが、今のご時世飼うなら室内飼いが基本なのよ。
ほれ。よそ様に迷惑かけたらダメだし。何より猫の為なんだわ。外出すと怪我と病気が心配だしね。
十分なスペースと食い物があれは猫はそれで満足する生き物なんだとさ。
下手に外出して縄張りなんぞ作るとだね、室内飼いには戻れなくなるそうだ。
縄張り巡回する習性あるから。だからそのことも踏まえると外に出してはいかんのよ。
(この紅い男は猫が好きで、だが飼うことはできないので本やネットでその手のことを調べまわって)
(ささやかな自己満足に浸り、そしてその後の空しさと寂しさを噛み締める日々を過ごしている)
……つーか、アレだな。異能者三人に育てられた猫なんて世界中探してもいないだろうな。
そのうち言葉とか喋りだしそうだな。雌だからスゲー美少女キャラに擬人化するかも知れん。
前言撤回。やっぱり今度連れてきて。猫耳萌えー。
(そしてあっさりと前言を撤回して二次元脳な発言。紅裂拓兎、久遠ゆりか、そして兵部晶)
(三名の異能者に餌をもらった「うさぎ」は確かに稀有なる存在と言えただろうが、だからと言って)
(まさか喋ったり擬人化するはずもない。絶対にない、と言い切れないのがこの世界の不思議なところだが)
いえ、普段なら嬉しいと思いますよ。
方向は多少間違っているとはいえ、容姿に対する褒め言葉には変わりありませんから。
…ただ少し、今日は湿っぽいからでしょうか。そんな気分ではないようです。
(砂糖とミルクを加えたココアは、酷く甘い。ざらつくような、
何とも言えない舌触りだ。脳まで届くようなこの甘さに、溺れてしまいたい)
(自分らしくない、妙にロマンチックなフレーズが出てきた。
何だろう、この目の前の男のせいだろうか。取り敢えずじっと見つめてみた)
言っておきますけど、必要なら呼んで下さいね。
あなたには奴らを潰してもらう必要があるんですから、
万が一負けてしまってはこちらが困るんですから。
(やがて空になったコップ。最後にストローをその中から取ると、
自分の唇の隙間から出した、赤い舌の上を滑らせた。やはり―――甘い)
白くて可愛らしい姿にお似合いでしょう?
ねえ、紅裂拓『兎』。
(気付くか気付かないか分からない程度に、そこを強調しておく。
恐らく彼がいなければ、自分とうさぎとの出会いはなかったろう)
………。
うさぎが外に出たがるので、多少は仕方ないと諦めていますが。
あなたがそう仰るのであれば、以降はなるべく回数を減らしましょう。
(そこまで知識があるのなら、自分で飼えばいいのに。普通ならそう思うだろう)
(はたしてこの男は、安易に命を預かるような真似は好まないのだろうか。
理由は分からない。己にあの猫を託した、その真意は)
…まあ一時的に、言葉は喋りましたが。
そんなギャグ漫画的な展開はないと思いますよ、このゲーム脳。
(シリアスな事を考えていたら、いつものようにまたこの男が
変な電波を受信したらしい。呆れながら、軽く罵倒する)
(しかし猫耳云々はともかく、もし仮にそうなった場合、
うさぎはどちらの方が幸せなのだろう。猫と人間の姿では)
(100%有り得ない、など有り得ないのがこの街の常だ。まさか、とは思っているが―――)
俺が褒めるのは容姿じゃなくて性格の方なんだけどね。
初対面の相手でも「可愛い」とは言えるじゃない。
でもね、あっくんの可愛いところは顔とかじゃなくて……いや、顔も可愛いとは思うけど。
そういうの抜きにしてさ。なんつーのか、仏頂面の下に狂おしいほどの孤独を秘めててさ。
無愛想で不器用なやり方でその孤独を理解してくれる人を求めてるとことか。
そういうのをひっくるめて、可愛いし、好きだなって思えるんだよ。
(神妙な顔つきで見つめてきた少年に眼を細めながら言う)
(ある晴れた日、白い猫に導かれて出会った孤独な少年がいた)
(無慈悲な世界の片隅で孤独に震えながら、それでも精一杯強がっていた繊細な少年の姿に)
(己の姿を重ねたのは何故だろうか。そんな少年の心の壁を、結局どうすることもできずただ)
(傍観していただけの紅裂拓兎に「愛してる」なんて言葉は、本来なら言う資格すらないのだろう)
(兵部晶を救ったのは久遠ゆりかで、この少年が愛しているのも久遠ゆりかなのだから)
んー、そう。手助けされるのは嫌いなんだが。
まーあ、そこまで言われたら仕方ない。頑張るよ。
(素直にSOSを出せる性格ならここまで苦労はしていない)
(そもそもSOSを出せる相手など、この世のどこにも居ないと確信しているから)
(人は誰と繋がっていても悲しいまでに一人で生きている、そう思っている)
あー?んー?あ、ら……えー?
まさか、えー?でも……ええっ!?
(そして、その命名の意味に気づいてびっくりとした)
(一人で赤くなったり青くなったり百面相を披露する)
(なるほど、つまりそういうわけか。なんというか、非常に、照れる)
(意味もなくガチャガチャとスプーンでコーヒーを掻き混ぜる)
いや、待て。待ち給え晶くん。
「鶴の恩・ガエーシ」なる昔話を紐解くまでもなく獣が人間にお礼したり恨みを返す為に
人間の姿になるって話は枚挙に暇がないだろう。だからゲーム脳ではなく、そう、これは
民俗学的な話なのだよ。決して擬人化猫耳うさぎにメイド服を着せて、なんてことは考えたけど
実行はしないぞ。うん、だからいたいけな瞳を侮蔑の感情で曇らせないでくれたまへ。
(完全無欠なまでに説得力に欠ける言い訳をしてから、次の話題を検索、検索、検索……)
恩・ガエーシで思い出したけど、さあ。ゆりかちゃんとはどんな感じ?
あの子って、こんな俺にも懐くくらいなのに友達がいないみたいでね。
これでもちびっとは気になってるのよ。あの子には笑って過ごして欲しいじゃないか。
付き合う云々は別として、あっくんにはそいういう方面でも期待してるんだけどね。
(紅裂拓兎には、久遠ゆりかを笑わせる為に何もできない)
(傷つけあうことはないが、決定的な部分にも踏み込まない、そんな関係だから)
―――――。
…っ……そう、ですか。…物好きですね、あなたも。
(何となく照れくさくなりながら、俯く)
(現在この世にいる人間の中で、最も自分という存在を
理解しているのは恐らくこの人だろう。それを好きになる嗜好は理解できないが)
(自分もまた、一番とまでは行かずとも、それなりに彼は理解できている)
(結局のところ、そういう事なんだろう。静かに泣いているような君の姿は、僕に似ているという)
…おや、なかなか新鮮な反応ですね。
おかしくはないでしょう?うさぎもまた、あなたの事を好きな様子ですし。
なかなか気に入っているようですよ。
(にこにこと小悪魔のような笑みを浮かべながら、晶は頷いた)
(予想外の光景に、携帯のカメラを起動させるのを忘れていた。悔やむ。
照れる紅裂拓兎、これは喜ばれるだろうに。主に久遠ゆりかとか媛名葵、
何よりアンジェラ・トルーマンに。是非ともその後の彼の様子を眺めたいものだ)
勝手に昔話を捏造しないで下さいよ。
そして何より民俗学にネコ耳は登場しません。あなたの邪な願望でしょうが。
…というか先輩、ケモノ耳&メイドフェチだったんですね…。
(知り合いの意外な趣味に、心の中では三歩ぐらい距離を置きつつ、ふと思い立つ)
(今度奏永久に、この情報を教えてあげようか。ていうか
虚影会の件の全てが終わった後に、女装してネコ耳メイド服で
自宅に潜入したら、あっさり殺せたりしないかなぁ。
断罪を誓ったある意味永遠の宿敵がそんな死に方をしたら、まあそれはそれで悲しいかもしれない)
(彼のせいで少しぶっ飛びつつある思考を、頭を振って修正。全く、感化され易い)
恐らく、彼女が意図的に友人を作ろうとしていないのでしょう。あの体質のせいで。
…彼女を普通の人間に戻す為の調査、その進行具合はあまり芳しくないですね。
彼女の父親の足跡を辿りつつ、ロシア系のマフィアの組織を潰したりも
していますが、めぼしい情報は今のところ得られていません。
(余談だが、そういった戦闘になるシチュエーションでは、
ウィッグを被って女の子の姿で戦闘している。その方が足が付かないからだ。
もしそんな状況で、この男に遭遇したら、彼は気付けるのだろうか―――)
(ふふ、と晶一人、小さく笑った)
どうでもいいことは常識やセオリーに従えばいいけど、
どうでもよくないことは自分の気持ちにできるだけ従おうって思ってるだけだよ。
(照れているのか、俯く少年に笑いかける。出会った時からずっと気になっていて)
(決別した夜の後も小さな棘のように心のどこかに突き刺さっていて忘れることが)
(出来なかった彼のことを「どうでもいいこと」として扱うことなどできるわけがない)
(なるほど、これが恋か、なんてしみじみと納得する)
や、やかましいわ。
(顔を顰めながらどうにか言う。迫力など微塵もない)
(予想外過ぎる事態に思わず取り乱してしまった)
(まるで子供の頃のアルバムを見られたくらいの気恥ずかしさがあった)
フェチってほどでもないさ。フェティシズムってのは心理学では性的倒錯ってことなんだけど
俺は一部分のパーツを偏愛する趣味はないよ。大体アレは虚無の穴埋めだしな。
ひとつだけ拘るってのは、それ以外に関心を抱けるものがないってことだし。
なんつーのか、そういうのって寂しいだろ。趣味は広く持った方がいいんだよ。
(もっとも、戦って殺した相手の首を捩じ切って水晶漬けにしていた頃の自分を考えるに)
(フェティシズムが皆無とは言い切れない。人間、他人のことは元より自分のことも案外わからないものだ)
や、待ちなさい。どの体質……
待て、待てやコラ。そういうことを俺にぺらぺら喋るな。
(久遠ゆりかの体質、普通の人間、父親の足、ロシア系のマフィア……)
(知らないワードが次々と出て来るので、慌てて遮る)
あのな、アレだ。それは俺が聞いていい話なのか?
俺はもちろんあの子のことが好きだし心配だけど。そういう重い事情があるなら、俺には言うな。
俺があの子から直接聞いたならともかく、どう考えても俺が首突っ込んでもいい話じゃない。
(信用と信頼の問題もあるし、彼女と己の距離の問題もある)
俺に出来るのは殺すことと、壊すことくらいだしな。
(何より、知ったところで何ができるわけでもない。無力感に打ちのめされるのが関の山だ)
…成る、程。
そのあなたの髪の色にも、何らかの思いが込められているんでしょうか。
(どうでもいいことに関しては人並みの行動で、慎ましやかに生きる。
けれど、そうでない事に関しては、我を通す)
(それだけ聞くと当たり前のようだが、後者は口で言うのは容易く
行うのは難しい。そういった場所には、常に衝突が生じるのだから)
『カシャッ』
てれたくと、頂きました。
(顔を顰める拓兎の表情に向けて、シャッターを切った晶)
(真顔でさらりと呟くと、ケータイをポケットにしまう。
これは機種変更する時も、SDカードに入れて移動させようと独りで誓った)
随分とよく調べられてますね。…現代では、あまりそのような使い方はされていないですけど。
例えば所謂足フェチの方が、好きな女性の足を切り取ってしまうわけではないですし。
(言葉は不完全だと嫌う割に、やたらと厳密な定義をしたがったり、
万物に共通する哲学的な一文を好むのは、いかにも自分の知る彼らしい)
問題がありそうな所までは話しませんよ。
興味がお有りならば、彼女に訊ねてみればいいでしょう。
…あの人の事、大切なんでしょう?まあ無理に協力しろ、とは言いませんけど。
(他人の事情に興味を抱かないのがこの男なのだろうが、
相手が久遠ゆりかとあらば、どうなのだろうか。
助けになる物は何でも使いたい。虚影会の事がまず先になるとしても)
過去との決別。そして決意表明ってところか。
ちなみに染料は企業秘密。
その気になればすぐ落とせるんだけどね、この色。
(過去の自分を捨て、全てを紅く染めて喰らい尽くす)
(契約者になった時に、誰に言われるまでもなく自分で決意したことだった)
……てめ、このショタっ子。
よーっぽどこのお兄さんと殺し合いをしたいようだな。
少し待ってろ。いずれその画像ごと闇に屠ってくれる。
(きっちりと写メを撮られていた。意外と油断ならない少年だった)
(まあ、この子が楽しそうなのは何よりだった)
(だが、戦うときは容赦しないと再度心に誓う)
まーあ、なんだね。世界の殺人鬼だののこと調べてたら
自然とそっち方面のことにも、ね。
誰にも打ち明けられない性癖だのが原因で一線超えて、自滅まで突っ走った連中の多いことよ。
俺も人の事言えないしな。人間ってのは意外と簡単に化け物になれるもんだ。
(それは孤独という名の病。この広い世界で誰も理解してくれない。泣きじゃくりながら)
(ただひとつの行為に打ち込んで少しでも孤独を消したくて、けれど、そんなことを重ねても消えなくて)
(やがて人は怪物となり果てて、やがて人間たちに追いつめられて、処刑台に送られる)
あの子の父親がロシアの工作員で、日本の技術盗みに来て、その関係で多分魔術師の使い魔
に食い殺されたってのは、あの子から聞いて知ってるよ。あの子の力がご先祖の錬金術師が
生み出したもので、それが受け継がれてる…ってのもな。
けど、俺に何ができるんだ、その辺のこと首ぃ突っ込んで。
そりゃあ、あの子が放っておいたら怪物になるとか、能力を行使する度に寿命が縮むとか
なんか問題あるなら……話は別だけど……要するにキミがそうやって動かなければならない
事情があるってわけね。あー、そうすると話は繋がるな、了解了解。
(コーヒーを飲み干して、つまりそういうことなのだと理解する)
(何かがある。その何かは、直接聞き出すとしよう。多分、後悔して無力感に打ちのめされるだろうけれど)
(それでも、大事なことは自分の気持ちに出来るだけ従おうと決めているのだから)
あの子の幸せはなんだろうな?
どうやったら笑ってくれると思う?
(何より、紅裂拓兎にとって大事なのは、込み入った事情を解決することよりも、ただあの少女が笑って)
(過ごしてくれることだから。勿論、兵部晶もその傍で一緒に笑ってくれるなら言う事はない)
…ひょっとして、あなたのその名前。
紅裂拓兎とは、偽名だったりするんでしょうか?
(過去と決別して紅い髪にした、それを聞いて、ふと連想した。
あるいはこちらの『紅』もまた、決別の証だったりするのだろうか)
(もっとも仮に偽名だとしても、何が変わるわけではないが。呼び方も
変わらない。自分の知る彼は、紅裂拓兎しかいないのだから)
…中学二年生は、ショタと呼ばれるものではありません。…恐らく。
そんな事を仰ると、つい手が滑りアンジェラ先輩に画像付きメールを送ってしまいそうですが。
(いずれ殺し合う両者とは思えないレベルのやり取りを繰り広げる。
―――あるいは、いつかはどちらかが死ななければならないからこそ、
こんなふざけた会話を楽しんでいるのかもしれない。刹那的な触れ合いを)
もはやそれは性癖というより、総合的な人格のお話になりそうですが。
異常な性癖があろうと、平穏に一生を終える人間は普通にいるのではないでしょうか?
まあ、そのような人間に会ったことはないので、分かりませんけど。
(精神病を抱えた犯罪者は、幼少期に虐待を受けていた確率が高いなど、
犯罪とそれに関わる心理なら、仕事柄多少は耳にした事がある)
(俺も人の事を言えない?―――ああ、そういえば、
実の姉に恋愛感情を抱くのも、また異常と言うのか。なら自分もその通りだ)
魔術師の使い魔、は初めて聞いた話ですね。錬金術師もですが。
…いえ、その単語はあのロシアの怪僧を指しているのでしょうか。
何ができるか、など。何もできない人間などいませんよ。
ましてやあなたは、普通の人間にはない力がある。後はそれをどう使うか、でしょう?
(やはり、自分の知らない彼女の事情を、この男は知っていた。
まあ当然だろう。自分一人などに、そんな大事なものを託すわけがない。
己に言うくらいなら、他の人間にも言っているのが妥当か)
…さあ、分かりませんよ。僕のこの行動も、あの人は望んでませんから。
あの人の幸せを願う気持ちも、あの人を愛する気持ちも、
何一つ、僕は彼女の心に響かせることはできなかった。
(やや投げやり気味に返答をする。あの人の言葉を借りるなら、
このまま家族に守られ永遠の眠りにつく事が望みらしいが)
【お待たせしています。そろそろ凍結、よろしいでしょうか】
【ちなみにこちらは、最短で今夜土曜日の22時からですね】
【ぬお、もうこんな時間か】
【申し訳ない。土曜日の夜は予定が不明瞭なので】
【できれば日曜日に。日曜日なら何時でも特に問題なくできるかと】
【無理なら置きレスで〆る感じでも】
【了解しました。日曜日ですと、こちらは遅く、22時半頃になりそうです。
先輩がそれでも大丈夫そうであればそちらで、どちらにせよ
置きレスはしていく方向でいかがでしょうか?】
【わかった】
【会話の流れからするとそこまでかからないと思うし】
【そんな感じでまとめようと思う】
【久しぶりのロールだったわけだけど、楽しかったよ】
【またよろしくね。それでは、おやすみなさい】
【こちらこそ遅い時間までお付き合い頂き、ありがとうございました】
【ロールお疲れ様でした、お休みなさい、拓兎先輩。ノシ】
>>570 偽名と言えば偽名だな。まーあ、とは言っても他に名乗る名前があるわけでもない。
ツテやらコネやら金を使って戸籍もでっち上げたしな。
(常識で考えてこんな訳のわからない名字があるわけではないから看破されても当然だろう)
(だが、本当の名前を隠す為に名乗る偽りの呼び名ではなく、新しい自分を始める為の)
(名前であり、他に名乗る名前があるわけでもないのだから、仮名も真名も「紅裂拓兎」だ)
属性に年齢は関係ないのだよ、多分、きっと、恐らく。
そんなことするとアレだ、アレ。
ゆりかちゃんにあることないこと吹聴してしまうがよろしいかね。
(実にレベルの低い低ーいやり取りだった)
(けれど、こんなやり取りが楽しいと、多分二人とも思っている)
ま、ね。性的倒錯者の全員が犯罪者になるってわけでもない。
ただ、犯罪者の中に性的倒錯者がいるってだけの話だぁね。
なんつーか、自分の中である程度折り合いつけるか、理解してくれる人がいれば
そこそこ平穏な人生は送れるとは、思うんだけどね。
(けれど、そんな人間の前にいつでも都合よく救いの手が差し伸べられるわけではない)
(呪いを解いてくれる人が怪物の前に現れてくれるのは、おとぎ話の中くらいのものだ)
人間同士の利権争いの話だからな。わざわざ妖魔が出張ってくる理由もない。
んで、アレクセイ、だったか?そのアレクセイの死んだ様子が獣に襲われたような状態だったんだと。
そこから踏まえるに、魔術師の使い魔が殺した、と考えるのが一番筋が通るって俺が思っただけだよ。
……ロシアの、怪僧?ラスプーチンだか言うやつか。その話は知らないな。
(怪物、怪僧と呼ばれたロシア帝国の崩壊の原因となった悪人の名前くらい彼も知っている)
(詐欺師の類と呼ばれることもあるが、フィクションの題材としては人気の高い人物でもある)
……水晶作る程度の力が?
それよかあの子に美味いオムライスでも作った方がなんぼかマシって気がするけどな。
(紅裂拓兎には異能がある。珪素を操り支配する能力がある。だが、逆に言えばそれしかないのだ)
(そんな汎用性に欠ける力に頼るより、腕によりをかけて料理でも作って振る舞った方がいいかも知れない)
それは……ごめん、悪いこと聞いたな。
(投げやりにも聞こえる空虚な声に、声のトーンを落とす。どれだけ愛しても想いを寄せてもそれをどう受け取って)
(返事をするかは想いを寄せられた側なのだから。本気で愛せば同じ想いが返ってくるほど人間の心は)
(単純ではない。そんなことが可能なら紅裂拓兎は既に奏永久と結ばれていることだろう)
俺も他人のこと言えないしな。まーあ、愛なんてのは人間の持つエゴの最たるものだし。
それが必要だとわかってるのに、いざ押し付けられると重くて苦しいとしか思えなかったし。
(現実は、寄せられた想いの質量だけ彼女を疎ましいと思い、決別を決心しただけだった)
【置きレスに借りました】
【名前】杜 凛子(もり りんこ)
【年齢】高等部一年
【性別】♀
【身長】152cm
【3サイズ】B83/W62/H84
【容貌】肩くらいのお下げ髪、渦が巻いてそうな分厚い眼鏡の下に目つきの悪い三白眼
色白で両目に泣きぼくろ、手首に数珠、いつもジャージか体操着を着てる
【能力】自己流"乙護法"(おとごほう)
自筆の落書きに霊力を注いで立体化し、分身として操ることができる。
見え方はちゃちい3D画像のようなイメージ。
大きさや数は任意、性能や強さは落書きのデザインによる。
なお、霊視の力も持っているが眼鏡を外して裸眼で視る必要がある。
【希望】日常や戦闘、いろいろ
【NG】グロ、相談なしのエロール
【弱点】凜子自身は格闘技とかの戦闘力はない、能力使用後は極度に腹が減る
【備考】だらだらと気ままにご近所の平和を守る女子高生。
将来はさまよえる霊を成仏させられるような霊能者になりたいなんて思いつつも、
マイペースでゆるい性格なので修行的なことはサボり気味。
家はごく普通のお寺で両親も普通の人、ただ娘に力があるのは知っている。
普段からメモ帳やらを携帯していて、何か思いついては落書きしている。
【はじめまして、よろしくねー】
【んなことで、ちょっと待機するよ】
もりりんとな
>>579 よく言われるよー
命名は死んだじっちゃんだけど、子を付けるかどうか悩んでたって、ばあちゃんが言ってた
好きな異性のタイプは?
同性が好きな手合いならそっちの好みでも可
>>581 えーと……じいちゃんとか?
なんてね、初恋は先生だったし、大人なひとかなぁ。
子供っぽいのが嫌とかじゃないけどね。
同性はあんまし考えたことないかな、ま、いいんじゃない?
時間も時間だし、落ちるねー
イラストとか得意なん?
何歳?15歳?16歳?
【ロールの解凍に借ります】
>>576 ―――…そう、でしたか。
(どうやら予想は的中したらしい。世界を敵に回す覚悟を決めた男の
取る行動としては、別に不思議ではない。今までの自分を、
全て捨てる決意くらいは当たり前なのかもしれない)
じゃああなたは、妙齢の女性がネコ耳メイド服で
語尾が「にゃん♪」とかでも許せるんですか。全く心の広い男です。
別に構いませんよ、僕とあなたなら、きっと僕の方を信用して下さるはずですし。
(内容にもよるだろうが、こんなふざけた話なら、普段から
そんな下らない話ばかりしていそうな彼よりは、普段は真面目に
学業や任務に打ち込んでいる自分の方が、信頼があるはず)
(そう思う晶は、少し得意げな表情でそう言った)
………少しばかり、耳が痛いですね。
犯罪者を取り締まる立場の人間が、情けない話ですが。
(家族への異常な愛情を持つ自分が、その家族を失い、
それを求めて暴走していた過去も、異常性癖が満たされぬ故と捉えられるのだろうか?)
(自分は一人では折り合いなど付けられるほど、大人ではなかった。
それを思えば、彼らの事をとやかく言う資格などないかもしれない)
人間社会に溶け込む異形もいますよ?
かって僕が仕留め損なった獣の異形は、人間の姿を取って学園に通っていましたから。
(黒上いろはの姿を思い出しながら、また『キマイラ』の事も連想する。
獣に殺されたというのはそれなりに有益な情報ではあったが、流石に決定打には至らない)
…力なく異形に殺される人間が聞いたら、首を絞められかねないセリフですね。
ましてや物質創造系など、多種多様な使い道がある能力ではないですか。
おまけに創造したものを操作することもできる。
料理であの人を笑顔にすることは出来ても、あの人を救う事はできない。
僕が今求めているのは、そんなものではないんですよ。
(どんな障害をも撃ち貫く力と、大国の権威をも圧倒する権力。
その二つがなくば、恐らく久遠ゆりかを助けることはできない)
別に構いません、事実ですから。
…嫌いならそう言ってくれた方が、いいんですけどね。
そうでもないと、僕から嫌いになるなんて不可能です。
それで嫌いになれるかは分かりませんが…まあ、もう関係ありません。
僕はこれ以後、彼女を助ける事にのみ尽力しますので。
【お待たせしました、それでは今夜もよろしくお願いしますね】
媛名葵が猫耳メイドでにゃんにゃん♪
とか言ってたら、腹ぁ抱えて爆笑するけどそれはさておき。
でもキミがショタだってのはあの子も同意してくれると思うがな。
(心底どうでもいい内容の会話だよなぁ……)
(そもそも最初はどんな会話だったっけ?)
(話が脱線しすぎて忘れてしまった)
いいじゃねえか。清廉潔白なだけの人間なんて退屈だろ?
「殺すだけの戦士」より「殺すことも活かすことも守ることもできる戦士」の方が
色々できるわけだし。相手の気持ちを知って事情を汲んで、その上でどうするか決められる。
俺なんて、殺すことしかできないんだぜ。
(一番最初に守りたい人を殺してしまった珪素使いの、その業)
(誰かを守りたいと願うこと自体が烏滸がましいのだろう)
(仮にそう思っても、一度たりとも誰かを救えたことなどない)
(でも、この少年は違う。違うのだと、思いたい。それがただの思い込みでも、信じたかった)
……知ってる。うちのガッコにも何人かいるな。
まーあ、なんだね。異能だか異形だかその辺について議論すると面倒だから
また今度じっくり話し合おう。俺ら二人だけで扱うには多少重い話だ。
(異能についても、その使い方についても、この場で二人だけで議論するようなことではない)
(退屈凌ぎの会話のネタにするには、多少重すぎて、苦しすぎる)
救い、救いか。
(何が彼女の救いなのかなんて、彼女自身に聞かなければわからない)
(救いなど求めないと彼女自身がそう言って、それが嫌だと言うのは男たちのエゴでしかない)
キミは、アレか。あの子の何が欲しいんだ?俺にはな、誰かを欲する気持ちってのがわからない。
誰かと共にある幸せを否定するつもりはないけどな。
(少年の言葉には直接返さず、多少違った方面の質問をする)
(この少年が看破しているか知らないが、この男もまた人として破綻を抱えている)
【ああ、こっちの方こそ頼む】
…僕は迷わず録画しますね。
もしそんな機会があれば、是非ともお見せしますよ。
(思わず吹き出しそうになるのを、他人の目がある手前、何とか踏みとどまる)
(いや、本当にそんな事をやられたら、先程の紅裂拓兎以上に
呆気に取られてしまい、何もできなくなりそうだが)
(ひとまず、映像は真っ先に《深凪》に送るべきだろうか)
退屈なんかじゃないですよ。…例え自分がそうでなくとも、
清廉潔白であろうとする気持ちを忘れてはならないと、兄さんは言っていました。
…僕は相手の気持ちが分かっても、許せない罪ならば、
知ってもなお裁く人間ですよ。そんなに優しくなんか、ない。
(常に正々堂々とした、自分にとっては絶対的な正義の体現者であった兄。
家族を失うあの時まで、常に自分もこうなりたいと願い、憧れていた)
(もっとも、そんな兄に唯一他人に誇れない所があるとするならば、
姉や弟と普通ならざる関係にあったということだろうか)
(兄を巻き込む時は、大概一方的に縛り付けたりしていたとはいえ、
彼はそれをだからと言って無視できる程、器用な人間ではなかった)
殺すしかできない人間が、どうして僕を助けてくれたんですか?
…真正面から向き合うのが嫌で、逃げているだけなんじゃないですか。
定義を決める必要はないでしょう。
便利な言葉故に夜の人間は多様しますが、全く同じ価値観の人間はほぼいません。
無理にすり合わせようとすれば、気が遠くなります。
…最悪、敵か味方かそれ以外で三分すればいいのではないでしょうか?
(己の所属する組織なら、極めてシンプルだ。現在において
公に存在を確認されている全ての動植物に類しないものは、全て異形とし処分する)
(自分もまた、微かに行動こそ違う時もあるが、大体はこれと共通している)
…そんなもの決まっています。僕はあの人に愛されたい。
僕があの人を愛するように、彼女にもまた僕を愛してほしいんです。
………何も求める気持ちがないなら、何故あなたはかって傷付いたんですか?
……それでいいんだよ。
許せない罪なんてのは掃いて捨てるほど有り触れてる。
気持ちを理解することと、それはそれとして裁くのは別に矛盾してない。
(事情を知って、その上で許せないことなんて山ほどある。当然のことだ)
(誰かを許せないという憤りも、誰かを救いたいと願う懸命さも)
(少年にとっては前を進むための力なのだから)
俺はキミを助けてなんかないよ。キミが救いを求めて、
その手を握って引き上げた人間がいる。俺はそれを傍観してただけ。
いつだってそうさ。俺が関わって誰かが救われたことなんて、一度もない。
(中途半端で役に立たない善意と甘さしか持っていない悪人に、誰かを救えるはずもない)
(そんな救いなど、最初から必要なかったのかも知れない)
(奏永久は助けられたと言っているが、真実は違う。半端に助けて希望を煽った所為で彼女は)
(実るはずもない恋に苦しんでる。人と向かい合う事をもう恐れないが、結果は悲惨なものだった)
自分の大事なモノと、切り捨ててもいいそれ以外って区分けもありだな、それだと。
まーあ、俺は異形だの人間だので区別しないし、容赦もしないけどな。
(まさしく紅裂拓兎の価値観はそれに尽きる)
(敵対者については、それでいいだろう。では、異能とは?その使い道は?)
(それも結局自分で決めるしかなく、そしてその使い道はやはり戦う事以外に思いつかない)
……一番大事なモノがなくなったから、他のモノにも価値が見いだせなくなったんだろう。
ま、それは昔の話。今は今でそれなりに価値のあるモノを探してる最中さ。
(自分の生きる価値も含めて、いつでもそれを探している)
(自分にとって価値のある何かを、誰かを、いつだって探している)
ただ、キミやあの子のことは好きだけど、だからってそれと同じ気持ちを持ってほしいとは思わない。
一度でも好きだと思った人間が俺を嫌っても、俺の気持ちは変わらないさ。
(この少年の気持ちは至ってシンプルなものだった。愛してるから愛されたい)
(向けた想いの質量と同等なものを相手に返してほしいと、願っている)
むーん、どうしてこんな単純なことが実現できなかったり、わからなかったりするんだろうなぁ。
俺たちってさぁ。なんか凄まじく不器用で下手くそな生き方してねえか。時々そう思うんだが。
(ぺったりとテーブルに顔を突っ伏す。自分が賢いとも聡明だとも思ったことはない)
(でも、もう少しうまく立ち回れてもいいはずなのに、途方もなく迂遠な方法で現実と相対している気が)
(してならない。努力はいつだって空回りして実らない。努力する方向性を誤っているのか)
…………。
本当は誰も殺したくないのに、どうして人は人を殺すんでしょうか。
人を殺してまで、その先に求めるものがあるんですか?
(自分を認めてくれる拓兎の台詞に、つい甘えたような言葉が出てしまう。
明確な罪のない異形ですら、何度も殺してきた自分が、
このような偽善的な言葉を吐くのは、何よりも自分が嫌っているのに)
(どうすれば戦いが終わるのか、負の連鎖を撃ち抜けと彼は言った。
きっとそれは、かって己と同じ組織に所属していた父親が求めていたもの。
―――故に、自らの命と家族を失ってしまったもの)
(頭では分かっていても、容易く実行できるものではない。
自分が命を落とせば、守れなくなる人間は数多居ることも自覚している)
助けになったかどうかは、受け取った人間が判断するものでしょう。
誇れとは言いませんが、そんな否定的で悲観的な生き方は、前向きとは言えませんよ。
…呼称がそのまま敵味方に分かれる人間もいれば、あなたのような人もいる。
結局、他人の言葉や判断より、自分で確かめるのが一番ということでしょうか。
ちなみにそのアレクセイさんの話は、本人からですか?
(そろそろ『天使』に関する捜索は、手詰まりになりつつある。
何か新しい情報があるなら、何でも欲しいところだ)
それなら、以前のその気持ちを思い出せば理解できるでしょう。
…と言うよりかは、あなたは既に僕の一歩先を行っているのかもしれませんね。
(見返りを求めない、与える愛。かって須佐乃水琴も言っていた。
今の自分も見返りを求めてはいないが、多分こんな素っ気ないものではないだろう)
(返されずとも、愛する事に意味がある。それが分からない。
生まれた時から、愛に関して何一つ不自由なく育った少年には、理解できなかった)
…現実なんてそんなものでしょう。
誰もが幸福を求めていても、それを掴めるのは一握り。
上手いやり方なんて、成功した人間が通った後の道を言うんですよ、きっと。
…ごちそうさまでした。
『カラン』
(ストローをグラスの中へ戻し、外を見る。そろそろ
日が沈み、奴らが現れ始める頃合い―――黄昏時だ)
人間、何かを求めていて。でも、人間はそこまで強くも賢くもないから。
目先のことだけですぐに手一杯になって。目先の問題を解決することだけ考えると、
ちゃんと求めた目標に対してまっすぐに進めているか自分を顧みる余裕がなくなるんだろう。
手段としての武力行使が目的にすり替わるのは、そんな時だろうな。
(例えば誰かを守るために妖魔と戦っている退魔師が、その苛烈な生活の中で効率よく)
(妖魔を狩る方法を考えていく間に妖魔を狩ること自体が目的となってしまって……)
(当初の守るための力が狩る為の力にすり替わるのはそんな時だろう)
戦うことも殺すことも否定しないが、何のために戦うのかは、
ちゃんと肝に銘じておくことだ。何度でも、何度でも、だよ。
(そうしなければ、人は容易く道を踏み外すから。道を模索している彼にもそれくらいはわかる)
あの子から直接聞いた。
ちなみにあの子の親父さんらしき幽霊とも遭遇したが、何も語ってはくれなかったよ。
俺がわかったのは、アレクセイが死んでも尚あの子を心配して愛していたことくらいだ。
役に立てなくて悪いけどな。
(少年の求める情報は、もう何も握っていない。この少年の方が久遠ゆりかの事情に)
(深く踏み込んでいるのは確実なのだから、少年よりも詳細な情報を持っている方があり得ないのだ)
忘れたよ、その気持ち。いや、昇華したと言うべきかな。
俺は姉に愛されていた。それだけ刻んでいれば、もう十分だろうよ。
(だから、あの時に感じていた渇望も孤独も、変換されて昇華された)
(だからこそ、今ここにいる人間とも本気で相対する気にはなったのだ)
とーは言ーえ、だ。キミの言うとおり、もう少し前向きにならないとそれも意味なくなっちまうけどな。
(人を助けること、受け入れること、向かい合う事。まだ十分とは言えず、その行為の価値もまだわからない)
(前向きにになれる材料があるのなら、喉から手が出るくらいに欲しかった)
……人間ってのは、悲しいな。
あるかもわからない宝物をずっと探して彷徨ってるんだろうな。
(必要なのは宝の在り処を記した地図か、それとも方位磁石か)
(いつまで歩き続ければいいのだろう。戦うのは平気でも、何も見つからないまま生きるのは、正直辛い)
(……けれど、あの魔女の不吉な予言が実現するのは避けたい。なら、やはり歩き続けるしかない)
(いつか大事なもののひとつでも見つけて、あの腐れ魔女をせせら笑ってやればいい)
付き合わせて悪かったな。そろそろ出るか。
(顔を上げると、目に活力が戻っていた。持つべきモノは愛する人間より、憎むべき敵の方だ)
(伝票を掴んで立ち上がり、レジに向かう。ちなみにここの支払いは呼び出したこちら持ちだ)
【さってと、そろそろ脳味噌ががが】
【〆ても問題ないかな】