【英雄】紋章水滸伝6【革命】

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422シア ◆C9nyiTeSlc
【午後一番にくるつもりが昼寝しちゃいました】
【待機します。プロフは>>18
423名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:06:33 ID:QXPlh8aF
【シアまだいる?】
424シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 15:09:06 ID:crXApx0B
>>423
【はい、いますよ】
【コード引っかけたからID変わったかな?】
425名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:14:57 ID:QXPlh8aF
>>424
【ああ良かった。2時間以内になるけど雑談ロールとかいいかな?】
【ロール内容にいいアイデアが浮かばないんだけどシアの方に何か希望ある?】
【本スレ、最近規制以外でもなんかトラブル多いみたいだね】
426シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 15:20:18 ID:crXApx0B
>>425
【いいですよ】
【ええと、強いて言えば魔法の勉強・練習ロールかな?】
【いつものこと……なんて言っちゃダメだよねw】
427名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:26:45 ID:QXPlh8aF
>>426
【えーっと…こっちはただの人の方がいい?
文官、(あまり位の高くない)魔術師士、同じく見習い、動植物などができまーす】
428シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 15:31:40 ID:crXApx0B
>>427
【名無しさんがやりやすいので良いですよ】
【って、動植物というのはw】
429名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:34:32 ID:QXPlh8aF
>>428
【シアは果実の紋章持ってるし植物と関係深いかなと。マンドラゴラとかなら話しても変じゃないかと思って】
430シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 15:39:55 ID:crXApx0B
>>429
【部屋で育てているマンドラゴラと話すのも面白そう】
【マンドラゴラって精液で育つんだよね】
【幸いシアには集める手段はあるし】
【それでいいかな?】
431名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:44:16 ID:QXPlh8aF
>>430
【おお!男達との夜の邂逅でそんな物の収拾まで。魔女っぽいですね】
【こちら、雌のマンドラゴラでやってみます】
【書き出しをお願いしてもいいですか?】
432シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 15:51:06 ID:crXApx0B
>>431
【はい、わかりました】

(草木も眠る丑三つ時)
ギィーー……パタン
(そっと自分の部屋に戻ってきた少女)
マーちゃん、起きてる?
ご飯をもらってきたよ。
(窓際により、鉢植えに植えられた少し変わった植物に話しかける)
433マンドラゴラのマー ◆s0C6lC1ly. :2007/11/18(日) 15:58:09 ID:QXPlh8aF
>>432
(窓際の鉢植えが奇妙な形の葉をざわめかせて小さな女の声で催促する)
シーちゃん、おっそーい!
もうお腹ぺこぺこだよう!
今日の相手はどんな人?ハンサムだといいな。
こないだのは最悪。アレって絶対童○だったよ。
434シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 16:07:24 ID:crXApx0B
>>433
ごめんごめん、ちょっと待ってね。
(ベルトポーチから白い液体が入っている試験管を取り出す)
今日の人は何度もしつこかったから。
その代わりはら、今夜は大量だから。
(5cm程の試験管は満タンに詰まっている)
ハンサムかどうかは、うーん、シリウスの8割ぐらいかな?
あたいはそこそこだと思ったけど。
あはは、マーちゃんはグルメだね。
でも初めての人のだって貴重なんだよ。
処女か童貞の血が触媒として必要な魔法だってあるんだし。
435マンドラゴラのマー ◆s0C6lC1ly. :2007/11/18(日) 16:22:31 ID:QXPlh8aF
>>434
(シアが試験管を取り出すと待ちきれなくなったのか葉がざわめき徐々にせり上がってくる)
(奇妙な葉の下には全裸の美女のような形をした本体が)
(根を抜くと死んでしまうので上半身だけ出したマンドラゴラはシアへと手を差しのばし、真珠の滴を待ち受ける)

シリウスの8割?ちょっとそれって上物じゃない!やったあ!
(嬉しそうに土の上をパシパシ叩いてはしゃぐ)

……そりゃね、処女と童貞の血は貴重よ。
わたしがこんなナイスバディになれたのもシアが血を分けてくれたからだし。
(成熟した女の肢体を持つマンドラゴラはどことなくシアの姉や母に似ていた)
でも一番の御馳走は精通したての初物か……絞首刑された罪人の滴り、ね。
(土の上に肘をついて舌なめずりするマンドラゴラは、この時ばかりは妖草の風情であやしく微笑む)
436シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 16:37:42 ID:crXApx0B
>>435
シリウスよりちょっとガサツだったかな。
それで8割なんだけど。
でも自信喪失ぎみなのを隠そうとしてって感じだったし。
(喜ぶマーを尻目に試験管の蓋を外す)

それは当たり前だよ。
他の人に、処女ですか?なら血を分けてください、なんて言えないもん。
でも、あたいはある意味反則だから心配してたけど、無事に育ってくれてよかったよ。
(物理的には処女であるが、経験的には豊富なのだ)
さすがにそっちは無理だよー。
最初のは祝福の対象外だし、後者は滅多にないし、あっても見つかった時のことを考えたら怖いもん。
だからこれで我慢してね。
(試験管の口をマーが飲みやすい位置に固定する)

437マンドラゴラのマー ◆s0C6lC1ly. :2007/11/18(日) 16:51:26 ID:QXPlh8aF
>>436
シリウスよりがさつ?わたし、野性味あるのも好きよ。
男なんてちょっと意地はってるぐらいが可愛いんだし。
(視線はシアの持つ試験管へ釘付け)

シーちゃんいつもありがとね。
わたし、シーちゃんが育ててくれなかったらとっくに枯れてたな。
帝国ってほら、魔力を持つ生き物、根刮ぎって感じじゃない?
わたしみたいなのの扱い知ってる魔女も大勢殺されて…

シーちゃんのママってフリーの一人魔女なの?
魔女宗は小さなカヴン作るから妖しげな代物は人脈でカバー出来るんだって。
こないだ廊下で誰かが話してた。
(そこまで話すとようやく今夜のごちそうが口元に運ばれてくる)

いただきまあす……んく……んく…んくっ……んっ。
(シアに添えられた試験管に口を付け、小さな手で支えながら餓えたように飲み尽くしていく)
438シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 17:15:05 ID:crXApx0B
>>437
そんなもんかなのかぁ?
確かに父ちゃんは元傭兵で革命軍入りしたし、姉ちゃんの恋人も革命軍に参加しようとしてたしなぁ。
あたいはそうゆうの、よく分かんないや。
(使命感故に、恋を知らずに経験豊富になったシアには自分の好みがよく分からない)
(ただ漠然と父性のある者には引かれるものがあるが、それは父を慕う故でもある)

あたいも勉強がてらだからお相子だよ。
最初は薬にするつもりだったんだし。
でも今はそんな気持ちはまったくないから心配しないでね。

帝国の支配とはあまり相いれない存在だから目につくんだよ。
それに力もあるから。
善政をして不用意にちょっかいださなければ、敵対することはないはずなんだけど。

フリーじゃないよ。
あたいが生まれる前に死んじゃった婆ちゃんは地域のまとめ役だったらしいし。
でも、あたいはカヴンに入っていないんだよね。
入会の儀式の前に母ちゃんも姉ちゃんも死んじゃったからよく知らないの。
……って、え?
廊下で話していたって、あたい以外の魔女がここにいるってこと?

いつもマーちゃんは美味しそうに飲んでるね。
あたいはあんまし美味しいと思えないし、マーちゃんにあげるからあんまし飲まないけど。
……好きな人のだったら美味しく思えるのかなぁ?
439シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 17:20:05 ID:crXApx0B
【ごめんなさい。また時計を見ずにレスしてました】
【と言うか、寒さで指がかじかんでw】
440マンドラゴラのマー ◆s0C6lC1ly. :2007/11/18(日) 17:44:23 ID:QXPlh8aF
>>438
ふう……ごちそうさま。
(白濁した液体を飲み尽くし、零れたそれが胸の間に筋を引いて伝っていく)

ふふっ。シーちゃんには恋の話はまだ早いかなあ。
子供の頃はね、女の子は成長が早いから同じ年の男が馬鹿で乱暴なお子様に見えるんだよ。
でもね、ふっと男の子が男の顔する時が必ずあるの。見逃さないでいてあげてね。

そっか、シ−ちゃんのとこは「村の魔女」なのね。
きっと村でカヴンを作ってたから村と一緒にカヴンが無くなっちゃったのかな。
廊下で話してたのは男の声だったよ。最近、沢山人が入って来てるみたいで騒がしいよね。
暗殺がどうしたのとかシリウスのとこにルーン持った人がかけこんだとか、入れ替わり立ち替わりで話してたよ。

ん?精液の味?私は人間じゃないから美味しいけど、人間はどうなんだろ?
わたしの眷属のアルラウネなんかもっと血と精液を必要とするみたいだけど、
人間ってあまり血を飲まない…よね?やっぱまずいのかしら。
…ふあああ…っ…お腹一杯になったら何だか眠くなっちゃった…
(伸びを一つすると鉢の中に沈んでいく)

シーちゃん、どうしても使わなくちゃいけない時はわたしを使ってね。
わたし、シーちゃんになら使われてもいいよ。本当だよ。
でもわたしを引き抜く時は耳に蝋を詰めて決して悲鳴を聞いちゃ駄目よ。
もし帝国軍が襲ってきてシーちゃん殺そうとしたらわたしを使って。
わたし、シーちゃんなら…いいよ……シーちゃんなら………
(マンドラゴラの根が完全に土の中に沈むとマーはそのまま眠りに落ちていった)

【こちらはこれで〆させていただきます。どうなるかなと思ってましたが結構アドリブでいけるものですね】
【遅レスごめんなさい&お相手ありがとうございました!】
>>439
【しもやけにならないよう気をつけて ノシ】
441シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/18(日) 18:23:30 ID:crXApx0B
>>440
あ、こぼしてるよ、マーちゃん。
(ハンカチを出してマーの口回りや胸元を拭いてあげる)

うーん、あたいにはまだ早い?
でも母ちゃんが姉ちゃんを生んだのは17だから、あと数年なんだよね。
同じ齢の男の子かぁ。
ここにはあんまし居ないし、さすがに出征することはないみたいだから、あまり話したことはないんだよね。
男の顔……父ちゃんみたいな顔なのかな。
うん、今度から気を付けて見るようにするね。

そうなのかも。
たぶん、魔女どころか村人自体、あたい以外はみんなやっれちゃったと思うし。
男の人じゃ、魔法使いかもしれないけど魔女じゃなさそうだね。
そもそも本来の魔女なら軍なんかにこないだろうし。

暗殺!
……やっぱりシリウスが目的なのかな……どうしよう……。
(さすがにシリウスのベッドへ夜這いに行くわけにいかない)
(実際は普段のスキンシップで効果はあるのだが)
新しい人達がどんどん革命軍に参加してるなら、きっと大丈夫だよね。

母ちゃんや姉ちゃんは結構美味しそうに飲んでいたんだ。
だから好きな人のならって思ったんだけど。
うん、飲んだりはしないね。
血がしたたるようなステーキとか、料理の仕方で血の味を感じることはあるけど、生き血を飲んだりはしないよ。
飲むのはやっぱり魔術的な儀式をする人だけだと思う。

マーちゃん……うん、ありがとう。
でも、あたいはマーちゃんに頼らないように強くなるよ。
母ちゃんや姉ちゃんのように、誰かを助けられる魔女になるんだ。
うん、マーちゃん、おやすみなさい。
(そっと土をかけてあげながら)

【遅いのはこちらも一緒です】
【前に比べてだんだん遅くなっている気がします(汗】
【シアの一面がまた出てきて、よいロールをさせていただけたと思います】
【ありがとうございました】
442デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 19:04:43 ID:iRxik7V8
【待機する。プロフは>>138を】
443ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/18(日) 20:22:35 ID:WGl5mP5e
【こんばんは。一日開けになってしまうので自粛しようかと考えたのですが……
どなたもいらっしゃらない様なので声を掛けさせていただきました。宜しかったら、お相手如何でしょう?
ただ、デューイさんとは少し前にロールしていただいたばかりだし、
上記の理由で、あまり好ましくないと思われるのならば、すっぱりお断りくださって良いのですが】
444デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 20:26:55 ID:iRxik7V8
【大丈夫ですよん。】
【いかがいたしましょう】
445ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/18(日) 20:29:08 ID:WGl5mP5e
【有難うございます!そうですねー、私、前回、大騒動を起こしているので、それ関係で如何でしょう?
とっかかりとしては、自主退院(←勝手に)してフラフラしている私をデューイさんが見付けて、とか】
446デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 20:54:48 ID:iRxik7V8
【了解しました。書き出しはこちらからでよろしいですか?】
447ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/18(日) 20:55:32 ID:WGl5mP5e
【はい。お願いします】
448デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 21:08:26 ID:iRxik7V8
(秋晴れ。 とは言えそろそろ木々も裸に剥かれる季節だろう)
(一体いつの季節からこの戦ははじまったのか……)
(先日、暗殺者と傭兵が双方大怪我をして運び込まれたと聞いた)
(………聞けばその二人が帝国に追われる身と、)
("なり"、また"なっていた"。 こうして隠れ蓑がわりに)
(内側から膨れていくのだろう―――)

…………まだ同じ盤上ですらないか。
(冷酷な考え方しか出来ない女は、そう結論付けると、)
(見えてこない戦況を見つめるかのように眺めていた景色を視線から消す)
(本拠の適当な家屋の屋上にて、冷たい風に流れる雲を見ていたが)
(さすがにそれも飽いたのか、外套の襟を合わせ)
(なんとはなしに、そう離れていない地面を見つめた。降りる場所を探しに。)
449デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 21:09:10 ID:iRxik7V8
【よろしくお願いします。】
450ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/18(日) 21:23:11 ID:WGl5mP5e
(軍の砦であり、そこに属する者の生活空間でもある、城の中、
傷ついた者、病んだ者を治療し、癒す為の施設である治療院に置かれたひとつの寝台。
本来、そこを暖めていなければならない筈の人物は……そこにはおらず
ただ、几帳面に畳まれた掛け布と患者服が残るだけ――)

(いるべき筈の場所には居ない女は、天高く流れる雲を何とはなしに目で追いながら
自分を追ってくるかも知れない医療班のメンバーから逃れる為、人気のない場所を選んで歩いていた。
先日、大怪我をして運び込まれ、失血により生命すら危ぶまれる状態で
なおかつ、傷の処置が終わるなり無理を押して革命軍のリーダーの元に
己を傷つけた暗殺者の命乞いの直談判に走った女の体調が
退院を許される程、回復している筈もなく……。
――要するに自己の判断で勝手に病室を抜け出して来たのだ)

……。

(均等に揃った鉄の鉤爪―バグ・ナグと呼ばれる武器―で、つけられた脇腹の傷は
極めて近い位置に3本、抉られており……
その傷同士が近い事から縫合が難しく、傷口が開きやすい。
更には、刃による負傷は発熱しやすく、また、先日、この寒くなって来る日和に
寒中水泳を余技なくされた事による、体調の悪化の影響も捨てきれていない内に
防寒着も身につけず、慌てて夜に外出した所為か、風邪まで併発した様で……)

……はぁ……はぁ。
(荒く、熱い息を吐きながら、片手で傷口を抑え、頼りない足取りで歩いていた――)
451ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/18(日) 21:23:43 ID:WGl5mP5e
【此方こそ、宜しくお願いします!】
452デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 21:34:29 ID:iRxik7V8
(目に入ったのは、瀕死という言葉の女であった。)
(健康な姿など見るに久しいその女は確かに、今しがた思い描いていた人)
(その人であった―――なるほどと、苦い笑みを浮かべる)
(要するに今自分が見下ろす女の、どうしようもない幼さを視た。)
(滑り降りるように、その女の進行方向へと降り立つ。)
(そこそこの高さであったが、体はこびを身に着けた戦士なら)
(飛び降りれる高さだ。そして状況に埒を明ける)

自分の死期を悟ったのか?そろそろ目覚め時か。
しかし一人で死のうとするとは、まるで猫のよう。
暢気な生が恋しくなったのか…?
(気遣うべくもない。目の前の彼女は――)
(そう、自ら選んで自傷している。それをとめるのに、)
(やさしい懐柔など、選択肢にはない。甘くも、優しくもない女なのだ)

……支えて欲しそうな足だ。転んだら立ち上がれぬだろうなぁ。
ビオティーテ。
453ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/18(日) 21:47:30 ID:WGl5mP5e
(傷の痛みと発熱で、意識が少し朦朧としていたらしい。常ならば他者の気配に敏感で
これほどに近付かれる前に、その存在を察知出来る自分が、
目の前に相手が降り立つまで気付く事が出来なかったのだから)

……死にたい訳でも……死にそうな訳でもないわ……。
貴女とは……会いたくない時に限って会うわね……。
(例えば、嫌な夢を見て一人で静かに呑みたい夜とか、引き際を見誤って醜態を晒している時とか
――そして今回は、自分が此処まで弱っている時に。
他者に傷つけられるか、他者と奪い合うかばかりだった過去の経験から、他人に対する警戒心が
強すぎる程に強く育まれた彼女は、自身が無防備だったり、身体的に弱っていたりする時に
他者と同じ場にいる事が耐えられない。……まさしく、野生の獣さながらに。
何でこんな時に、しかもよりによってこの人物に会うのだ、と自身の不運に臍を噛みながら)

転んだら立ち上がれないなら、転ばなければ良いのよ……。私の事は放っておいて。
……貴女、私を連れ戻しに来た訳じゃなくて、ただ単に偶然、ここに居ただけでしょう?
(半ば、当てずっぽうだが、外れてはいないだろう、この人物がそんな面倒で瑣末な
仕事を引き受けるとは思えなかった)

454デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 21:58:15 ID:iRxik7V8
単なる偶然だが、看過は出来ぬな。
お前のやろうとしていることはあまりに無意味だから。
傷が治るまで休むことも出来ず、厄介ごとを持ち込んで脱走、とは。
大した根性だが、この偶然で徒労に終わった……ベッドへ"戻す"ぞ。
(しなやかな筋肉の詰まった優美な腕を宙に踊らせ、)
(みしりと音を立てて、猛禽の脚のような弧を指が描く。)

ほうっておいて……か。
フン――さながら不良の少女といったところか。気取るものだ。
(肩を竦めて、遥かに壮健な足取りで近づいていく。)
(手負いの獣は恐ろしいというか、それも楽しむ者なれば、)
(踏み込むことを辞すはずもないのだ。)
(その手が伸びて、肩をつかもうとする)
455ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/18(日) 22:10:24 ID:WGl5mP5e
……貴女がそんなに御節介なひとだとは思わなかったわ……。
厄介ごと……って、ナグザットの……手配中の暗殺者だった彼の事……?
(思わず、固有名を告げてしまってから、この相手はその名前までは知らない可能性が高い、と
改めて相手に分かるだろう言い方で言い直して)
彼は……この軍の標榜する「ルーン」の持ち主だったのよ……?
運命に導かれた英雄を集めて、帝国を倒したいこの軍にとって、今回の件は好都合じゃない。
それを「厄介事」なんて……。
(ルーンの持ち主であるらしいのは、自分も同じなのだが、そこには言及しない。
ひとつの組織に束縛されて自由に動けなくなる事を恐れる彼女にとっては、余り喜ばしくない事実だからだ)

(相手が近付いてくると、まるで大型の肉食獣に詰め寄られた小動物の様な心持ちになる)
……来ないで……!
(高熱に浮かされ、潤んだ様に揺れる漆黒の瞳で歩み寄る相手を睨みつけ、
背と脇腹の部分に穴が開いたままの黒いドレスの、スカート部分に手を入れ、
裾のドレープの隙間に隠された、隠しスリットから短剣を取り出すと、相手に向ける)
……!!
(此方の肩を掴もうと伸びてきた手からは、咄嗟に身をよじって逃がれたが
その拍子に、覚束ない足が動きについてこれずにもつれ、そのまま後ろに倒れ込みそうになる)
456デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 22:24:56 ID:iRxik7V8
だが、たった一人だ。いずれ、いつか……
……そんなものに縋って安堵が出来るか。
(それだけで劇的に戦況が変わるのであれば、運命とはかくも強く作用するのだろう)
(しかしそんなものは信じられなかった。運命が集おうとも、)
(人間ら、自らが動かねば何も変えられない、ということを信条とするものとしては)
(見えない偶像に甘えるなど、自らが断じて許さない愚行)
(そして――彼女が自ら往くことを望んだのであれば、)
(倒れる彼女を支えるなどという行為を、望むはずもなく、倒れた彼女を見下ろした)
(『放っておいて』と、目の前の女は言ったのだ)
(自分には……叩き折って、連れて帰ることしか出来ない)

はははっ…転んでしまったな。――立ち上がれるか?
ほら、立ち上がってみせろ。這いずってでも、私のむこうへ…。
(突きつけられたナイフに僅かに裂かれた頬に、真紅の線を描きながら)
(高い位置にて笑い、伸ばした手を自らの頬へ運んだ)
(そのまま膝を曲げ、その場にしゃがみこみ、それでも真っ直ぐ彼女を見据える。)

………せめて傷が癒えるまでここにいれば、
密に逃げ出すことも可能だったろうに。なぜそう急いだ…?
457ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/18(日) 22:41:16 ID:WGl5mP5e
(もつれた足を立て直す事は出来ず、2,3歩後方によろめいてから、そのまま地面に倒れ伏した。
倒れた拍子に、元より握る力の弱かった手から短剣が離れ、滑る様に転がっていった)
……く、ぅ……。
(転倒した衝撃に悲鳴をあげる傷口を押さえ、女は白い喉を誇示するように頭を反らして悶絶した。
眉根がきつく寄せられ、目は固く閉じられ、長い睫が震え、唇からは荒く不規則な息が漏れる)

……っく……!
(ひとしきり、激痛に悶えた後、自分を見下ろし哂う相手を睨みすえながら
何とか立ち上がろうとあがいたものの、それは徒労と終わった。
土を掻く様に地を這った手は、しかし、虚しくその場数度、を掻いただけ、
辛うじて肘を張り、上体を持ち上げる事は成功したが、すぐにその腕は力を失い、
再び、無様に地に這う結果になった)

(そのまま、辛うじて身体を転がし、仰向けになる事ですぐ傍にしゃがみ込んだ相手と目を合わせる。
その、怜悧な美貌の向こうに、高く青い空と、そこを流れる雲が見えた)
……お願い、見逃して……。
私は……捜さなければならない人がいるの……この2年、それだけの為に生きて来たわ……。
この軍にとって重要な、「ルーン持ち」だって知れたら……ここに拘束されて……
動けなくなるかも知れない……。それは……避けたいの。
458デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 23:01:38 ID:iRxik7V8
(頬杖をつき、近い場所で彼女の様相を見ながらも、表情はさして変わらない)
(どころか――言葉を聴いていくたびに、機嫌を損ねていく自らの胎の中に気づく。)

は――散々初心なことを言っておいて。
色を使って暗殺者を手懐けた者が、随分純な理由を語ったものだ。
お前が戦争で殺してきた者にも、そんな理由をもった者が居たかもしれんな。
帝国の貴族も、軍人も――それはお前が背負った業なのではないか?
(何かから目をそむけて生きるということは、不可能だ。)
(気づいたときには、翼に血がしみこみ、飛べなくなるなど…)

ならば、その剣で私の喉を掻き切って通ればいいだろう。
私は黙ろう。そしてお前は逃げられるかもしれない…。
(立ち上がり、その首への距離を離した。朗々と語りながら)
――私が、 そんな理由で、此処にいることを望んだと。
ルーンを持っているから、ここに縛り付けられているか、と。
そう見えるのか? 私を侮辱しているのか、貴様はッ!!
(見当違いの激昂かもしれないが――)
(自分が此処に居ることは、自分の選択であるということを)
(信じ続けているということが自らの最大の弱さで)
(――触れられれば奮う、逆鱗のようなもの。冬空の下、怒号を響かせた)
459ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/18(日) 23:23:30 ID:WGl5mP5e
色……!?
(その、あまりにも意外な言葉に、女の黒目がちな大きめの瞳が見開かれる)
……どんな噂が広まっているのか知らないけど……。それは違うわ。
彼と私は……お互いが、自分を狙う暗殺者とその標的だと知らずに出会って……
友人になっただけ。……色で手懐けた、なんて……彼への侮辱だわ……。
(「友」が自分に向けてくれた、「友情」を汚された様な気がして、僅かに柳眉を逆立て否定する。
――「友」の名誉の為にも、だ)
……ええ。そうよ。
戦場であろうと何処であろうと、他人を殺して生命の糧を得る、というのはそういう事だわ。
……その業を否定する気も逃れる気もない。
殺す者は殺される、いずれ、必ず。……いつかは私の番が来るでしょう。
……戦場で生き続ける限りは。
(例え、どんな願いを抱えていたとしても、どんなに死にたくないと望んだとしても。
どれだけ人に死なないで欲しいと望まれても。そんな事は何の意味もなく力もない。
運、実力、精神力……ありとあらゆる要素を集めた上で、強ければ生き、弱ければ死ぬ。
――それだけだ。……そんな場所で生きるしか生きる術がない以上、その事は承知の上だった)

(謡う様に語った後、立ち上がってその顔を遠くした相手が急に激昂した)
……?
(訳が分からず、目をしばたく。遠くなったその翡翠の瞳には……
あの日、間近で垣間見た、常なら出さないであろう、この相手の「真情」の様なもの。
あの時は、すぐに溶けて消えて行ってしまったそれが、今、目の前にあった)
……貴女が、どんな理由で此処にいるのか……どんな道を辿って此処まで来たのか……。
私は知らないわ。
……今、貴女をそこまで追い詰めてしまったものが何なのか、も私には分からない……。
でも……貴女は貴女の信じるものを信じればいいわ……。例え、私や他の誰が何と言おうが……。
(そこまで言って、ふ、と眉宇をひそめ)
……ごめんなさい。貴女を傷つけたい訳じゃなかったの。
ただ……私は怖かった……。ひとつ所に止められて、動けなくなるかも知れないのが。
温かくて居心地が良い……この場所に留められる事で、私の中にある
これまで私を突き動かして来たものが……薄れてゆくのが……。



460デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/18(日) 23:46:57 ID:iRxik7V8
…………。
(激昂してもすぐに冷静になれるのは、互いに戦場で培った精神と言うべきか。)
(人前では滅多に瞑目しないのだが、目を閉じ、呼吸を落ち着けて)
(改めて居直る。自らの中身を無駄に晒すなど、軟弱であると)
(自分を律しきれなかったことを悔やみながらも、唇に歯を立てて堪え)

自分を信じなければ、何かに流されてかたちを失うような心なら、
それはただ流されるべき、他の礎になる犠牲にしか過ぎない。
誰も……強制されてここにはいない。自分で立ち、選んだ結果だ。
だが、立てない者は論外、それだけのことだ。
人間ならば、流れと闘うことを放棄してはならぬ。
(顔を伏せ、落ち着こうとしているのが低く静かに。)
(彼女の謝罪にも答えないのは、ごまかしているのか何なのか)
(自分でも理解し得ない部分とともに、ドレスの襟首を掴んで、持ち上げる)

だったらまずは、誰にも引き止められない状態で出て行くことだな。
厄介ごとを捨てていくのと、友とやらに伺いを立てないのと。
尚更、行かせるわけにはいかない。"戻る"ぞ。
(肩に担ぐようにしながらも、先程とは多少ニュアンスを変えて)
461ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/19(月) 00:06:48 ID:8ehYDWHp
(詫びてしまえば、後は相手の反応を待つだけだ。
人と接する事が不得手で、人との距離、人の真情を測る事が下手だという自覚がある彼女には
それしか出来る事がない。
――ただ、自分の言葉の何れかが、その心の柔らかな琴線に触れてしまった相手を
そうする事で、これ以上傷つけない事だけを願って……)
……。
(横臥し、地から見上げる相手の顔は遠い。
しかし、その遠くからでも分かる程に、何かを堪える様に唇を噛み締める姿を
ただ、見詰める事しか出来ず――)

……誰も?……この軍にとっては「紋章」を持つ人間を確保する事は緊要な事柄でしょうに
……それなのに?
(自ら、此処にいる事を選んだ者はともかく、そうでなければ無理矢理にでも束縛されるものと思っていた
――信じていないから。信じる事が出来ないから。他人を。他人の集まりである「革命軍」を。
その、己に触れる手は奪うものか痛めつけるものでしかなかった
愛する男と出会うまでの過去の経験ゆえに。心を寄せた、ほんの数人の人だけは別だけれども)

……っ!?
(急に猫の仔でもつまむ様に持ち上げられ、息が詰まる。そして視界が回転し、気付いた時には
相手に荷物の様に担がれていた。―離して、と拒絶の言葉が口を突きそうになるが)
……。
(友に伺いを立てる、という台詞に、先程とは響きの違う「戻る」という言葉に。
何故か、そのまま喉の奥へと封じられた)

貴女は「運命」や「英雄」を信じていないし、重きを置いてもいないけど……
それでも此処にいるのね。貴女自身の揺るぎない意思で……。
……その理由を聞いてもいい……?
(かわりに口をついて出たのは、そんな問いかけの言葉。
荷物の様にかつがれ、運ばれながら、僅かに頭をもたげて何とか相手の顔を見ようとしながら)


462デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/19(月) 00:23:18 ID:zNxKsdY9
>>461
……お前一人は、今私に立ち向かうことしか出来ない。
そんな脆弱な人間が108人集まっただけで、戦が終わるとでも?
それだけでは意味がない。だからこそ、この軍は必死に牙を剥いているのだろう。
一枚岩の城砦を相手に、幾万の槍の前で。
(謳うように、色気も洒落もない句を並べ立てていく)
(傷に染みようとも普段の足取りで歩くそれは気遣いはないにせよ…)
――それに、背を見てもその場で腕を拘束、などということを
命じられないほどには、優先的な任ではない。
わかるか? お前がそこまで思い込むことこそが、勝手に作った幻の敵なのだ。

……さあな。
私はただ闘いたくてここに来た。来たあとに、これの意味を知った。
ただ自分で決めたこと、それを不用意に覆すことはあってはならない。
(理由なき裏切りも、考えのない撤回も、)
(自分だけは、自分の迂闊を絶対に許さない。)
(自らに掟を化し、他のどんな掟よりもそれを優先して厳守して生きる。)
(どこまでも自分勝手なのだ)
貴様を見逃し、野垂れ死にさせまいとしているのも…
そうだな、自分で決めたことだから。
463ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/19(月) 00:42:54 ID:8ehYDWHp
……そんなに簡単に戦が終わるなら、そんなに軽い戦なら……
そこで必死に戦って、散っていった数多の戦士、そのあおりで死を迎えた幾多の民が報われないわ……。
……だから、私は「英雄」なんて信じない。
人が歯を喰いしばって辿り、懸命に切り開く道を、そんな簡単な言葉で表すのなら「運命」なんて
くそくらえ、よ……。
……別に、この軍が「ルーン」だけに頼って、他を蔑ろにした愚者の集団とまでは思わないけど……
本気で「帝国を倒して、この世に平和を」なんて標榜している辺り、私には理解が出来ない。
この世に今ある、混乱と悲惨が全て帝国だけの所為だとでも言うのかしら?
……この軍も「軍」である以上、戦場に際せば、やる事はそう変わらなくなるでしょうに。
(その肩に、背に揺られながら)
……分かったわ。……信じましょう、貴女の言葉を。
この軍は、私を無理矢理に拘束したりはしないだろう、と。

……貴女も意外と不器用なのね……生きる事に。
(まるで、幼子が頑迷にひとつの物を抱え込んで離さない様に。
自身が決めて、自身が選んだ道を、自分で自分に課した掟を、どこまでひたむきに
……そう、どこか歪んだ、真直ぐさで……。そんな風に感じられた)
……どうして……?私が此処にいようがいまいが……
何処かで野垂れ死のうが、どうしようが……貴女には何の関わりも無い事でしょうに……?

464デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/19(月) 00:59:15 ID:zNxKsdY9
>>463
英雄は、墓の下にのみ存在する。
その者に架せられた業は消えることなく存在し続ける。
人間である限りな。帝国も革命軍も人間の集まりだ。
ただ、貫くべき意志がある――。
それに、運命と名乗るものが勝手についてきてるだけなのだと、私は信じる。
私はただ、その話に戦を感じ、乗っただけだがな。
(変わらぬ歩を歩み、横顔には氷を彩る)
(ひとりの人間、または、そうでなくなってしまった自分には)
(高らかに理想を謳うことも、大義を掲げることもできない)
(人間を殺めること、それを乗り越えることを知っているというだけ)
(それで何が出来るのかも)
だが、何もかもくだらぬ妄言になる。
私の言葉は信じなくていい。お前の目で見たものを信じ、
お前の中で答えを出せばいい。それは無意味ではない。

こうでもしなければ、私は自分の生を掴めないのかもしれぬな。
人として生きることなど無理な体だ。
だから、人間を感じられる戦場を求むるのか…。
(難しいことを考えさせる言葉を振り切るように、歩を早めて)
さあ、よくわからぬな。
胸の感触が、忘れられぬだけかもしれん。
(そして、今度はベッドに縛り付けてやる、と小さくつぶやくと)
(慌しい医療班の声が聞こえるほうへと向かった)

【――すいません、ここで私は締めで…】
【強引で申し訳ないです。ありがとうございました…】
465ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/19(月) 01:38:03 ID:8ehYDWHp
そう、帝国軍も革命軍も……元を正せば同じ「人間」の集まりよ……。
それなのに、片方を絶対の「善」として片方を絶対の「悪」とする……その傲慢極まりない考え方が
私はどうしても理解出来ない……。
……それに、本当に醜悪で凄惨な事は、大概、「正義」の旗の元で行われる……私はそれを……
腐る程、この目で見てきたわ……。
(先程、垣間見せた激情、その真情は消え、再びその奥底の見えない冷厳たる美貌を見ながら
相変わらず、手荷物の様に揺られて、ふ、と思った。
――自身に課した掟だけを頑なに守り、それ以外には何ものにも縛られない様に見えるこの相手、
まるで遥か高みから、此方とは違う界相から、下方を睥睨するかの様な、その在り方は……
もしかしたら、とても寂しいものなのではないだろうか、と。
――とても、尋ねられるものでは、なかったけれども)
……ええ。勿論、そうするわ。
……今ここで、貴女の言葉を信じると、自分自身で決めたのと同じ様に。

……?
(相手の事情など、知るべくもない身としては、その難解な言い回しも相まって、
相手の真意が掴めずに、ただ、その顔を見詰めるだけだ)
……っ!!
あ、貴女ってひとは……!!
(初対面やら、前に助けられた時の一幕の、あれやこれやを思い出させる言葉に
真っ赤になって、抗議しようとしたが、続いた呟きに硬直する。
……この相手なら本当にやりかねない……)

……私、何だか貴女には無様な様を晒してばかりね……。
(医療班は彼女の脱走で、大分、騒然としている様で……これからの事態を思い、
眉をひそめて、言い訳の言葉などを考えながら)

……貴女は強引で好色で乱暴で人の意思もお構いなしで、へんな事をしようとする困った人だけど……
……あんな事をされても貴女の事を、何故か妙に憎んだり、嫌いになれない理由が……
今日、ほんの少し分かった気がしたわ……。

(そう、偽りのない心根を告げたのだった……相手がどう思うかは分からなかったけれど)

【途中でレスが消えてしまって、遅くなりましたが、私もこれで〆で。
お付き合い、有難うございました!革命軍入りのフラグの更なる強化も出来たし、感謝です。
今日はデューイさんの意外な一面を見れた様な。では、お休みなさいノシ】



466エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/19(月) 19:10:36 ID:ZAx/dUUX
【プロフ投下させていただきます】

【名前】エヴァン・ジャスティン
【ルーン】死(首の周り)
【年齢】21
【性別】♂
【職業】革命軍兵士 ユーリ・ルイス直属の部下
【種族】人間
【容姿】アッシュブロンドの髪にブルーグリーンの目
童顔なので年齢相応に見られたことがない。
【装備】軍属なので任務中は軍の制服 それ以外の時は白いシャツに皮のスラックス
【戦闘】剣術をメインに兵士として訓練を受けたやり方のみ ルーンの力を使役することはない
【NG】陵辱(するのもされるのも)ウホ、スカ、猟奇
【備考】革命軍の一兵卒として生活しているうちにルーンが現れ、ターとシリウスによって死のルーンであると確認された。
だがそれが何を意味し、どんな力を持っているのか本人にもわからない。
なぜ自分に死のルーンが現れたのか、それはどんなルーンなのかを自問自答する毎日。
性格は明るいが真面目でやや融通が利かない。思い込むと突っ走る。訓練と勉強が趣味。
【提示できるシチュ】雑談、エロール、戦闘


【投下のみにて失礼します】
467マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 19:21:18 ID:fILqwYBx
【失礼します、暫く待機させてもらいますね】
【キャラ詳細は>350にて】
468ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 19:39:21 ID:Gqe+/CoJ
【こんばんは、マール様】
【新人の私ですが、よろしければお相手させて頂けますか?】
469マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 19:43:54 ID:fILqwYBx
>468
【初めまして】
【シチュの方はどうします?】
470ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 19:47:52 ID:Gqe+/CoJ
>>469
【とりあえず、ちょっとした旅路を移動する際の、のんびりした雑談と、】
【敵軍の状態を観察しに行く、偵察ミッションの二種類を考えています】
【どちらの場合でも、戦闘能力のないマール様に、ボディガードを依頼してついてきて頂く、という形を考えておりますが】
471ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 19:49:04 ID:Gqe+/CoJ
【ちがった! 戦闘能力のないのは私で、戦闘能力のあるマール様にボディガードについていただく、という形です!】
472マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 19:50:54 ID:fILqwYBx
>470
【なるほど、どちらも良さそうですね…選択はお任せしますよ】
【書き出しをお願いしても良いでしょうか?】
473ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 19:52:53 ID:Gqe+/CoJ
>>472
【では、偵察ミッションの方をやってみましょう。……時間があれば、軽い戦闘ロールに入るかも】
【はい、了解しました。では書きますので、しばしお待ちのほどを】
474ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 20:00:14 ID:Gqe+/CoJ
(12の年を過ぎてから、急に私の回りの時間は速くなりだしたように思う)
(我らの神のようなものと思っていた帝国によってもたらされた、我が愛する故郷の危機)
(故郷の村を救うために、帝国領を飛び出して革命軍の砦に駆け込んだ)
(彼らは、私の訴えを聞き、迅速にその危機から、私たちを救ってくれた)
(それから、私の属する世界は帝国ではなく、革命軍の治める土地となった)
(住む故郷は同じ――しかし、働く目的は正反対になった)
(帝国から故郷を守る為に、私は革命軍のために働くのだ。自分の持ち得る力を駆使して)

……マールティン・エスナル様はいらっしゃいますか?
(大食堂の中に入るなり、少女は高い声で、全体に向けてそう聞いた)
(朝と昼の間の時間帯、人気は少ないが、それでも何人かの客が客が少女を物珍しげに見ている)
(少女は聞きながらも、目で尋ね人を探し、それらしき人物を発見すると、つかつかと歩み寄って行った)
475マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 20:06:52 ID:fILqwYBx
>474
………ふぅ。

(昼時まで小一時間といった所、疎らながら人で賑わう食堂にて一人席に座っている)
(自分が座する前のテーブルの上には入れ立ての紅茶が注がれたカップがあり)
(それを眺めながら、小さくため息をつく)

………?
ああ、こっちにいるよ。

(ふとして、自分の名を呼ぶ声が聞こえ)
(食堂の入り口を見てみれば、一人の少女の姿)
(そして、それに応じるかのように軽く手を挙げ、ひらひらと振ってみせる)
476ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 20:15:37 ID:Gqe+/CoJ
(紅茶のカップを前にして、くつろいでいたらしい女性の元へ)
(ひらひらと振られた手を見て、彼女こそそうだろうという判断は当たっていたらしいと、ホッと息をつく)
はじめまして。私、ハーミオン・ピンカートンと申します。
つい最近、革命軍に所属することになりました者ですわ。どうぞよろしく。
(小さな右手を差し出しながら)
おくつろぎのところ、申し訳ありませんが、お仕事の話をしてもよろしいでしょうか?
シリウス様に、腕の立つ用心棒はいないかとお聞きしましたら、エスナル様のお名前を教えて頂けました。
……私、これから敵軍の偵察に向かわなければなりませんの。
遠くから、侵攻具合を確認するだけの、危険の少ない仕事ですが、もしもの時のために……。
(女性剣士の携えている剣を、ちらりと見やり)
もしも、がいざ起きてしまうと、それはとても危険な場合となりえるでしょうから……。
477マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 20:25:38 ID:fILqwYBx
>476
こちらこそ、よろしく。
ええと…ハーミオン、と呼んだらいいかな?

(側にやってくる少女をじっと見やり)
(すぐに挨拶を返すと、呼び名の確認を取る)

………なるほど、ね。
偵察任務か…分かった、私の仕事は君を守る事。
つまり…それでいいのかな?

(見た目は年端もない少女、その口から出た事に少なからず驚きながらも)
(納得したように、少女を見据え深く頷く)

無論、万が一…の事態になった場合も対応はするよ。

(少女の視線に気付くと、剣が納められた鞘へそっと手を伸ばし)
(その言葉に応じて、鞘をぽんぽんと軽く叩く)
478マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 20:35:41 ID:fILqwYBx
【すみません、所用にて次のレス遅れます】
479ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 20:35:41 ID:Gqe+/CoJ
もっと短くてもかまいませんわ。私の父や母は、縮めて「ハー」と呼んで下さいます。
どうかあなたもそのように、エスナル様。

(頼もしげに、彼女とその帯剣を眺め、頷く)
では、さっそく出かけましょう。道すがら、行き先などをお教えいたします。
まずは……鏡のある部屋へ行かなくては。
(きょろきょろと、食堂の中を見回す)
(そして、扉が鏡状になっているのを発見すると)
あそこに、ちょうどいいのがございますわね。
あなた様は、私のことはご存知ありませんわね? では、自己紹介がてら、私の力をお見せいたしますわ。
(トコトコと鏡の前に寄っていくと、さあどうぞ、とばかりに、彼女を手招きする)
(彼女がその誘いに乗ってやってきたなら、きっと不思議な光景を目にするだろう)
(即ち――手招きしなかった方の私の手が、鏡の中に肘までめり込んでいる、という光景を)
まずは……軽く千キロほど移動して頂きますわ。
480ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 20:36:17 ID:Gqe+/CoJ
>>478
【了解しました】
481ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 20:40:45 ID:Gqe+/CoJ
【私も、少しだけ席をはずします……九時過ぎには戻りますわ】
482マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 21:09:47 ID:fILqwYBx
【ただいま戻りました…レス書いてきますね】
483マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 21:19:49 ID:fILqwYBx
>479
かくいう私も、様付けされるのは慣れてないな…。
まぁ、構わないが…分かったよ。
それなら、遠慮なくハーと呼ばせてもらうよ。

行動が早いのはいい事だが…。
鏡のある部屋?

(感心しつつ、少女を見やるが)
(次に聞こえた言葉に、訝しげに首を傾げる)
(辺りを見回すその姿を眺めていると、つられて自分も視線を動かす)

ああ…名前しか知らないもので、ね。
………?

(そう返した後、目にするのは手招きする少女)
(誘われるまま、何気なく近寄ると)
(少女の手が、鏡の中へと溶け込んでいくという信じられない光景が)
(思わず目を疑い、被りを振るが、紛れもなく今目の前にある光景)

い、移動…?

(片言だけ反芻すると、鏡に入り込む少女の姿を凝視する)
484ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 21:28:49 ID:Gqe+/CoJ
【お帰りなさいませ】
【では、私も続きを】

では、もう少し気軽に、マールさんと呼ばせて頂きましょう。
私のことは、それでどうぞ。妹か何かでも呼ぶように、気軽にハーとお呼び下さい。

そう、移動ですわ。
シリウス様とター様にご確認頂きました。私の、「鏡」のルーンを……。
能力は、指紋をつけた二枚の鏡を出入り口にした、瞬間移動。
さ、おいで下さいな。何も恐ろしいことはありませんから。
(マール様の腕を掴んで、一気に引きずり込む)
(二人は、水銀の沼に落ちたように、ドボンと鏡面の中に入り込んで――)

――――――――――――――――――――――――。

はい、到着。
(鏡の向こうは、埃だらけの小部屋の中だった)
(割れた窓、虫の食った寝台、そして、今しがた二人の出てきた、薄汚れた化粧台――)
(どうやらそこは、ずっと前に打ち捨てられた廃墟らしい)
さて、ここからまだ移動しますわよ。床、ところどころ腐っていますから、気をつけて移動してくださいまし。
(勝手知ったる我が家のように、ぼろぼろの扉を開けて、外へ出て行く)

(建物の外に出ると、そこが廃墟となった教会であると知れた)
(そして、そこからさらに外は――先ほどまでいた革命軍の砦とはまるで似つかぬ街だった)
ここは帝国領の中の、エッシャーズ・グリーンと呼ばれている街ですわ。
先ほどまでいた革命軍の領地からは、千数百キロほど離れた場所にあります。
ここからは、貸し馬屋さんで移動用の馬を借りて、郊外まで走りますわよ。
そうすれば発見できるはずです――侵攻中の「ホイッティッカー中将の部隊」を。
485マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 21:49:16 ID:fILqwYBx
>484
ん、お好きなように…かな。
瞬間移動とは大層なもので…わ、わっ?

(ルーンの力の説明を意外そうに聞いていると)
(虚を突かれ、自分の腕を引き寄せられていく)
(直後には、ハーと同じように鏡の中へと溶け込む自分の体)

………う…ん?
到着…ここ、は…?

(鏡から抜け出てすぐに目に入る風景)
(そこは、人がいなくなって長い時間が経ったような空き部屋だった)
(状態を見てみれば、あちらこちらが風化していたり設置された家具等が古びているのが分かった)

あ、ああ…。
エッシャーズ・グリーン…懐かしくもある、か。
帝国に属していた頃、足を運んだ事もあるよ。
馬屋…確か、街の中心近くに一件あったような。

(言われたように、足下に注意しながらハーの進む後を付いていき)
(屋外に出てみると、記憶にある街の景色)
(若干の感慨を覚えながら、ハーの横で話の続きに耳を傾ける)

………ホイッティッカー?
なるほど、あの部隊が…。

(その中将の名を聞くや否や、小さく含み笑いをこぼす)
486ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 22:05:24 ID:Gqe+/CoJ
(エッシャーズ・グリーンを懐かしい、というマールさんの方を振り向いて)
あら、となると私よりマールさんの方が、この街はお詳しいようですわね?
私は数年前、家族旅行でここを訪れたんです。その時、この廃墟を見つけて、鏡に触ったのですわ。
時々、この能力を使って遊びに来ていたのですが……まさか偵察のために役立つとは、思っていませんでしたわ。
……あなたも、ご存知ですのね……ホイッティッカーを。
帝国軍の有名な将軍ですわね。私を助けてくださったリステ様という方も――知っておられるようでした。

(貸し馬屋で、二頭の栗毛馬を借り、街を出て行く)
(旅行者などの使う街道をはずれ、誰もいない未開の草原へと入り込む)
……エッシャーズ・ロブという、帝国領の村のことは、お聞き及びでしょうか?
(馬を歩ませながら、隣のマールさんに話しかける)
私は、その村の出身なのです。帝国軍が戦略のために、その村を潰そうとしたので、私は革命軍に駆け込みました。
その訴えが聞き入れられ、革命軍はすぐにエッシャーズ・ロブに攻め入り、村を占領していた帝国軍を、見事撃退したのです。
おかげで、村はこれまで通り、平和な状態に戻ったのですが……。
この時打ち滅ぼされたのは、エッシャーズ・ロブから住民を追い出すための、少人数の先兵隊。
先兵隊によって、住民がいなくなった村に砦を築くための本隊は、まだ行軍を続けています。
我々は、その本隊……ホイッティッカー中将部隊が、どの位置まで進んでいるのか、それを確かめに行くのです。
(広い広い草原を、二頭の馬は進んでいく)
(なだらかな起伏をいくつも見出せるその地は、まるで波打つ緑の海原であった)
……いましたわ。
(軽く手綱を引いて、馬を停まらせる)
(ひときわ高い丘の上から、下を見下ろした時のことだった……目に飛び込んできたのは、巨大な岩山)
(いや、そのように見える、巨大な城砦だった。十階建てほどの高さの、黒い岩を重ねた、重々しい砦)
(幅は三百メートルを超えて余りあるだろう。奥行きは見えないが、横幅より狭いとは思えない)
(その横腹に、何のためのものだろうか、巨大な水車のようなものが、いくつも並んでいる)
あれが、ホイッティッカーがエッシャーズ・ロブに「建てる予定の」砦ですわ……。
(憎々しげに、その黒い威容を睨みつける……)
487マール ◆SabeR.A6Vw :2007/11/19(月) 22:34:53 ID:fILqwYBx
【アクセスし辛い状況の為か、遅れました…すみません】
【今夜に限って重いorz】

>486
まぁ、随分と前の話だけどね…。
そうか…触れた事のある鏡なら、移動が可能という事かな?

(肩を竦めながら答え、ハーの方を見て笑みを浮かべ)
(今体験したハーの能力の事を考えながら、ふと訊ねてみる)

…元、雇われ先の一個中隊だったしね。
未だ健在…やはり、並ではないか。

(二人連れだって、借りた馬を駆り)
(街を出て暫くは人通りがあるだろう道を進んでいく)
(直に街道から外れていくと、荒れた獣道を真っ直ぐに進み)
(そこを抜けた先、緑が映える草原が広がっていて)
(そこを進む中、聞き覚えのある村の名前が耳に入る)

………ああ、知っている。
あの時のホイッティッカーの隊の侵攻時…私には近辺の砦での待機命令が出ていたが。
そういう事が…つくづく、何があるか分からないな。

(ハーが語るその経緯に、自分と重なる事が浮かび上がるのに驚き)
(しかしながら、顔に出す事はなく話を聞き続ける)

その為の偵察任務…道理で。
しかし、あの砦は………なるほど。
安心していいよ…あそこの内部ならある程度は覚えている。
いや、今は中まで入る必要はないか。

(草原を進んだ先で、とある建造物が視界に入り)
(それと同時にハーからの制止がかかる)
(遠く見に、以前いた事のある砦を眺め)
(若干ながら様相が変わった砦に、ふぅん…と小さく呟く)
(ふとして、忌々しげに砦を見るハーに気付くと気を和らげてやるかのように肩をぽんと軽く叩いてやり)
(今の状況に似合わず、にこりと笑みを向ける)
488ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/19(月) 22:53:19 ID:Gqe+/CoJ
【どうかお気になさらず。こちらも時々、人大杉になりますわ】

その通りですわ。ただ、私の指紋がついていることが条件ですので、拭かれてしまうと移動できません。
今までに帝国内のさまざまな街に、指紋をつけてまいりました……。やろうと思えば、首都にだって飛べますわよ?

なるほど……革命軍にも、帝国軍と縁のあった人がいるのですね。
私も、元は帝国方でしたし……いいえ、それを気にしているとかではありません。
ただ、そうだった者だからこそ、帝国を攻撃する上では有利かもと思っただけですわ。

(軽く肩を叩かれ、振り向くと、優しい笑顔がこちらに向けられていた)
(そこで、ただの偵察のはずなのに、特攻でもしかねないような気負い方をしていた自分に気付き、はっとする)
み、見苦しい表情をお見せしたでしょうか。失礼しました。
……どうやら、今は休憩中のようですわね。場所はわかりましたし、このまま帰還としましょうか――。
(と、言いかけた時だった。ずん、と低い音がして、地面が揺れたように感じた)
(そして、目の前の巨大な城砦が、ぶるっと震えたように見えた)
(いや、見えた、ではない……実際震えたのだ。しかも震えただけに留まらず、横に向かって動き始めた)
始まりましたわ……少し離れましょう。見つかると厄介です。
(砦の影から、何か巨大な生き物が、のそりと現れた)
(体中をきらきら光る銀色の鱗で覆った、象のような生き物だ)
(ただ、普通の象と違って、鱗があり、額から一角獣のような角が生えており、何より、大きかった)
(体高は、十五メートルを超えているだろう。そんな巨獣が太い綱で、砦を引っ張っているのだ)
(砦の横についている水車が、ぐるぐる回る……それは水車ではなかった。砦を丸ごと載せた台車の、車輪なのだ)
……うろこ象ですわ。異世界にしかいない、恐ろしい魔物。
剣も矢も通さない、硬い水晶の鱗に覆われた体、そしてそのパワー。馬を一万頭揃えたとしても、敵いはしないでしょうね。
ホイッティッカーはあの魔物を使って、帝国首都から砦を、エッシャーズ・ロブまで運ぼうとしているのです。
もちろん、彼が使うのはうろこ象一頭だけではありませんわ。――ほら。
(移動していく砦の、後ろ側を指差す。そこには、さらに異様な光景があった)
(横倒しになった塔が、城壁が、十も二十も列になって、砦のあとをついていく)
(それらの下にいて、それを運んでいるのは、数千、数万とも思われる、一つ目巨人の群れだ)
(大きな芋虫を運ぶ蟻のように、それらは細々しているが……一匹一匹は、身長五メートルを下らないのだ)
(巨大な砦を先頭に、数十の塔や壁がうねりながらついていく……その姿は世にも恐ろしい、巨大なウワバミのようだった)
あれが、今回のホイッティッカー中将の作戦ですわ。
これまで、敵地の近くに砦を建てようと思うと、建設中のところを攻め込まれて、破られてしまうことが多かった。
そこで、ああやってあらかじめ建てておいた砦を、目的地まで移動させるという作戦を思いついたのです。
効率的といえば効率的ですわ。目的地にやってきて、運んできた物を置けば、それで砦の完成ですもの。
運んでいる途中に攻められたとしても、運び手がすぐさま兵士となって、砦の中の中将たちを守るというわけです。
もちろん、普通の兵士にできる芸当ではありませんわ……帝国一の召喚魔術師、ルシアス・ホイッティッカー中将を除いては……。
489名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 00:04:11 ID:iajOFf6d
何回凍結する気なんだろー
最強厨二病は厨三で卒業して欲しいよね
490名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 15:42:13 ID:uN1z8yCO
すげえ分量…
とりあえず改行くらいはしようぜ
491ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/20(火) 22:04:14 ID:GUPSsAsp
【マールさん待ちで待機ですわ】
492ハー ◆bD1EN8EcbE :2007/11/20(火) 23:34:18 ID:GUPSsAsp
【……今日はマールさん、どうやら都合がつかなかったようですわね……】
【今からだと、充分にロールを回す時間が取れなさそうなので、残念ですが落ちさせて頂きます】
【もし、この後でいらっしゃるようでしたら、避難所に伝言を頂けると嬉しいです】
【おやすみなさい……睡魔の誘いに負ける私を、お許し下さい】
493ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 :2007/11/21(水) 20:08:08 ID:rp+Dg2Hk
【ひっそり待機します】
【プロフは>>14にあります】
494ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/21(水) 20:15:57 ID:nI8BvhQ3
>>493
【お相手よろしいであろうか?我が紋章は>>61にあり。活動時間は22時頃までである】
495ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 :2007/11/21(水) 20:20:49 ID:rp+Dg2Hk
【こんばんは、お久しぶりです】
【時間了解しました!よろしくお願いします】
【シチュはどうしましょうか?ご希望はありますか?】
496ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/21(水) 20:25:19 ID:nI8BvhQ3
>>495
【場所に指定はないのであるが、暗殺者の噂は知っていたものの今更被害者が汝と知って焦って駆け付けたく…】
【そのような雑談ロールでもよろしいであろうか?】
497ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 :2007/11/21(水) 20:28:35 ID:rp+Dg2Hk
【もちろんOKですよ】
【そうなると、場所は自分の部屋か医務室辺りが妥当でしょうか?】
498ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/21(水) 20:34:25 ID:nI8BvhQ3
>>497
【汝の部屋を希望して良いであろうか?】
【よろしければ部屋の描写もふくめ汝に書き出しをお願いしたいのであるが】
【もし書き難き時は我の方から書き出すものなり】
499ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 :2007/11/21(水) 20:35:17 ID:rp+Dg2Hk
【わかりました、しばしお待ちください】
500ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 :2007/11/21(水) 20:54:05 ID:rp+Dg2Hk
(書類仕事から逃げ回ったツケが、ついに今日回ってきてしまった。)
…やってらんねーぜ、全く…
(窓辺に置かれた机に頬杖をつき、愚痴を溜息に乗せて吐く。)

(来客用テーブルと椅子が3脚、中央の空間を埋めるように無造作に放置され)
(小さな棚には本の代わりに酒や刃を磨く油などが並んでいる。)
(部屋の隅に置かれたベッドの上には、羽根布団が乱雑に横たわっていた。)
(決して広くは無い部屋には、生活に必要なものと自分の好むものしか存在しない。)
(女性の部屋にしては殺風景というか、色気がないというか…)

(暗殺者騒動でついた傷は治りかけ、うっすらとかさぶたを残している。)
(それをむず痒そうになぞりながら、溜まった書類のうち一枚に目を落とし、生欠伸。)

【遅くなってしまってすみません;】
【こんな感じでお願いします】
501ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/21(水) 21:03:54 ID:nI8BvhQ3
>>500
(部屋で書類と睨み合うヴァリタが欠伸を噛みしめた時、外の廊下で大きな足音が)
(音の位置と歩幅から大きな体格の男と知れる)
(何事かと顔を出したのだろう。女達の小さな悲鳴)

ヴァリタ!竜の紋章を司どりしヴァリタ・キャスティロ嬢はいずこ!

(低音響く男の声が大音声[だいおんじょう]で響き渡った)

【こちらこそお待たせすること、先に詫びさせていただく。それではよろしくお願いする】
502ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 :2007/11/21(水) 21:14:07 ID:rp+Dg2Hk
…うおぁっ!!
(いきなり響く足音とそれに次ぐ大声に、一瞬で眠気が吹き飛んだ。)
(しかも声は確かに自分の名を呼んだ…ような気がする。)

おいおい、何だってんだ?
俺はここに…っ!?
(すぐさま書類を放り出し、部屋の扉を開ける。)
(廊下の様子を覗き込むと豹の頭を持つ大男が目に飛び込んできて、思わず)
(口をぽかんと開けたまま絶句。)
503ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/21(水) 21:27:51 ID:nI8BvhQ3
>>502
(扉を開けた竜の紋章所有者を見つけると幻獣の緑の瞳が強く光る)

――ヴァリタ!
(小さな翼を背に持つ豹獣人のようなスフィンクスは大股で歩み寄ると
驚く竜人の両肩を斑のある大きな手で掴んでまくし立てた)

シリウスに聞いたのだ。
最近この近辺で革命軍の者を狙う暗殺者が出没し、紋章所有者を襲ったと。
その被害者の中に汝がいたのだと…!
ケガを負ったと聞いて肝を冷やし馳せ参じた。怪我は…怪我の具合はっ…!
(立ち竦むヴァリタの体を確かめるように触れると、
先日負った太股の傷(暗殺による物ではない)を認めてひざまづき、食い入るように包帯に見入った)
504ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 :2007/11/21(水) 21:44:13 ID:rp+Dg2Hk
(緑の瞳を持つ豹の顔と、聞き覚えのある声)
(その二つのヒントから、やっと獣人の正体に思い当たる。)
えっと……ター、だよな?
(肩を掴まれつつ、一応確認して)

何だ、そのことか。
(突然の来訪の理由を知り、照れたような笑みを零す。)
あァ、それじゃねェよ。そっちはこないだの戦闘でやった傷だ。
ヤツに引っ掻かれちまったのは、こっち。
(ほんの少し苦い顔で首筋を横切る傷跡を指で示すが、すぐニッと表情を崩して)
見ての通り、もう治りかけてるし大丈夫だ。
悪かったな、心配掛けちまって。ありがとよ!

そうだ。何なら、ちっと寄ってくか?
せっかく駆けつけてくれたンだ、何も出さねェで帰すのも悪いしな。
…もっとも、大したもてなしは出来ねーけど。
(悪びれずに舌を出して肩を竦めつつ、扉を大きく開けて中へ入るよう促す。)
505ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/21(水) 22:09:00 ID:nI8BvhQ3
>>504
(ヴァリタの言葉を聞き、逆立っていた毛並みが徐々に収まっていく)

…………。
(跪いたまま瞠目するとヴァリタの膝へ額をあてた)

――そなたが無事で良かった。
勇ましき竜の戦姫よ。
汝が倒れて悲しむはそなたの身内だけではないことを知って欲しい。
一人で無防備に歩きめされるな……。
(すっくと立ち上がり、改めてヴァリタを見下ろして微笑む)

そう、まこと我はターである。
この姿で会うは初めてであったな?
紋章鑑定の際はこの姿取ることにしておる。
相手によっては獣の診断では不服と申すゆえ。
(そう言うとヴァリタに示された首の傷痕を舌先で辿るように舐めた)

毒はないようであるな。
(そうして招かれた部屋内に興味を示して入ろうとするが、しかしその歩みを止める)
(急ぎの用があったこともあるが、背後で物見高そうに覗く女達にヴァリタに醜聞立ってはならじと思いとどまったのだ)

………いや、此度は辞退し、次の機会に是非訪れよう。
汝の好む花はないかな?こちらでは負傷者に花を贈る作法あると聞く。
それと、実は話聞いて仕事中にシリウスの前から席を外してしまったのだ。
汝の無事を確認したからは取り急ぎ戻らねばならぬ。
お体、いたわられよ。
(ヴァリタに一礼をすると騒ぎを起こした幻獣は元来た方へと去っていった)

【申し訳ない。早くも時間である。次は汝の部屋で会いたいものである】
【慌ただしき〆になってしまった事をお詫びしたい。お相手を感謝するものなり】
506ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 :2007/11/21(水) 22:42:05 ID:rp+Dg2Hk
大丈夫だ、もうあんなヘマしねェよ。
(こんな風に女性扱いされるのに慣れていないため、どう応えていいかわからず)
(ついぶっきら棒な口調になってしまう。)
(しかし、心から気にかけてくれたことは素直に嬉しくて)
――でも、そうだな。
あんまりお前らに心配かける訳にもいかねェし、出来るだけ無茶はしねェよ。
それは約束するぜ。

へぇ…お前、変身でき――ひゃっ!?
(首をなぞる温かい感触に、思わず体が小さく跳ねる。)
(おそらく相手に他意はない。)
(そう思っているのだが、条件反射的に顔が僅かに赤らんで)

そうか、そりゃ残念だ。
ま、菓子でも用意して待ってるからよ。そのうち来てくれな?
(つまらなそうに唇を尖らし、遥か高い所にある緑の瞳を見上げて)
花はよく知らねぇや。
けど、もらえるンなら綺麗な紅色のがいい。俺の好きな色だ。
それ以外はお前に任せるぜ。

ふ…ンなに慌てて、ここまで来てくれたのかよ?
ほんと、ありがとな。
(大事な話し合いを抜けてまで、安否を確認しに駆けつけてくれた幻獣を)
(柔らかな微笑で見送り)
…よし、ひとふんばりするか!
(気合を入れると、書類と格闘しに再び自室へ篭るのだった。)


【いえいえ、こちらこそ遅くなってしまってすみません】
【お相手ありがとうございました!】
507ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/21(水) 22:46:06 ID:AK559ckY
【ターさん、ヴァリタさん、お疲れ様でした!入れ違いに待機します。
プロフは>>8、0時位までいる予定です】
508ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/21(水) 22:51:08 ID:AK559ckY
【あ、書き忘れてしまいましたが、先日のロールで凍結、解凍で長時間、スレを占有したばかりなので
今回は凍結なしで、終わらせられるロールを希望です】
509ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/21(水) 22:55:33 ID:wCOzz5Qr
【20分程お相手見つからなかったらよろしいですか?】
510ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/21(水) 22:56:52 ID:AK559ckY
【勿論、大歓迎です♪ただ、上記の通り凍結なしが希望なので、ルミエールさんの
リミットを最初にお聞きして宜しいでしょうか?】
511ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/21(水) 23:17:02 ID:wCOzz5Qr
【リミットは3時頃です】
【一回で収めるならば軽い内容の方が良いですね】
【お見舞いロールとか手頃だと思いますがいかがでしょう?】
512ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/21(水) 23:18:23 ID:AK559ckY
【リミット、了解しました。ではそんな感じで書き出しをお願いしてしまっても宜しいですか?】
513ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/21(水) 23:34:21 ID:wCOzz5Qr
……♪
(ビオティーテが暗殺者に襲われて負傷し、入院しているらしい)
(その件に関しては箝口令でも布かれているのか、事件の詳細は今の所不明である)
(しかし、少なくともビオティーテの命に別状は無いとのことで、見舞いに向かうルミエールの顔に陰りは無かった。むしろ上機嫌である)
(見知った顔が入院してるなんて耳にしたらもう少し不安そうにしても良いような感じがしなくもない)
入るよ〜
(軽くノックした後、返事も待たずに病室のドアを開け放った)


【ではではよろしくです】
514ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/21(水) 23:50:04 ID:AK559ckY
(先日、いまだに体調の回復しきらない身の上で脱走をはかった不届きな患者は
しかし今は大人しく寝台の住人となっていた)
……。
(財政にさほどゆとりがあるとは言えない革命軍であるから、
その治療院の施設の規模もまた推して知るべし、である。
本来、いくら重症患者であるとは言え、外様の一時雇いの傭兵などに、
個室の病室があてがわれるなど有り得ない事であったが、その傷を負った経緯の重要性と不穏さゆえに
他の者から隔離する目的もあって、一人、やや離れた位置にある個室で療養する事となっていた女は
ぼんやりと病室の窓の外、強い北風に散っていく葉を眺めていたが……)
……。
(廊下を歩み、此方に近付いて来る足音と気配を察知すると、その黒瞳に刃の光を閃かせ、
寝台の敷布の下に忍ばせてあった短剣の柄に、そっと手をかけた、が)
……どうぞ。
(扉の外から聞こえた声に、淡雪が溶ける様に警戒と緊張が消え、短剣の柄から手を離すと
扉を開けて入って来た人物に、小さく微笑みかけた)
……今日は、ルミエール。わざわざ見舞いに来てくれたの?
(いつもの黒い裳服ではなく、白い患者服を纏いその上にストールを巻きつけた女は
本人に自覚はないが、まるで、一人で置き去りにされた子供がようやく親を見つけた時の様な
……何とも言えない、安堵と喜びの表情をしていた)

【此方こそ、よろしくお願いしますね】
515ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/22(木) 00:08:15 ID:kUC0FBoZ
そそ、御名答〜
(ひらひらと手を振り笑みを返すと、ドアを後ろ手に閉めた)
(白い患者服に身を包んだビオティーテは白い肌と華奢な身体も相まって随分と弱々しい印象を醸し出しているが、しっかりとした口調とその表情から察するに健康状態は良好のようだ)
ま、何か色々あったみたいだけど……聞いてたより元気そうで安心したよ
(ベッドの傍らに椅子を引いてきて腰掛け)
あ、リンゴ食べる?
(ポケットから良く熟れた真っ赤なリンゴを取り出して見せた)
516ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/22(木) 00:27:19 ID:iezw3qrc
……来てくれて嬉しいわ。
こんな有様だがら、何のお構いも出来ないけど……。
(自分とは違って、健康そのものに見えるルミエールを見上げ、椅子を勧め様としたが、
その前に相手は椅子を此方に寄せて座ってしまった。素早いな、とその様に小さく笑ってしまう)
……やっぱり今回の話は結構、広まっているの?
(色々……と、いうルミエールの言葉に小首を傾げると、やはりここ数日の体調不良の影響か
元々、肉の薄い造りなうえに、更に細くなった様に見える肩の上を、垂らしたままの長い黒髪が
さら、と流れ落ちる様に動き、林檎を差し出したルミエールに)
……美味しそうね、いただくわ。
(森で採ってきたものだろうか?と思いつつ)
あ、でも……ここ、食器とかないのよね。私は構わないけど、貴女もそれで大丈夫?
(戦場で食事をする事の多い傭兵稼業の身としては、いちいち食器がなければ
物を食べられない等と上品な事は言っていられない、だから自身はそれで構わないが……
目の前の相手も軍属であるから、その辺は同様であるだろうが、念の為に尋ねてみた)
517ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/22(木) 00:49:35 ID:kUC0FBoZ
いやいや、入院患者が見舞い客に気使わなくたって良いから。
(クスクスと笑って肩をすくめ)
そうねぇ、ちょっとした噂程度にはね。噂だから確かな事は分からないけど
(首を捻りながら自分が耳にした話を思い浮かべてみる。革命軍の人間を狙った暗殺者と戦って名誉の負傷をしたという武勇伝から、何処でそんな話が浮かび上がったか、痴情のもつれとかいうのまで様々に)
え、食器? ああ、ちゃんと切って皮とか剥いた方が良い? 了解了解
(言うが早いか腰の短剣を引き抜き、小さなテーブルを引っ張ってきてリンゴを切り分け始めた)
ちゃんと洗ってあるから心配しなくて良いよ……っと、はいどうぞ
(八等分にしたリンゴの芯を切り取り、皮の部分にウサギに見立てた細工を施して一切れ差し出した)
んっ、なかなか良いお味よ?
(そして自分は芯だけ処理した一切れを口に入れた。濃厚な味わいに御満悦の様子である)
518ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/22(木) 01:11:17 ID:iezw3qrc
噂……?そう……、やっぱり噂にはなっているのね……。
(首を捻って、色々と思い起こしている様子のルミエールに、きっと数多い雑多な噂話が
飛び交っていて、その中には……真実に極めて近いものから噴飯ものの事実無根の話まで……
種々様々な噂話があるのだろう。或いは何処かで情報操作の様な事も行われている可能性もある、
等と考えを巡らせながら、その内容を聞くのは色々とコワかったので止めておく)
貴女は、「上」から何も聞いてないの?……今回の騒動の顛末を。
(目の前の女性が軍内でどの程度の地位にあるのかは、そんなに詳しく知らないが、
紋章所有者である以上、やはり紋章が関わっている今回の件については話がいっていても
可笑しくない様な気がしていたので、そう尋ねてみた)
……もしかして、丸ごといくつもりだった……?
(だとしたら何とも豪快な事である。いや、常であれば、それもまた趣があって良いのかもしれないが)
いただきます。……ふふ、結構、家庭的なのね。
(器用に林檎を切り分け、更には可愛らしい細工まで施してしまったルミエールに小さく笑いながらも
礼を言って、差し出されたウサギさん林檎を受け取って口に運ぶ)
……ん。甘くて美味しいわ。有難う、ルミエール。
(蜜のたっぷりと入った林檎は甘く、濃厚で、2,3口齧って咀嚼すると、その味わいに目を細めた)
519ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/22(木) 01:32:06 ID:kUC0FBoZ
ん〜、聞いてるといえば聞いてるし、聞いてないといえば聞いてないかな。
(二つ目のウサギリンゴを作りながら呟く)
私が聞いてるのは結果だけね。貴方が暗殺者と戦って怪我して、その暗殺者が軟禁されてるって。
その暗殺者がどういう人間なのか、何で貴方が狙われたのか、どういった経緯でこうなったのか、その辺はサッパリ。
(息をついて肩をすくめ、剥いた皮を皿代わりにしてウサギリンゴを置く)
そりゃあもう、もぎたてを丸かじりってのが一番よ。退院したらまたあの森行ってみる? これ、そこから失敬してきたやつなのね。
(クスクスと笑って一切れ口に入れた)
(ビオティーテもリンゴの味に満足しているようで、採ってきた甲斐があったというものである)
520ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/22(木) 01:52:25 ID:iezw3qrc
……成る程、ね……。
(ルミエールの答えを聞き、少し俯き加減で首を傾げ、暫し考え込んだ後、ふ、と顔を上げて)
……ねぇ、ルミエール。実は私ね、今回の顛末に関係する事で貴女に言いたい事があるの……。
あ、そんなに大した事じゃないんだけど。
(言いたいのは「礼」であった。ルミエールにあの夜、紋章とそれに関する話を聞いていたからこそ、
自分は命を繋げたし、友人の心を傷つけずにすんだ……その感謝を。――しかし)
少し長い話になるかもしれないし、此処の上層部が今回の件を隠匿しているのなら、
今、私が貴女に話す事で、もしかしたら、貴女に迷惑が掛かるかもしれない……
その辺をふまえた上で、それでも良ければ……。
(そこまで言って、傍に置かれた椅子に座るルミエールの方に、寝台から身を寄せ、その瞳を
近い位置から見詰める。長身の相手ではあるが、寝台の方が椅子より高いので
視点の高さは同程度になり、そのおかげでしっかりと相手の瞳を捉える事が出来た)
……聞いてくれる?私の話を……。
勿論、嫌だったら、断ってくれていいのだけど……。
(そして、そのまま相手の答えを待つ。
いつになく近い距離でルミエールを見詰める、漆黒の瞳は何処か不安げに揺れていた)

そうね。貴女と一緒なら立ち入り禁止区域に入ってしまったりしないでしょうし……。
以前、あそこで見付けた栗の木、多分、今頃いい感じだと思うのよね。
(実は前々から目をつけていた、それを思い出して、未練にため息をひとつ)
……あの栗が全部落ちてしまうまでに、退院出来るかしら……。
(先程、貰ったひとつを食べ終わると、そのまま自然に
ルミエールが置いてくれた二つ目の林檎に手が伸びた)
521ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/22(木) 02:07:12 ID:kUC0FBoZ
ん? どうしたの? 改まっちゃって。
(隠匿とは大袈裟だなとは思いつつも、自分を真っ直ぐに捉える瞳は真剣そのもので)
良いよ、私で良ければ遠慮無く言ってごらん? 実の所、私も詳しく知りたかったからさ
(不安げなビオティーテの瞳をしっかりと見つめ、安心させるかのように微笑んだ)
522ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/22(木) 02:10:44 ID:kUC0FBoZ
【こちらのミスでレス消失してしまったので、取り急ぎ要点のみで失礼します……orz】
523ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/22(木) 02:27:39 ID:iezw3qrc
(ルミエールの笑顔に、力をもらった様に此方も微笑み……そして、ゆっくりと語り始める。
――今回の事の顛末を、自分自身でひとつひとつ思いだす様に、噛み締める様に)

(まずは、革命軍の依頼で使者の任に出向いた帰り道、行き倒れた男と出会い、助けた事。
そして、その男を看護しながら、すごした時、何処か自分とよく似たところのあり、
それでいて自分にない強さと弱さを併せもった、その男と友人になった事。
彼から、暗殺者に対する警告を受け、夜に一人歩きしない様、警告を受けたが
自分が2年前からずっと捜している大切な人に関する情報が入ったとの報せを受けて
夜更けに城下町まで、灯りも防寒着も持たずに慌てて出向いて……その帰り道に
友から警告され、更に此処でも暫く前から噂になり、手配書も出ていた暗殺者に襲われた事)

――それが……彼、私に暗殺者について警告してくれた……友人自身だったのよ……。

(そこまで語ると瞠目し、一息ついてから、再び続きを話を始める。
丘の上での死闘、ルーンの共鳴、そしてその勝負の結果、自分が傷を受け戦闘不能となり……
後は止めを刺されるのを待つだけだった事、最後の頼み、薄れていく意識の中で感じた友の涙――)

……そこで私の意識が途絶えて……気付いた時には此処で治療をされていたわ。

(そして、自分をここまで連れて来た男が拘束された事を聞き、処置がすんだばかりの身体で
シリウスの元に走った事、シリウスに自分と暗殺者がルーン持ちである事を打ち明け
友人の命乞いの直談判をした事……ひととおり語ってしまうと、細く長い吐息をついて
呼吸を落ち着けてから、長い話に耳を傾けてくてた相手を見詰めた)

……有難う、ルミエール。貴女に言いたいのはお礼だったの。
貴女がルーンの事を教えてくれたおかげで、今の結果になったの。
……きっと、あのまま私を殺していたら、彼は深く傷ついていた……。
……私にない強さをもつひとだけど、おなじくらいの脆さも持っていて、優しい人だから……。
524ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/22(木) 02:28:30 ID:iezw3qrc
【大丈夫ですよー。お気になさらず。時間的にも〆を考えた方が良さそうですし】
525ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/22(木) 02:56:33 ID:kUC0FBoZ
…………なるほど、ね。
(ビオティーテが語っている間、時折頷く仕草を見せるだけでただじっと、静かに耳を傾けていた)
(最初に話を聞いた時から疑問に感じてはいた。何故暗殺者相手に担ぎ込まれるような怪我を負ってまで生きていられたのか、何故その暗殺者がここで軟禁されているのか)
(ビオティーテの話で取り敢えずその疑問は全て払拭されたようで、長く息をつき、全てを語り終えた彼女に多くは語らず、真摯な眼差しと笑顔で労い)
礼なんて良いわよ。まあ、きっかけくらいにはなっただろうけど、最終的な結果を導き出したのは貴方とその彼でしょ?
例えルーンの事を知らなかったとしても、貴方が彼の事を思って、そして彼が貴方の事を思って行動した事は変わらないはずよ。そこにルーンの伝承がどうのこいのとかややこしい事情なんて関係無かった。違う?
(じっとビオティーテを見つめたまま、微笑を浮かべつつ問い掛けた)
経緯はどうあれ、結果的には丸く収まってるのね。運命とやらがそうさせたのか、結果に運命が付いてくるのか、出来れば後者を信じたいわね。
(苦笑し、肩をすくめる)
……それで、貴方はこれからどうするの?
526ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/22(木) 03:15:56 ID:iezw3qrc
(心遣いの感じられる笑顔に、柔らかく微笑み返すと、ゆっくりと頭を振って)
……きっかけくらいって言うけど……きっかけって、とても大きいものだと私は思うわ。
ルーンの事を知っていなくても同じ結果になっていたかも知れないし、そうでないかも知れない……。
ただ、唯一、確かなのは、やっぱり貴女が私に教えてくれた話があってこそ、今があるって事。
だから、やっぱり私は貴女に感謝するわ、ルミエール……。
(そうであったかも知れない仮定の話よりも、今、目の前にいる人に心の底から感謝を。
――それこそが、今の自分にとって何よりも大切な事――だから。
もう一度、身を乗り出し、椅子に座るルミエールの手にそっと自身の手を伸ばし重ねると)
……本当に有難う、ルミエール。あの森で貴女に出会えて……本当に良かった。
ルーンがどうとか、運命がどうとか……そんな事はどうでもいいけど、私にとってそれだけは真実だわ。
(重ねた手に伝わる感触は、弓を引く者だけあって、大きく強かった。そしてその温もりは暖かい……。
――それは、目の前の女性が、自身で鍛え上げた強さと、その心の温もりの証である様に感じられた)

……これから?
……そうね。まずは傷を癒さなければ。後はそれから、ね。
ごめんなさい。此処にいるって答える事は出来ないの。
私にはやらなければならない事がある、捜さなければならない人がいるから。
その為にも、ひとつの組織に所属する事で、自由に行動が出来なくなるのは……
あまり歓迎できない事態だから……。
(何となく通じる、相手の望む答えを返せない事に心苦しさを感じながらも、その瞳を見詰め
今の自分の真実の答えを返した)
527ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/22(木) 03:39:54 ID:kUC0FBoZ
え? あ、いやぁ、そんなに面と向かって言わないでよ、照れるからさ。
(自分の手に重ねられる、細くしなやかな手を軽く握り返し、まんざらでもない様子で笑う)
(最初出会った頃の警戒心が嘘のように消え失せ、自ら手を重ねてくるまでに無防備になっている)
(自分に対して開放的になってくれるのはやはり気持ちの良いもので、お節介だとは思いつつも何処か危なっかしいビオティーテに対して世話を焼きたくなってくるものである)
そうだね。まずは、身体を万全にね。
それと、あくまで私の考えなんだけど……。一つの組織に所属するってのも選択肢としてアリだと思うわ。
貴方が探さなければいけない大切な人も同時に貴方を探してるとなると、行き違いってのが起きちゃうと思うのね?
だから、貴方がここで頑張って名前売ってここに居るから早く迎えに来ーいぐらいの勢いでドンと構えるのも良いんじゃないかな。
それに、ここである程度信頼を得ちゃえば、遠くの街に行く部隊についでに情報集めてきて貰うなんてことも出来るわよ?
……まあ、強制はしないけどね
(苦笑しつつ、ウサギリンゴを並べていく)
528ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/22(木) 04:02:17 ID:iezw3qrc
(握り返された手を、此方も先程よりもしっかりと握る。体力のかなり低下している今、
それはどこか弱弱しいものではあったけれど。)
……。
(本当は何度でもお礼を言いたい位なのだが、あまり相手を照れさせてしまっても良くないだろう。
だから、それ以上は言葉にせず、手を握り合ったままルミエールの顔を見詰めて微笑んだ。
――幾万分の感謝を込めて。固く閉ざされた花の蕾が柔らかく開いていく様に―)

(ルミエールの言葉を聞いて、考えこむ様に首をひねって)
行き違い……考えた事もなかったけど……そうね、そういう可能性もあるのよね……。
……でも、迎えに来るのを待っていられる様な性分じゃないのよ。
(そう、捜して、求めて、歩き続けていなければ、動き続けていなければ、
絶望と悲嘆に囚われて自分はきっと立っている事すら出来なくなる。
あたかも、常に泳ぎ続けていないと息の出来ない魚の様に……)
……それは、盲点だったわ。……一つの軍に所属すれば軍規やら何やらで
束縛されるだけだと思っていたけど……そんな考え方もあるのね……。
(そして、目の前の女性はそういう立ち回りが上手そうだ、と何とはなしに思いながら
並べてくれたウサギ林檎を、もう一つ取って口に入れた)
……まず、今は身体の回復に努めるのが第一だけど……。
考えてみるわ。貴女の教えてくれた事を。

【リミットを大分オーバーしておりますが、大丈夫でしょうか?
次かその次くらいで〆に入りたいと思いますが、ルミエールさんの方で限界っぽかったら
次で〆てくださっても大丈夫ですが……】
529ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/22(木) 04:26:07 ID:kUC0FBoZ
……♪
(何となく、ビオティーテの笑顔が今までに増して開放的で、無垢な花を思わせるような純粋さを感じさせるもので、ついつい釣られて笑顔を向けてしまう)
(何とかして守ってあげたい、決して枯れさせてはならない、見る者にそう思わせる笑顔――)
そうそう、物は考えよう、人は使いようってね。使うっていっても一方的な利用じゃないからね? 誤解無きよう。
(肩をすくめて笑い)
まあ、こうしてゆっくり考える時間もある事だし、焦らないようにしましょ。お互いにね
(ウサギリンゴを口にするビオティーテにウィンクする)
んじゃ、せっかくだから、その大切な人について詳しく聞きましょうか?
私も仕事柄色んな所に行くから、情報集める事くらいは協力するわよ。
報酬は……そうね、貴方の見つけた栗の木の場所で良いわ。
(最後のリンゴを口に入れてクスクスと笑い)
それじゃまずは、容姿と名前と……あ、ノロケ話も嫌いじゃないわよ――――
(そんなこんなで、ルミエールが回診しにきた医者に追い出されるまで話は続いたとさ)


【いえいえ、大丈夫ですので時間の事はお気になさらず〜】
【私こそ長引かせてしまってすみません……】
【流れがちょうど良さげなのでこちらはこれで〆させて頂きます。最後の方の下りはマズそうな内容でしたらかわしちゃって下さいな】
【それではお付き合い有難うございました。お休みなさいませ〜】
530ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/22(木) 05:01:15 ID:iezw3qrc
利用するって言うと言い方は良くないかも知れないけど……お互いがお互いを利用しあって
それを双方が納得しているなら……それは協力関係、って言えるかも。
(小首を傾げて少し考えこみながら、そんな回答を導き出して)
そうね。そう考えると、こうしてベッドに横になっているだけの時間も……無為じゃないのかもしれないわ。
(可能な行動が限られていて、何処か焦燥を覚える今の状況も、考え方を変えれば
そう悪いだけのものでもないのかも知れなかった。
――そして、自分ではとても導き出せない様な、前向きにして実質的な思考を持つルミエールに
尊敬に似た感情すら覚えた)

貴女なら、すぐに見付けられそうな場所にあるけど……。そんなもので良いなら喜んで。
……それだけだと申し訳ないから、あの栗で何かお菓子でも作って差し入れするわ。
そうね……あの栗と、甘芋と蜂蜜でパイでも焼こうかしら。
(二人で林檎を平らげ、ウインクするルミエールに悪戯っぽく笑うと)
……また、長い話になるわよ?いいえ、さっきの話よりもずっと長くなると思うわ。
……それでも?
(話していいのか、聞きたいのかと確認を取ってから、話しはじめる。
誰かに……いや、他の誰でもない、目の前の女性に、聞いて欲しかったのかも知れない。
――自分が誰よりも愛した人。自分を愛してくれた人。今の自分を作った人の事を……)

――彼の名前はサダルスード=エルシーク。愛称はサード。彼の友人は皆、そう呼んでいたわ。
私は、彼の名の響きが好きで……略さないで呼んでいたけれど……。
年は私の一つ上……最も、色々と子供っぽい人だったから
二人並ぶと私の方が年上に見られがちだったのだけど。
赤味の強い金褐色の髪で、猫みたいな形をした目は優しい琥珀色で……
明るい日差しの中では黄金に、暮照の元では朱金に……まるでその時の太陽そのものを
映したかの様に見えて、夜の下や室内では、大地や木々の落ち着いた色合いになった……
――光の下で色を変えるその瞳を間近で見るのが、私はとても好きだったわ。
バルトレーク群島って知っている?ここからだと南東に位置する、穏やかで暖かくて海の綺麗な群島。
そこの出身で、故郷を離れて何年も経っても、どこか海の……潮の香りのする人だった。

(その後、出会いから、二人の過ごした日々の話まで……まるっきりノロケ話としか言い様のない
長話を延々と、医者が来るまで、いや、医者が来た後も、続け……
結局、業を煮やした医者が二人を引き離すまで、それは止まらなかったのだった……)

【それでは、私もこれで〆で。長い時間のお付き合い、感謝です!】
【マズくはありませんよー。ただ、この辺をがんがん出しすぎると、お相手に負担なんじゃないかと
セーブしていただけで。むしろ折角の設定を出す機会をくださって有難うございますw」】
【革命軍入りフラグの強化も着々と進んで、2重3重に感謝です。
それではお付き合い、有難うございました。お休みなさいノシ】
531シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 19:15:45 ID:Zs3YLmaP
【待機します。プロフは>>18
【複数人の雑談でもOKだよ】
【変身モードでは1対1ね】
【あと、8時頃にいったんお風呂落ちします】
532シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 19:50:02 ID:Zs3YLmaP
【お風呂に入ってきます】
【1時間くらいで戻ってこられると思う】
533シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 20:42:13 ID:Zs3YLmaP
【戻ってきました、いちおう】
【いちおうなのは、ちょっと茹だりすぎちゃったから】
534ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 20:48:23 ID:3sJzGKSc
【お願いしてよろしいかな? こちらのプロフは>>25なのだが】
535シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 20:52:39 ID:Zs3YLmaP
>>534
【こんばんは、ネリエロスさん】
【何か希望はありますか?】
【私が思いついたのだと訓練中に差し入れを持って行く、とかだけど】
536ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 20:56:19 ID:3sJzGKSc
【こちらからは特に希望はないな。では、シア嬢の案を採用ということで】
【舞台を城内にするか城外にするか、書き出しはどちらにするかを、決めていただけるだろうか】
537シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 21:01:43 ID:Zs3YLmaP
>>536
【では、場所は場内で】
【書き出しはどんな訓練風景なのかを知りたいのでお願いできますか?】

【ネリエロスさんは訓練中は鬼軍曹なんですよね】
【ロールとしてシアが邪魔にみえたら遠慮なく邪険にしていいですよ】
538ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 21:09:16 ID:3sJzGKSc
【承知。それではこちらから始めさせていただく】

手に力を入れるのは当てる一瞬だけだ! だらだらと力を入れても剣先が鈍るだけ、疲れるだけだ!
そこのお前! 腰が入っとらん! 腕だけで敵を倒せると思うな!
そこの貴様! ・・・
(夕暮れも近い城内の演錬場。新兵の基本中の基本、要するに素振りをやらせ、フォームのチェック。
ある程度慣れてくると多少体勢が崩れても威力のある一撃が出せるが、今のこいつらには無理な話。
それゆえに、徹底的に基本を教え込む。が、新兵とはいえだらしなさすぎる。もう少し
きびしくしなければならないかと考え始めている)
539シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 21:19:04 ID:Zs3YLmaP
>>538
【では、よろしくお願いします】

えーと、演錬場はこっちだっけ。
騒がしい声も聞こえてくるし。
(果物をたくさんつめたカゴを台車で運ぶシア)
(新兵はばてやすいので差し入れを持って行くよう頼まれたのだった)
うわぁ……すごい……。
(場内の通路を抜けて広い場所に出ると、たくさんの兵士が剣を振るっていた)
えっと、あの人が先生なのかな?
(へっぴり腰な兵士を怒鳴りつけている初老の男を見つけ、声をかける)
すみませーん、差し入れ持ってきましたーっ。
540ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 21:25:33 ID:3sJzGKSc
(新兵達の足腰を確認しながらゆっくり歩いていく。すると演錬場の隅から
少女の声が聞こえた。声のした方を向くと、声に相応しい容貌の女の子が台車を押しながら
入ってきていた。厳しくしなければならないと考えていた矢先、休憩をとらせる必要もないと思い)
全員、そのまま続けるように! 手を抜いても見ているからな、忘れるな!
(演錬場全体に響くような声を張り上げ、右足をひきずりながら少女の近くまで
歩いていく)
あー、すまないが今は訓練中でな、差し入れは必要ないのだよ。とりあえず、持って帰ってくれるかな?
(目の前の少女は兵士ではないので、自然口調が優しくなる)
541シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 21:37:18 ID:Zs3YLmaP
>>540
……?
(自分の方に歩いてくる男はケガでもしているのか右足を引きずっている)
(それに気を取られていた間に言われた信じられない言葉)
……えっ、えー!?
せっかく持ってきたのに、持ち帰れだなんて、あたいが困っちゃうよー。
あたいが勝手に持ってきたんじゃなくて、ちゃんと頼まれて持ってきたんだもん。
子供のお使いじゃないんだから、駄目と言われて持ち帰れないよ。
(腕を組んで、優しそうに話してくれてはいるが、やはり怖そうな男をじっと睨みあげる)
あの人たちだって疲れているみたいだし、ちゃんと栄養とらないと力も入らないんじゃないの?
(正当な理由があれば持ち帰るのはやぶさかではないが、シアには意地悪をしているようにしか思えなかった)
542ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 21:46:21 ID:3sJzGKSc
(少女の言葉も正論を帯びているのだが、こちらにもこちらの考えがあってのこと。
剃っている頭をつるりとなでて、小さくため息をつく)
お嬢ちゃん、食べ物を与えないのも訓練の一環なんだよ。戦場じゃ、疲れたからと言って
すぐに休めるとは限らない。ワシだって3日の間飲まず食わずで戦ったことがある。
これは、疲れていようと空腹だろうと正確に剣を振れるようになるために必要なことなのさ。
だから、せめて兵士達から見えない場所に隠しておいてくれないかな。
(あくまでも優しく諭すように。その間でも新兵達のチェックは忘れない。やおら新兵達へ
振り返り声を張り上げる)
そこのお前! 腋を閉めてまっすぐ振り下ろせ! 体重を乗せて重みで斬るんだ!
そこのお前! ・・・
543シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 21:55:57 ID:Zs3YLmaP
>>542
そう言われれば分かるけど。
ふーん、そんな訓練もするんだ。
(男とヘロヘロな新兵達を見比べて)
分かったわ。
それじゃ、あそこの通路に隠して置いておくから。
(そう言って台車を元来た通路に押し戻し、見えない位置でカゴを降ろす)
よいしょっと…………。
(空の台車を手にして通路の両側を見比べて、よしと一言いって演錬場へ戻る)

やっぱり、あたいが受けた自衛の訓練と違って厳しいんだね。
(邪魔にならない位置でじーっと訓練の様子を見つめる)
544ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 22:05:20 ID:3sJzGKSc
(少女が聞き分けてくれ、台車を通路へと運んでいく。安堵のため息をつき、
また新兵達の列の中に入っていく)
力の無駄遣いをするな! 小指から人差し指へ力を入れたほうが剣を切り返しやすい!
ほらお前! 背筋を伸ばせ! 足元の虫とでも戦うつもりか! そこのお前も!

(ふと気がつくと、演錬場の壁近くで先ほどの少女が様子を見ている。兵士達の
気が散るといけないので隠れてくれるように頼もうと思った瞬間、新兵の一人が
気を失って倒れた。やれやれという顔になってしまう)
ワシの頃はこんなヤワな兵士はいなかったんだがな。一晩ぶっ通しで素振りなんて
普通じゃった。それはさておき、
(少女に向き直り、声を上げる)
すまんが、こいつを運び出すのを手伝ってくれんか。少し休ませんといかんでな。
545エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 22:07:28 ID:koZP2gi7
【複数雑談可、とのことで顔を出しましたがよろしいでしょうか】
546ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 22:10:16 ID:3sJzGKSc
>>545
【こちらはシア嬢さえよろしければ。ということも避難所で書いた通りです】
547エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 22:12:59 ID:koZP2gi7
【では、一応ユーリ・ルイス隊の副官として、師範代を務めましょうか】
【足の悪いネリエロス氏の手伝いとして実際に打ち込みの相手をしてやってるとか】
548シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 22:14:27 ID:Zs3YLmaP
>>544
……あ、倒れた。
大丈夫かな?
(取り敢えず頭は打ってなさそうだが、疲労で体を壊してしまうこともある)
(どうしようかと悩んでいる間に先程の男に声をかけられる)
はーい!
(倒れた新兵にかけより、その腕をとる)
よいしょっと。
ケガはないみたいだし、疲れただけなのかな。
あたい、水筒もってるから運んだら飲ませてあげてもいい?
549エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 22:16:38 ID:koZP2gi7
【差し支えなければ、次にネリエロス氏のレスがあったら】
【その次のターンで入ります】
550シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 22:18:24 ID:Zs3YLmaP
>>547
【ようこそです】
【レスは一人一人に返します】
【多少のずれが出たら、適当に調整しましょう】
551エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 22:21:03 ID:koZP2gi7
【おっと、3人で順番に発言するんじゃなくて】
【シアさんがそれぞれ一対一でロールするってことですね?】
【じゃ、間に必ずシアさんの発言を挟むのを待って書き込みます】
552ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 22:23:15 ID:3sJzGKSc
>>548
ああ、すまんな。それと・・・、
(周囲の新兵に聞かれないように、少女の耳元で囁く)
先ほど持って来てくれた果物をジュースにして飲ませてやってくれ。見たところ、
ただ疲れてるだけのようだからの。疲労状態からの回復には甘いものが特効薬だ。
人手が必要になったら、ワシを呼んでくれ。
(そこまで言うとまた立ち上がり、新兵達に睨みを効かせ)
まさかお前たちの中にこいつのように倒れて楽をしようとする奴はいないだろうな。
甘ったれた考えは兵士にとって毒だ! 楽をしていい目をみようなどという奴は
帝国に尻尾でも振ってろ! それがいやなら素振りを止めるな!
553シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 22:24:37 ID:Zs3YLmaP
>>551
【いえ、私をあえて挟まなくていいですよ】
【3人で、3つのロールが平行するイメージです】
【で、他の人のを見つつ進めると】
554ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 22:27:34 ID:3sJzGKSc
>>551 >>553
【ふむ、そういった複数ロールは経験ないのだが、やってみよう。もし誤りが
あったなら、その都度指摘してもらえるだろうか?】
555エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 22:32:30 ID:koZP2gi7
(ネリエロスの練兵を手伝うようにと命じられて、時間通りにやってきた)
失礼します!ユーリ・ルイス隊のエヴァン・ジャスティンであります!

(早くもへばっている様子の兵を見て、心の中で)
素振りだけで、もうこの有様か?
どんだけしごいてるんだ、彼は…

(視界の隅には、倒れたものに果物を与える少女の姿)
(厳しくあるべき訓練の場で、なぜそんなことをさせているのか)
(へばる兵たちとのギャップにしばし混乱する)

556シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 22:36:02 ID:Zs3YLmaP
>>552
あ、はい。
(男の言葉を聞いて小さく返事をする)
よいしょっ、よいしょっと。
(倒れた新兵を壁際まで運び、カバンを枕に寝かせる)
ジュースか……。
(水筒とナイフだけ持って通路に戻る)
ええと、ナイフでどうにかなるのは……これ。
(カゴから桃を取り出し、ナイフで小さく切り取って水筒にいれる)

まだ倒れたままね。
(新兵の元に戻り、頭をかかえて水筒の中身を飲ませる)
はい、簡易ジュースだよ。
こぼさないようにね。

(そして訓練の方に目をやって)
父ちゃんも昔はあんなにヒョロヒョロだったのかな。
さっきの人も父ちゃんも若いころがあったはずだけど、あんまし想像がつかないや。
557ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 22:39:14 ID:3sJzGKSc
>>555
(指示した時間にやってきたエヴァン・ジャスティン。自分から見れば新兵と
同レベルなのだが、すでに正式にルイス隊に配属されているのでしごくわけにもいかない。
が、怒鳴ることはできる)
遅いっ! 言われた時間に来るだけなら子供でもできるぞ! 練兵補助に何が必要か、
その準備をどうすればよいか、考えればもっと早くに来るはずだ!
今はやることはない! 壁にへばりついて黙って見てるか、訓練に参加しろ!
(あっさりと言い捨て、一顧だにすることなく新兵の状況を監視)
558シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 22:40:37 ID:Zs3YLmaP
>>555
あれ、若い人が来た。
先生役の人みたい。
(若い男が何やらちらちらとこちらを見るので、思わず小さく手を振ってもらう)
559ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 22:46:08 ID:3sJzGKSc
>>556
(少女のほうにちらりと目をやると、水筒の水を飲ませている少女の姿が。
ここで思い出したことが一つ。新兵達の動きに神経を向けながら、少女のほうへ歩いていく)
面倒をかけてすまんな。さっき忘れていたことが一つあったよ。ほらこれさ。
(腰に吊るしていた皮袋を外し、少女に渡す。中は空だ。いろいろなことに使えるので、
傭兵時代から持ち歩くのが癖になっていた)
この中に桃のような柔らかい果物を入れて揉み解してごらん。あっという間にジュースが作れる。
少し皮の味がつくが、まあそれくらいは愛嬌だと思っておくれ。
560シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 22:57:44 ID:Zs3YLmaP
>>559 ネリエロス
ううん、そんなことないよ。
好きでやっているんだし、訓練の様子もみたいから。
(そして革袋を受け取り)
あ、なるほど!
なんかまだ増えちゃいそうだし、あたい作ってくるね。
(また通路に戻り、柔らかい桃を選んで革袋につめる)
さすがに足で踏むのはお行儀悪いよね。
(革袋を床に置き、膝で中の桃を踏み潰す)

(簡易ジュースを持って戻るシア)
さて、倒れちゃった人は増えてるかな?
みんな頑張って強くなってくれるといいんだけど。
561ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 23:09:37 ID:3sJzGKSc
>>560
(皮袋を受け取って通路へ消える少女を、優しい目で追うネリエロス。だが、
新兵へ向き直った時には厳しい形相になっており)
まだまだへばるには早いぞ! それで帝国に勝つつもりか? それともその剣で
畑でも耕すつもりか? 腰がふらついてるぞ! もっとアゴを引け!

(少女が戻って来た時には、まだ倒れた者はいないが、ダウン寸前の者はかなりいた。
それを見て、やはり少し休ませた方がいいかと考え始めている)

【避難所にありましたが、エヴァンさんは接続不良のため落ちるそうです。
再び二人ですが、お願いします】
562エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 23:14:22 ID:koZP2gi7
【すいません、復活しました…】
【よろしければ、次のターンから入っていいでしょうか】
563シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 23:15:38 ID:Zs3YLmaP
>>561
うわぁー、みんなばててるなぁ。
まだ続けるのかな?
ちょっと聞きたいことがあるけど、話しかけたら邪魔だろうし……。
(ちょっとハラハラしながら訓練の様子を見守る)

【はい、わかりました】
564ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 23:16:29 ID:3sJzGKSc
>>562
【こちらはかまいませんよ。現時点なら影響はないだろうし。それでは、
>>557のレスをお願いします】
565シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 23:20:15 ID:Zs3YLmaP
>>562
【私もいいですよ】
566エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 23:20:19 ID:koZP2gi7
【お待たせしてすみませんでした】

>>557
失礼いたしました!
よろしくお願いします!

(早い話、練習台にされるのである意味、訓練生たちよりも体力的にはきつい)
(だからこそ、数人が駆り出され交代で訓練の相手を務めるわけだが)
(この分では相当こき使われるだろうと覚悟を決める)

(練習用の剣を構えて)
さあ、誰から来る!
567ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 23:21:21 ID:3sJzGKSc
>>563
(再び演錬場に顔出した少女。その顔には新兵への心配と状況への不安が見て取れた。
右足を引きずりながら処女へと近づく)
何か聞きたげな顔をしておるが、何が聞きたいのかな? 休憩のことならもう少ししてからと
考えておるが、その前に面白いものを見せてあげられるよ。
(少し意地悪そうな笑顔で少女に向かう)
568ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 23:27:24 ID:3sJzGKSc
>>566
(新兵達の前に出て剣を構えるエヴァン。対して長時間の素振りで疲労困憊している新兵達。
比較的疲労の少ない者を選び、模擬戦を始めさせる。他の者は素振りをやめない。
模擬戦に出る者はエヴァンの前で一礼し、剣を構える。そして剣を打ち込んでいく。
疲労している分、余計な力が抜けているため、切っ先は一直線で正直なものの、
それなりの鋭さがあった)
569シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 23:28:56 ID:Zs3YLmaP
>>567 ネリエロス
ん、うん。
聞いちゃいけないことかもしれないけど。
(様子を伺うように男を見る)
(聞くなら他の場所がよいのだろうが、気になって仕方がない様子は隠し切れない)
へ、面白いもの?
(ここで面白いとは何なのだろうか)
(シアは不思議そうに首をかしげる)
570エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 23:33:31 ID:koZP2gi7
>>568
(新兵たちの打ち込みを受けながら)
よし、今のはいい。次!
…もう少し重く! 次!

(ネリエロスが少女に何事か話しているのが視界の隅にはいる)
(一瞬、気が逸れて)
いてっ!
(新兵の打ち込みがまともに入る)
いや、いいよ、こっちが悪かった。…もう一度来い!

(今のがネリエロスに見えていただろうかと気にする)
(見られていたら、自分が叱責されるだろう)
571シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 23:36:46 ID:Zs3YLmaP
>>570 エヴァン
ぁ……。
(偶然だが、ちらっとエヴァンの失敗を見てしまう)
(面白いものって、あれじゃないよね)
572ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 23:38:01 ID:3sJzGKSc
>>569
なにかな。ワシに答えられることだとよいが。と、その前に。あそこでへばってる
新兵達を見ていてごらん。ここまで劇的に変われるものかと驚くから。
(少女から新兵達に向き直り、また大声で)
聞け! お前たちも限界が近いだろうから、この辺で休憩にする! 水を飲んでもいいし、
差し入れの果物もあるぞ! ただし、手を抜いた者には休憩を認めん! これから、素振り100回を
終わらせた者から休んでよし! 下手な振りはカウントしない! それでは始め!
(ここまで言うと新兵達の目の色が変わり、ほぼ全員一心不乱に剣を振りはじめる。
少し力が入っている者もいるが、大体がきれいで真っ直ぐに剣を振り降ろししていた)
な、面白いだろう。今までクタクタだった連中がたった一言でものすごい力を出す。
最初からこうできていれば、ワシもしごきなどする必要はなかったのに。
覚えておくといい。目の前に利益があれば、人はそれに釣られてしまうのさ。
573ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 23:42:15 ID:3sJzGKSc
>>570
……。
(エヴァンの失敗を見ていたが、今はあえて何も言わない。エヴァンの相手を
次の新兵に変え、稽古再開。次の新兵はやや小柄で、腹部や腰への一突きを
狙ってくるタイプ。小刻みに動いては隙を狙って打ち込んでいく)
574エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 23:45:59 ID:koZP2gi7
>>571-572
え?素振り?僕も?

(一瞬戸惑うが、ここは手本を見せるぐらいの気持ちで取り組まないと)
(示しがつかないと考え、剣を振り始める)

くそ、もう少し軽いのを持ってくればよかったか…
いや、ここで直にネリエロス殿に見てもらえることを感謝しよう。

(集中する)
(振り下ろす剣の軌跡に心をあわせ、一心に神経を研ぎ澄ます)
(さらに早く、更に鋭く、なお更に正しく)
…100!

(さすがに新兵よりは早い)
(作法どおり一礼して、ネリエロスに語りかける)
自分の振りを見ていただけましたでしょうか。
よろしければ、ご指導ください。

(果物は文字通り喉から手が出るほど欲しいが)
(まずは厳しい指導を仰ぐ)
575エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/23(金) 23:49:08 ID:koZP2gi7
【すいません、レス番間違えました…】
576シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/23(金) 23:50:36 ID:Zs3YLmaP
>>572 ネリエロス
うん、ほんと、人間って現金なんだね。
でも分かる気もするなぁ。
あたいだって向こう側にいたら同じだろうし、そうじゃないと生きていけないんじゃないかな。
(母と死別してからここへたどり着くまでのことを思い出しながら)

ええと……あ、そうそう。
あたいはシアっていうんだ。
それで、こんなこと聞いちゃいけないことだと思うんだけど……。
(背伸びをして小声でたずねる)
この人達って、実際に戦争に行ったら、どのくらい生きて帰れるの?
(心配顔で、厳しい答えにそなえるように手を握り締めて)
577ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 23:50:37 ID:3sJzGKSc
>>574
【微妙にずれてきているので、>>573はスルーでお願いします】
【今から>>574のレスを書きますのでお待ちください】
578ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/23(金) 23:58:19 ID:3sJzGKSc
>>574
(補佐まで素振りをしろと言ったつもりはなかったが、エヴァンも素振りをしていた。
さすがに新兵達よりは慣れているので、一番最初に終了。こちらに寄って来て指導しろなどと言う。そこで)
ああ、よかったぞ。新兵としてなら一人前だ。だが、お前さんは新兵か? 新兵と
同じことをして何を身につけるつもりだったのだ? 補佐としてやるべきことをやれ。それが指導だ。
(まだまだ未熟なエヴァンに、突き放すような物言いをする。それも一人前に育ってほしいがため。
あえて険しい顔を作り、下がってよしという風にあごをしゃくる)
579エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/24(土) 00:05:41 ID:Fm5NPqtN
【ここでシアさんの番?】
【それともネリエロスさんが>>576にレスする番ですか?】
580ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/24(土) 00:06:12 ID:EzwuD5Cj
>>576
そうかもしれないな。人間誰しも楽をしたいという気持ちはある。だが、帝国軍は
それにつけこんで罠を仕掛ける。もっとも、こちらも同じだろうがね。だからこそ、
戦場で利益を見つけたときには慎重にならねばならんのさ。それを忘れたから、この足は……。
(無意識のうちに険しい顔になり、なくした右脚をさする)

シアちゃんか、覚えておくよ。それで質問とは?
(背伸びしてくるシア嬢のために、軽く身体をかがめて耳を近づける)
どれだけ生き延びれるか、と。それは質問の意味によって答えが違ってくるな。
飲まず食わずでどれだけ戦えるかという問いなら、せいぜい1日だ。それまでに
食事と休憩をとらないとまともに戦えない。そして、一度の戦いでどれだけ生きて帰れるか
という問いなら、
(目をつぶり、少し考える)
今の技量であるなら、せいぜい8割がいいところだ。それを10割に上げるのが
ワシのしごとというわけさ。答えに、なってたかな?
581ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/24(土) 00:07:39 ID:EzwuD5Cj
【聞き忘れていましたが、お二方は何時までと考えていますか? こちらは
1時半か2時に終了したいのですが、いかがでしょう?】
582エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/24(土) 00:08:34 ID:Fm5NPqtN
【僕も1時過ぎたら〆に向けていきたいと思います】
583エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/24(土) 00:17:00 ID:Fm5NPqtN
>>578 >>580
うっ…
(己の自覚に欠ける行動を指摘され、思わず首をすくめたくなる)
(が、気を取り直して)
ありがとうございました!
心構えが間違っておりました。

(ここで果物に気をそそられるも、まだ素振りを終わってないものを見て)
(やはり途中から来た自分は最後にするべきだろうと判断する)

(剣を収め、隅においてあるタオルを取って汗をぬぐう)
(緩めた襟元からルーンがのぞく)

これからは指導する立場というものを、ちゃんと考えろ、ってことか…
(自分をここへ派遣した上官の考えを想像する)
584シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/24(土) 00:18:11 ID:6Smn/6za
>>579
【からめそうにない時はエヴァンさんへのレスは略しますね】
【ちょっとネリエロスさんに負荷がかかっちゃっているけど】

>>580 ネリエロス
戦場、かぁ……。
難しいことは分かんないけど、単純にはいかないんだね。

一日……8割……2割も……。
(厳しい顔をする少女)
うん、ありがとう。
おじさん、みんなが帰ってこられるよう、ちゃんと鍛えてあげてね。
あたいもできることは限られてるけど頑張るから。
(自分の秘密の源がある左胸をおさえながら)
あと……その……ええと、い、一年、一年以上帰ってこなかったら……その人はどうなのかな?
(泣きそうな顔で言葉を紡ぎ出すように)
585シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/24(土) 00:20:52 ID:6Smn/6za
>>581
【こちらも1時頃が限度です】
【まだ終わっていないけど、今日はやり方を失敗しちゃったかな】
586ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/24(土) 00:24:59 ID:EzwuD5Cj
(エヴァンに続くように、一人二人と終了者が出始める。終わった瞬間その場に
座り込む者も多数。素振りをいきなり止めては体によくないので、ゆっくり身体を動かしながら
休憩するように言って回る。そこで、エヴァンに目がいく)
エヴァン、お前もだ。いきなり体を止めると心臓に負担がかかる。ゆっくり体を動かしながら
心臓を落ち着かせていけ。動きにメリハリは必要だが、それができないものもあることを覚えておけ。
(エヴァンを見ながらも、座り込んだ新兵に手を貸して立ち上がらせる)
587エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/24(土) 00:31:56 ID:Fm5NPqtN
>>584
【一人一人へレス返すというより】
【自分のターンでどんな場面になっているかを考えてくれれば】
【こっちはそれでついていきますので】

>>586
(若輩に目を配るようにというネリエロスの言葉に)
わかりました、ありがとうございます。
(自らも新兵に手を貸す)
(普段隠しているルーンが見えていることを忘れている)
(新兵たちは首飾りか刺青だろうと気にも留めていない)

大丈夫か、ほら…?
(一人に果物を勧めるべく、シアの近くへ連れて行く)
(なぜか少女はネリエロスに何か問いかけながら泣き出しそうだ)
(取り込み中に見えて、少しためらうが、果物を手にとって新兵にわたし)
(自分も一つ取る)
(目はネリエロスとシアに向けられている)
588ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/24(土) 00:33:41 ID:EzwuD5Cj
>>584
一年、か。シアちゃんには悪いが、まず生きていないと思ったほうがいいな。
だが、死体が確認されてはいないのだろう? ならばまだ望みはあるよ。昔、ワシと
一緒に戦った傭兵がいて、同じように消息不明になった。だがそいつは1年半後に部隊に戻ってきた。
話によると、瀕死の重症を負った時、近くの村の住人に助けられたそうだ。しかも
その村の少女と恋仲になり、子供まで作っていたよ。そしてせっかく帰ってきたと思ったら、
村で農夫になるので傭兵を辞めたいとさ。なんのためにこっちは1年半も待っていたのやら。
っと、話がそれたな。まあ、1年以上帰ってこなくても大丈夫だった奴もいる。
要は「その人は大丈夫」と信じることさ。
(シア嬢の知人、おそらくかなり親しい人が生死不明になって1年以上たっているのだと推測し、
あえて希望を持たせるような話題を選んだ。そっとシア嬢の頭をなで、慰めているつもりになる)
589ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/24(土) 00:43:51 ID:EzwuD5Cj
>>587
(へばっている新兵はあらかたエヴァンがさばいてくれたので、特に問題はおこらなそうだった。
肝心のエヴァンの息も上がっており、暑さのためかルーンが見えるほどに服を肌蹴ている。
少し無理をさせたかと思い)
エヴァンも休んでいいぞ。あとはワシでさばける。いや、命令だ。汗が引くまで休め。
(真顔で命令する。状況変化までに体調を整え、即時対応できるようにすることも必要だと、
言外に伝えたつもりだった)
590シア ◆C9nyiTeSlc :2007/11/24(土) 00:45:45 ID:6Smn/6za
>>588
っ!
(覚悟していた言葉)
(両親以上に年齢と経験を積んだものの言葉は重く突き刺さる)
……ぁ、うん?
(だが、に続く経験から紡ぎ出された話、希望をもたらす言葉)
大丈夫……うん、あたいは信じてる。
他の人が信じてなくても、あたいが、あたいだけは……。
(目をゴシゴシこすって男に向き合う)
ありがとう!
邪魔してごめんなさい。
あたいはやることがあるから、これで戻るね。
みんなも頑張るんだよーっ!
(両手を大きく振って新兵達に叫び、くるっと回って通路へ駆け出していく)

【ごめんなさい。頭痛がしてきたのでこれで〆ちゃいます】
【は、反省は寝て起きてから】
【おやすみなさい】
591ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/24(土) 00:52:40 ID:EzwuD5Cj
>>590
ああ、信じる心は力になる。諦めなければ真実になる。だからこそ、ワシらは
革命を信じてここに集い、帝国打倒を諦めずに戦っている。及ばずながら、ワシに
できることがあったら……、
(言葉の途中でシア嬢が突然目をこすりだし、大きく手を振って皆に挨拶して
廊下に去っていく。それを軽く手を振って見送りながら)
あ、ワシの名前、教えとらんかった。

【こちらもこれで終了とします。お疲れ様でした。ゆっくり休んで体調を整えてくださいね】
592エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/24(土) 00:54:13 ID:Fm5NPqtN
>>588-590
(死体、という言葉に思わず顔をしかめ、喉もとのルーンに触れる)
(死のルーンを持つ自分にとって、死と向き合うことは他の人と違う意味合いを持つのかどうか)

(休め、というネリエロスの言葉に力なく一礼し)
(果物を手にしたまま演習場の隅に行って腰を下ろす)

(見ていると、少女は目元をぬぐいながらも手を振って去っていった)
こんな時代に、あんな女の子でさえ死と無縁ではいられない…
僕が、今このルーンを負ってここにいる理由は…意味は…
いったいなぜ…

(果物をかじるでもなくもてあそびながら、幾度も繰り返した自問自答に心をとらわれる)

【シアさん、お相手ありがとうございました】
【いろいろとごめんなさい!】
【詳しい話はまた避難所ででも】
【おやすみなさい】
593エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/24(土) 00:56:13 ID:Fm5NPqtN
【リロミス失礼】
【ネリエロスさんもありがとうございました】
【出たり入ったりしてすいません】
【おつかれさまでした。おやすみなさい】
594ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/24(土) 01:01:35 ID:EzwuD5Cj
(こちらの真意が届いたのかどうか、演錬場の墨に腰かけるエヴァン。それを見て
まともに動けないままの新兵達の世話に回る。だが、新兵達の疲労は予想以上で、
訓練を再開しても効果は望み薄だ。そこでエヴァンに近づいていき)
エヴァン、もう少し休んでから訓練を再開すべきかどうか、お前の意見を聞きたい。
595ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 :2007/11/24(土) 01:04:21 ID:EzwuD5Cj
>>593
(結局、新兵の疲労が濃いということで、今日の訓練はこれで終了とした)

【かなり強引な〆となりましたが、これで終了とします。お疲れ様でした。
そして相手していただいてありがとうございました】
596エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/24(土) 01:07:04 ID:Fm5NPqtN
(ネリエロスに語りかけられ、すぐに立ち上がる)
は、自分の意見、ですか。
(回りを見回し、判断に迷う)
(兵たちはかなりばててはいるが、ここで休ませるのはためになるのかどうか…)
(それを自分に問うネリエロスの真意も読めず、見極めがつかない)

…今日のところは、いったん解散すべきかと。
効果の上がらない訓練は、ともすれば故障の原因にもなりかねません。
(一応、そういっては見たものの、自信はない)
597エヴァン ◆.j99BWSRm2 :2007/11/24(土) 01:09:37 ID:Fm5NPqtN
>>596>>594へのレスとして、こちらも〆といたします】
【なんか色々ともたもたしてしまって申し訳ありませんでした】
【次回に生かします!】
【お疲れ様でした、ありがとうございました】
598ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/24(土) 19:31:04 ID:TYxUMe46
-------------------------------------------------------------------
◆連絡事項◆
マールさんへ。本スレの容量が心許なくなっています。
ハーさんとのロールが凍結中のままなので早めに御一報お願いします。

◆連絡事項◆
スレ状況:現在解凍予定はありません。ご自由にお使い下さい。
-------------------------------------------------------------------

【連絡事項の投下のみ。一言落ちです】
599ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/24(土) 20:10:04 ID:PatGWqxf
さて、密かに待機させてもらおうかな。
600ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/24(土) 21:19:05 ID:uPmckvKF
【規制されてないかのテストも兼ねてプロフを …今更?って言われそうだけれど】


【名前】ハイデ・ナハトリヒテ
【年齢】見た目20代前半(300年前に霊体化、肉体はどこかでとっくに朽ちたと思われる)
【性別】女…?
【職業】転送魔術師
【種族】幽鬼(人間)
【ルーン】門(心臓のあった部位)
【容姿】細身だが背は高く、脚もすらっとしている。胸は小さいが…。髪は長く、腰あたりまで伸びたストレート。喪服だろうか、長いスカートをはいている。全て白く透き通っている。
【装備】魔力貯蓄機能つき銀製魔術書カバー
【戦闘】悪意ある接触による生命力吸収(生命力は銀製魔術書カバーに魔力として貯蓄)
【NG】グロとかスカとか精神的にダメージがあるもの。(精神のみの存在であるため、何らかの要因で気力というか精神力が完全に尽きると消滅してしまうので)
【提示可能】雑談・戦闘。工夫すれば肉体関係も?
【備考】転送魔術の研究中に肉体を失い霊になったドジっ娘。
転送魔術しか使えないが、精神力・魔力の消費が激しいため使用は極力控えている。
肉体によって縛られていた魔術制御量の制限が無くなったため、生身の魔術師とは比べ物にならない正確な転送魔術を行使可能になった。
ただし霊体であるため、銀や聖水などにしか直接的な接触は不能。これらを仲介に他の物体と間接的接触をするのは可能。
ただ実質的に浮遊霊(その上に元々かなり気紛れな性格)なので、長い間一所にはとどまれないのが難点。
空を飛んだり壁をすり抜けたりする事は精神力を激しく消費してしまうので日に何回もは出来ない。良くて日に二回か三回が限度。
霊体化直後に前王冠のルーン所持者に受けた多大な恩を返そうとしたもののその所持者には断られたため、その人では無いと知りながらも王冠所持者に仕えるという意味合いで革命軍に協力している。
が、実はそれは建前で、どうにかして肉体を再獲得したいので手掛かりを探すのには革命軍に居ると色々都合が良かったりするからというだけ。貯蓄して(そして頼まれる度に転送魔術に使っては嘆いて)いる魔力も、実はそのためのもの。
601ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/24(土) 21:29:56 ID:PatGWqxf
>>600
【今晩は。
 プロフ投下のみでしょうか?】
602ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/24(土) 21:30:01 ID:uPmckvKF
>599
【っと、待機中の人が居たのね、こんばんは。まだ居るかしら?】
603ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/24(土) 21:31:02 ID:uPmckvKF
>601
【いえ、まだ居るわよ】
【改めて、こんばんは。それと初めまして、かしら】

【もし良ければ、お相手していただいても?】
604ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/24(土) 21:33:35 ID:PatGWqxf
>>603
【ああ、良かったw
 初めまして。よろしくお願いしますね。こちらのプロフは>>192です。
 何か希望されるシチュエーションはありますか?】
605ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/24(土) 21:40:04 ID:uPmckvKF
>604
【こちらこそ、よろしくお願いね】
【こちらから提案できるのは、どれも邂逅ロールだけれど、こんな感じかしら?】

【1.普通に城の中で遭遇 → 流れ次第】
【2.遠くへ行かなければならない任務があって、それにこちらが同行を命じられる。と言う形での遭遇 → やっぱり流れ次第】
【3.幽霊の噂を聞く → 居るか居ないか確かめに行く → あやしげな実験をしている所を目撃 → 流れ(ry】
606ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/24(土) 21:43:18 ID:PatGWqxf
>>605
【ええ、お願いします。】
【どれも面白いですね。1.は別の方と多くやる予定ですのでw】
【やはりここは3.でお願いしましょう。】
607ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/24(土) 21:54:21 ID:uPmckvKF
>606
【3ね、分かったわ。では、こんな感じかしら…】
【やり辛ければ言って頂戴、書き直すわ】



(どんな場所であっても、どんな集団であっても、特定された多数の人間が特定された空間に長期間滞在すると、不思議な噂と言う物は出てくるものだ)
(そんな噂の一つにすぎないのかもしれない。「暗い場所に女の幽霊が出る」「声を聞いたものは、どこかへ消え去ってしまう」etcetc...)

(あまり人の来ない、倉庫のような状態になってしまっている個室――)
(そんな噂など露知らず、幽霊にしか見えないが生きていると言い張るモノ、こと、ハイデは今日も研究に精を出していた)
(目の前には、(意識的に)必死になって何かを奪われまいとする革命軍の下っぱの一人。そしてそれを(あらかじめ断って)無理やり転送しようとする)
(転送魔術への抵抗がどの程度まで適用されるか、の実験である)

座標…固定、包囲…ッ!
失敗、ね…もう一度…!
(バッ、と両腕を下っぱAに対し突き出す)
(ハイデが転送魔術師であるとわからず、魔術の知識も薄い者が傍から見れば、幽霊が人間を襲っているようにしか見えるまいが…)
608ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/24(土) 22:13:35 ID:PatGWqxf
(ひそひそと兵士の間で幽霊が出るという噂が広まり、不審に思い部下に問いただす。)
(一笑に付し部下の制止を気にも留めず噂の個室へ向かった。)
(戦場に行くわけでもない。軽装に抜き身の愛用の剣一本を携え噂の区画へ向かう。)

悲鳴?

……!
(声のあった個室へ走りこみ、その光景に悲鳴を飲み込む。)
(幽霊への怖れよりも責任感が勝る。)
(一瞬で心を切り替え、戦場でいつもそうするように無言で切り込む。)
(しかし鉄製の剣はハイデの体を通過し空を斬った。)

……。

(顔を曇らせて準備が足りなかったのを悔やむ。)
(本当に幽霊が出るとは思わなかったので霊に利くなどというあらゆる物を持ってきていなかったのだ。)
609ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/24(土) 22:25:37 ID:uPmckvKF
(物体が身体を透過して行く不快感で、魔術への精神集中が途切れる)
(そしてそれが剣であると気付き、ある種の諦めのような物を感じつつ、溜息をついた)
(ハイデとは違い、手伝いをしていた下っぱは驚きが隠せ切れずにいた)

…もう良いわ、興が削がれたもの
(突きだしていた手を下しながら、そう言い放つ)
(それは手伝いをさせていた男に間接的にだが実験の終わりを告げる言葉で)

それで、今度はどんな噂?
人食い幽霊? 人さらい?
どれでも同じような事だけれど…
(何度も同じような事があったのか、もうどうでもいいや、と思いながらユーリの方を振り向く)
(肉体が無いために僅かな空気の乱れも起きない。だが、髪は僅かになびき、服の裾もそれ同様に揺れて)

退治でもしに来たのかしら?
(薄い胸を張って、睨みつける)
(胸の奥、心臓の位置にある“門”のルーンは、ひょっとしたら本気で退治されるかもと言う動揺から激しく脈打って(光の明滅でそう分かる)いた)
610ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/24(土) 22:47:27 ID:PatGWqxf

(油断せずに構えを解かず辺りを見渡す。)
(魔法の知識がないため、ただ怪しい物が並んでいるとだけ認識した。)
(襲われていた男は安堵ではなく、むしろ自分を怖れているのが不審で眉を顰める。)

両方。

(短く答えてさらに辺りを見渡す。)
(何故服が揺れる?髪がなびく?)
(風があれば自分のの細く長い銀髪に風を感じるはずなのに。)

私は革命軍、ユーリ・ルイス。噂を確かめに来た。
だがもし貴女がシリウス様……。
もとい、軍の害ならば斬る。

と言いたい所だがその胸に光る紋章を持つのなら敵ではないだろう。
しかし、ここで何をしていたか答えて頂きたい。

(剣を下ろして幽霊を正視する。)

611ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/24(土) 22:59:23 ID:uPmckvKF
(ただのがらくたと、それに混じって置かれた実験に使う道具――素人には怪しい物にしか見えないだろう――の隙間に置かれた、銀製ブックカバーを拾い上げて)

そう、両方。ありがとう
愉快犯って言うのは厄介ね、中途半端な釘の刺しかたでは逆に面白がるだけだもの

(今度はそいつらの言っていた通りにしてやろうか、などと穏当では無い事を呟き)

軍の害なら斬る。良い心構えだわ
是非ともそうして頂戴? 軍に仇なす不埒者は、私にとっても目ざわりだから

“門”のハイデ・ナハトリヒテ。転送魔術師
今のは転送に対する抵抗に関する実験で、この部屋はよく実験に使ってるから魔術補佐の道具を置きっぱなしにしてあるの。だからここで実験をしていた
これで納得して貰えるかしら?

(切っ先がこちらから逸れたのを見て、安堵したのか小さく息を吐き睨みつけるのを止める。当然、ルーンの明滅も穏やかになる)
612ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/24(土) 23:12:03 ID:PatGWqxf
(瞳を大きくしてその光景に驚く。)
(幽霊が本を取り上げる―実に不思議な現象に思えた。)
(あの幽霊は自ら触れようと思ったものには触れる事ができるのだろうか。)

ああ、両方だ。
臆病な者が何人か怖くて夜も眠れなくなっている。
迷惑極まりない。

例え迷惑者でも私の部下だ。
本当にそうする気なら私が許さない。


転送魔術?人や物を遠くへ転送する魔法と理解していいのかな。

つまりはそれで人を転送した所を人に見られ、
その姿と相まって噂に繋がったと言う事か。

成程。
先ほどは失礼なことをした。すまない。
(剣を収めて小さく、だが優雅に頭を下げる。)

ハイド殿はここで、いつも実験をしているのか?
白昼堂々とやれば変な噂も立たないだろうに。
613ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/24(土) 23:25:09 ID:uPmckvKF
そう。そんなに臆病で、革命軍の役に立つのかしらね
戦士なんでしょう、その部下も?

大丈夫よ、重要な戦力を下手に減らすような事はしないわ

(例外はあるのだろうが、文官は先ほど突き付けられたような実戦を見据えた剣は持たない。だから闘う側だろうと見当をつける)
(文官はせいぜいが装飾用のレイピアか、遙か異国から持ち込まれた「カタナ」を、見栄で持ち歩く程度だから)

そう言うことね。結果だけ言えば、貴女の理解でほぼ正解
魔法、ではないから。技術と魔力の源さえあれば、誰でも操れるけれど

どうやらそのようね
…全く、自分のせいとは言え、肉体が無いのは面倒だわ
(やれやれ、と軽く頭を横に振る。生きている人間がやったのと同じように、髪も揺れるし服もそれなりに動く。だが、空気は乱れない)

気にしないで頂戴。貴女の判断は、概ね正しかったもの

ええ、私は例外…いわゆるアンデッドに有効な物を除いて物に触れることは出来ないから。実験に使う道具があるここで、殆どの実験は済ませているわ
白昼堂々とやったら、それこそ噂どころか見世物になるじゃないの。「亡霊が何かしてるぜ!」って、ね?
だったら少しでも目撃される可能性は減らしたいわ
614ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/24(土) 23:38:51 ID:PatGWqxf
……半人前が多くて。
ネリエロス殿もお困りのようだ。

(改めてハイデの服装のひらひらとした服が揺らめくのを珍しそうに見る。)

風もないのに揺れるのだな。

(もともと細身なのだろうが背が高く肉付きが薄いせいか随分と細く見える。)
(もちろん幽霊という先入観もあるのだろうが。)

その魔力を元にするのが魔法、ではないのか?
(軽く首をかしげて疑問を口にする。)
(魔法の知識は殆どなく、自身にも魔力はほぼ宿っていないであろうための無知だった。)

そうか、それは有難い。
それでその本には触れる訳か。
(納得したようにしきりに頷き)

確かにその通りだ。
では、私から部下に説明するとしよう。
立ち入り禁止と言う事も併せて。

(警戒を完全に解いた事を表すように束ねていた髪を解く。)
(銀の髪が一度舞って流れ落ちる。)

615ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/24(土) 23:58:03 ID:uPmckvKF
そう…

(自分は何も直接は出来ないと分かっていながら、どうすればいいだろうと考えてしまう)
(無駄に思考を走らせるのは悪い癖だ、とすぐに打ち切ったが)

…?
それは、走れば服の裾や髪で風が遊んでいくのは当然でしょう?
肉体は無いけれど、肉体があるのと同じように私の“身体”は反応するみたいね
…まあ、剣で斬られて痛いかって言われたら…今から右の頬を叩くぞ、って言われて目を閉じながら身構えてる時の感覚がある、のだけれど

(実際の所。生前と言うのも変だが、肉体があった頃は机に向ってばかりだった上に粗食ばかりだったため、体つきも肉付きがいいとは言えない)

違うわ。魔法、のメカニズムは、まったくと言っていいほど解明されていないし、魔法を扱える人間・亜人間は存在しないわ
想像できない事をやってみろ、って言われても出来ないでしょう?
魔術は…そこのメモにあるような、単純な計算式で解明出来るもの、つまり学問なのよ。分かりやすく言えば、ね
(と、雑に本が散らばっている机の上に置かれたメモを指差す。ただ、その内容は酷く難解な、書いた人間も理解していないような筆跡での数式の羅列であったが)

いいえ。説明はしても良いけれど、立ち入り禁止にはしないで貰えるかしら?
今でも一部の人は私の存在を知ってて、好くしてくれているけれど。協力者は多いに越したことは無いから

…………
(羨ましい、肉体があれば、と思いながら自分の髪を手櫛ですく。手に残るのは、どこか空虚な髪を手櫛ですいた感触)




【日付も変わることだし、そろそろ〆た方がいいかもしれないわね】
616ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/25(日) 00:09:51 ID:cxZ/rxj7
いや、すまない。
つい愚痴が出たようだ。
(肩を少し竦めて見せる。)

ふむ、だが私は風を感じないのだが……。
"そちら"には異なる風でも吹いて貴女を揺らしているのか?

(対象的に食べる物に困らず、鍛錬を欠かさないため肉付き良い体。)
(少し細いなと思った自分を羞じる。)

なるほど。
剣には剣の理があるように、魔法には魔法の理があるということか。
どうやら、私には魔法は向かないようだが……。

(虚実の中で極めて実の世界にいるため適正は殆どないだろうと直感的に悟っていた。)

そうか。
もしも悪戯するような輩がいれば私が何とかしよう。
良ければ連絡してくれ。

……。
(切なそうな顔を見て気持ちを察してしまう。)
(体が在るという事、普通に生きられるという事は実はなんと幸せだろうか。)

お詫びに、これを受け取って頂けないだろうか。
純銀で出来て、魔から守ってくれる物だそうだ。
私よりも、貴女のような人に似合うだろう。

(そういって差し出したのは美しい花と動物が彫られた銀の手鏡。)

【そうですね。】
【〆に向かう事にします】
617ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/25(日) 00:26:29 ID:zFrRSMci
さあ? 少なくとも、この部屋の中、空気が澱んでるから一回窓を開けた方がいいのだとは分かるけれど
風なんて吹いていないわよ?

(暮す世界は同じ。違うのは、肉体の有無)
(しかし人であると思っている限り、まるで肉体があるような姿を見せる訳で…本人はそれに気づいていないのだが)

人には、適正、と言うのだったかしら?
成長するなかで身につけた素質があるのだから、それを伸ばして生かせばいいのよ
無理に魔術にまで手を伸ばす必要はないわ。…覚えれば、便利なのでしょうけど――

(――私は転送魔術以外は使えないしそれが素質なのだと思うわ、貴女にとっての剣と同じように。と明るく気軽に言い放つ)

(髪を弄っていると、銀で作られた細工のある手鏡を差し出された)
(それに手を重ね――)

必要ないわ。物で謝罪の意を示されても私は持ち歩けないし、それに何も悪い事はされてないもの

(――そっと押し返す)

だから、そうね。どうしてもって言うなら、ここで示して頂戴?
(とん、と銀のブックカバーの角でユーリの胸、心臓のある辺りを軽く叩く)
(心、を比喩したつもりで)
618ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/25(日) 00:45:28 ID:cxZ/rxj7
……。

(同じ世界に生きているとして、同じ理の中にいる訳ではないという事を思い知らされる。)
(私が感じている風、彼女の服を揺らすのは別の何かなにだろう。)
(目の前にいるのは近くにいるようで果てしなく遠い存在。)

適正か……。

(押し戻された手鏡に、相手の姿が映らないのを見て少し驚くと共に深い悲しみが去来する。)
(なんて、この人は遠いのだろうと。)
(自分自身に確認するように静かに語りかける。)

私は剣を振るう事しか出来ない。人の役に立つ事じゃない。
だから、転送魔術を究めようとする貴女を尊敬する。
それはきっと貴女にしか出来ない事でしょうから。

(悲しみで凍ったように白い表情を溶かして微笑する。)
(少しでも親しくしようとなれない砕けた口調を使う。)

邪魔をして、ごめんね。
私に出来ることがあればいってね。
それじゃあ、私は行くから。

(ばいばい、と言う風に手を軽く振って―それでも人によればお上品と言いそうだったが)
(入ってきた時と違いゆっくり出て行く)

【それではこちらはこれで〆にさせていただきます】
【遅い時間までありがとうございました】
619ハイデ ◆NJyU9zq7X. :2007/11/25(日) 00:59:31 ID:zFrRSMci
(鏡に映るのは、宙に浮いた“門”のルーンのみ。肉体のない意識は、純銀の鏡と言えど、映すことは出来ないようだ)
(しかしその事も、本人には慣れたことだ)
(――見なければいいだけなのだから――)

そ。適正
私は剣を振って戦える、貴女を称えるわ
そのために必要な勇気は分からないけれど、想像できるし
その剣で、誰かを傷つけようと、貴女の守りたい誰かを守る事ができているでしょうから

(自分に出来ない事を出来る人間には敬意をはらう。それは人間として生きて行くために、必要な事)
(それを言葉にするか否かは、また別の問題なのだろうが)

(砕けた口調で、そして友好的な微笑みで、言われて)
(ええ、そうするわ。と、あまり友好的には見えないかもしれないが、ぎこちなく微笑み返し)
(部屋の扉。その向こう側にユーリの姿が消えた後で)

ええ、頼りにさせて貰うわ
貴女とは、良い友人になれそうですもの…

(そう呟いて、くすくすと笑った)



【私も〆。】
【拙い所もあったかもしれないけれど、こんな時間まで相手をしてくれてありがとう。また、会えると良いわね】
620名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 06:51:42 ID:BYyGZBRv
ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 お前引退しろ。
他のスレに迷惑掛けておいてこっちで平然としてるなんて頭おかしいよ。
何で逃げるんだよ?自分で悪い事してるのに相手に謝罪すらしないで逃亡かよ?汚い奴だ…。

忙しいからと言って凍結してる間此処でロールして相手に破棄されても平然としてるってどうゆうツモリだ?
お前マジで引退して氏ねよ。最悪だわ…禿以下だな。
621名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 09:36:03 ID:NxH1HqlR
寝取られ男乙w
お前がヘタだからやる気がなくなっただけ
622名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 15:12:16 ID:UJZ1yCFv
男女間のトラブルは当事者同士で避難所へどうぞ
623名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:00:20 ID:NxH1HqlR
かけもちぐらい誰だってやってるでしょ
誤爆したからって鬼の首でも取ったように叩きに来るのがウザいだけ
624エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 19:42:22 ID:e8En2qle
【待機開始っと。プロフは>12よ】
【名無しさんもキャラハンさんも、気軽に声をかけてよね】
625エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 19:44:47 ID:e8En2qle
【待機時間は今から1時間くらいで】
【全体のリミットは11時くらいまで】
【1対1でお願いするわね】
626ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/26(月) 20:27:01 ID:9so7xrp2
【こんばんわ】
【雑談でもいかが?】
627エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 20:32:12 ID:e8En2qle
【こんばんは、避難所立てありがとうございました】
【では、軽い感じでいってみましょうか】
【導入書きますので、少々お待ちください】
628ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/26(月) 20:35:12 ID:9so7xrp2
【かしこまりました〜】
629ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/26(月) 20:35:56 ID:9so7xrp2
【私も……とうとう…………orz】
630エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 20:41:46 ID:e8En2qle
(最近、革命軍の仲間たちが正体不明の刺客に相次いで襲われていた。
激しい怒りとわずかな不安を覚えながら、エテルナは今日も稽古に汗を流していた)
 ほうりゃああっ!
 ま、自分の身は自分で守らないとね。私を襲って、何のメリットがあるか知らないけど
(やがて稽古も終わり、棍を肩に担いで道場を後にする)
 さてと、これからどうしますかね〜
(何となく、廊下をぶらついていた)

【ドンマイですw】
631ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/26(月) 20:51:28 ID:9so7xrp2
…………
(正体不明の刺客、そして正体不明の猛獣)
(最近、革命軍を取り巻く不穏な空気を思うと、自然とその表情も険しくなってくる)
(珍しく難しい顔で考え事をしながら廊下を歩いていた。と、ちょうどそのとき、向かい側から訓練を終えたエテルナの姿が)


【よろしくです〜】
632エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 20:59:07 ID:e8En2qle
あ、ルミエールさんじゃない。
(目の前に現われた女狩人に向かって、軽く片手を上げ)
元気してる? 何だか、怖い顔してたわよ。あまり深くは聞かないけど。
633ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/26(月) 21:04:31 ID:9so7xrp2
ん? ああ、エテルナ
(顔を上げるとすぐにいつもの穏やかな笑みを浮かべ、手を上げる)
いや、ちょっと考え事してただけよ。
体調は至って良好だから大丈夫
(上げた手をそのままヒラヒラと振り)
そっちは……訓練帰りかしら? 相変わらず元気そうでなによりね
(エテルナの肩にかかる棍を見て)
634エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 21:14:30 ID:e8En2qle
なら、いいんだけど……いや、私何か悪いことしたかな、って思っちゃった。
(軽く髪をくしゃくしゃかく)

(ルミエールの視線に気付き、軽くうなずく)
うん、稽古稽古。城下町をぶらつくには、手持ちが不安だしね。
そりゃあ元気よ! 私から元気を取ったら、後に何が残るっていうのよ?
(かなり情けないことを、胸を張って堂々と宣言)
あー、でもさすがに喉は渇いたわね。暇だったらさ、食堂でジュースでもどう?
立ち話もアレだし。
(笑いながら、食堂の方向を親指でクイクイと指差す)
635ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/26(月) 21:25:45 ID:9so7xrp2
あら、何か心当たりでもあるのかしら?
(何故か罪悪感のようなものにさいなまれてる様子を見てクスクスと笑い)
そうね、貴方から元気が無くなったらそれこそ大事ね。
……そう考えると、周りに与える影響って結構大きいわね。責任重大よ、エテルナ
(一瞬真顔でじっと見つめ)
ええ、喜んでお供するわ。
(すぐに表情を戻し、食堂へ歩きだした)
636エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 21:37:26 ID:e8En2qle
いや、全然。けど、人に睨まれるのってあまりないから、私。
せ、責任……私の辞書には、あまり載せたくない言葉ってやつかしら。
(もちろん戦場では部下の命を背負っているのだが、あえてお気楽に肩をすくめて見せる)
さ、いこ!

【食堂】
(棍をテーブルに立てかけ、二人向かい合って座っている)
(エテルナの目の前には、炎のように真っ赤なトマトジュースのグラス)
んー、疲れた身体に塩味が染み入るわ〜♪ トマトが赤くなると医者が青くなる、ってね。
さすがにそれは言いすぎだろうと思うけど
(喉を鳴らして飲み干していく)
でさ、最近物騒じゃない? うら若い女戦士たちが、相次いで襲われるなーんて。
やっぱ、帝国の筋かしらね?
(テーブルに肘をつき、身をずいっと乗り出す)
どう思う?
637ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/26(月) 21:52:09 ID:9so7xrp2
【食堂】
(食事時を外しているので、混雑している時とは別世界のように閑散としている)
(こちらには乳白色のリンゴジュースのグラスが)
そう? あながち言い過ぎでもないと思うけどね。
少なくともここに二人、医者いらずな人間がいるわけだし
(グラスを煽り、クスッと微笑む)
まあ……ね。そう考えるのが自然だとは思うけど……
(少なくとも暗殺者の件はその線以外には考えられない)
もしかしたら、この戦乱に便乗して……てのがいるかもよ?
(こちらもテーブルに軽く頬杖をつきながら真っ直ぐにエテルナを見据えて)
638エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 22:04:13 ID:e8En2qle
けど?

なるほどー、便乗犯ね。いるわよね、そーゆー独創性のないおバカさんが。
いや、犯罪に独創性求めてもしょうがないんだけど。
(それから、グラスに視線を落とす)
襲われたのは、ルーンを持つ私たちの仲間ばかり……ルーンは仲間も引き寄せるけど、
とんだ災難も寄ってくるのかしら。世の中には、何の役にも立たないルーンだってあるのにさ。
それが理由で襲われるなんて、冗談じゃないわよ
(唇を尖らせた)

ルーンとルーンは引かれ合う……
(ふと、何かに気付いたようにルミエールを見つめ)
だとしたら、相手もルーン持ち、ってこと? 闇討ち上等のおバカさんが?
639ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/26(月) 22:22:24 ID:9so7xrp2
まあ、確かにね。
どんなに独創的でもどんな美学を掲げてても犯罪である事には変わらないもの
(苦笑し、グラスを傾ける)
何の役にも立たない、ね……
まだ出番じゃないって考え方も出来るわよ。そのルーン自体、生まれた時からあるものばかりじゃないみたいだし
(右手をさすりながら言ってみる)
いや、暗殺者なんて闇討ちするのが仕事みたいなものじゃないかしら
(暗殺者という職業を擁護するつもりでもないがついつい苦笑してしまい)
……まあ、その可能性も無きにしもあらず、かしら。単なる偶然で片付けるのはどうかって件もあるみたいだし
(ジュースを飲み干して)
それに、ルーン持ちだからって高尚である必要も無いと思うわ。
ちょっと離れて見てみれば誰だって同じ人間よ?
640エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 22:38:33 ID:e8En2qle
出番じゃない、か。んー、そう考えれば気も楽か。出番が来る前にこの戦争が終わるのも、
負担が軽くていい感じだけどね〜
(そう言いながら、ルミエールの紋章を羨ましそうに眺めている)

(つられて苦笑い)
あはは。まあ、真正面から襲ってくる暗殺者がいたら笑っちゃうけど。
私を襲うときは是非そうして欲しいわよね、その方が逃げやすいから。

そりゃあ。人間自体が、そんなにご立派な生き物でもないわけだしー。
けど、せっかく革命の旗の下に集う仲間なんだから、感じがいいに越したことはないって。
とりあえず、その暗殺者さんとは、これで語ってみるってのもアリかもね。
(傍らの棍を軽く握って、にやり)
お互い、死なない程度に。

じゃ私、そろそろ行くわ。つまらない風邪とか怪我とかしないように頑張りましょ?
不運な目に遭った人の分まで!
(自分に言い聞かせるように真顔で呟くと、勢いよく席を立ったのだった)


【というわけで、こちらはこれで〆ますね】
【そちらの〆もお願いします】
641ルミエール ◆c2HQf07GeM :2007/11/26(月) 22:54:52 ID:9so7xrp2
そうそう、ルーンの事は余り気にしないで自分が出来る事をやってれば良いのよ。
伝承の上なんかに安易に胡座かいてる方が不安だわ
(右手の紋章を眺めるエテルナを見て目を細める)
そうね、本音で語り合ってみるのも悪くないかもよ。
案外、貴方に負けないくらいの熱血漢だったりしてね
(冗談ぽく笑ったその時、時報の鐘が鳴り響く)
さて、私も見張りに立たないとね……
ええ、お互い健康管理には気をつけましょ。
それじゃあね
(去り行くエテルナを見送った後、自分も続いて食堂を後にした)


【〆です〜】
【お疲れ様でした。お付き合い頂いてありがとうございます】
642エテルナ ◆FIRE/EE8L2 :2007/11/26(月) 22:57:47 ID:e8En2qle
【また顔を合わせた際には、よろしくお願いします】
【では、お疲れ様でしたノシ】
643ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 19:34:03 ID:UGTDSBvG
-------------------------------------------------------------------
◆連絡事項◆
【マールさんへ。本スレの容量が心許なくなっています。
ハーさんとのロールが凍結中のままなので早めに御一報お願いします。】

【スレ状況:現在解凍予定はありません。ご自由にお使い下さい。】

【避難所5が1000到達の為、終了。以後避難所URLは
【打倒】紋章水滸伝避難所6【帝国】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1195843158/
になります】
-------------------------------------------------------------------

【ちょっと小まめすぎるかな、と思いつつ……連絡事項の投下のみ。一言落ちです】
644ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 20:29:09 ID:UGTDSBvG
【と、いう訳で待機します】
645ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 20:35:22 ID:Sv3CY5A/
>>644
【我、ターはビオティーテ嬢に革命軍ロールを申し込むものなり】
【無理をせず流れに身を任せてもらえれば幸いである】
【我は汝の病室に訪ねたく思っている。シチュに問題ないであろうか?】
646ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 20:37:45 ID:UGTDSBvG
>>645
【シチュ、了解しました。それでは書き出しをお願いしてしまって宜しいでしょうか?
あと、流れや展開が重苦しくなりすぎて苦痛に感じられたら
遠慮なさらずに【】で指摘していただければ、有り難いです】
647ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 20:41:42 ID:UGTDSBvG
【あ、もうひとつ、事前に謝っておきたい事が……多分、此方は最初、警戒心バリバリです……;
……あまり、お気を悪くせずにいてくださると嬉しいです……】
648ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 20:42:55 ID:Sv3CY5A/
>>646
【了解したのである。暫しお待ちいただきたい】
【それから革命軍ロールではなく革命軍入りロールであった。謝罪するものなり】
【時間無き故、極力脱線せぬよう心掛けるものなり】
649ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 20:43:50 ID:Sv3CY5A/
>>647
【リロードミス、許されたし。心の準備与えて下さり感謝する】
650ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 20:46:36 ID:UGTDSBvG
>>648-649
【意味は通じていたので大丈夫ですよー。そして私もなるべくスムーズに話を進める様、注意しますね。
それでは、お待ちしております】
651ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 20:52:44 ID:Sv3CY5A/
(病棟の外から大勢の人の賑やかな声が響く。
暫しの間騒がしかったが、やがて波が引くようにその声は鎮まり、
その後暫くして重く、歩幅の広い足音が 革命軍を騒がせた傭兵ナイトメアの病室の前で立ち止まった)

我はシリウスの使いで推参せし者、運命の紋章司取りし幻獣、スフィンクスのターである。
傭兵ナイトメア。入室してよろしいかな?

(まだノックというものを良く知らないスフィンクスは浪とした声で誰何した)

【それではよろしく頼むのである】
652ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 21:03:57 ID:UGTDSBvG
(診療場の他からやや離れた位置にある、一人用の病室。そこの寝台の上で睡眠中であった女は
診察室や、他の病室の立ち並ぶ方角がやけに騒々しい声に、元より眠りの浅い事もありすぐに覚醒し、
寝台の敷き具の下に隠してあった短剣を、そっとすぐに手に取れる様、枕の下に入れ直す。
その体調は、傷を負って運びこまれ……この場所で治療と療養を続ける事、数日。
さすがに傷口も塞がりかけ、低下していた体力もじょじょに回復の兆しを見せ始めているものの
やはり本調子とは言い難く、また刃傷と、それ以前の無理が祟った風邪の影響から
微熱がずっと続いており、本調子とは言い難い)

……。
『とうとう来た、わね……』

(シリウスの使い、そういった者が自分に接触してくるであろうことは予想の範囲内だ。
むしろ予測よりもその来訪が遅いくらいであったから、心の準備は出来ている)

……どうぞ。
(寝台の上に半身を起こし、女は扉の外の人物に答えた。
――その、心の奥底を何ひとつ窺わせない、凪いだ黒瞳。戦場で見せる眼差し、そのもので)

【此方こそ、宜しくお願いします!】
653ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 21:18:29 ID:Sv3CY5A/
それでは失礼する。

(背に小さな翼持つ豹獣人の如きスフィンクスは扉を開けて入室した。
そして床に就く者へ目を遣るなり大きく目を見開いた。
革命軍内部の噂から病室の中にいるのは屈強な女戦士とばかり思っていたのだ。

負傷し、床に就いていたのは予想に反して黒雲母(バイオタイト)の如き艶やかな黒髪と
雪花石膏(アラバスター)の如き肌を持つなよやかな女人であった)

……………。
(狭い病室の中を見渡し、今度は断り無く備え付けの三脚椅子を引き寄せて座ると
腰にゆわえた革袋の中から更に小さな袋を取り出し、黒髪の傭兵の座る寝台へと置く)

此度の件、大儀であった。
我が君シリウスより恩賞が出されておる。遠慮無く収められよ。
654ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 21:27:39 ID:UGTDSBvG
……!
(扉を開けて殺風景な病室に入って来た人物の……その余りに意外な姿に一瞬、目をむいてしまう。
紋章の存在を鋭く察知し、その真偽を測る力を持つという「紋章鑑定士」がいる事は話に聞いていた、
しかし、その人物の詳細までは知らなかった。
そういえば……その話を自分にしてくれた人は「会って驚かないように」と悪戯っぽく言っていたが……
その言葉の意味がようやく分かった。
二人揃って、相手の予想外の容姿に驚愕し――何とも言い難い沈黙が病室にわだかまった)

恩賞……?
そんな物をいただく様な事は、何ひとつしていない筈だけど……。

(しかし、その心が波立ったのはほんの一瞬。
既に「敵」と相対するかの如くの心構えをしていた彼女はすぐに平静を取り戻し、相手の真意を測る様に
その、人あらざる輝きと、人に勝るとも劣らぬ知性を宿した緑瞳を見据える。
言った言葉は謙遜でも何でもない。別に自身が暗殺者を捕らえた訳でもなく、むしろ戦いに敗れた自分を
暗殺者であった友自身が此処まで運んで来た訳であるから、自身に何の功績もない事を
彼女自身が一番自覚していたのである)

……どんな恩賞よりも、あの夜の約束を守ってくださる事、それが私にとっては何より肝要であると……
リーダー殿に伝えていただけないかしら?

【今から15分〜20分程、席を外します】
655ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 21:43:56 ID:Sv3CY5A/
……覚えておらぬのか?
これは汝が先日の働きへの恩賞である。

汝は革命軍の払う代価以上のことを為したのだぞ?
敗走する我が同胞の退路を確保し、
女の身一つで追撃する帝国軍の者共を……まるで雛を守る親鳥が如き行動で庇ってくれたではないか。

あの後、命拾って逃げ延びた者達がナイトメアを救えと本営に押し掛けてな。
傭兵如きに貴重な戦力割けぬと突っぱねる文官と押し問答の睨み合いよ。
結局我が君シリウスの采配で手練れの者何名かが汝の探索に放たれた。思い出されたか?
(ターはその内の一人がデューイだったことを知らない)

―――約束、であるか。
我はその約束が何であるかは知らぬ。
だが我が君が約束されたのならそれは必ず果たされることであろう。そういう御方だ。あの方は。

時に本題へ入らせていただけるであろうか?
我はシリウスより汝の紋章を鑑定するよう仰せつかっておる。
失礼して汝の紋章を見せていただけるであろうか。
656ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 21:44:28 ID:Sv3CY5A/
>>654
【了解した】
657ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 22:04:15 ID:UGTDSBvG
あの件は……もう契約分の後金も受け取って……それで終わりだと思っていたわ……。
(敗退し、撤退する革命軍の兵士達の逃走を助ける為に帝国軍の敗残兵掃討部隊の前に
時間稼ぎの殿と囮として立ったのは、ただ単にそれが自身の仕事であるからで
その事そのものに、そんなさしたる意味はないと考えていたし、それは革命軍側も同様だと思っていた。
で、あるから相手に言われるまで、そちらの可能性が頭にのぼることすらなかったのだ。
――ましてや、自分の捜索と救助を巡ってそんな一幕があったなどと)

……そう、そんな事が……。
(ここで置かれた皮袋をようやく手に取り)
それなら、これは遠慮なく受け取らせていただくわ。……私の為に嘆願してくれた人達に
美味しい酒の一杯でも奢らなくてはならないから、ね。

そう……、それなら安心だわ……。
(革命軍のリーダー、シリウス。彼に会ったのは、あの夜の直談判が最初であり
極限状態にあった彼女は、実はシリウスの印象をあまり良く覚えていない。
しかし、確かに彼なら「友」にそう無体な事はしないだろう、と何故かそう思えた。
――それは、目の前の相手の緑瞳と声音に宿る、揺ぎ無い信頼の響きゆえか、
あるいは、暫し前に、シリウスの存在そのものが自身が此処に在る理由だと、
何の臆面もなく語った女騎士の真摯で澄みきった紫水晶の瞳ゆえか)

……ええ。あの晩、自分が「ルーン持ち」かもしれない、とリーダー殿に話した時から……
こうなる事は覚悟の上、よ。
そして私自身も知りたいわ。……この背にある痣が、本当に伝承にある「ルーン」なのか否かを。
(言うと、白い患者服の前をゆるめ、ターに背を向けると枕の下の短剣に密やかに手をかけつつも
その上着をするり、と降ろした。そうして左の手で背を隠す黒絹の長髪をそっと前に回せば
白い背と、そこに在る、痣がターの目に映る。
4対8葉の歪な翼、あるいは身体に根を張り葉をのばす蔦の様な紋様――「夢」のルーンが)
658ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 22:22:33 ID:Sv3CY5A/
おお…汝の紋章は葉アザミ(アカンサス)の如く美しいのであるな。
失礼して触れさせていただこう。その方が同定しやすいのだ。
(傷痕未だ癒えぬ白い肌、そして紋章の広がる艶めかしい女の背へ幻獣が手を当てると
胸の紋章(車輪のような円盤に呪文の様な文様が浮かんでいる)が静かに輝きを増し、明滅し始める)

………"夢"…の紋章であるな。
闇の力が強い……しかしよく調律されておる。不安定な乱れが無い。
…ここまで育てるにどれほどの修羅場をくぐってきたのか我には見当も付かぬ。
古き伝説によると夢の紋章所有者は人の心癒すまじない師から予知夢司る者などがいたそうであるが、
これは……
(心の闇が何によるものかも分からず、そしてそれを癒す術を持たない幻獣は
少し悲しげにヒゲを下げるとその手を離し、それに伴い胸の輝きも消えていった)

紋章は確認された。汝は間違いなく108の紋章の一つを宿している。
衣を直されよ。

……………………。
(しばし沈黙した後に話を切り出す)

汝は革命軍に籍置くを潔しとせぬ…と噂で聞いた。
だが革命軍には汝を望む者達が大勢いる。
汝が紋章所有者だという噂は瞬く間に革命軍内を駆け抜けた。
シリウスは心配しておる。負傷せし身でおそらくこれからは帝国軍に追われることになるやもしれぬと。

もし良ければ汝の事情お聞かせ願いたい。
659ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 22:44:05 ID:UGTDSBvG
……!
(覚悟はしていた、とはいえ――
相手の手を背に感じると、身体が僅かに跳ねる様に震えのを止める事は出来なかった。
相手に気取られぬ程、密やかに枕の下で短剣を握った手が
背後の相手の喉笛を狙って走り出そうとするのを、意思の力を総動員して止める。
――他者に対する警戒心が強すぎる上、自身の力を充分に発揮できない弱った体で
無防備に背を晒し、そこに触れさせるのは……彼女にとっては精神的な拷問にも等しい行為であった。
しかし、耐える。その細躯を小刻みに震わせながらも。
――何より、自身が知りたかったから。この背にある痣……「ルーン」の真偽を)

……っ。
(相手の言葉を聞きながらも、喰いしばった歯の隙間から小さな吐息が漏れる。
背に感じた手の感触と、痣そのものが熱を発するかの様な疼きが消えていく)
……夢……?
そう……「これ」は……本当に紋章、ルーン、なのね……。
(伏せられた黒瞳と、呟く声に宿るのは……運命を喜ぶものではなく、自身の紋章を厭う響きであった)

(薦めに従って衣服を直し、短剣の柄から手を放すとターに向き直り)
……此処に、「革命軍」に留まる事が嫌なんじゃないわ……。
私は、どの組織にも属したくない……ただそれだけ。
……追われる事など、どうという事もないわ。こんな稼業だもの。
これまで、そんな事はやまとあった。切り抜ける事など造作もないわ……。
(しかし、相手も子供の使いでもあるまい。そんな答えだけでは納得しないだろう、と予測はつくし
別に隠し立てする程の事情でもない。――むやみに吹聴する事柄でもないが)

……もう、2年になるわ……。
(そして、噛み締める様に語り始める。
愛する男が、帝国の敗残兵から小さな村を守って、そのまま消息を絶ってからの日々。
絶望と希望の狭間を、大波に翻弄される小船の様に揺れ続け、煉獄の野を一人歩くかの如く
彷徨い続けた……愚かな女の妄執を)

660ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 23:06:57 ID:Sv3CY5A/
(女の口から愛する者を追い求め彷徨った日々が語られる。
希望と絶望の狭間でイラクサをかき分けるような悪夢の日々が)

……了解した。そういう事情ならば我が革命軍も協力にやぶさかではない。
汝に協力させていただこう。
なに、代価はいらぬゆえ気負いめされるな。

それからあちらに一般に開放された施設がある。
念のためにそちらにも申請しておかれると良いであろう。
(病室からは見えないがスフィンクスはそちらの方角を指し示した)

あそこでは帝国軍に戦禍で家族と散り散りになった者が行方不明者の安否を問う窓口がある。
申請書に記入して……む。ここにはないな。後で取りに行こう。
ともかくどこで見失ったか、その状況と尋ね人の人相を申請すればよいのだ。
文字が書けなければ文官が口頭で書き写してくれるはず……であった。
うむ、我はこのなりゆえ、人の群がるあの施設にあまり入ったこと少ないのである。

(それから少し迷って結局言う事にした)
汝の処遇であるが、シリウスの意向は汝の行動に制限かけることなし、である。
我等革命軍は全て各々の自由意志で参加した者の集まりであり、入るも出るも本人の意志次第である。
帝国のように意に染まぬ者拘束し罰を与えるような事はせぬ。

この城を出ても革命軍は汝への協力を惜しまぬ。
いつでも立ち寄られるがよい。
伏せし者への長話、許されよ……。
(そうしてその場を辞すると見えたが、まだ未練があるのか立ち止まる)
661ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/27(火) 23:26:35 ID:UGTDSBvG
……。
(自分の個人的な事情に惜しみない協力の意を示し、その為の施設の説明をするターの言葉に
女は口を挟む事なく、静かに耳を傾けていたが)
……有難う。
(自分を拘束する、その一手として革命軍が寄越したいわば「敵」と同等の存在と見なしていた相手は
しかし、その様子にあるのは真摯な労わりと協心で……決して、目的の為の方便として
此方を言いくるめ様としているのでははい事、それが伝わると小さく謝意を示した)
……そんな施設があったのね……。
傷が癒えて、きちんと自分の足で歩ける様になったら、行ってみるわ。
(軍内部やそれに関わる事柄については、事前に自身で情報を集めていたが、それは軍事方面に
傾いており……ゆえに一般向けであるその施設について、彼女は知らなかった)

……そう。
……あのひとの言ったとおり……私は、私自身が造り上げた幻の敵を恐れていただけだったのね……。
(軍のプロパガンダに大きく関わる存在であると知れたからには、無理矢理にでも束縛されるかもしれない、と
それを何より恐れていたのは、結局ただの杞憂であった訳だ)

あ、あの……。
(此方も、まだ話たい事があるのか立ち止まった幻獣の背に声をかけた)
……私、貴方達の事を誤解していたわ……。
貴方達は違うのね……これまで私が数多の戦場で見てきた……一般的な「軍隊」とは……。
……ごめんなさい。貴方の事も疑っていたわ。
……紋章所有者を集める、その為に、私を言いくるめるか脅迫するかして、無理に押し止める為に
「上」が寄越した……「刺客」の様なものかと……。
662ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/27(火) 23:43:13 ID:Sv3CY5A/
刺客であるか。我がであるか?
ははははは!
全く紋章所有者の女は我より余程幻獣に近い!

はは、はははは…
まこと汝は一人で生きてきたのであるな。
紋章を得て敵が増えたのではない。汝の身内が増えただけである。
まあ……些か問題ある身内も含まれるようであるが、な。

汝はそうしてもう一人の紋章所有者を庇ったのではないか?
身内として、友として。
もう既に汝は我等の身内なのだ。革命軍に属するのではなく同じ紋章を宿す者として。

(そして先程言いかけた言葉を形にする)
先程、汝の元訪れせし時に病棟の前でな
汝に命救われし者達の家族が汝を見舞いたいとまたしても押し問答しておった。
食料は日持ちせぬ故断ったが物品は病棟保管所にて預かっておるから
ここを出られる際に持ち出すなり換金されるなりされるがよかろう。

………ここにいる者達は愛する家族を守るため、故郷を守るため、誰もが笑って暮らせる日が来ること望んで集まっている。
汝の様に身を守る紋章一つ持たぬ身で戦いに身を投じるはシリウスを始めとする紋章宿す者を信じているからだ。

汝は愛しき男見つけた後、どうするのであろうか。
安らげる未来をその男と過ごすには戦火を消さねばならぬ。
汝は愛する者と過ごす地をどこに定めるつもりであるか?
このまま何時までも帝国に追われる身であり続けたいのだろうか?

【そろそろ〆に入ります】
663ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/28(水) 00:00:46 ID:HGk06Dsi
(かなり礼を失っした事を言ったと思うし、相手の不興をかっても不思議ではないと思っていた、が
相手は怒るどころか、声をあげて笑いとばした。
その、あまりに予想外な反応に、女は長い睫に縁取られた大きめの黒瞳を更に大きく見開いて
呆気にとられる。――その表情は……先程までの気を張り詰めていたものと違い……
彼女を年相応、あるいはそれよりも幼くすら見せる……「素」の顔であった)

……身内?
(その戸惑いも薄れぬままに、さらに続いた相手の言葉に困惑を深めた。
「身内」「家族」、物心ついた時から一人きりであった彼女には、
そういった概念は理解しがたいものだったので。
困惑のまま首を傾げれば、細い肩にかかった黒髪がさらりと脇へと滑り落ちた)
……そうね。彼に会うまでは、そうだったわ。
でも、彼と会ってからは違うわ。私は決して一人ではなかった。
……例え、彼が私の傍には居なくても。……私の中には彼がくれたものが、在り続けるていたから。
だから、私は生きてこれた……今日、この時まで。

彼を見付けたら……か。
……捜す事だけでいっぱいいっぱいで……後の事なんて考えてもみなかったわ。
そう、ね。
彼の故郷の島も……帝国とどこかの国の海戦に巻き込まれた所為で、破壊されて
貧困の淵にあって……だからこそ、あんな傭兵なんて向いてない事このうえない人が
故郷の人を養う為に、戦場に出る事になった……。
私が、もしその時にも帝国に追われているのなら……私は彼と共にはいれないわね……。
そうでなくとも……こんな血と穢れに浸りきった女が、彼の傍に在るのは相応しくないというのに……。

【了解です】
664ター ◆jOcXbhflAA :2007/11/28(水) 00:26:55 ID:/evOQOK3
奇遇であるな。……我が故郷も島である。
オリーブの茂る緑の楽園…我が故郷が帝国に踏みにじられるは耐えられぬ。

血と穢れに浸りきった女は相応しくないと?
汝の愛する男は傭兵なのではないか。
その様に心狭き男こそ汝に相応しくないのである!

……というのは冗談である。
汝が自分を卑下するを見るはきっとその男も好まぬであろう。
その様な顔で愛する者を虜に出来ようか。
汝が微笑む姿をきっとその者も望んでいるはずである。

我の未練ではあるがどうか革命軍に属すること、今一度検討してみて欲しい。
汝の答えがどのようなものであれ、我等は汝への協力惜しむことはない。
これは革命軍発行の通行証である。この城出る時、そして帰…戻る時、きっと役に立つであろう。

(礼を取って退室しようとするが急に思いだしたのか腰の革袋をかき回し、何かを取り出す)

忘れておった。
荷物になるからと贈り物の殆どは断ったがこれなら良かろうと伝言と共に言付かってきたのである。
(ターが差し出したのは艶々光るドングリに粗末な木綿の糸を通しただけの首飾り)

我からナイトメアへ伝言をつたえる。

『もんしょうのおねえちゃん おとうちゃんをたすけてくれて ありがとう』

………だ、そうである。
お体大切にされよ。では。

(もう一度礼を取ると異形のスフィンクスは出て行った。
やがて足音が遠ざかると小さな病室に再び静寂が戻ってくる)


【我の打つレスはこれにて〆である。後は汝の選択に任せることにしたいと思う。
お相手を感謝しつつ今宵は辞するものなり】
665ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/28(水) 01:12:37 ID:HGk06Dsi
……!
(心狭き男、という言葉に僅かに柳眉を逆立てて)
そんなこと……!
(ない、と反論しようとしたところで、冗談だと言い切られ気勢をそがれた)
……。
(そして確かにターの言葉通り、彼女が愛した男は恋人に幸せでいて欲しい、と
心から微笑っていて欲しいと、そう望み、口癖の様にそう口にしていた。
――彼女が心の底で愛した男に願っていたのと、まるで同じに――)

……通行証?そんな……大事なものを……?
(彼女が敵に回り、悪用したなら、と考えはしなかったのだろうか?
もしそうなったら、革命軍の内部に多大な危険をもたらす事になるであろうに……。
考えが及ばない筈はない、で、あるのに渡されたそれは……自分にこれを渡したターと
ターにそれを託した者からの……この上ない「信頼」の形であろう)
(他者を強く警戒し、それ故、滅多に他人と信を結べない彼女にとって……
受け取った手の平に収まるそれは――とてつもなく大きく、重いものに感じられた)

……?
(そして、もう一つ。素朴で簡素な贈り物を手渡される。さらに伝言)

(今の己には余りにも重く、大きく……そして得難い、その二つを手に乗せたまま
女は退出するスフィンクスに礼を返す事すら出来ずに、呆然とその後姿を見送った)

(訪問者が退出し、その去り行く足音も聞こえなくなると、病室に残されたのは静寂と
手にある「信頼」と「感謝」を、ただ見下ろす事しか出来ない女)

……ありがとう、なんて……言われる資格はないのよ……。
(何しろ、あの時の自分には、この贈り物をくれた無垢な贈り主の父親を助ける事など、
まるで頭になかったのだから。
ただ単に、機械的に作業的に、自分が生きる為に自身の仕事をこなした、それだけであったのだから。
――しかし――)
……でも、そう……失わなくてすんだのね……。
(人を殺す事しか出来ない凶器であった筈の、彼女が振るった剣の結果、
回避された悲しみもまた確かにあったのか。この素朴な贈り物を、自分の為に作ってくれた存在は……
大切な存在を喪って苦しむ、自分の様な思いをしなくてすんだのか)

(女の手に載せられた、二つの品に数滴の雫が落ちた)
……サダルスード……此処なら……此処でなら……出来るのかしら……?
戦って、この手を血に染めて……殺すだけではない……そんな生き方が……。
生きる為に殺しつづけるだけではない……そんな戦い方が……。
(愛する男の名を呼んで、問いかけたところで応えがある筈はない――。
……しかし、常に裡に抱える愛しい男の面影が……微笑った様な気がした――)
666ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs :2007/11/28(水) 01:13:27 ID:HGk06Dsi
[後日]
(結局、女は革命軍所属の兵になる事はなかった……しかし。
今度は革命軍のリーダーであるシリウスの訪問を受け、面談の機会を持った女は
その結果、革命軍と新たな契約を結ぶ事となった。
――それは、表面的にはこれまでの、仮初の契約と大差ない、一時雇いのままであったが
大きく異なっている点があった。
この地にいる限りは、革命軍と共にあり、その旗の元で戦う事。
今後、革命軍に敵する戦場には立たない事。
いわば専属契約とすらいってよく。軍規等に縛られない事を除けば、
ほぼ革命軍の一員になったと言っていいものであった)

(今の自分に出来る譲歩は此処までだ。
――しかし、あたう限り応えたかった、自分に向けられた真摯な「信頼」と無垢な「感謝」に――)

【改行が多すぎでハネられてしまいましたので、2レスに分けました;
それでは私もこれで〆で。随分、悩みましたがこんな形で決着をつけたいと思います。
リミットをオーバーしてまでのお付き合い、ありがとうございました!!
そして革命軍入りへのご協力に尽きせぬ感謝を。お休みなさいノシ】
667名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 09:45:54 ID:ceJfzSCu
お二人ともお疲れ様でした。

◆連絡事項◆
新スレのお知らせです。
【英雄】紋章水滸伝7【革命】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1196182712/

・ロールをされる方は旧スレ(このスレ)を優先的に使用して下さい。
・プロフ投下は新スレへどうぞ。

◆連絡事項◆
現在凍結解除の予定はありません。


ルミエール ◆c2HQf07GeMさん スレ立てお疲れ様でした。
668リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 20:29:20 ID:u+VJWvjF
あとわずかですけど待機します。
プロフ>>15ですのでよろしくね。
669リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 21:04:27 ID:h6HJHe1E
【こんばんはー。お相手よろしいですか?】
【一応、プロフは>>10ですw】
670リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 21:10:21 ID:u+VJWvjF
【こんばんは】
【こちらでは初めまして】
【なにかご希望はありますでしょうか?】
671リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 21:15:21 ID:h6HJHe1E
【ですね。始めまして…何か変な感じですがw】
【リュリュさんの前回のロールから繋がる形が良いかと思いますので、それが希望です】
【逆に、リュリュさんのほうの希望とかはありませんか?】
672リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 21:19:00 ID:u+VJWvjF
【すでに面識はあって、互いにルーンの力も知っているのが希望です】
【たぶんこれまでにも、面倒な仕事とか勉強の合間に】
【港にエスケープしてきてたりw】
【そんな感じでリュリュの日常復帰雑談ロールなどお願いできますでしょうか】
【あくまで軽く明るく行きたいと思います】
673リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 21:21:31 ID:h6HJHe1E
【了解しました。では、日常的な場面での会話ということで。よろしくお願いします。】
【書き出しは、リュリュさんにお願いできますか?】
674リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 21:22:47 ID:u+VJWvjF
【了解です】
【ではしばしお待ちを】
675リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 21:27:05 ID:u+VJWvjF
(港の沖合に一艘の帆船)
(乗組員たちのほとんどは、艀で港へ乗り付けたとあって船に残っているものは少ない)
(船長はデッキでうららかな陽光を浴びている)
(そこへ誰かの声が)

ねえ、そこの素敵な船乗りさん。
私にタオルと暖かいラム入りのミルクをふるまってくれる気はないかしら?

(耳ではなく、直接頭の中に響くような声は、今日初めて聞いたものではない)
(海面を見下ろすと、一頭のイルカがこちらを見上げていた)

【ちょっと決め付けすぎたでしょうか】
【訂正などありましたらよろしくお願いします】
676リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 21:36:37 ID:h6HJHe1E
【いやいや、大丈夫です。合わせますので、お好きなようにやっちゃってください】

…ん?
(デッキに寝転がり、腕を枕に昼寝をしていた所に聞こえた声が、まどろみを遮る)
(庇代わりにしていた、読み古しの詩集を投げ捨て、海に半身を乗り出す)

おっと、こりゃあ驚いた。しゃべる鳥は珍しくねぇが、喋るイルカははじめて見るぜ。
タオルと、ミルク入りのラムだって?オーケー、奢ってやるからこっちに上がってきなよ。
海の中じゃ、さすがにどっちもふるまえないぜ。
(白い歯を見せて、手招きする)

【こちらこそよろしくで〜す】
677リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 21:48:19 ID:u+VJWvjF
うふふ。ありがとう。
(イルカはなぜか笑ったように見える)
(もやい綱の近くに泳ぎついたかと思うと、前びれで綱を「つかみ」)
(見る見るオランウータンになる)
こういうところを上るには、イルカじゃ無理なのよね・・・
(猿はすいすいと綱をよじ登り、船べりを越えてデッキに上がってきた)
あー、びしょぬれだわ。
多少目立っても空を飛んでくるべきだったかしら。
(タオルを受け取るとそれにくるまって、今度は人間の娘になった)

この前は、猟犬になって狩人が射る矢を拾い集めて来いなんて言うんだもの
面倒くさくなって白鳥になって逃げ出そうとしたら
本当に尾羽を射抜かれちゃったわ。
お尻に一週間も擦り傷ができたわよ。
今日?
今日は子馬になって、軍馬と一緒に行進の稽古。
でもまんまと逃げ出せたわ。
(得意げに笑ってみせる)

(おそらくそうした「訓練」は、娘が先日城の周りの森で襲われたことに由来する)
(彼女自身の日常生活への復帰と、戦時を生き抜く力を身に付けさせる為)
(城の誰かが配慮しているに違いないが、娘自身はそのことを理解しているのかいないのか)
(しょっちゅうサボっては船へ遊びに来ていた)
678リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 21:57:51 ID:h6HJHe1E
やれやれ、リュリュ。みんな、お前さんのことを心配してるんだぜ?
二枚目のお兄さんのところに遊びに来たいのは解るが、もうちょい我慢してやんなよ。
…ほら、もっとちゃんと拭きな。綺麗な髪が台無しになっちまうぞ。
(苦笑いをしながら、タオルの一端でリュリュの髪を拭く)
(なれたもので、無駄だとはわかりつつのお説教は予定調和)

…とはいえ、女の子の肌に傷がつくのは問題だな。
まったく、軍隊ってのはヤボが多いねぇ…。
っと、ミルクだったな。よし、ちょっと待ってたら暖めてきてやる。
それとも、キッチンで待つか?狭いキッチンだが、ここじゃ寒いだろ。
(デッキから船室に降りる潜り戸を開け、降りかけた姿勢で尋ねる)
679リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 22:05:13 ID:u+VJWvjF
それじゃ、あなたのベッドで待たせていただこうかしら?
(にっこりと笑ってみせるものの)
・・・はいはい、そんなところへ入り込みませんよ。
蛇だの大ネズミだのになったりもしません。
(すでにやったことがあるらしい)
椅子があるならキッチンでいいわ。

今度の停泊はどのぐらいの予定?
積荷がそろったら、今度はどこへいくの?

・・・もしも、の話だけど、もう一人ぐらいどこかに乗せていく余裕はないかしら。
680リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 22:15:05 ID:h6HJHe1E
実に残念だが、船長のベッドに女の子は乗せられない決まりでね。
船の精霊がヤキモチを焼くってんだ。もっとも、陸(おか)で寝ている時なら大歓迎だぜ?
(ウインクを残して、先にキッチンに降りていく)

…ああ、次はクラクスだ。向こうじゃ飢饉でな。こっちじゃ安い芋でも、高値で売れる。
とはいえ、クラクスの金貨はあまり質がよくないんだ。帝国金貨よりは気分がいいがね。
あまり儲けにはならないんだが…わかるだろ?
(火にかけたミルクパンから顔を上げ、にやりと笑う)

余裕かぁ。立派なレディなら乗せる余裕はある。
が、弱虫の子猫ちゃんを乗っける余裕はないな。
…ホラ、出来たぜ。ホットミルク海賊風、リベラスペシャルだ。
(ことり。ニスのはげたテーブルに、湯気の立つマグが置かれる)
681リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 22:24:41 ID:u+VJWvjF
(弱虫の子猫、と言われたのが気に障ったのか)
(鼻にしわを寄せて)
猫でも子どもでもありません・・・だ。
(一瞬、表情が消えて声が暗くなる)
・・・でも、立派なレディにもなりそこなったみたいだけど。

(ふう、とため息をついて熱いマグカップを手繰り寄せる)
そうね、今の生活がもう窮屈になって逃げ出したくなるなんて
「弱虫」は当たってる・・・。
修道院で暮らしていたときもそうだったわ。
毎日逃げ出したくて、実際、ちょっと夜中に抜け出してみたりしたこともある。
それでもちゃんと元に戻っていたのは、本当はそれが大事な生活だってわかってたのよ。
でも、誰か迎えに来て連れ出してくれないかしら、とか
修道院が焼け落ちてしまったら、とか
毎日そんなことばかり夢見てた。
本当に焼け落ちてなくなってしまってから、それがどんなに大切なことだったか
やっとわかるのが私なんだわ。
(ミルクをすすって)
・・・熱・・・。


682リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 22:36:26 ID:h6HJHe1E
リュリュ。誰でもそうだ。本当に大事なことってのは、なくして初めて気付く。
(向かいに座り、ラムの壜を手にとる)

つらい事から逃げるのは、決して悪いことじゃねぇ。
我慢しすぎると人間が歪む。へへっ、おれも我慢は大嫌いだ。
おれが港にいる時でも、酒場にいる時でも、いつでも遊びにきていいぜ。
やけミルクに付き合ってやる。約束するよ。
(コルクを歯で引き抜き、ラムをあおる)

でもな。リュリュが立派なレディになりたいんだったら、我慢も時には必要だ。
なにしろレディにはつらい事や、めんどくさいことが山盛りにありやがるからな。
化粧にドレス、テーブルマナー。女同士のやっかみや嫉妬。
なにより、飢えた野獣のような男どもが狙ってるからよ。こ〜んな風になっ♪
(がおー、と歯をむき、荒ぶる狼のポーズを取る)
683リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 22:47:39 ID:u+VJWvjF
(がおー、といわれて一瞬身を引くが)
(すぐにプッと吹き出して)
こわくないわよ!
(リベラの頬にちゅ!と軽くキス)
(身を翻してデッキへのはしご段に足をかける
立派なレディになんてなりたくないわ。
だって、私を迎えにきてくれる騎士も紳士も王子様も
もうどこにもいないってわかっちゃったもの。
(デッキへ駆け上がって)
もしも私が弱虫でなかったら、そうしたらこの船に私の場所もあるかしら?
本当に仲間のために力を尽くす、って誓えたら。
そうしたら私も海の向こうへ一緒に行ける?

(強い海風に、娘のまとうタオルがはためいて、一瞬翼のように見える)
(その視線の向こうは、ゆるく弧を描く水平線)
684リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 23:01:28 ID:h6HJHe1E
おっと。やられたな、へへっ♪
(目を細め、リュリュの後姿を眩しそうに眺めて)
(ラムをもう一口。ゆっくりとデッキに上り、マストに寄りかかる)

…そうでもないぜ。おれが保証するよ、リュリュ。
お前さんはきっと、いい女になる。立派なレディでも、セクシーな悪女でも、
望んだものに、きっとなれるさ。
頭が切れて、喋るだけじゃなく聞く事も知ってる。なにより、悲しいことも、涙をこらえる事も知ってる。
あとは、時間の問題さ。
そしたら、おれがどこにでも連れて行ってやる。
南の白い砂浜でも、雪と氷の北国にでも。
(娘の「翼」に、息を呑む思いを味わいながら)

…とはいえ。この季節だ、そのカッコじゃ風邪引くぜ。
少々汗臭いかもしれねぇが、我慢しな。
鼻水たらしてたんじゃ、レディ候補生が台無しだ。
(笑いながらジャケットを脱ぎ、リュリュの肩にかける)
685リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 23:14:18 ID:u+VJWvjF
(ジャケットをかけてもらって)
ありがと。
(そのままリベラと並んでマストに寄りかかりながら)
南の海では魚になって、海のそこから真珠を拾ってこられるわね。
北の国なら白熊になって、トナカイや鮭をとってくるわ。
船の上では猫になって、ネズミを狩ることもできてよ。
もちろん食べるのよ、自分で。
後でものすごく後悔するけど。
人間に戻ったって、ネズミの食べ心地を忘れるわけじゃないんですもの。
ネズミの毛皮がどんなにくさいか、ご存知?

(リベラに寄り添い、ぐっと手を握り締める)
たぶん、私は大丈夫よ。
どんなにくさいネズミを飲み込んだとしても、ちゃんと人間に戻って晩御飯を食べられるもの。
この前は、私がネズミであの男がケダモノだったってだけのこと。
忘れられなくても・・・一つオトナになることはできるわ。

だから、いつか本当に連れてってね?
夢のような白い砂浜とか、そんなところばかりじゃないってわかってるから。
遠い国には飢饉や戦乱があるって、ちゃんとわかってる。
そういうことに耐えて、仲間を大事にすることを学ぶから。
だから・・・
(じっとリベラにしがみつきながら、港の方を振り向く)

686リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 23:15:22 ID:u+VJWvjF
【うあ、レス遅すぎですみません!】
687リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 23:26:11 ID:h6HJHe1E
…そう、か。
(無骨な手で、出来うる限りやわらかく少女の体を抱き)
(つややかな髪を撫でながら、黙って聞いていた)

もちろんさ。さっきは、おれが間違っていた。
リュリュは、弱虫なんかじゃない。リュリュは強い子だ。
けどな、リュリュ。海は広いんだ。世界は、本当に広い。
確かに、つらい事ばかりの国も、悲しみばかりの国もある。
でも、夢みたいな美しいグリーンの環礁も、ピンクの珊瑚も。
雪山の上にかかる、カーテンみたいなオーロラも、本当にあるんだぜ。

仲間を大事にするんじゃない。大事にしたい奴らが、仲間なんだ。
ほら、あれを見てみな。こっちに来るボートがあるだろ。
(港を向くリュリュに、指で示す)
全員そろって、アホで助平なボンクラぞろいだ。
でもな、リュリュが悲しむようなことがあれば、悲しませた奴を殴りに行く位の
甲斐性は持ってるぜ。
もちろん、おれもな。
…どうだ、リュリュ。俺たちはリュリュの仲間かな?
688リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 23:27:33 ID:h6HJHe1E
【いえいえ、こちらこそです。思ったよりシリアスなせいか、長考してしまって^^;】
689リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 23:36:26 ID:u+VJWvjF
(仲間か、と聞かれて)
もちろん!
(ぎゅっとリベラに抱きついて)
すごく大事にしたいと思ってる。
それがよーくわかったわ。
あの人たちの一人一人・・・何よりも、あなたを。

(ボートはどんどん近づいてくる)
(乗っているものの顔がだんだんはっきりしてくると)
(乗っているのが船乗りばかりじゃないとわかる)
あ、あれ、馬の調教師だ。
私が逃げ出したのに気が付いたのね。
(口をへの字にまげて)

それにしても、なんで船にいるってわかったのかしら。

【そろそろ次のレスあたりで〆させていただいてよろしいでしょうか】

690リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 23:38:24 ID:u+VJWvjF
>>688
【あー、軽くなんて言っておきながら、かなり重いレスしてますねーorz】
【申し訳ないですー・・・】
691リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 23:44:38 ID:h6HJHe1E
わっはっは!じゃあ、おれもリュリュを、もっともっと大事にしなくっちゃな♪
(ちょっと強めに頭を撫でる。うれしい時のクセで、加減が出来なくなるらしい)

調教師?…おお、あのおっかない爺さんか。
やれやれ、相当探し回ったか。それとも噂を聞きつけたかな?
ま、おれに任せておきな。ああいう頑固者の扱いには慣れてんだ。
なにしろ、おれの親父も相当な頑固者だったからな。
…よし、リュリュ。キッチンに隠れて、たまねぎをみじん切りにしておいてくれ。
おれのペテンを見せてやる♪
あとでパエリアを作るから一石二鳥だ。
さ、早く早く♪
(悪戯坊主の顔になって、リュリュを抱いた腕を解く)

【ですね。ではこちらも次で締めます】
692リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/28(水) 23:50:05 ID:u+VJWvjF
たまねぎ?
なんでたまねぎ・・・(とたまねぎを探してきょろきょろしながら)

(いそいでキッチンに下りていくと)
たまねぎって嫌いなのよ。
臭いし、目にしみるし・・・。
みじん切りって、適当に切ればいいの?
ちゃんと習っておくんだったわ。
(頭の中には料理見習いの牛人女性から丁寧な指導を受けた時のことが思い出され)
(にも拘らず、何を習っていたのか全然思い出せない)

あー、めんどくさいー。
もう、涙がとまらないわよ、どのぐらいやればいいのー?
(早くも与えられた仕事が面倒になって、投げ出したくなるリュリュだった)

【こんなところで〆させていただきます】
693リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/28(水) 23:51:48 ID:h6HJHe1E
【いやいや、あんな事のあったあとですし、そんなに重過ぎるとは思いませんよw】
【むしろ、軽みと重みが混在するとこ、少女っぽいと思います】
694リベラ ◆w3qQdtQzJw :2007/11/29(木) 00:08:47 ID:/b5hP52j
ああ、大体でいいんだ。なぁに、食っちまえば同じ事よ!
でも、涙を拭くなよ?そのまま待ってな♪
(わっはっはと、笑い声と共に伝声管で指示をして)

(訓練をサボったリュリュを追いかけてきた、軍馬の調教師をデッキで迎え撃つ)
やいじじぃ!てめぇ、リュリュに何しやがった!
訓練とはいえ、あんまりじゃねぇか。厳しい中にも思いやりってモンが必要だろう。
隠した、だぁ?おう、確かに隠したさ。
はばかりながらこのリベラが預かった船だ、泣いてる女の子を匿わねぇワケがねぇだろう!
こっちにきやがれ!
(調教師をドアに連れて行き、キッチンを、涙にまみれたリュリュを見させ)
(ドアを閉じると、声音を替えて)

わかったろ?
…なぁ、俺は、あんたが本当はやさしいお人だってわかってんだよ。
そうじゃなきゃ、馬があんなになつくワケがねぇ。
シリウスも言ってたぜ、「わが軍の軍馬は帝国の騎兵団の馬にも引けを取らん」…ってよ。
けどなぁ、まだリュリュは小さいし、あの年頃の女の子はいろいろあんだよ。
もう少し手心を…

…え?

…花瓶を投げつけて逃げ出した?
……そのたんこぶ、それ?

……おーい、リュリュ。
夕飯済ませたら、夜間訓練だってよ〜。
(と、力ない声が伝声管からキッチンに響く)
(港には夕餉の炊煙が漂い、真っ赤な夕焼けが西に沈んでいった)

【と、ちょっとおてんばになってもらいました。オチが決め打ちですいません】
【他に思いつかなかったもので…】
【おつきあいありがとうございました】
695リュリュ ◆L/zbHmux3k :2007/11/29(木) 00:12:40 ID:0mnm0x/0
【長い時間ありがとうございました!】
【本当に好き勝手にやってしまってすみません・・・】
【こんなオチまでつけていただいてw】

【本当にじっくりとロールを堪能させていただきました!】
【おつかれさまでした。おやすみなさいませ】
696デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 19:49:15 ID:S2jPE+ox
【待機する。プロフは>>138だった…と思う。】
697ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 20:24:26 ID:7fp5Y05l
【よければお相手お願いします。】
【23時過ぎまでになるので雑談等になるかと思いますが…】
698デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 20:37:02 ID:S2jPE+ox
【お。ロールでの邂逅ははじめてですね。リミット了解しましたー。】
【雑談と言うと。賑やかな場所か静かな場所か…】
699ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 20:40:19 ID:7fp5Y05l
【ああ、確かにそうですねw】
【どちらでも、というとお困りになりますか…?】
【手合わせなどでも大丈夫ですが…】
700デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 20:44:47 ID:S2jPE+ox
【さあ、お酒飲んだり、お風呂だったり、食堂だったり…】
【錬兵場に、噂の美少女騎士殿を拝顔しに行ったりしちゃっても…?】
【そういうところで鍛錬していらっしゃるのであれば】
701ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 20:46:34 ID:7fp5Y05l
【なるほどwごめんなさい、具体的に考えてなくてw】
【…なんだか面白い呼称ですが、了解です。】
702デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 20:55:04 ID:S2jPE+ox
(鍛錬[たんれん](――スル) 体力・精神力・能力などをきたえて強くすること。)
(錬兵場は盛況であった。 老若男女が入り混じる)
(それぞれの思いを胸に抱えて研鑽に励む。)
(健康な体から弾ける汗、流れる汗、ほとばしる汗――)

……むさ苦しい。

(口の中でそう呟いたのは、行進を指揮する男の怒号で消えた)
(基礎体力のなさからへばる奴、無駄に元気な奴…)
(志願兵や傭兵が多いこの混沌ぶりにも慣れたものだが)
(本日の目的は、その賑わいに身を投じることではなかった)
(目当ての姿を探して、筋肉の隙間を器用にすり抜けて、視線をさ迷わせる)
("そいつ"は、どのように励んでいるのやら…)
703デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 20:55:37 ID:S2jPE+ox
【お願いします。】
704ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 21:06:54 ID:7fp5Y05l
(大勢の屈強な男に混じってちらほらと女子供が訓練をしている。)
(女性のある者は護身のため、ある者は革命軍と志を共にして戦うため。)
(想い人を守るという健気な志から剣を振るう者もいる。)
(急激に人が増え、混沌とし、さまざまに多様・変質化していく訓練場。)

……。

(喧騒を意に介せぬという風にいつもの場所で黙々と剣を振るう。)
(ぱっと見て、普通の素振りに見えるが))
(其の剣は訓練用の剣で普通の剣より長くそして重い。)
(慣れるにしたがって徐々に注文をより重くしていった結果、今では相当な重さになっている。)



【書き出し、ありがとうございます。よろしくお願いします。】
705デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 21:19:33 ID:S2jPE+ox
(異彩――確りとした剣筋は野良傭兵やごろつきの扱うそれと比して)
(明らかに違う。堂に入ったその風格。)
(聞けば帝国の武家出身。環境の整った状況で、しかも勤勉に学んだものか…)
(…それだけではああはなるまい。 ――思わず唇に舌が這う。)
(隅に雑多に押し込まれた長尺の木剣を手に取り)

…………軍、 家仕込みの剣、か。 どれ。

(足元の小石を頭上に蹴りあげ、膝でまた跳ね上げる)
(児戯のように器用な動きの後、熱中している横顔目がけ、)
(石を揺るく蹴り飛ばした)
706ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 21:37:13 ID:7fp5Y05l
(極めて基本に忠実な素振りを繰り返す。)
(何度も何度も。)
(傭兵に言わせれば所謂武家としての貴族特有の"お上品な太刀筋"だろう。)

……。

(明らかに場違いな空気を纏う女性にすぐに気付いてはいた。)
(自分と同じ色の、だが質の異なる髪の女性。)
(舞台で踊るのが似つかわしいような華やかな空気。)

(意外に感じたのは視線が自分に向いている事。)
(一体何の用なのだろうかと思いながらもひたすらに剣を振るう。)

……!

(器用なものだ、と感心した直後無意識に体が反応し小石が砕け散る。)

……何か?

(石の飛んできたほうに向き直り女性を正視する。)
(元々抑揚の乏しい声が多少冷ややかになったのは仕方ない。)
707デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 21:52:18 ID:S2jPE+ox
>>706
遊ぼう。
(と。掌を木剣の刃で軽く叩きながら、獰猛な微笑みと共に誘う"遊び"は)
(お子様お断りのものである。 護身術や、競技の手解きを請うてはいない)

見事だな。叩き落さず砕くとは…箱入りではなかったのか。
(貴族は嫌い。軍人も――好きではないが)
(何故わざわざこちらに加担したのか、という根本の興味と)
(その冷えた眼差しは、決して大局を見誤る愚を許しそうにない…)
(個人への興味を隠すつもりはない)

『騎士殿』、先人の技を知り、己の体を研ぎ…そして実戦経験を積む。
私はそれを剣の完成と見る。
……"手合わせ"に付き合ってくれぬか?武家仕込みの剣、受けてみたい。
(礼儀知らず、しかし姿勢よく剣を上げた)
(邪魔をした非礼も詫びない――学の無さを恥じない。)
(傭兵の軽口と同じ台詞。だが目は野の獣の如く、偽ることを知らない色)
708ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 22:00:31 ID:7fp5Y05l
断る。
私は遊びをやっているつもりは…。

(言いかけて思いとどまる。)
(礼儀はともかく姿勢やその言には見るべきものがある。)

いや、いいだろう。
箱入りとは意味が良く分からないが……。
受けてたとう。
私はユーリ・ルイス。貴女の名は?

(礼儀正しく、かつ型通りに構える。)
(教科書通りの隙がなく、重心を相手に悟らせない構え。)
709デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 22:17:06 ID:S2jPE+ox
それが騎士の礼か?では私からもひとつ。
遠慮も加減も不要だ。
私は丈夫だから、乱暴にしても平気だぞ?
(手から脱力し、剣を低く、横に構える。)
(わずかにたわめた両肢は、地をしっかりと認識し)
(作法のない粗暴なそれだが、"術"として成立した構え)

我が名はデューイ・ルギウス。
今日この時を、貴女自身に感謝しよう。
(一度剣を立て、そしてまた構えた。)
(敬意を払い、礼に乗っ取り、明瞭に名乗る。自らを恥じ入るは愚。)
(相手は、攻めも防御も長ける定石の構え。ならば、此方から往くが礼儀。)
………参るぞ、ユーリ。
(そう宣言し、不意にならぬよう、一度間を置く。高揚の笑みから、)
(冷厳に顔を引き締め、前へ跳ぶ。しなやかな獣の如き四肢を躍らせ、)
(まずは挨拶と、リーチを活かした、下段からの袈裟上げを一閃。)
710ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 22:24:02 ID:7fp5Y05l
(内心ほう、と感心する。)
(一見雑な構えだが理に適っている。)
(おそらくは鍛えたのだろう。まず一級の戦士に違いない。)
(そうすると普段より重い剣を使うだけあって不利かもしれない。)

来い。

(美すら感じる程のその速さ、動きのしなやかさに目を瞠る。)
(隙のない構えから剣を振り下ろし受け止める。)
(木刀がみしッと嫌な音を立てた。)

(そのまま己の剣を滑らせて相手の胴のある辺りを横に薙ぐ。)
711デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 22:43:32 ID:S2jPE+ox
(片手の振りぬきに対し、強靭な振り下ろし――)
(迅速な判断には恐れ入る。自分も遠慮したつもりはなかった)
(片手では荷が勝つその重みを、峰部に手を添えて受け止め、)
(さらにそのまま掌で刃を跳ね上げて、相手の反撃も挫く)
(だがそこまで。一度相手の剣を払うようにしながら、間合いを離す)

なるほど、遊びではない…。

(教科書剣術――などという緩い響きだが、反撃の気配には肝が冷えた)
(粋となれば如何なるものにもセオリー通りの対応が出来る下地)
(何より剣を通じて伝わってくる意志か。この少女は弱くない)
(歓談よりも何より相手を識ることの出来る試合に)
(いっそう熱が入る。どうして可憐な少女がこうまで…)
(今度は一歩擦り寄った後、それをフェイントに踏み込む)
(両手を添え、大きく構え、自らの体で出来た死角からの袈裟掛け)
712ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 23:05:39 ID:7fp5Y05l
(―そんな捌き方があるのかと常軌を逸した動きに舌を巻く。)
(彼女は遊びだ、と言った。ならばさらに底があるというのだろうか。)
(見てみたい。)
(遊びではないといったものの遊び心がないわけではない。)
(しかも剣の優劣を競うというのであれば。)

本気を見たいものだ。

(速い、と思うまもなく木刀が襲い掛かる。)
(曲芸、或いは舞のような優美さに危険な刃が付いている。)
(惚れ惚れとしながらも素直に攻撃を読み、受ける。)
(基礎の積み重ねの強みは実はここにある。)
(フェイントに釣られない…が、さすがに避けきれず僅かに掠ってしまう。)

今度はこちからから行く。

(中段から上段へ。上段から一気に振り下ろす。)
(真っ向からの切下げの描く線は正確に正中線をなぞる。)
713デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 23:17:27 ID:S2jPE+ox
………尚更惜しい。もう少し早く知り合えていれば。
(まだ相手が帝国に籍を置いていたのなら、と)
(この場の本気と、戦場での本気に著しい差は無いが)
(轡を並べる友垣と喜びは分かち合えても)
(命を賭けた高揚と緊張感は分かち合えなくなる)

真っ直ぐだ。
(その挙動の何もかもが、突き進んで来る――)
(そして恐らくそれは必殺の一撃)
(頭上に跳ね上げて、円心の動きで相手の首に剣を運ぶ)
……――
(ユーリの振り上げた剣。腕の隙間に見えた相手の瞳に)
(決定的な何かを見取ったが、同時に決定的な見落としをした)
(最小限の動き、相手の首の高さに頭と木刀を持ってきたが故に)
(既に限界を迎えた古木の木刀は、重量の増した木刀の一撃を受けきれない)
(中心の支柱を失った故に両手が踊り、脳天への衝撃に一瞬目の前が真っ白に――)

【そろそろ、お時間ですか】
714ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 23:32:23 ID:7fp5Y05l
……。
(良い敵とは時に味方よりも親しく感じる物だ。)
(帝国にいたころ戦った革命軍の将兵がまさにそれだった。)
(味方の上官が愚鈍であれば尚更と言う物だ。)
(初めて会った相手の将に一目で恋をしたのは誰にも言わない秘密だった。)

あ。

(その回想はほんの一瞬の間だったが、振り下ろしが木刀を叩き折るまでに十分だった。)
(うっかりしていた、と言うべきだろう。)
(気が付けば最高の一撃を相手の脳天に決めてしまっていた。)

だ、大丈夫?
誰か氷を持ってきてくれ!

(素早く剣を放り出し相手が地面に倒れこむ前に支え、横にする。)
(届いた氷をデューイの額に当てた)

【そうですね。】
【そしてこのスレの用量もそろそろ終りですね…】
715デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/29(木) 23:42:42 ID:S2jPE+ox
>>714
(思わず膝をついてしまった。いい一撃だった。)
(散った星や鳥の幻影から、見慣れた錬兵場の地面)
(一瞬意識を失っていた間に、氷が用意されたらしい)
(言の通り乱暴でも無事ではあるが、……まだ微妙に目が回っている)

…………お互い気が散っていたようだな。今回は私の敗けだが。
訓練用の木刀も用意せねばな。  …それより………。
(冷えていく額の奥が、さっきみた視線の奥の光)
(詰まった歯車がまわりはじめたように、上体をかろやかに起こすと)
(耳元に唇を寄せて)
騎士殿?惚れた男が居るな。来たのもそれが原因か?
(意地悪な笑みとともに、問うてみる)
(無論、預言者ではなく、心を読む力も持たないが)
(真っ直ぐな意志に、これはかろうじて残っていた"女"の、勘と愉しみか)
716ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/29(木) 23:55:54 ID:7fp5Y05l
(心配そうにデューイを見つめる。)
(こうするのが決して本意ではなかった。)

……ああ。別に勝ち負けはどうでもよかろう。
もう動けるのか?丈夫なのだな。

(あの一撃を受けてからすぐに立ち直るとは、素直に感心する。)

なッ!?……ち、ち、違う、私はだな、父とともに渡っただけであってだな……。
(思わず手に力が入り氷嚢の中の氷を砕いてしまう。)
(顔が真っ赤になり焦っている様子は予言者ならず、誰が見ても動揺したものだった。)
717デューイ ◆YpuGzruiLw :2007/11/30(金) 00:02:47 ID:kQdwvyJa
大事なことだ。実戦なら死んでいたということ…。
それを汲みまた剣を研ぐ……のだが、
弱点を知られてしまったなぁ、騎士殿。次はそこを狙わせてもらう。
(つん、と自分が打ったのと同じ部分、額を)
(指先でつつく。頭上で氷が砕けたので、)
(さっきの一撃はかなり強烈だったのだろう…)
(少し自分が生きてる心地を失いかけたので)
(その場に立ち上がり、両足があるか確かめる)

剣の腕は素晴らしい、だが女としては私に一日の長があるようだ。
……まぁー、楽しかった。いい時間を有難う、騎士殿?
(多少、無意識に一撃の重みを根に持ったのかもしれないが)
(友好の証か皮肉の動きか、にやにやと唇を吊り上げながら)
(その手を差し伸べ、握手を求めた。)

【―というわけで、私はこれにて…時間をオーバーしてしまいました、すみませんっ…!】
【お付き合い、有難うございました】
718ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc :2007/11/30(金) 00:25:42 ID:6P3B1QFp
そ、そうか。
実戦への意識が高いのは良い事だが……。
な、何の事だ?
(その話題を出されると急にうろたえる。)
(自分で弱点を曝け出しているのと同じで、顔の赤さが一向に引かない。)

…有難う。
(気を取り直したように相手に向き直る)

女としては貴女に一生勝てないきもするなあ。
ああ、私も珍しい太刀筋を見れて楽しめたよ。

それと、私のことはユーリでいい。
デューイ殿。

(微笑と共に握手に応じた。)

【いえいえ、こちらこそすいません。】
【有難うございました。またよろしくお願いします。】
719ビオティーテ ◆U26pO6Y5Cs
◆連絡事項◆

【ハー ◆bD1EN8EcbEさんからマール ◆SabeR.A6Vwさんへの伝言】
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マール様へ。凍結しているロールの件ですが、「最終的には、二人とも無事に帰還することができた」と
いう〆になるであろうと仮定した上で、もうしばらく凍らせたままにしておくことにします。
これ以降、私が本スレに待機したとしたら、行われるロールは「帰還後」の時系列のものとなるでしょう。
いつか連絡を頂いて、凍結部分の物語を補完できる時を、お待ちいたしております。
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【新規参加者の加入による紋章チェックの追加】
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◆108のルーン一覧◆
×王冠    ×愛        雨        意志      海        鱗
×運命    ×永遠      円      ×鏡      ×果実      家畜
  鐘        雷      ×仮面      硝子    ×狩人    ×騎士
  気品      希望      恐怖      教養      金貨      首輪
  雲        蜘蛛      軍旗      獣        賢者    ×恋人
  荒野      幸福    ×氷        篭手      金剛石  ×策士
×死        詩人      司法      車輪     自由     淑女
  祝福      城壁      印        深淵    ×蜃気楼    真実
  砂        成長      誓約      水晶    ×生命      鮮血
  草原      空        太陽      滝        黄昏      竪琴
  旅        堕落      知恵      力      ×月        翼
×剣      ×罪        庭園      塔        道化      毒薬
  棘        涙      ×肉欲      人形      人間      沼
  歯車      鋼        蜂蜜    ×罰        花        庇護
  瞳        秘密    ×舞踏      葡萄酒  ×船        憤怒
  変化    ×萌芽    ×奉仕    ×豊穣      星        母性
×炎        微笑      未完    ×無垢      森      ×門
  病      ×夢        夜        勇気    ×理性    ×竜

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カティス ◆0eoaPgybQw(策士)
シャトー ◆8vXIuzabZc(生命)
ヤマケウ ◆ojpYaMaKEU(蜃気楼)
の参加により紋章チェックを追加しました。
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【スレ状況】
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現在凍結解除の予定はありません。ご自由にお使いください。
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