御主人様とメイドさんが……「紅梅館」第一夜

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1名無しさん@ピンキー
ようこそおいでくださいました。
こちらは名無し家の屋敷、私はここのメイドでございます。どうぞお気軽に中へお入りくださいませ。

この大きな屋敷には、「名無しの御主人様」を筆頭に多くの方がお住まいで、訪れて下さるお客様も数知れません。
その方々を、私どもメイドを始め多くの使用人が住み込みでお支えしております。
お客様も、こちらにお住まいになりたい方も、また使用人として働きたい方も、どなたでも歓迎いたします。
……いえ、どうか堅苦しくお考えになりませんよう。ご不安でしたら、まずは一度お泊りにいらしてはいかがでしょう?

いずれにしましても、どのように屋敷とお関わりになるか、それも貴方次第でございます。


概要:
◎上記シチュエーションに沿った役を演じ、お屋敷で起こる様々なことを役の視点で表現するスレです。
◎御主人様や屋敷の住人や屋敷のお客様が、メイドに適当な言い掛かりを付けてセクース、お仕置き、調教することもできます。
◎基本的にsage進行です。
◎エロなりきりスレの性質上「性行為を拒むレス」が長時間続くと相手がレスに困ってしまう場合があります。ほどほどに。
◎基本的にエッチがメイン、雑談はオマケのようなものです。
◎プレイ中は名前欄にトリップ必須。キャラごとでも、1人1つでも構いません。

★新規参加大歓迎(詳しくは>>2-3)

○前スレ


○関連スレ
過去ログ倉庫『名無しの執事・御屋敷の記録庫』
http://www.globetown.net/~namelessbutler/lib_1/index.htm
検索のできる過去ログ倉庫『名無しの執事の書斎・御屋敷の記録庫』
http://maid.x0.com/exlib/

「御主人様とメイドさんが……」雑談スレ part6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/neet4pink/1116601183/
2名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:04:46 ID:/TZ0szYF
新規参加ガイドライン

・まずは役作り
 役職ガイドラインを参考に、なりきる役柄・名前(名無しも可)・屋敷との関係・大まかな性格を決めてください。
 容姿やセクース時のスタンス(受け入れる嫌がる優しく強引etc)等、細かく決まっていればなお良し。あとで付け足しても良し。
 キャラ紹介テンプレは必要ありません。今は役を問わず、責め側を切に希望中(藁

・最初から飛ばす必要は無い
 屋敷の人間としても当然新人。役としてはともかく、演じる方は無理なことはさせません。(と言うかさせないように)
 屋敷での生活を描きつつ、他人の行為を覗き見る、おもわず自慰する、という程度でも。
 表現しにくい(苦手な)行為があれば、あらかじめメアド欄で言うように。

・時間合わせがカギ
 参加時間を前もって伝える、早めに待機する、呼びかけてみる等で、開始・終了時間も早くできます。
 待機者が出てこないと、ずるずると開始時間・終了時間が遅くなるので注意。情報伝達はメアド欄を活用してください。

・破綻しない程度の裏設定は可
 実は粗相をしたところに隠しカメラがあった、隠し通路から先回りした、恥ずかしい写真をもっていたetcetc
 お仕置きやエチをするための、雰囲気に合うその場限りの設定は、ある程度許可されます。部屋の創作も自由。
 ですが、それにより住人の続行が難しくなる(妊娠とか)ようなものは、当人に確認してからでお願いします。

・技量は問わない。連携ができるか否か
 最低限の日本語・文章力は暗黙の必須条件ですが、早さ・緻密さなどはさほど問いません。(あればなお良し)
 それよりもまずは、他の参加者とどう連携が取れるかどうかが重要です。
 自分が考えた展開に無理に向かせるのではなく、場の流れに乗った行動を心がけてください。
 合言葉は「ネタが潰れても泣かない!」

・私信はメアド欄で
 役を介して伝えられない素の内容は、メアド欄で行うのが慣例です。待機・撤退宣言、プレイの可否、
 制限時間、状況説明など、字数制限が厳しいので、必要な内容を簡潔に分かりやすく。
 特に主語や動詞、目的語などを明確にしてすれ違いを避けることがスムーズなプレイにつながります。
 本スレを舞台、自分を俳優・女優と思い、表立って雑談・情報伝達が見えるようなことは控えましょう。

3名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:06:17 ID:/TZ0szYF
役作りガイドライン

役割は(常識の範囲内で)重複可能。メイド以外は「名無しの○○(屋敷との関係)」や本当の名無しも可能です。
なお下記の制限は、「一般的に考えたらこう」という程度です。当事者同士で合意がなされればそちらを優先してください。

・屋敷の住人
 血縁関係又は養子縁組、居候、執事等、屋敷で生活しているメイド以外の住人。御主人様は共有の役名です。
 屋敷の全権を握っているので、いろいろと強要したり行為を許可したりできます。(致命的なプレイは当然不可)
 ただし、ご主人様は「名無しの」ですので、実子などの設定の場合は苗字が付けられません。

・お客様
 関係は何でも。住人やメイドの友人知人、取引先関係、公的な仕事や他のお屋敷の関係者などなど。
 住人にとって大切な人であるため融通が利き、メイドに対してもある程度強制力が働きます。

・宿泊客(基本的に一時利用のみ)
 屋敷に一夜の宿を求めに来た宿泊客。アポ不要。宿泊費無料。もれなくメイドさんのご奉仕が待ってます。
 原則として発言に強制力はなく、ソフトプレイ中心です。どうしてもという時は、脅迫を使うなどしましょう。
 ただし、メイドによってはハードな要望(アナル・SM・イメージプレイ・女王様etcetc)を聞き届けてくれることも……。

・メイド
 屋敷で、ご主人様のお世話とお客様の応対をする、このスレのもう一人の主役。
 できる限り名前を設定し、性格・容姿・セクース時のスタンスもできるだけ決めて下さい。そのほうが格段にやりやすいです。
 基本的に、入った翌日には新しく入った旨が他の住人に伝わります。が、新人である事をしばらく引っ張ってもかまいません。
 採用云々を飛ばして、初日から仕事をしてもいいですし、住人や客人からメイドに変わることもまた可能です。

まず、どんな立場でどういうイメージなのか、漠然とでも決めてみて下さい。詳しい容姿や設定などはあればなお良し。
あまり不必要な設定を作ると逆に泥沼にはまる場合もあるので、後から情報を追加していくのが楽かもしれません。
本スレ内で容姿などを表現しにくい人は、別途雑スレでプロフ形式で公開してもらってもかまいません。

スレの趣旨は「他キャラと絡んでエロい事を楽しむ」ことです。
実生活に近い雰囲気で、役の世界をお楽しみください。


4名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:07:15 ID:/TZ0szYF
現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
 再登場を拒むものではありません。復帰される場合にはその折に自己紹介をお願いします)

名無しの御主人様
 言わずもがな、この屋敷の主。 メイドたちの粗相に対して数々の「お仕置き」を下す。
(スレ参加者全員が使用可能である共有の役名です。このキャラ自体は細かい設定を持っていません)

※客人

会河 紳一
 主人の仕事上の付き合い相手。常に紳士たれと思っている。
 最近、屋敷の空気に振り回されているのか空回り気味。

海野 寅行
 たまたま通りがかって以来、時々泊まりに来る学生。
 気が弱く、誰に対しても敬語で話す。

粉原 月子
 裕福な財閥に生まれ、蝶よ花よと育てられた娘。両親は社交界でも指折りの変人で
 その娘である事を如実に物語る性格をしている。お屋敷に長期滞在中。

新町 修一
 とある資産家の跡取り息子。迷子になった際に名無しのお屋敷に迷い込んだ。
 やさしく接してくれたメイドさんに会うために、度々自宅を抜け出してくる。

西野 京介
 行き倒れそうになっていたところを助けられた旅の詩人、あるいは詐欺師。
 手先が器用で、屋敷内でも金目の物を漁るなど犯罪に長けたスモーカー。

栗科 怜司
 主人と親交の深い人物の運営する財団の職員。
 上司に当たるその人物の薦めで、休暇を過ごすために屋敷を訪れる。

古河 隼
 涼の双子。涼のカッコをしては屋敷に忍び込む青年。
 女装するのは手段なのであって決して女装が趣味な訳ではない、とは本人の弁。

5名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:07:57 ID:/TZ0szYF
鳳凰院 初音
 主人の姪でありながら鳳凰院財閥総裁として世界一を狙う完璧主義者にして
 異性を憎悪する同性愛少女。名無しグループを乗っ取るべく買収を掛けるが…。

鈴木 太郎
 屋敷に営業に来た年配のサラリーマン。
 怪しげな健康食品などを取り扱う会社に勤務しているらしい。

難波 零
 無口なアルビノの少年。
 とある研究所で非検体として生活していたが、屋敷に送り込まれる。


※使用人(メイド)

里村 志保
 幼い頃、孤児だったのを拾われて主人を父親のように慕う。
 亡き夫・伊達雅彦との間に生まれた息子――雅志がもうすぐ一歳を迎える。

萩野 瑞葉
 伯父である主人を慕うあまり実家を飛び出してメイドとなったが
 現在は主人の養子の瀬名に気持ちが傾いている。

留萌 みかさ
 元気で明るい健康的なメイド。 柔道と合気道合わせて三段。
 実家の経営難がきっかけで屋敷のメイドに。地元に恋人がいる。

椿 杏樹
 掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
 退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったようなふわふわ不可思議な性格。

赤城 冬果
 事故で話せなくなったメイド。リハビリを終えてすぐこの屋敷へ来た。
 連れ添っている愛犬は、グレートピレニーズのボーセ。

奥津 夕呼
 元女珍走団の不良メイド。チームメンバーが起こした交通事故の責任をとって
 莫大な慰謝料と医療費を払うためにお屋敷に来ている。素行が悪いが意外な所で真面目。

6名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:08:49 ID:/TZ0szYF
※使用人(メイド以外)

名無しの執事
 謎多き執事。 屋敷の規律を保つのに一役かっている。

柏葉 瀬名
 屋敷専属パティシェ&コック兼主人の養子、性格ヘタレな今時の若者。
 元学友である同級生の瑞葉に想いを寄せている。実母は元主人の屋敷のメイド。

三条 望
 屋敷専属となった医師。 一見温和で誠実そうに見えるが、
 某メイド曰く「変態セクハラ破廉恥陰湿ドスケベエロヤブ医者」とのこと。

葦名 由依
 主人の傘下の葦名家の娘。主人と父との約束により、屋敷の見習い執事及び秘書となる。
 幼少の頃より主人を慕っており、その初めても主人に捧げた。

飯塚 正哉
 名無しの執事の下で修行中の執事見習い。
 敬語は後付。精神修行も技術も、屋敷の水準と比べるとまだまだ幼い。

山城 雄児
 お屋敷専属のコック。
 料理の腕は確かなのだが、屋敷に来る前の出来事せいか性格にやや問題あり。

丹波 大
 お屋敷の専属植木職人だが、謎が多い
 どうやらどこかの御曹司のようだ。

百舌鳥 洋介
 綾峰家執事。名無し屋敷で仕事を学び、自分の屋敷でその経験を活かすために派遣される。
 しかし肝心の本人は、仕事に対してあまり熱心でないようだ。
7七城 翠 ◆SuiAcyuCvM :2005/06/17(金) 00:10:17 ID:ShpcbLLc
「ていっ」
新しい屋敷の中に一歩踏み出す。
「いえいっ、一番乗りなのですー♪」
嬉しそうにVサインをする翠。

しかし彼女は気がついていない。
自分が何も持っていないということに。
―――そう、引越しの荷物すら。
8名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 00:18:13 ID:AMrziNTM
ピンクのオリキャラサロン(仮) 総合ヲチスレ 1
http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1113658006/
9名無しの仕出し屋スタッフ:2005/06/17(金) 00:20:50 ID:zPePGkRB
「今日は炊き出しないんですか?」
引っ越しと聞いて、いそいそと厨房を覗く名無しの仕出し屋スタッフ君。
「ちょっと待っててくださいね、試食用の幕の内すぐお持ちしますんで♪」
営業のチャンスを伺っている…と言えば聞こえは良いが、
単にメイドさん達に逢いたいだけだったりする(笑)
10古河 涼 ◆suzuWiPEps :2005/06/17(金) 00:22:19 ID:ShpcbLLc
「差し入れでも作ろうかしら…」
新しい厨房で一人思案する。
「この間はおにぎりだったから…サンドイッチでもいいよね?」
11奥津 夕呼 ◆FuyueXJelw :2005/06/17(金) 00:28:41 ID:sHOswMAM
「あっれ? この台車いつの間に来たんだ…?」
旧お屋敷で見捨てた筈の台車が、既に新しいお屋敷に来ていて首を傾げる。

「…まさか独りでに動く筈ないし…」
12椿 杏樹:2005/06/17(金) 00:29:23 ID:idn/ts95
スコップを片付け、頬を拭きながら新館に入って来る。
「せっかく最後のレスだと思ったら〜…。もう恥ずかしいー」
虫に驚いて大声を出してしまった事を恥ずかしく思っているよう。
13里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/17(金) 00:32:27 ID:/TZ0szYF
「えっ、幕の内? サンドイッチ?」
幕の内に合う日本茶・中国茶系の飲み物を用意しようとするが、
涼の呟いたひと言に戸惑ってしまう。
14奥津 夕呼 ◆FuyueXJelw :2005/06/17(金) 00:32:39 ID:sHOswMAM
「え、食べて良いのこれ? さんきゅーな♪」
仕出し屋の持ってきたお弁当をほくほく顔で受け取り
まだ使っていなさそうな部屋に籠もって食べようとするが…

「げ、由依……さん…」
先に部屋に居た執事に見つかってお弁当を取り上げられてしまう。
15飯塚 正哉@執事見習い:2005/06/17(金) 00:34:54 ID:KI1Pr+PO
「…………そういえば…………」
ふと、思う。
自分でも、こんなこと普通思わないだろうなぁなどと思いつつ。
「今回の引越しは、カートに轢かれなかったなぁ……」

微妙に地味に、ささやかな平和を感じた瞬間だった。
16古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/06/17(金) 00:35:47 ID:ShpcbLLc
「えーっと、涼は…………」
辺りを見回して、双子の姉の姿を探す。
…が、どうやらいない模様。ほっと一安心。
「ここにはいないな。……ブラックスポットはどこだ?」
油断はまだ出来ない。(とかいいつつ、姉がいるときに来ている時点で十分油断しているが)
警戒しながらも、仕事を探す。
17柏葉 瀬名:2005/06/17(金) 00:36:42 ID:idn/ts95
「うわっ、すごい弁当の数ですね。食べていいのかな」
近くにいた涼に尋ねようとするが、どうやらおにぎりやサンドイッチも用意されている?らしく
段々表情が苦笑に近いものになってくる。

「く…食えるのかこの量」
18百舌鳥 洋介:2005/06/17(金) 00:42:09 ID:/TZ0szYF
「……」
缶コーヒー片手に新館に運ばれた調度品の数々や、部屋の壁などをチェックしていく。
屋敷で把握している監視カメラ等の数と、実際に使われているカメラの数を調べるためだ。
19赤城 冬果 ◆FuyueXJelw :2005/06/17(金) 00:42:20 ID:sHOswMAM
「………」
衣裳ケースを開けると何故か中からセナが出てきて戸惑っている。

「…こんな事をするのはボーセね」
取り敢えず疑問に結論づけ
心配しているであろう飼い主に会わせる為、そっと胸元に抱き抱えて瑞葉を探し始める。
20倉敷 りく:2005/06/17(金) 00:42:24 ID:pEdTo2HZ
「うわぁ……おっきい」
キョロキョロと辺りを見回し、裏口から中に入る。

「あ、雅志くん!?どこ行くの?」
何かを見つけたのかトテトテ歩き出した雅志を慌てて追いかける。
21椿 杏樹:2005/06/17(金) 00:43:16 ID:idn/ts95
「え?私、何か忘れてます?……ああ〜。ごめんなさい、今やりますー」
近くにいた同僚達から何かを耳打ちされ、カートを手渡されると

>>15
「とうっ」
丁度目の前にいた飯塚の背後へ向けてカートを突き飛ばし、轢く。
「ごめんなさいね、私すっかりこれを忘れてたみたいで」
倒れた彼にも、にっこり微笑みながら謝る。
22七城 翠 ◆SuiAcyuCvM :2005/06/17(金) 00:45:58 ID:ShpcbLLc
「あ、あれ?あれれ?」
自分の荷物を漁ってなにやら探している様子。
「ない、ない、ない〜!?」
慌てながら、その辺を駆け回る。
23飯塚 正哉@執事見習い:2005/06/17(金) 00:46:43 ID:KI1Pr+PO
よく人は言うものだ。
「口は災いの元」と。
だが、言わずには居られない時もあるものだ。
今日はそういう日だった。とりあえず、そういうことにしておく。

心の中では。

梅雨のじめついた地面に倒れながら、ちっとも謝ってない杏樹の謝罪の言葉が、どこか遠い所からの声のように聞こえていた。
24柏葉 瀬名:2005/06/17(金) 00:47:45 ID:idn/ts95
>>18
とりあえず弁当とおにぎり、その他諸々を配ってみる事に。
「百舌鳥さんお疲れ様。なんか食べませんか」
幕の内弁当を手渡す。

「厨房になぜか沢山あったから、持ってきてみたよ」
25里村 志保:2005/06/17(金) 00:48:22 ID:/TZ0szYF
>>20
「雅志、おいで〜」
こちらに向かって歩いてくる息子を抱き上げる。
「りくさん、毎回すみませんね。歩けるようになってから、
うちの子どんどんやんちゃになってきたみたいで。
だから目を離すと何をするか…… りくさんがいてくれて本当に助かります」
26奥津 夕呼 ◆FuyueXJelw :2005/06/17(金) 00:51:00 ID:sHOswMAM
「ああ! 杏樹さん、アブねぇ!!」

動かない、と思っていた荷物満載の台車が、何故かちょっと手を触れただけで勝手に走り始め
そしてその進路の先には杏樹と飯塚が居た。

―――迷うことなく、杏樹の手を横から引いて助け出す。

「マジごめんなさい杏樹さん、怪我ないッスか? 無い? あー良かった。」
何やら豚の鳴き声のようなものが聞こえたような気がするが
目の前の先輩メイドを救い出せたので良しとすることにした。
27倉敷 りく:2005/06/17(金) 00:51:36 ID:pEdTo2HZ
>>25
「いえいえ。これくらいしかできることありませんから」
志保さんの言葉に照れたように笑いながら、その辺にあるサンドイッチを一つつまむ。
28椿 杏樹:2005/06/17(金) 01:00:34 ID:idn/ts95
>>26
「だって、みんなが『引越しなのに飯塚さんがカートに轢かれないのはおかしい』って…あら?」
何やら後ろから物凄い音を立てて台車が近付いてくる。
「きゃっ、な、何?」
目をぱちくりさせて固まっていると、夕呼に手を引かれ危機一髪で助けられる。
自分は助かったが、目の前の台車と飯塚の様子は偉い事になっていた。思わずじーっと眺める。
「あらら……。だ、大丈夫〜…?」
>怪我ないッスか? 無い?
「あっ。ええ、おかげさまで傷ひとつありませんー。どうもありがとう」
丁寧に夕呼にお辞儀して礼を言う。

「あんな台車が暴走してるだなんて、お屋敷も危ないんですねえ…。ぶつかってたら、大変なことになってました」
ぶつかっている人間を目の前にしながら、呑気な口調でそんな事を言うのだった。
29七城 翠 ◆SuiAcyuCvM :2005/06/17(金) 01:04:25 ID:ShpcbLLc
「うぅ、どうしようどうしよう…」
まだ探していない反対側のほうに行ってみようと、駆け出そうとした瞬間。
「にゃっ!?」
―――何かに躓いて転ぶ。
しかし、床のカーペットとぶつかる事はなく…。
もっと硬いような、暖かいような、ふかふかでないようなものにぶつかる(ある意味全体重を込めたボディプレス)。
「あうううう…はっ!?」
起き上がると、そこには…見るも無残な執事見習い様が一丁。
「あ、あわわわわ…飯塚さんっ、ごめんなさぁいっ!大丈夫ですかぁっ!?」
うつぶせに倒れたままの飯塚を、見ていてかわいそうになるくらい激しく揺さぶる。
30?名無しの仕出し屋スタッフ:2005/06/17(金) 01:04:54 ID:zPePGkRB
「わー、うまそうだなぁ」
試食用の幕の内を持ち込んだところ、厨房にいた可愛いメイドさんから
サンドイッチをひと包み頂いた模様。
「持って帰ったら絶対誰かに取られるからな…」
帰る途中の路肩に車を寄せ、一緒に貰ったお茶と一緒にパクつく。
「美味い〜〜〜〜。あぁ幸せ♪」
31赤城 冬果 ◆FuyueXJelw :2005/06/17(金) 01:05:48 ID:sHOswMAM
「……いない」
探しても探しても瑞葉の姿が見えず、猫を胸に抱いたままで途方にくれる。
長時間に及ぶお引っ越しのせいで、お腹も空いているだろうし…と心配そうにセナを見て語りかける。
「…貴方の御主人様はどこ?」

が、その小さな可愛い瞳からは何も読みとれない。
「ボーセの考えなら直ぐに分かるのだけど… ドッグフードでも平気かしら…?」
普段慣れていない猫に、どうして良いのかすっかり困り果ててしまう。

実際は
ボーセが厨房で貰った肉を一緒に囓ったのでお腹が空いていない事に気づくのは、大分後の事だった。
32倉敷 りく:2005/06/17(金) 01:10:29 ID:pEdTo2HZ
「ふぅ…。迷わないように、今のうちにお屋敷の中を探索してきますか。」
りくは、ノートを片手に屋敷内の探索に出かけた。
33椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/18(土) 00:10:22 ID:nF4CnaK3
明日一日休暇を貰ったらしく、お弁当のサンドイッチを作っている。
「ええ。たまには午前中だけでものんびりお散歩に出てみようかな、って思って」
瑞葉と話しながら作業を続ける。
34椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/18(土) 01:22:12 ID:nF4CnaK3
35鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/18(土) 21:43:46 ID:xkfcMxJJ
「ぐふふふふ、会期の延長に向けて英気を養わねばやってられんわい」
黒塗りのセダンが屋敷に向けて走っている。
中にいるのは目深に帽子を被った運転手。
助手席には似合わない愛想笑いが張り付いて直らない秘書風の男。
そして後部座席にはどんと構えたテレビでもお馴染みの顔、鬼瓦金造がいた。

鬼瓦金造(おにがわら きんぞう) 68歳・邪民党幹事長
最大政党が政権維持のために泣く泣く連立を組んだ、黒い噂の絶えない弱小政党の幹事長で無類の女好き。
政界のみならず、財界、芸能界、宗教界との繋がりも有名で、たびたび問題発言をしては世間を賑わせている。

「名無しの屋敷も久しいのぉ。せいぜい今宵は楽しませてもらうとするか。がっはっは!!」
そうして高笑いを上げる金造を乗せた車は、名無しの屋敷の前に到着した。
36里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/18(土) 22:10:52 ID:U/AM2Trn
息子をりくに預け、厨房の指揮をとっている最中。
外で一台の車が停まったらしいことに音で気付く。
緊張のあまり唇を噛み、胸の中の不安を打ち消すべくより声を張り上げる。
「ダメ、やり直し!! 鍋を強火にかける時間が長すぎます」
同僚が作ったソースの味にダメ出しをする。

「…急がなきゃ」
洗面所へ行って手を洗い、身嗜みを整える。
「うん、これでよし…」
玄関へと小走りで向かう。
37鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/18(土) 22:16:14 ID:xkfcMxJJ
「はよぉ、ドアをあけんかい! この糞がっ!!」
秘書に命令してドアを開けさせると、のっしりとした動作で車を降りる。

「さぁて、この猛りをどうにかせんと爆発してしまいそうじゃわい。
 おーい、わしじゃ!! 鬼瓦じゃ!! 誰か迎えに出てこんか!!」
玄関の前で大声で叫ぶ陰で、車は秘書を乗せて静かに去って行った。
38里村 志保:2005/06/18(土) 22:23:17 ID:U/AM2Trn
「はい、只今!」
遠くから聞こえてくる鬼瓦の声に返事をし、大急ぎで玄関の扉を開く。

「……鬼瓦様、お待ちしておりました。
今夜は当屋敷にお越し戴き、誠に有難う御座います」
自分は扉の横に立ち、鬼瓦が玄関へ入る際に通り道を遮らないようにする。
39鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/18(土) 22:29:56 ID:xkfcMxJJ
「うむ」
迎えに出て恭しく頭を下げる志保の横を過ぎようとして、はたと立ち止まる。

「お前は確か、志保と言う名だったか?
 覚えておるぞ、あの夜のことは。
 よぅし、お前がわしの夜伽をせい。良いな?」
そう命じるとガマガエルのような顔で大口を開けて高笑いをし、ずかずかと屋敷へと入って行く。
40里村 志保:2005/06/18(土) 22:39:01 ID:U/AM2Trn
「はい、私めを選んで戴き光栄です。
…それと鬼瓦様、何かご用意するものはありますか?
なんなりとお申し付け下さい。すぐにご用意致しますので」
鬼瓦の希望がわからないので、とりあえずランクが最高級の客室に通す。

部屋には、数億は下らないであろう絵画や彫刻が並べられている。
家具などの調度品も豪華絢爛なもので、まるで美術館の一室のような部屋だった。
41鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/18(土) 22:46:04 ID:xkfcMxJJ
「ほぉ、いつ見てもこの調度品の数々には関心させられるわい。
 わしさえも知らぬルートで集めておるのかのぉ?」
口ではそう言いながらも常に志保の体を目で追い、口元を緩ませて居る。

「用意するものか?
 そうじゃの…」
あごに手を当てて、態とらしく考える素振りを示し、
何か思いついたのか、ニヤリと笑って志保へと一歩一歩迫る。

「お前には確か子供がおったはずじゃな?
 そやつを連れて参れ」
気持ちの悪い笑みを浮かべたままで、考えを悟らせようとはしない。
42里村 志保:2005/06/18(土) 22:52:29 ID:U/AM2Trn
「わ、わかりました…… 少々お待ち下さいませ」
きっとよからぬことを考えているんだろうな、と嫌な予感はする。
しかし断れるわけでもないので、覚悟を決める他なかった。
部屋を出て、息子を預けているりくの元へ向かう。

「なんだかお客様が雅志を連れて来いって。何が目的なのかわからないけれど…
すみません、厨房のほうのお手伝いをお願いします」
息子を抱きかかえ、鬼瓦がいる部屋へと戻る。

「…お待たせしました。息子の、雅志です」
深く一礼する。接客用の笑顔に、不安が入り混じった微妙な表情で。
43鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/18(土) 22:56:01 ID:xkfcMxJJ
「雅志か…。今でいくつになる?」
またもや口ではそう言いながら、志保の反応ばかり見ている。
44里村 志保:2005/06/18(土) 23:00:32 ID:U/AM2Trn
「ええと…… 一歳と一ヶ月です」
鬼瓦の意図が見えてこないので、依然として表情に暗い影が残る。
時折、抱いている息子のために身体を揺すってやりながら、客人の動向を窺う。
45鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/18(土) 23:04:37 ID:xkfcMxJJ
「ほぉ、では母親の顔や声は判別がついている頃じゃな?」
目を細めて笑いながらそう言うと、ベッドを指さして。
「雅志は枕の脇にでも寝かせておくが良い」
志保にそう促して、雅志をベッドの枕の横に寝かせるよう要求する。
46里村 志保:2005/06/18(土) 23:09:45 ID:U/AM2Trn
「…雅志、ちょっとここでお休みしててね」
言われた通り、息子を部屋のベッドの枕の横辺りに寝かせる。
彼はまだ眠くないのか、瞳をぱちぱちさせていた。

そうして視線を鬼瓦のほうへと戻し、次の指示を請うような眼差しを向ける。
47鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/18(土) 23:16:09 ID:xkfcMxJJ
「ぐふふ…」
志保が雅志を寝かせ、こちらを振り向いたと同時に志保に襲いかかり、
雅志が寝かせられたベッドに志保の頭が枕に埋まるように押し倒す。
志保が顔を横に向けると、丁度雅志と目が合ってしまうように。

「この国の出生率が下がっておることを知っておろうな?
 政治家にとって、出生率対策は重要な課題なのだ。
 そこで未来を生きる雅志に、性教育をしてやろうと思うのだがどうだね?」
仰向けに押し倒した志保に息がかかるほどに顔を近づけて囁く。
48里村 志保:2005/06/18(土) 23:25:23 ID:U/AM2Trn
「!?」
悪い予感が的中してしまうも、身体のほうは少し期待しているらしかった。
鼓動のペースを速める心臓の音が物凄く大きく聞こえる。
だけれども母親としての理性が、鬼瓦を拒めと声高に訴えかけてきた。

「…もちろん知っています。けれど、うちの雅志には必要ありません。
歪んだ性の価値観は、逆に性病の氾濫を招いたりすると思いますから」
そう気丈に言い返し、どうにか夜伽の場から息子を除外しようとさせる。
49鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/18(土) 23:31:17 ID:xkfcMxJJ
「しかし、そうはいかんのだよ」
気丈に振る舞う志保を、予想通りと見るやスカートの中に手を入れる。

「お前のここはどうなっておる?
 ほぉれ、濡れておるのではないのか? ん?」
下着越しに志保の秘所を太い指で強引に撫で上げ、湿り気を確かめる。
「本当は雅志の前で抱かれることに期待したおるのではないのかね?」
勝ち誇ったような笑みを浮かべて、志保を逃げられないようにのしかかりながら尋問する。
50里村 志保:2005/06/18(土) 23:42:58 ID:U/AM2Trn
「んっ… ち、違います!」
スカートの中で蠢く鬼瓦の指に感じてしまうも、あくまで必死に否定する。
どうしても母親としての矜持が許さないのだ。
一方、秘所は刺激を与えられたことでより湿り気が増してくる。
逃げられないよう圧し掛かれたことで生まれる被虐感が、子宮の疼きを煽った。

「濡れているのは、条件反射です。ずっとこういうお仕事してますから…
だから、雅志のこととは一切関係ありません。……本当です」
お願いです、雅志のいない部屋でできませんか?
……それさえ叶えば、私はどんなことだって致します」
51鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/18(土) 23:52:24 ID:xkfcMxJJ
「ほう、これは条件反射と言うか?」
まだ抵抗の意志の見受けられる志保を面白そうに見下しながら、今度は雅志に顔を向ける。

「雅志よ。お前は志保がわしに犯される姿が見たいか?」
当然、このような質問に雅志が答えられるわけもないのにのかかわらず。
「そうかそうか。志保の乱れる姿が見たいか?
 志保よ、そういうことだ。
 可愛い息子の言うことなら聞いてやらねば…なぁ!!」
すると志保が反応を示す前に、強引に志保の下着を引きちぎる。

「これだけ濡れておれば、すぐに入れても問題あるまい。
 ではこちらも準備をさせてもらおうかのぉ」
満足そうに笑いながら、ごそごそとファスナーを降ろして一物を取り出す。

「さぁ、志保よ。
 これが欲しければ雅志に聞こえるように、おねだりしたまえ」
焦らすかのように、堅くなった一物を志保の秘所の入り口に擦り付ける。
52里村 志保:2005/06/19(日) 00:06:07 ID:kHwaI5xG
「そ、そんな…っ!」
雅志の意思を決め付ける理不尽な行いに驚き、唖然とする。
下着を引き千切られて秘所が外気に晒されたのを感じ、
息子の前で痴態を見せてしまう未来に恐怖を覚えた。
(絶対ダメ…、絶対…)
頭の中で嫌悪感だけが反芻して、打開策がなかなか見つからないでいる。

「ん、ん、んん…っ」
秘裂を鬼瓦の逸物で擦られ、上がってしまう声を噛み殺す。
息子のためにしてやれることは、それと彼の耳を塞ぐことだけだった。
(大丈夫、耳を塞いでいるから聞こえない… 聞こえてないよね、雅志…)

「…わ、私の中に、鬼瓦様のものを…… 入れて、動かして下さい…」
”雅志に聞こえるように”と言われているのにも拘わらず、やや小声で、
息子の耳を手で塞いだままおねだりする。
53鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/19(日) 00:12:29 ID:Pmu5mE74
「………何をしておる?」
静かに低い声で志保に言い放つ。
どうやら雅志に聞かせないようにしている志保の行動が気に入らなかったらしい。

「わしの命が聞けぬというのか?
 雅志に聞こえるようにと言ったはずだが…?」
志保の手を掴んで、雅志から引き離しもう一度命じる。
「今度こそ雅志に聞こえるよう言うがよい。
 さもなくば、お前達親子はどうなることか、ぐふふふふ」
権力にものを言わせた脅しで、もう一度志保に強要する。
54里村 志保:2005/06/19(日) 00:23:36 ID:kHwaI5xG
「……わかりました」
もうどうにもならないことを悟って、力無く了承する。
息子が物心ついたときに、今のことを忘れていることを願うだけだった。
腕は鬼瓦に拘束されているので、溢れ出る涙を拭うことはできない。

「私の中に、お、鬼瓦様のものを入れて下さい…っ!
…入れて、私の身体を存分に味わって下さいませ」
おねだりし終えると、張り詰めた理性の糸が切れる。
強張っていた身体から力が抜け、鬼瓦のものを受け入れ易いように股を開いた。
だが彼に視線は全く合わせない。そっぽを向いて、涙を流し続けている。
55鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/19(日) 00:32:05 ID:Pmu5mE74
「ぐふふふふ、それで良いて…。
 そぅれ、行くぞぉ!!」
志保の腕を押さえていた方の手で志保の腰を掴むと、
引き寄せるかのように腰を押し込み、一物を志保をに挿入する。

「おおぉ、良い感じじゃ!!
 雅志よ、喜ぶが良い!!
 お前の母は、わしの一物を咥えてぎゅうぎゅうと締め付けよるわ!!」
それを確かめるかのように、ゆっくりとした動作で志保の膣を堪能する。

「時に雅志よ、お前は弟と妹のどちらが欲しい?」
唐突に、志保を責めながら雅志に語り始める。
56里村 志保:2005/06/19(日) 00:45:39 ID:kHwaI5xG
「ん…っ! んぁ、んん…… んぅ…っ」
膣壁を押し分け、胎内に入り込んでくる鬼瓦の逸物。
それが入り込んできたために生まれる拡張感に呼吸を荒げ、
彼の雁首に引っ掛かって何度も膣粘膜を刺激されて嬌声を上げる。
だが一向に口を開こうとはせず、喘ぎ声は押し殺したまま。

次第に酸欠気味になってくると、より呼吸が激しくなり、
吐息にひどく艶かしさが混じってくる。
「んあぁっ、ん、ぁっ、んんんっ!」
打ちのめされた理性は機能不全に陥り、次第に背徳の状況に酔い始める。
喘ぎ声を我慢すればするほど情欲が高まっていき、
愛液滴る媚肉が卑猥に蠢き、ギュウッと鬼瓦のものを締め付けた。
57鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/19(日) 00:57:42 ID:Pmu5mE74
「ぐふふっ、よう締まる膣じゃ。
 以前と変わらぬよう体をしておる」
雅志から顔を戻して、志保を見やる。

「それほど雅志に声を聞かれたくないか?
 しかし、お前のここはわしの一物の虜のようだがな!」
勝ち誇ったように言うと、今度は荒々しく志保を蹂躙し始める。
メイド服の上から大きな胸を鷲掴みにし、腰を激しく打ち付ける。

「雅志よ、弟と妹…どちらが欲しい!?」
雅志を見ずに、志保を見つめながらもう一度同じ台詞を口にする。
「出生率を上げるためにも、志保が孕むまで子種を注いでやるわ!!
 さぁ、雅志よ、どちらを望む!! 弟か、妹かっ!!」
舌をなめずり、志保を責めるスピードがぐんぐんと増して行く。

「そうか、妹が欲しいか!!
 ならば志保を孕ませねばならん!!
 お前からも志保に何とか言わんといかんな!!」
雅志の反応など関係なしに目茶苦茶なことを言いながら志保を突く。
次第に表情から余裕が消え、ラストスパートに向けて腰を打ち付けて行く。
58里村 志保:2005/06/19(日) 01:18:46 ID:kHwaI5xG
「ああぁっ! ん、んっ… はい、きっ、聞かれたく…ない、んですっ。
ん、ん、でも、鬼瓦様の…… んぁ、あん… 私の中で暴れて、凄く素敵…」
深い悦楽が生み出す身体と精神の浮遊感に、行為に現実感がなくなってくる。
乳房を痛いほど鷲掴みにされて、鬼瓦の生きた玩具になったような感覚なった。

ふと視線を雅志のほうに移してみると、彼は行為が生み出す抽送の水音に合わせて拍手している。
(よかった、何が起きているのか理解できてないみたい。この歳じゃ当たり前だけど…)
一旦安心してしまうと、抑圧されていた感情が湧き出てくる。
聞こえてくる鬼瓦の声に、妹が欲しいな、なんて思ったりしながら。

「んん、ん……っ、もっと、もっと深く突いて下さいませ、鬼瓦様…」
と言っておねだりしている間にも、背筋が震えるほどの快感に襲われていた。
何度も軽く達しているため、柔らかな膣粘膜は鬼瓦の逸物を執拗に締め付けて貪る。
「ああぁっ、気持ちいい…… 雅志、お母さん気持ちいいの…」
頭が卑猥な思考と快楽の享受で埋まり、自分の言動が理解できないでいた。
59鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/19(日) 01:26:05 ID:Pmu5mE74
「やはり堕ちたか、志保よ!!」
思った通り、最後には快楽の虜となって屈服した志保を満足げに責め続ける。
その証拠に志保の締め付けがより強く感じられるようになる。

「では注いでやろう…。
 雅志の見ている前で、このわしの子種をっ!!」
ドンと志保の子宮を突き上げて、そこで溜まっていたものを思い切り放つ。

「出ておるわ…。
 ぐふふ、出ておるぞーっ!!」
一滴も漏らすことのないよう、しっかりと密着させて最後まで志保の中に注ぐ。
「ぐはははは、良いぞ!! 良いぞ、志保よ!!」
60里村 志保:2005/06/19(日) 01:37:23 ID:kHwaI5xG
「あぁ… 温かい…… ん、んぁ、ん……っ」
秘所にかかる鬼瓦の体重。彼の脈打っている逸物。胎内で膨れ上がる熱い液体。
その三つがさらなる悦楽の高みへと自分を押し上げてゆく。
「あ、ぁ…… あああぁっ!」
背中を反らせ、全身を強張らせながら痙攣する。
膣肉が鬼瓦のものを限界まで締め付け、白濁を一滴残らず奪い取ろうとした。

「……」
相手が射精を終えた後も、淫靡な行為の余韻は身体全体を駆け巡っている。
肢体を弛緩させることはできずに、電気を流されたように何度か身を震わせた。
61鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/06/19(日) 01:50:05 ID:Pmu5mE74
「ぐふっ、ぐふふふふ…」
満足そうに笑いながら雅志を見て。
「どうだ、お前の母が男によがり狂う様は。
 まぁ、わかるはずもあるまいか…」
雅志から視線を戻し、余韻に浸った格好の志保を見やる。

「これだから止められんわ。
 さぁ、まだ夜は長い。
 まだまだ付き合ってもらうぞ、志保よ!!」
一物を咥え込んだままの膣の中を、抜くことなく再びピストンを開始する。
そうして志保を息子の目の前で、何度も何度も体力の続く限りイカせるのであった。
62里村 志保:2005/06/19(日) 02:06:34 ID:kHwaI5xG
「ん…!? …あっ、んん……っ、……!」
堕落の余韻に浸っている中、再度行為を開始させられる。
憔悴した身体では嬌声も枯れてしまい、声なき喘ぎ声を上げた。
受けた快感に応じて悶え、膣を蠢かせるだけの人形のように。

真っ赤に染めた頬には、乾いた涙の筋が残っていた。
汗ばんだ額には髪の毛がぴったりと張り付き、情事の激しさを物語る。
明け方まで続いたそれは、まるで快楽による拷問のようでもあった。
63 ◆anjul8CU7E :2005/06/19(日) 22:04:45 ID:AtsF33Z4
64 ◆anjul8CU7E :2005/06/19(日) 23:32:13 ID:AtsF33Z4
 
65萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/06/20(月) 23:15:10 ID:rydZOouN
ベッドの上で猫のセナと戯れている。
「あら、もうおねむですかしら?」
セナがするりと腕の中からぬけて、寝床のバスケットに収まったのを見て呟く。
66里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/20(月) 23:30:44 ID:SJ6UedCO
来客のキャンセルがあったので喜んでいる。
「さて、このデザートは私のもの……」
67萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/06/20(月) 23:35:32 ID:Ras0/OqP
一声鳴いてあくびをすると、丸まって眼を閉じたセナの頭を一つ撫で、
自分も寝支度をしようかと、クローゼットからネグリジェを取り出す。
68名無しの御主人様(仮) ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/20(月) 23:41:51 ID:SJ6UedCO
仕事がひと段落し、ようやく休憩の時間が訪れる。
しかし書類は依然として山のように積まれており、
完全に仕事を終えるにはまだ時間がかかりそうだった。
「休憩の時間を削るしかないな……」
呟き、内線電話の受話器を取る。
69萩野 瑞葉:2005/06/20(月) 23:51:07 ID:Ras0/OqP
「!」
主人の部屋からの内線電話が鳴り響いたので
ネグリジェをクロゼットに戻し、外しかけていたボタンを掛けなおす。
「はい、瑞葉です。お呼びですかしら、おじ様?」
受話器をとって応えを返す。
70名無しの御主人様(仮) ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/20(月) 23:59:06 ID:SJ6UedCO
「ああ、瑞葉か。 …今すぐ私の部屋に来て欲しい。
そろそろ休憩をとろうと思うんだが、一緒に風呂に入らないか?」
腕時計を見ながら、これからの行動計画を立案する。
71萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 00:02:24 ID:Ras0/OqP
「お、お風呂……ですの?」
一瞬躊躇するが、断るわけにもいかない。
「はい、分かりましたわ。では用意をしてから参ります」
既に一度入浴はしたのだが、また身体が汚れることを察して着替えを新しく取り出す。
そして洗って結い上げた髪をほどき、主人の部屋へ向かう。

「おじ様、お待たせしました。瑞葉です」
ノックをして告げる。
72名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 00:18:15 ID:tZrt6PZ/
「すまんな、すでに風呂に入った後だったか」
瑞葉の髪の色艶や肌の状態、体臭などから察する。
しかし彼女との入浴を止める様子は見せない。

「……こっちへ来てくれ」
部屋の奥にある浴室からは、蛇口から流れて湯船に激突する水の音が響いている。
「この棚にあるものを何本か持ってきて欲しい」
呼び寄せた瑞葉の眼前にある棚には、たくさんのウイスキーが並べられていた。
自分でも二本ほど持ち、浴室へと歩を進める。
73萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/06/21(火) 00:21:14 ID:FDrDgrVv
>すまんな
「いいえ、お仕事ですもの……」
頬を染めながらも首を横に振る。

>この棚に〜
「はい? お酒……ですわよね?」
主人が二本ほど瓶を持っていったのを見て、
自分でも腕の中に三本ほど抱え込んで後を追う。
「ん……っと、このくらいでいいですかしら?」
74名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 00:29:28 ID:tZrt6PZ/
浴室へと向かうとまず蛇口の栓を止める。
ちょうど良い按配になったお湯の量に満足し、温度を確かめるべく湯船に手を入れた。
「…よし、暑いし少し温めでいいだろう」
温度にも合格点を出し、持ってきたウイスキーボトルを開封する。
そうして湯船に惜しげもなく中の液体をドボドボと注いでゆく。

「瑞葉もそのみっつ、全部注いでくれ」
浴室に立ち昇る噎せ返るようなウイスキーの香りに満足しつつ。
75萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 00:32:35 ID:FDrDgrVv
「えっ、入れてしまっていいんですの?」
主人の行動に目を白黒させていたが、命令は命令なので
栓を開けると中身を次々と湯船の中へ注ぐ。
そのうちに、立ち上るアルコールの香りに頬が上気してくる。
「ん……っ」
高まる動悸を抑えようと胸に手をあて、もう片方の手で鼻と口を覆うのだが、あまり効果はないようだ。
76名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 00:40:42 ID:tZrt6PZ/
「さ、入るぞ」
衣服を脱ぐのに不自由しない程度の明かりを残し、照明を消してしまう。
気化したアルコールの効果もあって気分が高まってくるのがわかった。

「何をモタモタしてるんだ、瑞葉。早くしなさい」
服を脱ぎ、とっととウイスキー風呂を楽しみたいので素早く身体を洗う。
77萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 00:43:47 ID:FDrDgrVv
「んぁ……はっ、はい……」
仕方なく手を胸と顔から放すと、自分も服を脱いで、主人が身体を洗うのを手伝う。
「はぁ……はぁ……っ」
主人の背中を流しながらも荒い息をつき、ついに重くなった頭をその背にもたれさせてしまう。
「おじ様……私、お酒に酔ってしまったみたいですわ。火照ってドキドキしてます……」
78名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 00:55:43 ID:tZrt6PZ/
「仕方ないな…」
振り向いて抱きしめてやり、瑞葉と唇を重ねる。
唾液を彼女の口内に送り込み、僅かな水分補給をさせた。

(瑞葉はもう風呂に入ったし、身体は洗わなくていいだろう)
琥珀色の湯船に洗い終えた自分の身体を沈めてゆく。
「おまえが小さな頃には何度も一緒に入ったな。ほら、恥ずかしがらずにこっちへ来なさい」
浴槽の外側で戸惑っている瑞葉を促し、半ば抱き上げるようにして湯船の中へと迎え入れる。

「……酒に弱いのか、瑞葉は。
私の晩酌に付き合いたいのならば、もう少し強くならないといかんな」
背後から瑞葉の胸へ手を伸ばし、心臓の鼓動の速さを確かめた。
79萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 00:59:44 ID:FDrDgrVv
「はい、ごめんなさい……もう少し頑張りますわ……」
浴槽の中で主人に寄り添うと、胸に当てられた手に自分の手を重ねる。

「前よりは少し我慢できるようになったのですけれど……」
主人の肌を伝う、アルコールの混ざった雫に舌を這わせ、それを喉を鳴らして飲み込んでいく。
80名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 01:09:14 ID:tZrt6PZ/
「ほう、前よりは進歩してるのか。いい心掛けだ」
瑞葉の胸を湯船から持ち上げ、その先端を軽く吸う。
付着していた水分に含まれているアルコールを楽しみつつ、
敏感な箇所を弄られた彼女の反応に見入る。

「じゃあ、これは我慢できるかな?」
手を深く沈めて瑞葉の股間を愛撫した後、秘裂を割り開いてやる。
外界に広く晒された媚粘膜にアルコールが沁みて、ピリピリと小さな痛みを生むのだ。
81萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 01:14:03 ID:FDrDgrVv
ぷっくりと硬く膨らんだ桜色の蕾を啄ばまれて喉奥から声を漏らす。
「ん、くぅ……っ、ひっ、あっ……」
主人の頭を抱え込み、髪の毛を掻き毟るようにして快楽に耐える。

>じゃあ、これは我慢できるかな?
「え……ひあっ!?」
思いも寄らぬ刺激を覚えて悲鳴を迸らせる。
「ひ……は、あっ! ひ、広げないで……くださいませぇっ!」
だが、ピリピリとした刺激はすぐに快感へと変わり、媚肉は淫らに蠢いて主人の指に絡みつく。
82名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 01:23:52 ID:tZrt6PZ/
「そうは言っても感じているんじゃないのか?」
一度自分の手を秘所から離し、その人差し指と中指を擦り合わせて見せた。
「……ほら、糸引いてるぞ。だんだん志保に似てきたな」
滑る指を瑞葉の口に押し込こんで愛液を自主的に掃除させる。

「瀬名はどっちがいいんだろうな、貞淑な瑞葉か、淫乱な瑞葉か」
もう片方の手を湯船深くへ潜行させた。
今度の向かう先は菊座で、そこも指で割り開いてやる。
83萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 01:28:02 ID:FDrDgrVv
「し……ほ、さん、に? じゃあ私も……立派なメイドさんになれますかしら……?」
酔いの回った頭で都合よく考え、主人の指を情熱的にしゃぶる。
「ふぁ……ぴちゃ、ちゅぷっ、んっ、れろ……ふ、ぁむ……っ」

>瀬名はどっちがいいんだろうな
「お、おじ様は……どちらがお好みですの?」
なんとか質問をやり過ごそうと、話をそらそうとする。
「ん、あぅっ! お、お尻は……いけません……っ!」
腰をよじって、主人の指の侵入を防ごうとする。
84名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 01:44:41 ID:tZrt6PZ/
「私はどっちでも構わん。どちらの良さもあるからな……」
暴れて湯船に波を立てる瑞葉を、肘や二の腕を使って押さえつける。
「……貞淑さがある者は、その恥らう姿が素晴らしい。
淫乱さが十分ある者は、その快楽に溺れる姿がまた素晴らしい」
後ろの穴を強引に開いてやり、直腸内に浴槽のお湯を浸入させてやる。
僅かだが、刺激を与えるには十分な量を。

「…今度、瀬名に直接聞いてみるか?」
などと言い放ちつつ、湯船から半分上がって浴槽の縁に腰を下ろす。
逸物はすでに硬さを持っていた。
少し股を開き、視線で”奉仕しろ”と瑞葉に訴えかける。
85萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 01:48:38 ID:FDrDgrVv
「んあああっ! あっ……お尻は、もう本当に……っ」
下腹部を押さえてイヤイヤをする。

>今度、瀬名に直接聞いてみるか?
「そ、それなら、私が直接聞きます……」
主人の竿を手に取ると、両手のひらで包み込むようにして先端を口に含む。
「ふぁ……むぅ……っ、んっ、んっ……ん……っ、は、ああっ……」
蕩けたような表情で、一心不乱に肉棒をしゃぶり、さすり続ける。
86名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 02:00:49 ID:tZrt6PZ/
「ふふ…… いかん、つい子爵の顔を思い浮かべてしまった。
数年前は奉仕の仕方すら知らなかった娘が、今ではこんなに上手くなってるんだからな」
伝えられる刺激に逸物を脈動させ、奉仕に感じているということを身体で表してやる。
自分の股間で瑞葉が仕事をしている間、彼女の頭を撫でながら。

「よし、もういいぞ」
逸物の疼きが急激に高まり始めたため、奉仕を中止させる。
そして瑞葉を立たせ、壁に手をつかせる。
「……今からイカせてやるぞ、瑞葉」
冷淡な声で宣告し、逸物を一気に彼女の膣へと挿入する。
87萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 02:05:54 ID:FDrDgrVv
父の名前を出されると胸が痛むが、褒められたことは素直に嬉しい。
「ありがとうございます……ん、ちゅっ、私、御奉仕で感じていただけるのが、一番好き……ですわ」

>今からイカせてやるぞ
「は、はい……おねがい、します……あ、は……っ、く、ぅんんんっ!!」
アルコールの刺激で敏感になった媚肉を剛直で貫かれる感覚に、
背中を反り返らせて耐える。
「す、すごい……今日、すごく、感じますわ……おじ様の、形まで……感じ、ます……っ!!」
早くも自分で腰をくねらせ、主人の更なる激しい責めをねだる。
88名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 02:20:24 ID:tZrt6PZ/
「ああ、よく締まってるぞ瑞葉…… いい身体だ…っ」
逸物を包む耐え難い快楽に歯を食い縛りながら、激しく腰を打ち付けてゆく。
単調な抽送に飽きると角度を色々変えて責めてやり、
腰の速度が落ちたときには指で乳首や陰核を強く揉んでやる。

「どうだ、満足か… んん? 少ない休憩時間だ、私も有意義に過ごしたい」
逸物を抜き、瑞葉の視界を塞ぐようにしてキスをした。
その間に手を伸ばして取ったのはひとつの石鹸。
しばらく使い込まれていたようで、大きさが縮んでいて手頃である。
それを菊座に宛がってゆっくりと埋没させ、再度膣肉に逸物を挿入する。
89萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 02:26:19 ID:FDrDgrVv
>満足か…〜
「はい……んっ、気持ちよくて……とても……んんっ」
もう立っていられなくなるくらいの快感の渦に飲み込まれて、今にも崩れ落ちそうになる。
だが、その瞬間に主人に逸物を抜かれてしまう。
「あ……お、おじ様……っ、意地悪、なさらないで……っ」
腰を淫らにくねらせ、まだパックリと開いた秘所をその視線に晒して懇願する。

と、主人の手にとった石鹸が思いもよらぬ場所へと侵入してくる。
「ひあっ!? あ……あ……っ! ダメっ! ダメぇぇっ!!」
下腹に力を入れて排出しようとするが、再び膣へと与えられた肉幹の快感に、力が入らない。
「イヤ……イヤぁ……お腹、いっぱいで……ふぁっ、は……おじ様が、いっぱい、でぇ……っ」
90名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 02:38:20 ID:tZrt6PZ/
淫らに腰をくねらせたり、卑猥に喚く瑞葉の痴態を見て逸物がさらに猛る。
銛のように張った雁首が彼女の蜜壷を容赦なく蹂躙した。
「そういえば子爵は、跡取りがいなくて困っているんだったな」
妖しく蠢く膣粘膜を擦り上げて、逸物の先端で子宮口を叩く。

「それでは…… 瑞葉が生めばいいんじゃないか?
子爵に自分からする気がないのなら、私が瑞葉を孕ませてやろう」
逸物の根元に疼きの爆発を感じた瞬間、肉幹を秘所の最深部へと突き入れる。
同時に瑞葉を抱擁してやりながら、その乳房の先で硬くなっているものを強く摘んでやる。
強く摘み、引っ張り、捩じ上げてやる。

そうして瑞葉の胎内に大量の白濁を注いでゆく。
91萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 02:45:28 ID:FDrDgrVv
>瑞葉が生めばいいんじゃないか?
「あっ、ん……わたしが……赤ちゃんを……?」
主人の動きに合わせて腰を蠢かせながら聞き返す。
「私が……赤ちゃんを産んだら、お父様は喜んでくださいますかしら……は、あっ、あっ……!」
主人の背に手を回すと、孕ませると言われているにも関わらず
脚もからみつかせ、結合をより深める。
それは薬を飲んでいることで安心しているからなのか、それとも……
「はぁっ、あんっ、んっ、く、ああ……っは、ん、ひああああっ!!」
そして主人の精液を一滴も余さず吸い尽くしていく。
92名無しの御主人様(仮):2005/06/21(火) 02:58:37 ID:tZrt6PZ/
「く…っ、ああ、きっと喜ぶだろう。孫を嫌う祖父なんて、ほとんどいやしない。
しかもそれが溺愛する娘の瑞葉の子供なんだ。喜んで当然さ」
劣情を瑞葉の胎内に放出し終え、膣内の逸物を後戯として軽く動かしてやる。
高まった愛欲の炎を静めるために穏やかにキスをした。

ぐったりとしている瑞葉を抱き上げて浴室から出る。
そして自分に彼女を寄り掛からせて、バスタオルで身体を拭いてやった。
「…おやすみ、瑞葉」
バスローブを彼女に着せて部屋のベッドへ寝かせる。
ちょっとした悪戯で、寝台から離れられないように拘束しつつ。
もちろん瑞葉の身体に残っている石鹸は、未だに取り除いてやっていない。
93萩野 瑞葉:2005/06/21(火) 03:03:09 ID:FDrDgrVv
「あ、はぁ……っ、ダメ……かき回したら、いけません……わ……」
愛液と精液とが混ざりあった場所から、その混合液が腿を伝って滴り落ちる。
「ふぁ……ぁ、むぅ……っ」
主人の口付けを受け容れるうちに、意識はだんだんと遠ざかり、
その腕の中でもう一度、小さく達する。
「……っ……っっ!!」
その忘我の状態のままで寝台へと運ばれ、
身体に辱めの証拠を残したままで、淫らな夢へと落ちていった。
94名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 22:36:15 ID:4xmoFxVD

95名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 23:05:43 ID:4xmoFxVD

96名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 23:06:13 ID:tZrt6PZ/
 
97名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 23:14:52 ID:tZrt6PZ/
 
98名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 23:36:02 ID:NI1mC+ri

99椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/23(木) 23:54:03 ID:Lrn13yqd
勝手口の戸締りを終えてから、今度は廊下の窓の鍵がかかっているかを確認して回っている。
100名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 23:56:48 ID:NI1mC+ri

101椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/24(金) 00:04:56 ID:c4va+25I
「あ、開いてる」
近くの窓が開けっ放しだったので、鍵を閉めておく。
102名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 00:06:50 ID:XdW6Q8KA

103椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/24(金) 00:14:17 ID:c4va+25I
「御主人様。…今夜のお仕事、まだ残ってらっしゃるんですか?」
主人の部屋を通りがかり会話中。
「そうなんですか〜。なんだか大変そう……あっ、じゃあ私何か、お夜食でも作って来ますね。
 ええ、すぐお持ちします」
くるっと方向を変えて、厨房の方へ歩こうとする。
104有馬 円 ◆WQUMelBBxs :2005/06/24(金) 00:33:48 ID:XdW6Q8KA
屋敷の前に立つ長身の女性。
「ここにあのお方が…」
見上げて呟きながら門をくぐり扉へと向かっていく。

やがて、扉の前に立ち…しばらくして決意したような真剣な表情で扉を叩いた。
105名無しの御主人様:2005/06/24(金) 00:45:11 ID:c4va+25I
杏樹が部屋の前からいなくなると、椅子に腰を下ろして肩を数回叩く。
「まったく、私なら構わずとも大丈夫だと言うのに…どうもあいつは無理をしすぎる」
机の上の書類の山から、スケジュールが書かれた紙を取り出して読んでいると
部屋の内線が鳴る。
「もしもし。何だね」

「……なるほど、わかった。仕事も一段落したので、玄関からそのまま私の部屋に来るよう伝えておいてくれ」
玄関に、誰か来客があったようなので自分の部屋に通すよう伝える。
「さて、今日最後の仕事だな」
ネクタイを片手で緩めて、背もたれに身をよりかからせる。
106有馬 円 ◆WQUMelBBxs :2005/06/24(金) 01:09:32 ID:XdW6Q8KA
しばらくすると中からメイド服を着た少女が現れる。
主人に会いたいという用件を伝えると、少しのやり取りの後奥へと通される。

(あの方は覚えていないかもしれない…)
一歩一歩足を踏み出すごとに、少しづつ主人へと近づいていく。
心にあるのは…期待と不安。そして、決意。
(でも、あの時助けていただいた恩は必ず返す)
その強い思いを胸に秘めて歩き続けた。

そして、主人の部屋の扉の前へ。
大きく深呼吸。
様々な思いの中…ゆっくり、ゆっくりとドアを開けた。
「やっとお会いできた…」
やがて見えた目の前の主人の姿を見つめながら呟く。
107名無しの御主人様:2005/06/24(金) 01:19:10 ID:c4va+25I
女性の来客とのことなので、大方メイドの募集を見てやってきた人物だろうと思い
リラックスした様子で待っていると、しばらくして女性が入って来る。
>やっとお会いできた…
「…? 失礼、どこかでお会いした方だろうか」
女性の言葉に少し首を捻りつつも
「それはともかく…ようこそ名無し家へ。今日は一体どんな御用件でいらっしゃったのかな」
座ったまま机に肘をついた姿勢で、まずは用件を尋ねる。
108有馬 円 ◆WQUMelBBxs :2005/06/24(金) 01:37:09 ID:XdW6Q8KA
>…? 失礼、どこかでお会いした方だろうか
その言葉にショックを受けるが、事情を説明すれば思い出してくれるだろうと思い話し始める。
「私…昔、あなたに助けていただいたことがあるんです…。5年前くらいかな。
倒れていた私を介抱してくださって……覚えていらっしゃいませんか?」
主人を見上げながら、困ったように言う。
「それで、私…あなたにお礼がしたくて…ここまで来たんです」
しかし主人の反応に、不安で立っていられなくなりそうになる。
「やっぱり覚えていらっしゃいませんか…?」
109名無しの御主人様:2005/06/24(金) 01:50:19 ID:c4va+25I
何かを思い出すよう促されるが、いまいちよく思い出せない。

(そんな事もした……のか? すっかり忘れているが、どこかでやったのだろうな)
うろ覚えのまま女性に返事をする。
「ああ、済まない。思い出したよ、いや…5年の間、私も様々な出来事があったのでね」
適当な台詞を言って、彼女に話を合わせる。
「それで…『お礼』と言うと? どのような形で私に礼をして頂けるのかな。
 贈り物なのか、それか……我が家のメイドとして働くのも悪くないな」
独り言のように呟き、女性にそれとなく尋ねてみる。
110有馬 円 ◆WQUMelBBxs :2005/06/24(金) 02:00:27 ID:XdW6Q8KA
>それで…『お礼』と言うと? どのような形で私に礼をして頂けるのかな。〜
「それは…あなたが望むもので構いません」
具体的なことを何も考えていなかったのか、質問にきちんと答えられずに判断を主人へと預ける。
「ただ、私に出来ることなら何でもやります…だから…」
しかし意志の強さは伝えられるように、主人の目をしっかり見て話す。
「よろしくお願いします」
そして、これからを主人に託すために大きく頭を下げた。
111名無しの御主人様:2005/06/24(金) 02:15:49 ID:c4va+25I
>私に出来ることなら何でもやります…だから…
「ふむ。結局、メイドでも構わないということかね?
 …まあそれならそれで好都合だ、こちらこそ宜しく頼むよ」
彼女にそう言うと、内線で志保を呼び出して屋敷内の案内を任せる事にする。
「そうだ、忘れていた。まだ彼女に名前を尋ねていないのだよ、お前のほうから名前などを聞いてくれるか。
 あと由依に、彼女のサイズに見合ったメイド服の調達をするよう伝えてくれ」
自室に呼び出した志保にそう伝えると、自分は再び椅子に腰掛けて
ふうっと息を吐く。
「……これで終わりだな。今日の仕事は」

しばらく休んでいると、杏樹が手の込んだサンドイッチを作って持ってきたので
「やれやれ、お前は本当に疲れ知らずだな…。いや、別にいらなかったわけじゃない。頂くよ」
苦笑しながら手に取って口にする。
112 ◆Skrbk147a2 :2005/06/24(金) 23:20:38 ID:vl0SC2+X
113萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/06/24(金) 23:45:40 ID:FdnMt2gN
部屋の花瓶の水を取り替えている。
「あっ、セナちゃん! お花で遊んだらいけませんわよ?」
花びらをいじろうとしていたセナの手を危ういところで止める。
114桜庭 俊@奏の弟 ◆Skrbk147a2 :2005/06/24(金) 23:52:07 ID:vl0SC2+X
家族には内緒で屋敷に泊まりに来ている。
厨房で瀬名と話しながら、片付けの手伝いをしていたり。
115萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/06/24(金) 23:57:17 ID:FdnMt2gN
綺麗な水を入れた花瓶を持って廊下を歩いている。
「あら? あの声……俊さんがいらしてますの?」
瀬名と楽しそうに話している声が耳に入る。
116桜庭 俊@奏の弟:2005/06/25(土) 00:05:06 ID:TOA8wrux
「ははっ、ありがと瀬名さん。ああ、あれ?大丈夫、誰にも話さないって。
 じゃ、おやすみなさい。」
洗い物を終え、話に一区切りついたので笑いの消えない顔のまま厨房から出てくる。
117萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/06/25(土) 00:08:15 ID:AijPqA+m
「?」
厨房から本当に楽しそうな顔で出てきた俊を見て首を傾げるが
目が合ったので丁寧に挨拶する。
「こんばんは、俊さん」
チラリ、とその背後にも視線をやるが、
瀬名はまだ仕事を続けるらしく、わき目も振らずに働いているので声はかけずにおく。
「お邪魔にならないように、他のところでお茶でもしましょうか?」
118桜庭 俊@奏の弟:2005/06/25(土) 00:15:50 ID:TOA8wrux
「あ、瑞葉さん。お久し振りです」
丁寧な挨拶につられて、こちらも深々と頭を下げる。
「お茶?嬉しいけど…、ごめんなさい、なんか手間取らせてしまって。」
そして、さりげなく瑞葉の持っている花瓶を受け取り、にっこり笑う。
「どこに行く?」
辺りを眺め、彼女に空いてる部屋を聞くと、そのままそこへ向かう。
119萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/06/25(土) 00:20:58 ID:AijPqA+m
「あ、ありがとうございます。ごめんなさい、お客様ですのに……」
花瓶を持ってくれた俊に、すまなさそうにお礼を言う。

>どこに行く?
「そうですわね……少し蒸し暑いかもしれませんけど、テラスに行ってみます?」
瀬名とは目で挨拶するだけにして、持ち出してきたティーセットを手に
人気のない廊下を進みながら、俊をそちらへ案内する。
120桜庭 俊@奏の弟:2005/06/25(土) 00:30:40 ID:TOA8wrux
「わかった。じゃあ……」
荷物を持ったまま、瑞葉に歩調をあわせつつテラスへ向かう。
「相変わらず瀬名さんとは仲が良さそうでほっとしたよ。
 お姉ちゃんも、何かと『理想のかっぷる』だとか何とか言って気にしてるんだ」
テラスにたどり着き、腰掛けながら話しかける。
瑞葉の行動をなんとなく目で追ってしまう。
ふとした動作が藍子と重なる部分があって、なんとなく気になるようだ。
121萩野 瑞葉:2005/06/25(土) 00:35:45 ID:AijPqA+m
>仲が良さそうで〜
「俊さん、あの……私たちのこと、皆さんはもう知ってらっしゃいますけれど、一応は……なので」
唇に白い指先を当てて、半分寂しそうに、半分悪戯っぽく微笑む。

「あ、俊さんはお紅茶、温かいのと冷たいの、どちらになさいます?
氷とグラスも持ってきましたけれど……」
コトリ、と俊の前にポットを置いたあとで尋ねる。
「私はやっぱりちょっと暑いので、アイスティーをいただきますわね」
パタパタと胸元の布地を小さく引っ張って風を送ったりする。
122桜庭 俊@奏の弟:2005/06/25(土) 00:48:52 ID:TOA8wrux
瑞葉の言葉を聞いて何となく察し、咄嗟に口を手で覆う。
「ごめんごめん、つい…。あ、俺もアイスティーでよろしくお願いします」
瑞葉が胸元の生地を引っ張ったりしているのを見て、つい眉根を寄せる。
「若い人はみんなこうなのか?」
春から男子校に進学。
長い足を組み替えながる、普通に興味深い話だったので、高校の受験のしばくも困った。。
123桜庭 俊@奏の弟:2005/06/25(土) 00:58:39 ID:TOA8wrux
>>122最後3行訂正
(俺も一応男の人だってこと分かってないのかな)
ちらりと見えた下着が頭に浮かび、顔を赤くする。
それを気にしないように足を組んだ。
124萩野 瑞葉:2005/06/25(土) 01:02:49 ID:AijPqA+m
グラスに淹れ立ての紅茶を注ぐと、氷にひびが入る音がテラスに響き渡る。
「……俊さん、以前にお話をうかがった御令嬢とのことはどうなんですの?
今でも、その……深いお付き合いを?」
布地を引っ張ったせいでブラウスのボタンが外れてしまっているのだが、
それには気付かないまま、グッと身を乗り出す。
そのせいで、柔らかそうに盛り上がった白い谷間と、それを包み込んでいる下着が完全に見えてしまう。

と、俊が何気なく組んだ脚の付け根が盛り上がっていたのが目に入る。
「俊さん……? ひょっとして、触れ合ってもいらっしゃらない……そうですのね?」
誘惑の仕草なのか、それとも単なる同情なのか、俊の手をとって胸元に引き寄せる。
125桜庭 俊@奏の弟:2005/06/25(土) 01:10:51 ID:TOA8wrux
いきなりな瑞葉が身を乗り出してきて驚く。
「藍ちゃんと?藍ちゃんとは……」
自分でもどういう関係なのかはっきりとした言葉では思い浮かばず、
語尾を濁してしまう。
だが、近づいてきた瑞葉の胸の谷間が見え、少々理性がなくなる。
「…触れ合ってないって言ったら、どうする?
 瑞葉さん、そんなことしたら、誘ってるようにしか見えないんだけど」
胸元に引き寄せられたまま手首を掴み、今度は自分が瑞葉を自分の方へ引き寄せた。
耳元でそう囁き、首筋に唇を這わせる。
126萩野 瑞葉:2005/06/25(土) 01:18:07 ID:AijPqA+m
「誘うだなんて……ただ、私も愛しい人と触れ合えない寂しさは分かるつもりですから」
俊の誘導に抵抗することもなく体を預ける。
「ふ……ぅん……少しでも慰めになるのでしたら……御奉仕、させていただきますわ」
その場に膝をつくと、組んだ脚を解いてもらって、ズボンのファスナーを下ろす。
「さ、俊……さま……? 楽になさってくださいましね?」
あくまで清楚な身振りで、しかしそれとは裏腹な大胆な指使いで逸物を取り出してしごくと、
まずは控えめに先端へと唇を付ける。
「ちゅ……ふぁ……ん……んんっ、ふ……ん……っ」
そしてゆっくりと喉奥まで飲み込むと、上目遣いに俊を見上げながら頭を上下させる。
「ひゅ……ん、ふぁ、まぁ……っ、ひもひ……いい、れふか?」
逸物を咥え込んだまま、“気持ちいいですか?”と一時の主人である“俊様”に問いかける。
127桜庭 俊@奏の弟:2005/06/25(土) 01:29:31 ID:TOA8wrux
>ただ、私も愛しい人と触れ合えない寂しさは分かるつもりですから」
思わず、瑞葉の顔をもう一度ちらりと眺める。
事情は分かるようで分からないが、そばにいてもやはり問題はあるのかと思うと
少しげんなり。

瑞葉が自分のモノを奉仕しはじめたことによって、この前藍子が突然しはじめたときの様子と
重なってしまう。
「瑞葉さん……、とても気持ちいい」
快感のためか、少々上ずった声で、瑞葉の頭を撫でる。
先程瀬名と話していたのにこういうことになってしまって申し訳ないと言う気持ちがある。
逆にその背徳感が結局は自分の快感に変化していくようだった。
しばらくして射精感がこみあげてきた。
「瑞葉さん、ちょっと…!そろそろ、出そう……」
128萩野 瑞葉:2005/06/25(土) 01:36:25 ID:AijPqA+m
「ん……むぅっ、よかった……は、ぁむ……」
にこり、と微笑むと、再び肉幹を口に含んで一心不乱にしゃぶり続ける。
頭を揺らすことでほつれた髪を幾度か掻きあげるのだが、
蒸し暑いテラスにいるせいで、うっすらとかいた汗によって、次第に頬に張り付いていく。

>瑞葉さん、ちょっと…!そろそろ、出そう……
「ふぁい……んんっ、では俊さま。
瑞葉の……いえ……“藍子”のお顔に、いっぱい俊さまの赤ちゃんの元をかけてくださいね」
会ったこともない少女を装ってそう言うと、優しく俊の肉棒を両手で包んで揉みこみ、
先端にキスの雨を降らせて射精を誘う。
「ちゅ……ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ……んっ、大好き……俊さま……」
129桜庭 俊@奏の弟:2005/06/25(土) 01:44:28 ID:TOA8wrux
>瑞葉の……いえ……“藍子”のお顔に、〜
「……?藍、ちゃん……!?」
慌てて彼女の顔を見るが、瑞葉のようであったり、藍子のようであったり。
しかし、そのセリフはかなり”そそられる”ものだったらしい。
混乱した中、彼女の頭を遠ざけようとするが間に合わず、そのまま顔にかけてしまう。
「うわ…、ごめん……なさい」
藍子のようなセリフを言ったのは瑞葉で、こんなことしてもらうのははじめてなのに
顔にかけてしまって、…とどんどん今の状況に気付き、落ち込んでしまう。
130萩野 瑞葉:2005/06/25(土) 01:52:05 ID:AijPqA+m
「あ……はぁ……んっ、ん……」
目を細めて恍惚とした表情で、俊の射精を受け止める。
「すごい……たくさん出て……止まりませんわ……」
射精が続く間も幹の部分をゆっくりと摩って、最後まで搾りだそうとする。
爆発が止まると、尿道に残った分までを、鈴口に唇の先端を付けて吸い出す。
「ちゅ……ちゅ、ぅん……っ」

>うわ…、ごめん……なさい
「……俊さん、謝ることありませんわ。私は俊さんに気持ちよくなっていただけて、嬉しかったんですもの」
後始末を終えた俊のものをズボンの中へとしまうと、
自分の顔に付着した白濁をぬぐいつつ、フォローを入れる。
「私、御奉仕は好きなんです。でも……
もしも返ってお気に障ったのでしたら、私の方こそごめんなさいね」
少し悲しそうな顔になってそう言う。
そして傍らの花瓶をティーセットと一緒にカートに載せ、一礼してその場を去る。
「じゃあ俊さん、ごゆっくり……」
131桜庭 俊@奏の弟:2005/06/25(土) 01:58:43 ID:TOA8wrux
「そんな!全然気に障ってなんかないよ!」
去っていく瑞葉の背中に急いで声を書ける。
「むしろ……」
慌てて声をかけたことで、逆に自分がしてほしくて仕方なかったようにとられたら
どうしようかとふと思う。
深い思考に陥りそうになるのを頭を振って耐える。
「…また喉が渇いた気がする……」
何か飲もうと思いつつ、大きなあくびをしながら自分の泊まる客室へと向かっていった。
132椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/27(月) 23:41:23 ID:w9lD5v/a
冷蔵庫のロールケーキを取り出し、自室で食べようと切り分けている。
133名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:44:07 ID:Quu16Npn
 
134名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:46:08 ID:Quu16Npn
 
135椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/27(月) 23:55:24 ID:w9lD5v/a
「♪」
冷茶をお供にしてトレイに乗せ、自室に持って行こうとする。
忙しさのあまり夕食を食べそこねたので、おやつタイムにしようとしているらしい。
「夜も遅いし、軽くこれだけにしましょ」
カートに乗せて廊下を歩き出す。
136留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/27(月) 23:59:17 ID:1I++Z3RZ
「ぅぁー……」
最近雨が続いたりやけに蒸し暑いせいか、調子が出ないようである。
屋敷に長くいても、これだけは克服できないらしい。

「スタミナ料理でも食べたほうがいいのかな……?」
137泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/06/28(火) 00:00:54 ID:M+eow9/O
「…というわけで親父は引退して、自分が殆どの業務を引き継ぎましたので、今後宜しくお願いします。」
名無しの主人を前にして、まだ年若い男がソファに座ったままで頭を下げる。
「こんな時間に伺って申し訳ありませんでしたね、なにしろ引き継ぎのゴタゴタが忙しくて…
 それに…親父がこちらに来る時は泊めて貰うぐらいの時間に行け、と奇妙な事を言うもんですから…」
まったくワケが分からない、と言ったそぶりで若者が肩をすくめてみせる。

「どういう意味…なんでしょうね?」
疑問を口にする、というよりも、目の前にいる館の主人が答えを知っているのを確信した表情で
若者は主人に目を向ける。
138椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/28(火) 00:17:31 ID:/FsRCMiY
主人の部屋の近くを歩いていると声が聞こえる。
最近は新人メイド採用や来客も多く、こんな時間の訪問者も珍しくないのだが
ちょこっとドアが開いていたので、つい中を覗いて見てしまう。
(あら…御客様?)
そうしていると主人が気付き、部屋のドアを開けて自分に声をかけてくる。
「すみません、どなたかいらっしゃってたのに気付かなくて。お茶でも―― 
 ……え?もうお話は済まされてるんですか」

主人に部屋までの案内を依頼されたので、客人に一礼する。
「メイドの杏樹と申します、よろしくお願い致します。泉様、ではお部屋までご案内させていただきますね〜」
このままこの場に放置も出来ないので、とりあえずカートをコロコロ押しながら彼を部屋まで案内する。
139名無しの御主人様 ◆hagy5DLC8k :2005/06/28(火) 00:22:03 ID:D+5KRLBC
「さて、泉くんのことは杏樹に任せておいて心配はないだろうし……私も楽しむとするかな」
二人がいなくなった後で、自分も机の上のベルを鳴らして
今夜の相手を呼びつける。
140泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/06/28(火) 00:30:11 ID:os157n4V
「ありがとう、杏樹さんですね?」
仕事の癖で相手の名前を確認するように聞き返し、館の中を歩き始めるが
思ったよりも館は広く、前を歩くメイドの押すカートの微かな車輪の音が静かな廊下に響き渡る。

「外から見た時よりも…大きく感じますね。ここ」
何となく、沈黙が苦しくなって前を歩くメイドに話しかける。
「あ、自分、泉 慶之って言います。出張でたまにご厄介になると思いますので、どうかよろしく」
お客という立場だが、自分と同じか、やや年上に見える杏樹に敬語を使って話す。

「ここですか? ありがとう御座いました。あ、重いから自分で持ちますよ。」
やがて、案内された部屋の前まで来ると荷物を持とうとする杏樹を遮り、ひょいひょいと鞄を二つ手に持って
そのまま器用に扉を開け、中に入って鍵を閉めようとする。
「おやすみなさい、杏樹さん」
141留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 00:32:46 ID:eVYkD4Pr
>>139
厚い雲に覆われて星一つ見えない夜空を見上げてから、廊下の窓を閉める。
「蒸してるし夜も暑いし……。この屋敷も『クールなんとか』をやればいいのに。由依ちゃんも頑固だからなぁ」
今月中は夏服にしてはいけないとかで、いまだに生地の厚い冬や春用のメイド服だったりする。
それでも何人かのメイドのようにやたらとミニスカートにしない辺りは、規律はしっかり守りたがる性格が出ていたりするのだが。

そんな調子で廊下を歩いていると、主人の部屋のベルが鳴る。
「……!」
急いで行く……と汗ばんでしまいそうなので、焦らず早足で主人の部屋へ。
「御主人様、お待たせしました。みかさです」
142名無しの御主人様 ◆hagy5DLC8k :2005/06/28(火) 00:37:11 ID:D+5KRLBC
>>141
ベルを鳴らした後しばし待つと、みかさがやってくる。
予想に反して、走ってきたような様子はない。
「みかさか。よく来た……と言いたいところだが、随分と落ち着いて来たものだな」
そして待たされたことを口実にお仕置きに及ぼうかとしたところで、ふと思いつく。
「いや……なるほど、そうか。その服……暑くてヘタに運動など出来ないのだな?」
ジロジロとみかさの全身を嘗め回すように見る。
「よかろう。脱いでもいいぞ。好きなだけ」
言葉の上では許可だが、実質的に命令である。
143留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 00:47:51 ID:eVYkD4Pr
>>142
「はい、私ももういっぱしのメイドですから。志保さんもこういう時走らないですし……」
急いだら汗をかくからとも言えず、主人の問いにそう答える……が。

>いや……なるほど、そうか。その服……暑くてヘタに運動など出来ないのだな?
「!」
図星である。もちろん表情にも出てしまい、慌てそうになったり。そして予想通りの主人の言葉──。
「ぬ、脱いでもいい……ですか」
いくら蒸し暑くても下着姿になるわけにもいかない。かと言って主人の言葉に反するわけにもいかない。
「……はい、えっと」
身体中を見られているような感覚に包まれながら、そっと衣服を乱す。
少しずつ脱ごうかどうか思案しながらエプロンを外し、その間に結論を出す。
(変に煽っちゃったら何されるかわかんないし……いっそ)
メイド服を下品にならない程度の速さで全て脱ぎ、思い切って下着姿になる。ただしカチューシャと靴下&靴は履きっぱなしだが。
「御主人様の言う通りにしたら……す、涼しいですね、あははは……」
笑って誤魔化すものの、やはり両手は無意識に身体を隠すように動いてしまっている。
144椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/28(火) 00:50:51 ID:/FsRCMiY
>>140
>出張でたまにご厄介になると思いますので〜
「慶之さんって仰るんですね。いいえー、こちらこそ。
 こちらのお屋敷に来られる方は最初戸惑われる事も多いですけれど、ごゆっくりなさってください」
笑顔でそう答える。

「おやすみなさい〜」
客室につくと、荷物を持って彼が部屋に入ろうとするので、自分も部屋から離れようとするが
ふと目にした部屋の中が全く手入れされておらず、誰かが接客でもしたのか
行為後のままでシーツが乱れている。
加えて、ベッドの上にティッシュやらのゴミが散らばっていたり。
「…!! …あっ、あのっ。ここでちょっと待ってていただけます?」
若干強引だが、一旦泉を部屋から出して自分だけ客室に入る。

「……もう〜。チエさんったら、今日ベッドメイクのお当番だったのに忘れてたのね…」
泉の横を通って電気をつけると、散々な様子。がっくり肩を落とすと簡単に掃除をし始める。
一応廊下で待たせている彼にも一言。
「ごめんなさい、すぐ片付けますー」
145名無しの御主人様 ◆hagy5DLC8k :2005/06/28(火) 00:51:26 ID:D+5KRLBC
>>143
「うむうむ。そうだろう。涼しいだろう」
下着姿のみかさを、やはり視線で舐めまわす。
「しかしこの部屋にいたのでは、まだ蒸し暑いな」
本当はクーラーを効かせればそんなことはないのだが。
「よし、夜風にでも当たりに行こうじゃないか。ついて来なさい、みかさ」
有無を言わせずみかさの肩を抱くと、屋敷の外へ連れ出すべく玄関の方へ向かう。
146留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 01:01:17 ID:eVYkD4Pr
>>145
「はい……。……うぅ」
実際に触られているほどにじっとりと吸い付くその視線を受けては、堂々としていられないようだ。

>よし、夜風にでも当たりに行こうじゃないか。ついて来なさい、みかさ
「え!?」
言うが早いか自分の肩を抱き、外に連れ出す主人。
「あの、見られちゃいます、まだお客様だっているのに……っ」
裸で屋敷内を連れまわされた経験もあるのだが、その時は寝静まった屋敷である。
まだ同僚や客人も起きている時間帯となると、こういった経験は初めてだ。
「あっ、御主人様、お客様に見られてます……っ。やっ」

途中、客人の好奇の視線やら同僚のちらちら見る視線やら誰かの仄暗いオーラと視線も感じたりしたのだが、主人は一向に気にしない。
ピンクの下着姿──露出されたその肌に、蒸し暑さだけでは染まり得ない赤みが差し始めた。
147名無しの御主人様:2005/06/28(火) 01:05:00 ID:D+5KRLBC
>>146
>御主人様、お客様に見られてます……っ
「うむ。見られているな。みかさのいやらしい下着姿に、みんな釘付けだ」
肩に置いていた手を下へとずらし、時には前に回して乳房を撫でたり、
わざとショーツの上からだけ尻肉を撫で回して揉んだりと、焦らすような愛撫を繰り返す。

「しかしなんだな。みかさが客人方に見られるのがイヤだというのなら仕方ない」
今度はみかさの手を引っ張って、玄関から外へと繰り出す。
「屋敷から出るしかないなあ」
ドンドンと勝手に歩いていき、ついには公道まで出てしまう。
「どうだ、みかさ? ここなら同僚や客人にも見られないし、なにより涼しいだろう?」
148泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/06/28(火) 01:06:57 ID:os157n4V
「え? え? あ、じゃあ、ちょっと荷物だけでも…」
何やら分からぬまま、再び廊下に追いやられそうになったので、重い荷物だけでも置かせて貰おうと
鞄を手に再度部屋に入っていく。

ところが、持ち方が悪かったのかはたまたガタが来ていたのか
持っていた古風な旅行鞄の留め金が弾け、部屋の扉が開いた所で中に詰まっていた書類が
雪崩のようにぶちまけられてしまう。

「あ、わ?! ……あー… これお気に入りだったのに…」
ぶちまけた中身よりも、持っていた鞄を残念そうに眺める。専門店でも行かない限り修理は難しそうだ。

はぁ、と溜息を一つついて、諦めたように旅行鞄を傍らに置き、書類を拾い始めるが
部屋の中に微かに漂う「何か」の臭いに、すんすんと鼻を鳴らして気づく。
ふと、目を視線をあげると、案内してくれたメイドさんが今し方その臭いの元凶である。
くしゃくしゃになったテュッシュを手に持っているのに気づいた。
そして、よせばいいのに、商売柄良く回る口が、迂闊な一言を放ってしまってた。
「これって… 精液の臭い…ですか?」
目の前のメイドに尋ねてしまってから、しまった、と心の中で思う。
気まずい雰囲気の中、メイドの返答を待つ。
149留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 01:12:07 ID:eVYkD4Pr
>>147
「んっ……くっ」
人の視線の前で焦らすような愛撫を受け、敏感になっている身体がつい反応してしまう。
そんな間にも主人は自分を連れて外に出て、さらには屋敷の敷地外へ。
「えっ? ちょっと、このままだと外に……って、本当に出るんですか!?」
深夜とは言え車通りがないわけではない。現に時折屋敷の近くを車が通る音がする。

「御主人様、確かに涼しいですけど、でもっ、ここだと……んっ!」
言いかけた所で主人の手が背筋をなぞり、紡いだ言葉がかき消される。
「ふぁっ……ダメです、こんな……」
抗議をしつつも、その声からはすでに力が薄れてしまっているのだが。
150名無しの御主人様:2005/06/28(火) 01:14:59 ID:D+5KRLBC
>>149
「ここはイヤか? それなら……」
さらにみかさの手を引いて、何やら当たりを見回しながら
少し細い路地の入り口付近まで行く。
「ここならいいだろう。さ、遠慮なく今着ているものも脱ぎなさい。きっともっと涼しいぞ?」
言うが早いか、みかさが命令に従うよりも早く、彼女の下着に手をかけている。
151留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 01:20:51 ID:eVYkD4Pr
>>150
「きゃっ!?」
下着姿のままで連れて行かれたのは、屋敷から程近い路地の側。
そして主人に全てを脱ぐように指示され、躊躇して辺りを見回しながらも下着を脱いでいく。
ブラは主人に剥ぎ取られ、ショーツは自分で下ろす。
「ぁ……」
途中何かに気づいたのか、ショーツはそそくさと下で丸めてしまった。

「ぬ、脱ぎました……御主人様」
こんな場所では"ありえない"姿で、顔を真っ赤にして主人を見上げる。
152椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/28(火) 01:24:12 ID:/FsRCMiY
>>148
>これって… 精液の臭い…ですか?
「あっ…た、たぶん…。あの……。
 …お屋敷に来られた御客様の御相手を、私達メイドがする事があるんです。
 それを目当てにお屋敷に来る方もいらっしゃるみたいで…。お掃除を頻繁にするようにはしてたんですけど」
ゴミを片付け、恥ずかしそうに口篭りつつ説明。そして窓を軽く開けた後に手早くベッドのシーツを取替える。
「ようし、これでどうにか…。…ふぅ、綺麗になりました」

やっとこさ部屋を綺麗にするが、なんとなく場が静かになってしまったので少し困る。
「……。ええっと…その」
とりあえずこんな時にはどうしたらいいか考え――不意に尋ねてみる。

「今日は…これで、もう御用はありませんか。他に何かありましたら、なんでも……」
視線を合わせず、含みを持たせた感じでそう言う。
153名無しの御主人様:2005/06/28(火) 01:25:55 ID:D+5KRLBC
>>151
「ふふ、ところで気付いているか? みかさ……ここは屋敷の近くだが、
むしろ近くの高層マンションからも良く見える場所でな」
みかさの身体をひょいっと持ち上げると、たちまち赤ん坊におしっこをさせるような体勢にして
そちらの方へと向ける。
「みかさの淫らな夕涼みの姿、たっぷりと隣人諸君に見ていただこうじゃないか」
指をみかさの股間へと伸ばすと、秘裂を開いて肉襞を夜気に晒してしまう。
154留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 01:33:13 ID:eVYkD4Pr
>>153
「ま、マンションから……!?」
そう言えば近くに建っていたような気がする。そして、考える間もなく主人に身体を持ち上げられてしまった。
「嫌っ、こんな格好もし誰か見てたら……ぁっ」
顔を背けて目を閉じてしまうが、弄られ、開かれた秘裂は態度と裏腹に潤ってしまっている。
「全部、見えちゃいますよ……」
丸見えの秘所をひくつかせながらもそう言って、この格好を止めてもらうように懇願する。

「……っ!」
途中で近くを車が通ったせいか、羞恥心からかぶるっと身体を震わせた。
155名無しの御主人様:2005/06/28(火) 01:35:58 ID:D+5KRLBC
>>154
「そうかそうか。見られるのがイヤなら、塞ぐしかないなぁ」
素早く己の逸物をズボンの中から取り出すと、
既に熱く潤っているみかさの秘所へと強引に挿入していく。
「そら、これでみかさの一番大切なところを見られることは無くなったぞ?」
壁に背を預けて二人分の体重を巧みに逃がしながら、まずはゆっくりと腰を使う。
156泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/06/28(火) 01:38:59 ID:os157n4V
>>152
<「あっ…た、たぶん…。あの……。
「……え?」
メイド口から出た返答に、思いもかけずに聞き返してしまう。
そんな硬直している自分をほっておいて、メイドはいそいそと部屋の片づけを進めていく。

<「今日は…これで、もう御用はありませんか。他に何かありましたら、なんでも……」
―――気が付くと
部屋は既に整頓され、あの臭いの元も、臭いすらも綺麗に無くなっていた。
そして、微かに何かを待つように、目の前の杏樹とかいったメイドは自分の返答を待っていた。

混乱する頭を何とかこの部屋のように整頓しようとするが、出来なかった。
なので、一つ一つ尋ねていく事にした。
「…えと、あの…お相手って、…それってその…ええっとその…貴方もそういう事するんですか?
 お屋敷に来る人って事は…例えば…自分も?」
返答を待たずに、思わず、目が眼前のメイドを眺め回していた。
可愛いと言える、そんでもって綺麗も追加―――結構タイプ―――そして結構…ショック?
数多の思考がぐるぐると渦巻くが、それよりも早く、やっぱり良く回る口が動いていた。

「御用って… 杏樹さんが…お相手してくれるのも…ありですか?」
先程のような気まずい雰囲気では無く、何か汗ばむような、それでいて期待するような気配の中。
メイドの二度目の返答を待つ。
157留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 01:41:29 ID:eVYkD4Pr
>>155
「んっ、んぅっ……あぁぁ」
巧みに体勢を動かして挿入されると、堪えるような喘ぎが漏れてしまう。
「でも、こんな所でしてたらっ……んっ、人、来ちゃいます……」
言いながらも秘所は逸物を歓迎し、小刻みに強く締め付ける。
乳房の先も硬くなり、言葉とは裏腹に身体はこの交わりを歓迎しているようだった。
「こんなの……こんなのっ。御主人様のがすごく熱く……ひぁっ!?」
急に奥まで逸物が進み、思わず声が響く。
158名無しの御主人様:2005/06/28(火) 01:46:31 ID:D+5KRLBC
>>157
「人が来たらどうするかなぁ。とりあえず一度みかさを抱かせて見逃してもらうか?」
硬くしこった乳房の先端の蕾を指で摘んで押しつぶし、引っ張っては離すのを繰り返す。
「おっと、なんだなんだ? マンションの方から誰かが双眼鏡で覗いているぞ。
いや、アレは望遠レンズ付きのカメラか? 早くも見つかってしまったなぁ」
実は口からデマカセなのだが、突き上げを早くして激しく攻め立てれば分かるまいと考えたらしい。
今まで以上に深くまで挿入すると、ガクガクと小刻みにキツく揺すりあげはじめる。

>御主人様のがすごく熱く……ひぁっ!?
「なんだ、暑いって? しかしこれ以上は脱げないだろう。
あとは……そうだな、もっと風通しのいい大通りにでも行くか?」
ワザとみかさの台詞を曲解しては、言葉責めを繰り返す。
159留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 01:54:35 ID:eVYkD4Pr
>>158
「駄目っ、それだけは駄目です! それだけは……」
自らに課した禁忌に触れるせいか、主人の言葉を真に受けて涙目になってしまう。
>いや、アレは望遠レンズ付きのカメラか? 早くも見つかってしまったなぁ
「やっ、見ちゃ嫌、ひぁっ、御主人様……激しっ……あああっ!」
空いた手で乳房を隠そうとしても、力が入らない上に主人に弄られてしまって隠せない。
どうにか姿を見えないようにしようとしても、主人に行動の全てを掌握されていてはできるわけもなく。

>そうだな、もっと風通しのいい大通りにでも行くか?
「そんな事されたら恥ずかしくて死んじゃいます……っ! だからもう、でもここにいるのもダメ……んんっ」
主人の言葉攻めにいいように翻弄されて、自分でも何を言っているのかわからなくなり。
それでも快楽を与え続けれる秘所は、本能通りに主人の逸物に刺激を与え、絶頂へと導こうとする。
160椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/28(火) 01:59:18 ID:/FsRCMiY
>>156
質問に答えるのを恥ずかしがって黙っていたが、
>お相手してくれるのも…ありですか?
問いかけられたので、数秒の後に口を開く。
「…は、はい。お望みであれば、私の体をお好きなように……」

そこまで言うと、頭が既に御奉仕モードになってしまったらしく、泉に近付いて目の前に跪く。
そして上目遣いで見上げて、穏やかな声で言う。
「……びっくりしないで下さいね」
ゆっくり手を伸ばしてズボンの上から逸物に触れると、少しだけ撫でてからジッパーを下ろす。
中の逸物を取り出し、唇を近づけて早くも先端を口に咥える。
「ん……ちゅっ」
そうして、水音を立てて何度か先端のみをしゃぶり始める。
「んん…」
161名無しの御主人様:2005/06/28(火) 01:59:33 ID:D+5KRLBC
>>159
「く……っ、ここまで締め付けるとは……やるな、みかさっ」
さすがに絶頂寸前のみかさの膣の蠢きには耐えられず、腰が砕けるように
その場に座り込んでしまう。
「仕方ない、ここで終わらせるとするか。だがせめて、お前が上のままで、最後までしなさい……っ!」
体位を騎乗位へと変えさせえると、ラストスパートとばかりに
みかさの腰をがっしりと掴み、下から激しく幾度も突き上げる。
「さあ、あのマンションのカメラ小僧君にも分かるくらい、ハッキリとイってみせるんだっ!!」
尻肉をつねり、さらに幾度か平手で叩くと、奥深くまで突きこんだ欲棒を、ついに炸裂させる。
162留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 02:07:40 ID:eVYkD4Pr
>>161
「はぁっ……んはぁっ」
主人に褒められるものの、もはや息も絶え絶えで返答すらままならない。
さらに体位を変えられて激しく突き上げられると、最奥を突かれる感覚に一気に高みに導かれた。
「だめっ、壊れちゃう、でも奥……いいっ、御主人様っ、御主人様ぁっ!」
乳房とポニーテールを激しく揺らして、暴れる主人の下半身に翻弄され、そして命ぜられる。
「やっ……いっ、もういくのっ、はあっ──ああああぁぁっ!!」
身体を反らしてびくっびくっと震え、絶頂に達する。
主人の白濁を残さず受け止めながら、じっとりと汗をかいたその身体を主人に預けた。

「あ……んっ」
ほとんど放心状態で、ほとんど何も言えないようである。
163名無しの御主人様:2005/06/28(火) 02:14:38 ID:D+5KRLBC
>>162
「ふふ、おうおう、フラッシュを何度も光らせおって……
これは何処かに投稿されたりするかもしれんなぁ」
射精する途中でも、みかさを責めるためのウソをつくのはやめない。

やがてみかさが完全に自分の上で脱力すると、
未だ萎えぬ逸物で繋がりを保ったまま、それが抜けないようにそっと立ち上がる。
「さて、夕涼みはこのくらいでいいだろう。
後はクーラーの効いた私の部屋で、たっぷりと相手をしてもらうぞ。いいな、みかさ?」
駅弁状態でみかさを貫いた体勢で、わざとゆっくり、しかし大きな動きで屋敷の方へと歩を進め始める。
164留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/06/28(火) 02:21:02 ID:eVYkD4Pr
>>163
「やだ……私、撮られて……どうしよう?」
もし知り合いにそれが見られたら。
主人の射精を受けながら、涙ながらに小さく呟く。

>後はクーラーの効いた私の部屋で、たっぷりと相手をしてもらうぞ。いいな、みかさ?
「はい……わかりました、御主人様」
まだ感覚が完全に戻らないせいか、うっかり落ちないように必死に主人にしがみつく。
「ぁ……また、大きくなってます。んっ……」
主人の動きに時々身体を反応させながら、裸の背を外に晒しつつ主人に運ばれていくのだった。
165泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/06/28(火) 02:26:04 ID:os157n4V
「…う……」
既に硬くなっている逸物を絶妙の舌使いで舐められ、思わず情けない声を漏らす。
腰もやや引け気味だったりする。

自分から希望したものの、いざ始まってみると何とも言えない恥ずかしさがあった。
気持ちいいのも事実だが、なにより
「…あのクソ親父…いっつも出張で家を空ける時、やけに機嫌が良いと思ったら…」
こういうわけか… と呟いた所で咥えたままのメイドに上目遣いで見られ、慌てて口を紡ぐ。
疑問符を浮かべたままに逸物を咥えた、杏樹とかいうメイドはやけに可愛い見えた。
周りにあまりいなかったタイプだな―――そんな事を思い浮かべながら
ふと、先程と同じように杏樹の身体に視線を回す。

装飾過剰にも見えるメイド服の上からでも分かる胸の膨らみ。
光沢を放ちながらも柔らかにウェーブした髪の毛。
珠のような唇が、逸物を捕らえ、舌がその表面を掠めるたびに
上品に整ったメイドの顔立ちが、もごもごといびつに歪んだ。
それがやけに扇情的で、我慢しきれなくなり、杏樹の服に手が伸びた。
脱がせ方が良く分からなかったので、咥えられたまま、剥ぎ取るようにして服を下に下げた。
途端に、メイドの奉仕が途絶えた。
メイド服を下げたせいでか、腕が下向きに服に拘束されてしまい、困ったような顔でメイドがこちらを見上げる。
それでも、不自由なままで何とか奉仕を続けようと、逸物に持たれるようにして口を動かしてくる。
―――やばい、凄い可愛い…

下着ごと剥ぎ取られ、露わになった胸。
動きの止まったメイドに、そっと手を添えて揉んでみる。
すべすべと気持ちのいい感触が伝わってくる。
メイドの腕を取り、逸物を口から引き抜くと、相手の身体を横に半回転させて後ろから抱きすくめるようにして
両の掌で感触を楽しむように、ゆっくりと揉み、持ち上げ、撫で回し始める。
むにゅむにゅと、手の中でメイドの双丘が自在に形を変え、厭らしく揺れ踊った。

調子に乗って、そのまま下にも手を伸ばす。
…くちゅ
まだ少しだけだけど、確かに濡れた感触が下着越しに伝わってくる。
「…入れていい…ですか?」
ほぼ無抵抗に、されるがままのメイドだったが、流石に気が引けて許可を得るように、尋ねてしまう。
166椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/28(火) 02:53:33 ID:/FsRCMiY
>>165
「はぁ…。 んむっ、んっ…ちゅるるっ…。…あ。」
手を添えて口腔奉仕をしていると、服を乱されてしまい動きがとりにくくなる。
仕方がなく手をそのままに、口元だけで続けて奉仕する。
「っ、んっ……んん…、あ…んっ」
顔の角度を変えて、今度は深く根元まで咥え込み、口内の舌で竿全体を舐める。
「……ん、…ふぅ…」

体勢を変えて胸を弄られると、徐々に気持ちが昂ぶってきて
胸や秘所を手が這う度に喘ぎ声が漏れる。
「ぅん、あっ…。はぁ…はぁ…。 やあ…、なんだか、変な感じ…です…んっ」
(これだけなのに…)
愛撫だけで既に秘所が潤い、体が疼いてくる。
>…入れていい…ですか?
そのせいか、彼の言葉にもこくりと頷き
「…お願いします。好きなだけ、滅茶苦茶にしてください……。私の体が、壊れてしまうくらいに…」
我慢できないと言った様子で切なげな表情でおねだりする。
「淫乱メイドだって、罵りながらでも…構いませんから…」

やがて自分の内部に逸物が入ってくると、最初から悦びの混じったような声を出す。
「――あぁ…んっ。 あっ、あぁっ…すごいぃ…」
167泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/06/28(火) 03:23:45 ID:os157n4V
>>166
<「…お願いします。好きなだけ、滅茶苦茶にしてください……。私の体が、壊れてしまうくらいに…」
それが本心なのか、奉仕の上での演技なのかは分からなかったが
ごくり、と生唾を飲み込むようにして喉をならし
「そ、それじゃあ、い、入れます」
変に律儀な返答をしながら、後ろから抱きすくめた格好でメイドの杏樹の中へと逸物を押し込んだ。

むにゅううう

柔らかい肉を押し広げて入っていく感触に、逸物が早くも悲鳴を上げる。
一瞬にして、背筋がぞくぞくと震えた。
メイドの唇から聞こえてくる声が、一段となまめかしさを増した。
ずむぅ
やがて、中に入れたそれが奥に辿り着き。それ以上奥に行かなくなった。
思い出したように腰を引いて、それを引き抜く始める。
そして、始まりと同じようにそれがメイドの体外に出そうになった時。
また、今度は中へと腰を動かして突き込んでいく。

一度閉じられた膣が再びこじ開けられ、擦り上げられていく。
深奥を擦られる度に、メイドが息を荒げ、何かに耐えるように、勝手に漏れる嬌声を逃がすまいとして
唇を閉ざしているのが見えた。

―――快楽への抵抗
そんな事を考えながら、メイドに差し込んだままの逸物を何度も何度も後ろから突き上げていく。
その度に、逸物を秘所の柔らかな弾力に受け止められ、搾られ、同じように声を殺して耐える。
だが、経験の少なさが災いし
「……う、あ…ダメ…だ、出ちゃ…う…や…で…ちゃった」
あっという間に、それこそ何の前触れも無く、唐突に杏樹の中へと精を吐き出してしまう。
差し込んで繋がったままの逸物と杏樹の秘所の、ぬらぬらと愛液で光るつなぎ目から
白濁が、自分が放ったものが垂れてくるのが見えた。
―――!
急に覚醒して、慌てる。
「あわ、ご、ごめんなさい、出しちゃった俺… ど、どうしよう?」
狼狽えて、繋がったままの格好で杏樹に詫びる。
抜こうという発想すらも思いつかないほど、慌てていた。
168椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/06/28(火) 03:54:50 ID:/FsRCMiY
奥まで貫くように、何度も自分の体に出入りする逸物の感触と
後ろから犯されている事で更に頭がぼうっとしてくる。
「…やぁん、あっ、あんっ…!気持ちいいですぅっ…。 んっ、あぁ…はぁっ……。
 やだ、こんなに声出したりして、わたし…んんっ」
時折唇を噛んで嬌声を抑えようとするが、突き入れが激しくなったので
我慢が出来なくなる。
「――きゃっ!? だめぇっ、そんなに激しいと…我慢できなくなっちゃう…っ、ああん、いやぁっ」
こんなに簡単に快楽に負けそうになる自分を恥ずかしく思い、泣きそうな声を出してしまう。
体は正直に反応し、秘所の逸物をわざと締め付けるように力を軽く込めたりしている。
その度に、彼は感じているような反応を見せていた。
「でも…。んっ、感じて…くれてるんですね…。
 嬉しい……。あっ、ん、あぁっ…!もっと、私の体で…気持ちよくなって…」

肌をぶつけられるような乱暴な動きの後、遂に自分の秘所で逸物が膨らみ、白濁が注がれる。
「ふぁっ、あん、もうそろそろ…っ、――あぁぁっ!」
絨毯の床に頬をくっつけ、精液を受け止める。
わずかに繋がったままの秘所から精液が零れてしまう様子を、視線だけで追ったりもする。
>ごめんなさい、出しちゃった俺… ど、どうしよう?
「…いいんです…。折角いっぱい出していただいたのに、零しちゃった…。ごめんなさい。
 本当は全部、私の中で…受け止めたかったのに」
謝罪する彼とは逆に、うっとりとした様子で。
秘所を白い液体にまみれさせながら微笑んだりするのだった。
169泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/06/28(火) 04:19:10 ID:os157n4V
<「…いいんです…。折角いっぱい出していただいたのに、零しちゃった…。ごめんなさい。
杏樹の上気した横顔がそう答える。
どこか夢見るような目つきで、繋がったままのメイドは心地よさそうに秘所から白濁を垂らしていた。
その答えにほっとした瞬間。
急に酷く罪悪感を覚えて、両の腕に力を込め、メイドの身体を持ち上げるようにして逸物を引き抜く。

ずるり

淫靡な臭いをさせて、繋がっていた秘所と逸物が外気に触れる。
むっとする臭いが、部屋を、二人を包みこむ。
入ってきた時に嗅いだ臭いと同じ臭いだった。
その臭いに更に罪悪感を募らせる。

「…ごめん…なさい……」
取り敢えず、心に浮かんだ言葉を言ってみる。
調子の良い自分の口は、こんな時に限って何も紡ぎ出さなかった。

先程まで、性欲の対象でしかなかった杏樹の華奢な身体が
秘所から自分の白濁を滴らせた姿が、ヤケに痛々しく見えた。
胸のあたりがちくん、と痛んむ。

「…ええ、とその…あのですね…あー、気持ち良かった…です………じゃなくて…あー……あー……」
何か話そうとするたびに、どつぼにはまっていく気がするが、喋らずに居られなかった。
「えっと…男として責任は取ります…いや、あの出来れば取りたいんですけど…仕事が…
 いえ、仕事よりこっちが優先なんですけど…今が大事って言うか……勿論これも大事ですけど…あー…
 何が言いたいんだ俺はぁ……」
結局、杏樹が笑ってシャワーに誘ってくれるまで、この墓穴掘りは暫く続いた。
170若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/06/28(火) 04:26:45 ID:/FsRCMiY
眠れず、夜中に起きて厨房で梅昆布茶を作り、すすりながら廊下を歩いている。
「っかー! やーっぱクーラーを16度にして鍋焼きうどん食ったりとか、梅コブ茶飲んだりとかサイッコー♪」
屋敷で一番のクールビズスタイルであるのに、とんでもなく省エネには無縁なようである。

「……ん?
 なんだなんだ?遅くまでご苦労ねー。んじゃ、これはあたしがいただきっと」
通りがかった客室でのやりとりを眺めつつ、忘れ去られていたカートの上のロールケーキを泥棒。
齧りながら自室に戻るのだった。
「てゆーか今の男誰なんだろー。何気にちょっとタイプかも」
171名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 04:34:00 ID:os157n4V
 
172名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 23:22:23 ID:04sl9s5M
 
173名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 23:54:01 ID:04sl9s5M
 
174里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/29(水) 21:49:36 ID:bzrE6pbe
薄手の生地を使用した夏用のメイド服を着てはいるが、暑いものは暑い。
クーラーの効いた図書室や休憩室、執務室ならまだしも、
火を使う厨房で色々と動き回っていると身体中が汗だくになっていた。
175名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 22:04:27 ID:YPtWYAPK

176里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/29(水) 22:11:34 ID:bzrE6pbe
もう本日何度目になるかわからないシャワーを浴び、再びメイド服に着替える。
177久我 ちとせ ◆MeL3PcoVDs :2005/06/29(水) 22:26:02 ID:YPtWYAPK
屋敷の前。
そこに長身の女が一人…黒髪をなびかせてその屋敷を見上げている。
…ぐううううう〜〜〜〜。
「う…」
女は腹部を押さえるながら、ふらふらとおぼつかない足取りで玄関のほうへと向かっていく。

やがて玄関にたどり着くと、身体を扉によりかからせて何度もノックをする。
「早く誰か出てきてくれ…」
178里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/29(水) 22:32:24 ID:bzrE6pbe
ノックが聞こえてきたので、なんだろうと思いつつ玄関へ向かう。
「はい、どちら様ですか?」
扉を開くと、今にも餓死しそうな女性が立っているのが視界に入る。
単なる客人でないのは明らかだった。
「……ど、どうしたんですか!? さ、とにかく入って」
とりあえず彼女を迎え入れ、適当な客室に通す。
179久我 ちとせ ◆MeL3PcoVDs :2005/06/29(水) 22:45:41 ID:YPtWYAPK
扉に寄りかかって、反応を待つ。
長いような短いような沈黙の時間。
やがて、屋敷の扉が開かれそこからメイド服の女性が顔を覗かせる。
>「……ど、どうしたんですか!? さ、とにかく入って」
「す、すまない…」
相変わらずふらふらした足取りのまま、前を歩く女性についていく。

程なくして、どこかの部屋へと通される。
ちとせはふらふらになりながら近くのソファーにへと倒れこんだ。
「何も言わずに…無礼ですまないが、まず何か食べ物を…ぅ」
そこまで言って、再びソファーへと突っ伏す。
…ぐううううう〜〜〜。
静かな部屋に再びちとせのお腹の音が響いた。
180里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/29(水) 22:51:52 ID:bzrE6pbe
部屋に響くお腹の音に状況を再度悟り、小走りで素早く厨房へと行く。
そうして器にたっぷり盛った残り物のシチューとパンをトレイに載せた。

「お待たせしました、遠慮せずに食べて下さい。おかわりは、まだたくさんありますから」
女性のいる客室まで戻ってきて、テーブルにトレイを置いて差し出す。
181久我 ちとせ ◆MeL3PcoVDs :2005/06/29(水) 23:10:13 ID:YPtWYAPK
そうして、どのくらい突っ伏していただろうか。
「っ!?」
ふと漂ったシチューの香りにすごい勢いで身を起こす。

>「お待たせしました、遠慮せずに食べて下さい。おかわりは、まだたくさんありますから」
「かたじけない…いただきます」
女性に感謝の言葉を述べ、両手を合わせた後にスプーンをとる。
がっつくようなことはせず、しかしすごい勢いでシチューとパンを平らげていく。

「…すまない、お代わりを頼む」
そして数分も経たないうちに器を女性へと差し出す。
182里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/29(水) 23:16:04 ID:bzrE6pbe
おかわりを受けて、今度は厨房からシチューの鍋ごと運んでくる。
「これだけありますからね、ゆっくり食べて下さい」
走ったり重いものを持ったりしたので、少し身体に汗が滲んだ。

物凄い勢いで食べる女性を喉詰まりしないか心配そうに眺めつつ、
彼女が食事を終えるのをゆっくりと待つ。
(なんでこんなに空腹になるまで… ううん、でも聞いちゃいけないことなのかも)
空腹の理由が知りたいと思ったが、口には出さない。
183久我 ちとせ ◆MeL3PcoVDs :2005/06/29(水) 23:32:47 ID:YPtWYAPK
「ふぅ…」
ようやく食事を終えて、大きく息を吐きながらソファーに身を預ける。
「こんなにまともな食事をしたのは10日ぶりだ…しかし、それを抜きにしても美味しかった」
満足げな笑みを浮かべた後、身を起こして女性に向き直る。
「夜分遅くに押しかけ、事情も説明せずに…本当にすまなかった」
頭を下げて、女性に謝罪の言葉を述べる。
「そして礼を言わせてもらおう…感謝する」
同時に感謝の言葉も。
184里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/29(水) 23:42:05 ID:bzrE6pbe
「は、はあ……」
満腹になった彼女の言葉に聞き入る。

「いえいえ、どういたしまして。それにしても……
どうしてそんなにお腹を空かせていたんですか?
聞いちゃいけないことでしたら、もちろん答えなくてもいいですけど…」
話がなかなか進まないので、自分から聞いてみる。
185久我 ちとせ ◆MeL3PcoVDs :2005/06/30(木) 00:01:12 ID:OsaBvhls
>いえいえ、どういたしまして。それにしても……〜
「いや、構わない。祖父に言われたのだ…自分の力で世界を見て来いと」
まあここは国内だがな、と自分で軽く付け足す。
「どうも私は『世間知らず』の類に入るらしくてな、このままでは各方面での未来が心配だと言われてしまったのだ」
頬を軽く人差し指でかきながら、困ったように照れ笑いを浮かべる。

「まあ、そんな訳で半年くらい旅を続けていたのだが……運悪く10日前くらいに所持金を全て落とした」
そのときのことを思い出したのか、げんなりとした表情でため息をつく。
「アルバイトも考えたのだが…最近は即日採用が少なくてな。はは、今は一文無しのというわけだ」
何ともいえない表情のまま笑顔を浮かべ、女性を見る。
「…すまないな、面白くもない話を聞かせてしまって」

「ああ、そうだ。どこか…この辺りで仕事を募集しているところを知らないか?」
食事の恩も返さなくてはな、と呟きながら問う。
186里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/06/30(木) 00:22:07 ID:XVRqc3d6
「そうだったんですか……」
彼女の話を聞いて、ようやく空腹の謎が解ける。
「ちょっと待ってて下さいね」
そう言い残し、席を少しの間外した。

部屋に戻ってきたとき、あるものが腕に抱えられていた。
それは密封されたビニール袋の中に入れられた、綺麗なメイド服。
丁寧に畳まれ、真っ白なエプロンは清潔感いっぱいだった。
「どうぞ、使って下さい。もし良かったらでいいんですけど……」
仕事の内容は言えず、また内容が内容のためあくまで強制はせずに勧めてみる。

「とりあえず今夜はもう遅いですし、泊まっていって下さい」
と言ってちとせを別室に案内する。
「もしこのお屋敷で働くのでしたら、このお部屋をずっと使って構いません」
案内した部屋の説明をしていると、エプロンの中で携帯電話が震えているのに気がつく。
「あ、もうこんな時間… 私、お仕事があるのでこれで失礼しますね。おやすみなさい〜」
携帯電話のタイマー機能を止め、部屋を後にした。
187久我 ちとせ ◆MeL3PcoVDs :2005/06/30(木) 00:34:28 ID:OsaBvhls
>「どうぞ、使って下さい。もし良かったらでいいんですけど……」
言葉とともに服が手渡される。
…これは、ここで仕事を紹介してくれると言うことなのだろうか。

>「とりあえず今夜はもう遅いですし、泊まっていって下さい」
「すまない…そうさせてもらう」
どうするかはともかく、とりあえず今夜のところは女性の好意に甘えることにした。

>「あ、もうこんな時間… 私、お仕事があるのでこれで失礼しますね。おやすみなさい〜」
「ああ…おやすみ」
言葉と視線で、部屋を出て行く女性を見送る。
そして先ほどの部屋で受け取った服を広げ、改めて見てみる。
「これは、メイド服…か?」
しかし、何故あの女性が仕事の内容に関して言葉を濁すようにしたのか…首をかしげるのだった。
188萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/01(金) 23:46:07 ID:KTCoMDLA
自室の鏡の前で髪の毛をいじっている。
「ちょっと切ってみましょうかしら……?」
お屋敷に来てからずっと伸ばしていた髪の先を指で摘んで一人呟く。
「どうですかしら、セナちゃん?」
膝の上の猫に問うが、当然答えは返って来ない。
189椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/02(土) 00:00:14 ID:KEqo3p8Z
客人の子供が遊び終わった後の、子供用部屋を片付けていると
面白そうなものを見つける。
「わあ、36色色鉛筆」
誰も見ていないのをいい事に、手近の白い紙に落書きを始める。

「御主人様と、志保さんと。こっちには瑞葉さん…。ふふ、上手く描けたかも」
小さな机に頬杖を付きながらくすくす笑ったりしていたが、別の紙にまた何か絵を描き始める。
「できたー。……『旦那様』」
190萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/02(土) 00:06:17 ID:XB5Z55D/
ブラシで髪を軽くすいて、寝支度をし始める。
「ふぁ……セナちゃんも、もうそろそろ寝ましょうね〜?」
191椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/02(土) 00:13:27 ID:KEqo3p8Z
片付け終えて、子供部屋を出て行く。絵は折り畳んでエプロンのポケットに。
「さ、お茶でも飲みましょ」
192名無しの貿易商:2005/07/02(土) 00:16:59 ID:XB5Z55D/
屋敷近くに止めさせた車から降り立って、静かにそちらへ脚をすすめていく。
193椿 梓紗@杏樹の妹:2005/07/02(土) 00:31:40 ID:AcRqX1hU
デジカメを片手に持ちながら、屋敷の風景を何枚か撮影している。
今は玄関ロビーの様子を撮っていたり。
「……。さほど前回から変わりは無いわね。特に虐められているわけでもないみたいだし」
杏樹の様子もこっそり、本人に知られないように撮っていたらしい。
「というか…。あの執事の人、何なの?
 毎回毎回お姉様にカートで轢かれてるけど、極度のマゾなのかしら」
194名無しの貿易商:2005/07/02(土) 00:35:04 ID:XB5Z55D/
玄関近くまで来たところで、見覚えのある後姿に気がつく。
そっと忍び寄ると、片手で口を塞ぎ、もう片方の手で身体を抱えるようにして
植え込みへと連れ込む。
「お前……確か杏樹の妹、とか騙ってた女だな」
暴れる梓紗を押さえつけながら、冷たい視線を向ける。
「俺の命令したこと、覚えているのか?」
195椿 梓紗@杏樹の妹:2005/07/02(土) 00:45:33 ID:AcRqX1hU
「さてと、次は御主人様の……。…っ!?」
ドア近くで急に背後から抱きつかれて驚く。が、すぐに相手が誰か気付き
羽交い絞めにされたまま必死で抵抗する。
「んー、んー…っ!」

>杏樹の妹、とか騙ってた女だな
「……騙ってなんかいないわ、私は本当に妹よ!
 それにあんたの命令は……や、やろうとしても、私には無理だったの」
最初は威勢良く返すが、命令の件になると途端に口篭ってしまう。
「あの人は、どんなに追っても…私に一度もまともに会おうとしてくれないんだもの。だから…」
196名無しの貿易商:2005/07/02(土) 00:49:52 ID:XB5Z55D/
「苦しい言い訳だな」
本当は真実などどうでも良くて、梓紗を押し倒すと衣服をビリビリと破ってしまう。
「だが、お前が本物だろうと偽者だろうと、俺の命令を聞かなかったのは確かだからな。
……罰をくれてやるよ。犯してやる。犯しまくって、その後どこかに捨てる」
痣が残るのではないかというくらいに強く乳房をわしづかみにすると、
首筋に唇を這わせ、いくつもキスマークを残したり、歯の噛み痕をつけたりする。
197椿 梓紗@杏樹の妹:2005/07/02(土) 01:07:09 ID:AcRqX1hU
>その後どこかに捨てる
に何故か過剰反応し、怖がって暴れ始める。
「ん…。やぁっ…!やめて、やだ、誰か……っ」
助けを呼ぼうとするが、庭の植え込みからは屋敷の住人には聞こえず。
「大体何者なのよあんた…。バカじゃないの、離してよ!」
手足をジタバタさせて逃れようとするものの、乳房を強く揉まれているので力が抜けてしまい
思ったほどの力が出ない。

その間にも止まることのなかった激しい愛撫のせいで、抵抗の中、徐々に甘い声も漏らし始める。
「いや……、あ…んっ…。んふぅっ…」
首元の噛み跡を指でつうっと撫で、頬を赤くする。
「ああん…跡、残っちゃってる…」
198名無しの貿易商:2005/07/02(土) 01:11:45 ID:XB5Z55D/
「俺は杏樹の主だ。前に教えなかったか?」
スカートに手を入れて、ショーツを毟り取る。
「それとも命令を忘れるくらいにバカだから、覚えてなかったのか?」

やがて悩ましい喘ぎ声を漏らし始めた梓紗を見て、鼻で哂う。
「はん、杏樹の妹を名乗るなら、もっと“らしく”振舞ってみろ。
奉仕の仕方もどうせ知らないんだろう」
梓紗に馬乗りになると、乳房を寄せ合わせて、そこに取り出した逸物を挟み込む。
「ほら、何してる。さっさとやれよ」
199椿 梓紗@杏樹の妹:2005/07/02(土) 01:28:38 ID:AcRqX1hU
言葉で詰られているうちに、鼓動が高まり、逆に体の方は抵抗できなくなってくる。
「……。」
胸に挟み込まれた逸物をしばらくじっと見つめると、舌でペロっと舐めてから口内に咥え込む。
「はむ……。んっ…、ん…ぅっ…」
いつの間にか両手で貿易商の腰に抱きつき、積極的に奉仕をし始める。
「うぅん…あふっ、んん…。すごぉい…」

「ちゅぷっ。ちゅっ、じゅぷっ。あふ…ごめんなさい…。もっと虐めてくださいぃ…」
唇の周りを唾液でべとべとにしながら、とろんとした目つきで微笑んだりする。
200名無しの貿易商:2005/07/02(土) 01:35:46 ID:XB5Z55D/
「虐めて? お前、マゾか」
逸物は梓紗の舌と胸の刺激に硬くそそりたっていくが、
そのまま情欲に流されるようなことはせず、逆に彼女を軽く突き放す。
「変態なら変態らしく、最初から抵抗なんかするんじゃない」
梓紗の手をとると、植え込みの外まで引っ張っていって、再度押し倒す。
「さあ、欲しいんだろ? これが。自分でおねだりしろよ……」
いきりたった肉棒をしごいて見せ付けながら命令する。
201椿 梓紗@杏樹の妹:2005/07/02(土) 01:48:35 ID:AcRqX1hU
>変態なら変態らしく、最初から
「だってぇ…。あ…」
植え込みの外で再度押し倒され、屋敷の窓などを気にしながらも興奮してゆく。
>自分でおねだりしろよ
「は、はい…」
自分で足を開くと、ショーツを着けたまま脇から指を入れ、秘所をくちゅっと開いて見せる。
愛液が滲み出てくるのも構わず、指で軽く弄ったりしながらねだる。
「欲しいです…。お願いします、ここに…その大きいの、入れて下さい…。
 …『旦那様』…」
最後の台詞は何も考えず適当に言ったものだったが、言い方が杏樹と若干似ていた。
「梓紗のここ、いっぱいぐちゅぐちゅして欲しいんですぅ…」
202名無しの貿易商:2005/07/02(土) 01:53:36 ID:XB5Z55D/
>…『旦那様』…
その言葉にズキリ、と胸が疼く。
「お前……」
押しつぶすようにして梓紗の上にのしかかると、
開かれた脚の腿の部分をしっかりと掴んで剛直を突きこんでいく。
「ふ、ふふ……はははっ、いいぞ、お前……!
杏樹ほどじゃないが……別の良さもあるな」
最初から激しく腰を動かし、容赦なく快楽を貪る。
「壊してやりたくなる……朝まで、犯し続けてやってもいいぞ……・?」
203椿 梓紗@杏樹の妹:2005/07/02(土) 02:13:42 ID:AcRqX1hU
「――あっ、んっ! ふぁぁっ……」
挿入してすぐ激しく揺さぶられ、嬉しそうに嬌声を上げる。
途中、自分で乳房を揉んたりしながら、自分でも貿易商に腰を押し付ける。
「あぁん、奥まで入って……ホントに壊れちゃいそう…っ。 あぅ…あんっ、いやぁ…イッちゃうぅっ」
奥まで差し込まれる度にすぐに達してしまいそうになるが我慢。
「んふぅ…。はぁ、はぁっ。……やぁんっ、あぁぁっ、だめ…。
 まだ…イかないから、もっと突いてぇっ…!」
イヤイヤをするように首を横に振ったりして
悲鳴に近い、泣きそうな声で悶える。
204名無しの貿易商:2005/07/02(土) 02:19:03 ID:XB5Z55D/
「イくって言ったり、イかないって言ったり……いやらしい女だな」
梓紗の身体を抱え上げて騎乗位にすると、
腰を持ち上げて、逸物の先端だけが挿入された状態で動きを止めてしまう。
「ほら、イくなら好きなだけイけよ、淫乱女が。
本当に、杏樹の妹とは思えない変態だな。ああ、だから嫌われてるのか?」
自分で揉んでいる乳房から手を退かさせて、先端の尖った部分を捻るように引っ張る。
205椿 梓紗@杏樹の妹:2005/07/02(土) 02:43:07 ID:AcRqX1hU
「ひゃんっ…、な、なによぉっ」
>腰を持ち上げて、逸物の先端だけが挿入〜
急に物足りなくなってしまい、下半身が疼く。
焦らされている状態にすぐ我慢ができなくなり自分から逸物を再度迎え入れる。
「あぁぁっ! …ぅ…くぅっ…。あんっ、あん、意地悪…っ」
貿易商の上で跳ねるようにして腰を動かし、時折淫核を擦りつけたりする。
彼が言葉責めをする間も途切れる事無く喘ぎ続ける。
「…旦那様ぁ、すごい…やだぁ、おかしくなっちゃうっ」

そうこうしているうちにとうとう耐え切れなくなり、最後は貿易商に抱きつき、キスで舌を絡める。
「くちゅっ…ん、ぷっ…。んんんっ…」
前のめりに体を倒しながらも腰を動かして、しばらくの後に達する。
「んんっ、も…もうだめ…っ…。――あ、あぁぁんっ…!」
一際大きく声を出し、繋がっている部分を締め付ける。

「…ふぁ…あ……」
達してからは、長くの激しい動きで疲れたのかまともに言葉が発せられず、
横たわったまま呆然とする。
206名無しの貿易商:2005/07/02(土) 02:53:19 ID:XB5Z55D/
「く……ん……っ、お前……はっ、本当に、淫乱で……佳い女だ」
珍しく興をそそられたのか、抱きついてきた梓紗の膣が
ヒクついて締め付けた瞬間に、激しく二・三度突き上げ、内部に白濁を放つ。
梓紗がぐったりとなると、まだ射精の続く逸物を抜き出して、その肢体も汚していく。

「……おい、聞こえてるか? 次こそは杏樹をつれて来い。そしたら二人で抱いてやる。
お前がもし本当に杏樹の妹だったら、一緒に囲ってやる。願ったり適ったりだろう?」
放心状態で横たわる梓紗を見下ろしながら言う。

「そうだな、後は命令を忘れないように、今夜のことをお前の心に刻み込んでやるよ」
ボロボロになった梓紗の服から帯状になった生地を剥ぎ取り、
彼女の脚にキツく結びつけると、手近な立ち木と繋いでしまう。
「そのまま朝まで過ごしていろ。それで朝になったら杏樹を呼べ」
梓紗の胸の谷間に自分の名刺を差し込むと、後は振り返らずに去っていく。
「……愉しみにしてるぞ……」
207椿 杏樹:2005/07/02(土) 03:04:48 ID:AcRqX1hU
「……。」
屋敷の窓から、庭の痴態を最後まで見てしまっている。
「…旦那様。梓紗と何か関わりがあるのかしら…」
何か紙のようなものが胸に差し込まれる様子を眺め、悲しげな表情になってしばし黙り込むが
梓紗が縛られているのを放ってはおけず、近くに居た後輩に頼み込む。
「ごめんなさい。庭に、誰か女の子が縛られてるみたいなんです。
 私は御主人様に呼ばれているので、代わりに解きに……ええ。お願いします」

「ごめんね。本当は私が行ってあげたいけど…。
 もう貴女とは会えないのよ」
窓から再び梓紗の方を見て小さく呟く。
208名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 21:09:02 ID:Dx3bP5sT
209名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 21:19:17 ID:j3QGaegL
 
210桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/07/02(土) 21:39:43 ID:Dx3bP5sT
食事の片づけをしながら、ちらちら携帯を眺めている。
211名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 21:54:11 ID:j3QGaegL
 
212 ◆Skrbk147a2 :2005/07/02(土) 21:56:02 ID:Dx3bP5sT
213萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/02(土) 22:50:50 ID:XB5Z55D/
「ようやく夏服になりましたけど、やっぱり暑いですわ……」
イチゴのカップアイスを食べながら呟く。
これまたやはり、とある有名な店の品である。
お遣いに出たついでに、お土産に買ってきたものらしい。
214桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/07/02(土) 23:00:06 ID:Dx3bP5sT
自分の仕事の時間が終わったのをいいことに、こんな時間に自分の住む場所へ
帰ろうかと時刻表とにらめっこしている。
最近の自分のえっちなところに恐怖にも似た気持ちを抱き、現実逃避しているようだ。
215萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/02(土) 23:08:59 ID:XB5Z55D/
「さてと、他の人にもお知らせしておきましょう」
冷凍庫の前に“アイス買って来ました。皆さんで食べて下さいね”と書いたメモを貼り付ける。

……が、ふと気付いてそれを剥がす。
「チエさんに全部食べられたら大変ですわ」
メモをビリビリに細かく破いて、しかも二箇所のゴミ箱に分けて捨てる。
「口頭でお知らせすることにしましょう」
216若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/07/02(土) 23:13:27 ID:tbPOK3hG
「見たわ、見たわよ」
壁の向こうから目を輝かせて瑞葉を見ている。気配を殺して近付いたらしい。
「やっりー。アイスアイス〜♪ 4個は軽くイケるかなっと」
小柄な癖に大食漢。
217桜庭 俊@奏の弟 ◆Skrbk147a2 :2005/07/02(土) 23:15:19 ID:Dx3bP5sT
こんな時間に自転車を漕いでどこかへ向かっている。
218萩野 瑞葉:2005/07/02(土) 23:24:58 ID:XB5Z55D/
なにやらイヤな予感がして戻ってくる。
「やっぱり冷凍庫に入れっぱなしなのも危険ですわよね。
今から皆さんのところに配っ……て……ああっ!?」
既にチエがいくつも手の中に抱え込んでいるのを発見する。
「ち、チエさん! ひとり一個ですわ!!」
219藍子@侯爵夫人 ◆anjul8CU7E :2005/07/02(土) 23:35:23 ID:tbPOK3hG
侯爵と一緒に、騒々しい夜の街を散歩している。途中で見つけた屋台を眺めていると
店主から手元に鯛焼きの袋が渡される。
「まあ。ありがとうございます」
侯爵に軽くからかわれると、頬を膨らませる。
「だって、いっぱい歩いたからお腹が空いてしまったんですもの」
220桜庭 俊@奏の弟 ◆Skrbk147a2 :2005/07/02(土) 23:43:09 ID:Dx3bP5sT
どうやらテニスの練習の帰りだったらしく、大きなラケットバッグを肩から掛けている。
しかし、屋台を見つけ自転車を止めてしばらく停止する。
夕食後何も食べずに運動したのでお腹がすいたようだ。
少し離れ、値段と鯛焼きを見比べて考えていると、見慣れた人物がそこで立ち止まるのを見る。
「…藍ちゃん。」
肩から少しずれた鞄を持ち直し、自転車から降りた。
221藍子@侯爵夫人:2005/07/02(土) 23:54:42 ID:tbPOK3hG
>>220
「わたくし、中身がクリームの物が好きです。侯爵様は?」
屋台の近くにあるベンチに座って鯛焼きを食べようとすると、やっと俊に気付く。
「あ。こんばんは」
最初はそのままここで話そうとしていたのだが、何故か侯爵が
『離れたところで話してもいいですよ。しばらく座っていますから』と自分を自由にする。
その後に、少しの内緒話を耳打ちされる。
「……? はい。わかりましたわ、ちゃんと後で何があったかお伝えいたしますわね」

「ごめんなさい、侯爵様が少しなら二人だけでお話してもいいって仰るので。しばらくご一緒しましょう」
俊の近くまで走って行き、にこっと笑う。
222名無しの御主人様(仮) ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/02(土) 23:58:37 ID:rgs61snj
突然クーラーが故障してしまう。
だがあと少しだったため、暑さに耐えながらなんとか書類を完成させた。
「……クーラーを他の部屋のと交換させている間、私は涼みに出かけるとするか」
どうにも寝られそうにないので、執事にクーラーの交換を頼む。
そして内線電話の受話器をそのままに番号を変え、厨房へとコール。

「――誰か手の空いている者は? 涼みに出かけようと思ってな。とりあえず私の部屋まで来て欲しい」
223桜庭 俊@奏の弟:2005/07/03(日) 00:04:31 ID:KnagxXfZ
>>221
自転車を押しつつベンチの前へ。
「こんばんは。」
一度しっかり侯爵と目を合わせ、頭を下げる。
先程のデートのようだともとれる二人を見ているので少々悔しいらしく、
挑戦的な瞳で見つめてしまうが、そのまま表情を和らげ藍子に笑顔を向ける。
二人の様子を眺めていると、しばらくして藍子がこっちにやってきたので驚く。
侯爵の考えが分からず、疑いの目で彼を見つつも、とりあえず会釈しておく。
>しばらくご一緒しましょう」
「うん分かった。そこに小さな公園があったから、ベンチで話そうよ。」
親指で方向を示し、藍子の手をとり片手で自転車を押しながらそちらへ向かう。
224萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/03(日) 00:04:49 ID:XB5Z55D/
「もう……お腹でも壊して後悔すればいいんですわ!」
結局2、3個持っていかれたらしく、頬を膨らませている。

と、内線電話から主人の声が。
キョロキョロと見回しても誰もいないので、急いで厨房から出る。
と、すぐに戻ってきて冷凍庫からジェラートを一つ取り出す。
「おじ様にも食べていただきましょう」
そしてまた、すぐに主人の部屋へと向かう。

「おじ様、瑞葉です……お待たせいたしました」
225名無しの御主人様(仮) ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/03(日) 00:13:02 ID:E2F7835t
>>224
「うむ、よく来てくれたな。実は涼みに出かけるというのはウソだ」
瑞葉が部屋に入るなりそんな告白をし、壁時計の時間を確認する。

「夏のこの時間に、ちょっとした集まりがあるのだよ。
……それに久しぶりに参加してみようと思ってな」
吸っていた葉巻を灰皿に押し付け、火を消す。
226萩野 瑞葉:2005/07/03(日) 00:15:50 ID:l/s9CSYi
>>225
「おじ様、ジェラートを買って着ましたので宜しければ……」
机の横の小さなクーラーボックスに入れていると、その主人の口から意外な言葉が。

>涼みに出かけるというのはウソだ
「……え?」
キョトンとしていると、何やら集まりに連れて行くと言われる。
「あ、あの、よくお話が分からないのですけれど……私が行っても大丈夫なのですかしら?」
227藍子@侯爵夫人:2005/07/03(日) 00:18:49 ID:dtcQNt7h
>>223
>藍子の手をとり
「俊くん、急がなくても大丈夫ですわ。侯爵様はああ見えて、あまり厳しくない方なんですの」
実際は妻の自分に対してだけ比較的甘いのだが、それには気付いていない様子。
公園のベンチに座り、再び鯛焼きを取り出し始める。
「ひとつ、どうぞ」

「…そう言えば。俊くんは、名無し家には行ったりしていますの?
 あのお屋敷のメイドさんはどの方も素敵で、思わず憧れてしまいますわ」
名無し家の話題を出し、あの家で見たメイドの顔を一人一人思い出す。
「わたくしはメイドにはなれませんから、羨ましいです。
 あのような可愛らしい服を着て働けたら、きっと楽しいですわよね」
まだメイドへの憧れを捨てきれていないらしい。
「そうだ。今度、名無し家のおじさまにお願いしてみましょうかしら」
228若菜 チエ:2005/07/03(日) 00:23:21 ID:dtcQNt7h
瑞葉のアイスを持ち逃げし、テラスで食べている。
「おいしいー、瑞葉もたまにはいい事するじゃん。今度何かあたしも奢ってやるか」
などと独り言。
「ハバネロバーガーとかいいかもね、ふっふっふ」
そして悪巧み。
229名無しの御主人様(仮) ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/03(日) 00:25:40 ID:E2F7835t
「ああ、すまんな」
クーラーボックスにアイスが入れられる様子を見ると、すぐにそれを取り出して蓋を開ける。
行儀が悪くて主人としての威厳を損なうとわかってはいたが、それだけ暑さに疲れていたのだ。

「別に高尚な集まりじゃないから気にしなくていい。粗相をしたところで大した問題にもならん」
金のスプーンでアイスを掬い、仄かな冷気を放つそれを口に運ぶ。
滑らかで上質な舌触りに満足する。そして甘さは疲労を払うには持ってこいだった。

「……ということで、裸になれ」
230萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/03(日) 00:28:50 ID:l/s9CSYi
>>229
「それならいいのですけれど……え?」
主人の命令を聞き違えたのかと思って首を傾げる。
「あの、裸になれって、仰いましたの?」
胸の前で腕を交差させ、わが身を庇うようにして問い直す。
僅かに紅潮した顔を主人に向けると、冗談を言っている様子は無い。
「ぬ、脱ぎますわ……でも、そちらに着いてからではダメですの?」
231桜庭 俊@奏の弟:2005/07/03(日) 00:34:12 ID:V2rg9dC9
>>227
「ありがと」
鯛焼きを受け取り、早速頬張る。
こういう時に、自分の経済状態がちょっと悲しくなったり。
(俺達の構図が、『お姫様と下僕』だったらどうしよう……)
先程の侯爵と藍子の様子を見たからか、少し自分と比較してしまう。

>俊くんは、名無し家には行ったりしていますの?
「あ?ああ、たまに…ね。俺、今でも親が二人ともいないときとかあるし、
 おねえちゃんもたまにそこでバイトしてるし……」
鯛焼きにかぶりつきながら、何をいきなりと言うような怪訝な顔をする。
しかし藍子の話を聞くうちに、次第に表情が消えていく。
藍子の方を見つめていたが顔を逸らし、正面を見据える。
「藍ちゃん、メイドさんなんて憧れるような職業じゃないよ。
 みんな、それなりに何かを捨ててメイドさんになっている気がするんだ。」

鯛焼きを全て飲み込むと、包まれていた紙を畳む。
「藍ちゃんには無理だよ。……というか、俺が嫌だ。
 制服が魅力的な仕事なんて他にもたくさんあるだろ?」
もしかしたら、それが彼女を煽ってしまうかもしれないのに、何かにムキになったように
藍子の意見に反対する。
232名無しの御主人様(仮) ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/03(日) 00:36:01 ID:E2F7835t
「それじゃダメなんだ。葬式の式場で着替えるやつがどこにいる?
誰だって家で着替えてから行くだろう、それと同じことだ…… たぶん」
最後に咳払いをひとつして、アイスを半分程まで食べ進める。

「ほら、さっさと脱ぐんだ。粗相は大目に見るといっても、集まりに遅れた場合は別だ」
233萩野 瑞葉:2005/07/03(日) 00:39:10 ID:l/s9CSYi
>>232
>それじゃダメなんだ
「じ、じゃあ、ここから……裸になって、行きますの?」
恨めしそうな視線を一瞬主人に向けるが、断ることはできない。
「分かりましたわ……」
考えようによっては、見ず知らずの人の前でストリップじみた真似をさせられるよりも
まだマシなのかもしれない、と無理に思い込み、
メイド服を脱いで、続いてブラジャーにも手をかける。
「あの、何処まで脱げば……?」
234名無しの御主人様(仮) ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/03(日) 00:46:58 ID:E2F7835t
>>233
「最初に裸になれ、と言っただろう?」
愚鈍な内容の質問をしてくる瑞葉に、明らかにイライラの混じった声で返す。
「何故こんな簡単なことがわからないんだ。一度言えばわかるだろう?
全く、志保は何をやっているんだ。少し部下を甘やかし過ぎじゃないのか…」
暑さのあまり、愚痴までついこぼしてしまう。

「カチューシャはそのままだ。脱ぎ終わったら、四つん這いになって待っていろ」
椅子から立ち上がり、棚の引き出しを開けて中を漁り始める。
235竹内 遥:2005/07/03(日) 00:48:11 ID:geFGsPaP
 
236藍子@侯爵夫人:2005/07/03(日) 00:49:56 ID:dtcQNt7h
>>231
俊の話に相槌を打ったりしていたが、少し彼の機嫌を損ねてしまったよう。
黙ったまま顔を覗きこんだりして表情を伺う。
>みんな、それなりに何かを捨てて〜
「……わたくしも、何かを捨てればあのメイド達と同じになれますわ?
 わたくしは…。今まで色々なものを、与えられすぎているような気がします。
 周りにきつく縛られて、今日まで生かされている事が――」
そこまで言うと、少ししょんぼりとした表情になる。
「時々、とても嫌になりますの」
俊の肩に頭をもたれさせ、手を握る。

「メイドより立場が上でも…『お嬢様』なんて、何も楽しくありません。
 …あの萩野家のお姉様のように、私も…。もっと自由になれればいいのに」
自分の屋敷では口に出来ない言葉を、俊にだけ打ち明ける。
「汚い世界を見るのも、お勉強として必要なんじゃないかしらと思うんです。
 でも…そんな事したら、色んな大人の人に怒られてしまいますけれど」
237萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/03(日) 00:50:18 ID:26gYid6g
>>234
せめて下着は脱がずに行きたい、と思ってした質問だったのだが
かえって主人の機嫌を損ねてしまったことを悟って震え上がる。
「ご、ごめんなさい……っ! でも志保さんのせいでは……わ、私が悪いんですわ」
慌てて下着を脱ぎ捨てると、命令どおりに四つんばいになる。
しかし慌てすぎたせいか、ソックスはそのままなのだが、まだ気付いていない。
ただ、主人が引き出しを漁るゴソゴソという音に怯えて、待ち続ける。
238名無しの御主人様(仮) ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/03(日) 01:02:46 ID:E2F7835t
>>237
引き出しから取り出したものを携え、瑞葉のもとへとやって来る。
「いいか、動くなよ……」
先ほど怒ってしまった謝罪だと言わんばかりに瑞葉の頭や首筋を優しく撫でた後、
リードがついた赤い首輪を首に掛け、再び愛でるように撫でてやる。

次は彼女の後ろに周って尻肉を割り開く。
薄っすらと蜜を湛えている場所を見つけるが、そこには目もくれない。
そのすぐ上の穴に舌を挿入してやり、数分ほどかけて解す。
柔らかくなったそこに、尻尾のついた張り形をゆっくりと埋めた。
239桜庭 俊@奏の弟:2005/07/03(日) 01:03:18 ID:V2rg9dC9
>>236
今まで突拍子もないことばかり言う藍子だったので、幼いと思っていた藍子だが、
意外にもしっかり考えていることがあったのだと知る。
(藍ちゃんも藍ちゃんなりに考えてたのかな……)
今までの自分を申し訳ないと少し思いながら、肩にもたれてきた頭を、
握られていない方の手で撫でる。
「藍ちゃんの生活は、俺が藍ちゃんだったら…って考えても窮屈だと思う。
 だから、嫌になるのも分かるし……。
 だけど、だからってメイドさんには、…『仲のいい』女の子になって欲しくないんだ。」
本当は違う言葉で言いたいような気もするが、自分の気持ちを抑える。
「あそこに居て、メイドって、身や心を削ってやっていくようなものだって少し思った。
 ……だけど、それを利用してしまう俺もいて……。」

「藍ちゃんは、侯爵様が好きなんじゃないの?
 あの人と一緒になった後に、好きなことをたくさんさせてもらえばいいんじゃないかな。」 
240萩野 瑞葉:2005/07/03(日) 01:08:17 ID:26gYid6g
>>238
主人が近づいてくるのを、小さく震えながら待つ。
意外に優しく愛撫され、心地よさそうに目を細めていると、首輪が取り付けられる。
「……あ……」
主人によって、まるで動物のように繋がれてしまった自分。
首輪を指でなぞると、ズクン、と身体の芯が疼いて、被虐の悦びが突き上げてくる。

それだけで潤い始めた秘所は、しかし弄ってもらえず、
代わりに舌で執拗に後孔を責められると、激しく悶える。
「ひあっ、きゃ、ふぁ……ぅっ、んんっ、ダメっ、ダメっ、汚い……です、か、ら、あぁぁっ」
ヒクヒクと物欲しそうに蠢くそこへ、やがて硬い器具が挿入されてくると、
大きく息を吸い込み、そして吐き出して、心地よい異物感に耐える。
「ん……あ、はぁ……ぁっ」
まるで本当に動物になったかのように、主人の靴に頬を擦り付けて甘える。
241白河 貴子 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 01:14:54 ID:53DPr82B
 
242藍子@侯爵夫人:2005/07/03(日) 01:20:01 ID:dtcQNt7h
>>239
>あの人と一緒になった後に、好きなことをたくさんさせてもらえば〜
ハッと何かに気付き、頭を離して体を起こす。
「……そうですわよね! わたくし、どうしてそれに気付かなかったんでしょう…。
 ただ、それだけでは納得できないところもありますけど…。
 今のわたくしにはそれぐらいしか、周りの方に気兼ねなく出来る事がありませんものね」
思いつめていた表情からほっと安心したような顔になる。
「侯爵様は、大好きです。お慕いしていますわ。
 …でも、わたくしは俊くんの事も好きですわ。これって変でしょうか」
俊に恋愛感情があるのかどうかは不明だが、笑顔を作って、さらっと大胆な事を言ってしまう。
「夫ある身で、他に好きな方を作ってしまうのはいけない事だと聞きました」

「だけど、そうしたら…どちらか片方の人は、嫌いになってしまわないといけませんの?」
俊に問いかけ、そっと唇に口付ける。
「……。このような事も…してはいけないのかしら。そんなの難しいですわ…」
243竹内 遥:2005/07/03(日) 01:20:45 ID:geFGsPaP
「また怒られちったぁ」
執事室、通称由依の説教部屋から出てくる、怒られたというのに何故かそんなに落ち込んでいない。

むしろ、全く堪えていないというのが正しいかもしれない。
244名無しの御主人様(仮) ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/03(日) 01:21:57 ID:E2F7835t
>>240
「さ、行こうか。もちろん立ってはダメだからな」
瑞葉の甘えを無視するようにしてリードを引っ張り、部屋から出て歩いてゆく。
屋敷の中はできるだけ人目につかないような通路を選んでやりながら歩を進めた。

「ガラスとかに気をつけるんだぞ」
犬の格好をした裸の瑞葉を連れ、ついに屋外へ。
目的の公園の近くまで来ると、そこに人の気配がたくさんするのがわかった。
しかし外からでは木々に阻まれて、中で何が起こっているのか詳しくは分からない。

「ふむ、なかなか盛況なようだな」
敷地内に足を踏み入れるや否や、想像を絶する光景が飛び込んでくる。
尤も主人にとっては見慣れた光景ではあるが。
そう、自分たちと同じような人間たちがたくさん集まっていたのだ。
245萩野 瑞葉:2005/07/03(日) 01:25:16 ID:26gYid6g
>>244
「はい、おじ様……」
上気した顔をあげ、潤んだ瞳を主人に向けると、コクリと頷く。

後はひたすら無言で顔を伏せ、公園までの道をやり過ごした。

>ふむ、なかなか盛況なようだな
「……っ!?」
思わず目のあってしまった先客から、礼儀も忘れて慌てて目を反らしてしまう。
「お、おじ様、これは……?」
246樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 01:27:55 ID:53DPr82B
「ちっくしょー、なんか恨みでもあるってのかよ…」
うっすらと額に汗を浮かべて扇子をパタパタやりながら、『クールビズ』のいでたちで
自室から廊下へ出てくる。どうやらエアコンが故障して、冷房が効かないようである。
「これじゃあ仕事になりやしない……冷蔵庫でも漁ってこようか」
247桜庭 俊@奏の弟:2005/07/03(日) 01:35:12 ID:V2rg9dC9
>>242
藍子の笑顔が見れてほっとすると同時に、自分が侯爵のことを持ち出した後での
ことだったので少々複雑な気持ちになる。
>…でも、わたくしは俊くんの事も好きですわ。これって変でしょうか」
>「夫ある身で、他に好きな方を作ってしまうのはいけない事だと聞きました」
「……」
さらりと『好き』と言われて喜んでいいのか悪いのか一瞬迷うが、その後口付けられ、
少し顔が熱くなるのは否めない。
「藍ちゃんは、その…、俺と同じで……侯爵様より全然若いんだからさ、もし、
 侯爵様よりも好きな人が出来たり、結婚よりも大事なことが出来たらそれをしたっていいと思うんだ。」
藍子の唇をそっと撫で、そのまま口付けずに抱きしめる。
「俺も、藍ちゃんのこと好きだよ。もし侯爵様がいなかったら……、いや、それはいいんだ。
 だけど、将来のことが、今の気持ちだけで決まってしまったらつまらないのかもしれないって思う。」
そして、そっと彼女の肩に手を置き、わずかな隙間を作り彼女を見る。
「ほら、俺、プロになりたいってずっと思ってたし、今も思ってるけどさ」
ラケットバッグを振り返りつつニヤリとした笑顔を作る。
「だけど、御主人様のような人になりたいような気もするし、他にもたくさん興味があるんだ。
 藍ちゃんのこともそう。俺、贅沢なのかも。欲しいものを、簡単に諦める気はさらさらないよ。
 だからさ、藍ちゃんも、周りを気にしないでしたいことをしようよ。
 大人になったら出来ないことだって、今なら出来るかもしれないし。」
先程自分が言ったこととは少々矛盾しているのだが、藍子に熱心に語りかける。
「あ、だけど、メイドさんはダメだからね。」
念押しするのも忘れない。
248竹内 遥:2005/07/03(日) 01:38:29 ID:geFGsPaP
>>246
さっき怒られたばかりなのに、ぱたぱたと廊下を走る。
「う〜ん、なんでこれがダメなのかなぁ〜?」
その場で小首を傾げ何かを考える、どうやら廊下を走っていた事で怒られていたらしい。

廊下を走っていると、前の方から樋瀬の歩いてくる姿が見えた。
「こんばんはぁ〜、どうしたんですか?樋瀬さんも走ってたんですか?
 ダメですよ、廊下を走ったら、由依さんに怒られますよ」
249名無しの御主人様(仮):2005/07/03(日) 01:46:58 ID:E2F7835t
>>245
「こんばんは、今日はなかなか賑わってるようだが――」
瑞葉がこちらに話し掛けてくるのと同時に、公園の入り口付近に立っているスーツ姿の男に挨拶した。
『お久しぶりです。今日は暑いですからねぇ、こういうことするにゃ持ってこいの日なんでしょう』
彼は以前に主人と会ったことがあるのか、軽い気分で談笑してくる。
その男が持っているリードの先にいる女性が、卑猥に頬を染めて瑞葉のほうを見ていた。

「確かに…… そうそう、アレをくれないか? ちょっとうちのやつは全部使ってしまって」
『いいですよ、もちろん…… ほら、あげてきなさい』
主人の要求に男はかばんから、よく犬が齧っている骨の形をしたガムのようなものを取り出す。
そしてそれを自分の飼い犬に与える。

『……』
その犬の女性はもらった骨を咥え、瑞葉の元までやってくると、骨を床に落とした。
「ほら瑞葉、ありがたく戴かないか」
そう言って、地面に転がっている媚薬混じりのペット用お菓子を勧める。
250藍子@侯爵夫人:2005/07/03(日) 01:48:19 ID:dtcQNt7h
>>247
>欲しいものを、簡単に諦める気はさらさらないよ
「…? ええ、夢に向かって頑張るのは素晴らしい事ですわ。頑張ってくださいませね」
どこか違う意味も持っているような俊の言い方に一瞬きょとんとするが、
深くは考えず、そう言って笑いかける。
>だけど、メイドさんはダメだからね
「くすくす…。それなら、メイドになるのは俊くんの前だけにしますわ。
 お洋服、またお屋敷の子に借りて参りますから。
 その時には、また学校ででも御奉仕、させてくださいませ」
指切りをし、俊と約束する。
「ね?お約束します」

「……あっ。大変、もうこんなに時間が…。そろそろ侯爵様のところに戻らないと」
まだ多く残っていた鯛焼きの袋を丸ごと彼に渡し、軽くお辞儀をすると
「おやすみなさい、また月曜にね」
駆け足で、屋台の側で待つ侯爵の元に戻ってしまうのだった。
251樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 01:51:11 ID:53DPr82B
>>248
つい早足になって廊下を急いでいると、向こうからやってくる遥の姿が見えた。
「ああ、遥さん……だっけ。合ってるよね?」
どうも顔と名前に自信がない。訳の分からない、まるで永い眠りから目覚めたように
頭が重い。しかしそれは今はどうでもいいことだった。

「んー、いや。それよりも、君だってそんなことを言いながら、廊下を走ってるじゃないか。
 これは由依さんに教えてあげたほうがいいのかな?」
当惑したように頭を掻きながら、遥を見下ろした。
「俺はともかく、メイドがそんなじゃ主人の恥になるだろうからなぁ。
 それとも、お仕置きして欲しくてわざとやってる…?」
252萩野 瑞葉:2005/07/03(日) 01:51:27 ID:26gYid6g
>>249
見られている。
それが目を伏せても分かるので、尚更に羞恥に身を震わせて縮こまるのだが、
それとは裏腹に身体は興奮を覚えて昂ぶる。

やがて目の前に、同じような格好をした女性が骨のような形をしたお菓子を落としていく。
チラリ、と目を合わせた後で、また顔を地面に落とすと、
既に砂のついたそれを、手を使わずに口で加えて咀嚼し始める。
「ん……んふ、ぁむ……ん、くふぅ……っ」
状況のせいか、薬が効いてきたせいか、すぐに身体の奥に火がついて、
無意識のうちに、悩ましげに腰を淫らに蠢かせる。
253竹内 遥:2005/07/03(日) 01:58:40 ID:geFGsPaP
「あー、待って待って、さっき怒られたばっかだから次はもっと怒られちゃうよぅ」
樋瀬の言葉に、そうさせまいと両手を広げて通せんぼをしてみたり。

>「俺はともかく、メイドがそんなじゃ主人の恥になるだろうからなぁ
「そんな、わざとやってる訳ないじゃないですか〜
 気づいたらつい、ほら樋瀬さんもありません?つい廊下とか走ったりとか、その辺で寝転がったりとか?」
恐らくそういう事は小学生で卒業するものなのだろうが……。
「それより、なんで廊下は走っちゃダメなんですかね〜?はるにはそれがわかんないんですよ〜」
254名無しの御主人様(仮):2005/07/03(日) 01:59:16 ID:E2F7835t
>>252
「ではまた後で」
男にそう言って、骨を咥えた瑞葉のリードを引っ張り、公園の奥へと進んでゆく。
「…違うだろう? 犬は喜んだら尻尾を振るんだ」
腰をくねらせている彼女の尻を軽く平手打ちして、尻尾を左右に無理矢理動かす。

「そうだ、あれを見るといい。あんな感じで振るんだ」
ベンチで対面座位の格好で行為に励む男女を指して言う。
255桜庭 俊@奏の弟:2005/07/03(日) 02:00:45 ID:V2rg9dC9
>>250
>メイドになるのは俊くんの前だけにしますわ。
「え…、あ、うん……」
断ることが出来ない自分を情けないと思いながら、髪をかき上げる。
指きりまでしてしまいながら、心の中でため息を付いた。

「あ、ほんとだ。やっべ、俺も急いで帰らないと、お兄ちゃん怒ってそう……」
藍子が立ち上がったのを見て自分も慌てて自転車のもとへ。
自転車に片足を乗せると、去り際の藍子に手を振る。
「鯛焼きありがと、侯爵様によろしくって伝えておいて。
 じゃーな、藍ちゃん。」
藍子が公園を出て明るいところへ出たのを確認してから自転車に乗り、公園を抜けていくのだった。
256萩野 瑞葉:2005/07/03(日) 02:03:56 ID:26gYid6g
>>254
一先ずは何もされなかったのでホッとしながら主人に着いていく。

>違うだろう? 犬は喜んだら尻尾を振るんだ
「きゃんっ!?」
思わず口から骨を落として悲鳴まじりの嬌声をあげてしまう。
「……こ、こう、ですの?」
若干腰の動かし方を変えて、背後を振り返りながら何とか尻尾が揺れるようにする。
時折その視線をチラチラとベンチの方へ向けると、
まるで物のように扱われながらも、器用に尻尾を揺らす女性の姿が見える。
「あ……あんな風に、私も、されてしまうんですの……?」
主人に問うというわけでもなく、そんなことを呟く。
257樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 02:05:46 ID:53DPr82B
>>253
「え? なんで廊下で走っちゃいけないかって?」
通せんぼをした遥の脇をすり抜けようとして、あまりに予想外の質問に戸惑う。
当たり前だといえばそれまでなのだろうが、そう言っても納得しそうにない。
「廊下を走るとか、寝転がるとか…意味もなくするようなことじゃないだろうけどさ」

「ほら、そんなことをしてると、高価な置物にぶつかって壊したりだとか、客に激突して頭突きを
 かましたりだとかあるじゃない? そうなるとまたお仕置きだろ」
自分で言いながらもそんなことが本当にあるとも思えなかった。でも、遥ならあるいは
あるかもしれない、なんて思ったり。
258竹内 遥:2005/07/03(日) 02:13:52 ID:geFGsPaP
>>257
「あぁ〜、なるほどそういう事だったんだ」
ポンと手を胸の前で合わせ、うんうんと頷く、どうやら樋瀬の回答はばっちり遥に当てはまった事のようだ。
「確かに何回もお客様にぶつかりそうになったりしたことあるかも」
あるかも、ではなくあるのだが…。

「さすが樋瀬さん、やっぱり執事さんは何でも知ってるんですね〜」
まるで子供のようなキラキラした目で、樋瀬に尊敬の眼差しを向ける遥、と、ふと何かに気づく。
「そういえば樋瀬さんは、ここで何してるんですか?もうおやすみの時間ですよ?」
どうして?という表情で樋瀬を見る。
259名無しの御主人様(仮):2005/07/03(日) 02:16:45 ID:E2F7835t
>>256
「どうだろうなぁ、私は適当に涼んだら帰るつもりだが」
上手く尻尾を振れたご褒美として、瑞葉の頭や身体を撫でてやりながら呟く。
犬である彼女と普通に会話することは、この場の雰囲気を微妙に乱してしまうのだ。

「む、放し飼いはいかんなぁ」
突如、飼い主の見当たらない一匹の犬がリードを引き摺らせてこちらにやってくる。
彼女は息遣いが荒く、明らかに思考が劣情で染まってしまっているようだった。
鼻をくんくんさせて瑞葉の身体の匂いを嗅ぎ回り、
その顔が秘所まで辿り着くと勢い良くそこを舐め始める。
260藍子@侯爵夫人:2005/07/03(日) 02:18:12 ID:dtcQNt7h
>>255の俊と別れてから、侯爵の元に戻ろうとする。
メイド云々の話だけは内緒にしておこうと思いつつ、屋台の近くに帰ってくると……
「侯爵様?どうなさいましたの、そのお荷物」
大量の屋台の食べ物やお菓子が椅子の上に積まれている。
「……これ全部、通りすがりの女性の方に?
 まあ…。親切な方が多いんですのね」
半ば感心したような声で言うが、侯爵が全部をゴミ箱に捨ててしまう。
『親切というよりは、むしろ迷惑ですけどね。…じゃあ、そろそろ帰りましょうか』

「え、は…はい。よろしいんですの?」
自分には笑顔だが、他の人間にはかなりそっけない感じの侯爵に驚きながらも
手を引かれつつ、屋敷に戻ってゆくのだった。
「俊くんが、侯爵様によろしくって言ってましたわ。今度3人でお茶でもいたしましょうね」
261萩野 瑞葉:2005/07/03(日) 02:21:03 ID:26gYid6g
>>259
>私は適当に涼んだら帰るつもりだが
「そ、そんな……あっ、は、ぁ……っ」
気持ちよさそうな声を上げると、主人にもたれかかる。

>む、放し飼いはいかんなぁ
「え? きゃあっ!? あ、あ……あぁっ!!」
熱く潤いながらも、一度も触れてもらえていなかったそこを
いきなりザラリとした舌で勢い良く舐められて、ヒクついた襞からドロリと愛液が流れだす。
しかし、見ず知らずの他人を無碍に扱うわけにもいかず、抵抗もできずに責められ続ける。
「ひあっ、あんっ、やめ、やめて……くださいませ、あんっ!」
262樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 02:21:31 ID:53DPr82B
>>258
(何回もぶつかりかけてるって…それだけでもお仕置きものじゃないか?)
思わずツッコみたい気持ちを、ぐっと心の中に押さえ込んだ。

>「そういえば樋瀬さんは、ここで何してるんですか?もうおやすみの時間ですよ?」
「いやいや、まだ仕事が残ってるんだよ。朝までに仕上げないと、また主人に
 怒られちまうからな」
そう言ってから、「また」は余計だったかなと思う。
「で、あんまり蒸し暑いからなにか冷たいものでもないかなーと、冷蔵庫を漁り…じゃなくて、
 厨房へ行こうと思ってたんだけど……ちょうどいいところに君が」
そうして、遥を期待の眼差しで見つめる。
ちょいと遥を試してみよう、なんて意地悪な気持ちが沸き起こってきた。
263竹内 遥:2005/07/03(日) 02:30:25 ID:geFGsPaP
>>262
「そうだったんですか〜、こんな遅くまで大変ですねご苦労様です」
ペコリと頭を下げ、労いの言葉を掛ける。
「あっ、そうだ、ならはるの部屋に来ませんか?
 メイドさん達の部屋は確か涼しいですよ〜、厨房から何か冷たい物持って行きますから、ねっ」
樋瀬の考えている事など、露知らず自ら窮地(言い過ぎ)に追い込んでみたり。
そして、再びぱたぱたと廊下をはしり厨房へと向かい、冷たい麦茶と、瑞葉の買ってきたアイスをカートに乗せ戻ってくる。
「はい、どうぞ何もない所ですけど〜」
樋瀬を部屋に招きいれ、後ろ手にドアをしめ備え付けのエアコンのスイッチを入れる。
264名無しの御主人様(仮):2005/07/03(日) 02:35:52 ID:E2F7835t
>>261
瑞葉と放し飼いにされた女性が仲良くじゃれている様子に微笑む。
「こら瑞葉、ちゃんとお友達と遊んであげなさい」
こちらにもたれかかって来て、逃げ腰になっている瑞葉を羽交い絞めにしてやる。

快感に身を捩られるため、なかなか正確に瑞葉を女性は舐めることができないでいた。
だが瑞葉が拘束されることによって女性の舌戯の精度が上がり、さらに高い快感を送る。
「顔見知りしてるのか、んん? 次に来るときはちゃんと仲良くしてやるんだぞ」
快楽を敏感に享受している彼女が可愛く思えてきたので頬にキスをし、
首筋に舌を這わせながら乳房の先端を指で執拗に虐める。
265樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 02:37:50 ID:53DPr82B
>>263
「あ、ああ…ありがとう」
予想していたのとはかなり違う形ではあったが、結果的に目的は果たせたようである。
適当に座ってエアコンに当たってようやく人心地がついた。

それにしても、と思う。
「ろくに知りもしないような男を、自分の部屋に上げてしまって大丈夫なわけ?
 自分から進んで、しかもこんな夜更けに」
麦茶を飲みながら何気なくそう尋ねる。特に理由もなく、遥よりもドアに近い位置をキープして
いたりする。もしかして誘われてるんじゃなかろうか、なんて思いながら。
266萩野 瑞葉:2005/07/03(日) 02:41:17 ID:26gYid6g
>>264
「お、おじ様っ、放して……放してくださいっ!! イヤぁぁっ!」
主人の前で、さっきまで顔もしらなかった女性に
秘所を舐められて快感を掘り起こされている。
その上、主人の唇が頬から項へと伸び、指が乳首を焦らすように蠢く。
二人がかりの責めに苛まれて、早くも軽く絶頂に達してしまう。
「は、あ……あ、ああっ……!!」
ぐったりとなったところで、ブルッと震えると、女性を前にしたままで
小水をお漏らししてしまう。
「あ……は……んっ」
267竹内 遥:2005/07/03(日) 02:47:05 ID:geFGsPaP
読みっぱなしになっていた雑誌を片付け、小さなテーブルを挟み樋瀬の前に座る。
そして、アイスをパクリと一口、アイス特有の冷たさと甘さが口いっぱいに広がり自然と笑顔が零れた。

>「ろくに知りもしないような男を、自分の部屋に上げてしまって大丈夫なわけ?
「?」
自分としては、いつもの事なので特にそんなつもりではないので、きょとんとした顔付きになる。
「大丈夫ってなにがです?はるいつもお客様とかとここでおしゃべりしたりしてますよ〜
 もしかして、樋瀬さんは楽しくないとか…?」
いつもなら喜んでもらえてるのに、と付け足すとどこか悲しげな表情になったり。
268樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 02:54:33 ID:53DPr82B
>>267
うっ、と言葉に詰まる。
「い、いや、楽しいけどさ、そりゃ。一人でいたってつまらないしな」
とはいえ。遥の無邪気な笑顔を至近距離で見つめていると、ひょっとして
自分は男として認識されていないのではないかと、そんな不安が脳裏をかすめた。

「他の客も自分の部屋に通すなんて、そんなことしたら襲われたりするんじゃない?
 遥ちゃんみたいな可愛い女の子が相手だとさ、その…理性をなくしそうだし」
偽善者くささに自分でもウンザリしつつ、さりげなく「ちゃん」づけに切り替える。
まさか自分がこんな堅苦しい話をするだなんて、思ってもみなかった。
そんなことを考えているうちに、すぐにアイスクリームも空になってしまう。
269名無しの御主人様(仮):2005/07/03(日) 03:02:26 ID:E2F7835t
>>266
恍惚げにお漏らしをしてしまう瑞葉を満足そうに見詰める。
「人目を憚らずにすることができて、ようやく瑞葉も犬らしくなってきたな。
……おっと、その女性も犬だから人目にはならないか」
そんなことを言いつつ、暇を潰すように瑞葉の乳首を弄ぶのだけは継続させる。

「よし、そろそろ帰ろうか」
ついでに秘所も少し嬲ってやり、指に付着してしまった愛液を瑞葉に掃除してもらう。
「ほう、あそこは一匹のペットに複数の飼い主がいるのかな――なぁ瑞葉」
そしてリードを引っ張り、他の男女の絡みを色々と見物しつつ公園の出口まで歩いてゆく。
270竹内 遥:2005/07/03(日) 03:05:00 ID:geFGsPaP
>>268
樋瀬の言葉にぱぁっと表情が明るくなる。
「よかったぁ〜、このまま樋瀬さんに嫌われたらどうしようって思っちゃった」
何かと思わせぶりな態度と言動であるが、本人まるで自覚なし。

>「他の客も自分の部屋に通すなんて、
不意にそんな話をされ、ポッと顔が赤くなり
「あぁぁぁぁ〜、んーと、えーと……」
口数が少なくなり、俯き加減にもじもじし始める。
「えと……たまぁ〜に、そんなこともあったりなかったり…その…」
そしてたまにチラッと樋瀬の様子を伺ってみたり。
271萩野 瑞葉:2005/07/03(日) 03:08:26 ID:26gYid6g
>>269
「ふぁ……ぴちゃ、ぺろ……ひぁ……ちゅ……っ」
主人の指を愛しげに舐めていると、やがてリードで引っ張られて帰り道へ。
沢山の男たちに揉みくちゃにされるようにして弄られている“犬”を見て
また身体の真芯が燃え立つような感覚に襲われる。

「あの……おじ様……帰ったら……帰ったら、抱いて……いただけませんか?」
恐る恐るではあるが、はしたないおねだりをしてしまう。
「私、最後までしていただかないと、もう……っ」
悩ましげな視線を向けて、潤んだ瞳で訴える。
「犬でも、なんでもいいです……酷く扱ってくださって構いませんから……っ」
主人のズボンの裾に頬を擦り付けて懇願しながら、もう人目も構わずに帰り道を進んでいくのだった。
272樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 03:16:46 ID:53DPr82B
>>270
「…やらしい」
ぼそっとそう呟いて、遥の顔を覗き込んだ。

テーブルに頬杖を突く。思わせぶりな遥の態度にもわざと気づかないフリをして。
「俺だって…男なんだから、好きでもない女の部屋にのこのこ入ったりするかよ、ったく」
どことなく刺々しい口調ではあるけれど、そう言いながら照れたように遥から視線を逸らす。
しかしいたたまれなくなって顔を上げた瞬間、遥と目が合ってしまう。
「悪い。我慢できるほど良い子じゃないから、俺は」
素早く遥の唇にキスをして、悪びれる風もなくそんなことを言ってのける。
273竹内 遥:2005/07/03(日) 03:25:10 ID:geFGsPaP
>>272
どことなく雰囲気が変わる、もしかしたらどこかでこういう事を望んでいたかもしれない。
「んっ……」
樋瀬からの軽いキスを受け、さらに顔が赤くなってくる。
「あの……私、樋瀬さんだったら…別にいいですよ…その……しても…」
空気の流れからか、そんな事まで言ってしまう、そして言って直ぐハッとした表情になる。
「えと、その、あの……うぅ〜、あのね、はるの事エッチな子って思わないでね」
それだけ言うと、今度は自分の方から樋瀬の唇にキスをする。
274名無しの御主人様(仮):2005/07/03(日) 03:26:38 ID:E2F7835t
>>271
「私の部屋のクーラーがちゃんと直っていたら、な。
だが直ってないときはまた今度だ。ただでさえ暑いのに、寝苦しくてかなわん」
瑞葉に冷淡な視線を向けて、彼女の懇願にはそっけない対応。
おそらくクーラーは直っているだろうと自分でも思うが、あえてどちらかわからないといった素振りをする。

「……しかし、直っていないだろうなぁ。執事も交換にはかなり時間が掛かると言っていた」
焦らせるために嘘を吐くが、思惑通りになっている瑞葉の様子につい笑みが零れそうになる。
それを懸命に抑止して表情に出さないようにしつつ、遠回りして屋敷へと歩く。
275樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 03:36:21 ID:53DPr82B
>>273
「はる――っ、ん…」
口を開きかけた途端に、遥の唇で塞がれてしまう。
仕方なく(?)、口づけたままで遥の肩に手を回して抱き寄せる。
「ふふふっ、アイスの味がしたんだけど」
たぶん自分の口の中もアイスの味がしただろうけれど、そんなことを言って笑う。
「遥ちゃんの味がよく分からなかったから。もう一回」
調子よく、今度は舌で遥の唇を割って侵入し、舌を絡め合うまでに深いキスを交わす。

そうして、遥をひょいと椅子から抱えあげてベッドへと運び、彼女を静かに横たえると
自分はベッドに両手を突いてその上に覆いかぶさった。
「俺だったら別にいい、か。サンキュ…可愛いな、遥ちゃんは。
 でも、エッチな子じゃないんだ? 俺はエッチな子が好きなんだけどなー?」
そっと髪を撫でながら、からかうように囁いてみる。
276竹内 遥:2005/07/03(日) 03:45:10 ID:geFGsPaP
>>275
「樋瀬さんだって、アイスの味だったもんだ…ふふっ」
そう言って、樋瀬につられるように笑う。
「んっ、ちゅぷ…ちゅ……」
咥内に侵入してきた舌に答える様に、こちらからも積極的にしたを絡める、唇を離した時に引いた唾が酷く厭らしく見えた。
長いキスを終え、気持ちが昂ぶってきたのか、頭は少しぼぉっとし、目はとろんとしている。

>「俺だったら別にいい、か。サンキュ…可愛いな、遥ちゃんは
「……いじわる」
そう呟きつつ樋瀬から目を逸らすが、見つめられている事が恥ずかしくなり枕で顔を隠した。
277樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 03:55:51 ID:53DPr82B
>>276
「ちぇっ、俺より枕かぁ。でも可愛いから許すけどさ!」
拗ねたように口を尖らせて、それでも楽しそうに遥の服を脱がせに掛かる。
むしろ抵抗がないために都合が良いようにも思えた。
「綺麗な肌をしてるんだ…柔らかくって、すべすべしてて。」

遥の胸を肌蹴させて、くすぐるように下着越しの胸からお腹まで優しく愛撫する。
そうして、ときどきわざと音を立てて時折彼女の肌に口づけたりする。
「遥ちゃんはどんなふうにされたい? それとも…したい?」
またま意地悪な質問を投げかけてみる。
278竹内 遥:2005/07/03(日) 04:05:47 ID:geFGsPaP
>>277
枕で顔を隠しているせいで、何をされているか全くわからないその為か、胸が高鳴ってしまう。
「ひゃっ……はぅぅ…」
不意に与えられる刺激の度、視覚を失った身体は正直に反応してしまう。

>「遥ちゃんはどんなふうにされたい? それとも…したい?」
「…またいじわる」
耳元で囁かれた言葉に、そう反応すると、顔を上げ再び樋瀬にキスをする。
「樋瀬さんの好きなようにしてもいいですよ」
それだけ言うと、どこか不安気な表情のまま仰向けになり、樋瀬を見つめる。
279樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 04:15:41 ID:53DPr82B
>>278
>「樋瀬さんの好きなようにしてもいいですよ」
その答えに満足げに頬を緩めて、軽く頷いた。
「じゃあ…俺は仕事を片付けなきゃいけないから帰るよ」
そう告げて、身体を起こす。

「…って言ったら?」
相変わらずにやにや笑いを浮かべたままで、遥を見下ろすように見つめる。
しかし彼女を不安にさせてもいけないと思い、ちょっとやりすぎたかなと反省する。
「そんなこと言える男なんているわけないじゃん。情けないけど、俺も…我慢できないよ」
少々乱暴に遥のブラを剥ぎ取り、胸を荒っぽく揉みしだきながらショーツの中に手を忍ばせる。
そうしてまたしつこいくらいに遥の唇を求め、胸のふくらみの頂点にもキスの雨を降らせる。
280竹内 遥:2005/07/03(日) 04:28:47 ID:geFGsPaP
>>279
「えっ……?」
急に止めると言われ困惑する、と同時に物足りなさを感じる。
身体が疼くにつれ、私ってこんなえっちだったのかな?と思ったりする。

「もう、樋瀬さん本当にいじわるです………ばかぁ…」
拗ねた様に唇を尖らせるが、それも濃厚な口付けによって元に戻る。
「ん…うっ、あっ…はっ、あうぅ…ちゅっ…んっ」
自分の身体の上を、縦横無尽に駆け巡る樋瀬の手、そして口がどんどん刺激を送り込む
そして、いつの間にか秘所からは多量の愛液が溢れショーツと樋瀬の指を濡らしていった。
「ひ、せさぁん…あっ、あん…も、もう……んんっ!!」
次々と送り込まれる刺激が、遂に限界を超えてしまい、ぴくぴくと身体を震わせながら達してしまう。
281樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 04:38:37 ID:53DPr82B
>>280
薄い茂みを掻き分けて、遥の秘処に潜り込んだ手に直接に彼女の刺激が伝わってくる。
器用に指を使い、粘膜を割り開いてさらに奥へ奥へと遥を求める。
「もうイっちゃった? 感じやすい子なんだ…ちょっと刺激が強すぎたかな」
口ではそう言いながらも、なおも愛撫を止めることはない。

そうして遥の反応を楽しんでいるうちに、自分自身の昂ぶりを抑えきれなくなってくる。
「なあ、今度は俺にも…してくれないか? もっと遥ちゃんを、感じたい…」
身体を起こしてベッドに腰掛けて遥の乱れた髪を直すように撫でながら、そう囁いた。
282竹内 遥:2005/07/03(日) 04:50:50 ID:geFGsPaP
>>281
「はうぅ…やっ、そんなしたら……くぅぅぅん…」
達してしまったのに関わらず、止む事の無い愛撫に再び身体が反応してしまう。

>「なあ、今度は俺にも…してくれないか?
気だるい体を起こし、樋瀬をベッドに横たわらせると、既に硬くなっている逸物へと手を伸ばし、2,3度扱いた後口に含む。
「んっ、ちぶっ……ちゅ、んぶっ…」
何度か上目遣いで気持ちいい?と訪ねる、そして逸物から口を離すと樋瀬に跨る。
「樋瀬さん……もう…」
それだけ告げると、ゆっくりと既に十分過ぎるほど潤っている自分の秘所に、樋瀬の逸物を導き腰を降ろす。
「くっ…ふぁ、ふあぁぁぁっ……」
軽く達してしまったらしく、ぴくぴくと身体を震わせながらゆっくりと腰を動かし始める。
283樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 05:00:40 ID:53DPr82B
>>282
「……やっぱり、エッチだよ」
目の前で起こっていることが現実だとは思えないような、霞がかかったように
ぼんやりとした頭で、しかし逸物にはっきりと伝わる熱と快感がたまらなく愛しい。
「ほら、手…つないで」
遥の手と自分の手をぎゅっとつなぎ合わせ、彼女の腰の動きに合わせて自らも突き上げるように
腰を使い、淫らな快楽を紡ぎ出し、溺れていく。

ほんのり汗ばんだ肌に、エアコンの涼しい風が心地よく、少し身体を起こすと遥の背中に腕を回し、
先ほどよりも激しく膣奥を突き上げる。逸物と秘処の結合部が露になり、劣情を煽り立てる。
「っ、気持ちいい…いいよ、吸い込まれそうで……ん、やばっ、もう…出そう……」
唇を噛んで猛烈に込み上げてくる射精感を堪えながら、激しく遥の身体を抱きしめた。
284竹内 遥:2005/07/03(日) 05:18:23 ID:geFGsPaP
>>283
「そ、そんな、こ…と、んぁぁっ!!ないっもん…くぅん」
樋瀬の言葉に、無意識の内に膣内がきゅっと締まり、さらに強い刺激を送り出す。
そして自ら与える刺激と、それに合わせて伝わってくる刺激とで、頭の中がおかしくなってくる。
「もう、だめぇ…ああっ、あんっ、んっ、だめぇぇ…!!」
ぎゅっと、樋瀬の身体を抱きしめ、限界点に近い身体に力を込め、達しそうになるのを我慢する。
強く力を入れすぎたせいか、樋瀬の背中には数本の爪でできた赤い線が残った。
「あ……だめっ!!やぁ……あああっ、あぁぁぁぁぁぁ!!」
一際大きな声を上げると、身体をピンと反らせたまま三度目の絶頂に達してしまう。
そして、そのままずるずると倒れこみ、足りなくなった酸素を補う為、大きく呼吸すると、そのまま樋瀬の腕の中で意識を失う。
薄れていく意識の中、今日のお仕事大丈夫かな?などと思いつつ…。
285樋瀬 鴻一 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/03(日) 05:27:35 ID:53DPr82B
>>284
「うあっ、だ…だめだって、そんな締めちゃ――」
視界が真っ白に飛びそうになるのを懸命に堪えながら、
大きなストロークで最奥に達せんばかりの勢いで遥に突き入れていく。
「くっ…ま、また……良すぎて…遥ちゃ…ん、あああっ!!」
そうして最後の一突きとともに遥に倒れこみ、ぎゅっと抱きしまったまま達してしまう。
何度も何度も背中を痙攣させ、逸物は激しく脈打って遥を汚していった。

しばし呼吸をも忘れて心地よい快感に身を委ね、ぼやけた景色の波間に揺られていた。
汗をかいた身体にエアコンの風が冷たく、風邪を引かないようにと毛布をかけるのが精一杯で、
再びゆるやかな眠りの波長に溶け込んでいった。腕の中の温もりをいとおしく抱きしめながら。
286留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/04(月) 23:18:08 ID:uhw4uVAQ
「はーい、ちょっとどいて〜」
高級ワインが数箱届いたので、それを軽々と持ち上げてワインセラーまで運ぶ。
「これ落としたら、絶対お仕置きだよねぇ」
同僚とそんな事を話しつつ。
287名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 23:43:37 ID:zb8pLjU5
 
288葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/04(月) 23:48:36 ID:uhw4uVAQ
「あーもう、君達あんまり騒いじゃだめっ!」
なぜか子供連れでやって来た客人の子供の相手をしているのだが……。
「何で三人も連れてくるのよ……。ああもう、誰か手の空いてるメイドはいないの?」
子供にまとわりつかれたりはしゃぎ回られたりと、どうにも言うことを聞かせられない。
メイドならまだしも、子供の扱いはかなり下手なようである。
289泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/04(月) 23:56:31 ID:zb8pLjU5
「ったく、今日は酷い雨だったな…ああもう、このスーツ高いのに…ずぶ濡れだ。」
一日の仕事を終え、愚痴りながらも、お屋敷についてほっと一息つく。

呼び鈴も鳴らさず、そっと扉を開けて中に入っていくと
廊下の向こうからメイドさんが木箱を数箱抱えて歩いてくるのが見えた。
そんなに重そうにも見えないが、何となく気になって声をかける。
「あの、良かったら代わりにお持ちしましょうか?」
290留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/05(火) 00:05:30 ID:uhw4uVAQ
「うん、後は私一人でも出来るから大丈夫。それよりさっき由依さんが子供相手に苦戦してたから、そっちのフォローに行ってあげて」
同僚にそう言うと、ワインセラーから出て残りの箱が置いてある場所へ。
「む、思ったよりまだ残ってる」
それでも残っていた箱を全て抱えると、前方を確認しながら歩いていく。
「足腰衰えたかなぁ……。やっぱし走らないと」
そんな事を呟きながら歩いていると、後ろから声が。

「あ、こんばんはー……泉さん、でしたよね?」
名前がうろ覚えの彼の言葉にそう答えると、少し笑ってこう言う。
「正直言うとちょっと重いんです。……でも全部だなんて悪いですから、申し訳ないですけど半分だけ手伝ってもらえますか?」
渡りに船とばかりに彼の提案に乗り、箱を抱えた身体を彼の方に向けた。
291泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/05(火) 00:19:46 ID:hEYTZWGI
「遠慮しないで下さいよ。重いんでしょう?」
半分だけ手伝って欲しい、と言うメイドさんに、若い自分は良い所を見せようとして
全部受け取ろうと箱の下の方に手を回そうと腰を屈める。

―――重いと言ってもメイドさんが持てるんだから、たかが知れてるだろう。
が、この考えは浅はかだった。
全部受け取ろうとして、箱の下に手をやり、力を入れたが…
「……ぇ、ちょ、……おもっ…なんだ…っコレ」
妙な姿勢で受け取ったせいで、腕が伸びきり、抱え直す事も出来なくなってしまう。
オマケに雨に濡れた袖から水滴が滴り、落とすまいと踏ん張る手の平に垂れていき、そして

ずるっ

「あ…っ!」
無情にも手から滑り落ちたワインケースは地面に落下し
くぐもったガラスの割れる音が連続して廊下に響く。
「………」
余りの成り行きにどうしていいのかわからず、呆然と立ちすくんでしまう。
292留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/05(火) 00:31:10 ID:cSrD4u2o
「あ、大丈夫ですから無理しないでくださいよ、これってワイン何十本分もありますし」
腰を屈めて全部持とうとする泉にそう言ったのだが……。

「あ、危ない──っ」
バランスを崩して落ちていく高級ワインの数々、それをいくつかキャッチするのだが……。
結果、床の絨毯はワインまみれ、メイド服も飛沫がかかって染みがついてしまっていたり、とにかく大惨事である。
「ど、どうしよう……。と、とりあえず拭かないと! 泉さんも、大丈夫ですか?」
たまたま近くにあった布巾を手に取ると、慌てて後始末をしようとする。
293泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/05(火) 00:46:35 ID:hEYTZWGI
<「ど、どうしよう……。と、とりあえず拭かないと! 泉さんも、大丈夫ですか?」
「…あ、いえ、元々ずぶ濡れだったので… そ、そんな事よりごめんなさい、まさかあんなに重いとは…」
声をかけて貰って何とか正気に戻り、自分のした事を詫びる。
間髪入れず後始末を始めるメイドさんに謝りながら手伝うが
綺麗に掃除されていた廊下の絨毯はワイン色に染まり、どう見ても交換が必要な程に汚れてしまっていた。

「…えっと、今、こんな話をしてもアレですけど、御主人に弁償する旨伝えておいて貰えますか
 今日は遅いので明日でもいいから謝りに行きたいと…折角お屋敷に泊めて頂いているのに…はぁ
 それと、メイドさんも本当にごめんなさい、返ってお仕事の邪魔しちゃったみたいで…」
後かたづけを手伝いつつ、神妙な気分で頭を下げる。
「あの、良かったらお名前を教えて頂けますか? 個人的にお詫びをしたいので…」
そういえば、自分はこの人の名前も知らなかったんだ、と改めて目の前のメイドに視線を向ける。
294留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/05(火) 00:55:45 ID:cSrD4u2o
「いえ、ここの使用人でもない泉さんに仕事を手伝わせてしまったのは私ですから……」
手早く後始末をするが、どう見ても拭いてどうなるレベルの染みではない。

>…えっと、今、こんな話をしてもアレですけど、御主人に弁償する旨伝えておいて貰えますか
「……そんな、もともと私のせいですし」
頭を下げる彼を見て、自分もさっと頭を下げる。端から見れば妙な光景だろう。
そして、名前を聞かれると微笑みながら自分の名を口にした。
「留萌……みかさ、です。よろしくお願いしますね、泉さん」
そう言ってから、手ですぐ側の客室を指し示す。
「これから御主人様に報告に行ってきます。すぐ戻りますので、ひとまずそこの客室に行って少々待っていていただけますか?
どちらにしても御主人様には報告だけでもしておきたいですので……」
295泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/05(火) 01:05:00 ID:hEYTZWGI
<「留萌……みかさ、です。よろしくお願いしますね、泉さん」
「みかささん…ですね。はい、分かりました。」
言われた通りに客室に入り、報告に行くというみかさの後を見送る。

「……あー、なにやってんだ自分…」
部屋に一人になった後で、自己嫌悪の余りに呟く。
あの絨毯やワインの弁償は家業をついだ自分には容易い事だが
親子共々世話になっている人に迷惑をかけた事は否めない。
みかさとかいうメイドさんにも迷惑をかけてしまったし
考えれば考えるほど気分が落ち込んでいくのが分かった。

「取り敢えず、みかささんが帰るのを待つしかないか…」
仕事で疲れている事を思い出したのように、そっとベッドの上に腰をおろす。
スーツは濡れたままだったが、着替える気力も失せてしまっていた。

296留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/05(火) 01:11:13 ID:cSrD4u2o
主人の部屋に行ってワインの件について報告し、深々と頭を下げる。
そして何事か主人に言われると、もう一度頭を下げて主人の部屋から退出した。

「泉さん、失礼します」
丁寧にノックをしてから、彼のいる客室に入る。
「御主人様はまだ起きていらっしゃったので報告だけしてきました。
細かい話は明日伺うとの事ですけど……」
そこまで言うと、二三歩足を進めて、そっと言う。
「ところで、お風呂には入られますか? それともここで着替えられますか?」
衣装室から持ってきたのか、着替え一式が用意されている。
「私が……お手伝いしますので」
微かに俯きながら、自分の眼前にいる彼にそう告げた。
297泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/05(火) 01:28:30 ID:hEYTZWGI
<「御主人様はまだ起きていらっしゃったので報告だけしてきました。
<「ところで、お風呂には入られますか? それともここで着替えられますか?」
取り敢えず、今日の所は何事もないらしい。
それならばと、お風呂に入って気分を紛らわそうと思って身を起こしかけるが

<「私が……お手伝いしますので」
みかさの放った一言で先日の事を思い出し、慌てて手をブンブン振って返答する。
「…え? い、いえ、そんな事別にいいですよ。…いえあのイヤっていうんじゃなくて
 その、今日、ご迷惑もおかけしてしまったし、そんな奴の相手するなんて
 みかささんがそのー、えーと…ほら、腹がたつというか…」
だが、悲しい事に、あんな事で迷惑をかけてしまったり慣れない仕事で疲れているにも
関わらず、しっかりと前回の事を思い出してしまった身体の一部に血が巡り
ズボンの中から頭を擡げてきそうになる。
それを隠すように、慌てて服を着たままお風呂場へと入って行ってしまう。
298留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/05(火) 01:37:57 ID:cSrD4u2o
「泉さん……」
慌てて言葉を続け、自分を置いて浴室へと向かっていってしまう彼。
それを見て少し考えてから、自分も彼の後を追う。
脱衣所に入ると、既に彼は服を脱いでしまっていたらしい。
「もう……そんなに恥ずかしがらなくても」
ゆっくりとメイド服を脱いでから、バスタオルだけを巻いて浴室へ。

「泉さん、お待たせしました」
浴槽にお湯を入れながらシャワーを浴びている彼に一声かけてから、自分も中へと歩いていく。
「そんなに遠慮なさらないでもいいんですよ? それに……」
バスタオルを少しはだけると、そっと彼の背中に胸を押し付ける。
「何かあったら気の済むまでお世話して差し上げるのも、メイドの勤めですから。
私のせいで泉さんにもご迷惑をかけてしまいましたし……」
言いながら、指が彼の肌を緩やかに這う。
299泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/05(火) 02:02:04 ID:hEYTZWGI
<「何かあったら気の済むまでお世話して差し上げるのも、メイドの勤めですから。
「…はい…はい…」
諭すようなみかさの言葉に、只、うんうんと頷いて答える。
色々言いたい事はあったのだが、後ろから押しつけられたみかさの胸の感触に
心臓が壊れるかと思うぐらい波打ち、頭の中が真っ白になってしまっていたのだった。
それでも何とか、残った思考をかき集め
「…いいとこ見せたかったんですけど…普段お世話になってるから…」
消え入りそうな声で呟いてから、そっと振り返り、頭を下げる。
「ごめんなさい…」
そして、そっと彼女の顔に手をやり、抱き寄せるように短くキスをする。
「いつか、お礼が出来ると…いえ、お礼を出来るように頑張ります。」

そのまま正面から裸のみかさの胸に手を当て、下からすくうように揉みし抱き始める。
両手に重量感あふれる柔らかさが広がり、目の前でみかさの胸が思い通りの形にひしゃげていくのが見える。
自分の欲望のままに、みかさの胸を手で嬲り、そして舌で舐めあげていく。
出しっぱなしのシャワーのせいか、やけにみかささんの身体が熱く感じる。
同じように自分の一物も熱を帯びたように熱くなっていた。

みかさの身体を湯船の縁に抱え上げ、足を広げさせて、割れ目に手を伸ばすと
シャワーでは無い物で微かにそこが濡れているのが確認出来た。
「ここ、舐めていいですか…?」
広げたみかさの足の間に屈み込み、顔を上げてたずねる。
300留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/05(火) 02:12:03 ID:cSrD4u2o
「いいんですよ……んっ」
軽くキスされると、その間に腰の周りまではだけていたバスタオルがずり落ちる。
そうして一糸纏わぬ姿になると、泉に身体を預けた。

「んくっ……ぅ、ふぁっ」
シャワーの飛沫を時々浴びながら、彼の乳房への責めに時折甘い声を漏らす。
舌で先端を舐められると、そこが反応して硬さを増し、より一層主張していく。
「はぁ……ぁ、泉さん……」
ちらりと視線をずらすと、既に硬く滾った彼のものがあった。

>ここ、舐めていいですか…?
「はい、私なんかので良ければ……ご存分に、どうぞ」
お湯以外でも濡れているそこを彼の目の前に晒して。
少しだけ恥ずかしそうに視線をそらしながら、彼に向けてこうも告げる。
「でもよろしいんですか? そこ、凄いことになってますけど……」
泉の股間をちらりと見てから、確認するようにそう言った。
301泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/05(火) 02:25:37 ID:hEYTZWGI
「だって…みかささんにも気持ち良くなって貰いたいですから…」
そこまで言うが早いか、みかさの太股の間に顔を埋め、舌で秘所の入り口を引っ掻くようにして愛撫を始める。
初めはゆっくりと割れ目にそって舌を這わせ、溢れてくる愛液を舐め取り、念入りに身体に刺激を与えていく。
更に、みかさの太股を抱えるように引き寄せ、舌を尖らせて、押しつけるように割れ目の中へと舌を滑り込ませる。
丹念に丹念にみかさの中を舌でこね回し、舐め回し、嬲っていく。

「…どうですか? みかささん…?」
みかさが身体を逸らして逃げられないように
がっちりと太股を抱えたままでしつこく愛撫を繰り返しながら尋ねる。
自分も股間がはち切れそうになっているが、みかさを満足させてあげようとしてか
おくびにも出さずに攻め続ける。


302留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/05(火) 02:34:25 ID:cSrD4u2o
「泉さん……ぁっ、んんっ……」
ねっとりと秘裂を舐められ、舌で丁寧に刺激される。
少しこらえるような素振りを見せるが、時折全身にまで響くような快感の波に、何度も顔が天井を仰ぐ。
「いけない……私だけ、気持ち良くなっちゃ…ひぁう!?」
言いかけた所で敏感な所を突付かれたのか、また堪えきれない喘ぎが漏れた。

>…どうですか? みかささん…?
「舌、その舌がすごいやらしいです……きもち、いい……」
何かしようにもすっかり力が抜けてしまい、ただ愛撫に蕩かされるだけ。
そしてついに、泉の顔を見てこう囁く。
「もうこれだけでいっちゃいそう……。お願いです、泉さんので……来てください」
荒い吐息の中で、彼にそうねだった。
303泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/05(火) 02:51:54 ID:hEYTZWGI
<「もうこれだけでいっちゃいそう……。お願いです、泉さんので……来てください」
その言葉を聞いて、みかさの太股を掴んだまま、バランスを崩さないように立ち上がり
秘所に自らの逸物を宛い
「いきます…みかささん」
一瞬だけ、宛ったままで動きを止めて、みかさの上気した顔を見つめ
そして、焦れったくなるような緩慢な動きで腰の物をみかさの中へと埋め始める。

ずぶぶぶ…

ゆっくりとゆっくりと、自分の物をみかさの秘所を馴染ませるかのように
濡れそぼった膣内を逸物で這い進んでいく。
シャワーよりも熱いみかさの胎内に逸物を擦られ、声を上げそうになるが我慢して中を抉っていく。
やがて、みかさの深奥まで辿り着き、底に当たる部分に硬くなった先端が当たって止まる。
だが、そこで止めずに、そのまま底部を穿り返すように
みかさの太股を手で操って、繋がった箇所を中心にして身体を回転させるように動かす。
逸物の先がまるで千枚通しのように、ぐりぐりとみかさの中に捻り込み、深奥の更に奥を抉る。

そうして焦らしに焦らしておいて
一気に腰を離し、逸物が抜かれる寸前まで引き、そして再度を腰を打ち付けてまた深奥へと辿り着かせる。
そのままストロークの長い腰使いで何度も何度もみかさの中を往復し、膣を擦り上げ始める。
304留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/05(火) 03:06:37 ID:cSrD4u2o
「あ、あぁ……っ」
ゆっくりと侵入してくる逸物に、じれったさも多分に含んだ歓喜の声をあげる。
そしてそれを歓迎するかのように、断続的に何度かきつく締め付けた。
「泉さんの……熱い、熱いよぉ……」
最奥まで突かれるとそう耳元で囁き、さりげなく…そして緩めに彼の背に両腕を回す。

「んくっ……やっ、奥だめっ、弱いからっ!」
かき回される感覚に声が上ずり、溢れる愛液が結合部から漏れて滴った。
「あ……ぁ……」
ようやく奥での回転運動が終わると、ずるずると逸物が引き抜かれていく。
それに困惑の表情を浮かべかけて──

「あああっ!?」
ずん、ずんと奥まで響く前後運動。それが効いたのか、泉に抱かれながら軽く身体を震わせる。
「やだ、軽く……いっちゃったかも。……あんっ、ちょっと、やっ」
次第に目はぼんやりとし始め、理性のたがも外れかけてくる。
しかし身体は本能に従って、泉の逸物から全てを搾り取ろうとするかのように、
先端の敏感な部分が通るたびに何度も締めて、早く絶頂に至るように煽る。
305泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/05(火) 03:30:31 ID:hEYTZWGI
自分の腕の中でさえずるように喘ぐみかさを見て
これでちょっとは迷惑をかけた分のお返しが出来たかな、と安堵するが

しかし、ずっと太股を掴んだままの腕が悲鳴を上げ始めており
みかさの中を掻き回している逸物も、返ってその動きは諸刃の剣となり
何とか堪えているものの、自分の自制が効かなくなるのは時間の問題と思われた。
「ごめんなさい…みかささん…もう…駄目だ」
そう言ってみかさの太股を離し、繋がったままで風呂の縁の上に抱き起こして上半身を密着させると
貪るようにキスをしながら、最後の瞬間に向けて力強く擦りつけるような動きに変える。

壁と縁にみかさを追いつめるように、下から何度も突き上げていく。
やがて、無言のままで、腰を振り続け、みかさの身体を支えきれなる程に深奥を擦り上げた瞬間
堪えきれずに、みかさの中に大量の白濁を発し、そのまま二人で倒れ込むように湯船の中へと
落ちてしまう。

「ぷぁ… …ごめんなさい、みかささん、大丈夫?」
射精した直後の気怠さを残したままで、一緒に倒れ込んでしまったみかさを抱えて湯船から顔を出す。
306留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/05(火) 03:42:10 ID:cSrD4u2o
少しぼやけた視界でも、表情から彼の限界が近いのは感じ取れた。
「いいですよ……中に、来て。私ももうすぐ……」
限界が近いのは自分も同じと、かすれる声で彼に伝えて。
後はただ、少し強引なほどに力強い彼の動きに身体を委ねる。

「んぁっ、すごいっ……だめ、やっああっ……んんんんっ」
唇を奪われて喘ぐことも出来ず、ただひたすらに突かれて。
「も、もう来そう、私……私っ、ひぁ、あああ──っ!」
身体をびくつかせながら達して、そしてその直後に彼の絶頂を感じる。

「っぷ、ふぁぅ……」
脱力していたせいかそのまま湯船に沈みかけてしまい、辛うじて助けられつつ起き上がる。
「はい、大丈夫です。……でも、二人ともずぶ濡れですね」
小さく笑ってそう言うと、泉に囁くようにこう告げた。
「泉さん、見かけによらず凄いんですね……」

その後も、しっかり彼の身体を洗ったりするのを手伝うのだった。
307泉 慶之 ◆izumi26x.. :2005/07/05(火) 03:53:05 ID:hEYTZWGI
<「泉さん、見かけによらず凄いんですね……」
それを聞いて、ちょっと照れくさそうに湯船に顔を沈めて鼻まで浸かり、再度顔を出してから
「みかささんの為…でしたから…」
と大真面目に呟いてみせる。
変な事言っちゃったかな、と思いながらも何となく心は充実した感じだった。

その後、みかささんに色々身体を洗って貰ったが
さっきの言葉のせいか、何故か、行為の最中よりも恥ずかしく感じてしまったりするのだった。
308里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/07(木) 22:16:02 ID:ZFbmr6ne
左右の手それぞれで持った積み木同士を、拍手するようにして盛大に叩き付けている雅志。
そんな息子が出す騒音に頭を悩ませながら自室で本を読み進める。
309名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 22:57:13 ID:ZFbmr6ne
 
310椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/08(金) 23:18:16 ID:5If7jns3
戸棚から、かき氷の機械を出そうとしている。
椅子に乗って背伸び。
テーブルの上には練乳・シロップ・餡子に白玉が並べられ用意万端。

「よいしょ、よいしょ」
不安定な姿勢で箱を取り出す。
311萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/08(金) 23:35:17 ID:yUrRlvg6
お得意様になっているデパートから届いたカタログを広げて
水着のページを見ている。
「今年はどんなのにしましょうかしら……」
312椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/08(金) 23:52:10 ID:5If7jns3
氷かきに熱中。
かき氷を作り、抹茶シロップと餡子、白玉を乗せてとどめに練乳をかける。
更にトドメに白玉の上へきな粉も振り掛ける。
「…ふうっ」
飾り立てた宇治金時を眺めつつ、何かを成し遂げたような表情で前髪を少しかき上げる。

「御主人様〜、お待たせしました。かき氷出来ましたよー」
隣の部屋で待つ主人の元に、早速持って行こうとする。
313萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/08(金) 23:54:18 ID:yUrRlvg6
「これは……ちょっと大胆すぎますわよね。もうちょっと地味なのを……」
布地の面積がかなり少なく、しかも紐で止める形の水着を見て顔を赤らめ、ページをめくる。
314柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/07/09(土) 00:02:19 ID:jRnhwhIE
仕事が早く終わったので、テラスで軽く飲酒している。
だが軽く、とはいえテーブルの上には既に複数のビール缶が開けられている。

「…ん? あーもう、しょうがないなー…」
早々につまみが無くなったので、厨房に何か探しに行こうと廊下を歩く。
315萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/09(土) 00:04:47 ID:UWRm+jv2
「ふぅ……後は皆さんにも見ていただきましょうか」
いくつか目星をつけた後、カタログを休憩室にでも置きに行こうと部屋を出る。
316柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/07/09(土) 00:24:10 ID:jRnhwhIE
一気に飲みすぎたのか、額に手をやりながら歩いていると瑞葉にぶつかる。
「! あ…ごめん。よく前見てなくて」
酔っているので口数少なく話し、深い意味も無く瑞葉の肩にポンと手を乗せる。
「痛くなかった?」
恥ずかしさも薄れ、いつもより優しい感じの笑顔を見せたが

「…ん。ごめんな」
今頃酔いが回って来たらしく、ぎゅっと抱きつくと顔を近づけて瑞葉の耳元で囁くように言う。
「お詫びに今日は何でも言う事聞きます。…どうしたらいい?」
と、大胆な台詞もさらりと言ってしまう。
317萩野 瑞葉:2005/07/09(土) 00:28:23 ID:UWRm+jv2
「きゃっ!? あ……い、いいえ、私こそごめんなさい。
私は大丈夫ですわ。でも、瀬名様……お酒、飲まれてます?」
瀬名の上気した顔を覗き込んで気付く。

>今日は何でも〜
「え、ええっ!?」
瀬名の腕の中から思わず身を引いて、身体を庇うようなポーズをとってしまう。
「な、なんでも……って、そんな……でも、それは……」
目を白黒させては、何度か首を横にぶんぶんと振る。
色々と悩ましい妄想が浮かぶのを慌てて打ち消したりしているらしい。
318柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/07/09(土) 00:40:26 ID:jRnhwhIE
>瀬名様……お酒、飲まれてます?
「…えっ? いや、ううん。飲んでないよ、たぶん」
しどろもどろに言い訳するがバレバレ。笑ってごまかす。
>なんでも……って、そんな……でも
「? …ああ。いいって、遠慮しないで。今の顔見たら、大体何考えてるか想像ついた。
 確かこっちの部屋に色々道具が…」
瑞葉とは逆に、躊躇いなく彼女の手を引いて空き客室へと連れて行く。

早速瑞葉をベッドに押し倒し、上から顔を覗き込んで言う。
「もしかしたら、あまり喜んで貰えないかもしれないけど……最近少しは勉強したから、頑張るよ」
ベッドの下から何かを取り出すと傍に置き、
乳房を服の上からまさぐりつつ、荒く唇を奪う。
「んっ…」
319萩野 瑞葉:2005/07/09(土) 00:44:03 ID:UWRm+jv2
>今の顔見たら、大体何考えてるか想像ついた
「ええっ!」
慌てて自分の顔を両手で覆って隠そうとする。
が、すぐにその手を放して言い返す。
「か、考えてませんわ! そんなことっ」
どんどんと語るに落ちていく。

>最近少しは勉強したから、頑張るよ
「きゃっ……い、いや……んむぅ……っ、いけません、瀬名様……お部屋には、カメラ……あっ!」
瀬名の荒々しい愛撫に悶えながらも、口では抵抗を示す。
あまりのことに、道具はまだ目に入っていない。
320柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/07/09(土) 00:54:22 ID:jRnhwhIE
「……へ、カメラ…? あー…。もういいや、気にしない事にしよう」
と、日頃の慎重さがすっかり無くなり、構わず瑞葉の服を脱がせていく。
そして彼女をカチューシャと下着のみの姿にしてしまうと、傍に置いていた首輪を装着させる。
「後ろ向いて」
鎖を片手に持ってわずかに引っ張り、うつ伏せになるように命令する。

「ちょっと、きついかもしれないけど」
もう片方の手で持っていた極太バイブの先端を、瑞葉の秘裂に数回なぞらせてから
彼女の後ろの穴に早速入れてしまう。
電源が入り、ぐにゅぐにゅと動き始めるバイブが瑞葉を攻め始める。
「…どう?」
321萩野 瑞葉:2005/07/09(土) 01:00:32 ID:UWRm+jv2
「そ、そんな……またお叱りを受けてしまいますっ」
本当は激しく求められて嬉しいのだが、それでも抗おうとする。
だが、首輪をつけられ、瀬名の命令を聞くと、その心はもろくも崩れてしまう。

>後ろ向いて
「……は……は、い……」
鎖でいいように引っ張られることに、被虐的な悦びを感じながら、命令に従う。

>ちょっと、きついかもしれないけど
「ん……は、あ、あああっ! く、ひあああああっ!! あっ、ああっ!!」
いきなり大きすぎるそれが挿入されたことで悲鳴を上げる。
「だ、ダメっ、破れちゃいそう……ですわっ、やっ、いやあっ……ご、御主人様ぁっ!!」
322柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/07/09(土) 01:17:41 ID:jRnhwhIE
>…ご、御主人様ぁっ!!
「…大丈夫? でも、すぐに良くなるよ」
瑞葉の肩や背中にキスをして囁き、指を後ろから秘所にゆっくり埋める。
バイブの動きと合わせて、速さを同じにしつつ掻き回す。
「ほら…濡れてきた。…なんか、いつもより早いね」
段々と顔の位置を下げ、指を抜いてから瑞葉の秘裂に舌を這わせる。
「くちゅっ…。ちゅっ、ちゅぷっ…」
時折淫核に吸い付いたりして、執拗に口で愛撫をする。

鎖の手は緩めず、持ったまま。時々きつめに引っ張ってわざと鎖を鳴らす。
323萩野 瑞葉:2005/07/09(土) 01:22:12 ID:UWRm+jv2
「あっ……あふっ……んっ、ち、違いますわ……お尻でなんて、感じて、ません……っ」
弱弱しく頭を振りながらも、瀬名の指の動きに合わせて腰が蠢く。
「ふあっ、ひっ! ん、んんっ、く……はあぁっ!」
敏感な部分を舐めしゃぶられる一方で、鎖を使って乱暴に扱われ、
身体の芯が燃え立つように熱くなる。

「ご、御主人様ぁ……」
手を瀬名の股間に這わせると、はしたなくも、おねだりを始める。
「これ……くださいませ……あそこでも、お口でも……お尻でも、どこでもいいから、欲しいんですの……」
自らの淫液に濡れた瀬名の指に情熱的にしゃぶりつき、上目遣いに懇願する。
324柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/07/09(土) 01:41:22 ID:jRnhwhIE
>どこでもいいから、欲しいんですの…
「うん。でも、後ろはこのままがいいかな」
自分の股間に縋り付く瑞葉の姿に、我慢できなくなり
逸物を取り出して軽く自分でしごいてから、一気に突き入れた。
アナルにはバイブを入れたままで、構わず背後から腰をぶつける。
「…口が寂しい感じになるな。どうしようか…」

「ん…く…」
肌をぶつける音を大きくさせながら、瑞葉の顔を自分の方に向けてキスで舌を絡ませる。
唇を離すと集中して突き始めるが
勢いに任せて突き入れているのでかなり乱暴に瑞葉の体を揺さぶってしまう。
「…やっぱり、これが好きなんだな。『考えてませんわ』なんて、大嘘じゃないか」
325萩野 瑞葉:2005/07/09(土) 01:48:32 ID:UWRm+jv2
「あ……ふあああぁぁっ! 嬉しい……これ、これが、欲しかったんですの……っ」
丹精に整った顔を淫らに歪ませて媚態を示す。
「もっと……もっと……痛いくらいに、なさってくださいませ……ふ、んんっ」
唇がふさがれると、積極的に舌を絡ませながら、瀬名の手を乳房へと誘う。

>やっぱり、これが好きなんだな。『考えてませんわ』なんて、大嘘じゃないか
「あっ、あんっ……はい……そう、ですわ……瑞葉は……」
瀬名の突きに耐えるようにシーツを握り締めて、喘ぎながら呟き続ける。
「瑞葉は、犯されたがりの……変態で……マ、マゾ……の、奴隷、ですわ……っ。
でも……でも、本当は……御主人様だけの……瑞葉で……いたいの……」
いつしか喘ぎは嗚咽混じりのものになり、泣きじゃくりながらも快楽を貪る。
「一年に一回だけでも我慢しますから……御主人様だけに、虐められたいんですの……っ」
326柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/07/09(土) 02:11:47 ID:jRnhwhIE
「…ありがとう。わかってる、瑞葉は頑張り屋だもんな」
乳房をこねくりまわすようにして揉み、先端をはじく。
「でも、他の人の玩具になっている瑞葉も可愛いよ。…本当に」
この間の主人との3人での行為を思い出しながら
腰の動きを速め、水音を響かせつつ言う。
「んっ……はぁっ、はぁっ…。やばい、そろそろ……っ」
今にも達してしまいそうになるのを抑え、一旦瑞葉の内部から逸物を引き抜くと
彼女を仰向けにさせて、乳房の間に逸物を挟み込む。

「…だったら虐めてやるよ。今日は…めいっぱい、お前の気が済むまで……汚してやる」
再び腰を動かす間、表情は見えないが
低く小さな声で何やら怖い事を呟く。
「ほら。まずは顔に…行くよ。 ……っ!」
乳房で擦っていた逸物が達し、飛び出た白濁が瑞葉の顔全体に次々と降りかかる。
327萩野 瑞葉:2005/07/09(土) 02:21:34 ID:UWRm+jv2
>他の人の玩具になっている瑞葉も可愛いよ
「ふぁ……え……っ、そ……んな……本当、ですの?」
幾度か瀬名の前で犯されたことを思い出す。
辛い記憶だったはずのそれが、今は淫らな情欲を高めるものに変わっている。
「でしたら、私……まだ、頑張りますわ……いっぱい……いっぱい、
たくさんのお客様に、抱かれて……」

>だったら虐めてやるよ。
「んふ……っ、はい、お願いします……御主人様、たくさん、虐めて、汚して、犯して……」
乳房の間に挟まれた剛直を、少しでも包み込もうと
出来る限り白い膨らみを寄せて、揉みくちゃにするようにしながら肉と舌で擦る。
「あっ、ん、ちゅぱ、んぅ……かけて……瀬名様の精液、くださいませぇ……っ!」
うつろな瞳になりながらも、淫らな言葉を口にして絶頂へと誘う。
「あ……あ……ん……っ」
恍惚とした表情でその迸りを受け止め、唇の周りのそれを赤い舌を伸ばしてすすりとっていく。
だが顔を覆った白濁の方は、しばらくは拭うこともせずに、その香りと汚された悦びとに浸るのだった。
328柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/07/09(土) 02:49:18 ID:jRnhwhIE
>たくさんのお客様に、抱かれて…
「そうだね。…好きなだけ、この体を抱いたらいいんだ」
まだ続く白濁の放出。手で逸物を持ち、乳房にも振り掛ける。
「心は俺が貰ったんだから」
出した精液を乳房に塗りたくり、呟く。

「美味しいか?瑞葉。…喜んで貰えてよかった」
そして舌で精液を舐める彼女の様子を見て、満足そうに微笑みかける。

だが酔いのせいもあってか行為はそれだけでは終わらず、ずっとアナルで蠢いていたバイブを抜き取り
「……じゃ、今度は後ろだな」
すぐにそこへまた逸物を突き入れ始めるのだった。
「飼い主ってのも結構大変だなあ…。
 …ん?…ああ、大丈夫。後ろが終わったら、またここも可愛がってやるよ」
先ほど白濁を出し損ねた瑞葉の秘所をまた指で弄りつつ。
329留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/09(土) 22:54:06 ID:PEFgaxH0
「うちだと七夕は八月なのに……はぁ」
忙しかったせいもあってうっかり忘れていたのか、うなだれながら七夕飾りやら何やらを片付けている。
330名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 23:50:27 ID:PEFgaxH0
 
331 ◆zURNfXrWJs :2005/07/10(日) 11:48:31 ID:5BqtLQg7
「あの!」
張り上げた幼い声が、高く響いた。
屋敷の戸を叩く影がある。背丈は、名無しの屋敷の門よりだいぶ低く、小柄。
大きな帽子を目深に被っているために表情も容貌も、よく見えない。
男物らしき衣服を身に着けているが、雰囲気から女性とわかる。

「誰か。お返事をお願いします」
332 ◆zURNfXrWJs :2005/07/10(日) 22:16:49 ID:5BqtLQg7
「うぅ、誰も帰ってこないの?‥‥‥日を改めなきゃ」

尻を叩き叩き、立ち上がる。
ポケットから財布を出して中身を確認。うん、一応、まだ宿は取れる。
「でも、このままだとみつかるのも時間の問題かな」
お金も無いし、と陰鬱げに呟いた。

ふと、何かに気づいたようにしゃがみこんだ。帽子の中から長い髪が一房落ちる。
目線の先には、原色の紙切れ。すっかり煤けているが、
「たんざく‥‥‥?」
七夕飾りの残骸のようだった。

拾い上げる。しげしげと眺めてから、何が書いてあったのか、口元に手を当てて黙考。
真剣な表情を崩し、少し迷う素振りを見せてから、シャツのポケットに押し込んだ。

来た道を戻っていく。
333名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 23:43:02 ID:1di10kbf
そして誰もいなかった………

……来ないよなぁ……
334名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 21:46:20 ID:CD2KTP6m

335名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 21:57:52 ID:CD2KTP6m

336名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 23:05:09 ID:v24qBSBz
 
337◇zURNfXrWJs:2005/07/12(火) 23:13:03 ID:CD2KTP6m

「こ・ん・ば・ん・は」

「谷村桂と申します。お屋敷の方はいらっしゃいますか?」
338 ◆zURNfXrWJs :2005/07/12(火) 23:15:22 ID:CD2KTP6m

帽子を取ると、彼女は相手を見上げた。
前回とほぼ同じ服装。少々、汚れたきらいもある。

「『名無しの館は来るものは抵まない』と聞いてここに来たの。この噂は本当?」
339白河 貴子 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/12(火) 23:26:28 ID:v24qBSBz
掃除中に玄関から声が聞こえ、急いで雑巾やバケツを片付けに走った。
客人だろうか、それにしてはどこか妙な雰囲気である。
「いらっしゃいませ、お待たせして申し訳ございません」
ドタバタしていたのを気取られないよう、努めて平静を装いながら客人を招き入れる。

>「『名無しの館は来るものは抵まない』と聞いてここに来たの。この噂は本当?」
「すみません、そのような噂までは存じませんが…」
(それにしても、変わったお客さんだこと…)
ずり下がってきた眼鏡をさりげなく中指で直しながら、客人の様子を窺った。
「ええ、よほど悪い方でもなければ、お客様は歓迎いたしますよ」
340 ◆zURNfXrWJs :2005/07/12(火) 23:28:21 ID:CD2KTP6m

ばさりと、色の薄い髪が背に落ちる。染めた茶色ではなく、どうやら地毛らしい。
ボーイッシュな印象を与える身形とは裏腹に、どちらかというと少女らしい顔立ち。
少女は居住まいを正し、言葉を続けた。
「この館は『仕事』をするなら、どんな人間でも受け入れると聞いたよ。‥‥‥それで、ここに置いてもらいたいの。」

「どこでお願いすればいいか、教えてもらえる?」
341 ◆zURNfXrWJs :2005/07/12(火) 23:34:28 ID:CD2KTP6m

(は‥‥‥れ?えええっ。どうしようなんだか随分聞いていた話とちが・・・・わーん。)
内心混乱しているらしい。頭を抱えてなにやら呟いている。

(事情を話したらまずいよね・・・・え、でも違うのっ、桂は怪しいものじゃないんだから‥‥‥)

相手の、怪訝な目線に気づいて赤面。
わたわたと焦燥った様子を見せてから、なんとか口を開く。
そこでようやく、貴子の服装に気づいたのか。

「と、とりあえず、お邪魔させていただけますかっ。えと‥‥‥あれ?ここでお仕事なさってる人ですか?」
と、問うた。
342白河 貴子 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/12(火) 23:36:30 ID:v24qBSBz
「仕事、ですか…?」
じっと、その女性の顔を見つめる。落ち着いた話し方の割に、ずいぶんと
幼く見えるのは気のせいだろうか。
「お仕事って、その…いえ、メイドとして働くことをご希望なのですね?
 でしたら、私が主人に取り次がせていただきますよ」
念のために確認してみる。何もかも見透かされているようで、少し怖いような気もした。
343白河 貴子 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/12(火) 23:39:49 ID:v24qBSBz
>>341
「ああ、ごめんなさい。私はこの屋敷のメイドの、白河貴子と申します。
 よろしくお願いします」
軽く会釈して、そっと微笑を浮かべて目の前の客人の言葉を待つ。
344谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/12(火) 23:48:53 ID:CD2KTP6m

周囲をゆっくりと見回す。奥の掃除道具に目を止めて、納得したようにふぅん、と呟く。
落ち着いてきたのか。キャスケットを胸に抱えると、一息ついた。
「そういうことになる‥‥‥のかな。うん。案内をお願いできますか?」

「確認しておきたいのだけれど」
貴子を見上げて、淡々とした口調で続ける。
「住み込みで働ける場所を探していたのだけれど、ここの使用人は、男の人の欲求に応える仕事もするのだよね?
 それでもよいならってある人にここを勧められたの。あなたも、‥‥‥ええと」
そこで、すこし口ごもった。
『仕事』として話すことに本人に抵抗はないのだが、他の女性に向かって口にするのは流石に少し気が咎めたらしい。
345白河 貴子 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/12(火) 23:55:43 ID:v24qBSBz
「はい、承りました。どうぞお入りください」
桂を屋敷の中へ招き入れると、先に立って主人の部屋へと向かう。
これまでも何度かメイド希望の女性を主人の部屋へと案内したものだが、
今となってもまだかすかに胸が痛むのは抑えきれない。

ふと桂の言葉に足を止め、振り返って困ったように彼女を顔を見つめる。
が、すぐにまた歩き始める。
「お仕事…ええ、それもお仕事です。御主人様の命令には従わねばなりませんから、
 仕事の内容はほんとに幅広いんですよ。もっとも、できなくてもこれから覚えていけば
 大丈夫ですから。嫌ならお辞めになっても構いませんし」
わざ、彼女の決意を確かめるような言葉を投げかける。
346白河 貴子 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/12(火) 23:57:09 ID:v24qBSBz
わざと、彼女の決意を確かめるような言葉を投げかける。
347谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 00:06:53 ID:CD2KTP6m

(きかされたのと全然違うじゃない‥‥‥あの×××の嘘つき)
内心でこっそりと呟く。好事者の屋敷、といった雰囲気。
話にはきいていても、彼女にここの話を聞かせた人間はかなり脚色してきかせていたらしい。
案内をしてくれている白川なる女性は品位のある人間に見えるし、退廃的な空気というのも左程感じられない。
雰囲気に限って言えば、だいぶ趨きは違う。‥‥‥どこか、あの独特の香りがするのが気になるけれど。
狂い掛けた調子がようやく戻ってきた。

「不躾な質問に、どうもありがとう‥‥‥ええ」
貴子の言葉に応じてから、
「お気遣いに感謝します。コレは大丈夫」
相手の気の翳りを嗅ぎ取ってか、そう付け加えた。
348白河 貴子 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 00:15:57 ID:oudRcRKa
「いえいえ、どういたしまして」
そう答えながらも、心中は穏やかではない。
憐れみ…? おそらくそうではなく、どこか初々しい彼女に、憧れのような、
そんな気持ちを抱いていたのかもしれない。

それでもそんな思いに配慮のカケラもなく、主人の部屋のドアは近づいてくる。
私の足が確かにそこに導いている。桂もそれを望んでいるんだし、私の仕事は
ここまで。そう思って、重厚な木の扉をノックする。
「失礼します、御主人様。貴子です。
 メイドとして働きたいとおっしゃるお客様をご案内しました」
返事を待ってドアを開き、その奥の深い闇の中へと桂を誘う。
349谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 00:30:43 ID:hy9Wu5k7
貴子の白い手袋が差し伸べる先、ほの暗い空間へ、足を踏み入れる。

「失礼します」
ぶわり。踏み入れるや否や、廊下より一段と濃くなった空気にわずかに顔をしかめる。
黴の匂い。紙の匂い。インクの匂い。そういった無機物から、
ケモノの営みの匂いまで。連綿と積み重なる時間を嗅ぎ取り、
そこにあるであろうモノを仔細に感じ取りながらも、平静を保つ。

数歩進むと立ち止まり、小さな背中に緊張感を孕ませながら、
しっかりと存在を感じている、部屋の奥に待つ相手の返事を待った。

350名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 00:40:22 ID:oudRcRKa
「入りたまえ。遠慮はいらん、いずれここで働くとなれば他人行儀でもいられまい」
薄暗い部屋の明かりの中に浮かび上がる桂のシルエットに、
値踏みするかのようにねちねちと視線を浴びせかける。
「君のように突然ここを尋ねてくる者が多くてな……いったい、巷では
 我が屋敷にについてどんな噂が流れていることか、だいたい想像はつくが」
どっしりと椅子に腰掛け、執務机に頬杖を突いた。

貴子が扉を閉めたのを確認して、話を続けた。
「私としても、どこの馬の骨とも知れないような者を雇うわけにはいかん。
 生半可な気持ちで扉を叩いてもらっては困るが、見たところ覚悟はできているようだな?
 だったら、そうだな、まずは簡単な自己紹介と、なぜここに来たのか聞かせてもらおう」
背もたれにもたれかかって足を組んでゆったりと構えつつも、眼光鋭く桂を見据える。
351谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 00:59:17 ID:hy9Wu5k7
主人の目線を真っ向から受け止めてみせる。
傲然、と言っても良い様子。周囲の状況が掴めて、落ち着いてきたらしい。
逆に値踏み、しているような素振りさえある。
「ここに住まわせてもらう場合、あなたが桂の主人ということになるんだ。ふぅん」

「コレは桂。名前は桂、姓は谷村。」
背中に抱えていた帽子を身体の前面に持ち直し、抱くと一礼。口調をあたらためる。
「桂を、ここに置いて下さいな。見返りとしてこの身、ご自由に使って頂いて構わないから」

「大体のことならばお相手勤まるはず。雑事もあらかた。少し不得手はあるけれど」
ランプに淡く結ける髪を片手で押さえた。
352谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 01:03:34 ID:hy9Wu5k7
それから、と付け加えて。
「ここに来た理由。仕える方を探していた、というのでは満足頂けないかな?」

「お願いが一つあるの。コレを探している人間が居ても、桂をここに置いて下さいな。
 少し面倒くさいことは絡むかもしれないけれど‥‥‥そちらの損にはけしてならないはず」

「お望みなら、桂の身体を使える他にも、ちょっとした見返りを提供できるから」
そう云って、くすりと笑った。
353名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 01:08:53 ID:oudRcRKa
「ふむ…不得手か。できないなら他のメイドや執事にでも習えば済むこと、
 それでもあまりにひどいようなら、そのときはまた考え直すことになるだけだ」
口では真面目そうにそんなことを言いながらも、相変わらず桂の身体のあちこちを
眺める。それに対する彼女の反応もつぶさに観察しながら。
「よかろう。ただし、置いてやるとは言ってもあくまで雇用だから給料は出す。
 それから、期待されているのは身体だけじゃない。心もだ…」

席を立って指を鳴らすと、音もなく扉が開いて制服を持ったメイドが入ってくる。
「後でちゃんと採寸して制服を作らせよう、とりあえずはそれを着てみなさい。
 今、ここで着替えてみなさい」
メイドが出て行くと椅子に座りなおし、煙草に火をつけた。
354名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 01:11:21 ID:oudRcRKa
「ふん、なかなか面白いな。やる気があるのなら多少のことは目を瞑ろう。
 これからのことはすべて、桂しだいだ。期待させてもらうよ」
不敵に笑みを浮かべて、タバコをくゆらせた。
355谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 01:22:13 ID:hy9Wu5k7
>今、ここで着替えてみなさい
「それがお望みなら」
にっこりと笑って見せて、帽子を床に落とす。

一番上、半そでに捲り上げたシャツのボタンに指を掛ける。ひとつ、ふたつ。
「‥‥‥ん」
下は素肌。そこで少し戸惑ったように動作を止める。が、軽く息を止めてシャツの前を開いてゆく。
肩から落とすと、白い肌が露になった。サイズの大きいシャツでは見えなかった、曲線が露になる。
そうしてパンツに手を掛け、フックを外す。すとん、と布地は絨毯に落ちた。
下着一枚になると、上からゆるくウェーブした髪が首筋から胸元へと落ちた。
そこで、メイド服に手を掛けて少し物珍しげにためつすがめつしている。
356名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 01:28:44 ID:oudRcRKa
「なんだ、着方が分からないのか? それとも私に着せて欲しいのか」
ニヤニヤ笑みを浮かべて、ほの暗い光の中に浮かび上がる
桂の裸身を眺めている。
ぎゅっとタバコを灰皿に押し付けてもみ消し、長い溜め息を吐いて腕組みをする。
「どうした? なにか言いたいことがあるのなら、言わないと分からないぞ?」
357谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 01:43:41 ID:hy9Wu5k7
ばさり、と床に衣装を落とした。
主人の言葉をきいていたのかいないのか。最後に残っていた靴を脱ぎ落とすと、
裸足で絨毯を踏み、主人へと歩み寄る。無言で。

上下する胸はさほど嵩高ではなく、裸身はどちらかというと、肉付きが良くは無い。
ただし、胸、なだらかに盛り上がった腰から臀部からゆるやかに尻、そして太股へ。
決して未発達というのではなく、そこには秘かに息づくある種の「色」がある。

胸に手のひらを当てると、ひとつ呼吸。最後の下着に手をひきおろすと、主人の前にトンと膝をつく。
ゆるく頭を垂れたあと、上目遣いで見上げる。
強請る、というより、次の行動を尋ねるような、どこか醒めた目。色がかった目にはランプの黄色い明かりが映りこんでいる。


358 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 01:50:24 ID:hy9Wu5k7

359名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 01:55:19 ID:oudRcRKa
何をするでもなく、じっと桂の眼を見つめた。
ああ、大人だな、と思った。
「制服は…いいのか? メイドになりに来たんじゃなかったのか?」
そっと手を伸ばして桂の顎を軽く持ち上げ、柔らかな髪に触れた。
その滑らかな手触りを楽しみながら、苛々しそうなほどゆっくりと語り掛ける。

「まあ、いい。早速身体を使ってくださいというのなら、それもよかろう」
椅子から立ち上がり、その年齢からは意外なほどに軽快な動作で桂を抱き上げると
部屋の隅のベッドへと運んだ。そっと、真新しいシーツの上に細い裸身を横たえる。
「かなり手馴れているふうだが…さて、どれほどのものか」
おもむろに覆いかぶさり、静かに彼女の美しい唇を奪った。
360 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 02:10:36 ID:hy9Wu5k7
「ふ‥‥‥はわっ?!‥‥‥ん、むっ」
主人の動作の滑らかさに反応する時間を逸してか、軽い、吐く息に紛れた悲鳴があがる。

軽く咽せるものの、押し入る舌をなんとか受け止める。慣れた動きをする主人の物に、
防戦一方、とでも形容すべきか。だが、堅さの残る動きながら、次第に彼女のそれを
搦めてみせた。一度唇が離れれば、わずかに湿った眸で相手を見る。
「‥‥‥は」
一息ついたところで、再び。
唇の端から、だらだらと透明なものが伝った。

髪を攪し、仰向けのままでほうと口を開く。
「‥‥‥ご主人様のを、いただけますか。」

361名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 02:20:37 ID:oudRcRKa
「おいおい、これでは私のほうが試されてるみたいじゃないか」
苦笑しながら、ささやかな桂の胸に顔を埋める。
艶かしい脇から腰のラインに指を這わせつつ、ふっくらと盛り上がった胸の頂点を
ついばんだ。交互に、焦らすように緩急をつけて、呼吸に合わせて上下する
胸を優しく愛撫しながら、やがて下腹部に手を下ろしていく。

壊れ物を扱うかのように恐る恐る手を触れ、秘裂に沿って指を宛がう。
その次の瞬間には指がぐっと奥までめり込んでいた。
「すっかり出来上がってるな。さすがと言いたいところだが、準備がよすぎやしないか?
 私はまだなんだが……さあ、そんなに欲しいのなら、桂が自分で大きくさせなさい。
 そうしたら、くれてやろう」
身体を起こして素早くズボンを脱ぎ捨て、ベッドに膝立ちになって桂の反応を窺う。
362 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 02:36:05 ID:hy9Wu5k7
「ん‥‥‥ふ、ぁ‥‥‥」
桂の唇から、つたない声が漏れた。ひくりと、少女の腰が震える。
準備がよすぎる、との言葉に反応して、眉をひそめ片目を伏せるが、それも一瞬。
ひとつうなずくと、身を起こして上半身を丸める。

主人の肉棒を引き出す。動きは経験のある人間のそれだが、腫れ物に触るかのような丹念な動作。
探るようにして袋の位置を確かめると、両の手で包み込む。
「―――口で、よろしいですか?」
そうして、首を下げる。主人と二人ベッドの上にいるため、自然、腰を上げる姿勢になる。
口いっぱいに頬張ると、裏筋に舌を延わせ始めた。眉を寄せた、どこか辛そうな表情だが、躇いは無い。
「くぅ、ん。ふ―――ず、ず。ちゅ、、ふ―――くは、ふっ」
生暖かい舌先はゆるゆると、しかし、しっかりとした感触で、主人の肉棒を刺激する。
最初は目を伏せていたが、思い出したように主人を見上げてみせる。
指先は根元に、口元と連動してゆっくりと動いている。
「ん・・・・ん、ふっ―――ず、ちゅっ、ん、ふ‥‥‥ん、く、んふぁ、あ」
次第にそれは容積を増し、怒張した鈴口が少女の白い歯に軽く当たった。
363名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 02:44:59 ID:oudRcRKa
ずいぶん慣れているな、なんて悠長に考えているほどの余裕もない。
あまりにも急激に深い快感に引き込まれ、思わず呻き声を漏らしてしまう。
「ほぅ、なかなか……気持ちいいぞ、続けなさいっ…」
そっと桂の髪を撫でながら、つい手に力が入ってしまいそうになる。

空いた手で桂の胸や秘処を愛撫してみるが、彼女の入念な奉仕のために
おろそかになってしまう。
「まだ遠慮しているようだな、躊躇いなく口で奉仕できるくらいなら恥ずかしくはなかろう?
 遠慮なくやりなさい、私に仕えようとするのならば」
時折先端が歯に当たる感触に背筋がぞくりとした。反射的に込み上げてくる射精感を抑えながら、
押し殺した低い声でそう告げた。
「ふふふっ、もう少しで私をイかせられるぞ…?」
364 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 02:56:29 ID:hy9Wu5k7
慌てて口を淡く開き、軽く舐めると再びカリ口を咥える。
零れ落ちた髪も数本、一緒に咥えてしまっているのだが、本人は意識してかせずか、そのまま奉仕を続ける。
「くぅ‥‥‥は、ふっ」
目を細めて、根元を弄っていた手のひらをそろりと動かしはじめた。
動きを早める。遠慮をするな、の一言に応じてか。零れ落ちる液体を潤滑材にしての動きが激しいものになった。
「んじゅ‥‥‥ず、ずずっ、んふふぅっ‥‥‥っ。んはぁ、ふぅ、じゅ‥‥‥」
涎と先走りに肌と髪がすっかりまみれているものの、一心に。
両肘をついての不自由な動作ではあれ、その動きの、ある種のもどかしさに、繰り返し抹り挙げる動作に、
肉棒の先端が炸けた。

「んぁっ‥‥‥!」
べしゃり、と少女の顔面を白い液体が汚す。
365名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 03:06:38 ID:oudRcRKa
ふと見れば、乱れ髪が粘膜に絡みつき、その異物感がちくちくと刺激を与えてくる。
思わず大きく息を吐く。あまり早くてはみとおもない、などとしかめっつらしく考える。
「はしたない顔をしおって。ひどい顔になってるぞ…」
喉の奥から声を縛りだすようにして、そんなことを呟いた。

だが、そんな桂の表情がどこが妖艶に見える。
さきほどまでは幼く見えていたはずの顔が、すっかり女の、雌の顔に変わっていた。
「うおっ、そろそろ…出すぞっ…!」
腰を動かした拍子に逸物が桂の唇から飛び出してしまい、勢い良く噴き上がる白濁液が
淫らに上気した顔を、髪を汚していく。快感に任せて自ら逸物を扱きながら、込み上げる
征服感に酔い痴れていた。
「良かったぞ、桂。うちのメイドでもなかなかここまでできる奴はおらん…恐ろしい娘だ」

366 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 03:14:33 ID:hy9Wu5k7
「まだ、ですっ‥‥‥」
そう云って、桂は絶頂の余韻を引きずる主人のモノに再び手を掛けた。二、三指を匐わせると、
固さが戻るや否や、主人の肩に手を掛け体勢を入れ替える。そうして、それを自らの秘所にあてがう。

「ふ‥‥‥ぁ。はいっ、て‥‥‥」
眉をひそめ、瞼を伏せて痛みに耐える。
奉仕していた折には見せなかった羞恥の表情。しかし、ゆっくりと腰を落とした。
ずじゅ、と淫らな水音がたかく鳴る。

そして、桂は揺すり始めた。
367名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 03:25:34 ID:oudRcRKa
「桂…聞いてないな?」
熱に浮かされたようにぼうっとした表情の彼女を見上げて、呆れたように
独り言ちる。きっと彼女の耳には届いていまい。
「自分から入れておるというのに、恥ずかしいのか…?」
からかうような口調で桂を煽り、自らも彼女の腰に手を添えて突き上げ始める。
桂自身の腰の動きとあいまって、ますます肉のぶつかり合う音が、淫液が纏わりつく
水音が部屋中に響き渡る。

どこか苦しそうな桂の表情に、おや、と思った。
まさか初めてなのか…。気に掛かったが、あえて言うことでもないと思い直した。
その代わりに、きゅっと乳首を摘みあげた。
「くっ、いやらしい女だ。ますます締め上げてきよるっ……」
また達してしまいそうな性急な衝動に耐えながら、いっそう膨張し硬度を増した逸物を
桂の濡れそぼった秘裂に叩き込んでいく。
368 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 03:34:48 ID:hy9Wu5k7
「ふ‥‥‥ぁ。くぅっ‥‥‥」
主人のからかいに応じる余裕は桂にはない、らしい。
突き上げが始まると、併せて動く‥‥‥というより、動こうとしているのだが、時折タイミングを掴みそこねている。
予期せぬ刺激に耐える、その度に嬌声が切羽詰った色を帯びた。肩を突っ張って、時折唇を噛む‥‥‥が、
それすら衝動に変えて、桂は少女は主人の動きに応じてみせた。

嬌声にまじり、いやらしい女だ、との言葉に対して
「っ‥‥‥」
と、小さな声を挙げる。しかし、彼女も限界が近いのか。
内部が蠢く状態では否定できるはずもなく、また、押し寄せる快楽を乗りこなそうとするのに必死。
ゆえに否定が言葉になることはなく、ただ、息遣いにまじって、湿った破裂音がひどく響いた。
息と殺された、絶頂の声がこぼれる。

「くぅ、あ‥‥‥ぁはっ、あ、あ‥‥‥ッ‥‥‥‥‥‥!」
369名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 03:45:16 ID:oudRcRKa
どことなくぎこちない動きが、むしろ快感を高めてしまう。
健気に腰を振るその身体はほんのりと紅く染まり、桂の全身を這い回る指に
彼女の汗ばんだ肌が絡みつくように吸い付いてくる。
「ああ、溺れそうだ…素晴らしい。採用は間違いないなっ…!」
そうなると、なおさら彼女の素性や目的が謎めいたものに思えてくる。

しかしそんな邪念に囚われる余裕もなく、身体の奥底から熱い衝動が持ち上がってくる。
「ふんっ、イきおったか…? どうだ、私もそろそろ…」
柔襞が逸物をこすり、締め上げ、吐き出しては吸い込んで、意思を持った生き物のように
彼女の膣内が蠕動して欲望を飲み込んでいく。そしてそれは下腹部から逸物へと駆け上り、
まさに桂の胎内へと注ぎ込まれんとしていた。
「膣内が嫌なら、お願いするんだな…」
限界を踏み越えそうになりながら、容赦なく、ラストスパートと言わんばかりに激しく突き上げ続ける。
370 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 03:58:23 ID:hy9Wu5k7
>「膣内が嫌なら、お願いするんだな…」

「‥‥‥っっっ?!!」
動転。「そのこと」は全く考えていなかったらしい。
達した後に加えられる刺激に翻弄されつつも、なんとか冷静を取り戻そうと努力し‥‥‥
「‥‥‥ぁ、っと‥‥‥や、それはっ‥‥‥っ、ふぁっ、ぁんっ」
現在、気の毒な程に狼狽しているのだが、狼狽を見せる余裕がない。
というより、ここでどう振舞えばよいのか、という知識も発想も、
生憎と彼女の中には無く。そのことが桂の混乱に拍車を掛けている。

「お、ねが、い、しま‥‥す、‥‥‥‥桂の、ナカから抜いて、出してください‥‥‥」
なんとか思いついた言葉を、途切れ途切れに音にして、呟く。言い終えてから、
「ひぁぁうっ」
強く突き上げられて、背中を震わせた。
371名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 04:09:54 ID:oudRcRKa
桂の声がかすかに耳に届いた、ような気がした。
ぎゅっと奥歯を噛み締めて抽送を続けていたが、彼女が身体を震わせた拍子に
膣壁が蠢いてたがが外れそうになり、慌てて腰を引いた。
「くっ…ううっ、うおおおおっ!」
ずるり、と淫液が音を立て、引き抜かれた勢い良く逸物が反り返ると同時に、
なんとか間に合った安堵感からか、勢い良く射精が始まった。
「ふぅ…っ、桂…」
逸物はびくびくと脈打ち、小柄な桂の身体に二度目とは思えない大量の精液を
降り掛けた。淫らに彩られたその壊れそうに華奢な身体が、ひどくいとおしく思えた。
思わず屈みこんで桂に口づけていた。ゆっくりと、彼女の味を確かめるように。
372 ◆zURNfXrWJs :2005/07/13(水) 04:33:47 ID:hy9Wu5k7
二度目の絶頂を向かえて、かくんと崩れ落ちる。
主人の唇を、精液ごと受け入れる彼女の意識は、既に朦朧としている‥‥‥ようだった。

困憊しきった様子でシーツに四肢を投げ出している。
生臭みに唾液が混じりあい、なんともいえない味が両者の舌に広がる。
夢を見るような表情で、少女は空を見つめていた。

ひとしきり口付けを続けて、その後。
どれくらいの時間が経ってか。
主人のベッドにしばらく横たわっていた桂は、ふらりと身体を起こした。
それが当然であるかのように。
「ご満足、頂けましたか‥‥‥?」
そう呟くと、身体を抱いて、すっかり湿った髪を揺り落とす。
「それでは。コレを、宜しくお願い申し上げます」
主人が止める間もなく、絨毯の上に降り立った。床に脱ぎ捨てられたシャツを肩にひっかけると、
「シャワーとお洋服。お借りします」
言って、そのままの格好で廊下へ出てゆく。

止める間もない。
部屋はどうするのか、浴室の所在がわかるのか、主人が指摘する間もなかった。
‥‥‥が、給湯器のうなりが夜の廊下に響き始めたのを見ると、どうやら浴室はみつけたらしい。
373名無しの御主人様 ◆RIjCZWQKIQ :2005/07/13(水) 04:46:54 ID:oudRcRKa
いつしか、心地よい疲労感に包まれてまどろんでいた。
桂が何か言って、それに対して頷いたような気がする。
彼女がベッドを抜け出すような気配がしたような気もする。

「谷村桂、か……ふん、面白くなりそうだな」
口元に笑みを浮かべてそう吐き捨てると、メイドを呼んでシーツを取り替えさせ、
それから執事を呼んでなにやらこまごまと指示を与えた。
自分もシャワーでも浴びようか、そう思ったけれど、再び襲ってきた睡魔には抗う術もなかった。
そういえば今日の夜伽の担当だったメイドには悪いことをしたな、などと考えながら、
また眼を閉じた。
374椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/13(水) 21:58:49 ID:b4XVFblz
厨房でミルクティーを入れている。
375椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/14(木) 00:12:51 ID:0VPL2kRS
お茶の時間を終えて、食器を片付けると壁の時計を見る。
「……あっ。大変、そろそろ御主人様のお部屋に行かなきゃ」
ぱたぱたと慌しく走り主人の部屋へ向かう。
376谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/15(金) 00:08:35 ID:DDkCASRi
夕方に渡された制服に早速着替えて、モップを握っている。
‥‥‥なのだが、メイドというより、某外国文学の主人公に見えるのは風貌ゆえか。

先日は与えられた自室に引っ込んでから小一時間ほど、メイド服を物珍しげに眺めていたらしい。
そのあと丸一日半目を覚まさなかったため、呆れた様子の執事に仕事の説明を受けた。
半年ほど、ろくに落ち着いて眠って居なかったので、無理も無いといえばそうなのだが。
377谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/15(金) 00:58:40 ID:DDkCASRi
家事雑用のたぐいをやるのは久しぶりになるが、経験が無いわけでもない。
丈のせいで若干扱いにくいモップを全身で押し引きしながら独り言。

「場所は問題無い、あるじも悪者ではなさそう。‥‥‥感謝しなきゃダメかな」
自分に屋敷の存在を脚色交えて教えた人物のことを思い出しつつぼやく。
めちゃくちゃに教えられたために、だいぶ考え違いをしてしまった。
「彼女は白河‥‥‥だっけ。悪いことしちゃった」
相応の慎みの持ち主のほうが、どうやらこの屋敷には多い。
主人は結構な好色のようだったが、嗜みを捨ててはいないよう。

「わ。また変な仕掛け」
隠し部屋の入り口、見た目は唯の壁の前で立ち止まる。奥にはまだ新しい、どこか饐えた匂い。
立ち止まると、微妙な表情で桂は考え込んでいる。
378谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/15(金) 01:01:22 ID:DDkCASRi
「それにしてもこの服。きのうは眠っていたから採寸はしてないはずなのだけど」
片腕をひょいと挙げてみる。
「ぴったり、だよね」
理由はなんとなく想像がつくが考えないことにして、雑念を飛ばすべく、床を擦る。

「ん。そろそろおしまい。」
モップとバケツを一緒に抱えようとするが、どうにも上手くいかない。
しばらく悩んでから、結局バケツから先に片付けることにした。
379椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/16(土) 22:14:09 ID:bLX4qEr0
客室に食事を運んでいる。
380山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/07/16(土) 22:25:49 ID:csHkiu6Z
「ったく、面倒くせぇな……」
何やら得意でないジャンル、もしくは気に食わない注文の料理を作っているのか、あまり機嫌が良くない。
381椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/16(土) 22:39:29 ID:bLX4qEr0
「申し訳ありませんでした〜。失礼いたします」
客室から出てくる。客人の女性に食事について言いがかりを付けられ、水をかけられてしまったらしい。
「ひどいなぁ、びしょびしょ……。でもお水で良かった」
濡れてしまったエプロンや髪をタオルで拭いつつ廊下を歩く。
382名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 22:44:26 ID:f046Efvm
 
383名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 22:58:42 ID:csHkiu6Z
 
384椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/16(土) 23:01:12 ID:bLX4qEr0
髪を乾かし、服を新しいものに着替えている。
385 ◆MchnZqPchk :2005/07/16(土) 23:01:40 ID:QsQsaT5b
 
386倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/07/16(土) 23:08:07 ID:f046Efvm
「ふぅ…」
ベッドメイキングをしようとシーツの束を持ち、屋敷内の廊下を歩く。
387若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/07/16(土) 23:08:56 ID:bLX4qEr0
晩餐会で手をつけられなかったオードブル皿の残りをつまみ食いしている。
388鬼瓦 金造 ◆MchnZqPchk :2005/07/16(土) 23:13:07 ID:QsQsaT5b
「ぐふふふふ…。
 重要法案が衆院を通って、残すは参院のみ。
 その前に鋭気を養わねばやっておられんわ」
いつかの黒塗りの車が館に向かって走っている。
389名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 23:13:45 ID:csHkiu6Z
 
390名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 23:14:32 ID:f046Efvm
 
391 ◆MchnZqPchk :2005/07/16(土) 23:17:37 ID:QsQsaT5b
 
392名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 23:24:49 ID:f046Efvm
 
393椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/16(土) 23:29:48 ID:bLX4qEr0
自室を出て、今度は見回りを始めようとするが
いきなり割れている花瓶を見つけ、屈んで破片を片付ける。
「あら。誰かが割っちゃったのかしら〜。危ないわ」
394名無しの御主人様:2005/07/16(土) 23:40:18 ID:csHkiu6Z
「さて……と」
仕事を終わらせると、おもむろに備え付けのベルを鳴らしてみる。
「今夜はどうしたものかな。ここの所仕事続きだからストレス発散の一つもしたいものだが……」
特に何も考えずに誰を呼んでみて、誰が来たかでその先を考えるつもりらしい。
395椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/16(土) 23:54:10 ID:bLX4qEr0
主人の部屋のベルが聞こえ、慌てて立ち上がる。
「あっ。はぁーい、今行きますー……いたっ」
手に持っていた花瓶の欠片で指を切ってしまう。
「いたた…」
ゴミを捨て、指から流れる血を口で吸ったりしながら主人の部屋へ。

>>394
「失礼しますー。遅くなりました。御主人様、お呼びですか?」
怪我した手を後ろに隠してノックをし、主人の部屋に入る。
396名無しの御主人様:2005/07/16(土) 23:59:10 ID:csHkiu6Z
「うむ、杏樹か」
彼女を迎え入れたはいいのだが、特にこれといった目的があったわけでもない。
どうしたものかと少し考える。
「丁度仕事が終わったのでな、とりあえず酒の一杯でも……」
と、飲み物を頼もうとしたところで杏樹が片手を隠しているのに気づく。

「杏樹……何か隠しているのか?」
片手だけを後ろにしている事を、何となく指摘してみる。
397椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/17(日) 00:12:55 ID:lMBvH3wi
>>396
>とりあえず酒の一杯でも……
「じゃあ、何かお入れしますね。今日御客様に頂いた洋酒が…」
部屋の隅に積まれている箱を取り出し、中の酒瓶を出そうとする。
>何か隠しているのか?
「は、はいっ? あ…ええと…」
思わず酒瓶を落としそうになるが、咄嗟に両手で捕まえる。
「さっき廊下で花瓶が割れていて。それで、お片付けしてたら怪我をしてしまったんです」
怪我をした指を主人に見せ、微笑む。
「でも全然大丈夫。こんなのすぐ治ります」

「お待たせしました〜。御主人様、どうぞ」
ブランデーをグラスに入れ、主人に手渡す。
398名無しの御主人様:2005/07/17(日) 00:22:57 ID:R3avpfpc
「まだ少し血が出ているじゃないか。しっかりと止血して消毒しないと、長引くぞ?」
怪我をおしてブランデーを準備する杏樹にそう言うが、彼女は微笑むばかり。

>お待たせしました〜。御主人様、どうぞ
「むう……」
なかなか美味しそうなブランデーではあるのだが、どうにも杏樹の傷が気になる様子。
そこで何かを思いついたのか、杏樹を手招く。
「すぐ治る、か。……では、私も手伝ってやろうか」
怪我をしている手をとると、ブランデーを少し口に含み、不意に杏樹の指を舐める。
「これで消毒はばっちりだろう? ふふっ……」
一度離してからまた少量口に含み、もう一度傷口を舐めてやる。
399椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/17(日) 00:42:45 ID:lMBvH3wi
>不意に杏樹の指を舐める
「きゃっ、…あっ…あのっ…」
主人の様子に顔を赤くしながらも、なんとなく申し訳無い気持ちになる。
「……ありがとうございます。ごめんなさい」
唇が離れた手を自分の胸に当ててそう言うと、部屋を少し見回してみる。
夜伽役はまだ来ていないらしいらしく、寝室の方も人の居る感じはしない。
「御主人様。今日は、まだ…他のメイドの方が来る予定とかはありませんの?
 …もしそうだったら」

主人の膝の前に跪く。
「もうちょっとだけ、お側にいてもいいですか。御主人様がお酒を飲み終わるまで…」
膝に手を乗せ、上目遣いで尋ねる。
400名無しの御主人様:2005/07/17(日) 00:48:27 ID:R3avpfpc
「気にする事はない。自分のメイドを大切にするのは、主人として当たり前の事だろう?」
頬を染めている杏樹の反応を楽しみながら、さらりとそんな事を言う。

>他のメイドの方が来る予定とかはありませんの?…もしそうだったら
「ふむ。今日はこの後特に予定はないぞ。来客も、他のメイドもな」
グラスを手に持つと、杏樹にゆっくりと答える。
「だから……杏樹が側に居たいなら、私は喜んで付いていて欲しいくらいだ」
そう言って、ブランデーを軽く飲む。
「幸い、酒瓶にはまだたっぷりと中身もあるしなぁ……」
401椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/17(日) 01:05:41 ID:lMBvH3wi
>私は喜んで付いていて欲しいくらいだ
その言葉に嬉しそうに微笑むと、主人の膝に縋る。
指で主人の足をつうっと撫でたりする。
「くすくす…。もう。一本全部飲んでしまったら、お体に障ります」
しばらくその体勢で主人を見上げたりしていたが、なんとなく驚かせてみたくなったのか
徐々に手を股間のほうへ伸ばし始める。

そして主人の目を盗んでゆっくりジッパーを下ろし、逸物を取り出すと
(……。御主人様、すぐ気付いちゃってるかなあ)
「…ん…ぅ。んんっ。ん……」
なるべく声を漏らさないようにしながら口に含もうとする。
(やだ、私ったら…。御主人様に、勝手にこんな事…)
402名無しの御主人様:2005/07/17(日) 01:18:42 ID:R3avpfpc
「おやおや。いざとなれば半分は杏樹に飲んでもらってもいいんだがなぁ」
足に当たる彼女の身体の感触を楽しみながら、デスクの上に乗っていたボトルを手に取り二杯目に入る。
次第に股間に伸びてくる手に、敢えて気づかない振りをしながらまた飲み始める。

やがて逸物が外気に触れ、さらに彼女の唇に触れるのを感じ取る。
「……ふ、やれやれ。杏樹はブランデーよりそっちを飲みたいのかな?」
不意にそんな事を言ってから、
「しかしただではあげられないな。少し趣向を凝らしてみようか」
そう言って、執事の部屋に内線を入れる。
「さあ、私を楽しませてみるんだ、杏樹」
丁度デスクに隠れて入り口からは彼女の姿は見えない。そして一分も経たずに由依が部屋に入ってきた。
何の用事かと聞く彼女に適当に明日の仕事について話をしながら、陰に隠れて逸物を刺激する杏樹の奉仕を楽しむ。
無論、表情はいつものままで。
「ああ……そういうわけだ。さ、この資料を読んでおけ。参考になる」
わざわざ由依を側まで呼び寄せると、ぎりぎりの距離で資料を渡し、まだ話をしたがる彼女を下がらせた。

「……さて、どうした杏樹。二人きりの時よりキレがなかったようだが?」
扉が閉まると、下を向いて杏樹に聞いてみる。
403椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/17(日) 01:35:53 ID:lMBvH3wi
>杏樹はブランデーよりそっちを飲みたいのかな?
「ん…。んふ…っ」
段々興奮してきたのか、思わず主人の言葉にこくんと頷いたりしてしまう。

>一分も経たずに由依が部屋に入ってきた
「! (だ…だめっ…。また恥ずかしいところ、見られちゃう……)」
主人が急に由依を呼び寄せたので、見られてしまうのではないかと心配し、
チラチラと机の側を気にしたせいで奉仕も多少疎かになる。

>二人きりの時よりキレがなかったようだが?
「…御主人様、意地悪なさらないで下さい…。んんっ、あ…ふっ…。…っ」
挽回するかのように今度は攻めを激しくし、頭を動かしてジュルジュルと音を立てつつ口腔奉仕を続ける。
「んん…!」
しゃぶっているうちに段々自分の下半身が熱くなって来るのを感じ、太股を摺り寄せたりしながら
主人を見上げる。
404名無しの御主人様:2005/07/17(日) 01:44:19 ID:R3avpfpc
「ふふっ……杏樹、恥ずかしかったか?」
わかりきっている事を聞くのだが、それがまた楽しいらしい。
しかし次第にいつも通り──それ以上の奉仕に変わってきたのを受けて、逸物を時折震わせたりする。
「杏樹、おまえがそんなに激しくするものだから、私のものがもう唾液でドロドロだ」
杏樹の髪を撫でながら、少し腰を揺すってみる。

「杏樹のはどうなっているのかな? 何しろ杏樹は、触れなくても濡れてしまう淫らなメイドだからなぁ」
グラスとボトルをどけて、デスクの上を綺麗にする。
言外に何かを示唆しながら、十分に硬くなった逸物を杏樹の口から抜き、見せつけてみる。

405椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/17(日) 02:09:18 ID:lMBvH3wi
「あ……。」
口から抜かれた逸物をうっとりと見つめ、ゆっくりと立ち上がり
机の上に軽く腰掛けてみる。
>触れなくても濡れてしまう淫らなメイドだから
「…どうしましょう…。御主人様にお口で奉仕しているだけで…もう、こんなに…」
スカートを捲って腰までをさらけ出し、自らの手でショーツをするすると下ろしてゆく。
片足を軽く上げ、秘所に指を差し入れると、くちゅっと音を立ててから愛液が腿の内側を伝って零れる。
「あっ……」
溢れて滲み出てくる愛液の様子に恥ずかしそうな表情になる。

「御主人様…。んっ、ん…淫乱でも、なんて詰られてもいいの…。
 このはしたないメイドに……どうか…。んぅっ…お情けを、くださいませ…」
自分から誘うのがかなり恥ずかしかったらしく、涙目で途切れ途切れに言いながら足を開く。
我慢しきれず自分で弄ったりしつつ、主人の逸物を見たりする。
406名無しの御主人様:2005/07/17(日) 02:21:40 ID:R3avpfpc
「ほう……」
既に溢れたもので蕩けている杏樹の秘所を眺めると、煽るようにじっと見つめてやる。
「そうだな、杏樹は淫乱だな」
溢れたものを掬い取って指に塗り、秘裂をなぞってやる。
「だが私は構わないぞ? その一番淫らで扇情的なを、私にだけ見せてくれるなら……な」
逸物を入り口辺りで擦りつけながら、ゆっくりと乳房をこね回したりする。
そうして杏樹の身体を反転させ、机に伏せさせるような体勢にすると、脚を開かせて後ろから逸物を突き立てる。
「くっ……入れた途端にここまで包み込んでくるとは……そんなに私のこれが欲しかったのか?」
杏樹の両脚を軽く持ち上げて掴むと、激しく腰を前後させる。そこで。
「おっと……そう言えばさっきの資料にミスがあるのを思い出したぞ。ひょっとしたら由依がまたここまで聞きに来るかもしれないな。
あいつは杏樹の事が苦手のようだから、この際三人で交わって仲を深めるのもいいかも知れんなあ?」
杏樹の背中を撫でると、楽しそうに笑いつつ、また突き上げる。
407椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/17(日) 02:41:41 ID:lMBvH3wi
>脚を開かせて後ろから逸物を突き立てる。
「…あぅっ! あんっ、御主人様ぁっ…激しいですぅ…」
机にしがみつき、背後からの主人の突き入れに体を揺さぶられる。
待ち兼ねていたせいもあって、最初から何度も秘所を締め付け、軽く一度達してしまう。
「はぁ…はぁ…、ええ…御主人様の大きいのでいっぱい…虐めて欲しかったんです…。
 もっと…もっと来てぇ…」
喘ぎながらも嬉しそうに微笑み、口の端から唾液をうっすら零したりする。
「あぁぁん…っ、あっ…。すごぉい…」
無意識のうちに自分からも腰を動かし始めていたが、

>この際三人で交わって仲を深めるのもいいかも〜
と、由依を再度呼ぶような事を言い始める主人を切なそうに見る。
「いやぁ……。そんなのいや…。御主人様、今は杏だけを可愛がって…。
 胸も、お尻も…御主人様のお好きなように…あぁんっ!」
急に激しくなった逸物の動きにびっくりしてしまい、思わず背中を仰け反らせる。
408名無しの御主人様:2005/07/17(日) 02:53:36 ID:R3avpfpc
「ふふふ……そう言われるともっとしてやりたくなるな」
軽く達した彼女の身体に触れつつ、さらに強く腰を打ちつける。

>御主人様、今は杏だけを可愛がって…。
「杏樹は……わがままなメイドだな。まあ、そこがいいのだが」
背中を仰け反らせた彼女の身体を抱くようにして掴むと、繋がったままで抱き上げ、椅子に座る。
「なら好きにさせてもらおうかな。ほら、見なさい」
背面座位の格好で突き上げつつ、椅子をくるりと回して、鏡に二人の姿が映るようにする。
「ほら、見るんだ杏樹。私に突き上げられてはしたなく喘ぐ、お前の姿をな!」
結合部までわかるように杏樹の脚を広げ、下から奥まで何度も突いていく。
抱っこするように持ち上げてから一気に逸物を奥まで進め、ぐりぐりと腰を回す。
「……っ、さあ、言うんだ。私の出す物を何処で飲みたい? ここか? それともここか?」
杏樹の口に指を咥えさせたり、繋がっている秘裂や陰核を擦ったりしながら、また達しかけている杏樹を煽り立てる。
409椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/17(日) 03:19:07 ID:lMBvH3wi
>ほら、見るんだ杏樹
鏡の前で足を大きく広げて喘いでいる自分と
出し入れされる逸物の動きを目の当たりにし、更に興奮が高まる。
「あぁ…奥まで、いっぱい入ってますぅ…。御主人様っ、あん、ん…、いいっ、気持ちいいです…っ。
 私…おかしくなっちゃいそう…」
内部で暴れる逸物に、何も考えられなくなってくる。
>さあ、言うんだ。私の出す物を何処で飲みたい?
「は…ふっ、あぁぁっ…。…中に、全部下さい…っ。
 御主人様の精液で、私の中…いっぱいにしてくださいぃっ…」
必死にそう伝えると、絶頂に向けて腰をくねらせる。

「…ふぁっ、あっ……いくぅっ…」
やがて自分の限界が来ると、主人よりも先に達して、軽く体を痙攣させる。
「――あぁぁんっ!」
逸物を一瞬締め上げ、その後脱力して主人に身を任せてしまう。

「はぁ…はぁ…。御主人様…」
だが背後の主人を見上げ、視線が合うと
「ん…。んー…、ん…っ」
首筋に手を伸ばし、角度を変えて積極的に何度もキスをし始める。
410名無しの御主人様:2005/07/17(日) 03:31:44 ID:R3avpfpc
「中か、それなら孕むくらいに出してやるぞっ……!」
ぐちゅぐちゅと粘っこい水音をたてながら、絶頂に近い逸物を奥へ奥へと突き立てる。
やがで杏樹が身体を震わせると、それを感じ取って逸物が白濁を放った。
「くっ……おお……」
長い絶頂で大量の白濁が杏樹に注ぎ込まれ、溢れるほどになってからようやく止まる。

「ふう……。いや……良かったぞ、杏樹」
そんな事を言いながら、繋がったままで杏樹にキスする。
何度もそうするうちに、やがて力を取り戻す主人の逸物。
「やれやれ。淫らなメイドの杏樹は、まだ満足しないようだな。……いいだろう、明日の仕事が出来ないくらいに、朝までしてやろうか」
そう言うと一旦彼女から逸物を抜くと、片手で杏樹の乳房を触りながら、執事室への内線電話を取る。
「ああ、私だ。あぁ何、これから朝まで杏樹と楽しむことにしたから、明日の仕事は延期する」
受話器からは猛烈な非難がましい言葉が飛んでくるのだが、そこは主人が何事か囁いて沈黙させる。

「さて杏樹、覚悟は出来ているだろうな?」
ブランデーを口に含むと、キスして口移しに飲ませて。
「明日は杏樹も仕事は少なくてもでいいぞ。もっとも、腰がまともに動くかは知らんがな」
彼女を抱き上げると、隣の私室まで運んでいく。

その後宣言通り夜が明けるまで交わっていたのだが、翌日は杏樹よりも自分の腰の方が危機的状況になる主人であった。
411椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/17(日) 03:45:01 ID:lMBvH3wi
乳房を弄られつつ、主人の首に手を回したまま電話中も縋りつく。
>これから朝まで杏樹と楽しむことにしたから
「御主人様……」
柔らかく微笑み、ブランデーを口に含むとすぐに酔いが回ってしまう。
「うれしい。私…幸せです。また御主人様に可愛がっていただけるんですもの…」

そうしてその後も主人の攻めに一晩中、甘く悶えてしまうのだった。
412谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/17(日) 04:18:53 ID:ktUif7xs
バケツを持って移動中。モップのほうは殆ど引きずっている有様なのだが、気にしてはいけない。
「‥‥‥ん。」
執務室の前に行き当たって、立ち止まる。扉は開きっぱなしになっている。
中を覗き込むや否や、眉を寄せた。端的に言うと、臭い。
それはもう海産物系の匂いとか独特の鼻につく匂いとか。気になる。しかし、
「コレが勝手に入っちゃまずい、よね?」
新入りの桂は執務室の掃除を任されたことはないし、入るのには許可がいる。
自分がここを訪れた時は隣の部屋だったが、これも場所は違えど、屋敷ではよくあることなのだろう。
けれど‥‥‥。少し悩んでから、結局、詰め所に引き返してダイヤルを回す。

受話器から出た声は、想定していた初老の男性のそれではなかった。大人しげな、しかし芯のある女性の声。
若干戸惑ったものの、執務室が掃除が必要な状態であること、自分は立ち入れないので来て欲しい旨を告げる。
どういうことですか、と訊かれて少し戸惑った。中に入ったわけではないし、
状況を「あたりさわりなく」説明する言葉が現在彼女の辞書には無い。
前回は失敗してしまったけれど、女の子相手にあんまりあけすけに言うのも申し訳ないように思う。

どういったら良いだろう。
「今、執務室の前を通ったら、扉が」
迷いながらなんとか言葉を続けた。
「開いていて‥‥‥えぇと‥‥‥うー‥‥‥とりあえず、今だんな様はお隣の部屋に」
ここまで言ったところで、もういいですわかりました、となんだか酷く冷めた声が桂の言葉を遮った。
少し、拍子抜けした。受話器の向こうの女性はてきぱきとその後の指示を出すと、カチャリと通話を切った。
こちらも受話器をおいて、一段落。深呼吸をひとつ。
(ん。そういえば執事の人ってあのおじいさん以外に3人いたっけ?)
桂は、ぼんやりそんなことを考える。
彼女は屋敷の住人の顔と名前、役割をまだ覚え切れていない。
故に、今しがたの相手が執事見習いの少女であることも、彼女の主人への思いの存在も、知る由はなく。


しばらく後。自らに向けられたうらめしげな目線の存在に、彼女が気付くことは無かった、とか。
413谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/17(日) 21:40:55 ID:ktUif7xs
 
414名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 22:28:21 ID:rx532jMD
 
415谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/17(日) 22:31:39 ID:ktUif7xs
 
416名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 22:34:43 ID:rx532jMD
 
417 ◆zURNfXrWJs :2005/07/17(日) 22:37:58 ID:ktUif7xs
 
418名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/17(日) 22:42:42 ID:rx532jMD
「むぅ……まだ着かないか……」
黒塗りのしっかりとした高級車……まあぶっちゃけリムジンの後部座席に座りながら、ぼそりと呟く。
向かっているのは名無しの屋敷のはずだが、思った以上に時間がかかる。

――まあ、思いもしないだろう。運転手が道に迷っているなどと。
419谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/17(日) 23:11:30 ID:ktUif7xs
客室の生け花を換えるよう指示されて庭に入ったが、
林と見まがうばかりの一角に踏み込んで出口を見失っている。
「ど、どうしよう‥‥‥」

少々慌て気味。
420名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/17(日) 23:16:27 ID:rx532jMD
過ぎ行く景色。通る人々。
車の中から窓越しに外を眺めつつ――
「……ん? おい、今の店、さっきも通らなかったか?」
その男が発した問いに答えたのは、『気のせいですよ。そろそろ着くはずですから』という回答。
どうやら、運転手のほうが何枚も上手……というか、この男のほうが抜けているのか?

……だが、程なくして本当に名無しの屋敷に到着したりする。
冷や汗をこっそりと拭いつつ、運転手が車のドアを開けるが、むろんこの男は冷や汗なんぞに気づかない。
「やれやれ、ようやく着いたか……」
少々疲れたような顔になってしまったが、気を取り直して玄関に歩いていく。
421谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/17(日) 23:31:29 ID:ktUif7xs
焦ったわりにはあっさりと外に出られて一安心。
来客に気付いて、とりあえずの収穫を入れたバスケット片手に、玄関へ駆けて行く。

客の応対は初めてのため、緊張気味。
「ようこそおいで下さいました」
言いおえた直後、バスケットの中から黒い影が飛び出した。
「ふわっ」
蜂が飛び出した蜂が大きく弧を描いて飛び去って行く様子を眺め、安堵の吐息。

「主人に御用ですか?すぐに取次ぎますね。‥‥‥まずはお入り下さいな」
なんとか取り繕って落ち着いた態度を作ると、ドアに体重を掛けて、客人を招き入れようとする。
422名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/17(日) 23:38:07 ID:rx532jMD
少しとは言え驚いた桂とは対照的に、まったく動じないこの客人。
タネを明かしてしまえば、飛び去った黒いものが蜂とは気づかなかっただけだったりするが……

「うむ。……なかなか良い手際だな。
 すぐに会えればそれでよいが、ダメなら待たしてもらいたい。とりあえず部屋まで案内してもらえるか?」
テキパキと案内する桂に感心しつつ、彼女に続いて屋敷の中に踏み入れる。
視界に入った玄関の内装に、口の中でこっそり唸ってから、周囲を見回す。
「さて、あとは主人がすぐに会ってくれるとよいのだが……まあ、広い方だからな、あまり期待してはおらんが」
主人とすぐに会えない、というのは割と有名らしく、客間で待たされることもすでに視野に入っているらしい。
423谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/17(日) 23:59:33 ID:ktUif7xs
ベルを鳴らして来客を告げる。
「かしこまりました」
訪問者を客間へ案内し、お待ちください、と一礼して退出。
小走りに主人の部屋へ向かう。戻り際に何を言われたものか、きゅっ、と軽く目を細めた。
客室への道すがら、一瞬だけ苦笑い。

客間に戻れば、客人の前には湯気を立てる紅茶が置かれていた。
そのことに少々驚きつつも、思考を『仕事』に切り替え、客人に向かって告げる。
「今日、主人とお会いする予定だった方ですね?御連絡した通り、主人は今日お会いできないと申しております。
 ‥‥‥お泊りになるなら、お部屋へ案内します。どうなさいますか?」

それから、
「主人から言伝てがございます。
 『こちらの都合で、申し訳ない。埋め合わせと言っては何だが、このメイドを好きに使ってもらわん』‥‥とのことです」
そう、涼しい顔で言い切った。
424名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/18(月) 00:07:15 ID:HHyBfkyS
「なるほどな……まあ、そのような気はしたが」
『こちらの都合で』とのことだが、(運転手が道に迷ったおかげで)予定の時間に遅れたのだ。スケジュールが埋まってても不思議ではない。
そんなことを考えつつ、先ほど他のメイドが入れていった紅茶を一口。
「……まあ、こちらの予定は無い。どの道、仕事も火曜にならなければ動けんしな。
 案内してもらおうか?」
と、泊まる部屋に移るべく立ち上がり、桂と共に客間を出る。

「玄関で一目見たときは、幼い割にずいぶんと手馴れていると思ったが……
 どうやら、見た目以上に楽しませてくれそうではあるな?」
と、問いかけとも独り言とも思える言葉を口にする。
どうやら、先ほどの言葉に動じなかったことから、"そっちのほう"も手馴れていると踏んだらしい。
425留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 00:13:20 ID:ryuzKBE/
来客後の応接間を片付けているのだが、ついそこに置いてあるスポーツ新聞に目が行ってしまう。
「ふふっ、ふふふ……」
最近は様々な記事──と言うよりは二つのスポーツ関連で機嫌が良くなることが多いのか、読むと大抵笑いが止まらないらしい。
426谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 00:20:43 ID:4fgSphTr
>>424
客人の言葉は敢えて、聞き流した。
返事をしなければならないということではあるまい。
自分が人としてどう見えるのかは、あまり考えたくないし、相槌という形であれ、言葉にするのも嫌だった。

「かしこまりました。では、こちらへ」
距離にして二歩分ほど、先に立って歩き始める。
「段差がございます。足元にお気をつけ下さい」
向かう先は主人に指定された部屋。今朝、掃除したばかりの部屋であり、一番よく使われる客室ではあるのだが、
(この部屋って‥‥‥カメラが)
そんなことを思い出しながら歩けば、目的の部屋は近い。

「どうぞ」
ドアの前の札を掛け換えると、客人を導きいれた後で、自らも部屋へと体を滑り込ませた。
パタン、と軽い音を立ててドアが閉まる。

「では、なんなりと。御用をお申し付けくださいませ」
427桜庭 俊@奏の弟:2005/07/18(月) 00:21:08 ID:MPwkD9Av
明日も休みなのをいいことに自室でテレビゲームに熱中している。
428名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/18(月) 00:29:22 ID:HHyBfkyS
>>426
「なら、まずはこっちに来なさい。そんなところに立たれても何もできんしな」
と、自分はベッドに腰をかけ、桂を呼ぶ。既にヤル気満々である。

カメラを仕掛けられていることは知らないが、だからといってどうだというわけでもない。
メイドがする仕事は"この世界では"知られているし、屋敷によっては作りが悪くて、中の声が丸聞こえのところもある。
ならば、当人さえ吹っ切れていれば覗かれていようが……というのがこの客の持論である。

まあそれはともかくとして――
「服を肌蹴させて、もっとこっちに寄りたまえ。
 そのくらいで恥ずかしい……というわけでもないだろう?」
429留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 00:31:09 ID:ryuzKBE/
「さて、あんまり読みふけるのもあれだし」
新聞を片付けると、手早く掃除も済ませて応接間を出る。この辺りは成長の証かもしれない。
仕事をあらかた終えると、厨房で麦茶を貰って飲みながら、少し休憩する。
「どうしよう、お風呂入っちゃおうかな……。さっき見たら、大浴場誰もいなかったし」
430桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/07/18(月) 00:44:47 ID:MPwkD9Av
もうすぐ試験らしく、試験前最後のメイドのお仕事である。
仕事を終えたようで、知らないうちに鼻歌を歌いながら厨房へ向かうが――
「えー、いないの?」
厨房はすっかり綺麗になっており誰も居ない。思わず頬を膨らませる。
431谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 00:52:52 ID:4fgSphTr
>>428
「はい」
ネクタイの結び目に指を掛ける。くい、と軽く力を込めれば簡単に解けた。
ひとつふたつボタンを外してから、客人の元へ歩み寄っていく。
右の肩に手を遣って、肩紐とブラウスとを同時に下ろす。白い肌に、すこし骨ばった胸口が露になる。
ベッドの上に腰掛けた客人を灰色の目線で見下ろす、その目線はどこか冷めていた。
‥‥‥が、

(‥‥‥っ)
ふきっさらしの、脚の付け根に、低く熱が篭もる。
(嫌だ、な‥‥‥)
主人の提案だったのだが、彼女は今現在、下着をつけていない。
初っ端から手馴れた様子を示してみせた彼女に、主人は今回「たまには趣向を変えてみろ」とのたまったのである。
(‥‥‥これまでと同じ。知ってるようにやればいいんだから)
内心で呟いて、なにやら楽しそうに彼女を見上げる、客人の傍らに膝をつく。

「‥‥‥どうなさいますか」
たどたどしさの残る声音が、小声で囁いた。
432山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 00:56:07 ID:ryuzKBE/
>>430
「……ふぅ」
やる事が無いので自室で少し休憩してから出てくると、丁度仕事上がりで自室に帰る途中の瀬名と遭遇する。
「掃除しておいた? あぁ、サンキュー」
いつものように素っ気無く言いつつも、しっかり礼は言うのだが。

「髪……そろそろ切るかな」
少し長くなった髪の毛を掻くようにしながら、寝酒の一杯と念の為の掃除と火元の確認を、と厨房に向かうと──
「ん?」
照明がいくつか落とされた厨房で、ちょっと不機嫌そうな小柄なメイドが一人。
「……どうした、小腹でも減ったのか?」
こんな話の入り方をするのもいつも通りである。
433名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/18(月) 01:05:43 ID:HHyBfkyS
>>431
ふっ、と小さく笑い、彼女の顎に手をかける。
「……そう投げやりになられてもな。まあ、こういうのもたまには悪くないが……」
あまり表情を表に出さないことを言っているらしい。

そのまま、手を首筋を通って肩に移すと、自分のもとへと引き寄せる。
まるで品物のデキを確かめるように、近づけた彼女の体を両手で触っていく。
胸元を軽く揉み、わき腹を通って腰に、そして――足を伝ってその付け根に。
「……ほう?」
そこに、本来あるべき生地が無いことを知り、少し口の端に笑みを浮かべる。
「確かに楽しませてくれそうだな」
そのまま、指の先で割れ目をくすぐるように撫で上げる。
434桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/07/18(月) 01:09:29 ID:MPwkD9Av
>>432
目当ての人物がどこへ行きそうか考えを巡らせていると、後ろから声を掛けられる。
「あ、雄児さんいた!」
すぐに笑顔になりながら振り返る。
「明日からテストが終わるまで会えないでしょう?だから……」
"雄児さん分を補給しておこうかと思って"と続けようと思ったのだがなんだか
気恥ずかしくなって続きは小声で早口で言い、頬をほんのり染めて視線を逸らす。
「雄児さんはお酒?よかったら私、雄児さんのお部屋に行きたいなーなんて……」
上目遣いで彼を見上げ、恐る恐る訊ねてみる。
435山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 01:22:20 ID:ryuzKBE/
>>434
「なんだ、コロコロ表情が変わるな……奏は」
困ったような表情をしながらも、少し柔らかい物腰になる。
>テストが終わるまで会えないでしょう
「そうか……もうそんな季節か。兼業してると大変だな、本当に」
誰も周りにいないのに小声になる奏を見て軽く微笑むと、続きの言葉を待つ。そうして。
「そうか。……よし、それじゃ一緒に来いよ。独り酒もいいけど、たまには一緒に飲むのも悪くないし」
"使用人用"と書かれた棚から適当に果実酒のボトルを選ぶと、奏と連れ立って厨房を出る。
「……ほら、行くぞ」
嬉しそうな彼女の手を、少し躊躇した後でそっと握る。その後は少し早足になりながら、自室へと向かった。

「さ、入れよ。……知っての通り、見栄えはいい部屋じゃないけど」
部屋の灯りをつけると、料理の本やら外国語の本やらが何冊か散らばっているテーブルを片付け、奏にどこかに座るように促す。
436谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 01:24:32 ID:4fgSphTr
>>433
「そう見えますか」
薄く笑うと、客人にゆっくりと体重を掛ける。
まだ堅さののこる身体を辿る掌に、軽く目を伏せて愛撫を受けていたが、
こっそりと、わずかに眉を寄せた。
(‥‥‥やっぱり嫌かも)
いちいち反応している、自分の躰が癇に触った。
浅く、灰色の眼の奥に違う色が点る。

腰のゆるやかな曲線触れての、客人の言葉に、大きく笑みを作ってみせた。
「くす。‥‥‥分かりますか?」
悪戯っぽい笑みは、少なくとも、彼女のその外見には相応しい。くすくす、と笑ってから、
客人の、シャツに指を掛ける。ネクタイを緩めると、一度に三つ、毟り取るような勢いでボタンを引き下ろした。
「そういうこと、です。‥‥‥あんまり焦らさないでくださいな」
そう云って、より強く、体重を掛けた。
437名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/18(月) 01:33:06 ID:HHyBfkyS
>>436
「まあ、この世界ではこういうことは珍しいものではないからな」
とはいえ、この容姿でこの反応と仕草……というのは割と珍しいかもしれないが。

>「そういうこと、です。‥‥‥あんまり焦らさないでくださいな」
「それは、さほど遠慮しなくてもいい、と取ってかまわないのかな?」
もとより、この問いの答えを求めていたわけではないようで、言い終えるなり彼女の体を自分から引き離すと、その胸元に舌を這わせる。
片手と舌で両胸を軽く撫で回しつつ、先端を軽く刺激する。
そして、空いた手で――再び桂の秘所に触れたかと思えば、早速指を一本、彼女の中に突き入れる。
438桜庭 奏@臨時メイド:2005/07/18(月) 01:37:54 ID:MPwkD9Av
>>435
彼の返事を聞いて思わずガッツポーズを顔の前で作ってしまう。
「やった!ありがとう雄児さん」
今にもスキップを踏みだしそうなくらいの上機嫌。
>「……ほら、行くぞ」
その上彼のほうから手をつないでもらい、舞い上がって照れてしまう。
早足の彼に、必死になってついて行く。

「私はこの部屋、雄児さんらしくて好きだよ。おじゃましますー」
部屋のソファに直行し、腰掛ける。
「あ、そうだ。おつまみにどう?」
制服のポケットから何故か最中をふたつ取り出す。
果実酒と合わないような気がすることは忘れていたり。
439山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 01:48:30 ID:ryuzKBE/
>>438
「そっか。……ありがとう」
奏の言葉に、思わず表情がほころんだ。

>あ、そうだ。おつまみにどう?
「ああ、せっかくだしいただくよ。奏も少し飲むだろ?」
持ってきたベリー系の果実酒を注ぐ。度数は少ないのでストレートでいけるらしい。
「……」
手前の椅子と、奏の座っているやや長めのソファ。奥へと座る。
今日は……と言うよりここの所あまり時間を取れなかったせいか、妙に自分に素直らしい。
軽く乾杯してから、少し苦笑する。
「やっぱりこのソファ、ちょっと二人で座るには窮屈かな」
440谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 01:49:58 ID:4fgSphTr
「んっ」
不意打ちのように入り込んできた指に、細い腰がわずかに震える。
再び客人に身体を寄せると、彼女はスーツのボタンを外しきると、シャツの前を開いていく。
‥‥‥良く見ると、指先が時折震えていたりするのだが。
客人の解けたネクタイ、と自らの長い髪の毛が邪魔になったのか。髪を背中のほうへ押しやり、
ネクタイの片側を咥えてみせると、そのまま体勢を下へと崩した。
自然、ほぼ完全に押し倒した形になる。

指が自由に動ける程度にはとっくに濡れている。
「‥‥‥っ、お上手、です」
なかで動く、指を感じているのか。呼吸は荒い。
(‥‥‥結構きてるかも)
わざわざ演技をするほうでもない。先程までの、下着を着けずに客を案内するという行為に、
思いのほか煽られていたらしい。
「ぃ、ふっ」
びくりと内部が蠢き、その感覚が余計に堪えて、思わず声が漏れた。

それでもなんとか、スラックスに指を掛ける。
441名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/18(月) 01:58:47 ID:HHyBfkyS
>>440
「まあ、私の手もそんなに稚拙ではないという自負はあるが……それだけではないようだな?」
揶揄の色をにじませ、そんなことを言う。
見た目では想像もできないほど、彼女の膣中は"出来上がって"いた。

>それでもなんとか、スラックスに指を掛ける。
彼女のやろうとしていることを知ると、指を止め、自分からズボンを下ろす。
「どうやら、想像以上に遠慮しなくていいようだ……
 いつもなら、ここで口にでも銜えさせるのだが、それも不要かな?」
既に客の逸物は準備万端。
横になったまま、覆いかぶさっている彼女の腰を持ち上げると、器用に位置を合わせる。
そのまま――濡れもしていない逸物を彼女の割れ目に押し当てると、そのまま腰を引き寄せ、突き込む。
442桜庭 奏@臨時メイド:2005/07/18(月) 02:06:29 ID:MPwkD9Av
>>439
乾杯をして、一口飲む。
「ううん、平気。だって」
甘えるように彼の肩に頭を預ける。
「わざわざ動かなくてもこんなに近くてうれしい」
片手でお酒を飲みながら、反対の手で雄児の手に触れてみたり。

「テストが終わったら、夏休みなの。
 雄児さんは、どれくらいお休みあるの?」
グラスはテーブルに置いて彼の手で遊びながら訊ねる。
443山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 02:16:59 ID:ryuzKBE/
>>442
「奏……」
いつもより少し甘えっ子な奏を見て。
「そっか。……そうだな」
雰囲気に流されるように、片手をそっと奏の肩にやり、身体を寄せる。

>雄児さんは、どれくらいお休みあるの?
「んー……そうだな」
少し考えてから、グラスをテーブルに置く。
「相棒が旅行にでも行かなければ、何日かまとめて休暇を取れるとは思う。今までほとんど不休だしな」
そう言うと、傍らの奏を両手で持ち上げて、自分の両脚の上に座らせる。
そしてゆっくりと腕を回して、後ろから抱きとめて。
「どこかに二三日出かけてみるか? 空気も水も良くて、丁度いいくらいに涼しい高原にでも」
囁くように言って、顔を奏の顔に近づける。
444谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 02:21:54 ID:4fgSphTr
>>441
「そんなこと‥‥‥仰らないでくださいな」
そう応じる。声色は依然として感情を読ませないそれだったが、
客人の声に混じる揶揄の色に内部がぴくりと反応した。
「んっ‥‥‥」
冷房の効いた部屋だというのに汗だくになっている。

客人が彼女に静止を掛け、自らズボンを下ろす様子をじぃ、と眺めてから、
次は何をするのか、伺うように相手を見上げた。

「ふぁ」
腰を持ち上げられ、僅かに身構える。
‥‥‥身構えると却ってよろしくないのだが。
「ん、ぁっ――――!」
剛直が割り入ってきた。開きかけていたとはいえ、かなり痛い。
衝撃を殺しきれず、かみ殺された悲鳴を上げる。
‥‥‥だというのに、とっくに解れた膣内はあっさりと剛直を受け入れた。
(しまっ‥‥‥嘘。わ)
上位に居たために、加減が効かない。というか、腰を上げれば済む話なのだが、
最初衝撃がこたえて思い至らない。
「ふぁう‥‥‥や、ん、入ってっ‥‥‥」

強く擦られる。背筋を上ってくる快感を、なんとか乗りこなす。
少女の灰色の瞳が、蕩けたように揺らいだ。
445桜庭 奏@臨時メイド:2005/07/18(月) 02:29:02 ID:MPwkD9Av
>>443
「んっ…、重いでしょう?ごめんなさい」
彼の膝に乗せてもらって、うれしいのだが申し訳ない。
最近もともと甘いものに目がないのに拍車がかかり、毎食きっちりデザートを食べている
ため、女の子としては彼が自分を重いと思わないかが心配なようだ。

>「どこかに二三日出かけてみるか?〜
「ほんと?いいの?」
自分が考えていたことと同じことを先に言われ、驚きながらもうれしい表情は隠せない。
囁く彼の低い声に、少しぞくぞくした感覚を覚えながら、急いで振り向いたと同時に
彼の唇と自分の唇が触れる。
思わぬアクシデントに一瞬戸惑い、急いで離れようとするが思いなおし、
そのまま身体を寄せて口を重ねる。
446名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/18(月) 02:33:27 ID:HHyBfkyS
>>444
ゆっくりと腰を動かし、その逸物を彼女の中に入れながら――
「……ふふっ、気持ちがいいのだろう? すでに"眼"がさっきとは違うぞ?」
これでも、こういう"接客"を受けるのは1年や2年ではない。加えて商売もしている身だからこそ、こっちも目が利くらしい。
そのまま、空いている手で彼女の胸の先端を――抓るように押しつぶす。

「私は、本当はあからさまに悶える者のほうが好きなのだがね……
 だが君のように、奥底からあふれ出るものに耐えている姿も――ふっ、悪くないかな……っ!」
いきなり逸物を飲み込んだことで、既に手加減する気持ちは消え失せていた。
まるで、無理矢理にでも彼女を快楽に溺れさせんとばかりに、下から腰を押し出す速さが増す。
絡みつく膣。響く水音。
それらを感じ、また聞きながら、客も体を駆け上がる快感に酔いしれながら――彼女を貫く。
447山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 02:38:40 ID:ryuzKBE/
>>445
「大丈夫。むしろ華奢で、思いっきり抱きしめていいのか心配になるくらい」
一応本心を言っているらしく、顔はなぜかそっぽを向いていたり。

>ほんと?いいの?
「ああ、執事様辺りに許可を貰って……それで、んっ!?」
振り向いた奏の唇が触れて、そのまま重なる。
「……んっ」
その柔らかな感触に魅かれるように、しばらく重ねたままでいる。
「ふぅっ、ちょっとびっくりしたよ。積極的だから」
うっとりとしている奏に言うと、
「じゃ、おかわりで」
もう一度重ねる。今度は奏の唇を吸い、奥へ奥へと進んでみる。
抱きしめた両手はメイド服の上を這い回り、その微かな膨らみだけでなく、手の届く場所を丹念に撫でていく。
「……奏。このまま、いいか?」
ようやく彼女の唇を解放すると、小さく囁いて。
周りには誰もいないのだから、さっきの奏を笑えないな──と思いつつ、彼女の返答を待った。
448谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 02:50:42 ID:4fgSphTr
黙って、唇の端をきつくきつく釣り上げる。
前髪が落ちてきて視界を隠しているが、これは寧ろ都合が良かった。
奥に、何度となく突き刺さるものがある。
「ふっ、はっ‥‥‥ひぁ、ふぅッ‥‥‥!」

開いた胸元、先端に痛みが走った。
「ぁ‥‥‥ハ、ふひぁっ‥‥‥ん。こえ、が」
途切れがちな声で、細くそういった。
「おおきいほうが、おこのみ、で‥‥‥ッ!ぁやっ、す‥‥‥ふぁ、か‥‥‥?」
腹に力を込める。声を出すための自然な動作だったが、搾り取らんとするかのように内部は動いた。
「ひゃは、声に出して言ったら感じちゃった、かな‥‥‥」
ぱしゃ、ぱしゃと湿った、叩くような音がきこえてくる。
「ふあ、あんっ」

頭の奥に、ゆるく響くものがある。
桂は、絶頂が近いことを自覚した‥‥‥が、構わず、客の動きに応じた。
449 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 02:51:58 ID:4fgSphTr
450桜庭 奏@臨時メイド:2005/07/18(月) 02:53:41 ID:MPwkD9Av
>>447
重なった唇が熱を持ったように敏感である。
深い口付けに力が抜けそうになりながら、彼の背中に手を回す。
口付けだけでなく彼の手の動きで次々と快感が生まれ、ようやく解放されたときにはすっかり息が上がっていた。
>「……奏。このまま、いいか?」
OKの意味を込めて、彼の首に腕を絡ませる。
「私が積極的になっちゃえるのは、雄児さん限定なの」
小さな声で彼の耳元で囁く。
451名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/18(月) 02:57:32 ID:HHyBfkyS
>>448
「…んっ……くっ……!」
ゆっくりと動いているときはそれでも、普通に話せていたのだが、
小柄とは言え人間一人を上に乗せたまま腰を動かし続けるのは、さすがに疲れるようだ。
――が、ここで客の脳裏に閃いたものがあった。
「そろそろ……かな?」
言うなり、腰の動きを止める。
彼女に悟られないように――といっても誰から見てもバレバレだったが――一息つく。
「……ん? どうしたんだね?
 止まっているというのに、中の壁がずいぶん私の物を締め付けるようだが……まだ欲しいかね?」
まるで『言ってみなさい』と言わんばかりに、わざとらしくそう尋ねる。
452山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 03:04:40 ID:ryuzKBE/
>>450
自分の首に絡む奏の腕。それはOKのサインである。
「よし……それじゃ」
と、動きかけたところで奏の言葉が耳に届く。

>私が積極的になっちゃえるのは、雄児さん限定なの
「……っ!」
彼女が甘える言葉は何度も聞いてきているが、これは今までにない"破壊力"だったりする。
思わず股間が反応し、立ち上がったものが衣服越しに奏のお尻に当たってしまう。
「わかった。じゃあ俺も、奏に応えなくちゃな……目一杯」
もう一度キスしてから、ベッドに向かう間ももどかしく、ソファで衣服を脱がしに掛かる。
453谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 03:13:28 ID:4fgSphTr
>>451
「ふふ」
会話をしている間にも腰が動くのを意識しつつ、桂は上体を起こす。
透明な液が太股を零れ落ちる、それだけで結構な刺激になる。軽く奥歯を噛んで堪えた。
客人の頬に手を当てて、覗き込む。‥‥‥淵まで見下ろすかのように。

そして言った。
「続けてくださいな‥‥‥ふっ、は‥‥‥くぁ、はんっ」
自ら腰を使い始める。
完全に熱に浮かされた表情の底に、正気か狂気か、掴みづらい何かが宿っている。
「桂、ばかりが楽しんでは、申し訳、ありま‥‥‥っ、ふぅっ」
膝がわなないて、少女の状態を伝える。
汗に濡れた長い髪が、少女の動きに合わせるかのようにゆっくりと揺れた。
454桜庭 奏@臨時メイド:2005/07/18(月) 03:17:55 ID:MPwkD9Av
>>452
「…あ」
お尻にあたる衣服越しの彼のモノの感触に、急に胸の鼓動が早くなる。
自分の言葉のせいで彼がそうなったとは気付かず、ただ顔を赤く染めて
これからのことを想像してしまうだけである。
>「わかった。じゃあ俺も、奏に応えなくちゃな……目一杯」
彼に衣服を脱がしてもらいながら、自分も彼の服のボタンに手をかけていった。
455名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/18(月) 03:25:22 ID:HHyBfkyS
>>453
次の瞬間、彼女が示したのは、おねだりではなかった。
「ぅむ……?」
意図した結果ではないが……まあ、これはこれで楽しめるから問題は無い。
「なるほど、こう来るとは思わなかった……が、その足で頑張れるのか?」
と、震える足を目で示す。
――まあ、そんなのはどこ吹く風で、実際彼女は腰を動かし続けているのだが。
「まあいい……予定とは少し違ってしまったが、気分は悪くないぞ……!」
言うなり、彼女の腰を掴むと、再び下からの突き上げを再開する。
今度は、激しく……というより、完全に出す気満々といった感じで。
456山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 03:26:44 ID:ryuzKBE/
>>454
言葉もなく、お互いの服を脱がせあう。
脱がせ方が稚拙で戸惑ったりもするのだが、一度燃え上がってしまった以上そんな事はどうでもよかった。
メイド服を半脱ぎにさせて下着も乱れさせ、ブラを外すときには隠されていた膨らみを撫で、思い出したように先端を弄る。
素肌が触れ合うと、お互いの鼓動が届いてくるような気がした。
「奏……っ」
ほんのり染まった肌に思わず舌を這わせ、全てを味わうように愛撫していく。
窮屈そうにしている下半身は、まだ我慢できているようだった。
もっとも、無意識に奏の下半身に擦り付けるように腰が動いているせいで、うっかり暴発しかねない状況だったが。

457桜庭 奏@臨時メイド:2005/07/18(月) 03:39:41 ID:MPwkD9Av
>>456
「はぁ…、雄児さん……」
彼の愛撫に扇情的なため息をつき、うっとりと彼の髪に指を絡ませる。
胸への刺激だけで、すぐに奏の方も自然と足がもぞもぞとしてしまう。
彼の下半身が当たって、余計にどきどきしてしまうからかもしれない。
(わ、私も雄児さんを気持ちよくしてあげたいって思ってたのに……)
このまま愛撫に流されてしまいそうな自分と葛藤していたが。
少し顔を上げて、そっと何かを耳元で囁く。
そして照れたように身体の力を抜き、とりあえずこのまま流れにまかせることにしたようだった。
458桜庭 奏@臨時メイド:2005/07/18(月) 03:40:59 ID:MPwkD9Av
459谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 03:42:20 ID:4fgSphTr
自然、やることは恥骨に、敏感な部分を擦りつけるような動作の反復になる。
「あ、はっ」
息を吐いて、客の言葉に応じた。この体勢だと自分が感じてしまう部分も多い。
‥‥‥強請ってみろ、という客の言外の要請に答えてみた、つもりだったのだけれど。
喋れそうにないが、なんとか、言葉を吐き出す。
「あ、ふは‥‥り、がとっ‥‥‥ご、ざい、ます‥‥‥」
甘えるような響きが混じったことに気付いた。
わずかに自分を責める気持ちが顔を出したが、それでも眉尻を下ろして、桂は笑う。
上がってくる快感は激しい。身体を支える細い腕が揺れる。
意識を手放さないのは、要するに彼女の意地だ。
いくつか喘ぐ度に、意識の中で、噛み当てた歯の立てる音が響く。
‥‥‥そうしていると、快感が脳髄に叩き込まれるように響いてきて、余計に狂おしい。
「お、上手‥‥‥です‥‥‥は、はぁんっ」
再び、最奥からどろりとした感触が溢れ出す。

「っ、はっ、‥‥‥」
そして、内部で剛直が震える動きに、小さく声を上げた。
460山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/07/18(月) 03:47:17 ID:ryuzKBE/
>>457
自分の愛撫に奏が感じてくれることを確認して、嬉しくなる。
「奏……その気持ちよさそうにしてる色っぽい顔、可愛いよ」
こういう時だけしか言わないような言葉を告げて、もっとその顔が見れるような責めを続ける。
やがて彼女の囁きを聞いて、微笑した後。
「どうしようか? このまま一気にしてもいいけど……。お互いでしあうのもいいし、奏はどうしたい?
一度で収まる自信はないから、まずはどんな風にしてもいいけど」

小柄な彼女の身体を少し抱き上げるようにして、また何事か囁いて。
二人だけの空間で、二人だけの行為に没頭するのだった。
461名無しのお客様 ◆ReiAkiRy92 :2005/07/18(月) 03:50:27 ID:HHyBfkyS
>>459
欲を言えば、我慢されると陥落させたくなるのが男心というもの。
だが、まあ主人との交渉もまだであるし、ここでムキになっても特は無い。その代わり、気持ち良さは幾分抑えられるが。
「よし、ならば…受け取りたまえ!」
本当に遠慮はしない。というか、これは遠慮をするほどのことではないのかもしれないが。
少なくとも、この世界では。


「とりあえず、明日の朝は主人の都合のいい時間に……できるだけ早いほうが良いが、呼んでくれると助かる」
目の前のメイドに後片付けをさせつつ、既に明日の要望を出しておく。
462谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/18(月) 04:02:53 ID:4fgSphTr
「‥‥‥ふあ、ぁふっ、ああああぅッ」
内部で、熱いものが爆けた。抜き取られる感触に目を細めて、
「ご満足‥‥‥いただけません、でしたか‥‥‥?」
それから、しばらく、呆、と視線を流離わせる。
とはいえ自分が上になっているため、そのまましているわけにもいかず。
かくしゃくと立ち上がった相手に合わせるように、ゆっくり身を引いた。
足元が覚束無いものの、取り繕える。

立ち上がると、順にメイドの衣装を身につけていく。
エプロンまで身につけて、裾を振うと、軽く部屋を片付けた。シーツを直すのは
一度詰め所に戻ってからのほうが良さそうだ、と判断して、ベッドの上に腰かけた相手に、一礼。
「わかりました。主人にそうことづけておきます」

‥‥‥つ、と一つ、タイツの下で足首を伝うものがあったが、
踵を返し、もう一度一礼して退出した。
463名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 04:05:31 ID:HHyBfkyS
 
464里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/18(月) 23:01:27 ID:kez6F4NM
近所のスーパーでもらったスタンプシールを台紙に張り付けている。
だが背中で時々雅志が暴れたりするので、シールが斜めになってしまったり。
「…こらっ、動かない! これでおむつ買おうと思ってるんだから」
465倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/07/18(月) 23:13:46 ID:pJXgaQxj
まだ把握しきれていないお屋敷の見取り図を片手に、タオルケット、シーツを運ぶ。
「次は…こっちか…」
466里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/18(月) 23:38:32 ID:kez6F4NM
「もう!」
あまりに暴れるので息子を執事に預け、りくの様子を見に行く。
きちんと仕事が出来ているかどうかを確かめに。

>>465
「こんばんは〜 どうですか、調子は?」
りくが押しているカートに積載されたシーツなどの量から、
彼女の仕事はもうすぐ終わるであろうと判断する。
「それ終わったら、休憩室でお茶でもどうです? 美味しいお菓子がありますよ」
467倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/07/18(月) 23:50:02 ID:pJXgaQxj
>>466
>「こんばんわ〜 どうですか、調子は?」

「ひあ!?あ、失礼しました。志保さん!」
突然声を掛けられ、驚きながら声の主を確認する。
「なかなか大変ですね…。こうも広いと…」
溜め息を吐きながら荷物が少なくなってきたカートを見る。
>「美味しいお菓子ありますよ」
「!?お菓子ですか!?食べたいです!すぐに終わらせます!」
468里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/19(火) 00:01:41 ID:86CSLb5O
「そうなんですよ。広い範囲の中を忙しく動き回って、同じことをしているって、
なんだか郵便屋さんが外務としてやっている配達のお仕事に似ていますよね。
だからどうしたんだ、って感じですけれども…では、私は一足早く休憩室で待ってますね」
それだけ言って厨房を経由し、休憩室へと向かう。

「…これぐらいあればいいかな、あとは紅茶……」
休憩室のテーブルに置かれた箱の中にはケーキが10個入っていた。
469倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/07/19(火) 00:16:21 ID:A45Gh32B
「確かにすっごく大変ですね…。」
志保の言葉に、うんうんと何度も頷く。
一足先に休憩室へ向かった志保の後ろ姿を見送り、また、地図を見ながら仕事を進める。

「ふー。やっと終わった!」
大きく伸びをして、カートを押しながら足取りも軽く休憩室へ向かう。
470里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/19(火) 00:28:36 ID:RFroCnga
「…まだかなぁ、りくさん」
鮮やかなケーキたちを目にしてしまって、どうもりくを待ちきれない様子。
特にシュークリームが目の毒だった。
サクサクであろうシューに薄っすらと積もった雪のような粉砂糖。
それを指でそっと撫でて、その甘さを今すぐに確かめたかった。

「……お、お疲れ様です〜 どれがいいですか? 5個まで選んでいいですよ」
りくが部屋に入る直前になんとか目つきを直して姿勢を正し、
ケーキが入った箱を彼女に差し出す。
471倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/07/19(火) 00:38:39 ID:A45Gh32B
「終わりました!」
今にも突進しそうな勢いで、部屋の中へ飛び込むようにして入った。
お疲れ様という志保の言葉と共にケーキの箱が目の前に。
「5個も選んでもいいんですか!?」
志保の言葉に目を輝かせながら、ケーキを前にして、悩む。
「じゃあ、このチョコケーキと……イチゴショート!」
しばし悩んだ末に、選んだケーキを慎重に箱から出し、真っ白なお皿に静かに載せる。
「…あ、私が先に選んでしまいましたが、志保さんは、どのケーキを?」
472里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/19(火) 00:54:03 ID:RFroCnga
「私はこのシュークリームと、ミルフィーユに…」
後輩の前で優柔不断なところを見せるわけにはいかない。
どれにしようか迷いつつ、悩みながらも意を決してケーキを選んでゆく。
(果たして私の判断は英断だったんでしょうか……?)
自分の選んだ愛しいケーキたちを見やるが、りくの皿に載ったケーキたちも羨ましそうに眺める。
(ああ、あっちの子たちも美味しいそうだわ!)

そんなこんなでりくに食べるのを促し、自分も食べ始める。
「そういえばりくさん、お仕事は慣れました? 家事やお掃除は大丈夫でしょうけれど…」
紅茶をひと啜りした後何気なく、りくの傍に寄って彼女の耳元に息を吹き掛けてやる。
「お客様の部屋にお食事を運んだとき、こんなことをされるお客様もいて…」
473倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/07/19(火) 01:10:26 ID:A45Gh32B
「っ!?」
耳元への温かい感触に言葉も無く、全身をビクッと反応させる。
「し、志保さん!?」
474里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/19(火) 01:28:24 ID:RFroCnga
「あら、一度もされたことないんですか? ……ふふっ、りくさん可愛い。
少々のセクハラぐらいで動揺してちゃ、お屋敷のお仕事は勤まりませんよ!
尤も、初々しいのが好きって言うお客様もいるので一概には言えませんけれど…」
自分の席に戻って、再び紅茶を啜る。

「こういうことをされるかもしれないって覚悟を、常に抱いてお仕事をしましょうね。
お客様だけじゃなくて御主人様も…… そして執事様もすることがあるんですから。
驚いた拍子に持っていた壷を割ってしまう、なんてことにもなりかねません」
シュークリームを齧った拍子に、あらぬ場所からクリームが出てきて戸惑う。

そんな中、部屋の内線電話が鳴った。
「はい、もしもし…… ええ、はい、すぐに行きます〜」
相手に了承の意を伝え、取った受話器を元の位置に戻す。
「すみません、りくさん。御主人様のところに行かなきゃならなくなったみたい。
今日はお仕事のことしか話せなくて御免なさいね、また今度は違う話をしましょう」
そう言って休憩室を後にした。
475倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/07/19(火) 01:37:08 ID:A45Gh32B
「…???」
志保の言った言葉に、驚きと戸惑いを隠せない。
「少々のセクハラぐらいで動揺してちゃ、お屋敷の仕事は勤まりませんよ!」

志保の言葉に、少なからず不安を覚えながら、一人きりになった休憩室で、黙々とケーキを食べていた。
476谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/19(火) 21:20:21 ID:86gn5Yzj
「ん〜、んん〜、ん〜っんん〜」

給湯室にて休憩中。
鼻歌を歌いつつ、両足を揺らしつつ、
昨日こっそり隠しておいた木の実のタルトにパクついている。幸せそう。

こぼれた屑がエプロン‥‥‥というか、前掛けを汚していたりするのだが、
気にするつもりは無いらしい。
477椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/19(火) 23:32:23 ID:rHhBwvzQ
廊下を歩きながら、客人の忘れ物の食べ歩き雑誌を読み耽っている。
「わぁー。うなぎ美味しそう」
478谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/19(火) 23:38:44 ID:86gn5Yzj
二個目。今度はどうやらアップルパイらしい。
‥‥‥一体どこに隠していたのかは謎である。

「〜♪」
かぶりつきながら、至福の表情。
先日接客をやっていたとは到底思えない、外見相応な少女っぷりだった。
479椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/19(火) 23:53:26 ID:rHhBwvzQ
「明日、コックさん達に頼んでみようかしら。御主人様にも食べて頂けたら、良いわよね♪ うん」
倉庫に掃除用具を片付け、執務室の近くを通ると中で内線電話が鳴っている。
「あら」

「失礼します。誰も、いませんかー…。こんばんは〜。入っちゃいますよー…」
無人の執務室に入り、電話を取ると相手は主人。
「はい、執務室です。…御主人様?ええ、今はこのお部屋が無人で…。
 ……急用ですね、わかりました。誰かに声をかけてみます〜」
電話を切り、急いで比較的メイドの誰かが居る可能性のある休憩室に向かう。

>>478
「…あっ、桂さん。ごめんなさいね、ちょっとお手伝いしてもらえるかしら〜。
 御主人様のご命令で、『急いで誰かを誘って広間に来なさい』って仰られてるの」
ドアを開け、中にいた桂の姿を確認すると手招きする。
「一体何の御用なんでしょう。来ればわかる、とは言われたんですけれど…」
広間の方向を指差しつつ廊下をパタパタ走り始める。
480奥津 夕呼 ◆FuyueXJelw :2005/07/19(火) 23:57:42 ID:zYreMS2H
豪奢な革張りのソファの背もたれに腰掛け、足をぶらぶらさせて煙草をふかしている。

本来なら立ち寄ってはいけない、調度品の倉庫だったが
誰も来ないわ、空調は効いてるわで隠れてサボるには持ってこいの場所だった。

勿論、油絵などの美術品も置いてあるので、煙草なぞふかしていると執事達に知れたら
それこそ只では済まないかもしれないが、そのスリルも煙草の味を美味くしている一つの要因だと
そう信じていた。
481谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/20(水) 00:00:14 ID:86gn5Yzj
突然の杏樹の呼びかけに、肩を竦める。
「ふわっ」
あまり人に見せられない姿だったらしい。

慌ててエプロンを叩いて立ち上がり、廊下に出る。
残りはとりあえず口の中に押し込んだ。

(‥‥‥広間?)
疑問は口に出さず、ひとつ首を傾げる。
既に背中しか見えなくなっている、杏樹の後に続いた。
482古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 00:06:10 ID:2U9CfN9r
「俺もずいぶんここに慣れてきちゃったよなぁ…」
苦笑いをしながら荷物を運ぶ。
「これは…ここだな」
荷物の運び先である厨房のなかへと入り込み、調理台の上へと荷物をおろす。
「これでよし…っと」
483椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/20(水) 00:13:50 ID:a6MXvO2D
>>481
半開きになっている広間のドアを開け、中に入る。が。
「はー、はー…。ご、御主人様、お呼びですか〜……。 …!!」
部屋で待っていたのは主人と、晩餐会の来客であろう年配男性が大勢。
思わず目を丸くさせる。
「(な、なんでしょうね。これ…)」
桂に耳打ちし、主人の側に彼女を連れて行く。
「あの…。御主人様、急な御用というのは一体――」
と、質問したところで突然、主人が部屋の中心に置いてある大きなテーブルを指差す。
そして自分に何かを囁いてくる。
「……んっ。…え、あ、あの。でも桂さんはまだ新人さんですし… わ、わかりました〜…」

命令に抗えないと悟ったのか、桂の手を引き中央のテーブルに乗ろうとする。
「桂さん、大丈夫?よいしょっ…と」
彼女と抱き合うような格好になり、少々不安げにテーブルの周囲を見回すと
周りに息を荒くしている男性達が少しずつ寄って来る。
「……。じゃあ、はじめます…」
そう覚悟を決めたかのように呟くと、おもむろに桂の頬を撫で、ゆっくりと口付けをし始める。
「んん…。ちゅっ…ちゅ…ぷっ」
484名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 00:17:50 ID:IQL0lByT
 
485名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 00:19:32 ID:2U9CfN9r

486粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 00:33:42 ID:IQL0lByT
学校も長期休暇に入ったので、早速お屋敷に長居しようと遊びに来ている。
涼みにベランダに行こうと廊下に出た時、ふと一人のメイドが目に止まった。

「……誰?」
興味深げに眺めた後、首を傾げて悩む。
一見、前に会った涼というメイドとうり二つではあるが、決定的に違う事があった。

「ねぇ、そこの貴方…、何をしてらっしゃるの?」
自分の直感のようなものを信じて、声をかける。
487古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 00:49:06 ID:2U9CfN9r
仕事を終えて、ゆっくりと廊下を歩いていると後ろから声がかかる。
「え?」
振り向くと、そこには長い黒髪の美しい少女。
しかし、メイド服を着てはいない。
(お客様か…?)
すこし怪しむような声のかけ方は気にはなったが、
「誰?」と聞くからにはおそらくお互いに初対面と言うことだろう。
「こんばんは、お嬢様…私、メイドの古河涼と申します」
少し考えた末、あたりさわりのない答えを返す。

…隼は気がついていない。
――-自分がこの瞬間、小さな…しかし決定的な過ちを犯したことを。


「私は、今しがた仕事を終えたところです。…お嬢様はいかがされましたか?」
にっこりと微笑みながら、軽く首を傾けて目の前の少女に問う。
488谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/20(水) 00:49:08 ID:iWKWXqLy
>>483
廊下を小走りで行くうちに至福は飲み込んで、しばらく。

広間に踏み込む前から、少しだけ警戒してはいたのだ。
人数が多かったから、唯の給仕の仕事だろうと判断したのが失敗だった。
場の雰囲気で、なんとなくわかった。

主人と杏樹の会話を聞きながら、逃げ出したくなる自分をなんとか律する。
気になることがあった。年配の男が多い。要するに、
(‥‥‥コレの顔を知ってる人がいるかもしれない)
過去の主人たちには、彼女を好んで玩具にした者も少なくなかった。客に供したことも一度や二度ではない。
同じ者だとは気付かないと思うけれど―――
(戻る?‥‥‥だめ)
この屋敷が、彼らが介入できない場所であることは間違いないのだし。
仕事を介した関係に、温情やらの類を持ち込むことは本意ではない。

目の前の女性が、桂の手首をおずおずと掴んだ。
「‥‥‥ん。」
大丈夫、と目線で示し、杏樹に手を引かれる。
彼女の気遣いは嬉しい。嬉しいのだが‥‥‥
(椿 杏樹。メイドの先輩。初日から話し掛けてくれた人)
目の前の女性に関する情報を頭の引き出しから改めて引き出す。
(‥‥‥でも、この人は、主人の命令には逆らわない)
この場では敵認定。

はじめます、と杏樹の声。
しなやかな指先が頬を撫でる。黙って、女性の口付けを受け入れた。
489椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/20(水) 00:57:00 ID:a6MXvO2D
>>488
主人の命令は『客人の目の前で何か余興をしろ』というもの。重要な取引先も、今夜は多数居るらしい。
(御主人様のお役に立てるなら、私……。どんな恥ずかしいことだって…)
そんな事を思いながら、桂の胸を両手で、メイド服の上から揉みしだき始める。
「んふ…っ。 ぁ…ん」
キスをしていた唇は段々下に下がり、首筋を舐めたり鎖骨に吸い付いたり。
彼女のメイド服も上から徐々に乱してゆく。
「胸…。どうですか?…気持ちいーい…?」
周りの視線を感じつつ、手を力を込めてねっとりと。円を描くように揉む。

「ここを、こうしたら。もっと気持ちいいんですよー…。 ちゅっ…♪」
乱れたメイド服からさらけ出された桂の乳房に顔を近づけ、先端を口に含む。
「ん…っ。ちゅぱ…ちゅぱっ」
子供が吸うように執拗に吸い付くと刺激のせいなのか、すぐに先端は硬くなってきた。
「あ……。すごい…コリコリしてきたみたいです」

そんな感じで桂を攻める事に夢中になっていると、
「――きゃあっ!?」
自分の背後では不意に客人が、たまらず自分のスカートを捲り上げて、ショーツの上から尻を撫で始める。
「いやぁっ。い、いけません、御客様ぁ…。…っ、あぁん…」
490粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 01:03:37 ID:IQL0lByT
>「私は、今しがた仕事を終えたところです。…お嬢様はいかがされましたか?」
相手の返答を殆ど無視するようにして、しげしげと―――涼と名乗ったメイドの顔を見つめた。

「貴方…」
目の前にいるメイドの、その余りの「出来映え」に感心して
ついうっかりと漏れそうになった言葉を、胸に唐突に去来した何かが押し止めた。
それは、悪魔の囁きのようなものであった。

―――そうね、こんな面白そうなお方… 逃す手はありませんわ、ね…

「…ちょっと手伝って欲しい事があるのだけど…いいかしら? 付いてきて下さらない。」
言い直して、涼と名乗ったメイドを手招きする。
491古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 01:18:55 ID:2U9CfN9r
>「…ちょっと手伝って欲しい事があるのだけど…いいかしら? 付いてきて下さらない。」
「え?ええ、はい…わかりました」
内心、またメイドの仕事かよ…と思いつつも手招きをする少女に従う。

(しゃーない、もうちょっとがんばるか。この可愛らしいお嬢さんのためだ。
―――ま、お近づきになれるのが隼としてじゃなくて涼としてなのが残念なところだけど)

前を歩く少女の背中を見つめぼんやりと考えながら、そのあとをついていく。
492谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/20(水) 01:26:38 ID:iWKWXqLy
意識を切り離してしまったらしい。
杏樹の手で上半身を肌蹴けられていることを、胸の頂に生暖かい感触が当たったところで理解した。
嫌悪やらなにやら以上に、どこか胸が痛む。
(この人の大事な人は、ここの主人なんだよね)

一心に‥‥‥主人の命に従い、客人らを楽しませるべく、自らより背の低い彼女の乳房を吸っている彼女を、
目を伏せて見下ろし、そしてすぐに視線を外らす。そこで気付いた。
‥‥‥客人の誰も、未だ気付いていなかったに違いない。
陶製の器がカーペットの上にことりと置かれる。そうして、うっすらと漂いはじめる煙の気配。

(‥‥‥これ!)
まだ数度しか顔をあわせていない、執事の含みのある笑みを思い出す。
この位置からは姿が見えないが、部屋の隅。
香の匂いは、桂にすれば既にくっきりと嗅ぎ取れるようになっていた。
‥‥‥実に致命的なことに。
まずい。
なまじ鼻が利くせいで、この手の代物の影響は、必要以上に強く受けてしまう。
「‥‥‥ぁ」
意識せずに、声が漏れていた。少しきつく吸いたてる、唇と歯の感触が背筋を伝う。
ヒトの理性を溶かす類の効果をもつそれに、早くも動かされてか。
視界の外で、涎を垂らさんばかりの男が、テーブルに歩み寄る姿を見た。
493粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 01:32:22 ID:IQL0lByT
>>491
「ここですわ」
暫く、お屋敷の中を歩き回った後、二人が立ち止まった場所は
「今日は暑かったですし、しっかり体を洗っておかないと、寝苦しいですものね」
そういって、わざとらしくもったいぶって指し示した場所は―――お屋敷で一番大きな大浴場だった。

「まずは、脱ぐのから手伝ってくださりません? このホックを下ろして欲しいんですの」
有無を言わせぬ感じでさっさと脱衣所に入り、背中を向けて、肩越しにファスナーを手で示して見せる。
494椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/20(水) 01:33:34 ID:a6MXvO2D
>>492
(く…ぅんっ、だめ…ちゃんと御主人様の言いつけを守らないと…)
「きゃうっ」
振り向けない状態なのをいい事に、背後の客人は自分の下着を下ろして
秘裂に顔を埋め始める。香の香りには気付くことができなかった。
秘所を吸われているせいで、桂への攻めの手は少々おぼつかないものになってしまう。
「…ぁ…う…っ。やぁん、中っ、中に舌が……」
だがどうにか耐え、今度は桂の足を大きく開かせて、自分も同じように顔を寄せると
ショーツの脇から秘所を舐め始める。
「ぴちゃっ…。桂さん、ごめんなさい…んっ、じゅるるっ…」
何も知らなかったとはいえ、結果的に巻き添えにしてしまった彼女に謝ったりする。

そして手で彼女のショーツをずり下げ、大胆に顔を埋める。
「はぁっ、はぁっ…。くちゅ…」
常に続けられている下半身の愛撫に体を震わせながら、必死に。
奴隷か飼い犬にでもなったかのように桂の秘所を舐め回す。
「ん…っ!んんっ…!」
すると客人が、年上のほうはとんでもなく淫乱なようだ、私達全員のモノでよがらせてやればさぞや喜ぶのではないか、などと
後ろで会話をしているのが耳に入り、羞恥心と怖さでいっぱいになる。
「! 嫌ぁ…。全員だなんて、怖い…っ」
495谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/20(水) 01:48:56 ID:iWKWXqLy
足を開かれた。
‥‥‥事が終わるまで何もせずにいようと決めてはいたのだけれど、
香の刺激が脳天に沁みこんできてそれどころではない。
「‥‥‥っ、んぅっ、っ、はぁっ‥‥‥!」
喘ぐ理由は、快感というより苦痛。姿勢のために頭を抱えることもできず。
次第に鋭くなってきた感覚が、下着をおしのけて秘所へと侵入する杏樹の舌と、太股を刺す
なめらかな髪の刺激と。脚を固定する、つめたい手のひらの感触を伝えた。
「やっ‥‥‥っ、っ、っ、ぅ‥‥‥ぁ、あッ‥‥‥ん」
杏樹が謝る声をきいたような気がする。

薄く目を開けば、杏樹の背後に、彼女のスカートを捲くり挙げて顔を突っ込んでいる年配の男の姿。
ざわざわとさざめく、客間の喧騒の中身を聴覚が捉え始めていた。

不意に腕の力が抜ける。
「―――っ!」
それでも上半身が、倒れることはなかった。支える手は、背後に控えていた客の一人のものだった。
逃すまいとするかのように硬く掴んでいる。下卑た息遣い。そうして、背後にきこえる無数の笑い声。
‥‥‥そんなこと気付きもしないかのように、杏樹は少女の秘所をきつく吸いたてている。
応じるように、最奥から、熱いものが流れ出した。
496古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 01:55:39 ID:2U9CfN9r
「ここって…」
少女に導かれたどりついた先は………大浴場。
>「今日は暑かったですし、しっかり体を洗っておかないと、寝苦しいですものね」
「は、はは…そうですね」
少し引きつった笑いを浮かべつつ、内心はかなり動揺していた。

>「まずは、脱ぐのから手伝ってくださりません? このホックを下ろして欲しいんですの」
「脱ぐって…」
言いかけて止まる。目の前の少女は自分が「メイドの古河涼」だと思っているのだ。
そして、古河涼は…女性。
人それぞれではあるだろうが、目の前の少女は同性の前で肌をさらすことに抵抗はないようだった。
(どうする…?)
古河隼は男だ。
そして、それ以上にいろいろと問題がありすぎた。
このまま、何か理由をつけるなりなんなりしてこの少女から逃れると言う手はある。
…しかし、後先を考えない行動は「古河隼」の首も「古河涼」の首も絞めることになるだろう。

(やるしか…ない。今は)
ごくり、とつばを飲み込み、軽く目を伏せてファスナーに手をかける。
「失礼いたします…」
そして、それをもどかしいくらいの速さでゆっくり下げていく。
497椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/20(水) 02:04:41 ID:a6MXvO2D
>>495
>最奥から、熱いものが流れ出した
「よかった…ちゃんと濡れてきてくれて。そうじゃないと、きっと痛いもの…」
先ほど主人からこっそり預かったバイブをおもむろに桂の秘所に宛がうと、
ぐぐっと奥へ沈めてゆく。
その様子に、嬉しそうな声を上げる客人達。水音を立てるように、ゆっくりバイブを抜き差しする。
「これで、御客様もきっと喜んで……っ!?」
が、さっきまで自分の秘所を舐めていた男とは別の人物が歩み出て、急に逸物を出し
菊門への挿入を試みようとしていた。
「えっ…。いや、だめですっ。待ってくださ……あぁぁっ! あうぅっ」
慌てて懇願するが、香の効力で聞き入れられず逸物が突き立てられる。

「あんっ!あっ、あん」
激しいペースで出し入れされ、結合部の様子を周囲の男性は食い入るように眺める。
その間も主人のために。快楽に飲み込まれないように堪え、桂の秘所にすっぽり埋まったバイブを動かそうとする。
「力…入らない…、んっ、もっと…深く。入れてあげなきゃ…」
彼女の愛液をかき混ぜるかのように、ぼんやりした頭のまま、ぐちゃぐちゃと一生懸命に突き立てる。
498粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 02:12:53 ID:IQL0lByT
>496
「うふふ… 涼さん、そんなおっかなびっくりした手つきでどうしたんですの? くすぐったいですわ」
イヤに慎重にファスナーを下ろしていくメイドに向かって、からかうように声をかけてみる。
後ろに回って見えない筈の相手の狼狽が、まるでその手つきから伝わってくるようでおかしかった。

何故、この相手がこんな格好でこの屋敷にいるのかは分からないが
危害を加えてくるような相手では無いようだ。
もっとも、危害を加えるような相手でもそれはそれで

―――面白かったでしょうけどけどね

事も無げに呟きつつ、月子はワンピースを脱ぎ去り、そしてその下の肌着も次々と脱ぎ捨てて
その素肌を惜しげもなくメイドの前に晒していく。

そして、一度だけ振り返り、自分の脱衣を手伝った相手に自らの若々しい裸を見せつけるようにして
「それでは、涼さん、準備が出来たら入っていらしてね」
と言い残して、先に浴場への扉と入っていく。
499谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/20(水) 02:30:43 ID:iWKWXqLy
「‥‥‥んんんんッ」
所在がおぼつかなくなっていた理性が、一気に引き寄せられた。
開きかけた入り口に、体躯からして凶悪なサイズの、男根を模した玩具が侵入してくる。
少女の身体は、それをあっさりと受け入れた。
「ひぁう、あん、っう―――!」
快感が走り抜けて、桂は身体を引き攣らせる。
男が、杏樹の‥‥‥尻?に、剛直を付き立てている。嬌声があがった。
ぱん、ぱん、と腰に腰を打ちつける音。
だというのに、彼女は桂の秘所に差し込んだバイブを動かそうと、必死で腕を突っ張っている。

嫌悪。
それはささやかなものだった。
このような行為に‥‥‥自分に心酔する女性をけし掛けておきながら止めに入らない主人へのものであり、
醜悪さ丸出しで快楽に耽る客人たちへのものであり、
それを甘受した自分や目の前の女性に対するものであり。
理性がのこらず駆逐されたこの状況で、それは見る間にかさを増す。

それまで做すがままだった、少女の眼が色を変えた。
力を込めて上半身を立てる。乱れたテーブルクロスの上、半身を立て直す。
肩を捉えていた客の一人は、気圧されたように一歩引く。‥‥‥ゆらり。膝を立てると、
彼女の膣内のバイブを掴んだままの‥‥‥杏樹の手が、バイブごと抜け落ちた。
ずるりと抜け落ちる感触は、香の効果で増幅されて伝わる。

膝立ちのまま、杏樹の貌を、細い両手で抱える。だらしなく―――開きかけた唇に、自らの唇を当てた。
しばらく押し当てた後で、突然のことに腰が止まっている男を睨み付ける。

‥‥‥人一人なら、殺せそうな目線だった。
500古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 02:47:06 ID:2U9CfN9r
(これ、男だってばれたらもうどうなるかわかんないな…)
もう戻れないような、そんな気持ちになりながら…様々な場所に視線を逸らし、少女のストリップショーをやり過ごしていた。

>「それでは、涼さん、準備が出来たら入っていらしてね」
「え、あ。いや…」
少女は隼の返事も待たずに中へとはいっていく。
(おいおい、何か事態がまずいほうに傾いてるぞ?)
いっしょに入れ、と言われているわけではないから脱がなくてよさそうなのは助かるが、
だからといって、(幼いとはいえ)少女の裸を見るのはまずい。

(誰か呼べばいいし、この隙に逃げ―――)
そう決意したその時。

『あ、すみません。冬果さん…お使いのメモをちょっと落としてしまったのですが、ご存じないですか?』
「!」
耳に入ったのは聞きなれた双子の姉の声。
(ヤバっ…)
あまり大きい声ではないのでおそらく中にいる少女には聞こえないだろうが、今ここで涼に見つかるのはまずすぎる。
『そういえば……ええ、ありがとうございます』
息を潜め、外の会話に耳を傾ける。
・・・…運の悪いことに、涼と冬果はしばらくこの辺りを探すようだ。
これで、外に逃げ場はなくなった。

残された選択は二つ。
ここにとどまりやり過ごすか、観念して中に入るか。
ここにとどまり続けることが出来るのがベストだが…中の少女が何もしないとは限らない。
誰かを呼ばれたりすれば…そして、もしもそれが涼の名前なら。
本物の彼女は少女の扉の二枚向こう側にいる。少し大きな声で呼ばれれば聞こえないはずがない。
そうすれば…いろいろな意味でジ・エンドだ。

もう残された選択は一つしかない。
隼はフェイスタオルを抱え、中へと入った。
「お嬢様…失礼いたします」
そして、万が一誰かが入ってこないように後ろ手で鍵を閉める。
―――終始、少女からは目線をはずしたままで。
501椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/20(水) 02:49:26 ID:a6MXvO2D
バイブで桂を攻めていたが、後ろからの突き入れや
桂が身を起こしたりしたのでとうとう手が止まってしまう。
「ぅ…桂…さん? …あぅっ、あっ、きゃぁんっ」
そんな中、尚も気にせずに背後から欲望のままに自分を攻め立ててくる男。
「はぁ…っ。いくぅっ…、もう…だ、だめ…っ」
体を震わせて、もうそろそろ達してしまいそうになった時――
>開きかけた唇に、自らの唇を当てた
「……? んんぅ……? ふ……」
背後の動きが急に止まってしまうが、キスに気を取られて気付かない。
唇を離そうとすると、すぐに再開する客人の動きによって、あっさりと達してしまう。
「あっ、御客様…っ。やぁっ!中に……。あぁぁんっ!」
尻に白濁を注がれた瞬間、大きく喘ぐ。

「はぁ…ん…。御主人様……」
テーブルの上に白濁を滴らせつつ、少し離れたところで自分達を見ていた主人が近付いてきたので
それをぼんやりと眺める。
「んもう…。いけない方、なんだから…」
こんな目に遭っているのにそれでも、主人を見ると笑みを零す。
この後主人が何をしようとしているのかは、大体近付いた時点で察した。
きっと、力尽きてしまった自分の代わりに桂をどうにかしようというのだろう。
502粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 03:06:37 ID:IQL0lByT
「…随分と遅かったですわね。」
待ちくたびれたような声が、浴場の中に響く。
うっすらと靄がかった中、メイドの視線のに映ったそれは―――

湯船の縁に腰掛けて待つ、月子の姿だった。

まるで椅子にでも腰掛けているように足を組み
その足先でまるで手招きをしているようにぶらぶらさせながら
にっこりとメイドに向かって微笑んでみせる。
正面を向いているせいで際どい所までが見えそうになっているが、足を組んでいるせいか
ほんのりと微かに生えそろい始めた下映え以外は、巧妙に隠されたようになっていた。
勿論、隠してもいない上半身は丸見えだった。

「どうかいたしまして、涼さん? 何か気になるものでもお有りかしら?」
正面から浴場に入ってきたメイドを見据えながら、こちらを向こうとしない相手に声をかける。
「早速、お願いしますわね。まずは足先から
 …そして、ゆっくると付け根の方に向かって頼みますわね、うふふ…」
そう言って、組んだままの足の一つを入ってきたメイドに向かってぴんと伸ばしてみせる。
その途端、健康的な白い肌が水を弾き、立ちつくすメイドの足下にハネを飛ばした。
503谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/20(水) 03:11:20 ID:iWKWXqLy
杏樹が崩れ落ちるのを、呆として見下ろした。

数拍のち、軽く目を細め、
「‥‥‥」
気怠げに、近づいてくる主人を見上げる。

「‥‥‥なにか御用ですか?『御主人様』」
問いかけてから、テーブルに身体を横たえた。
504名無しの御主人様:2005/07/20(水) 03:21:30 ID:a6MXvO2D
>>503
メイド達を労おうと近付くが、杏樹は続けて複数の客人に体を弄ばれている。
胸や口、手などで懸命に逸物への奉仕を続けているところに割り入り、
「御苦労。…いやいや、お前にしてはあれでも頑張った方だ。後で存分に褒美をやるからな。
 あと少し頑張ってくれるか、私の為に」
仰向けになった杏樹の唇にキスをする。
そして桂の体に手を伸ばそうとするのだが……
>‥‥‥なにか御用ですか?『御主人様』
「おっと、噛み付かれたりはしないだろうな。今夜のコレは大事な宴だ、物騒な事は避けてもらわねば。
 取引先の方々も見ていらっしゃる」
彼女の髪をさらりと手に取りそう呟くと、圧し掛かって一気に、取り出した自身の逸物を突き入れるのだった。
「…く。どうもすみませんな、皆さん。こっちの娘は先に私が慣らしておきましょう」
505古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 03:38:33 ID:2U9CfN9r
何かかが足元に当たる感触で我に返る。
「え、あ、その、かしこまりました」
了承の返事を返したものの、内心かなり焦っていた。
(さすがに、これ以上はマズいんじゃないか…?)
しかし、これ以上もたもたしていて誰かを呼ばれたりしたらかなわない。
もう、逃げ道はないように思えた。

「そのまえに…申し訳ありませんが、これをもっていていただけますか」
言いながら、自分の持っていたフェイスタオルを少女に渡す。
(これで、少しは大丈夫…か?)
フェイスタオルと、それを持つ少女の腕の動きで、身体が少し隠れる。
…恥ずかしさはだいぶあるが、そこにほんの少しだけ安心感が宿る。
「すー…はー…」
深呼吸。
出来るだけ、足先に視線を向ける。
そして少女の足元に跪くと、壊れ物を扱うかのように足先を持ち上げる。

ゆっくりと、おぼつかない手つきで月子の足先を磨き始める。
やさしく丹念に、何度も何度も……しかし、それは時間稼ぎをしているかのような動作でもあった。
506谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/20(水) 03:53:03 ID:iWKWXqLy
>>504
噛みつくどころか、

‥‥‥と。

怒りは過ぎ去ってしまえば大したことの無いもので、冗談交じりにそんなことを言える程度には落ち着いていた。
理性を減退させる類の薬は苦手だった。ストッパーが切れる。
あの一瞬、本気で何をやるかわからなかった自分の未熟を恥じた。

相変わらず嫌らしい身体だ、との言葉。
「ふふ」
薄く笑って、笑みを返す。
好い加減解れていた身体は、あっさりと主人の逸物を受け入れた。
香の作用は依然として続いているようで、普段より、声がよく漏れた。
空気の脱けた風船みたいだ、とぼんやりと思う。
「はぅっ、あ‥‥‥ん、あんっ、あッ、ふはっ、‥‥‥はッ」
主人のするに任せた。抵抗を見せていた理性は、どうやら疲れてしまったらしい。
普段、声を上げることはあまり無いのだけれど、存外に大声が上がっているかもしれなかった。
主人と自分とを凝視する目線がある。交わる、中年の男と幼い少女との光景を見て、
取り出した逸物を握り締める者たちと、歳かさのメイドに奉仕を需める者たちと。

これだけヒトがいて、これだけ激しく交わっているというのに、自分だけがぽっかりと空いてしまったよう。

客が叢がる一角があり、そこにうずくまる杏樹の様子が視界の隅に移る。
全身を余さず使って「奉仕」する彼女を見遣りつつ‥‥‥
彼女には悪いけどこっそり抜け出そうか、と、そんなことを思っていた。
507粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 03:58:51 ID:IQL0lByT
>505
「涼さん… 貴方は何をやっていますの?」
言われた通り、足下から洗い始めたメイドを、咎めるような口調で止める。
今までの微笑みとは打って変わった冷ややかな視線を相手に向けながら
渡されたファイスタオルをぽいっと背後の湯船に捨てるように放る。

何が気に障ったのか、その表情はローティーンの少女とは思えないほど
厳しい目つきに変わっていた。

音もなく水面に飲まれていくそれを見向きもせずに
「まったく… どうしてメイドの貴方が持つべきものを客人の私が持たなくてならないのかしら?
 貴方、私を小間使いか何かと勘違いしていらっしゃいますの?
 …そうでないと思うなら、ほら、湯船の中にあるあのタオルをとっとと自分でお取りになって下さらないかしら
 湯船にタオルを入れてはいけないのは常識ですもの、ね?」
身勝手にも、自分で放り投げたタオルを取ってくるようにメイドに促す。

「ちょっと深い湯船だから、貴方のそのメイド服が濡れるてしまうでしょうけどね、うふふ…」
そこまで言ってからまた笑い直したその顔には、先程の冷ややかな視線は消え
また、元の年齢相応の少女の笑顔に戻っていた。
508古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 04:46:21 ID:2U9CfN9r
>「ちょっと深い湯船だから、貴方のそのメイド服が濡れるてしまうでしょうけどね、うふふ…」
その言葉と、少女の笑顔で…隼は真実に気がつく。
―――この少女は、俺が男だと知っていた。
―――知っていて、俺を……!
憤りに身を任せるままに、湯船の中に入っていく。
湯の抵抗も撥ね退けるようにただ前へ。
そして、湯の中を漂うフェイスタオルを引っつかみ
「コレで、満足ですか…お嬢様」
少女の眼前に濡れたフェイスタオルを突きつけ、射るような視線で少女を見つめる。
「…俺が男だと、知っていましたね?」
少女の顎に手を当て、視線が合うように軽く上げる。
「そして…そうと知って、こんなことをしたからにはそれなりのお覚悟は出来ていらっしゃるんですよね?」
その言葉を口にしたすぐ後、少女に顔を寄せて口付ける。
優しさからは程遠い…がむしゃらなそれは、すぐに舌を絡めあう深いものへと変化していく。
509粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 05:15:07 ID:IQL0lByT
どうやら、相手はからかわれていた事に気づいたらしい。
急に怒り出し、乱暴とさえ言える仕草でいきなりキスをし、舌を貪るように絡めてくる。
しかし、別にそれを拒む事も無く、むしろ荒々しいそのキスに従うように受け止めてみせ、舌を絡め返してみせる。

この変な男、メイドの服を着て女装した男に並々ならぬ興味が芽生えていたからだ。

屋敷の女性メイド達にも劣らぬその容姿、そして、女装したままで屋敷を彷徨く変態性
今まで滅多に男性に興味を持った事の無かった自分でも、この男にだけは興味をそそられた
むしろ、このように歪んだ相手だからこそ、心の底から興味が引かれたと言って良い。
「貴方こそ…」
相手の問いに答えるように、キスの合間に相手の顔を見上げて答える。
「貴方こそ、覚悟はお有りかしら? すなわち…今、貴方が私を抱けば
 間違いなく貴方の名字は粉原になると言う事を、私の純潔の報いはそれによってしか購えないという事を
 私のここは… 蛇の庭への第一歩…」
そう言って、まるで熟練の商売女のように妖艶な手つきで、未だ誰にも許した事の無い秘所を
自ら両手でもって大きく左右に割り開いて相手に見せつけてみせる。
淡いピンクの色づきの良い秘肉が開かれる限界まで開ききり、男の目に触れる。

「うふふふ、生まれて初めてだわ… こんな感じ…これが…羞恥というものかしらね」
年相応の微笑みと一緒に、顔を赤らめながら少女は言った。
510古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 05:44:26 ID:2U9CfN9r
>「貴方こそ、覚悟はお有りかしら?〜
「…いいよ、面白い。」
耳元で囁いて、再び口付ける。
「君とどこまでも堕ちて、粉原になるのも悪くない。
…運命に抗って、君を古河にするのも面白そうだ。」 
少女への怒りはいつの間にか消え去り、ただ昂ぶりだけが支配する。

>「うふふふ、生まれて初めてだわ… こんな感じ…これが…羞恥というものかしらね」
より奥を見せ付けるように両手で秘所を広げる少女に、笑みを投げかける。
「ふーん…純潔の割には、男を誘い込む術をよく知ってるんだな。
…とんでもないお嬢様だ」
導かれるかのように、秘所をまじまじと見つめる。
「…君から見れば俺も同じようなものなんだろう?だから、正体を知ってもここまで誘い込んだ。
ま…否定はしないけどね」
言いながら、広げられた秘所へと指を少しだけ差し入れる。
511粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 06:04:52 ID:IQL0lByT
>「…君から見れば俺も同じようなものなんだろう?だから、正体を知ってもここまで誘い込んだ。
「…誘い込むだなんて…私はちょっと貴方で遊ぼうと思って…あっ…」
返答している最中に、自ら広げている秘所に触れられ、小さく声を上げて中断させられる。

その触られた感触よりも、自分の体の反応の良さに驚いての発声だった。
見られているだけで、アソコに炎がトグロを巻いているような激しい羞恥の思いに焦がされるようだった。
「そうよ… 貴方は私にお似合いの変態ですのよ…ですから、遠慮はなさらないで
 私の初めてが女装した美男子だなんて…想像しただけで素敵なことですわ…さぁ…」
既に限界まで広げられている筈のソコが、腰を突き出した事によって一層、痛々しく程に広げられる。
そして、自らの言葉を肯定するように、そこからは一筋の愛液がこぼれ落ち
男を受け入れようとしている事を示す。

512古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 06:29:24 ID:2U9CfN9r
「…ははっ、酷い言われようだな俺。まぁ、間違ってないけどね…
じゃあ、行くよ…っ」
逸物の先端を少女の秘所口にあて、そのままその存在を認識させるかのようにゆっくりと挿入していく。
やがて、やわらかい壁のような感触とともに逸物が押しとどめられる。
「ほら、全部入った…どう、感想は?」
ふっと笑みを浮かべて、少女の頬に手を伸ばし撫でる。
「…そういえば、…君の名前、まだ聞いてなかった…な。
これからは、パートナーになるのに・・・さ」
そこで気がついたのか、苦笑いをしながら少女に問う。
「俺は…隼。君は…?」
513粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 06:50:29 ID:IQL0lByT
「……っ!……」
始めて自分の体に男を受け入れるその異質な感覚と痛みに身を捩り
両の腕を突っ張らせるようにして体を支え、堪えようと、唇を噛みしめる。
気を失いかけるが、強烈なその痛覚に神経が刺激され
直ぐさま意識は正常に戻り、そしてまたその痛みの根元を味わう。
「…ぁ…ぐっぅ…」

自らのアソコに付き立つ男の逸物という、その異様な風景を夥しい出血が彩り、湯船を赤い印が染めていく。
初体験の痛みは理性を吹き飛ばすのに十分ではあったが
さりとて、やすやすと気を失えない為に、小さな嗚咽と、涙がその代償に止めどなく溢れ出て行く。
「…ぅあ…っひ…あぁぁ…」

>「…そういえば、…君の名前、まだ聞いてなかった…な。
だが、そんな最中でも隼が名を尋ねると、気丈にもはっきりとした声でこう告げ返した。
「う… 私は…つき…こ、こはら…つきのこどもとかいて、月子…よ」
そう言って、痛みを忘れ要する為のせめてもの行為か、隼の顔に両手を添え
再度の、今度はゆっくりとした、まるで相手を一つ一つ探るような深いキスを行った。
「…んん…ぷぁ…もう少し…このままで…いて…」
514古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 07:11:08 ID:2U9CfN9r
>「…んん…ぷぁ…もう少し…このままで…いて…」
「ん、わかった…月子」
少しでも落ち着くようにと、頭を軽く撫でてやる。
(初めてのときは、かなり痛いらしいからなぁ…慣らしてても)
自分たちの場合―――殆ど愛撫もせず…ただ月子の濡れそぼりだけを頼りに繋がってしまったのだから、月子の負担は相当大きいだろう。
(ま、コレはコレでつらいものがあるけど)
月子の膣内はきつく止まっているのがつらいが、自分の場合は快楽の部分がまだ大きい。
隼は苦笑いをしながら、月子が落ち着くまで待つ。

「…大丈夫か?」
だんだんと月子が落ち着いてきたのをみて、肌に口付けて宥めていた隼が顔を上げる。
「その、さ…俺、そろそろ、なんというか」
月子を気遣っているのか、最初は口ごもっていたが…やがて、月子をじっと見つめながら問う。
「……動いていいか?」
月子の目尻に浮かんでいた涙を指でそっと拭うと、再び月子を覗き込んだ。
しかし、メイド服の半脱ぎ状態ではどことなく決まらなかったが。
515粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 07:26:56 ID:IQL0lByT
<「……動いていいか?」
隼のその問いに辛うじて、だがはっきりと首を縦に振ってみせる。

そして、せめてもの縁になるように隼の首に手を回し、その身を任せるように抱きつく。
バラバラになってしまったかの様な下半身の感覚に堪えるように
今はただ、その腕の感触に縋るしかなかった。

「……! …っぅ…っ!」
やがて始まったその、今までとは比べモノにならない痛みに、その秘所から激痛を伴って伝わる
相手の逸物の動きに声を押し殺して耐える。

だが、もっとも深い部位からもっとも痛みを伴って来るその波は、次第に
体の中から失せていた熱を呼び覚まし、痛みと同時に熱さを伴って、次第に体中を覆い尽くしていった。
「…あ…あ………はぁ…あ…」
それは、おおよそ嬌声などと呼べるモノではなかったが、それでもその声には微かな艶が含まれていた。
「隼…様… 貴方を…受け入れます…わ……どうぞ…貴方の望むまま…に…」
516谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/20(水) 07:30:42 ID:iWKWXqLy

テーブルクロスを引きずって浴場にたどり着いた。
人に会わないで歩くのは大変だった。
感覚が鈍った状態で行きつけたのは傍らの彼のお陰。
「んー、ありがと」
階段からここまで、案内をしてくれた白い大きな犬に、
首を抱いて頭を寄せて、別れの挨拶をする。あったかい。
彼は尻尾を二度振ると、足取り軽やかに向こうへと消えて行った。
屋敷の犬だろうか。名前はあとで、誰かに尋ねておこうと思う。

いざ、(テーブルクロス一枚の)少女の背が風呂場の扉の前に。
細い腕一本、曇り硝子の引き戸を引く。
「‥‥‥」
動かない。
「‥‥‥。」
やっぱり動かない。

もう一度全体重を掛けて引っ張って、頭を垂れた。
鍵が掛かっていた。そりゃあもうがっちりと。
風呂場の喧騒が耳に届く。声音は男女。
なにやら激しい水音まできこえる。と、いうか―――

「お風呂‥‥‥おふろ‥‥‥」

距離数メートルにして、この遠さは何だろう。
‥‥‥泣きたかった。
517古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 08:13:16 ID:2U9CfN9r
(ホントに大丈夫か…?)
しがみつくような動作。声を押し殺して耐える様子。
心配になりながらも様子を伺うように、浅く深く、出し入れを繰り返す。
―――やがて、月子の声のトーンが変わり、質に艶が混じっていく。
>「隼…様… 貴方を…受け入れます…わ……どうぞ…貴方の望むまま…に…」
そして、ささやかではあったが…月子の求める声。
気持ちの昂ぶりが、一気に上昇していく。
「月子……っつきこ…っ!」
うわ言の様に呟きながら、月子を抱きしめて深く口付ける。
響く水音。
ぎこちない嬌声。
肌と肌がぶつかり合う衝撃。
ただただ一心不乱に…獣のように夢中になって腰を打ち付ける。
「月子…っ、俺、もう…っ」
やがて来る限界。
それを訴えながらも、抽送をやめようとはしない。
「月子、一緒に…っ」
518古河 隼@涼の双子 ◆HaYaTJa7og :2005/07/20(水) 09:34:40 ID:2U9CfN9r
「…っ」
こみ上げる射精感を抑えて、月子の膣から逸物を引き抜く。
―――次の瞬間、勢いよく精液がほとばしる。
そして、それは月子の身体に白い化粧を施していった。

情事の後、軽く身体を洗う。
…もちろん、倒れたまま月子にもある程度のケアはしたが…やはり本人が洗うのが一番よいのかもしれない。
そう思い月子を起こそうとしたのだが―――
「月子ー?月子ー?」
絶頂後から揺すったり、軽く叩いてみたりしたのだが反応がない。
おそらくは初体験の影響であろう。
「しゃーない…」
諦めたように呟きながら、月子を抱え上げると大浴場を後にした。
519粉原 月子 ◆FuyueXJelw :2005/07/20(水) 13:40:14 ID:IQL0lByT
…………………
…………………

「………………」
どのぐらい経った後か、白いシーツに包まれた自室のベッドの上で目を覚ます。
ぼんやりとする頭を持て余したままで、ゆっくりと身を起こしかけて―――
「…痛っ…ぃ…」

ずきん、と下腹部に走った衝撃に堪えかね、そのままベッドの上で硬直してしまう。
漸く、寝起きの頭に何があったかを思い出してくる。

小柄な体で隼の幾度もの挿入を受け止め、文字通り、体の奥底から引き裂かれつつも
僅かな性交の悦楽に縋り、最後はその身で白濁を受け止めた事。
そして、同時に頭の中も真っ白に塗り潰されてしまった事…

夢を見た後の目覚めのように、思考はきちんと働いてこなかったが
「……どうせなら、こっちに貰いたかったですわ…」
そう言って、緩やかなラインを描くお腹に手を当てる。
「初体験で初懐妊… はぁ、折角一度きりの体験でしたのに…もう、私のバカ。」

まあ、終わってしまったものは仕方ないかもしれない。そう思い直してベッドから起きあがり
また襲ってきた破瓜の余韻に顔を顰めつつ、頼りない足取りで棚の上の電話の受話器を取り上げる。
お屋敷さながらに古風なダイヤル式の電話で回す番号は、実家だった。

「………もしもし、お母様? ええ、はいはい、そんなことより、わたし、見つけましてよ。
 粉原の家に相応しいお方を… ええ、勿論ですわお母様、その方に捧げまし―――」
その瞬間、受話器の向こうで大きな歓声が上がって、会話が遮られる。

「…もしもし…? はい、特には……ま、いやですわお母様。お父様にはきちんと私から申し上げます。
 ええ、近いうちにお目にかけますわ。ふふ、楽しみにしてらして…それでは、ごきげんよう…」
520名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 13:43:10 ID:IQL0lByT
 
521里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/21(木) 22:07:36 ID:swrdkd+L
自室で、散らかった積み木を片付けている。
犯人は遊び疲れて就寝中。
522 ◆anjul8CU7E :2005/07/21(木) 22:59:39 ID:mluD7ldb
523名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 23:01:56 ID:swrdkd+L
524名無しの若侯爵 ◆senaLB8q/o :2005/07/21(木) 23:08:37 ID:mluD7ldb
名無し家へ向かう車中から外の景色を眺めている。
525里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/21(木) 23:13:37 ID:swrdkd+L
りくに眠っている雅志を見ているよう頼み、自分は残った仕事を片付けようと厨房へと向かう。
526名無しの若侯爵 ◆senaLB8q/o :2005/07/21(木) 23:35:17 ID:mluD7ldb
名無し家に着き、主人と商談を済ませる。
無駄話などは一切せずに部屋を出ようとするが
「ええ、それで構いません。では」
主人に呼び止められて返事を返す。
「……先日の集いに何故来なかったのかって? 
 いや、その節は申し訳ありません。僕はああいう余興には興味が無かったので」

その後、今宵は一晩泊まる予定にしていた為、与えられた客室で読書を始める。
527里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/21(木) 23:51:27 ID:swrdkd+L
厨房で雑務を終えた頃、主人から来客の連絡が入った。
「……はい、わかりました。すぐに参ります」
化粧室で改めて身なりを整え、客人――名無しの若侯爵が待つ部屋へと行く。
彼を待たせないよう素早く歩を進め、着衣の乱れが出ないよう静かに移動する。

「――若侯爵様、失礼します」
恭しく一礼して客室の中に入る。若侯爵からは自分の主人や、
他の爵位を持った人達とは一線を画すような雰囲気が感じられた。
だがそれを表情には出さない。あくまで主人から与えられた自分の任務を遂行しようとする。
「本日の夜伽を務めさせて戴きます、里村志保です」
そうして再び一礼。
528名無しの若侯爵 ◆senaLB8q/o :2005/07/22(金) 00:08:13 ID:vuG8ZGYT
>里村志保です
本を閉じて志保に近付き、彼女の顎に手を添えて
顔がよく見えるようわずかに上を向かせる。
「…夜伽はいらないと言ったんですけどね。まあいい、メイド長を追い返すのも可哀想だ」
手を離し、ベッドに腰掛ける。
「じゃ、折角だから君の体でもじっくり見せて貰いましょう。
 服を脱ぐ間にでも、どう遊ぶか考えておきますよ」
口調は優しいが相変わらず感情の無い物言いで言うと
膝に肘をつき、顔の前で手を組んで志保を眺める。

「この部屋も…普通の客室だが、道具は一通り揃っているんだろう? ついでに見せて頂けますか」
529里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/22(金) 00:22:19 ID:Dcu8V+Po
「はい、一通りは…… 少々お待ち下さい」
棚の引き出しやクローゼットから様々な淫具を取り出し、銀のトレイに並べてゆく。
形状や大きさの違いで何本もある張り型やバイブ。
スパンキング用の革鞭も、鋲入りのものやそうでないものまで色々と。
大陸の文字が入っている妖しげな軟膏や麻縄など、トレイに収まり切らない程の量だった。

「どうぞ、こちらがこの部屋に常備されている道具です。
……何か足りないものがあれば、すぐに調達して参ります」
淫具が盛られたトレイを若侯爵に差出し、物怖じせずブラウスのボタンに手を掛ける。
ひとつ、ふたつ、みっつと自分の身体の縛めを解いていくと、
引っ掛かりのなくなったメイド服は重力で床に落ちた。
「…下着は如何致しましょう?」
530名無しの若侯爵 ◆senaLB8q/o :2005/07/22(金) 00:47:28 ID:vuG8ZGYT
張り型を手で弄び、トレイの上を眺める。
「ここで一番楽しめそうなのは、…これだな」
その中から媚薬と思われる錠剤を手に取り、志保の側まで歩み寄る。
>…下着は如何致しましょう?
「いいですよ、そのままで。簡単に脱がれても面白く無い」
にこ、と微笑む。が、次の瞬間に強い力で志保の肩を掴み、体を壁に押さえ付ける。
「……ああ、失礼。だが少しばかり乱暴でも、メイド長ならば大丈夫か」

志保の鼻をつまんで息が出来なくなった状態で、口を強引に開けさせ
錠剤を口に含ませる。
そして水を自分の口に含むと、口移しで飲ませる。
「さて…。効き目はすぐ出るのかな。足りないようなら、こっちの薬も」
呟きながら、志保の返答も待たずに今度は軟膏をショーツの脇から秘所に塗りたくる。
「そうだな…どうせなら一本全部塗ってしまいますか。」
乳房や菊門に手を這わせ、次々に軟膏を塗っていく。
531里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/22(金) 01:02:09 ID:Dcu8V+Po
「ぁん、ん、そんなにたくさん……っ」
錠剤はまだ効き目は現れないが、軟膏のほうはすぐに効き目が現れたらしい。
塗られた部分がピリピリとむず痒いような疼きに囚われ、
血行が良くなっているのかその部分だけが風邪に罹っているように熱く感じられた。

「ん、ん…っ」
時間と共に疼きが高まっていき、自分の身体を抱くようにしてベッドの上で身悶えする。
(欲しい……けど、我慢しな…きゃ。私の悶える姿がきっと若侯爵様の見たい姿…)
そう限界まで我慢することを心に決めるが、疼きと性欲は高まりの一途を辿るばかり。
「ん、あぁ……」
シーツを強く握って理性を保とうとするものの、身体は性欲を貪りたがっている。
ふと我に返ると、無意識のうちに秘所をベッドに擦りつけていたらしい。
下着が愛液でひどく濡れ、シーツにも僅かに染み込んでしまっていた。
532名無しの若侯爵 ◆senaLB8q/o :2005/07/22(金) 01:21:22 ID:vuG8ZGYT
ベッドに倒れこんだ志保を無表情で見る。だらしなく愛液を零している彼女の秘所を不意に指で弄り、
別の指で後ろの穴を弄る。
「強いんですね、君は。でも、こうやってもまだ我慢できるのかな」
二つの穴を同時に攻め、容赦なく指を深く差し入れる。
「別に…我慢できないようならいいんですよ。無理をさせるのは好きじゃない」

「ただ、懇願の仕方次第ですがね。何が欲しいのかを、言って貰えないと解らない…」
そう言いながら弄っていたが、わざとなのか遂には指を抜いて愛撫をやめてしまう。
「……ほら。メイド長なんだろう。僕の何がここに欲しいのか、言ってみろ」
その代わりに今度は掌で志保の尻を、何度か大きく音を立てて引っぱたく。

パシン!という音が何回か部屋の中に響き、いつしか志保の尻部分は真っ赤に腫れてしまう。
533里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/22(金) 01:34:56 ID:Dcu8V+Po
「!? んぁ、あ、そこ… あああぁぁ……」
ようやく熟れ切った身体に刺激が与えられ、それに陶酔する。
だが若侯爵は指戯を止め、掌を激しく何度も振り下ろしてくる。
「あぁっ! あん、痛い…」
下半身への指戯は終了されたとは言え、強い快感の余韻が未だ残っていた。
それとスパンキングの刺激を合わせて感じてしまうと、すぐに達してしまう。

「あぁん! あぁ… 若侯爵様ぁっ、若侯爵様の…ペニスを、
私の身体の奥に押し込んで下さい、深く……」
若侯爵に促され、もう我慢する必要もないと悟って自分を卑しく曝け出す。
534名無しの若侯爵 ◆senaLB8q/o :2005/07/22(金) 01:54:34 ID:vuG8ZGYT
>私の身体の奥に押し込んで下さい、深く
表情を変えないままで覆いかぶさり、志保に見せ付けるように逸物を取り出す。
先端だけを秘裂に差し入れて、背後から声をかけてやる。
「卑猥な言葉もすんなり出てくるみたいですね。結構な事だ。
 …確か君には子供が居ただろうに。こんな淫乱な母親では、いつ2人目が出来てしまうかわからないな」
ぐっ…と逸物を深く入れ、動き始める。
志保の頭はベッドのマットレスにぴったり付けさせるように上から押さえつけた。
「…例えば、そうですね。こんな遊びはどうだろう。
 こちらの御主人と…僕と、伯爵殿や萩野子爵あたりがいいな」
腰を打ちつけつつ、冗談なのか本気なのかわからない事を言い始める。
「相手をするのは君一人」

話しながら体位を変え、志保の上体を起こし背面座位で動くよう命じる。
「一人ずつ中に出していくんですよ。存分に」
志保の豊かな乳房を両手で揉みしだき、下から突き上げる。
「それで…自分の子を妊娠させたら勝ち。……まあ面白そうではあるが、結果をすぐに知れないのが残念だ。
 いまいち実行するとなったら、面倒そうでもある」
さらりと怖い事を言い、志保の反応を楽しむ。
535里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/22(金) 02:12:03 ID:Dcu8V+Po
「あぁ… そんな…… 御主人様と若侯爵様に、伯爵様…… 子爵様まで」
若侯爵の放った言葉をつい想像してしまうと、思わず背筋が震えた。
今まで快楽に溺死しそうになったことは何度もあったが、
そのときこそ本当に死んでしまう――死んでしまわないまでも、精神が狂ってしまう。
恐ろしい仮定の未来に妄想を馳せながら、若侯爵の腰の打ち付けを受け入れてゆく。
具体的な行為の場面を想像するたびに軽く達し、彼のものを強く締め付けた。

「ん、で、でも… もし私の息子――雅志がいなかったら……
二つ返事で了承していたかもしれません。堕ちる悦び…その中で最も甘美なはずですから。
御主人様と若侯爵様、伯爵様に子爵様だなんて……」
背面座位の体勢で必死に身体を動かしていき、淫らな妄想に瞳を恍惚と曇らせる。
「あぁっ、すごいっ、若侯爵様ぁっ、御主人様ぁっ、伯爵様ぁっ、子爵様ぁ…っ!」
弓なりにキュっと背中を反らせ、全身を震わせて達したことを暗に告げた。
536名無しの若侯爵 ◆senaLB8q/o :2005/07/22(金) 02:37:05 ID:vuG8ZGYT
>二つ返事で了承していたかもしれません
「聞き分けのいいメイドですね。さすがはメイド長……これくらいでは泣きも騒ぎもしないというわけか」
志保が恍惚の表情でよがっているのを見て、ニヤリと口元に笑みを浮かべる。
「君はいいメイドだ…。
 褒めてあげますよ。僕の行為に耐えた褒美に、壊れるまで突いてあげましょう」
志保の頬をひと撫でし、急に激しく腰の動きを速める。
膣内の最奥まで逸物を入れて、小刻みに短い間隔で突く。
>弓なりにキュっと背中を反らせ、全身を震わせ〜
「もうイッたのか…つまらない。まだ終わりじゃありませんよ、ほら」
彼女が先に達した後もまだ攻めを止めず、うつ伏せに寝かせる。
志保の片足を自分の肩にかけ、横向きにさせて尚も抽送を繰り返す。
「すごいな。達した後なのに、まだ吸い付いて離そうとしない」

「…ん。…そろそろだな…。…っ、く…っ!」
逸物が震えているのを感じ取り、最後に一際深く挿入し、達して白濁を注ぎ込む。
その後すぐに引き抜いて
志保の顔の前に、白濁まみれの逸物を近づける。
そして無言のままで後始末をさせようと、その先端を唾液でいやらしく濡れている志保の唇に突きつけた。
537里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/22(金) 03:04:03 ID:Dcu8V+Po
「……ん、あぁ! あ、あぁ…っ!」
一度深く達して荒く呼吸していると、不意に全身がかぁっと熱くなってくる。
外気との温度差で多少の肌寒さを感じてしまうほどに。
どうやら錠剤のほうの媚薬が効き目を表してきたらしかった。
「あん、あぁっ! うぅ… おなか、焼けて、溶けちゃう……
薬、効きすぎ……てっ! あぁっ、ひぁ、ああぁぁっ!」
若侯爵が小刻みに突いて繰り出された摩擦は、普段の何倍もの快感となって脳を蝕む。
すでに思考はどこかに放逐され、膣肉は彼の逸物の動きに合わせてうねるだけの肉壷と化していた。

「あぁ… あっ、あ……っ」
体力が尽きて碌に喘ぐことができず、口は陸上に打ち上げられた魚のようにパクパクとさせて酸素を求めている。
しかし体力が無くなっても、身体は何度も痙攣して強制的に達せられる。
生き地獄のさながらの快楽に堕ちつつ、胎内で煮え滾る白濁を受け止めた。

「ん……っ」
長年培われた経験は、朦朧としている意識でも若侯爵の意思を感じ取った。
口腔内に彼を迎え入れ、拙い奉仕ではあるが確かに逸物を掃除していく。

尿道内に残った残滓を吸い取って奉仕を終えると、ベッドに突っ伏す。
そうして口の中に広がる青臭い苦味、下半身を包む疼痛にも似た行為の余韻、
心地よい浮遊感の三つを持って夢の世界に旅立った。
538名無しの御主人様 ◆senaLB8q/o :2005/07/22(金) 03:18:46 ID:vuG8ZGYT
侯爵と志保の痴態を、隠しカメラで盗撮。書斎でモニターを眺めている。
「志保を差し向ければ、もっと何かボロでも出すかと思ったが……若造の癖に、隙の無い男だ。つまらん」
モニターの電源を切り不機嫌そうな顔をする。
539 ◆MchnZqPchk :2005/07/22(金) 23:10:18 ID:KspOJeev
540 ◆MchnZqPchk :2005/07/22(金) 23:55:36 ID:KspOJeev
 
541 ◆zURNfXrWJs :2005/07/23(土) 02:06:01 ID:IFlYXdlx
 
542 ◆zURNfXrWJs :2005/07/23(土) 02:32:45 ID:IFlYXdlx
 
543萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/24(日) 23:42:21 ID:gMIAodQ2
夏バテでもしたのか、だるそうな飼い猫のセナを
ペット用の冷却マットの上に寝かせている。
「これで少し元気になってくれるといいのですけれど……」
気持ちよかったのか、小さく鳴いて目を閉じたセナの頭を優しく撫でてやる。
544若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/07/25(月) 00:21:26 ID:jWMCIRf3
「あーーーーーーーーーーーーー」
苦い顔をしながら廊下を歩いている。どことなく足音もいつもより大きい。
「なんで最近いい事ひとっつもないんだろ、ったくもうー。このやろっ」
不自然に落ちていたジュースの空き缶を蹴り上げる。が、

スコーン!といい音を立てて頭上に直撃。
「いたっ! あうう……」
思わず頭を押さえてその場にうずくまり涙目になる。
「もーさいあくー…」
545萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/25(月) 00:27:16 ID:Xnij2Ns5
セナが寝付いたのを確認して、そっと寝床のバスケットに移す。
「さ、私もお風呂に入って寝るとしましょうか」
タオルを持って廊下に出る。
と、遠くから何やらいい音がしたかと思うと、聞き覚えのある悲鳴が聞こえる。
「まったく……いつも騒がしいんですもの」
ちょっと気取った感じで呟くと、反対方向に歩き始める。
546若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/07/25(月) 00:36:26 ID:jWMCIRf3
「まったくこのゴミめ、成敗してくれる!あちょー」
空き缶にチョップをかましてゴミ箱に捨てると、自室に戻る。
そしてお風呂セットを取り出し浴場へ向かう。

「ふんふん〜♪
 今の時間は……もうこの時間ならガラガラっぽいかなー。よーっし独り占めだー」
機嫌を直しつつ、脱衣所でメイド服を脱ごうとしてリボンに手をかける。
547萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/25(月) 00:40:44 ID:Xnij2Ns5
もう遅いので誰も来ないだろうと思い、タオルで身体を隠すこともなく
伸び伸びと身体の汗を流し、髪の毛を洗っている。
「ん……気持ちいい……」
少し上気した肌に指を這わせて泡を払うと、頭から勢いよくシャワーのお湯を被る。
548若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/07/25(月) 00:51:54 ID:jWMCIRf3
裸になり、長い金髪を無造作に片側でまとめると、洗面用具を持って浴室の中へ。
「おーれーはジャイアーン♪ がーきだいしょー」
勢い良く戸を開けて、湯気が篭っている中に入ってゆくが
すぐに瑞葉の姿を見つけて嫌そうな顔をする。
「……げ。よりにもよってアンタと風呂一緒? ツイてないなぁ」
いきなり挑戦的な言葉を投げかけ、浴槽に浸かる。
しばらくは瑞葉に背中を向けるようにして浸かっていたのだが

「ねえ。…今日は、アンタが御主人様の夜伽当番なの? それとも…もう仕事終わり?」
瑞葉がこの後、瀬名の所に行くのではないかと気にかかり
背中を向けたままそんな事を尋ねる。
549萩野 瑞葉:2005/07/25(月) 00:56:37 ID:Xnij2Ns5
騒がしい声が聞こえてきたかと思うと、勢い良く扉が開かれる。

>よりにもよってアンタと〜
「それはこちらの台詞ですわ……」
口の中だけで小さく呟くと、ぷいっとそっぽを向く。
そしてなるべく冷ややかな口調を作って言う。
「チエさん、お風呂場では声が響きますし、もう遅いのですからお静かに」

>アンタが御主人様の夜伽当番なの? それとも…
「今夜はもう終わりですけれど……それが何か?」
チエとはなるべく離れた位置に、やはり背を向けて湯船につかると、そっけなく問い返す。
550若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/07/25(月) 01:23:45 ID:jWMCIRf3
>今夜はもう終わりですけれど
「…当然上がったらすぐ寝るわよね? あたし、アンタには、あんまりウロチョロしてほしくないんだけど…」
頬を膨らませながら言うと、瑞葉の方に向き直って湯に浸かったまま近付く。
「いきなり聞いて何なんだけどさー。あんた、御主人様の事はどう思ってるの?
 …この前、偶然書斎を掃除してたら見ちゃったのよ。
 瑞葉が御主人様と瀬名に……その、色々されてるビデオ」
少し言葉が弱くなるが、尚も続ける。
「御主人様の事は、もうどうでもいいの? もしどうでもよくないなら…瀬名は諦めてよ」

「……。」
喋っているうちに、遂に黙り込む。浅い湯船の中で膝を立てて座る。
「あたしに優しいのは、瀬名だけなのよ。あんたには他にも優しくしてくれる人、いっぱいいるじゃん」
拗ねたように呟く。
「『スカートが短いメイドはメイドじゃない』とか、『名無し家にその金髪はふさわしくない』とかさ…。
 毎日毎日説教ばっかり。
 …そんなのわかってるよ。わかってるけど、これが好きなの。あたしの個性なんだもん」
最近のツイてない出来事が一気に蘇ったらしく、いつのまにか
ライバルの瑞葉の前であるにも関わらず、すっかり気弱になってしまっている。
551萩野 瑞葉:2005/07/25(月) 01:34:56 ID:Xnij2Ns5
>あんまりウロチョロしてほしくないんだけど
ムッとして反論しようとするが、主人のことを持ち出されて言葉に詰まる。
「べ、別に、どうでもいいというわけでは……おじ様は……私のお仕えしている方、ですし……
でも、瀬名様だって……」

>あたしに優しいのは、瀬名だけなのよ
思いのほか気弱な言葉を聴いて、思わず同情しそうになるが、グッと堪える。
「……チエさん、瀬名様は、お優しいだけですの?」
たとえ可哀想でも、ここで譲るわけにはいかないと思っているから、さらに言葉は冷ややかになる。
「確かに瀬名様はお優しいですけれど、でもそれだけではありませんわ。
厳しいこともありますし、それに時々、すごく……その、
怖いくらいのときもあって、そういうところが、おじ様に似てらして……」
いつしか目を閉じて、頬を染めながら甘美な記憶の中を、さまよっている。
「そう、お二人はとっても似てらっしゃるんですわ。まるで、父子みたいに。でも……」
そこでようやく現実に戻ったかのように、目を開いてチエを見据える。
「でも、私がすごく悲しかったり、怖かったりしたときに、一番傍にいて下さったのは、瀬名様なんです」
辛かった記憶を思い出したのか、若干表情が曇るが、それでもきっぱりと言う。
「だから、譲れません」
552若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/07/25(月) 01:58:35 ID:jWMCIRf3
「…怖い?バカ言わないでよ。そんなわけないわよ、だってあいつすごい気弱だし」
屋敷に来る前の状態しか知らないので、瑞葉の言葉がいまいち信用できない。
>私がすごく悲しかったり、怖かったりしたときに
「あんたの前は、あたしがそうだったよ? でも今は全然。
 だから……やっぱり返してもらわないとなぁ…」
気弱に喋っていたが、不意に瑞葉のほうに手を伸ばし、肩を引き寄せて強引に口付ける。
「ん……」
空いた手を湯の中に入れて、乱暴に瑞葉の秘裂へ指を侵入させて
くにくにと弄る。
「いつも、瀬名にどういう風に弄ってもらってんの? …今からそれと同じ事してあげる。
 あ、答えなくていいよ。癖は覚えてるから。
 こうしてたらいざって時にあたしの顔がチラついて、離れやすくなるかもしれないもんねー」
ニヤリと笑い彼女の秘所を、水中でゆっくり執拗にかき回す。

「でもぉー。これだけじゃ足りなさそうだし…。決めた。
 我慢して今度から、あんたを見つけたら嫌な顔しないで『遊んで』あげる」
一変して怪しい笑顔になり、瑞葉の乳房を片手で揉みしだき始める。
「ほらぁ…。好きなんでしょ、こういうのも」
553萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/25(月) 02:06:05 ID:Gj9gCsxo
>だってあいつすごい気弱だし
「それはチエさんが、瀬名様のことを知らないからですわ」
幾分得意そうな顔になる。

>いつも、瀬名にどういう風に〜癖は覚えてるから。
「んっ、そ、そんな……あっ、ふぁ……ん、ん……っ?」
意地悪な顔で秘所を弄り、乳房を揉みこねるチエ。
しかし、その手つきは手馴れているにもかかわらず、どこか物足りない。
「……チエさん、やっぱり本当の瀬名様のこと、知らないんですのね」
今度は自分からチエの唇を塞ぎ、舌を絡める。
「ん……ちゅ、ふぁっ……それなら私が教えて差し上げますわ。
瀬名様が、どんな“御主人様”かを」
そしてチエの胸の頂を、千切れそうなくらいに強く引っ張り、
湯船の上に出させた尻を強く平手で叩く。
「お屋敷に相応しくない、悪いメイドには、こうしてお仕置きするものなんですわ……」
554若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/07/25(月) 02:28:10 ID:jWMCIRf3
「…んっ? ぅ…んっ、ふうっ……」
キスで反撃されて思わず胸の手が止まる。そうこうするうちにあっさり形勢逆転。
「!? うあ、…やぁっ……痛っ! やだ、何すんのよっ…ひあぁっ!」
慌てて逃げようとするが、瑞葉に背中を向けて湯船の淵を掴んだ瞬間に
思いっきり尻を叩かれてしまう。
「だ、だめぇっ…。お尻、腫れちゃう……きゃんっ、あんっ」 

>お屋敷に相応しくない、悪いメイドには、こうしてお仕置き〜
「バッカじゃないの、嘘ばっかり……いっ…いたぁい…!」
瑞葉の攻めの隙をついてようやく浴室から逃げ、脱衣所に駆け込みながらまた涙目になる。
入り口で振り返り、半泣きになりつつ
「――バーカ! 覚えてろー、今度仕返しして叩き返してやるぅぅー!」
思いっきり力を込めて戸を締める。

「……もうー、お尻真っ赤になっちゃったじゃん……。瑞葉めー…」
脱衣所でメイド服を急いで着込んだ後、廊下の鏡の前でカチューシャをつけると
こっそりとスカートの中の様子を泣きそうな顔で眺めるのだった。
「次は絶対ギャフンと言わせてやるんだからー」
555萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/07/25(月) 02:34:09 ID:Gj9gCsxo
「あっ、チエさん……!」
ふと手が緩んだ隙に逃げられてしまい、残念そうに、こちらも少し赤くなった掌を撫でる。

「でも……チエさんが寂しがるのも可哀想ですし、
“御主人様”にきちんと節度を守って接するなら、私だって……」
少し据わったような目つきになって、湯船の中でよからぬ想像を広げていく。
「いえ、私が“御主人様”にチエさんの教育を任されるというのも……」

そのせいか、浴場から出る頃にはすっかりのぼせてしまっており、
フラつきながら部屋へと戻っていくのだった。
556竹内 遥:2005/07/25(月) 03:05:13 ID:9FomQAUm
ここにも、自前のお風呂セットを持った奴が一人。
「あれ〜、どうしたのチカちゃん?また由依ちゃんに怒られたの?」
泣きそうな顔をしているチカの頭を撫でつつ、心配そうに顔を覗き込む。
見た目は似たような二人だが、タイプは全く違う、しかしなぜか仲が良いらしく、よく遊んでいるようだ。
「そうだぁ〜、これから一緒にお風呂行こうよ〜?嫌な事も忘れれるよきっと♪」
実際はその浴室でこうなっているのだが、そんな事など知らぬ遥は、少し無理矢理気味にチカを引っ張って行くのだった……まる
557若菜 チエ:2005/07/25(月) 03:42:58 ID:RQtqi1ON
>>556
「はうあっ!? な、なんだ遥かあー…。びっくりさせんなっつーの!
しかもまたあたしの名前間違ってるし」
遥の登場に慌ててスカートを戻し、そそくさと逃げようとするが
捕まって浴場に逆戻りの刑。
「お風呂って……ウソでしょ? ねえ、ちょっと……」

「いやあぁー、遥、マジやめてー!
今日の瑞葉は恐いんだって、なんか人格違うんだって!!」
夜中の屋敷で大騒ぎしながら引っ張られて行く。
558名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 12:54:08 ID:9FomQAUm
Σ
559 ◆anjul8CU7E :2005/07/25(月) 23:25:00 ID:2lHqrfFF
560椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/07/26(火) 00:38:14 ID:o65fgi1v
主人の目を盗んでこっそり何度か呼び寄せている宅配業者に、
送り状とプレゼントの包みを手渡している。
「ええ。名無しの貿易商様のお宅まで、またよろしくお願いします。
 中身は……ふふっ、実はお菓子なんです。私が作ったものなので、あまり美味しくないかもしれないけれど…。
 …あっ、そうだ。ちょっと待っててくださいねー」
何かを思い出し、玄関から突然離れて何かを取りに行く。
「よかったらどうぞ。休憩時間にでも食べて下さいな」
にこっと笑い、手作りのマドレーヌらしき焼き菓子が入った小袋を業者に手渡す。

「ご苦労様でした〜」
玄関を閉め、施錠すると自室へ戻ってゆく。
561 ◆zURNfXrWJs :2005/07/26(火) 20:34:51 ID:3wU3F9Iu
 
 
563谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 00:41:57 ID:fe/Hp7lO
 
 
「クスッ、ここに来るのも久しぶりね」
屋敷の前にはにかみながら立っているなぞの金髪メイド。
「さぁ久しぶりに楽しい日々の始まりね・・・」



「ごめんくださいまし、どなたかいらっしゃいますか?」
金髪のメイドが門をたたく
566谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 01:04:30 ID:fe/Hp7lO
身長の半分はあろうかという籠を運んでいる。
洗濯仕立ての繊維の匂いは心地よい。と、ぴくりと顔を上げた。

「ん‥‥‥お客様?」
階段の柱の影に籠を降ろすと、玄関へ。
大きな扉を身体全部で引く様に開き、来訪者に声を掛ける。
「屋敷への御用でしたら、コレがお取次ぎします」

「どちらさまですか?」

新しいメイドさんみたいですね〜

「こんにちははじめまして、以前こちらでお世話になっておりました
シャルロット・ウィル・フローディアと申します」

深々と頭を下げる。

「長い休暇を頂いておりましたが先日かえって来ました
 再びこちらでお世話になりたいのですが・・・ご主人様はいらっしゃいますか?」

と首をかしげたずねる。
568谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 01:15:01 ID:fe/Hp7lO
相手の服装を見て、内心で首を傾げる。
メイド?
(知らない、この人)
顔を覚えるのが得意な方ではないが、金髪の人間は今はいない‥‥‥筈だ。筈。

と、相手の言葉に得心。
(休暇‥‥‥?)

「‥‥‥少々、お待ち下さい」
一礼して、主人の部屋へ、確認に向かった。
569 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 01:16:12 ID:fe/Hp7lO
 
「お忙しい中、申し訳ありません」
一礼して待つ

「あ・・・諸事情で下の名前変わりました。
以前はシャルロット・ウェスターと名乗っておりました」

急いで付け加える
573谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 01:29:40 ID:fe/Hp7lO
ぱたぱたと走って、客人(メイド?)を待たせたエントランスへ戻った。
「主様はちょっと外しているようで‥‥‥しばし、お部屋で待っていてください」

そういってから、エプロンのポケットを上からまさぐり、
「執事から、シャルロットさんならこの部屋に案内するように、ということで‥‥‥いいですか?」
取り出したのは旧びた鍵。真新しいプラスティックのキーホルダーに提げられている。
桂は、そこに書かれた数字を示した。
メイドがいない間周囲をきょろきょろ観察していたが戻ってきたので
視線を戻す。

「残念ですねー、でも執事さんのはからいがあって助かりました〜」

鍵を受け取る際に手が触れる

「こちらのメイドさんですよね?
私再びこちらでお世話になるかもしれないのでよろしくお願いいたしますね。」

575谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 01:52:11 ID:fe/Hp7lO
主様は三時間程で手が空くそうですので、との旨を告げて、先に立って歩き始める。
廊下を突っ切って、使用人らが使っている棟へ。
人のいない部屋も定期的に清掃する理由がなんとなく、わかったような気がする。

「シーツはまだだけれど‥‥‥今ちょうど、洗濯に出したところだったから」
シャルロットが鍵を開けるのを待ってから、彼女の腕の下に頭を入れて、つま先だちで部屋を覗き込む。
特に問題は無いだろう。三日前に掃除したので、当然といえばそうなのだが。
「桂より以前にいた人のようだから、説明は要らないかな」
「わーお部屋綺麗になってますね♪お掃除していただいてたんでしょうか?
シーツは後ほどいただきに参ります」

部屋を一通り見回してから視線を桂にもどす。

「クスッ、しばらくお暇頂いていましたから分からないことも出てくると思います。
ご迷惑をお掛けするかも知れませんがよろしくお願いいたしますね」

ぺこりと頭を下げる
577谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 02:18:56 ID:fe/Hp7lO
「コレは谷村 桂(たにむらかつら)と申します‥‥‥よろしく」
頭を下げる。

相手を見上げて、数秒観察するように見つめる。
そしてすぐに視線を外す。

「では、仕事があるので‥‥‥」

そう言って、一礼した。動作に合わせて、ゆるくウェーブした薄い色の髪が揺れる。
「クスッ、私はシャルロット・ウィル・フローディアと申します。
よろしくお願いしますね〜」

頭を下げ桂の様子を伺う

「もしよろしかったらティタイムにいたしませんか?
いい紅茶が手に入りましたので・・・お仕事は私もあとでお手伝いいたしますわ」

かばんからティーセットを取り出しテーブルに並べる
579谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 02:32:32 ID:fe/Hp7lO
「?」
いきなり登場したティーセットに、頭上にクエスチョンマークが浮かんでいる。
(鞄に陶器?どうして?人間にこういうのって普通なの‥‥‥?)

「えと、あの‥‥‥しごと、が」
言いつつも、なんとなく好意を無下にできないらしい。
仕事は手伝いますから、と言われて、尚更立ち去るタイミングを逸する。
仕度をするシャルロットの様子を見ながら立ち往生。
(初々しい子、まだ純粋なのかしら?クスッ)

「お時間は取らせませんわ、さあどうぞ〜」

椅子を引き桂の体に触れ椅子に誘導する
その際に

「綺麗な髪ですね〜桂さんでしたっけ
こちらのお仕事はいかがですかぁ〜」

桂に顔を近づけ怪しく語りかける
581谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 02:49:12 ID:fe/Hp7lO
仕事。
「‥‥‥よくしていただいています」
そう答えた。
ふわりとペチコートの入ったワンピースを膨らませて、椅子に腰掛ける。
相手が身体に触れた違和感に、

(‥‥‥)
なにやら少し考えた様子だったが、顔を上げるとシャルロットの目を見る。
見つめられ満面の笑みを返す

「桂さん、ほら〜」

ほうに手を当て
優しくも少々怪しい微笑でそっと語り掛ける

「こんなに可愛いから、皆さん方っておかれないでしょうね」

583谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 03:04:34 ID:fe/Hp7lO
灰色の目はなんの「意味」も映さず、ただ頬を捉える女性を見上げる。
わずかに上気して、頬は赤い。
可愛い、といわれたことに対して特に感慨は無いらしく、特にリアクションはない。

ただ、少しだけ、そこに感情がある。
シャルロットは気付く様子はないのだが、たとえば、それは、迷いのような。

(反応が薄い・・・これはちょっと難しいかな?)

「この紅茶、私のお気に入りなのいかがかかしら?」

(とりあえず様子見させていただきましょう〜)
桂のカップに注いでから自分のカップにも注ぐ。
部屋には紅茶の匂いが立ち込める

585谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 03:20:44 ID:fe/Hp7lO
くい、と桂がシャルロットの腕を掴んだ。手でも、手首でもなく、腕。
膝裏に足を掛ける。端的に表現すると、膝かっくん。
テーブルに置かれた直後のポットが跳ねて、わずかにクロスを汚す。
彼女が体勢を崩すや否や、床に転がるようにして共に顛れこむ。
そうして、シャルロットの上に覆いかぶさった。

小柄な桂が、シャルロットを押し倒した形である。
しかも膝が暴れないよう、スカートを器用に脚で押さえて。

「‥‥‥失礼します」
そう言って、シャルロットのきっちりと着込んだメイド服を上から脱がせて行く。
上半身をあらかた、下着までさらけ出してしまうと、
少女の手には余る乳房を下着の上から軽く押さえた。
黙って、胸元に舌を匍わせる。
(・・・え?!)

思いもよらぬ桂の行動に状況把握ができないまま
押し倒されてしまう。

「きゃ・・・か、桂さん??」

望んでた結果とはいえ急な展開についていけない
しかも苦手な胸を攻められ体をビクッと振るわせる。

「いゃ・・・だめぇ・・・んん」

587谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 03:35:12 ID:fe/Hp7lO
「‥‥‥ちゅ、ぅ、ん‥‥‥ぴちゃ、ぴちゃ」

長い髪が邪魔になる。開いた片手で掻き揚げながら、シャルロットの鎖骨をたどる。
やんわりと、緩急をつけて胸を揉みながら、親指で輪郭のやや硬い部分をなぞるように。
薄い唇から、真っ赤にも映る舌がのぞく。
時折上目遣いに見上げながら、桂は押し倒した女性の白い肌を唾液で汚した。

(ふ‥‥‥硬くなった)
片方だけの刺激に、しかししこりを帯びた先端をすこし強く、押しつぶす。
そうこうしながら、ワンピースの裾に手を掛けた。
「ふぁ・・・かぁつ・・・らぁさん・・・」

コンプレックスの胸を攻められ恥ずかしくてたまらない
自分の白い肌が桂の唾液でしっとり濡れ
普段では好みのシチュエーションだが・・・

(こんなおとなしそうな子に攻め立てられるなんて・・・)

その上乳首が硬く勃起してしまったのが分かりたまらなく恥ずかしい

「や、きも・・ちぃぃ・・・あん・・・」
589谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 03:56:22 ID:fe/Hp7lO
矢張り手のひらに余る、太股を撫で上げながら、
「ん。‥‥‥こちらが感じる?」
そう言って笑う。悪戯っぽい、軽い笑み。くい、と胸を揉むほうの指先に力を込める。
逆の乳房に歯を当てて、幾度か吸いたてた。
「ちゅ‥‥‥ふ、ちゅ、ず」
太股から一旦手を放すと、膝を立て、腰を上げた姿勢で両の胸をゆっくりと圧する。
ぎっちりと硬く立った、乳首を幾度か、きつく咀み、また、摘む。
そしてまた、手のひら全部を使って捏ねた。細い指が、食い込む。
シャルロットの意識を読んだかのように、強く。

少女の幼い顔が、その灰色の瞳が弓形にかるく、しなった。
想定外の行動と先手を取られ成すがままになる。

「ふぁ〜かぁつらさぁんん・・・こんな・・・」

(私も攻めなきゃ!)

「んん〜・・・」

唇を重ね僅かな抵抗をする。
桂の体に触れる。

591谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 04:22:13 ID:fe/Hp7lO
「ん‥‥‥ふ」
唇に、舌を差し入れて当たった歯列をなぞる。糸を引いて唇は離れた。

触れられても構うことなく、むしろ床へと相手を押し付けるように、桂はその身体を沈めた。
半分以上脱がされた、ほぼ大人の女性に、ローティーンにも見える、少女がほぼ、メイド服を着込んだままで圧し掛かっている形だ。
シャルロットが動いたのを契機のように、女性のショーツの上から指を当てる。
「あは、ぬれてる」
中指を沈めて、耳元で、小声で囁く。無邪気とも取れる幼い声は擦れていた。
「もうちょっと声、出してくれないかな?‥‥‥これじゃ入らない」
言って、布地の上から敏感な部分を、指先で潰した。

「‥‥‥そう」
反応を見ると、小声で言って、満足げにひっそりと笑う。
攻め返すつもりが逆に桂の反撃にあいなすすべもない
おとなしかた、しかも見かけは少女にまるで手に取るように扱われ
その上、恥虐の言葉を浴びせられ

「〜〜〜〜〜〜」

恥ずかしさで声も出ない。
挑発にも抵抗するつもりで唇を噛むが・・・

「あん・・・んん・・・そこは・・・だめ」

もっとも敏感なところを布地の上からとはいえ刺激され
大きく声を上げてしまう。

593谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 04:42:40 ID:fe/Hp7lO
あと少し。
(ちょっと性急だけれど‥‥‥)
下着から指を潜り込ませて、秘所の様子を確認する。
「ふふ‥‥‥これだけ濡らしてもらえると、桂も嬉しい」
囁いて、肉芽を摘み上げた。
半ばまで指を押し込んだ状態で、ひっかくように抹り上げる。ぬめる指を抜き取って、
指数本を使って秘所を、指の腹で舐めるように蹂躙した。
そうしながら、‥‥‥欲求を充分に溜め込んだシャルロットの腰が、引き攣り始めるのを、じいと見ている。
抹るように、さするように、敏感な場所を剥き出させることなく、嬲る。

‥‥‥そして、痙攣が起こり絶頂が訪れる、その瞬間に刺激をぴたりと止めた。
もう頭の中が真っ白・・・
ほんの少し前までは可憐な少女を楽しむ予定が
逆にその少女に弄ばれている。
だがそのギャップがまた更なる興奮を掻き立てる。
まるで殿方に弄ばれるような感覚にも思えてくる。

「だめぇ・・・そんなぁ・・ぁあ・」

無意識に腰を動かしてる自分がいた。
桂の手を男性器に見立てて腰を動かしている自分が

「ぃく、いちゃういちゃうーーーくぅ!・・・」

普段よりも大きな快感とともに絶頂を迎え
激しく身を揺るわせ呼吸困難に陥ったかのように
肩で息をする
595谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/07/27(水) 05:05:03 ID:fe/Hp7lO
シャルロットが絶頂を向かえたのを見届ける。
頬に汗で張り付いた、一房の髪を軽く噛んでから背中に流した。
億劫そうに身体を起こし、膝を立てて、立ち上がる。
足元で喘ぐ女性を置いて。

ほんの少しだけ、乱れたメイド服を整える。
エプロンの肩紐を直し、スカートを引き、カチューシャの位置を直し。
ガーターが外れていないか、スカートの上からこっそりとチェックする。

部屋の隅を見上げ、一箇所で目を止める。
「時間だ」
湿った指先をエプロンで拭う。
「そろそろ‥‥‥主様のお部屋に案内しなきゃ」

「お洋服を直して、それから、ついてきて下さい」
絶頂の波をこえ
着衣の乱れを直しすくっとっち上がる。
聞きたいこといいたいことは沢山あるけれど

(クスッ、またこれからの生活楽しめそうね!)

「ふふ、ご主人様のところに案内してくださるんですね。
よろしくおねがいしますわ〜」

そして二人は部屋をあとにした
597名無しのご主人様:2005/07/27(水) 05:21:12 ID:fe/Hp7lO
監視カメラのレンズ越しに、立ち上がった少女がこちらを見ている。
‥‥‥見えてますよ、と言わんばかりに。

「ご苦労だったな」
聞こえちゃあいないだろうが、一応、そう口にしておいた。
シャルロットのほうから誘ってくるのであれば相手をしてやれ、そしてに自分に見せろ、と、
それが執事を通して桂に出した命令である。
これが無ければ彼女はさっさとシャルロットの部屋を立ち去っていたに違いない。
「‥‥‥だが、随分と楽しそうだったぞ?桂」
にやにやと、意地悪げに笑いながら、コーヒーカップを書類の山のデッドスペースに降ろす。

ちなみに、出来れば寸止めで、とのリクエストもあったのだが。
(まぁ、こちらでもう一回楽しむくらいは‥‥‥できるだろう)
独りごちて、書類の山に向かい合うポーズを取る。

そろそろ、ドアをノックする音が響く頃だった。
598名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:33:05 ID:fXwndSVj
 
599名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 23:15:03 ID:fXwndSVj
 
600里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/30(土) 18:02:02 ID:uFiTykKd
出前の鰻重を美味しく戴き、お茶を啜ってまったりとしている。
「鰻は国産に限りますね。ふっくらご飯のベッドでその御身を横たえる鰻様…… 嗚呼」
601名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 19:23:15 ID:uFiTykKd
602里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/07/30(土) 20:59:54 ID:uFiTykKd
「胡桃パン+チーズ…… う〜ん、バニラアイスに白玉とココナッツミルクも…」
夜食を何にしようか思案しながら洗い物を片付けている。
603葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/30(土) 21:42:33 ID:1wkFcWrR
「…………」
深刻そうな表情で、月めくりのカレンダーを見つめている。
時折ゆっくりと下腹部を撫でながら、小さく息を吐く。

どうやらここ数日はずっとそんな調子だったらしく、メイド達に対する対応もいつものキレがなかったようである。
604名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:48:24 ID:uFiTykKd
 
605葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/30(土) 21:52:16 ID:1wkFcWrR
「…………」
しばらく考え込んだ後でようやくその場を離れ、ゆっくりと上の階に向かう。
606名無しの御主人様(仮):2005/07/30(土) 21:58:54 ID:uFiTykKd
「いくら屋敷の警備を万全にしようと、虫には突破されてしまうものなのか」
周囲を飛び回る虫の羽音にイライラが頂点に達し、とうとう棚からスプレー型の殺虫剤を取り出してくる。
607葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/30(土) 22:03:51 ID:1wkFcWrR
「御主人様、いらっしゃいますか? ……由依、です」
主人の部屋の手前まで来ると、遠慮がちに扉をノックする。

入室が許されると、いつもより一層丁寧に挨拶をしてから──どこか思いつめたような表情で主人を見る。
「御主人様……。あの、少しだけお時間をいただけませんか?」
どうやら主人に話があるらしい。
608名無しの御主人様(仮):2005/07/30(土) 22:13:01 ID:uFiTykKd
「あぁ、由依か…… ちょっと待て」
部屋の入り口に立って、盛大にスプレーを噴射する。
パッケージに”目に優しい! 低刺激!”と書いてあっても、
これだけ煙のように殺虫剤を噴霧すればさすがに身体に悪そうである。

缶内のガスをほとんど噴射し終えると、ドアを閉めて廊下へと出る。
「今の私の部屋はこういう状況なんでな。話は別室で聞こう」
と言って、普段ならあまり使わない――半分物置と化した客室の中に由依を迎え入れる。
609葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/30(土) 22:21:35 ID:1wkFcWrR
「……御主人様?」
これでもか、というほどに殺虫剤を噴霧させる主人。
こうなると、しばらく主人の部屋にはいられそうもない。素直に主人の後についていく。

そして基本的には使われることのない客室に入ると、主人の方をしっかりと見て、口を開く。
「御主人様。この前の出張の時の事を覚えていらっしゃいますか?」
いつも通りのきっちりと整えた格好で、姿勢を正して言う。
「……一泊の出張で、私が付いていって……その、夜に御主人様に抱いていただいた時の事、です」
少し俯いてから、見上げるように主人の目を見る。
610名無しの御主人様(仮):2005/07/30(土) 22:31:22 ID:uFiTykKd
「さあ、どうだったかな… 覚えているような、覚えていないような……
私は星の数ほど経験があることは由依も知っているだろう。
そして、これからもそれが増えていくであろうことも。
そのひとつひとつの行為を記憶しておけ、とでも由依は言いたいのか?」
ソファに気だるそうに腰掛け、中空を見詰める。

「まぁいい… 由依は…… 私にその日のことを覚えていて欲しいか?」
姿勢を今だ崩していない彼女を横目で見やりながら。
611葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/30(土) 22:40:34 ID:1wkFcWrR
「……いえ、そんなわけではありません。私は、御主人様にそうしていただけるだけで……幸せ、ですから」
最後の方は小さく言って、少し黙る。
「ただ、出来れば覚えていていただけると、嬉しいです」
そう言って、少し迷うように視線を彷徨わせた後で。


「……御主人様。私、妊娠したかもしれません」

感情を抑えて、努めて冷静にその要旨を告げる。
「いつもならとっくに来ているはずなのに、もう随分生理が来ないんです。
前にも言いましたけど、私……薬みたいなものは使っていませんから」
そう言うとまた少し俯いて、続ける。
「検査薬を使ってみたけれどはっきりとした結果は出なくて……。でも、こんなに遅れた事は今までないんです。
ですから……多分きっと、あの夜に……御主人様に抱いていただいた時に」
そう言って言葉を切る。そして主人の目を見て、
「私は……由依は、どうしたらいいんでしょう、御主人様」
どこか縋るような儚げな目で、主人にそう言う。
612名無しの御主人様(仮):2005/07/30(土) 23:08:17 ID:uFiTykKd
自分の隣へと座るよう由依に促し、ソファに腰掛けた彼女の肩に手を回す。
「……生みたかったら生めばいい。そのことに関しては由依は自由だ」
由依の頭を優しく、ゆっくりと撫でて――淡々と。
「しかし仮にもし私の子だとしたら、私はその子の父親にはなれないだろうな。
私の子でなかったとしても、その子は血縁上という意味での父親には恵まれないだろう」

「それでもいいのか? 女手ひとつで自分の子供を育てていくことが由依にはできるか?
何にしろ、金銭的な事柄に関してしかサポートできない。
いくら敏腕だとはいえ、使用人の夫に私がなることができないのは、由依もよく知っているだろう。
その点をよく踏まえることだ」
余計な感情を込めずに、由依へそう返す。
613葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/30(土) 23:27:25 ID:1wkFcWrR
「御主人様……」
ソファに腰掛け、主人にそっと頭を撫でられると──ここ数日間こらえていた感情が少しずつ溢れ出してくる。

「御主人様に認知されないという事自体は、わかっていたんです」
小さく、淡々と呟く。しかし。
「御主人様の下にお仕えする時から、こうなる可能性はあるってわかってました。少し期待さえしてました。けど……」
主人の方を振り向くと、その姿を見て我慢できなくなった感情が一筋溢れ、頬を伝う。
「お父様は、こんな話をしても自分の地位とか、そんな事ばかり気にしているし、御主人様の子供を身籠ったかもしれないなんて、他の人には言えないし……っ」
ぽつり、ぽつりと雫が頬を伝い、スカートを濡らす。
「御主人様の子供を授かったと思ったら嬉しいはずなのに……でも、周りとか立場とか考えたら、それは不幸なことかもしれないってわかってっ」
いつもの執事としての引き締まった厳しい表情など跡形もなく、ただの19歳の少女となって感情に流されて。
「不安で……怖くて、病院にも行けなくて、ずっと眠れなくて……」
主人の顔を見ながら、濡れた顔を拭う。そうして、少し身体を近づけて。
「御主人様の立場を考えたらどうしたらいいかなんてわかりきってるのに、由依はそんな残酷な事出来ないって思って、でも今御主人様に言っていただけて──」
とうとう我慢できずに、主人の胸に顔を埋めてしまう。
「由依は……由依はっ……っ」
614名無しの御主人様(仮):2005/07/30(土) 23:51:20 ID:uFiTykKd
「大丈夫、苦しんでいるのは別に由依だけじゃない。
他の屋敷にもそういう問題はたくさんある。病院は後で紹介しよう。
そういう問題に詳しい病院なので、安心していい。とにかく早めに事実を確かめるんだ」
胸に顔を埋めてきた由依を両手でしっかりと抱いてやる。

「どうして最初から薬を使っておかなかったんだ… とは言わない。
私もそれを知りながら…… その、由依を抱いてしまったしな。こちらにも責任がある」
嗚咽する由依の背中を力強くゆっくりと擦り、彼女を落ち着かせようとする。
「とにかくだ、ひとりで抱え込んで辛かったろう。よく勇気を出して言ってくれた」
615葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/31(日) 00:00:51 ID:1wkFcWrR
「はい……はいっ」
主人の衣服にまで濡れた痕を残しながら、何度も頷く。
遠慮も何もなく主人に抱きつくと、そっと顔を上げて囁くように言う。
「明日……行ってみます、御主人様の仰る病院に」

それから少し、視線を逸らして。
「それと、あの……もし御主人様がよろしければ、その……」
ようやく溢れるのを止めた感情。その流れ出した跡を拭い、少し戸惑いながらもまた主人の胸に顔を埋める。
「こうしてこのまま……いえ、由依を抱いていただきたい……です。どんな形でもいいですから……」
少し安心したせいか、珍しくストレートに主人にねだった。
616名無しの御主人様(仮):2005/07/31(日) 00:14:21 ID:WAwZv//X
「ほら、そうやってすぐ感情に流されるのはいかんぞ、由依?
しかしまぁ… 素直に打ち明けてくれた御褒美だ、いいだろう」
僅かに嘆息し、彼女の顎を持って静かに唇を重ねる。
舌はまだ入れず、唇だけの清楚な口付け。

「メイドがよく噂している由依とは全然違うな、今の由依は」
由依の胸元に両手を侵攻させるが、要所へはまだ攻め入らない。
穏やかな悦楽で彼女を焦らし、再び淡白なキスをする。
「仕事のときは違っても、夜はメイドも由依も一緒だ」
617葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/31(日) 00:21:20 ID:Rbb31TpR
「あ、ありがとうございます、御主人様……んっ……」
また落ち着きかけていた感情が溢れ出す中で、唇を重ねて。
嬉しさと安心感がこみあげてくるのか、気持ちを抑えられないらしい。

「普段の私は、執事ですから……。でも私だって……由依だって……」
胸に触れる主人の手の感触。その先を少し期待しながら。
「女なんですから……。御主人様のお側にお仕えする時は」
再びキスをされると、うっとりとした表情を浮かべる。
618名無しの御主人様(仮):2005/07/31(日) 00:32:15 ID:WAwZv//X
「……その表情を他の使用人にも見せてやりたいな。
由依はこんなに可愛いんです。誤解しないで下さい!ってな」
服越しに由依の乳房の頂点を摘み上げ、指で執拗に捏ね回してやる。
その間、彼女の首筋に生暖かい舌を卑猥に這わせた。

数分ではなく、もう十分以上も胸を重点的に虐める。
肌蹴けたブラウスは見るも無残なほど皺くちゃになっていた。
秘所への愛撫は一度たりとも行わず、上半身への責めのみに終始する。
619葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/31(日) 00:40:21 ID:Rbb31TpR
「うぅ……そ、そんなこと恥ずかしくてできませんってば……っ」
涙目で視線を逸らすが、先端を摘まれるとすぐに身体が反応してしまう。
「やっ、舌……何だか、はぁ……ぅ……」
淫らに這い回る舌に言葉さえも奪われて、荒い息を吐いてもどかしさの混ざった快感に酔う。

「ぁん……御主人様、胸ばっかり……もっと大きくなっちゃいます」
時折びくっ、びくっと身体を震わせつつ、すっかりとろんとした表情で主人を見る。
下半身はソファに擦りつけるようにもじもじと動き、空いた手は主人の愛撫を邪魔しない程度に主人の身体の方々に触れる。
「下……もう溢れて、染みちゃいそう。御主人様に、色々触られたから……」
乱れた格好で、呟くようにそう言った。
620名無しの御主人様(仮):2005/07/31(日) 00:55:19 ID:WAwZv//X
「とても昼間の真面目な執事姿は想像できないな、夜の由依を一度でも見てしまうと」
何度も捏ねて硬くなっている乳首を舐め、甘く噛み締める。
敏感な由依の反応を満足そうに確かめながら、今度は犬歯を立てて痛みの色を少し強くする。
強くした後はまた弱弱しい指の愛撫に戻り、それをだんだんと強くしていき――を繰り返す。

「そろそろ欲しいか? 欲しかったらそこの壁に手を着いて、尻をこちらに向けるんだ。
もちろん裸になってな。自分でどこに入れて欲しいのか言ってみろ」
劣情に熟んだ由依の表情を楽しみ、さらに羞恥を煽るような言葉を投げ掛ける。
621葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/31(日) 01:09:59 ID:Rbb31TpR
「だって……ふぁっ……御主人様に抱いていただけると思うと、身体が変になって……んっ!」
乳首を甘噛みされると、その刺激を受けて身体がひくつく。
やがてそれが痛みを伴ってくると……その感覚をしっかりと受け止めながら、それでもそれが主人から与えられるものであることに悦びを覚える。
「はぁっ……気持ちいいです……んんっ、あぁ……」
すっかり蕩けた表情でそう告げると、主人の責めが強くなるたびに声を上げる。

そんな愛撫の繰り返しに、しばらく主人を受け入れていなかった秘奥が堪えきれなくなってくる。
主人の問いにこくりと頷くと、ソファから立ち上がって少し身体をくねらせつつ、一枚一枚衣服を脱ぎ捨てていく。
やがて全てを脱ぎ捨てると、露わになった秘所からは、零れ落ちた愛液が太股を伝っていた。
「御主人様……」
執拗な責めにぷっくりと硬くなった乳首も、乳房も晒して。
「由依は、お尻の穴でも……お、お○んこでもどちらでもいいんです。でも……」
淫語を口にしながら、ゆっくりと壁に手をつく。脚も開いた為、濡れた秘裂もはっきりと主人から見えてしまう。
「いっそ双子になるくらい……激しく、由依の中をかき回して、滅茶苦茶にしてください……っ!」
主人の方に赤く染まった顔を向けて、今にも雫が垂れ落ちそうな蕩けた秘所を曝け出す。
622名無しの御主人様(仮):2005/07/31(日) 01:24:52 ID:WAwZv//X
理性を淫欲に侵食されてしまった由依を見て、邪悪な笑みを零す。
「よく言えた。 …声の大きさは申し分ないし、滑舌もいい。
やっぱり執事じゃなくて、メイドが天職だったんじゃないのか? 由依は」
待ちきれない由依とは正反対に、自分は落ち着いて立ち上がる。
そうしてズボンの中から取り出した逸物で、眼前の秘裂を上下に擦ってやる。
半立ちだった逸物が、その刺激で見る見るうちに臨戦態勢に入ってゆく。

「さて、入れるぞ…… 用意はいいか?」
由依の耳元で囁いて一呼吸置いた後、渾身の力を込めて一気に逸物を挿入してやる。
膣口の幾許かの抵抗など全く意に介さず、奥底の子宮口目掛けて亀頭を突き進める。
秘奥に到達すると今度は、中の媚肉を雁首で掻き出すようにして逸物を引き抜く。
623葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/31(日) 01:35:12 ID:Rbb31TpR
「私は……執事ですから。メイドより執事の方が……きっと」
こんな格好をして淫語を言わされる羞恥と、これから予想できる快楽とを思うことで、理性のたがが完全に外れる。そのせいか言葉がもはや不明瞭だったり。
そして、視界に入る逸物。
「あっ……」
それを物欲しそうに見つめるが、やがてそれが秘所にすりつけられる事がわかると、期待でこくっと喉を鳴らした。
そして、既にぐちょぐちょの秘裂を、主人の逸物で擦られる感覚。
「ふぁ……あ……ぁ」
本能的に喘ぎながら、その秘所を誘うようにひくつかせる。やがて力を増していく逸物に、我慢できずにこちらからも秘所を擦りつけた。

「……はい。由依を御主人様のモノだって、刻み付けてください。……やっ、ああああぁぁっ!?」
言った直後に一気に貫かれ、悲鳴のような声をあげる。
そして今度は荒々しく引き抜かれると、軽く震えながら愛液をまた溢れさせた。
「やだ、たったこれだけで……軽く、いっちゃいました」
何とか身体を支えながら、主人の方を向く。
624名無しの御主人様(仮):2005/07/31(日) 01:53:29 ID:WAwZv//X
「ほら、そんなこと言っている暇があるのか?」
満足げにこちらを向いてくる由依に構わず、腰の打ち付けを再開させる。
抽送のたびに漏れる卑猥な水音と、肉と肉がぶつかり合う音を聞きながら。
「いちいち報告しなくていい。そんなことを言ってると舌噛むぞ?」
一定のリズムで激しく腰を動かし、男女の営みの悦楽を由依の身体に刻み込んでゆく。
暇を持て余した両手は、最初にしたように彼女の両胸の先端を捏ね上げていた。
挿入の瞬間に強く抓ってやり、逸物を引き抜く際には優しく揉んでやる。

「……っ、由依、口に……出すぞ…っ!」
逸物の疼きが最高潮になるまで由依の膣穴を弄び、嬲り、蹂躙すると、
こちらに抱き寄せた彼女の口腔に白濁液を流し込む。
「そのまま、後始末もするんだ…… いいな…?」
625葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/31(日) 02:04:39 ID:Rbb31TpR
「えっ……ひぁっ?!」
前触れも無しに再開された交合。一度軽く達していたこともあって、秘奥は蕩けている上にいつも以上に敏感である。
「ごしゅじんさまっ……だめっ、ひぁっ……!」
主人の思うままに身体を弄ばれ、突き上げられ、困惑さえ感じるほどの歓喜を味わう。
乳首をきつくつままれると、被虐の本能が刺激され、一方で主人の優しさのこもった愛撫にも、それ以上の反応を示す。
「……ぁっ、いっ……いくっ、またいっちゃいそう……っ!」
主人の言葉も耳に入らず、最後は部屋の外まで響きそうな嬌声を上げて達する。

そして遅れて絶頂に至った主人の逸物を口に突っ込まれ、濃い白濁を注ぎ込まれた。
「ん……んぐっ……こくっ」
それを一滴残らず──と言うよりは、絞り出すように吸い付き、唇の周りに付いた精液も残さず舐め取り、そして恍惚とした表情で後始末をする。

「御主人様のなら……いくらでも、欲しいです」
逸物を綺麗に舐め取ると、普段からは想像も出来ないほど淫蕩な表情を浮かべた。
626名無しの御主人様(仮):2005/07/31(日) 02:22:38 ID:WAwZv//X
「いくらでも欲しい、か。 ……それなら薬をきちんと飲むことだ。
そうしたらいくらでも…… いつでも……  どんなことでも…… な?」
熟達したメイドのように完璧に後始末をこなす由依の頭を、撫でて褒める。

「いくらだって閨の縁を重ねてやるから、言い付けは守るんだぞ?」
そう言い残し、性臭漂う部屋を出て自分の部屋へと戻る。
自室からは虫の羽音が消え、仕事場に相応しい静寂が戻っていた。
627葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/31(日) 02:35:22 ID:Rbb31TpR
「はい……御主人様。私、頑張ります……どうなるか、わからないですけど」
主人に撫でられると、仔犬のように素直に喜ぶのだった。



そして、翌日。
主人に紹介された病院に、タクシーで向かうのだが……。
「……あっ」
その途中で身体の変調に気づき、目を見開いて驚く。そして下腹部の方を見てしばらく信じられないというような表情をする。
それから、少しして。
「運転手さん、ごめんなさい。申し訳ないんですけど……お屋敷まで、戻っていただけますか?」
そう言ってタクシーをUターンさせると、大きく息を吐いてぐったりと脱力する。
「…………いくらなんでも、こんなに遅れてたら思い込んじゃうじゃない。今更になって来るなんて、御主人様になんて言い訳したらいいの……?」
確かに十代は周期が不安定だし、その上最近は激務で体調も思わしくなかったとは言え、ずれすぎである。
「そんなのって……私、何であんなに悩んで……」
ほっとするやら悲しいやらで、非常に複雑な表情を浮かべるのだった。
628桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/07/31(日) 23:52:33 ID:nCfLnnI+
お風呂上りに脱衣所で扇風機を回しながら、ドライヤーで髪を乾かしている。
629葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/07/31(日) 23:58:26 ID:8X5fnFFo
「申し訳ありませんでした……」
一礼すると、主人の部屋を出る。

妊娠疑惑が晴れ、主人にその旨を伝えていたのだが。
肝心の主人には笑って許されたものの、同席していた名無しの執事にたっぷりとしぼられたらしい。
630桜庭 俊@奏の弟 ◆Skrbk147a2 :2005/08/01(月) 00:10:52 ID:Ws5ty7ZQ
「ふ、俺が本気になればこんなもんだろう」
生意気な笑みを浮かべ、問題集を閉じる。
どうやら目標通り夏休みの宿題を七月中に終わらせたらしい。
631留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/08/01(月) 00:19:52 ID:eUrQ+8aH
「〜♪」
好きな歌手の曲を口ずさみつつ、今日最後の来客のあった部屋を片付ける。
随分機嫌がいいらしく、仕事の手つきも軽快である。
632椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 00:27:11 ID:dABUjYHm
廊下の鏡の前で髪の毛をアレンジしている。
633名無しの御主人様(仮) ◆Skrbk147a2 :2005/08/01(月) 00:28:22 ID:Ws5ty7ZQ
「はっはっは、結局何事も無かったのだからよかったじゃないか」
主人は主人で今回の妊娠疑惑については気にかかっていたらしく(と言ってもたったの二日間だが)
ほっとした面持ちで執事に話しかける。
634山城 雄児 ◆MikasaCTQs :2005/08/01(月) 00:33:01 ID:eUrQ+8aH
いつもの表情で、使用人用の夜食を作っている。
「ま、後は適当に食ってくださいっと。里村さんがいるから残ることもないだろうし」
余った食材やら何やらで作った夜食を冷蔵庫に入れると、自室へと帰っていく。
635椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 00:39:47 ID:dABUjYHm
髪を二つ分けにしてリボンで結び、カチューシャを付け直す。
「ふぅ。こう暑いと大変〜」
636桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/01(月) 00:50:12 ID:Ws5ty7ZQ
浴場から出てきて、自然と厨房へ足が向いてしまう。
「あ、お夜食〜」
冷蔵庫を覗き、思わず喜ぶが。
「うーん。これは、太っても平気だよのサインなのかな……」
入れた人物を思い浮かべ、眉間に皺を寄せる。
637萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/01(月) 00:52:14 ID:XDXVTrAw
肩を落としてとぼとぼと廊下を歩く由依の姿を見て首を傾げる。
「由依さん……執事様に怒られたりしたんですかしら?」
638椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 00:58:57 ID:dABUjYHm
偶然由依とすれ違ったので肩を叩いて励ます。
「由依さん、びっくりしたけどどんまいですよ〜。ね」
にっこり、というよりはどことなく苦笑に近い表情でクスクスと可笑しそうに笑う。
「元気出してね」

「さ。何か冷たいものでも飲みましょう」
うきうきしながら厨房へ向かう。
639留萌 みかさ ◆MikasaCTQs :2005/08/01(月) 01:00:32 ID:eUrQ+8aH
 
640桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/01(月) 01:08:53 ID:Ws5ty7ZQ
とりあえず電気代のことを考え、冷蔵庫を閉めて夜食に手をつけるかどうか
悩むことにしたらしい。
(最近ことごとく夜のお仕事を避けてるからなぁ……。実はよい運動になってたのかも)
変なことに思い至り、顔を赤らめる。

>>638
ひとりで冷蔵庫の前で百面相をしていると、廊下から足音が聞こえる。
(もしかして雄児さん?)
ふとそんな期待をして笑顔を浮かべる。
「あ、杏樹さん!こんばんはー。お夜食ですか?」
違う人物だったことに一瞬驚くが、そのまままた笑顔になる。
「なかなかゆっくりおしゃべりできないから、ずっとさみしかったの」
641萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/01(月) 01:09:54 ID:XDXVTrAw
由依が何やら杏樹に励まされているのを見て一人うなずく。
「やっぱり……何かのことで怒られたんですのね。
由依さん、最近調子が悪かったみたいですし」
由依の変化には気づいていたらしい。
642名無しの御主人様:2005/08/01(月) 01:14:40 ID:eUrQ+8aH
「さて、とりあえず気になっていたことも解決したから……」
私室に戻ると、ウイスキーの瓶を持ち出す。
「安心したところで、今夜は誰かに酌でもしてもらうとするかな」
そんな事を言いながら、とりあえずベルを鳴らした。
643谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/01(月) 01:15:27 ID:1iyiIgiT
メイドの夕食は遅い、と、いうわけで。

私室で休憩中。見事なまでに何もない部屋である。
錠剤のシートを目の前でブラブラとさせている。
数十分に渡る蹂躙を潜り抜けたシートはすでに満身創痍。
「ふぅん、これ、重要なの」
アルミが破けて中身がはみ出したそれをひょいと机に放り込んだ。

溜まっている。そりゃもう大量に。

「……桂には関係ないけど」
興味なさげな割には地獄耳だった。
644谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/01(月) 01:16:08 ID:1iyiIgiT
 
645萩野 瑞葉:2005/08/01(月) 01:17:39 ID:XDXVTrAw
>>642
さりげなくさそって、お風呂ででも話を聞こうかと思っていたが、
主人の呼ぶベルの音がしたので、まずはそちらに向かう。
「おじ様、瑞葉です。お呼びになりました?」
ノックをすると、そっと扉をあけて中に入る。
646名無しの御主人様:2005/08/01(月) 01:23:56 ID:eUrQ+8aH
>>645
「うむ、瑞葉か。ちょっと誰かに酌でもしてもらおうかと思ってな」
私室のテーブルの上には、既にその準備がされている。
「まあ、一杯注いでくれ。もう仕事は終わったろう?」
そんな事を言って瑞葉に酌をさせつつ。

「……時に瑞葉。お前は最近、体調が悪かったりすることはないか?」
ゆっくりと飲みながら、ふとそんな事を聞く。
647椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 01:25:38 ID:dABUjYHm
>>640
「あ、こんばんは〜。そうなの、少し喉が渇いたから何か飲み物でも……」
厨房に入って奏の姿を見ると
結わえた自分の髪の束を手に取り、彼女に見せて微笑む。
「見て見て。お揃い、ふふっ」

>なかなかゆっくりおしゃべりできないから
「そうですねえ。私も何だかんだで接客が多くて、こうしてゆっくりするのは久しぶり。
 メイド広報に、またうちのお屋敷が色々と大きく出てたみたいで。
 偶然私も撮られちゃってたみたいなんです」
冷蔵庫のアイスコーヒーをグラスに注ぎ、奏にも渡す。
「それがね、ひどいのよー。よりにもよって、風でスカートがめくれてるところなの」

「……ふぅ。奏ちゃんも大変でしょう?
 前に表紙になってた時なんか、沢山問い合わせがあったって聞いたもの」
一口飲み、忙しかった先週を振り返りながら苦笑する。
648萩野 瑞葉:2005/08/01(月) 01:30:26 ID:XDXVTrAw
>>646
「あ、はい。かしこまりましたわ」
主人の傍に立つと、グラスにウイスキーを注ぐ。

>体調が悪かったり〜
「体調? いいえ、私は特に大丈夫ですけれど……。
あっ、でも由依さんが最近、お体の具合を気にしているみたいでしたわ」
廊下での様子を思い出して、そんなことを言う。
「由依さん、おじ様のことを誰よりも考えてらっしゃる方ですから、
大切にして差し上げてくださいね」
そう言いつつも、少し自嘲的な顔になる。
「……それと、おじ様もお体を大切に。いっぱいお酒を召し上がるのは、よくありませんわ」
その雰囲気を振り払うように、そんな冗談を言うと
ウイスキーの栓を締めて、胸元に庇うようにしてしまう。
649谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/01(月) 01:30:36 ID:1iyiIgiT
「喉、渇いた……」
不意に、べしゃりと机に突っ伏す。

ふらふらと厨房へ移動。
「お水〜、お水〜」
何か違うイントネーションに聞こえなくもない。
……が、気にしてはいけない。
650谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/01(月) 01:38:12 ID:1iyiIgiT
「ん。……杏樹に、えーと……」
敬称略だった。しかも名前を覚えていなかった。

「ラバ……えと、バラクラバ……?」
口の中でつぶやきながら蛇口に向かって歩いていく。
だばー、と勢いよく溢れ出した水を両手で受ける。
口をつけようと背伸びしたが、届かなかった。
651桜庭 奏@臨時メイド:2005/08/01(月) 01:38:41 ID:Ws5ty7ZQ
>>647
お揃いだと言って微笑む杏樹を見て、つられてにっこり笑う。
「お仕事お疲れ様ー。あ、ありがとう。」
アイスコーヒーを受け取りながら、たっぷりシロップとミルクを入れる。
「メイド広報……杏樹さんが忙しかったのはそのせいなのね。
 私はもう、なんかちょっとトラウマになっちゃったような気がする……」
少し遠い目をしながら、ストローを刺して口をつける。
「最近は、バイトだからって実は色々とそういうのは控えさせてもらってたの。
 お客様の接待とか、夜のお仕事とか。なんか、ちょっとこわくなっちゃって……」
『控える』と言うよりサボりとも言うかもしれなかったりする。

>>649
そこまで話したところで、桂が厨房へやって来る。
「あ、桂さんこんばんはー」
表情を一転させて笑顔で迎え、立ち上がり桂の分のグラスも出してくる。
652葦名 由依 ◆MikasaCTQs :2005/08/01(月) 01:39:06 ID:eUrQ+8aH
>>648
「ん? 由依か……。ああ、その問題は解決したからな、気にすることはない」
昨日のことを思い出したのか、少し表情が変わる。
瑞葉の表情の変化と、それに関わりそうな言葉にはあえて何も言わず二杯目を貰おうとするが……。

>……それと、おじ様もお体を大切に。
「むっ。飲みたい物を飲んで、そうそう不健康になるわけがあるまい。そもそも私は好きな事をやるだけやって、その上で他人から辟易されるくらいに長生きするつもりだからな」
瑞葉の言葉にそう応じると、ふと思いついたように口元を緩める。
「……が、まあ瑞葉の言い分ももっともだ。それに免じて、私は今夜は一杯だけでやめておこうか」
そう言って、氷やらグラスやらを広いテーブルの脇に寄せてから。
「その代わり、瑞葉の健康診断でもしてみようか。どうもメイド達の健康状況が気になるからな」
瑞葉の手を取ると、しっかりとその華奢な身体を掴んで、まずはテーブルの上に座らせてしまう。

653名無しの御主人様:2005/08/01(月) 01:40:36 ID:eUrQ+8aH
 
654若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 01:42:09 ID:dABUjYHm
今日も何やら粗相をしてしまった様子。
書庫で罰として『メイドの歴史と心得・マナー』全20巻を強制的に記憶中。
「えーなになに、近代以降、主な雇用者である中産階級の成長とともに増加し、
 19世紀後半から20世紀初頭のイギリスにおいて……がーーーーーー!!!!」
たった2行で早くも投げ出そうとしている。
「超ムリ、もう字がよめなーい」
大量の本を前に脱力。
655萩野 瑞葉:2005/08/01(月) 01:43:29 ID:XDXVTrAw
>>652
>その問題は〜
「解決?」
そう簡単に済むものなのだろうか、と首を傾げる。

>瑞葉の健康診断でもしてみようか
「あっ……」
主人に身体を掴まれ、持ち上げられる。
「おじ様……あまり、いやらしいことをなさるのも、お身体によろしくないですわ。
特に、お腰とかに……」
困ったような顔をしつつも、特にそれ以上の抵抗はしない。
656名無しの御主人様:2005/08/01(月) 01:52:05 ID:eUrQ+8aH
>>655
「いやいや、心配することはない。私は瑞葉の為に診断してやるのだからな。さ、行くぞ」
テーブルに座らせた瑞葉の脚を、手で押してM字に近い形で開脚させる。

「どうも若いせいか、身体は出来上がっていても知識が追いついていない者が多いようでなぁ」
スカートを捲り上げると、露わになった太腿に指を這わせ、ゆっくりと中心へと進む。
「瑞葉のここはどうかな。診断を始めようか」
ショーツの生地越しに、愛撫するような形で触れる。……勿論、建前としてはただの診断である。

「ここに対する知識も必要だからな。間違った妊娠の知識を学んでいないとも限らんし」
そう言うと、上下に指を動かしつつ、顔も近づけてみる。
657萩野 瑞葉:2005/08/01(月) 01:55:22 ID:XDXVTrAw
>>655
「ん……っ」
頬を赤らめながらも、ただ従順に脚を開かされる。
スカートを捲り上げられると、黙ってその裾を持ち、主人が悪戯をしやすいようにする。
「んん……ふ……んっ」
焦らすような微かな指使いに、小さな吐息を漏らす。

>間違った妊娠の知識を〜
「そ、そんなこと、ありませんわ。それに、私はお薬を、きちんと飲んでいますから……」
少し切なげな顔で訴える。
658谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/01(月) 02:02:13 ID:1iyiIgiT
>>651
手渡されたコップにアイスコーヒーが注がれるのを慌てて阻止。
「あ……桂は水でいい」

机に肘をついて、首を傾げて話をきいている、のかいないのか。
(名前、訊かなきゃ……)
そんなことを考えていたりする。

いつ確保したのか、手のひらの中には裸のコロッケがある。
659若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 02:03:48 ID:dABUjYHm
>>649>>651
「いらっしゃい〜。メイドのおサボリ会場へようこそ」
そんな事を言いながらコーヒーを桂のグラスにも注ぎ、椅子に腰掛ける。
>夜のお仕事とか。なんか、ちょっとこわくなっちゃって
「怖い…?ですか。……何か、理由でもあったりするの?」
穏やかな口調で尋ねる。
「例えば。大事な人が居ると、そういう気持ちになってしまう事が多々あるみたいですね。
 奏ちゃんがそうだとはまだ、わからないけれど…。
 他のお屋敷のメイドさんとお話する時に、何度か似たようなお話を聞いた事があります」

「…私の場合は、大事な人は御主人様だから。
 命令なら何でも出来るし、御主人様に褒めてさえ頂ければ…。
 自分が傷ついても帳消しというか…救われるの。
 感覚が麻痺してるのかなあ…。そういった怖さは、あまり感じなくて」
主人の顔を頭に思い浮かべる。
「接客で知らない男の人に抱かれるのは…。
 こんな私でも何かの役に立ってるんだなぁって、実感できる行為…でも、あったりしますよ」
2人の前で今自分が思っている事を、そのまま口に出して伝える。
660名無しの御主人様:2005/08/01(月) 02:03:53 ID:eUrQ+8aH
>>657
「ふむ。では、妊娠したかもしれないなどとうっかり早とちりすることもないわけだ」
そんな事を言いつつも、指先は確実に「弱い部分」を突付いたり、軽く押し込んでみたり。
「しかし瑞葉、これは診断だぞ? どうも反応が感じているように見えてならんのだが……」
少し笑みを浮かべてそんな事を言うと、一度おもむろに瑞葉の両脚を閉じさせる。

「……では、触診だけでなく見て診断するとしようかな」
ショーツを引き下ろすと、また制服のスカートを捲る。
「少し濡れているように見えるが、まあいいか。では、少し確かめてみよう」
そう言うと、秘肉を軽く摘んだり、陰唇を寄せたり開いたりしつつ。
「うーむ。これは……瑞葉はここもすっかり大人になったな。臭いまで、まるで男を誘うようだぞ?」
わざと羞恥心を煽るようなことを言いつつ、色々な所を弄り続ける。
661椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 02:04:45 ID:dABUjYHm
662萩野 瑞葉:2005/08/01(月) 02:09:39 ID:XDXVTrAw
>>660
「か、感じてなんて……い、いえ……」
潤んだ瞳で主人を見やると、そこで口をつぐむ。
「……す、少しだけ、気持ち……よかった、だけですから……っ」
そして結局、素直に答えてしまう。

>はここもすっかり大人になったな。臭いまで、まるで
「ふ……く、ぅんんっ……! に、臭い……っ!?」
その言葉を聴いて、見る見るうちに上気していた顔から血の気が引いていく。
「お、おじ様、私の……私のそこは、そんなに、臭いますの……?」
泣き出しそうな顔になって問う。
663名無しの御主人様:2005/08/01(月) 02:16:49 ID:eUrQ+8aH
>>662
「むっ、今更何を言っているんだ? 人間である以上多かれ少なかれそういうものはあるだろう」
さっと表情を変えた瑞葉の反応が楽しいのか、あくまで調子を変えずに言う。
「瑞葉のそれは男を誘うような臭いだぞ。普段しっかり清潔にしているからこその、淫らな……臭いだ」
そう言うと近づけていた顔をさらに近づけ、匂いを嗅ぐような仕草を見せる。そして、舌で軽く舐める。
「そうした諸々の事を全て理解できるような男でないと、私のような大物にはなれん。……屋敷の若い連中は知らんがな。
だから、瑞葉が悲しむことなどないぞ。だいたい私の精液だって臭いくらいはあるさ、はっはっは」
そんな調子で、指で秘奥を覗くように拡げ、周りを弄り、時には舌をも這わせる。
664萩野 瑞葉:2005/08/01(月) 02:21:28 ID:XDXVTrAw
>>663
>普段しっかり清潔にしているからこその、淫らな……臭いだ
「そんな……ことっ、仰られても……んんっ、やっぱり恥ずかしい、ですわ……は、ぁっ」
主人の指と舌での責めに耐えかね、白い喉を反らせると、そのままテーブル上に倒れてしまう。
「はぁ……っ、はぁ……んっ」
空ろな瞳で天井を見上げながら、もどかしげに腰をくねらせる。
「お、おじ様は……誘われて、くださいますの?」
665桜庭 奏@臨時メイド:2005/08/01(月) 02:24:20 ID:Ws5ty7ZQ
>>658>>659
「……?」
桂がぼーっとしてるのを見て、そして裸のコロッケを見て思わず首を傾げてしまうが、
こういうのはツッコまないほうが良いのかもしれないと自分を無理やり納得させる。
彼女が自分の名前を知らずそんなことを考えているなんて微塵も思っていない。

杏樹のこの仕事に対する考えを聞いて、
(やっぱり杏樹さんはメイドさんの鏡のような人だなぁ)と思う。
「大事な人…そう、それもあるんだけど……。
 最近なんとなく分かったの。
 私、えっちなことが、あまりにも平気になってしまったのかもしれない。」
雄児や主人、自分が関わった男の人の顔がふと思い浮かぶ。
「私、今…すごく好きな人がいるのに、その人じゃないところでも、お仕事だって割り切って
 どこまでもえっちになれちゃう私がたまに嫌になる。
 あの気持ちよさのためだったら、どんなことをしてもいいって、思えちゃうときがあるの。
 なんか、私が私じゃなくなっていく感じがして、とてもこわい。
 夜のお仕事をした次の日とか、そんなことを考えてなかなか眠れなかったりするときがある。」
深刻そうに語ってしまったが、ふと顔を上げて、笑顔を作ってみせる。
「なあんてね。話すより全然深刻じゃないんだけど。
 それより、杏樹さんは、たまに出張で行ってたお宅の"旦那様"とはどうなってるんですか?
 前、たまに連絡とってるって言ってましたけど」
666名無しの御主人様:2005/08/01(月) 02:31:06 ID:eUrQ+8aH
>>664
>お、おじ様は……誘われて、くださいますの?
「ふふっ……そうだな。瑞葉が花だとしたら、私はさしずめその香りに誘われた蝶と言ったところか」
そんな事を言いつつ、とても蝶と例えたものとは思えない逸物を露出させる。
「瑞葉が淫らな香りを放つものだから……すっかりこんなになってしまったよ」

硬くそそり立った逸物を瑞葉の秘所に擦り付けながら、まだ喋る。
「さて、診断だからここまでする気はなかったが……」
言いながら、押し込むように逸物を挿入させる。
「ここまでしてしまったのは瑞葉のせいだな。責任を取ってもらおうか」
かき回すように腰を使うと、メイド服を着込んだままの瑞葉の身体を撫で、少し乱暴なほどに彼女を責め立てる。
667萩野 瑞葉:2005/08/01(月) 02:35:56 ID:XDXVTrAw
>>666
「あ、ひあっ……、くぅ、ふああああっ!!」
秘肉に触れた主人の逸物の熱さに悲鳴を上げると、
やがてその肉棒が自分の中へと進入してくる。
「ひ、あああっ、熱っ……お、大きい……です……わっ」
主人の腰に自らの脚を絡みつけ、ねだるような腰つきで快楽を貪る。
「もっと……もっと、激しいの……下さいませぇっ」
668名無しの御主人様:2005/08/01(月) 02:42:34 ID:eUrQ+8aH
>>667
「ふむふむ、淫乱な瑞葉はこの辺りが弱い……と」
メモを取るような言い方でそう言うと、反応が強かった辺りを重点的に刺激する。
逸物で突き上げてみたり、雁首を前後させてみたり、押し付けてみたり。
「しかしこれでは診断の意味がないな、いつもと同じではないか」
そうは言いつつも瑞葉の腰つきに深い快感を感じ、貪るように突き続ける。
背中に手を回して少し瑞葉の背を反らせるようにしつつ、
「しかし、下着だけを脱がされて貫かれるのもなかなかいいだろう? 誰かが来ても瑞葉はすぐに誤魔化せるだろうしな」
誰かがが来たからといって行為をやめる気など無いのだが、そんな事を囁く。

「さあ、最後まで欲しいか? ほら、どうなんだ?」
次第にペースを速めつつ、瑞葉を確実に絶頂へと押し上げていく。
669谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/01(月) 02:42:48 ID:1iyiIgiT
>>659
「わ。……」
結局注がれてしまったコーヒーを見て思案顔。
山は上らねばなんとやらなのだった。手元のコロッケとかわるがわる凝視。

>>665
わかってるようなわかっていないような表情で、無言で話を聞いている。
思うことが無いわけではない。こういうことで悩んだことがない彼女には、
未知の悩みではあって、そのことがなんだか悲しい。
そもそも記憶が無いのだ。道具だった頃の桂花の、「感情」にまつわる記憶。
(そういうの、コレにもあったらいいのに)

と、シリアスな事を思考する傍ら。
コロッケをアテにコーヒーを啜っている。
時折、顔を顰めた。量はちっとも減らない。小耳に挟む単語に、
(旦那様?既婚?)
頓珍漢なことが頭に浮かんだ。
670萩野 瑞葉:2005/08/01(月) 02:47:54 ID:XDXVTrAw
>>668
「い、淫乱なんかじゃ……ふあっ、あ、ありません……っ。
ただ……ただ、ご奉仕をさせていただくのが、うれしい……だけっ」
腰の動きをゆっくりしたものに変えて、主人の動きに合わせる。

>誰かが来ても瑞葉はすぐに
「お、おじ様っ!? だ、誰も……誰も、呼ばないで下さいませっ」
この姿を見られたくない人を呼ばれるのではないかと疑心暗鬼になり、
主人を早く絶頂に導こうと考える。

>さあ、最後まで欲しいか? ほら、どうなんだ?
「ほ、欲しいっ、欲しいんですのぉっ!」
快楽に溺れてのことか、それとも恐怖ゆえか、必死におねだりをする。
「おじ様の、熱いの……いっぱい出してくださいませぇっ」
671椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 02:50:37 ID:dABUjYHm
>>665
奏の見た目と台詞のギャップに、思わずグラスを持ったまましばし動きが止まってしまう。
(なんとなくわかるけど…な、何かしら。この妙な罪悪感…)
>話すより全然深刻じゃないんだけど。
「ほ、ほんと? 結構深刻なようにも見えたのだけれど……。大丈夫?」
何やら余計心配になる。が、話題が変わったのでそれ以上は追求するのを止めた。
「ふふふ、いつのまにかあの人『すごく好きな人』になってるのね。見えないところで色々あるのかしら」

>"旦那様"とはどうなってるんですか?
「え? あ、旦那様は、ええと……直にお電話すると、また早く戻れと仰ったりするから…。
 お手紙や贈り物を一方的に送ったり、あちらのばあやさんに伝言お願いしたり。それくらいかなあ」
名無しの貿易商の怒った顔を頭に浮かべ、苦笑する。
「私、まだこのお屋敷で働いていたいんですもの。だって――」
そこまで言うと途中で言葉を切った。
「…ううん、なんでもないの。
 私、結局はやっぱりこのお屋敷が大好きなんだと思います。うん」
そして桂が自分の注いだコーヒーで表情を変えているのに気付かず、微笑みかけたりする。
「あらー。そのコロッケ、おいしそうですね♪」
672名無しの御主人様:2005/08/01(月) 02:53:40 ID:eUrQ+8aH
>>670
「奉仕が嬉しい、か。……それも時には淫乱と呼べるかも知れんが……まあいい」
瑞葉の膣内の蕩けるような感覚を楽しみつつ、彼女の哀願じみたおねだりの言葉を聞く。
「よしいいだろう。溢れるほどに出してやるっ……!」
瑞葉の好きな角度から逸物を突き立てると、最奥まで突き立ててから射精する。
「くっ……おおっ」
白濁を残らず放つと、二人分の粘液でどろどろになった膣内を、ゆっくりと前後させる。
そうして、やがて名残惜しそうに逸物を抜いた。

「ふう……経緯はともあれ、良かったぞ。なあ……瑞葉?」
行為のあとで放心状態になっている彼女に、声をかける。
673萩野 瑞葉:2005/08/01(月) 03:00:37 ID:XDXVTrAw
>>672
「きゃ……あっ、あっ、そ、それっ、それ……ダメですわっ、ダメ……
気持ち、よすぎてぇ……っ!! そこっ、そこぉっ!!」
太ももをわななかせて主人の腰を締め付けると、
秘所も同じようにキリキリと締まって、逸物を刺激する。
そして、
「ひっ、あ、あ……あああああっ!! 熱いの……っ、びくびくって……膨らんで、震えて……」
体内に感じる主人のモノが弾けたのを覚えて、自らも陶酔仕切った表情になる。
「……あ、んんっ……」
達した後のモノで蕩けた部分をかき回され、心地よさそうな吐息を漏らすと、そっと目を閉じて余韻に浸る。

>経緯はともあれ、良かったぞ。
「はい……私も……嬉しかったですわ……ご奉仕が、出来て……」
目を閉じたまま、半ばうわ言のように呟く。
674桜庭 奏@臨時メイド:2005/08/01(月) 03:02:39 ID:Ws5ty7ZQ
>>669>>671
>「ふふふ、いつのまにかあの人『すごく好きな人』になってるのね。〜
「! もう、そんな意味深な言い方しないの。桂さんが不思議に思うでしょう?」
頬をふくらませてすねてみせる。
どうやら、全てお見通しの杏樹に対する照れ隠しのようだ。

>「え? あ、旦那様は、ええと……〜
杏樹の表情を見ながら話を聞いていたが、少し杏樹が分からなくなる。
「そうなの? 私が杏樹さんの立場だったら、"旦那様"のところに行ってしまうかも
 しれないです……」
会ったこともないその人を想像する。杏樹の話から考えると、そう悪い人ではなさそうだ。
「あ、だけど、杏樹さんは御主人様と、もう一人ここで気になる人がいたんでしたっけ」
そうだったそうだった、と笑みを浮かべ、口元を押さえる。
675 ◆MikasaCTQs :2005/08/01(月) 03:10:51 ID:S09jRtLy
 
676谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/01(月) 03:22:01 ID:1iyiIgiT
ごっくん。
「コレ、これ駄目なのに……」
なみだ目だった。
指示語が二連発で実にわかりにくい日本語になっているが、
要するに彼女はコーヒーが苦手なのだった。飲んだけど。

カフェインが頭に回ってがんがんする。
「杏樹はここから離れないよ。できるはずないもの」
少し見上げて奏の言葉をききながら、断定調で、桂はそんなことを言う。
何かタガが外れている節があるが、続けて。
「ソレの夫がどんな人間かは知らないけれど、この屋敷ほど彼女を必要とはしないから」
きっぱりと言うと、こつんとテーブルに頭をぶつけて突っ伏す。

言っていることの内容はともかく、まだ勘違いしているらしい。

>>674
「……?」
ひとつ首を傾げる。
「ん。と、ここによくいる人だよね?」
無論、こことは厨房のことで。
知っていた。名前は覚えていないのだが。
「たしかこの間お屋敷でふぎゃっ」
言い切る前に引き倒された。
677椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 03:42:47 ID:dABUjYHm
>>674>>676
>杏樹はここから離れないよ
にこ、と笑う。
>ここによくいる人だよね?
「桂さん当たり。おりこうさんですねー。
 意味深というか、そのままを言っただけですよ〜。だって、奏ちゃんは何かと厨房で頻繁に…」
調子に乗ってからかおうとする。
>もう一人ここで気になる人が〜
「! もうっ。きっ…気になってなんか、い ま せ んっ」
奏の反撃にムキになって、なぜか隣の桂の肩をぐっと掴んでしまいつつ
いつものように否定しようとするが、ふと考え込んでしまう。
「というよりも……。むしろ気になるのは、私と飯塚さんが他の人にどう見られてるかの方なの…。
 ねえ、御主人様には何も誤解されてない…ですよね?そうでないととっても困っちゃう…」
真剣に困った様子で頬に手を当て案じる。

「あっ。こ、こんな時間だしそろそろお部屋に戻らなきゃ…。
 それじゃ…ごめんなさい、私はこれで休む事にしますね〜。ではではー」
考え事のせいか、どことなく落ち着かない様子で厨房を出て行く。
678桜庭 奏@臨時メイド:2005/08/01(月) 03:56:27 ID:Ws5ty7ZQ
>>676>>677
(「ここによくいる人」、「この間お屋敷で」、「何かと厨房で頻繁に…」……)
先程の彼女達の言葉は、つまり自分たちの関係がそこまではっきりとバレているということ。
それを知って、照れくさいような困ったような複雑な気持ちになる。
(だって、雄児さんと私ってつきあってるっていいのか分からないもの……。
 私が雄児さんを好きで、雄児さんも私を好きだって思ってくれてるんだろうことは分かるんだけど……)
司に続き雄児ともはじめてのことだらけで、あんなことまでしているのにはっきりしたことが
わかっていないようだ。
「う…、それだけしっかりがんばってる杏樹さんで困るなら、私なんて、御主人様に
 クビを言い渡されそう」
眉根を寄せながら頭を抱える。

「あ、杏樹さんおやすみなさい〜。こんな時間だし私達も寝ましょう、桂さん。
 おやすみなさい〜」
グラスなどをさっと洗うと、桂に手を振って自室に戻っていった。
679谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/01(月) 04:17:37 ID:1iyiIgiT
(イイヅカって誰だろ?)
人間関係がつかめないことに、うんうん唸っている。
(夫と……ここの主様と、イイヅカ?不倫?)
夫がいるっていうのもびっくりだったのに。
(でも不倫妻ってイメージじゃないよね。うー……)
実にどうでもよい悩みだった。というか前提が間違っていた。

「わ」
肩を掴まれてびくっとする。
なんだか嵐のようにことが流れる。
杏樹がなにやら悩みながら出て行って、カナ?もやっぱり唸りながら出て行ってしまった。

桂はというと、頭はすっきりしていて、到底眠れそうにない。
というより、元々夜のほうが動きやすいところにカフェインを摂取したのだから、
眠れるはずもなく。グラスはもう一人の彼女が洗っていってしまった。

なんとなく二人の悩んでいることは同じようなものに見えるのだけれど、
(欲張り……?)
そんな単語が頭に浮かんで首を捻る。
片方を取れば片方が立たず、の状況は理解しづらい。
庭でも歩きにいくかな、と、立ち上がる。

思い出す。
(あのこの名前教えてもらうの忘れてた)
カナ、で合っているのだろうか、と。
妙に覚醒しているのもあって、しょうもないことでぐるぐると考えたりしつつ。

庭に細い歌声がかすかに響く。
「まてどーくらせのーこーぬーひーとーをー」
それはしばらく、同じフレーズを繰り返しながら続いた。
680若菜 チエ ◆anjul8CU7E :2005/08/01(月) 04:18:47 ID:dABUjYHm
書庫で本に埋もれて眠りこけている。
「むにゃむにゃ……もうー…食べれませぇん……。瀬名ー、雄児くん、おかわりっ」
どっちなのかわからない寝言を言いながらガバッと起きる。
「ふいー…。……夢? うあ、やっべぇー。よだれ」
口元を拭うと再び突っ伏して、夢の世界へ旅立つのだった。

「くー、くー…」
681 ◆zURNfXrWJs :2005/08/01(月) 04:18:48 ID:1iyiIgiT
 
682 :2005/08/02(火) 21:34:07 ID:u4s2iYt+
 
683 ◆m.fXxj7Q0E :2005/08/02(火) 22:18:54 ID:X0RvdgA9
 
684名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 23:22:25 ID:YnVPIeBU
 
685名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 00:50:56 ID:q5wS+yZf
「……」

扉を開けて食堂に入る。
誰もいないことを確認、特に感想もなくそのまま調理場に向かう。

「腹減ったな……」

冷蔵庫を開けて、中を物色。
686谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 00:57:39 ID:fTCr1eud
カートを押している。
その日の洗濯物が満載。籠を乗せたカートが歩いているように見えなくもない。
角を曲がった辺りで、ふと顔を上げる。

「‥‥‥あれ?」

首を傾げて食堂へ。
687名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 01:01:02 ID:q5wS+yZf
>>686

「……」
冷蔵庫の中にあったものを適当に口に放り込みながら、
侵入者に気付き、面倒くさそうに振り返る。

「なんだ、お前か……」

興味なさそうに呟き、食事を再開。
688谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 01:07:32 ID:fTCr1eud
「‥‥‥?」

口を開いた。声音は低い。
「お屋敷の方にしては‥‥‥覚えがありませんが」

「申し訳ありませんが、コレは入って日が浅いもので、存知あげないこともあるかもしれません。お名前をお願いします」
689名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 01:10:59 ID:q5wS+yZf
「フン……自分の主人の顔も忘れるか。大したメイドだ」

軽く鼻を鳴らして、椅子に腰掛ける。
清潔なクロスが敷かれたテーブルに足を投げ出し。

「……コーヒー」

無愛想に注文する。
不機嫌に見えるが、それはいつものこと。
690谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 01:15:39 ID:fTCr1eud
「‥‥‥」
目を細める。

「主様は明日の夕方まで外出の筈ですが」
691名無しの御主人様:2005/08/03(水) 01:21:30 ID:q5wS+yZf
「新人らしいからな、詳しい事情も知らないんだろ」

疑いの視線を向けられても平然と。

「まあ、じゃあ俺が誰かなんてどうでもいいさ。
それより、コーヒーを淹れるのか淹れないのか、どうなんだ?
淹れないなら、せめて他の誰か呼んで来い」

椅子にもたれて、窓外を眺める。
その目はどこまでも退屈そうな、気だるげな光を宿し。
692谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 01:27:03 ID:fTCr1eud
「生憎、耳が利くもので」
実際は鼻もなのだけれど、ともかくも間違えようが無いのだった。
とりあえず、厨房のドアが開いていれば間違えない程度には。
‥‥‥なのだが。

「桂には主様を間違えようが無いんです。‥‥‥どちらさまですか?お客様の戯れでしたら、ってふぁっ」
顔を押さえて踞る。
「なんですかこの匂いッ。やだぁ‥‥‥」
693谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 01:29:39 ID:fTCr1eud
(‥‥‥でも違う)
というか、まず口調が違う。声音が若いのだ。
話を聞きながら、思考する。実力行使も辞さず、か。

「ご主人様に成りすますつもりでしたら通用しません。‥‥‥どちらさまですか?」
694名無しの御主人様:2005/08/03(水) 01:31:11 ID:q5wS+yZf
「へぇ……」

どうでもいいような相槌。
気だるげな青年は桂のことにまったく興味を示さず、
しかしその対象は桂だけに留まらず、自分さえも投げやりな
自暴自棄な空気を纏っている。

「だから言ってんだろ。誰でもいいって……」

言いかけて、桂の様子に気付き、

「……何やってんだお前?」
695名無しの御主人様 ◆awn5KoVDfg :2005/08/03(水) 01:39:45 ID:q5wS+yZf
「フン……変わった能力だな。じゃあ、言い方を変えてやるよ。
俺のことを詮索するのは無意味だ」

そういう青年の姿が、一瞬霞んだように見える。
青年の姿は透けて、背景が見えた気がする。

「……唯一の主人に仕えるその姿勢……悪くない。
出来る事なら、もっと早くに会いたかったぜ……」

呟く顔は相変わらず無表情だったが、雰囲気が一瞬だけ柔らかくなる。
椅子から立ち上がると桂の傍らを通り過ぎ、その頭を一瞬撫でて、
そのまま扉に向かおうとする。
696谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 01:41:14 ID:fTCr1eud
酷い匂いに顔をしかめている。
(腐った‥‥‥魚。焼いてある。うなぎ?7日前かな、ってそんなのどうでもいいの)
ペースが崩れた。これでも面倒な場は慣れているのに。
とはいえ、それは手加減無用な実力行使が可能な場合を限定しての話であり。
使用人としての賢明な判断を考えるならば、
(見つかって拙い人なら逃げ出すだろうし。逃げ込んだのが屋敷の中なら、コレが見つければいいもの)
そう判断を下した。

「‥‥‥執事に確認を取ってきます」

言って、一旦踵を返そうとする。

697名無しの御主人様:2005/08/03(水) 01:43:49 ID:q5wS+yZf
 
698谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 01:50:42 ID:fTCr1eud
「っ?!」

部屋を出ようとした相手に気付き、表情が変わる。
幼い顔立ち、普段は柔らかな赫きを湛えた目に、鋭い光が宿った。
相手の腕を取ると、
「動くなッ!!」
声を張ると、相手の傍らに潜り込み、鳩尾にありったけの衝撃を叩き込んだ。
非力な外見に見合わぬ動作。というか、一般人なら容易に耐え切れるものではないのだが、

‥‥‥からは離れて結構な時間が経つ。
よって、手加減がわからないし、考える暇もなかった。
699名無しの御主人様 ◆awn5KoVDfg :2005/08/03(水) 02:01:18 ID:q5wS+yZf
「……」

常人では耐え切れぬ一撃を急所に受けて、果たして青年は――

何事もなかったようにそこに立ち、間近で桂を見下ろしていた。
飛び離れる桂を追いもせず、視線だけを飛ばし、

「……俺は、べつにお前の敵じゃない。味方でもないが。
泥棒でもないし、物の怪でもない。……いや、物の怪は案外近いか?」

安心させるように……という気遣いの響きは含まれていなく、
独り言のようにそう言ってから、肩を竦める。

「邪魔したな」

扉を開けて、廊下へ出て行く。
桂が廊下に出てその姿を確認しようとしたときには、
青年の姿はどこにも見当たらなかった。
700谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 02:11:38 ID:fTCr1eud
・ ・ ・ ・ ・
飛ばされた―――といっても、受身は早かった。衝撃を殺して床に転がる。
「‥‥‥」
見れば青年の姿はそこにはなく。
(気配がない‥‥‥逃げ足が早い。屋敷にはいない)
うー、と唸る。ダメージは受けていないのだが、その表情は険しい。

背中の髪を引き降ろしながら、
「この姿になって長いから調子、狂ってるかも」
目を浅く伏せて言う。
「‥‥‥どうしよっかな、ねぇどうしようか、桂」

夜風の匂いを嗅ぐようにして呟いた。
701谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 02:21:05 ID:fTCr1eud
「‥‥‥悪い匂いじゃないんだけど」
冷蔵庫から腐った鰻の白焼きを引っ張り出すと、少し名残惜しそうに流しに放る。

「幽霊ってモノ食べるのかな?でも匂いは‥‥‥あれ?」
不可解そうに冷蔵庫を覗き込むと、そんなことを呟いて、ふと詰まる。
顎に手を当てる。少し思考して、
「使用人が気にすることじゃあないんだから」
自分に言い聞かせるようにうん、と頷いた。
納得したらしい。

外は月が明るい。
散乱した冷蔵庫前を片付けると、廊下に置きっぱなしのカートを取りに戻る。

今日も眠れないかもしれなかった。
702里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/08/03(水) 20:46:49 ID:13O4Q/71
遠くで響いている歓声や落胆の声を聞きながら、厨房で洗い物をしている。
703 ◆m.fXxj7Q0E :2005/08/03(水) 21:02:14 ID:13O4Q/71
704桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/03(水) 21:41:14 ID:WhOD+UOI
今日は映画を見てきたらしく、そのテーマ曲を知らず口ずさみながら洗濯物を振り分けている。
「あー、でもあの映画で泣くとは思ってなかったな。やられた……。」
誰か他に同じ映画を観た人がいたら、その映画について思い切り語り合くてうずうずしているようだ。
705谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 23:21:54 ID:fTCr1eud
「‥‥‥?」
玄関を掃いている。

石段の上に落ちた封筒に気付き、拾い上げた。

--------------------------------------
前略

夏本番。お客の増える季節です。
そんな、「はじめての貴方」に向けた資料を(勝手に)用意しました。
初参加の方への参加案内と、プロフィール表です。
当方リソースを持たぬため、
テキストファイルで申し訳ありませんがどうぞご利用ください。

メイドスレ初心者による参加ガイド
http://upld2.x0.com/data/upld10221.txt
http://upld2.x0.com/data/upld10227.txt

草々

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706桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/03(水) 23:26:17 ID:WhOD+UOI
ピンクのゴムのアヒル(ガアちゃん)を入れたお風呂セットを持って、半乾きの髪のまま
浴場から出てくる。
707谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/03(水) 23:37:10 ID:fTCr1eud
箒をかたん、と立て掛けて、
「おわり」
大きく伸び。エントランスを抜けて、階段を上る。しばらく時間を置くと、走って降りてきた。
エプロンを外して、ワンピースのみの服装。

替えの服をがじがじとやりながら歩く。浴場に向かうつもりらしい。
708桜庭 俊@奏の弟 ◆Skrbk147a2 :2005/08/03(水) 23:42:02 ID:WhOD+UOI
テニススクールから自転車で駅まで向かっている。
709名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 00:03:15 ID:fTCr1eud
夜も深まる時間だというのに、煌々と灯りの点っていた応接室から、青年が出てくる。
20代半ばから後半といったところ。
「あー、んったく」
廊下の絨毯を数歩、踏み散らしてシャツのネクタイを引き千切るように外す。
「おい、‥‥‥って誰も居ないのか」
口の中で呟く。片腕に引っ掛けた背広と一緒くたにすると、どうも格好が付かない。
初めて訪れたこの屋敷での初の仕事ということで、一応背広を着てきたのだが、
仕事場ではあまり着ていないためにどうもしっくり来ない。ましてや外はあの暑さ。
さっさと脱いで着替えたいのだが、長い廊下が目の前には横たわっていた。

そこで、執事が走ってくる。
「申し訳ありません、柳楽様。お話が長く続いたようで、少々席を外しておりましたゆえ」
「執事か」
柳楽、と呼ばれた青年が振り返る。
「緩みすぎじゃないのかこの屋敷。客が居るなら戸口に人を立たせておけ」
傍若とそう言って、青年は腕の中身を執事に押し付けた。
なにやら言葉を交わした後、部屋の鍵を受け取ると、廊下を歩き出す。
突き当たりの階段で、その背中は見えなくなった。向かったのは下の階。
710名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 00:04:35 ID:uWgKoim5
 
711名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 00:07:30 ID:uWgKoim5
 
712桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 00:15:19 ID:sk01Gw20
自室にお風呂セットを置き、髪を乾かして再びみつあみに編んでいたところ、
執事から内線がかかってくる。
「はい、……はい、分かりました。今すぐ向かいます。」
とりあえず髪の毛を整えると、鏡に向かってにっこり笑顔を作る。
「…よし」
この時間のお仕事だと、先にあることは想像できてしまうのだが、
不安を取り除くように気合を入れると、早足で客のいる部屋へ向かう。
が、急にUターンして、厨房へ向かい、ブランデー一本とチョコレート、
カモミールティーをワゴンに乗せて再び客室へ。

閉まった扉に、ノックをする。
「柳楽様、こんばんは。お茶をお持ちしました」
扉を開けて一礼すると、ワゴンをゴロゴロと押しながらテーブルのそばへ。
713桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 00:16:45 ID:sk01Gw20
714柳楽 一孝 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/04(木) 00:31:00 ID:uWgKoim5
ドアが開いているのに気付く。
入れ違いかと判断してドアの前に立てば、案の定メイドの後姿。
丁度部屋に入った直後だったらしく、客がまだ部屋に入っていないことに今気付いたようだ。
ぱっと見で検分する。
(子供?‥‥‥ここの主人の趣味は聞いているが、幼女趣味か?)
来客用の部屋に鍵を掛けていないのは当然だと知りつつも、
それよりも、自分が入るより早く他の人間が部屋に入っていることに苛立った。

「そこに置いておけ」
苛立ちを含んだ口調は崩さずに、後ろから声を掛ける。剣呑な口調。

「客が入る前の部屋にメイドを寄越すかね、この屋敷は」
715桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 00:43:05 ID:sk01Gw20
どうやら誰もいないところへ向かって話しかけていたようだと後ろに人の気配がして
はじめて気付いた。
(やだ、ちゃんと返事を聞いてから入ればよかった)
声を掛けられ、急いでそちらを向く。
表情から読み取れる不機嫌さを見て、後悔の色が表情にも出てしまうが、
時間は引き返せないのでひたすら謝罪することにする。
「ほんとに申し訳ありませんでした」
しっかり相手の目を見上げ、深く頭を下げる。
「以後気をつけます。申し訳ありませんでした。」
ゆっくり顔を上げ、言われた通りにウィスキーのボトルとお茶のセットをテーブルに置いていく。
716柳楽 一孝 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/04(木) 00:50:59 ID:uWgKoim5
毒気を抜かれたように一瞬黙る。
が、つかつかとメイドに歩み寄ると、セッティング途中のテーブルに肩から押し付けた。
ウィスキーのボトルとティーセットは無事だが、がたん、と衝撃にチョコレートが皿からはみ出す。

主人もその算段でメイドを寄越したのだろう、と判断。
ならば、気後れする必要は無いだろう。‥‥‥相手が子供なのは気に食わないが、
手を出して問題があるような年齢の子供ならば寄越したほうが悪い。

「やれやれ‥‥‥この胸じゃ手ごたえもありゃしないな」
呟いて、スカートを捲り上げる。
717桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 01:03:33 ID:sk01Gw20
相手が一瞬押し黙ったのを背中で感じ、思わず頬が緩みそうになる。
しかし、急に足音が聞こえて反射的に振り返ると、気付いたら視界が反転していた。
「った…」
思わず顔をしかめそうになりながら、大して表情も変えずこんなことをやってのける
相手に気付いて唇を噛んだ。

>「やれやれ‥‥‥この胸じゃ手ごたえもありゃしないな」
「し…失礼ね!好きで小さいんじゃないんだから!」
思わず相手が客だと言うことも忘れ、文句を言ってしまう。
「胸の大きい方がお好みですか?
 それなら、執事様とか御主人様に、最初からそう言っていただければよかったのに。
 どうせ、他には私より胸の大きい方しかいないもの。」
言いたいことだけ言うと、ハッと自分の失言に気付いて青くなる。
口を手で押さえながら、視線をさまよわせる。
「ええと…、……ごめんなさい」
718柳楽 一孝 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/04(木) 01:20:12 ID:uWgKoim5
噛み付かんばかりの様子に、どうやら愉悦を覚えたらしい。
相手が、不自然な姿勢にもめげず、苦しげに投げ捨てた言葉に可笑しそうに言うが、目が笑っていない。
風呂上がりの奏の、まだ湿気を残した髪を掴んで自分の方を向かせて、その表情をしげしげと見る。
「ははははっ、こういうのが好みなのか?ここの主人は」
そうこうするうちにも、秘所に右の指先が到達している。足を閉じる間さえ与えず、下着の上からそこを圧迫した。
丁度、敏感な部分を的確に。

反応を見て、
「‥‥‥経験はあるのか」
そう言う。
「この状況で処女を供されたらどうしようかと思ったよ。客を興醒めさせなかったことは褒めよう」
堅さの残る乳房をブラウスの上から揉みしだく。そこで視線を落とし、
「なんだこの下着」
指先に当たったレースを引っ張ると、僅かに盛り上がった秘所が覗く。
「夜の仕事ならもうちょっとまともなものを付けるべきじゃないのか?‥‥‥それとも主人の好みか。
 似合っていると言えなくもないな、確かに」
くく、と嘲笑を混ぜて、まだ乾いた奏の割れ目に指を延わせた。
719桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 01:36:31 ID:sk01Gw20
髪を掴んで顔を引き寄せられ、顔を眺められる。
(なんだかすっごくヤな感じ……)
もはや客に失礼だなんてことを忘れて、自分も冷めた目でじろじろと眺めてしまう。
これからどんなことをするかなんてすっかり忘れて不機嫌になっていたものだから、
「んっ…」
急に感じるところに来た刺激に、思わず声を上げてしまう。

>「‥‥‥経験はあるのか」
いきなり何を言うのかとあっけにとられ、きょとんとした顔をしてしまう。
が、次に続く言葉に、再びムカムカ。
「ごめんなさいね!
 お客様の言うとおりこんな胸なんで、そんなに選べる下着がないんですぅ」
相手も若そうに見えることも手伝って、つい言い返してしまう。
「お客様だって、…んっ、そんなこと言いながらも私を抱こうとしてるじゃないですか」
挑戦的に見つめようとしながらも、次第に彼の手の動きに息が上がってきそうになる。
反撃するように、徐に手を動かし彼のズボンのその部分を上からそっと撫でてみる。
720柳楽 一孝 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/04(木) 01:49:04 ID:uWgKoim5
嫌われていることを理解してはいるが、大して気にしない。
「大人げ無いメイドだな。これが仕事なんだろ?」
苦しい体勢からであろう、股間を撫でる手の動きに気付いて、
「宜しく頑張ってくれ」
歯を見せて苦笑しつつそう言った。
「あまりゆっくりやってはいられないが」
何しろこちとら、半日は続いた打ち合わせで疲労困憊しているのだ。主に精神的に。

それまで弄っていたことで少しずつながら愛液の染み出してきた内部に指を押し込んだ。
気づかいも対してなく、一度に第2間接あたりまで、長さにすれば5センチ程。
「‥‥‥」
性急とも言えたそれまでの動作に似合わず、のろのろと、本当に遅々として抜き出す。
じれったい程ので、秒速5ミリも無い。同時に、胸を弄るほうの手も速度を落とす。
手のひらで、上方に押しつぶすようにゆっくりと力を掛ける。
「‥‥‥ふん、これなら」
欲情に掠れた声をメイドの背に落とした。
「この反応なら多少は楽しめるか‥‥‥」
721桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 02:03:02 ID:sk01Gw20
>「大人げ無いメイドだな。これが仕事なんだろ?」
少しカチンと来るが、確かにそのとおりだと思い、息を吐いて落ち着かせる。
(今までも「なんなのこの人」って思ったことがある人はいたし……)
ベルトを外して彼のズボンを下ろして彼のモノを取り出しながら、ぼんやり考える。
しかし、たどり着いたのは司や雄児。それに気付いて慌てて頭を振る。
無意識のうちに、指は彼の逸物を握り、先端を指で撫でていたりする。
ずっとそれを眺めていると、男の人の手が自分を刺激しているのも相まって、
身体が熱くなってきたようだ。
「ん…、ん……」
彼が抜き差しするたびに、声が小さく漏れるが、感じてきた身体にはだんだん
物足りなくなってくる。

>「この反応なら多少は楽しめるか‥‥‥」
ほっとしたのと同時に、もうこの程度じゃ満足できなくなってきた。
「よかった…」
小さくそう呟くと、彼の逸物を、急にスピードを上げて扱き出す。
(自分から言うのは癪だもの。その気になってもらわなくちゃ)
722柳楽 一孝 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/04(木) 02:19:48 ID:uWgKoim5
内部のひくり、と震える動きに気付く。
率直に言うと不自然な体勢での奉仕は物足りないのだが、少し、興が乗ってきた。
彼自身のモノはというと、まだ準備万端には少し足りない。
「ほぉ。‥‥‥子供かと思えば、案外に早く濡れてきたな。ほら」
指を抜き取って、奏の頬に擦り付けると、耳元に顔を近付けて言う。
「‥‥‥まだ何もしていないのに」
奏の背中に、猫が毛を逆立てるのにも似た怒りの気配。
片手で器用にボタンを外し、下着を引き降ろす。自己主張の少ない乳房、桜色の乳首が、
ブラジャーのカップをずらされて顔を出した。
奏が意地でも自分で身体を支えようとしているため反ってやりやすい。すんなりと衣装が肌蹴られる。

脚の付け根に、二度指を突きこみ、今度は内壁を剔るようにして刺激を始めた。
奏が反応を見せる度に、その箇所をしつこく嬲る。
同時に、蕾まで指を伸ばして周囲を抹るように刺激することも忘れない。
かみ殺した笑い声を、意図的に聞こえるようにもらす。
723桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 02:35:58 ID:sk01Gw20
「いやっ…」
しっかり愛液で濡れた指を頬に塗りつけられて、思わず頭を振る。
そして、それに続くセリフを聞いて、このままとろけそうになっていた身体に再び力が入る。
(なんてイジワルなの!?)
「あ…あなただって、"子供"にこんなことしてるイケナイ大人なんじゃないですか?
 あいにく、私は子供じゃないですけどっ」
再びツンとした態度をとってみても、今度は一気に快感の波を送り込まれ、膝や腕に力が入らなくなってくる。
「んっ…、あん、だめ……っ」
自分が声を上げるたび、ねらったようにそこを突いてくるので、次第に限界が近くなってくる。
「んっ…、やっ、んっ、…ほんとに、いじわる……っ」
彼のかみ殺した笑い声の聞こえる中、指にぎゅっと力を入れ、背中を反らせて達してしまう。
内部にあった彼の指を、思い切り締め付けてしまい、数秒硬直すると力が抜けて
テーブルの上に崩れ落ちた。
724柳楽 一孝 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/04(木) 02:44:27 ID:uWgKoim5
好き勝手やれるからこそ大人、という屁理屈が頭に浮かんだが、口にはしない。
「‥‥‥お」
存外に上り詰めるのが早い奏に意外そうな表情を見せるが、責め手は止めない。
モノを扱こうとしていた指先がテーブルに落ちたのに気付く。
切羽詰って行く様子が背中越しで見れないのが惜しい。さぞいい表情をしているだろうに。

達する直前の最後の言葉を聞いて、堪えきれないように笑い出した。
「ははははは」
これは面白い。
男を誘おうとしてではなく、素でイジワルという単語を出した奏に対しての感想。

「歳食ったオッサンの趣味はわからんな。それでこういうのを置いてるわけか」
言いながら、奏の絶頂を引き伸ばすようにゆるく、胸元の突起をいじる。
ひくん。背中が震えたのを確認して、濡れ切った内部に、屹立した己を押し入れた。
入れたまま、小柄な身体をひっくり返すようにして、両脚を肩に引っ掛ける。
抵抗の余地を与えない、鮮やかな手管だった。

725桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 02:58:40 ID:sk01Gw20
彼の笑い出す声に、涙が浮かぶ。
(うぅ…、くやしい……!)
勝負をしたわけでもないのに、何故か負けた気になってしまう。
それなのに達したばかりでまだ力が入らず、身体を起こして彼を睨みつけることもできない。
「…んっ」
うつ伏せのまま荒い息を整えていたが、ふいに胸の先端をいじられ、身体をぴくんとさせて
反応してしまう。
絶頂後まだ感じやすいままの身体にゆっくり押し入ってくる質量を感じ、喉を反らせる。
「はぁ……っ」
ようやく全て入ったと、大きく息を吐いて間もなく、身体を反転させられる。
「な…っ、あっ、ん…」
どうやら、反転するときに自分の敏感な場所を擦っていったらしく、声をあげてしまう。
なんだかどうしてもくやしさが抜けず、正面に見えた彼を軽く睨んでしまう。
726柳楽 一孝 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/04(木) 03:08:01 ID:uWgKoim5
睨みつけてくる奏を面白げに見下す。
濡れた感覚が、きつく全てを覆っていた。ひくひく震える脚の動きが伝わってくる。
「動くぞー」
軽い調子で宣言した上で、
「ちなみにこの体勢、支えてないとキツいかもな」
一応、教えてやる。

腰を使い始めた。敏感になった身体がいちいち大きな反応を返してくる。
広がった先端が抜ける寸前まで引き、そして一気に全てを打ち込むように腰を進める。
背を抱えて、逃げようとする腰を押さえ込む形。相手が痛みを感じる可能性を意識しつつも、
強く動かし、天井を抹るように動かした。自然、音は大きくなる。
727桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 03:22:38 ID:sk01Gw20
わざわざ動く合図をしてくれる彼に、ぶっきらぼうに「どうぞ」と言う。
>「ちなみにこの体勢、支えてないとキツいかもな」
「…?」
よく理解できず、首を傾げる。
が、彼が動き始めてはじめてその意味に気付いて後ろに慌てて手をつける。
「あっ、あ…っ」
大きな動きのせいで身体が揺れ、その度に声を上げてしまう。
どうしても出てしまう大きな声が部屋に響き、そして突き上げられる度にする水音も
嫌でも耳に入ってくる。
激しい動きに痛みを感じ、顔をしかめるが、逃げ腰になる背中をがっちりと掴まれている。
「やぁ…っ」
痛みを感じながらも、感じるポイントを的確に突いてきて、もう痛いのも快感の一部に
なってくる。
そして、再び膣が収縮し始め、彼のモノを少しずつ締め付け始めた。
728柳楽 一孝 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/04(木) 03:34:20 ID:uWgKoim5
動き始めた膣の動き。既に上手い工合に怒張していた逸物と相俟って、
腰に射精感がたまってくる。肩の上、がくがく揺れる脚の気配が心地よい。
伝わる動きにウィスキーの瓶が倒れ、ティーセットが喧しい音を立てた。
「いいぞ‥‥‥」
言いながら、腰から手を放し、奏の脚に腕を添える。
力の抜けかけた相手を半ば強制的に「動かせる」動作。
小刻みにゆすってスパートを掛ける。

「ふ‥‥‥くっ!」
同時に腰を引く。ぎりぎり抜け切ったところで、白いものが奏の太股にぶちまけられた。
断続的に飛び出す精液が、奏の愛液と混じって床にぼたぼたと落ちる。
脱力感を堪えながら、奏の両脚を降ろした。
729桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 03:44:11 ID:sk01Gw20
テーブルの上でガチャガチャと音が鳴るのがどこか遠くで聞こえるよう。
彼の掠れた声が、聴覚を刺激する。
どんなものも、今は自分を高めるためのスパイスのようだ。
普段と違って足に力が入れられないので、彼の動きで半ば強制的に絶頂へ向かっていく。
「んっ、あっ、はぁっ、んっんっ、ぁあ……っ」
最後の小刻みに突く動きが、一気に奏を頂点へ誘い、後ろについた腕に力が入り、
背中を反らせた。
ほぼ同時に彼のものが引き抜かれ、太ももに熱いものがかかったのが分かる。
ぼんやりしていると、両足が下ろされ、ハッとして開き気味だった足を急いで閉じる。
腕で身体を支えるのも、手が痛くなってきたので後ろにゆっくり倒れる。
荒い息を整えながら、今、彼はどんな顔をしているのかとそっと視線を上げてみる。
もう一度小さく睨んでやろうかと思ったが、とても疲れてそんなことどうでもよくなってしまった。
730柳楽 一孝 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/04(木) 03:54:13 ID:uWgKoim5
大きく息を吐いて、ぐったりとしている奏を見下ろす。
気分的にはさっさと抜いて終わりたかったのだが、案外熱が入ってしまった。
凝りっぱなしの肩を回す。気分は多少は張れたか。
最初の評価を改めてやっても良いだろう。口には出さないが。

やっと風呂に入れる、と、疲労の残る身体を引き起こす。
モノの先端を傍らのクロスに擦り付けてから、収めるとジッパーを上げる。
「あー‥‥‥疲れた」
腰を片手で押さえてそんな一言。
脱力したっきりの奏を置いて部屋を出る。
片付けはまぁ、しなかったらしなかったで後で文句をつければいい。

ひとつ伝言するのを忘れていたことに気付いて、踵を返した。
「酒は置いておけ」
戻るとそれだけ言い置いてひらひらと手を振る。
再び、既にひっそりと寝静まった廊下へ出て行った。
731桜庭 奏@臨時メイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/04(木) 03:59:36 ID:sk01Gw20
どうやら少しうとうとしていたようだ。
彼が出て行くときに締めた扉の音でハッと目が覚める。
なんとか身体を起こしてティッシュを取り、服装を整える。
そうしているうちに、彼が戻ってきて残した伝言。
「わかりましたよー、だ」
反射的にしかめ面に舌を出して子供のような反応をしてしまう。
そのことに気付いて少し落ち込みながらテーブルを綺麗にしていたが、
途中でやってきた睡魔には勝てず、テーブルにうつ伏せになってそのまま眠ってしまうのだった。
732竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/04(木) 22:50:39 ID:8u7VlQ2G
「あぁっ!!エル○スが危ないっ!!」
休憩室にて、何人かの同僚とTVドラマを見ている
木曜10時のドラマ……そう、電○男。

「ちょっと遥〜、こんなオタクのドラマなんかどうでもいいって!DX見よDX♪」
「やぁん、チエちゃん今いい所なのにぃ」
733ストーカー:2005/08/04(木) 23:50:58 ID:TT11uS05
『カシャカシャッ!!』
物陰から一人の男がシャッターを切っている
734竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/05(金) 00:01:20 ID:8u7VlQ2G
のんびりTVを見ているのが由依に見つかり罰掃除の刑。
「むぅ〜……」
735谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 01:00:48 ID:7+w+icky
 
736海野 寅行 ◆uminOUDRMc :2005/08/05(金) 01:13:02 ID:GERdFghO
「ん?これは何だろう・・・?」
部屋の隅に置かれたダンボールを漁っていると、
中から線が伸びたリモコンらしき物を見つける。
それは先が取れたローターだった。
「線が切れてしまったのか・・・。このぐらいなら直せそうだけど・・・。」
おもむろに鞄から工具を取り出すと、
ローターのリモコンと先の部分を分解していく。
737谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 01:25:09 ID:7+w+icky
厨房の皿降ろしを手伝ったあと。
エプロンをぱたぱたと叩く。
まだ眠るには早いような気がして、廊下をなんとなく歩いている。
しょり、しょり、と絨毯を踏む音を耳で確かめながら、エプロン片手に歩いている。
休憩室の前を素通りしようとしたところで、妙な痕跡に気付いた。
眉を寄せて、思案の姿勢。

(‥‥‥ここって、ヘンな人が、多いの?)
先日の青年然り、妙なものに遭遇してばかりいる気がしてならないのだった。
738海野 寅行 ◆uminOUDRMc :2005/08/05(金) 01:37:42 ID:GERdFghO
「・・・ふっー、これで良しと。」
一息ついて額の汗を拭う。
動作確認で無事動くことを確認すると、思わず笑みがこぼれる。
「それにしてもこれ・・・何に使うんだったかなぁ・・・。」
以前どこかで見たことはあるのだが、思い出せずに悩んでいる。
739谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 01:44:58 ID:7+w+icky
とくに行く先もなく、屋敷の中を見て回っている。
微かな振動音に気付いて、なんとなくそちらへ向かった。

「‥‥‥?」
ぴょこん、と髪に隠れてなにかが動いたような動かないような。
740海野 寅行 ◆uminOUDRMc :2005/08/05(金) 01:59:39 ID:GERdFghO
「そうだ、ここに居るメイドさん達なら何か知っているかもしれない。」
修理したローターを手に取ると、廊下へと飛び出す。
と、丁度その所に桂と出会す。
「あの・・・夜分遅くにすみません。部屋でこれを見つけて、
壊れていたので勝手に直してしまったんですけど、何に使う物だか分かりますか?
子供の遊ぶおもちゃか何かだとは思うんですけど・・・。」」
手に持ったローターのスイッチを入れると、丸い先端部分が小刻みに動いている。
そのローターの動きを不思議そうに眺めながら首を傾げている。
741谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 02:17:32 ID:7+w+icky
身長差で見上げる形になるが、彼が手に持つものを見る。
「‥‥‥」
ちょっとした疑問が頭を過ぎった。答えは一旦保留して、その前に。

「‥‥‥ここのお客様?はじめて見るけれど」
首を傾げて、考える素振りをしてからそう尋ねる。

「‥‥‥」
相手の答えを黙って聞く。みなまで聞き終えると、少しだけ言葉に詰まってから、最初の問いに答えた。
「ええとね」
そういった。詰まりはしたが、あっさりと口にする。
「‥‥‥それは玩具。女を嬲る為のもの」
742海野 寅行 ◆uminOUDRMc :2005/08/05(金) 02:48:09 ID:GERdFghO
「あっ、はい。お客で時々泊まらせて頂いる「海野」です。」
いきなりの問いかけに少し驚き、慌てて答える。
(怪しい格好に見えるのかな・・・?)
ふいに自分の身なりを確認する。
「Tシャツにジーパン」・・・特に怪しい格好はしていない。

「えっ?「女性を嬲る為の玩具」ですか・・・?」
“嬲る”という言葉に思わずびくっとする。
(良かれと思ってした事なのに、僕、大変な事してしまったんだな・・・。)
ローターを修理した事により、それを使って嬲られる女が生まれると思うと胸が痛くなる。
悲しそうに見つめる目線の先に、先ほどのローターが動き続けていた。
743谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 03:12:02 ID:7+w+icky
「メイドの桂です。初にお目にかかります」
と、自己紹介。スカートの裾を摘んで、幼い外見からするとませた、とも言える動作で軽くお辞儀。
大きな灰色の目でしげしげと相手を観察する。
「主様の仕事相手などの方が多いから‥‥‥不躾に、ごめんなさい」

海野の意外な反応にすこし驚く。
ここに居る位ならこんなもの、初めてではないと思うのだけれど。少し戸惑った。
なんとなく言葉を繋げる。
「人の手よりも早く動かせるからって作られたオモチャ。‥‥‥名前は、えーっと」
何だっけ。よく見るものではあるけれど、あまり名前は意識したこともない。
‥‥‥と。不意に目眩いを覚えて立ち竦む。
フラッシュバック。

「‥‥‥うぁ」
小声で呟いて、部屋の横の壁に、海野の前から離れるようにして腕を着く。
その物体には少々、キツい記憶があることを思い出した。
744海野 寅行 ◆uminOUDRMc :2005/08/05(金) 03:34:47 ID:GERdFghO
「いえ、こちらこそ、よろしくお願いします。」
桂のお辞儀の後に、軽く会釈をして返す。

「・・・!?大丈夫ですか!?」
と、いきなりの桂の行動に驚いて、手に持っていたローターを落としてしまう。
落とした拍子に電池が外れ、ローターの動きが止まる。
そんな事は気にも留めずに、気分の悪そうにしている桂を心配そうに尋ねる。
少し顔色が悪く、辛そうな表情に、
「・・・少し、僕の泊まっている部屋で休んでいきませんか?」
と、すぐそばのドアを開け部屋へと招く。
745谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 04:04:21 ID:7+w+icky
落ちてきた言葉に、部屋に招かれている、ということを理解したが、
肩口に手が触れた瞬間、ぞくりするのを感じる。
唯の道具として、見るならば何でもなかったと思う。掃除中に見つけた事は、
ここ一月で何回かあったし。ありふれたもの、だと思っていれば。
思い出したのは漠然とした事だった。ただ、そこに付随する淫靡な記憶は残っている。
(‥‥‥だめ)
理性が囁くのを聞いた。聞いた、のだけれど。
なまじ、ここで「仕事」をやっていたのがまずかったかもしれない。

「待って」
言って、海野の腕を掴む。
「コレは休まなくていい。いいから‥‥‥」

「身体を貸して」
そういって、縋り付くように壁に身体を押し付けた。
746海野 寅行 ◆uminOUDRMc :2005/08/05(金) 04:23:06 ID:GERdFghO
いきなり腕を掴まれ、驚いて振り向く。
「本当に休まなくて、大丈夫なんですか・・・?」
桂の真剣な声にとりあえず了解し、
(“コレ”って一体何を指してるんだろう?)と気になりながら先ほど開けたドアを閉める。

「体をですか?べ、別に構いませんけど・・・。」
何かされかもしれない不安を抱えつつ、桂に身を委ねる。
縋り付くように壁に身体を押し付ける桂を見て、思わず淫猥な表現に見取ってしまう。
747谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 04:43:46 ID:7+w+icky
身体を貸せ、というのは文字通りの意味で、
別に乗られたら乗られた、で構わないつもりだった。
‥‥‥が、海野の不安げな反応に、理性で必死でストップを掛けている。

発情した状態というのが近かった。
記憶の奥からの、気の狂いそうな感覚に、完全に当てられている。
何もしていないのに、桂の身体の最奥から染み出すものがある。
「ふぁ‥‥‥」
片腕は壁に、片腕は縋り付いた姿勢で、頬を紅潮させ、目を伏せて喘ぐ。
ウェーブした髪がぐしゃぐしゃと口の中に入り込むのを噛み締めた。
欲しい。ものすごく欲しい。
道具自体はなんでもないものだと知っているのに(ただ震えるだけの代物だ)、
屋敷に来るずっと前のこと、それを使って快楽のどん底に落とされた記憶がある。
自分から欲しがるまで、甚振られ続けた時の。
「ぁ、だめ‥‥‥け‥‥‥かつら、やっぱり、駄目」
こと、こと、と煩いくらいに心臓が鳴っている。
748海野 寅行 ◆uminOUDRMc :2005/08/05(金) 05:14:11 ID:GERdFghO
息を荒くして淫らになっていく桂を見て興奮し、徐々に男根が反り上がってくる。
ふと足元に目をやると、液体が小さな水溜りな様になって床が濡れている。
その近くから目線を辿って行くと、その液体は桂のスカートの中から流れ出てきていた。
思わず息を飲み、気付かれぬ様にそっとスカートを捲と、
そこには愛液ですっかり濡れた下着が露になった。
指で下着ごしの秘所にそっと触れると、びくっと反応し、愛液が溢れ出してくる。
その反応に男根も合わせて反応する。
「か、桂さん・・・。・・・はぁ・・・はぁ・・・。」
興奮が抑えきれず、いつでも挿入できる様にズボンを脱いで待ち構える。
男根の先には精液が滲み出ており、脱いだ下着に糸を引いていた。
749谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 05:29:40 ID:7+w+icky
相手がその気になると同時に、理性での抵抗を諦めたらしい。
廊下漂い始めた性臭に、その瞳が溶けた。
「は‥‥はっ、ごめん、なさっ‥‥‥」
背伸びをして、露になった海野の男根を自ら受け入れようとする。
壁に上げた片膝を当てて、海野の胸に肩から上を預けた形。
海野が軽く姿勢を落とすと、漸く少女自身の体重で入り口が開いた。

濡れそぼってはいたものの、無理矢理挿入したために痛みが走った。
「ふぅ、んっ‥‥‥んはっ、んんっ‥‥‥」
激痛に耐えながら、なかを動かすようにして、必死で受け入れる。
「は‥‥‥やっ、ひっ、うぅ‥‥‥ん、ふ」
どろりと粘性の液体が零れ落ちるが、行為を止めない。痛みよりも、
欲しいものを得られた充足を求めて身体を動かす。
750海野 寅行 ◆uminOUDRMc :2005/08/05(金) 05:51:04 ID:GERdFghO
「えっ、桂さん・・・!?・・・あっ・・・あぁ・・・桂さんの中に僕の・・・が・・・」
自分から挿入し様としたのに、逆に挿入させられ少し我に返る。
が、快感が体中を駆け巡ると、また興奮状態に陥る。
一生懸命に体を動かす桂にばかり負担を掛けさすまいと、
桂を両腕でしっかりと支え、自分からも動き始める。
「んんっ・・・あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
肉と肉がぶつかり合うたびに発せられる音に、ぞくぞくと体を振るわせる。
「はぁ・・・くっ・・・うぅっ・・・」
絶頂に達しそうなのを必死に堪えながら、腰の動きを徐々に早めていく。
751谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 06:04:32 ID:7+w+icky
痛みが、摩擦のたびに引き起こされる快感に転化する。
最奥に叩きつけられる感覚に、安堵にも似たものを覚えた。
熱に浮かされた物憂げな表情は宙を見ている。
「ん、んっ、はっ、はぅ‥‥‥」
小さな身体が上下する度に、長い、色の薄い髪が散る。
粘膜がこすれ合う度に駆け上がる快感が高まり、小さな絶頂が訪れた直後。
中に収めた海野の男根が弾けた。

「んっ‥‥‥!」
溢れ出るものを全て受け止める。ずるりと海野の物が抜けると同時、その膝が崩れた。
少女の身体が、赤い絨毯の上に投げ出される。
752 ◆zURNfXrWJs :2005/08/05(金) 06:21:37 ID:7+w+icky
 
753海野 寅行 ◆uminOUDRMc :2005/08/05(金) 06:31:01 ID:GERdFghO
「はぁ・・・はぁ・・・か、桂さん・・・。」
絶頂に達し、欲を解き放つと力無く崩れ落ちる。
少しの間休み呼吸を整えると、ぐったりと横たわる桂を抱き、自室のベッドへそっと寝かせる。
「桂さん・・・。さっき言っていた“コレ”って、もしかして・・・。」
言いかけ様としたその時、先ほどの疲れが急に溢れ出し、
桂に寄り添うようにしてその場に倒れこむと、すぐに眠りに落ちてしまった。
754 ◆EaRinkaHM. :2005/08/05(金) 11:33:54 ID:AU2aftJ5
 
755 ◆ReiAkiRy92 :2005/08/05(金) 22:49:09 ID:a7/vbGkj
 
756 ◆ReiAkiRy92 :2005/08/05(金) 23:50:10 ID:a7/vbGkj
 
757柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/08/06(土) 00:35:53 ID:kSs6V5AY
悠斗と外食した帰りに、公園で他愛無い話をしている。酔っ払い。
758谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/06(土) 01:07:15 ID:omEiehdN
モップ片手に廊下を掃除中。
759柏葉 瀬名 ◆senaLB8q/o :2005/08/06(土) 01:18:20 ID:kSs6V5AY
奏にメールを打っているのを悠斗に見つかる。
「な、なんでもないよ別に。絶対言うなよ!
 ……わかってないなーお前。
 こっちが何でもなくても、女の子はそういうのにやたら厳しいから厄介なんだよ」
苦い顔をしながら溜息をつく。
760谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/06(土) 01:41:42 ID:omEiehdN
先日はこっそり部屋の前を片付けて、朝になる前に出てきてしまったことに反省しきり。
とはいえ、なんとなく居辛かったのもまた事実だった。
雑念を振り払うようにモップに齧りついていたが、ひとしきり拭き終えて移動中。

厨房で夕食の残りのえびの尻尾を貰ってほくほくしているが、
その無防備な喜びっぷりから渡した相手には
(餌付けみたいだ‥‥‥)
と思われていたりすることには気付いていない。
761名無しの成金社長 ◆senaLB8q/o :2005/08/06(土) 01:49:57 ID:kSs6V5AY
こんな夜更けに大きな外車で名無し家の屋敷を訪問。
寡黙だが柄の悪そうな部下を一人連れている。
「おお、ここかここか…どれどれ。
 何やら鬼瓦先生も、この屋敷ではなかなかお楽しみだったようだな!ハッハッハ」
趣味の悪い扇子で顔を仰ぎつつ、ロビーにズカズカ入り込む。
「勝手に失礼するぞ! おい、誰かおらんのか!」
762谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/06(土) 01:58:03 ID:omEiehdN
来客に気付いてスイッチを切り替える。
エントランスの階段までは小走りで、そこからゆっくりと降りる。
客の様子を見ても顔色を変えず――――とはいえ、僅かに違う色が覗いた。貶み、に近いのだが、
幼い表情に似合わないそれは、すぐに姿を消す。呼びかけに応じて、キイは高いが静かな声が響いた。
「‥‥‥はい。」

深く礼をして、
「主人への御用でしたら、ご案内いたします」
763名無しの成金社長 ◆senaLB8q/o :2005/08/06(土) 02:10:48 ID:kSs6V5AY
「これはなんと可愛らしい、しかし御主人はもうお休みの時間ではないのかな!」
やたら声が大きい。
「だとすればこちらも迷惑になるというものだ!おい」
部下に命令し、大きめのスーツケースを持って来させると中を開いて見せる。
中には大量の札束がぎっしり。
「用件はだな、御主人にこちらの金を受け取っていただくだけなので明朝でも構わんのだ。
 しかしだな……」
わざとらしく声を弱くする。

「ワシも遠くからここまで来て疲れた!今日はこの屋敷で休ませてもらおうじゃないか。
 おい、お前。お前で構わんからワシの相手をしろ」
札束をひとつ手に取り、桂の頬を軽く叩く。
「勿論小遣いもやるぞ。100万で足りんようなら…ほれ、200万。子供には十分すぎる額じゃろうが。ん?」
いやらしい笑いを浮かべて、客室へ案内させようとする。
764谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/06(土) 02:35:48 ID:omEiehdN
「‥‥‥」
淡々とした様子。札束で叩かれる感触に、わずかな嫌悪を隠している‥‥‥のだが、
それを露にするほどにはこの屋敷に気を許していない、良かったのか悪かったのか。
一歩、下がる。色素の少ない髪が、薄いランプの明かりにふらりと揺れる。

こう云った。
「お部屋に案内致します。その後、主人に用件を伝えるので少々お待ちいただきますが‥‥‥その後、これで宜しければ」
そうして男を部屋へ通した。
765名無しの成金社長 ◆senaLB8q/o :2005/08/06(土) 02:48:38 ID:kSs6V5AY
客室に案内してもらい、ソファにどっかりと座って扇子を仰ぐ。
>主人に用件を伝えるので少々〜
「ああ待て!用件は明日でも構わんと言っているだろう!まったく…」
苛立った様子で声を荒げる。

「折角の楽しみの前に逃げられてはかなわんからなぁ。朝までこの部屋からは一歩も出さんぞ」
戸口に長身の部下を立たせ、桂が逃げられないようにする。
ソファに座ったままで桂の全身を嘗め回すように眺めると、手招きして呼び寄せる。
「先に言っておくが、ヘタな事はしてくれるなよ?ワシは一応『客人』なのだからな……。
 さあ、こっちだ。こっちへ来い」
足を開いて自分の股間を扇子で差す。
「まずはこれを、しゃぶってもらおうか。
 お前らメイドは毎日何本も咥えておるのだろう、ワシにもやって見せてくれ」
766谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/06(土) 03:21:36 ID:omEiehdN
退路を塞がれたことには気付いたが、とりあえず客の前に進み出て、スカートの裾をつまむと一礼。
軽く膝をついて、曝け出された醜悪な逸物を手に取る。顔を屈めて、小さな唇を付けた。
湿った舌で、ゆるりと包む。
「‥‥‥ん、ぐっ」
咽みこんでいく過程で少し、えずいてしまった。
(‥‥‥っ、調子狂ってる‥‥‥)
逃げ出してから館にくるまでのブランク、に加えて。今は一日に何本も咥えるなんてことはないわけで、
客の相手をすることを除けばまともな待遇を受けていることが原因なのかもしれない。
別にこんなこと不快でもなんでもない筈なのに、昨日といい今日といい。

歯を立てないよう喉まで飲み込むと、根元を小さな手のひらで抱えたまま、前後に動かし始める。
漠然と――――噛み千切りたい誘惑に駆られた。無論、実行に移す気はさらさらない。
767名無しの成金社長 ◆senaLB8q/o :2005/08/06(土) 03:35:17 ID:kSs6V5AY
股間に顔を埋める桂の頭を、閉じた扇子の先でバシバシ叩く。
「苦しいか?そーかそーか、ワシのモノはデカイから大変じゃろう。なあ」
見下して笑っている。
だが徐々に口腔奉仕によって逸物を大きくさせ、声を漏らし始める。
「おお…さすが評判の屋敷だ。お前のようなのまでが、こんな事ができるとはなあ。
 うまいか?もっと食わせてやろう、ほれ」
突然、緩く腰を動かして口内に突き入れ始める。
空いた片手は、桂の頭を押さえつける。

振り返って背後の部下に嬉しそうに話し始める。
「どうだ、見てみろこの様子を! 子供のような身なりをして全くいやらしい女だ!」
しばらく咥えさせて奉仕をさせると強引に口から引き抜き、
逸物を自分で握ると、先端を桂の顔になすりつける。
「ようし……ここまで大きくなれば大丈夫だろう。
 …何をしてるんだ、ほれっ。さっさとあっちで四つん這いにならんか!」
大声で喚くと、額を扇子で叩いてベッドに行くよう促す。
768谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/06(土) 03:56:28 ID:omEiehdN
「ん、くっ‥‥‥」
嘔吐感に、僅かに涙目。だが、きっちりとモノは口内に収めている。
客の乱暴な、モノ扱い。悲しいかな、序々に感覚は戻ってきた。
広がる生臭みも、そういうものだと理解していれば別に気にはならない。
「はふ、んっ、んんっ、‥‥‥えはっ」
くぐもった声を漏らして奉仕を続ける。
子供のような身形をして厭らしい、との言葉に、内心で呟いた。
‥‥‥好きに言えばいい。

ベッドに膝立ちで四つんばいになる。
片腕だけ肘をついた、獣の姿勢。また何か言われるかな、と予期しつつも腰を上げた。
どうせなら支配欲を徹底的に満たしてやればいい。
このまま入ってきたらかなり痛いとは思うけれど。
769名無しの成金社長 ◆senaLB8q/o :2005/08/06(土) 04:20:00 ID:kSs6V5AY
桂を追ってベッドに行き、四つん這いになった彼女のスカートを捲ると
ショーツを一気に下ろす。
顔を近づけて後ろから秘裂を舌で舐める。
「どれどれ…? よく濡らさんといかん、激しすぎて傷を作ってしまっては、ワシが長く楽しめんからな!」
自分勝手な事を言い、唾液を塗りたくるように淫核や秘裂をベロベロとなめ回す。
桂の内腿に唾液が滴り落ちるまで濡れさせると、ようやく逸物を近づけた。
「たっぷりよがるんだぞ、そりゃっ……。…ぐっ、ううっ」
野太い声を漏らしながら挿入。ハァハァと荒い息を吐き、抽送を始める。

「ハァハァ、こ、これは他の社長達が薦めるだけの事はある…!
 最近は美人でも、鼻持ちならないような、接客を断るメイドが多いが…ここはさすがにわかっとるな!」
嬉しそうに言いつつ桂を夢中で犯す。バカ丸出しである。
勢い付いたのか、上から覆いかぶさり桂の乳房を両手でねちっこく揉みしだきながら
腰をぶつける動きを段々速めてゆく。
770谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/06(土) 04:39:48 ID:omEiehdN
「‥‥‥っ、ひぅっ」
片目を閉じて、意外な感触を受け入れる。
延いまわる舌の泥濘みに、小声で息を吐いてぶるっと肩を震わせた。
背後から聞こえる息遣いと、内腿を這い回る篭もった熱が、次第に快感に変わり始めた。
時折、漏れ出すような声が上がる。
「ふぅっ、いぁ‥‥‥ふぅ、ふぅっ、はぁ‥‥‥」
そこで、逸物が入ってきた。鈍い痛みが背後から、押し割るように入ってくる。
息を飲んだ所為で最初の悲鳴は出なかった。いささか大きすぎるそれが収まるのを待つ。
動き始めれば最早拷問に近い。

揉まれる乳房は節だった手のひらのほうが余っている状態で、痛みのほうが勝る。
「っ、う‥‥‥」
眉を寄せた表情は、どちらかというと、単調に送り込まれる痛みに耐えてのもの。
「ひぁあっ、う、あ、あうっ‥‥‥あうう、えうッ」
押し開かれる感触を乗りこなそうと、自分勝手な動きに合わせてゆるゆると腰を動かした。
苦しげに歪んだ目が暗闇で薄く光を集め、かち、と歯が当たる音が耳の中で響く。
771名無しの成金社長 ◆senaLB8q/o :2005/08/06(土) 04:59:34 ID:kSs6V5AY
パンパンとぶつける音が早まって来ているので、そろそろ達する――かと思いきや
勢いを緩めて体勢を正常位にして、桂の足を大きく開かせる。
体勢を変える時に一度抜いた逸物を再び奥まで挿入し、また激しく動き始める。
「うおっ、こ…これもまた、たまらんな!」
桂の膝を両手で上から押さえ、円を描くように腰を動かす。

遅漏らしく、そうしてまたしばらく桂の秘所へ逸物を突き入れ続けていたが
やっと限界が来たらしい。
「ああ…! そろそろ、お前の中にぶちまけてやるから、ありがたく受け取るんだぞ!
 ワシの子でも孕んでしまえ!ほれ、いくぞっ」
よほど興奮しているのか相当やかましく叫びつつ、桂の内部でドクドクと射精する。
「はぁ、はぁ、久しぶりに沢山出したわい……」
満足げに言いつつ、下品な笑いを浮かべながら一気に逸物を引き抜く。
そして桂の顔に自分の顔を近づけ、強引にねっとりと口付けた。
「んちゅ…ぷっ…。んはぁ……やはり、メイドはこうでなくてはいかんな…!」

「今頃ウチの娘も、さぞや一人前の大人の女にしてもらえているに違いない!再会が楽しみだ、ガッハッハ」
満足すると、起き上がって部下にそんな事を言うのだった。
772谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/06(土) 05:22:54 ID:omEiehdN
体格上深いとは言いがたい子宮の入り口を繰り返し突かれる。
痛い。かなり痛い。
「えあ、かふ‥‥‥ッ、く‥‥‥!」
意地でも弱音は吐かないが、中途半端に快感が混じるため、胃の中身をぶちまけそうな苦痛だった。
シーツを握り締めて、身体が逃げないように必死で耐える。
終わりかと思いきや、身体を反転させられた。
「ふぅっ‥‥‥!」
襞がえぐれる感覚に、詰めた息を吐く。痙攣したように、膝が震える。

「あ、りがとう‥‥‥ござい、ます‥‥‥」
なんとか言葉に出して、目を細めてみせる。
体位を変えると、わずかに快感が勝ち始める。円を描く動きに、背中にようやく快感が混じった。
吐き気を加速させると同時に、時折頭の中が白く染まるようになる。
「っ、あぅ‥‥‥ん、あぅ、あんっ‥‥‥」
こみ上げるものそのままに、嬌声を上げた。
このまま絶頂に達したら本気で吐くのではなかろうか‥‥‥と、そんな危機感が頭を過ぎる。
疲労を覚えるにつれて、反応も単調なものになってくる。快感に身体が反応し易くなった分、多少は楽だが、
膝を抱えられて身体を動かされていると自分が無機物になったかのような錯覚さえ受ける。
「‥‥‥っ‥‥‥」
ようやく訪れた小さな絶頂に、内部をぎゅうと縮める。客も、やっと限界が近づいているようだ。
「んはっ、あぅう‥‥‥んっ」

>ワシの子でも孕んでしまえ!ほれ、いくぞっ
みっともない叫びが耳を打って、奥の部分に熱いものが打ち込まれる。
口付けられながら、気持ち悪い、と素直にそう思った。

相手が起き上がるのに少し遅れて、脱力を堪えて身体を起こす。
773若菜 チエ@珍しく早起き:2005/08/06(土) 05:32:30 ID:kSs6V5AY
朝食当番の為に苦手な早起き。ぶつくさ文句を言いながら廊下を歩いている。
「ったくなんでこんなクソ早い時間から当番なのよぉー」
>んはっ、あぅう‥‥‥んっ
「…ん?まだやってんの客室。励んでるなぁー」
嬌声のするほうに足を進め、半開きになっていた客室ドアの隙間から呆れ顔で覗き見。
横たわっている半裸の桂を見る。
そこから視線を相手の男性に移すと……
「うっわーしかも相手がオヤジだよ……。桂頑張るなぁ…。
 …って…?…うわっ、うちの親父じゃん!」
思わず小声で叫んでしまう。

「! やばっ…」
実際は中には聞こえてはいないようだが、口を押さえ、慌ててその場から逃げ出した。
774谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/06(土) 05:42:58 ID:omEiehdN
シャワーを浴びている。
長風呂は好きではないのだが、なんとなく身体を丹念に洗っていた。主に下半身を。
(前はこういうこともなかったんだけど‥‥‥)
調子が狂っているのを感じながら、喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか、少し迷う。
へしゃげた髪の一房を手にとって、齧りながら。

きゅっ、と蛇口を締めて、立ち上がる。伸びをひとつして、脱衣所へ向かった。
(そういえば、娘って‥‥‥)
洗い立てのタオルを頭から被る。感触が気持ちいい。
心地よい日向の匂いを嗅ぎながら、桂は考えるのを放棄した。
775 ◆Riku.K/6k6 :2005/08/06(土) 23:18:28 ID:5+KiEgbB
「おなか減った…」
部屋でぼんやりと過ごすのにも飽き、夜食を探しに部屋から出る。
「んーと、食堂はどこだっけ?」
一人呟きながら屋敷の見取り図を片手に歩き出した。
776椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/06(土) 23:42:15 ID:+nm6fz7W
屋敷内の掃除を終え、テラスの手すりにもたれて一息つこうとする。
「ふう。終わった〜…」
足元にバケツを置いて軽く溜息をつく。
777倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/07(日) 00:00:08 ID:HYvoffHQ
 
778椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/07(日) 00:15:23 ID:DN4GgNqw
周囲に人が居ないので、月を見ながら小さくゆっくり
歌を歌っている。
「♪月夜の海にー 二人の乗ったゴンドラが 波も立てずに すべってゆきます」

「♪朝の気配が 東の空をほんのりーと ワインこぼしたー 色に染めてゆく
 そんな そんな夢を見ました」
779倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/07(日) 00:26:26 ID:HYvoffHQ
食堂でお菓子を見つけ、美味しそうに食べる。
「おっ、イチゴヨーグルトも発見…いただきます。」
780名無しの御主人様:2005/08/07(日) 00:31:19 ID:DN4GgNqw
書斎で調べ物をしている。
「やれやれ。出したはいいが片付けるのが面倒だな。
 調べ物以前に、手元の書類すら何が何やらわからなくなってしまった」
備え付けのベルでメイドを呼び出す。
「まだこの時間なら、誰か一人くらいは起きているだろう」
781倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/07(日) 00:41:52 ID:HYvoffHQ
「呼び出し…?こんな時間に?よく分からないけど、取りあえずご主人様の部屋へ行かなくちゃ。」
見取り図を片手に主人の部屋へと急ぐ。
「き…緊張する…」
目の前の扉に威圧感を受けながらも、控え目にノックをする。
「お呼びでしょうか…?」
782白河 貴子:2005/08/07(日) 00:54:09 ID:kSg53TgW
大盛りのかき氷を片付けて、満足げに溜め息をついた。
そうして、ふと思いついて鏡の前に立って、口の中を覗き込んでまた溜め息をつく。
「うあー、舌が緑色になってる…」
783名無しの御主人様:2005/08/07(日) 00:55:59 ID:DN4GgNqw
「ああ、入りなさい。すまないが、ちょっと散らかしすぎてしまってな」
机の上を指差す。
「悪いが私一人ではとても片付かなくてね。
 お前があの机の上を適当に片付けてくれれば、調べ物もしやすいのだが」
自分でも書類をまとめつつ、りくに命じる。

「何、タダでとは言わない。頑張ればお前にだけ『いいもの』を。そうだな、ご褒美をやるぞ」
りくに笑顔を見せて、彼女の警戒心を解こうとする。
784椿 杏樹:2005/08/07(日) 01:10:19 ID:DN4GgNqw
掃除用具を片付けてお風呂タイム。髪をアップにして束ね、大浴場で入浴している。
一人なのでまた何かの歌を口ずさんでいる。
785倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/07(日) 01:13:16 ID:HYvoffHQ
「失礼します。」
滅多に入る事の無い主人の部屋の内を興味深そうにキョロキョロと見回す。
>「悪いが私一人ではとても片付かなくてね…」
主人の声に、指差した方を向けば、書類や本などに埋まっている机が見える。
「わかりました。」
コクンと頷き掃除に取り掛かろうとする。
>「『いいもの』ご褒美をやるぞ。」
「いいもの…ご褒美?」
主人の言葉と笑顔に戸惑いながらも机の上を片付け始める。
786名無しの御主人様:2005/08/07(日) 01:29:08 ID:DN4GgNqw
>>785
机の片付けを横目で見守っていたが、作業が終わる頃を見計らって
寝室から箱を持ってくる。
「どれどれ、もうそろそろ終わるかな。終わったら言ってくれ」
窓辺に腰掛けて、りくに言う。箱はそのまま自分で抱えており、中身は見えない。
やがて彼女が片付け終わると笑顔で歩み寄る。
「ご苦労だったな。さて、では約束の褒美だが……目を瞑って、掌を両方私の前に出しなさい。
 大したものではないのだが…」
そう言うと、中から金属製の手錠らしきものを取り出してりくの腕に装着。
彼女の体を抱き上げて、寝室へ連れ込む。

「事が済んだら、この鍵はお前にやろう。この手錠を遊び道具に使うといい」
鍵をチラつかせると、りくの手錠の鎖を衣装用フックに引っ掛ける。
787倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/07(日) 01:45:40 ID:HYvoffHQ
「ご主人様、片付け終わりました。」
>「目を瞑って、掌を両方私の方に出しなさい…。」
にこやかな笑顔の主人に促され両手を差し出すと、銀色に光る手錠をはめられた。
「へっ?えっ?ご主人様!?」
訳が分からないうちに気がつけば、両手を手錠で拘束され、辛うじて爪先が届く位のところに吊されていた。
「ご主人様!?これは一体?」
自由になろうと体を捩じるも、爪先立ちの姿勢では揺り動かすだけで精一杯。その上、動けば動くほど手錠が手首に食い込んでいく。
「…ご主人、様?」
何が起こるか分からない不安に、目に涙を溜めながら主人を見る。
788名無しの御主人様:2005/08/07(日) 01:57:29 ID:DN4GgNqw
>目に涙を溜めながら主人を見る
「?何故泣くんだね、これは片付けを頑張ってくれたお前への褒美だ。心配はいらない」
子供をあやすような口調で優しく言い、りくのスカートの中に手を突っ込み
片足だけを抱え上げる。
「ここにいきなり私のモノを入れるのは怖いだろうから、今日はこちらで可愛がってやるとしよう」
小型のローターを見せつけると、りくのショーツの脇から内部へ埋める。
足は抱えたまま、空いた手でリモコンのスイッチを入れて彼女の反応を見る。
「…どうかね。最初は緩やかだが、段々激しくなるぞ」

弱かった振動を、「中」にして動きを強める。
789倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/07(日) 02:17:16 ID:HYvoffHQ
「うひゃぁっ!?」
ショーツの脇から侵入してきた振動する固形物に変な声を上げる。
「んっ…な、何ですか…これ…」
緩やかな動きをする物が気持ち良いのか悪いのか分からず、しかし、メイド服の下の素肌はあわ立ち、顔もうっすらと赤みがさして来ていた。
「ご主人様…これ…何だか、へ…んんっ!」
最後まで言葉を言い終える前に中の物の振動が激しくなる。
「…ゃぁ…っ、ダメっ…」
太股がピクッピクッと緊張し、体が揺れ、ギチギチと手錠がなる。
「…ぁっん…ご、主人…様、コレ……ふっ…へんっ…」
始めての感覚に下唇を噛みながら必死で耐える。
790名無しの御主人様:2005/08/07(日) 02:32:51 ID:DN4GgNqw
「変ではない、女がそうやって悶えるのは自然な事なのだよ。
 この部屋には私しかいないのだから、我慢せずに楽しみなさい」
ニヤニヤ笑いながら、リモコンを「強」にする。
りくの足を更に高い位置に抱え上げて、秘部がよく見えるような格好にする。
「おや…濡れて下着が張り付いているな。ローターの形がハッキリわかるぞ」
彼女の羞恥心を煽る。

「こうすれば、もっと強くて気持ちいいだろう。ほら…素直に気持ちいいと言ってみろ」
りくの秘部のローターを上から手で押さえ、より密着させてしまう。
「私の事は気にしなくていい。お前も長い時間は耐えられないだろう。いつイッても構わないぞ」
791倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/07(日) 02:51:11 ID:HYvoffHQ
「やっ…あっ……」
主人の言葉にフルフルと首を振りながら悶える。
「ひああっ!らめっ…やぁっん…みなっ…で」
突然強くなった振動と主人の羞恥心を煽る言葉に更に息を荒くする。
グッショリと濡れた下着の隙間からぽたぽた雫が垂れ、絨毯に染みを広げる。
「ひゃあっ!らめれす、らめれす!ご主人ひゃまの手っ!」
敏感な突起と振るえるローターが密着し、更に刺激が強くなる。
「あっ…ひゃぅ…んっ…んんっ…もっ……ひゃあぁぁぁっ」
全てが弾け飛んだような感覚に落ち、ぐったりとする。
792名無しの御主人様:2005/08/07(日) 03:03:46 ID:DN4GgNqw
>全てが弾け飛んだような感覚に落ち、ぐったりとする
ようやく手を離し、ぐったりとなった彼女の鎖をフックから外す。
崩れ落ちた様子を見ながら、腕組みをして口元に笑みを浮かべる。
「楽しんで貰えたようだな。さ、受け取りなさい。手錠の鍵だ」
胸ポケットから鍵を出し、りくの目の前に投げる。
「錠を外すのは自分でも出来るだろう。それは持って帰っていい。
 同僚相手に使うのも良し、接客の道具として使うのも良し…」

「もうここの片付けはいいぞ。私は仕事の続きをするから、服を直したら下がりなさい」
りくに背を向けて、何事も無かったかのように書類に目を通し始める。
793倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/07(日) 03:16:09 ID:HYvoffHQ
主人の言葉に力無く頷きながら、目の前に投げられた鍵を拾い、緩慢な動作で手錠を外し身なりを整える。
「それ…では、失礼します。」
書類に目を通し始めた主人の背中に小さく声を掛け、部屋を出て、まだ動きにくいのか、フラフラとしながらも自分の部屋へとゆっくり歩いて行く。
その手にはしっかりと主人からの『ご褒美』が握られていた。
794椿 杏樹:2005/08/07(日) 03:46:28 ID:DN4GgNqw
「ん……。暑い…」
暑さで寝られずベッドから起き上がる。目をこすりながら厨房へ。
「何か冷たいもの〜…。…あ、これでいいやー…」
冷蔵庫の中の杏仁豆腐を手に取り、冷茶と共に自室へ持っていく。
「杏仁…」

「共食いかなぁ」
795名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 07:55:49 ID:kSg53TgW
 
796館内放送:2005/08/07(日) 11:53:05 ID:WjAFFzsH
『ぴんぽんぱんぽ〜ん♪』

「お屋敷内の皆様にお知らせいたします。
 お屋敷の増設がまもなく終了するのを受けまして、近日中に新しいお屋敷への引越しが予定されております。

 新しく当家にお越しいただいた方、もしくは既存の紹介文に変更がある方は、
 テンプレ形式(2行)での新規紹介文を名無しのお屋敷執事室までご提出ください。

 >>4-6からの削除要請も合わせて受け付けます。
 詳しくは最寄の執事、執事見習いまでお問い合わせください」

『ぽんぴんぱんぽ〜ん♪』
797里村 志保 ◆m.fXxj7Q0E :2005/08/07(日) 20:29:11 ID:Z4RalsPk
館内放送を聞き、既存紹介文変更届に必要事項を記入していく。
用紙の紹介文の項目に何を書こうか思案していると、
構って欲しいのか息子が奇声を上げてこちらの気を引こうとしてきた。
それを宥めつつ――

里村 志保
 幼い頃、孤児だったのを拾われて主人を父親のように慕う。
 亡き夫・伊達雅彦との間に生まれた息子、雅志(1歳)もすくすくと育っている。

と、ペンを走らせる。
798椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/07(日) 22:44:08 ID:7+hAH6PI
空き部屋で洗濯済みのシーツを畳んでいる。
799萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/07(日) 22:52:15 ID:RhdqmtGp
「私は一先ず変更ナシ……ですわね」
昼間の館内放送と同じ内容の掲示を前に頷く。
800椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/07(日) 22:59:33 ID:7+hAH6PI
ワゴンにシーツを入れ、空き部屋を出る。
掲示板の前を通りがかって張り紙を見る。

>>799
「あら。紹介文ですか?
 変更点…新しくお屋敷に入った人の分が、必要になりますねー。
 まあでも、いざとなったらこちらで用意する事もできますから、心配無いのかも」
801谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/07(日) 23:05:01 ID:Sj99TLnW
(これは桂の、と)
主人の部屋で書類を提出する段になり、書類を改めている。

谷村 桂
 駆け込み同然に屋敷を訪れ、メイドの仕事と引き換えに庇護の約束を取り付ける。
 接客慣れしたようで、何処かがズレた少女。年齢不詳。最近はドーナツが好き。

もう一枚、封筒に入った紙を見て首を傾げた。
(‥‥‥これは誰の?)

柳楽 一季
 某財閥総帥の何番目かの御曹司。主人の仕事上のパートナーとして屋敷へ。
 若くして外資系企業の支部長を努める人物のはずなのだが、いまいちそうは見えない。
802名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 23:08:16 ID:9yTS/isQ
 
803竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/07(日) 23:11:17 ID:xEBwIbDx
「さらさらさらぁ〜っと……うん、こんなもんかな♪」

机に向かい、新しく執事に提出する書類を書いている。

竹内 遥
アルバイトとして屋敷で働いている女子高生メイド
とても子供っぽく、やる事成す事どこか抜けている、彼女を完全に理解するのは難しいだろう…。
804萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/07(日) 23:12:45 ID:RhdqmtGp
「じゃあお引越しの用意も一応しておきましょうか」
まずは飼い猫のセナが行方不明にならないようにと、移動用の籠に入れに行く。
805椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/07(日) 23:13:48 ID:7+hAH6PI
>>802
外からかかってきた電話の応対をしている。
「こんばんは。ただいま引越し中ですが、まだ移動までにお時間もありますので…。
 よろしければ並行して、私がこちらで応対いたします〜。
 どうぞ、そのままお屋敷にご訪問下さいませ」
806柳楽 一季 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/07(日) 23:28:33 ID:Sj99TLnW
仮眠中だったところを、部屋の外のドタバタに叩き起こされたらしい。
「‥‥‥あー?何なんだ一体」
額に張り付いた資料をひっぺがして起き上がり、部屋の外へ。

http://upld2.x0.com/data/upld10571.txt
807桜庭 奏@バイトメイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/07(日) 23:31:35 ID:Qsk0zHFC
「うーん…」
書類とにらめっこしながら頭をかかえている。
(同僚はいい人だらけだし、お給料はいいし、言うことないんだけど……)
最近自分がえっちだと自覚する機会が増えているのは、気のせいではないと思う。
「……まあいいや。無理だと思ったらそのときに」

桜庭 奏@バイトメイド
大学に通いながらここでバイトしているメイド。少々惚れっぽく、しっかりしているようでそうでもない。
童顔で子供体型だが、人に言われるのはイヤらしい。

「…こんなもんかな。自分のことなんてよくわからないわよ。
 でも、旅行に行ったりでそんなに来れるか分からないのにもう一度載せてもらってもいいのかな……」
808神代 恋 ◆OpZJFaSDJE :2005/08/07(日) 23:32:16 ID:9yTS/isQ
『それじゃレン、お前はここで待っていなさい』
物心付いた頃から年に何度か父に連れられて来ていた御屋敷。
そこが会社社長の父にとってどういう場所なのか理解したのは、中学に入ってから。
それから三年が経った今も、律義に付いて来ている理由は自分でも巧く説明できない。
母がいないから? それだけじゃない。
休日に一緒に遊ぶような友達や、彼氏なんかがいないことも理由の一つではある。
小学生の頃から定時の黒塗りのベンツで送り迎えされていたら、それも仕方がない。

「―――はぁ」
最初に通された部屋で一人退屈そうに、窓の外を見つめる。
809萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/07(日) 23:38:09 ID:RhdqmtGp
「セナちゃーん、セナちゃーん?」
部屋にセナがいなかったので、心配して辺りの廊下を探してる。
「もう……また勝手にお散歩に行きましたのね?」
810竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/07(日) 23:39:44 ID:xEBwIbDx
「携帯持った、お財布持った、え〜っとそれからそれから…」
ただ今荷物の荷造り中、片付けているというよりちらかしているように見えるのは気のせい。

と、いう事にしておこう……うん。
811椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/07(日) 23:45:11 ID:7+hAH6PI
「じゃ、荷造りの方はすみませんがよろしくお願いします〜」
他のメイド達に引越し作業を依頼すると
来客の応対で、お茶を入れて一人応接間へ行く。

>>808
「失礼いたします。お嬢様、今少しだけ慌しい状態で申しわけありませんー。
 お茶とケーキ、お持ちしましたので召し上がって下さいな」
客人の娘?らしき女性に紅茶を出す。
「今日は、お父様といらしたんですか?」
女性がどんな用で来たのかがわからないので、さりげなく尋ねてみる。
812萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/07(日) 23:49:50 ID:RhdqmtGp
「困りましたわ……お客様にご迷惑でもかけていなければいいのですけれど」
とりあえず同僚たちに聞いてみようと、控え室の方へ。
813竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/07(日) 23:57:41 ID:xEBwIbDx
荷造りも早々に引越し業者に全てを任し、自身はメイド達の控え室へ。
「あきらめんな♪笑わせんな♪慰めてんな♪そこで励ましてやんな〜、ああっは〜んははっは〜ん♪」
某ジャワイアンレゲエの音楽を口ずさみながら。
814神代 恋 ◆OpZJFaSDJE :2005/08/07(日) 23:58:35 ID:9yTS/isQ
先程メイドと部屋を後にした父は、少なくとも三時間は戻って来ないだろう。
ここはそういう場所なのだと割り切っているので、それに対して今更何も感じない。
母に先立たれた父が新しい女を作らず、恋愛感情抜きのこんな所で…。
そんな父が、よくも娘に『恋(レン)』などと名をつけたものだと思う。

>>811
「………?」
部屋の扉が開いて、また別のメイドがお茶とケーキを持って来た。
「ありがとう…」
無感情にソファに腰を降ろして、用意されたものを前にする。

「年に何度か父に連れられて来てるんです…」
ボソッと答えるとフォークを手にしてケーキに手を伸ばそうとしたところで、
高校のセーラー服を汚してはまずいと思い直して膝にハンカチを広げる。

「…………」
ふと気になって、杏樹の方に視線を送る。
年は少し上くらいに見えるけど、きっとこの人も…。
815飯塚 正哉@執事見習い:2005/08/07(日) 23:58:42 ID:WjAFFzsH
屋敷の住人たちから寄せられた申請書を取りまとめている。
「ふぅ、さて、手早く片付けないとな……」
軽くぼやいてから、新しい屋敷の準備を始める。
「最近、あの引越し業者が来ないから、準備も滞りなくできて良いなぁ」
816桜庭 奏@バイトメイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/08(月) 00:02:46 ID:hB5eNC4G
2、3日滞在することはあってもそれ以上いることは滅多になく大抵旅行カバン常備
なので、準備といっても簡単なものである。
「よし、じゃあ厨房に行ってお手伝いしてこようかなー」
カバンをカートに乗せ、自室を出ると鼻歌を歌いながら厨房へ向かう。
「残りのデザートもあるかも♪」

まっすぐ廊下を進むと、控え室からメイド達の声が。
「みんなここにいるのかな…?」
それなら、と厨房へ追加のお茶を取りに行く。
「おお、桃発見!……これくらいあるんだもの、2個くらいいいですよね?」
ちょうど鉢合わせた瀬名に確認をとると、果物ナイフと桃、お皿とつまようじをお盆に載せ、
再び控え室へ。
817椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/08(月) 00:06:44 ID:6lWDwqxU
>>814
視線を感じたので
「?」
とりあえず微笑み返す。
「そうなんですかー。私ももしかしたら、お会いした事があるのかもしれませんね。
 でも…折角のご滞在なのに今日はお父様と離れ離れで、宜しいのかしら」
父親が接客を受けている最中とは知らず、そんな事を言う。
「そうだ。時間潰しになるかもしれないし…来客名簿のほう、書いていただけます?
 ちょうど、引越しでダンボールにしまうところだったんです」
応接間の外にあるワゴンから名簿を取り出し、恋の前に置く。

「お嬢様のお名前と、簡単な自己紹介を。よろしくお願いいたします」
屈んで恋と同じ目線になり、ペンを手渡す。
818萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/08(月) 00:07:29 ID:e7Af/I7W
「皆さん、皆さん、セナちゃんを見かけませんでしたかし……ら……」
控え室に入ると、ちょっと慌てていたのか、いきなりそんなことを聞く。
が、当のセナがソファの上でゴロゴロと喉を鳴らしながら丸くなっているのを発見する。
「……もう……心配させて……」
心地よさそうに寝ているセナの耳を軽く引っ張ると、そっとバスケットに入れる。
「ごめんなさい、お騒がせしました」
そして少し頬を赤らめると、ソファに据わり直す。
819椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/08(月) 00:08:56 ID:6lWDwqxU
820飯塚 正哉@執事見習い ◆ReiAkiRy92 :2005/08/08(月) 00:09:31 ID:vbYTZE9Z
「……むっ!」
ピキーンと何かを感じると、ダッシュで窓を開け、屋敷の周囲を見回す。
その目に入ったのは、真面目に梱包している引越し業者と、メイドたちの姿。
「……気のせいか? 今、すっごく嫌な気配がしたんだが……」
何者だ。飯塚正哉。
821谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/08(月) 00:15:44 ID:/Udu3NCb
主人の部屋から出る折、執事に客への伝言を頼まれ、客間へと向かっている。
私物は少ないので、自分の準備といっても大してやることはない。
引越し準備で賑わう中庭を眼下に、廊下を小走り。

控え室へ向かう奏とすれ違い、表情がぱあっと明るくなる。
「もも、桃?‥‥‥わー、カナ、ね、それ、剥くの?」

人生寄り道も必要なのだった。
822桜庭 奏@バイトメイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/08(月) 00:18:49 ID:hB5eNC4G
「はーいみなさん差し入れです♪じゃーん、桃!」
控え室の扉を開けると、嬉しそうに報告する。
カートをそこらに止めると、ソファそばの椅子に腰掛ける。
「東北は最近梅雨明けしたらしくって、そっちの桃はまだ固いんですって。
 たぶんこれはおいしいだろうって選んでもらっちゃいました」
果物ナイフでするすると桃の皮を剥いていく。

「はいどうぞー。つまようじはここです」
お皿を真ん中に置くと、まず一つ目を口に放り込む。
「ん、あまーい!おいしー」
途端に表情がとろける。
823竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/08(月) 00:19:03 ID:8ETBo2Xh
控え室に向かう途中、引越し名物であるカートで轢かれる飯塚をを見るため
しばらくの間、柱の陰から飯塚の様子を伺っていたが、何も起こらない。
「ちぇっ、つまんないの」
少し膨れっ面のまま、控え室へ
「こんばんはぁ〜、はぁ〜引越しって大変ですねぇ〜」
にこにこしながら、中にいた数人の同僚メイドにあいさつをする。
824神代 恋 ◆OpZJFaSDJE :2005/08/08(月) 00:20:31 ID:eunmPPZP
>>817
「…………」
杏樹と目が合っても何も示さず、無言でティーカップを口に運ぶ。
「多分、今は邪魔になるから…」
口を離したところで小さく呟いて、差し出された名簿に視線を移す。
「ペン…お借りします」

神代 恋
今年から名門女子高に進学した社長令嬢で、極度の箱入り。
いつも自分に空虚感を感じていて、本当の自分を見つけたいと思っている。

825萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/08(月) 00:23:24 ID:e7Af/I7W
>>821-822
一瞬、誰が“選んだ”のだろう、とか
瀬名の携帯に表示されていたメールのこととか
色々と頭を駆け巡るが、一先ず考えずに置くことにして楊枝を手に取る。
「ありがとう、いただきますわね」

と、そこで、入り口付近で目を輝かせている桂に気づく。
「……桂さんも、召し上がります?」
楊枝を差し出して誘う。
826名無しのご主人様 ◆ReiAkiRy92 :2005/08/08(月) 00:29:39 ID:vbYTZE9Z
「まったく……引越し時とは言え、ちゃんと面倒見ておけと言っていたんだがな……」
ソファーに座り、膝の上で寝ているセナの頭をなでつつ、窓から外の様子を眺める。
827倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/08(月) 00:31:17 ID:Cjbrf63g
「こんなもんかな。」
 
 倉敷 りく
 短大新卒メイドで保育士の資格を持つ。
 就職先を探していた時に、入学時からお世話になっていた教授の紹介で屋敷にやってきた。人懐っこくて子供好きで、よく雅志の面倒を見ている。

ようやくまとまった自己紹介文に満足するように頷きながらふと、慌てて立ち上がり控え室に走って向かう。
828名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 00:32:39 ID:vbYTZE9Z
 
829椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/08(月) 00:33:20 ID:6lWDwqxU
>>824
「ありがとうございます」
ペンを受け取り、名簿を閉じる。何やら事情があるようだが、ここの客人は大概何かあるので
あえて聞かず。
「どうしましょうね〜。ずっとここにいるのも退屈でしょうし――」
と、恋に声をかけていると近くの部屋から奏の
>はーいみなさん差し入れです♪じゃーん、桃!
が聞こえる。
(! ああーん、いいなぁ桃)

桃の登場にやきもきしていると、ふといい案が思い浮かぶ。
「あ。そうだ、退屈しのぎに丁度よい面白い人がいるんですよー。ちょっと待っててくださいね」
部屋の内線電話を使って執務室に電話を架ける。

>>820
「もしもし〜。飯塚さん?
 あのね、ちょっと御客様がいらしてるので応接間までお越しくださいな。ではではー」
830萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/08(月) 00:34:54 ID:e7Af/I7W
「……あら? あっ!!」
奏のことやら桃やら桂やらに気をとられているうちに、
いつの間にか寝ていたはずのセナがいなくなっていたことに気づく。
「もうっ! どうしていつもいつもいつもいつも……っ」
そして何やら危険な光が瞳に宿り始める。
「……瀬名様もセナちゃんも、お遊びが過ぎるんですわ……!」
831桜庭 奏@バイトメイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/08(月) 00:40:34 ID:hB5eNC4G
>>821
「そうです、桃!桂さんもゼヒご一緒しましょうよ。」
>>825
「……?」
瑞葉の微妙な間が気になるが、それも一瞬のことだったので気にしないことにしてしまう。
>>823
「遥さんお疲れ様〜。桃、いかがですか?甘くておいしいよー」
にこにこ笑って、もう一口パクリ。
自分の声が、接客中の杏樹をやきもきさせているとは全く知らない。
832神代 恋 ◆OpZJFaSDJE :2005/08/08(月) 00:41:08 ID:eunmPPZP
>>829
「あの………」
名簿を返して何かを言いかけたところで、メイドに待っているように言われ、
それ以上は何も言葉を発さずに、静かにケーキに視線を落とす。

「………?」
どこの誰に電話をかけているのか分からず、仕方がないので、
ケーキをフォークで一口サイズに切り取って口に運ぶ。
833谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/08(月) 00:41:40 ID:/Udu3NCb
瑞葉の誘いにうなずき、
嬉しそうに楊枝を受け取って、おそるおそるのように、つるんとした桃の切り身に突き刺す。
汁が指し口から染み出して、ガラスの器に広がる様子をうっとりと眺める‥‥‥が、
意を決したように口に運んだ。そのまま二欠片ほど口に放り込んで、
「有難うっ」
そういった。
まだ口をもごもごさせながら、名残惜しそうに控え室を後に。
(厨房の人に頼んだらもっと食べれるかな)
欲張りだった。

少し歩いて、客室の前。
「お客様との話が纏まったので、娘さんに今度の滞在期間をお伝えするように、と‥‥‥」
内容を確認しつつ、部屋の中の会話が終わるのを待つ。
(ん。アンジュがイイヅカを呼んだ。‥‥‥伝言頼んであっちの部屋戻っちゃおうかな)
あっちの部屋、とは控え室のことである。まだ桃が欲しいらしい。
834竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/08(月) 00:46:10 ID:8ETBo2Xh
桃を酒のつまみに(違)話が弾む、どうやら今引越しの最中という事を忘れているらしい。
「あら?もうこんなに少なくなっちゃった、ちょっと私貰ってきますねぇ〜」

厨房に向かい、瀬名からお勧めの桃をいくつか……いや、ほぼ両手一杯に受け取る。
一体どれだけ食べるつもりなのだろうかと…。
835倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/08(月) 00:46:32 ID:Cjbrf63g
「早く行かなくちゃ。」
慌てたように、スカートの裾を翻して控え室に向かって走る。
「イタッ」
途中で廊下の脇に置いてあったカートにぶつかり、ストッパーを外してしまうがそのことを気にも止めず控え室に向かった。
836萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/08(月) 00:50:41 ID:e7Af/I7W
とりあえずセナを探しに控え室を出ていく。
慌てていたせいか、手に楊枝を持ったままなのだが。

「あら? 遥さん、そんなに桃を抱えて……」
途中で出会った、両手いっぱいに甘い果実を持った遥を、半ば呆れたように見やる。
「ところでセナちゃんを見ませんでしたかしら?」
837飯塚 正哉@執事見習い ◆ReiAkiRy92 :2005/08/08(月) 00:50:57 ID:vbYTZE9Z
>>829
「……って、おい、ちょっ」
プツッ、ツー、ツー、ツー、と、詳しい用件を聞く前に電話を切られてしまう。
「……何なんだよ一体……お客様って、応接間にいるのは神代社長の令嬢だろう?」
そこでなんで自分が出てくるのかわからないが、まあここにいても始まらない。

>>832
客間の前まで行くと、2回ノックして『失礼します』ときちんと言ってから入室。
「お嬢様、お父様と御主人様のお話が纏まったそうです」
と、>>833で伝言を受けたらしく、その内容を伝える。

「……それで、何の御用でしょうか?」
ちらり、と杏樹に視線を走らせてそう聞いてみる。
838桜庭 奏@バイトメイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/08(月) 00:54:08 ID:hB5eNC4G
>>830
>「……瀬名様もセナちゃんも、お遊びが過ぎるんですわ……!」
瑞葉の少々危険な雰囲気に気付き、一瞬びくっとするが、
「…瀬名さんも?」
思わずツッコミを入れてしまう。

「……。最近の業者さんはステキですね。私達こんなにのんびりできるなんて」
遥も瑞葉も控え室を出て行ってしまったので、隣にいた志保に首を傾げてみてしまう。
839竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/08(月) 00:58:29 ID:8ETBo2Xh
>>836
「瑞葉さんもお一つどうぞ〜、とても美味しい桃ちゃんですよぉ〜」
と、言っても両手が塞がっているため、手渡す事ができなかったりする。
「んっと、渡せないんで取って貰えますか?
 全部瀬名さんのお勧めなんできっと、どれも甘くて美味しいですよ♪」
まさに火に油を注ぐというのは、こういう事を言うのかもしれないが、本人は無論気付かない。

「あっ、そういえばセナちゃんなら御主人様とじゃれてたような気が……」
と、言うが早いか既にその場に瑞葉の姿は無し、一体どこに行ったのか?
840椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/08(月) 00:59:24 ID:6lWDwqxU
>>832
>桃、いかがですか?甘くておいしいよー
(誰かが気を効かせて、残しておいてくれますようにー)
接客中で目の前の令嬢を気にかけているものの、>>831の声が聞こえ、ちょっとだけ桃が気になっている。
なくならない事を祈りながら、煩わしく思われない程度に
恋に色々と話しかけたりしていたところで飯塚が来る。

>>837
「あ。来た来たー、えーとね」
恋が退屈そうにしているように見えているらしく、飯塚に耳打ちする。
(お嬢様が、ちょっと退屈っぽいみたいなの。何か面白い事とか、今できません?)
からかっているようだが、いたって真剣に尋ねている。
「カートで轢くだけ…っていうのだと物足りないし。
 どうしましょう、執事様を呼んだほうが過激な展開になってよいのかしら〜…」
これも真剣に言っているらしい。
841萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/08(月) 01:02:35 ID:e7Af/I7W
>>839
>全部瀬名さんの〜
ポキリと音を立てて、手の中の楊枝が折れる。
「そう……そういうことですのね。はい、じゃあいくつか持って行きますわ」
二、三個ほど桃を受け取ると、何処か能面じみた微笑みを浮かべる。

>セナちゃんなら御主人様とじゃれてたような〜
「そうですの? ありがとうございます。じゃあおじ様のところへ行ってみますわね」
張り付いたような笑みを浮かべたまま、遥の前を去る。
その腕の中では、受け取った桃のうちの一つに指が食い込んで、果汁が滴り始めている。
「……別に、このくらいのこと、なんでもない……ですけれど……」
842倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/08(月) 01:02:45 ID:Cjbrf63g
ようやく控え室に着いたものの、中から聞こえる声に、室内に入るのを一瞬躊躇する。
843神代 恋 ◆OpZJFaSDJE :2005/08/08(月) 01:03:55 ID:eunmPPZP
>>837
「えっ…?」
父と主人の話と聞いて、一瞬何のことか分からない様子。
確か、父はこの屋敷にはメイドを抱きに来ているだけなのだから。

「人違いだと思うけど…」
そうとしか思えず、きっと別の客のことだろうと解釈する。
この広い御屋敷なら他にも客は大勢尋ねて来ていてもおかしくない。

>>840
「………」
メイドと執事風の男の人のやりとりを見ている。
何だか仲が良さそうに思えて。
「恋人…?」
表情を変えず、真顔のま聞いてみる。
844名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 01:05:20 ID:oVp3LBtD
お屋敷の外壁を囲むように走る道路の街路樹に身を隠し、
引越しを控え慌しいお屋敷の様子を見つめる見るからに怪しい男の影。

マスク、帽子、トレンチコート…
季節感を無視したいでたちを身に纏ったその男は、
お嬢様風、年上風、ツルペタ、メガネ…
門扉の合間から時折垣間見える個性豊かなメイドさんの姿に鼻の下を伸ばしながら、
静かに、ただただ静かにその様子を眺めて続けていた。

「メイドさんたち、とうとう引っ越してしまうんだね…」
目を瞑り、彼女達がこの地に越してきたその日を反芻する。

普段のようにぼんやりと道を歩いていたあの日…
なんの前触れもなく不意に目に飛び込んできた梱包された荷物を小脇に抱え、いそいそと引越しに励むメイドさんの笑い顔。
楽しそうに微笑を交わす彼女達の姿に、男はたちまち心を惹かれ…
そしてストーキングの日々が始まった。
雨にもマケズ、風にもマケズ、あるときは洗濯物を泥棒したり、
はたまたあるときは屋根裏部屋に忍び込んだりもしたっけなぁ…
眼をとじれば走馬灯の様に次々と浮かんでは消える、ささやかでほほえましいストーキングの日々日々日々。

でもそんな楽しい日々も今日で終わる、

お引越し

男の知らない土地へと旅立っていくメイドさんたちの最後の姿を目に焼き付けながら、
「これは瑞葉たんの…これは志保さんの…これは奏たんの…」
一人別れを惜しむように、ポケットの中の忍ばせた下着〜偶然風の悪戯で彼の手に飛び込んできた(本人談)〜
を弄りたおす。

ありがとうメイドさん、さようならメイドさん、またあう日まで…
あの日望遠鏡でかいまみた着替え姿、
あの日覗き見た入浴姿、
あの日タンスからいただいた下着の数々。
ずっとずっと大事にします、ずっとずっと大切にするからね…

「ちょっと下着が目に入って…」
ひとりテンションが昂ぶったのか誰も周囲にはいないにも関らず、
頬を伝う涙の理由をそんなふうに言い訳して街路樹に寄り添うそんな彼は、
背後から忍び寄る警察の姿にまったく気が付いていなかった…
845桜庭 俊@奏の弟 ◆Skrbk147a2 :2005/08/08(月) 01:05:53 ID:hB5eNC4G
どうやら奏に手伝い要員として呼ばれていたようだが、到着して憮然とする。
「俺いなくてもプロが仕事をしてる気がするんだけど……」
心の中で姉に悪態をつきながら、屋敷内をうろうろする。
846竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/08(月) 01:12:51 ID:8ETBo2Xh
「あらら?行っちゃった……ま、いっか〜」
瑞葉の異変に、全く気付けないのは性格上仕方ない事なのだと思っておこう。

「みなさ〜ん、新しい桃ちゃんですよ〜♪」
再び控え室に戻ると、両手一杯の桃をテーブルの上にどさどさどさっと。
「ほらほら、りくさんも早く早く、みんな待ってますよ〜」
もちろん、控え室近くにいたりくを引っ張り込むのも忘れない。
847椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/08(月) 01:13:41 ID:6lWDwqxU
素)テンプレ1レス目と2レス目、3レス目は現行スレをそのままコピペでよろですー
続きだけ置いておきますね


現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
 再登場を拒むものではありません。復帰される場合にはその折に自己紹介をお願いします)

名無しの御主人様
 言わずもがな、この屋敷の主。 メイドたちの粗相に対して数々の「お仕置き」を下す。
(スレ参加者全員が使用可能である共有の役名です。このキャラ自体は細かい設定を持っていません)

※客人

会河 紳一
 主人の仕事上の付き合い相手。常に紳士たれと思っている。
 最近、屋敷の空気に振り回されているのか空回り気味。

海野 寅行
 たまたま通りがかって以来、時々泊まりに来る学生。
 気が弱く、誰に対しても敬語で話す。

粉原 月子
 裕福な財閥に生まれ、蝶よ花よと育てられた娘。両親は社交界でも指折りの変人で
 その娘である事を如実に物語る性格をしている。お屋敷に長期滞在中。

古河 隼
 涼の双子。涼のカッコをしては屋敷に忍び込む青年。
 女装するのは手段なのであって決して女装が趣味な訳ではない、とは本人の弁。

鈴木 太郎
 屋敷に営業に来た年配のサラリーマン。
 怪しげな健康食品などを取り扱う会社に勤務しているらしい。

難波 零
 無口なアルビノの少年。
 とある研究所で非検体として生活していたが、屋敷に送り込まれる。

柳楽 一季
 某財閥総帥の何番目かの御曹司。主人の仕事上のパートナーとして屋敷へ。
 若くして外資系企業の支部長を努める人物のはずなのだが、いまいちそうは見えない。
848椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/08(月) 01:14:13 ID:6lWDwqxU
※使用人(メイド)

里村 志保
 幼い頃、孤児だったのを拾われて主人を父親のように慕う。
 亡き夫・伊達雅彦との間に生まれた息子、雅志(1歳)もすくすくと育っている。

萩野 瑞葉
 伯父である主人を慕うあまり実家を飛び出してメイドとなったが
 現在は主人の養子の瀬名に気持ちが傾いている。

留萌 みかさ
 元気で明るい健康的なメイド。 柔道と合気道合わせて三段。
 実家の経営難がきっかけで屋敷のメイドに。地元に恋人がいる。

椿 杏樹
 掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
 退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったようなふわふわ不可思議な性格。

赤城 冬果
 事故で話せなくなったメイド。リハビリを終えてすぐこの屋敷へ来た。
 連れ添っている愛犬は、グレートピレニーズのボーセ。

奥津 夕呼
 元女珍走団の不良メイド。チームメンバーが起こした交通事故の責任をとって
 莫大な慰謝料と医療費を払うためにお屋敷に来ている。素行が悪いが意外な所で真面目。

竹内 遥
アルバイトとして屋敷で働いている女子高生メイド
とても子供っぽく、やる事成す事どこか抜けている、彼女を完全に理解するのは難しいだろう…。

谷村 桂
 駆け込み同然に屋敷を訪れ、メイドの仕事と引き換えに庇護の約束を取り付ける。
 接客慣れしたようで、何処かがズレた少女。年齢不詳。最近はドーナツが好き。

桜庭 奏@バイトメイド
 大学に通いながらここでバイトしているメイド。少々惚れっぽく、しっかりしているようでそうでもない。
 童顔で子供体型だが、人に言われるのはイヤらしい。

倉敷 りく
 短大新卒メイドで保育士の資格を持つ。
 就職先を探していた時に、入学時からお世話になっていた教授の紹介で屋敷にやってきた。
 人懐っこくて子供好きで、よく雅志の面倒を見ている。

神代 恋
今年から名門女子高に進学した社長令嬢で、極度の箱入り。
いつも自分に空虚感を感じていて、本当の自分を見つけたいと思っている。
849桜庭 奏@バイトメイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/08(月) 01:14:44 ID:hB5eNC4G
「うーん、追加の桃、遅いなぁ」
遥が戻ってくるのが遅いので、だんだん気になり始める。
>>846
「あ、きたきた!遥さんありがとう。
 そしてりくさんこんばんはー、お疲れ様です♪」
早速テーブルに置かれた桃にナイフを入れていく。
850椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/08(月) 01:15:10 ID:6lWDwqxU
※使用人(メイド以外)

名無しの執事
 謎多き執事。 屋敷の規律を保つのに一役かっている。

柏葉 瀬名
 屋敷専属パティシェ&コック兼主人の養子、性格ヘタレな今時の若者。
 元学友である同級生の瑞葉に想いを寄せている。実母は元主人の屋敷のメイド。

三条 望
 屋敷専属となった医師。 一見温和で誠実そうに見えるが、
 某メイド曰く「変態セクハラ破廉恥陰湿ドスケベエロヤブ医者」とのこと。

葦名 由依
 主人の傘下の葦名家の娘。主人と父との約束により、屋敷の見習い執事及び秘書となる。
 幼少の頃より主人を慕っており、その初めても主人に捧げた。

飯塚 正哉
 名無しの執事の下で修行中の執事見習い。
 敬語は後付。精神修行も技術も、屋敷の水準と比べるとまだまだ幼い。

山城 雄児
 お屋敷専属のコック。
 料理の腕は確かなのだが、屋敷に来る前の出来事せいか性格にやや問題あり。

丹波 大
 お屋敷の専属植木職人だが、謎が多い
 どうやらどこかの御曹司のようだ。

百舌鳥 洋介
 綾峰家執事。名無し屋敷で仕事を学び、自分の屋敷でその経験を活かすために派遣される。
 しかし肝心の本人は、仕事に対してあまり熱心でないようだ。
851飯塚 正哉@執事見習い ◆ReiAkiRy92 :2005/08/08(月) 01:15:14 ID:vbYTZE9Z
>>843
「え?」
さすがに違うと言われるとは思っておらず、一瞬固まる。
「(……ということは、あいつ(桂)が部屋を間違えたのか?
  確かに、"誰から"の伝言かは聞いてなかったけど……)」
とは言え、ここで黙ってうろたえるのは執事にあらず。
「……そうですか、それではこの件はまた確認させていただきますね」

>>840
>(お嬢様が、ちょっと退屈っぽいみたいなの。何か面白い事とか、今できません?)
「(できるかッ!!)」
と脳内で即座にツッコむが、社長令嬢を目の前にして、実際に行動に移せるわけも無く。
「はっはっは〜、そういう物をお嬢様がお気に召すとでも思っているのですか椿さん〜?」
恋に内心がバレないように、杏樹の耳を軽く引っ張る……が、
>「恋人…?」
逆効果だったらしく誤解された模様。
852椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/08(月) 01:17:41 ID:6lWDwqxU
853倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/08(月) 01:19:58 ID:Cjbrf63g
「うわわっ」
>「ほらほら、りくさんも早く早く、みんな待ってますよ〜」
遥に引っ張られるようにして控え室に入る。
「い、いきなりでびっくりしましたよ遥さん!」
桃をどさどさテーブルの上に乗せる遥の背中に声を掛ける。
「あっ…桃!…おいしそう…」
ようやく桃があることに気付く。
854桜庭 奏@バイトメイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/08(月) 01:20:13 ID:hB5eNC4G
「あ、ちょっと席外しますね」
仕事を思い出し、桃を遥に預けて控え室をパタパタと出て行く。
855神代 恋 ◆OpZJFaSDJE :2005/08/08(月) 01:26:22 ID:eunmPPZP
>>851
「………?」
固まった様子の男を不思議に思いながら見つめる。
確認と言われても、事の最中かもしれない父にどう確認を取るのか疑問に思って。
「結構です…。数時間のうちに戻って来ると思うから…」
男女の行為がどれだけ時間をかけるものかなんて知らない。
ただ、これまで通りなら父の時間は大々決まっているので。

「どうかしたの…?」
興味を示すほどでもないものの、メイドと執事のやり取りをじっと観察する。
856谷村 桂 ◆zURNfXrWJs :2005/08/08(月) 01:27:31 ID:/Udu3NCb
言伝を終えて控え室に戻りかけたところで。
「間違ってないよ」
中の会話(>>851)を小耳に挟んでひょいと戻り、顔を出すと、軽く手招き。
「ツカ、肝心なところが脱けてる」

「だからね、お客様は、今回は数日ほど滞在なさることになったのだって」
上体だけを部屋に入れる体勢に疲れたのかここで一息。
「だからお嬢様にこのまま帰られるかどうか、訊くようにって話。‥‥‥がんばってねー」
どこまで聞いていたのか、悪戯っぽく笑って頭を引っ込めた。

控え室に戻ろうとして、漂ってくる先ほどよりも馥郁とした果実の匂いに反応する。
廊下を走って、控え室に駆け込んだ。
857桜庭 奏@バイトメイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/08(月) 01:36:29 ID:hB5eNC4G
廊下を歩いて鐘を鳴らしながらみなに知らせる。
「みなさーん、新館の鍵、開けましたよー。」
 
御主人様とメイドさんが……「雁来館」第一夜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1123431928/
858椿 杏樹 ◆anjul8CU7E :2005/08/08(月) 01:40:52 ID:6lWDwqxU
真剣に聞いてみたのだが、耳を引っ張られてしまったので痛がる。
「やー。いたたたっ、引っ張らないでくださいっ。もう、福耳になっちゃったらどうしてくれるんですかー」
>>843
>恋人…?
「! ちっ、違うんですお嬢様っ」
ほぼ初対面に近い恋にそんな事を言われて、激しく驚く。
「私たちは別に、なんでもないんです!何もそういう関係ないんですよ〜。うん。たぶん」
慌てながらも最後の方はいまいち自信がなく、曖昧な言い方になる。
「お嬢様はお好きな方、いらっしゃいますの?」

>>851
「(ううー、なんでこんなにいつも誤解されちゃうのかなぁ…。ちょっと離れましょ。
 ほら、ちょっとあっち行ってっ)」
両手で肩を押し、飯塚を自分からわずかに遠ざける。
859萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/08(月) 01:41:24 ID:e7Af/I7W
遥に教えられた通りに主人のところへ行くと
一応のこと、猫の取り扱いについて注意を受け、
さらに軽い「お仕置き」を受けて部屋を出てくる。
「はぁ……、ん……セナちゃん、お引越しのときくらい、静かにしているものですわよ?」
襟元を直し、赤らんだ頬を廊下の鏡で確認しつつ、セナに言い聞かせる。
そのセナは、桃の香りのするバスケットの中でスヤスヤと眠っているのだが。
860竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/08(月) 01:42:56 ID:8ETBo2Xh
「新館立ったみたいですね(もぐもぐ)じゃあそろそろ向こう行かなきゃ(もぐもぐ)」
桃を頬張りつつ、食器類や、楊枝などを片付け始める。
861桜庭 奏@バイトメイド ◆Skrbk147a2 :2005/08/08(月) 01:46:31 ID:hB5eNC4G
歌いだしそうな雰囲気で再び控え室へ向かっている。
前に働いていたときから失敗が多かった仕事を無事切り抜けられたことで
少し自信がついたようだ。
862萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/08(月) 01:46:34 ID:e7Af/I7W
放送室に入ると、緊張の面持ちで館内放送を始める。
「コホン……皆様、当館はまもなく閉鎖となります。
お客様のご案内は私たちメイドが承りますので、どうぞお近くの者までお申し付け下さいませ……」
だがしかし。機械に弱いせいで、そもそも主電源が入っていないのに気づいていない。
863竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/08(月) 01:47:09 ID:8ETBo2Xh
「………?」
新館の地図を渡され、その場所に向かおうとするのだが、肝心の屋敷の名前が分からなかったり。
「これ、なんて読むんだろ?麦茶館とかだったらおもしろかったのになぁ〜」
864倉敷 りく ◆Riku.K/6k6 :2005/08/08(月) 01:48:06 ID:Cjbrf63g
「いただきまー…」
おいしそうな桃を一口齧り付こうとした時、部屋の外から鐘の音が聞こえてきた。
>「新館の鍵開けましたよ…」
 
「!?まだ荷造り途中だったんだ…でも、食べてからにしよう。」
荷造りの途中だったことを思い出したが、目の前の桃の誘惑には勝てず、一口齧り付く。
865神代 恋 ◆OpZJFaSDJE :2005/08/08(月) 01:48:37 ID:eunmPPZP
>>858
「………そう」
疑っている様子もなく、すぐに納得したのか、
紅茶を一口のどに流し込んで真っすぐにメイドを見る。
「好きな人…? いないけど…」
そもそも男女問わずに出会い自体がない。
そういう風に育てられてきたから。
だから、こうして他人と話をするのは滅多にないこと。

「貴女も…客とSEXするの?」
何の脈絡もなく疑問をぶつける。
866桜庭 俊@奏の弟:2005/08/08(月) 01:49:12 ID:hB5eNC4G
>>862
放送室を通りかかり、中から瑞葉の声が聞こえるものの放送は流れていないことに気付く。
(練習…?じゃないよな)
「瑞葉さん瑞葉さん、電源」
ノックしてから扉を開け、とりあえず教えておく。
「じゃね、お仕事お疲れ様」
小声でそう言うと、再び廊下へ。
867柳楽 一季 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/08(月) 01:49:53 ID:/Udu3NCb
「引っ越しねぇ」
荷物は草々に業者に持ち去られてしまった。
書類がバラバラになっていないか心配ではあるが、
「これだけ業者が優秀だと使用人の仕事なんて無いんじゃないのか‥‥‥?」
妙にのんびりとした空気にひとりごち、なんとなく庭から一階の喧騒を眺めている。
時間が時間なので、次から次に屋敷を出て行く人手は夜逃げに見えなくもない。
ちょっと面白かった。

「お、そろそろ移動か」
着崩れたシャツの襟を引っ張って歩き始める。
868竹内 遥◇イヤァリンカエッチマゾ:2005/08/08(月) 01:50:20 ID:8ETBo2Xh
「いそげいそげ〜」
私物をカートに乗せ、新館へと向かう、その間飯塚を探す事も忘れない。

一体何をするつもりなのかと…。
869竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/08(月) 01:51:39 ID:8ETBo2Xh
「残念…」
ぐるぐると辺りを探してみても、全くいる気配が無い。
仕方なくとぼとぼと新館へと向かうのだった。
870柳楽 一季 ◆pu/jZiGuPg :2005/08/08(月) 01:52:10 ID:/Udu3NCb
歩き始めてコンマ数秒後に立ち止まり、ぽつりと。
「って、場所何処だ?」

「地図くらい配ってくれ‥‥‥」
ぼやきながらも、とりあえず波に乗ればなんとかなるだろう、と歩き始めた。
871萩野 瑞葉 ◆hagy5DLC8k :2005/08/08(月) 01:52:39 ID:e7Af/I7W
>>866
「えっ? 電源? これってマイクで話せば聞こえるんじゃないんですの?」
不思議そうに小首を傾げる。

>じゃね、お仕事お疲れ様
「あっ、俊さん、待って……電源って何処ですのー!?」
焦って辺りを探るが、そもそも構造が分かっていないので見つかるはずもないのだった。
872竹内 遥 ◆EaRinkaHM. :2005/08/08(月) 01:53:19 ID:8ETBo2Xh
「これで打ち止めですよ〜」
打ち止めという看板を旧館の玄関に差込む、なぜかとても満足気な表情。
873桜庭 俊@奏の弟
忠告はしたものの、放送がまだ流れないことに疑問を浮かべる。
もしかしてと思い、Uターン。
扉を開けると、主電源を探す瑞葉の姿。
本当にわかんないとは思わなかったらしく、一瞬言葉に迷う。
「!…そっか、ごめん。ここだよ、主電源」
主電源は一応目立つからか、すぐに見つける。
言いながら、親指で押す。
「どんまい瑞葉さん」
隣で彼女が放送を流すのをなんとなく見守る。