>>546 いいや…治るとか、そういうことじゃない。
ただ、もう少し…お前と穏やかに暮らしたいだけだ。
(キラの心がこれ以上壊れませんように、と優しく抱きしめて眠りに付こうとすることもある。
しかし、夜の闇はそれを許さないかのように、キラの心を揺さぶり、暗闇に引き摺り込んで行く。
夜毎の激しい性行為のみが、キラの心の空洞を満たしてくれるものなのだろう…。
私が苦しむ事で、キラの心がほんの少しでも満たされるなら…今はそれでいい。)
…あ、…ぅ…。
(テーブルの上で身体を伸ばし、獣のような体勢になっていると頭を撫でられて……
少し前にされた事が頭を掠める)
…早くって…それなら自分でとっとと食べれば……!
(思わず反論しようとして、『昼間で』にかあっと顔が赤らんでしまう。その様子に気付いて
いるのかいないのか、目が合ったかと思うとキラは強引に唇を貪り始める…)
――――ん…ぁ…あ……
(数週間前だ、同じように朝食を取っていて、制服姿で…いきなり抱きつかれて脱がされ、
ブラウスや下着は破かれて…テーブルの上に縛られた。手足は、ともに動かせないように
椅子の背の上の部分に…。椅子はまるでおもりのようで、私は明るいこの場所でキラに
全てを曝け出しているということのあまりの恥ずかしさに激しく抵抗した。手足にはまだ
その擦り傷が残っている。何かを探るかのように丹念に、全身にキスの雨を降らせた後
何度も何度も…私を犯した。普段から抜かないで何度もすることが多かったが、あの時は
もう回数すら覚えていない。気付いたときにはソファーの上でバスタオルに包まれ、
寝かされていて…時計を見たらもう受ける授業さえない時間だった。)
……だめ、だ…キラ。今日はちゃんと…学校に行こう?
(唇を無理やり離し、穏やかに言った。犯されるのが嫌なんじゃない。キラの…狂気でしか
ない瞳を見たくないのだ。激しく性行為をした後、多分、少し後悔するのだろうと思う。
だから、私の身体を綺麗にして解放してくれる。毎夜の行為の後も大抵、朝目覚めると自室の
ベッドでバスタオルに巻かれて寝かされていた。本当は優しいキラ。自分でも、自分のしている
ことが分かっていて、でもきっと…止められなくてどうにも出来ない――――それだけなのだ。)