高杉は惚れ惚れしたようにしばし眺め、再びカラダを寄せて口づけをした。
舌を唇の中に忍び込ませると、桂は待っていたかのように、自分のそれを絡
ませていく。
大きなソファに、桂を押し倒した状態でのキス。
(ま、また………)
口の中が、まるで性器にでもなったかのようだった。
高杉の舌は、長く、そして自由自在に動いて、桂の口腔内を蹂躙していく。
感じる部分を舌先で掃かれると、ぴくっと僅かに身体が反応する。
高杉は数十分に及ぶ彼女とのキスにより、口の中の急所を全て知り尽くした
ようだ。
わざとポイントを外した場所を、じわじわとゆっくり舌でつつく。
桂がたまらず自分の舌をそれに向かわせようとした矢先に、今度はピンポイ
ントで急所を抉る。
「あふぅっ」
涎を垂らし、口で繋がったまま桂が喘ぎを漏らした。
高杉の手が、桂のパンツを引きずり降ろす。
(いやっ)
桂はびくっと反応したが、ちゅうううと舌を高杉に吸われ、抵抗する力を奪
われた。