>>80 ふ、ふーん、そうなの。良かったわねー、舞華さん。ここの温泉四十肩にもばっちり効くんだって。
たくさん浸かって日ごろの疲れを癒せばいいじゃない!
(学校を離れ制服を脱いでしまえば、こうした話題で勝てる訳もなく。
負け惜しみを言いながらほっぺを突かれるしかないのだった。頬を膨らましても
ぷにぷにされて空気が抜けていく)
……ちょっといつまで触ってるのよぉ!
(流石に辟易して、舞華さんの頬をつねり返した。たいして力を入れてないのに、
むにゅっと頬の肉を掴める。どこもかしこも柔らかいんだから全く)
(変な顔してる。良い気味だ)
え、えぇ……?そんなこと……ないわよ……私だけじゃない、もの……
(なんだか雲行きが怪しくなってきた。今の受け答えは失敗だったんだろうか?)
(あれ? もしかして本当に、アッチの質問だったの? だとしたら私の返答って)
(そ、それより! もっと頑張ってるって何よ! 舞華さん、私のことそんな風に)
ひゅ、うぅ? やだ、変なこと言わないでよっ……私……そんなじゃ……ぁ。
(だめだ、なんて言えば良いんだろ? なんだか変な雰囲気だ)
(それにさっきから、舞華さん近過ぎない? 背中におっきぃ胸が当たってる)
(まるで押しつけるみたいに、これは当てつけなんだろうか?)