好きに使うスレ 自由型 10

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499ヴィンセント・ヴァレンタイン ◆rubmkP03s.
>>498
(こうなってはもはや可愛らしい悪態だが、何故言われているのかは分からず眉を寄せて)
恥ずかしがる姿は……、悪くないと思う……。
(またしても見当違いの事を言いつつ、続けられた少女のお決まりの台詞を聞くと)
(必死な声音に一瞬苦笑に似た表情を見せてから、真っ直ぐに視線を下ろし)
───ああ、そうしよう。
(互いにどこまでの意味を含めた物なのか……ただ、いつも通りの低い声で答えた)

っ………。
(ユフィの手が触れると、一瞬気付かれないほどに小さくびくりと身を震わす)
(すぐに離れた刺激から心身を落ち着かせるように細く息を吐き)
……さあ、なぜだろうな。
(なりゆきで、などと今更言うつもりは無かった)
(こういう行為に及ぶほどには、この少女を気にしていたのは事実で)
(だが、それをうまく言葉にする術は元より持ち合わせていない)
お前は、私に無いものを持っている。……それに、触れてみたくなった。
(底なしの明るさで、人の心に勝手に入り込んでくるその存在)
(自分でも理解できない心は、そんな曖昧な言葉にしかならずに)
(それでも、マントを掴む手を包んでゆっくりとほどく手には、自分なりの慈しみを込めて)

ユフィ。
(名を呼び、再び真上からじっと赤い目が少女を見下ろす)
(腹部を隠すようにしていた手を取り、マントを掴んでいた手と同じように開かせて)
……もう…………あまり、待てない。
(珍しくあまり余裕のない声で告げると、手で隠されないよう、ユフィの手をベッドに押し付けながら)
(外気に晒した膨らみに向かってゆっくりと顔を降ろせば、黒髪の先がユフィの肌をくすぐるように撫で)