【落ちたのか…? うーん、もう10分だけ待ってみるぜ】
【うーん、それじゃ、落ちるぜ。またなっノシ】
【名前】水無瀬縁(みなせ ゆかり)
【性別】女
【所属】水無瀬診療所、水無瀬一族
【年齢】14歳
【身長】148cm
【体重】38kg
【サイズ】B77/W52/H78
【髪型】腰まである黒髪をポニーテールにしている
【外見】吊り目で瓜実顔の少しきつい感じのする大人びた顔立ち
黒いトレーナーとジーンズの上に白衣をまとっている
【属性】水
【武器】《氷華光綸》
10個セットの透明な指輪で10cm程の薄い氷の刃を作れる。
飛ばすことも可能で、触れたものを凍らすこともでき、
出血させずに切開も可能。
元々武器だが手術道具として使用している
【好きなプレイ】甘い方が好み
【NGなプレイ】凌辱、猟奇、SM、スカトロ(大)
【制約】治療行為以外で相手を物理的に傷つけられない。
【備考】医師一族出身の天才児。10歳時には既に一流の外科医だった。
が、12歳で出奔、スラムに診療所を立てて治療行為を始める。
「だって治すと気持ち良いんだもん」は本人の弁。
けしてボランティア精神ではなくて単なる性癖である。
ケガや病気を治療することに快感を感じる困った娘なのだ。
診療所の維持費は親を脅して出させているらしい。
※中の人に医療知識はありません、念のため。
【突然思いついたので参加します】
【しばらく待機しますね】
【今夜はこれで落ちますね】
【えっと、今夜も待機】
【今夜もこれで落ちます】
【なかなか難しいですね】
>>900 【初めまして、そしてよろしくな! また機会があれば、そのときに】
【さて、しばらく待機させてもらうぜ。気軽に声をk(ry】
>>905 【……ぐ、何となく他意がありそうな気がするのは俺だけか?
それは兎も角、付き合ってくれるのか?
まあ、ロールするとしたら再戦…ってことになるんだろうけど。
何か腹案とかしたいことがあれば、そっちを優先するぜ】
>>906 【構わないですよ。】
【再戦でも構いませんが、普通に街で会った場合どうなるのか気になるところです。】
【風祭さんが来てくれているので、一応水蓮も一人で動けますからね。】
>>907 【ん…となると、普通に雑談ってことになるかな。
別に利害関係はないわけだし。喫茶店かどこかで偶然居合わせたって感じでいいか?
なんかあれば調整してくれればいいし】
>>908 【了解です。】
【通常考えて市場とかにいることが多いので、前に泉さんと会った時のような感じになるでしょうか】
【水蓮に会った時に聞きたい事とかがあるようなら、その辺りを聞いて頂ければ。】
【書き出しの方はお任せします。】
>>909 【了解。それじゃ、こんな感じで】
(港近くの朝市。ここは月一で市場が開かれている。
もちろん、こんな世情だからかあまり質のいいものは揃っていないが、
それでも近くの商店街に比べれば安価でよりいいものを選ぶことが出来る。
……ま、一人暮らしの俺としては少しでも出費は抑えたいもので)
ホント、ここは活気があるんだよなー…。
まったく、その元気を他の連中にも分けてやりたいぜ。…特に一族の連中にはな。
(魚や果物を、ひとつひとつの店を回りながら品定めを行う。
長いこと一人暮らしをしていれば、そういう目利きも育ってくるわけで)
さてと…今日はカレーにでもするか。作り溜め出来るし。
それじゃまずは豚肉を…ん?
(ふと人混みのなかに視線を向ける。目を凝らしてよくみると、どこかで見たような人影が向こう側から歩いてくる)
…あいつ、どこかで見かけたような…?
…今日も、良い素材が手に入りました。
プロフェッサーも風祭様も、喜んでくれると良いのですが。
(編み上げの買い物バックを手に、今日の収穫を確認し、満足気に呟く。)
(相変わらず、無愛想な様相ではあるが)
…。
(ふと、誰かに見られている…視線を感じ取り、わずかに視線をずらした)
(プロフェッサーがあのような仕事をしているためか、偶に一人で居ても刺客が襲ってくる事がある。)
(大抵は、彼女の手で何とか出来る手合いではあったが、このような活気のある場所では騒ぎは避けたかった。)
(買い物バックの中身を確認するフリをしながら、視線を感じる方向へと歩んでいく。)
(視線は上げない。気付いている事がバレると、色々と面倒になる事も多いからだ。)
【よろしくお願いします。】
>>911 あ……、ありゃあ――――。
(思い出した。そういえばあいつは、確か遺跡の仕事依頼のときに対峙することになったやつだ。
熟練した腕を持つ相手は出来るだけ覚えるようにしている。少しでも危険を減らすためだ。
自分より手強い相手は相手にせず、逃げろ。それが俺のポリシーだった)
(それとは別に、彼女は危険だとは思わなかった。
この間の様子からも、悪人とは思えなかったし、敵対するようなことはないだろう。
そう思い、その人影に寄ると声をかけてみた)
おい、あんた……確か、この間遺跡で会ったやつ…だよな?
あんた、こんなところで何してるんだ?
…あ、いや、買い物をしてたってことぐらいは分かるけど。
(この目の前の女性とその連れ――立場的には逆なのだろうが『プロフェッサー』と呼ばれた男(の声だった)は
どうも目的が分からなかった。遺跡研究…ただそれだけならば、情熱家と見てもいいのだろうが、
この女性は只者ではない。そんな女性がなぜ彼についているのか、とにかく色んな意味で謎だった)
【こちらこそ、宜しく】
… … …。
…ああ。
(声を掛けられてから暫く。相手の顔を見て、言葉が出てこなかった。)
(眼前の少年を忘れていたわけではない。だが……)
(正直なところ、拍子抜けした、と言った方が正解だったからだ。)
…その通り。買い物、です。
おかしいですか、私が買い物をしていて、は。
(買い物バックの底に隠しておいたナイフにかけていた手を離す。)
(今は、必要ないものだと、直感的に判断したからだった。)
…確かに、この前のことを考えれば、このような場所で会う事は違和感を感じるかもしれません。
しかし、それは私の所為ではありません。
(表情を変えず、それだけを答えた。)
>>913 ……いや、別におかしくはないけど。
(ただその服装は、似合ってないかもしれないとその言葉は飲み込む。
なぜなら自分も人のことは言えなかったからだ)
ま…不思議な感じはするよな。
この間は刃を交わらせた相手だっていうのに……いや、別に誰もあんたが悪いとは言ってないだろ?
(どうもこの女性はひとつひとつピントが合ってないような気がする。
そんな印象を抱きながら、じっと眺める)
俺が聞きたいのは…だ。この街で何をしてるんだってことさ。
いや、深い意味はない。…そりゃ、敵対するようなことがあれば放っておくわけにはいかないが、
この間の雰囲気からすれば、別にあんたたちと敵対するような事情はこちらには抱えてないからな。
また、遺跡調査の準備か?
…ならば、問題ありませんでしょう。
(何だか、この人と居ると、色々と自分によくない気がする。)
(何故なのかは分からない。人間的に嫌いなタイプというわけでもないのだが…)
(自分の中に満ちる二律背反を感じつつ、心の中で嘆息をつく。)
…詳しい事は私は知りません。
ですが…水の軌跡がどうとか…
(プロフェッサーが言っていた事を思い出し、何事かを呟くがすぐに口篭った。)
…お話があるのでしたら、向こうへ参りましょう。
(そう言って、ゆっくりと人通りの少ない方へと歩いていく。)
>915
だから、別にそういうことじゃなくて……うーん。
(腕組みをして、俯く。上手く言葉に出来ず首を傾げる。
端的な彼女の返答に取りつく島もなく)
水の軌跡……?
(別に治水に携わるものでもないし、エレメントに至っては専門外だ。
聞きなれない言葉に不思議がりながら)
あ、ああ…そうか。ここじゃあ、話しにくいしな…色んな意味で。
(今更人の多さに気づいたかのように、頬を掻いて溜息をつく)
(そして、その後を追うように、横に並んで歩く)
…。
(歩きながら、自分でも考える。)
(プロフェッサーが呟いていた、水の軌跡、それがどういう意味を示すのかを。)
…私にもよくは分かりません。
ですが…私に関係がある事なのでしょうか…。
(水を扱うエレメント能力者で、プロフェッサーの周辺にいるのは水蓮だけ。)
(そうなると、厭でも関連を考える事になるが…。)
(ふと、歩きながら、草一郎以外の気配が自分達と同じ歩調で追ってきている事に気付く。)
(数は…三人。)
>>917 ……水、水…水……?
うーん、俺には予想もつかねーな。
どこか水不足の地域でも救おうとしてたりしてな。
(普通に考えたらそうなるだろうと答えを捻りだしたはいいが、
それでは色々と辻褄が合わなくなり、首を傾げてみせて)
でも、お前に関係することだとして、一体何だろうな?
別にお前、エレメントの能力がある以外は至って健康なんだ……
(ろ、と言おうとしたところで彼もその気配に気づく)
……どうする?
俺がふたり引き受けてもいいが。
(歩くペースは落とさず、そのまま前を歩きながら呟いて)
…借りを作るのは主義に合いません。
バッグを見ておいて下さいませ。
(とす、と買い物バッグを路上のベンチに置くと、ゆっくりと振り返った。)
(見たところ、この通路は人通りも少なく、多少の騒ぎも隠せるだろう。)
(三人の追っ手は、こちらが気付いているのを見ても、特に気圧された様子はない。)
(男一人と女二人…微弱ではあるが、エレメントの力を感じる。抑えているのだとすれば…少し分が悪いかもしれない。)
(「認可」のない今では、手にしているナイフだけに頼るしかないのだから。)
【加勢する、しない等はそちらの判断にお任せします。】
>>919 …借りってお前……本当とことん変わった女だよな。
(かく言う自分も人運は結構変わっているかもしれない。
……こういう人間と関わっている時点で)
分かったよ。まあ、俺も別に無闇に借りを作る方じゃないが……
俺まで暴れて食材が台無しになったら意味がないしな。
(カゴに入れた野菜や肉を見ながら溜息をついて)
ただ、こっちはこっちで勝手にやらせてもらうぜ。
(そう言い置くと、剣の切っ先を男のひとりに向ける。
どうも、女は苦手だ。そちらは彼女に任せよう。そう決めると意識を集中を高める)
―――遠距離戦は苦手なんだけどなー。
(言うが早く、その場を動かないまま唇を素早く動かす)
疾―――…!
(ライフル銃の弾丸のように風の塊が男の肩を撃ち貫く。
バランスを崩したところを付けねらったかのように、剣の切っ先からその弾丸をいくつもはじき出していく)
水蓮…お前の事だな?
悪いが、依頼でね。その命、戴くぜ。
(にやり、と笑みを浮かべながら、中央のサングラスをした男が言う。)
(ポケットに手を突っ込んだままの姿から、研ぎ澄まされた戦鬼の気迫が立ち上った。)
(両脇の女二人が、ゆらり、と男から離れる。)
…簡単に屠られるわけには、参りませんね。
(先手。石畳を蹴り、中央の男に狙いを定める。)
(左右の女二人は、補佐。そう判断して。)
(弾丸が後ろから疾った。否、弾丸ではない。風の、塊。)
(それが、眼前の男の肩を撃ち抜いた。)
くくっ、もう一人いたか…まぁ、いい。
纏めて始末してやるよ。
(不意打ちを受けてバランスを崩したかに見えた男が、手をポケットから引き抜いた。)
紅、黄、やるぞ。
(何かが、男の手から弾けた。液体のような何か。)
(反射的に、その手から弾かれたものをナイフで払う。)
(同時に、左右の女が両手を翳すのが見えた。)
>>921 ……何モンだ…、あいつら…?
手馴れてる…こりゃ、あまり簡単にはいかないかもしれないな。
(チッ、と舌打ちをしながら平然と起き上がった男を見据えながら言い捨てて)
ま…俺もまだ死ぬわけにはいかないんでね。
脇役は脇役らしく、主役を引き立てようじゃないか…!
(剣を構え跳びあがると、屋根の上に昇り、そこから剣を振り下ろして、突風が男に襲い掛かる)
せぇぇいっ! 吹っ飛べぇぇぇっ!!
…紅蓮 ・ …閃禍
(女が二人、同時に呟くように言葉を走らせる。)
(同時に、炸裂するような閃光と紅蓮の焔が眼前に広がった。)
ッ…!?
(並の能力者が起こしたとは思えない、膨大な熱量が場に拡散する。)
-----
風のエレメントか!
(男は舌打ちをすると、両手を交差させた。)
(草一郎の突風に吹き飛ばされ、はるか向こうの建物の上へと着地する。)
(眼下では、炎と、爆発によって生じた粉塵が路地を満たしていた。)
…まぁ、いい。
紅蓮閃禍食らってまともに生きてるやつなんてそうそういないだろ。
…生きていても、次は確実に仕留めるだけの痛手は負わせたはずだ。退け。
(合図と共に、女二人の姿がそれぞれ路地の別手に消えていく。)
(それを確認すると、草一郎の方を一瞥し、にやり、と笑みを浮かべ。)
(男も建物の裏手へと消えて行った。)
>>923 ―――なっ……水蓮!
(意外な一撃に、目を剥く。確かに只者ではないということは直感で感じた。
だが、まさか、これほどまでの威力の持ち主だとは気づけなかった。
油断。その一言に尽きる。歯を噛み鳴らしながら、鋭く男を睨む)
テメエ……!
(消える男たちを追おうとするが、やはり彼女をそのままにしていくこともできず、
剣を収めると、屋根から飛び降りて粉塵のなかエレメントの力を利用して彼女の姿を探す)
……おいっ! 水蓮!
大丈夫か! 生きてるなら返事をしろっ!
ッ……。生きて…います…。
(がらがら、と崩れ落ちる石畳の周囲の瓦礫の中。)
(彼女は、まだ生きていた。)
(手にしたナイフは爆熱で融解し、形状を留めてはいない。また、両腕と上半身の一部の服は焼けて白い肌を剥き出しにさらしていた。)
(その肌のあちこちにも、腫れ上がった跡が残されている。)
(あの爆熱の中、それだけの傷で済んだのは、)
(「認可」なしの状態ながら、極限の状態で辛うじて集めた水のエレメントの膜が彼女を護ったからだった。)
(だが、「認可」なしの力の行使による影響は大きく、凄まじい脱力感に膝をつく。)
一体…あの人たちは…
(エレメントの威力もそうだが、エレメントの連鎖…それがあの威力を生み出していたのは間違いない。)
(男の弾いた液体。それに対して二人の女が放った火と…雷?のエレメント。)
(相乗効果が、「アレ」を生み出したのだ。)
(そんな芸当が出来るエレメント能力者達に会ったことは、ついぞなかった。)
………ひやひやさせんなよ。
(はぁ、と安堵の吐息を漏らして、近寄って身体を起こす)
ちょ…大丈夫か? ほら、あんまり無茶はするなよ。
なあ…あれ、お前の知り合いか?
お前のこと知っていたみてーだけどさ……。
(まさか一族の人間じゃないだろう。それにしてはエレメント能力が感じ取れなかった)
それにしてもさっきの「アレ」は科学か何かか?
あれほどの威力…並みの感知者じゃ出せないぜ。
(おそらくは何か道具を利用しているかもしれない。だが、情報としては不十分で、まったく整理ができない)
…分かりません…あの、人達…一般のお金持ち等に扱える類の連中ではない…
貴方の…刃守の一族のような…
(言いながら、痛みに意識が削られていく。)
(荒い息の中に、苦しい喘ぎが混じる。)
…申し訳ありません…出来れば、私を…街離れの…プロフェッサーの、トレーラー、に…
(それだけを言うと、水蓮は草一郎の腕の中で意識を喪った。)
(幸いな事に、水を扱える彼女自身の治癒能力のお陰で、負った火傷も跡になる事はなく)
(水蓮は一命を取り留めたのであるが、草一郎には、この時出会った襲撃者達について、)
(プロフェッサーからも水蓮からも明確な回答は得られなかった。)
(ただ、間違いなく言えることは、あの始末屋(イレイザー)を扱う何者かがいる事。)
(そして、その存在が水蓮、若しくはプロフェッサーを狙っているという事だけだった。)
【引っ張ってますが、ここで区切りとさせて下さい。「やりたかったこと」の導入です。】
【無理に途中から話をねじこんでしまってすみませんでした。】
【こちらこれで〆ます。】
……くそッ!予想以上にやられてるじゃねえか…。
まったく……分からないことだらけだが、それは後だ!
街離れのトレーラー…探すしかねえか…!
(彼女を抱きかかえると、スケートボードに乗り、風に乗せて走らせていく。
最悪な結果にはならなかったものの、あまり気味のいい結果ではなかった。
言葉を濁すふたりに深く追求することは諦め、その日は帰った)
あいつら一体何者なんだよ…?
いや、それ以前にプロフェッサーの目的って……あ゛ーっ!!
もう分からないことだらけだぜ!?
(がしがしと頭をかき回すとパソコンを立ち上げたままベッドに倒れこみ)
あー……仕方がないな。俺は俺なりに情報を集めてみるか。
いざとなれば…一族に接触してみるのも、アリ…か。
(それだけ呟くと、瞼を閉じてその日は夢の世界へと誘われた)
【お疲れ様。それじゃあこっちもこれで締めッ。
いや、こっちも拙いロールで悪かったな。それじゃあゆっくり休んでくれよ。付き合ってくれてサンキュー!】
>>928 【お疲れ様です。ありがとうございました。】
【それでは、おやすみなさい。ノシ】
【こんばんは。まだ明るい時間ですが待機してみますね】
【詳細は
>>889にあります】
【むむ……世の中上手くいかないものですねorz】
【今日はこれで落ちますノン】
【入れ替わりだけどしばらく待機♪】
>>931 【あちゃー、微妙にすれ違っちゃったか…残念】
【今度会えたらよろしくね!】
【こんばんわまだいるかな?】
>>931 【・・・・新キャラか、会えなかったのが残念だ;機会があればよろしく】
【いるよいるよー。こんばんは】
【いや、初めましてが先かな?】
【初めましてだろうね、こうして会うのは初めてだから】
【どういう感じでいこうか?】
【むー…あたい、創造力が貧困だからなぁ;】
【@つっきぃの懐を狙う】
【Aあたいがゴロツキともめてる所につっきぃが出くわす】
【…これくらいしか思いつかないやorz】
【そっちは希望っていうか、いいアイディアある?】
【すまない・・僕も似たようなもんだ;】
【Aみたいなのを考えていたのだが、見事にかぶってしまった。】
【君のAの案でいいかな?】
【おっけー♪】
【ちょっと遅くなっちゃったね、ごめん!】
えーっとぉ…
お兄さん達、あたいに何の用?
(そう言ってニッコリしつつも、みさきは少し後悔していた。)
(袋小路の中、見るからに柄の悪そうな男が十数人で周りを囲んでいる。)
(いつものように『仕事』をするつもりが、うっかり誘い込まれてしまったのは明らかだった。)
(所詮は一般人、やっつけられないことは無いのだが、一斉にかかってこられると多少厄介ではある。)
(男共の下卑た笑いを見渡し、溜息をひとつ。)
…ホント、ついてないったらありゃしない。
(丁度同時刻近くの路地裏を智也は歩いていた)
(すると近くに声に気づきその方向を向く)
・・・・・・なんだ。チンピラ連中のいざこざか・・
(こういう路地裏では良く見かける光景。智也は他人事のように見る)
(良く見ると一人の女性大勢の男が絡んでるのを確認するとその場を去ろうとする)
oO(僕には関係ないことだ・・・そもそもこんなとろにいる彼女が悪い・・・
(その場を2,3歩歩いたが気になり彼女のいるところへ向っていった)
【気にしないで、僕も遅い方だから】
(大人しくしてりゃ悪いようには…とか何とか、お決まりの台詞を言いながら)
(ゴロツキの一人が肩を捕まえる。)
あー、やっぱりそういうことだよねぇ…仕方ない、か…
(諦めたように呟くと、その男の手首をガシッと掴み)
――パパッと片付けよ。
(そのまま背負い投げの要領でぶん投げる。)
(放り投げられた男は、数人の仲間をボウリングのごとく薙ぎ倒して地面に転がる。)
さぁーてと!
こうなったら全員ノして、身包み全部頂いちゃうとしますか!
(年頃の女の子の言葉とは思えないことをサラッと言ってのけ、不敵な笑み。)
(全く関係のない少年の存在には、まだ気付いていない。)
【んじゃ、改めてよろしくね♪】
(ゆっくりと歩いていき、目の前の男を蹴り飛ばし女性の目の前で倒れる)
(ゴロツキ連中は男が飛ばされた方向を向き睨みつける)
・・・・どうでもいいけど、大勢で女性を襲うのはあまり誉められたことじゃないな
(智也の近くにいた二人の男が突然殴りかかってきた。)
(一人は軽く避け、カウンターで殴りつける。そしてもう一人は首元へ鞘と鎖で包まれた日本刀を突きつけた。)
僕は人と関わるのが嫌いなんだ・・・特にこういうのにはね・・
・・・・ここで素直に去るか、痛い思いして去るかどちらかを選べ!
【はい、よろしくです。】
(呆然としていた男たちが正気を取り戻し、憤慨して襲い掛かってくるだろう。)
(それを何とか捻じ伏せて有り金丸ごと巻き上げる…と言うのが、みさきの計画だった。)
って、ありゃ?
(かなり後方、袋小路の入り口辺りで何故か吹っ飛ぶ人影。)
(よくよく目を細めてみると、ゴロツキとは違う少年が紛れ込んでいるようだ。)
…
稼ぎは減るけど、まぁ援助はあったほうが助かるか。
(ひとり呟き、背後に迫っていた一人に裏拳をお見舞いして)
(見覚えの無い援軍に声をかける。)
ねぇ!自分がやっつけた人数、覚えといてよね!
そっちはよろしく♪
はぁ!?
(突然の女性の頼みに智也は唖然とする。)
(首元につきつけた男が反撃するが、いとも簡単に日本刀で叩きつける)
oO(人数って一体どういうことなんだ?
(女子の言った言葉に意味がわからず、連中を倒し始める)
(一人は投げ、二人は殴る蹴る、三人四人は日本刀で叩いていく)
(少年の動きを横目で見ながら、自分もゴロツキを始末していく。)
っと、最初ので4人…さっきので5。
6…7、8!
よしっ、そこで9っと!
(ゴス…と鈍い音を立てて、みさきの膝頭が最後の一人の鳩尾に沈んだ。)
(男共が重なり合って倒れている中、立っているのはみさきと少年だけ。)
やっ、少年!怪我は無い?
だいぶ助かったよ〜、ありがと♪
(人懐こくにぱぁっと笑いかけ、思い出したように)
あ、ところで何人やっつけてくれた?
(次々にくる男達を一気に倒す。)
(そして周りを見ると全ての男は地に伏せるのを確認すると
日本刀を腰にかける)
これで・・・終わりか。
(かけよってきた女性の質問に答える)
(そして、あの時の頼みの意味がわからず問いかける)
ああ・・・5,6人だ。
ところで一体数なんて聞いてどうするの?
んー?どうって、分け前の計算に決まってるじゃん。
(きょとんとし、さも自明の真理かのように言って)
(手近な所に倒れている男から財布やら金目のモノやらを剥ぎ取っていく。)
ほらっ、少年もボケッとしてないで手伝ってよ!
(そうこうするうちに、2人の足元には戦利品が積み上げられ…)
んっと…全部で15人で、あたいが9だから…
(何やらブツブツ言いつつ財布の中身を抜き、手早くお札ごとにまとめると)
(枚数を数え、その他の金品も価値ごとに仕分けて)
はい、コレ少年の分。
(全体の5分の2ほどのお金と品物を差し出す。)
いらないんだったら、あたいが全部もらっちゃうけど?
(さも当たり前のようなこという女性に思わず突っ込んでしまう)
それ追い剥ぎじゃないか!
(女性の言葉に釣られ彼女の手伝いをするハメになり
作業をしながブツブツと愚痴っていた)
・・・・こんなことなら助けるんじゃなかった・・大体・・僕は・・・
(お金と品物を差し出されるが、目もくれぞこの場を去ろうとする)
いらない・・・こんな金使う気にもなれないよ。