>>567 ―――良い返事です。
(醍醐の返事に女はうすらと微笑をうかべ、
繋いでいた手に一瞬だけきゅっと力をこめてから、離す。
そして、次の瞬間には鞘からすっと≪弐式≫を引き抜いて、その刀身を獣に向けた)
………しばし、無理を致しますよ、≪弐式≫。
(その刀身を指先でなぞり、再び霊力を解放する。
解放すればするだけずんっと体に押しかかってくる圧力のようなものに僅か顔をしかめながらも
これをしくじるわけにはいかない。あんなに、“良い返事”をもらったのだから)
すぐにお腹から悪いものを取り除いてさしあげます、だから――。
(醍醐の声に反応するように、マンティコアが僅かに動きを止めた。
腹のそれに支配されていても、あの男の声が届くのは、やはりその力ゆえだろうか)
(もしもきちんと終わったら、おしみない称賛を贈っておこう――呼び出したことを注意したあとに)
――大人しく、していてくださいませ……ッ!!
(ひるんだその一瞬。彼が作ってくれた隙を、自分の出来る限り利用して、
大きく踏み込みを入れると、自分にできる最大の≪式≫解放を行う。
そして、その切っ先を、おもいっきりマンティコアの横腹めがけ突き刺し、ぐっと強く押し込んだ)
【了解、です。これか少なくとも貴方のレスか十全と思いますので、
これのレス投下後、どちらであってもとりあえずあちらに移動させていただきますね】