…長居してしまったわね…。
舘へと戻るとしましょうか…。
(つまらなさそうに呟くと渡り鴉へと姿を変えて飛び去った)
【待機解除、失礼させてもらうわ】
(夕方の商店街外れの公園のベンチに腰掛けている少年)
(側には買い物を入れた手提げバッグが置かれていて)
(良く見ると彼の額や耳は機械的な物で、袖から出ている手の指にも
肌の繋ぎ目が見えていて)
そろそろ帰ろって、マスターの晩ご飯を用意しないと
(興味深そうに公園内の人々を見ていたが、経ちあがりバッグを持って公園を後にして)
【スレッドをお返しします】
【落ちますね】
【こんばんは、よろしくー】
【反応がちょっと遅くなってごめんね】
【んっと…もしかして、ボクの書き出し待っててくれてる?】
>>940 ふぅ、寒いっ…
(コートにマフラー、毛糸帽子に手袋と完全装備の少年が入室して来て)
(先客に挨拶を終え手近なイスに腰掛け、彼女の耳とシッポに視線が釘付けになり)
あ、今晩わ。よろしくお願いします、僕はモイコスって言います
【いいえ、お気になさらずにどうぞ】
【こちらは20〜21時ころまでOKです】
【ああ、やっちゃった…ごめんなさい】
【それじゃ
>>944へのレス書いてくから、ちょっと待っててね】
>>944 こんばんは、寒いねぇ。
ボクはウィルだよ、よろしくね。
(入ってきた少年に挨拶を返し、こちらも名乗る)
…?
(何かしら違和感を感じ、イスに座るモイコスをちらっと見て小さく首を傾げる)
完全武装って感じだね。
(モイコスの防寒具の着込み具合を見て言う)
ボクも人のことは言えないけど。
(脱いで置いてある上着やマフラー、手袋、そして耳当てを示して)
>>946 ウィルさんですね?えぇ、こう寒いと困りますよね…
(やれやれと肩をすくめながら冬支度を解いた姿は、
額や耳が機械になっていて)
ところで、その耳と尻尾はコスプレじゃないですよね?
(自分へ答える様子に合わせて動く猫耳と2本尻尾を見ながら、
慎重に問い掛けて)
まったくだね、暑いのも苦手だけど、寒いのはもっと苦手だよ。
…あ。
(モイコスが防寒具を脱いでいけば、機械でできている部分が現れ)
(思わずまじまじと見てしまう)
これ?
(耳をぴくっと動かし、2本の尻尾を体の前へ持ってきて)
見ての通り、ボク自身のだよ。
いわゆるネコマタってやつね。
(尻尾をゆらゆらと動かして見せながら言う)
そう言うモイコスのそれは?
(額や耳など、明らかに機械でできている部分を見て問う)
(コスプレではないかと思うところもあり)
【「彼女」って言われてるのに今気づいた】
【ボクは男の子だよー】
【モイコスは女装少年スレからってことは男の子(型?)だよね】
【今は女装してるの?それとも男の子ってすぐわかる?】
>>948 ネコマタって、凄いっ…本当にいるんだ…
(伝承やおとぎ話の中の存在と出会えた事に驚きと興奮を感じ、
額のプレートの緑色の光が一瞬明るさを増して)
そうそう、僕はアンドロイド。ロボットって言った方がいいかな?
コスプレじゃないから、ね?
(少し誇らしげにウィルに自分の出所を説明して)
【失礼しました】
【今回は雑談なので、プロフの長袖長ズボン衣装で】
そんなに驚かれるとちょっと照れるなぁ。
(頭をかき、頬を少し赤くして言う)
おー、光った。
(その際、モイコスの額の部分の変化を見てこちらも驚きの声をあげる)
アンドロイド?あの、SFなんかに出てくる?
へー、すごいね、ぱっと見じゃわかんないよ。
(何かしら違和感はあるが、機械部分が隠れていればアンドロイドとはわかりそうにないと言う)
じゃあじゃあ、モイコスは普段は何してるの?
ボクは学校へ行って勉強したりしてるけど、アンドロイドも学校行ったりする?
ご飯とかはどうしてるのかな?
やっぱり燃料とか、電池とか?
意外と普通の食事をしたりする?
(ここぞとばかりに頭に浮かぶ疑問を次々と投げかけていく)
(アンドロイド…ロボットということで、男の子の何かをくすぐるものがあるらしい)
【ん、了解だよ】
【女の子の方がよかったかな…】
>>950 そんな事ないよ。猫は可愛いけど、ウィルはカッコ可愛いし
(照れるウィルにこちらも相手を賞賛して)
そうだね。普段は見えてるけど、冬は防寒具で隠れちゃうから人間に見えちゃうかな?
(人間に見間違われた事を内心嬉しく思いながら答えて)
普段はマスターのいない間に家事やってるんだ。掃除や洗濯、買い物とか色々と
学校は僕を造った会社にあって、そこで色んな事を勉強して卒業したんだ。
人間のご飯は食べられるけど、作動源はコレなんだ
(持って来ていたバッグから液体燃料のボトルを取り出して見せて)
(純粋な興味をぶつけて来るウィルに嬉しそうに説明して行く)
【いいえ、男の子同士だと気兼ね無く出来るので、このままでよろしいです】
あはは、そんなに言われると照れくさい上にくすぐったいよ。
(赤みを増した頬を両手で挟み、くすぐられたように身体をくねらせる)
(…という仕草を大げさにして見せる)
マスターって、ご主人様ってことだよね?
(意味は同じだがあえて自分がわかりやすいように言い直して)
へぇ、それひとりで全部やってるんだ?
すごいなー。
(自分とさほど変わらない歳格好のモイコスを尊敬の眼差しで見る)
え、もう卒業したの?
…ちなみに、モイコスっていくつなの?
(見た目通りではない気がして尋ねる)
(自分より長く生きて(?)いるのではと思っての問いかけだが…)
へぇ、なるほどね。
(取り出されたボトルを興味深そうに眺めて)
ご飯を食べられるんだったら、これ、一緒に食べる?
(それならばと置いてあった紙袋を取り、折り返している口を開ける)
(その中に手を入れ、取り出したのは新聞紙にくるまれた焼き芋)
【そっか、じゃあ改めてよろしくね】
>>952 学校って、妖怪とか獣人のなの?
(色々な姿形の亜人の少年少女のクラスを想像して問い掛ける様子は、
普通の少年らしい反応で)
ありがとう。さっきの学校で勉強したからで、人間と同じで最初から全部出来る訳じゃないんだ
(ウィルに礼をいいながら、自己学習機能の説明をして)
見た目は13歳位の設定だけど、まだ一年半位しか稼動してないんだ。
だから、卒業したけど、いっぱい知らない事や知りたい事があるんだ。
(一転して歳より小さい子供のような好奇心を表して)
んっ、ありがとう。一緒に食べよう
(ウィルの取り出した熱そうな焼き芋に顔を綻ばせ、手を伸ばして)
耳と尻尾がある子が通ってる学校だよ。
妖怪はボクとあと少しいるかな…そんな多くないね。
鳥やその他の動物の子もいたらしいよ、ボクはまだ会ったことないけど。
(やや上に視線を向けながら思い出して答える)
ふむふむ、そうなんだ。
アンドロイドでも勉強は必要なんだね。
(勉強の仕方は違うんだろうなぁと、その授業風景を想像してみる)
(ずらーっと並んで端末に繋がっているアンドロイドたちの姿が浮かぶ)
う、うーん…SFだなぁ。
え、一年半?
それってまだ1歳ってこと?
(思っていたのと逆に、ずっと年下であると聞き驚く)
そりゃ、1歳じゃ知らないことだらけだよね。
でも家事が出来るってことは、ボクよりずっと色々しってるんじゃないかなぁ。
うん、じゃあ半分こね。
(買ってきたのはひとつだけだが、ひとりで食べきるには大きいくらいで)
(新聞紙を取り、半分に割ると割ったところから湯気が立ち上る)
はい、どうぞ。
熱いから気をつけてね。
(そして半分をモイコスに手渡す)
それじゃいただきまーす。
(食べるところだけ皮をむき、一口かじる)
はふ、あ、あつ、はふぅ…ん、甘くって美味しい。
(思った以上の熱さに慌てるが、すぐに落ち着いて味わう)
>>954 へぇー、そんな学校なんだ。何か凄く賑やかそうだね?
(ウィルの説明にその様子を想像して)
そう言う事。データ入力した後は実際に身体を動かして見て、覚えていくんだ。
(ウィルの想像した学習風景を知らないまま、説明して)
さっき言ったけど、家事やマスターの事は大丈夫だけで、世の中の色々な事は
良く知らないんだ。
(まだ見知らぬ世界の事々に興味を示して)
ありがとう。じゃあ、いただきます…
(軽く礼をして手にした焼き芋の皮を剥き、一口頬張って)
あ、あちっ。でも、美味しい…
(頬を赤らめ熱々の焼き芋を味わう姿は、人間の少年と同様で)
【そろそろ時間ですが、相互1、2程の〆レスで終了しますか?】
そうだね、それなりに賑やか、かな。
まあ山奥の学校だし、人数はそれほど多くないけどね。
へぇ、ちゃんと実際にしてみたりもするんだ。
確かに見聞きしただけじゃわからないことってあるもんね。
(調理実習や美術や体育、その他実践を伴う授業を思い浮かべる)
そうなんだぁ、アンドロイドも日々勉強してるわけだね。
それって成長してるってことだよね。
すごいなぁ…。
(モイコス自身への感心であり、高度な科学技術的なことへの感嘆でもある感想を口にする)
ふふ、こうしてるとモイコスがアンドロイドだなんてわかんないね。
(自分と同じように食べる様子を見て言う)
ふー、ふー、あむ…。
(皮をむいては息を吹きかけ少し冷まし、焼き芋を食べていく)
これ食べ終わったらボクは帰るとするよ。
外は寒いけど、あまり遅くなってもいけないしね。
【そうだね、それくらいで〆よう】
>>956 山奥のって、やっぱり普通の人達相手なのかな?
(人目を避ける立地の学校との答えに、自身を物珍しそうに見る「ニンゲン」が
そうでない「人間」と半々な事を思い出して)
成長…そうだね、マスターの為にまだまだ、覚えないとダメな事があるからガンバらないと
(眼を細め、自身の総てを決めてくれた恩人への強く純粋な想いを告げて)
ありがとう、さっきもそう言ってくれて…
(照れ臭そうに答える頬は僅かに赤らんで)
そうだね、もう夜も遅いし。僕もそうしよう
(時刻を確認し、答えながら残りの焼き芋を食べ終えて)
ふぅ…ごちそうさまでした。美味しい焼き芋、ありがとう
(満足そうにため息をつき、ウィルに礼をして)
ねぇ、もし…また会えたら、一緒に遊ぼう、ね?
(再び防寒具を着込みながら、額の緑と瞳の黒に期待の輝きを浮かべて、問い掛けて)
【こちらはこれか次で〆になります】
先生はみんなふつー(?)のヒトだよ。
獣の耳や尻尾があるのは生徒だけ。
うんうん、色んなこと勉強して、マスターさんにいっぱい褒めてもらわなきゃね。
ボクも勉強がんばらなきゃなぁ。
(正直勉強はあまり好きな方ではなく、溜め息が一緒に出そうな声で言う)
どういたしまして。
(照れ臭そうにする姿はやはり作られたものには見えなくて)
(その様子を見ていると自然と笑顔になる)
じゃあ一緒に出ようか。
どっちに行くかわかんないけど、行けるところまで一緒に帰ろ。
(こちらもちょうど焼き芋を食べ終え、ゴミをモイコスの分も紙袋に入れてゴミ箱へ)
どういたしまして。
面白い話が聞けたし、こちらこそありがとね。
うん、もちろんいいよ。
たまにだけど、ボクはここに遊びにくるから、会うことがあったら遊ぼうね。
(自分も帰り支度をしていく)
(上着を着てマフラーをし、手袋をはめて、猫耳用の耳当てをして)
(部屋から出るべくドアノブに手をかけ扉を開け)
うぅ、やっぱり寒い。
(外気の寒さに後ずさりしそうになる)
はぁ、我慢して行こうか。
(後ろにいるモイコスに苦笑と溜め息交じりに行って外へ出る)
(吐き出した溜め息は白く、寒さをますます感じさせる)
(そしてふたりは分かれ道まで一緒に帰っていった)
【ん、ボクの方はこんな感じで〆にするよ】
>>958 そうなんだ、よかった…
(ウィル達が「人間」と共存出来ていられる様子に安堵して)
じゃあ、お互いに勉強する事があるね
(ウィルの歳相応そうな勉学への答えにクスクスと微笑み答えて)
んっ、途中まで一緒に。
その時はいろんな遊びしようね…
(自分と同じでは無いが亜人の少年と出会えた嬉しさに顔を綻ばせて)
(外気に震えるウィルに寄り添い、額のプレートを光らせて「ある機能」を
発動させて)
すこしだけど温かくなるよ…
(体温調整をして体温を僅かに上げて、ウィルを暖めて)
それじゃ、今日はありがとう。バイバイ…
(手を振り、名残惜しそうにウィルに別れを告げてマスターの元へ帰宅して)
【時間オーバーですが、お相手ありがとうございました】
【また会えた場合はよろしくお願いします】
【こちらはこれで落ちます】
【お休みなさいませ】
【こちらこそ、予定より遅くまでありがとね】
【またお話できるのを楽しみにしてるよ】
【それじゃ、おやすみなさいノシ】
随分と数奇な方のようだ
(星明りの届かぬ樹木の折り重なったその足元の暗がりから長く尾を引く太く、強い声色がソフィアの元へと這い登る)
(すうと、暗闇の帳を引き裂くようにして、縦長い紫の人影が現れた)
こんばんは、今宵はどのようなお相手がお望みかな
(陰鬱な黄昏の猛褐色を数十倍に深めて濃くしたような、そんな影だった)
【お気に召さなければそでにして下さいねー】
>>962 (――巡り合わせの悪い者とは言ってくれる。それとも葉桜ですらない桜の下で雪見とは)
(物好きな、風流な方だと言っているのか…なんにせよ皮肉めいて聞こえる)
(男とも女ともつかぬ影。否、濃褐色の靄を黙って睨み、どうしたものかとため息をついた)
(褐色の影はまるで流動を繰り返す血の柱であったかのように、ばしゃりと溶けて地に染み込んだ)
(深雪の薄皮一枚に潜り込んだ影は矢のようにソフィアの元へと駆け走る)
(それはぞろぞろと群がり押し合う巨大な百足の連なりのようだった)
そうつまらなそうにするものではない
(やがて腰掛けたソフィアの足元に辿り着いた影は立ち登り、瞬く間に元の褐色の影を成した)
(人影の顔の辺りだけは青白く、猛獣の牙を思わせる歯並びの口元にやっと人らしい倣岸な薄笑いを浮かべて)
(靄の様な姿から人ではないと見当をつけてはいたが――この手の者が産土の類であろうはずもなく)
(さりとて自分の知る妖にこのような種類もいない。)
(同族であるなら少々現れ方がまわりくどい。結局のところは正体不明…さて、どうしたものかと2度目のため息をつく)
私が何者か、などどうでもいいことだ。ようは面白みのある演出ができたのならそれでいい
(抑揚を聞かせたわざとらしい語りを続ける)
この姿が気になるのなら変えて見せよう
(すっと落ち着いたように褐色の影が静まり、ロングコートに身を包んだフォーマルな男の姿へとなった)
なぜ…こんな雪深い地で枯れた桜等を?
(さも面白そうに唇を歪めたが、静かな問いかけだった)
(動じることもなく不遜に立ち、三日月の瞳だけを優しく細めてソフィアをじっと見つめた)
(長いすの背もたれに体を預け、枯れ枝の間から見える星々を眺め)
この時期、この場所から見える星空を眺めたい、それだけよ。
長椅子に体預けるうちに人なり顔見知りの妖にでも会えればなおよい。
なにともつかぬ靄に寄られるとは思いもしなかったわね。
狭い関係の中でもがいても結局はつまらぬものだ
思いもよらぬ出会いの中にこそ、いろどりがある
(ソフィアの視線の先を追うように、宙を見上げ)
もっとも、気が乗らぬというのであれば去るのもまたよかろう
だがお前のように長く生きた者はどんなものであれ、刺激を求めるものではないのか?
969 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:21:16 ID:4FIEaIcg
うめ
思いも寄らぬ者と出会った、それはたしか。
さりとて全ての出会いが刺激とは限らないわね。
褐色の靄がいろどりつけるとは片腹痛い…それともこの私との出会いは自身にとっていろどりになるとでも?
(星を眺め続ければいつしか靄の気配は失せて。)
(星の煌きも雲に隠れ始めては止まる理由も既になし。)
(ゆらりと立ち上がると渡り鴉へと姿を変えて夜空に飛び去った)
【待機を解除。邪魔したわね。】
972
973
974
975
976
977
978
979
980
981