>>698 あっさりと―― ?!
(自分でも不確かな覚醒の血に有効活用を見い出した魔物の理論は、くやしいことに)
(くやしいことに、どことなく的を得ている)
(計算高いのか、それとも単なる好き者なのか。こちらの意思に反して元気なペニスを上機嫌に弄ぶラミアを)
(こちらは呆然と眺め、目線はそれを飛び越えて尻尾の動きに囚われるように泳いでいる)
取引など、そんな価値など……勘違いだ、俺には力も魔力も……! くっ……
(これ以上自分を否定するのは同時にプライドを失うことになる)
(頭の中でその警鐘がこだまして、それ以上の否定が出来なくなった)
褒めたわけでは……ない!
(何故だかわからない……相手の魅力を否定するのにもがむしゃらな勇気が要る)
おおかた魔物の力で俺を魅了でもしているのだろう?
こんな束縛さえなければ、俺は貴様などの魔力にも負けずに貴様を斬りさばいて逃げていただろう!
(緩急をつけて収縮する蛇体のとぐろの中)
(妙な興奮に汗ばんだ勇者の肉体はしっとりと鱗にはりついて)
(胸元を締める太い部分に心臓の高鳴りを伝えてしまう)
そのようにいやらしく舐められては男の物が反応してしまうのは……し、仕方がないだろ……
(こんな下世話な評価で価値があると言われて、憤るべきところを妙に心が浮いてしまう己が情けない)
(既に肉厚の舌に扱かれる肉棒は赤く充血して、自らの膨張率が蛇舌の輪を広げようとさえする)
(剥けてはいるものの本当の快感を知らないカリの表面は、扱く巻き舌をツルっと滑らせ)
(鈴口まで輪っかが窄まると、そこで縦割りから染み出た半透明の液体が早くも舌に運ばせる)
(そして細舌が通り過ぎる度に、クリアホワイトの玉を鈴口から生成していく)
そ、そんないやらしい顔をするな……魔……ラミア……
第一確かめる必要が、今……っあるのか、あるのかよッ……?! ふ、ああああっ!
(自分のを咥えているらしき顔を上げた彼女を見て目が合うと)
(恥ずかしさと屈辱と快感で、ラミアの舌の中でペニスをビクッ!と震わせる)
味なんて……やめろっ、やろめおおおおっ!
(目が合った顔が大きく口を開けたことから、想像された通りの、ねっとりした感覚にペニスを襲われると)
(ラミアの舌と口腔内の二重に包み込まれる感触に耐えられずに)
(今度は中でペニスが膨張したままぎゅん!っと跳ね上がって)
(白玉を染み出させたままの先端が、ラミアの上あごにビタン!とくっつくと)
だめだ、いま舌を動かすな……!
お願いだ、から、やめ……!で、出る……ッ!
(上あごに鈴口をこすりつけながら、蛇体の束縛からずっと溜まっていた精液を、ぶちゅるるっ!と弾けさせた)
(ラミアの舌へ乗り、口腔内全体に弾ける白濁した飛沫は、ペニス以上に熱く)
(栗の花のような青臭い匂いが、飛沫と一緒に一気に口内へ広がってゆく……)
【お待たせだ、今夜はこれがタイムリミットでもいいだろうか?】
【密かに期待していたら本当に蛇舌が巻きついて……思わず漏らしちまったじゃないか……!くそっ】
【だが俺も英雄の一族のはしくれだ、精力は余りある。】
【簡単に覚醒させたければ今回のみで、もっとペニスを楽しむつもりなら
次の発射に備えて胴体の擦れる玉の中で、早くも生成を始めているぞ?】
【っと、これで500KBは越えたか?】