すべて「わたし」
「あなた」がみているのは「わたし」
謝りたくなるような――それでも我慢できなくって――
(愛液の滴りが地面に小さな水たまりをつくる)
(否定しようと肉体が訴える事実が覆ることはない)
(あらゆるところを舐められ汗も体液もすべて拭われ、すべてが燃え上がるように甘い熱を生む)
(口にしたかの瞬間クリトリスは摘まれ抓られ舐められ吸われる)
(それを望んでいるのだろうと言わんばかりに口にした瞬間にそこを犯される)
(入りやすくなった菊座には再び同じものがねじ込まれていく――)
汗も良い味ぢゃの、腋に脚にと、おぬしも心地よかろうて何よりぢゃ
それにしてもよく耐えたものぢゃから――良い事を教えて遣ろう
(アナルを犯す剛棒は獣のように激しくほじくりはじめた)
(それでも快楽を覚えてしまうまで身体が高まっていることを自覚させる)
わしが先から喰らっているものはおまえの精神
糧となるのは理性よ、この意味がわかるかえ?
そうぢゃ、おぬしが堕ちるまでが食事――堕ちねば堕ちぬだけこれは続くのよ
大方は満足するまえに狂うのぢゃが、いや深凪の女は良い塩梅ぢゃの
素養に加えてこうまで耐えきれるとはの
見えるぞ、これはおぬしの兄も
朱羽というのか?この女も良い餌となってくれそうぢゃ
おぬしだけでも数月分は味わえたわえ――呵々ッ
(死にはしないが、すべて徒労であり逆効果でしかなかった)
(快楽責めを強めながら、優しく甘くそう教えて遣ると)
では褒美ぢゃ、これで締めくくってやろう
(くちゅり)
(後ろを犯されている葵の前、持て余していた秘部になにかが触れる)
(なにかは考えるまでもない)
(だがそれはどの「なに」なのか)
わかるか?わかるであろ?
恐怖と期待に身体が震えたのがわしにもわかるぞ、葵?
そうぢゃ――これはな、おまえの純潔を啜った異形の魔羅よ
呵呵呵呵々――心ゆくまで味わうが良いぞ?
(侵入)
(陵辱)
(奥へ、奥へ)
(呼び覚ます――)