銀魂の土方十四郎に突っ込んでみるスレ158

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53名無しさん@ピンキー
「・・・・・は?」
 やっと去っていった凶器に安堵していた桂が、ぽかんと見あげる。
それに笑ってみせ、銀時は濡れそぼる桂の秘所に、再度自身を押し込んだ。
「ふうぅッ!・・・・な、なにをっ」
「いやー、久しぶりだし、しかも生だし、お前エロいし、ついつい盛り上がっちゃってなあ。
とても一回じゃおさまんないみたいでさー」
「貴様の下半身事情など知らん!いい加減抜いて・・・はうっ」
口封じとばかりに、銀時が激しく突き上げてくる。
呼吸さえままならず、口を閉じられない桂は銀時の思うまま声を上げさせられた。
過ぎた行為に、桂の意識は途中から途切れ途切れになり、白く霞んできた。
飛びかけた意識の中、ぼんやりと、前に去っていった男の面影を思い出す。
あの時の高杉は、自分で壊したのに、まるで置いていかれた子供のような目をしていた。
(違う・・・ひとり取り残されていたのは、俺か)
 桂はゆっくりと目を閉じ、そのまま失神するように眠りについた。


 寝息を立てだした桂の顔は、ぐったりと疲弊していた。
押しとめられない欲望を好き勝手にぶつけた自覚はある。
銀時は、中途半端な長さの桂の髪を掬い、砂を手から零すように流す。
 さらさら さらさら
 やわらかく艶やかな手触りは気持ちよく、しなやかに指に沿うが、絡みつきもせずねじっても癖もつかない。
手を離したとたんさらりと、何事もなかったように元に戻る。
 持ち主に似て薄情な髪だ。
桂が銀時に対して示す全幅の信頼。それが殆ど恋に近いものであることを銀時は知っている。
本人にはその自覚がないことも。知っていて、最後まで拒絶できないのを見越してそれに付け込んだのだから。
 しかし、おそらく高杉に対しても最後は受け入れたのではないか、と銀時は思っている。
桂は恋愛の概念を理解できていないところがある。
「ひでえ男だな」
お前も俺も。
 美しく流れる髪の毛を、飽きずに梳きながら銀時は一人呟いた。
 外はすっかり日が落ち、春はまだ遠い。しかし、日は次第に長くなっているのだ、そうと気が付かなくても。
 時を止めることはできない。そうして日々は変わっていくのだろう。