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(にこにこして頷く)
そぉそぉ。
あたし部屋だから…大の字でごろ寝しても気にしないのら…あれ…?
(霜月の言葉に、初めてブラのない事に気づいた)
あたし、いつの間に裸になっちゃ…?
…ってゆうかー、陣内さんのエッチー♪
(今更のようにうつ伏せになって胸を隠す)
んん?
らからぁ、お酒のせーじゃないよぉ。
(霜月の声に反応)
あたし、酔ってにゃいもん…ないもん。…もん。
(そのままぴくりとも動かなくなった)
(背中を綺麗と言われて、うつ伏した肩がピクッと震えた)
(どうやら動かなくなったのは、寝たふりをしたかったらしい)
……グウ…
(でも辛抱強く寝たふりを続ける少女)
(慌てて出したようないびきがどうにもわざとらしい)
…ぅひゃっ…!
(そんな行為は、霜月に背中を撫でられただけであっという間に終わりを告げた)
じんにゃいさん…いきなりくすぐったいよぉ。
(おそらく本人は寝たふりをして驚かせたかったのだろうが、すぐさまばれてしまったのでぶうたれている)
いきなり触られたらびっくりしゅるから、一言言ってからにしてほしいにゃ。
陣内さんの手って気持ちいいし♪
(そういってまた背中を霜月に向けた)
【改めて今日も宜しくお願いしますね】
さて、少し前から脱ぎ出してはいたがね……ふむ。
むしろ君が見せびらかしているようだったが。
(まだ酔っていないと言い張る彼女をあしらう)
こうやってただ撫でるのも飽きないものだな。
(あまりに不自然で、少女にはそぐわないいびき)
(本当に寝たとは思えず、構わずに撫でている)
そりゃ失礼。だが、年頃の子がぐぅぐぅ高いびきはよろしくないな。
(くっくっと笑いながら背筋に指を沿わせる)
そうかね? 特に変わったことをしているつもりはないが。
おや?
(肩甲骨のあたりに、何か見えたような気がするが)
錯覚だったかな……まぁ、いい。
(そこへ顔を寄せ、ふっと息を吹きかける。そして唇を)
……ちゅっ。
【はい、よろしくどうぞ】
(霜月の言葉にむうといった表情)
お、乙女らっていびきする時はするし。
それに、あ、あたしのいびきは可愛ひからいいのら。
(足をばたばたさせて反論してみる)
むう、乙女の背中をいきなり撫でて変わった事をしてるつもりがないとわ…。
陣内ひゃん…侮りがたし。
(でもその顔はにこにこしてる)
(こんなかけ合いも少女的には楽しいようだ)
んに?
(霜月のおやという声に思わず少女も声が出た)
ん…さっかく…?
ねえねえ、霜月ひゃああ!?
(背中に息を吹きかけられて、ゾクゾクっときた少女の背が反る)
じ、じんにゃっ…だ、だからいきなりはだめ…ふえっ!
(更に口づけされて、身体がピクリと震える)
く、唇はひゃ、反則、らよお…!
乙女、か。ふふ……そうだな。
(撫でる手を止めず、口元を綻ばせる)
これが変わったことなら、前にしたのは何だろうね。
あちらが普通のことだったかな?
鈴は面白いな……これなら、また予告なしで動きたくなるよ。
(指を背中から細いうなじに滑り上がらせる)
このあたりがいいのかな……ふむ、む。
(逆側の肩にも唇を落とし、軽く吸う)
(さらに舌先も伸ばしてちろちろと)
れろ……反則技おおいに結構さ。
(背後から、重みをかけない程度に覆い被さる姿勢)
(ベッドと身体の隙間に手を差し入れ、へその辺りに触れる)
(そしてジーンズのボタンに指がかかる)
ふふ、少しばかり悪事を働いているようだ。
(霜月の言葉にむむうという表情)
ま、前にしたのは…んんんんん…
あ、あれは普通、じゃない、というか…
(何を言うべきか悩んでいるふう)
あれはっ…えぅ…す、すごい変わった事なの!
すごい変わってるから、あ、あたひも興味津々…じゃなくて…。
うにゃあああ!
(理論が破綻したらしく、激しく足をばたつかせている)
だ、だかひゃっ…予告なひは、らへだよぉ…!
(うなじを滑り上る指に、連続して身体をぴくつかせる)
そこっ…は…ふ、ふぇえ…っ!
(舌先の微妙な感触が、少女の身体にだんだんと刺激を与えはじめる)
だめ…にゃのぉ…反則技…ぁっ…
し、し…舌も、反則…ぅ
(身体を震わせる少女は、背中に軽い重みを感じた)
んあ…?
(それを感じた次の瞬間には、ベッドと身体の間に手が潜り込んでいる)
あっ…ふあ、陣内さっ…
(霜月の手は慣れた手つきでジーンズのボタンを外そうとしている)
そ、そうだよぉ…!
これ、反則…じゃなくて、わ…悪い事、だよぉ…!
(身体をよじって反論するが、手を振り解こうとはしていない)
陣内さんの…手ぇ…悪い子なのだ。
(右手で霜月の手を軽くつねった)
(両手は胸の前に合わせたまま暴れる鈴に)
なるほど、確かに前はすごく変わったことだったな。
なら少しだけ変わったことなら…何でもないのじゃないか?
(肩甲骨のラインに沿って舌先で嘗める)
こうなら、どうかな…?
(肩口から首筋に移り、唇を落としていく)
(鈴の肌にはうっすらと口付けの跡がいくつも残る)
……はむっ。
(首の付け根を唇で挟む)
(もっと暗ければ、古の吸血鬼が美女の生き血を啜るように見えたかもしれないが)
ふぅ……悪くないようだな。
(無論、歯の痕などはない)
そうだな。それほどおかしな嗜好はしていないはずなんだが……
(身をよじって反抗ともつかぬ動きを見せる彼女に)
こういう格好だと、悪いことをしている気分だ。む…っつつ。
(手をつねられて少しばかり顔をしかめるが、そのままボタンを外す)
(短髪で小柄の鈴がジーンズのみを身に着けた姿は、どことなく中性的でもある)
(霜月の言葉にむむむむという表情)
うにぃ…
い、いちいちあたひの揚げ足とんないでよぉ。
(少し困ったような表情も混ざる)
…意地悪ぅ。
(最終的に少し拗ねたような表情になった)
(何度も霜月の唇が肩から首筋へと吸い付いてくる)
ん、え…そんな、ぁ…にゃ、何度も吸った、ら…痕、付いちゃ…ぁ
ん、ひっ!
(首を唇で強めに挟まれ、少し高い声が出た)
(唇の温かさに、首を吸われる刺激が混ざる)
す、す…吸っちゃ…んぅ…!
(血を吸うようなちゅうちゅうという音が、首から聞こえてくる)
も、もお…陣内、さ…エッチ…んぁ…
(まるで血を吸われる犠牲者のように、首を吸われる少女の頬がだんだん赤く染まっていく)
(手をつねられても意に介さず、陣内の手がボタンを外した)
ぁ…
(ジーンズの締め付けから解放された腰回りが楽になる)
(でもそれは、いつでも少女を一糸纏わぬ姿にする事ができる証でもある)
……え…えっと…。
(恥ずかしげに胸を隠しながら背中を向けている少女)
(一見少年と見違えそうな後姿)
(その手の趣味を持つ者が見たら勘違いしてしまいそうな光景だ)
ふふっ……そうむくれなさんな。
(口の端を少し上げ、鈴の頭をそっと撫でる)
ちゅむ……っ、付いちゃまずかったかな?
(そう言いつつもなお強く音を立てて吸う)
(鈴の細い首や小さな肩が先程からの上気とは異なる赤みを帯びたようだ)
(血を吸えば顔色は青白くなるかもしれないが、対照的に紅潮している)
おっと、よほど飢えていても「あちら」に手を出す予定はないがね。
そもそも……
(ジッパーも下ろし前合わせを開く。覗いた下着の上に指を伸ばし)
こういう綺麗な子がそうそういるとも思えないしな。
(無論、大きく盛り上がったものがあろうはずもない股間をさする)
あ…当たりま…え、でしょ…んっ…
お、風呂、入る時…み、見られたら…ひゃずかし、ぃよ。
(そう言いつつも、痕を付けられるのを拒絶しようとはしない)
んっ…んう、ぁ…ふ、ああっ!
(首を吸われながら、少女の呼吸が激しくなってくる)
(身体を冷ますどころか、ますます熱くなっていているように見える)
(ジッパーを下ろす音が聞こえた)
あ…
(その音に反応したのか、微かに身体を震わせる)
き、綺麗なって…ほ、褒めても、何も…にゃうっ…!
(霜月の指が、下着越しに股間に触れてくる)
(熱さを増している身体は敏感に刺激を感じ取った)
あっ…ぁふっぁ、あっ…す、すりすり…しない、でぇ…
(まだ少しだけだが、愛液が下着を濡らし始めている
おや、一緒に入浴する人が他にもいるのか。
機会があれば挨拶してこなければ…な。
(首から頬、耳元まで唇や舌を這わせる)
ふむっ……ひゅぅぅ。
(耳たぶを咥えて吸うと、唇の隙間から風音が)
本当に綺麗な身体をしているからな。
何か出たら、それはそれで困るな……それとも出るのかな?
(薄い布がじんわりと濡れているのを感じ取り)
駄目か。なら、こうかな?
(指を離し上体を起こす。両手をジーンズの両側にかけ)
ふふ、まだ悪いことのような感じが消えないな。
(字面とは裏腹に楽しげな口調。膝上まで脱がせてしまう)
(小さく引き締まった少女のヒップが上向きに露出する)
つくづく、惑わせられるな……くくっ。
ちょっ…べ、つに、あたし…!
え、ええとっ…んぁっ…メ、メイドさ…とは、入ったり、するから、は、ひっ…
(苦しいといえばちょっと苦しい言い訳)
んはっ…あ、ぁぁっ…み、耳…ぃ、くすぐった…んんっ!んっ!
(あまり触れられた事のない耳たぶを吸われて、軽く身体をよじった)
き、綺、麗…そ、んなの…
(自分でもう一度呟いて、少しだけ恥ずかしげに俯く)
え、ぁ?
で、出るって…は、恥ずかし、くて…い、言えない…。
(出るという言葉をどう解釈したかは知らないが、少女的には恥ずかしいようだ)
ふあ?
な、に…?
(霜月の言葉に怪訝な表情で、視線を霜月の方に向けようとして)
うわ、わわっ!
(一気にジーンズを膝まで下げられて、思わず慌てた声が出てしまった)
(少女の小振りな尻が外気に触れ、火照った肌が僅かに冷える)
陣内、さん…。
(下がったジーンズを戻そうとはせず、ちらりと視線を陣内へ向けた)
(少しでも落ち着こうとしているのか、小さく早めに呼吸している)
あ…あたしって…陣内さんを、惑わしてる、の?
(頬を朱に染めながら聞いてみた)
ふむ……む、むっ。ちゅ……れろ。
(短い髪の間から覗く耳を味わうようにしゃぶり、内側に舌も伸ばす)
ああ、そういうことか。これだけの屋敷ならいてもおかしくないな。
ん? 何のことやら……。
(自分で言い出しておいて他人事のような口ぶり)
(さすがに「ありえない器官」が出ること等は、あまり考えないようにしている)
……ああ、ずっと惑わされているな。
はじめてこの館に流れ着いて、会った時から…な。
(ジーンズをずり下げ、ショーツをまとった尻を晒す姿は)
(禁欲的な者であっても平静ではいられないだろう)
(まして、飄々とした態度を装っていても貞潔とは程遠いこの男であれば)
もう少し惑うとするか……ふ。
(隙間から指を差し入れ、何度も弄びなお飽きないふたつの門へ伸ばす)
そ、うだよ…あ、ふ…メイド、さん…なの…ぉ
(何か知らないが納得してくれたみたいなので、少女もそれに合わせておいた)
中…も…ひ、あ、あっ…中…中でっ…くちゅくちゅ鳴って、る…!
(鼓膜を通じて耳の中を舐められる音が少女の脳に響いてくる)
(まるで、耳から身体の方へじゅんぐりに舐められているような錯覚に陥りそうだ)
(ちらちらと霜月の方を見ながら言葉を聞いた)
そ、うなんだ…ぁっ…
それじゃ、ぁ…んっ…もうずっと…前、の、事…あんっ!
(初めて会ったのはもう何年も前の事)
(それからずっと惑わせていたのかと思うと、少し現実感がない)
で、も…それ、だと…あ、あたひ、も…じ、陣内、さんに…ひ、んっ…
惑わ…されて、いる事に…な…なる、の…んう…かな…?
(少女自身にはそうなのかどうかは分からないが)
だ、だって…んっ…こ、こーいうかっこ…見られてるのに…ぁ、あっ…い、嫌じゃ、ない…の…
ふあっ…!
じ、じんな…
(霜月の指がまた動き始める)
(少女の身体を知る指が向かうその先は…)
あ、あっ…!
陣内さんっ…ふ、あ…指、は、入って…!
(言いながら、少女は僅かに腰を上げる)
(霜月が貞淑とは程遠い男なのと同じく、少女も幼い身体の奥に秘めた本質は淫らなのだ)
(耳の内側の凹凸を舌先でなぞるようにして)
れおぉ……ここは手つかずに近いのかな。
(穴の中にも少し舌が入り込む)
そうだな、もう何年になるだろう。
(振り返る鈴と視線を合わせ)
ずいぶん昔のような、最近のような……わからないな。
ここが時間も空間も曖昧なためだけだろうか。
(すっと手が伸び、ショーツをずらして食い込ませる)
(剥き卵のようなヒップをすりすりと撫で)
そこは考えても無駄かな…ふふ。
そうだとしたら、君ももっと惑ってくれ……
(爪の先はやすりがけしたように滑らかに丸いため繊細な内部を傷付けはしないが)
(少女の膣口と菊門、どちらも身体相応に小さな部分に指が押し入っていく)
(一方は熱くぬめり、もう一方はずっと窮屈に締めてくる)
ここには惑わされに来ているのかな、私も。
(膣への親指と窄まりへの中指、両方を同時にぬるりとピストンさせる)
【17時……そろそろですか?】