>>461 ―――そう、よ…ビリー…?出来そう…?
(彼の顔を隠微な表情で見つめつつ尋ね、眼鏡を外してテーブルの上に置く。)
―――なら…貴方も脱いで……私の下着を脱がせて…?
(多くの言葉は必要ない、と思った。分かり合いたいのだから…私は。その熱を感じ…もっと理解したいのだ)
(彼のことを。)
…脱がせ方がよく分からなければ、ちゃんと手伝うから。大丈夫、よ…。
(興奮して息が乱れているのに、それだけではないものが心の中をいっぱいにする。)
(自分がこんな感情を持ち合わせていたと、初めて知った。私は…既に彼に触れ…変異を始めているのだ。)
(それが彼にとって…嬉しいことならいい、と思う。)
(彼も、初めてが私で良かったと…思って欲しい。)
(そして―――誰よりも魅力的に感じてくれていて欲しい、と。)
……私を欲しいと思ってくれている…貴方を見せて…?
(伺うような視線に、そう応える。――――少し影になっているが、彼の陰茎が膨れ上がっているのがはっきり分かった。)
(予想よりも少し大きいかも、なんて思いながら、一瞬真顔になって)
(――――手を伸ばし、それ、をそっと撫でた。)
…でも、不思議。
貴方の男の本能は…貴方の…DNAという分子を、後世に残したいとは思わなかった…?
貴方ほどの才能を…。
(そう、それを欲する女の本能が…彼を求めているのだ…。)
(まるでプロポーズのよう、とミーナは思い苦笑する…が、この彼がその意味に気付くことはないだろう。)
(それでも良いと思った。それが彼…ビリー・カタギリだ。)
(彼が欲しく堪らずこんなに身体が熱いのに…冷静にそんなことを考えてしまう自分に苦笑しつつ。)
DNAの二重らせんのように構造のように…絡みあいましょ…?
(そう言うと、勢いよく抱きついて――――押し倒す。いつものように。)
【時間は大丈夫…?随分過ぎちゃったけど】