新規参加ガイドライン
・まずは役作り
役職ガイドラインを参考に、なりきる役柄・名前(名無しも可)・屋敷との関係・大まかな性格を決めてください。
容姿やセクース時のスタンス(受け入れる嫌がる優しく強引etc)等、細かく決まっていればなお良し。あとで付け足しても良し。
キャラ紹介テンプレは必要ありません。今は役を問わず、責め側を切に希望中(藁
・最初から飛ばす必要は無い
屋敷の人間としても当然新人。役としてはともかく、演じる方は無理なことはさせません。(と言うかさせないように)
屋敷での生活を描きつつ、他人の行為を覗き見る、おもわず自慰する、という程度でも。
表現しにくい(苦手な)行為があれば、あらかじめメアド欄で言うように。
・時間合わせがカギ
参加時間を前もって伝える、早めに待機する、呼びかけてみる等で、開始・終了時間も早くできます。
待機者が出てこないと、ずるずると開始時間・終了時間が遅くなるので注意。情報伝達はメアド欄を活用してください。
・破綻しない程度の裏設定は可
実は粗相をしたところに隠しカメラがあった、隠し通路から先回りした、恥ずかしい写真をもっていたetcetc
お仕置きやエチをするための、雰囲気に合うその場限りの設定は、ある程度許可されます。部屋の創作も自由。
ですが、それにより住人の続行が難しくなる(妊娠とか)ようなものは、当人に確認してからでお願いします。
・技量は問わない。連携ができるか否か
最低限の日本語・文章力は暗黙の必須条件ですが、早さ・緻密さなどはさほど問いません。(あればなお良し)
それよりもまずは、他の参加者とどう連携が取れるかどうかが重要です。
自分が考えた展開に無理に向かせるのではなく、場の流れに乗った行動を心がけてください。
合言葉は「ネタが潰れても泣かない!」
・私信はメアド欄で
役を介して伝えられない素の内容は、メアド欄で行うのが慣例です。待機・撤退宣言、プレイの可否、
制限時間、状況説明など、字数制限が厳しいので、必要な内容を簡潔に分かりやすく。
特に主語や動詞、目的語などを明確にしてすれ違いを避けることがスムーズなプレイにつながります。
本スレを舞台、自分を俳優・女優と思い、表立って雑談・情報伝達が見えるようなことは控えましょう。
役作りガイドライン
役割は(常識の範囲内で)重複可能。メイド以外は「名無しの○○(屋敷との関係)」や本当の名無しも可能です。
なお下記の制限は、「一般的に考えたらこう」という程度です。当事者同士で合意がなされればそちらを優先してください。
・屋敷の住人
血縁関係又は養子縁組、居候、執事等、屋敷で生活しているメイド以外の住人。御主人様は共有の役名です。
屋敷の全権を握っているので、いろいろと強要したり行為を許可したりできます。(致命的なプレイは当然不可)
ただし、ご主人様は「名無しの」ですので、実子などの設定の場合は苗字が付けられません。
・お客様
関係は何でも。住人やメイドの友人知人、取引先関係、公的な仕事や他のお屋敷の関係者などなど。
住人にとって大切な人であるため融通が利き、メイドに対してもある程度強制力が働きます。
・宿泊客(基本的に一時利用のみ)
屋敷に一夜の宿を求めに来た宿泊客。アポ不要。宿泊費無料。もれなくメイドさんのご奉仕が待ってます。
原則として発言に強制力はなく、ソフトプレイ中心です。どうしてもという時は、脅迫を使うなどしましょう。
ただし、メイドによってはハードな要望(アナル・SM・イメージプレイ・女王様etcetc)を聞き届けてくれることも……。
・メイド
屋敷で、ご主人様のお世話とお客様の応対をする、このスレのもう一人の主役。
できる限り名前を設定し、性格・容姿・セクース時のスタンスもできるだけ決めて下さい。そのほうが格段にやりやすいです。
基本的に、入った翌日には新しく入った旨が他の住人に伝わります。が、新人である事をしばらく引っ張ってもかまいません。
採用云々を飛ばして、初日から仕事をしてもいいですし、住人や客人からメイドに変わることもまた可能です。
まず、どんな立場でどういうイメージなのか、漠然とでも決めてみて下さい。詳しい容姿や設定などはあればなお良し。
あまり不必要な設定を作ると逆に泥沼にはまる場合もあるので、後から情報を追加していくのが楽かもしれません。
本スレ内で容姿などを表現しにくい人は、別途雑スレでプロフ形式で公開してもらってもかまいません。
スレの趣旨は「他キャラと絡んでエロい事を楽しむ」ことです。
実生活に近い雰囲気で、役の世界をお楽しみください。
現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
再登場を拒むものではありません。復帰される場合にはその折に自己紹介をお願いします)
名無しの御主人様
言わずもがな、この屋敷の主。 メイドたちの粗相に対して数々の「お仕置き」を下す。
(スレ参加者全員が使用可能である共有の役名です。このキャラ自体は細かい設定を持っていません)
※客人
会河 紳一
主人の仕事上の付き合い相手。常に紳士たれと思っている。
最近、屋敷の空気に振り回されているのか空回り気味。
海野 寅行
たまたま通りがかって以来、時々泊まりに来る学生。
気が弱く、誰に対しても敬語で話す。
粉原 月子
裕福な財閥に生まれ、蝶よ花よと育てられた娘。両親は社交界でも指折りの変人で
その娘である事を如実に物語る性格をしている。お屋敷に長期滞在中。
古河 隼
涼の双子。涼のカッコをしては屋敷に忍び込む青年。
女装するのは手段なのであって決して女装が趣味な訳ではない、とは本人の弁。
鈴木 太郎
屋敷に営業に来た年配のサラリーマン。
怪しげな健康食品などを取り扱う会社に勤務しているらしい。
難波 零
無口なアルビノの少年。
とある研究所で非検体として生活していたが、屋敷に送り込まれる。
柳楽 一季
某財閥総帥の何番目かの御曹司。主人の仕事上のパートナーとして屋敷へ。
若くして外資系企業の支部長を努める人物のはずなのだが、いまいちそうは見えない。
※使用人(メイド)
里村 志保
幼い頃、孤児だったのを拾われて主人を父親のように慕う。
亡き夫・伊達雅彦との間に生まれた息子、雅志(1歳)もすくすくと育っている。
萩野 瑞葉
伯父である主人を慕うあまり実家を飛び出してメイドとなったが
現在は主人の養子の瀬名に気持ちが傾いている。
留萌 みかさ
元気で明るい健康的なメイド。 柔道と合気道合わせて三段。
実家の経営難がきっかけで屋敷のメイドに。地元に恋人がいる。
椿 杏樹
掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったようなふわふわ不可思議な性格。
赤城 冬果
事故で話せなくなったメイド。リハビリを終えてすぐこの屋敷へ来た。
連れ添っている愛犬は、グレートピレニーズのボーセ。
奥津 夕呼
元女珍走団の不良メイド。チームメンバーが起こした交通事故の責任をとって
莫大な慰謝料と医療費を払うためにお屋敷に来ている。素行が悪いが意外な所で真面目。
竹内 遥
アルバイトとして屋敷で働いている女子高生メイド
とても子供っぽく、やる事成す事どこか抜けている、彼女を完全に理解するのは難しいだろう…。
谷村 桂
駆け込み同然に屋敷を訪れ、メイドの仕事と引き換えに庇護の約束を取り付ける。
接客慣れしたようで、何処かがズレた少女。年齢不詳。最近はドーナツが好き。
桜庭 奏@バイトメイド
大学に通いながらここでバイトしているメイド。少々惚れっぽく、しっかりしているようでそうでもない。
童顔で子供体型だが、人に言われるのはイヤらしい。
倉敷 りく
短大新卒メイドで保育士の資格を持つ。
就職先を探していた時に、入学時からお世話になっていた教授の紹介で屋敷にやってきた。
人懐っこくて子供好きで、よく雅志の面倒を見ている。
神代 恋
今年から名門女子高に進学した社長令嬢で、極度の箱入り。
いつも自分に空虚感を感じていて、本当の自分を見つけたいと思っている。
※使用人(メイド以外)
名無しの執事
謎多き執事。 屋敷の規律を保つのに一役かっている。
柏葉 瀬名
屋敷専属パティシェ&コック兼主人の養子、性格ヘタレな今時の若者。
元学友である同級生の瑞葉に想いを寄せている。実母は元主人の屋敷のメイド。
三条 望
屋敷専属となった医師。 一見温和で誠実そうに見えるが、
某メイド曰く「変態セクハラ破廉恥陰湿ドスケベエロヤブ医者」とのこと。
葦名 由依
主人の傘下の葦名家の娘。主人と父との約束により、屋敷の見習い執事及び秘書となる。
幼少の頃より主人を慕っており、その初めても主人に捧げた。
飯塚 正哉
名無しの執事の下で修行中の執事見習い。
敬語は後付。精神修行も技術も、屋敷の水準と比べるとまだまだ幼い。
山城 雄児
お屋敷専属のコック。
料理の腕は確かなのだが、屋敷に来る前の出来事せいか性格にやや問題あり。
丹波 大
お屋敷の専属植木職人だが、謎が多い
どうやらどこかの御曹司のようだ。
百舌鳥 洋介
綾峰家執事。名無し屋敷で仕事を学び、自分の屋敷でその経験を活かすために派遣される。
しかし肝心の本人は、仕事に対してあまり熱心でないようだ。
「ふふ、一番乗り!」
新しい館の扉を開けて、新しいにおいを吸い込む。
とりあえずこれから来る人たちのために、冷房のスイッチを入れていく。
「これで、戻ってきたら快適ね♪」
あちこちに冷房をつけたことをチェックすると、パタパタと再び引越の手伝いをしに
元の道を戻っていく。
前スレ
>>858 >「だからね、お客様は、今回は数日ほど滞在なさることになったのだって」
>「だからお嬢様にこのまま帰られるかどうか、訊くようにって話。‥‥‥がんばってねー」
「……ということらしい。話が済んだら伝えておいてくれ……」
と、桂が言ったことをそのまま杏樹に伝え、自分は恋に一礼すると部屋を出る。
「……結局何のために来たんだ俺は……」
「俊さん、ありがとうございました。私、本当に機械に弱くて……」
心底困っていたらしく、はにかみながらも真剣に頭を下げる。
「今度お礼をさせていただきますわ。私に出来ることなら何でも」
きちんと意識をしているのか否か、そんなことまで言う。
カートを押して荷物を運びながら、同僚に俊のことを伝え聞く。
「俊君が最後?俊君ちゃんと来てたんだ」
一度もすれ違わなかったので、自分が呼んだにも関わらず彼が来ていたことを
気付かなかったようだ。
打ち止め王と書かれたバッジを俊に私、新館へとやってくる。
どこで紛れたのか、私物に1枚の紙が。
「何々?打ち止め失敗した罰ゲームとして
トリを無理矢理、いやぁ りんか えっち まぞになってしまいます? なにこれ?」
ちんぷんかんぷんといった様子で、新しい私室に荷物を並べていく。
>>8 「………?」
執事風の男は、名前すら名乗らぬままに退室してしまい、
一体何だったのだろうかと不思議に思う。
なぜこんな事になったのだろう?
ボクはメイドさんたちに別れを告げ着ただけなのに…
待てといわれて待つやつはいない、
疾風怒涛の勢いで後ろから追いすがる、メイドさんとの心と下着の交流を邪魔する悪の組織の下っ端から
木々の茂みのなかでゆくあてもなく必死に逃げる。
「なにぃ!?」
瞬間、ポケットの中に忍ばせていた瑞葉たんの下着〜勢いあまって汚れをつけたのを今は後悔している〜
が風の悪戯で舞い上がり…あざ笑うかのように生い茂った木々の小枝に引っかかる。
慌てて振り返るとその視界には職務質問しようと駆け寄る官憲の姿。
取りに戻る余裕はない。
どうする俺…どうするだ俺…
取りに引き返す…
このまま立ち去る
取りに引き返す…
このままry…
頭の中でマーガレットの花びらを一枚一枚、さながら乙女のようにむしり取る
取りに引き返す…
このまま立ち去る…
取りに引き返す…
残る花びらはあと一枚…
このまま立ち去る…
そうだ、そうだな…、俺は過去のことはキニシナイ主義なんだ。
なくした下着はまた新しく忍び込んで貰えばいい。
さながら暗い照明とムーディーなジャズが流れる場末のBarのカウンターに座ったようにつぶやきながら
木々にひっかかり、風に優雅に揺れる下着から目をそらす。
振り返るな、そして新しい出会いに乾杯!
高らかに、そしてふっきれたようにそう叫び、走り去ろうとする男…
しかし足は動かない。
もう一度振り返ると涙で滲んだ視界のなかで、
官憲がいぶかしそうに瑞葉たんの下着を手にもってのばしたり丸めたりしている。
ほんとうにあなたはそれでいいの?
そんなHな瑞葉たんの下着の声が頭をよぎる。
まいたり、かぶったり…堰を切ったように思い出される楽しい日々のヒトコマヒトコマ。
そうだ…そうだよな…
逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ
ちいさくそう呟きHな瑞葉たんのHなTバック〜汚した事を今でも後悔している〜を振り返り、熱い視線で見つめ直す。
いま、あいにいきます
最後にそう呟いて、振り返る。
男は下着をいぶかしそうに頭に被った官憲を見据え、ゆっくりとゆっくりと口を開く。
その下着には俺の思い出と魂がつまっているんだ、汚い手…その汚い手をを離しやがれぇえええええええええええ!!
「ひゃー…これまた立派なお屋敷ですね…」
誰に言うともなしに言葉が出る。
「…また今度も早くお屋敷の見取り図を作って覚えなくちゃ…」
呟きながら屋敷の玄関に立ち、
「よろしくお願いします。」
深々と一礼する。
>>9 「いいえ、どういたしまして」
人の役に立てたことが嬉しいらしく、素の笑顔である。
「女の子なんだし、あれくらい仕方がないよ。」
さりげなく瑞葉の荷物を持ちながら、フォローを入れる。
「お礼?」
一瞬めくるめく世界が頭の中で展開しそうになり、慌てて頭を振る。
「いいよいいよ、あのくらい気にしないで。
それより、喉渇いたから俺厨房に寄ろうかな」
赤くなった頬に無意識のうちに風を送る。
無事に、新館へたどり着いた。引越し業者に遅れないように来たのだが、少し早すぎたか。
休む場所もないが、忙しそうな様子に文句も言えず、仕方ないのでエントランスで人の往来を眺めている。
と、ふと目に止まるモノがあった。
「‥‥‥なんだこれ?」
思わず呟いた。
何故かカートがあった。まだ何も運び込まれていないはずの廊下に、ぽつんと。
>>15 「でも……あ、それなら私がお紅茶をお淹れしますわ。ちょうどいい葉が……」
と、そこでゾクリとした感覚が身体を貫く。
「……?」
耳を澄ますと何やら、敷地の外が騒がしい。
「いやですわ、何だか物騒……前に下着が無くなったこともありましたし。
俊さんも気をつけて下さいね?」
そう言うと、その手をとって早足で邸内へ駆け込む。
「…?」
エントランスまで来て、人影を見つけ近寄ろうとして止まる。
その人の目線の先には一台のカートがある。何をするのか興味を持ち、荷物をその場に置きしばらく様子を見ている。
「はいはーい、お屋敷の新しい見取り図ですー」
屋敷内にいる人に片っ端から渡していく。
>>14 「はい、りくさん」
にっこり微笑むと、先に見えた人物の背中を挑戦的に見上げる。
>>16 「はいどうぞー、『いじわるな』お客様」
綺麗な笑顔を作って柳倉に手渡すと、再びつんとして通り過ぎてゆく。
21 :
椿 杏樹:2005/08/08(月) 02:17:06 ID:6lWDwqxU
>>8 恋の様子に圧倒されていると、
>話が済んだら伝えておいてくれ とのことなので
「…え? あ、はぁい。わかりました。ありがとう桂さん〜」
ドアの影にかすかに見えた桂に向けてお礼を言う。
「飯塚さんもごめんなさいねー。あとは私一人で、どうにかやってみます。どうもありがとう」
そしてその後は引越し作業からは離れて、しばし恋の話し相手をする事に。
>>前スレ865と
>>12 「そうだ。好きな方がいないっていう事だったら。
これから見つけていくのも、楽しいかもしれませんよ」
気を取り直して恋に笑いかける。
「まだお若いんですもの。って言っても、私もたぶんそんなに年齢は変わりませんけれど」
年寄りくさい事を言ってしまった自分を可笑しく思って、またクスクス笑ってしまう。
「あら、もうこんな時間…。今日はどうされます?
客室もご用意できますし、お帰りでしたらお車の用意をさせていただきますわ」
>>17 目の前の瑞葉が、急に小さく震えたのに気付く。
「大丈夫?瑞葉さん。あ、じゃあ紅茶頼んじゃおうかな……」
手をとられた照れくささで頬を赤く染めながら、瑞葉と新館へ駆け込む。
その緊張のせいで、直前にしていた会話はすっかり飛んでいってしまったようだ。
とりあえず駆け足で厨房にたどり着く。
「あれ?瀬名君や雄児さんはまだ来てない…のかな」
あれくらいの駆け足はなんでもないらしく、息も切らさずに中を眺める。
>>19 >「はい、りくさん」
にっこりと微笑みながら奏さんから見取り図を渡される。
「あ!ありがとうございます」
受け取った紙をクリアファイルにしっかりと入れ、歩いていく奏の後ろ姿を見送る。
「ふぅ、やれやれ……」
とりあえず、言い知れぬ予感に駆られて、隠し通路をダッシュで駆けて執務室へ戻ると、
中途半端だった日誌を一気に書き上げる。
「よし、『紅梅館』は終了、と」
「それにしても、さっきの手紙はなんだったんだろ?う〜ん……」
早々に考える事を諦め、布団に潜り込む、どうやら寝て忘れる事にしたらしい。
>>22 「ごめんなさい。何だかイヤな感じがして……熱いし、喉が渇きましたわよね」
少し温めのお湯で、ゆっくりと葉を蒸らし、俊のカップに紅茶を注ぐ。
「さ、どうぞ……」
>瀬名君や雄児さんはまだ来てない…のかな
「そうみたいですわね。きっと何処かで遊んでらっしゃるんですわ」
少なからずツンとした口調で答えると、
バスケットの中のセナのヒゲを軽く引っ張る。
27 :
柏葉 瀬名:2005/08/08(月) 02:23:35 ID:6lWDwqxU
家具の移動を手伝っていたが、くしゃみが続けて出る。
「うわっ、あぶなっ」
「…どこかで噂でもされてたのかな」
>>19 「ご苦労」
しれっとして見取り図を受け取った。
そこで部屋の鍵を受け取っていないのに気が付いた。不機嫌にその辺りのメイドを呼び止めようとしかけて、
ふと気付いてポケットから鍵を取り出した。
「‥‥‥ひょっとして、同じ作りになってるのか?」
見取り図の表記が、前の館と同じなのを確認する。
「あー‥‥‥やっと寝れる」
そんなことを呟いて客室へ向かった。
>>21 「…………」
他人と関わりを持てない環境だからか、他人を好きになったことがない。
目の前のメイドの言うように、それを楽しいと感じることが出来るだなんて信じられない。
「父を待ちます…。
もうすぐここに来るはずだから…」
壁掛け時計を見て、まだ少し時間があるだろうと思い、メイドに正面を向かって。
「男の人とSEXすれば…私も変われる…?」
>>26 「あ、ありがとう」
厨房のテーブルですっかりくつろぎながら、紅茶のカップに口をつける。
「…やっぱり瑞葉さんの淹れる紅茶はなんかおいしいかも。
前も思ったような気がするんだけど……」
他の人と何が違うんだろうと思いながら、再び口をつける。
>「そうみたいですわね。きっと何処かで遊んでらっしゃるんですわ」
瑞葉のつんとした態度に気付き、首を傾げる。
「ケンカでもしたの?」
何かを乗せたベッドが、引越しの業者によって新館の部屋へと運ばれてくる。
そのベッドの上には大きなタオルを丸めた物が一つ。
それは、本日が引越しの日だとは全く知らず、旧館の部屋で眠っていた海野だった。
どうやら冷房の設定温度を低くし過ぎ、寒さで頭からタオルに包まっているところを引越しの業者に発見され、
「大きなタオルを丸めた物」だと勘違いされたまま運び出されてしまったらしい。
海野も起きて良いはずなのだが、夢の中で交合の真っ最中だった為、
トラックの揺れる振動が交合と重なり、全く気が付いていないのだった・・・。
>>30 >ケンカでもしたの?
「……い、いいえ。ただ、ちょっと私が……その、なんというか、スッキリしないだけですわ」
考えてみれば、些細なことと言うのも馬鹿らしいほどに些細すぎること。
だからと言って気持ちが収まるわけではないので、余計に情けなくなる。
「俊さん、ポットにおかわりがありますし、美味しいクッキーもありますから、どうぞ。
私はもう少しお仕事してきますわね」
俊の前で、これ以上自分の内心を見せたくないと思ったのか、
一先ずはセナの寝ているバスケットを置いて、厨房を去っていく。
「瀬名様……何処にいらっしゃいますかしら」
仕事といったものの、実際には引越し業務のほとんどを業者がやってくれているので
これといってすることもない。そのせいか、無意識のうちに瀬名を探し始めるのだった。
「えっと…部屋は…」
見取り図を食い入るように見ながら、部屋へと歩き出す。
「…早く、ねよ…」
>>32 「ありがとう。遅くまでお疲れ様、お仕事がんばって」
テーブルに向かったまま手を振り、瑞葉が見えなくなるまで目線で追う。
そして。
「なあ、恋してる女の人ってやっぱり綺麗だと思わない?ちょっとどきどきしちゃったよ」
瑞葉が置いていったセナを撫でながら、ため息をつくのだった。
35 :
椿 杏樹:2005/08/08(月) 02:49:05 ID:6lWDwqxU
>>29 >男の人とSEXすれば…私も変われる…?
「え」
突如過激な質問が来たので顔を赤らめる。
「お嬢様、えっと…その。人が変わるきっかけは、そういう事だけじゃないと思いますよー。
他にも自分が経験する色んな事が重なって、徐々に自分を変えていくことだってあるのかなって。そう思います」
あたふたしながらそう返答する。
「でも、刺激には…なるのかしら。自分が自分でなくなる感じは、するみたいですね」
奏が前に言っていた事をふと思い出す。
>もうすぐここに来るはずだから
「でしたら私、お父様のご様子見て来ますわ。このまま待ちぼうけっていうのも、退屈でしょう?」
恋の手をぎゅっと握ってから立ち上がり、応接間を出る。
「ごめんなさい。もう少しだけ、お待ち下さいね。失礼いたします〜」
一礼してドアを閉めると、恋の父親のいる部屋へ向かった。
>>35 「自分が自分でなくなる…?」
それがどのような感覚なのかまったく想像できない。
今の自分は空っぽなせいなのかもしれない。
色々な経験なんて今までも、これからもありえない。
大きな切っ掛けで変わらないと、ずっとケージで飼われたままだから。
(SEX……)
この屋敷のメイドになれたのならば…。
そう考えてしまう頭を横に振って否定する。
「あっ……」
考え事をしている間に、メイドは父を呼びにいってしまう。
事の最中だったらどうするのだろう…。
そんな心配をしながら、ケーキを食べて時間が来るのを待った。
『待たせたね、レン。
さぁ、帰ろうか?』
メイドとのSEXを終えた父が清々しい顔で言う。
その日は父と視線を交わすことなく、神代家の車で帰路についた。
37 :
正力 重光:2005/08/08(月) 03:51:06 ID:m/BuRLav
客側です。
名前は「しょうりき しげみつ」
一流ホテル「re・jent」オーナー代行
屋敷とは経営の関係を持っており、良く訪れることがある。
性格に至っては穏やかではあるが、一度機嫌を損ねると別人のようになる。
オーナーの息子でありながら20代という若さ
38 :
正力 重光:2005/08/08(月) 03:52:57 ID:m/BuRLav
新参者でありますがよろしくお願いします。
「あ、いけね、間違えちゃったよ……」
ほうきとちりとりを手に来た道を戻っていく。
40 :
正力 重光:2005/08/08(月) 10:09:29 ID:m/BuRLav
ドンドン〈ひたすらドアを叩く〉
すいませーん!どなたかいませんかねー!?
41 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 11:40:03 ID:Qh/ZzgSI
(
>>40 まだいらっしゃいますか?
メール欄はご覧でしょうか。基本的にsage進行ですので、ご協力宜しくお願いします。)
42 :
正力 重光:2005/08/08(月) 11:43:36 ID:m/BuRLav
(あ、それは申し訳ありません)
だれもいないのか…?
43 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 11:48:13 ID:Qh/ZzgSI
44 :
正力 重光:2005/08/08(月) 11:52:57 ID:m/BuRLav
〈白河さんの気配に気付き〉
…ん?あのー。この屋敷の関係者の方ですか?
45 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 12:01:34 ID:Qh/ZzgSI
ふと玄関の物音に気づく。
(あら、また誰もいないのかな…)
仕事の手を止めて軽く身づくろいをして、慌てて応対に出る。
「はーい、お待たせしてしまってごめんなさい」
お客様だろうか? 玄関に立つ男の姿を見て首を傾げた。
「ようこそいらっしゃいませ、外はお暑いでしょう、どうぞ中へお入りくださいませ。
私はこの屋敷のメイドの白河貴子と申します。
ええっと、主人にご用でしょうか? よろしければお取次いたしますが」
軽く会釈して、客人を迎え入れる。
46 :
正力 重光:2005/08/08(月) 12:09:56 ID:m/BuRLav
あっ…、申し訳ない。
私はホテル「re・jent」のオーナー代行を勤めております。
「正力重光」と申します。以後よろしく…
〈白河さんに名刺を渡す〉
今、オーナーが病気で寝ておりますので自分が代わりに来まして。
ホテル経営のことでそちらの旦那様にお会いたいしたいと…
47 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 12:17:13 ID:Qh/ZzgSI
「正力様でございますね、承りました…」
微笑とともに言葉を返しつつ、横目ですばやく来客名簿をチェックする。
「ただいまご案内いたしますので、どうぞこちらへ」
来客を応接間へ案内し、誰か他にメイドがいないかと確認する…が、
どうやら皆手が一杯のようなので、正力を待たせたままお茶を入れて戻る。
「お待たせして申し訳ございません、どうぞお寛ぎくださいませ」
慣れた手つきで給仕を済ませ、主人を呼びに応接間を出ようとする。
48 :
正力 重光:2005/08/08(月) 12:37:39 ID:m/BuRLav
それでは…失礼しますね。
〈応接間の席に腰を掛ける〉
ハァ…、代行として初の仕事か。失敗は許されないよな。
49 :
正力 重光:2005/08/08(月) 12:41:12 ID:m/BuRLav
〈お茶をもらってから飲むが…〉
熱っ!な、なんだよこれ!
50 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 12:41:31 ID:Qh/ZzgSI
51 :
正力 重光:2005/08/08(月) 12:48:25 ID:m/BuRLav
あっ、やば…
いかんいかん、落ち着け俺…
52 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 13:03:17 ID:Qh/ZzgSI
部屋から出ようとして、しかし不安に駆られたのかまた戻ってくる。
「正力様、当屋敷にいらっしゃるのは初めてでしょうか?
でしたら、なにかお分かりにならないことがございましたら、遠慮なくお尋ねくださいませ」
正力のそばに跪いて、失礼にならないように言葉を選んで話しかける。
額の汗に絡みついた髪をそっとかき上げて、じっと彼の顔を見つめた。
「私にはなんのことか良く分からないのですけれども、『sageは半角で』ですとか、
『連絡はメール欄で』などといったお約束が、ええっと、最初のほう…
>>1-3に
書いてあるそうです。それから、携帯からの参加は大変かも、とも」
内心ではオリキャラ板とかエロなりきりスレってなんだろうと首を傾げつつ、
なんだか主人以外の誰かに操られているような気がしてならない。
53 :
正力 重光:2005/08/08(月) 13:16:49 ID:m/BuRLav
…いや、不満はないが、どうにも気が立ってしょうがなくてね。
度々申し訳ありません。ホントに失礼しました。
54 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 13:23:40 ID:Qh/ZzgSI
「それでは…これからどうなさいますか? 大切なお話がおありでしたら主人をお呼びしますし、
また機会を改められるのでしたら、こちらにお泊りいただいても構いませんが…」
表情に不安の色はないが、焦りを示すかのようにメガネがひょいとずり下がってくる。
それを直しながら、静かな口調でそう尋ねた。
55 :
正力 重光:2005/08/08(月) 13:40:03 ID:m/BuRLav
〈ずり下がっているメガネを見て〉
焦っているんですか?俺は今、気分が悪い。
旦那さんに会う気分にはなれないよ。
56 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 13:48:18 ID:Qh/ZzgSI
「このくらいで切り上げられるのでしたら、お部屋をご用意させていただきますから、
ご遠慮なくお申し付けくださいませ。こちらには医師もおりますし…」
客人の顔を覗き込むように、心配そうに見つめる。
(もっとも、あの先生は男性客を診察したがらないだろうけどね)
「それとも、何か私に不手際がございましたでしょうか…」
ふと表情を曇らせて、顎に手を添えてじっと考えこむ。
57 :
正力 重光:2005/08/08(月) 13:57:42 ID:m/BuRLav
…あなたの責任ではないが、俺の気分を癒してくれないか?
〈急に白河さんの手を握る〉
58 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 14:10:10 ID:Qh/ZzgSI
急に手を握られてしまい、驚きと恥ずかしさとで頬を染めて俯いてしまう。
「あ、あのっ…私が、癒して差し上げるなんて、できるでしょうか…」
主人への用事はもういいのかな、なんて余計なことを考えながら、
その場から身動きできなくなって固まってしまう。
【私信:すみませんが、時間は15時ごろが限界です。そちらはいかがでしょう?】
59 :
正力 重光:2005/08/08(月) 14:16:10 ID:m/BuRLav
もちろん…、あなたなら十分できますよ。
自分も後30分が限界ですね。また次の機会ということでどうでしょう?
60 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 14:22:27 ID:Qh/ZzgSI
「ありがとうございます。でも、勿体無いお言葉です」
照れ笑いながら、そっと正力に身を寄せた。
「お疲れのご様子ですから、お部屋へご案内いたしましょうか?
残念ですけれど、主人とのお話もまた後の機会に、ということで…」
今お客様用の部屋は空いてたよね、なんて思い出しながらそう提案する。
【了解です。そろそろ適当なところで締めましょうか】
61 :
正力 重光:2005/08/08(月) 14:29:55 ID:m/BuRLav
気分が優れなくて申し訳ありません。
仕方ないので旦那様とは次の機会にします。
さ、部屋へ行きましょうか?
白河さん、今日は中途半端ですいませんでした。もしよろしければまたお願いします。
62 :
白河 貴子:2005/08/08(月) 14:38:10 ID:Qh/ZzgSI
「はい…どう、こちらへ」
恭しく客人の手を取り、部屋へと案内する。
午後の屋敷内はしんと静まり返って音もない。1つのドアの前で立ち止まり、
腰につけた鍵束で鍵を開けて彼を招き入れた。
「こちらです。どうぞごゆっくりお寛ぎくださいませ。
なにかご用がおありでしたら、遠慮なくお呼びください」
小さなベルを指し示して、また一礼してから名残惜しそうに部屋を出た。
(正力様、どんな方なんだろう…?)
【こちらこそ手間取ってすみません。今度はきちんとできるといいのですが…
またよろしくお願いします。どうもありがとうございました】
何やら雅志が咳き込んでいることに気付き、すぐ息子に視線を向ける。
「あっ! 何やってるの…… これはダメっ!」
どうやら線香立ての中の灰を舐めていたらしい。
せっかくいつも綺麗にしている仏壇は見るも無残、あちこちに点々と灰が零れていた。
今夜も秘密の散歩に出かけようかと、辺りの気配をうかがっている。
もしも飼い主の瑞葉に見つかると、怒られてご飯の量を減らされたりするので
けっこう命がけ(?)なのだ。
「ティッシュティッシュ…」
灰が苦かった?のか、涎を出し始める雅志の口を拭く。
窓を開けて夜風を入れながら、日本酒と塩辛で一人酒盛りを楽しんでいる。
「にぎやかなのも嫌いではないが、こういうのも悪くないな」
しかし徳利が一本空いてしまうと、すぐに手元不如意になる。
「ううむ、やはり勺をするものくらいは必要か……」
ベルを鳴らしてメイドを呼ぶことにする。
67 :
正力 重光:2005/08/08(月) 22:26:20 ID:m/BuRLav
ツカツカツカ…〈屋敷の中が気になり歩き回る〉
広い…。父さ…オーナーが経営の契約を結ぶだけあるな。
ベルを聞きつけ、すぐに追加の酒と肴を用意して主人の部屋へと向かう。
塩分の多い塩辛ばかり摘ませるわけにもいかないので、肴は新鮮な刺身だった。
「……失礼します、御主人様」
服装はメイド服ではあるが、和の恭しさを体現するようにして部屋の中に入る。
>>68 「おお、さすが志保だ。早い上に気が利いてるな」
刺身を見て上機嫌そうに手招きする。
「さ、勺をしてくれ……。しかし何だな。こういうときには和服もよいものなのかもしれないな。
あの小生意気な貿易商のガキではないが」
志保の豊満な肉体を和服に包み込んだらどうなるのだろう、などと考える。
70 :
正力 重光:2005/08/08(月) 22:43:56 ID:m/BuRLav
〈ベルの音を聞き、部屋に向かうメイドを見て〉
…なるほどね。あそこにここの主人がいるのか。
まだ行く必要はないな。もう少し歩き回るか…。
ツカツカツカ…〈再び屋敷の中を歩く〉
>>69 「そうですね、高温多湿の気候という環境下で作られた服装ですし……
この暑い夏にはちょうどいいかもしれません」
徳利を傾け、主人が差し出した御猪口にお酒を静かに注いでゆく。
「お酒が日本酒のときでないと、肴としてお刺身を御用意することはありません。
ですので、十分に御堪能下さい」
普段はワインを飲むことが多いと思われる主人にそう告げる。
>>71 >高温多湿の〜
「そうだな。しかし涼むだけなら脱いでもいいだろう。目の保養にもなるしな」
何の保養なのかと。
>十分に御堪能下さい
「そうだな。料理を楽しむには酒との組み合わせが重要だ。
もっとも刺身は女体に盛り付けてもイケるがな」
何度かそういう淫猥な盛り付けを任せたことのある志保に、そんなことを言う。
空いた客室の花を確認して回っている。
つまみあげて確認して、萎れていれば生けなおす。その繰り返し。
「‥‥‥ふぁ〜」
声ともため息もつかないものが零れた。
頭の上にお星様が飛んでいる。バスケットの花同様に萎れているらしい。
>>72 「卑猥な観点から見れば有用かもしれませんが、純粋に料理として見ればダメですよ。
せっかくのお刺身が人肌で温まってしまうんですもの。
お客様を喜ばせるためとはいえ、食材が勿体無いです!」
主人の御猪口の中身が消えるとすぐに徳利を傾けてお酒を注ぐ。
>>74 「そ、そうか、いやしかし……私は好きなのだが、ええその……」
普段は穏やかな志保だが、料理のことに関しては一家言あるようなので
タジタジとなってしまう。
「と、ところで客人が着ているようだがメール欄での話し合いは出来るのだろうか?
……って私は何を言っているのだ」
焦って杯を干したあと、よく分からないことを口にする。
「酔いが回ったのかな。少し膝枕でもしてくれないか」
ソファに横たわると、志保の太ももの辺りをポンポンと叩く。
>>75 「メール蘭…… 御主人様、最近蘭を送ったりするのが流行ってるんですか?」
主人が言ったことの意味がよくわからないが、彼自身も何かよくわかっていないらしい。
「…はい、どうぞ。御主人様、耳掻きはどうしますか?
あ、でも酔いが回っているなら止めた方がいいですね」
ソファに座って主人に膝枕をしながら訊いてみるが、酔いのせいで不意に動かれても危ない。
エプロンのポケットから耳掻きセット取り出そうとしていたのを止める。
迷っていると思しき、客の様子に気付いて呟く。
「ん。お客様、屋敷のつくり、わかってない‥‥‥かな?」
廊下を徘徊する気配を追いかけた。
小走りに追いつくと、話しかけようとする。
「この屋敷のメイドを努める、桂(かつら)と申します。
正力様に、屋敷の案内をさせていただきたいのです。
よろしいですか?」
>>76 >メール蘭
「いや、私は知らんが。そんな蘭があるのか?」
とは言うものの、花の見分けがそれほどつく性質ではないのだが。
>耳掻きは〜止めた方がいいですね
「そうか。気持ちよくてすきなのだがなぁ。
仕方ない。他の気持ちいいことをしようじゃないか」
志保の膝の上から、見事な盛り上がりを見せる胸の膨らみを指でつつき出す。
「ううむ、やはりいい感触だ」
79 :
正力 重光:2005/08/08(月) 23:43:41 ID:m/BuRLav
>>77 お…?いや、なぜ私の名前を?
案内してもらえるのですか?
>>78 >メール蘭
「さあ… 私も存じ上げません。何かの暗号でしょうか?
滅入る乱とも聞こえますし、どこかで重要な事態が起こっているのかもしれませんね」
「有難う御座います御主人様。そしてこの胸の膨らみは御主人様が御作りになったものです。
毎日毎日、丹念な手入れをして戴いたおかげで今の大きさがあるのですから。
……ふふっ、収穫なさいますか?」
軽く頬を朱に染め、ブラウスのボタンに手を掛ける。
そうして主人が熟れた乳房に直接触れ易い環境を整えてやる。
>>80 >収穫なさいますか?
「そうだな。最近はあまりかまってやれないが、昔は毎日のように揉んで育ててやったものだ」
ブラウスの中に手を入れて、たっぷりとした膨らみを揉みしだく。
「よく熟れた果実は早く摘み取らないといかんからな。さっそくいただくとしようか」
布地を乳房の脇や谷間に捻じ込むと、飛び出した乳房にむしゃぶりつく。
「ちゅばっ……ふむ、これはどんな果物よりも美味だな。
これを毎日のように貰っている雅志くんが羨ましいぞ。
私も志保の息子になりたいくらいだ」
>>79 「いえ、執事より承りましたが‥‥‥ご迷惑でしたか」
スカートの裾を摘んで一礼。
「この館には幾つか決まりがあります。
簡単に説明させていただきます。
まず、正力様に質問です」
「この掲示板は不慣れな方ですか。
それとも、携帯電話を利用なさっているのでしょうか」
83 :
正力 重光:2005/08/08(月) 23:59:30 ID:m/BuRLav
>>82 いや、迷惑では…、逆にうれしいぐらいですよ。
>>質問について
「携帯を使用しています。」
84 :
正力 重光:2005/08/09(火) 00:01:31 ID:m/BuRLav
「すいません…、ageてしまいました。」
>>81 「ん…っ、御主人様、雅志はもう離乳食だけでおっぱいは卒業してますよ。
時が経つのは早い、ですね…… あぁん、んっ、あっ、そこ……
…子供が、育つのが早いと言ったほうが正しいのかもしれませんけど」
主人の発言とは全く逆に、彼の味わい方は大人の卑猥さそのものだった。
その場で悶えて求めたいのを堪えて、もう少し主人の巧みな前戯を受け入れることにする。
「あぁ…っ、ん、御主人様、もっと良く噛んで味わうと、もっと美味しいですよ」
主人の頭を震える手で抱え、胸元に走る悦楽に酔いながらそんなことを言ってみる。
>>85 >離乳食だけでおっぱいは卒業してますよ
「なに!? それはもったいない……きっと将来後悔するぞ」
どんな将来を予想しているのか。
>もっと良く噛んで味わうと、もっと美味しいですよ
「そうか。志保は乳首を噛まれるのが好きだったな。こんなふうに……」
キツめに膨らみの頂点で尖って震える蕾へ歯をたてる。
「そして引っ張られると、もっと嬉しい……」
さらに乳首を噛んだまま、キリキリと引っ張っては離すのを繰り返して、
プルプルと乳房が揺れるのを目で愉しむ。
>>83 「助かります」
そう言って微笑し、
重光の答えに、ふむ、と考え込んだ。
いくつか言葉を選びながら説明する。
「白河や里村、主様が指摘なさった通り、
ここのスレッドではメール欄での意思疎通が基本となっています。
2ch専用のブラウザだと、ここまでのやりとりは次のように表示されます。
>>67さんというのが正力様ですね」
里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E [sageヨロシクオネガイシマス〜]
名無しの御主人様 ◆hagy5DLC8k [sage67コンバンハ ッテ、ココハ見ルコトガデキルノデショウカ?]
里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E [sage67サンコンバンハ〜 ドウシマショウ、コチラニ加わりマス? ソレトモもう少し待ちマス?]
名無しの御主人様[sage70見エテナイノデショウカ……;]
谷村 桂 ◆zURNfXrWJs [sage 待機です]
里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E [sageウーン、携帯の方ナノカナ;]
88 :
黒服の男:2005/08/09(火) 00:10:28 ID:pmj8o5Rp
>>重光殿
「お客様、当館ではsage進行が規則でございます。
それを守っていただけないのであれば別室に来て頂くことになりますが…」
口許は緩んでいてもサングラスの奥にある瞳は厳しさに満ちている。
「なおメール欄を使った会話も重要ですので、
メール欄を確認出来ないようでしたら携帯アプリのimonaをご利用ください。
これならメール欄を確認出来ますし、発言の度にsageを入れる必要もなくなります。
ではどうかこれらの約束事をご理解した上でお楽しみ下さいませ」
>>88 「大切なお客様です」
黒服の男の意識を引く為、スーツの裾をぐいと引っ張った。
体躯のために他の方法が思いつかなかったらしい。
「ピリピリなさるのも理解できますが、桂の説明が終わるまでお待ち下さい」
妙な気迫。
「お客様に聞き入れていただけない場合は、またお願いしますから」
>>83 重光様
さて、と息を吸い直し。
「基本的に、館は携帯の参加に対応していません。
打ち合わせにメール欄を使用するためです。
携帯端末では見えませんが、
>>87のようにメール欄で常時、
挨拶、開始・終了時間などの
打ち合わせが行われています。
地の文で「素」のやりとりを行うことは原則禁止。
‥‥‥そこで」
次のレスに続きます、とさらりと続けた。
>>86 「ひっ、あ……っ! はい、あぁん、嬉しい… です」
強い痛みの刺激を加えられて被虐心が点火される。
胸をその揺れを楽しむための玩具にされるたび、秘所の奥からは熱い蜜が漏れ出してきた。
「んぁ、あぁ… 熱いです、御主人様……」
汗ばんでくる身体を必死にくねらせ、快楽の海に理性の欠片を投げ捨て始める。
「枯れてしまいそう… あの、下さい…… 御主人様」
布越しに主人の逸物を手で擦ってやり、自分はソファから降りる。
そして床に座って彼のスラックスから逸物を取り出し、舌でひと舐めする。
92 :
黒服の男:2005/08/09(火) 00:29:17 ID:pmj8o5Rp
>>89 「失敬。仕事を奪ってしまったようですね」
桂の迫力に押され苦笑を浮かべる。
「では何かありましたらお呼びたて下さい。
あとそれと…」
不意に桂のお尻をさわさわと触る。
「貴女は笑顔の方がチャーミングだ。ではまた…」
>>91 志保が悶え、秘所を濡らしていることは分かるが、あえて触れずに突き放すようにして焦らす。
>あの、下さい…… 御主人様
「よし。では口と胸でしなさい。満足できたら、それ以上のコトもあるかも……な」
ソファに座りなおすと、志保の眼前に剛直を突きつける。
そして乳房を持ち上げるようにしてそこへ近づけ、さらに後頭部も押すようにして
逸物に口付けをさせる。
>>94 主人に頭を押され、被虐心が一層強く燃え上がる。
「んんっ、はい、頑張ります…っ」
逸物から白濁を搾り取る玩具として自分を扱うような振る舞いに、瞳をうっとりとさせた。
「……」
両方の乳房で逸物を包み込み、そのままゆっくりと静かに揉む。
規模はもっと大きいが、まるでパン生地でウィンナーを包むような作業だった。
「…ちゅっ、ん…… あぁ、凄く熱いです。美味しい…
アイスキャンデーとはまた違った趣があって……」
喉奥まで逸物を咥え込んだりして、その卑猥な存在感を確かめた。
>>95 「ふふ、志保の胸はいつ味わってもすごいな。
私のモノは自慢ではないが、かなり大きいのに、それがほとんど見えなくなってしまうとは。
これは他のメイドでは味わえない……」
志保の髪の毛を撫でながら、心地よさそうな吐息を漏らす。
「美味いか? そういえば志保は昔から甘いものがすきだったな。
私のモノや精液と、どっちが好きだ? どちらか好きなだけやってもいいぞ」
志保の喉奥を突き破りそうなくらいまで腰を突き出し、口腔内を犯し続ける。
>>96 「お昼や朝の間は甘いもののほうが好きでしたけど、今は、御主人様のモノが…んんっ!?」
突然口腔内を激しく蹂躙し始める逸物に驚くが、すぐに唇を動かして歯を立てないようにする。
「んん、んんんんっ! んっ、んっ、ん……!」
本来使うべき場所の下半身を使わず、口腔を秘所と見立てて犯し続けられる。
そのことで被虐心が限界まで燃え上がり、苦しさも相俟って恍惚な表情を見せた。
>>97 「そうか。志保の嗜好は時間制か。ハッハッハ」
上機嫌そうに笑うと、尚も激しく志保の口を陵辱する。
が、志保の表情が恍惚としたものになったのを見て、スッと力と逸物を抜いてしまう。
「さぁて……次はどうしようかな。些か疲れたから、また横になるか」
まだ欲望を吐き出していないので、逸物は隆々と勃起したままなのだが、
それを露出したまま再度横になる。
「ああ志保。跨りたいのなら好きにしていいぞ。私はもう動く気はないがな。ふわ……」
ワザと欠伸をして見せると、興味なさそうに手近な雑誌を読み出す。
>>98 「んっ、あ……」
喉でも達することができそうだったのを、もう少しのところで止められてしまう。
欲求不満のまま行き場の無い劣情を抱え、遠ざかってゆく逸物を名残惜しそうに見詰めた。
「あ…っ、待って、下さいっ。それなら私が動きます……」
暴走した欲望を少量の羞恥心が止めようとするが失敗に終わり、
言葉尻を窄める結果だけに終わってしまう。
「あぁ…っ、あっ、ん、太い…っ」
雑誌を読んでいる主人に跨り、自分から逸物を挿入して腰を動かし始める。
自分だけ行為に耽っていると、なんだか自分が発情した牝犬に思えてきて惨めになる。
だがその惨めささえも堕落していく悦びに変えて、必死に腰をくねらせた。
>>99 「ふむふむ、○×温泉は腰痛に効くのか。後で由依にでも詳しく調べさせておこう」
あくまで志保の方は見向きもせずに雑誌を読み耽る。
>あぁ…っ、あっ、ん、太い…っ
「……ん? 何か声がしたな。そう、発情した牝犬のように品の無いよがり声だ。
まさか名無し家にそんな淫らな者はおるまいが……。
特にメイドは当家の顔。そんな者がいたら、三日三晩は続けてお仕置きしてやらねばな」
志保の中で逸物だけはビクビクと震えて暴れているが、
腰はまったく動かさず、言葉も平静さが取り繕われている。
>>100 主人の容赦の無い静かな罵倒を聞いて涙を流す。
しかし表情は悦楽に歓喜しており、口篭ってもつい喘ぎ声が漏れてしまう。
「んぁっ、あぁ…っ! あぁっ、あぁっ!」
”三日三晩は続けてお仕置き〜”の件に最早、身体が脊髄反射する。
その場面を頭で想像する前に身体が反応して、軽く達してしまったのだ。
>>101 「いやらしいメイドもそうだが、主人の許可無く気持ちよくなるようなメイドもいかんなぁ。
そうだろう、志保」
雑誌を一冊読み終わると、ようやく志保の腰を掴む。
「志保はメイドの鑑だと思っていたが、感じやすいのが玉に瑕、か。
もっと堪えられるようにならないとな。瑞葉やみかさ達の模範になれるように」
そして、力の抜けかけた志保の身体を下から激しく突き上げ、自分も絶頂へと向かう。
「‥‥‥?」
説明を終えて一息ついた、のだが‥‥‥
正力氏がその場を外してしまったので、少し不安になっている。
もう少し待ってみよう、と決めてその場に。
>>桂さん
申し訳ない。imonaの説明を見ていたら時間が立ってしまいました。
睡魔に襲われ始めましたのでメル欄にカキコしときます。
すいません。
>>102 「……御主人様っ」
主人に構われたこと自体が嬉しくて、彼がした注意はあまり頭に入ってはいない。
腰を掴まれると、逸物とは違った主人の温もりにホッと胸を撫で下ろすような気分になった。
「ひぁっ、あっ! こっ、堪えるようにって、仰られても……っ!」
この後に主人の動きが上手すぎるからできない、という旨の言葉を紡ごうとするものの、
本格的に開始された主人の腰の動きの前には呼吸を絶え絶えにするのが精一杯だった。
「あぁぁっ! んっ!! …んあ、ああぁっ!」
>>105 志保の様子など一切かまわず、欲望のままに突きまくり、
その中を散々剛直で掻き回し、犯しきった後、勢いよく逸物を引き抜き、
志保の全身に白濁をぶちまけていく。
「く……っ、ほら、これが夜の志保は好きなんだろう。志保はとてもいやらしい牝犬だからな」
さらに志保の乳房に、淫液を放出し終えた陰茎を擦り付けて掃除する。
「今度から志保には首輪をつけて過ごしてもらおうか
雅志くんも馬代わりとして遊べてよいだろう。ん?」
弱みをつくようにして、志保の心と身体を尚も弄び、更に指を後ろの孔へと伸ばしていくのだった。
正力(゚听)イラネ
「よいしょっと。‥‥‥んー、これで終わり、かな」」
なにやらしゃがみこんで、謎の物体を摘むとポイ。
伸びをして、手に持っていた道具を掃除棚に。
強引に扉を押さえて、片付けは終了。
「それでは、お休みなさい」
>>106 主人の射精が終わった直後は疲労のために動けないでいる。
だが少しして疲労が和らいでくると、残った悦楽の余韻が卑猥な欲望を後押ししてくる。
身体のあちこちに付着している粘液を満足げに指で掬い取り、口へと運んだ。
舌全体で主人を味わい、鼻腔で噎せ返るような性臭を楽しむ。
「はい、これが大好きなんです…… 夜に飲むミルクは大人の味で…」
喉に引っ掛かる粘液の嚥下もまだ終わらないうちに、次の言葉責めを受けた。
「く、首輪… ダメ……ですっ!」
愛する人との子供に対しては、絶対に自分の卑猥な姿は見せられない。
咄嗟に否定するが、後ろの孔を指で触れられて――
「あ…っ、せ、せめて雅志に見えないところでしたら、いくらでも…」
再燃してくる劣情の炎に敗れて妥協してしまう。
運転手付きの車で、父と共にまた例の屋敷に赴く。
一人では決して行くことのない父は、何を考えているのかわからない。
ただの一言も言葉を交わす事なく、車は屋敷の前に到着した。
「ハァ……」
また一人で何時間も待たされる。
そう思っただけで、今日は特に気が滅入ってしまう。
屋敷に上がるとまずは応接間へと案内され、そこで父と別れることになる。
『レン、また後でな?』
そう言って父はメイドに案内されて屋敷の奥へと消えて行く。
この屋敷で何が行われているのか、父は娘が理解していないと思っているのだろうか。
これまでも何度も頭を巡った問いが馬鹿馬鹿しく思えて思考を止める。
「…………」
そしてただ窓の外を見つめる。
そこから広がる庭園の花々の風景も、今では何も感じさせてくれない。
シーツの運搬作業中。
小柄な身体で、カートいっぱいに載せられた寝具を客室に運びこんでいる。
少女じみた容姿から、毎度ながら労働基準法に引っかかりそうな光景になっている。
「んしょ、と‥‥‥ん?」
廊下で執事に呼び止められて、立ち止まった。
背の高い相手を首をいっぱいに見上げた上で、言われた言葉をそのまま反復。
「カミシロシャチョウノゴレイジ‥‥‥かしこまりました」
肩口に落ちた、髪の白い一房を弄りながら思考する。
(神代社長の御令嬢。この間の人)
「‥‥‥うん」
一人で納得。いまひとつわかっていない様子に、執事が確認を取ってくる。
思い出した通りのことを告げると、ようやく相手は安心したらしい。
「はい。客間、ですね?」
そう言って、廊下を幾つかと階段を幾つか。
「失礼します」
そう告げて、客間へ向かった。
×向かった→○踏み込んだ
>>118 「………?」
断りの声とともに誰かが部屋に入って来たのでそちらを振り返る。
するとそこには一人のメイドの姿。
何か用事があって来たのだろうか。
そう思い、二三歩メイドの方に歩み寄る。
「何か御用…?」
感情の籠もっていない声で尋ねる。
121 :
白河 貴子:2005/08/10(水) 00:12:06 ID:EgAFcpnw
忙しくて読む暇もなかったのか、いまさら休憩室で新聞の夕刊を読んでいる。
ふとテレビの番組欄を見て、それからテレビへ視線を数往復させて、なんだか違うと気づくまでに数秒を要した。
「今日…8月8日だっけ? あれっ?」
新聞をひっくり返して溜め息をつく。
>「何か御用…?」
首を傾げる。
「主様から、神代様をおもてなしするように、との命を受けました」
そう言って、扉を片足で押さえてカートを客間に入れた。漏れなく大仕事になっている。
んしょ、と言葉にして、なんとか絨毯の上を数センチ走らせた。
背伸びしてティーセットの乗った盆を持ち上げると、ガラステーブルに運ぶ。そこからは手馴れた動作だった。
削った氷の上に一口大に丸く装った西瓜を恋の前に置き、
続けて、ティーセットに手を伸ばすとカップが温めてあるのを確認する。
ゆるやかな音を立てて紅茶が注がれた。
>>122 「主……?」
メイドの発した言葉をオウム返しに唱えた後、それ以上は何も聞かず席に座る。
手慣れた手つきでメイドが紅茶を注ぐのを見つめながら、ふと沸き起こった疑問を口にする。
「貴女もSEXするの…?」
真っすぐな瞳で、メイドを見上げる。
見上げられるままに視線を受け止める。が、
「セックス?」
単語にピンと来なかったらしい。
きょとん、とした後で、僅かに素が覗かせて少女は考え込む。
(せっく‥‥‥あれ?えーと‥‥‥)
ここで羞じらうような輩ではない。
単に、頭の中で「アルファベット三文字の」表現の意味が通じていないらしい。
真剣に悩んでいる。
>>124 「SEXすれば、何かが変われるような気がしたから…。
―――私は……本当の私を見つけたいの」
これまでずっと父の言うがままに従って生きて来た。
そこには空っぽの自分しかいなかった。
でもSEXをすれば、大人になれば、きっと何かが変わる。
思春期を迎えた頃から、そんな淡い憧れに近い想いを抱いていた。
「私もメイドになりたい……。
SEXで本当の私に生まれ変わりたい……」
生まれながらの立場を捨てて、一人の女として生まれ変わりたい。
この屋敷ならばそれが叶う。
そう思い、目の前にいるメイドに訴えかける。
(‥‥‥‥あ)
滔々と語る恋の様子を首を傾げて眺めていたが、ようやく意味に思い至る。
(SEX。‥‥‥使わない言葉だから気付かなかった)
言っていることを理解すれば、胸の底に重く淀んだ感情に気付く。
皆まで聞いて、言葉が意識するより早く零れた。
「バカみたい」
心底軽蔑した声音で、少女は言った。幼い顔立ちに、灰色の瞳に、冷たい光が宿る。
「コレは呼び出されてからものを考えられるようになるまで、玩具だったのに」
ふわり、と距離を詰めて、恋に問いかける。色素のやや少ない、長い髪はふわりと揺れた。
「ね?この屋敷に来るずっと前、ある人に会うまで、桂花はずぅっと、人間の玩具にされていたの」
「コレは、あの間に、生じた時から何かが変わったのかな?」
背中に腕を組んだ軽い調子で言う。まるで世間話をするかのような軽い口調でありながら、
そこにあるのは、彼女が滅多に見せない表情だった。
悪意で以って、その瞳が細められる。
「人間が変わるわけないじゃない。たったそれっぽっちのことで」
「ね」
そういって、にっこりと笑った。
「メイド希望なの?‥‥‥主様のところに案内してあげる。何があるか、コレは知らないけれど」
>>127 「!!」
SEXでは何も変わらないと言うメイドに対し、初めて僅かに顔を顰めて感情を示す。
外部と断絶した箱の中での生活において、SEXだけが救いと思って来た。
ありのままの姿になれるSEXへの憧れだけが、唯一の希望だった。
それが否定されてしまっては、再び箱の中に戻るしかない。
父の敷いたレールの上を歩き、そして安全で何もない箱の中の生活。
もう戻りたくはない。
「私は……」
そう言いかけたその時―――。
『レン、どうしたのかね?』
「パパ……」
メイドと向き合っていたところへ、戻って来た父に声を掛けられて僅かに驚きの表情を見せる。
『すまない、急に仕事が入ってしまってね。
急いで帰ることになったんだ。さぁ、お前もすぐに来なさい』
そう命じられ、無言でメイドに視線を送る。
このままでは私はずっと変われない…。
そう心の中で唱えながら、メイドから視線を逸らし父に「はい」と頷く。
『車はもう待たせてある。時間がない、急ごう』
囃し立てられるように父にせかされ、部屋を出て行った。
「‥‥‥」
迷う様子に、不穏なものがなりを顰めた。
黙って、恋の振る舞いをじぃと見ている。
観察、に近い。
そこで、客である恋の父親が部屋に入ってきた。
一礼して、一歩下がる。
送られた視線を無表情で受け止めてから、
視線が逸れると、少し困った表情で首を傾げた。
客が部屋を出て行くのを確認して、器を片付け始める。
132 :
白河 貴子:2005/08/10(水) 02:28:58 ID:EgAFcpnw
「……静かね」
染みひとつなく真っ白な天井を見上げて、ぽつりと呟いた。
夕食の後始末が済んでしまえばだだっ広い食堂も御用済み。
もちろん客人などいるはずもなく、黒子みたいな掃除のメイドももういない。
ただ、そこかしこに闇がうずくまってじっと出番を待ち構えているばかり。
不意にぱしゃりと水音がして、窓際の大きな水槽の中で鱗が鈍く光った。
「ごめんね、もう寝るわ。お休み」
本を閉じて立ち上がり、水槽の明かりを、ついで部屋の明かりを落として立ち去った。
神代はウザイので引退して下さい
っていうかお前姫子だろ?
何の反省もせずに復帰して何考えてんの?
お前がやってることは荒らし以外の何でもない。
メイドさんたちの迷惑になるからもう来るな。
あと携帯厨のフリをして自作自演で迷惑かけんのも止めとけ。
いつもお前が現れる前後に携帯厨が登場するから判り易すぎ。
誰かが言わないとお前は付け上がるだけだから批判覚悟で俺は言ってるんだ。
理解したらもう二度と来ないで下さい。
レスは不要。
何も言わずに消えていいから。
言いたいことがあるなら雑談スレでやれ。
お前の自己中心的な程度の低い稚拙なレスは見るに堪えないから。
↓ではマターリ行きましょう
134 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 10:44:35 ID:3R+QOLUS
神代だけでなくみんな低脳すぎ…
135 :
白河 貴子:2005/08/10(水) 12:30:09 ID:m7uaPI1O
なにやら表が騒がしい。どうしても気になって、ついついドアを開けてしまう。
「はーい、お待たせしま――って、お、お客様っ…?」
興奮した様子の客人に、思わず反射的にドアを閉じてしまいそうになる。
しばらくは身を硬くしてじっと客人の主張を聞いていたが、やがて俯いてしまう。
言葉が途切れるのを待って顔を上げ、じっと顔を見つめて話しかけた。
「主人やメイドのことを思いやってくださって、ありがとうございます…」
どこか悲しい目をして前髪をいじり、身体の前でぎゅっと両手を握り締める。
客人のIDがADRだなんて、関係ないことが目に付いた。
「お気持ちは有難いんです。でも…でも、私たちには受け取れません。
私たちのことをご心配いただいたり、私たちがお客様をご不安にさせてしまったことは
お詫びします。それは、これからよく話し合って解決していかなきゃって思います」
深々と頭を下げて、そんな都合良い言い訳のように思えることも口にする。
そうして自分でもそれを自覚してか、かすかに口元を歪めた。
次の言葉が見つからない。しばし唇を噛んだ。
「そのような覚悟までなさってこちらにいらっしゃったのですね、それは分かります。
それほどまでにこのお屋敷を思ってくださるのは嬉しいんです。ですけど、でも」
不意に零れそうになる涙を隠すように、レースのハンカチでそっと目元を拭った。
メガネを直して、ちょっと鼻に手を当てる。
「でも、みんな一生懸命なんです。お相手の方にご満足頂こうと、精一杯にご奉仕しよう、と。
その気持ちを疑われて、程度が低いなどとおっしゃられては、みんな怯えてしまうんです。
そして他の方までもが、次は私じゃないか、私も下手だと思われてるんじゃないか、って…」
まして、憶測だけで非難されてはたまりません。お屋敷はそんなに殺伐とした場所ではないんです――
そう思ったけれどでもちょっと言いすぎかなと自分を押しとどめる。ともすれば客人を相手に
乱暴な言葉遣いになってしまいそうな自分が怖い。爪が掌に食い込みそうなほどに拳を握り締めた。
「応対は基本的に1対1の対等な関係です。そもそもは当事者同士の問題ですし、他の方に
メイドの胸中を想像して代弁していただくだなんてことになると、メイドが責められてしまいます」
だんだん涙目になってくる。無意識のうちに客人にぴったりと身を寄せ、手を取って包み込むように握った。
「それに、お客様はこちらにいらっしゃってますのに、メイドには別の場所へ来いだなんて、
そのようなご希望にもお応えできません。私たちはみんなお屋敷の住人です。
どうかお察しください。あまり解決を急ぐと取り返しの付かないことにもなりかねません…」
とうとう涙が零れてしまう。なにより、無力な自分が情けなくってたまらない。
いたたまれなくなって、冷たい床に跪いて客人の上着の裾を握り締め、足にすがりつくようにして
切々と訴えかけた。きっと今の自分はひどい顔になってるだろうなと思った。
「お屋敷が閉ざされてしまう怖さは分かっているつもりです。たとえ無用心でも、もっとたくさんの方に
このお屋敷を訪れてほしい、そう思ってるんです。だから、だから…」
土足で踏み込んできた貴方だけ去り際が綺麗なのは許せない。そう思ったけれど、それ以上は
もう言葉にならなかった。ただ床にへたりこんで、声を殺して泣き続けた。
136 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 13:26:33 ID:3R+QOLUS
くだらねぇフォローはいいから神代は引退しとけ。
以後フォローした奴は中の人であっても荒らし認定
紛れもなく悪いのは神代
マジで消えてくれ
ここが一番の厨スレだったのかw
139 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 15:01:39 ID:3R+QOLUS
140 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 15:52:46 ID:LALW6Di/
白河もいい子ぶってるけど本当はどうなんだかなw
141 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 15:56:39 ID:shmpd6Gh
エロパロから移転してきたスレにはロクなのがねぇなぁ。
どうせキャラハンが名無しの振りして叩いてるんだろw
142 :
白河 貴子:2005/08/10(水) 22:50:19 ID:3LJ2sSxP
「なんで泣いちゃったかなぁ…」
テーブルに突っ伏して頬杖を突き、ぼんやり黒い窓を眺めている。
何度目かの溜め息。通りがかった別のメイドに軽く肩を叩かれる。
遥の読んでいたゴシップ週刊誌を奪い取り、呆れた様子で屑籠へ。
♪
日記を書きながら、無意識のうちにポケットに手を突っ込み、何かを掴んで首を傾げる。
「……『打ち止め王』?」
どうやら
>>11で遥にもらったバッジをポケットに突っ込んでそのままにしていたようである。
広間のピアノを簡単に拭いている。
「ごめんね。たまにはあなたの事も…思い出さなきゃね」
ぐずっている雅志のおもりをしている。
どうやら志保がお風呂の間を頼まれたようだ。
「雅志君、もうすぐお母さんが帰ってくるから、いい子で待ってましょうね〜。
雅志君はいい子、いい子……」
彼を抱き上げ背中をポン、ポンと叩きながら彼に話しかけていると、
どうやら彼は眠ってしまったようだ。
「あ、志保さん」
ようやくお風呂を上がったらしい彼女を見て笑顔を見せる。
「ま、急に雇われた『あるばいと』だがな」
そんな独り言を言いながら屋敷の庭を一回りして、夜は特に異常が無かったようなので
中へ入って来る。
着ている物もメイド服ではなく、和服に袴、その上にエプロンという奇妙ないでたち。
黒髪ポニーテールにはカチューシャの代わりに細く青いリボンが巻かれている。
>>148 「失礼、全て見回り終わったぞ。確認の印を押してくれ」
『用心棒派遣所』と印刷された紙を奏に渡し、ハンコを貰おうとする。
「この屋敷もこう見えて物騒らしい。ここの女も大変だが、お前のような子供は更に大変だな」
淡々とした口調で、上から見下ろしながら言う。
雅志を志保に渡して、しばらく談笑していたが見回りの彼女が来たので慌てて腰を上げる。
>>149 「はーい。夜のお屋敷を一人でまわるのはちょっと怖いでしょう?」
胸ポケットから印鑑を取り出し、渡された紙にポンと押す。
「どうぞ、お疲れ様です。」
にっこり笑って見上げる。
>ここの女も大変だが、お前のような子供は更に大変だな」
「…ええ、そうですね。
私も護身術の類を身につけたほうがいいのかもって思うんですけどなかなか勇気が出なくて」
"子供"と言われてしまいムッとしようかどうしようか迷うが、とりあえず苦笑しておく。
背が高い彼女を眺め、無意識のうちに目線で測り自分との身長差を考えてしまう。
>一人でまわるのはちょっと怖いでしょう?
「いや、仕事なのでな。いちいちこの程度で怖いと言っていては食い扶持が稼げん」
と、言うと奏にはたいして構わず、近くにいた志保に見回り報告を始めた。
「メイド長。数名、裏に泥棒がいたので斬っておいた。
死体はここの執事殿に依頼して、明日の早朝迄には片付けておいて頂く事にしたので
他のメイドが見ても、驚いて叫んだりしないように言っておいてくれ」
腰にさしていた刀を一瞬チャキンと鳴らす。
「……さて。これで本日の勤めは終了か…」
奏に背を向け、メイドの休憩所に向かって歩き出そうとしたが
>私も護身術の類を身につけたほうがいいのかも
と聞こえ足を止める。一瞬何事か考えた後、奏に見えないように口元だけでニヤリと笑う。
「…おい、子供。お前がやる気があるならば、私が護身術を練習させてやろうか?」
わざとらしく優しい口調でそう言うと、
「よし。来てみろ」
奏の首根っこを掴んで、近くの空き部屋へ連れて行く。
>「メイド長。数名、裏に泥棒がいたので斬っておいた。〜
「!!」
あまりに過激な話に、思わず口に手を当てる。
(い…いくらなんでも、ねえ。死体=倒れた人、斬る=……わかんないけど、
きっとこれを専門用語で言うとこうなるのよ)
頭で勝手にそう理解すると、去っていこうとする彼女に頭を下げかけるが、
>「…おい、子供。お前がやる気があるならば、私が護身術を練習させてやろうか?」
「ホントですか?じゃあ、ちょっとだけ、軽ー…くで、お願いします」
投げたり投げられたりというのを想像してしまい、顔の前で手を合わせてそうお願いする。
そのまま空き部屋へ連れて行かれ、部屋に着くと首の辺りを撫でながら背筋を伸ばす。
>軽ー…くで、お願いします
「軽く?それでは意味が無いだろう。――実戦形式だ」
奏に続いて空き部屋へ入ると、背後から彼女をベッドに突き飛ばす。
「心配するな。大人の男相手よりは、手加減してやる」
ベッドの上に覆いかぶさり、仰向けにさせた奏の両手を上から自分の手で固定。
「……さぁ。必死で抵抗しないと、危険な目に遭うぞ。たった今より、私はお前の敵だ」
「…未発達故か。白くて、滑らかで…美しいな。食い応えがありそうだ……フフ」
奏の表情を見ながらゾクゾクしてくるのを堪えられず、思わず首筋に舌を這わせてしまう。
「どうした?もっと抵抗しろ」
そのうちに、なぜか不自然な膨らみが股間のあたりにでき、奏の体に何度か当たったりする。
まるで勃起した男性器のような、硬さや膨らみ具合である。
「……っ」
『実戦形式』という言葉とともに突き飛ばされると、さすがに緊張してしまう。
飛ばされたベッドの上で身体が跳ね、起き上がろうとするが彼女が上に被さるのより遅れてしまう。
彼女の力が強いからか、簡単に好きなように仰向けにされ両手を固定されてしまう。
少々困ったような表情で彼女を見上げるが、
>「……さぁ。必死で抵抗しないと、〜
こう言われてハッとし、慌てて身体を動かそうともがく。
足をバタバタし、膝で相手を退かそうとするが、自分より体格のよい彼女に
効いているのかどうか分からない。
「ん…っ」
手の自由が利かないまま抵抗することに集中していたが、いきなり首筋に湿った感触がして
身体をすくめてしまう。
一瞬戸惑ってしまうが、彼女の言葉で再び抵抗することに集中する。
膝で、何度も相手の身体を押そうとするうち、次第に違和感を覚え始めた。
「…あれ?」
抵抗というより、疑問を覚えた場所を何度か膝で形を確かめてしまう。
>疑問を覚えた場所を何度か膝で形を確かめてしまう
「っん……。あぁ、そんなに刺激するな…。気になるなら、見せてやる…」
片手を離し、自分の着衣を乱す。その後今度は奏のメイド服を強引に剥くと彼女の足を大きく開かせ、
なんと袴を脱いで自分の――肉棒?らしきものを取り出す。
「フフ…。ほぉら、大変なものが出てきたぞ」
ショーツの中心部にそれを宛がい、何度か擦り付ける。
「若さゆえというやつなのか、私のコレは勢いだけは凄くてな。こうしただけでも、ビンビンに硬くなるんだ。…わかるか?」
笑いを零しつつショーツ越しに奏の秘裂を、肉棒の先端で弄る。
時々膣内に軽く侵入させたり、奏の腹部に擦らせたりもする。
「言っておくが、勘違いするな。こんな体をしていても、私は男じゃない」
上から円を描くように、両手で奏の乳房を撫で回し
「お前と同じだ。しっかり胸もある……」
着物を完全に肌蹴て乳房を晒す。奏よりは確実に大きい。
前のめりになり、その乳房を奏の目の前に突き付け、耳元で囁く。
「(ほら、本物かどうか確かめてみろ。ん…触るより、吸う方が子供には似合っているのかもしれないがな…)」
下半身は、ツンツンと奏の秘所を逸物で攻撃しながら命じる。
自分の足が同性の前で大きく開かされることに羞恥を覚えるが、
すぐ後に現れた彼女のモノを見て、目を丸くする。
「!」
男性のモノと変わらなく見えるそれを見て、次第に自分の身体が熱くなってくる。
下着の上から擦り付けられると、思わず声を出してしまいそうになるが、
息を荒くするだけでなんとか堪えようとする。
「ん…、ホントは男の人なの……?」
だんだん頭が回らなくなってきて、上気した顔で見上げる。
>「言っておくが、勘違いするな。こんな体をしていても、私は男じゃない」
「んんっ…。そう、きっと、雫様と同じなのね」
胸を刺激され、下の方は相変わらず固い大きなモノで刺激され、快感に流されて
どこかうっとりとした表情になる。
目の前にある乳房に少し頬擦りし、唇を這わせる。
「ずるいわ。素敵なものがついてるのに、胸まで私よりも大きいなんて……」
先端を咥えると、ちゅぅっと吸い上げる。
次第に下のほうも刺激が足りなくなってきたのか、無意識のうちに腰が動いてしまう。
雰囲気を変えた奏の様子に一瞬呆気に取られるが、すぐに嬉しそうな表情になる。
「なんだ、何も知らない初心な女かと思えば……実は好きモノか。面白い」
>先端を咥えると、ちゅぅっと吸い上げる
「んふっ…はぁ、いいぞ…上手じゃないか。さすが子供は上手いな…」
声を漏らしつつも、反撃。下半身で逸物を待ちかねて、こすり付けられる秘所に肉棒を一気に突き込む。
「ん?欲しいのか?…そらっ…!」
自分でも突き入れるのを焦らして我慢していたせいか、入れてしまった直後から腰を激しく動かす。
「あっ、あ…ぁ…。凄い…な、こいつ…。突付いてただけなのに…中、濡れてグチャグチャだ…」
正常位で奏の尻肉に手を添え、彼女の腰をわずかに上げさせる。
少し体を浮かせた状態で、更に突きまくる。
「…んっ…ふぅっ、うっ、…どうだ…。お前のここも喜んでるな…凄い音だ」
水音を響かせつつ動きを速め、快感に耐え切れず喘いでしまう。
「あッ、ああっ…!…あああっ。やばい、搾り取られそう…に…、くぅっ…。
…いくぞ、中に……っ!!」
そう言うと限界が来たのか、体全体を震わせ
「あぁぁっ…!」
奏の内部で射精してしまう。なんと、精液も出るらしい。ちょっとお得な体質。
>「なんだ、何も知らない初心な女かと思えば〜
普段ならショックを受けそうな言葉を言われたというのに、もっと快感が欲しいという
気持ちの方が優先されてすっかり聞き流してしまう。
「はぁ…」
やっと挿入された大きな質量に、満足するようなため息をつく。
しかし、その直後からの激しい動きに翻弄されていく。
「やっ…すごい…っ、待って、もうちょ…っ、ゆっくり……っ」
ようやく自由になった両手で、彼女の背中にしがみついた。
大きな水音が響きそれを指摘され、恥ずかしさを覚える間もなく絶頂が近づいてくる。
彼女の動きが早まるにつれ、自分もどんどん相手を締め上げていく。
「中…?えっ、うそ……!……んん……っ」
中で吐き出されたものが自分の奥に当たった瞬間、身体を硬直させて達する。
まさか彼女が射精できるとは知らず、達したにも関わらず少し混乱する。
荒い息を落ち着かせているうちに、自分の醜態が次第に蘇ってきて表情にショックの色が浮かんだ。
「ご…ごめんなさい、私…護身術を教えてもらうはずだったのに」
結局最後は自分が誘ったのではないかと頭を抱えたくなる。
「はぁっ、はぁ……。…不覚、こんな子供に…」
子供(奏の本当の年齢を知らないので)相手にかなりの快感を覚えたのが恥ずかしかったのか、
精液をシーツで拭って身なりを整えながら、赤い顔をして奏を見つめる。
>私…護身術を教えてもらうはずだったのに
「…? ああ…そう言えば、そうだったな。忘れてた。じゃあ、改めて教えてやろう」
奏の頭を撫で、呼吸が整ってきたのかまた淡々とした口調に戻る。
「急所は蹴ればいい。あとは頭突きしろ。お前のチビさを一番生かせる攻撃方法は頭突きだ」
物凄く適当なアドバイスをし、刀を腰に差す。
「ところでお前は幾つなんだ?私は……今年で十五だが。
こんな屋敷に勤めているくらいだ。年下に見えるが、実は同い年ぐらいなのだろうな。
例え未成年であっても世間様というのは何かと厳しいものだが、くじけず頑張るようにな」
微妙に外れた予想をし、奏を励ましてから空き部屋をスタスタと出て行った。
「頭突き…?」
背が低かったら相手の頭に頭突きなんて出来ないじゃないかとも思うが、とりあえず
頷いておく。
>「ところでお前は幾つなんだ?私は……今年で十五だが〜
「15歳!?」
思わず驚いて大きな声を出してしまう。
「…驚いた、ものすごく大人っぽく見えたから……。
ありがとう、お互いがんばりましょうね」
複雑な思いを押し込めてにっこり笑って見せるがどこかぎこちない。
結局年齢を明かさず彼女を見送る。
「…周りがみんな自分より大人っぽいからって、私より年上とは限らないんだろうけど……」
自分の見かけを基準にするところが間違っているのだが、相当驚いたようである。
小さくため息を付き、シーツをはがしてベッドと部屋を元通りにする。
そしてそのシーツを抱えて部屋を出ると、洗濯室へ向かっていくのだった。
薄暗い廊下を進む影ひとつ。
フラフラしている。カートに縋るように進みながら、彼女は呻いた。
その有様たるや、なんだか危なっかしい。
「おな‥‥ぐ‥‥‥」
はみ出した言葉は途中で途切れる。
「ダメ‥‥‥無理‥‥‥」
へったりと座り込んだ。
食切れだった。
彼女がポケットの菓子包みの存在に気付くのは数分先のことになる。
「あっ!ちぃちゃんそれはダメっ……ひろくんもそれ触ったらばっちぃよ」
どうやら、すっかりやんちゃになった2人に振り回されているようだ。
「わぁ。ひよこ饅頭」
休憩室に置いてある饅頭の箱を見て喜ぶが、注意書きを発見。
「『1つだけ、青汁入りが隠れています』………?」
・・・・・・。
少し考えた後、
「飯塚さーん」
青汁入りを(たぶん一発で当てそうな感じなので)飯塚に判別してもらおうと
箱を持って部屋を出ていく。
やっとの事でなんとか2人を大人しくさせる。
「あっ!こら!タバコ吸う時は外って行ったでしょ!」
仕事から帰ってきた悠斗を迎え入れるのではなく、タバコを吸っていたという理由で追い出す。
『凛ちゃ〜ん、もう消したから入れてくれよぉ〜』
テラスで喫煙中。
玄関にて放置プレイ継続中。
どうやら中では、2人が泣いていてそれどころじゃない様子。
「おーい凛ちゃん、凛ちゃんってばぁー……」
ドアの前で、こんな事をしつつ待っていたのだが何事か?と思って出てきた隣人が数人。
「(やばい、なんか誤解されてるっぽい…)」
隣人の目に耐え切れなくなったのか、どこかへ逃げるように走り去った。
今日も潜入中。
トレイを持って客室の食器を下げるところだったが、チエの側を通りすぎる際にわざとらしく咳き込む。
「何なの?あの人。下品な感じ」
家から離れる事数q、見覚えのある建物が。
「仕方ない、今日はここに泊めてもらうしかないな、元従業員だしOKでしょう、うん」
もしかしたら何かイイコトがあるかも、と、バカな事を考えながら屋敷のチャイムを鳴らす。
チャイムが聞こえ、玄関ロビーにやって来る。
「ちょっと!誰か出ないの?……じゃなかった、今は私がメイドだったんだっけ」
無意識に他のメイドを呼ぼうとしていたが止めて、自分で応対する事に。
「…お待たせ致しました。いらっしゃいませ、御客様。本日は当家にどのよう御用件……」
一礼して顔を上げ、微笑んで客人の顔を確認したところで――
すっと表情が無表情になり、ドアを思いっきり閉めてしまう。が、
「…っと、そういうわけにもいかないわね。チッ」
舌打ちをしながら不愉快そうに再度ドアを開けてやる。
「何の用?」
凛香を奪われた事をまだ根に持っているらしく、かなり態度が厳しい。
「(誰が出てくるかなぁ〜、お盆だからみかささんとかは帰ってるっぽいし
杏ちゃんとかかな?いや、意外と新人さんだったりするかもしれないな、デヘヘ)」
>「…お待たせ致しました。いらっしゃいませ、御客様。本日は当家にどのよう御用件……」
「あ、こん……・ばんは………」
出てきたのは、よく知った顔、しかも何故か敵視されている梓紗だった。
「(なななな、なんで?いや、ちょっと待てよ実は凄い似てる子なだけかもしれない、うん、きっとそうだ)」
心の中で、我ながらの答えを出し、改めて出てきた梓紗?に顔を向ける。
>「何の用?」
出てきたメイドは、やっぱり梓紗だった、このなんともいえないとげとげしさがちょっとつらい。
「あぁーっと、別に大した用じゃないんだけど
なんていうか、その……実は、今日凛ちゃんに追い出されたんだよね、だから泊めてもらおうかな……なんて」
正確に言えば、忘れ去られただけなのだが。
>実は、今日凛ちゃんに追い出されたんだよね〜
一瞬きょとんとした後に、なぜかにっこり微笑みを浮かべる。
「まあ。そうでございましたか、『御客様』。では、客室にご案内致します」
わざとらしいまでに優しく言うと、客室に悠斗を連れて行く。
(ラッキーだわ! こいつがここに泊まってる間に私は凛香の家に行って、それで久々二人でゆっくりと……)
こっそりガッツポーズ&よからぬ妄想をしつつ
一応悠斗は客人なので冷たいコーヒーでも入れてやる。
「気にしなくていいのよ。今日は存分に ご ゆ っ く り(強調)おくつろぎ下さい。神川様」
しかし、アイスコーヒーを手渡す際に手をうっかり滑らせ、
「あら? …! やだ、滑……きゃっ!」
悠斗の頭の上へと中身を零してしまう。
しばし気まずい感じで、沈黙して固まってしまうが
恐る恐る声を掛けてみる。
「……。(やばい、これはさすがにちょっと怒る…?)
…申し訳ありません、大丈夫ですか」
梓紗の態度の急変に背筋に寒いものが走る。
「ど、どったの?ほら、いつもは蹴ったり叩いたりじゃん?………なんかこわ…」
微妙に怯えつつ、客間へと案内される、客室に案内されてからも梓紗の態度は変わらない。
>「気にしなくていいのよ。今日は存分に ご ゆ っ く り(強調)おくつろぎ下さい
「ほうほう、そうかそうか、ついにあーちゃんもオレの魅力に気付いたのかフフフ…」
普段褒め馴れてないのか、調子に乗り始める。
まぁ、毎回このパターンで凛香や梓紗に蹴られたり、叩かれたりしているのだが…。
すると、いつものタイミングで梓紗からの攻撃(アイスコーヒー)が。
> …申し訳ありません、大丈夫ですか」
どうやら、わざとではないようだ、と、そこで自分の着ていた服の事を思い出す。
上着はおきにの白生地のTシャツに、おきにの白デニムのズボン。
「あぁー!ちょ、これ凛ちゃんから貰った誕生日プレゼントなのに!
どうしよう、絶対怒られるって、やばいってばマジで!」
>どうしよう、絶対怒られるって、やばいってばマジで!
(なぁんだ、こいつが怒られるだけか。心配して損した。好都合だわ、ざまーみろ……)
動揺する姿に一瞬だけ意地悪そうに笑う。しかし、
「……って。好都合じゃないわよ!
あ、あんた、まさかバカ正直に私がやったって凛に言う気じゃないでしょうね!!」
一気に顔色を変え、悠斗の首元を掴んでガクガクと揺らす。
「そんな事したら私が凛香に嫌われるじゃないのよっ、言ったら絶対殺……じゃなくて、ええっと」
苦し紛れに悠斗の手を取り、突然体を摺り寄せる。
「ねえ、お願い…。私の事だけは凛には言わないで、内緒にしておいて。
その代わり何でも…言う事聞きますから」
悠斗の胸に指を滑らせ、色仕掛け作戦で口止めをしようとする。
「嘘じゃないわよ? だって今日は私達、『御客様とメイド』だもの……」
「絶対にイヤ!だってオレがやったって言ったら俺が何されるかわかんないもん!」
このままでは確実に怒られるだろう、もしかしたらそれですまないかもしれない、悠斗は悠斗なりに必死である。
>「ねえ、お願い…。私の事だけは凛には言わないで、内緒にしておいて
「はっ?」
梓紗からの思わぬ色仕掛けに、思わず間抜けな声が、いや、いつも間抜けなのだが…。
「(ここであーちゃんを庇うとオレが凛ちゃんに怒られるわけで
で、何もしなかったらきっと凛ちゃんは、あーちゃんの言う事だけを信じるわけで……。)」
「どっちみち怒られるのオレだけじゃん!?」
どうやら気付いてはいけない事に気付いたらしい。
「そうか、そうか、それなら仕方ないな、”お客様”だしなオレ」
何かが吹っ切れたのか、梓紗の色仕掛けに乗り、ベッドに押し倒す。
この屋敷に超高性能な外国産の汚れ取り(深夜のTVショッピングちっく)があったりするのだが、気付かない。
>どっちみち怒られるのオレだけじゃん!?
(そこまで気付く程の知能は一応持ってたのね……)
冷ややかな様子で悠斗を見ていたが、押し倒されて少しだけ鼓動が早まる。
「そうよ。…御客様だから、命令とかしてもいいよ」
気丈な姿を見せつつ、誘惑する事は忘れない。
「何だったら、中に出して…私も妊娠させてみる?……なんてね」
からかうように言い、片手で自分のスカートをたくし上げる。
「そんな事言って、実はあーちゃんしたかっただけじゃないの?」
ニヤニヤしながら梓紗の着ている服を徐々に乱していく。
実はたまに、家でもここで貰ったメイド服を着て何度かした事があるので、脱がすのはお手の物……うわ、なにをする…
>「何だったら、中に出して…私も妊娠させてみる?……なんてね
「そんな事したら、俺が凛ちゃんに殺される……
それに、本当に妊娠したら凛ちゃんと顔合わづらくなるんじゃない、あーちゃんは?」
梓紗の凛香に対する、物凄い執着心という物を知ってか知らずか、そんな事を言ってみたりする。
>本当に妊娠したら凛ちゃんと〜
「…っ。そこまで考えてなかった…。じゃあ、ヤダ…。中には出さないで」
言いながら、ちょっと自分が弱い立場に置かれているような気がして、ほのかに気持ちが昂ぶってくる。
(ん……。こいつ相手にでも、私…虐められて感じちゃうの?)
「あ…っ」
メイド服が徐々に乱れ、肌を晒されると、思わず疼いてきた下半身をモジモジさせる。
「んもう、何やってんの…。そんなんじゃ…だめ…」
普通に脱がせ始めた悠斗の手つきをもどかしく感じ、自分の体をうつ伏せにさせて
ショーツに包まれた尻を露にする。
「私、粗相したのよ? 今日は御客様でしょう…。ねぇ、もっときつく御仕置きしてよ…」
おねだりするように甘えつつ唇に指を咥え、段々その気になってくる。
「へぇ〜、あーちゃんって虐められて感じる子だったんだ」
笑顔を浮かべ、露になった尻を撫で回す、まるで楽しい事を見つけた子供のように。
指の動きに合わせ、ぐにぐにと形を返る尻の感触を楽しんでいたが、ショーツの中心部の色が変わっているのに気付く。
「ほら、もうこんなになってるよ、あーちゃんのえっちぃ〜」
染みの部分を何度か押すと、どんどん染みが大きくなり、粘度の高い液体が指に纏わり付く。
「ちょっと、我慢できなくなったかも」
そう言うと、仰向けに寝転がり自分の身体に梓紗を乗せ69の体勢になり、ショーツに手を掛けた。
しかし、こちらからは何もしない、どうやら梓紗から求めてくるのを待っているらしい。
>もうこんなになってるよ
「んっ……、ん、あぁっ…!」
軽い言葉攻めでも感じて、日頃見下している悠斗相手であっても愛液を簡単に滲ませる。
体勢を変えられるとすぐに目の前の悠斗のズボンに手をかけ、肉棒を取り出してパクッと咥える。
「ぁむっ…。んふぅっ、んっ、んんっ」
自分の下半身を気にしつつ、根元を手で撫でたりして口腔奉仕を続ける。
「…ま、まだ…?ですか…?」
焦らしに耐えかねてきている様子。
半分泣きそうな顔で、腰を悠斗に押し付けて目線でおねだりする。
予想通りの行動に、ニヤリと満足気な笑みを浮かべる。
「まだまだだよ、もう忘れたの?
今日はあーちゃんが粗相をしたんだよ、これはそれの御仕置きなんだから♪」
梓紗を虐めるのが、ちょっと楽しくなってきたのかこんな意地悪を言ってみたり。
「ほら、もっと強くしないといつまで経っても終わらないよ」
何時もとは違う、少し強めな口調でそう言うと、腰を少し動かし梓紗の喉奥をコツコツと突く。
しばらくそうやって楽しんでいたが、梓紗の秘裂からポタポタ落ちてくる愛液に気付く。
「はしたないなぁ、こんなに濡らして、恥ずかしいとか思わねぇ?……聞いてる?」
そう冷たく言い放つと、いきなり秘所に指を突き入れる、もちろん入れるだけ。
「あぁん…ん。そんな、こ…こんなのって……ひゃうっ!?」
口内の逸物が暴れて咳き込みそうになるが、命令通りにおしゃぶりを激しくする。
「申し訳、ありません…っ。ちゅっ、んんっ…ん…くっ。んふぅ…」
>こんなに濡らして、恥ずかしいとか思わねぇ?
「ふぁぁっ! はぁ、はぁ…。だってぇ、悠斗、様…が…意地悪言うから…」
口から離した逸物を今度は乳房の間に挟んで擦りつつ、途切れ途切れに返事をする。
「意地悪だから、んっ、すごく感じちゃうの…。…でも、もっと…。もっと叱って欲しい、です…」
逸物の様子をマジマジと見て
「うふふっ。あん、大きい……。こんなの、入ったら…私きっと壊れちゃう」
うっとりとした感じで、そんな言葉を漏らしたり。
一通り乱暴に秘所を掻き混ぜると、指を抜き騎乗位の体勢にすると、秘所に逸物を当てる。
そして、一気に突き上げる、愛液の量が凄まじいのか何の抵抗もなくするっと入った。
「うわっ、すっげぇ中やべぇよ、半端無い」
予想以上の刺激に、思わず腰を引きそうになるが、ぐっと堪えガンガン突く。
部屋には、互いの股間部から発する水音と、2人の激しい息遣いが響き、ちょっと厭らしい。
体勢を正常位に変え、さらに強く突き入れていく。
「ほら、入ってる所丸見え、やらしー
それにしても、あーちゃんがこんなマゾっ娘だったなんてね、凛ちゃんもびっくりするよきっと」
無論、悠斗は2人が肉体の関係済みというのは知らない。
「あー、やばい、どこに出して欲しい?このままだったら中に出すよ、最近してないから孕んじゃうかもね」
などと、梓紗を追い込むような事を言いつつも腰の動きは緩めない、むしろ早める。
ようやく侵入してきた逸物を咥え込み、自らも上下に動く。
「あっ、んっ、はぁっ…はぁっ…。すごい、私のアソコ…ん、んぅっ。変になっちゃうぅっ」
快感に打ち震え、時折頭を左右に振る。
「悠斗さまぁっ、ガンガン突いてっ、私なんか…どうなってもいいのっ」
思わず腰を振りながら、大きな声を出して乱れてしまう。
「きゃうっ」
>正常位に変え、さらに強く
きゅっと目を閉じて、言葉責めと同時に与えられる激しい突き入れに悦んでいるのか、嬉しそうに喘ぐ。
「やぁぁんっ、いいっ…! あ、あんっ! 凛……、ごめ、ごめんなさい…っ。でも…っ」
>最近してないから孕んじゃうかもね
なりふり構わぬ様子で悠斗に目一杯おねだりする。
「はいっ…。ください、中に…っ。私も凛香みたいに、あなたの子を妊娠させて下さいぃっ!」
ぎゅっと悠斗に抱きついて、彼より先に達して膣を締め付ける。
梓紗の言葉を受け、遠慮無しにガンガン突き続ける。
「うわっ、く……ちょ、本当にやばいかも…」
徐々に高まる射精感を堪え、ラストスパートをかけ、一気に梓紗を上り詰めさせようとする。
>「はいっ…。ください、中に…っ。私も凛香みたいに
「やばいって、うわっ!ちょ、本気まず、い……っく!!」
最初から中に出す気などは無かったのだが、梓紗に抱きつかれ身動きが取れない
その上、激しい締め付けに限界寸前だった逸物が耐えれるわけもなく、熱い白濁で梓紗を汚していった。
「くっ……はぁぁ…」
しばらく、繋がったまま身体を重ねていたが、ゆっくりと逸物を抜き取り、ごろんと横たわる。
「(あぁー、こんなんばれたらやばいかもなぁ〜……もし本気で出来てたらどうしよ……)」
チラッと梓紗の秘所に目をやると、本当に自分でこんなに?というほどの白濁が溢れていた。
「はぁはぁ、すごい…あんたって結構エッチ、激しかったんだぁ……ちょっとだけ見る目、変わっちゃうかも…」
ベッドに倒れたままでそんな事を言う。
「でも」
>チラッと梓紗の秘所に目をやる
視線に気づいて起き上がると突然、悠斗を蹴る。
「あんた、バカ?本気で妊娠なんかするわけないじゃない。
ちゃんと薬ぐらい飲んでるわよ。そんなのこんな所に来るからには常識でしょ」
さっきまでのしおらしい態度はすっかり消え失せ、さっさと身支度を直し始める。
「約束通り、服の事はあんたが勝手に汚した事にすんのよ。いーわね。
破ったら中出ししたこともバラすから、そのつもりで」
メイド服を着込むと客室を出て行こうとする。
が、おもむろに戸口付近で振り返り――
「……そうだ。今日はここに泊まるんでしょ?
だったら私、この隙に家に行ってー、凛と今からもう一発やっちゃおーっと。それじゃーね♪」
悠斗をほったらかして、今からの楽しみにウキウキしながら部屋を出て行くのだった。
「ぐはぁ!」
脱力した身体には致命的な一撃により、一瞬意識が飛びそうになるが耐える。
「せ、世界が狙えるぜ………がくっ…」
意味不明な言葉を残し、その場にばたっと倒れこむ、まぁただ疲れて寝ただけなのだが。
その頃神川家では……
「はいはい、よしよし……ったく、一体何してんのよあのバカ悠斗はっ!
朝帰りなんかしてごらんなさい、絶対、ぜぇーったいに許さないんだから!」
それまで愚図っていた、寛貴がピタッと泣き止み大人しくなる、母親の異変に気付いたのだろうか。
この後、梓紗が家を訪ねて来たのだが、千夏と寛貴がずっと愚図っていたせいで朝まで2人してあやすのであった。
寝息を立てている雅志を起こさないようにして、静かに料理雑誌のページをめくる。
何か気に入ったレシピを見つけると、それを自分のノートに書き込んでゆく。
夜、静けさに包まれる屋敷の前に一人の青年が立っている。
旅行鞄を一つ持った、年の頃18くらいの青年は、眼前にそびえる大きな屋敷に圧倒される。
「…話には聞いてたけど、改めて見ると凄いな…。
ま、怖気づいてもしょうがないか…。今日から、ここで世話になるんだし」
気合を入れるように手の平で頬を叩き、ゆっくりと手を伸ばして呼び鈴を鳴らす。
ノートに書き込んだレシピを少し試してみるべく厨房に向かっていると、
ちょうど呼び鈴が聞こえたのでそのまま玄関に直行する。
「こんばんは、どちら様でしょう?」
扉を開くと、今だ残る外気の熱が屋敷の中に吹き込んでくる。
最近、クーラーにすっかり慣れてしまっている自分の身体にはとても暑く感じられた。
厨房に皿を下げるのを手伝っている。
カートを使わずに大量の皿を下げる動作は一見危なっかしいのだが、
それなりに腰の入った動作だったりする。
195 :
神楽坂 俊樹:2005/08/13(土) 21:46:52 ID:HlLEc6A0
少しして、対応に出てきた女性の美しさにドキッとしながら、平静を保って頭を下げる。
「えーっと、初めまして。俺、神楽坂 俊樹(かぐらざか としき)って言います。
父がこの屋敷の持ち主さんと知り合いらしくて…ちょっとした事情で、世話になる事になったんです。
昼のうちに父のほうから連絡が行ってると思うんですけど…聞いてませんか?」
言いながら、身分証代わりの学生証を女性に見せる。
もし、門前払いされたらと思うと不安で、どことなく落ち着かずにそわそわしてしまっている。
「はい、少々お待ち下さい」
とりあえず神楽坂俊樹と名乗る青年を玄関に迎え入れ、小走りで執務室へ向かう。
同時に、携帯電話で雅志のお守りをりくに頼みつつ。
執務室で神楽坂のことについて確認を取ると、大急ぎで戻ってくる。
「確かに連絡は入っていました、お待たせしてしまって申し訳御座いません。
これからお部屋に案内致しますが――何かお荷物等ありますか? お持ち致しますので」
197 :
神楽坂 俊樹:2005/08/13(土) 22:03:12 ID:HlLEc6A0
そんなに急がなくていいのに…と思いながら、玄関で女性が戻ってくるのを待つ。
玄関だけでも実家の数倍の広さがあることに驚きながら見回していると、女性が戻ってくる。
「あぁ、よかった。これで追い返されたら路頭に迷うところでしたよ…。
え、荷物ですか?…ま、この鞄一つですけど。じゃ、悪いですけどお願いできますか?」
ローラー付きの旅行鞄を女性に手渡して、てくてくと後ろを付いていく。
廊下の豪華さに感嘆しながら、ふと女性の名前を聞いていないことに気付いて。
「あのー、すいませんけど…よかったら、名前教えてもらえません?
俺だけ教えて、その…メイドさんの名前を知らないってのも、不公平な気がするし」
メイド、という単語に少し恥ずかしさを感じながら尋ねる。
198 :
神楽坂 俊樹:2005/08/13(土) 22:05:42 ID:HlLEc6A0
屋敷の豪華さに気を取られて、思わず壁にぶつかりそうになってしまう。
幸い、前を歩く女性には気付かれなかったらしい…ほっと一息つく。
(次からは気をつけよう…見られたら、笑われちゃうからな)
「ふふっ、私は里村志保と言います」
恥ずかしそうにしている青年につい微笑んでしまう。
また、彼がその広さに驚いている屋敷で働いている自分を誇らしく思いつつ。
「こちらが神楽坂様のお部屋になります。
お屋敷のことでわからないことがあったら、何でも遠慮なく仰って下さい」
執務室から連絡があった通りの部屋に神楽坂を案内する。
「それと… その内線電話ですぐ執事たちやメイドたちに連絡できますので、
何か伝えたいことや足りないことがあれば、すぐにお申し付け下さいませ。
それと神楽坂様はもうお風呂は済みましたか?
お疲れでしたらお休みの準備もすぐに整えますけれど……」
200 :
神楽坂 俊樹:2005/08/13(土) 22:25:04 ID:HlLEc6A0
「里村、志保さんですか。…あっ、じゃあ志保さんって呼んでいいんですか?」
きょろきょろしている様子に微笑まれたのが恥ずかしくて、頭をかきながら言う。
案内された部屋の広さにまた驚いて、首を振る。
「やっぱり、俺の実家とは比べ物にならないな…ってか、比べるのが失礼かな。
あ、あぁ、はい、分かりました。まぁ、何かあったらその都度聞いていきますよ」
制服のネクタイを緩めながら、志保の言葉に頷く。
と、風呂に入ったかどうか聞かれて、汗をかいている自分の身体を思い出す。
「いや、さっきまで外にいたから…蒸し暑さでちょっと汗かいちゃってます。
すいませんけど、浴室まで案内してもらえます?一人じゃ迷っちゃいますから」
苦笑いしながら、頼んでみる。
>>200 浴場までの案内を頼まれ、快く了承する。
「こちらが脱衣所、そのさらに奥が当屋敷の大浴場となっています。
……どうぞ、お先に入っていて下さい。
着替えやバスタオルを用意し次第、お背中を流しに参りますので」
と言って、神楽坂を脱衣所へと送り出す。
彼が服を脱いで浴場へと向かったのを確認すると、
バスローブなどを神楽坂の脱いだ服が入っている籠に収める。
そして自分も服を脱ぎ、大きめのタオルで身体の前面を隠しながら浴場へと向かう。
202 :
神楽坂 俊樹:2005/08/13(土) 22:47:52 ID:HlLEc6A0
「大浴場…どれくらい大きいか、見当も付きませんね。
数人…いや、下手すりゃ十数人入れたりするのかな…って、えっ?」
背中を流しに来る、という志保の言葉に聞き返そうとするが、その隙もなく脱衣所に押し込まれる。
妙に早く動く心臓を気にしながら、服を籠に入れて腰にタオルを巻きつける。
「あの顔は冗談を言ってる顔じゃなかったよなぁ…父さんが言ってた事も、嘘じゃなかったのかな…。
…って、こら、主張するな、主張をっ!……くそっ、こうなりゃヤケだっ」
ぶつぶつと呟きながら、タオルの下で盛り上がっている股間に悪態をついて、浴室に入る。
もう驚くのにも飽きたのか、大きな溜め息を一つついて浴室を見回していると…誰かが入ってくる気配を感じる。
「…し、志保さんっ…ほ、本当に来たんですねっ。あ、あははっ…」
さっとタオルの上から股間を手で隠して、顔を真っ赤にしながら志保のタオル越しの身体に目が奪われる。
「ええ、もちろん来ました。嘘を言うはずありませんよ、お仕事ですから。
…それとも神楽坂様は、お一人でお風呂に入るほうが落ち着きます?」
真っ赤になってしまっている神楽坂の様子を楽しみ、そうからかってみる。
だがすでに彼の後ろに座ってタオルにボディーソープを注いだりし、
客人の背中を流す用意は万端だった。
「……付かぬ事をお尋ねしますが、神楽坂はこういう事は初めてですか?」
神楽坂の背後から、耳元にフッと息を吹き掛けるようにして訊いてみる。
そして泡だったタオルで彼の背中を擦り始め、返答を待つ。
204 :
神楽坂 俊樹:2005/08/13(土) 23:07:47 ID:HlLEc6A0
「い、いや、志保さんみたいな綺麗な人と入れるならいくらでもっ…!
で、でも、魅力的すぎて俺もちょっと落ち着かないかなー、なんて…あははっ」
余裕たっぷりでからかってくる志保とは対照的に、思いっきり混乱している。
それでも大人しく風呂椅子に腰掛ける…股間を意識しすぎるせいで、若干内股になっているが。
「こ、こ、こういう事って…えっと、まぁ、恥ずかしながら……はうっ!?」
耳元に息を吹きかけられ、ぞくぞくっと快感が背筋を駆け抜けていく。
背中を擦られてくすぐったそうにしながらも、気持ちよさそうな表情になる。
「この屋敷に来る前に…父さんから聞かされました。…その、こういう奉仕もする、って…。
俺、志保さんだったら喜んでお相手してもらいたいし…って、何いってんでしょうね、俺っ…」
丁寧に背中を擦られ、首筋に志保の息を感じながら、恥ずかしそうに小声で呟く。
「ふむ……まあ、疑心暗鬼に駆られるのもやむなし、か……」
ゴミ箱に捨てられていたダイレクトメールの山から発掘された往復はがきを、発掘したメイドから受け取りつつ。
「とはいえ、性善説とまではいかんが、過敏な反応はしないでもらいたいものだな……
……あいつは言っても聞かないような気がするが……」
と、まとめて捨てた張本人である屋敷内の某問題児メイドを思い浮かべ、ため息を吐く。
「そう、寝食などでの高度なサービスはもちろん、
性についてのサービスもあるんです。例えば、こんな……」
石鹸の泡でぬるぬるになった神楽坂の背中に乳房を押し付けて、
胸をタオル代わりにするようにして彼の背中を擦ってゆく。
「ん…っ、お背中はこんな、ものでしょうか。次は前…… ですね」
神楽坂の背中を胸で擦った際に自分も感じてしまい、頬を軽く赤らめる。
けれども彼よりは依然として落ち着きながら。
「ふふっ、ここも綺麗にしましょうね…」
ボディーソープを数滴絡ませた手を神楽坂の股間に回し、
色々なところを丁寧に洗ってやる。
207 :
神楽坂 俊樹:2005/08/13(土) 23:27:41 ID:HlLEc6A0
「うわ、うわ、うわわっ!?し、志保さんの胸が、当たってるっ…!
す、すっごい柔らかい……それに、ちょっとポチッとしたのが、分かりますよっ…」
背中を胸で擦られると、少し硬くなった先端を感じる。
志保の柔らかい胸に翻弄されて、志保の言葉と行動にはまったく気付かずに、
「えっ…えぇっ…!し、志保さん、まずいですって、いきなり、そんなっ…!
くぁっ…志保さんの手が、俺のを、洗って……うあっ、マズッ…!!」
後ろから反り返った肉棒を柔らかい手で洗われて、耐える間もなく爆発する。
びくびくと震えながら精液を吐き出し、床だけでなく志保の指も白濁に染めていく。
「…ご、ごめんなさい、志保さんっ…。情けないですよね、俺っ…」
肉棒から残滓を零しながら、俯いて呟く。若さゆえか、肉棒は未だに萎えていない。
「ふーあー」
伸び。
夕食の片付けを終えて、食堂の椅子に腰掛けている。
突っ伏した。
(ん〜‥‥‥新しいお客さんが来てる‥‥‥‥)
突っ伏していると聞こえてくる環境音に耳を澄ましつつ、しばしの休息。
「今日の客は……ふむ、あいつの息子か……
まだ若いからな、志保相手だと色々大変だろうが……まあこれも試練だ」
主人だからといって、妙に偉そうに言ってみる。
まあ、志保は優秀なメイドであるし、トラブルは起こさないだろう。とか思いつつ。
>>207 「ううん、情けなくはないですよ。最初は誰だって慣れていなくて、早いものなんでしょう?
それに、これから鍛えればいいんです。一人前の殿方として。
神楽坂のお父様だって、そのことを思って神楽坂様にこのお屋敷を勧めたんだと思います」
飛び散った白濁に嫌な顔ひとつ見せず、淡々と粘液や石鹸をシャワーで流してゆく。
「それにしても…… 元気、ですね。こちらを先に処理したほうがいいのかな…
……うん、そうしましょう。あ、あの…… 神楽坂様、失礼しますね」
そう言って、一度射精しても衰えない神楽坂の逸物を口腔内に収めてゆく。
彼の尿道内に残った残滓の味を感じながら。
212 :
神楽坂 俊樹:2005/08/13(土) 23:48:43 ID:HlLEc6A0
>>210 「志保さんっ…あ、ありがとうございます、励ましてくれて…。
…そうですね、頑張る…って言い方も変ですけど、立派な大人になって見せますっ!」
自分の欲望を洗い流す志保の方を向いて、顔を真っ赤にしながらも笑顔で言う。
…が、今度は硬いままの肉棒を口に咥えられて、その暖かさに身体が震える。
「うぁっ…し、志保さっ……!志保さんの口の中、すっごい暖かいっ…。
あ、あの、我が侭ですけど…志保さんのおっきなおっぱいで、俺のを、挟んでくれませんか…?
それで、舐めてもらったり…。な、なんかAVみたいで、興奮しますからっ…」
若さゆえの暴走か、自分の股間に顔を埋める志保にお願いする。
これで嫌われたら、それはそれで仕方ないと心の隅で思いながらも、応えてくれる事を願っている。
夜も更けてきたので、そろそろ――などと考えながら、腰を浮かす。
「今日は、特に夜伽は決められていないからな……誰がいいものか……」
手が空いたメイドはいないものか、とばかりに部屋を出る。
まるで獲物を探すようである。
>>212 「神楽坂様はそういうのがお好きなんですか? …軽蔑します」
卑猥な要求を聞いて、表情から笑みを消して見せる。
「…あっ! 御免なさい、嘘です嘘。なんだか神楽坂様を見てると可愛いくって」
だがそれも数秒の出来事。軽く謝罪した後、即座に元の表情へ戻らせた。
「…こ、これでどうでしょう? 柔らかさ、きちんと感じてもらえています?」
授乳を経験したことのある福与かな双乳で、神楽坂の大きくも初々しい逸物を包む。
胸に伝わってくる逸物の逞しい熱に軽く欲情してしまいながらも、
落ち着いてゆっくり胸の感触を彼に楽しませてやる。
「ん… ちゅっ、ちゃぷ… ん、んんっ…」
逸物の亀頭部分を唇で咥え、自分の頭を前後に揺すり始めた。
>>213 まだ食堂にいた。
食堂は広い。小規模なパーティにも使われる部屋である。
変えられたばかりの白いテーブルクロスには染みひとつない。
その片隅、申し訳程度に弾かれた椅子がある。
少しだけのつもりだったのだが、夜を前にして、暑さに参った身体は重かった。
‥‥‥‥完全に意識を失っている。
>>215 「……ん?」
食堂を通りかかると、中でメイドが一人倒れて……いや、眠っている。
というか、一見すると死にそうな感じで倒れているように見えなくも無いあたりが、何とも言えない。
「おい、そんなところで何をしている?」
217 :
神楽坂 俊樹:2005/08/14(日) 00:08:35 ID:M26MaG5D
>>214 志保の冷たい言葉にショックを受けて固まるが、続いた言葉になんとか意識を取り戻す。
「よ、よかった…本当に軽蔑されたら、どうしようかと思っちゃいました…。
可愛いって、喜んで良いのか微妙ですけど…でも、志保さんに言われると悪い気分はしないですね」
硬く勃起した肉棒を柔らかい胸に挟まれて、その卑猥な光景に唾を飲み込む。
ゆっくりと動かれる事で与えられる快感を味わいながら、今にも腰が砕けそうになる。
「は、はいっ…志保さんのおっぱい、すごく柔らかいですっ…。
気を抜いたら、またすぐに出ちゃいそうで……うあっ、またっ…!」
先端を咥えられて、淫猥な水音を立てながら舐められて肉棒からは先走りが滲み出る。
快感に耐えるように志保の頭に片手を添えて、湯気で少し湿った髪の毛を壊れ物を扱うように梳く。
「あふっ…志保さん、すごく気持ちいいですっ……ちょっと、俺も頑張りますねっ…」
絶えず与えられる快感に翻弄されながら、空いた手を肉棒を挟む乳房に添える。
その頂点で主張するように尖る乳首に狙いを定めて、指で摘んで転がすように弄り始める。
>>216 「‥‥‥‥‥‥‥‥!」
主人が食堂に踏み込んだのに気付いてビクっとした所で言葉が飛んできた。
全身の毛が逆立ったと思った。無論、錯覚なのだが。
理性が四肢に命令を出しているが、全く応じない。重い。鉛のように重い。
一秒にも足りない程度の時間、桂は渾身の努力をして‥‥‥
なおも襲い来る睡魔に、それを放棄した。
「すー‥‥‥」
要するに、やっぱり寝ていた。
>>217 「ん、んんん……っ!」
奉仕の最中に敏感な部分を弄られ、息遣いに熱いものが混じる。
神楽坂が与えてくる快感に身を任せようかとも思ったが、
ここで中途半端に奉仕を中断してしまうわけにはいかない。
胸の内で燃え上がってくる劣情の炎に心を焦がしつつ、
彼の逸物に対して懸命に快感を与えていく。
「んっ、あぁっ、神楽坂様もとてもお上手です…っ」
息が続かなくなって、とうとう逸物から口を離してしまう。
「……も、申し訳御座いません。今度は、こちらで…」
自分の奉仕が至らないお詫びにと、立ち上がって壁に手をつく。
そうして神楽坂のほうに尻を突き出して、秘所を自分の指で割り開いて見せた。
>>218 「おい」
少々こめかみをピクつかせ、語気が強まる。
一応、こっちの言葉には反応したようだが、それでもこんなところで、しかも主人の前で寝るなど度胸が良い。
むろん、悪い意味でだが。
「……おい桂。なんでこんなところで寝ている? サボっているわけ……ではなさそうだが?」
歩み寄り、彼女を起こそうと肩を揺すってみる。
>>220 肩をゆすられて、ようやくこちら岸へ戻ってきた模様。
なのだが、意識は未だに大気中。
「ん、ん‥‥‥‥」
細い呻き声と共に、
ゆすられた折にぶっつけた額を押さえて頭を起こす。肘はついたまま。
だんだん意識と同時に、瞳孔に光が宿り始める。
そのまま数秒。
「‥‥‥‥っ」
肩を跳ねさせて飛び起きた。
「あ、あや、ぅ‥‥‥あるじさま‥‥‥‥?」
ようやく、居眠りの発見者に気付いたらしい。
222 :
神楽坂 俊樹:2005/08/14(日) 00:28:48 ID:M26MaG5D
>>219 乳首を弄るたびに、奉仕を続けながら呻く志保を、可愛らしいと思う。
それと同時に悪戯心も起こるのか、志保と競い合うように互いに快感を与えていく。
「志保さんにそう言ってもらえると、自信が湧いてきますよっ…。
んっ…俺も、そろそろ限界でしたから……って、志保さんっ…すごい、格好…」
目の前でお尻を突き出し、指で開かれた秘所を赤面しながらまじまじと観察する。
何かに取り付かれたように腰を屈めてお尻を掴むと、舌を伸ばして開かれた秘所を舐め回す。
「んちゅっ、じゅるっ……志保さん、濡れてますね…これ、お湯じゃないですよね…?
志保さんの愛液、美味しいですよ…もっと、俺に飲ませて下さいよっ…」
啜る音を浴室に響かせながら、指を一本恐る恐る挿入して、ゆっくりとかき回す。
愛液を啜る音と、秘所をかき回す音が重なり合って響き、より一層羞恥心を煽る。
>>221 「おはよう桂。目覚めはどうかね?」
と、見た目は至極穏やかに。
でも目の奥は笑っていなかったりするあたりコワい。
「頭はもう働いているか? なんでこんなところで寝ている?
疲れたなら誰かに言って休めばいい。体調を崩してもらっても困るからな」
サボっていたのかどうかはまだわからないので、遠回りに問い詰める。
……というか、メイドの分担を執事任せにしていなかったらすぐわかったのだが。
>>223 「〜〜〜〜〜っっ」
萎縮している。何か言おうとするが言葉になっていない。
なんとか捻り出した言い訳はというと、
「え、えと、ここの片付けが終わったから次の仕事まで少し時間あるしすこし休もう
と思って腰掛けていたらお昼の仕事が離れの掃除で暑かったから身体が重くて
気付いたら‥‥‥ぅ」
頭が覚醒しきっていないのも手伝って、だだ漏らしだった。
>>222 「んぁ、あぁ… かっ、神楽坂様、そんな、出そうと思って出るものじゃないんですから…
でも…… そんなに舐められたら… あっ、そ、そんなに音立てないで下さい……
お風呂場だから、とても響いて…… あぁっ、んんんっ!」
注意した神楽坂が行う舌での愛撫よりも、自分の嬌声の音のほうが大きい。
そのことに気付いてしまうと凄く恥ずかしくて、顔を俯けてしまう。
おっかなびっくり秘所の中を掻き回してくる指の動きは稚拙なものだったが、
それだけに予想のできない動きで別な意味で心地よい。
「あんっ、蕩けちゃいそう… ねぇ、神楽坂様…… もう入れて下さい。
私…… 我慢できません。これ以上焦らされたら、どうなっちゃうのか…」
>>224 「なるほどな……素直で結構」
桂の答え――というか最早暴露だが――に大きく頷く。
「……確かに、疲れているようだな。
わかった、今日はもう残っている仕事はしなくて良い。
その代わり――」
言いながら、彼女の体を弄り始める。
「今日は私の相手をしてもらおうか?
今ここで疲れれば、一発で眠れるしな」
227 :
神楽坂 俊樹:2005/08/14(日) 00:51:33 ID:M26MaG5D
>>225 「志保さん、すっごく可愛いです…。でも、俺ももう我慢できませんからっ…」
最後にもう一度だけ啜って立ち上がり、挿入を待ち望む秘所に肉棒の先端をあてがう。
触れ合っただけで快感が身体を駆け巡り、必死に堪えながら腰を押し進めていく。
「入って、いってますよ…志保さんっ…!
志保さんの中に、俺のが…くぅっ、溶けちゃいそうだっ…」
志保のお尻を掴みながら挿入を続け、ようやく根元まで押し込む。
膣内の暖かさと締め付けに、暴発しそうなのを堪えてゆっくりと腰を動かし始める。
「志保さんっ…初めてだから、下手ですけどっ…気持ちよくなってもらうために、頑張りますからっ…!」
一突きするたびに性器が擦れ合う感覚に震えながら、肌をぶつけ合い、かき回していく。
>>227 潤い十分な膣内に侵攻してくる逸物の圧迫感に、
抱いていた快感への期待感がより大きく膨らんでくる。
「…あぁっ! 神楽坂様ぁ……」
胎内に生まれる他人の、卑猥な部分の体温。
それを感じて、どうしようもない劣情への欲求が思考を支配し始める。
「そんな、下手だなんて… 大丈夫、これなら今のままでも十分……
ひぁ、あぁぁっ、そんなに強くしちゃ… あ、あぁ、あぁぁっ!」
人間の本能から繰り出される荒々しい突き上げに、すぐに達してしまう。
逸物を根元まで膣内に呑み込んだまま、きつくそれを締め上げた。
>>226 意訳:サボったの見逃してやるから夜伽をやれ。
そんなことを考えながら、黙って肯く。そして、
「‥‥いいです。好きにして下さい」
そう言った。
なんだか投げやりだった。自棄にも見える。
230 :
神楽坂 俊樹:2005/08/14(日) 01:13:39 ID:M26MaG5D
>>228 最初はゆっくりと腰を動かしていたが、初めての快感には抗いきれず、どんどん動きが早くなる。
激しく突き上げ、奥深くまで小突き、荒い息を吐きながらお尻を掴む手にも力がこもる。
「志保さんっ…いい、いいですっ…!こんなに、気持ちいいなんてっ…!
いっ、くあぁっ…!志保さんの、中も…きゅうぅって、締め付けてきて、ますよっ…!」
さっきまで胸と口で責められ、この暖かさに包み込まれて射精欲が昂ぶってくる。
それに加えての、自分に貫かれて悶えている、志保の姿…これを見ては、経験があったとしても耐え切れなかっただろう。
「志保さんっ、俺も、もうっ……このまま、出しますよっ…くっ、うぁぁぁっ…!」
志保が絶頂を迎え、きつく締め上げられた瞬間に肉棒は膨れ上がり、大量の精液を志保の膣内に吐き出す。
前かがみになって志保に覆いかぶさる態勢になりながら、精液を吐き出し、溢れたそれが床に零れ落ちる。
「志保、さんっ…とても、気持ちよかったですっ…。
……って、そういえば、俺、あのまま中で……ど、どうしましょうっ…!?」
床にへたり込みながら余韻を味わっていたが、盛大に膣内射精した事に今さら慌てる。
>>229 >「‥‥いいです。好きにして下さい」
「……ダメだな」
と、一言で切り捨てる。
そして、桂の顎に手をかけ、
「夜伽とは、主人である私がするものではなく、メイドのお前のほうがするものだ。
これもメイドの仕事のうち。
『仕事をさせて欲しい』とここに来たのはお前のほうだろう? やりなさい」
どうもお前は積極性が無い……と小さく言いつつ、なおも命令してみる。
>>230 「それは…… 大丈夫、です。基本的に私たちは避妊薬を飲んでますので」
快感の余韻が身体中を駆け巡り、ぶっきらぼうにそれだけしか答えてやることができないでいる。
そのまま肩で大きく息をして、余韻が去るのをジッと待つ。
「……すごい、まだ元気なんですね…」
未だ潰えない神楽坂の精力に驚いて、そう漏らす。
目の前にこんなものがあっては、去るものも去らない。
とりあえずやるべきことは先にやっておこうと思い、
身体から絶頂の余韻が抜けきらないまま再び逸物を口腔内に埋める。
「ん、んん…っ」
自分の愛液と神楽坂の精液で汚れたものを唾液と舌で洗浄する。
「ぷはっ… じゃあ、そろそろ湯船に浸かりましょう。このままじゃ風邪を引いてしまいます」
柑橘系の果物がいくつか浮いている浴槽へと神楽坂を案内し、湯船へと浸かる。
「……ねぇ、神楽坂様。この中なら風邪も引きませんから――」
神楽坂に身を寄せ、彼の首筋へキスをする。
233 :
神楽坂 俊樹:2005/08/14(日) 01:38:51 ID:M26MaG5D
>>232 「避妊薬…そうですよね、そういうのを飲まないと、危ないですからね…」
心が少しだけ痛むが、それを押し隠して志保の身体を手で撫でる。
「あっ、えぇ…。やっぱり、興奮してるのかも…うぉわっ!?し、志保さんっ…?」
べとべとに濡れた肉棒を咥えられて清められ、誘われるがままに湯船に浸かる。
情欲の炎を瞳にちらつかせながら、誘うように身を寄せてくる志保の身体をそっと抱き締める。
「…ですね、風邪を引いちゃったらお仕事できませんし…お風呂なら、心配ないですよね。
ねぇ、志保さん。お願いがあります…苗字じゃなくて、名前で…呼んでもらえませんか?」
湯船の中で再び志保の膣内に肉棒を押し込み、乳房を掬い上げるように揉みながら言う。
>>231 「それも最もですね」
幼い風貌で苦笑した。やっとペースが戻ってきたらしい。
椅子を後方に押しやって立ち上がると、主人の前に立つ。
相手が向きを変えるに併せて膝を突いた。
器用に正面からベルトを外す。
ジィ、とジッパーの降ろされる音が無人の食堂に響いた。
空調の音だけが響く空間、衣擦れが幾つか。無音でモノが取り出された。
手のひらを上向けて捉え、そっと触りかける‥‥と、即座に根元を揉む形で刺激する。
「‥‥‥‥ここからでいいですか」
そう言って、先端に唇を当てた。小さな口をぐいと開いて、口に含む。
>>233 新たに与えられる快感に身を捩じらせて了承する。
「んんっ、わかりました… と、俊樹様ですね」
それだけ言うと神楽坂との行為に没頭し、再び閨の縁を結び始めた。
回を重ねるごとに巧みさを獲得していく彼の愛撫。
それに嬌声を以って驚嘆し、数え切れないほど逸物を達した膣肉で締め付けてゆく。
「あぁん… 本当に初めてだったんですか、俊樹様。
初めてだとは思えない、です…… んっ、あ、ああぁぁっ!」
神楽坂の逸物が萎えるまで行為を繰り返していると、いつしか意識が朦朧としてくる。
残り少ない思考の欠片を集め、現在自分がいる場所がどこなのか確認してみた。
するともう何時間も湯船に浸かっていることに気付き、急いで浴場から出た。
236 :
神楽坂 俊樹:2005/08/14(日) 02:09:48 ID:M26MaG5D
>>235 気が付くと、ふかふかのベッドの上でバスローブを羽織って寝ていた。
結局、浴場で何度交わったのか…途中から記憶が曖昧になっている。
「…志保さんが運んでくれたのかなぁ…?
あぁ、そう言えば自己紹介用の用紙を記入しないと…。
でも、また眠くなってきたし…今度で、いいよね…」
一人でぶつぶつと呟きながら、再び眠りに落ちる…。
>>234 「うむ、まあいいが……」
先ほどまでの無気力感がかなり気になるが、とりあえず置いておくことにする。
何よりようやく自分から動くようになったのだから。
「……どうせだ、もっと深く銜えなさい。
慣れているようだからできるだろう?」
と、調子付いて笑みなど浮かべつつそう命じる。
――もっとも、拒否したら強引にでもやるつもりだが。
「‥‥‥‥」
伏せ目のまま、黙って唇を進める。
歯を当てないように意識しながら、食むように。
規格が違うので多少、きついのだが、それもまた慣れ。舌を根元から絡めていく。
手のひらで根元に包み込むように握る様子は、何か大事なものを握り締める子供の挙動にも似る。
ぐいと手の方を押し出して、浅く、深く。
「ん、じゅ、ぅ‥‥‥すっ、じゅずっ、‥‥‥ふ」
>>238 「(おおっ、言ってみるものだな……)」
幼い見た目の割に性経験は豊富……とはいえ、見た目が押さなければ各部位も小さい。
もしかしたらそもそも根本的に、深くは銜え込めないのではと思っていたが……
「……ふふっ、桂、思っていたよりもいいぞ。
そうだ……ついでに、自分の手で自分の準備もしておきなさい」
と、この状況下で自慰まで強要する。
強要というか、どこまでできるか試しているような感じだが。
>>239 主人の思惑など知る由もない。
まだ硬直の始まらない逸物を支えつつ、幾度かの往復。
えずきそうになった所で往復を止めた。先端に舌を塗し、しつこく刺激する。まだ両手はモノから離さない。
時折袋の方を揉んだりしながら、奉仕を続ける。しばらくはそのままだった。
ひくん、と逸物に震えが走ったのを確認すると、根元を輪を作るように押さえて、開いた手で自らのスカートに手を伸ばした。
もどかしげに下着に手を伸ばして、上から刺激を始める。弱いと知った部分を、抹るようにメチャクチャに責める。
風情もなにもまるで無い高め方だが、効果は大きかった。少女の息が次第に荒くなってくる。
先端を弄りながら、搾り取るように根元を刺激することも忘れないのだが、時折指の輪を絞る。
自分が高まるのを待たせるように、射精を止めている形だ。
苦しげな表情。立ち方が崩れて、微妙に危ない体勢になっている。
>>240 頑張ってはいるが、さすがに呼吸しにくいこの状態を続けさせるのは難しいらしい。
「……んっ、よし、もう口はいい……」
桂が手で食い止めてくれたこともあり、かなり耐えやすかったが、これからが本番である。
やおら、彼女の体を持ち上げ、真っ白なテーブルクロスの上に横にすると、足を上げさせ、
彼女の秘所を守っていた生地――既に染みが浮かんでいる――を毟り取るように脱がしてしまう。
「……どうやら、お前は順序良くやるよりも、多少強引でも激しくやったほうが感じるようだな?」
先ほどの自慰の仕方を見て、そう言う。正直なところ、半分以上勘なのだが。
「さっきの短時間で、どんな感じになったかな……?!」
テーブルの上で足を開いている格好の桂に、半ば強引に逸物を突き入れる。
「?」
疑問符を浮かべるが、その後。
突然テーブルの上に身体を広げられて、眉を顰める。非難するような色。
下着を引っ張られた後に、延うような刺激が鈍く付随し、軽く後を残した。
食堂の照明を照り返す程度には濡れた秘所を、急に外気に晒された感覚に息を飲む。
主人の言葉に少し、ほんの少しだけ狼狽てた反応を見せるが、否定も肯定も無し。
耐えるように、テーブルクロスを強く手のひらに握った。
「あ‥‥んっ‥‥!」
入り込む異物の感触と、押し開かれる鈍い痛みに、殺した声が挙がる。
>>242 「……まだ……少し早かったかな?」
桂の表情が苦痛を訴えているのがわかる。
それ以前に、逸物にもリアルに彼女の中の感触が伝わってくる。
だが――
「……何も言わないのは、大丈夫だという意思表示として受け取っておくぞ」
彼女の腰を持ち、自分のほうへ少し引き寄せると、最初よりもより深く、逸物を押し込む。
体を重ねるように前に体を傾けると、そのまま腰を振り、ゆっくりと前後に抽送し始める。
侵入してきた逸物を、小さな身体はしっかりと捉えていた。
本人は眉をきつく寄せて息を吐く。そこには既に艶があるが、当人は苦しげだ。
準備が出来ていない、というのは、身体的なものだけではない。
端的に言うと、主に心の備えが出来ていなかった。
「っ、ふかっ‥‥‥ぁ、あ‥‥‥‥!」
生の、理性のフィルタを介さずに感覚を伝えてくる内部に逸物を押し込まれて、身体を引き攣らせる。
一度入ってしまえば苦痛は小さかった。ただ、最奥を突かれた刺激がダイレクトに伝わる。
止めない声を出してしまってから、譫言のように口にする。
「だめ‥‥!それ、だめっ‥‥‥‥」
初めての拒絶の言葉だった。
「っ――――ぅ、あッ」
腰が持ち上がり、内部がぐいと収縮する。快楽に応えたとも、抗ったともどちらともとれる形。
「っ、っぅ、あんっ、やっ、ああっ――――」
必死で歯を食い縛りながら、前後に擦れる度に襲って来るものに耐えている。
「ダメ――か?」
笑みを浮かべる。
一見すると、苦しんでいる姿を楽しんでいるようにも見えるが……
「じきに良くなる……それはお前も十分知っているだろう?」
処女ならともかく、彼女はそれを知っている。だからこそこうも言える。
今度は体を起こし、方や逸物が落ちそうなほど引き抜き、方や体を押し付けんばかりに押し入れる。
ゆっくりとした、だが長いストロークに切り替えて、桂に快楽を引き出さんばかりに腰を振る。
主人の言葉に、きつく目を閉じる。
ストロークが長くゆっくりしたものに変わると、後に引くものは快楽のほうが強くなる。
暴力的な刺激が止まれば、桂に襲い掛かってくるのは理性を溶かさんばかりの波。
「ひ‥‥‥ゃ、あ‥‥‥っ‥‥ぅ‥‥‥は、はッ‥‥‥‥」
挙がる声を抑えることは容易になった一方、四肢に込めた力は奪い取られていく。
穏やかにと、じりじりと。緩やかな動きにも関わらず、水気の音が耳に届いた。
呼吸だけが荒くなった。
おかしくなる。
口走りそうになる無数のうわごとを押さえ込んでも、波は引かない。
急くように、彼女の腰が跳ねた。
「……もうそろそろ、今度は別の意味で『ダメ』か?」
思い出したかのように、動きを早める。
腰を打ちつけ、膣内をえぐり、快楽を引き出し――追い詰めていく。
同時に、自分自身も限界への階段を上がりながら。
桂の体が小さい分、容易に中が満たされる。その分、他のメイドとするよりも、先端への刺激が多い。
やわらかいものを押し上げる感触を繰り返し、
「んんっ……そろそろ、終わりにするぞ、桂っ!」
最後に、奥底まで突き入れると、彼女の中に溜め込んでいたものを一気にぶちまける。
>「……もうそろそろ、今度は別の意味で『ダメ』か?」
そう言われて何か言いかけるのだが、膣内をめくるように抜ける感触に言葉にならない。
幾度か、無意味になりそうな吐息を繰り返してから
「だめ‥‥なんかじゃっ‥‥‥‥な、んぁあッ」
突き上げられて、言葉を途切れさせた。主人のモノは辛うじて収まってはいるが、用意に奥へと辿りつく。
びっちりと覆うために、刺激は強い。早さを伴う熱量と動作に、なんとか追いつこうと、気持ちの表層だけが焦った。
意識するよりも早く限界が来る。
「ぁ‥‥‥っ、あつ‥‥‥‥ひゃうっ、ぅ、ひぁっ」
精液をぶちまけられた時には、細かい絶頂を繰り返していた。
逸物を抜かれる過程にも幾度か、全身を震わせる。
確かに、彼女は疲れていたのかもしれない、と今更ながらに思ってみる。
「……ふぅ、ご苦労だったな桂。大丈夫か?」
もっとも、責め立てていた自分が言えた義理ではないのだが。
彼女に後片付けを任せ、食堂を出る。
夜とは言えまだ暑かったからか、少々汗をかいたらしく、服の中がイヤな感じになっている。
「……さて、寝る前にもう一度風呂にでも入ってくるかな……」
主人のねぎらいの言葉を、横たわったまま聞いた。
なんとか身体を起こそうとは思うものの、ついてこない。
‥‥‥‥場所が場所なので、このまま眠るわけにもいかない。
任された片付けをなんとか済ませて、部屋に眠りに戻りながら。
寝ぼけた状態からの行為だったからなのか、必要以上に感じてしまった所為か、現実感が無い。
(結局‥‥‥仕事、増えた気がする)
口に出すのも億劫に感じつつ、そんなことを考えた。実際増えていたのだが。
シャワーで済ませると、そのままベッドに丸くなる。
夢すら見なかった。
「あー……、あっちぃーーーーーーー……」
翠・遥・夕呼と一緒に屋内プールの掃除をしている。だが一人だけサボり中。
デッキブラシを持ってプールサイドに座り、小型扇風機を顔に当てている。
「ねぇねぇねぇー。てゆーかー、4人だけじゃ絶対終わんないってぇぇー」
自分はロクに働いてないが、足をバタつかせながらぶつくさと文句を言う。
「はっくしょん! はっくしょん!」
とーとつにくしゃみを2回。
冷房の効いた執務室の中……とはいえ、そんなに温度を下げているわけではない。
「……くっ、誰か噂でもしてるのか……?
2回だから悪口だな……」
「そういえば聞いたー? 休憩室のひよこ饅頭の話、超うけるよね。
青汁当たるの嫌だから誰も食べてなかったじゃん?……そしたらぁ、いつの間にか誰か当たってんの!
あっはっは、どこの間抜けよって感じよね」
ブラシを抱えて苦しそうに笑う。
「今日もまた暑いな……」
サンサンと照りつける夏の日差し。
それを涼しい自分の部屋から眺めつつ、そうつぶやく。
書庫の整頓と掃除をしている。
「高いところにある本が、全部埃だらけだわ。一度虫干しもしたほうがいいのかなあ…」
ハタキで本に積もった埃を叩き、少し咳き込んでいると急に書庫の電気が消えてしまう。
「あっ。…あれー、電気どうしちゃったのかしら」
梯子から降りてブレーカーでも見に行こうとするが、広くてどこに有るのかわからない。
「……。やだ、なんだか怖い」
一人ぼっちで不安になりながらも書庫内をうろうろし始める。
「うん? 停電か……?」
また誰かレンジとオーブンの同時使用でもしたのか?などと思ったが、
まだ食事時には時間がある。とはいえ雷も鳴っていないので、大事ではないだろう。
「……まあ、じきにメイドか執事の誰かが直すだろう。さて……」
今のうちに資料でも取ってこようと、席を立つ。
「……さすがに暗いか……」
書庫に来てみれば、まだ停電が直っていないのかさすがに真っ暗。
書庫故、直射日光を避けるために窓も無いから尚更である。
(ううー。嫌だなぁ、暗いのあんまり好きじゃないのに……)
メイド服のスカートを軽く摘んで持ち、足元を見ながらそろりそろりと歩く。
「とりあえず出口、出ぐち……」
すると足元に何かふにょっとした感触がしたので、そちらの方に視線をやってみる。
靴の先に子供のネズミが乗っている。
「きゃあっ」
驚いて声を上げて逃げ出すと、丁度近くにいた主人にぶつかる。
「! いたたた…。あ、御主人様〜……」
「電気、どうなっちゃったんでしょう。突然消えたから私、びっくりしてしまって…」
不安そうに主人を見上げてていたが、また今度は足元の方で何かカサカサと音がする。
「やっ、…な、何かいますっ」
主人の腕をぎゅっと掴み、怯えた表情になって床を見つめる。
>驚いて声を上げて逃げ出すと、丁度近くにいた主人にぶつかる。
「おおっと?! ……杏樹か?」
暗闇の中から突然現れた相手に気づく。
どうやらこの暗い中で、虫の音が怖いらしい彼女の肩に手をかけてやる。
「(……ふむ……)」
こうも怯えられると、イタズラの一つもやりたくなってくる。
「大丈夫だ、杏樹。私がついているからな」
言いながら、彼女を抱くように片手を背中に回す。
――そして、暗いことをいいことにこっそりと、露出している首筋を、つ〜っと軽く指でなぞってみる。
>つ〜っと軽く指でなぞってみる
「ひあっ、んっ……。……もう。驚かせないで下さい〜、御主人様」
悪戯に抵抗して見せるが、やはりまだ暗闇が怖いらしく
主人にぴったり体を寄せる。
「…でも、よかった。一人じゃなくて。
ごめんなさい御主人様、明かりがつくまで…もう少しだけ。側にいさせてください…」
少し肩を震わせながら抱きつく。
「暗いの、ダメなんです。不安になって、怖い事ばかり頭に浮かんでくるの…」
>ごめんなさい御主人様、明かりがつくまで…もう少しだけ。側にいさせてください…
「ああ、かまわんぞ」
主人は別に、暗闇も虫も怖くは無い。
構造がさっぱりわからない暗闇の中で、歩かなくてはいけないわけでもなし。
>不安になって、怖い事ばかり頭に浮かんでくるの…
「そうか……なら……」
主人の手が動く。
肩から滑り落ち、メイド服ごしに豊かな胸を確かめるように、その周囲を撫で回す。
「ついでだ、その不安も忘れさせてやろう」
別に部屋を出ればいいのだが、そんなことは口に出さず。
>その不安も忘れさせてやろう
「は、はい…。…ぁっ…。ん、ん…っ」
胸を愛撫されて甘く悶えると、今度は自分から主人の頬をひと撫でして、口付ける。
「ん……。…ふふっ、そうですね。
何かしてると、怖い事も忘れてしまいますものね。だったら…」
柔らかく微笑みかけ、ゆっくりその場に跪く。
一瞬主人を切なげな表情で見上げてから、
自分のメイド服の胸元をわずかに乱して乳房を露にし、主人のズボンに手をかける。
暗闇でよく見えないせいかつたない手つきで逸物を取り出すと
「……ちゅっ」
手を添え、音を立てて先端のみを口に咥える。
「…ん…ん」
口に咥えたまま、根元の方は乳房で挟んでから、本格的に逸物を舐め始める。
「ちゅぷ…っ。んっ、んんぅ…」
望めばそう動く。それは、メイドとしては必要なことで、メイドになるために覚えなければならないことでもある。
――もっとも、悪戯心が芽生えた今の主人が、そのままで終わらせるはずも無いが。
「……ふっ、積極的だな杏樹?
もう少し、先を吸ってくれるか? ……そうだ」
柔らかい胸が逸物を包む。
先端を、杏樹の舌が、唇が刺激する。
しばらくそのまま奉仕させておき――
「……よし、ちゃんとやるんだぞ……
お、ネズミ」
これ見よがしに口に出してみる。
いや、実際はいないが。
「はい……。んぷっ、…ちゅるっ…んっ、んっ」
膝立ちの姿勢で一生懸命に主人の逸物を咥える。
徐々に気分が乗ってきてうっとりしてくるが、主人の言葉に大きく目を見開く。
>お、ネズミ
「ん…っ!? んふぅっ…んーん、んんっ(御主人様っ、追い払ってください〜)」
眉を寄せ、怯えたような視線で何かを訴えながら奉仕を続ける。
が、伝わりにくいようなので諦めて、びくびくしながら更に深く肉棒を口内に咥え込む。
「ふぅっ…。ちゅぷっ、じゅるるっ……ん、んうっ」
時折足元に視線をやったりしながら、頭を前後させる。
「ふふっ、もうどっか行ってしまったようだな」
暗いからわからない、とばかりに悪びれずにそう言う。
「だが……」
思いもしない副作用と言うか……
杏樹が周囲を見回すおかげで、逸物が彼女の口の中であちこちに動き、割と気持ちいい。
一度、このまま出してしまうか、とも考えたが――
「……杏樹、もうそろそろいい。そのまま仰向けになりなさい。
大丈夫だ、埃っぽいのは書庫の上のほうだけのはずだからな」
メイドが仕事をサボっていなければ、という条件付きだが。
「そんなに周りを見回さなくても、近くには何もいないぞ?」
>そのまま仰向けになりなさい
「え? あ、はい…っ」
床の上にゆっくりと倒れ、上半身を少しだけくねらせる。
「御主人様…。私…」
片膝を立てて足を開き、自分の指を秘裂あたりに這わせてみる。
口腔奉仕のおかげでショーツの中心部には既に、愛液がじわりと滲んできている。
「やぁ……んっ」
「やだ…。わたし…あんなに怖がってたのに……」
疼いてきたのか、自分の意志とは別に指でくちゅくちゅと弄り始める。
「あぁっ…んっ、んん…」
だが主人の前で自分がしている行為の恥ずかしさに顔を赤らめ、目を閉じてしまう。
>疼いてきたのか、自分の意志とは別に指でくちゅくちゅと弄り始める。
「杏樹……待ちきれないのか? ずいぶんとイヤらしくなったものだな……」
そうしたのは半分以上主人なのだろうが。
仰向けになった杏樹の上に、覆いかぶさるように体を重ねる。
胸元にある服をさらに脱がし、片方の胸の先端を、くにっと弄る。
「……しばらく、お前の胸だけで楽しませてもらおう。
弄りたかったら、自分で下の口を弄っていて良いぞ」
にやっ、と笑みを浮かべ、そのままもう片方の乳房を絞るように掴むと、先端を口に含む。
舌を這わせてみれば、乳首がコリコリとした感触が伝わってくる。
「だって…っ。…体がすごく、熱いんですっ……。はぁんっ…、あ…ぅっ」
ショーツの上から秘裂を弄っているせいで、下着の布がぴったり張り付いてしまっている。
両方の乳房を弄られ、思わず息が漏れる。
「あ…んっ」
>片方の乳房を絞るように掴むと、先端を口に含む
「あっ、あ……御主人様ぁっ、そんな……やぁっ。…ひあぁっ!」
舌で何度も胸の突起を突付かれて、体をびくっとさせる。
その間も我慢しきれず指は秘所を這い、自分で淫核に触れてみたりする。
>舌で何度も胸の突起を突付かれて、体をびくっとさせる。
「……んちゅ……ふふ、ずいぶんとここが硬くなっているようだな?
このぶんじゃ、下の突起も固くなっていることだろうなぁ」
言葉で嬲りながら、今度は指先で、胸の突起をコロコロと転がす。
そして、不意に体をさらに伸ばして――
「……ん……ちゅ……」
息を止めさせんばかりに、長い口付けをする。
「……どうだ、もう体は出来上がってきたようだが……
次は何をして欲しいかね? 可愛く喘いでくれた礼に、一度ぐらいは望みをかなえてやるぞ?」
依然として、両手は彼女の胸元を弄りながら……顔を近づけて、問う。
>次は何をして欲しいかね?
「ん…ふっ……。え、ええっと…」
口付けを受けた後に少し考え込んでしまうが、目を伏せて小さな声で主人におねだりする。
「……して…ください」
しかし消え入りそうな声だったので、恥ずかしさを堪えてもう一度言い直す。
「後ろ…。から、突いてくださいっ……」
「乱暴でもいいの…。御主人様の大きいので、んっ…激しく…して欲しいんですぅっ…」
>乱暴でもいいの…。御主人様の大きいので、んっ…激しく…して欲しいんですぅっ…
『でもいいの』は、主人の脳内で『なのがいいの』に変換された。
「そうか、では、早速入れてやるとするか」
おねだりされた以上は遠慮は無用。
早速、杏樹の体をうつ伏せにすると、腰を持ち上げ、スカートを捲り上げる。
よほど待ち望んでいるのか、既に十分に濡れた下着を横にずらし、割れ目を指で少し開く。
「遠慮はせんから、お前もたっぷりと楽しみなさい」
言うなり、逸物を宛がい、そのまま最奥まで一気に押し入れる。
床にうつ伏せになると、逸物が入ってくる。
「っあぁっ…」
一気に貫かれて一瞬息が苦しくなるが、主人が動き始めるとすぐ快感が襲ってくる。
「んあっ、あっ……すごいですぅっ、激し…あぁんっ」
動くうちに自分からも徐々に腰を動かしたりし始めるが、
書庫内全体に自分の喘ぎ声が響いている事に気付く。
「…! あふ……んんっ、ん…!」
慌てて両手で口を押さえ、どうにかして声を我慢し、部屋の中に響かせないようにする。
「んー…っ、んっ…!」
だが声を漏らすまいと我慢していると、声が出ている時以上に感じてしまい困惑する。
(どうしよう、でも…。ん…だめ…っ)
>慌てて両手で口を押さえ、どうにかして声を我慢し、部屋の中に響かせないようにする。
「なかなか懸命な判断だな杏樹。
この部屋は別に防音も何もしていないからなぁ」
ヘタすれば誰かがやってくる……かもしれない。
少なくとも、部屋の前を誰かが通れば一発でわかるだろう。
――だが、それもいいかもしれない。
「……杏樹、こうされたら……声を出さないではいられないだろう?」
背後から、杏樹の手首を掴んで後ろに引っ張り、彼女の体を逸らせるようにする。
その体勢のまま、反動を付けるようにして、勢い良く突き入れし始める。
>手首を掴んで後ろに引っ張り〜
「…きゃっ!? だめぇ御主人様っ、声っ…おっきい声出ちゃいますぅっ」
抵抗するが手首を強く拘束されているので動かせない。
床に頬を付け、先ほどよりも大胆に喘いでしまう。
「あぁぁっ、あんっ…! はぁっ、はぁっ……気持ちいいのに…やぁん、こんなの…っ」
突かれながらふと壁についている大きな鏡に目をやると、
暗闇の中、埃っぽい書庫で犯されている自分の姿。
慕っている主人相手なのに、まるで強姦されているような錯覚に陥りそうになる。
「…ふぁぁっ、御主人様ぁっ。もう…もう許して下さいっ。
ああんっ…んっ、お願いしますっ。イかせてくださいっ……」
イヤイヤをするように首を横に振り、羞恥のあまり、目にうっすら涙を滲ませてしまう。
>ああんっ…んっ、お願いしますっ。イかせてくださいっ……
電気の消えた暗い室内で、手の自由を奪ったまま突き入れる様は、確かに強姦っぽく見えても文句は言えないだろう。
「……ふふっ」
小さく笑うと、腰を杏樹に密着させ――突き入れをやめて――後ろから胸を掴み、やわやわと揉みしだく。
「……杏樹、きちんとおねだりしてみなさい。鏡越しに私を見ながらな」
彼女が、壁掛け鏡から視線を逸らそうとしていないことに気づき、そんな事を言う。
「ほら、乱れている自分の姿を見ながら、ちゃんと説明して、な?」
胸の先端を弄りながら、トン、トン、と軽く腰を揺すり、杏樹の膣内に振動を伝える。
>きちんとおねだりしてみなさい
「はぁ……、あ…。」
鏡越しに主人の目を見て、横たわったままの状態で途切れ途切れに言い始める。
「御主人様、の…子種……わたしの中に、注いで…んっ。
杏樹のいやらしいここを、精液で…いっぱいにして下さい…。あっ、…ん…」
時折背後から突きいれられながらもおねだりを続ける。
長く貫かれていたせいで目がとろんとして来て、いつも以上に様子がふんわりで、ぼやーっとして見える。
「そうだ、良く自分の顔をみていなさい」
今度は杏樹の二の腕あたりを掴み、腕と共に体を引っ張り上げ、半ば強制的に杏樹の体を反らせる。
そのまま、今度こそ終わらせようと、抽送を再開する。
「……もっと、締め付けるんだ。気持ち良いだろう?」
彼女の体そのものを揺する勢いで、逸物を叩きつけていく。
「んんっ……杏樹、出すぞ、行くぞ!」
宣言するや否や、めいっぱいに膨れ上がった自分のものを一番奥まで押し込み、白濁を迸らせる。
「んあぁ、あっ、あっ、すごいぃっ! 御主人様の……私の中で暴れてますっ…、ひあぁっ」
>もっと、締め付けるんだ
「ん…くぅっ…。んんっ」
体を揺さぶられながらも、命令どおりに頑張って秘所を締め付けようとする。
太股を伝った愛液が床に零れ、床に染みを作る。
「やっ、だっ、だめっ…もう…っ」
>一番奥まで押し込み、白濁を迸らせる
「――! ……ああんっ!出……」
そして主人と同時に達し、白濁が注がれる最中はぐったりと床に倒れこんでしまう。
「んふ…ぅ…ん……」
下半身を白濁と愛液でベトベトにしつつ、そのままの状態でしばしぼんやりとしていると、
やっと書庫の明かりが回復。
「…御主人様…」
「よかった。電気…つきましたね」
改めて主人の顔を見てから、ゆっくり微笑む。
「そうだな……今回はやけに復旧まで時間がかかったな。
それより……」
杏樹に微笑み返しつつ、その頬に触れる。
「今日はえらく燃えていたようだな? 暗いところでやるのが好きなのか?」
などと、冗談に取れない冗談を言う。
その後、彼女に下半身を綺麗にしてもらうと、自室へと戻る。
「……って、私は資料を取りに……ああもういい、誰かに持って来させるか……」
もう一度書庫に行くのが面倒になり、呼び鈴を鳴らすのだった。
>暗いところでやるのが好きなのか?
「…。…ちょびっとだけ、です」
手でジェスチャーをしてクスクス笑う。
「ふふふっ、御主人様ったら。…あ、いけない。すぐ綺麗にしますね」
主人の逸物を舐めて綺麗にすると、自分も簡単に身なりを直し、書庫を出て行く主人を見送る。
また一人だけになった書庫の中で、ふと自分の指を眺め
「…ホントは強引なの、好きなのかなぁ。私。すごく感じちゃった…」
まだ精液の残る指を軽く唇に咥え、恥ずかしそうに顔を赤らめながら
ぺろっと舌で舐めたりするのだった。
「……確かに、そうっぽいな……」
中の杏樹に聞こえないように、ぽつりとつぶやくと、書庫の前を後にする。
……さすがに、主人が出てきたときは隠れていたが。
明日からのテニス合宿の用意をしている。
「えーと、ニューボールはいくついるんだっけ……」
282 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 04:23:41 ID:jtnMAFOk
「えーっと、自己紹介の用紙はこんなものでいいのかな、っと…。
スリーサイズの欄は書かなかったけど…別に誰も困らないよね」
用紙を片手に持ち、もう片方には屋敷の館内図を持ちながら廊下を歩いている。
しばらく歩いて、「執務室」とプレートが掲げられた部屋について、用紙を手渡す。
「すみません、遅くなっちゃって…これからお世話になります。よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げて用紙を手渡すと、自分の部屋へと戻る。…なぜか、倍の時間がかかったが。
名前 神楽坂 俊樹(かぐらざか としき)
年齢 18歳
性別 男
職業 学生
身長・体重 173cm・59kg
趣味 クラッシク音楽を聴きながら、コーヒーを飲むこと。
恋人の有無 女友達はいても恋人はいない。
好きな異性のタイプ こだわりはないつもりだが、無意識に母性を求めている。
好きな食べ物 好き嫌いはないが、あえて言うならカニクリームコロッケ。
最近気になる事 屋敷内のメイドさんの総数。
一番苦手な物 節足動物
得意な事 何度か挑戦すれば、人並み以上にやってのける飲み込みの早さ。
将来の夢 神楽坂家の家長になって、屋敷と同じくらいのメイドさんを雇う。
座右の銘 渡る世間に鬼はなし
容姿 赤みがかった茶髪で、少し短め。
神楽坂 俊樹
名無しのご主人様の知り合いである神楽坂家の一人息子。とある事情で屋敷のお世話になる。
屋敷の豪華絢爛さとメイドさんの多さに驚き、比べるのも恥ずかしい規模しかない実家もこんな風にしよう、と夢を抱く。
「〜♪」
休憩時間、なにやらメモ用紙にガリガリと落書き中。
285 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 12:15:16 ID:ariLak2V
廊下に飾られた壷を拭こう――として手を触れた瞬間、壷が砕け散ってしまう。
「きゃっ! な、なんなのよこれ!?」
慌てて破片を拾い集めてみる。綺麗に割れているようで、細かな破片はない。
ためしにもう一度継ぎ合わせてみると、ほとんど元通りに合わさってしまった。
「最初に割った人も同じことをしたんでしょうね…」
そう呟いてからハッとして、誰も見ていなかったことを確認して足早に立ち去った。
歩調を速めた貴子の背後を眺めている影がある。
ニヤニヤしている。
大の大人が、あからさまに悪戯めいた表情を浮かべていた。
288 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 12:42:19 ID:ariLak2V
>>286 立ち去りかけた背中の後ろに、ふといやな視線を感じて立ち止まった。
「だ、誰…いえ、どちら様でしょう?」
視界に男の姿を認め、震える声で反応する。焦ったように咳払いをひとつ。
「何かご用でしたら、承りますけれど…」
とことん話題をずらす方向で対処しようとする。
自分自身でもかなり苦しいとは思ったが、ともかく今は壷は割れていない…ように見えるのだから。
数度、両手を打ち鳴らす音が廊下に響く。
ぱちぱちぱちぱち。
――――望めば人を呼べるぞ、というあからさまなデモンストレーションだった。
「お見事」
そう言って笑う。
意図が見え見えなので、いっそ爽やかに見える。
とりあえず、割れた壷を見ていたのは確かだった。
「僕は柳楽。仕事の関係で、この屋敷に招かれている。一応客ってことになるね」
そう言って、脇に抱えた書類入れを示す。
「うちの屋敷ではメイドが備品を壊したら、それなりの処分をするってことになってる。
この屋敷ではどうなんだろうな。‥‥‥一応、目にしたものを無視するわけにもいかないから、
名無しのさんに進言しようと思ってるよ」
実に楽しそうにそんなことを言う。
「ここの揃えには驚いたね。父もそこそこの物好きだったけど、ここまでは集めてない。
その古伊万里、教科書で見たことがない?」
290 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 13:11:07 ID:ariLak2V
拍手の音にどきりとする。
何事かと聞きつけて執事でも現れようものなら…いや、それよりも、
最初に壷を割った人が現れたりしたら、私のせいにされるに決まってる。
「ええっと、あの…」
言いよどんで、じっと相手の顔を見つめる。
「柳楽さん、ですか。素敵なお名前ですね」
そう微笑みかけるが、次の言葉に凍りつく。
「古伊万里…そういえばなんとなく見覚えのあるような。きっと目が飛び出るほどの
高価なもの――もしかしたら、値のつけられないほどのものなのかもしれませんね」
他人事のようにそう言ってから、まっすぐに柳楽に向き直った。
彼の前にゆっくりと跪いて、そっと手を合わせる。
「申し遅れました、私はこの屋敷のメイドの白河貴子と申します。
お気づきになられた以上は、どのような処分も甘んじて受けましょう。それとも、
交渉の余地は…ありますか?」
ふっと微笑んでみせる。内心では、最初に割った人を絶対に見つけ出してやると誓いながら。
「柄が細かいのがわかる?藍柿かな。通る度に気になってたんだ」
そんなことを話ながら内心で考える。
率直に言うと、もうちょっと抗論して貰ったほうが面白くなったように思う。
‥‥‥‥少し面白くない。賢明な対応ではあるが。
ここしばらく御無沙汰だったので、渡しに船でもある。
メイドの慣れた様子から見るに、後腐れがないのは有難い。
>交渉の余地は…ありますか?」
「無きゃ声掛けないって」
と、ポケットの中身を何やら確認しつつ。
「そうだな。外回り帰りで汗がひどくてさ。風呂場借りようと思うんだけど、付き合ってくれる?
‥‥‥‥ちょっと荷物を部屋に置いてくるから、先によろしく。あ、服は脱がないで」
宜しく、と、風呂場での待ち合わせを指示して、廊下に消えた。
292 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 13:34:14 ID:ariLak2V
「分かりました…」
手馴れた様子で指示を出す柳楽を見て悔しそうに唇をかんで、ふと彼の顔から視線を逸らした。
ぼんやりと肩に掛かった髪をいじりながら、次第に小さくなるその後姿を見送る。
「ふーん、いかにもって感じね…」
しあし、そのまま突っ立っていても仕方がない。
壷の前に「壊れやすいので触らないでください」と書置きを残して、風呂場に向かう。
また誰かが引っかかったら面白いなぁ、なんて思いながら。
風呂場はもうすっかり準備が整えられ、綺麗に片付けられていた。
かすかに芳香が鼻腔をくすぐる。
「脱ぐな、って。マニアなのかなぁ、あんなにいい顔なのに」
鏡に向かって身づくろいを確認しながら、そんなことを思う。
ただ、彼を待つ。もしかして私、期待してるんじゃない? ちょっと自嘲気味に笑う。
適当に服を脱いで、浴場に入るや否や頭から水。
夏場の水シャワーほど気持ちよいものは無いと思う。
ぶはぁ、と、口に入った水を吐いて、シャンプーを全身にぶっかけて洗う。
家に居たころは止められたに違いない行為だった。
一人立ち(といって良いものか)してから、こういう入浴が癖になった。
他人に背中を洗ってもらうのとは別の心地良さがある。
「‥‥‥‥ん?」
何か忘れている模様。
294 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 13:48:35 ID:ariLak2V
「……あれ?」
ふとお風呂場の片隅で水音がした。
「もしかして、先客とか…?」
焦りながら、そっと様子を窺う。どうやら柳楽のようだが、
私のことを忘れているんだろうか?
まさか…と思いながらも、その可能性を否定しきれない。
つと立ち上がって彼の方へ歩き出す。
「あの」
おそらく聞こえてはいないのかもしれない。構わずに話し続ける。
「放置プレイですか? 私も対抗してよろしいのでしょうか…?」
壁にもたれかかって腕を組み、挑発するようなことを口にする。
それでも完全に放置しきれないのは、やはり弱みでもあるから。
最後にもう一回頭から流す。烏の行水だった。
きゅっ、と蛇口を締めて、
「‥‥‥」
沈黙。
「‥‥‥‥」
ひきつづき、沈黙。
背中で黙っても、後方からの目線には気付いている。最初から気づいている。
このまま放っておいたらどうなるだろうかと、そんな発想。
とりあえず、水流を頭の頂辺にぶつけたまま。これはこれで非常に心地よい。
‥‥‥‥背中に『無関心』と書いてある。ある意味根競べの様相である。
と、不意に声を出す。
「触るな。‥‥‥今はまだ」
口調から、軽い調子が抜けている。
「物理的な刺激で立つのは当然だからな。それ抜きで、こっちを欲情させてみろ」
そう言って、足元の椅子に腰を降ろす。
296 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 14:10:35 ID:ariLak2V
しばしの沈黙。
奉仕して当然のような態度を取られると、自分は悪くないという抗弁が強くなってしまう。
ぼんやり、視線は宙を泳いでいる。
「最初からご覧になっていたらご存知かと思いますけれど、
最初に割ったのはたぶん私じゃありませんから…手加減はしてくださいね?」
やっと口を開いたかと思うと、さも当然のようなしれっとした顔をしてそんなことを言う。
「それでも御主人様が耳にされたら、きっとお仕置きの口実にされるでしょうから。
だから、私は…」
馬鹿らしくなってそれ以上言うのをやめた。根競べをしに来たわけじゃない。
わざとゆっくりと歩を進め柳楽の前に立った。
無言のまま、ゆっくりと制服を脱ぎに掛かる。スカートをたくし上げてギリギリのところまで太腿を露出させる。
じっと柳楽の顔を見つめる。
屈辱に頬を染めながら、それでも彼を欲情させれば私の勝ちだわ、なんて思う。
貴子の話を半分聞いたところで納得するが、かといって手加減する気もない。
そもそも口実なのである。‥‥‥‥相手がわかっているかは別にして。
相手に不足は無い。
‥‥‥‥眼鏡から覗く、屈辱に伏せられた瞼。そこから覗く理知的な目。
浴場は、水しか使っていないにも関わらず、循環式の浴槽のために湯気で霞んでいる。
そこに立つメイド服の女性、そして濃紺のスカートから覗く真白い肌は、うっすらと紅潮している。
そそる状況には違いなかった。それでも、まだ足りない。
だから言った。
「初体験前の子供じゃああるまいいし、裸じゃ無理だな」
それから、少しだけ口の端に力を込めて言う。
「見せるだけで濡れる手合いかな?‥‥‥‥かなり痛むと思うけど、その時は入れさせて貰うよ」
298 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 14:30:48 ID:ariLak2V
「くっ…」
暗に催促とも受け取れるような柳楽の言葉に、ぎゅっと拳を握り締める。
初体験前の子供です!と叫びたい衝動にも駆られる。さすがに詮無いので思いとどまる。
柳楽を見る目つきが次第に険しくなっていく。
「それはそう、ですよね。分かりました…」
諦めたように制服の前を開きはじめる。気取ったような白のレースのブラが露になる。
そっとその下から手を差し入れて、人差し指と中指で頂点の薄桃色の蕾を挟みつけた。
「んんっ…嫌、恥ずかしい…」
つい柳楽の視線を意識してしまい、声が漏れそうになるのをきゅっと唇を結んで堪える。
「あの、こっちも…」
スカートをたくし上げていた手をさらに奥へ進め、柳楽に見せ付けるように下着の上から
秘処をなぞりはじめる。クロッチの部分をずらして、軽く指を差し入れてみたり。
彼の顔がぼやけて見えるのは、湯気で眼鏡が曇ったからだけではないような気がした。
楽しそうとも、無関心とも取れる様子で貴子を見ている。
「そこで声を出すか。さすが慣れてるな」
と、指摘。
「自慰はそうそうする方じゃないのかな?眼鏡掛けてるし、好きそうだと思ったんだけど」
と、ここでシャワーの栓を捻った。素っ裸なので寒くなってきたらしい。
温水がタイルを打つ音が何拍か。そしてまたきゅっと栓を絞めて、
「胸からじゃちょっと要領悪いと思うよ、見せる効果は大きいけど。‥‥‥‥そうそう」
淡々と、下世話なことを言いつつ。
「‥‥‥‥ん」
不意に左の手首、デジタル表示に目を落とす。防水加工である。
使いすぎて貧相な態度なので、実家に帰った折に取り上げられそうになったこと数回の猛者だった。
(しまったな‥‥主人との打ち合わせが近い)
見ていて面白い相手だし、折角なのでもう少し引き摺りたかったのだけど。
「こっち来て。‥‥‥‥もう、時間無いから」
未練は見せずにそう云った。
300 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 14:54:01 ID:ariLak2V
「くっ、んふぅ…あ、ああぁ…っ、見ない、で…」
倒錯的な快楽に酔い痴れたようにかぶりを振った。
自分でも気づかないうちに、涙が一筋頬を伝う。とうとう堪えきれなくなって俯いてしまう。
意地悪な指摘さえも、羞恥心をくすぐってより感情を昂ぶらせてしまう。
誘われるがままに柳楽の前に立ち、ゆっくりと膝を突いた。制服が濡れるのも厭わない。
「柳楽さまっ、切なくなってしまいます…ごめんなさいっ…」
熱に浮かされたように荒い息の下で、自分だけ気持ちよくなってしまったことを形ばかり詫びる。
痛いほどに張り詰めた乳首にブラが引っかかって、身動きするたびにこすれて快感をもたらし、
身体が熱くなってくる。
柳楽に胸の昂ぶりをぶつけたい、柳楽の逞しい身体に縋り付きたい――
ぼんやりと曇った頭でそんなことを考えながら、溢れ出した蜜を絡め取るようになおも指を遣う。
恥ずかしいと思いながらも、彼の身体から視線を逸らすことができない。
「うわ」
しなだれかかってきた貴子の股間に指を延わせて、軽く驚いた様子で一言。
「さっきのアレで濡れたの?‥‥‥淫乱だ」
漏れ出したシャワーの水流と、風呂場の水気でメイド服が水を含んでいる。
下着と曰わずストッキングと曰わず、濡れて下に肌色が透けていた。戯れに脚を指でなぞると、
ひんやりとした下に肉の感触がある。
落差がデカいなぁ、と思いつつ、秘所を弄ってみる。背の高い貴子の首筋を食みながら、
膣内に指を入れてみた。一本、二本。三本目でさすがに相手が身じろぎする。
「この位大丈夫だよ、死にゃしない」
くち、くちと湿った音が聞こえる。ざらつく内部の感触を楽しみ、カップからはみだした胸を揉み、先端を刺激しながら、
「正直、もう少しだと思ってたんだけど‥‥‥‥ここまでなら本当にもうちょっと焦らした方が面白かったかな」
ひっそりと笑って、乳首をきつく吸った。
引っ張り出した指を、貴子の口に入れて、反応を見る。
そこで、すっかり屹立した自らを示した。
302 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 15:15:17 ID:ariLak2V
「淫乱です…ごめんなさいっ」
自分でも驚くほどに素直になってしまっているが、そんなことに冷静に気が付ける状態でもない。
すでに意識は朦朧として、ただ目の前の快楽を貪ることしか頭になくなっている。
ふと、秘処に割り込んでくる異物の感触に、背筋を震わせた。
冷たい指の感触に、思わず崩れ落ちそうになるのを懸命に堪える。
「柳楽さまっ…そ、そんなに、入りませんっ…」
上半身からくたっと力が抜けて、お風呂場の床に倒れこんでしまった。
「死なないとかじゃなくって、その…私が、ああんっ…気持ちよすぎて…っ!」
もう何を言われても、何をされても、抗う力すら湧いてはこない。
だらしなく口の端から涎を零し、突っ込まれた柳楽の指に貪りついた。
「んんっ、ちゅ…はむっ、ううんっ…」
切なげに鼻を鳴らし、物欲しそうに柳楽を見つめる視線は熱っぽい。
「ちょっと待‥‥‥‥こっちがまだなんだが」
そう言って、風呂場のタイルに崩れた貴子に斜めに跨がる。
片足を斜めに持ち上げて、秘所に狙いを定めた。
(‥‥‥‥なんかこっちが焦らされてるみたいになってきたな)
ぐぷ、と音を立てて、自身はすんなりと入り込んだ。
絡みつく内部の感触に呻く。
抵抗を失って柔軟にモノを包み込む膣に、意識を奪い取られた。
「っ‥‥‥絡みついてくるかっ、好き者な身体だなっ‥‥‥‥」
言いながら、少しきつめに胸を揉みしだく。
ますます水気を含んでいくメイド服と、外れかけた眼鏡がなんとも背徳的だ。
305 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 15:28:58 ID:ariLak2V
306 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 16:47:46 ID:1JRKAiOQ
オタクの集まりだなw
307 :
白河 貴子:2005/08/15(月) 20:28:44 ID:AVWO2L9C
>>303 身体に柳楽の体重を感じて、否応なしに期待は高まってしまう。
「あふぅ、んん……柳楽、さんっ…私で興奮していただけましたか…?」
胸の奥が締め付けられるような、背筋に電流が走るような、冷たく痛いとも
思えるほどの刺激が湧き起こってくる。それが全身の痺れを解き放ち、快感に染めていく。
「あぁっ、柳楽さんのが……奥まで入って…くっ!」
張り詰めた逸物の熱に貫かれ、四つんばいになってはしたなくお尻を
突き上げるようにして迎え入れる。
ぬるりと膝が滑りそうになったのは、お風呂場の床を濡らした自分の蜜のせいだろうか。
「えっ、な、なんっ…!? やだ、胸なんて触っちゃ…変に、なりそ…です…」
ほとんど脱ぎかけたとはいえ、制服を着たままでお風呂場でずぶ濡れになって背後から犯されている。
なんだかとてもとても悪いことをしているような気がして、ドキドキしてしまう。
卑猥な彼の言葉も、濡れた布地が擦れる音も、それとは別の水音も…
…夢みたいで不安になり、自分を支える床に爪を立て、柳楽の逸物をぎゅっと締め付ける。
逸物を納めて数拍、ゆっくりと動き始める。
貴子の見せたギャップへの戸惑いは引いて、行為に集中しているよう。
腰を抱え上げたまま、貴子が上になるように体制を変えた。
「‥‥‥‥悪いね。ちょっと夏バテ気味らしい。」
そういって、貴子の尻を割るように抱える。
言葉はあながち嘘ではない。単純に疲れで息が上がっているようでもあった。
「そちらで動いてもらえる?」
そう言いながら、綺麗に割れた双丘から覗くすぼまりを軽くなぞる。
311 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 00:26:27 ID:1SbxIgRj
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312 :
白河 貴子:2005/08/16(火) 00:30:00 ID:0Ehzr46N
戸惑いも一瞬、柳楽の意図を理解すると素直に体勢を入れ替えた。
俯いてじっと結合部を見つめながら、かすかに前後に腰を使う。
「んん…ごめんなさい、なんだか…私ばかり良くなってしまって」
恍惚とした表情のまま、それでも少し現実に引き戻されたように柳楽の顔に焦点を合わせる。
その逞しい胸の上に手をついて、より深く繋がりを求める。かすかな、長い溜め息が漏れた。
「それでは失礼して…私がします、から…気持ちよくなってくださいね」
湯気に濡れて頬に張り付いた黒髪を掻きあげながら、さらっとそんなことを言ってのける。
恥ずかしさよりも行為への執着が前面に出てきたようで、心配そうに柳楽の様子を窺いながらも
初めはゆっくりと、やがて大胆に、淫らな吐息を漏らしながら踊りはじめる。
体勢を変えたことで、繋がり方がより直接的になる。
こつんと柔らかい感触が先端を刺激した。動くことで腰に溜まっていく、鈍い快感を楽しむ。
じっとりと蜜を含んだ内壁が逸物を、そのもので奉仕するように扱き上げる。
「うん、いい。‥‥‥‥そのまま」
時折、触れない側の壁をこそぐように、支えた貴子の腰を導いた。有無を言わせない動きで。
抜き差しの音が、水を含んだ空気に混じって反響する。同時に、濡れた布地が床を叩く音。
飛沫が、加熱した場を冷ますように肌に当たってぞくぞくとした。
なんとなく、片手を伸ばして貴子の眼鏡を手に取ってみる。それはあっさりとタイルの上に転がった。
かたん。
「‥‥‥‥取れた」
可笑しくて笑った。
「いいの?気にしないと壊れるかも」
そんなことを言っているが、当人は気にする素振りも無く、ぐんと貴子の奥を突き上げた。
ダイレクトな刺激が腰に伝わる。
314 :
白河 貴子:2005/08/16(火) 01:04:16 ID:0Ehzr46N
ふと眼鏡が外される。
湯気で曇っていたせいか、むしろ視界がはっきりしたような気もした。一応は眼鏡を拾い上げる。
「眼鏡を外すと…ちょっと恥ずかしいです、よ…。
そんなに度は強くないんですけど…っああんっ!」
急に奥深くを突き上げられて大きく仰け反った。荒い息を吐きながらも、意識的に腰を使う。
濡れたスカートが絡み付いて動きづらい。
「あっ…や、深い…」
ともすればそのまま柳楽の胸に倒れこみそうになりながら、柳楽に動きを委ねても
意識的に下腹部に力を入れるようにして、その硬さを、形を、熱を感じ取ろうとする。
ぺたぺたと肌を重ねる音に、なお頬を染めた。少し歯を見せて、笑うように。
「夏バテ、大丈夫ですか? あの、その…男の人って、疲れるでしょうから…」
頬を伝う雫をすっかり濡れた袖口で拭いながら、照れくさそうにそんなことを言った。
かすかにぼやけた柳楽の表情を確かめるように、ぐっと顔を近づけてみる。
「柳楽さん、私の眼鏡を掛けてみません? 私より似合うかも」
返事を待たずに眼鏡を掛けさせて、その勢いで頬に軽くキスをする。
「あー‥‥‥いや、ぐあ」
間髪入れずに眼鏡を掛けさせられて呻く。
柳楽一季、コンタクト歴10年。ちなみにソフト。眼鏡から乗換えたのは高校の頃だったか。
―――眼底に来た衝撃で、キスはスルーと相成った。
「コンタクト‥‥‥‥」
呻く。頭を振ると、かたんと眼鏡が落ちた。命拾い。眼鏡には悪いことをした。
果たして状況は伝わったのか、軽く頭を抱えながら、自らに跨がった女性を見上げる。
楽しそうである。
「今のは結構来たんだが‥‥‥って」
まだ頭ががんがんする。
「まったく、『お仕置き』の最中だってのに。責任取って貰える?」
そう言って、突き上げを強くした。ついでに入り口付近の敏感な部分を浅く揺する。
あながち退屈でもなかったので、歯を出して笑う。
追い込むようにしてから、高まりが頂点に発する直前で軽く腰を引くと、充血した膣が強く収縮した。
反応を見てから、今度は天井を執拗にこするようにして、もう一度。
316 :
白河 貴子:2005/08/16(火) 01:36:39 ID:0Ehzr46N
「あら、残念…似合うと思ったのに」
お屋敷内で眼鏡派の勢力拡大を狙っている…わけではない。たぶん。
女の子だって、眼鏡の男が好きだったりするんだから。
お仕置きと聞いて、少しは神妙な面持ちになる。
緊張した拍子にきゅっと秘処に力が入ってしまう。はぁ、と吐息が零れる。
「責任…ですか?」
どこかピンとこないようで、唇を尖らせた。しかしすぐに柳楽の激しい腰使いに突き動かされ、
やや遅れそうにもなりながら、ペースを合わせて彼の上で腰を振りはじめた。
時に激しく強引に、時にはリズムを崩され、その倒錯的な刺激に酔い痴れる。
「んはあっ…真面目に、ごっ、ご奉仕…いたしますっ…!」
きゅっと眼を瞑って、股間に感覚を集中させた。少しでも柳楽が気持ちよくなってくれるように…
あまり慣れていることでもなかったけれど、緩急をつけながら快感を高め、高められて上り詰める。
「まだ、まだっ……イきそ…っ、柳楽さんっ…!」
切なげに鼻を鳴らし、身体を強張らせた。
「また?これまで何回イった?」
意地悪げに、低く問う。腕で身体を持ち上げて乳首にきつく歯を立てる。
帰ってくる反応に満足感を覚えた。
「本当に淫乱なメイドだな‥‥‥‥躾けたのは誰だろうか」
想像するのが可笑しくてたまらない、というように。言葉を切って、
「名無しのさん?客?それとも天然かな?」
帰ってきたリアクションに、心底楽しそうにそんなことを言った。
焦らすように引いた逸物が、再び、ぎゅ、と内壁に扱かれる。
器用に収縮する器に、疲労の所為で溜まりが鈍かった性感が飽和量に近づきつつあった。
容赦なく搾り取って行く波に、抵抗する気にもならない。
「中と外。どちらにするか、応えて貰えるかな」
そう言って、ストロークを円を描くように軽く突くものに変える。
318 :
白河 貴子:2005/08/16(火) 02:15:24 ID:0Ehzr46N
まだ霞が掛かったように淀んだ視界に、かすかに柳楽の顔を認めた。
「ぇ…? 淫乱? わ、私が、ですかぁ…」
意識がぼんやりとしていて、舌足らずな話し方になってしまった。
敏感になった秘処に叩き込まれる逸物の容赦のない一撃一撃が、
そのまま頭の天辺まで突き抜けるように感じられる。
「何回達したかなんて、自分でも分からないくらい……です。
柳楽さんだって…こんなに、感じさせてくださるなんて――」
みなまで口に出すのが躊躇われて、無言のままで体勢を立て直した。
「頑張ります。先にイってしまいましたから…」
先ほどとはリズムを変えて、ゆっくりと、浅く、深く、焦らすように逸物を味わう。
うっかり抜けそうになるほどに腰を浮かせ、そこから一気に奥まで咥え込んだり。
濡れた制服の衣擦れの音なのか、結合部の卑猥な水音なのか、
柳楽のストロークに掻き乱されながら、それすらも楽しむかのように柳楽の逸物を貪った。
「ああんっ…素敵です、柳楽さんっ……お仕置きですから、中でも外でもっ…
お好きなところで、出してください…ね?」
再び意識が朦朧としつつあった。柳楽に覆いかぶさるように床に手を突いて、
あと少し、あと少しと堪える。
自分の言葉にすら感じている様子の貴子の熱にうかされた言葉。少しだけ真剣に悩む。
目の前には、ほとんど肌蹴てしまった制服を乱して腰を振るメイド。
しかも場所が場所なので、男も女もずぶ濡れだ。
この時点でなかなかの絵である。
「どうしようかな‥‥‥‥」
呟きながら、貴子の尻をもう一度、両手で強く固定する。彼女が自由に動ける状態だと、ポイントを狙いづらい。
人形のように暴れる身体を、動かすようにして膣内をえぐった。
中に出すのも捨てがたかった。器用に収縮する膣は、逸物から綺麗に欲望を搾り取ってくれるだろう。
貴子の腰を軽く固定して、運動を続ける。疲労感とともに、円を描く動作でゆっくりと上り詰める感覚がある。
霞みの中で、蒸気に浮かされた脳が快楽物質を分泌する。
中を突く度に、緩慢に腰に熱が溜まる。
「っ、出るっ―――」
言葉と共に、メイドの身体を再び、横へと押し倒す。直後に引き抜いた。
長身に、ぐっしょりと透けたメイド服の襟に、見る影もないエプロンに、半分破けたストッキングに、露になった白い肌に、
白い粘液がびしゃびしゃと飛び散る。
飛沫は、整った風貌と、黒い髪にも。
ふう、と一息。
‥‥‥‥なかなか、壮観だった。
眼鏡が丁度、貴子の尻のあたりに来ているのが気になったが。
320 :
白河 貴子:2005/08/16(火) 02:53:59 ID:0Ehzr46N
どちらでも良いと言ったら、柳楽さんはなんて答えるだろう――?
先に言ってしまってはつまらない。直前まで分からない、ドキドキするようなスリルが
ますます期待を、そして快感を高めてくれた。
「柳楽さんっ、遠慮なく……いっぱい、私を汚してください」
口元に微笑すら浮かべながら、熱っぽく囁いた。
頂点に達する寸前で押さえ込まれた快楽の波が、その壁を突き破って溢れ出そうと
幾度となく押し寄せてくる。そのたびに、うわごとのように何か呟きながら…
はしたなく蜜を溢れさせ、温かく柔らかく蠢いては逸物を締め付け、射精を促した。
不意に逸物がぐっと膨れ上がったと感じた瞬間、押し倒されて床に倒れこんだ。
「――キャッ!? や、柳楽さんっ?」
驚いた表情を紅潮した顔に貼り付けたまま、為す術もなく白濁のシャワーを浴びてしまう。
熱く滾る精液が顔や髪にまで飛び散ったが、視線は柳楽の逸物に釘付けのまま。
その光景に魅了されたかのように、恍惚の表情があらわれてきた。
「いっぱい、出ちゃいましたね…」
ふと眼鏡に気づいて拾い上げて掛ける。が、すっかり濡れてしまってあまりよく見えない。
全身白濁塗れなのもまったく厭わないで、身体を起こすと柳楽の側へすり寄った。
「綺麗に、してさしあげます…ふふっ、まだビクビクしてますよ…?」
クスクス笑いながらそんなことを言って、逸物に頬擦りをして、おもむろに先端を口に含む。
壊れ物を扱うようにゆっくりと丁寧に全体を口に含み、絡みつく淫液を舐め取った。
遠慮なく、と言われてそれはもう、容赦なく掛けた。
出し切ってしまってから、傍らの風呂椅子に腰掛ける。
数秒、虚脱状態。
風呂場は蒸し暑く、蛍光灯は白々しく。真夏の外気を髣髴とさせる。
水を浴びたのがすっかり台無しになってしまった。
(あー‥‥‥‥外回りの帰りにこれは無茶だった‥‥‥‥)
頭が重い。
敏感になった男根を拭う腔が、ゆるゆると心地よい。
心地よいのだが、この後一仕事あるのを考えると若干憂鬱でもある。
洗浄を任せながら、軽く頭を振る。
「お疲れ様。壷の件は、我々の秘密にしておこうか」
そう言って肩を叩いた。
また誰か引っかかるかもしれないし。とか、そんな考えが伝わったのかどうか。
真新しいシャツを引っ掛けながら、本気で朦朧としそうな視界の向こう、
白濁塗れの眼鏡を掛けたメイドを思い出して、再び自身に熱が篭りそうになった。
‥‥‥‥もう一風呂浴びて、また奉仕させるのも悪くはない、と思いかけて、
乾いたタオルでごしごしと頭を拭く。雑念を振り払う。
現実逃避も魅惑的ではあったのだけど。
322 :
白河 貴子:2005/08/16(火) 03:23:20 ID:0Ehzr46N
壷の件。そういえばそうだったと、今更になって思い出した。
「ありがとうございます…」
結局柳楽とほぼ同時に達してしまい、まだ少し蕩けたままの頭を精一杯回転させる。
(よく考えたら、誰も得してないような気がするんだけど…ま、いいか)
半裸で全身ずぶ濡れ、おまけに白濁まみれの姿で悩んでいるというのも
おかしな構図ではある。
柳楽が出て行った後、静まり返ったお風呂場で膝を抱えて座っている。
「また、会えるかな」
ふと口を突いてそんな言葉が飛び出した。慌てて頭を振った。
ついでに、ぐしゃぐしゃになった髪も適当に束ねて縛った。
行為の名残が――白濁が指に絡みついた。なんとなく、粘つくそれを指で弄んでみる。
そのまま口に含んでしまう。いろいろ味があるんだな、なんて思った。
「結局外で出してくれたし、案外いい人なのかも…うーん」
しばらくは難しい顔をして床に座り込んでいたが、やがて行為の後始末のために立ち上がった。
水溜りみたいになった淫蜜とそれを彩るかのような白濁液に、ひとり顔を赤らめながら。
お盆の帰省を終えて、屋敷に戻ってくる。
「ただいま帰りました〜」
そっと声をかけて、自分の部屋に向かう。
屋根裏部屋の窓を空けて、星空を見ている。すると膝にふわっとした感触が。
「? …ふふっ。ついてきてたの? じゃあ、一緒にお星様でも見ましょうか」
セナを胸元に抱き上げ、頭を撫でてやる。
「明日もいいこと、ありますように」
まずは戻ったことの報告を、と主人の部屋へと向かう。
「おじ様、まだ起きていらっしゃいますかしら?」
そっとノックをしてみる。
寝室のベッドで裸のメイドを隣に寝かせ、自分も行為後の疲れた体を休めている。
327 :
萩野 瑞葉:2005/08/17(水) 00:15:21 ID:Ab1ocsfm
寝ているのか、それともノックが聞こえなかったのか、応答がないので
ソッと小さく扉を開けてみる。
「おじ様……もうお休みですの? 戻ったご報告をと思ったのですけれど……」
そして小声で囁いて、様子を伺う。
(…?。なんだ瑞葉か。いつのまにか戻って来ていたのだな)
うっすらと目を開け、瑞葉の存在を確認するがすぐには起きない。
ベッドで寝返りを打って顔を彼女の方へ向ける。
「……ん…」
寝たフリをしているが、体に掛けている薄めの布団が少しはだけてしまっている。(わざと)
「…っくしゅん!」
加えて、嘘のくしゃみをしてみたりもする。
329 :
萩野 瑞葉:2005/08/17(水) 00:29:21 ID:Ab1ocsfm
「もう、お休みでしたのね。じゃあ失礼しま……」
そこで主人のしたくしゃみが聞こえる。
どうやら布団をはだけてしまっているらしい。
「お風邪でも引かれたら大変ですわ」
あくまでそっと部屋に入り、主人に布団をかけ直す。
暗いままなので、まだ隣に横たわるメイドには気づいていない。
>主人に布団をかけ直す
「…。……」
ボソボソと何か嘘の寝言を呟くと
掛け直す瞬間に寝ぼけた風を装って、瑞葉の手首を掴む。
そのまま力いっぱいに自分の方へ引き寄せて、自分の体の上に倒れ込ませる。
「ぅ…ん…」
体の位置を動かし、上に乗った瑞葉の恥丘あたりに自分の股間が当たるようにして
グリグリと押し付ける。
しかし、目は相変わらず閉じたまま。寝たフリを続ける。
331 :
萩野 瑞葉:2005/08/17(水) 00:37:55 ID:Ab1ocsfm
「え? 何かおっしゃいまし……きゃっ!?」
手首を捕まれ、さらに身体の上へと引き寄せられて悲鳴を上げる。
「お、おじ様、起きてらした……あっ、ん、んんっ!」
主人の固い逸物を、秘められた柔らかい部分に押し付けられて、つい悩ましい声が漏れてしまう。
「ほ、本当に、寝てらっしゃいますの?」
主人の胸に手をついて、何とか離れようとするが、上手くいかない。
>ほ、本当に、寝てらっしゃいますの
(実は寝てないぞ、とは…まだ言わない方がいいな)
瑞葉の心配をよそに、またもや自分の逸物を押し付けているうちに、徐々に股間が膨らみを増してゆく。
これだけでは面白くないと思ったのか、自分の胸元にある瑞葉の頭を
手でぐぐっと下半身の方へ押さえ込み、彼女の顔を逸物の近くに近づけさせようとする。
「…くー…。くー…」
333 :
萩野 瑞葉:2005/08/17(水) 00:48:49 ID:Ab1ocsfm
「んんっ、んんーーーっ!!」
ジタバタと暴れるようにして主人を何とか起こそうとする。
しかし一向に目を開く様子はなく、むしろ顔を股間の膨らみに押し付けられてしまう。
「……あ、あの……」
やはり狸寝入りなのではないか、との疑念を更に深くする。
「……ご、御奉仕したら……起きてくださいますの?」
ひょっとして奉仕を促されていたのかと思い、主人のズボンを下ろすと、
指で逸物を扱きながら、尿道や表面に浮かんだ筋に添うようにキスの雨を降らせる。
「ちゅ……ちゅ、ちゅっ、ちゅ、ぁむ……ふぁ、ちゅ、ちゅ……ぱ、ぁっ……」
瑞葉の奉仕に、わずかに逸物をひくつかせながらゆっくりと目を開ける。
>ご、御奉仕したら……起きてくださいますの?
「……初めから疑うとは良くないな。私はたった今起きたばかりなのだが」
大嘘をつき、奉仕させたまま上半身を起こす。
「私は何もしていないぞ。お前が勝手に、私のモノをしゃぶり始めたんだろう」
意地悪そうに微笑む。
「やられてばかりというのも退屈だ」
おもむろに瑞葉の尻に手を伸ばすと、スカートをたくし上げてショーツの上から尻を撫で回す。
そして下着の脇から指を入れ、後ろの穴を弄り始める。
335 :
萩野 瑞葉:2005/08/17(水) 01:01:46 ID:Ab1ocsfm
>私は何もしていないぞ
「う、ウソですわっ!」
主人の股間から、上気した顔のまま、上目遣いで恨めしげに見上げる。
「おじ様が、私を抱きしめて……色々触ったりなさるから……」
>やられてばかりというのも退屈だ
「きゃ……あっ!? い、イヤ……後ろ、いけませんっ!!」
後孔を探り当てられると、ゾクリとした感触が背筋を走りぬけ、
ブルっと震えたはずみに主人の逸物を、細い指でキツく握りしめてしまう。
「…っく、後ろはダメなのかね。ならばこちらがいいのか」
逸物への刺激に少し反応するが、手の動きを止めない。
別の指を今度は秘裂に這わせて同時に二穴を愛撫する。
「どうだ。久々にこんな風に弄られるのは」
わざと水音をさせ、瑞葉の羞恥心を煽る。
「実家ではこのような行為は出来ないだろうからな。まさか子爵も娘には手は出せまい」
「おっと…そうだ、思い出した」
そう言うと突然何かを思い出し、隣に眠っていたメイドの方に視線をやる。
「お前の他に、もう一人ここに寝ているのでな。ベッドが狭いが我慢してくれ、瑞葉」
空いた手でメイドの肩をさすり、思わず彼女が目を覚ましそうになってしまう。
が、よほど疲れているのか起きずにまた眠ってしまった。
「瑞葉が大声を出したら、これもきっと起きてしまうだろうな。まあ、私はそれでも構わないが…」
指をさらに深く沈め、中で上下左右に暴れさせる。
337 :
萩野 瑞葉:2005/08/17(水) 01:25:04 ID:Ab1ocsfm
>ならばこちらが〜
「あ……! ひぁっ、だ、ダメ……っ、同時に、なんて……いけませんっ」
主人の指を咥え込んだ二穴が同時に窄まる。
>実家ではこのような行為は出来ないだろうからな
「お、お父様には……私のこんな、いやらしいところ……見せられませんわ……」
ガックリとうな垂れて主人のなすがままにされようとする。
>お前の他に、もう一人ここに寝ているのでな
「っ!? ど、どなたが……!?」
顔を覗きこもうとするが、そのとき主人の指が激しく暴れ始める。
「そ……んなっ、あっ、く……ん、んんーーっ、ふ、ぅんっ、んっ、んあっ、あ……っ!!」
必死で声が漏れるのを堪えるが、その分快感が身体中を駆け巡っていく。
「……っ!! んっ、んん……んふぅぅぅぅっっっ!!!」
ついにはシーツをかみ締めたまま、軽く達してしまう。
338 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 01:27:59 ID:w86u3gtr
「おやおや、まだ達するには早いんじゃないか」
瑞葉の体を自分の上に改めて乗せ、逸物を秘裂にぴったりくっつけて腰を揺する。
中には入れずに、摩擦だけで刺激を与える。
「…そら。…最初はどちらに入れたほうがいいかな。こちらか?」
先ほどまでほぐしていた菊門に肉棒を突き入れる。
瑞葉の腰を両腕で抱いて密着させ、深く突き入れたまま小刻みに揺り動かす。
「私が既に一度終えているからと言って、甘く見たらダメだぞ」
340 :
萩野 瑞葉:2005/08/17(水) 01:42:50 ID:Ab1ocsfm
>最初はどちらに入れたほうがいいかな。こちらか?
「ふぁ……ひ、く……ぅぅっ!!」
ほぐされてはいたものの、まだ狭い後の窄まりを太い剛直で責められ、苦痛に身をよじる。
「お、お尻……お尻は、おやめ下さいって……いつも、いつも言ってますのに……っ」
泣きじゃくりながらも、それ以上の抵抗は出来ず、ただ主人に揺すられるままになる。
「ひ、ぁんっ、ぐっ、んんっ、んふぅ……っ、ふぅ……んっ、ぁっ、あっ……!」
やがて声も表情も蕩け始め、前の裂け目から蜜が滴って、結合部で淫らな音を立てるようになる。
繰り返し襲う、逸物が引き抜かれる感触に、徐々に陶然となっていき、
ついには拙いながらも自分で後孔を蠢かせ、腰を動かし始める。
「こ、これ……気持ち、いい……ダメぇっ、お尻は、いけませんのに……でも、イイんですのぉ……っ!」
「気持ちいいなら問題ないだろう。ん?…ああ、勝手に腰が動き始めたか。まったく仕方の無い」
瑞葉が積極的に動き始めると、なぜか菊門から突然逸物を引き抜いてしまう。
「また早く達して、ぐったりされても困るのでね。さあ、次はこっちだぞ」
そう言いながら数秒ほど焦らした後、彼女の体を横倒しにして側位にさせ
再度秘所へ挿入し直してから更に突く。
「後ろもいいが、こちらも十分に可愛がってやらんとな」
瑞葉の片足を手で持ち上げながら、何度も何度も突き入れる。
「…っ、邪魔だな。取ってしまうか」
抽送しているうちに逸物に擦れたりする瑞葉のショーツが邪魔になったらしく、強引に破って剥ぎ取ってしまう。
342 :
萩野 瑞葉:2005/08/17(水) 02:00:16 ID:Ab1ocsfm
>まったく仕方の無い
「あっ、あ、あ……っ、ダメ……やめないで下さいませ……」
脚を大きく開き、腰を高く上げると、主人の前に二穴を晒す。
「お尻……もっと、おじ様ので……犯して……ふぁっ?」
体位を変えられて、次なる責め苦を想像すると、さらに身体が蕩けそうになってしまう。
>後ろもいいが、こちらも十分に可愛がってやらんとな
「ーーーーっ!!」
側位になったことで、ベッドに横たわる他のメイドが目に入り、あわてて口元を押さえるが、
ほぼ同時に主人が侵入してきたため、声にならない声が迸る。
主人の手がショーツを破りとる小さな衝撃にも、
今自分が途轍もなく淫らに犯され尽くしていることを実感し、
恥辱の涙とともに悦楽の悲鳴を、喉奥から搾り出す。
「く、ふぅっ、んっ、んぅぅ……っ、ひ、ぁんっ!!」
「さて、そろそろかな」
横から続けて腰を打ちつけ、段々と間隔を短く早いものにしていく。
「さあ。久しぶりに受け取りなさい、瑞葉。……くっ!!」
達して一旦膣内に白濁を注ぎ込むものの、
長く続く射精が終わらないうちに引き抜いてしまう。
「おおっと。大変だ、まだ出るぞ」
表情は落ち着いていて何も変わらないままなのだが、
瑞葉の胸元を脱がすのが面倒なのか強引にメイド服を破り、胸のボタンを数個飛ばす。
「最後は……」
ブラをたくし上げ、瑞葉の体の上に馬乗りになって
乳房の間に逸物を挟むようにしてから、二度目の射精に向けて腰をゆっくり動かす。
「…ん、っ……!」
そうしてトドメに彼女の顔や乳房全体めがけて、また精液を放出する。
「…ふう」
達したすぐ後はしばらくそのままの格好でいたが、息が整ってくると、瑞葉の頭を撫でながら
枕元の電話でどこかに電話をし始める。
「……ああ、ちゃんとこちらに戻って来たぞ。私は別のメイドを犯したばかりだったんだが、早速たっぷり汚させてもらったよ。
私の匂いがしっかり染み付くようにな。…そう言うな。何なら声でも聞くかね?」
344 :
萩野 瑞葉:2005/08/17(水) 02:26:53 ID:Ab1ocsfm
>さあ。久しぶりに受け取りなさい、瑞葉。
「く、あああっ、出て……中で……出て……ますわ……っ、あっ!」
主人のモノがビクビクと体内で撥ねるのを感じながら自分も達する。
しかし、完全に絶頂から戻ってくる前に逸物が引き抜かれ、
メイド服を引き裂かれた上に、更に胸まで犯される。
「ひっ、い、痛っ、ん、くぅっ! あ、は……ぁぁぁっ!!」
髪の毛から胸元まで満遍なく精を浴びせかけられ、
一度目の射精と合わせて白濁にまみれきった身体を
ベッドに横たえたまま、主人が何事か話すのを聞く。
>早速たっぷり汚させてもらったよ。
「おじ……様……どなたと、お話なさってますの……?」
受話器を持つ手を押しとどめ、甘えるように媚びるように、
もう片方の手で身体に飛び散った白濁を掬い取っては口へと運ぶ。
「もっと……身体中、おじ様の……精液で染めて下さいませ……」
二穴を連続で責められたことで、欲望の歯止めが効かなくなってしまったらしい。
>身体中、おじ様の……精液で染めて下さいませ……
「これは参ったな。まだ寝かせては貰えないらしい、まったく」
くくっと笑いながら、受話器を肩に挟み、瑞葉の乳房に両手で精液を塗りたくる。
「この様子だと、いつか父親であるお前の相手をするんじゃないかとさえ思ってしまうよ。私は」
そしてまだ電話の向こうの相手に話を続けようとするのだった。
「……ご希望ならばこのままお聞かせするが。どうだ、しばしの余興に」
「……もういい。切らせてもらうぞ」
ギリっと奥歯を鳴らすと、漏れ聞こえる娘の嬌声を断ち切るように受話器を叩きつける。
「もう少し……もう少し辛抱してくれ、瑞葉。
きっと、お前が大切に思う男と一緒になれるようにしてやるからな……
その時は、この家も、そしてあの名無し家も、お前たちのものになるんだ」
頭の前で手を組み祈るような仕草で、しかし目だけは爛々と光らせて、そう呟く。
その前には、まだ紫が名無し家にいた頃のメイドたちについて
出処進退を調べたと思しき書類が大量に広げられていた。
ごみを出しに出た裏庭で、ふと立ち止まる。
「帰り損ねたの?‥‥‥おいで。何もしないから」
手招く。
「ちょっと待ってね」
そう言って、しばし。
「送り火」
楽しそうに笑って、しゃがんだ手元の炎を眺める。
「これで帰れなかったらまた言ってね、ちゃんと送ってあげる」
小さな炎の揺れる舌に草を触れさせては、落とす。
その度に、ふぅわりと火の胞子が舞い上がった。
手を翳して、熱を惧れることなくそれに触れる。戯れのように。
「ん、何するのって?‥‥‥‥内緒」
空に喋っている様子は怪しい人に見えなくもない。
今は盆明けである。
348 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 01:17:38 ID:RzVY1rXQ
実家に帰っていたメイドが屋敷に戻ってくる、その喧騒が遠く聞こえてくる。
「結局、盆にも休みなしか。これからまた忙しいぞ」
ぼんやり見つめる窓の外は宵闇に沈む。
その視線の先に、人魂のひとつやふたつ浮いていてもおかしくはなさそうである。
念入りに供養をしていた主人の姿が思い出される。後ろ暗いんだな、と思う。
しかし、この屋敷ではメイドが幽霊に犯されるのも日常茶飯事らしい。
およそ恐怖などとは程遠い世界である。
「現実のほうがよほど怖いな…こんな紙切れ一枚にも、俺の命が掛かってたりして」
そんなことを呟いて机に向き直る。机上には、『秘』と朱書された書類。
350 :
???:2005/08/18(木) 01:32:43 ID:qgaIrGxo
草木も眠る丑三ツ時。
廊下を滑るように歩く影がある。
古い作りのメイド服は、野暮ったい印象を与える。
大きく膨らんだ袖に、よれよれのリボンに、床すれすれに長いスカート。加えて太い三つ編み。
やはり垢抜けない、真ん丸い眼鏡が、時折暗がりに閃く。
灯りが少ない区画を横切る時、それでもはっきりとその姿が見える。
手元には真新しいカートを押しているのだが、車輪の音が聞こえない。
歩き去る折。すれ違った人間には、呟きが聞こえたことだろう。
「‥‥‥‥よ」
それは途切れることがない。
「‥‥‥‥だよ」
鈴を振るように細い声が、続く。畳み掛けるように。
「まだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよまだよ‥‥‥‥」
そう言っているのだった。
不意に、彼女は灯りを目に止める。
目に止める、というのは正しくない。彼女は俯いたままで、灯りを視認する動作は見せなかった。
ただ、吸い寄せられるように、灯りの漏れるひとつの扉へと近づく。
ノックの音。
「‥‥‥‥お水をどうぞ」
部屋の中に、か細い声が忍び入る。
その言葉通り、カートの上には、旧びた水差しがある。
352 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 01:42:26 ID:RzVY1rXQ
ふと机の上を何かが横切ったような気がして、顔を上げた。
視界の隅に蠢く黒い塊に目を凝らしてみる。
「…なんだ、クモか」
ひょいと両手を伸ばして捕まえて、外に逃がしてやろうと席を立つ。
薄暗い部屋の明かりを頼りに窓を開けて、手を開いた。
しっかり握っていたはずの手の中には、何もいなかった。
「なんだかオカルトじみてきたな…だが、何が出ても驚かないぞ」
そう虚勢を張ったところへ……不意に、ノックの音。
急に汗ばんだ肌に、どんよりと淀んだ夜の冷気が纏わりつく。
「水、水…と、いきなり頭から水を掛けられるんじゃないだろうな」
恐る恐る、ドアを開いてみる。
ドアの前に立っている。
「あ、あの‥‥‥‥お水、を‥‥‥‥」
おどおどと、ドアを開いた部屋の主に言いかける。
耳元で叫んだら崩れ落ちそうな、そんな様子。
眼鏡の下、大きな瞳が震えている。
「わたし、しばらくお仕事してなかったから‥‥ちゃんと、メイドのお勤めしなくちゃ‥‥‥」
誰も訊いてない。
下腹の辺りで、スカートの裾ぎりぎりの長さのエプロンを握り締めて、両手をもじもじさせる。
「今夜は暑い、ですよね‥‥?」
何故か疑問系。
「どうぞお飲み下さい、お客様‥‥‥‥」
そう言って、カートを部屋に入れる。
静止は意味が無い。
何故なら彼女は幽霊だった。
354 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 01:57:41 ID:RzVY1rXQ
この屋敷に来てしばらく経つが、初めて見る顔である。
眼鏡っ娘をチェックしていないはずなどないんだが…などと
余計な雑念を交えながら、水を運んできたメイドの顔を見る。
気弱そうな彼女の様子に、少し安堵を覚える。
それでも反応はぎこちない。
「しばらくお仕事をしていなかった…今日は暑い…ですよね?
ああ、今日は暑くないですよ? ちょっと待って、暑いも寒いも――」
流暢に日本語を話せなくなってしまう。
こちらにお構いなしに部屋に入ろうとした彼女を静止しようとして、凍りついた。
カートの音の、足音も、衣擦れの音もない。およそ生気というものが感じられない。
「ホログラム…か? それとも夢か……君はいったい?」
樋瀬の見せた(しごく常識的な)不審に、敏感に反応する。
どこまで聞いていたのか、若干ズレた方向で。
「どうかしましたか‥‥‥?」
首を傾げて樋瀬を見る。
「何か‥‥‥わたしに、失礼がありましたか?」
途端に泣きそうになっている。見上げる顔の下、ブラウスの下で、ボリュームのある胸が自己主張。
不安げな呼吸に、襟元が上下する。もじつかせる指先が、柔らかな生地を寄せては引っ張る。
禁欲的な衣装の下で頼りない挙動を繰り返す、肉感的な身体が見えるよう。
「すぐに、ご用意しますから‥‥‥‥」
話が噛み合っていない。というか、話を聞いていない。
ますます驚くべきことに、彼女はベッドのほうに歩いていく。
部屋の主人たる樋瀬の反応はお構いなしである。
「お勤め、しなきゃ‥‥‥あの、服は脱いだほうが‥‥‥‥お好みですか‥‥‥‥?」
356 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 02:25:17 ID:RzVY1rXQ
「っと、失礼というか…存在そのものがよく分からないというか…」
額に滲んだ汗をハンカチで拭う。
ひょっとしたら狐か狸か、それとも人間の仕業か、自分は化かされているのだろうか?
お盆だから、それに引っ掛けてそういう悪戯を思いつく奴がいないとも限らない。
妙に古めかしい雰囲気も、あまりに華奢な姿も、豊かに膨らんだ胸も気になる。
最後のは関係ないような気もする。
「用意って、何の用意のこと…? 君はベッドで水を飲むのか?」
すっかり冷え切った頭がちっとも働かない。
とにかく彼女に話しかけることで、無理に心を落ち着けようとした。
ふと頬をつねってみて、その痛みに安心する――ことはできそうにない。
「ちょっ…待って待って、服を脱ぐってなんだよ、いきなりじゃ――」
彼女を押しとどめようとベッドに駆け寄るが、足がもつれてそのままベッドに倒れこんでしまった。
ブラウスのボタンを外していく。ボタンの材質は貝。今は殆ど使われていないものだ。
肌は死人なのをさっぴいても白い。
細かいレースの入った、質の良い下着の胸元から、押さえつけるもののない乳房が覗いた。
下着の肩を落とせば、質感の塊が零れ落ちる。
「え‥‥‥えへへ‥‥‥‥」
丸眼鏡の下から、樋瀬を見上げて笑う。白雉染みた、緩い笑い方。
「ありがとうございます‥‥‥‥頑張りますね」
育ちの良さそうな横顔が呟いた。
手際良く引っ張り出した逸物を、白い肉で挟み込む。三つ編みが、白い肌にそっと揺れている。
丁寧に、自らの乳房の両側を押し出した。
「ふ‥‥‥‥気持ちよくなって下さい‥‥‥‥」
先端に唇をつけながら言う。
358 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 03:03:33 ID:RzVY1rXQ
なにがなんだか分からないまま、目を白黒させる。夢かうつつか…?
抵抗しかねているうちに、幸の為すがままに弄ばれてしまう。
「なっ、なんだよ、全然水と関係ないじゃないか!」
口ではそう言いながらも、視線は幸の透き通るように白い肌に釘付けになる。
あまりに子供じみた、悪気のなさそうな笑顔を見て、抵抗の意思が挫けてしまう。
「――っ!?」
逸物の先端を口に含まれた瞬間、身を捩って幸から逃れようとした。
(つ、冷たい…?)
両手で股間を押さえた情けない姿勢のまま、幸の上品な顔を見上げる。
よく見れば、眼鏡までなんだか古臭い印象である。
「ちょっと待ってくれないか……まず、俺は君の名前も知らない。教えてくれ」
ここまでは至極まともな、常識の範囲内の反応であるように思える。
「それからもうひとつ、君は、その――」
幸の無邪気な笑顔を見てしまうと、その後の言葉が続かなくなった。
軽く咳払いしてネクタイを緩め、長い溜め息をついた。幽霊、の一語が言えない。
「……いや、なんでもない。好きなようにしてくれ…」
(まあ、害意もなさそうだし、どうでもいいか…)
そう思うと、少し気が楽になった。
「‥‥‥‥?」
不思議そうに樋瀬を見上げる。
幽霊は名乗らない。そういうものなのだ。本人は意識していないが。
まぶす唾液が、口の端から垂れている。
どうすればここまで出るのか、という位唾液を塗したところで、
「お気に召しませんか‥‥‥?申し訳ありません‥‥‥」
柔らかいままの逸物をしゃぶりながら言う。
樋瀬の反応が遅れているのが緊張の所為だということに、気付いていない。
「濡れないわ‥‥‥‥これじゃぁ満足して頂けない‥‥‥‥」
哀しそうにそう言う。
左腕で豊満な乳房をホールドした、その右手に水差し。
「これなら‥‥‥‥」
そして、暗い表情のまま恐ろしいことを言った。
「少し冷たいですけど、我慢してくださいね‥‥‥‥?」
中身をぶちまけた。無論、水である。
それを潤滑材に、擦る音と共に、自らの乳房を揉みしだきはじめる。
―――水が関係ないと言われた所為なのかは定かでない。考えるだけ無駄とも言う。
360 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 03:28:57 ID:RzVY1rXQ
「……っ、あぐっ…!」
ギリギリとハ歯を食いしばり、突然身体にぶちまけられた水の冷たさに耐える。
身体の芯まで凍りつきそうな、刺すような傷みが下腹部を襲う。
だが、彼女の困ったような顔を見ると、抗議する気も失われてしまう。
すっぽりと幸の胸に覆われてしまった自らの逸物を見て、情けなさが込み上げてきた。
これで懸命に奉仕をしているつもりなのだろう、そう思うと彼女が不憫にも思える。
「そりゃあ、好きにしてくれとは言ったけど…」
諦めたようにそう呟いた。
少しずつではあるが、濡れた身体を包む彼女の感触に反応して、
冷たさに痺れていた感覚が蘇り、柔らかな胸の中で逸物が存在を示し始める。
「気持ちいい…のか?」
自分でもよく分からなくなってきた。水と唾液と、それだけではなく、自身の先端からも
期待を表すかのように、淫らな液が滴り始めた。
「んちゅ、くちゅ‥‥‥‥ずぅ」
一心不乱に奉仕している。没入、というのが正しい。
先端をしゃぶる一方で、乳房を根元から揉む動作に感じているらしく、
「ん‥‥‥‥んふっ、れろ‥‥‥ん、あんっ」
時折鼻に掛かった声が混じった。
当人は水の冷たさを感じることはない。幽霊だから。
「あんっ、ふふっ、じゅる‥‥‥‥苦くなって来ました‥‥‥」
細い指先の圧力に、白い乳肉は歪んでは形を取り戻し。
「感じて下さっていますか?嬉しい‥‥‥‥」
硬さを伴い始めた逸物の先端に、舌を尖らせて刺激を与え始める。
「こんなのは、んんっ‥‥‥どうでしょうか‥‥‥‥ぁ、んんっ」
裏筋を舐めあげて、言う。
その間にも、薄い体温を伴った乳は激しく歪み、嬌声がこぼれる。
自分でしこった乳首を刺激しながら、メイドは樋瀬の先端、割れた部分に舌を侵入させた。
「んっ‥‥‥‥きゅっ、はぁっ」
びくんと動くのを見て、より大きく口で包む。
「いい、です‥‥‥‥ふうっ、んっ、じゅる‥‥‥‥」
「このまま‥‥‥出しますか?それとも‥‥‥‥」
乳房を抱きかかえて、スカートの裾を大きく捲くった。
362 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 03:56:33 ID:RzVY1rXQ
雪のように白い、下手をすると雪より白いかもしれない
柔らかで豊満な幸の胸から、時折自らの逸物が覗く。
その、あまりに卑猥な光景に、やっぱり夢かも…なんて思いそうになる。
「はあっ…す、すごっ……」
だんだんと逸物に血流が巡り始め、包み込む乳房に激しく摩擦されながら、
それを押し返すような勢いで屹立して、ますます卑猥に水音を立てる。
「気持ちいいよ、怖いくらいだ…」
静まり返った部屋中に、いやらしい粘液が擦れる音と、荒い息遣いが響く。
さらに逸物の先端に舌先を割りいれられて、思わず腰を突き上げて快感に呻く。
「だ、だめだっ、イきそうに…ううっ!」
完全に幸に主導権を握られ、恍惚とした表情のまま下腹を強張らせて懸命に射精を堪える。
>「このまま‥‥‥出しますか?それとも‥‥‥‥」
刺激が止み、ほっとしたように溜め息をつく。実はそれ以上にがっかりしたのだが。
ようやく、人心地がついた。
「はぁ、はぁっ…このまま、イかせられてたまるかっ!」
最後は叫ぶようにそう言い放つと、身体を起こし、幸の手首をつかんでベッドに押し倒した。
遠慮もなくスカートの中に手を差し入れ、彼女の秘処を探り当てると荒々しく愛撫する。
そうしながらも、たわわな胸に吸い付き、先端の蕾を味わうように舌先で転がし始める。
押し掛かってくる体重を受け止めて、嬉しそうに笑う。
眼鏡が勢いに負けてベッドから落ちた。軋む、スプリングに合わせて。
「あはっ、喜んでもらえて嬉しい、ですっ‥‥‥‥こんなに‥‥‥‥ぁふっ」
秘所の敏感な部分に食い込む感触に、腰を持ち上げる。
肘まで降りたブラウスが、拘束にも似た風情。自由な胸元が、視覚的に揺れている。
「もっと‥‥‥もっと、下さいっ‥‥‥はっ、はぅっ‥‥‥‥やんっ」
内部は既に、これ以上無いくらいに濡れている。
ショーツは汗と愛液でぐっしょりと湿り、シーツを汚さんばかりの勢い。
「もっとっ‥‥‥‥そこ、いいの、あんっ」
皺の寄ったエプロンを握り締めている。開いた脚をもじもじと揺らしながら、口にする。
「厭らしいメイドです‥‥‥でもっ、んはぅっ、嫌いにっ、ならないでっ、ご主人さまぁ‥‥‥‥」
三つ編みが解けかけて、乱れたシーツに踊る。
そこに乳を擦りつけるように、身を捩じらせて悶える。
そして、樋瀬の逸物に指を伸ばし、
「下さい‥‥‥‥ね、それ‥‥‥下さいっ‥‥‥‥ふぁあ、欲しくておかしくなっちゃいます‥‥‥‥」
自分でも局部を弄りながら、恍惚と口にする。
364 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 04:21:52 ID:RzVY1rXQ
「やっぱり好き者だな…こんなにエロい身体をしやがって。
嫌いになんてなるものか、ふふふ。楽しませてもらうよ」
ふん、と鼻を鳴らすものの、しかし表情はどこか楽しそうに笑みすら浮かべて、
気を抜けばどこまでも沈み込んでいきそうなほど柔らかな、彼女の身体にのしかかっていく。
しとどに潤った幸の秘処から指を抜き取って、彼女の眼前に突きつける。
「ほら、こんなに濡れて。これはさっき零した水じゃないよな?」
彼女を詰るように、わざと意地悪な口調でそんなことを言う。目が笑っている。
自らの逸物と幸の秘処とがぴったりと合わさるように身体を重ねて、
ショーツの上から逸物をこすりつける。
「もう欲しいのか? まだまだ楽しみたいんだけどな…」
竿全体で、布地の上にまで染み出した淫蜜のぬめぬめした感触を楽しみながら、
焦らすように全身にキスの雨を降らせる。白い肌にほんのりと薄桃色の跡が残る。
「そろそろいいかな…これだけ濡れていればいいだろ」
独り言のように呟いて、濡れたショーツを強引に剥ぎ取ると幸の脚を開いて割り込んだ。
軽く手を添えて先端を秘処に宛がい、ゆっくりと腰を進める――と見せかけて、ぐいと突き入れた。
「そう、ですか‥‥‥‥?」
不意に理性が戻る。純朴な瞳が、樋瀬を伺うように見上げた。
それは一瞬。より強く掛かる体重に、柔らかな身体がベッドに没みこむと、
茶色の瞳がしなり、快感に細められた。
いっぱいに開いた小さな唇が喘ぐ。
「は‥‥‥‥あはっ、あんっ、は、あは、はふぅっ!」
繰り返し身を捩る。
>これはさっき零した水じゃないよな?
「わたしの、水っ‥‥おいた、しちゃいました‥‥‥あは、ああん!、やん、止まらないよぉっ‥‥‥‥」
擦りつけられる感覚に、泣きそうになっている。
「下さいっ‥‥‥‥がんばりますからっ‥‥‥‥!」
焦らされるかと思いきや、一度に入ってきた男根に、
「はうぅっ‥‥‥‥あんっ‥‥‥‥!」
柔らかく、複雑な突起を孕んだ肉が一度にうごめく。
押しつぶされた乳房から伝わる快感と、突き込まれる刺激に大声を挙げた。
「あん、あん、ああんっ。ふぁ、ふああっ」
開いた膝をがくがくとふるわせる。
366 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 04:56:52 ID:RzVY1rXQ
一息に奥まで挿入したものの、あまりの快感にそのままの姿勢で固まってしまう。
「くっ…吸い付いて、絡み付いて…抜けないっ…!?」
逸物の突起をしなやかに捉え、時にきつく収縮し、時に逸物を吸うように拡張する。
柔襞は温かく、それでいてほんのり冷たいようにも感じられる。
ぬちゃっ、と体液が絡む音が無言の空間に響いた。
そのまま幸の秘処に全身が吸い込まれていくような錯覚を覚える。
ベッドに両手を突いて身体を支える。さらに逸物に血液が流れ込み、膨れ上がった。
「動く…ぞ……なんて、やらしい身体なんだよっ!」
ゆっくりと腰を引く。駄々をこねるように逸物に絡む襞がめくれ上がり、鮮やかな紅を見せる。
あまりの快感に、深い吐息が漏れる。
一度引き抜いてから改めて逸物を挿入し、抽送を始める。
全身が性器と化したかのような、腰が抜けそうなほどの性感に唇を噛んで耐える。
油断しようものなら、その一瞬に達してしまいそうだった。
「いい…いいぞ、気持ちいい……はっ、はぁっ…長くは持たないかもな…」
「気持ちいい、気持ちいい‥‥‥‥やぁっ、ああっ、めくれる、めくれるよぅう」
殆ど喚くようにして喘ぐ。
「もっと、もっとくださいぃっ、奥、奥がいいのっ、ごめんなさいごめんなさいっ」
男の背を抱きしめて、腰を動かす。官能に応えて、内壁がびくびくと震えた。
引き抜かれると、全身が空っぽになったような寒さに襲われる。
「ごめんなさい、欲しい、欲しいのっ、ごめんなさい欲しい欲しい欲しいよぉ‥‥‥‥あん、あああんっ」
腰を引き上げて密着させる。脚を背に絡めて、放すまいと内部を締め付ける。
数度、引き剥がされるようにして動いたあたりで、熱がぶちまけられた。
「あ‥‥‥‥ふ‥‥‥‥いっぱい‥‥‥‥いっぱい‥‥‥‥」
それでも、身体を放さない。腰を痙攣させながら、樋瀬の腰をきつく抱いている。
細かい絶頂を向かえているらしく、虚ろになった目が数度、見開かれた。
併せて搾り取るように、内部が収縮する。柔らかな肉の襞が、これでもかという程引き絞られた。
「お水っ、置いていきます、んはっ、から‥‥‥‥ふっ、飲んでくださいね‥‥‥‥」
そう言って、うっとりと笑う。流れ出す性感に時折声を挙げながら。
「ち‥‥厨房の一番奥の水道は、井戸水を引いているんです‥‥‥」
「夏でも冷たくて美味しいから、誰かに飲んでもらいたくて‥‥‥」
ゆらり。
368 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 05:26:11 ID:RzVY1rXQ
「はぁっ…やばい、やばいよっ……!」
切羽詰った表情で、幸に腰を突き入れるたびに天井を仰ぎ見る。
そんなことではとても紛らわせないほどに情熱は昂ぶり、逸物はまた熱を帯びた。
ちゅっ、ぐちゅっ、と水音が響くリズムに、絶え絶えになった呼吸が重なる。
腰の動きはそのままに、まるで水の詰まった風船のように震える幸の乳房を捕まえ、
頂点に踊る突起を口に含む。軽く歯を立ててみる。嗜虐心に火がつく。
リズミカルな抽送のリズムが崩れ、感覚がが暴走し始める。遮二無二、幸を貪った。
「ううっ、もう…出る、出るっ……うおおおぉ!!」
最後に一突き、お互いの性器を密着させ、逸物の先端はコリコリした子宮に突き当たる。
そのまま引き金を引き――獣のような咆哮とともに、一気にぶちまけた。
勢いよく吹き出された白濁が彼女の膣内を染めていく、その音までも聞こえるようだった。
秘処の収縮に合わせて逸物は何度も脈打ち、濃厚な粘液を吐き出した。
「なっ、膣内で出しちまった…くそっ……」
しばらくの後。ぜいぜい息が荒れている。がくりと肩を落とした。
考えられないほどに疲れ果て、幸の言葉に頷くのが精一杯だった。
(井戸、井戸…どこだ、井戸……?)
幸の身体を抱こうとするかのように手を伸ばした。ゆっくりと視界がコマ送りになり、
白く靄がかかりはじめ……シーツの海に倒れこみ、意識を失った。
場所は変わって厨房。
目が覚めたらしく、水を飲みにきている。
台所で蛇口を開けると、爪先立ち。口をつけて喉を鳴らす。
見つかると只ではいかないのだが、寝苦しい夜には蛇口に直が心地いい。
口の中に入った髪の毛数本を抜き取ってぷはぁ、と息を吐く。
「ふー」
口元を押さえて、生き返った心地に目を細めた。
大きな、システムキッチン仕様の調理場から離れて、厨房の片隅。
酸化の進んだ蓋が被さった、小さな流しを、桂はちらりと見た。
人ならざる者の気配に、彼女は敏感である。
「ずぅっとそのままは可哀想だと思ったのだけど‥‥‥‥楽しそうかも」
真顔でそんなことを呟いて、その一角に背を向ける。
お下げで眼鏡にドジっ子属性の幽霊の誘いに応じると翌一週間不運が続く、
そういう噂が屋敷にはあるとかないとか。そもそも、しばしば「出る」のがこの屋敷だとか。
‥‥‥‥そんなことを、屋敷に来て日の浅い彼女は知る由も無い。
ベッドの傍らに立ち、樋瀬を見下ろしている。
眼鏡は元通り、メイド服も、野暮ったいそれに綺麗に戻っていた。
影のある、すこしおどおどした様子の残る笑いを浮かべている。
気持ち良かった。嫌いにならないと言ってくれた。
そのことへの嬉しさ込めて、胸にそっと手を当てる。
「また、お伺いします‥‥‥ちゃんと、がんばってお勤めしますから‥‥‥‥」
音もなく歩いて、部屋を出て行く。
カートだけが残った。カートと、水が半分ほどに減った水差し。
夜の廊下に、白い背が消える。
371 :
樋瀬 鴻一:2005/08/18(木) 06:54:52 ID:RzVY1rXQ
ふと目が覚めた。
勢いよくベッドから起き上がる。
自分の悲鳴に驚いて、慌てて口を押さえた。
視界の霧が晴れてくるとともに、下半身に気怠さが蟠る。
なにか夢を見ていたような気もするが、最後の光景しか思い出せなかった。
何も見えない、真っ暗な水底を、仄かな明かりに向かって泳いでいた。息が詰まりそう。
愚かにも呼吸を試みて、ごぼりと泡が水中に解けた。ここは水の中。息が詰まる。
ゆっくり、ゆっくりと、身体が沈んでいく。水は冷たく粘り身体に絡みつく。息が詰まった。
不意に誰かの手に腕を取られた。ぐいと引き上げられた先には、見覚えのあるメイドの顔が。
時計に目をやると、起きるにはまだ早い時間。もう一度、ベッドに倒れこんだ。
身体が鉛のように重い。寝巻きの乱れを直すことすらできない。
何故だか違和感を覚えるのは――いつ着替えたっけ?
やがて自然と瞼が落ちるその寸前、何かを見る。
一筋の朝日を受けて煌く水差し。
枕に付いた長い黒髪。
再び部屋に静寂が戻った頃、開け放された窓からそよ風が吹き込んできた。
はためいたカーテンが窓際の鉢植えを倒し、その枝が机上のインク壷に触れた。
機密文書が黒い海に飲み込まれて、最初の不幸はじっと主人の目覚めを待っている。
自室にて、真剣な表情で机に向かっている。
傍らに置かれたグラスは空になり、溶けた氷がカラン、と音を立てる。
しばらく間食を控えようと決意を新たにし、厨房から図書室へと向かう。
「鰻尽くしの日々が終わったと思ったら、今度はお盆……舌は喜んだけれど…」
しばらく真剣に取り組んでいたが、ぴたりと手が止まる。
しかめっ面をしながら机に置かれた紙と睨みあうが…ふぅ、と息を吐いて。
「これは、辞書がないと分からないなぁ…お屋敷にも図書室はあったよな…?」
引き出しから館内図を取り出して、部屋の灯りはつけたまま部屋を出る。
図書室で本を読もうとするも、手に取りたくなるのは料理のレシピ本ばかり。
こんなんじゃいけないとその区画の書架から離れ、何気なく部屋の端にある書架までやってくる。
「案外、空腹を紛らわすのにはいいかもしれないですね」
官能小説を見つけたので、その辺の椅子に座って読み始める。
今までの疲れを取る事も兼ねてか、館内図を見つつのんびりと歩く。
ついでに暇潰し用に面白そうな小説でも持っていこう…と考えていると、図書室の前に着く。
軋んだ音を立てながら扉を開けて、辞書を探そうとするが、慣れていないせいで戸惑ってしまう。
「えーっと、ここも違う…。あー、ここも…ったく、どこだぁ…?」
ぶつぶつと呟きながら、どこが辞書の区画かと一つ一つ丁寧に調べ歩く。
意識せずにだんだんと隅の方まで歩くが、辞書探しに夢中になっているせいで周りが目に入っていない。
だんだん時間が経つうち、本を読み真剣に耽ってしまう。
そのため神楽坂のことには全然気付かないでいる。
近付いてきた神楽坂のほうも、どうやらこちらに気付いていなかったらしい。
「…あっ! 申し訳ありません、俊樹様! 大丈夫ですか? お怪我はありませんか?」
お互い、盛大にぶつかってしまう。
読んでいた官能小説は、激突の衝撃でどこかに飛ばされてしまっている。
(どこだろう、あの本…… 俊樹様に見つかる前に見つけなきゃ)
探しながら歩いていたせいで、そこにいた人影に気付かず盛大にぶつかってしまう。
「し、志保さんっ…? ごめんなさい、気付かなくて…。
俺は大丈夫ですけど…志保さんの方こそ、怪我とかしてないですか?」
志保を案じながら声を掛けると、足元に文庫サイズの本が落ちてくる。
拾いますよ、と言って拾い上げ中をめくると…ちょうど男女が激しく求め合っている場面だった。
「…志保さん、こんなの読んでたんですか…? なんだか、ちょっと意外ですね」
慌てる志保を手で制して、うわー、と呟きながらパラパラとページをめくる。
小説の中では、薄暗い部屋の中で男女が絡む…場所的にはこの図書室がまさにうってつけである。
「もしかして、志保さん…ここでこんな事したい、って望んでたりしたんですか?」
弱みを握っているというせいもあるのか少し強気になって、志保の腕を掴んで壁際に追い詰める。
珈琲が抽出されるまでの間、椅子に座ったまま両肘を机につけて頬杖。
足を僅かにぶらぶらさせながらコーヒーメーカーをじっと眺めている。
>>378 「ええ… 私は大丈夫です――」
そう答えていると、読んでいた官能小説を神楽坂に拾われてしまう。
「……」
恥ずかしさで俯いて、押し黙りながら彼の動向を見守る。
「違います! お腹が減ったので、それを紛らわそうと思って図書室に来たんです。
そうしたら、たまたま…… 最初は、ぜんぜんそんなつもりなかったんです、俊樹様」
壁に追い詰められるが、全く抵抗はしない。
本を読んでいたときからだんだんと秘所を潤ませる愛液とともに、
無意識のうちに神楽坂の言うことを肯定していた。
「それとも…… 俊樹様が望んでいたり?」
軽く作り笑いしてみせ、神楽坂を挑発する。
>>380 追い詰めているというのに動じるどころか、逆に挑発してくる志保に苦笑いする。
「志保さんがエッチな小説を読んでいて、ここには俺と志保さんの二人っきり…。
それに、「最初は」って事は…今は少なからずそのつもりがあるって事ですよね。
辞書を見つけたらさっさと戻るつもりだったんですけど、据え膳食わぬは何とやら、ですよね?」
にこりと微笑んで、腕を掴んだまま唇を奪う。
志保に手取り足取り教わった技術を総動員して舌を口内に侵入させ、嘗め回していく。
口付けを交わしながら、空いている手は衣服の上から豊満な乳房に這わせ、弄ぶ。
>>381 「ん……っ!」
口腔内に侵入してくる巧みな舌の動きは、神楽坂の技術の上達を窺わせる。
数日前まで異性の身体を知らなかった人間だとは思えないほどに。
「んっ、あぁ… もうそんなに上手くできるなんて。
俊樹様、どうぞ…… 私の身体、どうぞご自由に扱って下さい。
もう…… お任せしても大丈夫、ですよね?」
神楽坂の指戯によってその形状を様々に変えてゆく乳房。
その乳房に与えられる刺激を受け、身体の奥から官能に満ちた熱い息を吐きながら。
「俊樹様の自由に。私は、俊樹様が楽しむための道具にしか過ぎません。
どうぞ…… 私の身体をお楽しみ下さいませ…」
ブラウスのボタンに手を掛けて胸元を肌蹴させ、
スカートの中のショーツを慣れた手つきで取り去ってしまう。
「道具、って言い方はあんまり好きじゃないですね…志保さんにも気持ちよくなってもらいたいですから。
志保さんが俺を悦ばせてくれたテクニックで、今日は俺が志保さんを悦ばせてあげますね?」
もう一度軽く口付けてから、曝け出された乳房を掬い上げるように包み込み、その頂点に舌を這わせる。
形をなぞるように舐め、口に含み、まるで赤ん坊のように乳首を強く吸い上げる。
(志保さんには、赤ちゃんがいたんだっけ…? …ま、ここで話題にするのは野暮かな)
愛撫を続けながら、頭の中では冷静にぼやく。
志保が自らショーツを脱ぎ捨てたのに気付いて、それを拾い上げて志保に持たせる。
「俺にも、少しは奉仕をして下さいよ…お互い、手だけで一回気持ちよくなっちゃいませんか?」
谷間に顔をはさみながら、志保を見上げて言う。
その手はスカートの中に潜り込み、秘所に音をさせながらゆっくりと指を侵入させる。
「ほら、志保さんも…俺のを扱いてくださいよ。
志保さんの下着を、志保さんが俺のに被せてくれたりしたら最高なんですけどね?」
「ひっ、あぁ……っ、強く吸っ、ちゃ…… あぁっ!」
執拗な胸への責めに早くも卑猥な鳴き声を上げる。
強く座れた乳房の先端からは、母乳が僅かに流れ出していた。
「あぁ… んん、ん、て、手だけで… 面白そうですね、そうしましょう」
神楽坂の言ったように、彼の逸物をショーツで包み、軽く扱いてやる。
そうすると逸物が次第に大きくなっていき、面白くてだんだん手に込める力を強くしていく。
「…ふふっ、俊樹様、気持ちいいですか?
長くお仕事をしているけれど、こんなやり方は初めて」
自分のショーツの中で逸物が激しく猛っているのを見て、すごく興奮してしまう。
「んっ、くぅっ…! 手の柔らかさと、ショーツの感触が…気持ちいいですっ…!」
志保の手の中で肉棒はどんどん膨れ上がり、先端を覆うショーツには先走りが滲み始める。
腰が砕けそうになるのをこらえながら、秘所をかき回す指の動きをどんどん激しくする。
「志保さんのここも、どんどん濡れてきてますっ…これを触られると、気持ちいいんでしたっけ…?」
陰核に指を伸ばして包皮を剥き、そっと摘んで痛くない程度に転がすようにして弄り回す。
乳房の頂点からは白い母乳が少量ながら零れてきて、興味深そうに舌を伸ばして舐め取る。
「志保さんの母乳、甘いです…もっと、俺にご馳走して下さいよ…くちゅっ、じゅるっ…」
再び乳首を口に含み、舌をたくみに動かして母乳を啜ろうとする。
上下を同時に責めながら、自身の肉棒は激しく扱かれてびくびくと震え始める。
「んっ、あ、あっ、気持ち良過ぎて……っ」
胸元と陰核から発せられる快感に負けまいと、
下着越しに掴んでいる神楽坂の逸物をより強く握り、激しく動かす。
「そんな… 今はもう、あまり出ないんです。
だから、そんなに吸ったって、刺激したって…… あぁ、ダメ……っ!」
母乳を求める神楽坂にさらに刺激を強められ、軽く達してしまう。
「もう…… 俊樹様、私の感じるところ、教えて差し上げましょうか?
でもその前に、俊樹様のものを搾らないとダメですね」
秘所を弄って愛液塗れになった彼の指を舐めて綺麗にすると同時に、
逸物を扱く手の動きにラストスパートを掛け、ショーツの中に白濁を出させようとする。
「もう出ないんですかっ…もう少し早く屋敷に来ればよかったですね?」
秘所をかき回していた指が少し締め付けられ、志保が達した事を察して吸い付くのをやめる。
それでも乳首を舐め回すのをやめないが、志保からの激しい責めにそれも途切れ途切れになる。
「志保さんの、感じるところですかっ…? ぜひ、教えて欲しいですっ…!
えぇ、そうですねっ…思いっきり、搾り出してくださいっ……くぁっ、イクぅっ…!!」
激しく扱かれて、肉棒をびくびくと脈動させながら肉棒を包むショーツに吐き出す。
ショーツに溜まるくらいに精液を吐き出して、荒い息を吐きながら残滓まで搾り取られる。
「はぁ、はぁ…志保さん…後で、ちゃんとこのショーツ履いて下さいね…約束ですよ?
…それで、志保さんの感じるところってどこですか? 教えてくれるんでしょう?」
ようやく落ち着いて、肉棒を曝け出したまま志保の頬を撫でながら尋ねる。
山由「ここがネットで噂のメイド館ですか?」
鈴木「私の情報網に間違いはないでしょー!!」
佐藤「し、しかし、ほ、本当に毒男の我々が足を踏み入れても宜しいのでしょうか?」
鈴木「我々だからこそのメイドでしょう、佐藤氏?」
佐藤「そうは言いましても、あの情報は捏造の可能性も否めない訳でして…」
鈴木「私の情報にケチをつけるというのですか!?」
山由「ま、まぁ二人とも落ち着いて下さい!! とにかく中に入ってみないことには…」
佐藤「し、しかし、どうやって入れば宜しいのですやら…」
鈴木「こんなこともあろうかとインターホンがありました〜!!」
佐藤「さ、さすが鈴木氏!! 見事な探偵能力ですぞ〜!!」
山由「では僕が押してみます……」
ピンポーン
三人「………………ゴクッ」
映写室の掃除を終えて出てくると
>>388の呼び出し音が聞こえる。
「ん?…誰か来たのかなぁ。はいはい、今行きますよーっと」
>>387 「……神楽坂様、可愛い」
男性の達する瞬間を観察して、そんな感想を漏らす。
そして劣情の赴くままショーツの中に溜まっている粘液を指で少し掬い取り、
その指に付着した粘液を厭らしく舐めとって見せる。
「は、履くんですか!? ……わかりました、履きます…」
射精して一時的に猛りが抑えられている逸物の汚れを舌で掃除していると、
白濁塗れの下着を履けと言われて驚くが、素直に従う。
「…感じる場所って言うより刺激の種類、でしょうか…… 私…
噛まれたり、抓られたりするのが好きなんです。乱暴に扱われるのが…
例えば、こんな…… あぁっっ!!」
自分で乳房の先端をきつく摘み、抓って見せる。
「もちろん、他のメイドさんは乱暴に扱っちゃダメですよ、俊樹様」
佐藤「だ、誰も出て来ませんよ、山由氏!! 本当にちゃんと押したのですか!?」
山由「確かに押したはずなのですが…」
鈴木「はっ!? これは私たちを試しているのかもしれない!!」
佐藤「そ、その試すとは如何に、鈴木氏!?」
鈴木「それは…アキバちゃんにはメイドの相手はさせないということではと」
山由「それでは僕らが来たこと自体が無意味ということでは!?」
佐藤「い、いくらなんでもそれは殺生な!?しかし一理はあると思いますぞ!!」
三人は外で喋っている。
射精の瞬間は、傍目から見れば情けなくも見える…分かってはいた。
それでも、面と向かって可愛いと言われると、恥ずかしいが少しだけこそばゆい感覚になる。
「えぇ、今日のお仕事はそんなに残ってないでしょうから…大丈夫でしょう?
ちょっとぬるぬるするかもしれませんけど、今日一日だけでいいですから…お願いしますね」
精液で汚れた肉棒を清める志保の頭を撫でながら、笑顔で言う。
志保の告白と、自分で証明してみせる姿に、さっきの放出で気の抜けた劣情が蘇ってくる。
「分かってますよ…だいたい、僕は優しいって評判なんですから。…いい人止まりですけどね。
それにしても…乱暴に、ですか。見かけによらないとはこういう事ですよね、本当に。
せっかく告白してくれたんですから…俺も、志保さんが望むように責めてあげますね?」
言うなり、再び志保を壁際に押し付けて、硬く尖った乳首に歯を立てる。
強弱の加減が分からず、少し痛いくらいの強さで乳首を噛み、舐め回す。
もう片方は乳首の先端に爪を押し当てて、割れ目をより深くするかのように爪を押し込んでいく。
玄関でドアを少し開け、眉を顰めているチエに外の事情を聞くと
額を苦笑しながら軽く叩く。
「こら。御客様を見た目で判断しないの」
>>391 交代してドアを開け、客人たちに話しかける。
「お待たせしました〜。こんばんは、当家に何か御用でしょうか?」
鈴木「ほ、本物のメイドさんが出て来ましたよ!!」
佐藤「来ている服もメイドカフェの偽物とは違う、本物の素材のようですぞ!!」
山由「あ、あの、僕たち、そ、その、毒男を卒業したくて、こ、ここに来たんですけど…」
佐藤「や、山由氏、今の貴方は勇者に相応しい!!」
鈴木「萌え〜!! 本物のメイド萌え〜♥」
佐藤「す、鈴木氏、少しは落ち着いて下さい!!」
山由「お、お願いします!!僕たちにどうか…、どうかお情けを…」
頭を下げる山由に驚き、佐藤と鈴木を続いて頭を下げる。
佐藤「お、お願いしますー!!」
鈴木「私たちを卒業させてください!!」
>>392 「あぁっ、痛っ、ん、あ、ぁっ、でも……っ!」
相手から逃れることができない壁際という状況。
さらに胸元を襲う鋭い痛みに、自分の中の被虐心が燃え上がってくる。
そうして被虐心が荒ぶるたび、痛みがひどく甘いものに感じられてしまう。
「んぁ、あぁぁ、と、俊樹様…… こういうことが、私好きなんです。
それでも… 私を抱いて下さいますか?」
理性は痛みと快感の渦に呑み込まれ、恍惚と潤んだ瞳で神楽坂に訴えかける。
彼の耳元で色艶を含んだ吐息を漏らしながら、そっと耳へ舌を這わせる。
耳全体を掃除するようにして舌を動かし、濡れた耳へそっと再び息を吹き掛けた。
「ねぇ、俊樹様… 私の手を縛って下さいませ」
自分のブラを神楽坂にそっと差し出す。
>>394 「メイドカフェ?……毒男? あら、大変。毒って、何かのご病気ですか〜…」
首を傾げたりするが
>私たちを卒業させてください!!
「お、御客様っ。頭を上げてください〜」
次の瞬間、頭を下げ始める彼らの勢いに慌ててしまう。
アキバ系男性の生態に疎いので十分に内容が理解できなかったのだが
とりあえず宿泊希望の客だろうと思い中へ通す。
「今はお部屋は十分に空いてますし、すぐご案内いたしますので。大丈夫ですよー。
さ、こちらへどうぞ」
にこっと微笑んで客室へ案内する。
「皆さん御一緒で宜しかったですか? はい、どうぞ」
3人にそれぞれ紅茶を手渡しつつ言う。
>>395 志保の声に、言いようもない嗜虐心が湧いてくる。
痛みが快感となり、喘ぎ声が激しくなる志保をさらに攻め立てる。
「志保さんにこんな性癖があったなんて、驚きですけど…そういうのも、好きですよ?
志保さんが望むなら、いくらでもしてあげます…俺も、病み付きになっちゃいそうですしね」
耳穴を舐めまわされる快感に震えながら、志保のお願いに笑顔で頷く。
ブラを受け取って志保に後ろを向かせて、少し苦労しながら後ろ手に少しきつく縛る。
「俗に言うSMプレイってやつですかね、志保さん…いや、こういう状況なんだ。
さん付けよりも、呼び捨てされた方が燃えるんじゃないですか…ねぇ、志保?」
再び志保の身体をこちらに向かせて、豊満な乳房を両の手で寄せ合わせる。
互いに近づいた乳首を擦り合わせながらそこに唾液を落とし、粘着質な音を立てながら刺激を与える。
>>397 「俊樹様、有難う御座います。それにしてもこんな状況、誰かに見つかったら大変ですね。
図書室の奥で、こんな卑猥なことをしているなんて……」
後ろ手に縛られながらそんな感想を述べる。
もちろん、そんな状況さえも淫靡な悦楽のスパイスだった。
「はい、呼び捨てのされた方が…… 俊樹、様」
四つん這いになって、神楽坂の靴の先にキスをする。
自分を奴隷の身分まで堕とし、より被虐心を高めるための儀式。
「んっ、アァ…… すごい、私の胸、まるでパン生地みたい…」
母乳で子供を育てる器官である乳房を、人の身体の一部でないかのように扱われてしまう。
そのことに言いようのない被虐の感情を憶えながら、伝わってくる快感に嬌声を上げる。
>>398 「確かにね…でも、今の志保なら見られたら余計に喘ぎそうだね?
羞恥心すらも快楽になって…もっとも、俺は二人っきりで志保を抱きたいけどね」
志保、と呼び捨てにしてから、口調もそれとなく高圧的になっている。
らしくない口調だが、この状況のせいもあってか不思議と違和感は感じ取れない。
「志保のおっぱいは変幻自在だね…どんなに乱暴に扱っても、この綺麗さは奪えないんじゃないかな?」
二つの乳首が重なったところに舌を伸ばし、派手な音を立てながら舐めるというよりもしゃぶっている。
志保の嬌声に満足げな笑みを浮かべながら、膝を志保の足の間に割り込ませてぐりぐりと押し付ける。
「志保のここも、そろそろ俺のが欲しいんじゃないかな?
おねだりしてみてよ…俺がその気になるくらいに、エッチにおねだりしてよ…出来るよね、志保?」
>>399 「んんんっ、あぁ、ひ、膝が当たって……っ!」
疼いて堪らない場所を膝で刺激され、思考を完全に性欲が支配する。
胸元と秘所を基点として、身体の火照りはすでに熱病のようだった。
「はい… 欲しくて、もう我慢できません、俊樹様。
疼いて、疼いて仕方ないんです。どうか、この疼きを鎮めて下さい…」
上目遣いで、鼻に掛かった声色。
さらに腰を淫らにくねらせて、床に秘所を擦りつけてみせる。
「私のお尻でも、出産を経験した膣でも…… どちらでも構いません。
俊樹様の望むほうをお選び下さって結構ですから、
深く、激しく、私の穴が擦り切れるまで俊樹様の逸物で突いて下さい…」
そう懇願している最中にも、自分の発言自体に欲情してしまう。
ただでさえ愛液で床を湿らせているのにも拘わらず、より多くの蜜を肉壷から分泌させた。
「俊樹様、お願い致します……」
>>400 「志保がそこまで言うなら…いいよ、疼きを鎮めてあげるよ」
自分の足元で淫らに腰を振り、男を求める志保に肉棒は限界まで硬くなる。
床を使って自らを慰めている志保を立たせて、腕の戒めを解いて背中を壁に押し付ける。
「志保には悪いかもしれないけど、達する時に互いを抱き締めるのが好きなんだ。
だから、腕は解かせてもらうよ…その代わり、思いっきり気持ちよくしてやるからね?」
言って片足を抱えあげて、濡れそぼった秘所を丸見えにする。
愛液を滴らせるそこに肉棒の裏筋を何度も擦り付けて、愛液で濡れ光るくらいになってから、ようやくあてがう。
「お尻は、また今度にさせてもらうよ…じゃあ、一気に行くよ、志保っ…!」
一気に腰を押し進めて、奥深くまで一息で挿入し、そのまま激しく腰を動かす。
突き入れるたびに揺れる乳房を鷲づかみにしながら、荒々しい動きで奥深くまで突き上げる。
>>401 「あぁ… 俊樹様、有難う御座いますっ!
私も、俊樹様が気持ちよくなれるよう頑張ります」
彼のものが入ってきたら、精一杯締め付けてあげようと心に決める。
そのまえに膣を軽く締めて予行演習すると、内部に溜まっていた愛液が出てくる。
たくさんの粘液が太腿を伝って流れ落ちた。
「んぅ、あぁあぁっ! あぁっ、熱い…… ですっ、凄い……
…お、お腹の中のものが、全部掻き出されちゃいそう…っ」
段差のある雁首を持つ逸物を使い、神楽坂が激しい突き上げを行ってくる。
敏感な粘膜を荒々しく蹂躙され、苦しげでもあり、恍惚でもある表情で快感の感想を述べた。
想像を絶する快感のあまり呼吸をするのがやっとで、
喘ぎ声による行為の感想は伝えられない。
嬌声が上がったとしてもそれは途切れ途切れで、壊れたテープのようだった。
「それでは失礼致します。ごゆっくりなさってくださいね」
一礼して客室から出ると、空いたカップをカートに乗せ厨房の方へ歩き出す。
「♪〜」
>>402 志保の様子に少し心配になるが、それ以上に快感に支配されて声を掛けることも出来ない。
短く息を吐きながら、ひたすら突き上げ続けて、愛液をすべてかきだそうとしているかに見える。
「ふっ、はぁっ…志保の中も、すっごく、気持ちいいよっ…!
ほら、もっと締め付けて…さっき、たくさん出したからね…もうしばらく、持つよっ…!」
身体に汗を浮かべながら、ぶつかり合う骨が少し痛いくらいの激しさで突き上げる。
上下左右に揺れる乳房の片方に顔を近づけて、乳首に歯を立てて時に痛みを、時に甘さを与えるように弄ぶ。
片手を志保の背中に回し、頭が壁にぶつからないように頭を抱えながら、獣の如く求め続ける。
>>404 「あぁん、あぁっ、御免なさい、あぁ、ん、あぁっっ!」
締め付けの足りなさを指摘され、すぐに膣に力を入れて逸物を締め付けてやる。
しかし強く締め付ければ締め付けるだけ、逸物の感触がダイレクトに伝わってくる。
そのため神楽坂に快感を与えようとすればするほど、必要以上の快感に苛まれた。
「んんっ、あぁっ! だ…っ、めぇ… もう…… あ、あぁ、ああぁっ!」
神楽坂が達するにはまだまだ余裕があるのに対し、
もうこちらは何度も達して、半ば絶頂を繰り返すための拷問かのように思えた。
「うぁ、あぁっ、また… ……あぁぁああっ!」
背中を大きく仰け反らせ、至上の悦楽に感電させられた全身を震わせる。
>>405 「あぁっ、いいよ…きゅうぅって締め付けられて…ちゃんと、咥え込んでるっ…!」
強く締め付けられて、それを無理やり押し進める感じになりさらに激しい快感を与える。
こちらがようやく絶頂に近づいた頃には、志保の身体が少しぐったりとなっていた。
「ははっ、何度達したかな…? でも、俺もそろそろイクよっ…!」
志保の身体をもう一度抱き締めて、密着した態勢で何度も突き入れる。
かき出してもかき出しても溢れてくる愛液を床に飛び散らせながら、最奥まで突き入れた瞬間…
「くぅっ、出るよ、志保っ……うっ、くああぁぁぁっ…!!」
咆哮をあげて、志保の膣内へと大量の欲望を吐き出す。
しっかりと抱き締め、荒い息を吐きながら最後の一滴まで志保の中に注ぎ込む。
「俊樹様ぁっ…… あぁ、…っ、……っ!!」
最後は疲労のあまり、達するときに喘ぐことさえできないでいる。
流される悦楽の刺激に、身体をまるで淫具のように震わせるだけ。
だが身体の意思や欲求とは無関係に与えられる快感。
そしてそれを与えられる堕落した自分に、被虐を伴なう大きな悦びを感じていた。
神楽坂が白濁を吐き出すと、動かない身体でも膣が勝手に蠢き始める。
牝の本能なのか最後に大きく彼の逸物を締め付け、精を搾り取った。
「……」
そのまま神楽坂に挿入されたまま――抱かれたまま――深い眠りへと落ちてゆく。
>>407 「うっ、ぁ……志保、さん…? …寝ちゃったのかな?」
射精の余韻から意識を覚醒させると、まるで憑き物が落ちたようないつもの表情と口調に戻る。
自分の腕の中で静かな寝息を立てる志保に苦笑いして、軽く口付け、ゆっくりと肉棒を引き抜く。
「起こしちゃうのも可哀想だし…仕方ない、あの問題集は明日以降に持ち越しだな」
簡単にだが後始末を終えて、眠っている志保に四苦八苦しながら見た目を整える。
さり気なく、精液にまみれたショーツを履かせて、床に落ちていた官能小説を手に握らせる。
「この時間なら、もう歩き回ってる人もいないだろう…よいしょ、っと…。
…ショーツを履いてるのに気付いたら、どんな反応をするんだろう…ちょっと、楽しみだな」
見た目より軽い志保をお姫様抱っこして自室に戻り、ベッドに寝かせる。
そこに来て今までの行為で疲れたのか、ベッドの縁に頭を預けてずるずると身体が床に倒れる。
「ぁ、れ……? …もう、いいや…おやすみなさい、志保さん……むにゃ…」
翌日、目覚し時計の音で飛び起きると、隣にいる神楽坂に気付く。
「……あ、私、図書室でして、そのまま寝ちゃったんだ。
運んでくれたのは神楽坂様…… お客様に運んでもらうなんて…」
目覚し時計の音にも目覚めず、寝息を立てている客人のほうを見て呟く。
屋敷の従業員としての不甲斐なさを少しだけ悔いつつも、
気持ち良かったからいいか、なんて思うことにして自室を後にする。
(確か、今日は私が朝食担当だったような……?)
顔を洗おうと洗面所に向かう途中、下腹部というより秘所の違和感に気付く。
「???」
急いでトイレに行って自分の下着を脱いで見ると、そこには精液がべっとりと付着していた。
膣の中から逆流してきた精液もあるようで、未だ乾いていない精液もある。
「あぁ…… まずシャワー浴びなきゃ」
シャワーを浴びた後、思うことがあって体重計に載ってみる。
思ったとおり幾分自分の重量が減っているようで、朝から気分が良くなった。
部屋の窓を開けて夜風を入れている。
「少し涼しくなりましたわね。クーラーをつけなくても大丈夫みたい」
夏の間中「室温は28度」を律儀に守っていたので
暑さがおさまってきた様子に少しホッとする。
窓を網戸のみ閉めると、ネグリジェに着替えてベッドに潜り込む。
「そろそろ寝ましょう。おやすみなさいませ……」
セナのバスケットを枕の傍において目を閉じると、
まもなく静かな寝息を立て始める。
自室のベッドに寝転がって、小説を読み耽っている。
横にはすでに読み終えた小説が数冊積まれている。
客人たちが客室で読んだ本を図書室に戻すため、何冊か抱えて廊下を歩いている。
「んっ……カゴとカートでも使った方がよかったですかしら……」
最初はそれほど重いとも思わなかったのだが、
ある程度の距離を歩くと腕に疲労が溜まってきたらしい。
小説を読み終えて、図書室に返しに行こうと部屋を出る。
そこで偶然、たくさんの本を抱えたメイドさんに出会う。
「えっと、瑞葉さん…でしたっけ? …大変そうですね。
図書室に返しに行くんだったら、手伝いましょうか? 女性一人じゃ重たいでしょ」
自分も本を返しに行くから、と小説を持ち出して言う。
「はい? あ、ええと、神楽坂さま……」
最初に皆の前で紹介を受けたくらいしか面識が無かったのだが
名前は覚えていたようである。
>手伝いましょうか?
「いえ、大丈夫ですわ。お客様に手伝っていただくわけには参りませんし」
手近な飾り台に乗せていた本を勢いよく持ち上げる。
が、そのせいで何冊か腕の中から零れ落ちてしまう。
「あ、ああっ!?」
やはりメイドとしての矜持があるのか、断られてしまう。
が、その直後に数冊の本を床にばら撒くのを見て、思わず噴き出してしまう。
「ほら、やっぱり無理なんですよ…力仕事は男の領分ですからね。
瑞葉さんは小さめの本を持ってください。俺が大きいのを運びますから」
てきぱきと選り分けて、分厚い本を何冊か重ねて、両手で抱える。
男の自分が持っても少し重く感じるのだから、女性ならばもっと重く感じただろう。
「さ、行きましょう。あんまり遅くなると、お仕事が遅れちゃうでしょう?」
「も、申し訳ありません、本当に……」
すっかりしょげ返って、後から図書室へとついていく。
図書室に着くと、大型書籍用の移動ラックを持ってきて、本を受け取る。
大きなものは移動書架に戻しますから、こちらに置いていただけますか?」
そして、辞書などの入った電動書架のスイッチを入れると、中に入り、また顔だけ出す。
「ありがとうございました。もしよろしければ、この後お茶でもいかがですかしら?
お礼と言ってはなんですけれど……」
すまなさそうな笑顔を浮かべて誘う。
図書室では瑞葉の言うとおりに、本をラックの上に置く。
慣れているだけあって手際がいい…と感心しながら眺めている。
「お茶、ですか? 誘ってもらえるなんて光栄ですよ。
ぜひお付き合いさせてもらいますよ…終わったら声をかけて下さいね?」
瑞葉のお誘いに笑顔で応じて、壁に背を預けて戻ってくるのを待つ。
お茶以上のお礼はないのかな…と一瞬妄想して、慌てて頭を振って打ち消す。
>終わったら声をかけて下さいね?
「はい。では申し訳ありませんけれど、少しお待ちくださいね」
そう言って書架の間へ入っていく。
しかし、いざ本を戻そうとすると、書棚の中で傾いた大型書籍を戻すのが大変で、
なかなか仕事が終わらず、結構な時間がたってしまう。
「うん……っ、ん〜〜〜〜っ、お、重いですわ……でも、早くしませんと……」
額に汗まで浮かべてがんばるが、折り重なって倒れた大型辞典ともなると、微動だにもしない。
しばらくは窓から外の風景を眺めて時間を潰していたが、そろそろ暇になってきた。
「遅いなぁ、瑞葉さん…ちょっと見に行ってみるか」
扉を開けて瑞葉の姿を探して歩き回る。
少し歩くと、倒れた辞典を戻そうと頑張っている瑞葉を見つけて溜め息をつく。
すたすたと近寄って、手を伸ばして辞典を持ち上げてから、苦笑いしながら瑞葉の方を向く。
「ほら、俺が押さえてますから…早く直しちゃって下さいよ。
何でもかんでも一人でやろうとしなくても、俺がいるんだから呼んでくれればよかったのに」
421 :
萩野 瑞葉:2005/08/20(土) 22:45:02 ID:uiqQxtWE
「ん〜〜〜、あっ? あ、神楽坂さま……ほ、本当に何もかもしていただいて、すいません……」
恐縮しきって、辞典を次々と本棚に戻していく。
そのうち軽く本で神楽坂の指を挟んでしまうのだが、
慌てていたので、咄嗟には気づいていない。
「す、すぐ終わらせますから……」
「いやいや、早く終わらせて瑞葉さんとお茶をしたいですからね?」
かしこまっている様子の瑞葉に、笑顔で答える。
本と本の間に指を挟まれて顔をしかめるが、一生懸命な様子を見てあえて黙っておく。
残った本の数が少なくなってきたが、内の一冊は百科事典くらいの大きさで、
直すべき場所は他の本が倒れてきて完全に埋もれていた。
「こいつぁ、酷いな…瑞葉さん、身体がくっついちゃいますけど、気にしないで下さいね?
…つーか、俺も気にしないように心がけますから……よいしょ、っと…」
瑞葉が本を抱えたのを見て、後ろに立って倒れた本を立て直す。
背伸びしながら真後ろに立ったため、瑞葉とぴったりくっつく態勢になってしまう。
(あぁ、瑞葉さんいい匂いがするなぁ…)
423 :
萩野 瑞葉:2005/08/20(土) 22:58:59 ID:uiqQxtWE
>身体がくっついちゃいますけど、気にしないで下さいね?
「は、はい。お願いします……」
そうは言うものの、せまい空間で密着すると
鼓動や呼吸までが手に取るように分かってしまい、落ち着かなくなる。
キョロキョロとしながら本を戻していると、
ようやく本と本の間に神楽坂の指が挟まれているのに気づく。
「あっ! ご、ごめんなさい、神楽坂さま……!」
慌てて本を除けると、それらはまた傾いてしまうが、それどころではない。
「少し腫れてますわ……本当に申し訳ありません……」
動転しているのか、切り傷でもないのにそっとその指を取ると、口に含んでしまう。
「お、お怒り……ですわよね。お仕置きなら……あまんじてお受けしますわ……」
意気消沈した様子でうな垂れ、指を吸いながら上目遣いに見上げる。
「あ、ははっ…いや、いいんですよ。瑞葉さんは真面目に仕事をしてたんですから…っと?」
挟まれていた指を口に含まれて、舐められると思わず身体がぞくぞくと震える。
おずおずと見上げてくる瑞葉に笑顔を見せながら、優しく頭を撫でる。
「怒ってる訳じゃないですけど…こんな事されたら、俺も落ち着きませんよ。
…手伝いの後のお茶の代わりに、瑞葉さんをご馳走してもらいますから」
吸われていた指を口から離して、唇を軽くなぞってから仕事を終わらせようと言う。
「だって仕事を終わらせないと、後からご主人様にも叱られちゃうんじゃないですか?」
425 :
萩野 瑞葉:2005/08/20(土) 23:09:26 ID:uiqQxtWE
>瑞葉さんをご馳走してもらいますから
「わ、私を……?」
赤面して、胸の辺りを庇うように両腕を重ねる。
「……わ、分かりました……ちょっとお待ち下さいね」
残った数冊の辞典を、押し黙って書棚に戻すと、神楽坂の方に向き直る。
「あの、それで……ここでなさいますの? それとも、別の場所へ?」
入り口の方とチラリと見て気にしながら問う。
瑞葉の様子に、大胆すぎたかなと思いながらこちらも無言で手伝う。
「…あぁ、終わりました? よかったら、俺の部屋に来ませんか?」
瑞葉の腰に手を回して、肩を寄せ合いながら図書室を出る。
部屋に向かう途中もずっと無言で、扉を開けて部屋へと入れる。
「じゃあ、たっぷりと瑞葉さんを味合わせてもらいますね…まずは、口かな」
立ったまま瑞葉の身体を抱き寄せて、唇を奪い、舌を伸ばして口内を味わい始める。
427 :
萩野 瑞葉:2005/08/20(土) 23:19:47 ID:uiqQxtWE
一言も口を開かない神楽坂に抱えられるようにして、
辺りを気にしながらも部屋へと連れ込まれる。
>じゃあ、たっぷりと瑞葉さんを味合わせてもらいますね…まずは、口かな
「ん……んっ、ん、ちゅ……ふ……ぅんっ」
口腔内へと進入してきた舌を受け止め、あくまで控えめながらも自分のそれを絡める。
「ん……ふ、ぁっ……」
身体の力を抜いて神楽坂に体重を預けると、目を閉じて、ただ従順に寄り添う。
舌と舌が絡み合う音を部屋に響かせながら、存分に味わっていく。
瑞葉の口に唾液を流し込み、瑞葉からも流し込まれたそれを音を立てて飲み込む。
「…うん、瑞葉さんの口の中、美味しかったよ。いつまでも味わいたいくらいだ。
じゃあ、次は瑞葉さんに俺を味わってもらおうかな…どういう事か、分かるよね?」
寄り添っている瑞葉をそっと抱き締めたまま、自分はベッドの縁に腰掛ける。
顎を手で支えてこちらを見上げさせながら、片手を握ってズボンで隠された自身の股間に這わせる。
429 :
萩野 瑞葉:2005/08/20(土) 23:29:06 ID:uiqQxtWE
>次は瑞葉さんに俺を味わってもらおうかな…どういう事か、分かるよね?
「はい……神楽坂さまのを、いただきます……」
ベッドに腰掛けた神楽坂の股間へと顔を埋めると、唇で咥えたズボンのジッパーを
ゆっくりと下げていく。
「ん……んふ……」
そのまま下着の上から勃起に軽くキスをすると、
次に細い指先をつかってそれを引きずりだす。
二、三度それを扱いたあとで、今度は直接亀頭にキスの雨を降らせ、
続いてゆっくりと喉奥まで飲み込んでいく。
「ん、くぅ……んっんっ」
目を閉じたままで頭を上下させ、口腔内で神楽坂のモノが膨らむのを感じ取る。
「あぁっ…いいよ、瑞葉さんっ…すごく、暖かい…」
膨らんだ肉棒を咥え込まれて、その気持ちよさに思わず腰を引いてしまう。
それでも、肉棒を離さない懸命さに悦びながら、上下に揺れる瑞葉の頭を優しく撫でる)
「もっと、舌を絡めて…卑猥な音を俺に聞かせてくれないかな…?
あ、それと…出す時は口の中と、顔面…瑞葉さんはどっちが好み?」
瑞葉の綺麗な髪を指に絡めて弄びながら、奉仕を続ける瑞葉に尋ねる。
431 :
萩野 瑞葉:2005/08/20(土) 23:38:34 ID:uiqQxtWE
髪を撫でられる心地よさに目を細めながら奉仕を続けている。
>もっと、舌を絡めて…卑猥な音を俺に聞かせてくれないかな…?
「ふぁい……ひょう……れふ、かひら?」
そうですかしら? と逸物を咥え込みながら問うと、
舌を幹に絡めながら強く竿全体を吸い、チュパチュパと音を立てる。
>出す時は口の中と、顔面…瑞葉さんはどっちが好み?
「ん……ふぁっ、そ、それは……」
逸物を一度口から離すと、指で竿から睾丸までを揉み込みながら答える。
「……飲ませていただくのも、汚していただくのも、どっちも……好き……ですわ。
ですから、神楽坂さまのお好きになさってくださいませ」
「そう、そんな感じでね…うん、いいよ…すごく気持ちいいっ…」
快感に呻きながら、身体がひきつるような感覚を覚える。
丁寧かつ淫らな奉仕を受けて、一度目の絶頂が近づいてきたらしい。
「うぁっ…まずっ、その揉まれるの…恐いくらいに気持ちいいですよっ…!
やばっ、これだけで……み、瑞葉さんっ…出ます、出ますよっ…!」
睾丸を揉まれるという未知の感覚に翻弄されて、耐える間もなく射精を始める。
射精の間、瑞葉の頭を両手で掴んで、脈動する肉棒から白濁を顔全体に浴びせかける。
433 :
萩野 瑞葉:2005/08/20(土) 23:51:00 ID:uiqQxtWE
「あっ! あっ……あっ、あ……」
熱い白濁が爆発するのを眼前で見て受け止める。
髪の毛から頬、顎までをべったりと汚されるが、それを嫌がる様子もなく
拭うことすらせずに、また逸物へと唇を這わせる。
「綺麗にしますから……残りを飲ませて下さいませ」
ほつれた毛を掻きあげながら、まだ内部に残った精液を吸い出し
喉奥へと音を立てて飲み込ませていく。
「くっ、うぁ…! あ、後始末も、しっかりとねっ…」
射精の直後で敏感になっている肉棒を吸われて震えながら、清めている瑞葉に言う。
残滓を吸い込まれて、唾液にまみれた肉棒を瑞葉の口から引き抜き、白濁まみれの顔を見つめる。
「ははっ…すっかり汚れちゃったね…瑞葉さんも、綺麗に掃除しようか?
しばらくかかると思うけど、我慢してね。…ところで、俺の味はどうだった?」
付着した精液を指で拭って、それを瑞葉の口元に運んで舐めさせる。
しばらく続けて顔の方は綺麗になったが、髪に纏わり付いた精液までは拭い取れなかった。
>瑞葉さんも、綺麗に掃除しようか?
「あ……ありがとうございます。でも、汚れたままでも……ん……ちゅ……」
神楽坂の指に付いた精液を唇でしゃぶり、指そのものにも舌での愛撫を加える。
「ふぁ……ん、神楽坂さま、後は……?」
昂ぶった身体を持て余し、太ももを寄せ合わせつつ、首周りのボタンを外して外気を取り入れる。
「後は、何をいたしましょうか……」
火照って潤んだ瞳で神楽坂を見上げると、ねだるようにしな垂れかかる。
ボタンを外すと、わずかに覗く谷間に再び情欲が燃え上がってくる。
それは瑞葉も同じようで、見上げてくる瞳は潤み、更なる刺激を、と求めているように見える。
「そうですね、それじゃあ…お互いの準備を整えましょうか?」
瑞葉をベッドに押し倒すと、シックスナインの態勢を取る。
スカートをたくし上げて下着を晒すと、そこはすでにぐっしょりと湿っていた。
「瑞葉さんも準備万端みたいですけど、前戯を疎かにする男は嫌われますからね。
瑞葉さんもしっかりお願いしますよ…もう一度、俺を昂ぶらせてください…ふふっ」
下着越しに秘部に指を押し当てて、くにくにと弄り、息を吹きかけながら反応を楽しむ。
>前戯を疎かにする男は嫌われますからね。 瑞葉さんもしっかりお願いしますよ…
「ん、あっ……でも……でも、もうこんなに……」
目の前の逸物が見る見るうちに回復していくのを見て、目を丸くする。
「……こんなに、元気でいらっしゃいますわ……」
当然とした様子で、裏筋にそって唇を這わせる。
「ちゅ……ちゅ、ぱぁ……っ、ふぁっ、んっ……そ、そこ……いけません……っ」
布地越しの愛撫に悶えるあまり、弾力のある太ももで神楽坂の顔を挟み込んでしまう。
「元気でもっ…もう少し、瑞葉さんの舌と触れ合っていたいそうですよ、コイツはっ…」
わずかに腰を動かして、肉棒を舌の上で滑らせていると柔らかな太ももで顔を挟まれる。
少しの間呻いていたがだんだん気持ちよくなってきて、下着の上から秘所を舌でしゃぶり始める。
「じゅるっ、ぺろっ……やっぱり、下着が邪魔ですねっ…取りますよ、瑞葉さんっ…」
瑞葉の責めに途切れ途切れになりながら言って下着を脱がせ、快感にひくつく秘所を曝け出す。
指で秘所をぱっくりと開かせて、膣内に舌を挿入して愛液を啜りながら、舐め回す。
「ぺろぺろっ…んっ、じゅるっ……ひくついてますよ、瑞葉さん…そろそろ、欲しいですか…?」
ぷっくりと膨れ上がった陰核を指で弄び、肉棒の先端と唇を触れ合わせながら尋ねる。
439 :
萩野 瑞葉:2005/08/21(日) 00:23:52 ID:g12U7b07
「ひぁっ、ダメっ……ぅんっ、ひ……ああっ! それ、ダメです……っ!!」
秘唇の内部を舌で掻き回されると、肉襞が積極的に蠢いて舌に絡みつく。
>ひくついてますよ、瑞葉さん…そろそろ、欲しいですか…?
「さ、触ったら……さわ……ったら、いけま……せん……っ!!」
花芽を指で弄られ、身体の奥まで快感に侵される間隔に、恐怖すら覚える。
「もう……我慢、できません……ああ……っ、神楽坂さまを、くださいませ……」
再び硬く屹立した肉幹から睾丸にかけて、頬を擦り付けながら懇願する。
瑞葉の懇願に満足そうに頷いて、一度離れる。
腰を持ち上げて、首を動かせば自身の秘所が見れる態勢にして肉棒をあてがう。
「さぁ、瑞葉さん。俺のが入る瞬間、しっかり見ていて下さいね…行きますよっ…!」
言って、ずぶずぶと膣内に肉棒を埋め込みながら先走りで頬を濡らす瑞葉の顔を見る。
膣内の暖かさと、締め付けられる感覚に腰を震わせながら、しっかりと身体を固定してゆっくりと動かし始める。
「どうですか、おねだりするほどの俺のモノはっ…こちらも、たっぷりと味あわせてもらいますからねっ…」
一突きするたびに結合部の隙間から愛液が溢れるのを見ながら、リズミカルに腰を打ちつける。
「ふああ……っ!! あっ、ん……」
自分のなかに沈み込んでいく肉棒の姿を見届けると、
根元まで咥え込まされたところで息を吐き、ブルッと震える。
>どうですか、おねだりするほどの俺のモノはっ…
「はい……私の中で、ドクドク脈打って……あっ、また、大きく……んんっ」
ブリッジでもするように頭の横に手をつくと、シーツを握り締めて快感に耐える。
「ひあっ、そ、そんなに、早く……早く、うごか、ないでぇ……っ!」
突き上げられるたびに腰が浮きあがり、さらなる悦楽を求めて淫らに蠢く。
「瑞葉さんの中も、一突きするたびに俺のを締め付けてきますよっ…!
そんなに気持ちいいんですねっ…悦んでもらえて、俺も嬉しいですよっ…!」
瑞葉の言葉を聞いて、動きを緩めるどころかさらに激しく突きあげる。
奥深くまで突き入れ、コツコツと子宮口を叩きながら肌をぶつけ合う。
「さっきまで、舐められていたせいですかねっ…まずいな、もう出ちゃいそうですっ…。
このまま膣内に出して、そのままもう一回かき回してあげますねっ…一回だけじゃ、不満でしょうっ…?」
荒い息を吐きながら激しく膣内を犯し、絶頂へ近づこうとする。
自分自身が一度でやめるつもりがないらしく、そのまま二回目に突入すると宣言する。
443 :
萩野 瑞葉:2005/08/21(日) 00:46:46 ID:aRUCcRrs
「あぅっ、きゃふぅっ! お、奥、当たって……こ、壊れて、しまいます……っ!!」
剛直の先が子宮の入り口を犯す感触に、被虐的な悦びを覚える。
>このまま膣内に出して、そのままもう一回かき回してあげますねっ…
「ひっ……そ、そんな……っ、そんなに何度も……っ?」
下腹部を押さえ、イヤイヤをするように首を横に振る。
「ダメぇっ!! 私、おかしくなってしまいますっ!
そ、それに……もし……お薬が効かないくらいにされたら……」
妊娠の恐怖にすら怯えながらも、わななく太ももは神楽坂の腰へと絡みつき、
膣の襞は肉棒を咥え込んで離そうとしない。
「そう言いながらも、逃がすつもりはなさそうじゃないですかっ…。
どうしても、って言うなら…二回目は外に出してもいいですけどっ…」
言いながらも限界が近づいて来たのか、さらに動きが激しくなる。
エラでひだをめくらせながら、何度も何度も子宮口を小突いて…爆発する。
「一回目は、中で出しますよっ…くっ、出るぅっ…!」
腰をがっちりと掴んで、子宮口目掛けて熱い精液を大量に吐き出す。
びくびくと身体を痙攣させ、なおも膣内を満たそうとしながら瑞葉の頬を撫でる。
「これだけ気持ちがいいと…もう一回くらい出さないとおさまりがつかないんです…。
俺だって、望まない妊娠をさせて悲しませたくないですから、二回目は外に出します…」
それなら、いいでしょう?と小声で尋ねて、態勢を組み直す。
まったく萎える様子の無い肉棒を膣内に挿入したまま瑞葉の身体を横に向けさせ、片足を肩に置こうとする。
445 :
萩野 瑞葉:2005/08/21(日) 00:58:30 ID:aRUCcRrs
「あっ、あは……ああああっ!!」
身体を仰け反らせて膣内での逸物の暴発に耐える。
射精が終わるとぐったりと横たわるが、すぐに責めが再開され、
脱力したままで好きなようにされてしまう。
「あ……ああ……神楽坂さま……少し、少しだけ……休ませ……ふああっ」
ただただ揺すられ続け、乱れたメイド服を直すことすら出来ずに
淫らな格好で犯されていく。
瑞葉の懇願を聞こえない振りをして、再び腰を動かし始める。
ついさっき出された精液が掻き出されてシーツに零れ落ちていく。
「精液で満たされた膣内…さっきよりも、もっと気持ちいいですよっ…。
瑞葉さんも、気を失ったりしないで下さいよっ…まだ、終わってないんですからねっ…」
横を向いた態勢で、完全に捲れ上がったスカートの中からは瑞々しいお尻が露わになる。
肉棒を膣内に突き入れながらお尻にも手を伸ばし、柔らかい尻肉をむにむにと揉み始める。
「あぁ、こっちを味わうっていうのもよかったかもしれませんね…。
こっちだったら、妊娠する事もないし……まぁ、こっちは次にしておきましょうか」
反応の薄くなり始めた瑞葉に声を掛け、時々激しく突き上げて意識を覚醒させながら交わり続ける。
447 :
萩野 瑞葉:2005/08/21(日) 01:12:07 ID:aRUCcRrs
膣内から溢れ出す精液と愛液がクチョクチョと淫らな音を立てているが
それに恥らう余裕すらなく、ひたすら身体を弄ばれる。
>こっちを味わうっていうのもよかったかもしれませんね…。
「いや……お、お尻は……いけません……っ」
神楽坂のその後の言葉も耳に入らず、弱弱しく頭を振る。
「そちらは……汚い、ですから……そこで、気持ちよくなっては、いけませんわ……ふ、ああっ!」
何度犯されても慣れることのない禁忌の感情は、
しかし逆に今与えられている、尻肉を揉み解される感触によって悦楽へと変わっていってしまう。
「いや……いやぁ……他の、他のところなら、どんなに使ってくださっても構いませんからぁ……っ」
エプロンをはだけ、乳房を露にし、そこへと神楽坂の意識を誘おうとまでして
密かで淫らな欲望を押さえ込もうとする。
予想以上に後ろを拒絶する様子に、突き入れながらも何かあったのかと不思議に思う。
それでも今の様子は見るに耐えず、乳房を露わにした瑞葉の髪を優しく撫でる。
「大丈夫ですよ、瑞葉さん…ほんの冗談です。これで、終わりますから…。
だから、心配しないで下さい…お尻には手出ししません……くぁっ、そろそろっ…」
優しく語りかけながらも限界は近づいて、膣内で肉棒がびくびくと震え始める。
絶頂に上り詰める為に動きを激しくして、露わになった乳房が激しく揺れるのを見て…
「み、瑞葉さんの胸に…出しますよっ…、うあぁぁっ…!!」
射精の直前に肉棒を引き抜き、手で自身のそれを支えた瞬間に白濁が飛び散る。
乳房目掛けて発射されたそれは、乳房だけでなく鎖骨や首筋、さらにはメイド服まで汚してしまう。
さすがに三回目とあって勢いが少し失われ、量も減った精液を出し尽くすと、瑞葉の隣にどさりと座り込む。
449 :
萩野 瑞葉:2005/08/21(日) 01:25:14 ID:aRUCcRrs
>大丈夫ですよ、瑞葉さん…ほんの冗談です
「ああ……っ、よかった……それなら……」
神楽坂の手を胸へと誘うと、ゆっくりと膨らみの上を撫でてもらう。
>み、瑞葉さんの胸に…出しますよっ…、うあぁぁっ…!!
「んっ、ああ……っ、あっ、熱い……のが……また……」
精液がぶちまけられる様をしっかりと見つめ、上半身を汚されるのを実感する。
「神楽坂さま……ご満足、いただけましたかしら? それとも……まだ……なさいます?」
少し体力が戻ると、自分の上にいる男に控えめに問うてみる。
座りこんで、荒くなった息を落ち着かせていると瑞葉の質問に少し驚く。
「いや…むしろ瑞葉さんの方がもう無理なんじゃないかと思いますけど…。
瑞葉さんがよければ、一晩中でもお付き合い願いたいですよ、俺は…ははっ」
そっと瑞葉の手を掴んで、さすがに萎えてしまった自分の肉棒を握らせる。
「ふにゃふにゃになっちゃいましたけど…瑞葉さんがしてくれれば、また元に戻ると思います。
…まぁ、もう押さえもつきませんけどね…どっちかが気を失うまで、いくらでも愉しんじゃいましょうか?」
瑞葉に握らせたまま肉棒を口元に運び、再び口での奉仕を求める。
今度は、しっかりと口内で放出して味あわせる…瑞葉を見つめるその瞳は、はっきりと意思を込めていた。
451 :
萩野 瑞葉:2005/08/21(日) 01:40:27 ID:aRUCcRrs
>瑞葉さんがよければ、一晩中でもお付き合い願いたいですよ
「今夜のことは、私のお詫びも兼ねた御奉仕ですから……
神楽坂さまがご満足なさるまでお付き合いいたしますわ」
そして握らされた肉棒を指先で扱き始める。
「さっきはああ言いましたけれど……神楽坂さまがお望みなら……その、お尻も……」
硬度を取り戻してきた逸物に何度かキスをして続ける。
「我慢、しますから」
白濁に汚されたままで弱弱しく微笑むと、また神楽坂の欲望を掻き立てるべく
音を立てて本格的な口腔奉仕を再開した。
瑞葉のたどたどしい告白を受けて、口での奉仕を受けながらお尻に手を伸ばす。
すぼまった尻穴に指を当てて、痛くないように優しく弄り始める。
「瑞葉さんがいいって言うなら…その、痛くしたりしませんから…だからっ…」
そうして、何度交わり、何度欲望を解き放ったか、朝になって目覚めるとほとんど記憶に無い。
横で眠っていたはずの瑞葉の姿は既に無く、二人の液体で汚れたシーツも取り替えられていた。
ただ、よほど何度も交わったのだろう、という証拠が一つ…。
「…痛っ……うぁ、動けない……完全に腰がいかれちゃってるよっ…」
歩こうとすると腰が軋んですぐに倒れそうになり、苦悶の表情を浮かべる。
結局、その日一日はベッドからもまともに出られず、何ともみっともない気分になるのだった…。
453 :
客:2005/08/21(日) 12:05:55 ID:62JdlKoh
「ここか……?」
挙動不審な態度で屋敷の入り口までやって来る。
ネットの怪しい掲示板で集めた情報を頼りに。
「‥‥‥‥ん」
昼食前に、掃除道具を片付けようとしていたが、
新たな人の気配に、エントランスへ。
身長の二倍はありそうな扉を押し開けて、爪先立ちで外を覗く。
「どちら様、ですか」
455 :
客:2005/08/21(日) 12:29:14 ID:62JdlKoh
「眠くなってきたので、少し休ませてくれませんか」
無礼にもあくびをして言う。
だが演技臭いあくびであった。
「眠い‥‥‥‥ですか」
ここをホテルか何かと勘違いしているのだろうか、と考える。
確かに、今の時代の建物にしては豪勢な屋敷は、そう見えなくもない気はするけど。
身元のわからない人間を屋敷に入れるわけにもいかないので、反応に迷っている。
457 :
客:2005/08/21(日) 12:45:57 ID:62JdlKoh
「僕はこういうものです」
応対に来てくれたメイドさんに学生証を提示する。
そこに書かれていた年齢は、煙草も吸え、飲酒もできる数字だった。
「運転免許証や、レンタルビデオ屋のカードもあります」
財布の中を必死に漁って自分の存在を示そうと努力する。
「それとも列車の定期券のほうがいいですか?」
「えと」
客の必死な様子に、追い返すわけにもゆかず、戸惑う。
提示されたカードはどうやら身分証の類らしい。
政財界の人間をもてなすことが多いとはいえ、ここは一応、個人の邸宅である。
使用人とはいえ、一存でつてのない人間を受け入れるのは難しい。
実際は、主人の物好きから近所の学生から身元不明の人間まで受け入れていたりするが。
ひょっとしたら、正規の客が何かの間違いでこんなことになっているのかもしれないし。
ただ、本当に屋敷とは無関係な人間とも考えられるわけで‥‥‥‥
(主様にお尋ねしてみよう)
そう決める。
「コレの一存でお客様を受け入れるわけには行きませんので、主に尋ねて参ります」
そういい置いて、一旦場を外す。‥‥‥‥戻ってきた。
「客室をひとつ貸すなら構わないとのことです。お通しします」
言って、扉を開けた。主人も物好きだ、と内心で思いながら。
459 :
客:2005/08/21(日) 13:13:46 ID:62JdlKoh
「すみません、お手数掛けました」
豪勢な扉を潜り、来客用と思われる部屋に通される。
内装は高級ホテルにも勝るとも劣らないものであった。
見惚れてしばらく口をあんぐりと開いて黙り込んでしまう。
「こりゃあすげぇ」
ネットの噂通り、酒池肉林が味わえそうだと感じた。
とりあえずまず、ベッドに飛び込んでその柔らかさを味わってみた。
「うちの煎餅布団とは大違いだ。メイドさんもおいでよ」
ベッドに寝転がって、自分のとなりをポンポンと叩いてみせる。
我が物顔でベッドに横になる客を見ながら、数刻前の主とのやりとりを思い返している。
時間は些か遡る。
「ネットで噂になっているらしいからなぁ‥‥‥‥情報のノーマライズにも困ったものだ」
肘を突いて、コーヒーを啜る。
「たまには良いだろう。相手してきなさい」
「主様、あまり外部の方を受け入れるのは」
「何、噂になっているとはいえ、屋敷に踏み込める人間は限られているだろう?」
幼い顔に、本人は隠しているつもりの不満を露にした桂に対して、愉快そうに主は言った。
「カメラのある部屋へ案内しなさい。見物させてもらおう」
「ただし、然るべき身分の方を遇すことをやってはいるが。屋敷は風俗の類じゃない。
‥‥‥屋敷の使用人として相応しいおもてなしをするように。わかったね?」
(見世物にされてることにも気付かないで)
わずかに目を細めて気の毒に、と思う。
とはいえ砕けたやりとりはあまり得意でない。ベッドの手前に軽く腰を降ろした。
「どうして、この屋敷に?」
世間話でもすればよいのだろうか。そう判断して、客に問いかけた。
461 :
客:2005/08/21(日) 13:45:19 ID:62JdlKoh
「……」
桂の問い掛けも虚しく、男はすでに寝入ってしまっていた。
寝息が静かに部屋で響き、意識を忘却の彼方へと追いやって行く。
「……」
男は、深い眠りに落ちて行った。
どこまでも落下していくような感覚を持って。
「……」
問い掛けの返事を待って、気付く。
客は、寝入っていた。
(眠いって言ってたの本当だったのかな。どう見ても眠そうじゃなかったけど)
しばらく凝視してみるが、反応は無い。ちょっと途方に暮れた。
(もてなし、としてはこっとが正しいよね‥‥‥‥)
そう思いながら、クローゼットからタオルケットを持ち出して被せた。
意外と普通のお客だったのかな、と思うと寝言に妙な単語。
酒池肉林
「‥‥‥‥」
叩き起こそうかと思った。見せてやろうか酒池肉林。
少し考え直して、ちょっとイタズラ心を起こす。
ふふふと笑って、横になった客のそばまで四つんばいで這っていく。
壁側に向いているので巡りこんだが、起きる素振りが無い。
「折角だし‥‥‥‥ね」
口元に手を掛けて軽く笑うと、客のチノパンに手を掛けた。片手で器用にホックを外して、ジッパーを下げる。
音に目を覚まさないか少し不安を覚えるが、杞憂だったらしい。
柔らかい逸物を下着から引っ張り出して、手でふにふにと刺激する。
(‥‥‥‥起きないか)
頭を屈めて口をつけた。
起きる素振りは、今のところ無い。鈴口を包み込んで、裏筋をしつこく舌先でつつく。
下の袋を揉んでいると、次第に硬さを帯びてきた。自らの片手に舌を延わせて、唾液で塗らす。
掴むようにして手で刺激。先端を咥える唇で、時折手のひらを舐めながらそれを続ける。
丁寧というより、子供がオモチャを弄るような手使いである。
というか、桂の容姿も、妙に楽しそうな表情もあってそうとしか見えない。
逸物がびくついた。
愉快げに笑って、より激しく指の中身をしごき出す。うめき声が聞こえる気はするが気にしない。
ころあいを見計らって、先端を歯を立てないように、舌で丸く包む。
指先の激しい動きは緩めない。のたうつように存外に大きなものが痙攣する。
先端が破裂して、苦いものが口の中に広がった。かなり濃い。吐く、と思ったけれどそこは理性で踏みとどまる。
一息に飲み込んでから、チューブタイプのアイスクリームを吸うあたりの要領で、先端から残りを吸いだした。
溜まったものを全部出す勢い。逸物が苦しげに身悶えする感覚が伝わってきて、ちょっと面白い。
「‥‥‥‥えへ」
口の端から垂れたモノを細い指で拭って、にやりと笑う。
充分に萎えたのを見て、前掛けで包み込む。後始末。
痕跡を残すべきか迷ったけれど、どうせなのできっちり証拠堙滅をしておこう、と決めた。
丁寧に拭っていると、再び起き上がろうとするそれを、まだ開いた先端から吸い出す。
吸い上げる音が、静かな客室にやけに大きく響いた。
ここまでやられても客は起きる素振りは無い。
ちょっと興醒めした様子で、ベッドから器用に降りた。とん、と軽い音。
そのあと暫く、桂は客の顔を、サイドテーブルの椅子の背に両肘をついて、興味深げに眺めていた。
464 :
竹内 遥:2005/08/21(日) 19:12:58 ID:Vvlh2P9+
こんばんわ
初めてですのでエスコートお願いしますww
待っていますww
休憩室で新聞を広げ、満足そうに頷いている。
「うんうん、みんな頑張った。二連覇なんてすごいよ」
昨日一昨日は、午後は仕事そっちのけだったようである。
466 :
竹内 遥:2005/08/21(日) 22:50:29 ID:Vvlh2P9+
みかささん??居るんですか?????
467 :
客:2005/08/21(日) 22:51:32 ID:Vvlh2P9+
誰か居んのか!
468 :
客:2005/08/21(日) 22:52:40 ID:Vvlh2P9+
竹内だったんですけど客に
変更です
客です。
470 :
竹内 遥:2005/08/22(月) 14:22:55 ID:EnMeXh1g
こんにちわ すみませんきずかなかったです
ごめんなさい 何の用でしょうか
客人の子供が廊下でままごとをしているのを横目で見つつ、興味なさそうに通り過ぎる。
「ん……いい風ですわ……」
窓を開けて風を取り込むと、けっこう涼しいことに気づく。
「夕涼みとかするのもいいですわね。花火とか買ってきて」
廊下の窓の鍵をチェックして回っている。
「あー、めんどくさ」
客室の中を苛々しながら歩き回っている。
先日の抗議に来たのだが、結局主人には合えなかったらしい。
廊下で子爵とすれ違い、(喋ったら下品だと執事連中に注意を受けたので)
無言で軽く会釈をする。
「ああ、君」
廊下ですれ違ったチエに声をかける。
「すまないが、柏葉瀬名くんという人のところに案内してくれないか」
主人に会えないならせめて、と思ったらしい。
>柏葉瀬名くんという人のところに
「瀬名ですか? 今さっき部屋を覗いたらいなかったから、どこにいるのかわかりませんけどー…。
って、あの。何か瀬名に用事なんですか」
つたない敬語を使いながら子爵に尋ねる。
「ホラ。ここってメイドの夜伽してくれっていう人はよく来るけど、
御客様みたいに男の使用人を探してる人って珍しいから」
同性愛者か何かとほのかに勘違いしているのか、どことなく子爵と距離を空けつつ言う。
「そうか、分からないか……」
>何か瀬名に用事なんですか
「ああ。義兄に……ここの主人と話が出来ないなら、
せめて娘の……いや、なんでもない」
説明しかけて言葉をとめると、変わりに懐から名刺を出す。
「柏葉くんに会ったら、ここに連絡をくれるように伝えて欲しい」
そしてそのまま去って行こうとする。
>義兄に……ここの主人と〜
の話の流れを聞くと、こういう事だけには勘が働くのかまた尋ね返す。
「義兄?あのぉー。すみません。娘って、まさか瑞葉じゃないですよね。うちのメイドの」
貰ったメモを持ったまま手を腰に当てて訝しげな顔をする。
「…夜伽目的じゃないのはわかったけど。どうして瀬名を呼ぼうとしてるんですか?
瀬名は瑞葉とは無関係ですよ、元々、あたしの恋人だし」
そう言うと気だるそうに腕組みをする。
>娘って、まさか瑞葉じゃないですよね。うちのメイドの
「名刺を見れば分かるだろう。私は瑞葉の……父だよ」
疲れたように首を横に振りながら答える。
>瀬名は瑞葉とは無関係ですよ、元々、あたしの恋人だし
「……ふむ、そうか。君は……」
チエの全身をしげしげと眺めてうなずく。
「若菜チエくん、だな。君のことも報告は受けているよ。
いいだろう。少し君にも話を聞いていこうか」
チエの肩に手をかけると、手近な客室へと連れ込む。
「ああ、言っておくが君が柏葉くんと数年前に別れたことは調査済みだ」
客室に入ってしばらくは大人しくしていたが、
>君が柏葉くんと数年前に別れたこと
の台詞にカチンと来て、ついいつもの調子で言い返してしまう。
「…別れてない。あれは私のものです。
大体、瑞葉は御主人様が好きだったんでしょ?横取りみたいで卑怯なのはあんたの娘じゃない」
物怖じせずに、肩の手を振り払う。
「しょっちゅう御主人様と瀬名に抱かれて、贅沢よね。結果的には、どっちも自分のものにする気なんじゃないの。
さすが、子爵家のお嬢様はやる事が違うわぁー」
初対面のせいか、無意識のうちに子爵を激しく怒らせてしまうのではないか、などの心配は
全く頭に浮かんでいないのか
フン、とその場にいない瑞葉を侮蔑するような口調で酷い言葉を言ってしまう。
「メイドのフリして男漁りなんて」
しばらく黙ってチエの言葉を聞いていたが、だんだんと表情が険しくなっていく。
「……黙りたまえ」
その拳が強く握られ、震え始めても、しかしチエはしゃべるのをやめない。
>メイドのフリして男漁りなんて
「!!」
その言葉を聞いた途端、思わず力いっぱい平手うちをしてしまう。
「黙れ……」
しかし後悔した様子もなくチエにのしかかる。
「男を漁っているのはどっちだ。この淫売が。
昔の男が惜しくなって、私の娘から幸せを取り上げる気か」
自分ネクタイを緩めると、チエのメイド服に手をかけ、ビリビリと破きはじめる。
>力いっぱい平手うちをしてしまう
「っ! 痛……。子爵様、あたしはホントの事を言っただけ――
…! いやっ、…やっ、離してよっ」
倒れている間に圧し掛かられ、手足をバタつかせて激しく抵抗する。
「やだぁっ! 御主人様っ、だ、誰かきてぇっ!」
客室の中から大声で叫んで尚も暴れる。
「このぉっ……」
勢い余って子爵の腕をガブリと噛んでしまったりする。
>あたしはホントの事を言っただけ――
「まだ言うか。本当に淫売にしてやってもいいんだぞ。
二度と柏葉くんの前に出られないように」
チエを鋭い眼光でにらみ付けて脅す。
>このぉっ……
「くっ……ふ、ふふふ、このくらい痛いうちには入らない。
私はもっと痛い思いをさせられているからな」
唇の端を吊り上げて、自嘲気味に笑う。
「……しかし、客に対する無礼は無礼だ。
即刻、義兄に言いつけさせてもらおうか……たっぷり仕置きをした後でな」
逆に自分の腕でチエの口を塞いだままショーツを破りとり、
強引に指を二本突きこんで、肉壷をひどく掻き回す。
子爵の言葉に急に顔をハッとさせる。
>即刻、義兄に言いつけさせてもらおうか……
「…えっ。だめ、それだけはやめてっ。んふぅ…っ。んー…んっ…!」
秘所で乱暴に蠢く指から逃げようと、腰をくねらせるが却って自分自身で刺激を与えてしまう。
「あ、あ…ぅんっ! 子爵様…、わ、悪いこと言ったのは謝ります。だから御主人様には何も…」
慌てて子爵に許しを請おうとし始めるが、構わず指の動きは止まらない。
「ん…あぁっ…、嫌っ、いやぁんっ」
足をバタつかせているうちに超ミニの”メイドらしくない”スカートは、すっかり捲れ上がってしまう。
「ふん、すぐに濡れてきたな。それにこのミニスカートはなんだ?」
チエを後ろ向きにして壁に押し付けると、スカートを捲り上げて
秘所を丸出しにさせてしまう。
「私の娘をどうこう言う前に、自分の素行を治したらどうだ。
いや、これで君こそ男を誘っているのか……!」
そして幾度かチエの尻に平手うちを食わせる。赤く腫れ上がってくるまで。
「……ふぅ……ちなみに私は、口先だけの謝罪など何度されても聞くつもりはない。
何が悪かったのか、自分で考えてしっかりと言いたまえ。それまで絶対に許さん」
平手うちの後は、チエの二つの穴を交互に弄くりだす。
「さて、どっちにするか……」
下半身を全部露にされ、かぁっと顔を赤らめる。
「ひゃっ!? やだっ、こんな格好……きゃんっ!んっ、あぁ…、あぁんっ」
続けて行われる平手打ちを受け、尻を叩かれる度に喘いでしまう。
スパンキングが止むと尻をさらけ出したまま、壁に持たれかかってハァハァと苦しそうに息をする。
「はぁ…はぁ…、やだ、瀬名たすけて…」
やっと子爵を怖いと思い始め、ぐったりした様子で小声で助けを求める。
>チエの二つの穴を交互に弄くりだす
お構いなしに攻めを続ける子爵の指の動きに悶え、口では嫌がっているのだが
体は徐々に愛液を滲ませてゆく。
「んん…っ。子爵…さまぁ…、あん、あぁ…っ!」
遂には攻めに耐え切れず、指の動きに合わせて自分から腰を揺すり始めてしまう。
「やだ、あたし…やだぁっ、こんなの違う、体が勝手にっ……。ん…っ」
>やだ、瀬名たすけて…
「何も分かっていないようだな」
チエの秘所を弄りながら自分の逸物を取り出すと、尻に擦り付け始める。
「このままここへ置いておけば、瑞葉のためにもならないだろうし、
いっそのこと浚って何処かへ叩き売るのもアリかもしれないな」
耳元で恐ろしいことを囁き、いつの間にか腰を蠢かせ始めたチエの肉壷へと逸物を進めて行く。
>こんなの違う、体が勝手にっ……
「ようやく自分の本性に気づいてきたか。男漁りの売女め」
そして一息に自分のモノでチエを貫くと、容赦なく背後から激しく突き上げる。
「君のようなものが一緒に働いているだけで、瑞葉への冒涜だ」
>何処かへ叩き売るのも
「!!」
逸物が欲しくて秘所をヒクつかせながら、子爵の言葉に耳を傾けていたが
怖さのあまりに子爵から顔を背けた瞬間に肉棒が差し込まれる。
「ん……、ふぁ…っ…!」
「はぁんっ…あっ、すごい…、ぐちゅぐちゅ言って…っ。あはぁっ、いやぁぁっ」
>自分の本性に気づいてきたか。男漁りの売女め
体を揺さぶられながらも必死に耐え、もうどうやってもこの場からは逃げられないので
目の前の壁に縋り付くしか出来ない。
「はぁ、ん、んんっ…」
パンパンと後ろから肌をぶつけられるのを聞いているうちに、うっすら唇の端から唾液を零したりしてしまう。
「………ぅん…あん、あぁん…。子爵様…子爵様のおちんちん、気持ちいいですぅ…。
ああんやばい、あたしなんか超変な事言っちゃってるよぉ…」
乱暴に犯されて若干気が変になってしまっているのか、口元に笑みまで浮かべたりする。
「子爵様ごめんなさい…。もっとぉ…もっといっぱい…。んぅっ…御仕置きして下さいませぇ…」
>子爵様…子爵様のおちんちん、気持ちいいですぅ…。
「……ふん」
それまで激しくチエを犯していたが、その一言を聞いて急に動きを緩める。
「心底淫乱なだけか。汚らわしい。それに結局、仕置きされても何一つ分からないときている」
何度か腰を揺すると、適当なところで逸物から精液を吐き出させる。
「これ以上は何をしても意味は無いな」
引き抜いたモノを千切れたチエのメイド服で拭うと、まだ悶える彼女を放って身繕いをする。
「さて、言っておくが私の娘に何かしたら……特に悲しませるようなことをしたら
君の安全は保証しない。場末の店で男に媚を売るような生活を嫌だと思うなら
自分からこの屋敷を出て行くことだ。そして二度と娘の前にも柏葉くんの前にも姿を見せるな。いいな」
それだけ言うと、チエの後始末は一切せずに屋敷を出て行くのだった。
>何度か腰を揺すると、適当なところで逸物から精液を吐き出させる
「…ぁん…あぁぁっ、はぁ、はぁ…! 子爵様…あんっ、あ……?」
絶頂に向けて快楽を貪っていたのだが、先に射精されて自分はそのまま。
「んぅっ」
ずるりと逸物を引き抜かれた後も、まだ達する事ができず壁に縋ったままで崩れ落ちる。
疼く秘所から精液を零し、絨毯に染みを作る。
「ん……、ふぅ…」
物足りずに、思わず自分の踵を秘裂に擦り付けて腰を動かしたりしている間に
子爵は出て行ってしまった。
(気持ち良かったけれど…。でも怖い、あんなの何回もされたらあたし狂っちゃうよ……)
「くそうー…あん、ん、もうちょっとなのに……。…?」
そんな事を考えつつ自慰をし続けていると、再び客室のドアが開く。開けたのは子爵ではなく、屋敷内で迷った宿泊客。
呆然と自分を見ている男に扇情的な視線を向ける。
「……。」
「御客様……。眠れないなら、不良メイドと遊びませんか。いっぱい…ドクドクって、中に出していいよ…」
指を口に咥え、上目遣いで見上げてから男を誘う。
客室の掃除中、開いた窓の前で頬杖をついている。
過ごし易い風に、夜の空気が心地よい。
「ふーふふー、んーふふふー」
音程も曖昧な、謎の歌を口遊んでいる。
494 :
柴崎 あきら:2005/08/24(水) 21:56:43 ID:KC7QDctD
とんとん、しーんっ。
(むかっ)
ノックに反応がなかったことでメイドを責めることはできない。
何故ならノックは物凄く小さい音だったからだ。
ぎぃーっ。
「うぅっ、重たい」
肩にようやく届く程度の長さの真っ黒な髪、
くるくるした目と幼さの残る顔立ちの持ち主は
非力な腕と反比例するかのような大声で叫んでみた。
「あのーぅ、私メイド見習いで来ることに
なっていた柴崎あきらですが〜っ」
し〜ん。
「ゆ、ゆったからねっ。不法侵入じゃないぞ」
仕方なく手にした封書に書いてある番号の
部屋に向かって少女は歩き出した。
495 :
柴崎 あきら:2005/08/24(水) 22:06:03 ID:KC7QDctD
「私のお部屋、どこなのよぅ!」
大きなスーツケースと長旅で疲れ果てたあきらは
幼児のように不機嫌極まりない。
「もぅ知らないもんねっ」
一番近くにあったドアを適当に開くと
ベッドに倒れ込んで眠ってしまった。
「すぴーっ…」
自分専用のパソコンに向かって、なにやらカタカタとキーボードを打っている。
「これでいいのかな、っと…足りなきゃ、また後で入力すればいいか」
『登録実行』と書かれたボタンを押して、自分の名前を『記録庫』なるところの一覧に登録する。
「まだ馴染みが薄いからな…これで名前を覚えてくれるといいけど」
とりあえず名前が登録されたのを確認して、パソコンの電源を落とす。
乾燥機から洗濯物を取り出してカートに乗せ、それを押しながら控え室へ向かっている。
しばらくお茶を飲みながらぼうっと夜空を見上げていて、中身が空になっているのに気付かなかった。
内線で頼もうか…とも思ったが、少し申し訳なくなって厨房まで行こうと部屋を出る。
「ちょっと小腹も空いたしな…何か簡単なものでもあるといいけど」
扉が小さく開いていた客室を、訝しく思ってのぞくと、少女が一人寝ているのに気づく。
「まあ、こんなお客様がいらっしゃるなんて聞いていませんけれど……」
飛び入りの客にしては少女というのは珍しいので、首を傾げる。
が、起こしても可哀想だと思ったので、とりあえずタオルケットをかけて
静かに部屋を出ていく。
「……ひょっとして近々いらっしゃるっていう、見習いさんでしたかしら」
しばらく経ってからそのことに気づくのだが、
夜も更けているし、客室も多く空いていることだしいいか、と思い直す。
「あとでまた、様子を見に行くとしましょうか」
厨房を通り過ぎるときにさりげなく首を伸ばしながら眺めてみるものの、
どうやらそこは無人のよう。
軽くため息を付きながらカートを押し続ける。
友達の屋敷で何人か集まり、ソファに埋もれながらテレビゲームをやっている。
あと少しで厨房に着く、という所で厨房を眺めている人影を向こう側に見つける。
洗濯物の積まれたカートを押している姿は、何度か見かけた人だった。
「こんばんは、こんな時間までお仕事なんて、大変ですね…。
ところで、さっき厨房を気にしてませんでした?…俺と同じで、厨房に用事でも?」
手に持ったグラスを軽く掲げながら、微笑んで首をかしげる。
「すー‥‥‥‥」
涼しくなっても客が増えれば仕事は増える、というわけで、
非常階段で居眠り中。
504 :
白河 貴子:2005/08/24(水) 23:39:41 ID:7n9+pb6U
「んもー、『どんなものも真っ白に!』と言ってもねえ」
洗濯機の前に跪いて頭を抱えている。お気に入りの下着をぎゅっと握り締めて。
出入りのクリーニング屋が持ってきた洗剤を使ってみたら、もともと白いエプロンは
もちろん、色物の下着まですべて純白になってしまった。
「すごいのは認めるけど、物には限度って物があるでしょう…?」
>>502 「あ、神楽坂様こんばんは。」
何事も無かったように微笑んで見せるが、見られていたことに気付いて目を丸くする。
「ええと…、こんな時間にお腹がすいたわけではなくて、その……
誰かいないかなと思って覗いてみたんです。
でも、見られていたんですね、恥ずかしい。」
少し頬を染めながら彼を見上げ、お下げの髪をいじりながらそっと視線を逸らす。
(やばいなぁ、厨房を通ると無意識のうちに覗いてしまうんだもん。食いしん坊だと思われたかも。)
自分の屋敷でウイスキーを飲みながら、PCのモニターを眺めている。
「ふむ……では次はこの娘にするか」
画面には名無し家のメイドたちのデータが写真つきで羅列されている。
「若菜くんの動向も確かめた方がいいだろうがな」
言い訳をしながら髪を弄っている奏に、思わず笑みがこぼれる。
「あはは、最初にそんな一言を言っちゃえば、言い訳がましく聞こえちゃいますよ。
でも、俺も奏さんのことは笑えませんね…俺も何か無いかな、と思って来たんですから。
…まだ、お仕事忙しいですか?大丈夫なようだったら…こっそり、お邪魔しちゃいません?」
人の気配のしない厨房を横目で見ながら、ちょっとした悪巧みに誘ってみる。
>>507 「いいですよー。お客様がいるなら、何かおいしいものを食べても注意されないでしょうし……」
了解の印ににっこり微笑むと、カートを厨房の入り口に置いて中へ入る。
(こんな時間ならお酒かな…、ワインとか、ブランデーとか……。)
などと考えるが、彼がまだ大学生だったことを思い出す(もちろん自分もなのだが)。
「そうだ、神楽坂様って、まだ未成年…でしたっけ?」
冷蔵庫を漁っているうちに見つけた、瀬名が作ったであろうプリンをふたつ取り出す。
>>509 奏の後ろに付いて厨房に入るが、探し物は奏に任せる。
下手に手を出して、主人お気に入りのお酒を割ったりしたくないらしい。
「えっ…まぁ、未成年ですよ、うん。
でも父に酒は飲まされてましたし…人並みには飲めますけどね。
奏さんも、まだお仕事の途中でしょう?…ま、告げ口したりはしませんけど」
軽く笑いながら、取り出されたプリンを見てこちらは近くにあったスプーンを二つ手に取る。
「ええと、ええと…」
幸い、主人や他のメイドの洗濯物はなかったので一安心。
しかし明日からしばらくは純白の下着だけかと思うと、妙に恥ずかしい気持ちになる。
「子供じゃないんだから…まったくもう…」
>>511 >奏さんも、まだお仕事の途中でしょう?…ま、告げ口したりはしませんけど」
「うーん…」
しばらくプリンと洗濯物の乗ったカートを見比べているが、ハッといいことを思い出す。
「うふふ、私はこれから神楽坂様のお夜食の時間のお相手をするんです。
ここでは、接客のお仕事の方が、洗濯物よりも大事でしょう?だから問題なし!」
片手で小さくガッツポーズを作っていたずらっぽく微笑んで見せると、やっとお酒を選び始める。
「えーと…。軽めにロゼがいいかな。」
ワインとグラスを取り出し、テーブルに置く。
「神楽坂様は、甘いものはお好きですか?」
彼に椅子を勧めながらボトルを抱える。
栓を外し、ワインをグラスに注ぎながら話かける。
>>513 奏の理に適っているようないないような言葉に呆れるが、こちらも笑顔を返して
「ははっ、そういう事なら仕方ないですね。お仕事は大事ですからね?」
勧められた椅子に腰掛けて、ワインがグラスに注がれるのを何をするでもなく眺める。
「甘いもの、ですか?まぁ、好き嫌いはないですから食べれますけど…?」
甘いものでも、洋菓子よりも和菓子ならさらにいいけど、と心の中で呟いたり。
「奏さんお勧めの美味しい物でも見つけました?」
>>514 「いえ、プリンを出してから、甘いものが苦手じゃなかったかを知らなかったことに
気付いたので。苦手じゃないならよかったです。」
ほっとしたようにふわりと微笑む。
「はい、どうぞー。神楽坂様は未成年ですから、とりあえず少なめに。
おかわりしたくなったらおっしゃってくださいね。」
グラスとプリンを手渡し、自分も向かいの椅子に腰を下ろす。
「神楽坂様は、今大学生なんですよね?何を勉強されてるんですか?」
>>515 「あぁ、気を遣ってもらってありがとうございます。…それじゃ、頂きます」
奏の優しい笑顔に妙に恥ずかしくなって、ごまかすためにワインを一口煽る。
たくさん飲んだところでそれほど酔えそうもないワインを喉に流し込んで、スプーンを手に取る。
「勉強、ですか?…まぁ、これでも神楽坂家の次期家長ですから…基本的には満遍なく、ですね。
基本的な法律とか、経済学…後は、齧った程度で心理学かな…まぁ、まだ一年ですから詳しい事はわかりませんけど」
苦笑いしながら、よく冷えたプリンを一口スプーンに乗せて、口に運ぶ。
「…美味しい。やっぱり、腕のいい職人さんが揃ってるんですね、このお屋敷には」
相変わらず非常階段でうつらうつら。
「‥‥‥‥っ」
ふと、弾かれたように頭を上げる。
濡れ犬のように頭を振る。落ちてきた前髪を両手で脇に避ける。目を開ける。
ごしごしと顔面擦って、慌てて立ち上がった。真っ暗な周囲に目を走らせて、
「ここどこ‥‥‥‥」
寝ぼけたまま、そんなことを呟く。数拍の間。
「わ。仕事仕事っ」
慌てて、扉を押して廊下に出る。少し眠りすぎたかもしれない、と思いながら。
>>516 「次期家長ですか……大変でしょうね。
…だけど、大学は最後の学生生活だから、勉強もしながら他の事もたくさん
経験したいですよね!」
自分もあと残り二年なんだと思うと、バイトばかりなのはつまらないなと思いながら
グラスに残っていたワインを飲み干す。
>「…美味しい。やっぱり、〜
「おいしいでしょう?よかった。みんなすっごくおいしいものを作ってくれるから、
ものすごく働いてるはずなのに全然やせないんですよ。」
少し頬を膨らませてみせる。
「…そうだ。ねえねえ、神楽坂様は、今気になる人とか、彼女とかいないんですか?」
相手は年下だし、お酒が少し回ってきたのか、だんだん饒舌になってくる。
>>517 「あー、みんなお楽しみだねえ。呑気なこった。ちぇっ」
頭の中がどうにも煮詰まらず、すでに夜の帳の下りた屋敷内をそぞろ歩き。
あちこちの部屋を冷やかして回る…のは悪趣味すぎるので、精々覗くだけ。
「…はぁ。なにやってんだか、俺。他人のを見たって面白くもなんともねえよ」
髪をもしゃもしゃ掻き毟って溜め息をつく。
ようやく本来の目的を思い出して、図書室の方向へ戻り始める。
しんと静まりかえった薄暗い廊下で、自然と足早になる。そうして曲がり角にさしかかり、
向こうから歩いてきた誰かを避けようとして、自分だけ転んでしまった。
「――おっと…ご、ごめん……って、誰だ?」
身体を起こして絨毯に膝をついたまま、目の前の人影に問いかける。
どうやらVIPではないようだが、と一息。
>>518 あれこれと他愛もない話をしながら、再びワインを煽る。
プリンを半分ほど食べて、残ったワインを飲み干した瞬間の突拍子もない質問に、咽そうになる。
「けほっ、けほっ…あぁ、すいません、大丈夫です…いきなり聞かれて驚いちゃいましたよ。
…んー、興味が無いわけじゃないですけど、今のところは彼女とか、そういう人はいませんね。
と言うか、この屋敷にいるメイドさんが美人揃いで、こっちにばかり目が行っちゃいますよ。
もちろん、奏さんの事も素敵だと思ってますよ?…なんなら、俺と付き合ってみます?」
何気にこっちにもアルコールが回ったのか、口説く口ぶりで冗談っぽく奏を誘ってみる。
奏のワインにグラスを注ごうと、届かない訳でもないのに奏の横まで椅子ごと移動してワインを注ぐ。
「はい。今は客室でお休み中ですわ。また明朝にでもご挨拶を」
自分も休む前に、一応夜勤中の執事に報告をすると、私室へ下がっていく。
>>520 「あら、そうなんですか?ダメね、神楽坂様はこんなにカッコいいのに気付かないのかしら。」
すっかり調子を合わせて軽口を叩いていたが。
>もちろん、奏さんの事も素敵だと思ってますよ?〜
思いもよらない言葉を言われ、こちらも思わず咳き込んでしまう。
「…けほっ、けほっ。ご、ごめんなさい。
もう、私のことが素敵だなんて聞きなれない言葉を聞いちゃったからびっくりして。」
ようやく落ち着くと、数回深呼吸して、もう大丈夫と言うようにさらりと流してしまう。
「あ、どうもありがとう。神楽坂様もいけるクチですか?」
相手は未成年だと言うのに、自分も同じように彼へワインのおかわりを注ぐ。
「あー、さっき咳き込んだからか、ちょっと暑くなってきちゃった。」
制服のボタンを数個外し、手で自分を扇いで、上を見上げる。
>>522 さらりと流された事に、やはり経験の差かと思って苦笑いを浮かべる。
ワインのおかわりを注がれて口直しに喉に流し込んでいると、ボタンを外す仕草に慌てる。
「か、奏さんっ……もしかして、酔ってます…?」
身長の差から見下ろす態勢になるため、開かれた胸元からわずかに谷間が見える。
自分で自分を落ち着かせようと一気にワインを煽ろうとすると、手元が狂ってグラスを滑り落としてしまう。
あっ…という間もなく中身を撒き散らしながらグラスは床に落ちようとして…弁償したくない一心でキャッチする。
「……よかった、これ一つでどれだけするのか……って、うわ、びしょびしょ…」
撒き散らされたワインは自分のシャツやズボンだけでなく、奏のメイド服にまで飛び散ってしまっていた。
「ご、ごめんなさい、汚しちゃいましたね…その、服の中には飛びませんでしたか…?」
でっかい質量がぶつかってきて勝手に倒れた。
それが桂の認識だった。
咄嗟にすくめた首を戻しながら、足元を見る。
「‥‥‥‥?」
眼前には絨毯に横たわる長身。どうやら客で、性別は男らしい、と判断。
声を掛けようか迷っているうちに、相手が起き上がって誰だ、と訊いてきた。
「桂。‥‥‥‥」
問われたことに反射的に答えてしまってから、
相手はこの屋敷で、自分が何者かを訊いているわけで、名前だけ答えても仕方が無いことに気付く。
「谷村 桂、ここでメイドを努めております」
そう付け足した。そして黙る。
床に膝立ちの相手を前に沈黙。見下ろす目線は相手を値踏みするよう。
‥‥‥‥にも見えるが、実は、単に、寝起きに食らった衝撃に頭が動いていないだけだったりする。
>>523 「酔ってないですよぅ。私、これでもお酒を飲んでちゃんと酔ったことないんですから。」
失礼ね、とでも言うように唇を尖らせる。
どうやら、最近仕事とプライベートでハードスケジュールだったからか、普段よりもお酒が
回るのが早いらしい。
しかし、滅多に酔わないので、あまり酔ったという自覚がない。
>弁償したくない一心でキャッチする。
「わぁ!すごい、ナイスキャッチ!」
自分にかかったことよりもそっちに感心してしまう。
「いいの、お客様なんですから気にしないで大丈夫。服は……」
そう言って、制服のブラウスの胸元部分をひっぱり、中を覗く。
すると、ちらりとお腹の部分の素肌が見えるが、気付かない。
「ん、大丈夫です。…ってごめんなさい!神楽坂様のほうが大変じゃないですか」
ワインが飛んだ彼の胸元部分ブラウスの上から撫でる。
「どうしましょう、お風呂行きますか?
それとも…、あっ、ちょうど乾いてる洗濯物がありますから、今だけそっちを着るとか……」
とりあえず濡れてるシャツを着たままだと風邪をひくと思い、断りを入れる前に勝手に
指が彼のシャツのボタンを外し始める。
>>524 >「谷村 桂、ここでメイドを努めております」
「あ、ああ、そうか」
真っ正直な返答に、こちらが反応に困ってしまう。
あまりリアクションの少ない桂を見上げてしばらくぼんやりしていたが、ふと我に返った。
「っ…と、怪我はなかったか?」
立ち上がって、ズボンの埃を払いながら――実際には廊下は綺麗に掃除されていたが――
今度は逆に桂を見下ろすように彼女の側に立つ。彼女に怪我はないだろうと思いながら、
桂のどこか虚ろな表情を見ると不安になり、そっと彼女の頬に手を触れてみる。
「おい、聞こえるかー? 大丈夫か?」
>>525 胸元を覗いているせいでおへその辺りが視界に入り、可愛いおへそだなぁ、などと考える。
それでも、結構な量を浴びたシャツのままでいると、ベタベタして気持ち悪い。
「いや、着替えてタオルで拭けば大丈夫だと…明日にでも、軽くシャワーを浴びれば…。
って、ちょっ、か、奏さんっ!?そんな、いきなり大胆すぎっ…!」
いきなりボタンを外されてシャツを脱がされ、それなりに均整の取れた素肌を晒される。
しかも、ボタンを外される時に開いている胸元から谷間がしっかりと覗けてしまって、股間が反応する。
「え、えーっと、奏さん…?その、できれば早くシャツを…ちょっと、寒いですよ…」
股間を隠そうにも不自然な行動をとれば怪しまれると思って、されるがままにシャツを脱がされる。
「は、い?‥‥‥‥ひゃっ」
いきなりの接触に、数歩飛びのく勢いで驚き、数歩下がる。
「あ‥‥何か失礼がありましたかっ」
無遠慮に触られた(と当人は判断している)ため、丁寧な口調とは裏腹に少し喧嘩腰。
こんな様子でメイドが努まるのかというと努まらないのだが、いかんせん今は寝起きだった。
スカートの両の裾をエプロンごと掴んで、樋瀬を見上げる。剣呑と。
>>527 「え、大胆…?ダメですよ、濡れた服を着たままだったら風邪ひいちゃいますからね」
まるで小さい子に話しかけるように優しく話しかける。
彼の言葉に急かされて急いでシャツのボタンを外し終え、彼の腕から抜き取る。
洗濯物の中からタオルとシャツを探して、彼に手渡す。
「はい、どうぞ。…私も、これ脱いじゃった方がいいかも……っ、くしゅん」
濡れた服が冷房で冷えてきたのか、小さくくしゃみをする。
「神楽坂様、ちょっとごめんなさい」
制服のブラウスを見つけて、今着ているものを彼に背中を向けてその場で脱ごうとする。
ボタンを全て外し終え、かがんで制服を床に置いたときにブラに包まれた小ぶりな胸が見える。
「…っ、くしゅん」
着替える方のブラウスを取ったとき、再びくしゃみが出る。
くしゃみの拍子に、彼の方に身体を向けてしまう。
>>528 「おっと」
意外なほど素早い桂の反応に驚いて、無遠慮な手を引っ込めた。
そのまま手のやり場に困って、とりあえず手で軽く顎を支えてみる。
「失礼ってなぁ…」
ともすれば挑戦的とも受け取れる桂の反応を見て、悪戯心が頭をもたげる。
「失礼も何も…俺を転ばせておいて謝りもしないのか? ったく、ここの教育は…
桂って言うんだっけ、まだここに来て日は浅いのかもしれないが、躾がなってねえな」
厳しい口調で叱り付ける――フリをする。
なんだか、彼女を見ているとからかいたくなってしまう。
「そんな態度じゃメイドの仕事は務まらないぞ…主人に言いつけられたくなかったら
どうすればいいか分かるよな?」
>>530 されるがままに服を脱がされて、半ば呆然としながらタオルとシャツを受け取る。
タオルで肌に付いたワインを拭っていると、小さなくしゃみが聞こえる。
奏の言葉に疑問を浮かべながら見ると、背中を向けてブラウスを脱いでいる姿を直視してしまう。
言葉を掛けようにも口がパクパクと動くだけで、奏の一つ一つの仕草を半裸のまま凝視する。
ブラで隠された乳房、仕草も可愛いくしゃみ、そして、こちらを向いた奏の表情……
気付いた時には奏を引き寄せて抱き締め、耳元に口を当てて囁いていた。
「まずは、身体を暖めるのが先でしょう…二人で、一緒に暖めあいませんか…?」
耳元で囁いて、耳たぶを甘く噛みながら、背中に回した手を動かしてブラのホックを外して、抜き取る。
胸板に触れる小ぶりの感触を楽しみながら、わずかに腰を動かして衣服越しに性器を触れ合わせる。
む、と言葉を飲み込む。この辺りで冷静になってきたらしい。
半分本気で睨みつけてから、顎に手を当てて少し迷う。
「‥‥‥‥不可抗力」
聞こえるか聞こえないかの小声で呟いた。
ふうっと息を吐き、樋瀬に目線を合わせる。
身形からして客だろう、と思う。
こういう相手にはいつもなら最初ッから仕事の体勢でいくのだが、調子が狂って仕方が無い。
―――面白くない。
「女が欲しいんですか?お客様の望みでしたらお相手いたしますが」
意識して、さらりと言った。
>>532 急に抱き寄せられて、耳に裸の彼の胸が当たる。
ワインのせいでまだ正常な思考が働かないのか、ぼうっとしたまま彼の鼓動を聞く。
そして、耳元で囁かれ、ぞくぞくした何かが背中を駆け上がる。
彼の手の動きだけですっかりスイッチが入ってしまったのか、OKのサインに小さく二回頷く。
「ん、…神楽坂様の、少し大きくなってる……」
自分の腰に当たるその感触に、早くも自分のその部分が熱くなるのを感じる。
急に恥ずかしくなって、顔を隠すように彼の胸板に顔を寄せる。
>>535 小さく頷いたのに気付いて、立ったまま少し身体をずらして隙間を作る。
その隙間から手を差し込んで奏の乳房を撫で回し、桜色の頂点を指で転がすように弄る。
「奏さんのここだって、だんだん硬くなってます…可愛いですよ、奏さん…」
耳元で囁くのが気に入ったのか、何かを告げるたびに耳元に口を寄せて囁き、舌で耳穴を舐める。
「次は、もうちょっと大胆に行きましょうか…奏さん、下も…脱いでもらえますか?」
片手で胸板に当たる頭を撫で、もう片方は乳房を揉みながら脱ぐように告げる。
>>533 >「女が欲しいんですか?お客様の望みでしたらお相手いたしますが」
「……ふん」
年下だと思って甘く見ていたが、こちらの意図は見え透いていたようだった。
だが、彼女はまだ勘違いをしているようだった。面白そうに口元を歪める。
まだまだだと思った。ふっと息が漏れた。
「悪いが、それほど飢えちゃいないんでね」
ついと歩み寄って桂の身体を抱え上げると、手近な部屋に連れ込む。
「俺を満足させるか? それとも…お仕置きされたいのか?
淫乱め、まだ俺は何とも言っちゃいない。だが、お前の反応しだいでは…」
後ろ手にドアをロックして、素早く鍵をポケットに滑り込ませた。
ひょいと桂をソファに下ろして、自らも手近なソファにどっかりと腰を下ろした。
「さて、どうする?」
乗るか、反るか…腕組みをして、じっと桂の目を見据える。
>>536 「んんっ…」
胸を刺激され、次第に膝に力が入らなくなってくる。
耳を舐められると、ダイレクトにその音が聞こえ、目をぎゅっと瞑ってしまう。
「いやぁ…なんか、おかしくなりそう……」
普段は回らないお酒が今回は影響を及ぼしているのか、もともと感じやすい体なのに
いつもよりも感度が良いようだ。
>奏さん、下も…脱いでもらえますか?」
「で…でも、下は、あまり(ワインで)濡れてないですよ?」
自分で、もうたくさん濡れているのを目の当たりにするのが恥ずかしくて、もうちょっと
先延ばしにしたいと思ってしまう。
その一方で、もっと早くそこに触れて欲しいと思ってしまう自分もいて、顔の温度が上昇する。
>>538 こりこりと乳首を弄りながら、奏の仕草一つ一つに何ともいえない感情が沸き起こってくる。
「あ、そうなんですか…?うーん、やっぱりまだ愛撫も拙いのかな…?
とはいえ、濡れていないと痛いですからね……ちょっと、失礼しますよ?」
一度しゃがんでスカートの中に手を突っ込み、腕でスカートを捲りあげながら下着に隠された秘裂を撫でる。
奏の言葉とは裏腹に、下着もぐっしょりと濡れている状況に笑みがこぼれる。
「なぁんだ…しっかり濡れてるじゃないですか、奏さん…俺に嘘ついたんですか?
いけないメイドさんだ…ちょっとだけ、お仕置きが必要かもしれませんね、これは…」
秘裂に触れている指を動かして、音をさせながら下着越しに秘裂を撫でて責め立てる。
乳房への愛撫もより執拗になり、口は耳たぶに移動して歯を立ててそこを甘く噛み始める。
「ほら、どんどん濡れてきて、愛液も溢れてますよ…?いやらしいなぁ、奏さんは…」
>>539 「あっ…濡れてるってそういう意味じゃ……。」
水音が聞こえ、いやいやをするように首を振る。
「いや…、いやらしくなんか、ないもん。神楽坂様が、そうするから……っ」
胸への刺激と下着越しへの刺激で悶えるが、次第に焦らされている気分になってきて、
あまり意識せず膝を擦り合わせたり腰を動かしたりしてしまう。
彼の言葉や指の動きに翻弄され、座り込まないように彼の腕にしがみついた。
>540
腕にしがみついてくる奏に対して、より苛める様に指の動きを早くする。
それでも、膣内に指を侵入させなければ、陰核を弄る事もない…反応を楽しむために焦らし続けている。
「奏さん、感じてますね…?そろそろ、指だけじゃ満足できないんじゃないですか?」
いいながら、早めていた指をぴたりと止めて、顎を持ち上げて見つめながら言う。
「これからどうされたいか、言ってくれますか?俺に出来る事なら、なんでもしますよ…?」
奏の手を掴み、ズボンの中で窮屈そうに膨れ上がった股間に触れさせて撫でさせながら尋ねる。
>>537 いきなり抱えあげられて反射的に四肢に力を込めかける。
客が相手なので暴れるわけにもいかない。胸元のスカーフを掴んで、来るべき衝撃に備える。
丸まった姿勢のままソファに降ろされて、少し拍子抜けした。
背凭れに埋まりかけて、慌てて身を起こす。
>俺を満足させるか? それとも…お仕置きされたいのか?
「生憎、桂は莫迦なので満足いただく方法が思いつかないんです」
笑って言う。腰まである髪がソファーの肘掛から落ちているのを横目で見てから、樋瀬に声を向ける。
「何がお望みですか?お客様」
「御奉仕の方法を思いつけない、莫迦なメイドを屋敷の主に解雇させても良いかもしれませんね?」
そこまで言って、両膝を揃えて抱いた。幼い風貌に笑みは無いが、口調には笑みが混ざっている。
>>541 顎を持ち上げられ、潤んだ瞳で見上げる。
「これから…?」
手に当たる熱くて固い感触に、自分の部分が熱くなる。
して欲しいことは分かっているのに、わずかに残っている理性が邪魔をして、
そのセリフが言えない。
「言えないです……っ。
言ったら、神楽坂様は、私のこといやらしいって思うでしょう?」
唇を噛み、視線を逸らす。が、次第に動かないでそのままその部分に当てられた
指に焦らされ、数分迷った後、ついに口を開く。
「……やっぱり、その……、……これが、欲しいです」
"これ"と言うときに彼のモノを布越しに撫でながら、上気した顔で見上げる。
>>542 呆れたように、どこか哀れむような表情で桂の声を聞く。しかしそれも長くは続かない。
俺を挑発しているのか、それともわざとなのか…彼女の態度からは測りかねた。
「バカでもなんでもいいが」
溜め息をまたひとつ。胸のポケットから煙草を取り出そうとして、しかしまた元に戻す。
手を焼いているわけではないのだが、どうしたものか思案に暮れる。
「ったく、よくそれでメイドが務まるな。これがあの主人の趣味なのか…?」
誰に向かってでもなくそんなことをぼやきながら、ソファから立ち上がった。
そっと桂の手を取り、ベッドの側まで引っ張ってくる。
「まさかそっちの経験もないなんてことはないだろ?」
口調だけは静かに、優しく、桂をベッドに押し倒してのしかかっていく。
「嫌なら抵抗してみろよ」
>>543 「別にいやらしいだなんて、思いませんよ…むしろ、余計に可愛いって思います」
視線を逸らした奏に優しく言いながら、指を秘裂に押し当てたまま奏の言葉を待つ。
数分経って、さわさわとズボン越しに撫でながら紡がれた言葉に、満足そうに微笑む。
「よく言えました、奏さん…それじゃあ、お望みどおりにあげますね。
奏さんは…そのままの格好でいいですよ。だってスカートは濡れてませんからね?」
意地悪っぽく言いながらスカートの中に入れていた腕を抜いて、指についた愛液を舐め取る。
ズボンを脱ぎ、下着も脱ぎ捨てて反り返った肉棒を露わにしながら、奏に近寄る。
「壁に手を付いて、お尻をこっちに向けてもらえますか?俺も、もう我慢できませんよ…」
樋瀬の戸惑いを眺めているが、相手が立ち上がると同時、次の所作に身構える。
平然は充分装える。しかし、率直に求められない分だけ不安が大きい。
先が読めない状況は、対応に困る。
優しく手を取られて、肩のあたりがピクっと痙攣する。ここで、いちいち構えている自分に気付いた。
(抵抗なんてしない。怖がることもない。平気)
自らに言い聞かせて、黙って腕を引かれる。
行く先がベッドだったことに、内心で安堵した。‥‥‥おそらく、何事も無く終わるだろうから。
穏やかな口調はあまり慣れが無い為か。他者の体温が当たった辺りがむず痒い。
>「嫌なら抵抗してみろよ」
「‥‥‥‥淫乱に、何言ってるんですか?」
返して、目線が合わないよう、首を回した。
>>545 >「よく言えました、奏さん
相手は客なのに、何故かそれよりも親密な誰かと一緒にいるような言葉をかけられ、
つい気を許したように嬉しそうな笑みを見せてしまう。
「……っ」
彼が、どうやら自分の愛液で光っている指を舐めたとき、その艶かしさに恥ずかしくなって
視線を逸らす。
そのまま壁に手を付き、彼に言われた体勢になる。
そっと振り返ると、露になった彼の大きくなったモノが目に入り、ごくりと唾を飲む。
前を向き、まだ履いたままだった下着に気付く。
(ええと…、これは、脱いだ方がいいのかな。それとも、このまま……?
ううん、そんなことどうでもいい)
「ねぇ、お願いします、早く……っ」
もう一度振り返り、焦らされてもう我慢できないというような表情で彼の顔を見上げる。
前を向き、今度こそ彼が自分を埋めてくれるのを待った。
>>546 「ふーん…そういうこと言うんだ」
つい言葉に感情が籠もりそうになるのを抑えて、こちらも素っ気無く応じる。
「何が淫乱だよ、すっかりマグロじゃないか」
無遠慮に桂の胸元をまさぐりながら、棘のある言葉を投げかける。
だんだんつまらなくなってくる。
「つまらない意地を張ってると後悔するぞ…まあ、それでも俺の知ったことじゃないけどな。
自分の言動に自分で責任くらい持てるんだろ?」
桂の細い顎に手を掛けて強引に顔を合わせ、有無を言わさずに唇を奪った。
力ずくで唇を割り開いて舌を割り込ませて歯茎をつつくように舌を絡める。
そうしながら、空いた手で胸を肌蹴させ、膨らみを荒々しく揉みしだいた。
>>547 言ったとおりの態勢を取った奏のスカートを捲りあげると、ぐっしょりと濡れたショーツに気付く。
「あぁ、履いたまま弄ってたんですよね…ん、まぁ、こういうのもいいかもしれませんね…」
ショーツをずらして、物欲しさにひくつく秘裂を軽く撫でてから、先端をあてがう。
「そんなに焦らなくても、ちゃんとあげますよ…俺のを、しっかりと味わって下さいねっ…」
ねだるような表情でこちらを見る奏に微笑んで、諭すように言いながら、奏の腰を掴む。
繋がる瞬間に大きな音をさせながら、ずぶずぶと奏の膣内に肉棒を埋め込んでいく。
「くぅっ、とろとろだ、奏さんの中…俺のを、しっかりと感じますか…?」
根元まで埋め込むと、瑞々しいお尻をにそっと手を這わせながら、ゆっくりと腰を動かし始める。
>>549 秘裂を撫でられ、期待のせいか熱い吐息が漏れる。
そして、そこに宛がわれた大きなモノで、自分の穴が埋められていく。
「はぁ…っ、とっても……神楽坂様の、熱くて……っ」
入れられたばかりなのに、焦らされまくったせいか早くも達しそうになってきて、
彼のモノを少しずつ締め上げていく。
「んっ、ん…やだ、もう、イっちゃいそう……っもう少し、ゆっくりこうしてたいのに……」
自分がどれだけえっちなことを口走っているか気付かず、達しそうなのを堪えようとして
壁に着いた手に力が入る。
>>550 「くっ…奏さんの中、すっごい締め付けてくるっ…。
いいですよ、イっても…俺は、まだ大丈夫ですからっ…いっぱい、イって下さいっ…」
自分に貫かれている事で、奏が快感を得ている…それが妙に嬉しくて抽送にも熱がこもる。
くわえ込まれる肉棒を抜ける寸前まで引き抜き、勢い良く奥深くまで一気に貫き、身体を震わせる。
抜く時の切なげな声と、貫いた時の喘ぎ声にそそられるように、肌をぶつけ合いながら貫き続ける。
「これを、擦ったらどうなるんでしょうね…ちょっと、やってみましょうかっ…」
腰をぶつけ合いながら、ずれたショーツに手を掛けて、擦るように前後に動かし始める。
>>550 >「これを、擦ったらどうなるんでしょうね〜
「…!いやっ、だめ、だめぇ…っ、…よすぎて、おかしくなっちゃう……っ」
ショーツが、大きくなった陰核と擦れあい、一気に絶頂へ押し上げられる。
「あんっ…、やっ…んっ、……っ」
彼の大きな動きが快感を増幅させ、背中を反らせて小さく達してしまう。
そのときにかなりの強さで彼のモノを締め付け、少し落ち着いた今も、
奏の中はうねうねと彼のものに刺激を与え続ける。
>>548 「‥‥‥‥言ったの、桂じゃないもの」
聞こえよがしという程でもなく、かといって相手に伝える意思の無い声でもない。
樋瀬の様子に気取って
「退屈、ですか?奉仕がお望みなら‥‥‥‥んく」
言いかけた所で、顎を掴まれて言葉が止まる。
「ん、ふぅ‥‥‥‥ぅう‥‥‥‥ぇあ、えぁぅッ、んぐっ」
息をしそこねて、出来損ないのような声が漏れる。
胸を強く揉まれて、痛みに声を挙げそうになる。
反射的に突き飛ばそうと腕を伸ばしかけるが、樋瀬の腹に触れたところで止める。
(平気なんだから)
慄いていた舌を無理矢理押し出して、侵略に応じようとする。
根から絡める形になって、軽く咽せながらも、逆に相手の背に腕を回してみせる。
唇が離れてのち。目尻に涙を浮かべているものの、はっきりと挑発するように樋瀬を見上げ、小首を傾げた。
「次は。何を?」
>>552 「あっ、くっ……く、喰いちぎられそうだっ…。
奏さんって、感じやすいんですねっ……じゃあ、まだ続けますよっ…」
ショーツで擦った時の激しい絶頂、そして深く貫いた時の小さな絶頂による締め付けにも、なんとか耐え切る。
身体には汗が浮かび、肌をぶつけ合うたびに汗や愛液が飛び散るが、気にならないほどに病み付きになっている。
「奏さんの中、すごくいいですっ…絡み付いてきて、腰が止まりませんっ…!」
だんだんと限界に近づいてきた肉棒はどんどん膨れ上がり、快感にもより敏感になってくる。
愚直なまでの激しい動きで奏の膣内を蹂躙しながら、欲望を吐き出すためのラストスパートに入る。
>>554 「だって、神楽坂様が……んっ、私の中、いい……?」
鸚鵡返しのように彼の言葉に反応する。
「うれしい……、私も、ん…っ、あんっ、いい……っ」
達した後も続く激しい動きに、小さな絶頂が何度も訪れる。
「ん…っ、ぃい、けど…、私…っ、すごく、えっちになっちゃう……っ」
先程から何度も続く絶頂のせいでだんだんわけが分からなくなり、壁に付いた
腕に力を入れながら、目をぎゅっと瞑る。
快感のせいで潤んだ瞳の端から、涙が滲み出る。
>>553 きっと反抗されるだろうと思っていた。
それでも強引に桂を奪おうとしたのは、反抗が怖くなかったからではないと思う。
もっと、別の、何か…強い感情に突き動かされるように。
彼女の華奢な身体を貪った。背中に腕を回されてますます密着し、
彼女の体温を感じると、ますます劣情を刺激され、股間の熱が高まった。
>「次は。何を?」
馬鹿にされたように感じて唇を噛んだ。しかし、ここで感情的になっても仕方がない。
そう思い直して、そっと桂の髪を撫でてみた。
「泣くなよ。どうせなら、可愛らしい声で啼いてみろよ」
少しやりすぎたかなと反省する。
しかし欲望は止まるはずもなく、桂のブラを器用に外すと薄桃色の愛らしい乳首を口に含んだ。
歯を立てないように気をつけながら、舌先で突付いたり、唇でしごいてみたりして反応を楽しむ。
そうしながらも桂の身体のラインに沿って手を下ろし、スカートを潜り抜けて秘処に達すると
ショーツの上から秘裂を愛撫した。
「次は。セックス? それとも『ご奉仕』してみるか?」
>>555 「か、奏さんっ…そろそろ、俺もっ…このまま、出しますねっ…」
お互いが快感に支配されたまま、ひたすら腰を打ちつける。
小さな絶頂を奏が迎えるたびに締め付けられ、肉棒は限界まで膨れ上がっている。
「くぅっ…で、出ますよっ、奏さんっ…イクっ、イクぅっ……!!」
奏のお尻をしっかりと掴んで奥深くまで貫いた瞬間、射精が始まる。
膣内で脈動しながら精液を吐き出し、息を漏らしながら膣内を満たしていく。
「ふっ、はぁ……はぁ…奏さん、大丈夫、ですかっ…?」
なおも断続的に精液を吐き出しながら、心配そうに奏に声を掛ける。
>>556 間。
「‥‥‥‥ふぁ」
ふと声を零す。
髪を撫でられて、くすぐったそうに吐息を漏らした、ように見えなくもない。
>どうせなら、可愛らしい声で啼いてみろよ
樋瀬の言葉に軽く唇を結んだ。
秘所に触れた指先に少なからず感じているのだが、言われて出すのも癪だ。声は喉元で押し込んだ。
圧し掛かった男の衣服に手を掛けて、器用に片手でジッパーを外す。
無言で、小さな手のひらを延わせ、細い指先をそこに絡ませた。
>>557 「んっ…、このまま……、やっ、私もっ、また……っ、んんん……っ」
彼の熱いモノが自分の中ではじけるのを感じると同時に、壁に爪を立て、
自分も背中を反らせて達する。
膣が脈動し、彼の全てを搾り取ろうとするかのような動きをしてしまう。
「はぁ…。疲れたけど、…気持ちよかったし、大丈夫です。」
疲れた笑みを向けながら、片手で繋がったままのお腹を撫でる。
「……まだ、出てますね」
>>558 何か言いたげに、でも余計な事を言ってもいけないので黙っている。
桂の一挙手一投足を見つめる、その視線が熱っぽい。
「うっ、ぁ…っと」
彼女の手が逸物に触れて、喉の奥からかすかに声を漏らしてしまう。
照れ隠しのように、なおも片手は桂の秘処をまさぐり、淫蜜の滴りを促している。
空いたほうの手は桂の髪をまさぐり、うなじのあたりを撫でている。
「綺麗な肌してるんだな…」
呟くようにそんなことを言う。桂の身体から立ち上る「女」の匂いに当てられたのか、
次第に逸物が昂ぶっていく。
「ほら、続けて。もっと…感じさせてくれよ」
>>559 残った精液もしっかり膣内で搾り出されてから、ゆっくりと膣内から引き抜く。
ごぷっと垂れ落ちた精液や愛液が床を汚すのを呆然と見下ろす。
「……ワインを飲んですぐに、激しい運動をしたからかな…なんだか、一気に眠く…」
服も着ないままふらふらとよろめいて、椅子にどさりと腰を下ろす。
奏が何か言っている気がするが、視界がぼやけてぼんやりとしか見えない。
「ごめんなさ…俺、もう限界……お休みなさい、奏さんっ……」
ここが厨房であるという事もすっかり忘れたまま、そのまま眠りの世界へと落ちていく。
これで嫌われやしないか…と薄れ行く意識で考えながら、気持ちよかったなと反芻しつつ……。
「……ぐー……ぐー……」
>>561 「あ…」
自分の足を、今までの行為の名残が伝うのを感じて頬を染める。
彼がフラフラと椅子にたどり着き、そのまま寝てしまうのを脱力しながら眺める。
「神楽坂様!ダメですよ、まだこんな格好なのに……!」
せめて布団をかけてあげなきゃと思いながら立ち上がろうとするが、久々の
激しい行為のせいで腰が抜けてしまったらしい。
仕方なくそばの洗濯物を乗せたカートのところまで這っていき、大きなタオルをふたつ取り出す。
彼にそのひとつをかけ、自分も彼の座る椅子にもたれながら、タオルにくるまるのだった。
逸物を昂めることには慣れている、はずなのだが上手く行かない。
位置関係と体勢に加えて、秘裂をまさぐる手と交差する形になっている。
手の腹でひっかかりを擦ってみたり、下まで強く握ってみたり。それでも動きは拙い。
根元を弄る指先は強すぎたし、手のひらには満足に力が込められていない。
それでもなんとか相手の快感を引き出そうと、殆どムキになっている。
>「綺麗な肌してるんだな…」
褒められているという事実を意識せずに、奉仕に没頭する。
「‥‥‥‥ふ、はぁ‥‥‥‥っ、ふぅっ」
ともすると浅く早くなりそうな呼吸をゆっくり大きく保つ。
妙に秘所に意識が行ってしまって集中できないが、それが故に作業に没頭することになる。
以下繰り返し。
(ぅ―――入って来‥‥‥‥ぁ、なんで、やだ‥‥‥‥)
無意識にひくつく秘所を意識して止めようとすると、余計に奥に響いた。声が出る。
「んっ」
刺激を殺そうと肩をすくめると同時、手のひらの中で逸物が身震いする。
相手も感じているという事実に、今更のように思い至った。
「ぁ‥‥‥‥」
呆けたような声が漏れる。
>>563 ショーツを掻い潜って、指を秘裂に進入させる。つぷっと水音がして、
すんなりと熱く潤った隘路に指が潜り込んでしまう。
「ほら、感じてる…こんなに濡れて」
おもむろに秘処から指を引き抜いて、桂の面前で指を絡めてみせる。
熱に浮かされたような表情で、粘液に濡れて光る自分の指を見つめた。
股間に伝わる桂の掌の感触に、逸物は否応なしに昂ぶっていく。彼女の手を
押しのけんばかりに反り返り、しだいにこのくらいの刺激では物足りなくなってくる。
そうして、窮屈な体勢を入れ替えようと身体を起こした瞬間、足がもつれて
ベッドに倒れこんでしまう。
「うおっ…と!?」
溜め息をついて、かすかな頭痛を感じてこめかみに手を当てる。
視線が痛い。だらしなく手足を投げ出した。
「気持ちよかったけど、手じゃ…物足りないんだよ。もっと、もっと…できるだろ。
今度は口でしてくれないか?」
「!」
傍らに倒れこんだ樋瀬を横目に見る。
>今度は口でしてくれないか?」
「‥‥‥‥」
要望を聞いて、目を細める。
横たわったまま、自らの脚の付け根に手を伸ばし、糸を引く粘液を絡め取った。
先走りと混ざったそれに舌を延わせる。
何か言いたげだが、言わない。かといって次の行動も起こさない。
「なんだよ…」
忌々しげに桂を睨む。視線は鋭く、露骨に不満の表情を見せる。
逸物が興奮状態なのがなんともミスマッチだが、そんなことを考えるどころではない。
桂の行動を眺めて、溜め息をついた。
「客よりも自分が気持ちよくなるほうを優先するのか? とんだ淫乱だな」
身体を起こし、桂の肩をつかんで引き倒した。倒れこんだ身体にのしかかり、
強引にキスをした。
「こうされたいのか? これで感じるのか? だったらしてやるよ、
自分からしなけりゃ、こうされるだけなんだよ……メイドなんてな!」
毟るようにショーツを剥ぎ取り、桂のほっそりした両脚を割って身体を押し込んだ。
そのまま腰をつかんで身体を引き寄せ、秘裂に逸物を宛がう。
溢れる淫液が逸物に絡み付いてぬらぬらと卑猥に光った。しかし中には侵入せず、
そのまま焦らすように前後運動を続け、時折先端が淫核に触れる。
両者寝転がったままである。そんな体勢で睨まれてもいまひとつ凄みに欠く。
恐れる必要性を感じない。なので、黙っていた。
それが余計に相手の腹立ちを誘ったことに、樋瀬の様子が変わったことで気付く。
組み敷かれたてようやく、危機感を覚えた。
「ひゃんっ」
妙に可愛らしい悲鳴を上げてしまった。
唇を塞がれて、押し殺した声と、吐き出した呼吸が宙に浮く。
樋瀬の言葉に、
「馬鹿、に‥‥‥‥」
言いかけてぎゅうと唇を噛んで言葉を押さえた。否定することなんて何も無いのだ。何も。
それでも、身体のほうは昂ぶっていた。
「は‥‥‥‥ぅ、っ、‥‥‥‥ぁ‥‥‥‥」
秘所を、容赦なく描き回されること数度。
待てどくらせど入り口が開かれることはなく、ここで初めて焦らされていることと、
割り入るモノを待ち受けていたことに気付く。
涙交じりに相手を見上げる。じりじりと割れ目の周囲を弄る、堅い感触。
「っ‥‥‥‥ぁ、う‥‥ぁ、あ」
一息ごとに、呼吸に嬌声が混じり始める。
「ふぅぁ‥‥っ、う、やぁっ、ひゃぁんっ」
ひどく昂ぶった状態で、感じ方が異様に強い。だというのに‥‥‥‥焦らされ続けている。
無遠慮に、敏感な突起を剔られて腰が跳ねる。
「な、で‥‥‥‥うぁ」
苦痛に等しい為打ちに、顔が泣きそうに歪む。駄々を捏ねるように動きそうになる脚を、
虚勢でなんとか抑えこんだ。
「なんだよ」
桂の気持ちは分かっていながら、ぶっきらぼうにそんなことを言ってのけた。
わざとゆっくりと腰を揺すった。まだ入れてもいないのに、秘裂が絡み付いてくる。
「さすが、やらしいな…こんなに興奮しちゃって」
逸物でわざと淫核を擦ってみる。泣き出しそうな桂の表情が堪らない。
劣情の高まりと共に、さらに桂を求める気持ちを抑えきれなくなってくる。
「んっ…」
手を添えると、にゅる、と逸物が秘裂に潜り込んでいく。
しとどに濡れそぼった温かなそこは、奥へと誘うようにひくひく蠢いている。
その抗いがたい魅力に脳味噌が蕩けそうな快感を覚えながら、未練たっぷりに
腰を引いた。愛液にまみれた逸物が外気に晒され、ぶるっと身体を震わせた。
何度か、そんなことを繰り返した。
他の女にさせているように、桂にもおねだりさせようか――
そう思ったけれど、切なげな表情を見ているとこちらも我慢の限界に達してしまった。
「行くぞ…いいよな?」
返事は待たない。ぐいと押し込んで、恥骨を擦り付けるように身体を重ねた。
「気持ちいいよ…こんなふうにされたかったのか?
…おっと、泣くなよ、泣くことなんてないだろ」
子供をあやしているみたいだなと思う。そんな妙な気分を振り払うようにゆっくりと腰を使い始めた。
早くも絞り取ろうとするかのような柔襞の感触に、何度も掠れた声を漏らす。
入りかけては抜かれる。
「ぁ‥‥‥やぁ‥‥‥‥ぅ、ぇぁ‥‥‥‥」
意識するより早く、未練がましく内壁が蠢く。
飲み込む前に奪われてしまって、その度に強烈な刺激に最奥が震えた。
行くぞ、と宣言された言葉の意味を理解する前に、それまで秘所を苛み続けた逸物が潜り込んでくる。
挿入と同時に漏らした嬌声は、殆ど嗚咽に近かった。
堪えるのに疲れてしまったのか、求める物が入ってきたというのに、脱力したまま。
夢うつつのまま、樋瀬を見上げる。腰だけが強請るようにきつく反る。
「‥‥‥‥」
眉を寄せて、ほとんど半泣きで樋瀬を見上げた。
無意識に、口元に左の手を持ってきていた。人差し指を噛む。
「んっく‥‥‥‥んはぇ、あ‥‥‥んっ、ふぁ‥‥‥‥ひぅっ」
それでも声は出た。襞をめくって樋瀬が進む度、頭の裏側を殴られたような質量で、
背中から包み込まれるような快感が襲ってくる。
一度快楽の限界値を越えた分、穏やかだが、反面容赦が無い。
「ぁ‥‥‥こんなのっ‥‥‥‥おかしくっ‥‥‥‥は、ぁ、あ」
指先を噛む力を強めても、感覚は引かない。
「だめ、なの、に‥‥‥んっ、んんぅっ、ふぁ」
必死で声を堪える一方、脚が、恐る恐るのように樋瀬の背に絡みついていく。
「イイよ、あったかくって…締め付けてきてッ…!」
ゆっくり、しだいに速く、またゆっくりと、緩急をつけて腰を打ち付ける。
そのたびに、結合部からは苦しげな音を立てて少し泡立った粘液が零れ落ちる。
ふと俯いた拍子に涙目の桂に気づいて、思わず口づけてしまった。
彼女の温もりが、ただただ愛おしい。ぎゅっと身体を重ねる。脚を絡めればもう離れない。
短い息を吐きながら、全身の感覚を股間に集中させて桂を感じ取ろうとする。
視線を下ろせば、白く美しい彼女の肌にめり込む逸物が目に入った。
「すっげ…やらしい身体してるなぁ、嬉しいよ…桂さんとこんなこと、できてっ…」
あまりに綺麗で。罪悪感すら覚えてしまった。無意識のうちに彼女の名を
呼んでしまったことも気づかない。射精に向けて昂まる快楽を貪欲に求め、
遮二無二、桂の肉壷を、子宮の入り口を、なにかに急かされるように責め立てた。
「くっ…す、吸い取られるみたいで……だめだ、止まらない…」
目尻に口をつけられて目を見開きかけるが、直ぐに快楽の波に溺れる。
「ふぅっ、ふ‥‥‥あ、はっ、えうっ、‥‥‥ひゃぁっ、あんっ」
搦めた膝から下ががくがくと揺れる。
「い、い‥‥‥‥?」
オウム返しに呟いて、不思議そうに樋瀬を見上げた後で、眠るように、安堵したように目を細めた。
「あ、あん、ぅっ、んんっ、ふぅ、ん‥‥‥‥」
タイミングを合わせるように自らの絶頂をこらえている一方で、四肢の力はほぼ抜けきっている。
内部を擦られる感覚から、生々しい痛みが遠のき始めていた。気付かず腰を動かしながら、
貪欲に得られるものを貪る。汗で背に張り付いた髪の感触までもが刺激になっていた。
呼吸の感覚が一層短くなるった。
「‥‥‥‥あ、も、だめッ―――!」
声に切羽詰ったものが混じる。怯えるような、哀しげな声。
「くる‥‥‥‥ぁ、あ‥‥‥‥ふああああっ」
それほど暑いわけでもないのに、額に汗が滲むほどに熱が高まる。
射精感を堪えるように、ゆっくり、一突き一突きを大きく突き上げる。
「うっ、あぁ…蕩けそ…熱くて、柔らかくて、絡み付いてッ…」
もう、桂を求めることしか考えられない。
彼女の上気した肌を抱きしめて、抽送のリズムに合わせて揺れる胸にそっと触れてみた。
興奮を示すように尖った蕾が、掌を確かな感触で押し返してくる。
「すごい、イイよ、桂さんっ…このまま……」
言葉も途切れがちになり、ただ肉体の交わりでお互いの気持ちを交わす。
もうどっちがどっちのものだか分からないほどに結合部は濡れ、潤滑剤となって
脳天まで突き抜けるかのような甘美な幻覚をもたらした。
ぎゅっと膣内が収縮し、桂の身体が強張った。
「くあっ…だっ、ダメだってそんなに締めっ…! な、中で…?」
最後に桂の気持ちを確かめる言葉もみなまで言えず、身体を離そうとしても
しっかりと絡みついた彼女がそれを許さない。
「もう…で、出るっ――うああっ!」
叩きつけるように桂の最奥へ肉棒をねじ込み、一切の戒めを解き放った。
「んっ‥‥‥‥」
奥に叩きつけられる精液を受け止めてる。
「‥‥‥‥ふは」
小さく息を吐くと、そのまま脱力した。
中に出されたことは特に意に関していない。‥‥‥‥彼女の場合、そもそもがあまり問題にならないというのもある。
後を引く刺激に、時折目を細めながらぼうっと上を見上げて、
「満足、いただけました‥‥‥‥?」
生来の悪戯っぽい笑みを浮かべる。
が、それ以上は何も言わず、目を閉じた。
余裕を見せたのは一瞬。
緊張の糸が切れたのもあって、そのまま無防備に眠り込んでしまう。
長い息を吐きながら、何度も身体を痙攣させて桂の膣内に白濁を注ぎ込む。
熱く滾った欲情が流れ出していくような、自分が溶け出すような、そんな錯覚を覚えた。
「くあっ…はあっ…気持ち、良すぎっ…」
ゆっくりと桂の上に倒れこんだ。彼女の分まで、心臓の鼓動を感じる。
やがて、はっと気づいて桂から逸物を引き抜いたが、もうすっかり射精し切ってしまっていた。
(薬も貰ってるだろうし、大丈夫…だよな?)
>「満足、いただけました‥‥‥‥?」
目を閉じて、心地よい疲労感に溺れそうになる。
「ああ、満足だ…良かったよ。悪かったな、その…強引で、さ」
悪びれる風も無くそう言い放った。
しばらく髪を撫でているうちに桂が眠り込んだのを見届けて、行為の跡を始末した。
ほんとはこれもメイドの仕事だよな、なんて思いながら。
「…おやすみ」
彼女の隣に並んで寝転び、今度こそ本当の夢の中へ落ちていった。
数刻のち。
寝癖だらけの頭を抱えて、上体を起こした。
元のなりを止めていないメイド服を頭から抜いて起き上がる。
膝立ちになって傍らで昏睡する樋瀬を眺め、困ったような、すこし大人びた笑みを浮かべる。
(ちょっと失敗)
まだ覚醒しきらない意識で、そんなことを考える。
(あまり、他の人間に深入りはしないことにしてるのだけど)
黙考。ぐしゃぐしゃと髪を引っ掻き回して、ベッドから抜け出す。
とりあえず服を、ぱっと見問題無い程度に整えた。
起こさないよう、気遣いながら部屋を抜け出してから、廊下に出て一息つく。
「来つ寝のお宿はどこでしょう‥‥‥って、あ。今から寝たら。どうしよう」
今眠ったら起きられない気もする。
「とりあえずお風呂、かな?この格好、人に会ったら困るよね‥‥‥‥うん」
独り言多く、確かめるように絨毯を踏みながら歩き始めた。
廊下の向こうに小柄な背が消える。
外はとうに明るい。
深夜、目を覚ますと、タオルケットがかかっていた。
いつもの見慣れた部屋とは違う、調度品に囲まれた部屋で
徐々に自分の置かれた立場を思い出す。
(しまった…どうしよう?)
ひとまず部屋を出てみたものの右も左も
わからないことに変わりはない。
…が、先刻とは違い屋敷に人の気配が感じられる。
「お腹…へったなぁ」
方向音痴ながら、なんとなく厨房に向かうのは本能だろうか。
そこで、女性と男性がバスタオル一枚で寝ているのを見つけた。
(う、うわーっ?!)
そのまま勝手口から庭へ飛び出して行ってしまった。
…極度の方向音痴のくせに。屋敷に戻って来れるのはいつのことやら?
「台風きてるなぁ…」
読み掛けの本から顔を上げ、外から聞こえて来る風の音に耳を澄ませる。
「あ、廊下の窓閉めたっけ…やばっ。確認しなきゃ。」
しばらく嵐の音に耳を傾けていたが、廊下の窓を閉め忘れていた様な気がして、慌てて部屋から出て行った。
579 :
コロッケ屋:2005/08/25(木) 23:33:36 ID:8/gd2/sD
「揚げたてサクサクのコロッケはいらんかねー?」
コロッケ屋のリアカーを引いた中年が屋敷の前を通っている。
「いつになったら晴れるのかなぁ…」
洗濯室で乾燥させたシーツにアイロンをかけながら独り言。
いつものように「ふわっ♪」となってはくれない。
熱のこもった部屋で、髪は頬に、スカートは脚にまとわりつく。
「天気に文句を言っても仕方がないんだけどね。それにしても、
どうして今日は毎食コロッケだったのかしら?」
「コロッケ!?買いに行かなくちゃ…」
コロッケ屋の声に慌てて外に出て行こうとする。
「見て見てー」
奏を手招きして呼び寄せ、皿の上でてんこ盛りに積まれているコロッケを指差す。
「せっかくなので、コロッケタワーにしてみました」
「あいたっ」
どこからか投げられたメモの塊を広げ、読む。
「『食べ物を玩具にしてはいけません』『引くよりも、一応まずは希望を伝えてスムーズな進行を』
……2枚目の意味がよくわからないけど、何か大切な事かもしれないし…。
とりあえずしまっておきましょ」
メモをエプロンのポケットにしまう。
「さ、コロッケ祭ですよ〜」
大きな晩餐会に招かれていたため、今頃になって帰宅。
いい加減自分の屋敷に帰れよ…と言われそうだが、まだここでの仕事が片付いていない。
荷物はメイドに任せて、自分はさっさと客間でくつろいでいる。
「お世辞と悪口雑言しか言わない連中のお守り、か…やってられんな」
「うわぁ…びっちょびっちょ…。着替えてこなきゃ…と、その前にタオルを取りに行かなきゃ」
台風のなか、外に出ていた為、ずぶ濡れになった体を拭こうとタオルを取りに行く。
廊下の絨毯の上には足取りを示す様に点々と滴が落ちる。
「だめだ、眠い」
うとうとしかけて、慌てて飛び起きた。
高価なスーツに皺などつけようものなら、後が大変なことになる。
自室へ戻ろうと、足早に廊下を歩く。
絨毯に点々と残された小さな染みを気にしながら。
「なんだ、これ? まさか、血とかじゃ…ないよな」
「なんとか髪は乾いたけど…服がなぁ。着替えてこなきゃ…あれ?」
廊下の向こうから歩いて来る人影に気付く。
「…お客…様…かな?」
粗相の無いようにしようと軽く会釈をして立ち去ろうとする。
ぼんやり廊下を歩いていると、向こうからこちらへ近づいてくるメイドを見つけた。
(こんな遅くまでご苦労なこった…)
さして気にも留めずにいたが、近くまで来ると様子がおかしいのに気づいた。
「っ、お…おい、ちょっと!」
幽霊が出るにはちょっと遅いとは思ったが、念のため足があるかどうかを確認
したりもする。よし、大丈夫。
「ずぶ濡れじゃないか、外にでも出てたのか?
あぁ、絨毯に水滴が…いいから、ここで待ってろ。タオル持ってくるから」
慌てて走り去ったかと思うと、すぐにバスタオルを持って戻ってくる。
「…はい?」
すれ違いざまに呼び止められ、慌てて客人の方を向く。
>>「外にでも出ていたのか?」
「はい。コロッケ屋さんがきていたので。」
何となく照れたように笑いながら答える。
一瞬怪訝そうな顔をした客人は、慌てて走って行き、バスタオルを持って戻って来た。
「あの?えっと、どうかなさいましたかお客様?」
客人の手にしたバスタオルを見ながら問い掛ける。
>「はい。コロッケ屋さんがきていたので。」
「ああ、コロッケか…。商売とはいえ、この台風の中でよくやるものだと思ってたが、
買う客もいるものなんだなぁ」
感心したような呆れたような表情で、目の前のメイドを見る。
「ああ、俺は…客といえば客だが、ここの御主人の仕事の手伝いで滞在してるんだ。
樋瀬 鴻一(ひせ こういち)っていうんだけど、まあ気楽に呼んでくれ」
初対面のクセに、なれなれしく話しかける。さっきまで堅苦しい会食の場にいたためか、
こうして気兼ねなく話せるとホッとする。
>「あの?えっと、どうかなさいましたかお客様?」
「そんな濡れた服で屋敷の中を歩き回っちゃいけないだろ、
着替えなきゃ…て、その前に風呂に入るか? 連れてってやるよ」
りくの肩からすっぽりバスタオルを掛けて、横抱きに抱え上げた。
相変わらず馴れ馴れしい。しかし、まだ下心は表には出さない。
>>「買う客もいるもんなんだなぁ」
「台風と言えば、コロッケですから…」
客人の言葉と表情に困ったように笑う。
「樋瀬様ですか。私は、倉敷りくと申します。」
深々と挨拶をする。
>>「着替えなきゃ…」
「あ、これから…わっ!?ひ、樋瀬様!?じ、自分で歩けますカラッ」
いきなり横抱きに抱え上げられ、パニックになりながらも、慌てて降りようと樋瀬に声を掛ける。
>「樋瀬様ですか。私は、倉敷りくと申します。」
じっとりくの顔を覗き込んで、顔と名前を一致させる。他人の顔を覚えるのが苦手だ。
いっそ、身体を覚えてしまえば楽なんだが…などと考えかける。
>「あ、これから…わっ!?ひ、樋瀬様!?じ、自分で歩けますカラッ」
「いいからいいから…それにさ、この絨毯、目の玉が飛び出るほどの高級品らしいぜ?
濡らしたりしたら、後で怒られるんじゃないのかな」
りくのささやかな抵抗を軽々と受け流しながら、「お姫様抱っこ」のまま歩き始める。
湿った彼女の体温が伝わってきて、図らずも股間が反応しそうになる。
「お風呂に行けば良いか? 濡れたままでいると風邪を引くしなぁ」
勝手に保護者気分になって、拉致同然にりくを連れて行く。
>>「濡らしたりしたら、後で怒られるんじゃないのかな」
樋瀬の、もっともな言葉にようやく抵抗を止める。
>>「お風呂に行けばいいか?」
初めてお姫様抱っこをされて飛び掛けていた意識が、樋瀬の声によって戻る。
「お、お風呂は一人で入れますから、脱衣所まででいいですからっ。」
>「お、お風呂は一人で入れますから、脱衣所まででいいですからっ。」
りくの態度に、困ったような表情で眉を顰める。
「そりゃ、一人で入れるだろうけど…そこまで馬鹿にしてはいないさ。
ただ、俺も休む前に一風呂浴びようかと思ってたし、背中くらい流して
くれたら嬉しいんだけどなー…」
寂しそうにそんなことを言う。もちろんそれも演技である。
その間にもどんどん歩を進めて、風呂場の前まで来てしまう。
ひょいとりくを床に下ろし、先に歩き出す。
「じゃ、俺は先に入ってるから…来てくれるよね? 他のメイドさんたちは
みんなそうしてくれたんだけど。頼むよ」
さりげなくプレッシャーを掛けて。
>>「背中くらい流してくれたら嬉しいんだけどなー…」
「っ!!?」
思わぬ樋瀬の言葉に、顔を耳まで赤くさせる。
「でも………っ」
反論しようにも、どことなく寂しい様な雰囲気を出されてしまっては、何も言えないわけで。それが樋瀬の演技だと言うことに気付かず、真剣に悩み始めた。
床に下ろされ、プレッシャーを掛けられ一人残されれば、腹をくくるしか術は無く。
「……背中を流すだけ…流すだけ…。」
呪文の様に唱えながらそのままの格好で、風呂場に足を踏み入れた。
「ひ、樋瀬様。お背中お流しします。」
緊張した面持ちで声を掛ける。
>「ひ、樋瀬様。お背中お流しします。」
「ああ、来てくれたんだ。ありがとう…」
ちょうど頭を洗っていたところで、ざっとお湯を流してから顔を上げた。
もちろん、まだ鏡のほうを向いたまま、りくには背中を向けている。
「じゃあ、よろしく…」
ついでに、よけいな一言も付け加えてみる。
「背中が終わったら、前も流してくれないかな?」
あくまでお願いする姿勢は崩さない、しかしどこか有無を言わせない強い口調。
すでに股間は硬くいきり立っているが、それを隠すようでもない。
>>「じゃあ、よろしく…」
「失礼します。」
一声掛けてからスポンジを手に取り、泡立てたそれを力を微妙に加減しながら背中を流す。
>>「背中が終わったら、前も流してくれないかな?」
「前…ですか!?」
前はご自分で…と言いかけたが、どことなく強い口調に負けて、下を向く。
前を洗うのを避けたい様に殊更ゆっくり背中を洗う。
「あぁ、気持ちいいよ…誰かにしてもらうのは気持ちがいいな…」
りくの不安をよそに、呑気にそんなことを口にする。
全身泡だらけになって、曇った鏡にぼんやり映るりくの白い裸身を見つめる。
じかに見るよりも想像を掻き立て、いやらしい感じがする。
もうちょっと強く擦ってくれたほうがいいかなと思いかけて、
彼女がわざとのんびりやっているのではないかと疑ってしまう。
「もっと痒いところを強くやってくれるといいんだけど…こことか」
背中に手を回してりくの手を取ると、自分の股間へと導いた。
そうしてしっかり逸物を握らせてしまう。
「……けっ」
不慣れな感じだったし、あまりにセクハラが過ぎたのかもしれない。
彼女に見放されて、ひとり寂しく湯船に浸かる。
ずるずるずるっと鼻の辺りまで湯に沈んでいく。
「セクハラか。オッサンじゃねえよ、馬鹿」
自問自答してみたり。
彼女の指の感触を思い出すと、また股間が疼き始める。
「だめだ、こりゃ。とっとと寝よ…」
そそり立ったままの逸物にタオルを引っ掛けて脱衣所へ上がり、手早く衣服を身に付ける。
ちょうど掃除にやって来たメイドと二言三言言葉を交わしてから自室へ戻った。
声も出せず、樋瀬を一人置いて、脱兎のごとく自室へと掛け戻る。
「ビックリ…した…」
ショックとパニックで樋瀬に何も言わないまま出てきてしまった事を思い出す。
「……はぁ。」
ようやく落ち着いてきたらしく慌てて乾いた衣類を身に着ける。
「…………っ。」
ふと、思わず握ってしまった樋瀬のモノを思い出してしまい、顔を赤く染める。
「あれは…事故?何だったのかな…。」
眉間に皺を寄せながら考えつつも眠気には耐えられなかった様でそのまま眠りに落ちた。
主人に許可を貰い、書斎にあるクラシックのレコードを物色している。
しばらく棚を眺めた後に”カンタータ全集”を一枚手に取ってみる。
人のいない詰め所で、じーっとテレビに見入っている。
画面が点滅する光だけが明るい部屋で、微動だにせずに見入るさまはなんだか危ない。
「『おのれを高うする者は卑うせられ』……ふぅーん、全部に題名がついてるのね」
レコードの裏側を見ながら廊下を歩いている。
「……むー…」
取引先の名無し家へ宿泊客として泊まっているものの、探検しようにも護衛が多くて煩わしそうにしている。
「あのねぇ。あんたら、あんまり大勢で纏わり付かんとってくれる?
今日はもう解散や、解散」
「まったくー。怖いのがぞろぞろしてたら、みんな逃げてしまうやないの」
適当に追い払うと、上品そうなデザインのワンピースを翻して廊下を歩く。
詰め所の電話が鳴った。
「‥‥‥‥」
テレビに見入った桂は気付かない。
「‥‥‥‥」
気付かない。
「‥‥‥‥」
気付いた。
「がぅっ?!」
奇声を上げて振り向く。何度か息を吸う。
胸元を押さえて気持ちを落ち着けると、鳴り続ける電話機に飛びついた。。
「――――あ、は‥‥谷村です。はい、かしこまりました直ぐに」
受話器を降ろして、小走りに廊下に出る。
>>614 (あ。……ふふっ、メイドや…)
一瞬意地悪そうな笑みを浮かべた後、廊下を走っている桂を呼び止める。
「ちょっと、ちょっとちょっと。
あなたメイド?…丁度ええわ。私、歩きすぎて疲れたから、何かお菓子でも持ってきてもらえんかなぁ」
それだけ言うと、手近な客室にさっさと入ってしまう。
「はようしてね」
桂にお茶セットを持ってこさせると、ゆっくりとした口調で話を始める。
「私のお友達がね、粉原月子様っていうんやけど。ここに来たら会えるかと思って。
今日はすっごい私、楽しみにしてたんよ」
ソファに座って足を組んだ後に、膝の上で手も組む。
「でも、今日は居てないみたいやね。残念」
見た目は月子と同じ中学生くらいだが、若干体の発育が良く、大人びている。
「とは言えまだまだ寝れんし、暇やしねぇ…。 ――そうや。あなたが今晩、私の遊び相手になってくれん?」
ベッドに横になりながら藍子へメールを打っている。
「『夏休みの宿題の提出は、9月1日より前の31日だよ。』、……送信っと。」
お風呂上りに執務室へ直行し、シフト表をチェックしている。
「うーん……」
無意識のうちに眉間に皺が寄っていたり。
619 :
名無しの客人:2005/08/27(土) 00:49:18 ID:NF+V+ngD
「なんだよ、可愛いメイドがいるって聞いてきたのに」
充てられた客室のベッドで、退屈そうに欠伸をする。
「……? あ、もしかしてこれで来るのか?」
机の上に怪しげなボタンを発見し、押そうか一瞬迷う。
「ま、何が起こっても大丈夫っしょ」
あまりそういうことを気にしない性質なのか、あっさりとメイド呼び出しボタンを押す。
>>615 厨房から搬んできた盆を、テーブルに置く。
簡易的な茶の道具が一式に、上品そうな和菓子。
何故か和式だった。懐かしさを覚えながら、温められた急須に小柄なポットの湯を注ぐ。
屋敷では基本的になにもかも洋式なのだが、こちらのほうが慣れている。
客の話を耳に止めながら、
「こはら‥‥‥」
小声で口に出してみた。名前は聞いた記憶がある。
厨房側で二人分用意された湯呑みに首を傾げるが、とりあえずは注ぎきった。
「遊び、ですか?」
供しながら、小首を傾げて問い返す。
シフト表のメモを取ってると、客室ランプが光ったので慌てて執務室を出る。
「ええと…、ここかな」
ポケットから鏡を取り出し身だしなみチェックを終えると、扉を叩く。
「こんばんは、失礼します。…何かお困りですか?」
622 :
名無しの客人:2005/08/27(土) 01:02:49 ID:NF+V+ngD
>>621 ノック音がして、このボタンを押さないとメイドが来なかったのだと思い込む。
「やっぱりそうだったのか〜。お、きたきた。待ってました!」
そして、奏の姿形を見て呆気に取られる。
「……ええと、お嬢ちゃん、屋敷の中を迷ったのかな?」
奏を客人の子供と勘違いし、彼女に近付くと優しい口調でそう言って頭を撫でる。
しかし、奏の格好を見て、次第に混乱してくる。
「もしかして……この屋敷のメイドさん……なのか?」
>>622 「『お嬢ちゃん』?」
かなり久し振りにそんな若い(幼い)年齢に間違われたので、数秒固まってしまう。
>「もしかして……この屋敷のメイドさん……なのか?」
「ええと…、実は、そう…なんです。もしかして、私じゃダメでしたか?」
客人の混乱した様子を見て、次第に自分まで不安になってくる。
「もし、男手が必要なら呼んできますけど……」
自分では駄目だったのかもと思う余り、少し思考が飛んでしまう。
首を傾げながら男の様子を窺う。
>>620 和菓子を小さく切って口に運びつつ、桂の全身を値踏みするように眺める。
>遊び、ですか?
「そうよ。家政婦とは違うてメイドっていうのは、若い分だけ、遊び道具みたいな扱い方もできるもんや」
お茶を一口飲んで立ち上がり、おもむろに桂の髪を手に取って弄ぶ。
「最近はその事がわかっとらんメイドが多くてねぇー。ほとほと困る事もあるんよ?
…メイドはいくら可愛くても『お姫様』やない。
あくまで主やお嬢様の『添え物』や、いう事をわかってへん子ばっかり」
指を桂の髪から首筋につうっと這わせ、そのまま下に下ろしてメイド服の上から
胸の先端あたりで止まる。
「そういうの、メイド失格や思わん?
私はね。大抵そういう風に調子に乗った子、きつーく御仕置きするんよ……。…くすくす…」
言いながら、彼女の乳首をくにゅくにゅと執拗に弄る。
「さーて。まずは逃げられんように、こうしましょうね」
言うや否や、桂を突き飛ばして背後の椅子に座らせ、後ろ手にさせて両手首を縛り付けてしまう。
625 :
名無しの客人:2005/08/27(土) 01:16:12 ID:NF+V+ngD
>>623 「ああ、いやいやいや! ……まぁ、たまにはこういうのもアリか……?」
後半を小さな声で独り言のように呟くと、にこにこと笑顔を見せる。
「メイドさんだったんだねぇ。ごめんねぇ、間違えて」
言いながら、奏を背を片手で押しつつ部屋の中へと進める。
「君でいいよ。じゃあ、さっそくだけど……ご奉仕してくれるかな?」
ベッドに腰をおろすと、どこか邪心めいた笑みで奏を見つめる。
>>625 「いいえー。まあ、たまにあることなのでお気になさらないでください。」
苦笑しながら、部屋の中へ。
>じゃあ、さっそくだけど……ご奉仕してくれるかな?」
彼の向かいの床に腰を下ろし、彼を見上げながら笑みを作る。
「…はい、お客様」
制服のリボンを解き、ボタンを二つ程外して楽な格好になると、客人のズボンに手をかける。
少し緊張した面持ちで、ベルトを外しファスナーを下ろしズボンを下ろしてしまう。
「お客様は…、こういうお屋敷ははじめてですか?」
下着の上から形をなぞるようにゆっくり触りながら客人の顔を見上げる。
>>624 髪を引かれながら、目線を下げて、見ているのはテーブルの上。
桂の髪は無駄に長い。なので、
(‥‥‥‥入るかな‥‥‥あ、入った)
出されていないほうの湯呑みに、見事に漬かった一房が見事に漬かっている。ふわりと広がる様子が面白い。
指先が胸の小さな膨らみを伝う。引かれた髪は湯呑みから離れ、盆から離れ‥‥‥‥落ちる。
そんな風に意識を飛ばしながら乳首を弄られる感触に片眉を寄せていると、
>「さーて。まずは逃げられんように、こうしましょうね」
突き飛ばされた。
後手に縛られた状態で、「お嬢様」を見上げる。
なかなかどうして、縛り方に慣れている。動かすと軽く痛む程度。どちらかといえば強めか。
慣れない使用人であれば、これでも恐怖を覚えるかもしれない。
(ふぅん‥‥‥‥)
大抵、という言葉に納得を覚えつつ、相手の次の挙作を待つ。
628 :
名無しの客人:2005/08/27(土) 01:39:11 ID:NF+V+ngD
>>626 「うはっ! いきなりですか。見た目は小学生みたいなのに大胆だねぇ……」
奏がメイド服をくつろげ、更に自分のズホンを下ろし、嫌がる様子もなく自分のソレを触るのを見て
感心したように呟いてしまう。
じゃ、こっちも遠慮なく……といった感じで、こちらも奏の胸元に片手を差し入れる。
「そりゃあ、こういう屋敷は初めてだなぁ。本当にメイドさんがこんなことしてくれるなんてね」
小さな膨らみを撫でまわし、尖ってくる頂点を指先で弄る。
「だけど、こんな可愛いメイドさんが来てくれるとはさすがにびっくりしたけど……本当に大丈夫なんだよね?」
そう聞いたりするが、胸を弄る手を止めることはなく、にやにやと笑いながら奏の様子を窺っている。
>>628 「あれ、小学生に見えますか?ふふ、もしそうだったら、お客様は犯罪者になってしまいますね」
普段なら少しショックを受けたりするのに、どうやら開き直ったのか冗談を言って笑ってみせる。
客人のモノが、下着の中でだんだん固くなってきたのが分かると、そっと下着を下ろす。
「初めてなら、やっぱりびっくりするかもしれませんね。
私もここに来るまではこういうことがあることを知らなかったし……、んっ」
平常どおりの顔をしているつもりだったが、彼に胸を撫でられ、弱い先端を刺激されているうちに
頬が上気し、息も少しずつ荒くなってくる。
「…ありがとう、大丈夫ですよ。
お客様がなさりたいことなら何でもおっしゃってください。私で出来ることなら何でも……」
取り出したモノを数回扱いて先端を撫で回す。
そして、にやにや笑う客人に口の端を上げて見せると、先端に口付けした。
>>627 顔色を変えない桂を見て微笑む。
「あなた、名前は?」
目の前で体を屈ませ、桂の両足を抱えると大きくM字に開脚させる。
「くすくす…度胸あるんやね。面白いなぁ……。私、好きよ。強情な子」
足首も両サイドでそれぞれに、椅子の足へ括りつけてしまう。
「いたぶり甲斐あるもん」
「さ。どう?いやらしい格好になったけど、まだまだこれからやからね」
やはり友人と言うだけあって月子と同類の人間らしく、メイドを虐めることに悦びを感じている様子。
桂の顔を見上げると、ショーツの上から指で秘部をゆっくり上下に擦り始める。
擦りながら空いた手で、いつのまにかポケットに忍ばせていた護身用の、豪華な細工を施したナイフを取り出す。
「まずはここの邪魔な布は、切りましょか。動いたら血、出るよー…」
そう言うと切り目を入れ、ショーツの脇からナイフでビリビリと下着を裂く。
「ふぅーっ……」
さらけ出された秘所に時々息を吹きかけたりしながら、ショーツをずたぼろにしていく。
631 :
名無しの客人:2005/08/27(土) 02:04:57 ID:NF+V+ngD
>>629 「犯罪者!? そりゃあ困るねぇ。だけど君とやれるんなら仕方ないかなって思っちゃうなぁ」
胸の頂点を弄りつつそう言っていると、奏がそれなりに感じていることに気付き
だんだん気分が良くなってくる。
奏の手で自分の肉棒が晒され、見た目は子供の小さな手で弄られて
ぞくぞくとした快感が体中を駆け巡る。
「……悪いことしてるみたいでスリルあるねぇ。うんうん、何でもやってくれるんだね。
とりあえず、キスしたソレをくわえて。んで、ちゅうちゅう吸って舐めてくれよ」
笑みを浮かべたまま胸を弄っていた手を抜き、うなじや耳をくすぐるように指先を滑らせる。
>>631 「はい…」
もう一度モノの方へ顔を寄せると、むわっとした臭いが湧き上がる。
その中へ顔を埋め、唇をすぼめてゆっくりと口の中へおさめていく。
「んむ……」
歯を当てないように注意しながら、ゆっくりと顔を上下させていくが、客人の滑らせる
指の動きに、たまにぴくっと反応してしまう。
そして、久し振りにこのような奉仕をするという自分に興奮してきたのか、腰の辺りに
熱が集まり、無意識のうちにそっと腰を上げて座りなおす。
「…、はぁ…。ちゅっ……」
一度息が苦しくなってきたのか口内から取り出すと、先程より幾分か大きくなったそれに
再び口付けし、舌を這わせる。
>>630 「‥‥‥‥谷村、桂と申します」
芯は通っているが、声量は無い答え。
感想を訊かれて首を傾げる。
性器の概念を知らない女児が、逸物を突きつけられた時の反応に近い。
秘所をなぞられて、スカーフを噛むように息をしている。
差し込まれる刃物の感触にわずかに身動ぎ。
当然、身動きは取れない。手際よく切り裂いていく動きを、開脚された姿勢のまま、首を落として見ている。
息を吹きかけられて、ぴくりと肩をすくめた。
「‥‥‥‥んっ」
捲くれ上がったワンピースの下、内股にわずかに力が込められる。
634 :
名無しの客人:2005/08/27(土) 02:34:40 ID:NF+V+ngD
>>632 「ぅおっ! き、気持ちいい……」
奏の口内の感触が思いのほか良く、彼女の舌が裏筋をなぞるたび腰が浮き上がる。
「慣れてるんだねぇ。上手上手……っと、苦しくなってきたかな? じゃあ、次はこっちの番ね?」
奏のテクニックと反応に達してしまいそうになり、それをごまかすかのように奏の肩を押さえる。
ゆっくりと奏を立ち上がらせ、ベッドに座らせると奏と対面の位置に立ち、彼女の乱れた姿を見る。
「こうやって見てると、マジで犯罪者になったみたいだなぁ……じゃ続きね」
そう言うと、スカートをめくり、下着の上から指を滑らせる。
「濡れてるね。エッチな小学生って感じだなぁ。うん、嫌いじゃないなぁ……むしろ好きな感じ?」
興奮気味に息を吐くと、奏の両足を開き、下着の上から秘部にしゃぶりつく。
>>633 「桂ね。今晩十分楽しませてくれたら、名前ぐらいは覚えたげるわ。
さぁて、次は……」
ショーツの切れ端を手からパラパラと床に落とし、桂の秘裂に口をつける。
「はむっ…。くちゅ、くちゅっ…ぴちゃ…」
食らいつくような格好で、舌での愛撫を始める。
「んふふっ、…美味しい。しっかり見てるよー…あなたの恥ずかしいところ。こんな風になってるんや…。
いやらしい子やなぁ…」
指で唾液と愛液の混ざったものをすくい、桂の唇に自分の指を、ぐぶっと強引に咥えさせる。
「ほら。舐めさせたげる…しっかり舐めんと、ほっぺた叩くよ?」
>>634 「がんばって練習したから、気持ちいいって言ってもらえるとうれしいです。」
自分が客人にこんな表情をさせているんだと思うと何だか得意な気分になる。
客人に促されて立ち上がり、ベッドに腰を下ろす。
「ふふっ、でも相手が犯罪者さんだって言うのも、なんだかイケナイ感じがしてぞくぞくするかも」
頬を染め、うっとりとしながら呟く。
「ん…っ、やっ、んん…っ」
開いた足の間で激しくむしゃぶりつかれ、それに反応して何度も腰が上下する。
大きな声が出そうになり、自分の手の甲で口を押さえるが、息が荒くなるのは隠し切れない。
急速に絶頂へ押し上げられるのが怖くなり、客人の頭へ手を伸ばすが、
髪の毛に触れる程度しか出来ない。
637 :
名無しの客人:2005/08/27(土) 03:00:57 ID:NF+V+ngD
>>636 「練習するんだ? つか見た目で相手を惑わしてるんでしょ?」
にやりと笑うと奏の下着を脱がせて、更にぐっと両足を開かせる。
「しかも自分の容姿を自覚してるって風だし……悪い娘だなぁ」
自分の唾液と奏の蜜液でぐっしょりと濡れているそこに弄りながら、肉芽を舌先で舐める。
「……指だってこんなにスムーズに入っちゃうし、相当な場数踏んでるんじゃない?」
二本の指を秘穴に入れると、水音を立てながら出し入れを繰り返す。
そして、指を締め付ける感覚に満足したようにやがてゆっくりと指を引き抜く。
「息が荒いねぇ? んじゃ、キスしようキス〜」
奏に覆いかぶさると唇に吸い付きつつ、肉棒を秘穴へ挿入させていく。
「指だけじゃなくて、こっちも抵抗ないのかな?」
>>635 (‥‥‥‥あ)
客人の少女の背後で、ローファーが床に落ちた。
少女は気付かない。
(何か言われるかと思った)
がむしゃらに這い回る感触に、性感は高まりはすれども溢れない。
籠もったまま、緩慢に溜まって行く。
言われるままに、押し込まれた繊手をしゃぶる。酸っぱさと塩気が混じった味。
単純に責める要領。口の中をかき回すように動こうとする指先を、舌と歯茎で捕まえて、
軽く吸うように前後させてから、第二間接の腹側を、筋に舌を延わせるようにくすぐる。
「ん‥‥‥‥ふっ、ちゅ。じゅる‥‥‥‥ふぅっ」
ソファーから落ちる長い髪を揺らしながら、少女の指を吸った。あられもない格好で、
外気に晒された性器がおぼつかない。頭を進めて、少女の小さな手のひら、腹の部分まで舌を伸ばし、
力の入り始めた指が喉の奥に当たるのを感じながら、戯れのように、しかしじっくりと中心を一舐め。
(‥‥‥‥駄目)
そこで、歯を立てそうになるのを慌てて静止する。
>>637 「ま…、惑わしてるつもりはないですけど……。
でも、年下に間違われた方が便利な時は、この見かけを利用してしまいますね。
だって、それくらいしかこんな見かけでいいことないもの」
悪い娘だというのが心外だとでも言う風に瞬きする。
が、敏感な花芯を攻められ、二本も指が挿入され、再び余裕がなくなってくる。
「はぁん…っ、もう…。ちゅっ、ちゅっ…お客様も、とても上手……」
指だけじゃ足りないと思い始めた頃にちょうど欲しかった大きさのもので埋められ、
満足したようにため息を付く。
普段の自分と違うような自分を演じてみようと思って今まで応対していたが、
今の自分が普段の自分と違うのかどうかもうわからなくなってくる。
「指も、よかったけど…今は、こっちのほうが好き」
うっとりとした表情でそう言うと、腕を伸ばして客人の首に絡め、再びキスをねだる。
640 :
名無しの客人:2005/08/27(土) 03:31:02 ID:NF+V+ngD
>>639 「こっちが好き? うはぁ、そうか〜」
恍惚とした奏の表情を見て心臓が跳ね上がる。
自分が本当に犯罪を犯しているように感じてきて、倫理感やら背徳感やらが脳裏をかすめるが
腰の動きは止まらない。
「こりゃあ『やめて』って言われてもやめられないなぁ……メイドさんもやめて欲しくないよね?」
抉るように奏の膣内を蹂躙し、緩急をつけながらうねる粘膜の感触を味わう。
「締めつけがすごい……本当に小学生じゃないよね? って、もうどうでもいいか……」
唇を求める奏に応え、彼女の舌に吸い唾液を流し込んでいく。
「メイドさん、とっても甘いね。たまんないなぁ……ヤバイ、もう持たない」
打ちつける腰の動きが一層速くなり、唸り声をあげながら肉棒を引き抜く。
「……っ! ほらよ、ぶっかけてやるっ!」
そう言うと、奏の顔から胸元にかけて白濁をぶちまける。
>>638 思ったより余裕のある桂の様子を見て、彼女の口から指を抜く。
「頑張るなぁ。そっか、もしかして普通の攻めやったら物足りんのかなあ。 …そうやったらー」
開かれた足の付け根に指を這わせ、床に転がしていたナイフの柄をいきなり菊門へ突っ込む。
「ふふっ。前やと思たやろ? でもこっちよ」
短めに柄を持ち、手を切らないようにしながら桂の菊穴へと出し入れし始める。
「うっわぁ、すごいなあ。楽々入っとる」
グチャグチャと水音をさせつつ、玩具の人形をいたぶるかのように穴の中を掻き回す。
「…ねぇねぇ。もっと鳴いてみて。演技でええから。ね?
メイドは客の命令、聞かんとあかんやろ? くすくす…」
空いた指をまた秘所に入れ、両穴を同時に攻める。
「『お嬢様、淫乱メイドで遊んでくれてありがとうございます』くらい言うたらどうやの?うふふっ」
>>640 「んんっ…うん、このまま…もっと……っ」
彼の背中にしがみついて、激しい動きに耐える。
何かを話す余裕もなくなり、喘ぎ声しか上げられなくなる。
「あんっ…ん…っ、……っ」
彼のモノが、自分の中でとても大きくなったと思ったと同時に体から抜かれ、
顔や胸に熱いものがかけられる。
「わぁ…、たくさん……」
顔にかかった白い液を指ですくい、珍しそうに眺めてしまう。
「あ、そうだった」
忘れていたことを思い出したように呟くと、吐き出したばかりの彼の逸物に
唇を這わせ、綺麗にしていく。今までこれが自分に快感を与えていたのだと思うと、
綺麗にする行為にも熱が入る。
643 :
名無しの客人:2005/08/27(土) 03:57:36 ID:NF+V+ngD
>>642 「いやあ、気持ちよかった。やっぱり中で出すのはヤバイかなぁって思って……」
言いつつ白濁にまみれた奏を改めて見る。その淫靡な姿に胸が高鳴ってくる。
「……子供って意外にイイかも……」
奏の姿から目が離せず、どこか犯罪めいた言葉を呟くと頭を振る。
「うは、マジ犯罪者の仲間入りするところだった! 危ない、あぶな……」
と、そんな自分をよそに再び肉棒に舌を這わせ、残っていた白濁を
丁寧に吸い取る奏にだんだんと思考回路が麻痺してくる。
「メイドさん、もう一回やっても……いいかな? いやあ、メイドさんが
すごく可愛くて……いいよね? ね?」
血走った目でそう言うと、返事を待たずに奏をベッドに押し倒す。
「ヤバイ、こりゃやめられない。こんなにイイものだったとは……」
そのうち、警察の世話になるのではと予測されるような言葉を残して。
♪
>>641 最初は子犬の鳴き声のような悲鳴。
「あ‥‥‥‥っ、くはぅっ」
覚悟はしていたが、痛かった。痛い。
「あああぇぁっ、‥‥ぁ‥‥っ、‥‥‥‥っ‥‥‥‥!」
皮膚一枚剥いだ部分を剔られるに近い。身体が意識せずとも暴れようとする。
縛られているから、逆にみっともないことにはならなかったけれど。
愛液のぬかるみに任せて押し込まれるナイフの柄、装飾が腸壁を刳る。
血、が染み出す。傷口が掻き出される感触。
最初の悲鳴からあとは、押さえ込むので必死だった。
「痛い‥‥‥‥」
ぽとりと言葉が零れる。掻き回される秘所のほうは敏感に反応している。
痛みと快感で頭が割れそうに思える。
「ん、ふっ‥‥‥ぅあ、っ‥‥‥‥、っ」
単純な苦痛が加わって、椅子と縄とが軋む。
「っ、っ、っ‥‥‥‥ひぅ‥‥‥‥」
鸚鵡返しのように、
「『お嬢様、淫乱メイドで遊んでくれてありがとうございます』」
そう言った。
>>646 菊穴にうっすら血を滲ませる桂に気付き、特に表情を変えないままナイフだけ抜いてやる。
「ふぅん。あなた、思ったよりもヤワな子なんやねえ。もうちょっと『壊れにくい』かと思てたわ」
絨毯にナイフを投げ捨てる。
「丈夫やったらお父様に頼んで、うちの屋敷で飼うたる事もできるのになぁ…」
桂の頬を撫で、喘ぐ彼女の様子を秘所を弄りながら眺める。
>お嬢様、淫乱メイドで遊んでくれて〜
「ううん、ええ子よー…。
今度月子様に遊んでいただく時にも、しっかり感謝の言葉を言ってさしあげるんよ。いーい?」
ゆったりした口調で言い、桂の頭をポンポンと叩く。
「…ほんなら。ね、きついやろ?そろそろ終わらせましょ。
何か他に道具は…。…あ。ええもん、みーつけた…」
無邪気に微笑んでベッドの下から電動のバイブを取り出し、桂の秘裂に一気に埋めてしまう。
「♪〜」
鼻歌を歌いつつ、スイッチを入れて徐々に振動を強くしていく。
「ほらぁ。イってもええんよ、いつでも。私の事は気にせんといて?」
手元でカチカチ、強弱をつけてまだ遊んでいる。令嬢のくせに、相当根性がねじ曲がっているらしい。
バイブを押し込まれて、中途半端にわだかまっていた快感が加速する。
「はは‥‥‥‥はは」
顔を伏せたまま、声が漏れ出すのを止められない。
嬌声というより、幼い声音で績がれるのは単純に笑い声だった。
「んっ」
軽い絶頂を迎えて、目を細める。
振動に時折乱れる呼吸の合間に、声が絞り出された。
「あなた‥‥‥ふはっ、はっ、勘違いしてる」
不意に口を開いた。
「コレは人に仕える身、あなたを遇すように言われたから、あなたの命令に従っただけ。
お尻はあんまり使われたことないから凄く痛かったけど、終わっちゃえば何でもない」
灰色の目をしならせて笑う。
「でも、痛みでしか人を啼かせられない人間に、仕える価値なんて無いの。
貴方のナイフよりも、この玩具のほうがよっぽど‥‥‥ッ、ふぁ‥‥‥っは、あはっ‥‥‥」
ギアを上げられて、目茶苦茶にバイブが暴れ始める。
「は‥‥‥‥っ、っは、ふぁっ、あはっ‥‥‥‥」
あられもない格好。脚を椅子に固定され、スカートの奥は曝け出されている。
「そこからなら見える。さっきよりびくびくしてるの、わかる?」
少女を見上げて笑う。
「ね、玩具に負けたお嬢様?」
>玩具に負けたお嬢様?
桂の言う事にカッとなり、スイッチを床に捨てると桂の頬を思いっきり引っ叩く。
「…ああごめんね。いらん事、ぐちゃぐちゃ言うのはあんまり賢くないよ。
私、そういう偉そうな態度大っ嫌い」
よほど機嫌を損ねたのか桂をそのままの格好で放置したまま、興ざめして部屋を出て行こうとする。
「ちょっとあなたの事、買いかぶりすぎてたみたいや。客を挑発するような可愛げの無い子は、もうええ。
あとは誰か別の人と好きにしたら」
冷たく言い、桂を置き去りにする。
「もうー、時間の無駄やった。もっと可愛げのあるメイドを捕まえたら良かったわ」
どこからともなく現れた護衛達に愚痴を言いながら、自分の客室へと戻っていく。
「口直しに適当に別のメイド、捕まえて来てくれる」
夜中まで居残りで作業をしていたらしく、眠い目を擦りながら書庫から出てくる。
「うう〜……、なんかスッゴイ疲れた……。もう部屋に戻ったらすぐ寝ちゃおうっと」
どことなくクラクラする頭を押さえながら自室に戻っていく。
ドアが閉じて、安堵したことは覚えている。
とはいえ、中途半端に性感が昂ぶった状態、拘束されてバイブレーターを突っ込まれて、
手段があれども容易に逃げられる状態でもなく、どうやって抜け出したのかはよく覚えていない。
とりあえず今、ふらふらと廊下を歩いている。
「お尻、痛‥‥‥‥」
口に出してみる。やりたい放題やらせてしまったために、消耗が激しい。
尻尾が生えているわけではないのだけれど、今動かしたらきっとものすごく痛いと思う。
ショーツを履いていないため、いやに風通しの良い足元で絨毯を踏む。うっかりすると膝が折れる。
気付いたら幾度めか、絨毯に膝をついていた。
疼き通しの脚の間が辛い。かといって痛みが引くわけでもなく。両方が延々と襲ってくる。
「ぅあっ‥‥ぁあ‥‥‥‥」
込み上げてきた性感に、声を上げかけて、口を閉ざした。
あれが客だったということは、屋敷を出る羽目になっても文句は言えない。
また隠れる場所を探すのか、起こりうる選択を考えてみたところで、答えは出なかった。
(媚びることを覚えなきゃダメなのに、仮にも自分は―――)
頭を振って、思いついたことを頭から追い出す。
それができたら、最悪の方法で契約を破棄させて、追われる身になることも、
好事家な有力者の屋敷にメイドとして潜り込むこともなかった。
そして目下の悩みは灼かれるように快感を欲しがる身体と、裏腹に疲労と痛みを訴える精神。
(笑えやしない‥‥‥みっともないったら‥‥‥‥)
今眠ったら確実に見たくない夢を見る。それでも眠りたい。
なるようにしかならない。開いた客室に潜り込んで、身体を投げ出した。
自室のベッドで雑誌を読んでいる…表紙が妙に過激な雑誌を。
「ふむふむ…へぇ、ほう…なるほど、こういうのも…」
いちいち頷き、感心しながら熱心に読みふけっている。
裏玄関で、集めた古雑誌や古新聞をビニール紐で縛っている。
「ふぅ、これだけあるとトイレットペーパー何個分になるんでしょう」
額に薄っすらと滲み出てきた汗を、手の甲で拭う。
しばらくページをめくっていると、ふと手が止まる。
うーんと唸りながらしばらく見続けて、得心したような表情になる。
「そっか、どっかで見た事あると思ったけど…そっくりなのか。
…いや、このお屋敷に泊まった人から流出したって事も…まさかね」
それでもそのページが気に入ったのか折り目をつけていると、少し悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「…確認してみようかな。案外、本当に流出モノだったりするかもしれないし」
ちり紙交換に出すものの整理が終わったので、厨房にて軽く水分補給。
冷蔵庫からウーロン茶を取り出し、コップに注いで一気飲み。
二杯目の途中で、まるでカキ氷を食べたときのように頭がキンキンとしてきた。
「う〜ん」
少し経っても鈍痛の残る頭を押さえ、廊下をふらふらと歩く。
雑誌をベッドの上に放り投げて、内線電話の受話器をとる。
「…あ、こんばんは。神楽坂ですけど…。
はい、えっと、喉が渇いたんでお茶を頼めますか?
メイドさんの里村さんにお願いしたいんですけど…はい、お願いします」
電話先の紳士然とした相手に連絡してから、受話器を置いてベッドに戻る。
「志保さん、これを見たらどんな反応するかな…?」
執事から連絡を受けて、茶器の用意をして神楽坂の部屋に向かう。
ワゴンの上にはポットや急須、お茶菓子などが載っている。
(もしかして紅茶のほうが……?)
「……失礼します」
ノックの後、恭しくワゴンを押して神楽坂の自室へと入る。
「こんばんは、志保さん。わざわざありがとうございます。
…あ、このお茶菓子美味しそうですね…洋菓子と和菓子なら、和菓子のほうが好きなんですよ」
部屋に入ってきた志保を笑顔で迎えながら扉を閉めて、鍵をかける。
ベッドの方まで持ってくるように頼んで、自分は一足先にベッドに腰掛ける。
「そう言えば、志保さんと部屋で話すことって今までなかったですよね?
…あ、お茶が入ったら志保さんもこっちに座って下さいよ。一緒にお茶しましょう?」
ベッドにはさっきまで読んでいた雑誌が、表紙を上にしてこれ見よがしに置かれている。
志保ならうろたえる事もないだろう、と思いながらも反応を示すかが楽しみらしい。
「夜更けに食べるなら断然、和菓子ですよね。和菓子は洋菓子に比べて油脂が少ないですから」
急須にお湯を注ぎ――その急須からお茶を湯飲みに注ぐ。
「羊羹にお饅頭に…… もう、全部持っていきましょう」
お盆にふたつの湯飲みと、ありったけの和菓子を積載させてベッドまで運んでゆく。
「お待たせしました…… あら、俊樹様はこういうのがお好きなんですか?」
見つけた如何わしい雑誌の表紙を見て、嫌がる様子も見せずにそう漏らす。
「はは、でもこれだけ食べるとちょっと太っちゃいそうですね。
俺も気を遣いますけど、志保さんは女性だから余計に気にするんじゃないですか?」
お茶を啜って一息ついて、饅頭を齧りながら笑って言う。
やはり大して慌てていない様子で雑誌を見つけられるが、こちらは大げさぶる。
「あっ、いや、それはですねっ…ぐ、偶然ですよ。偶然拾ったんですっ…。
ほら、俺もやっぱりお年頃ですから…あ、それでですね、ちょっと気になるのがありまして…」
ひったくるように雑誌を奪って、折り目をつけていたページを開く。そこには…
「…ほら、これです。何となく志保さんに似ている気がするんですけど…自分では、どう思います?」
そこには、ベッドに腰掛けた女性が、床に座る男の肉棒を足で扱いている写真がデカデカと載せられていた。
なんだか雑誌を見られた神楽坂のほうが動揺してしまっているようで、
それに釣られてこちらも内心穏やかではなくなってきてしまう。
さらに雑誌に写っている自分の姿と思しきものを見て、表情を僅かに歪める。
「ん…… これ、私ですね。 俊樹様… 驚きました? それとも、軽蔑します?」
あまり抑揚のない声で訊く。神楽坂の本心を知るために。
「それとも、俊樹様がこういうことされたかったり……?」
上目遣いのまま顔を神楽坂に近付け、彼の首筋に軽く自分の唇を触れさせた。
同時に、左手で彼の股間に触れてみせる。
写真を見て表情を歪めた志保にまさか、と思いながら志保の言葉を待つ。
「えっ…じゃ、じゃあ、これ本当に志保さんっ…?」
志保の返事に本気で驚くが、少し辛そうに尋ねられた言葉に思い切り首を横に振る。
「確かに驚きましたけど…って言うか、いまだに信じられませんけど…軽蔑なんかしませんよっ。
なんて言うか、すっごいエッチで…その、ちょっと興奮しちゃいましたし……うぁっ」
赤面しながら言っていると首筋に軽く口付けられて、びくりと身体を震わせる。
図星の事を尋ねられ、すでに膨らみ始めた股間を触れられて…こくりと首を縦に振る。
「お、俺も…志保さんに、こんな事されたいです…言ったら、してくれますか…?」
手で服越しに触れた逸物の硬さが、神楽坂の意思を物語っていた。
「もちろんですよ、俊樹様は大切なお客様なんですもの」
そう言って、彼の頬に優しくキスをする。
続いて耳元で、甘い声色を使ってこう囁いてみせる。
「でも今は、俊樹って呼び捨てにしたほうがいいのかしら?」
神楽坂の胸の辺りや、首筋などを人差し指でそっと撫でてゆく。
「うぁ…はい、呼び捨てでいいですっ…。
じゃあ、俺は様付けするべきですかね…されたいですか、志保さん?」
耳元で囁かれると息がかかるのがくすぐったくなって、自然と笑みがこぼれる。
指で身体を撫でる妖艶さに自然と期待が高まり、反応して股間も膨らんでくる。
「じゃあ、俺は脱ぎますね…それで、あの…足は、ソックスを履いたままでお願いします…。
ほ、ほら、写真でも履いてますし…偶然なのか、写真と同じ黒ですしね?」
どぎまぎしながら頼みつつ、服をすべて脱いで床に置く。
すでに硬くなった肉棒を曝け出して、足を投げ出した状態で志保の正面に行って床に座る。
定期的に屋敷へ衣料品や化粧品を持ってくる業者が、ロビーを使って商売をしているので
同僚達につられて、何かいいものはないかと手に取っている。
「わぁ、これ素敵。あの〜。このワンピース、ピンクじゃなくて…白とか、ありませんか?」
「ええ〜…さっき誰かが買っていっちゃったんですか。残念…」
しょんぼりと肩を落とす。が、立ち直りも早いもの。
「でもピンクも可愛いし、いいかぁ。ごめんなさい。これくださいな」
>>668 「じゃあお願い、俊樹」
真っ裸になっていく神楽坂の姿を見て、なんだか次第にいつもとは違う興奮を覚え始める。
相手は裸なのに、自分は着衣を続けているという卑猥な主従を表す関係。
普段は自分が裸になることが多いために、今の光景は新鮮だった。
「でも、なんで私があなたの言うことに素直に従わなきゃならないのかしら?」
爪で神楽坂の乳首を摘み、強く潰してやる。
「してもらいたいんだったら、まず先にすることがあるでしょ?
……ほら、土・下・座。土下座してお願いするのよ」
「い、痛っ…す、すみません、志保さn…じゃなくて、志保…様」
志保から与えられた痛みも快感に変わるようで、少し嬉しそうな表情を浮かべる。
言われたとおりに土下座の姿勢をして、頭を床に擦りつけながらお願いする。
「お願いです、志保様…どうか、俺…じゃなくて、僕の汚いモノを、
その綺麗な足で気持ちよくしてください…お願いします、志保様っ!」
(志保さんってSとM両方の素質があるんだ…本当に、凄い人だなぁ…)
土下座をしつつ心の中では冷静に考えながら、志保の許しが出るまで何度もお願いする。
>>671 「ほらほら、心の中までちゃんとお願いする気持ちがある?
なんか、うわべだけって感じで、誠意が全く感じられないの、わかる?」
神楽坂の尻を何度か平手打ちして、彼の皮膚を打つ音に聞き惚れる。
「ま、許してあげる。今回が初めてなんだし」
ソファに深く腰掛けると、ようやく神楽坂の股間を足で刺激し始める。
足の甲で彼の竿や袋を持ち上げてみたりして、その情けなさを楽しむ。
そうして卑猥に天井を仰いでいる彼の逸物を、左右両方の足の裏で扱いてやる。
「うぁっ、くぅっ…ご、ごめんなさい…でも、ちゃんとお願いしたつもりですっ…」
尻が少し赤くなるまで叩かれながら、次第に志保の女王様気質にうっとりとしてくる。
「お、お許しを頂き…ありがとうございます、志保様…うっ、はぁぁっ…」
床に座り込むと、天井に向かってそそり立つ肉棒を足の裏で挟まれて気持ちよさそうな声を上げる。
「志保様の足…本当に、気持ちいいです…みじめな僕を、もっとなじって下さいっ…」
爪先が先端をぐにぐにと弄る感覚に身震いしていると、その先端から先走りが溢れ始める。
志保の黒いソックス…と思っていたストッキングに、先走りがどんどん付着していく。
「ふー、選挙戦で各地を回るのにも疲れたわい。
英気を養わねば、これ以上の演説は無理じゃな」
『邪民党幹事長 鬼瓦 金造』とデカデカと書かれた選挙カーが屋敷の前に止まる。
「おーい、誰か出迎えに出て来んのか!!」
日に焼けて汗の吹き出す額を手拭で吹きながら大声で叫ぶ。
「ああん、もう! 汚いわね…… こんなものもう履いていられないわ」
先走り汁が付着してしまったストッキングへ触れることすら嫌そうに脱ぐと、
それで神楽坂を後ろ手に縛ってしまう。
次にエプロンのポケットから耳掻き棒を取り出すと、
その先っぽを彼の逸物の尿道口へ挿入してやる。
「今からその汚いものを掻き出してあげる」
尿道を傷付けないよう注意しながら、耳掻き棒をゆっくり抽送させる。
「ご、ごめんなさい志保様っ…汚してしまって申し訳…えっ、な、何をっ?」
先走りに汚れたストッキングで後ろ手に縛られて、期待と緊張が半々の表情で志保を見上げる。
「な、なんでエプロンから耳掻きが…ぃぐっ…くぁっ、志保、さっ…!」
気を遣ってはくれているが、それでも初めての経験である性器への異物の挿入に目を見開く。
今までにない未知の経験に恐怖心が生まれ…そして、それ以上に快楽が脳を支配していく。
「志保様っ…すごい、すごいですっ……すごく、気持ちよくてっ…志保様ぁっ…!」
なんとも情けない表情でうわ言のように志保の名を呼びながら、肉棒をびくびくと震わせる。
下手をすればのた打ち回りそうな刺激を与えられて先走りの量も一段と増え、限界が近い事を示す。
屋敷へやってきた業者が一先ず販売を終えたので、お茶を出して接待している。
「いつもありがとうございます。どうぞごゆっくり……」
恐縮する販売員に微笑みかける。
自室に服を片付けて、再び廊下に出ると玄関が騒がしいので応対に出る。
>>674 「はーい。いらっしゃいませ、お待たせして申し訳ありません〜」
鬼瓦の姿を見ると暑そうなので、何か飲み物でも用意しようと早速中へ案内する。
「何か冷たいお飲み物でも、すぐご用意しますね」
少し装飾の豪華な客室へ鬼瓦を通す。
一度離れるが、すぐに冷たい紅茶を持って客室へ戻る。
「鬼瓦様、本日はどのような御用件でしょう。急用でしたらすぐ御主人様にお取次ぎしますわ」
>>676 「う〜ん、これじゃキリがないわ」
次第に多くなってゆく先走りの量に嘆息し、とうとう神楽坂の背後に回る。
右手で彼の逸物を握って扱き始め、左手の指で彼の先走りを掬う。
掬った先走りは、彼の乳首を弄るための潤滑油として活用された。
「出そうになったら、ちゃんと言うのよ?」
逸物を扱く手の動きをより強くしていき、神楽坂の左耳をそっと口を添える。
もちろん口を添えるだけには終わらず、時間の経過とともに舌が這い、
甘噛みしたりして彼の耳を蹂躙してゆく。
>>678 「やっと来おったか。むっ!?」
出迎えに出た杏樹を品定めでもするのかの如く眺めると、ガマガエルのような顔でにやけ顔。
「お前は確か杏樹だったな? ぐふふふふっ…」
不敵な笑い声を上げながら屋敷の中へと案内され、客室へと行き着く。
「ふん、今日はここの主人に用があって来た訳ではないわ。
政治献金の件は、この前に話したところだからの」
あっと言う間にグラスの紅茶を飲み干すと、ベッドにどすんと腰を降ろして杏樹を見やる。
「今からお前を犯し尽くしてくれるわ。
突っ立っておらんで、はやくこっちに来んか!!」
催促するように、ベッドを激しく叩いて杏樹に命令する。
>>679 「あふっ…くぁ…し、志保様っ…?」
耳たぶでかき回すのをやめて、後ろに動いた志保を声だけで追う。
「んくっ…! し、志保様の指が…うぁ、激しい、ですっ…!
んぁっ…そ、そんなところ弄らないで下さっ…なんだか、いつもよりっ…!」
後ろから激しく扱かれ、普段は弄る立場である乳首を弄られて情けない声をあげる。
扱かれるたびに先走りが立てるにちゃにちゃとした音が耳に響き、その耳にも愛撫を加えられる。
耳を舐められ、耳たぶを噛まれ…いつもは与えている快楽を与えられて、何も考えられなくなる。
「志保様っ…気持ちいいですっ…くぁ、もう…出ますっ…イっちゃいますよっ…!」
扱かれている肉棒は硬さと熱さが最高潮に達し、すぐにでも射精しそうなほどになる。
>>680 >今からお前を犯し尽くしてくれるわ
「えっ? あっ、あの〜……」
最初少し恥ずかしそうに戸惑うが、しばらく沈黙した後に胸のあたりでぎゅっと手を握り、頷く。
「……はい…」
小さな声で返事をし、トレイを置くとベッドの方へ歩み寄る。
「鬼瓦様。どうぞ、可愛がって下さいませ…」
ベッドに乗りかかって膝立ちになり、鬼瓦を見ようとしないまま、スカートの裾を持ち上げて
唇にそっと咥える。
「ん……」
ふんわりしたスカートの裾から下着を見せ、扇情的な姿を晒す。
>>681 「ん、まだ出ないの? 我慢強い子なのね、俊樹は」
しばらく逸物を扱いても、依然として白濁を飛散させないことに少し驚く。
(もう限界が近いでしょうけど… ちょっと趣向を変えてみようかしら)
自分の胸元を肌蹴させ、片方だけ乳房を露出させる。
そして神楽坂の背中を膝枕で支え、彼の頭を左手で抱く。
彼の目の前にあるのはもちろん、福与かに実った大きな乳房。
「ここまで我慢できた御褒美よ、俊樹ちゃん」
いいながらも、彼の逸物を扱く右手の動きはやめない。
>>683 「し、志保様の指を…もっと感じでいたいですからっ…。
でも、そろそろ限界で……あぁ、このままだと、床を汚してしまいますっ…」
嬉しそうに言いながらも快感に囚われていて、志保が何をしているのかまったく気付かない。
ふと背中に当たった感覚に気付いて目をはっきりと開くと、目の前には白くマシュマロのような乳房が目に入る。
「ご褒美、ですか…? …あ、ありがとうございます、志保様っ…頂きますっ…!」
目の前におやつを差し出された幼児のように乳房に一心不乱にむしゃぶりつく。
乳房をしゃぶりながら肉棒を扱かれて…しゃぶり続けながら、盛大に白濁液を飛び散らせる。
「んふっ…はぶっ、んむっ、んぅぅぅっ…!! 志保様…志保様ぁっ…はぶっ、じゅるっ…」
勢い良く飛び散った白濁液は扉のところまで飛び、扱き続けていた志保の指もべっとりと汚す。
射精の余韻に酔いしれながら、乳房をしゃぶる勢いも少し弱まるが、それでも口は離さない。
>>682 「ぐふふふふ…。それで良いのだ」
主人との良好な関係。
さらに政治家の地位を利用すれば、屋敷のメイドである杏樹に、
拒否できるはずがないことを知っていながら満足そうに頷く。
「よぉし。ではスカートはそのまま咥えておくのじゃぞ?
杏樹は成人しておったはずだから、選挙に投票できるはずじゃな?
ではワシがお前に、ワシの政策について講義してやろう」
捲れ上がったスカートの中に見える杏樹の下着の股間部分を太い指で撫でる。
「ワシは郵政よりも年金よりも、少子化について危惧しておるのじゃ。
お前も少子化問題について聞いたことはあるだろう…?」
片方の手で杏樹の股間を、もう片方の手で杏樹の胸を揉みながら講義を始める。
>>684 「ふふっ、俊樹ちゃん可愛い……」
無我夢中で乳房を吸う神楽坂を見て、そんな感想を述べる。
右手を汚す大量の白濁にも嫌な表情ひとつ見せず、
むしろその滑りを楽しむかのように手の中で白濁を弄ぶ。
行為の後の浮遊感とも言えるまったりとした余韻に浸りつつ――
「ねぇ、俊樹様。夜は長いですから… 今度はどう致しましょう?
もっと過激に俊樹様を責めたほうがいいのか、それとも責め受け交代したほうがいいのか。
……どちらも素敵な選択肢ですけれど」
悪戯っぽい笑みを浮かべて、右手に付着した精液を舐め取っている。
鏡を見ながら、鼻をピクピク動かす練習をしている。
「うーん、結構難しい……?」
どうやら、今日観てきた映画の影響らしい。
>>685 >下着の股間部分を太い指で撫でる
「! んっ、…んふぅっ」
命令通りにスカートを咥えたまま、指の愛撫に耐えながらも鬼瓦の話に相槌を打ったりする。
しかし、手が胸に伸びるとピクッと体を軽く震わせる。
「ん……ぁ…。はぁ……あっ?」
反応したせいで口からスカートが離れてしまい、布が鬼瓦の頭に上から被さる。
「ご、ごめんなさいっ」
結果スカートの中に鬼瓦の顔を入れさせてしまうような格好になり、羞恥で顔を赤らめる。
(やだ、ど、どうしよう…こんなの恥ずかしい…)
「あ、前に持ってきていただいたクッキーですけれど、
とっても美味しかったので、また今度買わせていただきますわね」
訪問販売での買物がどうも病み付きになっている節がある。
>>686 乳首をしゃぶり続けて余韻に浸っていたが、志保の言葉にようやく顔を離す。
自分の呼び方がいつもの物に戻ったことに気付いて、自分も普段の口調に戻ろうとする。
「ん、そうですね…志保さんからはたっぷりと責められましたから…。
今度は、俺が責めてあげましょうか…言うとおり、夜は長いんだからね…ねぇ、志保?」
ニヤリと笑みを浮かべると、未だ目の前にある志保の乳房に再び吸い付いて、乳首に強く歯を立てる。
歯で乳首を挟んで擦るように噛みながら、下から思いっきり乳房を鷲づかみにする。
>>688 「むおっ!?」
講義の途中、杏樹のスカートが頭に被さって来たので一時硬直する。
「……いかんのぉ」
ゆったりとした動作でスカートの中から顔を上げると、眉間に皺を走らせながら杏樹を睨む。
「これだから女という生き物は…。
講義は止めじゃ!!
こうなったらお前の体に直接教えてやるわ!!」
ドンと杏樹をベッドに強く押し倒すと、汗の染み付いたYシャツとズボンを脱ぎ始める。
「少子化の一番の対策は男と女がヤルことじゃ!!
杏樹よ、そのことを命令の聞けぬお前に徹底的に知らしめてやろう…」
先程までに気持ちの悪い笑みは消えうせ、恫喝政治家としての雰囲気を漂わせながら杏樹に覆いかぶさる。
>>690 「はい、俊樹様… んっ、あぁ…っ」
呼び捨てにされたことによって、思考のスイッチがすぐに切り替わる。
また、乳房へ強い痛みが走ったことで被虐心にも火が灯された。
「あの、俊樹様…… さきほど飛び散った俊樹様の精液、
お掃除させて戴いても宜しいでしょうか? 壁や床にすごく飛び散っていて…」
胸元を襲う快感に今にも倒れこんでしまいそうになるが、堪えて言葉を紡ぐ。
屋敷の門の前に立ち、建物を見上げる。
眉根を寄せ、気難しそうな雰囲気だが、こういう表情をしていてもハンサムだと
いうことが分かる顔立ちである。
門をくぐり抜け、扉の前に立つと、しばらく躊躇していたが思い切ってチャイムを押す。
特に咎められることもなかったことに安堵はしたものの、
ワンピース一枚で自室で寝転がっている。理由はとりあえず体調不良。
(‥‥‥‥昔は何やっても何言わされても平気だったのに)
なんであんなに強い嫌悪を覚えたのかがわからない。
「払えないなら対価を受ける資格はない‥‥‥向いてない、かな」
ごろんと横向きになって、頬に当たった髪を齧る。
「ここから出るとして、でも‥‥‥」
一人身で、いつまで逃げ回っていられるだろうか。
裾が捲くれ上がって、素足の太股が覘いている。
「‥‥‥‥ふっ」
熱っぽい呼吸を一つ。身体が疼いてしょうがない。右の手が脚の付け根に伸びるのを意識。
下着は付けていない。何もしていないのにねっとりと纏わりつく透明な粘液。
(最悪だ‥‥‥‥)
そのまま突っ伏した。水音が、枕に押し付けた耳まで届く。
>>692 「ん…? あぁ、そうだね。掃除もメイドの務め…しっかり頼むよ?」
噛んでいた乳首を口から離し、志保から離れて立ち上がる。
「…で、どうやって掃除するつもりかな、志保?
まさか、俺の出した精液を雑巾で…なんて野暮な事言わずに、舐め取ってくれるよね?
あぁ、でも。掃除している間は俺が暇だなぁ…どうしたらいいと思う、志保?」
志保の頬に硬さを失わない肉棒を擦りつけながら、尋ねてみる。
>>693 「……あ、お客様がいらしたみたいですので、失礼しますわね」
ペコリと頭を下げて玄関へ向かう。
どこかホッとした様子の販売員を置いて。
「お待たせしました……ご宿泊でよろしいですか?」
扉を開けて、青年を迎え入れながら問う。
>>691 「きゃっ、鬼瓦様!?」
動揺する間もなく押し倒され、少し怯えた様子で鬼瓦を見上げる。
「ごめんなさい…あんっ、あ……っ」
機嫌を損ねては主人に迷惑がかかるので、上に乗られてからもまた謝ったりする。
(大変。御主人様にご迷惑かけられないわ…。どうにかしてご機嫌、直してもらわなきゃ)
そう考えると、おもむろに鬼瓦の首に手を回して抱きつき、わざとねっとりとキスをする。
「んちゅっ……、んんっ、んっ…」
舌を絡めるようにして角度を変え、自分も段々と興奮してきているかのような素振りを見せる。
「鬼瓦様ぁ…」
>>695 「もちろんそのつもり、です…… お客様の大切な子種ですもの。
雑巾で拭き取るなんてそんな、汚物扱いはできません」
指の付け根に残った白濁を舌で掬い取って、うっとりとした表情でそれを嚥下する。
「お掃除の間は、私の下半身をお楽しみ下さいませ」
頬に擦り付けられた逸物を軽く舐めてやり、下着を脱ぎ去る。
「俊樹様の思うがままに弄んで下さい」
四つん這いになって神楽坂に尻を向けると、
フローリングの床に顔を近づけて散乱している白濁を犬のように舐めてゆく。
>>696 「夜分遅くに申し訳ない。用が済んだら宿泊はしないですぐに帰るつもりだ。」
屋敷内をさっと見渡してから、目の前の女性を見下ろす。
「ここに桜庭奏っていう女性がいると思うんだが、つれて来てもらえないだろうか。
荷物をまとめてすぐに来るように、と伝えて欲しい。」
どことなく不機嫌な様子を顕にしており、落ち着こうと息を吐き出しながら
髪をかきあげる。そのとき見えた顔が、どことなく奏の弟の俊と似ている。
>>697 「むっ!? んむっ……」
甘えるような感じで奉仕して来る杏樹を、始めは無言で向け入れるが…。
「わかっておらんようじゃな…」
そう冷たく言い放つと初老とは思えぬ力で、杏樹の下着をむしり取ってしまう。
「これからお前がするのは奉仕ではない。
少子化対策のための子作りじゃ!!」
強引に杏樹に脚を開かせると、割り込むようにしてそこに腰を押し込む。
「まだそう濡れてはおらんようだが、これも罰じゃ!!
ゆくぞっ!!」
杏樹の乾いた花弁に押し当てていた逸物を、無理やり突き入れる。
>>698 下着を脱ぎ捨て、犬のような格好で精液を舐め取り始めた志保にほくそ笑む。
「あぁ、よく分かってるね。さすがは志保だ。それじゃ、遠慮なく…。
…っと、そうだ。この前に「お尻は今度」って言ったな…それを今日にしようか」
床を舐めているせいで突き出されたお尻を掴み、慣らすために指を入れてかき回す。
多少の狭さは感じられたが、ほぐされているその穴に満足して、先端をあてがう。
「じゃあ行くよ、志保。気持ちいいからって掃除を疎かにしたら、お仕置きするからね?」
言って、尻穴を押し開いて肉棒を埋め込んでいく。
膣内よりも狭いその穴にわずかに顔をしかめながらも、また違う快感を与えられる。
「いいよ、志保…志保はアナルも最高だね。
さぁ、お掃除を再開しようか…ほら、喘いでないで進みなよ、志保っ」
パンパンと腰をぶつけながら、崩れ落ちそうになっている志保の身体を前へ前へと進めようとする。
>>699 >ここに桜庭奏っていう女性がいると思うんだが〜
「奏さん、ですの? でも“荷物をまとめて”って……」
不機嫌そうな様子で奏の名を出してきたので、少し警戒気味になる。
「あの、お名前をお伺いしてもよろしいですか?
私、当家のメイドの萩野瑞葉と申しますが」
と、そこで、青年の顔に既視感を覚える。
「……ひょっとして、奏さんや俊さんのご親族の方……ですの?」
>>700 「?」
鬼瓦の話す事がいまいち理解できていなかったのだが
>少子化対策のための子作り〜というところまで聞き、やっと彼のしようとしている事を理解する。
「え…。…えっ? だ、だめですっ。赤ちゃんなんて…そんなのいやぁっ」
今更になって抵抗しようと足掻くが、既に遅く、あっさり挿入されてしまう。
「鬼瓦様っ、許してくださいませぇっ! きゃっ…! んんっ…痛っ、いたぁい…!」
十分濡れない状態で揺り動かされ、半分泣き声のような喘ぎ声を出し始める。
>>701 「ひぁ、あぁっ、は、はい、申し訳ありません……
只今、お掃除を再開させます… ん、あぁ、あぁ…っ!」
後ろの穴を選ばれたことで、物凄い被虐心に襲われる。
自分の下半身が本当に、掃除している間の暇潰しにされているのだ。
そのことを思うと、菊座を刺激されていることも相俟ってすぐに達してしまう。
「んっ、ちゅっ…… あっ! ん、あぁ…」
今すぐにでも快感に身を任せてしまいたい。
そんな衝動に駆られながらも、懸命に身体を動かして床に零れた粘液を掃除する。
移動するたびにどこまでも追われ、神楽坂が途轍もない快感を提供してくる。
もう、気が狂ってしまいそうだった。
>>702 「そういえば名前を言うのを忘れていた。あやしいものではないから警戒しないでほしい。」
そう言ってとりあえず学生証を取り出す。
それを見ると、某国立大学の医学部5年生だと分かる。
「奏と同じ家族の桜庭亮(あきら)だ。ああ、弟の俊もここへ来ていたようだな。」
俊の名前が出て、最近の俊を思い出しながらじろじろと瑞葉を眺める。
「それで、さっきの話だが……奏を連れて帰りたいんだ。
世話になったのに急な話で悪いんだけど」
どうやら硬い話し方に疲れてきたらしく、最後の方だけ口調を崩すと、片眉を上げてみせる。
>>703 「愚か者のお前に、ワシの子を孕ませてやろうと言うのじゃ。
光栄であろうて…、ぐふふふふっ」
怯えた様子の杏樹に満足したのか、先程と同じ笑みを浮かべる。
「どうせすぐに濡れて来るじゃろう。
女とはそういう生き物じゃ」
強引なまでに杏樹のメイド服をも引きちぎり、布切れで体の所々を覆う杏樹の姿に性欲が高まる。
「こうすれば嫌でも感じてしまうのではないか? ん? んっ?」
布切れの透き間を縫って、杏樹の大きな胸を直に鷲掴みにして両手で揉み上げる。
その間にも小刻みに腰をピストンさせ杏樹の濡れ具合を確かめる。
>>704 「あーあ、そんな簡単にイっちゃって…ほら、愛液で床が濡れたよ」
志保の秘裂から零れ落ちる愛液が、ついさっき掃除したところを再び濡らす。
「あ、それともさ…こんな格好してることだし、マーキングのつもりかな?
俺の部屋に他の女が入らないように…って感じで。はは、まさかね」
マーキングはオスの役割だっけ、などとぼやきながら腰を動かし続ける。
「だんだん、掃除の仕方が拙くなってきたね…これは、お仕置きを所望してるのかな?」
腰を掴んでいた手を離して、張りのある尻肉に何度か平手を打つ。
パチンッといい音をさせながら赤くなるまで叩きつつも、腰は激しく突き入れ続ける。
「このまま掃除を続けても、今度は部屋中が志保の愛液まみれになりそうだね。
…ねぇ、志保。そろそろ楽にして欲しいかな?新鮮な精液が、お尻の穴に欲しい?」
>>705 「亮、さま……奏さんと俊さんのお兄様でしょうか?」
>奏を連れて帰りたいんだ
「ええと、奏さんは今お仕事の最中なのですけれど……
とにかく玄関ではなんですので、お部屋にご案内しますわ」
いつも客人が面談を待つ部屋へと導いていく。
「でも、どうして突然に……?」
>>707 白濁を掃除しても愛液が垂れ、その愛液を掃除してもまた次の愛液が垂れ――
それを繰り返しているうちに体力と気力だけがどんどん快楽に奪われてゆく。
「んっ!? いっ、 痛っ、あ、あぁっ! ひぁ、お、お掃除できな……」
次々に振り下ろされる神楽坂の平手が生み出す痛みに、嬌声を上げて悶える。
「は…い、俊樹様の精液、私のお尻の中に注いで、下さい…っ」
掃除を終える前に理性が陥落してしまうことに悔しさを覚えたが、
現在の思考の九割以上を占めている悦楽への渇望には全く敵わない。
「私の中、たくさん… 動かして、注いで、下さいっ」
まるで散歩を待ちきれない犬のように求め、涙目で訴える。
>>708 「突然……?」
仕事の最中だと聞いただけでも、さっきのイライラがひどくなってきたのに、
さも不思議そうに問われて足を止める。
「……今まで奏がどんな仕事をしていたか、奏の自主性に任せていた
俺がいけないんだろうけど。奏がこんな仕事をしているって分かった以上、
ここで働かせておくわけにはいかない。」
そう言って、瑞葉を見下ろしながら一歩ずつ近づく。
「そうだろう?どうやらここは、メイドが無償で身体を開く屋敷らしいじゃないか」
瑞葉を壁際に追い込むと、顎を人差し指で掬い上げ、冷たい表情で見つめる。
>>706 >ワシの子を孕ませてやろうと言うのじゃ
「…っ、…!」
声にならない声を上げ、頭をふるふると横に振る。いくら薬があっても、孕ませ目的で何度も出されてしまっては
実際どうなるかわからない。
「鬼瓦様、やめ…やめてくださ……っ、ん、あぁっ! 服…」
醜く破られてしまったメイド服を悲しげな表情で見たりするが、胸を執拗に揉まれながらの突き入れに
抵抗の言葉よりも喘ぎ声ばかりが出てしまう。
「あぅっ、あんっ…あぁん…、いやぁぁ…」
そのうちに秘所は慣れ、嫌がっているのに愛液が勝手に滲み出てしまい
水音をさせるまでになる。
>>710 >どうやらここは、メイドが無償で身体を開く屋敷らしいじゃないか
亮が既に何もかも知っていることに衝撃を受けるが、
勝手に連れ出させるわけにはいかないし、それで皆が傷つくのを黙ってみているわけにもいかない。
「……そ、それは……その、か、奏さんとは関係がありません……」
亮から視線を逸らしはするものの、顎にかけられた指を払ったりはせずに答える。
「と、当家のメイドには二種類あります。奏さんのように、アルバイトで普通のお仕事だけをする方と……」
そこで、羞恥に必死で耐えながら、スカートの裾を摘んで持ち上げてみせる。
「私のように……お仕事が出来ない代わりに、お客様に……
か、身体でご奉仕をさせていただくメイド……ですわ」
奏を庇うためとはいえ、自涜の言葉を口にすると瞳から涙が零れ落ちる。
>>709 「ははっ、そんな涙目になって…いいよ、志保のお尻にたっぷりと注いであげるよっ…!」
赤くなったお尻を掴みなおして、荒々しく肉棒を突き入れていく。
どこまでも挿入できそうな錯覚に囚われながら、欲望が吐き出される寸前まで溜まっていくのを感じる。
「さぁ、出すよっ…志保の身体の中に、俺の精液をっ…くっ、うぁあっ…!!」
根元まで肉棒を押し込んで、腸内で爆発させ、精液を流し込んでいく。
腰が抜けそうなほどの快感を得て意識を朦朧とさせながら、溜まった欲望を吐き出していく。
「うっ、あぁ…分かるかい、志保…俺のが、志保の腸内に染み込んで行ってるよ…」
>>711 「ぐふふふふふふっ…」
嫌がる杏樹にトドメをささんとばかりに耳元の口を寄せて囁く。
「ワシはここ一カ月ご無沙汰でな…。
今宵は夜が白むまで杏樹の中に何度も注いでくれるわ!!」
言い終えて身を起こすと、同様に杏樹の胸を揉みながら腰を進める。
「口では嫌がっていても、お前のここは物分かりが良いようじゃな?」
愛液で濡れ始めてスムーズに動けるようになったことで、腰を少し強くピストンさせる。
「お前のここはワシの子を欲しがっているのではないのか? ん? んんっ?」
大柄な体格に見合った巨根の先端を杏樹の子宮口の押し付けながら、からかい半分に尋ねる。
>>713 「あぁん、あぁ、お尻、蕩けちゃう…… あぁ、俊樹様ぁ…」
激しい抽送によって直腸の奥深くまで逸物を突き入れられ、
淫靡な圧迫感や摩擦感に心の底から酔い痴れる。
「あっ、今出しちゃ… あぁ、あぁっ! んぁ、あぁあっ!!」
自分が感じていた悦楽の並と、神楽坂の限界がちょうど一致する。
欲望の赴くままに耽った肛姦で達した瞬間、直腸内で溢れる彼の精液。
「あ、あぁ…… はい、中でたくさん…… 温かいです、俊樹様のもの…」
堕落とも呼べるような卑猥な充足感を受けて、表情が恍惚そうに緩んだ。
一方、直腸粘膜は自分の意思とは無関係に蠢き、神楽坂の逸物を柔らかに包み込む。
膣だけではなく、下半身全体が牝の本能を体現しようと躍起になっている。
>>712 「ああ、そうなんだ。じゃあ奏はそういう仕事をしていないんだな」
安心したというように微笑んだのかと思いきや───
「とでも言うと思った?ここで働く前は何も知らなかったはずの奏が、
寝言でどういう仕事をしているか教えてくれたよ」
瑞葉の方から視線を逸らし、ハッと息を吐き出す。
「はっきり言って、そういう態度も感心しないな。
客を怒らせないためには、メイドはみんなそう言う事をするみたいじゃないか。」
「まあしかし……」
そう言って、涙が零れ落ちた瑞葉の涙を親指の腹で拭う。
仕草は優しいものの、表情は冷たいまま、値踏みするように瑞葉を眺める。
「ここで、憂さ晴らしするのもいいだろう。客室へ案内してくれ」
ようやく瑞葉から数歩離れて、顎で指図する。
>>714 鬼瓦の言葉を聞くと口をきゅっと結び、涙が出そうになっているのを堪える。
「……ぅ、んっ…」
>お前のここはワシの子を欲しがっているのではないのか?
「んんっ…。ほしくなんか…ありませんっ…」
必死でそれだけ言うと、鬼瓦の胸部を押して、どうにか離れて欲しがろうとする。
「こわい…っ」
「んく…っ、はぁ、はぁ…。…御主人様…御主人様…っ。ぐすっ…ひくっ」
だが目一杯逸物を押し込まれ、おかまいなしに犯されている中では大きな体を押し退けて逃げるわけにもいかず。
何度も主人の名前を呼んだりしていたが、突かれるうちにとうとう涙を零し始める。
「ふぁ…ぁん、やだ、奥まで…あぁぁっ、だめぇっ!」
>>716 うまく騙すことが出来たかと思った瞬間、その安堵感が覆される。
>とでも言うと思った?
「そ、そんな……う、ウソですわ、奏さんはそんなことなさってません……」
しかし亮の眼光に貫かれて、言葉は尻すぼみになってしまう。
>ここで、憂さ晴らしするのもいいだろう
ヘナヘナと崩れ落ちそうになるが、気力を振り絞って命令どおりに客室へと赴く。
「……こちらですわ」
亮を先に中へと誘い、後ろ手に扉を閉めると
何も言わずにエプロンに手をかけ、そしてメイド服のボタンを外していく。
719 :
不審者たち:2005/08/28(日) 01:21:10 ID:AQubT65N
ライトを消した一台の黒塗りの外車が、滑るように屋敷の前に止まる。
「ふむ。ここか…」
運転手が恭しくドアを開けると、その車からお屋敷の門の前で表札を見上げる、
真っ黒なコートに身を包んだ男がひとり。声から察するに、かなりの高齢のようである。
もうひとり、後部座席から人影が滑り出した。
こちらも全身黒ずくめだが背が高く、ステッキなど携えている。帽子のつばに隠れて表情は見えない。
「儂はここで待っておる。もしも成果を上げられなければ……分かっているな」
おもむろに頷いたその人物は、しっかりした足取りで屋敷に向かって歩き始める。
その背中に突き刺さる老人の視線は冷たく光っていた。
>>715 「…ははっ、あれだけの量じゃ足りないみたいだね、志保の身体は…本当に貪欲だ」
残滓を吐き出すために、時折びくびくと震える肉棒を包み込む感触に苦笑いしながら、肉棒を引き抜く。
垂れた精液が床に零れ落ち、それを拭って志保のお尻に塗りたくってから、おもむろに抱き抱える。
「掃除を頼んだのに、満足に出来なかったんだ…ちゃんと責任は取ってもらわないとね。
今夜は一晩中お仕置きをしてあげるよ…たっぷりと可愛がってあげるから、覚悟してね、志保?」
ベッドに横たわらせると側位の態勢を取って、余韻に浸る間もなく膣内に肉棒を押し込んでいく。
「ちゃんといい声を聞かせてよ、志保…じゃないと、お仕置きに飽きちゃうかもね?」
くくっと笑いながら、肉棒を突き入れて、淫らな水音を一晩中部屋に響かせる…。
※
>>717 >んんっ…。ほしくなんか…ありませんっ…
「そうか…。しかし命令を聞けなかった罰が必要じゃな?
ならば尚のこと、罰として孕んでもらはねばな…」
ニヤリと笑うと、泣き出す杏樹に構わず激しく何度も腰を突き上げる。
「ほぉれ、これほどまでに卑しい音がするほどに濡れてきおったわ!!
それにぎゅうぎゅうと締め付けて、ワシの子種を絞り取ろうとしておるぞ!?」
怯える杏樹をさらに追い打ちをかけるかのように、杏樹の体の反応を実況する。
「そろそろ一発出させてもらおうかの…。
まだ孕むでないぞ……夜はこれから……ぐおぉっ!!」
荒々しく杏樹の体を考えずに、自分本位に突き上げて杏樹の奥で達する。
溜め込まれた白濁が、年を感じさせない勢いで杏樹の子宮へと注いで行く。
>>718 客室へ案内されると、ソファにどかっと座り足を組む。
「まあ、俺も君に怒っても仕方ないことは分かっている。
だから、乱暴にするつもりはない」
両手を身体の前で広げ、片眉を上げる。
「憂さ晴らしと言っても、君を乱暴に抱けば抱くほど、奏も同じことをしてると
思えてしまうからな……」
しばし顎に手を当てて考える。
「おい、こんな屋敷だから、大人のおもちゃのひとつやふたつあるんだろう?
それを使って、普段君達がどんな風にここの主人に抱かれているのか解説
しながら、自分でやってみせろ」
自分でも理不尽なイライラを抱えていることを理解しながらも、高圧的に命令する。
726 :
黒服の人物:2005/08/28(日) 01:40:33 ID:AQubT65N
>>719 門からずいぶん歩いて、ようやく玄関に辿りついた。
「仕事にかかる前から疲れるんじゃ、話にならない…」
早足にあるいてきたせいで、少し息が上がっている。しばしそのばに佇み、息を整える。
ゆっくりと息を吐いて心を落ち着けて、きびきびとした動作でベルを鳴らす。
かすかに手が震えているが、それは武者震いだった。
「さて、鬼が出るか仏が出るか。前評判では、名無し屋敷の怖さは鬼なんてもんじゃない、
という話だったけど。さて…」
背筋を伸ばし、ステッキを握りなおした。そうしてドアの向こうの気配を窺う。
>>720 神楽坂の逸物を最大直径として、後ろの穴が口を大小させている。
それは白濁の涎を垂らし、まだ餌を欲している貪欲な生き物のように見えた。
「ん、何ですか俊樹様……?」
行為による疲労で彼の言ったことがよく聞き取れない。
酸素を求め、肩を使って呼吸しているといきなり抱きかかえられて驚く。
「え、と、俊樹様…!?」
状況がよく呑み込めていないまま、ベッドに連れて行かれてしまう。
「あぁ… あぁん、あぁっ! 許して下さい… あぁっ、ダメ……っ!」
これ以上されたら自分でもどうなってしまうのかわからず、恐怖で涙が頬を伝う。
許しを請う言葉も黙殺されてしまい、膣粘膜を蹂躙される悦びに咽び泣いた。
いくら涙を流しても、いくら達しても、神楽坂が果てない限り悪魔の宴は終わらない。
だがそれは逆に、被虐心への至上のスパイスとなった。
一晩中、歓喜の表情で快楽に悶え苦しむ。
>>725 メイド服を脱いで下着姿になると、恥らって腕で自分の身体を隠すようにする。
>こんな屋敷だから、大人のおもちゃのひとつやふたつ〜
「……は、い……」
断ることは絶対に出来ない。
ベッドの傍の引き出しからバイブとローターを取り出すと、
四つんばいになって、まずはバイブの方でショーツの上から秘所を弄り始める。
「こ……こんな、風に……後ろから、無理やり、に……は、ぅんっ」
主人には申し訳ないと思いながらも、奏を庇うためにも、本意でしているのはないよう匂わせる。
>>722 >まだ孕むでないぞ〜
「はぁ…あっ、いやっ、いやですっ、……あぁぁっ!!」
涙を零しながら抵抗するが、容赦なく中に射精されてしまい、呆然とその様子を眺める。
「あぁ…。…ん…ぁ……」
抵抗するのを諦めてしまったのか体をぐったりとさせ、秘裂から白濁をとろりと零しながら横たわる。
さらけ出された肌を隠す事もせず、天井あたりに視線をうつしてぼうっとする。
「…ぅ、ひくっ…ひどいです、こんなの…っ。
私、こんな形でなくても…ちゃんと、鬼瓦様のために…御奉仕させていただきますのに…っ」
孕まされる目的で犯されたのがよほど怖かったらしく、シーツに顔を埋めてまた泣き始める。
>>726 部屋の電話が鳴った。のろのろと起き上がる。
「はい」
がちゃり。受話器を取ると、電話向こうに不安げな声。
ちなみにディスプレイが示すのは詰め所の番号だ。
「ん。へーきです、へーき。」
心配掛けてごめんなさい。そう言ってから、
「わかりました。出ます」
言い置いて受話器を降ろした。
エプロンとヘアバンドを着けると、そのまま廊下へ。
最初は歩いていたが、次第に小走りになりながら玄関へ向かう。
身長の2.5倍はあるドアを5センチほど押し開け、
「‥‥‥‥屋敷に、御用でしょうか?」
声を掛けた。
>>729 杏樹から逸物を引き抜くと、見るからに茫然自失の杏樹を眺める。
「うむ…? 少しお灸が過ぎたかのぉ…」
どうしたものかと頭を掻きながら、何気なく放出したばかりの逸物に手をやる。
そこはまだ出したばかりというのに硬度をまったく失ってはいない。
「ならば望み通り、奉仕してもらおうかの?」
平手で大袈裟な音のわりに痛くない程度に、杏樹の尻をペチペチと叩く。
「今度はお前の好きなように動くが良い」
よっこいせと言う掛け声とともに杏樹の体を抱き起こして、体の位置を入れ替える。
そして下から騎乗位で杏樹を串刺しに突き上げる。
「その代わり、ちゃんと奉仕できねば今度こそ主人に言い付けるぞ?」
杏樹の涙を指先で拭ってやりながら、杏樹の奉仕を待つ。
732 :
黒服の人物:2005/08/28(日) 02:02:12 ID:AQubT65N
>>730 足音が近づいてきたのを耳にして、さっと壁に身を寄せた。
サーベルかなにかのように、右手で軽くステッキを握る。
>「‥‥‥‥屋敷に、御用でしょうか?」
薄くドアが開かれるやいなや、その隙間に素早く片足を割り込んでドアを押し開いた。
桂のそばをすり抜けて玄関内に入り込み、あたりをきょろきょろ見回した。
「ほう、なかなか豪勢なものだな」
細い声でそう呟き、感心したように溜め息をつく。
それからようやく踵を返して、桂のほうに向き直った。
「失礼。怪しい者ではないのだが、こちらの屋敷に樋瀬という男がいるかどうか分からないか?
ただ、それを答えてくれればいい…ああ、それから、私のことは見なかったことにしてくれ」
どこからどうみても不審人物でしかないのだが、そんな訳の分からないことを言う。
>>728 瑞葉が『無理やり』と言った言葉を聞いて、無表情のまま立ち上がる。
「へえ…、無理やり。無理やりで、君も奏も淫乱になったのか?」
たぶん、無理やりと聞いてもそうでないと聞いてもどちらにしてもこういう気分に
なっていたに違いない。
しばらく背後から瑞葉が下着の上から秘所を弄るのを無言で眺め続ける。
「無理やりこういうことをやらされて……。濡れてくる。
ハッ 君、相当淫乱なんだな。
俺は、君がこういうことをしてるのをみても今は何も感じない。」
わざと挑発するような言い方をし、背後から瑞葉の秘所を下着の上から撫でる。
「うっわ、濡れすぎだろこれ……」
実際はそうでもないのに言葉で虐める。
だんだん本来の目的を忘れ、瑞葉をいじめるのが楽しくなってきたような気がする。
>>733 >ハッ 君、相当淫乱なんだな。
「あ……ふぁっ」
自涜の言葉を口にし、あくまで自分を冷静に見つめる男の前で
器具まで使って自慰に耽る。
その行為に欲情したのか、いつの間にか身体は準備を終えていたらしい。
>うっわ、濡れすぎだろこれ……
「え……う、ウソですっ、そんな、はず……んっ!」
バイブを取り落とすと、亮の僅かな愛撫に声を漏らす。
「……あ、亮さま……お道具、使ってくださってもかまいませんから、私を……」
腰をくねらせて誘うその姿は、亮の意識を逸らそうとしているのか
それとも快楽に溺れているのか、よく分からない。
>>732 気配が通り過ぎたことに気が付いて、慌てて振り向く。
「‥‥‥‥?」
尻のあたりでスカートを握ると、軽く身構えて、相手を伺う。
「樋瀬様‥‥‥‥ですか?」
顎に手を当てて思考。記憶に無い。
「存じ上げません」
答えて、あからさまに怪しい黒服を見た。
736 :
黒服の人物:2005/08/28(日) 02:18:09 ID:AQubT65N
>>735 >「存じ上げません」
「へぇー…そういうこと言うんだ」
ゆっくりと桂に詰め寄る。背が高いために、覆いかぶさるようにも見える。
「隠すとためにならんぞ…もう調べはついてるんだ」
凄みを効かせて桂を脅しに掛かるが、妙に艶っぽい声色のせいか迫力がない。
しかし、もう知っているのならいちいち質問しなくてもいいじゃないかと、
そんな突っ込みを許さない雰囲気である。
ふっと白い歯を見せて笑う。
「それとも、なんだ。お前ももうあの手の早い男に喰われたのか…?
そうか…そうなんだな……いや、否定しなくても良いぞ、恥ずかしいのは分かるからな」
どこまでも自分勝手である。
「あの男にどこまで許したんだ? うまく言いくるめられて股を開いたのか?
ここのメイドは淫乱だと聞いている…ふふっ、まさか後ろまで許したのではあるまいな」
ステッキでカツカツと床を叩きながら、楽しそうに笑顔を見せる。しかし、目は笑っていない。
>>734 「そんなに早くもの欲しそうにするなよ。」
もう腰をくねらせはじめた瑞葉を見て、あきれたように言う。
「まあ、確かに君を見てたら少し安心したような気がするよ。
いくら奏が淫乱になっても、君ほどではないはずだ。」
バイブを拾い、瑞葉のショーツの上から先程と同じように撫でる。
「…どんどん下着のシミが広がるな。ほら、下着の上からでも音がすごい。
どうだ?欲しいんだろ?欲しいならちゃんとわかりやすい言葉で言え」
>>737 >いくら奏が淫乱になっても、君ほどではないはずだ
その言葉を聞いてショックを受けながらも、
奏について亮が僅かに思い直してくれたことには安心する。
「……は、はい、私は奏さんとは比べ物にならないくらいに、い……淫乱、な……
へ……変態、メイド……ですわ」
亮の愛撫に合わせて腰を蠢かせ、淫らな仕草を見せ付ける。
>欲しいならちゃんとわかりやすい言葉で言え
「はい……瑞葉は、亮さまの……が、欲しい……です。早く、入れてくださいませ……ううっ」
羞恥のあまりに涙を流すが、それとは対照的に身体は火照って
さらなる刺激と責めを待ち望んでいるかのようである。
>>736 「?、???」
本気でわかっていない。
正確には一回会っているのだが、如何せん、人の名前を覚えるのに疎いため、名前で認識していない。
口元に手のひらをあてて、詰め寄られた窮屈な格好で考え込む。
相手の発言をなんとか追う。
(えーと‥‥‥‥んー‥‥‥‥)
>まさか後ろまで」
「?!」
そういえば昨日の件でお尻が痛いことを思い出した。それはともかく。
(こんな事ならお客の名前はちゃんと聞いて‥‥‥‥あ)
思いついたままに口に出して見る。
「ぶつかった人?」
これが彼女の認識だった。
>>731 >ならば望み通り、奉仕してもらおうかの?
「は…はいっ…。ごめんなさい…」
子供のように泣きじゃくってしまい、少し恥ずかしく思いながらも騎乗位の姿勢になる。
「ん……」
再び逸物が入って来ると、まだ怖さが残るが、無理に腰を動かし始める。
「ん、ぁっ、ありがとう…ございます…。あぁん、あっ…はぁっ…」
鬼瓦の胸を肌蹴させ、指で胸を撫でては乳首を舐めたりし、刺激を与える。
「ちゅぱ、ちゅっ…。ちゅっ。んっ、あぁ…ふっ…」
その後も貪るように上で腰を振っていたが、鬼瓦に満足してもらおうと
一旦軽く抜いてから背中を向け、背面騎乗位になってからまた動く。
「んんっ…あんっ、あっ、鬼瓦様ぁ、お尻に…今度はお尻にも出してくださいませ…」
膣内射精を恐れて、わざと菊穴へ誘惑する。
>>738 >「……は、はい、私は奏さんとは比べ物にならないくらいに、い〜
「本気で言ってるのか?」
自分で自分のことを『淫乱』とか『変態』と言う瑞葉を見て、一瞬哀れんだような
表情を浮かべる。
>亮さまの……が、欲しい……です。〜
「俺の?俺のなんかやるわけないだろ。もともとこういうところで遊ぶ趣味はないんだ。
これを俺の手で入れてやるだけでもありがたく思いな」
そう言いながら、ショーツをずらして散々焦らした秘所に太いバイブを挿入していく。
「よし、少しはいい気分になってきたからもう少し付き合ってやろう」
バイブのスイッチを入れ、回転する動きにする。
そのまま、ゆっくり抜き差しし始める。
742 :
黒服の人物:2005/08/28(日) 02:38:59 ID:AQubT65N
>「ぶつかった人?」
「……は? ぶつかっ、た…?」
今度はこちらが呆気に取られる番だった。
数歩後退りして、気味の悪そうな表情で考え込んでしまう。
(うーん、話に聞いていたのとずいぶん様子が違うな…)
やがてハッとしたように顔を上げて、桂の顔をまじまじと見つめた。
「そういえば…」
少し膝を折って、桂と目線の高さを同じにした。
さきほどよりも幾分口調が柔らかく、高い声になっている。
「君とはどこかで会った気がするな…どこだったか」
頬に手を当てて首を捻りつつ、コートの内ポケットから紙切れを引っ張り出そうとしたが、
うっかりボタンに引っかけて、紙片はびりびり破れてしまう。それを見て、軽く舌打ち。
「ちっ…まあいい。申し遅れた、私は樋瀬侯爵の代理人弁護士の久我谷と申す。
侯爵の命令により、ボンクラ長男を連れ戻しに来たのだが…その前に。
どうも君のことが気になるな。君、名前は何という?」
>>741 >本気で言ってるのか?
「はい……私は、淫乱なメイドなんです……ですから……っ」
本気か否かはともかくとして、必死な様子で亮に懇願する。
>これを俺の手で入れてやるだけでもありがたく思いな
「ん……ふぁ……あ、あ、あ……ぁっ!!」
散々焦らされて熱く潤った場所を掻き回され、激しく悶える。
「ひああっ、そこ……そこ、いいです……っ、もっと……もっとぉ……っ。
も、もう少し……あと、少しなんですのぉっ!!」
絶頂の僅か手前で達せないもどかしさに、身体をのたうたせる。
>>740 「おっ、おぉっ!!」
手慣れた杏樹のメイドとしての奉仕に思わず感じさせられてしまい、年甲斐もなく声を上げる。
「いやしかし…、本当は奉仕がしたかっただけなのかの…?」
自ら体位を変えて、さらに奉仕をしようとする杏樹を不思議な娘と思いながら、
目の前に現れた杏樹の形の良い尻を摩る。
「久々にそれも良いのじゃが、少子化対策は公約なのでな。
膣内射精は少子化対策の責任者として、絶対に譲れん!!」
そう言うと杏樹の尻をがっちりと掴んで、秘所の方へと逸物を沈める。
「ぐふふふふふっ、やはりこっちの方が良いわ良いわ!!
そぉれ、はよ奉仕せんか!! 今宵は何度でも中に出してくれる!!
ぐわっはっはっは!!」
杏樹の尻を叩きながら奉仕を要求すると、屋敷に高笑いを響かせた。
それは決して大袈裟ではなく、本当に朝まで続いた……。
>>743 「あと少し?もう、イきそうなんだ」
鼻で笑うように言うと、自分が女性を追い詰めるときと同じような動きで、バイブを
激しく上下させていく。
「ほら、早くイけよ。いいんだろ?」
バイブを動かすのにも膣の抵抗を感じずにはえられなくなってきたころ、
その上のほうで主張している陰核を押しつぶした。
>>745 「きゃぁっ! あ、あ……ダメ……もう……っ! い、イ……くぅ……ぅぅっ!!」
喉の奥から搾り出されるような悲鳴まじりの嬌声とともに、
身体をビクン、ビクン、と撥ねさせる。
目の前が真っ白になって、激しい快楽以外の何も感じられず、
自分が何をしなくてはならかったのかも忘れ、その感覚に浸りきって意識を手放してしまう。
「ふぁ……ん……っ」
淫らに着崩れた姿のままで。
>>742 「谷村 桂、です」
答える。
(この名前、馴染んできたかな)
そんなことを考えながら。
相手に既視感があるような気がする。
(‥‥‥‥この人、見たことある?)
思い出せないので、既視感のことは忘れることにした。
「お客様の身の振り所については桂の管轄ではありません。
主に会うなり、樋瀬様にお会いするなりするのが宜しいかと存じます
‥‥‥‥今晩はお泊りになりますか?」
週末で賑やかな屋敷の中をいつも通り暇そうに歩いている。が、
「? この声、杏樹じゃん。どれどれーっと」
>>744の客室を覗き、部屋の中の様子に唖然とする。
「…うっわぁ…何あれ。やばぁ……。ていうか、あのおっさんどっかで見たことあるよーな」
「ま、あれはあとで薬渡してやんないとねぇー。杏樹が泣くなんてよっぽどの事だろうし」
頭をポリポリ掻きながら休憩室へ向かう。
「おつかれ。ねぇねぇ、そう言えば引越しが早まるかもしれないって聞いたんだけどさー。
名簿とか結構間違えてたじゃん?
だからぁー、一度みんなできっちり見直してみなさいって御主人様言ってたよ」
中に居るメイドたちに話しかけながら名簿をチェックする。
「あっ!しまった、鬼瓦って人の紹介文もらったんだっけ?」
>>746 達して意識を手放した瑞葉を冷めた目で眺め、ゆっくりとバイブを引き抜こうとする。
未だにそれに絡み付いてくる瑞葉を眺めてため息を付き、やる気をなくして
そのままにする。
「はぁ…。奏も淫乱なのは分かってるんだよ。
どんな夢見てたのか知らないけど、寝ぼけて俺に『欲しい』って言ってくるくらいなんだから」
頭を抱え、自分の感情をコントロールできなかったことが情けなくなる。
しばらくそうした後、大きくため息をついて立ち上がる。
床で転がる瑞葉を抱え、ベッドに下ろし、布団をかける。
「まあいい。今日のところはこれで出て行こう。いじめて悪かったな。」
医学生であるゆえんか、瑞葉の熱と脈を確認すると、そう呟き
廊下へ出て行くのであった。
750 :
黒服の人物:2005/08/28(日) 03:07:06 ID:AQubT65N
>>747 「谷村、桂…か」
心の迷い、躊躇いを見透かすように、瞳の奥を覗き込んだ。
あえて指摘はしない。感じ取ったことは全部、自分の頭にしまいこんだ。
>「‥‥‥‥今晩はお泊りになりますか?」
「そうだな…」
無表情でステッキをくるくる回しながら、曖昧な返事をする。
あまりに青白い頬が、手が、病的な危機感を与える。
「それでは、泊めてもらおうか。案内を頼む」
頭ひとつほども背の低い桂を見下ろしながら、帽子とコートを桂に預けようとする。
コートを脱ぐと、はらりと長い黒髪が溢れ出した。
「うし、こんなもんだな‥‥‥‥何でこんなこと俺が」
ぶつぶつい言いながら、借りた私室の前でPC画面を眺める。
ttp://www5.atwiki.jp/maid775/ 『趣旨はトップページにある通りです。これから参加しようとする人、情報収集したい人の役に立つ、かもしれません』
『ROMは長かったつもりですが、アバウトな性格で如何せん抜けが多く』
『そんな訳なので、出来れば、補完して頂けると助かります』
『現時点では何故か客人の所だけ進みが早いです』
わけのわからない文章をエディタに打っていたことに気付いた。
消去。backspaceキーをぼんやり連打しながら、修行が足らんなぁ、などと呟いていた。
>>750 (髪、長い。珍しい)
客人のコートを受け取って、客室のある階へ向かう。
案外軽いコートに顎をうめつつ、段を踏む。
足を踏み出したところで、コケた。
「ふわっ」
慌てて膝を突こうをして、激痛。いつもなら踏みとどまれるのだが、
「‥‥‥‥」
その場に踞る。ぐぅ、とヤケクソ気味の呻きが喉から洩れた。
慣れない手つきで、鬼瓦の紹介文をまとめてみる。
「こんなんでいいかなぁー」
鬼瓦 金造
68歳・邪民党幹事長。
黒い噂の絶えない弱小政党の幹事長で無類の女好き。
「他に追加する人、ちょっと調べるね。てかあたしちょっと偉いよね」
頑張っているのだが、一言多い。
754 :
黒服の人物:2005/08/28(日) 03:30:55 ID:AQubT65N
>>752 「――っ、危ない!」
桂に何歩か遅れて歩いていたが、桂が蹲るのを見て慌てて駆け寄った。
「大丈夫? しっかりしなさいよ…」
心配そうに声を掛ける。さきほどまとは違って態度が軟化して、声も柔らかくなっている。
そっと、桂の肩に手を掛けた。
「自分で歩ける? 無理なら、ほら、私の肩を貸してやるよ」
館内放送で、屋敷の中に声を響かせる。
♪ぴんぽんぱんぽーん
「新しいお屋敷の発注をするので注文の書類書いてみたよー。
一応直したけど、あたしが書いたものだから、間違いがあったら明日?の引越までに教えてくれますかぁー。
…って、今何人いるのかな。大丈夫かなー。そんなわけだから」
「最初の方は同じだから、飛ばすよー」
現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
再登場を拒むものではありません。復帰される場合にはその折に自己紹介をお願いします)
名無しの御主人様
言わずもがな、この屋敷の主。 メイドたちの粗相に対して数々の「お仕置き」を下す。
(スレ参加者全員が使用可能である共有の役名です。このキャラ自体は細かい設定を持っていません)
※客人
海野 寅行
たまたま通りがかって以来、時々泊まりに来る学生。
気が弱く、誰に対しても敬語で話す。
柳楽 一季
某財閥総帥の何番目かの御曹司。主人の仕事上のパートナーとして屋敷へ。
若くして外資系企業の支部長を努める人物のはずなのだが、いまいちそうは見えない。
鬼瓦 金造
68歳・邪民党幹事長。最大政党が政権維持のために泣く泣く連立を組んだ、
黒い噂の絶えない弱小政党の幹事長で無類の女好き。
神楽坂 俊樹
赤みがかった茶髪で少し短め。名無しのご主人様の知り合いである神楽坂家の一人息子。
屋敷の豪華絢爛さとメイドの多さに驚き、比べるのも恥ずかしい実家もこんな風にしよう、と夢を抱く。
※使用人(メイド)
里村 志保
幼い頃、孤児だったのを拾われて主人を父親のように慕う。
亡き夫・伊達雅彦との間に生まれた息子、雅志(1歳)もすくすくと育っている。
萩野 瑞葉
伯父である主人を慕うあまり実家を飛び出してメイドとなったが
現在は主人の養子の瀬名に気持ちが傾いている。
留萌 みかさ
元気で明るい健康的なメイド。 柔道と合気道合わせて三段。
実家の経営難がきっかけで屋敷のメイドに。地元に恋人がいる。
椿 杏樹
掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったようなふわふわ不可思議な性格。
竹内 遥
アルバイトとして屋敷で働いている女子高生メイド
とても子供っぽく、やる事成す事どこか抜けている、彼女を完全に理解するのは難しいだろう…。
谷村 桂
駆け込み同然に屋敷を訪れ、メイドの仕事と引き換えに庇護の約束を取り付ける。
接客慣れしたようで、何処かがズレた少女。年齢不詳。最近はドーナツが好き。
桜庭 奏@バイトメイド
大学に通いながらここでバイトしているメイド。少々惚れっぽく、しっかりしているようでそうでもない。
童顔で子供体型だが、人に言われるのはイヤらしい。
倉敷 りく
短大新卒メイドで保育士の資格を持つ。
就職先を探していた時に、入学時からお世話になっていた教授の紹介で屋敷にやってきた。
人懐っこくて子供好きで、よく雅志の面倒を見ている。
神代 恋
今年から名門女子高に進学した社長令嬢で、極度の箱入り。
いつも自分に空虚感を感じていて、本当の自分を見つけたいと思っている。
※使用人(メイド以外)
名無しの執事
謎多き執事。 屋敷の規律を保つのに一役かっている。
柏葉 瀬名
屋敷専属パティシェ&コック兼主人の養子、性格ヘタレな今時の若者。
元学友である同級生の瑞葉に想いを寄せている。実母は元主人の屋敷のメイド。
葦名 由依
主人の傘下の葦名家の娘。主人と父との約束により、屋敷の見習い執事及び秘書となる。
幼少の頃より主人を慕っており、その初めても主人に捧げた。
飯塚 正哉
名無しの執事の下で修行中の執事見習い。
敬語は後付。精神修行も技術も、屋敷の水準と比べるとまだまだ幼い。
山城 雄児
お屋敷専属のコック。
料理の腕は確かなのだが、屋敷に来る前の出来事せいか性格にやや問題あり。
百舌鳥 洋介
綾峰家執事。名無し屋敷で仕事を学び、自分の屋敷でその経験を活かすために派遣される。
しかし肝心の本人は、仕事に対してあまり熱心でないようだ。
「えー、ちなみに今チェックしたら白河貴子!なんかあんたの紹介文、無かったよー。
あのきざったらしい人(樋瀬さん?)の紹介文もなかったから、載せるならば引越までに欲しいんで
至急作ってくれますかぁー」
相変わらず頭の悪そうな口調で続ける。
「今のところはこんな感じで作ってみました、そんじゃあね、若菜でした」
♪ぴんぽんぱんぽーん ガタタッ 「きゃああっ」
不良フレンチメイドにしては結構頑張った方…なのだが。
仕事を頑張るあまり、放送室の椅子に躓いて、転んで肘をすりむいてしまうのだった。
「いったぁ…、最後の最後で最悪ぅー…。いたたた…」
>>754 「ん。‥‥‥‥あ、いい、‥‥‥です」
語尾を付け足して立ち上がった。心ここにあらず。
(えーと、空いた客室は‥‥‥‥)
屋敷の間取りを思い起こしながら、段を踏む。
「こちらに。‥‥‥シーツをお持ちしますので、少々お待ち下さい」
黒服を案内すると、「SUNITARY」と扉に書かれた部屋へ。一揃いを確認して、部屋へ戻る。
760 :
黒服の人物:2005/08/28(日) 04:34:59 ID:AQubT65N
>>759 「お帰り」
ソファに腰掛けてくつろいだ様子で、桂を迎える。
すでに上着を脱いで、ブラウスにスラックスという格好になっている。
「へー、いかにもメイドの仕事、って感じだな」
暢気なことを言いながら桂の仕事ぶりを見守る。
腕組みをしているためか、薄いブラウスごしにはっきり胸の膨らみが見て取れる。
相変わらず態度は粗雑なままだが、無意識に髪を触る仕草は女っぽい。
「さっき転んだところ、大丈夫か? 無理するなよ、なんなら手伝うぜ」
>>760 「‥‥‥‥」
掛けられた言葉に、首を傾げて苦笑。ぴこんと立ったままの寝癖が揺れた。
寝て起きて、身だしなみはかなり適当だったので髪はところどころもしゃもしゃになっている。
んしょ、と呟いて張った布地を引っ張る。この辺りの家事は割と慣れていたので、屋敷でも苦になることはない。
「どうぞ」
一礼。本音を言えば、部屋に戻りたい。あまり、人に近づきたい気分ではなかった。
かといって、ここに残るなら、仕事はこなさなければなるまい。
(ちゃんと仕事しないと‥‥‥‥)
そんな思いで、客のリアクションを待つ。
762 :
黒服の人物:2005/08/28(日) 05:03:53 ID:AQubT65N
>>761 >「どうぞ」
「悪いな、わざわざ働かせちまって」
火事場から焼け出されてきたような桂の頭を見て、唇のあいだから白い歯が覗く。
そうしながらも、頭の中では忙しく考え事を続けていた。
(とっとと仕事に掛からないと、侯爵に半殺しにされちまう…)
人差し指の先で薄い唇をなぞりながら、じっとその姿勢のまま固まっている。
と、桂が自分の反応を待っていることに気づいて、ようやく身体を起こした。
「ああ、申し訳ない…」
一応は謝りながら、しかし態度は相変わらず不遜なまま。
「なんだ、私と一緒に寝たいのか?」
>>762 「一緒に寝る?」
鸚鵡返しに問い返す。
ほんの少しだけ、懐かしい感覚を思い出した。随分昔のことだけれど。
「‥‥‥‥ふふ」
軽く笑う。仕事が無いならいいか、と判断。
「お休みになられるのなら、退出します。‥‥では」
左手でスカートを軽く摘んで一礼した。
764 :
黒服の人物:2005/08/28(日) 05:23:44 ID:AQubT65N
>>763 「ああ、お休み…まだ痛むようならちゃんと医者に行けよ、私は責任を負えないからな」
言い訳がましくても、気遣いを見せた。
こんな生活もちょっと良いかも知れないと思ったが、自分にはまだ無理だなぁと嘆息する。
桂が出て行くと、ようやくソファから立ち上がった。
ベッドに腰掛けて、ばさっと髪を掻きあげてブラウスのボタンを外す。
バッグから携帯電話を取り出して、外へ連絡を入れる。ご丁寧に暗号化装置までついている。
「顔を洗って出直した方がいいみたいよ…カメラが多すぎて動けやしないわ」
返事を待たずに電源を切り、バッグに戻した。
そのままベッドに寝転んでまどろんでいるうち、深い眠りに落ちていた。
確認を求められて書類(
>>755)に書かれている自分の名前と紹介文を確認する。
「はい、これでオッケーです。わざわざ、お疲れ様です。
でも、引っ越しって今日するんですか?…いや、思ったより静かだから…」
書類を返しながら、引っ越しについて知らない事を色々と尋ねている。
荷物を纏めている途中に見つけた本に夢中になって、ベッドに寝転んで読んでいた。
その態勢のせいなのか、しばらくすると目を閉じて寝息を立て始める…。
「いや、今は生ラーメンよりカップラーメンが食べたいんだ。…持ち運びに便利だから」
厨房でカップラーメンの容器にお湯を入れると、そそくさと立ち去ってしまう。
電話中。
「は?」
冷静さは失っていないものの、嫌気を隠そうともしない口調。
「俺に言われても困る。第一、柳楽はもう貴方がたには‥‥‥‥」
携帯電話が何やら言葉を吐き出す。
「‥‥そういう脅しが今時通用するとでも?」
言い返す様子は、怒りを通り越してうんざりしている。
「本家を通してくれ。この屋敷に俺が来たのも元はといえば親父の伝手なんだ」
言い切るや否や、電源ボタンを長押し。
「気味悪ぃ‥‥‥‥」
電話向こうの絡みつくような嗄がれ声を思い出す。
ため息をついた。
荷造りをしながら、頂き物のチョコレートを口に運ぶ。
「……。ふぅ」
数日前の行為での疲労が溜まっている様子。人に見られないように、溜息を何度もつく。
暇な時間があったので、使用人の何人かに個人的な訓示を与えている。
「いいですか? 11日にはしっかり投票に行ってくださいね。あれは権利と言う名の義務なんですから」
メイドにはまだ十代の者もいるのだが、その辺りは気付いていないのか意図的に無視しているのか。
「当家に関わりのある方に投票したり、御主人様の意向に合わせる必要はありません。とにかく一票をしっかり投じること。わかりましたか?」
何人かの気のない返事を耳にして、少し呆れ気味でため息をつく。
「ひっこしひっこし〜」
でたらめな歌を歌いながら自室の荷物を片付ける。
「杏ー、あーんじゅ。おーい」
上の空でぼーっとしている杏樹に声を掛けるが、どうにも反応が遅い。
「ったく最近色々とアンタ凹みすぎだよ?大丈夫かよー。まったくぅー」
荷造りした荷物をカートに乗せて、同僚の集まる場所へ。
「あのさぁ。ちょっと提案があるんだけど、いい?」
ギャル文字で走り書きしたメモを同僚たちに見せ、話し始める。
「新しい館の名簿って、割と消した名前も多いじゃん?
だから、どこかにこういう一文を加えたらどーかなー」
【※検索できる過去ログ倉庫の『キャラクター紹介』欄でも、直近スレの登場キャラが確認できます。】
「どう?」
「わお、また勝ったぁ!」
テレビのスポーツニュースを見て、嬉しそうな顔をする。
「ひょっとしたら奇跡のPO進出もあるかも……ああでももし万が一日本シリーズで当たったらどっちを応援すればいいんだろ。幸希は絶対あっちを応援するし、うぅ」
取らぬ狸の何とやら、である。
「ふぁ、引越し?」
部屋から頭を出して呟く。またしてもアホ毛がぴこんと立っている。
休憩中、机に突っ伏して眠っていたらしい。
‥‥‥‥寝すぎである。
>>775 「いい案ですね、チエさん。ええっと……
では……
>>1辺りに書き入れることにしましょうか」
(硬筆のお習字も、研修要項に入れないとダメですね)
少し夜が冷えてきたので、自室からショールを取って戻って来る。
「…ダメだなあ、私。他の人には心配かけないようにしなきゃ」
住人名簿の書き換えを手伝う。
「このような感じになりました〜」
現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
再登場を拒むものではありません。復帰される場合にはその折に自己紹介をお願いします)
【※検索できる過去ログ倉庫の『キャラクター紹介』欄でも、直近スレの登場キャラが確認できます。】
「さ、作業の続き続きっと」
どうやら引越しになりそうなので、例によって例のごとく、炊き出しやら何やらの準備をしている。
「夜はちょっと冷えるようになったから……お茶は温かい方がいいか」
やる気のないかったるそうな顔で、てきぱきと仕事を進めていく。
>>778 「あっ、ごめんなさいー。志保さん、
>>4に書き加えてしまったけれどよかったかしら〜」
メモを志保に見せる。
「次の館名は、もう8月も終わりますし……ええ、『竹酔館』です。
業者さんへの連絡、よろしくお願いしますー」
何も言わずに紙を置いていく。
<ちょっと修正 らしいです>
谷村 桂
駆け込み同然に屋敷を訪れ、メイドの仕事と引き換えに庇護の約束を取り付ける。
成人を言い張っているが、10代半ばにしか見えない。訪れた経緯などは闇の中。
<発掘したログです>
白河 貴子
雰囲気が大人っぽくないのが悩みの、お姉さんメイド。
大学を卒業後、屋敷で働くことに。 一生懸命だがちょっと抜けている天然系。
樋瀬 鴻一
樋瀬家当主、半ば居候と化した客人。
<このお二人はお客様扱いで宜しいのでしょうか?>
神川凛香
明るい性格の、高校生バイトメイド。
年齢相応に少し幼さの残る顔立ち、大人の色気は皆無 。
神川悠人
元・屋敷のギャルソン。裏表が無く楽天家。 思いを寄せていた凛香と結婚することに。
内容はともかく文字が酷いチエのメモを見て、少し考え込む。
「ええ、内容に関しては問題ないんですけど……文字が、ちょっと。やっぱり当家に仕えるからにはそれなりの字が書けないと……」
そこまで言って、突然思いつく。
「仕事の空いた時間に書道をすれば字が上手くなるはず! 写経なんかもやらせれば、態度も少し落ち着いて一石二鳥だし……これは早速御主人様に提案しないと!」
ナイスアイデアと言ってもいいのだが、それを受けさせられるメイド側の事はまるで考えていないらしい。
屋敷内をパタパタと走っている。
「よし、ちょっとずつ埋めていかない?まだ容量結構あるみたいだし。
…って何言ってんだろ。『容量』って何?」
首を傾げる。
>>783 「写経〜?バカじゃないの、しんきくさい」
走り去りながら、由依に挑戦的な言葉を投げつける。
「何事も可愛いのがいっちばーん♪ ミニスカートってやっぱ超可愛いよねぇ」
自分の姿を鏡に映し、自画自賛。しすぎ。
>>785 「こら、廊下は走らない! すぐに止まりなさい!」
自分を追い抜いてどこかに去っていくチエに大声で言う。
「そもそも、写経は書道においては精神を統一する効果もあって基本とも言えるものなのです。とある教師が荒れた学校を建て直すために活用したと言う話は有名で……って、もういない!?」
当たり前なのだが、逃げられたらしい。
どこか不機嫌な様子で自分の部屋を片付け、引越の準備をしている。
「思ったより手間取りそう…?できる限りちょっとずつ、まとめていきましょ」
衣類をダンボールに詰めて、次々荷造りしていく。
が、その最中で奇妙なコスプレ衣装のようなものを見つける。
「…? なにかしら、これ。看護婦さん?」
>>782 厨房のテーブルに置いてあったメモを拾い上げる。
「……誰が書いたんだろう?」
誰のものとも思えない筆跡に、少し困惑。
(貴子さんは、眼鏡って付け加えたほうがわかり易いかも?)
続いてそんなことを思う。
♪
自分の荷物はいつものメイド服くらい、と判断して屋敷の荷物の整理を手伝っていたが、
机に大量にモノを溜めていたのを思い出して部屋に戻る。
途中、書道、もとい写経の話を小耳に挟んで肩をピクっとする。
何か悪い思い出があるらしい。
「ふむ、もうそんな時期か。……この館にいた時間は随分短く感じるな」
そんな事を言いつつ、廊下をぶらぶらと歩く。引越しの時は割と手持ち無沙汰らしい。
引越だからと再び姉に呼び出され、厨房の片づけを手伝っている。
「……誰も見てないかしら」
きょろきょろと周囲を見回すと、地味目のナース?服を体に合わせて鏡を見る。
「あら、タグがつけっぱなし…『ナースメイド』って何だろう。一応メイド服なのね〜」
「……そんな名前の競走馬がいたような」
誰ともなしにぽつりと呟くと、仕事を探してとりあえずは厨房に向かう。
「慌てず騒がず落ち着いて……ですわね」
あくまでゆっくりと身の回りのものをまとめている。
イライラしながら引越の手伝いをしていたが、途中で行き詰る。
廊下を歩いているときに拾った白い紙を読み上げる。
「何これ…?『このホストでは(ry』……」
無表情でそのメモを破り捨てるが、ハッとしてその紙くずを拾う。
801 :
白河 貴子:2005/08/30(火) 00:24:16 ID:axIq+j5f
「そうそう、ラストでお屋敷が炎上して…うん……まさかそこで主人こ…死ぬなんてね、ちょっとひどいよ」
外へ電話を掛けて、テレビドラマ化何かの話をしているらしい。
しかし、近くを通るメイドがみなぎくりとしてしまいそうな通話内容である。
「…っと、こっちも忙しいんだった。じゃあ、またね」
>>798 瑞葉の姿を見つけて、背後からそーっと近寄る。
「あっ、すごいもの発見〜」
彼女の肩に顎を乗せて、ダンボールの中から派手な色の下着を手に取る。
>>801 >「そうそう、ラストでお屋敷が炎上して…うん……まさかそこで主人こ…死ぬなんてね、ちょっとひどいよ」
廊下をぶらぶらと歩いていると、偶然会話内容を聞いてしまう。
「仕事をほったらかして縁起の悪いことを言っているやつはお仕置きだな……」
その場を通過しながら、独り言にしては大きい声で呟く。
>>799 奏を見つけて、にやーり意地悪そうに笑うと背後から奏のリボンをほどいてしまう。
「かわいー、これどこで買ったの? おおっと、まだ返してやんないよーん」
リボンというより奏をからかって遊びたがっている模様。
「ほーれほれ。ほらちびっこ、取ってみそー」
かなり面白がっている。当然引越作業はロクに手伝っていない。
「わたしも、あちらの井戸に、移動しましょう‥‥‥‥」
荷造り用のダンボールで雅志が遊んでいるので注意する。
「あーっ、ボロボロ…… めっ!」
引き裂かれたり、涎で濡れていたりする様相の無残なダンボール片たちをゴミ箱に入れる。
「あっ!?」
片付けていた途中で、出てきた本に読みふけっていた事に気付き、慌てて部屋を出ようとする。
「♪〜」
メイド達の働きぶりに触発され、こっそり荷物運びを手伝っている。
だが幽霊なので実際には箱だけがふわふわ浮いて見えている。奇妙。
ご飯も炊けた。おにぎりも作った。お茶も準備万端だ。しかし。
「……なんで、誰もメイドが手伝いに来ないんだ?」
最初は奏に頼もうと思ったのだが、どうも機嫌が悪いようで頼みにくく、結局誰にも言っていないらしい。
「おい俊、瀬名の奴見なかったか? あいつ、自分の事が終わったらすぐどっか行っちまうからなあ。……ったく」
面倒そうに言ってから、ひとまず運搬用のカートを取りに行く。
>>802 「あっ、あああっ! 杏樹さんダメっ、ダメですわーーーっ!!!」
顔を真っ赤にして下着を取り返そうとする。
>>804 「あっ、あーチエさん!」
一人廊下の真ん中で自分の世界に入っていたようで、彼女が背後に
いたのに気付かなかったらしい。
「コラ!ダメでしょうっ、もうー私のリボン!」
チエの思惑にまんまとはまり、自分の背よりは高いところにあるリボンを
ぴょんと跳ねて取ろうとする。
こちらも、チエに遊ばれてすっかり引越作業のことが頭から飛んでいってしまったようだ。
>>806 廊下を歩いていて、悪戯をしていた雅志に気付き、声を掛ける。
「あ〜っ!雅志くんっ!」
「ほら、みんな忙しいからお姉ちゃんと一緒に遊んでよっか」
笑いかけながら雅志を抱き上げる。
「志保さん、雅志くん見てますね」
814 :
白河 貴子:2005/08/30(火) 00:45:47 ID:axIq+j5f
>>803 「んなっ……」
主人の気配を感じて、びくりと身体を震わせた。
「もしかして、御主人様もご覧になってたのかしら? ことあるごとにお仕置きされて
苛められてたメイドさんが、最後はお屋敷に火をつけちゃったのよね……怖い怖い」
このお屋敷でも、現世に未練を残した幽霊の話を耳にするし、案外他人事ではないかも。
しかし今は自分がお仕置きされないようにすることが先だ。
「さーて、お引越し、お引越し…今回は業者さん来ないのかな?
毎回適当な下着を犠牲にするだけでよく働いてくれるって、評判だったんだけど…」
スーツケースにぎっちりとモノを詰めて、廊下を歩いている。
と、廊下でリボンを取り合うチエと奏の後方に差しかかる。
「‥‥‥‥よ」
リボンを摘み取った。
そのまま自然に歩き去る。
(いかん‥‥‥‥条件反射でやってしまった)
やらかしてからちょっと後悔。
>>810 「ああ、瀬名君?そういえば見てないけど……。
そうだ、もしかしたら瑞葉さんとイチャイチャしてるんじゃない?」
以前の引越時を思い出し、ニヤニヤしながら雄児の手伝いをする。
奏をからかっているチエの後頭部にげんこつを一発。
「こらっ。バカかお前は、かわいそうだろうが」
>>812 「大丈夫?……はい。ごめんな」
頭をポリポリ掻きつつチエの代わりに謝り、奏にリボンを返してやる。
(大人度に差がっ‥‥‥年上なのにっ‥‥‥‥)
二個のうち一個を手にしながら、ほぼ同時にすれ違った瀬名を見る。
柳楽一季、四人姉弟の末っ子だった。
>>813 「ごめんなさいね、りくさん。最近は目を離せなくって」
狼藉三昧な息子をりくに預け、自分は新しい段ボール箱を用意する。
そうしてテキパキと荷造りを済ませる。
「立ち上がって動き回るようになると、もう、行動範囲が広くて……
犬のようで見栄えが悪いけど、リードをつけようかしら。
りくさんに常時預けるわけにもいかないですし、ほんと大変」
>>816 「ああ、そうか。そうだろうな、瀬名だし」
やれやれ、といった態度をとりつつ仕事を進める。
「イチャつくのは構わんけど、せめて仕事と区別つけて欲しいもんだけどな」
一応、自分はそうしているつもりらしい。
>>815 「あ。……」
チエからリボンを返してもらおうとピョンピョン跳ねているうちに、
さりげなく柳楽がリボンをひとつ持っていってしまう。
>>817 それを呆然として見送るが我に返ってもうひとつを返してもらおうと
躍起になっていると、通りかかった瀬名が助けてくれる。
「どうもありがとう!もう、瀬名さんが謝ることなんてないのに」
などと言いつつも、先程の不機嫌はすっかり飛んでいったらしく、
瀬名に、ついでにチエにも微笑みかける。
「朝起きたら、いつの間にかこの館に居たんだっけ・・・。
そういえば、一体誰が運んでくれたんだろう?」
荷物をまとめながら首をかしげる。
旧館で寝ている間に運ばれ(
>>31参照)、
起きた時には何事も無かった様に元の位置に配置されており、
引っ越しした事に気付くのに、外を出るまで全く気が付いていなかった。
>>819 「志保さん…リードはさすがに可哀相ですよ。」
志保の言葉に苦笑いを浮かべながら雅志をあやす。
「そんな、大変じゃないので、時間が有る限りは見てますから〜」
笑いながら邪魔にならないところへはなれる。
825 :
椿 杏樹:2005/08/30(火) 00:59:51 ID:bLCof+CQ
>>811 新館から戻って来ると、瑞葉から拝借した(あまりの過激さに思わず奪った?)下着が
ポケットに入れっぱなしになっている事に気づく。
「あ、大変。返さないと〜… あれ」
連絡用掲示板の張り紙に気付き、読み上げる。
【夜も深まってまいりました。
名前変更などで手間取る作業をスムーズにするために、
たまにはメイドたち何人かで集って、会話などいかがですか?
詳細は休憩室まで】
「……何かしらこれ。とりあえず行ってみましょ」
>>820 「ふーん」
冷静そうに見える雄児を見上げ、ニヤリと笑う。
「ねー、雄児さん、おねえちゃんとはどうなってるの?
弟としては結構気になるんだけど」
>>824 「あー、これ頼んだ」
暫く行き過ぎたところで、リボンの一個をすれ違った、りく (初対面)に押し付ける。
(‥‥‥‥ま、いいか)
全く良くない。
828 :
若菜 チエ:2005/08/30(火) 01:05:52 ID:bLCof+CQ
>>821 「ちびっこ、それは何故か教えてあげよう!瀬名はあたしのモノだからだー!ハッハッハ」
偉そうに腰に手を当てて勝ち誇ったように言うが、
再び瀬名にげんこつで殴られる。
「いたぁっ」
「何よ瀬名っ。ちびっこにちびっこって言って何が悪いのよー!ぶーぶー、ぶーぶー」
口をとんがらせてやかましく言う。一人賑やかである。
……この元気はどこから出てくるのか。
829 :
白河 貴子:2005/08/30(火) 01:07:29 ID:axIq+j5f
「んもう、こんなことしてたら腕に筋肉がついちゃう…」
段ボール箱に腰掛けて二の腕をふにふに揉み解しながら、そんな心配をする。
ふと廊下の壁のは張り紙に目を留める。
「よしっ、これが終わったら休憩しよっと」
>>827 「…え?」
擦れ違いざまにリボンを渡され、怪訝な顔をする。
「……あのっ、これ…」
慌てて背中に声を掛ける
>>824 「でもちょっと目を離した隙に、カートに轢かれたりしないか心配で心配で。
それにお皿をひっくり返してその破片で…… とか、
庭にふらふらと出て行って、芝刈り機に巻き込まれたり…… ああ!」
りくが離れていっても頭を抱え続ける。
>>826 「ん、奏とか……?」
椅子に座りながら答えるが表情は全く変化しない。口調も一緒である。
「まあ、お子様の想像を遥かに上回る関係……とでも言っておくか?」
軽めの調子でそんなことを言って、立ち上がってから。
「まあ、冗談は置いといてだ。泣かせはしないけど、義兄さんとか呼ばせるようなことには当分ならんと思うから安心しとけ。
ただ、どうせなら今の内に姉ちゃんに甘えとくんだな。俊の歳だと、そろそろ難しくなるだろうから」
しっかり答えているのか茶化しているのかわからない辺り、少しは動揺しているのかもしれない。
杏樹に下着を持っていかれてしまったので必死に後を追って探していると
>>810 >>816 >>820のような会話が耳に入る。
「うぅ……別にそんなことしてませんのに……」
ちょっと廊下で落ち込みモードになってしまう。
834 :
椿 杏樹:2005/08/30(火) 01:11:49 ID:bLCof+CQ
休憩室でお茶の用意をしている。
「あらかた荷物はまとまったし、運び出しもどうにかなりそうかしら」
猛ダッシュで旧館に駆け戻った直後、肩で息をしている。
ありえない速度なのだが、
(息、がっ‥‥‥‥あう、吐く‥‥吐く‥‥吐くよう)
無理しないでいいところで無理していた。
>>830 「あー、それ誰かに渡しといてくれ。そういうルールだから」
嘘つくな。
838 :
椿 杏樹:2005/08/30(火) 01:14:01 ID:bLCof+CQ
>>836 なんとなく桂にエチケット袋を渡してやると
「どうぞ〜」
にっこり微笑む。
引越しのどさくさに紛れ、ラーメンの汁を盛大に零してしまった雑誌をゴミ箱に捨てる。
「……誰も見てない、よな?」
840 :
樋瀬 鴻一:2005/08/30(火) 01:15:32 ID:axIq+j5f
「引越〜し、引越〜し、さっさと引越〜し、しばくぞ」
意味不明なラップ調の言葉を口にしながら、自分のスーツケースを車に積み込んでいく。
「さて、あとは地下室辺りに誰か取り残されてないか確かめてこないとな。
引越しして忘れ去られて…なんてことになったら堪ったもんじゃない」
>>837 「ホントですか!?ど、ど、どうしよう」
柳楽の言葉を信じ、パニックに陥りかける。
842 :
里村 志保:2005/08/30(火) 01:18:11 ID:vH71F3vE
「……はぁ、そろそろ新館に向かいましょうか」
頭に浮かんだ嫌な予感を振り払い、玄関へと歩き出す。
「ひょっとして私と瀬名様って、いつでも何処でも所構わずくっついているって
思われているんですかしら……」
そんな風に思われないように苦心しているつもりではあったので
少なからずショックだったらしい。
>>838 「‥‥‥‥ぁぃがおー」
意味不明な言葉を呟きながら涙目で受け取る。
なのだが、使いかたがわからなかったらしく、口に当ててしばらくすーはーやった後で
「アン、これどう使うの‥‥‥‥?」
と、質問。
待てども仕事がなかったので、ちょっと肩を落として新館に戻り始める。
845 :
椿 杏樹:2005/08/30(火) 01:24:25 ID:bLCof+CQ
>>844 「えーとね。『げー』ってするんですよ」
吐き気もないのに、別の袋を手に取っておもむろに顔を突っ込んでみる。
「……」
「げー」
まったく吐き気がないので、とりあえず棒読みのような口真似をして見せる。
>>843 「そうか、それで私のことはどうでもよくなったんだな?」
瑞葉の横を通りりがかって、ぼそっと一言。
立ち止まって振り返り、にやりと笑ってからまた歩き出す。
「私や客人以外の男に身体を開かぬよう、調教しなければな…」
>>843 「使用人達にはそう思われていますよ。いつでもどこでも熱々カップルだと」
不意に瑞葉の後ろから現れて、追い抜きざまにそんなことを言う。
「でも、安心してください。私は御主人様に迷惑さえかからなければ、萩野さん達の仲を邪魔はしませんから。
……それに、お屋敷を訪れたり遠くから覗かれるお客様達も、あなた達のことは実に好意的に見ていますし」
自分の立場やらどこかの立場やらを混ぜたメッセージを残して、またどこかへと去っていく。
848 :
椿 杏樹:2005/08/30(火) 01:26:10 ID:bLCof+CQ
「ぷあっ」
>>845から顔を上げると、桂は既に新館に。
「あら?」
目をきょとんとさせ、周囲を見てきょろきょろする。
>>828 「むっ…。さっきからちびっこちびっこって……」
ちびっこを連呼され、少しムッときたのかつい言い返してしまう。
「瀬名さんがチエさんのものになるくらいなら、私のものにします!
それに、チエさんだって私のことちびっこって言えるほど大きくないじゃない。
ちびっこって言う方がちびっこなんですぅー。」
子供っぽい言い返し方で、どさくさに紛れて変なことを言うが、興奮して
わめいてみたせいで気付かない。
ぷりぷりしながらその場を離れていく。
>>846 >それで私のことはどうでもよくなったんだな?
「お、おじ様!? そんなことは……!」
突如現れた主人に慌てて弁解しようとするが、言葉が出てこない。
>私や客人以外の男に身体を開かぬよう〜
「そ、そんな……それじゃあ……」
去っていった主人の背中を見ながら、ガックリと力が抜けるのを感じる。
>>847 が、その後現れた由依の言葉に力づけられる。
「ありがとうございます……私も由依さんのこと、応援しますから」
由依の姿が見えなくなるまで深々と頭を下げている。
パニックを起こす、りくを他所に玄関へ。薄情だった。
「短い間だったけどありがとな」
ストッパーで全開にされたままの屋敷の扉にそんな言葉を掛けて、再び歩き始める。
852 :
百舌鳥 洋介:2005/08/30(火) 01:30:07 ID:vH71F3vE
「……!?」
パソコンの画面に”アト、2KBダゾ。モウスコシダ”と書かれていて驚く。
>>847 「まあそれはそれとしてだ」
自分が去った後の様子を、実は物陰から伺っていたらしい。
「私の意向に背いて使用人同士の不埒な行為を推奨するとは執事失格だな。
これは由依にもしかるべき罰を与えねばならん」
ニヤニヤ笑いながら意地悪なことを言い出す。
>>847 「由依。私のメイドを私から引き離そうとして、いったい何を企んでいるのだ…?
まったく、困ったやつだな。それが執事としての由依の仕事なのか?」
厳しい表情で、しかしどことなく楽しげな口調でそんなことを言う。
「これはお仕置きだな。しばらく由依には孤独な夜を過ごしてもらおうか」
ぽん、と由依の肩を叩いて笑い、いずこかへ歩き去った。
「にゃー」
屋敷のあらゆる騒動など何処吹く風とばかりに、気侭に散歩している。
856 :
百舌鳥 洋介:2005/08/30(火) 01:32:29 ID:vH71F3vE
「怪奇現象か?」
857 :
白河 貴子:
「よし、お仕事終わりっ! あとはお茶を入れて、ケーキを切って、それからそれから…」
楽しそうに鼻歌なんぞ歌いながら、新しいお屋敷の厨房へ向かう。
「これがあるから、お引越しはやめられないのよね」
なんだか本末転倒な話である。そして調子に乗って食べ過ぎて、後で体重計が怖くなるのも
いつもの話。