新規参加ガイドライン
・まずは役作り
役職ガイドラインを参考に、なりきる役柄・名前(名無しも可)・屋敷との関係・大まかな性格を決めてください。
容姿やセクース時のスタンス(受け入れる嫌がる優しく強引etc)等、細かく決まっていればなお良し。あとで付け足しても良し。
キャラ紹介テンプレは必要ありません。今は役を問わず、責め側を切に希望中(藁
・最初から飛ばす必要は無い
屋敷の人間としても当然新人。役としてはともかく、演じる方は無理なことはさせません。(と言うかさせないように)
屋敷での生活を描きつつ、他人の行為を覗き見る、おもわず自慰する、という程度でも。
表現しにくい(苦手な)行為があれば、あらかじめメアド欄で言うように。
・時間合わせがカギ
参加時間を前もって伝える、早めに待機する、呼びかけてみる等で、開始・終了時間も早くできます。
待機者が出てこないと、ずるずると開始時間・終了時間が遅くなるので注意。情報伝達はメアド欄を活用してください。
・破綻しない程度の裏設定は可
実は粗相をしたところに隠しカメラがあった、隠し通路から先回りした、恥ずかしい写真をもっていたetcetc
お仕置きやエチをするための、雰囲気に合うその場限りの設定は、ある程度許可されます。部屋の創作も自由。
ですが、それにより住人の続行が難しくなる(妊娠とか)ようなものは、当人に確認してからでお願いします。
・技量は問わない。連携ができるか否か
最低限の日本語・文章力は暗黙の必須条件ですが、早さ・緻密さなどはさほど問いません。(あればなお良し)
それよりもまずは、他の参加者とどう連携が取れるかどうかが重要です。
自分が考えた展開に無理に向かせるのではなく、場の流れに乗った行動を心がけてください。
合言葉は「ネタが潰れても泣かない!」
・私信はメアド欄で
役を介して伝えられない素の内容は、メアド欄で行うのが慣例です。待機・撤退宣言、プレイの可否、
制限時間、状況説明など、字数制限が厳しいので、必要な内容を簡潔に分かりやすく。
特に主語や動詞、目的語などを明確にしてすれ違いを避けることがスムーズなプレイにつながります。
本スレを舞台、自分を俳優・女優と思い、表立って雑談・情報伝達が見えるようなことは控えましょう。
役作りガイドライン
役割は(常識の範囲内で)重複可能。メイド以外は「名無しの○○(屋敷との関係)」や本当の名無しも可能です。
なお下記の制限は、「一般的に考えたらこう」という程度です。当事者同士で合意がなされればそちらを優先してください。
・屋敷の住人
血縁関係又は養子縁組、居候、執事等、屋敷で生活しているメイド以外の住人。御主人様は共有の役名です。
屋敷の全権を握っているので、いろいろと強要したり行為を許可したりできます。(致命的なプレイは当然不可)
ただし、ご主人様は「名無しの」ですので、実子などの設定の場合は苗字が付けられません。
・お客様
関係は何でも。住人やメイドの友人知人、取引先関係、公的な仕事や他のお屋敷の関係者などなど。
住人にとって大切な人であるため融通が利き、メイドに対してもある程度強制力が働きます。
・宿泊客(基本的に一時利用のみ)
屋敷に一夜の宿を求めに来た宿泊客。アポ不要。宿泊費無料。もれなくメイドさんのご奉仕が待ってます。
原則として発言に強制力はなく、ソフトプレイ中心です。どうしてもという時は、脅迫を使うなどしましょう。
ただし、メイドによってはハードな要望(アナル・SM・イメージプレイ・女王様etcetc)を聞き届けてくれることも……。
・メイド
屋敷で、ご主人様のお世話とお客様の応対をする、このスレのもう一人の主役。
できる限り名前を設定し、性格・容姿・セクース時のスタンスもできるだけ決めて下さい。そのほうが格段にやりやすいです。
基本的に、入った翌日には新しく入った旨が他の住人に伝わります。が、新人である事をしばらく引っ張ってもかまいません。
採用云々を飛ばして、初日から仕事をしてもいいですし、住人や客人からメイドに変わることもまた可能です。
まず、どんな立場でどういうイメージなのか、漠然とでも決めてみて下さい。詳しい容姿や設定などはあればなお良し。
あまり不必要な設定を作ると逆に泥沼にはまる場合もあるので、後から情報を追加していくのが楽かもしれません。
本スレ内で容姿などを表現しにくい人は、別途雑スレでプロフ形式で公開してもらってもかまいません。
スレの趣旨は「他キャラと絡んでエロい事を楽しむ」ことです。
実生活に近い雰囲気で、役の世界をお楽しみください。
現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
再登場を拒むものではありません。復帰される場合にはその折に自己紹介をお願いします)
名無しの御主人様
言わずもがな、この屋敷の主。 メイドたちの粗相に対して数々の「お仕置き」を下す。
(スレ参加者全員が使用可能である共有の役名です。このキャラ自体は細かい設定を持っていません)
※客人
会河 紳一
主人の仕事上の付き合い相手。常に紳士たれと思っている。
最近、屋敷の空気に振り回されているのか空回り気味。
海野 寅行
たまたま通りがかって以来、時々泊まりに来る学生。
気が弱く、誰に対しても敬語で話す。
粉原 月子
裕福な財閥に生まれ、蝶よ花よと育てられた娘。両親は社交界でも指折りの変人で
その娘である事を如実に物語る性格をしている。お屋敷に長期滞在中。
新町 修一
とある資産家の跡取り息子。迷子になった際に名無しのお屋敷に迷い込んだ。
やさしく接してくれたメイドさんに会うために、度々自宅を抜け出してくる。
西野 京介
行き倒れそうになっていたところを助けられた旅の詩人、あるいは詐欺師。
手先が器用で、屋敷内でも金目の物を漁るなど犯罪に長けたスモーカー。
栗科 怜司
主人と親交の深い人物の運営する財団の職員。
上司に当たるその人物の薦めで、休暇を過ごすために屋敷を訪れる。
古河 隼
涼の双子。涼のカッコをしては屋敷に忍び込む青年。
女装するのは手段なのであって決して女装が趣味な訳ではない、とは本人の弁。
※使用人(メイド)
里村 志保
幼い頃、孤児だったのを拾われて主人を父親のように慕う。
亡き夫・伊達雅彦との間に生まれた息子――雅志がもうすぐ一歳を迎える。
萩野 瑞葉
伯父である主人を慕うあまり実家を飛び出してメイドとなったが
現在は主人の養子の瀬名に気持ちが傾いている。
留萌 みかさ
元気で明るい健康的なメイド。 柔道と合気道合わせて三段。
実家の経営難がきっかけで屋敷のメイドに。地元に恋人がいる。
椿 杏樹
掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったようなふわふわ不可思議な性格。
赤城 冬果
事故で話せなくなったメイド。リハビリを終えてすぐこの屋敷へ来た。
連れ添っている愛犬は、グレートピレニーズのボーセ。
奥津 夕呼
元女珍走団の不良メイド。チームメンバーが起こした交通事故の責任をとって
莫大な慰謝料と医療費を払うためにお屋敷に来ている。素行が悪いが意外な所で真面目。
香山 絵理
何かに追われて、屋敷に逃げ込んできた元女子高生メイド
助けてくれた三条に一方的に思いを寄せているが……
古河 涼
最近お屋敷で働き始めた新人メイド。いつも優しげな(余裕ありげな?)笑顔を浮かべている。
普段は真面目で淑やかなお姉さんといった感じだが、実は…?
七城 翠
とにかくドジなメイド。しかし、明るく前向きな性格とガッツと無限大の妄想力でで日々元気に 生きている。
ちょっとしたことで妄想が始まりやすく、また一度妄想がはじまるとほかの事はおろそかになる。
竹内 遥
一年以上前の募集チラシでやって来た女子高生メイド
年令ゆえ甘えん坊のさみしん坊、早くも由依から問題児メイドの称号を得ていたりする。
鳳凰院 初音
主人の姪でありながら鳳凰院財閥総裁として世界一を狙う完璧主義者にして
異性を憎悪する同性愛少女。名無しグループを乗っ取るべく買収を掛けるが…。
桜木 姫子
ひたむきさと向上心は誰にも負けず、芯の強さも合わせ持つ御屋敷で最年少のメイド。
生前の母は姫子を産む前まで御屋敷でメイドをしていた。父親は不明。
北山 玲子
とある理由で勤めていた修道院を離れ、お屋敷でメイドとなった元シスター見習い。
普段は素直で物静か。不器用な自分の性格を密かに気にしている。
※使用人(メイド以外)
名無しの執事
謎多き執事。 屋敷の規律を保つのに一役かっている。
柏葉 瀬名
屋敷専属パティシェ&コック兼主人の養子、性格ヘタレな今時の若者。
元学友である同級生の瑞葉に想いを寄せている。実母は元主人の屋敷のメイド。
三条 望
屋敷専属となった医師。 一見温和で誠実そうに見えるが、
某メイド曰く「変態セクハラ破廉恥陰湿ドスケベエロヤブ医者」とのこと。
葦名 由依
主人の傘下の葦名家の娘。主人と父との約束により、屋敷の見習い執事及び秘書となる。
幼少の頃より主人を慕っており、その初めても主人に捧げた。
飯塚 正哉
名無しの執事の下で修行中の執事見習い。
敬語は後付。精神修行も技術も、屋敷の水準と比べるとまだまだ幼い。
山城 雄児
お屋敷専属のコック。
料理の腕は確かなのだが、屋敷に来る前の出来事せいか性格にやや問題あり。
丹波 大
お屋敷の専属植木職人だが、謎が多い
どうやらどこかの御曹司のようだ。
百舌鳥 洋介
綾峰家執事。名無し屋敷で仕事を学び、自分の屋敷でその経験を活かすために派遣される。
しかし肝心の本人は、仕事に対してあまり熱心でないようだ。
8 :
里村 志保:2005/05/08(日) 03:21:14 ID:7t6szUNS
新館の厨房でおにぎりを作っていると、背中の雅志が手を伸ばしてくる。
どうやら、またもご飯で遊ぼうとしているらしい。
(本人はおにぎりをつくっているつもりなのだろうけれど)
「だーめ、めっ!」
「…なんとなく、涼が俺にここを教えたくない理由が分かってきたぞ…」
―――思いつきで変装してきてみれば、屋敷は引越しの準備に取り掛かっていた。
そしてそこには、容姿的にかなりレベルが高いメイド服を着た少女たち。彼女たちはメイドさん。
(つまり、メイドさんたちを俺に近づかせたくなかったわけだな?)
「でも…せっかくのチャンスだ、逃しちゃまずいよな」
せわしなく動き回る少女たちの中に紛れ込み、いろいろと調べ始める。
「ごめんなさい、新しい部屋割りの紙とかってありましたっけ?あったら一枚いただきたいのですけれど」
近くを歩いていたメイドに声をかけ、新しい屋敷の部屋割りの紙を一枚もらう。
「…っとと、やばっ。涼がくるっ」
窓の外に涼の姿を見つけ慌てて移動する。
「……ふむ……」
新しく建った屋敷の造りを検分している。
「なるほど、悪くはありませんな」
前スレ
>>851 >未経験の翠にはうまく挿入することが出来ず〜
うまくいかないようなので翠の腰を抱えてやる。
「まったく、仕方のない奴だ。ほら、足をもっと開いて……。入れるぞ…っ」
翠に構わず内部へと一気に挿入させると、下から突き上げを開始する。
「ん?もしかしてお前は初めてなのかね。それならば最初が肝心だな」
途中で腰を回すようにして中をかき混ぜる。
ついでに上半身を荒っぽく脱がせ、乳房を露にさせると
寝転がりつつ、片手で乳房を下から持ち上げるようにして揉んだりする。
「うむ、いい眺めだ」
「今回はずいぶん早かったな、賑やかで結構なことだ」
引っ越し祝いと称してまたワイロを持ってきて、そのままメイドにお茶を出させて居座る。
「ここの主人は幸せ者だよ、まったく」
「さて、やるかー」
新館で執務室のパソコンを起動する。
自分の主人である雫に新館報告のメールを打つためだ。
「あーはいはい、わかったわかったって、ほれ」
猫のセナが餌をねだってくるので、残り物のむき海老を茹でて与える。
「急の引越しだから何か作った方がいいのかな。どうなんだろう」
「えーと、こっちでいいですか?」
誰かの荷物をかかえ、ちゃっかり新しいお屋敷に上がりこんでいる。
「お弁当1個から配達しますから、機会があったらよろしくお願いしますねー」
チラシを差し出して、一応営業も忘れていないらしい。
「もう、雅志はここに座ってなさい」
退屈そうに背中で暴れるので、堪らずテーブルが付属している幼児用椅子に座らせる。
うまくいかずやきもきしているところに、主人の手助けが入る。
>入れるぞ…っ
「…っ、うううっ、ぁっ」
ずんと突き上げられる衝撃。圧迫される膣内。
予告されていたとはいえ―――強引に、しかも一気に挿入され一瞬呼吸が止まる。
翠の目じりには小さな涙が浮かんでいた。
「きつ…っいたぁ…はっ」
息つく暇もなく、下から突き上げられる。
>「ん?もしかしてお前は初めてなのかね。それならば最初が肝心だな」
主人の言葉とともに、腰使いが変わる。
「はぁぅっ、あぁんっ」
突然湧き上がった甘い痺れに、思わず咥えていたスカートの裾を放してしまう。
「ふっ…ぅんっ、あふっ、ごしゅじんさまぁ…っ。も・・・っとぉ」
痛みと快楽が交じり合い、よくわからなくなり、ぐちゃぐちゃになる。
「もっと、激しく…翠をめちゃめちゃに…何も分からなくなるくらいに…っ、気持ちよくさせてくださぁいっ」
その中で翠はただただ主人から与えられる快楽に酔いしれ、求め続けていた。
「ふぅ…えぇと…」
荷物をおろして一休みしていると、近くにいた同僚に「早いですねー、もう戻ってくるなんて」と感心したような言葉を投げかけられる。
「え?私、いまここに来たばかりですけど…」
―――隼が来ているなんてこれっぽっちも知らない涼はただただ首を傾げるばかりだった。
「んあー おかし」
何か美味しそうな弁当の絵が描いてあるチラシを発見。
それと手に取り、ちぎったりして口に運んでいる。
「え… ちょっと雅志何を食べてるの? ダメじゃない、こんなもの食べちゃ!」
息子の食べているものを奪い取り、彼がぐずって泣く前に幼児用せんべいを渡す。
「あーあ…… ボロボロ」
千切れてよだれ塗れになった無残なチラシを、セロハンテープでなんとか修復を試みる。
>>17 もっと痛がるかと思えばそうでもなかったので、更に調子付いて激しく突く。
「…お前は素質があるのかもしれんな。こうしても、ここをこうやっても…」
乳首を指で摘んでみたり、手探りで淫核を刺激してみたりする。
「ん?どうだ、気持ち良いだろう」
その後体位はそのままで、自分の状態を起こして翠の足を肩に担ぐ。
もっと深く繋がるようにしてから腰の動きを速める。
「翠よ、今日のお前はちゃんと他のメイドと同様の働きができているじゃないか。
見てみなさい、あっちの鏡を。あんないやらしい格好で私のモノを銜え込んで…十分上出来だ」
少々大げさなくらいに褒めてやり、唇を奪う。
逸物はもうすぐにでも達してしまいそうになっているが、堪えて彼女を攻め続ける。
「う〜ん、これでいいかな」
照明にチラシを翳して、修復の出来栄えを確かめる。
「ひぁんっ、くふっ、ふぁっ」
快楽の波が次々と押し寄せる中―――乳首や陰核を重点的に攻められ、快楽で気が狂いそうな感覚に陥る。
>「ん?どうだ、気持ち良いだろう」
「はぁんっ、いいっ、ですっ…」
素直に大胆に嬌声を上げ、もっと快楽を得るかのように攻める主人の手に敏感な部分を押し付ける。
「んふっ、ふぁ」
唇を奪われる、それすらも今の翠にとっては快楽につながるものだった。
「やぁ…わたしっ、へんだよぉっ…こんなっ、はじめてなのにっ、ふつうじゃないのにっ」
―――目をそらせない。
鏡の向こうに映る自らの淫猥な姿が、さらに快楽を昂ぶらせてゆく。
「んんっ、ああっ、あああっ、ごしゅじんさまっ、ごしゅじんさまっ」
やがて主人の言葉に、動きに、翠は快楽の頂点へと上り詰めていく。
「誰だ俺の財布を轢いたやつは…」
旧館から無事回収できた財布には、轍の跡がくっきりとついていた。
「おいおい、しかも中のカードが折れてる… なんだってんだ、全く」
屋敷の中をフラフラしながら、ツボを割りそうになったり、置物を蹴飛ばしそうになったりする。
「まあ、俺が粗相してもお仕置きは…されないよな、たぶん」
ふと、あの主人のことだから両刀使いなのではないかとの疑念が持ち上がる。
「いや、それはさすがにマズイだろ、いろいろと…」
ぶんぶん頭を振った瞬間、そばにあった花瓶に手が触れる。
「っと、やば…危ない危ない」
>>23 「変じゃない、それでいいんだ。もっと乱れてもいいんだぞ、ほらほら」
翠を煽りながら腰を打ち付け、
「…くっ、ぁ…そろそろ一回出すから、しっかり受け止めるんだ…いいな…っ!」
悶えている翠の最奥まで突き入れてから達し、白濁を注ぎ込む。
射精が終わるまでそのままの体勢で、翠の体をがっしり押さえつける。
「ふ…ぅっ」
白濁が翠の秘所から零れる中で逸物を引き抜き、呼吸を整えると
身なりを直して立ち上がる。
「さ。お前も疲れているだろうしもう休みなさい…と言いたいところだが。
なぜか今夜は眠れないものでね、もう少ししたらまた付き合って貰おうか」
煙草を吸いながら話しかけ、翠に口移しで少しだけ煙を吹き込む。
>「…くっ、ぁ…そろそろ一回出すから、しっかり受け止めるんだ…いいな…っ!」
「あ、はぁっ、ああああああぁぁっ」
びくびくと膣が震え、主人の逸物を締め付ける。
まるで、一滴も逃さずに搾り取るかのように…。
「…ぁう…」
やがて、逸物が引き抜かれ膣から主人の白濁がとろりと流れ出す。
翠はぼんやりとしながらその光景を見ていた。
>「さ。お前も疲れているだろうしもう休みなさい…と言いたいところだが。
なぜか今夜は眠れないものでね、もう少ししたらまた付き合って貰おうか」
主人がタバコを吸いながら翠に語りかける。
やがて、言葉をつむいでいたその唇が翠のそれと重なった―――が。
「むぅっ」
そこから、少しだけタバコの煙が流されて翠はむせる。
「けほけほっ…御主人様の、いじわるー!」
思わず手が出て、主人の横っ面に翠の拳がクリーンヒットした。
「今日は寒いからベッドから出たくないな…」
お引っ越しで疲れたし、気温が低いしてベッドから出られない。
「はぁ…」
掃除も一段落がついて、お庭のベンチに座ってため息。
「どうしてなのかな…私…」
何かを悩んでいる様子で。
洗い替え用のエプロンにアイロンをかけている。
33 :
名無しの客:2005/05/08(日) 15:46:21 ID:JOo3ulnY
「こんにんは〜誰かいませんか〜?」
玄関先で呼んでみる。
>>33 他の洗濯物を取り込み、屋敷の中へ持って入った直後玄関先に客人がいることに気付く。
「はぁい?あら」
ひとまず洗濯籠を置いてから客人の前に近づき笑顔で一礼。
「どうもこんにちは〜。当家に何か御用でしょうか?」
35 :
名無しの客:2005/05/08(日) 16:01:44 ID:JOo3ulnY
笑顔で一礼され、少しどぎまぎするする。
「あの〜。ここのご主人と僕の父が学友で、
一度遊びにと招待されたのですが…部屋空いていますか?」
(わぁ、本当にメイドさんているんだな〜)
「そうでしたか〜。ようこそ、いらっしゃいませ♪
今は御主人様が外出中ですので、ご案内できなくて申し訳無いのですけれど…。
ゆっくりくつろいで行って下さいませね」
客人にそう言うと、とりあえず客室に案内しようとする。が、生憎連休で大勢の客人が宿泊しているせいか
空き客室を見つけられない。
「あら、大変。ええっと…。
……あ、もしもし?杏樹です。客室を一部屋確保していただきたいんですけれど〜。
…はい、あ、わかりました」
内線でどこかに電話を架け、話を終えると客人の元へ戻って来る。
「ごめんなさい、少し客室が空くまでお時間かかるみたいで。
良かったら中庭のほうにテーブルセットがありますので、そこでお待ちいただけます?」
丁度花が咲き乱れている近くにある、中庭のテーブルセットに客人を案内すると
厨房から珈琲とクッキーを持ってくる。
「どうぞ」
カップや皿を置くと、トレイを抱えて客人の側に立つ。
「他に何か必要なものがありましたら、遠慮なく仰ってくださいね」
37 :
名無しの客:2005/05/08(日) 16:28:47 ID:JOo3ulnY
>良かったら中庭のほうにテーブルセットがありますので、そこでお待ちいただけます?
「はい。今日は天気も良いので、部屋が空くまでゆっくりさせて頂きます。」
花が咲き乱れている中庭で腰掛ける。
>カップや皿を置くと、トレイを抱えて客人の側に立つ。
花も綺麗だが、初めて見るメイドに興味が惹かれ、思わず珈琲をこぼしてしまう。
「熱っ!」
「ほんと、いいお天気ですねえ……。…あっ!」
空を眺めたりして風にそよそよと髪を揺らしていると、客人が珈琲を零してしまったのだが
慣れているのか、跪いて自分のハンカチで汚れた部分を拭き取る。
「だ、大丈夫ですか〜。すぐ拭きますから」
そして客人の足をハンカチで拭いてから、心配そうに見上げる。
「足…痛みませんか?」
「ごめんなさい、しばらく…じっとなさってて下さいね」
そう言うと突然、自分の体をテーブルの下に入れて、客人の足の間に入り込む。
そして擦っていた手をズボンのジッパーあたりまで近付けて
恥ずかしそうにしながらもおずおずと、脱がす為に手をかけ始める。
「…あの…今、こちらも…。ふーふーして差し上げますから…」
逸物を取り出すと顔を寄せ、ふうっと吐息をかけてやる。
「ふぅー…。ふぅっ…」
39 :
名無しの客:2005/05/08(日) 17:03:36 ID:JOo3ulnY
>足…痛みませんか?
「大丈夫です…いやぁあんまり花が綺麗なんで…」
と、咄嗟に嘘を付くが目が泳いでいるので、すぐばれるだろう…
>逸物を取り出すと顔を寄せ、ふうっと吐息をかけてやる。
「うわ!…うぅ…」
思わず声を出してしまう。零れた箇所は膝あたりなのだが、
花が咲き乱れる幻想的な庭園とほぼ一目惚れであるメイドの抱擁に痛みを忘れる。
「父が言った通りだ…ここは御伽話の様な所だって…」
メイドの頭を手で引き寄せ、逸物を口に触れさせる…
>父が言った通りだ…ここは御伽話の様な所だって
「え…? …くすくすっ。ありがとうございます…」
可笑しそうに笑うと引き続き逸物に触れ、今度は舌を這わせる。
下から上に舐め上げてから唇に先端を含み、徐々に深く咥えてゆく。
「ちゅぅ…ちゅ…っ、くちゅっ、んむ…っ。」
時折切なげな声を漏らしつつ、逸物をゆっくりと出し入れさせる。
「…ぁん…。んっ、んっ、んんっ」
手を添えた逸物を咥えたままで頭を前後させ、ちゅぱちゅぱと水音を立てる。
その間に長い巻き髪が、はらりと客人の太股辺りに零れ落ちたりする。
「んふっ…ん…」
舐めているうちに段々陶酔してきたのか、時折瞳を閉じて一生懸命にしゃぶる。
41 :
名無しの客:2005/05/08(日) 17:44:18 ID:JOo3ulnY
>長い巻き髪が、はらりと客人の太股辺りに零れ落ちたりする。
押えていた手を下にずらし、零れ落ちた髪をすくうと指に絡めたり引っ張ったりする。
「ふぅ…花よりも可憐な顔ですが、すごく上手ですね」
>舐めているうちに段々陶酔してきたのか、時折瞳を閉じて一生懸命にしゃぶる
もう片手で乳首を愛撫しながら、屈み耳元で囁く。
「もう限界なんだけど、できれば貴方も気持ち良くなりたくないかな?」
「」
>もう限界なんだけど、できれば貴方も気持ち良くなりたくないかな
乳首への愛撫に、驚きの混じったような声を出す。
「あんっ…! 御客様…限界、ですか…?じゃあ…」
ゆっくりと立ち上がりながら客人に背中を向け、珈琲を拭いた後のテーブルの上に上半身を倒す。
片手でスカートを少しずり上げつつ視線を客人に向ける。
「今度はこちらで、火傷なさったところ…冷ましてください。
どうぞ、お好きなように弄んで頂いて大丈夫ですから…」
スカートの裾が上がると、白いニーソックスに包まれた太股が覗く。
もう片方の手は口元に添え、頭をころんとテーブル上に寝かせて客人の反応を待つ。
スカートに回した手は段々上にあがり、ショーツがちらっと見えるところで止まる。
「んぅ…」
肌が外気に触れて感じてしまったのか、わずかに声を漏らす。
43 :
名無しの客:2005/05/08(日) 18:18:19 ID:JOo3ulnY
>どうぞ、お好きなように弄んで頂いて大丈夫ですから…
「そう言って、頂いてうれしいよ…」
そっと耳たぶに口を触れる。
>肌が外気に触れて感じてしまったのか、わずかに声を漏らす
「本当に可愛い方ですね。」
そう言うと、近くの花の茎を折りスカートを巻くし上げる。
ショーツを引きおろし、秘部にそっと手を伸ばす。
後ろ向きになっているせいでよく客人の行動が見られないので、段々余計に興奮してきてしまう。
客人の指が触れると、口腔奉仕の間にも秘部を濡れさせていたのか
すぐにトロリと愛液が溢れてくる。
「ひゃんっ」
体を反応させ、愛液は太股を伝って零れ落ちてゆく。
「はぁ…ん、御客様ぁ…。そんなに見ちゃだめですぅ……」
45 :
名無しの客:2005/05/08(日) 18:50:12 ID:JOo3ulnY
>はぁ…ん、御客様ぁ…。そんなに見ちゃだめですぅ……
「だって、夕日で濡れて桃色の秘部が光っていて、あんまりにも綺麗なので。」
「もっとじっくり見たいな…」
そう言って、口を近づけ舌を奥深くへ入れていく。
「こうするともっと、綺麗ですよ…」
一旦顔を離して、愛液を手ですくい菊部に塗り、先程折った花を捻じ込む。
46 :
名無しの客:2005/05/08(日) 18:57:52 ID:JOo3ulnY
「もう、そろそろフィナーレとしましょう。」
と言わないうちに、菊部に挿した花弁が散るぐらいに勢い良く逸物を突く。
>口を近づけ舌を奥深くへ入れていく
「ふぁぁっ…!? あぁん…っ、あぁ…」
内部でチロチロ動く舌の動きに戸惑い、腰を軽くくねらせる。
焦らされ続けながらも悶えていたところに花を差し入れられ、より頬を赤くする。
「きゃっ、いやぁっ…」
「…やだ、お花なんか刺しちゃ嫌ぁ…。御客様の…熱いのが欲しいですぅ…っ」
我慢するのが辛くなってきたのか苦しそうに喘いで、指を秘所まで持ってくると
「熱くて太いの…。いっぱい…はぁ、はぁ…。私の中に、ください…っ」
客人と視線を合わせられずに目を逸らしたまま、途切れ途切れにそう言いながら自らで掻き回す。
※
49 :
名無しの客:2005/05/08(日) 19:18:25 ID:JOo3ulnY
>客人と視線を合わせられずに目を逸らしたまま、途切れ途切れにそう言いながら自らで掻き回す。
「ふふ。あんなに上手に舐めていたのに、恥ずかしがり屋なんですね。」
そう言って愛液に塗れた口で口付けしながら、ここぞとばかりに打ち突く。
絶頂を迎えたのか口を離して、腰を掴み激しさを増していく。
「うう…もうでる…」
「あぁぁっ…!」
背後から勢い良く突き入れられた逸物と、客人の腰の動きに翻弄されてしまう。
「ぅんっ、んっ、あぁ…ん、すごいぃっ…。御客様、そんなにしたら壊れちゃいますぅ…っ」
激しく揺さぶられつつ必死に言葉を発する。
「あっあっ…」
上半身を乗せているテーブルを軋ませて、自分からも腰を使う。
ハァハァと荒く息をしていると客人の肌とぶつかる音が聞こえ、何も考えられなくなる。
>うう…もうでる…
「出して…、私の中にいっぱい、御客様の精液、注いでください…っ! …あはぁっ、あぁんっ!」
なりふり構わず乱れて達し、客人の白濁を受け止める。
「ぅ……。ふぅっ…。ふぁぁ…っ」
射精の間、体全体をビクビクッと震わせて幸せそうに微笑む。
51 :
名無しの客:2005/05/08(日) 19:46:30 ID:JOo3ulnY
白濁を出し切った逸物を外し、パンツに片付ける。
「あぁ、もうこんな遅くになってしまった…仕事があったのに、ごめんなさい。」
近くにあったナプキンで丁寧に秘部を拭いてやり、ショーツを元の位置に直す。
「そう言えば、満室なのかな?」
「い、いいえ……。事情を話せばわかってくれる方ばかりですから…んっ…。
あんっ、拭かなくても大丈夫…ですっ…」
秘所を拭かれて、照れたように慌てて言う。
>そう言えば、満室なのかな?
気分が落ち着き、身なりを直しているとそう尋ねられたので
「あ…二階の突き当たりのお部屋が、今ならもう空いてると思います〜。
……ふふっ、ごめんなさい。ここで長くお待たせしてしまったので、すぐご案内します」
おっとりした口調で答え、柔らかく微笑みかける。
「私、杏樹といいます。また火傷が痛んだらいつでも…御客様のお部屋にでも、呼んでくださいませね」
きゅっと客人の両手を優しく握って彼の目を見つめ、ほんわかにっこりと。
53 :
名無しの客:2005/05/08(日) 20:24:07 ID:JOo3ulnY
>きゅっと客人の両手を優しく握って彼の目を見つめ、ほんわかにっこりと。
「あ…こちらこそ、僕は、安野 結城と言います。」
まるで、さっきまでの行為が無かったように照れていた。
二階の奥の部屋に案内され、床に着く。
今日の出来事を思い出し、扱き夜が更けていった…
「えっと、これはこっちで…。それは向こうで…」
食器棚に洗い終わって奇麗になった食器を戻している。
屋敷の一室を借りて、主人から押し付けられた割に合わない仕事に悪戦苦闘している。
名無しグループに食い込んでやろうと計画を練っていたが、まだ敵が一枚上手のようだ。
「くっそー…足元見やがって。これで次にまともな仕事を回さなかったら…」
どうしてやろうか。
……どうしようもないことに気づいて、雑念を振り払うようにコーヒーをがぶ飲みしてまた机に向かう。
「これで終わりっと…」
片付け終わると廊下に出て、自室へ向かい始める。
ようやく仕事が一段落して、背伸びをした。
ずっと数字ばかり眺めていたせいか、頭が痛くなってきた。
「そういえば、うちのメイドを使ってくれって言ってたな、ここの主人は…」
ふとそう思い出して、机の隅にあるいわくありげなボタンを押してみる。
どうやら呼び鈴になっているらしく、どこか遠くで鈴の鳴る音が聞こえた。
「さて…鬼が出るか仏が出るか。もしこれで執事なんかが大挙して押しかけてきたら笑うぞ」
「えっ…?」
廊下を歩いていると、呼び出し音が聞こえてくる。
「あの部屋の人って…誰だっけ?」
丁度、3部屋ほど先の部屋のメイドコールのランプが着いているのが見える。
他に誰も来る気配はないし、一番近いところに居るのだから行ってむることにする。
「あの…お呼びでしょうか?」
ドアをノックして尋ねてみる。
>>59 ノックの音とともに、予想に反して少女っぽい女性の声が聞こえ、妙にギクリとしてしまう。
「あっ、どうぞー。鍵は掛けてないから」
机の上を片付けながら、ノックに返事する。
(執事が来たら、主人相手の面倒な仕事を押し付けようかと思ったんだがな)
期待が外れて舌打ちをする。が、相手がメイドならそれはそれで今後の参考になる(?)と、
独りごちて勝手に納得する。
「コーヒーのお代わりをもらえるかな?」
「失礼します」
許可が下りて、ドアを開けるとそこには若い男性の姿。
使用人でもなく、一般のお客様という雰囲気でもない。
「コーヒーですね?
少々お待ちください」
頭を下げて、一度部屋を後にする。
5分も経たずにコーヒーを持って戻って来て。
「コーヒーをお持ち致しました」
本や書類の散乱する机のわずかなスペースにカップを置く。
「ああ、ありがとう……ごめん、片付いてなくて…」
相変わらず書類の山を片付けようとしてはいるのだが、片付ければ片付けるほど
さらにまた山が大きくなってしまう。
「あー、もうだめだこりゃ。後にしよう」
ぼうボヤいて、ようやく姫子のほうに向き直り、あまりのあどけなさにびっくりする。
ともかく、部屋の片隅の応接セットを顎で示し、座るように促した。それから自分も向かいに座る。
「あらためてありがとう。俺、樋瀬っていうんだけど…ちょっと今この屋敷の主人に仕事を
もらっててね。それで……良かったら、メイドの仕事について少し聞きたいんだけど、いいかな?」
あまり驚かせないよう、慎重に言葉を選んで話す。
樋瀬と名乗る男性にソファに座るように促されて、言われるままに着席する。
「私はこの館でメイドをしています桜木姫子と申します。
あの…それで、私に聞きたいというのは…」
メイドの仕事と言われても、まだまだ新人なので答えられるかどうか不安そうに。
「いや、実は…俺もメイドを雇いたいと思ってるんだけどさ、どうすればいいのか
さっぱり分からなくて。実際にメイドをやってる女の子の話を聞いたら、
少しは分かるかなーって思ったんだけど…」
そこで言葉を切ってコーヒーを啜り、はたと気がついてさっきまでつまんでいた
クッキーの缶を持ってくる。
「よかったらどうぞ。……ええと、それで、あの…姫子さんみたいな可愛らしい
娘までメイドをしてるんだよね。よかったら、どうしてメイドになろうと思ったのか
教えて欲しいんだけど…」
じっと姫子の目を見つめて喋り続ける。しかし怖がらせてもいけないと思い、
慌てて手を振りながら付け加える。
「ああ、話し辛かったらいいからさ、最近あった楽しい話でもなんでも聞かせてくれればいいから」
「メイドを雇いたいのですか…?」
見た感じでは樋瀬さまはお若いのに、メイドを雇うなんて…と思いながら。
「あ、ありがとうございます…。
それじゃお言葉に甘えて…」
差し出されたクッキーを見て、メイドの身でありながらすぐに手を出してしまう。
本当なら遠慮しないといけないのだろうけど、お腹が減ってたから…。
クッキーを一つ平らげると、樋瀬さまの視線を気にしつつ少し下を向いて。
「実は昔、私の母もこのお屋敷のご主人様の下でメイドをしてたんです…。
母は私を産むためにお屋敷を出て、女手一つで私を育ててくれました。
でも、それが祟って過労で倒れてしまって…」
首にかけている母の写真の入ったロケットをぎゅっと握る。
「母は亡くなって、身寄りのない私は行くあてもなくて…。
それで母が昔働いていた御屋敷で、お世話になろうと思って…」
顔をあげて、樋瀬さまを真っすぐに見る。
「いや、なんていうかさ…メイドを雇うって、一種のステータスシンボルみたいなものだろ、
ワシはこんなに金も権力も女もあるんだぞぉーウハッハッハッハー!みたいな」
真顔でそんなふざけたことを言いながら、クッキーをかじる。
姫子のあまりに小さな肩を見ながら、じっと沈黙して話に耳を傾けた。
震える彼女の声は鈴を転がすような、という表現がぴったりで可愛らしく――っと、おっとっと。
獣モードになりかかった、はやる気持ちを抑える。俺だって空気くらい読めるさ。
「そうなんだ、お母さんもメイドを…妙な事を訊いたね、ごめん」
言葉を切るが、ぽりぽりクッキーをかじるのんきな音が響く。
「感心だなぁ、まだそんなに若いのに……おっと、歳は訊かないほうがいいか。
やっぱり仕事は大変なのかな? このお屋敷のメイドは、その…夜も忙しいらしいけど」
姫子とじっと見詰め合ったまま、また手を伸ばしてクッキーをつまむ。
(メイドが…ステータス?)
樋瀬さまの言葉の意味がよくわからない。
それは大人の世界のことだからなのかなと思う。
「いえ、本当のことですから…。」
隠すことでもないし、今では母の死をきちんと受け止めているから。
「私、やっぱり子どもっぽいのかな…?」
樋瀬さまの言葉を聞いて、思わず気になっていることを俯いて呟く。
「夜…ですか?」
そこだけ何故か強調されているように聞こえて顔をあげる。
「は、はい…。
夜は御主人様や御客様への御奉仕があるので…」
でも姫子はまだお仕事としての御奉仕を、未だに果たせていないけど。
「子供ねぇ…」
つい勢いで姫子の言葉に頷いてしまい、慌てた拍子にクッキーを喉に詰まらせて
コーヒーで流し込んだ。そして火傷しそうになる。もうギャグはたくさんだ。
「まあ、子供は子供だけど…だからって悪いとも思わないな。あ、ロリコンじゃないよ俺は。
姫子さんは落ち着いて見えるからそんなに子供っぽくもないし…顔は可愛いのにねぇ」
またよけいな一言を言わずにはいられない。本当のことだからいいか、なんて思う。
難しい顔をしたまま、おもむろに足を組み替えた。
「ほんとに子供だと思ってたら、その『御奉仕』とやらもさせないんじゃないかな?
よく分からないけど、だいたい想像はつくから…姫子さんも期待されてるんだろうね。
エッチな子だ……将来が楽しみだ」
ニヤニヤしながら、わざと姫子の顔を凝視してみたり。。
「あ、あの…」
子供、ロリコン、可愛い、エッチな子、将来…。
樋瀬さまの口から出る言葉は、聞いていて気分の良いものではなく、少し辛い。
(私、やっぱり子ども扱いされてるんだ…)
立派なメイドになりたいと思っても、それはただの背伸びにしかならない。
メイド以前にまずは大人にならないと駄目なのかなって思う。
「樋瀬さまは…」
(私を抱きたいと思って下さいますか?)
その言葉が出てこない…。
「…ん」
言葉が続かない様子の姫子を見て、心の中でモヤモヤが広がってくる。
胸が締め付けられて、苦しい。こんなことはいけないと思ってずっと押し込めてたのに。
ごくん、と音を立てて、まだ噛み砕かれないままのクッキーを飲み込んでしまう。
「あの、姫子さん…?」
止めてくれと思いながらそう呼びかけてみる。
そっと立ち上がって姫子の背後に回り、彼女が腰掛けているソファごしに覆い被さった。
「姫子さんみたいな、素敵なメイドがいてくれたらいいな…名無しの主人め、なんて贅沢な」
耳元でそう囁いて、姫子の反応を窺う。
「えっ…?」
後ろから抱き締められる形になって、身動きが取れなくなってしまう。
「そ、そんな…。
私なんて、全然御主人様のお役にも立ててないし…」
樋瀬さまがどういうつもりなのか分からないものの、されるがままで。
ただ鼓動だけが徐々に高鳴って行く。
「役に立ててないって…?」
思いがけない姫子の言葉に、不満そうに口を尖らせる。
そうしながらも、抵抗されないのをいいことにべったりと姫子の背中に被さって肩を抱く。
「メイドはいてくれるだけでいいんだよ、それで男はみんな喜ぶんだから。
あの主人だって、性格は多少悪いが頭は切れる……女を見る目はあるさ。
主人に選ばれたんだから、それは自信にしてもいいと思うな」
頬擦りするほどにまで顔を近づけて、姫子の温もりと香りを感じる。
そのまま身体に手を回し、彼女の胸の前で交差させる。
「こうやってると……ドキドキしてこない?」
悪びれるふうでもなく、楽しそうにそんなことを言う。
「メイドは…居るだけで?」
そんな風に考えたことなかったので、どういうことなのかわからない。
それに姫子は御主人様に選ばれたとも思っていない。
姫子はまだ、そんな人間じゃない…そう思うから。
「あ、あの…樋瀬さま…?」
樋瀬さまの息遣いが、顔のすぐそばまで迫って来ていて、指摘された通りドキドキしてくる。
顔が赤くなってしまうのを隠せないでいる。
「その様子じゃ、まだ自分の魅力に気づいてないね…」
耳元に熱い吐息を吹きかけながら、煽るように語りだす。
「怖い怖い……自分の魅力を知り尽くした女ほど怖いものもないからな。
いつまでも、夢見る少女じゃいられない」
なにやら思い出したことでもあるのか、クスッと笑う。
姫子の赤くなった頬っぺたを、そっと指でつついてみる。
「いいなぁ…すっごい魅力的。そそるね。姫子さん…」
すでに高ぶり始めた自分のことは棚に上げて、姫子の動揺を楽しむように身体の
あちこちを優しく撫で始める。手触りのよい制服の布地の上を、くすぐるように指が動く。
「気持ちよくなってきた…? 俺は…気持ち良くなってきた」
制服ごしに、乳首の辺りをふにふにと指先でつつく。
「自分の魅力…?」
そんなものが本当にあるのか疑わしい…。
そう思ってしまうくらい、今は自分に自信がない…。
「あっ…!」
樋瀬さまの手が姫子の体を弄る。
それでようやく、樋瀬さまが姫子の体を求めてることに気づく。
「樋瀬さま…」
男の人に抱かれたい…。
男の人に優しくされたい…。
御奉仕という行為に傷つき、自信を失っている姫子を癒して欲しい。
そう思う…そう願ってしまう…メイドなのに…。
「姫子を…抱いて下さい…」
メイドの身でありながら、姫子の方から樋瀬さまに求めてしまう。
「姫子さんは悪いメイドだな…触られただけでこんなになっちゃうなんて」
さりげなく腕を下ろし、スカートの襞を掻き分けて、大切な場所へと手を這わせる。
彼女の熱が伝わってきて、一応はこちらが年上なのだから年上らしくしなければ、なんていう
建前はどこかに飛んでいってしまう。
ただただ姫子の肌をまさぐり、ひたすらに華奢な身体を感じた。
「俺からもお願いするよ、姫子さんを抱かせてください。姫子さんのご奉仕を受けたい…」
そして姫子の前に回り、相変わらず無遠慮な愛撫を続けながら、唇を重ねた。
「んっ…」
樋瀬さまの手が姫子のスカートの中に入って来る。
姫子の感情が次第に樋瀬さまの言葉と愛撫に引き出されてしまう。
「樋瀬さま……んっ…」
ごく自然に唇が重なる。
初めてを捧げた御主人様ともしていない、姫子のファーストキス。
「んっ……あっ!!」
キスがこれほどまでに感情を高ぶらせるのだと初めて知る。
樋瀬さまの愛撫で、姫子はもう我慢ができないくらいに…。
「っはぁ、樋瀬…さま…んぁっ!!」
樋瀬さまの手を思わず股で挟み込もうとしてしまう。
股間にぎゅっと挟みつけられた手はそのままに、姫子の舌を貪るように求めた。
形の良い唇に、甘い唾液、綺麗な歯並び…そういった、彼女のひとつひとつを
感じながら、ゆっくりといとおしむように髪を撫でた。
「姫子さんの味がしたよ…ふふっ、気持ちよくなってくれたら嬉しい」
なおも髪を優しく撫でながら、丁寧に彼女の制服を脱がせに掛かる。
露になった白い肌に吸い寄せられるように、可愛らしいブラをずらして
胸のつぼみにキスの雨を降らせていく。
「緊張しなくていいよ、力を抜いて…大丈夫、姫子さんは素敵だよ」
「樋瀬さま…」
初めてのキスに酔ってしまったかのように、唇を求め続ける。
優しく姫子の亜麻色の髪を撫でられて、それだけで嬉しくて涙が溢れそうになる。
樋瀬さまの手が姫子の制服を脱がしにかかると、邪魔にならないようにされるがままに。
「んっ…くすぐったい…」
樋瀬さまが胸にキスをしてくれている。
本当は姫子が御奉仕しなくちゃいけないのに、姫子が感じてしまっている。
「樋瀬さま…」
緊張よりも…不安よりも、期待で胸がいっぱいになる。
樋瀬さまと一つになれたら、幸せな気持ちになれそうだと思う。
「ちゅっ…んっ……」
すこしずつ硬くなり始めた姫子の突起を、たっぷり味わうように舌の上で転がした。
瑞々しく弾力のあるふくらみのもう一方を手のひらで揉みしだきながら、その頂点の
桜色の突起を指で引っ掛けたり、挟んだりして苛めてみる。
そうして、なぜか自分まで、初めてのことでもないのに緊張しながら、姫子を包む布地を
剥いでいく。かすかに紅く染まったきめ細かな肌がとても綺麗で、思わず見とれてしまう。
「綺麗……まだまだ俺も若いつもりだけど、さすがに敵わないな…」
唇を噛んで白い歯を見せて笑い、姫子のショーツに手を差し入れる。
「えへへ…」
樋瀬さまがママのおっぱいを吸う子供のように思えてしまって、微笑ましく感じる。
相手は姫子よりも大きな大人なのに…不思議な感じがする。
「ありがとう…」
綺麗と褒められたことを素直に受け止められた。
今までなら謙遜したり、恥ずかしがったりしてたはずなのに…。
それは樋瀬さまの言葉が心からのものだと思えたから。
「んっ!!」
樋瀬さまの手が姫子のショーツの中に入って来る。
頬を染めながら、期待に胸を高鳴らせてしまう。
「もうこんなに……気持ちよかったかな、俺も嬉しいよ」
微笑を浮かべたまま、やわやわとショーツに忍ばせた手で秘処をまさぐり始める。
ときおり、くちゅっという粘液の絡みつくような音がする。姫子の恥らう顔がとても愛らしい。
こんなに優しい気持ちになったのに、しかしだんだんと欲望に溺れそうになってくる。
ふと、姫子を愛撫する手を止めた。ズボンに手をかけて、少々苦労しながらすっかり硬くそそり立つ肉棒を
引っ張り出し、見せつけるように彼女の面前に突き出した。
「あんまり姫子さんが魅力的だからさ、もうこんなんなっちゃったよ。
これで……俺の気持ちは、分かってくれるかな? すごく、姫子さんを感じたくて…どうしようもないんだ」
熱っぽい視線を姫子に投げかけながら、かすかに先走りの潤いが零れる肉棒をしごいてみせる。
樋瀬さまの指が姫子の蜜で濡れて行く。
濡れた指が姫子を刺激し、さらに蜜を潤わさせる。
熱の籠もった瞳で、樋瀬さまを見つめる。
「あっ…」
目の前に晒された樋瀬さまの逸物…。
それから目を離せなくなってしまう。
(樋瀬さまが…欲しい…)
「あ、あの…私…」
ねだるような瞳で、樋瀬さまに訴えかける。
姫子の潤んだ瞳を見て、何も言わずもう一度唇を奪う。
何か伝えたそうに開きかけた唇を塞ぎ、裸の肩をぎゅっと抱き寄せた。
そうして彼女の身体をひょいと抱き上げてベッドまで運ぶ。
ふたりの身体が密着して、熱く滾った肉棒が姫子の肌に押し付けられるのも構わずに。
「姫子さん…もう俺も限界だから……」
彼女の身体をゆっくりとベッドに横たえながら、うわごとのように呟いた。
腰を抱えると、秘裂に沿って硬く興奮しきった肉棒を宛がい、蜜をまぶすように何度も往復させた。
そうして腰を上げ、やわやわと姫子の膣内へ割り込んでいく。
ベッドに横たえられて、「はい…」と小さくに頷く。
樋瀬さまの先走りが姫子の蜜と交ざり合う。
「樋瀬さま…」
姫子の呼びかけと同時に、樋瀬さまが姫子の中に入って来る。
後ろからただ犯されるのではない、向かい合っての優しい交わり。
姫子の奥まで到達すると、樋瀬さまの肩を抱いてキスをせがむ。
さすがに無理かなとも思われたが、姫子の秘処に吸い込まれるように、すっかり根元まで
彼女の中へ収まってしまう。そのまましばらく馴らすように、小刻みに動かしてみたりして。
「可愛いー…」
あまり言うと姫子を怒らせてしまうかなと心配して小声で呟いて、ベッドに片手を突いて
姫子のおとがいをとらえ、ちゅっと音を立ててキスをした。
「ありがと……気持ちいいよ。もし辛かったら言って。言えなかったら、殴っても蹴飛ばしてもいいから」
姫子の長い亜麻色の髪を撫でながら、そんなことをうそぶく。
やがて高まる淫らな欲望に耐え切れず、腰を揺すり始める。
ゆっくり、深く、浅く、姫子を味わいつくそうとするかのように。
「んっ……」
求めた通りに樋瀬さまはキスしてくれた…。
気持ちが通じ合えたような気がして嬉しくなる。
「………」
無言で樋瀬さまの蹴飛ばして言いよに、首を横に振る。
荒々しく動かれても我慢できる…。
樋瀬さまとの交わりに愛を感じた気がするから…。
「っうん…ふぁっ…んっ!!」
さらなる姫子の快楽を引き出そうとする樋瀬さまの腰使い。
それに翻弄させて、淫らな声で鳴いてしまう。
「いいよ、我慢しなくて。姫子さんの可愛い声を…もっと聞きたい」
ずいぶんと自分勝手なことを言いながら、姫子の細い腰に突き込んでいく。
ほんの一瞬でも気を抜くとすぐに射精してしまいそうな、絡みつくように蠢く姫子の動きに
呻き声を漏らし、息を荒げて快楽に溺れる。
「すごい……あったかくて、包み込むみたいで…気持ちいいよ…」
姫子の上に屈みこんで、腰の動きに合わせてふるふると揺れる双乳に吸い付いてみたり、
また調子に乗って姫子の唇に、鼻に、額にキスしまくってみたりする。
「姫子さ…姫子……悔しい…もう出そうで、ちくしょっ…! どこに、出して欲しい…?」
恥ずかしげもなく本音そのままを、苦しい声で伝える。
「樋瀬さま……私…私…うんっ!!」
姫子の中を出入りする樋瀬さまのものに酔いしれてしまう。
粘膜の摩擦による熱に浮かされて、より深くに求めるように。
「わ、私も……あぁっ!!」
今にも飛んでしまいそうな意識を、必死に保とうとする。
少しでも長く、この繋がりを感じていたいから…。
この温もりに包まれていたいから…。
「あ、はぁ…な…。中に…中にくだ…あぅっ!!」
空気を吸うのもやっとの様子で、樋瀬さまの問いかけに答える。
「うあぁ…姫子っ……」
情けない声を上げて、腰を密着させてぐりぐりとこすりつけるように動いた。
姫子の背中に腕を回し、彼女の身体に倒れこんで首筋に荒々しく口づける。
「そんなに締めちゃ…だっ、やば…出るっ…!?」
ぎゅっと奥まで肉棒を突き入れて、秘処の締め付けを十分に感じ取る。全身が
すっぽり姫子の温もりに埋もれて、そのまま彼女に沈み込んでいきそうな妙な感覚を覚えた。
何度も身体を震わせて、そのたびに肉棒が脈動して姫子の胎内に白濁を注ぎ込んでいく。
こんなあどけない少女を汚してしまうことに、たまらない罪悪感を覚えるが、
しかしそれがゾクゾクするほどの快感をもたらした。
「っうぁ…はぁっ…わ、わたっ…んぁっ…も…あっ…!!
あぁっ、アァ――――ッ!!」
樋瀬さまの体が震えるのと同時に、姫子も体を僅かに反り返らせて達する。
「はぁっ、あぁ…はぁ…んっ…あ…はぁ…」
荒く息をしてる間も、体の奥で樋瀬さまの射精が感じられる。
体の一番深いところで…熱が満たされていく…。
離れたくないという思いから、樋瀬さまの背中に手を回す。
「温かい…」
しばらくしてうわ言のように呟くと、疲れ果てたのか、
いつの間にか小さな寝息を立て始めていた…。
その寝顔は、喜びに満ちた微笑みを湛えて…。
「なあ、良かったのか…? なんか妙にハマっちゃったけど、俺たち初対面だったのに」
少し不安そうに尋ねる。でもそれは、この先への期待の裏返しだったりする。
聞こえているのかいないのか、姫子は目を閉じて静かな寝息を立てている。
「いつか、名前で呼んでくれたら嬉しいな……って、何考えてんだ俺は」
そっと手を伸ばし、姫子の瞼を撫でてみる。
まだきつく肉棒を咥え込んだままの秘処から、ずるりとそれを引き抜くと、濃い白濁液が纏わりついて
淫猥に光っている。溜め息をついてタオルで姫子を、それから自分の身体を拭った。
そうして、姫子の隣に倒れこむように横わたった。
「おやすみ…夢でも見てんのかな、可愛いやつ……」
毛布を引き寄せて二人並んで包まって、やがて睡魔に飲み込まれて意識が遠のいていった。
「あー…やっと終わった」
連休中の激務を終え、平穏を取り戻したバルコニーで、いつもの一服をしている。
傍らには中身の無くなったソフトスリーブが丸められて転がっていた。
首を左右に傾けて、肩をポンポンと叩いている。
「ん……大分お客様のお部屋も空きましたわね」
「…おし」
吸いガラを携帯灰皿で揉み消し、丸めたゴミもポーンとゴミ箱に放る。
これで証拠隠滅しているつもりなのだけど、殆どバレバレであった。
バルコニーを去って、お屋敷の中に戻っていく。
96 :
萩野 瑞葉:2005/05/10(火) 00:35:34 ID:tZzBirJA
廊下を歩いていると、バルコニーから夕呼が入ってくる。
「こんばんは、お疲れ様ですわ……あら?」
クンクン、と形のいい鼻を鳴らすと、続いてクスリと笑う。
「夕呼さん。お煙草、吸われてらしたでしょう?」
「お疲れーって、…しー、言うなよ瑞葉。執事に見つかるとうるさいんだから。」
出会った瑞葉に挨拶しつつ、大袈裟に周りを警戒する振りだけしてみせて、素直に吸った事を認める。
ちょっとだけバツの悪そうな顔をして
「もう、コレがないとアタシ生きていけないからさ」
と言ってから、ニカっと笑ってみせる。
98 :
萩野 瑞葉:2005/05/10(火) 00:43:50 ID:tZzBirJA
>言うなよ瑞葉
「どうしましょうかしら? お煙草は身体に悪いっていいますし……」
夕呼の屈託のない笑顔に、かえって意地悪を言ってみたくなったらしい。
「夕呼さんの健康のためにも、いっそのこと言いつけて、禁煙できるようにしましょうかしら」
「ええええ、マジ勘弁してよ瑞葉。そんなんされたらアタシ死んじゃうってば」
さっきよりもちょっとだけ危機感の籠もった声で悲鳴を上げる。
「ねー、これが無いとアタシ息が詰まっちゃって、この通り! 頼むよ、瑞葉様ー」
片手を拝むように顔の前に持ってきて、瑞葉に向かって頭を下げる。
もし、本当に禁煙なんて事になったら… と思うとぞっとする。
100 :
萩野 瑞葉:2005/05/10(火) 00:55:02 ID:tZzBirJA
真剣な表情と仕草で頼み込んでくる夕呼を見て、尚もからかってみたくなる。
仕事明けのせいか少しばかりハイで、嗜虐的な気分を刺激されたらしい。
「ん……でも、やっぱりいけないことですし。
それに、もし私が黙っていたことがバレたら、私がお仕置きされてしまうのですけれど……」
実際には夕呼が喫煙していることなど公然の秘密なのだが。
「そうなったとき、夕呼さんは私を守って下さいます?」
そっ……と夕呼に寄りかかるようにして囁く。
そっと寄り掛かってくる瑞葉に対し、考え込むように腕組みしつつ
「…んんー まあ仲間は守るのがアタシの流儀だ。守ってやりたい…けど」
そこで一度区切ってから
「でも… ここのお仕置きッてなぁ…」
今まで、お屋敷内で受けた数々のお仕置きを思い出す。
由依から受けた反省文4枚提出以外は、全部が全部、お仕置きと称したド級セクハラだった気がする。
「あー、もう… やめやめ、考えたってしょうがない。タバコは好きだし瑞葉も守る。そんでいいや。
OK、なんでもきやがれ!」
が、面倒くさくなってアッサリと承諾する。
102 :
萩野 瑞葉:2005/05/10(火) 01:07:47 ID:tZzBirJA
意外にあっさりと“守る”ことを承諾した夕呼を見て、
冗談のつもりだったことが後ろめたくなりかえって感動してしまう。
「夕呼さん……」
ピタリと寄り添ったまま、自分より背の高い夕呼を見上げると、頬を赤らめる。
「とっても嬉しいですわ」
そしてニコリと笑うころには、少し調子が戻ってきていた。
「夕呼さんは私の王子様ですわね。じゃあ……その証、見せてくださいます?」
唐突に目を閉じると、ちょっと背伸びをして唇を夕呼に向かって差し出す。
「って、それとこれとは話が違うダロ!」
いきなりキスを求めて来た瑞葉にツッコミを入れつつ
「…あんなぁ瑞葉? そう言うのは好きな奴とするもんだろ。大体……って、ちょっと待ておまえ…離せってこらぁ」
以外に強い力を込めてコチラに寄り添ってくる瑞葉に
この細い身体のどこにこんな力があるのかと驚きを隠せなかった。
「…待て、分かった、分かったからちょっと待て…アタシも女なんだかせめて王子様はヤメロ
どっちにしろ男でもそんなイヤだし…なんか、せめて別の名前で呼べや」
取り敢えず、廊下でこんな事をしているのが恥ずかしくなってきて
キスで済むならそれで済ましてやろうと思い始める。
104 :
萩野 瑞葉:2005/05/10(火) 01:26:23 ID:tZzBirJA
「でしたら……夕呼、様?」
薄目を明けてそう呟いたあと、プッと噴出してしまう。
「ご、ごめんなさい、でも、だって……うふふ」
パッと夕呼の身体から手を放す。
「でもきっと、バレたら私たち、二人とも御仕置きですわよね。多分」
そして壁に寄りかかると、顔をあからめたままポツリと言う。
「どんなこと……されてしまうんですかしら」
「…んー、じゃあ…ええっと…」
何となく壁に寄り掛かった瑞葉に視線を合わせないようにして思いついた事を言ってみる。
「一緒にお仕置きされるのは防げないだろうから… その…さ…
その時なら、キスしてやるよ…庇ってやりながら、さ… でも、普段は恥ずかしいからダメ…だ。」
女同士で何言ってるんだろ、と思いつつも、自分の顔もあっという間に赤くなるのが分かった。
106 :
萩野 瑞葉:2005/05/10(火) 01:43:12 ID:tZzBirJA
「それでしたら……ちょっとお仕置きが、楽しみ……かもしれませんわ」
とんでもないことを口走りながら、そっと夕呼の手を握る。
「きっと、おじ様か執事様に……沢山いやらしいことをされてしまうのでしょうけれど」
今まで自分が受けてきた“お仕置き”を思い出す。
「でも、それと同じくらいにいっぱい夕呼さんがキスして下さるのなら、耐えられますわ」
夕呼の顔を覗き込んで、またニコリと微笑む。
107 :
怪盗笛吹き:2005/05/10(火) 01:59:19 ID:K72SWdNd
『あれ、こないだ入った屋敷だ』
砂利道を歩く男は月の光に浮かぶ屋敷の影をみつけた。
『このへんだったか』
前回はメイドを苛めていたら結局朝になってしまった。
目的は達成できてない。
「ふうむ… これはこれは…楽しみが増えたな」
たまたま監視カメラを見ていて目に付いた瑞葉と夕呼のとんでもないやり取りに、にんまりと笑いながら
手元の機械から会話の前後の時間を抜き出して記憶媒体に焼き付けるように操作する。
「是非とも、二人一緒にお仕置きしてやらねばならんだろうなあ… くっくっく」
『ま、どうしても耐えられなかったらアタシに言えよ、ぶん殴ってでも止めてやるよ』
隠してあるカメラに気づいていない夕呼が大口を叩く。
「ほほう… では抵抗出来ないように拘束しておかないとな、くわばらくわばら」
画面に映った不良メイドと可愛い姪っ子を見ながら、新しく入手した拘束具の事に思いを寄せた。
画面の中で更に大口を叩いている夕呼に、今日は退屈しないで済みそうだと思いながら
薄ら笑いを浮かべ、椅子に腰掛けた。
109 :
怪盗笛吹き:2005/05/10(火) 02:05:22 ID:K72SWdNd
「ふむ」
無用心に屋敷に近づき始める。
あまり目立ちそうも無いスーツ姿の男。
屋敷の周りを遠回りに回転する。
組石造の壁に指のひっかかりそうなルートをみつけた。
片手で窪みに指を刺しこむ。体が浮く。次々と窪みをみつけ、指と腕の力だけでのぼってゆく。
110 :
萩野 瑞葉:2005/05/10(火) 02:05:23 ID:tZzBirJA
>ぶん殴ってでも止めてやるよ
「い、いけませんわ、夕呼さん! そんなことおじ様や執事様に対してなさっては……」
けっこう本気になって、慌てて止める。
実際、主人や執事長が夕呼にやられるとは思えないのだが。
「と、とりあえず夕呼さん。お煙草の匂い落としましょう。一緒にお風呂に行きませんか?」
ギュッと夕呼の腕に自分の腕を絡めると、主人がカメラの向こう側で
何を企んでいるのかも知らず、二人仲良く連れ立って歩いていくのだった。
112 :
怪盗笛吹き:2005/05/10(火) 02:11:19 ID:K72SWdNd
屋根に上ってから、天窓から忍び込む。
『しばらく宿泊客のふりでもしているか。』
お屋敷にはおねしょの治らないメイドさんはいますか?
いません
「もうすぐこの屋敷も、そしてメイドたちもすべて私のものになる…」
名無しの館の前に停まった一台のリムジンから一人の少女が降り立つ。
真珠のような輝きを放ち、そよ風に揺れる長い黒髪。
対峙した相手の心をも射貫くほどの力強い瞳に、人形のような端正な顔立ち。
異性からはもちろん、同性の目をも引き付けてやまない恵まれたスタイル。
そして名無し家に匹敵するほどの資産を持つ、若き鳳凰院財閥の当主…。
「名無しの叔父さまに引導を渡してあげるわ…ふふふっ」
時間外取引などの手を使って手に入れた名無しグループの株式を元にして、
名無しグループの役員として、本日付で鳳凰院初音の屋敷での生活が始まった。
「うー、目元のクマが取れない…」
洗面所で鏡とにらめっこしながら、溜め息を吐いている。
「それにしても…」
リムジンはすでに去って、名無しの屋敷の門の前で一人立ち尽くして。
(私に何の出迎えもないなんて…。
事前に時間を伝えておくべきだったかしら?)
少し待ちぼうけ。
「……あれ?」
ふと窓から、黒い長い車が走り去るのが見えた。
今は御主人様もお屋敷にいるし、誰だろう…?
なんだか気になって、玄関へと出てみる。そうして門の前の人影に気づいた。
「うーん……誰も出てないのかな?」
外へ出ると、門まで慌ててゆっくり急いで歩いた。女性らしきその人に向かって問いかける。
「ごめんなさい、当家にご用のお方でしょうか?」
「………」
しばらくして一人のメイドが姿を現す。
けれど、このメイドは口ぶりから初音のことを認識していなさそう。
「今日よりこちらに住まわせていただくことになっている役員の鳳凰院初音よ。
話は末端のメイドにまでは伝わっていなかったのかしら?」
顔を背けて、目の端でメイドを睨みつけるように冷たい視線を送る。
「ま、末端……」
反射的に反論したくなるのを、ぐっと堪える。
「申し訳ございません、さっそくご案内いたしますので…どうぞ中へ」
門を開き、初音を敷地内へ迎え入れ、軽く会釈する。
「申し遅れました、私は末端のメイドの白河貴子と申します。よろしくお願いします」
わざとにっこり微笑んで。
「主人にご用でしたらお取次ぎいたしますが、どういたしましょう?」
「えぇ、お願いするわね…」
貴子の表情の強ばりに気づくも、無表情のまま気にせずに案内を受ける。
「貴子さん…と言ったわよね?
名無しの叔父さまへの取り次ぎは結構…。
少し休みたいから、私の部屋に案内して下さらない?」
「しかし…」
主人の了承も取らずに客を招きいれて良いのか気になった。
しかしすぐに、たぶん事後報告で良いだろう、と思い直す。
「承りました。どうぞこちらへ、お部屋へご案内いたします」
ちょうど空き部屋だったゲストルームに案内する。
もちろん、ベッドメークも清掃も完璧なのを確認したうえで。
「こちらでよろしいでしょうか?
何かご希望がございましたら、遠慮なくお申し付けくださいませ」
「いいのよ、どうせ叔父さまは私が来ることは薄々気づいていただろうから…」
渋った感のある貴子に、どうせ理解できないだろうと思いつつ含みを持たた言い回しをして。
「ここが…?」
案内された部屋に一歩入って、値踏みをするように部屋を見回す。
「ただのゲストルームよね…?
貴子さんは私を他のお客と同一に見ているのかしら?
もうすぐ貴女の主人になるかもしれない、この私を…」
先程とは違う冷たさを持った、獲物を狙うような瞳で口元を微かに緩ませながら貴子を見る。
「私の…主人ですか?」
訳も分からずに初音の言葉を反復する。
改めてこの少女を見てみれば、確かに妙な貫禄がある。高飛車な態度と、
あまり根拠のなさそうな自信も含めて。
ただ、これから主人とひと悶着ありそうだなと、いやな予感がした。
「失礼いたしました。最高のお部屋をご案内させていただきます」
諦めたように静かな口調でそう告げて、VIPルームへと案内する。
この部屋であれば主人と同等、もしくはそれ以上の設備である。
よもや文句は出るまいと思う。
「いかがでしょう、これでご満足いただけるでしょうか?」
「…壁の厚さも合格ね」
次に案内された部屋では、入るなり内装よりも壁に手を当てて厚みを確かめる。
「えぇ、結構よ。
この部屋ならメイドたちにお仕置きをしても、声が外には絶対に漏れないだろうから」
そう言うと一歩ずつ、瞳に妖しい光を湛えて貴子に近寄る。
「貴子さんにも、いずれお仕置きをしてあげるわね?」
息がかかるくらいに顔を近づけて、耳元で囁く。
(叔父さまのペットではない、私の意のままに従うメイドに…)
「ふふっ…」
笑い顔を見せないようにすかさず背を向けると、長い髪が一斉に揺れる。
「今日はもう結構…。
他のメイドたちにも、私のことを伝えておいてちょうだい。
いいわね…?」
それだけ言うと暗に貴子に部屋を出て行くように促す。
これで文句を言われたら、いっそ地下室へ案内して外からカギを掛け、反省するまで
閉じ込めてやろうかとも思った。しかしその必要はなかったようで、ほっと一安心。
…したのも束の間。
「お仕置…ですか?」
ぽかんと突っ立ったまま、また初音の言葉を繰り返す。
(どうして私がお仕置きされるんだろう…なにかしたっけ。やっぱり地下室に案内しておけば…!)
が、触らぬ神に祟り無し、と思い直す。
「分かりました。お屋敷のみなさんに初音さまのことをお伝えさせていただきますわ」
そう言って微笑む。これはしばらく話題になりそうだ、なんて思いながら。
「えぇ、お願いするわね…?」
そうして初音の計画がスタートしたのだった…。
「さて、今日はどうしようかな…」
顎に手を当ててうーん、と考え込む。
昼食とその後片付けを全て終え、おやつを食べている。
「もぐもぐ」
「新人さんが一度にたくさん増えたから、講習の会場はうちのお屋敷でも大丈夫そうですね」
厨房での調理担当、清掃、接客、さまざまな講習の資料を眺めている。
その中には、もちろん夜伽の講習も含まれていた。
♪
♭
「はぁ〜……」
メイド対象の講習会なのに、なぜか一緒に座り込んで資料を手に持ち志保を眺めている。
「やっばいよ、マジ綺麗だよー。やっぱ俺もここの屋敷に就職すりゃ良かったよ…」
その表情はデレデレしっぱなしで緩みまくっている。
講習会が終わり、すかさず志保の元に近づき一礼して握手を求める。
「里村さん、素晴らしかったです!握手してくださいッス!」
「えっ、あ、握手ですか? は、はい…」
突然求められた握手を受けて、講習会で浮いていた男の姿を改めて見やる。
講習前に確認した参加者の名簿の職業欄には、彼だけなぜか執事と記入されていた。
(きっと、彼が勤めるお屋敷はメイドが少ないのね。
それで同僚のメイドを手伝うためにこの講習に。なんて頑張り屋な執事さんな執事!
ん、でも侯爵家ってメイドが少ないわけじゃないし ……どうしてなのかしら?)
そんな疑問が講習前から浮かんでいたが、あまり気にしてもしょうがないと考えをやめる。
「それにしても、男性ひとりでこの講習を受けるのは大変だったでしょう。
メイドばかりでしたし…… 講習では何かわからないことありました?
なにかあれば、遠慮なく仰って下さいね」
机に広がっていた講習テキストを軽く整理する。
メイド広報でしか見たことのない、実物の志保と話ができてこの上なく浮かれている。
「そんな事ないっスよ、これぐらい執事として働くからには当然の事だし、何より講習する方が美人だし。
俺の中のメイド魂もなんていうかこう、ビリビリ震えました!」
興奮しているのか若干言ってる事が意味不明だが、とりあえず志保を賞賛しているらしい。
>講習では何かわからないことありました?
「えっ? いやあー…そうだな」
が、急に志保に訪ねられると、講習会の会場から他の人間が出て行くのを横目で確認する。
そして全員出ると彼女に質問をしながらドアの方へ。
「メイドの仕事は大体が家事全般だから教え方もわかりやすいけど、接客練習っていうんですか?
アレは自分もまだ未経験なんですよ〜。残念ながら」
嘘を付き、部屋のドアの鍵を志保にわからないように閉める。
「うちの屋敷にも新人が入って来たんですけど、いざ新人メイドの子が来たらどうやって教えたらいいか
いまいちコツが掴めないんですよ、そういう訳で……」
お調子者な口調で志保を油断させてから近づき、講習に使った机の上に志保を押し倒す。
「里村さんに、熟練メイドならではの接客方法を教えて貰いたいんですけどね。教えて貰いたいなー」
押し倒されて少し驚くが、そんなことは日常茶飯事。
さほど動じずにすぐ状況を呑み込み、執事の要求に応える。
「接客方法ですか… いいですよ。例えば…」
咳払いをひとつ。
「いやっ… やめて下さい!」
そう嫌悪と艶混じりの声言い放ち、男の身体を跳ね除けようとする。
しかしもちろん、腕力と体重差で失敗に終わる。
「――とこのように、自分の素直な反応ではなくても、相手が望むのならそのような反応を演技することです。
もちろん、経験を積まないとできません。ですけど、逆に経験を積むことで失うこともあります。
例えば、初々しさとか…… だけど、お客様の中にはそんな感情を望んでいる人もかなりいらっしゃいます。
そこで、演技という要素が必要不可欠となってくるわけです」
内心ドキドキし始めながらも、抗議ではなく講義を行う。
>いやっ… やめて下さい!
「おおっと?」
志保が嫌がるのを上から押さえつける。どうやら演技だったようなので安心し、彼女の話を聞く。
だが本当はあまり内容などはどうでもいいらしく、右から左に聞き流している。
「ああー、いますね。演技が慣れてるようなメイド。うちにもワンサカだ」
などと適当に相槌を打つ。
その間に手は志保のスカートの中に侵入し、太股を大きく撫で回す。
首筋に吸い付いたりしながら、引き続き話を聞こうとする。
「じゃあその初々しい演技っていうの、見せて下さいよ。里村さんがどういう風にしてるのか知りたいし…」
志保の片足を持ち上げて、机の上に膝を立てさせるようにして乗せる。
足の間から覗く秘所を下着越しに指で突付いたり、擦ったりする。
「こっちも練習になりますしね」
講義をしてみるものの、相手の反応は素人執事のものではなかった。
(初めから、これが目的……?)
執事の目的を勘繰っていると、早々に愛撫を開始され、身体の奥底に性欲の火が灯される。
「んっ… ふふっ、ちゃんと演技できるかしら。…でも、んぁ、やっ、やってみますね」
彼の目的を最初に見抜けなかった悔しさから、そんな言葉を口にしてしまう。
「あっ… だめっ 誰かに見つかったりしたら… 本当に… やめて下さい!」
とりあえず涙声で身を捩ったりし、迫真の演技で執事から逃れようとする。
「じゃ、こっちも演技したほうがいいですよね。新人相手だと思ってやらせてもらいます!
よーっし頑張るぞぉ〜」
ウキウキした様子で志保のもう片方の足も机に乗せ、足を開かせる。
口調は明るいのだがやっている事は抜け目ない。
>誰かに見つかったりしたら… 本当に… やめて下さい!
「あーあー。これぐらいの事も満足にできないんですか。本番の相手は御客様ですよ?
その時はこれぐらいじゃ済まないと思うけどなあ…こんな風に」
ぐっと片手で志保の口を押さえ、封じる。
「それに気付かれたくないなら、声を我慢したらどうかなー。
ま、どーせ我慢なんかできないと思いますけど」
ニヤニヤ笑いながら、早速志保のショーツを下ろし
背広から出した小型のローター(なぜか持っている)を秘所に当てて最初から強に合わせ、スイッチON。
「ほらほら、これでも我慢できますかねぇ…。別にいいんですよ、デカイ声出しちゃっても」
(がっ、我慢できます!)
声を我慢できないと言われたのがちょっと心苦しく、つい心の中で反論してしまう。
(人を色狂いみたいに… すごい失礼)
口を塞がれているので、再び心の中で愚痴を述べるものの、
具体的な反論の根拠を述べろと言われたら困ることも事実だった。
「んんんっ! んぅ…… くっ、んぁ……っ ぜ、絶対に声なんか出しませんからっ…」
それだけ執事に言って、そうしてまた新人の演技に戻る。
秘所の強い振動に、演技であることを忘れてしまいそうだったが。
「んっ、んんっ! ……ん…!!」
ローターの生み出す振動に声を殺して悶える。
「こ、こんなことして、満足なんですか! メイドを虐めて…
……教えるならもっと優しく教えてください!」
>……教えるならもっと優しく教えてください!
「ショックだな、十分優しいつもりなのに。 メイドを虐める客が来ても、しっかり応対できるようにって」
すぐに口元の手を離してやると、秘所にローターがあるので
今度は胸元を乱して豊満な乳房を揉みしだく。
「…うっわあ、やっぱり生で見ると迫力ありますねえ…」
しばらく胸を揉んで楽しむと、秘所の愛液を指に取り、揉むようにして胸に塗りつける。
「エロいなぁ。くそー、デジカメ持ってきたら良かった」
独り言を呟き、志保に命令する。
「舐めてみて下さいよ、コレ。それだけ胸がデカけりゃ簡単にできるでしょう」
乳房を突付き、胸に塗りたくった愛液を舐めるよう言いつけて志保の様子を眺める。
「ほら、こういうのが好きな御客様もいらっしゃいますから…」
「そ、そんなこと……」
執事の卑猥な要求に言葉を失い、彼に眼差しで赦しを請う。
だが男の目つきにそれを断念すると、すぐに腹を決めて胸元に手をやる。
思考や行動を素早く回していかないと、ローターに意識が集中してしまいそうだった。
「わかりました、これも夜のお仕事の練習なんですよね…」
乳房の片方を下から持ち上げ、その先端を口元に寄せるようにして乳首を自分で舐めてみせる。
「ん、はむ、ん… 本当に、こんなのが好きな、お客様っていらっしゃるんですか?
お客様が気持ちよくなってるわけじゃないですし……」
疑問を投げ掛ける間も、秘所のローターは依然として激しく動いている。
胸へはただ子供がアイスキャンデーを舐めるようなやり方をして、
刺激は最小限になるようにしていた。
新人の演技という大義名分が幸いして、まだ達してしまうのは先になりそうだった。
「絶対いますって、里村さんの綺麗な姿を見たら…御客様でなくても、欲情しますよ」
志保の様子を見ながら、興奮した様子で自分の下半身に手をやりジッパーを下ろす。
ローターはそのままに、取り出した逸物の先端を菊座にぴったりとくっつけ
「前はどんなメイドでも既に経験済みだろうから、面白くないよなあ…。
新人を相手してるつもりになるんなら、どうせならこっちの方がいいし。よっしゃ、いきますよー」
仰向けにさせたままで足を高く上げさせ、一気に挿入する。
「…ん…っと」
最初からこれが目的だったので、挿入してしまうと演技など徐々にどうでもよくなって来たらしく
感情に任せて少し乱暴に突き入れる。
「えっ、ど、どこ……」
執事が挿入しようとしている場所がわからない、という演技をするも、
さすがに自分でなんだかあからさま過ぎて、馬鹿らしくなってくる。
「…い、痛っ!」
強引に挿入してくる相手も、演技がどうこうとは思わなくなってきたらしい。
秘所のローター、菊座の逸物と役者が揃ったところで前座は終わりにすることにする。
演技よりも、本物の反応のほうがお客様にとってはいいのかもしれないと思いながら。
「んぁ…っ、あっ… んんん…」
こちらのことを考えず、感情だけに任せて突き入れられる。
このことにひどく被虐を感じ、乱暴な挿入であるのにも拘わらず嬌声を発してしまう。
喘ぎ始める志保を見て、尚も激しく攻め立てる。
「やっべー忘れてた、こっちもちゃんと手を付けとかないとな。折角のチャンスだし」
言うや否や、腰を打ちつけながら志保の乳房を吸う。
ちゅっ、と音を立てたり胸の突起を舌で弾いたり。
「…っ、ぅうっ…すごい、これなら、御客様も満足しますよ…!」
機械に攻め続けられている秘所はそっちのけで、後ろばかりを犯し続ける。
そうこうしている内に逸物は膨らみ、すぐにでも達してしまいそうになっている。
「ああっ、んんっ、気持ちいい…」
惚けた瞳でうわ言のように呟く。
まるで自分が執事のものを搾り取るだけの機械に感じ、
頭の中に生まれた大量の被虐感から、徐々に快感が抽出され始める。
さらに胸への巧みな愛撫が加えられ、痛みの強い交わりでも達するには十分な刺激の量である。
高ぶった性欲は身体を変化させた。
今までただ執事の逸物を受け入れ、蹂躙されるだけだった菊座。
だが直腸全体が緩やかに震え、入り口の部分が強く彼のものを締め付ける。
「あぁあぁっ! 執事さん、有難う御座います…」
快感のあまり、風邪でも引いているのかと思うほど身を震わせた。
>あぁあぁっ! 執事さん、有難う御座います…
「…こっちこそ、有り難いですよ、里村さんっ…!」
腰の動きを早くし、絶頂に向けて逸物を更に深く突き入れる。
「くっ…ぁ、もうそろそろ…。……っ!」
机が軋んでしまう程に彼女の体を揺さぶっていたが、とうとう達してしまったのか
奥まで逸物を突き入れて白濁を注ぐ。
「はぁ…さっすが、名無し家のメイド。うちの屋敷とは違った楽しみがあるわー…。
イイ思い…じゃねえや、勉強になりました」
まだ射精を続けながら、感心したように呟く。
全て注ぎ終えると引き抜き、志保のメイド服のエプロンに擦り付けたりして拭う。
その後志保よりも早く身なりを直すと、さっさと鍵を開けて出て行こうとする。が
「すっかり忘れてた、コレ!これにサインしてください。はいマジックね」
やはりミーハー精神旺盛なようで、
持っていたカバンからメイド広報(志保が表紙のもの)を取り出して半裸の志保にサインをせがむのだった。
「んく… んぁ、んん…! んんんんん……!!」
身体の奥深くで射精されて、相手のものが自分の中にさらに入り込んでくる瞬間。
一番感じる瞬間だったが、新人たちが部屋の近くにいるかもしれないと思うと、
声を大きく張り上げて悦楽に浸るわけにもいかなかった。
そこで、声を身体の外ではなく内に向けて叫ぶようにする。
その後執事からサインを頼まれるものの、今だ快感の余韻が残っていて思うように身体が動かない。
数秒前の行為の思い出に思考と身体は支配され続け、痙攣が続く。
桜色に染まった身体を半分露出させたまま――
無言で彼からマジックを受け取り、ふらふらと安定しない手で自分の名前をサインする。
メイド広報にはお世辞にも綺麗で丁寧とは言えず、ギザギザに近い線で里村志保と書かれた。
彼が帰ってしばらくして思ってみると、ようやくこのサイン自体が物凄く恥ずかしいものであることに気付く。
(あああ… なんであんなサインを渡しちゃったんだろう。あんな字、このえっちの記録も同然じゃない。
まるで、現場をビデオで撮られているみたいに恥ずかしい……)
なかなか寝付けずに、一人侯爵家の食堂でスープを飲んでいる。
すると、玄関のほうから車の止まる音と使用人達の帰ってくる足音が聞こえたので
食堂から顔を出す。
「あ」
ドヤドヤと入ってくる使用人達の中から、若い見習い執事の一人を捕まえる。
「松田さん、名無し家はどうでしたの?……あら?
…まぁ、里村さんに接客のご指導を。それは良い事がありましたわね〜」
サインを見せて貰い、笑顔でそう答えて再び食堂に戻る。
「…なんだか酷く字がよれよれでしたけれど。でも、元々サインっていうのはああいう物ですわよね」
大人びている俊とは違い、まだまだお子様なようである。
「………」
自室で自分宛に届いた手紙を、沈痛な面持ちで静かに読んでいる。
傍らにはボーセが伏せているが、こちらも僅かな身動きもせず、重苦しい静寂が二人を包んでいた。
「へー…、そうなんだ…」
御主人様の書庫で借りた面白そうな本を、仕事の合間に読んでいる。
バルコニーの手摺りに腰掛け、外に向かって足をブラブラさせている。
かなり危なかっしい事をしているが、こうすると風がくまなく体を通り過ぎる為、気持ちいいのだった。
「いけない! もうこんな時間…。
無断で持ち出して来た本だから、はやく返さないと…」
本を小脇に抱えて、廊下に出る。
「誰にも見つからないようにしないと…」
書庫のお掃除の時に持ち出したものらしく、おどおどしながら廊下を進む。
「……?」
体が冷えてきた為、手摺りから滑り降り、明かりもつけずに廊下を自分の部屋に戻っていると
おっかなびっくり、といった感じで歩いているメイドの姿が目に止まる。
こちらに気づいていない様子なので、そのまま気配を消して暗がりから静かに歩み寄り
おどおどと歩むメイドにぴったり寄り添うようにして歩き始める。
「なにしてるの?」
暫く歩いてから、唐突に声をかけてみる。
「ひゃっ!?」
そーっと歩いていたところに、さらにそーっと背後から声をかけられて思わず悲鳴をあげる。
そして振り返ってみると、そこには。
「月子…さま…?」
思わぬ人物の登場に、驚き半分、安堵半分。
月子さまに悟られないように、本を後ろに隠す。
「あの…月子さま。
私に何か御用でしょうか…?」
今できる精一杯の笑顔で、月子さまに尋ねる。
「こんばんは、お話しするのは初めてですわね。桜木さん、でよろしいかしら?」
自分よりもやや背の高いメイドに向かって微笑み、挨拶をする。
「何かお探しのように見えたのですけど、違ったかしら?」
何か取り繕うような笑顔をしている桜木に質問を返してみる。
不自然に後ろに回した手が怪しい。
「それとも、誰かに見つかりたくなったから警戒していた、とかですの?」
下から微笑んだままで、他人の悪戯を見つけた子供のように無遠慮に尋ねる。
「あっ、は、はい!
私、桜木姫子といいます…」
本を隠していて手を前に出せないので、お辞儀がどうしても浅くなってしまう。
>「それとも、誰かに見つかりたくなったから警戒していた、とかですの?」
「えっ、そ、その…」
図星を指摘されてしまい、それが表情に出てしまう。
でも相手は年下の月子さまだから、ごまかせるかもしれないという思いが生まれる。
メイドがお仕えする人を騙すことは、本当はいけないことなのに…。
けれど言い付けられて執事様に怒られるのも怖い…。
「ち、違います…。
ご主人様に本を返してくるように言われて…それで…」
目を合わせられないまま、背中に隠していた本を月子さまに示す。
姫子が差し出してきた本の表紙は見覚えのある物だった。
試しに読んでみた事があるが、中身は退屈なものだった。
「……ふうん、これ何の本ですの?」
わざとらしくならないように演技しながら、その本の中身ついて尋ねてみる。
子供らしい声と表情が絶妙なカモフラージュとなって、本当にただの年齢相応の子供のようにしか思えない。
「良かったら、私にも貸して下さらない? ここの御主人の読まれた本でしょう? とても興味があるわ」
そう言って、本に手を伸ばす。
「え、えっと…これは…」
何の本なのかを尋ねられて、思わず答えてしまいそうになるが何とか言い止どまる。
ご主人様に返して来るように言われたということにしたのに、内容を知っていたら怪しまれるかもしれない。
「だ、ダメです!!
いくら月子さまでも、ご主人様に無断で本をお貸しするだなんて…」
もし本が戻ってないことがばれたら、今日の掃除当番だった姫子が疑われるのは同じこと。
それだけは嫌なので、月子さまには渡さないように、本を持つてを引っ込める。
「…そう、残念ですわ…」
本を引っ込められて、不承不承といった感じの表情はするものの、案外素直に引き下がってみせる。
「でも…私良く無断で本をお借りしますけど、怒られた事なんてなかったのですけれど…」
未練が残る、といった雰囲気で何事か話ながら、廊下を歩み去ろうとするが
しかし、その次に何かをひらめいたような表情を浮かべ、大袈裟に振り返ってみせ
「…ひょっとして、桜木さん、次にその本を読みたいんのでなくって?」
と言い放ち
「それで私にお貸し出来ないのでしたら、そう言って頂ければ別に私はお借りしなくても良いですわよ?」
とニコニコ笑ってみせる。
「その代わり…」
ワンピースを着た令嬢は姫子の返事を待たずに、そっと耳元に唇をよせ、何事かを囁く。
その囁きを受けて、メイドは困惑したような表情になる。
「…ダメですの? そう、それならその本をお借りしたいのですけど、それは貴方がイヤなのではなくって?」
まるで姫子の心を見透かしたように薄く笑いながら、未だに迷い続けているその手をそっと取った。
「直ぐ済みますわ… うふふ」
そうして、まるで小悪魔が人間を導くように、元居た暗がりに向かって
何の恐れもなく姫子の手を引っ張って消えて行く。
やがて廊下の暗闇が二人を飲み込み、お屋敷の廊下には無人の静寂が戻った。
「月子…さま…?」
直ぐに済む。
そう言われてこちらの手を取られてしまい、逃げられなくなる。
「あ、あの…」
込み上げる不安は隠せないものの、導かれるままに廊下を歩く。
その先にある現実を知るのは、それからすぐのこと…。
そうして姫子はまた、メイドとしての一歩を進んだ…。
執務室のパソコンで、雫からのメールを読んでいる。
「……」
読み終えるとすぐにパソコンを切り、テラスに出てがっくりと項垂れた。
苦々しい顔でソフトケースに指を突っ込み、ニコチンで気を晴らそうとする。
執務室で夜勤している人のために、、カートに載せてお茶とお菓子を運んでいく。
「こんばんは、お疲れさまですわ……あら?」
見たところ誰もいないようだったので、首を傾げる。
自分が見たメールの内容、それは本当に事実だったのだろうかと訝る。
幻だったのかもしれないし、単なる見間違いだったのかもしれない。
改めて確認しようと再度執務室に向かう。
入り口のドアの小窓から中を覗くと、そこには瑞葉の姿が。彼女ひとりである。
一旦、執務室から離れて自室に行き、雫に電話を掛ける。
するとどうやらメールの内容は自分が見たものでちゃんと合っていたらしい。
”無駄手間取らせないで、愚図ね”と怒られる始末。
「やるしかないか…」
いくつかの道具を持って執務室へと行き、中の瑞葉に気付かれないよう手早く部屋の明かりを全て消す。
執務室は真っ暗闇になり、これでこちらの顔を視認されることはない。
171 :
萩野 瑞葉:2005/05/13(金) 23:26:36 ID:CHCBZqiC
「確か今夜の夜勤は……百舌鳥さんですわよね。お手洗いにでも行かれたんですかしら?」
壁に貼ってあるシフト表を見て呟く。
「お茶が冷めてしまいますけれど、どうしま……っ!?」
と、突然部屋の照明が落とされる。
「えっ!? えっ!?」
動転してどうすればよいか分からず、暗闇の中立ちすくむ。
瑞葉が気を動転させている間、自室から持ってきた小さなスチール缶からガスを吸い込む。
そして彼女のもとまで駆け寄り、「動くな」とヘリウムの効いた声を放つ。
メイドの首と顎の間辺りの柔肌に、ずしりと重く、ひんやりとした金属の質感のものを当てて。
「そのまま、床にしゃがむんだ」
抑揚を抑え、異常に高い声で告げる。
173 :
萩野 瑞葉:2005/05/13(金) 23:40:29 ID:CHCBZqiC
「ひっ!?」
喉元で感じる冷たい感触。耳元で囁かれた脅迫の言葉。
歯をカチカチと鳴らして震えていると、さらに命令が下される。
>そのまま、床にしゃがむんだ
「は、はい……っ」
奇妙に甲高い声が不気味に感じられて、ゆっくりと絨毯の上に正座する。
「あ、あの……これは一体……?」
「黙れ、喋るな。無駄口を叩くと、白いエプロンが赤く染まることになる」
心を鬼にして冷淡な言葉を投げ掛け、正座した瑞葉を後ろ手に縛り上げる。
丘のように盛り上がった小振りではあるが美しい乳房を鷲掴みにしつつ、
先ほどまで首に突き付けていた大型ナイフで彼女の服を縦に切り裂く。
「いいか、喋るなよ? 黙っていればすぐに終わるんだからな」
ショーツさえもナイフで無残に切り裂いていき、晒された秘所を指で軽く弄る。
まるで丁寧に梱包された商品の封を開くようで、不本意ながら興奮を覚えた。
175 :
萩野 瑞葉:2005/05/13(金) 23:55:43 ID:CHCBZqiC
「!」
なおも尋ねようと思って口に仕掛けていた言葉を
慌てて飲み込み、両手で口元を押さえる。
「……ぃ……っ」
胸を強く揉まれて、まだ硬さの残る芯のあたりがズキリと痛む。
だが悲鳴を出すことも出来ず、ただそれに耐えるのみ。
あっという間に服を引き裂かれると、秘所を弄られるままになる。
「ん……っ、んんっ、く……」
口元を押さえながら、漏れ出す声をなんとか押し殺している。
(む… お嬢様なのにまだ泣かないか。とっとと終わらせたいんだが)
ナイフで瑞葉の恥丘の辺りを剃毛しながら、彼女の唇を奪う。
「眼を逸らしてるから、君が動かなくても手元が狂うかもな。
運が良かったら綺麗に剃れるだろう。だが運が悪かったら……?」
言うものの、手元を狂わせる気はない。
キスはしつつも、どうにか視線を秘所に合うようにする。
177 :
萩野 瑞葉:2005/05/14(土) 00:07:08 ID:MvPhs1qt
「な……っ!?」
秘所の上辺りを這う刃の冷たい感触に身をすくめていると、
ジョリジョリと異様な音が響いてくる。
薄い恥毛が剃りとられていると気付くのに、それほど時間はかからなかった。
「い、いや……んんっ!!」
唇を強引に奪われても、ナイフが気になって身動き一つ出来ない。
今にも泣き出しそうなのだが、それで侵入者(だと思っている)を刺激するのも恐ろしく、
ただ自分の身にふりかった恐怖が、一刻も早く通り過ぎることを願う。
「さてこの後はわかるな? 自分の身がどうなるか。馬鹿でもわかる未来だ」
瑞葉の背後に回り、首に右手のナイフを押し付けながら、左手で彼女の秘所を刺激する。
包皮に包まれた敏感な真珠を探り当ててそれを執拗に玩び、愛液の分泌を促してやる。
乳房の先端は唇で軽く挟んだ後、舌で激しく転がしてやる。
それに飽きると、僅かに歯を立ててやる。
密着した状態なので勃起した逸物が服越しに、瑞葉のふっくらとした尻に硬さを伝えていた。
179 :
萩野 瑞葉:2005/05/14(土) 00:22:23 ID:MvPhs1qt
「んぁ……っ、ふ……んんぅっ!」
剃毛され、ひんやりとした外気がいつもよりもハッキリと感じ取れるためか
指の温みもまた敏感に感じ、早くも愛液が滴り落ちはじめる。
「んっ、んっ! く、くぅ……んあああっ!!」
秘豆、そして乳房の先端の淡紅色の蕾を
痛みを感じるくらいに強く刺激されて、思わず声が漏れてしまう。
「ああ……あ……っ?」
硬いモノが布地越しに脈打つのを尻肉で感じ、さらに熱い吐息も漏れる。
「わ……私は、お、犯される……んですの?」
「当たり前だろ? どうしてそんなことを聞くのかがわからんな。
それに無駄口を叩いたことだし、死んでみるか?
理解力が足りないのなら、死んでも誰も困らないだろう。無能メイドなんだろ? お前は」
綾峰家で仕事をしていた環境柄、止め処なくそんな言葉が簡単に出てきてしまう。
自己嫌悪に陥りながらも、瑞葉の身体の温かさ、柔らかさに安らぎを感じた。
(……頃合か?)
瑞葉の秘裂が潤ってきたのを確認して、自分のズボンから逸物を取り出す。
そうして間髪入れず、一気に彼女の奥まで破壊槌のように押し入れる。
181 :
萩野 瑞葉:2005/05/14(土) 00:37:43 ID:MvPhs1qt
>無能メイドなんだろ? お前は
「ち、違いますっ、私は……」
思わず反論しかけて、ハッと状況に気付く。
「ご、ごめんなさ……あっ!?」
問答無用で押し伏せられ、硬く熱いモノが無理に内部へと侵入してくる痛みに
身体を引き裂かれそうになる。
「ひ……いっ、ああああっ! い、いやっ、あぅっ、あんっ、あんっ!!」
喉の奥から搾り出されるような悲鳴をあげながら、強姦される恐怖と恥辱に翻弄される。
「黙れ、って言ってるのに喋りすぎだぞ。これじゃ情けのかけようがないな」
手でメイドの口を塞ぐ。
ある程度逸物を抽層させ、瑞葉の膣粘膜を拡張させていく。
そうして逸物が馴染んでくると秘所から引き抜き、後ろの穴へと宛がった。
前と同じく優しさの欠片も一切無く奥まで挿入させる。
「やっぱり無能だったな。こうして手で無理矢理口を塞いでやらないとわからないのか?
どうせ主人からも辞職させたい、と思われているんだろうな。その出自ゆえ辞めさせられないだけで」
菊座の蹂躙とともに、瑞葉の心も傷付ける。
183 :
萩野 瑞葉:2005/05/14(土) 00:57:08 ID:MvPhs1qt
「あっ、あんっ、ん、ふああっ! んっ、んぐ……んんんーーーっ!」
漏れる声に甘いものが混じり始めた頃、手で口をふさがれてしまう。
その分、発散できない快感が身体全体で表現されているかのように、
激しく背筋が躍動し、愛液が多量に分泌される。
さらに菊座まで貫かれ、痛み混じりの快感に、身体全体を貫かれる。
「!! ん、んふぅぅぅぅぅぅっっ!!」
>どうせ主人からも〜その出自ゆえ辞めさせられないだけで
「ん、んんっ!?」
どうして自分の身分のことを知っているのか、ひょっとして自分を狙ってきた男なのかと
暗闇の中目を凝らす。さきほどよりは目が慣れてきているか、
もう少しで顔が分かりそうでもある。
(…っ、今度は俺がヤバい。出すわけにはいかないからな…)
自分の耐えることのできる範囲で荒々しく、本能のままに腰を打ち付ける。
だが瑞葉の使い心地が素晴らしく良く、
いかにそれなりの経験と訓練を受けているとはいえ長続きはしなかった。
出してしまう前に逸物を引き抜き、一息吐く。
(DNA鑑定ですぐにバレるからなぁ… 雫様が俺のために色々根回ししてくれるとは思えないし)
「こっちは見なくていいんだよ、無能メイド。犬のように地べたに伏せてろ」
どうやらこちらの顔を窺おうと瑞葉が視線を向けているので、それを制止する。
次に自分のものよりもふた周りは太いバイブを彼女に挿入する。
膣だけではなく――後ろの穴にも容赦なく。
「さて…」
デジタルカメラのスイッチを入れると共に、バイブのスイッチを入れる。
悶えて身を捩る瑞葉の姿を画像や動画に納め、満足した量が撮れると部屋から出て行く。
彼女の拘束した腕や、淫具のスイッチはそのままで。
185 :
萩野 瑞葉:2005/05/14(土) 01:26:24 ID:MvPhs1qt
「んっ、んんっ、ああっ、だ、ダメ……わたし……わた、し……あっ?」
快楽に流され、いつしか自分でも腰を振って快楽をむさぼる。
その中でなんとか顔を確かめようとしていたところで、急に男は逸物を引き抜いてしまう。
「あ……い、いや……っ、お願いですわ、最後まで……最後まで、犯して下さいませ……っ」
拘束されたままにじり寄ろうとするが、冷たい罵声を浴びせられて動けなくなる。
すると男は極太のバイブを取り出し、容赦なくそれを挿入してくる。
「ひっ! あ、ああああっ! あっ、やっ、ぬ、抜いて………大き、過ぎますぅっ!
壊れ、……ひああああっ!!」
二本のそれに貫かれ、振動と痛みと快楽に悶える中、何度と泣くシャッターがたかれた。
朦朧とした意識の中、いつの間にかその光も浴びせられなくなり、
気付けば暗闇の中に一人、痴態を晒したまま放置されている。
「えっ……あ、あの……誰かっ! んんぅっ!」
バイブの与える刺激と、暗闇の恐怖とに苛まれながら助けを呼ぶ。
「誰か……助けてくださいっ、わたし、このままじゃ……ああっ、誰か……最後まで……」
しかしやがてその言葉は、身体がバイブの強烈だが単調な悦楽に耐えかねたせいか
別の意味合いを帯びていく。
「どうか、最後まで……いやらしいメイドの瑞葉を、レイプして……ください……っ」
「ふぅ…… これならあの鬼畜女も満足するだろ。ほんとに人間なのか疑わしいよ、全く」
執務室を出るとそう呟きながら自室に戻り、ノートパソコンを起動する。
完全に起動しきるまでの待機時間は、ナイフやヘリウム缶などを片付けた。
「ったく、ふざけやがって…」
罪悪感と怒りなどの感情を胸に渦巻かせ、デジタルカメラをノートに繋ぐ。
綾峰家の雫のパソコンへと瑞葉の画像や動画を送り、送ったことを電話で伝える。
「どうですか、雫様。満足されました? ……そ、そんな!」
だが返ってきた言葉は惨憺たるもので、先ほどの行為を無碍にされて泣きそうになった。
最後がバイブではなくちゃんと中で出せ、との指摘。
次は誰々のメイドを撮影してこい、との新たな命令。
そしてさらに。
”百舌鳥、あなたの指摘は間違ってないわ。確かに私は鬼畜女ね。よく憶えておくわ”
と言い残して雫は電話を切ってしまう。
百舌鳥を叩く材料が増えたことへの喜びと、彼の発言への単純な怒りが混じった声で。
(……俺、あいつの前では鬼畜女とは言っていないよな?)
携帯電話を畳んでしまうことも忘れ、自問自答する。
(まさか、これか?)
スーツの胸ポケットから綾峰家でも使っていた万年筆を取り出し、力を込めて半分に折る。
「……っ!」
飛び散るインクの中から現れたのは盗聴器。
それを悔しさを込めた拳で、思いっきり叩き割った。
脱力感からインクのべっとりついた手を洗うこともせず、ベッドに倒れこむ。
夢には、綾峰家でメイドとして働いている妹が出てきた。
ヒョイと紐を引くとバリバリと音を立ててエンジンがかかる。
動き出したバリカンを手に生垣の手入れが始まった。
「ん?ここの生垣はっと……
ああ、あんまり刈り込みすぎるとだめだな……」
どうやら、青姦好きの客用の目隠しの生垣のようである。
「たまにはお休みをもらって、ドコかにお出掛けしたいな…」
自室の掃除の途中、視界に入ったカレンダーを見て呟く。
生垣の手入れも終わり、道具の手入れをしている。
「道具の手入れもいいけど、車の整備もしなくっちゃいけないなんだよな」
作業小屋の隅においてある、古いイタリア製のスポーツカーを見やる。
「気分転換に、外の空気を吸いに行こうかな…」
掃除が一段落ついたので、お庭に出るべく廊下を歩く。
台所の床をモップで掃除している。
「はぁ……」
昨夜のことを思い出すと、また恐怖とともに身体が火照りだすのだが、
それを打ち消して熱心に床を磨く。
スポーツカーのフロントウィンドウに積もった埃を指先でぬぐうと
口を尖らせて吹き飛ばす。
「まあ、生垣が終わったから今日は一度こいつに乗ってやるか…」
作業小屋の扉を開けると、スポーツカーの運転席に座り、エンジンを
かけて庭に出す。
>>193 「あれ…?
何の音なんだろ…?」
機械の音?車の音?
何かは判らないものの、庭に出ると大きな音がどこからか聞こえて来る。
「どこからだろ…?」
広いお庭を見渡すも、ここからは確認できない。
のんびりとコーヒーを啜りながら、
文庫本を読んでいる
>>194 車を作業小屋から出すと、ホースを伸ばし水をかけ始める。
全体に水をかけ終わるとウエスで水滴を丁寧に拭いてゆく。
再び、運転席に座るとエンジンをかけアクセルをふかし、
庭を出るために門のほうに車を進めると、メイドの姿を見かけ
その前に車を止める。
「よう、なにしてるんだい?」
テラスで缶ビールを飲んでいる。
耳にはヘッドホンをつけて雑誌を読んでおり、周囲の声が聞こえていなかったりする。
>>196 「あっ…!」
さっきの音が段々と近づいてきて、多分スポーツカーと言われる車が目の前に停まる。
初めて見る運転席の人に声をかけられて、どう答えていいのかわからなくて。
「あ、あの…。
ちょっとお散歩をしようと思って…」
お客様かもしれないのに、思わず敬語を忘れてしまう。
200 :
萩野 瑞葉:2005/05/14(土) 22:55:29 ID:7OEwL85D
雑念を払うように掃除に没頭したもので、厨房の床がピカピカになっている。
「ふぅ……こんなところですかしら」
額の汗をぬぐって、モップをしまいにいく。
>>198 >ちょっとお散歩をしようと思って…
「へぇ〜そうなんだ、どうせならドライブに付き合わないか?
あれ?俺の顔見たことなかったっけ?
この屋敷の庭や草花の面倒見てる、丹波大って言うんだけど
君は、桜木さんだったよね」
ひとしきりしゃべると、車を降りて助手席側のドアを開けて姫子の手をとり
シートに座らせる。
助手席のドアを閉めると、運転席に座り姫子のシートベルトを締めてやり
自分のシートベルトも締めて、車を発進させる。
202 :
エカテリーナ:2005/05/14(土) 22:59:05 ID:gtc96UV4
使ってない部屋の掃除をしている
「〜♪」
楽しそうに鼻歌なんかを歌いながら背伸びをしてはたきをかけている
>>201 「丹波さま…?」
自己紹介されても普段はお屋敷の中での仕事が中心だったので、やっぱり初対面だと思う。
それなのに丹波さまは姫子のことを知っていて下さるので、申し訳なく思ってしまう。
「え!? あ、あの…!?」
半ば強引に手を引かれて、スポーツカーの助手席に座らされる。
あっと言う間にシートベルトまでされてしまい、戸惑っていると。
「た、丹波さま、私まだお仕事がっ…!!」
言い終わるよりもはやく、車は出発してしまう。
ポケットから煙草の箱を出す。
>>203 >「た、丹波さま、私まだお仕事がっ…!!」
「仕事?大丈夫、大丈夫。
どうせ俺が連れ出したって報告してるはずだから」
涼しい顔をして門をくぐってしまう。
屋敷の中に飾ってある花の手入れのときに姫子の顔をみて覚えて
居るのだが、姫子には覚えてもらって居ないようで苦笑いしてしまう。
「ところで、何度かすぐそばで花を活けたりはしてるんだけどさぁ、
覚えてないかい?」
206 :
エカテリーヌ:2005/05/14(土) 23:13:40 ID:gtc96UV4
はたきをかけるのを止め、こんどはたどたどしい手つきで雑巾で壷を拭き始めた
207 :
萩野 瑞葉:2005/05/14(土) 23:13:53 ID:7OEwL85D
「さて、お風呂に入って寝ましょう……変なこと、考えるのはやめて」
火照った顔をパチンと一つ叩くと、私室へ下がっていく。
>>205 「でも…」
お屋敷の門を出てしまい、取り返しのつかないことになったような気がする。
「丹波さまを…ですか?」
気を取り直して丹波さまの話に応える。
「すいません、私、仕事をしてるときは、まだ他のことに気が回らないことが多くて…」
それだけまだお仕事に慣れていないのだろうなと、自覚してしまう。
>>208 「ふーん、まあこの屋敷に来たばっかりだしね。
花とかは一応俺がやってるから覚えておいてくれな」
そういって、ふと横を見ると不安げな顔を見える。
「本当に、大丈夫だよ。
いざとなったら、メイドの一人や二人俺の実家で面倒見てもらうから」
屋敷が見えなくなり、大通りに出るとふと気がついたように
「なあ、海と山とどっちがいい?」と姫子に尋ねる。
机の上を散らかしすぎたので、書類類の整頓をしている。
「まあ、こういうのも多少は自分でやらんとな」
211 :
エカテリーヌ:2005/05/14(土) 23:29:38 ID:gtc96UV4
うんしょ、うんしょと壷を元の位置に置き
ほっと一息ついて、部屋を見渡す
「…うン、キレいになりまシタ」
そう言ってにっこり微笑む
>>219 「は、はい…すいません…」
そう言われると何だかますます申し訳なくて、気まずくなる。
「えっ!? そ、そんな…。
あの…丹波さまのご実家って…」
聞いても言い事なのかわからず、消え入りそうな声で。
名無しの御主人様のお宅で働いているのに、どうして、と思う。
「え、えっと…」
男の人と二人きりで、しかも助手席に座ってドライブなんて生まれて初めてなので困ってしまう。
それに外行の服でも何でもない、メイド服でドライブなので…。
「…海に…行きたい……かも…」
温かい季節になって、冬には行くような場所ではないので、風が気持ち良いかなと思って。
自分で片付けようとしたが、あまりにも書類の数が多すぎて手が止まる。
「む……」
「やはり細々とした片付けはメイドにさせよう。私は私なりに十分頑張った、うむ」
連続してベルを鳴らす。
「おーい、誰かいないか」
214 :
エカテリーヌ:2005/05/14(土) 23:41:03 ID:gtc96UV4
掃除を終えて一息ついていたところで
ベルの音が聞こえてきて
「はーイ」そう、大きな声で返事をして
主人の書斎へと向かった
>>212 >あの…丹波さまのご実家って…
エンジン音にかき消されそうな声が聞こえ、しまったというような顔になる。
「あ、あんまり気にしないで
とりあえず、今は名無しの屋敷の使用人だから」
ポンと右手で姫子の肩をたたくと着ているのがメイド服だと気づく。
そして自分も作業着な事に気づく。
>「…海に…行きたい……かも…」
「そうか、海か……
その前にっと……」
ハンドルを切ると手近なデパートに立ち寄り、姫子に少し大人びた服を
買い与え、自分の着替えも購入すると更衣室で着替えてしまう。
>>215 「………」
不思議そうに、運転する丹波さまの横顔を見つめる。
(本当はどういう方なんだろう…)
けれどそれはメイドが知るべき領分ではないと思い、自重する。
「あっ…丹波さま!?
そっちは…」
まず始めに車が向かったのは海ではなく、デパート。
そこで服を買っていただいて、ますます恐縮してしまう。
「あの…本当に良いんですか…?
服なんて買ってもらって…」
今まで持っているどの私服よりも高そうな、大人っぽい服に戸惑いを隠せないでいる。
>>214 声は聞こえるが、なかなかメイドが現れない。仕方なく煙草を吸ったりしながら待つ事に。
「おや…?確かに返事はしたんだが。おーいまだなのか」
部屋の外に呼びかける。
218 :
エカテリーヌ:2005/05/14(土) 23:52:49 ID:gtc96UV4
>>217 「ア、ゴメんなさい…」そう、謝りながら、そっとドアを開けて覗き込むように身体を半分出す
「…ゴ主人様怒ってまスカ?」
どこか怯えたようにそう尋ねる
>>216 >あの…本当に良いんですか…?
「別に気にしなくっていいよ、この程度ならどうってことないから」
クレジットカードで支払おうとカードを店員に出すと、どこからか店長が
現れ「いつも丹波様にはお世話になっております、ぼっちゃまのお買い物は
外商でといわれておりますので」と言われてしまう。
「しかたねぇな……ぼっちゃまなんて年でもないんだけど」
カードを引っ込めると、姫子に向かって
「なあ、屋敷のみんなには今日のことは内緒だぞ」
そういって、駐車場の車に戻り再び海に向かって車を走らせる。
>>219 「あっ…」
未成年の姫子にとって未知の世界のカードでの買い物。
何だかすごそうということだけしかわからない。
それに丹波さまと店員さんの会話も難しくて…。
「は、はい…」
言うなと言われなくても多分言えないと思う。
黙ってお屋敷を出て来て、服まで買ってもらって…。
願っていた外出が、思いがけない形で実現してもやはり困惑した様子。
そして再び助手席に座って、丹波さまの運転で海を目指すことに。
>>218 「いや、怒ってはいないが…ここを片付けてくれないか。この様子じゃ、どうにも仕事が捗らない」
封筒や書類で散らかり放題の部屋の中を指して命令する。
「実は少々急いでいるのでね、多少雑でもいいのでなるべく早くしてもらいたいんだが」
と、何気に急かすような事を口にする。
(しまった。『雑でもいい』などと言ったら何か物を壊したり、破いたりかもしれんな…。
まあそうなったらその時か)
222 :
エカテリーヌ:2005/05/15(日) 00:06:09 ID:gtc96UV4
>>221 「ア、ア、そうですか…ワカりました、マイン・ヘル。オカたずけいたしまスネ」
そう言って、傍の書類から拾って大きさに合わせてまとめ始めたが…
「アノ、マイン・ヘル…テキとうに大きさでまとめていまスガ、ベツにかまわないでしょウカ?」
と、主人に尋ねた
>>220 海へと向かう道を順調に車は走る。
「急がないと、いけないかな?」
ちらりと腕時計を見ると、アクセルを踏み込む。
景色を車を後ろに置いていきながら徐々に潮風の匂いが窓から流れ
込んでくる。
視界が開け大海原が目前に広がると、大通りから岬の先への細い道へと
車を走らせる。
>>223 「わーっ……綺麗…」
久しぶりに見た海。
しかも車で走りながら眺めるのは初めてなので感激する。
窓を開けると潮風の匂いがして、ますます海に来たんだという実感が沸いて来る。
「あの…丹波さま。
もっと海の近くに行ってもらってもいいですか…?」
できれば海の水に触ってみたい欲求が生まれて来る。
>>222 「ああ。ざっと部屋が綺麗になればそれで…」
窓際に立ってエカテリーヌを眺めていると、彼女の足元に先程軽く見失っていた資料を見つける。
が、ただ『そこの書類を拾って持って来い』というのではつまらないので
(……ふむ…)
顎をひと撫ですると突然彼女を叱り始める。
「…コラ! 何をしているんだお前は、重要な資料を踏みつけてはいかん!」
エカテリーヌの側まで近寄ると、自分で書類を軽く足先で踏みつけてから拾う。
そしてエカテリーヌの目の前に突きつけて
「まったく。どうしてくれるんだ、これは取引先に持って行かないといけないのだぞ」
大嘘で実は重要でも何でもないが、何かよからぬ事を思いついたのかそんな言いがかりをつける。
>>224 >わーっ……綺麗…
「そうだな…」
素直に感動する姫子をほほえましく思う。
>もっと海の近くに行ってもらってもいいですか…?
「ああ、いいよって言うか最初からそのつもりだし」
岬の先端に近いところニ車を止めると、助手席のドアを開け姫子を
車から降ろす。
少しの階段を下りると、小さな砂浜が見える。
227 :
エカテリーヌ:2005/05/15(日) 00:26:58 ID:mdxM6bIc
>>225 「ハイ、ワカりまシタ」そう言って手早く、書類をまとめ始めたが…
「…エ?」突然の主人の言葉にビクッと硬直する
>「まったく。どうしてくれるんだ、これは取引先に持って行かないといけないのだぞ」
「…ゴ、ゴメんなさい…ゴメんなさい…」
そう言って、目に涙を溜めて跪くエカテリーヌ
「オ、オワびいたします、ナンでもいたしマス…ドウすればいいんでスカ?」
>>226 「あ、ありがとうございます…」
何だか気持ちが伝わってたのかなと思って嬉しくなる。
そして車が停まって、車から降りて砂浜へと出てみる。
「わーっ……」
そこからの海は、天気もよくて空気も澄んでいるせいか、水平線がはっきりと見える。
しばらくの間、ぼーっと海をただ眺めていて。
「丹波さま、今日はありがとうございました…」
海を眺めていて、日頃の疲れが取れたような気がして丹波さまに向き直る。
>>228 >丹波さま、今日はありがとうございました…
「いや、いいよ無理矢理連れてきただけだし……
ほら、ここからだと真正面に夕日が……」
徐々に大きな太陽が海に沈む様子をじっと眺めている。
「…そうか…」
ふと何かに気づくと、姫子を後ろから抱きすくめる。
「メイドならメイドらしい感謝の気持ちの表し方を見せてみてくれないか?」
そう耳元にささやきかける。
>>227 「悪い事をしたら、他のメイドは何をされているか。お前も知らないわけではないだろう」
エカテリーヌの腕を掴んで、窓際まで引っ張ってくると
体を壁に押し付けて尻を向けさせる。
机の引き出しから教師の使うような指し棒を取り出し、少しだけ長く伸ばす。
「さ、自分でスカートを捲り上げて尻を出しなさい。その間に私は他の物を取って来るのでね」
そう言うと、寝室の方に行き小型のビデオカメラを持って戻って来る。
「…これでよし」
机の上に固定し、エカテリーヌの姿がバッチリ収まるようにすると
ニヤニヤしながらおもむろに指し棒を彼女の背中につうっと滑らせる。
「じゃあ、始めるとしよう」
>>229 「あっ…」
丹波さまが示す通り、太陽が水平線へと沈んで行く。
それをずっと眺めていると、次第に周囲は夕焼けから薄暗くなっていくのがわかる。
「えっ…丹波さま…!?」
太陽が沈み切った頃、突然後ろから抱き締められてしまう。
「感謝の気持ち…ですか…?」
耳元でそう囁かれて、すぐに何のことかを察する。
「で、でも…それは御屋敷に帰ってからでないと…」
外で御奉仕するなんて、考えたこともない様子で。
232 :
エカテリーヌ:2005/05/15(日) 00:42:25 ID:mdxM6bIc
>>230 「ハ、ハイ…」
ブルブル震えているが、心の奥で何かを期待するようなものが湧き出しているのを感じた
その衝動に任せて、勢いよく、スカートを捲くり上げ、白く小ぶりなお尻を主人に晒す
ふと、後ろを振り返ってみると、ビデオカメラが用意されているのを見て
「マ、マイン・ヘル、アンまりデス!ワタしのはずかしい所をビデオに撮っておくんでスカ?!」
と、悲鳴の様な声を上げる…が
「…ヒ、ヒァン!」
絶妙な感触で背筋を撫でられ思わず嬌声が漏れる
>>231 >で、でも…それは御屋敷に帰ってからでないと…
「メイド服を着ていないからか?
それとも、誰かに見られるかも知れないからか?」
後ろから回した手で姫子の体をまさぐりながら尋ねる。
姫子の髪の匂いを浴びながら、逸物はズボンの中で硬度を増し
布越しに姫子の尻に押し付けられる。
>>223 「そ、それは…その…」
丹波さまに、男の人に求められて御奉仕できることはメイドとして至上の喜び。
でも…デートみたいに海に来て、それに外でとなるとやっぱり気になる。
「あっ…!」
お尻に布越しの丹波さまの憤りを感じてしまい、覚悟を決める。
ここで拒否なんてしたら、メイド失格だと思うから…。
「…御奉仕、させて下さい…」
体から強ばりは少し緩み、丹波さまに身を委ねる。
>>232 「残念だが、お前だけ例外というわけにもいかないのでな…。
瑞葉や志保にもやっている事だ、私のやりたいようにやらせて貰うよ。それが嫌なら逃げても結構」
冷たく言い放つとビデオを止める気配もなく、録画の状態にしたまま
エカテリーヌの尻穴へと差し棒を挿入させ、くちゅっ…と中をかき混ぜてみる。
「どうだね。愛らしく悶えて見せなさい」
時折深めに差し込んだりしてみせつつ、声をかける。
>>234 >…御奉仕、させて下さい…
「ふ、そうか……じゃあ…」
姫子を抱いていた手を緩め、姫子が自由に奉仕できるようにする。
「メイドはいつでもどこでもメイドじゃあなくっちゃあな……」
そういいながら、ジャケットを脱ぎ自分の足元に広げておく。
237 :
エカテリーヌ:2005/05/15(日) 01:01:10 ID:mdxM6bIc
>>235 「ア、アノお二人モ…」
同じメイドとしても女性としても一目置いている二人も又通った道と知り
これもまたメイドの務めと割り切ろうと思った
「ワ、ワカりました…マイン・ヘル…ヒ、ヒィアァッッ!ソ、ソコは…」
初めて感じる後ろへの異物感に思わず悲鳴を上げる
「…ソコは汚いデス、マイン・ヘル…マ、マ、マエをヴァ…ヴァギナ…をお使いくださいマセ…」
必死にそう言っているうちに秘裂の奥の蜜壷がジュンと潤んでくる
「は、はい…」
丹波さまの言葉に頷いて、それを認めてしまう。
心のどこかで主従関係とは違う何かを期待していた気持ちを殺してしまう。
「失礼します…」
丹波さまの前に跪くと、ファスナーを降ろして大きく膨らんでいたものを指を使って取り出す。
「……ごくっ」
波の打ち寄せる音をバックに、こういうことをしている自分に現実味がなくなってしまう。
(私…)
丹波さまのものを指で支えて、徐にキスをする。
>>237 「すぐ私のモノを入れたら、お前は喜んでしまうのではないかね?
それでは仕置きにならない。もう少し我慢しなさい」
差し棒を引き抜き、次に秘所を突付いてから先端を挿入させる。
「ふむ…潤ってくるのは早いようだな。面白い。 …ならばこうしたら、どうだろうな」
近くに置いてあった極太のバイブを、先程の尻穴に突っ込んでみる。
「いい格好だ。魅力的だぞ、エカテリーヌ」
差し棒を入れた状態で手を離し、バイブも挿入した状態の彼女から離れると椅子に腰掛けて
足を組む。
そして、手元のリモコンでスイッチを入れバイブを動かす。
「まずは緩めにしてやろうな。…どれどれ。折角だからカメラの前で腰でも振って見せてくれないか」
>>238 (恋に恋する年頃か……このシチュエーションじゃな……)
姫子の微妙な表情の変化を感じ取る。
逸物が姫子に引き出され、ぎこちなく唇が触れてゆく。
「丁寧にな…」
姫子の髪をなで、腰を突き出し咥えやすくしてやる。
>>240 >「丁寧にな…」
「…はい」
上目使いで確かめてから、今度は唇を開いてそれを咥え込む。
「ん、んむっ…」
目を閉じて口の中で丹波さまに奉仕をする。
舌を使って、たまには歯に擦り付けて…。
まだ口で男の人をイカせられるほどの技術はないけれど、懸命に。
「んっ…ちゅっ、ぴちゅっ…ちゅ…んんっ…」
口の中で丹波さまがさらに大きくなった感じがして、段々と顎が辛くなる。
242 :
エカテリーヌ:2005/05/15(日) 01:23:37 ID:mdxM6bIc
>>239 「ソ、ソレは…ダァ…ダー、マ、マイン・ヘル…」
ガチガチ歯を鳴らしながら拒むが、懇願も虚しくバイブが後ろの窄まりへと挿入される
「ヒッ!…ヒギィッッ!!」
無理やり、後ろに挿入された痛みを必死で堪えながら、腰が砕けてへたり込まないように、必死で姿勢を保っている
「ア、アッ、アッ、アーッ!!」
最早主人の言葉も届かず、後ろの方から感じる、おぞましい感触のみが脳を支配する
>>241 姫子の小さな口の中を逸物で満たすと、噛まないほどに歯を使ったり
工夫を凝らしてくる様子をいとおしく思う。
「噛むなよ……おぅ…」
思わず声を出してしまうほどの快感を得てしまう。
姫子の表情がつらそうなのを見ると、嗜虐心が掻き立てられたのか
思わず、白濁を口内に吐出してしまう。
>>242 「ん?大丈夫か?」
エカテリーヌの様子に気付き、バイブを少し引き抜いて浅い位置に留めておいてやる。
「これで少しは苦痛が緩まる筈だろう。心置きなく乱れなさい」
椅子に座って腕組みする。その代わり、バイブの強度は上げたりするのだが。
「耐えられなくなってイッたら、仕置き終了だ。
…お前の反省の心を受け止めようじゃないか、なあエカテリーヌ」
笑顔を見せ、彼女の反応を見て楽しむ。
「いいぞ…とてもいい。苦痛と快楽が混じったその顔が、そそる感じだ」
そんな言葉をかけながら、含み笑いをする。
>>243 「ん、ちゅっ…んんっ!?」
もう口から出してしまおうかと思ったその時、口内にいる丹波さまが暴発する。
「んっ…んんんっ…!!」
零さないようにと、必死に丹波さまの逸物を咥える。
脈動が収まって、ゆっくりと丹波さまのものから口を離す。
「……ごくっ」
出されたものを飲み下して、確かめるかのように丹波さまを見上げる。
手はまだ丹波さまを握ったままで。
>>245 「おぉ、でる・・・…」
白濁をすべて飲み込んだ姫子が下から見上げている。
逸物はいまだ天を向いているが、姫子の腋に手を入れて姫子を立たせ
ると、そのまま姫子の唇を奪う。
舌を差し込むとかすかに自分のにおいがするが、気にせずに唇をむさぼる。
夕日が完全に海に沈んだころ、ようやく唇を離す。
「なあ、屋敷に誰か気になるやつでもいるのか?
まあ、ご主人様って言うのは別にしても……」
247 :
エカテリーヌ:2005/05/15(日) 01:43:21 ID:mdxM6bIc
>>244 「…ハァッ、ハァッ…」
引き抜かれたお陰で大分楽にはなりはしたものの、
後ろの窄まりから伝わる震えは止まずそれが、エカテリーヌの脳を理性を徐々に溶かし始めた
「ア、アアア、アッ…」
だんだんと、後ろからの振動を感じ始めるエカテリーヌ
「アア、マイン・ヘル…モウしわけ、ありまセン…アマり耐えられまセン…」
どこか申し訳なさそうな顔をしているが目は被虐の色を帯び始めている
>>246 「あっ…」
立たされて丹波さまの唇が迫って来て、一瞬躊躇する。
あれを飲んだ後なのに…。
それにも構わず、丹波さまに唇を奪われてしまう。
それならと、姫子からも舌を絡めたりして。
「えっ…?」
日も暮れてしまい、キスで上気した顔が見られないところへ質問される。
「気になる人…ですか…?」
そう言われても困ってしまう。
メイドはそんなことを考えたらいけないというのが姫子の認識だったから。
相手が誰であっても平等に、奉仕の心を持ってお仕えしなきゃと思っているから…。
「いえ、私は…」
自問しても答えは見つからない。
深層ではわからないけど、今はそう思っているのだから。
>>246 >「いえ、私は…」
「そうか……じゃあ、これから何かあったら、誘ってもいいよな…
もちろん、メイドとしてじゃなくって」
ぎゅっと抱き寄せながら再びキスをする。
そしてキスした唇の隙間から、
「今日は、屋敷に戻んないからな」
そう告げる。
>>247 >モウしわけ、ありまセン…アマり耐えられまセン…
「気にしなくてもいい、イッたら終了だと言っただろう? まあ、物足りないならばまだ続けてやってもいいが…。
生憎仕事が溜まっているのでな、どなたか客人の方に相手をしてもらいなさい」
そう言うとまだ蠢き続けるバイブを止めようともせず、内線でどこかに電話をする。
「ああ、すまないな私だ。実はメイドが……そうだ、どなたかいらっしゃらないか。そうか、じゃあよろしく」
電話を切ると、エカテリーヌの尻から棒とバイブを抜き微笑みかける。
「すぐに執事が来るので、身支度を整えておきなさい。
眠れない客人が数人おられるそうなので、きっと可愛がっていただけるだろう。
大事な御客様だ。今度はくれぐれも粗相の無いように、頑張るんだぞ」
優しく言葉をかけてエカテリーヌにその後の接客を命じる。
>>249 「わ、私はメイドだから……んっ」
メイドとしてでないと丹波さまとは…。
その言葉を塞ぐように、キスをされてしまう。
「えっ…?」
丹波さまの言葉が一瞬、理解できなかった。
「だ、駄目です…。
私、帰らないと……メイドだから…外泊なんて…」
俯いて、困り果てたように肩を落とす。
丹波さまが御奉仕以上のことを求めているのがわかったから。
でもそれに応えるなんてこと、出来ないと思う…。
252 :
エカテリーヌ:2005/05/15(日) 02:08:23 ID:mdxM6bIc
>>250 「ハ、ハイ…分かりました…」
どこか物足りなさそうにそう言いながら、電話する主人を見る
棒とバイブが引き抜かれた拍子に
「ヒャン!」思わず悲鳴を上げてへたり込んでしまう
「…ハ、ハイッ…」
主人の言葉に大急ぎで身支度を整えるエカテリーヌ
そうやって整えた自分の格好を確かめていると、丁度ドアをノックする音がした
「…デハ、マイン・ヘル、いってまいりマス」
そう言ってうややしくスカートの両端を掴んで主人に礼をする
>>251 >「わ、私はメイドだから……んっ」
「メイドって言うのは仕事だよ、姫子という人間がどうかが
問題なんだから。」
言い聞かせる様に言葉をかける。
そして、携帯電話を取り出すと
「あ、丹波です。執事長ですか?
ちょっと、今夜は外泊しますから、それから桜木さん借りますよ」
名無しの執事に電話で許可を取ってしまう。
そして、身支度を手短かにすると車に姫子を乗せ近くのリゾートホテルに向かう。
>>253 「でも……」
今の姫子にとってメイドという仕事はすべてだから…。
それを否定してしまったら姫子は姫子ではなくなってしまう。
メイドだから、様々な人に出会えた…。
メイドだから、たくさんの人と体と心を通わせることができた…。
メイドだから…だからこれからも…。
それをうまく丹波さまに伝えられない自分が歯痒い。
とにかくメイドであることが、姫子とイコールなのだと…。
「あっ…」
一人悩んでいる間に、丹波さまは執事様に連絡をしていた。
借ります、の言葉が姫子がメイドであることを示しているように感じる。
それが心地良い…。
そして丹波さまに連れられるまま、再び車に乗り込む。
>>254 リゾートホテルに着くと、豪華なスイートで姫子の体を味わいつくした。
そして、翌朝何事もなかったように庭の木の手入れをする丹波が
時折窓から見える姫子の姿を追っていた。
>>255 「あっ、あぁぁっ…!!」
海の見えるホテルの御屋敷のよりも豪華に思えるベッドで、丹波さまと肌を重ねる。
「っんぁ、ふっぁ…はぁぅっ…んっ!!」
何度となく姫子の中に吐き出される丹波さまの迸り…。
やがて疲れ果てて、どちらからともなく眠りについてしまう…。
「はぁ…」
昨日のことがあって、今日はどうも寝不足で仕事に手がつかない。
御奉仕の次の日はいつもそう…。
これさえなければと思うけど、寝不足が嫌で御奉仕の拒否なんてできないし…。
「あっ…」
廊下を歩いていると、窓の外に丹波さまの姿を見つける。
目が合ったので軽く一礼…。
何事もなかったかのように仕事のできるのってすごいと思いながら、御用聞きに御主人様の部屋に向かった。
目を離しても問題ないよう、おんぶ紐で雅志を背中に抱いて夕食の後片付けに勤しむ。
始めのうちは大人しく辺りの観察に興じている彼だったが、次第に飽きてきたらしい。
愚図ってもがき始め、洗い物をする手が狂いそうになってしまう。
屋敷の住人宛の郵便物を各人に振り分けている。
「お手紙です。どうぞー」
☆
時折髪を耳にかけたりして、封筒の宛名を読んでいる。
「……う〜む」
額に手を当てて自分の体温を測ってみるが、いまいち確信が得られない。
だが身体は微妙にだるく、喉には違和感がある。
「風邪か?」
そうは言っても仕事の手を休ませるわけにはいかず、再び物凄い速さでキーボードを打っていく。
いつもよりも速く。休憩時間が欲しかった。
「もしもし… そこにいるのは杏樹か? 栄養ドリンクと風邪薬を持ってきてくれ。
あと鍋焼きうどんも欲しいな。天麩羅は必須だ。海老天だぞ」
無事、休憩時間を迎えて内線電話を手に取った。
配り終えて厨房で休憩中。
「…もしもし〜。あ、はいっ。すぐ持って行きますねえ」
内線を切ると、心配しながらも言われた通りにうどんを作り、薬などと一緒にカートに乗せて持っていく。
主人の部屋のドアを開け、中に声をかける。
「御主人様、お体…大丈夫ですか?
コックさん達がいなかったので、おうどん私が作ったのですれど〜」
カートを押して主人の近くへ行くが、確かに顔色もあまり良くない。
「……なんだか心配だから先にお熱、計らせてくださいね」
ポケットから体温計を出して手渡すと、計る間は主人の額に手をやったりして待つ。
「もしお熱があったら、今日は早めに休んでくださいね。
ね?お約束ですよ」
主人の顔を覗き込んで言う。
「ああ、大丈夫だ。風邪ではなく、風邪気味といったところだ」
目元を指でマッサージし、眼精疲労を和らげようとする。
胸元を肌蹴させ、そこから押し込むようにして受け取った体温計を腋に挟む。
「そんなことは言われないでもわかっている。いいからうどんをよこせ、早く」
なんだか杏樹に子供扱いされたような気がし、苦虫を噛み潰したような表情になる。
主人の様子を面白いと思ったのかくすくす笑いながら、うどんを机の上に。
「ふふっ、どうぞ〜」
近くに立って主人を眺める。
「…最近は色々忙しかったですものね。
私にできる事は少ないですけど。何かあったらいつでも呼びつけてもらえたら、すぐ来ますから…」
トレイを置いて主人の背後に回ると、主人の肩を軽くマッサージし始める。
「少しの時間でもいいから、こんな風に…御主人様のお側にいたいんです」
少しの間マッサージすると手を止め、主人の首に甘えるようにしてゆっくり頬を寄せる。
「あ〜 身体の中から温まる。ピリリと辛い七味唐辛子も、熱っぽい身体にはたまらん」
うどんを啜り、麺の熱さに口をハフハフさせながら感想を述べる。
もちろん時折、頬を摺り寄せてきた杏樹へのキスも忘れない。
鍋の中のスープを彼女と共有してみたりするのだ。
食べ終わる頃には、また仕事を何時間も再開できそうな気分になっていた。
そして杏樹のマッサージを受けていると、気持ちよさのあまり睡魔が襲ってくる。
「さて、風邪薬でも飲むか…」
と、忘れないうちに薬に手を伸ばし、本来の用量である二倍の錠剤を口に含む。
そうしてまた杏樹に唇を重ねてやり、彼女の口内に半分だけ錠剤を移す。
「くすくすっ。お腹すいてらしたんですね〜、……ん…。ちゅっ…」
主人と唇を合わせ、頬を赤らめる。
後ろから抱き付いて主人が薬を飲む様子を見ていると、突然口移しで薬を飲まされて驚く。
「んぅ…? もうっ、お薬をこんな風に使っちゃ…」
わずかに反抗してみせてから今度は主人の横に行き、
椅子に座っている主人の膝に乗ってみる。そしてまた首に手を回し、唇にキスをする。
「……。」
少しだけなぜかその後押し黙っていたが
「…だめだなぁ私。最近御主人様に触れられていなかったから…すぐにドキドキしてきちゃって」
そんな事を呟いたりする。
「ダメか? 風邪が移りそうだから、その予防のためにと思ったんだが」
理由を説明していると、今度は膝に乗ってきた杏樹のほうからキスをされる。
「…期待しているのか? 杏樹も仕事に慣れてきたな。いいメイドだ」
杏樹を抱いてやり、頭を優しく何度か撫でてやる。
その後彼女と視線を合わせ、再び何度目かのキス。
だが今回は意地悪く首筋を吸ってみせる。
「ほうら、顔が赤いぞ、杏樹? ここはもっと赤いな」
大きな姿見の前までメイドをお姫様抱っこで運び、その顔や首のキスマークをよく見せ付ける。
>ここはもっと赤いな
キスマークを見て、思わず目を逸らす。だがすぐに主人のほうへ顔を向けて甘える。
「もっと…私の見えないところにも、ください……」
お姫様抱っこをされたまま、とろんとした目つきでそう言う。
「御主人様…」
胸を少し押し付けるようにして、ぎゅうっと抱きつく。
(汗をかくと風邪の治りも早いしな、問題はないだろう)
杏樹をすぐ近くのベッドまで搬送し、そこに寝かせてやる。
「見えないところ、か……」
呟きつつ、彼女の衣服を果物の皮を剥くように脱がせてゆく。
下着さえも取り去り、手早く自分も同じ格好になる。
身体を近づけると杏樹の体温が直に感じられ、今の自分にはひどく気持ちがいい。
そっと彼女の秘所へと手を伸ばし、指ですでに潤っている秘裂を割り開いてやる。
表れた桜色の粘膜へと舌を這わせて愛液の味を確認し、陰核へと口付ける。
最初は弱く吸い上げ、腫れ物に触れるかのごとくやんわりと舌で転がした。
メイド服を脱がされ、身につけているものがカチューシャとニーソックスだけになってしまうが
主人のほのかに熱い体のおかげで温かい。
早速秘所への愛撫が始まると、ぴちゃぴちゃ立てられる音に羞恥心が高まる。
「ぁ…あん…っ、う…ん…。 やだぁ…そんなに音、立てたら恥ずかしいです…っ」
>最初は弱く吸い上げ、腫れ物に触れるかのごとくやんわりと舌で転がした。
続けての与えられる快感に早くも溺れそうになり、シーツを掴んだりする。
「あぁぁん…。んっ、んぅっ……」
杏樹の喘ぎ声に情欲を煽られて、陰核を責める動きを強くする。
その場所にキスマークがついてしまいそうなほどの力で吸い、舌で激しく捏ね上げてやる。
「風邪を治すにはこんな小さな動きじゃダメだ。
もっと大きな動きで汗をかかなければ…… なあ、杏樹?」
彼女の応えを待たずに、ゆっくりと逸物を挿入していく。
奥まで逸物を挿入し終えると一気に引き抜いてやり、そして間を置かずに再びゆっくり挿入する。
途中、こちらが達しそうになったときは動きを中断して、キスの雨を降らせる。
杏樹の胸元、乳首――首筋、耳。最後には唇。逸物は挿入したままで。
「ふぁぁっ、いやぁん、いいっ……。…ぁん、うぅんっ…!」
時々驚いたような声を上げながらも、足を閉じることもなく主人に身を任せる。
舌の動きが激しいせいで、徐々に行為のみに没頭していく。
>もっと大きな動きで汗をかかなければ……
「大きな動き…?……やぁっ、ん、んんっ…!」
逸物を押し込まれて少し体自体も押されてしまうが、すぐに引き抜かれたり、また入れられたり。
どこかもどかしい感じになり、余計に主人の逸物を欲するようになってしまう。
「ん…くぅ…。ええ、御主人様のお風邪を治すために、もっと…。
もっと私の中で動いて……っ! あっ、あんっ、あんっ」
主人の動きに感じ、嬉しそうに微笑む。わずかに腰を浮かせ、目一杯主人の逸物を感じようとする。
「ちゅっ。ちゅうっ… にゃんっ」
体へのキスの最中は、時折猫のような声を上げたりもする。
「ふむ… 杏樹は可愛いな。手放して名無しの貿易商などにやるのは勿体無い」
正常位で一頻り逸物を荒々しく打ち付け、杏樹の身体を抱き起こして対面座位の格好にさせる。
「……ずっと私の傍にいてくれると嬉しい」
耳たぶを噛みつつ、小さく呟く。腰の動きは緩やかにして。
「というより、逃がさないぞ。……誰が欲しいと言ってもな。
…私が一番、杏樹を欲しているのだから」
逸物の存在を感じ易いように、ゆっくりと動いてやりながら言う。
「例え杏樹がオークションに賭けられて、貿易商の言い値で落札されようとしても…」
奥深くに逸物を突き入れ、自分の意思とは無関係に小さく震える。
「私が、その百倍の値をつけて落札してやる」
杏樹に子種を注ぎ、自分の体温を彼女に流し込んでゆく。
体位を変え、体を起こすと下から突き上げられる。
>……ずっと私の傍にいてくれると嬉しい
「はっ、はいっ……。私も、お側に、ずっと…いたい…っ。
…あぅ、ん、ごめんなさい…御主人様、ごめんなさい…っ」
先日名無しの貿易商に身を預けてしまいそうになった事を思い出し、罪悪感から何度も謝ってしまう。
「んあっ…あぁ…あ…んんっ…」
ゆっくりとした動きに合わせて、乳房も上下にゆさゆさと揺れる。
逸物が中をかき混ぜる感覚に時々身震いしつつ喘いでいると
>奥深くに逸物を突き入れ、自分の意思とは無関係に小さく震える
「…あぁん…は…。…あっ? だめ、ご…御主人様ぁ、あんっ、だ、だめぇっ、まだイッちゃいやぁ………!!」
主人が先に達してしまったので、膣を締め付けるようにして白濁を受け止める。
「んぅ… んっ、ん…」
ビクビク動く逸物を射精を終えてから引き抜かれると、すぐに手で触れてベッドの上で前屈みになる。
四つん這いのような姿勢で主人の逸物を丁寧に舐めるが、後始末であるのに徐々に舌の動きを激しくしていく。
「ちゅるっ、じゅぷっ。ん、んっ。んむっ、ちゅっ…ぷ…」
逸物に唾液をまぶすようにしてしゃぶりながら主人を見上げ、2回目の交わりを視線のみでねだる。
「…まだ汗もかき足りないし、いいだろう」
こちらへ向けられた杏樹の子猫のような瞳に、そう答える。
強い後始末に逸物は硬さを取り戻し、準備は万端だった。
「…2回だろうと、3回だろうとな。杏樹が気を失うまで」
杏樹を押し倒し、こちらの左右の手で、それぞれ彼女の左右の腕を掴んで拘束する。
新たな行為の始まりを告げるキスを交わして、乳房の先端を甘く噛んでやる。
「拒否してももう遅い。私の仕事がどうなろうが、おまえが気絶するまでだ」
邪悪な笑みを浮かべ、杏樹の身体を反転――うつ伏せにする。
「……さて、始めよう」
杏樹の上に、覆い被さる。
>……さて、始めよう
「…うふふっ。私、幸せ者です……。御主人様を、今日はずうっと独り占めできるんだもの…」
シーツに顔を埋めながら小さく呟く。
やがてまた行為が始まると、後ろから激しく突かれ先程以上に淫らな動きや仕草で喘ぎ続けるのだった。
どうでもいいが、まっつーってオタ漫画原作者はもう終わりだな……。
時期が悪すぎる上に、漫画ならともかくテレビでアニメ放送。
糞種でさえPTAなどの団体が苦情言われてんだから、
やつらが見逃すはずない(嘲笑藁
☆
「変な寝相で寝てたから、はねた所が戻らないや…」
自室で鏡を見ながら、髪形をごまかすためにヘアピンで止める。
「時間がないから、今日はこれで我慢しなきゃ駄目かな…」
ため息をついて廊下へと出る。
「ああごめんください」
ドンドンと門を叩いている。
>>281 「お客様…?」
玄関近くを通りかかると声が聞こえて来て、戸口に駆け寄る。
「お待たせしました。
あの、当屋敷に何か御用でしょうか…?」
初めて見える方のようなので、きちんと教わった通りの応対をする。
「用もないのに門叩く人が居るの?子供のいたずらならともかくさ」
不機嫌な顔で答える。
>>283 「あっ、いえ…。
その…ご用件をお伺いしただけで…そんな…」
どうしてなのか判らないままにお客様に怒られてしまい、戸惑った様子。
「そ、それで…どのようなご用件でしょうか…?」
何かいけないことをしたのか、心の中で自問しながらオドオドしながら再度尋ねる。
「最初からそう聞けばいいだろ?ほんとにもう・・・あ、これにおしっこをいれて。もうここでいいからさ」
コップを差し出す。
>>285 「えっ…?」
お客様の言葉に思わず耳を疑ってしまう。
「あ、あの…今、何と…?」
始めに見せた笑顔は消え、すっかり表情を曇らせて。
「ぐずぐずいう必要はない、早くしろ」
コップを押し付ける。
>>287 「そ、そんな…」
すっかり困惑した様子で、突き出されたコップとお客様の顔を交互に見る。
(そんなの私、出来ないよ…。
それにお屋敷に泊まりに来たお客様じゃないみたいだし…)
しばらく悩んだ末、深呼吸をしてキリッとお客様に向き合う。
「申し訳ありませんが、そのようなご要望にはお応えできません。
今日のところは、どうかお引き取り下さい」
そう言って胸はドキドキしながらも事務的に頭を下げる。
玄関前を通りがかる。
「あら?御客様かしら…。応対はしてもらえてるみたいだけど、大丈夫…?かなぁ」
気になるので少し玄関のほうへ近づいてみる。
「ああ、わかった、じゃあここを追い出される気なんだ?」
邪悪な笑みを浮かべる
>>289 「杏樹さん…!」
背後から人の気配がして振り返ってみると先輩である杏樹さんの姿。
「あ、あの…私、どうしていいのか判らなくて…」
尋ねていらしたお客様の要望に、すっかり抵抗感を抱いてしまっていて、
メイドとしての責任感との間で葛藤し、泣き出しそうな様子で。
>>290 「そ、そんな…」
もし御主人様にこの事が伝わったらと思うと、ゾッとする。
「人に押し付けるな、それからそっちの人もここにおしっこ入れて」
別のコップを差し出す。
何やら姫子は困っている様子?なので目をぱちくりさせる。
>あ、あの…私、どうしていいのか判らなくて…
「まあ、そうなの?えーと御客様、今日はどんなご用件で…」
言いかける途中でコップを渡され、受け取る。
「?」
>それからそっちの人もここにおしっこ入れて
「お、おしっこですか? ええっとどうしましょうね〜。ここでしろ、ってことですよねきっと」
(……。ようっし…)
「ちょ…っと、待っててくださいませね、御客様」
きょろきょろと周囲を見回し、ソファの脇息部分に腰掛けるとスカートをめくり上げ、
おもむろにショーツを下ろす。
片足にひっかけるようにしてから、太股の隙間から手を入れ、コップを股間に当ててみる。
「……んー…。んぅぅー」
とりあえずできるだけ頑張ってみようと思い、一人奮闘する。
素)御客様、今こちらのメール欄は見れていますかねー
「いや素直にしてくれると助かります。名前を教えていただけます?」
ペンを出しシールに書こうとしている。
「ん…。ふ……ぅ、んん…っ」
しばらく頑張っているとチョロチョロ…と小水が出たので、ほっとひと安心する。
「……ふー…、よかったあ」
ポケットのティッシュで拭いてから身なりを直し、客人に手渡す。
「ど、どうぞ〜…。こんなものでよろしければ…」
>名前を教えていただけます?
(健康診断の業者の方かしら)
「あ。ごめんなさいね。私、椿 杏樹と申します〜」
客人に微笑みかける。
「お時間かけて申し訳ありませんでした。
こんな夜遅くに大変ですねえ、どうもお世話になります。よろしくお願いしますー」
業者と勘違いしているので、そんな風にお礼を言って一礼したりもする。
「はい、杏樹さんですね、おお、あなたが噂の・・・クライアントが喜びます」
シールに杏樹と書くとカバンにしまいこむ。
「最初に居たメイドニは、この程度の対応できなければ接客などするなときつく言ってくださいね」
厳しい顔をして、立ち去っていく。
「どうも申し訳ありませんでした、何があったかはちょっと把握できてないのですが
代わりに私がお詫びいたしますので〜。あの子は新人さんなもので、少しだけびっくりしてしまったのではないかとー……
……あれ。『くらいあんと』? あの、健康診断の方ではー」
最初の方の状況が全く掴めていないが、とりあえず客人を不快にさせてしまってはいけないので丁寧に謝罪。
途中、クライアントと聞いたのを不思議に思って聞き返すが、喋りが遅くて間に合わなかった。
「あ。」
振り返ると姫子の姿もなかった。
「うーん、大丈夫かしら」
少し考え込んだ後に厨房の冷蔵庫に行き、紅茶とケーキを2つほどトレイに乗せると
姫子の私室まで行き、ドアをトントンとノックする。
「姫子さん〜。ちょっと休憩して、私とケーキでも食べましょうかー」
「ふぁ…」
洗濯物を干しながら、つい欠伸をしてしまう。
「やだ、はしたなかったかしら?」
慌てて口元に手をやると、辺りに誰もいなかったかきょろきょろする。
※
「それにしても、今日はいい天気…」
洗濯物を両手に持ち、空を見上げる。
昼食を取り、暇を持て余して廊下を歩いている。メイドを弄ぼうと思っていたのだが……
「む、メイドがあまり見当たらない…。買い物にでも行っているのか?
屋敷ではなく、庭なら誰かがいるかもしれんな」
窓の外をしばし眺めてから、庭に出て散歩を始めると涼を見つける。
>>302 「涼。洗濯ご苦労、もう昼食は済ませたのかね?」
歩いて近づきつつ背後から声をかける。
>>303 「あら、御主人様」
背後から声を掛けられ、主人のほうを振り向く。
>涼。洗濯ご苦労、もう昼食は済ませたのかね?」
「いいえ、洗濯が終わりましたら昼食にさせていただこうかと……」
言いながら、籠の中に入ったシーツを取り出す。
「でも、まだまだあるんですけれど…ね」
苦笑いを浮かべながら、主人に背を向けてシーツを干す。
「なるほど」
まだまだ残っている洗濯物の籠を覗き込む。確かにシーツなどが残っているようなので
シャツの腕を捲って自分も手伝ってやる事にする。
「よし、では私も手伝おう。…ああいいから、たまにはこういうのも良い気分転換になる」
そう言って、涼の隣でシーツを不器用に干し始める。
何やらつたない手つきだが、どうにか干せてはいる様子。
「その代わりに終わったら、今度は私の手伝いをしてくれ」
メイドと一緒にシーツを干している。
「どうもありがとうございます、御主人様」
主人に手伝いをしてもらうのは申し訳ないと思いつつも、せっかくの好意に甘えることにする。
シーツと格闘している主人の様子にくすくすと笑いながら、自分も新しくシーツを干していく。
>「その代わりに終わったら、今度は私の手伝いをしてくれ」
「はい、私に出来ることなら是非…」
シーツのしわを伸ばしながら、「でも、まだまだありますけれど」と苦笑気味に呟く。
「それにしても、こんなにたくさん白いシーツが干してあると…何と言うか爽快ですよね」
「うむ、まるでホテルか病院のようだな。まあ客人の方の体と心を癒して差し上げる、という意味では当家と似ているが…」
そう言いながら、大雑把でありながらもどうにか干してゆく。
>でも、まだまだありますけれど
言われてみればまだ量が減らないようなので、
(終わってからのお楽しみに行き着くまでは、時間がかかりそうだな…よし)
少し何か考え込んだ後、奥の方へ行ってシーツとシーツの間に入り込み、皺を直すフリをする。
「…おっと。これは大変だ、おーい、涼。
こっちに少し来てくれないか」
「ここだ、ここ。済まないな……」
そうして涼を呼び寄せると、来るなり背後に回ってガバッと彼女に抱きつき、両側から胸を掴む。
「先程からお前を見ていると、段々触れたくなってしまってね。ちょっと洗濯物干しを今は中断して貰いたいんだが…」
円を描くように、服の上から乳房を揉んだりする。
>「…おっと。これは大変だ、おーい、涼。 こっちに少し来てくれないか」
「はーい、どうかされました?」
主人の呼びかけに、洗濯物を干す手を止める。
そして主人の声を頼りに、いくつものシーツの合間をぬってどうにか奥までたどり着く。
>「ここだ、ここ。済まないな……」
「いえ、それで…何がどうされ、んっ」
あたりをきょろきょろ見回す。
何も異常なところが無いのを不思議に思い…主人に問おうとしたところで突然後ろから抱きつかれ、胸を掴まれる。
>「先程からお前を見ていると、段々触れたくなってしまってね。ちょっと洗濯物干しを今は中断して貰いたいんだが…」
「んっ、もぉ…それが”大変なこと”、なんですか…?」
困ったような表情をしつつも、主人の手を止めようとはしない。
>それが”大変なこと”、なんですか…?
「もちろんだ。こんな魅力的なメイドを目の前にして手を出さないのは年老いた老人くらいなものだよ。
…我が家の場合は老人も元気なのだがね」
エプロンを外し、メイド服から乳房を露にさせると乳首をつまんで、その両方をこねくりまわす。
「お前も抵抗しないところを見ると、さほど嫌ではないのではないか? ん?」
意地悪く言う。
やがて片手を涼の足に這わせて、スカートをたくし上げてからショーツの中に手を突っ込む。
乳房への愛撫をやめずに秘所にも指で刺激し、くちゅくちゅと水音を立てさせる。
「涼の言うとおり、今日は天気が良いから外でやるとしよう」
耳たぶを甘く噛んで、そう囁く。
「んっ」
乳房が空気に触れて、ほんの少しだけ目を閉じて身をすくませる。
「ぃ…っ」
乳首をつままれ、ピクリと体が反応する。
>「お前も抵抗しないところを見ると、さほど嫌ではないのではないか? ん?」
「ふふ…っ、どうなんでしょう…ね」
主人の言葉をごまかすように、自らの体を主人のほうへと寄せる。
「んんっ…あぅ…はぁぁっ…」
乳房への愛撫と、秘所への愛撫を同時に行われ快楽に頭がボンヤリとしてくる。
行き場をなくした手は、主人の腕に添えられ…その快楽をあらわすかのようにふるふると震えている。
>「涼の言うとおり、今日は天気が良いから外でやるとしよう」
「ぁんっ」
耳たぶを軽くかまれ、近くにあったシーツを思わず握り締めてしまう。
「んぁっ…も、こんな、ところで……っ?誰か…あっ、来た、ら」
そして囁かれた言葉に、困惑しつつも言い知れぬ高揚感を覚える。
「誰か来たら、ぜひ今の格好を見せつけてやろうな。きっとお前を見る目が変わるだろう」
愛撫の途中で、涼のショーツを膝あたりまでずり下ろす。
物干し竿を支える支柱に涼の手を付かせ、愛撫の手を離すと腰を掴む。
「さて。まずはぶち込む前に大きくさせてもらわんとな」
逸物を取り出し、閉じたままの彼女の太股の間に挿入させて、ゆっくりと腰を動かす。
時折、秘所を先端でこすったり突付いたり。でも内部にはまだ入れない。
「ん…ん……」
彼女の秘裂が十分潤うまでそうやって焦らす。
「ふ…ぁ…」
太股の間を行き来する、主人の逸物の感触。
それが時折秘所の奥の陰核に触れるたび、切ないような甘いような痺れに腰が抜けてしまいそうになる。
「んくぅっ…」
支柱を強く握り締めて、そのもどかしさと常に襲い来る快楽に耐える。
「ん、んぅ…ご、御主人様…も、もぉ…」
やがて耐え切れなくなったのか、主人のほうを振り返る。
「お、お願いします…私のっ…ここに、御主人様の、ください…っ」
そして熱がこもり潤んだ瞳で主人を見つめながら脚を開くと、主人を誘うように自らの秘所に触れ…その入り口を軽く開く。
>私のっ…ここに、御主人様の、ください
涼のおねだりに気を良くして、腰をゆっくり撫で擦る。
「ようし、いい子だ。焦らして悪かった。すぐに入れてやろうな。…くっ…」
彼女の腰を一気に自分の方へ引き、奥までしっかり挿入する。
「ほら入ったぞ。根元までお前の中に…」
そう言うや否や、今度は自分の腰を押し付けて抽送を始め、涼の体を揺さぶる。
「っ、ぅ…んっ。ああ…」
太股に擦らせて興奮を高めていたので、思わずわずかに声が漏れてしまったりする。
前屈みになって涼の胸を乱暴に揉んだりしていると、シーツの側に人の気配が。
「……ん?」
声を聞くと名無しの執事であるよう。
「ああなんだ、執事か。悪いが…今、このように取り込み中なものでね。
何…来客リストの最終確認? 仕方が無いな…ちょっと見せてくれ」
シーツの合間から手を伸ばし、リストを視認しながらも腰の勢いを緩める事無く涼を犯す。
「ああああぁっ!」
挿入された瞬間、外だと言うことも忘れ…高く、大きな嬌声を上げてしまう。
「んんっ、やっ、声が出ちゃ…んっ」
はっとして片手で口を塞ぐものの…激しく揺さぶるその動きとともに手は動き、ほとんど意味を成さなくなっている。
「あっ、あぅっ、外、なのに…だめ…見つかっちゃ…っ!?」
快楽におぼれようとしていたその矢先、突然シーツの向こうに現れた執事に一瞬息が詰まる。
見られてしまったら、という恐怖と…何かの甘い感情に体を強張らせる。
>「ああなんだ、執事か。悪いが…今、このように取り込み中なものでね。
何…来客リストの最終確認? 仕方が無いな…ちょっと見せてくれ」
「ん・・・ふ…ぅ…」
―――声を聞かれたくない。
快楽の中でとっさにその意識が働き、口を塞ぐことをやめ袖を噛み締めて声を抑える。
それでも腰の動きを緩めようとしない主人に、熱っぽい潤んだままの瞳で「正気か?」と問う。
(ダメ…声が…早く…執事様に…恥ずかしい…っ)
頭の中に脈絡のない単語が次々と浮かんでは消える。
「…っ、ふ…ふぅ…っ」
押し寄せる快楽を目を閉じて必死にこらえながら、とにかく時が過ぎるのを待つ。
声を我慢している涼の様子に気付き、リストを眺めながらわざと大きく突き入れたり
片手で淫核をつまんだりしてみる。
「(どうした。もっと声を出してもいいんだぞ? 奴はこのような状況に慣れているから、気にしなくていい)」
またそうやって囁くと、突き入れ続ける。
「うむ……。特に問題無しだ、これでやってくれ」
執事にリストを戻し、両手が空いたところで
「さ。少しないがしろにしてしまった分、しっかり可愛がってやらねばな」
まだ執事が去り終わらないうちに抽送を再開。腰の動きを速め、激しく何度も打ちつける。
「…っ、ふぅっ…くっ…」
「そろそろ出すぞっ、涼」
しばらく動いた後に達して、内部に射精する。
ずるっと逸物を引き抜いた秘所から、白濁が草の上に零れ落ちたりしているのを見て
満足げな表情になる。
「いい眺めだ。たまにはお前とこうして遊ぶのも楽しいものだな」
「んぅっ!?」
突然、大きく突き入れられ思わず、声が出てしまう。
主人を振り返ると、我慢している涼の反応を楽しむかのように今度は陰核へと手を伸びる。
「ん、ふっ」
(早く…お願い…)
主人の甘い囁きも、反応を楽しむかのような悪戯にも、もう耐えられそうに無い。
涼は、ただただ全てが終わることを願い続けた。
>「うむ……。特に問題無しだ、これでやってくれ」
(やっと…)
ようやく執事が去る…と内心ほっとしていた、その時。
>「さ。少しないがしろにしてしまった分、しっかり可愛がってやらねばな」
「えっ、あぁっ!?」
主人の言葉とともに、先ほどとは比べ物にならないほど…激しく、速く、突き入れられ揺さぶられる。
(執事様が…)
一瞬、まだ去り終わらない執事のことが頭をよぎるが、全て快楽の中へと溶けてゆく。
「くっ、あぁっ、ふっ、んんぁっ」
動きとともに短い嬌声が上がり、頭の中がぼんやりと真っ白になっていく。
>「そろそろ出すぞっ、涼」
「はぁっ…ああんっ、あああぁぁぁっ!?」
ラストスパートとばかりに強く揺さぶられ、主人よりも先に達してしまう。
「んあぁぁっ、はぁぁぁ」
やがて最奥に強い迸りを受けながら、涼は再び達した。
そのまま、ずるずると地面に膝をつく。
>「いい眺めだ。たまにはお前とこうして遊ぶのも楽しいものだな」
「もぅ、どこが遊びなんですか。…御主人様の、エッチ。…スケベ。…変態。…青姦好き」
そして、背後で満足げな表情を浮かべる主人へのささやかな反抗とばかりに悪態をつくのだった。
>…御主人様の、エッチ。…スケベ。…変態。…青姦好き
「はっはっは、わかったわかった」
涼の言葉を軽く聞き流して笑うと、身なりを直して涼を抱き上げる。
「お詫びと言っては何だが、このまま風呂まで連れて行ってやろう。
いやあ、お前が可愛らしいのでついこんなに汚してしまった」
「洗濯物の続きは他のメイドに頼んでおくから、安心しなさい。おーい、誰かいないか」
そうして洗濯籠をそのままに、屋敷に戻ってゆく。
「もうこんな時間なんですね…」
慣れない仕事にあっという間に時間が経ち、周囲を見渡せば日はもう落ちようとしていた。
「今日はどんなお客様がみえるのかしら……」
「ふむ、桜木姫子か」
執事からの報告書を見ている
「お客様の要望に応えられぬ愚か者は不要だな」
桜木姫子の解雇書に判を押す
ようやく館内の掃除を終えて、休憩室で一息ついている。
コーヒーカップから立ち上るふんわり優しい湯気が鼻腔をくすぐった。
「静かね…今日も無事に終わって、ほんとにありがたいことだわ」
溜め息を漏らして、読みかけの雑誌を棚に戻した。
「お屋敷の中はこんなに静かなのに…」
窓の外で風に揺れる木々を見つめて考え込む。
「こんな時間に…お客様かしら?」
夕食の配膳中。
ふいに門を叩く音に聞き耳をたてる。
325 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 20:08:10 ID:7AW/zJog
「…なかなかいい感じの洋館だな」
屋敷の門の前で、門柱に手を触れながら呟く紳士が一人。
この陽気にも関わらず、漆黒のコートで全身を包み、帽子や手袋、ステッキまで黒という
徹底振り。目深に被った帽子のせいで顔はよく見えない。
「気に入った。懐かしい…故郷を思い出すようだ」
嬉しそうに頬を緩めたその表情は、どこか奸佞にも見えた。そうして、門を叩き続けた。
「お待たせして、大変もうしわけございません…」
何度も叩かれる扉の音に心持ち青ざめ、細い腕に力をこめて急いで扉を開けると、
深々とお辞儀をして非礼を詫びる。
「お待たせして本当に申し訳ございませんでした。
夕食の準備が整っていますが、さっそくお召し上がりになられますか?」
私なんかにちゃんとできるのかしら―
初めての接客にやや戸惑いを隠し切れはしないのだが、
扉の向うに立つ紳士に非礼のないようにとそう応対する。
327 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 20:21:53 ID:7AW/zJog
申し訳なさそうに顔を出したメイドの顔を見つめ、にんまりとする。
(これはまたいい女だ…楽しませてくれそうだわ)
「おお、申し訳ないが一晩の宿をお借りしたいのでな。いや、申し訳ない」
とりあえずは怪しげな気配を潜め、好々爺を装った。
玲子の後について屋敷を歩きながら、周囲にも鋭く注意を払った。
「夕食か、これは気が利くな。さっそく頂こう」
席についてもなおも笑顔を絶やさない。外見からは信じられないほどの
猛烈な勢いで食事に取り掛かった。
「ところで君、そうだ名前を聞いてないな――君はもう夕食は済んだのかね?」
ナイフを持つ手を休めてそう尋ねながら、玲子の身体に視線を這わせる。
>おお、申し訳ないが一晩の宿をお借りしたいのでな。いや、申し訳ない
「いえ、こちらこそお出迎えが遅れてしまい、本当にご迷惑をおかけしました。」
再度そう言って深々とお辞儀する。
御主人様のお知り合いかしら―
時折みせる鋭い視線にそんな事を思いながら、部屋へと案内し、
手慣れぬ手つきで夕食の準備をなんとか整えた。
>ところで君、そうだ名前を聞いてないな――君はもう夕食は済んだのかね?
「あっ…申し遅れました。
私は今宵お客様の応対に当たらせて頂きます、北山と申します。
まだこちらのお屋敷に入り日も浅く、
なにかと不手際があるかもしれませんが…どうぞよろしくおねがいします。」
親切そうな方でよかった―
そう挨拶すると、あっという間に皿を空にしていく様子を微笑ましく見つめるのだが、
時折むけられるお客様の視線がすこし気恥ずかしい。
「その…恥ずかしいので…あまり見ないで下さいね。」
329 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 20:36:56 ID:7AW/zJog
「ふん、見られて恥ずかしいようなものでもあるまい…」
食事を綺麗に平らげてナプキンで口元を拭いながら、それでも今は
玲子を見ずに言葉を返した。
いつの間にか、眼光にはまた鋭い光が戻っている。
「北山さん、と言ったね。ここへ来てまだ日が浅いというわりにはずいぶん
手際が良かったな。さすがだ、この屋敷に、このメイド、それから主人…」
もったいぶって言いよどみ、怪しげな笑みを浮かべる。
「ところで私はまだお腹が空いている…君を見ているとますますお腹が空いてくるようだ。
分かるね? それとも、分からないかな…」
>ふん、見られて恥ずかしいようなものでもあるまい…
「あ…申し訳ございません。」
そういわれると確かにそうなのだが、
今まで男性が極度に少ない環境にいたせいか、どうしても男の人の視線が気恥ずかしい。
>分かるね? それとも、分からないかな…
「それは、その……」
やはり、そう言う意味なのよね―
なにを求められているのかを察し、体に緊張が走り、館にきた時の御主人様の言葉が頭を過ぎる。
「そ、それは私を…という事なのでしょうか…?」
この館にお世話になる。
そう決めた時から覚悟はしていたのだが、
これから起こるであろう事への恥ずかしさと緊張で、頬が羞恥で赤く染まり、体が強張ってしまっていた。
331 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 20:51:09 ID:7AW/zJog
「私が君を…なんだというのだね」
席に座ったままで、じろりと横目で玲子を睨む。
ちょっと手を上げて、艶のある銀髪を撫で付けた。
「北山さん、君は十分に魅力的だ。そのように恥らうところも、まったく素晴らしい」
ころりと態度を変えて、微笑すら見せる。
「だからこそ私は君を求めているのだが……それとも、やはりこんなジジイが相手では
嫌なのか。その気持ちも分かるが……いや、すまんな」
少し混乱したように頭を振り、ぼんやりと玲子を見つめる。
>私が君を…なんだというのだね
御主人様の為にも、粗相はできない―
そう思うのだが、
そういわれ肩までかかった髪を撫でられた瞬間、つい無意識のうちに体がきゅっと強張る。
>少し混乱したように頭を振り、ぼんやりと玲子を見つめる。
「あっ…いえ、けしてその…その様な意味ではありませんっ。」
突如、寂しそうにそう告げたお客様に慌てて駆け寄り、非礼を詫びる。
「その…私お客様をお相手するのが…は、はじめてなので…つい緊張してしまって…」
ごめんなさい―
居た堪れない表情で涙を浮かべ老紳士を見上げる。
「そ、その…本当はお客様のようなお優しそうな方が、
その…初めてのお相手でほっとしているのです…
なにぶん不慣れな身ですけれど、どうぞお客様が嫌でなければ…
もう帰る修道院はないのだから―
自分に言い聞かせるように一言一言区切るように…
胸の前に両手を組み、お客様をみつめゆっくりとそう告げていく。
「私のご奉仕を受けていただけますでしょうか…?」
333 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 21:06:55 ID:7AW/zJog
「どうしても私に言わせたいのか、困ったメイドだな。
いいだろう、好きにやってみなさい」
くっくっと口の奥で笑いながら、優しい目で玲子を見つめる。
その初心な感じもまたたまらない。逸材に巡り合えたぞとほくそ笑んだ。
ゆっくりと席を立ち、椅子の背に寄りかかって身体を支えた。。
「しかし、ここは人の目があるだろう。どこか人目につかない場所がいい。
もっとも、見られる危険にも興奮を覚える痴女であれば話は別だが」
玲子の反応を試すように、挑発的な口調でそう告げる。
「どこか…人目につかない場所ですか…?
そ…それではこちらのほうに…お越しください…」
そういわれて、頬を紅く紅潮させた顔に、少し困惑したような表情を浮かべる。
背後に経つ老紳士の気配を背中に感じながら、寝室へと案内をする。
「それでは…その、どのようにさせていただいたら…よろしいでしょうか…?」
緊張気味に歩きながら、うすくらい寝室にかすかな灯りを灯した後で、
声を震わせ、すがるような目で老紳士に尋ねかけた。
335 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 21:20:41 ID:7AW/zJog
玲子が明かりを灯すと、少し眩しそうに目を細めた。
「どのようにでもしたまえ。全く知識がないわけでもあるまい?」
まだ口元に笑みを残したまま、静かに問いかける。
「分からないのは恥ずかしいことではないからな。まずは知っていることから
やっていけばいい。君の腕の見せ所でもあるのだから」
ベッドに腰掛け、誘うように玲子を見る。
がっしりした体つきのせいか、とても老人とは見えない。
「それとも、私の好きなようにされたいというのなら、それでもいい。
君の身体を私に差し出すか? その淫猥な、豊満な身体を…?」
穏やかな口調でとんでもないことを口走りながら、視線は玲子の瞳に固定される。
「その…それは……っ!?」
試すような老紳士の言葉の一つ一つが耳に入る度に、恥ずかしさで身がすくむ。
射られるような視線が実態化したように体を這い、
触られてもいないのに、まるで触られているかのような感覚が湧き上がる。
それでも―
喉をならして覚悟を決める。
つたない足取りで老紳士の足元に歩み寄ると、そのまま膝をつく。
「お客様…今から…
今の私の精一杯のご奉仕をはじめさせて頂きますね…」
涙をうっすらと浮かべた瞳で老紳士を見上げると、
そう告げてスボンのファスナーにふるえた手をかける。
「…っ…大きい…」
こんなにすごいなんて―
ファスナーをおろし、逸物におずおずと指を絡めた瞬間、そんな声が漏れてしまう…
「それでは…失礼いたします……」
恥ずかしさを噛み締め、ごくっと喉をならす。
ゆっくりと絡めた指で逸物をさすりながら、徐々に顔を両足の付け根に近づけ…
そして唇をゆっくりと逸物の先端に被せていった。
337 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 21:36:31 ID:7AW/zJog
満足そうに微笑んで、股間に顔を埋めた玲子を見下ろした。
「なんだ、やればできるじゃないか……その不慣れな感じが
また堪らんな。そのままもっと深く、もっと奥まで、やってみなさい」
そう言いながら玲子の背中に手を伸ばし、制服を脱がせていく。
しかしややこしい体勢をしているためにうまく脱がせずに、
じれったくなったのか、力任せに背中から引き裂いてしまう。
「ほう、やはり思ったとおり、いい身体だ…美しい。眩しくて目がくらみそうだ」
ほの暗い明かりに浮かんだ玲子の裸身に手を滑らせ、たわわに実った
胸の膨らみを揉みしだいた。
「んっ…ん、んんんっ……っはぁ……ん、んんっ……」
気持ちいいですか?―
そう尋ねるように上目使いで老紳士を見つめる。
慣れない手つきで、必死に被せたくちびるとその指で逸物を刺激し続ける。
>じれったくなったのか、力任せに背中から引き裂いてしまう
「えっ!?…あっ…お、お客様っ……
こんな明るいのは…はずかしい…はずかしいです……
あ、灯りを落としてはいただけませんか…?
っ!?…んっ…ぁ……そんなのされたら…ご奉仕が……んんっ!」
突如制服を剥ぎ取られ、思わず口をつく驚きの言葉。
そして恥ずかしさを堪えるその言葉。
しかし胸を愛撫され、最後の言葉には恥ずかしい声が混じってしまう。
「んんっ…はずかしい…恥ずかしいです…お客様ぁ…んっ!?…あっ……んむっ…」
胸への愛撫から逃れるように体をくねらせながら、
それでも奉仕を続けようと、湧き上がる羞恥と快感をこらえ被せた唇を上下する。
339 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 21:55:44 ID:7AW/zJog
「明るいのは恥ずかしいか? 君の美しい顔が見えなくなるのは残念だが…
ああ、しかし今日は良い月だ。これなら十分に君のいやらしい姿も見える」
呟くように、しかしわざと玲子に聞こえるようにそんなことを口走る。
おもむろに手を伸ばすと、部屋の照明を落とした。
引き裂いた制服が、また玲子の裸身に絡み付いている。
白い肌に黒い服、その合間からするりと手を差し入れ、邪魔っけな下着を取り払う。
「ううっ、いいぞ……気持ちいい…そのまま続けなさい。君も気持ちよくして上げるから…」
時折呻き声を漏らしながら、玲子の髪から耳から頬、首筋に背中、乳房へと愛撫していく。
硬く尖り始めた乳首をきゅっとつまんで引っ張ってみたり、からかうように悪戯を続ける。
「もっと声を出して良いんだ…可愛らしい声を、もっと聞かせておくれ」
「んっ…あ…ありがとうございます……んっ、んっ、んんっ……」
灯りが落ち、暗闇に包まれた部屋の中で小さくそうお礼をいいながらも…
徐々に熱を帯びてきた奉仕の手を休めない。
「あっ…そ、そんな…私はいいですから…お客様がっ…んっ
お客様が気持ちよくなってください…あっ…んっ…んんんっ……」
こんな時でも感じすぎてしまう自分の体を恨めしく思いながら、そう言葉を口にするが、
火が灯された体に、愛撫のひとつひとつがじれったい快感となって襲いくる。
弄られる胸の先端に神経が集中し、
じょじょに口での奉仕が疎かになり、それの伴いはしたない声が次々に漏れてしまう。
「お客様っ…そんなにされたら…私っ…私…あっ!?んっ!んんんっ………」
老紳士を見上げ許しを請おうとした瞬間、突然視界が白黒に瞬き体が軽く反りかえる。
まだお客様に満足してもらっていないのに―
先に快感の虜となった自分がたまらなく恥ずかしかった。
火がついた体に快感
342 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 22:17:39 ID:7AW/zJog
仰け反った玲子を支えるように、胸を揉み続けた。なおも刺激は止めない。
「ほう…私を差し置いて、勝手に達してしまうのか?」
乳首を摘む手に軽く力を込め、玲子を引き戻そうとする。
逸物を咥えたままの細い喉を撫でながら、玲子の前髪をかき上げるように
額に手を当てて上を向かせる。
「悪い娘だ…清純に見せかけて、実はこんなに卑猥な身体をして」
ふと、手に触れた冷たい感触にぎくりとして手を止めた。
胸元で月の光に輝く銀の十字架を見て、ふっと溜め息を漏らした。
「いい趣味だな。縋りつく神があるとでもいうのか…」
やおら玲子の腰を抱き上げると、そっとベッドに寝かせる。
まだ抵抗がないのをいいことに、ゆっくりとその身体にのしかかっていく。
「んっ……も、もうしわけありません…お客さま…ぁ……」
無理矢理顔を上げられながら、涙で濡れたひとみで老紳士を見つめあげる。
快感に囚われ、その口調がおぼつかない。
「そんなっ…私は…卑猥なんかじゃ……ああっ…」
はずかしさで声は徐々に消えていき、その体はあっというまにベッドに乗せられてしまう。
力が入らない体は、視線から隠すようにそれでもなんとか気だるい腕を胸と秘所にまわすのが精一杯。
そして…
ついに―
覆い被さる老紳士の姿に、その時がきた事を悟る。
「いたらぬご奉仕で申し訳ありませんでした……
どうか私の…私のからだで…満足してください………」
私にもう神の加護はありません―
たまらない恥ずかしさと緊張感。
小さな声でそう言った後で、老紳士の姿をみないように瞼をふせ、紅潮した顔を横に向ける。
次の瞬間にくるであろうその瞬間に耐えるよう、細い体に力がこもった。
344 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 22:37:18 ID:7AW/zJog
震える玲子の肩を抱いて、乳首を甘噛みした。コリコリと反発する突起を
舌の上で転がしながら、吸い付くような白い膨らみに顔を埋めた。
「あぁ、お腹が空いた……」
しわがれた声でそう呟いた。
玲子の両足を持ち上げ、秘処がよく見えるように晒し上げる。
「もうこんなにしおって、ご奉仕といいながら君が感じていたんじゃないか」
嘲るように鋭い言葉を投げかけ、無遠慮に指で秘裂を割り込んだ。
つぷっと水音がして、狭いながらもぐいぐいと指が引き込まれていく。
「せっかくだ、まだまだ楽しもうじゃないか、北山さん?」
卑猥な音を響かせながら、濡れそぼった玲子の秘処を嬲り続けた。
「んっ…やだっ…そんなっ……っ!
んっ、あっ…そんなにしたら駄目ですっ…あ、んんっ…いやぁ………っ…」
意に反し、なおも胸のふくらみを執拗に責められる。
首を左右にふりながら、その口からははしたない言葉が口をつき、
逃れないと…そう思うのだが、体は意図に反して胸の中のうずまり愛撫する老紳士の頭に腕を回してしまっていた。
>もうこんなにしおって、ご奉仕といいながら君が感じていたんじゃないか
「そ、そんな恥ずかしいこと…いわないでください…」
老紳士の視線が熱をもっているかのように、見つめられる秘所が熱くなる。
初めて見知った男性に恥ずかしい場所を晒すという行為が羞恥心さらに強くし、
心ならずも、その秘所からは恥ずかしい液体がとめどなく溢れ出し、
軽い絶頂が再び体を襲いその肢体が痙攣する。
「ああっ…お客様…もう、そんなにされたらっ…んっあっ…いや、いやぁ……
お願いです…はやく…はやくぅ…んっ…ああっ…お願い、お願いします、お客様っ…んんっ…・」
老紳士の指先一つが動く度に、体を激しくよじらながら、その瞳はいつしか逸物に伸びていた。
346 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 22:56:40 ID:7AW/zJog
「指だけでは物足りないのか、ん?」
指を2本、3本にして、だらしなく愛液を漏らす玲子の秘処に細かな振動を加えたり、
時に陰核をそうっと舐め上げたり、けして達してしまうほどの刺激を与えないように、
彼女を焦らし続ける。
「はしたなく腰を振りおって、それがメイドのあるべき姿か? んん?」
にやりと笑って、愛液でふやけきった指を引き抜いた。ぐちゅっ、と一際大きな水音がする。
唇の隙間から鋭くとがった犬歯が覗き、窓から差し込む月光を受けてかすかに光った。
「さあ、お待ちかねだ…そのいやらしい身体で私も満たしてもらおう。
早く食べて欲しくてうずうずしている生贄を、たっぷりと可愛がってやらねばな」
意味深な言葉を吐いて、おもむろに秘裂に逸物をあてがい、はちきれんばかりに
怒張しきったそれを一気に挿入するべく腰を打ち込んだ。
>はしたなく腰を振りおって、それがメイドのあるべき姿か? んん?
「ああっ…も、もうしわけありませんっっ…お客様ぁっ…んっ…あっ…んんっ…・」
内部で蠢く指をさらに増やされ、たまのような汗を額に浮かべ、その快感に眉を苦しそうに寄せ涙する。
かき回される自らの秘所から漏れ出る水音がはしたなく、消え入りたくなるほどの羞恥が押し寄せる。
>唇の隙間から鋭くとがった犬歯が覗き、窓から差し込む月光を受けてかすかに光った。
「えっ…お、おきゃくさま……?」
不意に好々爺のそれから雰囲気を変える老紳士。
恐怖心が快感渦巻く体をつらぬく。
逃れるように肢体を動かそう…そうおもった瞬間。
>怒張しきったそれを一気に挿入するべく腰を打ち込んだ。
「えっ!?あっ!!んんんっ…ああっいや、だめっだめっ…
あ、んんっ…こんなの…っ…んっんんんっっ!!」
体が貫かれ、ふたつのふくらみが上下しその上で銀の十字架が悲しく揺れた。
内部に侵入する逸物の感触に全神経が集中する。
「ああっ…お客様っ…すごいっ…すごいですぅ……んっ…あっ…んんっ………」
ごめんなさい―
不意にうかぶとある男性の姿は一瞬で脳裏から離れた。
目の前で見下ろす老紳士の姿が視界に映る。
その動きにいつのまにか肢体は快感に喜び、そしてさらなる快感を求めてしまう。
激しく秘所を貫かれながらも、
その体は意に反していつのまにか老紳士の首に両腕をまわし、愛しげに胸元にぎゅっと抱きしめていた。
348 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 23:26:38 ID:7AW/zJog
深く深く肉槍が玲子を貫き、荒々しいく腰を打ち付けて抽送を繰り返す。
「おおっ…気持ちよいぞ、あんなにびしょびしょに濡れて広がっていたのに、
こんなに締め付けてくる……なんと淫乱な身体だ」
さらに下半身に血流が集中して、玲子の膣内で逸物がぐっと硬度を増した。
老人とは思えない力強さで柔らかな肉体を抱きすくめ、荒い息を吐きながら
貪るように玲子の唇を求めた。
「いいぞ…力が漲ってくるようだ……若い頃を思い出すよ…」
玲子の唇に噛み付いた。かすかに残った傷跡から、じわりと鉄錆の味が滲み出してくる。
さらに舌を絡め、歯をなぞり、口中を隅から隅までつつきまわした。
「イきたくなったらイっていいんだぞ…感じやすそうだからな、たっぷりと私にお前の
生気を…味わわせてくれ。もう逃れられないのだから……」
熱に浮かされたように耳元で囁いて玲子の身体をベッドに横たえた。
さらに勢いを上げて玲子の子宮を突き上げはじめた。
「あっ、んっ、んんっ…お客様すごいっ…駄目っだめっ…んっ…んんんっ!!」
だめなのに―
そう思うのだが、逸物に貫かれるたびに、その体ははしたない声を漏らしてしまう。
さらに密着するように押し寄せる波に紅潮した顔を左右にふりながら、
老紳士にまわした白い手でその年老いた肢体を抱きしめてしまう。
軽い絶頂が何度も何度も体を襲い、その度に体が大きく跳ね上がる。
「ああっ…お、願っ、いっ…ですっ…
もう私、私もう…んっ…あっ…いやぁっ…ん、んんんっっ!!」
無意識のうちに腰が老紳士の動きにあわせたどたどしく動き、
その口から吐息が漏れる度に、肉襞を貫く膣物を強く強く締め付ける。
そしてひときわ高く大きな声が口をつく。
表情が苦悶に歪み、ぎゅっと老紳士の肢体にすがりつきながら、
押し寄せる快感に耐え忍ぶ。
「私気持ちいいですかっ…?
お客様っ…お客様も…わたしのなかで………」
薄れ行く意識のなかでそれでも必死に老紳士を包みこみ、なんどもそうちいさくちいさく懇願を繰り返す。
350 :
名無しの客人:2005/05/17(火) 23:53:54 ID:7AW/zJog
「はっ、はははははは……! やはり若い女は良いものだな、
生気が漲ってくる…これでやっと俺に戻れる…感謝するぜ、北山さんとやら」
膨張きしった逸物の先端でしつこく子宮をつつきながら、
思い切って引き抜いてからまた奥まで突きこんだり、浅く深くリズムを崩したり、
玲子の身体からありとあらゆる淫靡な欲望を引き出そうとする。
そうして、突き入れるごとに逸物は膣内の柔襞を押し広げ、ごりごりと抉るように、
歓喜の涙を漏らす秘処を悦ばせた。
「気持ちいいぞ、おまえの膣内は…メイドの…じゃない、冥土の土産だ、
せいぜいよがらせてやろう。これまでに感じたことのないような、『昇天』をな…」
不敵な笑みを漏らした。その唇からは鋭く伸びた犬歯がはみ出し、
黒い毛に包まれた耳が長く伸び始め、足先は蹄に変わってゆく。
「さあ、俺の子種をくれてやろう…これで、終わりだ…っ!」
最奥まで挿入して性器を密着させ、低い呻き声を上げて身体を震わせた。
膣内の蠕動に搾り取られるように、何度も何度も胎内に濁った粘液を放出した。
「んっ…おきゃくさまっ………」
見知らぬ男性の欲求を満たす事、これが背いた私の使命なのだろう―
深い深い体の奥に放たれた、白濁その感触。
恥ずかしいほど淫らな火照った肢体は脈動するその最後の動きにすら、甘い吐息が漏れてしまう。
額に浮かんだ汗が頬をつたい、しだいに意識が白く濁っていく。
「これで満足していただけたでしょうか…おきゃくさま…」
ふくらみに埋もれた十字架の質感が妙に冷たい―
途切れ行く意識の中で、
そんな事を思いながら最後の絶頂を迎え、そしてその意識は白くぷつんと途切れていった。
352 :
名無しの客人:2005/05/18(水) 00:18:01 ID:F7OV/Ryi
「ぐるるううぅぅ……」
細く低く喉を鳴らしながら、玲子の膣内を白濁で汚していく。
人並み外れて大量に噴き出したそれは、かすかに泡立ってどろりとシーツに零れ落ちた。
腰を震わせて最後の脈動を終えると、ゆっくりと玲子の身体の上に崩れ落ちた。
なぜか微笑が浮かんだ。それは満足の証だったのだろうか?
「な……ぐッ、ば、か…な、そん…な、はズハアリエナ……」
組み敷いていたはずの玲子の、ふくよかな胸の谷間に顔を乗せた。
銀色の月が胸元の十字架に光り玲子の膣内に逸物が吸い取られ残っ力がもう逆に
聖気この吸い取られ女が俺が俺でなくなっ……
ふっつりと意識が途絶えた。かすかに歯軋りが尾を引いて残り、それっきり静寂が戻る。
もはやそこには何も残ってはいなかった。シーツの乱れも、切り裂かれたはずの制服も。
ただ、安らかな笑みを浮かべて眠る、裸の美女ひとりを除いては。
衣類倉庫の掃除をしている。
積み重なったダンボールの1つを開けようとすると、軽く埃が積もっていた。
「けほっ、けほっ。 えーと、夏用のシーツは…」
めげずに目当ての物を探し続ける。
「ふぅ」
ようやく見つけたダンボールを倉庫から運び出す。
「すみません、ありましたありましたー。ここに夏物シーツ置いておきますねえ〜」
志保の自室前にとりあえず箱を置き、休憩を取ろうとする。
「うー、腕が痛いよう」
休憩室の椅子に座って腕をマッサージしながら、電気ポットのお湯が沸くのを待つ。
「あー、ったくダルい仕事ばっかやらせやがって、あの姉ちゃん… お?」
ぶつくさ言いながら休憩室に入ってきて、杏樹がいる事に気づく。
「お疲れっすー、杏樹さんもサボリっすか?」
杏樹の座っている横に腰を下ろし、両手を揃えて背伸びし、仕事で凝った体を解そうとする。
「うん、サボり。…ふふっ」
実際今日の仕事は終わったも同然なのだが、つい調子を合わせてそう言ってみる。
「コーヒーでも入れましょうか。夕呼さんも飲みます?
あ。丁度冷蔵庫にシュークリームもあった筈〜」
ポットのお湯が沸くと、珈琲を2つ入れて、シュークリームの入った菓子箱をテーブルの上へ。
「はい、どうぞ」
カップを夕呼に手渡し、隣に座るとコーヒーに口をつける。
「たまにはこうして夜にゆっくりするのも、いいものですよねえ」
>「コーヒーでも入れましょうか。夕呼さんも飲みます?
「あー、ども」
杏樹が用意したコーヒーを受け取り、菓子箱からシュークリームを直接手づかみで取り出して
手が汚れるのも気にせず、早速パクつき始める。
<「たまにはこうして夜にゆっくりするのも、いいものですよねえ」
「ホントホント、今日は特に忙しかったですもんねー。
実は自分、ご飯食べ損ねたんですよ。これで飛び入り来たらブッ倒れますよマジ。あはは」
杏樹に笑いながら同意するが、取り損ねた夕食の分を取り戻す為に口元は忙しなく動き
早、二個目のシュークリームに手が伸びるところである。
「…っそれにしても、杏樹さんとかタフですよね。寝坊とかしないし、アタシ朝弱いから
しょっちゅう二度寝しちゃって…」
そう言いながらコーヒーに手を伸ばしてぐーっと飲み干す。
「んくんく… あの姉ちゃん執事とか兄ちゃん執事とか爺さん執事に怒られるんですよ。
あいつらもどうやって起きてるんだか… はー目覚まし新しいの買おうかな…」
どうやら、由依と飯塚と執事長の事を言いたいらしい。
>それにしても、杏樹さんとかタフですよね。寝坊とかしないし
「いえいえ、そうでもないんですよー。
元々眠りが浅くて。次の日寝坊できないーって思ったら、心配で目が覚めちゃうだけで」
苦笑して頬をぽりぽり掻き、
「実はお休みの日はお出かけの用事が無かったら、20時間くらい寝てます」
さらりと異常な行動を暴露したりする。
自分もシュークリームを一口食べようとすると何かを思い出し、一旦置いて手を叩く。
「思い出した〜。私、目覚まし時計使ってないのがあるから、よかったら夕呼さんにあげましょう……」
言いかけたところで、夕呼の口元にクリームがついているのを発見する。
「ちょっとじっとしててね」
手を伸ばしてそれを指で拭い取り、自分で舐める。
「ん、あまーい」
「やっべ、アタシ超飢えてるっぽい。みっともねー。あははは」
杏樹に口元に付いたクリームを取って貰い、照れ隠しに笑い飛ばそうとする。
「もう、付いてないですよね? あー恥ずかしい。
杏樹さんも『あまーい』とか舐めてないで先に言って下さいよー。」
等と言って首を左右に回し、杏樹に顔を見せつける。
「…ところでさっきの話、目覚ましくれるっつうのホントですか? 滅茶苦茶助かるんですけど。ソレ」
そういいながら、手についたシューの粉をぱんぱん叩き落とす。
実際は20時間寝ているっという話も気になったが、貰える物を貰うのが先だった。
>ところでさっきの話、目覚ましくれるっつうのホントですか?
「うん、でも気に入るかなぁ……?面白いことは面白いんですよー。ちょっと待っててね」
急に立ち上がり、自室に戻って目覚まし時計を持って再び休憩室へ行く。
「おまたせ〜」
手にしているのは普通の目覚まし…のようだが、
「これ、色々目覚ましの音が変わるんです。例えばここを押したら…」
ぽちっと時計のボタンのひとつを押してみると――
『ドガーーーーーーーーーーーン!!!! ガガガガガ、ダダダダダダ』
大音量で、発砲音やら爆音やらが流れ出し、そこはまるで戦場のような臨場感。
てっぺんのスイッチを押すとすぐに止まるが、かなりうるさい目覚ましには違いないらしい。
「ね?他にもいろいろ…」
もう一つボタンを押そうとする。
「……意外に変な物使ってますね」
杏樹が持ってきたへんてこな目覚ましに一瞬、素に戻った反応をしてしまう。
―――これ、自分が持ってるドラえもん目覚ましと合わせて使ったら凄い事になんじゃねえの?
音だけで展開される戦場に、自分の今使っている目覚ましの音を想像で重ねてみた。
『のび太くぅーーーん! ドガーーーン!!! 起きろーーー! ガガガガガ、ダダダダダ
目を覚ますんだ!! ヒューーーーーン ドッガーーーン!!』
―――おお! すげぇ!
戦場のど真ん中で猫型ロボットに肩を揺すられる死にかけの眼鏡の小学生が脳裏に浮かび
思わずその想像に感嘆の声をあげる。
<「ね?他にもいろいろ…」
「いや、もう十分っすよ。残りは後のお楽しみって事で、ホントこれが貰えるならばっちりっぽいです。
マジありがとうございます。」
スイッチを押そうとしている杏樹を止めて、礼をいう。
「んー、なんかお礼したいんだけど… どうしよ。んー」
杏樹の前で、顔に手を当てて考え始める。
夕呼が喜んでくれたので、安心する。
>マジありがとうございます。
「いいえ〜、どういたしまして♪ きっと楽しいと思いますよー」
食べ終わったので少しずつ片付けつつ、笑顔でそう言う。後輩の役に立てて嬉しいらしい。
>んー、なんかお礼したいんだけど… どうしよ
「……。んーと、じゃあ」
お礼で悩んでいるようなので、少し自分も考えた後に夕呼の方へ顔を近づける。
手で彼女の頬を挟んで唇を奪い、しばらく深いキスをする。
「……ちゅ。ん…ん、ちゅ…っ」
ゆっくりと唇を離して、柔らかく微笑み一言。
「…ぷぁ。こら、そんなに気を使わなくてもいいの。お礼はこれで十分です」
その後手早く食器を片付け、「おやすみなさい〜」と夕呼を残して休憩室を出て行く。
「あっ。言い忘れちゃった、あの目覚まし…。
パトカーのサイレンとかも入ってたけど、まあ夕呼さんはたぶん、大丈夫…よね?」
そんな事を言いながら自室に戻る。
<「……。んーと、じゃあ」
「は…? え? !?…ー…っ?!!」
まさかキスをされると思って居らず、対して反応も出来ないまま、深く唇を奪われてしまい。目を白黒させる。
「…ぷ…ぁ……」
その後、ゆっくりと解き放たれるが、余りに唐突な女同士のキスで生気を抜かれてしまったかのように
放心して立ちつくしている。
――三分後
杏樹がお皿を片付けている間も放心し続けていたが、部屋から去ってから漸く覚醒する。
「あ、あれ… アタシ何やってんだ? …確かこの時計を手渡されて……ええっと…………」
と、唐突にキスされた事を思い出し、一気に顔が赤くなる。
「……な、なんのつもりなんだろ…杏樹さん…」
なんであんな事をしたのか、という疑問も含めて色々その場で考えてみたが
一度煮えた頭では明確な答えは出せなかった。
「………………寝んべ…」
取り敢えず、問題を先送りにする事にする。
そして、その日の夜。早速貰った時計を使ってみたが
たまたま目覚ましから流れてきたサイレンの音が悪かったのか
チームのケツ持ちをして延々パトカーに追い回されるという夢を見て
うなされつつも二時間遅刻するという悪夢を現実で味わう事になるのだった。
365 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 02:46:54 ID:UlC2AQbq
366 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 03:46:27 ID:iqKMgPMt
運営板に雑談スレを立てるとはな。
本スレが荒れてるからって板違いスレが許されると思うのが痛すぎる
>>365-366 スレをたてたものです。
すこし説明が難しいのですが、本スレは荒れていません。
当該スレのヲチスレが荒れているのです。
よってこちらの方には関係ありません。
ご指摘の点に関しましては早急に対処したいとおもいます。
もうすこしだけおまちください。
368 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 03:53:35 ID:UlC2AQbq
>>367 ヲチの本スレが荒れてるんだろ。
同じことだ。
名無しがでしゃばっていいことは一つもねーな
氏ね
このスレのことは記憶に刻んだからな。
ヲチスレはさっさと最悪板に行くべし。
「……ふう」
少しの間出張で屋敷を空けていたせいか、その間の屋敷の日誌をまとめ読みしている。
「ミスというのは起こした事を悔やむのではなく、そのミスを二度としないようにするしかないですから」
日誌を閉じて、少し疲れの残る表情で呟く。
「今月末は忙しくなりそう……」
仕事用の手帳には、びっしりと書き込みがしてあった。
「えーと……ここだっけ? うーん……あっちのお屋敷かも……」
自分が雇用される屋敷を探し回っている。
「……ここ、だったと思ったんだけどな。違ったらどうしよう」
不安を抱えつつも、名無しの屋敷の扉を叩く。
「今晩は。あの、どなたかいらっしゃいませんかー?」
「はい、どなた様でしょうか?」
丁度玄関の前を通りがかったので、扉を開けて深夜の来訪者を迎える。
「当屋敷に御用でしょうか? 主人は只今少々多忙ですが……」
少しだけ表情を曇らせつつも、とりあえず来訪者を迎え入れる。
自分と同職のメイドと思しき人物が現れて、ほっと胸を撫で下ろす。
「あ、あの……こちらで働く予定のメイドですけど……その……」
(どうしよう……ここじゃないのかもしれない……なんて言えない……)
訝しげにこちらを見るみかさの表情を見て、正直なことが言えずにしどろもどろになる。
「あ、そうだ。あの、こちらにお勤めのメイドさんですよね?
実は私……メイドってどういうことをするのかよくわかってないんですよ〜」
とにかく笑顔でそう話しかけてみる。
「その、迷惑じゃなければ……メイドのお仕事内容を教えていただけませんか?」
「新規採用ですか……? そんな話、聞いてたっけ……」
後半部分は小声で、少し首を傾げながら言う。
>あ、そうだ。あの、こちらにお勤めのメイドさんですよね?実は私……メイドって
>その、迷惑じゃなければ……メイドのお仕事内容を教えていただけませんか?
「……うーん」
彼女をとりあえず適当な客間に案内して話を聞くが、どうやら予備知識はほぼゼロに近いらしい。
と、そこで唐突に自分が初日に何をされたかを思い出す。
(確かあの時は瑞葉さんに……)
思い出して、少し迷ってから。
「わかりました。……では、多分少しだけ失礼をします」
彼女の側に近寄ると、まずはありきたりなメイドの説明をする。そして話が進むと。
「あなた……歳はいくつですか? それと、スリーサイズは?」
後ろに回って、まずは丁寧に、彼女の身体の曲線をなぞる。
ふと、雇用先はこの屋敷ではないのでは?と思い始める……が
今更「違いました」とも言えず、取りあえず笑顔でいる。
(まぁ、多分何とかなる。それに同じメイドさんみたいだし、お仕事のことを
知らないってのは本当だし、それについて質問して損はないはず……!)
そして、みかさの話を頷きつつ聞いていると、逆に質問されて少し驚く。
「え? 歳ですか? えーと……歳は……20歳です」
(本当は16だけど、未成年はヤバイらしいし)
「え? スリーサイズですか? えーと……上から80、ええと……
58、78……くらいかな……きゃあっ!?」
(かなり違う数値けど、多分バレない……)
そんなことを思っていると、背後に回ったみかさが自分の体に触れてきて
小さな悲鳴を上げる。
「え、え? なに? 何か虫でもついてるんですか?」
「20……ですか」
あまりそうは見えないのだが、とりあえずは鵜呑みにしておく。
(まあ、奏ちゃんみたいな子もたまにいるし)
そんな事を考えながら、彼女のスリーサイズを聞き、そして手を這わせる。
>え、え? なに? 何か虫でもついてるんですか?
「いえ、付いていませんよ? これはあなたの身体を調べているだけです。
メイドのお仕事には、夜伽もありますから。忠誠を誓う、御主人様に」
服越しに肌を這い回る手が、膨らみの頂点に達する。
「だから少しだけあなたを調べるのと一緒に、身体をほぐしてあげますよ。大丈夫、普通にしていれば痛くしませんから」
そう言って微笑むと、耳元に息を吹きかけ、軽く耳朶に唇を触れさせる。
「わ、私の身体を……?」
肉体労働のことを言っているのだろうかと思いきや、みかさの口から
とんでもない言葉が出てきて更に驚き、とたんに緊張して身体が強張ってくる。
「……夜伽……って、あれですよね。ご、ご奉仕……? ぁあん……っ!」
みかさの指先が胸の頂点に達した時、艶っぽい声が上がる。
「い、痛くないって……あの、私……その、経験とかなくって、やあぁ……っ!」
身悶えしつつも、激しい抵抗は見せず、みかさの愛撫を受け顔を真っ赤にし
少しだけ肩をふるわせる。
「そうですよ、御奉仕です」
慣れた手つきで頂点を刺激した後で、彼女の衣服を乱れさせていく。
>い、痛くないって……あの、私……その、経験とかなくって、やあぁ……っ!
「経験が無いの……? うーん、でも大丈夫、きっと御主人様なら優しく気持ちよくしてくれるから」
言いながら彼女の上半身を下着だけにし、くすりと微笑む。ただし先程とは毛色の違う笑みで。
「何だか、可愛いですよ」
そう言って乳房を露出させると、直に頂点を──少し強いくらいに摘む。
「ほら、ここだってとっても歓んでます」
次第に衣服が脱がされていき、みかさの手を押さえるが力が入らない。
「あ、あの、実は……私……」
この屋敷のメイドじゃない、と伝えようとするも、雇用先の主人にも
同じようなことをされるのだろうと思い、これは練習だと思い始める。
「……御主人様って優しいんですか……? 怖くないですか?
本当はちょっぴりドキドキしてたんです。こういうこともされるのかなって
全然思わなかったわけじゃなくて……」
やがて、上半身を下着姿にされてしまい、両手を揉みながら恥ずかしそうにうつむく。
「同性の人でもこんな姿を見られるのは、やっぱりちょっと恥ずかしい……」
照れ隠しのように笑いながら顔を上げた瞬間、ブラを剥がされて
露出した胸を隠そうとする。
「やっ! あ、あんっ! やだ、恥ずかしすぎます……」
頂点を摘まれて嬌声にも似た悲鳴を上げ、自分の姿とその声に羞恥を覚える。
「実は……何なの?」
彼女の発言に質問を投げかけながら、それ自体はどうでもいいといった表情で責めの手を緩めはしない。
「御主人様はね……優しいとか怖いだけではくくれない人よ。
でも、とってもエッチは上手なの。それはほんと」
そこまで言った所で、頂点を摘まれた彼女が嬌声に似た声を上げる。
それを聞いて、またくすりと微笑んだ。
「恥ずかしいなんていってるあなたも、御主人様にはそんな事が言えないくらいもっともっと好きなようにされるかも」
言い終わると、空いた片手が彼女の下半身と衣服の間に滑り込む。
「ぁあっ……! やあぁ……そ、そんなに強くされると……っ!」
みかさの手が止まることはなく、次第に身体が熱を持ち始め、それに正比例するように
胸の頂点は硬さを増していく。
「エッチが上手……初めてでも怖くない? 本当に?」
声を震わせながらそう尋ねるが、恥ずかしさと未体験の快感に
身体中を支配されつつあり、みかさの声が遠くに感じてくる。
「なに、これ……変な感じ。何かくすぐったいけど、変な感じ……っ!」
そして、スカートの中に手を入れられて、思わず腿を合わせ両足を閉じてしまう。
「やっ、そこは……ダメ……っ! そんなとこ、御主人様でも見せられない……」
小さな声で抵抗を見せるが力が入らず、立っているのもやっとの状態で
やがてみかさに全身を預けるようにもたれかかる。
>>382 「変な感じ……か。そのうち気持ちよくなるのよ、それが」
少しずつ脱力し、自分に身体を預けてくる彼女にそう囁く。
「ん……ほら、身体の力を抜いて」
自分も興奮してきたのか、少し頬が赤くなる。
やがて彼女の下半身の衣服も剥ぎ取り、最後の一枚にしてしまった。
「見せられない所の割には、なんだか湿ってる感じね。ほら」
下着越しにそこをくすぐり、感度を確かめるように指を動かしていく。
どうやら仕事という面を除いても、この行為を少し楽しんでいるようだったり。
「気持ちよくなる? ほ、本当ですか……?」
実際に嫌な気持ちになっていないので、みかさの言葉は真実なのだと思う。
そして、背中に当たるみかさの胸の大きさに気付き、メイドはプロポーションも
大事なのだと思い込み始める。
「……でも、私……あなたのようにスタイル良くないから、御主人様に
気に入ってもらえないと思うわ……」
快感で身体を震わせ、無意識に背でみかさの胸を刺激する。
「ああんっ、やあぁ……し、湿ってるだなんて……そんな、こと……んんっ!」
下着越しとはいえ、お構いなしに秘部を弄られ、恥ずかしさのあまり
その指先から逃れようと腰を引いたりしてみる。
「そうよ。意識が飛んじゃうぐらい気持ちよくなったり……ね」
それに合わせるかのように、陰核の辺りをそっと突付いてみたり。
>……でも、私……あなたのようにスタイル良くないから、御主人様に気に入ってもらえないと思うわ……
「そんな事ないよ。男の方がみんなそういうスタイルが好きってわけでもないし」
言って、彼女の胸を撫で回す。
「こういう体型の方が好みっていう方も多いし……」
逃げ腰になる彼女の身体を、逃さないようにしっかりと抱きとめて。
「ほら。……ここ、濡れてるよ。あなたのは、どんな感じなのかな?」
下着の横から指を滑らし、直に秘裂の表面を撫でてみる。
「い、意識が飛ぶって……気絶しちゃうの……?」
独り言のように呟き、その状況を想像してみる。
「んあぁっ!! そこっ、ダメぇ……っ!」
秘豆を突付かれ、悲鳴に近い嬌声を上げる。
「そんなに弄られたら……あぁあっ! やん……っ!」
やがて全身が敏感になっていき、更に一番感じる部分を責められて
立っていられなくなる……が、みかさに抱きとめられ、完全に自由を
みかさに支配される。
「こんな体型でも……御主人様はいいって言ってくれるのかな……」
みかさの言葉に少しほっとするも、秘部に直接触れられて
蜜液が染み出していくのを自覚する。
「やあ……ぬ、濡れてるのは……あ、あなたがそんな風に触るから……っ」
どこか反抗的な口調で答えるが、身体は全く抵抗を見せない。
「弄られたら、どうなっちゃう? そこが気持ちいいんでしょ?」
少し悪戯っぽく言うと、集中的にその辺りだけを責める。
時々思い出したように乳房を撫でつつ、さらに言う。
「御主人様はいいお方だから。あなたもきっとお屋敷の一員になれるよ」
もはや仕事での検査目的は何処へやら。言葉遣いも素に戻りつつある。
>やあ……ぬ、濡れてるのは……あ、あなたがそんな風に触るから……っ
「そう? じゃあ、もう少しだけ濡らしてあげる。指でも入れたら痛いだろうし、ここでね?」
確認を取らずに、言うが早いかさらに愛撫を強めていく。
陰核を丹念に責め、秘裂をなぞり、もう片手は別の場所を撫で、時に僅かな痛みを感じるほどに摘んでみたりする。
(私も瑞葉さんにいいようにされたっけなぁ……)
こんな所でも自分の成長を実感しているらしい。
「……意地悪。私の身体がどうなってるのか……わかってるくせに」
真っ赤な顔でみかさを見てそう言うと、みかさの責めに素直に反応し始める。
「んんっ! は、はい……き、気持ちいい……おかしくなりそうなくらい
変な気持ち……ああっ! だ、だめっ! そんなに強く……っ!!」
敏感な部分を弄られ、涙目でいやいやと頭を振る。
「もういい。もう濡らさなくていい……っ! いやっ、だめぇっ! ああぁぁっ!!」
秘部を丁寧なまでに愛撫され、痛覚を感じた瞬間に大量の蜜液を漏らし、絶頂に達する。
しばらく身体のふるえが止まらず、肩を跳ねさせつつ乱れた呼吸を整える。
「はあっ……はあっ……や、やっぱり、入れると痛いんですか……?」
痛みの恐怖を感じるも、肉体はそれを求めていることに気付かず
怯えるような表情でそんな質問をしてみる。
「……っ」
自分の責めで絶頂に達した彼女を見て、ちょっとぞくりとしてしまう。
その辺りは色々と仕込まれたりしているせいもあるのだが、それでも一端のメイドらしく、ここはしっかりと仕事モードに戻す。
「感度はいいみたいですね。こんなにあっされいってしまうなんて、思ってもみませんでした」
少し固めの口調でそう言うと、彼女の質問にも答える。
「最初は……痛い、ですよ」
さすがにそれは否定しない。
「でも、御主人様ならそんなに痛くないようにしてくれますから……。あなたも感じやすいみたいですし。
あ、私は何か後始末用の物を持ってきますね」
絨毯に飛び散った行為の名残を見かけて、彼女を残して部屋から出て行ってしまう。
結局、身元確認等はしっかりとやらないままで。
みかさの手からすり抜けるように床に座り込む。
「え……あ、いくって、これがいくってことなんですか……」
絶頂未体験だったので、はっきりしない意識のままみかさの言葉に頷いてみせる。
どこか事務的な口調に変わったみかさに違和感を感じ、恐る恐るといった感じで
顔を上げるが、怒った様子はなく、自分のように乱れた様子もなく
次第に羞恥心が募ってくる。
「御主人様なら痛くない……? そうなのかな……あ、あの、ちょっと……っ!」
自分の事情を告白しようとするが、それを言えないままみかさが部屋を後にし
一人残されたままどうしようかと考える。
「……あの人、私と歳、変わらないわよね。なんか、もうすっごい大人って感じ。
私もいつかああなっちゃうのかな……メイドをやり始めたら……」
初めての絶頂経験が良いものだったので、最初に感じていた不安は消えていき
逆に前向きな気持ちになっていく。
「……そうだ! 本当のお勤め先はこのお屋敷を目印にって言われてたんだった!」
「これで全部かな…」
御主人様から解雇を言い渡されて、荷物をまとめている。
さっきから溜め息しか出て来ない。
でも自分が悪いとわかっているから…もうここには居られない。
「よいしょっと…」
旅行バッグ一つと手提げ袋二つ分の私物を持ち上げる。
行く当てはないけれど、何とかできるだけの経験はここで学んだ。
ドアノブを握り、一度ベッドの方を振り返る。
その上にあるのは、この一カ月余り袖を通していたメイド服。
「………っ」
込み上げてくるものを押さえ切れず、それをごまかすために部屋を駆け出る。
荷物のせいで速く走れない。段々と足取りが遅くなってしまう。
(止まったら…ダメ…っ!!)
気持ちを奮い立たせて玄関まで走り切ろうとする。
視界が滲む度に、袖でそれを拭う。
「っはぁ、っあぁ、はぁ…」
玄関の前まで来て立ち止まると頭を擡げて息を整える。
「……」
顔を上げて、扉に手を翳す。
ゆっくりと押し開き、前方に美しい庭が広がる。
屋敷を出ると、その庭の中央を走る通路を進み門前へ。
「お世話になりました…」
振り返って屋敷に深く頭を下げる。
この屋敷で出会ったすべての人達に、感謝と謝罪を込めて。
この日、一人のメイドが屋敷から立ち去って行った。
姫子がいない事に気付いて、同僚たちに尋ねてみる。
「おつかいから戻って来たらまたお仕事頼もうと思っていたのに、どちらに行ってしまったのかしら…。
誰かご存知ありません? ……!」
事の真相を聞き、怖さに少し体を震わせる。
「わ、私…色々あるけどあまり気にしないようにねって、あの夜励ましたんですけれど…。
ど…どう思う、って…」
「ごめんなさい…。今はメール欄の他には……何も言えないです…」
それだけ言うと、慌てて自室に戻ってしまう。
主人の判断に納得できずにいる。
「このお屋敷は元々…私たちメイドのことは、私たち自身で決めて行ける筈なのに。
……。」
一人考え込んでしまう。
「きっと、御主人様は疲れていて口が滑ったんですよ。だから、あんなことを……」
それだけ言って口を噤み、胸の不快感を洗い流そうと仕事に励む。
休憩時間に食べたチョコレートパフェはあまり美味しく思わず、甘さにくどささえ感じてしまう。
「雅志、食べる? あ〜ん、して」
なんだか食欲がなくなり、残ったパフェを息子に処理してもらおうとする。
(いつもはすぐ全部食べられるのに…)
ぎこちない作り笑いで、雅志の口にアイスがのったスプーンを運ぶ。
重苦しい屋敷の雰囲気に不機嫌そうな顔をしている。
「なにー?この空気。 ねえ杏樹、一体何があったってーのよ…」
「……?どうしたんだろ、あんなに思いつめた顔して」
杏樹の部屋のドアを閉じながら首を傾げる。
名無し屋敷の浴場で仕事疲れと汗をさっぱり流し、バスローブ姿で客室に戻ってくる。
部屋のランクは比較的高く、たくさんの絵画や彫刻で宿泊するものの目を楽しませていた。
中には自分が寄贈したものも含まれており、それを見つけると懐かしい気分になった。
他のメイドが鬱々としているので、珍しく人の分まで仕事を手伝っている。
「ったくー。でもまあ、いつもと逆だからたまにはいっかぁー」
カートを押して雫の客室へ。
「失礼しまぁす、お食事を持って参りましたぁ」
客室のドアを開け、フランスパンのサンドイッチやらチーズ、ワインなどを乗せて雫の近くに寄る。
一応接客の基礎だけは志保に叩き込まれたらしく、格好は派手なものの丁寧に一礼。
食事を持ってきたメイドの語調に何か耳障りなものを感じるも、今はまだ抑えておく。
気のせいだったのかもしれないし、何より風呂上りで気分が良かったのだ。
「ふぅん…」
半眼で軽く料理を見渡し、ワインの銘柄と年代を確認する。
(いちおう、料理は合格点ね。…メイドのほうはどうかしら?)
チエの全身を品定めすべく視線を這わせてゆく。
雫の視線を感じながら、ワインの栓を抜きグラスに注いでゆく。
途中何度か雫のほうをチラ見するが
(……なんで股間が…)
バスローブの不可思議な盛り上がりが、気になる。でも自分の気のせいかもしれないので、無視する事に。
「奥様、どうぞー」
語尾を延ばしつつワイングラスを雫の前に寄せ、ワインを金属製の容器に戻そうとするが…
「…うわっ! わっ、あぁっ、待ってっ、滑るっ……!!」
手が滑って雫のバスローブの膝あたりにワインがかかってしまう。
「!!」
(ひぇぇぇええええ〜!! ヤバイあたし、またやっちまったぁぁ…!)
「あ…… まぁ、私の服にかかったわけじゃないからいいわ。特別に許してあげる」
溜め息を吐いて、チエからワインの瓶を奪い取る。
「今は、食事優先だから。 ……けど、次に粗相してごらんなさい。
今日予約しておいた地下室に、あなたが入ることになるわよ?」
何か新たに粗相をしてくれないかと、ジッとチエのほうを観察しながら食事をする。
だがそれで他のことには注意散漫になったためか、
ワインを飲むたびグラスからポタポタと中の液体が少しこぼれてしまう。
バスローブには、新たな染みが次々とついていった。
>特別に許してあげる
「わ、あ、ありがとうございますぅー、ホントごめんなさいぃー」
慌てて謝罪し、カートの上を布巾で綺麗に拭き取る。
(ヤバイ。粗相ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ(ry)
などと、どこかで見たような台詞を頭に思い浮かべながら、引き続き緊張気味に食事の用意をする。
サンドイッチを一切れ雫に取り分け、それとは別に持ってきたローストビーフを取り分けようとして
(相手は鬼畜で有名らしい綾峰雫。
もし失敗したら「葦名由依の御仕置き20回ぶんくらい?」 とか、もう、そういうレベルじゃない…)
「奥様、こっちのお肉のほうも……。 あうっ」
緊張のせいかカートの足に小指をぶつけてしまった。
そしてあっさり取り分けを失敗し、ローストビーフの塊が乗っていた皿ごと地面に落としてしまう。
「いたたたた…。いったぁ〜…もう超サイアク…。 Σはっ」
数秒ほど屈んでいたが我に返り、恐る恐る雫の方を見る。
「…粗相をしてくれてありがとう。だって、お仕置きに気合が入って気持ちがいいもの」
冷静に残りのサンドイッチ等も綺麗に平らげ、栄養をつける。
もちろん、地下室でのハードな運動に備えるためである。
「あら、少しだと思ってたけど、ワインの染みがこんなにたくさん。
いっそのこと、赤い染みも足してみたらどうかしら… 意外とオシャレかも」
畏怖を与えようとチエの血液の赤を示唆して言いながら、席を立つ。
そして内線電話で、これから地下室を使う旨を連絡する。
「さ、今夜はあなたがお相手よろしくね。名前は言わないでいいわ。
興味がないし、あなたは犬同然なんですもの。今から3秒で考えた名前でもいいでしょう?」
鞄から一本鞭を取り出し、嬉しそうに素振りしてみせる。
風切り音がより気分を昂ぶらせた。
恐怖に慄きながら、雫を見上げる。その言葉のひとつひとつがこれからの御仕置きの様子を想像させる。
極めつけは目の前で振られる鞭――
「あ…ああぁ、ご、ごめんなさいぃ〜!!瀬名ぁ、御主人様、いやもうこの際瑞葉でもいい!たすけてー!」
大声を上げて、咄嗟に客室から猛ダッシュで逃げようとしてしまう。
ロングメイド服協会から邪道と言われ続けているミニスカートを翻し、金髪を揺らし。
「こーろーさーれーるぅーーーーーーー!!」
廊下に出て、まだ鬱々としている同僚メイド達の間をバタバタ走って雫から逃げる。
曲がり角を曲がって、執務室を通り過ぎて。由依が見えたような気がしたがそれどころではない。
走って走って、何やら階段を見つけたので慌てて上がると
「…い、行き止まり…」
下に庭が見えるバルコニーはあるものの、それだけであり、他に一切の逃げ道がなくなってしまう。
「待ちなさい!」
逃げるチエを追いかけて、屋敷の中を脇目も振らずに駆けていく。
しかし年齢の差なのか、彼女との距離は広がるばかり。
「あのメイドはどこ? どのメイド…って、あのムカつくメイドのことよ!
愚図ね、走っていったでしょ今! 早くどっちに行ったのか教えなさい!」
途中でチエを見失い、近くにいたメイドを捕まえて怒鳴り散らす。
逃げていった方向を聞き出すと、再び全速力で走り出す。
「……みぃーつけ、た」
逃げ道がもうないことに安心し、速度を落としてゆっくりと歩を進める。
「泣く? 泣かないの? 泣いちゃう? ん? 大声で泣いていいのよー
その場にへたり込んで、失禁して、歯をガチガチと鳴らしなさい〜 さ、早くっ!」
笑顔のままチエに軽くキスし、彼女のスカートの中に潜り込ませた鞭の柄で、
秘所をショーツ越しに何度か擦ってやる。
「はぁ、はぁ…だからさっきからごめんなさいって何度も、い、言ってるじゃないですかぁ」
噂で聞いた雫の前評判と、彼女の気迫に圧倒されて身動き取れない。肩で息をするばかり。
唇を奪われて更に動けなかったが、鞭で秘部をグリグリとやられると
「んぅ……。あ…、あぅっ。…あん、いやぁんっ」
それからどうにか逃げようと体を後ろに引き、向きを変えて鞭から逃れる。
だが雫に背を向けただけなので何も意味が無かった。
「ううっ、まさかこっから飛び降りるわけにもいかないし…」
小声で呟き、バルコニーの手すりにしがみつく。
「ダメダメダメダメダメ…… その考え方がダメなの、とっても」
相手が自分の望む反応をし過ぎるので、怒りよりも嬉しさのほうが勝ってしまう。
そのため満面の笑みで怒る、という異様な責め方になってしまう。
「ごめんなさいって言えば何でも許されると思ってるの?
やったことの責任も取らずに”ごめんなさい”だけで済むと思ってるの?
まるで小学生か幼稚園児のよう…… っと、犬だったわね〜 あなたは」
ペットへしてやるように、チエの顎も優しく撫でてやる。
「ああん、どうしてこんなにムカつくことばかりできるのかしら…」
チエのショーツを横にずらし、特に何の予告もなく逸物を挿入してやる。
もう我慢ができなくなったらしい。
>特に何の予告もなく逸物を挿入してやる。
「ひゃあっ!? …ぅあっ、あん、何、これって……男の人の、お…」
手すりにしがみついたままで逸物を挿入され、雫と不似合いである太い逸物に驚く。
ショーツの脇から何度も出たり入ったりするので、さすがにこれが夢だとは思えないが
「…あぁんっ、奥様ぁ、待ってくださいぃっ」
いまいち現状把握もできず雫にされるがままである。
後ろから突かれるうちに感じて、愛液がショーツに染み出しニーソックスまで零れる。
「ぅんんっ、あん、待ってぇっ…。こんな、ところじゃ…あたしの声、他の人に聞かれちゃいますぅ…!」
必死に手すりを掴み、言葉で抵抗したりするが全く無駄な事。
「…くぅ…んっ…、あっ…あぁっ!」
次第に喘ぐ事しか出来なくなる。
「んっ… 大丈夫、この屋敷なら似たような声はどこからでも響いてくるでしょう?
…ほらほら、喘いでいないでしっかり締め付けなさいな。
言うこと聞かないと、本当に鞭で思いっきり叩くわよ? 皮が裂けて血が出るくらい思いっきり」
艶かしい声を響かせているチエの口に鞭の柄を咥えさせてやり、
自分は欲望が悦楽を求めるままに腰を彼女に打ち付ける。
「さぁて、今度はどんな声で鳴くのかしら」
チエの口から唾液塗れになった鞭の柄を取り出して、それを後ろの穴に挿入してやる。
痛みが大きくならないよう出来る限りゆっくりと押し込み、膣のほうでも腰の動きを再開させてやる。
>皮が裂けて血が出るくらい思いっきり
「! 締め付けって…っ…ん…。…んむっ!?
…んん、んー、ぅんっ…!」
意識して繋がっている部分に力を込めるが、鞭を口に噛まされ猿轡のようにされると
そっちのほうに意識が向いてしまう。
興奮を高め、いつしか雫の腰の動きに合わせて自分も腰を揺らす。
「ぷあぁ…。――きゃんっ! い、いたぁぃ…。うぅっ、んっ、そんな…両方なんていやぁぁっ…。
あん、んっ、奥様…ごめんなさいっ。チエは…悪い子でした、どうか許して下さいぃ…!」
半泣きになりながら雫に許しを請う。
既に激しい突き入れで秘所はどろどろになっており、尻穴も鞭の柄をしっかりと咥え込んでいる状態で
なりふり構っていられなくなっている様子。
「犬でもなんでもなりますぅぅ、だから、んっ……はぁっ…あ、あぁぁん…!!」
そのせいで雫より先に達してしまい、体をビクつかせながら膣をきゅうっと締め上げる。
「あぁっ、ん、そう…… そうよ… んっ、気持ちいいわ」
秘所がさらに締め付けてきたところで、こちらも達しそうになる。
だがより高い快感を得るために、どんどん腰の打ちつけを速くしていく。
自分の逸物や秘所、秘所の奥が震えるのを感じると、さらにラストスパートをかける。
理性が限界を迎えそうな段階で力一杯、最後に逸物を抽送して達する。
後ろからチエの背中を抱き、寒さに凍えるように全身を震わせた。
内部で震える雫の逸物をまだ信じられなく思いながら、ゆっくり顔だけ振り返って雫を見る。
「はぁ…はぁ……。どうして、そんなものがくっついてるんですか…?
全然わかんない…。女の人なのに…。あたしには、さっぱり……」
ずるずる脱力し、地面にゆっくり倒れこんで目を閉じる。
「……ホント、わけわかんない…屋敷…」
後ろの穴にまだ鞭を入れた状態のまま、秘所の愛液をつうっと垂らしつつ呟く。
商店街のイベントで使われていたクジ引きの箱をもらって帰ってくる。
○
「うーん、微妙な空模様……?」
先にアイロンを掛けてしまおうと外に干してあるブラウスを集めながら、空を見上げる。
志保に言いつけ通りの箱を持ってこさせ、それを受け取る。
自分は小さく切った何枚もの紙に、いろいろと文章を書いてゆく。
ブラウスを持って、洗濯室のとなりの部屋に入っていく。
文章――というより単語を書き終えた数十枚の紙を、
それぞれ中の文字が見えないよう四つ折りにして箱の中に全て入れる。
「これでよし… っと」
出来上がったものを試すため、誰か適当にメイドを呼ぼうと内線電話を掛ける。
>>419 アイロンの熱が高まったサインが出たと同時に内線が鳴る。
「どうしよう、仕方ないかな。」
電話とアイロンを数秒見比べていたが、誰もとる気配がないので、アイロンのスイッチを抜いて
慌てて取りに行く。
内線のランプが客室のところで点滅しているのを見、背筋を伸ばして気合を入れる。
「お客様、お待たせしました。どういたしましたか?」
受話器に話しかけながら、聞こえてきた声が、ものすごく聞き覚えのある声だと気付く。
「……! あら、奏ちゃんじゃない〜」
こちらも同じく相手の声の主にはすぐ気付くが、
単に用件だけ言ってこちらの部屋に来てもらえばいいものを、延々と長話してしまう。
「そうそう、今お暇かしら? とっても面白いものができたの」
数十分後――ようやく本題に入り、奏を自分のいる客室に呼ぼうとする。
「やっぱり雫様!お久し振りです〜!」
彼女には色々とかわいがってもらっていたので、懐かしさは隠せず、嬉しそう。
>「そうそう、今お暇かしら? とっても面白いものができたの」
「はい、大丈夫です。今すぐ行きますね」
(雫様はここに来てるのに、電話で長話しちゃうなんて)
思わず一人笑ってしまいながら、アイロン台の上にまた残りは自分がやる旨を書いた
メモを残す。
途中で紅茶を入れたポットとカップを乗せたお盆をカートに乗せて、雫のいる部屋へやってくる。
ノックをして、息を吸う。
「雫様、奏です」
「こんにちは、奏ちゃん。さ、入って入って!」
奏が表れると彼女の背後に回り、背中を押して迎え入れる。
するとカートが無駄に振動し、ポットの中の紅茶が必要以上に揺れてしまう。
だが蓋の隙間から紅茶が漏れていることなんかお構いなしに、奏をソファに座らせる。
そして自分はその隣に。
「実は… 面白いものってこれなの」
と、ここで見せたのは先ほどの箱。中には小さな紙片がぎっしり入っている。
箱を揺さぶって中の紙を掻き混ぜ、とりあえず自分で一枚引いてみせる。
「例えばこれは… 『キス』ね」
引いた紙を展開して、書かれた単語を読み上げる。
「もうわかったと思うけど、この紙に書かれたことをするっていうゲームなの」
リモコンを操作してカーテンを閉め、部屋を薄暗くする。
そうして奏に唇を重ね、濃厚なディープキスをした。
雫に急かされ、少し驚きつつも笑顔で中へ。
(雫様も私に会えたことを嬉しいと思ってくれてるのかな)などと考え、自然に笑みが漏れる。
彼女に勧められるままにソファに腰掛け、箱を眺める。
相槌を打ちながら説明を聞くが、ただのくじ引きではない模様。
そこの辺りに彼女らしさを感じて、そしてはじめの紙が「キス」だったので少し安心し、
にっこり微笑む。
「分かりました。そのゲームを雫様と一緒にすればいいんですね」
部屋が薄暗くなり、彼女の顔が近づいたのを感じて目を瞑るが、予想してたのよりも
濃厚なキスに、次第に力が抜けていく。
「んっ…ちゅっ…」
顔が離れるときに銀色の唾液が伝うのを見て、少し胸を上下させながら顔を赤らめる。
「ふふっ、気分が乗ってきたかしら? そういう奏ちゃんも素敵よ…」
頬を朱に染める奏を見た感想を述べ、彼女の頭を抱きかかえるようにして撫でてやる。
これからの行為がくじ引きで決まってしまうという、先の全く見えない不安感を取り除いてやるのだ。
「…私はもう引いたから、次は奏ちゃんの番よ。引いて御覧なさい。
どんな文字が書かれているのか楽しみだわ、とっても」
深い色合いのルージュが塗られた唇を吊り上げ、笑みを作る。
いつもの悪魔を連想される邪悪な笑みではなく、普通の人間する普通の笑顔。
無論、状況が状況だけに多少の色艶は入っているが。
「なんなら、一度に2枚も3枚も引いたっていいのよ?
……まだルールは大まかにしか決めていないから。」
「はい、分かりました」
箱の中に手をつっこみ、しばらく手をさまよわせた後やっと一枚を掴んだ。
かと思ったら、もう一枚ついてきた。
「あ、二枚もとっちゃったみたい……」
少々緊張の面持ちで中身を開く。
「『目隠し』と『愛撫』……?」
「ふぅん、なるほど……」
出てきた言葉にさらに笑みを強くし、一度席を立ってハンドタオルを持ってくる。
「……『目隠し』だから、ね。もちろん逆らっちゃダメよ?
ルールを破っちゃゲームにならないんだから」
奏の頭に巻きつけたハンドタオルで完全に彼女の塞いでやり、
そのまま続いてもうひとつの紙の内容を実行に移す。
まずはメイド服や下着越しに、乳房や秘所を大まかに揉んでやる。
次にその動きをだんだんと強め、責める場所を局地的にする。
敏感な場所だけを重点的に愛撫し、時間と共にその精度を上昇させていく。
「目隠しは取っちゃダメよ… 紙に目隠しを取っていいって書いてないんだから。
そして次は私…… 引くわね。……ふふっ 『紙をもう三枚引く』だって。
そういえばこんな紙も入れていたっけ。…さらに引かなきゃ」
箱の中の紙を手で掻き混ぜ、いっぺんに三枚引く。
「……あら、まただわ」
引いた三枚の紙の中に、また『紙をもう三枚引く』と書かれた紙が入っていたのだ。
また箱の中に手を突っ込み、三枚引く。
「……んもう! またじゃない」
再び顔を見せた『紙をもう三枚引く』の紙。しぶしぶその文面に従って紙を引く。
すると今度は大丈夫だったらしい。
『三枚引く』の紙を除くと、これで指示に従うべき紙は合計七枚だった。
「分かりました。ちゃんと、外しません」
タオルが目に当たる前に、雫を見上げて微笑む。
目隠しをされながら、無意識のうちに身体が期待して、少し触れられるだけでもその刺激は
身体の奥の部分へ伝わっていく。
「はぁ…」
声を我慢していたが、思わず熱い吐息が漏れる。
「ん……あんっ……」
いつのまにか触れられる場所が敏感なところばかりになっていて、すっかり身体は熱くなっている。
だんだん焦らされている気になってくる自分が不思議だった。
彼女が紙を引くのを少々期待しながら待っていたが、なかなか引き終わらない模様。
「ん…」
勝手に腰をもぞもぞと動かし、足をこすり合わせてしまう。
引いた七枚の内訳は以下だった。
『正上位』が三枚、『後背位』が二枚、『キス』も二枚。
この内容を奏の耳元で艶かしく囁いてやり、耳にそっと舌を這わせる。
「いくわよ… こんなにたくさんしたら奏ちゃんも大変でしょうけど。
ごめんなさいね、ゲームだし今回は許してね。次からはちゃんと作り直しておくから」
太腿を擦り合わせ、行為に期待を寄せている奏をベッドまで運んでゆく。
「ん…っ、あぁ… 奏ちゃんの久しぶり…… 温かい…」
奏の服を手早く脱がして正上位で挿入し、彼女の体温の心地良さに息を吐く。
初めはゆっくり動いて彼女を刺激に慣らしてやろうとするも、不覚にもこちらが先に達してしまう。
だが『正上位』はまだ二枚も残っている。深い快感に襲われながらも腰の動きを続けた。
カードの内容を囁かれ、一瞬驚きそんなに出来るのかなと不安になるが、その不安も
この状況で自分を刺激するスパイスに変わっていく。
「雫様、大丈夫。私、最後までがんばります。」
自分だけでなく彼女の方こそそんなに出来るのだろうかなどとふと考えてしまう。
ベッドに運ばれ、すっかりとろとろになっている自分のそこに彼女のモノが埋められていく。
「ん…、雫様も、とっても熱い……っ」
目隠しで見えないので、普段より自分のそこから発せられる水音が大きく聞こえ、
興奮が高まっていく。
「あっ、雫様…」
彼女が達したのが分かると、条件反射でさらに締め付けてしまう。
そうしているうちに、自分も快感の波に襲われはじめる。
「んっ…あっ、あ、……っ」
数秒身体を硬直させ、小さい絶頂に達する。
しかし、彼女の動きとまだカードは残っているという事実に、再び快感に流されていく。
「んふっ、奏ちゃんも… でもね、紙はまだまだ残ってるの。
……頑張って、最後までちゃんと使い切らなきゃ」
そう言って二枚目の『正上位』を消化すべく、動きを再開させる。
だが単調な動きにだんだん飽きてきたのか、身を屈める。
『キス』の紙を消化しながら、腰を動かしているのだ。
しばらくして三枚目の『正上位』と二枚目の『キス』も使い切り、
最後に残す『後背位』の指示に従おうと体勢を変化させる。
疲労のためか身体はフラフラとした動きだったが、逆にそれも淫靡に感じられてくる。
奏の喘ぎ声を行為に耽るBGMにして、力を振り絞って腰を打ち付けてゆく。
理性も思考も快感の河に流して、一枚目と二枚目の『後背位』の区分も曖昧なまま。
ただ一心不乱に奏の胎内を掘り続け、彼女の一挙一動を五感で楽しんだ。
感じるままに喘ぎ、最後の方はもうわけがわからなくなるほどの快感でいっぱいだった
激しい運動の数時間後。
疲労のためか、アイロン掛けも忘れて、ベッドの上で雫と一緒にぐっすり眠ってしまうのだった。
「早いところ今月のノルマを達成しないと、また上司に叱られてしまう。
果たしてどうすれば良いのやら・・・トホホ」
ふらふらと営業用の軽自動車で、商品の売り込み宛てもなく道を彷徨っている。
階段の絨毯に掃除機をかけている。
「おぉ、なかなか大きなお屋敷だが・・・」
車を屋敷の前に止めて、車から降りる。
「よし。今日はここに売り込んでみるか。
ごめん下さい、どなたかいらっしゃいませんか?」
インターホンを押して呼びかけてみる。
階段の下にもぐりこみ、小さいノズルで見えない部分も掃除機をかけてゆく。
が、
>>437の呼び音が聞こえ一旦手を止める。
「はぁーい。今行きます〜」
玄関まで来るとドアを開けて、客人に声をかける。
「こんばんは、遅くなって申し訳ありません〜。当家に何か御用でしょうか?」
「おやっ?!」
大きな屋敷だとは思ったが、いかにもな格好のメイドさんが出て来て驚く。
「あぁ、私は健康食品会社の営業担当をしている鈴木と申します。
あなたはこのお屋敷で働いている方で・・・?」
開かれたドアから、メイドの奥に見える屋敷内部を眺めながら尋ねる。
「そうですか〜。健康食品の…」
鈴木の言葉に頷きながらそう言う。
>あなたはこのお屋敷で働いている方で・・・?
「はい。私はこのお屋敷のメイドの者です〜、杏樹と申します」
一礼し微笑むと、(セールスの方かしら?まあ、とりあえず御主人様に取り次ぐべきなのかなあ…)などと思い屋敷の中に通す。
「御主人様に御用でしたら、すぐに取り次ぎますので。どうぞお入り下さいませ。
場合によっては少しお待ちいただくことになるかもしれませんけれど…ごめんなさいね」
階段を上がり、客室へ案内する。
「おぉ、杏樹さんと申されますか。
おやー、実にお若いのにしっかりしてらっしゃる」
杏樹に中を案内され、道すがらに雑談を続ける。
「いやはや、私どもの売っている商品は主に女性向け健康食品ですので、
もしよろしければ杏樹さんご本人にお試しいただきたいのですが、いかがでしょう?」
通された客室に入ると、テーブルの上に持って来たスーツケースを置いて開く。
「美容やダイエットなど、さまざまに取り揃えております。
杏樹さんがお気にめしていただけるようでしたら、他のメイドさんにも是非とも」
ドラッグストアやコンビニでは見かけない、少し怪しい商品がずらりと揃っている。
「まあ。女性向け…ですか? あのー。一応私のほうでは勝手に決められないので、あとで御主人様に…」
例の如く主人は別の件で商談中。
鈴木にお茶を出し話し相手になっていたが、こういう事を自分一人で決めるわけにもいかず
曖昧な受け答えをしているとサンプルが目の前に出される。
>美容やダイエットなど、さまざまに取り揃えております
(うっ)
しかしダイエット、という言葉に少し反応したのか、
「へぇー。色々あるんですねえ」
商品の袋をひとつ手に取ってみる。
「じゃ、じゃあ…ひとつ試してみるだけで。最終的に買うか買わないかは、御主人様との交渉でお願いしますね?」
誤魔化すように笑い、袋から取り出したタブレットのようなものを
恐る恐る数粒口に含んでみる。
「ぱく」
「…こくん」
自分用に入れた緑茶で流し込み、飲み込む。
「ところでこれ、どんな効能なんでしょうー。私、よく読まずに飲んでしまったのですけれど」
「おぉ、そうですか。
しかし御主人もお忙しいようで・・・」
今回のところは商品の仮説明ということで、杏樹にさまざまな健康食品を提示する。
(ふむ・・・)
ダイエットの単語に杏樹が反応したのを見逃さず、その手応えにテーブルの下で拳を作る。
「そうですね。御主人にお時間がないようでしたら、また後日にでも・・・」
腕時計で時間を見ている間に、杏樹が商品に手を出して、それを口にしているのに気づく。
「あっ、いけない!!
それは・・・!!」
杏樹が飲んだ商品の袋を確かめると「超脂肪燃焼」と「女性ホルモンA」と書かれてある。
「こ、これは合わせて飲んではいけないものなんです!!
超脂肪燃焼の効果で身体が熱を持ち、女性ホルモンAとの相乗効果で発情状態になると言われてまして・・・」
恐る恐る杏樹に変化が起きていないかを確かめる。
「杏樹さん・・・大丈夫・・・ですか!?」
「え?え?あの」
難しい説明が理解できなかったが、最後の『発情効果』だけは理解。
「!! そ、そうなんですか?どうしましょう…ただでさえ私――」
頬に両手を当てて困った様子を見せるが、何粒も一気に飲んでしまったらしく
すぐに体が熱くなってきてしまう。
「…っ。やだ、なんだか…あつい、ですっ……」
みるみるうちに体温が上がり、頭がぼうっとしてきて思考がぼんやりしてくる。
「これ…ど、どうにか…なりません? 私、熱くて…」
座ったままで腕を抱え、体を震わせ
「すみません、あの……。私のエプロン、脱がせてもらえませんか〜…」
顔を俯かせた状態で鈴木に頼む。
「だ、大丈夫ですか杏樹さん!?」
発情効果はクレームとして顧客から話に聞いていただけで、実際に見るのは初めて。
どうして良いのかわからずに、とにかくテーブルを回り込んで杏樹に駆け寄る。
「むぅ・・・。
随分と体温が上がって来ているようだ」
杏樹の額に手をやり、全身の発熱と発汗、肌の紅潮を確認する。
「え、エプロンをですか!?」
脱がせるように杏樹にせがまれ、他に対処も見つからず断り切れずに脱がすことにする。
「若い娘さんにこんなことをしてしまって・・・申し訳ない」
脱がせながら頭を下げて、薄くなった後頭部を杏樹に晒す。
「いいえ、私も無理なお願いしてます…から、…んっ…」
体にエプロンの布が擦れるだけでも感じてしまい、身悶える。
だが脱がせてもらっても、まだ暑さが残る。
(ああ…どうしよう…。)
「ありがとうございます。でも、…まだ…体が熱いんです…。
私の服もこのまま、脱がせてもらえたら…」
必死で何かを堪えつつ、途切れ途切れに伝えるが言い終えると耐え切れなくなり
座っていたソファにどさっと倒れる。
「……はぁ、はぁ。…あ、ん…っ」
そして鈴木が見ている事も忘れ、無意識のうちに手を自分の秘所に伸ばし
意志とは関係なく体が勝手に自慰を初めてしまう。
「いやぁ…。だめ、触っちゃだめ……んっ、あぁっ…」
(恥ずかしい…。私ったら、御客様の前なのに…)
指が下着越しに秘裂を弄り、早くもショーツに愛液を滲ませる。
「ふ、服もですか!?」
目の前で悶える娘とそう年の変わらない少女に、どうして良いのか戸惑う。
(こ、これは・・・何ともなまめかしい。
い、いや、いかん!! こんなことを考えてはいかんのだ!!)
口をパクパクさせながら、呆然と杏樹を見下ろしていると、自慰をし始めて。
「あ、杏樹さん!!駄目だ、そんなことをしては・・・」
慌てて杏樹の手を掴んで、自慰を止めさせる。
しかし、杏樹の表情を見るとそれは快楽を求める女の顔。
開かれた股の間に見えるショーツは、愛液で濡れ始めているようにも見える。
「くっ・・・!!」
(私はどうすれば良いのだ・・・。
誰かに助けを・・・、いや、こんな姿の杏樹さんを誰かに見せるわけにはいかない。
では杏樹さんの欲求を私が・・・。駄目だ、それこそ大問題ではないか!!)
頭の中の堂々巡りの末、もう一度杏樹を見る。
腕を抑えているせいで、杏樹は自ら慰めることもできず甘い声で求め続けている。
(・・・妻とセックスレスになって、かれこれ十年。
突然、再び女性を抱くことになろうとは・・・)
それも父子程の年の差を感じさせる娘という意識が邪魔をする。
「・・・杏樹さん、これから私はあなたを抱きます。
これはあなたのためだ。どうか許して欲しい・・・」
杏樹の腕を解放すると、真っすぐに立ち上がりベルトを外す。
「ごくっ・・・」
緊張のあまり上手く勃つかどうかわからないが、杏樹の前に逸物を取り出した。
>慌てて杏樹の手を掴んで、自慰を止めさせる。
「んんっ、いや、意地悪しないで下さい…っ。…んっ…ぅっ…。御主人様ぁ…」
最後は小声になりながら、足を閉じてわずかに摺り寄せる。
「お願いします…我慢…できないの。抱いてください…」
発情中の頭の中で、ぼんやりと浮かぶ主人の姿に、目を閉じたままで精一杯のおねだりをしてしまう。
そうこうしていると、目の前に鈴木の逸物が。
興奮しすぎているせいで誰の物とも解っていないまま、ソファから上半身を起こして口に咥える。
(御主人様…?)
「あぁん、ありがとうございますぅ〜…。…はむっ。ちゅうっ、じゅぷ…んっ、んんっ、くちゅっ」
深く咥え込んで積極的な口腔奉仕を始める。
途中、自らでメイド服を乱して乳房を露にし、根元の部分を乳房で挟んで刺激を与える。
「ん…んっ、んっ」
「杏樹さん!? お、おぉぉ・・・」
拙い逸物を咥えられて久しい刺激が与えられ、杏樹の口内で少しづつ男を取り戻していくのがわかる。
「しかし・・・」
(先程の御主人様というのは一体・・・)
この屋敷の主人が杏樹たちメイドに手を出しているのではという疑念が沸き起こる。
しかしそんな考えは、今度は杏樹が豊満な胸を使って逸物に奉仕しだしたことで消し飛んでしまう。
「杏樹さん、もう大丈夫だ・・・。
これなら・・・くっ、い、いかん!!」
勃起した逸物は意志に反して暴発し、引き際を誤って杏樹の口や胸を白濁で汚してしまう。
「す、すまない・・・」
しかし、メイド服の少女が白濁に塗れ、なおも求めている表情にすぐに猛りは回復する。
「あ、杏樹さん、それでは行きますぞ?」
自らも興奮を抑え切れず、杏樹をソファに倒すと脚を開かせてショーツをずらし、クレヴァスに逸物を宛がう。
愛液に濡れてパックリと開いたそこは、容易に逸物を飲み込んで行く。
「お、おぉぉっ!!」
10年ぶりの女性の身体に興奮を覚え、序盤から激しく腰を使い始める。
「素晴らしい、何という締め付けだ・・・。
このまま全部・・・吸い尽くされてしまいそうだ・・・」
瑞々しい杏樹の身体に溺れたように腰を打ち付け、空いた手で強引に胸を鷲掴みにする。
「くぅっ、た、たまらん!!」
「ぁんっ」
乳房から引き抜かれた逸物から、白濁が胸に降りかかる。
少し落ち着いたのかうつろな目つきで呆然とし、ぽとぽと口元から白濁を滴らせる。
>あ、杏樹さん、それでは行きますぞ?
「…? え、ええっ? きゃあっ、そ、そんなに開いちゃだめぇっ……あ…あぁぁっ!」
ソファに押し倒されて、何も抵抗できないまま自分に入って来る逸物に戸惑う。
徐々に効能が切れ始めているらしく、はっきりとした意識を取り戻し始めるが
既に鈴木が自分を激しい調子で犯しているので、何もできない。
「わ…わたし、どうしてこんな事に……なって…あんっ、あぁっ、あんんっ」
精液まみれになっている乳房を掴まれると、まだ敏感になっている体が反応してしまう。
「御客様ぁっ、んっ……! ふぁぁっ…あぁっ、乱暴になさったら私、もう…」
「……っ…!」
鈴木の乱暴な腰の動きで達してしまい、唇を噛んで快感に堪える。
きゅうっと膣を締め上げ、中に入っている逸物に刺激を与える。
「んふぅ……。ん……ぁ……」
達した後は体をぐったりとさせ、力の抜けた秘所からは愛液が溢れてトロリと垂れていた。
「杏樹さん、そろそろ私も・・・くぉっ!!」
未だに杏樹に効果があるものと思い、杏樹を満足させようと賢明に腰を奮う。
>「御客様ぁっ、んっ……! ふぁぁっ…あぁっ、乱暴になさったら私、もう…」
「す、鈴木です・・・。
杏樹さん、申し訳ないが・・・中に出させていただきますぞ!!」
膣の締め付けが増したと同時に、深く腰を押し付け鈴口を子宮口に宛がい絶頂を放つ。
「ふぉぉっ、ふんっ、おぉぉ・・・」
ごりごりと奥を突きながら白濁を杏樹の子宮に注いで行く。
冷めやらぬ興奮と、久々の性行為に、射精はとめどなく放たれる。
「杏樹・・・さん」
年甲斐もなく激しく動き過ぎたせいか、すっかり体力を奪われてしまい、
射精が終わると杏樹の身体の上に覆いかぶさるように倒れ込んでしまう。
しばらくはなかなか動けなかったが、倒れこんでしまった鈴木の下から、もそもそと動いて身を起こす。
「…ええっと…? 私…いつのまにこんな事になっていたのやら〜…。」
健康食品を食べたところまでは覚えているのだが、その後の記憶はどうも曖昧で
よく思い出せない。
「……まぁ、いい…?のかな? 見た感じ御客様は満足していただけてるみたい…」
鈴木の顔を見て、メイド服を再び着直すと彼に毛布をかけて客室を出る。
そして顔を洗ってから自室に戻ろうとして。
自室のドアノブに手をかけたところで、やっと彼が何者なのかを思い出すのだった。
「あ!そう言えばあの御客様、御主人様と商談する筈の方だったんだわ……。
今日はもうお休みみたいだから、明日の朝は改めてご案内しなくちゃ。うん」
「ぐぉぉぉぉ、ぐぉぉぉぉ・・・」
疲れ切ったようにいびきをかいてソファで眠っている。
テーブルに置かれたマナーモードの携帯に、外回りから戻らない鈴木を心配した
会社から電話がかかってきていたのに気づくのは、翌朝のことだった。
「さてと」
時計を見てから、冷蔵庫に入れておいた夕食用の大皿を取り出す。
どうやら夜食を求めてやってくる使用人用に、今夜も即席のアレンジ料理を作るらしい。
「もうちょっと……味を薄めた方が良かったか」
寝息を立てている雅志を起こさぬよう、静かに自室で本を読んでいる。
「これは使えそうね。メモメモ…」
特製のレシピファイルに、料理雑誌からレシピを抜粋して書き込んでゆく。
休憩室のテレビで音楽番組を見ながら、お気に入りのグループの新曲を口ずさんでいる。
「いつかこの僕の目の前に横たわる先の知れた未来を〜変えてみせるとこの胸に刻みつけるよ〜♪」
PVに合わせて歌うのはいいのだが、どこぞの著作権団体が来ないかどうか心配だったりする。
458 :
里村 志保:2005/05/24(火) 00:20:53 ID:GMxYBFuQ
□
「さて、ようやく終わりか」
ここ数日忙しかった仕事が、ようやく一段落したらしい。
由依を呼んで書類を渡すと、すぐに必要な所へ持っていかせる。
そうして一息ついてから、おもむろに呼び鈴を鳴らす。
「誰かを指名するのもいいが……まあ、たまには誰が来るか分からんというのも悪くはないだろう」
椅子に背を預けつつ、誰が来るのかを待った。
460 :
里村 志保:2005/05/24(火) 00:33:17 ID:GMxYBFuQ
呼び鈴が鳴って少し経つものの、誰も主人の元へ向かう気配がない。
仕方なく自分が行こうと思ったものの、雅志の面倒を誰かに頼まねばならない。
そこで執事に息子の面倒を頼むことにし、主人の部屋へと駆け出した。
「失礼します。 ……申し訳ありません、遅くなりました」
質のいい木製のドアをノックし、中に入る。
しばらく待っていたが、誰も来る気配がない。
少しばかり表情が険しくなってきた所で、ようやく志保がやってきた。
「……珍しいな、志保が遅れてくるとは。いや、それほど他のメイドが怠慢をしていたという事かな?」
椅子から立ち上がると、微かに不機嫌そうな語調で喋る。
「まあ、どちらにしてもメイドを束ねる志保の責任ではあるか。丁度いい、しばらくぶりに志保の身体を隅々まで眺めたいと思っていた所だ」
ソファーに腰掛け、有無を言わさない口調で言う。
「さ、まずはどうすればいいかはわかっているだろう?」
462 :
里村 志保:2005/05/24(火) 00:52:07 ID:GMxYBFuQ
「…はい、心得ています」
扉を一枚潜るだけで別世界にやってきたような気分になる。
夜更けにこの部屋で、威圧感のある主人の視線を浴びせられるだけで。
言いつけを発しただけで後は沈黙する主人。
その静けさによって彼の視線がより強調され、
恥ずかしさにメイド服を脱ぎ去るだけでも汗が出てきてしまう。
「……」
主人と視線を合わせることができなくなりつつも、下着もようやく脱ぎ終える。
だがガーターとカチューシャは残したままである。
薄っすらと汗ばんだ身体が外気に晒され、室温管理がきちんとされた部屋でも肌寒く感じられた。
志保が一枚一枚着衣を脱いでいる間も、彼女から一瞬たりとも目をそらさずに注視し続ける。
むしろ、自分が見ていることをより意識させる為に、そうしているようでもあった。
「うむ」
志保が下着を脱ぎ終わったのを見ると、静かに立ち上がり彼女の側まで歩む。
「相変わらず見事な身体だ。母親になってからより一層熟しているようだな」
肩から腋、そして脇腹へと指を這わせる。
「……それとも、私の知らない所で女として熟する原因を与えられたりしているのかな?」
志保の目を見据えつつ、指は豊かな曲線をなぞり、不意に彼女の中心に向かう。
だが、そこには触れず、軽くその上の茂みをなぞるだけ。
「まあ、それについてはいい。私は志保がここを離れることになるかもしれないと、一時期は覚悟もしたからな。
今はお前がいるだけで満足だ。……だが」
棚から荒めの麻縄を取り出すと、志保の両手首を拘束する。
「最近はメイド達を束ねる物としての自覚が少しばかり欠けているような気もするのは確かだ。そこで」
両手の自由を奪ったところで、志保の後ろに周り、囁く。
「今夜の志保には、ベテランのメイドとしての姿を見せてもらうとするかな。しっかり映像に残して、経験の浅いメイド達に見せてもいいか」
低い声でそう告げると、その首筋に吸い付いて痕を残す。
464 :
里村 志保:2005/05/24(火) 01:25:27 ID:GMxYBFuQ
「ん……」
視姦によって火照った肢体を撫でられ、淡い快感に酔う。
自分の理性が焦げ始め、煙が上がったのを自覚した。
「もちろん、御主人様だけではなく… 他の多くのお客様にも可愛がられていますので。
息子が生まれはしましたけれど、今の仕事自体は以前のものと変わりありません」
主人が這わせてくる指の動きを目で追う。
明らかに焦らしを狙った動きに物足りなさを憶えつつも、胸の内の劣情は確実に火を上げた。
「執事様にも、こんなものをつけて戴きました」
と言って双乳と陰核につけられたリング――それらを結ぶ小さな鎖についても紹介する。
「ぅ…っ、あぁ… ほ、本当に私の姿を?」
首筋へのキスに惚けるも、自分の姿が新人に晒されると聞いて戸惑う。
普通の姿や単なるヌードなら今までにも何回もあったのでさほど気にならないが、
今の自分は執事につけられた鎖や、手首を拘束する麻縄で卑猥そのものだった。
「勿論だ。仕事で見せるメイドのリーダーだけが、志保の持つ顔ではあるまい」
少し体勢をずらしてから、志保の唇を奪う。
「発情した牝のようにひたすら快楽に溺れる、淫らな女という一面を教えてやってもいいのではないかな?
もうとある場所から映像は録画してある……が、気にすることはないぞ」
豊かな乳房を舐るように愛撫し、その先に付けられた物に視線を移す。
「……こんなものを付けていては、痴女と思われていても仕方ないな。まあ、時と場合を弁えているならばそれでいいのだが」
少しだけ感情を交えて言った後、痛みを感じるくらいに乳房を強く搾る。
「さすがに、もう出ないか」
先端にはあえて触れずに、しつこいほどに乳房を愛で、そして痛みも与える。
志保の表情を見ながら、また囁き、責める。
「……これだけ大きな乳だ。私は体型で選り好みはせんが、奏や瑞葉などは羨ましがるかも知れんな。
もっと見せつけてやるか」
敢えてカメラの位置はわからないようにして、志保に感覚と言葉の両方を交えて責め続ける。
志保の息が荒くなってきたのを見ると、満足そうな口調でこう言った。
「さて、次は皆にも良く見えるように開脚でもしてもらおうか。そうだな、私の机に乗るといい」
手を拘束されている志保をひょいと持ち上げると、いつも仕事をしている机の上に座らせる。
「手を縛られていても、淫らなメイドである自分をしっかりと表現は出来るな?
さあ、どう撮られていても大丈夫なように見せつけてみろ、志保の本性を」
466 :
里村 志保:2005/05/24(火) 02:12:29 ID:GMxYBFuQ
「んっ… で、でもまだ勤続年数が少ないメイドに教えても、きっと…
絶対、刺激が強すぎると思うんです。だから、あっ、ん、あぁっ!」
乳房を走る痛みで悲鳴に似た喘ぎ声を出しながらも、
時間と共にそれは悲鳴の色が薄くなり、快感が100%を占める声に変わってくる。
(胸が… すごい、痛くて熱くて……)
主人の言う通り、発情した牝を思わせる快感への素直な反応を見せる。
そして奏と瑞葉に、今の自分の姿を見せることが確定的になってしまっていることに驚く。
「奏ちゃんと、瑞葉さんに…っ! ダメです、御主人様。他の人を巻き込まないで下さい。
こんな、私みたくなって欲しくない、んです……」
単純な羞恥や、悦楽になかなか打ち勝つことのできない自分への恨めしさなどの感情。
続いて反抗する間もなく、机の上に座らせられてしまう。
むしろ長年の習慣によって、主人に反抗するという行動自体を忘れていたのかもしれない。
「あぁ…っ、この映像をご覧になっている皆様、私は、私は… こんなに淫らなんです」
机の上で大きく開脚して見せる。発情しきった秘裂は充血していた。
露わになった秘所からは大量の愛液が漏れ、書類などを濡らして水溜りを作る。
「ほら、見られるだけでどんどん出てきます…… 止まりません。
……御主人様ぁ… お願いします、私、干乾びちゃいそうなんです。ここを塞いで下さい…」
机の上で繰り広げられる志保の痴態。
それを眺め、微かに口元を歪めた。
「うむ、いい顔だ。私は昼間の明るい志保も、夜の淫らな志保も大好きだぞ。
そんな志保を、もっと皆にも知って欲しいからな」
歩きながらそう言い、志保の後ろに回る。そうしてもう十分に力を蓄えた逸物を露出させると、志保を後ろから抱く。
「素晴らしいな。志保の……牝の匂いが部屋中に満ちてしまった。確かに、このままではいけないな」
自分も机の上に腰を下ろし、志保の身体を持ち上げて自分の上に座らせる。
当然、聳え立つ逸物は志保の蕩けた秘所の目の前に晒される事となる。それを楽しみながら。
「塞いでやってもいいが、どうしたものかな。……後ろの穴を埋めたりしてやれば、前はもっと盛大に溢れそうな気もするが」
愛液を指ですくって、後孔を撫で付けてみる。
「さてさて、どうしたものかな」
わざと逸物を震わせてみたりして志保に見せつけつつ、彼女の言葉を待つ。そして。
「……そろそろ、いいか。では志保よ、久々の私のものだ、たっぷり悦ぶがいい」
愛液にまみれた秘裂に逸物を深く突き立て、その感触を楽しんだ。
「志保はここの具合もやはり見事だな。どれ、皆にも見せてやろうか」
志保の裸体が隅々までしっかり映るように、豊満なその身体を下から突き上げる。
揺れる乳房や逸物をくわえ込んで離そうとしない秘所もしっかりと映像に残るように、激しく、そして技巧を尽くして志保を責め立てる。
「どうだ、待ち望んだ物で突かれている感想はっ?」
志保の腋に顔を近づけ、その周りに舌を這わせながら、聞く。
468 :
里村 志保:2005/05/24(火) 02:50:26 ID:GMxYBFuQ
「ん… あぁ、早く御主人様……」
主人がどちらの穴にしようか決め兼ねている時間。
ほんの一分にも満たない時間だったが、物凄く長く感じられた。
欲しいものはすぐ目の前にあるのに、手に入れることができない。
単純に手を縛られているから、というのもあるが、一番の理由は相手が主人だからだ。
メイドとしての自覚が、自分自身に辛い思いをさせた。
その上、後ろを軽く撫でられる。焦らされるあまり、自我が崩壊する寸前だった。
「んん、あぁ…! 奥まで…… いっぱい…」
一気に逸物を秘所に突き立てられて、強烈な拡張感、異物感が思考を支配する。
同時に主人の体温が秘所に広がるのを感じて、
本当に彼のものが入ってきているという現実に心震わせる。
「あぁ! 美味しいですっ、御主人様の…… 下半身…いえ、か、身体全体が蕩けちゃいそう…
こんな、気持ちいい思いができるなら、新人のメイドたちも… きっとお仕事頑張ると思います」
頭の中が真っ白に悦楽の絵の具で塗りたくられ、言葉を素早く紡ぐことができない。
主人の突き上げや要求に応じて声を発するだけの淫らな人形となり、
何度も達するたびにきつく彼のものを締め上げ、牝としての性を実演してみせる。
「ふふ、そうだろうな。志保がこんなにも悦んでいるんだ、他のメイド達にとってもいい刺激になるだろう」
深く浅く、強弱をつけて志保の身体を貪り、狂わせていく。
そして揺れる乳房を強く掴んでやり、ただの快感以外の感覚もしっかりと与えてやる。
「ああ……それにしてもいい気分だ。志保の身体は格別だな」
淫らな音を奏でる接合部を強調するように体位を僅かに変え、空いた手で淫核を軽く撫でてやりながら。
達するたびに声を発する彼女にもう一つ指示を出す。
「さあ志保、今度はその蕩けきった顔が良く見えるようにしてやろう。前をしっかり向いていろ」
両手を拘束されている彼女を上手く伏せさせると、繋がったままの逸物で上下に掻き出すような動きを加えた。
「メイドだけではなく、由依辺りにこの痴態を見せてやるのもいいかもしれんな。
あの娘はお前をメイドの範として尊敬しているからな、こんな発情期の獣のような姿を見せたらどう言うだろうな?」
志保の答えを待ちながら、深く奥に逸物を突き立て、後孔も弄りながら、また囁く。
「今は溜まっていてな。たっぷりと志保の中に注がせてもらうぞ。……お前の二人目の子は私の子種から、というのも悪くはない」
そうして、絶頂に向けて荒々しく志保を後ろから犯す。
「そら、私の子を孕んでしまえ!」
最奥に逸物を突き立てたままで達し、大量の白濁を志保に注ぎ込んでいった。
470 :
里村 志保:2005/05/24(火) 03:32:11 ID:GMxYBFuQ
「ん、んぁ… ひぁ、ん…… うぅ…っ」
技巧を凝らされた主人の責めに、もう何も考えられないでいる。
悦楽に満たされた思考は心地よい浮遊感を生み出し、
手足をどこかに置いてきてしまったかのような感覚に陥った。
脳に確かに伝えられて意識できるのは、膣内を暴れ回る逸物と身体を這いまわってくる手だけ。
「あぁ… 由依さんはきっと、執事なんか辞めてメイドになりたいって言います、きっと。
だって、こんなに気持ちいいんですから… そのときは私も呼んで下さい、御主人様。
私が先輩として、由依さんに色々なことを教えます……」
性器の隅々まで弄ばれて、瞳を細めて陶酔する。
「んん、中で… 御主人様がいっぱい…… 温かい…」
胎内が白濁で満たされていくと、脳内麻薬の分泌の波が再び頂点を迎えた。
身体を震わせながら主人の逸物を膣で締め上げて、精液を一滴残らず搾り取ろうとする。
「ふふっ、志保に教えられたら、皆が淫乱なメイド達になってしまうな」
まだ止まらない射精。どうやら、かなり溜まっていたようだ。
最後の一滴まで放ち、志保に搾らせると、もう一度ゆっくりと動き始める。
「困ったな。私のここはまだまだ満足していないらしい」
硬さも未だ衰えない逸物を前後させながら、少しだけ冗談っぽく言う。
「せっかくだ。二回目も志保の中にたっぷりと注いでやろうじゃないか。
明日は私もゆっくり休めるからな。朝まで付き合ってもらうぞ?」
再びペースを上げていき、絶頂の余韻に浸る志保の身体のそこかしこを舐め、愛撫していく。
そしてその宣言通り、カメラに見せ付けるように朝まで飽く事のない激しい情交に耽るのだった。
472 :
里村 志保:2005/05/24(火) 04:07:30 ID:GMxYBFuQ
「あぁん、御主人様、これ以上したら私、自分がどうなるかわからないです…」
行為の余韻に浸っているところで、二回戦の存在を示唆される。
完全に子作りというどうしようもない動物の本能の支配下に置かれてしまっていて、
少しの刺激でもすぐに達してしまうほど身体が出来上がってしまっていたのだ。
「本当に、このまま…… ん、あああああっ、……!」
再び膣内で抽送を開始する逸物に一種の絶望感を憶えてしまう。
危険な期待に涙が出てくる。
しかし抗うことはしない。
この先の出来事に興味があったのだ。
これ以上されたら自分がどうなるか。
(明日の仕事はぜんぶ無理かも… みなさんに迷惑かけるから、今のうちに連絡しておかないと。
で、でも… 連絡することももう無理みたい。……御免なさい)
それだけ思って理性を自分から捨てる。
朝方に気を失って、昼過ぎから夕方に目覚めるまでもう理性は戻らないだろう。
カメラの有無など、もはや些細な要素にしか過ぎなかった。
宅配業者に電話をしながら、保留の待ち時間にメモにラクガキをしている。
「できたー」
出来上がったのは夕呼の絵。結構似ている。
「…あっ、はい。失礼いたしました〜。いいえ、こっちの話なんですよー」
474 :
名無し客:2005/05/24(火) 14:49:27 ID:ciFyGuU/
こんにちはー。どなたかいらっしゃいます?
玄関先で声がするので、応対に出る。
「あっ。はい〜、今行きますー」
「こんにちは、お待たせいたしましたー。当家に何か御用の方でしょうか?」
いつもの台詞を言いながら、笑顔で客人を迎え入れる。
476 :
名無し客:2005/05/24(火) 15:05:08 ID:ciFyGuU/
「あ、いえいえ。用というか・・・えっと、今宿泊できるのかな?」
どこか落ち着かない様子で答える。
>今宿泊できるのかな?
「ええ、大丈夫ですよ〜。一夜の宿をお求めでしたら、すぐにご用意させていただきますね」
「今日もよく晴れてますねえ。んー、風が気持ちいいー」
客人を客室に案内し、窓を開けて部屋の中に風を通す。
「こちらのお部屋を、自由にお使いになって下さい。
あと何か必要な物がありましたら、私に言いつけて下さいませね♪
至らないところもあるかもしれませんけれど…。メイドとして、精一杯の御奉仕をさせていただきますので」
簡単にベッドメイクをしながら客人に言う。
478 :
名無し客:2005/05/24(火) 15:35:44 ID:ciFyGuU/
「あ…はい。どうもありがとう。それじゃお願いします。」
やや緊張をほぐした様子で案内されるまま客室に向かう。
「うわぁ…いい部屋だなあ。これならいくらでもくつろげそうだ。」
窓から入って来る風を受けて心地よさそうに目を細めて、
「ええ。ここに来る前に小一時間程散歩してたんですけど、
とっても気持ちよかったです。」
「あ、どうも丁寧にありがとう…。」
次に出す言葉にしばし戸惑い、視線を宙で迷わせる。
しかし、意を決したように唾を飲み込むと、
「ええと…実は今日はここのとある噂を聞いてやってきたんです。
その…ここは、あなたのような方が、一見の客にも……奉仕をしてくれると。
奉仕というのが……その……体を使った奉仕だとか……。
ええと、ごめんなさい。根も歯もない噂だったら気分を害するどころじゃないですよね。」
早口でまくし立てると、おそるおそる杏樹の様子を伺う。
>体を使った奉仕だとか……
「あ…そ、そうなんですか?やだ、恥ずかしい…」
頬を赤らめて恥ずかしそうに手を当てる。でも真実なので嫌がっている様子ではないよう。
「でも…あの…。実は…それは本当なんです。
疲れた御客様たちに、少しでも気持ちを癒していただくために。私たちが御奉仕させて貰ったりしてます」
棚の上の花を整え、客人の側に寄るとそっと手を握る。
「だから…」
「もし御客様が、お望みなら…。今目の前にいる私の事も、好きにして頂いて構いませんわ」
柔らかく微笑んで、穏やかな声で言う。
480 :
名無し客:2005/05/24(火) 16:15:48 ID:m34KJpVS
「あ…ごめんなさい。いや、もう。初対面で何言ってるんだろ…。」
顔を赤らめた杏樹に一瞬見とれ、自分も赤面する。
「え…本当に…?…あっ…!」
噂が本当であったことと握られた手の冷たい感触に胸が高鳴る。
「あなたのようなかわいい人にそんなことを言ってもらえるなんて、夢のようだ…。
では、無遠慮な私はあなたの言葉に甘えさせてもらいますが、
不快なことがあれば、是非言って下さいね。」
こちらも微笑み返して言う。
杏樹を抱きすくめると、ゆっくりとベッドになだれ込み、唇を重ねる。
「…んっ、ふぅ」
徐々に唇を深く触れ合わせ、さらには舌を入れて触れ合わせる。
「ちゅっ、んむ…ちゅ」
唇を離して
「ふう……あの。まず奉仕してもらってもいいかな?
本当に恥ずかしい話なんだけど…さっきから熱くなりっぱなしで…
すっかり昂ぶってしまったみたいなんです。」
本当に恥ずかしそうに目を逸らしながら言う。
いつの間にか硬直した下腹部が密着した体にその存在を訴える。
「ん…ん。んふぅ……っ」
客人の深い口付けを受け、早くも甘い声を漏らす。
入ってきた舌も受け入れて自分のものと絡ませる。
>まず奉仕してもらってもいいかな?
「はい…。じゃあ、あの…私が上になりますね?」
一度客人の下から逃れると体勢を変え、仰向けになってもらい上に乗る。
もうだいぶ膨らんでいる股間に触れて、ズボンのジッパーを下ろして逸物を取り出す。
「……ぺろ…。れろ…っ」
いつものように急に深く咥えるのではなく、今日は両手で逸物を支えて竿部分に舌をチロチロと這わせたり
根元から上に、ゆっくりと舐め上げる。
「ん…ふぅ…。っん……」
時折袋の部分を指で柔らかく揉んで刺激したり、先端をぱくっと咥えて舌で突付いたりする。
482 :
名無し客:2005/05/24(火) 16:44:11 ID:m34KJpVS
「うっ…」
自分の肉棒が繊細な指に触れられた瞬間、びくんと跳ねる。
「…っはあ…メイドさん…」
舌の細かな動きの度に、快感が背筋をぞくりとさせる。
「あっ…く…。それ凄い…口の中温かくて…、もうまずい…かも。あくっ!」
先端を咥えられた途端、絶頂が近づき長く精を放ってなかったせいもあって、
一気に達し、そのまま口内に放出してしまう。
「…口の中に出しちゃったけど…大丈夫?」
「んんっ…!?」
一瞬驚くが、口に注がれた客人の精液を飲み、零れたものまで舐め取ろうとする。
「んく…んくっ。ちゅぅっ……」
>…口の中に出しちゃったけど…大丈夫?
「はい……。ありがとうございます」
顔を上げて微笑む。唇が精液のせいでつやつやと光って見える。
そうして今度は、客人の股間の上に自分の秘所が当たるように乗り
自らでエプロンを乱してメイド服から乳房を露出させてから、スカートを両手で持ち上げる。
「御客様……。まだ物足りないようなら…私の、ここも使って…いっぱい、気持ちよくなってくださいね」
甘く囁くように言い、ショーツを見せる。
484 :
名無し客:2005/05/24(火) 17:10:55 ID:m34KJpVS
穏やかな微笑みと、唇に光る精液のアンバランスさが醸し出す淫靡さに思わず生唾を飲み込む。
「メイドさん…今当たってるのは…」
下着越しにこすられる肉棒は徐々にその勢いを取り戻していく。
「あ…メイドさん、何ていやらしいんだ…。」
露出された乳房に見とれたところに、甘く囁かれ自分の中で
何かのスイッチが入った音が聞こえる。
「ふ…ふふ…じゃあ、遠慮なくいくよ。自分から男の上にまたがるいやらしいメイドさん」
ショーツをずらして秘所を露わにすると、そこに自分の肉棒をあてがいすぐに挿入する。
「はあっ…く、あっ」
既に湿り気を帯びた秘所は肉棒を抵抗なく受け入れ、根元までくわえ込む。
「すぐに全部入っちゃったよ…いつの間にこんなに濡れてたの?
いつも客のペニスを咥えてるだけでこんなに濡らす淫乱なメイドさんなのかい?」
(両乳首を指で弄りながら、下から小刻みに突き上げる)
「……あんっ!」
一気に入ってきた肉棒に、大きく喘ぐ。
すぐに襲ってくる突き上げで、声を途切れ途切れにさせながら悶える。
「あっ…ん…あぁぁん、そんな…意地悪、んっ、んんっ、言わないで下さいぃ…」
途中乳首を摘まれたりして、その快感に自分からも腰を上下に動かし始める。
「やぁん、勝手にっ、腰が……あんっ!はぁっ、はぁっ」
恥ずかしそうに客人から目を逸らすが、秘所は肉棒をしっかり咥え込んで離さない。
486 :
名無し客:2005/05/24(火) 17:31:20 ID:m34KJpVS
「はあ…凄い腰つかいだよ、メイドさん。メイドさんのアソコが、
俺のモノをぐいぐい締め付けて離さない…。」
杏樹の動きに合わせて大きく奥まで突き上げる。
「…今度は俺から責めさせてもらうよ。
メイドさん、お尻をこちらに向けて…そう、そんな感じで」
ペニスを引き抜いて、起き上がると杏樹に四つんばいにならせる。
「愛液で濡れたメイドさんの、アソコが早く入れろってせかしてるよ。」
舌で一通り秘裂をなぞった後、後ろから肉棒を挿入する。
腰を掴んで激しく奥へ奥へと向かって突く。
「どう?メイドさん。俺のモノは気持ちいいかな?
俺はメイドさんのアソコがとっても気持ちいいよ。」
「こ、こうですか…? ひゃぁんっ……くすぐったいですっ」
舌が舐める感覚に体をピクつかせていると、客人が背後から再び挿入してくる。
動物のような体勢で犯されていると恥ずかしさが増し、手近にあった客室用の枕を掴み
頬を埋めてしまう。
「あぁぁっ、あんっ、ありがとうございますぅっ…。 んっ、んっ……。
私も…気持ちいいっ。すごく…いいですぅ…っ」
尻を高く上げ、後ろから乱暴に突かれていることに激しい興奮を覚える。
「…はぁん…あぁぁんっ、もっと……。んんぅっ」
488 :
名無し客:2005/05/24(火) 17:51:32 ID:m34KJpVS
「気持ちいい?…よかったよ、それならもっと気持ちよくなれるね。」
前後に腰を振るだけでなく、かき回すように肉棒を膣内で暴れさせる。
「メイド…さん。そろそろイクよ…奥まで熱いのを注ぎ込むから、
しっかり受け取ってね…。」
様々な動きから単純な前後のピストン運動に戻る。
ただし、絶頂へ近づこうとするための全力で激しく大きなピストン運動が始める。
「あ…はっ……ああああっ!」
根元まで突き入れると、少し前に出したばかりとは思えない程の精液を放つ。
「はあ…はあ…凄かった……乱暴に…しちゃった…かな。」
「ふぁぁっ、は、はいっ、来てぇ…っ。…んあぁっ、はぁっ、はぁんっ!」
激しいピストン運動に必死で耐え、客人より先に達してしまわないように頑張る。
そうしていると客人は達し、また自分の体内に白濁が注がれる。
「あ、あぁぁんっ…!中でびくびくしてるぅっ…」
長く続いた射精に体を震わせ、引き抜かれると一気にベッドにぐったり倒れてしまう。
「…はぁ、はぁ…はぁ…」
荒い呼吸が整わないまま、客人を寝転がったままで見つめる。
「御客様…。わたしの体……少しでも、楽しんで…いただけました…?」
されるがままで心配だったのか、ついそんな事を尋ねてしまう。
達した直後だったのでほんのり肌は汗で濡れ、まだ頬は上気していた。
490 :
名無し客:2005/05/24(火) 18:13:00 ID:m34KJpVS
「少しなんてものじゃないよ…凄すぎて、途中から我を忘れてたよ…。
乱暴にしてごめん。でも凄く気持ちよかった、ありがとう。」
杏樹を抱きしめて優しい声で囁く。
「さらにお願いしてもいいかな?…このまま、しばらく一緒にいたいんだ。
君とあとしばらくこうやって触れ合ってたい…。」
杏樹の瞳を見つめながら言う。
「もし時間があるならの話だけどね。それで、よかったら色んな話をしたいな。
旅行が好きで色んなとこに行ってるんだけど、結構面白い話があってさ。興味ないかな?」
「あ、あら……?あの…」
>…このまま、しばらく一緒にいたいんだ。
「……そう、ですか…?御客様、そんな事ぐらいでしたらお安い御用です♪ うふふっ」
客人に微笑み、身を預け、このまま黙って抱かれている事にする。
>結構面白い話があってさ。興味ないかな?
「いいえ、そんな〜。私、あまりお屋敷から出る事も少ないので、そういうお話大好きなんです。
どんなお話なのかしら…聞かせていただけます?」
嬉しそうな表情で、客人に話をねだる。
その後しばらくは客人の話し相手をして、まったりとした時間を過ごす。
492 :
名無し客:2005/05/24(火) 18:34:04 ID:m34KJpVS
「よかったぁ。こんな風にゆっくり旅の話をするのって久しぶりなんだ。
それじゃ張り切っちゃおーっと。まずは、遠く東の町に行った時のことなんだけど…」
穏やかな笑顔を浮かべながら聞いてくれる杏樹に、調子よく自分の旅の話を聞かせていき、
久しぶりに心の隅々まで安らげる時間を過ごした。
「……メイドの質が問われる現状? 何を訳の分からない事を……」
自室にて、手にしたメイド会報に書かれている記事に顔を顰めつつ、ページをめくっていく。
「ふむ。メイドの応対能力低下が原因、と……。それは質ではなく、躾不足が原因だろう。
君もそう思わないかね?」
ソファに腰を下ろしている自分に跨り、上下運動を続けながら時折艶かしい声を上げる
新人メイドにそう問いかける。が、メイドは微笑みを浮かべてゆっくりと頭を振るだけで
口の端から涎が垂れるのにも構わず、足首にぶら下がっているレースの下着を
揺らしながら一身に快楽を貪っている。
「……やれやれ、それでは駄目だと以前も申し付けたはずだが? 客人の要望を
拒否した、と取られてもおかしくない。君はそれを望んでいるのかね?」
冷酷な口調でそう言ってメイドをちらりと一瞥すると、途端にメイドの動きが止まり
我に返ったかのような表情で顔を強張らせ、泣き出しそうな目で自分を見つめる。
「違うというのであれば問われた事は聞き逃さず、きちんと返答したまえ」
そう言うと、メイドの肩を強く押して撥ね退ける。メイドとの結合が解かれ、肉幹がむき出しに
なるが気にせず、メイドの様子を薄ら笑いながら見遣る。
充足感が消え、果てられなかったメイドは、自分の非を認めるかのように謝罪を繰り返し
自分の秘部に突き立てられていた肉幹に舌を這わせ、付着している自分の蜜液を
舐めとるようにしゃぶりつく。そして、満たされなかった身体を持て余し、片手を秘部へ
持っていくと自慰を始め、許しを請いつつ肉幹に吸い付く。
部屋中に卑猥な水音を響かせるように秘部をかき混ぜるメイドに気を良くし
笑みを浮かべながらメイドの頭を優しく撫でる。
「理解したのであればそれで良い。肝に銘じ、忘れてしまう事がないよう気を付けたまえ」
ふと、自分がやる躾も不足しているのではと思い、しばし沈思黙考する。
「教育内容を一から練り直し……か。それとも取捨選択すべきは客人そのものか。
……難儀な問題だな」
494 :
客:2005/05/26(木) 21:36:49 ID:tXh/cP59
(大きな屋敷の裏玄関までやってくる)
はぁはぁ もうだめだ…
(裏玄関を何度か叩いたあと、その場に崩れるようにして倒れこむ)
495 :
客:2005/05/26(木) 23:36:27 ID:tXh/cP59
お腹が痛い…
(男は救急車に運ばれていった)
496 :
客:2005/05/27(金) 22:53:47 ID:EN+5b0fO
携帯電話がみつからない。
どこだ? まさか屋敷の玄関で倒れたときに落としたのでは?
タクシーを呼び、急いで先日倒れた玄関裏までやってくる
休憩室で何やら由依と話をしている。どうやら、来客後の片付けをしながらプライベートな話をしているらしい。
「そうそう、だから睡眠不足はお肌の大敵よ、由依さんも気をつけてね。執事ってハードな仕事みたいだし」
ティーカップやら皿やらをお盆に載せつつ、由依に何やらアドバイスをしている。
「はい……。私は最近は生活リズムが不規則で、ちょっと」
話を始めたのはみかさの方だが、由依の方も珍しく話に乗ってきている。
「食生活をしっかりしてれば、多少の無理は効くけどね。由依さんはメイクとかは何か気をつけてるの?」
「私は、そうですね……。志保さんに一度そういった相談はしたんですけど、その」
そう言って少し顔を赤くする由依。みかさの方も、何となくどんな話だったのか理解したようである。
「あー、うん。まあ、そういうのもあるけど」
布巾でテーブルを綺麗にしながら、みかさも曖昧な言葉を口にする。
「留萌さんはお化粧とかは薄めですけど、肌が白いですよね……。何か工夫とかしてるんですか?」
その質問に、みかさは少し考え込んでからこう答える。
「私は日焼けしにくい体質だからなぁ。でもね、志保さんじゃないけどお肌の質を良くする特効薬はあるよ?」
由依に耳打ちするように、そっと囁く。それを聞いて、少なからず慌ててしまう由依。
「よく、女をキレイにするって言うでしょ? あ、でも由依さんはもうずっとしてるか。……ふふっ」
火消しをするようにその事を否定する由依を見て微笑みながら、お盆を手にしてその部屋を出るのだった。
498 :
客:2005/05/27(金) 23:05:27 ID:EN+5b0fO
(玄関裏の近くを探しても携帯電話は見つからない
もしかしてメイドさんが落し物として回収してしまったのでは?
困りつつインターホンを押してみる)
ピンポン
片付けをあらかた終えた所で、インターホンが鳴る。
少し待ってみるが、どうやら他のメイドが出た様子もない。
慌てず急がず廊下を進み、重厚な玄関のドアを開ける。
「こんばんは。当屋敷に御用でしょうか?」
玄関前に立つ男に丁寧に挨拶し、用向きを聞いてみる。
500 :
客:2005/05/27(金) 23:15:25 ID:EN+5b0fO
前にここで携帯電話を落としたみたいなんですが、知りませんか?
あれがないと仕事がぜんぜんできなくて・・・・・・
自宅に帰ると仕事場から上司が怒鳴りつけてきます・・・
携帯電話がみつからなくても、みつかってもどっちでもいいので
ちょっと匿ってください
「携帯電話……ですか?」
男の言葉に、きょとんとした表情を浮かべる。
「そうですね、今朝は私が玄関周りを掃除しましたけど、特にそういったものは見つかりませんでした」
言いながら、ドアを大きく開く。
「匿う、というのは私の一存ではどうしようもないですけど、ひょっとしたら誰かが拾っているかもしれません。とりあえず、お茶でも出しますので屋敷の中へどうぞ。……お客様」
そう言って、屋敷に男を迎え入れる。
502 :
客:2005/05/27(金) 23:26:45 ID:EN+5b0fO
すみません、ありがとうございます、匿われます・・・
(部屋に通されて、お茶をもらう)
ずずず・・・ ふう・・・
とても美味しい紅茶感謝します。
それと、ちょっと耳の中が痒いので耳掻きしてくれませんか?
(ポケットの中から高級そうな竹の耳掻き棒を出して、みかさに渡す)
きれいに洗ってあるので、最初は汚くないですよ
男を客間に案内しつつ、廊下でたまたま会った翠にその事を伝える。
「もし落し物が届いてたら、お客様をご案内した客間に持ってきてね」
翠が落し物のまとめてある場所を知っているかどうかで少し不安になるが、わからなければ誰かに聞くだろうと判断してそのまま客を案内した。
すぐに用意した紅茶が好評だったのでにこりと笑う。
「ありがとうございます。携帯電話の方は、もし拾われていればすぐに持ってこさせますので」
と、そこまで言った所で、客から予想外の提案が。
「耳掻き、ですか」
耳掻き棒を渡され、しばし動きが止まる。
この立場で耳掻きとなると、とりうる体勢は一つしかない。
ソファにしっかりと座ると、待っている男に声をかける。
「えっと……お客様、どうぞ」
504 :
客:2005/05/27(金) 23:41:00 ID:EN+5b0fO
(メイドが快く了承してくれたのに気分をよくする)
(そしてソファーに座って、みかさの太腿に頭を乗せて寝転がる)
(いい気持ちだ・・・・・・・・)
ああー このまま寝てしまいそうです
さあ どうぞ 思う存分穿ってください
「はい。それでは、行きます」
男が太腿に頭を乗せたのを確認すると、右手に耳掻き棒、左手にハンカチを持つ。
(何だか、思い出しちゃうな……)
そんな事を考えながら、丁寧に男の耳掃除を始める。
「痛かったら言ってくださいね……」
男に優しく声をかけながら、耳掃除を続ける。
506 :
客:2005/05/27(金) 23:55:06 ID:EN+5b0fO
うう・・・ ああああ・・・
(これは天国だ。俺は天国への階段を登っている。気持ちよすぎる)
痛くなんかないです むしろ、このまま50年ぐらいずっとやって欲しいです。
老後もずっと・・・・・・ 死ぬまで・・・・・・
(だが危険を覚悟でメイドさんにセクハラをすることに決めた
今なら逆に抵抗できないだろう。客に怪我させることこそ大問題だ)
ふふふふふ・・・
(みかさのお尻を触って揉む)
半ば恍惚状態の男に微笑みながら、耳掃除を続ける。
「はい、大きいのが取れましたよ。次は反対側の耳を……」
と、そこで客の片手ずお尻に伸びてきた。
「……っ」
これでも多少は経験を積んだメイドである。表情をほとんど変えずに、続きを始める。
今の所は特に何も問題はないし、身体の方も平気である。
「少し奥の方をやってみますね。動くと傷つけてしまうかもしれませんので、気をつけてください」
耳掻き棒を、ほんの少しだけ深くしてみる。
509 :
客:2005/05/28(土) 00:08:04 ID:EN+5b0fO
(深くやってみると言われて、セクハラをする手が少し止まる)
(しかしここで引いてしまっては、据え膳食わぬは男の恥だ。)
気をつけるのはメイドさんのほうですよ
お客様を傷付けた、ということになってはあなたも非常に困るでしょう
気をつけてください
(頭を動かさずに、慎重にみかさのスカートの中に手をいれる
そして強引に秘所を目指す)
「っ……そ、それは」
何だか無茶苦茶な論理のような気もするのだが、確かに客を傷つければ何かと問題にはなる。
「わかりました。では、気をつけてやりますね」
平静を装って、耳掃除を続ける。
スカートの中に手が入ったのも感覚で悟るが、顔色は変えないようにして我慢する。
「……っ、ん……く」
スカートの中を這い回る男の手の感触が、続けざまに肌に伝わってきた。
(翠ちゃん……落し物は見つけたのかな)
そんな事を思って気を紛らわせようとし、男には特に何も言わない。
511 :
客:2005/05/28(土) 00:25:23 ID:romeeon6
(メイドの息遣いの変化に気付いて嬉しくなる)
耳掻きもそろそろ飽きてきました。
今度はここを気持ちよくしてください。
(ペニスをさらけ出し、みかさの手を取って肉棒を握らせる)
では耳掻きはもう使わないので、俺の耳の中に入れたままにしておきますね
(もし拒否したり、俺を殴ったりしてみろ、耳掻きが暴れて中耳を傷付けるぜ)
男の突然の豹変に驚くが、すぐに落ち着いてこう言う。
「最初からそうなさりたかったのですか? ……それなら、そう言っていただければ」
その先は敢えて言わずに、男のものをしっかりと握る。
痛くない程度の摩擦を与え、まずはそれを硬く大きくさせる。
「……もう、今は携帯電話は見つからなくても良さそうですね」
男のものを擦り、袋までを軽く撫でながら、見上げる。
「お一つ聞かせていただいてもよろしいでしょうか?」
言いながらも、手の動きは少しだけ緩みはするが止まらない。
「お客様は、女性の胸はお好きですか?」
513 :
客:2005/05/28(土) 00:39:20 ID:romeeon6
胸か? 胸は普通だ・・・ 好きでもないが、全く嫌いというわけでもない。
(強がっているが、男の拳銃はライフルへと変貌している)
携帯電話はもう・・・ どうでもいいな。確かにどうでもいい・・・
もし見つかってもそのまま捨ててくれ。新しいの買うから
ラジオ機能がついているやつがいいな・・・
(ぼやき、ペニスに与えられる快感にいい気分になってくる)
男の言葉と裏腹に肥大するそれを見て、何も言わずにメイド服の前をはだける。
「では、失礼します」
下着を脱ぐと、健康的な肌とそれに見合った豊かな乳房が露わになった。
男の視線がそこに行っている事を確認すると、体勢を変えて硬くなったものを乳房で挟んだ。
「熱い……です」
少しだけ唾液を垂らすと、潤滑剤のようにして絡める。
少しきつめの摩擦だったそれが程よい物に変わり、しっかりとそれを包み込む。
「ん……これ、どうですか?」
少しずつペースを上げ、男の快感を高めていく。
515 :
客:2005/05/28(土) 01:02:28 ID:romeeon6
うう・・・ こりゃあ気持ちいい・・・ うおおお
(柔らかい胸の肉でペニスを刺激されて喜ぶ)
今すぐ出そうだけど、まだ・・・ もうちょっと我慢するぞ・・・
しかしダメだ・・・ オッパイが興奮しすぎる・・・
(ペニスが弱弱しく震える)
どぴゅっ・・・ どくどく
あ・・・ 出てしまった・・・・・・
(みかさの胸元に射精して、彼女を粘液まみれにする)
本当に気分がよかったです。
俺の心は夏に訪れる避暑地のように静まりました。
安心して就寝することができそうです。
感謝感激雨霰。地震雷火事親父。
おやすみなさい
(ベッドにもぐりこむ)
「んっ……ひぁっ」
男のものが震えて、その前兆を感じ取る。
そして胸に射精されて、微かに身体を震わせた。
「……ふぅ」
擦れていた胸も、妙に熱かった。
そして、男も十分満足できたようである。
「はい、どういたしまして……って、お客様?」
言うが早いかベッドに潜り込み、寝息を立て始めた男。
それを見て苦笑しつつ、一礼してから部屋を退出する。
「とりあえずお風呂に入ろうっと……。そう言えば、翠ちゃんは結局落し物置き場の場所わかったのかな?」
そんな事を一人思いながら、浴室に入っていくのだった。
当屋敷の主である私から名無しのお客人たちに一言だけ忠告しておきたい。
当屋敷を利用する際は、当屋敷の暗黙のルールに則った行動をとってくれたまえ。
他のスレと当屋敷とでは進行における仕組みが少々異なっている。
過去ログを読み、それを理解した上で訪ねて来て欲しい。
それが理解できないようでは私は宿泊拒否も厭わないと思っている。
これもすべて私の可愛いメイドたちを守るためなのだ。
そこの処は理解を示してくれたまえ。
話は以上だ。
では皆、さらばだ。
518 :
三条 望 ◆San39ZV.E. :2005/05/28(土) 19:17:15 ID:waYSf578
役者は役者として観客に喜ぶよう勤め、
観客はそんな役者の演技を賛否両論を舞台の上ではなく、専用の観客席で述べる。
そんなオペラ座のような最良の関係でありたいと思いますけどね。
「……………」
メール入力の途中で間違って送信してしまい、無言でキーボードを叩きつける。
その頃。
「……先ほどのような事は冗談として。
私は今迄見守っていたのだが、少し思う所があるのだよ。聞いてくれるか」
煙草をくゆらせつつ、名無しの執事と会話している。
「昨今、客人が増えている現状はとても喜ばしい事だ。
客人それぞれが我が家のメイドに満足して帰っておられる。
時として初めての来訪で不慣れな客人もいらっしゃるが…。そこはうちのメイド達がフォローすれば良いだけの事だ、と思うのだよ」
灰皿に灰を落とす。
「私は、私に仕えてくれるメイド達を全員信頼しているのでね。
客人を上手くリードする位は他愛も無い事だと思っているし…。
故に無闇に客人や未来の後輩達を減らすような先程のような冗談は、
主人として絶対に、表立って言葉にすべきではないと考えている」
執事に微笑みかけて、書類に目を通す。
「もし、この館を舞台とした演劇があったとしよう。
その舞台劇を楽しみにしてくださっている観客方がいるとすれば、この屋敷の主として私は光栄に思う。
多数の方にご愛好頂くのは誠にありがたい事だからな。
しかし、その観客方が舞台に上がってきてまで演劇の内容に意見し、
役者の立振舞を指図するようになるのは、何かが違うと思わないかね?」
苦笑して続ける。
「だからと言って、観客方が観客方同士サロンで感想を語らい、意見を述べ、期待を募らせることまでとどめようとは思わない。
もし、私達がそうしたならば、その時は私達が失礼なのだろうからな」
「執事、お前はどう思う。私の言っている事は、間違っているだろうか」
○
※
雅志が泣き止まないので、彼を抱いて廊下に出る。
ときどき揺すったりしてあやし、辿り着いた散歩の先は休憩室。
「くあぁぁー」
仕事がひと段落してやっと見れたサッカーのビデオだったが、その結果に不機嫌な表情になる。
「んもうっ、アイスでも食べましょっ」
テレビの電源を切って休憩室へ。
>>523 志保を見つけて、笑顔で声をかける。
「あ。志保さん〜、どうしたんですかー。雅志ちゃん、泣き止まないの?」
泣きじゃくる雅志の顔を覗き込む。
「そうなんですよ〜 さっきからずっと泣き止まなくて」
杏樹に困った顔を見せながら状況を説明していると、彼女のアイスに雅志が手を伸ばす。
そして楽しそうに握ったり離したりして、手に伝わってくるアイスの感触を楽しんでいた。
「コラッ! 食べもので遊んじゃダメ!」
アイスを取り上げられて再び泣き始める雅志。
「ごめんなさい、杏樹さん。代わりのアイス持ってきますね。……私のぶんも」
息子を杏樹に預け、半ば楽しげに厨房へとアイスを取りに行く。
>アイスに雅志が手を伸ばす
「あっ、あら…? あああ、手がアイスだらけ〜。ごめんね」
手持ちのハンカチで雅志の手を拭っていると、志保が自分に雅志を預け
厨房に行ってしまう。
>代わりのアイス持ってきますね。……私のぶんも
「はぁい。よろしくお願いします〜」
「♪雅志ちゃん 雅志ちゃんは どっこでしょうー」
雅志を抱っこして歌など歌い、志保(と志保が持ってくる新しいアイス)が戻って来るまで待つが
「♪ここです ここです ここですよー……ひゃっ!?」
不意に雅志の手が自分の胸を掴んでいる。
「んっ、ま…雅志ちゃん? これはお母さんのおっぱいとは違……。…ぅんっ」
母親と間違えているのか、尚も乳房を這う小さな手。
(どうしましょう。また泣き出したら困っちゃうし…)
今は泣き止んでいるので手を振り払えずに戸惑ってしまう。
「アイスお待たせしました〜」
これからアイスが食べられるという幸福に満面の笑顔。
だが休憩室のドアを開いた瞬間、息子が杏樹の胸を触っている瞬間を目撃してしまう。
「……子は親に似るものなんですね、やっぱり」
どこか懐かしげな表情を見せつつ、持ってきたアイスを杏樹に渡す。
「色々持ってきましたけど… 普通のモナカアイスに、チョコモナカ、ハーゲンダッツ各種に、
クレープアイス。アイスの実に、ガリガリ君ソーダ味! もちろんオレンジもありますよ。
そして昔懐かしのふつ〜のカップのバニラアイス。どれ食べます?」
テーブルの上に一個一個出してゆく。
「お帰りなさい〜。良かった、丁度今……」
志保が戻って来て、ほっと一安心するが
>……子は親に似るものなんですね
「!! だ、伊達さんの事ですか!?
そうなんですかー、そうですよね、志保さんは胸が大きいですものね。
だから私の胸を志保さんの胸と勘違いしちゃってるのかもっ」
過去に伊達は胸フェチ?だったような気がするが、それを自分が知っていると匂わせるのはまずいと思い、
慌てて繕うように言う。
「私、クレープアイスが良いです〜。…よいしょ、雅志ちゃんはここに座ってね」
子供用の椅子に座らせ、手が空いた所でアイスを手に取り一口食べる。
「いただきまーす」
(……。)
しばらく食べながら志保や雅志を眺めていると、ふとした疑問を雑談ついでにぶつける。
「…志保さん、毎日大変ですよねえ。こんな事言ったら、御主人様に叱られてしまうかもしれないけど…。
時々ゆっくりお休みとか、したくなりません?」
「わかりました、じゃあ… 私はチョコモナカ。他は冷蔵庫に返してきますね」
そう言って、もう一度厨房へと行って戻ってくる。
アイスとチョコの甘味とモナカのパリパリとした食感を楽しみつつ、
杏樹から寄せられた疑問に耳を傾ける。
「そうですね… ある意味忙しいのに慣れちゃっますから、
身体を壊さない程度に休みを取れれば私としては満足です。
仕事を休んで、その上この子の面倒まで見てもらって……っていうのは、みなさんに申し訳なくて。
休憩や伽等のときに雅志の面倒を見てもらえるだけで十分ですよ」
すでにモナカの半分以上を食べ終わっていた。
お茶を啜り、冷え切って味覚が麻痺してきた口の中を温める。
「あ、そうそう、私も杏樹さんに聞いてみたいことがあったんです…」
「…そっかあ。あっ、別にその…無理やり休めって言いたいわけじゃなくて。
志保さんは人一倍頑張っているから、時々『大丈夫かなぁ』って…心配になるんです。
私も、何かとよく甘えてしまうし」
恥ずかしそうに笑い、照れ隠しにアイスを齧ったりしていたが
「伊達さんがいれば、志保さんの癒し役になりそうなのにね。お化けになってでも、出てこないのかなぁ、とか…。
まあ、夢みたいな話ですけれど」
言葉にどこか寂しさを残した様子で呟く。
>私も杏樹さんに聞いてみたいことが
「? なんでしょうー」
目をぱちくりさせた後、にこっと笑って聞き返す。
「そうですねぇ、こんど長期休暇でも取って、東北のほうにでも旅行に行ってこようかしら。
恐山に登って…… イタコのお婆さんに色々質問してみて……
本当に雅彦さんの魂が降りてきているのかどうか、確かめるんです」
寂しさを残して喋る杏樹に対し、こちらはあくまで前向きな口調で話す。
「ええとですね…… 抽象的でわかりにくいかもしれないですけど。
例えば、自分が折れさえすれば他が丸く収まるときって… 杏樹さんどうします?
自分はあることをやりたいんだけど、他の人からはこうして欲しい、って言われるとき」
今度は自分の心境を灰色にしながら、淡々と話す。
杏樹がどう返答したらいいか考えている間、急須にお湯を注ぎ――
お茶の少なくなった彼女と自分の湯飲みに淹れていく。
イタコ云々の話を聞き、少々驚いていたが
>自分が折れさえすれば他が丸く収まるときって…
の質問を投げられ、しばし考え込む。そして――
「…私は。出来るだけ自分の意志は後回しで折れるようにしたいって、考えると思います…。
でも、どうしてもそう出来ない理由もあったら…その時は」
志保の質問に、自分が主人と名無しの貿易商の板挟みになっている現状を、つい重ねてしまう。
「どうしたらいいんでしょう……。きっと、答えがわからなくて一人で悩むばかりかも」
アイスを食べ終わり、湯飲みを口元に近づける。
「…志保さん、何か悩みがあるの? なんだか今の質問、私の悩んでいる事と重なってしまって」
お茶を一口飲み、自分の心の中の悩みを続けて打ち明ける。
「私…。夏に出向していたお屋敷の旦那様が、この屋敷を出て俺のものになれ、って。
すごく嬉しかったんです。あんなに必要とされたのは、初めてだったから…。
でも、ここの御主人様の事も好きで。手放さないと仰ってくれて」
湯飲みを手にしたまま、ふうっと溜息をつく。
「御主人様も、旦那様も。それぞれに寂しさを抱えている方なんだと思います。
だからどちらも放っておけなくて…自分がどうしたらいいのか、わからないんです」
「御免なさい、なんだか杏樹さんの抱えてる問題のほうが大変みたい。
それなのに私、こんなこと言っちゃって……」
杏樹の話を聞いて、ついそう言葉が出てしまう。
(…いや、今話すべきなのはこんなことじゃない)
お茶で口内を濡らし、もう一度思ったことを紡いでみる。
「確かにどちらも放っておけないですね。 ……難しい問題。
どちらを選んだらいいんでしょう、本当に。
いっそのこと両方選ばないという選択肢もありますけど……
あと、私たちがどう思うかだけじゃなくて、御主人様や旦那様の内面も考えてみましょうよ。
お二人とも寂しさを抱えているのは同じでしょうけれど、違う点もいろいろあるはずです。
その辺の差異をよく見詰め直してみてはどうでしょう? …なんだか拙いお話で申し訳ありません」
言い終えると、携帯電話の目覚まし機能のタイマーが作動し始める。
エプロンの中で揺れる携帯電話を取り出して操作し、バイブを止めた。
「…もうこんな時間。私、○×△号室のお客様の夜伽に行きますので、
雅志の面倒できたらお願いします。すみません、また今度お話しましょう」
スケジュール確認のため手帳を開いたまま休憩室から出ていく。
>御免なさい、なんだか杏樹さんの抱えてる問題のほうが〜
「! ううん、そんな。問題の大きさなんてたぶん関係ないですよー。
それより志保さんこそ、一人で何か悩んで……」
話して気持ちを楽にして貰おうとしたのだが、彼女が自分の話をしなかったので
それ以上深く追求は出来なかった。
「……。」
>違う点もいろいろあるはずです
「…そう、なのかしら……。…そうかもしれませんね。
お二人が持っている寂しさの、どの部分を私が埋めたら喜んで貰えるのか…そこさえ解れば。
もっと上手く行動できるのかなぁ…」
緑茶を注ぎ足しながら、続ける。
「どれだけ一生懸命やってみても、やっぱり私は一人だから。両方にお仕えするのは、やっぱり難しい事なんですね…。
今回の事で実感しました」
>雅志の面倒できたらお願いします
「……あっ、はい。志保さん、頑張ってくださいね」
言い終えると、夜伽に行く志保から雅志を預かり、雅志の手を持って志保にバイバイさせたりする。
「いってらっしゃいー」
その後もしばらく休憩室に残り、雅志にテーブルの上の一口アイスを食べさせつつ。
「あなたのお母さん、毎日頑張ってて強いのねー…。私も少しは見習わなくちゃ」
「……ったく」
苛立ちながら、厨房で食材を煮込んでいる。
雨の日は昔嫌な事でもあったのか、大抵機嫌が悪い。
それでも料理の質が落ちないのは、実力なのかたまたまなのか。
ちょうど屋敷の近くまでやってきた屋台で、味噌ラーメンを啜っている。
特に屋台の主人と会話をすることもなく、棚の上に置かれた小型テレビに見入っていた。
「……はぁぁ」
昨日の午後にテレビを見てからと言うもの、終始へこみっぱなしである。
「強すぎ、強すぎよあの馬。どうやって今のうちの生産馬で勝てって言うのよ……」
538 :
里村 志保:2005/05/30(月) 20:51:12 ID:vWOh0MLK
仕事の合間、ちょうど長く時間が空いてしまう。
本を読んで暇を潰していたが、疲労からか睡魔に襲われた。
「……」
いつの間にか小さな寝息を立て、寝入ってしまっている。
静かに降る雨の中から、ふっと姿を現す。
屋敷の扉を音もなくくぐり抜け、一直線にその部屋へ。
扉の前で少しだけ躊躇した後、その扉もくぐり抜ける。そして、今にも消えそうだった輪郭に存在感が増した。
「……二人とも、寝てるのか」
満腹になるまで食べてから寝入ってしまった息子と、仕事疲れからか眠ってしまった彼女。
毛布を箪笥から取り出すと、静かに志保にかけてやる。
そしてそのまま、飽きる事もなく寝顔を見つめる。
540 :
里村 志保:2005/05/30(月) 21:15:07 ID:vWOh0MLK
肩の違和感に突っ伏していた机から目覚めてみると、ある人物が視界に入る。
眼前に立っているのは今は亡き伊達雅彦。雅志の父、その人だった。
「ん…… いい夢。しばらく覚めないで欲しいな…」
薄目で呟いた後、再び瞳を閉じて寝入ってしまう。
しかしよくよく考えてみると、肩の毛布が頭に引っ掛かる。
飛び起きてみると、確かに彼はそこに立っていた。
呑み込めない状況に、寝惚け眼を擦る。
ゾクッ! とした物が、突如飯塚の背中を走り抜ける。
「……な、何だッ!? 今の寒気はッ?!」
思わず立ち上がると、全力で周囲を見回してしまう。
寝惚け気味な志保を見て微笑し、そして彼女が慌てて飛び起きても、その表情は崩さない。
「おはよう。寝顔が綺麗だったから、つい起こすのを躊躇ってたよ」
相変わらずの言葉で口を開き、自然な態度で部屋を見回す。
「雅志も少し見ない間に大きくなったな。早く言葉も覚えてほしいね」
そこまで言って、話が途切れる。
やがて少しの沈黙の後、小さく息を吐き、そして志保に向き直って少し恥ずかしそうに言った。
「久しぶり、志保。まだ成仏しきれないのか、無理してまた化けて出てきちゃったよ」
生前そのままの姿で、近くにあった椅子に腰を下ろす。
543 :
里村 志保:2005/05/30(月) 21:39:52 ID:vWOh0MLK
込み上げてくる感情を抑え、頬をギュッと強く抓る。
いや、込み上げる感情を抑えるために抓ったのかもしれない。
そのためか余計に力が入り、頬に必要以上の激痛を感じた。
(痛い… 夢じゃない…)
典型的な確認方法で夢現の区別。
雅彦の腕に雅志を抱かせてやりたかったが、肝心の雅志が寝ているので一瞬迷う。
しかし、こんな機会は滅多にない。答えはすぐに出た。
「ううん、いいんです… とにかく、雅志を抱いてあげて下さいな」
息子が雅彦の身体を素通りして地面に落下したらどうしよう、と変なことを思いながらも、
満面の笑みで夫に言う。
客人や主人、他の使用人に見えない場所にこっそり隠れて喫煙している。
>>543 「ん……わかった」
少し鋭すぎるくらいの切れ長の目尻が、心なしか優しく緩む。
静かに立ち上がると、幸せそうに眠っている雅志を抱き上げる。
眠りが深いのかはたまた鈍いのか、雅志は一向に起きる気配もない。
「鼻周りは志保に似てるな。……元気に育ってくれて、俺は嬉しいよ。志保が頑張ってくれてるからだな」
どこか愁いを帯びた表情を一瞬浮かべるが、それはすぐに微笑みにかき消された。
やがて名残惜しそうに雅志をベッドに下ろすと、その側に立ちながら志保に言葉をかける。
「最近、元気かい? 少し疲れてるみたいだけど」
少し間があって、志保が答える前にやや重みのある声で、続ける。
「……ごめん、少し嘘ついた。時々だけど、遠くから見える時があって……志保が困ってそうだったから。
心配になって、駄目な事をしてまで、会いに来なきゃいけないと思ったんだ」
一言一句に迷いが見え隠れするものの、どうやら何も知らずにここまで来たわけではないらしい。
もちろん、周囲を見回したところで、いつもと変わらぬ風景だけが広がっているに過ぎない。
「……気のせい……か?
今なんか、知った相手のような知らない相手のような相手の視線みたいな……なんというか……」
妙な勘が働いているらしいが、効果は不安定らしい。
547 :
里村 志保:2005/05/30(月) 22:08:18 ID:vWOh0MLK
「そうだったんですか…… 心配かけちゃって、ごめんなさい。
あなたがいなくなってから、私一人でもやっていけるよう頑張ったんですけど…
でも結局心配掛けてちゃダメですよね。……あっ! いけない。
卑屈になって、くよくよしてたら、雅彦さんにまた心配掛けちゃいますもんね」
最初は暗くなるが、自分できちんと明るさを取り戻す。
「前向きに、前向きに……」
そう言って深呼吸し、夫に子爵の一件を話す。出来る限り詳細に。
「私、どうしたらいいかわからなくて。子爵様も本当に困っているみたいでした。
だから子爵様のお力になりたい、っていうのも事実です。
ですけど、私は出来るだけ誰にも頼らず、
あなたと私の力でこの子を育てていきたいって思うのも事実です……」
客室の掃除を終えて、シーツを新しいものに取り替えている。
カートから新しいシーツを取り出す際に、一緒に放り込んだ携帯電話が目につき
少し考え込んだ後に何処かに架けてみる。
「……。あ、こんばんは〜。夜分遅くに申し訳ありません、ばあやさん?杏樹です」
「今…いらっしゃいますか? ええ。いえ、特に用事というわけでも…。
……お風呂中ですか〜。あ、じゃあまた改めて…。ごめんなさいね。失礼します〜」
ピ、っと通話終了ボタンを押して溜息をつく。
とりあえず、落ち着きを取り戻して、自分の椅子にゆっくりと腰掛ける。
「……疲れてんのかな……?
まあ最近、客にしろメイドにしろ新しい顔も多くなったし、逆に執事増えないし、っと……」
ボヤきつつも、目の前の冊子を手に取る。
「……その上、今年から賞与の査定内容も一新ですかと」
文句以外のセリフは無いのかと。
どこか浮かない表情のままでカートを押して廊下を歩く。
執務室の前を通りがかると
>>549の飯塚を見つける。
(いいなぁ。悩みとか無さそう……)
冊子を読んでいるのを、雑誌でも読んでくつろいでいるのかと思いそんな事を考えたりする。
「こんばんはー。休憩中?」
カートを廊下に置き、携帯をポケットに入れながら執務室の中に。
「……志保」
少しだけ表情に影が差すが、志保が明るさを取り戻したことでほっとしたようにまた微笑む。
そして、真剣な表情で志保の話を聞き始めた。
「なるほど……そうなのか」
個人的には、かつて自分と志保を少なからず苦しめた子爵は、好きではない。
しかし、もう志保の側にいられるわけではない自分は、彼女の幸せを第一に考えてやるべきなのだが──
「俺は……子爵の所に志保を行かせたくなんかない」
自分の気持ちをまず吐露する。
「ここの主人なら、まだいいさ。色々あるけど、まだ許せる。けど、子供を産むだけの為にって、何だ? 雅志は成長して何を思う?
……理由があって今は昔と違うにしろ、あの男に志保や雅志を奪われるくらいなら……俺が二人を"こっち"まで攫ってやる」
霊になっていることで少しずつ心が歪んできているのか。それとも感情が抑えられていないのか。
不意に志保の側に寄ると、まだ温もりのある両手でその背をしっかりと抱く。
「こんな事になっても、俺は志保を想ってる。あの屋敷に行く事は、君と雅志の幸せには繋がらないと思うんだ。
この屋敷からも、いずれは出るべきだと思うのに……」
言葉がうまく紡げないのか、気持ちだけが先走っているようでもある。
>>550 呼びかけられるが、声で杏樹とすぐにわかった。
「……ならいいんだけどな」
そう言いながら、疲れた顔で苦笑いなどしつつ、杏樹のほうに冊子の表紙を見せてやる。
表紙には、「お屋敷内使用人 賞与評価基準 (館内秘)」などと真面目に書かれていたりする。
「残念ながら仕事中。
……まあ、後回しにしてもいいんだけどな。いつ新人が来てまた忙しくなるかわからないし……てことで」
「それで、今日はどうしたんだ?
お茶を入れに来た――って訳でもないだろ? "そんな顔"をして」
553 :
里村 志保:2005/05/30(月) 22:51:19 ID:vWOh0MLK
「…わかりました。私は、私だけ考えを折れば全て丸く収まるって思ってました。
ですけどまだ幼い雅志や、あなたも一緒にいるんですものね。…私ひとりじゃない」
雅彦の腕の温もりを確かに感じながら、こちらも頭を彼の胸に預ける。
「私ひとりの――メイドひとりの考え、として考えていました。…けれど、
そうじゃない。家族がいるんですもの。それを踏まえてまたよく考えてみます」
また考えるとは言ったものの、おおよその意思はすでに決まった。
初めから自分の意思を信じて貫き通せば良かったのだ。
「……今日は、いつ頃まで居られるんですか? 何かお料理でも… それとも…」
迷いが晴れたお陰で、ようやく目の前の嬉しさだけに浸ることができる。
「……ここで、します?」
悪戯っぽく囁いて雅彦の首に両手を回し、彼の首筋に軽くキスをする。
554 :
椿 杏樹:2005/05/30(月) 22:56:12 ID:8weNyuBR
>>552 「あ。ごめんなさい、お茶入れるね」
執務室の端に置いてあるお茶セットの所まで行き、簡単に緑茶を入れて戻る。
「はい、どうぞー」
隣の椅子に座って、昨日と同様にお茶を一口。しばし言うか言うまいか考えたりするが、
ぽつりぽつりと話し始める。
「…。もしかしたら、このお屋敷出て行かなきゃいけなくなる…かもしれないの。
結局は私次第なんだけど…。引き抜きっていうのかしら、それでちょっと『どうしようかなぁ』って」
「名無しの貿易商様って、知ってる?私が夏に行ったお家でね、大きいお家の旦那様だけど
まだ若い感じの……」
などと説明していたが、何かを思ったのか途中で言葉を切る。
「……。」
「飯塚さん、私が出て行ったら寂しいって思う?」
大して表情も変えずに、湯飲みを持ったまま首を傾げ、飯塚の顔を覗き込むようにして言う。
「それともー。カートで轢かれなくなるから厄介払いできて嬉しくなる?」
>>553 「ああ……俺はいつも側にいるわけじゃないけど、今はまだ、どこかで見ていられる……から」
愁いがかった瞳は変わらないものの、表情は幾分落ち着いたようである。
「でも、志保の生き方を決めるのは──どうするかを最後に決めるのは、志保だよ。今も、これからも」
少しだけ"らしさ"の垣間見える言葉を口にして、また少しだけ志保を抱き寄せる。
彼女が自分の意思をはっきりと見せてくれたことが、嬉しかったらしい。
>……ここで、します?
幾分冗談っぽさも混じるその誘い。確かに、志保とゆっくりしたい気持ちもあるものの。
「こんな状態で君に誘われたら、例え冗談でも男は断らないさ。それに……」
首筋にキスをする志保を見つめると、そっとこちらを向かせる。
「こんな姿になっても、こうしていると志保が欲しくて欲しくてたまらないんだ。押し倒して無理やりしたくなるくらいに」
唇を奪うようにキスして、始めは軽く、徐々に激しく唇を重ねる。
しばらくそこだけに集中して彼女を貪り、やがて一筋の糸を引きながら、唇を離す。
「……前に来れたのは一年前か。何だか……年に一度しか逢瀬をできない、神話の男女みたいだ」
志保の髪をそっと撫でると、我慢できないのかまた彼女と唇を重ねた。
>>554 >「名無しの貿易商様って、知ってる?
「(まあ、そういう来客情報も管理してるし、事あるごとに杏樹の問い合わせがあるしなぁ……)」
お客様の中では、割と有名な部類に入る相手らしく、もちろん飯塚も知っている。
>「飯塚さん、私が出て行ったら寂しいって思う?」
「そうだなぁ……医療費の出費が減って助かる。――なんてな」
場の空気を理解しつつも……振られた話、とばかりに一度冗談を言ってみる。
「気軽に付き合える相手が居なくなるのは寂しい、っていうのは当然だろ?
――というか、ちょっとでも気にしてるなら、もうちょっと前方注意をしっかりしとけって」
そう言いつつ、杏樹の頭に拳を乗せると、務めて笑顔のまま、軽くグリグリと押し付ける。
557 :
椿 杏樹:2005/05/30(月) 23:20:48 ID:8weNyuBR
>>556 >務めて笑顔のまま、軽くグリグリと押し付ける
「いたたっ、痛いってばー。…もうっ、日頃の仕返しをこういう所でやらないで下さいっ」
頭を両手で押さえながらちょっと抵抗し、怒ったように頬を膨らませる。
が、少しは気分が楽になったのか
「……引き抜きの事もあるけど。他にもなんだか色々、考える事が多くて」
飯塚の胸に顔を埋めてみる。
「いっぱいいっぱいで。何も考えたくないの…」
558 :
里村 志保:2005/05/30(月) 23:21:55 ID:vWOh0MLK
>>555 「ん…っ」
唇を重ねるたび、何度も自分の身体に点火されたような気分になる。
一回きりで十分燃え上がるのにも拘わらず。
胸を押し付け、力強く雅彦を抱くと彼の心臓の鼓動が伝わってきた。
幻の感覚なのかもしれないけれど、素直に嬉しかった。
「神話だなんて。相変わらず言葉が上手いんですね、雅彦さんは。
私なんか別居中の夫婦、とかそんなイメージしか浮かびませんでした」
徐々に火照りを持て余し始め、切なく熱い吐息が雅彦に吹きかかる。
熟れた瞳を無防備に晒して全身の力を抜き、彼のキスをされるがままに受け入れた。
>>557 胸の中に顔を埋めた、杏樹の頭を撫でてやりながら、
「たまには、そうやって何も考えないのもいいんじゃないか? お前、最近頑張ってるんだし。
……とりあえず、ここ(執務室)に居ると五月蝿いのが来るから……な?」
脳裏に、名無しの執事なり葦名由依なりの顔が過ぎったため、近くにある飯塚の自室に移動することにする。
ちなみに、百舌鳥の顔は出てこなかった。
「俺と一緒の時ぐらいは、何も考えなくていいよ」
主人や貿易商と比べるほど、自分たちには立場の差も無い。だから気が休まる時もあると思う。
そんなことを思いつつ、ゆっくりと杏樹の唇に自分の口を重ねる。
>>558 唇を重ねながら、舌を侵入させ、淫らなキスをして求め合う。
>私なんか別居中の夫婦、とか〜
「おいおい、別居だなんてまるで……」
苦笑して言いかけてから、表情を変えて言う。
「……なら、その分を一気に埋めてしまおうかな」
段々と志保の身体から余分な力が抜けてくるのを感じ取ると、キスの対象を唇から首筋、そして少しずつ下にずらしていく。
下では手が既に志保の乳房を愛撫しており、同時にメイド服を少しずつ脱がせ、乱していた。
「……っ」
ゆっくりとブラを剥ぐと、豊かな乳房が目に入る。
しばらく鑑賞するようにそれを眺めてから、そっと触れる。
「暖かいな。それに、とっても柔らかい」
当たり前の事を呟くようにして言い、解きほぐすように揉み始める。
先端の周りすらも触れず、焦らすように、反応を楽しむように。
やがて焦らされてきた先端が硬くなり始めたところで、そっと顔を近づけ、ぺろりと舐める。
「……ん。やっぱり志保の胸は、怖いくらいに魅力的だ」
ちらりと志保を見上げてから、胸全体をじっくりと愛でていく。
561 :
椿 杏樹:2005/05/30(月) 23:46:07 ID:8weNyuBR
>>559 >ここ(執務室)に居ると五月蝿いのが来るから
「う、うん」
以前の件もあるので、ちょっと大変だと思い頷き、部屋について行く。
「……ありがと。ごめんね、なんか甘えてばっかり。私も、志保さんみたいに強くなれたらなぁ…」
伊達と今会っているとは知らないので、今日も一人で志保が何か悩んでいるのかな、と志保の姿を頭に浮かべる。
(…あ。また何か考えちゃってた)
「ふふっ。やだ私…」
>ゆっくりと杏樹の唇に自分の口を重ねる
「…ん……。…ぅん」
甘い声を漏らしながら、背中に手を回してぎゅっと飯塚の服を掴む。
>>561 杏樹の体をさらに引き寄せると、抱きしめながら、彼女の口に舌を入れる。
胸越しに、杏樹の鼓動を感じつつ――
「……ん…ふ、お前、キスが好きだったよな……」
過去の経験から、一度唇を離すと頬などに数度軽く唇を当て、再び杏樹の口にキスをする。
そうして口元を楽しみつつ、杏樹の背中に回した手で、彼女のエプロンを解きにかかる。
563 :
里村 志保:2005/05/30(月) 23:55:49 ID:vWOh0MLK
>>560 「んんぁ、ん… ぁ、相変わらず、言葉だけじゃなくて… キスも……上手」
上から下へと下がっていく法則性のある段階的なキス。
唇が来るところが大まかにではあるが予測でき、卑猥な期待感が自然と膨らんでくる。
だがそれだけではなく、彼は予測の外の場所にもキスを降らせてきた。
故にそれが単にキスというひとつの行為でも、一向に飽きなかった。
いつまでも彼に吸われていたい、と思えるほどに。
「…も、もう母乳はあまり出ないですけどね。雅志がすごく、たくさん吸うんです。
まったく、誰に… んっ、あぁ…っ! に、似たんでしょう …ね」
ついに胸元を攻められて、言葉も途切れ途切れになってしまう。
すでに前述したキスだけで前戯は十分で、これ以上は気持ちよくも耐え難い焦らし同然だった。
秘所の下着は粗相をしたかと見紛うほどに愛液が溢れている。
>>563 「志保……その表情、可愛いよ」
胸の愛撫に敏感に反応する彼女を優しい目で見つめながら、先端への責めを続ける。
>雅志がすごく、たくさん吸うんです
「ははっ、やっぱり俺に似たのかな、雅志は……。でも、こんな舌使いは出来ないだろ?」
吸いながら舌で舐めたりと、しつこいほどに愛撫し、吸う。
やがて志保の目がとろんとしてきたのを見ると、彼女の身体を抱きかかえてベッドまで運ぶ。
そこでスカートを脱がせると、その部分を見て少し冗談っぽく言った。
「すごいな、志保のここ。そんなに良かった?」
二人でベッドに横になると、身体を反転させて志保の秘所に顔を近づける。
すっかり濡れて女の匂いが溢れているそこを露わにすると、迷わずそこにもキスのを雨を降らせた。
「ここも……もっと綺麗にしてあげるから」
秘裂を、その奥を、そして陰核を、指を使いながら丁寧に舌で愛撫する。
自らの股間はすっかり勃起したものが存在を主張していたが、すぐにでも挿入したい衝動を抑えて志保を愛撫しているらしい。
仕上げとばかりに陰核を舌で突付くようにしてからまた唇を重ねると、我慢できないと言った顔で言った。
「そろそろ……志保の中に入れたい。いいね?」
565 :
椿 杏樹:2005/05/31(火) 00:15:15 ID:7YE2BuU2
>>562 唇や頬にされるキスに、思わず顔を赤らめたりする。
「やっ…。そんな風にしたら……やだ、余計ドキドキする…」
何やら鼓動が伝わっているのを恥ずかしく思い、言葉で軽く抵抗するが
言い終える前に唇を塞がれてしまう。
「…ぁ…。ん、んんっ…」
メイド服のエプロンを解かれる間、一瞬そちらに視線をやると
ゆっくり自分も背中の手を緩めて、唇を合わせたままで飯塚のネクタイを解く。
解いたネクタイを手に持った状態で続けてシャツのボタンなどを外していたが、
(あ。そうだ……)
手を止めて、唇を離すと突然提案。
「…縛るのとか、嫌い? いいですよ、これできつく縛ってみても。」
両手首をくっつけてネクタイを差し出し、囁くように言う。
「激しいほうが…もしかしたら、何も考えられなくていいかもしれないもの」
566 :
里村 志保:2005/05/31(火) 00:27:30 ID:0CAROT42
>>564 「はい… そんな舌遣いは、あぁっ! し、しない…っ です」
胸元への執拗な責めに、エプロンを握り締めて耐える。
他に自分は、快感のあまり身体を緩やかに痙攣させ続けることしかできなかった。
「だって雅彦さん、私の弱いところ全部知ってるんですもん。
……良くないって言って、我慢するほうが無理です」
言っているうちに雅彦が責める場所を秘所に移してくる。
「んんっ! あああっ…… うん、そこ… ひっ! ん、あぁ…」
夫の巧みな愛撫に思考が欠落しそうになる。
だが彼の逸物を近くに見つけ、上体を起こしてそれを頬張ってやる。
そして何かすることで意識を保ち続け、口内のものを舌で弄ぶ。
片手は体重を支え、もう一方の手は逸物の竿を艶かしく摩る。
>「そろそろ……志保の中に入れたい。いいね?」
「どうぞ…… あなたのお好きなように為さって下さいませ」
>>565 >「…縛るのとか、嫌い? いいですよ、これできつく縛ってみても。」
かなり予想外の提案。
まあ確かに以前、一度懲らしめてやろうか、とか思ったこともあったが……
「……後で、文句言うなよ?」
言うが早いか、杏樹の手からネクタイを取ると、差し出された手を手早く縛り上げる。
別に嫌いというわけではない。その上、役職上技術的な経験が無いわけでもない。
その上で、気持ち緩め(普通の状態で痛くない程度)に縛るあたり、どこか甘いのかもしれないが。
杏樹の手を拘束し終えると、先ほどよりも少し荒々しく、彼女の服を剥きにかかる。
「やっぱり、いい肌してるよな、お前……」
ぼそっとそんな事を言いながら、露になった乳房を両手で掴み、弄び始める。
>>566 「くっ……ぁ、志保……上手すぎるよ、本当に」
秘所を弄られながらも自分のものに奉仕してくる志保の技量に、つい声が漏れる。
逸物は既に弾けそうなほどに膨張しており、生々しく震えていた。
>どうぞ…… あなたのお好きなように為さって下さいませ
「ああ。じゃあ……入れるよ」
お互いが高まったところで志保を仰向けに寝かせ、逸物を志保の秘裂に挿入する。
少し焦らすように、そして一気に突き立てた。
一度小さく息を漏らしてから、ゆっくりと前後運動を始めた。
「凄い締まってるな……。志保の中、熱くてとろとろで、気持ちいいよ」
乳房を弄りながら腰を使っていたが、やがて身体を密着させる。
息を荒くして、汗ばんだ肌を重ねあい、快楽を求め合う。
背中に手を回して志保の身体を少し持ち上げると、また違った角度から突き、擦り、そして最奥まで挿入してから、志保の一番奥をノックするように逸物を押し込む。
そうして、敏感な反応を示す志保を見て嬉しく思いながら、囁く。
「……ふぅ。どうする、志保からも動いてみるかい?」
二三度激しく突いてから、おもむろにそう聞いてみる。
569 :
椿 杏樹:2005/05/31(火) 00:43:51 ID:7YE2BuU2
>>567 >……後で、文句言うなよ?
「ふふっ、大丈夫。言いませんよーだ」
わざとおどけるようにして答えると、大人しく手首を縛られる。
乳房に触れる手や、飯塚の言葉にまた興奮してくるが
「あん…んっ、ん…ふぅっ…。 …きゃっ!」
手首を縛られているせいでバランスを崩し、近くにあったベッドに倒れてしまう。
「…あ…。」
まだ脱がされていないスカートが太股あたりまで捲れ、乱れてしまうが
拘束されていて手で直す事もできないので、じっと飯塚を見つめる。
「ごめんなさい。…縛られてるから、うまく立てないみたい…」
言葉ではそう言っているが、起きる様子もなく。ただ誘っているような感じである。
「このまま、来て…?」
>>569 >手首を縛られているせいでバランスを崩し、近くにあったベッドに倒れてしまう。
「まあ、どうせなら……」
と、杏樹の手首を縛ってもまだ余っていたネクタイを、ベッドの端にくくりつけてしまう。
「これで、ヘタに動くこともできないだろ?」
そんな事を言いながら、杏樹の誘いに乗り、手で杏樹の足を開かせ、
そのまま、既に湿り気を帯びていた下着をずらし、割れ目に自分のモノを押し当てる。
「ちょっと荒っぽいかもしれないけど、な」
じんわりと体重をかけていき、逸物を潜り込ませていく。
そして一度全てを押し込み終えると、杏樹の腰を引き寄せてから、腰を振り始める。
571 :
里村 志保:2005/05/31(火) 00:55:08 ID:0CAROT42
>>568 「ん……っ ああん、あぁ、いい……」
期待に熟れた膣壁を割り開き、押し分けてついに逸物が挿入されてくる。
胎内で異物が動き回る卑猥な圧迫感に陶酔しながらも、
開発され切った媚粘膜は半ば無意識的に雅彦のものを締め付けてゆく。
>「……ふぅ。どうする、志保からも動いてみるかい?」
夫の提案に頷いて応えると、今度は彼に仰向けで寝てもらう。
「あっ…ん、やっぱり大きい…」
騎乗位の体勢で再び膣に逸物を迎え入れる。
僅かな間だが、それと離れて寂しかったのだ。身体も、心も。
「じゃ、動きますよ…」
妖艶な腰遣いで逸物を刺激していき、雅彦の顔を見詰めて反応を確認。
上下左右と単純には語ることのできない曲線的な動きで、彼の逸物を翻弄する。
572 :
椿 杏樹:2005/05/31(火) 01:07:53 ID:7YE2BuU2
>>570 「え…?」
ベッドの端に手を固定されると、乳房が完全に露になる。
「うん…。…っ、ん……あぁっ…」
秘裂に押し当てられる感触に身悶え、すぐ後に逸物が入ってくるときゅっと目を閉じてしまう。
飯塚の顔を見ているのが恥ずかしいのか、顔を僅かに逸らしたりする。
そして彼が動き始めると自分の乳房を揺らしつつ喘ぐ。
「あっ……。あぁっ、あ、ぅんっ…やだぁ、胸が……揺れるの、恥ずかし…。あんっ」
いやらしく動いている胸が目に入り、そんな事を呟いたりする。
「あんまり見たら…だめ…。んっ、やぁんっ」
時折視線を感じ、羞恥に頬を染める。
体勢を変えて自分が下になり、志保と再び繋がる。
「くっ……」
再度の挿入の感覚。そして志保が動き出す。
「ふぅ……っ、ちょっと志保っ……志保、それ良すぎだって……うわ」
自分を見下ろす志保の淫らな表情。自在に弄ばれる自分のもの。そして、彼女が動くたびに震える乳房。
志保も快楽を貪りながら、自分を責め立てている。ぞくりとするような艶かしい表情は、雅志をあやす母親のそれとは完全に別物だった。
「志保はこの体位、好きだよな……」
熟練の技巧と言える志保の責めに屈しそうになり、ついそんな言葉を漏らして。
「でも、俺は志保にもっと感じて欲しい」
タイミングよく突き上げると、うまく反動を活かして奥深くまで突き、擦る。
そして乳房をぎゅっと掴むと、体勢を入れ替えた。
「……だから、やっぱりまずはこの体勢で一度……っ」
また向き合うと、うまく腰の位置を変えて深く繋がりあえる体位にする。
軽くキスしてから、奥まで突いたり小刻みに前後させたりと工夫しつつ、互いに絶頂へと向かう。
「志保……そろそろ、もう……っ!」
達しそうになるのを堪えて、逸物を志保に突き立てる。
>>572 「……お前の胸は、見られたがってるみたいだけどな?」
体を起こしながら、彼女の両方の乳首を指で摘む。
そしてそのまま、胸をわざと跳ねさせるように、ストロークの長い勢いのある突き入れを繰り返す。
「どうだ、これで……胸が自分から跳ねて、自分で弄られてるみたいだぞ?」
とか言いつつ、こっそりと力を込めたりして弄っていたりもするのだが。
しばらくそうして先端だけを責めていたが、やがて乳房を鷲づかみにし、全体を揉み始める。
「……先端だけじゃ、かわいそうだからな」
そうして今度は、細かい連続した抽送。杏樹の体を小刻みに揺らすように、体をぶつける。
575 :
里村 志保:2005/05/31(火) 01:34:31 ID:0CAROT42
>>573 「ダメ、泣いて赦しを請うまで止めませんよ…」
されるがままになっている雅彦に対して、そんな言葉を投げ掛けてやる。
受けが好きな客人にいつも言っている言葉である。
しかし不意に腰を突き上げてくる夫。
「きゃ! あぁっ、雅彦さん……」
リズムを崩されて、快感による理性の侵食が再開されてしまう。
体勢も入れ替えられ、さらなる攻受逆転だった。
「あぁ… ん、ん、お、奥まで、来てます…っ」
子宮を下から持ち上げられるような圧迫感にひどく興奮した。
一歩間違えれば不快感になってしまう、微妙な悦楽。
彼と深く繋がっているという満足感と、膣壁を蹂躙される淫らな情欲を満たされ、
素早く力強く快感の山頂を上り詰めてゆく。
「んん! あぁ、あぁっ… 私も、もう……っ」
576 :
椿 杏樹:2005/05/31(火) 01:42:31 ID:7YE2BuU2
>>574 「ひあっ、そっ…そんなことない…もんっ……あんっ、あんっ!」
強めに深く突かれ、乳房を弄られている姿を最初は気にしていたが
段々と気が回らなくなってくる。
>乳房を鷲づかみにし、全体を揉み始める
「あ……、はぁ…」
胸に這い回る手に甘い声を出し、突かれ続けているせいもあって行為にのめり込んでゆく。
「んんっ…。ん…ぅっ、ぁんっ…。 あぁん、飯塚さんっ…」
甘えるように名前を呼び、瞳を潤ませて
「お願い、キスして……。…もっといっぱい…貴方に、されたいの…」
カートで轢きまくっている普段の状態なら、絶対に言わないような事を言ったりする。
「っ、……っっ」
蕩けた表情で喘ぐ志保。その表情を見ているだけで、一気に射精してしまいそうである。
それを堪えて、様々な方向から突き、彼女を悦ばす。
>んん! あぁ、あぁっ… 私も、もう……っ
「くっ……俺、出る……。志保、志保っ……!」
強く志保を抱きしめると、膣奥が強く締まったのに誘発され、達する。
ありえないほどに大量の白濁が放たれ、志保の奥へと注がれていく。
逸物が震え、秘所から抜けて志保の脚に、乳房にも精が注がれる。
そうしてようやく射精が止まると、志保と寄り添った。
「……まだ、大丈夫みたいだな」
自分の手を見て確認してから、どこか惚けたような表情の志保に、行為後の優しいキスをした。
>>576 >「お願い、キスして……。…もっといっぱい…貴方に、されたいの…」
なかなか可愛い事を言うな、などと思い、杏樹に体を重ねるようにして顔を近づけ、その顔にキスしてやる。
「――杏樹、そろそろいくぞ」
宣言する。そうするなり、上り詰めるべく、腰だけで勢い良く激しい突き入れをし始める。
「……んんっ…! 行くぞ、杏樹ッ……!」
限界を感じると、彼女の中から逸物を引き抜き、そのまま外で白濁を放出させる。
中を飛んだソレは、上手い具合に杏樹の顔へと降りかかる。
別に中で出しても良かったのだが……気まぐれらしい。
579 :
里村 志保:2005/05/31(火) 02:03:51 ID:0CAROT42
>>577 「あぁ、ん、ん…… あああっ!」
バラバラになった理性と思考を尻目に、牝の本能だけが肥大する。
大きく膨れ上がったそれの破裂とともに身体を強く仰け反らせ、登り詰めた。
胎内に注ぐだけでは飽き足らず、他の部分にまで雅彦は白濁を注ぐ。
そんな飛び散った精液の未だ熱い温度に愛しさを覚える。
浮遊感の残る身体をなんとか動かし、彼の逸物から出たものを手で弄んでみせた。
「出来ればずっといて欲しいけれど… そうもいきませんよね」
まだ焦点の合わない瞳をしたまま、唇を重ね合う。
達した後も、お互いに触れ合って後戯に耽る。
>出来ればずっといて欲しいけれど… そうもいきませんよね
「わからない……。でも、今夜はまだ大丈夫だから……さ」
そう言って身体を起こし、もう一度志保に覆い被さった。
その後も身体を重ねていたが、やがて志保が達した後に眠りについた。
それを見て、また優しく──しかしどこか存在感に欠ける微笑みで彼女を見続ける。
やがて雨が止み始め、自身の輪郭が少しずつ曖昧になる。
「……志保。君が俺の事を忘れない限り、それか俺自身が永遠に別れを告げない限り、どこか遠くから見て、たまに……いや、きっと会いに来るから」
また存在感が希薄になり、窓から零れる日の出の光を浴びて、その輪郭は消えていく。
「しかし誰だこんな物を付けたのは。俺の存在はともかく、志保は仮にも母親なんだから……」
いつの間にか外していた金具のような物を手に握り締め、愚痴っぽく呟く。
その言葉を言い終わる直前に、淡く消えかかっていたその姿はついにどこにも見えなくなった。
581 :
椿 杏樹:2005/05/31(火) 02:24:43 ID:7YE2BuU2
>>578 「…ちゅっ…。…ん…ん…」
角度を変え、自分からも唇を合わせる。
突き入れが絶頂に向けて早くなると、体を揺さぶられ、されるがままになる。
「うん……。…あぁぁっ、んぁっ…んっ、んっ……。
だめぇ…わたしも、もう…。イッちゃう……――あぁんっ!」
達する直前に引き抜かれ、その刺激で達してしまったらしく
体をびくっと震わせる。
「はぁ、はぁ……。!!…やぁっ、もうー…」
すぐ直後に顔に降りかかった白濁に驚き、頬をつうっと零れる様子に目をとろんとさせる。
「バカ…。えっち」
肩で息をしながら、小声で言う。
「これじゃ、お部屋戻れないじゃない〜…。…今日はここで寝ますっ」
そして拘束を解いてもらうと身なりを直し、適当に顔を拭うと
ぷいっとそっぽを向いてベッドの枕に顔を埋め、拗ねてしまうのだった。
「私ベッド貰いますから、飯塚さんはお好きなところでどーぞっ」
>>581 >「私ベッド貰いますから、飯塚さんはお好きなところでどーぞっ」
「はいはい、っと……」
諦めたかのような声を上げつつ、自分も杏樹の横に寝転がったり。
「――俺の部屋の俺のベッドだぞ?
というわけで、"俺の好きなように"寝させてもらう」
氷を敷き詰めたボウルの中に、アイスクリームの原材料を入れた金属製の筒を入れる。
そしてその氷に塩を軽く振り、物凄い勢いで筒を回してやる。
「手が疲れますね、これは……」
585 :
浅木 由佳:2005/06/01(水) 21:34:57 ID:M8Jij2z6
襤褸切れのような服を着て玄関をうろつく少年(?)。
その手には刀らしきものを携えている、帽子を深く被り
眼鏡を掛けている。
「すいません、だれか居ませんか?」
そういって玄関の戸を叩いた。
586 :
里村 志保:2005/06/01(水) 21:44:00 ID:DbFpWeu2
「はいはい〜」
食べかけのアイスをそのままにして、玄関へと向かう。
「はい、どちら様でしょう…?」
応対に出て驚いたのは、その子供が少年なのか少女なのかよくわからなかったこと。
刀のようなものを持っていること。衣服が粗末であること。
(いわゆる虐待というやつなのかな…?)
襤褸切れのような服を不憫に不憫に思いつつ、とりあえず客人を玄関に迎え入れる。
「ええと… ボク……かな? どうしたの、こんな夜更けに」
587 :
浅木 由佳:2005/06/01(水) 21:54:01 ID:M8Jij2z6
>>586 「わた…」
ここまで言いかけて止めた。もう諦めたはずだから。
「ボクをここで雇って貰えませんか?」
透き通るような美声。 だけど着ている服はブカブカの男性物
一度志保を見上げるが看破を恐れすぐ顔を俯かせ
「なんでもします、 ボクはこれでも腕に覚えもあるし
夜回り護衛ぐらいなら出来ますから」
いや、今まで剣道しか知らなかった身。
それ以外知らないと言ってもいいかもしれない
「お願いします、 ここで働かせてください」
588 :
里村 志保:2005/06/01(水) 22:05:08 ID:DbFpWeu2
(わた… わたあめ?)
「わかりました、たぶん警備員の雇用枠が空いていると思いますけれども…
ちょっと一度確認を取ってきますね。今から案内する部屋で少し待ってて下さい」
美声に不釣合いな服を着た彼を、客間に通す。
ランクはさほど高くはないが、手入れが行き届いている部屋。
「…はい、このお菓子でも食べて待っていて下さい。すぐ戻りますので」
エプロンのポケットから出したお菓子数点をテーブルの上に並べ、
駆け足で執務室や、主人の部屋へと確認を取ってゆく。
589 :
浅木 由佳:2005/06/01(水) 22:14:15 ID:M8Jij2z6
(あ…なんか不審に思われたかな…)
少し不安になったけどもう後には引けないし
ここは腹を決めよう。
「あ、はい。 お願いします。」
部屋に案内されながら辺りを忙しなく見渡して廻りながら
志保について行き
「あ……こ、こんな、悪いです」
そういった途端に御腹がきゅ〜となり俯いて顔を真っ赤にすると
「い、…頂きます…」
恥ずかしそうに俯いたままお菓子を受け取って
去っていく志保を見つめながら
「……優しい、人だなぁ…」
と呟いた。
590 :
里村 志保:2005/06/01(水) 22:27:07 ID:DbFpWeu2
各所を回った結果、自分が面接してOKを出せば採用決定とのこと。
しかし彼?の格好を見てしまってはそうもいかなかった。
「お待たせしました… これが雇用契約書です。
ここにサインをお願いしますね。はい、ボールペン」
ペンを渡し、彼がサインをしている間に志望動機でも聞いてみようかとも思う。
しかし少年の格好を見るに、何か聞いてはいけないようなことの気もした。
彼の所持品である日本刀?が気になって、注視する。
591 :
浅木 由佳:2005/06/01(水) 22:36:32 ID:M8Jij2z6
>>590 「ど、どうも…えっとぉ」
ペンと契約書を受け取ってなにか言おうと少し悩む素振りを見せて
「あの、名前訊いてもいいですか?」
そうやって丁寧な字でサインを書いていきながら
ふと志保の顔見る。
(すごく、綺麗な人だなぁ…)
少しだけ姉のことを思い出してみて少し微笑むと
志保の視線の先に刀があることに気がついて
「ああ、…えっと。 これはボクのお守り代わりなんです。
親の形見というか…あはは、可笑しいですよね、なんか餓鬼みたいで」
クスクスと笑うとふと少女の顔になり志保を見つめて
「えっと…志保さんはここで使用人をしているんですか?」
592 :
里村 志保:2005/06/01(水) 22:49:39 ID:DbFpWeu2
「ええ、もちろん…… 姓は里村、名は志保と言います」
姓を名乗るたび、自分の薬指に嵌められた指輪が気に掛かった。
「そうなんですか、形見… が、餓鬼なんかじゃありませんよっ!
……ごめんなさい、何か悪いこと聞いちゃったみたいですね」
と言いつつも、自分も両親がいないことを思い出す。
現在まで主人や執事たちが親代わりだったので、ほとんど忘れていた。
「そうですよ、もう何年も。ええと…… もう十年以上になると思います」
答えを返しながら、彼が記入した雇用契約書のサインを確認する。
「ん、あれっ、由佳くん…… それとも由佳さん?」
男には珍しい名前を疑問に感じ、今度はこちからが訊いてみる。
593 :
浅木 由佳:2005/06/01(水) 23:04:53 ID:M8Jij2z6
>592
「里村…志保さん…?ん、よろしくお願いします、志保さん。」
ニッコリと微笑むとサラサラといつもの調子で自分の名前を書いていき
(あ…結婚しているんだ…志保さんって)
指輪を見て志保の顔を見上げてうんうんと頷きなにか納得したように
「いえ、気にしないでください。わ、…両親は
ボクの胸の中に生きていますから」
胸に両手を当てて眼を閉じて、すぐ向き直ると嬉しそうに笑って
「十年…辛く、 ないですか?そんな風にいつも誰かに仕えるって…」
少し不安そうな顔をして志保を見つめる
「あ………由佳…えっとぉ…」
なぜか言い難そうに口を閉ざして
「女、です…。 ごめんなさい、実は男って偽って仕事を貰おうと思ってたんです」
俯き一つ謝る、帽子を取るとブロンドの肩までの髪がサラリと落ちて
「ごめんなさい、騙してしまって…」
594 :
里村 志保:2005/06/01(水) 23:18:54 ID:DbFpWeu2
「辛くは、ない… ですね、あまり。御主人様がいい人だっていうのもありますけど、
長年ずっとそうだったから慣れちゃったっていうのが殆どかもしれません」
僅かに考え込んだ後、あっさりと答えを出す。
「あっ… 女、の子だったんですか……」
女性的な顔つきと、澄んだ声にどちらの可能性もあるとは考えていたが、
本人がボクと名乗ったり、警備員を希望したりするので男性のほうだと思ってしまっていた。
驚きを隠せない表情で由佳の全身を一瞥する。
「……でも性別を隠していたのには何かわけがあるんでしょう?
大丈夫ですよ、男性として警備員をしても。私は黙っています。
それとも、普通に女性のままで警備員をします?」
595 :
浅木 由佳:2005/06/01(水) 23:31:18 ID:M8Jij2z6
>>594 「長年…?慣れるって…ことですね。
うん、そうですよね。どんなことも慣れちゃうものですよね」
一つ頷いて少し暗い面持ちで志保を見て
「でも、志保さんは幸せそうだからそれでいいんですよね」
「はい、その…。そう、 なんですごめんなさい 」
志保の驚く顔見ると胸が少し傷む思いで顔を顰めて
「それは、女ってわかったらきっと蔑まれるって知ってるから
ボク知ってる、男の人ってそういう生き物だもん」
言葉使いが歳相応になる。 俯いて膝元の拳を握り締めて
「だからボク、 男になって見返してやりたかったんだ…」
「それは…。 いいんですか?でもここでは女性は使用人を募集しかしていなかったから…」
596 :
里村 志保:2005/06/01(水) 23:52:30 ID:DbFpWeu2
由佳の独り語りが何のことだか理解できなかったが、
何か自分が女性であることで色々と不利益を被ったんだろうな、とだけ思う。
「大丈夫、何も心配することはありません。男性だって、女性だって、
ちゃんとその役職の仕事をこなすだけの能力があれば、御主人様は咎めることはしません」
由佳を落ち着かせるように、はっきりとした声で淡々と諭す。
「それではそろそろ…」
部屋の壁時計を見て、立ち上がる。
「もう時間も遅いですし、使用人用の部屋に案内しますね。
……また何かあったら、遠慮なく言ってください」
メイドたちの自室が並ぶ棟にある部屋に由佳を案内し、シーツと警備員の制服を与える。
「女性用の制服はまた独自に発注しないといけないので、それまでは男性用のを来ていて下さい。
あ! あと執事の服なら女性用もありますので、どちらか好きなほうを」
そう言って女性用の執事の制服も渡し、由佳のものとなった部屋を後にする。
597 :
浅木 由佳:2005/06/02(木) 00:03:20 ID:91Es8PRC
>>596 「志保さん…はい、ボク頑張ります。ありがとう志保さん」
志保の口調に私を叱る姉の姿を思い出しながらつい笑って
「あ、ありがとうございます。ボクの部屋、…か」
志保の案内を受けながら自分がここで暮らすことが
感じられ少しドキドキしながらついて行き
「えっと…使用人の服、ですよね? はい、じゃあ男性用着てますね
なんだか色々して貰えて、ありがとう志保さん」
ここに来て少し落ち着いたような微笑を見せ
「お休みなさい、志保さん」
598 :
里村 志保:2005/06/02(木) 00:13:02 ID:TnqjSiTO
由佳の部屋を後にすると、とりあえず厨房に戻る。
すると食べかけのアイスは溶けきってしまっていた。
「あっ、もったいない…… 筒の中にはまだアイスクリーム残ってたんだし、
由佳ちゃんと一緒に食べれば良かったなあ… はぁ」
筒の中のアイスクリームを愚痴を零しながらスプーンでこそげ取ってゆき、口に運ぶ。
絶妙な温度で作られているそれは冷たすぎず、温すぎず。
口の中を心地よく冷やすとともに、サッと雪のように溶け去り、甘いバニラの味を残していった。
599 :
里村 志保:2005/06/02(木) 00:20:38 ID:TnqjSiTO
※1/2
600 :
里村 志保:2005/06/02(木) 00:22:18 ID:TnqjSiTO
※2/2
601 :
浅木 由佳:2005/06/02(木) 00:25:24 ID:91Es8PRC
休憩室の冷蔵庫に飲み物を補充している。
仕事が一段落したので、休憩中。だがなぜか厨房で料理をしている。
「♪〜」
変り種のおにぎりを何個も握っていたり、鶏肉を焼いてみたり。
杏樹のおにぎりを横からパクパク食べている。
「てゆーかさぁ。あんた、最近なんでこんなに料理とか毎日練習してんの?
いや、あたしは別にいいんだけどさー」
杏樹のおにぎりを見かけたので、ひとつ奪って食べながら去ってゆく。
喫煙のすぐ後の行為だったため口の中がひどく煙り臭くて、おにぎりはあまり美味しく感じられなかった。
「まっ、細かい事は聞かないでおいてやるからさぁー。もう少しだけちょうだいね」
何かを激しく誤解したまま、冷蔵庫からペットボトルのお茶を取り出して
テーブルの上から何かを持って厨房を出る。
「んー。おいしい」
先ほど手に入れた焼いた鶏肉を串に刺して歩きながら食べている。何ともお行儀が良くない。
とりあえずおにぎりを完食するものの、口の中に広がる味が気持ち悪い。
洗面所かどこかで唾を吐き捨てる程度じゃ口直しはできなさそうだ。
何か適当な飲み物を手に入れようと踵を返し、厨房へと引き返す。
「……おっ、なんだ?」
歩いてきたチエと、思いっきり正面衝突してしまう。
>思いっきり正面衝突してしまう。
体つきの差で負けて、地面に尻餅をつく。
「いたっ! いったぁーい…。ったく、どこ見て歩いてんのよ!」
某女芸人のようなリアクションを取った後、顔をやっと前に向けるが
目の前にいたのが執事の百舌鳥だったので
(!! げっ)
一瞬固まった後に、顔色を変える。何度も何度も叱られているせいで執事連中に対して苦手意識があるよう。
「って言うのは、嘘です♪ あっはっは、すみませんー」
床に落ちている焼き鳥串をそのままにして、とりあえず笑いで誤魔化して逃げようとする。
「お茶飲みますか? はい、あげます! どうぞっ。じゃ、あたしはこれで……」
「ん、ああ、ごめんごめん」
こちらの不注意でぶつかってしまったのは事実なので一応謝る。
チエの派手なリアクションには内心少し驚いていたが、表に出して動ずることはしない。
わけがわからないままもらってしまったペットボトルのお茶。
それを手持ち無沙汰に揺らしながら、床に落ちた焼き鳥串を拾う。
(……賑やかだなぁ)
彼女に対してそんな印象を持ちつつ、自分のスーツの汚れに気がつく。
そう、ジャケットの裾の辺りに焼き鳥のタレがべっとりとついていたのだ。
「え、そんな別にもう…… …げげっ」
百舌鳥のジャケットにべったり付着しているタレに気付き、また勝手に脳裏で妄想が繰り広げられる。
(うあーん、御主人様に報告なんかされちゃった日にゃー
また地下室行き決定になっちゃうよ……)
「あ、洗います!ジャケット、今すぐ! 脱いで脱いで!」
片言のような喋りで、百舌鳥の背後にまわってから彼の肩をポンポンと叩く。
「そういうわけでぇ。御主人様には、歩きながら食べてた事とかは どーーーーーーか内密に……」
苦笑して、百舌鳥にどうにか口止めさせようとする。
「あと葦名由依にもどーか内密に…」
態度をコロコロと豹変させるチエを不思議な生き物のように思いつつ。
「あー 別にいいよ。俺も食べ歩きしたことはしたんだし」
と、いたって穏やかな様子で焼き鳥のタレに関しては別に怒ってはいない様子。
「はいはい、わかったって」
どーかどーかを繰り返してくる妙なメイドに苦笑いしてみせる。
(…なんだこいつ?)
纏わりついてくるチエから距離を少し置き、ジャケットを脱ぐ。
「じゃあ… 明後日までには仕上げるようにしてくれよ」
脱いだものを彼女に渡し、自室に戻ってゆく。
>明後日までには仕上げるようにしてくれよ
「了解、おっけーです。任せといて下さい!」
ジャケットを手にし、ほっと安心した様子で百舌鳥とは反対方向に走って行く。
「大変だー、大変だー」
そして早速志保に相談するか、自分でクリーニング業者にでも連絡を入れるのかと思いきや――
「洗濯機洗濯機っ」
何の躊躇いもなく、ばさっとそのまま洗濯機に放り込んで
全自動おまかせコースで洗濯してしまったのだった。
615 :
名もなき少年:2005/06/03(金) 22:15:49 ID:bM5BPmvi
――――雨。
それもバケツを引っ繰り返したという表現が相応しい程に激しい雨。
地面で撥ねる水しぶきで視界は曇り、人が出歩くには難しい天気。
そんな中をフォーマルスーツに身を包んだ一人の少年が傘も差すことなく、ずぶ濡れになりながら歩いていた。
年の頃は14、5歳。上がらない気温のせいか吐く息は白く、またその肌の色も透き通ったように白い。
雨に濡れた同じく色素のない前髪の透き間から、稀に覗くのは赤く虚ろな瞳。
「………………」
言葉を発することもなく、何か救いを求めるかのように歩き続ける。
その足取りも水を含んだ革靴が重く、繰り出す一歩が遅い…。
「…………?」
威圧感のようなものを感じたのか、俯き加減だった少年が顔を上げる。
そこは物語に出て来るような、大きな屋敷の正門前だった。
屋敷内の窓や扉の戸締りをチェックしながら歩いている。
激しい雨を眺め、しばし無表情だったが、窓から見える玄関の方に
人影を見つけたような気がして数回瞬きをする。
617 :
名もなき少年:2005/06/03(金) 22:44:26 ID:bM5BPmvi
「……………」
何かを思い出したのか、目を見開いて身体を支えるように鉄格子に掴まる。
(名無しのさまの屋敷へ行け…)
(わかっているな? この屋敷だ…)
頭の中で声が聞こえ、記憶がフラッシュバックする。
そして確信する。
ここが教えられた屋敷なのだと。
「…………」
拳を作り、門を叩く。
それも雨音でかき消されて、中の者には届かないかもしれない。
けれども、それを祈りのように叩き続けた。
本当に人影が見えたのかもしれないと思いつつ玄関へ向かって歩いていると、
そっちのほうから扉を叩く音が聞こえてくる。
慌てて小走りで向かうと、そっと覗き穴から見る。
が、相手がずぶ濡れなのを見てとると、ハッと息を呑み、急いで扉を開けた。
「こんばんは。どうなされたんですか?すごくびしょ濡れ……」
事情や他の事を聞くのは後だと思い、先に彼を中へ入れ、扉を閉める。
「どうぞ中へ。浴場のお湯はいつでも温かいので、先にお風呂で温まってください。
このままだと風邪を引いちゃう!」
彼の腕をとり、半ば強引に浴場へ案内する。
619 :
名もなき少年:2005/06/03(金) 23:01:46 ID:bM5BPmvi
「!!」
祈りが通じたのか屋敷の内側から扉が開いた。
それを見て一筋の涙が流れるが、すぐに雨に交じって消えてしまう。
「………………」
メイド服の女性に声をかけられたことで返答を試みるが、口を何度か開くだけで声が発せられることはない。
意志を伝えられない悔しさに拳を握り締め、そのまま屋敷内へと案内される。
「!」
廊下を進む途中、ふと思い出してスーツの内ポケットに手を入れる。
取り出したのは一枚の便箋が収まった封筒。
それを奏に差し出す。
宛て名は名無しの主人となっている。
封筒を渡され、主人の名前が宛名にあるのを見て取ると、彼を見てにっこり微笑み
安心させるように頷いてみせる。
「後で御主人様に渡しておきます。あなたは先にお風呂ね。あがったら一緒にお話しましょう。」
何か訳アリなのだろうと思うが、今はそれよりも早くこの子を暖めてあげたいと
いう思いが専攻して、再び早歩きでスタスタ進み、ようやく浴場へ。
脱衣所でタオルなどを適当に用意すると、彼に渡す。
「はい、これを使ってね。お風呂、ひとりで入れる?」
先程までは敬語だったのに、次第に俊を思い出したのか年下に話しかける口調になってしまう。
621 :
名もなき少年:2005/06/03(金) 23:23:04 ID:bM5BPmvi
「……………」
手紙を受け取っても読んではもらえない。
やはり名無しの主人充てでは仕方のないことなのかもしれない。
自分のことを何も伝えなれない現状に肩を落とすが、
>あがったら一緒にお話しましょう。
の言葉に望みを繋ぎ、初めて微笑んで見せる。
「…………」
脱衣所へと案内され、タオルなどを渡される。
それを不思議そうに見つめ、しばらくして奏を見て小さく頷く。
すると奏が目の前にいるにもかかわらず、それを意に介さず服を脱ぎ始めた。
線の細い、無駄なのない女性の肌よりも白い身体。
服を脱ぎ終わると再度、奏を見て微笑みかけ浴室へと一人で入って行った。
彼が浴場へ入ったのを確認すると、早足で主人の部屋へ向かい、手紙を届ける。
そして、彼が着れそうな服を用意すると、それとともに再び浴場へ。
しばらくどうしようか迷っていたが、意を決したように制服を脱ぎ始める。
「なんだか気になるもの。歳は…きっと俊君と同じくらいよね」
先程の男の子を思い浮かべながら、頭はそのままで身体にタオルを巻きつける。
浴室の扉をガラガラと開けながら、そっと顔を出し、彼を見つけると微笑みかける。
「…どう?あったまってきた?私も一緒していいかな」
胸の辺りで止めてあるタオルを再びきっちり落ちないか確認すると、中へ入っていく。
623 :
名もなき少年:2005/06/03(金) 23:49:53 ID:bM5BPmvi
主人に届けられた手紙には、このように書かれていた。
『拝啓、御多忙なところ申し訳ありませんが、例の試作品が完成しましたのでサンプルを一名お送り致しました。
最近では政財界のお偉方も男だけとは限りません故、女性を満足させ得る者も必要である。
そう名無しの御主人さまのおっしゃられるように、女性の社会進出は目まぐるしいものがありますからな。
今回の被検体はアルビノの少年でして、年齢的にも性欲体力ともに最も優れたものを用意致しました。
逆らわぬよう精神操作、記憶操作済みの上、声も発することのないよう処理を致しております。
データの回収のため、どうかご協力いただけますよう宜しくお願い致します。
財団法人名無し医療研究所』
「…………!!」
湯船に浸かっていると、扉が開いて奏が浴室へと入って来るのを見て驚きの表情を浮かべる。
「………」
自分の裸を見られることに抵抗を示さなかったにも拘わらず、
奏の裸には戸惑いながらも、目をそらすようにして首を縦に振った。
相手が弟と同じくらいの年齢だと思っているからか、タオルで身体を隠しながらも
行動はかなり無防備で大胆である。
「ね、もう身体洗った?」
湯船の淵に膝を付き、身を乗り出して彼の頭を撫でる。
「さっきはとてもびしょ濡れで、すっごく心配したの。御主人様のお客様なんでしょう?
雨に濡れて疲れただろうし、今日は私、何でもしてあげる。」
彼の頭を撫でていたが、いつの間にか彼の髪の毛を弄んでしまう。
膝を付く体制だからか、タオルが少しはだけ、太もものかなりきわどいところまで見えていたり。
625 :
名もなき少年:2005/06/04(土) 00:09:03 ID:4UBsKSpE
「……………」
年頃の男子だからなのか、それとも"そうなるように仕組まれた"からなのか、
奏から目を逸らそうとしても、どうしても気になって奏の太ももに目が行ってしまう。
そして髪を弄られ、優しく声をかけられ、ふわっと女性特有の匂いを感じた。
「………!!」
少年の身体がビクンと一度だけ痙攣する。
表情からは感情が消え、虚ろな赤い目で奏を見つめながら湯船から立ち上がる。
膝をついた奏の顔の前に、怒張したペニスが上を向いてそそり立っていた。
そして仁王立ちで、無言のまま表情を変える事なく奏を見下ろし続ける。
少し様子が変わったのに気付き、そっと彼の髪から手を離す。
「…どうしたの?具合悪くなった?」
いきなり立ち上がった彼をきょとんと見上げる。
しかし、ふと目の前に視線をずらすと目に飛び込む彼のモノ。
「……」
目を丸くし、思わず少しつばを飲み込む。
(そ…、そういえば、こうなっても、おかしくない年頃だよね……)
主人宛の手紙はもちろん覗いていないので、勝手な解釈をして納得する。
不定期な仕事なので久し振りの客の相手で、羞恥心が今頃どっと沸いてくる。
そっと、彼のモノに手を伸ばして触れながら、彼を見上げつつ、胸元で止まっていた
タオルを外す。
「…お風呂に一緒にいるだけで、どきどきしてきちゃったの?
……恥ずかしいけど、…少しうれしいかも」
彼のモノを見ているうちに自分もどきどきしてきたのか、うっとりと彼のモノを見つめ頬を寄せ、
ゆっくりと唇を這わせる。
627 :
名もなき少年:2005/06/04(土) 00:28:43 ID:4UBsKSpE
「!?」
女性の命じるままに奉仕する。
そのように教え込まれていたので、何も命じられることもなく
逆に奏に奉仕を受ける形になり、ペニスを唇に含まれて戸惑いを隠せない。
「…………」
無言のまま、行為をする奏の頭を見つめる。
奏が…相手の女性がそれを望んでいるのなら、何もしないことが奉仕なのだと解釈をする。
けれど奏の言う通り、これまでには感じたことのないドキドキ感が胸を締め付ける。
浴場の熱気や、すぐそばからのむせ返るようなにおいに包まれ、興奮で身体がピンクに
染まっていく。戸惑いもなく彼のものを口内に収めると、ゆっくりと舌先で中のものをなぞる。
「ん……むっ…んっ……」
そしてゆっくりと頭を動かしながら、視線を動かすと鏡に映る自分の姿が目に入る。
(…すっごく、いやらしい……。誰?私じゃないみたい……)
どう見てもこの行為が大好きにしか見えない自分が映っているのを見て、戸惑いを覚えながらも
さらに興奮が高まっていく。身体が熱くなって、太ももを愛液が伝うのを感じた。
浴場内の暑さと、漂う性臭のせいで、次第に思考もあぶなくなってくる。
口内から大きくなったものを引き抜くと、潤んだ瞳で見上げる。
「…ね。ごめん、私のことも、気持ちよくして欲しくなってきちゃった……。
どういうことするか、知ってる?」
自分の股の間に手を差し入れ、そして手を自分の顔の前へ。
「……あなたのを……してたら、こんなに濡れちゃったの」
629 :
名もなき少年:2005/06/04(土) 00:56:08 ID:4UBsKSpE
「…………」
次の言葉がかけられるまで、ただじっと立ち尽くし奏に身を任せている。
何もしないことが奉仕ならば、どんなに刺激されても許可があるまで射精すら許されない。
しかしその程度の快楽や感情のコントロールは出来ているのか、稀にペニスを震えさせるだけであった。
「……………」
潤んだ瞳で奏にねだられる。
命令だ…。
「………」
こくりと頷くと、奏の愛液で濡れた手を取って舌で指を一本一本口に含む。
そして手を引いて、奏を浴槽に腰をかける形で座らせ、奏の脚を開かせてそのに顔を埋める。
「…………」
笑みを浮かべながら奏を見上げて合図を送ると、奏の陰核にキスをする。
そして舌を突き出し、舌先で何度も刺激を加える。
それが終わると今度は愛液に濡れた淫裂に舌を伸ばし、音を立てて愛液を啜る。
「じゅっぷっ、ちゅ…じゅるっ…ぴちゅ、ぢゅ、ちゅ〜っ―――」
「ん…」
指を含む仕草や表情の何と色っぽいこと。
彼をぼんやりと少しうつろな瞳で眺めながら、そんなことを考えていた。
脚を開かされ、やはり羞恥を覚えて視線を逸らすが、気になってそちらへ視線を戻してしまう。
自分の足の間で笑みを浮かべる彼と目が合い、ぞくりと背筋を何かが駆け上がった
その瞬間、敏感な場所へ刺激が。
「あっ」
思わず高い声を上げてしまう。そして、そのまま続く刺激に背中を反らせる。
「やっ…ん…っ、んっ…ん…」
後ろに倒れてしまわないように手で浴槽の淵をしっかりと掴み、力を入れる。
そちらに力を入れて気を逸らしていたはずなのに、そろそろ自分の絶頂が近いことを悟る。
「だ…ダメっ……もっと、ゆっくり…いやっ、でも、早く……」
もう、熱に浮かされて何を話しているのかも分からなくなってきた。
631 :
名もなき少年:2005/06/04(土) 01:21:24 ID:4UBsKSpE
「…ぢゅっ……ぢゅるる…」
啜っても啜っても奥から昏々と愛液は湧き出してくる。
それに加えて、奏の嬌声を聞き絶頂が近いことを察知すると、すぐに奉仕を中断。
「………」
顔を上げて、中腰になると奏を湯船の中に引き入れて抱き締め唇を奪う。
舌で奏の口内を蹂躙し、唾液を送り込む。
口を離すと二人の間を唾液の糸が伝い、そして途切れる。
「…………」
奏と見つめ合って無言で頷くと、奏の腰に手をやり、そして膝で奏の脚を開かせる。
熱の籠もった真紅の瞳で奏を見つめた状態のまま、湯の中で奏の膣内にペニスを挿入する。
「……っ」
キツイ締め付けに耐えながら腰を押し進め、ついには根元まで奏と一つになる。
「…………」
それを祝うかのように、奏の頬に口づけをする。
絶頂寸前で止められて、少し残念そうな表情を浮かべつつも、荒い息を
持て余しながら湯船に入る。
そして、そのまま重ねられた唇に応え、注がれた唾液を飲み干していく。
力が入らなくなってきたのか、彼の首に腕を回す。
「ん…ふぅ……。…あなた、すごく上手……」
耳元で、掠れた声でそう囁き、首筋に唇を這わせていく。
ちらりと彼と目を合わせると、彼の大きくなったモノがそこに当たるのを感じた。
「ぁっ…んっ…ん〜〜っ」
焦らされて、挿入されただけで達してしまった。
身体を痙攣させながら膣を思い切り締め付け、びくびくと反応する。
「…でも、もっと…、激しく、してください……!」
633 :
名もなき少年:2005/06/04(土) 01:44:20 ID:4UBsKSpE
「……っ!!」
挿入の直後に奏は達したのか、ギュウギュウと膣壁に締め付けられる。
わずかながら込み上げる射精感を抑え、命じられるままに腰を動かし始める。
「……っ、…っ、…っ!!」
始めからペースを上げて奏に腰を打ち付ける。
肉のぶつかる音は湯の中での行為故に聞かれないものの、飛沫をあげる湯船が行為の激しさを物語る。
腰を動かしながら奏の身体を片手で支え直し、もう片手は奏の胸へと伸ばす。
「…………ちゅっ!!」
胸を激しく揉み、空いた方の胸の先端を口で激しく吸う。
それでも器用にも腰のペースは変わらず、むしと激しさを増して行く。
バシャバシャと大きくお湯が跳ねる音を聞き、なんとなく顔をあからめる。
一度達して、どこもかしこも敏感になっていたので、彼の与えてくれる刺激は、すぐにあそこへ
快感として伝わる。
「ん…っ、んっ、あん……っ」
大きな動きに再び快感に翻弄され、大きな快感の波が奏を襲う。
しばらく身体を反らせ、身体を痙攣させると、ゆっくりと脱力した。
「…ね、あなたも、気持ちよかった?」
635 :
名もなき少年:2005/06/04(土) 02:16:51 ID:4UBsKSpE
「…………」
顔を上げて奏を見つめる。
感じていることを確かめ、奏をもう一度イかせるために腰を抱えて突き上げる。
「…っ、…っ、…っ―――!!」
奏が達した直後に、鈴口を奏の子宮口に押し付けた格好で射精する。
パイプカットのされた精子の含まない精液が、多量に奏の子宮に流れ込んで行く。
「…………!?」
長い射精の後で、奏に優しく声をかけられて先程のあどけない表情を取り戻す。
そして自分の置かれた状況、奏と繋がり中に出した後であることを知り驚愕する。
「…っ、うぅっ…」
無意識に本能のままに女性を抱いてしまった罪悪感が込み上げ、声を出せないままに涙を流す。
「うぅ…うぅっ!!」
奏の胸に頭を預け、謝罪の代わりに涙を流し続けた。
急に泣き出した少年を当惑した思いで見つめる。
「大丈夫、泣かないで……。
私が、あなたに火をつけてしまったのかもしれないの。だから……」
自分が気持ちよくて仕方なかったから、この子のことをよく知りもしないうちに
身体を重ねてしまった。
いくらこのお屋敷に慣れてしまったとは言え、今身体を交えた彼のこのような姿を見ると、
ショックを受けてしまう。
彼の頭に手を伸ばし、彼が泣き止むまで、しっかりと抱きしめ、頭を撫で続けた。
ふと、みかさと俊のことが脳裏を過ぎていった。
637 :
難波 零:2005/06/04(土) 02:43:03 ID:4UBsKSpE
明くる日の朝、名無しの主人に部屋に呼び出された。
そこで名前を持たなかったアルビノの少年に、初めて名前が与えられた。
《被検体 No.0》から取った難波 零(ナンバー・レイ)という名を。
「…………」
そして屋敷への滞在の許可も与えたれた。
零は主人を見た。
だが、それ以上の命令は主人何も発せられなかった。
(お前は女を喜ばせるだけの存在なのだ)
研究者たちの言葉が思い出される。
「………」
自分はここで何をすれば良いのだろうか。
昨日の奏の笑顔が思い出される。
>あなたも、気持ちよかった?
「…………」
あの笑顔を思い出すと心が暖かくなる。
自分は女に尽くすためだけの存在であるはずなのに…。
何をすれば良いのか…零は自分自身で少しずつ見つけて行こうと思った。
「よし、終わり」
主人から頼まれた仕事を終え、自室から出てくる。
「お風呂でも入ろうかな……?」
今日はプールの授業があったから全身汚いよ〜シャワーでも浴びてこよっと。
あれ、誰か風呂使ってる?メイドのお姉ちゃんかな?
もうすぐ主人が使うということで、浴場の掃除をしている。
「次はこっちね。早く終わらせないと……」
いくつかある浴槽を、手早くかつ丁寧に磨き上げていく。
「シャカシャカ音が聞こえる・・・掃除してるのかな」
屋敷の主である父親が雇っているメイドが入浴しているかもしれないと思い、半ば期待していたお坊っちゃんであった。
「お〜い、もう終わるぅ?入りたいんだけど」
>>642 何か言いたい事でもあるのかな?みかさちゃん。
IDでバレバレ。
・私信はメアド欄で
役を介して伝えられない素の内容は、メアド欄で行うのが慣例です。待機・撤退宣言、プレイの可否、
制限時間、状況説明など、字数制限が厳しいので、必要な内容を簡潔に分かりやすく。
(素)
メル欄で「メル欄の方は見えていますか?」 と聞いたのですが……。携帯の方ならすみません。
テンプレ等は読んでいらっしゃいますか?
今日買ってきたアップルティーを試しに入れている。
649 :
646:2005/06/05(日) 01:29:06 ID:hkH506JU
650 :
謎の女性:2005/06/05(日) 01:30:37 ID:H9xcdJzI
踏み出そうかどうしようか。見上げる程高い門の前で、行ったり来たりを繰り返し、明らかに挙動不審な行動を取っている女性が一人。
肩辺りまで伸びた髪を左手で押さえながら、右手で紙切れを何度も見やる。
急に忙しくなったので焦っている。
「ええと、どうしましょう〜。一旦紅茶は置いといて」
>>645 ケータイで悪かったな。もう二度と来ないよ。
654 :
謎の女性:2005/06/05(日) 01:47:06 ID:H9xcdJzI
「こ、ここでいいのよね?」
何度も紙切れと表札を比べ見て、間違っていないことを確かめるも、あと一歩が踏み出せず、また、行ったり来たりを繰り返す。
>>654 素)すみません、メール欄での交渉は大丈夫でしょうか〜。
足音もなく、暗闇を4つ足で走る影がひとつ。
屋敷の角を曲がって、そこにあた街頭の明かりに怯えるように身をすくめた。
それと同時に背後から、そして向こうから迫る足音に気づいた。
反射的に2メートルはあろうかという屋敷の柵をひらりと飛び越え、音もなく着地した。
傷ついた身体を引きずって、なんとか屋敷の勝手口にたどり着くが、
そこで力尽き、石段の上に倒れこんでしまう。
その拍子に、身体を扉にぶつけて大きな音を立ててしまう。
「っ・・・はあっ・・・」
その身体からはふさふさした毛皮が消え、全裸の素肌が現れ始める。
数分後には、すっかりごく普通の人間の男性に変わっていた・・・ただし、全裸の。
「えーっと、えーと?」
急に屋敷が忙しくなり、慌てている。
取り急ぎ玄関のほうに走っていこうとするが、勝手口でも物音が聞こえ
慌ててそちらの方に。
「えーっと、えーと」
「うう、物音がしたけど何かあったのかなぁ…」
恐る恐るドアを開ける。
659 :
654:2005/06/05(日) 01:55:43 ID:H9xcdJzI
>655
素)申し訳ありませんがメル欄見えないんです。
>>658 ドアが開く気配に、ぴくりと耳を動かした。が、人間の姿なのでそれほど目立ちもしない。
どうやら人がいるようだと感じ取って、気力を振り絞って体を起こした。
「もうしわけない・・・が、かくまってもらえまいか・・・」
少しは落ち着いてきたようで、ドアにすがって立ち上がろうとする。
662 :
654:2005/06/05(日) 02:00:33 ID:H9xcdJzI
>655
素)重ね重ね申し訳ないです。
「と、とりあえず……見回り?」
何となく外が気になったので、とりあえず外を見に行こうとする。
「大丈夫……よね」
しっかりと武道の構えを取っているのは、何かに対する怖さがあるからのようではあるが。
【654さん、時間があるなら自分がお相手しましょうか?】
>>661 >かくまってもらえまいか・・・
「あら」
急な訪問者に、一瞬泥棒か何かかと思うが何やら相手は弱っている様子。
近付いて声をかける。
「どうかなさったんですか〜。け…警察にでも追われてらっしゃるのかしら。
もしくは借金取りのやくざ屋さんとかー」
一人で脳内に考えを巡らせるが、とりあえず屋敷の中に入れる事に。
「どうぞー。まずはお入りになってくださいな」
自分は先に屋敷の中に入り、手招きをして客人を呼び寄せる。
>>662 素)むむ…メール欄が見えないのは携帯だからとかですかね?
基本的にメール欄交渉で進めるスレだと思っていたのですが、どうしましょうね…;
>>664 「いや・・・そんなものではなくて・・」
声を発するたびにぜいぜいと荒い息をつく。
しかしだんだんと体力が回復してきたのか、目に光が戻り始める。
「ああ、すまない・・・少なくとも害を与えるつもりはないから」
まだ頼りなげにふらつきながら、杏樹に続いて屋敷の中へ入る。
「なにか・・・栄養のあるものと、休む場所をお願いできないか・・・外でも構わない」
>>665 >栄養のあるものと、休む場所
「は…はいっ」
空き客室に客人を通すと、一度厨房に行き、簡単におにぎりを数個作って客室へ戻る。
「飲み物はお茶で良かったです?あまり大したものじゃありませんけれど…。どうぞー」
客人の様子を見つつ、トレイを持って傍らに立つ。
(なんだろう。何に追われているのかなぁ……。
秘密結社の人で、悪の組織に追われている…とか?)
「いやいやぁ、まさかー」
脳裏の妄想を打ち消すかのように一人で苦笑。手を頭の前でひらひらと振る。
「あ……ごめんなさい。ゆっくり食べてくださいね」
恥ずかしそうに照れ笑いする。
667 :
謎の女性:2005/06/05(日) 02:30:46 ID:H9xcdJzI
「どうしよう」
ひとりごちて、踵を返す。
ちらりと、最後までくぐれなかった門を見て。
「また、出直して来た方がいいわよね、この場合。夜も遅いし…」
>>666 「ありがとう」
おにぎりを受け取るやいなや、猛烈な勢いでかぶりつく。
次々と手を伸ばし、あっという間に胃袋に送り込んでしまった。
「あ・・・すまない、味は分からなかった・・・」
椅子に腰掛けたまま、下腹部に手を当ててみる。
抜けたか、とつぶやいて、ふさがり始めた銃弾の傷跡を軽く撫でる。
「俺は・・・ワルい奴らから余分な財産を頂戴してるだけだ」
話していいものかどうか迷うように視線を泳がせて、でも言葉を続けた。
「今回の相手はたまたま警備が厳重で、たまたま俺がヘマをしちまって・・・それだけだ。
貧乏人を食い物にして私腹を肥やす連中をやっつけるためなら死んだっていい・・
でもまだやることがたくさんあるから、死ねない」
そう話して、わざわざ話すことでもなかったかな、と笑う。
「ここのお屋敷もずいぶん立派なようだ・・・いずれ狙わなくてはいけないかもな」
>>667 【すみません、今日は落ちられるんでしょうか……?】
670 :
667:2005/06/05(日) 02:43:15 ID:H9xcdJzI
素)>669
あ、一旦落ちます…。また、後ほど来てみたいと思っています。重ね重ねご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
>>668 銃弾の傷跡には気付かない様子で、目の前に椅子を引き寄せて座ると
客人の話に頷きながら、聞き入る。
「ほうほう。あのー、じゃあご職業は一応泥棒さん?なのかしら」
>いずれ狙わなくてはいけないかもな
「! あ、あのっ。ここの御主人様はとてもいい方なんですよ〜。
だから立派なお屋敷ではありますけれど、その、狙うのはやめてあげて貰いたいんですがー」
話題がこの屋敷に及ぶと、慌てて客人に思いとどまって貰う様にお願いする。
「ど…どうでしょう?だめ?」
多少の怖さがあるが、笑顔を作ってにこやかに提案してみる。
「だめですよねえ…。すみません、おバカな事をまた言っちゃった」
が。すぐに諦め、肩を落とした様子で言う。
「はい……わかりました」
誰かに伝えるように、しかしどこか独り言のように言ってから、屋敷の中に戻っていく。
673 :
謎の女性:2005/06/05(日) 02:55:28 ID:H9xcdJzI
「えっ…人…来てたの?やだもう私全く気付いて無かったじゃないの…」
かすかな、自分以外の声にようやく気付くも、その声をとどませることは困難なことに思えて、盛大な溜め息を一つ付いた。
>>671 「泥棒かな、いちおう。そういうことでいいよ・・・分かりやすいし」
あっけらかんとそう言ってのける。「泥棒にもいろいろいるけど」
杏樹の言葉にじっと耳を傾けながら、じっと考え込んでしまう
「ん・・・どうしよう、でも君みたいなメイド・・・かな? がたくさんいるくらいなら、
けっこう隠し財産とかありそうだな、狙ってみても面白そうだ」
まだ霞がかかったようにぼんやりした頭で、とりとめもなくそんなことを考える。
「あ、でもここで君に話したらばれるよな・・・どうしよう」
頭を抱えてうつむいてしまう。自分でも何をやっているのかよく分かっていない様子。
やがて上目遣いにじっと杏樹の顔を見つめる。その目には異様な輝きが戻っている。
「・・・今聞いたこと、絶対誰にも言わないって約束できる?」
「……何か、いつもの倍働いた感じかも」
自室に戻ると、とりあえず着替えてシャワーを浴び、すぐに眠ってしまうのだった。
>>674 客人が屋敷を狙う、とまだ呟いていた事にやきもきしていたが
急に問いかけられて目をきょとんとさせる。
>今聞いたこと、絶対誰にも言わないって約束できる?
「……え? ええ。泥棒さんには泥棒さんの人生がありますもの。
それを邪魔するのも、どうかとも思いますし…」
多少言う事がずれているが、そう言い返す。
「もし約束破ったら、きつく御仕置きして下さっても構いませんわ。
その代わり……」
客人の手にそっと触れて、真剣な表情でまた願ってみる。
「御主人様は私にとって、すごく大切な方なんです…。どうか危ない事は、なさらないで下さいね」
穏やかな声で客人に言う。
「それに。うちの執事長様に見つかった時の泥棒さんの身も、なんだか心配ですもの」
「うーん…むにゃむにゃ。俊くん……」
就寝中。妙な夢を見ているのか、寝言を言っている。
「っん…。こんなところ、じゃ…せんせいに…」
>>676 「大丈夫。たぶん君には関係のないことだから」
ようやく頬に赤みがさしはじめ、口数も増えてくる。
「それに、邪魔されようがなんだろうが・・・やることはやらなきゃいけない。
その執事長とやらがなんのことかは分からないが・・」
思わずぎゅっと杏樹の手を握り返してしまう。
照れくさそうに少し笑った。
「そんな心配をされても・・・調子狂うな。大丈夫だって。奴らが抵抗さえしなけりゃ
いいんだから。心配ならその執事長とやらに、邪魔しないように言っといて」
無茶苦茶なことを言い出して、そこではたと思い当たる。
「なるほど・・・じゃあここで君を盗んでいってもいいってことか、メイドなんて贅沢品だもんな」
満足そうに微笑みながら、杏樹の手は離さない。
>>678 「執事様に…ですか?むむー、言えるかなぁ。
…逆に私がものすごく怒られちゃったりして」
冗談めいた調子で客人に言ったりするが、次の瞬間に思わず固まってしまう。
>じゃあここで君を盗んでいってもいいってことか
「!! …わ、私はダメなんですっ。泥棒さん、私を攫ったら誘拐になっちゃいますよ、大犯罪ですよー」
手を握られたままで慌て、つたない説得をまた始める。
「泥棒さんがここにいらっしゃる間は…あの…。夜のお世話でも、何でもしますから…。
思いとどまりましょ、ね?」
などと言ってはみるが、どうにもパンチが弱いようなのでもっと何か無いかと必死に考える。
(えーと、えーと…)
「……私……」
そうして考えあぐねた挙句、
「わっ…私の、夫が執事長で武器とか眼鏡とかすごいいっぱい持ってるんです!
それでもって裏で貿易商をやっていて、海外のマフィアみたいなのとの繋がりもあるんですっ。
だから私を誘拐したら、泥棒さんの身がそれはもうえらいことに――」
一息に(色んな人物の要素が混ざった)嘘八百を言ってしまう。
「……。」
(どうしよう、嘘ってバレてるかなぁ…)
途中で言葉を止め、客人の反応を恐る恐る見る。
>>679 「武器、眼鏡・・・武器は分かるとしても、眼鏡ってなんだい?眼鏡からビームでも出るのか?
昔、そんな漫画があったな・・・なんだったか」
なんとか理解しようとするが、すぐに頭の中が一杯になってしまう。
ぶんぶん頭を振ると、銀色の髪がくしゃくしゃにもつれてひどい様相になる。それを直しながら、
「ああ・・・つまり、君にはそれだけの価値があると。なおさら攫ってみてもいいかもな。
貿易商とかマフィアとか・・聞いただけで嬉しくて涎が出そうだ」
本当に涎が出そうになって、あわてて拭った。
ふっと溜め息を漏らすと、席を立った。
「ごめん・・もう眠いから寝る。とりあえず・・・今夜は誘拐されないから安心して。
それから今俺のことを誰かに教えてもロクなことにならないと思う・・・」
さりげなく脅しつつ、杏樹に近づいて、背後から肩を抱くようにうなじに鼻をつけた。
「・・・覚えた」
真顔に戻ってそう呟いて、ゆっくりと体を離してベッドに横たわった。
「おやすみ。ありがとう・・・きっと、明日にはもうすっかり忘れてる・・・忘れろ・・・」
じっと杏樹の目を見つめた。ふとその瞳が赤く燃えたようだった。
忘れてしまう・・・少なくともそれが、彼女にとってはより良いように思われた。
>>680 「う」
自分の嘘も逆効果だったらしく、トレイを持ったままおろおろしてしまう。
「泥棒さん、あの……」
今のは全部嘘です、と言おうとすると彼の鼻先が自分の首筋に。
「…ぁ…んっ…。な…何でしょう…?」
わけがわからなくなっている状態で少し身悶えると、次にじっと見つめられてしまう。
「!」
>明日にはもうすっかり忘れてる・・・忘れろ・・・
「…? あら?」
一瞬目の前が赤くなったような気がしたが、大して気にもせず。
客人が眠る様子なので、今は何も乗っていない食器を持って客室を出る。
「じゃあ、私は失礼しますね。おやすみなさい〜。ゆっくり休んでくださいね」
「さっきの…何だったのかしら。急に目の前がぽうっと」
不思議に思いながら自室に戻るのだが、先ほどの客人の妙な念力?のせいなのか。
次の日にはなぜか彼が泥棒であることなどをすっかり忘れてしまうのだった。
休憩室の書籍チェックをしている。
執事として使用人が変な物を持ち込んでいないかを確認しているのだが……。
「……まったく。競馬雑誌にバイク雑誌、それからこれは……ファッション雑誌?」
使用人にはもう少し高尚なものを読んで欲しいと思いつつも、つい若い女性向けの雑誌を斜め読みしてしまったり。
「海と夜景の見えるレストランで彼と食事……か」
何やら自分に当てはめて想像してしまったのか、その考えを打ち消すかのように何度も頭を振る。
「では、何か用事があったら、はるの事呼んでくださいね」
新たに来た客人を客間に通すと、バイバイと手を振り部屋を出て行く。
こういう、ちょっとした子供っぽさが、意外にも、とある客層に人気が出ていたりする。
「……えーと、こっちの段ボールは二階、こっちのは三階で、と。
あ、夕呼さんはこっちを、涼さんはこれお願いします〜」
いくつかのメモを見ながら、近くにいるメイドに指示を出す。
今夜は志保が不在なので、代理を精一杯こなそうとしているよようだ。
「〜〜♪」
鼻歌交じりに、使用したティーカップや、お茶菓子などをカートに載せ厨房に持っていく。
途中物凄い勢いで、飯塚に警戒されたが、あえて何も触れないでおくことにした。
「洗い物持って来ましたよ〜」
その場にいたメイド達と、使用済みの食器などを洗い手際よくそれを片付けていく。
686 :
葦名 由依:2005/06/06(月) 00:40:45 ID:fkaGDKga
いつの間にか雑誌を熟読し始めている。
「…………」
洗い物を済ませ、何かおもしろい事は無いかと屋敷を彷徨い中。
「あっ……」
廊下の隅で丸まっているもわもわの物体、その上にちょこんと乗っかっている小さな影、そう、ボーセにセナである。
「よいしょっと」
2匹にちょこちょこと近づくと、自分も一緒になってその場で丸まってみた。
「ふぅ。まあ……こういうのはあってもいい、かな?」
結局雑誌をいくつか読んでしまい、時間を食ってしまった。
「でも、ああいうのもいいな……。ロマンチックなデート……御主人様と……」
甘い妄想をしつつ、廊下を歩いていると。
>>687 「……竹内さん? 何をやってるんですか?」
出会うのは大抵、執事としての現実だったりする。
なんか違うな〜、こうかな?と何度か姿勢を入れ替えるものの中々寛げるベストポジションが見つからない。
「あ、これ結構いいかも〜」
自分的にベストなポジションを見つけ、満足気な顔でそこで丸まっている、が。
もぞもぞと動いたせいで、着衣はかなり乱れていたりする。
>「……竹内さん? 何をやってるんですか?」
「あ、こんばんわ〜、よっと……あのね、今この子達と一緒にお休みしてたんだ〜」
ね?っと、2匹の方を向いてみると、すでにそこには誰もいなく、見慣れた空間が広がっていた
どうやら、一人悪戦苦闘している最中に何処かへ行ってしまったらしい。
「あらら?……えへへへへ」
とりあえず、笑って誤魔化す事にした。
「……2匹って、誰もいませんけど」
この屋敷にいる動物と言えば大体察しがつくのだが、あえてわかっていても言わない。
「まったく、そんな所をお客様に見られたりしたらどうするつもりですか? 恥ずかしいのはあなただけじゃありませんよ?」
そうは言いつつも、なぜか遥は客人にも、主人にも気に入られているのであまり説得力が無いのだが。
(こういうところがいいっておっしゃる男性もいますけど……)
それでも、自分は執事である。本によると、ただ怒るのではなくプラスアルファを使用人に与えるのが一流の執事らしい。
と、言うわけで。
「遥さんがプライベートでそういう風な行動をとるのには文句は言いませんけど……一つ教えてください」
手を額にやりながら、渋い顔をして言う。
「あなたは、メイドをやっていてどんな時が楽しいんですか?」
「恥ずかしい……?」
自分では恥ずかしい事をしているという自覚は全く無く、きょとんとした顔で由依を見上げる。
取り合えずもう一度ぽてっと、寝転んで考えてみる。
(あー、なるほど、この体制はきっとあれだ、うん)
自分の中で、勝手に湧き出た疑問を解決すると、自信満々に由依にこう言った。
「パンツが丸見えって事ですね!!」
・
・
・
・
>「あなたは、メイドをやっていてどんな時が楽しいんですか?」
「どんな時?………ん〜…皆といる時とかー、お客様と遊んでる時とかー(大略)壷割ったり隠したりとかー、ぜーんぶです♪」
由依の渋い顔とは全くの正反対の満面の笑みで、そう答える、途中聞き捨てならない事が聞こえたかもしれないが、気にしない。
「………………」
質問に答えるかと思えば、いきなり転がったりして予想不能な行動に出て、そして何やら考え始めた遥。
それを見て半ば呆然としながら、彼女が答えを出すのを待つ。
>ん〜…皆といる時とかー、お客様と遊んでる時とかー(大略)壷割ったり隠したりとかー、ぜーんぶです♪
「……そう、ですか。わかりました」
改めて、彼女が自分の理解の範疇にいることを悟る。
(志保さん……こんな子までいる曲者集団をしっかりまとめてる貴女は凄いです……)
そうして、メイド長の苦労と大変さを改めて思い知らされたり。
「で、竹内さん」
彼女を理解することが成長への早道だと自分の中で気づきつつも。
「今、壷割ったって言いましたよね? ……その報告、私も執事長様も受けていませんが?」
それはそれこれはこれ。目が久々のお仕置きモードになり、ぎらりと光る。
自分の行動一つ一つに、ため息を付いたり、呆気に取られている由依に納得がいかない様子。
「ぬぅ〜、今変な子って思ったでしょー、はるは変じゃないもんだ」
某女優S藤珠O、とまではいかないが、それに近い行動をとってみたり。
>「今、壷割ったって言いましたよね? ……その報告、私も執事長様も受けていませんが?」
「そんな事言いましたっけ???」
などとお決まりのリアクションをしつつ、内心では少し動揺していたりする……が、本当に物凄く少し。
「でもでも、かわりにほら、近所のダ○ソーから買って来た
壷置いてるから大丈夫です、お客様もいい壷だね、って褒めてくれてるし」
本人全く悪気無し、驚くほどの能天気というか掴み所がないと言うか…。
「言いました。確かに言いました。執事長様ならきついお仕置きです」
胸を張って執事らしく言うのだが……。
>近所のダ○ソーから買って来た
「あ…………」
それで誤魔化せると思うその考え方やら誰もそれに気づけなかった間抜けさやらあまつさえそれを褒めるお客の事やら色々な事がぐるぐると思考領域を回って──
──ぷちん。
「竹内さん。ちょっといい所に逝き……行きましょうか? さあほら、何も怖い事なんてありませんから」
そうして、若干ショート気味の思考回路が判断したのは。
「地下室っていい所ですよ? それにきっと皆さんもご希望ですから、ふふふ……」
何か意味の分からない事を言いながら、遥を否応なしに引きずっていく。
「これと、これと、これがダ○ソーのですよ〜
あ、こっちとそっちとあっちとは私じゃないですよ、翠ちゃんがやったんですよ〜」
さらっと、同僚を執事長という名の悪魔に売った、ただ、本人全く気付かない。
>「竹内さん。ちょっといい所に逝き……
「え?あ、あぁ〜、地下室ってどこですか?それにみんなも希望って………あぁ〜〜れ〜」
なにやら様子が変化した由依に言われるまま、連れて行かれるまま地下室へと引きずられていく。
その途中、あれも、それもダ○(ryの物と、言わなくてもいいことまで言ってしまい、火に油を注ぐ事になる。
「あら、竹内さんは地下室は初めてですか?」
軽くヒューズが飛んでいるせいか、いやに凄みのある笑みを浮かべる。
「それなら、折角ですから病み付きになるくらい教えてあげないと」
引きずってきた遥の四肢を早業でベッドに縛り付け、微笑んだ。
「竹内さんはこっちの方も上手になれたら、少しは多めに見てあげられるのに」
何やら怪しげな液体を、ペットボトルに入った水に溶かしていく。
「今溶かしたお薬は、ちょっと肌が敏感になる薬なんだそうです。最初は原液だと危ないですから……」
ペットボトルの水溶液を、ベッドに縛り付けた遥のメイド服の上からかけていく。
エプロンから少し短めのスカートまで、しっかりと満遍なく濡らす。
「冷たいでしょう? でも、じきに温かく……いえ、熱くなりますからね」
地下室に着くと、あれよあれよという間に手足の自由が奪われてしまう。
「ぇ〜?何するんですか〜?ぅ〜……動けない…」
どうにか外そうとじたじたとするものの、中々外れない、それどころかどんどん絞まっている気もする。
>「今溶かしたお薬は、ちょっと肌が敏感になる薬なんだそうです
「ひゃん!」
もうそろそろ夏とはいえ、夜はまだまだ冷えるこの季節、メイド服に染み込む水が体温を奪っていく。
だが、次第に由依の言う通り、身体の芯から…と、いうより全てが一気に熱くなり始める。
初めての経験に戸惑うものの、この身体から込み上げる疼きを身体をくねらせなんとか押さえようとするが、無理。
「ふふっ、変な感じでしょう? 私も最初は……こほん」
余計な事を口にしかけて、慌てて口を塞ぐ。
「竹内さんはお仕事よりこっちの方が得意そうですから……ちゃんと我慢してくださいね?」
片手に薄い手袋をはめると、メイド服越しに遥の身体を撫で始める。
「でも、このまま放っておかれるというのは辛いみたいです。したいのにできない、そういうのは……ね。
だから、私もあまり触れてあげません」
乳房を包むように撫でつつも、敏感な所には触れようとしない。
「壷を割った分のお仕置きは……そうですね、30分くらい放置がいいでしょうか。
精神に異常をきたすほどの量ではありませんから、どうってことありませんよ。……では、頑張ってくださいね?」
身体が疼き始めた遥に手を振ると、地下室を出て行ってしまうのだった。
「はぅん、あ、ああっ………」
初めて薬を使用するため、既に身体のあちこちに大きな疼きが襲い来る。
服越しながら、身体に触れられびくびくと身体を震え、弄った訳では無いのだか早々に軽く絶頂を迎えてしまう。」
「こ、こんなのって…あぁぁん、あぁっ!…」
触れたいのに触れられない、弄りたいのに弄れない、どうにか身体の疼きを抑えようと
身体をくねらせたり、内腿を擦り合わせたりしてみるものの、全くというほどの効果は出てこなかった。
>「壷を割った分のお仕置きは……そうですね、30分くらい放置がいいでしょうか
「えっ?、あ、いやぁ…どうにかしてください、おね…あんっ、がいしますからぁ…はぅっ!」
胸の鼓動がどんどん早くなるのがわかった、それと同時に疼く感覚も短く正確に伝わってくる。
「…んぅ…あああぁぁっ!!だめぇ、だめぇっ!!」
30分後、再び由依が地下室を訪れるまで、この大きな疼きと軽い絶頂の無限ループを味わう事となるのだった。
仕事がひと段落したところでシャワーを浴び、バスタオルを巻いた姿で
チェストの引き出しを順番にひろげて中を覗いては、次の段をひろげている。
「無い…無いよ…どうしよう…」
昼間の忙しい時間に誰か他のメイドの誰かに洗濯物を出すように言われた時に
汚れた下着と一緒に洗濯の終わった下着を全部渡してしまったのだった。
「まだ、お仕事あるよね……」
バスタオルをはずすと、素肌の上にメイド服を着込んでいった。
へっ、くしょん!!
ほのかに暑いので、湯上りに髪の毛を2つに分けて結っている。
708 :
謎の女性:2005/06/07(火) 23:51:35 ID:VKyWqLhB
「よし…。」
目の前にそびえ立つ門を見上げ、なけなしの勇気を出す。
「ふう…」
心を落ち着けるために深呼吸をする。
メイド服を入浴前に脱いでしまったので、名無しの貿易商家から持って帰った着物を着て
割烹着のようなエプロンをつけている。
「カチューシャ、は……。うーん、なくてもいいかなぁ」
赤いリボンを結わえる。
「うん。これでいっかー」
和服メイド姿のままで、玄関の花の水替えなどをしている。
「♪〜」
710 :
謎の女性:2005/06/08(水) 00:04:13 ID:VKyWqLhB
「…よし……っ、すみません、どなたか…いらっしゃいますか…」
勇気をふり絞った割りには、思ったよりか細い声しかでず、眉をしかめる。それでも、もう一度。
「すみません…」
>すみません…
「? あっ」
ようやく声に気付き、花を抱えたままで玄関のドアまで向かうと戸を開ける。
「ごめんなさいね〜。いらっしゃいませ、当家に何か御用でしょうか」
外で待っていた女性に声をかける。
712 :
謎の女性:2005/06/08(水) 00:17:41 ID:QfJr/22T
「!!?花?」
いきなり扉が開いたかと思えば、中から花の塊が出て来たように見え、一歩下がるが、人だという事に気付く。
「あ、あ、あの、初めまして。倉敷りくと申します。」
女性が名乗るが、いまいちどのような人物かはまだ掴めないので
尋ねてみる。
「そうですか〜。私、こちらのメイドの杏樹と申します。
倉敷様は…ご宿泊希望の御客様?でしょうか。それとも…メイドの採用志望の方でしょうか」
手に抱えていた大量のマーガレットを自分の方に引き寄せて、彼女に当たらないようにする。
「もしメイド希望でしたら、こちらで色々お伺いしたいので、年齢など教えて頂けます?」
「とりあえず、こちらの応接間の方にどうぞ。お入りになってください」
倉敷を応接間に案内し、備え付けのティーセットで紅茶を入れる。
「どうぞー」
714 :
倉敷 りく:2005/06/08(水) 00:44:27 ID:QfJr/22T
>「どうぞー」
「……。」
この屋敷のメイドであるという杏樹さんの後について入った部屋は、自分が今までに生きて来て一度も縁が無い世界が広がっていた。
妙にふかふかするソファーに居心地の悪さを感じながらも、聞かれた事にはきちんと答えようと姿勢を正した。
「倉敷りく、この春に短大を卒業しました。お世話になった大学の教授が、ここの主人の方と旧知の仲で、紹介するよ、と……」
いったん言葉を区切り、反応を伺う。
「あの、保育士の資格もあるので、赤ちゃんの保育もできます!」
>この春に短大を卒業しました
「ほうほう。と、いうことは…20歳ぐらいですかねえ。私も同じぐらいなので、宜しくお願いします〜」
ソファに座り、にこっと笑って丁寧にお辞儀する。
「あら、保育士さんなんですか?私も一度なってみたかった職業なんですよー。
素敵な職業ですよね」
ポンと両手を合わせて、嬉しそうな顔をする。
「それで、えーと。倉敷様…りくさん?とお呼びしていいのかなぁ。
今夜はメイドとして働くために紹介を受けて、それで当家に来られた、というので理解して宜しいです?
…ごっ、ごめんなさいね。ホント理解力がなくて」
恥ずかしそうにしながら、主人に忘れず伝える為に応接室のメモを一枚取って
何かを記入し始める。
「倉敷りくさん…20歳前後、っと。ちゃんと明日の朝、御主人様にお伝えしますので。
もし私のメモが何か間違ってたら、遠慮なく言ってくださいね」
716 :
倉敷 りく:2005/06/08(水) 01:11:29 ID:QfJr/22T
「二十歳です…一応。え?同じくらいなんですか?すっごく落ち着いてますね。あ、改めて、宜しくお願いします。」
>「素敵な職業ですよね」
照れたように笑いながら
「…はい…あ、名前は好きなように呼んで下さい。メモにも間違いは無いです」
「良かった〜。私、こういう風に新人さんのお世話をする機会が無くて
今ちょっとドキドキなんです。頑張らなくちゃ」
自分の胸に手を置き、ほうっと息を吐く。
「うちのお屋敷には小さい赤ちゃんもいますので、仲良くしてもらえたら嬉しいです♪
あとは…えーと。りくさんの体つきを、見させて貰ってよろしいかしら」
軽く首を傾げ、メモを一旦テーブルの上に置くと立ち上がる。
りくの横に座って、おもむろに手を伸ばし――
「それではー。ちょっとだけ、失礼しますね〜」
のんびりした口調で断ってから、彼女の胸に片手を伸ばす。
乳房に触れてから、大きさを確かめるように徐々に揉み始めたり
「うーん、と…? なるほどー、このぐらいの大きさで…」
彼女の耳元に、自分の顔を近づけて突然ふうっと息を吹きかけたりする。
「…ふぅー…っ」
脱力させて抵抗をされないようにする為と、彼女の感度がどれぐらいのものなのか見ようとしている?らしい。
718 :
倉敷 りく:2005/06/08(水) 01:34:15 ID:QfJr/22T
>「失礼しますね〜」
のんびりと言われた一言に疑問を感じる間もなく
「ひゃをっ!ど、どこ触って…はぁっ…んっ」
耳元に息を吹き掛けられ、ずるずるとソファーから滑り落ちる。
「なっ、に…するんですか…っ」
突然のことに驚きながら、顔を紅くし涙目になって杏樹さんを見上げる。
りくの反応を見た後、メモにまたもや書き込んでゆく。
「ふむふむ。なかなか感度もよろしい感じです、と」
その他も色々、身体的特徴を記していたが時計を見ると今夜はもう遅い時間。
りくの手を引き立ち上がらせると
「ふふ、ほんのチェックですよー。気にしないで、明日から宜しくお願いしますね」
そんな言葉と共に微笑みかける。
「それじゃあ、今日はひとまずメイド用の私室で休んでくださいな。
明日の朝には御主人様とお会いできると思いますので」
そう言うと応接室からメイド私室に彼女を案内。
「今日はどうもお疲れ様でした。おやすみなさい〜」
「…で、とりあえず今度は御主人様のお部屋に…っと。急がなきゃ、誰かが夜伽中かも……きゃあっ!」
りくの私室前から慌てて主人の部屋に行こうとするが、着物が足に纏わりつき
廊下で思いっきり派手に転んでしまうのだった。
「いたたた……。ううー…私もたまには志保さんみたいに新人応対のかっこいい所見せたかったのにー」
720 :
倉敷 りく:2005/06/08(水) 01:55:00 ID:QfJr/22T
>「ほんのチェックですよ」
…一体何のチェックかと聞こうとも思ったが、もう遅い時間。
「あ、おやすみなさいです。」
部屋まで案内してくれた杏樹さんに挨拶をして、静かにドアを閉め、ベッドへと直行した。
「うーん…俺って律儀?」
今日も今日とて涼に扮した隼は、何故か屋敷の掃除中。
本物の涼は今は出かけている。しばらくは戻ってこないだろう。
「別に仕事する必要はないと思うんだけど…ま、いっか」
ぼそりと呟きながら、廊下の掃除を続けている。
¥
「2-0ならまずまずって感じだよな。いやー、正直0-0なのかと思ってたよ」
明日のメイド用おやつ、シフォンケーキが焼き上がるのを待ちながら山城と会話中。
「え?あー、別に手間は似たような物だしショートケーキでも良かったんだけど。
なんか最近はカロリーとか気にするメイドの人が多くて、こういう奴の方がいいんだってさ」
椅子に反対に座り、背もたれに腕を置きながら言う。
「えっと…」
手元にあるメモをじっと見つめながら、調理場へと忍び込む。
他のメイド数人と遊んでいたのだが、とあるゲームで翠が負けてしまい今はその罰ゲームの最中。
「こっそりー、こっそりー」
呟きながら、冷蔵庫を開けて中を探り始める。
…罰ゲームは『食料調達』。
「チエさぁん、どうしてこんなに多いんですかぁ…」
メモには特にチエが多く書き込んだようで、翠はため息をつきながら肩を落とした。
「うぅ、他の皆さんも−…」
他のメイドたちはこれ幸いと言わんばかりにいろいろ書き込んでくれたので、量も多いしなかなかみつからない。
「喉が渇いたな」
メイドに飲み物を持って来させようとするが、ベルを二度程鳴らしても誰も来ない。
「…む?一体どうしたと言うんだ」
やむを得ず自室を出て、厨房の方へ向かうと瀬名達や翠を見つける。
が、翠の様子を見ていると冷蔵庫の前で、何やら妙な行動をしている。
「瀬名、あれは何をやってるんだ。…なんだ、お前にもよくわからないのか」
仕方が無いので、背後から彼女に声をかける。
「翠。またお前は何をしているんだね」
「はうわっ!?」
こそこそとしているところに突然声を掛けられ、思わず手に取っていたハムをその場に落としてしまう。
「ご、ご、ご、ごしゅじんさまっ!?」
振り返れば、そこには主人と…少し遠くに瀬名の姿。
「あ、あわわわわ。な、ななな、なんでもないのですよー」
どもりながらも、慌てて誤魔化そうとする。
…後ろにある膨大な量の証拠を必至に隠しながら。
「うげ! くっせー! なんだよ…コレ。良くこんな臭いの吸えるな……うー、もうだめだ消しちゃえ」
顔を顰めて持っていた葉巻を灰皿に押しつける。
主人の部屋からくすねて、空き部屋で一服しようと火をつけてみたものの
紙巻き煙草とは余りにかけ離れたアクの強い匂いに耐えきれず
窓を開けて、逃げるように外に顔を突き出す。
「うー、あー、二度と吸わねぇ…やっぱマルメンが一番だわ…」
>ハムをその場に落としてしまう
「…。ハム?」
思わず翠が落としたのは高級ボンレスハムの塊。
まさかこれを一人で食べるつもりだったのか、などと思うが他にも食材を抱えているので更に不思議に思う。
「うーむ…。お前はいつも可笑しな行動をするから、私にはなんとも理解し難い」
しかしこれはメイドを弄ぶネタになるのでは、とも考え翠の首根っこを掴む。
「冷蔵庫の中の物をほとんど持って出ようとするとは、食料泥棒でもしようとしていたのかね、お前は。
コック達が明日の晩餐会用に使う食材もある。あまり勝手に持ち出さないように」
軽く説教をした後、翠の首根っこを掴んだままズルズルと自分の方へ引っ張る。
「とりあえず、泥棒をする悪いメイドにはそれなりの躾をしておかねばいけないな。
さ、来なさい」
厨房に食材を残し、翠を自室に連れて行く。
「確かこの辺にあったと思ったんだが…。ああ、あった」
しばらく自室の机の引き出しを漁って何かを探していたが、突然首輪らしき物を取り出すと
「じっとしているんだぞ」
長いリードの付いたその黒い首輪を、翠の首に装着させてしまう。
「あうあうあう」
主人が自分の背後にあるものを見て、翠はしまったと言う表情になりさらに慌てる。
「違うのですよっ、違うのですよーっ」
何が違うのかはさっぱりだが、翠は必至に否定する。
>冷蔵庫の中の物をほとんど持って出ようとするとは〜
「確かにおいしそうで、たまにー…ときどきー…しょっちゅうつまみぐ、はうっ、違いますー!
コレにはワケがっ」
慌てて弁明をしようとするが、時すでに遅し。
>とりあえず、泥棒をする悪いメイドにはそれなりの躾をしておかねばいけないな
主人の言葉とともに首根っこをつかまれ強制的に引きずられる。
「あううううううう」
ずるずると引きずられながら、未練を示すかのようにやけに目に付いたハムへと手を伸ばす。
だが、手は届くことなく…次第にハムの姿は小さくなっていった。
「あああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜」
そして、主人の自室。
さきほどから何かを探している様子の主人を不安そうに見つめながら、きょろきょろと辺りを見回している。
(はわわ、どうしよう…これからどうなっちゃうの私…。はっ、もしかして警察に引き渡されてムショ送り?
それとも、今までの器物破損代をびしっと突きつけられ一家崩壊!?ああっ、それともっ―――)
ひたすらに暗い想像を広げている翠には主人の言葉が届かない。
そして、その行動にも気がつかない。
屋敷内のカラオケルームで、嬉しそうに振り付けつきで何かの曲を歌っている。
「♪〜」
速攻で他の使用人達に叱られているのかと思えば、意外に歌が上手いせいか
彼女の周囲の(特殊な趣味の)男性客達には受けている様子。
どんな人間にでも、一つぐらいは取り得があるものらしい。
>>729 翠の不安そうな表情が、行為への恐れから来るものかと思い気分を良くする。
「まあそんなに怖がる事は無い。
以前、冬果の連れている犬に首輪を買ってやろうとしたんだが、これはサイズ違いでね。
メイド用に使おうとしまっていた物なのだよ」
翠を床に座らせたままで、リードを手元にゆっくり巻く。
「ついでに、もう一つ小道具を使ってみるのも良さそうだな」
同じ引き出しに入っていた短めの鞭を手にし、部屋を出ようとリードを引っ張る。
「…ん?こら、ボーっとしてないで付いて来なさい。外に行くぞ。
服は脱がなくてもいいが、犬の首輪を付けているのだから、立って歩くよりは四つん這いが宜しいかな」
彼女に指示をして、中庭に連れ出す。
首の辺りに何度か与えられる軽い衝撃に、我に返る。
「え?え?」
そして、首に手を当ててそこにある何かと確かめようとして―――それが首輪であることに驚く。
状況が分からない…という視線で主人を見上げるものの、
>…ん?こら、ボーっとしてないで付いて来なさい。〜
その言葉に、ますますワケが分からなくなる。
「は、はは、はいぃ…」
自分がこれからどうなるのか・・・おどおどしながら主人の言葉のままに、四つん這いで歩き始める。
「なんだか、犬みたいですー…」
困惑に満ちた独り言を呟きながら。
>なんだか、犬みたいです
「そうだな、犬の躾もメイドの躾も似たような物だ。ダメな事をすればきちんと叱り、頑張れば褒美をやる事になる。
私の期待に応えようと頑張るメイドの姿も、確かに犬と似ているのかも知れないな」
そんな独り言を言いつつ、翠のリードを引っ張り中庭へ。
木の生い茂る場所まで彼女を連れて行くと、今まで背中を向けていたが
彼女のいる方向を振り向く。
「さて、どうしようか。先ほどの事を、反省しているのかどうかがまだ私にはわからないのでね。
とりあえず罰として…」
翠の背後に回り、彼女のスカートを捲り上げると、躊躇なくショーツを膝あたりまで下ろす。
そして尻をひと撫ですると次の瞬間、手にしていた鞭で尻を数回叩く。
彼女の反応を見て愉しみながら、強弱をつけて鞭を振るう。
「…うむ。やはり、これぐらいはやっておかなくてはな。これに懲りたら、ちゃんと反省するんだぞ」
空いた手で翠の髪を掴み、顔を自分のほうに向かせる。
「きちんと謝れたら、今度は褒美をやろう。生憎私のモノしか無いがね」
そう言うと、膨らんだ自分の股間に翠の顔を押し付ける。
「んっ、あっ、あぅっ!」
鞭の振り下ろされるリズムに合わせて、体を跳ねさせながら衝撃に耐える。
「ごっ、ごめっ、ごめんなさぃっ!」
涙目になりながら必至に主人に許しを請う。
そして、主人が何かを言った後、翠の顔に主人の股間が押し付けられる。
「あ、ぅ…」
揺らぐ視界の中、のろのろとした動きで主人のズボンのボタンをはずしファスナーに手を掛ける。
……が、鞭の衝撃と精神的なショックからかだんだんと力が抜けていく。
「は…ぅぅ…」
そして、翠はズボンを握り締めたまま意識を失った。
「む、少々荒っぽかったようだな。…まあいい、今日はこのぐらいにしておこうか」
気絶してしまった翠の頭と頬を撫でる。
リードも首輪から外してやるが、首輪自体を外すのは少し勿体無いとも思い
「…。首輪はそのままにしておくか。まだ楽しむ機会はいくらでもあるのだし」
彼女の首に装着したままにしておく。ちなみに鍵付き。
「外して欲しければ、また自発的に私の部屋にでも来るだろう」
そう言いながら笑みを浮かべ、崩れるように倒れてしまった翠を眺める。
だがその後、自分で翠を彼女の私室に運ぶのが面倒くさいと思ったらしく
携帯電話で執務室の由依を呼び寄せたりするのだった。
「ただいま戻りましたー」
主人の遣いで他家にしばらく出ていたのだが、一先ず屋敷へと戻ってくる。
「やっと涼しくなってきたかな……?」
蒸し暑い日中には元気がなかったのだが、夕方頃からはいつもの調子で働けていたようである。
やけに重そうなダンボールの箱を、カートに載せてどんどん運び込んでいる。
自室で登山についての本を読んでいる。
多少散らかった部屋には、他にも料理の本や旅行の本などが散らばっていたり。
740 :
難波 零:2005/06/10(金) 23:56:20 ID:mRc8lQhF
「…………」
住人として館に暮らし始めるが、自分の居場所を見つけられずに庭で花を見て回っている。
「ええと、これと、これと……これ、ですわよね」
報告書類をまとめてファイルにとじている。
>>737 最近ようやくここの仕事にも慣れてきて
要領というものを覚えてきた。
先輩方の仕事を見ながら失敗と学習を重ねて
半人前にはなれたといえるようになった頃
「あ、みかささん、それならボクが片付けますっ。
力仕事は任せてください」
一見、細腕だが由佳はかなり力がある。
そのお陰か力仕事は大体任せて貰えるようになってきたのだ。
「けっこう…ありますね。どこに運べば?」
服はメイド服がまだ支給されていないので執事の服を着ている
金髪を結い上げ後ろで編んで纏めて
凛とした雰囲気は一見少年のようにも見える。
執事たちの執務室の前のメールボックスにファイルを投函して一息つく。
「さて、セナちゃんを迎えに行きましょうかしら?」
746 :
難波 零:2005/06/11(土) 00:06:25 ID:h2hWh1Uq
749 :
難波 零:2005/06/11(土) 00:12:21 ID:h2hWh1Uq
「………」
水のように澄んだ無表情のまま、名も知らない花に顔を寄せて香りを嗅ぐ。
仄かな甘い香りを感じるが、それで心が動かされたり表情を変えたりすることはない。
ただ女性の奉仕するためだけに心を作り替えられた少年の性。
それすらも今は疑問とすら考えることができないで、静かに庭を歩く。
750 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 00:16:05 ID:xR4/ilVH
「お遣いに行っている間に結構新しい方もいらしてますのね」
セナの眠るバスケットを手に提げて、屋敷内を見回っている。
と、花の香を嗅いでいる、見慣れない少年の姿が目に入る。
「こんばんは……新しくいらした方ですの? 私、メイドの瑞葉と申します」
礼儀正しく、綺麗なお辞儀をする。
>>743 「あら、浅木さん」
最近入った新人に声をかけられ、そちらを振り向く。
そしてさっそく、カートに載せていた荷物の一つを預けた。
「うーんとね、この荷物はあっちの倉庫に。それとこれは酒蔵で……」
そんな事を言いながら、頑張って荷物を持っている由佳を見て。
「ふふっ、まだまだ甘いわね」
最近忘れられがちだが、これでも格闘技経験者で力持ちのメイドである。
他の同僚にはそうそう負けないという所をアピールしつつ、さりげなく先輩っぷりを見せてみたり。
752 :
難波 零:2005/06/11(土) 00:22:25 ID:h2hWh1Uq
>>750 「!?」
目の前に現れたメイド服の瑞葉と名乗る女性に丁寧な挨拶をされ、
自らも主人によって与えられた名を名乗ろうと思うが声は発せられない。
それもラボで研究者たちに受けた処置によるもの。
「…………」
仕方なく礼だけして、瑞葉に微笑みかける。
753 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 00:25:46 ID:xR4/ilVH
>>752 笑みを浮かべながらも応答の帰ってこない様子から、ハタと察する。
(この方、言葉が……?)
かつての冬果と同じなのかと思うが、あまり気の毒そうにするのも良くないかと考え直し、
あくまで自分の微笑みは崩さずにおく。
「あの、もしよろしければ、お近づきの印にお茶でもご一緒しません?」
すぐ近くの休憩室を手で指し示して誘う。
>>751 「由佳です。みかささん。 ボクのことは由佳って呼んで欲しいって
前から言っているじゃないですかぁ」
ズイッと顔を寄せてむむむ…と難しい顔でみかさを見て言う。
「はいはいっ、 これとこれですか? よっとっ!」
抱え上げると少し苦笑しながら
「みかささんって結構力持ちなんですね…女性なのにすごいや」
みかさの言葉にそういえばみかさの力自慢の話を思い出しながら
少し首を振り
「でも…、ボクだってそうそうは負けませんからね」
ニコッと微笑むとそそくさと運び出して
「ここに置いておきますねー?」
荷物を下ろしてみかさにブンブンと手を振る。
755 :
難波 零:2005/06/11(土) 00:32:35 ID:h2hWh1Uq
>>753 >お近づきの印にお茶でもご一緒しません?
その誘いの言葉にドクンと心音が一度高鳴る。
(誘ワレテイル?)
女性からの誘いを断ってはならないという、心の底に刻み込まれた命令。
それが少年の股間を僅かに反応させる。
それはまだズボンの上からでは判断のつかないほどのこと。
「………」
仕組まれた反応なのか、それとも純粋にお茶の誘いを受けたからなのか。
自分でも理解できないままに首を縦に振り、瑞葉とともに休憩室に向かう。
「っと、そうだった。……由佳ちゃん、ね」
うっかりしていたのか、ついつい丁寧に呼んでいたらしい。
元気良く仕事をしている彼女を見て、
「なんか、思い出すなぁ……」
この屋敷に来た頃の自分を思い出してみたり。
「そう言えば由佳ちゃん」
ゆっくりとカートを運んで彼女に追いつくと、さりげなく聞いてみる。
「もう御主人様には、しっかりご挨拶したの?」
757 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 00:36:08 ID:xR4/ilVH
>>755 素直に一緒に来てくれた少年を見て、内心ホッとする。
(怖がられてたりはしないみたいですわね)
「ハーブティーでいいですかしら?」
テキパキと用意をすすめると、ティーカップを少年の前へ置いて問う。
「クッキーかチョコレートは?」
あまり警戒心を抱くような相手ではないせいか、必要以上に顔を近づけて
覗き込むような体勢になっている。
>>756 「はいっ、由佳です。」
思わず笑みが零れ落ちて少年のような風貌に
少女の可憐さを思い起こさせるものになる。
「ご主人様…」
首傾げながら(おそらく)頭一つ高いみかさの顔を見上げて
不思議そうにしながら
次の瞬間、少しバツの悪そうな顔に変わり
「えっ…と、まだです…。やっぱり、しないと、ダメ・・・・・・」
上目遣いになりみかさの顔を窺うように見るが
「……ですよね。 えっと、 もしお暇を頂いたらいきます」
はあ…と溜息。 正直ここに来ても可能な限り男性との会話、接触は避けてきたが
今回はどうやら無理らしいと分かると腹を決めて
「みかささん、その…ご主人さまってお優しい方なんですか?」
759 :
難波 零:2005/06/11(土) 00:46:56 ID:h2hWh1Uq
>>757 席に座ると、すぐに目の前にハーブティーのカップが置かれる。
瑞葉に対して微笑みで感謝を示し、カップを口に運ぶ。
喉から鼻孔に広がるハーブの香り。
それ自体は素晴らしいものなのかもしれないが、花の香り同様に心が動かされることはなく。
「!?」
カップから目線を上げると、瑞葉の顔が接近していたことに気づく。
ハーブの香りではなく、今度は瑞葉の僅かな匂いが鼻孔を擽る。
紛れも無い女性の香り。
「!!」
再び心臓が高鳴る。
誘われる、女の匂い、女の顔の急接近、二人きり…。
意志とは別に、脳がそれらの条件を元に少年の体を支配する。
(奉仕セヨ…)
カップを置くと、身を乗り出して瑞葉の唇を奪う。
(ダメ…ダ…)
やがて理性は薄れ、目の前の女性に奉仕することだけしか考えられなくなる。
760 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 00:50:37 ID:xR4/ilVH
>>759 「!?」
柔らかい微笑みを浮かべていた少年に唇を奪われ、驚いて目を見開く。
「ーーーっ、ん、んん……」
(なんで、こんな……ダメ、ですわ、こんなに……うまい、なんて……っ!)
少年の舌で口腔内をかき回され、身体の力が抜けていく。
「……っ! あの、あなた……」
ようやく唇が離れると、上気した顔で恨めしげにその顔を見る。
「いけませんわ、こんな風な、悪戯は……もしも、本気になったりしたら……」
少年にもたれかかったままで、繰言を言う。
761 :
難波 零:2005/06/11(土) 00:56:53 ID:h2hWh1Uq
>>760 「………!?」
瑞葉の口内を蹂躙した後、瑞葉は顔を赤らめて抗議をしてくる。
(誘イ受ケ…?)
暴走した本能はそう判断を下し、瑞葉に先程同様の微笑みを見せる。
「………?」
それを確かめるかのように瑞葉の体を抱き支えながら、胸へと手を伸ばし、
メイド服の上から膨らみを揉んで、瑞葉の反応を確認する。
>>758 >えっ…と、まだです…。やっぱり、しないと、ダメ・・・・・・
「あらら、まだなのか……」
うーん、と考え込むような顔をしてから、彼女の問いに答える。
(まあ、御主人様も最近お屋敷にいない日が多かったし、執事様も不在がちだったし……仕方ないか)
「とりあえず、今日は御主人様が帰ってきてるから……もし呼び鈴でも鳴ったら行ってみるといいんじゃないかな?」
荷物の搬入をしながら彼女と喋り、その倉庫に鍵をかけてからまた口を開く。
「基本的には優しくていい人だと思うよ。 ……多分」
途中から主人の本性?を思い出してやや言葉尻が自信なさげになるが、話の続きをしようとした時──
噂をすれば何とやらという事なのか、丁度主人の部屋の呼び鈴が鳴る。
「せっかくだから行ってみない? 私、部屋の外で待機しててあげるから」
そう言うと、少し戸惑った様子の彼女を連れて、主人の部屋の前まで移動する。
「御主人様、みかさです。えっと、新しく入った子を連れてきたので、御主人様にご挨拶させますね」
主人の部屋の上品な造りの扉をノックし、主人に確認を取ってから由佳に目を向け「入っていいよ」と目で合図をする。
763 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 01:02:40 ID:xR4/ilVH
>>761 先程と変わらぬ笑みを見せつつも、強引に責めてくる少年に、徐々に逆らえなくなっていく。
「あん……っ、ん、ご、御奉仕……すれば、いいんですの……?」
胸をまさぐる手を止めさせて、エプロンを肩から外すと
上半身を肌蹴てブラジャーも取り去り、白い膨らみを露にする。
「ん……こんな風なので、いいですかしら?」
少年の頭を抱え込むと、胸元に抱き寄せて頬に膨らみを押し付け、擦らせる。
その刺激に、だんだんと頂点の蕾が尖っていく。
「はあ……んっ」
>>762 みかさの助言を聞きながら少しだけ肩をリラックスさせながら
少し胸を撫で下ろすようにして
「じゃあ、 お優しい方なんですね?
ならよかったぁ…ボクの想像だと…」
顔を両手でムニッと挟んでヘンな顔をして
「こういふ、人っへほうほうへした(こういう人って想像でした)
……から、みかささんの話訊いたら少し安心出来た、 かな」
体育座りをして両手の指先をクニクニと弄びながらみかさをみて
クスリと微笑み。
「……多分?…あ、呼び鈴。」
>「せっかくだから行ってみない? 私、部屋の外で待機しててあげるから」
「えっ?…や、 ボクそのまだ心の準備が……」
そんなことを言ってる間にみかさは背中を押して部屋の前まで連れて来る。
「うう…………。」
みかさの目配せでようやく覚悟を決めたのか扉の前に立ち
「えっと…浅木…由佳です。 失礼します、ご主人さま」
といい入っていく
765 :
難波 零:2005/06/11(土) 01:11:12 ID:h2hWh1Uq
>ご、御奉仕……すれば、いいんですの……?
「!!」
その言葉に本能が反応し、愛撫の手が止まってしまう。
本来は自分が女性に奉仕する立場であるのに、
ここの屋敷のメイドたちは、逆に自分に奉仕しようとする。
「………!?」
体が固まっている間に、瑞葉は上半身が露になっており、
こちらが反応する前に、その胸の膨らみの顔を抱き寄せられてしまう。
「…………」
女性の汗の甘い匂いがして、停滞した本能が再び目を覚ます。
(奉仕…スル…)
眼前にあった瑞葉の胸の突起を唇で挟んで吸い上げ、そして甘噛みする。
その間に手は瑞葉のスカートの中に侵入し、ショーツをゆっくりと降ろして行く。
766 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 01:14:58 ID:xR4/ilVH
>>765 「ひ……ぁん、んっ、ああ……ダメ……です、わっ!」
お遣い先でも幾度となく弄られて、また敏感さを増した部分を
巧みに刺激され、快感を掘り起こされて、言葉で拒みながらも
少年の指や唇、歯の動きに合わせて身体を動かしてしまう。
「ん、く……ぅっ、そこ……そこ、気持ち……いい……っ」
いつしか少年にしがみつくようにして、ただ喘いでは荒い息をつくだけになっている。
ここ数日の海外周りを終えて、自室で一息ついている。
今回は由依を従えて行ったわけではないので、久しぶりにメイドを……と思っていたのだが。
「新人か……。そう言えば帰ってくるなりそんな事を聞いたな」
ぽつりと呟いた後、由佳を迎え入れる。
>えっと…浅木…由佳です。 失礼します、ご主人さま
「うむ、浅木由佳……だな? 話は聞いているぞ」
この館の主人らしく、いつも以上に悠然と椅子に座って彼女を見る。
「私がこの屋敷の主人だ。志保やみかさから君の話は聞いているぞ。なかなかの働き者らしいじゃないか」
彼女の身体を上から下までじっくりと眺めてから、まずは彼女を褒める。
そうして椅子から立つと、手近な棚から一着のメイド服を出した。
「丁度サイズの合う制服がなかったと聞いてな。執事の一人がわざわざ急いで手回しをして、数着作らせたそうだ」
そのうちの一着であると思われるそれを彼女に渡し、微笑む。
「多分サイズも合っているだろうし、似合うだろうな。……さ、ここで着替えてみるといい、遠慮することはないから」
さらりと由佳にそう言うと、部屋の中にある高そうなソファに腰掛ける。
768 :
難波 零:2005/06/11(土) 01:20:42 ID:h2hWh1Uq
>>766 「…………」
瑞葉の喘ぎ声を聞き、安心させるための笑顔を浮かべる。
それもまた女性に奉仕するために仕組まれた反応…。
瑞葉の秘処を指先に触れ、そこが愛液に濡れていることを確認する。
「………?」
愛液に濡れた一差し指を瑞葉の前に晒して、不思議そうな表情で
まるで「これは何?」と尋ねるているような反応を見せる。
769 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 01:24:44 ID:xR4/ilVH
>>768 淫らな粘液の付着した指を見せ付けられ、真っ赤になってうつむく。
「い、意地悪、ですわ……っ」
だが、少年の意図が、自分を弄ることにあるのだと勝手に了解し、すぐに奉仕に移る。
「は……ぁむっ、んんっ」
指についた愛液を舌で舐めとると、自分からショーツを膝まで下ろす。
「なさるのでしたら……早く……はやくっ」
秘所を指で開いてみせると、本来してはならない、はしたないおねだりまでする。
「もう……おかしくなりそうですわ……っ!」
770 :
難波 零:2005/06/11(土) 01:31:16 ID:h2hWh1Uq
>>769 「…?」
愛液に塗れた指をなめる瑞葉を驚きの表情で見る。
(ドウシテ…?)
これも奉仕していることになるのか。
それとも自分が奉仕されているのか。判断がつかない。
>「なさるのでしたら……早く……はやくっ」
その反応に満足そうに微笑むとファスナーを降ろし、アルビノ特有の色素を持たない白いペニスが現れる。
「…………」
ソファに腰を落とすと、天井に向かって自己主張する若いペニスの上に瑞葉の手を引いて誘う。
そしてその上に跨がらせて、一気に奥まで繋がってしまう。
若く固い憤りを瑞葉の膣内で暴れさせ、奉仕のために腰を奮う。
>>767 「は、はい…では失礼します。」
中に入るとご主人さまと言われる人がいて少し気圧されながらも
一歩踏み出し礼儀良く一礼して
「はい、ボ…わた…」
少しどうしようかと迷いながら
「……ボクが浅木由佳です、どうぞ宜しく御願いいたします、ご主人さま」
>「私がこの屋敷の主人だ。志保やみかさから君の話は聞いているぞ。なかなかの働き者らしいじゃないか」
目線を気にしながら少し身体を横にして隠すようにしながら
「い、いえ、ボクにはそれぐらいしか出来ませんから当然だと…
お褒めの言葉は勿体無いです。」
そういう風に謙遜しながら照れあり眼鏡をくいっと持ち上げたりしながら
>「多分サイズも合っているだろうし、似合うだろうな。……さ、ここで着替えてみるといい、遠慮することはないから」
「え?……こ、ここでっ?」
顔が一瞬で真っ赤になり俯く
「……で、出来ません…ボ、ボク、その…どうか、お許しを…ご主人さま」
異性に肌を晒すなんてこと生まれたかたしたことの無い為か
思わず出来ないといってしまい
でも鋭い眼光を見ると仕方なく上着をスル…と脱いでいき
ズボンを脱ぎ捨てると下着と胸を抑えるサラシのみなる。
顔を真っ赤にして耐えるように顔を伏せ身体を両手で隠す
772 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 01:35:25 ID:xR4/ilVH
>>770 「……っ!?」
これから自分を存分に犯すものとは思えないそれの美しさに陶然となる。
が、手を引かれて騎乗位の体勢をとらされ、一息に下から貫かれると、
すぐに悦楽の淵へと引き戻される。
「あ、あああ……んっ! すご……すごい、ですわっ!
おっきくて……硬くて……激し……すぎて……っ!!」
少年の下腹部に手をつくと、突き上げるペースに合わせて
自分も腰を前後左右に揺すりたてる。
「ここでだ。さ、早く脱いでしまいなさい、人が来る前にな」
扉の向こうで念のため待機しているみかさには気づいているが、あえて周りには完全に誰もいないと思わせる発言をする。
そうして観念して脱ぎ始めた彼女を見て、舐めるような視線を彼女に向けた。
「ほう……」
存外に、なかなか良いではないか。
そんな印象を持ちつつ、下着姿になった彼女をじっと見つめた。
「恥ずかしがることはない。肌も綺麗だぞ、由佳」
柔らかい表情でそう告げ、次にまた命じる。
「さ、次はそれを着るんだ。それをして君は、正式に我が屋敷のメイドとなるのだ」
彼女に渡した正統派のメイド服。それを着るように促し、腕を組んで由佳の行動を待つ。
774 :
難波 零:2005/06/11(土) 01:43:39 ID:h2hWh1Uq
「!?」
下から瑞葉を突き上げていて、あることに気づく。
上で腰を合わせるように前後に動く瑞葉の腰使い。
それは女性自身が自らの快楽を貪るためのものではなく、男により深い快楽を与えるものだと。
「…………っ」
突然、不安感に襲われてしまう。
(奉仕…サレテイル!?)
表情から余裕のようなものは消え、素の絶頂を前にした不安げな少年のものに変わる。
「っ……っ……っ!?」
そこで理性を取り戻す。
瑞葉に奉仕をしなくてはならないという強迫観念は消えうせ、
ただ自分が置かれた状況に戸惑い、快楽の瞬間を恐れながらも腰が止まらない。
「うっ…、うぅっ、ううっ!!」
泣き出しそうな顔で瑞葉に何かを訴えかけながら、止まらない腰を賢明に突き上げる。
775 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 01:50:00 ID:xR4/ilVH
>>774 「あっ、んっ、んん……は、あっ?」
自分でも快楽を貪りながら、的確に少年のそれへと快感を流し込んでいく。
しかし、ふと目を明けると、少年は今にも泣き出しそうな顔を見せているのに気付く。
「あなた……?」
そっとその頬を撫でると、悦楽に浸りきった淫らな笑みを浮かべて言う。
「大丈夫……一緒に気持ちよくなりましょう? ね?」
少しだけ焦らすように、腰の動きを緩める。その代わり、ゆっくりと大きく、抜き差しが繰り返される。
「私も今……とても気持ちいい……ですわ。だから……あなたも……あんっ!!」
肉幹から迸る樹液を搾り取ろうと、熱く潤った秘肉は淫らに蠢いて絶頂へと誘う。
>>773 >「ほう……」
その言葉に赤い顔は更に赤さを増して
上目遣いでご主人を見上げて
「そ、その……ご主人さま…あまり、見ないでください
ボク…恥ずかしいです」
キュッとサラシを押し返す胸を抱きしめるようにしながら
懇願するようにご主人さまを見上げ
「ん…あ、ありがとうございます、 ご主人さまにお褒め頂くなんて
ボク嬉しい、です」
けして本心からではないが今はご主人さまの機嫌を損ねるのが怖いから
強張っているが微笑みを見せて
>「さ、次はそれを着るんだ。それをして君は、正式に我が屋敷のメイドとなるのだ」
「はい…では…」
顔を伏せつつ服を受け取りメイド服に袖を通す
スカートを穿くと少し新鮮な気がして心が弾んだ。
喜びからかご主人さまの前でクルリッと回転して
優雅にスカートの裾を持ち上げて礼をする
その仕草は上流階級の淑女のように
「ご主人さまっ。 この様な素敵な服を頂けて由佳は感激しています
ありがとうございました」
顔を上げると花のように微笑む
777 :
難波 零:2005/06/11(土) 01:59:51 ID:h2hWh1Uq
「………!!」
瑞葉に頬を撫でられ、思わずそこに涙が零れる。
女性の優しさ、温もりが素直に感じられる。
瑞葉を抱いているのではなく、抱かれているのだと認識する。
「う……うぅっ…!!」
ゆっくりとした瑞葉の腰使いを、目視で確かめる。
粘液を介して瑞葉の中を出入りするペニスに興奮を覚える。
自分は確かに、瑞葉に包まれているのだと理解する。
「うっ!!」
瑞葉の膣が奥にあるものを絞り出そうと締め付けて来る。
それに応えるかのように思い切り腰を打ち付け、瑞葉の奥で…。
「ううぅっ!!!」
ねじ込むように腰を突き上げて腰を密着させ、瑞葉の最奥で射精をする。
パイプカット処理による精子を含まない、ただ量が多いだけの精液が瑞葉の中に流れ込む。
>>776 「ふむ…………」
メイド服に身を包み、丁寧に礼をした由佳。
「なかなか心得ているじゃないか。いや、見事だ。良く似合っているな」
見違えるほどの姿になった彼女を見て、素直に思ったまま褒める。
(あいつが新人に執事の服を着せるのはもっての他だと騒いだからとっとと用意したが……これはこれは)
そんな事を思いつつ、彼女の側に立って。
「明日からは正式にメイドとして君を扱おう。皆に負けぬよう頑張るといい」
彼女の頭に手をやり、そして──
「ま、これは"最初の"契約といったところか」
彼女の額にキスをする。
「……さ、今日は疲れたろう。下がって休むといい。明日は早いぞ?」
自分は早起きするわけでは無いので夜更かしも平気なのだが、彼女の事を考えてか、今夜はここで止める事にしたらしい。
779 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 02:05:20 ID:xR4/ilVH
>>777 「やっ、ああああっ! ダメっ、壊れ、そう……ですっ!!」
キツく締めつける秘肉にねじ込まれる肉棒の感触に悲鳴を上げながらも
しっかりとそれを受け入れ、爆発を待ち受ける。
やがて一際大きくそれが膨らんだかと思うと、大量の精液が体内に吐き出されていく。
「あ……あ……すごい……こんな……こんなに……っ、熱いの、すごい、いっぱい……」
ぶるっと身体を震わせると、一度だけ大きく身体を跳ねさせて達する。
「なんで……こんなに……まだ、出て……っ」
絶頂から引き戻された後も続く射精に、また気が遠くなりそうな被虐の悦びを覚える。
「うれしい……ですわ……」
>>778 ようやく自分がこのお屋敷の住人なれたのを
考えると少し嬉しくなりつつもご主人さまの前での
粗相は出来ぬと自制して
「いえ、馬子にも衣装と申します。 これはご主人さまの
用意なされた服が良かっただけです」
微笑みつつもスカートの両端を持ったまま
背面を見るようにフリフリと動かしながら
>「明日からは正式にメイドとして君を扱おう。皆に負けぬよう頑張るといい」
コクンと頷くと手を取られて一瞬身を硬くするが
額へのキスで……血が再沸騰した。
「は、はい……ご、ご主人さま。お休みなさい…で、でででは…」
カチンコチンになった身体を動かしてなんとか外まで出て行って
みかさをキッと見上げて
「緊張しましたよー!みかささん!」
飛びつき抱きつくと言葉早くに詳細を話し出したのだった…。
781 :
難波 零:2005/06/11(土) 02:14:42 ID:h2hWh1Uq
>>779 「うぅ……」
射精をしながら、それが瑞葉に促されたのだとしても罪悪感が込み上げる。
奉仕という指名を果たせず、逆に瑞葉に奉仕されてしまったと思い込む。
「………?」
しかし、瑞葉の恍惚とした表情、そして声を見聞きして戸惑う。
>「うれしい……ですわ……」
「!?」
女性に奉仕するための人形でしかない自分が、逆に瑞葉に奉仕され、
そして優しく語りかけられ、先にイかされたにも関わらず瑞葉は嬉しそうに呟く。
「…………」
瑞葉の中に入ったままのペニスが、再度震える。
不思議な感情が沸き起こり、理性を保ったままで、しばらく瑞葉を抱き締め続けた。
782 :
萩野 瑞葉:2005/06/11(土) 02:21:40 ID:xR4/ilVH
>>781 躾けられた身体が躾けられたように動いて、躾けられたように言葉をつむぐ。
そんな自分に対して自涜的な悦びを覚えながら、犯された後の余韻を楽しむ。
「もしもまた欲しくなったら、仰ってくださいませね……」
少年の素性など露知らず、そんなことを囁くと、やがて身体を離して
慣れた様子で身繕いをすると、その場を去っていく。
>>780 「ふむ……あの反応からすると……。これは次が楽しみだな」
申し分のない新人が入ってきたことに、色々な意味でほくそえむ。
そうしてソファに腰掛けてから。
「しかし私は私でなかなか収まらんな、これは。
どうする由依? 明日は私は休みだ。早く彼女にメイド服を調達するよう動いたのもお前だし、今夜の由佳の分はお前が朝まで付き合うか?
──それとも、由佳を送った後もまだそこにいるみかさ、お前に相手してもらおうか?
いや、二人同時というのも……なかなかいいな」
隣の部屋で待機していた由依と、扉の向こうに侍っていたみかさ。
二人に声をかけると、これからの事を思ってにやりと笑うのだった。
784 :
難波 零:2005/06/11(土) 02:57:50 ID:h2hWh1Uq
>>782 >「もしもまた欲しくなったら、仰ってくださいませね……」
惚けたまま何も出来ないままに後処理をされて、そして瑞葉は立ち去って行った。
残されたのは体に残る気持ち良いけだるさと、部屋を漂う行為の残り香だけ。
「………」
瑞葉が去り行く前に残した言葉を思い出すと、それだけでペニスは再び力を取り戻す。
恐る恐るそれを握り、瑞葉の膣に包まれている感じを思い出しながら手で摩擦する。
「う…うぅ……うぅっ…」
罪悪感に嘖まれながら、しばらく一人で手淫に耽っていた。
書庫で小説本を開いたまま、うとうと居眠りをしている。
私室で日記を書いている。
「……と、後は書いておくことありますかしら……?」
ペンの後部を唇にあてて、少し考えこむ。
開いた本の上に覆い被さるようにして熟睡してしまっている。
「すー…。すー…」
790 :
萩野 瑞葉:2005/06/12(日) 21:48:53 ID:hgsgQKEg
考え込んだ末に、他のお屋敷に出向いていたときのことを書き連ねていく。
791 :
倉敷 りく:2005/06/12(日) 21:50:07 ID:aVE183e8
「あ…れ?ここは何処?」
ようやく屋敷での生活に慣れてきたと思っていたのだが。頼まれたものを探して、屋敷内を歩き回っているうちにりくは、迷子になってしまった。
「…人気が無いし…。」
いっそうの事、大きな声を出して叫ぼうかとも思ったが、粗相はしたくないと思い直し、他の方法は無いかとうずくまって考え出した。
792 :
倉敷 りく:2005/06/12(日) 22:02:04 ID:aVE183e8
厨房で洗い物をしていたが、子守帯で背中に抱かれた息子が愚図り始める。
「もう、最近はすぐこれなんだから……」
雅志の拘束を解いて背中から降ろしてやり、洗い物を他の同僚に任せた。
そうして2本の足でしっかりと立って散歩をする彼に付き合う。
「はいはい、どこに行くの? あ、そっちはダメー」
時々、雅志が歩を進める方向を修正してやりながら。
内線でどこからかの電話を受ける。
「はい」
「わかりました。適当でいいんですか?じゃ、すぐに持って行きます」
電話を切ると、冷蔵庫の果物を適当にカットしてシロップと共に地下室に持って行こうとする。
が、途中に携帯が鳴り、出るとさっきの内線と同じく主人からの電話。
「もしもし? …はい、多分いると思いますけど。
御主人様、また何か企んで―― あ、切れた…ったく何なんだよ」
ポケットにしまうと瑞葉の私室のドアをノックする。
>>790 「ごめん、ちょっと用事があるんだけど。いいですか」
部屋から出るよう手招きし、『用事があるので2人で地下室に行きなさい』との主人の言葉を伝言して
一緒に行って貰うよう頼んでみる。
「…って言うんだけど。どうする?断ろうか」
795 :
萩野 瑞葉:2005/06/12(日) 22:12:34 ID:hgsgQKEg
少し手が疲れたのでペンを置いて大きく伸びをする。
「ん……っ」
796 :
倉敷 りく:2005/06/12(日) 22:13:03 ID:aVE183e8
「はぁ…。うまく行かないなぁ。」
天井を見上げながらぼんやりと呟く。
立ち上がる気力も無いのか、スカートが汚れるのも構わずに、壁に背中を預け、座り込む。
♪
798 :
萩野 瑞葉:2005/06/12(日) 22:17:03 ID:hgsgQKEg
>>794 「瀬名さま?」
こんな風に顔をあわせるのも久しぶりなので、嬉しそうに微笑んで近づいていく。
>『用事があるので2人で地下室に行きなさい』
「地下室、ですの?」
少し不安そうな顔になるが、
「いえ、おじ様のご命令を断ったりしたらいけませんわ。
……瀬名さまと一緒ですもの。怖くなんかありません」
そっと一瞬だけ腕を組むと、すぐに離れる。
「さ、行きましょう?
799 :
里村 志保:2005/06/12(日) 22:29:25 ID:lY3+d/f9
「歩くの上手になってきたね、えらいよー雅志」
しばらくして雅志の動きが急に速くなり、怪訝そうにその後を追う。
廊下の角を曲がると彼は、隅で蹲っているメイドを見つけて彼女に抱きつこうとしていた。
「あっ、すみません! こらっ、雅志離れなさい」
とりあえず謝罪しながら、そのメイドの顔を確認する。
するとそれは、履歴書の明るい顔とは打って変わって疲労感漂う表情のりくだった。
>>796 「ど、どうしました!? 気分でも…」
雅志をりくから引き剥がしつつ、彼女に訊いてみる。
800 :
倉敷 りく:2005/06/12(日) 22:41:30 ID:aVE183e8
>799
「あ、すみません!こらっ、雅志離れなさい」
軽い衝撃を感じて顔を上げれば、そこには無邪気に笑う赤ちゃんの姿があって。一瞬驚く。
>「ど、どうしました!? 気分でも?」
「えぁ?」
女性の言葉に反応して視線をずらすと、そこにはメイド長の里村さんがいた。
「あの、えっと、気分が悪い訳では無くて、その……迷子になってしまって…」
苦笑いしながら慌てて立ち上がる。
>>798 >そっと一瞬だけ腕を組むと、すぐに離れる。
瑞葉が離すのと同時に、慌ててぱっと自分の腕を離してほのかに距離を空ける。
「ちょ…ちょっと離れて。うん、それぐらい」
溜息をひとつついて歩き始める。
「誰が見てるかわからないし、屋敷の中であまりそういうのは……」
泣き出したり怒ったりしないように瑞葉の顔色を伺いながら、そんな事を呟きつつ地下室へ。
「…で。こっちにはやっぱりいないと」
地下室のドアを開けて入り、呼び出した主人がいないのでまた溜息をつく。
(どうしたらいいんだろう…)
何をしたらいいかもわからず、持ってきた物をテーブルの上に置いたりしていると
背後で誰かが来る気配がするので振り返る。
『やれやれ暗いな。簡単な明かりぐらい、すぐに点けなさい』
暗くて最初はわからなかったが、声を聞いてよくよく見ると主人の姿だったので、驚く。
「! ……ご、御主人様? 何なんですか、そんな物持って」
デジカメを持った主人が自分達の前に来ると思わず眉を寄せて不審そうな顔をする。
802 :
萩野 瑞葉:2005/06/12(日) 22:47:13 ID:hgsgQKEg
>>801 絶妙な距離を保ちながら、黙って瀬名についていく。
地下室に入ると、薄暗い中でさすがに不安げにあたりを見回している。
>『やれやれ暗いな。簡単な明かりぐらい、すぐに点けなさい』
「えっ……お、おじ様?」
まさか地下室に来ているとは思っていなかったので
驚き焦って、二人の顔を見比べる。
803 :
里村 志保:2005/06/12(日) 22:51:50 ID:lY3+d/f9
>>800 「迷子ですか… それまた、どうして迷子になったんですか?」
もし仕事中に迷子になってしまったのであれば一大事である。
粗相としてお仕置きされる理由を作ってしまい、主人や執事長にあんなことやこんなことをされるのだ。
屋敷に来てまだ間もないりくがそれに耐えられるのかどうか不安である。
また、粗相をこれ以上大きくしないためにも、
今現在彼女がしてしまった粗相のフォローをしたかった。
>>802 現れた主人に色々と尋ねると、『まずは2人で好きにやりなさい、私には遠慮せずに。さ』
などと言い自分は近くのソファに腰掛けてしまう。デジカメは持ったまま、自分達を撮影。
とりあえず逆らうこともできないので、言われるままに瑞葉の手を取る。
「…わかりました、好きにしたらいいんですか」
録画されている状態の中で、瑞葉の背中を壁に軽く押し付けて唇を奪う。
「ちゅっ…」
軽いキスを何度かしながら腰を抱き、空いた手をスカートの中に忍ばせる。
805 :
倉敷 りく:2005/06/12(日) 23:01:38 ID:aVE183e8
>803
「実は…、シーツを持って来るようにと、頼まれたのですが…、場所を教えて貰ったにもかかわらず…迷ってしまったのです。」
簡潔に、なるべく分かりやすく里村さんに伝える。
屋敷の中で迷うと言う粗相をしてしまったので、何かあるのかと怯えながら里村さんの方を見る。
806 :
萩野 瑞葉:2005/06/12(日) 23:03:43 ID:hgsgQKEg
>>804 「す、好きに、って仰られましても……」
相変わらず二人の顔を見比べて戸惑う。
>わかりました、好きにしたらいいんですか
「せ、瀬名さまっ!? あっ……ん、んんーーっ!! ん、ん……っ!」
唇をふさがれ、さらにスカートの中までまさぐられて、咄嗟に抵抗する。
「いけませんわっ……おじ様が見てらっしゃいますし……それに、カメラまで……」
涙ぐんだ瞳で瀬名を見上げ、首を横に振る。
「おじ様も、どうかお止めくださいっ」
807 :
里村 志保:2005/06/12(日) 23:10:55 ID:lY3+d/f9
>>805 「なるほど、わかりました〜 とりあえず今は私がシーツを運んでおきますね。
すぐに戻ってくるので、雅志の面倒をお願いしてもいいですか?
確かりくさんって保育士の資格があるとか。履歴書に書いてあったの、読みましたよ」
何の問題もなく息子を任せられる彼女の経歴に安心して、笑顔をみせる。
「では、雅志をお願いしますね〜」
なんだか身軽になったのを感じ、メイド服を初心に帰ったように翻して駆けてゆく。
>>806 「(でも命令だから、仕方ないよ。大人しくしてたらすぐに開放してくれるかも…)」
こそこそと瑞葉に耳打ちし、手を引っ込めず早くも手探りでショーツを下ろす。
そうは言いながらもこの状況をどこか有効利用しようとしているのか、
主人が見ている前で秘裂の愛撫を始める。
「ん…」
瑞葉の唇をまた塞ぎ、わざと水音をさせるような感じで指を動かす。
『瑞葉、私の事は気にしなくていいからもっと積極的にな。お前は日頃もっと頑張れる子だろう』
主人が横から声をかけてカメラ越しに瑞葉を煽る。
『奴に愛を囁くのでもいいし、勿論モノを一生懸命しゃぶるのでもいいぞ』
809 :
倉敷 りく:2005/06/12(日) 23:19:09 ID:aVE183e8
>807
「あっ、ありがとうございます!」
思いがけない里村さんの言葉に、嬉しさと申し訳なさを感じる。
「はい、お預かりします!」優しく笑いながら雅志くんを腕の中に渡され、軽やかに走って行く里村さんの後ろ姿を見送った。
「さ〜、雅志くん、お母さんが戻って来るまでお姉さんと一緒に遊ぼうね!」
向かい合うように抱っこして語りかける。
810 :
萩野 瑞葉:2005/06/12(日) 23:20:29 ID:hgsgQKEg
>>808 >大人しくしてたらすぐに開放してくれるかも
>もっと積極的にな。
二人の言葉を聴いて、観念したように瀬名の愛撫に身をゆだねる。
「あ……んっ、んんんっ、はぁ……っ、あ……」
瀬名の股間へと手を伸ばすと、ズボンの上から幾度かそこを擦ってねだる。
「瀬名さま……これ、脱いで下さいますか? 御奉仕、したいんです」
811 :
里村 雅志:2005/06/12(日) 23:30:32 ID:lY3+d/f9
母が遠くに行ってしまうのを見て、不安になって再び愚図り出す。
しかしりくが笑顔で『遊ぼう!』と言ってきてくれたので、すぐに機嫌を直した。
「あそぶー」
りくの胸に抱かれたせいで、彼女の柔らかさが直に伝わってくる。
その心地よさに眠気を誘発されそうになりながらも、無邪気に手を伸ばす。
「おかしー ぷいん、ぷいん」
どうやら『プリン』と言いたいらしい。
>>810 >これ、脱いで下さいますか?
「え…わ、わかった」
瑞葉の愛液でわずかに濡れている指をズボンで拭うと、ジッパーを下ろして自分で逸物を出す。
跪かせた彼女の目の前に先端を突きつけつつ、軽く根元あたりを手でしごいたりする。
「……っん…」
だがしばらく触れていなかったのもあり、咥えて貰えるまでが待てなかったのか若干強引に口内に突き入れ
深く咥え込ませて頭をゆっくり揺さぶり始める。
「はぁっ…はぁ…」
息を段々と荒くしつつ、繰り返し瑞葉の口に逸物を突き入れる。
『よしよし、いい調子だな。頑張れ』
主人はまだソファから動かない様子。
813 :
萩野 瑞葉:2005/06/12(日) 23:36:35 ID:hgsgQKEg
>>812 久しぶりに目にする瀬名の逸物に、胸の奥が疼くような感覚を覚えるが、
その思いを行動に移す前に、瀬名の方から強引にそれを押し込んでくる。
「ん、んんぅーーっ!? ん、ふぅ……ん、んん……」
それでもなんとか呼吸を整えて、幹に舌を絡め、指を睾丸に這わせながらも
瀬名のなすがままに頭を揺さぶられる。
「ふぅんっ、ちゅぷ、んぅっ、ふ……んんっ!」
さらに自分で胸元のボタンを緩めると、下着を露にして、瀬名の太腿付近に胸を押し付ける。
814 :
倉敷 りく:2005/06/12(日) 23:41:12 ID:aVE183e8
>811
>「あそぶー」
ニコッと笑った雅志くんを見ながら何をしようか考えながら、膝で揺すってみる。
ところが。
「!?…んんっ…」
「おかしー ぷいん、ぷいん」
雅志くんは嬉しそうに胸を揉んできて。豊かな胸を揉むのが気持ち良いのか、ちいちゃなぷくっとした手を伸ばし、触り心地を確かめるようにもむ。
>>813 太股に当たる胸の感触のせいで、すぐ達してしまいそうになるが我慢。
必死に堪えて口腔奉仕を受ける。
「う…んっ…。はぁ…。瑞葉、上手だよ」
掠れ気味な声で言い、瑞葉の頭を優しく撫でて褒めてから
一度逸物を達する前に彼女の口から引き抜く。
「でも…どうせなら、中に出す方が……。いい…」
立ち上がらせて耳元で囁き、主人が見ている事も徐々に忘れて抱き締める。
そして体を抱いたまま手探りで、近くのテーブルに乗せていたシロップを手に取り
メイド服を肌蹴させた瑞葉の胸に塗りたくってから子供のように乳房に吸い付く。
「…ちゅ…。ちゅ…」
そうしていると、突如撮影していた主人がソファから立ち上がり、録画したままカメラを置いて
ニヤリと笑みを浮かべて近付いてくる。
『さて、そろそろ私も楽しませてもらうとするか。このまま見ているのも馬鹿らしい』
816 :
里村 雅志:2005/06/12(日) 23:53:00 ID:lY3+d/f9
>>814 「むー……」
しばらくりくの胸を揉んでいると、その感触に飽きたのか手を止めてしまう。
そして何か力んだ表情になりながら、彼女のエプロンやブラウスを力任せに引っ張って脱がそうとする。
一歳児の力にしては強い力だったが、所詮は幼児の力。
りくの服を脱がせるだけの力は無く、ただ服装を軽く乱しただけに終わる。
「…っ、…っ、うわあああん」
自分の力が足りないこと、自分のやり方では服を脱がせることができないことを悟り、
どうにもならずに泣き喚き始める。
817 :
萩野 瑞葉:2005/06/12(日) 23:56:03 ID:hgsgQKEg
>>815 >どうせなら、中に出す方が……。いい…
「ふぁっ、んっ……でも……」
チラリと主人の方を見るが、抱きしめられた瀬名の身体に
半ば無意識のうちにしがみつくと、状況判断は鈍り始め、そのまま身を任せてしまう。
「はい……して、下さいませ……あっ、あ、あ……んっ、ひあっ、は……んんぅっ」
胸にシロップを塗りたくられる、そのぬめった感触に激しい反応を示し、
そこにしゃぶりつかれると、ギュッと瀬名の頭を抱きしめて、乳房をその頬に押し付ける。
行為に夢中で、主人が近づいてくるのにも気付かない。
818 :
倉敷 りく:2005/06/13(月) 00:03:01 ID:aVE183e8
>816
「んっ…ふぅ…」
初めての感覚に戸惑いながらも、雅志くんの手が離れた事に安堵する。
しかし、間もなく雅志くんが服を脱がそうとするのに驚き、
「なっ、雅志くん!?」
突然泣き出した雅志くんをゆっくり揺らしながらあやす。
「あ、そだ。」
ポケットのを中を探ってハンカチを取り出し、簡単な人形を作り雅志くんに渡す。
「…これで落ち着くかな…?」
>>817 「瑞葉…っ」
激しい調子で乳房を吸ったり先端を舐めたりしていると、主人がすぐ傍まで来て瑞葉に口付けた。
口にフルーツを咥えたのを口移しするようにして、彼女に食べさせている。
「!」
それを見て若干苛立つが今は何も抵抗できない。
我慢して、自分は先端を口に含んだまま、乳房と下半身を再び手で攻める。
「…ぅん。んっ…ちゅぱっ、ちゅっ」
指で秘裂と淫核を同時に弄り、主人の攻めも加えてかなり激しく彼女を攻め立てる。
『…ん…む。どうだ瑞葉…久々に2人同時に可愛がられるのは、いいものだろう?』
唇を離すと今度は主人が彼女の体を床に四つん這いにさせ、その口に自分の逸物を咥えさせる。
『今度は私が相手だ。しっかり頼むよ』
瀬名の前には尻を突き出させた状態で、逸物をしゃぶらせ始める。
>>819 「んふぅっ!?」
強引に唇を割り、口腔内にフルーツと主人の舌が入り込んでくる。
「あっ、あっ、あっ、あんっ! んふぁっ、ああぁぁぁーーーっ!」
二人の手で身体を弄ばれる、その不思議な感触に、いつもより激しい反応を示す。
>久々に2人同時に可愛がられるのは、いいものだろう?
「あ……んっ、瀬名さま……おじ様……」
目の前に突きつけられた主人の逸物を、先程まで瀬名のモノを咥えていた唇で同じように包み込む。
「ふぁ……んっ、ちゅぱっ、んっ、んんーーっ」
時折瀬名の方を振り返って、物欲しげに腰を蠢かせたりもする。
821 :
里村 雅志:2005/06/13(月) 00:15:51 ID:I2Kay+cZ
>>818 「?」
りくが作った人形を受け取ってそれに見入るが、それも好奇心が満たされるまでの短い間。
ハンカチ製の人形を大きく振り回す。観察するのに飽きたのだ。
あまりの振り回しっぷりに、ハンカチは人の形ではなく正方形に戻ってしまう。
そう、せっかくりくに作ってもらったハンカチの人形を、ただのハンカチにしてしまったのだ。
「おかし! ぷいんぷいんー!」
怒ったように喚き散らすも、所詮は幼児なので怖くはなかった。
手は再びりくの胸元を肌蹴させようとするが、結果は先ほどと同じ。
満足のいかない出来事に対して、とうとう地団駄を踏んでしまう。
「ぷーいーんー!!」
822 :
倉敷 りく:2005/06/13(月) 00:24:41 ID:9saNKw1K
>821
「あ〜…、雅志くん…」
振り回され、正方形に戻ってしまったハンカチを見やり、溜め息をつく。
「ぷーいーんー!!」
いよいよ強情になってきた雅志くんに諦め、
「まだ幼いから仕方ないか…」
そっと上から三つまでのボタンを外す。
「…いくら相手が幼いと言っても…やっぱり恥ずかしい…」
>>820 瑞葉が腰を蠢かせているのに気付き、主人が手で彼女の秘裂を広げて見せ付ける。
『ほら、ここをこんなにしてまでお前を欲しがっているぞ。可愛い奴だな』
そう言うと逸物をしゃぶらせるのを止めることもなく、むしろ激しく腰を打ちつけている。
されるがままの瑞葉を見て、自分も負けじと逸物を彼女の中へ埋めようとする。
「…っ、俺だって、御主人様に負けないくらい可愛がってやれます……」
ぐっと逸物を完全に埋めてしまうと、背後から瑞葉を突く。
「んっ、うっ…。…はぁ…っ」
主人よりも荒っぽい感じで、若さに任せて腰をぶつけていく。
『ああ…本当にこっちに関しては技術も上達したものだ。子爵に見せたい位だよ…。
私と瀬名のモノは美味しいかね?ん?…今夜は上下両方に、たっぷりと出してやろうな』
主人は主人で瑞葉に淫らな言葉を言わせようとしているのか
静かな口調で言葉責めを続けている。
824 :
里村 雅志:2005/06/13(月) 00:37:12 ID:I2Kay+cZ
>>822 りくが自分でブラウスのボタンを外したのを見て、今までの怒りが嘘だったかのように機嫌が元に戻る。
笑顔で抱っこをせがんで彼女に抱っこをしてもらうと、早速ブラウスの中に手を潜り込ませた。
「きゃっ♪ きゃっ♪」
乳房を直に触って、何度も何度も両手で揉むことを繰り返す。
伝わってくる温かみと、弾力が楽しくてしょうがないのだ。
825 :
萩野 瑞葉:2005/06/13(月) 00:38:24 ID:e5KX01YK
>>823 「んぐっ、ふぁ……あぅっ、瀬名、さま……あ、あああっ!?」
対抗心を燃やした瀬名の、さらに荒々しい攻めに、悲鳴に近い嬌声をあげる。
「ひっ、あっ、あんっ……く、ぅんんっ!」
与えられる苦痛は徐々に悦楽へと変わり、それに耐えるためか
主人の逸物を細くしなやかな指でギュッと握り締める。
>子爵に見せたい位だよ…。 私と瀬名のモノは美味しいかね?
「お、お父様には……お許し、ください……何でも……なんでも、します、から……っ」
ふるふると首を横に振って、また逸物に舌を這わせる。
>今夜は上下両方に、たっぷりと出してやろうな
「……はい……ください……お二人の、精液……」
二人を交互に見比べて、膣と唇とで肉棒を締め付ける。
「ん、ちゅぽ……っ、いっぱい……くださいませ」
826 :
倉敷 りく:2005/06/13(月) 00:46:40 ID:9saNKw1K
>824
「ふぅ。機嫌が直ってよかった…」
上機嫌な雅志くんをだっこしていたが…
「…なぁ…っ、はぁっ…んっ…ちょ、雅志くん!?」
ブラウスの中に手を入れ、直に揉んでくる雅志くんの動きを止めようと、制止の声を上げようとするも、ゾクゾクとする感覚に邪魔され、声を上げられずに、ずるずるとへたりこむ。
「すとっ…ぷっ…」
力無く発された言葉は、誰の耳にも届かない。
>>825 主人に張り合って、がんがん腰をぶつけていく。
途中手を瑞葉の胸に回して揉んだりしつつ、上から覆い被さって突き入れたり。
「…あぁっ…すごい、いつもより中が……、気持ちいいよ…」
うわ言のように呟きながら絶頂に向けて動きを速める。
感情が昂ぶり、メイド服をずり上げて背中まで露にし、背中に舌を這わせたりもする。
主人にちらりと目線をやると、瑞葉の顔を自分の股間に押し付けて深く咥えさせ、
先ほどの自分のように強制的に頭を揺さぶっている。
『唇もなかなかのものだぞ。んんっ、さあ……しっかり受け取りなさい』
そうして主人に翻弄される瑞葉の姿を見て、自分もとうとう我慢できなくなり
「……っ!!」
奥まで突き入れて達し、白濁を注ぎ込む。
「はぁ……はぁ…」
しばらく止まらない射精の最中、目の前の主人も遅れて達し瑞葉の口内に白濁を放出し始めた。
828 :
里村 雅志:2005/06/13(月) 01:00:18 ID:I2Kay+cZ
>>826 乳房をひたすら揉んで遊ぶのに飽きると、今度はりくのブラウスに自分の頭を突っ込む。
「ん…、はむっ……」
本能的に乳房の先端を探し当て、りくの胸元で一番敏感な場所を吸う。
数ヶ月前まで母の母乳を飲んでいたように、力強く。
「ん、んぐ… ちゅっ… ちゅっ…… ??」
しかし吸い続けていると、りくからは母乳が出ないことがわかる。
何故彼女から母乳が出ないのかは、まだ幼いので理解することができない。
自分のお乳を吸う力が弱いのだろうかと思って、さらにりくの胸を吸う力を強くする。
829 :
萩野 瑞葉:2005/06/13(月) 01:05:04 ID:e5KX01YK
>>827 二人の思い思いのペースに合わせて、まるで物のように身体を揺さぶられる。
「ひああっ、あっ、瀬名さまぁっ、背中……せなか、ダメぇっ、ん、んぐっ」
手ひどく扱われることに興奮を覚え、いつしか自分でも激しく
頭や腰を動かして、淫らな音を立てながら上下の器官で逸物をしゃぶり尽くす。
「ん、んんっ! んーーーーっ!」
やがて瀬名が、そしてやや遅れて主人が、自分の身体の中で精を放ったのを感じ取る。
「ん……ぷぁっ、ぁん……お二人の……いっぱい……」
二つの肉棒を自分から引き抜くと、その場に腰を落ち着けて放出されたものを指で拭う。
秘唇を指で開き、流れ出す瀬名の白濁をすくっては口に運び、
一方で顔にかかった主人のそれを、指で糸を引かせて弄ぶ。
「御主人様……お清め、させて下さいませ……」
どちらのことを呼んだのか、しばらくすると、うっとりした顔で二人の逸物を手に取り、
交互に口に含んで再びしゃぶり始める。
ただしそれは、言葉とは裏腹に、後始末というよりも、更なる快感を求めての舌使いのようでもあった。
830 :
倉敷 りく:2005/06/13(月) 01:14:13 ID:9saNKw1K
>828
「くっ…んっ…んんっ…」
誰かがいないかと、辺りの様子を耳で確かめながら、雅志くんの持っていたハンカチを口に含み、声を押し殺す。
散々胸を弄られ、思考回路も半分飛びかけていたところへ、強い衝撃が全身を駆け巡った。
「いっ…んあぁぁぁっ…」
口に含んでいたハンカチが落ちる。
「…あっ、やっ、ダメっ…んぁっ…」
1度も弄られる事の無かった胸の一番敏感な先端を口に含まれ、立て続けに甘い声を上げる。
始めは痛いという感覚しかなかったが、いつしか快感を覚えていた。
>>829 >交互に口に含んで再びしゃぶり始める。
「…く…っ。やばい、そんな事したらまた…」
主人は嬉しそうに瑞葉の頭を撫でたりしていたが、自分はそれどころではなく
すぐに硬さを取り戻してしまった逸物をどうしようかと慌てる。だが、
『何を強引に抑えようとしているんだ、またもう一度瑞葉に鎮めてもらえばいい。なあ?』
瑞葉に顔を近づけて口付け、そう呟く主人。
(このまま2人だけで残せないし……。…ああもう、どうなっても知らないよ)
仕方がないので欲望に身を任せ、瑞葉を自分の上に乗せて再び秘所に突き入れる。
「…んっ…。ほら、今度は貴方がこっちにどうぞ」
強がって、瑞葉の尻に手を添えながら菊穴への挿入を促したり。
結局瑞葉はまた2人がかりでもうしばらく弄ばれる事になるのだった。
瀬名の挑発に乗り、瑞葉の菊穴を犯しながらカメラの様子をチラっと見る。
「…うむ、まだ録れるようだな。事が済んだら編集して、子爵宛にでも送りつけてやろうか…。
奴がどんな反応をするかが非常に面白そうだ」
瑞葉に聞こえないようにそう独り言を呟いた。
833 :
里村 雅志:2005/06/13(月) 01:23:14 ID:I2Kay+cZ
「ん〜っ、んー!」
吸えども吸えども、一向に母乳は出てこない。
激しく吸ったせいで軽い酸欠状態に陥り、顔が赤くなっていた。
そして、とうとう疲れてりくの乳房で遊ぶことを止める。
「……」
襲ってくる睡魔のせいで表情の変化が乏しくなり、瞼が下がる。
わけもわからず手を伸ばし、這ってゆく先はりくのスカートの中。
彼女の秘所の上に頭を置くと、そのまま動かなくなってしまう。
834 :
萩野 瑞葉:2005/06/13(月) 01:29:39 ID:e5KX01YK
>>831-832 「んっ……あぁぁーーっ!!」
まだ熱く潤い、ぬめって蠢いている秘所に再び愛しい人のモノを飲み込んで、嬉しそうに喘ぐ。
>ほら、今度は貴方がこっちにどうぞ
尻を犯されるのだ、と思うと禁忌に逆に心が躍る。
「御主人様……」
ポツリと呟き、自分の手で菊門を開いてみせる。
「二本もいただけるなんて、瑞葉は幸せですわ……」
淫靡な笑みを浮かべると、二度目の挿入を受け容れる。
「ん、く、んん、んぅうううっ! ……あぁっ、すごい……私の中、御主人様で……
本当にいっぱいですの……ん、ちゅっ」
二人に突き上げられ、揺さぶられながら、自分でも更なる悦びを求めて肢体を淫らに躍らせる。
そして唇を交互に塞ぎながら二人の手を乳房や結合部へと誘い、快感の淵へと堕ちていった。
835 :
倉敷 りく:2005/06/13(月) 01:39:10 ID:9saNKw1K
>833
「ああっ、ひぁっ、んぁっ…」
雅志くんがりくの胸を吸う度にりくの体が小さく跳ね、軽く達したのが分かる。
「やぁ…も…」
終らないと思えたそれは、あっけなく、予告も無しに終わった。
「ん…はぁっ、はぁっ…あ…れ?」
雅志くんの顔をのぞきこめば、今にも寝ちゃいそうな顔をしていて。
抱き直そうと手を伸ばすと、その手をすり抜け、スカートの中へ潜り込む。
「のぁっ!ちょ、ちょっと…まっ……」
いい終わらないうちに雅志くんはスカートの中に潜り込んだまま、スースーと寝息を立て始めた。
「はぁっ、はぁっ…」
力の抜けたまま、ぼんやりと考える。
「……、赤ちゃんにこんな事されるとは……。」
836 :
里村 雅志:2005/06/13(月) 01:48:22 ID:I2Kay+cZ
(ふぅ、りくさんちゃんと面倒見れてるかな…)
ひと仕事を終えて一息つきながら、りくのいた廊下まで戻ってくる。
手には一冊の小冊子が握られていた。
>>835 「お待たせしました〜 ん、あ、あれっ? ま、雅志はどこに行ったんですか!?」
辺りを見回してみても息子の姿はどこにも見当たらない。
少し取り乱しながらも、りくのスカートの違和感に気付く。
(もしや……)
「り、りくさん、うちの息子、もしかしてその中……?」
837 :
倉敷 りく:2005/06/13(月) 01:59:45 ID:9saNKw1K
>836
目の前の人影に気付き顔を上げる。
「あ…、待ってました〜…」
幾分か落ち着いたようで里村さんの顔を見る。
「雅志くん…、中ですよ…」
困った顔をしている里村さんに苦笑いしながらスカートの裾を少し捲り上げ、起こさないように注意しながら雅志くんを抱き上げる。
「はい、どうぞ。」
慎重に里村さんに雅志くんを渡し、その場を立とうとするが、立ち上がれずに、しゃがみ込んだまま、里村さんの持っている冊子に目を止めた。
838 :
里村 雅志:2005/06/13(月) 02:09:37 ID:I2Kay+cZ
>>837 「うわ、本当に……」
雅志が寝息を立てている場所に半ば呆れ、こちらも同じく苦笑いする。
「すみません、きっとご迷惑掛けたでしょう」
渡された息子の身体をしっかりと抱き上げ、その確かな重みに安堵した。
「そうそう、これ… もしよかったら使って下さいな」
持っていた小冊子をりくに渡す。
「…うちの屋敷のことが書かれたパンフレットみたいなものです。
簡単な屋敷の見取り図も載っているので、これさえあればもう迷わないと思います」
そうして最後に、「お仕事、頑張って下さいね」と言ってその場を後にする。
839 :
里村 志保:2005/06/13(月) 02:12:12 ID:I2Kay+cZ
※
840 :
倉敷 りく:2005/06/13(月) 02:19:27 ID:9saNKw1K
>838
「いえ、そんなことありませんよ。無邪気に遊んでいましたよ。」
申し訳なさそうに言われた声に、慌てて手を振る。
「あっ、ありがとうございます!」
手渡された冊子を受け取り、パラパラ中を見て、里村さんの心遣いに嬉しくなる。
「本当にありがとうございました。」
深々と頭を下げ、去って行く背中を見送る。
「はぁ〜。あれがメイドのあるべき姿って感じ…。よし、里村さんのようになれる為に頑張ろっ」
小さく呟き、冊子を大事そうに抱えその場を後にした。
841 :
倉敷 りく:2005/06/13(月) 02:22:14 ID:9saNKw1K
「これとこれ、だよな…」
自室の机に向かっている。
そこには付箋紙が何枚も貼られた数冊の本と、いくつかの怪しげなアンプル。
ビニール袋に入った危なげな雰囲気を醸し出す白い粉末が置かれていた。
「先に窓を開けておいたほうがいいか?」
かったるそうに学校の宿題をしている。
時折携帯のディスプレイをちらちらと眺めていたりして集中力はない。
湯船に浸かっていると、雅志が楽しそうに手足をバタバタさせて水滴を周囲に飛び散らせる。
それを微笑ましく見守っているが、やがて息子の様子がおかしいことに気付く。
「……ん、どうしたの? はっ!? まさか…」
お風呂の中で気持ち良さそうに震えている幼児の意味に、青ざめる。
休憩室でソファーに埋もれ、「○○ウォーカー」を見ている。
「……!これ、すごくおいしそう……!」
とある店の抹茶パフェの記事を見つけ、目を輝かせる。
しかし、食べに行こうというのではなく、雄児か瀬名に作ってもらえないだろうかと
考えてしまっていたり。
机の上に本や薬品を並べ、昨夜の実験の続きをしている。
「さて、始めるか……」
換気のために窓を開けようとするが、網戸をセットする前に数匹の虫の侵入を許してしまう。
「…ちっ」
身体の大きな蚊は普通に叩き潰せそうだったが、素早い小さな虫は無理臭い。
「殺虫剤でも持ってくるか――って、そういやこの屋敷の殺虫剤はどこにあるんだっけな」
部屋を飛び回る虫どもを憎らしげに見詰めながら、内線電話の受話器を取り、ボタンを押した。
知らぬ間に鼻歌などを歌い足をぶらぶらさせながらくつろいでいたが、
内線の音を聞いて反射的に立ち上がる。
「はい、奏です。…百舌鳥さん?殺虫剤ですね、分かりました。」
”殺虫剤”の名前を聞いて眉間に皺が寄るが、声のトーンは変えずに乗り切る。
休憩室を出、物置にある殺虫剤をひとつ掴むと、百舌鳥のいる部屋へ早歩きで向かう。
「百舌鳥さん、持って来ました。」
軽くノックだけして、扉をわずかに開けると、中の様子を覗う。
「…虫、いるんですか?」
隙間から目だけきょろきょろさせ、百舌鳥に殺虫剤を手渡す。
「ああ、わざわざ有難う。…そう、いるんだよ虫が」
半ば疲れた様子で語り、殺虫剤のスプレー缶を包装しているビニールを破く。
しかしそうしている間に今度は、奏が開けたドアの隙間からも虫が入ってくる。
「…っ! とりあえず中に入ってくれ。ドアを閉めないと」
奏の手を掴んで一気に部屋の中へ引き寄せ、ドアを閉めた。
「……よし」
煩わしい羽音を立てる虫どもを殺虫剤で一掃し、ようやく机に向かう。
ビーカーの中の液体に白い粉を入れ、ガラス棒で念入りに掻き混ぜてやる。
「そうだ、わざわざ殺虫剤を持ってきてくれたんだ。お礼をしなきゃな。
そこの段ボール箱あるだろ、その中を漁ってみな。お菓子の箱みたいなやつがあるから。
それあげるよ。饅頭に雫様の顔が焼印されてるから、きっと驚くと思うぜ」
「えー!私も入るんですか!?」
虫がいると分かっている部屋に入るのはいささか勇気が必要だったが、まだ覚悟が出来ないうちに
百舌鳥に部屋に引き込まれてしまう。
後は任せたというように目を瞑って耳を押さえ、しゃがみこむ。
全てが終わったのをその場の空気から読み取ると、ようやく目を開け、立ち上がる。
改めて周りを見渡すとビーカーなどの実験に使うような器具達が目に飛び込んでくる。
「百舌鳥さん、それ、何やってるんですか?」
執事にはそんな仕事もあるのかと驚く。
>そこの段ボール箱あるだろ、その中を漁ってみな。
饅頭を見つけ、驚きと嬉しいのをどちらを表現していいのか分からない表情になる。
「わぁ…雫様、お饅頭にもなってるなんて……すごい」
ソファに腰を落ち着かせ、饅頭に一口かぶりつきながら、百舌鳥を見上げる。
「そういえば百舌鳥さんって、雫様のお屋敷にいらっしゃったんでしたっけ。
私、雫様にはほんとかわいがってもらっちゃって……」
「そうそう、あの屋敷。奏ちゃんの話はときどき耳にしてたよ。
聞きもしないのに雫様がよく語り始めてね、またかよ!と思いつつも黙って聞いてた」
また雫に盗聴されていたら困るかもしれないと思い、声のトーンを落とす。
「まぁ、雫様の話を遮って、機嫌を損ねたらそれはそれで一大事だからな。
よく女性不信になる執事やら、独り言をぶつぶつ呟く危ないメイドを目にしたよ」
言いながら作業に区切りをつけ、大きく屈伸をする。
「んー、できた。…あ、これ? この業界にいりゃそんな珍しいもんでもないと思うけど…
いわゆる媚薬。……本読んで俺が独自に作ってみたものだけど。
これが上手く売れてくれりゃ一攫千金を狙えるんだが、その前に実験しないとな」
無色透明・無臭のドロドロのゼリーをスプーンに取る。
「量はこれぐらい…か? 桜庭さん、もし俺が危なくなったら救急車でも呼んでくれや」
「え、雫様、そんなに私のこと話してたんですか…?」
ちょっと恥ずかしいかもと思い、急に熱くなった頬に手で風を送る。
そして、百舌鳥の話を聞き自分の前では見せない雫の姿を思い出し、
眉根をわずかに寄せ、目を細めて小さくうつむく。
>いわゆる媚薬。……本読んで俺が独自に作ってみたものだけど。〜
「媚薬!?しかも、売るんですか!?」
耳を疑い、思わずツッコミを入れてしまう。
彼がスプーンに取ったドロドロの物を眺めながら、難しい顔をしていたが。
「え、ちょっと待って。百舌鳥さんが、それを試食するんですか?あれ、試飲……?」
話が唐突だったからか、変なところで疑問を浮かべながら彼のスプーンを持つ手を止めようとする。
「そういうのの実験は、ほら、ネズミさんとか……」
>>855 「ネズミ? ああ〜 ネズミね。でも実験ってのは結局自分の身体でするもんだ。
ピロリ菌を発見した人だって、自分の身体でその存在を証明したんだ」
などと語りつつ、スプーンを口に運ぶ。
「……うっ、マズっ!」
あまりの苦さに、出来上がった媚薬を吐き出してしまおうかと思うが、
脳裏に妹の顔がちらついて先を急ごうとし、必死に嚥下してゆく。
「ん……っ!?」
少し経って、自分の身体を襲う熱い感覚に実験は成功したと考えるが――
視界が歪み、呼吸が苦しくなってくる。
そしてベッドに倒れたかと思うと、意識がテレビの電源を切ったかのようにプッツリと途絶えてしまう。
「……」
だがすぐに上体を起こし、戸惑っている奏を虚ろな目で見詰める。
「あの〜、どなたか…。あっ、翠さん翠さん。ここね、ハサミで切って貰えます?」
手首に貼った湿布の上に包帯をぐるぐる巻きにしている状態で、休憩室に入って来る。
なぜ包帯を巻いているか理由を聞かれ、苦笑い。
「えーと…恥ずかしいんですけど、実は突然腱鞘炎になっちゃいまして」
ついでに包帯を結んでもらいながら答える。
「利き腕だから出来るだけ安静にしなさいって言われたんですけど、最低限のお仕事はやっておかないとね。
御主人様に申し訳ないです」
包帯を巻いた腕をさすりながら言う。
>>856 結局スプーンの中身を飲み込んでしまった彼を、ソファーに腰掛けつつ心配そうに
眺めている。
が、しばらくして呼吸の苦しそうな様子に気付き、慌てて駆け寄る。
「百舌鳥さん、大丈夫ですか!?」
何か役に立ちそうなものはないかと必死に考えるが、焦れば焦るほど頭は回らない。
そうこうしているうちに、百舌鳥がベッドに倒れる。
「わ、私…、医務室に行ってとりあえず救急箱取ってきます!それとも救急車……」
言い始めた途端彼が上体を起こし、目を丸くしてしまう。
「え、大丈夫なんですか…?ちょっと、安静にしてたほうがいいのかもしれないですよ。」
彼の額と自分の額の熱を比べようと、手を伸ばす。
「んー…?」
「どうもありがとう。…ええ、今日はもうこのまま休みます〜。
色々忙しい時なのにごめんなさい。お先に失礼しますねー」
休憩室にいた志保にそう伝え、部屋を出て行く。
「……あーあ。早く腕、治るといいなぁ」
屋敷の人間に心配をかける事を何よりも嫌っているので、不服そうに自分の右腕を見つめながら
自室に戻っていくのだった。
>>858 「……、 ……!」
奏がこちらに近付いて伸ばしてきた手を掴み、そのまま彼女を抱き寄せて唇を奪う。
「ん…っ」
ただ頭で湧いた衝動に駆られるまま、奏をベッドに押し倒した。
誰を抱いているのかよくわからなかったが、メイドを抱いているということだけは感じつつ。
壊れ物を扱うような繊細な手つきで彼女の全身に指を這わせていき、
エプロンやブラウスなどの衣服を肌蹴させていく。
意識は朦朧としていても、そういう行為は身体に染み付いていたので的確にすることができた。
夢遊病者さながらの目つきで奏の首筋をそっと撫で、彼女の唇を人差し指でなぞる。
♪
>>861 「んっ…」
彼に口付けられてようやく、彼が飲んだのは媚薬だったことを思い出す。
彼の口に媚薬が残っていたからなのか、それともただ感度がよいだけなのか、
口付けだけで身体にスイッチが入る。
(端正な顔……)
頭の中はまだ少し冷静なまま、彼の顔を見つめる。
(これからこの人と、するんだ……)
そんなことを考えながらも、繊細な手の動きに、だんだん身体は熱を持っていく。
唇も感じるのか、人差し指でなぞられながら、とろんとした表情になっていく。
そして、ちろりと舌で彼の指を舐めてみた。
「媚薬、辛いんでしょう…?」
彼の首に腕を絡めて、耳元で囁く。
そして、左手を大きくなっているだろう彼の下半身へ伸ばしていき、そっと撫でる。
終わりがないと感じる浮遊感の中、ひとつの声が聞こえてくる。
「……、……!」
その声に大きく頷いて応えるも、下半身を撫でられて性欲がさらに加速する。
外界の出来事の変転に、それを認識するスピードがついていかないもどかしさを感じた。
自分を抑制することができずに、奏を欲望の赴くままに蹂躙しようとする。
彼女の残った衣服や下着を強引に破っていくも、運が良かったのかようやく意識を取り戻す。
爪の垢ほどの、ほんの僅かな理性だったが。
「す、すまない… たぶ、ん… まだ危ないだろうな… くそっ、量が多かったか……」
意識を失わないうちにやることがある。それを素早く行わなければならない。
ベルトを外し、他の手と口を使って、自分の手をベッドの柵に縛り付ける。
そして自分のネクタイをも外し、それを奏に投げつけた。
「これで、俺のもう片方の手も…… 縛るんだ。 …このままじゃ、また襲っちまう…」
今まで無言だった彼が言葉を発したことにより我に返る。
そのまま呆然と彼がその手をベッドに縛っていくのを眺めていると。
>「これで、俺のもう片方の手も…… 縛るんだ。 …このままじゃ、また襲っちまう…」
ネクタイを受け取り、素直にうなずき言われたとおりにしてしまう。
数秒迷った後にやっと現状が理解できてくる。
「もしかして……」
目の前には、少々衣服の乱れた百舌鳥がベッドに縛られており、そして、まだ熱の
冷めない自分の身体。
(嘘……。もしかしてこのまま?)
自分が積極的に動けば、ということが一瞬思い浮かぶか、そこまでするなんて無理と思う。
が、結局誘惑には勝てず、自分への言い訳のためなのか先程の媚薬をスプーンで
掬って、口の中へ。
彼よりも量は少なめにしたからか呼吸は苦しくならずにすみ、それでいて
意識は朦朧としてくる。
「百舌鳥さん、…その気にさせた、責任とってくださいね」
唇だけで微笑むと、彼の上になり、ズボンのジッパーを下ろしていく。
しばらく下着の上から刺激し、その下着が濡れてくるのを目で楽しむ。
「ふふ、直に触って欲しいですか?触って欲しくなったら、言ってくださいね、『お願い』って」
媚薬のせいでなのか、いつもよりかなり積極的で、少々威圧的である。
「お、おいっ!?」
奏が試薬を口にするところを見て、驚く。
止めようと思ったが腕を縛られているためにできそうもなかった。
「…くっ、ぅ、な、なんだって?」
自分の逸物が下着越しに刺激され、苦しげに呻く。
雫から聞いている奏、そして自分が実際見知った奏とは全然違う素振りに戸惑いながら。
(まるで雫様本人みたいじゃねーかよ。鬼畜さじゃ及ばないが……
けっ、だったら尚のこと『お願い』なんて言いたくねーな)
強がってはいるが、逸物の疼きはそう長くは耐えられそうにない。
まして媚薬がまだ効いているのだ。少しの刺激でも拷問のような焦らしとなる。
「……っ、ん、んなこと言えるか……」
自分に言い聞かせるようにして呟くが、身体の上に女性が乗っているというだけで理性が壊れる。
奏の声、体重、体臭、外見、髪型。そのどれもが性欲を加熱させた。
「わ、わかった… 言うよ、言えばいいんだろ……」
微妙に残る理性が生み出す恥ずかしさで、奏の顔をまともには見られない。
「お願い、します… 俺のそこを、触って抜いて下さい……」
ようやく彼が『お願い』を言ってくれたことにほっとし、笑みを浮かべる。
視線を逸らしながら言う姿を見て、何故か小さな満足感を得てしまう。
「ふふ、百舌鳥さんかわいい…」
クスクス笑いながら、彼の大きくなったモノを取り出し、ゆっくりとしごき始める。
普段の自分とのギャップを感じ、こんなことを、はじめての相手に積極的にやっている
と思うだけで自分の大事な部分が熱く溢れてくるのを感じる。
わずかな理性を見ないふりをして、自分の身体の向きを逆向きにする。
彼の上を両足で跨ぎ、彼の顔の部分にちょうど自分の部分が来るようにする。
彼の刺激を一旦休止し、自分のあそこへ手を伸ばすと、そこはもう溢れて
こぼれそうになっていた。
「ね…、百舌鳥さん。私も、触って欲しくなっちゃった……」
瞳を潤ませ、後ろを振り返りながら『お願い』する。
「お願い…」
そう言いながら、今度は彼のモノに舌を這わせていった。
「…!? んくっ……」
ようやく開始された逸物への直接的な刺激。
激しい快感に今すぐにでも達してしまいそうだったが、なんだか情けないので我慢する。
それよりも今は、眼前に晒された奏の秘所を味わってみたいという劣情に駆られた。
「ん、ちゃぷ… ちゅぷ…っ」
溢れた汁を舌で掬い上げ、秘裂を潤す愛液を舐め取ってやる。
小さな襞の一枚一枚まで丁寧に掃除してやり、陰核は軽く吸う。
もちろん、淫靡に水音を立ててやりながら。
(舐めても舐めてもきりがないな…)
止め処なく流れてくる愛液に少々呆れつつも、その卑猥さに逸物をより大きくさせる。
そして奏の責めに負けないよう、こちらも責めを強くしていく。
彼女の膣に指を二本挿入してやりつつ、秘豆を包皮の上から甘く噛んだ。
奥から外へ愛液を掻き出す指の動きを何度も繰り返し、快感の波を送る。
「んっ…んんっ……!」
彼から敏感な場所へ舌で刺激を与えられ、何度も腰が上がりそうになるが、何とか抑える。
与えられる刺激の量に負けないように、こちらも彼のモノを喉の奥まで銜え込む。
そのまま舌を震わせたり、頭を上下させたり、唇に力を入れたりして、彼が気持ちいいという
顔をしているかどうかたまに様子を覗う。
次第に腰が震えだし、このままもうすぐで達してしまいそうだと思う。
ちょうど同じくらいに彼のモノも限界まで膨れ上がっていて、今刺激するのを止めると、
図らずも焦らしてしまうことに。
再び向きを変え、彼と視線を交える。
彼のモノをあそこの部分にはさみ、その姿勢で彼を見上げた。
「私…、んっ…、ね、気持ちいい……?このままより……」
このままの姿勢を打ち破る何かを言って欲しい、と視線で催促する。
870 :
百舌鳥 洋介:2005/06/15(水) 01:09:46 ID:zHwwH/y7
「もちろん気持ちいいよ… それにこのままよりも……」
柔らかな感触の秘裂に挟まれた逸物を、気持ちよさに脈打たせる。
このままの格好でも、あと少しで達してしまうことは明らかだった。
事を早く進めようとするが、肝心の手が動かない。
だが腰は普通に動くということに気が付き、腰の位置や角度を変えて、
自分から奏の膣へと逸物を挿入してやる。
「こっちのほうがいいだろ、お互い」
騎乗位の体勢のまま腰を激しく、時折曲線を描かせながら上下させる。
奏の膣の天井――子宮口目掛けて、思考が崩れ落ちるまで逸物を突き上げた。
段差のある雁首で彼女の膣壁を擦ってやり、淫蕩に興じることの悦楽を執拗に教え込む。
何とか自分の奥まで入ったとき、そこから沸き起こる快感から、大きく息を吐き出す。
「はぁ…っ、気持ち、いい……っ」
彼の突き上げだけでなく、無意識のうちに自分も動いてしまう。
「あっ、んん……っ」
次第に力が入らなくなってきて、彼の肩辺りに手を付く。
もう自分で動く余裕がなくなってきて、彼の動きに翻弄されるだけ。
「んっ、んっ、んん……、やっ、イきそぉ……っ」
達するのが嫌ではないものの、もう少しこの快感を持続させたいと思ってしまう。
だが、波は確実にやってきて、背中を反らせると膣を思い切り締め付けて身体を
硬直させる。
繋がったまま、彼の上にゆっくりと倒れる。
大きく深呼吸しながら、次第に理性が戻ってくる。
「…どうしよう私……。こんなに、えっちになっちゃった……」
小さな声で呟き、百舌鳥のブラウスをきゅっと掴む。
872 :
百舌鳥 洋介:2005/06/15(水) 01:43:43 ID:zHwwH/y7
奏が淫らに身を捩らせる姿を見て、さらに欲情する。
ラストスパートと言わんばかりに腰を打ち付けていると、
そのうち奏が背中を大きく反らせて達したことを暗に伝えてくる。
しかしそれを見て満足するのも束の間、逸物が物凄い力で締め付けられた。
「…っ!?」
さすがにこれは耐え切れず、奏の胎内に白濁を放出してしまう。
長時間我慢していたために大量の子種が彼女に注がれ、
溢れたものが逸物と膣の結合部から流れ出てきた。
行為の後の脱力感に身を任せていると、奏が倒れこんできた。
腕が縛られているので抱きかかえてやれないな、などと思う。
だが実際に腕を動かしてみると、彼女を抱きかかえることができた。
どうやらベッドの激しい揺れで、緊縛の結び目が緩んでいたらしい。
「……薬のせいだ。桜庭さんがえっちなわけじゃない」
それだけ言って、今度は奏をベッドに寝かせる。
「そう、薬のせい。だからちゃんと薬の効果が終わるまでここにいよう。
えっちなまま外を出歩いたって、他の人に迷惑がかかるだけだからな」
奏の頭をゆっくりと優しく撫で、彼女との行為の終わりを名残惜しむキス――いや、
「……次は俺が上だ。さっき君が俺にしたこと、覚えてるよな?」
続きの始まりを合図するキスだった。
「ついに、梅雨らしい空になってきたな……」
どんよりとした雨雲を窓から眺めながら、ポツリと呟く。
※1/2
※2/2
今日の仕事を終えて食堂に来ていたりする由佳。
テーブルの上には大量の食べ物が所狭しと並べられている。
それを片っ端から箸で摘んでは口に運ぶと幸せそうな顔でうっとりとして
「……おいしい〜♪」
夢見心地のまま再び食事に手を付け出す
「これの火加減とか最高…ソースってなに使ってるんだろう?
あ、この具材、美味しくて、もうしにそ〜〜!」
ほんのり顔を上気させながら顔をふるふるっと振って感動を身体いっぱいに示す。
これらは全て由佳が平らげる一食分
おそらく人並みの3倍以上は有りそうな量を由佳は
細身の身体の何処に入るか不明だがそれを平らげてしまうのだ。
「なんか…いっぱい食べちゃった」
親指についたソースをぺロリと舐めて
満足そうにニコニコ笑うと両手をパチンと合わせ
浅くお辞儀して「ご馳走様♪」というと
立ち上がって腕をブンブン振り回す
「さて、 もう一仕事してこようかなぁっ!」
そういうとステップを踏むように走っていく。
誰も見ていないのを見計らってから、こっそり脱衣所の体重計に乗って
デジタル画面をじっと眺めている。
少しでも体重を軽く量るために下着姿になっているが
なかなか数値が出ない。ドキドキしながら画面を見る。
「むぅー……あ、でたっ。どれどれー…。 …ああぁぁー…」
予想外の数字にがっくり肩を落とす。
(今月いっぱいはお菓子控えなきゃ。うーん、クリアした後に何か御褒美でもあれば頑張れるのになあ)
メイド服を着込みながらそんな事を考える。
指定席になったお屋敷のベランダで煙草を吸っている。
「メイド服って裏地に刺繍とか入れたら怒られっかなぁ…」
今日もサボリながらロクでも無い事を考えていた。
>>889 「てゆーかー。裏地に入れるってどこに入れんの?ひょっとしてぇ、スカート!?
あっはっは、スカートめくったら『夜露死苦』『なめんなよ』とか書いてあんの超ウケるぅー」
隣で同じく喫煙しながら、大笑いして夕呼の背中を叩く。微妙に刺繍のネタが古い。
「ちっげーべ、メイドなら『滅私奉公』に決まってんじゃん。一応、マジで仕事してっから気合い入れないとね。
今サボってっけどー あははは」
どついてきたチエに振り向いて、案外大真面目に語ってみせる。
「アタシ結構ぉ主人好きだよ、たまに凄いムカつくけど…」
そう言って、ちょっと喋りすぎたかなという感じで煙草の煙を吐いて誤魔化す。
気を取り直して、書庫の最奥にある名簿庫を開け、住人名簿の整理を始める。
「ええと、今回もまた新しい住人の人を書き足さないといけなかったんだっけ。
『鈴木 太郎』『難波 零』『浅木 由佳』『倉敷 りく』…」
書類と名簿の自分が書き足した部分を照らし合わせながら確認中。
「4人でいいんだったかしら〜。削除する部分は無し…?
他の人にも確認してみましょ」
一旦鍵を閉めると、名簿を持って書庫を出る。
「♪〜」
紙にさらさらとペンを走らせている。
「何か変更等あったら、ご自由に書き換えて構いませんので〜」
浅木 由佳
ボーイッシュな姿のメイドで、両親の形見である刀を持っている。
先日、主人から直接メイド服を与えられた。
倉敷 りく
保育士の資格を持つ、短大新卒メイド。世話になった大学の教授に屋敷を紹介される。
雅志の面倒をときどき見ているようだ。
「ふぅ」
一息ついて手にしていた少女マンガの単行本を閉じる。
「漫画もたまに読むと面白いのよね…」
単行本をすぐそばに置き、伸びをしながら空を見上げた。
厨房の前で座り込み、お引っ越しでいらない食材が出てくるのを待っている。
粘った結果、ボーンステーキ用の骨付き肉を咥えさせて貰い、満足げに立ち去っていく。
>>893 「あっ、志保さん志保さーん。名簿の調整なんですけど…え、今丁度書いてたの?」
手にしていた名簿を志保に見せると、彼女が持っていた紙から詳細を書き写す。
「よかったー。じゃあメイド2人はこうですね。あとのお二人はどうしましょう。こんな感じかなぁ……」
しばし考え、名簿にさらさらっと鉛筆で書いてみる。
鈴木 太郎
屋敷に営業に来た年配のサラリーマン。
怪しげな健康食品などを取り扱う会社に勤務しているらしい。
難波 零
無口なアルビノの少年。
とある研究所で非検体として生活していたが、屋敷に送り込まれる。
「もちろんこれも間違ってたら、書き直し可能ということで〜」
にこっと微笑む。
897 :
柏葉 瀬名:2005/06/16(木) 23:37:12 ID:RQY77aZk
簡単にささっと厨房の掃除をしている。
>>896 「すみません、有難う御座います〜」
と言っている隙に雅志にペンを強奪され、床や壁のあちこちに落書きをされてしまう。
「……もうお引越しだし、大目に… 見ましょう!
いやでも… ここで怒らないと躾にならないし…」
変なところで迷っている。
899 :
柏葉 瀬名:2005/06/16(木) 23:58:09 ID:RQY77aZk
「Σスレ立てられないって出た」
何か上手く行かなかったのか、慌てているらしい。
「うーん。他の人に頼んでみようかな…」
901 :
倉敷 りく:2005/06/17(金) 00:03:23 ID:pEdTo2HZ
「あーあ。せっかくこのお屋敷の中を迷わず歩けるようになったのに、お引っ越しか…」
図書室で荷物を箱に詰めながら呟く。
>>898 「あっ!雅志くん!お母さん今忙しいから、お姉さんとこっちで遊ぼう?」
縫いぐるみを見せ、雅志の興味を引かせ、邪魔にならない所へ連れて行く。
902 :
椿 杏樹:2005/06/17(金) 00:09:27 ID:idn/ts95
お引っ越しの喧噪の中、セナが一匹でウロウロしているのを見つけて口に咥えて運ぶ。
「あーくそっ、急ぎの仕事って何だよこんな時に……」
突如として山と積み上げられた資料を前に、頭を抱える。
「誰の荷物だコレ…」
引越しの手伝いをしようと、手近にある荷物を持ってみたはいいものの。
かさかさかさ うぃんうぃんうぃん べちゃ
「………」
中から奇妙な音がする。
「はい! ……はい、有難う御座います」
業者から新館建設完了の電話を受ける。
907 :
椿 杏樹:2005/06/17(金) 00:16:09 ID:idn/ts95
「よいしょ、よいしょ」
久々にスコップでザクザクと埋めていく。熱中しすぎて頬が泥だらけ。
「……思っていたより人は少ないが……まあ、平日ならこのくらいか。
みんな、がんばるんだぞ」
と、ちょっと離れた所から温かい目で見守る主人。
当然、見守るだけ。
「ちょっと積みすぎたかな…」
籠台車に山ほど荷物を積み込み、押しても引いても動かなくなってしまう。
「しーらねっと…」
逃げるようにその場から離れて別の仕事をやりにいく。
910 :
若菜 チエ:2005/06/17(金) 00:19:08 ID:idn/ts95
休憩も終えたので杏樹に負けじと埋め立てようとする。
「おおっと!?なんか面白そうな事をやってんねえー。よーっし負けないぞー」
倉庫から特大のスコップを持ってダッシュで戻って来る。
「で、これ何?畑でも作るの?」
911 :
雅志:2005/06/17(金) 00:19:14 ID:/TZ0szYF
>>901 「あ〜っ!」
ペンを持ったまま、りくに誘導されていく。
「よっしょっと…」
荷物を取ろうと屈んだ瞬間、それ…首輪が軽く荷物とぶつかる。
なんとなく恥ずかしくて、煩わしい。
「うぅ…早くこの首輪はずして欲しいです…」
首輪をひっぱって、一人ごちる。
「ラストかっ?!」
さり気なく参加しているあたり、抜け目無い。
914 :
倉敷 りく:2005/06/17(金) 00:24:15 ID:pEdTo2HZ
>911
「これから新しいお屋敷に行くから、みんな忙しいの。お姉さんと邪魔にならないように遊んでようね」
雅志の手の中にあるペンにキャップをして、縫いぐるみを持たせてあやす。
915 :
椿 杏樹:
>>910 「埋め立てですよー。でもおいもを作ったりするのも、いいかもしれませんねえ」
にっこり笑ってチエにそんな事を言う。
そして頬の泥を拭おうと、手袋をした手を顔に近づけるが…
一匹の毛虫が手の甲に乗っている。
「……きゃあぁぁぁ!! 虫、虫やだぁぁっ」
慌てて手をぶんぶん振って虫を落とす。