>>909 【リロードし忘れました……すみません……orz】
【どうも、初めまして】
【いえいえ、大丈夫ですよ!】
【初めまして。お相手お願いしてもいいですか?】
【はい、構いませんよ】
【設定とかはいかがいたしますか?】
【ところで、こちらはプロフ通り帝国側なのですが……】
【はい、把握してます。】
【そうですねぇ…初遭遇→ルーン発見で革命軍へっていうのが無難かな?】
【シチュは帝国軍の砦のひとつにこちらが攻め込むとか、】
【帝国と革命軍の均衡地域の街で偶然遭遇とか。】
【リステさんは、何かご希望はありますか?】
【う〜ん、どちらかというと、攻め込むほうが無難かもしれませんね】
【一応、こちらはまだ帝国側の参謀なので……】
【攻め込む→遭遇&戦闘?→私が流れ矢でも当たって気絶したところを捕縛される→革命軍へ、というのが一番自然かな?】
【そうですね、じゃあそっちで行きましょう。】
【よろしくお願いします!】
【導入書くので、しばしお待ちください。】
(帝国所有の砦に響き渡る、敵襲を知らせる鐘の音と怒号。)
(後続の味方の進路を開くため、先陣を切って乗り込んだヴァリタは)
(荒々しいが的確な矛捌きで敵兵を蹴散らしていく。)
ったく、どんだけ湧いて出ンだよ……
まぁいい。いくらでもかかって来いってんだ!
(啖呵は切るものの、いちいち全員相手にしていては身が持たない。)
(とっとと終わらせるには頭を叩くのが一番だと、廊下に並ぶ扉を遠慮なく蹴破って)
(指揮官らしい人物を探す。)
革命軍だ!観念しやがれ!
(砦の周りには革命軍の兵隊のみが存在している)
(帝国軍の兵は既に撤退を始めており……あとは、自分で火を放てばこの砦は落ちる)
でも……
[本当に良いのか?]
(その疑問が彼女を渦巻くものの、隣にいるこの司令官には逆らえない)
司令官「早く指示をしたまえ。参謀殿……もしや、また、相手に降伏勧告を出すというのではあるまいな?」
(その言葉に押されるかのように指示をする)
……機密文書に全て火を放て。
この砦を火の海にし、革命軍をこの砦に中で火に包ませる。
(そうすると、雑兵はすぐさま連絡に行く)
[そう、私にはこれ以外に方法はない……]
(しかし、その時乱暴に戸が開かれる)
司令官「何事!」
くっ!
(同時に、司令官が剣を抜く。そしてリステ本人も自らの短剣を抜いた)
【それではお願いします】
おっ、やっと見つけたぜ…
(お目当ての人物を発見、にやりと口角を吊り上げる。)
俺の名はヴァリタ=キャスティロ、革命軍のしがない一兵士だ。
そっちのアンタ、ここの司令官だな?
(司令官と短剣を抜いた少女を一瞥し、不敵な笑みを崩さずに)
悪ぃがこの場所から立ち退いてもらうぜ。
この砦を明け渡せ。さもなくば、俺と戦え。
(刃先を二人に向け、低く構えて返答を待つ。)
革命軍兵士……向かってくる兵なら……
衛兵!取り囲んで!
(そんなこんなで弩をもった兵隊が部屋の外から入ってくる)
(鏃には毒が塗ってあるらしく、てらてらと光っている)
降伏しなさい。立ち向かわぬ兵には危害を加えません。
司令官「そんな甘い事が通じると思うか?参謀殿……やつを殺せ!」
し、司令官!
(リステの指示を無視し、そのまま突撃する司令官&衛兵の一部)
…ふん、また期待はずれか。
(突っ込んでくる司令官に冷たい目を向け、溜息。)
人の上に立つ奴なら、もう少し利口かと思ったんだがな。
(斬撃から身をかわして手の甲を尻尾で打ちつけ、相手が取り落とした剣を)
(蹴っ飛ばして遠ざける。)
人の上に立つなら、無謀なことは避ける事だ
自分のためだけでなく、部下のためにもな。
(丸腰になった司令官の背後に回って矛の又で首元を捕らえ)
撃てよ、衛兵共。
大事な司令官殿に当たっても構わねぇならな…
(人質を盾に、じりじりと距離を詰める。)
……!
(だが、リステはゆっくりと言い放つ)
構うな!撃て!言いなりになれば、敗北は必至!
(そして、指示と共に矢が放たれる)
(矢は、盾となっていた司令官に全て当たり。ヴァリタには一本も命中しない)
全員!撤退!入り口に鍵を掛けよ!以下の指示は大隊長に従え!必ず、隣の砦まで生き延びろ!
(そして、重い弩を彼女に投げつけ、隙を作ろうとすると、衛兵は入り口を固めていく)
(同時にリステ自身も近くの兵の弩を奪い、ヴァリタへと照準を合わせる)
(撃った事の無い代物でも、撃ち方ぐらいは分かっている)
[彼女の隙を狙えば……私でも……]
(そう思って引き金を引こうとするが……)
おぉ?
ちったぁ楽しませてくれそうだな…
(意外な展開に素直に驚き、使い物にならなくなった司令官をぽいと放る。)
(同時に床を蹴って衛兵に接近、いくつかの弩の弦を切って攻撃手段を奪う。)
んなことしなくても、俺ァ逃げやしねーよ。
(投げつけられた弩を掴み、握り壊して肩を竦め)
慣れない事は止めとけ、嬢ちゃん。
お前、見たとこ参謀か何か…文官の類だろ?
俺たちもお前と同じで、歯向かって来ない奴には攻撃はしない。
だが、それを撃つってんなら――わかるよな?
(あくまで軽い口調。しかし目には、少女を威圧するような輝きが宿って)
…………
(ヴァリタの視線に押されるものの、その指には力が篭もっている)
もう……私には……これしかないの!
(今まで、焼き殺した革命軍、その他の兵、そして、一般人)
(それらは、彼女に圧し掛かっている。もうこれ以外生き方がないと……)
このっ!
(そして、一気に矢を放つとするが、それもむなしく外れてしまう)
……もう、駄目?なら……衛兵!
(そして、後ろでまだ弓を持っている兵に指示すると……)
兵「はっ!ごめん!」
(唐突に入り口から一本の毒矢が飛んでくる。そして、その矢は……)
ぐっ!
(リステの腹部へと刺さっていた)
(そして、そのまま彼女は倒れ伏してしまった)
【唯、気絶しただけです】
(悲痛な叫びと共に放たれた矢は、褐色の肌を掠めることもなく壁に刺さった。)
(衛兵達を手早く倒してから、倒れた少女の様子を見ようと片膝をつく。)
…よかった、死んではねェみてーだな。
!
(その瞬間、蹴破った扉から火の粉をはらんだ熱風が吹き込んで来た。)
(赤い光がチラチラ踊っており、既に火はかなり回っているようだ。)
しまった、火計を!?
まずいな……間に合うといいが…!
(舌打ちをし、撤退の合図の笛を鳴らして窓から逃げようとするが)
(ふと思い出したように振り返る。)
――いっけね、忘れもん。
(倒れ伏したままの少女を守るように抱きかかえ、今度は躊躇わずに)
(頭から窓ガラスに突っ込んで火の手から逃れ)
ん……
(彼女に抱きかかえられても起きる事は無い)
(ただ、そのまま眠ったように気絶している)
(ただうわ言も言うことなく、ただ、そのままゆっくりと……)
(ヴァリタが逃げ終わった頃にも彼女は目を覚ます事はしない)
(ただ、顔色が段々悪くなるだけだ)
(とりあえず逃げ延びた仲間と合流、拠点としていたキャンプに戻る。)
(医療班のテントに少女を担ぎこむも、顔色は白くなっていく。)
矢の毒のせいか…ったく、面倒起こしやがって。
(悪態を吐きつつも、付き添って治療の様子を眺めていたが)
(ふと、彼女の服の肩口が裂けているのが目に留まった。)
怪我はなさそうだが……ガラスを破ったときか?
(その裂け目からのぞくアザのようなものを見つけ、目を丸くする。)
まさか…ルーン?
ん……んん……
(どうやら、治療が終わってしばらく経つと、目を覚ます)
(顔色もだいぶ回復しており、どうやら、命を取り留めたことが分かる)
ここ……は……?
(ただ、自分のいるところに疑問を覚え、そのまま周りを見渡す為に体を起こす)
ううっ……
(だが、まだ本調子ではないのか、そのまま眩暈を起こして再び床に倒れこんだ)
(もぞ、と少女が動いたので少し慌てて体面を繕い)
お、目ェ覚めたか…って大丈夫か?
まだ動くな、寝てろ。
(床に倒れてしまった少女を抱き上げ、ベッドの上へ。)
俺の顔、覚えてるか?
(寝ている少女の前に顔を突き出して苦笑してみせ)
ここは革命軍のキャンプだ。
悪いが、勝手に連れ込ませてもらったぜ。
あなたは……!貴様!
(ヴァリタの顔を思い出したのか、そのまま急に起き上がろうとするものの……)
ううっ……
(やはり、上手く行かず、起き上がることが出来ない)
そうか……私は捕虜に……
(自分の状況を把握したらしく、おとなしくなる)
(どうやら、反抗を諦めたようだ)
……で、私をどうするつもりです?
殺すなら殺してください。拷問は受けません。受けたところで何も喋りませんよ。
……その方が、楽ですから……。
だーかーらー、大人しく寝てろっての。
毒矢受けちまってんだから、無理すんなって。
(当然といえば当然の反応に、困ったような苦笑を浮かべたまま身を離して)
いや、拷問なんざする気はないぜ。
そーいうネチネチしたの、趣味じゃねぇんだよ。
あ、もちろん殺す気も無いぜ?
(少女を安心させようと、あっけらかんとした口調で話し)
ただ……ちっと、背中見せてくれねェか?
調べたいことがあるんでな。
(さっきのアザの正体を確かめようと、そう頼んでみる。)
……!!
(だが、彼女の警戒の色は一向に無くなる気配は無い)
背中を見せるですか?
別に、私にはあなたに反抗する手段もありませんから……。
(そして、彼女はローブを脱ぎ、そのまま下に着ているシャツも脱いで、上半身裸になる)
辱めを与えるなら早くしてください。
(明らかに勘違いしている様子である)
だーっ、違げーっつーの!
(あくまで態度を変えない少女に、思わずイライラと声を荒げてしまう。)
(勘違いしている少女に、噛んで含めるようにゆっくりと)
いーか、もう1回しかいわねーぞ。
俺たちは、お前に危害は加えない。
お前を此処に連れて来たのは、火の中に置いてくのが忍びなかったからだ。
(白い背中の左上、肩甲骨のあたりにはやはり紋章のようなアザが。)
(さて、どう説明したものか…と、密かに頭を抱え)
お前…名前は?
(とりあえず名前を聞いてみる。)
!!
私だってれっきとした帝国軍人です。
それなりの扱いをするのが当然でしょう!
(明らかに自分だけ特別の扱いをされたのが気に食わないらしい)
私は、ずっと帝国軍として生きてきました。それなのに……
私の名前ですか?
リステ=エーヴィッヒカイト。帝国軍参謀官。
例え、参謀の中では下っ端でも、名前ぐらいは聞いた事あるはずです。火計を使う残虐な参謀だって……。
(元々説明は得意ではない上に、気も短い。)
(相手の態度に、ついついムッとした声で)
じゃあ、何か?
お前の仲間の死体も連れて逃げりゃ良かったってのかよ?
リステ…あァ、噂は聞いてるぜ?
結構な数の人間を巻き込んでるんだってな。
(少し嫌味っぽく、不機嫌に鼻を鳴らし)
(帝国軍の人間も、ルーンについて聞き及んでいるのでは…と思って)
おい、リステ。ルーンって知ってるか?
(と、自分の右鎖骨にある『翼を広げたドラゴン』の紋章を指で示してみる。)
【ごめんなさい、眠気が限界ですorz】
【そろそろ〆るか、凍結か破棄をお願いできませんか?】
【はい、では凍結でお願いします……〆には遠そうなので……orz】
【……再開とかは希望とかありますか?】
【そうですねぇ…申し訳ないんですが、これから1週間ほど忙しくて】
【こっちにこられそうに無いのです。】
【後ほど来られそうな日時を避難所に、って形で大丈夫ですか?】
【了解です。それでは、避難所の方にお願いしますね】
【それでは、今日はありがとうございました】
【……お休みなさい】
【こちらこそ、ありがとうございました。】
【おやすみなさい ノシ】
◆ルール案内◆
(待機やご参加をして下さる際には、ご一読をお勧め致します)
テンプレ >1-6
禁止事項 >2
注意事項 >3
参加(キャラハン) >4
参加(名無し) >5
ルーン >6
FAQ >7-8
ルーン所持者一覧 >9
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>941 ルーン一覧
----------------------------------------------------------
>10 男 シリウス (王冠/管理運営用キャラクター)
>118 女 シア ◆C9nyiTeSlc (果実)
>114 女 ルディ ◆RUDYvoofGo (無垢)
>53 女 フィー ◆v6gouVenxE (力)
>397 女 フェルヴェ ◆ubQOeo5gzg (罰)
>86 女 ヴァリタ ◆gCdZIHXRd2 (竜)
>116 女 セシル ◆60DSxWjp/c (肉欲)
>55 女 ハイデ ◆NJyU9zq7X (門)
>82 女 エテルナ ◆25ZiqP47J6 (炎)
>181 男 ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 (萌芽)
>675 女 デューイ ◆YpuGzruiLw (舞踏)
>396 男 リベラ ◆w3qQdtQzJw (船)
>29 女 オリビア ◆x8v1p7BqUo (気品)
>182 女 ルミエール ◆c2HQf07GeM (狩人)
>124 女 マィナ ◆WZn8W/MibU (策士)
>498 男 ロア ◆TpnpdFLU5I (仮面)
>526 女 エリザベート・アークライト ◆E.ArkergKw (太陽)
>672 男 ター ◆jOcXbhflAA (運命)
>910 女 リステ=エーヴィッヒカイト ◆UzKlxdnOu6 (罪)
----------------------------------------------------------
クォーリア ◆xu82aSObKA
>>179 投稿日:2007/03/06(火) 08:14:00 ID:EgQzACBb
一ヶ月以上レスがなかったのでフェードアウトとします。
物語では「行方不明」扱いとなっていますので、復帰の際はルーンの所在にご注意ください。
◆108のルーン一覧◆
×王冠 愛 雨 意志 海 鱗
×運命 永遠 円 鏡 ×果実 家畜
鐘 雷 ×仮面 硝子 ×狩人 騎士
×気品 希望 恐怖 教養 金貨 首輪
雲 蜘蛛 軍旗 獣 賢者 恋人
荒野 幸福 氷 篭手 金剛石 ×策士
死 詩人 司法 車輪 自由 淑女
祝福 城壁 印 深淵 蜃気楼 真実
砂 成長 誓約 水晶 生命 鮮血
草原 空 ×太陽 滝 黄昏 竪琴
旅 堕落 知恵 ×力 月 翼
剣 ×罪 庭園 塔 道化 毒薬
棘 涙 ×肉欲 人形 人間 沼
歯車 鋼 蜂蜜 ×罰 花 庇護
瞳 秘密 ×舞踏 葡萄酒 ×船 憤怒
変化 ×萌芽 奉仕 豊穣 星 母性
×炎 微笑 未完 ×無垢 森 ×門
病 夢 夜 勇気 理性 ×竜
【お久しぶり。新スレも立ったことだし、このスレもいよいよラストスパートね】
【んじゃ、待機しまーす。プロフは>82よ♪】
>943
【お初にお目にかかる、エテルナ嬢。
初遭遇のお相手を申し込んでよろしいかな?我が紋章は>672にあり】
【はじめまして。スレ立てありがとうございました】
【初めて会うとして、場所はどこにしましょうか】
>945
【なんの。申し込み、お受け下さり感謝する。
場所は…街角、雑踏、湖の畔…色々あるが落ち着いて話したいものだな…
エテルナ嬢はどの舞台がお好みだろうか?
ところでエテルナ嬢、ロール限界時間はいつ頃までだろうか?
我は23時頃まで自由の身なのだが】
【では、たまには城を離れてみましょうか。城のすぐ近くの静かな森とかでどうでしょう】
【私自身、あまり落ち着いたキャラじゃないですけどねw】
【時間はそちらに合わせて23時まででいいですよ】
>947
【うむ、相分かった。書き出しはどちらからいたそうかな?】
【では、私から導入書きますね。少々お待ちください】
よっ、はっ、うりゃああっ!
(青々と葉を茂らせた高木が立ち並ぶ、城近くの森。そのやや開けたところで、
エテルナは玉の汗を飛び散らせながら愛用の棍を振り回していた)
ふー……空気がいいと、技もキレが出るってものよね。
これでいい稽古相手がいれば言うことないんだけど
(手を止め、額の汗を拭う。城内の訓練所にいるときより、その表情はいきいきしていた)
【お待たせしました】
(湖の水を吸い上げる豊かな森。故郷のそれとは違った風情を楽しみながら
豹のようなスフィンクスが散策している)
日差しも森を渡る風も涼やだ。
魔都のような帝国都市とはまるで違うな…湖から渡る風…それに緑が深い。
(軽く伸びをしたところで気合いのこもった裂帛に気付いてそちらに向きを変える)
………あれは。
(木々の間に見えるのはしなやかな肢体を持つ年若い娘。
朱に塗られた棍とその出で立ちから革命軍の戦士と見当を付ける)
まるで若い牝鹿のような。
(エテルナをほほえましく見つめていたが、周りを取り巻くその気配に気付く)
――炎の紋章か?
(我知らず一歩前に出て落ちた枯れ枝をバキリと踏み抜く)
【こちらこそお待たせいたしました】
んんー?
(枝の折れる音を耳が拾い、振り向く。そこには、堂々たる体躯の豹がこちらを睨みつけている、
ように見えた。
途端に、背中に冷たいものが走る)
――ちょっとちょっと。この森にあんなのがいるなんて、聞いてないわよ?
ま、どっちみち、降りかかった火の粉は払わないとね。
(逃げても追いつかれると思い、腹を決める。うなりをあげて棍を回転させると中段に構え、
豹の目をまっすぐに見据えた)
さ、覚悟はいいかしら? 私はできてるんだけどね
(どこか楽しそうに、目の前の獣に語りかける)
(少女を驚かせただろうかと案じた幻獣は
牝鹿のような少女が勇ましく獲物を振り回して構えるのを見て取り、破眼した)
これは!はは、ははははは!
アルテミスの化身もかくやと思ったが、これは勇ましき女戦士(アマゾネス)。
参り申した、炎の弾丸、エテルナ嬢。
汝の功(いさお)し、聞き及んでいる。
(そう言うと深く一礼する)
我はター。運命の紋章を持つ者。
遠き地より王冠に誘(いざな)われしスフィンクスである。
(そう言って名乗りを上げた)
>953
【破眼→破顔のミスです】
え、ええーっ? マジ? それ、なんて手品なのよ?
(目の前の豹が突如として獣人に変化し、さすがに目を疑った)
どーもどーも……
(つられてお辞儀を返すが、すぐに怪訝な顔をして)
でも、どうして私の名前を知ってるのかしら? 怪しいわね、見た目からして既に。
運命の紋章……
(全身を眺めると、胸にそれらしき印。なんとなく、本物っぽさを感じる)
ああ、ルーンね? それで、革命軍に来た、と。しっかしいよいよ、
うちもいろんなのが増えてくわね〜……
(ついに自称スフィンクスまで来たのかと、思わずため息)
あ、そうそう。知ってるみたいだけど、私がエテルナよ。よろしくね、ターさん♪
(獣人の豹頭を見上げて、手を伸ばし、微笑む)
【人形態になったんですよね?】
(名乗りを上げると共に幻獣の身体が変化し、2mを越える豹獣人へと姿を変えた。
背は高いが筋肉は引き締まり、獅子の重量感より豹のしなやかさを感じさせる。
翼は縮まり、まるで飾りのように小さな物へ。
亜麻で織られた腰巻きには金糸銀糸で織られた帯が結ばれ、
その手には背ほどもある鋼のロッドが握られていた)
うむ、これからよろしく頼む。
(差し出されたエテルナの手を握り返すが握手と言うより、その手をすっぽり包んでしまった)
エテルナ…エテルナ……その名は永遠をあらわす意味を持っていたかな?
我は未だこちらの言葉に通じておらぬ。
こうして言葉を交わして学ぶしか方法がないのだが……我を見ると人は目を逸らす。
避けようとするのだ。(溜息)
【まだ人形態になってはおりませんでしたが、お望みとあらばそのように】
おわっ! おっきい手ねえ。でも、やわらかーい……ふにふに、ふにふに。
(猫の仲間だからだろうかなどと考えつつ、手の感触を楽しんでいた)
名前ー? んー、永遠っぽいといえば、そうかな。
ターさんのターは、どんな意味があるの?
通じてないって……ご冗談を、普通の人でもそんなに丁寧に話せないわよ。
あらら、結構気にしてるのね。悪いこと言っちゃったかなぁ……
(ごまかすように、ターの腰のあたりをポンポンと叩く)
と、とにかく! もっと自信持ってよ、ね?
ターさんは、ルーンについて色々知ってそうよね……
(むき出しになった肩の上の『炎』のルーンを、ターに向けて見せる)
これを見て、何か感じる?
今のところ、何の役にも立ってないような……気がして仕方ないのよね……
(ゴクリとつばを飲み込んで、回答を待つ)
【ああ、早とちり。すみませんでした】
(怖れることなく幻獣の手を握り、あまつさえその手を弄り出す娘に含み笑いを漏らしてしまう)
クッククク…。
くすぐったいではないか。炎のエテルナ。
我の手は柔らかいか?
このところ戦いもせず、書き物ばかりに費やしていたのでな。
(エテルナに励まされ、長い尾を左右に振る。
そこで名の意味を問われて今度はヒゲをしおらせる)
――我は我の名の由来を知らぬ。
母は産褥の床で身罷(みま)かり、最後まで我が父が何者か明かさなかったという。
その名も知れぬ父が我にくれた只一つの物、それが"ター"という名だ。
父と我をつなぐ物はこの名しかない。
こちらに来て我が名は"三番目"という意味があることを知った。
が、何を意味してこのような名を付けられたのかは今だ分からぬ。
我が"名"という物に興味を示すのはこのようないきさつからなのだ。
炎の所持者、エテルナよ。汝は我に似たものを見た事はないか?
む。ルーンについてか。
(エテルナの問いにその肩の辺りをじっと見据える)
――ルーンとは神が与えた役割なのだと思う。
それは予期せぬ者へ不意に訪れることもあれば、
その者の本質が表に発現する場合もある。
人によってはただの付属品と鼻で笑う剛の者もいよう。
エテルナよ。
汝の紋章は"炎"。
炎とはただの火ではない。
炎とは火の穂、火が激しく燃え上がる様を表す。
周りを明るく照らし、燃え移り、瞬く間に広がる力だ。
それと同時に炎は闇を濃くもし、自らが知らぬ間に傷付け、攻撃する力でもある。
王冠のシリウスは輝く者の意がある。
輝ける者は己の発する光に気付くことはない。
炎のエテルナよ。
汝の炎は既に誰かを照らし、情熱をかき立てているやも知れぬぞ?
(ターの過去に、ただただ耳を傾けるばかりだった)
――ふう。想像できないなぁ、自分以外のすべての人が自分と違う世界なんて。
ごめんなさいね、あなたみたいな人に会ったのはこれが初めて。
いつかお仲間が見つかるといいわね。でも……あなたはとっくに、独りじゃないと思うけど?
(棍で小突きながら、再びターに微笑んでみせる)
む……むむむ……むむむー
(自分より難しいターの言葉遣いに、首をぐるんぐるんひねって悩む)
炎で攻撃は……試したけどできないのよねー……そういう意味じゃないか。
誰かの情熱? それってひょっとして……『恋の炎』ってやつ? いい男が寄ってきたりするのかしら!
うひょー、楽しみだなー!
(年頃の娘は都合よく解釈し、いきなり上機嫌になってしまった)
いやーしかし、他の人に『炎のエテルナ』って呼ばれるのはたまらないわね〜♪
(心底嬉しそうに、自分の身体をかき抱いて震える)
よし! 私を『炎のエテルナ』と呼んでくれるターさんのために、城下町でお昼でも
おごってあげよう! 大丈夫大丈夫、これも勉強。ほら、ついて来て?
(気軽に手を引いて、駆けていこうとするが、その顔が苦痛に歪む)
お、重い……体格差を考えてなかったわ……
【時間をオーバーしてすみません! こちらはこれで〆ます】
【これからも、付き合ってやってくださいませ】
(言外にお前は一人ではなく、仲間がいるのだとエテルナに告げられて心に火が灯る)
――我が心をその炎であたためてくれるのか。
出会ったばかりというのに十年の知己にも感じるこの絆。
これも紋章を宿す者同士故だろうか?
炎は止(とど)まればその勢いを無くし、炎たりえなくなってしまう。
汝は汝の心のままに。
炎の進むべき道はそれを担う紋章所有者がまた開くであろう。
紋章は比和し運命を動かす力。
108ものルーンがあるのは決して相容れぬ紋章でさえ間に他の紋章が介する事により
共存することも適い、定めに打ち勝つ力と為すために。
(話の途中で手を引かれ、こちらも半分ほどしか分からないエテルナの砕けた言葉に耳を傾ける)
おごる?タベルナ(食堂)にでもいくのか?
我は鳥と魚が好きである。
こちらに来て肉と野菜を乳で煮込んだ料理も好きになった。
甘い物は胡桃と蜂蜜の……
(エテルナに引っ張られながら共に城下町の方角へ歩んで行った)
【こちらこそレスが遅く、誤字脱字が重なり申しわけありませんでした。
分かりにくい表現にも対応して下さり、感謝です。
今日はお相手ありがとうございました。よろしければまた遊んでやって下さい。
それではこれにて失礼します】