【遠未来】エレメント・ウォーズ 第三章【黙示録】

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611刃守草一郎 ◆zpdOCXfgjI
>>610
【それじゃ、ま、適当にってことで】

こんばんはーっ! よっ、マスター!頼まれてた例のブツ持ってきたぜ。
しっかし、俺からすれば酒なんてどれも同じように見えるんだけどなァ…
ま、ちゃんと依頼料さえ払ってくれれば、こっちは別に構わないんだけどよ。
(胸に抱えられるぐらいの大きさの木箱をカウンター内まで運ぶ。今回の仕事は高級ワインの運搬。
 昨今物騒な社会では、こうして高級品や金のものを専門の仕事人に頼んで運搬してもらうのは、そう珍しくなかった)
(理解できない、と言わんばかりに首を傾げながらもカウンターから出ると、ふと見慣れた顔があることに気づく)
……おっ、水無瀬じゃねーか。お前さんも来てたのかよ?
(ひらりと軽く手を振りながら、スツールに腰掛ける縁に声をかける)
612水無瀬縁 ◆t4GpHNGY6c :2007/10/12(金) 21:37:18 ID:gcpbtoJf
>>611
(スツールに一人腰掛ける一人の少女)
(大人びてはいるが、まだ十代半ばぐらいだろうか)
(食事をしているのか、カウンターにはパスタとサラダが並び)
(ここでは不釣り合いな白衣をまとった手にはワイングラスが握られている)
あら、刃守じゃない。
私のためにお仕事ご苦労様。
(挨拶のつもりか、かるくワイングラスを刃守の方へ持ち上げる)
(つまり自分は今運んできた荷物のお得意様だと言いたいらしい)
お酒の違いが分かるようにならないと、女の子にはもてないわよ。
(どうやらちょっと上機嫌のようだ)
613刃守草一郎 ◆zpdOCXfgjI :2007/10/12(金) 21:46:23 ID:oqYL81dl
>>612
は、別にあんたのためじゃねーよ。マスターのためだっての。
まったくガキがアルコールなんて飲むんじゃねーよ。一応法律は法律だぜ?
(呆れたようにワイングラスを握る縁に溜息をこぼし、かぶりを振る)
俺は清く正しい男の子なの。そんな正々堂々と飲酒出来るほど悪ぶってません。
(いつものように軽口を叩きあいながら、近くのスツールに腰掛けて)
あ、マスター。俺はオレンジジュースね。
……悪いが、女難は間に合ってるんだ。
俺には、どうも女の子が絡むといい目は見ないというジンクスがあるらしいしな。
(やれやれと溜息を溢すと、肩を竦めて)
しかし、そんなアルコール取ってて大丈夫なのかよ? 仮にも医者だろ?
…医者のなんとやらとは言うけど、まさにこのことだな。
614水無瀬縁 ◆t4GpHNGY6c :2007/10/12(金) 22:05:16 ID:gcpbtoJf
>>613
マスターからワインを買うのは私なんだから、客の客は客なのよ。
やだ、法律? それ、美味しいの?
(くすくすっと顔に比べて子供っぽい声で笑う)
なら私は汚くてネジ曲がった女の子よ。
悪い子は平気で悪いこともしちゃうの。

ほんとお子様ね、オレンジジュースだなんて。
奢ってあげるから一杯くらい付き合いなさいよ、もちろんワインで。
何なら口移しで飲ませてあげてもいいよ。
(見せつけるようにワインを口に含み、にまっとからかうように笑みを浮かべ)
ふーん、女難は間に合ってるんだ。
それって女には全く困ってないってのと同義じゃない?
へぇ、結構すみにおけないのね。
(人差し指で刃守の頬をつつく)
大丈夫に決まっているじゃない。
私は伊達や酔狂じゃなくて、欲望のために医者をしてるんだから。
(偉そうに薄い胸を張る縁)
(よく見ると白衣の前は血まみれだったりする)
必要ならアルコールなんてどうにかしちゃうもん。
615刃守草一郎 ◆zpdOCXfgjI :2007/10/12(金) 22:16:22 ID:oqYL81dl
>>614
ったく、都合のいいときだけ子どもってこと利用するなよな。
(ああもう、と溜息をついて)
今からアルコールばかり飲んでて、中毒になっても知らねえからな。
マスターも止めろよな……全く。

いらねえ。
(はっきりと即答)
酒が飲める飲めないで、判断してるところがおこちゃまだと思うけどね、俺は。
俺は、酒は飲めないんだよ。奢るならオレンジジュースにしてくれ。
(マスターが入れたオレンジジュースを受け取り、ぐびぐびと飲んで)
ふぅ……。そういう意味じゃねえって。
俺にそんな甲斐性があると思うか? おまえこそ、年頃の女の子らしく恋のひとつやふたつぐらいしろよ。
(呆れながら、頬を突く指を捕まえて退ける)
……だから、心配してるんだろうが。
お前の腕前は知ってるつもりだけどな、そのうち足元すくわれるぜ?
つーか、せめて白衣ぐらい着替えろよ。マスターは兎も角、他の客がドン引きしてるぜ?
(ちらりとテーブル席の方へ目を向けて)
616水無瀬縁 ◆t4GpHNGY6c :2007/10/12(金) 22:40:50 ID:gcpbtoJf
>>615
利用なんかしてないわよー。
荒れたスラムで法律が守ってくれるの?
バベルの中央でだって力があれば法律はねじ曲がっちゃうんだから。
マスターだって法律より上客の方が美味しいんだもの。
刃守だって生活のためならやばい橋も渡るんでしょ?
(まるで小さな子供に世の理を教えるように指を振りながら)

あらそう?
残念ね。マスター、刃守のは私のにしておいてね。
(まったく残念そうでもなくマスターに告げる)
恋なら生まれた時からしてるわよ。
涙で枕を濡らしたのは一夜二夜だけじゃないんだから。
(失礼ね、と小さく舌を出し)
仕方ないでしょ。往診に出掛けたら偶然交通事故に出くわしたんだから。
わざわざ白衣の代えまでは用意してないんだから。
あの人たちだって有名な奇人の奇行が生で見られてラッキーでしょ。

それと、私のこと、軽く見てない?
(かるく両手でこめかみを押さえて十秒ほど、顔の赤みが消える)
お酒も水、人の体も水でできているのよ。
知識と技と力があればこんなものよ。
(酔っ払った雰囲気は消え、挑発するような目付きで刃守を見上げる)
617水無瀬縁 ◆t4GpHNGY6c :2007/10/12(金) 22:42:39 ID:gcpbtoJf
【わわっ、ごめん。時計見てなかったから時間かけすぎちゃった】
618刃守草一郎 ◆zpdOCXfgjI :2007/10/12(金) 23:01:55 ID:oqYL81dl
>>616
あのな……。別に全ての法が悪法っていうわけじゃないだろ
(がりがりと髪を掻き乱すと、言葉を捜して)
……ま、いいや。せいぜい、身体は壊さないようにしろよ。
飲みすぎると身体に悪いのは事実なんだからな。
(はぁぁ、と大げさに溜息をこぼすとジュースを飲み干して、グラスを空にする)

そういうもんかね。
…ま、俺が言えた台詞じゃないしな。せいぜいイイ人でも探しておけよ。
こういう街だから、玉石が混じりまくってるだろうけどな。
(グラスの中の氷をがりがりと噛み砕きながら、ぼんやりと宙を眺めつつ呟いて)
なら、せめて白衣だけでも脱いでおけよ。別にお前のファッションにケチをつけるつもりはねーが、
一般人が見たら驚くぜ? 下手をすりゃ殺人犯と間違われちまうぜ。ここの警察は無能だからな。

別に。お前の腕前は知ってるって言っただろ?
……ただ、まあそうだな。俺が言ってるのは心構えってやつさ。
(苦笑を漏らしながら、グラスの中に残った氷をからからと鳴らしながら呟いて)
619水無瀬縁 ◆t4GpHNGY6c :2007/10/12(金) 23:30:41 ID:gcpbtoJf
>>618
はいはい、ご忠告ありがと。
ワイン一杯でアル中呼ばわりは癪に障るけど、刃守だから許してあげるわ。

そうゆうものよ。
ま、私は恋より欲望を選んだ悪女だから、玉石なんて関係ないわ。
どっちだろうと、一時の戯れだもの。

うるさいわね、だから女運が女難になるのよ。
(何だかんだ言いつつ白衣を脱ぎ、黒衣姿になる)
無能だから困らないのよ。
ちょっと持たせてハイ、サヨナラだし、
有能ならこの水無瀬縁の名と顔を知らない訳ないもの。

やっぱり、腕前は知ってても私のことは全然理解してないわね。
私はまっとうな医者じゃないんだから、心構えなんて関係ないの。
世の中にはスラムで無料治療をする聖人君主だなんて勘違いしているのがいるけど、
私は自分の欲望のためだけにしているんだもの。
(グラスに残ったワインを一気に飲み干す)
どんな時であろうと、目の前に患者がいたら治療するだけよ。
だから、今度私の前に顔を出す時はちゃんと病気か怪我をしてきてね♪
特別におまけで改造手術もしてあげるから。
620刃守草一郎 ◆zpdOCXfgjI :2007/10/12(金) 23:43:24 ID:oqYL81dl
>>619
それはどうもありがとう……と言っておくべきか、レディ?
(くくっと笑いを噛み殺しながら、肩を竦めて)
ふぅん。お前も相当スレてるな。まあ、お前がそういうなら、それでいいんだろうさ。
…それに、俺もお前も恋愛を語るにはまだまだ子どもだからな。
ま、まともな女の子さえいれば仲良くなりたいところだけどな、俺としちゃ。
(今まで関わってきた異性はどうにも一癖も二癖もある人間ばかりで)
日本の警察も堕ちたもんだな。…ま、警官が警官全員そうだとは言わないがな。

だな。お前の正体知ったら、皆驚くだろうぜ?
…ま、勘のいい奴だったら、お前のその行為自体不思議に思うだろうけどな。
(笑いながら、残りの氷も全部口のなかに含んでがりがりと噛み砕き)
要らないな。俺はお前の「本能」にまで付き合うつもりはないし。
まあ、お互い様って奴さ。俺もある程度お前の「本能」とやらを満たすために治療されている。それでイーブンだろ?
621水無瀬縁 ◆t4GpHNGY6c :2007/10/13(土) 00:23:50 ID:8uQiuWhh
>>620
それは男の無知よ。女は子供だろうが大人だろうがいつだって恋愛を語れるの。
だからまともな女の子を見つけられないのよ。
(もちろん自分はまともじゃない側)
ちなみに裏の中華屋の巨乳お姉さんは恋人募集中よ。

それでも私にすがるしかないのが下スラムの住人たちよ。
理由がどうであれ、彼らにとって警官より役に立つ存在なんだから。

ま、それもそうね。
(パスタの最後の一本を口にして)
でも今日は気分がいいから教えてあげるわ。
(顔を近づけて耳元にささやく)
私ね、10歳頃に何人か改造手術をしてるのよ。
強力な魔装具を体内に埋め込むのをね。
彼らはとてつもなく強いわよ。
ほとんどが中央の権力者に引き取られているから、
万が一にも刃向かうことになったら気をつけてね。
(カウンターにお金をおいて立ち上がる)
ちなみに知ってるだけでも目をつけられるから。
それじゃ、私は予約が入っているから帰るわ。
今度会う時は元気じゃないようにね、約束よ。
(そう言って血まみれの白衣をまとい、店を出て行った)

【遅いくせにすみません。先に力尽きちゃいました】
【長文は嫌いじゃないけど弱いのよね】
【最後のは好きなように解釈してください】
【とても楽しかったです。ではおやすみなさい】
622刃守草一郎 ◆zpdOCXfgjI :2007/10/13(土) 00:24:14 ID:Q8fzr+fC
【……寝落ちたか? そろそろ俺も失礼させてもらうぜ。おやすみ】
623刃守草一郎 ◆zpdOCXfgjI :2007/10/13(土) 00:33:52 ID:Q8fzr+fC
>>621
そーいうもんかねぇ?
やっぱ、俺には難しいよ、そういう話は。
(やれやれと溜息を溢しながら、肩を竦めて)

……ふぅん。
(成る程、と言わんばかりに軽く頷くと、彼女の言葉に耳を傾けて)
そうか…まあ、お前さんならそういう過去を持っていてもおかしくはないな。
ま、俺もバカじゃないんでね。無闇に連中と争うような真似はしないよ。
はぁ? …ならなんで、わざわざ教えたんだよ。何か俺、お前に恨まれるようなことしたか?
…まあ、お前さんが俺に教えたって言い触らさない限りは、そいつらに知られることはないだろ。
(何が言いたいんだ、とその意図が分からずぼんやりと首を傾げて)
…何も戦うだけが「戦い」じゃないってね。
―――そうならないように気をつけるさ。
(軽く笑いながら、腰に刺した鞘に収めた剣の柄を弄り)

【お疲れさん。おやすみノシ】