>>230 …………へ?
(意外な言葉を聞いたとばかりに目を丸め、瞬きをしながら相手の顔を見つめる)
…別に、そういうつもりもないし……嫌なら蹴ってでも噛み付いてでも逃げるけど、さ。
それって、アタシが他の奴とこういうコトするの…嫌ってコト?
(独占欲、と呼んでいいのかどうかは分からないが、そういう事なのか)
(あるいはただ仲間として心配しているのか、どちらにしてもそんな風に言われるとは思ってもみなかった)
(整った顔に微かな笑みが浮かぶと、柄にもなく心臓が跳ねるのを感じて)
(それを誤魔化そうと片腕で潤んだままだった目元をごしごしと擦り)
……わっかんないよねー。
アタシなんかとこんなコトしなくたって、幾らでもいいよって来る相手はいそうなのに。
(つい、色気のかけらもない言葉が出るのは照れ隠しからだ)
(外套を脱ぎ捨てた相手の姿を見て呟き、膣口を出入りする指の感覚に落ち着かなさげに体を震わせるが)
(少女からすれば衝撃としか言えない台詞に目を剥いて)
────!? なっ……ないから! そんな機会!!
んんっ……!!
(ちぎれんばかりに首を左右に振って否定し、あまりにも物事に動じない淡々とした口ぶりを今は恨めしく感じて)
(指が出入りするだけでなく、膣壁を摩擦する動きを見せるとそれまでとは違った反応を示し)
(愛撫の動きを助けるように蜜の塊がまたこぼれて)
……訊かなくたって、わかってるくせに……。
初めてじゃなければよかったのにって、思ってる。
(何となく聞きたがっている事を察したからこそ素直には答えず、また経験があればもう少しまともな反応ができただろうと悔む)
(指が齎す異物感に慣れてくるとそれに合わせて呼吸を繰り返し、時折腰を浮かせると中が狭まって)
【お待たせ。じゃあ今日はココまで……かな】