>>739 言っとくけど、俺だって初めてなんだ。
こういうことって好きな人としかするべきじゃないから……。
(まるで女の子のような初心さであったが、本気でない相手に手を出す軽い男が嫌いだった)
(好きな相手と愛し合う果てに行き当たる行為として、身体での交わりを望んだからだ)
(言葉の緊張がありありと伝わってくるが、声こそ掠れてないものの同じだけ動揺していたが)
(それを彼女に見透かされ不安を煽るようなことはしたくないと、男としての意地で笑ってみせた)
……ちゅっ。
(優しくして欲しいと訴える瞳に深く頷けば、瞼が落ちるのを合図に唇を近づけていった)
(二人の唇が重なれば目を引くたわわな胸の膨らみに手をやるが、そっと触れるだけで動かない)
(ほんの少し指先が沈めば乳房の弾力を感じた後、上体の線をなぞるように指先が走る)
大丈夫、俺はここにいるから。
(女性に触れることへの不安がないわけではないが、頼れる恋人でありたいと願い弱気な顔は見せず)
(穏やかな声と微笑みと絶やさずに接するが手の平は言葉の太腿に触れてしまっていた)
(太腿のさらに上、足の付け根という際どい部分に触れていけば意図せずスカートがめくれていく)
言葉の胸……見せてもらっていいか?
(許可無く肌蹴るのは申し訳ないという気持ちが無かったわけでもないが)
(本当のところは女性の服を脱がせた経験が無いため勝手が分からなかっただけ)
(照れ隠しに笑う顔は子供のように無邪気で、そんな表情とは裏腹に肌を見たいとねだっていく)