>>196 ふぅ……もうこんな時間かぁ。
随分遅くなっちゃったし、早く終わらせて帰らないと。
……なのはも、待ってるだろうし。
(時計をちらりと見てから、誰もいない部屋を見回して)
(うーん、と一度伸びをしてから、ディスプレイに視線を戻す)
(残りは後少し。しばらく前にヴィータが帰りに寄って来たので、なのはももう家に着いているだろう)
(家に帰ってからのご褒美を想像して、少しだけ頬を赤らめると)
(キーボードに手を伸ばしかけた時点で、聞きなれた声が耳に飛び込んでくる)
えっ……な、なのは?
家に帰ったんじゃ……わ、わざわざ手伝いに来てくれたの?
ありがとう……うん、大丈夫だよ。
もう直ぐに終わるから、ちょっとだけ待っててもらえるかな。
ごめんね?
(慌てて振り向けば、笑顔でやってくるなのはが視界に入って)
(思わず自分も頬を緩ませながら、コーヒーを受け取り)
(なのはを待たせまいと、最後の仕上げに猛スピードで取り掛かって)
【じゃあ、まだちょっと早い時間だけど、今夜はここまでで凍結させてね?】
【なのはは、次はいつが空いてるのかな?】
【私は週末まで忙しくて、空くのは来週の月曜以降になっちゃいそうなんだけれど】