>>23 お、いらっしゃい!
可愛い冒険者ちゃんだね?ゆっくり見ていってな!
(店の中には比較的若い男性が一人で店番をしていた)
(僅かに剃り残したヒゲを片手でさすりながら、子供が遊びに来たのだと思っているのか冗談交じりの声で軽く対応をしているようで)
(壁には頑丈そうな鎧や装飾のついた剣から、ただの木の棒やお鍋のふたまで陳列してあって、値段もよりどりみどりだ)
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さーて、かっこいい剣や鎧には今は興味ないんだが……お、あったあった!
やっぱりこの手のゲームにはこういう装備は必須だよな……?
(商品一覧画面からマウスをスクロールしていくと、目当ての装備が見つかりニヤリと口元を笑わせる)
(迷うこと無くその商品を選択すると、そのまま購入ボタンをクリックして買おうとするが……)
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(兄が選んだ装備は、辛うじて乳首を隠す程度のマイクロビキニ型のトップスにほぼ完全に紐状のパンツがセットになった、いわゆるエロ装備で)
(パンツの部分は半分透けた薄い布の前隠しで覆われている程度の隠す気のないもの)
(後ろのマントが最も布面積の大きいパーツだが、それでもギリギリおしりを隠す程度の長さで、少しでも風が吹こうものならすぐにおしりが見えてしまうだろう)
(しかし何よりその脇についている値札には、明らかに所持金より大きい金額が書いてあるのだった)
(懐にはコイン10まいほどしか無く、ゼロがたくさんついているこの装備を買うには到底足りないのは目に見えていた)
(それでも購入ボタンを押されたからには、綾にはこれを会計に持っていくしか選択肢はなく……)
【すみません、いいところなんですがそろそろ凍結でよろしいでしょうか?】
【次がちょっとあいてる時間がなくて、土曜日の昼間とかになっちゃうのですが……】
【それが駄目なら月曜の21時頃から、という感じになりますね……】