(昼下がり。南の窓から陽が降り注ぎ、グデーッとだらけきった体勢で床に転がる巫女装束の少女を暖めて行く。)
(昼食の味付は満足…とまでは行かなかったがまずまずだったし、掃除・洗濯等の家事代行も今はやる事が無い。)
(窓の外に意識を向け、道すがらばら蒔いて来た種子にエレメントの触腕を伸ばす。反応から言えば、特に誰が監視している風には思えない。)
…んーっ、平和ですー…
(ぐうっと伸びをして、上半身だけを起こす。)
(まるで自宅に居るかのような寛ぎっぷりだった。…もちろん、そんな訳は無いが…)
【こんな感じでしょうかー。よろしくお願いしますー】
ただいまーっと…。
(教会に赴いた日のその日、彼は隠れ家に戻ってきていた。
帰りに依頼者と会い、次の仕事を打ち合わせたその後に仕事を持ち帰ってきたのだ)
……って、ああ、そういや、お前がいたんだっけな。
(ため息をついて、寝転がる巫女装束の少女を半眼で見る)
留守番ご苦労さん。
ったく、お前いつまでここに居座るつもりだよ。
(半分呆れたように頭を振って、テーブルの上に今夜の夕食の食材を
紙袋ごとどさっと置く)
【よろしくノシ】
あ、刃守さんおかえりなさいー。
(暖まって幾分ぼんやりした頭のまま、締まりのない笑顔を此所の主人に向ける。)
んー、とですねー…
気が向くまではここに居ますよー? 居心地が良いですからー
(頭の悪い理屈を展開して見せ、紙袋の中身を覗くために立ち上がる。)
少なくとも、次の依頼が見つかるまでは居るでしょうねー
>>833 ………あのな。
(頭を抱えて、深い息を吐いて)
一応、若い男女なんだぞ。俺たち?
慣れ親しんだ友達とかなら兎も角、この間知り合ったばっかりのお前と俺が…
……いや、もういいよ。
(忍の笑顔を見て、やれやれと苦笑を浮かべて)
今日はカレーだ。
…お、その依頼なら今日受けてきたばかりだぜ。
ちょうど書類なんかもあるから見てみるか?
(大きな茶封筒を手渡し、その内容を軽く口にした。
今度はスラム街の一角を占めている大規模な不良グループを掃討して欲しいという
警察の上層部からの依頼だった)
公務員がこんなんでいいのかね、とは思ったけどよ。その分謝礼も弾んでくれてる。
どうだ? 手伝ってくれるならその半分を出してもいいが? 悪い話じゃねえと思うけどな。
>>834 『若い男女が一つ屋根の下に一緒に居て、それで間違いが起きないはずが無い』…ですかー?
それは大丈夫ですよー。刃守さんですしー。
(刃守さんの言葉を引き継ぐように続けて、ある意味挑発ともとれる言葉を発する。そして、)
それに、何かあったとしても“気持ち良ければそれで良い”だけですからー。
カレー…もちろん、甘口ですよねー?
(刃守さんの説明を聞きながら、適当に相槌を打つ。その裏では数通りの不良グループ殲滅プランを練ったりしているのだが。)
…本当に良いんですかー?
こんな仕事、そうそう取れる物じゃ無いですよー…
(些か消極的な反応を返してみる)
>>834 うぐっ……。なんだよ、それ……信頼されてるのは嬉しいけど、
男としちゃちょっと複雑だよなぁ……。
(などとぼやきながらも結構図星だったのか、それ以上は文句を言い募ることはできず)
………お前。
(今までどんな生き方をしてきたんだ、と口にしてしまいそうになるが、
過去を詮索しても何の得にもならない。それに自分と彼女は赤の他人だ)
ん、中辛から辛口の間ってところだな。
俺は辛党だからさー、甘いのも嫌いじゃないけどな。
(そう軽口を叩きながら、書類をテーブルの上に並べて)
まあな。俺としてもラッキーだったんだが……
金額があまり多くても、狙われやすいんだよな。その後が。
だから、保身も兼ねてる。……それでも引き受けないか?
(にやりと笑いながら、ぽんっと軽く肩を叩き)
>>836 …?
(何か言いたそうな刃守さんの様子に小首を傾げるが、尋ねないのなら大した事では無いのだろう、そう判断して問い掛ける事はしない。)
えぇー、中辛ですかー…ぶー
(口を尖らせて不服を表す。見た目以上に子供っぽいのかもしれない。)
うーん…
(ちょっとだけ、悩むふり。答えはとっくに出ている。)
…そこまで言うなら、手伝わせて貰いますー
(身長差でやや見上げるような格好になるが、刃守さんの目を見て肯定の意をしっかりと告げる。)
>>837 ……ま、甘いのがいいのなら、卵でも落とせばいいだろ?
というか、お前はお前で別のもんを作ってもいいんだぜ?
(苦笑しながら、ぽんぽんと頭を撫でて)
よっし! そうこなくっちゃな!
ま、謝礼金はたっぷり出てるから、そこんところは安心していいぜ。
さてと…それじゃ早速作戦会議と行くか?
共同戦線を張るんだったら、それなりに連携とっておかないとな。
(そう言うと、その目標となるエリア一帯の地図を封筒のなかから出して、大きく広げる)
それじゃ、まずはっと……。
【悪い…そろそろ締めでもいいか? 眠気がつよくて…案外…orz】
>>838 …うー…
(子供扱いされたような気がして、しかし頭に乗せられた掌の暖かみが嬉しくて、小さく唸り)
(まんま子供のようにコクリと頷く)
えー、もうですかー?
気が早過ぎますよー。
(等と言いながらも広げられた地図を覗きこんで、地形により仕掛けられそうな罠を頭の中にピックアップして)
【わかりましたー まあ、眠いのは仕方無いですよー】
>>830 ……。
え? 何を言ってるんだよ。
……あ、そうか。時間期限があるのを言ってなかったか。
これ、今夜中に仕上げなきゃならないんだよ。だから、その分割高だったってわけさ。
(ゴメン、悪いなー、なんてお気楽お茶目っ気たっぷりの笑顔でそう言って)
あ、あはは……、な、なんでもな?
ここのグループが麻薬密売してるみたいでさ。
警察も尻尾を掴んだけど、ヤツらもバカじゃないから勘付いて、早めに取り押さえておきたいんだと。
えーっと、………ごめん?
(引きつった笑みを浮かべながら、呟いて)
そ、それよりも作戦作戦! 早く立てないと、日が暮れちまうぞ!?
(そんなこんなあわただしい中、ふたりは話し合いましたとさ)
【すまねぇ、本当迷惑をかけるな。悪い、それじゃあ、また今度。付き合ってくれてありがとう。
お疲れ様…おやすみノシ】
>>840 こ、今夜中ですかー…
(驚いたよりむしろ呆れた。文句を言うのはお門違いだと分かっていたので、天を仰ぎ溜め息をつく)
いえ、良いですよー
仕方無い事ですー…うふふー
(文字では伝え難い昏い笑みを浮かべ)
(その夜無数の悲鳴が街に響き渡ったとか…留置所に入れられた不良がやたら怯えていたりとか…それはまた後の話である。)
【はい、ありがとうございましたー♪ またお願いしますー】
【お疲れ様でした、おやすみなさいませー ノシ】