しかし逆らう訳にはいかない。
あの中出し写真は、どう考えても致命的である。
仕方なく桂はタオルにボディシャンプーをつけ、黙々と高杉の身体を洗っていく。
胸から腹、そして足に移動した時、高杉が軽く桂の頬を叩いた。
「痛っ、なにするのっ」
「馬鹿野郎! ヅラ子、大事なところを忘れてるだろうが!」
高杉が指さしたのは、やはり隆々と勃起を続ける男性器である。
(………が、我慢よ、ヅラ子)
歯を食いしばって屈辱に耐え、桂はなるべく素手で触らないようにタオルを高杉の肉棒にあてた。
「違う! 無能な奴隷だなお前は! 手で洗うに決まっているだろうが」
(そ、そんな、こと…………)