色の無い世界で、僕は透き通り光り輝く巨人を破壊する。
天は崩れて色を取り戻す。
僕の日常に置いては、それは最早見慣れているファンタスティックな光景だ。
例え不可思議な世界へ足を踏み入れていたとしても、僕は今自分の意思で
この場に居る。与えられた力と役割とは言え、僕は全てを受け入れている。
拒否するばかりでは無い、受け入れる事で新たな物が見える。
その喜びを教えてくれたのは、僕にとってとても身近で敬愛出来る人だった。
ただ、その日。崩れたその場に見慣れぬ物体が残されていて。
地の上で蠢いている微かに光を放つ小さな軟質のそれに、
閉鎖空間の残滓を感じた僕は、協議すべき物件として機関へと持ち帰った。
僕には複数の顔がある。
まず涼宮さんも知っている北高内でのSOS団としての僕。
次に超能力者として機関に所属する僕。これも言わば発端は全て涼宮さんなのだから、
彼女が僕に与えた物は本当に大きいと言える。
最後に古泉一樹個人としての僕。
どんなに別の装いを演じていたとしても、元の人格を完全に隠すのは難しい。
幸いにして、涼宮さんの望む古泉一樹像と生来の僕自身には、そこまでの乖離は無く、
僕は自分を抑えつける事に決して、そこまでの負担を感じてはいなかった。
それでも勿論最初は躊躇いもあった。
だが、人は支えとなる物があれば意外と頑強になれるものだ。
涼宮さんには感謝をしていると言っても過言では無い。涼宮さんのお陰で、
真なる僕を求め、受け止め、導いてくれる人と出会う事が出来たのだから。
>>3 過去の出来事を思い返しながら、僕は黒塗りの車の後部座席で
手元へと視線を落とした。
僕が今手にしている小瓶に入った軟質生物は、協議の結果、
一時僕が預かる事となった。涼宮さんの力によって生まれたと考えられるそれは、
やはり涼宮さんの力を依り代とするのだろう。
機関に所属する普通の人間より僕のような者、
つまり超能力者の手の内にあるのを望む様子が見受けられたのだ。
ただ、今後何が起こるとも知れぬそれに対し、
僕個人で保管するには不慮の事態も危惧される。
なので、僕は今日宛がわれた自分のマンションには帰らずに、
信頼出来る人の家に泊まる事となった。
僕はこれまで限られた時間の中で、既に何度もその人の所へ行っている。
その人はとても頼りになって。心から尊敬している。
今の僕があるのは、全てその人の教えの賜物だった。
任務の一環であるとは解っていながらも、その人の下で一晩を過ごせる喜びに、
僕は胸の高鳴りを抑え切れなかった。
やがて車は止まり、音も無く扉を開き、僕へと手を差し伸べてくれる。
その態度はいつもとても優しく。何処までも丁重に扱ってくれる様に、
何度経験しても若干の嬉しさと気恥ずかしさを感じてしまう。
>>4 新川さんは僕を伴い駐車場からマンションのエントランスへと足を進めた。
普通の高校生と言う立場上、与えられている僕の住居とは違い、指紋照合、
網膜認証を経てやっと中へと入る事が出来るセキュリティ完備のマンションだ。
当然のように広く優雅なエントランスホール。
何処までも品の良い新川さんは、人によっては怖気づきそうなそのマンションの
佇まいに全く浮く事も無く、規則的な靴音を立てながら廊下を進み、
僕を部屋へと促してくれた。
「今日は疲れたことでしょう。これは私が見ておきますゆえ、古泉は早めに休んでは」
机に小瓶を置いた僕に、優しく微笑みながら新川さんが背後に回り、
上着を脱がせてくれる。既に夕食は済ませてきている。
勧められるままに浴室で汗を流してゆっくりと眠るのが、体を考えれば最良だろう。
しかし今日は僕にとっては久々の逢瀬でもあって。
「でも、折角新川さんの家に来たんですから……」
自らを恥じながらも僕は欲求に逆らえず、口にしてしまう。
憧れの人のプライベートな空間に足を踏み入れる事が出来るのは、
やはり嬉しく、そして期待してしまうのだ。
「古泉が余計に疲れてしまいますぞ?」
上目遣いに盗み見た新川さんは僅かに目を瞬いて、宥めるように僕の髪を撫でた。
「……だめ、ですか?」
必要以上に強請ってはいけないと知っているのに。
それでも僕は諦め切れなくて。
そんな僕に新川さんは目尻の皺を深めながら、仕方が無いですなと
苦笑交じりにそっと手を取り、甲に口付けを落としてくれた。
今回はここまで。
乙乙!
重複立ててごめん
スレ立て乙!
10スレ目か、めでたいな
前スレの書けそうな所から消化
>>割烹着着た古泉に耳掻きしてもらう
「ふぇ、これ……割烹着、ですか?」
朝比奈さんがきょとんとした顔で言う。俺も同感だ。
部室に来るなり、ハルヒの手から机の上に放り投げられたのが
この白い割烹着である。
と言うか、朝比奈さんちゃんとこれの名前知ってるんだな。
未来にも割烹着があるんだろうか。興味深い。
「ええ、そうよ! いつまでもメイド服だけじゃ芸が無いわ!」
言い切るハルヒの影でびくっと身を竦める朝比奈さん。ああ、今日も可愛らしい。
大丈夫ですよ、あなたならこの割烹着も華やかに艶やかに着こなすでしょうから。
「でね! 割烹着って言わば和風のメイドさんだって気付いたのよ!」
うんうん、そうだなハルヒ。じゃあ今日の朝比奈さんの衣装はこっちか。
まぁたまにはお前のチョイスも悪くないじゃあないか。
「だから、これ。古泉が着て!」
……待て。何故そうなる。
>>10 「……僕ですか?」
急に振られたからだろう。古泉が心底意外そうな顔で反応した。
その顔にはありありと疑問符が浮かんでいる。
「そうよ! 和と洋のコラボレーション! 良いと思わない?」
まぁコラボは解る。だがな、ハルヒ。
「あの、お言葉ですが涼宮さん。和風のメイドさん……ですよね?
それならば僕ではなく長門さんの方が似合うのでは」
珍しく古泉が進言する。俺も何度も頷く程に同感だ。いいぞもっと言え古泉。
朝比奈さんで最初想像していたが……割烹着長門も悪くないじゃないか。
「ちょぉっと甘いわねぇ、古泉くん。単なるコラボじゃないの!
この場合対比が重要なのよ! 対比! 有希だと同じ女の子じゃない!」
意味が解らんぞハルヒ。
「……なるほど。了解しました」
待て待て、何故あっさりと引き下がるんだ古泉。
お前もしかして割烹着に興味でもあったのか。
>>11 「別段興味はありません。ですが、今回の主題が
和と洋の対比であるのなら、着る者にもそれを求めるのでしょう。
つまり、片方が女性ならばもう片方に男性を、と。
涼宮さんはそう考えておられるのです」
誰得なんだそれは……。つーか何も古泉じゃなくてもだな……。
「では、あなたが着てみますか? 和風メイドさん」
普通に割烹着と言え。そして当然パスだ。
あー……長門の割烹着見てみたかったな……。
「あ、古泉くん、折角だからちゃんと中も和服着てみる?
みるくちゃんのだから丈足りないかもしれないけど」
「はは、それは流石に遠慮しておきます」
一瞬動きを止めつつも、そつなく受け答える古泉。
俺も古泉の足なんぞ見たくは無い。
「そーお? じゃあこのまま着てみて!
あたしたち出て行かなくても大丈夫よね?」
「ええ、お構いなく」
いつもの笑顔を張り付けたまま、古泉が割烹着に手を伸ばした。
制服の上からそのまま着て……。うん、地味だなお前。
「それはどうも」
>>12 「じゃあ次はみくるちゃん……って、まだ着替えてないじゃない!」
「ふぇ!? す、すみません直ぐ着替えますぅ!」
いや、そりゃ俺たちが居たら無理だろ。
って、待って下さい朝比奈さん! 今部屋から出ますから!
そんなこんなで俺と割烹着を来た古泉は
慌てて部室から出た訳だ。
中から朝比奈さんのか細いが聞こえてくる。
……いつもながら妄想が捗るぜ。
今回はここまで
埋めがてらのリスエストは引き続き募集中です
>>9-13 乙です!早速リクを叶えてくれてありがとうw
変に聞き分けのいい古泉可愛いよ!
スレ立ても投下も乙乙!
新古も割烹着古泉も乙ー
>>13 「……しかし、これは予想外でした」
戸を背にしつつ、古泉が真面目な顔で呟いた。
うむ、割烹着だな。
ハルヒは和風メイドなどと言ったが、本音を言ってしまえば
俺にはちょっとフリルのついた給食係にしか見えない。
制服の上に着ているからってのもありそうだが。
「では、配膳でもしましょうか」
何を配るってんだ。昼休みはとっくに過ぎ去ったぜ。
「冗談です」
ああ、そうかい。
そのまま無言を保つこと十数秒。古泉は考え込んでいるようだ。
そんなに嫌なら素直に嫌って言えば良かっただろうが。
幾らアイツでもお前には無理強いせんだろうよ。
「いえ、これくらいなら別に良いんですけどね」
相変わらず勿体ぶった物言いをする奴だ。
メイド業に懸念でもあるのか?
「まぁ朝比奈さんと違って、僕は今日始めたばかりの素人ですから」
ハルヒにどんな無茶振りをされるかと畏れているのだろうか。
しかし、部室でのメイド業に素人も玄人も無いと思うんだが。
せいぜいお茶汲むくらいだろうよ。
「はは、そうですか」
>>17 「入って良いわよー!」
「お待たせしましたぁ」
二人の声と共に戸を開ければ、いつもと同じ光景が広がっている。
違うのはそこの給食係くらいなもんだな。
「まぁ割烹着ですしね」
古泉が碌に抵抗を見せなかったのも、所詮は割烹着だからだろう。
これがもしガチで女装なメイド服だったら、
さすがの古泉も嫌がっただろうしな。……それはそれで面白そうだ。
「変な事は言わないで下さいね」
すかさず向かいの席から声が掛かる。
安心しろ、嫌がるお前は見てみたいが、お前の女装は見たくないぜ。
「はい、二人ともお茶ですぅ」
いつもながらの朝比奈さんが、いそいそと団員皆にお茶を配る。
「頂きます」
「有難うございます」
給食係の癖にお茶汲み係にはなれなかったな、古泉。
だが、メイドさんからお茶を貰う給食係に違和感を覚えたのは
俺だけでは無かったらしい。
「待ちなさい古泉くん!」
団長席から声が掛かった。
>>18 「古泉くんも何かやるべきよね!」
と団長がのたまったので、今日のSOS団の活動は
即席和風メイドさんの業務内容を考える運びとなった。
「和風のメイドさんらしい事……でしょうか?」
顎に手を添えて古泉が思案している。
ただのメイドだけでなく、和風ってのがネックだよな。
「和風和風……。和食なんか良いですよね。ヘルシーですし」
同様に朝比奈さんも考えておられる。
その少し逸れた発想具合も大変可愛らしい。
「……和食、ですか。しかし、この部室で作るには
少々荷が勝つように思いますね」
一体どのような和食を想定しているのか謎だが。
そもそもお前に和食なんて大層な物が作れるのか?
「……さて?」
俺の問いに古泉が肩を竦める。やる気ねぇなコイツ。
>>19 「有希はどう思う?」
ハルヒも良い案が浮かばなかったのか長門に尋ねた。
幾らハルヒとはいえ、相手が古泉となると
多少の遠慮があるのかもしれん。
「……どう、と言うと?」
「和風メイドさんな古泉くんに似合いそうな事?」
本から顔を上げた長門が動きを止める事数秒。
「和風と言えば……畳。膝枕で耳かきなども母親の嗜み」
待て長門、古泉は母親ではない。それに今回はメイドさんの話だ。
「良いわねそれ! 採用よ!」
「わぁ、楽しみですぅ」
ハルヒが即決し、朝比奈さんが同調する。
待って下さい朝比奈さん。それの何処が楽しみになるのか解りません。
膝枕をしようにもこの部屋のどこに畳があるのか
古泉の耳かきの餌食になるのは誰なのか。
「キョン! 有難く耳かきして貰いなさい!」
……どうせそんな事だろうと思ったぜ。
>>20 再度言うが、この部室に畳などは置いていない。
よって、お茶を取り上げられた古泉は、床に正座をする羽目となった。
「いつでもどうぞ」
耳かきを手に俺を見上げてそう言うが、奴の笑顔がいつもより固い。
「いや、俺も出来ればして欲しくないんだが」
「ですよね。僕ももし失敗して、あなたの鼓膜を
突き破ったらと思うと、始める前から気が重いです」
今凄く恐い事を言われた気がする。
「参考までに聞くが。古泉、耳かきの経験はあるか?」
「経験のある人間が、このような事を懸念すると思いますか?」
……聞くんじゃなかった。
オロオロと朝比奈さんが俺たちを見守っている。
ああ、どうせならあなたが耳かきをして下されば良いのに。
その柔らかそうなおみ足による膝枕の感触も、さぞかし素晴らしい事でしょう。
だが、どんなにそう願ったところで事態が変わる筈も無い。
諦めた俺は嘆息し、ハルヒへと向き直った。
「なぁ、ハルヒ。この役辞退して良いか? 古泉も困ってるぞ」
俺と古泉の困惑っぷりを察したのだろう。
ハルヒも少し迷っているようだった。
つーか迷うくらいなら、最初からそんな事させようとするなよ。
「……しょうがないわねぇ。他に良い案は無いのかしら」
ハルヒは腕を組んで再び悩み始めた。
俺はやっぱり普通に給食の配膳しか無いと思うぜ。
耳かきが未消化ですがここまで
前スレのお題に興味が湧いたので、保守支援がてら投下させて貰います。
お題募集主じゃないのに恐縮ですが、少しでも燃料になることを願いつつ。
「あの……」
「ん?何だ」
「そろそろ……駄目、でしょうか」
何だよその不満そうな目は。俺がイクのが遅いとでもいいたいのか?
「いえ、とんでもない。ただ、ずっとこの状況というのは、少々辛いものがありまして」
まあそうかもな。後ろ手に縛ってから、しばらく放置までしちまってたし。
「それもあるのですが……」
ああ、ずっと膝立ち状態で奉仕させてる事への苦情か?
こっちは椅子に座ってるから楽なもんだが。
手も突けない状況で、膝立ちで前屈み……ってのも、確かに結構しんどいかもな。
でもこれは昨夜、いざこれからって時に寝ちまったお前への、罰ゲームみたいなもんだからな。
いくら試験明けで疲れてたとはいえ、いきなり寝るとは酷すぎだろ。
「それについては謝りますから」
古泉は、すみませんと呟きながら眉尻を下げ、微苦笑を浮かべた。
そこで笑うな。実はちっとも反省してないだろ、お前。
「そういう訳ではないのですが……あなたがそれほどまで期待してくださってたのかと思うと」
……うっせぇ。久々の泊まりだったんだし、期待すんなって方がおかしいだろ。
「ええ。……実は僕も、愉しみにしていたんです」
寝落ちしといて、どの口が言うんだか。
そう言い返そうとしたが、不意に古泉が熱っぽく潤んだ目を向けてきたので、どきりとした。
しかもそのまま、愛しそうに俺のモノに頬擦りまでしてきやがって。
「だから、どうか……これを、ください……僕の中に」
恥ずかしげに囁く声を最後まで聞くまでもなく、俺は古泉に覆い被さるようにしてキスをした。
……O.K.さ、もちろんな。
遅まきながらスレ立て及びSS乙!
新スレ早々SSがあるのはいいね
どれも良くて春先だというのに燃料多くてこっちも大変だ
更に遅いけど、スレ立てとSS乙です
縛られて動けない古泉ってシチュも好きだけど、動けるくせに逃げない古泉も好きだな
「嫌なら逃げろよ馬鹿野郎」って言われても笑顔で誤魔化すとか
そういや映画では「追いつめられた砂ネズミ」のような目が見れなかったのが残念だった
今日は晴れ
ハルヒ百花買ったよ
画集の短編なんて短いだろうから古泉の出番あるのか心配してたんだが
読んでみたらほとんど古泉の話でびっくりしたw
イラストも思ってたより古泉の出番が多くて満足満足
良かったね
新古の続きとかってもう見れないのかな
結構楽しみにしてたんで残念
画集見ながら電卓がんばって叩いてしまった
伝説
>>29 同じだw身長と体重に当たりをつけて、片っ端から試した
にしても何でいきなりあんな話題振ったんだか
古泉も素数を数えて落ち着くタイプなんだろうか
機関での接待とかで、全く好意のない相手との最中に
脳内で素数を数えてコトが終るのを待つ古泉を想像して何か萌えた
それでふと「あ……僕を構成する数字が3つも含まれてますね」
と気付いて薄く微笑んでみて、それがさらに相手を煽ってしまったり
百花の時なら、雪山の後ってことで多丸兄弟の相手でもいいか
3つの素数を掛け合わせたのはRSA暗号を意識してなのかな
足し算して、ゴールドバッハの予想に絡めても古泉ぽい気がするけど
保守したいので、思いついた小話を
古泉の困ったような笑顔が好きです
「勿忘草、ってご存知ですか?」
「わすれなぐさ?名前は聞いた事あるが、見た記憶はないな」
「雑草の一種ですから、おそらく1度ぐらいは目にされたことがあるかと
種類はいくつかあるようですが、小さくて青い花の物が主でしょうね
残念ながら、今は咲いていないようですが」
道端を指差しつつそう話す古泉に、俺は適当に相槌を打った
「で、それがどうしたんだ」
「あれの英語名は、『forget-me-not』なのだそうです。由来はドイツ語らしいですが」
「ふぅん」
「僕はてっきり、『don’t forget me』だと思ってたんですよね」
なるほど、「忘れないで」と聞けば確かにそっちの英文の方がぱっと思い浮かぶな
けど、それじゃあ「忘れんな草」になっちまうのか
ついダジャレみたいな事を言ってしまって、後から少々気恥ずかしくなっちまったんだが、
古泉も同感だったらしく、「そうなんですよ」と眉尻を下げて笑いながら肩を竦めた
「何となくですが……don’tほど強制的ではないんですよね
忘れないで貰えたら嬉しいなぁ、ぐらいの、ささやかな願望というか……」
そう言いながらちらりとこっちを見た古泉は、俺と目が合うと慌てたように視線を逸らした
……何でそんな草の事をいきなり思い出したんだかは知らないが
お前の事なら忘れる訳ねぇよ、馬鹿
毛布
ゲロ
毛布、ゲロからの
ゲス野郎な俺×古泉
苦しそうに呼吸する音が聞こえてくる。
ベッドで毛布にくるまり熱に浮かされて上気した顔のエロスな古泉
そんな極上のご馳走を前にして俺は甲斐甲斐しい看病を買って出ている。
「メシ食えたか? 薬も忘れるなよ」
「はい大丈夫です。 ありがとうございます」
古泉は弱々しく照れくさそうに笑う。
「そうか。 ゲロ出そうならその容器に入れてくれ。 遠慮しなくていいからな」
「吐き気は今のところありませんので…」
「…残念だ」
「え?」
「いや何でもない」
つい本音が出て危ないところだった。
嘔吐しているを目撃したり吐瀉物を処理するのも看病の醍醐味じゃないか?
それも相手が古泉なら…なおさらたまらないね。
むしろごほうびに近い。
そんな俺の邪な心を察知できないくらい弱っているらしい。
すまんな古泉
俺にとっては好都合だ。
「……………」
薬の効き目もあるのか虚ろな目でボーっとし始めた古泉に次のステップを仕掛ける。
「汗かいてるだろ、身体拭いてやる」
「へ? あ、あの」
頭が回らなくて言い淀んでいる隙に着々と準備する。
用意さえ出来てしまえば拒否することもできないだろう。
「さあ出来たぞ。 ちょっと起きられるか?」
「は、はい」
「じゃあボタン外すからな。 そしたら少し前にズレてくれ」
「…前にですか?」
「こうした方がやりやすいんだよ」
不自然だと思いつつも俺に言われた通り素直に従う。
これからされる事も知らずに。
ボタンを全て外しシャツを全開にしたのち、前へ移動した古泉の背後にスペースができたのを見届けて………
「よっと」
「えっ」
古泉の驚きの声と同時に空いたスペースに俺がすっぽりとおさまる。
後ろから抱きつく格好だ。
「な、なにを…」
「いくぞ」
「ぅひゃ!」
背後から腕を回し濡れタオルで脇腹を拭う。
突然の感覚に古泉は妙な声をあげる。
「ちょっ 待って………うっ」
ここに来てようやく抵抗を見せ始めた古泉に足を絡ませて動きを封じる。
今度は身を捩って逃げようとするが左腕を使い後ろから抱え込むように固定し逃がさない。
そして右腕でタオルごしに敏感な部分を攻める。
「―んん! や、やめて、っ」
「そう暴れるなよ。 余計に汗かくぞ」
「――っ、そんな事……… っ!、ぅん!」
「おい、エロい声をだすな」
脇からやわらかな腹、そして上へと移動し胸をいじる。
もちろん確信的に突起へと手を進める。
「んんっ、…くす、ぐった…っ!」
「…本当にそれだけか?」
「…うっ…ぅ……」
「ほらココ」
「んあぁッ!」
ついに古泉の下半身に手を伸ばす。
感じやすい部分を攻め、さりげに足で刺激していたおかげで反応しているのが目視で確認できる。
畳み掛けるようにスボンごしにゆるゆるとしごく。
「なあ」
「はぁ、あぁっ んっ、ぁんっ…」
「コッチの方も看病してやろうか?」
「――っ! だぁ、めっ……で、…すっ!」
…こんなに張り詰めてきつい癖に抵抗を崩さないとはな。
しかし抱きつく背中はいつもより熱くて興奮する。
古泉の喘ぎ声に俺の息子もやる気になってきたところで最後の手段に出る。
「いただきます」
「ぅあぁ!」
ぱくりと耳にかじりつく。
さすがに驚いたのかビクリと身体をしならせる。
そんな古泉にお構いなくペロペロと首筋から耳まで堪能させてもらう。
しっかり塩気のある汗の味がする。
「ひぃ…あっ…、あぁぁ……」
気持ち良さそうに鳴く古泉の背中に息子を密着させ俺も限界になってきたことをアピールする。
耳の中まで舌を入れたりキスをしながら情緒たっぷりに囁く。
「俺も、こんなになってきたし…」
「――いっ、……あぁッ、……く、っ…うぁっ」
「だから、な?」
「…っ、……うぁ、んん」
「…しようぜ古泉」
「……ん、ぁぅ……」
…ようやく観念してコクコクと力無く頷く。
堕ちた古泉は疲れ果てたようにグッタリとしている。
………初めからこっちが目的だったんだがな。
身体が熱いってことはナカはどうなんだ?
いつも以上に気持ちイイってことか。
病人相手にとんだゲス野郎だと自覚している。
………でも俺の息子も相当なんでな。
こっちの看病もよろしく頼む。
抵抗を諦めた古泉を後ろに引き倒し、ワクワクして下着とズボンを力任せに脱がせた…
終わり
密かに夏バテしてる古泉もいい
ペロペロしたりイジメたい
GJ
しかし絶許
うむ
弱った古泉に何しやがるこのゲス野郎
いいぞもっとやれ
うわああああああああ
高潔な幕僚総長を激しく犯したい
久々にSS読み直してたんだが
古泉はやっぱ他人の手でイかされるのが似合うな
つまらん
配達
ageてる奴ってキョン腐だよね
まだいるんだね
懐かしい名前だが それは消えたんじゃないか
これは単なる変人だと思うぞ
この板のあちこちのスレを不定期にageてる
触らない方が良い って言ってる自分が触ってるけど
このキモ腐スレまだあったんだ
あけおめこいずみ
無理やり古泉を脱がせたい
最近はヤンデレ古泉妄想が止まらないんだが
面白くないよ
ヤンデレってみる
「いつまでもずっと一緒だなんて。僕だって信じている訳じゃないんです」
耳触りの良い声が響く。
「あなたとは、いっときの関係で良いのだと思ってきました」
感情を押し殺しているのだろう古泉の声は淡々として
だが、時々語尾が掠れるのが解る。
「ずっと誤魔化して……気持ちに嘘をついて……」
思い詰めた古泉の声が揺れる。呪詛混じり
立ち尽くす細い姿が揺れる。
切れる寸前まで張り詰めていたものが揺れる。
窓の無いこの部屋で、外界に唯一繋がる扉を背に立つ古泉。
俺の位置からでは逆光で顔が見えない。
以前なら、腕を伸ばして抱き締めたのだろう。
だが今の俺は、古泉を抱き寄せる事も立ち上がる事も出来ない。
古泉から差し伸べられた手が、滑らかな指先が
自分の首に緩やかに絡むのを見守るしか出来ない。
呪詛のように告げられる熱情に絡め取られる。
次第に薄れゆく意識の中で、頬に温かな雫が触れたのが解った――。
ついカッとなってやった
終了
ここも静かになったもんだな…
だが古泉はいつまでも俺の最萌えだ
古泉が恋しくなってやってきました
蒸れた首筋くんかくんかして制汗剤 に混じる古泉本人の匂いを嗅ぎたい
馬〜鹿