あきらめたように抵抗をやめた桂の手首を、それでも念のため解いた半幅帯で縛りあげた。
羞恥のためか、時々震える体を舐めるようにじっくり確かめ、傷つけられた場所をあげつらう。
そのたびに桂は苦しい顔をして、否定するように首を振った。
上から華奢な桂の体の線に沿って手を下ろし、長い足を胸に付くまで持ち上げたときは、
固く閉じていた目を開き、小さな声で許しを乞いた。
普段にはない弱弱しさは、逆に男の嗜虐心をそそる。
桂はまったく無自覚だろうが、それが却ってたちが悪い。
白く細く伸びた足を撫で、太ももから浮かぶ青い血管を指でなぞり、足の付け根を覗き込んだ。
「やっぱ突っ込まれたのか。まだ裂けてる」
「銀時、もう・・・やめてくれ」
震える声を無視し、固く窄まった穴を指でさぐる。触れると怯えるようにきゅっと縮んだ。
もともとの色の白さもあってか色素も沈着していない、薄赤い桂の秘部は痛々しく幾筋か裂傷が走っている。
先にここを侵略した男がつけたものだろう。
「かーいそうにな」
「うっ」
そこに無理に指を突き入れると、桂が呻いた。
裂けた傷口が傷むのか、排泄器官に押し入られる圧迫のためか、またはその両方か。