【異能】黄昏の学園10【異端】

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562郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2009/01/26(月) 22:46:14 ID:4diFSxZq
>>561
―――っ!?
(しまった、と思った時には既に遅かった。
 そう、最大の手段は封じることに成功した。だがそれが唯一の手段であるというわけではない。
 見事に足元を掬われ、ぐるっとそのまま倒れる)
けど………っ!
(そのままバンダナまで取られるわけにはいかない。
 両手首は掴んだまま、そのまま一緒に倒れこみ)
……あはは、さぁて。なんだか無様に転んじまったけど、
あとは、このまま粘れば、俺の勝ち。
ここで振りほどかれて、バンダナを奪えば先輩の勝ち。
さぁて、どこまで粘れるかなっ……。
(手首を傷めない程度に、またしっかりと捕らえられる程度に手首を締めながらにやりと笑って)
563媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2009/01/26(月) 22:59:22 ID:z35BW27J
>>562
――――…っ、あっ。
(“手首を掴まれたまま”、彼と一緒に倒れ込む)
(彼女からしてみれば、このとき既にこの勝負は決まっていた。
 倒れる刹那に一瞬でも彼の手が緩めば、自分の勝ちを確信できたのに……)

……粘り強いのは素敵ですけれど、粘っこい男は嫌われてしまうのですよ?
(今はこの両手は、“糸も暗器も弄わぬ手”だ。それが「男」に押さえられれば太刀打ちはできない)
(それでも、駄々をこねる子供のようにその手を振り解こうと手を身体をよじり、
 軽薄な言葉とともに、下から睨んでみせるのだけれど――このとき、もう「負け」を彼女は確信していた)


(――廃工場に響き渡ったのは、無機質な機械音)


(彼女が提示した「十分」にはほど遠く、むしろ「五分」経ったかも怪しいところだ)
(それが聞こえれば、彼女はすんなりと抵抗をやめて……不服そうに上の男を睨んだ)

……もう少し、長く設定しておけばよかった。
言動でもうちょっと撹乱できるかと思っていた分が、誤算だったようです。
耐性ができてしまわれたのですか? もう、可愛い後輩さんを私に返して下さい。
564郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2009/01/26(月) 23:06:26 ID:4diFSxZq
>>563
…………あれ?
(しばらく、油断ないよう葵の顔を覗き込んでいたが、
 アラーム音が響いたのを聞くと、間抜けな声を漏らして)

…俺の、勝ち?
(呆然と呟きながら首をかしげて)

……そうか、そうだよな。
時間はぜんぜん確認してなかった。先輩の言葉、まんま飲み込んでた。
(気が抜けてしまったのか、手首の力を緩めて)
耐性なんて、できるわけねーだろ? 先輩の手首を掴むのだって、少し躊躇ったし。
でもま…せっかく先輩がくれた機会だからな。それを恥ずかしがって無駄にするのも、
もったいないだろ?……というか、からかうなら、時と場所を選んでください。
(こほんと咳払いしながら、はーと大きくため息をもらして)
565媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2009/01/26(月) 23:15:12 ID:z35BW27J
……制限時間を長く設定しすぎては、私の勝ちは目に見えています。
このゲームって時間が長引くほど、ひどい体力差がなければ絶対的に追う方が有利なのです。
それでは、“私にとっての”『特訓』には、なりません。

ですけれど、始めから短く設定して……「逃げきり」に出られると敵いません。
それに逃げられてばかりでは、『後輩さんのこと知ることができない』でしょう?
だから、口では長めに「10分」――と申して、貴方に攻めに出ていただきました。
(脱力したように長い息を吐き出して、目を細める)
……まあ、つまりのこと。 身体能力測定ついでに、
“素の状態”での駆け引き力も拝見した、ということです。
もっといい方法があったと言われればそれまでですが……これだと、いっぱい貴方を弄べるかなって思ったのに。
(残念です、とでも言ったように口にしたものの――次には、小さく笑いだして)

……ふふ、ふふふっ。
ちょっと恥ずかしがってくださったのですか? それは全くと重畳です。
(手首をつかんでいた手が緩めば、そっと手をほどいて。
 相手の片手と自分の片手を、絡ませるようにして握ってから)
でも、「女だから」とか「私だから」で、躊躇いを持つのは――……
(そのまま、絡ませた彼の手ごと、自分の頬に当てながら微笑んでみせた)

――あまり、高く評価いたしませんよ?
(まあ、つまりのこと、時と場所を選ばないからかいは続行中だとのことで)
566郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2009/01/26(月) 23:32:43 ID:4diFSxZq
……ん、まあ、そりゃそうなるか。
成る程な……こういう形の特訓なら、どちらかに必ず有利不利が出て来るし。
そう考えると、先輩の取った手段が一番効率的だったかもしれないな。
(確かに、と納得したように頷いて)

さすがに、こういう形で弄られるほど余裕はないからなぁ……。
それこそ、罰ゲームがかかってるなら、なおさら。
(苦笑を浮かべながら、軽く首をこくこくと頷かせて)
………仕方がないだろ?
どうしても躊躇いがある部分は否定できねーし……
…それならそれで、他のやり方を探し出すまでだし。
(絡んだ手と手の感触に顔を赤くしながら、ぷいっとそっぽを向きながら呟いて)
567媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2009/01/26(月) 23:43:26 ID:z35BW27J
…それに。実を言えば、貴方がどのくらい私のことご存じか、知りたくて。
――まえに刃を向けた時、弾いたでしょう? わたしの、ダガー。
あの時は多少気が昂っていたとはいえ、あんなに“読まれて”いたの少し不覚でしたから。
(すっと細めた目から、いくらかからかいの色が消えて)

あー、そういえば負けちゃいましたものね。せっかくの一週間パシリでしたのに。
(外見だけはかなり残念そうなもの言いでも、
 実際は目の前の赤くなった顔でけっこう満足しているらしい彼女は、溜息を吐きだす)
……別に、否定するとは申し上げておりません。
わたしと貴方の価値観は違いますから。 私が、高く評価しないだけ。
――宜しいのではないですか? 貴方の心が折れないなら、私はそれを“否定”はしません。
(そろっと手を離して、ちょっとだけ目元を緩めて放った言葉は――本当は、誰に向けたかったのだろうか)

……帰りましょうか。
汗かいてしまったでしょうし、このまま外にいると身体がさめてしまいます。
それに、こんな体勢でいると何やらどうしようもなく襲われている気分になってしまいます。
(恥じらったように目をそむけて、口元を押さえてみせたのは、
 長い付き合いの彼になら分かるだろうけれど、明らかに、完璧に大嘘な“仕様”であった)
568郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2009/01/26(月) 23:52:53 ID:4diFSxZq
>>567
あー……そう言えば、そうだったな。
でも、あの時は、こんな『特訓』じゃなくて、俺も先輩も真剣だったからな。
いや、今さっきも真剣だったけど……必死になってたっていうかさ。
どうしても、あの時は止めなくちゃって思ってたし。
身体を張って、でも。
(ぽつりと言葉を零して、苦笑を浮かべ)

パシリって…いつもと変わらない気がするけど?
ん……まあ、さすがに命掛かってる時は、
そんな躊躇いなんてないだろうけどな。……できるだけそうならないようには考えるだろうけど。
(ぽりぽりと頬を指先で掻きながら)

あ、あー……そ、そうだな。って誰が襲ってるかっ!?
ああもう、分かった。分かったよ。
(恥ずかしそうにしながら、葵の身体から退けて、立ち上がる)
……ほら、先輩。手、貸すよ。
(手を差し出して、まだ気恥ずかしいのか頬を掻きながら)
569媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2009/01/27(火) 00:12:21 ID:i16tK3cf
>>568
――そういえば、改めて申しておりませんでしたね、お礼。
(くすぐったそうに、ちょっとだけ笑いを浮かべながら)
……ありがとうございました、太一朗さん。
別に勝手に礼を申してるだけですから、返却不可です。いらぬなら、捨てておきなさい。
(口にして相手に聞かせた時点で、捨てるも何もないのだろうけれど。
 そんな風なことばで、“過去”を笑ってみせるのは彼女なりの行動だ)

ええ。 貴方がしたいように、在りなさい。
(ぽんぽん、と軽く頭を撫でてから、小首をかしげる)
……貴方の目的は“殺す”ことじゃなくて“守る”ことでしょう?
狩人(わたし)にとって、理性的に考えれば躊躇いは邪魔なものですけれど、
守るためには、多少なりとも躊躇って考えること、必要だと思います。
……貴方が死なない程度に、お悩みなさい。
(相変わらずに勝手な、言葉)
(それでも、頭を撫でた手はできるだけ優しく、と努力しているようでもあって)

ちゃーんと帰ったらお風呂浴びて温まって寝ないと駄目ですよ?
(堪えているのだろうが、耐えきれない笑いが零れおちている。
 ひとしきりからかい終えた後には、そんな最もらしい言葉を吐き出したが――)
……謹んでお借りいたします、後輩さん。
(言葉とともに差し出された手を見れば、
 少しだけ、本当に嬉しそうに表情を緩めて手を取って――…それから)

……ねえ、後輩さん。あの、ですね、わたし、その――
570郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2009/01/27(火) 00:18:38 ID:e4Hfsstp
>>569
………ん、それじゃありがたく、その言葉受け取っておくぜ。
捨てるにはちょっと勿体無いしな。
(そう言葉を返しながら、笑みを浮かべて)

ああ、ありがと。先輩。
そうさせて貰う。俺は俺のやり方でやってみる。
…それがどこまで通用するかは分からないけどさ、とことんやってみせる。
(頭を撫でられながら、小さく頷いてみせて)
おう。汗掻いちまったしな、俺も。
それに疲れたし、ゆっくりと今日は寝ることにするさ。
(手を取った葵の手を引っ張りながら起こして)

………? どうかしたか、先輩?
(きょとんとした様子で首をかしげて)
571媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2009/01/27(火) 00:43:18 ID:i16tK3cf
はい、ゆっくりお休みになられてください。
一応、怪我はさせなかったつもりではありますけれど……大丈夫、でしたか?
(引っ張り起こされて、背についた砂を払いながら)

――あの……べつに、大したことじゃないのですけれど。
(きょとん、とした様子の相手を見る)
(それはいつもと変わらぬような表情だったけれど、ほんの僅かに目が泳いでいて)
……わたし、は。
(握ったままだった手に、きゅっとほんの少しだけ力をこめたものの)


――……やっぱり、いいです。

(ぱっ、と手を離してから、小さく笑ってみせる)

……そうですね、やっぱり強いて言うなら、
いつまでも愛らしく弄られていて下さい。 私はそれが望みです。
(恭しく胸元に手を当てて、そんなことを口にしてみせた)
さて、帰りましょう。 来週から楽しいパシリ生活、重畳ですね。
(「負け」たのは彼女であったろうに、いつのまにそんな話になったのか)
(相変わらず自分勝手なことの運びをして、小首をかしげてみせる)

……ひとこと、なのに。
(彼の横をすり抜けてから、呆れかえったように小さく溜息を吐いた)

(――「好き」だなんて、たった一言なのに)

(何を躊躇うのだろうか、と。
 自分に対する呆れと、何故か無駄に早く打った心臓の音を知られぬよう、少し歩調を速めた)




【ごめんなさいっ、急に電話が入って遅れてしまいました…】
【こちらは、このあたりで〆、で大丈夫でしょうか?】
572郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2009/01/27(火) 00:50:19 ID:e4Hfsstp
……? 変な先輩だなぁ……。
(首をかしげながらも、軽く笑って)

まあ、先輩に弄られるのは今にはじまったことじゃないしなー…。
って、ちょっと待て!? 勝ったのは俺なのに?
おい、聞いてんのかよ? ちょ、先輩待てってば!
(擦り抜け際に放った彼女の言葉は、聞こえなかったらしく、
 当面来週の過ごし方をどうしようと考えながら、彼女の背中を追った)

【それじゃ、こちらも簡単にだけど、これで締めってことで。
 今日はどうも付き合ってくれてありがとうなっ!
 お疲れ様っ。また機会があれば、よろしく。おやすみーっ!】
573媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2009/01/27(火) 00:59:40 ID:i16tK3cf
【見届けさせていただきました。
 こちらこそ、凍結を挟んでのお付き合いありがとうございました。
 弄r……じゃなくて、手合わせ的な特訓ネタ、できてうれしかった限りです】
【それでは、お休みなさいませ。また、機会がありましたら。(一礼)】
574須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/28(水) 20:51:04 ID:k6no1R5q
【名前】須佐乃 水琴(すさの みこと)
【年齢】17
【性別】女
【身長】170cm
【3サイズ】88/63/90
【容貌】黒のセミロング。釣り目がち。均整の取れた締まった体つき。
    左眼を過ぎる、薄い縦一文字傷。左眼はほぼ失明、右目はコンタクト。

【能力】自らの運動量と霊力を総称した「勁」の操作に天分を持つ。
    習熟した剣術と体術と「勁」を以て、悪霊や異能者と渡り合う。
    元は暗殺向きの能力で持久力に欠ける。得物は二尺八寸刀。
    自らを高める「陰」の技が主で、外に発する「陽」は実戦には使われない。

【希望】雑談 エロール 戦闘
【NG】猟奇 排泄 他特殊プレイは事前にご相談下さい
【弱点】自然現象に纏わる能力

【備考】帰宅部。制服崩し着が基本のサボり魔。不良生徒。
    顔に傷を作るのと数日の失踪であらぬ噂が立ってしまい、学校では浮いた存在。
    基本的にマイペースで面倒臭がり。臆病者で心根は弱い。
    父が地主で母は外科医。裕福だが、小遣いはスズメの涙。

    かつては警察機構の猟犬を務めていた退魔師一族「須佐乃」の嫡子。
    理性を蝕む程の、自らの勁の鋭さ故、麻薬中毒に似た殺傷依存症に目覚めた異常者。
    その体質を憚った実父の計らいで、数代ぶりに、新たに猟犬としての名を負う。
    自分が「悪」と認識した者を討ち、心を痛めることなく卑しい衝動を鎮めている。
    現状、戦士として完成されているものの、その理由である蓄積された霊力の所為で、
    一歩間違えば容易く肉体が壊れる不安定な状態にある。
    

【ぷろふ。と、待機。】
【……今日大丈夫だっけ?】
575伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/28(水) 21:54:50 ID:LqRz2+z/
こんばんは。
まだいらっしゃいますか?
576須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/28(水) 22:01:03 ID:k6no1R5q
お、意外な人から声がかかった。
こんばんは。いるよー。遊ぶ?
577伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/28(水) 22:04:08 ID:LqRz2+z/
お互いに接点少ないんで、なかなかお会いする機会もありませんでしたが
よろしくお願いします。

今日はどんな気分でしょうか?
出合って能力を知るロールとか、こちらが一発キャラになって
十全と殺しあうのでも。
578須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/28(水) 22:06:15 ID:k6no1R5q
接点が少なくて、せっかく会えたんだから、一発ってのは もったいない! 気がする。
というわけで、粛々とお話でもどうでしょう?

お互い能力を知る?というか、異能者だってことを知るには、学校外のほうが都合がいいのかな?
579伊織津綺子 ◆jYJzNea0zk :2009/01/28(水) 22:10:33 ID:LqRz2+z/
そちらは最近学校には来てないそうですから、外がいいですよね。
そちらが警察関係のお仕事をしているときに、こちらが余計な手出しをするとか。
バトルより、その後のお話メインで。
580須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/28(水) 22:14:31 ID:k6no1R5q
たまには学校、行ってるんだよー。
教室に行くことがないだけで。

事後了解。書きだしはどうしようか?
581伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/28(水) 22:15:54 ID:LqRz2+z/
それは失礼しました(汗>学校

よろしかったらそちらから書き出しお願いできますか?
合わせて行きます。
582須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/28(水) 22:21:11 ID:k6no1R5q
はーい。ではではいきます。
少々またれい。
583伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/28(水) 22:26:07 ID:LqRz2+z/
お待ちしてますね。よろしくお願いします
584須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/28(水) 22:42:07 ID:k6no1R5q
(蛇の道は蛇。異能者を狩るのも、同族か裏の者。善悪など、厳密には存在しない――)

もう、誰もいない……よね?

(今回、凶行に及んだ異能者は、あろうことか猟犬の母校に逃げ込んだのだ。
 刻限は日付変更線を過ぎた深夜、更に下校時刻の早まる冬期ともなれば、
姿を見られる心配もあるまい――更には今回の標的は決して武闘派ではない。凶悪犯ではない。
 ほんの出来心、常あらざる力を得たゆえの好奇心で、不意に悪行を重ねてしまった――
 そんな"ありがち"だからこその油断でもあったのかもしれない。現に仕事は順調すぎるほどだ)

まぁ、そういうわけで、後始末はお願いします……。
こういう時、刃物だと困るよね、血が……出るから。

(携帯を閉じてポケットにしまった水琴は、あらためてその部屋の状況を確認する。
 既に使われなくなって久しい木造の旧校舎の一角は、朱の花弁が飛散したかのような有様である。
 暗闇の中で怯える標的は、最も喉を裂かれ、片足の腱を斬られ、追い詰められた鼠のような様。
 そんな窮状に、刀を持った人間が、一歩、一歩近づいてくる……まさに、悪夢であろう)

……うん。死ねよ。

(相手が悪い。――水琴は一片の呵責を抱くこともなく、両手に構えた刃を水平に傾ける。
 切っ先の照準は今度こそ首に。既に浅く切られた部位を穿ち、息の根を止めんと……)

【お、おそくなりました。
 よろしくぅ。容量も見つつ、だね】
585伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/28(水) 22:56:35 ID:LqRz2+z/
…っ!
(背骨の捻じ曲がった人型の異形に電撃を浴びせる)

(旧校舎脇の空き地で、誰かが争っているのを見た、と思ったのもつかの間)
(たちまち異形に取り囲まれ、争っている人影は旧校舎に消えた)
どきなさい!あっちに…早く!
(旧校舎へ向かおうとするのを足止めされ、苛立ち紛れに発電する)
(異形どもが耳障りな声でしゃべりだした)
アッチハ 政府ノ犬 ジャマ 我ラノジャマ 犬ニ ツカマッタ 政府ノ ジャマ ツカマッタ

何の話なの!?
(たずねて答えのあろうはずがなく、津綺子は異形の間を駆け抜けて旧校舎へ飛び込む)

死 ジャマ 政府ノ 警察ノ犬 死…死…死ヌ…

(異形たちのリエゾンを聞きながら争う物音を頼りに階段を駆け上がり)
(とある教室へ飛び込む)
あなた、離れて!
(先ほど見かけた女剣士に叫ぶが早いが、血まみれの相手に放電した)
(閃光、轟音、そして……)

あなた、大丈夫?
(動かなくなった血まみれの体から目を離し、剣士のほうを向いた)

【こちらもこんな感じでよろしくお願いします】
【はい、容量に気を配りつつ、ですね】

586須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/28(水) 23:09:22 ID:k6no1R5q
(突如乱入してきた、木造の床を叩く音に剣先がぶれる。
 勘――のようなものだろうか。飛び込んできた相手の挙より速く、
身を翻すように切っ先を標的からずらす、と同時に発した暗闇を照らす閃光に、思わず腕で目を庇う)

……な、なに!?光?

(それを、電撃である、と即断できぬのは、そういった能力を実際に見たことがないため。
 ただ、わかるのは、未だにちかちかする目を瞬かせて回復した視界には、
新たに"死体"がひとつ出来上がっていることだけ。黒い煙を上げる――まるで焼かれたかのような。
 ともあれ、自分の出る幕がなくなったことは見て取れ、僅かな落胆に、むしろ眉が寄る)

ッ、邪魔しないでよ。人の――横取り、して。
……あれ、あんた――ここの、生徒の。

(苛立ちの過ぎた怒りを露わに、飛び込んできた光の持ち主の首もとに
切っ先を突きつける。性根の若さ故か、器用に感情を鎮める方法は知らなかった。
 が――鋭い瞳が一転、開かれたは、切っ先の少し上には、見覚えのある顔があったからだ。
 それなりに真面目で、運動部の花形。教師達にも期待を寄せられているような……
学生としては、自分とは対極の位置に在る、"有名人"……)
587伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/28(水) 23:19:53 ID:LqRz2+z/
はぁ…はぁ…
(駆けてきたことに加え、今しがた放った電撃のおかげで荒い息をつく)
(一撃で黒焦げにしてしまったのは、やりすぎたと思ったが)
(それ以上、手勢もいなさそうなので安心して)
大丈夫?あなた……?

(助けたはずの相手は、厳しい言葉を吐いてこちらを疎む様子)
横取り…?
(こちらも眉をひそめて黒こげと背の高い剣士とを見比べる)
これをおとなしくさせるのがあなたであろうと私であろうと、
危険が去ったのならいいことでしょう?

ええ、そう。私はここの生徒だけれど……あなたも?
(こちらを見知っているのは陸上関係者でなければここの人間だろう)
(近くへ寄って、ようやくこちらも剣士の顔に見覚えがあると知った)

【すみません、既知でよろしかったでしょうか?】
588須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/28(水) 23:30:18 ID:k6no1R5q
生き延びることは出来た……けど。
あたしの目の前には、わけわからない力を使う"人殺し"がいるよ。

(懐から取り出した紙で、刃の根本から付着した血液を拭い取っていく。
 表出していく煌めきとともに、やはり警戒は緩めない。
 ……誰が安全で誰が危険かなど、もはや見極めるのは困難だ)

一応、ね。最近は行ってないから。
……そんなあたしでも知ってるような奴が、まさか異能だなんて、ね。
やっぱ人外魔境だわね、この学校。
で、あんたはなんでこんなことやってんの。趣味?

(何かに無心に打ち込める人間――充実、という言葉を知っているような相手。
 それが何故、"夜"に繰り出す必要があるのか、水琴には理解できなかった。
 剣を未だ突きつけたまま、口を利いたことのない――
そう、勝手に引いた線の向こうにおいたクラスメイトに問うた)



【全然だいじょうぶー。確か同じクラスだーってことになっていたような……】
589伊織津綺子 ◆VpysBE9e2c :2009/01/28(水) 23:46:12 ID:LqRz2+z/
(人殺し、と呼ばれればますます疎ましげに眉をひそめて)
否定はしない…ただの人ではなかったはずだけれど。
(斃れた異形は次第にその形を失い、消えて行きつつある)

やっぱり、あなた須佐乃さんね。
あまりお話しもしないうちに、あなた、学校に来なくなってしまったけれど…。
同じクラス、よね?

(淡々を得物の手入れをしながら語る「級友」に、胸がざわめくような思いで答える)
趣味でこんなことができて?
化け物の犠牲になる人が少しでも減って欲しい、
そう思わなければとてもできない。
(と、いかにも優等生な回答を打ち切ってため息をつく)
どの道、こんな力があったらこういう連中に会うのよ。
こちらが黙って道を歩いていたって、向こうからやってくるの。
自衛…というよりは、先制攻撃、と言ったら納得してもらえるかしら。

(「級友」の醒めた目に語り掛けつつ)
(その目が見てきた深淵は、こんなものではないだろうと)
(ふと怖気におそわれる)

【では級友設定で行かせていただきます】
590須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/28(水) 23:57:57 ID:k6no1R5q
だから……殺していいんだよね?
(狙われるに然る理由。人ならざる者となる境界を越えた者に、
何ら呵責は必要無いのだ――と、改めて確認する。
 他人の判断に委ねるようだが、既に答えは出ている)

あたしみたいなのを、覚えてたの?
……ま、そっか。あたし物覚え悪いから、普通は覚えてるもんか……?
あたしは知ってるよ。朝礼とかさ、1年の時は割と出てたし。
そん時から、賞状をよく貰ってたよね。"伊織"は。
(授業の終わりに入ってくるようだと、目立つのは目立つだろう。
 そういった奇異の目が、疎んじるものに変わるのは、至極当然のこと。
 剣を振り抜き、鞘へと刃を呑み込ませると、肩の力を抜く)

……だから、横取りはされたくなかったの。
こういう事を重ねないと、あたしは絶対途中で折れる。
もう少しで、終わりだから……その時まで逃げたくないの。
(首を横に振る。意地汚く、衝動の発散に拘る自分を嫌悪するのは、
どこか正気が残ってしまっているからだろう)

さっきの……光るやつって、生まれつき?
(ふと、そんなことを聞いた。後学のため、という利口な考えはない。
 ただの――興味だ。)
591伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/29(木) 00:09:35 ID:sLEmTqZY
それが魔物だから殺したわけじゃない!
(青いと言われようとそこは譲れなかった)
(なぜなら、自分も……)
そいつはあなたを…他の人々を、傷つけるからよ!

覚えてるわ。クラスメートなんてせいぜい40人しかいないじゃない。
それに一年生の時だって、何度か顔を見ていた人たちだもの。
(肩の力を抜いた水琴に、こちらも緊張を解いた)
横取りって、さっきも言った。
これを、自分で倒すことが必要だったの?
(妖魔を食らうことが必要な、パートナーの顔を思い出す)
(彼女も…あるいはまた……?)
(その想像に胃の辺りが重く冷えて、かぶりを振った)

光るやつ…電気よ。要するに雷。
ええ、生まれつき……はっきり雷になるほどパワーアップしたのは、
ここ5,6年のことだけど。

あなたはなぜ妖魔を狩るの?
なぜ…それが必要なの?
(少しでも、この少女を理解したい)
(彼女の醒めた視線に、少しでも共感できるものを探して、すがるように尋ねる)
(なぜなら…水琴を理解できないことは、愛する彼を理解できないことだから)
592須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/29(木) 00:27:56 ID:sj6Ay0YL
あたしもそうだよ。怒らないで。
(微笑む。が、すれ違っていることは、理解していた。
 水琴が抱くのは義憤ではなく、"免罪符"としてその理由を見つめていることだ)

10人も、覚えてないかもしんない……。
(頭を抱える。まさに、対極だった。自分の領域に引きこもり、外へ関心を向けない。
 そうした自分の粗を、指摘されているようだった。
 もうそんなことは関係がないはずだ、と首を横に振って、わかったのは、
この女は――未だ、自分とは違う世界に生きているのだということだ)

かみなり。体に浴びると、こうなるんだ……。
これのせいであんたは狙われるようにもなった。
あたしが誰かを傷つけたら、これで殺されちゃうのかな……?
(遠雷を眺めたことはあるが、流石にその身には静電気程度の経験しかない。
 見れば、恐ろしいものだ。弱っていた者であるとは言え、即死する威力……
 彼我の距離を確認し、剣の存在を確かめる。僅かに空気が張り詰めた)

――殺すのが楽しくて気持ちよくてたまらないから。
別に相手が抵抗しなくたっていい。こっちに気づいてなくても。
この手、この剣で息の根を止めるのが必要なの。
ものを食べたり、寝たりするのと同じように……ね。
"他の人々を傷つけるような奴"なら、おおっぴらに出来るから、今日も。
(故は、偽らない。
 もし、ここで自分に怒りを向けてくるならば――この女も、"悪"だと)
593伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/29(木) 00:33:31 ID:sLEmTqZY
【次スレです】

【異能】黄昏の学園11【異端】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1233156733/
594名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 00:44:24 ID:L97aDgF8
595伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/29(木) 00:45:51 ID:sLEmTqZY
私一人ですべての魔を祓うことなんてとてもできない。
それでもそうせずにいられないの。
すべてが無理でも…せめて一人でも、魔物の犠牲になる人がいないように。
(須佐乃水琴の微笑を、完全に読み違えていた)
(異能ならぬ彼女に、よもや内的理由があるなどとは思いもよらない)

自分にとって大切じゃないことを、そんなに覚えていられないわ。誰でも。
あなたにとって学校なんて、関心の外なんでしょう。今は。
(そこでため息をついて、またかぶりを振った)
私は私にとって何より大切な平凡な日常…そのために学校へ行くの。
学校がなかったら、私は狂ってたかも。

(もうほとんど砂のようになってしまった妖魔の死骸を見下ろす)
ちょっと電力が高すぎたかも知れない。
スタンガン、知ってるでしょ?
普通はあんなふうに、電圧だけ高くして電力はそれほど出さないように
気をつけているのだけれど……つい、必死になってしまって。
(その間だけは、冷徹な退魔士の顔を見せ)
(水琴の次の言葉に退魔士の表情を取り落とす)

…っ…気持ちいい……?
殺す…ことが……?
(一瞬、肌を粟立たせる嫌悪を必死で押さえ込む)
(魔に変じる恋人がしていることが、まさに…同じことなのだから)
(食らいたいから殺す)
(欲求があるから…殺す)
(自分も、その手伝いをしている…の、だから)

それが、動機…。
あなたは、人を殺す代わりに魔物を斬る…のね?


596須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/29(木) 00:56:59 ID:sj6Ay0YL
……大切な、平凡な。そっか。
(関心という言葉には、頷かざるを得なかった。
 かつては、自分もそのためだけに学校へ足を運んでいたのだ。
 刀を握らぬ時は、自分はまともな人間でいられる。
 ――そんな幻想を見ていた時期もあった。
 だからこそ、今回ばかりは軽口ではぐらかすことは出来ない)
……でも、こんなこと続けてたら、戻れなくなっちゃうよ。
それとも……狂ったっていいっていうほどの"覚悟"でも、あるの?

あれだ、時々刑事ドラマとかで犯人が使ったりするの、見た。
(スタンガンを、相手に当てる動作を真似る。
 それを強化すれば、確かに熱と電撃で殺傷力が高められる、というわけだ。
 ……こうした自然現象に類似した能力は相性が悪い。直撃したらこちらも死ぬ)

そう。おなかがすくみたいに、凄く殺したくこともある。
……ごはんをとられた、ようなものだね。
でも、まだまだいる。物好きも、どうしようもない異形も。
(どうせ終わりはしない。だったらいっそ受け入れてしまえばいい。
 ……そうした極論を、咎められたのに、下りないのは
 ……どこかで破滅を求めているからか)

……そうだよ。だってそれだったら、悪いことじゃ、ない。
自分のため――自分が生きるために、動物を食べるようなものだよ。
ましてや、誰かを傷つけるような奴らだ……ひとりでも減らしたほうがいい。
あんたも、そうでしょ? そういうことでしょう? 夜で、戦うということは?
597伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/29(木) 01:10:53 ID:sLEmTqZY
戻れる!
(水琴の言葉をほとんど脊髄反射で否定した)
あなたはヒトだもの……戻れる、狂ってなんかっ……!

私は生まれつき、ヒトでありながら、ヒトにはない力を持っている。
でも狂ってなんかいない!
私は…魔ではない、ヒトよ!
あなただって、殺していなければ一人の人間。そうでしょう?
自分の意思で剣を手放せる。そうでしょ?できるでしょう?
(自分の能力は自分の意思で手放すことはできない)
(もし剣を握るか否かの選択ができる水琴が戻れないというのなら)
(自分は……そして、妖魔を宿す恋人は)

戻れなくなんか……

(おなかがすく、という直截な比喩に戦慄する)
(もはや彼女の殺人衝動は、生理的欲求なのだ)
わたしは…ちが…
(否定はできない、してはいけない)
(自分だけ、その衝動と無縁だと言い張ることは、水琴を…)
(「彼」を否定することになってしまう)

生きるために…。そう、自分が生きるために。
楽しむためじゃない、趣味や、心を満たすためじゃない!
(それ以上の言葉は見つからなかった)
(水琴を受け入れて、「彼」を受け入れてなお、正しくあろうとする道筋が)
(見えなく、なりそうで)

【そろそろ締めに向かいたいと思いますが…】

598須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/29(木) 01:32:11 ID:sj6Ay0YL
じゃあ、戻してよ。助けてくれるの?
(眉を顰めて、否定する言葉に更に問いを重ねる。
 心持ちで戻れば、――剣を捨てることが出来れば、元の平穏に戻れるのか。
 違う、そうではない。)
剣を捨てたら、仕返しに来た奴に殺される。
耐えたら、今度は自分自身に殺される……きっと、"終わり"はここだよ。

(指さしたのは――砂になったもの。自分の剣は、程なくして大切な人へ向く。
 その人を"終わらせる"か、自分が"終わる"か――そうしなければ、螺旋は途切れない。
 少なくとも、そうした希望を得られるほどに水琴は楽観的ではなく、
未来を託せるような相手の信用を、自分で踏みにじり、喪ってしまった)

じゃあ、あんたは戻りたい?何も知らなかった頃に、平和だった頃に。
今まで起こったいいことをそのままに、自分の闇だけをなかったことにする――。
……あたしだって前は考えたよ、そういうこと。
すべては自分の外が悪くて、それが解決できれば、そんな時が来るんだと思ってた。
(首を横に振る。……他人の所為にするしか、目を逸らすしか、出来ないのだ)

だったらあたしはこの力で、手に入れられるものを手に入れる。
誰かを傷つけても、自分の心を満たすためにも。
……あんたはどうなの?本当に、生きるため、だけ?
あたしみたいに――"ここでしか手に入らないもの"を、求めているんじゃないの?
(水琴にとっての殺傷がそれであるように。
 この狂った原理に縛られなければいけない――情か、義心か、何か。
 自分の理解できないなれど、理由たるべきものが、彼女のなかにあるのなら)

……逃げたいよ。でも、助けてくれる人は、はじめからいない。
あたし達が殺してきた奴らを、誰も助けなかったように……。
――もう誰とも、一緒に笑えないんだ。
(どうあれ――自分たちもまた、太陽に背を向けた"異形"なのだと。
 そう観念をつける者達の足音が響いてきた。後始末を担当する、警察機関の者たちだ)

【了解したよー。】
599伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/29(木) 01:47:32 ID:sLEmTqZY
剣を捨てても、殺したい気持ちはなくならない…そういうこと?
自分を自分で守らなくては…自分を傷つけるものを
自分で倒さなくてはならない。そういうことなのね?
(問いかけるようでいて、それは自分の中にある答えを確認する言葉)
(とっくに、水琴は自分で納得している…ただの事実)

私も、やめられないのね。
自分が夜の住人になりたくないなら、夜の住人を殺し続けるしかない。
(手をかざす。ぴしりと指先に火花が散る)
(自分と、砂に変じた妖魔との違いがどれほどあるというのか)
(少なくとも、頭の先から爪の先までヒトである水琴から見れば、どちらも異能)
(自分はまだ生きていて、そこにいるものは死んでいる)
(それだけの違いしかない)

そうね、誰も助けてくれなかった。私のことも。
(殺されこそしなかったものの、妖魔に敗れて失ったものは大きい)
でも、私は今日、あなたの命だけは助けたわ。
あなたの心の渇きは、もっと強くなったのでしょうけれど…
誰も助けにこないわけじゃない。
救われなくても、助けようとする誰かはいるのよ。
(そんな言葉が水琴の慰めにも癒しにもなるとは思えなかったが)
(それでも、自分の気持ちだけは告げて)

あなたのこと、助けたいと思う。
少なくとも私は、そう思った……。
(その気持ちは、水琴の救いにはならなかったとしても)
(心の中でそう付け足して、あとは何も言わずに身を翻し)
(水琴に……殺さずには満たされない少女に背を向ける)
(だが、いずれ踏み出す先は……闇)

【ではこちらはここで締めます】
【そちらの締めを確認してから落ちますので】
600須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2009/01/29(木) 02:01:35 ID:sj6Ay0YL
どこまでいっても……。
(少なくとも、それに耐えられるほど強くはない。
 それでも前へ進むだけの意志の強さがあればまた違うのだろうが、
決して、自分は特別ではない、弱い人間であると認めてしまっている)

なら、あたしはその人達を苦しめることしか出来ないよ……。
優しさにも、信頼にも、あたしは仇しか返せない。
誰かに何かを与えることも。不幸、ぶってんだろね、あたし。
(苦笑する。学校でのことはさておき、決して彼女も"恵まれて"はいないのだ。
 泥の沼に沈みながら、それでも歩こうとしているだけ。
 歩みを止めた自分と、その違いだけはある――羨ましいとは思わない。
 そちらへ行けば、辛くなくなるのかと、考えただけだ)

大丈夫……もうすぐ、終わるから。
自分だけが幸せでも、それが終わりなら……いいでしょ?
(そう、自分はもう、隣に誰かを置くことはできないのだと。
 そこだけは――自分と伊織を重ねるにあたっての、最大の誤解であった。
 言うなれば、それだけ、伊織には進む道が分かれるということ)

化け物は死ぬまで化け物。その後には、きっと……。

【というわけで、ここで。
 何やら悩みの種を増やしてしまったようで申し訳ないけど……
 思ったよりギスギスは、しなかったね。おつきあいありがとうっ】
601伊織津綺子 ◆DXCMiqMmA6 :2009/01/29(木) 02:07:41 ID:sLEmTqZY
【久々にみっちり語るロールで楽しかったです】
【こちらこそありがとうございました】
【水琴さんの堕ちっぷりにwktkしつつ】
【また会う日を楽しみにしております】

【お疲れ様でした。おやすみなさい】
602島田 六花 ◆Rikka6HNi6 :2009/01/29(木) 21:51:49 ID:K+8XJ0oG
微妙な時間ですけれど、すこし待機を。
残りもわずかなので、テンプレは新スレに。
603島田 六花 ◆Rikka6HNi6 :2009/01/29(木) 21:55:10 ID:K+8XJ0oG
【…なんですかテンプレって…orz】
【プロフの間違いです】

【…と、伊織さんには、スレ立てお疲れさまでした、と(ぺこり)】
604葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2009/01/29(木) 22:16:31 ID:G9RSWKRZ
【こんばんは〜】
【まだいらっしゃるかな?お相手よろしいでしょうか?】
605島田 六花 ◆Rikka6HNi6 :2009/01/29(木) 22:20:18 ID:K+8XJ0oG
【はい、いますですよー】
【こちらこそ、よろしくお願いします(ぺこり)】

えと、前回は共闘でしたけれど、なにかご希望はありますか?
606葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2009/01/29(木) 22:23:39 ID:G9RSWKRZ
【ん〜、会誌の布教洗の……もとい渡したいという希望がw】
【まぁ、また夜に出会って、ごたごたするのが希望です】
607島田 六花 ◆Rikka6HNi6 :2009/01/29(木) 22:26:46 ID:K+8XJ0oG
本音が垣間m…ん、うぅん。
はい、了解です。だったら、また校内でしょうか。
書き出し、おねがいしてもいいですか?
608葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2009/01/29(木) 22:29:42 ID:G9RSWKRZ
【了解です】
【あ、もしかしたら、新スレの方に書き出す事になるかも知れませんが】
【その時は、お願いします……ってな訳で、午後の紅茶を片手にお待ちください】
609島田 六花 ◆Rikka6HNi6 :2009/01/29(木) 22:32:45 ID:K+8XJ0oG
あと2Kb…微妙すぎるのです…!
…と、とにかくお待ちして、いるのです。
610葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2009/01/29(木) 22:39:46 ID:G9RSWKRZ
【とりあえず、便宜のために、向こうに投下しました……】
【あとで、埋めときます……】
611名無しさん@ピンキー
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