置きレスでロールをする人のためのスレ 11

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151アサシン ◆fbuyhWP7/M
>>144
くはははははは、そうは言われてもなぁ!
おぬしと共にいる時間はいつでも愉悦の刻、愉快でない時などほんの一寸も有り得ぬよ。
俺がこの世界で深層より愉悦を感じるのはただ二つ。
一つは強者と戦うこと、そしてもう一つはおぬしとこうして一緒にいる時のことよ。
(腕の中で悶々と意識を張り巡らすマスターに追い討ちをかけるかのごとく、何の意識もなく殺し文句の雨は降り注ぐ)
(顔をやかんのように沸騰させてもがこうが、彼の腕から逃れられるようなことはない)
それにどういう訳か、有限であったはずの俺達の刻は――全てが終わった今もこうして続いているではないか。
理屈は知らぬが、これは神が我らにもっと共にあれという天啓のようなものだろうて。
(マスターの視線に気付き顔を向けると、多大な安心を感じさせるように小さく口元を緩ませるような笑みを見せる)
(また当たり前のように言葉を交わすことができるというのも、やはり彼にとっては至福の時間なのであろう)

……ふむ、そうだなぁ。
確かに先の戦いは全力の死合い、俺もこう見えて大きく消耗してしまっている始末でな。
ここが頃合いでもあるか、ならば俺も暫し気を休めるとしよう――ん?
(今は稀代の拳法家の英霊といえども元は一人の人間、神と同等の存在を相手にして無傷でいられるわけがない)
(猶予があるならばこちらこそ休息が欲しかったところで、ここはマスターの言葉に甘えようと思ったのも束の間)
俺は構わぬぞ、元より傍でおぬしの回復を待とうと思っていたからな…!?
(裾をつかむ手の先に視線を向ければ――ふいに、電池が切れた機械のように動きが静寂し)
…う、ううむ。しかし、中々如何して……。
(実際、このような得体の知れない状況下でサーヴァント一人を偵察に行かせるのは得策ではないだろう)
(戦略的思考か、もしくはただ一緒に居たいという一心だけで頼んだのかの区別はアサシン自身に知る術はないが)
(服の裾をつまみ、長い睫毛を瞬かせながら上目遣いで言われては――流石の暗殺者も心の底から込み上げてくるものがある)
つくづく…可愛らしいなぁ、おぬしは。
俺が英霊ではなく生身の人間の頃ならば是が非でも嫁に貰いたいものだが。
(当の本人も直接口に出すつもりは無かったものの、見惚れたままの彼の口からはそれを制することもなく言葉が漏れた)

――うむ、承知した。
ならばおぬしの言うとおり、共に一時の休息を取るとしよう。
(主からの指示――彼にとってはそれ以上の意味合いを持つかもしれない言葉に、暗殺者から出たとは思えぬような微笑で応じた)


【言ったであろう、俺はいつまでも待つと。おぬしとの約束は違えぬよ】
【うむ、モチベーションも上々。寧ろ逢瀬が叶わなかった間の分が爆発しそうなほどよ!】
【この返事だけとは言わず、これからもいつも通り付き合って貰いたいものだがなぁ!】
【敢えて俺の方から言わせて貰えば――無事に戻ってきてくれたことを感謝するぞ。マスターよ】

【礼には及ばぬさ。おぬしに召喚されてから、この身と心はおぬしだけのもの】
【何度言われようと、必ずやおぬしのことを待ち続けるだろうて!】