>>5 ご卒業までに私が何か仕出かしてしまう可能性は否定できませんのでそちらも含めておきますね。
(過去形にしてしまうにはまだ少しある事を無意識に呟き)
思えば本当にいろいろと……センチでしょうか。
志摩子さんに連れられて初めて薔薇の館に入った時から随分弄り…可愛がっていただきました。
お弁当箱が無いと大騒ぎなさった日が懐かしく思い出されます。
(そう、この一年本当にいろいろとあった。最初に思い浮かぶのがドタバタ劇なことも含めて愛しく思える)
……し、叱られたご、ご経験がおありだと拝察します。
経験者のお言葉は胸に刻んでおきましょう。
(ああもうどうしてこんな捻くれた皮肉を言ってしまうんだ自分は)
(気持ちに余裕がないために先代様の鼓動には気がついていない)
>>6 多分ね私は仮に志摩子さんと出会わなくてもそこそこにやってたと思う。
けどね。もうそういう自分はイメージできないの。志摩子さんがいてくれる事が当たり前って感じでね。
(少し甘えるように心地よさそうな顔をする。お返しとばかりに綺麗に整った亜麻色の髪を指にとって微笑んだ)
それが当たり前でいられるって幸せなことだよね。
だから今はそれでいいんだと思うよ。私――――――
(何かを言いかけて…お姉さまの顔を見上げて…)
あ………
(そしてその唇が重なっていく)
(二人の境界も何もかもが溶けていくような気すらして小さく瞳を瞬きする)
(唇に触れるお姉さまの存在そのもの。それはどうしようもないほど心地よくそれでいて愛しい)
(気がつくと…その背中にそっと腕を回していた。瞳を閉じて唇の温かさを感じて)
【んーん、その選択肢はありえないね】