痛さはそれほどでもなかったが、逆に気持ち良さもそれほどではなかった。
回数をこなしていくうちに気持ちよくなるようにも思ったものの、そうでもないような気も一方ではしていた。
銀時のことを想って、家のベッドで夜中、オナニーをしていた時の快感はない。
代わりに、同級生の恋人を、自分の穴でイカせたんだ、という優越感、達成感がじんわりと彼女の幸福感に一役買っているようだ。
子供の時からつき合っていた恋人に、やっと処女を捧げることができた。
初めて自分の秘肉を貫き、挿入したのが初恋の人だなんて、今時、なかなかないのではないか。
「銀時、わたし、幸せだよ」
湯飛沫を顔に浴び、桂はずっとこの幸せが続けば、と願っていた。
その一部始終を観察する、視線に今も晒されているとも知らずに………